『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に初登場し、アイアンマン側で戦ったマーベル・スタジオの新ヒーローを描く『ブラックパンサー』。その日本公開日が2018年3月1日(木)に決定し、日本版ティザービジュアルがお披露目された。ブラックパンサーは、『シビル・ウォー』にキャプテン・アメリカの持つ盾と同じ材質からなるスタイリッシュな漆黒のスーツで登場し、鋭い爪と俊敏な戦闘能力を披露。マーベル・ヒーローの中で、最も単独作品が待ち望まれていたキャラクターだ。本作では、超文明国ワカンダの国王であった父を亡くしたティ・チャラことブラックパンサーが、新たな国王として、ヒーローとして活躍する姿が描かれる。さらに、物語の中では、世界中が狙うこの国が有する重要な秘密が明らかにされる。ブラックパンサーは、その秘密を守るために世界中にスパイを放ち、国内外の敵と戦うという、これまでのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)になかったスパイ映画の要素を盛り込んだアクション・エンターテインメントとなる。監督は、『ロッキー』シリーズの歴代新記録を打ち立てた『クリード チャンプを継ぐ男』でシルベスター・スタローンにゴールデン・グローブ賞助演男優賞をもたらしたライアン・クーグラー。主人公のティ・チャラことブラックパンサーを演じるのは、『シビル・ウォー』に続いてチャドウィック・ボーズマン。さらに、「世界で最も美しい女性」にも選ばれたオスカー女優のルピタ・ニョンゴも出演し、『クリード』で主演を務め、監督からの信頼も厚いマイケル・B・ジョーダンがブラックパンサーの秘密を狙う敵として登場。『シビル・ウォー』のマーティン・フリーマン、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のアンディ・サーキスも再登場し、『ゲット・アウト』主演のダニエル・カルーヤ、オスカー俳優のベテラン、フォレスト・ウィテカーも参戦する。マーベル史上最も謎を秘めた新キャラクターがMCUに新たな風を吹き込み、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(11月3日公開)からバトンを受けながら、『アベンジャーズ/インフニティ・ウォー』(2018年4月27日公開)へとつながる重要な物語を紡ぐ。『ブラックパンサー』は2018年3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月25日『アベンジャーズ』のマーベル・スタジオが贈る、最高に笑って泣けるアクション・アドベンチャー超大作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』。本作のMovieNEX発売および先行デジタル配信開始に合わせ、本邦初公開の新しい予告編映像が解禁。銀河一“ヤバい”ガーディアンズの魅力がたっぷり詰まった新映像の中でも、SNSでも話題を呼んでいるベビー・グルートに注目した。“スター・ロード”ことピーター・クイルをリーダーに、「ボクはグルート」しか話せないベビー・グルート、ツンデレ暗殺者ガモーラ、マッチョな破壊王ドラックス、凶暴なアライグマのロケットなど、たまたま出会ったノリで結成された宇宙の“はみ出し者”チーム、“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”。常識破りで誰より自由、ヒーローと呼ぶにはあまりにも頼りないが、なぜか一致団結して銀河の危機に立ち向かう彼らは、ギャップ満載のキャラクターとストーリーが魅力。本作では、小遣い稼ぎに請けたある仕事をきっかけに、強大な力を持つ“黄金の惑星”ソヴリンの無敵艦隊から総攻撃を受けたガーディアンズ。間一髪、彼らを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで感情を読み取れるマンティスだった。仲間からの忠告にも関わらず、エゴに魅了されていくピーターに、次第にチームの絆には亀裂が…。ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは?そして、彼らは絆を取り戻し、銀河を救うことができるのか――?実はその運命の鍵を握る(?)のが、小さくてキュートな最終兵“木”ベビー・グルート。“樹木型ヒューマノイド”で、話せる言葉は「ボクはグルート」だけ。でも、その中には、さまざまな意味と喜怒哀楽が含まれている。怒ると制御不能な戦闘能力も覚醒するが、とにかくマイペースで、まるで赤ちゃんのような愛らしいルックスも相まって人気沸騰。映画冒頭のシーンで、ガーディアンズたちがそれぞれ必死にモンスターと激闘を繰り広げる中でも、「我関せず」と音楽を聴きながらノリノリにダンスするベビー・グルートにキュンとした人も多いのでは?そんなシリアスな場面でもマイペースすぎるベビー・グルートは、SNSでも「かわいすぎる!」「笑える!」と大人気。今回解禁となった本邦初公開の新しい予告編映像は、そんなベビー・グルートの意外な“あんなシーン”や、コワモテの宇宙海賊ラヴェジャーズもメロメロ(?)になっている様子を収録。さらに、MovieNEXに収録されるボーナス映像の一部も確認することができる。ピーター・クイル役のクリス・プラットを始め、ガモーラ役のゾーイ・サルダナ、ドラックス役のデイヴ・バウティスタ、ベビー・グルートの声を務めるヴィン・ディーゼル、ロケットの声を務めるブラッドリー・クーパーなど、主要なキャストのほかにも、シルベスター・スタローンやカート・ラッセルなど実力派俳優が多数出演。さらに、2018年4月27日公開の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』には彼ら“ガーディアンズ“たちも参戦する。まずは、一度観たらクセになる(!?)そんな彼らの活躍を、新予告編からも確かめてみて。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』MovieNEXは9月6日(水)より発売、8月23日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2017年07月20日全世界シリーズ累計興収1兆円を突破した『アベンジャーズ』シリーズのマーベル・スタジオが贈る、5月12日より日本公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のMovieNEXが、9月6日(水)より発売されることが決定。さらに、MovieNEXプレミアムBOXも数量限定で登場するほか、これに先駆け、8月23日(水)には先行デジタル配信が開始されることが分かった。たまたま出会ったノリで結成された銀河一の“落ちこぼれ”チーム、<ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー>。小遣い稼ぎに請けた仕事をきっかけに、“黄金の惑星”の艦隊から総攻撃を受けることに。間一髪、彼らを救ったのは“ピーターの父親”と名乗る謎の男エゴと、触れただけで感情を読み取れるマンティスだった。ピーターの出生に隠された衝撃の真実とは?さらに銀河全体を脅かす恐るべき陰謀が交錯していき、彼らがなぜか銀河滅亡を阻止する最後の希望に…。その運命の鍵を握るのは、小さくてキュートな最終兵“木”グルートだった…。そんな本作には、チームを引っ張るピーター・クイル役のクリス・プラットを始め、新たな“萌えキャラ”のベビー・グルート役をヴィン・ディーゼル、ロケット役をブラッドリー・クーパーが演じ、そして主要なキャストのほかにも、シルベスター・スタローンやカート・ラッセルなど実力派俳優が出演したことで話題沸騰。さらに2018年公開予定の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(原題)に彼ら“ガーディアンズ“たちの参戦も決定している。今回、このMovieNEXの発売を記念し、ガモーラ役のゾーイ・サルダナと、ドラックス役のデイヴ・バウティスタのインタビュー映像が到着。『アバター』のヒロイン役で一躍脚光を浴びた注目の女優ゾーイ。「冒頭のシーン」がお気に入りだという彼女は、「1作目から何年も経ち、2作目にも戻ってこれて、そして映画が始まった瞬間にみんな一緒に登場しているの。これってすばらしい。冗談を言い合ったりしてて笑えるの」と理由を語る。その冒頭のシーンとは、ガーディアンズたちが命がけでモンスターと戦う中、ベビー・グルートだけが「我関せず」とゴキゲンな音楽を聴いて踊ったり遊んだりする、真剣さとユーモアが織り交ぜられた本作ならではの魅力的なシーンで、予告編の冒頭でも見ることができる。一方、元WWEチャンピオンというプロレスラー界のスーパースター、デイヴは、撮影現場の雰囲気について「全体が1つの笑い話だ」と言うと、ゾーイもそれに同調。「毎日笑いっぱなしだったから面白いエピソードだらけだ」とふり返り、ピーターを演じたクリスについて「何を言い出すかわからないからね。彼はよく騒ぎ出すんだ」と明かした。さらに、ほかの現場と比べて全く違ったそうで、「みんなで笑って楽しんで仲間意識があった」とデイヴが言うと、「変な緊張感も全くなかった」とゾーイ。加えて「みんながお互いを完全に理解し合っていて、協力し合って支え合っていた」と語り、そんなキャストたちのチームワークの良さが作品を見る人にも伝わり、その点が本作の魅力として共感してもらえるのだと分析している。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス MovieNEX」は9月6日(水)より発売。※8月23日(水)より先行デジタル配信開始(cinemacafe.net)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2017年07月12日■『ランボー』、ボリウッドでリメイク決定!スタローンも応援コメントシルベスター・スタローンの『ロッキー』に並ぶ代表作『ランボー』が、インド映画界の新星タイガー・シュロフ主演でリメイクされることになった。「The Hollywod Reporter」によると、現在27歳のタイガーは2014年『Heropanti』(原題)で映画デビューを飾り、インド国内でさまざまな映画賞を獲得した注目の若手俳優。マーシャルアーツを得意とし、子どもの頃からアクション映画の熱狂的ファンだったという。この大役への抜擢に「夢のようだ。こんなに素晴らしい機会をもらえて本当に感謝している」と大喜び。「伝説的なシルベスター・スタローンの後継者になれると信じているわけではないけど、この役のために子どもの頃から経験を積んできたのかなと、どことなく感じる」と心境を語っている。監督は、ボリウッドでトム・クルーズ主演の『ナイト&デイ』のリメイク映画『BANG BANG!』(原題)を手掛けて大ヒットに導いたシッダールト・アーナンド。「私はスタローンのようなヒーローに憧れて育ってきた。インドの映画業界にはランボーほどのアクション・キャラクターが不在なので、タイガーが演じるこの役をよみがえらせるにはベストタイミングだと思う」と意欲を明らかにした。リメイクされることや主演俳優に対し、賛否両論が上がる中、当のスタローンはインスタグラムで「若手のアーティストが夢をつかむ貴重なチャンスをつかむのは俺にとってもワクワクすることだよ」「突き進め!」とタイガーに声援を送っている。Sly Stalloneさん(@officialslystallone)がシェアした投稿 - 2017 5月 20 11:34午後 PDT『ランボー』リメイク版は2018年終わりに公開予定。(Hiromi Kaku)
2017年05月24日米BOX OFFICE MOJOは5月5日~5月7日の全米週末興業成績を発表した。2014年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編となる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス』が週末興収1億4,504万9,000ドルを稼ぎ、初登場1位にランクイン。前作同様、ジェームズ・ガンが監督・脚本を務め、ピーター率いる個性派集団"ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー"の面々が再び強敵に立ち向かう様を描く。クリス・プラット、ゾーイ・サルダナら前作から続投するキャストの他、カート・ラッセル、シルベスター・スタローンの共演にも注目が集まる。『ワイルド・スピード ICE BREAK』は4週目にしてトップの座を受け渡し、2位に降下。累計皇后収入はランクインから4週目にして2億713万6,495ドルと2億ドルを突破するヒット作となった。3位はドリームワークスの新作3Dアニメ『The Boss Baby(原題)』が前週4位から再浮上。累計興収4億8,759万4,615ドルの『美女と野獣 (2017) 』も6位から5位へと、『Gifted(原題)』も9位から8位へとそれぞれワンランクずつアップした。その他前週2位の『How to be a Latin Lover(原題)』は4位に、同3位の『Baahubali 2: The Conclusion(原題)』7位となるなど以下のラインナップは前週と変わらずそれぞれ順位を下げている。
2017年05月08日オンラインストリーミングサービス・Netflixで配信中のシルベスター・スタローンがプロデュースを務めるスポーツバラエティ番組『アルティメット・ビーストマスター』で、日本からMCとして参加した秋元才加。元々海外の仕事に興味があったという秋元は、英語を駆使して果敢にコミュニケーションをとっていったという。秋元に単独インタビューし、現場での撮影秘話を聞いた。世界のトップレベルのアスリートがアメリカ、ブラジル、韓国、メキシコ、ドイツ、日本の6カ国から18人ずつ計108人がエントリーし、チーム対抗で難関の障害物コースに挑む『アルティメット・ビーストマスター』。日本からは、なかやまきんに君、パルクールで話題の岡安旅人、SASUKE完全制覇者の漆原裕冶らが参戦し、日本のMCとして秋元とスポーツキャスターの近藤祐司が参加した。――まずは今回、参加された感想から聞かせてください。元々体を動かすのが好きだったので、人間の体力の限界や奇跡の瞬間を現場で見られる喜びが大きかったです。日本の『SASUKE』が海外で『Ninja Warrior』として放送されていてすごく有名らしく、みなさんの『SASUKE』へのリスペクトが大きくて驚きました。――ビーストの壮大なセットはいかがでしたか?とにかくすごいセットで圧巻でした。すべてにおいて規模が大きく、まるでワールドカップのような盛り上がりを見せていたんです。私は現場でそれを直に見ることができて感激しました。みなさんが一生懸命立ち向かっているので見ていると応援したくなるし、私も頑張らなきゃとか、自分も何か変われるんじゃないかと思ったりして、すごく勇気をもらえました。ガチな一生懸命さとか、シンプルなものがいちばん心に響くんだなとも思いました。――それぞれ挑戦者たちも個性豊かな方たちばかりでしたね。私たちホストは選手ひとりひとりのプロフィールをいただくんです。挑戦するにいたったいきさつもそれぞれで、国によっても個性があります。ブラジルやメキシコは、親や兄弟がギャングに殺されたという人もいらしたし、海外では社長などトップにいる人がすごく体を鍛えていたりして、ちょっと日本のイメージとは違いました。文化の違いも実況していて、面白かったです。――日本勢もそれぞれ健闘していましたね。漆原さんのようなレジェンドも参加してくださいました。なかやまきんに君は、日本が海外からどう見られているのかをパフォーマンスとして心得ていらっしゃるなと思いました。自分自身もホストとして、撮影の時は日本の国旗をもっていたので、日本の代表としていまできることをやらなければいけないという気持ちが芽生えました。――今回、英語でコミュニケーションを取られたんですよね?英語は全然堪能じゃないけど、現地のスタッフさんとやりとりして動いていたので、すごく勉強になりました。人間的に成長できたかなと。――そのことで、海外での仕事への興味は増しましたか?はい!増しました。このままここにいたいと思ったくらいです。もちろん私は良いところしか見てないのかもしれないけど、ハリウッドスタイルの撮影の仕方に感激したし、それぞれのセクションのスタッフさんがみんなプライドをもっているところに感銘を受けました。みなさん、自分のパートのところだけに集中できる環境はすごくありがたいし、これだけスタッフさんが頑張ってくださっているのなら、私も頑張らなきゃと素直に思えた現場でした。それにスタッフさんはみなさんジョークを交えながら楽しく仕事をされているんです。たとえば日本ではスタッフの方が大声で笑ったりすることってあまりないじゃないですか。でも、向こうではみなさんがそれぞれ「今日は調子どう?」とか言い合いながら、笑顔で仕事をしていたんです。そういう外国人のポジティブな感じが、自分には向いてるのかなと思ってしまいました。――小嶋陽菜さんが先日卒業されましたが、同期の大島優子さんやその前に卒業された前田敦子さんなど、AKB48の卒業生の方々の活躍についてはどんな思いを抱かれていますか?卒業生は同士であり、ライバルであり、それぞれの活躍を見て「カッコイイ!」と思いつつ、やっぱりどこかで「負けたくない、自分も頑張りたい」という思いもあります。すごくいいバランスでいつも刺激をくれる存在かなと思います。――今回の仕事を経て、海外で活躍したいと思いましたか?そうですね。海外の作品に対して、自分自身が敏感になりました。『沈黙 -サイレンス-』に出演された窪塚洋介さんは全く英語がしゃべれないと聞いてびっくりしました。英語が堪能じゃないとハリウッドデビューなんてできないと思っていたけど、そうではないんだと思って。ハリウッドではアジア人の女優が極端に少なくて、特に日本人は少ないと聞いています。だからいままでは「夢はハリウッドデビューです」と言っても「できるわけないじゃん」と思っていましたが、いまは何%の確率であるかもしれないと思えるようになってきました。機会があれば、オーディションなどを受けられたらいいなと思います。いずれにしても海外でコミュニケーションをとるには英語が大事だなと。向こうのプロデューサーは私にも「何がしたいの?」と聞いてくれるんです。そういう時に「私は海外の仕事がしたいです」と発信していくことが大切だなと思ったので、改めていま、英語を日々、勉強しています。シーズン2がいつあるかはわからないけど、次にプロデューサーさんに会えたら「私はこうなりました」という成長が見せられる場にしたいと思っています。自分が元々フィリピン人のハーフということもあり、海外での仕事については身近に感じていた部分があったので、そういう機会があれば積極的に関わっていきたいです。幸いAKB48在籍時にいろんなことをやらせていただいたので、これしかやらないという選択肢はなくて、来るものは拒まずです。そのなかで自分はこれが向いてるんじゃないかというものが出てくると思うので、いただいたお仕事はなるべくやっていきたいし、自分がすごく感銘や刺激を受けられる仕事を、今後も増やしていけたらいいなと思います。■プロフィール秋元才加1988年7月26日千葉県生まれ。2006年にAKB48 2期生としてチームKに加入し、13年8月に同グループを卒業。現在は女優として映画、ドラマ、舞台に出演するほか、バラエティー番組にも多数出演。マルチに活動の幅を広げている。
2017年04月27日マーベル・スタジオが贈る最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のワールドプレミアが、4月19日(現地時間)アメリカ・ロサンゼルスにて行われ、主演のクリス・プラットをはじめ、カート・ラッセル、シルベスター・スタローン、ヴィン・ディーゼル、ジェームズ・ガン監督らが出席した。10日にはキャスト・監督が揃って来日し、ギャラクシー・カーペット・イベントと世界初となったスペシャル・スクリーニングを、そして翌11日(火)にはアジア合同記者会見を実施し、熱気冷めやらぬ本作。5月5日(金)の全米公開を目前にして行われた今回の盛大なワールド・プレミアは、米アカデミー賞授賞式の会場としても有名な歴史あるドルビー・シアターで行われた。会場には公開を待ち焦がれたファンと、作品を愛するキャストやスタッフが集結し、熱気に包まれていた。先日初来日を果たしたクリスや、日本にも多くのファンが存在するガン監督は、「ARIGATO!!」と日本のファンへの感謝を叫び、日本に続いて迎えたワールド・プレミアに興奮を隠せない様子。クリスは、「今回もサントラは皆の期待を裏切らない内容だね。ここに向かう車の中でもガンガンかけてたんだ。監督はそれぞれのシーンにピッタリの曲を選ぶセンスが抜群だし、観客が知っている曲で聴いたことのない曲でもみんなキャッチーでゴキゲンな曲ばかりだよ!」とストーリー以外にも注目して欲しいとコメント。ガン監督は「ネビュラとガモーラのすごくダークなシーンがあって、そこにたっくさんの小ネタが散りばめられているから、よ~くじっくり観てね」と明かし、「日本の皆さん愛してます!来日中は、僕とキャスト一同に心からのおもてなしを本当にありがとう」と日本のファンへメッセージを寄せていた。また、今回ついにその役名が“スタカー・オゴルド”と明らかになったシルベスターもカーペットに登場!ピーター・クイルの父親役で初登場となるカートと共に作品に重厚な空気を添えている。シルベスターは、「アクション映画はもちろん大好きだけど、こうした一風変わったアクション映画に出るのはすごく新鮮で楽しかったよ。特にマイ・ブラザー(カート・ラッセル)と共演できたのは嬉しかったね」と出演した感想を述べ、「アクション大作といえばマーベル映画というイメージが定着したけど、これはマーベル映画史上最も心に響く感動作と言えるんじゃないかな」と語っていた。そして、ベビー・グルートの声を演じているヴィンは、イベントに親子で参加。ヴィンは「ベビー・グルートは最高だよ!みんなも一番のお気に入りに挙げているしね。この役を引き受けるように進めてくれた子どもたちに感謝だね」と話し、「最高のファミリーの一員になれて光栄に思っている。それに、子どもたちを初めてプレミアに連れてこれたのも嬉しかったね」とコメントしていた。そのほか、この日はガモーラ役のゾーイ・サルダナ、アイーシャ役のエリザベス・デヴィッキ、ヨンドゥ役のマイケル・ルーカー、ネビュラ役のカレン・ギランら豪華キャストたちが勢揃いしていた。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2017年04月20日子どもから大人まで幅広い世代から愛されているオモチャ「LEGO」のアドベンチャーを描いた史上初の長編映画『LEGO(R) ムービー』が、3月27日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」に登場。「ルパン」「クレしん」などで知られる豪華声優陣を迎えた日本語吹き替え版で地上波初放送となる。エメットは平凡で生真面目、どこをとっても平均的なレゴミニフィギュアだったが、どういうわけか世界を救う鍵となる“選ばれし者”だと思い込まれてしまい、見知らぬ集団に引っ張り込まれ邪悪な暴君に立ち向かうために大冒険の旅に出る羽目になってしまう。当然何の覚悟もできてないエメットはとんでもない騒動を引き起こすことに…。2014年の春休みに公開され大ヒットを記録した本作。ワーナー・ブラザースが手がけ、「バットマン」や「ワンダーウーマン」「忍者タートルズ」などDCコミックのヒーローたちも多数登場した。今回の地上波初放送にあたっては、公開当時も話題となった豪華声優陣による日本語吹き替え版を放送。世界を救うヒーローと間違えられてしまうエメットの声を、トム・クルーズやブラッド・ピットの吹き替えを担当し、現在はアニメ「クレヨンしんちゃん」ひろし役の代役を務めるなど多彩に活躍する森川智之。エメットが恋心を寄せるカッコいいヒロイン・ワイルドガールに、「ルパン三世」峰不二子役などで知られる沢城みゆき。レゴ(R)ワールドの支配者でブロックの自由を奪う恐るべき“おしごと大王”には、数多くのディズニー作品での声優や「新世紀エヴァンゲリオン」加持リョウジ役ほか、最近では「ルパン三世」の銭形警部を引き継いだ山寺宏一がキャスティング。さらに「クレヨンしんちゃん」で野原しんのすけを担当する矢島晶子や、モーガン・フリーマンはじめシルベスター・スタローン、ロバート・デ・ニーロなど数多くの名優の吹き替えを担当してきた羽佐間道夫。アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えでおなじみの玄田哲章など錚々たるメンバーが出演。彼らを含めた“たった8人”で150以上登場するレゴ(R)キャラクターたちをすべて吹き替えるという、実力派声優とアニメ映画ならではの大胆な試みも見どころ。また、本作でヒーロー軍団を率いていたレゴ(R)バットマンが主人公となる『レゴバットマン ザ・ムービー』が4月1日(土)より公開。悪いヤツらから街を守るレゴ(R)バットマンは、みんなの人気者!だがその正体は超“かまってちゃん”なヒーローだった。でも家に帰ると、彼はいつもひとりボッチ。そんなある日、元気すぎる新入りがやってくる。パンツ一丁の“パンいち”ボーイ、ロビンのせいでバットマンのペースはガタガタに。おまけに世界をのっとろうと、ジョーカーが悪の軍団をめざめさせてしまった!キングコング、「あの」怪獣、ハリポタの「あの人」まで。あらゆるワルがおしよせて、世界が終わってしまう!?果たして、レゴ(R)バットマンはロビンたち仲間と力を合わせ、世界を救うことができるのか――?日本語吹き替えキャストには、バットマンの宿敵・ジョーカー役を子安武人をはじめ、バットガール/バーバラ・ゴードン役を沢城さん、主人公・レゴ(R)バットマンを山寺さん、レゴ(R)バットマンに憧れる少年・ロビン役を小島よしおが集結。さらに日本語吹き替え版主題歌を、人気アイドルグループ「Kis-My-Ft2」が担当。『LEGO(R) ムービー』は3月27日(月)深夜25時59分~日本テレビで地上波初放送。(笠緒)■関連作品:LEGO(R) ムービー 2014年3月21日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc.
2017年03月27日クリス・プラットやジェームズ・ガン監督らの来日が決定し、盛り上がりをみせる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』。このほど、彼らのノリノリぶりがよく分かる最新ポスターと最新予告が一挙解禁。さらに、今回の映像には登場していないものの、あのシルベスター・スタローンの出演も明らかとなり、日本語吹き替えを務める、ささきいさおからのコメントも登場した。正義のために戦う“アベンジャーズ”とはまるで真逆、ノリと笑いで銀河を守る“ならず者”チームの活躍を描く本作。身長25cmの超絶カワイイ最終兵“木”【ベビー・グルート】や、銀河一凶暴な毒舌アライグマの【ロケット】、セクシーなツンデレ暗殺者の【ガモーラ】、マッチョな荒くれ者だがド天然の【ドラックス】、そして永遠の思春期リーダー【スター・ロード】ことピーター・クイルなど、“ガーディアンズ”のメンバーは超個性的なヤツばかり。今回解禁となった最新版ポスターでも、ヤツらはノリノリ。中心には、ウォークマンを片手に華麗なポーズ&キメ顔で銃を放つリーダーのピーター・クイル。ながら歩きも危険だが、ながら撃ちは問題外!前作の最大のピンチに、アカペラとダンスで立ち向かった戦いぶりをほうふつとさせる適当さだ。そしてピーターの肩には25cmながら超危険な最終兵“木”ベビー・グルートが小さな口を大きく開けて雄たけび!毒舌アライグマのロケットは自身の身体と変わらぬほどの大きな銃をぶっ放す!ネオン管のようなサイケデリックなカラーに、てんでバラバラなポーズで決めており、ガーディアンズのそれぞれ魅力たっぷりのポスターとなっている。さらには、ポスターの下部に兼ねてからうわさされていたスタローンの名前も!どんなキャラクターなのかは明らかになっていないが、日本語吹き替えを担当するのはもちろん、ささきさん。「あの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に、シルベスター・スタローンがいよいよ登場する。さあ、どんな出方をしてくれるのか?彼のことだからアイデアをたくさん盛り込んで、我々を楽しませてくれると思うよ!」と、マーベル作品初参加への意気込みを語ってくれた。また、新予告では、冒頭からガーディアンズのメンバーに対して“愚かなものたちを正す”と高圧的に迫る全身金色の女性が登場。この人物こそが、今回ガーディアンズたちを執拗に狙う強敵、“黄金の惑星”ソヴリンの指導者アイーシャ。演じるのは、まさかの『コードネーム U.N.C.L.E.』「ナイト・マネジャー」の美女エリザベス・デビッキ。アイーシャがガーディアンズたちを目の敵にする理由は明かされていないが、きっかけはロケットの挑発…!?自らの毒舌がチームのメンバーを災難に巻き込んだのにも関わらず、高笑いのロケット。また、「ボクはグルート」のひと言で、どうみても無邪気に遊んでいるようにしか見えないベビー・グルート。相変わらずリーダーらしさのかけらも見せないお調子者ピーター・クイル、そんな“ガーディアンズ節”が全開で、その軽いノリとは対照的なド迫力のアクションシーンは見逃せない。そして予告のラストシーンでは、カート・ラッセル演じる謎の人物エゴが、ピーターに「お前の父だ」と告げる。あの『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でダース・ベイダーがルークに投げかけた映画史に残る衝撃の告白にも似た状況が、まさか本作にも…!?今後の続報も期待できそうだ。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年03月22日あのシルヴェスター・スタローンがエクゼクティブ・プロデューサーを務め、世界トップレベルのアスリートが肉体の限界に挑む、Netflixオリジナルシリーズのスポーツエンタテインメント「アルティメット・ビーストマスター」。2月24日(金)より全世界同時配信される本番組の日本版司会・秋元才加のコメントとともに、選ばれし日本人挑戦者たちの画像と興奮の予告編が到着した。世界6か国から集まった108名の挑戦者が、“ザ・ビースト”と呼ばれる巨大な障害物に肉体と精神の限界を使って挑み、<アルティメット・ビーストマスター>の称号を目指すNetflixの新シリーズ。挑戦者たちは、アメリカ、ブラジル、韓国、メキシコ、ドイツ、そして日本に合わせてカスタマイズされた国別バージョンで、世界190か国に向けて配信される。Netflixがドラマ、映画、ドキュメンタリーなど以外のいわゆるバラエティ作品をオリジナルで手掛けるのは、今回が初めてとなる。気になる日本人チャレンジャーは、ワールドクラスの予選を勝ち抜いたアスリートたちが集結。お笑い芸人でもありボディビルダーでもある、なかやまきんに君をはじめ、あの「SASUKE」を2度も完全制覇した漆原裕冶や、映画『HiGH&LOW』のパルクールでも話題の岡安旅人など、我らが日本勢の活躍には期待大。日本版司会は、大ヒット特撮シリーズ「牙狼<GARO>」10周年記念のスピンオフ『媚空-ビクウ-』でも華麗なアクションを披露していた秋元さんと、スポーツキャスターの近藤祐司さんが担当。現地L.A.での撮影に臨んだ秋元さんは、「大きさも規模も見る光景が全て自分の人生の中で限界を超えていて、ああ、これがハリウッドスタイルなんだなと思いました。このスケールと挑戦を日本代表のホストとして責任持ってお届けしなきゃいけないな、ってすごく感じました!」と興奮気味にコメント。合わせて、全長約183m、高さ約25mの“ザ・ビースト”と、各国挑戦者の壮絶なチャレンジの様子をとらえた予告編もお披露目。映像には、エクゼクティブ・プロデューサーのスタローンも登場している。計6か国108名の頂点に立ち、<アルティメット・ビーストマスター>の称号を手にするのはただ1人!チャレンジャーたちの勇姿を目撃してみて。Netflix「アルティメット・ビーストマスター」は2月24日(金)より全世界同時オンラインストリーミング開始。(text:cinemacafe.net)
2017年01月29日8日(現地時間)に行われた第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式で、シルべスター・スタローンとケイシー・アフレックが席をめぐるトラブルに巻き込まれた。今年の授賞式でスタローンは『ロッキー』シリーズの共演者、カール・ウェザースと作品賞のプレゼンターを務めたうえに、娘3人がミス・ゴールデングローブを任され、妻のジェニファー・フラヴィンと愛娘たちの晴れ姿を見るのを楽しみにしていた。会場で夫妻に用意された席は、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で映画のドラマ部門主演男優賞を受賞したケイシーや、同作のプロデューサーを務めたマット・デイモンと同じテーブルだったが、そこに向かうと椅子が1脚しか残っていなかった。だが同じテーブルの人々は誰1人、夫妻の席を用意するよう働きかけることがなかったようだ。夫妻はバックステージから授賞式を鑑賞するはめになってしまった。関係者は「椅子が足りず、混乱がありました。ですが、スタローン氏に対する悪意ではありません」と説明している。「People」によると、ケイシーは受賞後にバックステージでスタローンを見つけて謝罪しようとしたが、スタローンは受けつけなかったという。この件についてスタローンの代理人は「面白いうわさですね。うわさでしかありませんが」と応え、「シルベスター・スタローンはゴールデン・グローブ賞に参加し、プレゼンターを務め、家族や友人たちと素晴らしい夜を過ごしました」とコメントした。ケイシーの代理人はノーコメントとしている。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月11日動画配信サービス・Netflixのコンテンツラインナップ発表会が14日、都内で行われ、2017年に配信予定の作品が発表された。また、Netflix日本法人代表取締役のグレッグ・ピーターズ氏が、今後の方針などについて語った。○リアリティショー強化! スタローン製作のスポーツバラエティ番組配信ハリウッド発の注目コンテンツは、シルベスター・スタローンがプロデュースするスポーツバラエティ番組『アルティメット・ビーストマスター』(2月24日配信開始)。アメリカ、ブラジル、韓国、メキシコ、ドイツ、日本の6カ国から世界トップレベルのアスリートが18人ずつ計108人集まり、障害物コースを舞台にチーム対抗で競い合うというもの。各国のMCが解説を行い、日本からはタレントの秋元才加とスポーツキャスターの近藤祐司が参加する。Netflixは脚本ベースのコンテンツが中心となっているが、来年以降はこのような脚本なしのバラエティショー、リアリティショーにより力を入れていく方針。すでに20作品ほど予定しているという。現在、日本のリアリティー番組『テラスハウス』シリーズが配信されているが、今後も日本製作のさまざまなコンテンツを予定しているとのことだ。○『スタトレ』新シリーズ、マーベル新作、ハリウッド版『デスノート』など注目作続々5月には『スタートレック』シリーズ最新作となるオリジナルドラマ『STAR TREK:DISCOVERY』が配信開始。新キャラクターを乗せて旅に出る新たなデザインの宇宙船に注目が集まる。マーベルの新ドラマとしては、3月17日に『アイアン・フィスト』が配信されるが、さらに、4人のヒーローが集結する『ディフェンダーズ』も2017年に配信予定だ。そのほか、ドリュー・バリモアが主演を務めるドラマシリーズ『Santa Clarita Diet』(2月3日配信開始)や、デヴィッド・フィンチャーが手掛ける『Mindhunter』(2017年配信開始)、映画作品としては、日本の人気漫画『デスノート』を実写化する『Death Note』、アンジェリーナ・ジョリープロデュースの『First They Killed My Father』、ウィル・スミス主演の『Bright』などが予定されている。さらに、アニメーションシリーズとして、「サイボーグ009」の新作『CYBORG009 CALL OF JUSTICE』が2017年春から配信開始となる。○日本発のコンテンツも! さんまプロデュースドラマ、実写版『野武士のグルメ』日本発のコンテンツとしては、明石家さんま初プロデュースのドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』が2017年夏に配信予定。同作は、さんまとジミー大西を中心とする強烈なキャラクターたちによる、ウソのようで本当に起こったエピソードを描くもので、さんま役を小出恵介、ジミー役を中尾明慶が演じる。また、3月17日からは竹中直人主演のドラマ『野武士のグルメ』が配信予定。久住昌之原作の同名漫画の実写版で、竹中が主人公の香住武を演じ、香住の理想の分身としてその心の中に登場する荒々しい野武士を玉山鉄二が演じる。○オリジナルコンテンツ拡充へ「将来的には50%を占める見込み」Netflix日本法人代表取締役のグレッグ・ピーターズ氏は「Netflixは現在、世界最大の映像配信ネットワークになり、世界の会員数も8,600万人を超えました。そしてコンテンツ配信だけでなくコンテンツ製作においてもリーダー的な存在になりつつあります」と手ごたえ。「2016年は160時間以上のオリジナルコンテンツをつくりましたが、2017年には1,000時間以上を目指しています。将来的には、オリジナルコンテンツが50%を占めるようになると見込んでいます」と語った。そして、「既存のユーザーを満足させ、新たなユーザーを引き付けるべく、コンテンツを急速に拡充しなければいけないと考えています」と話し、ハリウッドをはじめ世界各国のコンテンツクリエーターと組み、企画・製作を進めていると説明。「日本のコンテンツクリエーターとも積極的に組んでいます。日本発のオリジナルコンテンツは現在10本ほど制作中、企画中のものは22本ほどあります」と明かした。
2016年12月15日シルヴェスター・スタローンが『Godforsaken』の主演を突然にして降板した。撮影は12月5日にアトランタで開始予定だったが、主演俳優がいなくなったのを受けて、製作は一時中断されることになった。その他の情報スタローンが演じる予定だったのは、かつて悪いことに手を染め、多くの後悔を抱えて生きる年配の男。息子が死んだことを知ったことがきっかけで、彼の生き方が大きく変わるというストーリーらしい。今作は、スタローンがスタジオに持ち込み、脚本の練り直しなどに熱心に関わったと言われている。撮影開始2週間前になって、なぜ考えを変えたのかは、わかっていない。スタジオは別の俳優を立てて、このプロジェクトを続行させるつもりでいるという。スタローンは、『クリードチャンプを継ぐ男』で今年のオスカーにノミネートされた。次回作は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.2(原題)』。文:猿渡由紀
2016年11月28日映画製作に関わる人間にとって、アカデミー賞を受賞するのはこの上ない名誉なこと。200本以上の映画に出演してきたジャッキー・チェンは、いつも父親に「どうしてアカデミー賞を獲ることができないの?」と尋ねられ、「ははは…」と笑い、「お父さん、僕はアクション・コメディ映画しか作っていないからさ」と答えるしかなかったそうだ。そんなジャッキーに、あのトロフィーを手にするときがやってきた。12日(現地時間)、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、ジャッキーを含む4名に名誉賞を授与する授賞式を開いた。映画界における多大な貢献や成功を収めてきた人に与えられるこの賞は、まさにジャッキーにぴったり。「E!News」によると、トロフィーをジャッキーに渡したのは『ラッシュアワー』で共演したクリス・タッカー。トロフィーを受け取ったジャッキーは彼ならではのこんなスピーチを披露。なんでも、23年前にシルベスター・スタローンの家を訪れた際、飾ってあったオスカー像を見たジャッキーは、「触って、キスして、臭いを嗅いだんだ…。いまだに僕の指紋が付いていると思うよ!」とジョーク交じりに語った。また、ファンへの感謝も忘れず、「僕が窓から飛び降りたり、キックしてパンチして、骨折しながら映画を作り続けているのはすべて世界のファンのためだよ。ありがとう!」と述べ、会場でスタンディングオベーションが起きた。(Hiromi Kaku)
2016年11月14日映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が、2017年5月12日(金)に日本公開される。最新作では新キャラが登場前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、母の死に向き合えないピーター、一族最後の生き残りとなり暗殺者へと身をやつしたゴモラ、軽口を叩きながらも心に深い傷を抱えるアライグマのロケット、家族を殺され復讐心で埋め尽くされたドラックス、そして優しい心を持つグルートが主な登場人物。それまで孤独に生きてきた宇宙のならず者たちは負け犬同然の人生をやり直すために、宇宙のために無謀な闘いを挑むことを決意し物語は進んで行く。最新作ではピーターの出生の秘密、そして新キャラクターの登場など気になる要素が満載。その中には“ベビー・グルート”と呼ばれる注目キャラクターも。かつては巨大な木であり、その姿からは畏敬の念すら覚える古の生き物であったグルートが戦いの末その身体の大半を失ってしまい、挿し木から成長した新キャラクターとして登場する。マーベル史上最も“カワイイ”の称号を手にするはずの彼には目が離せない。クリス・プラット続投、シルベスタ・スタローンらも出演ガーディアンズのリーダー、ピーター・クイル(スター・ロード)は引き続きクリス・プラットが演じる。また、シルベスタ・スタローンやカート・ラッセルなどの俳優陣も出演。ロケットにブラッドリー・クーパー、樹木のグルートにヴィン・ディーゼルといった声優も続投する。吹き替えは個性派ぞろい吹替えキャストには、リーダー“ピーター・クイル”を山寺宏一、チームのメンバーの一人(一匹?)で凶暴で毒舌なアライグマ“ロケット”を加藤浩次が決定している。更には、同じくガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーで、殺人兵器として育てられた美しくも危険なツンデレ暗殺者ガモーラと、野獣の力を宿した荒くれものだがド天然な脳筋男ドラックスの吹替えも、前作に引き続いて朴璐美と楠見尚己が演じる。ベビー・グルートを演じる遠藤憲一を含め、日本公開に向けて日本のガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー達が再び終結することに。前作でガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと対立するも、どこか憎めない役として登場した各キャラクターたちの吹替え声優も。ピーターを地球から誘拐し育てた銀河海賊のリーダー・ヨンドゥは立木文彦が、ガモーラの妹でありながら愛され願望をこじらせてしまっている暗殺者ネビュラは森夏姫が続投。作品情報『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』原題:Guardians of the Galaxy Vol. 2公開日:2017年5月12日(金)キャスト:クリス・プラット、ヴィン・ディーゼル、ブラッドリー・クーパー、デヴィッド・バウティスタ、ゾーイ・サルダナ、マイケル・ルーカー、ショーン・ガン、カレン・ギラン、カート・ラッセル、シルベスタ・スタローンなど監督:ジェームズ・ガン配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン©Marvel Studios 2017【日本版吹替えキャスト一覧】ピーター・クイル/スター・ロード:山寺宏一ロケット:加藤浩次ベビー・グルート:遠藤憲一ドラックス:楠見尚己(くすみ なおみ)ガモーラ:朴璐美(ぱく ろみ)ヨンドゥ:立木文彦(たちき ふみひこ)ネビュラ:森夏姫(もり なつき)
2016年10月18日マイク・マイヤーズといえば、米人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で大活躍していた1980年代から、映画『ウェインズ・ワールド』『オースティン・パワーズ』で私を大いに笑わせてくれた人。コメディアンとして知られていますが、脚本家でもプロデューサーでもあり、映画俳優でも才能豊かなエンターテイナーです。そんな彼がドキュメンタリーを撮ったということで、注目せずにはいられなかった私。笑いのツボを知り尽くしたマイクだけに、面白くないはずはない!ということで、本当に笑えたドキュメンタリー映画が登場。『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』です。主役は、アメリカのエンタメ界を陰で動かしてきた男、天才的プロデューサーのシェップ・ゴードン。1968年に偶然チェックインしたホテルにいたジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリックスらと仲良くなり、「マネージャーでもやってみれば?」程度のノリで彼らに紹介されたのが売れる前のアリス・クーパー。こちらもノリで、「じゃあマネージメントやって!」的な話から始まり、43年もの付き合いが続いているのです。「一緒にお金持ちになろう」「音楽をやるなら真剣にやろう」と本気(透明のビニールスーツで歌うなど)を次々に実行し、やがてアリスをスターダムにのし上げたシェップ。こんな調子で、ブロンディやルーサー・ヴァンドロス、ラクエル・ウェルチらのマネージメントも行い、彼らと共に人生を歩んでいる業界の伝説的超有名人なのです。70年代には映画界にも進出し、『デュエリスト/決闘者』『蜘蛛女のキス』『ベティ・ブルー』など映画もプロデュース。その後、デニーロとトライベッカ・グリルをオープンさせ、レストランビジネスでも大きな成功を収めています。“エンタメ界を陰で動かしてきた”なんて聞けば、かなり悪者っぽく響きますが、そんなことはありません。彼が凄いのは、先見の明や湧き出るようなアイディア、目を見張るような業績だけではなく、その仕事哲学。「仕事よりも人としての付き合いが大事」。この信念を貫き、どんな人も裏切ることなく、手のひらを返すこともせず、誠実に人と向き合い大切にしてきた結果が成功につながった人なのです。それを証明する代表的なエピソードもあります。かつてシェフたちには働いても働いてもお金にならない時代がありました。彼らが過小評価されていることに胸を痛めたシェップが考案したのが、料理人たちをブランド化すること。才能が正当に評価され、稼げるシステムをと産みだされたのが、“カリスマシェフ”という文化でした。「生涯をかけて人を有名にしてきた」と話すシェップ。同じ有名になるにしても、彼のように情に厚いパートナーと一緒なら、きっと心も満たされるはず。何と心優しいシェップは、有名な友人たちが人目を気にせずプライベートを愉しめるようにと、ホスピタリティを学ぶため有名シェフに弟子入りし、料理のスキルを身に付けました。彼の家は“OPEN DOOR POLICY”が貫かれています。スターたちは、落ち込んだ時にいつでも彼を訪ね、好きなだけ滞在していくことができるのです。生き馬の目を抜くとも称されるエンタメ業界で生きるセレブたちには、信頼できる人が少ないのかもしれません。そんな中、常に腕を広げて待っていてくれる友人は、オアシスのような存在なのでしょう。「仕事をするうえで大事なのは思いやりだ」とシェップ。ある人はいいます、「僕の知る成功者はみんな悲惨だった。でも彼と知り合って、成功して幸せな人生を送る人もいると知ったんだ」と。きっと彼の幸せは、彼の人柄が生み出したもの。でも、人柄の良い人物が必ずしも幸せになれるとは限らないのがこの世界。だからこそ、この貴重でハッピーな半生が、ある種の理想的な生き様として紹介される意義がある、と言えるでしょう。シェップは、悪知恵やいたずら心、直感でエンタメ界の常識を覆してきた人。事件を起こし、ニュースを生み、時代をつくりあげてきたけれど、何よりも誠実であり続けたことが成功の秘訣なのだと、本作を観れば一目瞭然。それは、仕事でも、プライベートでも。だから友人たちは彼をsuper mensch=“超いい人”と呼ぶのです。彼のために、満面の笑顔で本作に登場したスターはアリスをはじめ、マイケル・ダグラス、シルベスター・スタローン、ウィリー・ネルソン、スティーブン・タイラー、そしてダライ・ラマまで数知れず。彼らが語るエピソードには、思わず涙腺が緩んでしまう種類のものも。そう、超いい人は、人々に笑いだけでなく、感動も運んできてくれるのです。監督のマイクも、『ウェインズ・ワールド』でアリス・クーパーの楽曲を使用するための交渉でシェップと知り合い(同作にはアリスも登場していて、ウェインたちに神と崇められるシーンがあります)、以来22年もの長きに渡り親交を深める友。悪友らしいやり方で、ちょっとヤバめのおイたネタも盛り込みつつ、マズい話は笑い飛ばし、いい話は最高に盛り上げて、軽快にエンタメ界のオモシロ神話を白日の下に晒していくのです。音楽好きでもそうでなくても、かなり笑えて、なおかつ人生における大切なものについて真剣に考えさられるドキュメンタリー。秘蔵映像、プライベート画像が盛りだくさんなので、1960年代~現在までのグラマラスなファッションの変遷も、臨場感たっぷりに楽しめます。いやはや、世の中にはとことん豪快な人がいるもの。「世界は広い!」と感じさせてくれるとともに、なんだか無性に明日からの日々を頑張りたくなる、不思議なパワーを持った作品。素晴らしき出会いに感謝したくなる映画なので、大好きな友人を誘って観るのもお勧めですよ。(text:June Makiguchi)
2016年10月05日シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーが本格初共演、陥れられた主人公が脱出不可能と言われる監獄からの脱獄に挑むアクション大作『大脱出』が、9月24日(土)放送の「土曜プレミアム」で放送される。70年代に『ロッキー』シリーズ、80年代には『ランボー』シリーズでアクションスターとしての地位を不動のものにし、その後も『クリフハンガー』や『ドリヴン』などに出演してきたシルヴェスター・スタローン。84年『ターミネーター』で世界に衝撃を与えると昨年公開の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』まで同シリーズに出演、後にシリーズ化された『プレデター』や『トータル・リコール』などハードなアクション大作から『キンダガートン・コップ』のようなコメディまで幅広い演技を見せるアーノルド・シュワルツェネッガー。『エクスペンダブルズ』シリーズで共演を果たした2人が、さらに本格的にタッグを組んだのが本作だ。本作でスタローンが演じるのは“犯罪者”と偽って入獄し脱獄することで構造上の弱点を指摘し依頼主から報酬を得るというセキュリティー・コンサルタント=“脱獄のプロ”であるレイ・ブレスリン。何者かの手によって拉致され、犯罪者の汚名を着せられたブレスリンは、世界中の重犯罪者たちから恐れられ、“墓場”と異名を取る一度入れば二度と出ることが出来ない巨大な監獄タンカーに投獄されてしまう。自分を罠にかけた組織の陰謀を暴くため、自ら設計に関わった絶対攻略不可能なこの監獄の脱出計画を練り始めるブレスリンだが、しかしその前に立ちはだかったのは凶暴な手下たちを率いる囚人たちのボス、シュワルツェネッガー演じるロットマイヤーだった。ロットマイヤーは敵か味方なのか…?脱獄のプロフェッショナルが、難攻不落の監獄要塞から脱獄するため、敵か味方か分からない謎の囚人と手を組み、不可能に近い脱獄計画を実行する本作。世界のアクション映画シーンをけん引してきた2大スターの本格共演とあって、ド派手なアクションはもちろん、敵か味方かわからない形で出会う2人の緊張感あふれる頭脳戦も見どころだ。土曜プレミアム『大脱出』は9月24日(土) 21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:大脱出 2014年1月10日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開(C) 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2016年09月24日大人のみならず、若者たちをも惹きつけてやまない70年代の音楽シーンの生みの親にして、ハリウッドエンタメ界の影の立役者、シェップ・ゴードンの破天荒な半生を描いたドキュメンタリー『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』が、9月24日(土)より公開される。シェップ・ゴードンとは、「ピンク・フロイド」やアリス・クーパーら、錚々たるアーティストをスターへと導いてきた敏腕音楽プロデューサー。そのプロデュース領域は音楽業界だけに留まらず、マイケル・ダグラスやシルベスター・スタローンら映画業界、 “カリスマシェフ”ブームの火つけ役となった料理業界など、多岐にわたる。本作には、インターネットもなかった時代にニュースを生み出し、時代を創りあげた彼の仰天アイデアと天才的マネジメント手腕が満載!アイデア勝負のクリエイターやマーケティング担当者は必見の、“SNSがなかった時代のニュースの作り方”を本作から紐解いてみた。■スターを生みだす男、シェップ・ゴードンが実際に行った仰天施策の数々シェップは、70年代の音楽シーンを作り出した数々のスターのプロデュースを手掛けてきた。例えば、当時無名だったロックシンガー、アリス・クーパーを話題にするために、ホテルの枕を盗んで引き裂き、ライブステージに羽毛を撒き散らした後、用意していたニワトリを観客席に投げ込んで観客をパニックにした…という話は有名。当時は悲惨なニュースとして話題になったが、本作中でシェップは、当時のことを笑顔でふり返りながら語っている。また、アリス・クーパーがイギリスに拠点を移した後、ライブの告知をセンセーショナルに拡散させるため、裸のカラダにヘビを巻いて写真を撮り、トラックに貼りつけ、ラッシュ時にロンドンの中心地で走らせたり、「SCHOOL’S OUT」リリースで作成したレコードにパンティを履かせ売りだし、ミリオンセラーを記録したりと、誰も思いつかないような破天荒なやり方で、彼はニュースを作りだしてきた。劇中でも描かれているが、アリス・クーパーに透明の服を着せ、体が丸見えの状態でステージに立たせた上、「裸のバンドマンがいる」とシェップ自ら警察に通報、「けしからんニュース」として新聞の見出しを狙うも、水蒸気で透明の服が曇ってしまい、結局、失敗に終わった…という出来事も笑い話として紹介されている。■SNSがなかった時代のニュースの作り方シェップ以外にも、SNSがなかった時代にニュースを作りだすため、さまざまな工夫を凝らしたプロモーションはいくつか存在した。例えば、「ビートルズ」は「アビイ・ロード」を発表する前にあえて「ポール死亡説」のうわさを世界中に流して話題性を高めた。また、「ローリング・ストーンズ」は‘75年のアメリカ・ツアー会見としてプレスを招待したにも関わらず、何時間も三流コメディアンのネタで彼らを待たせ、参加者から不満が出始めたころに会場の外から突如として大音響のベースを響かせながら登場し、「ローリング・ストーンズ」のその姿を記者たちが追いかけていくという演出を行い、破天荒ながらも話題を作りだしたことなどは有名。当時、世の中に何らかのニュースを巻き起こし、その時代の音楽シーンやカルチャーを確実に刻み続けるためには、メディアの力を存分に利用することが一番の得策だったのだろう。ニュースを作ることにおいて一番重要なのは、「何をニュースにするか」ではなく、「いま世の中が何を求めているか」を見極め、「どのように発信するか」を熟考し、「自らニュースを作り出すこと」だったようだ。SNSが普及したいまも、先月、米国大統領選挙に、アリス・クーパーが「問題のある時代には問題児を」とのキャッチフレーズで出馬宣言したのも、もしかするとシェップが裏でアドバイスをしていたのかもしれない!?『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』は9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月22日(Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.)大物ロックスターのアリス・クーパーやピンク・フロイドのマネジメントやプロデュースをしてきたカリスマ、シェップ・ゴードン。 彼がプロデュースしてきたミュージシャン、映画、シェフはみんなスターの道をたどっていったという。 そんな壮大なキャリアの始まりは、ジャニス・ジョプリンやジミ・ヘンドリクスとの“偶然の出会い”だった。 (Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.)60年代、それは若者がドラッグと快楽に浮かれていた時代。 そんなエネルギッシュで狂った時代を駆け抜けていった若き日のシェップ・ゴードンは、いつしかスーパーメンチ(超いい人、超偉人)と呼ばれるようになる。 たまたま泊まったロサンゼルスのホテルで、ジャニス・ジョプリンに殴られ、ジミ・ヘンドリクスに「おまえ、ユダヤ人か?ならピンクフロイドのマネージャーになれ」と言われた彼。 そんなことがきっかけでプロデューサーとしてのキャリアは始まり、話題作りのためにわざとライブ会場で警察に偽の通報をするなど突飛な発想で先々の時代を作っていくことになる。 ロン・ウッド(ローリング・ストーンズ ギタリスト)「シェップ・ゴードンとどうやって連絡を取るか知ってる?と誰もが聞いていた時代だ」 ※動画が見られない方はこちら ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクス、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー、そしてダライ・ラマなど錚々たる顔ぶれの著名人に囲まれて生きてきた彼の半生はどんなものだったのだろうか? いつもハリウッドを代表する美女たちに囲まれていたというけれど、彼は家庭を持っていたのか? そんな疑問に答えてくれるのが、シェップ・ゴードンに世話になってきた大勢のひとり、マイク・マイヤーズ(俳優、コメディアン、脚本家、映画プロデューサー)初監督作品のドキュメンタリー映画「スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-」だ。 (Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.) スティーブン・タイラー(エアロスミス ボーカリスト)「嫌な事があるとダライ・ラマに料理を作る。精神世界でぺ◯スを立てるのさ」 マイケル・ダグラス(『ウォール街』『ブラックレイン』)「持って生まれた才能と思いやりがある。クソ野郎だけどね」「誰にも話していないことをシェップには話している。妻にも内緒だ」 「シャロン・ストーンが家をほめると、シェップは“ありがとう、案内するよ”と言い、そのまま2人はどこかへ消えてしまった」 エンタメ界の大物たちによる数々の証言をもとに、本作は彼の半生を検証していく。 (Photo by © 2013 NoMoneyFun Films Inc. and A&E Television Networks LLC. All Rights Reserved.) <上映情報>『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次公開 シェップ・ゴードン本人や彼に育てられてきたスターたちへのインタビュー、彼の提案によるロックスターのぶっ飛んだパフォーマンスなど、過去から現在までの映像をたっぷりと盛り込んだ本作を見にぜひ劇場へ。(Photo by Dogwoof) この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“若者を惹きつける、70〜80年代のリアル。” 70〜80年代のファッションや音楽が、近頃リバイバルしている。この「リバイバル」の現象はなぜ起きているのだろうか?ファッション業界が「流行」を決めたかもしれ... ーBe inspired!
2016年08月31日数多くのセレブに愛され、70年代のミュージックシーンを牽引した伝説の音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの半生を描くドキュメンタリー作品『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』。このほど、なりゆきで音楽の世界に飛び込んだ男がやってのけた、型破りなアイデアと衝撃映像満載の予告編映像が解禁となった。大学卒業後、ロサンゼルスへと移ったシェップ・ゴードン。チェックインしたホテルで“たまたま”ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリクスらと知り合い、なりゆき任せに音楽マネジメントの道へ。「ピンク・フロイド」、ルーサー・ヴァンドロス、テディ・ペンダーグラス、アリス・クーパーらをスターに育て上げ、エメリル・ラガッセのような“カリスマシェフ”を誕生させるなど、天才的マネジメント手腕を発揮する。快楽主義的イケイケ&ドンドンの70年代から、本当の家族にあこがれ、仏教徒となった現在に至るまでの足跡を、笑いあり涙ありの貴重なアーカイブ映像を交えて辿ってゆく。本作は、70年代ハリウッドのミュージックシーンを牽引した伝説のプロデューサー、シェップ・ゴードンの破天荒な半生に迫ったドキュメンタリー。『オースティン・パワーズ』シリーズのマイク・マイヤーズが監督を務め、米テキサス州・オースティンで開催されるサウス・バイ・サウスウェスト映画祭(SXSW FILM)にも正式出品され、注目を集めた。予告編では、マイケル・ダグラス、シルベスター・スタローンなど、豪華セレブリティが登場し、享楽の音楽シーンを作り上げた伝説的プロデューサーの人柄を“ありのままに”語っていく。また、ジョニー・デップ、ジョー・ペリー(エアロスミス)と「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」を結成したハードロック界の重鎮アリス・クーパーの、当時の常識破りなステージパフォーマンスなど、その人生を象徴するかのような衝撃映像の数々も収録されている。輝かしいキャリアを通じて星の数ほどのスターと出会い、長年に渡ってアメリカのエンタメ業界を牽引してきた超重要人物の“悪知恵”とユーモア、そして人生の悲哀が詰まった予告編。音楽好きやカルチャー好きには、70~80年代の業界の裏側を垣間見ることができるのも見逃せない。『スーパーメンチ -時代をプロデュースした男!-』は9月24日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月22日シルヴェスター・スタローンが、『エクスペンダブルズ』の女性版スピオフ作となる『エクスペンダベルズ』の製作を進めているようだ。女性を主役とした同人気シリーズ作の製作を過去2年間に渡って計画していたスタローンだが、ついにゴーサインが出たようで、『エクスペンダブルズ』第4弾の撮影の前に取り掛かる予定だとみられている。『エクスペンダブルズ』前3作にトール・ロード役で出演している元合格闘家のランディ・クートゥアは、スタローンがスピンオフ製作のためにシリーズ第4弾の製作を遅らせるつもりだとして、「『エクスペンダベルズ』の話がここ2年間ぐらい出ているのは知っているよ。『エクスペンダブルズ4』用に使う脚本があって、今年の秋にも撮影をスタートするって聞いていたんだけど、『エクスペンダベルズ』の予定が入ったからその話が延期になるかもって言われているよ」とニューヨーク・デイリー・ニュースに話した。『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』で元海兵隊員のジョン・スマイリー役を演じたケラン・ルッツは以前、『エクスペンダベルズ』の理想の主役はアンジェリーナ・ジョリーだとBANGショービズに語っていたことがあった。「アンジェリーナ・ジョリーにやってもらいたいね。あとはケイト・ブランシェットとかキャメロン・ディアス、ジェシカ・ビールとか...いろいろな可能性があるよね」一方でスタローンは、伝説のロッキー・バルボア役を再演した2015年公開の『クリード チャンプを継ぐ男』の続編にも取り掛かっているところだとみられている。(C)BANG Media International
2016年07月13日アメリカ最大規模にして世界最大のエンタメフェス「SXSW」(サウス・バイ・サウスウエスト)の映画部門「SXSW FILM」が、7月16日(土)~22日(金)まで1週間限定で「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」として日本に上陸。ジャパンプレミア作品を含む7作を厳選上映することになった。1987年、米テキサス州オースティン在住の3人のインディーズアーティストのマネージャーが、自分たちのアーティストをどうやって売っていくか意見交換しようと呼びかけたのが始まりの「SXSW」。インディー音楽のお披露目の場「SXSW Music Festival」として急速に拡大し、Twitterを一躍有名にしたインタラクティブ部門の飛躍を経て、現在ではオバマ大統領やビル・ゲイツの基調講演や、レディー・ガガのガラコンサート、トム・クルーズの新作のお披露目など、アメリカ最大規模の巨大フェスへと成長。毎年3月に行われるフェスティバルは9日間で、映画部門「SXSW FILM」では、期間中400回以上もの上映が組まれている、世界最大のエンタメの祭典となっている。今回、新宿シネマカリテにて開催される「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」では、「SXSW」公式出品作品の中からジャパンプレミアを含む、厳選された作品を一気に上映。記念すべきオープニング作品は、カリスマ音楽プロデューサー、シェップ・ゴードンの伝記ドキュメンタリー『スーパーメンチ』(原題:Supermensch: The Legend of Shep Gordon)をプレミア上映。『ウェインズ・ワールド』や『オースティン・パワーズ』で自らのロックマニアぶりをいかんなく発揮したカナダ出身の俳優・コメディアン、マイク・マイヤーズの初監督作品であり、マイケル・ダグラスやダライ・ラマ、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローン、シャロン・ストーン、ジャニス・ジョプリン、ジミ・ヘンドリクスといった豪華セレブリティが語り継ぐ本作を、ひと足早く目にすることができる。そのほか、『ルーム』でアカデミー女優へと進化する前の初々しいブリー・ラーソンが主演し、2013年「SXSW Film」の観客賞などを総なめにした『ショート・ターム』、“金ちゃん”以前の濱田岳が全編英語でチャレンジし、現地を知る数少ない日本人俳優となった『サケボム』、「ベル・アンド・セバスチャン」のスチュアート・マードック監督・脚本作『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』、『ルーム』でアカデミー賞にノミネートされたレニー・アブラハムソン監督が「世界で最もハンサムな顔」マイケル・ファスベンダーに奇妙な被り物をさせた『FRANK -フランク-』を上映。また、ジャパン・プレミアとして、現在は日本にしか店舗がないタワーレコードの創業者に迫った音楽ドキュメンタリー「ALL THINGS MUST PASS」(原題)、ヒッチコックの『鳥』の主演女優ティッピ・ヘドレンとまだティーンエイジャーのメラニー・グリフィスが、CG全盛の時代に圧巻の映像に挑んだおバカ映画かと思いきや、ラストは超社会派という「ロアー(ROAR)」(’81)も登場。見逃せない作品が目白押しとなる。「SXSW TOKYO SCREENING WEEK」は7月16日(土)~7月22日(金)まで新宿シネマカリテにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年06月16日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が2日、東京・Zepp ダイバーシティ東京で行われたNetflixオリジナルドラマ『火花』(3日配信開始)の舞台あいさつに登場。自らの小説が映像化されたことに、「僕の人生に対するご褒美やなと本当に感じています」と感激を語った。同作は、又吉が執筆した第153回芥川賞受賞作の同名小説が原作で、売れない芸人・徳永(林遣都)と、その彼が師と仰ぐ先輩芸人・神谷(波岡一喜)の姿を通して、笑いとは・才能とは・生きるとは・人間とはを描くもの。今回、5人の監督によって映像化された全10話が、世界190カ国に一斉に配信され、このイベントには香港と台湾のメディアも取材に入った。又吉は、ドラマ化された作品を見て「そこまで長い小説じゃないんで、原作で書いてない部分をどうするんやろう、大変やろうなって思ってたんですけど、その部分ですごいグッときた」と感想。今作を書くにあたって思い描いていた風景が、「僕だけのものじゃなくて、みんなが一緒に見てた風景なんだ」ということを、映像を見て気づいたのだという。このことで、又吉は「本当に良いものを見れたというか、原作者としてNetflixの作品に関われて良かったなと、とても感動しています」と、いつも通りの淡々とした口調ながら、熱い思いを吐露。この日は又吉の誕生日で「36年、いろいろあって生きてきたんですけど、自分の頭で考えたものを自分で書いて、それをむちゃくちゃ才能ある人たちの手によって映像にしてもらえるっていうのは、僕の人生に対するご褒美やなと、本当に感じています」と、最高のバースデーに感激していた。今回は若手漫才師の世界を描いた作品ということで、同じくあいさつに立った林は「満足いくまで納得いくまでやらせてくださいと(相方役の好井まさおに)言いました」、波岡も「『ロッキー』でシルベスター・スタローンがボクシング下手やったら面白くないじゃないですか。漫才師の話で僕らが漫才が下手だったらどうしようもないんで」と猛稽古を重ねて役に臨み、これまでの役者人生の経験も注ぎ込んだという。又吉はその漫才のシーンについて「すごかったですね。普通に笑いながら見ましたし、すごいリアリティがあって最高でした」とプロ目線から絶賛。世界中で配信されることには「ただただ純粋に楽しみですね。面白くつくっていただけたので、ワクワクしています」と期待を込めた。ちなみに又吉は、この会場の楽屋で、配信スタートを祝うケーキが用意されているのを見て、「一瞬自分の誕生日のだと思って、ちょっとだけうれしそうな顔してたんですけど、それを誰にもバレていないことを、ただただ願っていて、そのプレッシャーに耐えられなくて、今ここで言ってるんです」と正直に白状。「それも含めて、僕らしい誕生日になったな」と、自らまとめていた。
2016年06月03日シルベスター・スタローンが「第73回ゴールデン・グローブ賞」助演男優賞を受賞、「第88 回アカデミー賞」にもノミネートされた『クリード チャンプを継ぐ男』。このほど、本作のブルーレイ&DVDリリースに併せ、本編からカットされた未公開シーンやボクシングシーンの裏側など3つの特別映像が解禁となった。愛する妻エイドリアンや仲間に先立たれ、孤独な日々を送るロッキーの前に突然現れた若者アドニス。彼は、かつてのライバルであり、親友だった亡きアポロの息子だった。その純粋なまなざしとボクシングへの情熱に、アポロの面影をみたロッキーは、持てる技術のすべてを彼に託し、ともにチャンピオンへの道を歩き始める。親の七光りとあざ笑われても、リングに叩き付けられても、アドニスは絶対に夢をあきらめない。たぎる血の中には父親アポロが、そして後ろにはロッキーがいる。どんな強敵を前にしても一歩も引かず、2人のチャンピオンに支えられ共に戦うアドニスは、“奇跡”を手にすることができるのか――!?『ファンタスティック・フォー』『フルートベール駅で』などのマイケル・B・ジョーダンが主人公アドニスを演じ、スターンが老齢のロッキーを好演して賞レースを席巻した本作。スタローンが認めた若き才能、ライアン・クーグラーが、子どものころからファンだったという『ロッキー』シリーズへの愛を成就させ、原案、監督、脚本を担当した。全米の評価サイトでは、「Rotten Tomatoes」で96%、「IMDb」評価ポイント8.7、「Cinemascore」でA 評価など、軒並み高い評価を獲得、シリーズ史上最大のオープニング記録を樹立している。前作でリングを降りたロッキーが、いまは亡き永遠のライバル、アポロ・クリードの息子をチャンプにするため、再びリングに向き合う姿は胸アツになること必至。興奮のリング・ファイトとそこに至るまでの葛藤と苦悩、そして2人の“支え”となる愛は、必見といえそうだ。『クリード チャンプを継ぐ男』ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月24日アーノルド・シュワルツェネッガーが、アカデミー賞助演男優賞受賞を逃したシルヴェスター・スタローンを讃える動画をアップした。先月28日(現地時間)に発表された第88回アカデミー賞で、自身の代表作『ロッキー』シリーズのロッキー・バルボア役を演じた『クリードチャンプを継ぐ男』で助演男優賞候補だったスタローン。『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランスに受賞を譲ったスタローンには、ネット上でも多くの映画ファンから同情の声が上がっているが、アクション・スターとして同時代を生きてきたシュワルツェネッガーも同じ気持ちのようだ。シュワルツェネッガーはインスタグラムのアカウントに動画をアップ。『エクスペンダブルズ』シリーズの共演者でもあるスタローンに対して、「スライ(スタローンの愛称)、やつらが何と言おうと、俺にとってはおまえがベストだ。忘れないでくれ。おまえが勝者だ。誇りに思うよ」と語りかけた。受賞者発表時、プレゼンターのパトリシア・アークエットがマーク・ライランスの名前を読み上げたとき、かすかに無念さをにじませた笑顔で拍手を贈っていたスタローンにとって、盟友からのメッセージは大きな励ましになったのではないだろうか。(text:Yuki Tominaga)
2016年03月01日第88回アカデミー賞授賞式が2月29日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『レヴェナント:蘇えりし者』に主演したレオナルド・ディカプリオが悲願の主演男優賞を受賞した。その他の画像過去、主演男優賞に3回(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ブラッド・ダイヤモンド』『アビエイター』)、助演男優賞に1回(『ギルバード・グレイプ』)ノミネートされながら、いずれも受賞を逃し、“無冠の帝王”と呼ばれていたディカプリオ。今回はゴールデングローブ賞(ドラマ部門)、放送映画批評家協会(BFCA)、全米俳優組合(SAG)賞、英国アカデミー賞(BAFTA)の主演男優賞など、オスカー前哨戦で圧倒的な強さを見せつけ、本丸であるアカデミー賞でも栄冠を勝ち取った。ついに黄金に輝くオスカー像を手にしたディカプリオは、アカデミー会員をはじめ、メガホンをとったイニャリトゥ監督や共演したトム・ハーディ、そして“映画の師匠”であるマーティン・スコセッシ監督らに感謝の意を述べるとともに、「この映画は、人間と自然の関わりを描いた」と熱弁。自身が取り組む環境問題にも言及し、「切迫した人類の危機に、今こそ行動を起こすべきだ」と語った。一方、有力視されながら受賞を逃したのが、『クリードチャンプを継ぐ男』で助演男優賞候補になっていたシルベスター・スタローン。第49回アカデミー賞(1977年開催)で作品賞、監督賞、編集賞の三冠に輝いた出世作『ロッキー』から約40年。そのDNAを受け継ぐ“新章”である本作で、スタローンは元ライバルの息子を一流選手に育て上げるべく、再びボクシングの世界に身を投じるロッキーを熱演した。前哨戦であるゴールデングローブ賞で助演男優賞を獲得していたが、初オスカーは指の間をすり抜け、無念の結果となった。助演男優賞は、『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランスが受賞した。主演女優賞はケイト・ブランシェット、ジェニファー・ローレンスらオスカー受賞経験者を押さえて、初ノミネートのブリー・ラーソンが受賞。主演作『ルーム』で、幼い息子とともに7年もの間、監禁されていた“部屋”から脱出し、世界と再び向き合う姿を演じ、最有力候補の貫録を見せつけた。大接戦だった助演女優賞は、『リリーのすべて』のアリシア・ヴィカンダーが受賞。本命視されていた『スティーブ・ジョブズ』のケイト・ウィンスレットは、受賞を逃し、ディカプリオとの『タイタニック』コンビによるアベック受賞は実現しなかった。主演男優賞:レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント:蘇えりし者』)主演女優賞:ブリー・ラーソン『ルーム』助演男優賞:マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』助演女優賞:アリシア・ヴィカンダー『リリーのすべて』『レヴェナント:蘇えりし者』4月22日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー
2016年02月29日第88回アカデミー賞授賞式が2月29日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、『ブリッジ・オブ・スパイ』(S・スピルバーグ監督)に出演のマーク・ライランスが、「助演男優賞」を初受賞。注目されたシルベスター・スタローンは受賞を逃した。実話をもとに、ともにアカデミー賞に輝くスピルバーグ監督×トム・ハンクスの4度目のタッグが実現した本作。米ソの冷戦が激化した1950~60年代を舞台に、アメリカ人弁護士ジェームズ・ドノヴァンが、かつて弁護を担当したソ連の老スパイと、ソ連の捕虜となったアメリカ人パイロットの交換交渉を進めるため、東西分裂中のベルリンで孤軍奮闘する。老スパイを演じたライランスは、ロンドン映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞、フェニックス映画批評家協会賞、バンクーバー映画批評家協会賞、トロント映画批評家協会賞、NY・オンライン映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞、ニューヨーク映画批評家協会賞など名だたるアワードで助演男優賞に輝いていた。『ブリッジ・オブ・スパイ』は今年のアカデミー賞で、助演男優賞をはじめ、作品賞、脚本賞、美術賞、録音賞、作曲賞の6部門にノミネートされている。一方、『クリードチャンプを継ぐ男』(ライアン・クーグラー監督)でかつてのライバルの息子と出会い、再びボクシングの世界に身を投じるロッキーを演じたスタローンは、残念ながら、念願のオスカー像を手にすることはできなかった。今年のアカデミー賞は“白すぎる”の批判が上がり、実際に同作が高い評価を得ながら、アフリカ系アメリカ人のクーグラー監督、主演のマイケル・B・ジョーダンらがノミネートを逃しているだけに、悔しさも募るはずだ。初ノミネート初受賞となったライランスは「観たり出演したりするのは好きです。スティーブン・スピルバーグと仕事ができて幸せでした。どうして私だけ選ばれたのか分かりません。ありがとうございます」と喜びを語った。(text:cinemacafe.net)
2016年02月29日まもなく2月29日(日本時間)に開催される、第88回アカデミー賞授賞式。その行方を占う“前哨戦”もひとまず落ち着き、「主演男優賞」は“今度こそ”4度目の正直で『レヴェナント:蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオが大本命か、といわれている。また、「主演女優賞」には『キャロル』ケイト・ブランシェットや『JOY』(原題)ジェニファー・ローレンスの“経験者”を抑え、『ルーム』のブリー・ラーソンが最有力視されている。その対抗となるとしたら、同じく子役から活躍する『ブルックリン』のシアーシャ・ローナンか、キャリア51年目で初ノミネートの『さざなみ』シャーロット・ランプリング。50年代のアイルランド移民女性の心の揺れと成長を描いた前者や、ベテランの妙演が光る後者はアカデミー会員の“支持を集めそう”ではあるものの、深く傷つきながらも息子と共に再生の道を探る若き母親を演じたラーソンに、これまでの勢いで軍配が上がりそうだ。そんな中、各賞ごとに結果が異なり、映画関係者の間でも意見が割れているのが、“助演枠”。いずれも、オスカー受賞経験のある実力派や大ベテランと、いま注目度・人気ともに急上昇中の新鋭や新境地に挑む中堅が入り乱れており、混戦模様となっている。■『クリード』“老ロッキー”ことS・スタローンか、渋くて物静かな老スパイか!?今回「助演男優賞」にノミネートされているのは、『マネー・ショート華麗なる大逆転』のクリスチャン・ベイル、『レヴェナント:蘇えりし者』のトム・ハーディ、『スポットライト 世紀のスクープ』のマーク・ラファロ、『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランス、そして『クリードチャンプを継ぐ男』のシルベスター・スタローンの5人。カメレオン俳優ともいわれるベイルは2010年の『ザ・ファイター』で同賞を受賞しており、“ハルク”としてもおなじみのラファロは、昨年の『フォックスキャッチャー』に続いて2年連続・3度目のノミネート、そのほかの3人は初ノミネートとなっている。『クリード』でのスタローンは、彼の代名詞でもある元世界チャンピオン“ロッキー・バルボア”の老いた“いまの姿”を熱演したが、その演技には胸アツになる人が続出。ゴールデン・グローブ賞ではスタンディングオベーションを受けて「助演男優賞」を手にし、その後も全米映画俳優組合(SAG)賞、放送映画批評家協会賞(BFCA)と前哨戦を制覇。ただ、今回のアカデミー賞が白人俳優ばかりで「多様性に欠く」との批判を受ける中、ノミネートをスルーされたライアン・クーグラー監督と主演のマイケル・B・ジョーダンのために、一時は授賞式出席を辞退するつもりだったことも明かしていた。40年前、自身の鮮烈なデビュー作となった『ロッキー』(’76)は「作品賞」など3冠を受賞、「主演男優賞」と自ら手がけた「脚本賞」でノミネートもされたが、今回受賞すれば初のオスカー獲得。もしそうなれば、ボイコット騒動に揺れた授賞式のボルテージが一気にアップするはずで、クーグラー監督やジョーダンらに向けたコメントにも注目が集まるに違いない。とはいえ、『ブリッジ・オブ・スパイ』でソ連側の老スパイを飄々と演じてみせたライランスも、全米映画批評家協会賞や英国アカデミー賞(BAFTA)などで受賞しており、その最大のライバルとなるかもしれない。また、『レヴェナント:蘇えりし者』でディカプリオ演じる主人公が、復讐の執念を燃やして追い続ける敵役を怪演したハーディも、見逃せない。ライバルが強敵であればあるほど、主演はいっそう輝くわけで、『ダラス・バイヤーズクラブ』のマシュー・マコノヒー&ジャレッド・レトのように主演・助演コンビで受賞というケースもなきしもあらずだ。■『リリーのすべて』A・ヴィキャンデル、『キャロル』R・マーラ…主演を支える女性たちにも火花が!?ゴールデン・グローブ賞、BAFTAでは『スティーブ・ジョブス』のケイト・ウィンスレットが受賞し、SAG賞、BFCA、そして直近のサテライト賞では『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが獲得している「助演女優賞」。ウィンスレットはこの濃密な会話劇の中で、“カリスマ”ジョブズを演じたマイケル・ファスベンダーに匹敵するほどのセリフ量を披露しており、カリスマを公私にわたって支え続けた部下として強い印象を残している。『愛を読むひと』で「主演女優賞」を獲得している彼女は、実に7度目のノミネートだ。一方、『リリーのすべて』のヴィキャンデルは、今回が初ノミネート。エディ・レッドメイン演じる最愛の夫が、苦しみながらも“本当の自分”になっていく姿を受け入れる妻役で、性別や肩書きを越えた深い愛の結びつきを、力強く、情感豊かに演じて見せた。今回のアカデミー賞では「脚本賞」「視覚効果賞」でのノミネートのみとなったが、彼女は“美しすぎる人工知能ロボット”を演じた『Ex Machina』(原題)でも高い評価を受けており、さらなる追い風になる可能性大。また、垣根を超えた愛といえば、女性同士の愛を描いた『キャロル』のルーニー・マーラは、カンヌ国際映画祭で女優賞を獲得している。大人の女性としてキャロルに憧れつつも、本当の愛を知り、次第にその喜びだけでなく悲しみや苦しみも知っていく若いアーティストの変容を、見事に体現してみせたマーラ。『ドラゴン・タトゥーの女』で「主演女優賞」にノミネートされているが、『キャロル』もまちがいなく代表作の1つとなるはずだ。『ミーン・ガールズ』『きみに読む物語』で一躍ブレイクしたレイチェル・マクアダムスにとっても、女性新聞記者役に挑んだ『スポットライト 世紀のスクープ』はオスカー初ノミネート。持ち前の魅力的な笑顔を封印し、カトリック教会の一大スキャンダルを暴いた社会派の同作でさらなる新境地を開拓している。そして今回、ダークホースとして一番の“クセ者”となりそうなのが、タランティーノ節大全開の『ヘイトフル・エイト』で、ただ1人の女性を演じたジェニファー・ジェイソン・リー。子役時代から長らく活躍してきた彼女は、意外にも、タランティーノ監督が集大成として描いた密室ミステリーで初ノミネート。雪山で“生き残る”ために手段を選ばない破天荒ぶりはディカプリオ以上(?)で、もしかしたら彼女が嵐を巻き起こすかもしれない。しかし、あれこれ予想をしてみても、結果はやはり神のみぞ知る…。29日の授賞式まで、楽しみに待っていよう。(text:cinemacafe.net)
2016年02月25日俳優のシルヴェスター・スタローン(69)は、アカデミー賞をボイコットする心の準備ができていたのだそうだ。『クリード チャンプを継ぐ男』で助演男優賞にノミネートされているスタローンだが、予想に反して黒人のライアン・クーグラー監督とマイケル・B・ジョーダンがノミネートから外れていたことから、クーグラーが望めば2人のために出席辞退をするつもりだったのだそうだ。本年度のアカデミー賞で白人俳優しかノミネートされていないという多様性の欠如を巡る問題が勃発していることについて、スタローンは「その問題が始まった時、ライアン・クーグラーと話したのを覚えているよ」「俺は『ライアン、どうするつもり?俺がここにいるのはまさに君のおかげだと思うからさ。きみが俺に行ってほしいなら行くし、行ってほしくないなら行かないよ』って言ったんだ」「そうしたら彼は『僕は行ってほしいよ』って言ったんだ。彼はそういう男なんだよ。彼は俺たちに出席して映画を代表してもらいたいのさ」というエピソードを明かした。しかし8日に開かれたノミネート者を集めた昼食会の場でスタローンは、マイケルが主演男優賞にノミネートされるべきだったという意見をほのめかしており、「1人の俳優としてマイケル・ジョーダンの目を見るたびに、俺をよくしてくれると言ったもんさ。彼に対してはもっと尊敬や注目がされるべきだと思うね」とコメントした。今回の物議を受け、アカデミー賞側は2020年までにマイノリティと女性会員の数を2倍に増やすと宣言しており、スタローンは「結局のところ、才能があるやつがトップに躍り出るもんさ。ただ新たな枠組みで新しい考え方っていうだけだよ」と、その変化が大きな違いをもたらすと信じていると語った。クリス・ロック司会によるアカデミー賞式典は今月28日(日本時間29日)に開催される。(C)BANG Media International
2016年02月15日放送映画批評家協会賞が発表され、『スポットライト世紀のスクープ』が作品賞に選ばれた。その他の画像主演男優賞は『レヴェナント蘇りし者』のレオナルド・ディカプリオ、主演女優賞は『ルーム』のブリー・ラーソンが受賞した。主な受賞結果は、以下のとおり。作品賞:『スポットライト世紀のスクープ』主演男優賞:レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント』)主演女優賞:ブリー・ラーソン(『ルーム』)監督賞:ジョージ・ミラー(『マッドマックス怒りのデス・ロード』)コメディ作品賞:『マネー・ショート華麗なる大逆転』コメディ男優賞:クリスチャン・ベール(『マネー・ショート』)コメディ・女優賞:エイミー・シューマー(『Trainwreck』)助演男優賞:シルベスター・スタローン(『クリード/チャンプを継ぐ男』)助演女優賞:アリシア・ヴィキャンダル(『リリーのすべて』)脚本賞:『スポットライト』脚色賞:『マネー・ショート』アンサンブル演技賞:『スポットライト』アニメ映画賞:『インサイド・ヘッド』
2016年01月19日