窮地に追い込まれた時の言動には、その人の価値観や本心が隠されているもの。「なぜ、この人はこんなことを言うのだろう?」と視点を変えて、心のうちを考えてみると、相手のことをより深く理解するための近道となります。
今回は渋谷昌三さんの著書、『面白いほどよくわかる!他人の心理学』より、彼が発した言葉からその真意を汲み取る方法をご紹介しますね。
■1.「考えれば分かるだろ」「おまえの支度が遅いから」
「自分の非を棚に上げて、「上司の指示が悪かったからだ」「同僚の○○の仕事が遅く、そのしわ寄せでこちらに回ってきたせいだ」「取引先の連絡漏れがあったからだ」というように、自分以外の誰かを攻撃して文句を言う。反省の弁は一切なく、自分の正当性を声高に主張するのです。」
他人を責める言動が多いこのタイプは、欲求不満や怒りを外にぶつける傾向があります。本人にストレスが溜まることは少ないけれど、迷惑な存在ですね。
恋愛においては怒りの原因をあなたのせいにすることが多く、同じようなケンカを繰り返してうんざりすることも。
いちいち彼の言葉を正面から受け止めず、肯定も否定もせずにのらりくらりとかわして、彼の怒りが通り過ぎるのを待つのが賢明です。