第29回全米製作者組合(PGA)賞が20日(現地時間)に発表され、劇場公開映画が対象のダリル・F・ザナック賞を『シェイプ・オブ・ウォーター』が受賞した。受賞したのは同作の監督も兼ねたギレルモ・デル・トロと製作のJ・マイルズ・デイル。デル・トロ監督はメキシコの自宅で父親に付き添うために式には出席せず、代理で出演者のリチャード・ジェンキンスが登壇。監督からの手紙を代読した。「出席できなくて、すみません。今夜、私はメキシコのホームタウンで父のベッドサイドにいます。この栄誉を、父と母に捧げることをお許しください。2人には尽きることなく感謝します。そして、父として私の子どもたちにも。彼らが夢とファンタジーを追い続けられるように、そして私の命が尽きようとしているとき、そばにいてくれるように」。1990年に始まったPGA賞の第1回受賞作は『ドライビング・ミス・デイジー』。同作は同年のアカデミー賞で作品賞を受賞、その後も19回、PGA受賞作がアカデミー賞で作品賞に輝いていることから、オスカー作品賞の行方を占う賞として注目されているが、2016年のPGA受賞作『マネー・ショート華麗なる大逆転』と昨年の受賞作『ラ・ラ・ランド』はアカデミー賞受賞を逃している(アカデミー賞作品賞は、2016年は『スポットライト世紀のスクープ』。2017年は『ムーンライト』)。そして、社会問題への関心を高めたとして、『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督がスタンリー・クレイマー賞を受賞。クレイマー監督は1967年に、婚約者の白人女性と彼女の両親を訪ねる黒人男性が主役の『招かれざる客』を手がけている。ピール監督はスピーチで「『招かれざる客』がなければ、『ゲット・アウト』は生まれませんでした」と述べたうえで、「『ゲット・アウト』に着手したとき、何が本当に恐ろしいのかを自問自答しました。皆さんが何を思い浮かべてるかはわかりますが、それは白人ではありませんよ。それは沈黙です。『ゲット・アウト』は沈黙に対する私なりの抗議です」と語った。劇場公開アニメ映画部門では『リメンバー・ミー』のダーラ・K・アンダーソン、劇場公開ドキュメンタリー部門はイギリスの人類学者、ジェーン・グドールについての『Jane』(原題)が受賞。テレビ部門では、連続ドラマ賞に当たるノーマン・フェルトン賞を「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」が、連続コメディ賞に当たるダニー・トーマス賞を「マーベラス・ミセス・メイゼル」が、ロングフォーム・ドラマ部門に当たるデヴィッド・L・ウォルパー賞を「ブラックミラー」(シーズン4)が受賞した。(text:Yuki Tominaga)
2018年01月21日先日のゴールデン・グローブ賞2部門受賞に続き、クリティクス・チョイス・アワードでは最多4部門を獲得したギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』。このほど、待望の予告編映像がお披露目となった。その比類なき世界観でベネチア国際映画祭を魅了し、満場一致で金獅子賞を獲得。第75回ゴールデン・グローブ賞では監督賞と作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)を受賞し、賞レースで大きな注目を集めている本作。このたび到着した予告編映像では、声を発することのできない女性イライザと、不思議な生きものとの切なくも愛おしい、究極のファンタジー・ロマンスを描き出している。1962年、冷戦時代のアメリカ。清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は、毎日変わらない生活を送っていた。だが、ある日、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。研究所に秘かに運び込まれたのは、不思議な生きもの。アマゾンでは神のように崇められていたという“彼”(ダグ・ジョーンズ)。その魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで“彼”に会いに行くように。子どものころのトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。2人の心が通い始めたとき、イライザは“彼”が、間もなく軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)によって実験の犠牲になると知る。「彼を助けなければ、私たちも人間じゃないわ」と必死で訴えるイライザ。ゼルダや、優しい隣人の画家ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)らの助けを借りて、イライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか…。『人魚姫』から『シザーハンズ』、『美女と野獣』まで、いつの時代も愛されてきた種族を超えたラブストーリーの新しくも究極の形を、まずはこちらから確かめてみて。『シェイプ・オブ・ウォーター』は3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月16日アメリカの放送映画批評家協会(BFCA)が選ぶ第23回クリティクス・チョイス賞が発表され、映画の部は『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞ほか最多4部門を受賞した。監督賞とともに作品賞を受賞したギレルモ・デル・トロ監督は、主演女優のサリー・ホーキンスと助演女優のオクタヴィア・スペンサー、脚本を手がけたヴァネッサ・テイラーと一緒に登壇、「女性たちとの仕事を不公平にしてきた全ての人たちへ、私たちとこの場に立ち、この映画を実現させた人たちを紹介させてください」「1つ言わせてください。あなたたちが気づかずにいるものは大きい」と語った。テレビの部ではリミテッド・シリーズの「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」が最多4部門を受賞。ゴールデン・グローブ賞で最多4部門受賞作『スリー・ビルボード』は最優秀女優賞、同助演男優賞、アンサンブル演技賞と俳優たちが評価された。ドラマとコメディのほか、アクション、SFホラー、と細かくジャンルが分けられ、『ワンダーウーマン』(アクション)や『ゲット・アウト』(SFホラー)といった2017年に大きな話題となった作品も評価された。最優秀アクション映画賞に輝いた『ワンダーウーマン』に主演し、映画での女性の地位を向上させたことで「#SeeHer」賞も受賞したガル・ガドットは「過去数週間、数か月間、私たちは業界や社会に起きたムーブメントを見てきました。この賞を、正しいことのために立ち上がる全ての女性、男性と分かち合いたいです」とスピーチした。「The Florida Project」(原題)で最優秀若手男優/女優賞を受賞したブルックリン・プリンスは6歳の女の子。授賞発表直後に、同部門で候補になっていた『ルーム』で知られるジェイコブ・トレンブレイ(『Wonder』原題)がブルックリンのもとに行って祝福していた。主な受賞結果は以下の通り■映画の部最優秀作品賞『シェイプ・オブ・ウォーター』最優秀監督賞ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』最優秀男優賞ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』最優秀女優賞フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』最優秀助演男優賞サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』最優秀助演女優賞アリソン・ジャニー『I, Tonya』(原題)最優秀若手男優/女優賞ブルックリン・プリンス『The Florida Project』(原題)アンサンブル演技賞『スリー・ビルボード』最優秀脚色賞『君の名前で僕を呼んで』ジェームズ・アイヴォリー最優秀オリジナル脚本賞『ゲット・アウト』ジョーダン・ピール最優秀撮影賞『ブレードランナー 2049』ロジャー・ディーキンス最優秀衣裳デザイン賞『ファントム・スレッド』マーク・ブリッジス最優秀編集賞『ベイビー・ドライバー』ポール・マクリス、ジョナサン・エイモス『ダンケルク』リー・スミス最優秀ヘア&メイクアップ賞『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』最優秀美術賞『シェイプ・オブ・ウォーター』ポール・デナム・オースターベリー、シェーン・ヴィオー、ジェフ・メルヴィン最優秀作曲賞『シェイプ・オブ・ウォーター』アレクサンドル・デスプラ最優秀主題歌賞“Remember Me”(『リメンバー・ミー』)最優秀視覚効果賞『猿の惑星:聖戦記』最優秀長編アニメ賞『リメンバー・ミー』最優秀アクション映画賞『ワンダーウーマン』最優秀コメディ映画賞『ビッグ・シック』最優秀コメディ映画男優賞ジェームズ・フランコ『The Disaster Artist』(原題)最優秀コメディ映画女優賞マーゴット・ロビー『I, Tonya』(原題)最優秀SFホラー映画賞『ゲット・アウト』最優秀外国語映画賞『女は二度決断する』■テレビ部門最優秀ドラマシリーズ賞「ハンドメイズ・テイル」ドラマシリーズ最優秀男優賞スターリング・K・ブラウン「THIS IS US 36歳、これから」ドラマシリーズ最優秀女優賞エリザベス・モス「ハンドメイズ・テイル」ドラマシリーズ最優秀助演男優賞デヴィッド・ハーバー「ストレンジャー・シングス未知の世界」ドラマシリーズ最優秀助演女優賞アン・ダウド「ハンドメイズ・テイル」最優秀コメディシリーズ作品賞「マーベラスミセス・メイゼル」最優秀コメディシリーズ男優賞テッド・ダンソン「The Good Place」(原題)最優秀コメディシリーズ女優賞レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」最優秀コメディシリーズ助演男優賞ウォルトン・ゴギンズ「バイス・プリンシパルズ」最優秀コメディシリーズ助演女優賞メイム・ビアリク「ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」最優秀リミテッド・シリーズ「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」最優秀TV映画賞「嘘の天才~史上最大の金融詐欺~」最優秀TV映画またはリミテッド・シリーズ男優賞ユアン・マクレガー「FARGO/ファーゴ」最優秀TV映画またはリミテッド・シリーズ女優賞ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」最優秀TV映画またはリミテッド・シリーズ助演男優賞アレクサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」最優秀TV映画またはリミテッド・シリーズ助演女優賞ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC
2018年01月12日全米監督協会賞(DGA)のノミネーションが発表された。1948年以来、DGAの長編映画監督賞とアカデミー賞の監督賞は7人を除いて一致していることから、DGAの結果は見逃せないものとなっている。昨年アカデミー賞で監督賞を獲得した『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼルもDGA監督賞の受賞者であった。今年長編映画監督賞にノミネートされたのは、ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)、グレタ・ガーウィグ(『レディ・バード』)、マーティン・マクドナー(『スリー・ビルボード』)、クリストファー・ノーラン(『ダンケルク』)、ジョーダン・ピール(『ゲット・アウト』)の5人。ノーラン監督がDGAにノミネートされるのは『メメント』、『ダークナイト』、『インセプション』以来4回目。また、5人の中で唯一の女性のガーウィグ監督は、DGA史上長編映画監督賞にノミネートされた8人目の女性監督だ。過去、DGAにノミネートされた監督たちの80パーセントはアカデミー賞でもノミネートされている。アカデミー賞のノミネーションは1月23日(現地時間)に発表、DGA授賞式は2月3日、そしてアカデミー賞授賞式は3月4日に開催される。(Hiromi Kaku)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2018年01月12日第71回英国アカデミー(BAFTA)賞のノミネーションが9日(現地時間)、発表され、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が最多12部門にノミネートされた。ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門でゲイリー・オールドマンが主演男優賞を受賞した『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は作品賞、主演男優賞など9部門に。ゴールデン・グローブ賞で最多4部門を受賞した『スリー・ビルボード』は作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演男優賞など8部門9ノミネート、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』も作品賞、監督賞ほか8部門で候補になった。英国映画の『パディントン2』、『Film Stars Don’t Die in Liverpool』(原題)は3部門、『The Death of Stalin』(原題)は2部門でノミネート。スティーヴン・スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が完全無視される一方、興行面では苦戦した『ブレードランナー2049』は監督賞、作曲賞ほか8部門で候補になるなど、アメリカの映画賞とは異なる姿勢がはっきり表れた。英国アカデミー賞授賞式は2月18日(現地時間)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催される。主なノミネーションは以下の通り。■最優秀作品賞『君の名前でぼくを呼んで』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『ダンケルク』『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』■英国映画賞『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『The Death of Stalin』『God’s Own Country』『Lady Macbeth』『パディントン2』『スリー・ビルボード』■最優秀男優賞ダニエル・デイ=ルイス(『ファントム・スレッド』)ダニエル・カルーヤ(『ゲットアウト』)ゲイリー・オールドマン(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)ジェイミー・ベル(『Film Stars Don’t Die in Liverpool』原題)ティモシー・シャラメ(『君の名前で僕を呼んで』)■最優秀女優賞アネット・ベニング(『Film Stars Don’t Die in Liverpool』原題)フランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)マーゴット・ロビー(『I, Tonya』原題)サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)シアーシャ・ローナン(『レディ・バード』)■助演男優賞クリストファー・プラマー(『All the Money in the World』原題)ヒュー・グラント(『パディントン2』)サム・ロックウェル(『スリー・ビルボード』)ウィレム・デフォー(『The Florida Project』原題)ウディ・ハレルソン(『スリー・ビルボード』)■助演女優賞アリソン・ジャニー(『I, Tonya』原題)クリスティン・スコット・トーマス(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)ローリー・メトカーフ(『レディ・バード』)レスリー・マンヴィル(『ファントム・スレッド』)オクタヴィア・スペンサー(『シェイプ・オブ・ウォーター』)■最優秀監督賞ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『ブレードランナー2049』)ルカ・グァダニーノ(『君の名前で僕を呼んで』)クリストファー・ノーラン(『ダンケルク』)ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)マーティン・マクドナー(『スリー・ビルボード』)■最優秀オリジナル脚本賞『ゲットアウト』ジョーダン・ピール『I, Tonya』(原題)スティーヴン・ロジャース『レディ・バード』グレタ・ガーウィグ『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー■最優秀脚色賞『君の名前で僕を呼んで』ジェームズ・アイヴォリー『The Death of Stalin』(原題)アーマンド・イアヌッチ、イアン・マーティン、デヴィッド・シュナイダー『Film Stars Don’t Die in Liverpool』(原題)マット・グリーンハイ『Molly’s Game』(原題)アーロン・ソーキン『パディントン2』サイモン・ファーナビー、ポール・キング■最優秀外国語映画賞『エル ELLE』(フランス/ドイツ/ベルギー)『最初に父が殺された』(カンボジア)『お嬢さん』(韓国)『ラブレス』(ロシア)『セールスマン』(イラン)■最優秀作曲賞『ブレードランナー2049』ハンス・ジマー『ウィンストン・チャーチル』ダリオ・マリアネッリ『ダンケルク』ハンス・ジマー『ファントム・スレッド』ジョニー・グリーンウッド『シェイプ・オブ・ウォーター』アレクサンドル・デスプラ■最優秀アニメ映画賞『リメンバー・ミー』『ゴッホ最期の手紙』『ぼくの名前はズッキーニ』(text:Yuki Tominaga)
2018年01月09日第75回ゴールデン・グローブ賞が1月7日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、『スリー・ビルボード』が作品賞ほか4部門で最多受賞を果たした。テレビ部門では「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」が圧勝、ハリウッドにおける女性のパワーが大きく印象づけられた。マーティン・マクドナー監督が脚本賞を受賞したほか、女優賞(フランシス・マクドーマンド)、助演男優賞(サム・ロックウェル)に輝いた『スリー・ビルボード』は、アメリカ南部のミズーリ州の小さな町を舞台に、娘を殺された女性が地元警察に抗議する3枚の広告看板を立てる物語。2月1日(木)から日本公開される。最多7部門にノミネートされていた『シェイプ・オブ・ウォーター』(3月1日(木)より公開)は監督賞(ギレルモ・デル・トロ)と作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)を受賞した。ハリウッド外国人記者協会(HFPA)の投票によるゴールデン・グローブ賞は、映画とテレビの部をドラマ部門とミュージカル/コメディ部門に分けて選出。2月のアカデミー賞の行方を占う前哨戦のハイライトの1つだ。今年の最多受賞作はテレビ部門のリミテッドシリーズ/テレビムービー部門 の「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」。作品賞ほか女優賞、助演男女優賞とノミネートされた全4部門を制覇。一見幸せそうな家庭を築く女性たちの隠された苦しみを描き、ハラスメントや虐待といったテーマに切り込んだ同作が大きく支持された。最初に発表された同女優賞受賞のニコール・キッドマンは「これは友情の物語です。団結し、支え合いました」とスピーチで女性のパワーを強調。活動家だった母についてふれ、「これは虐待を扱った作品です。私たちの作品を通して変革をもたらしたいです」と語った。ミュージカル/コメディ部門も、高校生の少女と母親を描いたグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』が作品賞と主演女優賞(シアーシャ・ローナン)を受賞。女優であるガーウィグの監督デビュー作だ。セシル・B・デミル賞を受賞したオプラ・ウィンフリーは「あまりにも長い間、女性たちの話に権力を持つ男性たちは女性たちの話に耳を傾けず、彼女たちは信頼されずにいました。でも、彼らの時代は終わるのです(Their time is up)」と高らかに宣言した。映画の部ドラマ部門作品賞のプレゼンターに登場したのは、ゴールデン・グローブ賞監督賞で唯一の女性受賞者のバーブラ・ストライザンド。「私が受賞したのは1984年です。34年も前?みなさん、Time is upよ」と語った。授賞結果は以下の通り。<映画の部>■ドラマ部門作品賞『スリー・ビルボード』女優賞フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』男優賞ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』■ミュージカル/コメディ部門作品賞『レディ・バード』女優賞シアーシャ・ローナン『レディ・バード』男優賞ジェームズ・フランコ『THE DISASTER ARTIST』(原題)助演女優賞アリソン・ジャニー『I, TONYA』(原題)助演男優賞サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』アニメ作品賞『リメンバー・ミー』外国語映画賞『女は二度決断する』(ドイツ/フランス)監督賞ギレルモ・デル・トロ『シェイプ・オブ・ウォーター』脚本賞マーティン・マクドナー『スリー・ビルボード』作曲賞アレクサンドル・デスプラ『シェイプ・オブ・ウォーター』主題歌賞“THIS IS ME”『グレイテスト・ショーマン』<テレビ>■ドラマ部門作品賞「THE HANDMAID’S TALE」(原題)女優賞エリザベス・モス「THE HANDMAID’S TALE」(原題)男優賞スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」■ミュージカル/コメディ部門作品賞「マーベラス・ミセス・メイゼル」女優賞レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」男優賞アジズ・アンサリ「マスター・オブ・ゼロ」■リミテッドシリーズ/テレビムービー部門作品賞「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」女優賞ニコール・キッドマン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」男優賞ユアン・マクレガー「FARGO/ファーゴ」助演女優賞ローラ・ダーン「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」助演男優賞アレクサンダー・スカルスガルド「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」(text:Yuki Tominaga)
2018年01月08日今年で記念すべき90周年を迎えるアカデミー賞レース。今回の「入門編」では、作品賞候補の声が高い作品の中から、確実にノミネートされそうな厳選5作品を分析してみた。■確実にノミネートされそうな5作品『ダンケルク』まずはクリストファー・ノーラン監督の戦争映画『ダンケルク』。とにかくこの作品はテンションが高い。だが戦争映画でもっとも血糊が少ない映画と言ってもよく、映像とサウンドのみで観客を矢継ぎ早に窮地、また窮地に追い込み、戦地の兵士同様に絶体絶命な気分に追い込んでいくノーラン監督の手腕は凄い。映像も素晴らしくこの作品はノミネートほぼ確実いえる。『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』次に作品賞ノミネート必至と思われるのが、スティーヴン・スピルバーグ監督・主演トム・ハンクス&メリル・ストリープの『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』。実話を基にしたサスペンス・ドラマで、ベトナム戦争激化の当時に、女性経営者のワシントン・ポスト紙が政府の脅迫、出資者の反対、世間の性差別に屈せず、当時の米国政府がいかにアメリカ国民を嘘で操って泥沼化していたベトナム戦争を30年間にも渡って長引かせてきたかを暴露するまでの壮絶な“バトル”が描かれている。現在、トランプ政権で大揺れに揺れているアメリカ、そして様々なセクハラ問題などから女性の社会立場が何かと話題になる最近の世相において、まさにタイムリーな映画で、作品賞候補にノミネートされること請け合いの作品だ。『ゲット・アウト』そして次のノミネーション確率大の作品は、こちらも世相を反映したユニークなエントリーでホラー映画『ゲット・アウト』。アカデミー賞候補にホラー映画のタイトルが挙がるのは非常に珍しい。アカデミーは「ホラーとSFが嫌い」という定説はいまだ根強いのだが、この『ゲット・アウト』の強みはただのホラーではなく、ここ数年アメリカに吹き荒れている人種問題に、非常に賢い風刺を効かせたストーリーであるという点だ。黒人監督、黒人ライターそして黒人男優主演による本作は、現在ハリウッドで注目されている業界での多様性を具現化している作品ということでも特出している。これまであまりに白人優位で問題になったアカデミーにとって本作をノミネートすることは、心機一転・汚名挽回のいいチャンスとなるだけに候補確率はかなり高い。『レディ・バード/Lady Bird』(原題)今年のダークホースで、こちらもノミネーションほぼ確実と思えるのが『レディ・バード/Lady Bird』。これまで女優業中心だったグレタ・ガーウィグの監督デビュー作で、自分がティーンエイジャーだった頃の経験を基に執筆したストーリーとのことで、映画祭などでこの作品をすでに見た人々からはその質の高さに新米監督の作品とは思えないと言う声が上がっているほどの話題作だ。主役クリスティーヌこと“レディ・バード”を若き演技派シアーシャ・ローナン(『ブルックリン』)が演じ、彼女の名演もアカデミー賞主演女優部門でノミネーション間違えなしとの下馬評が高い。『シェイプ・オブ・ウォーター』5本目にご紹介の『シェイプ・オブ・ウォーター』も以前であればアカデミー賞候補になるには少々異色すぎると言われていたかもしれない。日本ではまだ未公開の本作だが、ギレルモ・デル・トロ監督が製作・脚本も兼ねたこの作品は、彼お得意の美しくもダークなファンタジー・ドラマで、謎の人魚男と口のきけない女性とのロマンスを描いている。ひと昔前に人魚姫がトム・ハンクス演じた普通の男性に恋をしてしまう映画『スプラッシュ』を男女逆にしてもっとダークにしたのがこの作品である。口のきけないヒロイン(サラ・ホーキンス)が、愛する人魚を邪悪な科学者から守ろうと、命がけで救出を試みる様には思わずエールを送ってしまう。■今年のアカデミー賞は女性主人公の作品がポイントに?今年のアカデミー賞作品部門のノミネーション予想をしていて気がつくことは、女性を主人公にした作品がこれまでになく目立つことだ。2017年はハリウッド映画業界で「セクハラ」に苦しめられた女性被害者たち立ち上がり、権力乱用の大物を次々に暴露していったたことがキッカケで、ある意味で女子パワーの年となった。現在、オンラインでもアカデミー賞レースの上位を走っている上記5作品中、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』、『レディ・バード』、『シェイプ・オブ・ウォーター』の3作品が女性を主人公にした映画で、これは特筆に値する。ここ数年において、会員の年齢、性別、人種が多様化したと言われるアカデミーだが、『シェイプ・オブ・ウォーター』のような作品をノミネートしてしまうかもしれない新世代アカデミーには、これまでにはなかった新しい何かを期待できるかもしれない。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2018年01月04日2017年は『美女と野獣』の興収120億円超えをはじめ、『ラ・ラ・ランド』『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』など作品の良さが評判を呼び、異例のヒットを記録するなど洋画復活を印象付ける1年に。その流れは2018年、さらに加速する予感です!★マーベル映画の勢いが止まらない!『ドクター・ストレンジ』を皮切りに、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、『スパイダーマン:ホームカミング』(同作のみソニー配給)、『マイティ・ソー バトルロイヤル』とマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズ(MCU)を舞台にした作品が、同じ年に4本も日本公開されたマーベル映画。その勢いは2018年も止まらず、新たなヒーローが躍動する『ブラックパンサー』(3月1日公開)、最強チームが最恐の敵に立ち向かうシリーズ総決算『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(4月27日公開)が相次いで、スクリーンを彩ることに。世界に平和は訪れるか?★忘れちゃいけない巨匠、スピルバーグの新作が2作連続公開どんなに時代が変わっても、“その先”を見据えて映画の可能性を追求し続けるスティーブン・スピルバーグ監督。40年を優に超えるキャリアは2018年、何度目かの絶頂を迎えようとしている。まずは、すでに賞レースの目玉となっている『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(3月30日公開)。トム・ハンクス×メリル・ストリープの豪華共演に加えて、「政治と報道」というタイムリーな題材が幅広い層の共感を集めている。もう1本の最新作『レディ・プレイヤー1』は打って変わって、近未来のバーチャル空間を舞台にしたSFスペクタクル超大作。劇中にはガンダムをはじめ、日本のポップアイコンが多数登場しており、若い世代がスピルバーグ作品に触れる絶好のチャンスとなりそうだ。★サマーシーズンは近年まれに見る豪華ラインナップ!この夏公開される洋画は、例年にない豪華なタイトルが目白押し。その筆頭が「スター・ウォーズ」(SW)の世界を舞台に、誰もが知る“あの男”の若き日を描く『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(6月29日公開)だ。近年、40代の監督がメガホンをとってきたSW映画だが今回、ベテランのロン・ハワード監督がどう演出するか?SF的センスには長けているはずだけど…。国内興収95億円を記録した『ジュラシック・ワールド』の続編『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(7月13日公開)も胸アツなマスト作。新登場の恐竜はもちろん、火山島が舞台というこれまでにない斬新な設定にも注目したい。トム・クルーズの代名詞である『ミッション:インポッシブル』の第6弾(!)もこの夏公開予定。撮影中の負傷もなんのそので、再び華麗にミッションをクリアしてくれるはずだ。★2018年最大の話題作、成否は“あの人”次第?『ハリー・ポッター』シリーズと同じ魔法の世界を舞台に、原作者であるJ.K.ローリング自ら脚本を書きあげた『ファンタスティック・ビースト』の新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』も楽しみな一作だ。今回はロンドン、そしてパリの魔法界が舞台になるといい、魔法生物学者の魔法使いニュート・スキャマンダーらが、前作のラストで逃げ出したゲラート・グリンデルバルドを食い止めようと奮闘する。グリンデルバルドを演じるジョニー・デップに賛否あるようだが、果たして?つい先日、撮影が終了したばかりだが、前作が素晴らしすぎたので、ここは期待を胸に待つしかない!★一足先におすすめ作を紹介ここまで「日本では誰も見てない」作品の紹介となったので、次は一足先に鑑賞済みのおすすめ作を…。紳士なクマが大活躍するシリーズ第2弾『パディントン2』(1月19日公開)は、100点満点の傑作だった前作をはるかに上回る、いわば200点満点の大傑作!これ以上言うことありません。賞レースの台風の目である『シェイプ・オブ・ウォーター』(3月1日公開)も映画ファンなら見逃せない傑作。その奇妙でありながら、ピュアで美しいラブストーリーは、ギレルモ・デル・トロ監督の新境地にして集大成だ。ディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』(3月16日公開)は、同じリー・アンクリッチ監督が手がけた『トイ・ストーリー3』以来となるピクサーの傑作。本作を機に、ピクサーは本来の輝きを取り戻したと断言したい。(text:Ryo Uchida)
2018年01月04日アカデミー賞の行方を占う前哨戦の目玉の1つ、ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが12月11日(現地時間)に発表され、第75回となる今回は『シェイプ・オブ・ウォーター』が最多7部門でノミネートされた。次いで『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『スリー・ビルボード』が6部門でノミネートされた。ハリウッド外国人記者クラブ(HFPA)の投票によって、ドラマ部門とミュージカル・コメディ部門に分けて、作品賞と主演俳優賞、両部門から助演俳優賞が選出される。授賞式は来年1月7日(現地時間)に開催され、セス・マイヤーズが司会を務める。映画部門のノミネートは以下の通り。映画の部映画の部/ドラマ部門作品賞『Call Me by Your Name』(原題)『ダンケルク』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』主演女優賞ジェシカ・チャステイン(『Molly’s Game』原題)サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)フランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)メリル・ストリープ(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)ミシェル・ウィリアムズ(『All the Money in the World』原題)主演男優賞ティモシー・シャラメ(『Call Me by Your Name』原題)ダニエル・デイ・ルイス(『Phantom Thread』原題)トム・ハンクス(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)ゲイリー・オールドマン(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)デンゼル・ワシントン(『Roman J. Israel, Esq』原題)【ミュージカル・コメディ部門】作品賞『The Disaster Artist』(原題)『ゲット・アウト』『グレイテスト・ショーマン』『I, Tonya』(原題)『Lady Bird』(原題)主演女優賞ジュディ・デンチ(『Victoria&Abdul』原題)ヘレン・ミレン(『ロング, ロングバケーション』)マーゴット・ロビー(『I, Tonya』原題)シアーシャ・ローナン(『Lady Bird』原題)エマ・ストーン(『Battle of the Sexes』原題)主演男優賞スティーヴ・カレル(『Battle of the Sexes』原題)アンセル・エルゴート(『ベイビー・ドライバー』)ジェームズ・フランコ(『The Disaster Artist』原題)ヒュー・ジャックマン(『グレイテスト・ショーマン』)ダニエル・カルーヤ(『ゲット・アウト』)助演女優賞メアリー・J・ブライジ(『マッドバウンド 哀しき友情』)ホン・チャウ(『ダウンサイズ』)アリソン・ジャネイ(『I, Tonya』原題)ローリー・メトカーフ(『Lady Bird』原題)オクタヴィア・スペンサー(『シェイプ・オブ・ウォーター』)助演男優賞ウィレム・デフォー(『The Florida Project』原題)アーミー・ハマー(『Call Me by Your Name』原題)リチャード・ジェンキンズ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)クリストファー・プラマー(『All the Money in the World』原題)サム・ロックウェル(『スリー・ビルボード』)外国語映画賞『ナチュラルウーマン』『最初に父が殺された』『女は二度決断する』『ラブレス』『The Square』(原題)監督賞ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)マーティン・マクドノー(『スリー・ビルボード』)クリストファー・ノーラン(『ダンケルク』)リドリー・スコット(『All the Money in the World』原題)スティーヴン・スピルバーグ(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)脚本賞『Lady Bird』(原題)『Molly’s Game』(原題)『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』作曲賞『ダンケルク』『Phantom Thread』(原題)『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』主題歌賞「リメンバー・ミー」(『リメンバー・ミー』)「This Is Me」(『グレイテイスト・ショーマン』)「Mighty River」(『マッドバウンド 哀しき友情』)「Home」(『Ferdinand』原題)「The Star,」(『The Star』原題)アニメ映画賞『ボス・ベイビー』『The Breadwinner』(原題)『リメンバー・ミー』『Ferdinand』(原題)『ゴッホ最期の手紙』(text:Yuki Tominaga)
2017年12月11日パリの下町のビストロで、アットホームに本格派フレンチを本格的なフランス料理をリーズナブルな価格で楽しめる「ビストロ・ダ・アンジュ」は、大阪の心斎橋にあります。まるでパリの下町のビストロのような店内には、色々な世代や年代が集まって、わいわいと会話をしながらおいしい料理とワインを楽しんでいます。こぢんまりとした店内はアットホームな雰囲気に包まれていて、料理が運ばれてくる前からあたたかな幸せな気分になれます。本場パリの味と雰囲気を、ここ大阪でも「ビストロ・ダ・アンジュ」は、本場フランス・パリのビストロを大阪でも気軽に楽しんで欲しいという願いをこめて、1972年に大阪ミナミの三ツ寺で誕生しました。フランス生産者から届く直輸入のワインや、各地の農家から届く新鮮な野菜などの厳選食材を使用した本格ビストロ料理に対するこだわりは、創業当時から守り続けられています。野菜と一緒にじっくり煮込んだ鶏もも肉は絶品!この店でオーダーしたいメニューのひとつが「鶏もも肉の赤ワイン煮込み"コック・オーヴァン"」です。たっぷりの野菜と、じっくり煮込んだもも肉をココットで煮込んだこのメニューは、ワインとの相性も抜群!野菜の旨味とあいまったほろほろの鶏肉は、口に入れた途端、幸せな気分にさせてくれます。ニンニクとパセリの香りが食欲をそそる定番メニュービストロ料理の代表的な食材のひとつ、エスカルゴ。そのエスカルゴを使用した人気メニューが「グツグツエスカルゴのグラタン ブルゴーニュ風」です。にんにくとパセリが入ったエスカルゴバターをアツアツの状態で堪能できます。食欲をそそる、ふんわり広がるニンニクの香り。ビストロ料理にかかせないバケットとの相性も抜群です。食事とワインと会話で、至福の時間を過ごせるように本場のビストロ料理を、リーズナブルな価格で提供する事がオープン当初からのこだわりである「ビストロ・ダ・アンジュ」。肩肘張る事なく、カジュアルに本格的なビストロ料理を楽しめます。おいしい食事とワインを味わいながら会話も気兼ねなく楽しみたいシーンにも最適です。地下鉄御堂筋線「なんば駅」「心斎橋駅」から徒歩10分の場所にある「ビストロ・ダ・アンジュ」。お店に一歩入った途端に、パリにいるかのような雰囲気を味わえる空間と共に、本格的な食事とワインを楽しみませんか?スポット情報スポット名:ビストロ・ダ・アンジュ住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-6-18 心斎橋早川ビル B1F電話番号:06-6211-6085
2017年12月11日12月3日(現地時間)、ロサンゼルス映画評価協会賞が発表された。作品賞に輝いたのはルカ・グァダニーノ監督作の『Call Me by Your Name』(原題)。この作品は監督賞、主演男優賞も受賞した。1983年のイタリアを舞台に2人の青年の恋を描いた同作は、サンダンス映画祭でプレミア上映が行われる前々から評判がすこぶるよく、今後の賞レースでもたびたび名前を聞くことが予想されている。ジェームズ・フランコが監督・主演を務め、弟のデイヴ、「フリークス学園」での共演以来仲の良いセス・ローゲンをキャストに起用した『The Disaster Artist』(原題)も好評。今回はジェームズが主演男優賞の次点に選ばれた。主な受賞者及び受賞作品は以下の通り。■作品賞受賞:『Call Me by Your Name』次点:『The Florida Project』監督賞受賞:ギレルモ・デル・トロ (『シェイプ・オブ・ウォーター』)受賞:ルカ・グァダニーノ (『Call Me by Your Name』)主演男優賞受賞:ティモシー・シャラメ (『Call Me by Your Name』)次点:ジェームズ・フランコ (『The Disaster Artist』)主演女優賞受賞:サリー・ホーキンス (『シェイプ・オブ・ウォーター』)次点:フランシス・マクドーマンド (『スリー・ビルボード』)助演男優賞受賞:ウィレム・デフォー (『The Florida Project』)次点:サム・ロックウェル (『スリー・ビルボード』)助演女優賞受賞:ローリー・メトカーフ (『Lady Bird』)次点:メアリー・J・ブライジ (『マッドバウンド 哀しき友情』)(Hiromi Kaku)
2017年12月04日日本の“怪獣”をはじめとするポップカルチャーから多大な影響を受けて誕生したアクション超大作『パシフィック・リム』。その熱狂から5年、待望の続編となる『パシフィック・リム:アップライジング』より、全世界に先駆けた激レア映像が昨日の「東京コミコン2017」にてお披露目された。前作で日本のアニメや特撮への愛情を余すことなく注ぎ、とことんこだわり抜いた世界観で、日本はじめ世界中の映画ファンの心を鷲づかみにしたギレルモ・デル・トロ監督が、今回は製作として参加。新キャストとして、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』フィン役への大抜擢で一躍スターダムを駆け上ったジョン・ボイエガを主演に、スコット・イーストウッドや新田真剣佑も名を連ねている。そしてこのたび、前作からの続投となる森マコ役の菊地凛子と、本作でメガホンをとった初来日となるスティーヴン・S・デナイト監督が、昨日12月3日(日)に「東京コミコン2017」のゲストとしてステージに登壇!ファンが沸き立つ一大イベントの場で、約2分30秒に及ぶ日本先行の特別映像が公開された。いままさに絶賛制作中であり、日本の特撮・ロボットアニメが好き過ぎるデナイト監督による「小さいころから、日本の巨大特撮モノを観ていて大好きなんだ!ウルトラマン、マグマ大使、ゴジラとかね!アップライジング(奮起)したイェーガーに本当に興奮している!」と日本愛にあふれた熱いコメントが放たれるのを皮切りに、人型巨大兵器“イェーガー”のコックピット内部の様子や、主演のジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、日本から参戦を果たす新田真剣佑らの熱い表情や、現場の熱気が伝わってきそうな大迫力のアクション撮影などが惜しげもなく披露されていく本映像。なかでも、前作で森マコというキーキャラクターを演じ、本作にも続投する菊地さんは、「この“森マコ”というキャラクターをずっと、また演じたいと思っていたので、こうして戻って来れてすごく光栄です。前作同様、戦闘シーンが大変魅力的な作品です!」と語っており、市街地での迫力あるイェーガーvs KAIJUの対決シーンと共に本作の魅力をアピール。こうした大迫力のアクションシーンや、そのメイキング映像に加え、見逃せないのが、映像終盤に一瞬映る、イェーガーを相手に胸から強力なビームを放出している黒いイェーガーの存在。迫りくるKAIJUを打ち倒すために作られたはずのイェーガー同士がなぜ戦わなければならないのか!?予想を超える興奮必至の展開が待ち受けていることが伺える映像となっている。『パシフィック・リム:アップライジング』は2018年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月04日待望のシリーズ最新作にして、現在完成に向けた仕上げ作業まっただ中にある『パシフィック・リム:アップライジング』の世界初解禁映像が12月3日(日)、「東京コミコン2017」開催中の千葉県・幕張メッセホールで上映され、駆け付けたファンを熱狂させた。ギレルモ・デル・トロも認める後継者が初来日!全世界が注目する“初出し”映像解禁の場には、本作のメガホンをとり、シリーズの生みの親であるギレルモ・デル・トロ監督も後継者と認める俊英、スティーヴン・S・デナイト監督が登場!今回が初来日で「モシモシ、トーキョー!ここに居られるのが光栄だし、何より『パシフィック・リム』の新作と一緒に日本に来られて、最高の気分だよ」と“日本愛”を爆発させた。新作で「東京は壊滅すると思う」と不気味な予言前作から約10年後を舞台に、人類存亡の戦いを再び描く『パシフィック・リム:アップライジング』。上映された映像には、進化を遂げたKAIJUが東京を含めた世界の大都市をギッタギタに破壊するシーンが含まれており、デナイト監督も「きっと東京は壊滅すると思う」と不気味な予言。もともと「ウルトラマン」「マグマ大使」「ジャイアントロボ」、さらに『ゴジラ』シリーズといった日本のアニメ、特撮の大ファンだといい「だからこそ、東京の破壊は欠かせない要素なんだ。東京に暮らす人々にとっては、悪夢だろうけどね」とニヤリ。映像に対するファンのリアクションも上々で「撮影中は1秒1秒、夢を実現させている気分だった。来年、完成した作品を携えて、必ず日本に戻って来る。約束するよ!」と誓った。森マコ役で続投する菊地凛子「新たな成長を見せられるように」この日は、前作で人類のために決死の戦いに挑んだ森マコを演じ、本作にも続投する女優の菊地凛子も登場し、一緒に映像を鑑賞。「私も今日初めて観ました。前作ファンが好きな要素すべてを盛り込み、さらにKAIJUもメカも進化している。いちファンとして楽しみ」と期待を寄せ、役柄ついては「前作から10年後という設定なので、新たな成長を見せられるように意識した」と語った。主演はSW新3部作のジョン・ボイエガ!新田真剣佑も参戦平穏が戻っていた地球に、進化を遂げたKAIJUが再び姿を現し、世界を絶望の淵へと突き落とす!そんな待望のシリーズ新作には、『スター・ウォーズ』新3部作への大抜擢で一躍スターダムを駆け上ったジョン・ボイエガを主演に迎え、菊地さんやKAIJUオタクのニュートン博士を演じるチャーリー・デイらが続投。新キャストとしてスコット・イーストウッド、新田真剣佑らも名を連ねている。『パシフィック・リム:アップライジング』は2018年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月03日世界が熱狂したアクション大作待望の続編『パシフィック・リム:アップライジング』。2018年4月日本公開に向けて、ギレルモ・デル・トロも認める後継者といえる本作のスティーヴン・S・デナイト監督の緊急初来日が決定!「東京コミコン2017」に登壇する。あの戦いは終わりではなく、始まりだった。前作で描かれた人類(イェーガ―)とKAIJUの死闘から数年後が舞台となる本作は、平穏が戻っていた地球に、進化を遂げたKAIJUが再び姿を現し、世界を絶望の淵へと突き落とす。新世代のイェーガーに乗り込む、若きパイロットたちは、迫りくるKAIJUを撃ち滅ぼすことができるのか…!?前作で、日本のアニメや特撮への愛情を余すことなく注ぎ、とことんこだわり抜いた世界観で日本はじめ世界中から絶賛を集めたデル・トロ監督は、本作には製作として参加。『スター・ウォーズ』新3部作への大抜擢で一躍スターダムを駆け上ったジョン・ボイエガを主演に、KAIJUオタクのニュートン博士(チャーリー・デイ)や森マコ(菊地凛子)ら人気キャストが続投、新キャストとしてスコット・イーストウッド、新田真剣佑らも名を連ねている。そんな本作の完成が待たれる中、日本へのリスペクトを込めて真っ先に作品を熱く語りたいという想いから、デナイト監督の初来日が緊急決定!12月1日(金)より3日間開催される世界最大級のポップカルチャーイベント「東京コミコン2017」のゲストとして登壇する。10月にニューヨークで行われた「コミコン」では、続編となる本作のテーマなどを熱く語り、劇中でキャラクターが着用する軍服に身を包んで登場したデナイト監督は、「最新のテクノロジーでとても素晴らしく作り上げることが出来るし、戦闘シーンはほかのどんな映画にもない戦いだよ。小さいころから日本の巨大恐竜の作品を観ていてとても好きなんだ。ウルトラマン、マグマ大使、ゴジラとかね」と、日本が世界に誇る偉大なキャラクターたちへの大いなる愛を激白。日本の特撮・ロボットアニメへの多大なるリスペクト精神が人気を博した前作を引き継ぎながら、現在本編を絶賛制作中の合間をぬって、ほかでもない日本をまず訪れることを心待ちにしている様子だ。先日、本作の日本公開決定と共に初の予告映像が解禁されると、SNS上では「は~~~っ!!観に行くしかねぇ~~~っ!!!」「楽しみすぎて頭がおかしくなりそうです」「パシフィック・リムの予告編、100億点だ」「パシリム2の予告、笑いが出るくらいカッコいいな!? ロマン詰め込みましたっていうスタンス大好きよ」など大興奮の声が多く上がり、注目度の高さが伺えた本作。デル・トロ監督が認めた男は、愛する国・日本で何を語ってくれるのか、引き続き注目していて。『パシフィック・リム:アップライジング』は2018年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月27日そこはまるでパリの街角にあるビストロのよう東京・丸ノ内にある「BISTRO DOUBLE(ビストロ ドゥーブル)」は、都会で気軽に本格的なフランス料理を味わえるレストランです。店先の赤いテラス席が目を引き、まるでパリの街角を歩いているかのような異国情緒を感じます。店内に入ると、赤いソファとずらりと並べられたワインのボトルたちが出迎えてくれます。スタイリッシュな内装で、デートにもパーティーにも利用しやすいお店です。都会で出会うフランスの面影に思わず酔いしれる「料理とワイン。人と人との交わり」を意味する店名を掲げ、人々の交流を支えているお店です。暖かい季節にはテラス席で風を感じながら過ごすのがおすすめ。肌寒い季節になると、アンチエイジングに効果があると話題のジビエ料理を提供しており、鹿肉などをおしゃれに調理してくれます。カジュアルにフレンチを楽しみたいという人におすすめしたいお店です。芸術的な「サーモンポワレ グリビッシュソース」新鮮なサーモンを軽くグリルし、ミ・キュイに仕上げたこだわりの一品「サーモンポワレ グリビッシュソース」。ミ・キュイとは、「ほどよく焼けた、ミディアム程度に加熱した」という意味です。絶妙な火の入れ加減でサーモンの味を引き出し、こだわりのグレビッシュソースと付け合わせがよく絡む一皿に仕上がっています。まるで芸術品のような盛り付けで、思わず写真を撮りたくなるインスタ映え抜群の逸品です。フレンチと和の融合を楽しめる「鴨胸肉ロースト」フレンチの定番でもある鴨肉を使った料理ですが、こちらの「鴨胸肉ロースト」は、鴨の柔らかい胸肉と和の食材が見事にマッチしています。使用されている和の食材は、枝豆や長ネギという和食には定番の食材で、一見フレンチとはかけ離れているように思われがちなものばかり。しかしそのおいしさは格別で、リピーターが付くほどの人気メニュ―。ぜひ味わいにお店まで足を運んでみてください。気の合う友人と共においしいワインと料理を囲んでこちらのお店では、ソムリエが厳選したフランスワインをリーズナブルに楽しめます。気軽にグラスワインで、仲間と一緒にフルボトルでどうぞ。スパークリングワインをはじめ、赤白共に本場のワインバーのような品揃えのワインの数々に出会えます。きっとあなた好みの一杯が見つかるはず。また、ランチタイムには10食限定の「フォアグラ入りのハンバーグ」など、贅沢なランチメニューを複数用意しています。丸ノ内で働く方はもちろん、ママ友同士やカップルでの利用におすすめしたいお店です。丸ノ内の商業施設「iiyo(イーヨ )」の1階に店舗を構えており、東京メトロ各線・都営地下鉄三田線「大手町駅」から地下直結、徒歩3分程のアクセスの良さも魅力のひとつです。東京駅からも徒歩圏内なので、観光で訪れた際にもぜひ足を運んでみてください。スポット情報スポット名:ビストロ ドゥーブル住所:東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング 1F電話番号:03-6269-9730
2017年11月24日スティーヴン・キングの同名小説を映画化した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』。先週11月11日&12日の土日2日間の興行収入は2億2500万円を突破し、累計は7億円超えに。通常、映画が公開されれば、その週をピークに興行収入は下降していくものだが、本作は前週比122%と、公開2週目ながらその勢いはさらに増しており、興行収入10億円達成は確実とみられている。しかも、“最恐”のピエロ、ペニー・ワイズに「怖かった」「トラウマになりそう」といった声も上がる中、なぜ、人は『IT/イット』に惹かれるのか、その秘密に迫った。全米では9月8日(金)に公開された本作は、9月公開作品の興行記録を塗りかえ、ホラー映画史上最高となる126億円超のオープニング記録をつくり、あの『エクソシスト』も超えてホラー映画史上No.1のヒット作品に。さらにイギリス、ブラジル、ロシア、オーストラリア、オランダなどでもホラー映画の新記録を打ち立てている。そして日本でも、社会現象ともいえる盛り上がりぶり。公開劇場数が増え、その恐怖を文字どおり体感するアトラクション型4D上映(4DX・MX4D)も始まっている。■“IT/それ”に立ち向かうのは、“はみ出し者”の子どもたちそんな本作の魅力の1つは、主人公が子どもたちであること。アメリカの小さな田舎町デリーで、“それ”が子どもをさらっていることに気づき、団結して勇敢に立ち向かっていこうとするのは、自らを「ルーザーズ(負け犬)・クラブ」と称する地元の子どもたち。“最恐”のピエロが引っかき回す単なるホラー映画ではなく、同じくキング原作の「スタンド・バイ・ミー」を彷彿とさせる点が何と言っても大きな魅力だ。弟ジョージーをさらわれた吃音のビル、ビン底眼鏡でおしゃべりが過ぎるリッチー、常にぜんそく薬を持ち歩く神経過敏のエディ、本の虫で太っちょボーイのベン、ユダヤ系で心配症のスタンリー、祖父の精肉業を手伝い家庭学習をしている黒人のマイク、そして、父親から虐待されている大人びた少女ベバリー。原作の舞台である1950年代はもちろん、映画の舞台の1989年でも(ましてや2017年現在でも…)、彼らは周囲からのけ者にされている存在で、少し年上の不良少年たちからはイジメの標的にされている。しかし、子どもたちとはいっても、みな中学生で、サンタクロースなどいないとすでに心得ている世代だ。とはいえ、「あの絵が動き出したらどうしよう…」とつい考えてしまう想像力はまだまだあり、口ではどうこう言っても迷信や都市伝説の類いを信じていて、また性の目覚めも感じるお年頃でもある。本作を観客層をみても、R15+指定の本作をぎりぎり観ることのできる高校生の大人数グループが多いのはうなずける。主人公の子どもたちに最も近い世代であり、表面上は何てことのないふりをしていても、彼らと同じような感情体験が心の奥底で、まだ熱々でくすぶっている。だからこそ、ビルたちがそれぞれのトラウマや恐怖を克服し、大切な存在を失った悲しみを受け入れて成長していく姿、友情を育み、お互いを受け入れていく姿は大いに響くものがあるはず。さらに、彼らはSNSで感想をすぐさま発信する。このクチコミ力も絶大だ。もちろん大人世代も、毎日ちょっとだけ傷つきながら生きづらさを抱えているところは少しも変わらない。恐怖の克服や喪失体験をすでに何度も経験しているだけに、子どもたち以上にキュンとしたりも…。そんな成長の物語が、キングの原作に親しんできたファンのみならず、90年代のTVシリーズを知るファンや、劇中に登場する当時の人気バンドに「オッ」となる世代など、幅広い層を魅了しているのだろう。■“ピエロ恐怖症”を蔓延させた!?“最恐”のペニー・ワイズが最強発刊以来30年にわたって読者に強烈なトラウマを植え付けてきた原作を映画化したのは、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮のホラー映画『MAMA』で注目を集めたアンディ・ムスキエティ監督。本作でホラーと子どもたちの成長物語を絶妙なバランスで織り交ぜたムスキエティ監督の手腕と、彼のもとに集まったキャストたちもまた最強だ。ルーザーズ・クラブのリーダー、吃音のビルを演じるのは、『ドリーム』セオドア・メルフィ監督の前作『ヴィンセントが教えてくれたこと』でデビューし絶賛されたジェイデン・リーバハー。特別な力を持つ少年を演じた『ミッドナイト・スペシャル』や、人気TVシリーズ「マスター・オブ・セックス」などで、その実力は折り紙付き。また、リッチー役を演じるのは、本作とも相通じる世界観のNetflix「ストレンジャー・シングス未知の世界」のマイク役で知られるフィン・ウォルフハード。スタンリー役のワイヤット・オレフは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でピーター・クイルの子ども時代を演じており、ベンを演じるジェレミー・レイ・テイラーは今冬の話題作の1つ『ジオストーム』にも出演、年上のいじめっ子ヘンリー役を務めたニコラス・ハミルトンは『はじまりへの旅』でヴィゴ・モーテンセンの子役の1人を演じ、キング原作の映画化『ダークタワー』にも出演する。そして、若くして実力派ばかりの子どもたちが本気で怖がり、監督や原作のキングまでもが口を揃えて絶賛するのが、“最恐”ピエロ、ペニー・ワイズ役を務めたビル・スカルスガルドだ。素顔は、「世界一ハンサムな顔」常連のアレキサンダー・スカルスガルドを兄に、スウェーデンの名優ステラン・スカルスガルドを父に持つ芸能一家のイケメン男子ながら、彼が特殊メイクで演じたペニー・ワイズは激コワ。あの甲高い笑い方、あのメイクが干からびた額、あの不気味すぎる視線は、大人でも夢に出てきそうなほど!?この絶対的な彼の存在があるからこそ、子どもたちが恐怖に打ち勝っていく姿が余計に胸に迫る。そのペニー・ワイズ、2019年公開予定の続編では大人になった主人公たちの前に帰ってくるという…。こ、怖い。(text:cinemacafe.net)
2017年11月14日ヴェネチア国際映画祭で、満場一致で金獅子賞(最高賞)を獲得した究極のファンタジー・ロマンス『シェイプ・オブ・ウォーター』。このほど、世界的アーティスト、ジェームス・ジーンが手がけた官能的なポスタービジュアルが公開された。1962年、アメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。アマゾンで神のように崇められていたという“彼”の魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くように。子どものころのトラウマが原因で声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。“2人”の心が通い始めたとき、イライザは“彼”が間もなく実験の犠牲になると知る――。監督・脚本・製作を手がけたのは『パンズ・ラビリンス』の名匠ギレルモ・デル・トロ。ヒロインのイライザを演じるのは『ブルージャスミン』でアカデミー賞にノミネートされ、『パディントン2』や『GODZILLA ゴジラ』などに出演するサリー・ホーキンス。言葉なしであふれんばかりの感情を表現する渾身の演技は、本年度主演女優賞の大本命の1人だ。また、イライザを温かく支える友人に『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサー、『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンス。さらに、イライザと“彼”を執拗かつ残忍に追い詰めるエリート軍人にマイケル・シャノンと、オスカー級の名優たちが脇を固め、『パンズ・ラビリンス』『クリムゾン・ピーク』などデル・トロ作品常連であるダグ・ジョーンズが“彼”に扮している。このたび到着したポスタービジュアルは、世界が注目する気鋭のアーティスト、ジェームス・ジーンの手によるデザイン。深い海を彷彿とさせる独特のブルーで一面描かれている。イライザと、人ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛を情熱的、かつ悲劇的に映し出す印象的なポスター。これまであらゆる形で描かれてきた種族を超えたラブストーリーが、奇才ギレルモ・デル・トロの手により、官能的で切ないファンタジーロマンスに生まれ変わったことを示している。『シェイプ・オブ・ウォーター』は2018年3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月08日小さな切符売場サイズのTシャツショップからはじまり、映画オタクから熱狂的に支持され、ついには公式に「スター・ウォーズ」シリーズのポスターを手掛けるようになるまで成長&発展した「MONDO」。この度11月30日(木)に、「MONDO」で制作・販売されたレアなポスター約300枚を一挙公開する「MONDO映画ポスターアート集」が発売されることになった。「MONDO(モンド)」は、テキサス州オースティンに本拠を置く、映画に関わるハイクオリティな商品を制作・販売するアートギャラリー/オンラインストア。様々なアーティストたちに依頼して、過去の映画のポスターを新たにオフィシャルに制作し、販売。世界中の映画ファンや映画製作者から愛され、絶大な人気を誇っているが、そのオフィシャル映画ポスター集がついに登場。掲載作品は、ヒッチコックやキューブリック、コッポラ監督の古典から、『ジュラシック・パーク』『猿の惑星』『ゴジラ』や宮崎駿のジブリ作品、ディズニーなどの大作、根強いファンが多い80年代のホラー作品やジョン・ヒューズの青春映画、そしてポール・トーマス・アンダーソン、ギレルモ・デル・トロ、クエンティン・タランティーノ、ニコラス・ウィンディング・レフン、エドガー・ライトといった、現代の先鋭的な監督たちの作品まで。宣伝用の映画ポスターとはまた違った、新たな手法とデザインで現代にいきいきと名作を蘇らせる「MONDO」のオリジナルポスターは世界中の好事家たちに愛されているものばかり。「MONDO」のアーカイヴからもう手に入らない傑作を厳選して見ることができるこの作品集は、マニア垂涎、必携のアイテムとなること間違いなしの、究極の映画アートブックともいえる。「MONDO映画ポスターアート集」は11月30日(木)より発売。※フルカラー23作品収録 折り込みポスター付き(text:cinemacafe.net)
2017年11月06日比類なき世界観でヴェネチア国際映画祭を魅了し、最高賞・金獅子賞を満場一致で獲得したギレルモ・デル・トロ監督の最新作『The Shape of Water』が、邦題『シェイプ・オブ・ウォーター』として2018年3月1日(木)より全国公開されることが決定した。1962年、冷戦時代のアメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。アマゾンで神のように崇められていたという“彼”の魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで、“彼”に会いに行くように。子どものころのトラウマが原因で声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。“2人”の心が通い始めたとき、イライザは“彼”が間もなく実験の犠牲になると知る――。『パンズ・ラビリンス』や『パシフィック・リム』シリーズで知られるデル・トロが監督・脚本・製作を務めて新たに手がけたのは、切なくも愛おしい、誰も観たことがないファンタジー・ロマンス。早くも『ダンケルク』や『ダウンサイズ』などとともに、2018年の第90回アカデミー賞の有力候補として名乗りを上げている。ヒロイン、イライザを演じるのは、『パディントン2』のブラウン夫人やアカデミー賞ノミネート作『ブルージャスミン』で知られるサリー・ホーキンス。言葉なしであふれんばかりの感情を表現する渾身の演技は、本年度主演女優賞の大本命と目されている。助演陣として、イライザを温かく支える友人に『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサー、『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンス。さらに、イライザと“彼”を執拗かつ残忍に追い詰めるエリート軍人にマイケル・シャノンと、オスカー級の名優たちが脇を固め、謎の生きもの“彼”を『パンズ・ラビリンス』などデル・トロ作品常連でもあるダグ・ジョーンズが演じている。さらに、『グランド・ブダペスト・ホテル』でオスカーに輝くアレクサンドル・デスプラの優美で印象的な音楽が、ロマンティックで官能に満ちた世界に見るものを誘う本作。アンデルセンの「人魚姫」から『シザーハンズ』『美女と野獣』まで、いつの時代も愛されてきた種族を超えたラブストーリーが、奇才デル・トロの手によって現代に蘇り、サスペンスフルでユーモラス、そして官能的な究極のファンタジー・ロマンスとして登場する。なお、第90回アカデミー賞は現地時間2018年1月23日にノミネートが発表され、授賞式は同3月4日(現地時間)に開催される。『シェイプ・オブ・ウォーター』は2018年3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月30日世界的ファッションデザイナーのトム・フォードが『シングルマン』以来、7年ぶりに監督を務めた最新作『ノクターナル・アニマルズ』。主演のエイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホールという実力派2人の脇を固めるのは、なんとも華やかな実力派俳優たち。あのセレブイケメンから、ブレイク必至の最強ドールフェイス英女優、いま話題の人気海外ドラマに出演する若手俳優まで、この秋一番の極上ミステリー映画を彩る俳優陣に注目した。ある夫婦の愛と残酷さ、復讐と償いのきわどい境界線で揺れ動く心をミステリアスに描き出した本作。第73回ヴェネチア国際映画祭審査員グランプリ受賞をはじめ、各国で高い評価を得ており、賞レースを賑わせた実力派から若手まで、キャストも豪華な顔ぶれが揃っている。ファッション界、映画界からのラブコール殺到!最強ドールフェイスの英女優エリー・バンバー劇中小説のなかで、トニー(ジェイク・ギレンホール)の娘インディア役としてテキサスのティーンエイジャーを演じているのが、エリー・バンバー。1997年イギリス生まれ。12歳から舞台で活躍し始め、本格的な映画デビューは『高慢と偏見とゾンビ』。その後、トム・フォード監督の目にとまり、長編映画出演2作目にして本作に抜擢された。透き通るような白い肌にドールフェイスの持ち主のエリーは、女優業にとどまらず、「シャネル(CHANEL)」のコレクションにゲストモデルとして出演するなどファッション界からも人気が高く、トム・フォードやカール・ラガーフェルドからの信頼も厚い。また、カナダの人気歌手ショーン・メンデスの最新曲「There’s Nothing Holdin’ Me Back」のPVにも出演。待機作に、バレエ作品「くるみ割り人形」をディズニーが実写映画化する『The Nutcracker and the Four Realms』(原題/ラッセ・ハルストレム監督)などがあり、ファッション界、映画界ともにオファーが殺到中の、いま最も注目すべき若手女優なのだ。『キック・アス』のヘタレ男子から一転!アーロン・テイラー=ジョンソンの“サイコパス演技”が怖すぎ同じく劇中小説内で、奇怪な言動で主人公の心をかき乱していくレイ役を演じるアーロンは、その鬼気迫る怪演ぶりが話題に。初の”悪役”を演じるにあたり、実在した連続殺人犯や死刑囚を参考に役作りに挑んだそうで、自身初の映画賞となるゴールデン・グローブ賞助演男優賞に輝いたほか、英国アカデミー賞ノミネートなど高く評価された。1990年イギリス生まれ。10代のジョン・レノンの葛藤を描いた『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』で主人公を演じて話題となり、その後、同作の監督サム・テイラー=ジョンソンと23歳の年の差婚。現在27歳にして4児の父である。アーロンを世界的に一躍有名にした『キック・アス』シリーズでは、ヘタレ男子の主人公を熱演したほか、『GODZILLAゴジラ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』と次々と話題の大作に出演している。ハリウッド注目のセレブ御曹司!長身イケメン俳優アーミー・ハマーもスーザン(エイミー・アダムス)の現・夫役を演じているアーミー・ハマー。早くも「アーミー・ハマーのこんな贅沢な使い方はトム・フォードにしかできない!」との声が多く上がっている。1986年カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。完璧な目鼻立ちに、194cmの身長と抜群のプロポーションを持つアーミーは、父は複数の会社を経営する社長、曾祖父は石油王のアーマンド・ハマーという大富豪御曹司。「ゴシップガール」「デスパレードな妻たち」などのTVシリーズに出演して人気を博し、『ソーシャル・ネットワーク』で双子のウィンクルボス兄弟を一人二役で演じて注目を集めた。以降、『J・エドガー』『コードネームU.N.C.L.E.』『フリー・ファイヤー』など、出演作が後を絶たない。“渋カッコいい”表情がたまらない!マイケル・シャノンはテキサスの刑事役にアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、テキサスの刑事役の「“渋カッコいい”演技が最高!」といわれているシャノン。1974年ケンタッキー州生まれ。『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』でアカデミー賞にノミネート、『テイク・シェルター』『ドリームホーム 99%を操る男たち』などが評価され、後者ではゴールデン・グローブ賞ほか数々の賞にノミネートされた。『マン・オブ・スティール』『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』の悪役ゾッド将軍としても知られる。待機作に、エルヴィス・プレスリーを演じた『Elvis&Nixon』(原題)、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いたギレルモ・デル・トロ監督作『The Shape of Water』(原題)など。また、ロバート・デ・ニーロ主演のTVドラマへの共演が決定しており、これは超人気大作ドラマ「ボードウォーク・エンパイア欲望の町」以来のTVシリーズへのカムバックとなる。あの人気海外ドラマや話題作で活躍する俳優たちが続々!1話の製作費用が約1,000万ドル(約11億円)とも言われる、話題の大人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に、ネッド・スターク(ショーン・ビーン)の青年時代役で出演しているロバート・アラマヨも登場。また、若者たちの情熱的な愛を大胆な性描写を交えながら3D映像で描いた『LOVE 3D』の主人公マーフィー役や、『ネオン・デーモン』でエル・ファニング演じるジェシーに思いを寄せるアマチュア・カメラマン役を演じるなど、話題作への出演が続くハリウッド注目のカール・グルスマン。大ヒット作『ハンガーゲーム』シリーズのジョアンナ役や、『ネオン・デーモン』で謎めいたメイクアップアーティスト・ルビー役を演じたジェナ・マローン。「マスターズ・オブ・セックス」で“性科学”の先駆者となったウィリアム・マスターズ博士役を演じたマイケル・シーン。ヴァンパイアドラマ「トゥルーブラッド」で熟女ヴァンパイアのパム役や、現代版おとぎ話の大人気ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム」でマレフィセント役を演じるクリスティン・バウアー・ヴァン・ストラテンも。『ラブ・アクチュアリー』や『ハドソン川の奇跡』のほか、ドラマ「キャシーのbig Cいま私にできること」の主人公キャシー役を演じたローラ・リニーは、エイミーと10歳しか年齢が変わらないが、本作ではエイミー演じる主人公スーザンの保守的な母親役を演じている。ファッション界、映画界、TVドラマ界でマルチに活躍する豪華実力派俳優らが脇を固める本作は、映画ファンはもちろんのこと、海外ドラマファンにとっても、この秋一番の見逃せない作品といえそうだ。『ノクターナル・アニマルズ』は11月3日(金・祝)、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月25日映画『パシフィック・リム』の続編となる『パシフィック・リム:アップライジング』が、2018年4月13日(金)に日本公開されることが決定した。『パシフィック・リム』の続編日本をはじめ全世界で驚異的なヒットを記録した『パシフィック・リム』は、怪獣と人型の巨大ロボットの戦いを描いたSFアクション超大作だ。主人公のローリー・ベケットの相棒役、森マコを女優の菊地凛子が演じ話題にもなった。アップライジングはその第二章。前作で描かれた人類(イェーガー)とKAIJU(怪獣)の死闘から数年が経過し、平穏が戻っていた地球に、進化を遂げたKAIJUが再び姿を現し、世界を絶望の淵へと突き落とす。よりスタイリッシュに洗練されパワーアップを果たした新世代のイェーガーに乗り込む若きパイロット達は、迫りくるKAIJUを撃ち滅ぼすことが出来るのか。日本も戦いの舞台に?!予告映像では、前作より格段に進化したアクロバティックな動きをする複数のイェーガー達が映し出され、東京と思われる都市で、超巨大KAIJUとの激しいバトルが繰り広げられる。新世代のイェーガーは、前転で地面をローリングする機動力、ガレキを集め投げ飛ばす超強烈な電磁力など新機能を搭載。また、ジェット噴射を駆使し、空へと飛び立つ迫力満点の機能も加わり、新たなる闘いは世界各国の都市、そして陸・海・空といったスケールへと拡大する。また、映像には"敵"と思われる不穏なオーラを纏ったイェーガーや、宇宙から地球に大気圏突入していくイェーガーの姿も。前作をはるかに超えるスケール展開をする大迫力の展開に期待が募る。日本通の新監督 スティーヴン・S・デナイト前作を手掛けたギレルモ・デル・トロは、引き続き製作として参加。『パシフィック・リム:アップライジング』で監督としてメガホンを握るのは、スティーヴン・S・デナイトだ。「ウルトラマン」「マグマ大使」「ジャイアントロボ」、ゴジラ映画などが大好きだという日本通のスティーヴン・S・デナイトは、「東京を壊すことが夢だった」とユーモアを交えて話す。また、ギレルモ・デル・トロの後を引き継いだ本作について、「一番のポイントは、人類がイェーガーを強化している間にKAIJUも進化しているということだね。だから、どのイェーガーもKAIJUもそれぞれの特殊技能や特徴を1つは必ず備えているんだ。」と、彼が作品に散りばめた拘りを熱く語ってくれた。菊地凛子が続役にまたキャストは、主人公ジェイク・ペントコストを演じるジョン・ボイエガ、KAIJUオタクのニュートン博士のチャーリー・デイ、森マコを演じる菊地凛子ら人気キャストが引き続き活躍。さらに、新キャストとして千葉真一の息子で、映画『ちはやふる-下の句-』に出演した新田真剣佑が名を連ねる。吹き替えキャストに、豪華声優陣が抜擢日本語吹き替えキャストには、豪華声優陣の顔ぶれが勢ぞろいする。主人公ジェイク・ペントコストの吹き替えに抜擢されたのは、「マクロスF」で早乙女アルト役や「機動戦士ガンダム00」でグラハム・エーカー役を務めた中村悠一。主人公の相棒ネイサン・ランバートには、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』で古代進を担当した、小野大輔が選ばれた。また、菊地凛子演じる、森マコに林原めぐみ、ニュート博士に古谷徹、そしてハーマン博士に三ツ矢雄二が、前作に引き続きそれぞれのキャラクターの声を担当する。本作から登場する新世代のパイロット訓練生軍団”ホープフルズ”には、若手でありながらも実力を兼ね揃えた、声優陣が集結した。アニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」のキュアショコラ役を担当する、森なな子や、子役時代から芸能活動に励み、近年本格的に声優として活躍を続ける春名風花、『デジモンアドベンチャー tri.』で主役・八神太一役を務めた、花江夏樹らが、作品の世界に色を吹き込む。なお、新田真剣佑が演じる日本人リョーイチの日本語吹替は、本人が担当する。作品詳細『パシフィック・リム:アップライジング』公開時期:2018年4月13日(金)監督:スティーヴン・S・デナイト脚本:スティーヴン・S・デナイト、T・S・ノーリン製作:ギレルモ・デル・トロ、トーマス・タル、ジョン・ジャシュニ、メアリー・ペアレント、ジョン・ボイエガ、フェミ・オグンスキャスト:ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッド、アドリア・アルホナ、ジン・ティエン、菊地凛子、新田真剣佑ほか吹き替えキャスト:中村悠一、小野大輔、林原めぐみ、古谷徹、三ツ矢雄二、魏涼子、子安武人、坂本真綾、林原めぐみ、森なな子、春名風花、花江夏樹、畠中祐、石川界人、逢田梨香子、土屋神葉、新田真剣佑ら全米公開日:2018年3月23日(予定)原題:PACIFIC RIM UPRISING配給:東宝東和■ムビチケカード(前売券)発売日:2018年2月9日(金)券種:ムビチケカード 一般1,400円(税込)特典:ジプシー・アベンジャー「スイングマスコット」(クリアブルーver.)※特典は「ムビチケカード」1枚につき1個付。※特典がなくなり次第、「ムビチケカード」のみの販売となる。※発売日は変更になる可能性あり。※発売は一部劇場を除く。■SDフィギュアパシフィック・リム:アップライジング スイングマスコット発売時期:2018年3月第4週予定価格:300 円(税込)種類:全4種©Legendary Pictures/Universal Pictures.
2017年10月15日ジョン・ボイエガ、スコット・イーストウッドに、新田真剣佑も名を連ねる『パシフィック・リム:アップライジング』(原題)の日本公開が、2018年4月に決定。合わせて、日本と思しき都市も登場する海外版予告が到着した。戦いは終わりではなく、始まりだった――。前作で描かれた人類とKAIJUの死闘から数年が経過し、平穏が戻っていた地球に、進化を遂げたKAIJUが再び姿を現し、世界を絶望の淵へと突き落とす。よりスタイリッシュに洗練され、パワーアップを果たした新世代の“イェーガー”に乗り込む若きパイロットたちは、迫りくるKAIJUを撃ち滅ぼすことができるのか…。到着した海外版予告(日本語字幕入り)は、先日まで開催されていた「ニューヨーク・コミコン」にて初披露されたもの。映像には、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でフィン役に大抜擢され、最新作『最後のジェダイ』にも出演するジョン・ボイエガ演じる主人公ジェイクが、偉大なる父ペントコスト司令官(イドリス・エルバ)の意思を継ぎ、絶体絶命の危機に直面する人類を救うため、「いま世界を救うのは俺たちだ」とイェーガーの操縦席に乗り込む決意を固める胸アツな場面が登場。また、前作に引き続き、2人のパイロットが神経を同調させ操縦するイェーガーの象徴的なシステムは健在で、さらにジェット噴射を駆使し空へと飛び立つ迫力満点の新機能も映し出されており、新たなる闘いは世界各国の都市へと飛び、陸・海・空すべてをまたにかけたケタ外れのスケールへと拡大することが予想される。さらに本映像からは、なんと日本と思しき都市でも、超巨大KAIJUとの激しいバトルが繰り広げられる様子が見られることにも注目だ。前作で日本のアニメや特撮への愛情を余すことなく注ぎ、とことんこだわり抜いた世界観で、日本はじめ世界中の映画ファンの心を鷲づかみにしたギレルモ・デル・トロは、本作では引き続き製作として参加。Netflixドラマ「Marvel デアデビル」を手がけたスティーヴン・S・デナイトがメガホンをとる。KAIJUオタクのニュートン博士(チャーリー・デイ)や森マコ(菊地凛子)ら人気キャストも続投し、新キャストにはボイエガやスコットほか、TVシリーズ「エメラルドシティ」でドロシーを演じたアドリア・アルホナ、『キングコング:髑髏島の巨神』『グレートウォール』のジン・ティエン、さらに新田さんも名を連ねており、前作を凌駕する興奮をもたらしてくれそうだ。『パシフィック・リム:アップライジング』(原題)は2018年4月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パシフィック・リム 2013年8月9日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.AND LEGENDARY PICTURES FUNDING,LCC
2017年10月12日ギレルモ・デル・トロ最新作『シェイプ・オブ・ウォーター』が、2018年3月1日(木)より全国公開される。2017年度のヴェネツィア国際映画祭では、最高賞にあたる金獅子賞を受賞した作品だ。孤独な女性と不思議な生物の“愛”を描くファンタジー・ロマンス『シェイプ・オブ・ウォーター』は、過去のトラウマで声を出すことができない一人の孤独な女性と、水の中で生きる、それはまるで半魚人のような不思議な生物との言葉を超えた“愛”を描いたファンタジー・ロマンス作品だ。監督はギレルモ・デル・トロギレルモ・デル・トロはメキシコ出身の映画監督。特殊メイクから映画の世界に入った監督で、独特な世界観の作りこみに定評がある。代表作はスペイン内戦後を舞台に、悲しげな少女を描くダーク・ファンタジー『パンズ・ラビリンス』。菊地凛子が主演を務めた大作『パシフィック・リム』、アメコミ系の『ブレイド2』『ヘルボーイ』を手掛けていたり、最近の作品では、心霊屋敷が舞台にしたダークミステリー『クリムゾン・ピーク』を送り出した。『ホビット』シリーズでは脚本を担当している。彼が生み出してきた映像は美しくも独特であり、拘り抜いたもの。キャラクターはどこか憎めなく、そして魅力的。モンスターをはじめとする奇妙な物品を愛し、“荒涼館”と呼ばれる自宅に収集していることでも知られているギレルモ・デル・トロだが、『シェイプ・オブ・ウォーター』ではモンスター×人間のラブストーリーが題材。過去の多くの作品と同じで今とは違う時代、冷戦時代が舞台の世界が舞台だ。ギレルモ・デル・トロの作品の中でも珍しく今回はラブストーリーなのだ。さらに『パンズ・ラビリンス』を超えた?あるいは最高傑作ではないか?と言われている。主人公をサリー・ホーキンス極秘研究所に勤める主人公のイライザ。たまたま目撃した不思議な生物“彼”の魅惑的な姿に心を奪われていく。周囲の目を盗んで会いに行くようになる。子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった…。そうして不思議な生き物と心を通わせていく。演じたのはサリー・ホーキンス。言葉を使わずに溢れんばかりの感情を表現する、渾身の演技を見せた。本作ではその演技が認められアカデミー主演女優賞にノミネートされている。2008年の『ハッピー・ゴー・ラッキー』で、ベルリン国際映画祭女優賞にあたる銀熊賞、ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ主演女優賞を受賞。ウディ・アレン監督による『ブルージャスミン』でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、近年ますます注目が集まる女優だ。ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』でも主要キャラを演じている。水の中で生きる謎の生物アメリカ政府の極秘研究所へ秘かに運び込まれた不思議な生きもの…。それはアマゾンで神のように崇められていたという。水の中で生きる半魚人のようおな謎の生き物“彼”は間もなく実験の犠牲になるという状況だが…隣人役に名優リチャード・ジェンキンス優しい隣人役ににリチャード・ジェンキンス。70歳を超えて未だ現役・名脇役と呼ばれる俳優だ。2001年にはじまったテレビドラマ「シックス・フィート・アンダー」で知られ、2009年には『扉をたたく人』ではアカデミー主演男優賞にノミネート。そして『シェイプ・オブ・ウォーター』でも助演男優賞にノミネートを果たした。同僚ゼルダをオクタヴィア・スペンサーイライザを暖かく支える同僚ゼルダを『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサー。裁判映画『評決のとき』ではじめて映画に出演し、その後は地道に出演を続け、2011年、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』でブレイク。アカデミー助演女優賞を受賞した。最近は『ドリーム』『gifted/ギフテッド』への出演や『ズートピア』では声優として活躍している。その他、イライザと恋に落ちる生き物の声は『パンズ・ラビリンス』をはじめデル・トロ監督作の常連ダグ・ジョーンズ、冷徹な政府調査官は『マン・オブ・スティール』のマイケル・シャノンが担当する。ヴェネツィアに留まらずアカデミー賞では13部門ノミネートヴェネツィア国際映画祭の金獅子だけではなく、『シェイプ・オブ・ウォーター』は、賞レース前哨戦でも既に16受賞、80ノミネートを果たし、特にアカデミー賞との親和性も高い放送映画批評家協会賞では、ぶっちきり史上最多となる14部門でのノミネートを果たしている。第75回ゴールデン・グローブ賞は、作品賞(ドラマ)、監督&脚本賞(ギレルモ・デル・トロ)、ドラマ部門主演女優賞(サリー・ホーキンス)、助演男優賞(リチャード・ジェンキンス) 、助演女優賞(オクタヴィア・スペンサー)、作曲賞(アレクサンドル・デスプラ)とノミネートされ、監督賞と作曲賞を受賞した。そしてアカデミー賞では、作品賞、監督賞(ギレルモ・デル・トロ)、主演女優賞(サリー・ホーキンス)、助演男優賞(リチャード・ジェンキンス)、助演女優賞(オクタヴィア・スペンサー)、脚本賞(ギレルモ・デル・トロ)、作曲賞、編集賞、衣裳デザイン賞、美術賞、撮影賞、音響編集賞、録音賞と、最多13部門のノミネートを果たした。『シェイプ・オブ・ウォーター』あらすじ舞台はアメリカとソビエトの冷戦時代の1962年。清掃員として政府の極秘研究所に勤務するイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。そんな彼女の生活だったが、ある出来事を機に永遠に変わってしまう。同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったのだ。人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか…。【作品詳細 】『シェイプ・オブ・ウォーター』原題:The Shape of Water公開日:2018年3月1日(木)より全国ロードショー監督・脚本・プロデューサー:ギレルモ・デル・トロ音楽:アレクサンドル・デスプラ衣装 : ルイス・セケイラ美術 : ポール・オースタベリー撮影:ダン・ローストセン出演:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、オクタヴィア・スペンサー、ダグ・ジョーンズ、マイケル・スツールバーグ、ローレン・リー・スミス、ニック・サーシー、デヴィッド・ヒューレット配給:20世紀フォックス映画(C)2017 Twentieth Century Foxシェイプ・オブ・ウォーターのアートブックも発売なお、映画の公開前、2018年2月9日に、キャラクターや小道具のデザインから撮影に至るまでフィルムメイキングの過程を網羅するアートブックも発売される。『ギレルモ・デル・トロのシェイプ・オブ・ウォーター混沌の時代に贈るおとぎ話ジーナ・マクインタイア[著]阿部清美[訳]発売:2018年2月9日A4変型(予定)/並製/ 168 頁オールカラー予価:本体3,800円+税発行元:DU BOOKS内容:・登場人物はこんな過去を抱えていた。デル・トロ監督による人物設定詳細資料・セットの一部には葛飾北斎の神奈川沖浪裏が隠れている。・クリーチャー制作のヒントとなった日本画。・特殊メイクへのとてつもないこだわり。・主要俳優陣やアレクサンドル・デスプラ(音楽)をはじめとする制作スタッフの貴重なコメント大公開。・超貴重、デル・トロの創作ノートより、一部公開。
2017年09月16日10月25日~11月3日に東京・六本木ヒルズを中心に開催される第30回東京国際映画祭(TIFF)の「特別招待作品」のラインナップが16日に発表された。オープニング作品は、荒川弘氏の人気漫画をHey! Say! JUMP・山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』。クロージング作品は、元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が地球温暖化問題に警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画『不都合な真実 2:放置された地球』に決定した。また、今年は第30回オープニングスペシャルとして、巨匠チェン・カイコー監督作品、日中共同製作映画史上最大のビッグプロジェクトとして注目される『空海-KU-KAI-』の特別フッテージがオープニングセレモニーにて上映される。オープニング作品『鋼の錬金術師』のほか、日本からは「牙狼<GARO>」シリーズ最新作『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA』、全国高校写真部の日本一を決める実在の大会「写真甲子園」に焦点を当てた『写真甲子園 0.5秒の夏』、関ジャニ∞・丸山隆平の映画単独初主演作『泥棒役者』、広瀬アリスが巫女役で主演を務める『巫女っちゃけん。』、伊吹有喜の小説を原田泰造主演で映画化した『ミッドナイト・バス』が選出された。また、世界的音楽家・坂本龍一を追った日米合作のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』も上映される。○第30回東京国際映画祭 「特別招待作品」ラインナップ一覧オープニング作品『鋼の錬金術師』(監督:曽利文彦)クロージング作品『不都合な真実 2:放置された地球』(監督:ボニー・コーエン/ジョン・シェンク)『エンドレス・ポエトリー』(監督:アレハンドロ・ホドロフスキー)『牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA』(監督:雨宮慶太)『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(監督:トラヴィス・ナイト)『スリー・ビルボード・アウトサイド・エビング、ミズーリ(原題)』(監督:マーティン・マクドナー)『シェイプ・オブ・ウォーター(原題)』(監督:ギレルモ・デル・トロ)『写真甲子園 0.5 秒の夏』(監督:菅原浩志)『泥棒役者』(監督:西田征史)『巫女っちゃけん。』(監督:グ スーヨン)『Mr Long/ミスター・ロン』(監督:SABU)『ミッドナイト・バス』(監督:竹下昌男)『MUTAFUKAZ』(監督:ギヨーム・ルナール)『Ryuichi Sakamoto: CODA』(監督:スティーブン・ノムラ・シブル)『ローガン・ラッキー』(監督:スティーヴン・ソダーバーグ)
2017年09月16日是枝裕和監督の『三度目の殺人』がコンペティション部門に出品され、北野武監督の『アウトレイジ 最終章』がクロージング上映された第74回ヴェネチア国際映画祭。このほど、メキシコが生んだ映像の魔術師ギレルモ・デル・トロ監督が放つファンタジー・ロマンス『The Shape of Water』(原題)が、最高賞にあたる金獅子賞を獲得したことがわかった。舞台は1962年、アメリカと旧ソビエトの冷戦時代。清掃員として、政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に“極秘の実験”を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。人間ではない不思議な生き物との、言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか…。本作は、『パシフィック・リム』『パンズ・ラビリンス』などの世界的ヒット作で知られる、メキシコの巨匠デル・トロ監督によるファンタジー・ロマンス。ひとりの孤独な女性と、水の中で生きる不思議な生物との超越した“愛”を描き、公式上映の際には映画祭の会場は興奮のるつぼに!イタリア現地時間9月9日、日本時間10日未明に行われた授賞式で、見事、金獅子賞の栄冠に輝いた。メキシコ人監督の金獅子賞受賞は、史上初。孤独だが、慈愛に満ちた女性イライザを演じたのは、『ブルージャスミン』『パディントン2』のサリー・ホーキンス。彼女を支える優しい隣人には『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンス、イライザと恋に落ちる生き物に息吹を与えるのは『パンズ・ラビリンス』でもデル・トロ監督とタッグを組んだダグ・ジョーンズ。また、冷徹な政府の調査官に『ノクターナル・アニマルズ』のマイケル・シャノン、そして、イライザの頼もしい同僚に『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサーと本年度アカデミー賞ノミネート俳優が扮し、観る者を未知の世界にタイムスリップさせる。類まれなる美しさをたたえた映像世界で描かれた、空想をも超える純愛と覚醒に、世界が喝采を贈った本作。ファンタジー映画の新たなる金字塔として、早くもアカデミー賞ノミネート確実との声も上がっている本作に、引き続き注目していて。『The Shape of Water』(原題)は2018年、日本公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月11日映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が、2017年11月3日(金・祝)より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国の劇場で公開される。スティーヴン・キング原作、ホラー小説の金字塔を映画化原作は、ホラー小説界の頂点に君臨するスティーヴン・キングによる小説『IT/イット』。スティーヴン・キングの小説の中でも、「これほど恐れられた作品はない」と評され、発刊以来30年にわたって、世界中の読者に強烈なトラウマを植え付けてきた作品だ。スティーヴン・キングは、『IT/イット』について次のように話す。「味ちがうホラー映画。友情を描き、約束することで悪に立ち向かえることを描いています」1990年にはアメリカで映画とTVシリーズが公開されているが、今回は、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮の新感覚ホラー『MAMA』で監督を務め、頭角を現した俊英アンディ・ムスキエティが再び映画化する。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』あらすじ一見、平和で静かな田舎町を突如、恐怖が覆い尽くす。相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し、おびただしい血痕を残して消息を絶ってしまう。悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に、突如“それ”は現れる。“それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子どもたちも“それ”に遭遇していた。自分の部屋、地下室、バスルーム、図書館、そして町の中......何かに恐怖を感じる度に“それ”は、どこへでも姿を現す。ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは、“それ”に立ち向かうことを決意するのだが...。真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた―。恐怖の予告編怯えた表情で“それ”を「見ちゃった」、「ピエロに見えた」と口々に語る子供たち。“それ”がピエロに見える“何か”だということがわかる。ストーリーのヴィランで“それ”と呼ばれるものは、子供たちにしか姿が見えない。逆にそのことが、最も深い恐怖となり、彼らをむさぼっていく。そして“それ”は一度見えてしまうと排水口だけではなく、自宅の地下室、バスルーム、図書館、そして町の中にも表れ子供達を襲い、恐怖を感じるたびに“それ”は、どこにでも現れる。スティーヴン・キングは次のように話す。「子供たちは想像力が豊か。大人たちよりも信じる心があるし色々と気が付きます。『IT』に登場する子供たちは迷信深いが何も信じるわけではありません。あの怪物と戦えるのは子供たちだけ。怪物の存在を信じるのは唯一子供たち。そして怪物の存在を信じるのは唯一子供たちだけ。」恐ろしい“それ”ペニーワイズをビル・スカルスガルドが演じるヴィランであり、恐ろしい“それ”ペニーワイズを演じたのは若手注目俳優ビル・スカルスガルド。父は『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『ドラゴンタトゥーの女』などの名優ステラン・スカルスガルドで、兄は『ターザン:REBORN』主役のアレキサンダー・スカルスガルドという俳優一家に生まれた。実際に演じた子供たちは、ビル・スカルスガルドが演じているのは分かっていても、あのメイクと衣装でやってくると怖いと思ったそうで、多くの人が怖がるに違いないと確信したという。ビルはその演技に関して次のように語る。「スティーヴン・キングはあこがれの小説家。ペニーワイズは、小説のエッセンスに忠実に描きながら、新しい観客に訴求できるようエッジの効いた描写を狙いました」全米ではホラー映画史上No.1の記録を達成グローバルでは予告編がインターネット上でアップされるや、24時間で1億9700万回という史上最多の再生回数を樹立。町にピエロが出没する奇妙な現象が相次ぐなど、全米を震撼させ新たなトラウマを作り出しているようだ。さらに、2017年9月8日(金)に全米4,103スクリーンで封切られた今作は、公開3週目にして287億円を突破。1973年に公開されたホラー映画『エクソシスト』の全米興行収入2億3290万ドルを超えてホラー映画史上最高記録を更新。全米のみならず、イギリス、ブラジル、ロシア、オーストラリア、オランダなどで軒並みチャート1位を獲得するなど、様々な記録を塗り替えながらホラー映画の新たな記録を打ち立てている。作品情報映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』公開日:2017年11月3日(金・祝)監督・脚本:アンディ・ムスキエティ出演:ジェイデン・リーバハー、ビル・スカルスガルド、フィン・ウルフハード、ソフィア・リリスほか原題:IT(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年09月04日スティーヴン・キングをはじめ、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督、日本からは樋口真嗣監督らも絶賛を贈る『新感染 ファイナル・エクスプレス』。本作から、主演を務めるコン・ユのインテリ&クールなパパの姿をとらえた場面写真がシネマカフェに到着。さらに、福山雅治との意外な接点が明らかになった。コン・ユといえば、ドラマ「コーヒープリンス1号店」で日本でもブレイクし、『トガニ 幼き瞳の告発』『サスペクト 哀しき容疑者』などの作品で活躍、初の恋愛映画に挑戦した『男と女』も話題を呼んだ人気俳優。CNNでのインタビューをはじめ、台湾に本社を置く国際的IT企業「ASUS」のブランドアンバサダー就任や、7か国でファッション誌「Esquire」の表紙を飾るなど、本作が世界各国でヒットしたことにより、いまやその人気は世界規模に。本作で演じるのは、仕事に忙しい父親・ソグ役。仕事にかまけて家族を顧みず、妻との関係は破綻し、幼い娘との関係も希薄になっている証券会社のファンドマネージャーだ。仕事が多忙すぎて、朝は子どもが寝ているうちに出勤し、深夜、寝入ってしまってから帰宅するパパの姿は、思い当たる人も多いだろう。実は、コン・ユが演じたソグ役と是枝裕和監督『そして父になる』には意外な接点があるという。韓国映画では、一家の長としてガミガミと口うるさいお父さん役がよく登場するが、今回、彼がソグ役の参考にしたのは『そして父になる』で冷たいイメージの父親を好演した福山さんだったと、ヨン・サンホ監督が証言。コン・ユはまさにそんな雰囲気をもつ父親を演じるにぴったりだったそうで、コン・ユ側からもキャスティングオファーを出してからわずか20分で、「やります!」との返事が届いたという。今回解禁された劇中写真は、そんなクールなイメージのインテリパパの姿そのもの。スーツ姿で携帯を片手に別居中の妻と電話を交わしているシーン。もう1枚は、誕生日プレゼントを渡しながらも「プサンにいる母に会いに行きたい」と申し出る娘との距離が感じ取れる写真となっている。そして、プサンに向かう高速列車の中で起きた感染爆発…。愛する娘を必死にかばう様子も映し出されており、極限状況下、愛する者を捨て身の覚悟で守り抜こうとするコン・ユの姿には胸アツになるに違いない。『新感染 ファイナル・エクスプレス』は9月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月31日ホラー小説界の頂点に君臨するスティーヴン・キングの小説の中でも、これほど恐れられた作品はないと言われる「IT/イット」を映画化した『IT』(原題)が、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の邦題で11月3日(金・祝)に日本公開されることが決定した。一見、平和で静かな田舎町を突如、恐怖が覆い尽くす。相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に、突如“それ”は現れる。“それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子どもたちも“それ”に遭遇していた。自分の部屋、地下室、バスルーム、学校、図書館、そして町の中…何かに恐怖を感じる度に“それ”は、どこへでも姿を現す。ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは、“それ”に立ち向かうことを決意するのだが…。真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた――。発刊以来30年にわたり、世界中の読者に強烈なトラウマを植え付けてきた小説「IT/イット」。金字塔を打ち立てたこの小説を今回、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮の新感覚ホラー『MAMA』で監督を務め、頭角を現した俊英アンディ・ムスキエティが監督・脚本を兼任し映画化。本作の予告編は公開されるや、全米では『ワイルド・スピード ICE BREAK』『美女と野獣』を抜き、24時間で1億9700万回という史上最多の再生回数を記録している。そんな話題の本作から、邦題・公開決定と同時に超特報映像と場面写真が到着!回転しながら下水道の出口へ進み、そして「IT」の恐ろしげなロゴが迫ってくる映像では、笑い声のような音声も入っており、奇妙だが観る者の期待感を煽る仕上がりに。また、写真は真っ赤な風船で顔が隠れた“それ”が写し出され、強烈なインパクトを残している。なお、本作は9月15日(金)から開催される「第10回したまちコメディ映画祭」の映画秘宝まつりでの上映も決定。17日(日)にジャパン・プレミア上映が行われる。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は11月3日(金・祝)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月18日本国韓国での大ヒットを皮切りに、すでに世界156か国から買い付けオファーが殺到し、各国で旋風を巻き起こしている『新感染 ファイナル・エクスプレス』を手がけたヨン・サンホ監督が来日。8月17日(木)、都内で行われたプレミア試写会に出席した。突如、感染爆発(パンデミック)が起こったソウル発プサン行きの高速鉄道KTXの車内を舞台に、凶暴化する感染者たちと対峙する非感染者たちのサバイバルを圧倒的なスケールで描いた本作。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督らも太鼓判を押す話題作が、ついに日本列島を走り抜ける。韓国アニメ界を代表するクリエイターであり、本作が実写デビュー作ながら、国際的な成功を手中に収めたヨン・サンホ監督は「確かに超大作ですが、最高の実力をもったスタッフ、キャストが集まってくださり、私を支えてくれた」と低姿勢。「ゾンビという言葉はどうしても敬遠されがち。韓国でも、公開前のプロモーションでは、ゾンビはNGワードだったんです。ただ、この作品がヒットしてからは、韓国でもゾンビ映画のブームが起こっています」と話していた。それだけに、先月亡くなった“ゾンビ映画の父”ジョージ・A・ロメロ監督に対しては、「私も含めて、ゾンビ映画の製作に関わっているすべての人間は、ロメロ監督に“借り”があるのです」と強い思い入れを示す。さらに「ロメロ監督が偉大なのは、ゾンビという概念を生み出したことはもちろん、それを独占せず、誰もがゾンビ映画を撮れるように開放してくれたこと。おかげで単なるジャンルではなく、1つの文化として、ゾンビ映画が根付いたんです。加えて、ゾンビの起源を未知のままにしてくれたので、後世の作り手が想像力を発揮できる余地を残してくれた。これは映画的な大きな遺産です」と感謝と敬意を惜しまなかった。『新感染ファイナル・エクスプレス』は9月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月18日オーストリアのワイングラスカンパニー「リーデル」を展開するRSNJapanから、4色のパステルカラーで人気の脚なしワインタンブラーセット『ハッピー・オー』の新たなカラーバリエーション『ハッピー・オーVol.2』が発売しました。ワインの楽しさ広がる!気軽に使えるワインタンブラーのセットとして人気の『ハッピー・オー』。これまでの4色(レッド、グリーン、ブルー、イエロー)に加え、新たにシナバーレッド、オレンジ、パープル、アジュールブルーが仲間入りしました。ふっくらとした卵型の形状は、ワインの香りを最大限に引き出すためのもの。冷茶などのソフトドリンクでもその機能を発揮します。水を入れるとグラス底部の色が反射し、食卓を彩るアクセントになります。倒れにくく持ち運びにも便利で、ピクニック、パーティー、旅行にと、どんな場面でも活躍。口当たりのよい薄い飲み口ながら、食器洗浄機が使用可能なのも嬉しいポイントです。商品概要発売日:2017年8月2日(水)シリーズ名:リーデル・オー<リーデル・オー>ハッピー・オーVol.2品番:5414/88サイズ:H96mm/320ml本体価格:10,000円(税込価格10,800円)クリスタルガラス製マシンメイドドイツ製「リーデル・オー シリーズ」商品ページ取扱い店舗リーデル直営店舗、リーデル公式オンラインショップ、および全国のお取扱い百貨店・専門店リーデル公式オンラインショップ※店頭に在庫がない場合もありますので、ご来店前に直接店舗へお問合せください。
2017年08月09日