「金曜ロードSHOW!」が2週連続でスタジオジブリ作品を放送する「秋のジブリ」。先週の『崖の上のポニョ』に続き9月29日(金)今夜は『天空の城ラピュタ』を完全ノーカットでお届け。今回もスマホ等で参加できる「好きなシーンランキング」が実施される。宮崎駿監督が『風の谷のナウシカ』に続き原作、脚本、監督を手がけ、1986年夏に公開された本作。宮崎監督が子ども時代から構想していた企画を映画化、子どもから大人まで楽しめる“冒険活劇”として完成した。小さな山里で暮らす少女・シータはある日、ムスカ率いる謎の男たちによって連れ去られてしまう。しかしムスカたちの飛行船を空賊のドーラ一家が襲撃し、飛行船から逃げようとしたシータは誤って落下してしまう。だがシータは彼女が持つ“飛行石”の不思議な力でゆっくりと降下。たまたまそれを発見した炭鉱で働く少年・パズーがシータを助けるが、翌朝ドーラ一家、ムスカら国防軍がシータを探してパズーの町に現れる。追い詰められたパズーとシータは谷底に落下するがそこで再び飛行石が輝き2人は助かる。そしてパズーとシータはドーラ一家とともにかつて栄えた空の王国・ラピュタを探す冒険に出る…という物語。本作ではムスカら国防軍が持つ飛行戦艦やドーラ一家が使う昆虫を彷彿させる飛行マシンなど宮崎アニメならではともいえる独創的なデザインの乗り物が多数登場するほか、宮崎監督が演出した『ルパン三世』第2シリーズの最終回に登場したロボットが“飛行兵”として登場するなど、それまでの宮崎アニメの様々な要素が詰まっており、後の『紅の豚』にも通じる空中戦はいま見ても迫力満点。また放送のたびに巻き起こる“バルス祭り”にも注目したいところ。今週も放送中に番組特設サイトとデータ放送で作品の見どころを紹介する恒例企画「シーンガイド」と、特別企画の「みんなで選ぶ!好きなシーンランキング」を実施。放送に合わせて表示されるシーンガイドを観ながら「このシーンが好き!」と思ったところで特設サイトの「大好きボタン」(またはデータ放送で決定ボタン)を押して投票すると投票結果がランキングで発表される。2018年のジブリカレンダーが当たるチャンスもあるのでこちらも要チェック。金曜ロードSHOW!『天空の城ラピュタ』は9月29日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年09月29日「金曜ロードSHOW!」では「秋のジブリ」と題して2週連続でスタジオジブリ作品をオンエア。9月22日(金)今夜は2008年公開の大ヒット作『崖の上のポニョ』をノーカット放送する。今回はスマホとデータ放送で参加できる「好きなシーンランキング」も実施される。『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』をはじめ数々のアニメーション作品を世に送り出してきた宮崎駿監督によって2008年に世に送り出された本作。当時、すでにCGが多用されるようになっていたアニメーション制作において、あえて手描きにこだわって作られた色彩豊かでダイナミックな映像はもちろん、なによりもメインキャラクター“ポニョ”の愛くるしい姿、そして誰もの耳に残る親しみやすいテーマソングなどが大きな評判を呼んで、当時大ブームを巻き起こした。海辺の小さな町に住む5歳の男の子・宗介がある日出会ったのは、ジャムの瓶に入り込んでしまったさかなの女の子・ポニョ。宗介は、瓶を割ってポニョを助けだすと「ぼくが守ってあげるからね」と約束。ポニョは宗介が大好きになり、宗介もポニョを好きになる。父・フジモトによって海の中に連れ戻されてしまったポニョだったが、「人間になりたい」と強く願うように。ポニョは、いもうとたちの力を借りてフジモトの魔法を盗み出すと、宗介の元へと向かっていく――という物語。奈良柚莉愛、土井洋輝、山口智子、長嶋一茂、天海祐希、所ジョージ、柊瑠美、矢野顕子、吉行和子、奈良岡朋子ら豪華俳優、女優陣が声優として参加しているのも見どころの1つだ。また今回は放送中に番組の特設サイトとデータ放送で作品の見どころを紹介する恒例企画「シーンガイド」とともに、新企画「みんなで選ぶ!好きなシーンランキング」が実施される。これは放送に合わせて表示されるシーンガイドを観ながら「このシーンが好き!」と思ったところで特設サイトの「大好きボタン」(またはデータ放送で決定ボタン)を押して投票するというもの、投票結果がランキングで発表されるのでこちらもお楽しみに。なお次週9月29日(金)は同じく宮崎駿監督による『天空の城ラピュタ』がオンエア。こちらも「好きなシーンランキング」が実施される。“バルス祭り”がどこまで広がるか。今週、来週の2週にわたってお届けする「秋のジブリ」企画は必見だ。金曜ロードSHOW!『崖の上のポニョ』は9月22日(金)21時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)■関連作品:崖の上のポニョ 2008年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2008 二馬力・GNDHDDT
2017年09月22日リラックスするには、涙を流すのが最適!?こんにちは。感涙療法士の吉田英史です。毎日、暑い日が続きますね。暑さが厳しい夏の日々も夜ぐらいは涼やかにリラックスして過ごしたいですよね。リラックス法のひとつとして、涙活(るいかつ)をご紹介します。涙活とは、1ヶ月に2~3分だけでも能動的に涙を流すことで、心のデトックスを図る活動を言います。涙を流すと、自律神経にある変化が!?涙を流すことにより、人間の自律神経は緊張や興奮を促す交感神経が優位な状態から、リラックスや安静を促す副交感神経が優位な状態に切り替わります。涙活は、この仕組みを利用したリラックス法なのです。悲しみや感動によって意識的に涙を流すことで気持ちも落ち着き、涼やかな気持ちになれるでしょう!涙活にオススメの泣ける映画。泣いて心のデトックスを!今回ご紹介する映画は、『火垂るの墓』(1988年)です。言わずと知れたジブリ映画の傑作。もしかしたらご覧になった方も多いと思いますが、大人になってからもう一度観るとまた違って見えてくると思います。舞台は終戦前後の神戸。親を亡くした兄妹は、時代に翻弄されながらも必死に生き抜こうとするが、その願いも叶わず、二人は蛍のように儚く悲しい最期を迎えることになります。子どもの頃は兄妹の気持ちに感情輸入していた方も多いと思いますが、大人になって観ると、むしろ二人を助けられない大人たちの気持ちになって涙が止まらなくなります。平和について改めて考えさせられるこの作品。ぜひ次の世代の子供たちには平和な世の中を作ってバトンを渡したいですよね。感涙療法士/吉田英史
2017年08月22日元吹奏楽っ子(担当:Euphonium)の音楽好きharakoが、大人になってから、改めて音楽の楽しみ方を見つける連載です。第3回目は、ドイツで2年間の留学経験を持つトランペット奏者の瀧本雅文さんに、留学前と後で変わった音楽に対する価値観の変化を教えていただきました。変化①演奏を聴きにきてくれた人への想い【大人の音楽LOVER♪】vol. 3harako音楽に対する理解の違いは、地域や国によってあるものですか?瀧本さんかなりあると思いますよ。日本とヨーロッパで大きく違うと感じたのは、音楽や芸術がいかに生活の中にあるかどうかですね。ヨーロッパでは、ストリートミュージシャンが本当にたくさんいて、技量がある、ないに関係なく、チップを入れて “まずは聴いてみよう!” と言う、トライ精神が強いです。いっぽうで、日本は興味がある人や、名が知れた人の演奏を聴きに行く習慣がベターな気がします。だからこそ、日本に帰国後、演奏を聴きに来てくれた人に対しては、何か気持ちの変化を持ち帰って欲しい!と、心から感じるようになりましたね。日本にヨーロッパの習慣をいきなり取り入れる、と言うのは非現実的かもしれませんが、演奏者側が意識を変えることはできると思うんです。変化②環境や人を変えるより、自分が変わることharako留学する目的って、環境を変えてみたい!という動機だったのでしょうか?瀧本さん私も最初はそういう考えでしたが、現地で生活していくうちに、考えが変わって行きました。「日本ではなく外に出てみたい! 環境や関わる人を変えてみたい! 」と言う気持ちが先行していたのですが、徐々にむしろ逆なんじゃないか?って、思うようになったんです。始めは、新しい環境や周りの人たちにワクワクしていたのですが、やっぱり自分は日本人にかわりはない。そんな気持ちになってからは、結局は自分が変わらないと、いくら留学しても、自分は自分のままだと思うんですよ。確かに初めての土地や環境、言語も不安が全くなかったか?と聞かれたら、内心はいろいろ葛藤がありましたよ。でも、自分の殻をどんどん破ることが、ひと皮向けて日本に帰ることができた要因だと思います。変なところで勇気がある性格だから、自分から積極的に行動したり、現地ではアクティブにアンテナを常に張っていたのは確かですね。でも、日本に帰ってきたら、留学前に比べて謙虚さが減ったよなー!なんて先輩に言われることもしばしば……(苦笑)。でも、僕は良い傾向だと思っていて、ベルリンで自己開示をすることが、培われたと思ってポジティブに捉えていますよ。変化③複数の先生につくことで見える、本当の方向性harakoレッスンは、どんなスタイルだったんですか? 日本だと、ひとりの先生につくという風習があると思うのですが……。瀧本さん確かに。日本では、複数の先生につくのがNGという、暗黙のルールがありますよね。門下から抜けてはいけない! みたいな……。でも、留学中ついた先生は、ベルリンで二人、ハンブルク一人、アウクスブルク一人。決して、ひとりだけにレッスンをしてもらったわけではないんです。確かに、アンブシュアや息の入れ方など、ひとりひとりのレッスン内容に多少の違いがあり、少し戸惑いました。しかし、多方面からの意見が聞けて、先生方が助言してくださったことを総合して取り組むことによって、自分の足りない部分を成長させてもらえましたね。それは、経験や知識として今も活かせていて本当に良い勉強になりました。あと、日本の学生は、同じジャンルの奏者でも、異なる音色が濃く出ることがあります。いっぽうで、ドイツでは、どのジャンルであっても、互いに調和の取れる同じ音色になっていくんですよ。日本のレッスンではこの曲を完成させよう!と、奮起する傾向が強いですが、ドイツのレッスンは、個々の奏者のトランペットをピアノのような完成されたものにすること。自由自在に楽器を操ることに力を入れ、音楽表現を柔軟に取り組めるようにする指導法が、印象的ですね。harakoピアノのように音が揃う段階まで技量が上がれば、あとは個々の感性で勝負なんですねー!実際に現地でしか味わえない、音の感覚の感想が聞けて大変貴重です……。「音楽=内面」で作られるharako留学に行って一番良かったな、と感じるポイントはどこですか?瀧本さんベルリン留学での収穫は、楽器のテクニックや演奏の向上より “内面を磨く” と言う部分が、大半を占めていると思います。完成された音楽を聴いていると、それに近づきたい! と思う気持ちが先行して、表面的なテクニックを磨こうとしがちだけど、根本的な解決策はそこではないことを深く学びました。教養や考え方、心の中が音になって現れるような感覚。僕は、普段から映画や絵画鑑賞をよくするんですが、ベルリン留学は、自分にとってまさに映画の世界に浸っているようでした。自分の内面に入り込んで、将来を考える良い時間になったと思います。ディズニーやジブリなど、音楽と映画が合わさった世界が大好き!という瀧本さん。留学先の経験が、さらに内面を磨く要素になったと、キラキラした眼差しでお話されていました……!今回の音楽LOVERは……♪瀧本 雅文さんトランペット奏者♪音楽を、ひと言で表すと?「もう一人の自分」千葉県船橋市出身、武蔵野音楽大学卒業。4歳からリトミック、7歳からピアノを始め、10歳からトランペットを始める。14歳の時に吹奏楽連盟個人コンクールで金賞受賞。中学時代より指揮、高校生から編曲、作曲を独学で始める。大学入学時、福井直秋特別奨学金を得る。在学中より、多岐に渡り活動を始めるのと同時に、学校指導、個人レッスン等後進の指導にも精力的にあたっている。卒業後、単身でドイツに渡り研鑽を積み、クラシック音楽を中心にジャズ、ロック、ポップス等の演奏活動も行う。今までに、井上雄二、Tamás Velenczei、Prof.Konradin Groth、Miroslav Kejmar、Prof.Uwe Kleindienst に師事。また、Miroslav Kejmar、Prof.Konradin Groth、Andre Schochのマスタークラスに参加。(C) marrio31/Gettyimages(C) Mercedes Rancaño Otero/Gettyimages(C) Teraphim/Gettyimages
2017年08月18日スタジオジブリ作品といえば、毎回スクリーンからにおいがただよってきそうな料理たちが登場しました。『天空のラピュタ』の目玉焼きトーストや、大きなずんどう鍋で煮込むシチュー、『となりのトトロ』の手作りおはぎ、『崖の上のポニョ』で宗介の母リサが作ったハムののった即席麺、『ハウルの動く城』の厚切りベーコンエッグetc.毎回登場人物がおいしそうに料理を味わう姿を見て、思わずおなかが鳴ってしまいそうになりませんか?ということで、これまでのジブリ作品おすすめメニューを振り返ってみましょう。■『魔女の宅急便』でみんな興味を持ったのは意外なパイ宮崎駿監督作『魔女の宅急便』。本作で、主人公キキが配達を頼まれたのは、おばあちゃんが孫娘のために手間ひまかけて作った「ニシンとかぼちゃのパイ」。キキはおばあちゃんの手伝いをしていっしょに作ったので、届けた孫娘から「私、このパイ嫌いなのよね」と言われたときは、かなりショックを受けていました。日本ではあまりなじみのないパイですが、「どんな味がするの?」と、興味を持った人も多かったのでは?同作では、キキがジジと食べるトマトとソーセージが添えられたパンケーキ、キキを居候させてくれたおソノさんのパン屋に並ぶパン、キキが熱を出したときに、おソノさんが作ってくれたミルクがゆも、じつにそそられるメニューでした。■『風立ちぬ』や『崖の上のポニョ』にも登場のジブリ共通たべもの『崖の上のポニョ』では、ポニョがハムを大好きになるという設定からか、ハムサンドが何度も登場します。まだ魚の状態だったポニョが、宗介にもらったハムサンドのハムをぺろりと食べるシーンはインパクト大。母リサも運転しながら器用にサンドイッチをほおばっていましたね。また、津波が起きたあと、ポニョが出会った子連れの女性に、サンドウィッチを分けてあげるシーンには思わずほっこりさせられました。そういえば『風立ちぬ』に登場した、あんをはさんだ昭和のおやつサンド「シベリア」も公開当時、バカ売れしたそうです。■『千と千尋の神隠し』ではシンプルな食べ物に涙異世界に迷い込む冒険ファンタジー『千と千尋の神隠し』には、たくさん食べるシーンが登場します。千尋の両親がむしゃむしゃとほおばる屋台料理や、湯婆婆の双子の姉・銭婆が訪ねてきた千尋やカオナシたちに出したケーキ類、湯屋でゲストをもてなす料理の数々を見て思わずゴクリ。でも、個人的にいちばん印象的だったのは、ハクが千尋のためににぎってくれたシンプルなおにぎりです。のりも巻いてありません。それを食べて大粒の涙を流す千尋を心からいとおしく感じました。とはいえDVD発売時に、あのおにぎりが「ハクのおにぎりフィギュア」として特典になったときは思わずのけぞりましたが…。現在、三鷹の森ジブリ美術館では、ジブリ作品に登場した料理のサンプルや食事を「作る」シーンにフォーカスをあてた厨房を再現した企画展「食べるを描く。」を開催中です。なぜジブリ飯はおいしそうに見えるのか、そのヒントがこの企画展にはあるかもしれませんね。三鷹の森ジブリ美術館 企画展「食べるを描く。」公式サイト: 期間: 2017年5月27日(土)~2018年5月(予定)
2017年07月21日7月13日、フジテレビ系バラエティー番組「アウト×デラックス」に“イタリア版マツコ”のプラティネット(62)さんが登場。初めてマツコ・デラックス(44)と対面した。 プラティネットさんは歌手業のかたわら、テレビ・ラジオ司会者としても人気のマルチタレント。女装家で体型も近いことから、マツコも以前から気になってwikipediaで調べていたという。「みんなのニュース」出演のため来日し、その“ついで”ということで破格のギャラでの共演が実現した。 この日は白髪に前髪の一部を緑色に染めたヘアスタイルに、青いワンピースで出演。登場後、突然大きなパルメザンチーズを取り出してかじりだし、マツコたちを驚愕させた。あまりのキャラ立ちぶりにマツコは「丸腰では来ないのね」とタジタジ。 山里亮太(40)が「ジブリの映画に出てませんでしたか?」とツッコむと、視聴者もツイッターで「湯婆婆にしか見えない」「ハウルの荒地の魔女では」と大興奮。ボディランゲージで下ネタを繰り出すなど、言葉の壁を超えて盛り上がる2人に「見てるだけで幸せになる」「勢いありすぎてチャンネル変えられない」「芸人より面白い」と反響が飛び交った。 その後、プラティネットさんはマツコに「世界中を笑顔にするために私たちの仕事があるのよ」「今、私たちは変に見られるけどこの先そんなことはなくなる」「社会にマツコさんみたいな人がいた方がみんな幸せ」と語りかけ、場は一転して感動的な雰囲気に。 中盤には加藤一二三(77)にプラティネットさんが目をつけ、頬にキスしたりハグしたりと大喜び。マツコたちは「ひふみんを選ぶ嗅覚がすばらしい」と感心しきりで、ネット上でも「ひふみんキター!」「ひふみんは可愛くて優しいから当然」「マツコ×イタリアのマツコ×ひふみんって神回すぎる」と一番の盛り上がりを見せた。 SNSで「マツコに激似のイタリア人がいる」と取り上げられて以来、心待ちにされていたマツコとプラティネットさんの対面。はたして、2回目の共演はあるのだろうか?
2017年07月14日数々のスタジオジブリ作品で原画、作画監督を担当し、ジブリ退社後は『バケモノの子』『君の名は。』といった話題作に関わった稲村武志氏が、この夏公開されるスタジオポノック第1回長編作品『メアリと魔女の花』(米林宏昌監督)で作画監督を務めている。稲村氏は1991年、スタジオジブリに入社し、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』『風立ちぬ』などで原画、『ハウルの動く城』『ゲド戦記』『コクリコ坂から』では作画監督を務めた。「宮崎さんはよく『半径3メートルにテーマや題材がある』なんてお話をしますけど、要は自分が知らないものは描けないということ。『生身の人間を描け』と。それこそがジブリ作品の根幹ですし、特に作画は、自分の実体験が反映されますから」(稲村氏)その“教え”は『メアリと魔女の花』の主人公・メアリにも色濃く刻まれている。「メアリはどんな女の子なのか?その人物像を知らないと、形にできませんから、まずは米林監督が描いたイメージボード、そしてシナリオの分析から始めました。原作はイギリスの児童文学で、舞台は魔法の世界ですが、メアリは純粋無垢で好奇心も旺盛…。つまり、現実によくいるティーンなんですね。僕自身が大学などで講義もしているので、身近に接する若者たちとの共通点も感じました。そんな風に理解を深めることで、メアリの造形も進みましたし、イキイキした主人公になったと思います」。本作を手がける西村義明プロデューサーから、スタジオポノック設立の一報を受けたのは2015年4月。稲村氏が『バケモノの子』の作業を終えるタイミングだった。米林作品では『借りぐらしのアリエッティ』で原画を、『思い出のマーニー』では作画監督補として携わっていただけに、米林監督&西村氏の“再始動”は「正直うれしかった」とふり返る。「スタジオジブリの制作部門が解散したことで、長年かけて培った大切な思想や技術が失われるのは残念だし、もったいないと僕自身も強く思っていましたから。それに米林監督には、前作の『思い出のマーニー』が少し文学的すぎて、小さい子にはちょっと難しかったという反省もあったようで、楽しく前向きな作品。それこそかつてのジブリ作品がそうだったように、子どもが純粋に楽しめるものを作りたいという気持ちがあった。ジブリの志を引き継ぎたいという西村さんの意気込みも感じましたし、2人とも新しい可能性にかけているんだなと」。目指したのは夏休みのスクリーンを彩るにふさわしい、躍動感あふれる“ワクワク”が詰まったエンターテインメント作品だ。「シナリオが完成した時点で、作画の予想枚数は10万枚(笑)。最終的には9万3,000枚くらいで収まったんですけど、ジブリの頃と変わらない物量です。でも、スタジオポノックは文字通り、ゼロからのスタート。最初はマンションの1室に、机が3つあるくらいで。生産性と品質の両立をどう実現するかずいぶん考えました。『思い出のマーニー』が静だとすれば、『メアリと魔女の花』は動。キャラクターの演技量や運動幅を大きくすることで、“抜け”がいい動きになったと思いますし、新しいスタジオが手がける作品としての新鮮さも表現できたのではないでしょうか」。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年07月13日様々な業界で話題になっているが一般には知られてないワードから“流行の源泉”をどこよりも早く紹介する「沸騰ワード10」の6月30日(金)放送回に、『メアリと魔女の花』で声優を務める女優の杉咲花と俳優の神木隆之介が出演する。今夜は2時間スペシャルでの放送となり、MCの「バナナマン」設楽統、進行役の日本テレビアナウンサー・郡司恭子をはじめ「バナナマン」日村勇紀、「Every Little Thing」伊藤一朗、「メイプル超合金」カズレーザー、横澤夏子らレギュラー陣に加え、杉咲さん、神木さんのほか高橋優、出川哲朗、滝沢カレンらがゲストとして参加。番組を盛り上げる。話題の「ガイドブックに載らない沸騰島」は八丈島がテーマ。岡田結実が沸騰リポーターとして「沸騰島」デビュー、「天空の道」など島のスポットをレポート。また「トマト業界」にフォーカス、“幻のトマト”が大集結するほか高知県の「謎のオムライス街道」の正体やブームの兆しをみせているという「トマト麺」などが紹介される。「グルメにとり憑かれた芸能人」での滝沢さんの“チーズにとり憑かれた女”ぶりにも注目。さらに美人ドローンカメラマンや七宝焼職人企画の第二弾なども放送される予定だ。杉咲さん、神木さんが声優を務めるアニメ映画『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。スタジオポノック第1回長編作品である本作は『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』などスタジオジブリ作品で知られる米林宏昌監督の3作目となる長編アニメ。イギリスの児童文学を原作に7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険を描く。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう…というストーリー。杉咲さんがヒロインのメアリ役、神木さんがピーター役を担当するほか、天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、遠藤憲一、大竹しのぶら豪華俳優陣が声で共演する。「沸騰ワード10」は6月30日(金)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月30日6月23日(金)今夜放送の「ミュージックステーション」の豪華出演者がラインナップ。「SEKAI NO OWARI」と「嵐」がこの夏公開の映画主題歌を披露するほか、昆夏美と山崎育三郎が再登場。大ヒット中の『美女と野獣』を生パフォーマンスする。今夜「SEKAI NO OWARI」が披露するのは7月8日(土)より全国東宝系にて公開される『メアリと魔女の花』の主題歌になっている「RAIN」。セカオワといえばこれまでも『今日、恋をはじめます』や『海月姫』、『進撃の巨人』などの数々の映画の主題歌を手がけてきているが、今回は『映画クレヨンしんちゃんバカうまっ!B級グルメサバイバル!!』劇場版以来のアニメ映画主題歌。『メアリと魔女の花』は『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』などスタジオジブリ作品で知られる米林宏昌監督がメガホンを取り、イギリスの児童文学を原作に7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を偶然見つけた主人公のメアリの大冒険を描く。一夜限りの不思議な力を発揮し、魔法世界の最高学府であるエンドア大学への入学を許可されたメアリだが、彼女がついたウソが大切な人を大事件に巻き込んでしまう…という物語。連続テレビ小説「とと姉ちゃん」や『無限の住人』の杉咲花がメアリ役、『千と千尋の神隠し』『君の名は。』など出演作が日本映画史に残るヒットを記録している神木隆之介がピーター役で声優を担当するほか、小日向文世、佐藤二朗、遠藤憲一、大竹しのぶら実力派俳優が集結している。また「嵐」はメンバーの大野智主演作『忍びの国』主題歌である「つなぐ」を生ライブ。『忍びの国』は『殿、利息でござる!』『予告犯』の中村義洋監督が「のぼうの城」の作家・和田竜による同名小説を映画化した戦国エンターテインメント超大作。大野さんが伊賀の忍び・無門を演じて主演、石原さとみが無門が頭の上がらない妻・お国に扮するほか、伊勢谷友介、鈴木亮平、「Hey!Say!JUMP」の知念侑李などが出演する。さらに今夜は4月21日より全国公開され興収100億突破、現在も大ヒット中の実写版『美女と野獣』で日本語吹き替えキャストを演じている昆さんと山崎さんが再登場、同作のテーマ曲を生歌唱する。2人は4月にも「Mステ」でその美声を披露しているが今回映画の大ヒットを受け再びの出演となった。その迫力ある歌声をお聴き逃しなく。今夜はそのほか、11人体制になって初のテレビパフォーマンスとなる「E-girls」、「ジャニーズWEST」、「ゆず」も出演する。「ミュージックステーション」は6月23日(金)20時からテレビ朝日系で放送。(笠緒)■関連作品:忍びの国 2017年7月1日より全国東宝系にて公開(C) 2017 映画『忍びの国』製作委員会メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2017年06月23日こんにちは!ひめまるです。梅雨ですね。雨の日のデートって出かけるのが億劫で、ついつい一緒に映画なんか見てしまいません?これもさ、どうせみるなら二人の仲に効果のあるものがいいじゃない?見終わった後に二人がちょっと仲良くなれるジャンルを考えて見ました!それもジブリ映画で!普段彼に対して強いS子さんは、すこし優しくなれる映画がおすすめ。二人の関係が慣れてくると強さばかりが目立つようになるから、あなたのかわいい部分が出せるといいですね。特に相手がS男くんだと、お互い意見を曲げたくなくてぶつかったりすることもあるはず。そんな時は気持ちがやさしくなるために、「となりのトトロ」でほっこり。主人公のひたむきさで新鮮な気持ちを再度感じてみてください。お母さんの病気に対する姉妹の不安な気持ちとお互いの思いやりに号泣間違いなしです。相手がM男くんの場合、S子さんの思い通りになってしまうので、つい、上からの態度に出ちゃいがち。そんな二人には物語のなかに入り込むような「ハウルの動く城」がおすすめです。二人で異世界に迷い込めばお互いの関係も新鮮に。「守りたいものができた、君だ。」と彼に言ってもらえるかもしれません。笑彼に合わせがちなM子さんは、ちょっとアクション系がおすすめ。二人の関係が慣れてくると相手から飽きられる要素にもなるから、もう少し個性を出す関係にできるといいですね。特に相手がM男くんだと、二人してぬるい間柄。相手に合わせあって仲良しなのはいいですが、刺激ってさらに愛を深めるから!だからここは壮大な作品「風の谷ナウシカ」で主役感を味わいあってください。見終わった後は、二人とも風の谷を守った達成感でいっぱいです。そして相手がS男くんの場合自分の価値観が押しつぶされちゃってるはず。そんな時は「天空の城ラピュタ」。二人で冒険し、わくわく頑張る主役たちに混ざって最後は一緒に「バルス」と叫んでいることでしょう。この梅雨の時期、ジブリで仲良し大作戦をぜひどうぞ。
2017年06月19日子どもから大人までを魅了するディズニー/ピクサーが贈る『カーズ』シリーズ最新作『カーズ/クロスロード』。6月10日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスにてワールドプレミアが行われ、ブライアン・フィー監督を始め、声優を務めたオーウェン・ウィルソン、アーミー・ハマーらに加え、製作総指揮者ジョン・ラセターもレッドカーペットに登場した。いままで華々しく活躍してきた天才レーサー“マックィーン”がクラッシュ事故に遭ってしまい、“人生の岐路(クロスロード)”に立たされる姿を描く本作。室内で行われた今回のプレミア。会場には『カーズ/クロスロード』の装飾が施され、ライトニング・マックィーン、クルーズ・ラミレス、ジャクソン・ストーム3台が揃った。レッドカーペットでは、リバー・スコット役のイザイア・ウィットロック・Jrや本作に登場する強烈なキャラクター、ミス・フリッター役のリー・デラリアらが登場。その後もオーウェンやアーミー、ケイト・ワシントンらが登場し、ファンは大盛り上がり。本作のプロデューサー、ケヴィン・レハー&アンドレア・ウォーレンは「とてもエキサイティングだわ。私たちはこの映画を6年間とかやっていたのよ。ある人たちはね。みんなと分かち合うことにとても興奮しているわ。みなさんが、私たちが大好きなのと同じくらい気に入ってくださると嬉しいわ」と話した。監督のブライアン・フィーは娘と登場。「彼女は2度も作品を観たんだ」とフィー監督。感想を聞いてみると「とても素晴らしい映画だった」と父親の仕事ぶりをたたえていた。そんなフィー監督は「実は、僕は日本に行くんです。日本に行って、この映画のことをお話出来るんです。日本の皆さんにお会い出来ることが待ち切れないです。『カーズ/クロスロード』が公開されることが待ち切れないです。美味しい食べ物を楽しみにしています(笑)」と日本に向けてメッセージ。続いて登場したマックィーンを演じたオーウェン。ドック・ハドンソンの再出演について「僕にとって、一作目の仕事をすることで、とてもエキサイティングだったのは、ポール・ニューマンに会って、彼と仕事をしたと言えることだった。だから、彼がカンバックするというアイディアや、この作品に彼の声が入っているというのは、とてもスペシャルだったね」とコメント。そしてキャストが登場する中、多くの取材陣への対応で一番最後となってしまったラセター氏。毎回“アロハシャツ”を着てプレミアに参加するのが恒例となっているが、新キャラクターのストームが描かれた『カーズ/クロスロード』仕様で登場!「こんにちは、ジョン・ラセターです。僕は最新作『カーズ/クロスロード』をすごく誇りに思っているんだ。クルーズ・ラミレスっていうすばらしい女性のキャラクターがいるから楽しみにしてね。彼女にきっと泣かされるよ。本当に特別な作品だから是非観に来てください」とアピールした。さらに新作長編アニメーション映画制作を本格始動したジブリスタジオの宮崎駿監督について「次に日本で引退会見をするときは、誰も来ないよって言ったんだよ!」「この話は、マックィーンのキャリアの後半で何をすべきかを考えようとする内容なんだ。彼はまさに人生の岐路に立たされているんだよ。宮崎さんは新しい映画をいま作っていて、私たちはみんなそのことにすごく興奮しているんだよね。きっと彼にはまだ伝えたい話がいっぱいあるんだって。マックィーンのように彼も走り続けるだろうね」。『カーズ/クロスロード』は7月15日(土)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2017年06月11日スタジオジブリのアニメーション世界を体験できる「三鷹の森ジブリ美術館」の新企画展示「食べるを描く。」の内覧会が5月26日(金)に行われ、企画・監修を務めた宮崎吾朗氏が挨拶した。吾朗氏の挨拶を前に、館長の中島清文氏は「皆さん、宮崎駿監督の新作について何か聞いて帰りたいと思ってらっしゃるかもしれませんが、何も情報がございません(笑)、あらかじめご了承ください」とけん制。先週、新作長編アニメーション映画制作のためのスタッフ(新人)募集を開始した宮崎駿監督の“引退撤回”については、吾朗氏も語ることはなかった。日常を丹念に描くジブリ作品に残る数々の“食事シーン”を取り上げた新企画展示。『天空の城ラピュタ』でパズーとシータが一緒に食べる目玉焼きトースト、『千と千尋の神隠し』の千尋がハクにもらい、泣きながら食べたおにぎり、『ハウルの動く城』でハウルが手作りし、ソフィーやマルクルたちと食べたベーコンエッグ…などなど、思い出すだけで、ついニンマリしてしまう、おいしそうな食事と、それを口にするキャラクターたちの至福に秘められたこだわりとは?吾朗氏は「簡単なことではなかったですが、宮崎駿作品はどうしてご飯がおいしそうに見えるのか、を知ってもらうのは、アニメーション技術そのものを知ってもらうことだと考えた」と企画意図を説明。「要はおいしそうに見せているわけで、作画はもちろん、(登場人物に)どんな文脈で、どう食べさせるか。すべての要素が合わさって、おいしそうに見えるんです」と優れたアニメーション技法に基づいた食事シーンの裏側を説明した。また、『ハウルの動く城』に登場するベーコンエッグについて、「宮崎駿は家では、必ずベーコンエッグを作る」と興味深いエピソードも披露。「ゆで卵やオムレツでは、調理の仕方など好き嫌いも分かれますし、白と黄色のシンプルな配色が、映像の中ではすごく際立つ」とベーコンエッグ登場の理由を明かしていた。レトロな洋食レストラン風の第一室では、各作品の記憶に残る食のシーンを取り上げ、わずか数秒間のために描かれた原画や絵コンテから、噛み切る動作や箸さばきなど、食べる動きをアニメーションで描く工夫や意図を紹介。展示室内のダイニングテーブルには“お箸”が用意されており、実際に食べる動作をしてみることで、観察力の重要さを知ることもできる。食事を作るシーンを取り上げる第二室では、『となりのトトロ』のサツキとメイの家の台所、『天空の城ラピュタ』のタイガーモス号のキッチンを実物大で再現。サツキやシータが調理をこなした空間に、来場者が立ち、改めて映画の世界を体感。また“食”を通して、登場人物たちの暮らしぶりや文化を描くための資料、参考図書を紹介するコーナーも設けられた。「三鷹の森ジブリ美術館」の入場チケットはすべて日時指定の事前予約制で、5月25日(木)より7月分、6月25日(日)より8月分の夏休みシーズンチケットの “先行抽選販売”を実施。また、7月入場分より全チケットに購入者の名前を印字され、入場時にチケット購入者の本人確認を行う場合がある。新企画展示「食べるを描く。」は5月27日(土)~2018年5月(予定)三鷹の森ジブリ美術館にて開催。(C)Studio Ghibli(C)Museo d’Arte Ghibli(text:cinemacafe.net)
2017年05月26日スタジオジブリのアニメ映画で知られる『魔女の宅急便』が新たにミュージカル化される。脚本・演出は岸本功喜、作曲は小島良太。主役のキキを演じるのは話題の新星、上白石萌歌だ。ミュージカル「魔女の宅急便」チケット情報「子供の頃から『魔女の宅急便』の映画や本で育ったので、本当に驚きました。今日、初めて衣裳を着て、やっと実感が湧きました。共演の方々にお会いしたら、皆さん扮装姿で、うわぁトンボ君だ!オソノさんだ!って、まるで物語の中から出てきたみたいでした。トンボ役の阿部(顕嵐)さんは黒縁のメガネが似合っていました。トンボ君より筋肉がすごくて大人っぽい印象ですが、お芝居したらきっと可愛いトンボ君になるんだと思います」映画での好きなシーンを聞くと、愛くるしい目をキラキラ輝かせた。「満月の夜、自分の故郷から新しい町へと旅立つシーンです。ラジオから『ルージュの伝言』が流れ、輝く町を見下ろしながら、キキは箒に乗って飛んでゆきます。舞台ではフライングもあるそうなのでドキドキです!キキは13歳で旅立ちますが、私も仕事のために地元・鹿児島から13歳で上京しました。不安と楽しみ、故郷への愛おしさ、そんな気持ちはキキと同じかな、と思います。また、ジジが喋らなくなるシーンも印象的です。自分からいろんなものが消える悲しさ、空が飛べなくなる辛さを繊細に演じて、その先、力強く成長していく姿を描きたいです。ジジは子役さんが演じるそうで、きっと可愛いでしょうね!映像も取り入れる演出があるそうなので、きっとお客さんも一緒に飛んでいる気分になれるはずです!」まだ幼さを残す17歳。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞。映画やドラマ、舞台で経験を積み、最近では紅茶のCMに出演してcharaの『やさしい気持ち』を歌い、その可憐な歌声が評判になった。「歌は大好きです。幼稚園の年長から習い事として、ミュージカルスクールに通っていました。すごく人見知りで、人前に出たくないタイプだったんです。スクールの発表会でひらがなの世界を表現したミュージカルをやったのですが、私は「うーん」と考え込む“う”の役(笑)。オーディションを受けたのも、周りの勧めでした。昔は自分の意思がなかったんです。それでもこの仕事に関わるうちに、どんどん女優になりたい気持ちが膨らんできました」今は、演じることが楽しくて仕方ないという。「お芝居をしていると、自分のどこにそんな感情が隠れていたのか!と驚きや発見がいっぱいあって、ワクワクします。演じることで、新しい自分を知ることができます。ひとつの人生とは思えないくらい、いろんな自分を見てきた気がします。『魔女の宅急便』でも、また新たな自分に出会いたいです」公演は6月1日(木)から4日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、8月31日(木)から9月3日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。東京公演のチケットは発売中。大阪公演は5月20日(土)10:00より発売開始。取材・文:三浦真紀
2017年05月15日俳優・木村拓哉が、2006年公開の『武士の一分』以来となる時代劇主演に挑んだ。初タッグとなる三池崇史監督が「キャスティングは運命」と語る通り、木村は吸い寄せられるように『無限の住人』(4月29日公開)に身を投じ、百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次を憑依させた。剣客集団・逸刀流に両親を殺され、敵討ちを渇欲する少女・浅野凛の用心棒を請け負いながら、「正義とは何か」「命とは何か」を投げかける。1993年から2012年まで漫画家・沙村広明氏が命を削るように描き続けた万次を、木村はどのように体現したのか。「無限」を「時間や時空ということではなく、想い」と捉えていた木村。今回のインタビューでは全6回・約7000字にわたり、本作に対する木村の「無限の想い」に迫る。第4回は「最強剣客集団との戦い」「ラストシーン」撮影秘話に迫る。○「避けなかったら死ぬ」覚悟――数々の手強い剣客と対峙しますが、その相手とは魂のやり取りのような現場だったのでしょうか。確かにそうでした。こういう撮影では、本当に気をつけてやってくださる人もいるんですよ。「避けなかったら死ぬよ」という感覚でやっていく中での「抵抗」や「反発」というか。それこそ(市原)隼人なんかは、自分とは別のカットを向こう側で撮影している時、「殺しに来いよこの野郎!」という叫び声が聞こえてきて。最高ですよね(笑)。「できる」「できない」ではなく、「やる」か「やらない」か。そういう作業を今回の現場でやらせてもらえました。そこには男性や女性によっての変化や、相手が使う武器の形状によっての違いもありました。(戸田)恵梨香ちゃんも、アクション部から言われることを体現化するのは非常に大変だったと思いますが、一生懸命やっていました。「やる」か「やらない」かでいえば、彼女は確実にやってくれていた。それはどのキャストの方も同じでした。自然とそういう流れになっていったというか、お互いがお互いを相乗させるような雰囲気がありました。一連の動きや速さ、間合い。音楽のような「テンポ」ではないから、避けなかったら死ぬ。そこに加減は必要ないし、互いに真正面から向き合う。そういうものを重ねていくと、自然とみんながそうなっていました。すごかったです。――中でも手強かったのは?海老蔵の剣は速かった。さすがでした。やっぱり、時代劇に慣れていますからね。僕らにとっては非日常ですが、彼は週3ぐらいでやってますから(笑)。その感覚が対峙していても伝わってきました。役の設定上、海老蔵とは特殊な関係性にあるので(※市川海老蔵演じる閑馬永空は、万次と同じく血仙蟲を身に宿す不死身の剣士)、互いの剣は言葉を交わすのと一緒だったんじゃないかと。同じ言葉でも、発言する人によって届き方が違う。それと同じで、誰も加減をしない中で探していたんだと思います。○斬り続けて足場が無くなる恐怖――300人と戦うラストシーンが公開前から話題になっています。大勢の方があのシーンに参加してくださいました。画角の中に収まっている、そこに映し出されている人たちがあのシーンのすべて。あれだけハードな状況下にもかかわらず、ものすごい数の人間があの1カットにかかわっています。三池組ならではと思うことがありました。通常の作品であれば、あれだけ人を殺めていくと足場がなくなるので、斬られた人が次の動きやスペースを考えながら動いていることがあります。でも、三池組はそれがゼロなんですよ。だから、殺めれば殺めるほど足場を失っていく。そこはちょっと怖かったです。冒頭のシーンでもそうでしたが、斬られた人たちも「死」を演じています。生き残った人間からすると、命絶えた者でしかない。踏みつけようが何しようが構わないという感覚も、三池さんの現場で初めて体感したことでした。――京都太秦のスタッフと久しぶりの再会でした。再会といえば再会なんですが、その際にみなさんの独特の感覚に触れることができました。自分はちょっとドキドキしながら、現場に入っていったんですね。するとみなさんが口揃えて「おかえり」「待っとったで」という感じで迎え入れてくれた。あの言葉にはやられましたね。それは「仕事」ではあるんですけど、それ以前の想いがしっかりある。そしてそれが結果として「仕事」になる。それはものすごい力になるし、モチベーションにもなります。■プロフィール木村拓哉1972年11月13日生まれ。東京都出身。O型。これまで数々の出演ドラマをヒットさせ、映画では『君を忘れない』(95)、『HERO』(07・15)、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(10)などに出演。スタジオジブリ作『ハウルの動く城』(04)ではハウルの声優を好演した。山田洋次監督がメガホンを取った時代劇主演映画『武士の一分』(06)は、興行収入40億円を超えるヒットを記録した。
2017年05月02日俳優・木村拓哉が、2006年公開の『武士の一分』以来となる時代劇主演に挑んだ。初タッグとなる三池崇史監督が「キャスティングは運命」と語る通り、木村は吸い寄せられるように『無限の住人』(4月29日公開)に身を投じ、百人斬りの異名を持つ不老不死侍・万次を憑依させた。剣客集団・逸刀流に両親を殺され、敵討ちを渇欲する少女・浅野凛の用心棒を請け負いながら、「正義とは何か」「命とは何か」を投げかける。1993年から2012年まで漫画家・沙村広明氏が命を削るように描き続けた万次を、木村はどのように体現したのか。「無限」を「時間や時空ということではなく、想い」と捉えていた木村。今回のインタビューでは全6回・約7000字にわたり、本作に対する木村の「無限の想い」に迫る。第3回は「作品との対峙」「公開前の心境」。○R指定寸前の「反射的に動く」――この作品を通して伝えたいことは?万次をやらせていただいて、観てくださる方々に「こう思ってほしい」「こう感じて欲しい」とか、自分の中でメッセージ性を持つべきなんでしょうが、そこまで頭が回っていなかったというか。このキャラクターをあの現場でただただプレイする……だから完成したものを拝見させていただいて、「こういうものになったんだ」というのが率直な感想でした。試写で観た後に、「みなさん、どういうことを感じるんだろう?」と思えて、その時に初めてチャンネルが変わったというか。作業している間は、劇場に来て下さる方のことは、全然考えられなかったです。――そこは観客に委ねる気持ちでしょうか?そうですね。それしかないと思います。過激な映像には規制が付き物ですが、あそこまでの内容にかかわらずそういう規制もよく入らなかったなと思います(笑)。作業中は反射的に動いてしまうこともありました。刀を突きつけて相手を殺めるカットを撮ってカットを撮り終えた時に、監督から「OK!」が出たんですが、そのあたりに落ちている枝を拾ってポキポキ折りながらこちらに近付いて来たんです。「なんだろう?」と思ったら、すごくうれしそうな顔で「今のでR指定確定ですね」って(笑)。(※実際にはそうはならなかった)こちらとしては「すみません」という気持ちだったんですが、監督も「反射的に動く」に近い感覚だったんじゃないかなと思います。観てくれる人たちに対しての気遣いは、もっともっと後の話。現場で作業している時は、戦う相手とそれを捉えてくれるスタッフのみ。そういう世界でした。ケガやアクシデントは、できるだけ避けたい。でも、撮影する内容が内容です。本当にトラブル、ケガ、事故に気をつけてやってはいるんですけど、そこに気持ちを持っていきつつも、「表現」とは関係のないこと。監督と同じモチベーションでやらせてもらうことができたので、すごくエキサイトしたというか。そういう瞬間が1カット1カット重なっていくので、演じている自分だけではなく、それを撮る人までもがグッと熱くなる現場でした。○どの作品もすべて同じ"棚"――この作品だから実現できたことは?どうでしょう。作品には一切関係ないんですが、パーソナルな自分……万次をやるベースの自分が非常にゴタゴタしていた時期だったので、制限無しで爆発できる場があってくれたおかげで非常にバランスが保てたというか、助かりました。これは原作どおりなんですが、相手の使っていた武器を全部自分のものにしていくので、そこは手にするものによって使い方も変わりますし、本当に頭を使いました。考えなければいけないことはたくさんありましたが、その分楽しむことができた。冷静に考えたら、普通侍の刀は「大」「小」なんですよ。それが「大」「大」ですからね(笑)。その時点でまずおかしい。でも、徐々に慣れて自分のバランスが整ってくると、その違和感が特別感になっていく。それが万次ならではの居方、そして動き方。面白かったです。――命に関わった作品が多いですが、この作品はどのような位置付けになりますか。特別な「ケース」に入れるものではありません。すべて同じ「棚」。こういうことができたんだという思いを実感しているので、「次」への新たな可能性を感じています。――次回作があれば出演しますか?そうですね(笑)。うーん……三池さんに言われたら考えます。ちょっと後ろを歩いていても、そこら辺でラーメンを食べる役でもいい(笑)。■プロフィール木村拓哉1972年11月13日生まれ。東京都出身。O型。これまで数々の出演ドラマをヒットさせ、映画では『君を忘れない』(95)、『HERO』(07・15)、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(10)などに出演。スタジオジブリ作『ハウルの動く城』(04)ではハウルの声優を好演した。山田洋次監督がメガホンを取った時代劇主演映画『武士の一分』(06)は、興行収入40億円を超えるヒットを記録した。
2017年05月01日4月から自分や家族が新しい環境で頑張っているという人も少なくないと思いますが、新年度の緊張をほぐしてくれるのが“GW(ゴールデンウィーク)”ですね。人によっては4月29日の昭和の日から、平日に有休を取って9連休にする人もいるようです。今から待ち遠しいGWですが、皆さん予定はもう決まっていますか?ということで、今回はパピマミ読者の皆さんに『2017年のGWを家族でどう過ごすか』についてアンケートを取ってみました!●2017年のGWは家族とどう過ごしますか?・1位:家でのんびり過ごす……41%(48人)・2位:近場のスポットで遊ぶ(テーマパーク・水族館など)……22%(26人)・3位:実家に帰省する……16%(19人)・4位:国内旅行をする……9%(11人)・5位:キャンプをする……9%(10人)・6位:海外旅行をする……2%(2人)※有効回答者数:116人/集計期間:2017年4月18日〜2017年4月20日(パピマミ調べ)●家でのんびり過ごす『私は職業柄休みがあまりないので、貴重な連休を家で過ごして疲れを癒やす 予定です。子どもたちはディズニーランドに行きたいとせがみますが、連休中のディズニーはさすがにしんどいです(笑)』(34歳男性/IT)『うちは夫婦二人とも出不精なので今年もダラダラと家で過ごしていると思います(笑)。夫がGWのために月額制の動画サービスに登録したので映画を観ながらまったりする予定です』(31歳女性/事務)なんと!GWの過ごし方として最も多いのは『家でのんびり過ごす』という結果になりました!理由を見てみると、「疲れを癒やしたいから」という人や「そもそもインドアだから」という人もいて、それぞれ違うようですね。また、夏休みに大きな旅行を予定しているため、節約のためにGWは外出しないという人や、家で過ごすことで家族との絆を深めたいという人もいました。子どもにとってはちょっと不満が残るような気もしますが、気持ちはとてもよくわかります。「外出しなければ充実した休日は送れない」という価値観はもう古いのかもしれませんね。●近場のスポットで遊ぶ(テーマパーク・水族館など)『去年はどこにも行かず家族から大ブーイングがあったので、今回は挽回するためにUSJに行く予定です。渋滞と人ごみを考えると憂鬱ですが、妻と子どもが喜ぶなら…… という感じでなんとか頑張ります』(36歳男性/営業)『うちは近場の美術館や動物園などを子どもと巡る予定です。普段はあまりそういう場所には行かないので、GWはちょうど良い機会だと思います』(33歳女性/主婦)2番目に多い過ごし方は『近場のスポットで遊ぶ(テーマパーク・水族館など)』となりました。旅行ほど大きなイベントではありませんが、近場のスポットでも子どもたちは十分喜ぶものですよね。また、美術館や水族館などは夫婦二人だけでも楽しむことができます。ちなみに、関東だと・ディズニーランド(シー)・上野動物園・三鷹の森ジブリ美術館・キッザニア東京・スカイツリー・国立科学博物館・ナンジャタウンなどが親子連れに人気のようです。また、他にも各所でGW限定イベントが開催されるので、近所のお店で何かやってないか調べてみてくださいね。●実家に帰省する『うちは毎年旅行をかねて沖縄の実家に帰省しています。子どもは旅行も楽しいしおじいちゃんおばあちゃんに会えるのも楽しいしで毎年大喜びです。私自身も実家に顔を出すのは親孝行になる のでうれしいのですが、妻はなぜかちょっとピリついてますね』(36歳男性/経理)『実家に帰省というか、子どもたちだけ実家に送って私たち夫婦はまったり家で過ごします。実家は比較的近所なので子どもたちだけで行かせても危険はないし、両親も孫に会えるのでうれしいようです』(35歳女性/販売)3位は『実家に帰省する』という結果に。コメントを見るとやはり旅行もかねて帰省するという人が多いようですね。また、子どもだけを実家に預けて自分たちは家でまったり過ごすという人もいるようです。自分は疲れているけど子どもたちは外出したがっている、という場合にいいかもしれませんね。----------2017年のGWは家でまったり過ごすというご家庭が多いようですが、あなたはどのように過ごしますか?どんな過ごし方をするにせよ、あとで後悔しないように家族で楽しみたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜6位)】2017年のGWは家族とどう過ごしますか?()●文/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年04月23日ここ最近、空前のブームが押し寄せている台湾。日本から4時間程度で行ける手軽さと、観光地は大体日本語が通じる気楽さ、食事の美味しさが魅力の土地ですが、パワーを感じさせる独特の雰囲気があり、占いも盛んなので「運気を上げたい!」というときに訪れてみるのもいいかも。というわけで編集Tが台湾を訪れた際のレポートをお届けします。■人気のパワースポット&占い横丁3月の某週末。日本はまだまだ寒い時期ですが、台湾ではそろそろ春の陽気…といった日の午後に台北に到着した編集T。まずは中心地にほど近い場所にある『行天宮』というところにやってきました(最寄りは地下鉄の行天宮駅)。駅を出てすぐのところにある立派な建物が、まさに行天宮。ここは三国志の関羽が奉られている廟で、台湾で人気のパワースポットのひとつです。関羽は商売の神様ということで、商売繁盛のご利益があるお寺とのこと。荘厳な雰囲気ですが、豪奢な細工や色彩はイメージしていた台湾そのもの。ぜひ足を運んでみてほしい場所です。参拝のルールなどもありますが、係の方が流暢な日本語で説明してくれるので安心。さらに無料でご祈祷までしてもらえるのが嬉しい!行天宮のすぐ側には「占い横丁」なんて場所があり、思わず吸い寄せられてしまいました。ズラッと並ぶ占い館には、そこかしこに「日本語OK」の文字が。覗いてみるとどこもお客さんが入っていたのですが、とある館の方が、わざわざ地下街の方の日本語ができる占い師さんのところへ案内してくれました。台湾の方は本当に親切!占ってもらった結果、編集Tは結婚は絶対できるとのお言葉をいただきました!なんだか一安心。台湾まで来た甲斐がありました(笑)。今年の11月以降に運気がよくなるそうなので、それまでは大人しくしておきます…。■人気のランタン上げで願い事を飛ばそう!翌日は台湾でも特に人気のスポット、十分&九份へ。中心地から電車に揺られること1時間ほど。すっかり郊外といった雰囲気の場所に十分はあります。ここで有名なのがランタン上げ。そう、ディズニーの『塔の上のラプンツェル』で人気に一気に火がついたアレです。一斉にランタンを飛ばすイベントは毎年旧正月に行われていますが、十分では観光客向けに一年中ランタンを上げられるようになっています。ランタンには筆で願い事を書くのですが、ランタンの色で願い事の種類が決まっている様子。恋愛は桃色というのは万国共通なんでしょうか。今回は欲張って8色が混ざっているバージョンをチョイス。思いつく限りの願い事を全面に書いて飛ばして参りました。特筆すべきはランタンのお店の方々のプロフェッショナルな対応。日本語が話せるのはもちろん、スマホを預けると、あらゆる角度から写真を撮ってくれ、ランタンを飛ばす瞬間の動画まで知らない間に撮影してくれている至れり尽くせりっぷり。とびきりの満足感を持ち帰らせてくれました。本当に願いが叶いそうと思える素敵な場所です。続いてやってきた九份は、某ジブリ映画のモデルではという噂がある町ですが、コトの真偽は謎。とはいえ、町全体を覆う雰囲気は確かにちょっと他にないほど幻想的!提灯の並ぶレトロな商店街で美味しいものをたくさん食べ、有名な階段からの景色はフォトジェニックを極めたよう(ただし、尋常でない人混みなので注意)。ここもまた、何か特別な力を感じる不思議な土地でした。そこかしこにジブリのキャラクターの置物などがあるのも微笑ましいです。■女子力アップ!恋愛運アップ!その他にもオススメなのが迪化街。行天宮にもほど近い、全体にアンティーク感を漂わせたレトロな町並みにリノベーションされた建物が並ぶ、とびきりオシャレな問屋街です。現地のアーティストさんによる手作りのアクセサリーや小物を売るお店もあれば、漢方・薬膳のアイテムをリーズナブルに手に入れられたり、女子的にはテンション上がらざるをえない、といった場所。お土産を買うにもオススメ。さらに迪化街には『霞海城隍廟』という縁結びで抜群に知られる廟もあるので注目です。良縁の神様である「月下老人」が祀られています。■いつかデートで来たい夜市台湾と言えば絶対に外せないのは夜市ですよね。編集Tは士林夜市と寧夏夜市を訪れましたが、美味しいものが食べられるのはもちろん、どちらも毎夜開かれているのが信じられないほどエネルギッシュでエンターテインメントにあふれた空間。「いつかこんな場所に素敵な彼と来られたら…」なんて妄想しながら、色気のカケラもない姿でガツガツと魯肉飯とかき氷をかき込んで参りました。余談ですが、台湾はシュッとしたイケメンが多いというのが私的な感想。お店などにいるメンズは気さくでニコニコ話しかけてくれるので、なかなかにトキメキを補充できました。それから、なにせ日本人旅行客が多いので、ホテルが同じだったりタクシーで相乗りすることになったりといったキッカケで恋が生まれる…なんてこともなくはないかも?と、これまた妄想がふくらんでしょうがない台湾の旅でございました。ライタープロフィール二美(ふたみ)ややダメンズ傾向のある30代の独身OL。ファザコンの延長なのか年上男性が好きで、かつてはSNSで「おじさま萌え」という名のコミュニティを運営していたことも。ここ最近は心の平穏を求めてか、お寺の魅力に目覚め、様々に仏教にまつわるスポットを巡っている。
2017年04月09日東京・三鷹の森ジブリ美術館にて、新企画展示「食べるを描く。」が開催されている。当初2018年5月までを予定していたが、期間延長となり2018年11月4日(日)まで開催予定となった。なお、入場は完全予約制。チケットは日時指定となり、毎月10日に発売される。日常を丹念に描き、日々の営みを丁寧に表現するスタジオジブリ作品。その中でも印象的なシーンとして挙げられるのが食事のシーンではないだろうか。企画展「食べるを描く。」では、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、『天空の城ラピュタ』といったそれぞれの作品のなかで印象的な食事のシーンを取り上げる。そして、どのようにしてそのシーンが描かれているのかを、『ゲド戦記』『コクリコ坂から』などを手掛けた宮崎吾朗企画監修により、絵コンテや原画、さらには監督や作画監督が手を入れた修正原画などを用いて解説。さらに食事を作るシーンを忠実に再現した展示室も公開する。なぜ食事のシーンが特別なのか登場する食べ物は決して特別なものではない。誰もが目にしたことのある、あるいは日常で口にするありふれたものだ。ところが、スタジオジブリ作品では、一緒に食事をすることで登場人物は心を通わせあったり、その食事から力をもらったりと、物語のなかでいつも重要な意味が込められているのだ。その演出を可能にしているのが、描き出す作画の力。細やかな原画や絵コンテによって、映像から温かみや柔らかさを醸し出す。だからこそ、スタジオジブリ作品の食事はいつだっておいしそうで、その食べる姿にこちらまでよだれが出てしまいそうな程、そそられるのだろう。「食べるを描く。」ゾーン展示室の入り口、各スタジオジブリ作品の料理シーンの画面写真が私たちを出迎える。その横には、ずらりと並べられたおいしそうな料理の数々。「おいしそう」「食べてみたい」自分の印象に残っている食べ物を今一度思い返してほしい。次に、展示室へと歩を進めるとまずはレトロなレストラン風の第1室。ここでは食事シーンを貴重な絵コンテや原画などの資料で振り返ることができる。魔女の宅急便『魔女の宅急便』であなたが印象に残っている食べ物は何だろう。食事シーンが数多く登場する本作の中でも、代表的なひとつとしてあげたいのが、マダムの作った「ニシンとカボチャのつつみ焼き」だ。主人公のキキが、宅急便の依頼をしてくれたマダムにお願いされ、孫娘に届けたこのパイ。「私、このパイ嫌いなのよね」。孫娘はそういったものの、映画を見た誰もが一度は食べてみたいと思ったのではないだろうか。そのシーンの秘密が、この展示で紐解けるかもしれない。千と千尋の神隠し『千と千尋の神隠し』は、食べるシーンがたくさん出てくる作品のひとつだ。展示の中では、千尋のお父さんが不思議な町の食べ物(神様の食べ物)を頬張るシーンの秘密を探る。特に食べ物を見るキャラクターの「目」の繊細な描写は、スタジオジブリならではのリアリティーが追及されていることを実感できるだろう。そして物語における重要シーンにも、やはり食べ物が関係している。映画後半、千尋がハクにもらったおにぎりを食べる場面。食べることを通して感じる千尋の感情の変化とは何だろうか。絵コンテで21秒もあるこの大切な場面の解説を読めば、もう一度この作品を見てみたくなってしまう。「食べるを作る。」ゾーン映画の中では食べることだけでなく、食事を作るシーンもいくつか登場している。第2室では食事を作るシーンを空間展示で忠実に再現。登場人物たちが食事を作る姿を想像しながら楽しむことができる。となりのトトロ『となりのトトロ』の草壁家の食卓と台所が、今回の展示で映画さながら再現される。台所には、さつきが朝ごはんを料理する際に使っていた鍋や包丁、そして居間には見覚えのある丸いちゃぶ台が。ちゃぶ台の上にはさつきがお父さんとめいに作ったあのお弁当と朝ごはんが置かれている。天空の城ラピュタ『天空の城ラピュタ』のタイガーモス号の調理場を再現した展示では、シータが大人顔負けで料理したあの場面が思い起こされる。調理台には、思わず「おいしそう」と声が漏れそうになるほどの出来立てスープが置かれている。そのほかにも、思わず手が伸びてしまいそうなパンなども。この臨場感あふれる展示は、実際足を運んでみてみないと体感できない。そして、この展示のすごいところは見えないところまでも再現し尽くしているというところ。いろんな棚を開ければ、食材が隠れていたり、残飯が隠れていたり……。隅々までこの空間を堪能してほしい。カフェ「麦わらぼうし」見るだけじゃ物足りないという人には、実際に再現されたカフェメニューがおすすめだ。期間中は特別メニューとして、『ハウルの動く城』から「お城のベーコンエッグ」、『崖の上のポニョ』から「あらしの夜のハムラーメン」、そして『魔女の宅急便』から「ちっちゃなマダムのチョコレートケーキ」が登場する。また、テイクアウトとして「みんな大好きハムサンド」、ドリンクメニューとして「ハチミツ入りホットミルク」も提供。ひとつの「おいしい」を生み出すために精密で膨大なレシピを練っているのは映画だけでなく、このカフェでも同じ。どのメニューも決して贅沢ではないかもしれないが、どこか懐かしい、そして優しさに溢れたホッと心和む味だ。詳細「食べるを描く。」展示期間:2017年5月27日(土)~2018年11月4日(月)(予定)企画・監修:宮崎吾朗価格:大人・大学生 1,000円、高校・中学生 700円、小学生 400円、幼児(4歳以上) 100円※4歳未満は無料。※上記料金は、税込み。※営利目的でのチケット転売は、いかなる場合にも禁止。※オークション等で転売されたチケットであると判明した場合、入場は不可。※毎月10日はチケット発売日。チケット詳細URL:【問い合わせ先】TEL:0570-055777(ご案内ダイヤル/9:00~18:00/休館日の火曜日をのぞく)© Museo d’Arte Ghibli © Studio Ghibli
2017年04月09日スタジオジブリのアニメーション世界を体験できる「三鷹の森ジブリ美術館」では、ジブリ作品を見た人の記憶に残る数々の“食事シーン”を取り上げた新企画展示「食べるを描く。」を5月27日(土)より開催することが決定。また、夏休みシーズンチケットの “先行抽選販売”が実施されることも分かった。日常を丹念に描いていることが特徴の一つに挙げられるスタジオジブリ作品。そんな日常描写の中でも、多くの人たちの記憶に残るのが“食事のシーン”。例えば、『千と千尋の神隠し』の千尋がハクにもらった“おにぎり”を涙を流しながら食べるシーンや、『ハウルの動く城』でハウルが“ベーコンエッグ”を作り、ソフィーとマルクルたちと食べるシーン。本展示では、これら数秒間のために描かれた場面の原画や絵コンテ、背景画などの制作資料を掲示しながら、食事シーンを表現するために用いられた工夫や作画の技術、作り手の意図などを解説していく。そして、『となりのトトロ』のサツキとメイの家の台所と、『天空の城ラピュタ』のタイガーモス号のキッチンは、実物大で制作。登場人物たちが調理していた世界観も体験できそうだ。また“食”について描くことは、登場人物たちの背景となる暮らしや文化を描くことでもあり、映画を作るときの資料となるような参考図書の紹介コーナーも設けるなど、“食のシーン”についてさらに理解を深められる展示となっている。「三鷹の森ジブリ美術館」の入場チケットはすべて日時指定の事前予約制となっており、従来の一般販売は、毎月10日に翌月分のチケットをローソンにて日にち&入場時間別に選択して購入するというもの。なお、5月25日(木)より7月分、6月25日(日)より8月分の夏休みシーズンチケットの “先行抽選販売”を実施。また、昨年7月入場分より、すべてのチケットに購入者の名前を印字。入場時には、チケット購入者の本人確認を行う場合もあるという。新企画展示「食べるを描く。」は5月27日(土)~2018年5月(予定)三鷹の森ジブリ美術館にて開催。(cinemacafe.net)
2017年04月06日2017年4月2日(日)、上野恩賜公園 野外ステージで和楽器オーケストラ「AUN J クラシック・オーケストラ」による和楽器&花見を合体させたコンサートが開催されます!AUN J クラシック・オーケストラのメンバーは、リーダーの井上良平(和太鼓)・公平(篠笛・三味線)は世界40カ国以上1300回を超える公演を行ってきた実績があるなど、各ジャンルでトップクラスの技術を持つ和楽器奏者が集まったグループ。演奏内容は、オリジナル楽曲からクラシック曲や唱歌、J-POPやジブリ作品の名曲のカバー曲まで幅広く、さまざまな世代のファンに支持されています。イベント当日は、昼から飲食ブースもオープンし、ファミリーもお一人でもカップルでも、ゆったりと春の休日を楽しめます。満開の桜の下で、お花見と音楽を楽しみましょう。■イベント概要名称:AUN J クラシック・オーケストラ 桜祭り 2017会場:上野恩賜公園 野外ステージ(東京都台東区上野公園・池之端3丁目)日時:2017年4月2日(日)open14:00 start15:00※飲食ブースは12:00オープンチケット料金:全席自由 大人¥3,800(税込)、中学生以下¥2,000(税込)※未就学児膝上に限り無料プレイガイド:イープラス 、ローソンチケット0570-084-003(Lコード:31788)、チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:315-613)主催:株式会社ALIVE後援:ハートツリー株式会社問合せ:キョードー横浜045-671-9911(月~土10:00~18:00)
2017年03月27日「何も話さなくていい」。安心して自分のままでいられる初めての友人「JERRY BEANS」のベース、八田くんと出会ったのは、僕が自殺未遂を母親に止めてもらった後のこと。親に連れられて、双子の弟の史朗と一緒に参加した、「不登校の親の会」の集まりだ。そこに八田くんもいた。八田くんとの関係は、今まで思っていた「友人関係」とは全く逆だった。友人というのは「自分のことを話せる相手」だと思っていたけど、そうじゃなかった。八田くんとの間では、「自分のことを話さなくてもいい」安心感があった。当時は、まだ不登校とか自殺のことを話せる気持ちがじゃなかったけど、八田くんは何にも聞いてこなかった。ただただ毎日遊んでいるだけで、それが居心地良かったのだと思う。僕も、八田くんの不登校についてなど聞かなかったし、聞く気にもならなかったというのがその時の気持ちだ。弱さを受け容れてはじめて、「親に愛されている」と思えるようになる出典 : 仲間ができてから、僕の生活は大きく変わった。それまではずっと家から出られなかったのに、八田くんと出会ってからは、弟の史朗と3人で毎日のように外出するようになった。生活が変わって、だんだんと自分の気持ちも変わってきた。初めは、学校の友だちに会いたくないからコソコソしていたけど、そのコソコソした気持ちすらも楽しめるようになっていった。それから、いい意味で色々なことを諦められるようにもなってきた。「こういうことも人生の大事な経験やし、みんな人間なんて未完成なんやな」って、そう思えるようになった。弱い自分をしっかり受け止めて、だれかに頼ることは、決して悪いことではないのだと思う。一番大きな変化は、「親に愛されている」と思えるようになったこと。それまで、親がぼくらのために戦ってくれている姿を見て、親は完璧な存在なんだと思っていた。けど、そうじゃなかった。実は母親も、後に鬱になったり、父親も失踪したことがある。親は親で、必死でがんばっていたんだ、誰にだって人間らしい弱い部分があるんだということがわかってきて、「みんな、同じ弱い人間やん」って思えるようになった。それでようやく、親との心の距離が近づいていった。そんな経験があったから、今はどんな状況の人に出会っても、それはその人の人生に必要なことなんだって、受容できるようになった。「人間同士、今日も生きてるわ~」なんてね。明けない夜は辛い、それでも歩いていける「JERRY BEANS」のボーカルを務める、双子の弟の史朗は、僕とは対照的な性格だ。同じく不登校を経験してはいるけど、もともと活発で友達もたくさんいた。双子というのは不思議な存在で、どっちかが本物でどっちかがニセモノみたいに思えることがある。僕は、史朗に比べて友達も少なかったから、完全に自分が史朗のコピーだと思っていた。だけど今では、弱い部分も含めて、自分は自分なんだって受け止められるようになった。僕は化粧もして、奇抜な民族衣装を着ているけれど、これもきっと僕の性格や人生の表れ。自然がもともと好きだった上に、不登校の時、ジブリの『もののけ姫』を20回以上も観ていたものだから、きっと『もののけ姫』の世界に引きこもっていたんだろうな。自然のなかにいるような格好が安心する。そのせいで、どんどん奇抜さが増していくけど(笑)。今でも性格はけっこうひねくれていて、「必ず夜は明ける!」なんていう言葉は嫌いだ。「いやいや、明けてないから、いま辛いんやし!」みたいに思ってしまう。だけど、明けない夜―不登校の時期があっても、例え困難な状況があっても人生は不思議で自分の想像以上の事が起こる。それは良いことも悪いことも両方あるけれど、少なくとも良いほうもちゃんとあるんだから生きてさえいればゆっくりでも歩んでいけるんだということは、僕の経験や唄を通して知ってほしいと思う。こんな格好のおかげで、不登校の子どもたちに会うと笑われることが多い。「いやいや雄介さん、めっちゃ元気やん!僕引きこもってもそこまでならへんわ」って。いま、辛い思いをしている子たちに、僕の姿を見て「そんな時期があってもそこまでなる!?」って、笑った驚いたりしてくれれば、それでいいかな。
2017年03月23日ディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本語吹き替え声優を務める女優・夏木マリが、バラエティ番組「ダウンタウンなう」の人気企画「本音でハシゴ酒」にゲスト出演。『千と千尋の神隠し』の湯婆婆役で声優を務めた際の知られざる宮崎駿監督とのエピソードを明かす。「ダウンタウン」の浜田雅功、松本人志と坂上忍の3人が、豪華ゲストたちとお酒を飲みながら本音で語り合う人気企画「本音でハシゴ酒」。今回のゲストには、夏木さんのほか、野村忠宏、「千鳥」の大悟、ノブが登場。また、飲み仲間として、草刈正雄の娘でタレントの紅蘭が参加する。女性たちが憧れる「カッコイイ女性」の代表格と言われる夏木さん。前述したディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』の日本語吹き替えのほかにも、2001年に公開されたジブリ映画『千と千尋の神隠し』では湯婆婆役で“声優”としてもその演技力を発揮。今回は、本作出演時の宮崎監督とのエピソードを披露。また、2011年の熟年結婚の真相などを語り尽くす。さらに、1971年に中島淳子という名前で歌手デビューした際のエピソードトークでは、いまでは当たり前となったプロモーションビデオを、夏木が日本で初めて制作した事実が明らかに…!ロケ現場では夏木さんと一緒に一同がその貴重な映像を見ることに。当時19歳の夏木が衝撃のビキニ姿を披露しており、およそ46年前のプロモーションビデオは視聴者必見だ。そして、柔道界史上初、前人未到のオリンピック3連覇という偉業を成し遂げた野村さんは、「柔道家・野村忠宏、天才ゆえの疑問」というテーマでトークが展開。“なぜ金メダル3個の自分が国民栄誉賞をもらえないのか”について、正直な思いを吐露する。また、松本さんとプライベートでも食事に行くという「千鳥」の大悟さんとノブさんが登場すると、大悟さんはトーク開始早々に、坂上さんや松本さんから昨年の不倫騒動に関してイジられることに。さらにトークは、昨年、写真週刊誌に「美女とデート、まさかのゲス不倫!?」と報じられたノブさんの不倫騒動にも飛び火することに…。夏木さんが登場する「ダウンタウンなう」は2月24日(金)21時55分よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年02月24日『借りぐらしのアリエッティ』の米林宏昌監督が手掛ける最新作『メアリと魔女の花』。この度、本作のヒロイン・メアリ役を、女優・杉咲花が務めることが決定した。7年に一度しか咲かない花“夜間飛行”。それはかつて、魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”だった。一夜限りの不思議な力を手にいれたメアリは、雲海にそびえ立つ魔女の国へ飛び立つが――。『借りぐらしのアリエッティ』や『思い出のマーニー』で監督を務めた米林監督が、2014年末にジブリを退社してから新たに挑む監督3作目が『メアリと魔女の花』。“魔女”が題材の本作は、1971年に描かれたイギリスの女流作家・メアリー・スチュアートによる児童文学が原作。また脚本は、『かぐや姫の物語』の坂口理子が米林監督と共同で担当する。そして今回、魔女の国で大冒険を繰り広げる元気な少女・メアリ役に、『湯を沸かすほどの熱い愛』で報知映画賞やブルーリボン賞など主要な映画賞を総ナメにしていることでも話題沸騰、また4月公開の話題作『無限の住人』にも出演しているなど、今後の飛躍が期待されている女優・杉咲さんが決定。『借りぐらしのアリエッティ』がジブリ作品の中でも一番好きだと公言する杉咲さんが米林監督の作品に関わるのは、『思い出のマーニー』以来2度目。杉咲さんは、「タイトルにも自分の名前である“花”という言葉が入っていることも嬉しかったですし、運命的なものを感じました」と喜び、メアリについて「すごく真っ直ぐで前向きな女の子です。メアリは決して器用な人ではないのですが、誰かのために一生懸命頑張ろうとする姿はすごく魅力的だと感じました。きっと映画を観ていただいく方もメアリの愛らしい姿に心を揺さぶられるのではないかと思います」とコメント。さらに「素敵な作品を、自信を持って皆様にお届けできるように頑張ります。メアリに“花”咲かせます!」と力強く語っている。まだ1秒のアニメーションすら出来ていないときにメアリの声は杉咲さんにと決めていたと明かした西村義明プロデューサーは、「彼女のまっすぐな眼差し、笑顔、そして何より好奇心に満ちた彼女の声が主人公・メアリにぴったりだと思いました」と起用理由を語っている。さらに今回、「この森にしかなくて、7年に一度しか咲かない花“夜間飛行”」というナレーションから始まる、米林監督が最も得意とするダイナミックなアニメーションを取り入れた予告編も到着している。『メアリと魔女の花』は7月8日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年02月24日日本をこよなく愛する若き新鋭ジョーダン・ボート=ロバーツ監督が、トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソンらを迎え、超ド級のスケールで放つ『キングコング:髑髏島の巨神』。このほど、神秘のベールに包まれた髑髏島に生息する“巨神”キングコングや巨大怪獣たちの全貌が明らかにされる場面写真が解禁となった。ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』チームが贈る、暴走アドベンチャー・アトラクションとなる本作。簡単な任務のつもりで、髑髏島(ドクロトウ)に潜入した調査隊の前に突如、姿を現したのは、島の巨大なる“守護神”キングコング。そして、次々と現れる巨大な怪獣たち。人類は生きて、この島から脱出できるのか――。『マイティ・ソー』シリーズのトム・ヒドルストン、『ルーム』でオスカーを獲得したブリー・ラーソンほか、日本人戦闘機パイロット役で“サムライ・ギタリスト”MIYAVIが出演することでも話題の本作。怪獣映画のみならず、「新世紀エヴァンゲリオン」、ジブリ作品などのアニメ、ゲームなど、ジャパン・カルチャーへのオマージュも見どころとなっている。そんな中、明らかになったのは、本作の舞台となる髑髏島の秘密と、巨神キングコングだけではない、巨大怪獣たちの全貌だ。◆髑髏島とは…永久暴風圏に閉ざされ、ナビにも感知されず、1,000年以上知られることのなかった神秘の島。神話と科学が衝突し、まったく新しい進化を遂げた場所。その特異な生態系は、夢のような美しさと悪夢のような怪獣たちを作り出した。◆キングコング・体長:31.6m・体重:158t髑髏島の特異な生態系を守る守護神。ある者にとっては悪魔であり、ある者にとっては、神となる。髑髏島の王として、自分の両親を殺した巨大生物との人生を賭けた戦いの真っただ中にいる、成長期の若者でもある。◆スカル・クローラー・体長:3.65~28.95m ・体重:40~100t2本の力強い腕と恐ろしい頭蓋骨のような顔をもつ、巨大ヘビに似た生物。巨大生物の第1号で、島の大地の下に隠れて待ち伏せている。獲物を丸呑みする獰猛なハンターで、コングの祖先を殺した宿敵でもある。◆バンブー・スパイダー・体長:5~7m髑髏島のミステリアスなバンブー・フォレスト(竹林)に生息する巨大グモ。密集した竹林の中に完璧に溶け込み、木々の梢と同じ高さでそびえ立ち、鉄のように強く粘り気のあるクモの巣に獲物を誘い込み仕留める。◆スケル・バッファロー・体長:13m(角の長さ:19m)・体重:22t髑髏島に住む巨大生物の中では、比較的おとなしく、優しい存在。一度に数日間、水面下で生きることができる。完璧に周囲ととけ込むため、背中の表面がサンゴ状になっている。◆リバー・デビル・体長:27m穏やかに見える入り江の底に隠れている恐ろしい海のモンスター。イカとタコを合わせた容姿は、北欧伝説の生物クラーケンを思わせる。複数の長い足には吸盤があり、水面下で狩りをしながら、顎を遠心分離機のように回転させて渦巻きを作り、大きな口で獲物を飲み込む。◆ウォーキング・ウッド・体長:15m成長したレッドウッドの高さに合わせて、15mまで成長する進化系ナナフシ。樹皮のような身体の肢の筋肉は強く、大地を驚くほどのスピードで走ることができる。鋭い歯と骨をも砕く顎をもつ巨大な寄生虫を宿している。◆スカイ・キラー・翼長:2~3mコウモリに似た捕食生物で、地球上で初めて精神病質の兆候を現した。精神を高揚させる髑髏島の水辺に自生する有毒なフグを食べることで、攻撃性をさらに増幅させる。遭遇したあらゆる生命体を破壊し混乱させる攻撃性は、時に自らの種を殺すこともある。こうした“巨神”キングコングと怪獣たち、そして人類が繰り広げるモンスター・バトルどんな展開を見せるのか。かつてない興奮をスクリーンにもたらすことになりそうだ。『キングコング:髑髏島の巨神』は3月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングコング:髑髏島の巨神 2017年3月25日より全国にて公開(C) 2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS,LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2017年02月17日歌手で俳優のGACKTと女優の佐々木希が16日、都内で映画『キングコング:髑髏島の巨神』(3月25日公開)の公開アフレコを行った。同作は、神話の中だけの存在するとされた謎の島・髑髏(ドクロ)島を舞台に、キングコング誕生の起源を描くアドベンチャー大作。GACKTは、トム・ヒドルストン扮する髑髏島へ派遣された調査隊リーダーのコンラッド、佐々木は、アカデミー賞女優ブリー・ラーソン演じる写真家ウィーバーを演じる。公開アフレコでは、2人の掛け合いのシーンを披露。同作でハリウッド映画の吹替声優に初挑戦する佐々木は、「初めてで緊張しているんですけど、頑張ります!」と意気込みを語ってから本番に挑んだ。途中でかんでしまうなど思うようにいかず、「めちゃくちゃ緊張しております」「すいません!」と悔しがる場面もあったが、一生懸命な姿にGAGATは「かわいいね」と温かい一言。佐々木も徐々にコツとつかみ、しっかりと演じきった。佐々木は「絵にあわせて急いで言っちゃいそうになる。練習のときにもGACKTさんにおっしゃっていただいたんですけど、先に映像が流れても落ち着いていけるようにできたら」とコメント。そして、GACKTについて「本当に感動しました。初めてお仕事させていただいて、オーラがピカピカって輝いていて、私なんかとお話ししてくれるのかなと思ってたんですけど最初からいろいろ教えてくださって、すごい優しい方だなと思いました」と感激した様子で話すと、GACKTは「僕はかわいい人には優しいですよ。紳士ですから」と返した。また、GACKTは本作の魅力を熱弁。「『ジュラシック・パーク』より20倍、30倍おもしろい。(いつも)僕ここまで言わないんで、これは見た方がいい。だまされたと思ってみてください」と絶賛し、「ところどころに、ジブリや特撮をオマージュしたシーンが出てくる。ジブリファンも特撮ファンも『あのシーンじゃないの?』って感じたりすると思う。そういうのも楽しめる」とも語った。
2017年02月16日世代を超えて愛され続けられる、ジブリ作品に会いに家族で三鷹の森美術館に行ってきました。ジブリ作品の中でも特に「となりのトトロ」と「崖の上のポニョ」が大好きな、我が家の3歳の息子と1歳の娘。そんな2人に「ネコバスに乗せてあげたい!!」と勝手なママ心(笑)今回は大人も子どもも楽しめる、「三鷹の森 ジブリ美術館」の魅力をご紹介致します。ジブリに行く前の準備!!①チケット・ジブリ美術館は、日時指定の予約制となっています。・毎月10日午前10時から、翌1ヵ月分を販売してますので、購入は早めに!・チケット(入場引換券)は、全国のローソンで購入できます。※入れ替え制ではないので、ゆっくり楽しむことができます。②ジブリ作品を予習我が家は事前に「となりのトトロ」を予習してから行きましたが、「ラピュタ」も観せておけばと少し後悔。というのも、美術館には大きなロボット兵のモニュメントが!小さなお子様は、少し怖がってしまうかもしれませんが、「ラピュタ」に出てくるロボット兵を少し知ってたら、もっと楽しめたかなぁと思いました。赤ちゃん連れのママ向け情報、まとめました!・ベビーカー→✖︎ジブリ美術館は地下1階~2階、屋上庭園のある施設で、エレベーターもありますが、基本階段での移動となっています。その為、館内はベビーカーの使用はできず、ベビーカーは全て入場の際、入り口で預けるのがルール。ですので、小さなお子さまがいる場合は、だっこ紐は必須です!・コインロッカー→◯地下1階にありますので、荷物が多いママも安心。・授乳室→◯授乳室は完備されています。・おむつ替え台→◯1階の女子トイレの入り口前に専用ベッドがあります。子どもが喜ぶ、ジブリ美術館ポイントは…・大空間の中央ホール地下1階から地上2階まで、吹き抜けの大空間の中央ホール。螺旋階段や空中廊下、張り出したテラスはまるで迷路のようで、息子もテンション上がってました。・ふわふわ、ボヨーン! ネコバス2階にある、ネコバスルームは小学校6年生以下の子どもを対象としたプレイルームです。子どもたちは靴を脱いで、真ん中にある「ネコバス」の大きいなぬいぐるみの中に入ったり、上に登ったりして遊べます。・動きはじめの部屋地下1階の常設展示室「動きはじめの部屋」では、「絵を動かす」ことの楽しさをさまざまな展示物で紹介しています。我が家の子どもたちは、ストロボが点滅する展示物は「まわった!まわった!」と大興奮していました。・小さな映画館「土星座」地下1階にある映像展示室「土星座」では、ここでしか見ることのできない、ジブリオリジナル短編のアニメーションを上映しています。「土星座」前の待ち広場は少しぼこっと盛り上がったりしていて、息子はそこを登ったり滑ったりして開演時間まで遊んでました。・ロボット兵屋上庭園には、ラピュタに登場する巨大な「ロボット兵」がいます。このロボット兵、実はジブリ美術館の守り神だそうです。ラピュタを知らない息子も、あまりの巨大なロボット兵に、少しビックリしてました。屋上庭園に行くまでの螺旋階段後の屋上庭園では解放されたようで、息子も楽んでました。さらに、一年ごとに変わる企画展示室では、今なら大人もネコバスに乗れちゃいます♪(2016年7月16日~2017年5月予定)子どもはもちろん、パパも楽しそうでした!週末、家族のお出かけにいかがですか?
2017年02月12日謎の島に潜入した調査隊が巨大なモンスターに遭遇するアドベンチャー・アトラクション超大作『キングコング:髑髏島の巨神』。本作の日本語吹き替え版キャストに、GACKT、佐々木希、新日本プロレスの真壁刀義が起用されることが決定。佐々木さんは本作でハリウッド映画の吹き替え声優に初挑戦する。髑髏(ドクロ)島で、隊員たちの前に突如として姿を現したのは、島の巨大なる守護神“コング”。巨神の圧倒的なパワーの前に唖然とする隊員たち。骸骨が散らばる島の岩壁には血塗られた巨大な手の痕跡が…。だが、悪夢はそれだけではなかった。彼らの前には、謎の巨獣たちが次々と現れる。逃げても、隠れても、容赦なく襲いかかる巨獣たちを目の前に人間はなす術もない…。絶体絶命、待ったなしの猛襲が続く中、やがて明らかになる髑髏島の秘密。果たして、コングは人類にとって悪魔なのか、神なる存在なのか。人類は生きて、この島から脱出できるのか――。本作の主人公、トム・ヒドルストン扮する髑髏島へ派遣された調査隊リーダーのコンラッドの声を務めるのは、GACKTさん。年明けの朝日放送「芸能人格付けチェック」での連勝記録を48に伸ばし、その無双ぶりも話題に。これまでにTVアニメ「TRICKSTER -江戸川乱歩『少年探偵団』より-」、RPG「COMPILATION of FINAL FANTASY VII」などで声を務めているが、「GACKT 声優 うまい」と検索されるほど評価が高く、配給のワーナーブラザースは「キングコングに負けない存在感をGACKTさんに期待している」とコメント。貴族の家系に育ったトムヒの声を演じるにあたり、気品と強さを併せ持つGACKTさんの声はイメージにも合いそうだ。GACKTさんは、「先の読めない展開。全編、ビックリの連続!」と本作を評し、「“キングコング”だけじゃない、巨大生物と人類との戦い。自然と前のめりになるほどの映像美への感動。ジブリアニメへのオマージュをいくつも感じさせるシーン。まさに超一流のエンターテイメント。映画ファンはもちろん、『キングコング』を知らない若者達に、このぶっ飛んだ凄さを体験してもらいたい」とアツく語る。また、佐々木さんが演じるのは、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソン演じる、写真家ウィーバー役。2009年『天使の恋』で映画初主演、その後も数々の主演作品を務めてきた佐々木さんは、満を持してハリウッド映画の声優に初挑戦。「初めての吹き替えということで、お芝居とはまた違った難しさがあるのではないかといまから非常に緊張していますが、ずっと吹き替えに挑戦してみたかったので、とても嬉しく思います」とコメント。「最強のモンスターであるキングコングの迫力ある姿を、スクリーンで見られることも楽しみです!」と、佐々木さん自身も巨神の降臨を楽しみにしている様子だ。さらに、“スイーツ真壁”として知られる新日本プロレスの真壁刀さんは、プロレスラーとしてのニックネームはなんと“暴走キングコング”!『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でイモータン・ジョーの息子リクトス・エレクトスの声優を務めた際のインパクトから、今回は怖いもの知らずの隊員ソルジャー役に抜擢された。「テレビや雑誌でオレのことを知って“スイーツ真壁”って呼ばれることが最近は多いんだけど、レスラーとしてのオレ様のキャッチコピーは“暴走キングコング”って言うんだよ!今回、映画の中で大暴れする“最強”キングコングに挑めることにワクワクしている。最高に嬉しいオファーだぜぃ!この映画、そんなに甘くねーぞ!期待して待ってろよ!」と力強いコメントを寄せている。『キングコング:髑髏島の巨神』は3月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月03日2017年1月20日にジブリの名作『千と千尋の神隠し』が放送されて話題を呼びましたね。同作は8回目の放送にも関わらず18.5%の高視聴率を取るなど、いまだに人気が衰えない素晴らしい作品です。(動画はこちらから→)『千と千尋の神隠し』の中でも何気に人気があるのが“カオナシ”ですが、Twitterではそのカオナシに果敢に立ち向かうハムスターの姿が人気を集めています。動画はゆたこさん(@yutako55)が投稿したものです。今回の主人公はこちらのハムスター。ココちゃんという名前だそうです。ココちゃんは果敢にも口を大きく開けた“カオナシ”に向かっていきます。顔なしの口の中を覗くココちゃん。そんなことしてたら食べられちゃうよ!!と思いきや、自分から口の中に入っていきました!なんともシュールな一幕です。ココちゃんのお尻が丸くて癒やされます笑。カオナシの口の中でしばらくじっとしていたココちゃんですが、姿勢が窮屈だったのか体を反転させます。カオナシの口から顔をのぞかせるココちゃん。やりたい放題です。そして、満足したのかカオナシの口から脱出し……カオナシに反撃(?)をしまくるココちゃん。そしてそのまま……逃げていきました笑!千尋顔負けの度胸を見せつけたココちゃんの姿は多くの人を魅了し、この投稿はなんと11万リツイートもされています!ココちゃんの可愛らしい姿は関連記事の『【かわいいハムスター動画】カオナシを弄ぶハムスターが可愛すぎる』からもご覧いただけます♪なんでハムスターってこんなにかわいいんでしょうか。●文/パピマミ編集部
2017年01月29日「金曜ロードSHOW!」ではジブリ作品をノーカット放送する「3週連続冬もジブリ」企画を実施中。トリとなる1月27日(金)今夜は脚本・絵コンテを宮崎駿が担当、近藤喜文が監督した『耳をすませば』が放送となる。原作は柊あおいによる集英社「りぼん」連載の同名コミック。同作をもとに宮崎駿が脚本を執筆し、『火垂るの墓』や『おもひでぽろぽろ』など数々のジブリ作品でキャラクターデザイナーや作画を担当してきた近藤喜文が初監督を務めた爽やかな青春物語になっている。中学3年生の夏休みを前にした雫は最近気になっていることがあった。図書館で本を借りると必ず図書カードに「天沢聖司」という名前が書いてあるのだ。名前しか知らないけれど読書家で自分と本の好みが似ている男の子に恋にも似たほのかな想いを抱きはじめる雫は、最悪な出会い方をした同級生の聖司と偶然迷い込んだアンティークショップ「地球屋」で再会。無神経な聖司に「地球屋」の主人・司朗や店に置いてあったロマンティックな仕掛け時計、猫の人形・バロンとの“出会い”まで台無しにされたような気分になってしまう。新学期、親友の夕子のクラスメイトの杉村に恋する想いを成就させようとした雫だが、逆に杉村から告白され、戸惑った気持ちのまま「地球屋」に向かうとそこに聖司が現れる。聖司は親に反対されながらも祖父の司朗の元でバイオリン職人になるための修行を積んでいるのだった。そこで図書カードに名前を残していたのが彼だと知った雫は衝撃を受けるが、夢に向かって真っすぐ進んでいく聖司に少しずつ惹かれていく…。そして聖司は自分の力を試すためにイタリアに短期留学することになり、雫も「物語」を書いてみようと決意する――というストーリー。声の出演には、雫に『おもひでぽろぽろ』で声優デビュー、本作の主題歌「カントリー・ロード」も歌っている本名陽子。雫がほのかな恋心を抱く聖司に「民王」シリーズや「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」など俳優として活躍中、現在放送中のドラマ「カルテット」も話題の高橋一生。雫の父・月島靖也に日本を代表するジャーナリストで作家・評論家の立花隆。雫の母・月島朝子には実写版『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズやディズニー・アニメーション『ファインディング・ニモ』シリーズでドリー役の声優を務める室井滋。バロンには「太陽にほえろ!」シリーズなどの名優・露口茂。地球屋主人の西司朗には『日本沈没』などの小林桂樹といったメンバー。毎回TV放送後には本作の雫や聖司らと自分の青春時代を比較して「あんな青春を送りたかった」と嘆く“耳をすませば症候群”がネットで巻き起こる本作。その美しすぎる青春のきらめきを改めて感じ取ってみては。金曜ロードSHOW!『耳をすませば』は1月27日(金)21時よりノーカット放送。(笠緒)
2017年01月27日第6回:ないものねだりを利用する「家にいるのも飽きてしまいました。どう過ごしたらいいのか分かりません」という読者投稿をいただいて、自分の過ごし方について考えてみた。私は、家に居ると外に出かけたくなってしまい、外に出ると家に帰りたくなってしまう。今度の休みはあれを食べに行こう、あの展示を見に行こうと外出欲が出ても、いざ休日になってある程度用事を済ませてしまうと、家にいる自分を想像してしまう。適当なおつまみを作ってベランダで昼からお酒を飲んだり、ずっと見たいと思っていた映画を部屋で見たり、作り置きを作って平日の楽しみにしたり。誰かと飲みに行くにしても、昔だったらオール明けにふらふらと始発に乗る感じが好きだったが、今は少なくとも終電で帰り、家の布団で寝ることの幸福感のほうが勝ってしまっている。“家が飽きたなら外に出よう”という単純な回答には聞き飽きたものだが、要は、ないものねだりをうまく利用するということだ。「描けない時は何もしない。すると自然と描きたくなる」と某ジブリ作品でも言っているように、煮詰まってたことからあえて遠ざかると、自然とその物事に戻ってしまうもの。家で楽しく過ごしたい人は、外に出てみるのが近道かもしれない。Design&Text/つめをぬるひとこの連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。
2017年01月23日