2015年6月30日 18:00|ウーマンエキサイト

いま、しあわせ? 無意識でおちいっている“あと一歩”であきらめてしまう心理


心理学で「コンフォートゾーン」という心の状態を表す言葉があります。

コンフォートゾーンとは直訳すれば「気安く快適な領域」という意味ですが、心理学上は「快適か不快かにかかわらず、自分が慣れ親しんでいて予測可能な世界」を指します。

そこから出ることは、未知で予見不可能な領域に入ることなので、不安や恐怖を伴います。すると人は、その未知の領域に自分が今願っている「幸せな状態」があるかもしれないと思っても、色々な理由をつけて「幸せではない現在のコンフォートゾーン」に留まろうとしてしまいます。

たとえば、仕事関係の相談でも「頑張って給料UPしたい!」と言っている部下がいるとします。

それならばと、より責任のある仕事を任せようとすると「自分にはまだそこまでの力がついていない」「現状の仕事で手いっぱいなので、そこまで手が回らない」と尻込みされ、面を食らったという話をよく聞きます。

このケースも同様に、コンフォートゾーンから出られない心理なのだと思います。

結婚や仕事で、今の生活や人生を変えたい! と思うなら、未知の世界にチャレンジすることは避けられません。
とはいえ、「もし失敗したら…うまくいかなかったら…」と考えてしまう気持ちも理解できます。

もしあなたが叶えたい夢や希望があるのに、今一歩踏み出せないでいるとしたら「自分の望む状態=未知の領域に自分が入った時のメリット、デメリット」を書き出してみることをおすすめします。

書き出したものを眺めて、意外とデメリットって少ない、失うことも少ないと思えるなら、思い切ってコンフォートゾーンを出て、新しい世界に飛び込む行動をとっていきましょう。

逆に、意外とメリットが少ないと思ったなら、それはあなたにとってまだ「憧れ」であるということ。

本当は真剣に望んでいることではなかったり、まだやらなくてはならないことがある、ということですから、もう一度考え直してもいいかもしれません。

前述の女性は現在の独身生活がまさしくコンフォートゾーンになっているでしょう。そこから本当に出たいのか、自分の心と対話してみてほしいなと思った出来事でした。

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