6月29日(金)の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」では、『スター・ウォーズ』サーガ最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の劇場公開を記念して、シリーズの原点ともいえる第1作『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』をオンエアする。1977年公開の本作から6月29日(金)本日国内公開された『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に至るまで、本編だけでなくスピンオフにアニメシリーズまで多くの作品を世に送り出してきた『スター・ウォーズ』サーガ。1977年~83年にかけ公開された“オリジナルトリロジー”と呼ばれる最初の3部作の1作目にして劇中の時系列では4番目の物語となり、物語としては2005年公開の『スター・ウォーズエピソード3/シスの復讐』のその後、自らの秘密を知らない若者であるルーク・スカイウォーカーとハン・ソロらの出会い、そして冒険と戦いのはじまりを描くものになっている。ダース・ベイダー率いる銀河帝国の本拠地、要塞デス・スターの設計図を盗み出した反乱軍を率いるレイア姫だが、ベイダーに追われて絶体絶命のピンチに陥りドロイドのC-3POとR2-D2に設計図を託す。ドロイドたちは辺境の惑星・タトゥイーンに不時着。そこでルーク・スカイウォーカーと出会いレイアのメッセージを再生。メッセージでレイアが助けを求めていたオビ=ワン・ケノービを探そうと近所に住む老人・ベンの元に向かうと、ベンは自らがオビ=ワンだと明かす。そこに帝国軍が現れ、育ての親である叔父夫婦を殺されてしまったルークはオビ=ワンと共にレイア姫の故郷・オルデランに向かうことを決意。密輸商人のハン・ソロと相棒のチューバッカとともにミレニアム・ファルコン号でオルデランへと向かうのだが、オルデランは破壊されており、ルークらは捕えられてしまう…という物語。ルーク・スカイウォーカー役にはマーク・ハミル、ハン・ソロ役には数々の作品で知られるハリソン・フォード、レイア姫役にはキャリー・フィッシャーと、2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でも活躍したオリジナルキャストの若き日の姿が見られるほか、オビ=ワン役には名優アレック・ギネスが起用され、スペクタクルな冒険活劇に厚みを持たせる演技をみせている。そして脚本・監督はシリーズ産みの親であるジョージ・ルーカス。また公開中の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ではハン・ソロの若き日の姿が描かれており、本作とともに鑑賞することでより“ハン・ソロ”というキャラクターに愛着が持てること間違いなしだ。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は6月29日(金)本日より公開。『スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望』は6月29日(金)21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」でオンエア。(笠緒)■関連作品:スター・ウォーズエピソード4/新たなる希望 1978年6月30日より公開ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2018年06月29日SNSでひそかに話題になっている〔無印良品〕の《収納キャリーボックス》。実際に使ってみたくて、お買い物部でも購入してきました♪使ってみるととにかく便利すぎて個人的に欲しくなってしまいました(笑)。収納に悩んでいる方は必見ですよ!普通の収納ボックスに見えるけど……●店舗名:〔無印良品〕●商品名:《収納キャリーボックス》●価格:1000円(税込)〔無印良品〕にある《収納キャリーボックス》。実はこれとっても便利なんです♪その名の通り持ち手がついているので、持ち運びが可能です。そして何よりもすごいのが、同一商品を購入すれば重ね置きができるということ!ボックスの底に持ち手が収まる溝があるんですよ。仕切りも取り外し可能なので、用途によって合わせることができます。実際に使ったみた♪今回、せっかく持ち手がついているということで、おうちの中で持ち運べたらいいなと思うものを収納してみました!まずはDIY・ハンドメイド雑貨です。収納場所から作業場に持ってくるときに、これ一つを持ってくるようにするだけで手間が省けますよね。続いてはネイル。「気がついたらすごい量になって、収集がつかない」なんて方も多いのではないでしょうか。そんなときにはこの《収納キャリーボックス》がオススメです!ネイルならたくさん入りますし、余裕があれば除光液とコットンを入れておくのもいいかもしれませんね。最後は化粧品です。夏になれば日焼け止めなども増えて、いっそう物が増えるドレッサー。《収納キャリーボックス》で整理整頓してみてはいかがでしょうか。鏡などの小物もたくさん入るのでオススメです。まとめ〔無印良品〕らしいホワイトカラーなので、インテリアにもなじみやすい上に生活感もなく収納できるのがうれしいですよね。いろいろなものを収納できるのでついついたくさん欲しくなっちゃいます(笑)。ぜひお店でチェックしてくださいね♪
2018年06月24日ジミー チュウ(JIMMY CHOO)の2018年ウィメンズ プレフォールコレクションから、新作チェーンクラッチバッグ「キャリー(CALLIE)」が登場。くたっとした落ち感のある"ダンプリング"シルエットのバッグに、ゴージャスなチェーンやタッセルをあしらった新作「キャリー」。チェーンを肩にかけてショルダーバッグとして楽しむのはもちろん、チェーンをリングに通すことでクラッチバッグとしても身に着けることができる。リングに通したチェーンを手首にかければ、手元でジュエリーのような煌めきを放ち、スタイリングにラグジュアリーなムードを与えてくれる。カラーは、スエード地のローズウォーター、メタリックレザーのシルバー、シマースエードのブラックの3色を展開する。【詳細】ジミー チュウ新作バッグ「キャリー」124,200円(税込)発売中 ※2018年6月現在取扱店舗:全国の直営店、公式オンラインブティックカラー:ローズウォーター(スエード)、シルバー(メタリックレザー)、ブラック(シマースエード)サイズ:横24x高20x幅3.5cm【問い合わせ先】ジミー チュウTEL:03-5413-1200
2018年06月24日昨年11月、マネージャーのステラ・ブロチニコフとの契約終了を発表し、恋人のブライアン・タナカを後任に据えたマライア・キャリー。やはりステラとの契約終了は決して円満なものではなかったようだ。ステラが不当な解雇、セクハラなどでマライアを訴える可能性がでてきた。「TMZ.com」が伝えた。先週マライアが双極性障害との長年のバトルを公表したことで、彼女の努力や勇気に胸を打たれるファンも少なくなかったはず…。しかし、ステラは双極性障害はマライアにとって「ほんの小さな問題」と一蹴。薬をきちんと飲まなかったり、もしくは飲みすぎたりと、治療と正しく向き合っていない事実を暴露した。また、マライアが衣服を身につけているのはまれで、ときにはステラの前で「セクシャルなこと」をすることもあり、ステラはそれを「セクハラである」と主張。マライアのチームは「事実と異なる」と否定しているという。ステラはさらに、マネージャーとして3年間の契約を結んだにもかかわらず、途中で不当に解雇されて支払われるべき給与を受け取っていないことでも訴える姿勢。マライアのチームにこれらの主張に関する書類を送り、訴えを起こす前に不正をただすチャンスを与えるとのこと。マライアのチームは「根拠もなく事実にも基づかない訴えを起こされたら、マライアをしっかりと守ります」と語っている。(Hiromi Kaku)
2018年04月17日先日双極性障害を患っていることを告白したマライア・キャリー(48)を、元夫のニック・キャノン(37)は誇りに思っているという。2008年から2016年に離婚するまでマライアの夫で、マライアとの間に6歳になる双子もいるニックだが、現在もどんな形であれマライアをサポートする心構えのようだ。ニック・キャノン(C)BANG Media International関係者がエンターテイメント・トゥナイトに「ニックはマライアの症状についてずっと知っていましたし、彼にとって新しいニュースというわけではありません。このことは彼らの関係の中でも大きなパートを占めていましたし、それは今日に至ってもです。彼が常に気にしていることなのです」「ニックは、前に進もうと彼女が公の場で告白したことに誇りを持っています。自分の子供の母である彼女を愛していますし、常に幸せでいて欲しいと願っているのです」と明かした。今週ピープル誌のインタビューでマライアは、軽躁とうつが交互に起こるという2型の双極性障害と17年間闘っていることを明かし、大きな話題となっていた。「信じたくなかった。全てを失うのを恐れていたし、唯一の解決方法はそれについて目を背けることだった。最近までずっと自己否定の孤立した生活を送っていて誰かが暴露するのではないかと常に怯えていたわ。背負うにはあまりの重荷だったし、単純にそれと向き合うのは不可能だった。私は助けを求めて治療を受けたわ。ポジティブな人々に囲まれて、自分の大好きな音楽の制作に戻ることができたの」「私は今本当にいい状態にあると思う。快適な場所にいる。2型の躁うつについての悩みを気軽に話せるね。1人で悩む誰もが自分の傷を解放できる場所を見つけて欲しいと願う。本当に孤立してしまうものだから」(C)BANG Media International
2018年04月14日歌手のマライア・キャリー(48)が、2型の双極性障害と闘っている。軽躁とうつが交互に起こる同病気に2001年から17年に渡り、罹患していることを今回マライアは初めて公にした。マライア・キャリー(C)BANG Media Internationalピープル誌とのインタビューでマライアは「信じたくなかった。全てを失うのを恐れていたし、唯一の解決方法はそれについて目を背けることだった。最近までずっと自己否定の孤立した生活を送っていて誰かが暴露するのではないかと常に怯えていたわ。背負うにはあまりの重荷だったし、単純にそれと向き合うのは不可能だった。私は助けを求めて治療を受けたわ。ポジティブな人々に囲まれて、自分の大好きな音楽の制作に戻ることができたの」と話す。そして、元夫ニック・キャンノンとの間にできた6歳の双子の母親でもあるマライアは、現在セラピーと投薬で同病気の治療に努めているようで、「薬を飲んでいる。とても効くの。疲労が来るわけでもないし、体が鈍くなるなんてこともないわ」と説明する。発症当初は、過労と不眠によって体が悲鳴を上げたものと思っていたという。「長い間深刻な不眠なんだと思っていたけど。そんな生易しいものではなかったのね」「働きづめだった。怒りっぽくて、常にみんなを気落ちさせないかという恐怖にさいなまれてね。躁の一部だったのよ」「そして遂に限界が来た。私の落ち込んでいる状態は体力の異常な低下に伴うものだったと思う。あまりに孤独で悲しかったから。キャリアに見合ったことをしていないっていう罪の意識もあった」と振り返った。その後、17年前に同病気と診断されてからは徐々に自分の状態を飲み込めるようになったようで、「私は今本当にいい状態にあると思う。快適な場所にいる。2型の躁うつについての悩みを気軽に話せるね。1人で悩む誰もが自分の傷を解放できる場所を見つけてほしいと願う。本当に孤立してしまうものだから」と読者に励ましの言葉を送った。2型の双極性障害は1型に比べ妄想もなく、深刻度はおちるもののそれ故見逃しやすいと言われている。(C)BANG Media International
2018年04月13日マライア・キャリーが双極性障害II型を患っていることを「People」誌に明かした。2001年、心身の衰弱で入院したときに診断されたという。以来、17年弱双極性障害と闘っているマライアだが、診断された当初は「信じたくなかった」と振り返っている。「すべてを失うのが怖かったの。だから、これ(双極性障害)とうまくやっていく唯一の方法は、(双極性障害だと)認めず目をつぶることだと自分に言い聞かせた」。もちろん、この方法が心身に良い影響を与えることはなく、「厳しい数年間」を過ごしたマライア。「否定、孤立し、誰かに病気をばらされるんじゃないかと脅えながら生きていた。でもそれが重荷になりすぎて、もうこれ以上は無理と思って治療を受けることにしたの。周りにポジティブな人たちを集めて、曲を書く、音楽を作るという自分が大好きなことばかりやるようにしたわ」。日本精神神経学会のHPによると、双極性障害II型とはうつ状態と軽い躁状態を繰り返す病気。病気を受け入れたマライアは現在、セラピーに通い薬を服用することで、良い状態を保っているそうだ。「薬がすごく効いているの。ものすごく疲れたり怠くなることがなくなった」。以前は極度の睡眠障害や、人に対してイラついてしまったり恐れたりすることに悩んでいたが、それも双極性障害の症状だったと語っている。(Hiromi Kaku)
2018年04月12日2016年に亡くなったキャリー・フィッシャーに代わり、『スター・ウォーズ/エピソード9』(仮題)ではメリル・ストリープに新レイア姫を演じてほしい…。そう願うファンによる署名活動が現在インターネットで行われており、1万人以上の署名を集めている。しかし、『スター・ウォーズ』シリーズ共演者でキャリーの親友であったマーク・ハミルは、キャリーが演じたレイア姫は特別であり、「替えがきかない」と代役を立てることに賛成していないようだ。「レイアに関しての具体的なプランはわからないけど、ハン・ソロは『エピソード7』で、ルークは『エピソード8』でより突出したキャラクターになったから、レイアはきっと『エピソード9』でより大事なキャラクターになっていたはずなんだよね」とエンタメニュースサイト「Collider」に語ったマーク。マークによれば、キャリーが亡くなる前に『エピソード9』の脚本はかなり出来上がっていたようだが、キャリーの死によって振り出しに戻ったという。「配役を変えるのは難しいことだと思うよ。だって、キャリーはレイアと消えることなくリンクしあっているから。それに、(グランド・モフ・ターキン役ですでに亡くなっている)ピーター・カッシングのように、CGで出演させることはないって決まってる。ぼくの考えとしては、レイアはキャリーじゃなきゃダメなんだ」。(Hiromi Kaku)
2018年04月05日『スター・ウォーズ』のファンたちは、2019年12月20日全米公開の『スター・ウォーズ/エピソード9』(原題)でメリル・ストリープに新レイア姫を演じてもらいたいようだ。この願いが叶うよう、インターネットで署名活動を始めた。2016年12月、それまで長年レイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが死去。「ルーカスフィルム」の社長キャスリーン・ケネディは、当初レイア姫が『エピソード9』の重要な役割を担うはずだったが、キャリーの死によってその案が見直されたと発言していた。また、「ディズニー」のCEOボブ・アイガーは、CG再現によるキャリーの出演を望まないファンたちの気持ちをくみ取り、CGのレイア姫は登場しないともコメント。そこで、ファンたちは“実物”のレイア姫を演じるのにメリル・ストリープを推薦。その理由として、まず第一にメリルは3回のオスカー受賞歴、20回のノミネート歴を持つ、誰もが認める演技派の大女優であることを挙げている。また、メリルはキャリーの自伝的小説を映画化した『ハリウッドにくちづけ』でキャリーにあたるスザンヌ役を演じ、脚本を担当したキャリーと友情を築いたという歴史もある。メリルの女優としての功績、2人が友だちであったという事実から、ファンたちはメリルはレイア姫を演じるのにふさわしいと主張している。署名活動はオンラインサイト「Care 2 Petitions」で開催中で、「ルーカスフィルム」、「ディズニー」、前述のキャスリーン、監督のJ・J・エイブラムスに宛てて署名を集めている。目標の1万人にはまもなく到達しそうだ。(Hiromi Kaku)
2018年04月04日マライア・キャリーが10月29日(月) に大阪・大阪市中央体育館、31日(水) に東京・日本武道館で来日公演を開催する事が決定した。マライア・キャリーは『Hero』『Fantasy』『We Belong Together』などのヒット曲で知られ、これまで18曲で全米No.1 を記録、2億枚以上のアルバムセールスを誇る世界を代表する歌姫。来日公演は東京では4年ぶり、大阪では12年ぶり。全米No.1となった楽曲の数々を中心としたまさに「ベスト盤」とも言えるセットリストでライブを行う。チケットの一般発売に先がけて、4月13日(金)昼12時よりH.I.P.会員抽選先行を実施。■Mariah Carey Live in Concert Japan Tour 201810月29日(月) 大阪市中央体育館(大阪府)開場 18:00 / 開演 19:0010月31日(水) 日本武道館(東京都)開場 18:00 / 開演 19:00★★以下のリンクより「マライア・キャリー」をお気に入り登録して、情報をゲット!
2018年03月27日ライアン・ジョンソン監督は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が全てのファンに受け入れられないことを予測していたそうだ。ジョンソンがメガホンを取った人気シリーズ第8弾は、ファンや批評家の間では賛否両論となる作品になっているものの、今月18日に開かれた第23回エンパイア賞では最高賞となる作品賞を受賞した。ライアン・ジョンソンと映画評論家のカリーナ・ロングワース(C)BANG Media Internationalそれについてジョンソン監督は感激しながらも、その受賞に驚いたかとBANGショービズから尋ねられると「分からないな。批評家たちはくどくど言っているけど、ファン達はとても素晴らしい反応をしてくれているよ」「これは『スター・ウォーズ』作品の1つだから、ファン全員がなんでも受け入れてくれるものではないと分かってるよ」「たまにネットで映画を見てくれた人たちの反応を見たりするけど、気に入らなかった人たちが非難しているのも知ってる」「でも賛否については批評家たちと同じくらいの割合かな」と答えた。同作にはルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルとレイア姫役のキャリー・フィッシャーというオリジナル三部作の顔ぶれが登場しているが、ジョンソンは畏敬の念をなんとか抑えながら仕事をしていたようで、2016年12月に突然他界したキャリーと仕事をできたことは光栄だったと話した。「(2人との仕事は)最高だったね。『うわぁ、マーク・ハミルだ』『うわぁ、キャリー・フィッシャーだ』という畏敬の念に襲われるばかりだったから」「でもそれが収まって、『この人は1人の友人で同僚で、仕事仲間』と思えるレベルにたどり着いたんだ」「マークとはもちろん、素晴らしい仕事仲間としての関係が築けたし、キャリーと一緒に仕事をするチャンスが得られてとても光栄だよ」(C)BANG Media International
2018年03月25日昨年12月の劇場公開後、全世界興収は13億ドルを超え、あの『アナと雪の女王』を上回る世界興収歴代9位、2017年公開作品として全世界No.1を記録した『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。日本国内でも興収75億円を超え、観客動員500万人超えの大ヒットとなった本作のMovieNEX発売を記念し、そのボーナスコンテンツの中から2016年12月に急逝したキャリー・フィッシャーが、生前、自身が演じたレイア・オーガナについて語った貴重な映像が解禁された。暗黒のフォースを駆使し、銀河の支配をもくろむ組織ファースト・オーダーと、それに立ち向かう同盟軍レジスタンス。銀河を二分する戦いがますます激化する中、長年の経験を活かしてレジスタンスを率いる将軍レイア・オーガナに、本作でも大きなピンチが迫りくる。また、今回のレイアは、ファースト・オーダーとの戦いだけではなくレジスタンス内でも頭を悩ませることに。宇宙一の腕利きパイロットで勇気ある飛行大隊のリーダー、ポー・ダメロンの“身勝手さ”が頭痛の種となる。本作のレイアはポー・ダメロンに「ハン・ソロを重ねている」今回到着した映像で、ポー・ダメロンを演じるオスカー・アイザックは「ポーの古い英雄魂が不要なときもある」と言う。ヒーローになりたい一心でときに暴走してしまう彼を、正しい道に導く“良き師”がレイアだ。キャリーは、「レイアにとってポーは弟子よ。ハン(・ソロ)と重ねていると思うわ。とても威圧的で、レイアの助言も聞かない」と語り、ポーのキャラクターについて言及する。そんな2人は意見がぶつかり合い、ついにレイアがポーの頬をビンタ、「降格です」と突きつける事態に。オスカーは「最初に撮ったシーンだ。確か24回撮り直したよ。レイア姫に何度も叩かれるなんて役得だね」とふり返るが、このボーナス映像内だけでも、オスカーが4度頬を叩かれるシーンを目にすることができる。一方、このシーンについて、キャリーは「今回のレイアは威勢が良くて、最高なの。あれこそレイアよ」と思わずにんまり。この言葉と表情からも、40年前に公開された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』以降、キャリーはレイア姫が“女性が尊敬できる最初の女性像”としてアイコン的存在だったことを自身でもよく理解し、意識的に“強い女性”を保ち続けてきたことが伺える。惜しくも本作が遺作となったキャリー。シリーズを通じてレジスタンスを指揮する勇敢なプリンセス、レイアの魅力が満載の本作を、2時間40分にも及ぶボーナス・コンテンツとともに何度も楽しんでみてほしい。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は4月25日(水)よりMovieNEX(4,200円+税)で発売、4月18日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/最後のジェダイ 2017年12月15日より全国にて公開ⓒ 2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2018年03月23日2月4日夜(現地時間)、全米中が見守るアメリカンフットボールリーグ・NFLの優勝決定戦「スーパーボウル」において、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(原題 Solo: A Star Wars Story)の初映像となるTVスポットがオンエアされた。『スター・ウォーズ』シリーズで圧倒的な人気を誇るキャラクター“ハン・ソロ”の、若き日の知られざる物語を描く本作。かつてハリソン・フォードが演じた銀河一の高速船ミレニアム・ファルコンを操る伝説の運び屋ハン・ソロは、相棒のウーキー族チューバッカと共に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に初登場して以来、アウトローでありながら内に秘めた正義感や茶目っ気あふれるキャラクターで唯一無二の存在に。キャリー・フィッシャー演じるレイア姫とのロマンスも大きな注目を集めた。そしてこのほど、日本では6月29日(金)より公開される本作から初の映像が解禁。描かれるのは、『新たなる希望』でルーク・スカイウォーカーやレイア姫と出会い、反乱軍に加わる以前のハン・ソロだ。まずは、『フォースの覚醒』では“ポンコツ”呼ばわりされていたミレニアム・ファルコン号が、キラキラのピカピカ、“新品同様”で登場していることに注目!しかも、若きハン・ソロがあの悪の帝王ダース・ベイダーが率いる帝国軍のもとで、面接を受けるという驚きのシーンが!誰よりも上から目線で、団体行動にそぐわない性格、旧3部作でもルークやレイアと事あるごとに衝突していた彼が、“就職面接”を受けるとは!?短いシーンではあるが、面接官から配属希望先を聞かれると「パイロット希望だ。銀河一のな」と、 実にハン・ソロらしい自信満々の生意気な態度を見せている。また、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」や『世界一キライなあなたに』で世界的人気を誇るエミリア・クラーク、『スリー・ビルボード』で警察署長役を演じ、第90回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされている実力派ウディ・ハレルソンらの姿がとらえられている。さらに、ラッパー、俳優、作家など多彩な顔を持ち、先日の第60回グラミー賞にて最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンスを受賞した「チャイルディッシュ・ガンビーノ」ことドナルド・グローヴァーの姿も。彼は『エピソード5/帝国の逆襲』『エピソード6/ジェダイの帰還』に登場し、ハン・ソロとは少なからぬ因縁がある“自称・実業家”ランド・カルリジアンの若き日を演じている。そして、牢にとらわれているのか、格子の向こうで「名前は?」と問われて顔を上げた人物の、ちらりと見えるその素顔は、確かに若き日のハン・ソロ!コーエン兄弟の『ヘイル・シーザー!』で注目を浴びたオールデン・エアエンライクは、どこかハリソンの面影をたたえ、映像のラストはお馴染みの雄叫びとともにハン・ソロとチューバッカのバックショットで締めくくられている。なお、日本時間2月6日未明(現地時間2月5日朝)には改めて予告編映像が公開されるという。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は6月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月05日昨年12月15日(金)より公開され、週末興行ランキング4週連続No.1となる大ヒットとなっている『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。国内興行収入は60億円、観客動員数は400万人を突破し、日本中にSW旋風を巻き起こしている本作から、世界各国で撮影されたロケ地の舞台裏が明かされる特別映像が公開となった。「スター・ウォーズ」のロケ地といえば、映画の公開とともに注目を集め、ファンたちが“聖地巡礼”として詰めかける人気スポットとして話題となる。例えば、『エピソード4/新たなる希望』などに登場した惑星タトゥイーン。そのロケ地となったチュニジアのマトマタには、ルークが生まれ育った家などがそのまま残されており、世界中からファンが押し寄せる人気スポットになっている。そして本作でも「スター・ウォーズ」ならではの印象的な惑星が登場する。メガホンを取ったライアン・ジョンソン監督は「スター・ウォーズ」の世界を作り上げるため、「まず話し合うのはシリーズの世界観をどう描くか」だと語り、撮影は1日おきに新しいロケ地へ移りながら行われたと話す。■マーク・ハミルがカメオ出演する“カント・バイト”特に注目は、本作の中でもひときわ美しく、たくさんのクリーチャーやキラキラした世界が描かれる惑星カントニカの都市カント・バイト。この惑星は、ストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)と新キャラクターのローズ(ケリー・マリー・トラン)が訪れる場所で、きらびやかで豪華なカジノが登場する。マーク・ハミルがBB-8にコインを入れまくる酔っ払ったエイリアンとしてカメオ出演している、と報道でも話題となっているこのカジノ。ロケ地となったのはクロアチアのドブロブニク。そこで撮影されたのはカーチェイスのシーンだ。監督が「街路でスピ―ダーを破壊したときは、すごい映像になると確信したよ」と言う通り、車が宙に舞うように破壊される中、美しい街並みをフィンとローズが駆け抜けていくシーンは圧巻。一瞬も目が離せないハラハラドキドキのシーンとなっている。実はライアン監督は以前、ドブロブニクを過去に訪れたことがあったそうで「小ぢんまりとしていて城壁があり、要塞都市的なところで、カント・バイトの街並みの撮影には完璧だった。地球上で最も美しい街のひとつだよ」と大のお気に入りの様子。新3部作の監督にも決まっているライアン監督が一度訪れた国をロケ地に選んでいるということは、本作のプロモーションだけで2回も訪れている日本が、「スター・ウォーズ」のロケ地となる可能性も…?いつもカメラを持ち歩きシャッターを切っていたライアン監督だけに期待していたい。■壮絶なクライマックス!白と赤の惑星クレイト惑星クレイト、カイロ・レン(アダム・ドライバー)率いるファースト・オーダーとレジスタンスが繰り広げる、ラスト近くの壮絶な戦闘シーンが撮影されたのは、ボリビアのウユニ塩湖だ。戦闘機が地面近くで飛ぶと、地面が“赤く”染まり、とても美しく印象的な戦闘シーンが描かれている。ファースト・オーダーがレジスタンスを追い詰め、レイア(キャリー・フィッシャー)やポー・ダメロン(オスカー・アイザック)たちは必死に抵抗しようとするが…。手に汗握る戦闘シーンを“赤”のアクセントがビジュアル的にもさらに盛り上げ、決死の展開が繰り広げられる。これまでの「スター・ウォ-ズ」でも見たことのない、美しくも象徴的な戦闘シーンに注目だ。■ルークが身を隠していた惑星オクトー!あのポーグの生息地伝説のジェダイ騎士ルーク・スカイウォーカーが身を隠していたオクトーのロケ地となったのは、世界遺産にも登録されているアイルランドのスケリッグ・マイケルだ。前作『フォースの覚醒』のラストシーンで、ルークとレイが出会った場所でもあり、キュートな可愛さで世界中で大人気となっているポーグが棲む島でもある。ここでの撮影期間は2日間だったが、高い崖の上から腕木を湾に張り出させ、ルークが住んでいる家を実際に作り上げるという驚異的な撮影を行った。マーク・ハミルは360度海に囲まれた美しい島からの景色に、「初めて見る景色だ。魔法にかけられたように別世界に入り込んでしまう」と絶賛。レイを演じたデイジー・リドリーは「また来られて嬉しいわ」と言いながらも、ルークがふり返るとフォースに圧倒されたかのように、よろけてしまう可愛らしいNGシーンも。この惑星オクトーでルークとレイにどんな展開が待ち受けているのかは本作の重要ポイント。ライアン監督はこうした様々なロケ地での撮影について「この映画を見るとすべてがリアルな世界に根差しているという感覚が伝わってくるんだ。『スター・ウォーズ』の世界を定義する上で大きな位置を占めているのは、手を伸ばせば触れられそうだと感じられることだよ」と、リアルな感覚を追求して作り上げたことを自信を込めて語っている。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2018年01月12日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でヒロインのレイを演じた女優のデイジー・リドリーは、レイア姫役のキャリー・フィッシャーから生前、人生についてのアドバイスをもらったという。キャリー・フィッシャー(C)BANG Media International2016年12月に60歳の若さで他界したキャリーとこの2作品で共演したデイジーだが、2人で名声について率直な議論を交わした後、キャリーからいくつかの重要な人生のアドバイスを授かったことを豪版エルに明かしている。「キャリー・フィッシャーが成功を尻込みしちゃだめ、楽しみなさいって言ってくれたの。素晴らしかったわ」これ以外にもデイジーは、キャリーに「同シリーズでレイ役を引き受けたことで、あなたのプライベートな恋愛は完全に違ったものになるだろう」と言われたという。そして、スターダムに上がることが恋愛にどのような影響を及ぼすかを説き、私生活は本当に複雑なものになるとアドバイスし、他人に「俺レイア姫とやったんだ」などと言われるのを防ぐ気持ちからも恋愛はとても難しくなると付け加えたそうだ。また、キャリーは撮影現場で双極性障害やLSDの使用について話していたようで、デイジーは「あれだけ躁うつに関して明け透けに、LSDの日々を目を輝かせて話す人を見たことがなかったわ」とコメント。以前にもデイジーは、キャリーからの教えについて「キャリーは自分の人生を自分のやりたいように生きた。何事にも決して謝らないこと、まだ私は勉強中よ」「『恥ずかしい』は違うな。でも私は何ていうか縮こまっている感じだった。そしたら私に『決して尻込みしちゃダメ。楽しまなきゃ』って言ってくれたの」と明かしていた。(C)BANG Media International
2018年01月08日キャリー・フィッシャーが亡くなり1年が経った12月27日、『スター・ウォーズ』共演者のマーク・ハミルがSNSでキャリーを追悼した。マークは若き日のキャリー&マーク、キャリーが亡くなる直前に撮影された『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の2人の写真、中指を立てた“聖人”キャリーが愛犬ゲイリーを抱えている絵に「No ones ever really gone…」(誰もいなくなってはいない)とキャプションを付けて掲載。これは『最後のジェダイ』でマーク演じるルーク・スカイウォーカーのセリフの一文でもある。「#いつまでも一緒 #キャリーは永遠」というハッシュタグも添え、キャリーを偲んだ。キャリーの娘ビリー・ロードは、キャリーが大好きで夢中だったというオーロラを見に父ビリー・ロードとノルウェイへ。残念ながらキャリーと一緒にオーロラを見ることはできなかったそうだが、SNSに美しいオーロラの写真をアップし、「無限に愛してる」とキャリーへの愛を綴った。ファンからは『スター・ウォーズ』の名セリフ「フォースと共にあらんことを」や、「美しい写真をありがとう」、「悲しみに負けず、あなたがポジティブでいてくれることがうれしい」などのコメントが寄せられている。(Hiromi Kaku)
2017年12月28日待望のシリーズ再開で『スター・ウォーズ』シリーズにレイア・オーガナ役で復帰し、ファンを喜ばせながらも『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』撮影後に急逝したキャリー・フィッシャー。映画が全世界で大ヒット中のいま、12月27日に命日を迎えた彼女の生涯をふり返ってみよう。両親は大スター!『スター・ウォーズ』で一躍有名に1956年10月21日、カリフォルニア州に生まれた彼女の父親は歌手のエディ・フィッシャー、母親は『雨に唄えば』で知られるデビー・レイノルズ。両親とも大スターというセレブ2世として育ち、1973年に15歳でブロードウェイのミュージカル「アイリーン」で母と共演してデビュー。その後に渡英してロンドンの名門演劇学校「セントラルスクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ」で1年半学び、帰国後はこちらも名門のサラ・ローレンス大学で美術を学んだが、中退している。映画デビューは1975年の『シャンプー』。その次に出演した『スター・ウォーズエピソード4/新たな希望』(’77)で銀河宇宙のプリンセス、レイア・オーガナを演じて、共演のハリソン・フォード、マーク・ハミルとともに一躍スターとなった。アルコールにドラックに大恋愛…波乱の時期も親の七光りではない、自らつかみ取った成功と人気だったが、映画公開当時はまだ19歳。大きなプレッシャーに耐え切れず、アルコールやドラッグに手を出してしまう。2010年の「Daily Mail」紙のインタビューでは『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』(’80)撮影時にはひどいコカイン中毒だったと告白。アルコール依存症や双極性障害に苦しんだという。『スター・ウォーズエピソード4/新たな希望』の撮影中から、元サイモン&ガーファンクルのポール・サイモンと交際し、1983年に結婚。彼のミュージックビデオにも出演したが、翌年離婚した。1980年に『ブルース・ブラザース』で共演したダン・エイクロイドと短期間婚約したこともあったが、このときはすぐポールの元に戻ったという。2016年に発表した回顧録「The Princess Diarist」では、『スター・ウォーズエピソード4/新たな希望』撮影時にハリソン・フォードと不倫関係だったことを告白して騒動になった。再婚はしなかったが、大手エージェンシー「クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー」(CAA)のエージェント、ブライアン・ラードとの間に娘のビリーをもうけた。現在25歳のビリーは大学卒業後に母と同じ道に進み、『スター・ウォーズ』シリーズにコニックス中尉役で出演、母娘共演している。再び“レイア姫”を熱演! 文才にも恵まれる気の強いレイアとは聡明さという共通点のあるキャリー自身は辛口でウィットに富むユーモア・センスの持ち主。ウディ・アレン監督の『ハンナとその姉妹』やメグ・ライアン&ビリー・クリスタル主演のロマンティック・コメディの傑作『恋人たちの予感』などに出演し、文才にも恵まれ、1987年に母との確執も含めて綴った自伝的小説「崖っぷちからのはがき」を発表。メリル・ストリープとシャーリー・マクレーン共演で映画化され、キャリーは脚色を手がけ、英国アカデミー賞脚本賞候補になった。その後もロマンス小説「Surrender the Pink」や「Delusions of Grandma」「The Best Awful There is」など自伝的小説、薬物依存や精神障害に苦しんだ経験を綴った「Wishful Drinking」などを発表。「Wishful Drinking」は舞台化され、キャリーが主演を務めた。「キャリー・フィッシャー=レイア姫」というイメージはあまりにも強かったが、それを逆手にとって『スクリーム3』では、キャリーにそっくりの元女優という役でカメオ出演したこともあった。そんな彼女が満を持してシリーズにカムバック、厳しいダイエットとエクササイズで肉体をシェイプし、歳を重ねて頼もしい将軍となった勇姿はファンを喜ばせた。突然の別れ…『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が遺作にだが、新たな一章が始まり出した途端に悲劇が訪れた。2017年12月23日(現地時間)、仕事先のロンドンからロサンゼルスへ戻る機内でキャリーは心臓発作を起こし、到着後に搬送された病院で27日(現地時間)に息を引き取った。享年60という早すぎる娘の急逝にショックを受けながらも、ファンから寄せられたお悔やみにSNS上で気丈に感謝の言葉を綴った母のデビー・レイノルズは翌28日に、脳梗塞を起こして後を追うようにこの世を去った。84歳だった。母親とは疎遠だった時期もあるが、母娘の絆は強く、互いにサポートし合う関係は晩年まで続いた。半年後に発表された検視結果で、キャリーの体内からは大量のアルコールのほかにコカイン、メタドン(ヘロイン中毒の治療薬)、MDMA、アヘンが検出され、発作を起こすまでの3日間にコカインを摂取していたことも明らかになった。自身が抱える負の要素を隠さず、自分の生きたいように生きたキャリーは、若き日の自身と同じように、新たなシリーズのヒロイン、レイ役で一躍注目のスターとなったデイジー・リドリーを可愛がっていた。デイジーは「Glamour」誌でキャリーと過ごした日々をふり返り、「彼女と私は、同じような経験を違う時代にしてきたの」と話している。図らずも遺作となった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、前作よりもさらにレイアの役割は重要になっている。波乱の生涯を送った彼女が遺した作品を見て、追悼したい。(text:Yuki Tominaga)
2017年12月27日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、3部作の2作目となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。先週末、国内映画ランキングで2週連続の1位を獲得、累計観客動員数は早くも211万人を突破し、累計興収は32億円を超えた。最終興収が116億円を超えた『フォースの覚醒』と同様、日本が、いや世界が、“SW現象”に再び沸き立つ一方、公開前に多くの批評家から「最高傑作」と絶賛された本作が、ファンの間では評価が賛否真っ二つに分かれるという現象も見られている。前作『フォースの覚醒』に匹敵するほどの熱狂に世界が染まる12月15日より全国公開され、公開前日の前夜祭を含めた週末4日間ですでに累計動員100万人、累計興行収入16億円超えという、この冬No.1の圧倒的スタートを切った本作。天皇誕生日の祝日とクリスマスイブとなった先週末、公開2週目もその勢いは止まらず、因縁(?)のライバル『映画 妖怪ウォッチエンマ大王と5つの物語だニャン!』も寄せ付けず、2週連続で首位を獲得。公開10日間で累計動員数は211万9,325人、累計興収は32億円304万7,400円(12月24日現在)を突破。これから年末年始に向けて、さらなる盛り上がりを見せることが確実視されている。これは前作『フォースの覚醒』と比べても遜色ない数字だという。日本と同じく12月15日に公開され、歴代2位となる週末興収2億ドル超えという記録的なオープニングとなったアメリカでも、2週連続週末興収第1位を獲得し、オープニング記録歴代1位を持つ『フォースの覚醒』に匹敵するほどの熱狂が巻き起こっている状況だ。その一番の理由としては、ファン層の拡大だろう。『フォースの覚醒』で初めて「スター・ウォーズ」の世界に足を踏み入れた10~20代の若い世代や、親子2代(3代も!?)にわたるファンなどファミリー層が数多く見られ、長い人気を誇るシリーズならではの幅広い客層を呼び込んでいる。現在、東京・汐留の日本テレビにて開催中の「衝撃のスター・ウォーズ展」も大盛況らしく、12月22日(金)~24日(日)までの来場者数は6,000人を突破。日本ではここでしか体験できないVR体験や、スタンプコーナーなどが人気を博している。さらに12月29日(金)からはIMAX3D、年明け1月5日(金)からはMX4Dと4DXでダークサイドバージョンの公開もスタートし、上映方式や映画館ごとの来場者特典もさまざまに展開中。すでに何度もリピート鑑賞しているファンも後を絶たない。「スター・ウォーズとはこうあるべき」に縛られない“衝撃”に賛否かかつてのファンが『エピソード4 新たなる希望』や『エピソード5 帝国の逆襲』に大興奮したように、新世代のファンたちが目を輝かせて見守っている本作。だが、往年のファンを中心に、「光か、闇か」という本作のキャッチコピーさながらに賛否が真っ二つに分かれているという。アメリカでは、あまりの“衝撃”ゆえに、“「スター・ウォーズ」正史から『最後のジェダイ』を外そう”と署名を募っているファンもいるほど。脚本も手がけたライアン・ジョンソン監督は、「フォース」や「ジェダイ」について、そして“伝説のジェダイ”ルーク・スカイウォーカーについて新たな物語を紡ぎ出したが、その点に賛成できないファンがいるのも、当然といえば当然かもしれない。思えば『帝国の逆襲』で、それまで宿敵とされた暗黒卿ダースベイダーが“新たなる希望”ルークの父親だったことが明かされたときにも、全世界が騒然となったのだから…。もちろん、本作の“衝撃”を認めている人は数多い。レイ、フィン、カイロ・レンなど魅力的なキャラクターたちの成長もあり、それこそ“レジェンド”と呼ばれるルーク(マーク・ハミル)やレイア(キャリー・フィッシャー)との新旧キャストの共演には心震える場面が多数。特に、キャリーは昨年12月27日に急逝し、本作『最後のジェダイ』が遺作に。しかも、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)は『フォースの覚醒』の劇中で亡くなっているので、彼ら3人が揃って同じスクリーンに登場することはもはや叶わない。だからこそ、ファンは何度でも足を運び、本作の名場面をしっかりと目に焼きつけたいのだ。そして、旧3部作から思いがけない“ゲスト”が登場することもファン心をくすぐっている。また、『フォースの覚醒』は話題になっていたから観て、とりあえず楽しめたけれど、『最後のジェダイ』ってどうなんだろう…と様子を見ていた層の中には、ファン同士で喧喧ごうごうとなっている状況に「いったいどういうこと?」「『最後のジェダイ』の衝撃って結局何なの?」と改めて興味を持った人たちも多いだろう。否定的であれ肯定的であれ、双方の意見を目にしたり、詳しく解説するレビュー記事を見たり、ウィリアム&ヘンリー英国王子やジョセフ・ゴードン=レヴィットらがカメオ出演してるって?と聞けば、1度確かめてみようとなったはず。新しいキャラクターたちが魅力いっぱい!ユーモアもたっぷり前回登場して人気者となったBB-8 が、今回はポー・ダメロン(オスカー・アイザック)の相棒として、時にはフィン(ジョン・ボイエガ)とローズのお供として大活躍を見せている。もちろん新キャラクター・ポーグも「かわいい!」と公開後も大人気で、チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)との名コンビぶり(!?)など、本作には意外と“笑える”シーンが多いことも新規ファンには親しみやすいポイントだ。また、ベトナム系アメリカ人のケリー・マリー・トランが大抜擢された新キャラクターのレジスタンスの整備士ローズ、ベトナムを代表する有名女優でありNetflixオリジナル映画『ブライト』にも出演しているベロニカ・グゥ演じるローズの姉ペイジをはじめ、フォースを持たない人々の活躍が本作では色濃い。昨年のスピンオフ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストリー』を彷彿とさせ、“衝撃”の「スター・ウォーズ」を貫くテーマの1つとなっている。カイロ・レン=アダム・ドライバーという“闇”に落ちる人が続出!?本作で気になるのは、レイ(デイジー・リドリー)は何者かという問題と、ジェダイとして彼女の成長、そして彼女とコインの裏表のようなカイロ・レン(アダム・ドライバー)との対峙だ。まさに「光か、闇か…」の選択を迫られる展開であるのに、レイとカイロ・レンのシーンには“え、胸キュン映画?”と思うようなシチュエーションが多々登場しており、なんとカイロ・レンを演じるアダムの鍛え上げられた上半身裸の姿もちらり。レイとカイロ・レンこと本名ベンは、何者かになりたい焦燥感や、自分の居場所を探し続ける苦悩を抱える者同士。同じ孤独を知る者同士。お互いを意識している様子もあり、反発し合いながらも分かり合えるのはお互いしかいない、「あなたのことは、ほかの誰より私が知っている」と言わんばかり。Twitterなどを見ると、昨今の胸キュンムービー並に(?)胸キュンする、そんな2人の関係にドキドキする人が多い様子。何より、中盤の見どころの1つ、レイとカイロ・レンの共闘シーンは、荒削りな2人のたぎるフォースが目に見えるかのようで、手に汗握る興奮を誘う屈指の名シーンとなっている。そして、カイロ・レンがレイに手を差し伸べる際の「頼む(Please)」という言葉は、おそらく彼の本心。「君と一緒なら、僕は戦える」…というのだから!また、カイロ・レン演じるアダムのルックスは、ダース・ベイダーのように長身で屈強。ブロンドと青い瞳の伯父ルークの青年時代とは対照的でありつつ、終始、不安げで鬱屈し、その瞳に恐れと悲しみをたたえ、闇に堕ちきれずにいる姿は母性本能をくすぐる。演じるアダムは、今年、遠藤周作の小説をマーティン・スコセッシ監督が映画化した『沈黙ーサイレンスー』、永瀬正敏とも共演したジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』、チャニング・テイタムと兄弟役を演じたスティーヴン・ソダーバーグ監督の『ローガン・ラッキー』など出演作が続々公開され、全く違ったキャラクターを見事に演じ分けていた。窮地の宣教師からカイロ・レンまで演じられる、巧みで繊細な演技力に改めて魅せられた人は数知れず。「カイロ・レンが美しすぎた」「アダム・ドライバーは最高の演技」「ますます好きになった」といった声のほか、作品に対しては否定的でも「アダムのカイロ・レンだけは別」という声も聞かれている。ディズニーが贈る2作目の「スター・ウォーズ」は確かに、さまざまな“衝撃”を有しているといえそうだ。(text:cinemacafe.net)
2017年12月26日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く衝撃の最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が15日に公開を迎えた。それに先回って伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが来日。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で同役を演じて40年、伝説のジェダイ役としてスクリーンに本格的に帰還したが、熱心なSWファンの前ではマークはいつでもルークとして存在していた。まさしくSWな人生について当の本人はどう思っているのか。インタビューで直撃した。――ポスターを見ると久々にライトセーバーを握っているようですが、いかがでしたか?僕が今回握ったかどうかって? それを言ったら殺されてしまうよ(笑)。ただ、前作のフォースの覚醒よりは出演時間が長いから、その意味では楽しかったよ。――レイアを演じたキャリー・フィッシャーは、突然のことで残念でした。彼女が19歳の時に初めて会って以来、盟友関係を続けていたそうで。本当に兄妹のようだった。これほど何十年も経って、お互いにまた一緒にできるとはまったく思っていなかったしね。撮影中はトレーラーの中でくだらない話をしたよ。大笑いしてね。彼女は毒舌家でタフなイメージがあったけれど、どこか傷つきやすい少女のような、どうしても憎めない繊細なところも持ち合わせていた。魅力的で憎めないよ。共演シーンについては言えないけれど、非常に多くの時間を過ごせたことはよかったと思う。――先日カリフォルニアのディズニーランドの「スター・ツアーズ」にサプライズで登場したり、夏の「D23 Expo 2017」でもパレードでファンの声援に気さくに応えるなど、マークさんは、いつだってルークとしてファンに接していますよね。そのルークとしての人生、嫌になったことはないのでしょうか?ないよ!人生で嫌だと思ったことは一度もないし、本当に光栄に思っている。そもそも僕が俳優を始めた頃、その先食べていければいいや程度にしか思ってなかったからね。まさか自分が後世に名を残す存在になるとは、夢にも思っていなかったよ。――その「D23 Expo 2017」では、<ディズニー・レジェンド>に選ばれ、本当のレジェンドになってしまいました。いまだに「帝国の逆襲の時に妻と出会いました!」「ジェダイの帰還の時に双子が生まれて、ルークとレイアと名付けました!」とファンが駆け寄ってくれて、素敵な話をしてくれる。「人生が辛い時に映画を観て立ち直れた!」「ルークに希望をもらえた」と言ってもらえる存在になれたことは、むしろ歳を重ねるごとに素晴らしいことだと感じるよ。僕は本当に恵まれていると思う。――SWのファンとしても、これ以上ない喜びだと思います。ただひとつ、残念だったことは『フォースの覚醒』の話を受けた時に、ハリソンとキャリーとまた一緒に大暴れできると思ったけれど、僕は共演シーンが一切なくてね(笑)。最後にひとりだけのシーンで、しかもフードをかぶって振り向くだけでセリフもない。そういうことは若干、あったけれども(笑)、またみんなと会えてうれしかったよ。みんな『フォースの覚醒』でハン・ソロが殺されて悲しかったと思うけれど、誰よりも僕が一番悲しいよ。ハン・ソロが殺されたということは、ハリソンとの共演は、この先ないわけだからね。――ありがとうございました! 今後もルークとしてますますの活躍を期待しています!さっきの「スター・ツアーズ」の話じゃないけれど、以前はディズニーランドでチケットを買って、普通のゲスト同様に並ばなければいけなかったけれど、いまはバックステージからシュッて入れてくれる特典がある。それだけで、ずいぶんと自分は偉くなった気がするけれど(笑)、すべてファンへの恩返しでやっていること。だから、ぜんぜん嫌じゃないし、彼らがいなければこうして日本に呼ばれることもないからね。愛されている分、僕も愛しているということを、ことあるごとに示したいと思っているんだ。■プロフィールマーク・ハミル1951年9月25日生まれ。アメリカ、カリフォルニア州出身。同州のオークランドで育ち、いくつかのテレビ映画へ出た後、ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)のルーク・スカイウォーカー役に抜てきされ、作品の世界的なヒットとともに一気にスターダムへ駆け上がる。2014年4月、2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で再びルーク・スカイウォーカー役を演じることが発表され、大きな話題に。2017年、ディズニーに多大な貢献をした人物を称える<ディズニー・レジェンド>のひとりにキャリー・フィッシャーとともに選出され、文字通り伝説の人となった。ルーク以外では、『バットマン』のアニメ、ゲーム作品のジョーカー役が人気を集めている。(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
2017年12月16日1970年代に『スター・ウォーズ』シリーズで共演したハリソン・フォードと不倫関係にあったことを告白した故キャリー・フィッシャー。今度は同じく『スター・ウォーズ』の共演者マーク・ハミルがキャリーとの“関係”を激白している。マークは「The Guardian」紙の取材に対し、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の撮影時をふり返り、「キャリーとぼくは、お互いに惹かれ合っていた」とある一夜の思い出を語った。いまから40年前のことである。「間違いなく、お酒が入っていたんだろうね。ぼくらはキスのテクニックについて話してたんだ」とマーク。「キャリーに『ぼくはかなりのキスの達人だよ。それにぼくはどっちかって言うと、自分からガツガツ責めるより女性に来てほしいタイプだな』と言ったら、キャリーは『それってどういう意味?』って。それからティーンエイジャーみたいにイチャついたよ」。「お互いの身体を触りまくった」という2人だが、「一線を越えずに済んだのは、お互い自分たちが何をしているんだろうって気付いて大笑いしちゃったんだ」とのことだ。以降、マークとキャリーはケンカもできる兄妹のように親しい関係を築いた。(Hiromi Kaku)
2017年12月15日3週連続で「スター・ウォーズ祭り」を放送中の「金曜ロードSHOW!」。その最終週であり、シリーズ最新作『最後のジェダイ』公開日でもある今夜は2015年に公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をノーカットで地上波初放送する。本作は“サーガ”のエピソード7にあたり、本日劇場公開されたエピソード8『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に直接つながる物語。2015年に公開され世界中で大ヒットとなったのは記憶に新しい。ルークとダース・ベイダーとの死闘から30年後の未来。ルークは姿を消してベイダーが率いていた帝国軍の残党は軍隊「ファースト・オーダー」を結成、ルークを倒し再び銀河を手に入れようと暗躍し始めていた。対するレイア姫が将軍を務める「レジスタンス」のパイロット・ポーは、ルークの居場所を示す地図を求めてある村を訪れるが、そこにカイロ・レン率いるファースト・オーダーが現れる。ポーは相棒のBB-8に地図を託し逃がしてファースト・オーダーの捕虜になるが、ファースト・オーダーの残虐さを目の当たりにして不信感を抱いたある兵士が彼を救出、脱走を計る。ポーは彼に“フィン”と名付けるが2人が乗った戦闘機は攻撃され惑星ジャクーの砂漠に不時着。墜落現場でポーを見失ったフィンは彼のジャケットを着てジャクーの中心部を目指す。その頃、ジャクーに住む少女・レイはBB-8を偶然拾う。市場でフィンと出会ったレイだがファースト・オーダーの急襲を受け、その市場にあった伝説のスターシップ「ミレニアム・ファルコン」に乗ってジャクーを脱出、レジスタンスの本部を目指す。そして旅路の途中、ミレニアム・ファルコンの元の持ち主であるハン・ソロとチューバッカと出会うことになる…というストーリー。新たな主人公・レイ役には本作で大抜擢されたデイジー・リドリー、ジェダイを滅ぼそうとするカイロ・レン役には『沈黙-サイレンス-』などのアダム・ドライバー。フィン役には『デトロイト』の公開も控えるジョン・ボイエガ。そしてハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア役のキャリー・フィッシャー、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルら前シリーズのキャストも続投する。本作の続編となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』も12月15日(金)本日より公開。『最後のジェダイ』を見てから本作を復習するもよし、本作を観てから『最後のジェダイ』を鑑賞しても気分が盛り上がること間違いなし。金曜ロードSHOW!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は12月15日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2017年12月15日編集MとライターKの勝手に見どころ予想!映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』について熱く語り合います。ライターK:やってきましたね、この季節が。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、ついに公開です!!編集M:もう待ちくたびれたよ!ライターK:物語は前作の『スターウォーズ/フォースの覚醒』(’15)のラストで、レイ(デイジー・リドリー)が、長年姿を消していたルーク(マーク・ハミル)を捜し出し、神妙な面持ちでライトセーバーを差し出すところから始まるわけですが。編集M:わけですが?ライターK:我々が小誌でスター・ウォーズ大特集をやった2年前と同様に、製作側が情報漏洩を防ぐべく、メディアに対しても超厳戒態勢を敷いているので、内容に関する情報を何もいただけていない状況です。編集M:さすがね。ライターK:というわけで、見どころを勝手に予想したいと思います!編集M:今回は『スター・ウォーズエピソード5/帝国の逆襲』(’80)の「わたし(ダース・ベイダー)がお前(ルーク)の父親なのだ」を超える衝撃的真実が明かされるんでしょ?マーク・ハミルが脚本を読んだ時に大層驚いたって。ライターK:そうです、そうです。ライアン・ジョンソン監督も、インタビューで本作の主なテーマを「この作品は三部作の2作目という位置づけだから、『帝国の逆襲』がそうであったように、登場人物たちをもっと深く掘り下げ、彼らが立ち向かわなければいけない最も困難な状況を作り出し、そしてその困難にどう対処していくかを見届けること」と、語ってるんですよ。その最も困難な状況こそが衝撃なのではないかと。編集M:やっぱりあれ?レイがダークサイドに落ちるっていうやつかな。ポスタービジュアルが解禁された時、噂になったよね。ライターK:ライトセーバーの色、ダークサイドカラーの赤になっちゃってましたもんね…。その可能性は高いと思います。その他にも、「フォースの覚醒」では謎に包まれたままだったレイの過去や両親に関する話が本作で明かされていくのは確かなはずなので、そこも見どころかと。編集M:「フォースの覚醒」の頃から、レイの父親はルークなんじゃないかっていう噂があったよね。ライターK:はい。ネットでは最近ダース・シディアス(エピソード1~6に登場したシスの暗黒卿=簡単に言うと、ダークサイドの一番えらい人で、一連の銀河内乱の元凶)がレイの祖父なんじゃないかという話も出ています。ライトセーバーの使い方が一緒とか、レイのフォースが覚醒するシーンでシディアスの声が聞こえてくるとか…。編集M:それが事実だったら、衝撃。ライターK:ダークサイド落ちが予想されるレイに対して、アダム・ドライバー演じるカイロ・レンが、ライトサイドに戻ってくるという説も濃厚なようですよ。編集M:ハン・ソロ(ハリソン・フォード)とレイア(キャリー・フィッシャー)の息子ね!自分の父親を殺めた最低男!!私、ハン・ソロが死んだとき泣いたもの。ライターK:でもなんか、悪者になりきれてないというか、良心が残っているような感じがしましたもんね。編集M:あと、新キャラの“ポーグ”見た?予告が解禁された時、ほんの一瞬しか映ってないのに、かわいすぎるって話題になってたよね。ライターK:いやぁ、もう悶絶でしたよ。どんな役なのか楽しみで仕方ないです。予告ではチューイの横に座ってましたけど、ハン・ソロを失ったチューイの心を埋める存在になってくれたらいいなと、勝手に。編集M:他にも、フィン(ジョン・ボイエガ)はジェダイなのかとか。ライターK:ファースト・オーダー(前作、本作におけるダークサイド組織)の最高指導者スノークの正体とか、気になること山盛りですね。編集M:公開が楽しみだわ。ライターK:でもその前に、公開日のチケット争奪戦に勝たなければ。編集M:May the Force be with you…!監督/ライアン・ジョンソン出演/デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、アダム・ドライバーほか12月15日(金)、全国ロードショー。(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.2年前、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開を記念し、小誌で大特集を組んだ時の担当コンビ。以来、どっぷりハマった編集M。ライターKは学生時代、EP1のロケ地チュニジアまで一人旅したほどのオタ。※『anan』2017年12月20日号より。文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年12月14日世界中が注目する『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、期待の斜め上をいくシリーズ最高傑作だ。未体験の衝撃と感動、そして希望と奇跡に満ちあふれた、まったく新しい「スター・ウォーズ」。もう「最高」以外、言葉が出てこない!■『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ってどんな映画?「最高」以外の言葉が見つからない本作だが、その最大の理由は「いままで観たことがない」「けれど、これぞ紛れもなくスター・ウォーズ」と呼ぶにふさわしい作品に仕上がっているから。サービスてんこ盛りでファンを最高に満足させた前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』とは異なり、フォースやジェダイといった“聖域”にも鋭くメスを入れ、神話の新たな地平を切り開こうと挑んだスリリングな野心作なのだ。■ルーカスの呪縛から解き放たれた“勇敢な語り部”「そもそも、ジョージ・ルーカス抜きで『スター・ウォーズ』映画を作る意味ってあるの?」。そんな疑問に力強く答える作品でもある。脚本も手がけたライアン・ジョンソン監督は“勇敢な語り部”として、創造主の呪縛から解き放たれ、「やはり、『スター・ウォーズ』は語り継ぐべき価値がある」と力強く宣言した。その心意気は、「自分の行いに、意義はあるのか?」と自問自答を繰り返す本作のキャラクターたちにも、色濃く反映されている。■レイの両親は誰?衝撃的だが、腹落ちする事実ネタバレ厳禁ゆえ、レビューとしては抽象的な表現に終始したが、やはり最大の注目ポイントは「レイの両親は誰?」ということ。すでに主演のデイジー・リドリーが明言しているように、誰が両親なのかはハッキリ語られている。衝撃的だが、腹落ちする事実であり、「スター・ウォーズ」新3部作の根幹にも関わる結論だった。カイロ・レンの決断も重要な転換点だし、フィンの新たな冒険はエキサイティング。新キャラが予想以上の活躍ぶりで、シリーズ最長となる上映時間152分をまったく飽きさせない。ポーグもかわいい!■レイアとは、光あふれる希望だったそして、目に焼き付けなければいけないのは、レイアを演じ、本作が遺作となったキャリー・フィッシャーの勇姿だ。その存在が、「スター・ウォーズ」にとっての光あふれる希望だったことを改めて実感せずにはいられない。そんな彼女に「これからも『スター・ウォーズ』は大丈夫!だから安心して」と自信をもって言ってあげられるのも、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の大きな意義なのだ。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(text:Ryo Uchida)
2017年12月13日「金曜ロードSHOW!」では3週連続「スター・ウォーズ祭り」を放送中。2週目となる12月8日(金)今夜は“旧3部作”のクライマックスとなる『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』をオンエア。次週放送の『フォースの覚醒』につながる物語なので今夜も見逃せない!今夜お届けする『ジェダイの帰還』は1983年公開の“旧3部作”最終章となり、シリーズ全体としてはエピソード6にあたるパート。先週放送された『帝国の逆襲』から直接続くストーリーとなる。前作『帝国の逆襲』で暗黒街のボス、ジャバ・ザ・ハットによって炭素冷凍状態で連れ去られたハン・ソロ(ハリソン・フォード)。彼を救うためロボットの「R2-D2」(ケニー・ベイカー)と「C-3PO」(アンソニー・ダニエルズ)を連れ密かにジャバの宮殿に向かったレイア(キャリー・フィッシャー)だが、ハン・ソロを無事解凍するものの2人ともジャバに囚われてしまう。さらにルーク(マーク・ハミル)もジャバの罠に落ち、ハン・ソロとチューバッカ(ピーター・メイヒュー)と共に処刑されることに。絶体絶命のピンチを脱し、ジャバの宮殿から脱出したルークは師であるヨーダ(フランク・オズ)の待つ惑星・ダゴバへ。ハン・ソロとレイアは仲間の反乱軍と合流し惑星・エンドアへ向かう。その頃帝国軍を率いるダース・ベイダー(デビッド・プラウズ)は新たな巨大要塞“第2デス・スター”の建造を開始していた。レイアたちは惑星・エンドアに住むイウォーク族の協力を得て、第2デス・スターを破壊するための作戦を開始する…。マーク・ハミル演じるルーク・スカイウォーカーの苦悩と成長、ハリソン・フォード演じるハン・ソロとキャリー・フィッシャー演じるレイア姫のラブストーリー。ルークとダース・ベイダーとの手に汗握る“決着”。さらに当時最高峰のVFXと、すべてが見どころと言っても過言でない本作。「スター・ウォーズ祭り」、次週12月15日(金)は本作の未来を描くエピソード7『フォースの覚醒』が地上波初放送。そしてシリーズ最新作となる『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(笠緒)
2017年12月08日「スター・ウォーズ」シリーズでルーク・スカイウォーカーを演じる俳優のマーク・ハミルが7日、都内で行われた最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月15日公開)の来日会見に出席。昨年12月に亡くなり、同作が遺作となったレイア姫役のキャリー・フィッシャーについて語った。マーク・ハミルマークは「彼女が19歳のときに出会い、本当に長い付き合い。彼女の存在は唯一無二。私たちにとってかけがえのない人。愛してやまない存在でした」とキャリーへの思いを語り、「自分の中で彼女は今も生きている感じがしてならない。彼女が出演している映画を見ると、余計に彼女が今でもそこにいるのではないかと思ってしまう」と話した。そして、「この映画が遺作となったことで、映画自体が感傷的なムードで覆われるのは残念」と言い、「彼女のモットーのように、日々を精いっぱい楽しんで生きるというメッセージをみなさんも心にとめて映画を楽しんでいただけるとうれしい。彼女もうれしく思ってくれると思う」と呼びかけた。さらに、「映画でルークとレイアの兄妹を演じたように、彼女と僕はよくケンカをしては仲直りといった感じで、実際の兄妹さながらに付き合ってきた」とマーク。「彼女のことを今でも心から愛していますし、かけがえのない存在です」と思いを伝えた。会見には、カイロ・レン役のアダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、プロデューサーでルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディも登壇。監督は「彼女の今回の演技はとても美しいもので、それ自体がキャラクターに対する素晴らしいトリビュートになっている」とキャリーの演技を称賛し、「ファンの方たちは喪失感を感じていると思いますが、今回の演技を見て少しでも悲しさが薄れることを願っています」と語った。
2017年12月07日ついに来週公開される待望のシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の来日記者会見が12月7日(木)、都内で行われ、マーク・ハミル、アダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、製作を手がけるキャスリーン・ケネディが出席した。全米興収ランキング歴代No.1、ここ日本でも興収116億円の大ヒットを記録した前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の“その後”を描く新たな物語。フォースを覚醒させた主人公レイと、長年行方不明だった伝説のジェダイ騎士、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の運命的な出会い。そして、父親ハン・ソロを殺して、フォースの暗黒面へと落ちたカイロ・レン(アダム・ドライバー)にも試練が訪れる…。光と闇がひとつになる瞬間、フォースにまつわる衝撃的な真実が明らかになる。■もう待てない!『最後のジェダイ』はどうなっちゃうの?いまだベールに包まれた本作については、マークは「具体的なことは何も言えないから、プロモーションが大変だよ」と嘆き節。それでも、記者たちは、あの手この手で内容に踏み込んだ質問をぶつけたが、「今回、カイロ・レンは仮面をつけていない時間が多いんですか?」(記者)、「答えられないよ」(アダム)、「いい答えだね」(ジョンソン監督)とネタバレ防止の鉄壁ガード!そんななか、ルーカスフィルムの社長であるケネディは、「明確には言えないけど、ルークやカイロ・レンとの関係性を通して、レイが衝撃的な“変身”を遂げるわ。自分とは何者なのか、探っていくの」と重要なヒントを与えてくれた。■「きっとキャリーは、映画を楽しんでほしいと望んでいる」(マーク)昨年末に亡くなり、本作が遺作になってレイア役のキャリー・フィッシャーについて、マークは「出会ったのは、彼女が19歳の頃。ずっと一緒にいて、ときにはケンカもしたけど、いまは美しい思い出だけが残っている」としみじみ。「彼女の死によって、センチメンタルな雰囲気がつきまとうけど、きっとキャリーは、映画を楽しんでほしいと望んでいる。日々を大切に、楽しんで生きた女性だからね」とアピールした。ライアン監督も「彼女がすばらしい演技が、レイアというアイコンへのトリビュートになっている。もちろん、本作が遺作になるなんて、誰も思っていなかったけどね。映画を見ることで、ファンの皆さんの喪失感が癒されればいいなと思うよ」と語っていた。■気が早いけど…、次の“新3部作”も気になる!先日には、次回作『スター・ウォーズ/エピソード9』公開後に、ライアン監督の手によって“新たなる3部作”が製作されることが発表されたばかり。この件について、ケネディは「内容については、まったく未定。新年早々に、アイデアを出し合う会議を行う予定よ。どんな内容になるかわからないけど、40年以上愛されている『スター・ウォーズ』の魅力を大切にした作品になるはず」とのこと。「長いプロデューサー人生でも、彼とのタッグは最高の経験。今後、彼にメガホンを託すことは、ルーカスフィルムやディズニーにとって、明るい未来になるわ」とライアン監督に、全幅の信頼を寄せていた。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月07日シリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に、新キャストとしてケリー・マリー・トランが起用された。「スター・ウォーズ」映画に、アジア系の女優が役名付きで出演するのは初めて。米LAにて取材に応じたケリー本人は「とても興奮している」と語った。■ケリー・マリー・トラン、SW出演の喜びも共有できず…「メールでオーディションについて連絡があったの。『ライアン・ジョンソン監督のタイトル未定プロジェクト』ってね。彼の名前を検索して、すぐに『スター・ウォーズ』の最新作だってわかったわ。合格してから気づいたけど、オーディションの際に配られた資料や台本はすべてニセモノだった(笑)。秘密が漏れるのを防ぐためにね。合格しても、誰にも言えずとても大変だったわ。家族や友人には『トロントで小規模な映画の撮影に入る』とウソを言って、近況報告として、画像検索したトロントの風景をメールしたこともあるの(笑)」。そう無邪気に語るケリーが演じるのは、ローズという名の反乱軍メンバーだ。「メンテナンスとして働く、ごく普通の女性なの。良くも悪くも“ただの人”である彼女が、冒険に巻き込まれ、(ジョン・ボイエガ演じる)フィンと多くの時間を過ごすことになる。どんな活躍をするかは、見てのお楽しみよ(笑)。苦労したこと?やっぱり情報管理の話題になるけど、別のスタジオに移動するときには、黒いローブの着用が義務付けられた。いまの時代、付近でドローンを飛ばして、写真撮影しようとするファンやメディアもいるから」。■アジア系にラテン系…SW新キャストが示す“多様性”多種多様な文化や人種、民族が共存する「スター・ウォーズ」の宇宙は、現実社会に求められる“多様性”の先がけともいえる。特に本作で実現したケリーの起用が、本シリーズに重要な意味をもたらすのは言うまでもない。「それは私も同感ね。興奮しているし、責任やプレッシャーも感じている。子どもの頃、私のような見た目(=アジア系)の女優がSF超大作に出演している姿は、見たことがなかったもの…。『スター・ウォーズ』がすばらしいのは、見た目や肌の色、性別や年齢といったものを超えて、現場にいる全員がフェアで居られること。だからこそ、長年愛されているわけだし、その姿勢がこれからも続くことを願っているわ」。一方、同じく新キャストとして『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に出演するのが、アカデミー助演男優賞に輝くベニチオ・デル・トロ。「オファーを受けた理由?『スター・ウォーズ』だから…。それに尽きるよ。前作(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)も楽しんだし、ライアンのオープンな人柄にも惹かれたしね」と語る口調は、さすがの貫録である。■ベニチオ・デル・トロの気になる役柄は?そんなデル・トロが演じるのは、DJという名前のキャラクター…だが、現時点で公式に発表されている情報はこれだけ!「善悪のどちらに立つのか?」という設定面に加えて、本人が素顔で出演するのか、それとも、特殊メイクやモーションキャプチャーを駆使した役柄(前作でいえば、ルピタ・ニョンゴが演じたマズ・カナタ)なのかも不明なのだ。「何を書いたらいいかわからない?君たち記者の仕事は理解しているよ(笑)。ただ、映画が公開されればわかることだし、要はクリスマスの贈り物にラッピングするか、しないかだけのことだからね」。ただし、言葉を交わすなかで、断片的な情報を引き出すことはできた。デル・トロいわく「ハン・ソロの武骨さに、ボバ・フェットやジャバ・ザ・ハットの要素をまぜて、ミキサーにかけた感じかな」。つまり、心に秘めた信念ではなく、目の前の現実(多くの場合、それは金)を優先する利己的なキャラクターなのは確かなようだ。「マーク・ハミル、キャリー・フィッシャーと共演する機会はなかった」といい、やはり一筋縄ではいかない、危険な香り漂うアウトローなのかも?反乱軍のパイロット、ポー・ダメロンを演じるオスカー・アイザック、昨年公開された『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に出演したディエゴ・ルナら、近年の「スター・ウォーズ」映画では、ラテン系俳優の活躍が目覚ましい。「そして、今回は自分の出番ってわけさ。とても光栄だよ」とにんまり笑顔を見せるデル・トロ。主人公が女性である点も含めて、「いまの時代を象徴していて、とてもクールだと思うよ。『スター・ウォーズ』という巨大フランチャイズがそれを実現させたことも画期的だ」とキャスティングが示す“多様性”に大いに賛同していた。協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン(text:Ryo Uchida)
2017年12月07日最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開を記念して「金曜ロードSHOW!」では3週連続「スター・ウォーズ祭り」を放送。12月1日(金)今夜は1980年公開のシリーズ第2作『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』をオンエアする。本シリーズは1977年~83年にかけ公開された第1作にして劇中の時系列ではエピソード4となる『スター・ウォーズ』と、その続編『帝国の逆襲』『ジェダイの帰還』の3部作。その前日譚として1999年~2005年にかけ公開されたエピソード1『ファントム・メナス』から、『クローンの攻撃』、『シスの復讐』と続く3部作。そしてエピソード7として2015年に公開された『フォースの覚醒』と『最後のジェダイ』、さらに今後公開が予定されているエピソード9による9部作を基本に、様々なサイドストーリーやスピンオフで構成された一大宇宙叙事詩。今夜放送される『帝国の逆襲』は“エピソード5”にあたり、『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』にも登場するハン・ソロやルーク・スカイウォーカーらの若き日の冒険と戦いが描かれている。自らが「ジェダイの戦士」と知ったルーク(マーク・ハミル)は「エピソード4」で反乱軍とともに宇宙要塞「デス・スター」を破壊する。しかし帝国軍はその後再び勢力を強め反撃を開始。ルークはレイア姫(キャリー・フィッシャー)やハン・ソロ(ハリソン・フォード)、反乱軍の仲間らと氷の惑星・ホスに逃げ込む。ホスの雪原で怪物に襲われたルークは、死んだはずのベン(アレック・ギネス)の声に呼び戻されて、R2-D2(ケニー・ベイカー)と共にベンから指示された惑星・ダゴバへ向かい、ジェダイマスターであるヨーダ(フランク・オズ)と出会う。ヨーダの導きで真のジェダイになるための修業を積むルーク。そしてダース・ベイダー(デビッド・プラウズ)は、賞金稼ぎのボバ・フェット(ジェレミー・バロック)にハン・ソロの追跡を依頼する…というストーリー。精巧なミニチュアと特撮技術で描かれた戦闘シーンや、ヨーダをはじめとした様々なキャラクターの造形はいま見ても素晴らしい出来栄え。次週12月8日(金)は本作の続編であり旧三部作最終章となる『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』をお届け。3週目となる12月15日(金)はJ.J.エイブラムス監督による『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が地上波初放送となる。金曜ロードSHOW!『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』は12月1日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年12月01日女優のデイジー・リドリーは、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のストーリーに驚いたそうだ。来月に公開となるシリーズ最新作でレイ役を続投しているデイジーだが、その脚本を初めて読んだ際には、シリーズに点在していた話がついに1つになったと感じたそうだ。デイジー・リドリー(C)BANG Media International『グッドモーニング・アメリカ』に出演した際、デイジーは「今回の作品には驚かされたの。だっていくつかの話がある意味、まとまってつながっているから」「レイは自分や世界について見出そうとしていて、こういった疑問は良いか悪いかに区分されているわけでもないの。個人の成長を目指しているのよ」と語った。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でシリーズデビューを飾ったデイジーだが、1年間にわたってライトセーバーの特訓をしてきたため、当時とは大きく変わったと実感しているようだ。「ライトセーバーの達人になったわ。前作の前にはちゃんと訓練をしたことはなかったんだけど、今回の作品に向けては1年間トレーニングをしてきたの。だからスタミナもついたし、力強さを感じたわ」本作ではルーク・スカイウォーカーを演じるマーク・ハミルと共演シーンが多いデイジー。ハン・ソロ役のハリソン・フォードやレイア姫役の今は亡きキャリー・フィッシャーを含めた共演者たちと一緒に仕事ができたことをとても光栄に感じているそうで、「素晴らしいことよ。ハリソンやキャリーと共演出来たことはもちろんとても幸運だったし、最初にマークに会った時なんて、彼のご家族と一緒にディナーにまで行かせてもらったのよ。その後はリハーサルがあって、何度も彼と撮影をしたの。最高だったわ」と話した。(C)BANG Media International
2017年11月30日エズラ・ミラーとレイ・フィッシャー。DCコミックスのヒーローたちがチームを組み、巨悪に立ち向かう『ジャスティス・リーグ』の中で、2人の演じるフラッシュとサイボーグはいわば新人ヒーローだ。先輩ヒーローのバットマンやワンダーウーマンらと共に戦う彼らは、フレッシュでパワフル。そのエネルギーは、エズラとレイ自身からも感じられる。「だって、この仕事を始めた頃はスーパーヒーローになる自分なんて想像もしていなかったから」と、まずはレイ。舞台俳優として活躍してきた彼にとって、『ジャスティス・リーグ』は本格的デビュー映画となる。「もちろん夢ではあったけど、リアルに想像すると、実現しなかったときに失望するから(笑)。その点、夢は手の届かない所にあるものだから、抱く分には問題ないよね。でも、オーディションに参加し、スクリーンテストをし…、夢が近づいてきたのを感じた。その後、監督のザック(・スナイダー)から『君がサイボークだ!』と連絡をもらったときは信じられなかったよ。いまだに信じられないけどね」。一方のエズラは『少年は残酷な弓を射る』『ウォールフラワー』から『ファンタスティック・ビースト』シリーズまで、様々な映画に出演。それでも、フラッシュ役は彼にとって特別な意味を持つようだ。「レイと僕は2人ともオタクで、スーパーヒーローのいる世界に大人になってからも浸るタイプ(笑)。演じられて本当に嬉しいんだ。この記事を読む人に伝わればいいなと思うのは、いろいろな可能性や自分の心の中にある世界は強いエネルギーになるということ。だからこそ、それを決して失わないでほしい。人からどう言われようとね。情熱は持ち続けるべきだし、心の声には耳を傾けて従うべきだ」。夢を現実に引き寄せた2人が演じているからか、超高速で動くフラッシュも、肉体の半分が機械のサイボーグも、現実世界に根づいたヒーローになっている。未知の危機に立ち向かうだけでなく、日常でも戦っているのが彼らの魅力だ。「ビクター(サイボーグ)の葛藤は大勢が抱えているものでもある」とレイが言う。「彼の父親は優秀な科学者で、IQ170の息子にも自分と同じ道を歩ませたがったけど、ビクターはスポーツの道を選んだ。親が望むものと、子ども自身が望むものがずれているんだ。そのせいで、2人の気持ちには距離ができた。そんなビクターを演じる上で大事だったのは、僕自身の葛藤とも向き合うこと。役者は役と自分の共通点を探し、演じるものだから。今回に関して言えば、僕自身の父の不在がビクターを演じる手がかりになった。自分の人生の瞬間を使って役に入ったんだ」。「ちょっと奇妙なことに…」とエズラが続く。「バリー(フラッシュ)はライトなキャラクターだと思われがち。でも、光輝く存在には大きな闇がつきまとうもので、僕にとってバリーは孤独で悲しい人なんだ。幼い頃に母親を失い、父親を無実の罪で刑務所に送られた彼は、ずっと1人で過ごしてきた。そんな彼が他者とつながりたい気持ちに僕は共感させられたし、ピエロの涙みたいなものを感じた。人生で何かを失った人、誰かを亡くした人、葛藤している人ほど、明るく振る舞おうとするからね。僕の役目は、孤独を抱えてきたバリーが仲間に受け入れられた喜びを表現することだった。僕の人生にもある喜びをね。僕自身、家族や仲間に救われてきたから。この人生に残れるよう、人生がより美しくなるよう、彼らが僕を助けてくれたんだ」。「素敵なコメント!」と隣で感激するレイに対し、照れ隠しもあってか(?)「味が濃くなっちゃうから…」と、入れっぱなしになっていた緑茶のティーバッグをレイのカップから出してあげるエズラ。何てキュートな2人。「これぞ、友情の証だよね」と微笑むレイとエズラが意気投合したのは、エズラの友人がブルックリンで開いたパーティーでのことだそうだ。「クールなアーティストたちのパーティーがあって、誘ってみたらレイが顔を出してくれたんだ」とエズラが明かす。「役に決まってから顔を合わせてはいたけど、お互いをよく知ったのはそのとき。彼の知性にすっかり魅了されちゃったよ。役者としての真摯な姿勢にもね。すごく心を打たれた」。共に撮影を駆け抜けたいまも、一緒に過ごす時間を心から楽しんでいる様子。ちなみに、俳優エズラ・ミラーにとってのヒーローは「どんな役でも演じられるし、深い思いやりを内面に注ぎ込むことで役に共感力をもたらす。自らの血肉を、芸を通して観客と分かち合うんだ。それが本当に大変なことだと僕も役者として自覚しているから、尊敬の念しかない」という理由でフィリップ・シーモア・ホフマン。そして、この後にレイの口から出た名前は何と、「エズラ・ミラーかな」。回答を聞いたエズラが「何だよ!だったら僕も答えを変えるよ!故人ではフィリップ・シーモア・ホフマン、存命の俳優ではレイってことで(笑)」と慌てて訂正したのは言うまでもない。お世辞ではなく、俳優レイ・フィッシャーにとってのヒーローはエズラなのだそうだ。レイが説明する。「真面目な話、自分の技を大切にしながら、コラボレーションも大事にするエズラを尊敬しているんだ。そもそも、共演者ほど敬意を抱かずにはいられない俳優はいないと思う。共同作業をし、彼らに学ばされる。哲学とアプローチを目の当たりにできるからね」。「プロモーションが終わって会えなくなるのが寂しい。離れ離れでいる期間が長くならなければいいけど」と、最後に頭と頭をコツンとするエズラ&レイ。大丈夫。DCエクステンデッド・ユニバースはまだまだ続くのだから。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開
2017年11月23日