出版事業を行っているブックマン社は、11月20日、尾木直樹氏と、ごく普通の若者たちが「生き方論」について考えた本「生きづらいのは『ゆとり世代』だから、と思っている君たちへ」を出版する。価格は1,400円。同書では、「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏と、一般の若者で行った座談会をもとに、若者達たちが抱える「生きづらさ」の本当の在り処を探り、人生の本当の価値を考える「若い世代への生き方論」を書いている。内容は「授業」として描かれており、1時間目では、座談会出席者が「生きづらい」と感じていることについて紹介。2時間目以降では、それぞれの問題について詳しく解説し、それをどうやって解決していけばいいかを「尾木ママ」の言葉でつづっているという。なお、座談会であげられた問題は「将来の目標」や「ゆとり教育」、「子育て」、「働き方」などさまざま。20代から40代の自分は「若者世代」と思っている人だけでなく、「若者世代」を教育する立場にある人にも読んでもらいたい内容になっているとのこと。尾木直樹氏は、早稲田大学卒業後、22年間「海城高校」や公立中学校などで教師をつとめ、その後臨床教育研究所「虹」を設立。子どもと教育等に関する調査・研究活動に取り組んでいる。また、全国への講演、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌への執筆、著書の出版など幅広く活動。最近では、テレビのバラエティ番組などにも出演し「尾木ママ」の愛称で知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日メンタルヘルスケア対策、就業障がい者支援事業など人事ソリューションを提供するアドバンテッジ リスク マネジメントはこのほど、同社で提供している採用適性検査「アドバンテッジ インサイト」に関して、新卒応募者の受検データをもとに「ゆとり教育世代」「非ゆとり教育世代」の比較分析を行い、結果を発表した。「EQ(Emotional Intelligence Quotient)」は「感情知能」と呼ばれ、感情をうまく使いこなす力のことを指し、「感情の識別」「感情の利用」「感情の理解」「感情の調整」の4つの能力に分けられる。同調査では、受検した年次ごとに各年2,000例の受検データをランダムに抽出。2003年から2005年までの受検者を「非ゆとり教育世代」、2009年から2011年の受検者を「ゆとり教育世代」として2つのグループに分け、「EQ」の観点からこうしたゆとり世代の傾向を調査・分析した。一般的にゆとり世代と呼ばれる新入社員・若手社員は、空気を読む力が高く、コミュニケーションの際に周囲に合わせる傾向があるといわれている。調査の結果、相手の気持ちやその場の雰囲気を敏感に察知して合わせる能力は確かに伸びているものの、相手の感情がなぜ発生したのかといった原因を分析して理解したり、感情が今後どう変化し、どのような行動につながっていくかを予測する能力がやや不得手で、結果として相手の立場に立って考えたり、相手への共感が苦手であるという傾向が明らかになった。また、自分自身の感情についての分析も不得手であることから、相手にうまく適切な感情を伝えられなかったり、自分自身の不適切な感情を押さえたりするための適切な問題解決がはかれないなどの結果に結びついていることが考えられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日ゆとり教育を受けた世代が社会人デビューを迎えています。彼らには「とにかくがんばれ」といった感情論は通用しないといわれており、どのように指導すればいいか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、社員教育や人材育成などを手掛けるインソースグループ、ミテモの執行役員・澤田哲也さんに、「ゆとり社員」との上手な付き合い方についてうかがいました。■指示されたことしかやらない理由――いわゆる「ゆとり社員」の特徴について教えてください。「よくいわれているのが、『指示されたことしかやらない』ということです。これはどこの会社にも共通してみられる傾向ですね」(澤田さん)――どうして指示されたことしかやらないのでしょうか。「指示以外のことをして失敗すれば、怒られる可能性があるからです。彼らはあまり怒られた経験がないので、怒られるようなことはしたくない。また、怒られても、どうしていいかわからない。そのため、失敗する=怒られるリスクを避けて、その場をやりすごす傾向がみられます。これは、決してやる気がないからではありません。彼らが育ってきた時代背景が影響しているのです。生まれたときにはすでにバブルが崩壊しており、それからずっと不景気しか経験しておらず、希望を持ちにくい社会で育ってきました。そのため、常に不安を抱えているので、失敗をおそれるのです」自分たちと考え方が違うと、どうしても問題児のようにとらえがちですが、育ってきた環境が違えば考え方や価値観が異なるのは当然のこと。指導する側はこの点をしっかり把握しておかないといけませんね。■「怒る」のではなく「叱る」――指示されたこと以外もできるようになってもらうためには、どうすればいいでしょうか。「まずは、なぜこの仕事をやらなくてはいけないのか、その意味を教えることからはじまります。そして、この仕事はどのような役割を担うのかといった、全体像を教えてください。たとえば、いまやっている仕事はA,B,C,Dという4つのパートで構成されていて、そのなかで自分はBという仕事をやっているということを理解してもらいましょう。こうすることによって、仕事の考え方の枠組みが構築されます。また、注意しなくてはならないことも丁寧に教えてあげてください。そして、どういう状態が『できた』といえるのか、成果水準も明確に示してあげましょう。作業がスタートしたら、手順や成果水準といったチェックポイントを確認してください。最初はどのタイミングで報告をすればいいのかも教えてあげたほうがいいですね。どんなに丁寧に教えてあげても、失敗することはあるでしょう。しかし、絶対に感情的に怒鳴りちらしてはいけません。萎縮してしまい、指示されたことしかやらないという状況から抜け出せなくなってしまいます。怒るのではなく、叱るのです。彼らは怒られることをおそれますが、具体的な指導はよろこびます。この世代は勉強熱心ですし、素直な面も持っていますから、丁寧に教えてあげれば吸収してくれるはずです。あなたの成長を願っているから指摘しているんだという意志をきちんと伝えましょう。もちろん、個人差はありますが、指導にはかなり時間がかかります。長い目でみるという覚悟を持って接してください」ゆとり社員を指導するときには、叱るスキルも必要なのですね。■仕事ができたという実体験が成長につながる――ゆとり社員を教育するポイントを教えてください。「彼らは努力が保障されない、信じられるものがないという環境で育ってきました。そのため、コツコツと努力を積み重ねていけば、将来はやりたいことができるよ、という指導は有効ではありません。それよりも、『できる』ことを増やしてあげたほうがいいですね。ひとつでも増えた実感があれば、『がんばれば仕事ができるようになるんだ』と思えるようになりますから。その蓄積が成長につながります。また、ほめてあげることも重要です。行動や手順に対し、どのような努力がよかったのかを示しながらほめましょう。『課長がほめていたよ』というように、事実を教えてあげることも大切です。彼らは誰かの役に立つことで喜びを覚えますし、それがやる気にもつながります」多少時間はかかっても、丁寧に指導すれば成長してくれるとのこと。「できない」と決めつけるのではなく、どうすればできるようになるのかを考えながら指導することが求められます。問題点ばかりが注目されがちなゆとり社員ですが、育ってきた環境や特徴を理解すれば、どのように接したらいいかがわかりますね。指導する側もいっしょに成長するつもりで育ててみてはいかがでしょうか。取材協力■インソース■ミテモ 丸部りぃ)
2012年08月27日同世代が憧れる、なりたい美肌女優は?オリコンが、同じ世代の女性が、なれるものなら、あの女優の様な美しい肌になりたいとアンケートを募りました。あなたは、どんな女優の顔が浮かぶでしょうか?20代部門で1位に選ばれたのは【綾瀬はるか】で選んだ理由としては●透明感のあるきれいな肌をしている。●ナチュラルで美肌。透明感もすごくある。など、透明感あふれる肌の白さとキメの細かさを評価する超えが高いようだ。20代部門で2位は、【宮崎あおい】で●かわいくて、透明感があって自然体なところ。●かっこいいメイクをしている時もいいが、薄化粧の時も綺麗なので素肌が綺麗なのだと思う。など、自然体の飾らない美しさを称賛する声が多く聞かれた。20代部門で3位には、【上戸彩】がランクインし、●肌にハリがあって、すごく笑顔がかわいいと、笑顔の美しさと健康的な肌が評価されているようだ。30代部門1位の【菅野美穂】は、●卵みたいに弾力を感じる肌がきれい。きれいなだけでなく、キュートなところが素敵。●透き通る肌にシミもしわもない。●同年齢で、あんなキレイな肌をして信じられない!!!。●同じ年なので、違いが自分で判ります。と、肌の衰えを感じ始める30代女性ならではの声も多く聞くことができた。30代部門2位は【小雪】で、●あの透明感は本当にステキ。●あの雪のような肌質は同年代なら絶対に憧れます。と、名前のように白く美しい肌に憧れを抱く女性が多い。30代部門3位の【井川遥】には、●30代とは思えないハリとツヤ。●色気があって、もち肌な感じがする。と、そのシットリとした、もち肌質をうらやむ声もあった。40代以上部門1位の【桃井かおり】は●肌がきれいでハリがある。●若いときから、変わらず綺麗。など、長年にわたり“湯上り卵肌”を持続させてきた美しさに評価が集まり、●シミやシワのない肌はすごい。と驚嘆の声も上がっている。40代以上部門2位は、【吉永小百合】●いつまでもキレイ。●あの年齢で、あの美肌!!●いくつになっても肌の美しさが変わらない。と、変わらぬ美しさに尊敬と憧れの眼差しで見つめる同世代の女性も多い。40代以上3位は、【黒木瞳】●年齢を感じさせないかわいらしさと美しさをもっている。宝塚時代から変わらぬ美しさと若さを誇る彼女に賞賛の声が挙がっていた。同世代の女性が厳しい目で、選ぶランキングだけあって、20代は素肌の美しさ、30代は肌のツヤやハリ、40代以上はシミやシワなど、要所要所をチェックされた今回のランキング。女性たちにとって、憧れの肌を持つ美しい女優たちに、少しでも近づけるよう、日々の努力を重ねて行かねばならないようだ。★なりたい美肌を持つ女優・ベスチ5【20代】1綾瀬はるか2宮崎あおい3上戸彩4北川景子5新垣結衣【30代】1菅野美穂2小雪3井川遥4松嶋菜々子5篠原涼子【40代以上】1桃井かおり2吉永小百合3黒木瞳4天海祐希5真矢みき調査時期:2011年9月16日(金)~9月21日(水)調査対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員で20代~50代の女性、合計796名調査地域:全国調査方法:インターネット調査(オリコンスタイル・エルザより)元の記事を読む
2011年10月12日ネット上では「これだからゆとりは……」といった論調がしばしばありますが、ゆとり世代の新入社員って本当にだめなんでしょうか。実際にそこまでやゆされなければならないほどの問題はあるのでしょうか。むしろ、ゆとり世代は勝手にイメージを植え付けられて苦労していることも多い?就職をしているゆとり世代(※)の男女数名に話を聞いてみました。※ゆとり世代の定義は、さまざまありますが、今回は、2002年度から新学習指導要領が実施された際に中学3年生であった1987年4月2日以降生まれの方を中心にお話を聞きました。■Sさん(87年生まれ/男性/SE)「教育担当から『今年は例年とちがってのんびりしている』とは言われましたが、自分がゆとり世代だという意識はなかったし、そんなものかなあと思いました。むしろ、ゆとりゆとりとマスコミで騒がれて、意識をするようになったところがあるかも。僕は部活でバスケをしていたんですが、自分たちよりも上の世代になればなるほど団体意識が強く、下の世代になればなるほど自由奔放でした。自分たちはそのどちらも見ている世代だったように思います」Sさんは会社でも「ゆとり世代」を引き合いに出されて注意されたことはないそう。Sさんいわく「のんびりやれていい会社」。ゆとり世代としての認識はあまりなく、それに対して卑下する気持ちもなく、ただ静かに毎日を送っているといった印象です。■Yさん(88年生まれ/女性/編集)「メディアがこの制度について叩いていたので、多少の不安は感じていました。子どもながらにこれは大手を振って喜んでいいのか、と。その後、中学から土曜日が完全休日になって、受験をするには学校の授業では足りず、塾に行く子も増え、とにかくこのゆとり教育が社会にハマっている感じがせず、ずっと戸惑っていました。そして、就職難。世間では『ゆとりは間違いだった』なんて言われ、本当に振り回された印象ばかり。運が悪かったとしか思っていません」Yさんはこれまでお話を聞いた方の中では、もっとも「ゆとり教育」の違和感を自覚しつつ、青春時代を送ってきたようです。まだ仕事ではゆとりを理由に何か言われたことはないそうですが、「メディアにはなじられた」と話すYさん。自身もマスコミ系に就職されたようです。思うところがあったのかもしれません。「ゆとり世代」と大きくくくってしまうと、それぞれの人が本来持っているはずの個性が見えにくくなります。お話を聞いたのは二人ですが、考え方は三者三様でした。団塊、ロスジェネなど、世代をくくる言葉というのはいつの時代にも生まれますが、実態を把握しないと見えるものも見えないかもしれません。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】2010年新入社員の取扱説明書【男性編】職場にいてほしい後輩ランキング【女性編】感心した後輩の行動ランキング
2010年04月30日