8月27日、東京都内で開かれた映画「プーと大人になった僕」の試写会に出席した堺雅人(44)。各スポーツ紙によると会見中、笑顔でパパ・エピソードを披露したという。「子供のころは、油粘土の匂いなんて考えたことはなかったのですけれどもね。油粘土でずっと遊んでいて、ご飯を(平気で)食べていた気がする」と自身の幼少期を回想した堺。しかし現在は息子と粘土で遊ぶと「『うわー!』となって、『手を洗いなさい!』と言っています」と微笑ましいイクメンぶりを明かしたという。堺は菅野美穂(41)と13年4月に結婚し、15年8月に息子が誕生。そのイクメンぶりは業界でも評判だ。「堺さんは出産に立ち会うために、大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)の撮影時期を遅らせてもらうよう周囲にお願いしていました。その分、誕生の喜びはひとしお。撮影でロケへと出向いた際も、菅野さんが息子さんの写真を送ってくれたので寂しい思いをしなくて済んだそうです。堺さんの姿をスタッフも温かく見守っていました」(NHK関係者)本誌今年6月5日号では、そんな堺の一人息子がイケメンだという情報をキャッチしていた。長男は公園デビューを果たしているが、すでに公園中のママを夢中にしていたのだ。「みんな口をそろえて言うのが、“堺さんと菅野さんの子ども”ではなく“あの可愛い子の両親が堺さんと菅野さん”というもの。ママの間では、息子さんのほうがむしろ有名人です。先日も『またあの子がいる』と噂していたのですが、よく見ると横にいたのが堺さん!でも、あまりにオーラがなくて全然わかりませんでした(笑)」(前出・30代ママ)それほどのイケメンならば、進路も気になるところ!菅野は「本人が望まない限り、同じ仕事には就いてほしくない」と“二世俳優”については難色を示しているというが――。はたして?
2018年08月28日ピクサー・アニメーション・スタジオ記念すべき20作品目は、『Mr.インクレディブル』の最新作『インクレディブル・ファミリー』です。正義のために戦うスーパーヒーロー一家の活躍を描く本作ですが、今回はヒーローとして怪力を誇るパパが、子育てに大奮闘するという物語になっています。ママ1人が日々踏ん張る“ワンオペ育児”の話題が絶えない昨今。外面だけではなく中身もともなった“イクメン”は、ママが切望する存在。そんな世相を反映してか、本作では「パパも子育てしましょう」キャンペーンが推奨されている気がします。■家事がこんなにも重労働とは…パパの子守大変あるある人々を守るために、体を張って戦ってきたMr.インクレディブルことボブたち一家ですが、戦いでビルなどを破壊してしまったことから、活動を禁止させられます。仕方がないと、すぐに気持ちを切り替えて職探しを始める妻ヘレン。このあたりは、現実を見すえたママらしいなと。そんななか、ヒーロー復活をかけた任務が入りますが、任されたのはボブではなくヘレンでした。そのことに心からがっかりしながらも、やせ我慢して弱みを見せようとしないボブの表情がたまりません。良き夫で良きパパであろうとするボブは、ヘレンに代わって、末っ子の赤ちゃんジャック・ジャックや子どもたちの面倒を見ることになりますが、いきなりやってみた家事の大変さに大わらわ。ヘレンがなんなくこなしていた家事業が、こんなにも手間のかかる重労働だったことを実感していきます。前作の終盤で特殊能力を覚醒したジャック・ジャック。本作では家族の前でも無邪気にそのスーパーパワーを放ち、まさに目が離せない状態に。子守でヒゲをそる時間もなく、睡眠不足でボブの目にはクマが。また、ティーンエイジャーの娘・ヴァイオレットとコミュニケーションを図ろうとするも、繊細な思春期の乙女心をまったく理解できないボブは反感を買ってしまう始末。ヒーローとしてはじつに頼もしいMr.インクレディブルにとって、子育てというミッションは、かなり手ごわいものだったようです。イクメン映画が登場した社会背景を考える本作を監督したのは、『Mr.インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』でアカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞したブラッド・バード。本作には、実生活においてもボブと同じ家長であるブラッド・バード監督の実体験がエピソードとして入っているそうです。自分自身の子ども時代はもちろんのこと、家庭をもってから、妻とぶつかっては自分が非を認めたり、妻とともに子どもの成長を見てきたりした、子育ての体験談のほか、本作に関わっているスタッフ陣のエピソードも盛り込まれ、より生き生きとした家族のドラマに仕上がりました。本作は、ピクサー・スタジオの記念すべき20本目の映画でもありますが、すばらしいファミリー映画を作ってきたピクサー・スタジオには「家庭を大切にする」という社風が息づいています。常に時代を映し出す作品を作ってきたスタジオですから、女性の活躍が増え、共働きの家庭も多くなった昨今の家庭事情も反映された作品になった気がします。■イクメン奮闘をファミリー映画で描く意義折しも大ヒット中の『未来のミライ』の細田守監督も、ブラッド・バード監督と同じように、自身のイクメン奮闘体験を作品に織り込んでいます。2作に共通するのは、パパ目線で語られる子育ての苦労ですが、ともに理想論や美談を提示するのではなく、ごくありふれた家族の日常を描くことに徹しています。さらにこの2作が秀でている点は、赤ちゃんや子どもの描写のリアルさを追求することで、「親だった自分も昔は子どもだった」ということを、あらためて思い出させてくれる点です。それをファミリー映画、しかもメガヒット級の娯楽作で描いていること自体、とても意味があると感じています。いわば客層としての守備範囲が広い。だからこそ、子育て中の親は、親だけではなく、子ども目線にもなれて「昔はこういうことに悩んでいたな」とか「親はこんなふうに子どもを見ていたのか」と若き日の自分に思いをはせることもできる。誰もが映画を観れば、家族へのいつくしみを感じるとともに、親に対する感謝の思いもこみ上げてきます。折しも夏休みが始まり、家族で観られる娯楽映画もたくさん封切られてきました。『インクレディブル・ファミリー』は、いよいよ8月1日(水)の公開となるので、猛暑が続く夏、ぜひ家族を連れて映画館へ行ってみてはいかがですか?『インクレディブル・ファミリー』8月1日(水)公開パパもママも 3 人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族のMr.インクレディブル一家。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える!日本版声優は三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、山崎智史ら。
2018年08月01日男性でも育児休暇が取得できるようになったりなど、父親の育児参加の”チャンス”は今後も増えるであろう日本。”イクメン”という言葉を聞くようになって久しいですが、実際のところ、その実態はどうなんでしょうか?今回はパパの育児事情についてのお話です。■ 育児に対する満足度、パパとママの間に大いにギャップあり!Q.育児に積極的に関われていますか?”クラシエフーズ”が実施した、「パパと子どものコミュニケーションに関する意識調査」によると、育児に対して積極的に関わっていると回答した父親は全体の約8割(「積極的」29.0%、「どちらかといえば積極的」50.5%の合計)。何とも素晴らしい結果ですが、母親目線で見てみるとどうでしょうか?Q.父親の育児への関わり方について満足していますか?このアンケートによると全体の56.5%が「満足している」(「満足」20.0%、「まあ満足」36.5%の合計)と回答したようです。母親の半数以上が、満足と回答しているのであれば合格ラインですが、父親のそれとはかなりギャップがあることが判明!父親の育児、もしかすると自己満足で完結されている方が多かもしれません。Ushico / PIXTA(ピクスタ)■ どうやればいい?”子どもと遊ぶこと”に困っている父親たち育児に対しての自己評価は高そうな父親たち。しかし、平日は仕事で忙しく、帰宅時間には既に子どもが寝ている……。そんな家庭が多い中で、父親の育児参加は週末が勝負!と言いたいところですが、父親が子どもと遊ぶ上での困りごとは結構深刻。「充分な時間が確保できない」というのはある程度理解できますが、「体力的に辛い」については、母親はたとえ風邪をひいても子どもと遊ぶんだけど……と筆者なら言いたくなります。Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)また「何をすべきか分からない」「自分自身が楽しくない」という回答が挙がることはちょっと残念な印象ともとれます。しかし、女の子のお子さんであれば、”女の子らしい遊び”の経験が少ない父親は困ってしまうかもしれません。実際に筆者の娘はお人形ごっこやお姫様ごっこが大好き。夫はどうすればいいか最初は戸惑っていました。A_Team / PIXTA(ピクスタ)子どもと過ごす時間が父親の倍以上、と言われる母親たちは、父親に対しどんな遊びを期待しているのでしょうか?■ 母親が父親に”子どもと一緒にしてほしいこと”とは?母親に対して、”父親に子どもと一緒にしてほしいこと”を尋ねたところ、一緒に散歩や公園で遊ぶ70.5%スポーツ56.5%旅行など遠出をする55.5%キャンプなどアウトドアをする43.5%遊園地へ出かける43.5%上記のような結果となりました。母親は父親に「スポーツ」や「アウトドア」をしてほしいと感じていることが分かります。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)母親は、父親しかできない体を使う遊びや、家族を巻き込んで遊んでほしいと感じているようです。いかがでしたか?厚生労働省の調査によると、日本人男性の育児時間は欧米と比較すると非常に短く、”子育てと仕事両方を重視したい”という意識はあるものの、現実は仕事を優先しているそう。夫の家事・育児参加の時間が長いほど、第二子以降の出生割合が高いというデータもあります。平日は遊ぶ時間が取れないのは、どの家庭でも珍しくありません。父親との遊びを”楽しい”と評価するのは、子ども。そして遊ぶ時間は、”量より質”。YUJI / PIXTA(ピクスタ)母親たちは子どもとずっと遊んでいるわけではありませんし、手抜きして遊ぶことだってあります。父親の皆さん、まずは子どもの興味に目を向けることから始めてみてはいかがでしょうか?【参考】※クラシエ 子どもとおかしのアンケートVol.6パパと子どものコミュニケーションに関する意識調査※父親も子育てにかかわることができる働き方の実現について-厚生労働省
2018年07月12日女性なら、大好きな彼氏との結婚や子どもを産むことに夢を抱くものですよね。いざ、子どもが生まれた時に果たして彼氏は育児に協力してくれるのでしょうか?まだまだ先のことと考えずに結婚前から彼氏をチェックしておく必要があります。大変なワンオペ育児の実態!今よく耳にするワンオペ育児についてちょっと勉強してみましょう。(1)そもそもワンオペ育児とは?ワンオペとは「ワンオペレーション」の略で本来は、レストランを1人で回している忙しい状態を指す言葉として使われていました。ちょっと前までは、単身赴任などやむを得ない理由で旦那さんが育児に参加できなくなった環境を言う言葉として表現されてきました。それが今では旦那さんはいても育児に自ら進んで参加しないことを指す言葉へと変化してきたものです。(2)旦那さんの育児参加時間は?昔と具体的に比べてみると20代の男性は0.3時間が0.7時間に、30代の男性は0.2時間が0.5時間に少しですが増えている傾向にあるようです。徐々にではありますが、よく育児をする「イクメン」が増えてきている結果だと言えるでしょう。しかしこの時間は海外に比べるととても低いもので、まだまだ日本は男性の育児参加が少ないと言えるでしょう。(3)イクメンではなくニセイクメンの登場!今「イクメン」という言葉に対して「ニセイクメン」という言葉があるのを知っていますか?ニセイクメンとは、自分では育児に参加したつもりになっている場合と、人目を気にして外出中だけ育児参加するタイプに分かれます。どちらにしても女性にとって歓迎できるタイプではないことがわかりますよね。(4)ワンオペ育児に悩むママたちの声結婚当時の2人だけの生活感覚のまま過ごしているので、育児に忙しく家事が山積みになっていてもまったく協力することはありません。また、近くで子どもが泣いていてもスマホゲームに夢中で相手をしてくれないケースもあります。共働きの場合でも女性の方が保育園にお迎えに行き、夕飯を作り寝かしつけることを1人で負担していることも珍しくはありません。ワンオペ育児の大変さがよく伝わってきますよね。2:ワンオペ育児にならないようにチェックすべき項目!将来ワンオペ育児になるかどうか、お付き合いしている時から男性の特徴をチェックしておきましょう。(1)いつも上から目線昔の考え方で「男は働いて、女は家庭を守る」という言葉がありましたが、自分は稼いでいるからエライと考えている男性は結構います。一緒にいても「コーヒー淹れて」「洗濯溜まっているから干しておいて」など一方的に用事を押し付けられることがあるのなら、ワンオペ育児になる要注意なポイントとなります。(2)何でも自分のことが優先お付き合いしているのに、デートより自分の趣味に没頭するタイプの男性も将来育児参加しない傾向にあるでしょう。たまに好きなことをすることはもちろんいいのですが、2人の時間より優先するものがあるのなら、結婚して子どもが生まれても自分の姿勢を一切崩さない可能性がとても高いです。(3)実家暮らしが長い今はある程度年齢がいっていても実家暮らしの男性は意外と多くいます。実家にいるということは、家事のすべてを母親がやってくれているので何もしなくていい生活をしています。置き換えると結婚したら、女性が母親の後を継いで家事を負担することを当たり前だと考えるので育児参加は大きな壁となりそうです。3:ワンオペ育児への対処法!もし、ワンオペ育児になった時どう対処するかあらかじめ知っておきましょう。(1)とにかく褒めるニセイクメンの場合は、世間体を気にするので外出中に育児に積極的に参加してきます。その時にすかさず「オムツ取り替えるのも上手だね、すごく助かるよ」「いつも手伝ってくれてありがとう、嬉しい」と言葉で感謝の気持ちと助けになっていることをアピールします。この言葉に快感を覚えると旦那さんもうちでも育児に参加してくれるようになるでしょう。(2)ちょっと弱いところを見せるワンオペ育児になると「自分がしっかりしなければ」と思って完璧に育児をこなそうと頑張ってしまいがちになります。それでは旦那さんは「自分が育児をしなくてもいいや」と思ってしまうので、時々「もうミルク作るのが大変」「洗濯物が溜まってくると辛いな」と悲しそうな顔をしてつぶやいてみましょう。それを聞いた旦那さんは「自分の出番だ」と考えて行動的になってくれるでしょう。(3)子どもの気持ちを代弁して見るワンオペ育児になるということは旦那さんはまだあまり父親になった実感がない可能性があります。そこで「パパ、ミルクが飲みたいって言っているよ」「パパに遊んでほしいみたい」と子どもの心を代弁するような言葉をかけてみてください。可愛い我が子のために旦那さんも育児参加してくれるようになるでしょう。まとめ今現在のワンオペ育児の実態と彼氏の特徴をチェックすることで、将来育児参加するかどうかわかったと思います。徐々におすすめした対処法を参考に旦那さんをコントロールすることで、2人での育児を目指してみてください。
2018年05月29日ある日の夕方、いつも行くスーパーの前で若い会社員のお父さんとすれ違いました。なぜお父さんと分かったかと言うと、片手でベビーカーを押していたから。なぜ、会社員だと分かったかと言うと、背広を着てもう一方の手にはビジネスバッグを抱えていたから。想像してみてください。このお父さんは会社帰りに託児所に寄り、預けていた赤ちゃんを引き取ってスーパーに立ち寄ったわけです。 その直後、ローラースケートのお父さんとすれ違いました。なぜお父さんと分かったかと言うと、後ろから娘さんがやはりローラースケートを履いて必死で追いかけていたから。そしてこのお父さんは毎日、私が買い物をする時間に同じ場所を娘さんと走っています。これが彼らの日課なのでしょう。 フランスの若いお父さんたちはみんなイクメンです。それはお母さんたちが働いている証拠でもあります。なので、お父さんたちは自分のことをイクメンとは思っていません。ごく当たり前のことと考えています。いえ、考えてさえいないでしょう。フランスでは当然だからです。日本とはそこからして差があるということ。 私はここフランスで自分が普通だと気づかされました。日本に帰ると、シングルファザーの代表みたいになっているのですから。日本のお父さんとフランスのお父さん、仕事量は一緒です。日本のお父さんたちの方が大変だとも思えません。そして、フランスのお母さんたちも、私が知る限り、なんらかの仕事をされている方がほとんど。問題があるとしたら、女性が働く環境が日本はまだまだ整っていないということ。だから、お父さんに負担がのしかかるということはあるかもしれませんね。 それでも、日本のお父さんたちがもう少し積極的に子育てに参加したらいいのに、と思います。余計なお世話だからあまり言いませんが、最近気になっていたので文章にしてみました。子供を育てながら働くことが当たり前という意識がお父さんに芽生えれば、世の中もそれに合わせて変わる気がします。これは特別なことじゃないと思いますよ。フランスの男たちだから出来る?いや、まさか。フランスの男たちに出来るのだから、日本の男にも出来るはずです。男の子育ては決して恥ずかしいことではありません。 さて、今日は栄養満点、がっつりパワー系のカレー風味の豚肉ロースト「ポークオーキュリー」をご紹介しましょう。お休みの日にご夫婦2人で仲良く作ってみてはどうでしょう? 材料:豚肩ロースの塊肉約1kg、にんにく4片、じゃがいも500g、玉ねぎ大1個、熱湯300ml、ブイヨン1個、カレー粉小さじ1、乾燥タイム2つまみ、ローリエ1枚、塩・こしょう適量、生クリーム100ml、オリーブオイル適量、お好みでマスタード適量。 まずオーブンを200度に予熱。豚肉はナイフの先で16カ所に穴を開け、1片を4等分にしたにんにく16個をその穴に差し込んでいく。じゃがいもと玉ねぎは2㎜くらいの厚さにスライスし、じゃがいもは水にさらしておく。フライパンにオリーブオイルをひき、水気を切ったじゃがいもを炒める。じゃがいもに火が通り透明になってきたら玉ねぎを加え、しんなりしてきたら耐熱容器に移す。熱湯でブイヨンとカレー粉を溶かし、乾燥タイムとローリエを加える。耐熱容器に移したじゃがいもと玉ねぎがひたひたになるまでスープを注ぎ、その上から生クリームを注ぐ。塩・こしょうを振った豚肉をフライパンで焼いていく。しっかり焼き色がついたら、耐熱容器の中央に置き、今度は200度のオーブンで1時間から1時間15分ほど焼く。フォークで刺し、肉汁が透明になったら完成。 お好みでマスタードをつけても美味しいですよ。夫婦合作の愛情料理、いかがでしょう。 ボナペティ! 本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!
2018年05月15日育児にしっかり参加してくれる夫が増えていると言われる昨今ですが、はたして世の中のママたちは、夫の育児に満足しているのか? ママたちが採点した、我が家の夫のイクメン度は何点なのか、その結果をまとめます。ママテナが独自に行ったアンケート調査「なんちゃってイクメン」の結果によると、自分の夫がイクメンだと思うママは30.3%。ママからもイクメンと思われるほど育児に参加しているパパは3割程度いるようです。それでは、具体的に100点満点中何点の夫が多いのでしょうか?●80点以上が2割詳細を見ると、夫のイクメン度を100点満点中100点と評価した、文句なしのパパを持つママは3.1%。90点以上は5.7%、80点以上は14.2%と、合計で20%以上のパパが、80点以上の高得点とママから採点されています。一方で30点以下の「赤点パパ」は19.1%と、こちらも2割弱という数値に。0点という残念な結果も1.1%ほどありました。●平日も世話をすることが高ポイント!自分の夫をイクメンだと思う理由についても調査したところ、以下のような結果になりました。1位:休日だけでなく、平日も子どもの世話をしてくれる…87.3%2位:子どもの将来について積極的に話し合おうとする姿勢が見られる…49.4%3位:仕事の残業を減らし、育児を優先しようという姿勢が見られる…25.3%4位:「子育ての本」などを積極的に読み、育児について勉強している…7.6%5位:「育休」を取って育児を手伝ってくれる…6.3%圧倒的に支持を得ていたのが、87.3%の支持を得ていた「平日も子どもの世話をしてくれる」というもの。仕事から疲れて帰ってきた後にも、しっかり世話をしてくれる姿勢を多くのママたちは高く評価しているようです。2位は「子どもの将来について積極的に話し合おうとする姿勢が見られる」が49.4%でランクイン。進学や習い事、それにかかる費用などをママに任せっきりでなく、しっかり話し合ってくれることはママにとっても好印象ですね。3位は「残業を減らし、育児を優先しようという姿勢」で25.3%という結果に。残業を減らして早く帰ってきて、育児に参加してくれるというのは、ママにとっては心強いこと。子どもにとっても「休日しか家にいないパパ」と思われないことは重要ですね。世の中には、自分が楽しい育児だけ担当して、面倒なことは全部ママに任せっきりの自称「イクメン」なパパもいる中で、ママから見てもイクメンと評価されるパパも確実にいるようです。この先、もっとイクメンのパパが増えていって、半数を超える日も遠くはないかも?(文・姉崎マリオ)
2018年03月31日育児中のママたちからは、「夫が育児に協力してくれない」「育児は母親の役割だと思っている」「私が忙しく動き回っているのに夫はスマホをいじってばかり」という不満の声をよく聞きます。そんな育児中のママたちの悩みである夫をどうしたら“育児に協力的な夫”に変えられるのかについてお話しします。 やってほしいことを細かく伝える私が忙しく家事や育児をしているとき、夫にあれをやってほしいな、と思っても全然してくれなくてイライラすることがよくありました。そもそも男性というのは、多くの場合は“察する”ことが苦手なもの。「言わなくてもわかるだろう」は通用しないのだとこのとき思いました。 夫にやってほしいことがあるときは、ストレートに「○○をやって」と言うことが大事なのです。伝え方にもポイントがあり、育児に不慣れな夫には「赤ちゃんをお風呂に入れて」だけじゃ不十分。「お風呂に入れる前にバスタオルと肌着とパジャマを用意してね。お風呂から上がったらすぐに保湿クリームを塗ってね」と、私にとっては当たり前のことでも、夫には事細かに伝えることが大事だと感じました。 夫のやることにダメ出ししない夫が抱っこをしたら「そんな抱き方じゃダメよ」と注意、おむつ替えをしたら「おしりがちゃんと拭けてない」など、ダメ出しをしてはいけないと思った私。 赤ちゃんといつも一緒にいるママと比べたら、夫は抱っこやおむつ替えなどが下手で当たり前。夫なりに一生懸命頑張っているのにダメ出しばかりされたら、やる気をなくしてしまうのではないかと思いました。 夫に赤ちゃんのお世話をお願いしたときは、どんなに手際が悪くても口や手を出さず見守る。そのうえで、「ありがとう、こうするともっとうまくできるかも」など、“アドバイス”として伝えてあげると、パパも前向きに受け止められると思いそれを徹底しています。 夫に赤ちゃんを預けてみる普段仕事で家にいない夫は、赤ちゃんと2人きりになる時間がほとんどありませんでした。だからどうしても「育児は妻の仕事、自分はお手伝い」という気持ちが抜けきらないのだと思います。 だからこそ、“赤ちゃんと2人きりの時間”をつくってあげることが大切。赤ちゃんと2人きりの場合、いつも頼りっぱなしの妻はいないので、夫は自分であれこれ考えてお世話をしなければいけません。それが育児に対する自信にもつながり、赤ちゃんと2人きりで過ごす大変さがわかって、より育児に協力的になってくれると私は感じたのです。 赤ちゃんのお世話が不慣れな夫に預けるのは、心配でしたが、私だって最初は同じように不慣れだったはず。夫を信じて任せてみよう! と思い任せました。だんだん赤ちゃんのお世話に慣れてきたら、夫に預ける時間を増やしていこうと考えています。 わが家の夫は、これらを実践していくうちに、だんだん育児に協力的になっていきました。 “イクメン”というのは育てるもの! ママの言動1つで、パパはよくも悪くも変わると痛感。これからも夫をうまく育児に巻き込んで、夫婦で協力して育児をしていきたいです。
2018年03月24日職場などで「自分はイクメンだ」とスマホに写る我が子の写真を自慢するパパ。でも実際にママ目線から見るとイクメンとは程遠かったり…。そんな自分の夫が、「なんちゃってイクメン」だと感じるのはどんなときなのか、ランキングで紹介します。●なんちゃってイクメンは50%を超える!?ママテナが独自に行ったアンケート「なんちゃってイクメン」の調査によると、「自分の夫は、育児をまったくやらないわけではないが、育児をする自分に酔っている”なんちゃってイクメン”だと思う」と回答した人は、なんと50.6%。イクメンブームの影で、実際に大きく増えているのは「なんちゃってイクメン」だったという実態がよくわかる結果となっています。では、どうして自分の夫が「なんちゃってイクメン」だと思うのか、その理由を回答の多かった順にランキングにすると以下の通り。1位:自分が忙しいときや余裕がないときは、まったく育児をしてくれない…75.8%2位:育児に関心があるような姿勢を見せるが、じつは自分がやりたいことしか手伝わない…67.4%3位:おむつ替えなどの面倒な子どもの世話は避けるのに、子どもと遊ぶときだけ楽しそう…36.4%4位:夫婦で協力しようという気がなく、自分勝手な子育てをしている…21.2%5位:自分の育児へのこだわりを押し付けてくる…12.9%1位は「自分が忙しいときや余裕がないときは、まったく育児をしてくれない」で75.8%と、かなりの数のママが回答。確かに出かける前だったり、深夜のトイレや発熱など、育児を手伝ってほしいときというのは夫婦共に忙しいケースが多い物。そんなときに手伝ってくれないで、余裕のあるときだけイクメン気取りをされるのは納得がいきませんね。2位には「育児に関心があるような姿勢を見せるが、じつは自分がやりたいことしか手伝わない」が67.4%の支持を集めてランクイン。一緒にお風呂に入ったり、遊んであげたりと自分も楽しめることだけは積極的に手伝うというのは、テレビなどに影響され、育児に積極的である自分をアピールしているだけなのがママからは見え見えですね。3位は「おむつ替えなどの面倒な子どもの世話は避けるのに、子どもと遊ぶときだけ楽しそう」で36.4%となっています。それまで一緒に遊んでいたのが、うんちやおしっこでおむつが汚れた瞬間に「ママにタッチ」というのは、育児していると言われたくはないですよね…。なんちゃってイクメンのパパに、ママが求めることは、「自分のことより子どものことを優先してほしい」、「子育てについて夫婦で話し合う姿勢をつねに持ってほしい」と、子どものことを中心とした生活になってほしいという意見が多いようです。出産を機に、いかにママが子ども中心の生活に変えざるを得なくなっているのか、パパにはもう少し理解をしてほしいですね。(文・姉崎マリオ)
2018年03月23日《20代最後の日。なんかやけに緊張する……》 2月11日、自身のインスタグラムにこう綴っていた、女優の榮倉奈々(30)。榮倉といえば16年8月に俳優の賀来賢人(28)と結婚し、昨年6月に第一子を出産。現在は女優休業中で、育児に専念している。 「賀来さんは昨年、連ドラ5本に出演しました。一家の大黒柱として必死に働きながら、育児にも積極的に参加する“イクメン”として評判です」(テレビ局関係者) インスタグラム投稿の翌12日、30歳の誕生日を笑顔で迎えた彼女の姿を本誌はキャッチした。赤ちゃんを抱っこした榮倉が賀来とともに訪れたのは、都内にある人気焼き肉店。 「賀来さんのご両親も一緒でした。榮倉さんと賀来さんの向かい側に座ったご両親は、嬉しそうにお孫さんをあやしていましたね。榮倉さんはあのモデル体型から想像がつかないほど、焼肉を口いっぱいに頬張っていました」(居合わせた客) 約2時間の祝宴を終え、店から出てきた5人。しばらく並んで歩き「おやすみなさ〜い」と挨拶すると、それぞれ帰路に就いた。榮倉たちは店の近くの自宅マンションへ。賀来の両親は、彼らの自宅からほど近い別のマンションへと帰って行ったーー。 「多忙な2人ですから、育児をサポートしてもらえる両親の実家の近くがいいという希望もあり、榮倉さん夫婦はここに新居を決めたそうです」(近所の住人) 後日、賀来の実家を訪れてみると、地上4階、地下1階建ての立派なマンションが! 「実は、賀来さんの実家はこのマンションのオーナーで地主でもあります。一角に賀来家が住み、他の部屋は人に貸しているようですね。賢人くんの叔母は女優の賀来千香子さん(56)としても有名ですが、彼のおじいさんも地元の名士。おじいさんはいまも元気で、ひ孫になる赤ちゃんを賀来家3世代で可愛がっているそうです」(別の近所の住人) イクメン夫とその家族の支えで、安心ママライフを送っているようだ。
2018年02月22日子育てに対して、「手伝う」と表現した夫が責められたり、そもそも何にも関わろうとしなかったり。「イクメン」という言葉はあるものの、実際のところ男性は子育てを「している人」「していない人」に大きく分かれるのが現実でしょう。しかし、子育てに参加できていない男性は、ただ「当事者意識がない」だけなのでしょうか。女性と男性とで、育児情報に触れる機会は同じだと思いますか? 1. 女性と男性とで出産・育児に関する情報には格差がある?妊娠後、女性は定期的な健診をはじめ、自治体や病院主催のマタニティ教室など、出産や育児に関する情報に触れ、経験値を積んでいきます。プレママ向けの雑誌も発売されていますし、妊婦向けのサイトも用意されています。一方、男性向けの妊娠・育児関係の情報源は、あまり用意されていません。もともと興味がある、妻に促されたなどの場合には、一緒に健診に訪れてみたり夫婦向けのマタニティ教室に参加することはあるでしょう。しかし、プレパパ用の情報源は女性向けのものよりも乏しいですよね。「やる気があるなら自分で調べればいいじゃん」と文句のひとつも言いたくなる気持ちはわからなくもないです。とはいえ、必要度が高く半ば強制的に情報を収集する必要がある女性に比べ、男性は父親になっていくための環境が整っているとは言いがたいのではないでしょうか。そこで、厚労省がはじめたものが「イクメンプロジェクト」。父親になる男性のための情報発信プロジェクトです。 2. ダウンロード可能な「子育て書き込みノート」を使ってみようプロジェクトの公式サイトには、育児休業制度についての情報や、先輩パパの育児体験が掲載されているほか、ダウンロードして使える「子育て書き込みノート」が用意されています。> 子育て書き込みノート子育て書き込みノートは、ちょっとした父子手帳のようなもの。妊娠出産スケジュール休業・休暇スケジュール(夫婦ともに)勤め先の子育て支援制度の記載欄育児休業中の家計記載欄我が子の記録子育て行事スケジュール子育て支援施設記載欄妊娠期間中の母体・赤ちゃんの状況、男性ができること母子手帳にも載っている子どもの成長曲線のほか、注目したいのが「勤め先の子育て支援制度の記載欄」や「育児休業中の家計記載欄」です。女性は妊娠した段階で、早急に「仕事をどうするか」という壁にぶち当たります。続けられる?辞めなきゃいけない?産休・育休はどうなっているの?……一気にこうしたことを考えなければいけないわけですよね。しかし、男性は「育児休業をどうしようか」という考えに及ばないかたも多いでしょう。ノートに「調べておこうね」と書かれていることで、あらためて自分の会社にはどういった制度があるのか、使えるのかといったことを出産前に調べておくきっかけになるのではないでしょうか。 3. 「こういうものがあったらどうだった?」筆者夫婦の場合筆者は2児の母。筆者は第1子妊娠時に産休育休のないパート勤務だったため、当然のように「専業主婦になる」という流れでした。そうしたこともあり、夫の頭の中には「育児休業」という考え自体がありませんでした。それだけではなく、「妊婦健診の頻度」「出産後の健診・予防接種スケジュール」「かかりつけの小児科の予約方法・連絡先」「妊娠中・産後の母体の変化」「赤ちゃんの成長について」など、子育てに関わる知識や情報は出産後も知らないまま。「これから妻・子どもがどうなっていくんだろう」と調べてみるようなこともなく、情報は筆者から夫に伝えられるもの。それも、本人に「しっかり把握しておこう」という意識が足りなかったからか蓄積されていく様子もなく、「前にも話したんだけど」と思うことも多々でした。それこそ、「当事者意識はどこ?」という状態。もしこうした男性向けの情報源があれば、もう少し自発的に動いてくれたかな……と感じました。ただ、肝心の夫は「時間があれば見たかもしれない」という反応でした。そもそも、職場によっては仕事に心身のすべてを持っていかれすぎて、仕事以外の考えごとに頭を割く余裕がない、ということも問題なのかもしれません。 妊娠中・出産後に女性が受ける心的ダメージは根深いです。産後クライシスという言葉もあるとおり、今後の夫婦関係の方向性を決める最初の関門といってもいいでしょう。実際に育児休業を誰しも取れる環境には、残念ながらまだまだ辿り着いていないというのが実感としてあります。しかし、まずは「調べてみること」が大切なのではないでしょうか。自治体によっては「父子手帳」を母子手帳とともに配布するところも増えてきています。自発的な行動は、妻にとってもうれしいものです。「だって何もわからないし」という男性は、「子育て書き込みノート」や「父子手帳」を有効活用して、知識や情報を準備しておきませんか? 参考:子育て書き込みノートダウンロード厚生労働省イクメンプロジェクト
2018年02月22日育休は男女ともに認められている権利です。しかし、まだまだ男性が取得しやすい環境が整っているとは言いづらいですよね。その原因のひとつは、社員を休ませることで職場にかかる負担。その負担を軽減させるため、育休制度を整えることで会社側が補助金をもらえる制度について、ご紹介します。 1. 男性の育休取得が増えない理由とは平成28年度における男性の育児休業の取得率は3.16%。前年度よりわずかに上昇したものの、まだ1割にも満たない割合となっています。一方、女性は8割以上の人が育休を取得。まだまだ育児は母親に一手に任されているようです。なぜ育休を取得する男性は増えないのでしょうか。収入が不安だからまず、大きな理由として挙げられるのが収入面。妻が妊娠出産を機に仕事を辞めている場合は、夫の収入がなければ生活していけない状態になってしまいます。妻が仕事を辞めていなくても、夫が育休を取得するとなると、どうしても家計面での不安が拭いきれない家庭が多いでしょう。一家の大黒柱が自分だという自負・自覚がある夫であればあるほど、自分が育休を取るということに考えが及ばないかもしれません。復帰後が不安だから現実問題として、育休の取得を願い出た結果、その後の出世や昇給に影響が及ぶ可能性もあります。育休が取れたところで、復職後に元のポジションに戻れるのか、出世ロードから外されてしまうのではないか……という心配や恐れを抱いている男性は多いのではないでしょうか。会社の雰囲気社員がひとり休むと、その間に代わりとなる人材を確保しなければならないなど、会社側にも負担が生じます。社内になんとなく「男性の育休取得は迷惑」という雰囲気が漂っている場合もあるでしょう。育休の取得を願い出にくい雰囲気になってしまっている会社は、少なくなさそうですよね。 2. 提案してみよう「両立支援等助成金」こうした流れを変えていくため、国が行っている補助金制度をご存知ですか?これは、社員に育児休業を取得させた後、職場に復帰させた中小企業事業主に補助金が支払われる制度です。社員数が多い大手企業と異なり、中小企業では人員や予算がギリギリのため、思うように育児休業制度を整えられないという背景も。そうした中小企業の後押しをする制度なんです。助成金は、「育休取得時」「職場復帰時」「育休取得者の職場支援の取り組みをした場合」の3つの段階に応じて支払われます。育休取得時:28.5万円(36万円)職場復帰時:28.5万円(36万円)育休取得者の職場支援の取り組みをした場合:19万円(24万円)※()内の金額は生産性要件を満たした場合の支給額1事業主に対し、無期労働者1人、有期労働者1人の2人まで支給が可能です。また、それぞれ定められた取り組みを行う必要があります。育休取得時対象者の休業までの働きかた、引継ぎスケジュール、復帰後の働きかたなどについて面談を実施し、結果を記録しておくこと育休復帰支援プランを作成すること> 詳しくはこちら(厚生労働省Webサイト)支援プランに基づき、対象者の育児休業開始までに業務の引継ぎを実施すること3ヶ月以上の育児休業を取得させること(産後休業取得の場合は産後休業も含む)職場復帰時対象者の休業中、作成した支援プランに基づき、職場の情報・資料の提供を実施すること対象者の職場復帰前・復帰後に面談を実施し、結果を記録すること対象者を原則取得前の仕事に復帰させ、6ヶ月以上継続雇用すること職場によっては、育休を取得させた場合に代替要員を手配しなければならないこともあるでしょう。その際も補助金制度を利用できます。代替要員確保時支給対象労働者1人当たり47.5万円(60万円)※支給対象者が有期契約労働者の場合9.5万円(12万)が加算育児休業取得者の職場復帰前に、もとの仕事に復帰させることを就業規則などに規定すること対象者が3ヶ月以上の育児休業を取得した上で、事業主がその期間の代替要員を確保すること対象者を職場復帰させたあと、6ヶ月以上継続雇用すること支給対象期間は5年間、支給人数は1年度当たり10人までです。こうした制度を知らない中小企業の事業主もいるのではないでしょうか。育児休業制度を整えることで会社にもメリットがあるということを話した上で、取得に向けての話し合いが行えたらよいですね。 「イクメン」という言葉があることは、男性が育児に関わるのが特殊なことだと言っているようなもの。今は男性、そして社会の認識を変えていくためにも必要な「イクメン」ですが、いずれは死語になる社会を目指したいですよね。女性も男性も子育てに携わるのが当たり前……そんな社会を作っていくためには、会社はもちろん、ひとりひとりの意識も必要になるでしょう。現在子育て世代であるわたしたちも、使える制度を会社に提案し、できる取り組みをしていきたいですね。 参考:厚労省HPより「育児休業等支援コース」厚労省HPより「平成28年度雇用均等基本調査」厚労省HP「育休復帰支援プラン策定のご案内」厚労省HP「両立支援党助成金」
2018年02月21日底冷えする寒さとなった1月中旬の午後2時、都内有数の高級住宅地に1台の車が止まった。運転していたのは、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦(35)。長男(1)を抱いた妻・福田萌(32)とともに、幼稚園に通う長女(4)を迎えにやってきたのだ。 「現在、長女は有名私立幼稚園に通っているんです。ここはいわゆる“お受験”幼稚園と違って、園児をのびのびと育てる方針をとっています。それが注目を集め、毎年定員の5倍を超える入園希望者が殺到しています」(教育関係者) 中田は慶應義塾大学卒で、福田は横浜国立大学卒という“高学歴夫婦”。だが中田はインタビューで「子供にお受験をさせたくない」と告白。最近では独自の育児方針が話題となり、イクメンキャラとして人気を博している。 「中田さんは、妻の“ワンオペ育児”にも持論を展開。週1の休みを確保するだけでは、妻の負担は減らない。休みを確保するため、残り6日に仕事を詰め込んでしまうから。その間、妻は楽にならないというのです。結局夕食を作る夕方から寝かしつけるまでの時間帯が大変だと分かったため、彼は夕方以降の仕事を入れないようにしたそうです。こうした“新しいイクメンスタイル”が、主婦層にウケているのでしょう」(芸能関係者) この日も中田は妻と幼稚園のお迎えをするなど、育児参加。送迎バスの停留所付近に高級外車で乗り付ける主婦たちも多いなか、彼が乗っていたのは“国産のファミリーカー”だった。 「独身時代は『犬なんて欲しくない』『車の免許も欲しくない』と語るなど、自分の美学を貫いていました。しかし“恐妻キャラ”の福田さんが希望したため、犬を飼うことに。さらには免許まで取得するなど、すっかり“絶対服従”状態となっています。でも、中田さん自身もそうした“いいパパ”になることを喜んでいるようです」(前出・芸能関係者) まさに夫のかがみのような中田。だが恐妻の前では、タジタジのようで……。幼稚園のバスが到着しようとするなか、中田は車を切り返していた。駐車が上手くいかないようだ。何度も繰り返すが、パーキングスペースからはみ出してしまう。苦闘は10分近く続いた。 そんな夫の“失態”にイラっとしたのか。福田は長男を抱いて停留所へ。ママ友たちに声をかけると、和気あいあいムードで話に花を咲かせていた。いっぽう、ようやく駐車を終えた中田はすっかり疲れ切った様子。しかしバスが到着して娘が下りてくると、嬉しそうに「お帰り!」と手を振っていた。“恐妻”を満足させるのは、楽ではなさそうだ――。
2018年01月24日こんにちは。ママライターのマエジマシホです。少子化と言われて久しいですが、たとえ子どもがひとりであっても子育ては親にとって楽なことではありませんね。それに一般のご家庭では、夫婦のうちどちらかが家計を担い、どちらかが家庭を守るというパターンは少なくなっています。共働きの場合、理想をいえば家事も育児も仕事を分担しているのと同じように分担したいところですね。しかし現状では、やはりママの家事育児負担の割合が多いという声がよく聞かれます。では、一般の家庭とは違う働き方の芸能人のご家庭ではどうなのでしょうか。今回は5人以上のお子さんがいらっしゃる芸能人のご家庭の子育て事情を詳しく見ていく中で、一般家庭でも参考にできることがないか探していきます。●『イクメン』を浸透させた先駆者、つるの剛士さん子だくさんの芸能人と言えば、個人的にはつるの剛士さんを思い浮かべます。つるの剛士さんで印象的だったのは、第4子となる3女が誕生するタイミングで育児休暇を取ると発表したことでした。一般のサラリーマンと異なり、仕事が保証されていない芸能人の方々が育休を取ることに業界では批判的な意見が多かったそうです。しかし世間では、つるのさんの愛と勇気あふれるこの行動に賞賛の声が相次ぎましたね。つるのさんの奥様はその時すでに3人の子育て経験があったわけです。なので、もし仕事に邁進して家庭のことを顧みる余裕をもっていなければ、奥様が子育てについてどんな苦労をしているかを知る余地はなかった でしょう。むしろ『4人目だから余裕だね』と考えたかもしれません。でも、つるのさんは奥さまのことをちゃんと見ていました。だからこそ、4人目の子育てはこれまでよりも大変になると理解していたのです。事務所に相談しなかったことで、業界的には責められるところもあるのかもしれません。しかし結果的に育休を取ったつるのさんのお仕事が復帰後に途絶えることはありませんでした。そして、つるのさんは6年後、第5子の出産に際して再び育休を取りました。●つるのさんのブログに子育てのヒントがあふれているつるのさんの素晴らしいところは、『子育てってこんなに素晴らしい!』『育休サイコー!イクメン、サイコー!』といった情報を一切発信しなかったことです。二度目の育休中に切々と発信されたSNSからは、子育ての苦労が伺えるものばかりでした。つるのさんのブログから引用すると、**********完全に家の中が中心になりエプロンが私服、戦闘服と化した一ヶ月。気づいたら一度もヘアセット、コンタクトレンズをしなかった一ヶ月。殆ど人にも会わず毎日家族と一緒だった一ヶ月。。今は早く仕事したい気持ちと正直寂しい気持ちとで心中裏腹です。**********これを読んで、共感しないママさんはいないのではないでしょうか。人に見られるのがお仕事の芸能人の方なら、発信する情報をいくらでもコントロールできます。良い面だけを見せることもできるはずです。それなのに、なりふり構わず子育てに奔走している姿勢を見せた ことが、つるのさんの芸能人としての商品価値、つまり好感度を急上昇させることになりました。つるのさんはご自身のブログで、以下のように子育ての苦労をタグで綴っています。●#プリントを朝出すな2回目の育休当時、プリントを出すお子さんが3人いらっしゃいました。ひとりでも出し忘れると悲劇ですね。●#コップなるべく洗いたくないから回し飲みお子さん4人がそれぞれにコップを使うと、コップだけでシンクがいっぱいになってしまいます。わかり過ぎます。●#残してきたら泣く早朝に起きてたくさんのお弁当を作るわけですから、残さず食べて欲しいですよね。●#父乳出ろ出ろ出ろ新生児の子育てに関してパパさんたちが最もハードルが高いと感じるのがこの問題です。ママさんにとっても哺乳瓶の消毒や洗浄は意外と面倒ですよね。●#何度も言うが人の料理が食べたい子だくさんのご家庭じゃなくても常備菜を作ったりお弁当の下ごしらえをしていると、キッチンにいる時間が一日の中で最も長かった、ということがあります。なのに、作っているのはほとんど家族のごはんというわけです。●#時間に追われて目的達成できない消化不良感やりたいことや、やらなくてはいけないことはたくさんあるのに、疲れて身体が動かない、ということが個人的に一番多いパターンです。ワーキングママさんはやることが多すぎて単純に時間が足りない、というパターンでしょうか。●#いつも楽しむための発想の転換子どもが汚してしまっても、怒りたくなっても何とかこの惨憺たる状況を楽しもうと努力するんです。怒りたくて怒っている人はいません。●#帰って来たらこっ酷く叱る!いつも楽しみたいと思っていても、怒らないといけない状況もあります。怒っても良いと思います。親だって人間ですからね。つるのさんのようにまずノートなどに書くようにするとちょっと怒りが治まるのかもしれません。#寝て#泣いて#おっぱい飲んで#ブリブリブリ〜#吐いて#寝て、、#エンドレスこれぞ新生児ですが、一時も休めないのが困るところです。どんな表情でも新生児は可愛いですけどね。----------子育てにお手本はありません。お隣さんやお友達がうまく行っている方法でも自分と自分の子どもに通用するかは分かりません。自分で自分と子どもなりの子育ての方法を模索していくしかないのです。つるのさんのおかげで芸能人ですら、一般の私たちと同じように子育てには苦労しているとが分かりましたよね。また、隣の芝生は青く見えること、ストレスを吐き出す場所が不可欠 なことも分かりました。大切なことは、子育てをする人が自分らしくいることと、子どもに『愛してるよ』と日々の行動や言葉で伝えてあげることだと思うのです。【参考リンク】・つるの剛士 公式ブログ – 一ヶ月の家庭休業(育休)を終えて。 – Powered by LINE・「育休で気付いたこと」一ヶ月つるの剛士さんが書き綴ったリストに共感の声 – grape [グレイプ]
2017年11月01日「まだ母親になって5年目。学ぶことが多いですし、必死です」 女優の黒木メイサ(29)が、10月1日に都内で行われたイベントで、子育てについてこう語った。黒木といえば、今年6月に赤西仁(33)との第2子が誕生したばかり。 夫のことに話が及ぶと、「(赤西の協力が)大きいです。それがないとたいへんなことになっちゃう」と感謝を口にしていた。2児のパパになり、ますます“イクメン”ぶりが加速しているようだ。 そんな彼の奮闘姿を本誌が目撃したのは、10月中旬の朝8時過ぎのこと。都心にあるインターナショナルスクールの校門前に、長女(5)を乗せた赤西のワンボックスカーが停まった。車から降り立った長女は、赤西の頬に“行ってきます”のキス♪そして、「パピー、バイバイ!ラブユー、パピー」と手を振りながら、元気に登校していった。 愛娘を送り届けた後、赤西は外国人男性が運転する車で千葉方面へ移動。1時間ほどかけて辿り着いたのは、船橋にある家具量販店「IKEA」だった。駐車場に車を停めた一行は、エスカレーターで2階の家具売り場へ――。 「赤西さんは、一緒にいた外国人と流暢な英語で会話していました。ジェスチャーを交えて話す雰囲気は、まるでラッパーみたいでしたね(笑)」(居合わせた客) 巨大なカートを押しながらショールームで家具選びを始めた赤西。すると、ソファーやベッド、テーブルなど、目に付いた商品を次々にスマホで撮影していく。 「撮った写真を奥さんにメールで送信していたようです。そのうち電話がかかってきて『これ、買ってもいい?えー、ダメなの』って、お伺いを立てている感じでしたね」(前出・居合わせた客) しっかりと妻の承諾を得たのか、大量の商品をレジまで運ぶ赤西はご満悦の様子だ。会計を済ませ、駐車場に戻ってきたところで記者が声をかけた。 ――今日はお買い物で? 「ええ、はい」 ――2人目のお子さん、おめでとうございます! 「ありがとうございます」 ――メイサさんが満点パパだと褒めてましたね。 「いえいえ、そんなことないですよ(笑)。ただ普通にやらなければいけないことをやっているだけですから」 そう謙虚に答え、笑顔で車に乗り込んだ赤西。イクメン生活は、赤西を大人に変えたようだ。
2017年10月26日楽しそうだけれど、大変なことも多そうな双子ちゃんの出産・子育て。何より、一度に2人を育てなくてはいけないのですから、おむつ交換も授乳も同じタイミング。両親の負担は倍になるでしょう。しかし、それ以上にうれしいこともいっぱい! そんな双子ならではの幸せエピソードを集めました。■双子の子育てで、夫がイクメンに変身!「2人目が双子だと判明したとき、長女はまだ小さいし、私たちの両親は遠くで暮らしているからサポートも期待できない…。そんな中での出産は不安でしたが、生まれてみれば何とかなるものですね。おむつ交換は夫と2人でできますが、授乳を同時にやるのは大変! 長女と同様に完全母乳にしたかったけど、途中であきらめてミルクも併用しました。これといったトラブルもなく、順調に育っています。もう一度、双子を育てたいかと聞かれたら、胸を張って『ハイ!』というほどの元気はもうないけれど(笑)、長女の時には育児にあまり積極的ではなかった夫が協力してくれるようになったのはうれしかったですね。というか、協力せざるを得ない状況だったのですが(笑)。今では家事も手伝ってくれるようになりました」(40歳・小学1年生のママ)双子はお世話のタイミングが同時にやってくるから、忙しさも倍になります。夫婦が協力しなくてはうまくいきませんが、このような環境で夫がイクメンになってくれれば結果オーライかも?■大変さも二倍だけど、人のやさしさを実感するのも二倍「双子用のベビーカーは便利ですが、意外と操作が大変なんですよ。成長するにつれて重くなってくるし。体力のない私はフラフラしてしまうことも多かったです。でも、そんなときに見知らぬ人が声をかけてくれました。『大丈夫ですか?』と一言あるだけで、心がとても軽くなった気がします。電車などでも『双子ちゃん、かわいいわね』と声をかけてもらえたりして、人のやさしさを感じられる機会を得られたのはうれしかったですね」(42歳・小学3年生のママ)今の日本は子育てママに冷たいなんて言われることもありますが、こうした温かい触れ合いもあるんですね。 ■「違い」を見つけるのも、双子子育ての醍醐味!「うちは一卵性だし、見た目は瓜二つ。話せるようになると同じタイミングで同じ言葉を発したり、双子ならではのシンクロを見たときには感動しました。そして、何よりもペアルックがかわいすぎて、たくさん洋服を買ってしまいます。何もかもそっくりな双子ですが、同じように見えてもそれぞれ個性があるし、成長の違いもあるんです。2人とも電車が好きですが、長男は新幹線、次男は地下鉄というように、ちょっとした違いも楽しめます。まったく同じことに興味を持つわけではないので、それぞれに合わせて仕入れる子育て情報も倍。その分、いろいろなママと話を合わせやすくなりました」(33歳・6歳児のママ)そっくりだからこそ、ちょっとした違いを発見したときの喜びは大きいのかもしれません。■効率重視のほどよく手を抜く家事・育児に開眼!「専業主婦ということもあり、家事はきっちりこなしたいタイプでしたが、双子が生まれてからはそんなの無理! いかに効率的にこなすかが勝負なので、多少のことには目をつぶれるように。おかげで適度に力を抜く方法を覚えました」(38歳・3歳児のママ)何もかもパーフェクトを求めていたら、ママの体がもちません。無理をしないで、できることからこなしていけばいいですよね。双子ママはみな、「こんなに大変だと思わなかった」「将来は教育費が心配」などと口をそろえますが、双子を産んだことに後悔はまったくないのだとか。それ以上に毎日、新しい発見があって楽しいといいます。これも双子ママにしか味わえない特権ですね!
2017年10月25日こんにちは、佐原チハルです。ママ・パパのみなさま、“子ども”のことは好きですか?ご自分のお子さんということではなく、“子ども一般”のことです。「子ども嫌い」と言ってしまうとあまり印象はよくないかもしれませんが、嫌いまではいかなくとも「ちょっと苦手で……」という人もいるでしょう。そんな中で言われるのが「自分の子どもができたら変わるよ!」という言葉。これって本当なのでしょうか?今回は、「子どもが好きじゃなかった」けれど自分の子どもができたというママ・パパに、心境の変化について聞いてみました。●「ものすごく変わった!」というパターン『以前の自分が信じられないです。子どもって本当にかわいいなって思います』昔の自分のことを思い出すと笑っちゃうんですよ、といいながら話してくれたのは、3歳の子を持つパパさん。『妻が妊娠したときも、「20年、いやとりあえず15年くらいは耐えよう……」って覚悟してたんですけど、問題なかったです』とのこと。ご夫婦で同じ職場に勤めていることもあり、ママさんが休みにくい勤務体制であることを理解していたため、率先して育児休業を取得し、お子さんが生後半年から1年のころはほぼ“ワンオペ育児”の時期を過ごしたそう。『離乳食も夜泣きの対応も、ほとんど俺がどうにかしましたよ。あの時期のおかげで、いろいろ自信がつきました』お子さんが生まれたことをきっかけに、驚くほど子どもへの見方が変わった というこちらのパパさん。子どものことは“尊敬”しているのだそうです。『驚くほどいろんなことを覚えて、いろんなことに気づいて、日々成長してるっていうのがすごくわかる。子どもの成長ってすごいんですよ。言葉は追いつかなくても大人のことよく見ていろいろわかってもいるし。すごいんです。自分の子はもちろんですが、他の子どもたちのことを見ていても思います。みんなすごいし、みんな本当にかわいい』筆者はこのご夫婦のママさんの方と友達なのですが、『激変としか言いようがなくてすごく驚いている』と今でも時々言っています。『子どもが生まれても、子ども嫌いな人は嫌いなまま別に変わらないのが普通、って周りの人たちを見て思っていたから、びっくり。私はラッキーだった』とのこと。こちらのママさんは、現在第2子を妊娠中。パパさんの“イクメン”ぶりを見て、これなら大丈夫そうだと思えたのが2人目を積極的に考えられた理由だそうです。子どもと遊んでいるだけ、ちょっと手伝うだけといった“なんちゃって”ではないイクメンパパたちの存在は、少子化対策のためにも重要ですね。●「嫌いなのは子どもじゃなかった」と気づいたパターン『ずっと子どもが嫌いだと思ってたんですけど、思い違いだったなってことに気づきました』こちらは、現在1歳のお子さんを育てているママさんの言葉です。こちらのママさんには8歳ほど歳の離れた妹さんがいるのですが、ご両親はお店を持っていたため忙しく、小学生のときから妹さんのお世話をするのでとても大変だったそう。遊びに行く暇もあまりなく、勉強よりもお世話が優先。ワガママで、すぐに泣き、何かと騒がしい妹さんのことをとても疎ましく思っていたそう。『今から思えば、赤ちゃんとか歳の小さい子がすぐ泣くのもワガママなのも騒がしいのも、別に普通なんですよね。私が嫌だったのは、妹じゃなくて両親 の方でした。いろいろ仕方がなかったんだろうってわかってもいますが、私に子守をさせたこと、私の学校生活とか友達と遊びたいとか勉強がわからなくてツラいとか、そういうのを助けてくれなかったこと、それがツラかったんです』自分が親になり、親として子どもを育てる中で、そのことに気付いたそうです。親になって初めて気づけるのは、何も子どものことばかりではありません。子ども時代の自分の気持ちや自分の親について、改めてわかることもあるでしょう。『子どもが嫌いなわけではなかった』と気づけて、こちらのママさんはとても気持ちが楽になったそうです。子どもが好きではないという方は、そうなった理由について、自分の気持ちを振り返ってみてもいいかもしれません。●「子どもが苦手なのは変わらなかった」パターン『正直なところ、今でも子どもは苦手です』そう話してくれたのは、4歳の子を育てるパパさんです。共働きのご夫婦ですが、パパさんの方が在宅でのお仕事のため、子どものお世話をする割合は多いそう。『自分の子どものことはもちろん好きですし、かわいいですけど、子ども全般は苦手なままですね。自分の子どものことだって、子どもだからかわいいとかはなくて、うちの子だからかわいいだけ というか』以前は『子どもが苦手な自分が親になるなんて大丈夫だろうか』と不安を抱いていたそうですが、今では『子どもが得意かどうかってそれほど関係ないな』と思うようになったそうです。『子どもが苦手だって意識があるからこそ、自分の子どものことをよく見て、この子にはどうするのがいいのかなっていちいち考えるし、妻にも相談するから、一緒に育ててるなって実感も持てるようになる。子どもが苦手なのって、子育ての上で悪いことばかりじゃない 気もしています。子育てって、単純に義務と責任だよなって思いますし。逆に“子どもが得意”って何だよ、とも思います。子どもって、そんな甘いもんじゃないでしょう』苦手・不得意を自覚することや、その上で誰かに頼るというのは、難しいことも少なくありません。しかしパートナーに相談ができ、一緒に子育てできる環境が作れているというのは、とても素晴らしいことと思います。苦手であろうとなかろうと、親として、子どものことはしっかりと見て考えていくことが重要なのですね。----------以上、いかがでしたでしょうか。子どもが好きじゃない・苦手だという場合、日々の育児がツラいこともあるでしょう。「子どもが大好き!」という人であっても、大変なことも多いのが育児です。そんな中、子どもへの尊敬の気持ちを見つけたり、子どもを苦手と感じていた理由を見つけて処理できるようになったりして、苦手なままでも保護者としての責任を果たしている人たちがいるというのは、とても心強いことです。子どもを育てていく上で大切なのは、子どもを好きか・嫌いか、ということではなく、責任感やパートナー同士の協力、自分にできないことをフォローするための対策を見つけ出してくることなのかもしれません。●モデル/赤松侑里●ライター/佐原チハル
2017年09月29日昔と違い、最近では父親が育児に参加することが当たり前になりつつありますね。イクメンという言葉もすっかり定着してきました。しかし、一方では慣れない育児に戸惑ったり、ママから厳しい言葉を浴びせられることで“イクメンブルー”に陥ってしまう人も増えてきていると言われています。そこで今回は、パパを“イクメンブルー”に追い込むママの特徴についてご紹介いたします。●(1)仕事との板挟みを理解しない『はじめは僕自身も積極的に子育てに参加するつもりだったのですが、会社が忙しくなって帰りも遅く、疲れてなかなか子どもの世話をすることができませんでした。そんな僕を見て妻は、「もっと早く帰ってきてよ!あなたの子なのよ!」と毎日のように怒鳴り散らす日々。夫婦仲も悪くなって「子どもなんて生まなきゃよかった 」と本気で思った日もありました』(38歳男性/営業)子どもの世話を一人でしているママからしてみれば、毎日のように帰りの遅いパパにイラつくのは仕方がないことです。しかし、それが遊んでいるわけではなく、会社の都合でそうなっている場合は安易にイライラをぶつけてしまうのは酷かもしれません。帰ってくるたびに文句を言っていては、パパとしても「家に帰りたくない」「子どもが負担」という意識が芽生えてしまいます。●(2)間違いばかり指摘する『うちの妻は、私が家事育児をするたびに毎回細かいところに文句をつけてきます。もちろん僕が悪い場合も多いですが、中にはどうでもいいようなことでもキレられているので、「ストレス発散したいだけじゃ? 」と毎日が憂鬱です。そんなに言うなら一人でやってくれって感じです』(35歳男性/通信)女性と違い、男性は家事や育児を行う際に「手伝ってあげている」という意識を持っていることが多いです。そのため、家事育児のことで厳しい指摘を受けると「手伝ってあげたのに」と落ち込んでしまうもの。ちゃんとしたイクメンに育てるためには、感情をうまくコントロールしてあげる必要があります。●(3)育児方針を勝手に決める『妻は子どもを自分の思い通りに育てたいという気持ちが強く、私の意見を一切聞きません。しかも、しつけや進路などの考え方が真逆なので何度もケンカになります。そのくせ、家事育児は参加しろと言ってくるので全くやる気が起きません。毎日妻の言う通りに子どもを育てて家事をやって……まるで奴隷のような気分 です』(41歳男性/販売)ママにとって子ども以上にかわいく大切なものは存在しません。そのため、子どものよりよい成長を思うあまりつい頑固になってしまうこともあります。自分の「子どもはこう育てたい」という気持ちも大切ですが、パートナーの気持ちも尊重してあげることが大切です。●夫をイクメンブルーに追い込まないために毎日のように家事育児、人によっては仕事もこなしているというママは、「イクメンブルーなんて甘えだ」と思ってしまうことでしょう。しかし、だからといって敵対意識を持っていてはパパのイクメンブルーを加速させるだけです。まず大切なのは、パパの苦労も理解してあげる こと。パパは一家の大黒柱として働いていますから、仕事と育児の折り合いをつけるのが大変なこともあります。また、女性に比べて親としての自覚も薄い傾向にあるため、慣れない育児に戸惑うことも多いです。そういった背景を理解してあげながら、育児参加を促してあげるようにしましょう。頭ごなしに怒るだけでは相手は動いてくれません。また、家事育児の役割分担も決めておくようにしましょう。最初はママの割合を多めに設定して、徐々にパパの負担を大きくしていくのがいいと思います。ハードルを少しずつ上げていくことで、モチベーションを維持させる のです。さらに、最も大切なのは“感謝”すること。「自分の子どものことなんだから、やって当たり前」と思うのも無理はありませんが、そこはぐっとこらえて「ありがとう」と言ってあげましょう。人は誰かの役に立っていると実感することでモチベーションが高まります。感謝の言葉をかけるということは、何気ないことのように思えて実はとても重要なことです。----------子どもが生まれると夫婦にすれ違いが生じてしまいがちですが、お互いに協力して大変な時期を乗り越えるようにしたいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/TOYO、香南
2017年09月08日「子育て=女性の役目」というのは昔の考え方…最近では男性も子育てに協力するのが当然になっていますし、それを象徴するかのように「イクメン」なんて言葉も存在します。当然女性としても、結婚するならイクメンになってくれる男性を選びたいですよね。そして、ここではそんなイクメンパパになる男性を見極める方法をお伝えします。ある3つのポイントに注目することで、その男性が将来イクメンになるかどうかが分かります。ポイント1.子供好きこれはポイントというより大前提です。いくらイクメンになる要素を持っていたところで、その男性が子供好きでなければイクメンにはなれません。最も、好きな女性から「子供は好き?」と聞かれて「嫌い」と答える男性はいないでしょうから、子供好きかどうかは言動で見極めましょう。分かりやすいのは土日のショッピングセンターや遊園地など、子供が多いこれらの場でデートした時、子供をうっとおしがる男性は子供好きとは言えません。むしろこの賑やかさを歓迎するような態度を見せる男性が子供好きと判断できるのです。ポイント2.ガチな趣味を持っていないどの男性も何かしら趣味を持っていますが、その趣味をガチな姿勢で取り組んでいるかどうかに注目してください。ここでガチな趣味を持っている男性はイクメンになる可能性は低いでしょう。なぜなら育児をすることは確実にその趣味の妨げになるからで、この場合育児よりも趣味を優先してしまう可能性が高いのです。一方、自分の趣味にガチになっていない男性なら子供ができた時に趣味を優先することはないため、イクメンパパになりやすいのです。ポイント3.近所付き合いが良い近所付き合いが良い男性は周囲の評判を気にします。だからこそ、子育てにも積極的に協力するのです。近所付き合いが良い男性は近所の人と会話するのが好きですし、会話するからには会話のネタが必要です。その点、育児は会話のネタに最適ですし、イクメンであることを近所の人に話せば評判も高くなるでしょう。つまりイクメンになることは近所の人との会話ネタに使える上、自分の評判を高めることにもなり、近所付き合いが良い男性にとってイクメンになることはメリットだらけになるのです。これら3つのポイントを満たす男性は将来イクメンパパになる可能性が高いでしょう。子供好きであることはイクメンになる前提として当然ですし、ガチで趣味に取り組んでいないことで遊びよりも子育てを優先する気持ちを持てます。また、近所付き合いが良い男性ほど周囲の評判を気にするため、評判を高めるために自らイクメンになることを望む傾向があるのです。もしあなたがイクメンになる男性との結婚を望むなら、男性のこうした点に注目してみるといいですよ。
2017年09月01日フランス・パリで一緒に暮らす息子(13)との日々を綴る本誌連載『ムスコ飯』では、料理上手な“イクメン”ぶりを披露している作家の辻仁成さん(57)。いっぽうコラムニストの室井佑月さん(47)も本誌連載『ムロイの闘う「お財布」』で17歳のひとり息子の子育ての苦労話を吐露し、主婦たちの共感を呼んでいる。 共通点がありながら意外にも2人は初対面だという。そんな彼らが今回、子育ての合間を縫って居酒屋で待ち合わせ。グラスを傾けながら、子育てについてじっくり語り合ってもらった。 室井佑月さん(以下、室井) 辻さんのところはすごく親子仲がいいですよね。うちのは大暴れしていた反抗期は過ぎたんですが、今はほとんど会話がない。一緒にいても息子は“置物”と同じ。私はそれに向かって、ガーガー言い続けているだけ(笑)。 辻仁成さん(以下、辻) 反抗期は大変でした? 室井 小学校5~6年生のときがいちばんひどかった。親の言うこと絶対聞かないし、何度「出ていけ!」と怒鳴ったか。「着ている服は武士の情けだ、くれてやる!」って。実際に中学校のときには何度か家出しているし。 辻 はげしいな(笑)。うちは、静かに怒る感じ。朝、黙って起きてきたから「なんで挨拶しないの?」というと、「おはよう」と返してくれるレベルなんですよ。 室井 辻さんの息子、3日ぐらいウチに預けない?鍛えてあげます(笑)。 ‘01年に室井さんが、’14年には辻さんがそれぞれ離婚。子供との二人三脚の生活をしている。2人の話題は父子家庭、母子家庭での子育てについて広がっていく。 室井 私はシングルマザーで、つくづく良かったと思っているんです。気を遣うような人間が家にもう1人いたら、これほど息子に時間を割けなかったと思うから(笑)。 辻 でも母子家庭や父子家庭の親は、僕を含めてみんな迷っていますよ。子供に対して少なからず負い目を感じているから……。 室井 私も迷って育児書を読み漁りました。けれど、書いてあることがバラバラで。放任ではいけない、かといって過保護でもいけない。専業主婦がいいとか働いたほうがいいとか……。惑わされないほうがいいと思ったの。 辻 子供といると自分自身が育てられることが多い。“育児”は、親も一緒に育っていく“育親”でもあるんだよね。シングルファザーになって、チャンスを与えられているなといつも思います。息子には僕しか頼れる存在がいない。これまで適当に生きてきたけど、こいつのために頑張ろうという気持ちが湧いてきます。 少しお酒が入って、口が滑らかになった室井さん。“イクメン”が話題になっている辻さんに、どうやら言いたいことがあるようだ。 室井 辻さんはいつも手の込んだ料理をいっぱい作ってるけど、すべて自分ひとりでやるのは、ちょっと頑張り過ぎじゃないですか? 辻 フランスだとお父さんが家事・育児をするのは当たり前。僕は“主夫”になって掴んだものがあるんです。僕は普段、キッチンで原稿を書いているんだけど、料理をしながら仕事をしていると、煮物がコトコトしだすんですよ。その音を聞いて“もう少しかな”などと思いながら小説を書いていく。そんな環境から、生まれてくる作品があるんです。 室井 それじゃ辻さん、ダメです!そんな落ち着いて、丸くなっている辻さんより、いつも恋愛していて、尖っている方がいいもの。 辻 いやいや、恋愛しないと本が書けないような作家にはなれないし、時代が違います(笑)。 室井 (納得していない様子で)辻さんは優しいからな。 スリリングな展開になった対談だが、2人が強く共鳴しあったのは、子供を育てていく上で才能や個性をいかに伸ばすかということ──。 室井 うちは中学生から全寮制の学校に通わせているんです。寂しいけど、親離れできる訓練をしておいたほうがいいかなと。ずっと一緒にいたら、どうしても束縛してしまいますから。息子はどんなところでも自分の居心地のいい場所を見つけてこられるのが長所。その力をひたすら信じています。 辻 たくましいな。僕も息子の発想や行動を邪魔しないように気をつけています。先日、家で友だちとコンピューターについて話し合っていた息子に「晴れているんだから、外で遊べば?」と言ったら、「パパの時代は外に原っぱがあったけど、僕らの時代はコンピューターのなかに原っぱがあるんだよ」と……。この“発想力”を、伸ばしてやるのが僕の務めなんだよね。 グラスを傾けながら、語り続けて約2時間。波乱万丈な2人の子育て話には、息子たちへの愛情で溢れていた。
2017年08月27日近年では、「結婚したくない」という嫌婚派の独身男女が増えているようです。その中には、「結婚している友達を見ていると幸せそうだと思えないから」という理由を挙げる人もいます。では、どのような夫婦を見たら、「結婚もいいかも」と思えるのでしょうか?今回は独身女性たちに、“憧れる夫婦”の特徴について聞いてきました。パピマミ読者のみなさんはすでにご結婚されている方ばかりだと思いますが、夫婦円満のコツにもなりますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。●(1)家事・育児は二人で協力して行っている『結婚したら女性ばかりが大変な思いをしそうっていうイメージが強いから、家事も育児も二人で協力してやっている夫婦には憧れます。私は結婚しても仕事を続けたいので、なおさらですね。どうしても男性は「手伝う」ってスタンスを取りがちだけど、共働きである以上は家事も育児も「二人で協力してこなす」って考えでいてくれないと困ります 。でも、そんな男性いるんですかね……』(20代女性/金融事務)ワンオペ育児が問題になっていることからも、結婚後にかかる負担を考えると不安になるという独身女性は多いようです。共働きがこれだけ増えた現在でも、まだまだ「育児や家事は妻の仕事」と考える男性は少なくありません。ちょっと手伝っただけで「イクメン」を自称する男性もいます。そもそも、女性が外で働きながらどれだけ家事・育児を必死にこなそうと、「イクメン」に代わる賞賛の言葉を受けることはありません。その時点で、いかに「女性が家事・育児をするのは当たり前」という考えが根付いているかがわかります。だからこそ、家事・育児を“二人で協力して”行える夫婦に憧れを持つ女性が多いのでしょう。●(2)子どもがいても夫婦二人の時間を大切にしている『職場の先輩のところは、子どもがいても月に2回は夫婦水入らずで食事をしたり映画を観たり、デートをする そうです。「子どもが小さいときはさすがにムリだったけど、今は子どもたちも“デートしてきなよ”って送り出してくれるんだ」って嬉しそうに言っていたのを聞いて、「いいな〜、私もそんなふうになりたいな」って思いました』(20代女性/販売)子どもがいると、なかなか夫婦水入らずの時間は取りにくいものですし、今さら二人きりで出かけても……という雰囲気になりがち。でも、あえて二人きりで過ごす時間を作ることでコミュニケーションをとる時間が増え、夫婦仲を良くすることにもつながります。●(3)お互いを尊重し合っている『束縛したり自分の価値観を押し付けたりするんじゃなくて、結婚しても1人の個人として相手の意見や考えを尊重し合っている 夫婦には憧れます。相手を尊敬し合う気持ちもずっと持ち続けていられる夫婦は素敵だと思います。私も結婚したらそうありたいなって思ってます』(30代女性/編集)夫婦に限らず言えることですが、相手を尊重し敬う気持ちを持つことは、良い人間関係を築く上で大切なことです。また、結婚すると自由がなくなると嘆く人も多いようですが、それぞれ1人で過ごす時間や趣味に費やす時間なども尊重することで、そういった不満がパートナーから出ることも防げますし、自分自身のストレスもたまりません。●(4)共通の趣味がある『友達夫婦には、山登りという共通の趣味があって楽しそう。子どもがいないこともあって、子どものいる友達から「二人だけで寂しくない?」とか聞かれることもあるみたいだけど、「先週はどこどこの山へ行った」「今度は○○の山に登るために旦那と今トレーニング中」なんて楽しそうに話しているのを見ると、素直に羨ましいなって思えます。共通の趣味があると、子どもがいなくてもずっと仲良くやっていけそう ですよね』(30代女性/Webデザイナー)スポーツや音楽、映画鑑賞、旅行など、二人で楽しむことができる趣味があると、年を重ねてからも円満な夫婦関係を築くことができそうです。無理に同じ趣味を作る必要はありませんが、共通の趣味がないご夫婦は一度、パートナーが興味のあること、好きなことを一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。やってみると意外とハマるかもしれませんよ?●(5)いくつになっても手をつないで歩くほど仲が良い『うちの父と母はもう60歳なんですけど、未だに手をつないで歩きます 。昔はそんな二人の姿を見て、「いい年して恥ずかしいからやめてよ!」なんて言ってましたが、今は「私もそんな夫婦になりたいな」と思えます。やっぱり、いくつになっても夫婦仲が良いのは憧れます。子どもの前でイチャイチャするのはやめてほしいですが(笑)』(20代女性/一般事務)手をつないで歩く老夫婦、たまに見かけますよね。ただの散歩でも二人で並んで手をつないで歩く姿を見ると、こちらまでほっこりした気持ちになります。夫婦円満でいるためには、コミュニケーションとスキンシップも大切な要素。慣れていないと照れてしまうかもしれませんが、たまには手をつないで歩いてみるのもいいのではないでしょうか。----------いかがでしたか?確かに、どれも素敵な夫婦像だなぁという印象です。実際に結婚生活を送ってみると、そう簡単にはいかないこともあると思いますが、意識次第で実践できることもあります。結婚願望がない若者たちに、「結婚っていいかも」と思ってもらえるよう、ちょっとでも参考にしてもらえたらいいなと思います。●文/パピマミ編集部●モデル/福永桃子、藤沢リキヤ
2017年07月20日こんにちは! 3兄弟を育てながら、毎日必死に生きているママライター土屋菜々です。これまでに3人を出産してきた私ですが、里帰り出産はしたことがありません。2017年3月31日に三男を出産したときも、里帰りはしないでなんとか乗り切りました。里帰りをしない出産は特に上の子がいる場合、“事前準備”がとても重要です。そこで今回は、2011年・13年・17年生まれの3兄弟を出産するとき、里帰りをせずに乗り切ってきた体験談から、“準備したほうがよいこと”を中心にご紹介します。私が里帰り出産しなかった理由冒頭でもお話しましたが、私は里帰り出産をしたことがありません。子どもたちは3人とも同じ個人クリニックで出産をしているのですが、1人目のときはクリニックがベランダから見えるマンション住まい。里帰りをしたら逆に遠くなってしまうため、産後も自宅で過ごしました。2人目3人目のときには、クリニックまで車で40分弱の現在の自宅から、出産時は車でクリニックに行き、産後も自宅へ帰宅しています。【理由その1】実家が同じ都内で両親も働いている里帰りをしなかった理由には、実家が同じ東京都内にあることも大きかったと思います。1人目のときには、実家と自宅は電車で40〜50分ほどの距離。2人目3人目は電車とバスを乗り継ぐため1時間20分ほどかかってしまいますが、飛行機や新幹線の距離ではなく、緊急事態が起これば来てもらえる距離にあります。また、子どもの祖父母である両親がまだ現役で働いていることもあり、里帰りしても日中は結局子どもと二人きり。自宅にいるのと変わらないなら行っても仕方ないと1人目のときから里帰りは考えませんでした。【理由その2】パパである夫と一緒に子育てしたかったもっとも大きな理由が“夫と一緒に子育てしたかった”からです。夫は会社員で、育休が取得できるような環境ではないため、仕事には行っていましたが、それでも朝と夜一緒に子どもと過ごす時間がもてたことはよかったと今も思っています。何より、私自身が一番頼れる存在の夫の近くにいたかったというのもありました。【理由その3】幼稚園に預けられたから3人目のときのみですが、上の子を2人とも幼稚園に預けられたことも大きな理由です。赤ちゃんと2人で過ごすのはまったく問題ないのですが、上の子が1日家にいるのは地獄絵図。長期休暇中も預かり保育がある幼稚園で、入園式前から年少さんも受け入れてくれるありがたい園だったため、送迎を夫や友人、仕事がおやすみの日の母に頼み、産後直後を乗り切りました。里帰り出産しないで乗り切る準備とは?里帰り出産をしないで乗り切るためには、事前準備が肝心です。それぞれどんな準備がしてあるといいのかをまとめてみました。なかには、3人目の出産時に用意しておかなくて大変な思いをした経験からピックアップしているものもあるので、しっかりチェックしておくことをおすすめします!【里帰り出産しないで乗り切る準備1】食事掃除はしなくても生きていけますが食事はとらないと倒れてしまいます。特に、母乳育児をしていると、ひたすらお腹が空くので食事の準備はしっかりしておいたほうがいいです。<おすすめの食事準備>・レンジで温めるだけで食べられる食材の確保→冷凍食品(焼きそば・ラーメン・チャーハン・ピラフ・グラタンなど)・手作り派さんはおかずを大量に作り、冷凍保存→肉団子(鶏・豚・合い挽きなど/加熱味つけなし)・ハンバーグ(加熱後)・ロールキャベツ(加熱後)・煮物など・レトルト食品→特にカレー、パスタソースがあると便利・冷凍うどん→乾麺よりも冷凍うどんのほうが茹で汁を捨てるなどの処理がいらない分お手軽・お米→産後直後でもお米を研ぐくらいはできるので、お米の確保は大切(冷凍ごはんのストックがあるとなおよし)3人目出産のとき、必要だとわかっていたのに準備を疎かにしていたため、冷凍うどんとお米しか準備していませんでした。結果、産後に「ごはん作りしんどい…」となった私は、「出産祝い何がいい?」と聞いてきてくれた友人に「食べ物を…。食べ物をください!」とお願いをする羽目に…。機転をきかせた友人が、段ボールいっぱいのレトルト食品や手軽に食べられるものを送ってくれたおかげでなんとか乗り切れました。とにかく食べ物の確保は重要です。【里帰り出産しないで乗り切る準備2】家事体制家事体制を整えておくと、掃除や洗濯など後回しにしてもいいけど、やっておきたいこともスムーズに回ります。特に、それまであまり家事をしてこなかったパパの場合、産後すぐからママが動くことになってしまうので、パパでもできるようになっておいてもらうととてもラクになります。・掃除→“掃除機をかける”ただそれだけのことが億劫になってできなくなるのが産後のリアルです。特に問題なく退院していれば多少起きて掃除機をかけるくらいは不可能ではありませんが、気力の問題で「できない」と思っていたほうがいいので、夫や上の子にお願いできるよう、産前からお手伝いしてもらうのがおすすめです。・洗濯→「洗濯機を回すくらいカンタン」と思っている方もたくさんいますが、どこに洗剤を入れてどう干してどこにしまうのか、までは把握していないパパも意外と多いです。そこまで把握してはじめて“洗濯”は終了する、ということからまずは教えていきましょう。事前に伝えられなかったときには、図に描くなどで洗濯機をきちんと使えるようにしておくのがいいですよ。また、退院後は洗濯機を回すのはママもできます。でも、干すのは立っている時間も長く、上のほうに手を伸ばすのがつらくなります。できるだけ干すのはお願いしたほうがいいので、干し方を教えるかママとは違う干し方になっていても目をつぶるように心を鍛えておくと気持ちもラクになります。我が家では、掃除はパパも得意で、今自宅にある洗濯機は回したことがありませんでしたが、一人暮らしの経験があったため、やってみればスムーズにできるようになっていました。その点、とても助かったな、と思います。【里帰り出産しないで乗り切る準備3】買い物買い物にはしばらく行けなくなります。基本的には、ネットショッピングか誰かに買ってきてもらう生活になると考えておきましょう。普段ネットショッピングを利用していないのであれば、登録をして一度試しに買ってみておくと安心です。ママが動けるようになってくると、赤ちゃんを家で誰かに見てもらっている間にサッと買い物をしに行くこともできますが、動くと疲れもドッと出てくるため、できるだけネットショッピングで済ませるのがおすすめですよ。【里帰り出産しないで乗り切る準備4】上の子の預け先や遊び先の確保食べ物の確保の次に大切なのが、上の子がいる場合の預け先や遊び先の確保です。上の子どもの年齢にもよりますが、乳児〜幼児期であれば日中ずっと家にいられるのはつらいものがあるため、保育園や幼稚園、お友だちのおうちなどどこかに行っていてくれる場所を確保しておくようにしましょう。一時保育やファミリーサポートなど、利用できるものは自治体によってさまざまなので、出産前に調べて予約などをしておくと安心です。2人目のときには、長男は2歳で保育園に入っていなかったため、一時保育に登録して、いつ生まれるかわからないけど、予約できる日数目一杯取っておきました。当時は夫が海外単身赴任中だったため、送迎はファミリーサポートでお願いして、お金はかかりましたがゆっくり休めて助かったことを覚えています。3人目のときは、先ほど書いたように、幼稚園の預かり保育に2人を行かせ、朝は主人が送り、帰りはお願いできる誰かにお迎えをしてもらって過ごしました。【里帰り出産しないで乗り切る準備5】「何かあったときは頼らせてほしい」と周囲に伝えておく友人や近所の方、上の子のママ友など周囲の方に「何かあったら頼らせてね」と伝えておくことも大切な準備のひとつです。実際に頼るかどうかは別として、一言伝えておき「いいよ、何かあったら言ってね」と言ってもらえるだけでも安心して過ごすことができます。頼れる先はいくつも確保しておくことのがおすすめです。私が里帰りしないで乗り切れたのは◯◯のおかげ里帰りをしないで乗り切れたのは、“周囲の方の協力のおかげ”だと思っています。長男のときには、あまり人に頼れず主人の帰宅を首を長くして待っていましたが、2人目のときは利用できる制度をめいっぱい使って、3人目になると頼れるものはすべて頼ると言わんばかりに、近所の方から友人まで「助けて!」「お願い!」と頼らせていただきました。また、夫にも頑張ってもらいました。幼稚園の送迎はもちろん、入院中は子どものお弁当まで作ってくれ、産後の1週間健診や、その後体重の増えが悪く再健診になったため三男の体重測定で病院へ行ったときにも、午前休を取って車を出してくれました。はじめは遠慮して「お願い」と言えなかったのですが、来てくれるとわかって喜んでいたら「早く言えばいいのに」と言われ、「そうか、お願い! って頼ればよかったのか」と気が付きました。私は3度の出産を経て、「人に頼ること」を覚え、人として成長できたように感じています。■次男の入園式/幼稚園の保護者会にも参加!三男が生まれたのは3月31日。次男の入園式は4月10日でした。退院はしていたので、入園式には出席できるものの、三男はまだ生後10日。連れ出すのは可哀想だったため、近所の方に入園式に出かける数時間見ていてもらいました。また、その後年長・長男、年少次・男それぞれの保護者会が別日にあり、年長保護者会の日は母に仕事を休んでもらい、年少保護者会の日には育休中の友人に来てもらって1人で出席をしました。たくさんの方の協力があって、上の子の母としての役目もなんとか果たせたのです。里帰り出産しない方へ…里帰り出産しないでも、まだ小さい上の子がいても、産後をなんとか乗り切ることはできます。ただ、ママの身体はしんどくなることも多いです。実際、私も3人目の産後1週間以内に動き回りすぎて腹痛で動けなくなったことがあります。それでもなんとか乗り切れたと感じているのは、周りの助けを借りるために「助けて!」「お願い!」が言えたためだと思っています。まずは、パパに「お願い」をしてみましょう。それでは手が足りないときには、自治体の制度を利用したり、友人や近所の方に「助けて!」と伝えたりして、手伝ってもらえるようにお願いしてみてください。「里帰りしないんだから、全部自分でやらなきゃ」と気負う必要はまったくありません。むしろ、「里帰りしないのだから周りに甘えよう」と思って過ごすことをおすすめします。そのための準備として、頼れる先を確保しておくことはとても大切ですよ。「ありがとう」という感謝の気持ちは忘れずに、里帰り出産しないで過ごす日々を乗り切れるよう、頑張ってくださいね。
2017年07月14日最近、出世欲のない男性が増えている……そんな気になる話を耳にしました。株式会社クロス・マーケティングが行なった「若手社員の出世・昇進意識に関する調査」によると、出世したくない20~30代は6割にものぼるそうです。しかも、積極的に出世したいと思っているのはほとんどが20代。年を取り、30代になるに従って、出世願望はだんだん薄れていくというデータも出ています。ということは、結婚して子どもができ、パパとなっても、出世を嫌がる男性がいるのかも……?そう思ってリサーチすると、案の定出てきました。出世欲がなさすぎる夫に悩んでいるママたちの声!今回は彼女らのホンネをもとに、出世欲のない夫への対処法を考えていきましょう。●(1)夫が出世せず、ローンが組めない『ウチの夫、管理職試験を毎回辞退してくるんです。「出世したところで、仕事は増えるのに給料は増えない。むしろ残業代がつかなくなるから、収入は減ってしまう。出世するメリットが何も感じられない」というのが彼の主張。でも、ヒラのままだとローンがなかなか組めない んですよね。夫がいつまでも出世しないから、ウチはいまだに賃貸住まい。ママ友の間でも肩身が狭くて……』(30代女性/パート/2人のお子さんのママ)出世することのメリットがないと断言するご主人なんですね。業務負担や収入面だけを見れば、確かにそうなのかもしれません。しかし、出世して係長や課長、部長などの肩書がつくと、社会的な信用度がグッと上がります。ローンの審査にも、こういった肩書の有無が関係していると言われていますよね。また、社内で突然の業務改革が行われ、人員が大幅に削減されるとしましょう。平社員と役つきの社員、どちらが先にリストラ対象になるか……答えは明白ですよね。このように、大きな視点で見れば出世にメリットが全くないとも言いきれません。ご主人がそのあたりをどう考えているのか、一度話し合ったほうがよさそうですね。●(2)イクメンなのは嬉しいけれど……『「上司はみんな、仕事ばかりしていて幸せそうに見えない」。ウチの夫の常套句です。責任と労働時間を増やしてまで、仕事に人生をかけるつもりはない。定時に帰って、家族で過ごすほうが幸せだって 。嬉しいやら情けないやら、複雑な気持ちです』(20代女性/主婦/2人のお子さんのママ)この方のご主人は、毎日定時に退勤し、まっすぐ家に帰ってくるんだそうです。2人のお子さんをお風呂に入れ、家族みんなで夕食を囲むのがご主人の生きがいとのこと。正真正銘のイクメンで、話を聞くに羨ましい限り……と思いきや、社内での評価はとても低いそう。収入も入社時からほぼ増えていないのが奥さんの悩みでした。考えてみれば、家の中でイクメンとして活躍できるのも、子どもが小さいうちだけです。子どもたちが中学生、高校生になり、子育てに手間よりお金がかかってくるころ、家庭のバランスがどうなってしまうのか。一抹の不安はありますね。●(3)いつまでも現場に出られる?『出世するとスタッフ管理がメインになる。それがイヤなんだそうです。「俺はずっと現場にいたい。一生現場で働いてたい」って、ちょっと聞く限りはカッコいいかもしれないけど、年をとったときに今と同じ働き方ができるのか 、すごく不安ですね』(30代女性/会社員/ひとりっ子のママ)おっしゃる通りです。若いうちはキツい現場仕事も問題なくできるでしょう。長い時間働くことで、収入面をカバーすることだって難しくありません。でも、40代、50代になったとき、果たして同じように働く体力があるかどうか。もしも体が動かなくなってきたら、現場では「使えない人」扱いになってしまいます。長く勤めてきた場所で厄介払いされてしまうのは、ご主人本人にとってもつらそうですね。●出世欲がない夫に妻ができることここまで、3人のママたちの悩みを紹介してきました。出世欲のない夫とはどのように接したらいいのでしょうか。独身や子なしならまだしも、子持ちの世帯で生活していることを考えれば、ご主人の姿勢を放置しておくわけにもいきませんよね。いろいろな方法があるでしょうが、ここではご主人のキャリアプランを一緒に考える ことをおすすめします。ご主人が、今後のキャリアをどのように設計しているのか。また、一家が問題なく生活していくためには、いつ・どれくらいの収入が必要になってくるのか。具体的な数字を提示し、明確なビジョンを作っていきましょう。将来設計ができてくれば、ひたすら「出世したくない」と言い続けていたご主人も、「ここまでの昇格はOK」「これ以上はNG」のように態度が変わってくるかもしれません。また、収入を世帯全体で考え、妻が大黒柱を担うという選択肢も出てくるかもしれません。ただし、出世欲がなくてもプライドはあるのが、男性の難しいところです。ご主人のプライドを傷つけないように、言葉を選んで話をすすめるのが正解です。----------いかがでしたか?ご主人の出世欲のなさを、ひたすらガマンしたり嘆いたりしているだけでは「良妻」とはいえません。広い視野を持ち、夫と家庭をうまくプロデュースできるのが、これからの時代のよき妻、よき母なのではないでしょうか。【参考リンク】・若手社員の出世・昇進意識に関する調査 |株式会社 クロス・マーケティング()●文/パピマミ編集部●モデル/藤沢リキヤ、福永桃子
2017年07月13日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男ちゅんたん(小3)・次男ゆいたん(年長)・三男ほーちゃん(年少)の3兄弟の母です。私たち夫婦は18の時に出会ってからというもののそんなに喧嘩をしたことがなく、結婚してからもしばらくはいたって平和に暮らしていました。が、子どもが生まれたらその関係が激変! 不満・不満・不満のオンパレード!長男が1歳ぐらいまでは口を開けば言い合いになってしまうような時期がありました。もっと育児に協力してほしいと何度も訴えましたが夫には響かず、むしろ「俺は精一杯やってる」と堂々としているぐらいでした。そんな小さな歪みが大きな溝になりつつあった時期。本気で夫のことを嫌いになりました。(今は良好な関係を保っているので夫を嫌いになりかけたということになるんでしょうが。)あれは長男のおむつはずしに挑戦中の頃。私ははじめてのトイレトレーニングでしたので手探り状態で、毎日自分なりに研究しては試行錯誤して、あの手この手で頑張っている最中でした。また、同時期にとある資格の勉強中で育児の合間を縫っては勉強に励んでいました。■夫のあるひと言で、ついに爆発!そんなある休日の午後。部屋で遊んでいる長男に、私がトイレにいこうと誘いの声をかけたんです。長男は「やだ」と言いましたが、私はせっかくトイレでおしっこができるようになってきたこのタイミングを逃したくなくて必死に説得していました。そして、その様子をすぐ横で見ていた夫がこう言ったんです。はぁ? 今、なんと??何を手伝うわけでもなく、ただ横でゴロゴロしていただけの夫に「かわいそう」と言われたことに、私は悔しさで震えました。よっぽどのことがなければ泣かない私も、このときばかりは堪えきれず隠れてこっそり泣きました。こんなはずじゃなかったのに…!!私が選んだ人生の伴侶はなんて性格が悪いんだ! とさえ思いました。トイレトレーニングにせよ資格の勉強にせよ、どちらも「そんなに頑張らなくても」「いいじゃん、資格取ったって何になるんだよ」となにかにつけ、引きずりおろそうとする後ろむきな言動が多かったんです。どうしてこの人は頑張ってる人を素直に応援できないんだろうか。私があなたにトイレトレーニングを手伝ってほしいと頼みましたか?私が資格の勉強に没頭して、家事や育児をおそろかにしましたか?子どもの面倒も、家のことも一生懸命やってるのに、どうして何ひとつ協力もしていないあなたに、何も知らないあなたに「かわいそう」だなんて言われないといけないんだ!!あまりにも悔しかった私はしばらく口をきかなかった後、夫にこう言い放ちました。あなたは一切子育てに口出しするな。と。何もやってないくせに文句を言うぐらいなら、金輪際育児に関わらないでくれと啖呵(たんか)を切りました。この子は私が育てるから、あなたはお金だけ稼いできてくれ! というぐらいにまで。がしかし、現実にはやはり私が一人で育てられるわけがありません。夫に頼らざるをえない場面だって出てくるんです。■そんな夫が「1泊2日の子守り」で…資格の試験日が2日連続だったため、私は試験会場の近くに宿泊することにし、長男は夫にお願いすることになりました。それまでろくに子育てしたことのなかった夫がいきなりまる2日間の子守り。でしたが…、長男は慎重派で無口な1才でしたので夫もこの子ひとりぐらい余裕だと思っていたんでしょう。私が出かける頃には余裕しゃくしゃくな様子でした。1日目の夜に電話したときには夫も「大丈夫大丈夫~~」と楽勝な感じで、私自身も拍子抜けしていました。ところが2日目の夕方、家に戻ってみると、ヨレヨレになった夫が泣きつくように出迎えてきました。あの強気な夫はいったいどこへ(笑)そして、一言、絞り出すようにこう呟きました。「仕事のほうがよっぽど楽」よっしゃぁぁーーー!!私はもちろん、心の中でガッツポーーーズ!!ですよ(笑)そうだ!思い知ったか! がははは!!と言いたいところでしたが、理性を保って堪えました。ゼェハァ。どうやら1日目は長男もめったに接しないパパに猫をかぶっていたようですが、2日目からは化けの皮をはいだようで見事に夫を疲れさせたようです。美容院に行く間だけとか、1日だけではおりこうちゃんにできていたのですが、パパと2人きりの夜を共にしてようやく本領を発揮したらしい。この日が、夫がようやく長男の、いや、子育ての現実を知った日でした(デビュー)。それまで言葉の端々に「子育てのどこが大変なの?」「専業主婦って暇でしょ?」とどこか家事と育児を下に見ていた夫が、この日以来、ぐっと子育ての大変さに共感を示してくれるようになりました。共感しようにも子育ての大変さを、我が子の本性を知らないから分からなかっただけ、だったんですね。一度は本気で嫌いになりかけた夫でしたが、こうして少しずつ少しずつお互いの苦労を分かりあい、譲りあい、徐々に徐々に成長してきたと思います。そのきっかけとして、1泊2日で夫に子どもを預けたことが、私たち夫婦の関係にとってもいいカンフル剤となりました。
2017年06月29日今や誰もが知っている「イクメン」という言葉。家事や育児を担う男性たちは、少しずつ増えているようです。そんなイクメンたちの中には、家庭と会社の板挟みになってしまい、どうにも苦しい状態に陥っている男性がいるんです。上司からは「もっと働け」と叱責され、妻からは「もっと育児しろ」と求められる……今回は、3人のイクメンたちから生活の現状とホンネを伺ってみました。●(1)これ以上早くは帰れない……Aさんの悩みIT業界で勤めている30代のAさん。5歳、2歳とふたりの男の子のパパですが、こんな話を聞かせてくれました。『まだ1人めの子が赤ちゃんのときのこと。ちょうど仕事が楽しくなってきていた僕は、毎日深夜まで働いていたんです。しかし、そんな僕に妻が激怒。ある日「沐浴くらいやってよ!」とキレられたんですね。それからは、ずっと僕が子どもを入浴させてます。でも、家に帰ってこられるのって21時半ごろなんです。それだって、何とか仕事を片付けて、翌日に回せるものはまわして、飲み会もつきあいも全部断って、やっと帰れてる。上司にも同僚にも煙たがられてるのがよく分かります。直接文句を言ってくる人もいますしね。妻からは、連日「遅い。もっと早く帰ってこられないわけ?」と責められます。そして「はぁー、男はいいよね〜。風呂に入れるだけでイクメン気取れて。こっちは24時間365日ずっと育児してるのに」とつぶやかれます……』(30代男性/会社員/男の子2人のパパ)Aさんのケースでは、お子さんが5歳と2歳。上の子はお昼過ぎに幼稚園から帰ってきてしまうし、下の子は未就園児なので一日中ママといっしょですね。奥さんの苦労、よく分かります。ほんの短いあいだだけでも、育児から離れて自分の時間がほしいんですよね。マジメなAさんは最大限の努力をして、仕事も育児もこなそうとしています。にもかかわらず、職場からも奥さんからも、非難されてしまうんですね。これでは心身ともに休まる暇もなく、疲れ切ってしまうのも無理はありません。●(2)子どもがなつかず、スマホ頼み……Bさんの悩みBさんは見るからに子煩悩そうなパパさん。奥さんが妊娠しているころから、育児には積極的に参加するつもりでいたそうですが……。『人手不足で、早朝出勤、深夜帰宅の毎日です。平日は子どもの寝顔しか見られません。妻も育児ストレスが溜まっているだろうから、土日くらいは子どもを見ていてあげたいんです。でも、子どもはすぐに「ママがいい!ママがいい!」と泣く。僕がなだめようと思ったら、スマホ動画を見せるか、お菓子をあげるしかないんですよ。そんな僕を見て「すぐスマホとお菓子で釣って楽してる。それは育児じゃないからね」「平日仕事ばっかりしてるから子どもがなつかないんだよ。自業自得だよね 」と言う妻。でも、平日の勤務を減らすことはできません。最近、どうしたらいいのか分からなくなってきました』(30代男性/会社員/女の子のパパ)妻も子どもも大切にしたいからこそ、土日の育児を買って出ているBさん。でも、思うようにいかずモチベーションは低下する一方なんだそうです。特に「スマホやお菓子をつかってラクをしている」と責められる点については納得いかないようでした。確かに、がっぷり四つで子どもと向き合い、ひたすら遊びにつきあい続けることだけが正しい育児なのであれば、Bさんのような男性たちはもっと関われなくなってきてしまいますね。●(3)同僚に遅れを取りそう……Cさんの悩み同僚と自分の違いを目の当たりにし、焦りを感じているCさん。育児だけでなく、家事もこなせるイクメンなのですが、胸の内は苦しいようです。『わが家は共働き。妻は不規則シフト・長時間拘束の仕事なので、保育園の送迎はもっぱら僕の役割です。お迎えの時間があるので、残業はできません。仕事の量もセーブしなくちゃいけない。熱が出たからすぐ迎えに来いって連絡も、僕が受けてます。そのたびに、周りに頭を下げて仕事を片付け、迎えに行きます。そんな僕の一方で、奥さんが専業主婦やってる同僚がいるわけですよ。家のことは奥さんに任せて、彼はバリバリ働ける。いくらでも残業できるし、接待だって行ける。そういうことができる奴らは、やっぱり上司に目をかけてもらえるし、大きな仕事も任せてもらえるんですよね。最近では、社内での扱いにどんどん差が出てきている 。正直とても焦ります。妻は「アンタの稼ぎが少なすぎるから、私が働きに出なきゃいけないの。文句があるならもっと稼いできてよ」って言います。僕だってもっと働いて稼ぎたいけど、この状況じゃ無理ですよ』(30代男性/会社員/女の子2人のパパ)育児に手間と時間を割くぶんだけ、仕事にあてる時間がなくなる。その結果キャリア路線から外されてしまえば、給料だってあがりません。イクメンといえば聞こえはいいけれど、現実はこんなに厳しい状況に置かれているんですね。----------いかがでしたか?今回お話を聞かせてくれたのは、育児にしっかり関わりたいと願う男性ばかり。しかし、会社と家庭のあいだで板挟みになり、仕事も育児もうまくいかないことに強いストレスを感じていました。男女どちらもが働きやすく、子育てしやすい社会を実現させるためには、彼らのようなイクメンたちが抱える苦悩にも耳を傾けなければならないようですね。●文/パピマミ編集部●モデル/藤沢リキヤ
2017年06月23日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃん、3兄弟のお母さんです! 大変なことこそ笑いに変えてをモットーに日々奮闘しています。■パパたちにモノ申す!ワンオペ育児というものが脚光を浴びておりますが、ワンオペとまではいかなくとも、どのご家庭でも大なり小なり、パパよりもママのほうが家のことをする割合も多ければ、子どもと触れあう時間も多いのではないでしょうか。ワンオペ=ひとりですべての業務をこなすこと。ワンオペ育児は、母親ひとりで育児家事すべてを回している家庭のことを指す。そして当の企業戦士のパパたちも表現しているかどうかは別として、心の中では一人でがんばってくれている奥さんに「ありがたいな」と感謝されていることと思います。パパたち! あなたのほんのちょっとのフォローによって、奥さんは救われるのをご存じですか?私、思うんですけど、妻のモチベーションをあげることなんていとも簡単だと思うんです。妻が欲しがってるのは、花束やスイーツじゃない。感謝の言葉です。世の中「家事育児を感謝されたくてやってるわけじゃない」という意見もあるかとは思いますが、私、正直に言って、感謝された~~い(笑)! 恩着せがましく家事育児しております(キリリっ!)女性はなんだかんだいって、情深い人が多いです。報酬や成果がなくとも「誰かを喜ばせたい、支えたい」っていう気持ちで動ける、これが女性と男性の大きな違いだと思っています。さて、そんな妻たちの本音をこっそり述べてみたいと思います。フッフッフッ…(不気味)。■仕事で忙しいパパが知らない、ママの裏の努力仕事で忙しい夫。特に長男出産後から三男が生まれるまでは本当に忙しくて、子どもたちが物心ついた頃には、出勤時に「ぱいぱーい! また来てね~~」と言って紅葉のような手をフリフリして送り出すほどでした。(切ない…。これは三男のエピソードですが)また来てね…て、親戚のおじさんか!しかし、夫が休みの日や、たまに早く帰れた日には、それはそれは子どもたちも大喜びで、 パパ! パパ! とまとわりつきます。遊びが上手なパパや、子どもを惹き付ける技を持っているパパならまだしも、うちの夫は子どもに迎合することのないキャラクターのため正直、全然子どもウケしません。それなのに子どもたちはパパのことが大好きで、パパはすごい! と思っています。「俺、やっぱり子どもたちを惹き付ける何かがあるんだなぁ~」なんてぬか喜びしている夫よ。妻の心の中を見せてあげようか。 子どもたちからの支持。おのれの力で勝ち取ったと思ってますが大きな間違いですよ。奥さんのおかげなんですよ? ママが子どもにパパの凄さを教えてるんです。きっと私に限らず、どこのご家庭でも子どもには「パパが私たちのために一生懸命働いてくれてるんだよ」って伝えてると思います。言おうと思えばいくらでも言えそうな夫への愚痴は子どもたちの前では言いません。「ちゅんたんが毎日ご飯を食べれてあったかいお布団で寝れるのはパパのおかげだよ」「パパは賢い! かっこいい! 一生懸命頑張ってる!」と伝えてきました。見えないところで夫のがんばり、偉大さを伝え、子どもと夫が疎遠にならないようにフォローしてるのです! 内心「はよ帰ってこいや! どんだけ遅いねんアホンダラァ!」と思っていたとしても、子どもたちの前では「パパ頑張ってる!すごい!ありがたい!」と名演技してるのです。それを知ってか知らずか、のんきに鼻の下を伸ばしている夫を見ると、「気づいてよー!」と言いたくなる気持ちを抑えるのに必死です(笑)。さぁ、全国のパパたち! 一度言ってみてください。「娘・息子がこんなに僕のことを好きでいてくれるのは君のおかげだよ。きっと君が子どもたちに教えてくれてるからだね」と。妻、喜びすぎて漏らします(犬か!)。いや、ほんとに。子どもたちに向かってママのいないところで(別にいてもいいんだけど)「ママのおかげで毎日ご飯が食べれて、あたたかいお布団で寝れるんだよ。ママはすごいね! 感謝しないとね!」って言ってくれてますか?お互いがお互いに感謝し健闘しあえるパパとママでありたいと思っています。少なくとも子どもの前だけは!(笑)■くつろいでいませんからっ!続きまして、遅くに帰ってきた夫(時刻で言うと23時ぐらい)が発見した妻の姿。おっ! 今日はなんだかゆったりくつろいでるじゃん♪ って見えたとします。いつもは荒れ果てた部屋も今日は片付いて妻もくつろいでる。普通に「今日は平和に終わったんだな、よかったよかった」って思ったんだと思います。が、しかーーし! 妻の本音はというと~~~?ぬぬぬぬ…ぬわぁにぃぃ~~~!?いやいやいや。三男、めっちゃ泣いてて今さっき…20分前によーーーーやく寝たんですよ! さっき、さっき! さっき寝たところ!(何回言うねん)それまであたしゃ、たった一人でご飯食べさせて、動物でも飼えそうなぐらい食べかすを片付けて、綺麗になったんかなってないんかよくわからんお風呂に入れて、散らかりまくったものを片付けて、寝かしつけようとしても全然寝てくれなくて、やっと…やっと寝てくれたから、ヨボヨボになりながらようやく一階に降りてきて、夫が帰って来るから光の速さで部屋を片付け、今、今やっと一息ついたところに…あなたが帰ってきたんですぅぅぅーーー!(叫)ということを全部言ってやりたいけれど言ったら、めっちゃ恩着せがましくなるから言わずに我慢しているだけです。さも2時間ぐらいずーっとくつろいでた風に見られると、やけに悔しい!というわけで、パパたち!家に帰って奥さんが今日はくつろいでるな! ヨカッタ、ヨカッタ♪ と思ったとしても、間違っても「くつろげてよかったね」と労ってはいけません。こじらせて大変なことになります(焼け野原)。「僕が帰ってくるまでに一人で全部済ませてくれたんだね、ありがとう」と言ってくれたら…。ありがとうって言ってくれれば…! 明日からまた頑張れます!(夫のありがとうは妻のガソリン!)妻は感謝されることに飢えてます! 限られた世界で生きる主婦には「ありがとう」って感謝される場面が少なすぎるんです。夫が喜んでくれてる、家族が感謝してくれてる、それだけで頑張ろうって思えるもんなんです。恩着せがましいと思われたっていいから「ありがとうって言って~~~~!」と叫ばせていただきまして、私の訴えとさせていただきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。(閉)
2017年06月22日「小さな子供の『パパ〜!』という声が店内中に響き渡りました。振り返るとそこに向井さんがいらしたので、その場にいた女性客たちはみんな大興奮でしたよ」(居合わせた主婦) 6月初旬の昼下がり。都内の大型スーパーで主婦からの熱い視線を浴びていたのは俳優の向井理(35)。彼はこの日、妻・国仲涼子(38)と長男(1)の家族3人で買いものをしていた。 注目を集めながらも、真剣な顔つきで黙々と食材を吟味する向井夫妻。国仲が選んだ小松菜やジュース、肉類などを、向井が持つカゴにどんどん入れていく。数十分かけて商品を選ぶと、一家はレジへ向かった。 「向井さんは息子さんを抱っこしながらレジの順番待ちをされていました。甘えん坊で可愛い男の子で、“パパっ子”な感じが伝わってきました」(前出・主婦) 会計の際にはポイントカードを手渡し、さらにはしっかりレシートも受け取っていた向井。抱っこしていた長男から『パパ、これも!』とチーズかまぼこを渡されると、再びレジで会計するほほえましいシーンもあった。 レジ袋に食材を詰めていく際も、テキパキこなしている。彼がスーパーに通い慣れているのが、ありありと伝わってきた。まめに子供の面倒を見ながらも、会計に袋詰めと大奮闘の向井パパーー。 だが振り返れば、独身時代の彼は“イクメン”とは程遠い亭主関白タイプだったようだ。当時、彼は雑誌のインタビューで結婚観についてこう語っている。 《(結婚相手は)家庭的な人がいいかな。家を空けることが多いので、なるべく家を守ってくれる人のほうが安心して仕事ができると思います》(14年6月24日号『週刊女性』) しかし、長男誕生をきっかけに向井は変わった。すっかり妻と子供に献身的なパパになったのだ。そしてその影響は、仕事面でも表れているようだ。 「以前の彼はWEBインタビューのような仕事は敬遠しがちだったといいます。しかし最近では『作品のためになるなら』と、どんな仕事でも積極的に取り組むようになっています。一家の大黒柱としての責任感が、向井さんを駆り立てているのでしょうね」(前出・芸能関係者) その現れか、6月24日に公開の映画『いつまた、君と何日君再来』では向井が初めてプロデュースを手掛けている。また斎藤工(35)とのW主演映画『アキラとあきら』も期待を集める。そんななか、この日はつかの間の“家族との時間”を楽しんだのだろう。 「買い物の合間、彼は息子さんの目線に合わせて体をかがめて、お話をされていたんです。息子さんもうれしそうにうなずいて、父子のコミュニケーションはバッチリでしたよ」(前出・主婦) スーパーでの買い物を終えた夫婦は、長男のベビーカーを押しながら、幸せそうな表情で帰路についたーー。
2017年06月16日《皆さま、先日長男となる第二子を無事出産致しました!》 今月7日、ツイッターで長男の誕生を発表した黒木メイサ(29)。母子ともに健康とのことで、今後については「体調を見ながら仕事に復帰する予定」だという。出産直後で、まだ外出できない黒木。そんな妻に代わって奮起していたのが、夫の赤西仁(32)だ。 「長女(4)は別のインターナショナルスクールに通っていたのですが、1年前に、より本格的な英語が学べる今のスクールに転園しました。このスクールは、日常会話もすべて英語&日本語厳禁という徹底ぶりで、親のサポートが必要不可欠。その役割を、赤西さんはしばらく1人でこなすつもりのようです」(学校関係者) 6月上旬の午前8時半過ぎ。長女を都内にあるアメリカンスクールへ送る赤西の姿を、本誌はキャッチした。白のTシャツに黒のハーフパンツを履き、キャップ&サングラスというラフなファッションで現れた赤西。左手で長女の手を引き、右手はポケットに突っこんだまま歩いて行った。 周囲はセレブママが居並ぶなか、男の赤西はひときわ異彩を放っているのだが、当の本人はひと目を気にせず堂々と園内へ。とはいえ、園児を出迎える外国人の先生に、礼儀正しく会釈する姿には、“良きパパ”ぶりもうかがえた。長女も大好きなパパと手をつなぎ、笑顔満開。赤西をそんな“イクメン”に大変身させたのは、他でもない妻の黒木だという。 「結婚当初から不仲や離婚危機が取り沙汰されてきましたが、黒木さんはずっと赤西さんに尽くしてきたんです。音楽活動がなかなか軌道に乗らなかったときも、黒木さんが『うちの夫をどうかお願いします』と挨拶回りをされていました。だから、昔はヤンチャだった赤西さんも、いまや黒木さんには頭があがらないんです。2人目のお子さんも生まれて、今度は赤西さんが黒木さんをサポートしてあげる番ですね」(夫妻の知人) そんな苦労の甲斐あって、いまやすっかり子供の世話も板についた赤西。2児の父になった赤西は、これからさらにイクメンとして成長していくのだろうーー。
2017年06月15日子育てマンガといえば、ママ目線のものは多くありますが、最近気になっているのが、パパ目線で描かれている個性派のマンガ。なかなか知ることができないパパの喜びや苦悩、不安をゆるくて楽しいイラストでTwitterやWebサイトなどで描いている、2人のパパを紹介します。シュールなイラストがインパクト! あおむろひろゆきさん1人目は、あおむろひろゆきさん。大阪在住で、3歳と6ヵ月のお子さんのパパです。Twitterで、お子さんの成長や遊び、パパ友作りにパパの悩み、ご自身の個性的なファッションや音楽活動などについて、ユーモアとシュールさたっぷりに綴っています。 なんといっても、ゆるくてかわいらしい、一度見たら忘れられないイラストがインパクト大。オチもシュールで、読んでいて、いつも吹き出してしまいます。またご自身が作るオリジナルのおもちゃや画像コラージュも、かなりぶっ飛んでいておもしろいので、チェックしてみてください。4月に最新本『新米おとうちゃんと小さな怪獣』(KKベストセラーズ)を出版したばかりで、こちらもおすすめです。夫婦のやり取りがおもしろく、トレンド感たっぷり! 小山健さんもう1人は、小山健さん。あおむろさんのTwitterを通じて知った小山さんも、4ヵ月の娘さんのパパです。娘さんの子育てを通して初めて知ったことや、奥さんである「さち子」さんとの育児や普段のやり取りがおもしろく、読むといつも癒されます。マンガはTwitterや「webasta」の連載マンガ「お父さんクエスト」で読むことができます。 小山さんのイラストは、ゆるさに加えてトレンド感があって軽快。おしゃれなイラストが、今っぽいネタにもフィットしていて、マンガのみならずイラストレーターとしても活躍されています。また、小山さん自身がたまにつぶやく、女性への尊敬や愛情をこめたつぶやきが独特で、つい笑ってしまいます。子育てとは違いますが、小山さんが「オモコロ」で連載しているマンガ「ツキイチ!生理ちゃん」では、主人公の女性に毎月生理がやってくるエピソードを、現代的におもしろく、時には真面目に描いています。こちらもぜひチェックしてみてください。「子育てが大変なのはママだけ」「パパにも大変さを分かってほしいな」と思うことは、よくありますよね。でも、パパの気持ちを知ることも大事なこと。2人の楽しいパパマンガを読んで、ママが気づかない子育ての一面や楽しさ、パパの隠れた気持ちを知るきっかけにするのも良いかもしれません。もちろん、ただ笑って、リフレッシュするのにもおすすめですよ。◆あおむろひろゆき◆小山 健<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年06月12日パパと子どもが一緒に過ごす時間について、アンケートでは半数以上のママが「足りていない」と回答しました。けれど、いざパパに子どもを任せるとなると、危ないことをさせないか甘やかし過ぎないか心配になるのが、ママの正直な気持ちではないでしょうか。しかしこうした両親の育て方の違いこそ、子どもの成長にとってプラスになるそうです。今号の特集はパパもママも必見です!お話を聞いたのは:おおたとしまささん育児・教育ジャーナリスト。男性の育児、教育、子育て夫婦のパートナーシップについて、執筆・講演活動を行う。著書に「忙しいビジネスマンのための3分間育児」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。14歳の男の子と11歳の女の子のパパ。夫婦の違いが多様な価値観を子どもに伝える部屋中におもちゃを広げて遊ばせる。すぐお菓子を買ってしまう。普段のしつけをガラガラと崩していくパパに、「余計なことしないで!」と思うママも多いのではないでしょうか?しかしそうした夫婦の違いこそが、子育てを豊かにしていくと私は考えています。いつもパパの意見がママと一致していたら、子どもは一つの価値観にしか触れられません。でもママに叱られた後に、パパが「やりたかった気持ちは分かるぞ」と言ってくれることで、人の意見は一つではないと学びます。子どもを取り巻く大人が少なくなっている現代こそ、パパにはママと違う価値観を伝える存在であってほしいのです。お互いの頑張りを認め合うことが夫婦円満のコツ「パパには安心して子どもを任せられない」という声も聞きます。でもそれって、ママがさせていないだけではないでしょうか?「どうせできないから」と諦めてしまうのは、「うちの子は自分で起きられないから」と、毎朝起こしてあげるのと同じ。パパの成長を妨げています。本当にやってほしい気持ちがあるなら、思い切ってパパに子どもを一日預けてみましょう。帰宅して、外食やコンビニご飯で済ませていた(私もやります)としても、頼んだからには「一日頑張ってくれてありがとう」とお礼を伝えて。「やっぱり私がいないとダメね」は、心の中で思っておけばいいんです。後輩に仕事を教えるのと同じで、最初から自分と同じレベルは望めません。成功体験をたくさん積ませ、パパのスキルアップを待ちましょう。反対に器用にこなしてしまうパパは、帰宅したママに向かって「楽勝だったよ」と言わないように。それはたまたま10キロ走った人が、終わらないマラソンを走っている人に向かって「走るのって楽しいね」と言っているようなものです。そもそもこなす量が違うのですから、「ママがいなくて大変だったよ」という気持ちを表してあげて。衝突し合いながらパートナーシップは深まっていく食事の時のテレビや、おでかけ帰りのジュースを良しとするかなど、子育てについての夫婦の意見はいちいち違って当然です。悪いのは意見が割れることではなく、考えの違う二人が無理に結論を出そうとすること。お互いに自分の意見を言ったらそこで終わりにするのがおすすめです。結論を出さないと意味がないんじゃないの、と思われるかもしれませんが、大事なのは「パパ(ママ)はこういう考えの持ち主なんだ」ということがお互いにインプットされることです。すると次第に「自分はこう考えるけれど、パパ(ママ)ならこう思うんじゃないかな」と、相手の立場に立って考えられるようになっていきます。これが関係を進化させられた、夫婦のパートナーシップです。意見の食い違いを恐れたり、相手の考え方に耳を閉ざしていては、それ以上夫婦の関係は進化していきません。次にまとめたので、参考にしてくださいね。◆夫婦の意見が違うとき話し合いを泥沼化させないコツ1.結論を出そうとしないお互いに意見を出し尽くしたらそこでストップ。多くの人は「話し合うからには結論を出さなきゃ」という考えに陥りがちですが、話し合いの目的は「相手はこんなふうに考えていたんだ」と知ることです。2.最終決定者を分野ごとに決めておく子どもの習い事や受験など、どうしても意見を一つに絞らなければならない場合もあります。例えば、教育はパパ・しつけはママというふうに、あらかじめ分野ごとの最終決定者を決めておきましょう。3.決定者は相手の考えを最大限尊重する最終決定者は、何でも好き勝手に決めていいわけではありません。自分が決める側だからこそ、相手の意見をよく聞き、最大限に尊重した決断をすること。それが民主主義のマナーです。Q.ママから見て、パパが子どもと過ごす時間は足りていますか?Q.「足りていない」と感じる理由は何ですか?(複数回答)※2017年3月1日~4月11日、Webアンケート、有効回答数1296量より質でキメる!3分間パパ遊び仕事で忙しく帰宅後はぐったり…。子どもと過ごす時間が少ないパパは、遊び方もママと違って当然。「仕事のことを頭に残したまま長時間遊ぶのではなく、たった3分間でも子どもに集中することが大事」と語るおおたさんに、限られた時間の中でできる、おすすめの遊びを聞きました。●ジェスチャーゲームパパと子どもで順番に何かを演じ、それを当てるゲームです。「早く正解した方が勝ち!」と競ったり、ママにどちらがうまいか判定してもらってもいいですね。●携帯アプリを遊び道具にできればゲーム要素のないアプリを、アイデアで遊び道具に変えるのが理想。例えば電灯アプリの光を、暗くした部屋の壁に当てて動かすだけでも子どもは喜びます。外出先なら、ホワイトボードアプリでお絵描きや、迷路を描いて遊ぶのもいいですね。ごみ箱バスケットチラシなどを丸め、ごみ箱をめがけて「せーの!」で投げ入れる遊び。ママには怒られそうですが、「狙って投げる」という運動能力が鍛えられます。ごみ箱の位置をだんだん遠くしたり、投げるものを変えたりして盛り上がりましょう。●宝探しゲーム折り紙やお手紙など、ちょっとしたお宝を家の中に仕込み、「棚の裏に何かがあるよ」というヒントを頼りに子どもが探します。出張が多いパパなら、出張日数分のお宝を仕込んでも。毎日一つずつ探してもらえば、パパの存在感もアップします。●子どもに遊びを教えてもらう「今、幼稚園で何がはやっているの?」と聞いてみましょう。手遊びや替え歌など、子どもは道具を使わなくてもできる遊びをたくさん知っています。普段は教えてもらう立場なので、パパに「へぇ~!」と感心されるだけで大満足してくれるものです。●なんでだろう?クイズ「散歩中の犬がしょっちゅうおしっこするのはなんでだろう?」など身の回りのことをクイズにします。思いもよらない答えが返ってきたら「面白い考えだね」と発想力を褒めてあげて。パパも答えを知らないときは一緒に調べてみましょう。子どもの心をつかむ!3秒名セリフ集遊びだけでなく、普段の関わり方も大事。3秒で子どもの心をぐっとつかむパパの名セリフを紹介します。●「きみのおかげでパパはパパになれたんだよ」子どもは「パパは初めからパパだった」と思っているもの。自分はパパにとって大きな存在なのだと知ることが、自尊感情につながります。●「さっきは怒り過ぎた、ごめんね」こんなことを言うと父親としての威厳がなくなると思うのは間違い。自分の誤りを潔く認められる人こそ、子どもは威厳を感じるものです。●「こうしていると疲れが取れるなぁ」子どもを膝に乗せたり、ぎゅっと抱き締めたりしながら言いましょう。自分にはパパを癒せる力があることや、もし子ども自身にもつらいことがあったときは、家族にぎゅっとしてもらえばいいんだ、ということを伝えられます。●「いいイタズラだね!」子どもがイタズラをして、ママに怒られたとき。それが本当にセンスを感じるものであれば、こっそり耳打ちしてあげるといいでしょう。●「ママにはナイショだよ」子どもをワクワクさせ、パパと子どもの絆を深める魔法の言葉です。公園の片隅にドングリを隠すなど、他愛のないことであれば二人の秘密にしてしまいましょう。単身赴任中のパパたちへ 超時空大作戦で離れていても心は近くに!時間があるときはスカイプなどのテレビ電話で、赴任先と自宅をつないでおきましょう。スカイプでつないだまま、同じ時間にご飯を食べるのもいいですね。距離は離れていても、子どもが「パパはいつも僕・私のことを考えてくれている」と思えることが大切です。「子どもが苦手」なパパたちへ 無理に反応しなくてOK子どもを喜ばせようと、無理にオーバーな反応をする必要はありませんよ。子どもは感づきますし、「無理をしてでも人から期待されたリアクションをしなければいけない」という意識を刷り込みかねません。遊び相手が苦手なパパなら、日曜大工や洗濯物たたみなど、お手伝いに子どもを巻き込んでしまいましょう。自然な声掛けが出てきますし、「パパの役に立てた」だけで子どもは大満足です。巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru
2017年06月07日5月14日は母の日。みなさんは自分の彼、もしくは気になっている人のお母さんがどんな方か、ご存知ですか?男性の女性観は母親に大きく左右されるもの。人によって程度は異なりますが、結婚するとなると、それが意外とプレッシャーになる…という話も耳にします。特に、お母さんがバリバリの専業主婦だった場合は。■彼の母親が専業主婦だったらそこで、個人差がある、という大前提のもとではありますが、「彼のお母さんが専業主婦だった場合の傾向」を、20~40代女性の経験談と共にご紹介します。元カレのお母さんが専業主婦だった女性のアンケート結果に多かった意見は、・「当たり前に家事を押し付けそうな傾向は感じました。そしていろいろな面で、少しでも自分が何かすると“してやってる”感がありました」(20代)・「お金の管理を含め、身の回りの全ての世話を私がするのが当たり前って感じの態度だった」(30代)・「料理は絶対手作りでないとダメで、できあいものは御法度。おかずも4~5品、クリスマスとかのケーキも手作りでないとダメ。しかも母親の味と違うとまずい!と言う」(40代)とにかく「(家事などを)やってもらって当たり前だと思っている」人だった、という意見の多いこと。次いで多かったのが「特に問題なかった」「母親から愛情をたくさんもらっているせいか、性格的に落ち着いていて思いやりもあった」などのコメントだったので、一長一短といった印象です。個人的には、料理のことを言われるってプレッシャー大。お母さんと同じ味なんて出せるもんか!と開き直りたくもなります。次に、実際に専業主婦の母親を持つ男性のイメージをまとめてみました。■育ってきた環境環境やお母さんの性格にもよりますが、家庭に入って家事・育児に専念していた場合・ いつもお母さんが家にいる安心感・ 手間ひまかけた料理やお弁当が常に用意されている・ 家の手入れが行き届いている・ 育児に集中できるので、手塩にかけて育てられているといった環境で育っている可能性が高いでしょう。もちろん、兼業主婦でもお母さんが頑張っていた場合も十分に当てはまりますが。多くの男性は、家庭内での女性、すなわち主婦のロールモデルはお母さん以外にないので、主婦に求める基準値が必然的に高くなってしまうのです。■結婚観・女性観乱暴な言い方をすれば、「女は家事ができて当然」という固定概念を持っている、とも言えます。進学・就職などで早いうちに家を出て一人暮らし経験をした男性は、家事の大変さを身にしみてわかっているとはいえ、その女性観はそう簡単には変わりません。つまり、先ほどのアンケート結果にもバッチリ出ていたように、結婚を決めた女性が「お母さんと同じかそれ以上」のレベルにないと、ガッカリしてしまうのです。家庭が与える結婚観の影響は多大ですが、それを少し考察してみましょう。◎男は女を養うもの、という意識夫は外で働いて家計を支え、妻は家を守る、という環境で育ったため、自分もそうあるべきと思いこんでいる傾向が強め。そのため、自分の経済状況を考えるとなかなか自信が持てず、結婚を先延ばしにしてしまう可能性があります。◎家事と仕事を両立できると思い込む一人暮らしで家事が一通りできる人でも、「家事は主婦がやるもの」という思い込みがあるためか、結婚後はいきなり丸投げになることも。家では何もしないお父さんを見て育った人ほど、その傾向は強くなります。さらに、自分が一人暮らしをしてきた経験からか、「仕事と家事の両立くらいできるでしょ」などとほざくことも!一人分と二人分の家事量、明らかに違うんですけど。しかも、その家事のクオリティについて、自分のお母さんと同等のものを求められてゲンナリ…なんてことにもなりかねません。どういうわけか、専業主婦とは違う、ということはあまり頭にないようです。◎似非イクメンになりがち子宝に恵まれ、妻が産休・育休に入るとその傾向はさらに顕著に!「仕事してないんだからできるでしょ」とでも考えているのか、はたまた子ども返りしちゃうせいなのか、要求はさらにエスカレートします。出産経験のある女性がよく口にするのは「家事と育児は別物、両立なんてできない」「仕事のほうが楽」。この言葉からも、男性が無意識のうちに与えるプレッシャーがいかに大きいかを感じます。もちろん、大変そうな妻を見て家事を手伝ってくれる人もいます。しかし、ちょっとお皿を洗っただけで大げさに「やったよアピール」をしたり、たまに子どもをお風呂に入れたくらいでイクメン気取り、なんてことも…。まあ、そこは笑顔で「ありがとう」と言って流すしかないのですが。お母さんがどうこう、に限ったことではありませんが、実はこの「子育て」が地雷。ここで女性側が夫の期待に応えようと頑張りすぎて、家事育児をワンオペでやろうとすると、気持ちはあっさり破綻してしまいます。いわゆる「産後クライシス」は、こういったところにも原因があると思われます。■対策・彼の育て方唯一の対策は、お付き合いしている間に、その女性観・主婦観をゆっくり、じっくり書き換えていくこと。みなさんは彼のお母さんとは全く違う人間だし、彼が育った頃と現在とでは環境も社会的な風潮も大きく異なります。そのことを踏まえて彼としっかり話し合い、「お母さんと同じようにはできないんだよ」ということをきちんと植え付けることが、結婚生活をつつがなく送るために大切な準備とも言えるでしょう。その作業は、とても時間がかかります。彼のお母さんや育った環境を否定することはできません。根気とコミュニケーション能力がモノを言います。大変な作業です。でもね、その分、楽しいと思うんですよ。将来の設計図を一緒に描くっていう作業ですから。だから、お互いに結婚を意識したお付き合いなら、焦らず楽しみながら、折を見て話し合っていくといいですよ。もちろん、結婚してからOJTで無理やり慣らしていく、という手もありますけど…。これは自分にも相手にも結構な負担がかかるので(筆者経験による)、できたら婚前に準備しておくといいですね!恋愛中はついついお互いの想いばかりに目が向いてしまいますが、将来を考えるなら、ぜひともチャレンジしていただきたいと思います!ライタープロフィール石村佐和子エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
2017年05月14日