キヤノンは2月6日、コンパクトデジタルカメラ「IXY」シリーズの新モデル「IXY 640」「IXY 170」「IXY 150」を発表した。発売はIXY 640とIXY 170が4月下旬、IXY 150が2月19日。いずれも価格はオープンとなっている。○IXY 640IXY 640は、2014年2月発売の「IXY 630」の後継モデル。撮像素子を有効2,020万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)に刷新した。Wi-FiとNFC(近距離無線通信)をサポートしており、同日発表のフォトストレージ「Connect Station」にも対応する。主な仕様は撮像素子が有効約2,020万画素の1/2.3型CMOS(裏面照射型)で、レンズが焦点距離25-300mm(35mm判換算時)の光学12倍ズーム、開放F値がF3.6-F7.0、画像処理エンジンは「DIGIC 4+」、対応感度がISO80~ISO3200となっている。背面のモニターは約46.1万ドット・3型の液晶方式で、動画はフルHD(1,980×1,080)/30fpsの記録に対応し、記録形式はMP4(MPEG-4 AVC/H.264)。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。サイズはW99.6×D22.8×H58mm、重量はバッテリーとメモリーカードを含む状態で約147g。カラーはブラックとシルバー。推定市場価格は税別21,800円だ。○IXY 170IXY 170は、2014年2月発売の「IXY 140」の後継モデル。IXY 140は焦点距離24-240mm(35mm判換算時)の光学10倍ズームだったが、新モデルのIXY 170では焦点距離25-300mm(35mm判換算時)の光学12倍ズームとなった。主な仕様は撮像素子が有効約2,000万画素の1/2.3型CCDで、レンズが焦点距離25-300mm(35mm判換算時)の光学12倍ズーム、開放F値がF3.6-F7.0、対応感度がISO100~ISO1600となっている。背面のモニターは約23万ドット・2.7型の液晶方式。動画はHD(1,280×720)/25fpsの記録に対応。サイズはW99.6×D22.6×H57.6mm、重量はバッテリーとメモリーカードを含む状態で約141g。そのほか、画像処理エンジンや動画の記録形式、記録メディアなどの仕様はIXY 640とほぼ共通。カラーはブラックとシルバー。推定市場価格は税別16,800円だ。○IXY 150IXY 150は、2014年2月発売の「IXY 120」の後継モデル。撮像素子が有効約2,000万画素の1/2.3型CCDセンサーとなった。主な仕様は撮像素子が有効約2,000万画素の1/2.3型CCDで、レンズが焦点距離28-224mm(35mm判換算時)の光学8倍ズーム、開放F値がF3.2-F6.9、対応感度がISO100~ISO1600となっている。サイズはW95.2×D22.1×H54.3mm、重量はバッテリーとメモリーカードを含む状態で約127g。背面のモニターや画像処理エンジン、動画の記録形式などはIXY 170とほぼ共通。カラーはシルバーとレッド。推定市場価格は税別11,800円だ。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、有効約5,060万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「EOS 5Ds」と、ローパスフィルター効果キャンセルモデル「EOS 5Ds R」を発表した。ともに発売は6月の予定で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップにおける価格は、EOS 5Dsが468,000円、EOS 5Ds Rが498,000円(ともに税別)。「EOS 5Ds」は、同社が設計・生産した有効約5,060万画素のフルサイズCMOSセンサーと2基のDIGIC 6を画像処理エンジンに搭載したデジタル一眼レフカメラ。有効約2,230万画素の「EOS 5D MarkIII」の派生モデルという位置付けの製品だ。EOS 5Dsの撮影データは最大8,712×5,813ドットの超高解像度となり、大判プリントや商業利用領域での活躍が想定される。同時発表された「EOS 5Ds R」は、EOS 5Dsと同じ仕様を持ちつつローパスフィルター(LPF)の効果をキャンセルし、より高い解像感を提供するモデルだ。ただし同社は以前より、偽色やモアレによる画質劣化を回避するためにLPFは必要であるとの姿勢を貫いており、EOS 5Ds Rにおいても「自力で偽色やモアレを回避できるスキルを持つユーザー」もしくは「偽色やモアレの発生リスクよりも解像度を優先するユーザー」をターゲットとしている。以下、EOS 5DsとEOS 5Ds R共通の特徴について触れる。ともに、超高解像度であるがゆえのカメラ振動ブレ対策として、「ミラー振動制御システム」を搭載。これはEOS 7D MarkIIにも採用された技術だ。また、レリーズタイムラグを1/8秒から2秒まで5段階に設定することで、カメラ振動ブレを回避する機能を設けた。超高画素を活かす機能として、1.3倍/1.6倍の「クロップ撮影」機能を用意。細い線のエッジを強調した仕上がりにする新ピクチャースタイル「ディテール重視」を追加したほか、シャープネスの項目には「細かさ」と「しきい値」を加えた。タイムラプス動画の撮影も可能となっている。オートフォーカス機能については、61点高密度レティクルAFを搭載。約15万画素の252分割AEセンサーにより、EOS iTR AFを利用できる。常用感度はISO100~6400、拡張でISO12800まで、連写は最高5コマ/秒の対応となっている。ちなみに、EOS 5D MarkIIIは常用でISO25600まで、連写は最大6コマ/秒。主な仕様をまとめると、マウントがキヤノンEFマウント、撮像素子が有効約5,060万画素・フルサイズCMOSセンサー、対応感度がISO100~6400(拡張でISO12800)、シャッター速度が1/8,000~30秒、ファインダーは視野率100%・約0.71倍。液晶モニターは3.2型・約104万ドット。付属バッテリーは「LP-E6N」で、撮影可能枚数は約700枚(ファインダー撮影、常温時)。サイズは約W152.0×D76.4×H116.4mm、重量は本体のみで約845g。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、ミラーレスカメラ「EOS M3」を発表した。従来機のEOS M2に比べ、オートフォーカス速度を最大約3.8倍に高速化した。発売は3月下旬で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップにおける価格は、ボディ単体が56,800円、18-55レンズキットが71,800円、ダブルレンズキット(18-55mmズームと22mm単焦点)が85,800円、ダブルズームキット(18-55mmと55-200mmズーム)が96,800円(すべて税別)。EOS M3は、2,420万画素のAPS-Cサイズセンサーと画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載したプレミアムなミラーレスカメラ。一眼レフカメラに慣れ親しんだユーザーを第1のターゲット層として開発した製品だ。AFスピードの向上に注力しており、初代EOS M比で最大6.1倍、EOS M2比で最大約3.8倍の高速化を実現。新開発の「ハイブリッド CMOS AF III」により、シーンによってはコントラストAFを併用せず、位相差AFのみでの合焦を可能とした。撮影モードダイヤルを一眼レフ機のようなスタイルに変更したほか、露出補正ダイヤルや電子ダイヤルをボディ上面に独立配置するなど、中上級ユーザーが扱いやすい操作体系を採用した。その一方で、初心者に向けては「クリエイティブアシスト」機能を新たに搭載。やさしい言葉の撮影設定を選び、その効果をライブビュー画面で確認しながら撮影できる。液晶モニターは3型・104万ドットで、180度のチルトに対応。タッチ操作も利用できる。通信機能はWi-Fiに加え、NFCを搭載した。そのほか、EOS M2からの進化点としては、ストロボを内蔵したこと、オプションとしてEVF(電子ビューファインダー)を用意したことが挙げられる。「EVFキット」も販売され、キヤノンオンラインショップにおける価格は、ボディEVFキットが59,800円、18-55レンズEVFキットが74,800円、ダブルレンズEVFキット(18-55mmズームと22mm単焦点)が88,800円、ダブルズームEVFキット(18-55mmと55-200mmズーム)が99,800円(すべて税別)となっている。感度はISO100~12800でEOS M2と変わらず。本体サイズはW110.9×D44.4×H68.0mm、重量は約366g(バッテリーとカード含む)。EOS M2に比べ若干大きくなり、92g重さを増した。バッテリーは新型の「LP-E17」で、撮影可能枚数は常温で250枚だ(CIPA基準)。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、エントリー向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X8i」 を発表した。発売は4月下旬で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップにおける価格は、ボディ単体が92,800円、18-55STM レンズキットが101,800円、ダブルズームキットが129,800円(すべて税別)。EOS Kiss X8iは有効約2,420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載。EOS Kiss X4以来、5年ぶりにCMOSセンサーの画素数を更新した。エンジンは「DIGIC 6」で、感度はISO100~12800(拡張で25600)まで対応する。中級機のEOS 70Dと同じオールクロス19点AFセンサーや、7,560万画素RGB+IR測光センサーによる新測光システムを採用。人物撮影時のAF/AE精度や、屋外の緑の判別精度が向上したほか、蛍光灯などのフリッカーによる露出のバラつきも軽減する。また、「ハイブリッド CMOS AF III」により、シーンによってはコントラストAFを併用せず、位相差AFのみでの合焦を可能とした。ライブビュー撮影時のAF速度は、前機種のEOS Kiss X7に比べ、最大約4.8倍高速化されたという。ハイブリッド CMOS AF IIIは、動画撮影時においても効果を発揮する。通信機能はWi-Fiに加えて、NFCを新たに搭載した。サイズは約W131.9×D77.8×H100.7mm、重量は本体のみで約510gとなっている。そのほか主な仕様をまとめると、マウントがキヤノンEFマウント、撮像素子が有効約2,420万画素・APS-CサイズCMOSセンサー、対応感度がISO100~ISO16000(拡張でISO25600)、シャッター速度が1/4,000~30秒、ファインダーは視野率が約95%、倍率が約0.82倍、背面のバリアングル液晶モニターは3型・約104万ドット表示でタッチ操作対応。動画撮影機能においては、MP4形式での記録にも対応した。付属バッテリーは「LP-E17」となり、撮影可能枚数は約440枚(ファインダー撮影、常温時)。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX610 HS」を発表した。スリムボディに高倍率ズームレンズや高い動画記録性能を備える「PowerShot SX」シリーズの新モデル。発売は2月19日で、価格はオープンとなっている。キヤノンオンラインショップでの直販価格は29,800円だ(税別)。2014年2月に発表された「PowerShot SX600 HS」の後継となるモデルで、デザインがSX600 HSから一新された。厚さ26.7mmという持ち運びに便利なスリムサイズでありながら、光学18倍のズームレンズを搭載しているのが特徴だ。撮像素子は新たに有効2,020万画素のCMOSセンサーを搭載。有効1,600万画素だったSX600 HSに対して、より高画質になっている(サイズはいずれも1/2.3型)。画像処理エンジンはSX610 HSと同じく「DIGIC4+」を採用。撮影面でのそのほかの新機能として「オートズーム」を搭載。カメラが被写体を判別し、適切なサイズになるよう自動でフレーミング(ズーム)を行ってくれる。利用するには、カメラに設けられた「オートズーム」ボタンを押すだけと、操作も非常にシンプルだ。Wi-Fi接続やNFC機能も搭載。同日に発表されたSX710 HSと同様に、NFCを用いてのワイヤレス接続時がより使いやすく進化。スマートフォン側での接続操作が不要となり、NFCタグ同士を合わせるだけで接続が完了する。主な仕様は、撮像素子が有効約2,020万画素・1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーで、レンズが焦点距離25~450mm(35mmフィルム換算時)の光学18倍ズーム、開放F値がF3.8~F6.9、対応感度がISO80~3200となっている。背面のモニターは約92.2万ドット・3型の液晶方式と高画素になった。動画の記録形式はMP4(MPEG-4 AVC/H.264)、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)/30pだ。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。サイズはW105.3×D26.7×H61.0mm、重量はバッテリーとメモリーカードを含む状態で約191g。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX710 HS」を発表した。スリムボディに高倍率ズームレンズや高い動画記録性能を備える「PowerShot SX」シリーズの新モデル。発売は2月下旬で、価格はオープンとなっている。キヤノンオンラインショップでの直販価格は38,800円だ(税別)。2014年2月に発表された「PowerShot SX700 HS」の後継となるモデル。厚さ34.8mmというスリムサイズでありながら、光学30倍のズームレンズを搭載している。新たな特徴としてはまず、SX700 HSでは有効1,610万画素だった撮像素子が有効2,030万画素のCMOSセンサーへ変更されている(サイズはいずれも1/2.3型)。従来モデルであるSX700 HSに比べて、5軸手ブレ補正機能が強化された。5軸手ブレ補正は、動画撮影時に光学式と電子式を併用するもので、光学式機構と電子制御によって回転軸、水平回転軸、縦回転軸、上下、左右の手ブレを効果的に補正する。今回のモデルでは、水平回転軸と縦回転軸に対する補整が強化され、走り撮りや後ろ歩き撮り時の映像の揺れを大幅に低減することに成功した。なお、画像処理エンジンは動画記録に強い「DIGIC 6」を搭載している。Wi-Fi接続やNFCに対応するのはSX700 HSと同様だが、NFCを用いてのワイヤレス接続時がより使いやすく進化。スマートフォン側での接続操作が不要となり、NFCタグ同士を合わせるだけで接続が完了する。また、スマートフォンなどを用いてのリモート撮影時、「P」モード以外に「Av」「Tv」「M」を選択可能になったほか、16:9、3:2、4:3、1:1でのマルチアスペクト対応となるなど、より多彩な撮影ニーズに対応した。主な仕様は、撮像素子が有効約2,030万画素・1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーで、レンズが焦点距離25~750mm(35mmフィルム換算時)の光学30倍ズーム、開放F値がF3.2~F6.9、対応感度がISO80~3200となっている。背面のモニターは約92.2万ドット・3型の液晶方式で、動画の記録形式はMP4(MPEG-4 AVC/H.264)、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)/60pだ。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている。サイズはW112.7×D34.8×H65.8mm、重量はバッテリーとメモリーカードを含む状態で約269g。
2015年02月06日キヤノンは2月6日、エントリー向けのデジタル一眼レフカメラにおける上位機「EOS 8000D」を発表した。 発売は4月下旬で、価格はオープン。キヤノンオンラインショップにおける価格は、ボディ単体が97,800円、18-135 レンズキットが134,800円、ダブルズームキットが同じく134,800円(すべて税別)。「EOS 8000D」は、同日発表された「EOS Kiss X8i」の上位機種にあたる製品。中級機に迫るエントリー機といった位置付けの新しいラインナップだ。有効約2,420万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー、画像処理エンジン「DIGIC 6」といった基本性能に関わる根幹部分はEOS Kiss X8iと同じものを搭載。その一方で、上面の液晶パネル、右肩の撮影モードダイヤル、背面のサブ電子ダイヤルなど、操作系は中級機EOS 70Dに近い設計を採用している。オールクロス19点AFセンサー、7,560万画素RGB+IR測光センサーによる新測光システム、ハイブリッド CMOS AF IIIといった最新技術の搭載もEOS Kiss X8iと同様だが、EOS 8000Dのみが可能な機能として、動画撮影時のデジタルズームやHDR動画撮影、ライブビュー撮影時のサーボAF連写(最大3コマ)などがある。サイズは約W131.9×D77.8×H100.9mm、重量は本体のみで約520g。EOS Kiss X8iとほとんど変わらないコンパクトなボディとなっている。通信機能はWi-FiとNFCをサポートする。そのほか主な仕様をまとめると、マウントがキヤノンEFマウント、撮像素子が有効約2,420万画素・APS-CサイズCMOSセンサー、対応感度がISO100~ISO16000(拡張でISO25600)、シャッター速度が1/4,000~30秒、ファインダーは視野率が約95%、倍率が約0.82倍。背面のバリアングル液晶モニターは3型・約104万ドット表示でタッチ操作に対応。付属バッテリーは「LP-E17」で、撮影可能枚数は約440枚(ファインダー撮影、常温時)。
2015年02月06日ケンコー・トキナーは2月3日、テレコンバーター製品の「テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」および「テレプラス HD 2X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」において、キヤノンのSTM(ステッピングモーター)レンズ7本が正常に動作しない不具合を発表した。不具合が発生しているSTMレンズは以下の7本。EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMEF-S24mm F2.8 STMEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMEF40mm F2.8 STMEF24-105mm F3.5-5.6 IS STM現在、ファームウェアの開発を行っており、上記のうち以下の3本に関しては、アップデートにより動作が可能になる見込み。EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMファームウェアのアップデートはメーカー送付にて対応。製品の発送手順などに関しては、3月上旬頃に改めて告知を予定している。ただし、本製品を介してフルサイズカメラにEF-Sレンズを取り付けて使用した場合は、引き続き動作保証外。またアップデートを行っても、EOS Kiss X6シリーズ以前のEOS Kissシリーズと上記3本のレンズの組み合わせでは動作しない場合がある。以下のSTMレンズについては、ファームウェアのアップデート対応後も動作対象外。EF-S24mm F2.8 STMEF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMEF40mm F2.8 STMEF24-105mm F3.5-5.6 IS STM「テレプラス HD」は、2014年12月発売。従来品に比べてレンズ性能が向上しており、以前はEFレンズのみ装着可能だったのがEF-Sレンズも使用できるようになった。光学系が新設計となっており、解像度は同社比で150%アップしている。
2015年02月05日キヤノンマーケティングジャパンは1月27日、取締役会にて決定した社長人事を発表した。現・取締役 専務執行役員である坂田正弘氏が新社長に就任する見込み。同日、東京都内にて会見を行い、坂田氏は新社長に就任するにあたっての抱負を述べた。会見に登壇したのは、キヤノンマーケティングジャパン 代表取締役会長 村瀬治男氏、同社 現・代表取締役社長 川崎正己氏、同社 現・取締役 専務執行役員 坂田正弘氏だ。このたび発表された社長人事によれば、坂田氏が新・代表取締役社長に、川崎氏は相談役に就任する。正式に決定するのは3月26日に開催予定の株主総会終了後だ。会見でははじめに、川崎氏がこのたびの社長人事について概要を説明した。なぜこのタイミングで社長を交代するのか、なぜ坂田氏が選出されたのか、などを語った。「2020年という節目に向けて、これから重要な時期を迎える。そこで、計画段階から指揮をとってほしいという思いで、今回の人事を決定した。坂田はこれまで営業の第一線で活躍してきた人材。その豊富な経験を活かして、お客様の課題を解決していけるはず。深く掘り下げて粘り強く取り組む姿勢や、スピード感のある行動、統率力などを評価している」(川崎氏)続いて坂田氏が新社長に就任するにあたっての抱負を述べた。坂田氏は「これまでは会社の経営が景気動向にどうしても左右されがちだった。これからは景気に左右されない強い会社を作っていきたい。お客様が抱えている業種特有の悩みを解決するべく、本当に必要とされる提案をすればこれは実現するはず」と述べた。最後に村瀬氏は「2020年はキヤノンにとってだけでなく、日本にとっても大事な年。それに向けて坂田にキヤノンマーケティングジャパンを指揮してもらう。私は別の面からサポートできればと思う」とコメントした。
2015年01月27日キヤノンITソリューションズは1月26日、不正端末接続検知・遮断システム「NetSkateKoban」を販売開始すると発表した。同製品は、社内ネットワークへの接続が許可されていない不正端末の接続を検知して遮断を行い、ネットワーク管理者へ通知する検疫ネットワークシステム。管理対象端末に追加のソフトウェアを導入する必要がなく、ネットワークに接続するだけで同ネットワークに存在する端末を検出する。また、接続を許可する端末を選択・設定するだけで、不正端末の接続を遮断できる。さらにインテリジェントスイッチのポート単位のトラフィック表示、メールの送信記録保持など、多彩なオプション機能も用意同製品のラインアップは、数百台~数十万台規模のネットワーク環境向けの「NetSkateKoban」と数十台~数百台規模のネットワーク環境(1セグメント)向けの「NetSkateKoban Nano」の2種類。「NetSkateKoban」は、ネットワークごとに設置する複数のセンサーと管理用サーバで構成される。さらに、小・中規模向けの「センサーAX」、中規模向けの「マルチVLAN センサーAX」、大規模向けの「マルチVLAN センサーEX」がある。「NetSkateKoban」においては、ネットワークの接続状況がネットワーク図で表示され、 問題の不正PCを迅速に特定し、ネットワークトラブルの原因の特定に使用することが可能。「NetSkateKoban Nano」は、センサー機能と管理サーバ機能を同梱した小型アプライアンスで、管理端末は1024台まで登録が可能。価格はいずれもオープン価格。
2015年01月26日キヤノンは1月15日、コンパクトデジタルカメラ「IXY」シリーズ3機種と「PowerShot」シリーズ3機種の一部製品で無償点検・修理を行うと発表した。カメラ側電池接点部における製造上の不具合で、正常に動作しないことがあるため。充電したバッテリーを装着しているにもかかわらず、対象製品では「バッテリーを充電してください」というメッセージがすぐに出たり、電源が入らないことがあったり、使用中に電源が落ちたり、といった症状が出ることがある。対象製品は「IXY 120」「IXY 140」「IXY 630」「PowerShot SX280 HS」「PowerShot S120」「PowerShot S120 PREMIUM BOX」「PowerShot S200」の一部。カメラ本体底部に記載されたシリアル番号で無償点検の対象となるかどうか判別する。シリアル番号の左から6桁めの数字が、IXYシリーズは「0」、PowerShot SX280 HSは「0」「1」「2」「3」「4」、そのほかは「0」「1」であれば不具合が発生する可能性があり、無償点検・修理の対象になる。対象製品のユーザーは、キヤノンのWebページから点検・修理を申し込むと宅配業者が指定日時に引き取りに来る。1週間から10日ほどで点検・修理は完了し、手もとに製品が届く。
2015年01月16日キヤノンは15日、プロフェッショナルやハイアマチュア向けのA3ノビ対応インクジェットプリンタ「PIXUS PRO-10S」と「PIXUS PRO-100S」を発表した。2月中旬に発売し、価格はオープン。通販サイト「キヤノンオンラインショップ」の価格はともに64,800円(税別)。○PIXUS PRO-10S「PIXUS PRO-10S」は、9色の顔料インクとクロマオプティマイザーからなる計10色インクを採用。クロマオプティマイザーは、プリント表面の段差を低減して均一な光沢感を出し、ブロンズ現象も抑制する。3色の黒系インク(フォトブラック・マットブラック・グレー)により、微妙な暗部の濃淡を表現するなど、モノクロプリントも高画質だ。また、色再現性、階調性、黒濃度、粒状性、光沢性、ブロンズ、メタメリズムなどの画像要素を考慮して、最適なインクの組み合わせと紙面へのインク滴の配置を選択する「OIG System」も搭載している。プラグインソフト「Print Studio Pro」の機能強化が図られているほか、RAW画像編集ソフト「Digital Photo Professional」との連携も強化した。モニタ上で色味を確認できる「ソフトプルーフ」機能などによって、作業を効率化。キヤノンの純正フォト用紙で用いるICCプロファイルだけでなく、他社製の用紙をサポートするICCプロファイルも提供する。iPad用アプリ「Pro Gallery Print」では、Webサービス「SmugMug」や「Zenfolio」と連携することで、作品の閲覧やプリントが可能だ。「PIXUS クラウドリンク」にも対応しているので、クラウドサービスに保存した写真の印刷も行える。主な仕様は、最高解像度が4,800×2,400dpi、インク滴サイズが4pl、ノズル数が768×10色、印刷速度がA3ノビ(カラー、モノクロ)で約5分20秒、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W689×D385×H215mm、重量は約20kg。○PIXUS PRO-100S「PIXUS PRO-100S」は、8色染料インクの高い発色性と光沢性により、鮮やかで美しい写真プリントを実現した。3色の黒系インク(ブラック・グレー・ライトグレー)を持ち、粒状感を抑制した暗部の微妙な濃淡を表現。上記「PIXUS PRO-10S」と同様に「OIG System」も採用している。ソフトウェア面は「PIXUS PRO-10S」とほぼ共通。そのほか主な仕様は、最高解像度が4,800×2,400dpi、インク滴サイズが3pl、ノズル数が768×8色、印刷速度がA3ノビカラーで約1分30秒(モノクロで約2分55秒)、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W689×D385×H215mm、重量は約19.7kg。
2015年01月15日キヤノンは15日、A3ノビ対応のインクジェットプリンタ「PIXUS PRO-10S」と「PIXUS PRO-100S」を発表した。2月中旬から発売し、価格はオープン。同社の通販サイト「キヤノンオンラインショップ」での価格はともに64,800円(税別)。○PIXUS PRO-10S「PIXUS PRO-10S」は、プロフェッショナルやハイアマチュア向けのA3ノビ対応インクジェットプリンタ。9色の顔料インクとクロマオプティマイザーからなる計10色インクを採用する。3色の黒系インク(フォトブラック・マットブラック・グレー)により、微妙な暗部の濃淡を表現するなど、モノクロプリントも高画質。クロマオプティマイザーは、プリント表面の段差を低減して均一な光沢感を提供し、ブロンズ現象も抑制する。色再現性、階調性、黒濃度、粒状性、光沢性、ブロンズ、メタメリズムなどの画像要素を考慮して、最適なインクの組み合わせと紙面へのインク滴の配置を選択する「OIG System」も採用している。プラグインソフト「Print Studio Pro」の機能強化が図られているほか、RAW画像編集ソフト「Digital Photo Professional」との連携も強化。モニタ上で色味を確認できる「ソフトプルーフ」機能などによって、作業を効率化する。また、iPad用のアプリ「Pro Gallery Print」では、Webサービス「SmugMug」や「Zenfolio」と連携することで、作品の閲覧やプリントが可能だ。「PIXUS クラウドリンク」にも対応しているので、クラウドサービスに保存した写真の印刷も行える。そのほか主な仕様は、最高解像度が4,800×2,400dpi、インク滴サイズが4pl、ノズル数が768×10色、印刷速度がA3ノビ(カラー、モノクロ)で約5分20秒、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W689×D385×H215mm、重量は約20kg。○PIXUS PRO-100S「PIXUS PRO-100S」は、8色染料インクの高い発色性と光沢性により、鮮やかで美しい写真プリントを実現したモデル。3色の黒系インク(ブラック・グレー・ライトグレー)を持ち、粒状感を抑制した暗部の微妙な濃淡を表現する。上記「PIXUS PRO-10S」と同じ「OIG System」も採用している。ソフトウェアの対応は「PIXUS PRO-10S」とほぼ共通。主な仕様は、最高解像度が4,800×2,400dpi、インク滴サイズが3pl、ノズル数が768×8色、印刷速度がA3ノビカラーで約1分30秒(モノクロで約2分55秒)、給紙可能枚数が150枚(普通紙)。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズは約W689×D385×H215mm、重量は約19.7kg。
2015年01月15日ケンコー・トキナーは19日、光学系を一新したテレコンバージョンレンズ「テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」と「テレプラス HD 2X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」の2モデルを発表した。12月20日より発売する。希望小売価格(税別)は23,000円より。○テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S「テレプラス HD 1.4X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」は、焦点距離を1.4倍に伸ばすキヤノン製一眼レフカメラ用レンズ対応のテレコンバージョンレンズ。希望小売価格は23,000円。従来品に比べてレンズ性能が向上しており、EFレンズのみ装着可能だったのがEF-Sレンズも使用できるようになった。光学系が新設計となっており、高画素のデジタル一眼レフカメラにマッチした性能に仕上がっている。解像度は同社比で150%アップ。主な仕様はレンズ構成が2群3枚、露出倍数が約2倍(1絞り分)。本体サイズは鏡胴の長さが18mm、鏡胴径が68mm、重量が111g。○テレプラス HD 2.0X DGX キヤノンEOS EF/EF-S「テレプラス HD 2.0X DGX キヤノンEOS EF/EF-S」は、焦点距離を2.0倍に伸ばすモデル。希望小売価格は28,000円(税別)。主な仕様はレンズ構成が4群5枚、露出倍数が約4倍(2絞り分)。本体サイズは鏡胴の長さが35.9mm、鏡胴径が68mm、重量が168g。
2014年12月19日キヤノンは18日、同社のスピードライトとマクロライト、関連アクセサリの使用可能電池から単3形リチウム電池を除外すると発表した。まれに電池が非常に高温になることを確認したため。対象となる製品は、キヤノン製のスピードライト、マクロライト、コンパクトバッテリーパックの全製品。そのうち20製品については、説明書に単3形リチウム電池が使用可能と記載されていても、使用不可となる。
2014年12月18日キヤノンは、「EOS」シリーズ用の望遠ズームレンズ「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」の発売日を12月19日に決定した。希望小売価格は税別300,000円となっている。「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」は焦点距離100~400mmをカバーする望遠ズームレンズ。「EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM」から16年ぶりのリニューアルとなる製品で、蛍石1枚、スーパーUDレンズ1枚を用いるなど光学性能を大幅に向上させている。最大撮影倍率は0.31倍と、最短撮影距離は0.98mと近接撮影に強くなった点もポイントだ。11月11日の発表当初は12月下旬の発売としていたが、このたび12月19日発売に決定した。
2014年12月12日キヤノンマーケティングジャパンは9日、ビジネス市場向けのデータ通信サービス事業への参入を発表した。インターネットイニシアティブと協業し、NTTドコモのLTE対応SIMをMVNOとして提供する。同社がMVNOとしてSIMサービス事業を行うのは初。提供プランは、「定額プランL1G」「定額プランL7G」「定額プランライト」「定額プランライト:いちねん」の4種類。いずれも、IPアドレス接続先限定やデータシェア、システム管理者向け管理サイトの提供など、企業導入に合わせた有料オプションも用意する。「定額プランL1G」は、通信速度が上り50Mbps/下り150Mbpsで、データ通信容量が1GBのプラン。料金は3,800円/月。「定額プランL7G」は上り50Mbps/下り150Mbpsで通信容量が7GBとなり、料金は5,500円/月。いずれも通信容量を超過した場合は上下とも256kbpsに制限される(いずれも税別)。「定額プランライト LTE」は、上り256kbps/下り256kbpsで月額900円/月のプラン。「定額プランライト:いちねん」は上り256kbps/下り256kbpsで年額10,000円のプランとなり、この2プランは容量無制限となる。このほか、全プランで別途登録手数料3,000円/回線が必要(いずれも税別)。同社は今後ルータやPC、タブレット、スマートフォンなどにSIMを組み込んだセットモデルや、デバイス管理サービス、Microsoft Office365などのクラウドサービス付加のメニューなどを予定する。サービスは大手、中堅企業を中心に販売し、2017年には約1万回線、1.7億円の売り上げを目指す。
2014年12月09日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は12月1日、中小オフィス向けIT支援サービス「HOME(ホーム)」の新サービスとして、セキュリティパックを追加した「type-U2」を12月17日より提供すると発表した。。キヤノンMJは、これまでネットワーク下のIP端末を100台まで監視できるセキュリティパック「type-F」を提供してきた。「type-U2」は、監視できるIP端末が30台までと少ないが、セキュリティ機能を大幅に強化している。ウイルス対策機能は、カスペルスキーのエンジンを採用。ファイル交換ソフトの利用規制、HPアクセス制限、不正なWEBの検出、迷惑メールやウイルスの不正侵入、ネットワーク攻撃からのブロック性能などを強化している。ウイルスの防御状況を表示する「セキュリティレポート」は、Webページから過去6か月分のデータを確認できる。アンチウイルスやアンチスパム、自社への攻撃回数、アクセス制限したサイトのURL、脅威の全体傾向を確認することが可能となる。障害発生時は、「HOME-CC」がUTMに直接アクセスし、迅速な問題切り分けと保守対応を行えるほか、万一不慮の事後で設定情報が失われるようなケースでも、新たに採用した付属のUSBツールを利用することで、簡単に初期設定に戻すことができる。筐体は、ヒートシンク型のアルミを採用したことで高い放熱性と堅牢性を実現した。また、ファンレス設計により騒音の発生や機器内への埃の侵入を防げる。価格は初期費用が27万8,000円(税別)で、月額費用が4400円。
2014年12月02日キヤノンは11月28日、YouTubeの公式チャンネル「Canon Imaging Plaza/キヤノンイメージングプラザ」を公開した。同チャンネルは全世界のユーザーを対象に、デジタルカメラの撮影技術や写真・映像表現への関心や理解を促進することを目的としたものとなっており、同社製品によって撮影されたイメージ動画や技術解説動画などを多数公開している。同社は今回のYouTube公式チャンネル開設にあわせ、「ベストショット」のために必死になっている撮影者の姿をとらえたオムニバス動画「Shoot My Best」を公開。2分程度のこの動画には、「絶対いい写真を撮ってやる!」という強い想いを持った撮影者たちの姿が捉えられており、そんな彼らの撮影時の姿がコミカルに、チャーミングに、愛情を持って描かれている。そんな彼らの姿は以下の通り。彼らはどんな「ベストショット」を撮ろうとしていたのか……同社のデジタル一眼レフカメラ EOSシリーズで撮影された渾身の成果物は、以下の動画でしっかりと確認してほしい。同社は「"カメラ" で撮影することの楽しさ」や「写真や動画で自分の想いを表現する喜び」を世界中のユーザーに伝えるためにこの動画を制作したとしており、今後も世界各国の同社販売拠点で公開中の人気動画も順次アップしていく予定だ。
2014年12月01日キヤノンは11月26日、マンモグラフィ用カラーディスプレイを開発したと発表した。乳がん診断においては、検査部位の微細な変化まで確認できるよう、診断画像を高画質・高精細に表示できるディスプレイが求められている。現在、2Dやトモシンセシスのマンモグラフィ画像はモノクロで表示されるのが一般的となっている。しかし、超音波などの検査方法では、しこりなどの組織の硬さを色の変化で示すためにカラー画像が使用されており、モノクロとカラーの両方の画像を表示することのできるディスプレイのニーズが高まっている。今回、開発されたのは、高画質・高精細で高いモノクロ表示性能を持つ30型1000万画素(4096×2560画素)対応のマンモグラフィ用カラーディスプレイである。独自の高画質技術を医療画像の表示に生かしたディスプレイを開発することで、今後の医療の発展に貢献できると考えているという。なお、キヤノンでは、詳細な仕様や価格は未定だが、2015年中に、同ディスプレイを製品化し、医用ディスプレイ市場に新規参入することを目指しているとコメントしている。
2014年11月27日キヤノンITソリューションズは26日、「ESETセキュリティソフトウェアシリーズ」(Windows版)の新バージョンを発表した。12月11日から提供を開始し、各製品の既存ユーザーは無償で最新版へバージョンアップできる。ラインナップは、個人向け「ESETファミリーセキュリティ」と「ESETパーソナルセキュリティ」、法人向けクライアント専用製品「ESETオフィスセキュリティ」および「ESET NOD32 アンチウイルス(V8.0)」。個人向けのESETファミリーセキュリティは、合計5台のデバイスにインストールできる(Windows、Mac OS X、Androidを搭載するデバイスから5台)。ESETパーソナルセキュリティは、Windows、Mac OS X、Androidを搭載するデバイスのうち、任意の1台にインストール可能だ。Windows版は、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1に対応する。ダウンロード版の税別価格は、ESETファミリーセキュリティ 1年版が5,800円、ESETファミリーセキュリティ 3年版が6,800円、ESETパーソナルセキュリティ 1年版が3,200円、ESETパーソナルセキュリティ 3年版が4,800円。個人向け製品のプログラム名は「ESET Smart Security V8.0」となり、従来のセキュリティ機能に加えて、脆弱性対策機能「エクスプロイト ブロッカー」の強化を図り、通信を解析する新たな防御機能「ボットネット プロテクション」を追加した。エクスプロイト ブロッカーは、ソフトウェアの脆弱性を狙う攻撃を防ぐ機能で、新たにJavaを対象とした攻撃に対応。不審な挙動を検知して、被害を防ぐ。新しい防御機能のボットネット プロテクションは、パーソナルファイアウォール機能を利用して通信を解析。リモートからのアクセスを検知して、迅速にボットを検出する。これまでのフィルタリング機能と合わせて多重防御を行い、不正サーバーとの通信を遮断することで、標的型攻撃を防ぐ。ESET Smart Security V8.0とESET NOD32 アンチウイルス V8.0の主な機能一覧は以下の通り。
2014年11月26日キヤノンは25日、同社が2014年7月に発売したドキュメントスキャナー「DR-C225W」の一部製品における不具合対応を行う。本体背面ラベルに記載されているセキュリティーキーに誤りがあり、Wi-Fiを搭載したパソコンやスマートフォンなどと接続できない不具合が発生したため。対象となるDR-C225Wのシリアルナンバーは、GV100867~GV100877、GV100879~GV100905、GV100907~GV100909、GV100911~GV100913、GV100915~GV100916、GV103017。シリアルナンバーは、本体背面の左下部に貼られたラベルに記載されている。対象製品のユーザーには、正しいセキュリティーキーが記載されたラベルを送付する。ラベルの送付には電話での申し込みが必要だ。なお、ラベルの送付を申し込まなくても、ユーザー自身が任意のセキュリティーキーを設定することで、Wi-Fiを搭載したパソコン、スマートフォン、タブレットと接続することが可能だ。設定方法など詳細はWebサイトにて公開している。
2014年11月25日キヤノンは11月20日より、EOS 7D Mark II 特別企画展「The Photographers ― 一瞬の世界へ―」をキヤノンギャラリー銀座など全国6カ所にて順次開催する。野鳥、鉄道、スポーツ、飛行機、野生動物、モータースポーツ、昆虫の7ジャンルで活躍する18人の写真家による決定的瞬間を捉えた作品を展示する。開催日程と会場は下表のとおり。
2014年11月19日キヤノンは11月13日、日本を含めた5カ国の協力のもと、米国ハワイ島マウナケア山山頂付近で建設が進められている主鏡の直径が30mにおよぶ次世代巨大望遠鏡「TMT」の主鏡として搭載される分割鏡の日本担当分の加工を開始したことを明らかにした。TMTの30mの主鏡は、対角1.44m、厚さ45mmの六角形でできた合計492枚の分割鏡を2.5mm間隔で敷き詰めることで構成されるが、加工形状の異なる82種類の分割鏡を6枚ずつ(交換用を含めると7枚ずつ)製作する必要がある。同社が担当する分割鏡の加工は、表面の凹凸を2μm以下の精度で加工することが要求されており、同社では、これまでのレンズやミラー製作で培った研削・研磨技術、非球面加工技術、計測技術などの光学技術を駆使することで製作を行っていくとしており、中でも非球面加工の工程においては、独自開発の工具を用いることで、分割鏡を曲げ、効率よく加工を行う予定だとしている。なおTMTの建設費は約1500億円で、その内の4分の1を日本が負担する予定で、キヤノンが行う分割鏡の加工のほか、分割鏡の元となるガラス材の生産や望遠鏡本体の設計、製造なども日本の担当になっているという。
2014年11月13日キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は11月5日、3次元認識で工場の生産性を向上させることが可能なマシンビジョンシステム「RV1100」の技術ならびに国内販売戦略の説明会を開催。同11日には、同システムの説明動画をYoutubeの同社の公式アカウントにて公開も行った。同マシンビジョンは、工場などでのバラ置き部品の供給など、いまだに自動化されておらず人も手が介在している工程の自動化を目的に開発されたシステム。人力で行うよりも短タクト化や省人化を図り、生産性向上や生産コスト低減を実現することができる。具体的には自動車製造や自動車部品製造におけるプレス部品などをピッキングして、次の工程に渡すために整理するといったシーンを想定しているという。バラ積みされた部品をピッキング用ロボットが取れるように並べる作業は従来、人の手で行われていたが、これをマシンビジョンを介してロボットに行わせようというもので、RV1100のビジョンヘッドには物体識別用のプロジェクタとカメラが搭載されており、これを活用することで3次元的にパーツの認識を実現することを可能にする。どうやって3次元的にパーツを認識しているかというと、プロジェクタでパターンを投影し、それを点群データとしてカメラで得て、奥行きデータを確保。事前に作成しておいた3D CADモデルによるパーツデータと比較して、近い形状であればパーツとして認識し、ロボットに把持する指令を出すという具合だ。処理としては3Dの点群データを距離データとして、画像のエッジデータ(濃淡画像)を水平データとして組み合わせることで環境光などの外乱の影響が受けにくく、かつ高精度なマッチングを実現したという。最後はマッチングしたデータに対し、ロボットが把持に行けるかどうかを判断し、問題ないようであれば把持する命令を出すこととなる。実際の作業時間としては、計測して物体を認識するまでに2.5秒、ロボットが実際にパーツを取りに行く時間が2.5秒程度、合計5秒程度で1回の一連の動作を終えることが可能。競合のソリューションでは、最初のワークサイズに対して、水平があるかどうかを3次元ビジョンで認識し、パーツを取り出し、そこから2次元ビジョンで部品の姿勢を確認するという手順をとっていたが、同ソリューションでは、山積み状態のまま位置や形状の認識ができるため、アクションの低減が可能となったほか、平面でなくても物体を認識することが可能となったため、高速処理を実現できたという。また、かなり複雑な構造の物体も認識が可能なほか、モデルの登録も3D CADデータの入力と、バラ積みされたパーツをパターンを変えて5回程度撮影するだけで良いため、立ち上げ時間を競合のソリューションに比べ最大80%短縮することが可能だという。同社が最優先ターゲットとするのはロボットメーカーで、その特性上、6軸以上の多関節ロボットと連動させないと意味がないことから、国内の大手ロボットメーカーとは通信プロトコルの面などで協業して開発を行ってきており、ロボットメーカーからの商流を作ろうという取り組みを進めているという。また、ロボットメーカーのほかにも自動車メーカーならびに自動車部品メーカー、そしてSIerもターゲットとしており、そうした分野に向け、営業部隊のほか、販売推進、技術、サービスなど全社含めた一体型のサービスの提供を進めていくとする。なお、同社では2014年末までに30台の販売を見込んでいるほか、2016年ころには月産30台の生産体制を構築。2015年からの海外への本格販売の展開も含め、2017年には年間300台規模にまで事業を成長させる計画としている。
2014年11月13日キヤノンは、EOSシリーズ用の交換レンズ「EF-S24mm F2.8 STM」「EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM」を11月13日に、「EF400mm F4 DO IS II USM」を11月28日に発売すると発表した。いずれも、9月16日にデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」と同時発表された交換レンズ。EF-S24mm F2.8 STMはEF-Sレンズとして初めてとなるパンケーキレンズで、22.8mm・125gと薄く軽い一本に仕上がっている。コンパクトながら、非球面レンズの採用により周辺部まで高画質が実現されているのも特徴だ。EF24-105mm F3.5 IS STMはフルサイズCMOS搭載カメラ向けの標準ズームレンズ。質量が約525gと、Lレンズで同じ焦点距離を持っている「EF24-105mm F4L IS USM」に比べ、軽いのが特徴だ(EF24-105mm F4L IS USMは約670g)。EF400mm F4 DO IS II USMは蛍石を上回る色収差補正効果と、非球面レンズの性質を備える回折光学素子(DOレンズ)が2層構造で装備された望遠レンズ。望遠レンズで生じやすい諸収差やリング状のフレアが抑制されているとともに、シャッター速度換算で4段分の効果を持つ手ブレ補正機構も備える。希望小売価格はEF-S24mm F2.8 STMが23,000円、EF24-105mm F3.5 IS STMが70,000円、EF400mm F4 DO IS II USMが899,000円となっている(税別)。
2014年11月10日キヤノンは、ネットワークカメラの新製品として、フルHD(2.1メガピクセル)に対応した VB-Hシリーズ4機種と、1.3メガピクセルのVB-Mシリーズ4機種を2014年10月31日に発売する。今回発表されたのは「VB-H43(シルバー/ブラック)」「VB-M42(シルバー/ブラック)」「VB-H630VE」「VB-H630D」「VB-M620VE」「VB-M620D」「VB-H730F」「VB-M720F」。各製品の希望小売価格は、「VB-H43(シルバー/ブラック)」が25万8000円、「VB-M42(シルバー/ブラック)」21万8000円、「VB-H630VE」が19万8000円、「VB-H630D」が15万8000円、「VB-M620VE」が15万8000円、「VB-M620D」が11万8000円、「VB-H730F」が15万8000円、「VB-M720F」が11万8000円となっている(いずれも税別)。新製品はすべての機種に新たなファームウェアを搭載し、その特徴は記録したデータを従来機種に比べて高圧縮にして伝送する機能、映像の暗部を明るく補正して露出補正を同時に最適制御するオート SSC(スマートシェード補正)機能を備えている点。具体的には、動画データにおける圧縮符号化方式の標準規格「H.264」のエンコーダーに高圧縮アルゴリズムを採用することで、従来機種に比べてデータ量を削減する。また、映像エンジン「DIGIC DV III」の映像信号処理と、映像圧縮エンジン 「DIGIC NET II」のリサイズ処理、H.264 エンコーダーの映像処理などにより、録画・モニタリングの用途に合わせて映像サイズを選択することが可能になった。これにより、モニタリングは高画素でありながら、録画時の画素数を減らして保存コストを減らすこともできる。SSC機能は、撮影シーンの明るさの違いを解析して映像の暗部を明るく補正するSSC機能とSSC機能と露出補正を自動で最適に制御するオート SSC 機能が追加された。これにより、逆光で判別しにくい人物や暗いシーンにおいても映像が見やすくなり、画面の隅々まで漏らさずに監視することが可能になった。「VB-H43」はフルHD、「VB-M42」は1.3メガピクセルで、いずれも光学 20 倍ズームと12倍のデジタルズームを搭載し、最大 240 倍のズーム域に対応するハイエンドモデル。カメラの向きを左右上下に動かすことが可能なパン・チルト機能やオートフォーカス機能などを搭載している。「VB-H630VE/VB-H630D」はフルHD、「VB-M620VE/VB-M620D」は1.3 メガピクセルで、いずれも光学3倍ズームと4倍のデジタルズームを搭載し、最大12倍のズーム域に対応している。さらに、「VB-H630VE/VB-M620VE」は、防塵防水性能規格「IP66」に対応し、カメラ内部にチリやホコリを侵入させないことに加え、さまざまな方向からの水の直接噴流にも対応可能な防塵防水仕様モデル。「VB-H730F」はフルHD、「VB-M720F」は1.3メガピクセルで、いずれも光学3倍ズームと4倍のデジタルズームを搭載し、最大12倍のズーム域に対応しているほか、112.6°の最大水平画角を実現したボックス型のカメラ。
2014年10月30日キヤノンマーケティングジャパンは10月29日、フォトブックサービス「PhotoJewel(フォトジュエル)」をリニューアルし、作成や発注のシステム変更、「フルフラット(光沢)タイプ」の商材追加などを行った。PhotoJewelは、キヤノン製品の購入者向けサービス「CANON iMAGE GATEWAY」の会員が利用できる高級フォトブックサービス。キヤノンの業務用フォトプリンター「DreamLabo 5000」で出力した高画質フォトブックを作成できる。従来、作成や発注システムとしてはWebアプリケーションが用いられていたが、今回のリニューアルによりダウンロード型のアプリケーション「PhotoJewel Designer」に変更された。PhotoJewel Designerでは写真の自動レイアウトや、写真、コメントの自由度の高いレイアウトが可能。また、従来からあるマットな質感の「スタンダード(半光沢)タイプ」に加えて、「フルフラット(光沢)タイプ」が新たに商材に追加された。「フルフラット(光沢)タイプ」は、高級感のある光沢紙が採用され、また見開きセンター部分がフラットになっており、美しい仕上げが楽しめる。価格は6,480円からとなっている(税別)。
2014年10月29日キヤノンは10月22日、CINEMA EOS SYSTEMに対応したHDビデオカメラ「EOS C100 Mark II」を発表した。発売は12月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は税別600,000円前後。EOS C100 Mark IIは映像処理プラットフォーム「DIGIC DV 4」により画質を向上させた、EFレンズ対応のHDビデオカメラ。デュアルピクセルCMOS AF技術により画面中央部の被写体に対するコンティニュアスAFを可能としたほか、STMレンズ使用時には顔検出AFを利用できるようになった。AVCHD/MP4形式で59.94P/50.00Pの記録に対応したことで、動きの速い被写体に強くなり、最大40%のスロー撮影が可能となった。また、左右方向に270度、上方向に180度、下方向に90度回転する(※)バリアングル有機ELモニターを搭載。ビューファインダーも最大64度のチルトが行える。※同社の発表では当初、上方向に100度としていたが、10月29日に上記のとおり訂正。CMOSセンサーはスーパー35mm相当で有効829万画素。本体サイズはW188×D280×H344mm、重量は約1,125g。EF24-105mm F4L IS USMが付属する「レンズキット」を2015年2月上旬に発売する予定だ。そのほか、EFシネマレンズの新製品として4Kカメラに対応するCINE-SERVOレンズ「CN20×50 IAS H/E1」と「CN20×50 IAS H/P1」を同時に発表した。焦点距離は50~1,000mm、内蔵エクステンダーを使用して望遠端1,500mmまで対応する。発売は2015年4月下旬で、希望小売価格は税別8,100,000円。
2014年10月22日キヤノンマーケティングジャパンは10月26日、神奈川県の日産スタジアムにおいて参加型イベント「キヤノンステーション2014 in 日産スタジアム ~君こそクラブの救世主!~」を開催する。これは、同日に日産スタジアムで行われるJリーグ ディビジョン1 第30 節「横浜F・マリノスVS セレッソ大阪」に併設して行われるサポーター参加型イベントだ。参加者が横浜F・マリノスの新加入選手として記者会見を行ったという設定で、キヤノン製のデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss」で写真を撮影。撮影した写真は、参加者の名前やグループ名とともにポスター制作ソフト「PosterArtist」で編集した後、レーザービームプリンター「Satera LBP」で"オリジナル号外"が印刷される。もちろん、印刷されたオリジナル号外は持ち帰ることが可能だ。実施場所は日産スタジアム東ゲート前広場で、実施時間は15時30分より19時となっている。参加費は無料だ。なお、このオリジナル号外作成イベントの参加者を対象に、プレゼントが当たる抽選会も実施。当選者には、横浜F・マリノス主力選手のサイン入りレプリカユニフォーム(特賞:1名)などがプレゼントされる。
2014年10月17日