この世に意味のないことなんて、なにひとつとしてありません――たとえば美輪明宏さんはこう言います。占い師のなかにも、こういうことを言う人がいますよね。でも失恋の真っただ中にいる人は、その意味に気づかず、ただただ苦しいのだろうと思います。
が、失恋の意味がわかる日って、ある日突然やってきます。わかる、というか、改めて別れの理由が認識できる、というか。
■■わかっていることが改めて「わかる」日
その瞬間は、ホントにある日突然やってきます。わたしと彼が別れた理由は、こういうことだったんだ、というのが理解できる瞬間は、おどろくほど突然にやってきます。
たとえば、24歳の彼女と28歳の彼がつきあっていて、彼が穏やかな優しい性格で、「わたしは彼のことが好きだけど、なんとなく彼に満足していない、もっと激しい性格の男子と遊んでみたい」と思って、じぶんから彼に別れを切り出したケース。
こういうケースって、彼女は別れの理由をじぶんでわかっているわけです。「わたしが、彼より激しい性格の男子と遊びたかったと思った」というのが、別れの理由です。ほかにどんな理由もない。
でも別れたあと、彼女は泣きます。