小さなキッカケを本気の恋に変える「とっておきのワザ」
自他ともに認める海好きの知人がいます。夏到来ともなると、ほぼ毎日のようにビーチへ繰り出す彼女の肌は琥珀色に日焼けし、いかにも「全身で夏を味わうイタリア女性」らしいもの。
夏に出会った素敵な男性との恋バナを聞いたのも、1回や2回ではありません。そんな彼女らしく、「海で出会った5歳年下のイケメンマッチョなライフセーバー氏と電撃結婚した」という話を聞いたときは「さすが!」と皆絶賛したものです。
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夏の恋は熱しやすく冷めやすい、と言われるのはここイタリアでも同じです。しかしイタリアの人々を見ていると、小さなきっかけや気軽な出会いを次につなげていって、モノにするのが上手だなと思うこともしばしば。そんな彼らから学んだ、恋愛の芽をうまく育てていくコツをご紹介します。
1.ギャップを感じさせる
バカンスで行ったビーチでご主人と出会った知人がいます。
「ヘンな出会い方だったわ。今でも思い出すと恥ずかしくて死にそう」と彼女はおかしそうになれそめを話してくれました。泳いでいる最中に水着がはずれてしまい困っていた彼女を、たまたまそばにいた彼が助けてくれたそう。
彼が持って来たビーチタオルで身体をおおってホテルに戻った彼女は「恥ばっかりかけない!」と気合いを入れてオシャレし、彼の滞在するホテルに挨拶へ行きました。
そのときご主人は「最初のきっかけはともかく、こんな美人をぼくは助けたのか、と思って舞い上がったよ」と即、彼女をディナーに誘い、意気投合。バカンスが終わってからも連絡を取り合い、彼女が住むローマへ彼が引越してきてからはいつも二人で過ごすようになりました。
2年ほどの交際をへて結婚した二人ですが、入籍した日は、二人がビーチで出会った日。「片方しかない水着は私の勇気の証だから、大事にとってあるわよ。
あのとき、恥ずかしさに負けずにがんばって、本当によかったわ」と笑う彼女は、とても幸せそうでした。