彼の前でもムリはしないで愛される。イタリア流・素の自分の出し方【後編】
中編では、「微妙な時期で素の自分を出していくコツ」をご紹介しました。後編では、パートナーになってからのコツをお伝えしていきます。
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■小出しに怒るおだやかで知的な美人の、とある知人がいます。彼女が怒っているのを見たことがないのですが、お宅にお邪魔したときにパートナーの方が「いやー、家じゃけっこう彼女怒っているよ。僕もモップもその犠牲になっている」とニヤリ。
彼とケンカしてイライラしてくると、彼女はキッチンの床掃除をしながら怒るそうで、怒る内容は「彼があげっぱなしのトイレの便座について」や「シリア紛争が終わらないことへの怒り」などさまざま。
「怒っているエネルギーってわりと大きくて持て余し気味だから、彼だけに投げるのはちょっとね。
ついでに床とモップにぶつければ、きれいになるしいいアイデアでしょ」と話す彼女が、実際にモップを握る姿を想像して、私も笑ってしまいました。
ふたりで決めたことをなかなか守ってもらえなかったり、ちょくちょくデートに遅刻されたり、つきあいが長くなっていくにつれ「イラッとする瞬間」が必ずくるもの。好きな人を怒りたくないのは自然な気持ちですが、そこで何もいわずに溜めてしまうのは、あとあと大爆発するもとです。
あなたが怒りのストレスを爆発させたあと「なんでその場でいわないの!」と相手に逆ギレされては、せっかく築いたふたりの関係も不安定になる可能性が出てきます。怒りたいときは「短く、強く、早く」怒りましょう。