完成した独身男などいないという現実を知る 【女30からのシアワセ道 vol.4】
このようなタイトルにしましたが、完成した人間など性別年齢、未婚既婚を問わずこの世には存在しません。
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ですが、「生涯をともにする結婚相手を探そうとすると、相手を見る目が厳しくなり、あれもこれも…とつい条件を並べがちになる」と、ある結婚相談所を取材した際、担当者が語っていました。
この傾向は、男女ともに見られるそうです。
■理想の夫婦やイクメンを見てあおられてはダメ!
外見が自分好みで(できれば整っている)、オシャレで社交的で優しくて気が利き、結婚したら家事を担当してくれて、育児も手伝ってくれて、浪費・ギャンブル・浮気癖なし(DVなどは除外前提)。そして、できるだけ年収も高い。
このようなスペックを持つ、結婚相手として完成形に近い男性は大半が既婚者か、独身だとしてもしれつな争奪戦に勝たないといけないことは、みなさんも熟知していると思います。
ただ上記のような男性は、女性をリードする、あるいは楽しませることにも長けているという副産物もついてくることが少なくありません。
既婚でこの類の男性を見つけると、「こういう人が旦那さまだったら…」と想像することもあるかもしれません。
じつは、その想像こそが間違いなのです。理想の夫婦やイクメン記事を読んで、あおられてはいけません。
■完成形に近い男性の大半が既婚者なのには理由がある
既婚男性は奥さまという異性と暮らすことで、女性を巧みに扱う経験値を積み、積んだ結果をあなたに見せてくれているだけ。ほとんどの男性が結婚後、奥さまの怒りを助長する地雷ポイントを踏みます。
そのたび、「女性にこういうことをしてはいけないんだ」または「こういうことをすると喜んでくれるんだ」と訓練に訓練を重ね、結婚相手として完成形に近い男性に近づいていくものなのです。
奥さまが男性をうまく操縦できるようになる仕組みもしかり。
つまり夫婦は「お互いに育てあう存在」であり、ふたりとも伴侶として未完成の状態で出会い、完成に少しずつ近づいていくもの。ですから、完成に近い独身男性などいないという現実を忘れないようにしてください。
そう考えれば、「ここを微調整すれば、もっといい男になるかもしれない」という目で男性を見ることができるようになります。選択肢の幅が広がるわけです。