韓国映画として初めてカンヌ国際映画祭のパルムドールに輝いた『パラサイト半地下の家族』のポン・ジュノ監督が緊急来日。11月7日(木)に都内で行われた国内最速試写会に、サプライズ登壇し、日本のファンを驚かせた。「ただ純粋に面白い映画を撮りたかっただけ」セレブ一家の豪邸に、家庭教師として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれてしまう。主演を務めるのは、ポン・ジュノ監督と4度目のタッグとなった名優のソン・ガンホ。来年2月に開催される第92回アカデミー賞の国際長編映画賞に韓国代表として出品されている。すでに各国では、エンターテインメント性と社会的なメッセージの共存した内容に絶賛の声が集まっているが、ポン・ジュノ監督自身は「ただ純粋に面白い映画を撮りたかっただけ」と断言。「登場人物たちは、政治に高い関心があるわけでもないし、富裕層に闘争を仕掛けようとも思っていません。彼らは皆、明確な善悪で判断できない、つまり私たちの周りにいるリアルな存在なのです。だからこそ、結果的に社会的なメッセージにつながったのかもしれませんが」と分析した。パルムドールからアカデミー賞へ「是枝監督と同じ道を歩めれば」アカデミー賞の国際長編映画賞に関しては、早くも“最有力”の呼び声も高い。その点については「オスカーの投票方法は複雑なので、期待をしていいものなのか」と苦笑いし、「ただ、昨年パルムドールを受賞した是枝(裕和)監督の『万引き家族』が、アカデミー賞で同じ部門にノミネートされましたから、韓国では同じ道を歩めれば…と期待されています。そちらのほうがプレッシャーです」と胸中を語った。実現間近?日本での映画製作にも意欲かつてオムニバス映画『TOKYO!』で、香川照之を主演に日本での撮影に挑んだ経験があるポン・ジュノ監督。実は「一昨年前から日本のプロデューサーと持続的にお会いし、また日本で映画を撮る構想を練っている」のだとか!また、関心がある日本の俳優を聞かれると浅野忠信、広瀬すずの名前が挙がった。「それに尊敬する樹木希林さんとは、お仕事をしたかった。『母なる証明』を日本でリメイクするなら、母親役は樹木希林さんではないでしょうか」と話していた。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月07日今年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いたポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』の公開日が、来年1月10日(金)に決定した。『殺人の追憶』『オクジャ/okja』などを手掛けるポン・ジュノ監督。本作は、全員失業中の貧しい一家と、IT企業を経営する裕福な社長一家という、相反する2つの家族の出会いから、想像を遥かに超える展開へと加速していく。本国・韓国では、動員1,000万人を突破し、フランス動員は160万人を突破、各国で爆発的な盛り上がりをみせている。さらにアメリカでは、ロサンゼルス&ニューヨークで公開を迎え、オープニング館アベレージ で2019年の最高記録を樹立。公開2週目では、33館(上位は平均3000館)での公開ながら、全米の興行収入ランキングで11位にランクインするなど、アメリカでも熱狂的に支持されている。そんな各国で話題、第92回アカデミー賞での受賞が有力視されている本作が、2020年1月10日(金)、日本でも公開される。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月02日ポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』が先日、アメリカで公開、大ヒットスタートを切ったことが分かった。今後も追加公開が予定されており、さらなる爆発的動員が予想されるという。今年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いたポン・ジュノ監督最新作『パラサイト 半地下の家族』は、全員失業中の貧しい一家とIT企業を経営する裕福な社長一家という相反する2つの家族の出会いから、想像を遥かに超える展開へと加速していく物語が描かれる。すでに、韓国動員数は1,000万人を突破し、フランス動員160万人突破。そのほか各国で動員記録を塗り替える驚異的な盛り上がりをみせているが、そんな中、現地時間10月11日にアメリカで限定公開がスタート。ロサンゼルスとニューヨークの3劇場で公開されると、376,264ドルの興収を記録し、米国限定公開のオープニング館アベレージで今年の最高記録を樹立。3館以上の劇場で限定公開された作品としては、日本でも大きな注目を集めたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』以来、最高の興収に。さらには、外国語映画としても『モーターサイクル・ダイアリーズ』(’04/ウォルター・サレス監督)、『アメリ』(’01/ジャン=ピエール・ジュネ監督)などを大きく上回り、歴代最高記録となる快挙となった。また今後、ロサンゼルスとニューヨークでの上映劇場追加に加え、ボストン、シカゴなどで公開が予定されているという。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年10月16日『万引き家族』『パラサイト 半地下の家族』にて、それぞれカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを受賞し、東アジアに2年連続の栄冠をもたらした是枝裕和監督と、ポン・ジュノ監督。世界から高い注目を浴びるふたりの鬼才が対談し、互いの作品について鋭い考察や質問を投げ合うオリジナル番組「日韓から『家族』を描く是枝裕和×ポン・ジュノ」が、12日、日本映画専門チャンネルにて放送される。是枝監督作品の常連だった樹木希林や、これからを担う女優・広瀬すずについても語られた。テレビのドキュメンタリーの演出を経て映画監督デビューを果たし、『誰も知らない』『そして父になる』などを発表してきた是枝監督。この11日からはカトリーヌ・ドヌーヴとジュリエット・ビノシュを迎えた日仏合作の『真実』が公開となった。『ほえる犬は噛まない』で劇場長編デビューしたポン監督は、『殺人の追憶』や『グエムル―漢江の怪物―』などで、日本でもファンを獲得。新作『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月に日本公開される。ポン監督の『オクジャ/okja』のとき以来、2年ぶりの再会となったふたりだが、普段から交流はあり、ポン監督のパルムドール受賞の際には、是枝監督からすぐに祝辞のメールが入ったという。ふたりの対談では、矢継ぎ早にポン監督から是枝監督への質問が続いた。『万引き家族』の海辺のシーンに感極まったというポン監督。監督が作品を観たのは、樹木希林が亡くなった後のことであり、特別な思いを持って、そのシーンを観たと振り返る。是枝監督は、同シーンでの樹木のセリフにまつわる秘話を明かすとともに、樹木がポン監督の『母なる証明』をとても好きだったと伝えた。また同じく『万引き家族』より、終盤での安藤サクラの演技にまつわる話では、安藤の意外な演技アプローチにポン監督が唸る場面もあった。役者に関しては、ポン監督は「広瀬すずが好きだ」という話も。是枝監督からそのことを振られたポン監督は、『海街diary』での広瀬すずの、作品全体における存在感を絶賛。『三度目の殺人』での成長ぶりにも驚いたと明かすと、是枝監督も将来とても楽しみな女優と評し、「広瀬さんは耳がとてもいいので、きっと外国語もできる。ぜひポン監督の作品での彼女も見てみたい」と希望を口にした。ほかにも是枝監督の子役演出や、互いに脚本も手掛けるふたりの執筆スタイル、『パラサイト~』のセットについて、是枝監督の自伝から絵コンテにまつわる話、外国で映画を撮ることなど、多くを語ったふたり。特に終始、ポン監督からの是枝監督へのリスペクトが印象的で、ポン監督ならではの是枝作品への深い洞察を知ることができる。東アジアを引っ張るふたりの鬼才の濃い対談を聞けるまたとないチャンスだ。「特集・是枝裕和×ポン・ジュノ」と題し、オリジナル番組「日韓から『家族』を描く是枝裕和×ポン・ジュノ」、そして両監督の代表作『万引き家族』(監督:是枝裕和)、『母なる照明』(監督:ポン・ジュノ)を日本映画専門チャンネルにて、10月12日21時より3作品一挙放送される。
2019年10月11日5月に開催された第72回カンヌ国際映画祭にて最高賞のパルム・ドールを受賞したポン・ジュノ監督最新作『PARASITE』(英題)が、『パラサイト 半地下の家族』として2020年1月、日本公開となることが決定した。“半地下”住宅で暮らす貧しい一家の長男が、IT企業を経営する超裕福な一家の家庭教師になったことから、次第に想像を遥かに超える悲喜劇へと展開していく本作。ポン・ジュノ監督は相反する2つの家族を軸に、いま、韓国や日本をはじめ世界中が直面している貧富格差を痛烈に批判しつつ、コミカルさやサスペンス感など交え、圧倒的エンターテインメント性を持たせた物語展開で描き切った。主演は、同監督と『スノーピアサー』『グエムル 漢江の怪物』『殺人の追憶』に続く4度目のタッグとなる名優ソン・ガンホ。共演には『最後まで行く』『ソニはご機嫌ななめ』イ・ソンギュン、『後宮の秘密』チョ・ヨジョン、「オクジャ/okja」『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクら実力派の面々が脇を固めている。世界中で大ヒット!“ネタバレ厳禁 ”の想像を超える展開を各国メディア大絶賛カンヌ国際映画祭では、Q・タランティーノ、P・アルモドバル、J・ジャームッシュ監督らの並みいる話題作を抑え、審査員満場一致で韓国映画として史上初となるパルム・ドールに輝いた。そのカンヌでの熱狂をそのままに、韓国では1,000万人突破、フランスは150万人超え目前と公開が始まった世界各国でも動員記録を塗り替える盛り上がりをみせている。「ネタバレをしたくないので詳細は言わないが、『この独創的な物語を“体験する”ことがどんなに最高か』すべての人に伝えたい」(VANITY FAIR)、「最高傑作132分間観客の心を掴んで一瞬も離さない」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と、本作のツイストの効いた想像を絶する展開を各国メディアも大絶賛。アメリカをはじめ公開を控える各国での期待値も高まっている。ストーリー全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…。この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2019年08月07日ポン・ジュノ監督手掛ける映画『パラサイト 半地下の家族』が、第72回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞。2020年1月10日(金)より順次公開される。なおTOHO シネマズ日比谷・TOHO シネマズ梅田では、2019年12月27日(金)より先行上映をスタート。ポン・ジュノ監督10年ぶりとなる韓国映画、韓国史上初のパルムドール受賞!『殺人の追憶』『母なる証明』『グエムル -漢江の怪物-』など、数々の作品を手掛けてきた韓国の若き巨匠ポン・ジュノ。近年は『スノーピアサー』「オクジャ/okja」といった国際的作品を手掛けてきた彼だが、今回満を持して10年ぶりとなる韓国映画『パラサイト 半地下の家族』を完成させた。審査員満場一致の決定で、韓国映画初となるパルムドール受賞となる快挙を遂げた。また第77回ゴールデン・グローブ賞においては、監督賞(ポン・ジュノ)、脚本賞(ポン・ジュノ)、外国語映画賞の3部門にノミネート。これはは『グ リーン・ディスティニー』『ROMA/ローマ』に並ぶ、外国語映画として史上最多ノミネートの快挙となる。相反する2つの家族の“出会い”によって生まれるストーリーそんな国内外で注目を集めている本作は、相反する2つの家族の出会いによって生まれるストーリー。物語の始まりは、全員失業中“半地下”住宅で暮らす貧しいキム一家が、パク家へ赴くところからスタート。キム家の長男ギウは、ひょんなことからIT企業を経営する超裕福なパク家へ家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続くようにして妹ギジョンも豪邸に足を踏み入れるのだが…。この相反する2つの家族の出会い次第により、物語は想像を遥かに超える悲喜劇へと加速していく。主演に、ポン・ジュノ監督の常連 ソン・ガンホ主演を務めるのは、韓国の名優ソン・ガンホ。ポン・ジュノ監督とは、『スノーピアサー』『グエムル -漢江の怪物-』『殺人の追憶』に続く4度目のタッグとなる。また主演の脇を固めるキャストには、『最後まで行く』『ソニはご機嫌ななめ』のイ・ソンギュン、『後宮の秘密』のチョ・ヨジョン、「オクジャ/okja」『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクら、実力派の面々が揃う。各メディア界からも称賛の声なおポン・ジュノ監督は、パルムドール受賞について「私は映画が本当に好きで、12歳の頃から映画狂の青年でした。そしてまさか監督になるなんて…!本当に何にせよ、今夜この手で、私にとって大きな賞を頂けるなんて思っていませんでした。本当にありがとうございました!」と喜びのコメント。各国のメディアの批評家からも称賛の声が多数寄せられている。【詳細】『パラサイト 半地下の家族』公開日:2020年1月10日(金)先行公開日:2019年12月27日(金)TOHO シネマズ日比谷、TOHO シネマズ梅田限定※先行公開期間は、特別興行の為、1900円均一。ムビチケ使用不可。 詳細は公式HPに掲載。出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、イ・ジョンウン、チャン・ヘジン監督:ポン・ジュノ配給:ビターズ・エンド2019年/韓国/132 分/PG-12/2.35:1英題:PARASITE原題:GISAENGCHUNG
2019年05月30日5月28日、韓国人グループ2PMのジュノ(29)が入隊すると報じられた。その日程がわずか2日後の5月30日であるため、Yahoo!リアルタイムワードにランクインするなど話題となっている。韓国メディアの日刊スポーツによると、所属事務所のJYPエンターテイメントは「30日に訓練所に入所し、基礎軍事訓練を受けた後に社会服務要員で代替服務する」と発表。「ジュノは2PMとして活動した際、アクロバットの練習中に発生した深刻な事故により、右肩に大怪我をし、手術をして脊椎骨折の診断を受けた」と告白。「兵務庁身体検査では、これらの理由から4級判定を受けた」として、「ジュノは、今後社会服務要員として誠実に兵役義務を履行する計画だ」と伝えたという。だがあまりにも急な入隊発表ということもあり、ネット上では戸惑いの声が上がっている。《ジュノ…急すぎてビックリ!!ついに来るべき時が来たのか》《かなりの、電撃…えっ?明後日には…》《なんかこんなギリギリに発表とか、ジュノらしいというかなんというか…はぁ…この動揺した状態のまま行ってしまうのか》ジュノの入隊は2PMのメンバーでは、テギョン、Jun.K、ウヨンに続き4番目の入隊になる。
2019年05月28日第72回カンヌ国際映画祭にてポン・ジュノ監督最新作『PARASITE』(英題)が最高賞パルムドールを受賞。審査員満場一致の決定で、韓国映画としては初受賞という歴史的快挙を達成し、日本での公開も決定した。物語は、全員失業中の一家の長男が、家族の期待を一身に背負い、IT企業を経営する裕福な一家のもとへ家庭教師の面接を受けるところから始まる。この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと加速していく――。『殺人の追憶』『母なる証明』などの傑作を手掛けてきた、世界が称賛する若き巨匠ポン・ジュノ監督の最新作となる本作。主演を務めるのは、『スノーピアサー』『グエムル -漢江の怪物-』『殺人の追憶』に続く4度目のタッグとなる名優ソン・ガンホ。共演には『最後まで行く』『ソニはご機嫌ななめ』のイ・ソンギュン、『後宮の秘密』のチョ・ヨジョン、Netfilx映画『オクジャ/okja』『新感染 ファイナル・エクスプレス』のチェ・ウシクら各世代の実力派の面々が脇を固める。これまで鋭い視点で社会を切り取り、ときに独自のユーモアを交えながら、人間の内面を炙り出してきたポン・ジュノ監督は、『母なる証明』以降、『スノーピアサー』『オクジャ/okja』と国際的作品を手掛けてきたが、ジャンルにとわられない唯一無二の作風にさらに磨きをかけ、満を持して10年ぶりとなる韓国映画を完成させた。5月21日(現地時間)に行われた公式上映は、上映中に何度も拍手や歓声が起こるなど異例ともいえる熱狂的な盛り上がりに。また、会場には『オクジャ/okja』などに出演するティルダ・スウィントンが、娘で女優のオーナー・スウィントン・バーンを連れて来場。上映後には、約10分間にも及ぶスタンディングオーベーションと鳴りやまない拍手が巻き起こり、ポン・ジュノ監督はじめキャスト陣も喜びを噛み締めていた。その後、「Screen International」誌が掲載する各メディアの批評家による採点「星取表」では、4点満点中3.5点という高得点を叩きだし、Q・タランティーノ、P・アルモドバル、J・ジャームッシュら名匠たちの並みいる話題作を抑え最後まで首位をキープ。各メディアも、「今年の映画祭で最高の1本。劇場で素晴らしい映画を観た時に感じる気分」(英・BBC)、「一度見たら忘れられない社会風刺。今年のカンヌのベスト映画。監督の才能は恐ろしいほどに素晴らしい」(米・ASSOCIATED PRESS)、「ポン・ジュノ監督の最高傑作だ。怒りに満ち、最高に面白く、痛々しく、苦く甘い資本主義における共存について描いている。彼がこれまで描いてきたすべての要素が集約されている」(米・INDIEWIRE)と絶賛を贈っていた。審査員長A・G・イニャリトゥ監督ら満場一致!「ローカルな映画でありながら、非常に国際的」本映画祭コンペ部門の審査員長を務めたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは記者会見で、「私たちは予想のつかない展開を体験しました」と満場一致で最高賞に決定したポン・ジュノ監督の手腕を高く評価。「ユーモラスで優しく、何かを決めつけることなく現実の問題に直結していました。ローカルな映画でありながら、非常に国際的であり、“映画とは何か”という本質の理解によって、素晴らしく効果的に生み出されていました。私たちは観た瞬間からこの映画に魅了され、観た後も自分たちの中でどんどんと育っていきました」と、満場一致の理由を明かした。喜びのポン・ジュノ監督「この作品はとても特別な冒険でした」また、ポン・ジュノ監督も「まさかパルムドールをもらえるなんて思ってもみませんでした。本当に光栄です」とコメント。「私はフランス映画から多くの影響を受けて来ました。特に2人の監督、アンリー=ジョルジュ・クルゾーとクロード・シャブロルに感謝したいと思います」と言葉を続け、「この作品はとても特別な冒険でした。全てのアーティストに感謝したいと思います。そして何よりもこの作品は素晴らしい俳優がいなかったら取れなかったと思います。彼らに感謝します。私は映画が本当に好きで、12歳の頃から映画狂の青年でした。そしてまさか監督になるなんて…!本当に何にせよ、今夜この手で、私にとって大きな賞を頂けるなんて思っていませんでした。本当にありがとうございました!」と喜びいっぱいに語った。ポン・ジュノ監督は『グエムル -漢江の怪物-』(’06)が監督週間、『TOKYO!〈シェイキング東京〉』(’08)と続く『母なる証明』(’09)がある視点部門に正式出品、2017年にはNetfilx映画『オクジャ/okja』がコンペティション部門に出品され高い評価と共に物議を醸したが、今回、ついに同映画祭初受賞を果たした。『PARASITE』(英題)は日本公開も決定している。(text:cinemacafe.net)
2019年05月26日ジュノ(2PM)が一流中国料理店の元スターシェフで最強のツンデレキャラを演じる「油っこいロマンス」。この度、本作のDVDリリースを記念して、DVD-BOX2に収録される特典映像からジュノの調理シーンなどを収めたメイキングの一部が公開された。有名中国料理店の元スターシェフであるソ・プンを演じるジュノは、本作の役作りのために1か月半の猛特訓を積んだという。華麗な鍋さばきや巧みな包丁さばきも代役を使わず本人がこなし、シェフとしてのリアル感を生み出した。今回到着したメイキングでは、その華麗な包丁&中華鍋さばきや、ジュノやチャン・ヒョクの笑顔があふれる撮影現場での姿が明らかに。高級中国料理店の元スターシェフ・プンを演じるにあたり、実際に中華の料理人から中華鍋の回し方と包丁さばきを習ったというジュノ。大きな包丁を2本使って、リズミカルに食材を刻んだり、大きな炎を上げる中華鍋を手際よく回す姿は、まるで本物のシェフのよう。そのほか、ジュノがチャン・ヒョク演じる元ヤクザのチルソンの元へ店舗を借りようと事務所を訪れるシーンでは、スタッフが「OK」と声をかけているにもかかわらず、芝居を続けるお茶目なチャン・ヒョクや、勢い余ったジュノが中華鍋を豪快に落としてしまいNGになってしまうひと幕など、和やかな撮影現場だったよう。ジュノと料理が苦手なセウ役チョン・リョウォンが、笑顔を絶やさず撮影している様子もあり、見どころは盛りだくさん。このメイキングと合わせて、ぜひ本編も“味わって”みて。「油っこいロマンス」はTSUTAYA先行でDVD発売&レンタル中、TSUTAYA TVにて先行配信中。(text:cinemacafe.net)
2019年05月22日“美味しい”と“胸キュン”、食欲と恋愛細胞を刺激するラブコメディ「油っこいロマンス」。ジュノ(2PM)が一流中国料理店の元スターシェフで最強のツンデレキャラを演じ、話題を呼んでいる本作から、ジュノとチャン・ヒョクの兄弟のようなブロマンスに注目したスペシャル映像が公開された。K-POPスターとしての活躍にとどまらず、「キム課長とソ理事 ~Bravo! Your Life~」「ただ愛する仲」『二十歳』などに出演し、着実に俳優としての実力を培ってきたジュノ(2PM)。本作の役作りのために1か月半の猛特訓を積んだジュノは、華麗な鍋さばきや巧みな包丁さばきも代役を使わず本人がこなし、シェフとしてのリアル感を生み出した。料理人として完璧なジュノ演じるプンは、料理が出来ずもたつくセウ(チョン・リョウォン)に怒ってばかり。普段は料理中近づいてくるセウに「暑いから離れろ」と冷たいプンだが、セウが低体温症になったときには一晩中寄り添い、風邪を引けば気遣うなどツンデレぶりを見せている。また、ジュノ(2PM)のライバルで消費者金融と中国料理店を営む元ヤクザ、ドゥ・チルソンには「カネの花」「運命のように君を愛してる」などで日本でも高い人気を誇るチャン・ヒョク。本作では恋と友情、アクションと感性、真摯とコミカルなどの二面性を演じ分け、俳優としての真価を発揮する。金貸しをしているチルソンは、お金を借りに来たプンやセウにもっと考えるように諭したり、手下には家を買うように大金を渡したりと心温かく義理堅い一面も。その反面、一目ぼれしたセウには好きな気持ちがあふれてしまい、つい「結婚しないで、離婚はとてもつらいから」と突拍子もない告白をしたり、自分をかばってくれたセウに思わずキスしたりと直球のアピールが魅力。そんな本作から到着したスペシャル映像は、ジュノとチャン・ヒョクの兄弟のようなブロマンスに注目したもの。手をケガしてしまったプン(ジュノ)の髪をチルソン(チャン・ヒョク)が洗ってあげたり、プンがチルソンのために朝食を作ったりと、徐々に距離を縮めていく2人。チルソンがオーナーでプンがシェフを務める中国料理店の店先でビールを飲みながら「純粋な人間が好きだ。故に、お前も好きだ」というチルソンに対して、鼻で笑いながらも嬉しくて乾杯を求めるプン。また、住むところを失ったプンに対して「新しい家が見つかるまで一緒に暮らそう」とチルソンの家で一緒に暮らすことに!2人は一緒に暮らすうちに兄弟のようなブロマンスが芽生え、いつしかかけがえのない存在になっていく。チルソンがセウのことが好きだとわかると、セウに「お前のことが好きだ。だけど…同じくらい兄貴も好きだ」という義理堅いプン。果たして、セウを巡って繰り広げられる三角関係の行方は?ジュノ&チャン・ヒョクのブロマンスなスペシャル映像と合わせ、本編もぜひチェックしてみて。「油っこいロマンス」はTSUTAYA先行でDVD発売&レンタル中、TSUTAYA TVにて先行配信中。(text:cinemacafe.net)
2019年05月15日ジュノ(「2PM」)、チャン・ヒョク、チョン・リョウォンら豪華共演で贈る、食欲と恋愛細胞を刺激するアツアツのラブコメディ「油っこいロマンス」のDVDリリースを記念して、本作の第1話が本日4月17日(水)より期間限定で無料配信スタートした。K-POPスターとしての活躍にとどまらず、着実に俳優としての実力を培ってきたジュノが、有名中国料理店の元スターシェフ ソ・プンを演じ、その最強のツンデレキャラが話題となった本作。またジュノは、役作りのために1か月間半の猛特訓を積み、華麗な包丁さばきも代役を使わず本人が行い、リアル感を生み出した。さらに本作には、プンのライバルで消費者金融と中国料理店を営む元ヤクザ、ドゥ・チルソン役で「カネの花」「運命のように君を愛してる」などの話題作に出演するチャン・ヒョクが出演。恋と友情、アクションと感性、真摯とコミカルなどの二面性を演じ分けている。本作では、胸キュン必至のシーンが続々。料理が出来ずもたつくセウ(チョン・リョウォン)に怒ってばかりの完璧なプンは、普段は料理中近づいてくるセウに「暑いから離れろ」と冷たくするも、セウが低体温症になったときには一晩中寄り添うなどツンデレ全開。一方、チルソンは一目ぼれしたセウに「結婚しないで、離婚はとてもつらいから」と突拍子もない告白をしたり、自分をかばってくれたセウに思わずキスしてしまったり。恋愛は直球でアピールするなど、乙女心を揺さぶられるシーンも見逃せない。今回リリース記念として特別配信される第1話は、本日から5月7日(火)までの期間限定。ぜひお見逃しなく。「油っこいロマンス」は5月8日(水)よりTSUTAYA先行でDVDレンタル開始&発売開始、TSUTAYA TVにて先行配信中。(cinemacafe.net)
2019年04月17日東村アキコさんのマンガが原作の、ジュノ(2PM)主演映画『薔薇とチューリップ』が日本で5月3日より公開されることを記念して、1月21日にパシフィコ横浜でプレミアム上映イベントが開催されました。イベントでは上映後、ジュノが登場。自らお気に入りの場面やセリフ、ビハインドストーリーなどを解説してくれました。主人公のひとりが芸術家という映画のイベントらしく、お絵かきクイズのコーナーではジュノが意外な才能を発揮!?ジュノのやさしさと笑いに包まれたスペシャルなイベントの模様をレポートします!取材、文・尹 秀姫【ペンになってもいいですか!?】vol. 87かねてより2PMのファンであることで知られている東村アキコさんがジュノのために描き下ろしたマンガが原作となるこの映画は、「ジュノの魅力を広めたい」という思いで作られたという意図がそのまま反映された、まさにジュノと彼のファンのための作品。この映画でジュノは、何の取り柄もない温泉マニアの大学生デウォンと、現代アートの人気作家で傲慢な性格のネロのひとり2役で登場。見た目はそっくりだけど中身は真逆の2人を見事に演じわけています。約90分の本編が終了すると、ネロを彷彿とさせる黒い細身のスーツをサラリと着こなしたジュノがステージに登場。昼の回ではデウォン風の衣装だったので、MCの古家正亨さんから「ジュノさんはどちらの衣装がお好きなんですか?」と聞かれ、即答で「今!」と答えて会場を爆笑の渦に巻き込む一幕も。しかし、ジュノ自身はこの日はとても緊張していたそう。「(映画を)みなさんに評価される場だと思うと、とても緊張しています。この緊張は、ライブでステージに立っている緊張感とは、まったく違うものですね。初めて作品をみなさんに観ていただき、みなさんの反応を感じる瞬間というのは、これほど緊張するのかと思いました」夜の回では、監督が選んだベストシーンを紹介してくれました。まずスクリーンで公開されたのは、大学生デウォンが温泉で倒れて素っ裸で介抱されるシーン。ジュノが「これを選んだ理由はなんですか(笑)」と問いかけると、監督からは「とにかくデウォンがかわいい」とのコメントが。ジュノはこのシーンについて「デウォンを演じながら経験しなくてもいいこと、経験したことがないことをたくさん経験しました。撮影しながら思わず笑っちゃうシーンがありましたし、こんなことありえるのかな? というシーンもありましたし、デウォンって本当に馬鹿だなと思いつつ、かわいいやつだなと思いながら演じました」と語ってくれました。次のシーンは、デウォンとネロが一緒に温泉につかっている本編ラストに近いシーン。監督からは「このシーンは当然ながらどちらも裸。衣装など記号的に頼るわけにも行かず、まさに演技力のみで2人をしっかり演じなければいけない、実は難易度の高いシーン。にもかかわらず、細かな表情で2人を明確に演じわけている。ジュノの演技力の高さがしっかりと分かるシーン」と絶賛のコメント!しかしジュノとしては、「(温泉に入ってるシーンなので)身体を隠すタオルに一番気をつけました(笑)」と答えて会場を笑わせてくれました。監督が最後に選んだのは、ネロとミョンアがおたがいをやっぱり一番に思っていることを打ち明け合うシーン。そんな2人をデウォンが後ろから微笑ましく見守っているのだが、監督がこのシーンを選んだ理由は「何より2人を離れた場所から見つめるデウォンの表情がよかった。最後にデウォンが一瞬だけ目線を上に外す、その外し方が絶妙!」。そのシーンだけ再びスクリーンにて上映されると、たしかに一瞬だけ目線が上を向いている!とわかり、場内も大盛り上がり。でも、ジュノ本人は「僕もこれは気づきませんでした。台本にも書かれていたわけではなかったんですけど、あんなふうに演じてたんですねえ」と感慨深げに振り返っていました。続くコーナーでは映画撮影中の写真を公開しながら、ジュノが撮影秘話を語ってくれました。まず公開されたのは、映画初日に撮られた写真。テーブルに足を投げ出したネロの写真を見ながら、「この日は僕がオレサマ的な演技をする、初めての瞬間でした」と、懐かしそう。続いて見せてくれた写真は、学生時代のネロがチューリップの絵を描いている一枚。この写真を見ながら「絵の実力はどれくらい?」と聞かれると、「僕が描きたいものを描ける実力はあると思います」とキッパリ。さらに、エンドロールで流れていた、ジュノが歌った主題歌「Nothing But You」についてもご紹介。この曲はジュノが書き下ろした新曲で、「映画の雰囲気に合わせて曲を作りました。主題歌なので、デウォンやミョンア、ネロなど、登場人物に感情移入できるような曲として作りました。そしてこの曲がエンディングで流れている時、この映画を通じて希望を届けられるような曲になればいいなと思って作りました」その後はジュノが描いたイラストを当てるクイズコーナーなど、ファンとともに盛り上がる時間もあり、久しぶりにファンとのふれあいを楽しんでいたジュノ。最後には1月25日に誕生日を迎えるジュノのため、サプライズで誕生日ケーキが登場!会場の都合で火を灯せないということで、会場のファンたちが頭上でキャンドルの形に手を組み、ジュノが会場を走ってそれを消すという即席バースデーイベントに、ジュノだけでなく会場のファンも大歓喜。素敵な映画とともにジュノのやさしさにも触れられた、楽しいイベントとなりました。Information映画『薔薇とチューリップ』5月3日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋、名古屋 センチュリーシネマにて劇場公開。ティザー予告©2018 東村アキコ・小学館/ NBCUniversal Entertainment Japan「月刊!スピリッツ」(小学館)にて2019年春連載スタート。
2019年01月28日3月21日(水・祝)よりスタートする中井貴一主演の連続ドラマ「記憶」に、アイドルグループ「2PM」のジュノがカメオ出演していることが明らかに。ジュノが日本のドラマに出演するのは本作が初めてとなり、ジュノは出演することができて「とてもうれしかった」とコメントしている。本作は、韓国で“復讐3部作”と言われる「魔王」「復活」「サメ」を生み出したパク・チャンホン監督×脚本家キム・ジウが、韓国tvN10周年記念特別ドラマとして再タッグを組んだ感動作「記憶~愛する人へ~」を日本版としてリメイクしたもの。また、「記憶~愛する人へ~」は、ジュノが主人公の弁護士を支える新人弁護士役として初めてドラマ出演したことでも話題となった作品。そんなジュノの記念すべき作品の日本版で今度はカメオ出演を果たす。超多忙なスケジュールを縫って、本作の撮影現場に現れたジュノ。ちょうどその日は中井さんをはじめとしたメインキャストが撮影現場におり、同役を演じている泉澤祐希(二宮正樹役)とも初対面。初めての日本ドラマ出演にもかかわらず、シーンの雰囲気を読み、それに対応した芝居をしている姿に、キャスト&スタッフも「とても勘のいい役者さんだね」と感心するほど。短い時間ではあったものの、和気あいあいとした雰囲気の中撮影が進んでいったという。ジュノは「撮影現場はアットホームな雰囲気で、韓国の『記憶』の撮影から2年ほど経ちますが、もう一度当時の雰囲気を思い出すことができて込み上げるものがありましたし、楽しかったです」と、当時をふり返りながら今回の撮影を行っていた様子。泉澤さんについては、「私が演じたチョン・ジンよりもこの役にピッタリだと思いました」と絶賛。そして、これからドラマを観る視聴者へ「このドラマは、身の回りで起きている些細なことも見過ごさず、すべてを愛し、そして自分の過ちもふり返って反省できる内容なので、作品をご覧になって、これから記憶すべきこと、忘れてはいけないこと、そしてまわりの人たちに対する愛をたくさん感じていただければと思います」とメッセージを寄せている。果たして、ジュノがいつ、どんなシーンに登場するのか?どうぞ、お見逃しなく。フジテレビONE/TWO/NEXT×J:COM共同制作 連続ドラマ「記憶」は3月21日(水・祝)22時~フジテレビNEXT ライブ・プレミアム/J:COMプレミアチャンネルにて同時放送(以降、毎週水曜同時間に放送/全12話)、フジテレビNEXTsmartでも配信。※4K版は放送後同日深夜0時~J:COMオンデマンドにて独占配信。(cinemacafe.net)
2018年03月20日Netflixオリジナル映画『オクジャ/okja』のポン・ジュノ監督が来日を果たし、6月22日に都内で記者会見を開催。カンヌ国際映画祭では“Netflix論争”を巻き起こした本作。ジュノ監督が「100%、創作の自由が与えられる」とNetflixで映画を撮る魅力を熱弁した。本作は、ミジャという少女が巨大な多国籍企業に追われる親友の“オクジャ”という巨大な動物を守るために、冒険を繰り広げる壮大な物語。この日は、主演女優のアン・ソヒョンも出席した。本作は第70回カンヌ国際映画祭の長編コンペティション部門にノミネートされたものの、Netflixでのストリーミング配信優先で劇場公開されない作品がコンペ参加にふさわしいのかなど、“Netflix論争”に発展。「映画の定義とは?」との物議を醸した。ジュノ監督は「映画の製作者として、一般論として映画を定義することは難しさも感じる」と口火を切り、「たくさんの人が大きなスクリーンの前に集まって、一緒に笑ったり、泣いたりしながら観るのは、依然として映画を観る最も美しい形だという考えに変わりはありません」と告白。しかし「現在はテクノロジーの驚くべき発展において、家でも素晴らしい環境で映画を鑑賞することもできる。デジタルストリーミングで家で映画を観るのもひとつの形ではないかと考えている」と時代の流れとともに、鑑賞方法も変化していくものだと話す。さらに「1960年代にもテレビが登場したことによって、映画はもう終わったと恐怖感を表す人々もいた。でも実際はそうはならず、テレビと映画は共存している。同じように、デジタルストリーミング方式も、平和的に映画と共存していくと考えている」とコメント。そのためには「カンヌでもそうでしたが、規定や規則について、映画産業に携わっている方々がこれから整備していくべき」と課題を口にした。近年、マーティン・スコセッシ監督をはじめ、世界的クリエイターがNetflixでの映画製作に乗り出しているが、Netflixで映画を撮ること魅力については「大きな予算の作品であっても100パーセント創作の自由が与えらえて、コントロールできる環境がある。それは既存のスタジオではなかなか叶えられないこと」とジュノ監督。「スコセッシ監督のような巨匠も創作の自由への渇望があるからこそ、Netflixが提供する条件に魅力を感じるのだと思う」と作り手にとって最高の環境を与えてくれると話し、本作についても「ストリーミング用なのか、劇場でどれくらい公開されるのかを念頭において作業したわけでない。いままでやってきたやり方で映画を撮った」と胸を張っていた。Netflixオリジナル映画『オクジャ/okja』は6月29日(木)よりNetflixにて全世界同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2017年06月22日6月28日(水)より全世界同時オンラインストリーミング開始される、ポン・ジュノ監督最新作となるNetflixオリジナル映画『オクジャ/okja』。この度、デカくて優しい巨大生物オクジャの全貌が明らかになる本作のキーアートと予告編が到着した。本作は、『グエムル 漢江の怪物』『スノーピアサー』など韓国を代表する巨匠ジュノ監督と、ブラッド・ピットの製作会社プランBが組んで製作したNetflixオリジナルのアドベンチャー映画。多国籍企業に追われる“オクジャ”という謎の巨大生物を、一人の少女ミジャ(アン・ソヒョン)が危険を冒しながらも守り抜く姿を描いた心揺さぶる壮大な物語。ミジャ役には、韓国ドラマ「愛の贈り物」や『ハウスメイド』で注目を浴びた天才子役アン・ソヒョン。ほかにも『スノーピアサー』に続きジュノ監督と組むティルダ・スウィントンをはじめ、ジェイク・ギレンホール、ポール・ダノなど豪華キャスト陣が出演している。すでに公開されている予告編では、“オクジャ”の姿が一部映し出されていたが、5月17日よりフランスで開催中の「カンヌ国際映画祭」の長編コンペティション部門へ本作がノミネートされ、いままで秘密のベールに包まれていた巨大生物オクジャの全貌が明らかにされた。今回公開された予告編では、美しい森の中で大きな体に優しい心を持ったオクジャと、まるで親友のように気持ちを通わせる少女ミジャの微笑ましい姿が映し出されると共に、畜産業における革命的存在として「餌も少なく済み、排泄物も少ない豚」「味は最高」とスーパーピッグを紹介するセリフが。そして、突然連れ去られてしまうオクジャを巡る争奪戦を垣間見ることができ、オクジャを救うべく一心不乱に後を追うミジャの姿には心打たれてしまう。また本作のプロモーションのため、ジュノ監督とミジャ役のアンが6月に来日することも決定した。Netflixオリジナル映画『オクジャ/okja』は6月28日(水)より全世界同時オンラインストリーミング開始。(cinemacafe.net)
2017年05月19日韓国の巨匠ポン・ジュノ監督と、ブラッド・ピットの製作会社プランBが組んで制作したNetflixオリジナルグローバルアドベンチャー映画『オクジャ』。この度、本作の配信日が6月28日(水)に決定し、これに先駆け予告映像が到着した。『グエムル 漢江の怪物』『スノーピアサー』のジュノ監督が手掛ける最新作は、多国籍企業に追われる“オクジャ”という謎の巨大生物を、一人の少女ミジャ(アン・ソヒョン)が危険を冒しながらも守り抜く姿を描いた心揺さぶる壮大な物語。主演には、『スノーピアサー』に続きジュノ監督と組むティルダ・スウィントン。また、ミジャ役には韓国ドラマ「愛の贈り物」や『ハウスメイド』で注目を浴びた天才子役アン・ソヒョン、そのほか『ブローバック・マウンテン』『エベレスト3D』のジェイク・ギレンホール、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『プリズナーズ』のポール・ダノなど、ハリウッド屈指の演技派豪華キャスト陣が集結している。公開された予告編では、冒頭にティルダ演じるナンシー・ミランドが自然と科学を融合させたことを語り、記者会見に臨む姿が。彼女がなんらかの形で謎の巨大生物“オクジャ”の誕生に関わっているのか…。さらに、山奥でミジャの前に現れた“オクジャ”の姿が一部が映し出されており、ますます先が気になる内容になっている。Netflixオリジナル映画『オクジャ』は6月28日(水)よりNetflixにて全世界同時配信開始。(cinemacafe.net)
2017年03月03日‘13年の日本ソロデビュー以来、毎年この時期にミニアルバムを発表してきたジュノさん。今年も自身が全面作曲・プロデュースしたミニアルバムが完成。ドント・ストップ・ミー・ナウ(俺を止めるな!)を略したタイトル『DSMN』からも想像できる通り、ハイテンションになれるイケイケな一枚に仕上がった。「前作は、夏の爽やかさを目で見える形で表したくてMVをハワイで撮ったりしたのですが、今回は耳から夏を感じられるよう、開放感や疾走感を味わえるようなサウンドを意識しました。ドライブや運動中のBGMにオススメです」今回のミニアルバムの製作期間が2PMのライブやドラマ撮影と重なり、精神的、物理的に追い詰められたこともあったとか。「なんで体が10個ないんだろう、なんで天才じゃないんだろうと思ったことも。でも、崖っぷちに立たされたからこそ生まれる音楽、“降りてくる”メロディって本当にあるんですよね。今回は、特にそんな直感に助けられました」最も疾走感を感じられる曲が、1トラック目に収録されている「HYPER feat. Jun.K」。同じ2PMの仲間でヒップホップを得意とするJun.Kがラップを担当した。意外にも、二人のコラボは、これが初めて。「この曲は、作り始めるときからテンションの高い曲にしたいと思っていたんです。ここまでの“ハイパー”な曲を消化できるのはJun.Kさんしかいないなって。頼んでみたら『いいよ』と即答してくれました。レコーディングでも、僕がイメージする以上に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれ、Jun.Kさんのおかげで、最高の一曲になりました」続く「DSMN」も、自然と体が動き踊りだしてしまうようなビートの利いたダンスナンバー。「NO LIFE NO MUSIC」というフレーズは、今のジュノの姿そのものだとか。「音楽がないと生きられないというより、音楽と演技に関すること以外、何もしてないと言ったほうが正しいかも(笑)。こんなこと言ったら聖職者みたいですけど。部屋のインテリアを考えたり、一人暮らしを満喫しているだけ。唯一の趣味といえば、愛猫の写真を撮ること!猫たちにはいつも癒されています(笑)」アルバムの中には、ジュノ特有の甘い歌声を楽しめる「YES」のような恋愛ソングも。導入部で、日本語で愛をささやく声には、胸がキュンキュンしてしまうこと必至。「タキシードを着るようなフォーマルなパーティで、彼女にこの曲を歌ってプロポーズするという情景をイメージして作りました。導入部のセリフは、もともと寝起きのような声で言おうと思っていたのですが、どうしても難しくて。今作のレコーディングで一番苦労しましたね」ちなみに、実際のプロポーズはどんなふうにしたい?「シンプルに、“一緒に暮らそう”って言いますね。歌わないですよ、絶対(笑)」◇ジュノ‘90年1月25日生まれ。2PMのメンバー。‘13年から、毎年日本でソロアルバム発売&ソロライブを開催。今作をひっさげた5都市12公演のソロツアー「HYPER」が開催中。◇『DSMN』【通常盤CD】¥2,000(税込み)5曲入り。通常盤にMUSIC VIDEOやmaking movie等を収録したDVDがついた【初回生産限定盤A】、ボーナストラック3曲入りの【初回生産限定盤B】も。(エピックレコードジャパン)※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀文・北條尚子
2016年07月15日ブラッド・ピットが代表を務める「プラン B」と、名作『殺人の追憶』やクリス・エヴァンス主演『スノーピアサー』などで知られる韓国の鬼才ポン・ジュノがタッグを組む「Netflix」オリジナル長編映画『オクジャ(Okja)』。このほど、韓国の首都ソウルにてクランクインしたことが発表された。『それでも夜は明ける』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』など、プロデューサーとして関わった作品がいずれも高い評価を得ているブラッド・ピット率いる「プラン B」。世界最大級のオンラインストリーミングサービス「Netflix」と共同製作とするブラッド自身の主演作『ウォー・マシーン』(原題:War Machine)も控えているが、本作『オクジャ』では、アジアを代表する鬼才にしてヒットメーカーである『殺人の追憶』『グエムル 漢江の怪物』のポン・ジュノが監督を務める。脚本は、ポン・ジュノと『FRANK -フランク-』のジョン・ロンソン。ミジャという1人の少女が、危険を冒しながらも、巨大な多国籍企業に追われる親友 “オクジャ”という“動物”を守る姿を描き出すグローバルアドベンチャー映画。「この作品でお見せしたいのは、人と動物のふれあいの中にある美しさ、そして怖さです」と、ポン・ジュノはコメントを寄せている。主演には、『ヘイル、シーザー!』『スノーピアサー』のティルダ・スウィントン、『サウスポー』『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホール、さらに『グランドフィナーレ』『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』のポール・ダノと豪華なキャストが集結。少女ミジャを韓国の子役アン・ソヒョンが演じるほか、海外ドラマ「The 100 / ハンドレッド」ジャスパー役で知られるイケメン俳優デヴォン・ボスティック、『白雪姫と鏡の女王』のリリー・コリンズ、『グエムル 漢江の怪物』のピョン・ヒボン、『アンナ・カレーニナ』のシャーリー・ヘンダーソン、『母なる証明』のユン・ジェムン、「屋根部屋のプリンス」のチェ・ウシク、「ウォーキング・デッド」のグレン・リーことスティーヴン・ユァンといった、世界中の著名俳優が多数出演。撮影は韓国、カナダ、アメリカにおいて、英語と韓国語の2ヵ国語で行われる予定。まさにグローバルアベンチャーと呼ぶにふさわしい大作に、引き続き注目していて。『オクジャ』は2017年、Netflixにて世界配信予定(アメリカでは期間限定で劇場公開)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月01日映画初主演を務める「2PM」のジュノをはじめ、「相続者たち」のキム・ウビン、「未生~ミセン~」のカン・ハヌルという最旬若手俳優たちが、恋する男子3人組を演じる笑いと涙の青春グラフィティー『二十歳』。11月28日より全国にて公開中の本作から、大ヒットを記念して撮影舞台裏の貴重なメイキング映像が解禁された。ドンウ(ジュノ・2PM)は、絵を描くことだけが取り得の純情高校生。同じクラスの女子ソミン(チョン・ソミン)に淡い恋心を抱いていたが、ある日、女たらしのチホ(キム・ウビン)がソミンの胸を触ったことから大ゲンカに発展。そこへ優等生のギョンジェ(カン・ハヌル)が止めに入り、ひょんなことから3人は“無二の親友”になる。ドンウの父が事業に失敗しても、チホが女に殴られても…様々な出来事を経て絆を深めた彼らは高校を卒業。トントン拍子に二十歳を迎え、ふと分岐点に立たされていることに気付くのだった。未成年から大人の男へ――。人生を半分に分けたら、その中間点はいまってこと?そんな中始まった新生活。名門大学に進学したギョンジェには、美しい先輩チンジュ(ミン・ヒョリン)との恋のチャンスが到来。浪人生のドンウは、漫画家を目指してバイトを掛け持ちする日々。親のスネをかじり続けるチホは、駆け出しの新人女優ウネ(チョン・ジュヨン)に出会う…。恋と人生に淡い希望を抱きながらも、理想と現実のギャップに悶々とするお年頃、二十歳。果たして、ドンウ、チホ、ギョンジェは自分の進むべき道を見つけることができるのか!?今回公開となったのは、ジュノ(2PM)、キム・ウビン、カン・ハヌルが集まる2つのシーンのメイキング映像。キム・ウビン演じるイケメン自由人チホから恋愛のレクチャーを受けるシーンでは、読み合わせ中セリフの面白さに3人とも笑いを我慢しきれず爆笑!また、ジュノ演じるドンウの誕生日を仲間内で祝うシーンでは、ケーキにジュノの顔をつっこむ動作をイ・ビョンホン監督が演技指導し、キム・ウビンに首をつかまれたジュノが切なく「拷問だよ」と嘆く場面も。笑いの絶えない現場に、キャストの仲の良さが垣間見れる超貴重映像だ。『サニー 永遠の仲間たち』のイ・ビョンホン監督が、“二十歳”ならではの友情と恋をコミカルかつユーモアたっぷりに描き出す本作の魅力を、メイキング映像からも感じてみて。『二十歳』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年12月04日映画初主演を務める「2PM」のジュノをはじめ、「相続者たち」のキム・ウビン、「未生~ミセン~」のカン・ハヌルという最旬若手俳優たちが、恋する男子3人組を演じる笑いと涙の青春グラフィティー『二十歳』。本作の公開を記念して特別編集で製作されたスペシャルPVの第2弾「二十歳の青春編」が解禁された。韓国にて興行ランキング1位を獲得し、観客動員数300万人突破を記録した本作。主人公の漫画家志望のモテキ到来の浪人生ドンウを演じるのは、『監視者たち』で映画デビューを飾り、アーティスト・俳優として目覚しい活躍をみせる「2PM」ジュノ。共演には、女たらしのフリーターのチホ役に『技術者たち』が本作と同時公開されたキム・ウビン、平凡な大学生ギョンジェ役に「未生~ミセン~」で大ブレイクを果たしたカン・ハヌルを迎え、『サニー 永遠の仲間たち』のイ・ビョンホン監督が、“二十歳”ならではの友情と恋をコミカルかつユーモアたっぷりに描き出す。本日解禁となったスペシャルPV「二十歳の青春編」では、二十歳の若者ならではの男のロマンシーンと、将来への葛藤シーンが満載!比類なきイケメン自由人チホから恋愛の手ほどきを受けて盛り上がるドンウとギョンジェ。一方、将来の夢を諦めたドンウに、チホが喝を入れるシーンも。劇中、サラリーマンを演じるためにジュノが髪を七三分けした姿はファン必見だ。プライベートでも仲良しという大人気のイケメン俳優3人の息の合った演技を、こちらから堪能してみて。『二十歳』はシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年11月26日「2PM」のジュノが映画初主演を務め、「相続者たち」のキム・ウビン、「未生~ミセン~」のカン・ハヌルという最旬の若手俳優たちが、恋する男子3人組を演じる笑いと涙の青春グラフィティー『二十歳』。このほど、11月28日(土)に迫った日本公開を前に、本編の名ラブシーンで綴られたジュノとイ・ユビが歌うOST「Cupid’s Arrow」のスペシャルPV<二十歳のLOVE編>が、いち早くシネマカフェに到着した。韓国にて興行ランキング1位を獲得、観客動員数300万人突破を記録した本作。主人公の漫画家志望のモテキ到来の浪人生ドンウを演じるのは、『監視者たち』で映画デビューを飾り、アーティスト・俳優として目覚しい活躍を遂げ進化し続ける「2PM」のジュノ。さらに、女たらしのフリーターのチホ役に『技術者たち』の日本公開も控えるキム・ウビン、平凡な大学生ギョンジェ役に「未生~ミセン~」で大ブレイクを果たしたカン・ハヌル。それぞれに悩みや煩悩を抱えながらも、“絶対的信頼”で結ばれた男子3人組の“二十歳”ならではの友情と恋を、『サニー 永遠の仲間たち』のイ・ビョンホン監督がコミカルかつユーモアたっぷりに描き出す。今回解禁となった本作の公開記念スペシャルPVは、ジュノやキム・ウビンらが熱演した二十歳の青年たちの身の回りに起こる、切なくて、甘酸っぱい等身大の胸キュンシーンの総集編!ギョンジェの妹ソヒ(イ・ユビ)にバックハグされながら告白されるジュノのドキドキのシーンや、新人女優ウネ(チョン・ジュヨン)と現在の彼女ソミン(チョン・ソミン)との間で揺れ動くキム・ウビンのキスシーンなど、貴重な映像となっている。大人の男にはまだまだなり切れない、失敗ばかりの若さ全開な20歳の若者たちのキュートな恋を、まずはこちらから覗いてみて。『二十歳』は11月28日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月19日人気グループ2PMのジュノさんの、映画初主演作品『二十歳』が、28日から全国で公開されます。その撮影の裏側をジュノさんに教えていただきました。『二十歳』は、大人になった気でいるけれどひよっこで、それなりに悩みもあるけど絶望するほど深刻でもなくて、くだらないことが大好きで、友達と集まれば全力でバカしちゃう。そんな20歳の男子3人組の青春を描いた韓国映画。タッグを組むのは、モデル出身のキム・ウビン、ドラマ『ミセン~未生~』でブレイクしたカン・ハヌルという、最も旬な俳優コンビ。「同い年だからか、すぐに意気投合して。現場ではいつも3人でつるんでいましたね。そんなリラックスした雰囲気だったからか、ウビンとハヌルは、撮影中ばんばんアドリブを入れてくるんです。それを上手く受けとめるのが僕の役目でした」とはいうものの、ジュノさんが“遊んだ”シーンもあるようで……。「映画の撮影が、2PMの『ミッチンゴアニヤ(日本語タイトル『ミダレテミナ』)』の活動期間とかぶっていたんです。それでウネ(チョン・ジュヨン)を車で轢いてしまうシーンで、ウネに向かって『ミッチンゴアニヤ!?(気でも狂ったのか!?)』と言ってみました。本編にも採用されていますよ」監督・脚本を担当するのは、“言葉の魔術師”の異名を持つイ・ビョンホン。それだけに、くすっと笑えるセリフがちりばめられていたり、物事の本質をつく鋭いセリフがさらりと入っていたり。「例えば、『僕は朝に寝る朝型人間だ』というウビンのセリフ。合ってるようで間違ってて、でもおかしくない気もして、斬新だなと。『泣くな、どうせ明日も悲しい』というセリフもシュールで好きです」人のラブシーンを“見学”するためにクローゼットに忍び込んだり、一人エッチを妹に見られて焦ったりと、お年頃ならではのシーンも満載。「これはあくまでデフォルメされた姿。この映画を観て、20歳男子を誤解しないでください(笑)」とにかく観客を笑わせる。それだけに集中して撮った、というジュノさん。おバカだけど(だからこそ?)愛しい、呆れるけど憎めない、そんな20歳青年の青春にご期待あれ。◇ジュノ(2PM)1990年1月25日生まれ。’08年、2PMの一員としてデビュー。’10年、日本進出。’13年から毎年ソロアルバムも発売。近年、俳優としての評価も高く、映画『監視者たち』『メモリーズ 追憶の剣』などに出演。◇韓国で観客数300万人を動員し、先日行われた釜山映画祭にも出品された大ヒット作。ホットな俳優トリオが体当たりで見せるハジけた青春に注目!11月28日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー。配給:NBCユニバーサルエンターテイメント(C)2015 NEXT ENTERTAINMENT WORLD. All Rights Reserved.※『anan』2015 年11月25日号より。写真・佐山順丸ヘア&メイク・Yang Yang Salonインタビュー、文・酒井美絵子衣装協力・Style ORO
2015年11月18日韓国のアイドルグループ「2PM」のジュノが初の主演映画『二十歳』を携え来日。9月23日(祝・水)に開催されたジャパン・プレミアに出席すると共に、その後の報道陣向けの記者会見に臨んだ。ジュノ演じる漫画家を目指す浪人生を中心に、同い年の3人の若者たちの青春模様を鮮やかに描き出す。自身が演じたドンウについてジュノは「夢があったけど現実にぶつかり、諦めてしまうという役どころですが、誰しも夢があり、現実とのはざまで葛藤することはあると思いますし、ドンウの悩みや心の内を僕自身も理解できました。役作りでは実際にいろんな人に話を聞いたりもしました。いま、韓国では大学進学のためには大金が必要とされますが、そのためにバイトをしている人の話などに耳を傾け、また自分自身の練習生時代のことを思い出しながら、役を演じていました」と振り返る。ドンウにはチホ、ギョンジェというかけがえのない親友がいるが、ジュノにとっての親友の存在とは?という問いに「自分を守ってくれる囲いのようなものであり、信じること、頼ることができる存在」と語り、2PMのメンバーの存在にも言及。「僕にとって2PMのメンバーは家族であり親友でもあり、彼らと一緒にいると、そこにいる自分が最も素の状態、ありのままでいられるのを感じます」と続けた。二十歳といえば大人と子供の境目と言えるが、ジュノ自身は「まだ一度も自分が大人になったと感じたことがない。まだこどもだなと思います(苦笑)」とも。「まだまだ学ぶこと、やらなくてはいけないことがあり、やり遂げたい夢もあります。それをひとつひとつ叶えていく中で成長し、大人になれるのかなと思ってます」と語った。映画の中では年下の女性にドンウは言い寄られるが、年下の女性からのアプローチについて問われるとジュノは「何と答えていいのか…恥ずかしいですね」とはにかみつつ「答え方が難しいのですが、どんな状況でもOKです(笑)」とうなずく。さらに映画の中のシーンを挙げ「突然、バックハグされたら驚くと同時にすごく嬉しいでしょうね」と笑顔を見せた。さらに「ドキッとっする女性のしぐさやアプローチは?」と報道陣が畳みかけると困ったような笑みを浮かべつつ、たっぷりと長考。「うーん、状況によりますが、ただ目が合うだけでもドキッとすると思います。じっと見つめられるのではなく、なんとなく視線が合っているような、いないような…という感じで、すれ違いざまにスッと目線が合うと…」と生々しく語り、会場をわかせた。『二十歳』は11月28日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月24日ジュノ(2PM)初主演映画『二十歳』の日本公開に先がけて、ジャパンプレミアム上映会が9月23日(水・祝)に都内で開催される。“俳優”としては初の来日イベントとなり、上映のほかトークショーが行われるほか、来場者には、本作のメイキングDVDとクリファイル(5種)のレアグッズが付いてくる。その他の画像映画『二十歳』は、それぞれが悩みを抱えながらも“絶対的信頼”で結ばれた男子3人組の失敗だらけの日々をコミカルに描いた青春映画。共演は、『相続者たち』『チング 永遠の絆』のキム・ウビンと、新作ドラマ『ミセン(原題)』で大ブレイクしたカン・ハヌル。監督は、『サニー 永遠の仲間たち』の脚色を手がけたイ・ビョンホン。韓国では、公開後わずか29日目にして300万人を動員するヒットを記録した。ジャパンプレミアム上映会のチケットは、ぴあ先行受付が13日(木)から16日(日)まで。ぴあプリ先行受付が、20日(木)から。一般発売は、22日(土)AM10:00より開始される。『二十歳』ジャパンプレミアム上映会9月23日(水・祝)2回公演会場:東京国際フォーラム(ホールA)1部 12:00開場/13:00開演2部 16:30開場/17:30開演登壇者(予定):ジュノ(2PM)内容:映画『二十歳』上映+トークショー料金:6000円(税込) 全席指定【2PM Official Fan Club Hottest Japan先行受付】8月1日(土)12:00~8月9日(日)23:59【2PM Official Fan Club Hottest Japan Mobile先行受付】8月5日(水)12:00~8月9日(日)23:59【ぴあ先行】8月13日(木)~8月16日(日)【ぴあプリ先行】8月20日(木)よりチケット一般発売:8月22日(土)10:00AMより
2015年08月03日アジアNo.1野獣アイドル「2PM」のジュノが映画初主演を務める『二十歳』。先日、ファン待望の日本公開日が11月28日(土)に決定。さらに、公開に先駆けてジャパン・プレミア上映会の開催が発表され、“俳優として”初めてジュノが来日し本イベントに登壇することが分かった。ジュノは、チョン・ウソン主演の大ヒット映画『監視者たち』でスクリーンデビュー。本作では漫画家志望の浪人生ドンウを好演した。共演者には、女たらしのフリーター・チホ役に「相続者たち」『チング 永遠の絆』のキム・ウビン、平凡な大学生ギョンジェ役を新作ドラマ「ミセン」(原題)で大ブレイクを果たしたカン・ハヌルと、いま最も有望株の若手俳優たちが集結。それぞれに悩みや煩悩を抱えながらも“絶対的信頼”で結ばれた男子3人組を演じる。アーティスト活動だけでなく、今後俳優業でも活躍が期待されるジュノだが、この度、“俳優として”初来日し、本作のジャパンプレミアム上映会に登壇することが決定。本イベントでは、本作の上映に加え、ジュノによるトークショーを予定。さらに、来場者には特典として『二十歳』ジャパンプレミアムメイキングDVDやA4クリファイル(5種)などのレアグッズが付いてくるという豪華仕様。俳優・ジュノの魅力をリアルに体験できる貴重な機会となるようだ。韓国映画史上最短期間で観客100万人を突破し、初週公開の興行ランキングでは『セッション』『キングスマン』などハリウッド大作を抑え堂々の1位に輝き、観客動員数300万人を記録した本作。日本でも話題作となること必至の本作を、ぜひ俳優・ジュノの魅力とともに堪能してほしい。『二十歳』ジャパンプレミアム上映会は9月23日(水・祝)、東京国際フォーラム ホールAにて開催。『二十歳』は11月28日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月31日アジアNo.1野獣アイドル「2PM」のメンバーにして、『監視者たち』で華々しいスクリーンデビューを飾ったジュノが映画初主演を果たす、『二十歳』の日本公開が11月28日(土)に決定。ともに主演を務めた『チング 永遠の絆』のキム・ウビン、韓国で大ブレイク中のカン・ハヌルとともに、邦題と日本版ビジュアルを紹介する特別映像が到着した。いま最も有望株の若手俳優たちが、それぞれに悩みや煩悩を抱えながら “絶対的信頼”で結ばれた男子3人組の友情と恋を、コミカルかつユーモアたっぷりに描き出す本作。チョン・ウソン主演の『監視者たち』で映画デビューを飾ったジュノ(2PM)が、漫画家志望の浪人生ドンウに、「相続者たち」『チング 永遠の絆』で注目を集めたキム・ウビンが、女たらしのフリーター・チホ役に、新作ドラマ「ミセン」(原題)で大ブレイクを果たしたカン・ハヌルが、平凡な大学生ギョンジェ役を好演する。キム・ウビンが「友達のように過ごし、本物の友達になった」と語るほど、息の合った掛け合いを見せた本作は、韓国で公開されるや、『友へ チング』『建築学概論』を超え、韓国映画史上、最短で観客100万人を突破。初週の興行ランキングでは『セッション』『キングスマン』など、並み居る洋画大作を抑えて1位に輝き、公開後わずか29日目にして300万人を突破する快挙を成し遂げた。監督は、大ヒット作『サニー 永遠の仲間たち』『タチャ-神の手-』などの脚色を手がけてきたイ・ビョンホン。また、キム・ウビン演じるチホと何度も別れを繰り返す彼女役に「イタズラなKiss~PlayfulKiss」のチョン・ソミン。ジュノ演じるドンウに猛アプローチを仕掛けてくる女子高生に、「九家(クガ)の書~千年に一度の恋~」のイ・ユビ。カン・ハヌル演じるギョンジェを翻弄する魔性の女子大生には、『サニー 永遠の仲間たち』の美少女ミン・ヒョリンがキャスティング。さらに、「オーロラ姫」のチョン・ジュヨンや、チャン・ヒョク主演の時代劇「輝いたり狂ったり」でブレイク中の新人イケメン俳優ナ・ジョンチャンがドンウの弟役で出演するなど、注目の若手俳優たちが一挙集結。今回到着したのは、日本での公開決定を記念して、邦題と日本版ポスターをジュノ&キム・ウビン&カン・ハヌルキャストの3名が発表する動画。「みなさんに素敵なお知らせをお伝えします」とキム・ウビン。「僕たちが出演している映画『二十歳』が、今年の秋、日本で公開が決定しました!」とカン・ハヌルが日本上陸を発表。続いて、ジュノが邦題を発表し、3人で盛り上がり、「キービジュアルの出来はどう?」と劇中さながらの息の合った仲良しぶりを披露している。『二十歳』は11月28日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月28日韓国で観客動員500万人以上を記録する大ヒットとなった、映画初出演の「2PM」ジュノ、チョン・ウソン、ソル・ギョングら豪華キャストが競演する映画『監視者たち』。いよいよ今週末 9月6日(土)より劇場公開となる本作から、緊迫感たっぷりの本編映像の一部をシネマカフェが独占入手した。ずば抜けた記憶力と鋭い洞察力、そして驚異的な集中力を備えた新人刑事ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)は、韓国警察特殊犯罪課(SCU)内の凶悪犯の行動監視を専門とする班に配属される。直属の上司となるベテラン班長ファン・サンジュン(ソル・ギョング)たち監視班は、武装犯罪グループの冷酷なリーダー、ジェームズ(チョン・ウソン)をマーク。だが、ジェームズは抜群の頭脳と高度な戦略で、毎回、彼らの監視網をくぐり抜けていた――。映画『私の頭の中の消しゴム』で大ブレイクしたチョン・ウソンが、危険な犯罪グループのリーダー、ジュームズとして悪役に初挑戦し、『シルミド/SILMIDO』のソル・ギョング、ドラマ「トンイ」のハン・ヒョジュ、本作が映画初出演となる人気 K-POP グループ「2PM」のジュノと、才能豊かな豪華キャストが集結した本作。今回届いた本編映像の一部は、頭脳プレーで監視の目をすり抜けるチョン・ウソン演じるジェームズと、ジュノが演じる監視班のエース、“リス”が登場する緊迫のワンシーン。おのれの目と記憶だけを頼りに標的を追う監視班と対立する、犯罪グループのリーダーを演じたチョン・ウソンは、「ジェームズというキャラクターに魅了されました。映画の前半のトーンや流れは、彼によってコントロールされていると言っていい。だから、この役を演じる俳優によって、映画の雰囲気がガラッと変わると思ったんです」とコメント。全身全霊を注ぎ込んだ本作で、計算し尽くされた、冷酷さを見せつけている。一方、ジュノは、持ち前の真面目さと愛嬌あふれるキャラクターを生かした監視班の、通称“リス”を好演。機敏かつ迅速な行動力と判断力を持った人物として、失敗の許されない現場でその能力をいかんなく発揮。映画初出演とは思えないその演技力には、共演した実力派俳優ソル・ギョング、ハン・ ヒョジュも太鼓判を押しており、今後俳優としての活躍にも期待が高まっている。また、本作の公開を記念して、彼ら2人が実際に着用した衣装が期間限定で劇場で展示されることも決定。2人が惚れ込んだキャラクターと“監視”をめぐるかつてないストーリーを、あなたも目撃してみて。『監視者たち』は9月6日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:監視者たち 2014年9月6日よりよりシネマート新宿ほか全国にて公開(C) 2013 OPUS PICTURES & ZIP CINEMA, All Rights Reserved
2014年09月04日日本でも高い人気を誇るK-POPグループ「2PM」のジュノが映画初出演を果たし、『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンが自身初の悪役に挑む韓国映画『監視者たち』。このほど、本国では『ワールド・ウォー Z』を抑えて1位を獲得するなど、500万人動員の大ヒットとなった本作から、待望の日本版予告編が解禁となった。ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)はずば抜けた記憶力と鋭い洞察力、そして驚異的な集中力を備えた新人刑事。そんな彼女が配属されたのは、韓国警察特殊犯罪課(SCU)内でも凶悪犯の“行動監視”を専門とする部署。上司のファン班長(ソル・ギョング)は荒っぽく無茶な要求も多いが、人情味にあふれ、動物的な感覚の持ち主として知られていた。サンジュンとユンジュ、そして監視班のエース、リス(ジュノ)は、武装犯罪グループの冷酷なリーダー、ジェームズ(チョン・ウソン)の追跡捜査を通して、徐々に絆を深めていく。しかし、ジェームズは抜群の頭脳と高度な戦略で、彼らの監視網を毎回くぐり抜け、次々と完全犯罪を成し遂げてしまう…。これまで韓国映画では描かれたことのなかった、自らは身を隠しながら犯罪集団を追い詰める“監視のプロ”を主人公に、緊迫感あふれる追跡劇を描いた本作。監視班と対立する頭脳明晰な武装犯罪グループのリーダーを、約4年ぶりの映画復帰作でキャリア初めての悪役に挑んだ『私の頭の中の消しゴム』のチョン・ウソンが演じている。対する、監視班のベテラン班長には『シルミド/SILMIDO』のソル・ギョング、抜群の才能を持つ新人刑事には『王になった男』やドラマ「トンイ」で知られる実力派女優ハン・ヒョジュ、そして、本格的な演技は本作が初めてとなる「2PM」のジュノと、豪華俳優たちが勢揃いした。予告編には、監視班の3原則<1つ:任務は監視するのみ、2つ:任務外は介入せず、3つ:気づかれたら任務から外れる>が掲げられながら、姿なき完全犯罪組織を頭脳と技術を駆使して追跡する、息もつかせぬシーンが連続。チョン・ウソンが冷酷なリーダーをカリスマ性たっぷりに演じるなど、キャスト同士の演技合戦も見ものとなっている。まずはこちらの映像から、緊迫感あふれる“監視者”たちを覗いてみて。『監視者たち』は9月6日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年06月12日人間の奥底の心理を突くような鋭い描写と巧みな演出力で、世界中で称賛を集める韓国の鬼才、ポン・ジュノ。待望の長編4作目『母なる証明』で彼は、子を想う“母”の情念、そして時に怖ろしいほどの“愛”を描き上げた。本作で、その母を突き動かす息子役として彼が抜擢したのが、実に5年ぶりの俳優復帰となるウォンビンだった。なぜ、監督は彼を選んだのか?そして、ウォンビンはなぜこの作品を復帰作に選んだのか――?先日行われた来日会見でも、“母”を題材にした理由を「(韓国の母と称される)キム・ヘジャさんと一緒に仕事したかった」と語っていた監督だが、もう一方で「前作からの反動もあった」と話す。「『殺人の追憶』や『グエムル−漢江の怪物−』では、母親は登場しません。『グエムル〜』はソン・ガンホさんとピョン・ヒボンさんという2人の父親を中心とした物語だったので、意図的に母親を排除したところがあったんですね。また、『殺人の追憶』も失敗してしまった男の物語。どちらも女性の姿をきちんと描いてなかったのですが、後回しにしていたことが一気に爆発して、やるしかないぞという気持ちになって。今回こそは、女性や母親をしっかりと描きたいと思ったんです」。では、監督の頭に描かれる母親像とは?その思惑は、いきなり冒頭から、殺伐とした野原で母親が虚ろな表情で踊るシーンにも表れており、観る者の心をとらえて離さない。「映画のオープニングというのは、監督と観客の間で交わされる“約束”。今回の場合は突然、母親が出てきていきなり踊り出しますよね。キム・ヘジャさんの表情にも狂気がにじみ出てて。この映画がこの女性のように、常軌を逸していくかもしれないということを、観客に宣戦布告してみたかったんです」。本作に登場する母親(キム・ヘジャ)は、言ってみればどこにでもいる母親。だが愛息が殺人事件の犯人として捕われたとき、その無実を証明するため、母親の底知れぬ強靭さと行動力が発揮される。この母親を動かす揺るぎない力、これこそがウォンビンの起用理由となった。「今回の映画は『母親がどこまで息子のために暴走できるか?』ということが核だったので、ではどういう息子だったら母親はあそこまでのめり込めるのか、逆に考えてみたんです。どんな息子だったら、1分1秒たりとも目を離せないだろうと。そう考えたら、息子はおそらく純粋で、どこか不安要素がある存在だと思ったんです。それを演じられるのは、ウォンビンさんしかいないと思いました。実は、TVや映画で見る姿ではなくありのままの姿のウォンビンさんに会う機会があったのですが、そのときに受けた印象というのが、田舎で生まれ育った、すごく自然な姿で、農村で育った経緯というのが伝わってきたんです。演技にもきっとそれが役に立つだろうと思い、100%ウォンビンさんだと確信しました。あとはシナリオを読んでいただいてOKが出るのをずっと待っていました」。こうして、ウォンビンには子供の心を持ったまま成長したような、純粋無垢な青年・トジュンという役が課せられた。ウォンビン自身は、敢えてこのハードルの高い役を選んだ理由を「シナリオを読んでとても大きな魅力を感じたから」と語る。「まず、トジュンという人物自体に魅力を感じました。彼は母親を動かす導火線のような、この映画にはなくてはならない人物ですよね。自分でがやったことのない役だったので、ぜひやらせてもらいたいと思いました。なのでためらうことなく出演を決めました。ポン・ジュノ監督やキム・ヘジャさんの存在というのも大きな決め手になりました」。トジュンという役について「突拍子もないところもあるけど、僕の中では愛おしい、勇気づけてあげたい存在」と語るウォンビンだが、「映画を観た人からは『トジュンにはゾッとする、おぞましい部分がある』という意見もあるんです」と自身も予期していなかった反応があったことを明かす。そう、彼が劇中で見せる不安定な“目”は時折、相手の暗部を見抜くような、謎めいた怖ろしさを帯びる瞬間があるのだ。監督は、その“目”の持つ力を語る。「今回、意味深長なシーンのときには側面からクローズアップすることが多かったのですが、あるときは顔を背けたりうつむいたり。特に、ウォンビンさんの“側面”にはこだわりました。顔の片側しか見えないということは、もう一方は隠されている状態になりますよね。トジュンには何か、他人が知りえない秘密が隠されているのではないか、というのを示したかったんです」。中でも、トジュンが片目を手で隠し、ふと思い出した幼少期のある記憶を母親に告げるシーンでは鳥肌が立つような、怖ろしさがある。「顔は正面を向いてるけど、手で目を隠すことで側面のような表情になる。やがてその手を離すと傷があるという、そういう映像に惹かれたんです。個人的には、このシーンのウォンビンさんの目がとても好きですし、ウォンビンさんにしか出来なかったと思います。彼の目は、まるで魚の目を見たときのような気持ちにさせるんです。何の表情もないようだけど怖い気持ちになるような。とても素敵な目が撮れたと思います」。これに対して、ウォンビンの解釈はあくまで“純粋さ”という枠から外れない。彼の言葉からは、トジュンへの愛情を感じることができる。「いま監督の話を聞いて、そういう意味だったんだと改めて思ったんですけど、あのシーンで僕は、トジュンはたくさんのことを考えていたわけではないと思うんです。トジュンは何かを計画して話したり、母親に隠してることを打ち明けようとして話すような人物では決してなく、本当に自然に思いついたままに話す人。目の傷については、知りえない何らかの心の傷かもしれないなと感じながら演じていましたが、彼の発する言葉は、ふと心の中から湧き出たものをそのまま口にしたものなんだと思います」。5年のブランクを全く感じさせることない、むしろ表現の幅を広げて完全なる復帰を遂げたウォンビン。そして、彼のいままでに見たことのない表情を見事にカメラに収めたポン・ジュノ監督。2人の類まれなる才能の化学反応をぜひ、その“目”で確かめてほしい。■関連作品:母なる証明 2009年10月31日よりシネマライズ、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほか全国にて公開©2009 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:兵役から復帰のウォンビンに500人の黄色い声援!鶏と漢方で胃もたれに?韓国四天王・ウォンビン「自分の母も全てを投げ出すと思う」と故郷の母に思い馳せる韓国の鬼才ד母”×四天王が見事に融和最後まで目が離せない『母なる証明』最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント【カンヌ現地レポ 04】スクリーン復帰のウォンビン、拍手喝采に涙!
2009年11月05日