ソフィア・コッポラ監督最新作の映画『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』が、2018年2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開となる。ソフィア・コッポラの新境地、ダークな女性像を描くソフィア・コッポラ監督の長編劇映画第6作目となる『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』は、1966年にトーマス・P・カリナンが発表した同名小説「The Beguiled」を原作にしている。物語の舞台は、南北戦争期アメリカの男子禁制の女学園。負傷した北軍兵士を女学園にかくまったことから、性へ過敏になった女性たちに競争心が芽生え、学園内の均衡が崩れていくというスリラーが描かれている。1971年にドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演の『白い肌の異常な夜』として映画化されているが、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』ではシーゲル監督の作品とは異なり、“女性の登場人物の視点から描いた作品”だとしている。また、これまでのソフィアの作品に見られた、女性のポップでガーリーな魅力とは一転して、女性のダークな一面を垣間見ることができるという。ニコール・キッドマンら豪華キャストキャスト陣にはソフィア映画史上最も豪華ともいえる面々が集まった。女学院の園長役にニコール・キッドマン、恋に恋する純粋な教師役にキルスティン・ダンストを起用。そして、負傷兵役をコリン・ファレルが演じる。なお、2017年5月に開催された第70回カンヌ国際映画祭では、ソフィア・コッポラが監督賞を受賞。また、女学園の校長を演じたニコール・キッドマンが第70回記念名誉賞に輝いている。エル・ファニングの魅せる妖艶な演技中でも注目したいのは、ソフィア・コッポラの作品に『SOME WHERE』以来2度目の出演となるエル・ファニング。当時は子役として演技を光らせていた彼女が、本作では女子寄宿学園に暮らす早熟な少女・アリシアを熱演する。学園に運ばれてきた負傷兵マクバニーを挑発的に誘惑していくが、果たして彼の心を掴むことはできるのか……近年『パーティで女の子に話しかけるには』など、新作への出演が絶えないエル・ファニングの新たな魅力に期待したい。ストーリーアメリカ南部の世間から隔絶された女子寄宿学園に暮らす美しき女性7人。ある日、負傷した北部の敵兵に遭遇し屋敷へと運び手当をする。女性に対し紳士的でかつ美しい男性と触れ合う中で、誰もが彼に心を奪われていく。しかし、次第に彼女たちは情欲と危険な嫉妬に支配されてしまう。秩序を守るか、欲望を取るか、彼女たちが最後に下した決断とは―作品詳細『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』公開日:2018年2月23日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開監督:ソフィア・コッポラキャスト:コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング2017/アメリカ/93分/英語/ヨーロッパビスタ/ドルビーデジタル/原題:The Beguiled提供:東北新社配給:アスミック・エース STAR CHANNEL MOVIESPG-12©2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.■写真展概要「Andrew Durham Set Pictures Behind the Scenes with Sofia Coppola」発売記念写真展期間:2018年1月16日(火)~1月19日(金) 11:00~21:00場所:ルミネ 0 スタジオ(新宿ニュウマン 5F)住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-55料金:無料※メモリアル・フォトブックは、1月16日(火)より、BOOKMARC、ツタヤ トウキョウ ロッポンギにて先行発売され、2月2日(金)より全国書店にて発売。問い合わせTEL:㈱東北新社 版権営業部 劇場配給・宣伝チーム 03-5414-0441
2017年06月01日ソフィア・コッポラが“ガーリー”を卒業し、自身の集大成として手がけた最新作『The Beguiled』(原題)が、第70回カンヌ国際映画祭にて見事、監督賞を受賞。さらに第70回記念名誉賞を、本作はじめ2作品がコンペ部門に出品されたニコール・キッドマンが受賞した。本作は、1966年にトーマス・P・カリナンが発表した同名小説を基に映像化。1971年に一度、クリント・イーストウッド主演、ドン・シーゲル監督で邦題『白い肌の異常な夜』として映画化されている。舞台は南北戦争期、ヴァージニアの男子禁制の女子学園。負傷した北軍兵士が治療をすべく学園に匿われたことから、女性たちは性に過敏になり、競争心が生まれ、驚くべき事態へと展開していく、という極上のミステリー。ニコールに、キルスティン・ダンスト、エル・ファニング、さらに兵士役に『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『ロブスター』のコリン・ファレルという豪華キャストが、ソフィア・コッポラ監督のもとに集結。『ヴァージン・スーサイズ』(’99)で監督デビューし、『SOMEWHERE』や『ブリングリング』など注目作を発表し続けてきた彼女の新作が、『マリー・アントワネット』(’06)以来11年ぶりにカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、公式上映には豪華キャスト陣も華やかに集結した。そして、現地時間5月28日(日)午後7時15分から「LUMIERE」で行われた授賞式。コンペティション部門には、アメリカからトッド・ヘインズ、ノア・バームバック、アジアからは『光』の河瀬直美ほかホン・サンスとポン・ジュノ、フランス勢としてミシェル・アザナビシウスに加えジャック・ドワイヨン、フランソワ・オゾン、ロバン・カンピロの4名、さらにミヒャエル・ハネケ、ヨルゴス・ランティモス、ファティ・アキンら、18人の監督の作品が出品されていた。この強豪たちを見事に制し、ソフィア・コッポラが監督賞を受賞!『マリー・アントワネット』でコンペに出品し、無冠で敗れて以来、11年の時を経て屈辱を晴らした形となった。また、第70回記念名誉賞には、本作で女子学園の校長を演じたニコールが選ばれた。これまでのソフィア・コッポラ作品といえば、『マリー・アントワネット』などに見られる“女性の可愛さ”が象徴的に描かれていたが、本作では一転して“女性のダークな部分”を見ることができる作風に。特に女性キャスト陣は、ニコールやキルスティン、エルと過去にソフィアの監督作に出演してきた“ファミリー”ともいえる面々が揃い、集大成的な作品ともいえそう。カンヌ映画祭会期中のインタビューでソフィアは、「本作はシーゲル監督の作品と同じ物語を下敷きにしているけど、新たな解釈であって、リメイクではないの。女性の登場人物の視点から描いた作品よ」と、本作のオリジナリティを説いていた。また、ニコールは「本作を監督するのは女性でなければならないと思うわ。女性の本質から作り出される物語なの」と、象徴的な言葉で語っている。『The Beguiled』(原題)は今冬、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年05月29日映画『ドリーム』が、2017年9月29日(金)に全国の劇場で公開される。1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し無事に帰還させる」という合衆国の威信をかけた一大事業に尽力し、NASAの頭脳として最も重要な役割を担った3人の女性がいる。大きな功績を残しながらも、近年までほとんど語られなかった3人の先駆者キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ヴォ―ン、メアリー・ジャクソン。映画『ドリーム』は、性別や人種、世代を超え、すべての世代を大きな夢へと導いた彼女たちの活躍を描く感動の実話ドラマだ。主演で主人公の一人・キャサリン・ジョンソン役を演じるのは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされたタラジ・P・ヘンソン。『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞したドロシー・ヴォ―ン役のオクタヴィア・スペンサー、映画『ムーンライト』にも出演している個性派シンガーでメアリー・ジャクソン役のジャネール・モネイと共に、NASAの頭脳として活躍した“元祖リケ女”3人組を務める。また、『スパイダーマン』シリーズ、『メランコリア』のキルスティン・ダンスト、『アンタッチャブル』『マン・オブ・スティール』などで知られる名優ケビン・コスナーも出演している。監督は、日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のテッド・メルフィー。また映画『ドリーム』に深く共感し、音楽に加え製作にも名を連ねるのが、ファレル・ウィリアムス。彼の書き下ろした楽曲が、ポップでポジティブなテイストを添えている。全米では、昨年末の限定公開を皮切りに大きな評判を呼び、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去り全米映画興行ランキング1位を獲得。その後も公開から11週連続でのランキングTop10入りを果たし、日本でも大ヒット中の『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録。さらに本年度の第89回アカデミー賞では、3部門(作品賞、助演女優賞、脚色賞)にノミネートされている注目作となっている。【作品情報】映画『ドリーム』原題:Hidden Figures公開日:2017年9月29日(金)監督:セオドア・メルフィ『ヴィンセントが教えてくれたこと』脚本:アリソン・シュローダー、セオドア・メルフィ製作:ドナ・ジグリオッティ、ピーター・チャーニン、ジェノ・トッピング、ファレル・ウィリアムス、セオドア・メルフィ音楽:ハンス・ジマー、ファレル・ウィリアムス、ベンジャミン・ウォールフィシュ出演:タラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、ジム・パーソンズ、マハーシャラ・アリ配給:20世紀FOX映画©2016Twentieth Century Fox
2017年05月14日第89回アカデミー賞にて作品賞はじめ、助演女優賞、脚色賞の3部門ノミネート、全米では『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を抜き去りランキングNo.1を獲得、『ラ・ラ・ランド』を上回る大ヒットを記録した『Hidden Figures』。本作が『ドリーム:私たちのアポロ計画』として、9月に日本公開されることが決定した。舞台は、人種差別が色濃い1960年代初頭、旧ソ連との熾烈な宇宙開発競争での劣勢を覆すため、「宇宙飛行士ジョン・グレンを宇宙空間に送り出し、無事に帰還させる」という合衆国の威信をかけた一大事業があった。その達成のために尽力し、“NASAの頭脳”として最も重要な役割を担った3人の黒人女性、キャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)。大きな功績を残しながらも近年までほとんど語られなかった、歴史的偉業の“陰に存在した”知られざる貢献者たちのパワフルな実話を映画化。主演を務めるのは、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で第81回アカデミー賞助演女優賞ノミネート、近年は人気TVシリーズ「Empire 成功の代償」の“クッキー”役でも知られるタラジ・P・ヘンソン。そして、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』で第84回アカデミー賞助演女優賞を受賞し、本作で2度目のノミネートを果たしたオクタヴィア・スペンサーと、第89回アカデミー賞作品賞に輝いた『ムーンライト』にも出演する個性派シンガーのジャネール・モネイが共演、さらにケビン・コスナー、キルスティン・ダンスト、『ムーンライト』のマハーシャラ・アリといった実力と実績の確かな俳優たちが息の合った好演を見せる。監督は、ビル・マーレイ主演で日本でもスマッシュヒットを記録した『ヴィンセントが教えてくれたこと』のテッド・メルフィー。また、本作に深く共感し、音楽に加えて製作にも名を連ねるのが、7度のグラミー賞に輝き、人気実力ともに頂点に立つミュージシャン、ファレル・ウィリアムス。彼の書き下ろしたソウルフルな楽曲が、本作によりポジティブなテイストを与えている。全米では昨年末の限定公開を皮切りに大きな評判を呼び、年明けから拡大公開を迎えると『ローグ・ワン』を抑えて全米映画興行ランキング1位を獲得。さらに本年度の第89回アカデミー賞にて3部門にノミネートされると、その勢いは加速し、11週連続でのランキングTop10入り。日本でも40億円を突破して大ヒット中の『ラ・ラ・ランド』を上回る興行成績を記録している。また、5月7日(現地時間)に開催された全米最大級の映画とテレビの祭典「2017 MTV Movie&TV Awards」では、映画とテレビの垣根を超えた多様な作品がラインナップされる中、最優秀ヒーロー賞(タラジ)、最優秀チャレンジ賞の2部門を獲得。MTV視聴者を中心とした“一般投票”によって受賞作が決まるこの祭典でも大きな注目を集めた。スタイリッシュかつエネルギッシュなパワーを放つ彼女たちは、いまも全米を魅了し続けている。『ドリーム:私たちのアポロ計画』は9月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月11日シーズンごとに有名人たちの確執を描く、ライアン・マーフィーによる新作ドラマ「Feud」が米FX局でまもなく放送開始になる。シーズン1の放送に先立ち、早くもシーズン2の製作が決定した。シーズン1では、1962年に公開されて大ヒットとなった『何がジェーンに起ったか?』の2人の主演女優、ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォードの確執が描かれている。演じるのは名女優のスーザン・サランドンとジェシカ・ラング。FX局の発表によると、全8話のシーズン1に対し、シーズン2は全10話になり、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の関係と確執にフォーカスした内容になるという。ライアンは「ブラザーズ&シスターズ」の製作と脚本を担当したジョン・ロビン・ベイツと脚本に取り掛かっているとのこと。Netflixのエリザベス女王の歴史を描いた「ザ・クラウン」もシーズン3にダイアナ妃を登場させると予告しており、どちらも予定通りに製作が進めば2018年にダイアナ妃をテーマとしたドラマが2本放送されることになる。「Entertainment Weekly」では早速「Feud」シーズン2で誰がダイアナ妃を演じるべきかを話題にしており、キャリー・マリガンやキルスティン・ダンスト、「ダウントン・アビー」のイーディス役を演じたローラ・カーマイケルなどの名前を挙げている。(Hiromi Kaku)
2017年03月01日GWみなさんいかがお過ごしですか?GW話題の映画を並んで観るのもいいけれど、せっかくのお休みだしインドア映画鑑賞に勤しむのもおすすめです。そこでレディの皆さんに向け、とっておきの3本の映画セレクトしました。どれも、観て心がフッと軽く温かくなる映画なので、ぜひレンタルや配信サービスでチェックしてみて。1. なにを喪っても、自分を待っててくれる場所がある 〈エリザベス・タウン〉監督の原体験でもある、父親の死という喪失と、その際出会った人々との温かい関わりによる再生をテーマに描かれる物語は、主人公同様に日常を見つめ直す機会になるはず。キルスティンとオーランドのカップルも、文句無しの見惚れる美男美女。物語をあれこれ語るよりまずは観て感じる映画。ひとつ言及するのなら、10代の頃から『ローリング・ストーン』誌の記者を務めていたキャメル・クロウ監督らしい、幅広い選曲が劇中を彩ります。映画の持つ温かくゆったりした雰囲気を決定付けた Nancy Wilson の 60B は必聴。サウンドトラックを入手して遠出したくなってるかも。『エリザベスタウン』(2005)監督:キャメル・クロウキャスト:オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、ジェシカ・ビール ほかこんな時に観たい:日々を新鮮に感じたいとき、閉塞感から抜け出してスカッとしたいとき 2. 失恋は、あたらしい自分と出会う章の始まり 〈マイ・ブルーベリー・ナイツ〉一つの恋の終わりと始まりまでを描いたロードムービー。ノラ・ジョーンズのうぶな演技を固める豪華な共演者は必見。特にジュード・ロウの安定のイケメンぶりには、毎度のことながらため息が出ます。彼の持つ気怠さにすら心奪われてしまうこと間違えなし。ほか、エリザベスが旅先で出会う二人の女性をそれぞれ ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズという実力派が固めます。特に品行方正なイメージのある普段のナタリー・ポートマンとは全く異なる不良女子っぷりは気持ちいい。そしてこの映画はなんといっても鍵になるのはブルーベリーパイ。せっかくお家で鑑賞するのなら、ちょっと贅沢に帝国ホテル内ショップで購入できるガルガンチュワのブルーベリーパイをお供になんていかがかしら?主人公エリザベスのほろ苦い恋の終焉と端緒を一緒に味えば、また違った映画の楽しみ方もできるはず。『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2007)監督:ウォン・カーウァイキャスト:ノラ・ ジョーンズ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ ほかこんな時に観たい:真夜中に一本観たいとき、だれかに会いたくなったとき 3. 最高の友情があればどんなことでも乗り越えられる 〈きっと、うまくいく〉原題を直訳すれば ”3人のバカ”……その言葉通り、何もかもが型破り!スピルバーグ監督も手放しで褒めちぎった、ボリウッド映画の勢いが詰まった一本。過度な格差社会や学歴社会が問題視されている今日のインド。ある大学での学生生活を通じ、その実状を皮肉たっぷりに描いた爽快な友情ストーリーに、ついつい「そうそう!」と膝を打って笑っている貴女がいるはず。観終わった頃には “Aal is well (All is well)” と口走っていること請け負いです。目先の利益のために何かに迎合するんだったら、真にかけがえのないものを見つけるためにいますべきことは?そんなことを思わず考えてしまう3時間です。『きっと、うまくいく』(2009)監督:ラージクマール・ヒラニキャスト:アーミル・カーン、R.マドハヴァン、シャルマン・ジョシ、カリーナ・カプール ほかこんな時に観たい:閉塞感から抜け出してスカッとしたいとき、なにかに迷ったとき 過去のコラムを覗いてみよう【 洒脱なレディ論 】とは、映画・音楽・本・舞台といった作品を通じて、様々なレディ像を紐解いていく連載です。混沌とした時代に軽妙洒脱なレディとして生きる指南書を、目指します。Text. Midori Tokiokaillustration. Hitomi Ito
2017年01月28日キルステン・ダンストが先週末に婚約したといううわさが流れている。「New York Post」紙によると、お相手はTVシリーズ「FARGO/ファーゴ」シーズン2で彼女の夫を演じたジェシー・プレモンスだという。キルステンが4年間交際したギャレッド・ヘドランドと破局した直後の昨年5月頃から、ロサンゼルスでたびたびデートをしていて、9月に行われたエミー賞のアフターパーティでキスしているのも目撃されていた。ジェシーはキルステンより6歳下の28歳。10歳から子役としてキャリアをスタートさせ、映画やTVで活躍。近年は『ザ・マスター』や『ブリッジ・オブ・スパイ』、『ブラック・スキャンダル』、TVシリーズ「ブレイキング・バッド」にも出演している注目俳優だ。双方とも代理人は「New York Post」紙の問い合わせに回答していないが、ジェシーはキルステンの長編監督デビュー作『The Bell Jar』(原題)にも出演が決まっている。シルヴィア・プラスの原作をキルステンが共同脚色も手がけ、ダコタ・ファニングが主演する同作は現在プリプロダクション中。今後は公私ともに良きパートナーになるに違いない。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月12日新作映画『スパイダーマン:ホームカミング』のメリー・ジェーン・ワトソン役に、女優で歌手のゼンデイヤ(19)がキャスティングされたようだ。ディズニー・チャンネルのテレビドラマ『シェキラ!』の出演で知られるゼンデイヤが、過去にキルスティン・ダンストも演じていた『スーパーマン』シリーズのヒロイン役を演じることになったとザ・ラップが報じた。ゼンデイヤは、スパイダーマンとして活躍するティーンネージャー時代のピーター・パーカー役のトム・ホランドと共演することになるが、ソニーとマーベル・スタジオは今回のキャスティングについてコメントをまだ出していない。先月に開かれたコミコンの場でも、ピーターに対し話しかけるゼンデイヤが映る本作の映像が公開されたことで、ゼンデイヤの役どころについて憶測が飛び交い始めていたところだった。ジョン・ワッツが監督を務める本作は、エイミー・パスカルとケヴィン・フェイグがプロデュースし、ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、ジョン・ワッツ、クリストファー・フォード、クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズが共同で脚本を手掛け、スパイダーマンのパワーよりも学生時代のピーターに焦点を当てるという。トムやゼンデイヤのほかでは、役どころは明らかになっていないもののコメディアンヌのマーサ・ケリーが出演することが決まっている。『スパイダーマン:ホームカミング』は来年7月の公開を予定している。(C)BANG Media International
2016年08月21日キルスティン・ダンストが『The Bell Jar』を監督することになった。短編映画の監督は経験があるが、劇場用長編映画の監督を手がけるのはこれが初めてだ。ダンストは脚本も共同執筆する。主演にはダコタ・ファニングが決まっている。原作は1963年に出版された小説で、1979年にも一度映画化されている。その他の情報時代は50年代。主人公エスター・グリーンウッド(ファニング)は、ニューヨークの出版社で女性誌編集部のインターンとして働くが、ボストンに戻った後、精神の病に悩まされる。撮影は来年初めに開始予定。ダンストは最近、ジェフ・ニコルズ監督のSF映画『Midnight Special』に出演。またテレビドラマ『FARGO/ファーゴ』にもレギュラー出演している。ファニングは現在、ニューヨーク大学で主に学業に専念しているが、今年秋公開予定の『American Pastoral』に出演する。ユアン・マクレガーの監督デビュー作で、共演はマクレガー、デヴィッド・ストラザーン、ジェニファー・コネリー。文:猿渡由紀
2016年07月23日テイラー・スウィフト、キルスティン・ダンスト、リース・ウィザースプーンと名だたるアーティスト・女優と交際してきたハリウッド屈指のモテ男、ジェイク・ギレンホール。35歳の彼が今度は『ドラゴン・タトゥーの女』、『キャロル』のルーニー・マーラと交際しているようだと「Mail Online」が伝えている。先日ニューヨークを共に歩いている写真を撮られた2人。ジェイクのファッションは野球帽、白のTシャツにグレーのハーフパンツ、リュックにスニーカーと、デートにしてはいささかカジュアルすぎで「がっつり歩くぞ!」なスタイル。それだけルーニーとは心を許せる仲なのか、ただの友だちなのか。一方ルーニーは黒のトップスにゆるめパンツ、ベージュのフェドラハットに足元はレオパード柄のフラットシューズ。それなりにカジュアルではあるが、2人が並んで歩く姿を見ると、かなりチグハグ感が…。手を繋ぐわけでもなく、キスするわけでもなく2人が没頭していたのはディスカッションのようだ。歩きながら身振り手振りを交えて何かについて一生懸命に語るジェイクを見つめ、真剣に話を聞くルーニー。売れっ子の2人は今年は特に忙しく、出演が決定している映画が何本もある。そんな中、合間を縫ってのデートだったのかはまだはっきりしないが、交際しているのなら話題性抜群の注目カップルだ。(Hiromi Kaku)
2016年06月22日5人姉妹の、思春期特有の儚い輝きと自由への渇望を美しい映像の中に描いた『裸足の季節』。昨年のカンヌ国際映画祭はじめ、各映画祭・映画賞を席巻した本作は、アカデミー賞女優マリオン・コティヤールや、今年カンヌで審査員を務めたキルスティン・ダンストなど国内外の著名人たちがこぞって絶賛。その熱波は日本にも上陸し、「ELLE Japon」では「世界を魅了するガールズ・ムービーの最高傑作」として取り上げられるなど、公開を前に大きな注目を集めている。そこでシネマカフェでは、キラキラして可愛いだけじゃない、思春期の少女たちが持つ儚さと美しさ、そしてエネルギーに満ちた姿を描いたガールズ・ムービーの傑作をふり返りながら、この初夏、絶対に見逃せない1本『裸足の季節』の魅力に迫った。◆映像、音楽、ファッション、そしてキャスト…センスが光る!世界が魅了された映画長女・ソナイ、次女・セルマ、三女・エジェ、四女・ヌル、そして末っ子のラーレは、10年前に事故で両親を亡くし、祖母と叔父と暮らしている。だが、毎日を謳歌していた美しい姉妹たちは、ある日、男子生徒たちと海で遊んでいたことをとがめられ、一切の外出を禁じられてしまう。ラーレは、自由を取り戻すため、秘かにある計画を立てるが…。『裸足の季節』は、トルコの小さな村を舞台に、自由を奪われた5人姉妹の末っ子が、自分の運命をつかみ取るため奮闘する姿を描いた甘美でほろ苦い反逆の物語。少女たちが放つキラキラした輝き、そして不条理な状況の中で自分の運命を掴みとっていく姉妹の姿は、日本でも感度の高い女性たちを中心に早くも支持を集めている。監督は、本作が長編デビュー作となるトルコ出身の新鋭デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン。デビュー作とは思えない秀逸な脚本と構成、光あふれる美しい映像は、カンヌ国際映画祭監督週間への出品を皮切りに各国の映画祭で受賞を重ね、カンヌ映画祭パルムドール『ディーパンの闘い』(ジャック・オディアール監督)などを押しのけてアカデミー賞フランス代表にも選出された。実は、海で遊んでいたことを責められたという劇中のエピソードは、監督自身が少女時代に実際に体験した出来事が投影されている。また、監督は撮影中、自身の妊娠とも重なっていたが、無事クランクアップ後に出産。米バラエティ誌「注目すべき映画監督10人」にも選出され、待機作にハル・ベリー主演作も控えるなど今後の活躍が期待されている1人だ。さらに、エルギュヴェン監督に見いだされた5人姉妹のキャストたちの存在も見逃せない。「とにかく最高に姉妹が可愛い!」と映画評論家たちも絶賛を送る5人姉妹を演じた若き女優たちは、監督自身も「一発で恋に落ちた」という。三女・エジェ役のエリット・イシジャンのみ唯一の演技経験者で、4人はスカウトやオーディションで監督から才能を見出された、まったくの演技未経験者。しかしながら、思春期特有の少女たちの儚さや力強さをそれぞれが個性豊かに演じ、第21回リュミエール賞新人女優賞など、各国の映画祭で姉妹を演じた5人全員に数多くの女優賞が贈られた。また、「シャネル(CHANEL)」もこの新しい才能を応援しており、衣装提供としてサポートするなど、映画業界のみならずファッション業界も熱い視線を送っている。そんな本作には、「彼女たちの爽やかな美しさが辛さをも忘れさせてくれます。前を向いていく姿勢に女性なら誰もが勇気をもらえる!」――LiLiCo(映画コメンテーター)、「思春期の蒸せ返るような世界に目を奪われた。いつだって古いルールを変えるのは勇気ある若者たち。最高の映画です!」――紗羅マリー(モデル)、「旧来の価値観に押し込められた大人たちを置いて、彼女たちは1,000キロ先へ駆け抜けていく。どんなときも少女は自由でいなければならないのだから―なんて美しく眩しい戦いだろう!」――今日マチ子(漫画家)など、ひと足先に本作を観た著名人からも、続々とコメントが到着している。◆思春期の少女の輝きをとらえてきた傑作ガールズ・ムービーたち厳しい状況にありながらも、最後まであきらめず、夢や希望を持って立ち向かっていく“可愛いだけじゃない”少女たちの姿は、これまでも数多くの作品で描かれてきた。『裸足の季節』を観る前にチェックしておきたい、美しさと儚さが同居する思春期の少女たちの輝きを描いたガールズ・ムービーをふり返ってみた。●『海街diary』(是枝裕和監督/’15)4姉妹の心の機微を丁寧に描く先日の地上波初放送も記憶に新しい、吉田秋生の人気コミックの実写映画化。15年前に家を出て行った父の訃報をきっかけに、3姉妹が14歳の異母妹を迎え、4姉妹となった彼女たちの共同生活を通して、家族の絆を丁寧に描き出す。鎌倉を舞台に、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずと旬の女優が集結も話題を呼び、第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第39回日本アカデミー賞では最優秀作品賞や最優秀監督賞など4冠に輝いた。●『ヴァージン・スーサイズ』(ソフィア・コッポラ監督/’00) 思春期の繊細さと危うさを美しい映像でとらえた5人姉妹といえば、本作を思い出すという人も多いはず。美しく、どこか謎めいたところのあるリズボン家の5人姉妹。ヘビトンボが郊外の街を覆いつくす6月、末妹セシリアが聖母マリアの写真を胸に抱きながら、剃刀で腕を切り自殺を図った。一命はとりとめたものの、彼女は数日後パーティーの最中に、窓から身を投げて命を落とす。そして、残された姉妹たちは…。キルスティン・ダンストも四女役で出演。思春期の強烈な感受性を繊細な映像でとらえた傑作。●『リンダ リンダ リンダ』(山下敦弘監督/’05) 女子高生たちの等身大青春バンド・ムービー高校生活最後の文化祭に向けて、オリジナル曲の練習を重ねて来た音楽部のガールズ・バンド。だが、本番まであと3日というときにヴォーカルの凛子が喧嘩で抜けてしまった。残されたメンバーは、ヴォーカルに韓国の留学生ソン(ペ・ドゥナ)を迎え、伝説のロック・バンド「THE BLUE HEARTS」のコピーを演奏することになるのだが…。懸命なヒロインたちの姿から、友情や恋、葛藤と意地の張り合いなど、青春のリアルな描写が生き生きと輝く。● 『ひなぎく』(ヴェラ・ヒティロヴァー監督/‘66)ハイセンスなファッションと映像で根強い人気を誇るガールズ・ムービーの先駆け金髪にひなぎくの花輪を飾る姉と、ダークブラウンの髪をうさぎの耳のように結った妹“マリエ"という同じ名前を名乗る、2人の女の子を主人公にした斬新なストーリー。実験的な映像とおしゃれな衣装や音楽で、カルト的人気を誇る60年代のチェコ映画。主人公に、オーディションで選んだ演技未経験者の2人を起用することで、より新鮮で斬新な雰囲気を感じさせている。どこか居場所がなく、それに気づきながらも闘い、どこか脅えてもいる2人の姿に共感する女子は多いかも。● 『花とアリス』(岩井俊二監督/’04) 幼なじみ2人の永遠のガールズ・ムービーショートフィルムとしてウェブ配信されていた作品の劇場公開版。主人公は、幼なじみの高校生ハナ(鈴木杏)とアリス(蒼井優)。ハナは落語研究会に所属する先輩・宮本にひと目惚れ。ある出来事がきっかけに、先輩に嘘をついて急接近するハナ。しかし、その嘘がバレそうになり、ごまかすためについた嘘から、先輩はアリスに恋心を抱いてしまい…。思春期の甘酸っぱい雰囲気満載、岩井監督作の中でも熱狂的な人気を誇る1本で、2015年にはその前日譚が長編アニメ映画化された。いつの世も、女性たちに勇気と希望の光を照らしてきたガールズ・ムービー。世界が魅了された物語を、スクリーンでも確かめてみて。『裸足の季節』は6月11日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日5人の姉妹たちが不条理な状況の中、自分たちの運命をつかみ取るべく奮闘する、甘美でほろ苦い反逆の物語『裸足の季節』。そのビジュアルの美しさはもちろん、思春期の普遍的な物語が共感を呼び、本年度第88回アカデミー賞にフランス代表作品としてノミネート、フランスでは異例のロングランヒットに。そんな本作には、マリオン・コティヤール、リース・ウィザースプーンらオスカー女優や、有名監督、海外セレブからの熱いコメントが続々と到着している。5人姉妹の末っ子ラーレは13歳。事故で両親を亡くし、祖母と叔父と暮らしている。だが、毎日を謳歌していた美しい姉妹たちは、ある日、一切の外出を禁じられてしまう。ラーレは自由を取り戻すため、秘かにある計画をたてるが…。メガホンをとったのは、米「ヴァラエティ」誌による「注目すべき映画監督10人」にも選出されたトルコ出身の新鋭女性監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン。昨年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映されるや、長編デビュー作とは思えないほど卓越した構成力と美しい映像、5人の少女たちのあふれんばかりの存在感が話題を呼び、以後も世界中の映画祭を席巻中。アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされ、早くも世界から最も熱い視線を送られる1人となった。そんな中、いち早く本作を観た海外の著名人が、こぞって大絶賛を贈っている。■マリオン・コティヤールこんなに素晴らしい映画が、今年のアカデミー賞でフランスを代表することをとても誇らしく思う。生き生きとしていて、自由な精神を持った若い女性たちの魅力と美しさ。彼女たちが閉じ込められている社会の不条理。この映画には人間性と光、そして愛が詰っている。この映画はワイルドで、力強い。女優とキャスト全員は、完璧の域に達している。デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督の出現は思いがけない贈り物! 必見!■リース・ウィザースプーン感動! この映画ほど姉妹の絆が強い映画はない!■キルスティン・ダンスト大好き!『ヴァージン・スーサイズ』らしさもありつつ、監督のオリジナリティあふれる本当に美しい映画。■ジェームズ・フランコ今年、僕が一番好きな映画。とにかく美しい映画だ。演技も演出も、美しい。登場人物のキャラクターとその関係性が映画に魔法を与えている。姉妹演じる若き女優たちが素晴らしい!■ダーレン・アロノフスキーなんてこった! なんていい映画なんだ!■M・ナイト・シャマランすばらしかった。閉じ込められる5人の姉妹は美しく、映画全体も美しい。感激!■レナ・ダナムこれほど力強い映画を今までみたことがない。映画館へ走って! 歩いちゃだめよ。叙情的で過激でゴージャス!■ジョイス・キャロル・オーツ激しいエネルギーと輝きに満ちあふれている。『裸足の季節』は比類ない映画体験だった。 トルコの田舎で親を亡くした5人姉妹ー悲劇と希望が織り交ざった、若者版『ベルナルダ・アルバの家』(’87)。様々な分野で才能を発揮している海外セレブたちがイチ押しする本作。今後、間違いなく映画界を牽引する新たな監督になるであろう、デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンの瑞々しいデビュー作を、スクリーンで確かめてみて。『裸足の季節』は6月11日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月04日1995年のヒット映画『ジュマンジ』が、ドウェイン・ジョンソンとケヴィン・ハートでリメイクされることになりそうだ。ジョンソンとハートは、今、ハリウッドで最も多忙な俳優で、スケジュールの調整が問題だが、実現の方向で進んでいるという。その他の情報ジョンソンとハートは、この夏北米公開されるアクションコメディ『Central Intelligence』でも共演している。先日のMTVムービー・アワードでもふたりは共同ホストを務め、好評を買っている。オリジナルの『ジュマンジ』には、ロビン・ウィリアムズ、キルスティン・ダンスト、ジョナサン・ハイド、ボニー・ハントらが出演。ジョー・ジョンストンが監督し、全世界で2億6200万ドルを売り上げた。リメイク版の監督は、ジェイク・カスダン。来年7月28日の北米公開が予定されている。文:猿渡由紀
2016年04月18日ジェニファー・ローレンスやケイト・アプトンらのセレブたちのiCloudをハッキングし、プライベート画像を流失させた犯人がついに逮捕された。2014年に女性セレブたちのプライベート写真がインターネット上に流出する事件が起こったが、この件でライアン・コリンズ容疑者は最高5年間の懲役刑に科されることになる。しかしコリンズは、コンピューターへの不正アクセスの罪については有罪を認めているが、セレブたちの写真をインターネット上へ流失した罪には問われていないようだ。TMZによると、コリンズは2012年11月1日から2014年9月2日までの間に18人のセレブたちを含む多くの人々のアップルiCloudやGメールアカウントをハッキングしていたという。コリンズには5年間の懲役刑が科される可能性はあるものの、有罪答弁により18カ月の懲役になると予測されている。ジェニファーは2014年の事件当時、匿名掲示板4Chanに自身のヌード写真が掲載される事態にまで発展してしまったことを受け、そのハッキングを「性犯罪」と表現して怒りをあらわにしていた。「これはスキャンダルではなくて性犯罪よ。性的な暴力なの。最悪よ」「法律を変える必要があるし、私たちも変わる必要があるわ。ウェブサイトは責任があることなのよ」「誰かが性的に悪用されたり、侵害されたりする事実があって、まず最初に考えることはそれから利益を得ようということなのよね」とコメントした。そのほか、スカーレット・ヨハンソン、キルスティン・ダンスト、ガブリエル・ユニオン、ジェシカ・アルバらも同様に、プライバシーの侵害となるハッキング被害に遭っていた。(C)BANG Media International
2016年03月17日トム・クルーズがキルステン・ダンストに毎年クリスマス・ケーキを送っているという。現在33歳のキルステンは、1994年にトムとブラッド・ピットが主演した『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』に出演。それが縁となって毎年、トムからクリスマス・ケーキが送られてくる。ホワイトチョコレート・チップの入ったココナッツ・ケーキを、キルステンと家族は “クルーズ・ケーキ”と名づけて、毎年楽しみにしている。「とてもおいしくて、ケーキが届くとその日のうちに家族みんなで食べちゃう」そうだ。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の撮影時は11歳だったキルステンはその後も順調にキャリアを築いて大人の女優に成長。来年1月10日(現地時間)に発表される第73回ゴールデン・グローブ賞のTV部門でリミテッドシリーズ/TVムービー部門女優賞(「FARGO/ファーゴ」シーズン2)にノミネートされている。(text:Yuki Tominaga)
2015年12月28日記者数名がテーブルの上に置いたボイスレコーダーに目を留めるや、「君のレコーダーはこれかい?」と確認しつつ質問者のレコーダーをいちいち手に取り、「それでは、お答えします」と妙にかしこまって話し始めるお茶目さ。こんなにもユーモラスでチャーミングな人が、全世界待望の超大作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で“悪役”を演じるのだから面白い。鑑賞後、その理由が分かった気もしたが、まずはその場にいる誰も本編を目にしていない時に行ったインタビューを振り返る。アダム・ドライバーが演じたカイロ・レンは、「謎めいていて、いつ爆発するか分からない人物」。赤い十字のライトセーバーを操り、主人公・レイらの前に立ちはだかるカイロ・レンを、アダムは「できるだけ現実味のあるキャラクターにしたかった」と言う。「『スター・ウォーズ』の世界が常に現実というものを感じさせるように、重要だったのは、キャラクターをどうやって現実のものにしていくか。ダース・ベイターはダークサイドを完璧に体現するイメージで登場するけど、カイロ・レンの場合は違う。普通なら悪と見なすものも、彼にとっては正義。自分のすべてを正当化しているんだ」。そのため、役へのアプローチに特別な変化が生じることもなかったそう。「壮大なSF世界の一員になるのも、例えば『フランシス・ハ』のようなヒューマンドラマの登場人物になるのも、結局は同じことだと思うんだ」と断言する。「もともと役へのアプローチ方法は固め過ぎないようにしているしね。あまり決め込んでしまって考えが狭くなるのも問題だし、どんなに考えても正しい答えはないから。ただ、やっぱり『スター・ウォーズ』はあまりに巨大な作品だから、圧倒されて固くなってしまう部分も確かにあったと思う。でも、そんな時、監督のJ.J.(エイブラムス)が言ったんだ。『1つの瞬間がまた1つの瞬間を生み、それが積み上がって出来上がるのが物語というものなんだ』とね。その言葉を聞いて、世界がパッと開けた気がしたよ。それでいいんだってね。僕はただ、瞬間ごとの真実を求めて積み重ねていけばよかったんだ」。話に上った『フランシス・ハ』から『奇跡の2000マイル』、そして現在も放送中の人気ドラマ「GIRLS/ガールズ」まで、これまでも数々の作品で存在感を放ち、彼の魅力を知る女性ファンはすでに多数。だが、カイロ・レン役をきっかけに男性ファンも急増するのではないか。そう告げると「ワオ」とほんの一瞬照れて呟きつつも、地に足のついたコメントが返ってきた。「そういった変化はまだ分からないけど、いろいろな人が僕の出演作を観てくれている実感は確かに増してきたかな。映画やドラマは大勢の人に届くものだからね。でも、いろいろな役と化す俳優としては、誰にも知られていないスパイのようであるのが本当はベスト。だから、とりわけ『スター・ウォーズ』のような超大作に出ると、大勢の人たちに気づかれるようになって本当にありがたい反面、もうスパイではいられないんだな…って(笑)。けれど、こうやって日本や世界を訪れることができて、その国々の文化にも触れ、自分の作品を好きでいてくれる人たちと出会えるのはやっぱりすごく嬉しいこと。心から感謝しています」。今後も、マーティン・スコセッシ監督、遠藤周作原作の『Silence』、マイケル・シャノン、キルスティン・ダンスト共演の『Midnight Special』など、気になる新作が続々と待機。そんな中、「僕にとっては、どの監督とどんな映画を作るかが何よりも大事」と明かす。「ストーリーや役柄に面白さを感じるのであれば、どんなにささやかな作品でも、逆に身構えてしまうほどの超大作でも出演したい。これからも素晴らしい監督たちと仕事ができるよう願うばかりだよ」。ダークサイドに魅せられるカイロ・レンとは対照的に、とことんナイスガイの素顔を見せるアダム。そこには謙虚さがあり、奢りがない。「何が正しいことなのか、なるべく決めつけないようにしているんだ。それは本当に正しいことなんだろうか?そうやって常に自分自身に問い掛けるようにしないと、視野が狭くなってしまうからね。人は自分の考えが正しいと思いがちだし、その物差しで他人を判断しがちだけど、自分自身に問い掛けられる自分であることが大事。自分以外の人間の立場に立って物事を考えられる自分であること、そうやって世界を広げられる自分であることを心掛けている。…というより、そんな自分であればいいのになって、反省の気持ちを込めて言っている部分もあるんだけどね(笑)」。インタビューのちょうど1週間後、スクリーンの中で目にしたカイロ・レンは単なる“悪役”ではなく、アダムの目指した「現実味のあるキャラクター」であり、「普通なら悪と見なすものも、彼にとっては正義。自分のすべてを正当化している」という言葉通りの脆く切ない青年だった。その人間味たっぷりの脆さは、あえて語弊のある言い方をすれば、可愛らしさにも見える。マスクを脱いだ瞳の潤み、颯爽としたアクションも含め、男性ファンもさることながら女性ファンがますます急増するのではないか。そんな気がした。(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2015年12月24日ロンシャン(LONGCHAMP)とジェレミー・スコット(Jeremy Scott)のコラボレーションコレクションが今年で10周年を迎えた。48年にフランス・パリで創業して以来、一貫してフレンチシックを体現するクリエーションを続けるロンシャンと、モードシーンの第一線で常識を超えるクリエーションに挑み続ける気鋭デザイナー、ジェレミー・スコットの一見異色のコラボレーションは06年にスタート。ロンシャンのアイコンバッグ「Le Pliage(R)」をベースに、ジェレミー・スコットが自身のコレクションで発表したパターンからヒントを得た大胆で強烈なグラフィックをあしらったコラボレーションバッグのデザインは、これまで様々なバリエーションで展開されてきた。中でも、プードルをモチーフにした「Poodlebag」や、クレイジーなモンスターを描いた「Madballs」、タイヤ跡付きの「Tire Track」、12星座がモチーフの「Zodiac」などは多くの人々の記憶に名作として刻まれているだろう。「ジェレミーは毎シーズン、境界をさらに広げようと頑張ってくれる。一緒に仕事をするうちに彼は単なるパートナーシップを超えて、ロンシャンの哲学の忠実なフォロワーに変わっていった」というロンシャンのアーティスティック・ディレクター、ソフィ・ドゥラフォンテーヌの言葉の通り、ジェレミーが生み出すエッジの効いたグラフィックは、ロンシャンの慣例を揺るがすものとなり、同時に多くのファンたちを魅了し続けた。現在では、エル・ファニング、ジジ・ハディッド、マイリー・サイラスを始めとする世界中のセレブリティーも愛用者に持つ。そして、今回10周年を記念して、新たに2バージョンのアニバーサリーバッグが登場。11月6日よりロンシャン公式サイト限定で販売がスタートした。また11月6日(現地時間11月5日)には、アメリカ・カルフォルニア州ロサンゼルスで記念パーティーが行われた。会場となったのは数々のハリウッド映画にも登場する、建築家ジョン・ロートナーが手掛けたビバリーヒルズ内のゴールドスタインハウス。ジェレミー・スコットとともに、ロンシャンのCEOジャン・キャスグランとソフィ・ドゥラフォンテーヌが10周年を祝った。さらに当日は女優のキルスティン・ダンスト、フリーダ・ピント、モデルのアンバー・ローズなどのゲストも多数駆けつけた。
2015年11月11日ここ数年、トップモデルのようなスレンダーなタレントに加え、お笑い芸人の渡辺直美や柳原加奈子、「森三中」など“ぽちゃカワ”と呼ばれる、ちょっぴり(?)太めでキュートな女性タレントがバラエティ番組などでは引っ張りだこ。さらに海外では、「All About That Bass」が世界各国で大ヒット中の“ぽちゃカワ”シンガー・ソングライター、メーガン・トレイナーも大人気。映画界でも、ジャック・ブラックやフォレスト・ウィティカーのようなぽっちゃり系が、個性派俳優として以前から人気を博している。そしていま、新たなる“ぽちゃカワ”スターたちが続々登場!今後さらなる“ぽちゃカワ”ブームを巻き起こしそうな3人の男女に迫った。まず1人目は、ミック・ジャガーがプロデュースした、伝説のアーティストの伝記映画『ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~』(5月30日公開)でジェームス・ブラウンの妻役を演じているジル・スコット。グラミー賞に3度輝いた“ネオ・ソウル”のシンガー・ソングライターにして、詩集が「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリスト入りした詩人でもあり、女優でもあるマルチ・アーティストだ。彼女のアルバム『ザ・ライト・オブ・ザ・サン』は全米NO.1を獲得し、ホワイトハウスではその歌声を披露、ピープル誌の「テレビでブレークしたスター」の1人にも選出されたこともある人気者。そのほかに、ふくよかな女性のためのアパレル・ブランド「アシュレイ・スチュワート(Ashley Stewart)」の下着デザインの開発にも携わっているほか、ブルース・ベイブ基金というNPOを設立して、マイノリティの学生の大学学位取得を支援している。次いては、渡辺さんが声優を務めた『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』に出演し、5月25日より待望の日本公開となる『ピッチ・パーフェクト』に続き、全米でNo.1ヒットスタートを切った『ピッチ・パーフェクト2』でも“ファット”・エイミー役を演じているレベル・ウィルソン。オーストラリア育ちの彼女は、劇団「オーストラリアン・シアター・フォー・ヤングピープル」を卒業後、若き俳優志望の学生のためにニコール・キッドマンが出資した奨学金を得て、NYに。そのセンスを活かし、コメディエンヌとしてだけでなくプロデューサー、脚本家としても能力を発揮。『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(’11)で端役ながら注目を集め、キルスティン・ダンスト主演の『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』(’12)で大役を熱演し、知名度が急上昇。今後は、アマンダ・セイフライド共演の『The Social Life』(原題)や『トランスポーター』のルイ・レテリエ監督、ペネロペ・クルス共演の『Grimsby』(原題)に出演予定だ。そしてもう1人は、英国俳優ジェームズ・コーデン。昨年、ポール・ポッツ役を演じた『ワンチャンス』、今年はキーラ・ナイトレイの友人役を演じた『はじまりのうた』、ディズニー・ミュージカルの『イントゥ・ザ・ウッズ』でパン屋の主人を演じて美声を披露し、日本でもじわじわと知名度が上昇中。1996年にミュージカル「MartinGuerre」の端役で舞台に立ち、プロの俳優としてデビュー。その後、自ら脚本を執筆して出演したBBCのシットコム「Gavin&Stacey」で2008年の英国アカデミー賞テレビ部門「最優秀コメディ演技賞」(英語版)を、2012年に「One Man, Two Guvnors」でトニー賞演劇部門「主演男優賞」を、2015年に大英帝国勲章のオフィサー(将校)を授賞している。今後も、ニコラス・ホルト主演の『Kill Your Friends』(原題)やマギー・スミス&ドミニク・クーパー共演の『The Lady in the Van』(原題)に出演している。今後の“ぽちゃカワ”俳優たちの活躍に注目だ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワン チャンス 2014年3月21日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開(C) 2013 ONE CHANCE, LLC. All Rights Reserved.ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2015年3月20日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.ピッチ・パーフェクト 2015年5月29日TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.
2015年05月23日賞レースで火花を散らしたベネディクト・カンバーバッチやエディ・レッドメイン、官能映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン、ディズニー実写版『シンデレラ』の“王子”リチャード・マッデン、さらには実写版『美女と野獣』の野獣役に抜擢されたダン・スティーヴンスなど、雑誌やTVでもこぞって取り上げられている最近の英国俳優たち。だが何も、ホットな英国俳優は彼らだけではない。英国の“至宝”アンソニー・ホプキンスが実在のビール王を演じる本格サスペンス・ミステリー『ハイネケン誘拐の代償』に出演するジム・スタージェスも、彼らに負けず劣らずの“知る人ぞ知る”実力派のイケメン英国俳優。数々の話題作でも輝きを魅せる彼に注目した。本作は、1983年に実際に起きた大ビール企業「ハイネケン」の経営者誘拐事件の真相を追った、エミー賞受賞の犯罪ジャーナリスト、ピーター・R・デ・ヴリーズのベストセラー本を映画化。世界屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが犯罪経験もない幼なじみの5人組に誘拐され、巨額の身代金が要求されるものの、次第に人質であるハイネケンに誘拐を犯した若者たちが翻弄され、歯車を狂わせていく様が描かれる。大富豪ハイネケンを演じるのは、『羊たちの沈黙』で殺人鬼ハンニバル・レクターを演じ、米アカデミー賞「主演男優賞」を受賞した英国のベテラン、アンソニー・ホプキンス。そして、大胆な誘拐計画を立案したグループのリーダー、コルを演じるのが、ジム・スタージェスだ。ロンドン生まれで現在、36歳のジム。1994年に映画デビューを果たし、ビートルズで綴るミュージカル映画『アクロス・ザ・ユニバース』(’07)では甘い歌声を披露、青春サスペンス『ラスベガスをぶっつぶせ』(’08)では数学の天才学生を好演し、将来有望な若手俳優としてその名を知られるようになった。また、アン・ハサウェイと23年に及ぶ愛の軌跡を追った『ワン・ディ23年のラブストーリー』(’11)や、キルスティン・ダンストと異色のSFラブ・ストーリーに挑んだ『アップサイドダウン 重力の恋人』(’12)、さらにトム・ハンクス、ハル・ベリーなど豪華キャストが出演した『クラウド アトラス』(’12)、『ニュー・シネマ・パラダイス』の名匠ジュゼッペ・トルナトーレがメガホンをとった『鑑定士と顔のない依頼人』(’13)など話題作に相次いで出演。プライベートでは、『クラウド・アトラス』で共演した韓国トップ女優ペ・ドゥナとの交際が噂され(現在は破局した模様)、熱愛発覚時には世界中から大きな注目を浴びた。本作で、妊娠中の愛妻がいるも事業に失敗し、大富豪のハイネケン誘拐を企てたコルを演じたことについてジムは、「実在の人物を演じるときは、バランスが大切なんだと思う。演技ではあるけど、実在の人物だからリアルさが大切。僕が面白いと思ったのは、犯人たちはどこにでもいる労働階級の若者ということ。彼らの若さをいつも念頭に置いていたよ」と語る。「ごく普通の若者が考えられないことをしたんだ、しかも、うまくいくと本気で信じて…。一体どれだけの度胸が必要だったのかを考えてみたら、それを実行した彼らにある意味、敬意を抱いたよ」と明かし、誘拐犯たちの心情に思いを馳せた。名優ホプキンスと共演したことについては、「劇中での話題の中心はハイネケン。だから犯人グループの頭の中はハイネケンでいっぱいだったんだ。それは演じる僕らも同じ状態だったよ。だからアンソニーが現場に現れたとき、僕ら全員が感激してしまったよ!ハイネケンを見た気分になったしね。アンソニー演じるハイネケンを誘拐して監禁するなんてとても貴重で刺激的だったよ!」とふり返り、キュートな一面も覗かせるジム。ハリウッド切っての大物俳優との共演は、彼の俳優人生に大きなインパクトを与えたはず。そんなジムや、『アバター』のサム・ワーシントンら若手実力派たちが演じた誘拐犯が、名優演じるハイネケンにいかにして翻弄されていくのか、ますます期待が高まる。『ハイネケン誘拐の代償』は6月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハイネケン誘拐の代償 2015年6月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014 Informant Europe SPRL, Heineken Finance, LLC
2015年04月23日パトリシア・ハイスミスの小説の映画化で有名なのは、アラン・ドロン主演の『太陽がいっぱい』、それをマット・デイモンとジュード・ロウでリメイクした『リプリー』、ヒッチコック監督の『見知らぬ乗客』などですが、そこに新たな作品が加わりました。それは彼女が1964年に発表した「殺意の迷宮」をもとにした『ギリシャに消えた嘘』です。サスペンスものはたとえあらすじであっても頭に入れてしまうと面白さが半減…ってことがありますので、敢えてここでは触れずにおきますが、この映画の舞台となるのはギリシャのアテネ、クレタ島、トルコのイスタンブール。なんともオリエンタルな土地ばかりです。ワケありでアテネにやって来たチェスター(ヴィゴ・モーテンセン)と妻のコレット(キルスティン・ダンスト)は、パルテノン神殿を観光中にツアーガイドのライダル(オスカー・アイザック)と出会い、縁あってチェスターはライダルに街案内を頼むことに。そこから物語は始まります。この冒頭の彼らの視線のやりとりが後に男同士の心理戦につながっていくので、アテネの風光明媚な景色にうっとりしながらも、何気ないカフェのシーンは注意深く見てほしいシーンでもあります。というのも、2人の男と1人の女、若く美しい妻を持った中年男にとって若い男の出現はあらぬ心配の種になりがちですが、この映画の場合はそれよりももっと深いものが隠されているんです。ライダルが誰を見つめていたのか、なぜ気にしていたのかを記憶に刻んでおくとラストシーンがより感動的になるはずです。ギリシャの遺跡に映えるチェスターとコレットの衣裳にもうっとりさせられます。舞台が1962年とあってクラシックな服装なのは当然なんですが、白いスーツ、白いワンピース、帽子がギリシャに合う合う!そんな2人の俳優のお洒落な姿を観ていると、自分もギリシャに旅行するときは同じように白い洋服を…と思ってしまう。それほど素敵なんです。そして、キルスティン・ダンストを真似して白いワンピース姿で訪れたいのは、撮影の舞台となった──オープニングのアテネのパルテノン神殿のあるアクロポリス、クレタ島にある巨大遺跡クノッソス、イスタンブールのグランドバザール(市場)あたりでしょうか。パルテノン神殿を観光したあとコレットが、アクロポリスの下にあるカフェテラスでガイドブックを見ながら「蚤の市は日曜の方がすいているって」とチェスターに話すシーンがありますが、蚤の市をふらり歩いても映画のワンシーンを追体験できます。神話と遺跡の地アクロポリスは、一度は行ってみたい魅惑の地。この映画のようなハラハラドキドキの事件には間違っても巻き込まれたくはないですが、ギリシャを訪れる際にはバッグのなかにはもちろん、この映画の原作「殺意の迷宮」をそっと忍ばせて…。(text:Rie Shintani)
2015年04月15日昨年暮れに発表された“世界で最もハンサムな顔”ランキング。前回NO.1のマイケル・ファスベンダーを始め、トム・ハーディ、ライアン・ゴズリングなどの人気俳優、さらにジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットら大御所、「SUPER JUNIOR」のシウォン、「2PM」のテギョンら演技者としても活躍するK-POPアイドルたちを抑え、1位を獲得したのは、2月13日、バレンタインデー公開される『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のジェイミー・ドーナン。彼は、ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』でキルスティン・ダンスト演じるアントワネットと“昼顔”関係になるフェルセン伯爵役に大抜擢され、モデルから華麗なる転身を遂げた美しき英国俳優。昨年、全世界にファンを持つベストセラー官能小説の映画化でも主演を勝ち取り、2015年の注目株のひとりといわれている。そんな彼を始めとする、期待のブレイク男子をピックアップしてみた。■「シンデレラ」「ピーター・パン」…話題の実写映画に抜擢された新鋭ディズニーが贈る実写版『シンデレラ』(2月14日公開)でシンデレラ役を射止めた新星リリー・ジェームズと共に、チャーミング王子役に抜擢されたのは、スコットランド出身の若手俳優リチャード・マッデン。人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のロブ・スターク役で認知度を上げた彼は、優しい端正な顔立ちと青い瞳が魅力の生粋の王子様キャラ。2010年にはジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫監督がメガホンをとった英国映画『CHATROOM チャットルーム』にも出演。現在、パトリス・ルコント監督の最新作でアラン・リックマン、レベッカ・ホール共演の“昼顔モノ”『暮れ逢い』が日本公開中というタイムリーな英国男子だ。一方、ディズニー・アニメとして知られる「ピーター・パン」も今年、『Pan』(原題/7月24日全米公開)として実写化される。物語は「ピーター・パン」の前日譚となる模様で、ワーナー・ブラザースが製作。ヒュー・ジャックマンが海賊の“黒ひげ”として悪役を演じるほか、ルーニー・マーラが酋長の娘タイガー・リリーに、またアマンダ・セイフライドがウェンディの母親役を務めることが分かっている。同作で、ネバーランドにたどり着いた孤児のピーターを助けるフック船長を演じているのが、アメリカ・ミネソタ出身のギャレット・ヘドランドだ。ブラッド・ピット主演の『トロイ』でデビュー後、ディズニーのSF大作『トロン:レガシー」で初主演を務め、来日も果たしている。ジャック・ケルアック原作『オン・ザ・ロード』や、コーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』では、ややクセの強い男を演じていたが、豪華キャストがずらりと並んだ『Pan』ではどんな魅力を放っているのか、ぜひチェックしておきたい。■『アベンジャーズ』『ジュラシック・ワールド』…超大作の続編でブレイク必至また、中田監督の『CHATROOM チャットルーム』で主演を務めていたのが、『キック・アス』シリーズで知られるアーロン・テイラー=ジョンソン(当時はアーロン・テイラー)。ハリウッド映画版『GODZILLAゴジラ』で主人公の若き兵士を演じていたことも記憶に新しいアーロンは、今夏の話題作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(7月4日公開)で正真正銘のスーパーヒーローに仲間入り。『GODZILLA』でも共演したエリザベス・オルセンが演じるワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチの双子の弟、ピエトロ・マキシモフ/クイック・シルバー役に扮しており、同作で一気にブレイクする可能性大。さらに、およそ20年ぶりに“開業”する『ジュラシック・ワールド』(8月7日公開)で主人公を務めるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラット。先日公開された予告編では、久しぶりに目にする動く恐竜たちにウズウズしたファンも多いのでは?これまでのシリーズを手掛けてきたスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮というのも楽しみ。クリスは、賞レースでも注目されている『LEGO(R) ムービー』で主人公エメットの声を務めており、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が2014年全米興収NO.1という大ヒットもあって、全米ではすでに人気者。今後も『荒野の七人』のリメイクなどオファーが相次いでいるという。■新章『スター・ウォーズ』で覚醒まちがいなし!?個性派の2人に注目続編といえば、いよいよ今年、満を持して登場するのが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日全世界同時公開)。J・J・エイブラムスが監督を務める新章では、ストーリーの詳細はまだ明らかにされていないものの、先日解禁された特報映像で早くも話題沸騰。オリジナルシリーズからは、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、ハン・ソロ役のハリソン・フォード、レイア役のキャリー・フィッシャーらが続投する。新キャストとしては、映像に登場していたストーム・トルーパー姿の「フィン」役のジョン・ボイエガ、Xウイングに乗り込む「ポー・ダメロン」役のオスカー・アイザック、新ヒロインといわれる「レイ」役のデイジー・リドリーのみ、ようやく役名が発表されたところ。注目すべきは、ティラー・スウィフトもファンを公言する大人気のTVシリーズ「GIRLS/ガールズ」や等身大ヒロインを描いた映画『フランシス・ハ』に出演している、身長191cmの個性派イケメン、アダム・ドライバー。そして、ロングランヒットとなった『アバウト・タイム愛おしい時間について』や、ファスベンダー主演の『FRANKーフランクー』で注目を集めたアイルランド俳優ドーナル・グリーソンだろう。「セックス・アンド・ザ・シティ」「ゴシップガール」と同じくニューヨークを舞台にしながら、リアルなアラサー“こじらせ”女子を主人公にした「GIRLS/ガールズ」。アダムが演じているのは、製作総指揮・監督・脚本・主演の1人4役を務める女性クリエイター、レナ・ダナムの相手役となる、つかず離れずの“セフレ”。一方、『ハリー・ポッター』シリーズの“マッドアイ”ムーディことブレンダン・グリーソンを父に持つドーナルは、ロンの兄・ビル役としても知られており、相次いで日本公開された上記の2作でさらに“赤毛”ファンを増やしている。いずれも超大作や話題作に抜擢された若手実力派ばかり。いまから彼らの名前をチェックしておいて。(text:cinemacafe.net)
2015年01月05日歌手にして映画監督・俳優のセルジュ・ゲンズブールと、英国の名女優・歌手のジェーン・バーキンの間に生まれた元祖サラブレッド女優、シャルロット・ゲンズブール。今年、デンマークが生んだ鬼才中の鬼才ラース・フォン・トリアー監督と、実に3度目のタッグを組み、“女性のセクシャリティー”を描く2部作『ニンフォマニアックVol.1/Vol.2』に主演する。シャルロットを始めとする有名スターたちの恍惚の表情が切り取られたビジュアルや、劇場では流すことのできないR18+指定の予告編映像などのニュースが到着するたび、大きな注目を集め、『TOKYO TRIBE』の園子温監督や『愛の渦』の三浦大輔監督をも魅了した本作。自らを“ニンフォマニアック=色情狂”と断言する、シャルロット扮する主人公のジョーが、偶然出会った年配の男セリグマン(ステラン・スカルスガルド)にその半生を独白する形をとり、8つの章・2部作・計240分という長編で、ジョーというひとりの女性の“性”の旅路を辿っていく。キルスティン・ダンストらと共演したトリアー監督の前作『メランコリア』(’11)でカンヌを訪れていた際、すでに本作の構想を監督から聞いていたというシャルロットが、本作への出演とトリアー監督とのかかわりについて、赤裸々に語ってくれた。トリアー監督が「次はポルノ映画」と言ったとき、最初は「ジョークだと思った」というシャルロット。「彼は挑発的だから。それに彼からの依頼に過度の期待はしたくなかった。でも、監督が私に3度目の映画を依頼してくれるなんてすごいことだわ。とてもありがたかった」と、その当時をふり返って言う。ウィレム・デフォーと夫婦役となり、セックスの最中に我が子を失い、深い喪失感と自責の念にさいなまれる妻を演じた『アンチクライスト』(’09)で、トリアー監督に初めて起用されたシャルロット。その作品でも、全裸での自慰シーンや思わず目を伏せたくなる過激描写が物議を醸していたが、本作の衝撃度はそれ以上とか。2月、ベルリン国際映画祭での初お披露目では共演のシャイア・ラブーフが突然、記者会見場を後にするなど、場内外で話題を振りまいてはいたが、作品自体は概ね好評だった。だが、先日のベネチア国際映画祭で上映された『Vol.2』のディレクターズカット版にはかなりショッキングなシーンが盛り込まれており、途中で退席する人もいたという。そんな本作の脚本を初めて読んだときの気持ちを、シャルロットは「興奮したし、驚いたわ。どんな脚本か予想していなかったから、本当に驚いたの。それにもちろん、怖気づいたわ」と正直に語る。「とても大きなプロジェクトだったわ。『アンチクライスト』の時と同じように、年は取ったけれど、主題から外れたものや比喩全体を自分が理解できるかどうか確信がもてなかった」。「することがたくさんあった。(ジョーとセリグマン)両方のキャラクターが言っていることを理解するためにね。たとえセリグマンの気持ちをジョーが本当には理解できないとしてもね。でも、そこが私は面白いと思ったの。とても豊かで、強烈な脚本だった。だからどう言えばいいかしら?とても怖くて、エキサイティングで、同時に楽しくもある。この映画を観たときに私はそう感じたわ」。だが、シャルロット自身は、性に目覚めてからというもの男たちを漁るように求めるジョーのキャラクターには共感できたのだろうか。「彼女は人間に対してあまり楽観的じゃないわ。私は彼女に同意するわけじゃないけれど、彼女のことがとても好きだわ。彼女は人の心を動かす。映画の中で自分自身を見るのは奇妙だし、こんなふうに話すのも奇妙だけど、彼女をかばってあげたくなるの」と、その思いを語る。「彼女はもちろん彼ら(ジョーの相手となった男たち)を利用しているけれど、彼らに対して彼女が何の感情も持っていないわけじゃない。ただ、何のために彼らを利用し、自分が何を必要としているのか、彼女は分かっているの。彼女は自分の信条に従うの。もっと強い何か、つまり愛に突き動かされるまではね」。セックスを追求するあまり、時に過激さを通り越してコミカルにも映る本作だが、スクリーン上で自分の行為を見ることも、かなり奇妙な体験のはずでは…。「これは肉体とセックスの残酷さを描いた映画なの。上品ぶって隠すなんてナンセンスの極みだわ。ラースが言っていた。もし私がセックスしていると人々が信じたとして、私自身の道徳観の限界はどこにあるのかと。私は問題ないと思った。自分がしたことをちゃんとわかってさえいればね」と、シャルロットは言う。「それよりも思い込みの方が心配だった。いくつかの映像だけを見て、映画全体がそうだと思い込んでしまうことがあるでしょ。そういう狭い了見が怖かった。映画全体を見れば、何も問題ない。それどころか、セックスは映画の一部だと思うし、この映画の美しさでもある」。幾度となくトリアー監督の前で全てをさらけ出してきているだけに、シャルロットは監督の手法には絶大な信頼を置いているようだ。「しょっちゅう言っているけど、『アンチクライスト』も『メランコリア』も、キルステン・ダンストのキャラクターも、とても真実味があると思う。彼は女性キャラクターに彼自身を投影している。それがキャラクターたちに確かな真実味を与えているのだと感じるわ。でも彼は男性なの」。トリアー監督は自らを投影しつつも、そこに男性としての目線が入り込むことで、彼の描く女性はより真実味を増し、混沌として複雑な、リアルな人間の姿へと近づいているということなのだろうか。「彼が描くキャラクターには多くの曖昧さがあって、私はとても好きだわ。それにほかでは読むことのできない深みがある」と、言葉を続けるシャルロット。そんな彼女が本作で注目するのは、監督独特の“ユーモア”だという。「物語を語る方法になっていると感じるわ。でも、やっぱりラースだし、“彼の”ユーモアなの。この物語にはそれが特に必要だと思う」。すでに映画史上、最もセンセーショナルな問題作ともいわれている本作で、またもや全裸ばかりか、数々の過激シーンに体当たりで挑んだシャルロット。ひと皮も、ふた皮も向けた姿を、再び私たちに見せてくれるに違いない。『ニンフォマニアック Vol.1』は10月11日(土)より、『Vol.2』は11月1日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ニンフォマニアック Vol.1 2014年10月11日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国にて公開(C) 2013 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31 APS, ZENTROPA INTERNATIONAL KOLN, SLOT MACHINE, ZENTROPA INTERNATIONAL FRANCE, CAVIAR, ZENBELGIE, ARTE FRANCE CINEMAニンフォマニアック Vol.2 2014年11月1日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほか全国にて公開(C) 2013 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31 APS, ZENTROPA INTERNATIONAL KOLN, SLOT MACHINE, ZENTROPA INTERNATIONAL FRANCE, CAVIAR, ZENBELGIE, ARTE FRANCE CINEMA
2014年10月08日ニューヨーク・メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートの展覧会のオープニングパーティー「メットボール(Met Ball)」。今年のテーマは「チャールズ・ジェームス・ビヨンド・ファッション(Charles James Beyond Fashion)」。20世紀初頭に活躍したアメリカ人初のクチュリエ、チャールズ・ジェームズへのオマージュとして、ゲスト達はクチュールライクなドレスに身を包んだ。その華やかなドレスに合わせるメイクを担ったのは「ナーズ(NARS)」のメーキャップアーティスト達。サラ・ジェシカ・パーカーのメイクを手掛けたのは、レスリー・ロペス。1950年代を彷彿とさせる「オスカー デ ラ レンタ(Oscar de la Renta)」のドレスに合わせ、50年代風アイメイク。ブレイク・ライブリーのメイクはエレイン・オファーズが手掛けた。クラシックでありながらグラマラスという、古き良きハリウッドを偲ばせるルックには、色味を押さえた赤いリップでモダンな印象に。カレン・エルソンを担当したジェニー・スミスは、赤っぽいオレンジのリップを選び、ほんの少しだけ目もとをくっきりと見せるために、アイラインをハネぎみに入れるという50年代に女性達が好んだテクニックを採り入れた。グラマラスなドレスを着たジェシカ・パレは、マイ・クインが担当。大胆だが昔っぽくなりすぎないよう、リップは鮮やかなピンク、フレッシュさを保つためにアイライナーは使用せず、代わりにメタリックカラーを乗せた。キルスティン・ダンスト着用のドレスは映画『スター・ウォーズ』がモチーフ。それに合わせてジャニーン・ロベルは銀河系から着想を得たメイクを施した。また、鮮やかなサーモンピンクのドレスで登場したソランジュ・ノウルズにはベンジャミン・バッキーが担当。ダークスモーキーなブロンズルックを想像し、マスカラをたっぷりとのせたアイメイクに、輝きを持つチーク、ヌーディーカラーのリップを組み合わせた。
2014年06月08日全国の映画館では毎週のように新作が公開されていますね。芸術の秋にちなんで、20~40代の女子に「秋デートで見たい映画は?」というテーマでアンケートを取ったところ、下記のような結果になりました。1位ラブストーリー…28%2位サスペンス…23%3位アクション…15%〃コメディ…15%5位ホラー…10%やっぱり「デートはラブストーリー」と考えている人が多いようです。そこで、ラブストーリー好きな女子たちにデートでの“楽しめた&失敗エピソード”を聞いてみました。【楽しめたエピソード】・「学生時代のデート。本当は他の映画を見るはずだったのですが、時間を間違えてしまい、代わりに『キューティ・ブロンド』を見ることに。予想外に楽しくて2人ともかなり盛り上がりました。ラブコメっていいですね。」(33歳営業)・「付き合って1年目の記念日に彼がプレミアムシートのある映画館に予約してくれました。席にクッションがついてたので、かなりくつろげて贅沢な気分でした。彼と手をつないだまま見た『アーティスト』(去年アカデミー賞を獲った作品)最高でした!」(26歳受付)【失敗エピソード】・「今の旦那さんとの話ですが、2回目のデートで『Sex and the City』に誘ったのは失敗だったみたいです。登場人物のあけすけな会話に驚いたのか、用事があると言って食事もせずにそそくさと帰ってしまいました(笑)。」(36歳主婦)・「『きみに読むものがたり』を見て大号泣。見終わった後、アイメイクがほとんど取れていたらしく、私の顔を見た彼が無言に…。」(30歳販売)悲喜こもごものエピソードが集まりました。こういう話を聞くと、映画デートをしたいけれど、選ぶ作品や相手との関係性に悩んでしまう、という人もいるかもしれませんね。そこで、今週と来週の金曜日・土曜日に、公開される映画の中からPROLO女子におすすめの作品をちょっとだけご紹介します。-----■9月6~7日START・『アップサイドダウン 重力の恋人』(ラブストーリー)出会ってはいけなかった男女の運命的な恋を描いた、キルスティン・ダンスト主演のSFラブストーリー。・『サイド・エフェクト』(スリラー)名匠スティーヴン・ソダーバーグ監督、ジュード・ロウ主演。精神科医療を描くサスペンス・スリラー。・『キャプテンハーロック』(アニメ)松本零士の人気漫画『宇宙海賊キャプテンハーロック』をCGアニメ化。小栗旬、三浦春馬らが声優を担当。-----■9月13~14日START・『ウルヴァリン:SAMURAI』(アクション)『X-MEN』シリーズの人気キャラクターの活躍を描くアクション。ヒュー・ジャックマン主演で舞台は日本。・『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE&THE LAST KILL』(ミステリー)中居正広主演の人気ドラマの劇場版。北村一輝や栗山千明らテレビ版のキャストに加え、堀北真希が出演。・『私が愛した大統領』(ラブストーリー/ヒューマン)アメリカの第32代大統領フランクリン・ルーズベルトの、従妹との秘められた愛と絆を描いたドラマ。-----今週・来週公開のラブストーリーはSFだったり、ヒューマン系だったりと、純度100%という感じのものは少なそうです。でもその分、「恋愛ものはあまり得意じゃない」という彼氏や、“恋人未満”の彼を映画に誘うのにちょうどいいかも。サスペンス映画やアクション映画を見て、2人でドキドキしたり、スカッとした気分を共有したりするのもいいですよね。もっとラブストーリーっぽいのを見たい!と思う人には、10月公開の松本潤&上野樹里の『陽だまりの彼女』や長澤まさみ&岡田将生の『潔く柔く』がおすすめです。『陽だまりの彼女』は“女子が男子に読ませたい恋愛小説ナンバーワン”として人気の同名小説の映画化。今から楽しみですね!(文=Kawauso)
2013年09月07日重力に引き裂かれる禁断の恋を斬新な映像美で描いた映画『アップサイドダウン 重力の恋人』。このほど恋人役を演じたキルスティン・ダンストと、ジム・スタージェスの“逆さまキス”のロマンチックなビジュアルがお披露目となった。物語の舞台は、富裕層が住む“上の世界”と、貧困層が住む“下の世界”の間で、2つの真逆の引力が作用する双子惑星。両世界の交流は法で厳しく禁じられていたこの星で、ある日、“下の世界”に住むアダム(ジム・スタージェス)は、“上の世界”のエデン(キルスティン・ダンスト)に恋をしてしまう。しかし、一緒にいるところを警備隊に見つかってしまい、2人は引き裂かれてしまう…。今回公開されたビジュアルは、“上の世界”の重力に引っ張られるエデンと“下の世界”の重力に属するアダムが、逆さまでキスをする劇中で最も印象的なシーン。『スパイダーマン』でトビー・マグワイアと1度“逆さまキス”を経験したことがあるキルスティンは、このシーンについて「2度もするなんて思わなかったわ(笑)」と笑いながら語る。この“SF版「ロミオとジュリエット」”のようなドラマチックな愛の物語を手がけたのは、カンヌ国際映画祭にてショートフィルム『頭のない男』で「短編審査員賞」に輝いた期待の新鋭監督フアン・ソラナス。夢の中で見た、たった1つの光景をもとに重力が上下に働く双子惑星という斬新なアイディアを生み出し、プロデューサーと共に古典的ラブストーリーとイマジネーションの世界を組み合わせ、詩的な世界観に仕上げた。『アップサイドダウン 重力の恋人』は9月7日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アップサイドダウン 重力の恋人 2013年9月7日より角川シネマ有楽町、ヒューマックスシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2011 / UPSIDE DOWN FILMS – LES FILMS UPSIDEDOWN INC – ONYX FILMS – TRANSFILM INTL – STUDIO 37 – KINOLOGIC FILMS (UD) – JOUROR PRODUCTIONS – FRANCE 2 CINEMA
2013年08月16日パリを本部に世界各国でモデル事務所を展開する世界最大のモデル・エージェンシー「エリート・モデル・マネジメント」創始者の1人である、ジョン・カサブランカス氏(John Casablancas)が7月20日、癌のため死去した。享年70歳。「エリート・モデル・マネジメント」はニューヨーク出身のジョン氏と、アラン・キットラー(Alain Kittler)によって72年にパリで創立。その後、77年にニューヨークに初の国外支社を設立し、現在では約30ヶ国に事務所を展開。2,000名を超えるモデルが在籍している。ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)やシンディ・クロフォード(Cindy Crawford)、タチアナ・パティッツ(Tatjana Patitz)、ヘレナ・クリステンセン(Helena Christensen)、ハイディ・クルム(Heidi Klum)、ミラナ・ケラー(Milana Keller )、ヘレン・スウェディン(Helen Swedin)らを輩出し、現在は女優として活躍するキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)やキルスティン・ダンスト(Kirsten Dunst)、ミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)、ユマ・サーマン(Uma Thurman)らもエリートからモデルとしてそのキャリアをスタートさせている。日本のエリートジャパンでは小西真奈美や松下奈緒、今宿麻美らが所属していた。ジョン氏は2000年に「エリート」から引退。その後もモデル学校やスカウト組織を立ち上げるなど、ファッション界に貢献し続けた。なお、アメリカのロックバンド「ザ・ストロークス(The Strokes)」のヴォーカルであるジュリアン・カサブランカス(Julian Casablancas )は実の息子である。
2013年07月25日最近、キスでときめいていますか?唇がふれあうだけのシンプルなコミュニケーションですが、そこに相手を思う気持ちが加わるとたった一度のキスでも不思議なパワーをもらうことができます。今回は海外サイト『MagforWomen』でみつけたコラムを参考に、男性が好きなキスの仕方を8つご紹介します。■1.耳たぶにキス「耳たぶへのキスは性別を問わず好きな人が多いのです。優しくたまに甘噛みをしたりすると彼もおかしくなるはず」唇へのキスに飽きてしまったときの定番ですよね。イチャイチャしているときにネコのようにじゃれながら彼の耳を「はむ!」として、ムラムラスイッチをオンにしちゃいましょう。■2.バタフライキスえ?バタフライキスってなに?!と思う方も多いはず。唇ではなくまつげを使ったキスのことを意味するようです。気になるやり方は、「あなたのまつげを彼のほっぺや首にパタパタするだけ。」と簡単。バサバサのつけまつげで彼のほっぺを攻撃すると嫌がられるので、注意してね。また、自前のまつげが短すぎて、パタパタできなかったなんて気まずい結果にならないように、日頃のケアも念入りに!■3.唇を包み込むキスここからようやく唇をつかったキスの登場です。「あなたの方から彼の唇をあなたの唇で挟み込むようにオトナのキスをしてみましょう。これは女性をセクシーにみせるキスのひとつです。」あせらずゆっくりと、彼をさそうようにやさしくキスをしてみてください。■4.フレンチキスいわゆるディープキスのことですね。彼が舌をひっこめようとした時に、やさしく彼の舌を甘噛みしてみるといつもと違った感覚が味わえるかも。「私、もっとあなたが欲しいの」と言葉なしで伝える、ちょっとエッチなキスですね。ディープキスは、濃厚な唾液の交換が行われますから、大好きな彼のエキスをたくさん吸い取ってパワーを注入しちゃいましょう。■5.スパイダーマンキス「スパイダーマンを見たことがある人なら、トビー・マグワイアとキルスティン・ダンストが逆さになってしたキスシーンが印象に残っていることでしょう。」ソファで寝ている彼をみつけたら、彼の頭の方から近づいてスパイダーマンキスを試してみましょう。いつもとは違うアングルからみるあなたのキス顔に彼もうっとりするかもしれません。映画の主人公になった気分で、ロマンチックな空間を演出して。■6.湿ったキス女子には不評な湿ったキス。どうやら男子には人気があるようです。「湿り気のあるキスは、気分を盛り上げます。ただしやり方には要注意。ベトベトすぎるキスは、互いに不快なだけ。」なるほど。何事も加減が大切ですね。気持ち悪い・・と思ったら、素直に伝えてあげるのがふたりのためです。いくら彼のためとはいえ、あまり我慢をせずに!■7.エスキモーキスエスキモー?!はい。鼻と鼻をこすりあうキスのことです。「このキスは子供っぽく見えますが、男性には人気があります。無邪気であどけない感じがするのが支持される理由」物は試しです。鼻の高い外人さんがやっていたら絵になるけど・・なんて言わずに、鼻が低いからこそ、逆に二人の距離が近くて良い・・・と、プラスの考えでやってみましょう。■8.下あごにキス首でもなく耳でもなく、下あごです。「彼の下あごから耳にかけて、優しいキスを連続で行うのがポイント。このキスは、多くの男性が好む」のだそうです。今日は彼も疲れてるし、私がリードしちゃおうかしら・・なんて日にためしてみたい、とっておきのキスですね。■おわりにキスは、もっとも手軽な愛情表現のひとつです。自分の好きなキス・彼がよろこぶキスを研究して、さらに愛を深めてくださいね。参照サイト:8Types of Kisses Men Like Most(MagforWomen)(さとみん/ハウコレ)<オススメ記事>・男が触られるとムラムラしちゃう体の部位とは?・もう悶絶!?エッチ中になでると喜ばれる部位・男の本音!エッチ中に彼女に頼まれると嬉しいこと
2013年04月04日いつだったか、女芸人のいとうあさこさんがネタの中で言っていました。「友だちへのご祝儀の総額が、3百うん十万円…。釧路で一戸建てが買える!」彼女ほど結婚式に出席する回数が多い人はそういないと思いますが、いつも払ってばかりでなかなか自分が回収する番にならないなぁ…と嘆いている人は少なくないことでしょう。ブライダルシーズンと呼ばれる春から初夏にかけての時期や9~11月頃は、新婚カップルが激増するバラ色の季節であると同時に、ご祝儀ビンボーの女子にとっては悲鳴をあげる元気も出ない、灰色の季節と言えるのかもしれません。そして…仲良しの友だちが幸せになるのはうれしいけれど、華やかな式の後には一人取り残されたような、そこはかとない寂しさも感じるもの。自分が焦っていたり、少なくともあの子よりは早く結婚できるはず!と思い込んでいた友だちに先を越されたりしたときには「嘘?なんで!?ありえない!」なんて心の中で叫びまくっちゃったりすることもあるのではないでしょうか。今回ご紹介する映画『バチェロレッテあの子が結婚するなんて!』は、おブスでおデブな非モテ女子の友だちの結婚を知り、ショックを受ける独身女子〈バチェロレッテ〉3人組のストーリー。キレイなのに結婚とは無縁のワケあり“負け美女”たちが、招待された結婚前夜パーティでハジケすぎ、花嫁のドレスを破ってしまう!という大惨事を繰り広げます。ドレスをなんとかしなきゃ!と奔走する一方、結婚の気配がない彼氏との関係、昔の恋人との再会、行きずりの恋などそれぞれが抱える問題も絡み、彼女たちの暴走はさらに加速して…。(c)2012 Strategic Motion Ventures, LLC監督・脚本を務めるレスリー・ヘッドランドは1980年生まれとアラサー真っ盛りの女性。「結婚したいのにキャリアは諦めず、身なりはいいがその努力は見せず、セクシーだけどふしだらでなく、流行を取り入れてもそれを表に出さず…」そんな今どき女子の正体を知り尽くした彼女が描く〈バチェロレッテ〉3人組とは?(c)2012 Strategic Motion Ventures, LLC〈バチェロレッテ〉3人組★彼氏はいるのに結婚の気配すらない完璧主義者の【レーガン】★クールな皮肉屋ながら、実は元カレを引きずり続ける【ジェナ】★ちゃんとした彼氏が欲しいと言いながら、いつもエッチ先行で本気の恋ができない【ケイティ】しっかりしすぎて甘え下手のレーガン、ダメダメな中に女子のかわいさを秘めたジェナとケイティ…自身の恋の記憶をそれぞれのキャラに重ねて見れば、共感を通り越して、ヒリヒリした痛みすら感じてしまうかも。賞味期限ギリギリ(?)の女子たちによる、毒舌本音トーク満載の痛快ガールズムービーに、ちょっぴり泣いて、たくさん元気をもらってみてはいかがでしょうか?「バチェロレッテ―あの子が結婚するなんて!」の映画鑑賞券ペアで1組2名様にプレゼント!応募はこちらから!(文=Kawauso)2013年2月22日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズ他全国ロードショー監督:レスリー・ヘッドランドキャスト:キルスティン・ダンスト、リジー・キャプラン、アイラ・フィッシャー、ジェームズ・マースデン配給:ギャガ2012年/アメリカ映画/88分映画『バチェロレッテ―あの子が結婚するなんて!』公式サイト(c) 2012 Strategic Motion Ventures, LLC結婚数
2013年02月12日『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』で見事なコメディエンヌっぷりを見せたレベル・ウィルソンが、来年開催されるMTVムービー・アワードで司会を務めることが決定した。レベルは、日本でも今月15日(土)から公開がスタートしている『恋愛だけじゃダメかしら?』や、来年2月22日(金)に日本公開予定のキルスティン・ダンスト主演最新作『バチェロレッテ ―あの子が結婚するなんて!』に出演するなど、近年コメディ女優として頭角を現しており、イギリスでは新作コメディー『Pitch Perfect』(原題)が現在公開中のほか、マイケル・ベイ監督がドウェイン・ジョンソンとマーク・ウォールバーグ主演で贈る新作『Pain & Gain』(原題)の公開も控えている。昨年のMTVムービー・アワードは、イギリスのコメディアンのラッセル・ブランドの司会でロサンゼルスにある劇場ギブソン・アンフィシアターで開催されており、『ハンガー・ゲーム』『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』などの大作が賞を総なめにした。MTVムービー・アワードは来年4月14日(現地時間)にMTVによって全米生中継される予定だ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン 2012年4月28日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2011 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED恋愛だけじゃダメかしら? 2012年12月15日より全国にて公開(C) 2012 Lions Gate Films Inc. and Alcon Entertainment, LLC. All rights reserved.バチェロレッテ-あの子が結婚するなんて!- 2013年2月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2012 Strategic Motion Ventures, LLC
2012年12月26日『主人公は僕だった』のザック・ヘルムが、コロンビア・ピクチャーズが手掛ける『ジュマンジ』のリメイク作の脚本家に起用された。1981年に出版されたクリス・ヴァン・オールズバーグ原作の『ジュマンジ』は、1995年にジョー・ジョンストンによって映画化され、ロビン・ウィリアムズとキルスティン・ダンストが出演している。新リメイク作では、マシュー・トルマックとウィリアム・ティートラー がプロデューサーを、さらにテッド・フィールドとマイク・ウェバーが製作総指揮を務める予定だ。1995年のオリジナル作は、子供2人がジャングルをテーマにしたボードゲームで遊んでいると本物の動物たちが出現し、26年もの間そのゲームの中に閉じ込められてしまっていた男を助けることになるという家族向けのコメディ・アドベンチャー作品だ。2005年にはジョン・ファヴロー監督が続編となる『ザスーラ』を手掛けている。今夏には、ソニーが「現代版」として『ジュマンジ』のリメイク作に取り掛かると発表していた。ザックは『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』で監督デビューも果たしており、来年12月25日(現地時間)公開予定のベン・スティラー主演コメディー作『虹を掴む男』のリライトを手掛けたばかりだ。■関連作品:主人公は僕だった 2007年5月19日より日比谷みゆき座ほか全国東宝洋画系にて公開©2006 Sony Pictures Entertainment (J) Inc. All Rights Reserved.マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 2008年2月16日より日劇3ほか全国にて公開© STUPID ZEBRA, LLC.
2012年12月10日