彼の前でもムリはしないで愛される。イタリア流・素の自分の出し方【中編】
前編では、「出会いのシーンで素の自分を出していくコツ」をご紹介しました。中編では、恋人未満の微妙な時期でのコツをお伝えしていきます。
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■反対の意見を躊躇しないとある知人カップルは、会うたびにふたりで何かしら議論しています。内容は「ユーロ経済の先行きについて」といったお堅いい話題から「ポレンタ(主に中部以北で食べられているトウモロコシ粉の主食)の混ぜ方は時計回りであるべきか」などの若干どうでもいい話題までさまざま。
白熱すると大げんかしているようにも見えますが、終わって落ち着くと元のラブラブカップルに早戻りです。彼女にいわせると「何でも気が許せるとはいえ、相手は魔法使いじゃない。誤解されない・しないためにも、自分の考えは進んで口に出すのがマナー」とのことでした。
彼と話しているときは、「相手に良く思われたい」気持ちが右肩上がりになり、どうしても同調しがちです。彼とは違う自分の考えや気持ちを、察してもらえるようアピールする方法もいろいろありますが、通用するのは最初のうちだけ。いいたいことがいえなくてストレスを溜めたあげく、もう面倒くさいからいいや…と自分からフェードアウトするか、「察してちゃんのイタい人」扱いされて終了するのがオチです。
せっかくつながりそうな縁を遠ざけてしまわないためにも、自分の考えは言葉に出しましょう。反対の意見があるときは、彼の考えをジャッジしているようなワードを出さないことがコツです。「ふーん、そうなんだね」といったん受け止め、「私はこう思うんだけど、どう?」と、感想を求めてみて下さい。