底冷えする寒さとなった1月中旬の午後2時、都内有数の高級住宅地に1台の車が止まった。運転していたのは、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦(35)。長男(1)を抱いた妻・福田萌(32)とともに、幼稚園に通う長女(4)を迎えにやってきたのだ。 「現在、長女は有名私立幼稚園に通っているんです。ここはいわゆる“お受験”幼稚園と違って、園児をのびのびと育てる方針をとっています。それが注目を集め、毎年定員の5倍を超える入園希望者が殺到しています」(教育関係者) 中田は慶應義塾大学卒で、福田は横浜国立大学卒という“高学歴夫婦”。だが中田はインタビューで「子供にお受験をさせたくない」と告白。最近では独自の育児方針が話題となり、イクメンキャラとして人気を博している。 「中田さんは、妻の“ワンオペ育児”にも持論を展開。週1の休みを確保するだけでは、妻の負担は減らない。休みを確保するため、残り6日に仕事を詰め込んでしまうから。その間、妻は楽にならないというのです。結局夕食を作る夕方から寝かしつけるまでの時間帯が大変だと分かったため、彼は夕方以降の仕事を入れないようにしたそうです。こうした“新しいイクメンスタイル”が、主婦層にウケているのでしょう」(芸能関係者) この日も中田は妻と幼稚園のお迎えをするなど、育児参加。送迎バスの停留所付近に高級外車で乗り付ける主婦たちも多いなか、彼が乗っていたのは“国産のファミリーカー”だった。 「独身時代は『犬なんて欲しくない』『車の免許も欲しくない』と語るなど、自分の美学を貫いていました。しかし“恐妻キャラ”の福田さんが希望したため、犬を飼うことに。さらには免許まで取得するなど、すっかり“絶対服従”状態となっています。でも、中田さん自身もそうした“いいパパ”になることを喜んでいるようです」(前出・芸能関係者) まさに夫のかがみのような中田。だが恐妻の前では、タジタジのようで……。幼稚園のバスが到着しようとするなか、中田は車を切り返していた。駐車が上手くいかないようだ。何度も繰り返すが、パーキングスペースからはみ出してしまう。苦闘は10分近く続いた。 そんな夫の“失態”にイラっとしたのか。福田は長男を抱いて停留所へ。ママ友たちに声をかけると、和気あいあいムードで話に花を咲かせていた。いっぽう、ようやく駐車を終えた中田はすっかり疲れ切った様子。しかしバスが到着して娘が下りてくると、嬉しそうに「お帰り!」と手を振っていた。“恐妻”を満足させるのは、楽ではなさそうだ――。
2018年01月24日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。少子化と言われて久しいですが、たとえ子どもがひとりであっても子育ては親にとって楽なことではありませんね。それに一般のご家庭では、夫婦のうちどちらかが家計を担い、どちらかが家庭を守るというパターンは少なくなっています。共働きの場合、理想をいえば家事も育児も仕事を分担しているのと同じように分担したいところですね。しかし現状では、やはりママの家事育児負担の割合が多いという声がよく聞かれます。では、一般の家庭とは違う働き方の芸能人のご家庭ではどうなのでしょうか。今回は5人以上のお子さんがいらっしゃる芸能人のご家庭の子育て事情を詳しく見ていく中で、一般家庭でも参考にできることがないか探していきます。●『イクメン』を浸透させた先駆者、つるの剛士さん子だくさんの芸能人と言えば、個人的にはつるの剛士さんを思い浮かべます。つるの剛士さんで印象的だったのは、第4子となる3女が誕生するタイミングで育児休暇を取ると発表したことでした。一般のサラリーマンと異なり、仕事が保証されていない芸能人の方々が育休を取ることに業界では批判的な意見が多かったそうです。しかし世間では、つるのさんの愛と勇気あふれるこの行動に賞賛の声が相次ぎましたね。つるのさんの奥様はその時すでに3人の子育て経験があったわけです。なので、もし仕事に邁進して家庭のことを顧みる余裕をもっていなければ、奥様が子育てについてどんな苦労をしているかを知る余地はなかった でしょう。むしろ『4人目だから余裕だね』と考えたかもしれません。でも、つるのさんは奥さまのことをちゃんと見ていました。だからこそ、4人目の子育てはこれまでよりも大変になると理解していたのです。事務所に相談しなかったことで、業界的には責められるところもあるのかもしれません。しかし結果的に育休を取ったつるのさんのお仕事が復帰後に途絶えることはありませんでした。そして、つるのさんは6年後、第5子の出産に際して再び育休を取りました。●つるのさんのブログに子育てのヒントがあふれているつるのさんの素晴らしいところは、『子育てってこんなに素晴らしい!』『育休サイコー!イクメン、サイコー!』といった情報を一切発信しなかったことです。二度目の育休中に切々と発信されたSNSからは、子育ての苦労が伺えるものばかりでした。つるのさんのブログから引用すると、**********完全に家の中が中心になりエプロンが私服、戦闘服と化した一ヶ月。気づいたら一度もヘアセット、コンタクトレンズをしなかった一ヶ月。殆ど人にも会わず毎日家族と一緒だった一ヶ月。。今は早く仕事したい気持ちと正直寂しい気持ちとで心中裏腹です。**********これを読んで、共感しないママさんはいないのではないでしょうか。人に見られるのがお仕事の芸能人の方なら、発信する情報をいくらでもコントロールできます。良い面だけを見せることもできるはずです。それなのに、なりふり構わず子育てに奔走している姿勢を見せた ことが、つるのさんの芸能人としての商品価値、つまり好感度を急上昇させることになりました。つるのさんはご自身のブログで、以下のように子育ての苦労をタグで綴っています。●#プリントを朝出すな2回目の育休当時、プリントを出すお子さんが3人いらっしゃいました。ひとりでも出し忘れると悲劇ですね。●#コップなるべく洗いたくないから回し飲みお子さん4人がそれぞれにコップを使うと、コップだけでシンクがいっぱいになってしまいます。わかり過ぎます。●#残してきたら泣く早朝に起きてたくさんのお弁当を作るわけですから、残さず食べて欲しいですよね。●#父乳出ろ出ろ出ろ新生児の子育てに関してパパさんたちが最もハードルが高いと感じるのがこの問題です。ママさんにとっても哺乳瓶の消毒や洗浄は意外と面倒ですよね。●#何度も言うが人の料理が食べたい子だくさんのご家庭じゃなくても常備菜を作ったりお弁当の下ごしらえをしていると、キッチンにいる時間が一日の中で最も長かった、ということがあります。なのに、作っているのはほとんど家族のごはんというわけです。●#時間に追われて目的達成できない消化不良感やりたいことや、やらなくてはいけないことはたくさんあるのに、疲れて身体が動かない、ということが個人的に一番多いパターンです。ワーキングママさんはやることが多すぎて単純に時間が足りない、というパターンでしょうか。●#いつも楽しむための発想の転換子どもが汚してしまっても、怒りたくなっても何とかこの惨憺たる状況を楽しもうと努力するんです。怒りたくて怒っている人はいません。●#帰って来たらこっ酷く叱る!いつも楽しみたいと思っていても、怒らないといけない状況もあります。怒っても良いと思います。親だって人間ですからね。つるのさんのようにまずノートなどに書くようにするとちょっと怒りが治まるのかもしれません。#寝て#泣いて#おっぱい飲んで#ブリブリブリ〜#吐いて#寝て、、#エンドレスこれぞ新生児ですが、一時も休めないのが困るところです。どんな表情でも新生児は可愛いですけどね。----------子育てにお手本はありません。お隣さんやお友達がうまく行っている方法でも自分と自分の子どもに通用するかは分かりません。自分で自分と子どもなりの子育ての方法を模索していくしかないのです。つるのさんのおかげで芸能人ですら、一般の私たちと同じように子育てには苦労しているとが分かりましたよね。また、隣の芝生は青く見えること、ストレスを吐き出す場所が不可欠 なことも分かりました。大切なことは、子育てをする人が自分らしくいることと、子どもに『愛してるよ』と日々の行動や言葉で伝えてあげることだと思うのです。【参考リンク】・つるの剛士 公式ブログ – 一ヶ月の家庭休業(育休)を終えて。 – Powered by LINE・「育休で気付いたこと」一ヶ月つるの剛士さんが書き綴ったリストに共感の声 – grape [グレイプ]
2017年11月01日「まだ母親になって5年目。学ぶことが多いですし、必死です」 女優の黒木メイサ(29)が、10月1日に都内で行われたイベントで、子育てについてこう語った。黒木といえば、今年6月に赤西仁(33)との第2子が誕生したばかり。 夫のことに話が及ぶと、「(赤西の協力が)大きいです。それがないとたいへんなことになっちゃう」と感謝を口にしていた。2児のパパになり、ますます“イクメン”ぶりが加速しているようだ。 そんな彼の奮闘姿を本誌が目撃したのは、10月中旬の朝8時過ぎのこと。都心にあるインターナショナルスクールの校門前に、長女(5)を乗せた赤西のワンボックスカーが停まった。車から降り立った長女は、赤西の頬に“行ってきます”のキス♪そして、「パピー、バイバイ!ラブユー、パピー」と手を振りながら、元気に登校していった。 愛娘を送り届けた後、赤西は外国人男性が運転する車で千葉方面へ移動。1時間ほどかけて辿り着いたのは、船橋にある家具量販店「IKEA」だった。駐車場に車を停めた一行は、エスカレーターで2階の家具売り場へ――。 「赤西さんは、一緒にいた外国人と流暢な英語で会話していました。ジェスチャーを交えて話す雰囲気は、まるでラッパーみたいでしたね(笑)」(居合わせた客) 巨大なカートを押しながらショールームで家具選びを始めた赤西。すると、ソファーやベッド、テーブルなど、目に付いた商品を次々にスマホで撮影していく。 「撮った写真を奥さんにメールで送信していたようです。そのうち電話がかかってきて『これ、買ってもいい?えー、ダメなの』って、お伺いを立てている感じでしたね」(前出・居合わせた客) しっかりと妻の承諾を得たのか、大量の商品をレジまで運ぶ赤西はご満悦の様子だ。会計を済ませ、駐車場に戻ってきたところで記者が声をかけた。 ――今日はお買い物で? 「ええ、はい」 ――2人目のお子さん、おめでとうございます! 「ありがとうございます」 ――メイサさんが満点パパだと褒めてましたね。 「いえいえ、そんなことないですよ(笑)。ただ普通にやらなければいけないことをやっているだけですから」 そう謙虚に答え、笑顔で車に乗り込んだ赤西。イクメン生活は、赤西を大人に変えたようだ。
2017年10月26日楽しそうだけれど、大変なことも多そうな双子ちゃんの出産・子育て。何より、一度に2人を育てなくてはいけないのですから、おむつ交換も授乳も同じタイミング。両親の負担は倍になるでしょう。しかし、それ以上にうれしいこともいっぱい! そんな双子ならではの幸せエピソードを集めました。■双子の子育てで、夫がイクメンに変身!「2人目が双子だと判明したとき、長女はまだ小さいし、私たちの両親は遠くで暮らしているからサポートも期待できない…。そんな中での出産は不安でしたが、生まれてみれば何とかなるものですね。おむつ交換は夫と2人でできますが、授乳を同時にやるのは大変! 長女と同様に完全母乳にしたかったけど、途中であきらめてミルクも併用しました。これといったトラブルもなく、順調に育っています。もう一度、双子を育てたいかと聞かれたら、胸を張って『ハイ!』というほどの元気はもうないけれど(笑)、長女の時には育児にあまり積極的ではなかった夫が協力してくれるようになったのはうれしかったですね。というか、協力せざるを得ない状況だったのですが(笑)。今では家事も手伝ってくれるようになりました」(40歳・小学1年生のママ)双子はお世話のタイミングが同時にやってくるから、忙しさも倍になります。夫婦が協力しなくてはうまくいきませんが、このような環境で夫がイクメンになってくれれば結果オーライかも?■大変さも二倍だけど、人のやさしさを実感するのも二倍「双子用のベビーカーは便利ですが、意外と操作が大変なんですよ。成長するにつれて重くなってくるし。体力のない私はフラフラしてしまうことも多かったです。でも、そんなときに見知らぬ人が声をかけてくれました。『大丈夫ですか?』と一言あるだけで、心がとても軽くなった気がします。電車などでも『双子ちゃん、かわいいわね』と声をかけてもらえたりして、人のやさしさを感じられる機会を得られたのはうれしかったですね」(42歳・小学3年生のママ)今の日本は子育てママに冷たいなんて言われることもありますが、こうした温かい触れ合いもあるんですね。 ■「違い」を見つけるのも、双子子育ての醍醐味!「うちは一卵性だし、見た目は瓜二つ。話せるようになると同じタイミングで同じ言葉を発したり、双子ならではのシンクロを見たときには感動しました。そして、何よりもペアルックがかわいすぎて、たくさん洋服を買ってしまいます。何もかもそっくりな双子ですが、同じように見えてもそれぞれ個性があるし、成長の違いもあるんです。2人とも電車が好きですが、長男は新幹線、次男は地下鉄というように、ちょっとした違いも楽しめます。まったく同じことに興味を持つわけではないので、それぞれに合わせて仕入れる子育て情報も倍。その分、いろいろなママと話を合わせやすくなりました」(33歳・6歳児のママ)そっくりだからこそ、ちょっとした違いを発見したときの喜びは大きいのかもしれません。■効率重視のほどよく手を抜く家事・育児に開眼!「専業主婦ということもあり、家事はきっちりこなしたいタイプでしたが、双子が生まれてからはそんなの無理! いかに効率的にこなすかが勝負なので、多少のことには目をつぶれるように。おかげで適度に力を抜く方法を覚えました」(38歳・3歳児のママ)何もかもパーフェクトを求めていたら、ママの体がもちません。無理をしないで、できることからこなしていけばいいですよね。双子ママはみな、「こんなに大変だと思わなかった」「将来は教育費が心配」などと口をそろえますが、双子を産んだことに後悔はまったくないのだとか。それ以上に毎日、新しい発見があって楽しいといいます。これも双子ママにしか味わえない特権ですね!
2017年10月25日こんにちは、佐原チハルです。ママ・パパのみなさま、“子ども”のことは好きですか?ご自分のお子さんということではなく、“子ども一般”のことです。「子ども嫌い」と言ってしまうとあまり印象はよくないかもしれませんが、嫌いまではいかなくとも「ちょっと苦手で……」という人もいるでしょう。そんな中で言われるのが「自分の子どもができたら変わるよ!」という言葉。これって本当なのでしょうか?今回は、「子どもが好きじゃなかった」けれど自分の子どもができたというママ・パパに、心境の変化について聞いてみました。●「ものすごく変わった!」というパターン『以前の自分が信じられないです。子どもって本当にかわいいなって思います』昔の自分のことを思い出すと笑っちゃうんですよ、といいながら話してくれたのは、3歳の子を持つパパさん。『妻が妊娠したときも、「20年、いやとりあえず15年くらいは耐えよう……」って覚悟してたんですけど、問題なかったです』とのこと。ご夫婦で同じ職場に勤めていることもあり、ママさんが休みにくい勤務体制であることを理解していたため、率先して育児休業を取得し、お子さんが生後半年から1年のころはほぼ“ワンオペ育児”の時期を過ごしたそう。『離乳食も夜泣きの対応も、ほとんど俺がどうにかしましたよ。あの時期のおかげで、いろいろ自信がつきました』お子さんが生まれたことをきっかけに、驚くほど子どもへの見方が変わった というこちらのパパさん。子どものことは“尊敬”しているのだそうです。『驚くほどいろんなことを覚えて、いろんなことに気づいて、日々成長してるっていうのがすごくわかる。子どもの成長ってすごいんですよ。言葉は追いつかなくても大人のことよく見ていろいろわかってもいるし。すごいんです。自分の子はもちろんですが、他の子どもたちのことを見ていても思います。みんなすごいし、みんな本当にかわいい』筆者はこのご夫婦のママさんの方と友達なのですが、『激変としか言いようがなくてすごく驚いている』と今でも時々言っています。『子どもが生まれても、子ども嫌いな人は嫌いなまま別に変わらないのが普通、って周りの人たちを見て思っていたから、びっくり。私はラッキーだった』とのこと。こちらのママさんは、現在第2子を妊娠中。パパさんの“イクメン”ぶりを見て、これなら大丈夫そうだと思えたのが2人目を積極的に考えられた理由だそうです。子どもと遊んでいるだけ、ちょっと手伝うだけといった“なんちゃって”ではないイクメンパパたちの存在は、少子化対策のためにも重要ですね。●「嫌いなのは子どもじゃなかった」と気づいたパターン『ずっと子どもが嫌いだと思ってたんですけど、思い違いだったなってことに気づきました』こちらは、現在1歳のお子さんを育てているママさんの言葉です。こちらのママさんには8歳ほど歳の離れた妹さんがいるのですが、ご両親はお店を持っていたため忙しく、小学生のときから妹さんのお世話をするのでとても大変だったそう。遊びに行く暇もあまりなく、勉強よりもお世話が優先。ワガママで、すぐに泣き、何かと騒がしい妹さんのことをとても疎ましく思っていたそう。『今から思えば、赤ちゃんとか歳の小さい子がすぐ泣くのもワガママなのも騒がしいのも、別に普通なんですよね。私が嫌だったのは、妹じゃなくて両親 の方でした。いろいろ仕方がなかったんだろうってわかってもいますが、私に子守をさせたこと、私の学校生活とか友達と遊びたいとか勉強がわからなくてツラいとか、そういうのを助けてくれなかったこと、それがツラかったんです』自分が親になり、親として子どもを育てる中で、そのことに気付いたそうです。親になって初めて気づけるのは、何も子どものことばかりではありません。子ども時代の自分の気持ちや自分の親について、改めてわかることもあるでしょう。『子どもが嫌いなわけではなかった』と気づけて、こちらのママさんはとても気持ちが楽になったそうです。子どもが好きではないという方は、そうなった理由について、自分の気持ちを振り返ってみてもいいかもしれません。●「子どもが苦手なのは変わらなかった」パターン『正直なところ、今でも子どもは苦手です』そう話してくれたのは、4歳の子を育てるパパさんです。共働きのご夫婦ですが、パパさんの方が在宅でのお仕事のため、子どものお世話をする割合は多いそう。『自分の子どものことはもちろん好きですし、かわいいですけど、子ども全般は苦手なままですね。自分の子どものことだって、子どもだからかわいいとかはなくて、うちの子だからかわいいだけ というか』以前は『子どもが苦手な自分が親になるなんて大丈夫だろうか』と不安を抱いていたそうですが、今では『子どもが得意かどうかってそれほど関係ないな』と思うようになったそうです。『子どもが苦手だって意識があるからこそ、自分の子どものことをよく見て、この子にはどうするのがいいのかなっていちいち考えるし、妻にも相談するから、一緒に育ててるなって実感も持てるようになる。子どもが苦手なのって、子育ての上で悪いことばかりじゃない 気もしています。子育てって、単純に義務と責任だよなって思いますし。逆に“子どもが得意”って何だよ、とも思います。子どもって、そんな甘いもんじゃないでしょう』苦手・不得意を自覚することや、その上で誰かに頼るというのは、難しいことも少なくありません。しかしパートナーに相談ができ、一緒に子育てできる環境が作れているというのは、とても素晴らしいことと思います。苦手であろうとなかろうと、親として、子どものことはしっかりと見て考えていくことが重要なのですね。----------以上、いかがでしたでしょうか。子どもが好きじゃない・苦手だという場合、日々の育児がツラいこともあるでしょう。「子どもが大好き!」という人であっても、大変なことも多いのが育児です。そんな中、子どもへの尊敬の気持ちを見つけたり、子どもを苦手と感じていた理由を見つけて処理できるようになったりして、苦手なままでも保護者としての責任を果たしている人たちがいるというのは、とても心強いことです。子どもを育てていく上で大切なのは、子どもを好きか・嫌いか、ということではなく、責任感やパートナー同士の協力、自分にできないことをフォローするための対策を見つけ出してくることなのかもしれません。●モデル/赤松侑里●ライター/佐原チハル
2017年09月29日昔と違い、最近では父親が育児に参加することが当たり前になりつつありますね。イクメンという言葉もすっかり定着してきました。しかし、一方では慣れない育児に戸惑ったり、ママから厳しい言葉を浴びせられることで“イクメンブルー”に陥ってしまう人も増えてきていると言われています。そこで今回は、パパを“イクメンブルー”に追い込むママの特徴についてご紹介いたします。●(1)仕事との板挟みを理解しない『はじめは僕自身も積極的に子育てに参加するつもりだったのですが、会社が忙しくなって帰りも遅く、疲れてなかなか子どもの世話をすることができませんでした。そんな僕を見て妻は、「もっと早く帰ってきてよ!あなたの子なのよ!」と毎日のように怒鳴り散らす日々。夫婦仲も悪くなって「子どもなんて生まなきゃよかった 」と本気で思った日もありました』(38歳男性/営業)子どもの世話を一人でしているママからしてみれば、毎日のように帰りの遅いパパにイラつくのは仕方がないことです。しかし、それが遊んでいるわけではなく、会社の都合でそうなっている場合は安易にイライラをぶつけてしまうのは酷かもしれません。帰ってくるたびに文句を言っていては、パパとしても「家に帰りたくない」「子どもが負担」という意識が芽生えてしまいます。●(2)間違いばかり指摘する『うちの妻は、私が家事育児をするたびに毎回細かいところに文句をつけてきます。もちろん僕が悪い場合も多いですが、中にはどうでもいいようなことでもキレられているので、「ストレス発散したいだけじゃ? 」と毎日が憂鬱です。そんなに言うなら一人でやってくれって感じです』(35歳男性/通信)女性と違い、男性は家事や育児を行う際に「手伝ってあげている」という意識を持っていることが多いです。そのため、家事育児のことで厳しい指摘を受けると「手伝ってあげたのに」と落ち込んでしまうもの。ちゃんとしたイクメンに育てるためには、感情をうまくコントロールしてあげる必要があります。●(3)育児方針を勝手に決める『妻は子どもを自分の思い通りに育てたいという気持ちが強く、私の意見を一切聞きません。しかも、しつけや進路などの考え方が真逆なので何度もケンカになります。そのくせ、家事育児は参加しろと言ってくるので全くやる気が起きません。毎日妻の言う通りに子どもを育てて家事をやって……まるで奴隷のような気分 です』(41歳男性/販売)ママにとって子ども以上にかわいく大切なものは存在しません。そのため、子どものよりよい成長を思うあまりつい頑固になってしまうこともあります。自分の「子どもはこう育てたい」という気持ちも大切ですが、パートナーの気持ちも尊重してあげることが大切です。●夫をイクメンブルーに追い込まないために毎日のように家事育児、人によっては仕事もこなしているというママは、「イクメンブルーなんて甘えだ」と思ってしまうことでしょう。しかし、だからといって敵対意識を持っていてはパパのイクメンブルーを加速させるだけです。まず大切なのは、パパの苦労も理解してあげる こと。パパは一家の大黒柱として働いていますから、仕事と育児の折り合いをつけるのが大変なこともあります。また、女性に比べて親としての自覚も薄い傾向にあるため、慣れない育児に戸惑うことも多いです。そういった背景を理解してあげながら、育児参加を促してあげるようにしましょう。頭ごなしに怒るだけでは相手は動いてくれません。また、家事育児の役割分担も決めておくようにしましょう。最初はママの割合を多めに設定して、徐々にパパの負担を大きくしていくのがいいと思います。ハードルを少しずつ上げていくことで、モチベーションを維持させる のです。さらに、最も大切なのは“感謝”すること。「自分の子どものことなんだから、やって当たり前」と思うのも無理はありませんが、そこはぐっとこらえて「ありがとう」と言ってあげましょう。人は誰かの役に立っていると実感することでモチベーションが高まります。感謝の言葉をかけるということは、何気ないことのように思えて実はとても重要なことです。----------子どもが生まれると夫婦にすれ違いが生じてしまいがちですが、お互いに協力して大変な時期を乗り越えるようにしたいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/TOYO、香南
2017年09月08日フランス・パリで一緒に暮らす息子(13)との日々を綴る本誌連載『ムスコ飯』では、料理上手な“イクメン”ぶりを披露している作家の辻仁成さん(57)。いっぽうコラムニストの室井佑月さん(47)も本誌連載『ムロイの闘う「お財布」』で17歳のひとり息子の子育ての苦労話を吐露し、主婦たちの共感を呼んでいる。 共通点がありながら意外にも2人は初対面だという。そんな彼らが今回、子育ての合間を縫って居酒屋で待ち合わせ。グラスを傾けながら、子育てについてじっくり語り合ってもらった。 室井佑月さん(以下、室井) 辻さんのところはすごく親子仲がいいですよね。うちのは大暴れしていた反抗期は過ぎたんですが、今はほとんど会話がない。一緒にいても息子は“置物”と同じ。私はそれに向かって、ガーガー言い続けているだけ(笑)。 辻仁成さん(以下、辻) 反抗期は大変でした? 室井 小学校5~6年生のときがいちばんひどかった。親の言うこと絶対聞かないし、何度「出ていけ!」と怒鳴ったか。「着ている服は武士の情けだ、くれてやる!」って。実際に中学校のときには何度か家出しているし。 辻 はげしいな(笑)。うちは、静かに怒る感じ。朝、黙って起きてきたから「なんで挨拶しないの?」というと、「おはよう」と返してくれるレベルなんですよ。 室井 辻さんの息子、3日ぐらいウチに預けない?鍛えてあげます(笑)。 ‘01年に室井さんが、’14年には辻さんがそれぞれ離婚。子供との二人三脚の生活をしている。2人の話題は父子家庭、母子家庭での子育てについて広がっていく。 室井 私はシングルマザーで、つくづく良かったと思っているんです。気を遣うような人間が家にもう1人いたら、これほど息子に時間を割けなかったと思うから(笑)。 辻 でも母子家庭や父子家庭の親は、僕を含めてみんな迷っていますよ。子供に対して少なからず負い目を感じているから……。 室井 私も迷って育児書を読み漁りました。けれど、書いてあることがバラバラで。放任ではいけない、かといって過保護でもいけない。専業主婦がいいとか働いたほうがいいとか……。惑わされないほうがいいと思ったの。 辻 子供といると自分自身が育てられることが多い。“育児”は、親も一緒に育っていく“育親”でもあるんだよね。シングルファザーになって、チャンスを与えられているなといつも思います。息子には僕しか頼れる存在がいない。これまで適当に生きてきたけど、こいつのために頑張ろうという気持ちが湧いてきます。 少しお酒が入って、口が滑らかになった室井さん。“イクメン”が話題になっている辻さんに、どうやら言いたいことがあるようだ。 室井 辻さんはいつも手の込んだ料理をいっぱい作ってるけど、すべて自分ひとりでやるのは、ちょっと頑張り過ぎじゃないですか? 辻 フランスだとお父さんが家事・育児をするのは当たり前。僕は“主夫”になって掴んだものがあるんです。僕は普段、キッチンで原稿を書いているんだけど、料理をしながら仕事をしていると、煮物がコトコトしだすんですよ。その音を聞いて“もう少しかな”などと思いながら小説を書いていく。そんな環境から、生まれてくる作品があるんです。 室井 それじゃ辻さん、ダメです!そんな落ち着いて、丸くなっている辻さんより、いつも恋愛していて、尖っている方がいいもの。 辻 いやいや、恋愛しないと本が書けないような作家にはなれないし、時代が違います(笑)。 室井 (納得していない様子で)辻さんは優しいからな。 スリリングな展開になった対談だが、2人が強く共鳴しあったのは、子供を育てていく上で才能や個性をいかに伸ばすかということ──。 室井 うちは中学生から全寮制の学校に通わせているんです。寂しいけど、親離れできる訓練をしておいたほうがいいかなと。ずっと一緒にいたら、どうしても束縛してしまいますから。息子はどんなところでも自分の居心地のいい場所を見つけてこられるのが長所。その力をひたすら信じています。 辻 たくましいな。僕も息子の発想や行動を邪魔しないように気をつけています。先日、家で友だちとコンピューターについて話し合っていた息子に「晴れているんだから、外で遊べば?」と言ったら、「パパの時代は外に原っぱがあったけど、僕らの時代はコンピューターのなかに原っぱがあるんだよ」と……。この“発想力”を、伸ばしてやるのが僕の務めなんだよね。 グラスを傾けながら、語り続けて約2時間。波乱万丈な2人の子育て話には、息子たちへの愛情で溢れていた。
2017年08月27日近年では、「結婚したくない」という嫌婚派の独身男女が増えているようです。その中には、「結婚している友達を見ていると幸せそうだと思えないから」という理由を挙げる人もいます。では、どのような夫婦を見たら、「結婚もいいかも」と思えるのでしょうか?今回は独身女性たちに、“憧れる夫婦”の特徴について聞いてきました。パピマミ読者のみなさんはすでにご結婚されている方ばかりだと思いますが、夫婦円満のコツにもなりますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。●(1)家事・育児は二人で協力して行っている『結婚したら女性ばかりが大変な思いをしそうっていうイメージが強いから、家事も育児も二人で協力してやっている夫婦には憧れます。私は結婚しても仕事を続けたいので、なおさらですね。どうしても男性は「手伝う」ってスタンスを取りがちだけど、共働きである以上は家事も育児も「二人で協力してこなす」って考えでいてくれないと困ります 。でも、そんな男性いるんですかね……』(20代女性/金融事務)ワンオペ育児が問題になっていることからも、結婚後にかかる負担を考えると不安になるという独身女性は多いようです。共働きがこれだけ増えた現在でも、まだまだ「育児や家事は妻の仕事」と考える男性は少なくありません。ちょっと手伝っただけで「イクメン」を自称する男性もいます。そもそも、女性が外で働きながらどれだけ家事・育児を必死にこなそうと、「イクメン」に代わる賞賛の言葉を受けることはありません。その時点で、いかに「女性が家事・育児をするのは当たり前」という考えが根付いているかがわかります。だからこそ、家事・育児を“二人で協力して”行える夫婦に憧れを持つ女性が多いのでしょう。●(2)子どもがいても夫婦二人の時間を大切にしている『職場の先輩のところは、子どもがいても月に2回は夫婦水入らずで食事をしたり映画を観たり、デートをする そうです。「子どもが小さいときはさすがにムリだったけど、今は子どもたちも“デートしてきなよ”って送り出してくれるんだ」って嬉しそうに言っていたのを聞いて、「いいな〜、私もそんなふうになりたいな」って思いました』(20代女性/販売)子どもがいると、なかなか夫婦水入らずの時間は取りにくいものですし、今さら二人きりで出かけても……という雰囲気になりがち。でも、あえて二人きりで過ごす時間を作ることでコミュニケーションをとる時間が増え、夫婦仲を良くすることにもつながります。●(3)お互いを尊重し合っている『束縛したり自分の価値観を押し付けたりするんじゃなくて、結婚しても1人の個人として相手の意見や考えを尊重し合っている 夫婦には憧れます。相手を尊敬し合う気持ちもずっと持ち続けていられる夫婦は素敵だと思います。私も結婚したらそうありたいなって思ってます』(30代女性/編集)夫婦に限らず言えることですが、相手を尊重し敬う気持ちを持つことは、良い人間関係を築く上で大切なことです。また、結婚すると自由がなくなると嘆く人も多いようですが、それぞれ1人で過ごす時間や趣味に費やす時間なども尊重することで、そういった不満がパートナーから出ることも防げますし、自分自身のストレスもたまりません。●(4)共通の趣味がある『友達夫婦には、山登りという共通の趣味があって楽しそう。子どもがいないこともあって、子どものいる友達から「二人だけで寂しくない?」とか聞かれることもあるみたいだけど、「先週はどこどこの山へ行った」「今度は○○の山に登るために旦那と今トレーニング中」なんて楽しそうに話しているのを見ると、素直に羨ましいなって思えます。共通の趣味があると、子どもがいなくてもずっと仲良くやっていけそう ですよね』(30代女性/Webデザイナー)スポーツや音楽、映画鑑賞、旅行など、二人で楽しむことができる趣味があると、年を重ねてからも円満な夫婦関係を築くことができそうです。無理に同じ趣味を作る必要はありませんが、共通の趣味がないご夫婦は一度、パートナーが興味のあること、好きなことを一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。やってみると意外とハマるかもしれませんよ?●(5)いくつになっても手をつないで歩くほど仲が良い『うちの父と母はもう60歳なんですけど、未だに手をつないで歩きます 。昔はそんな二人の姿を見て、「いい年して恥ずかしいからやめてよ!」なんて言ってましたが、今は「私もそんな夫婦になりたいな」と思えます。やっぱり、いくつになっても夫婦仲が良いのは憧れます。子どもの前でイチャイチャするのはやめてほしいですが(笑)』(20代女性/一般事務)手をつないで歩く老夫婦、たまに見かけますよね。ただの散歩でも二人で並んで手をつないで歩く姿を見ると、こちらまでほっこりした気持ちになります。夫婦円満でいるためには、コミュニケーションとスキンシップも大切な要素。慣れていないと照れてしまうかもしれませんが、たまには手をつないで歩いてみるのもいいのではないでしょうか。----------いかがでしたか?確かに、どれも素敵な夫婦像だなぁという印象です。実際に結婚生活を送ってみると、そう簡単にはいかないこともあると思いますが、意識次第で実践できることもあります。結婚願望がない若者たちに、「結婚っていいかも」と思ってもらえるよう、ちょっとでも参考にしてもらえたらいいなと思います。●文/パピマミ編集部●モデル/福永桃子、藤沢リキヤ
2017年07月20日こんにちは! 3兄弟を育てながら、毎日必死に生きているママライター土屋菜々です。これまでに3人を出産してきた私ですが、里帰り出産はしたことがありません。2017年3月31日に三男を出産したときも、里帰りはしないでなんとか乗り切りました。里帰りをしない出産は特に上の子がいる場合、“事前準備”がとても重要です。そこで今回は、2011年・13年・17年生まれの3兄弟を出産するとき、里帰りをせずに乗り切ってきた体験談から、“準備したほうがよいこと”を中心にご紹介します。私が里帰り出産しなかった理由冒頭でもお話しましたが、私は里帰り出産をしたことがありません。子どもたちは3人とも同じ個人クリニックで出産をしているのですが、1人目のときはクリニックがベランダから見えるマンション住まい。里帰りをしたら逆に遠くなってしまうため、産後も自宅で過ごしました。2人目3人目のときには、クリニックまで車で40分弱の現在の自宅から、出産時は車でクリニックに行き、産後も自宅へ帰宅しています。【理由その1】実家が同じ都内で両親も働いている里帰りをしなかった理由には、実家が同じ東京都内にあることも大きかったと思います。1人目のときには、実家と自宅は電車で40〜50分ほどの距離。2人目3人目は電車とバスを乗り継ぐため1時間20分ほどかかってしまいますが、飛行機や新幹線の距離ではなく、緊急事態が起これば来てもらえる距離にあります。また、子どもの祖父母である両親がまだ現役で働いていることもあり、里帰りしても日中は結局子どもと二人きり。自宅にいるのと変わらないなら行っても仕方ないと1人目のときから里帰りは考えませんでした。【理由その2】パパである夫と一緒に子育てしたかったもっとも大きな理由が“夫と一緒に子育てしたかった”からです。夫は会社員で、育休が取得できるような環境ではないため、仕事には行っていましたが、それでも朝と夜一緒に子どもと過ごす時間がもてたことはよかったと今も思っています。何より、私自身が一番頼れる存在の夫の近くにいたかったというのもありました。【理由その3】幼稚園に預けられたから3人目のときのみですが、上の子を2人とも幼稚園に預けられたことも大きな理由です。赤ちゃんと2人で過ごすのはまったく問題ないのですが、上の子が1日家にいるのは地獄絵図。長期休暇中も預かり保育がある幼稚園で、入園式前から年少さんも受け入れてくれるありがたい園だったため、送迎を夫や友人、仕事がおやすみの日の母に頼み、産後直後を乗り切りました。里帰り出産しないで乗り切る準備とは?里帰り出産をしないで乗り切るためには、事前準備が肝心です。それぞれどんな準備がしてあるといいのかをまとめてみました。なかには、3人目の出産時に用意しておかなくて大変な思いをした経験からピックアップしているものもあるので、しっかりチェックしておくことをおすすめします!【里帰り出産しないで乗り切る準備1】食事掃除はしなくても生きていけますが食事はとらないと倒れてしまいます。特に、母乳育児をしていると、ひたすらお腹が空くので食事の準備はしっかりしておいたほうがいいです。<おすすめの食事準備>・レンジで温めるだけで食べられる食材の確保→冷凍食品(焼きそば・ラーメン・チャーハン・ピラフ・グラタンなど)・手作り派さんはおかずを大量に作り、冷凍保存→肉団子(鶏・豚・合い挽きなど/加熱味つけなし)・ハンバーグ(加熱後)・ロールキャベツ(加熱後)・煮物など・レトルト食品→特にカレー、パスタソースがあると便利・冷凍うどん→乾麺よりも冷凍うどんのほうが茹で汁を捨てるなどの処理がいらない分お手軽・お米→産後直後でもお米を研ぐくらいはできるので、お米の確保は大切(冷凍ごはんのストックがあるとなおよし)3人目出産のとき、必要だとわかっていたのに準備を疎かにしていたため、冷凍うどんとお米しか準備していませんでした。結果、産後に「ごはん作りしんどい…」となった私は、「出産祝い何がいい?」と聞いてきてくれた友人に「食べ物を…。食べ物をください!」とお願いをする羽目に…。機転をきかせた友人が、段ボールいっぱいのレトルト食品や手軽に食べられるものを送ってくれたおかげでなんとか乗り切れました。とにかく食べ物の確保は重要です。【里帰り出産しないで乗り切る準備2】家事体制家事体制を整えておくと、掃除や洗濯など後回しにしてもいいけど、やっておきたいこともスムーズに回ります。特に、それまであまり家事をしてこなかったパパの場合、産後すぐからママが動くことになってしまうので、パパでもできるようになっておいてもらうととてもラクになります。・掃除→“掃除機をかける”ただそれだけのことが億劫になってできなくなるのが産後のリアルです。特に問題なく退院していれば多少起きて掃除機をかけるくらいは不可能ではありませんが、気力の問題で「できない」と思っていたほうがいいので、夫や上の子にお願いできるよう、産前からお手伝いしてもらうのがおすすめです。・洗濯→「洗濯機を回すくらいカンタン」と思っている方もたくさんいますが、どこに洗剤を入れてどう干してどこにしまうのか、までは把握していないパパも意外と多いです。そこまで把握してはじめて“洗濯”は終了する、ということからまずは教えていきましょう。事前に伝えられなかったときには、図に描くなどで洗濯機をきちんと使えるようにしておくのがいいですよ。また、退院後は洗濯機を回すのはママもできます。でも、干すのは立っている時間も長く、上のほうに手を伸ばすのがつらくなります。できるだけ干すのはお願いしたほうがいいので、干し方を教えるかママとは違う干し方になっていても目をつぶるように心を鍛えておくと気持ちもラクになります。我が家では、掃除はパパも得意で、今自宅にある洗濯機は回したことがありませんでしたが、一人暮らしの経験があったため、やってみればスムーズにできるようになっていました。その点、とても助かったな、と思います。【里帰り出産しないで乗り切る準備3】買い物買い物にはしばらく行けなくなります。基本的には、ネットショッピングか誰かに買ってきてもらう生活になると考えておきましょう。普段ネットショッピングを利用していないのであれば、登録をして一度試しに買ってみておくと安心です。ママが動けるようになってくると、赤ちゃんを家で誰かに見てもらっている間にサッと買い物をしに行くこともできますが、動くと疲れもドッと出てくるため、できるだけネットショッピングで済ませるのがおすすめですよ。【里帰り出産しないで乗り切る準備4】上の子の預け先や遊び先の確保食べ物の確保の次に大切なのが、上の子がいる場合の預け先や遊び先の確保です。上の子どもの年齢にもよりますが、乳児〜幼児期であれば日中ずっと家にいられるのはつらいものがあるため、保育園や幼稚園、お友だちのおうちなどどこかに行っていてくれる場所を確保しておくようにしましょう。一時保育やファミリーサポートなど、利用できるものは自治体によってさまざまなので、出産前に調べて予約などをしておくと安心です。2人目のときには、長男は2歳で保育園に入っていなかったため、一時保育に登録して、いつ生まれるかわからないけど、予約できる日数目一杯取っておきました。当時は夫が海外単身赴任中だったため、送迎はファミリーサポートでお願いして、お金はかかりましたがゆっくり休めて助かったことを覚えています。3人目のときは、先ほど書いたように、幼稚園の預かり保育に2人を行かせ、朝は主人が送り、帰りはお願いできる誰かにお迎えをしてもらって過ごしました。【里帰り出産しないで乗り切る準備5】「何かあったときは頼らせてほしい」と周囲に伝えておく友人や近所の方、上の子のママ友など周囲の方に「何かあったら頼らせてね」と伝えておくことも大切な準備のひとつです。実際に頼るかどうかは別として、一言伝えておき「いいよ、何かあったら言ってね」と言ってもらえるだけでも安心して過ごすことができます。頼れる先はいくつも確保しておくことのがおすすめです。私が里帰りしないで乗り切れたのは◯◯のおかげ里帰りをしないで乗り切れたのは、“周囲の方の協力のおかげ”だと思っています。長男のときには、あまり人に頼れず主人の帰宅を首を長くして待っていましたが、2人目のときは利用できる制度をめいっぱい使って、3人目になると頼れるものはすべて頼ると言わんばかりに、近所の方から友人まで「助けて!」「お願い!」と頼らせていただきました。また、夫にも頑張ってもらいました。幼稚園の送迎はもちろん、入院中は子どものお弁当まで作ってくれ、産後の1週間健診や、その後体重の増えが悪く再健診になったため三男の体重測定で病院へ行ったときにも、午前休を取って車を出してくれました。はじめは遠慮して「お願い」と言えなかったのですが、来てくれるとわかって喜んでいたら「早く言えばいいのに」と言われ、「そうか、お願い! って頼ればよかったのか」と気が付きました。私は3度の出産を経て、「人に頼ること」を覚え、人として成長できたように感じています。■次男の入園式/幼稚園の保護者会にも参加!三男が生まれたのは3月31日。次男の入園式は4月10日でした。退院はしていたので、入園式には出席できるものの、三男はまだ生後10日。連れ出すのは可哀想だったため、近所の方に入園式に出かける数時間見ていてもらいました。また、その後年長・長男、年少次・男それぞれの保護者会が別日にあり、年長保護者会の日は母に仕事を休んでもらい、年少保護者会の日には育休中の友人に来てもらって1人で出席をしました。たくさんの方の協力があって、上の子の母としての役目もなんとか果たせたのです。里帰り出産しない方へ…里帰り出産しないでも、まだ小さい上の子がいても、産後をなんとか乗り切ることはできます。ただ、ママの身体はしんどくなることも多いです。実際、私も3人目の産後1週間以内に動き回りすぎて腹痛で動けなくなったことがあります。それでもなんとか乗り切れたと感じているのは、周りの助けを借りるために「助けて!」「お願い!」が言えたためだと思っています。まずは、パパに「お願い」をしてみましょう。それでは手が足りないときには、自治体の制度を利用したり、友人や近所の方に「助けて!」と伝えたりして、手伝ってもらえるようにお願いしてみてください。「里帰りしないんだから、全部自分でやらなきゃ」と気負う必要はまったくありません。むしろ、「里帰りしないのだから周りに甘えよう」と思って過ごすことをおすすめします。そのための準備として、頼れる先を確保しておくことはとても大切ですよ。「ありがとう」という感謝の気持ちは忘れずに、里帰り出産しないで過ごす日々を乗り切れるよう、頑張ってくださいね。
2017年07月14日最近、出世欲のない男性が増えている……そんな気になる話を耳にしました。株式会社クロス・マーケティングが行なった「若手社員の出世・昇進意識に関する調査」によると、出世したくない20~30代は6割にものぼるそうです。しかも、積極的に出世したいと思っているのはほとんどが20代。年を取り、30代になるに従って、出世願望はだんだん薄れていくというデータも出ています。ということは、結婚して子どもができ、パパとなっても、出世を嫌がる男性がいるのかも……?そう思ってリサーチすると、案の定出てきました。出世欲がなさすぎる夫に悩んでいるママたちの声!今回は彼女らのホンネをもとに、出世欲のない夫への対処法を考えていきましょう。●(1)夫が出世せず、ローンが組めない『ウチの夫、管理職試験を毎回辞退してくるんです。「出世したところで、仕事は増えるのに給料は増えない。むしろ残業代がつかなくなるから、収入は減ってしまう。出世するメリットが何も感じられない」というのが彼の主張。でも、ヒラのままだとローンがなかなか組めない んですよね。夫がいつまでも出世しないから、ウチはいまだに賃貸住まい。ママ友の間でも肩身が狭くて……』(30代女性/パート/2人のお子さんのママ)出世することのメリットがないと断言するご主人なんですね。業務負担や収入面だけを見れば、確かにそうなのかもしれません。しかし、出世して係長や課長、部長などの肩書がつくと、社会的な信用度がグッと上がります。ローンの審査にも、こういった肩書の有無が関係していると言われていますよね。また、社内で突然の業務改革が行われ、人員が大幅に削減されるとしましょう。平社員と役つきの社員、どちらが先にリストラ対象になるか……答えは明白ですよね。このように、大きな視点で見れば出世にメリットが全くないとも言いきれません。ご主人がそのあたりをどう考えているのか、一度話し合ったほうがよさそうですね。●(2)イクメンなのは嬉しいけれど……『「上司はみんな、仕事ばかりしていて幸せそうに見えない」。ウチの夫の常套句です。責任と労働時間を増やしてまで、仕事に人生をかけるつもりはない。定時に帰って、家族で過ごすほうが幸せだって 。嬉しいやら情けないやら、複雑な気持ちです』(20代女性/主婦/2人のお子さんのママ)この方のご主人は、毎日定時に退勤し、まっすぐ家に帰ってくるんだそうです。2人のお子さんをお風呂に入れ、家族みんなで夕食を囲むのがご主人の生きがいとのこと。正真正銘のイクメンで、話を聞くに羨ましい限り……と思いきや、社内での評価はとても低いそう。収入も入社時からほぼ増えていないのが奥さんの悩みでした。考えてみれば、家の中でイクメンとして活躍できるのも、子どもが小さいうちだけです。子どもたちが中学生、高校生になり、子育てに手間よりお金がかかってくるころ、家庭のバランスがどうなってしまうのか。一抹の不安はありますね。●(3)いつまでも現場に出られる?『出世するとスタッフ管理がメインになる。それがイヤなんだそうです。「俺はずっと現場にいたい。一生現場で働いてたい」って、ちょっと聞く限りはカッコいいかもしれないけど、年をとったときに今と同じ働き方ができるのか 、すごく不安ですね』(30代女性/会社員/ひとりっ子のママ)おっしゃる通りです。若いうちはキツい現場仕事も問題なくできるでしょう。長い時間働くことで、収入面をカバーすることだって難しくありません。でも、40代、50代になったとき、果たして同じように働く体力があるかどうか。もしも体が動かなくなってきたら、現場では「使えない人」扱いになってしまいます。長く勤めてきた場所で厄介払いされてしまうのは、ご主人本人にとってもつらそうですね。●出世欲がない夫に妻ができることここまで、3人のママたちの悩みを紹介してきました。出世欲のない夫とはどのように接したらいいのでしょうか。独身や子なしならまだしも、子持ちの世帯で生活していることを考えれば、ご主人の姿勢を放置しておくわけにもいきませんよね。いろいろな方法があるでしょうが、ここではご主人のキャリアプランを一緒に考える ことをおすすめします。ご主人が、今後のキャリアをどのように設計しているのか。また、一家が問題なく生活していくためには、いつ・どれくらいの収入が必要になってくるのか。具体的な数字を提示し、明確なビジョンを作っていきましょう。将来設計ができてくれば、ひたすら「出世したくない」と言い続けていたご主人も、「ここまでの昇格はOK」「これ以上はNG」のように態度が変わってくるかもしれません。また、収入を世帯全体で考え、妻が大黒柱を担うという選択肢も出てくるかもしれません。ただし、出世欲がなくてもプライドはあるのが、男性の難しいところです。ご主人のプライドを傷つけないように、言葉を選んで話をすすめるのが正解です。----------いかがでしたか?ご主人の出世欲のなさを、ひたすらガマンしたり嘆いたりしているだけでは「良妻」とはいえません。広い視野を持ち、夫と家庭をうまくプロデュースできるのが、これからの時代のよき妻、よき母なのではないでしょうか。【参考リンク】・若手社員の出世・昇進意識に関する調査 |株式会社 クロス・マーケティング()●文/パピマミ編集部●モデル/藤沢リキヤ、福永桃子
2017年07月13日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男ちゅんたん(小3)・次男ゆいたん(年長)・三男ほーちゃん(年少)の3兄弟の母です。私たち夫婦は18の時に出会ってからというもののそんなに喧嘩をしたことがなく、結婚してからもしばらくはいたって平和に暮らしていました。が、子どもが生まれたらその関係が激変! 不満・不満・不満のオンパレード!長男が1歳ぐらいまでは口を開けば言い合いになってしまうような時期がありました。もっと育児に協力してほしいと何度も訴えましたが夫には響かず、むしろ「俺は精一杯やってる」と堂々としているぐらいでした。そんな小さな歪みが大きな溝になりつつあった時期。本気で夫のことを嫌いになりました。(今は良好な関係を保っているので夫を嫌いになりかけたということになるんでしょうが。)あれは長男のおむつはずしに挑戦中の頃。私ははじめてのトイレトレーニングでしたので手探り状態で、毎日自分なりに研究しては試行錯誤して、あの手この手で頑張っている最中でした。また、同時期にとある資格の勉強中で育児の合間を縫っては勉強に励んでいました。■夫のあるひと言で、ついに爆発!そんなある休日の午後。部屋で遊んでいる長男に、私がトイレにいこうと誘いの声をかけたんです。長男は「やだ」と言いましたが、私はせっかくトイレでおしっこができるようになってきたこのタイミングを逃したくなくて必死に説得していました。そして、その様子をすぐ横で見ていた夫がこう言ったんです。はぁ? 今、なんと??何を手伝うわけでもなく、ただ横でゴロゴロしていただけの夫に「かわいそう」と言われたことに、私は悔しさで震えました。よっぽどのことがなければ泣かない私も、このときばかりは堪えきれず隠れてこっそり泣きました。こんなはずじゃなかったのに…!!私が選んだ人生の伴侶はなんて性格が悪いんだ! とさえ思いました。トイレトレーニングにせよ資格の勉強にせよ、どちらも「そんなに頑張らなくても」「いいじゃん、資格取ったって何になるんだよ」となにかにつけ、引きずりおろそうとする後ろむきな言動が多かったんです。どうしてこの人は頑張ってる人を素直に応援できないんだろうか。私があなたにトイレトレーニングを手伝ってほしいと頼みましたか?私が資格の勉強に没頭して、家事や育児をおそろかにしましたか?子どもの面倒も、家のことも一生懸命やってるのに、どうして何ひとつ協力もしていないあなたに、何も知らないあなたに「かわいそう」だなんて言われないといけないんだ!!あまりにも悔しかった私はしばらく口をきかなかった後、夫にこう言い放ちました。あなたは一切子育てに口出しするな。と。何もやってないくせに文句を言うぐらいなら、金輪際育児に関わらないでくれと啖呵(たんか)を切りました。この子は私が育てるから、あなたはお金だけ稼いできてくれ! というぐらいにまで。がしかし、現実にはやはり私が一人で育てられるわけがありません。夫に頼らざるをえない場面だって出てくるんです。■そんな夫が「1泊2日の子守り」で…資格の試験日が2日連続だったため、私は試験会場の近くに宿泊することにし、長男は夫にお願いすることになりました。それまでろくに子育てしたことのなかった夫がいきなりまる2日間の子守り。でしたが…、長男は慎重派で無口な1才でしたので夫もこの子ひとりぐらい余裕だと思っていたんでしょう。私が出かける頃には余裕しゃくしゃくな様子でした。1日目の夜に電話したときには夫も「大丈夫大丈夫~~」と楽勝な感じで、私自身も拍子抜けしていました。ところが2日目の夕方、家に戻ってみると、ヨレヨレになった夫が泣きつくように出迎えてきました。あの強気な夫はいったいどこへ(笑)そして、一言、絞り出すようにこう呟きました。「仕事のほうがよっぽど楽」よっしゃぁぁーーー!!私はもちろん、心の中でガッツポーーーズ!!ですよ(笑)そうだ!思い知ったか! がははは!!と言いたいところでしたが、理性を保って堪えました。ゼェハァ。どうやら1日目は長男もめったに接しないパパに猫をかぶっていたようですが、2日目からは化けの皮をはいだようで見事に夫を疲れさせたようです。美容院に行く間だけとか、1日だけではおりこうちゃんにできていたのですが、パパと2人きりの夜を共にしてようやく本領を発揮したらしい。この日が、夫がようやく長男の、いや、子育ての現実を知った日でした(デビュー)。それまで言葉の端々に「子育てのどこが大変なの?」「専業主婦って暇でしょ?」とどこか家事と育児を下に見ていた夫が、この日以来、ぐっと子育ての大変さに共感を示してくれるようになりました。共感しようにも子育ての大変さを、我が子の本性を知らないから分からなかっただけ、だったんですね。一度は本気で嫌いになりかけた夫でしたが、こうして少しずつ少しずつお互いの苦労を分かりあい、譲りあい、徐々に徐々に成長してきたと思います。そのきっかけとして、1泊2日で夫に子どもを預けたことが、私たち夫婦の関係にとってもいいカンフル剤となりました。
2017年06月29日今や誰もが知っている「イクメン」という言葉。家事や育児を担う男性たちは、少しずつ増えているようです。そんなイクメンたちの中には、家庭と会社の板挟みになってしまい、どうにも苦しい状態に陥っている男性がいるんです。上司からは「もっと働け」と叱責され、妻からは「もっと育児しろ」と求められる……今回は、3人のイクメンたちから生活の現状とホンネを伺ってみました。●(1)これ以上早くは帰れない……Aさんの悩みIT業界で勤めている30代のAさん。5歳、2歳とふたりの男の子のパパですが、こんな話を聞かせてくれました。『まだ1人めの子が赤ちゃんのときのこと。ちょうど仕事が楽しくなってきていた僕は、毎日深夜まで働いていたんです。しかし、そんな僕に妻が激怒。ある日「沐浴くらいやってよ!」とキレられたんですね。それからは、ずっと僕が子どもを入浴させてます。でも、家に帰ってこられるのって21時半ごろなんです。それだって、何とか仕事を片付けて、翌日に回せるものはまわして、飲み会もつきあいも全部断って、やっと帰れてる。上司にも同僚にも煙たがられてるのがよく分かります。直接文句を言ってくる人もいますしね。妻からは、連日「遅い。もっと早く帰ってこられないわけ?」と責められます。そして「はぁー、男はいいよね〜。風呂に入れるだけでイクメン気取れて。こっちは24時間365日ずっと育児してるのに」とつぶやかれます……』(30代男性/会社員/男の子2人のパパ)Aさんのケースでは、お子さんが5歳と2歳。上の子はお昼過ぎに幼稚園から帰ってきてしまうし、下の子は未就園児なので一日中ママといっしょですね。奥さんの苦労、よく分かります。ほんの短いあいだだけでも、育児から離れて自分の時間がほしいんですよね。マジメなAさんは最大限の努力をして、仕事も育児もこなそうとしています。にもかかわらず、職場からも奥さんからも、非難されてしまうんですね。これでは心身ともに休まる暇もなく、疲れ切ってしまうのも無理はありません。●(2)子どもがなつかず、スマホ頼み……Bさんの悩みBさんは見るからに子煩悩そうなパパさん。奥さんが妊娠しているころから、育児には積極的に参加するつもりでいたそうですが……。『人手不足で、早朝出勤、深夜帰宅の毎日です。平日は子どもの寝顔しか見られません。妻も育児ストレスが溜まっているだろうから、土日くらいは子どもを見ていてあげたいんです。でも、子どもはすぐに「ママがいい!ママがいい!」と泣く。僕がなだめようと思ったら、スマホ動画を見せるか、お菓子をあげるしかないんですよ。そんな僕を見て「すぐスマホとお菓子で釣って楽してる。それは育児じゃないからね」「平日仕事ばっかりしてるから子どもがなつかないんだよ。自業自得だよね 」と言う妻。でも、平日の勤務を減らすことはできません。最近、どうしたらいいのか分からなくなってきました』(30代男性/会社員/女の子のパパ)妻も子どもも大切にしたいからこそ、土日の育児を買って出ているBさん。でも、思うようにいかずモチベーションは低下する一方なんだそうです。特に「スマホやお菓子をつかってラクをしている」と責められる点については納得いかないようでした。確かに、がっぷり四つで子どもと向き合い、ひたすら遊びにつきあい続けることだけが正しい育児なのであれば、Bさんのような男性たちはもっと関われなくなってきてしまいますね。●(3)同僚に遅れを取りそう……Cさんの悩み同僚と自分の違いを目の当たりにし、焦りを感じているCさん。育児だけでなく、家事もこなせるイクメンなのですが、胸の内は苦しいようです。『わが家は共働き。妻は不規則シフト・長時間拘束の仕事なので、保育園の送迎はもっぱら僕の役割です。お迎えの時間があるので、残業はできません。仕事の量もセーブしなくちゃいけない。熱が出たからすぐ迎えに来いって連絡も、僕が受けてます。そのたびに、周りに頭を下げて仕事を片付け、迎えに行きます。そんな僕の一方で、奥さんが専業主婦やってる同僚がいるわけですよ。家のことは奥さんに任せて、彼はバリバリ働ける。いくらでも残業できるし、接待だって行ける。そういうことができる奴らは、やっぱり上司に目をかけてもらえるし、大きな仕事も任せてもらえるんですよね。最近では、社内での扱いにどんどん差が出てきている 。正直とても焦ります。妻は「アンタの稼ぎが少なすぎるから、私が働きに出なきゃいけないの。文句があるならもっと稼いできてよ」って言います。僕だってもっと働いて稼ぎたいけど、この状況じゃ無理ですよ』(30代男性/会社員/女の子2人のパパ)育児に手間と時間を割くぶんだけ、仕事にあてる時間がなくなる。その結果キャリア路線から外されてしまえば、給料だってあがりません。イクメンといえば聞こえはいいけれど、現実はこんなに厳しい状況に置かれているんですね。----------いかがでしたか?今回お話を聞かせてくれたのは、育児にしっかり関わりたいと願う男性ばかり。しかし、会社と家庭のあいだで板挟みになり、仕事も育児もうまくいかないことに強いストレスを感じていました。男女どちらもが働きやすく、子育てしやすい社会を実現させるためには、彼らのようなイクメンたちが抱える苦悩にも耳を傾けなければならないようですね。●文/パピマミ編集部●モデル/藤沢リキヤ
2017年06月23日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃん、3兄弟のお母さんです! 大変なことこそ笑いに変えてをモットーに日々奮闘しています。■パパたちにモノ申す!ワンオペ育児というものが脚光を浴びておりますが、ワンオペとまではいかなくとも、どのご家庭でも大なり小なり、パパよりもママのほうが家のことをする割合も多ければ、子どもと触れあう時間も多いのではないでしょうか。ワンオペ=ひとりですべての業務をこなすこと。ワンオペ育児は、母親ひとりで育児家事すべてを回している家庭のことを指す。そして当の企業戦士のパパたちも表現しているかどうかは別として、心の中では一人でがんばってくれている奥さんに「ありがたいな」と感謝されていることと思います。パパたち! あなたのほんのちょっとのフォローによって、奥さんは救われるのをご存じですか?私、思うんですけど、妻のモチベーションをあげることなんていとも簡単だと思うんです。妻が欲しがってるのは、花束やスイーツじゃない。感謝の言葉です。世の中「家事育児を感謝されたくてやってるわけじゃない」という意見もあるかとは思いますが、私、正直に言って、感謝された~~い(笑)! 恩着せがましく家事育児しております(キリリっ!)女性はなんだかんだいって、情深い人が多いです。報酬や成果がなくとも「誰かを喜ばせたい、支えたい」っていう気持ちで動ける、これが女性と男性の大きな違いだと思っています。さて、そんな妻たちの本音をこっそり述べてみたいと思います。フッフッフッ…(不気味)。■仕事で忙しいパパが知らない、ママの裏の努力仕事で忙しい夫。特に長男出産後から三男が生まれるまでは本当に忙しくて、子どもたちが物心ついた頃には、出勤時に「ぱいぱーい! また来てね~~」と言って紅葉のような手をフリフリして送り出すほどでした。(切ない…。これは三男のエピソードですが)また来てね…て、親戚のおじさんか!しかし、夫が休みの日や、たまに早く帰れた日には、それはそれは子どもたちも大喜びで、 パパ! パパ! とまとわりつきます。遊びが上手なパパや、子どもを惹き付ける技を持っているパパならまだしも、うちの夫は子どもに迎合することのないキャラクターのため正直、全然子どもウケしません。それなのに子どもたちはパパのことが大好きで、パパはすごい! と思っています。「俺、やっぱり子どもたちを惹き付ける何かがあるんだなぁ~」なんてぬか喜びしている夫よ。妻の心の中を見せてあげようか。 子どもたちからの支持。おのれの力で勝ち取ったと思ってますが大きな間違いですよ。奥さんのおかげなんですよ? ママが子どもにパパの凄さを教えてるんです。きっと私に限らず、どこのご家庭でも子どもには「パパが私たちのために一生懸命働いてくれてるんだよ」って伝えてると思います。言おうと思えばいくらでも言えそうな夫への愚痴は子どもたちの前では言いません。「ちゅんたんが毎日ご飯を食べれてあったかいお布団で寝れるのはパパのおかげだよ」「パパは賢い! かっこいい! 一生懸命頑張ってる!」と伝えてきました。見えないところで夫のがんばり、偉大さを伝え、子どもと夫が疎遠にならないようにフォローしてるのです! 内心「はよ帰ってこいや! どんだけ遅いねんアホンダラァ!」と思っていたとしても、子どもたちの前では「パパ頑張ってる!すごい!ありがたい!」と名演技してるのです。それを知ってか知らずか、のんきに鼻の下を伸ばしている夫を見ると、「気づいてよー!」と言いたくなる気持ちを抑えるのに必死です(笑)。さぁ、全国のパパたち! 一度言ってみてください。「娘・息子がこんなに僕のことを好きでいてくれるのは君のおかげだよ。きっと君が子どもたちに教えてくれてるからだね」と。妻、喜びすぎて漏らします(犬か!)。いや、ほんとに。子どもたちに向かってママのいないところで(別にいてもいいんだけど)「ママのおかげで毎日ご飯が食べれて、あたたかいお布団で寝れるんだよ。ママはすごいね! 感謝しないとね!」って言ってくれてますか?お互いがお互いに感謝し健闘しあえるパパとママでありたいと思っています。少なくとも子どもの前だけは!(笑)■くつろいでいませんからっ!続きまして、遅くに帰ってきた夫(時刻で言うと23時ぐらい)が発見した妻の姿。おっ! 今日はなんだかゆったりくつろいでるじゃん♪ って見えたとします。いつもは荒れ果てた部屋も今日は片付いて妻もくつろいでる。普通に「今日は平和に終わったんだな、よかったよかった」って思ったんだと思います。が、しかーーし! 妻の本音はというと~~~?ぬぬぬぬ…ぬわぁにぃぃ~~~!?いやいやいや。三男、めっちゃ泣いてて今さっき…20分前によーーーーやく寝たんですよ! さっき、さっき! さっき寝たところ!(何回言うねん)それまであたしゃ、たった一人でご飯食べさせて、動物でも飼えそうなぐらい食べかすを片付けて、綺麗になったんかなってないんかよくわからんお風呂に入れて、散らかりまくったものを片付けて、寝かしつけようとしても全然寝てくれなくて、やっと…やっと寝てくれたから、ヨボヨボになりながらようやく一階に降りてきて、夫が帰って来るから光の速さで部屋を片付け、今、今やっと一息ついたところに…あなたが帰ってきたんですぅぅぅーーー!(叫)ということを全部言ってやりたいけれど言ったら、めっちゃ恩着せがましくなるから言わずに我慢しているだけです。さも2時間ぐらいずーっとくつろいでた風に見られると、やけに悔しい!というわけで、パパたち!家に帰って奥さんが今日はくつろいでるな! ヨカッタ、ヨカッタ♪ と思ったとしても、間違っても「くつろげてよかったね」と労ってはいけません。こじらせて大変なことになります(焼け野原)。「僕が帰ってくるまでに一人で全部済ませてくれたんだね、ありがとう」と言ってくれたら…。ありがとうって言ってくれれば…! 明日からまた頑張れます!(夫のありがとうは妻のガソリン!)妻は感謝されることに飢えてます! 限られた世界で生きる主婦には「ありがとう」って感謝される場面が少なすぎるんです。夫が喜んでくれてる、家族が感謝してくれてる、それだけで頑張ろうって思えるもんなんです。恩着せがましいと思われたっていいから「ありがとうって言って~~~~!」と叫ばせていただきまして、私の訴えとさせていただきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。(閉)
2017年06月22日「小さな子供の『パパ〜!』という声が店内中に響き渡りました。振り返るとそこに向井さんがいらしたので、その場にいた女性客たちはみんな大興奮でしたよ」(居合わせた主婦) 6月初旬の昼下がり。都内の大型スーパーで主婦からの熱い視線を浴びていたのは俳優の向井理(35)。彼はこの日、妻・国仲涼子(38)と長男(1)の家族3人で買いものをしていた。 注目を集めながらも、真剣な顔つきで黙々と食材を吟味する向井夫妻。国仲が選んだ小松菜やジュース、肉類などを、向井が持つカゴにどんどん入れていく。数十分かけて商品を選ぶと、一家はレジへ向かった。 「向井さんは息子さんを抱っこしながらレジの順番待ちをされていました。甘えん坊で可愛い男の子で、“パパっ子”な感じが伝わってきました」(前出・主婦) 会計の際にはポイントカードを手渡し、さらにはしっかりレシートも受け取っていた向井。抱っこしていた長男から『パパ、これも!』とチーズかまぼこを渡されると、再びレジで会計するほほえましいシーンもあった。 レジ袋に食材を詰めていく際も、テキパキこなしている。彼がスーパーに通い慣れているのが、ありありと伝わってきた。まめに子供の面倒を見ながらも、会計に袋詰めと大奮闘の向井パパーー。 だが振り返れば、独身時代の彼は“イクメン”とは程遠い亭主関白タイプだったようだ。当時、彼は雑誌のインタビューで結婚観についてこう語っている。 《(結婚相手は)家庭的な人がいいかな。家を空けることが多いので、なるべく家を守ってくれる人のほうが安心して仕事ができると思います》(14年6月24日号『週刊女性』) しかし、長男誕生をきっかけに向井は変わった。すっかり妻と子供に献身的なパパになったのだ。そしてその影響は、仕事面でも表れているようだ。 「以前の彼はWEBインタビューのような仕事は敬遠しがちだったといいます。しかし最近では『作品のためになるなら』と、どんな仕事でも積極的に取り組むようになっています。一家の大黒柱としての責任感が、向井さんを駆り立てているのでしょうね」(前出・芸能関係者) その現れか、6月24日に公開の映画『いつまた、君と何日君再来』では向井が初めてプロデュースを手掛けている。また斎藤工(35)とのW主演映画『アキラとあきら』も期待を集める。そんななか、この日はつかの間の“家族との時間”を楽しんだのだろう。 「買い物の合間、彼は息子さんの目線に合わせて体をかがめて、お話をされていたんです。息子さんもうれしそうにうなずいて、父子のコミュニケーションはバッチリでしたよ」(前出・主婦) スーパーでの買い物を終えた夫婦は、長男のベビーカーを押しながら、幸せそうな表情で帰路についたーー。
2017年06月16日《皆さま、先日長男となる第二子を無事出産致しました!》 今月7日、ツイッターで長男の誕生を発表した黒木メイサ(29)。母子ともに健康とのことで、今後については「体調を見ながら仕事に復帰する予定」だという。出産直後で、まだ外出できない黒木。そんな妻に代わって奮起していたのが、夫の赤西仁(32)だ。 「長女(4)は別のインターナショナルスクールに通っていたのですが、1年前に、より本格的な英語が学べる今のスクールに転園しました。このスクールは、日常会話もすべて英語&日本語厳禁という徹底ぶりで、親のサポートが必要不可欠。その役割を、赤西さんはしばらく1人でこなすつもりのようです」(学校関係者) 6月上旬の午前8時半過ぎ。長女を都内にあるアメリカンスクールへ送る赤西の姿を、本誌はキャッチした。白のTシャツに黒のハーフパンツを履き、キャップ&サングラスというラフなファッションで現れた赤西。左手で長女の手を引き、右手はポケットに突っこんだまま歩いて行った。 周囲はセレブママが居並ぶなか、男の赤西はひときわ異彩を放っているのだが、当の本人はひと目を気にせず堂々と園内へ。とはいえ、園児を出迎える外国人の先生に、礼儀正しく会釈する姿には、“良きパパ”ぶりもうかがえた。長女も大好きなパパと手をつなぎ、笑顔満開。赤西をそんな“イクメン”に大変身させたのは、他でもない妻の黒木だという。 「結婚当初から不仲や離婚危機が取り沙汰されてきましたが、黒木さんはずっと赤西さんに尽くしてきたんです。音楽活動がなかなか軌道に乗らなかったときも、黒木さんが『うちの夫をどうかお願いします』と挨拶回りをされていました。だから、昔はヤンチャだった赤西さんも、いまや黒木さんには頭があがらないんです。2人目のお子さんも生まれて、今度は赤西さんが黒木さんをサポートしてあげる番ですね」(夫妻の知人) そんな苦労の甲斐あって、いまやすっかり子供の世話も板についた赤西。2児の父になった赤西は、これからさらにイクメンとして成長していくのだろうーー。
2017年06月15日子育てマンガといえば、ママ目線のものは多くありますが、最近気になっているのが、パパ目線で描かれている個性派のマンガ。なかなか知ることができないパパの喜びや苦悩、不安をゆるくて楽しいイラストでTwitterやWebサイトなどで描いている、2人のパパを紹介します。シュールなイラストがインパクト! あおむろひろゆきさん1人目は、あおむろひろゆきさん。大阪在住で、3歳と6ヵ月のお子さんのパパです。Twitterで、お子さんの成長や遊び、パパ友作りにパパの悩み、ご自身の個性的なファッションや音楽活動などについて、ユーモアとシュールさたっぷりに綴っています。 なんといっても、ゆるくてかわいらしい、一度見たら忘れられないイラストがインパクト大。オチもシュールで、読んでいて、いつも吹き出してしまいます。またご自身が作るオリジナルのおもちゃや画像コラージュも、かなりぶっ飛んでいておもしろいので、チェックしてみてください。4月に最新本『新米おとうちゃんと小さな怪獣』(KKベストセラーズ)を出版したばかりで、こちらもおすすめです。夫婦のやり取りがおもしろく、トレンド感たっぷり! 小山健さんもう1人は、小山健さん。あおむろさんのTwitterを通じて知った小山さんも、4ヵ月の娘さんのパパです。娘さんの子育てを通して初めて知ったことや、奥さんである「さち子」さんとの育児や普段のやり取りがおもしろく、読むといつも癒されます。マンガはTwitterや「webasta」の連載マンガ「お父さんクエスト」で読むことができます。 小山さんのイラストは、ゆるさに加えてトレンド感があって軽快。おしゃれなイラストが、今っぽいネタにもフィットしていて、マンガのみならずイラストレーターとしても活躍されています。また、小山さん自身がたまにつぶやく、女性への尊敬や愛情をこめたつぶやきが独特で、つい笑ってしまいます。子育てとは違いますが、小山さんが「オモコロ」で連載しているマンガ「ツキイチ!生理ちゃん」では、主人公の女性に毎月生理がやってくるエピソードを、現代的におもしろく、時には真面目に描いています。こちらもぜひチェックしてみてください。「子育てが大変なのはママだけ」「パパにも大変さを分かってほしいな」と思うことは、よくありますよね。でも、パパの気持ちを知ることも大事なこと。2人の楽しいパパマンガを読んで、ママが気づかない子育ての一面や楽しさ、パパの隠れた気持ちを知るきっかけにするのも良いかもしれません。もちろん、ただ笑って、リフレッシュするのにもおすすめですよ。◆あおむろひろゆき◆小山 健<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年06月12日パパと子どもが一緒に過ごす時間について、アンケートでは半数以上のママが「足りていない」と回答しました。けれど、いざパパに子どもを任せるとなると、危ないことをさせないか甘やかし過ぎないか心配になるのが、ママの正直な気持ちではないでしょうか。しかしこうした両親の育て方の違いこそ、子どもの成長にとってプラスになるそうです。今号の特集はパパもママも必見です!お話を聞いたのは:おおたとしまささん育児・教育ジャーナリスト。男性の育児、教育、子育て夫婦のパートナーシップについて、執筆・講演活動を行う。著書に「忙しいビジネスマンのための3分間育児」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。14歳の男の子と11歳の女の子のパパ。夫婦の違いが多様な価値観を子どもに伝える部屋中におもちゃを広げて遊ばせる。すぐお菓子を買ってしまう。普段のしつけをガラガラと崩していくパパに、「余計なことしないで!」と思うママも多いのではないでしょうか?しかしそうした夫婦の違いこそが、子育てを豊かにしていくと私は考えています。いつもパパの意見がママと一致していたら、子どもは一つの価値観にしか触れられません。でもママに叱られた後に、パパが「やりたかった気持ちは分かるぞ」と言ってくれることで、人の意見は一つではないと学びます。子どもを取り巻く大人が少なくなっている現代こそ、パパにはママと違う価値観を伝える存在であってほしいのです。お互いの頑張りを認め合うことが夫婦円満のコツ「パパには安心して子どもを任せられない」という声も聞きます。でもそれって、ママがさせていないだけではないでしょうか?「どうせできないから」と諦めてしまうのは、「うちの子は自分で起きられないから」と、毎朝起こしてあげるのと同じ。パパの成長を妨げています。本当にやってほしい気持ちがあるなら、思い切ってパパに子どもを一日預けてみましょう。帰宅して、外食やコンビニご飯で済ませていた(私もやります)としても、頼んだからには「一日頑張ってくれてありがとう」とお礼を伝えて。「やっぱり私がいないとダメね」は、心の中で思っておけばいいんです。後輩に仕事を教えるのと同じで、最初から自分と同じレベルは望めません。成功体験をたくさん積ませ、パパのスキルアップを待ちましょう。反対に器用にこなしてしまうパパは、帰宅したママに向かって「楽勝だったよ」と言わないように。それはたまたま10キロ走った人が、終わらないマラソンを走っている人に向かって「走るのって楽しいね」と言っているようなものです。そもそもこなす量が違うのですから、「ママがいなくて大変だったよ」という気持ちを表してあげて。衝突し合いながらパートナーシップは深まっていく食事の時のテレビや、おでかけ帰りのジュースを良しとするかなど、子育てについての夫婦の意見はいちいち違って当然です。悪いのは意見が割れることではなく、考えの違う二人が無理に結論を出そうとすること。お互いに自分の意見を言ったらそこで終わりにするのがおすすめです。結論を出さないと意味がないんじゃないの、と思われるかもしれませんが、大事なのは「パパ(ママ)はこういう考えの持ち主なんだ」ということがお互いにインプットされることです。すると次第に「自分はこう考えるけれど、パパ(ママ)ならこう思うんじゃないかな」と、相手の立場に立って考えられるようになっていきます。これが関係を進化させられた、夫婦のパートナーシップです。意見の食い違いを恐れたり、相手の考え方に耳を閉ざしていては、それ以上夫婦の関係は進化していきません。次にまとめたので、参考にしてくださいね。◆夫婦の意見が違うとき話し合いを泥沼化させないコツ1.結論を出そうとしないお互いに意見を出し尽くしたらそこでストップ。多くの人は「話し合うからには結論を出さなきゃ」という考えに陥りがちですが、話し合いの目的は「相手はこんなふうに考えていたんだ」と知ることです。2.最終決定者を分野ごとに決めておく子どもの習い事や受験など、どうしても意見を一つに絞らなければならない場合もあります。例えば、教育はパパ・しつけはママというふうに、あらかじめ分野ごとの最終決定者を決めておきましょう。3.決定者は相手の考えを最大限尊重する最終決定者は、何でも好き勝手に決めていいわけではありません。自分が決める側だからこそ、相手の意見をよく聞き、最大限に尊重した決断をすること。それが民主主義のマナーです。Q.ママから見て、パパが子どもと過ごす時間は足りていますか?Q.「足りていない」と感じる理由は何ですか?(複数回答)※2017年3月1日~4月11日、Webアンケート、有効回答数1296量より質でキメる!3分間パパ遊び仕事で忙しく帰宅後はぐったり…。子どもと過ごす時間が少ないパパは、遊び方もママと違って当然。「仕事のことを頭に残したまま長時間遊ぶのではなく、たった3分間でも子どもに集中することが大事」と語るおおたさんに、限られた時間の中でできる、おすすめの遊びを聞きました。●ジェスチャーゲームパパと子どもで順番に何かを演じ、それを当てるゲームです。「早く正解した方が勝ち!」と競ったり、ママにどちらがうまいか判定してもらってもいいですね。●携帯アプリを遊び道具にできればゲーム要素のないアプリを、アイデアで遊び道具に変えるのが理想。例えば電灯アプリの光を、暗くした部屋の壁に当てて動かすだけでも子どもは喜びます。外出先なら、ホワイトボードアプリでお絵描きや、迷路を描いて遊ぶのもいいですね。ごみ箱バスケットチラシなどを丸め、ごみ箱をめがけて「せーの!」で投げ入れる遊び。ママには怒られそうですが、「狙って投げる」という運動能力が鍛えられます。ごみ箱の位置をだんだん遠くしたり、投げるものを変えたりして盛り上がりましょう。●宝探しゲーム折り紙やお手紙など、ちょっとしたお宝を家の中に仕込み、「棚の裏に何かがあるよ」というヒントを頼りに子どもが探します。出張が多いパパなら、出張日数分のお宝を仕込んでも。毎日一つずつ探してもらえば、パパの存在感もアップします。●子どもに遊びを教えてもらう「今、幼稚園で何がはやっているの?」と聞いてみましょう。手遊びや替え歌など、子どもは道具を使わなくてもできる遊びをたくさん知っています。普段は教えてもらう立場なので、パパに「へぇ~!」と感心されるだけで大満足してくれるものです。●なんでだろう?クイズ「散歩中の犬がしょっちゅうおしっこするのはなんでだろう?」など身の回りのことをクイズにします。思いもよらない答えが返ってきたら「面白い考えだね」と発想力を褒めてあげて。パパも答えを知らないときは一緒に調べてみましょう。子どもの心をつかむ!3秒名セリフ集遊びだけでなく、普段の関わり方も大事。3秒で子どもの心をぐっとつかむパパの名セリフを紹介します。●「きみのおかげでパパはパパになれたんだよ」子どもは「パパは初めからパパだった」と思っているもの。自分はパパにとって大きな存在なのだと知ることが、自尊感情につながります。●「さっきは怒り過ぎた、ごめんね」こんなことを言うと父親としての威厳がなくなると思うのは間違い。自分の誤りを潔く認められる人こそ、子どもは威厳を感じるものです。●「こうしていると疲れが取れるなぁ」子どもを膝に乗せたり、ぎゅっと抱き締めたりしながら言いましょう。自分にはパパを癒せる力があることや、もし子ども自身にもつらいことがあったときは、家族にぎゅっとしてもらえばいいんだ、ということを伝えられます。●「いいイタズラだね!」子どもがイタズラをして、ママに怒られたとき。それが本当にセンスを感じるものであれば、こっそり耳打ちしてあげるといいでしょう。●「ママにはナイショだよ」子どもをワクワクさせ、パパと子どもの絆を深める魔法の言葉です。公園の片隅にドングリを隠すなど、他愛のないことであれば二人の秘密にしてしまいましょう。単身赴任中のパパたちへ 超時空大作戦で離れていても心は近くに!時間があるときはスカイプなどのテレビ電話で、赴任先と自宅をつないでおきましょう。スカイプでつないだまま、同じ時間にご飯を食べるのもいいですね。距離は離れていても、子どもが「パパはいつも僕・私のことを考えてくれている」と思えることが大切です。「子どもが苦手」なパパたちへ 無理に反応しなくてOK子どもを喜ばせようと、無理にオーバーな反応をする必要はありませんよ。子どもは感づきますし、「無理をしてでも人から期待されたリアクションをしなければいけない」という意識を刷り込みかねません。遊び相手が苦手なパパなら、日曜大工や洗濯物たたみなど、お手伝いに子どもを巻き込んでしまいましょう。自然な声掛けが出てきますし、「パパの役に立てた」だけで子どもは大満足です。巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru
2017年06月07日5月14日は母の日。みなさんは自分の彼、もしくは気になっている人のお母さんがどんな方か、ご存知ですか?男性の女性観は母親に大きく左右されるもの。人によって程度は異なりますが、結婚するとなると、それが意外とプレッシャーになる…という話も耳にします。特に、お母さんがバリバリの専業主婦だった場合は。■彼の母親が専業主婦だったらそこで、個人差がある、という大前提のもとではありますが、「彼のお母さんが専業主婦だった場合の傾向」を、20~40代女性の経験談と共にご紹介します。元カレのお母さんが専業主婦だった女性のアンケート結果に多かった意見は、・「当たり前に家事を押し付けそうな傾向は感じました。そしていろいろな面で、少しでも自分が何かすると“してやってる”感がありました」(20代)・「お金の管理を含め、身の回りの全ての世話を私がするのが当たり前って感じの態度だった」(30代)・「料理は絶対手作りでないとダメで、できあいものは御法度。おかずも4~5品、クリスマスとかのケーキも手作りでないとダメ。しかも母親の味と違うとまずい!と言う」(40代)とにかく「(家事などを)やってもらって当たり前だと思っている」人だった、という意見の多いこと。次いで多かったのが「特に問題なかった」「母親から愛情をたくさんもらっているせいか、性格的に落ち着いていて思いやりもあった」などのコメントだったので、一長一短といった印象です。個人的には、料理のことを言われるってプレッシャー大。お母さんと同じ味なんて出せるもんか!と開き直りたくもなります。次に、実際に専業主婦の母親を持つ男性のイメージをまとめてみました。■育ってきた環境環境やお母さんの性格にもよりますが、家庭に入って家事・育児に専念していた場合・ いつもお母さんが家にいる安心感・ 手間ひまかけた料理やお弁当が常に用意されている・ 家の手入れが行き届いている・ 育児に集中できるので、手塩にかけて育てられているといった環境で育っている可能性が高いでしょう。もちろん、兼業主婦でもお母さんが頑張っていた場合も十分に当てはまりますが。多くの男性は、家庭内での女性、すなわち主婦のロールモデルはお母さん以外にないので、主婦に求める基準値が必然的に高くなってしまうのです。■結婚観・女性観乱暴な言い方をすれば、「女は家事ができて当然」という固定概念を持っている、とも言えます。進学・就職などで早いうちに家を出て一人暮らし経験をした男性は、家事の大変さを身にしみてわかっているとはいえ、その女性観はそう簡単には変わりません。つまり、先ほどのアンケート結果にもバッチリ出ていたように、結婚を決めた女性が「お母さんと同じかそれ以上」のレベルにないと、ガッカリしてしまうのです。家庭が与える結婚観の影響は多大ですが、それを少し考察してみましょう。◎男は女を養うもの、という意識夫は外で働いて家計を支え、妻は家を守る、という環境で育ったため、自分もそうあるべきと思いこんでいる傾向が強め。そのため、自分の経済状況を考えるとなかなか自信が持てず、結婚を先延ばしにしてしまう可能性があります。◎家事と仕事を両立できると思い込む一人暮らしで家事が一通りできる人でも、「家事は主婦がやるもの」という思い込みがあるためか、結婚後はいきなり丸投げになることも。家では何もしないお父さんを見て育った人ほど、その傾向は強くなります。さらに、自分が一人暮らしをしてきた経験からか、「仕事と家事の両立くらいできるでしょ」などとほざくことも!一人分と二人分の家事量、明らかに違うんですけど。しかも、その家事のクオリティについて、自分のお母さんと同等のものを求められてゲンナリ…なんてことにもなりかねません。どういうわけか、専業主婦とは違う、ということはあまり頭にないようです。◎似非イクメンになりがち子宝に恵まれ、妻が産休・育休に入るとその傾向はさらに顕著に!「仕事してないんだからできるでしょ」とでも考えているのか、はたまた子ども返りしちゃうせいなのか、要求はさらにエスカレートします。出産経験のある女性がよく口にするのは「家事と育児は別物、両立なんてできない」「仕事のほうが楽」。この言葉からも、男性が無意識のうちに与えるプレッシャーがいかに大きいかを感じます。もちろん、大変そうな妻を見て家事を手伝ってくれる人もいます。しかし、ちょっとお皿を洗っただけで大げさに「やったよアピール」をしたり、たまに子どもをお風呂に入れたくらいでイクメン気取り、なんてことも…。まあ、そこは笑顔で「ありがとう」と言って流すしかないのですが。お母さんがどうこう、に限ったことではありませんが、実はこの「子育て」が地雷。ここで女性側が夫の期待に応えようと頑張りすぎて、家事育児をワンオペでやろうとすると、気持ちはあっさり破綻してしまいます。いわゆる「産後クライシス」は、こういったところにも原因があると思われます。■対策・彼の育て方唯一の対策は、お付き合いしている間に、その女性観・主婦観をゆっくり、じっくり書き換えていくこと。みなさんは彼のお母さんとは全く違う人間だし、彼が育った頃と現在とでは環境も社会的な風潮も大きく異なります。そのことを踏まえて彼としっかり話し合い、「お母さんと同じようにはできないんだよ」ということをきちんと植え付けることが、結婚生活をつつがなく送るために大切な準備とも言えるでしょう。その作業は、とても時間がかかります。彼のお母さんや育った環境を否定することはできません。根気とコミュニケーション能力がモノを言います。大変な作業です。でもね、その分、楽しいと思うんですよ。将来の設計図を一緒に描くっていう作業ですから。だから、お互いに結婚を意識したお付き合いなら、焦らず楽しみながら、折を見て話し合っていくといいですよ。もちろん、結婚してからOJTで無理やり慣らしていく、という手もありますけど…。これは自分にも相手にも結構な負担がかかるので(筆者経験による)、できたら婚前に準備しておくといいですね!恋愛中はついついお互いの想いばかりに目が向いてしまいますが、将来を考えるなら、ぜひともチャレンジしていただきたいと思います!ライタープロフィール石村佐和子エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
2017年05月14日オムツ替えした、おふろにいれた、寝かしつけした…。妻が毎日していることを数回こなしただけで「おれは子育てをしている!」とドヤ顔で悦に入る夫にため息が出る、なんてことをたまに聞きます。世間一般の夫は自分の子育てについてどう思っているのか、妻からの子育て評価は夫の自己評価と一致するのか。このたび、その問いに応える興味深い調査がおこなわれましたのでご紹介していきましょう。■子育ては誰が中心であるべき?四街道市が2017年におこなった「子育てに関する男性と女性の意識の違い」の調査によれば、「子育ては、夫婦平等に協力しあうべきだと思う」に「そう思う人」と答えた男性は全体の約86%、女性は91%で、男女ともに子育てに関して協力しあう姿勢には変わりはありませんでした。この調査は、東京都内7区、千葉県内7市の20歳~49歳の子どものいる男女計498名に対して行ったアンケート結果です。四街道市「子育てに関する男女の意識の違い」調査(四街道市役所)一方「子育ては、女性中心であるべきだと思う」と考える男性は半数以上の約53%。逆に女性が「そう思わない」と考える割合は約56%。男性は、「育児は夫婦平等」と考えながら、矛盾した意識も見えてきます。しかし「子育ては、男性中心であるべきだと思う」には、女性の86%が「そう思わない」と答えています。女性の中でも、育児の「女性中心」の考えには賛成できないけれども、「男性中心」も現実的には難しいと思っている人が多いのかもしれません。■子育てへの関わり方、評価甘い夫たち「自分は、子育て、子どもの世話に力を注いでいる(いた)と思う」というアンケートで「そう思う」と答えた男性は75%、女性は約87%。一方、「配偶者は、子育て、子どもの世話に力を注いでいる(いた)と思う」というアンケートでは男性約85%に対し、女性は64%。四街道市「子育てに関する男女の意識の違い」調査(四街道市役所)妻からは「子育てに非協力的」とみなされているにも関わらず、「おれはイクメン」と自己評価の高い夫が多いという事実が浮き彫りとなりました。妻からの「まだまだ足りない」という厳しい視線に、夫たちは気付いていないのかもしれません…。■「子育て評価」判断材料は妻への態度も含まれる?たとえばわが家の場合。息子がまだ生まれてまもないころ、夫がオムツ替えをしない、夜泣きしても一切起きない、あやさないという状況に「どれだけ子育てしない男なんだ!」と泣きたくなったことがありました。この時期「あなたの夫は、子育てに力を注いでいると思う」というアンケートがあったら迷いなく「そう思わない」と答えていたことでしょう。けれど「夫が子育てに協力的であるかどうか」の判断材料には、じつはいろいろな要素が含まれているような気がします。たとえば子どもの世話ばかりでホッとつく間もないとき、夫がそっとコーヒーをいれてくれていたら。子どもが小さくて外出先が限られてしまう時期「好きなDVDでもレンタルしてこようか?」といってくれていたら。子育ての直接的なサポートでなくても、日ごろから夫が自分に気を使ってくれていたら…。妻から夫への評価はそう悪くはならないと思いました。こう考えると、もしかしたら夫は妻を気使うことで、自分の子育て評価をあげることができるという側面もあるかもしれません。子育てが夫婦の共同作業なら、夫の気遣いは妻の作業を気持ちよくすすめるためのサポートアクションになるはず。夫婦ともに「子育てに協力的」といいあえる関係を築くのは、そう難しいことではないのかもしれません。<参考サイト>・四街道市役所 「子育てに関する男性と女性の意識の違い」
2017年05月13日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいたんママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃんの三兄弟の母です。こういっちゃ何ですが、ここ数年で夫がめちゃくちゃ進化したんです。 今までお給料を持って帰ってきてくれるという最低装備しか備えていなかったのに、ここ2年程で色々オプションがついて、ものすごくハイスペックになったんです。かつては、イクメンとかイケダンとかいう類いのものからはほど遠い存在でして。 一番酷かった時期は次男のゆいたんを生んで、三男のほーちゃんを産むまでの間。 ひ、ひどい(笑)この頃は私も「あなたなしでも育ててみせるもん!」って夫に期待しないように諦めていて、夫は夫でどんどん強くなっていく妻に開き直ってるような時期でした。ゆいたんが0歳の時なんて一年間通してゆいたんのオムツ交換したこと、両手にも満たなかったんですよ?(少なっ)根本的に触れあう時間も密度も少なすぎて、ゆいたんと夫の思い出がほとんどありません。そんな最小限夫が、今では休日には食器を洗ってくれたり、ゴミ捨てをしてくれたり、子どものお風呂や寝かしつけ、その他諸々やってくれるようになったんですから、この変わりようったらそりゃあもう信じられません。 私、家事の中でいっっっちばん苦手なのが食器洗いなんです。特に晩御飯を食べたあとの片付けが大嫌いでとにかくやりたくない。それを黙って買って出てくれるので、もうそれだけで夫の背中に向かって拝みたいぐらいです。では、何がきっかけで夫がこんなに変わったのか、当の本人に聞いてみました。私の認識では、ほーちゃんが1歳の頃に、私が仕事を始めた事がきっかけだと思っていますが、果たして夫の言い分はいかがでしょうか? たはーーっ!(笑)そうです。私、めっきりやらなくなったんです。えへ。今まで妻がやってくれて当たり前だったものを妻がやらなくなったので、夫がやるしかなくなったとでもいいましょうか。良いのか悪いのか分からないけれど、まさに怪我の功名。今となっては、もっと早くに「私できませーーん!」って白旗あげればよかったって思います。あんなに髪の毛振り乱して頑張らずに、助けて! ってお願いすればよかったんだけれど、当時の私には「主婦なんだからこれぐらいやらなきゃ」っていう意識が強すぎたようです。あの時代があったからこそ、今の環境に感謝ができるんだと思うことにしています。最初からやってくれる夫だったら、今ほど震えるように喜んでなかったかもしれません。ただ、妻がやらなくなったからといって、夫がなんでもやってくれるかといえばそれは違うようです。実は暗黙のルールがあるのです。コツは、だそうです。夫は食器洗いとか、食卓の片付けなどは苦にならないけれど、(むしろ私なんかよりずっと完璧に仕上げる)逆に洗濯を干したり畳んだりするのは大嫌い。(私は嫌いじゃない)数ある家事の中でも夫と私で「嫌いなもの」「別に嫌いじゃないもの」に、うまいこと分かれていたりするものなんですよねえ。面白いことに、そこがうまく合致した、というかさせたんだと思います。今、ご主人が全然手伝ってくれなくて「もう夫はアテにしない」と思い始めている奥さま方。どうか諦めないで~!ふとしたことがきっかけで状況が変わるってことあるんですよ。我が家の場合、私が職務放棄したことが良いカンフル剤となりました(笑)。ただ、男性側の意見として夫いわく「得意なものをやらすのが一番」ということなので、まずは得意なものからお願いするのが味噌だと思われます。あれもこれもと最初から頼みすぎないのもコツ。(うちのように最初のレベルがどうしようもないぐらい酷い場合は、ですよ?)徐々に、徐々に。です。我が家の場合、あとはトイレ掃除さえしてもらえれば言うことなし!なので、目指すはトイレ掃除陥落です(ガッツ)。
2017年05月04日「保護者会の会長に就いて2年目になるような人が犯人だったなんて。いったい、誰を信じればいいんですか」 千葉県我孫子市の排水路にかかる橋の下で3月26日、ベトナム国籍で小学3年生の女の子、レェ・ティ・ニャット・リンちゃん(9)の遺体が見つかった。4月14日、死体遺棄容疑で逮捕されたのは、近所に住む自称・不動産賃貸業でリンちゃんが通う小学校の保護者会会長を務める渋谷恭正容疑者(46)だった。 同じ松戸市内の小学校に7歳の女児を通わせている母親は、冒頭の言葉に続けて「本来なら子供を助けるべき味方のはずが……絶対に許せません」と憤りを隠さない。しかし取材を進めると見えてきたのは、子供が2人いる渋谷容疑者の「イクメン」の“顔”だった。 「長男は中1、長女はリンちゃんの1学年下のはず。その2人とも子供が保育園のときには朝、彼が子供の手を引いて通園させる姿をよく見かけました。自宅は東武野田線の六実駅前にあるビルの最上階。親の代に建てたビルをオーナーとして管理しているので時間があるのか、子供の面倒をよく見る子煩悩な人だったように思います」(自宅近所の住人) リンちゃんの遺体は両親の母国で埋葬されるため2日に空路でベトナム入りしていたが、このとき遺族の帰国費用を募る募金を呼びかけたのも渋谷容疑者だった。事件後も通学路のパトロールをして、子供たちに「気をつけるんだよ」と声をかけていたという証言もあった。いっぽう、私生活ではこんなエピソードも。 「そもそもちゃらんぽらんなんです。管理しているマンションも築22年なのに修繕もしていないのでは。屋上の広告塔も錆びついて危ないまま」(容疑者の知人)「線路の向こうに自分のキャンピングカーを止めっぱなしにしていて、雨ざらしでも平気なようでした。お金があるから無頓着なんですかね」(同じ町内の主婦) 渋谷容疑者がそのキャンピングカーにリンちゃんを連れ込んだ疑いがあるとの報道があった。別の報道ではかつて勤務していた飲食店の同僚のこんなコメントが紹介されていた。 「小さな女の子を見ると、かわいいって。ほかの客だとそんなことをしないのに、かわいい女の子の客が来ると、そそくさと注文を取りに行っていましたね」 “悪夢の素顔”ともいうべき内面は、隠そうと思っても隠しきれなかったようだ。人懐っこくて地域の人気者だったリンちゃん殺害について、渋谷容疑者は現在のところ取り調べには黙秘を貫いているという。 「『子供と関わりたい』と自分から手を挙げて保護者会の会長に就任したのも、何か目的があったからでしょうか。恐ろしくて体の震えが止まりません」(近所の住人)
2017年04月21日妊娠が発覚したプレママには、母子手帳(母子健康手帳)が発行されます。これまでは男性には発行されないものでした。しかし最近では男性のイクメン化を目指す自治体が、「父子手帳」を発行するといったこともみられるようになりました。父子手帳をみてみると、母子手帳と比べて、内容やタイトルも自由度が高く、ユニークなものが多いように感じます。WEB上で公開しているケースもあるので、夫婦でチェックしてみてはいかがでしょうか?■パパのつぶやきを記録できる手帖さいたま市の『父子手帖』は、育児に役立つ情報だけでなく、「赤ちゃんができたと報告されたとき」、「誕生の瞬間」、「オムツ替え」など、子育てにまつわるさまざまな事柄に対して感想を記録できる「パパ つぶやキロク」が設けられています。「パパならこうするべき」というよりは、自分で考えながらママと一緒になってパパとして成長できる仕組みになっています。このほうが、男性には受け入れやすいかもしれません。子どもが成人を迎えるまで、毎年お祝いメッセージをつづれるのもポイント。パパの正直な気持ちが残されるので、子どもが大きくなったときに贈ると、宝物になりそうですね。出産、子育てについての情報もパパ目線での内容なので、「俺には関係ない」なんて思わずに、ママの状況やパパとしてどう支えればいいのかといった情報もあります。「まちのみんなからおめでとう!」というコーナーには、市長や地元で働く人々、さらには、浦和レッドダイヤモンズ、大宮アルディージャの選手からのメッセージも! スポーツ好きの夫なら、「サッカー選手のメッセージがあるからもらってみたら?」と声をかけやすいかもしれません。『父子手帖』は、さいたま市のWEBサイトでは、電子書籍版を公開中です。■ユニークにイクメンにスイッチする技を教示ユニークなイラストの表紙が目を引く、岐阜県の父子手帳『パパスイッチオン!ぎふイクメンへの道』。ママの妊娠中には、パパの務めとして、家事分担やフォロー方法などを「イクメンの技」として紹介しています。「妊娠中、パパがしてくれてうれしかった気分転換は?」、「妊娠中、パパが言ってくれてうれしかった言葉は?」など、ママたちの本音を伝えるアンケートページは、ぜひ夫に見てほしいところ。妻から「こうしてほしい」と言われるよりも、「イクメンのたしなみ」として、やるべきこととしたほうが実感しやすいのかもしれません。岐阜県では、「早く家庭に帰る日」を定めたり、パパの育休取得についても積極的に推進している模様。パパとママの育休モデルパターンも紹介されています。手続きや給与のことなどのデータも掲載されているので、夫を説得する材料になりそうです。岐阜県のWEBサイトでは、『パパスイッチオン!ぎふイクメンへの道』pdfファイルを公開中です。■パパの「あるある」ネタ満載まんがや赤裸々トーク満載「まんが王国」を掲げる鳥取県では、育児の楽しさや、パパが育児に参加することの大切さ、ワークライフバランスなどを4コマまんがで紹介する父子手帳『がんばるイクメンのリアルな日常』を配布。つい甘やかしてしまったり、仕事で子どもの寝顔しか見られなかったりと、パパの「あるある」ネタが満載です。しかし、それだけでは終わらず、解決するためのアドバイスもあるので、楽しみながら育児について学ぶことができるでしょう。巻頭には「イクメンとは何か?」などを考える、トークライブの模様を掲載。共働きの男女5人が、それぞれの立場から本音を語り合っています。「子どものうんちを拭けるか」がイクメンの割合とか、「パパのイクメン心」へのママの問題など、ママも参考にしたい情報ばかりです。『がんばるイクメンのリアルな日常』は、鳥取県のWEBサイトでは、ページごとのpdfファイルを公開中です。■まるで雑誌のようなオシャレな一冊和歌山市の父子手帳『和歌山市 父子手帳 和歌山 男の子育て指南本』は、まるで雑誌のようにおしゃれな作りが印象的。パパのタイプがわかるチャートや、「パパにやってもらいたいことチェックリスト」など、ただ読むだけでは終わらない企画が多いので、読み終えるころにはイクメンとしての意識が芽生えそうです。赤ちゃんを見た瞬間は、「猿にしか見えないよ」「まったく実感が湧かなかった」など、飾ることのないパパたちの本音がずらり。リアルな言葉だからこそ、同じ男として共感できるだろうし、パパとしての自覚が自然と生まれるかもしれません。ほかにも、夫婦でできるストレッチなど、役立ち情報が盛りだくさん。夫婦でチェックしたい一冊です。『和歌山市 父子手帳 和歌山 男の子育て指南本』は、和歌山市のWEBサイトでは、電子ブック版を公開しています。今回はとくにユニークなものをピックアップしましたが、ほかにも工夫を凝らした父子手帳はたくさんあります。制度などの地域色が反映されていることもあるので、まずは住まいの自治体をチェックしてみましょう。残念ながら用意されていない場合は、WEBで公開されているものをヒントに、オリジナル父子手帳を作ってみるのもおもしろそうですね。※この記事は2017年4月3日現在のものになります。<参考サイト>・さいたま市 『父子手帖』 ・岐阜県父子手帳 『パパスイッチオン!ぎふイクメンへの道』 ・鳥取県イクメン・マンガ冊子 『がんばるイクメンのリアルな日常』 ・和歌山市 父親のための育児ガイドブック 『和歌山市 父子手帳 和歌山 男の子育て指南本』
2017年04月04日出産2~3年後に訪れると言われる夫婦関係の危機…。産後クライシスとも呼ばれていますが、そんな状況に陥らないためにも“夫婦会議”を勧める“父親学級”が注目を浴びています。講師は現役パパだというから興味津々!潜入取材決行です!産前・産後の子育て力アップセミナーある月の日曜日、千葉県流山市の福祉会館にて「産前・産後の子育て力アップセミナー」が行われました。主催は子育て支援団体Nakocco(なこっこ)。“子育てを共に楽しむ・考える・助け合う”ことを目的として活動する特定非営利活動法人です。この日は夫婦8組と、パパが急遽参加できなくなったママ1人が参加。実母が広報誌でセミナーを見つけて勧められ参加した妊娠6カ月のM・Mさん。パパも「子どもが生まれてくる前に受けておいたほうがいいと思って!」と、とても前向きです。男性女性、互いの認識の“ズレ”を知ることがスタート広い畳の会場、真ん中を境に男性と女性別に座った参加者、その中で3~4人のグループに分かれ「90秒で互いの共通点を多く見つけよう!」というセッションから始まります。この最初の質問でグループの連帯感が生まれ、静かだった会場が一気に良い雰囲気になりました。ちなみにこの質問を夫婦間でやった場合、共通点が12個見つけられるとコミュニケーションが上手に取れている証拠なのだとか。結婚13年目の私たち夫婦は12個も見つけられるのだろうか…ドキッとしました。講座の主な内容は、“女性と男性の認識のズレを知る”ワークショップ。男女それぞれのグループで話し合い、答えを考えるのですが、ここではっきりとわかったのが「思っていたよりも妻のことを知らなかった…」「妊娠・出産の負担を知っているようで、実はあまり知らなかった…」など、男性陣の認識が思ったよりも甘かったこと。「甘いからといってパパを責めたり辱めたりするのではありません。まずは“知らなかった”ことを知ることが大切なのです」と講師の渡辺大地さん。3児の父でもある渡辺さんは「この父親学級はイクメン講座でもないし、イクメンを勧めるものでもありません!」ときっぱり。その後、妊娠中の母体の変化と体の負担や産後の体と心のいたみ、女性が口にしないで我慢している心の内、孤独感や焦燥感などを自身の経験も交えながら自然体で話す渡辺さん。妻が夫に理解してほしいと思う点ばかり、私もうなずきながら話を聞きました。参加者のパパとママも“夫婦といえども話さなければわからない”ことを改めて知ることができた様子。“脱・産後クライシス”夫婦で育児をはじめるために!講師の渡辺さん、実は第1子が生まれた後に離婚の危機が訪れます。「自分が良いと思ってやっていたことが、妻にとっては不満だった。妻の思いをまったく知りませんでした…」と当時を振り返りました。その頃から妻の気持ちを理解するために、夫婦で話し合いの時間を持つように。以降定期的に“夫婦会議”を行い、離婚の危機を回避できたそう。そのおかげで今では夫婦円満、去年3人目の子どもにも恵まれました。2012年、第2子の妊娠時に“産後サポートサービス(家事代行サービス)「ままのわ」”を立ち上げました。当時のスタッフから「産後ケアの必要性にパパたちの理解が追い付いていてなくて、思うようなサポートができない」という声が耳に入るようになります。このことがきっかけとなり“父親学級”をスタート。今では全国各地で年間約100の講座を持つまでに。反響の大きさがうかがえます。どれだけ妻の気持ちに寄り添うことができるか、夫婦で育児をスタートさせられるかがその後の夫婦関係を左右すると渡辺さん。「それには出産前から“夫婦会議”をする習慣をつけてほしい。この講座がそのきっかけになるとうれしいです」。夫婦間のコミュニケーション、夫婦会議のススメこの日、1歳の男の子と夫の3人で参加していたY・Kさん。第2子を妊娠中の彼女も産後危機を体験した1人。「第1子の産後は夫婦でかなりぶつかり、すれ違いました…」とY・Kさん、ちょうど数カ月前に渡辺さんの著書『赤ちゃんがやってくる!』(KADOKAWA/メディアファクトリー)を見つけて購入、すぐに夫にも読んでもらったそう。そしてこの日はパパ自身が講座を受講する!という気持ちで参加してくれたのだとか。受講後にパパにも話を聞くと、「講師が男性で自分と同じ立場、共感する部分が多くてよかったです。さっそく帰って夫婦会議をしていきたい」と、すがすがしい表情。夫婦のカタチも十組十色、夫婦間の“ズレ”もそれぞれ。渡辺さんは、夫婦会議をしても意見が一致するとは限らない、夫婦といえども他人であるから意見が違うのは当たり前だと言います。「大切なのはそれぞれの夫婦がお互いの考えを言い合える、一緒に考えることができる関係になることです。今夜は夫婦会議をしましょう!」と締めくくりました。産前・産後の夫婦だけでなくどの夫婦にも共通して言える大切なことを、改めて学ばせてもらいました。わが家も夫婦会議をしなくちゃ。<取材協力>アイナロハながれやま子育てコミュニティNakocco<文・写真:フリーランス記者林未香>
2017年04月02日今、子どもを育てながら共働きをする世帯が増えています。働くママは「ワーママ」、子育てに積極的なパパは「イクメン」などと呼ばれています。 一方、本気で子育てに取り組みたいのだけれども、仕事のせいで、それもままならないという人も多いのです。それは、「ワーク」と「ファミリー」は両立が難しいという考えにあります。しかし、「ワーク」と「ファミリー」がポジティブなかたちで相乗効果をもたらす可能性はないのでしょうか? そこで、<育児経験は仕事の役に立つ>という考えで、男女2人の研究者が対談します。 ※ 中原淳男性が育児参加をしていくプロセスですが、いくつか障壁がありそうですね。まずは、「できるとは思えない」という「思い込み」を解除する部分です。性別役割イデオロギーとか時間がないとか、いろいろと思い込みがあるので、それを越えるのが第1の障壁。 第2の障壁は、「やり方」を学習していないので、それを学ぶ必要があるということですね。やっぱり最初は相当大変なんですよ。これをちょっと耐えて、1~2カ月やっていくと、手を抜く場所がわかってきたり、最適化できるようになります。 ただ、ここでつまずいて、自分のやり方が悪いからとか、自分にはできないからと意味づけしてしまうと、それで終わり、試合終了です。1~2カ月なんとかふんばってみることですね。 第3の障壁は、「働き方の見直し」です。育児に参加してみると、これを継続していくためには、自分の働き方を見直さざるをえないとわかる。ここに落としどころがつけば、男性は育児参加をしていくようになると思います。 浜屋祐子そうですね。たとえば仕事の場合、異動して1カ月経って軌道にのっていなくても、「俺には無理だ」と思って辞めてしまったりせず、あれこれ周りの助けを借りながらでも頑張るのって普通のことですよね。 育児の場合は、「やっぱり男には向いていない」とか「時間がなくて無理」という言い訳が社会に用意されているからか、なんとかして壁を乗り越えようとまでは思わないのかもしれないですね。でも、よく考えてみたらそれは女性も同じ。家事も料理も育児も最初から上手にできたわけじゃない。 中原まったくその通りです。人はみな、最初は「育児の初心者」なんです。女性だろうと男性だろうと、初めから育児ができるわけではありません。 浜屋一方で、育児スキルに関しては、女性のほうが妊娠・出産がある分、スタートが早い、という特徴がありますね。育児は待ったなしですから、女性は産前産後を通じてものすごい勢いで壁を乗り越え、学習していきます。そういうハードな経験をこなしてきた立場からすると、どうしても学習速度がのんびりした男性を見ると、ちょっとイライラしてしまう……。 中原そして数カ月の差なのに、ものすごく「先輩風」をビュービュー吹かしてきますよね。「おむつくらい、うまく替えなさいよ」と(笑)。 浜屋「今泣いてるのは、眠いからで、お腹空いてる時とは泣き方が違うでしょ!」とか(笑)。 中原いきなりそういう指導をされてもね、男性はわかんないですよ!そこも壁かもしれない。第4の壁は、「妻の先輩風に耐える」かな(笑)。 浜屋あと、ゴミ出しとか、食事の後片付けとか、妻がやっている家事のほんの一部をやっただけで、自分は家事に結構参加しているほうだとアピールしている男性も、まだまだいるようです。 中原そうですか……。昨今は、さすがに「ゴミ出しだけやっても家事参加になる」と思っている人は少なくなっているように感じていましたが、まだ現状は難しいのかもしれませんね。 しかし、一方でこうも言えるのかもね。男性が、そもそも家事の総量がどのくらいあるのかをわかっていないから、アピールしているのではないかと。実際、家事の総量が100で、そのうちゴミ出しはたった2%なのよ、と数字で示されれば、冷静に理解できるはずです。でも、家事の総量がわからないまま、「ゴミ捨てだけやって、家事やったと思わないで」と感情的に言われても、「他になにがあるんだ?」と理解できない。 浜屋家事の総量、ですか!たしかに妻が抱え込んでしまっている場合、まずは、どんな家事をどのくらいやっているのかを「書き出す」など見える形で伝える努力が必要なのかもしれないですね。 ※ 以上、浜屋祐子氏と中原淳氏の新刊『育児は仕事の役に立つ~「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ~』(光文社新書)から引用しました。
2017年03月28日休日に息子と様々なおもちゃで遊べる施設に出かけた。その施設にはボードゲーム、カードゲーム、積み木崩しゲームなどが豊富にそろっていて、好きなゲームを選んで机に運んで自由に遊べるシステムになっている。2歳の時にも一度訪れたことがあり、その時にはまだ単純な仕組みの遊具でしか遊べなかったので、3歳になって遊べる遊具が増えたのではないかという狙いがあった。係のお姉さんに3歳でも遊べるようなものを尋ねると「カエルのおもちゃ」をすすめられた。お姉さんは息子に対して「カエルのおしりを指で押さえるとピョンと飛び上がるんだよ」と動く原理を説明してくれた。しばらく遊んでいると、隣の席にいた5歳ぐらい?の女の子が「これやりたい」と言って近づいてきた。カエルのおもちゃは沢山箱に入っていたので半分ぐらい分けてあげた。すると係のお姉さんはその女の子にも説明を始めた。「このゲームは容器のフタをゴールにしてカエルを飛ばして多く中に入れた方が勝ちになるゲームです」と競争するゲームとして説明していた。息子も見よう見まねでカエルを放り込み始めた。その後、棒倒し、すごろくゲーム、カードゲームと勝敗のかかったゲームを繰り返すうちに息子の競争心に火が付いた。「次はコレ!」「次はコレ!」と興奮した様子でおもちゃを運んでくる。興奮しすぎて「絶対に僕が負けるぞ〜!!」と謎の宣言をしながら棒倒しの棒を抜いたり、「とりゃー!」とすごろくのサイコロを遠投したりとハチャメチャな死闘が続いた。戦いに疲れ果てて抜け殻になった僕たちは、お姉さんに「ここには競争するゲームしかないのですか?」と助けを求めるように聞いてみた。すると全プレイヤーが力を合わせてゴールを目指す勝敗の無いゲームを紹介してくれた。そのゲームは果樹園で育てた果物をカラスに荒らされる前に全部収穫するというのが目的で、ルールはだいたいこんな内容でした。 1、円形の木のカード4枚の上に果物を4つずつ載せます。正方形の道カード5枚を並べて片方の端に果樹園の門、もう一方の端にカラスを置きます。2、各プレイヤーは順番にサイコロを振って出た果物を共通のカゴに入れていく。(赤の目が出たらリンゴ1個、黄色は洋なしというように)3、サイコロには1面カラスの目があってカラスを出してしまうと一歩ずつカラスが果樹園に近づいてくる。カラスが5回出ると果樹園に到達してしまうので、それまでにみんなで協力して果物を全部取り入れろというのがゲームの主旨だ。プレイヤーに共通の敵を設定して団結させるという発想が、悪趣味な処世術のようだなあと思いながらも、遊び始めると「赤の目が出た!リンゴ1個!」「黄色だ!洋なし1個!」「うわあカラス出た!やばい!」と、まんまと団結して盛り上がってしまった。息子はこのゲームが気に入ったようで何度も何度も繰り返した。サイコロ6面中5面が果物なので、普通にやっていればだいたい成功するようになっている。だんだん飽きてきた息子は、サイコロを転がらないように真下に落としてカラスを出すという暴挙に出始めた。確かにこのゲームは果物を全部収穫することよりも、カラスが段々近づいてきて恐々とするところに面白みがあるように思う。カラスとまさかのタッグを組んだ息子は果樹園を荒らし尽くし、悪魔のような笑みを浮かべた。その後、別行動で映画を観終えた妻と合流しビュッフェのお店に昼食を食べに行った。一通り食べ終えてデザートを取りに行くと残り少なくなったケーキの取り合いになった。最後のケーキを無事ゲットして、席に戻ると「ご苦労」と言わんばかりにそのデザートを独り占めするカラスが現れた。ゲーム中の不敵な笑みが蘇る。「一人でぜ〜んぶ食べちゃう」誰かこのカラスを早く退治しておくれ。心の中で叫んだ。つづく
2017年03月14日「近くに緑道があるのですが、そこでお子さんを遊ばせているのをよく見かけますね」 そう話すのは、要潤(36)が住む、東京・世田谷区内の自宅近くの住人だ。ちびっ子だけでなく、母親たちまでもとりこにした『仮面ライダーアギト』でブレークしてから15年。 「要さんほどの人気俳優なのに、マスコミが気付いてないのが不思議ですが……。じつは都内の高級住宅地に、“億超え”の自宅を建てているんですよ」(要の知人) 要が、121平方メートルの土地に建つ自宅を購入したのは14年8月のこと。角度のついた屋根が印象的な、スタイリッシュな一軒家は木造2階建て。近所の不動産業者によれば、「土地と建物あわせて1億3千万円」という豪邸だ。 「要さんは14年4月に、元タレントで美容関連会社社長のA子さんと結婚しました。その年の12月に第一子が生まれていますから、子供が生まれるのにそなえて、広い家を買って移り住んだということでしょう」(スポーツ紙記者) その後、15年12月には第2子も誕生。自宅の周辺では、そんな要の“イクメン”ぶりが噂になっていた。 「休日には、犬を散歩しているのをよく見かけますよ。子供さんと散歩する姿も見ます。ジャージ姿に帽子を深くかぶっているんですが、背が高くてスラッとしているので、目立つんです」(別の近所住人) 要の仕事ぶりは「順調」そのもの。ドラマ出演にくわえ、コンスタントにCMも入っており、収入は安定している。 「現場に遅れてきたことも一度もないですし、台本もすべてインプットしてくる完璧主義者。後輩のセリフにまで目を通し、アドバイスをしてあげる性格で、撮影現場での信頼は大きいですよ。ただ、女性ファンが多い彼にとって、“パパ”のイメージが強くなるのは諸刃の剣。だからインタビューなどでは、家族の話はNGにしています」 ますます仕事への情熱が燃え上がりそうだ。
2017年03月03日こだわり息子のこだわり方は、なかなかややこしいというお話です。スーパーにグラノーラを買いに行きました。お目当ての陳列棚を見つけると息子の動きが怪しい。同じ商品なのに、列の後ろの方から取り出したいらしい。手前の商品が崩れてしまうので「全部同じものだから前から取って」と言っても「これがいい〜!」の一点張りで奥の方に手を伸ばす。こういう流れが2、3回続くとかなりしんどいので崩れた棚は自分で直させるようにしたのですが、その並べ方が独特で、箱を積み木のように積み上げるので嫌になります。家に着くと廊下で急に「抱っこがいい!」。僕は背中にリュック、両手に買い物袋を持っていたので「後でしてあげる」と言って前に進むと、「ここでして欲しい!」と得意の一点張りが始まります。抱っこをする地点まで指定し、そこから動きません。なんとか説得して部屋にたどり着いてからも「廊下のあそこでして欲しかったのー!」と駄目押ししてくるので、「じゃあ、お父さんのリュックと買い物袋持ってくれる?」と言うと、「こんなに小さい手だから無理なの〜」と、か弱さアピール。夕食時、お次はみかんのむき方でもめる。みかんをご機嫌でむき終えた息子は「見て〜タコさーん」とタコ型みかんの皮を披露してきた。「ホントだ〜タコさんみたい〜」と返すと「タコさんはもっと足がいっぱいなの!」となんとも理不尽な怒り方。就寝前には寝相を巡って妻と激突。息子は妻の隣で妻に対して直角に寝転び妻の顔を足で蹴り始めるので、小競り合いの末に布団に収納される。冬でも掛け布団を嫌い、遊牧民のように寝室内を移動し、朝になって部屋の片隅で発見される。目が覚めると僕の作業場にダッシュしてきて仕事を妨害した後、無言で出窓に腰掛けて外の景色を眺めている。僕の部屋の窓がお気に入りの場所のようだ。僕は息子が窓枠に収まって外を見ている姿が好きなのでそれを見たいがために部屋を片付けるようになった。息子のややこしいこだわりもたまには良い効果を生んでくれるのでした。
2017年02月28日保育園の先生やお友達のママが妊娠しているのを知った息子は、お腹の中に赤ちゃんがいるという不思議に取りつかれている。「僕もこーんなに小さかったの?」と人差し指と親指の間隔をギリギリまで縮めて尋ねてきた。「そうだよ」と答えると「卵がマンションにぶつかってパカって(割れて)生まれたの?」と重ねて聞いてきた。どうやら絵本で見た「ばいきんまん」の誕生シーンを覚えているらしい。「お母さんのお腹の中でこれぐらいまで大きくなって外に出てきたんだよ」「お母さんがお腹の赤ちゃんの分までいっぱいご飯を食べて大きくなった」と伝えても、まだあまりピンと来ていない様子の息子だったけれど真剣に聞いていた。ふと思い立ってアルバムに残してあるエコー写真を取り出して見せてあげた。一枚目の写真を取り出すと、妻の妊娠が分かった時のことを思い出した。子どもという言葉を聞いてすぐに有頂天になってしまった僕に妻は苛立っていて、少し冷静になった僕は確認するまでは静かにしていようと思った。そして、大きな期待と不安を一緒に抱えて、妻と二人で初めての産婦人科に行った。待合で一人の時間、心細くて気持ち悪くなって病院備え付けのウォーターサーバを何度も往復して冷たい水を飲んだ。興味の無い雑誌をめくり、部屋に飾られた作者も分からない絵画を見つめ、止まったような時間を過ごしていた。「赤ちゃん元気ですよ」お医者さんのその一言で全ての重圧が無くなって、「お〜」と感嘆の声を上げた。(妻の姿にも驚いた)そして最後に先生がエコー写真を見ながらお話をしてくれた。ほとんど黒の写真の中にツブツブがいくつか確認できる。お医者さんが指で示す先のツブが生命体であるらしい。先ほどの感動とは裏腹に「これがいかにして育つのだろうか?」という新たな期待、不安が生まれる。30歳の僕が3歳の息子と同じように生命の不思議に夢中になった瞬間だった。
2017年02月21日「田中さんが、娘さんと一緒に歩いている姿をよく見かけます。どんなにお仕事が忙しくても娘さんの送り迎えを欠かさない育児熱心なパパで、近所では有名ですよ」(近所に住む主婦) 2月中旬の、この季節には珍しく春めいた日。都内のとある一軒家から、高級外車が出てきた。運転しているのはフジテレビアナウンサーの田中大貴(36)。助手席には、昨年4月から都内の名門私立小学校に通う長女の姿が。 「学校へ行く前、たまに娘さんを連れて早朝ドライブを楽しんでいるみたいです」 早朝ドライブから自宅に戻り、今度は長女と手をつないで家から出て来た田中。そして長女を小学校へ送り届けた後、そのまま仕事へ。 近所では“イクメン”として評判だというが、いまだかつて彼の私生活はほとんど報じられたことがない。 「田中アナに、小学生の子供がいたんですか!彼はプライベートなことを一切しゃべらないので知りませんでした」(スポーツ紙記者) 田中といえば、ニュース番組『ユアタイム』で活躍中。『とくダネ!』時代から主婦を中心に人気のイケメンアナだ。 「もともと彼は慶応野球部で、ホームラン王を獲ったこともあるスポーツマンです。慶応の先輩である巨人の高橋由伸監督(41)とは特に仲が良く、その関係で選手たちとの飲み会にも参加するほど。そんな人柄が愛され、彼ならばとインタビューに応じる大物野球選手たちも多いのだとか」(芸能リポーターの城下尊之氏) 彼がキャスターを務める『ユアタイム』は、放送終了が午前1時を回ることも。 「深夜に帰宅された翌朝も、早くから娘さんとジョギングされていました。睡眠時間を削ってでも、娘さんとの時間を大切にされているのでしょう」(前出・近所の主婦) 09年、彼は1歳年上の一般女性(37)と結婚している。 「奥さんは、かつて読者モデルをしていたこともあり、とっても綺麗な女性。結婚前から料理教室に通い、多忙な夫に尽くしているそうです」(前出・城下リポーター) 絵に描いたような幸せな家庭があるにもかかわらず、なぜ彼は妻子の存在を“ひた隠し”ているのか。 「じつは、田中さんよりも奥さんのほうが公表したがらないんだそうです。というのも、女性だけでなく、男性アナウンサーもいまや人気商売。『自分がしゃしゃり出て、夫の人気を落としてはいけない』という思いが、奥さんにはあるのではないでしょうか。結婚後、奥さんがスタジオ見学にいらしたことがありました。笑顔でスタッフに挨拶し、一歩下がったところが印象的でしたね」(テレビ局関係者) 糟糠妻に支えられ、公私ともに順風満帆な田中。彼の“知られざる素顔”は、幸せで満ち溢れていた――。
2017年02月21日すっかり時代遅れとなった「家事・育児は女性の仕事」という考え方。最近では育児に参加する男性を指す“イクメン”という言葉もすっかり一般的な言葉になりました。芸能人でもタレントのつるの剛士さんやお笑いコンビ『アンガールズ』の山根良顕さんらがイクメンとして注目されています。と、表向きは男性の育児参加が当たり前のような風潮ができていますが、実際のところはまだまだ“男性の育児参加”が社会に浸透していないのが現状です。それを示すのが、厚生労働省が発表した2015年の男性の育児休暇取得率。なんとわずか2.65%です。なぜここまで日本の男性の育児休暇取得率が低いのでしょうか。その原因のひとつに“パタニティ・ハラスメント”というものがあると言われています。夫がなかなか育児に参加してくれない、と悩んでいる方。もしかしたら夫は“パタハラ”の被害に遭っているかもしれません。●男性の育児参加を阻むパタニティ・ハラスメント(パタハラ)働く女性が妊娠や出産・育児をきっかけに職場から嫌がらせを受けることを“マタニティ・ハラスメント(マタハラ)”と呼びますが、パタハラはこれの“男性版”にあたります。つまり、働く男性が育児参加をする上で育児休暇を取ったり休んだりすることを職場が阻害、またはそれをきっかけに嫌がらせをすることを指します。パタハラを受けた人の中には、出世コースから外されたり、退職に追い込まれたり という被害に遭った人もおり、深刻な問題といえます。●パタハラを受けた人のエピソード●(1)「会社をやめろ」と脅された『上司に3か月の育児休暇を申請したところ、「男が育児休暇なんて取るの?本気で言ってんの?」と言われ、さらには「もしどうしても取るんだったら会社やめたら? 」と脅されました。結局、怖くて育休を取るのは断念しました』(32歳男性/3歳娘のパパ)この方は、妻の体調が回復するまでの間は育休を取りたかったそうなのですが、上司に全く理解されず、退職を促すようなことまで言われたようです。育休を取った後のことを考え、結局育休は断念したとのこと。●(2)重要なプロジェクトから外された『私は育休は取れたのですが、その際「先方に迷惑だから」という理由で重要なプロジェクトから外されました。実際に育休を取る日までには終わるはずのプロジェクトです。それだけならまだしも、その後評価を下げられて給料を減給されました 。これってパタハラですよね?』(38歳男性/6歳息子・4歳娘のパパ)この方は珍しく育休を取得することができたようですが、それをきっかけに重要なプロジェクトから外されたり、不当な評価を受け給料を減給されたりといった嫌がらせを受けたそうです。●(3)「自分だけ恥ずかしくないのか?」と叱責された『社長に育休の申請をしたら「男が育休取るなんて馬鹿げてる。他の皆は我慢してきたんだ。自分だけ恥ずかしくないのか?」と同僚や上司の前で見せしめのように 叱責されました。結局、育休は取れずじまいです』(35歳男性/2歳娘のパパ)育休を取得する男性は少ないのが現状ですから、自分の会社でまだ誰も育休を取った男性がいないというケースも多いと思います。その場合、育休の申請をしづらいものですが、この方は勇気を振り絞って相談したそうです。すると、まるで見せしめのように他の社員の前で叱責されたとのこと。----------日本人男性の育児参加を妨げている要因の一つに、“パタハラ”があるのは間違いないでしょう。自分の夫が育児のために時間を割いてくれない、というママは、もしかしたら夫がパタハラに遭っているかもしれません。頭ごなしに「ちょっとは育児に参加してよ!」と責めるのではなく、理由を聞いてみるようにしましょう。二人で力を合わせることで、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。【参考リンク】・「平成 27 年度雇用均等基本調査」の結果概要 | 厚生労働省(PDF)()●文/パピマミ編集部
2017年01月15日