目を覚まして! 中二病の彼に振り回された人の黒歴史3選
「大人だね」と認めてもらえることこそ最高の賛辞であるイタリアの子供たち。女の子は小学生からメイクを覚え、男の子は必死に口説きの練習…という光景を見たことも1回や2回ではありません。
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しかし、そんな「背伸びする姿」がかわいらしくうつるのは、せいぜい中学生くらいまで。大人になっても「実はすごいオレ様」妄想をこじらせる男性は、イタリアでも「イタい人」扱いです。
しかもそういうタイプほど「オレ色に染めたがる」「キモ台詞のボキャブラリーが妙に豊富」だったりと、面倒くささもパワーアップ…。そんな「イタリア版中二病」の彼に振り回されてもめげずに、復活した女性のエピソードをご紹介します。
1.いい年こいてギャング気取り
とある知人女性の元彼は、突然豹変。当時30代半ばでサラリーマンだった彼は、友だちから借りたヒップホップのMVを見て「目覚めた」そうです。
「だんだんオラついていく私服くらいならまだ許せた」と語る彼女は「ギャングスタ(気取り)なオレ様の隣にいる女=イイ女」とエスカレートする彼の期待にこたえるべく、ダイエット&おしゃれに必死になりました。
その努力が実り、あちこちで男性に声をかけられるモテ期がこのころピークに。「彼以外は興味ナシだった」そうですが、そんな彼女の努力が砕かれたのは、彼女の誕生日です。
誕生日おめでとう、愛してるよ…ロマンチックなセリフと一緒に渡されたプレゼントの箱には、変なデザインの金色のワンピースとレディ・ガガばりのハイヒール。
彼女は「もう限界」とその場で見切りをつけ、トイレに行くふりをして家に帰りました。次の日電話で即サヨナラをつげ、少し前に知り合った男性とさっそくデート。
「むなしい日々だったけど、女を磨いておいたことだけはよかったわね」と彼女は語っていました。