キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」「EOS 70D」購入者を対象に、「一眼レフで写真+動画キャンペーン」を実施している。期間は2015年6月30日まで。2015年6月30日までに「EOS 7D Mark II」または「EOS 70D」を購入したユーザーが対象のキャンペーン。対象商品の購入後にWebフォームから申し込むと、グラスバレーのムービー編集ソフトウェア「EDIUS Neo 3.5」のダウンロードサイトURLと製品シリアル番号が贈られる。申し込みは7月10日まで受け付ける。対象商品はEOS 7D Mark IIのボディー、EF-S18-135 IS STMレンズキット、EF24-70L IS USM レンズキット。EOS 70Dのボディー、EF-S18-55 IS STM レンズキット、EF-S18-135 IS STM レンズキット、ダブルズームキット。「EDIUS Neo 3.5」は世界中の放送局や映画制作で採用されている「EDIUS」の独自技術や高画質エンジンを継承したムービー編集ソフトウェア。対応OSはWindows 7(SP1) / 8 / 8.1。
2015年04月15日キヤノンマーケティングジャパンは、オリジナル連続Webドラマ「遠まわりしようよ、と少年が言った。」の全10話を4月17日から順次公開する。YouTubeのキヤノン公式チャンネルもしくは、デジタル一眼レフカメラ「EOS 8000D」のスペシャルサイトにて鑑賞できる。「遠まわりしようよ、と少年が言った。」は、俳優・光石研さんが演じる主人公の樋口浩介が、小豆島で不思議な少年に導かれるように島をめぐり歩くというストーリーになっている。主題歌はロックアーティスト・佐野元春さんの「私の人生」。4月15日に予告編、デジタル一眼レフカメラ「EOS 8000D」の発売日でもある17日に第1話を公開する。同作品の主題歌を手がけた佐野元春さんの撮影イベントへ、抽選4,000名を招待するキャンペーン「EOS 8000D Presents 佐野元春 "ROCK&PHOTO" SUPER JAM」も同時に発表された。4月17日から7月31日までにEOS 8000Dを購入した人が対象だ。撮影イベントではEOS 8000Dで撮影を自由に行える。4,000名をイベントへ招待するだけでなく、さらに抽選4,000名には佐野元春さんのスペシャルグッズをプレゼント。応募締め切りは8月14日だ。EOS 8000Dは、エントリーモデルながら、中級機に迫る性能を持つデジタル一眼レフカメラ。有効約2,420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー、画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載。上面の液晶パネルや右肩の撮影モードダイヤル、背面のサブ電子ダイヤルなどの操作系は中級機の「EOS 70D」に近い設計を採用した。
2015年04月15日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は4月14日、2014年10月より提供を開始した医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place(メディカルイメージプレイス)」の新サービスとして、医療施設内の医用画像をクラウドサービスに保管する「医用画像外部保管サービス」を4月17日より提供すると発表した。同サービスは、医療施設内のCTやMRIなどから生じる保管が義務付けられている大量の医療用画像データを、クラウド上に保管するというもの。重要な医用画像をクラウド上に保管するための通信形態は各省庁のガイドラインに準拠するなど、高度なセキュリティ対策が施されている。また、データセンターなど安全な場所に多重保管されるため、バックアップに必要なストレージ構築コストを抑えることが可能なほか、自然災害やシステム障害からデータを守るBCP(事業継続計画)やDR(ディザスタリカバリ)対策としても活用できるという。さらに、PACS(医用画像システム)のシステム入れ替えの際の医用画像データの一時的な保管としても利用できるという。なお、同サービスの価格は、データ保管容量1GBあたりの最低月額利用料金30円からのホットデータ保管向けプランと、より低価格なフローズンデータ保管向けプランの2種類を用意しており、利用用途に合わせて選択することが可能。同社では今後、医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place」をプラットフォームに、3D医用画像解析技術を活用した診断支援アプリなどのオプションを利用できる「クラウド型PACSサービス」を順次市場に投入していく計画だとしており、グループ全体で2017年に医療事業の売り上げ350億円を目指すとしている。
2015年04月15日キヤノンは4月14日、都内にてプレス向けに「キヤノン EOS Kiss X8i 新CM発表会」を開催した。4月17日に発売する「EOS Kiss X8i」の新CMがお披露目されたほか、CMに出演する女優の吉瀬美智子さんが、EOS Kiss X8iの魅力をママ目線で語った。EOS Kiss X8iはエントリーモデルながら、有効約2,420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載。EOS Kiss X4以来、5年ぶりにCMOSセンサーの画素数を更新した。画像処理エンジンは「DIGIC 6」、「ハイブリッド CMOS AF III」により、AF速度も向上している。感度はISO100~12800(拡張で25600)まで対応する。発表会では、まずはじめに4月17日よりオンエアされる新CMが上映された。新CMのテーマは「時間よ止まれ!」。CMでは、ママを演じる吉瀬さんが、息子の晴れ舞台である幼稚園の運動会で「子供が運動会でゴールテープを切る瞬間」という、親ならば絶対に撮り逃したくないシーンでカメラを構えている。「一生に一度しかないこの瞬間を撮れないと、絶対後悔する!」というママの心理描写。そして、EOS Kiss X8iなら瞬時にピントが合い、まるで自分以外の時間が止まっているようにベストショットが撮れるという内容だ。発表会のステージに登場した吉瀬さん自身も一児の母。CM撮影のエピソードや、ママ目線から見たEOS Kiss X8iの魅力を語った。ママ役で出演した感想を聞かれ「現場では、自分の娘が走っているところを想像して、ちゃんと撮影できるかドキドキしながらカメラを握りました」とコメント。また、実際に吉瀬さんがEOS Kiss X8iで撮影した写真も公開された。スクリーンに映し出されたのは、1歳8カ月になった愛娘の写真や料理の写真など。EOS Kiss X8iを使用した感想を聞かれると「子供は常に動き回っているので、なかなかよい写真を撮るのが難しいけれど、このカメラは瞬時にピントが合うので、撮りたい瞬間をバッチリ撮影できますね」と話した。さらに、「バリアングル液晶は、低い位置から撮れるのがよいです。私は身長が高くて屈むのが大変なので、屈まなくてよいのが便利。子供目線で撮影ができますね」とコメントした。自身で作った料理写真がスクリーンに映ると、「料理写真はきれいに撮れないのが悩みでしたが、今回料理モードを知って、簡単に美味しそうな写真が撮れたので、もっと早く知りたかったです。料理にピントがあって、まわりがぼけるプロみたいな写真が撮れました。」と笑顔で語った。2万セット限定で「EOS Kiss X8iダブルズームキット」に「AERA with Baby 特別編集 子育てカメラBOOK」が付属するキャンペーンも発表された。EOS Kiss X8iを使って、我が子を上手に撮るテクニックや写真の残し方などが書かれている。
2015年04月14日キヤノンは、エントリー向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS 8000D」と「EOS Kiss X8i」を4月17日に発売することを発表した。両機とも2月の発表時には4月下旬の発売予定としていた。EOS 8000D、EOS Kiss X8iともエントリーモデルながら、有効約2,420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー、画像処理エンジン「DIGIC 6」、オールクロス19点AFセンサーを搭載した最新鋭のデジタル一眼レフカメラ。「ハイブリッド CMOS AF III」により、AF速度も向上している。EOS 8000Dは、EOS Kiss X8i上位機にあたる位置付けで、中級機EOS 70Dに近い操作系を採用している。価格はいずれもオープン。キヤノンオンラインショップにおける価格(税別)は下記のとおりだ。EOS 8000D ボディ単体:97,800円EOS 8000D 18-135STMレンズキット:134,800円EOS 8000D ダブルズームキット:134,800円EOS Kiss X8i ボディ:92,800円EOS Kiss X8i 18-55STMレンズキット:101,800円EOS Kiss X8i ダブルズームキット:129,800円そのほか、純正アクセサリーの バッテリーグリップ BG-E18、DCカプラー DR-E18、ACアダプターキット ACK-E18、ワイドストラップ EW-100DBV、セミハードケース EH26-L、セミハードケース EH27-L、マグニファイヤーMG-Ef、マグニファイヤーMG-Ebも同時発売する。
2015年04月10日キヤノンは4月8日、4K(4,096×2,160ドット)/29.97fpsの動画撮影が可能なEFマウント対応の業務用デジタルシネマカメラ「EOS C300 Mark II」を発表した。レンズ交換式で、キヤノンEFマウントに対応する。発売は9月中旬で、価格はオープン。CINEMA EOS SYSTEMシリーズ「EOS C300」の後継モデル。スーパー35mm相当の885万画素CMOSセンサーを新たに搭載し、4K動画の撮影が可能になった。映像処理エンジンには新開発の「デュアル DIGIC DV 5」を採用する。従来機種よりも広いダイナミックレンジでの撮影が可能な「Canon Log 2」のほか、新開発の独自ビデオフォーマット「XF-AVC」に対応。「デュアルピクセル CMOS AF技術」によって、縦横約80%の測距エリア内にいる被写体であれば、自動でピントを合わせ続けるコンティニュアスAFが可能となった。コンティニュアスAFをしながら顔検出AFも行えるため、ピント合わせが難しい4Kでの撮影時にもすばやくフォーカス調整できる。AF速度は10段階で、ピントが外れた際に同じ被写体へピントを合わせるまでのAF速度は7段階で設定可能だ。EFレンズでマニュアルフォーカスにすると、高精度なピント合わせをサポートしてくれる「デュアルピクセルフォーカスガイド」を利用可能だ。ピントが合っているかどうかだけでなく、前ピンか後ピンかまで表示することで、すばやいピント合わせをサポートする。記録メディアには、4Kの場合はCFast 2.0カード、フルHD(2,048×1,080ドット)以下の場合はSDメモリーカードを利用。CFast 2.0カードスロットは2基装備される。主な仕様は、撮像素子が有効約885万画素のスーパー35mm相当(26.2×13.8mm)CMOSセンサー、マウントがキヤノン EFマウント。NDフィルターは2 / 4 / 6 / 8 / 10stopsの5濃度を電動で調整可能。感度はISO100~ISO102400(拡張時)に対応する。液晶モニターは約123万画素・4.0型。177万画素の0.46型ビューファインダーも備える。記録形式はMOV(MPEG-4 AVC / H.264)。本体サイズは約W149×D183×H183mm、重量は約1,880g(本体のみ)。
2015年04月08日キヤノンは4月8日、4K(4,096×2,160ドット)解像度に対応した業務用24型ワイド液晶ディスプレイ「DP-V2410」を発表した。発売は10月で、価格はオープン。DP-V2410は、4K映像制作での使用を想定して開発された4K液晶ディスプレイ。IPS液晶パネルを採用し、4,096×2,160ドットの解像度に対応する。業務用のリファレンスディスプレイとして、堅固なモノフレーム金属ボディを採用するほか、キャリングハンドルなどを装備。DC24Vでの駆動が可能だ。4K/60p表示が可能なHDMI端子も備える。RAWデータからRGB3色の画像を作り出して現像処理できる「ディベイヤー機能」を内蔵。キヤノンの「CINEMA EOS SYSTEM」のカメラで撮影した4K RAW映像を、外部機器を使わずに3G-SDIケーブルで直接表示できる。カメラのメタ情報の表示や、画質設定値を連動させて切り替えることも可能だ。また、カラーマネジメント規格「ACESproxy」に対応するので、ACESproxyに対応した入力機器と接続することによって、撮影現場と編集現場で色味を一致させることができるなど、作業効率の向上にも役立つ。HDR技術では、映像規格「SMPTE ST 2084」やキヤノン独自の映像記録方式「Canon Log」「Canon Log 2」の表示に対応し、白とびや黒つぶれを抑えながらディテールまで再現してディスプレイ上に表示する。独自開発の映像エンジンによって、画面の色ムラ・輝度ムラを抑制する。バックライトにはRGB LEDバックライトを採用。そのほかにも利便性を高める機能として、フォーカスの状態をひと目で確認できる「ピーキング・ズーム」、波形モニターとベクトルスコープ、露出合わせを補助する「フォルスカラー」などを装備する。主な仕様は画面サイズが24型ワイドの非光沢(アンチグレア)、解像度が4,096×2,160ドット(4K)、視野角が上下左右89度、輝度が100cd/平方メートル、コントラスト比が2,000:1。映像入力インタフェースはHDMI×1、3G/HD-SDI×1。コントロール用インタフェースとして10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN、USBを備える。VESAマウント100mmに対応し、スタンド含む本体サイズはW594×D187×H399mm、重量は約12kg。
2015年04月08日キヤノンは4月8日、RAW編集ソフト「Digital Photo Professional 4 (DPP 4)」の最新アップデーター「4.2.10」を公開した。DPP 4.2.10 for Windowsでは新たに、32bit版のWindowsに対応した。DPP 4は64bit OSにネイティブ対応したRAW編集ソフトとして、2014年6月にリリースされ、対応カメラのユーザーに無償で提供されてきた。対応OSはこれまで、64bit版のWindows 7/8/8.1およびMac OS X 10.8/10.9/10.10だったが、今回のアップデートにより、32bit版のWindows 7/8/8.1でも利用可能となった。ただし、32bit環境では下記に挙げた項目のほか、いくつかの制限がある。保存・印刷の処理時間は、64bitに比べて1.5倍程度遅くなるクイックチェックにおける複数画像のセレクト時間が、64bitに比べて1.2倍程度遅くなるプレビュー表示におけるウィンドウFIT(および50%以下)の最終画質表示までの時間が、64bitに比べて50%程度遅くなるプレビュー表示において、スクロールの度に50%解像度の画像が表示されるプレビュー表示での同時表示は4画面のみ (64bitは36画面)サムネイル表示において、フォルダが変わる度にサムネイル現像(モザイク表示)が発生DPP 4.2.10の対応カメラは、EOS 8000D、EOS Kiss X8i、EOS-1D C、EOS-1D X、EOS-1D Mark IV、EOS 5D Mark III、EOS 6D、EOS 7D Mark II、EOS 70D、EOS 7D、EOS 5D Mark II、EOS Kiss X7i、EOS Kiss X7、EOS M3。
2015年04月08日キヤノンITソリューションズは、3D PDFドキュメント制作サービスを4月7日より開始すると発表した。3D PDFは、CADなどで作成した3Dデータを、Adobe Reader上でインタラクティブに操作・再生できるように埋め込んだPDFドキュメント。ユーザーが見たい角度で3Dデータを表示したり、3Dデータにアニメーションを加えて再現するなど、3Dデータを活用したコンテンツを、Adobe Readerだけで閲覧することができる。また、データ容量も非常に小さいため、さまざまなシーンで3Dデータの活用が可能だ。同サービスを利用することで、設計・製造部門で作成された3Dデータをサポート部門や商品企画部門などで活用することができるため、サービスマニュアルや商品カタログの制作など、従来は他のグラフィックソフトで作り直すなどしていた非効率的な業務を改善することができる。同社は3D PDFの制作および関連サービスで3年後に3億円の売上を目指すとしている。
2015年04月07日キヤノンマーケティングジャパンは、コンパクトデジタルカメラ「IXY 640」と「IXY 170」を4月9日に発売する。いずれも2月6日の製品発表時点では、4月下旬発売予定とされていたもの。このたび正式に発売日を4月9日に決定した。IXY 640は、2014年2月発売の「IXY 630」の後継モデル。撮像素子を有効2,020万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)に刷新した。Wi-FiとNFC(近距離無線通信)をサポートしており、フォトストレージ「Connect Station」にも対応する。推定市場価格は税別21,800円前後だ。IXY 170は、2014年2月発売の「IXY 140」の後継モデル。IXY 140は焦点距離24-240mm(35mm判換算時)の光学10倍ズームだったが、新モデルのIXY 170では焦点距離25-300mm(35mm判換算時)の光学12倍ズームとなった。推定市場価格は税別16,800円前後だ。
2015年04月03日キヤノンは3月26日、レンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼レフカメラおよびミラーレスカメラ)の世界市場におけるシェアが、2003年から2014年までの12年連続で1位(台数ベース)を獲得したと発表した。キヤノンは2000年にハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS D30」を発売した。続いて、2003年にはエントリー向けのモデルとして小型軽量な「EOS Kiss Digital」を投入し、市場の裾野を拡大。以来、市場を牽引し、2003年から2014年までの12年連続で世界市場における台数シェア1位を獲得している。2014年10月には、秒間10コマの高速連写性能を持つハイアマチュア向けモデル「EOS 7D Mark II」を発売。2015年には、有効約5,060万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載する「EOS 5Ds」「EOS 5Ds R」や、エントリーモデル「EOS 8000D」「EOS Kiss X8i」、AF性能が向上したミラーレスカメラ「EOS M3」などを発売する。
2015年03月26日キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は3月23日、中小企業向けにセキュリティ対策ソリューションを提供すると発表した。マイナンバー制度のガイドラインにおける技術的安全管理措置に記載された対策手法をもとに、「マイナンバーパック 安心PCプラン+」「マイナンバーパック 安心ネットワークプラン」の2種類を用意する。「マイナンバーパック 安心PCプラン+」は特定個人情報取り扱い端末に対するセキュリティ対策を重視したソリューション。PCやアラート設計されたログ管理ツール、静脈認証スキャナー、UTM(統合脅威管理ツール)の「FortiGate」等を組み合わせ、マイナンバー制度向けのセキュリティ環境を手軽に構築できる。価格は101万7800円。「マイナンバーパック 安心ネットワークプラン」は、特定個人情報取り扱い端末だけでなく社内ネットワーク全体のセキュリティ環境を構築できる。顧客の環境に合わせ、Active Directoryを設計し、よりセキュリティ強度の高いログイン環境を提供。価格は個別見積での提供となる。
2015年03月24日キヤノンは19日、都内にて「キヤノン ミラーレスカメラ EOS M3 新CM発表会」をプレス向けに開催した。3月26日に発売する「EOS M3」のイメージキャラクターとなった俳優の妻夫木聡さんが、パリ・オペラ座でのCM撮影のエピソードやEOS M3の魅力について語った。「EOS M3」は、約2,420万画素のAPS-Cサイズセンサーと画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載したミラーレスカメラ。従来機に比べ、オートフォーカス速度が飛躍的に向上した(初代EOS M比で最大6.1倍、EOS M2比で最大約3.8倍)。まずはじめに、お披露目をかねて新CMが上映された。3月26日からオンエアされる新CMは「世界を手に入れろ」がテーマ。異国情緒溢れる建物の階段を駆け上がる妻夫木さんがたどり着いたのは、パリ・オペラ座の屋上。眼下には、エッフェル塔や沈みゆく太陽が印象的なパリの街並みが広がる。その後、世界各地の美しい映像が流れ、再びEOS M3を持った妻夫木さんが登場。「世界を手に入れろ」の文字とともにカメラを構え、パリの街並みを切り取るかのようにシャッターと切るというダイナミックなCMだ。つぎに、イメージキャラクターの妻夫木さんが登場し、CM撮影でのエピソードや、自身も写真を撮るという妻夫木さんから見たEOS M3の魅力を語った。CM撮影の感想を聞かれ、「初めてのパリが、オペラ座の屋上での撮影なんて、いきなり貴重な体験をさせてもらいました。初めてCMを観たときは、自分が自分じゃないくらいかっこよくて、見入ってしまいました」と笑顔で語った。今回のCM撮影では、妻夫木さんも実際にEOS M3を使用して撮影をしたという。撮影した写真がスクリーンに映ると、写真を見ながら、「コントラストを意識して撮影しました。わざと暗くしたり、赤みを付けたりしながら、目で見ている風景よりももっと作りこまれた世界をいうものを意識して、夢中でシャッターを切りました」と上級者のコメントも。EOS M3の印象を聞かれ、「電子ビューファインダーが装着できるようになったことが一番良かったです。ファインダーを覗いてこそカメラってイメージがあるので。ファインダーの角度を変えて撮れるところもいいですね。これを使うと自分の想像している世界観に近づける感覚があって、すごく嬉しかったです」と語った。使った感想については、「説明書を一切読まずに使えたくらい直感的に使えました」と即答。「電源を入れてモードダイヤルを回すと、画面に説明が出るので、あまりカメラに詳しくない人にもおすすめです」と語り、撮影時に使った機能として、クリエイティブアシストを挙げた。クリエイティブアシストは、「背景」「明るさ」「鮮やかさ」など6種類の項目を「ぼかす」「明るく」「鮮やか」といった感覚的な言葉で使える機能。「写真の色合いを画面で確認しながら、細かく調節できるところがよかったです」と述べた。イベントの最後には、新CMのテーマである「世界を手に入れろ」にちなんだ質問が妻夫木さんにされた。「EOS M3で撮りたい物はなにか?」と聞かれ、「時を忘れるもの」と答えた妻夫木さん。「自分の観たことのない世界や知らないものに触れて、夢中でシャッターを切る感覚を味わいたいです。自分が撮りたいと思えるものに出会いたいですね」と語った。
2015年03月19日キヤノンソフトウェアは3月19日、Webアプリケーション自動生成ツールの最新版「Web Performer V1.4.2」の発売を開始した。同製品は、登録画面からスキーマ情報として「データモデル」、画面情報として「入出力」、必要に応じて業務フローとして「ビジネスプロセス」の3つを定義することで、Webアプリケーションを自動生成する。最新版では設計機能が強化され、これまでの設計書出力機能(リポジトリ定義内容のExcel形式出力)に加えて、GUI操作で画面遷移図の作成が可能となった。これにより、瞬時にシステム全体の画面遷移状況が把握できるため、システム開発とメンテナンスにおける生産性が向上する。また、Webアプリケーションの対応環境に、PostgreSQLとCentOSが追加された。そのほか、Webアプリケーションにワークフロー機能を実装するためのオプション機能を強化し、ワークフロー機能における案件情報の閲覧権限を部門、ユーザーそれぞれに設定できるようになった。閲覧権限は起案・承認部門を基本とし、他部門へ人事異動となった起案者・決裁者の閲覧権限を自動的に制御することで、部門意思決定にまつわる決裁書の閲覧セキュリティを確保する。価格はいずれも税別で、実行環境がWindows/IBM i/RedHat環境に限定される「Web Performer SE版」が300万円から、実行環境に制限がない「Web Performer EE版」が500万円からとなっている。
2015年03月19日キヤノンは、ミラーレスカメラ「EOS M3」の発売日を3月26日に決定した。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップにおける価格はボディ単体が56,800円、18-55レンズキットが71,800円、ダブルレンズキットが85,800円、ダブルズームキットが96,800円(すべて税別)。発表当初は3月下旬の発売を予定していた。EOS M3は、2,420万画素のAPS-Cサイズセンサーと画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載したプレミアムなミラーレスカメラ。オートフォーカス速度を初代EOS M比で最大6.1倍、EOS M2比で最大約3.8倍に高速化した。また、撮影モードダイヤルを一眼レフ機のようなスタイルに変更したほか、露出補正ダイヤルや電子ダイヤルをボディ上面に独立配置するなど、中上級ユーザーが扱いやすい操作体系を採用した。180度チルト対応の液晶モニター、NFCの搭載、内蔵ストロボ、オプションとしてEVF(電子ビューファインダー)を用意したこともEOS M2から進化したポイントだ。25,000台限定の「EVFキット」も3月26日から販売される。キヤノンオンラインショップにおける価格は、ボディEVFキットが59,800円、18-55レンズEVFキットが74,800円、ダブルレンズEVFキット(18-55mmズームと22mm単焦点)が88,800円、ダブルズームEVFキット(18-55mmと55-200mmズーム)が99,800円(すべて税別)となっている。
2015年03月19日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は3月18日、大林組向けに建築物の事前検証用のMR(Mixed Reality:複合現実感)システム「MREAL」を構築したと発表した。「MREAL」は周囲の風景と建築物の3D-CGを利用者の立ち位置や視線の動きに合わせリアルタイムに映像を合成するシステム。ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の左右に搭載されたカメラが、見ているヒトの視点で現実の映像を取り込み、そこにコンピューターでCGを合成して映し出すことで、「目の前に実物がある」かのような視覚体験を可能とする。大林組では同システムを、設計やデザインを直感的に確認したり周囲の建築物との比較に活用。建設前から発注者と正確なイメージ共有が可能となったほか、インテリアを検討する際など、発注者の意思決定の迅速化につなげることができた。今後は外観や室内だけでなく空調配管や耐震構造など、これまで言葉や図でしか説明することができなかった表から見えない構造的な部分への「MREAL」活用を検討していくという。キヤノンMJグループは今後「MREAL」やCADを中心とする3D関連商品などを含めた3Dソリューション事業において2017年の売上100億円以上を目指すとしている。
2015年03月18日キヤノンマーケティングジャパンとぺんてるは、建て替えや改修などにより取壊されてしまう小学校の校舎での思い出づくりをサポートする取り組みとして「校舎の思い出プロジェクト」を実施している。3月13日には江戸川区と川口市の小学校で「校舎とのお別れ会」を行う。「校舎の思い出プロジェクト」は、老朽化が進んで取り壊される小学校において、児童が最後の思い出作りを行うのを、キヤノンマーケティングジャパンとぺんてるがそれぞれの得意分野でサポートしようというものだ。児童が自分たちで考えたデザインで、ぺんてるが提供する絵具、クレヨンで校舎の壁に絵を描く。また、その制作過程を「思い出写真係」となった児童が一眼レフカメラで記録し、フォトブックに残す。そして現在、江戸川区立第三松江小学校および川口市立前川小学校においてこのプロジェクトが実施されており、それぞれの小学校にて「校舎とのお別れ会」が行われる予定だ。なお、プロジェクトの概要や活動に取り組む児童たちの様子と作品はキヤノンマーケティングジャパン、ぺんてるのそれぞれのサイトで公開している。また、プロジェクトへの参加を希望する小学校からの応募も受け付け、順次対応するとのこと。
2015年03月06日キヤノンは、大阪にてデジタルカメラ新商品を体験できるイベント「CANON GRAND PRESENTATION 2015 in OSAKA」を開催する。開催日は3月21日と22日の2日間。入場は無料。会場では、新商品の「EOS 5Ds」「EOS 5Ds R」「EOS 8000D」「EOS Kiss X8i」「EOS M3」などのEOSシリーズをはじめ、コンパクトカメラ「PowerShot SX710 HS」や、写真の保存・整理などが行える「Connect Station CS100」のタッチ&トライコーナーとスペシャルセミナーを実施する。また、EOS学園講師による写真セミナーも開催。EOSやPowerShotの被写体別撮影テクニックやPIXUS PROのプリントワークフローなど、撮影や作品づくりに生かせる多彩なセミナーを用意している。超望遠レンズ体験コーナーでは、300mmから800mmまでの超望遠単焦点レンズを各種取り揃え、体験ができる予定。開催日時は3月21日(13時~19時)、3月22日(10時~18時)の2日間。会場はグランフロント大阪 ナレッジキャピタルTower C 4階「ナレッジキャピタル ナレッジシアター」。
2015年03月04日キヤノンは2月23日、同社が2015年内の製品化を目指して研究を進めているのナノインプリント半導体製造装置の概要を発表した。同装置ではマスク(原版)をウエハー上のレジスト(樹脂)に直接押し付けることで、マスクに掘り込まれた回路パターンを忠実に転写できるため、光露光装置に比べ、高解像度で均一性のある回路パターンを描くことができる。また、光露光装置に使用されている光源や大口径レンズ群が不要のため、装置自体をコンパクトにでき、複数代の装置をクラスタ化して設置することで生産性の向上が期待できる。さらに、半導体デバイスの製造コストを大幅に削減できるため、高精細半導体デバイスのCoO(Cost of Ownership)の低減を求める半導体メーカーのニーズに対応することができるとしている。導入先としては、まずはフラッシュメモリーを製造するメモリーメーカーを予定しているが、将来的にはDRAMやロジック系半導体の生産への適用も視野に入れている。
2015年02月23日キヤノンは、2020年に東京で開催される第32回オリンピックとパラリンピック、ならびに日本代表選手団への協賛に関し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と「東京2020ゴールドパートナー」の契約を締結した。「東京2020ゴールドパートナー」とは、組織委員会が管轄する「東京2020国内スポンサーシッププログラム」の最上位に位置づけられているもの。今回対象となるキヤノン製品・サービスのカテゴリは、スチールカメラおよびデスクトッププリンタ。キヤノンは、東京2020大会へのカメラ・レンズのメンテナンス、製品貸出のサービスを通じて、報道の現場を支えるとした。具体的には、これまでに培ってきた実績・経験を生かしながら、世界各国・地域から参加する記者やスポーツフォトグラファーを対象としたカメラのサービスセンターを会場内に設置するなど、報道現場のさらなる支援を図るとのこと。
2015年02月20日キヤノンは、「復興支援フォトコンテスト」を開催することを発表した。東日本大震災の復興支援活動の一環として開催するフォトコンテストだ。応募期間は2015年3月11日から2015年5月11日まで。キヤノンが、東日本大震災の発生した2011年より行っている復興支援活動の一環。このフォトコンテストは2014年から開催され、今回が2回目。写真とメッセージの募集を行い、応募作品から、最優秀賞1名、優秀賞2名、希望・元気賞6名の計9名を選出する。最優秀賞受賞者には、キヤノンのカメラが授与される。また応募1件につき100円が、復興支援活動を行っている認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンに寄付される。募集テーマは「東日本大震災の復興に向けて、被災地での希望・元気をあらわす写真」、「東日本大震災の復興に向けて、被災地での希望・元気を届ける写真」。サブテーマとして「人物」、「自然」(花・空・風景など)、「その他」(復興の様子など)が設定されている。結果は6月に「復興支援フォトコンテスト」Webページにて発表される。詳しくは、「復興支援フォトコンテスト」Webページ(3月11日10時公開開始予定)を参照のこと。
2015年02月20日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2月19日、米3D SYSTEMS製の光造形3Dプリンタ・SLAプロダクションシリーズ「ProX800」の販売を同日より開始すると発表した。「ProX800」は従来モデルよりプリントヘッドの長寿命化、省スペース化を実現。耐熱、耐衝撃性、高安定性、高剛性、高磨耗耐性、透過性、ABSライク、ポリプロピレンライクなど、幅広い材料ラインアップからユーザーの目的に応じた造形物を作成することが可能だ。造形サイズは650×750×550mmで、最大パーツ重量は75kg、積層厚は0.05~0.15mm。価格は7500万円~(税別)で、年間10台の国内販売を目指すという。
2015年02月19日キヤノンは、新人写真家の発掘・育成・支援を目的とした文化支援プロジェクト「写真新世紀」の2015年度(第38回公募)応募受付を4月1日から開始すると発表した。写真新世紀は、写真表現の可能性に挑戦する新人写真家の発掘・育成・支援を目的として、キヤノンが1991年にスタートした文化支援プロジェクト。銀塩・デジタル写真を問わず、自由で独創的な写真表現を応援しており、国内外で活躍する写真家を多数輩出するなど、新人写真家の登竜門として認知されている。2015年度の審査員は、フリッツ・ヒールスベルフ氏(オランダ写真美術館キュレーター)を迎えるほか、澤田知子氏(アーティスト)、さわひらき氏(美術家)、清水穣氏(写真評論家)、ほか2名(計6名)の予定。各審査員は7月に開催される「優秀賞選出審査会」において、すべての応募作品の中から優秀賞を1名ずつ計6名、佳作を3名ずつ計18名選出する。グランプリは、12月に代官山ヒルサイドフォーラムで開催予定の受賞作品展「写真新世紀東京展2015」の期間中に、優秀賞受賞者6名の中から1名が選出される。なお、グランプリ受賞者には奨励金100万円、副賞としてキヤノン製品、次年度の受賞作品展における個展開催の権利などが授与される。申し込みはまず、2015年4月1日から同年6月3日までに写真新世紀のWebサイトで行う。続いて、応募作品を2015年4月1日から同年6月10日までに「写真新世紀」作品受付センターへ送付、またはオンラインにて送信する。
2015年02月16日キヤノンは、2月12日~15日にパシフィコ横浜で開催するカメラと写真映像のワールドプレミアムショー「CP+ CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2015」(CP+2015)に出展する。それに先立ち、キヤノンブースを紹介する動画を公開した。キヤノンブースでは、5,060万画素CMOSセンサーを搭載した「EOS 5Ds / 5Ds R」をはじめとした今春発表の新製品を展示。キヤノン製品を実際に体験できるコーナーを企画している。さらに、新製品の魅力や写真の楽しみ方をテーマに、プロカメラマンによるトークショーやセミナーも予定している。CP+2015の日程は2月12日~2月15日の各日10時~18時(最終日のみ17時)。会場は神奈川県横浜市のパシフィコ横浜。同社展示ブースはG-02。
2015年02月10日●2015年は一眼レフ復調の兆し!?2月6日、都内にてキヤノンのデジタルカメラ新製品発表会が行われた。今回発表されたのは、50.6メガの圧倒的高画素数を誇るフルサイズ機「EOS 5Ds」をはじめ、デジタルカメラだけでも同社史上最多数となる全13機種。加えて、EFレンズ1本と新しい映像ターミナル機器も発表され、タッチ&トライコーナーに体験機がずらりと並ぶ、異例といえる大規模の発表会となった。○2015年は一眼レフ復調の兆し!?ステージには、キヤノンマーケティングジャパン 代表取締役社長の川崎 正己氏が登壇。デジタルカメラの「国内市場動向と新製品導入の狙い」についてスピーチを行った。川崎氏によれば、2013年後半から2014年3月までは消費税増税前の駆け込み需要もあって好調に推移していたものの、4月(消費税増税後)以降の反動が長引き、2014年通年では181万台の出荷にとどまったとのこと。レンズ交換式カメラについては、2015年の国内出荷数は200万台に達する(対前年比約11%増)と見込む。その根拠として、川崎氏は「消費者の購入意欲および写真撮影の意欲が高いこと」を挙げる。同社の意識調査によれば、ユーザーの購入意向が製品保有率を上回っており、このことから、レンズ交換式カメラの国内市場は引き続き拡大するとみている。10月に発売された「EOS 7D Mark II」の販売がきわめて好調なことも、キヤノンが市場動向をポジティブに捉えられる理由のひとつであることは想像に難くない。「発売前には初代7D発売時のおよそ3倍のご予約をいただきました。これは歴代EOSで最多のオーダー数です。発売後も一眼レフの販売台数ランキングで常にトップ10に入るなど、20万円以上の高額モデルにもかかわらず大変好調に売れています」(川崎氏)。7D Mark IIの成功には、ジャンル別マーケィングも奏功したという。「EOSを使っている人が着実に増えている」と語る川崎氏。7D Mark IIに続き、今回発表された新製品もまた新たな写真ファン、新たなキヤノンファンを開拓するための大きなステップになると自信を見せた。一方、コンパクトカメラの国内出荷数は2014年の398万台から、2015年には350万台に減少すると予測。ただし「台数は減少しているものの、高付加価値モデルが伸びているため、平均単価は上昇している」(川崎氏)とも。実際に、昨年発売された1.0型センサーを持つ高級コンパクト「PowerShot G7 X」や光学65倍ズームのグリップ式モデルや光学30倍ズームのコンパクトモデルを擁する「PowerShot SX」シリーズの販売が好調とのことだ。キヤノンはコンパクトカメラ各カテゴリーおよび全体でナンバーワンのシェアを持ち、レンズ交換式一眼レフにおいても過半数のシェアを持っている。そんなキヤノンが虎視眈々と狙うのは、ミラーレス市場だ。昨年、同社は「ミラーレス機の新製品を発売していない」にも関わらず、前年以上のシェア率となった。今回の新製品「EOS M3」投入でさらにユーザー、流通への存在感を高め、ミラーレス市場の牽引役を担う構えだ。●デジタルカメラ高画素化の流れが一気に加速する○デジタルカメラ高画素化の流れが一気に加速する続いて登壇したのは、キヤノン株式会社 専務取締役 イメージコミュニケーション本部長 真栄田 雅也氏。新製品の特徴と技術について語った。我々が気になるのは、なんと言っても「EOS 5Ds」の50.6メガ(5,060万画素)という超高画素だろう。真栄田氏によれば、今回採用した35mmフルサイズCMOSセンサーでは、新微細化プロセスを導入したことで高画素と低ノイズ・広ダイナミックレンジを実現。CMOSセンサーにおけるマイクロレンズからフォトダイオードまでの距離を短くすることで集光効率を向上させ、常用最高感度ISO6400(拡張12800)を達成したという。また、「Dual DIGIC 6」の高速処理により、超高画素と最高約5コマ/秒の連写速度を両立しているという。超高画素ゆえ撮影に影響を及ぼしやすいカメラ内部の微小な振動ブレを抑えるため、「ミラー振動制御システム」も導入。ミラーアップ/ダウンを従来のバネではなくカムとギアで駆動制御している。これは7D Mark IIでも使用されている技術だ。筆者も5Dsの実機でシャッターを切ってみたが、フルサイズ機とは思えないほどの振動低減と静音化が実感できた。ピクチャースタイルには新項目「ディテール重視」が追加された。また、シャープネスに「強さ」のほか「細かさ」が設定できるようになり、「しきい値」まで設定できるなど神経の行き届いた撮影設定が行える。高画素を生かした1.3倍(約3,050万画素)と1.6倍(1,960万画素)の「クロップ撮影」にも対応。超高画素化の足回りが着実に確立されつつある印象を受けた。なお、真栄田氏は5Dsおよび5Ds Rは「あくまでEOS 5Dからの派生機であり、広告業界や風景写真に向けた特別なもの」と述べている。ただし、同時に「センサーや映像エンジンはまだまだ可能性を秘めており、ダウンサイジングにも挑戦中」とも述べていることから、ここ数年落ち着いていた高画素化の流れは、今後、クラスを超えて一気に加速する可能性がありそうだ。●発売とともに、お得なキャンペーンが目白押し○発売とともに、お得なキャンペーンが目白押し最後は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社 取締役常務執行役員 イメージングシステムカンパニープレジデント 八木 耕一氏が登壇。新製品のプロモーションプランについて述べた。EOSシリーズでは、Kiss X8iと新カテゴリーである8000Dのユーザーの明確化や、ミラーレス機のEOS M3のデビューキャンペーン(25,000台限定のEVFキットがめちゃお得!)について説明。コンパクト機では、高倍率ズームにフォーカスした「ZOOM PARADISE! (ズームパラダイス!)」のキャッチフレーズと、キャッシュバックキャンペーンが発表された。なお、イメージキャラクターは引き続き、女優の能年玲奈さんが務める。また、新しい映像コミュニケーションとプロダクトネットワークを創出するキヤノンの新しいキーアイテム、コネクトステーション CS100も「SETでGET!」キャッシュバックキャンペーンを実施。今回発表されたものの中からNFCに対応する機種とセットで購入すると、キャッシュバックを受けられる。このほか、1.0型センサーを持つ本格派コンパクト「PowerShot G3 X」が開発中であることが発表された。G3 Xは、2月12日からパシフィコ横浜で開催される「CP+ 2015」に参考出品される。また、CP+ 2015では今回発表された全製品(G3 Xを除く)の実機を体験できるというから楽しみだ。会場にはタッチ&トライコーナーも併設。実機が展示され、その使用感を体験することができた。こちらの写真もぜひご覧いただきたい。
2015年02月07日キヤノンは2月6日、フルHD(1,920×1,080ドット)/60fpsでの記録に対応したビデオカメラ「iVIS HF R62」を発表した。発売は2月19日。価格はオープンで、推定市場価格は52,800円(税別)。iVIS HF R62は、2014年1月に発売された「iVIS HF R52」の後継モデル。新たにNFC(近距離無線通信)に対応し、NFC搭載のスマートフォンをかざして接続すればリモート操作を行える。なお、リモート操作には無料の専用アプリ「CameraAccess plus」のインストールが必要だ。NFC非対応の場合でも、Wi-Fi接続でリモート操作が可能となる。CameraAccess plusは、iVIS HF R62をインターネット経由で操作するもので、離れた場所からリアルタイムで撮影映像をモニタリングできる。オプションアクセサリのカメラパンテーブル「CT-V1」にも対応しており、スマートフォンからリモートで左右200度のパンニング操作が可能。また、キヤノンのコンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX60 HS」にも搭載されている「フレーミングアシスト」機能を新たに追加した。望遠撮影時に被写体がフレームから外れてしまった場合に、「探索ボタン」を押すことで画角がいったん全景に引いた状態になり、ボタンから指を離すことで押す前のズーム状態に戻るというもの。子供の成長やイベントの記録を楽しめる「ベビーモード」を搭載。事前に子供の誕生日をビデオカメラ本体に登録しておけば、撮影時に自動算出した生後日数や身長、体重などをスタンプとして映像に貼り付けられる。撮像素子は有効約207万画素の1/4.85型フルHD CMOSセンサー。レンズは焦点距離が約38.5-1,232mm(35mm判換算)。開放絞りはF1.8~4.5。手ブレ補正は光学式+電子式で、5軸方向の補正を行う「新ダイナミックモード」、シーンに合わせて補正する「マルチシーンIS」にも対応。記録メディアは32GBの内蔵メモリのほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードを利用可能。リレー記録や同時記録にも対応する。記録フォーマットはAVCHDとMP4。本体サイズは、約W53×D116×H58mmで、質量は約240g。カラーはブラウン、ベージュ、ホワイト。また、NFCとWi-Fi(無線LAN)によって、同日発表のフォトストレージ「Connect Station CS100」に接続することもできる。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、新コンセプトのフォトストレージ「Connect Station CS100」を発表した。NFC(近距離無線通信)かWi-Fiを用いて、デジタルカメラなどから写真や動画データを転送・保存する。発売は6月。価格はオープンで、推定市場価格は税別39,800円だ。Connect Stationは、2015年1月に海外発表されていた製品で、このたび日本でも正式に発表された。容量1TBのハードディスクを内蔵しており、NFCやWi-Fi経由でキヤノン製デジタルカメラの写真・動画を直接取り込める。USBポートとSD/CFカードスロットを装備しているため、NFCやWi-Fiを搭載していないデジタルカメラやビデオカメラでも利用可能だ。USBポートに接続した外付けUSB HDDにConnect Station内のデータをバックアップできる。Connect Station同士がネットでつながる「イメージシェア」機能を搭載しているのも大きな特徴。Connect Station内の写真や動画を、他のConnect Stationと送受信できる。自宅と田舎の祖父母宅にそれぞれConnect Stationを置き、自宅のConnect Stationに保存した子供の写真などを、祖父母宅のConnect Stationへ転送するといった使い方が提案されている。ただし、イメージシェア機能を使用するためには、「CANON iMAGE GATEWAY オンラインアルバム」への会員登録(無料)が必要だ。Connect Stationに取り込んだ写真や動画は、HDMI接続したテレビなどでも鑑賞できる。また、外出先からでも、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って、自宅に置いたConnect Station内のコンテンツにアクセスできるだけでなく、ファイルのアップロード・ダウンロードも可能だ。サイズはW155.6×D155.6×H51.1mm、重量は570g。対応するフォーマットはJPEG/MP4/MOV/AVCHD、RAWファイルはCR2のみ。Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに準拠。内蔵する1TBのハードディスクには、概算で静止画を約150,000枚、動画を約70時間を保存できる。操作用のリモコンが付属。
2015年02月06日キヤノンは6日、光学50倍ズームのデジタルカメラ「PowerShot SX530 HS」と、光学40倍ズームの「PowerShot SX410 IS」の2モデルを発表した。2月19日から順次発売し、価格はオープン。推定市場価格は、PowerShot SX530 HSが44,800円前後、PowerShot SX410 ISが29,800円前後。○PowerShot SX530 HS光学50倍ズームのデジタルカメラ。2月19日から発売する。高解像度のままで100倍までズームできる「プログレッシブファインズーム100倍」機能を搭載し、最大で2,400mm相当(35mm判換算)の撮影を可能にしている。オートフォーカス速度は0.12秒、撮影タイムラグは約0.16秒と高速。「フレーミングアシスト機能」では、ズーム撮影時の被写体の捕捉をサポート。被写体のサイズをキープして撮影を続ける「オートモード」を搭載する。被写体の顔を探索する機能や、自動でズームイン・アウトを行う機能によって、自動でフレーミングを調整した撮影が可能だ。レンズシフト式の光学手ブレ補正機能「IS」を搭載し、多彩な手ブレ軽減モードを備える。モードの種類は、シーンを判断して手ブレを抑える「マルチシーンIS」、歩き撮りなどの激しい手ブレが発生する状況で手ブレを軽減する「ダイナミックIS」、そのほか流し撮りIS、ハイブリッドIS、三脚IS、パワードISなど。本体のグリップが新形状となり、手ブレしやすい状況でもしっかりとホールドできるようになった。高感度センサーと独自の映像エンジン「DIGIC」により、高感度撮影時のノイズ発生も抑えている。Wi-Fiに対応し、撮影した画像をスマートフォンなどへワイヤレス転送可能。NFC対応なので無線接続も簡単に行える。「クラウドシンクロ機能」を使えば、PCや「CANON iMAGE GATEWAY」サイトなどへと、撮影した写真の自動転送も可能。リモート撮影用アプリ「Camera Connect」をインストールすることで、スマートフォンをリモコン代わりにして撮影できる。主な仕様は撮像素子が有効約1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)で、レンズが焦点距離24~1,200mm(35mm判換算)の光学50倍ズーム、開放F値がF3.4(W端)~F6.5(T端)、対応感度がISO100~ISO3200となっている。画像処理エンジンは「DIGIC 4+」を採用。背面のモニターは約46.1万ドット・3型の液晶方式で、記録形式は静止画がJPEG、動画がMP4(MPEG-4 AVC/H.264)、動画の最大記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/30fps、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。本体サイズはW120×D81.7×H91.9mm、重量は約442g(電池、メモリーカード含む)。○PowerShot SX410 IS光学40倍ズームのデジタルカメラ。3月中旬から発売する。従来モデル「SX400 IS」とほぼ同じ大きさと重量を保ちながら、ズーム能力をアップした。高解像度のままで80倍までズームできる「プログレッシブファインズーム80倍」機能を搭載し、最大で1,920mm相当(35mm判換算)の撮影を可能にしている。レンズシフト式の光学手ブレ補正機能やモードは、上記「PowerShot SX530 HS」とほぼ共通。グリップも新形状となっている。「フレーミングアシスト機能」やWi-Fiなどのワイヤレス機能は搭載しない。主な仕様は撮像素子が有効約2,000万画素の1/2.3型CCDセンサーで、レンズが焦点距離24~960mm(35mm判換算)の光学40倍ズーム、開放F値がF3.5(W端)~F6.3(T端)、対応感度がISO100~ISO1600となっている。画像処理エンジンには「DIGIC 4+」を採用。背面のモニターは約23万ドット・3型の液晶方式で、記録形式は静止画がJPEG、動画がMP4(MPEG-4 AVC/H.264)、音声はリニアPCMのモノラルになる。動画の最大記録画素数は最大1,280×720ドット/25fps、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。本体サイズはW104.4×D69.1×H85.1mm、重量は約325g(電池、メモリーカード含む)。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、プレミアムコンパクトデジタルカメラ「PowerShot G」シリーズの新ラインナップとなる「PowerShot G3 X」を「CP+(シーピープラス)2015」にて参考出品すると発表した。CP+2015において展示されるのは、現在開発中の「PowerShot G3 X」。1.0型の大型センサーと、焦点距離24-600mm相当(35mm判換算時)の光学25倍ズームレンズを備える。持ち歩きやすいサイズながら、1台で広角から望遠までカバーする。発売時期や価格、詳細な仕様については明らかになっていない。CP+2015はカメラ・写真と映像に関するイベント。2月12日から15日までの期間、神奈川県のパシフィコ横浜で開催される。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot」シリーズの新モデル「PowerShot N2」を発表した。発売は2月19日。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,800円だ。PowerShot N2は、2013年1月に発表された「PowerShot N」の後継モデル。従来モデルで上方向90度までだった背面モニターのチルト範囲が、PowerShot N2では上方向180度となった。ズームやシャッターはレンズの周囲に設けられたリングで行う。これらにより、ハイアングル・ローアングルでの撮影、自分撮りなど多様なシーンで使いやすくなった。モニターはタッチパネル方式を採用。ピントを合わせたり、撮影モードの設定を行ったり、と指先で直感的に操作可能だ。背面の液晶モニターを180度チルトすると、「自分撮りモード」が自動で起動する。自分撮りモードでは、明るさを5段階、美肌効果を3段階、背景ぼかしの有無を選択可能だ。さらに、ストロボやセルフタイマーなどの設定も簡単に行える。また、1ショットでオリジナル画像含む6枚の写真表現が楽しめる「クリエイティブショット」機能を引き続き備え、印象的な写真を残せるとする。事前に登録しておいたスマートフォンと、ワンタッチでWi-Fi接続できる「ワンタッチスマホボタン」を搭載。カメラ側面のボタンを押し、スマートフォン上でアプリ「CameraWindow」を起動するだけの2ステップですぐに接続が可能だ。撮影した写真をスマートフォンへすばやく転送できるため、SNSなどでのシェアも容易に行える。主な仕様は、撮像素子が有効約1,610万画素の1/2.3型CMOS(裏面照射型)で、レンズの焦点距離が28-224mm(35mm判換算時)、開放F値がF3.0~F5.9、画像処理エンジンが「DIGIC 6」、対応感度がISO100~ISO3200となっている。背面のモニターは約46.1万ドット・2.8型の液晶(タッチパネル)で、記録可能なメディアはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカード。動画は1,920×1,080ドット(フルHD)/30fpsの記録に対応。Wi-FiとNFC(近距離無線通信)をサポートする。サイズはW80.9×D32.3×H62mm、バッテリーとメモリーカードを含む重量は201gとなっている。
2015年02月06日