『エイリアン』などで知られる巨匠リドリー・スコットが、地球上のあらゆる概念を覆す“人類誕生の謎”に挑んだ3Dミステリー大作『プロメテウス』。このほど、スコット監督が次なるミューズとして選んだ“戦うヒロイン”ノオミ・ラパス演じるエリザベスの新たなるビジュアルが解禁となった。スコット監督が彼女を本作のヒロインに選んだそのワケとは?監督のコメントを交えて検証してみたい。「人類はどこから来たのか?」という永遠なる謎を解き明かす重大なヒントを手に入れ、未知の惑星を訪れた科学者チームの運命を描く本作。スコット監督自らのアイディアを基に、前人未踏の宇宙の彼方に眠る驚愕の真実に挑む。これまでにも『G.I.ジェーン』のデミ・ムーアや『エイリアン』シリーズのシガニー・ウィーバーなど、強く、美しく、逞しくという元祖“戦うヒロイン”を描いてきたスコット監督。その歴代女優たちのDNAを受け継いだ、次代のミューズとして選ばれたのがノオミ・ラパスである。世界各国で記録的な大ヒットを記録した『ミレニアム』シリーズ3部作でのリスベット役で一躍脚光を浴びたノオミだが、それに続くロバート・ダウニーJr.主演の『シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム』で演じたジプシーの占い師マダム・シムザ役など、カラーは違えど戦うヒロインを体現してきた。本作では人類の起源を探る科学者、エリザベス・ショウを演じているノオミは、「彼女(エリザベス)は、リドリー・スコットの映画に登場するヒロイン像だと思うわ」と語る。一方、スコット監督はこの重要な役にノオミを選んだ理由を「ノオミは稀に見る知性と身体性を兼ね備えている。会ってみたら、彼女はエリザベス役にぴったりの素晴らしい資質を持っていた」と語り、彼女が持ち合わせるヒロインの資質を大絶賛。さらに、製作総指揮のマイケル・エレンバーグも「ノオミが見せた獰猛さ、パワー、スクリーンでの存在感に、私たちは圧倒されたんだ!」とその実力を認める。1996年にテレビシリーズでデビューを飾ってから16年、現在32歳。女優としてはやや遅咲きではあるが、息子をもつ一人の母親でもあるノオミだからこそ芯の強さや凛々しさを併せ持った最強のヒロインになりえたはず。デミやシガニー然り、先述の主演作品に出演してから彼女たちは大女優の道を駆け上がり、シガニーに至ってはジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター』の続編3部作への出演なども報じられるなどハリウッドの一線で活躍を見せている。彼女たちに続き、ノオミも大女優への道を歩み出す?さらに、マイケル・ファスベンダーやシャーリーズ・セロンなど豪華キャストとの初共演にも注目の本作。ぜひ、本日解禁されたばかりの、ノオミの魅力がたっぷりと詰まった予告編をチェックしてみて。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年06月29日世界が注目する巨匠リドリー・スコットの最新作、3Dエピック・ミステリー超大作『プロメテウス』の公開に先駆け、5月31日(現地時間)、エリザベス女王陛下即位60周年記念に沸くロンドンにてワールド・プレミアが開催された。いままで一切ストーリーが明かされず、全貌が謎に包まれたままだった本作の初披露とあって、会場には約1,500名にものぼる大勢のファンが集結!リドリー・スコット監督を筆頭に、主演のノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアースらが大歓声に迎えられた。「人類はどこから来たのか?」という人類史上最大の謎を解き明かす重大なヒントを手に入れ、未知の惑星を訪れた科学者チームの運命を描く本作。スコット監督自らのアイディアを基に、前人未踏の宇宙の彼方に眠る驚愕の真実に迫る。至る所に国旗が飾られているロンドンの中心街レスター・スクウェアに敷き詰められたブルーカーペットでは、駆けつけた報道陣への取材と撮影ののち、ファンサービスに終始していた一同。満を持しての新作の晴れの日を迎え、スコット監督は「映画作りはとても楽しかったから、仕上げるのは惜しい気がした。こういう映画を作るときは一つの世界を一から作りだすようなものだから、全てのものや人に思い入れがあって、終わってしまうと寂しい気がするものだ」と興奮と哀愁入り交じる胸の内を明かした。『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』での演技が監督の目に止まり、主演に抜擢されたノオミは、人類の謎に挑む考古学者であり科学者を熱演。「彼女はリドリー・スコットの映画に登場するヒロイン像だと思うわ。私にとって彼女はアイコン的存在ね。演じるのは楽しかったわ」といい、完成した映画については「これは本当に大作映画だと思うわ」と自信をうかがわせた。スコット監督に「彼は優れた俳優というだけでなくコメディアンでもある」と絶賛されたマイケルは、本作で何とロボット役に挑戦。役作りについて聞かれると「台本を持って電子レンジとかトースターとかに向き合って練習した。午後のお茶のときに、そういう家電たちと輪になって向かい合うんだ。会話は一方通行だけどね」とお茶目な一面を見せた。謎の多い本作の完成はキャスト自身も大いに驚かせたようで、シャーリーズが「エンディングは知っているし、台本も読んだし、実際に出演もしているのに、びっくりして肘を椅子の金属部分にぶつけた瞬間が4回はあったわ。ものすごく大きな痣になったの」と語れば、ガイも「思っていたよりもずっと感情に訴えるものだった。キャラクター同士の人間関係に大いに気持ちが揺さぶられた」とその感動を表した。注目は、開けてはならない“パンドラの箱”の中身であるが、「映画のエンディングについては教えられないわ。もし何か言ったら私はスナイパーに殺されちゃうだろうから」(シャーリーズ)としっかりとお口にチャックも欠かさなかった。この日はほかに、テリー・ギリアム監督やサルマ・ハエック、トム・ハーディら錚々たるゲストたちが姿を現し、会場をさらに盛り上げていた。『プロメテウス』は8月24日(金)より全国にて公開。■関連作品:プロメテウス 2012年8月24日より全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX
2012年06月04日キャメロン・ディアスが、来月クランクイン予定のリドリー・スコット監督の最新作『The Counselor』(原題)に出演することになりそうだ。映画サイト「Deadline.com」によると、マイケル・ファスベンダーとブラッド・ピットが出演する同作でキャメロンが演じるのは、当初アンジェリーナ・ジョリーが演じるとされていたマルキナという女性役で、現在出演交渉の最終段階に入っているとのこと。婚約発表後のブラッドとアンジェリーナの共演に期待が寄せられていたが、アンジェリーナは主演作『Maleficent』(原題)の撮影も同時期に控えていて、スケジュール調整がつかなかったようだ。『ノーカントリー』の原作者、コーマック・マッカーシーがオリジナル脚本を手がけ、スコット監督の『プロメテウス』(8月公開)に続いてマイケルが主演、ドラッグ・ビジネスの深みにはまる弁護士を演じる。ほかに『ノーカントリー』でオスカー助演男優賞に輝いたハビエル・バルデムが主人公の悪事に手を貸す富豪を演じ、彼の妻であるペネロペ・クルスも出演。夫妻にとって2008年の『それでも恋するバルセロナ』以来、結婚後初共演となる。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:それでも恋するバルセロナ 2009年6月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.プロメテウス 2012年8月、全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOXノーカントリー 2008年3月15日よりシャンテシネほか全国にて公開© 2007 Paramount Vantage, A PARAMOUNT PICTURES company. All Rights Reserved.■関連記事:C・セロン×M・ファスベンダー競演!『プロメテウス』衝撃の予告編&ポスター解禁アンジェリーナ・ジョリー、ブラピ出演もうわさされるR・スコット新作に出演か?ペネロペ、バルデムと共にお出かけで大きくなったお腹を披露W・アレンの撮影現場は出会いを生む?ペネロペ&ハビエルに続くカップル誕生【ハリウッドより愛をこめて】ウディ・アレンがぼやき節!マイケル遺児は学校へ?
2012年05月11日アンジェリーナ・ジョリーが6月にクランクイン予定のリドリー・スコット監督の新作に小さな役での出演を調整中、パートナーのブラッド・ピットも同様の出演が検討されていることが判明した。スコット監督の新作『The Counselor』(原題)はコーエン兄弟の『ノーカントリー』の原作小説「血と暴力の国」の著者、コーマック・マッカーシーの小説の映画化。麻薬ビジネスに軽く手を染めるつもりだった弁護士が深みにはまってしまう物語で、今夏に公開されるスコット監督の『プロメテウス』にも出演しているマイケル・ファスベンダーが主演を務める。アンジーの出演が決まったら、彼女がどんな役を演じるのかは明らかにされていない。彼女が「眠れる森の美女」の悪役である妃を演じる主演作『Maleficent』(原題)の全米公開は2014年3月予定と発表になったばかり。こちらの撮影は6月後半か7月に始まる予定なので、端役であれば『The Counselor』への出演は十分可能だ。1か月前にはブラッド・ピットも同作に端役で出演交渉中と報じられている。アンジーやブラピのほかにも、ジェレミー・レナーやハビエル・バルデムの出演のうわさもある。20世紀フォックスが作品の配給および共同出資を検討中だが、豪華スターのキャスティングはそのために欠かせない条件のようだ。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)プロメテウス 2012年8月、全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、オスカー授賞式後の“右脚”騒動に「興味なし」アンジェリーナ・ジョリー、元夫ビリー・ボブ・ソーントンの回想録の序文を執筆アンジェリーナ・ジョリー、「亡き母親と子育てについてもっと語り合いたかった」ビリー・ボブ・ソーントン、新作は元妻のアンジーとの関係を描くものではないと断言初監督作が表彰されたアンジェリーナ・ジョリー、女優引退も視野に?
2012年04月12日森田芳光監督最新作『僕達急行 A列車で行こう』で鉄道をこよなく愛する若者を演じた松山ケンイチが、主人公の小町圭のような没頭できる趣味を持っている人間の魅力を語るとともに、本作の公開を待たずに昨年12月20日急逝した森田監督への感謝の想いを語った。その他の写真本作は鉄道オタクの2人の若者が共通の趣味を通じて友情を育み、恋愛や仕事に悪戦苦闘する姿をユーモアに満ちた演出で描き出す青春コメディーだ。森田監督が十数年前から温め続けたオリジナル企画の映像化で、松山は瑛太演じる小玉健太とともにマイペースに人生を謳歌する若者を好演している。『サウスバウンド』(2007)、『椿三十郎』(2007)に続いて森田作品への出演を果たした松山は、「森田監督のオリジナル作品に出演できたことは、貴重な経験になったと思います」と原作の映画化でもリメイク企画でもない、より強い作家性が出た森田作品を回想。「森田監督独特の間の取り方、セリフの言わせ方、そういうものが組み合わさって面白い映画になったと思いますね」と仕上がりにも自信を見せた。一般的に女性とは縁遠いイメージのオタクだが、主人公の小町は少々事情が違う。OLのあずさ(貫地谷しほり)や社長秘書のみどり(村川絵梨)に好意を抱かれるが、その理由について松山は、「小町はフラフラしていない、地に足がついている感じがしました。趣味を持っている、自分に合っているものをわかっている人は、そのことが軸になる。そこがいいと思いました」と分析。また、森田監督が描く現代の若者像についても、「小町は女性の前で音楽を聴いて自分の世界に入ってしまうことがありますが、オタクといっても趣味だけに入り込みすぎず、仕事や人間関係ともいい距離感で付き合っている。その姿勢もいいと思いました」と森田監督の好意的な解釈に松山自身も賛同していた。「毎回居心地がいい」一方で、「演出のレベルが高くて、わからないことは多かった。ついていくだけで精一杯でした」と改めて森田監督との仕事を振り返った松山。「アイデアを出そうとしても、森田監督のほうが面白いことを言う(笑)。僕よりもはるか上のほうにいて、全然力が足らない感じがしていました。もっとアイデアを出して、対等に話し合える、そういう関係になりたかったですね」と恩師への感謝も吐露。遺作と意識すると残念だが、そのクリエイティブな関係性で生まれた爽やかなドラマを純粋な気持ちで見届けてほしい。『僕達急行 A列車で行こう』3月24日(土)より、全国ロードショー取材・文:鴇田 崇
2012年03月23日松山ケンイチ、「ウイダーinゼリー」の新CMキャラクターに19日、俳優の松山ケンイチ(27)が森永製菓の「ウイダーinゼリー」の新CM発表会に登場した。小学校の頃から「ウイダーinゼリー」を飲んでいたと話す松山の新CMが全国オンエアーされるのは25日、「走る男篇」。撮影では200回も走ったと言い、車の速度に合わせて走るのに必死で過酷な撮影だったと振り返った。松山の健康の秘訣スポニチによると「なんだかんだと肉体労働なので、ちゃんと食べないとダメですね。朝ご飯も食べてますし、偏りなく食べることかな」と話し、現在撮影中のNHK大河ドラマ「平清盛」の現場でも、食べる間も無いスタッフにゼリーを配っているという。また、新米パパのイクメンぶりを尋ねられると「仕事の方が大変」と答えイクメンの方は「何とか」と笑顔で答えた。面白くなってきたと評判の大河ドラマ「平清盛」だが、先は長い。「ウイダーinゼリー」の力も借りて、イクメンも仕事もしっかり一年間乗り切れるように頑張って欲しい。編集部日野涼香元の記事を読む
2012年03月21日松山ケンイチ立ち合いの元に小雪が男児を無事出産1月5日、女優の小雪が、第1子となる男児を出産したことを所属事務所からマスコミに向けたファクスで8日、発表した。小雪は「おかげさまで母子ともに元気で過ごしております。これからは仕事と育児と頑張ってまいりますので今後とも温かく見守っていただけますよう、よろしくお願い申し上げます」とコメントしており、一方出産に立ち会った夫の松山は「改めて私たち家族をよろしくお願いいたします」とコメントし、一児の父となった重みを噛みしめている。松山、新年の挨拶松山の公式サイトによると、1月8日にNHK大河ドラマ「平清盛」がスタートする事に触れ「皆様の前へ進んで行く気持ちをバックアップ出きる大河ドラマに出来あがった。」と公私ともに充実した1年を迎えている。元の記事を読む
2012年01月09日東京国際映画祭最優秀監督賞/観客賞 W受賞!1942年、パリでユダヤ人が“ヴェルディヴ(冬季競輪場)”に収容された悲劇を描いた衝撃のベストセラーが、12月17日(土)いいよ公開される。こちらを記念して、主演のクリスティン・スコット・トーマスのインタビューをお届けする。●原作タチアナ・ド・ロネの小説はすでにご存知でしたか?娘を通して知ったの。シナリオを読んで素晴らしいと思ったので、この小説知ってる?と娘にたずねたところ「その映画、絶対やらなきゃだめよ、すごいじゃない!」と言ってくれた。当時、私はブロードウェイの舞台に立っていたのだけど、「それならぜひ読まなくては!」と思ったわ。この小説と出来上がった映画は兄弟のような関係で、共通する部分もあれば、それぞれ違った素晴らしい個性があったりする。●貴女にジュリアという人物を演じる決意をさせたものは?まずはストーリー、人は前進を続けながらどのように過去と共存すればいいかを示しているわ。それにジュリアは素晴らしい女性なの。彼女は母親であり、人生に責任をもって行動するジャーナリストでもある。ジュリアは1942年7月のヴェルディヴのユダヤ人一斉検挙について、当時10才の少女だったサラについて調査をするけれど、今を生きながら戦争とも向き合うの。●ジル・パケ=ブランネール監督によると、貴女の人生はジュリアの人生に重なるものがあり、貴女のシンプルな演技が必要不可欠だったということですが。個人的には胸がいっぱいになるシーンは多々あったけれど、お涙頂戴な演技はご法度だった。私は外国人としてもう何年も前からパリに住み、医者やジャーナリスト、弁護士の知り合いが大勢いる環境で生きている。最近では、イラクやコソボの戦地を取材した素晴らしい女性報道記者と知り合いになったわ。現地で彼女は悲惨な情景を目の当たりにしたけれど、自宅に戻るまでは、気丈に取材を続けたそうなの。語り伝えることは私たちひとりひとりの義務じゃないかな。それはまさにこの作品を通して、監督が見事に実践していることだと思うの。●最後に。この映画が本当に描いていることを忘れないで欲しいわ。それは人生が続いていくということ、人間には立ち直る力があるということなの。最悪な悲劇に直面しても私達は進みつづけるのよ。作品情報『サラの鍵』配給:ギャガ12月17日 銀座テアトルシネマ、新宿武蔵野館他全国順次ロードショー(c) 2010 - Hugo Productions - Studio 37 - TF1 Droits Audiovisuel - France2 Cinéma
2011年12月05日今年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」主演の上野樹里から、来年1月より放送開始する「平 清盛」で主演を務める松山ケンイチへのバトンタッチセレモニーが11月6日(日)、NHKで行われた。「江」は10月上旬にクランクアップを迎え、放送もこの日を含めて残り4回。一方の「平清盛」は夏に撮影が開始され、現在13〜14話の収録が行われている。久々にNHKスタジオを訪れた上野さんは改めて「『終わるのだな』というのを実感しました」としみじみ。残りの放送について「大坂夏の陣での姉の茶々との別れが迫ってます。三姉妹にとって大きな試練であり、最大のクライマックスです。秀忠(向井理)がどんな決断をするのか?江がそれを妻としてどう受け止めるのか?夫婦の絆の強さが試されます。春日局と江の間にどのような感情が芽生えるのか?戦国を母として妻としてどのように生きるのかを最後まで見てほしい」と思いを語った。松山さんは「大河ドラマは50年続いた伝統があり、勇気や元気を与え続けてきた大事なドラマ。まだ前半ですが、(清盛が)変化していき、日々充実しています」と笑顔。「女性が少ないので男たちでだべっていて、男子校のような雰囲気です」と現場の様子を明かした。バトンタッチのセレモニーでは、互いにドラマにゆかりのある品を贈り合った。上野さんからは三姉妹が母・市、養父・柴田勝家と過ごした越前・北ノ庄(福井県)の名産、越前ガニを贈呈。松山さんからはドラマの舞台である広島の名産品で熊野町生産の化粧筆が手渡された。1年以上に及ぶ撮影を乗り切るコツを尋ねられた上野さんは「みんなで情報交換して、ありとあらゆる健康に良いことを試してました」と明かした。松山さんは「いま食事に気を遣ってますが、一番大事なのは撮影が押さない(※撮影が長引かない)こと。時間通りに終えて家に帰り、しっかり休む。朝の4時までダラダラやってると持たない。撮影部のみなさん、そうですよね(笑)?」と時間内での終了を呼びかけた。上野さんは「江」で時間が押すことは時々あったようで「回を増すごとにカツラや衣裳が重くなっていったり、正座での芝居が多くなったのでストレッチしたりしてました」と明かした。さらに「みんなで手作りのご飯を持ち寄ったり、差し入れしたり。NHKはお菓子を用意してくれないので(笑)!」とアドバイス。松山さんは「参考になります」と顔をほころばせていた。今年は3月に東日本大震災という未曾有の災害に見舞われたが、上野さんは「気持ちが揺さぶられましたが、前に進める人が止まらずに進んでいくしかない。一生懸命演じることで勇気や希望を与えられるように頑張るしかないという思いでした」と切実な表情で語る。松山さんも「ドラマや映画は、心の栄養剤のような役割がある。大変な思いをされている方に元気を与えられるように精一杯、魂込めてやりたい。子供が夢中になって遊ぶのと同じように、夢中に生きるというのがテーマ。たくさんの人に見てほしい」と言葉に力を込めた。「平 清盛」は2012年1月8日(土)よりNHKにて全50回で放送。
2011年11月07日現在放送中の人気戦隊アクション「侍戦隊シンケンジャー」(テレビ朝日)でシンケンレッド(志葉丈瑠役)を熱演し、子どもたちに大人気。そしてドラマ「チームバチスタ2 ジェネラルルージュの凱旋」(フジテレビ)、「GOLD」(フジテレビ)やバラエティ番組にも出演し、2011年ブレイク候補の筆頭に挙げられる注目のイケメン俳優・松坂桃李がBeeTVの新ドラマ「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」で、9歳の男の子と魂が入れ替わってしまう青年役で主演することが決まった。ある事故をきっかけに、9歳の男の子と魂が入れ替わってしまう主人公・秀之(松坂さん)が、親方を失い経営危機に陥った工務店「中野組」を救うべく、荒々しい大工仲間をまとめ上げ、ときに笑い泣きながら、難題を乗り越えていく。そんな男たちの熱い友情と絆を描く本作で、松坂さんは「見た目は大人、心は子ども」の二代目親方という難役にチャレンジ。可愛らしさとたくましさが同居するキャラクターは、松坂さんにとっても新境地となりそうだ。「9歳だけにいろんな事件を起こすんですよ。チェーンソーで木材を切っちゃったり(笑)。筋肉量は大人なんで、本当どうしようもないですね。演じるのは面白い反面、見た目は22歳なので、子どもらしい仕草や表情は難しい。子どもは感情豊かでとにかく元気。思いっきり吹っ切れれば」と語る松坂さんが、役作りの参考にしたのがトム・ハンクス主演のハートフルコメディ『ビッグ』(’88)なのだとか。ちなみに、もし魂が入れ替わるなら「スポーツ選手がいいですね。例えばイチロー選手の目線で、メジャーリーグ体験ができたら楽しそう。もし女性になったら?男心は分かるんで、男を転がすようなことをしてみたいですね(笑)」と無邪気な松坂さん。このピュアさがあれば、9歳の男の子を演じるのもお手の物!?誰よりも熱い大工職人・晃役に鈴木亮平、技巧派職人の徹役に忍成修吾と共演陣には若手実力派が勢ぞろい。本作のキーポイントでもある“魂の入れ替え”というイタズラを仕掛ける女神役として、ドラマ、モデル、CM、アーティストと幅広く活躍する杏が出演。一風変わった衣装や浮世離れした女神像は大きな見どころだ。「ユニークな設定ですが、見どころは中野組の仲間たちがきずなを取り戻す過程だと思います。とっても温かいお話で、子どもゆえの純粋な言動に、大人の心が溶かされたり、和まされていく。そんなところを見ている人にも感じてほしいですね」と松坂さん。春の訪れとともに、心を温めてくれそうな「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」に乞うご期待!「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」は3月20日(日)よりBeeTVにて配信開始。「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」配信開始日:2010年3月20日(日)更新日:毎週水曜日更新1話約5分、全24話公式サイト:
2011年02月03日映画『ノルウェイの森』で主人公・ワタナベを演じた松山ケンイチが、12月15日(水)に台湾で行われるプレミア試写会と記者会見に出席するため、『L change the WorLd』以来、2度目となる訪台を果たした。台湾・松山空港に降り立った松山さんは、到着をいまかいまかと待ちわびたファン50人の前に姿を現し、黄色い歓声が上がる中、写真撮影に気さくに応じるなど、早速、現地ファンとの交流を楽しんだ。その後は、ホテルへと移動し台湾のメディアの取材を精力的にこなした。夜には、多数のファンや報道陣が集まる中、台湾でトップクラスの映画館「ヴィエ・ショウ・シネマズ」にてプレミアセレモニーが行われた。クリスマスツリーが用意されたステージに登場した松山さんが「僕は松山ケンイチです。メリークリスマス!」と北京語で挨拶すると大歓声が起こり、ここでも熱い歓迎を受けた。ツリーにはプレゼントが2つかかっており、台湾で有名な龍山寺のお守り(仕事・恋愛・交通安全の3つ)と、台湾の民族風のマフラーが松山さんにプレゼントされた。続いて劇場内で行われた舞台挨拶では、来場した観客に抽選でポスターやプレスのプレゼントされたが、松山さんがファンに直接手渡すという趣向で会場は大いに盛り上がった。翌16日(木)には、「台北フィルム・ハウス」にて記者会見が行われ、現地配給会社からは“くまのぬいぐるみ”がプレゼントされた。報道陣から台湾の印象について聞かれると、「料理がすごくおいしいです。あっさりした味付けが好きなので、自分の口に合う」とコメント。別の国にキャンペーンに行けるとすればどこに行きたいですか?の質問に対しては「ノルウェーです!」と即答していた。映画や台湾についての質疑応答が続く中、松山さんは突然、「なんで台湾では僕の名前が一文字、本名と違うんですか?」と台湾の司会者に逆質問。台湾では“松山健一”と表記されているらしく、松山さんはそのことが常々気になっていたとのこと。「僕の本名は“研一”で“けん”の字が違うんですよね。研究熱心な子になるようにと親が付けてくれた名前なのですが…」と言うと、現地スタッフが「最初の通訳者が間違えて付けたんだと思います」と慌てて弁明。ちょっとしたハプニング(?)はあったものの、会見は終始和やかなムードで進み、松山さん自身、2度目の訪台を大いに楽しんでいたよう。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。特集『ノルウェイの森』■関連作品:L change the WorLd 2008年2月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開©2008「L」FILM PARTNERS ©2008「L」PLOT PRODUCEノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』自信の初日舞台挨拶「大ヒットするつもり」『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント
2010年12月17日開催中の第67回ヴェネチア国際映画祭で9月2日(現地時間)夜、コンペティション部門に出品されている『ノルウェイの森』の公式上映が行われた。主演の松山ケンイチに菊地凛子、水原希子、そしてトラン・アン・ユン監督らは、大勢のファンと報道陣が見守る中、レッドカーペットを通り、公式上映が行われるサラ・グランデに入場。イタリアでも広く読まれている村上春樹のベストセラーの映画化とあって、夜の9時半過ぎという時間にもかかわらず、1,016席の会場はほぼ満席。松山さんらは早速、観客のスタンディング・オベーションで迎えられた。上映中、原作でも印象深いワタナベ(松山さん)と緑(水原さん)のやりとりにクスクス笑いが起こることも。そして、エンドロールでビートルズの「ノルウェーの森」が流れると、観客は立ち上がって称賛の拍手。エンディングの途中から場内は明るくなり、そのまま数分にわたって拍手が鳴り響いた。松山さんは「終わってお客さんに拍手していただけて、大成功と感じました。すごく嬉しいし、これから海外でも配給されることを思うと、たくさんの方に観ていただけるだろうなと確信できました。最高の一日となりました。(お客さんの反応は)全然予想とは違いましたね。ヨーロッパの人たちと一緒に観るのは初めてだったので、すごくいい経験をさせてもらいました」と充実した表情で語った。菊地さんも「これまでも映画祭に来る機会は多かったのですが、日本の製作する日本の映画で来たいという願いがあったので、今回、村上春樹さんの原作を、トラン・アン・ユンとキャストのみなさんと作ることができ、このような反応が自分の元に届いてきたのはとても嬉しかったです。これからどうやって広がっていくのかすごく楽しみです」と現地の観客の反応を喜んだ。水原さんは「私は映画に観入ってしまい、自分のシーンでも泣いてしまいそうになり(笑)、正直、映画が終わってみなさんが拍手してくれてホッとしたというか、言葉が何も出てこないというか、感動してボーッとしてしまいました。すごく幸せでした」と感動を素直に口にし、喜びの表情。現地の反応はというと「映像がすごくきれいでよかった。話は重かったが、脚本が気に入った」(20代・女性)、「日本の男女の関係は分からないところもあるが、非常に入り込めた」(30代・女性)、「シニカルなラブストーリーで楽しかった。映像美も含めて入り込めた」(30代・男性)とおおむね高い評価で、特に映像表現に関して称賛の声が多く寄せられているという。映画祭はまだ始まったばかりだが、コンペティションの行方も気になるところ。トラン監督にとっては『シクロ』以来となる2度目の金獅子賞受賞なるか?そして松山さん、菊地さん、水原さんらキャスト陣への評価は?『ノルウェイの森』、日本での公開は12月11日(土)より全国東宝系にて。■関連作品:第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:『ノルウェイの森』に質問続出! 凛子、松山ケンイチと「楽屋にこもって話し合った」ヴェネチア国際映画祭開幕!ナタリー・ポートマン、過激なシーンも「覚悟してたわ」村上春樹原作の“逆輸入”短編映画でナスターシャ・キンスキーの娘がヌード披露ヴェネチア国際映画祭、「ヴェネチア3Dアワード」審査委員長に清水崇が就任ナタリー・ポートマンがダークサイドに?主演作がヴェネチアでオープニング上映決定
2010年09月03日『ロビン・フッド』の日本公開を年末に控える巨匠、リドリー・スコット監督が、動画投稿サイト「YouTube」と組んで、ユニークな映画製作を敢行することが明らかになった。「Life in a Day」と名づけられたそのプロジェクトは、来る7月24日がどんな1日だったかを、投稿者たちの動画を編集して1本の長編ドキュメンタリー作品にするというもので、スコットがプロデュース、『ラストキング・オブ・スコットランド』のケヴィン・マクドナルド監督が編集、監督する。現在YouTubeのサイト上では、24日に撮影した動画のアップロード呼びかけられていて、応募作の中から本編に採用された動画の撮影者は共同監督として名前がクレジットされる。マクドナルドはこの作品がタイムカプセル的な役割を果たすことを期待していると語り、「誰もが偉大な作家や画家になれるわけじゃない。でも、皆がそれぞれの日々の生活(を映した動画)を持ち寄ることによって、素晴らしい作品になることを願っています」と意欲を見せている。あなたの撮った2010年7月24日が、作品として後世に残るかも。詳細はYouTube「Life in a Dayチャンネル」をチェック!「Life in a Dayチャンネル」(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ロビン・フッド (2010) 2010年12月10日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ラッセル・クロウが日本代表にエール!デンマーク戦で『ロビン・フッド』スポット放映映画祭開催中のカンヌで、豪華セレブが集うエイズ研究チャリティ・ガラ開催【カンヌレポート 番外編】ファッションで見るカンヌ!ベストドレッサーは誰?【カンヌレポート 01】『ロビン・フッド』で開幕!会見でケイトがR・クロウに質問
2010年07月09日映画『カムイ外伝』のプレミアイベントが13日(日)、東京・新宿区内で行われ、熱愛が報じられている主演の松山ケンイチとヒロインの小雪が揃って姿を見せ、ファン約5,000人の熱視線を浴びた。今年4月に週刊誌でデートをキャッチされて以降、何度か熱愛を報じられ、5月に行われた同作の製作報告会見に続いて公の場に揃って出席するのは2度目。だが、ツーショットや熱愛に関するコメントはなかった。19日(土)の初日を目前に控えたイベントで、この日開催された今年スタートの映画祭「シネ・フェスタ新宿」の第1回作品に同作が選出されたことから、史上初の試みで同区内のメインストリート、新宿通りに全長70メートルのレッドカーペットが敷かれた。松山さんらキャスト陣と崔洋一監督は、カーペットの両脇に集結した観客が求める握手やサインに応じるなどのファンサービス。松山さんは「1か月間訓練して1か月半で撮るような映画が多いですが、今回は撮影前に1年間、アクションの訓練をして、約1年間かけて撮影しました。すごく稀なことです。説得力のある動き、キャラクターになっていると思います。40数年前の原作の映画ですが、いま必要だから生まれたもの。みなさんにとって必要であったということになれば幸せです」と凛々しさを増した表情。真っ赤なワンピースをスレンダーなボディでしっとり着こなした小雪さんも「アクションもそうですが、初めての挑戦がたくさんあった作品で、自分の中で苦しい思いもしましたが、いま、ふり返ると人生の中でいろいろ勉強になる点がありました。普段生きていく中や生活する上で何か指針になるような感じ方をしてもらえたら嬉しい」。揃って真摯なメッセージを呼びかけた。特設ステージからの退場時、小雪さんに続き松山さんが去ろうとして、2人がこの日もっとも接近する場面が。だが崔監督が松山さんの手首をつかんで足を止めさせて“ツーショット”を阻止。松山さんと2人でバンザイポーズを取り、再度観客に向かって感謝の気持ちを示した。自身、青春時代を過ごし、自作の舞台にするなど新宿と縁の深い崔監督は「私にとって大変意味を持つ場所です」と感慨深い表情を見せながら「カムイとカムイを取り巻く人々のドラマは、何かいまの我々の胸を打つものがあると思う」と思い入れたっぷりに語った。一方、主題歌「Alive」を歌う歌手の倖田來未も胸元露わなセクシードレスで来場し、「新宿には買い物でよく来ますが、今日は全然違う雰囲気。日本でもハリウッド(のプレミアイベント)のようなことができるんだなと思いました」と興奮しきり。香港のスター俳優、イーキン・チェンも松山さんとは別の年齢層の黄色い大歓声を浴び、「日本の作品には初参加しました。手裏剣や剣術の特訓を受けて臨みました、その辺りを観て」と甘いイーキン・スマイルを振り舞いていた。本作は、漫画家、白土三平氏の代表作を原作に、忍者の掟を破り組織を追われた抜忍・カムイが生死を分かつ闘いを繰り広げながらも生き抜こうとする姿を描く時代劇。9月19日(土)より丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:カムイ外伝 2009年9月19日より丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開© 2009「カムイ外伝」製作委員会■関連記事:【どちらを観る?】愛か自由か?松ケン『カムイ外伝』VS小栗旬『TAJOMARU』松山ケンイチ『カムイ外伝』インタビュー 孤高のヒーロー誕生の陰にあった挫折、恐怖ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!松山ケンイチ、忍術で壁渡りも何のその?崔洋一「カムイは彼しかいない!」松ケン×クドカン登場!『カムイ外伝』完成披露試写会に50組100名様ご招待
2009年09月14日