ディズニープラス スターにて5月15日(水)より独占配信される韓国ドラマ「サムシクおじさん」の記者会見が5月8日に韓国・ソウルで行われ、ソン・ガンホ、ピョン・ヨハン、チン・ギジュ、ソ・ヒョヌ、オ・スンフン、チュ・ジンモ、ティファニー、ユ・ジェミョンという豪華キャストとシン・ヨンシク監督が集結。その会見の様子が到着した。今作は1960年代の韓国を舞台に、“サムシクおじさん”の愛称で呼ばれる謎の政治家フィクサーと、アメリカ帰りのエリート青年が、「韓国を誰もが1日3食を食べられる豊かな国に変える」という理想を叶えるべく奮闘する物語。35年のキャリアを誇る国民的俳優ソン・ガンホのドラマ初出演作ということでも、早くも注目を集めている話題作。会見はフォトセッション、予告編上映、トーク(メイキング映像含む)の三部構成。主人公の"サムシクおじさん"を演じるソン・ガンホを中心に、和やかな雰囲気で進められた。今作の脚本・演出を担うシン監督とソン・ガンホは、映画『蜘蛛の巣』(原題/23)で出会った仲。シン監督は「ソン・ガンホさんとプライベートでお会いしている時も、私はつい、ソンさんの顔を見ながらカメラがクローズアップしたところを想像したり、『この表情を使いたい』と考えたりしていました。今回は、これまでソンさんと過ごす中で描きたいと思ってきたことを“サムシクおじさん”のキャラクターに投影して脚本を書いていきました」と、“サムシクおじさん”が、あてがきだったことを明かした。そのソン・ガンホは、「今回初めてドラマに出演することとなり、緊張とトキメキが交錯しています。『サムシクおじさん』という非常に韓国的なタイトルを持つ今作は、食べることに困っていた時代を背景に、韓国ならではの情緒が込められている作品です」と解説。そして「この多様性の時代に大切なのは、ファンの皆さんとの触れ合いであり、そんな時代を受け入れ、様々なチャンネルで様々な試みをする必要があると思いました。トレンド化している動画配信ドラマで新鮮な挑戦ができることにも好奇心が刺激されました」とドラマ界に初めて足を踏み入れた理由を明かした。ソン・ガンホソン・ガンホの出演は、ほかの俳優たちにとっても大きな出演の動機となったようだ。「ソン・ガンホさんが出演するというので、出演を決めました」と話したのはチュ・ジンモ。ソ・ヒョヌも「ソン・ガンホさんのドラマデビュー作という歴史的な瞬間をご一緒したいと思いました」と熱く語った。ソン・ガンホの存在と同時に、俳優たちの出演の決め手となったのが、シン監督が手掛けた台本の素晴らしさだ。「僕は、シン・ヨンシクさんの文章のファンです。今作の台本を読んだ時、その時代を生きた人が書いたのかと思いました」とピョン・ヨハンは言い、「文章から激しさを感じました。私(チュ・ヨジン)が話すセリフも、言われるセリフも気に入り、魅力を感じました」とチン・ギジュも明かす。ピョン・ヨハン「シン監督の事件に対する観点や姿勢が興味深かったですし、サムシクおじさんのセリフも心に刺さりました。このような台本を持つ作品に関われたら嬉しいと思いました」とオ・スンフンが話し、「台本に描かれているキャラクターが生き生きとしてみえました」(チュ・ジンモ)、「台本とストーリーに魅了されました。楽譜を見るようなテンポの良さがありましたし、ハーモニーもよかったです。たくさんのキャラクターが出てきますが、みんな個性がはっきりとしていて、主張を持っている点にも魅力を感じました」(ティファニー)と、一同大絶賛。こうした俳優たちの言葉から、監督をリスペクトしているのが感じられた。ティファニー■ソン・ガンホ、ドラマの撮影現場で「チン・ギジュ“先輩”にたくさん質問」「現場ではいつも先輩から学ぶ姿勢でいた」と話す“新人俳優”のソン・ガンホ。その学びの中にはカルチャーショックもあったようだ。「イ・ギュヒョンさんが、現場でずっと携帯を眺めているんです。“態度が良くないな、何を見ているんだ”と思い、後ろからのぞいてみたら、台本を読んでいたんですよ。私はいまだに紙の台本を使っているので、"やっぱり違うな、さすが先輩だ"と思いました」と笑うソン・ガンホ。ピョン・ヨハンは「これからは両方(モバイル&紙の台本)を使ってもいいかもしれませんね」とアドバイスし、フランクな関係を感じさせた。また、撮影現場でソン・ガンホを支えたのはチン・ギジュだったそう。「ドラマならではの演技の匙加減を掴もうと、撮影現場ではチン・ギジュ“先輩”にたくさん質問をしました」と話し、「彼女も大変でしたでしょうね。初めは親切に教えてくれていましたが、後の方はいい加減でした(笑)そのため、それ以上聞きませんでした」とソン・ガンホ。図らずも、ベテラン俳優から演技についてのアドバイスを求められるという"人生最大の苦境"に晒されたチン・ギジュは、「手のかかる後輩でした(笑)」とジョークを返しつつ、「私はソン・ガンホ先輩から演技を教わりたい、演技を学ぼうという気持ちでモニタリングをしているのに、隣で『どうだった?』としょっちゅう意見を求めてくるんですよ(笑)『よかったです』と答えるしかありませんでした。だって、あまりに完璧で、指摘部分が一つもないのですから」とふり返る。チン・ギジュそれを聞いたソン・ガンホは、苦笑い。「だから、彼女には毎日中華料理をご馳走しました」と、微笑ましく打ち明けた。■「新人なのに、全スタッフに牛肉を奢る」!?ソン・ガンホの後輩っぷりについては、「こんな緊張感のない新人俳優がいるんだなと思いました」とおどけて話すソ・ヒョヌ。ピョン・ヨハンが「素晴らしい後輩です」というと、ユ・ジェミョンが「新人らしくない新人でした。現場と同僚、スタッフをこよなく愛する姿は勉強になりました」と褒めると、ソン・ガンホは大げさに「ありがとうございます!先輩たち!」と言って嬉しそうな表情。ユ・ジェミョンオ・スンフンは「後輩と演技をするのに、なぜこんなに緊張するのだろうと、不思議な感覚がしました」と本音をポロリ。「後輩がよく奢ってくれました。いい後輩でした」と撮影秘話を明かすと、ソン・ガンホは「新人なのに、全スタッフに牛肉を奢るという不思議な経験をしました」と付け加え、会場の笑いを誘った。前代未聞(?)の新人の登場に、気になるのは早くも年末のショーレースの行方。記者から、早速“新人賞”受賞への抱負を聞かれたソン・ガンホは、「いただけるのであれば喜んで。でも、素晴らしい俳優さんたちがたくさんいるので……」と謙虚に回答し、またもや笑いをさらう。■監督が自身「回を重ねるごとに、なぜ私がロマンスだと言ったのかがわかる」キャラクター紹介では、それぞれの個性的なキャラクターが浮き彫りに。ピョン・ヨハンが演じるのは、"サムシクおじさん"と出会い、自身が描く夢を実現させようと奮闘するエリート青年キム・サン。「キム・サンはアメリカで博士号を取ったエリートです。キム・サンにとってサムシクおじさんは、自分の価値を評価し、手を差し伸べてくれる人です。キム・サンの“サムシクおじさん”に対する思いは、また違う機会にお話ししようと思います」と話し、視聴者の想像をかき立てる。これまで明るいイメージの役柄が多かったチン・ギジュは、今作ではクールな才女を演じた。国文科をトップの成績で卒業し、のちに新聞記者となるチュ・ヨジン役を演じている。「ヨジンは溌剌としたところは全くありません」と笑うチン・ギジュ。「能力は高いのにひけらかすことはないし、高い志を野心として表出することもない。唯一、サムシクおじさんの誘惑に乗らない人物ではないかと思います」と説明した。実は、チン・ギジュは女優になる前、民営放送の記者として働いていた経歴の持ち主。そのキャリアも抜擢理由の一つだったようで、自身のキャリアを演技にどのように投影するのか。彼女の演技もドラマの見どころのひとつとなっている。さらにソン・ガンホは、「時代背景となっている60年代は、1食に切実な思いのある時代でした。この作品は、“胃袋を満たす”ことを目標にした地点から始まり、4、5話あたりで頭までくるとそこで少しとどまり、熱いハートに戻ってきて、最後は心臓が破裂する、そんな物語です。心臓が弱い方は気をつけてください」と独特な表現でドラマの全体像を紹介。シン監督は「今作は時代劇、ノワールなど様々なジャンルとして捉えられると思いますが、私はロマンスだと思っています。回を重ねるごとに、なぜ私がロマンスだと言ったのかがわかると思います」と含みのある言葉で視聴者の期待を煽った。最後は1人1人視聴者に向けて最後の挨拶。ポスターの前で集合写真を撮影し、1時間半の会見の幕を下ろした。「サムシクおじさん」は5月15日(水)よりディズニープラス スターにて独占配信開始。(全16話/初週5話一挙配信、以降毎週水曜日2話ずつ、最終週3話配信)(シネマカフェ編集部)
2024年05月10日ヤマシタトモコの同名漫画を映画化した『違国日記』の完成披露試写会が5月9日(木)、都内で行われ、主演の新垣結衣と早瀬憩、共演する夏帆と小宮山莉渚、監督・脚本の瀬田なつき(『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』)が出席した。大嫌いだった姉を亡くした35歳の小説家・高代槙生(新垣さん)が、姉夫婦の急死をきっかけに、姉の娘である15歳の田汲朝(早瀬さん)と不器用ながら、丁寧に同居の日々を重ねて、家族とは異なるかけがえのない関係を築いていく。夏帆さんが槙生の友人・醍醐奈々、小宮山さんが朝の親友・楢えみりをそれぞれ演じている。瀬田なつき監督、夏帆、新垣結衣、早瀬憩、小宮山莉渚原作の大ファンでもあると言う新垣さんは、「すごく思い入れがあるので、うれしいですが、同時にすごく緊張しています。とても温かい映画になったのではないかと思います」と盛況の客席に笑顔でアピール。「分かり合えなくても、寄り添うことはできる。もちろん、ぶつかることもありますが、相手を尊重し大事に過ごすことが、テーマになっていると思うので、ぜひほっこりした気持ちで、劇場をあとにしてもらえれば」と話していた。新垣結衣オーディションで選ばれ、新垣さんとともに主演を務めた早瀬さんは「こういった舞台挨拶や、お客様に直接会うのは初めてのこと」と緊張の面持ち。「憩ちゃんは、舞台に出る前に、すごく緊張していたんですよ」(新垣さん)、「さっきまで、ずっと結衣さんにすがりついてました」(早瀬さん)と和やかな会話を通して、早瀬さんの緊張も少しずつ解けた様子で、終盤には「もう終わっちゃうのかと思うと、すごくさみしい気持ち。いろんな人の思いが詰まっていて、私にとってもすごく大切な作品。少しでも前向きな気持ちになってもらえれば」と晴れやかな笑顔を見せていた。早瀬憩また、夏帆さんは「登場シーンは少ないですけど、醍醐が登場すると、その場の空気がにぎやかになる。パッと明るくなるような存在でいられたらと思っていた」と役作りを述懐。この言葉に、新垣さんは「すごい、そんな存在感だった!現場に夏帆ちゃんが来ると、全体の空気が入れ替わって華やかになるし、先に夏帆ちゃんの撮影が終わると、嵐が去ったみたいになりました」とふり返った。夏帆ふたりの本格的な共演は、これが初めて。タイトルの“違国”にちなみ「行ってみたい国や場所は?」と問われると、新垣さん&夏帆さんは「宇宙」と回答し、「気が合うね~」(新垣さん)、「ねえ~」(夏帆さん)と意気投合していた。『違国日記』は6月7日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年05月09日コロナ禍に掲載された新聞記事を基に描くヒューマンドラマ『あんのこと』の完成披露試写会が5月8日(水)、都内で行われ、主演の河合優実、共演する佐藤二朗と稲垣吾郎、脚本も手がけた入江悠監督(『SR サイタマノラッパー』『AI崩壊』)が出席した。母親から虐待の末に、売春を強いられ、ドラッグに溺れる少女・杏(河合さん)は、人情味あふれる型破りな刑事・多々羅(佐藤さん)に補導されたことがきっかけで、少しずつ更生の道を歩み出していく。そこに、多々羅の友人でジャーナリストの桐野(稲垣吾郎)も加わり、杏は彼らの助けも借りながら、新たな仕事や住居を探し始めるが、突然のコロナ禍で、杏は再び救いようのない孤独と不安に直面せざるを得なくなる。壮絶な人生を歩む主人公を演じた河合さんは、「実在する方のお話しなので、とても強い気持ちで、大切に触れないといけないと思った。どこまでも真剣に、誠実に演じることに徹していました」と述懐。それだけに、役への思いは強く「私にとっては、これまでも、これからも特別な役。この作品を経験できたことは大きいですし、糧になって、支えになるだろうと思う」としみじみ語った。河合優実杏を救おうとする型破りな刑事・多々羅を演じた佐藤さんからは、河合さんとの共演シーンに隠された“ふたりだけが知る”エピソードが披露されたが、当の河合さんは「あまり言ってしまうと、お客様もそう見てしまうので…」と思わず苦笑い。すかさず、稲垣さんが「ゴメン、僕らが“不適切”だったよ!」と、河合さんが出演したドラマ「不適切にもほどがある!」を引き合いにフォローし、会場を笑いに包む場面もあった。その稲垣さんは、正義感と友情に揺れるジャーナリスト・桐野を演じ、「撮影中は、杏ちゃんの心の叫びを皆さんに届けたいという思いで演じていた。誰しも絶望に落ちることがあるが、それを救ってあげられる、安心できる社会、声を聞いてあげられる世の中を作っていかなければいけないとつくづく思った」と真摯に語っていた。佐藤二朗劇中で描かれる“運命の出会い”にちなんだ質問には、佐藤さんが「運命の出会い?妻です」と即答。また、稲垣さんは、「30年近く一緒にやってきたメンバーですね」と回答し、「グループは解散しましたけど、いまは『新しい地図』として、草彅(剛)さん、香取(慎吾)さんと一緒にファンミーティングをやっていて、親子2代3代で来てくださるファンの方も。ありがたいですし、すごいこと」と感謝していた。稲垣吾郎『あんのこと』は6月7日(金)より新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:あんのこと 2024年6月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2023『あんのこと』製作委員会
2024年05月08日杏主演のヒューマン・ミステリー『かくしごと』の完成披露舞台挨拶が行われ、杏さん、中須翔真、佐津川愛美、安藤政信、奥田瑛二、そして関根光才監督が登壇。息子役・中須さんが「母の日」の花束をサプライズプレゼントした。先日実施された最速試写会後には、「涙が止まらなかった」「かりそめの親子の尊い姿が美しかった」「ラストが良すぎて余韻が凄い」といった声がSNSでいくつも寄せられた本作。今回の舞台挨拶では、主人公・里谷千紗子を演じた杏さんはさわやかなブルーグレーのドレスで登場。千紗子と疑似家族として過ごす記憶喪失の少年・犬養洋一/里谷拓未を演じた中須さんは「今日は雨の中来ていただきありがとうございます」と観客への気遣いを見せた。関根監督は「たくさんの方に集まっていただきうれしいなと思います。今日はしっとりとした天気ですが、この映画もしっとりとしているので、天気と合わせて馴染んでいただけるのではないかと思います」とあいさつした。杏、“息子”中須翔真に「こんなに無垢な存在が画面の中にいるんだ」虐待の痕がある少年を守るために母親だと嘘を吐く千紗子。強烈な母性が印象的な役どころだが、杏さんにオファーがきた際のことを尋ねると、「子供から大人になって、大人になっても年月を重ねた今だからこそできる役だと思いました。年月を重ねることで涙もろくなったり、悲しいニュースや子供が巻き込まれるような事件に対してどうしようもない怒りや悲しみを覚えるようになって、それを思い切り体現できるのがこの役だと思いました」と役柄への思いを吐露。杏中須さんは杏さん、奥田さんとの共演シーンが多かった現場について、「お二人とも優しくて、いろいろ教えてもらったりしました。杏さんは撮影以外のところでも、山奥の撮影でコンビニもスーパーもないときに、食べ物を差し入れしてくれたりしてすごく助かりました」と当時をふり返る。そして奥田さんについて「どんなシーンかは言えないんですが…、あるシーンで演技を教えてもらって、そういう面ですごくおせわになりました」と明かした。そんな中須さんについて、杏さんは「(撮影当時)2年前はもう一回り小さかったので、大きくなったなと思います。映画のなかだとこんなに無垢な存在が画面の中にいるんだと驚くと思うので、楽しみにしていただきたいと思います」とその魅力を語った。また、千紗子と確執がある認知症の父・里谷孝蔵を演じた奥田さんに役について聞くと、「それは申し上げられません。ネタバレになりますし」とコメント。「ただ、綺麗な格好の僕は今日しか見られません。今日のためにスリーピースを着てきましたから」と舞台上の俳優・奥田瑛二の姿とはかけ離れた姿であることをにおわせた。奥田瑛二千紗子の友人でシングルマザーでもある野々村久江は、千紗子の嘘を唯一知る人物。彼女を演じた佐津川さんに、もし自分が千紗子や久江の立場だったら共感できるか尋ねると、「シングルマザーということで、自分が子供を守らなければ、自分しかいないという気持ちがあって。母親になったことはないんですが、その感情はわかるなと、そこを最初に掴んで役に入りました。(この作品は)誰が悪いとかでもなく、それぞれの大切にすべきものを想って行動していくということが描かれていて、そこがすごく共感できたポイントでした」と応じた。佐津川愛美少年の父親・犬養安雄を演じたのは安藤さん。脚本を読んだとき、何度泣いたか数え切れなかったという。最も惹かれた部分を尋ねると、「年齢を重ねると視野も広がって、父親とか兄弟とか祖父とか、いろんな関係性がもっと見えていきますが、そのすべての経験や感情が台本の中に詰まっているような気がしました。今でも台本を読んでいるときの気持ちはこうやって喋っていると湧き出てきます」と打ち明ける。「脚本が素晴らしかったし、この主人公を自分で演じてみたいと思うくらい魅力的な主人公でした。衣装合わせの時に『自分が演じたいっす!』と言ったくらい。杏さんはすごくいい役を勝ち取ったなと思いました。本気でこれをやりたい、演じたいと思いました」と熱量高く語った。安藤政信本作が長編第2作目となった関根監督。なぜこの作品を選んだのかという質問に、「中高生のころ、祖父が認知症になってしまったんですが、原作の『嘘』を読んで、あのときこうしていれば、と思うことがたくさんありました」ときっかけを明かす。「児童虐待というテーマも、いまたくさんの悲惨な報道がされていて、目にするたびに驚きすぎてドキドキしてしまいます。父になってから、ほかの報道とは違う体の反応があると思っていて、じゃあ父としてこういった問題に対してなにができるかと考えたときに、仕事としてなにか伝えられたらと思いました。その二つが融合した作品だったので、ぜひやらせてくださいとお話しました」と原作の魅力を語った。関根光才監督杏「あなたはなにができますか、というところにグサッとくる」先日の最速試写会で号泣者が続出した本作。登壇者にもどのような感情を得たか質問を投げかけると、奥田さんは「確執のある親子がなぜねじれざるを得なかったかということと、修復の困難、そして一人の少年という授かりものが訪れることによる、トルネードのような力と静けさが全面的に出ていて、いろいろな方向で観ていただけると思います」と回答。安藤さんは、「素敵なシーンがたくさんあるけど、観る人の世界観をブチ壊したくないので何も言えないです」とキッパリ。「ただ、息子役の中須さんがすごいいい芝居をしてました。試写会でがっちり握手したくらいです」と中須さんの演技を称賛。佐津川さんは、「撮影しているときから、ロケーションひとつにしても撮り方にしても、映画を撮っているなと思う作品でした。仕事の関係で試写に行けずタブレットで観たんですが、その小さい画面でもすごい泣いてしまって、これを大きいスクリーンで観たらどれだけのパワーなんだろうと思いました。それだけのパワーと、グッとくるものがあります。私もスクリーンで観るのを楽しみにしています」と作品の力を語る。そして中須さんは「そうですね…」と熟考。奥田さんが「せっかくこれから観客の皆さんが玉手箱を開けられるから、あまり言いたくない。だから決して役者が口下手なわけではないんですよ!」と助け船を出すと、中須さんは「これが僕のかくしごとです!」と言い、会場からは感心したような拍手が送られた。中須翔真杏さんは「中須さんの演技もそうですし、観たあとに、自分がそれぞれの立場だったらどうするか考えます。人の倫理観は時代や国によってひっくり返りますし、必ずしも今の自分が正しいとは限らない。目の前にか弱き存在がいたとき、あなたはなにができますか、というところにグサッとくると思います」と本作の魅力を語った。また、この日は、もうすぐ「母の日」ということで、“息子”中須さんから“母”杏さんへサプライズプレゼント。カーネーションの花束を持って現れた中須さんの姿に、驚いた様子の杏さん。「僕のお母さんになってくれて、ありがとう」と感謝を伝えながら中須さんが花束を手渡すと、杏さんは満面の笑みでハグ。「このセリフは、映画を観るとWで泣けてきますね。あとでしっかりかみしめたいです…!ありがとうございます」と感激していた。『かくしごと』は6月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:かくしごと 2024年6月7日よりTOHOシネマズ 日比谷、テアトル新宿ほか全国にて公開©2024「かくしごと」製作委員会
2024年05月08日5月7日(火)、東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」のメディアプレビューが開催され、新レストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」もお披露目された。「ファンタジースプリングス」内、ディズニー映画『アナと雪の女王』の世界が広がるエリア「フローズンキングダム」には、同映画に登場するアレンデール城の中にある、約570席のカウンターサービスのレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」が新たにオープンする。「アレンデール・ロイヤルバンケット」ではアナとエルサが、城の門を開けてアレンデール王国の人々を祝宴に招待。ゲストはダイニングエリアとして開放されたお城の部屋で、食事を楽しめるようになっている。店内には、映画に登場するキャラクターたちに関する本やキャラクターたちをモデルにした美術品、また「生まれてはじめて」が歌われたシーンに登場する数々の絵画が飾られ、エルサの戴冠式のパーティーが開かれた大広間で食事をすることもできる。なお「ディズニー・モバイルオーダー」対象店舗であり、レストランのメニューは、ディズニー・モバイルオーダーで注文することができる。「フローズンキングダム」は、ディズニー映画『アナと雪の女王』の世界が広がるエリア。雪や氷を操る魔法の力を隠し続けてきたエルサがその力をありのままに受け入れ、「真実の愛」で魔法を自由に操ることができるようになった、映画が幕を閉じた後の幸せな世界となっている。ゲストは、暖かさを取り戻し祝福ムードに包まれたアレンデール王国を訪れることができる。東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、6月6日(木)グランドオープン。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年05月07日東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」の6月6日(木)のグランドオープンに先駆け、5月7日(火)、新エリア全体を報道陣に公開。ディズニー映画『アナと雪の女王』のアナとエルサもお祝いに駆け付けた。新エリア「ファンタジースプリングス」は、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」がテーマだ。ディズニー映画を題材とした3つのエリアである「フローズンキングダム」(『アナと雪の女王』をテーマとしたエリア)、「ラプンツェルの森」(『塔の上のラプンツェル』をテーマとしたエリア)、「ピーターパンのネバーランド」(『ピーター・パン』をテーマとしたエリア)と、先日メディアにも公開された1つのディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成される広大なエリアだ。東京ディズニーシーのロストリバーデルタとアラビアンコーストの間を抜けた先に広がる同エリア内には、映画のキャラクターをかたどったロックアートがある魔法の泉がゲストを出迎えるほか、映画の世界が感じられる4つのアトラクション、レストランや商品施設などがあり、ディズニーファンタジーの世界へ誘っていく。この「ファンタジースプリングス」への入場および「ファンタジースプリングス」内の対象アトラクションの利用には、対象アトラクションの「スタンバイパス」(無料)または「ディズニー・プレミアアクセス」(有料)の取得が必要となる。詳細は公式サイトで確認のこと。東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、6月6日(木)グランドオープン。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年05月07日イタリア映画界を代表する8名の映画監督が来日し、有楽町朝日ホールで行われた「イタリア映画祭 2024」開会式に参加。東京では5月1日(水)より、大阪では5月18日(土)より開催となる。有楽町朝日ホールでの開会式には、エドアルド・デ・アンジェリス監督(『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』)、アンドレア・ディ・ステファノ監督(『アモーレの最後の夜』)、ジネヴラ・エルカン監督(『そう言ったでしょ』)、パオロ・ジェノヴェーゼ監督(『人生の最初の日』)、ダニエーレ・ルケッティ監督(『信頼』)、ラウラ・ルケッティ監督(『美しい夏』)、ファビオ・モッロ監督(『あなたのために生まれてきた』)、マルゲリータ・ヴィカーリオ監督(『グローリア!』)が登壇した。温かな拍手に迎えられ、登壇した監督たちは皆口々に「日本に来ることができて嬉しい」と笑顔を見せた。エドアルド・デ・アンジェリス監督は「私の生まれ故郷は海に囲まれています。そして日本も海に囲まれています。つまり、私たちはよく似ていますね」と独特の挨拶で開場を笑わせた。ダニエーレ・ルケッティ監督は「現在のイタリア映画界はバイタリティ溢れる作品がたくさん溢れています。それぞれの監督の個性を活かした粒ぞろいの映画ばかりで、この映画際でも歴史、家族、アクション、ラブストーリー、音楽……など様々なジャンルが集まっています。日本の皆さんに見てもらいたい映画ばかりですが、少なくとも今日来日した私たち8人の作品は必ず全部見てくださいね」と来日組の作品を強調して明るくアピール。初監督作『グローリア!』を引っ提げて来日したマルゲリータ・ヴィカーリオは、「日本とイタリアでは文化も違いますし100%理解はできないかもしれない、でも6日間続くこの映画祭が、そんな違いを楽しむ貴重な機会になればと思います。いろんなイタリア映画の世界に入り込んで楽しんでください」とメッセージを送った。本映画祭では、新作13本と旧作1本の計14作品が上映される。東京会場は5月6日(月・祝)まで、大阪会場は5月19日(日)までの開催。チケット情報など詳細はイタリア映画祭2024の公式サイトで確認できる。イタリア映画祭 2024▼東京会場会期:5月1日(水)~5月6日(月・祝)会場:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11階)主催:朝日新聞社、イタリア文化会館、チネチッタ/特別後援:イタリア共和国大統領/後援:イタリア大使館▼大阪会場会期:5月18日(土)~5月19日(日)会場:ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)主催:朝日新聞社、イタリア文化会館-大阪、チネチッタ 特別後援:イタリア共和国大統領/後援:イタリア大使館、イタリア領事館(シネマカフェ編集部)
2024年05月03日アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、ジョージ・ミラー監督が参加する『マッドマックス:フュリオサ』のオーストラリアプレミアが、現地時間5月2日(日本時間:同日)に開催。映画宣伝アンバサダーのなかやまきんに君による、レッドカーペットインタビューが到着した。2015年に公開されるやいなや、そのリアルで圧巻のノンストップ・カーアクションが世界中を席巻し、映画史を変えた『マッドマックス怒りのデス・ロード』。伝説の創始者・偉大なる巨匠ジョージ・ミラー監督が再び世界に放つ、伝説のサーガ最新作は、SNSでは早くも期待値が爆発し、話題となっている。ジョージ・ミラー監督、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワースこの日、会場となったState Theatreでは、劇中に登場するバイクや車が展示され、映画の世界観に入り込んだかのような空間が広がる。9年ぶりの“マッドマックスサーガ”最新作の公開に向けて、会場にはファンが大勢詰めかけていた。プレミア会場には、マッドマックスシリーズの大ファンなことから本作の映画宣伝アンバサダーに就任した、なかやまきんに君の姿が。タンクトップにホットパンツという“正装”で登場したきんに君は、マッドマックスシリーズの魅力を「とにかくアクション! とんでもないです! 始まったら最後まで止まらない素晴らしい映像の連続で、まばたきする暇も息つく暇もないぐらい、とにかくアクションがすごいんです」と大熱弁。プレミアでひと足早く鑑賞したという本作については、「衝撃でした! もちろんアクションはすごいんですが、ストーリーも素晴らしい。心打たれるものがあって、人間と人間の物語が最高なんですよ。そこにとんでもないアクションが連続して、心がグイグイ持っていかれます!」と興奮気味に語った。早くもボルテージMAXのきんに君は、レッドカーペット上でキャストと監督に英語でインタビューも行った。まず登場したのは、世界中で熱狂的な人気を誇るMADな世界〈マッドワールド〉の生みの親ジョージ・ミラー監督。きんに君が、常に腰に熊のぬいぐるみが括りつけられているクリス・ヘムズワース演じるディメンタス将軍をイメージして自身のホットパンツにも熊のぬいぐるみをつけてインタビューに臨むと、「観てくれたんだね!」と嬉しそう話す。続けて「寒くないの?」ときんに君の恰好について心配すると「寒くないです! なぜならまだ映画に興奮しているし、あなたの目の前に立っているからです!」と興奮気味に答えたきんに君。きんに君、ジョージ・ミラー監督が「V8ポーズ」「ウォーボーイズをはじめマッチョなひとたちを沢山使って長い間撮影する苦労や秘訣などはありますか?」と質問すると、ミラー監督は「セカンドユニットとかスタントコーディネーターのスタッフたちはすごい良いチームで長年一緒に仕事をしています。いつも安全に規律正しく情熱的にハードワークで大変だったけど、楽しく仕事ができていますよ」と明かした。また、クリス・ヘムズワースの役作りについて質問すると、「特別な指示をすることはありませんでした。彼はこの役のために特別なトレーニングしなかった。なぜならば彼は、この映画で歳をとっていく役だから、前のままの腕だと太すぎると心配していたんです。君と同じで彼は身体を動かさないといられないたちだから、運動はしていたけど筋肉を大きくする運動はしていなかった。でも彼はとてもよくやってくれましたよ」と、クリスに全幅の信頼を置いている様子。さらにインタビュー後はV8ポーズでの2ショット撮影も実現した。続いて登場したのは、自身でも珍しい残虐な悪役で、バイカーギャング集団を率いるディメンタス将軍を演じたクリス・ヘムズワース。きんに君が「どんな役をやっても筋肉が素晴らしいのですが、今回の役作り身体づくりで苦労したことは?」と質問すると「この作品の前に『ソー:ラブ&サンダー』を撮影していたんですが、そこから撮影までの間に元の自分の身体に戻す時間があまりなくて、普段の自分よりも筋肉がついている状態だったので、それが役にちょうどよかったんです」と明かす。「ジョージ・ミラー監督がつくったディメンタスというキャラクターは見栄っ張りで妙に堂々としているやつなので、彼の支配的な面や権力がある様を演じるにあたって身体的に活きました。あとは声の質やしぐさなどを役に合わせて練り上げていきました」と語る。「撮影後まだトレーニングは沢山してますか?」と質問すると、「ウエイトよりも今はもっとランニングやボクシングもやっていますよ!」とクリス。身体つくりに余念がない者同士心も通ったようで、インタビュー後はクリスがきんに君の頬をつかむ仲良し2ショットも撮影した。そして最後に登場したのは、映画の主人公で怒りの戦士フュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイ。まるで全身にゴールドの矢が刺さったかのようなインパクト抜群のドレスに身を包んだ彼女に対し、会場からは悲鳴にも似た声もあがるなどボルテージはMAXに。きんに君が「アクションシーンをやる上で一番大変だったことは?」と質問すると「一番大変で一番楽しかったことは、同じことを何度も繰り返したこと」とアニャ。「ふつうは繰り返すとどんどん悪くなっていってしまうんですが、以前私がバレエダンサーだったこともあり、繰り返す毎により完成度が高くなっていきました。常に最高の自分を、自分のベストを更新していったことが楽しかった」とストイックな一面をのぞかせ、最高のフュリオサを作り上げるために、努力を積み重ねたことを語った。きんに君が「だからあなたのアクションシーンは強くて美しいんですね!」と伝えると「ありがとう、優しいのね」と返し、きんに君がつけた熊のぬいぐるみに気づくと「あ! あの(ディメンタス将軍)の熊ね! あなたの服装大好き!」とベタ褒め。インタビュー後の2ショットも実現した。キャストや監督が過ぎ去った後も、興奮が止まらないマッドマックスファンのきんに君は「緊張感もある中、どうなるかと思いましたけど無事三人にインタビューをすることができてよかったです!」と安心した様子を見せ、改めて「とにかく最高な映画なので見てください!」とアピール。「パワー!」と持ち前のネタで締めくくっていた。『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)より全国にて公開。IMAX®/4D/Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)/ScreenXにて公開(シネマカフェ編集部)■関連作品:マッドマックス:フュリオサ 2024年5月31日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAXR is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年05月03日ニッポン放送のリスナーを招待した、Galaxy presents『不死身ラヴァーズ』ニッポン放送特別試写会が4月30日に行われ、監督の松居大悟、音楽・主題歌を担当した澤部渡(スカート)が登壇した。映画を鑑賞した澤部さんは「すごく変な映画だと思うんです。でも、その変さが強烈にキャッチーでポップ。その感じにグッとくるというか、変であることが誠実な気がして、最高でした」と感想を語った。原作は、映画が完成してから読んだそうで、「ポップさが(映画と原作と)同質なんですよね。原作の細かいシーンを劇中に持ってきたりしていて、それを見ていたので『なんて愛に溢れた映画なんだ!』と思いました」と絶賛した。そんな原作は、映画とは主人公の男女が逆となっているが、松居監督は「(男女逆にしたとしても)テーマというか、エッセンスは映画に“匂い”として残したいと思いました」とこだわりを明かす。また、主題歌を澤部さんにオファーした理由については「(この作品は)ポップに見えるけれど、ポップじゃない。独特な雰囲気が漂っているので、映画音楽家が映画に寄せて作るのがイメージできなくて。アーティストの方が主題歌として表現を並走してくれたら良いなと思いました。透き通るような片思いが繰り広げられるので、それを澤部さんの音楽・歌声でやっていただけたら良いなと思いました」とコメントした。そして主題歌「君はきっとずっと知らない」について松居監督は、「この映画の最後に流れるタイトルとしてとても良いと思った」と話し、実際に曲を聴いてみて「スカートの音楽を聴いていても、あんまり聴いたことのない音楽だった。驚きと共に、映画の最後に流れる曲として、未来に向かっていくようなイメージが湧いて、温かい気持ちになりました」と感想も述べていた。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:不死身ラヴァーズ 2024年5月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会©️高木ユーナ/講談社
2024年05月01日台湾発のオリジナルBLドラマ「VBLシリーズ」4部作「Stay By My Side」「You Are Mine」「VIP Only」「AntiReset」の、各作品の主演俳優総勢8名が来日し一堂に会するイベント「VBLシリーズ ファンミーティング in TOKYO~東京でV8に会おう!~」が4月27日開催。昼の部、夜の部ともに、日本のファンのみならず海外からもファンが駆けつけた。最初に8人(V8)が一気に呼び込まれると、大きな歓声と共に「Stay By My Side」ヤン・イーシュエン、ホン・ウェイジョー、「You Are Mine」マオ・チーション、シャオ・ホン、「VIP Only」ホアン・チョンバン、チェン・シュエンユー、「AntiReset」ホアン・リーフォン、ウー・ピンチェンが舞台袖から登場、客席の周りを一周してファンに挨拶、ステージに登壇した。最初のひと言挨拶では、全員が日本語で名前を言って挨拶。まずは、何度目の来日なのか、日本で印象的なこと、覚えた日本語など、日本に関するトークが続く。次に、作品の見どころと役柄についてそれぞれが語ることに。「Stay By My Side」は、ウェイジョーが「これは学園で起きた物語で、最初はお互いに知らない関係ですが、付き合っていくうちに仲良くなっていく、というドラマ」と語り、イーシュエンが「最近知ったのですが、4作品の中で一番キスシーンが多い」と話すと会場から黄色い声が上がる。「Stay By My Side」ヤン・イーシュエン、ホン・ウェイジョー「You Are Mine」は、シャオ・ホンが「2人の主人公は全く違う世界を生きていて、一緒に過ごすようになる。非常に見どころはたくさんあります」と語った。チーションは「僕の役は猫のようで、彼はネズミのよう。当然ネズミは猫に追いかけられます。猫も油断する時があり、ネズミが逃げてしまった。それをどう捕まえるかという、そんな話です」と話すと、MCから「『トムとジェリー』のようなケミ」との指摘も。「You Are Mine」マオ・チーション、シャオ・ホン「VIP Only」は、「最初人間はみんな自信も勇気もない。ただある出来事がきっかけとなって、自信と勇気を持つようになり一歩踏み出す、そんな作品」とシュエンユーが語る。チョンバンは「ストーリー上の見どころだなと思う所はグルメです。おいしい料理がたくさん出ます」と話す。「AntiReset」は、「内気な教授の所にAIが来たんですが、長く過ごしていると感情が生まれて離れられなくなってしまう、という話です」とピンチェンがコメント。リーフォンは「人間とロボットのラブストーリー。最初教授は非常に冷たいのですが、AIに出会って少しずつ胸襟を開いて好きになる、そこが見どころ」と説明した。そして、役作りに関して「Stay By My Side」のイーシュエンは、「普段アクティブで賑やかなのに、役柄は落ち着いているタイプ。心の中からその落ち着いた面を引き出すのが、難しかった」と語る。ウェイジョーはバスケットボールのうまい設定だが「実はバスケが全然うまくなくて、イーシュエンさんに教えて貰いました」と笑わせた。「You Are Mine」のチーションは「半分自分に似ている。社長は偉そうな感じでポケットに手を入れて歩いたりしますが、片手を入れるか両手の方がいいか等、研究してお芝居をしていました」とコメント。同じくシャオ・ホンは「この役でラッキーだと思った。社会人として僕も役柄も新人なので、やる気があって情熱的、その気持ちはよく解ります。挫折した時はシンドイと思うのも同じです」。MCから「等身大の姿と似ているかな、天真爛漫で元気な役どころですね」と言われると「ある所は似ているけれど、そんな事はありません!」と答えた。「VIP Only」ホアン・チョンバン、チェン・シュエンユー「VIP Only」のチョンバンは「ドラマではヘアスタイル、顔が違います!演技について授業を受けたりもしていますが、正直どうやるのかプレッシャーがありました」と話すと、シュエンユーは「僕の役は可愛い役です。リアルな僕も可愛いです!」とファンを沸かせる。「AntiReset」のピンチェンは「役と自分にはとても開きがあります。僕はもっと情熱的でストレートな人間。教授のバックグラウンド等を考えて、少しずつ教授に近づける努力をしました」とコメント。8人の中で唯一人ではない役どころを演じたリーフォンは「最初はどうしようと思いました。映画を見たり人の話を聞いて、それぞれAIについて考え方が違う事に気付きました。そこでどれか一つを見本にするよりも、自分のやりたい事をやって行く方がうまく行くと思いました。だから現場ではアドリブが多く、物を急に倒したり、安定感を保つようにした」と、苦労を明かした。「AntiReset」ホアン・リーフォン、ウー・ピンチェン次に、各作品の俳優が自分たちのキスシーンをセレクトしスクリーンに映す「二人で選んだキスシーン」コーナー。「Stay By My Side」は、タオルで目を隠してキスするシーンをセレクト。「You Are Mine」は、社員旅行中のベッドでのキスシーン。「VIP Only」はリウ・リーがグー・ジンに言う「誕生日おめでとう」のキス。「AntiReset」ではホンジウがイーピンの髪、耳、唇等、意味を語りながら演じる詩的なキスシーンを選んだ。背後三面に大きく映し出された映像で、観客の歓声を聞きながら見る各シーンに、俳優たちは照れくさそうな様子や当時を思い出すなど、様々な反応でこのコーナーを楽しんでいた。そのほか、「歌のコーナー」や「デート映像を見ながらまったりトーク」のコーナー、「ガチで対決!演技再現コーナー」では本家の2人の演技の後に、違うカップルが同じシーンを演じることに。アドリブも入り会場は爆笑の連続。MCからは「本家を越えてくる勢い」と言われるほどで、大盛況のままコーナーは終了した。「VBLシリーズ ファンミーティング in TOKYO~東京でV8に会おう!~」は5月3日(金)18時~5月16日(木)23時59分までRakuten TVにて見逃し配信。独占インタビューを追加した「VBLシリーズファンミーティングin TOKYO〈日テレプラス版〉」は6月30日(日)15時~CS 日テレプラスにて放送予定。「VBLシリーズ」4部作リリース情報第1部「Stay By My Side」《Blu-ray/DVD情報》Blu-ray BOX&DVD-BOX 発売中Blu-ray:各13,200円(税込)/DVD:各11,000円(税込)《配信/放送情報》Rakuten TV、ビデオマーケット他、各社動画配信サービスにて配信中FODにて見放題先行独占配信中CS 日テレプラスにて5月20日(月)より放送第2部「You Are Mine」《Blu-ray/DVD情報》Blu-ray BOX&DVD-BOX 発売中Blu-ray:各13,200円(税込)/DVD:各11,000円(税込)《配信/放送情報》Rakuten TV、ビデオマーケット他、各社動画配信サービスにて配信中FODにて見放題先行独占配信中CS 日テレプラスにて5月29日(水)より放送第3部「VIP Only」《Blu-ray/DVD情報》Blu-ray BOX&DVD-BOX 発売中Blu-ray:各13,200円(税込)/DVD:各11,000円(税込)《配信/放送情報》Rakuten TV、ビデオマーケットにて配信中FODにて見放題先行独占配信中CS 日テレプラスにて6月放送予定第4部「AntiReset」《Blu-ray/DVD情報》6月28日(金)Blu-ray BOX&DVD-BOX 発売Blu-ray:各13,200円(税込)/DVD:各11,000円(税込)《配信/放送情報》Rakuten TV、ビデオマーケットにて配信中CS 日テレプラスにて6月放送予定(シネマカフェ編集部)
2024年05月01日東京ディズニーシーでは現在、6月30日(日)までの間、新しいスペシャルイベント「東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル」を開催中。多くのゲストを魅了している。これは“食で世界を巡る”をテーマに、シェフの独創性を活かした特別なコースやセット料理や、食べ歩きを楽しめるスナック、バリエーション豊かなドリンクなどを提供する食のイベントだ。第1弾の2024年度は、東京ディズニーシーの8つのテーマポートを題材に、世界の国々のメニューを提供するほか、6月6日(木)に新しくオープンする新エリア「ファンタジースプリングス」の世界をイメージしたメニューも提供する。対象メニューと引き換えることができるフード&ドリンクチケットとスーベニアランチボックスがセットになったシーズナルグルメチケットセットが登場するほか、アメリカンウォーターフロントでは「東京ディズニーシー・フード&ワイン・フェスティバル」の提供メニューが一覧で分かるリーフレットも配布。同イベントを盛り上げるデコレーションなども施され、いつもとは違った東京ディズニーシーの風景も楽しめる。6月30日(日)までの間、美味しいフードやドリンクでパークを満喫して。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年05月01日東京ディズニーランドで4月9日、期間限定のスペシャルイベント「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!」がスタートした。このイベントは、東京ディズニーランド開園当初から親しまれてきた人気アトラクション「スペース・マウンテン」が7月31日(水)のパーク閉園をもってクローズすることに伴い、4月9日(火)~7月31日(水)の期間限定で、現在の「スペース・マウンテン」での最後の宇宙旅行をこれまでの思い出とともに楽しめるスペシャルイベントだ。開催期間中、「スペース・マウンテン」周辺に特別なデコレーションや、宇宙空間をイメージしたフォトロケーション「スペース・フォトプレイス」が登場するほか、トゥモローランドではイベント限定のオリジナルシールを配布する。また、イベントと連動したスペシャルグッズやスペシャルメニューも販売する。これまでの「スペース・マウンテン」の思い出に浸りながら、いま一度スリリングな宇宙旅行に参加してみては。なお、2027年には現在の「スペース・マウンテン」および周辺環境が一新され、新たな「スペース・マウンテン」が開業予定だ。現在のジェットコースタータイプの屋内型アトラクションという形態はそのままに、新たな性能や特殊効果が加わることで、いままで以上にスリルと興奮に満ちた宇宙旅行を楽しめるようになるという。さらなる進化に期待だ。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年04月30日東京ディズニーリゾートの新ディズニーホテル、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のグランドオープン(6月6日)に先駆け、4月23日にプレスプレビューが開催された。今回は2棟あるうちの<グランドシャトー>をレポートする。同ホテルは新エリア「ファンタジースプリングス」の魔法の泉のほとりに立ち、そのファンタジースプリングスの雰囲気を感じながら滞在を楽しめるパーク一体型のディズニーホテルとなっている。2つのホテルタイプを有する同ホテルはファンタジースプリングスの動植物や魔法の泉のモチーフで装飾された客室があるデラックスタイプ「ファンタジーシャトー」と、東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供するというラグジュアリータイプ「グランドシャトー」の2棟で構成。ラグジュアリータイプの「グランドシャトー」では、東京ディズニーリゾートで最上級のホテルステイを楽しめると言い、立体感のあるモールディングや、金箔が施されたカルトゥーシュなど、豪華なだけでなく、気品にあふれた装飾が施された空間でゲストを出迎える。客室数は56室で、価格は変動制だが、現時点では開業時より一室30万円台に設定されている。全客室に併設されたバルコニーやテラスからは、目の前に広がるディズニーファンタジーの世界を独り占めするかのような贅沢な時間を満喫できる。また、客室料金にはパーク内アトラクションをスムーズに楽しむことができるアトラクション利用券や、専用の鑑賞席でゆったりとショーを堪能できるショー鑑賞券が含まれているほか、グランドシャトー宿泊ゲスト専用のパークとの通用口「グランドシャトー・ゲートウェイ」を利用できるなど、様々な特典が用意されている。グランドシャトー・ラウンジは、グランドシャトー宿泊ゲストが利用できる専用ラウンジで、チェックイン・チェックアウトなどの手続きや滞在中のリクエストなどを受け付ける。ラ・リベリュール(フレンチダイニング)ラ・リベリュール(フレンチダイニング)は、グランドシャトー宿泊ゲストだけが利用できる、クリスタルのシャンデリアが印象的な、気品漂う最高級のダイニングホール。また、レストラン内にはキャラクターグリーティングができる専用の部屋もあり、特別なひとときを過ごせそうだ。なお、グランドシャトーへは当面の間、グランドシャトー宿泊ゲストのみ入ることができる。「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のグランドオープンは、6月6日(木)。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年04月27日イ・ジェフン&イ・ドンフィら実力派俳優と、韓国のヒットメーカーが集結し、破天荒な熱血刑事が権力の腐敗を暴くために奮闘するクライム・サスペンス「捜査班長 1958」がディズニープラス スターにて独占配信中。先日、韓国・ソウルで行われた制作発表会の模様が到着した。会見は、フォトセッション、ハイライト映像の公開、記者たちとの質疑応答の順で進行。フォトセッションに登場した主人公ヨンハン役のイ・ジェフンは、ドラマのオープニングソングに乗って登場。続いてヨンハンのバディで“警察署の狂犬”と呼ばれるキム・サンスン役のイ・ドンフィ、ヨンハン率いるチームの一員で怪力キャラのチョ・ギョンファン役のチェ・ウソン、頭脳派の末っ子刑事ソ・ホジョン役のユン・ヒョンスが登場。イ・ジェフンとイ・ドンフィのツーショット撮影では、レトロなポーズを要求された2人が仲良くコッパッチム(小顔ポーズ)。フォーショット撮影では、4人で1つのハートを作り、ドラマさながらのチームワークを見せつけた。イ・ジェフン「応援する気持ちで観ていただきたい」本作は、最高視聴率70%を超えた韓国の国民的ドラマ「捜査班長」の前日譚を描く作品で、田舎出身の若手刑事が個性溢れる同僚3人とチームを組み、権力の腐敗を暴くため奮闘する痛快クライム・サスペンス。キム・ソンフン監督は「主人公のヨンハンが捜査班長になる前の、1958年から62年の間の話を描いています。当時の空気を感じられると思いますし、何よりここにいる俳優たちが皆さんを楽しませてくれるでしょう」と期待を煽る。イ・ジェフンは、「『捜査班長』に登場する4人がどのように集まったのか、どうやって犯人を捕まえるのか、僕自身が気になって、作品に参加することを決めました」とオファーを受けた理由を説明。また、「ヨンハンは(オリジナル作品では)経験の多い立派な刑事。でも、初めから有能な人物ではなかったのではないか、と考えました」とし、「無謀で周りが心配するような刑事がどのように成長していくのかを上手く演じたいと思いましたし、ヨンハンの“犯人を捕まえたい”という情熱とエネルギッシュな姿を表現したいと思いました。ヨンハンを応援する気持ちで観ていただきたいです」と続けた。オリジナル作品でヨンハンを演じたのがベテラン俳優のチェ・ブラム。今作でも1話に登場し、往年のファンを喜ばせた。イ・ジェフンは「普段は、台本読みにも準備万端で臨むため緊張はしない方なのですが、今回は初めての台本読みで(チェ・ブラム)先輩にお会いし、きちんと台本読みが出来たのか思い出せないほど緊張しました」と明かす。「2話までリーディングを終えた時、(チェ・ブラム)先輩が“ヨンハンは、悪い奴らを懲らしめて、弱い人を守る人。心に”怒り“が溢れている人物として演じてほしい”とおっしゃったんです。チェ・ブラム先輩の外見を似せるのは難しくとも、先輩の演じたヨンハンの心と精神は受け継ごうという気持ちで一生懸命演じました」とふり返った。ベストカップル賞候補!?イ・ドンフィ「相性は100%に近かった」サンスン役のイ・ドンフィも、「俳優になってから『捜査班長』をより深く知るようになりました。サンスンを演じるため素材集めをする中で、『捜査班長』を見て、本当にかっこいいと思いました。今見ても先輩方の演技は洗練されていますし、犯人逮捕への情熱と熱い思いが画面からも感じられたので、僕もそのスピリットを継承して、撮影していこうと思いました」と、オリジナル作品出演俳優たちへの尊敬の念を示す。オリジナル作品同様、今作でもヨンハンとサンスンのバディっぷりは健在。加えて、今作にはヨンハンのロマンス模様が描かれている。「ヒロインヘジュ役のソ・ウンスとイ・ドンフィ、どちらとベストカップル賞を取りたいか」という質問が出ると、困惑するイ・ジェフン。すると、イ・ドンフィが「僕が美しき敗北者になって、(ソ・ウンスさんに)ベストカップル賞を譲りたいと思います。僕たちはカップルではないですし、もしかしたらサンスンにも何か(ロマンス)ストーリーがあるかもしれないじゃないですか。皆さん、期待して下さい」と助け舟。するとイ・ジェフンも「それでは、心置きなくソ・ウンスさんを選びます」と乗っかり「ヨンハンのプライベートまでドラマの中で見せられれば、より内容が深くなり、幸せではないかと思いました。ヨンハンとヘジュのロマンスも大きな見どころですので楽しみにしていただきたいです」と加えた。とはいえ、バディの相性はばっちりだったそうで、イ・ドンフィは「相性は100%に近かったと思う」と断言。また「イ・ジェフンさんがいなかったら、僕たちは集まらなかったと思います。ヨンハンの後ろを僕たち三人が歩くシーンが多いのですが、イ・ジェフンさんの背中を見て、とても頼りがいを感じましたし、イ・ジェフンさんのおかげで僕たちが一つになりました」と語り、「僕たちが事件を解決する過程に集中できるよう、立派にリーダー役を務めてくれました」と信頼を寄せた。これを受けてMCは、イ・ドンフィ以外の3人に「あなたにとってイ・ドンフィとは?」と絆を試す質問。すると、イ・ジェフンは「愛です」と即答し指ハート。「ドンフィがいたおかげでリラックスできましたし、頼りになりました」と付け加えた。新鋭ユン・ヒョンス&チェ・ウソンのロールモデルはもちろん…また、ソ・ホジョン役のユン・ヒョンスは「僕のロールモデルは昔からイ・ドンフィさんなので、今回共演できて光栄でした。“リトルドンフィ”と呼ばれることが僕の目標です」と愛情をアピール。するとイ・ドンフィは照れを隠すように「もういい加減にしてほしいですよ。ドキュメンタリー撮影の時、チェ・ブラム先輩の前でもそういうのでとっさに“ここはカットしてくれ”と言いました」と言って笑った。この流れからロールモデルを尋ねられたチェ・ウソンは「僕はドラマのオーディションを初めて受けたとき、自由演技でイ・ジェフンさんの『建築学概論』をやりました。(ロールモデルは)もちろん、イ・ジェフンさんです」とニコリ。イ・ジェフンも、うれしそうな表情を浮かべていた。これが生まれて初めての記者会見というチェ・ウソン。キャスティングされたときの心境を「うれしくて我を忘れました(オルトルトラダ)」と言おうとして、「気が乗りませんでした(トルトラダ)」と思わず言い間違えるハプニングも。「ギョンファンがどんな人物なのか検索したところ、とてもガタイが良かったので、食事量を増やして、25キロほど増量しました。本当にきちんとやり遂げたかったので、(オリジナル作品でチョ・ギョンファンを演じた)チョ・ギョンファン先輩の姿を細かいところまで真似できるように研究しました」と熱弁。役に対する真摯な姿勢をアピールし、名誉挽回を図った。またユン・ヒョンスは、「今作のオーディションを受けることになった時、家族が喜んでくれました。特に祖父は、”オーディション上手くいったみたい“と話したら、ハグをしてくれました。親孝行者になった気分でした」と胸を張った。イ・ドンフィ「僕は大賞がほしいです」昨年「2023 SBS演技大賞」で大賞を受賞したイ・ジェフンには、早くも今作での受賞を期待する声が。イ・ジェフンは「僕が望むのは大賞ではなくて、チームワーク賞です」と“模範”解答。すると隣にいたイ・ドンフィは「僕は大賞がほしいです。とはいえ、大賞は資格がないので、何でもいいので個人賞がほしいです。期待しています」と本音を話して笑いを誘った。最後はキム・ソンフン監督が「10話の中に多彩なエピソードを盛り込もうと努めました。その時代の空気感を皆さんに紹介するための工夫もしました。厳しい環境の中で4人の俳優が素晴らしい演技を見せてくれました」と俳優陣をねぎらう。そして「編集をしながら、最初の観客として楽しく観ましたし、作品の出来に満足しています。皆さんにとってもいいプレゼントになることを願っています」と話し、イ・ジェフンも「今この時代にもこんな捜査チームがあったらいいのに、と思いながらご覧いただきたいです。冷たい時代に、人情を感じるヒューマンドラマとして皆さんの記憶に残ってくれたらうれしいです」と語り、1時間の会見を締めくくった。「捜査班長 1958」は毎週金・土曜日1話ずつディズニープラス スターにて独占配信中(全10話)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月25日映画『わたくしどもは。』の完成披露試写会が4月25日(木)、都内で行われ、主演の小松菜奈と松田龍平、富名哲也監督が出席した。佐渡島の金山跡地で目を覚ました女(小松菜奈)。過去の記憶がない彼女は清掃員の女キイに助けられ、キイがアカとクロという女の子と暮らす家に運ばれる。自分の名前すら思い出せない女はミドリと名付けられ、キイと一緒に清掃員として働き始める。そこで警備員の男アオ(松田龍平)と出会ったミドリは、彼もまた過去の記憶がないことを知り、次第にひかれ合っていく。小松菜奈小松さんは、3月9日に所属事務所を通して第1子出産を報告して以来、初めての公の場。本作で、初共演した松田さんについて、「無口な人なのかなというイメージでしたが、龍平さんがしゃべる間は、ツッコミどころがたくさんあって、ボケてくださる」と意外な素顔を告白。「すごくフランクですし、優しくて、常にドンと構えてくださるので、安心感がありました」とその人柄を語っていた。一方、松田さんは「ボケようと思っているわけではないんですけど、小松さんがすかさずツッコミを入れてくれて」と照れ笑い。全編、新潟県・佐渡島でロケが行われ「小松さんは、かばん1つでフラっと一人で、船で来ていて。フットワークが軽くて、清々しい人だなと思った」とふり返ると、小松さんは「2つくらいですかね(笑)」とかばんの個数を訂正していた。松田龍平記憶を失った“わたくし”を演じた小松さんは、「所作や目の動きで、“わたくし”感を表現した」と言い、「もしも自分が亡くなったら、魂はどこに行くんだろうとか、何に生まれ変わるんだろうとか。そんなことを考えさせる作品。見る人によって、さまざまな見方があるはず」と作品の魅力を語った。小松菜奈松田さんは、自身が演じるアオについて「愛とか好きだとか、そういう感情を現世に置いてきている人物」と説明し、「見終わったとき、死を受け入れる心を持ってもいいんだなとポジティブに思える」と話していた。松田龍平本作は、『Blue Wind Blows』で注目を集めた富名監督が、脚本も手がけ、江戸時代に佐渡金山で過酷な労働を強いられて命を落とした無国籍者の人々を埋葬した「無宿人の墓」に着想を得て、撮りあげた。第36回東京国際映画祭(2023年)コンペティション部門に出品された。小松菜奈、松田龍平、富名哲也監督『わたくしどもは。』は5月31日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:わたくしどもは。 2024年5月31日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開©2023 テツヤトミナフィルム
2024年04月25日真田広之が主演、初めてプロデューサーとしても参加した戦国スペクタクル・ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」の第9話&第10話(最終話)上映イベントが4月24日(水)、都内で行われた。戦国の日本を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた物語と、ハリウッドが生み出す壮大なスケールの映像世界が、配信直後から国内外で大反響を巻き起こした本作。イベントには西岡徳馬(戸田広松)、金井浩人(樫木央海)、穂志もえか(宇佐美藤)、竹嶋康成(村次)、向里祐香(菊)、洞口依子(桐の方)、宮本裕子(吟)が出席した。※()は役名主人公・虎永に長年仕える忠実な腹心である戸田広松を演じた西岡さんといえば、壮絶な運命を演じた第8話が“神回”と話題を集めたばかり。「ハリウッドが作った日本の時代劇の中では、最高の仕上がり」と強い自信を示し、孫娘・宇佐美藤役の穂志さんについては、「時代劇は“外側”から演じようとするけど、気持ち気持ちで演じてくれて、こちらもすごく芝居がやりやすかった」と絶賛の声を送った。西岡徳馬(戸田広松)、穂志もえか(宇佐美藤)その穂志さんは、「時代劇の経験がなく、所作や姿勢など不安もあり、気負っていたが、心強い共演者の皆さんにお会いできて、やり切ることができた」と西岡さんをはじめ、キャスト陣に感謝していた。現在では「エミー賞にノミネートされるのでは?」の声もあがるほど、演技が絶賛されており、「びっくり、びっくりしています。私ひとりでは何もできませんし、私が藤になれたのは、恵まれた環境のおかげ」と話していた。金井さんは、樫木藪重(浅野忠信)に仕える若き知将で、甥の央海を演じる。浅野さんとの共演を、「日々学びがあって、いつも感動していた。撮影がない日も、一緒に散歩や食事、ちょっと遠出したり、お電話したり、すごく濃い時間を過ごした」と回想。撮影が終わりに近づく頃には「浅野さんとの時間がなくなる悲しさで、やってられなかった」と明かし、「海外に挑戦したい思いが強くなりましたし、浅野さんが『絶対できるよ』と言ってくださった」と思いを新たにしていた。金井浩人(樫木央海)イベントには、現在ニューヨークで本作のプロモーション中の真田さんから、メッセージが到着。「伝書鳩にコメントを託しております」と笑いを誘い、「現場での熱い思いは、登壇の素晴らしいキャストの皆さんが語ってくださっていると思います。大スクリーンで最後の2話をご覧いただけること、大変うれしく思います。ごゆっくり楽しみください」と来場者に語りかけていた。「SHOGUN 将軍」(全10話)はディズニープラス「スター」で独占配信中。※西岡徳馬の「徳」は旧字体が正式表記。(シネマカフェ編集部)
2024年04月24日鈴木亮平を主演に迎えたNetflix映画『シティーハンター』が4月25日(木)より世界独占配信。本作の舞台である新宿の中心地、東急歌舞伎町タワー屋外ステージ・シネシティ広場にて4月23日、<ブルーカーペット・ワールドプレミアイベント>が実施、鈴木さんら、森田望智、安藤政信、木村文乃の豪華キャスト陣、佐藤祐市監督が登壇した。会場は1日限定の特別な空間“歌舞伎町シネ『シティーハンター』広場”に生まれ変わり、敷き詰められた鮮やかなブルーカーペット上には、本作には欠かせない赤いミニクーパーも登場。また主人公・冴羽獠の「冴羽商事」事務所を模した特設フォトスポットや、「シティーハンター」に欠かせない伝言板なども設置され、来場者プレゼントのシティーハンター推しうちわを手に詰め掛けた約400人の観客たちはイベント開始前から大盛り上がり。さらには、エキストラとしても本編に出演しているドラァグクイーンのダイアナ・エクストラバガンザ、旅系カップルYouTuber“とったび”のあーちゃん、コスプレイヤーの火将ロシエル、そして特別ゲストとして、本作のために新たに録りおろしたエンディングテーマ曲「Get Wild Continual」を手掛けた「TM NETWORK」の小室哲哉も登場した。そして、会場前方の巨大スクリーンにて鈴木さん&森田さんによるメッセージが流れ、いよいよイベントがスタート。EDテーマ「Get Wild Continual」が流れ始め、ド派手な演出とともについにキャストおよび監督が一斉に登場。キャストたちが満面の笑みでファンサービスを始めると、会場からは割れんばかりの歓声が上がった。イベント中盤では、TikTokやInstagramで「謎の制服おかっぱ集団」として世界中から人気を集めている、17名で結成されたダンスチーム「アバンギャルディ」がTM NETWORK「Get Wild Continual」に乗せてスペシャルアクト。冴羽獠をイメージしたコスチュームに身を包み、この日のために作られたダンスパフォーマンスを披露した。後半のガンアクションシーンは「相当レベルの高いものが完成した」そして会場の興奮冷めやらぬまま、トークセッションがスタート。冒頭で鈴木さんは「この素晴らしい物語を、シティーハンターを知らない人たちとファンの方たち両方の方に楽しんで頂ける作品にしなければという気持ちだけで、今日までやってきました。遂にこの大きなイベントを迎えられて本当に嬉しいです」と熱い思いを語る。森田さんは「漫画やアニメではお兄ちゃんが亡くなった直後の香ちゃんというのはほとんど描かれていなかったので、もし描かれていたらこんな風だったのかなと思いながら撮影に挑みました。香になっていく過程を皆さんに楽しんでもらえたらと思います」と、これまで描かれることの少なかった香が獠の相棒になっていくまでの姿に注目してほしいとコメント。続く安藤さん、木村さんもそれぞれ自身が演じた槇村秀幸、野上冴子のキャラクターについてコメント。「アニメは子供の時に見ていましたが、槇村というキャラクターについては、現場に入って(鈴木)亮平に伝えてもらいながら作りあげました。キャラクター一人一人の研究していたをしていた亮平に物凄い助けられました」と安藤さんが語る。続けて「衣装合わせからメイクテストまで何回もやらせて頂きましたが、少しでも不安なことがあると、撮影を抜けてきてくれた鈴木さんが、『大丈夫です。冴子です』という太鼓判を推して頂けたので、自身をもってカメラの前に立てたのだと思います」と、それぞれ主演である鈴木さんの強い想いに支えられた裏側を明かした。会場である新宿歌舞伎町では実際に撮影も行われており、佐藤監督は「まさにこの場所で撮影をしました。各方面の方にご尽力頂いたのですが、新宿でも撮影ができるという喜びを実感するとともに、もっとここで撮影したいなと思いました」と類を見ない新宿全面協力での大規模ロケについてふり返る。また、本作の見せ場でもある大迫力の銃撃戦に挑んだ鈴木さんと森田さんはアクションシーンについて、「大変だったね」と鈴木さんが率直な感想を述べると、森田さんは「亮平さんの銃さばきを練習するようすから間近で見ていました。こんなに前から準備して、こんなに完璧に撮影に挑むんだ…という姿を見れたのが幸せでした」と、真摯にアクションへ向き合う鈴木さんの姿に感銘を受けたと明かす。さらに主人公・冴羽獠の二面性のあるキャラクターについて、「半分はずっとふざけているんですが、残りの半分、特にアクションシーンはとてもシリアスなんです。ハードなガンアクションをやっていて、そこだけは今までのどの日本のガンアクションが入っている作品にも負けたくないという思いで挑みました。相当レベルの高いものが完成したという実感があります」と自信をみせた。トークセッション終盤にはエンディングテーマを担当した「TM NETWORK」を代表して小室さんがステージに改めて登場。花束を贈呈された鈴木さんは、本作のために新録された「Get Wild Continual」について、「『Get Wild』なくしてはシティーハンターなしという程の曲なので、どんなものになるんだろうとワクワクしていました。アニメでこの曲はエンディングテーマなので、エピソードが終わり少し切ない感じを残しつつ流れる印象が強かったのですが、今回はその切なさもありつつ、より"はじまり"の物語。これからシティーハンターが活躍していくんだという疾走感を感じるとともに、Continualというのはこういう意味か!と感動しました」と絶賛を贈った。イベントの最後には監督は「ここに登壇していないキャストから、ずっと現場を支えてくれたスタッフまで、皆の力が結集した作品で、世界に向けて発信できるということが本当に幸せです。そして皆さんの感想がとても気になりますし、ドキドキしています。楽しんで頂けたらこれ以上の幸せはないです」とファンに向けてコメント。鈴木さんは「シティーハンターの聖地でイベントが出来たことは、自分にとって一生の思い出です。これははじまりの物語です」と話し、「ファンの方にも『これはめっちゃシティーハンターだな』と感じて頂きたいです。存分にシティーハンターの世界を楽しんでください!」と本作に懸ける熱い想いを語っていた。Netflix映画『シティーハンター』は4月25日(木)よりNetflixにて世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年04月24日東京ディズニーリゾートの新ディズニーホテル、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のグランドオープン(6月6日(木))に先駆け、4月23日(火)にプレスプレビューが開催された。今回は2棟あるうちの<ファンタジーシャトー>をレポートする。同ホテルは新エリア「ファンタジースプリングス」の魔法の泉のほとりに立ち、そのファンタジースプリングスの雰囲気を感じながら滞在を楽しめるパーク一体型のディズニーホテルとなっている。2つのホテルタイプを有する同ホテルはファンタジースプリングスの動植物や魔法の泉のモチーフで装飾された客室があるデラックスタイプ「ファンタジーシャトー」と、東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供するというラグジュアリータイプ「グランドシャトー」の2棟で構成。ファンタジーシャトーでは客室からパブリックエリアにいたるまで、ファンタジースプリングスの動植物や魔法の泉のモチーフが散りばめられており、ファンタジーシャトー・ラウンジ(レセプション)の正面にあるテラスからは眼下に広がるパーク(東京ディズニーシー)を眺めることができる。ファンタジースプリングスの雰囲気を感じながら滞在を楽しめる。客室数は419室で、プレビューで訪れた客室「スーペリア・アルコーヴルーム」(大人4名定員)の客室内は、壁紙やベッドなどいたるところに「ラプンツェル」や「バンビ」などのディズニー映画のキャラクターや草花をモチーフにした装飾が施されており、ディズニーファンタジーの世界に包まれたホテルステイを楽しめる。また、客室は位置(サイド)によってベイエリアサイド、ホテルエントランスサイド、ローズコートサイド、スプリングスサイドの4種類に分かれている。ファンタジースプリングス・レストラン(オールデイ・ダイニング)店内は、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』や『白雪姫』、『眠れる森の美女』をモチーフに、青い鳥や様々な森の動物が描かれた絵画が飾られており、ディズニー映画の世界観を感じながら食事を楽しめる。なお、同ホテル敷地内へは当面の間、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル宿泊ゲストとファンタジースプリングス・レストラン利用のゲストの入館が可能。グランドシャトーへは当面の間、グランドシャトー宿泊ゲストのみ入ることができる。「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」のグランドオープンは、6月6日(木)。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年04月23日松居大悟監督最新作のラブストーリー『不死身ラヴァーズ』が、4月18日から26日まで開催されている第14回北京国際映画祭に出品され、松居監督と主人公・長谷部りの(見上愛)の親友・田中を演じた青木柚が出席した。第14回北京国際映画祭は4月18日、北京雁棲湖国際コンベンションセンターで開幕。パノラマ部門へ出品された本作のレッドカーペット・イベントでは、松居監督はタキシードに蝶ネクタイ、そして雪駄という個性的なファッションで登場、青木さんはストライプのスーツというクールな着こなしで、多くのマスコミに囲まれ、会場は熱気に包まれていた。本作が上映されたのは、日本映画を中国の映画ファンに紹介する「2024北京・日本映画週間」のオープニング作品として。オープニングセレモニーに先立ち、18日にインターナショナルプレミア上映が行われると、約450席の劇場は満員御礼。Q&Aでは、会場から様々な質問が飛び、松居監督の映画『アイスと雨音』に出演していた青木さんには、前回と今作の松居監督の演出の変化について問われる場面も。「いい意味で大きく変わったところがなくて安心しました」と青木さん。「リハーサルの時に、松居監督は俳優のまわりをぐるぐると裸足で歩いたり、あぐらをかいて顔を覗き込んだりしながら演出をするのですが、それが前回も『不死身ラヴァーズ』も一緒だったので懐かしくて嬉しい気持ちになりました」とエピソードを明かすと、通訳の最中に松居監督があぐらをかいて顔を覗き込む様子を再現し、会場からどっと笑いが起きていた。また、松居監督は「この映画が海外で初めての上映で、北京にこんなに人が集まっているのを見てどう思いますか?」と質問をしつつ「サインください」とリクエストする観客に対し、「柚と一緒に来られたことが嬉しいですし、北京のみなさんとお話できたことが嬉しいです。サインについては、ここでできるかわかりません笑」と返して会場を沸かせる。ほかにも松居監督の過去作品と比較した内容や、10年の歳月を経て映画化することについてなど、松居監督や作品に対する関心の高さが伺える質問が続き、映画愛に溢れたティーチインとなった。翌19日にはオープニングセレモニーが、北京市内の映画館「英皇電影城」にて開催。同セレモニーには日本の金杉憲治特命全権大使、北京国際映画祭組織委員会の副秘書長を務める王志北京広播電視局副局長をはじめ、映画祭組織委員会の関係者が出席し、松居監督と青木さんがゲストとして登壇した。松居監督は、前日のティーチインをふり返り「これまでの作品や、日本映画の歴史を含めた質問をいただいて、すごく面白かったです。もっと話したいと思いました」と感謝の気持ちを述べ、青木さんは「(中国人ファンの)熱がすごくて驚きました。言葉に表せない気持ちです」と喜びを明かした。その後、在中国日本大使館でレセプションが開かれ、日中両国の映画・文化関係者ら約100人が出席。トークセッションで、青木さんは「中国に初めて来ることができて嬉しい」と感想を述べつつ、「撮影時は北京で上映させてもらえるとは思ってもいなかった。会場の熱気を感じて今後の日本公開をポジティブな気持ちで迎えられそうだ」と笑顔でコメント。松居監督には、レッドカーペットからレセプションまで雪駄姿で登壇していたことに対する質問が飛ぶと、「普段用とフォーマル用で使い分けており、先ほど普段用の雪駄からフォーマルな雪駄に履き替えたところだ」とコメントし、会場からは笑いを誘っていた。『不死身ラヴァーズ』は5月10日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:不死身ラヴァーズ 2024年5月10日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会©️高木ユーナ/講談社
2024年04月23日2021年に出版され大ヒットを記録した同名ビジネス小説を原作に、AIで復活した偉人たちによる最強ヒーロー内閣の活躍を描いたコメディ映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の製作報告会見が4月22日(月)、都内で行われた。会見には、主人公のテレビ記者・理沙を演じる浜辺美波をはじめ、赤楚衛二(内閣官房長官・坂本龍馬役)、野村萬斎(内閣総理大臣・徳川家康役)、GACKT(経済産業大臣・織田信長役)、竹中直人(財務大臣・豊臣秀吉役)、観月ありさ(紫式部役)、そして、武内英樹監督(『テルマエ・ロマエ』『翔んで埼玉』)が出席した。豪華キャスト陣が、誰もが知る歴史上の偉人を演じる本作。数少ない“現代人”を演じる浜辺さんは、「まず、このキャスティングですよね。豪華すぎて、笑っちゃった」と感嘆のため息をつき、「豪華と豪華の掛け合わせ。皆さん、ピッタリ過ぎる。私も映画館に観に行きたい」と映画の完成に期待を寄せた。赤楚衛二赤楚さんは、ワイルドな風貌で坂本龍馬に大変身を遂げ「ひげも自前です。ひげ剃らなくていいので、楽でした」と回想。本作撮影の前には、映画『六人の嘘つきな大学生』に臨んでおり「その時、ちょっとポッチャリしていたので、今回6キロくらい落としました」と明かした。浜辺美波同作には、浜辺さんも出演しており「そのときは就活生の役で、私たちに合わせて年齢を下げた役作りをしてくださった。今回、お会いしたら、げっそりしていて、ビックリしました」と赤楚さんの役作りに驚きの表情。また、赤楚さんが「どうやったら、カッコ良くなれるか、GACKTさんに座り方などを相談した」とふり返ると、GACKTさんは「それ、撮影の結構終わり頃だったじゃないですか(笑)」と苦笑いを見せていた。GACKT、赤楚衛二、竹中直人そのGACKTさんは、『翔んで埼玉』でもタッグを組んだ武内監督からのオファーを「最初は、話も聞かずに断ったんですよ」と告白。それでも、織田信長役だと知り、検討を始め「武内監督から『映画やドラマの歴史上、一番カッコいい信長を演じてほしい』と言われて、それなら、もしかしたら、できるかもしれないですねって」と出演を決断した理由を説明した。GACKT現場では、ミステリアスで独特な雰囲気を醸し出してたというGACKTさん。浜辺さんは「ちゃんと会話できたのは、ほぼクランクアップのときで」と撮影中は、GACKTさんのオーラに圧倒されていた様子。ただ、赤楚さんからは「浜辺さんは、見えないところで、ちょいちょい“埼玉ポーズ”をやっていた」と暴露され、浜辺さんは大慌てだった。<あらすじ>コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死した。前代未聞のピンチに直面した政府は最後の手段として、歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活させて、最強の内閣“偉人ジャーズ”を組閣することに。江戸幕府を作った伝説の男・徳川家康を総理大臣に据え、織田信長や豊臣秀吉といった偉人たちが集結した夢のような内閣が誕生する。日本中が、その圧倒的なカリスマ性と実行力に熱狂する中、アナウンサー志望の新人テレビ局員・西村理沙はスクープを狙い、政府のスポークスマンを務める坂本龍馬に接近するが、偉人ジャーズの活躍の裏に渦巻く黒い思惑に気づいてしまう。『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は7月26日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:もしも徳川家康が総理大臣になったら 2024年7月26日より公開Ⓒ2024「もしも徳川家康が総理大臣になったら」製作委員会
2024年04月22日ドラマ「岸辺露伴は動かない」第9話「密漁海岸」の試写会・出演者会見が4月22日(月)にNHK局内にて行われ、主演の高橋一生、共演の飯豊まりえらが出席した。「岸辺露伴は動かない」は荒木飛呂彦の同名原作をドラマ化。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋さん)が主人公。編集者の泉京香(飯豊さん)とともに奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かうストーリー。飯豊まりえ、高橋一生、渡辺一貴これまで映画化も迎え、5年間続いてきた人気シリーズ。「密漁海岸」について制作統括の土橋圭介は「漫画シリーズでも有名エピソードで、初年度からファンの方から“やってほしい!”と言われていました」と話す。脚本・演出を務めた渡辺一貴も「満を持してというか、今までやろうと思っていても手の届かない存在だった密漁海岸に、ようやく手が届いた。これまで4年間の蓄積が出ています」と歴史をにじませた。高橋一生岸辺露伴を続投した高橋さんも「5年、感慨深く思っています。これだけ長く撮影しているチーム、皆さんの笑顔や充実した顔を現場の中で確認しながら撮影していけること。お芝居をやっていて楽しいなと思えるエネルギーが、強く伝わってくる久々の現場でした。早く多くの方たちに観ていただければと思っています」と笑顔で伝えた。「密漁海岸」で、岸辺露伴はレストランで食事をしてハプニングを迎えたり、密漁の現場に赴きえらいめにあったりする。これまでのシリーズの中で、高橋さんが一番体を張った展開も迎えた。特に水中でのシーンでは、息を止めてから体を沈めて撮影が始まるため、高橋さんは「息ができなくて、こんな一瞬で気を失いそうになるんだ、って」と苦労を明かしながらも「映像としてはとても臨場感のある、ある意味芸術的なカットに仕上がっていると思います」と、その甲斐あってのクオリティの高い作品になったと語った。飯豊まりえ当該シーンを現場に見学しに行ったという飯豊さんは、「すごく感動しました。5メートルくらい潜られていましたよね…?」と高橋さんに尋ねる。高橋さんは「全体で10あったんです。10からスタートもあったので、大体5メートルで沈んだり」と返され、飯豊さんは「見てるだけでこちらも息が止まってしまうくらい…一生さんの身体能力のすごさを目の当たりにして、改めていいチームワークで撮影させていただいているなと思いました」と興奮気味に話していた。試写会には本作のキーパーソンであるトニオ・トラサルディを演じたAlfredo Chiarenzaも参加。高橋さんの呼びかけでフォトセッションにも参加し、高橋さんはカメラマンからの呼びかけで「ヘブンズ・ドアー」ポーズにも応えていた。ドラマ「岸辺露伴は動かない」第9話「密漁海岸」は5月10 日(金)22時~NHK総合にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月22日東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル、ヒルトン東京ベイ(千葉県浦安市舞浜)では現在、人気レストラン中国料理「王朝」にて本格的な中国料理と繊細なデザート全13種類を堪能できる「チャイニーズアフタヌーンティー」を提供中。多くのゲストを魅了している。こだわりのセイボリーは7種類だ。海老にサクサクのおこげを添えた「海老のチリソースをおこげとともに」をはじめ、紹興酒や五香粉で香りづけ、ローズマリーとローストした「ラムチョップのロースト黒豆と白ワインソース」、帆立に爽やかなライチの香りをまとわせ、キャビアと一緒にいただく「帆立のライチマヨネーズ」。そして中国国家認定の高級点心師、黄(こう)氏による「和牛のシューマイ」など、一人一台ずつ用意される茶器スタンドに、王朝料理長の東郷裕之(とうごうひろゆき)氏のこだわりがつまった本格中国料理の数々をスモールポーションで提供する。6種類のスイーツは「マンゴープリン」や「杏仁豆腐」など王朝の人気のメニューに加え、苺をまるごと包み込んだ「苺のココナッツ大福」や、ヒルトン東京ベイのペストリー部門を統括する松下氏が手掛けた苺をふんだんに使用したパフェ「ストロベリーフロマージュ」もいただける。そしてフリーフローのドリンクは、2004年イギリスで創設された新進気鋭の英国高級紅茶ブランド「ジンティー」の紅茶や中国茶の茶葉6種類のセレクションから好きなものをセレクト。イギリスのオーガニック認証機関“ソイル・アソシエーション”の認定を受け、その土地の風土と気候がもたらす甘くフレッシュな風味と豊かな質感を楽しめる中国緑茶「ジェードスウォード」や、ノンカフェインのハーブティーもいただける。紅茶や中国茶は制限時間内であれば何度でも楽しめるので、少しずつ様々なメニューとともにゆったりとした午後を過ごせそうだ。また店内は、ゆったりとくつろげるソファーシートや、5~50名まで利用可能な個室も用意。家族や友人とのお祝いなど、様々なシーンで利用できる。中国料理「王朝」の「チャイニーズアフタヌーンティー」は、4月26日(金)までの期間限定。「初夏のチャイニーズアフタヌーンティー」なお「チャイニーズアフタヌーンティー」終了後は、5月9日(木)より、同じく本格的な中国料理と繊細なデザート全13種類を堪能できる「初夏のチャイニーズアフタヌーンティー」に様変わり。月・木・金曜日限定(祝日を除く)スタート予定なので、こちらもあわせて注目したい。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(シネマカフェ編集部)
2024年04月22日木村拓哉主演の新ドラマ「Believe-君にかける橋-」のキャスト登壇イベントが4月18日(木)、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希、北大路欣也が出演することが明らかになった。本作は、大手ゼネコンの土木設計部部長で、橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村さん)が刑務所に収容される困難に見舞われながらも、希望と再生の道を模索する、手に汗握るサスペンスと人間ドラマが交錯する壮大な物語。先日、木村さん以外、後ろ姿で写るビジュアルが公開されていたが、イベントでメインキャスト8人の真相が明らかになった。観客席の中央扉から、観客とハイタッチをしながら登場した木村さんは、「とても素敵で、とても贅沢な共演者の皆さんとこの場に立てることを、非常に光栄に思っております」と語ると、竹内さん、山本さん、一ノ瀬さん、上川さん、斎藤さん、小日向さん、天海さんも満面の笑顔で観客席の間を通って登場し、割れんばかりの歓声で包まれた。壇上で待っていた木村さんは男性キャスト陣と握手、そして女性キャスト陣と小日向さんもスマートにエスコートする一幕も。キャスト陣は、日々充実感を覚えているそうで、狩山を調べる刑事・黒木正興役の竹内さんが「木村さんが“マジで本気”なので、僕も“マジで本気”でいけるんです!」と力説すれば、狩山の弁護を担当する秋澤良人役の斎藤さんも「木村さんはいつも役柄に“マジで本気”。今回も面会室で対峙するシーンで、背筋がゾゾゾッとするような目をされていて、鳥肌が立ちました」と言う。狩山が収容されるところの刑務官・林一夫役で友情出演する上川さんからも、「木村さんのエンジンが力強いからこそ、現場も力強く前進していける」と語られた。そして、木村さんが「涼真は体育系」、「舞香ちゃんは自然体」、「颯とはクランクインですごく仲良くなった」などと、共演者たちの印象やエピソードを紹介すると、狩山の妻で優秀な看護師長・玲子を演じる天海さんが、隣の木村さんに向かって身を乗り出し、「(私の印象は)どうですかっ!?」と詰問。木村さんも横を向き、天海さんと真正面から見つめ合う体勢となり、「そばにいると感じさせてくれる温度とか匂いとか全部ひっくるめて…“ありがとうございます!”という感じです」と感謝を伝えると、天海さんも「熱量を持ってお芝居に向き合っていらっしゃるんだな、と常々感じていたのですが、それを目の前で拝見し、『あぁ、これが木村拓哉さんか』と。とても新鮮でいて、よく練り上げられたものを感じられて、すごく楽しいです」「これからどんどん撮影が進むにつれて、もっと仲も深めていきたい」と話した。ほかにも、狩山に憧れる部下・本宮絵里菜役の山本さんからは「毎日楽しいです」と撮影の様子が明かされ、絵里菜の婚約者で狩山の部下・南雲大樹役の一ノ瀬さんも「ワクワクドキドキしながら皆さんとお芝居させていただけて、毎日が幸せです」と充実した撮影の日々を送っている様子。スケジュールの都合上で欠席となった北大路さんは、VTRで登場。「私は『龍神大橋』の建設で工事を担う坂東組の社長・坂東五郎役で参加しております。木村さんが演じる情熱にあふれる主人公・狩山とどう向き合っていくのか、ワクワクドキドキです」とメッセージが届き、狩山のよき理解者である建設会社社長・磯田典孝役の小日向さんは、これまで様々な作品で木村さんと共演してきたが、「印象は全然変わらないんですよね。なんなら去年ご一緒した時よりも若く見えるんです!前回も今までに見たことのない木村くんだなと思ったし、今回もやっぱりとても新鮮ですし」と共演の感想を述べた。また、イベント終盤には、主題歌が「MAN WITH A MISSION」の「I’ll be there」であることも発表された。「Believe-君にかける橋-」は4月25日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送(※初回拡大スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月19日映画『ミッシング』完成披露試写会が4月16日(火)に都内劇場にて行われ、出演する石原さとみ、中村倫也、青木崇高らが登壇した。並々ならぬ思いで臨んだ本作について、冒頭の挨拶で石原さんはすでに感極まり涙があふれそうになる。しかし、自ら「早い、早い」と笑顔で突っ込み、自身の涙を止めていたが思いはあふれた。『ミッシング』は『空白』、『ヒメアノ~ル』の吉田恵輔(※吉は<つちよし>が正式表記)が、オリジナル脚本で挑んだ映画。ある日、突然愛する娘がいなくなった沙織里(石原さん)が、娘の帰りを懸命に待ち望みながらも、自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しむ。事件をめぐるマスコミと、世間の声に翻弄される母親とその家族が、出口のない迷路をさまよい続ける姿が描かれる。7年前、石原さんが吉田監督に直談判したところから本作はスタートした。当時を振り返り、石原さんは「今のままじゃいけない、変わりたい、自分を壊してほしいという衝動に駆られました。いろいろな作品を観て、吉田監督の作品に出会って“この人なら絶対学びがある”と直感で」と吉田監督作品との出会いを明かす。それから人づてにたどり、何とかプライベートで吉田監督と会う機会を設けたと石原さんは話した。「一度は断られたんです(苦笑)。でも『連絡先だけでも』と言って。3年後に脚本を書きましたといただいて、飛び跳ねるようにうれしかったんです。今こうしてお届けできることが本当に感慨深くうれしいです」と石原さんは熱を帯びた。石原さとみ吉田監督は、「最初『すみません、苦手です』と(笑)。石原さんの華がすごくて…」と当初の断った経緯を語った。「でも、今回その石原さんをこっちの世界に引きずり込めないかなって。ギャンブルというか、努力して。みんなが知ってる石原さんじゃないものが映っている自信があります」と吉田監督は言い、公開前での自信のある発言となったが「ハードルを上げて(観て)いいと思う」と太鼓判を押していた。吉田恵輔監督石原さんと同級生(誕生日も同じ!)、同じ血液型という中村さんは、実に19年ぶりの共演となった。「始まる前まで久々に一緒でうれしいなって思っていたんですけど、初日に現場に行き、芝居のときにものすごく感慨深くて。そこで気づいたんです、石原さとみの背中を俺はちょっと追いかけてたんだなって。19年前のドラマには(青木)崇(高)くんも出ていて、この並びを見て運命“ディスティニー”を感じましたね」と涼やかに倫也節を吹かせていた。石原さとみ&中村倫也そのほか、完成披露試写会には森優作、小野花梨、細川岳が登壇した。映画『ミッシング』は5月17日(金)より全国公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッシング(2024) 2024年5月17日より全国にて公開©︎2024「missing」Film Partners
2024年04月16日山下智久が主演を務めるドラマ「ブルーモーメント」制作発表が4月16日(火)に都内にて行われ、出演する山下さん、出口夏希、水上恒司、岡部大、夏帆が記者からの質疑応答を受けた。山下さんのフジテレビへのドラマ出演は彼の代表作のひとつ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」以来、7年ぶりとなったが、出演について「久々にフジテレビさんに帰ってくることができて非常に光栄でうれしく思っています。スタジオにも知り合いがたくさんいて、帰ってきたなって実感を日々感じています。新しい仲間と新しい作品を作れることにも感謝しています」と表情をゆるませていた。山下智久「ブルーモーメント」は甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘ストーリー。山下さんは、SDMのチーフ/気象研究官を務める晴原柑九朗を演じる。水上恒司この日出席した俳優陣は、山下さんとは初共演ばかり。印象について、水上さんは「子供のときから見てきたので、山Pがいるんですよ!どんな人だろうって思ったけど本当にいい人なんです!こんないい人、芸能界でなれるんだってくらい」と勢い込んで話す。岡部大岡部さんも「びっくりでしたよね。トップアイドルのイメージだったけど接しやすい!サークルの先輩みたい」と言い、出口さんも笑顔でうなずく。出口夏希夏帆さんも「大スターじゃないですか。ずっと見てきたので、初日すごく緊張していたんですけど、すごくフラットに何でも受け止めてくださる感じでいらしたので、すごく安心しました」と大絶賛。山下さんは「太字にしてください」とはにかみながらも、恐縮のそぶりだった。夏帆本ドラマをやる意義、やりがいについて尋ねられると、山下さんは「23歳くらいのとき、自分の演技の仕事に疑心暗鬼の時期があって。病院で『コード・ブルー』を撮影していてどんどん急患が運ばれる中、何もできなくて…。自分らは実際命を救えないと思っていた」と葛藤があったと明かした。しかし「オンエアが始まって手紙をたくさんいただいて。『コード・ブルー』を見て医者・看護師になろうと思ったと。実際ときがたって、ドクターになった方もたくさんいらして!ドラマの影響力、間接的ですが命さえも救うことができると誇りを持っています」と山下さんは胸を張り、「今回のドラマも見てくださる方に災害の知識、また希望を届けられる作品になると思います」と力強いメッセージを送っていた。水10ドラマ「ブルーモーメント」は4月24日より毎週水曜日22時~フジテレビ系にて放送、初回15分拡大。(シネマカフェ編集部)
2024年04月16日日曜劇場「アンチヒーロー」第2話最速試写会・スペシャル舞台挨拶が4月15日(月)に都内劇場にて行われ、主演の長谷川博己、共演の北村匠海らが登壇した。14日(日)に第1話の放送が終了したばかりのこの日、出演者のもとに反響がかなり届いているというトークで盛り上がった。1話のオンエアが終わったことに、長谷川さんは「ホッとしてます(笑)。いろいろなことを宣伝もしていく上で話したいんですけど、しゃべると(ネタバレで)怒られてしまうのでなかなかお話できず…(笑)」ともどかしい胸中だったと明かす。また、北村さんも1話終了後に巻き起こった反響について、「続々と考察がいろいろ出ている中で“しめしめ…考察して!”と思いながら見てます」とニヤリとしていた。「アンチヒーロー」は長谷川さん演じるアンチヒーローな弁護士・明墨を通して“正義とは果たして何なのか?”を問いかけ、次々に常識が覆されていく逆転パラドックスエンターテインメント。第2話は町工場の社長殺害事件で、検察が新たに事件に使われた凶器を提出するが、明墨は過去の殺人事件の裁判記録を調べ上げ、ある仮説を立てる。そして、弁護士としての正義に揺れる赤峰(北村さん)は、拘置所の緋山(岩田剛典)に会いに行く。1話では冒頭から3分半の長谷川さんの長台詞が続く、緊迫感のある接見室のシーンが特に話題となっていた。その接見室で長谷川さんと対峙した容疑者役の岩田さんは、「オンエア終わった後、友人から連絡で『やったの?やってないの?』とすごい聞かれました(笑)。『もうちょっと待ってくれ』とだけ言わせてもらいました」と、反響を明かした。長谷川さんとは共演経験もあり、20年来の親交という野村萬斎は「日曜劇場の主演は大変なことだと思います。“アンチヒーロー”って格好いい、面白いキャラですよね」と長谷川さんにふる。長谷川さんは「面白いキャラで演じていてとても楽しいんです。けど…本当に台詞が多いんで…あまり楽しいと言える余裕もない感じ」と頭をかく。しかし野村さんは「台詞パーッ、いくじゃん!覚えた甲斐があるって感じじゃん!」と爽快に突っ込んでいた。そのほかスペシャル舞台挨拶には堀田真由、大島優子、林泰文、木村佳乃が登壇した。日曜劇場「アンチヒーロー」は毎週日曜日21時~TBS系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月15日オシドラサタデー「東京タワー」制作発表記者会見が4月15日(月)に行われ、主演の永瀬廉、共演の板谷由夏、松田元太(Travis Japan)、MEGUMIが出席、タイトルの“東京タワー”をバックに臨める抜群の場所で会見を行った。恋愛ドラマ初主演となる永瀬さん。「King & Prince」のメンバー、高橋海人はどんな反応を見せたかという質問が記者から飛ぶと、永瀬さんは「海人からは“ちょっと廉のそういうシーン(恋愛シーン)は照れて見れない~”と言われたので、僕と一緒に照れなくなるまで見せようかなと思っています。照れがなくなるまで何十回でも付き合って見せます!」とうれしそうにアピールしていた。永瀬さん演じる透は初めて本気で人を好きになり、必死で詩史を追いかける。向き合ってみての感想を聞かれた板谷さんは「毎日ドキドキしてますよ」とさらりと答えた。永瀬さんは「それ以上に透は(ドキドキ)しているんですけどね。透自身が人との関係性を作ることに熱をもっていない人だからこそ、新しい自分と出会っている最中なので、詩史さんにドキドキさせてもらっています」と返していた。板谷由夏また松田さんは耕二を演じるにあたり、10キロ減量したという。「見てくださる方が“耕二だな、こういう耕二だな”、令和の耕二を届けられたらいいな、と」と覚悟と気合いを口にする。松田元太永瀬さんも「(松本)潤くんがやっていたのとはね」と言いながら「10キロってまじ!?」と驚き顔。松田さんは食事制限や運動で1週間で10キロ落としたと話し「魂削って(減量した)!!」と付け加えた。永瀬さんは感心しつつも「俺10キロなくなったら骨やねんけど…」とつぶやいていた。「東京タワー」は4月20日より毎週土曜日23時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年04月15日2月27日、東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」グランドオープン100日前をお祝いするセレモニーおよび展示会が開催され、様々な新情報が解禁となった。「ファンタジースプリングス」内、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」には、世界初の新アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」が誕生する。このアトラクションは、年に一度のランタンフェスティバルへと向かうロマンティックなボートの旅で、フリン・ライダーと出会って「今までで最高の日」を迎えたラプンツェルの物語を追っていくというものだ。ボートに乗ったゲストは、ラプンツェルが暮らす塔に向けて進み、そして塔の窓辺から身を乗り出しながら「自由への扉」を歌うラプンツェルと、その様子を眺めるフリン・ライダーを目撃する。塔を抜け出したラプンツェルが映画に登場する様々な場所でフリン・ライダーと仲を深めていくシーンをめぐると、ゲストはランタンが夜空に浮かびあがるのを目にすることに。その先では、ラプンツェルとフリン・ライダーが「輝く未来」を歌い、ゲストは夜空いっぱいに広がる無数のランタンの灯りに包まれるという。この「ラプンツェルのランタンフェスティバル」で、ロマンティックなひとときを満喫して!ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の世界を舞台にしたエリア「ラプンツェルの森」では、森に足を踏み入れると、長い髪のプリンセス、ラプンツェルが小さい頃から暮らしていた塔がそびえ、ゲストを映画の世界に誘う。世界のディズニーテーマパークで初めてライドに乗車してラプンツェルの物語を楽しむことができるアトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」が、東京ディズニーシーに誕生する。東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、6月6日(木)グランドオープン。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)■関連作品:塔の上のラプンツェル 2011年3月12日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2024年04月14日2月27日、東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」グランドオープン100日前をお祝いするセレモニーおよび展示会が開催され、様々な新情報が解禁となった。東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」に誕生する新アトラクション、「ラプンツェルのランタンフェスティバル」をテーマにしたグッズが登場する。販売開始予定日は、5月28日(火)だ。新アトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の世界がモチーフ。年に一度のランタンフェスティバルへ向かうロマンティックなボートの旅で、フリン・ライダーと出会って「今までで最高の日」を迎えたラプンツェルの物語を追っていくというものだ。その王国で開かれる年に一度のランタンフェスティバルへと向かうロマンティックなポートの旅を描いたグッズが登場する。フォトフレームや、光り輝くランタンをモチーフにしたプラネタリウムのおもちゃなど、アトラクションの思い出をいつでも思い起こせそうなラインアップだ。また、ラプンツェル自身が描いた「今までで最高の日」の壁画をテーマにしたデザインのグッズも登場する。東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、6月6日(木)グランドオープン。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)■関連作品:塔の上のラプンツェル 2011年3月12日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2024年04月13日2月27日、東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」グランドオープン100日前をお祝いするセレモニーおよび展示会が開催され、様々な新情報が解禁となった。6月6日(木)グランドオープン予定の新ディズニーホテル、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」の雰囲気を感じるデザインのグッズが登場する。販売開始予定日は5月28日(火)だ。この「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」は、新エリア「ファンタジースプリングス」の魔法の泉のほとりに立っており、館内にはディズニープリンセスを描いた絵画や草花のモチーフなどが見られ、「ファンタジースプリングス」の雰囲気を感じながら、パークと一体となった宿泊体験を楽しめるという。新グッズのひとつである、ホテルの装飾にも使用されているトンボのモチーフをあしらったエレガントなコスチュームを着たミッキーとミニーのぬいぐるみバッジは、宿泊の記念にもぴったりだ。そして客室に描かれた壁画をモチーフにしたタペストリーや、オリジナルブレンドのフレグランスなど、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で過ごす優雅なひと時を自宅でも味わえるインテリアグッズも登場する。また、宿泊者だけが購入できる特別なトートバッグも販売に。ショートトリップにぴったりなサイズで、旅やお出かけにと活躍しそう。宿泊者限定商品は6月6日(木)販売開始予定だ。東京ディズニーシー8番目の新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、6月6日(木)グランドオープン。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2024年04月12日