もっともっとお互いを知りたい!イタリア流ライフシェアリングのコツ【中編】
【前編】では、ライフシェアリングを始める時の環境作りに関するコツをご紹介しました。【中編】では、メンタリティの保ち方についてのコツをお伝えしていきます。
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■3)ギブアンドテイクのルールを厳守するカップルでシェアハウスの1室に住み、できるだけ生活費用を節約して結婚に備える…というパターンが珍しくないここイタリア。
何年かパートナーと一緒に住み、結婚前提だと誰もが思っていたとあるイタリア人の友人が突然「別れた」と激白。訳を聞くと、「一緒に住んでいたとき、食事を用意する以外に生活への参加をしてくれなかった。部屋を決めた時も、シェアメイトとの顔合わせに出なかったし、生活費用も私持ち。何度も頼んだけれど、聞いてくれないのにこれ以上耐えられなくて…」とのことでした。
イタリアでは男性も家事や共同生活に参加するのが当たり前。
生活に関することを同居人の誰かに丸投げ、というタイプの男性はまず、彼女を作るどころかライフシェアリング自体も難しめです。
一緒に住む以上は楽しい時間と生活、その両方を共有するのが前提です。どちらかに偏った負担が出てくると、必ず不満が出てくるもの。しかし「費用から何から、きっちり半分づつシェア」というのはあまり現実的ではないので、代わりに「ギブアンドテイクの生活を送る」ルールをお互いに守るよう心がけてください。
「何をどれくらい、相手がしてくれているのか」、マメに相手の様子を見ることがコツです。「××してくれてたんだね、ありがとう。私は××できるから、やっておくね」と声がけを忘れなければ、彼も「他に、自分にもできることがあるかな」と進んで生活を共有しようという気持ちを持ってくれるでしょう。