くらし情報『GSアライアンスが、量子ドット―金属有機構造体(MOF:Metal Organic Framework)複合体を用いた人工光合成に成功』

2022年4月7日 13:00

GSアライアンスが、量子ドット―金属有機構造体(MOF:Metal Organic Framework)複合体を用いた人工光合成に成功

この度、人工光合成によって作られたギ酸は水素社会構築に向けても寄与できる可能性があります。水素社会の世界的な普及を拒んでいる大きな原因の1つに水素貯蔵の難しさがあります。水素タンクなどの手法が用いられていますが、水素は宇宙で最も小さい元素であり、特に気体の水素を貯蔵するのは非常に困難であり、コストが高くなってしまいます。その点、ギ酸は強酸であるという取り扱い時のデメリットはあるものの、液体なので水素と比較して貯蔵するのがはるかに楽であり、実用化のハードルが大きく下がります。また水素ではなく、ギ酸を直接燃料電池の燃料とするような研究開発もあります。もしくは、ギ酸から触媒によりその場で水素を生成させることも可能です。
よって、同社では現在、水素ではなく、あらゆる意味で貯蔵が楽な、ギ酸の生成に主な目的をおいて人工光合成の研究開発を進めています。今後もさらなる収率の向上の検討を続け、人工光合成の実用化を目指します。


■会社概要
商号 : GSアライアンス株式会社(冨士色素株式会社グループ)
代表者 : 代表取締役 森 良平博士(工学)
本社所在地: 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11
事業内容 : 脱炭素、カーボンニュートラルの課題に取り組む環境、
エネルギー分野の最先端技術の研究開発
(国連のスタートアップ企業支援プログラム
UNOPS GIC KOBEに2020年に採択)

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