私は学生のころからコンタクトを使用していましたが、1年ほど前から使用中の違和感やトラブルが度々起こるようになりました。その原因には、更年期や老化が深くかかわっていると眼科で診断されました。今はさまざまな面から、この状況をうまく乗り越えています。そんな私なりの乗り越え方を紹介します。度重なる目の違和感や痛み私は中学生のときから視力が0.1以下だったこともあり、ハードコンタクトをずっと使用していました。コンタクトを外さずにうっかり寝てしまったときなどは眼球に傷がつき、激痛で病院に飛び込んだことも。また、風の強い日などは細かい砂ぼこりが目に入り、やはり眼球を傷つけてしまうこともありました。しかし、それは多くても年に1回程度で常時起こることではありません。ところが1年ほど前からコンタクトを使用するとゴロゴロしたり違和感があったり、眼球が傷ついたときのような痛みを感じたりするようになったのです。痛みがひどくなって眼科に行くと眼球に傷がついていると言われ、症状が軽いときは処方してもらった抗生剤が入った目薬を差し、痛みが取れるまで数日コンタクトをお休みしていました。しかし、痛みがなくなってコンタクトを使用すると、すぐにまたチクチクと痛くなってしまうということの繰り返し。揚げ句の果てには裸眼のときでも同じような症状が起きるようになったため、何が起こっているのだろうと不安に思い眼科医に相談をしました。医師から出た言葉は更年期と老化!眼科医に相談したところ、カルテに書かれた私の年齢を確認して出た言葉は更年期でした。そして、このような連続的なトラブルの原因はドライアイだろうと診断され、更年期や老化が深くかかわっていると言われたのです。エストロゲンの分泌が低下すると目の粘膜細胞が減少し潤い不足が起こり、それが原因でドライアイになるという説明を医師から受けました。更年期が目にまで影響があるなんて、自分としては初めて聞いたことだったのでとても驚いてしまいました。また、このような医師の話から、更年期であっても老化であっても、40代後半の私がドライアイを発症することはまったく不思議ではないことがわかったのです。そしてこのとき、しっかりと自分の年齢と向き合うことが更年期をうまく乗り越え、年齢を受け入れるために必要なことなのだと考えました。生活習慣の改善と眼鏡にチャレンジ眼科で今の私の状況を診断してもらったことで、これからはできるだけ目をいたわり、この状況をうまく乗り越えようと決心しました。このままコンタクトを続けてもトラブルが起こりやすいため、まずコンタクトをやめて眼鏡にしたのです。今まで人前で眼鏡姿を見せなかった私は、眼鏡をかけることに強い抵抗がありました。しかし、おしゃれなものをいくつか購入し服に合わせて眼鏡を楽しむようにしました。一方で、エストロゲンの分泌を増やす方法の1つであるホルモン治療に関しては、以前子宮筋腫の治療をしたときの副作用がつらかったため積極的になれませんでした。そこで、少しでもエストロゲンを増やすために食生活を見直したりサプリを取り入れるようにしました。ほかにも眼科で注意されたパソコンや携帯の見過ぎにも注意し、もちろん眼科で処方された涙と同様の成分の目薬もきちんと差すようにしています。また、夜は私にとって一番の自由時間なので、つい遅くまで本を読んだりテレビを見たりしていましたが、目の健康のために早めに寝ることも心がけています。このようにできるだけ努力をしたこともあってか、今は以前のような痛みが起こることはなくなりました。時々ゴロゴロした違和感やべたつきを感じたときには、洗眼用洗浄液でパチパチと目を洗っていますが、とてもすっきりして良い気持ちです。まとめ更年期が目にまで影響してドライアイを引き起こすとは思ってもいなかったので、医師から診断されたときはとても驚きました。今回のことで自分の気付かないところで、老化が進んでいることも自覚しました。そこで元気な老後を送るためにも更年期の症状としっかり向き合い、ケアしていこうと決心したことが今の安定した状態につながったのではないかと思っています。今はあれほど嫌いだった眼鏡姿にもだいぶ慣れ、自分なりの眼鏡ファッションを楽しんでいます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月10日先日、ふとおなかにじかに手を当ててみた私。すると、びっくりするくらいひんやりとしていたのです。昔から母親に「おなかを冷やしてはいけません」と言われてきたのに、こんなに冷たくて大丈夫?と心配になりました。 調べてみたところ、全然大丈夫ではなかったので、いろいろな温め方法を試してみました!おなかが冷たいのは内臓の機能低下が原因!?「ん? えらくおなかが冷たいな」。家でのんびりとくつろいでいるときです。なんとはなしに、おなかに手を当てると自分でもびっくりするくらい、ひんやりとしていたのです。小さなころから、母親におなかを冷やすと良くないと言われてきました。特におなかを出しっぱなしにしていたわけでも、冷たいものをたくさん食べた覚えもありません。それなのに、おへその周りを中心に、おなかが冷たいのです。あれ? 私のおなかって昔からこんなに冷たかったかな?と思い、その場でスマートフォンを手に取り、調べてみました。調べてみたところ、東洋医学の考え方では、おなかの冷えは内臓の冷えが原因と言われているようでした。原因は主にストレスと運動不足、食習慣、そして加齢。それらの複合的な要因で、骨盤内の臓器である腸や膀胱、卵巣、子宮などの活動が低下するのだそうです。おへそ周りの臓器の冷えは、全身の冷えにもつながっているとのことでした。外から温める作戦は脂肪に阻まれ撃沈…「内臓の冷え」=「内臓の機能低下」とわかって、私は焦りました。人生100年時代といわれている現代なのに、42歳で内臓が機能低下してすでに冷たくなってきているなんて、ちょっと早過ぎない?と思ったのです。そこで、手っ取り早く、体の外から温めることを考えました。おなかが冷えないように薄手のシルクの腹巻きをすることにしたのです。しかし、これは続きませんでした。どうしても服を着たときにウエストのもたつきが気になってしまったのです。それではと、冬に愛用している湯たんぽにぬるめのお湯を入れて、おなかに当ててみました。でも、これも断念。最初は温かくて気持ちが良いのですが、だんだん肌がかゆくなり、汗をかいて頭がのぼせてきます。それなのに、なんだか内臓のほうはまだ冷たい感じがします。どうやら温まっているのはおなか周りの脂肪だけで、内臓には届いていないような気がしました。内臓の冷えの救世主は熱いスープを飲むこと!温めグッズのようなもので効果が感じられないので、あとは体の中から温めるしかありません。手軽で簡単に続けられて、効果的に温まるには……思い付いたのは、熱いスープをたくさん飲むことでした。コンソメキューブと水、塩を鍋に入れて作るスープは、安上がりでとっても簡単。一気に400mlくらい作ります。時には食物繊維が豊富なオートミールやもち麦を入れて、穀物スープ風にすることもあります。しょうがやねぎ、黒コショウなど、体を温める作用があると言われている食材にもチャレンジしました。おなかがすいているときは卵を入れると、ローカロリーの間食にもなります。これは、内臓の冷えにとても効いていると感じました。時間をかけて熱いスープをちびちび飲むと、おへそ周辺が内臓からじんわりと温まってくるような感じがしました。頭がのぼせたり、急に汗だくになったりするようなこともありません。おなかに手を当てると、胸元やわき腹などほかの部分と同じくらいの温かさが感じられます。こうして内臓が温まって血流が良くなり、全身に十分な量の血液が巡るようになるかなと思うと、少し若返ったような気持ちになりました。まとめおなかを触ってみたら、ひんやりしていた私。調べてみると内臓の機能低下とわかったときは、少し慌てました。思ったよりも深刻な症状だと思ったのです。シルクの腹巻きや湯たんぽなど外側から温める方法は、いまいち効果が感じられず、一番温まると感じられたのが熱いスープをたくさん飲むこと。頭がのぼせてしまうようなこともなく、じんわりとおへその辺りが温まって、内臓の血流が良くなり全身に温かい血が巡るようになるのが感じられて、満足のいく方法でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月10日今に始まったことではないんですが、時々私の年齢を理由に失礼な態度を取る人に出会うことがあります。いわゆる「おばさん扱い」です(この連載ではステキなBBAになることを目標にしていますが、決して人からBBAと呼ばれたいわけではないので……)。ただ年齢が若いというだけの相手や、無礼な年上の男性に、なぜ見下げられなければならないのか? 冷静に考えれば謎なんですが、つい自衛のために「私おばさんなんで〜」と自分から先にへりくだって(?)しまったり、傷ついていないフリをしたりすることもしばしば……。解決策ではないんですが、私なりの対処法・気持ちの持ちようは、「アホはほっとけ!」と「これは『ふるい』」です。私のことをよく知りもせず、おばさん扱いしたりおかしなことを言ってきたりする人はスルー一択! もうこれはどうしようもないので、捨て忘れた生ごみを見るような目で見てあげます。一方で、年齢に関係なく好意的に接してくれる人ももちろんいます。一回り下でも二回り下でも、礼儀正しく、かつ友だちのように付き合ってくれる人たちが数人いて、そういう人たちは大事にしたいなーと私も思っています。で、これって「ふるい」みたいなものだなと最近思いました。薄く広くなった人間関係の、どのあたりをすくい取って大事にしていくかを決めるいいきっかけとポジティブに捉えるようにしています。とはいえ、無駄におばさん扱いされないよう自分を磨き続けるのは大前提。健康的で清潔感のある身だしなみ、好奇心、ユーモア、何より笑顔! この4つは、いくつになっても大切だなーと実感している今日このごろです。
2020年08月06日プレ更年期や更年期世代はホルモンバランスの変化から血行が悪くなったり、加齢によって筋力が低下したりして、リンパの流れが悪くなったり体にゆがみが出てきたりすることも。そのため水分や老廃物が体内に滞り、太りやすくやせにくい体になることがあります。そこで産婦人科の善方裕美先生に体内環境を整えて、やせやすく太りにくい体につながる巡りの良い体づくりの方法を聞きました。リンパマッサージで巡りを良くするリンパマッサージには代謝の改善、むくみや冷えの解消、老廃物の排出を促す、疲労や凝りの解消などの効果が期待できます。さらに筋肉がほぐれることで正しい姿勢になり代謝がアップします。リンパマッサージは、下の図の矢印の方向に軽く圧をかけながらやさしくさすりましょう。また、内臓の動きも良くなるので太りにくくなるという効果が出ることも。セルフマッサージでも効果が得られるので取り入れてみましょう。ゆがみを正してスリムな体型をキープ加齢や運動不足、筋肉の衰えで、体のゆがみがどんどん出てくることがあります。ゆがみがあると体型が崩れ、姿勢も悪くなり、それが太りやすい原因になります。特に気を付けたいのは上半身と下半身をつなぐ骨盤のゆがみ。骨盤がゆがんでいると下半身がポッコリ出たり、おしりが大きく平たくなりやすくなります。さらに内臓が下がり内臓自体もゆがんでしまうことが。そうなると代謝機能が衰え、脂肪や老廃物をため込んでしまいます。下記のような習慣がある場合は改善しましょう。・足を組んだりあぐらをかくことが多い・ハイヒールで出かけることが多い・バッグなど重い物を片側だけで持つことが多い・うつ伏せで寝ることが多い・体の重心を左右どちらかにかけることが多い体を温めることで代謝機能をup体が冷え、血流が滞った状態では、必要な栄養や酸素が体のすみずみまで届かず、さまざまな機能が低下します。老廃物も排出できず代謝も低下するため、やせにくい体になるのです。代謝を上げるために冷えを予防する食材を積極的に取り入れてみましょう。根菜類、しょうがや唐辛子、鶏肉、かぼちゃ、玉ねぎなどは体を温める食材です。また冷たい飲み物は控え、温かい物か常温の物を飲むようにしましょう。筋肉は熱産生を持っているので、筋肉量を増やすことも体を温めることにつながります。また筋肉には細い血管がたくさん通っているので、運動して筋肉を動かすと血流も良くなります。日常的に服装などで気を付けたいのは、体表近くに動脈が通っている首、手首、足首を冷やさないこと。また、太ももやおしり、二の腕は大きな筋肉が付いているので温めると全身の血流が良くなります。おなかや腰周りも臓器や器官が集中しているので冷やさないようにしましょう。腹巻きなどで保温しておくと内臓の動きが活発になります。まとめプレ更年期、更年期世代は心身ともに体に変化が現れることが多いので、ダイエットのためだけでなく、健やかな体をキープするためにも自分の体や生活習慣を改めて見直すいい機会かもしれません。リンパマッサージで自分の体を触ったり、ゆがみを改善するために足を組むなどのクセをやめる努力をしたり、体を冷やさない生活を実践してみたり。結果的にやせやすく太りにくい体を作るため、できるものからトライしてみませんか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年08月06日「寝ることがダイエットにつながるなら、こんなにラクでうれしいことはない」と思いませんか? 実はプレ更年期、更年期世代は良質な睡眠が取れていなくて、睡眠不足から太りやすい体になっていることも考えられます。では良質な睡眠ってどんな睡眠なのでしょうか? 産婦人科の善方裕美先生にダイエットにもつながる良質な睡眠の取り方を聞きました。睡眠時間が短いと太るの?ただ眠るだけでもカロリーは消費されるものですが、寝ている時間が短いとカロリーがあまり消費されず、そのまま蓄積されていきます。7時間以上の睡眠が適切ですが、プレ更年期、更年期世代以降は量より質ともいわれており、良質な睡眠が求められます。翌朝、すっきりとした熟睡感があり、倦怠感や意欲減退、食欲低下などの不眠症の症状がないようなら良眠と思って良いでしょう。しかし、睡眠不足(4時間未満)の場合、食欲増進のグレリンというホルモンが増え、高カロリーの食べ物を食べたくなる傾向があり太りやすくなることがわかっています。睡眠は体を休めるだけではなく、基礎代謝を高め、心身をリセットし、自律神経のバランスも整えるという働きがあります。このような体の修復がされやすいといわれているのが22時~2時。この時間に眠っているのが理想的です。良質な睡眠でやせやすい体づくり良質な睡眠を得るためには、夕食は消化に時間がかかる脂質や糖質を控えめに、寝る2~3時間前まで済ませましょう。寝る直前に食べると眠っている間も内臓で消化活動がおこなわれるため、眠りの質を下げてしまいます。入浴は寝る30分から1時間前に済ませ体を温めておきます。体が温まった状態からだんだん冷えていくことでスムーズに睡眠モードに入れます。また、寝る直前はスマホやパソコンのブルーライトを浴びるのはNG。光の刺激は体が夜になったことを認識できず目が覚めてしまいます。睡眠前にはストレッチをストレッチは日中の凝り固まった筋肉をほぐし、体をリラックスさせます。寝る前は腕を回したり伸ばしたりする簡単なストレッチを、布団に入ってからは深呼吸をしながら両足首の曲げ伸ばしをおこなってみましょう。副交感神経が優位になり気持ちよく寝られます。まとめ睡眠の質も加齢とともに低下する傾向があります。だからこそ就寝前の生活習慣を見直して、スムーズに入眠し熟睡感がある良質な睡眠を手に入れるのが大切です。毎日のちょっとした心がけで続けられることもあると思いますので、早速実践して、やせやすい体を手に入れませんか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年08月05日40代になり、家事や育児、仕事がますます忙しくなってきました。そんななか、いきなりの体重増に大慌て。でも、忙しい上にさらにつらいダイエットをするのは、とても無理そう……。やせ気味から太り気味へ、いきなり体型が変わってしまったアラフォーの私が、現在取り組んでいる2年計画のダイエットを紹介します。やせ型の私がいきなり太った!40代の体質変化体重が増えたのは、40代になってからでした。振り返ってみると、思春期のころはぽっちゃりした時期もありましたが、仕事をし出すとみるみるやせて、身長152cmで42kgくらいの体重をキープ。むしろ、忙しくなるとさらにやせて、40kgを切ってしまうのが悩みでした。体力を補うために仕事が忙しい時期には、頑張ってカロリーの高い食事とプロテインなどで栄養を摂っていたのです。ですから、自分は太らない体質だと思っていましたし、40代になっても食べたい物を食べて暮らしていました。すると40歳になった途端、本当にスイッチが入ったようにいきなり体重が増えてしまったのです。やせ気味からいきなり52kgのぽっちゃり体型に、食べ過ぎが続くとたちまち55kgくらいまで体重が増加。私は自分のことながら心底驚きました。いったい何が起こったの?と。でも、このときはまだ心の隅では安心していたのです。だって私は太らない体質だから、ちょっと気を付けたらすぐやせるだろうと。でも、それは間違いでした。長年培った好きなだけ食べる癖は抑えがたく、また加齢によって代謝の落ちた体はなかなかカロリーを消費してくれません。しかも、若いときと違って、動くとすぐ疲れるという体力のハンデまであったのです。ダイエットを習慣化するという本に出合って…そんなとき、読書アプリで目に付いたのが『10キロやせて永久キープするダイエット』(文響社)という本。帯には「万年小太りライターが『華奢』と呼ばれるまで」と、現在、小太りライターの私を骨抜きにするような素晴らしい文言が書いてありました。しかも著者は40代です。本の内容は、とても理にかなっていて納得のいくものでした。ダイエットを一生続けられる生活習慣にしてしまうというのです。「短期決戦で夏までに5kgやせ!」といったものではなく、なんと2年計画。例えば、私が目標としている-6kgなら、月平均250gやせれば良いという考えです。もちろん途中で太ってはいけないので、食事に気を付けること、運動をすることなど、毎日の生活に取り入れられる習慣を自分で考案しなければなりません。摂取カロリーを消費カロリーより少なめにする方法を考え、実行し、振り返ってチェックして修正する。つまり、自分の生活に合う習慣を作り上げてダイエットの挫折を防ぐのです。何よりも良いなと思ったのは、「生活習慣になるとダイエットはつらくない」という著者の体験談でした。2年計画のダイエットを開始!初月で1.5kg減私の気の長い2年ダイエットが始まりました。夕食のご飯は120g、1度計ってみてこのくらいの量だと覚えました。今までよりもずっと小盛で物足りないので、おなかが満たされやすい汁物を毎食組み込むことにしました。お菓子は1日1回。食事を管理するアプリ「あすけん」に毎日入力して、カロリーもざっくりと把握しています。運動は、家で毎日ラジオ体操をして、週に2回は車ではなく自転車に乗って出かけることにしました。ソファに寝そべって本を読むのが大好きな私が、週に2回も自転車に乗って出かけるのはなかなかつらいです。しかし、本には「習慣づけの最初は、ちょっと頑張らないといけません」と書いてあったので、頑張って取り組んでいます。さて、現在2カ月目に入ったところです。今まで見事に何も気を付けていなかったので、これだけで1.5kg減。良いペースですが、きっとどこかで停滞期が来るので気を緩めてはいけないと思っています。今のところ、つらさはないです。2年計画なので、悲壮感がないのも良いところ。その分、そのうち飽きて面倒になってしまうことだけが心配です。まとめ40代になると太りやすくなるということを、身をもって体験した私。ダイエットを生活習慣にする!という、つらくなさ重視の2年計画ダイエットに取り組んでいます。1カ月平均250gやせれば良いのですから、プレッシャーに弱い私の心も安らかです。現在1カ月と少しで1.5kg減と順調な滑り出し。ダイエット成功のため、食事面や運動面の取り組みを振り返る時間をしっかり作ろうと、意識して取り組んでいます。これから2年後まで飽きずに続けられるよう、何か工夫をしようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月05日ダイエット中でも、友だちとの付き合いや気分転換にお酒を飲みたくなることはあるでしょう。我慢は長続きしませんし、楽しい時間や気分転換はプレ更年期、更年期世代にはダイエットよりも大切かもしれません。そこで産婦人科の善方裕美先生にじょうずなお酒の飲み方を聞きました。ダイエットに影響が出にくい飲み方を覚えて、楽しい時間を過ごしましょう。お酒を飲むと太るの?アルコール自体は1gあたり7kcalで、脂肪として蓄えられることはほとんどありません。ですが、飲み過ぎるとアルコールの代謝に消化酵素やエネルギーを使ってしまい、一緒に摂取したおつまみの脂質や糖質が代謝されずに残り、蓄えになってしまいます。それが太る原因になります。お酒自体の糖質量がダイエットに影響大アルコールは原料や作り方によって糖質量が変わり、ビールや日本酒は糖質を多く含む原材料が使われ、製品にも糖質が残るのでダイエット中には控えたいお酒と言えます。ウイスキーや焼酎は蒸留酒で糖質が含まれていないため、太りにくいといわれています。飲むお酒の種類と量を考えてお酒を飲むときは種類と量を考えれば、ダイエットにあまり影響が出ずに楽しむことができます。お酒は蒸留酒を選び、割り物に甘いジュースなどを使わないのが鉄則です。●OKなお酒ハイボール(ジンジャーエールやコーラ割りはNG)ウイスキー(ロックや水割りで)焼酎(割り物は砂糖が入っていないものに)ジン(ソーダ割りはOK。でもトニックウォーターは砂糖が含まれるのでNG)ウォッカ(割り物は砂糖が入っていないものに)ワイン(白は糖質が多いので飲むなら赤を2~3杯)まとめ飲み過ぎは厳禁ですが、無理にやめる必要はありません。ダイエットに影響が出ないお酒を選び適量を飲むようしましょう。おつまみはチーズなどのタンパク質やサラダがおすすめです。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年08月04日年齢を重ねるにつれ、ひざは隠しておきたい、ひじやかかとは重点的にケアしておきたいとパーツごとに気になり始めました。体のあちこちが気になるアラフォーの日々。ある日気付いたのが足首周辺のゴワつき、たるみです。そんな私が、セルフケアで「美足首」を取り戻した過程をご紹介します。素足の季節。老け見えポイントはまさかの足首!今年の夏も出してきたお気に入りのワンピース。ふくらはぎの真ん中くらいまでのミモレ丈だから形の崩れが気になるひざを隠して足首が細く見えるのよね……と、その足首を見て気付きました。なんだか足首周辺が老化している気がします! 具体的には、くるぶしの骨の前辺りの皮が余ってたるんでいるような気がします。皮膚もゴワゴワとして、透明感や潤い感がありません。まるでゾウの皮膚のよう……と思って、思わず身震いしました。サンダルの季節を前に、ひび割れなどのかかとのケアは完了、ネイルも年齢にあった程良いローズピンクの色味をチョイスしています。それなのに足首が老化しているなんて、完全に盲点だったのです。思えば、素足でひざを出すことをちゅうちょし出したのは30代半ばから。40代になったばかりなのに、その先の足首すら出せなくなるのは嫌だ……!と強く思ったのです。スクラブ+保湿のケアを始めてみたら…問題の足首周辺をなでてみると、かさつきというよりゴワつきといったほうが近い気がしました。ひじやひざなどと同じ関節部分ですから、ボディーケアも同じ方法で試してみることにしたのです。まずはゴワついている角質を落とすために、粗塩でスクラブをします。塩だけでは刺激が強そうなので、以前使ってみて私の肌に合っていたアプリコットオイルに粗塩を混ぜて、お風呂でやさしくさすってみました。オイルを洗い流し、お風呂上がりにひじ・ひざ用のボディークリームでしっかり保湿します。関節部分なので、たちまち肌がやわらかくなったような感じはしませんでしたが、何ごとも継続が大切ですからスクラブとクリームのケアは週に2回程度続けることにしました。変化は思ったよりも早く表れました。2週間くらいしてから日なたで足首を見たときに、以前にはなかった透明感と肌のハリが感じられたのです。内側から発光するような透明感のある滑らかさで、たるみも目立たなくなっており、若いころと同等とまではいきませんが、素足でサンダルを履きこなすには十分であるような気はしました。ホームケアと習慣の見直しで美足首に始める前は、ゴワつきはともかく皮膚のたるみは簡単には治らないだろう……と悲観的に考えていました。しかし、アプリコットオイルと粗塩のスクラブ、ボディークリームで肌に潤いが出た結果、細かいシワが消えてハリが出て、たるみも目立たなくなったと自己分析しています。あまりこすり過ぎるのも良くなさそうなので、現在、スクラブはゴワつきが気になるときにしかしていません。また、私は椅子よりも床座の生活のほうが好きなのですが、このくるぶし付近は正座のときに一番こすれる部分なのです。正座のときにこすれて皮膚が硬化するのがゴワつきの原因ではないかと思い至り、外出先など必要なとき以外に正座はなるべくしないことにしています。まとめお気に入りのワンピースを着たことで、いきなり目に付いた足首周辺の老け見え。足首というのは完全に盲点でしたが、一度気になり出すと、かなり年齢が目立つ場所でした。アプリコットオイルと粗塩でのスクラブ、ボディークリームでしっかり保湿という、ひじ、ひざ、かかとなどと同じ関節部分のスキンケアで、透明感やハリが戻ってきたような気がします。乾燥やゴワつきが改善されたことで、たるみにまで効果があったのは、うれしい誤算でした。また、正座など普段の生活姿勢で、あまりこすらないように気を付けようという意識を持つことも大切かなと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月04日私にとって生理の状況は自分の体調や健康の状態を測るバロメーターになっていて、長年基礎体温表をつけるなど生理周期には気を付けてきたつもりです。40歳になるまでは生理周期も変わりはなかったのに、ちょうど40歳を過ぎたころから生理周期が短くなり始め、経血量も少なくなっていきました。そこで初めてだんだんと更年期に向けて体が変化していっていることを実感したのです。生理の変化から更年期に向かう女性の体の変化を受け入れていった体験をお話しします。生理周期の変化に疑問。更年期に近づいた?初潮からこれまで、毎食野菜だけ食べて1カ月に5kg減量という無理なダイエットをしたとき以外は、順調に毎月生理が来ていました。しかし、40歳を過ぎたころからでしょうか、なんとなく今まで違う生理が来るようになりました。まず気付いたのが生理周期が30日型から28日型に短くなってきたことや経血量が少なくなってきたことです。はじめは「ちょっと体調が悪いときもあったし、そのせいかな?」と思っていたのですが、だんだんと毎回の生理に見られるようになってきました。そこで「あれ? これってもしかして更年期に近づいてきたのかも?」と思うようになり、女性として生まれて初めて「更年期」を意識するようになったのです。このまま閉経に?一抹の不安が…このまま更年期に入って閉経するのかな? 40歳を過ぎてからの生理の変化は私を不安にさせました。女性には更年期があり、いずれ閉経することは頭ではわかっていました。しかし、自分の立場に置き換えて考えることがなかったのです。これまで至って健康に過ごしてきた私にとって「自分が更年期へ向かっている」という事実を初めて現実として突きつけられた気がしました。「閉経する=女性らしくなくなってしまう」。そんな偏った考え方も頭をよぎります。年齢とともに体も変化していくことを受け入れ心がラクに生理の変化から更年期へ向かっているということを意識したときから、気分がなんだかさえないことも多くなりました。しかし、こうした女性の体の変化は誰でも起こり得ることで同じような思いをしている女性もいるはずです。それがだんだんと自分の体験として理解できるようになるまでに1年ほどかかったと思います。「40歳を過ぎて体が変化していくのも当たり前。生理の変化も受け入れていくしかない」と思うようになりました。そう思えたのはささいなきっかけで、ある有名女優が自身の更年期の症状や更年期を乗り越えた話を語っていたテレビ番組を見たことでした。そのとき「こんなにきれいで有名な女性でも更年期という体の変化を受け入れ乗り越えていくんだな、みんな同じなんだんだな」とスッと胸に入ってきたのです。そのとき初めて生理をはじめとする女性の体の変化は決して私だけの体験ではなく、多くの女性が感じることなのだとしっかりと認識できたのだと思います。そう考えられるようになるとうつうつとしていた気持ちも晴れやかになり、「これから起こる更年期の体の変化も少しずつ受け入れていこう」。そう思えるようになったのです。まとめ40歳になって生理周期の変化で更年期に向かう体の変化を感じ、最初は「このまま女性らしくなくなるのでは」と不安が強くなったのを覚えています。しかし、その変化を受け入れて、これからも自分の体を大切にしようと改めて思うことができた経験となりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月03日私は40歳を過ぎてから、体重のコントロールが難しくなりました。それまではちょっと食べ過ぎて体重が増えても、甘い物を控える、1食の食事量を減らすなどのプチダイエットや15分ほどのウォーキングなど軽い運動を短期間継続することで簡単に体重を落とすことができました。しかし40歳になって初めて「今までのダイエットが通用しないかも?」と気付いたのです。30代までは自分にとって理想の体型(160cm、53〜54kg、BMI:21)を維持していたのに40歳を過ぎて体重が60kg前後に増え、ダイエットをしてもなかなか体重が落ちないように。そんな私の対処法を含めた体験談をお話しします。あれ?なかなか体重が落ちなくなった?体重が落ちにくくなったと感じ始めたのは、ちょうど40歳を過ぎたころでした。自慢ではありませんが、それまでは看護師の仕事でよく体を動かしていたせいか、どんなに暴飲暴食をしても体重はそれほど増えずに標準体重(160cm、53〜54kg、BMI:21)をキープしていました。それなりに良い体型を維持していたと思います。しかし、40歳を過ぎたころからちょっと食べ過ぎてしまうと、すぐに1〜2kgほど体重が増えてしまうようになりました。その度にこれまで30代のときにおこなっていたような、甘い食べ物を控えて1食の食事量を減らすプチダイエットや軽いウォーキングの短期間の継続などさまざまな対処法を試みても、なかなか体重が落ちなくなってしまったのです。まずは食事ダイエット!でも体重が落ちない!体重が落ちにくくなってから、まずしたことは食事量をある程度制限する食事ダイエットでした。ダイエットといっても厳しい食事制限をするのではなく、甘い物をなるべく控える、ご飯やパンなどの主食となる炭水化物の食べる量を減らすなど簡単にできることです。もともと仕事で体を動かしていて代謝も良いタイプだったので食事さえ多少コントロールできれば、これまでは体重を落とすことができたんです。だから「この方法で体重を落とせたんだから、今回もなんとかなるだろう」と思っていました。しかし今回のダイエットの結果はというと……ダメだったんです。40歳以降は体重が落ちにくいこと前提にこれまでのような食事ダイエットだと体重が落ちないことが判明すると、私はふとわれに返りました。「もしかしたら、40歳を過ぎて代謝が落ちてきているからなのかも」と気付いたんです。そこから私は緩い食事ダイエットではなく、まずは今の自分の年齢にどんなダイエットが合っているのかを考え、無理なく健康的に長続きできるダイエット法を試していきました。私が主にしてきたことは以下の通りです。・良質なタンパク質(肉・魚・卵・大豆製品など)を積極的に摂る・炭水化物をなるべく控える(1日朝・昼食のみご飯・パンなどの主食を摂る、夕食時は食べない)・白米でなく玄米を食べる・おかずは魚介類や鶏肉、野菜などを中心に食べる・甘い物、お菓子は積極的には食べない・1日40〜50分のウォーキングを続ける・夜間の睡眠を7〜8時間しっかり取る・規則正しい生活を送る食事の内容に特に気を付けてカロリーオーバーにならないよう、食事管理アプリで食事を記録するようにしました。あとは体に付いた脂肪を燃焼させる筋肉を付けるためのウォーキングや軽い筋トレなどの運動もなるべく毎日おこなうようにしました。まとめ私はこの食事プラス運動、睡眠、規則正しい生活を意識したダイエット法で身長160cm、体重61kgから2カ月で-5kgの体重56kgとなり、現在に至るまで1年ほどその体重を維持できています。特別なことをしているわけではありませんが、食事量と運動量のバランスを取ること、そして朝はなるべく同じ時間に起きて夜更かしせずに眠るなど、生活にメリハリをつけることがポイントなのかなと思いました。年齢が上がるにつれて体重が落ちにくくなることを踏まえ、体に負担をかけず、かつストレスにならないようなダイエット法を続けていくことが大切だと実感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年08月02日私は40歳のとき、転職活動をすることになりました。そこで、今でも使える証明写真はないかな……と思ってデータをチェックしていたところ、5年前に撮影したものを発見。そのまま使えるかなと期待してデータを開いてみました。写真を見たときに私は違和感を覚えました。5年前の写真と今の顔は全然違うのです。顔の筋肉が衰えてきたことで顔がたるみ、表情が変わってしまったようなのです。昔の証明写真から顔のパーツの変化に気付く私は30代の半ばごろから徐々に太り始めてきたので、体型の変化は意識していました。顔については、あごの肉付きが気になることはあるものの、普段あまりメイクしないこともあり、まったくのノーマーク。そのようなとき、転職活動をきっかけに昔の証明写真のデータを見る機会がありました。5年前に撮影した証明写真に写っている私は35歳。つりまゆで、キリっとした目をしています。40歳の私とは、顔の印象がまるで異なるように感じました。そこで改めて自分の顔を鏡で見てみると、まゆ毛は下がりまゆ。目元も垂れ下がっています。5年前と比較すると、顔のパーツが全体的に下に垂れており、ぼんやりした表情になっていることに気が付きました。転職活動で5年前の証明写真を使おうと思っていましたが、顔の雰囲気があまりに異なるため断念。5年の間にこんなに顔の印象が変わるものなのかと驚くとともにショックを受けたのです。顔の表情が変わった原因を調べてみた35歳の私の顔はりりしい印象があり、できることならこのときに戻りたいというのが本音でした。もちろんそれは不可能です。とはいえ、どうにかならないかと思い、垂れ下がった顔になった原因をネットで調べてみました。そこでわかったことは、年齢を重ねると顔がたるみ、表情の印象が変わる人が多いということです。得た情報をまとめてみると、20代の平均的な顔の特徴は各パーツがはっきりしているということです。重心が顔の上半分にあるため、あごのラインもすっきりしているそうです。しかし30代になると目元や口元が徐々に垂れてきて、顔の重心が下がってきます。そして40代になると、顔の凹凸もはっきりしなくなり、全体が重たい雰囲気になるそうなんです。つまり私の顔のたるみは、30代から40代にかけての女性によく起こる変化だったようです。衰えた筋肉を回復させるために顔トレ中さらにショックだったのが、顔がたるむことにより、老け顔になってしまうという情報。たしかに40歳の垂れ下がった顔を見て、明らかに老けたという印象を持ちました。その情報によると、顔のパーツが垂れ下がる原因は筋肉の衰え。そこで私は顔の筋肉を回復させて垂れ下がったパーツを引き上げたいと思うようになりました。ついに私は顔の筋トレを実践することを決意。しかし、あまりハードルを上げてしまうとなかなか継続できません。そこで私が思い付いた方法が、顔の筋肉を使う機会を増やすために、オーラルケアとして洗口液を使用することです。洗口液を口に含んで行き渡らせる行為が、顔の筋トレにつながると考えたからです。日ごろから口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」と発声する筋トレも継続しました。テレビで紹介されていた表情筋トレーニングを参考にしたオリジナル筋トレでしたが、よほど顔の筋肉を使っていなかったのか、口を開けただけで筋肉の筋が伸びるのがわかりました。まとめ顔の筋トレは5年たった今も継続中です。ややすっきりしたかな?という気はしますが、顔のパーツの位置を35歳のときに戻すのは難しいというのが現実です。最近も証明写真を撮る機会がありましたが、やっぱり下がりまゆであることに変わりはありません。ただ、何もしないでいると、年齢を重ねるごとに顔のパーツがさらに垂れ下がる可能性大。そこで現在は、日ごろから鏡を見て顔のパーツの状態をチェックするようにしています。洗口液を使う、表情豊かに会話する、口をいろいろな形で開けるなど、ちょっとしたトレーニングを実践中です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月30日ダイエットと聞いて最初に食事制限が浮かぶ人も多いと思いますが、プレ更年期、更年期世代にとっては体調不良の原因になるなどリスクが高いものです。この世代には、必要な栄養素をしっかり摂る質のいい食事や食べ方でダイエット効果を引き出すのがおすすめ。産婦人科医の善方裕美先生にダイエット成功へ導く食事のしかたを聞きました。糖質を少し減らしタンパク質をじょうずに摂る極端にカロリーや糖質を制限するダイエットは、プレ更年期、更年期世代にとって体調悪化につながり、体の機能や免疫力を低下させる原因に。この世代のダイエットの食事の基本は3食をバランスよく食べること。ただ、以前と比べ必要なカロリーは変わってきていますので、糖質の量を減らし、筋肉のもととなるタンパク質をじょうずに摂ることで体重のコントロールをしていきましょう。糖質量を減らすには白米を雑穀米に、うどんをそばに、菓子パンを全粒粉パンに変えることでも有効です。タンパク質は肉や魚、大豆製品や卵、乳製品などから摂ります。特に大豆製品は、減少している女性ホルモンに似た働きをするフィトエストロゲン(エストロゲン様物質)が含まれるので更年期のおすすめの食材です。体の酸化を食い止める抗酸化栄養素を摂ろうまた、40代以降から心配なのが体の酸化。呼吸によって取り込まれた酸素の一部がさまざまな成分と反応し活性酸素に変わり、活性酸素が必要以上に増えてしまい体の細胞に入り込むとタンパク質、脂質が酸化(錆びる)し、細胞の動きが低下し老化や肥満が進むことがあります。もともと体には活性酸素を毒性の低い物質に変え消去してくれる抗酸化酵素(SOD=スーパーオキシドディスムターゼ)を持っていますが、40代からその酵素も減っていきます。そのため意識的に抗酸化栄養素を摂るようにするのが大切です。抗酸化栄養素とはベータカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、アスタキサンチンなどをいいます。食べる順番に気を付ける食べる順番もダイエット効果に影響があります。食事は食物繊維を最初に摂ると糖や脂肪の吸収を緩やかにすることができるので実践してみましょう。「食物繊維(野菜、きのこ、海藻類など)」→「タンパク質(肉・魚・大豆製品・卵など)」→「炭水化物(米・パンなど)」→「糖質(ジュース・ケーキなど)」という順番で食べるのが理想です。また、血糖値が急激に上昇すると体に脂肪をため込みやすくなります。それを避けるためにもこの順番は有効です。よくかんで食べるのも糖の吸収を抑えることにつながります。まとめ今までの食生活をガラッと変えるのは難しいですが、上記に挙げたものは比較的取り入れやすく、負担もあまり感じられないで済みそうです。習慣にできればだんだんと効果も出てきますので、ぜひすぐに始めてみませんか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年07月30日40歳を過ぎたころから鼻周りや頬の毛穴が気になるようになってきました。もちろん若いころから毛穴が汚れることはありましたが、問題なのはその穴の形状と詰まった汚れです。気付けば毛穴は丸ではなくしずく型に広がり、そこに詰まる汚れも目立つようになっていたのです。なんとかならないかと悩んでいたところ、ダイソーでピーリングジェルを見つけたので試してみました。鼻周りの毛穴開きの原因は加齢!もともと皮脂量が多くない私ですが、それでも10代の若いころから鼻周りにはたまにニキビができたりしていました。そのころは毛穴の角栓を取る毛穴パックが流行っていて、よく使用していました。ただ鼻の頭の毛穴がポツポツと汚れることはあっても小鼻の周りや頬の部分の毛穴が開くことはなく、心配したこともありませんでした。しかし40歳を過ぎふと鏡を見ると、鼻周りどころか頬の毛穴も目立つようになっていました。手で頬の皮膚をそっと持ち上げてみると……しずく型に下がった毛穴は丸い毛穴に。またそっと手を放すと、毛穴は重力に負けて下がりしずく型に変形します。調べてみると、どうやら加齢による皮膚のたるみで毛穴は細長く開いてしまうのだとか。毛穴汚れはその毛穴に詰まった汚れをキチンと落とせていないということ。もう肌にハリもなくなり重力には逆らえないものと毛穴対策をあきらめかけましたが、汚れくらいはきれいにしたいと思うようになりました。また毛穴パックをしようか迷いましたが、40代になった今、毛穴パックは肌への負担が大きそうです。何か別のいいアイテムはないか探すことにしました。毛穴汚れにフェイスピーリングジェル!毛穴をきれいに落とせるスキンケアアイテムはないのかと探していると、たまたまダイソーで古い角質や汚れをポロポロ落とすという「フェイスピーリングジェル ハーブの香り」を見つけ、これを試してみることにしました。説明書きによると、洗顔後に水気のない状態で使用とのこと。朝の洗顔後に1度タオルで水気を拭いてから使用してみました。手の甲に出してみると薄いグリーンのトロっとしたテクスチャーで、さわやかなハーブのいい香りです。ポロポロのカスが出てくるというので肌がガサガサにならないか不安もありましたが、手のひらで試したところ、ジェルがしっとりしているのでその心配はなさそうと判断しました。目を閉じて顔全体にマッサージしていきますが、私は気になる鼻周りをメインにマッサージしました。しばらくすると白い消しゴムのカスのようなものが出てきます。このカスが古い角質や汚れを絡め取ってくれるとのこと。同じ場所を長くマッサージし過ぎるのは肌に負担がかかるらしいので、小鼻の周りをもっと念入りにマッサージしたいのをぐっと我慢します。ジェルの水分が少し飛んでカスだらけになったところで、ぬるま湯でしっかり洗い流しました。洗い流すと汚れスッキリ、ふわふわ赤ちゃん肌!タオルで水分を取り鏡を見てみると、黒ずんでいた小鼻や頬の毛穴汚れがかなりきれいになっていました。白い角栓は完全ではないですが、だいぶスッキリしたように思います。そして手で触ってみて驚いたのが、顔全体の肌の感触です。古い角質でゴワついていた肌がまるで赤ちゃんのようなふわふわ肌になっています! こんな肌の感覚はいつぶりでしょう。そして数カ月前にできた肌荒れの跡も薄くなっていて、全体的に肌のトーンが若干明るくなったように見えます。そのあとは普段使用している化粧水と乳液を付けましたが、いつもより肌への浸透が良くなっている気がして、肌が潤ったように感じました。100均コスメでこの効果は感動してしまいました。この効果に病みつきになって毎日使用したいところですが、説明書きには週1、2回が使用の目安とのことでした。まとめ古い角質をマッサージしてポロポロ落とすという「フェイスピーリングジェル」を初めて購入しましたが、税込み110円という金額だったので気軽にチャレンジすることができました。正直100均コスメで効果が出るとは期待していなかったので、とてもお得に悩みが解決できて驚いています。次は毛穴を引き締めて目立たなくさせたいと思うようになり、手軽に試せるなら次も100均コスメで見つけてみたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月29日2年前、フルタイムで仕事をしていたときには帰宅後毎日お酒を飲んでいました。脂っこい物やお菓子などのおつまみも大量に食べていました。もともと飲むのも食べるのも大好きで、おなかいっぱいになる満足感で精神的に満たされていたような気がします。当時は仕事の付き合いで飲み会もありましたし、お酒を飲む機会には事欠かない状況でした。ところが腕のケガと精神的な問題を抱えて退職。その後、ふと気が付くとお酒を飲む機会がぐっと減っていました。いつの間にか体に変化が退職したことで仕事や人間関係のストレスから解放されて、自然とお酒を飲む機会が減っていました。ある日、350mlの缶チューハイを2本飲んだあと、なぜか体調が悪くなり吐いてしまったのです。いつの間にかお酒をあまり受け付けない体に変化していたようで、以前のように飲みたい!という気持ちもなくなっていました。そしてそのまま料理酒以外、一切のお酒を飲まなくなりました。特に飲まないようにしようと決めたわけじゃありません。体がお酒を必要としなくなっていたのです。同時に、おなかいっぱい食べたいという欲求もなくなりました。自然と食欲が減退していったようです。ある日体重計に乗ってみたら…そしてある日気が付くと、ジーンズの腰周りがぶかぶかになっていました。もしかしてこれは体重が減っている?と体重計に乗ってみたら、なんと67kgだった体重が63kgに落ちていたのです。ラッキー!と思いつつ、これを機会に積極的に食事を見直してみようと思いました。とはいってもいきなり本格的なダイエットはきっと続かないので、小さなことから始めることに。小さなことから始めたダイエット朝食を取ったほうがいいとよく聞きますが、私は朝食を食べる習慣がなく、これはそのまま。コーヒーだけで済ませてしまいます。パンが大好きでよく昼食に取っていたのですが、今まで2個食べていたのを1個に減らしました。それでもおなかがすくときは、ゆでた鶏ささ身を食べるように。夜は炭水化物を抜いておかずを少しと野菜をたくさん食べるようにしました。もともと便秘がちで悩んでいたのでお通じが良くなるよう、通っている心療内科から便秘薬も処方してもらいました。運動は体力づくりのための「踏み台昇降運動」以外特にしていません。そして時々、体重記録を付けるようにしました。すると半年で67kgから59kgに。なんと8kgもの減量に成功! 一時期メタボ体重だったのが、標準よりややぽっちゃりくらいになったのです!まとめおつまみを食べながらの飲酒という行為がこんなに体重に関係していたとは驚きでした。ストレスと、ストレス解消のための飲酒は健康に大きく影響するのだと実感しています。仕事でうつになり、食べることで精神を満足させていたことに改めて気付きました。今もうつ状態は続いていますが、体を壊すような暴飲暴食をしなくなっただけでもよかったのかなと思っています。甘い物が好きなのでまたいつリバウンドするかわからないですが、できるだけ心に余裕を持って食生活を考えていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月29日プレ更年期、更年期世代のダイエットは、太っていない体を手に入れるだけでなく、やつれて見えない、健やかな体を保つことが重要です。そのためには年々衰えていく筋肉を落とさないようにして基礎代謝をアップさせ、脂肪が燃焼しやすい体をつくり、筋肉量も体力もキープするようにしたいものです。そこで、産婦人科医の善方裕美先生に更年期世代のダイエットの方法を聞いてみました。筋肉量を増やす運動を始めよう更年期は閉経の前後5年間と定義され、一般的に日本人の閉経が50歳前後に多いため、45歳から55歳くらいの10年間が更年期に当たります。ただ、閉経に向けて心身の変化が現れ始めるのは30代後半から40代半ば、その時期はプレ更年期といわれています。このプレ更年期に入った40歳ごろから基礎代謝が急激に落ち、さらに筋肉が衰え筋肉量も減ってくるのが太りやすくなる原因の一つです。筋肉は基礎代謝の40%を消費するといわれているので、筋肉量を増やすことで基礎代謝をアップさせ、効率よくカロリー消費するやせやすい体をつくることができます。筋肉はトレーニングで鍛えれば、量を増やすことも維持することもできます。年齢は関係なく、40代でも50代でも可能。むしろ何もしないと加齢とともにどんどん筋肉がなくなってしまうので、40代からの筋肉トレーニングはダイエットのためだけでなく、筋力を落とさず健やかな体をキープするためにも必要不可欠なものだともいえるでしょう。無理をしないで続けやすいものを選ぶ筋肉トレーニングは続けることが大切なので、自分の生活習慣に取り入れやすく、無理のないものを選びましょう。取り入れる時間は朝でも夜でも構いません。朝におこなえば1日の始まりに代謝を上げることができます。夜なら睡眠の妨げにならないよう就寝の2時間前を目安におこないましょう。取り入れやすいものとして、体幹トレーニングがあります。体幹は簡単に言うと胴体全体のこと。ここには6つの筋肉(胸筋、腹直筋、腹斜筋、僧帽筋、脊柱起立筋、広背筋)があり、体幹トレーニングとはこれらの6つの筋肉を鍛えることです。同時に複数の筋肉を鍛えることができるのでとても効率的です。簡単にできる体幹トレーニング例<プランクの方法>①ひじを直角にして手のひらは軽く握り小指のほうを床につけた状態でうつぶせになる。②足はつま先で支え、体を一直線にした状態を30秒キープする。2~3セットを目安におこなう。有酸素運動で脂肪を燃焼させようダイエットのためには、筋肉量を増やし代謝をアップさせた上で、さらにおこないたいのが脂肪を燃焼させる効果がある有酸素運動です。始めやすいのはウォーキング。背筋を伸ばし、ちょっと息が上がるようなペースで歩きます。最初は10分程度からスタートし、だんだん時間を伸ばし1日30~60分程度歩けるようになるといいでしょう。ただ、どうしても時間が取れないなら、日常生活で動きを増やすことを意識します。例えば買い物や通勤で歩く時間を増やす、エスカレーターではなく階段を利用する、その場で、もも上げをおこなうなどでも有酸素運動になります。まとめ加齢は止められませんが筋肉量を増やしたり、脂肪を燃焼させたりすることで太りにくい体をキープすることはできます。それが更年期の健やかな体をつくることにもつながるので、毎日無理なくできることから続けてみてはいかがでしょうか。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年07月29日忙しい日々を過ごしていると、ちょっとリフレッシュにお出かけしたいなと思うことがあります。そこで、首都圏から日帰りできる葉山町に行ってきました。今回葉山を選んだ理由は私自身が三浦半島で生まれ育ち、慣れ親しんでいるけれど、アラフォーの今、「当時とは違う視点で楽しめるかも」と思ったからです。グリーン車利用で少しリッチに大人旅「そうだ、海を見に行こう」と思い立ち、昼からJR横須賀線に乗りました。目指すは葉山の玄関口、逗子駅です。乗車前にグリーン券を購入。車内で買うより260円お得でした。加えて、その日は週末だったので平日より200円安いホリデー料金でした。おかげで580円のグリーン料金で、密を避けリラックスしながら、逗子まで行くことができました。※乗車駅から下車駅までの営業キロが50km以内の場合。営業キロが51km以上の場合はプラス220円。逗子駅は高校時代に通学で利用していたなじみ深い駅。当時よく立ち寄った駅前ビル2階のCDレンタルショップはなくなっていましたが、その1階の魚屋は今も盛況でした。昔と変わらない逗子市役所に、15分あたり70円で利用できるレンタルサイクルの新しいサービスが。葉山までは逗子駅からバスに乗るのが一般的ですが、密を避けるためと旅気分を味わいたくて、自転車にしました。途中、京浜急行の逗子・葉山駅を通過。私が利用していたころは東逗子駅という名称でしたが、葉山へのアクセスポイントということを周知するため、2020年3月に改名されたようでした。葉山といえば緑!サイクリングを楽しむ田越橋を渡り、県道113号線のトンネルを抜けるとすぐ葉山町になります。電動自転車なのでアップダウンのある道のりもスイスイ走ることができました。長柄、風早エリアといった緑に囲まれたおしゃれなお店が並ぶ道を進み、堀内を抜けると一色に出ます。100種類以上のバリエーションのビーチサンダルで有名なお店、げんべいを通過して、サイクルポートが設置されたami hayamaというワインダイニングに着きました。ここで自転車を返却すれば、30分わずか70円ですが、私は12時間1,000円のプランを利用したため、そのまま葉山御用邸の交差点に出ました。ここまでの道のりで、友だちが開業した美容室、立ち寄ったことのある図書館、書店などを通り過ぎました。昔は実家の車に乗せてもらって訪れることが多かったので、今回自転車で走ってみて「このエリアとこのエリアは、つながっているんだ……」「こっち側が横須賀方面で、あっち側があじさい公園や裕次郎灯台がある方角だったんだなあ」と、点と点が線になった感覚を覚えました。知っている場所なのに新たな気付きがあって、とても新鮮でした。葉山公園で相模湾を眺めながら、潮騒を聞く道なりに進んでいくと、葉山御用邸にたどり着きました。立派な木の塀に囲まれ、荘厳な雰囲気は今も昔も変わらない姿でした。中には入ることができませんが、付属邸跡地の葉山しおさい公園の博物館では生物の標本展示などを見ることができます。御用邸から海岸に向かって進むと神奈川県立葉山公園が見えてきます。この公園はかつては御用邸付属の馬場で、昭和21年に近隣公園としてオープンしたそうです。駐輪所に駐めて、遊具のあるエリアの小道を通って、相模湾が一望できるベンチがある広場に出ました。富士山や江ノ島を眺めることができる人気のビューポイントです。ベンチに座る地元の女子高生、海岸を歩く親子、海遊びを楽しむ外国人の方々がのんびりとした時間を過ごしていました。クロマツと弧を描く海岸線が美しく、波の音を聞きながら、ひとり時間を満喫することができました。波打ち際に近寄ってみると、ターコイズブルーのグラデーションの海と白い砂浜のコントラストに吸い込まれそうでした。まとめ葉山町は三浦半島のちょうど西側。海岸線に日が沈みかけるところを眺めながら、帰路につきました。今回は時間的にも余裕がなく、またソーシャルディスタンス旅ということで店内飲食はせずに、自家焙煎のお店でカフェオレをテイクアウトしました。次に訪れることがあれば、海の幸やおいしいワインなどを楽しみたいと思います。10〜20代のころには近くて気付かなかった葉山の魅力をこの年齡になって感じることができたり、そのころとはまた違った有意義な時間を過ごせたりしたプチ旅でした。昼の出発から夕方の帰宅まで、6時間で思った以上にリフレッシュでき、サイクリングでいい汗をかいてデトックスになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月29日出産・子育てで疲れても走り続けるしかなかった30代。当時の私は疲れたり睡眠不足になったりしても、気合で乗り切ってきました。しかし、40代に入ってから「疲れがたまる」という感覚が増えてきました。特に夜更かしをしてしまうと翌日体がだるくて思うように動かなくなり、やっと元気が出てきたと思ったら夕方だった……という残念な事態を何度も経験し、自己嫌悪に陥ることが増えました。そこでそんな生活から脱出するために、睡眠の習慣を変えてみることにしました。自分にとって心地良い睡眠時間を探ってみたまず始めたのは、「自分にとって心地良い睡眠時間を探る」ことでした。30代までは5時間ほど睡眠が取れれば十分で、授乳中は「5時間も寝られるなんて幸せ~! 」と思っていました。しかし、最近は5時間ではまったく足りません。睡眠時間を6時間確保しても、朝が絶望的につらくなっていました。「それでは、今の私にとってスッキリ起きられる睡眠時間はどれくらいなんだろう?」と思い、試しに2週間ほど睡眠時間を日によって変え、朝の目覚め具合を記録してみることにしました。その結果、眠気がなく一番スッキリと起きられたのは7時間30分眠ったときだと判明! この時間きちんと眠れれば、朝から気持ち良く過ごせるだけでなく、家事や仕事の効率も上がることに気付きました。そこで、この睡眠時間を確保することを優先にして、生活を立て直すことにしたのです。寝かしつけはやめて子どもと一緒に寝る!それまで6時間前後の睡眠時間しか確保していなかった私。睡眠時間を毎日あと90分も延ばすためには、多少強引な手段を選ばないと実現できないなと感じました。そこで、小学校と幼稚園に通う子どもたちの寝かしつけのときに一緒に寝てしまおうと思い付きました。寝かしつけのとき、子どもたちと一緒に寝そべるとウトウトしてしまうことが多くありました。完全に寝落ちして深夜に気付いたときはショックでしたし、寝落ちしなくてもその後1、2時間ほど仕事や家事をすると、今度は頭がさえて眠れなくなるという悪循環に陥っていました。思い切って寝かしつけをやめて一緒に寝てしまえば、悪循環を断ち切れるのではないかと考えたのです。寝かしつけ後におこなっていた仕事や家事は、翌朝早くに回すことに。それでも片付かない分は夫の協力を得ることでやりくりしました。夫が私の睡眠時間の改善に理解を示してくれたことが大きな救いでした。その結果、毎日とは言えないまでも理想に近い睡眠時間を確保することに成功! さらに、どうすればより効率的かを考えながら仕事や家事に取り組めるようになり、思わぬ副産物もゲットできました。寝る前に体を緩めるもう1つ、睡眠の習慣を変えるために始めたのがストレッチ。以前からネットや書籍で「寝る前の軽いストレッチは良い眠りにつながる」という記事を見かけていたものの、面倒くさくて実践していませんでした。しかし、とにかく睡眠を改善したい私は「今やらなくていつやるんだ!?」と気持ちを奮い立たせ、ついに実践してみることにしました。好きな音楽を流してアロマオイルをたきながら、自分のペースでじっくりできたらとっても理想的なのですが、現実はバタバタしていてそんな時間もありません。それならば!と子どもを巻き込んで、寝る前のスキンシップとして簡単なヨガやストレッチをすることにしました。特にヨガは不思議なポーズに子どもたちが食い付き、体操感覚で楽しんでいました。そして、実際に体を伸ばしてみると、こわばっていた肩や腰が緩み心身ともにリラックスすることを実感。気持ち良く眠りにつくことができるようになりました。今まで面倒くさがっていたことを激しく後悔しています……。まとめ「睡眠時間を延ばしたら、自分の時間が減ってしまうのではないか?」と思っていました。しかし実際におこなってみると、家事や仕事を効率的にこなせるようになったからなのか、自分の時間が減ったようには感じませんでした。むしろ一つひとつの行動が短時間に凝縮されてきて、充実感を覚えています。私の睡眠については寝具や寝る前の入浴方法の改善などまだまだできることがありそうですが、これからも「翌日に疲れを残さないための質の良い睡眠」を確保すべく、子育て中でもできることにいろいろチャレンジしてみようと思います!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月29日若いころキャベツダイエットやリンゴダイエットなど、無茶なダイエットをしたことがある人は多いかもしれません。でも、プレ更年期、更年期世代は無茶な食事ダイエットをすると健康を害することも……。やせたい願望はキープしつつ健康的に更年期太りを解消するにはどうすればいいのか、産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。更年期ダイエットは“食べてやせる”ダイエットで一番てっとり早いのが、食事量を減らすこと。たしかに摂取するカロリーが減れば脂肪が燃焼してやせていきますが、過度に食べないダイエットは必要な栄養素が不足して体調を崩す恐れがあります。更年期太りを解消するのに必要な筋肉がやせて締まりのない脂肪だけが残ったり、更年期の女性ホルモン低下による骨粗しょう症へのリスクが高まったりすることも……。更年期のダイエットは食べないのではなく、必要なものをしっかり食べてやせることが最重要課題!筋肉量を増やすタンパク質を年齢を重ねると筋肉量が低下。筋肉が減ってしまうと脂肪が燃えにくくなり、代謝も悪くなって太りやすくなってしまいます。その筋肉を作るもとになるのがタンパク質です。ゆで卵やチーズ、豆腐などが手軽に食べられるタンパク源ですが、脂質が気になるならメインデッシュに鶏のささみや胸肉を使った料理を取り入れるのがおすすめです。骨を元気にする栄養素は不可欠更年期になり女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、骨を壊す破骨細胞が増えて、骨を作る骨芽細胞の働きが追いつかなくなり、骨がもろくなっていきます。ダイエット=脂肪のイメージですが、骨もダイエットに密接な関係があるのです。骨は代謝臓器と呼ばれ、腎臓や糖の代謝、血管などと関係し、骨を元気にすることで動脈硬化が予防でき、シワもできにくくなり、姿勢も良くなり、元気に歩くこともできます。ダイエットで目標の体重まで下げられたとしても、肌はシワシワ、元気もない……ではダイエット成功とは言えません。骨に必要なカルシウム、ビタミンD、ビタミンKを意識して食べましょう。動脈硬化を促進する悪玉コレステロールを下げる閉経後の女性の血液中では、総コレステロール、LDL(悪玉)コレステロール、中性脂肪が増加し、逆にHDL(善玉)コレステロールは減少します。これは動脈硬化を促進し、心臓や血管に悪影響を与えます。野菜に含まれる食物繊維にはコレステロールの吸収を抑えてくれる働きがあります。毎食の食事で意識して食物繊維を多く含む野菜(ブロッコリー、キャベツなど)、海藻、きのこ、こんにゃくなどを摂りましょう。年齢が上がるにつれ、体調のリカバリー力が低下してきます。無理なダイエットは骨や血管、そして肌の潤いなど、後々までダメージを引きずることになりかねません。プレ更年期、更年期に必要な食材を積極的に取り入れながら食事量をコントロールしていきましょう。まとめダイエットだけではなく、健康維持も気になってくるプレ更年期、更年期世代。食事ダイエットは健康維持にも役立つので、ぜひ健康的でおいしいダイエットレシピを始めてみてはいかがでしょうか?取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月28日40代になりプレ更年期~更年期に突入すると、シミができたり増えたりを実感する人がいます。どうしてそうなるのか、その理由について加齢や女性ホルモンの変化などと併せて皮膚科医の馬場直子先生にわかりやすくご解説いただきました!メラニンが蓄積することで、肌が茶色く見えるようにシミは皮膚の中にあるメラニンという褐色~黒い色素が過剰に蓄積するために起こります。皮膚は一番外側にある表皮とその下にある真皮という組織で構成されています。表皮には表皮細胞(ケラチノサイト)と表皮の一番下にある色素細胞(メラノサイト)などがあり、紫外線を浴びると色素細胞でメラニンが生成され、表皮細胞に分配されます。色素細胞からメラニンが過剰に作られたり、分配されたメラニンをたくさん持つ表皮細胞がなかなかはがれ落ちず、過剰に蓄積することでシミとして目立つようになってくるのです。40代以降シミができる・増える主な原因は?なぜ、シミができてしまうのでしょう。そして、40代以降にできる・増えてしまうのはなぜなのか……。主な原因は4つあります。原因1肌のバリア機能の衰え原因2ターンオーバーサイクルの崩れ原因3女性ホルモンバランスの崩れ原因4活性酸素の増加原因1:肌のバリア機能が衰え、紫外線によりメラニンが生成されやすくなる紫外線を浴びることで、色素細胞(メラノサイト)の中にあるチロシナーゼという酵素の働きが活発になり、メラニンが生成されます。肌には、紫外線のダメージを抑えるためバリア機能があります。バリア機能を主に司る組織は、表皮細胞(ケラチノサイト)の死骸がぺちゃんこになり、屋根瓦のようになって表皮を覆う薄い層(=角層)と、その上にある皮脂膜です。概ね40代以降、皮脂分泌量が減少したり、角層のセラミドや天然保湿因子となるタンパク質が減少したりすることで、角層の水分保持力が低下。肌が乾燥しやすくなり、バリア機能が低下してきます。バリア機能が弱くなると、紫外線の肌への透過性が高くなり、紫外線による影響を受けやすくなることが、最近の研究でわかってきました。つまり、年齢とともに肌のバリア機能が衰え、肌が乾燥しやすくなると紫外線のダメージを受けやすくなってメラニンの生成が増え、シミを発生させてしまうのです。原因2:ターンオーバーサイクルが崩れメラニンの排出機能が衰える表皮細胞は約28日周期で新しい細胞に生まれ変わるターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しています。そのため、色素細胞からメラニンをもらった表皮細胞も徐々に表皮へと押し上げられ、やがてはがれ落ちます。ちなみに色素細胞は表皮の基底層(一番下の層)にずっと留まっており、ほかの表皮細胞のように上昇してはがれ落ちることはありません。しかし、メラニンが過剰に生成されたり、ターンオーバーサイクルが崩れたりすると、メラニンを持つ表皮細胞が長く表皮に留まり、色素沈着=シミを引き起こします。実はターンオーバーのサイクルは年齢によって異なります。なぜなら、年齢を経るにつれ、新陳代謝が衰えるから。また、細胞の老化現象により、細胞分裂する能力が低下すること、血行が悪いことも原因として考えられます。40代のターンオーバーサイクルは約55日、50代は約75日周期と考えられています。サイクルが長くなるにつれ、皮膚の再生能力が低下しメラニンの排出機能が衰え、シミができやすくなります。原因3:女性ホルモンバランスが崩れメラニンの生成が高まる女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)がありますが、プロゲステロンには、メラニンの生成を促進する働きがあります。妊娠中や授乳中、そして30代後半になり卵巣機能が衰えてくると、エストロゲンの分泌量が徐々に減少。個人差が大きいので一概には言えませんが、40~50代になるとエストロゲンの分泌量はピーク時の半分くらいになることもあります。これにより、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが変化。妊娠中、更年期にはエストロゲンの減少に呼応するようにプロゲステロンの分泌が増え、メラニンの生成が促進されやすくなります。原因4:活性酸素が増えて肌の老化を促し、メラノサイトを刺激する活性酵素は老化を促す原因物質の一つとされており、活性酵素がメラノサイトを刺激してメラニンが過剰に生成されます。活性酸素は紫外線を浴びることで発生しますが、加齢や喫煙、ストレスなどにより増加。作られた活性酸素をすぐに分解し、無害化する酵素が減ってしまうため、活性酸素が増えてしまいます。まとめシミは肌にメラニンが蓄積することで起こるもの。紫外線だけでなく、更年期に見られるホルモンバランスとターンオーバーサイクルの崩れも主な原因で、40~50代に発生・増加しやすいんですね。また、睡眠不足や過労でもシミが増えるそうです。実はシミにはいろいろな種類があります。どんなものがあるのか、次回から紹介していきます!取材・文/杉田リエ(51歳)大学生と高校生の母。第二子出産を機にフリーライターに。46歳のとき社会福祉士の資格を取り、ケースワーカーとして社会復帰。現在の悩みは教育資金と心&体の健康。愛猫の姿に癒やされます。
2020年07月27日「ダイエットをしても、以前のように体重が落ちない……」「運動をしてもウエストが細くならない」。プレ更年期、更年期を迎える前と同じようなダイエットでは、体に変化が出にくくなってきます。確実にやせたい! プレ更年期、更年期に適したダイエットとは? 産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。ダイエット効率を高める女性ホルモンが欲しい!プレ更年期、更年期になると、女性ホルモンの一つエストロゲンの分泌が急激に減少します。エストロゲンには脂肪の燃焼を促す働きがあり、そのためエストロゲンが減少することで脂肪が燃焼しにくい体になってしまいます。また、エストロゲンの減少により内臓脂肪の分解が弱くなるので、腸の周りの腸間膜に脂肪がたまり、ぽっこりおなか体型に……。ですからプレ更年期、更年期を迎える前と同じダイエット法では体重が落ちにくく、理想とするスタイルの維持も難しくなってくるのです。減少したエストロゲンを補う方法としてホルモン補充療法という更年期障害に対して使用する薬剤がありますが、ホルモン補充療法の効用に「体型維持」や「ダイエット効果」というものはありません。体型維持を目標とするなら、プレ更年期、更年期に適したダイエット方法を試してみましょう。寝ているだけでもやせる!? 基礎代謝で脂肪を燃焼エストロゲンが減少するプレ更年期、更年期。付きやすくなった内臓脂肪を食事改善・適切な運動で落とすことでぽっこりおなかが改善されます。同時に、基礎代謝を上げるダイエット方法も取り入れてみましょう。基礎代謝とは、体温の維持や呼吸・内臓の働きのために必要なエネルギーを消費すること、つまり生命維持のための基本となる身体の代謝のことです。基礎代謝が高い=エネルギー消費量が多いということ。その日に取り過ぎたエネルギーを運動で消費するのは一般的なダイエット法ですが、基礎代謝を上げることができれば極端な話、何もしなくてもエネルギーが消費されるわけですから、体型維持にはもってこいなのです。そんな基礎代謝ですが、プレ更年期、更年期ごろから加齢により、筋肉が減ったり、身体能力が下がったりするなどで基礎代謝が低下してきます。そうなるとプレ更年期、更年期を迎える前と食べる量が同じでも、消費できるカロリーが減っているため、太りやすくなってしまいます。それが更年期太りが急増する原因の一つであるといわれています。基礎代謝を上げる4つの方法基礎代謝は筋肉の量によって左右されるため、筋肉を増やすことが一番の近道! 以下の4つの方法を試してみましょう。①タンパク質とビタミンB1を摂取筋肉を作る栄養素はタンパク質。毎日の食事にタンパク質(肉や魚、大豆製品や卵、乳製品など)と、その働きを助けるビタミンB1(豚肉、うなぎ、きな粉など)を意識して摂取しましょう。②体を温める体温を上げることで消費エネルギーも多くなり、基礎代謝も高くなります。基礎代謝を上げるためには体を冷やさないこと。半身浴や岩塩浴を取り入れたり、しょうがや唐辛子、鶏肉、かぼちゃ、玉ねぎなど体を温める食材を積極的に摂りましょう。③1日1.5〜2ℓの水分をこまめに飲む血液がドロドロになり細胞の水分が減少すると正常なエネルギー代謝がおこなえず、老廃物が体外に排出されにくくなります。体内に老廃物がたまると内臓の機能が低下し、代謝が上がらなくなります。1日の水分摂取量の目安は食事の水分を合わせて1.5〜2ℓ。1度に大量に飲むのではなく、コップ1杯を1日10回程度に分けて飲むのがベスト。④ウォーキングやストレッチなど適度な運動をおこなうウォーキングやストレッチなど、適度な運動をすることで体に酸素が取り込まれ血流が改善、むくみの解消や脂肪燃焼の効率アップにもつながります。忙しくて時間が取れないなら「ながら運動」でOK.。通勤やお買い物のときに、大股で早足で歩く「ながらウォーキング」、洗濯物を干すときに背伸びしたり、調理器具を戸棚から出したりする際、スクワットを意識してしゃがむなどの「ながらストレッチ」、少し意識を変えるだけで続けることができます。基礎代謝アップのため、気合いを入れてジムで筋トレも賛成! でも、ジム通いは途中で挫折する人も多く、ハードな運動でひざや腰を痛める人も……。まずは張り過ぎない運動と、食生活や生活習慣の改善で基礎代謝を高めていきましょう!まとめ運動をして、食事制限をするダイエットは、若いころの恋する乙女なら頑張れるけれど、プレ更年期、更年期世代はおいしい物を食べるのが人生の楽しみの一つ。ダイエットでナイスボディ!とまではいかなくても、寝ているだけでやせるくらいに基礎代謝を上げたいものです。取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月27日運動して脂肪を燃焼させればやせてはいくけれど、なぜかおなかだけは引っ込まない。手足は細くなっても、おなかだけぽっこりというプレ更年期、更年期女子が多くいます。そこで、なぜぽっこりおなかになってしまうのかについて産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。若いころはぽっちゃり、更年期はもってり、その違いは?太った若い人を「ぽっちゃり」という言葉で表すことが多いけれど、太ったプレ更年期、更年期世代は「もってり」「どっしり」。若い人は肌もハリがあってツヤツヤしていてたるんでいる感じがないから、ぽっちゃりにもご愛敬が。でも、プレ更年期、更年期世代はおなか周りがだぶついて締まりがなく、だらしない感じが出てしまいがちに。たとえ若いころと同じ体重でも、この大きな見た目の違いは脂肪の付き方にあります。太ると若い世代は皮下脂肪になり、太ももやおしりがむちむち、俗に言う“洋ナシ型”。一方、プレ更年期、更年期世代は顔やバスト周りがふくよかにならず、おなかばかりがぽっこり。脚や胸はそれほど太っていないように見えるため、丸いリンゴのような体型に見える“リンゴ型”に。このぽっこりおなか体型の原因は、内臓を支えるおなかの筋肉が弱くなることと、内臓脂肪が増えるからなのです。更年期は内臓脂肪の増加を抑える女性ホルモンが減少女性ホルモンの一つエストロゲンは、コレステロールの分解代謝をし、悪玉コレステロールを低めに抑えています。でも、閉経前後の更年期になると女性ホルモンのエストロゲンが減少し、内臓脂肪の分解が弱くなるので、腸の周りの腸間膜に脂肪がたまり、“リンゴ型”に。よってプレ更年期、更年期を迎える前の女性ホルモンが安定していたころと同じような食生活や運動量でいると、内臓脂肪がたまり始め、ウエストのくびれがなくなっていくので注意が必要です! ウエストのくびれが内臓脂肪の目安の一つですが、血液検査の数値でも知ることができます。上記のいずれかに入る場合は、古くは「高脂血症」といわれていた脂質異常症と診断され、積極的な食事改善が必要になります。更年期のぽっこりおなかが気になり出したら、健康診断の血液検査の結果を見ながら、医師に内臓脂肪の状況を聞いてみるといいでしょう。増え続ける内臓脂肪を減らすには?1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、余ったカロリーは脂肪に変換され腸間膜に蓄えられます。これが内臓脂肪。体の奥深くにたまった脂肪は落としにくい気もしますが、実は内臓脂肪は蓄えられやすい半面、エネルギーが不足すると簡単に消費されます。つまり運動で消費カロリーを増やせば、消費される内臓脂肪の量も多くなるわけです。内臓脂肪を減らすなら、有酸素運動を毎日30~60分ほど続けてみましょう。まとまった時間を取れないときは、1日の間に10分の運動を6回など、短時間に分けておこなっても同様の効果を得られます。プレ更年期、更年期世代なら、一番お手軽なウォーキングはどうでしょう。10分あたり30~40kcalを消費できるので、一つ先の停留所や駅まで歩いてみたり移動にエレベーターではなく階段を使ってみたり、意識して体を動かしてみるのも一つ。内臓脂肪を減らすための運動は続けることが大事! 最低でも週に2回以上おこなうのがおすすめです。まとめ激しい筋トレはプレ更年期、更年期世代にはちょっと過酷……。ウォーキングなら、毎日の買い物や犬の散歩などで続けられそうですね。ぽっこりおなかを引っ込めて、しばらくお目にかかっていないウエストのくびれよ、再び!取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月26日プレ更年期、更年期世代のお悩みの一つ“更年期太り”。食べる量は変わらないのに年々体重が増えていくといった理不尽な現象が起きてきます。更年期がもたらすやせにくい体とは? 産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。体重増を招くエストロゲンの減少プレ更年期、更年期を迎えると、卵巣が老化して女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減っていきます。このエストロゲンが規則的に分泌されなくなると、さまざまな不調を感じるようになります。これが更年期症状、その症状が日常生活に支障をきたすほどになると更年期障害と言います。更年期症状には、不眠、イライラ、倦怠感、火照りなどがありますが、太りやすいこと、いわゆる更年期太りも症状の一つです。カロリーを摂り過ぎれば太るのは当たり前ですが、更年期太りでやっかいなのは食べる量が同じでも体重が増えていく、ダイエットをしても体重が簡単に減らない点。その大きな原因が、エストロゲンの減少です。脂肪の燃焼を促すホルモン、エストロゲンエストロゲンは、脂肪の燃焼を促す働きがあります。月経がある時期なら、排卵前のエストロゲンの分泌量の多い時期に筋肉を刺激することで効率的に引き締められるといわれ、ダイエットにベストなタイミング!エストロゲンの脂肪燃焼の恩恵を受けられないプレ更年期、更年期世代は、やせにくい体=閉経前と同じ量を食べていると太る=更年期太りになるのです。さらにたとえ体重変化がないとしても、なんとな~く締まりのないおばさん体型になってしまうことも……。基礎代謝を上げて、脱!更年期太りやせにくい体の原因には、エストロゲンのほかに加齢で基礎代謝量が減っていくことが挙げられます。基礎代謝とは、内臓の機能を作動したり、体温を保つなど生命を維持したりするために必要なエネルギーを消費するカロリーのことです。基礎代謝が高いと、普段の生活をしていてもエネルギー消費量が多いということ。何もしていなくてもエネルギーが消費されるのであれば超ラッキー! また、基礎代謝が高いということはやせやすい体になるので、エストロゲンに頼らずとも基礎代謝を上げれば更年期太りも改善されていくのです。その、基礎代謝を上げるポイントは“筋肉”。筋肉量を増やすことで基礎代謝量がアップし、効率よくカロリー消費をするやせやすい体になっていきます。プレ更年期、更年期世代のダイエット成功は、筋肉にあり!まとめ更年期太りを打破する近道は“筋トレ”ですが、ジム通いに挫折した人も多いのではないでしょうか? ましてや激しい運動をするとひざを痛めるなどの二次トラブルも……。プレ更年期、更年期世代にやさしい無理のない筋トレを日々の生活に取り入れていきましょう。取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月23日更年期あるあるの一つに“更年期太り”があります。プレ更年期、更年期になると女性は太りやすく、いわゆる中年太りのおばさん体型になりやすくなります。なぜ、この時期になると太りやすいの? その体のメカニズムとは? 産婦人科医の善方裕美先生にうかがいました。女性ホルモンのエストロゲンは体型を守る強い味方!プレ更年期、更年期に大きく変化するホルモンの一つに、女性ホルモンのエストロゲンがあります。エストロゲンは卵巣で分泌され、8~9歳ごろから急激に分泌量が増え、20代で高い分泌量を維持、30代後半から減り始め、更年期に急激に減少します。このエストロゲンは妊娠・出産を可能にするための乳房や子宮の発達、女性らしい丸みを帯びた体つきにする作用のほかに、骨や血管を丈夫にし、血糖値を調整するインスリンの過剰分泌を抑制、脂肪の燃焼をサポート。スリムな体型維持を切望するオトナ女子にとって、実にありがたいホルモンなのです。更年期にはエストロゲン量が急降下!美ボディをサポートするエストロゲンを分泌する卵巣にも、悲しいかな寿命があります。その寿命は約50年。40代から卵巣の老化によりホルモンの分泌量が徐々に減り、平均50歳で卵巣の寿命である「閉経」を迎えます。エストロゲンが減少することで脳の視床下部から「エストロゲンをもっと出しなさい!」と指令が出て、卵巣に頑張って分泌させようとします。でも、寿命に向かう卵巣はもうたくさん分泌できません(泣)。頑張って分泌させようとする→分泌できない→脳の視床下部から「もっと出せ!」と指令→頑張って分泌させようとする→分泌できない……、この繰り返しをしているうちに自律神経が混乱し、のぼせ、イライラなどの更年期症状が出てくるのです。ホルモンバランスの崩れから来る更年期太りプレ更年期、更年期を迎えると、なぜ太りやすくなるのでしょう。その考えられる主な理由は以下の3つがあります。・エストロゲンの分泌の低下により自律神経が乱れ、イライラしてついつい食べてしまう・エストロゲンの分泌が低下してくると基礎代謝も低下し、体に脂肪をため込みやすくなる・加齢によって筋肉が衰え、筋肉量が減少。ホルモン補充療法(HRT)が筋肉の衰弱を押さえるという報告があり、エストロゲンの分泌の低下で、筋肉量が低下すると考えられるカロリー消費を上回って食べれば太るのは当然ですが、詰まるところホルモンの崩れが太りやすい体を作ってしまうのです。美ボディをキープ&目指すには運動と健康的なダイエットが大切ですが、ホルモンのケアも大きな鍵と言えるのです。まとめホルモンの崩れが落ち着けば更年期太りも解消されそうですが、更年期太りが終わったからといって、太り続けた体型を元に戻すのはこれまた大変! 更年期だからとあきらめないで、今から更年期に適したダイエット方法で体重増をストップしておく必要はありそうです。取材・文/井上裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2020年07月22日40代になってから、年々、疲れがたまる一方でした。独身のころはひたすら眠ることでどうにか体力を回復していたものの、45歳で結婚をしてからは以前ほどの睡眠が取れなくなり、疲労度は増すばかり。「こんな調子では50代になったら働けなくなってしまう……」と焦りと不安を感じていた私ですが、エクオールのサプリメントを飲むことで疲れを改善することができました。更年期症状とは無縁だと思っていた30代のときに左卵巣に皮様嚢腫(ひようのうしゅ)という良性の腫瘍が見つかりました。嚢腫の中には歯や毛髪などが入っていて、医師いわく「『ブラックジャック』のピノコみたいなもの」だそうです。皮様嚢腫の治療の一環で低用量ピルを服用していましたが、私がお世話になっている婦人科は「45歳以上には低用量ピルを処方しない」という方針だそうで、代わりに別のホルモン補充療法を受けています。40代半ばを過ぎてから、同年代の友人たちと集まると「最近、暑くもないのに汗をかく」「理由もないのにイライラする」といった更年期症状にまつわる話題がのぼるようになりました。ただ、私はみんなが話しているような症状はなく、長年、女性ホルモンに関する治療を受けていることもあり、更年期症状とは無縁だと思っていました。蓄積する一方の疲れは更年期症状かも一方、私が40歳を過ぎたころから悩んでいるのは、疲れでした。20代のころは睡眠時間3時間程度でも平気で、徹夜をしてもすぐに体力は回復していました。それなのに30代半ばを越えたころから睡眠不足がつらくなり、徹夜をしようものなら体調を戻すのに2~3日はかかるように……。40代になってなかなか疲れが抜けないのは、年齢的に仕方がないことなのかもしれないとあきらめ気味でした。そんな状態でもなんとかライターの仕事を続けられたのは、独身だったからだと思います。当時、優先順位の1位は仕事、2位は睡眠のような生活を送っていました。疲れがたまっているときには最低限の仕事をこなしてこんこんと眠り、おなかがすいたらコンビニやスーパーですぐに食べられるものを買う。家事に割く分の時間とエネルギーを仕事に充当するような生活でした。ただ、45歳で結婚をしてからは生活が変わりました。6時台に家を出る夫に合わせて5時半に起きるため、独身のころのように昼近くまで惰眠を貪ることはできなくなりました。料理は毎日、掃除と洗濯は1日置きと、独身のころとは比べものにならないほど家事をこなしています。加えて、結婚を機に都内から郊外へ引っ越したため、取材や打ち合わせに出かける際の移動時間がほぼ倍に。取材から帰ってくるとぐったりと疲れてしまい、30分ほど仮眠を取らないと何もできなくなってしまいました。そんな私に転機が訪れたのは、2020年の1月のこと。取材でお会いした婦人科の女医さんとの雑談のなかで、疲れに関する悩みをお話ししたところ、「更年期にはいろいろな症状が出ますからね」と言われたのです。きちんと診察したわけではないので断言はできないものの、先生のこれまでの臨床経験から、私の疲れは更年期症状の1つである可能性が高いとのことでした。エクオールのサプリメントを飲んで改善先生からまさかの更年期症状を指摘され、「婦人科を受診して、何か治療を受けたほうがいいのでしょうか……」とうろたえる私に、先生はエクオールという成分をすすめてくださいました。エクオールは大豆イソフラボンから腸内細菌の活動によって作られるスーパーイソフラボンのことで、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする成分なのだそう。そのため、更年期症状を和らげる効果が期待できるということでした。ただし、エクオールを体内で作ることができる人は日本人では約2人に1人なのだといいます。そのため、自分がエクオールを作ることができるかどうかを調べるソイチェックという検査があるのだそう。ちなみに、先生は「エクエル」というサプリメントを飲み続けているそうです。「エクエル」には体内でエクオールを作る乳酸菌が配合されているため、ソイチェックを受けなくても飲むだけでエクオールを補給できるそうです。先生自身、更年期症状がラクになり、心身の調子が安定しやすくなることを実感しているとおっしゃっていました。私も早速「エクエル」を飲んでみたいと思い、Amazonにて購入。30日分目安の120粒入りで4,198円(税込み)でした。毎日4粒ずつ飲んでいたところ、1カ月ほどで疲れにくくなったことを実感。都内での取材を終えて帰宅したあと、ちょっと一息入れただけで仕事や家事ができるようになりました。今の調子を維持できるのなら、50代になっても元気に仕事を続けられそうです。まとめ「エクエル」を飲み始めてから自分の体力にちょっとだけ自信を持てるようになりました。そこで、ここ10年ほどで10kgほど増えてしまった体重をなんとかしようと思いたち、長い間放置していたステップ台を引っ張り出して1日に30分~1時間ほど、踏み台昇降を始めました。適度に汗をかくのは気持ち良く、2カ月で体重は2㎏減。体力がついたこともあり、あと8㎏のダイエットに挑戦したいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月21日妊娠、出産を経てアラフォーとなった今、気が付いたら下半身が一回り大きくなりプヨプヨに。若かったころと比べると、明らかにヒップラインはたるみ、太ももにもハリがありません。もう1度、自分の体に自信をつけたいと思い、寝ながら脚を開閉するだけという「足パカダイエット」にチャレンジすることにしました。たるんだ下半身をなんとかしたい!34歳で妊娠し、13kgも太ってしまい、産後に3年かけて12kg戻すことができました。その後も体重はキープできており、ほとんど妊娠前と変わらないのですが、なんとなく全体のシルエットが今までとは違って見える気がします。内太ももをつまんでみると柔らかくプヨプヨとしており、子どものころに気持ち良いと言ってよく触っていた祖母の二の腕の感触を思い出しました。妊娠前の太ももは、ここまでハリがない状態ではなかったはず……。触ると揺れるほどたるんでしまった内太ももを目の当たりにして、「年齢とともに筋肉が落ちてきているせいで、体重が妊娠前に戻ってもボディラインがイマイチなんだ」とはっきりわかりました。このままではやばい!といろいろな筋トレを試みましたが、きついため三日坊主に。気持ちの焦りとは裏腹に意志の弱さから、なかなか筋トレを続けることができませんでした。そんなときに雑誌で「足パカダイエット」の特集記事を読み、これなら私でも続けられるかもと思い、始めてみることにしました。簡単「足パカダイエット」の方法雑誌によると「足パカダイエット」の方法は、以下の通り。①あお向けになり、両ひざをそろえて真っすぐ上げます。床に対して垂直になるように、つま先もできる限りピンっとなるように気を付けました。②上げた両脚をイタ気持ち良いと感じる程度に開き、その後両脚の内側が軽く触れる程度に閉じます。このとき1秒で開き、1秒で閉じるスピーディーな脚の開閉は脂肪を燃焼してくれるため、やせたい人向けであり、筋肉を付けたい人は5秒で開き、5秒で閉じるゆっくりとした脚の開閉が効果的ということでした。私の場合は、下半身に筋肉を付けたかったので、ゆっくり開閉するバージョンに決めました。脚の開閉を1セットとして、10回ほどおこないました。また、呼吸の仕方も重要なようで、脚を開くときに息を吸い、閉じるときに吐くタイミングでの呼吸が効果的ということです。2週間続けてみた結果は…「足パカダイエット」を始めたころは、翌日におしりと太ももがうっすらと筋肉痛になりました。しっかりと効いているということを実感でき、痛くても期待でうれしくなりました。とにかく「足パカ」を毎日おこなうことを心に決めて、テレビを見ながらなど1日のなかでできる時間を見つけては、臨機応変に実行しました。1週間もたつと体が慣れてきたせいか、筋肉痛になることもなくなったため、回数を10回増やし、今までより少し負荷をかけることにしました。2週間、毎日続けてみると、両脚の太もものすき間が少し広くなっていることがわかりました。また、一番変化を実感できたのは、今まで毎日午後になると感じていた足の甲やふくらはぎのむくみやだるさがなくなったことです。思いもしなかった効果を得ることができました。まとめきつい筋トレが続かない私が活路を見出した「足パカダイエット」でしたが、2週間続けただけでも効果を実感することができました。やはり筋トレもダイエットも即効性を求めず、とにかく毎日コツコツと続けることがとても重要だと身にしみて実感しました。明らかに引き締まった脚になるにはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、筋肉の衰えを食い止めるとともに、徐々に理想的な体型に近づけることを期待して、これからも継続していきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月21日去年40代の仲間入りをしたら急にシワが増え、肌にハリがなくなり、少し前までは感じなかった肌の衰えに焦りを感じるようになりました。特に疲れた日などの目元のたるみはしぼんだ風船のようです。加齢とともに現れる肌の衰えに逆らうことはできないのかと悩み、美意識の高い友人に何かいい方法はないかと相談したところ、「ヒアルロン酸マイクロニードル」を教えてもらいました。私にはとても効果があった体験談をお伝えしたいと思います。えっ、針を肌に刺すの?美容の分野でのマイクロニードルとは、ヒアルロン酸などの美容成分を目に見えないくらいの細かな針状に成形したものです。針と聞くと「針を肌に刺すの? 痛くないの?」と最初はびっくりしました。が、針といっても0.1mmレベルの極めて微細なもので、先端はフラットになっており、本物の針のように痛く感じることはないんだそうです。現在、ヒアルロン酸マイクロニードルには、パッチで貼るタイプとクリームの中にマイクロニードルが入っているクリームタイプの2種類がありますが、私が試したのは「HAマイクロマスク」というパッチタイプのヒアルロン酸マイクロニードルです。1回分ずつ購入できて気軽に試せるので、パッチタイプを選んでみました。値段は、1回分の2枚入りで、ネット購入で1,400円(税抜き)でした。しわしわの目元にマイクロニードルパッチをオン「HAマイクロマスク」は目元用で、目頭から目尻のシワがカバーできるほどの大きさのパッチです。商品説明によると、パッチを形成する針状ヒアルロン酸の数は3600本。洗顔し化粧水を塗ったあとにパッチを貼り、その上から乳液、クリーム、美容液を塗って、パッチを貼ったまま一晩置くとのこと。私は、寝る直前に貼ってみました。パッチをシートから取り出し、まずは針部分を指先で触ってみました。ざらざらしたテープという感じで、いわゆるパックのような水分はありません。ネットの口コミを見ると「ピリっと痛みを感じた」と書いていたものもあったので恐る恐る貼ってみます。すると心配していた痛みはまったく感じなかったので、ホッとひと安心。一度貼ったマスクは貼り直さないでと注意書きがあったので、貼る位置を鏡で確認しながら慎重に左右の目元に1枚ずつ貼り、説明書通りに貼ったまま就寝しました。マイクロニードルパッチを一晩貼った翌朝肌にハリが!翌朝のことです。もしかしたらはがれているかもと心配しましたが、シートは取れずにまだしっかり目元に付いていました。ゆっくりはがしてみると、ザラザラしていた針部分がベタベタに変化しています。説明書通りにヒアルロン酸成分が溶けたのだと思います。肝心な肌はというと……ピンとハリが出ていました! これはうれしい結果です。早速洗顔して今までと同じ化粧水、下地、ファンデーションの順で塗ってみました。いつもはたるんだ目元の肌を引っ張りながらファンデーションを伸ばすのですが、今朝は違います。たるみに引っかかることなく伸ばすことができました。まとめマイクロニードルを貼ることにより、手軽に目元のたるみが解消され、数年ぶりにハリのある目元になりました。気になる持続性ですが、なんと数日はハリ感を保っていました。1回分にしてはちょっとぜいたくなお値段だと感じたので、特別な日などのお手入れにこれからも使っていきたいと思います。加齢による悩みは尽きませんが、新しいものへチャレンジしながら楽しんで年を重ねていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月20日私は子どものころから髪の毛が自慢でした。というのも私の髪はサラサラで、クセ1つないストレートヘアだったのです。無造作にバサバサとドライヤーをかけても、くしを通すだけでストンとストレートになる髪質でした。小学生のころは母が毎朝ポニーテールを結ってくれていたのですが、サラサラ過ぎて髪がパラパラと落ちてしまい、ブロック分けして結ぶというように工夫してくれていたのを覚えています。髪を結われながら母に「サラサラできれいな髪だね!」と言ってもらえるのが大好きでした。育児に追われて髪を気にしなくなっていたら…20代のころ、友だちの間ではパーマをかけるのが流行していましたが、髪を傷めたくなかった私はロングのストレートヘアをキープ! 出産するまで髪型を変えずにいたのです。実はちょっとしたあこがれがあり、出産で入院したときのヘアスタイルは、ロングの髪を片耳の後ろ辺りで1本の三つ編みにして肩から前に垂らしてみたかったのです。私の考えるママの理想の姿だったので、いつでもできるようにロングにしていたのです。そのあこがれは長男の出産でかなえられました。その後、40歳前に長女を出産。2人の育児に追われ、次第に髪を気にすることはなくなっていきました。育児中も髪はロングヘアのままでしたが、サラサラと風になびくスタイルではなく、後頭部で束ねるだけの手抜きスタイルに。そして子どもたちが小学校に入学したころ、久しぶりにちょっとおしゃれしてみよう!と思って髪を下ろしてみると、あれ? 手触りがゴワゴワ? 髪がうねうねしてる?と感じたのです。きっと昨夜、適当に乾かして寝ちゃったからだよねとポジティブに考えてみたのですが、ちゃんとドライヤーをして寝た次の日もその次の日もなんだか髪の調子が悪いのです。長年お世話になっている美容師から衝撃の一言ロングヘアって、手抜きにもってこい! 定期的に美容院に行かなくても束ねて置けば大丈夫! いつの間にかそんな感覚になっていて、美容院に行ったのは何年前だろう?というぐらい髪に無頓着になっていました。そこで、数年ぶりに美容室に行くことにしました。私がお世話になっている美容師さんは18歳のときから30年以上のお付き合いで、私の髪質や好みをよく理解してくれています。美容師さんならこの髪をなんとかしてくれる!と思い、早速予約を入れて美容室に向かいました。そこで衝撃の一言を聞くことになったのです。私が「最近、髪のコンディションが良くないのよね」と言うと、美容師さんは「女性はね、生活習慣とか体質の変化で髪質も変わってくるの。40代半ばは更年期だしクセが出ることもあるよ。もう前のようなストレートヘアはできないね」と……ショックでした。とりあえず、クセが目立ちにくいこととロングよりボブのほうが若く見えるよという美容師さんのアドバイスで、人生初のミディアムヘアにしました。でも、もうストレートヘアには戻れないんだと思うと悲しくなってしまいました。「ブロー&スタイリングコーム」に望みをかけてみたアラフィフになって100均美容液にハマった私ですが、もしかして髪の悩みも100均アイテムで改善するかも?との期待で、キャンドウを物色して見つけたのが「ブロー&スタイリングコーム」! “はさんでサラ髪ストレート! ”のキャッチコピーに惹かれて即購入しました。これを使えば昔のサラサラストレートヘアに戻れるかもしれないと期待したのです。使い方はとても簡単で髪をコームに挟んで滑らせるだけ。商品パッケージのイラストでは、髪をコームに挟んで滑らせながらドライヤーを当てていますが、ボブの私にはうまくできませんでした。そこで、髪全体をドライヤーで乾かしてからこのコームで挟んで髪をとかしてみました。商品自体はとても軽くておもちゃのような感じなのに、髪がしっかりとコームに挟まれているのがわかります。挟んだ髪を根元から毛先に滑らせると、髪が引っ張られて伸びていると実感できました。そして使用後は、2、3回挟んで滑らせただけなのにうねっていた髪がストレートになったのです。昔のストレートヘアとまではいかないのですが、ゴワつきがなくなりストンとした感じのストレートヘアになりました。まとめ1度はもう戻れないとあきらめたストレートヘアですが、「ブロー&スタイリングコーム」を使用して、若いころのストレートヘアに一歩近づくことができました。これさえあればゴワゴワやうねうねといった髪のクセも目立たなくなるかもしれないと思い、またロングヘアにしようと髪を伸ばしています。夏場は暑いので髪を束ねることが多いのですが、寒くなる秋冬にはミディアムロングぐらいのストレートヘアを楽しめそうです。それまでに、ドライヤーをしながらでもうまく使いこなせるように練習して、サラサラストレートヘアを取り戻そうと頑張っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月20日毎年、上半期と下半期に分けて“家族4人みんなが買ってよかったと思うものベスト3”を決めています。今年の上半期は、おうち時間を充実させる3つの家電がランクインしました!Android TVで見たいコンテンツにクイックアクセス!まず1つ目はシャープのAndroid TV「AQUOS 4T-C40BJ1」40V型で、購入当時の価格は6万4210円(税込み)でした。テレビは15年以上ぶりの買い替えで、せっかくなのでGoogle TVにしてみました。Google TVはAndroidが搭載されていて、テレビ局が提供する番組以外のコンテンツが簡単に楽しめるというもの。ビデオや音声をストリーミングする、ゲームをする、インターネットを見る、アプリをダウンロードして使うといったことがすべてテレビでできるようになります。NetflixとYouTubeはテレビのリモコンのボタンを押すだけですぐに見ることができます。ほかにはアプリボタンやホームボタンからPrime Video、Hulu、ABEMA、dアニメストアなどのメニューに移動できて、各サービスに登録していれば3秒ぐらいで見たいコンテンツにアクセスできます。わが家では、私が小学生のときによく見ていたアニメや話題になったドラマを現在小学生の子どもに紹介して一緒に見ています。また4Kチューナー内蔵なので、対応番組を見るとその映像美にテレビの進化を感じることができました。圧力IH炊飯器で保温モードでもふっくら炊きたてをキープ2つ目は象印の圧力IH炊飯ジャー「極め炊きNP-BJ10-WA」5.5合炊きで、 購入当時の価格は2万3275円(税込み)でした。10年使っていた同じ象印の圧力IH炊飯器からの買い替えです。きっかけは家族からの「なんかご飯が硬い……」という一言でした。炊きたてはいいのですが、保温モードにしていたり、冷蔵庫に保存して温め直したりしたものだとイマイチのよう。親世代からの価値観で「壊れていないならもったいない」という気持ちがありましたが、長年使って内釜も傷ついてきたし、ここは「より良い食生活のため」と買い替えに踏み切りました。新しい炊飯器は水分の蒸発を抑え40時間までおいしく保温できるもので、実際に試してみたら保温モードで40時間後もご飯がふっくらで炊きたてのようにモチモチ! 製品説明を読むと「炊飯器の底のセンサーが保温中の温度をコントロール。水分の蒸発を抑える」とあり、保温に自信のある製品のようです。家族からもおいしいと大好評。わが家は白米好きが多く、多めに炊いていつでも食べられるようにしているため、ライフスタイルにぴったりの炊飯器でした。小学生の息子がいつ「ツナマヨご飯を食べたい!」と言い出しても、さっと炊きたてのご飯を出せています。眼精疲労を軽減。大きくて見やすいPCモニターディスプレイ3つ目はiiyamaのモニターディスプレイ「XU2493HS-B3」23.8型で、 購入当時の価格は1万5181円(税込み)でした。 ともにアラフォーの私と夫が共用で使っています。20代のころは2人ともデスクトップパソコンを使っていました。30代になると、ノートパソコンの性能が上がり、使い勝手も良いため、ノートパソコンを使うようになりました。しかしながら、40代になると眼精疲労や老眼の症状が出始め……。そこでノートパソコンに接続して、2画面として使えるPCモニターディスプレイの購入に踏み切りました。ノングレアで光沢がないため、目にやさしいです。ノートパソコンでメールや指示書を表示して、大きいディスプレイを実際の作業画面としています。私の場合は、そちらでデザインのレイアウト作業をしています。職場によっては、デュアルモニタで画面を並べて仕事ができるところも多いです。その環境を家庭にも導入したことで、リモートワークがはかどるようになりました。また、ノートパソコンにDVDプレイヤーをつなげれば、PCモニターディスプレイでDVD鑑賞ができるので、テレビの取り合いがなくなり平和になりました。まとめこれまで、家電は「壊れて使えなくなったから買う」「どうしても必要で、これまで持っていなかったから買う」という事情で購入していました。今回のベスト3は、そのどちらでもなく「少し気になっていて、買うきっかけがあれば……」「今後を考えると必要になりそうだから」といったものでした。アラフォー以降からの買い物は、そういった基準も大切になってきそうだと感じたできごとでした。実際に買ってみたら、生活満足度が大幅に向上しました! 今年の下半期ベスト3が決定しましたら、またお知らせします!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月20日去年の冬、はいていた靴下を脱いだら足首にくっきりと靴下のゴム跡が。靴下は小さいころからよくはくほうです。細かくチェックしていたわけではありませんが、よほどサイズが合わない靴下をはかない限り、ゴム跡はつかない認識でした。このとき私は44歳。そのため「老化が原因なのかなあ」と思ってショック! ただ、同時に脚の疲労感も気になったので、ネットで調べてみるとゴム跡の原因が脚のむくみである可能性が浮上しました。靴下のゴムの跡で足首に凹凸が!そのときはいていた靴下は、薄手のもので決して締め付けるようなものではありません。正直、「これでゴムの跡が付くの?」と疑問に思うほどでした。それにもかかわらず、足首にゴムの形がそのまま付いていて、手で触ると皮膚の凹凸がわかるほど。へこんだところが少し赤黒っぽくなっていて、見た目もちょっと気持ち悪い……。2時間するとゴムの跡は消えており、いつもの足首に戻っていました。「う~ん、たまたまだったのかな?」と思ったのですが、次の日に靴下を脱ぐとやっぱりゴム跡が出現。そのほか、靴下をはいて床に座っていたら、脚に靴下のメッシュの跡が付いていたことも。体重がかかって付いた跡のような感じでした。このように、靴下のゴム跡が付いては消えるの繰り返し。ゴム跡だけならそれほど気にしなかったと思います。しかし、このとき私は脚の疲労も気になっていました。仕事で立ち仕事はそれほどないにもかかわらず、家に帰ると脚が重たくなる感じがあったのです。そこで、脚の疲労と靴下のゴム跡に何か関係があるのではないか? そう思うようになりました。靴下のゴムの跡が付く原因を調べてみたそこで、靴下のゴム跡の原因をネットで調べてみることにしました。検索キーワードは「靴下ゴム跡原因」。すると、想像していた以上にいろいろな情報が出てきました。ざっとタイトルだけ見ていくと気になるキーワードが。それが「むくみ」です。サイトの1つをのぞいてみると、脚のむくみをチェックする3つのポイントが紹介されていました。1つがすねの内側を押すと白っぽい跡が付く、もう1つが脚の内側を押したときに元に戻らない、そして最後にあったのが、靴下のゴム跡がくっきり付くでした。人間の体は体重の50~70%は水分(体液)でできており、その分布のバランスが悪くなってある箇所にたまると、むくみの症状が出てくるそうです。特に40代になると、女性ホルモンが少なくなりバランスが崩れることから、むくみやすくなるという情報も見つけました。私自身は、むくみが気になったことはありませんでした。正確には気が付いていなかっただけなのかもしれません。なぜなら、太っていることとむくんでいることを区別できていなかった可能性があるからです。いずれにせよ、靴下のゴム跡の原因がむくみである可能性が浮上してきました。ストレッチ&マッサージで靴下のゴム跡は改善病院の診察を受けているわけではないため、靴下のゴム跡の原因がむくみであるとは言い切れません。ただ、体が冷える、運動不足になるなど冬はむくみの原因が増える季節らしく、ストレッチやマッサージで改善できるという情報でネット見つけたので、チャレンジしてみました。むくみを解消するため、つま先を上げたり伸ばしたりするストレッチを開始。椅子に座ったままできるので、思い立ったときにするようにしました。最初はなかなかつま先が上がらずびっくり。つま先を上げ下げすると脚が心地よく刺激され、気持ち良さから習慣化できました。もう1つが、お風呂に入ったときに脚をお湯で温めながらマッサージすること。足首、足の指の間、足裏を中心に、疲れを感じるところを押したりもんだりさすったり……。マッサージのあとは、脚が軽くなりすっきりする感じがしました。こちらも気持ち良さから、お風呂に入るたびに続けられました。この2つを2週間ほど継続。すると気になっていた靴下のゴム跡は以前より薄くなり、疲労感も改善されました。まとめ靴下のゴム跡が付いた原因が脚のむくみであるかは今でもわかりません。ただ今では、靴下のゴム跡も足の疲労感も特に気にならない状態です。とはいえ、むくまないように予防することも大切だと思い、1日1回は必ず脚のストレッチとマッサージをするように心がけています。なかなか治らないときは体の不調のサインという可能性も考えられるため、靴下のゴム跡が付いていないか注意して、きちんと受診したいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年07月19日新型コロナウイルスで毎日の生活が一変してから、早数カ月……。困ったことや心配なことがたくさんありますが、なかでもビミョーにイヤなのが「マスクをつけているとおしゃれしにくい問題」です。BBA塾第18回でイヤリングをつけるのを楽しんでいることを描きましたが、今はちょっとお休みしてネックレス生活を送っております。アルバイト先の職場に、手作りのかわいいマスクを作って上手に洋服とコーディネートしている方がいて、顔が下半分隠れる分アイメイクを丁寧にしていて、その様子もすごくすてきだなーと思いました。おしゃれなんて二の次なのはわかっているんです。でもマスクして、衛生面に気をつかって、あれこれ心配して……とやっていると、なんだか心がガサガサしてくるんですよね。マスク生活が長丁場になりそうだからこそ、生活のなかでささやかな潤いやおしゃれ心を大切にしていきたいです。
2020年07月16日