3月末で各局の長寿番組が地上波から姿を消す。『噂の!東京マガジン』(TBS系)が32年(BS-TBSへ移行)、『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)は24年、『とくダネ!』(フジテレビ系)21年、『火曜サプライズ』(日本テレビ系)11年、『爆報!THEフライデー』(TBS系)10年……どれも、一時は高視聴率番組として知られた番組だ。「コロナ禍により、あらゆる企業の広告出稿が激減していることで、テレビ局は制作費を切り詰める必要性が生じています。番組MCのギャラは“費用対効果”が求められています。各局が“視聴率が見込めて、ギャラが手ごろなMC”の争奪戦を繰り広げています」そう語るのは、数多くの民放の情報番組&バラエティ番組を手がけるディレクターだ。本誌は、複数のテレビ局関係者から、現在テレビ局でMCを務める人気タレント30組の最新ギャラリストを入手した。いま、最もテレビ局からの支持が高いのがSランク。その筆頭が週4本のレギュラー番組を持つ明石家さんま(65)だ。「MC界の最高額ギャラは150万円(ゴールデン帯1時間、以下の数字同)のさんまさんです。高視聴率をキープするだけでなく、現場スタッフへの気配りも手厚い。プロデューサーでもADでも皆平等にチームの一員として扱ってくれています。高額ギャラでもオファーが絶えないのは当然だと思います」(テレビ局関係者・A氏)さんまと同じSランク入りしたのは千鳥だ。ギャラはさんまの約半分の80万円だが……。「他局と同様の企画をやらざるをえないときでも、旬の千鳥さんだと面白くなる。今後は“令和のダウンタウン”のような立ち位置になっていくでしょう。視聴率やSNSでの反響を見る限り安いぐらいです」(テレビ局関係者・B氏)■Aランクの若林はMC王に大化けするかもテレビ局が安心して番組を託すのがAランク評価のタレント。120万円と、さんまに次ぐ高額ギャラなのがタモリ(75)だ。「実はキャスティングの際、“タモリさんの番組だから出演したい”という大物の方が相当数いらっしゃるんです」(A氏)ダウンタウンの松本人志(57)、浜田雅功(57)はそれぞれ100万円の出演料だ。「お2人とも、1本のギャラは制作費の減少により、数年前に比べて下がってはいるものの、20年以上ずっと3桁のギャラをキープしています」(テレビ局関係者・C氏)レギュラー番組10本を持つ売れっ子・有吉弘行(46)も100万円。「有吉さんの冠番組は安定して視聴率がとれます。台本に沿って忠実に番組進行する、司会者としては大変真面目な方です」(C氏)4月からゴールデン帯のレギュラーをNHK&民放キー局の全局で制覇するサンドウィッチマンは80万円。「好感度芸人の代名詞。ゆるい企画から硬派な番組まで任せられるので信頼度は絶大です」(B氏)サンドと同じ80万円にはくりぃ~むしちゅーの2人(上田晋也・59、有田哲平・50)、内村光良(56)、今田耕司(54)、後藤輝基(46)が。「なかでも4年連続で『紅白』の総合司会を務めた内村さんは100万円台目前との声も。出演者をリラックスさせながら進行するスタイルは時流にも合っています」(A氏)■爆笑問題は勝負の1年にギャラは80万円以下で、Aランク評価のMCには若林正恭(42)、博多華丸・大吉、設楽統(47)、山里亮太(43)らが。「最もいま、テレビ局の制作サイドに好まれているのが彼らと言ってよいでしょう。実際、昨年の『タレント出演本数ランキング』の1位は博多大吉さん、2位は設楽さん、4位は若林さんでした。特に若林さんは最近、特番の司会者としてのオファーが多いです。おためし期間を経て“MC王に”大化けする可能性も」(B氏)「山里さんは蒼井優さんとの結婚以降、女性視聴者の好感度が上がりました。深夜帯のMCから飛躍するかもしれません」(A氏)コスパが“合格ライン”に達するのがBランク。筆頭は2年連続好きな司会者調査1位に輝いたマツコ・デラックス(48)だ。「視聴者評価は高くてもギャラは100万円と高額で、スタッフに対しても好き嫌いがはっきりしているため、現場スタッフはピリピリしているムードがあります」(C氏)中居正広(48)もマツコと同じ出演料のBランク。「芸人さんが大多数のMC枠で唯一のアイドル出身。現場スタッフからも評判はいいのですが、独立後もギャラ変動がほとんどなかったのが若干のマイナス要因」(C氏)『爆報!THEフライデー』が終わる爆笑問題もBランク90万円。「最近は“太田さんがだいぶ丸くなってしまった”という話を聞きますね。田中さんの体調問題もありますし、この1年が、今後の2人の運命を左右する勝負の年かもしれません」(B氏)大御所の2人、所ジョージ(66)は90万円、笑福亭鶴瓶(69)は80万円で同じくBランク。「年末年始の特番など、予算が珍しく潤沢なときにこのお2人の名前が出ます」(C氏)■東西の大物司会者には危険信号が…Cランクはギャラとのコスパが微妙だと思われているタレント。リストでは、120万円のビートたけし(74)をはじめとして90万円の加藤浩次(51)、60万円の南原清隆(56)、宮根誠司(57)、50万円の恵俊彰(56)が該当する。「たけしさんはいまのテレビ界では“雲の上”の人。年齢的にも新番組のメイン司会は難しいので“ご意見番”的なMC出演となりますが、3桁は正直、高いです」(B氏)「加藤さん、南原さんはMCとしてあまり色がないので、“構成のしっかりした番組”に起用されることが多いです」(C氏)危険信号がともるDランクには70万円の上沼恵美子(65)、坂上忍(53)という個性の強いMCが。「昨夏、25年間MCを務めた『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)がトラブルの末に終了。上沼さんへ新たにオファーする声は聞きません」(A氏)「『バイキング』など、坂上さんをメインに起用しているのはフジテレビだけ。台本を前日になってひっくり返すなど、彼のパワハラ的な報道も聞こえてくるため、他局は及び腰です」(B氏)テレビ局も芸能界も刻一刻と変化している。今後、このリストはどんな動きを見せるのだろうか。「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月18日お笑いコンビ・キャイ~ンが2日、YouTube公式チャンネル『キャイ~ンのティアチャンネル』で、明石家さんまとのエピソードを明かした。「Wikipedia検証! キャイ~ン本人がチェックしてたら思い出話が止まらない!!」と題した今回の動画では、Wikipediaに書かれたコンビのプロフィールや歴史が正しいかどうかチェックしながら、当時を振り返っていく。その中の「明石家さんまのことを『師匠』と呼び慕っている。関根勤主催のライブ『カンコンキンシアター』に出演した際には毎年さんまがダメ出しに来ており、そのダメ出しを2人していつも楽しみにしているようだ」という記載について、「もう何十年? 絶対に来てくれてる」と事実であることを認めた。タモリと一緒に来た年は、客席まで緊張していたという。ダメ出しについて天野ひろゆきは「さんまさんの記憶力って異常で、全員のことを覚えてて。だって『カンコンキン』って、4時間とか5時間あるんですよ。その舞台の、あのときああだったっていうのをほぼ覚えてるの、さんまさんは。そんで一番痛いところ突いてくる」と笑いながら、「『あのときお前気抜いてたな』とかさ、いいところ褒めてくれるのかと思いきや『ここちょっとあれだった』とかね。でも褒めてくれることもあって」と説明。ウド鈴木は「アドバイス受けた次の日、その通りにやると非常にウケてね。ありがたいよね」と感謝を述べた。また、誰が舞台を見に来ているかという情報は、客席を細かくチェックする天野が皆に伝えていたようで、共演しているずん・飯尾和樹からある日「言わないでくれ、緊張するから」と言われたことも明かした。
2021年02月06日嵐の活動休止まで残り1週間と迫った12月25日の昼すぎ、本誌が都内で見かけたのは松本潤(37)だ。目を引いたのは、寒空の下、彼が半袖Tシャツ姿だったから。出てきたビルには松本が通うジムが入っている。ダウンジャケットを抱えたまま、事務所関係者が運転する車に乗り込んでいった。「25日は、午後から嵐のメンバー全員が集まって打ち合わせとリハーサル。夜は『ミュージックステーション』の特番生放送に出演しています。すべて終わったのは23時ごろですね」(芸能関係者)ちなみにこの前日の24日には、フジテレビの『VS嵐』最終回特番の生放送を終えている。ハードスケジュールの合間にジム通いとは恐れ入るが、最後の一瞬までファンに“プロの姿”を見せたいという思いからトレーニングにも余念がなかったのだろう。嵐の“最後の1週間”の姿には感服するばかりだった、とはあるテレビ局関係者。「大晦日のライブの準備をしながら、各局の番組に出演。本当に多忙で大変だったと思います。“ファンに楽しんでほしい”という気持ちがもちろん大きいのでしょうが、関わったテレビ局スタッフたちもメンバーの真心を感じて、感激していました。各テレビ局で、丁寧に思い出と感謝の気持ちを述べてくれていましたから」たとえば前述のフジテレビの『VS嵐』最終回では、「われわれはW杯バレーでデビューしました。フジテレビのみなさん、バレーボール関係者のみなさま、嵐を生む機会をいただきましてありがとうございました」(櫻井翔)ジャニーズJr.時代から出演しているテレビ朝日の『ミュージックステーション』の特番では、「少年たちがこうやって立って歌えている。続けてみるもんだな」(二宮和也)「僕、当時14歳でしたから。今40歳ですよ、タモリさん」(大野智)また、30日に放送されたTBSの『第62回輝く!日本レコード大賞』には事前収録で出演。ターニングポイントを聞かれて、「僕は出てないけど、やっぱり(松本潤主演の同局ドラマ)『花より男子』でしょうね(笑)」(相葉雅紀)さらに、カメラの外での5人の様子を教えてくれたのは日本テレビ関係者。26日には、10年以上続いた、同局の『嵐にしやがれ』の最終回4時間生放送特番があった。「カメラが回っていないところでも5人の笑顔が絶えませんでした。放送終了後には、アクリル板越しにメンバーとスタッフがハイタッチ。なかには涙ぐむスタッフもいましたね。メンバーは拍手で見送られてスタジオを後にしました」嵐が“最後の1週間”の締めくくりとして選んだ番組は、大晦日に生配信ライブから中継で参加した『第71回NHK紅白歌合戦』。ある映像制作関係者は、12月中旬に行われた『紅白』の演出プランの打ち合わせ段階から、嵐の並々ならぬ熱量を感じたという。「松本さん直々に『紅白』の制作スタッフらとのリモートミーティングがしたいという申し出があったと聞いてます。アーティスト本人が参加するのは珍しいことです。嵐は3曲歌いましたが、曲ごとに打ち合わせするスタッフが違いました。あるチームは松本さんと意見の相違があって、1時間近く張りつめた空気のなかで話し合いが持たれたそうです。松本さんは“中途半端にやりたくないし、妥協もしたくない。ストイックに、プロフェッショナルにやり遂げたい”と話していました」「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月05日「わたしのステージみたいになってたんでね……。美川さんに申し訳ないっていう気持ちもある」2017年12月、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の「芸人が今までで一番スベった瞬間、逆に面白い説第2弾」というコーナーでそう語ったのはオードリーの春日俊彰(41)だ。芸人がこれまでいちばん“スベった瞬間”を振り返るこの企画。春日が挙げたのは2009年に出演した「第60回 NHK紅白歌合戦」だった。前年に「M-1グランプリ」決勝に進出した勢いそのままに、2009年を飛躍の年としたオードリー。紅白への出場も果たしたが、ここで待っていたのが地獄だった。はるな愛(48)、IKKO(58)とともに“モモ組”を結成し、美川憲一(76)のサポート役を務めた春日。美川が歌うのは「さそり座の女2009 ~インド風バージョン~」だ。インド風の軽快な音楽と民族衣装を着た数十人ダンサーたちの舞踏、そして「さそり座の女」の暗い歌詞と美川の絡みつくような歌声というミスマッチ。早くも“スベっている”ような気がしなくもないが、バックスクリーンにインドの肖像画風の春日の顔が映し出された瞬間からが本番だった。「みなさん、今年のモモ組、ほんものの春日ですよ」そんなセリフとともにご本人が登場。白色のとんがり靴に、銀色に輝くマント、金色のズボン、ベストだけはいつものピンク色と、どこの国のものかわからない衣装に身を包んだ春日が大暴れする。はるな愛とIKKOが隣で踊り狂うなか、マイペースで歌う美川。春日は舞台上を歩き回りながら、「ヘッ!」「鬼瓦!」「トゥース!」と、自分の持ちネタを唐突に披露する。バックスクリーン上では、赤色に彩色された春日の顔のまわりを、青色や黄色の春日の顔がくるくる回るという“サイケ”な謎映像が流れている。そして歌の後は、こんなやり取りで締めくくられた。美川「ねぇ、春日、鬼瓦ってなに?」春日「春日のスベり知らずの超おもしろギャグですよ」はるな愛とIKKO「おだまり~!」4人でそろって「おっ…鬼瓦」春日の鬼瓦は泣いているようにも見えた。ちなみに、美川は19年連続で紅白に出場中だったが、この年を最後に出場していない。「昔から紅白が終わるたびに、『あの演出は必要だったのか』という声があがることはありましたが、そうした声はここ10年くらいで大きくなりましたね。特に、その年の時事ネタを取り入れた演出にはそういう声が出ることが多いと思います」そう語るのはベテラン放送作家だ。春日の例のように、その年ブレイクした“ヒト、モノ、コト”を演出に取り入れるのは紅白の常とう手段ではあるが、近年、それに対して“スベった”と言われることが多いのが事実。昨年の放送終了後はこんなツイートが。《絶妙に紅白面白くない歌だけ歌ってくれ》《紅白、つまらない企画挟まないで、ガチで歌での合戦ばっかやらんかな》近年で特にそういった声が特に多かったのは2016年の『第67回NHK紅白歌合戦』だ。「歌の合間にタモリさん(75)とマツコ・デラックスさん(48)が紅白のバックステージを歩き回るという寸劇が挟まれました。『ブラタモリ』と、『深夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)から着想したのでしょうが、視聴者に何の説明もなく“グダグダだった”という感想が多かった。さらに、映画『シン・ゴジラ』のヒットを受けて、NHKにゴジラが来襲し、それを歌で倒すという演出も。時の人となっていたピコ太郎がPPAPの“第九バージョン”でゴジラと対峙し、最後はX JAPANが“紅”でとどめを刺しました」(前出の放送作家)これにはタレントの伊集院光(53)がラジオで「スベってた」とバッサリ。ピコ太郎と親交の厚い爆笑問題の田中裕二(55)はラジオで「紅白の笑いって、ほぼスベるからね。100%と言っていい」と擁護した。芸人からも不評な紅白の演出だが、「仕方がない部分もある」と語るのは前出の放送作家だ。「音楽のジャンルも細分化していって、昔のように国民すべてが知っているような歌は存在しない時代になりました。“国民的歌謡番組”というのは成り立たない時代になっているのです。それでも紅白はその役割を期待されていますから、少しでも多くの人を飽きさせないために、さまざまな要素を入れざるを得ません。たとえば、天童よしみさん(66)が歌っているときも、武田真治さん(48)に“筋肉体操”をしてもらったり、サックスを吹いてもらったりと、演歌ファン以外の興味をひくような演出を入れる必要がある。歌と歌の間に挟まれる“寸劇”も同じ。要は少しでも視聴者の裾野を広げようという苦肉の策なんです」時事的なネタや人気者を入れることで、そのジャンルの音楽に興味がない視聴者もひきつける効果を狙っているのだという。「だが、その演出が無理矢理入れているとか、必然性がないものに見えたとき、“スベった”という印象を持たれてしまうことがある。だが、これも少しでも多くの視聴者を楽しませようというスタッフのサービス精神の結果ですから、温かく見守ってあげてもいいんではないでしょうか」今年の紅白ははたして!?
2020年12月27日今年で第71回目を迎える『NHK紅白歌合戦』。紅白といえば、笑いあり、涙ありだがーー。実は、生放送ならではのハプニングも少なくなかった。そこで、過去の珍事件を振り返ってみよう。■’74年「森進一“社会の窓”が開いたまま大トリ!」この年、白組の大トリを飾った森進一(当時27歳)。着用していたスラックスのチャックが開いたまま、『襟裳岬』を熱唱するというハプニングは有名だ。「あわてた村田英雄さんや三波春夫さんたちが白組歌手を引き連れ、森さんを取り囲みました。応援と見せかけながら、『チャック、チャック』と伝えて事なきを得たのでした」(芸能記者)■’83年「タモリの呼びかけに『いいとも!』」‘82年10月から『森田一義アワー笑っていいとも!』(フジテレビ系)がスタートし、若年層を中心に人気のあったタモリ(当時38歳)が総合司会に。NHKアナウンサー以外が総合司会に起用されるのは、史上初めてのことだった。そんなタモリは本番で「選手宣誓!そろそろ行ってもいいかな?」と観客席にマイクを突き出すと、「いいともー!」と元気よく返ってきたのだ。■’84年「都はるみに『ミソラ…』司会者が明かした原因」大トリを務めたのは、この年の紅白をもって引退宣言をしていた都はるみ(当時36歳)。『夫婦坂』を歌唱し、アンコールでは『好きになった人』を歌い出したものの泣き崩れてしまう一幕も。ステージ終了後、総合司会を務めた故・生方恵一さんは「もっともっと、沢山の拍手を、ミソラ……」と名前を言い間違えてしまったのだ。生方さんは‘02年、本誌にその理由についてこう語ってくれていた。「出演者もみんな涙していて、ステージ上はかつてない異常な熱気でした。これほど鬼気迫るシーンが戦後歌謡史のなかであっただろうか……あの美空ひばりでさえ……とふと脳裏をよぎったのがあの間違いの原因でしょうか」数年後に完全復帰した都からは、「私がカムバックして気楽になったでしょう」と声をかけられたという。■’85年「飲酒、ギターに着火…吉川晃司の“若気の至り”」初登場にして、白組トップバッター飾ったのは吉川晃司(当時20歳)。『にくまれそうなNEW FACE』を歌唱した。シャンパンを飲みながら登場した吉川は、口に含んだ酒をステージにまき散らした。終演後も次の出番の河合奈保子(当時22)が登場しているのも構わず、舞台上でギターにオイルをかけて着火。“ミスター紅白”と呼ばれた元NHK制作局の下平源太郎さんは‘02年、当時を振り返って本誌にこう語ってくれていた。「舞台の袖に引き揚げるなり、僕は思わず彼を怒鳴りつけてしまいました。本人は平身低頭謝ってましたが、若気の至りというか、よほど高揚していたんだと思います」■’90年「長渕剛が“独占中継”で3曲歌唱」前年にベルリンの壁が崩壊したドイツから、生中継で初登場した長渕剛(当時34歳)。開口一番、「現場仕切っているのみんなドイツ人で、共に闘ってくれる日本人なんて1人もいないですよ」と発言。「恥ずかしい話ですけど、今の日本人タコばっかりですわ」と言い放った。その後、15分間にわたって3曲歌い切ったのだ。「この“独占中継”を知らなかったベテラン勢からは、『なんでアイツだけが』と大ブーイング。これを機に、長渕さんは出禁になったのです。10年以上経ってNHKホールでコンサートをした長渕さんは、『生意気なガキだった』と謝罪していました」(スポーツ紙記者)■’92年「本木雅弘避妊具を首にまとって騒然」白い液体が入ったコンドームを、ネックレスのように首につけて登場した本木雅弘(当時27歳)。ソロでは初登場となり、井上陽水のカバー曲『東へ西へ』を歌唱した。‘91年にヘアヌード写真集『white room』を刊行し、話題を呼んだばかりだった本木。さらに尻を出すなど過激なパフォーマンスは騒然となったが、エイズ撲滅を訴えるメッセージだったという。「リハーサルにはなかった演出だったといいます。本木さんは当時、『もともとの自分が凡人』と思っていたそうです。だから『過激なことをしたら許してくれますか?』と、自分を覆い隠していたと振り返っていました」(テレビ局関係者)■’95年「浜田雅功のステージに“GEISHA GIRLS”が乱入」ダウンタウンの浜田雅功(当時32)と小室哲哉(当時37)によるユニットのH Jungle with tが初出場。出演者たちで“お祭り騒ぎ”になる場面では、相方・松本人志(当時32)が登場!なんと坂本龍一プロデュースの「GEISHA GIRLS」で見せた、芸者姿で現れたのだ。さらに持っていたボストンバッグには、浜田の芸者コスチュームが。浜田が歌っている間に、カツラをかぶせるといった無茶ぶりを披露した松本。歌い終わった浜田は、「お前なにやってんねん!」と一言。松本は司会の古舘伊知郎(当時41)からコメントを求められると、「コマーシャル」と言うなどボケ通した。「浜田さんは始終、緊張していました。ですが松本さんの登場で、気が和らいだといいます。後に松本さんは、『(浜田さんが)めっちゃ嬉しそうな顔した』と明かしていました」(前出・テレビ局関係者)■’05年「WaTマイクスタンド転倒も生歌で乗り越え!」ウエンツ瑛士(当時20)と小池徹平(当時19)からなるデュオのWaT。『僕のキモチ』でメジャーデビューし、史上最速で紅白出場を果たした。だがサビに差しかかったところで、カメラがウエンツのマイクコードにひっかかりスタンドが転倒。小池のマイクスタンドも共倒れとなった。スタッフが駆けつけるなか、2人は数秒間生歌で歌唱を続けた。なおこの時、小池のギターの弦は切れていたのだ。■’06年「DJ OZMAダンサーが次々と“全裸”に!」DJ OZMAが『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』で初登場。しかし歌の序盤でダンサーたちが次々と衣装を脱ぎ捨て、パンツ姿から“全裸”に……。裸に見えるボディスーツだったというが、視聴者から批判殺到。最後は北島三郎(当時70)が“目隠し”の中からサプライズ登場し、「2007年もアゲアゲで行きましょう!」と締めくった。そんな北島だが‘16年8月に放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、卑猥な演出について「許せなかった」と振り返っていた。
2020年12月25日「TEAM NACS」結成25周年×WOWOW開局30周年を記念した超ビッグプロジェクト「がんばれ!TEAM NACS」が、2021年、WOWOWにて放送・配信されることが決定した。「TEAM NACS」の出身地である北海道を盛り上げる応援企画でもあり、森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真の5人が一丸となり、現在、連日一緒に撮影に臨んでいるという。無駄に壮大なスケールで贈る、笑いあり? 涙あり? 友情あり? 決別もあり? な“究極のエンターテインメント”には昨今の映像界を支える最強クリエイターたちが集結。演出は大河ドラマ「篤姫」や「外事警察」の堀切園健太郎、作家は「山田孝之の東京都北区赤羽」「タモリ倶楽部」「魔改造の夜」の竹村武司。音楽は「全裸監督」「dele」の岩崎太整。撮影は『シン・ゴジラ』、WOWOW「コールドケース~真実の扉~」シリーズの山田康介が担当、その豪華なスタッフ陣には「まるで映画撮影界のアベンジャーズだな!!」と大泉さんが仰天するほど。そんな現場から撮れたての写真が到着。5人横並びで椅子に座り、一体これは何をやっているのか!?なぜ全員爆笑しているのか!?また、なぜ音尾さんは顔面に包帯を巻いているのか、気になるカットとなっている。WOWOWオリジナル「がんばれ!TEAM NACS」は2021年、放送・配信予定。(text:cinemacafe.net)
2020年12月24日演劇ユニット・TEAM NACSの結成25周年とWOWOWの開局30周年を記念した番組『がんばれ!TEAM NACS』が2021年に放送されることが決定。それに伴い、現場の様子を写した写真も公開された。新作公演「マスターピース~傑作を君に~」が、来年4月から6月にかけて大阪、東京、北海道などで上演予定のTEAM NACS。結成25周年に向けて、ますます充実した活動を迎えている。発表されたWOWOWとの番組は、まだ明かせる情報が少ない。しかしTEAM NACSの出身地である北海道を盛り上げる応援企画でもあり、現在5人が一丸となり、連日一緒に撮影に臨んでいるという。WOWOW開局30周年記念としての、その破格のスケールに現場ではメンバーから「WOWOWは本当に何を考えているんだ!」「大丈夫なのか?」「お金かけすぎじゃない?」といった困惑する意見が続出。とてもWOWOWとは思えぬ、衝撃的な内容になる様だ。無駄に壮大なスケールで贈る、笑いあり涙あり友情あり、決別もあり?な“究極のエンタテインメント”に期待だ。また、本作には昨今の映像界を支える最強クリエイターたちが集結。演出は大河ドラマ『篤姫』『外事警察』などを手掛けた堀切園健太郎。作家は『山田孝之の東京都北区赤羽』『タモリ倶楽部』『魔改造の夜』など多岐にわたる企画を世に送り出している竹村武司。音楽は『全裸監督』『dele』など次々と話題作を手掛ける岩崎太整。撮影は『シン・ゴジラ』、WOWOW『コールドケース』シリーズの山田康介が担当。さらに、撮影はカメラ数台で行われており、山田の他、『望み』『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』の相馬大輔や古長真也、神田創、榊原直記が名を連ね、大泉洋は「まるで映画撮影界のアベンジャーズだな!」と仰天したそうだ。そんな現場から撮れたての写真には、5人が横並びで椅子に座っている。一体これは何をやっているのか、何故全員爆笑しているのか。そしてなぜ音尾は顔面に包帯を巻いているのか、未だベールに包まれている本作。続報を待とう。■番組情報WOWOWオリジナル『がんばれ!TEAM NACS』2021年放送・配信予定出演:TEAM NACS特設サイト:
2020年12月24日お笑い芸人のふかわりょうが、エッセイ集『世の中と足並みがそろわない』(新潮社 1,350円税別)を、11月17日に発売する。本書は、芸歴26年を迎えるふかわが「世の中との隔たり」を考察したエッセイ集。「誰も触れなくなった結婚」「“ポスト出川”から舵を切った30歳のこと」「タモリからの突然の電話」といったエピソードにふれながら、どこにも馴染めず、何にも染まれない“隔たリスト”としての内面をつづった。長髪に白いヘアターバンを装着した「小心者克服講座」のネタでブレイクし、「シュールの貴公子」から「いじられ芸人」を経て、現在は『5時に夢中!』のMCや『ひるおび!』のコメンテーターを長きにわたって務めるふかわ。同書でその「頭の中」を覗くと、ふかわの“不器用すぎる歪(いびつ)な日常”が浮かび上がる。
2020年10月22日9月20日、俳優の斎藤洋介さんが19日に亡くなったと報じられた。69歳だった。各メディアによると、斎藤さんは自宅で夕食をとった後、体調が急変。病院に緊急搬送され、死亡が確認されたという。斎藤さんは2カ月前に咽頭がんが発覚し、切除する手術を受けていたとも報じられた。最近は通院治療を受けており、来年には仕事復帰する意欲も見せていたという。79年に放送された『男たちの旅路車輪の一歩』(NHK)で、テレビドラマに初出演した斎藤さん。80年放送の『1年B組新八先生』(TBS系)では、初のレギュラー出演。生徒から親しまれる新人の美術教師役を好演した。ドラマ以外にも『ヒポクラテスたち』(80)を皮切りに、『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』(81)、『ガンヘッド』(89)といった映画にも精力的に出演。優しい人柄が印象的な斎藤さんだったが、94年に放送された『家なき子』(日本テレビ系)、『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』(TBS系)では強烈な悪役も演じた。その後も96年の『若葉のころ』(TBS系)、98年の『聖者の行進』(TBS系)といった話題作に続けて出演。幅広い役柄を演じ分けられる名脇役として、存在感を発揮した。その陰には、人知れず悩んだ過去もあったという。「大学生の頃は、演劇部で舞台美術を手掛けていました。ある舞台で出演者の代役として起用されたことを機に、俳優を目指すように。柔和な表情と独特な話し方が魅力的な斎藤さんですが、滑舌の悪さに悩んだ時期もあったそうです。ですが、外国映画を見たときに『セリフを聞き取れなくても存在感が重要』と吹っ切れたそうです。ドラマ初出演の『男たちの旅路』は、車イス利用者が抱える悩みを訴える作品。斎藤さんは車イスを理由に、風俗店の入店を拒否され号泣するといった難役に挑戦。バリアフリーが浸透していない時代で、斎藤さんのリアルな演技は反響を呼びました」(芸能関係者)俳優として活躍した斎藤さんは、バラエティ番組でも人気を博した。90年代半ばには、『笑っていいとも』や『SMAP×SMAP』(どちらもフジテレビ系)にも出演。また斎藤さんの面長な顔立ちから、“モアイキャラ”としても広く親しまれた。「タモリさん(75)が『モアイ像に似てるね』と、言ったことから広まったそうです。『SMAP×SMAP』では、木村拓哉さん(47)扮する『古畑任三郎』のパロディにも登場していました。コントは演技力が高い役者でないと務まらないという理由で、斎藤さんが起用されたそうです。13年には、イースター島のモアイ像で有名なチリをPRする観光親善大使にも。会見では『タモリさんに感謝しています』とコメント。そういった斎藤さんの人柄も、周囲から親しまれていました」(テレビ局関係者)8月21日に公開された、映画『狂武蔵』が遺作となってしまった斎藤さん。あまりに早すぎる彼の死を、偲ぶ声が広がっている。《突然の訃報に驚きました。スマスマでのコント、たくさん楽しませていただきました。本当にありがとうございました》《斎藤洋介さん亡くなったんですね。ガン闘病していた事は知らなかったので、驚きました。69歳はまだまだ若いよなぁ・・・残念です》《斎藤洋介さん、早すぎるよ……。数々のドラマと映画での演技を忘れません》
2020年09月20日東京都内にある高級マンションから現れたのは草なぎ剛(46)と、初老の男性だった。男性は素朴な風貌で、Tシャツを肩のあたりまでまくり上げている。草なぎは自宅マンションから男性を見送るために出てきたようだ。タクシーに乗り込んだ男性に、笑顔で別れの挨拶をする姿は、優しさと親しみにあふれていた。本誌が2人を目撃したのは7月9日、草なぎの46歳の誕生日の夜。また昨年逝去した“芸能界の育ての親”ジャニー喜多川さん(享年87)の命日にもあたる。おそらく草なぎにとっては、もろもろ感慨深い1日だったに違いない。そんな夜に自宅マンションに招き、2人きりで数時間語り合った男性は、いったい何者だったのだろうか?だが取材を始めたものの、家族や親族、さらに交流のある芸能関係者にも該当者は見当たらない……。本誌がその答えにたどり着くまでには、しばしの時間が必要だった。「この男性なら、職人のAさんではないでしょうか?」本誌の撮影した写真を見て、そう語ったのは草なぎと長年仕事をしているテレビ局関係者だった。A氏が経営するのは、知る人ぞ知る名店で、“一見さんお断り”だが、多くの著名人も通っているという。「ぶっきらぼうですが、人情味もある“名物大将”で、味だけではなく、Aさんの人柄を慕うファンも多いのです。タモリさん(75)もそのなかの一人ですから、草なぎさんもお店に連れていってもらったのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)タモリと草なぎは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で共演して以来、交流を続けており、草なぎは『ブラタモリ』(NHK総合)のナレーションも務めている。なるほど、尊敬するタモリがつないでくれた“友達の輪”とすれば合点もゆく。さらに別の草なぎの古くからの知人は、次のように語った。「草なぎさんとAさんは、タモリさんが所有するヨット上で開催されたイベントで知り合ったと聞いています。すでに交流は20年以上に及ぶそうです。Aさんは60代後半ですから、20歳も年が離れていますが、2人は親友のようです。Aさんは職人かたぎで寡黙ですが、聞き上手。また草なぎさんが有名タレントだからといって特別扱いもしないのです。それが草なぎさんにとって心地よいのでしょうし、芸能界とは関係のない人ですから、プライベートな悩みなども話しやすいのかもしれません」実は草なぎは、いま肉親のことで悩みを抱えているのだ。彼は埼玉県で生まれ育ち、両親は地元で居酒屋を経営している。頻繁に帰省しているわけではないが、両親との関係は良好なようだ。昨年、彼は雑誌のインタビューで両親について、しみじみと語っている。《(帰省しても)別に何を話すってわけじゃないけど、やっぱり『健康のこととかもちゃんとしなよ』とか言うと、向こうも『ちゃんとしなよ』って言ってきたり。あとは何話しているかわかんないね。酔っ払っちゃって(笑)。行くとだいたい泊っていくから》(『JUNON』’19年6月号)草なぎが帰省ごとに健康を気遣っていた実父が体調を崩したのは、今年3月ごろだったという。地元の草なぎ家と交流のある男性は、こう語る。「以前は、草なぎさんのご両親と弟さんがお店に出ていたのですが、お父さんが突然お店を休むようになったのです。体調が優れないそうで、いまは療養中です。その療養期間もすでに半年ほどになります。お店もお母さんと弟さんの2人で切り盛りしなければなりませんし、お父さんの看病もあるでしょうから、ご家族も大変でしょうね……」そこで草なぎの実母(69)にインターホン越しに夫の体調について聞いた。――ご主人が体調を崩されたと伺いましたが?「そうなんです。皆さんにもご心配をおかけしています。でもおかげさまで体調は快方へと向かっていますので……」――草なぎさんもご心配されているでしょうね。「こんな時期ですからなかなか実家に帰ってこられませんが、心配してくれていますし、電話もかけてきてくれています。夫だけではなく、私にも体調をいたわる言葉をかけてくれるんです」実父は9月に69歳の誕生日を迎えた。草なぎの親友・A氏とは同年代、さらに飲食店を経営しているという共通点もある。草なぎにとっても“相談相手”として、ぴったりに思えたに違いない。続いて本誌はA氏にも取材を申しこんだのだが、彼は、「お客さんのことですからね。お話しできることは、何もありません!」、そう答えるだけだった。だが、前出の草なぎの古くからの知人は言う。「Aさんは草なぎさんのご両親とも面識があって、いっしょに食事をすることもあるそうです」故郷の実父が回復し、A氏も交えてのお祝いの食事会が開ける日を、草なぎも待ち望んでいるに違いない。「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載
2020年09月18日お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が、“カジサック”ことキングコング・梶原雄太の公式YouTubeチャンネルで、3日に公開された動画に出演。“チャラ男キャラ”のきっかけがタモリの発言だったことを明かした。「【大感動】オリエンタルラジオ藤森さんの話が凄すぎた」と題して公開された動画に出演した藤森。『笑っていいとも!』のレギュラー時代、タモリについて「あんなすごい人と毎週会える機会そうそうない」と考え、本番前に「何でもいいから毎週タモリさんとずっとしゃべってやろうと心掛けていた」と振り返った。そして、「ある時、タモリさんから言われたのは『お前、毎週俺に話しかけてくるけど、中身何もないよな。ペラッペラだな。お前チャラ男だろ?』って言われたの」と明かした。藤森は「初めてその時に“チャラ男”っていうワードがタモリさんの口から発せられたんですよ。『チャラ男? なんだそれは?』と。自分でも思ったことがなかったんです。『お前は軽薄で中身がないチャラ男だ』と言われて、俺、すごい怒られてるのかな、失礼なことをしちゃったのかなと思ったら、『それ、面白いんだから、もっと出していけよ』と言われた」と述べた。続けて、「『いいとも!』の1コーナー、僕が司会をやらせてもらう機会があって、司会のくせにめちゃくちゃチャラく、『じゃあ、続いていっちゃいましょう! 久本(雅美)さ~ん!』みたいにやった」と藤森。カジサックが「周りはびっくりしてたんとちゃいます?」と聞くと、藤森は「びっくりしてましたけど、タモリさんが『こいつチャラ男だからね』と説明づけをしてくれるんですよ」と説明した。そして、藤森は「その目線をつけていただけるだけで、周りは『これ面白がっていいんだ』と。タモリさんがそういう目線をつけてくれるから、久本さんも、関根(勤)さんも面白がってくれる。お客さんも笑ってくれる。初めて仕事に活かせたのがその瞬間だった」と述懐した。
2020年09月07日お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦が8月29日、自身の公式YouTubeチャンネル「中田敦彦のトーク - NAKATA TALKS」に公開した動画で、タモリとのエピソードを披露した。「タモリさんとの不思議な思い出」と題して公開された動画で、中田は「『いいとも!』を卒業するときに、とんかつ屋に行って、石原良純さんとオリラジの2人とタモリさん。(店に)行ったら、もうタモリさんいるんですよ。小さな定食屋みたいなところで」と述懐。そこでタモリは、ある桜の木の話題を切り出し、写真を中田たちに見せてきたという。中田は「だいぶ老いた桜なんですよ。自分の枝の重みで折れそうだから、支えを枝に置いててギリギリ保ってるっていう桜を『これ美しいだろ』って言ってきて。美しいなと思ったのと、タモリさんがそれを好きなのにすごく意味があるなと思った」と語った。さらに、「『いいとも!』ってすごく長く続いたでしょ。ものすごい長いこと続いてるから重みがすごくて、それをみんなが何とか支えているっていう感じが、自分と重ねてるのかなと思った」と中田。そして、中田は「とんかつ食べ終わって、『じゃあ』ってなったときに、良純さんが『おい! 家、行っていいですか? って聞けよ!』って。『いや言えないですよ。タモリさんタクシー拾ってますから』って。それで結局、言えずに『ほら、言えなかったじゃねぇかよ~。いいよ、俺んち来いよ!』って言われて、そこから良純さんちに連れて行ってもらった(笑)」と回想した。
2020年09月03日毒舌、あざといかわいさ、インスタがフォロワー85万人超え……と、今までのアナウンサーの枠をぶち破り、同性からも支持されるテレビ朝日の弘中綾香(29)。人気の発端となった番組『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系・毎週土曜よる10時10分~)の現場で、自らの激レア半生を聞いてみた。転機は4回。まずは、2013年のテレビ朝日アナウンス部入社だ。「まさか受かるとは思わなかったので、半信半疑でした。基礎が全くできていなかったので、研修は全然うまくいかなくて泣いてばかり。何で入っちゃったんだろう……って。声が高いのもコンプレックスでしたね」(弘中・以下同)それでも、入社半年後には『ミュージックステーション』のサブMCに大抜擢。「甲子園リポートをして会社に戻ったときに急に言われたので驚きました。チノパンにポロシャツ、という汚ない格好のまま、タモリさんにご挨拶したんですよね(笑)。大学生に毛が生えたくらいの私に、タモリさんは『最初だから間違えてもいいんだよ』と温かく支えてくださいました」『Mステ』を5年間務め、’17年には『激レアさんを連れてきた。』研究助手に就任。「『弘中さんが、頑張ってみんなに説明する番組です』とスタッフに聞かされて『え?』とまたびっくり。研究員の若林(正恭)さんは、多才で優しい方、助けられることばかりです」番組での歯にきぬ着せぬ発言などが「毒舌」と言われて注目され、昨年夏には、局をまたいでの『オールナイトニッポン0』への出演が話題となった。「冗談半分に『出たい』と言ったことが実現してしまったんです」昨年末、「好きな女子アナウンサーランキング」の1位にも輝いた。「ありがたいんですが、踊らされてもいけないな、とも思います。気持ちが持っていかれちゃいそうで。『Mステ』のスタッフから『ここがピークじゃダメだよ』と言われたので、もっと頑張らないといけないな、とは思っています。面白いと言われるのがいちばんうれしいんです。外見的なことは普遍的ではないけれど、内面のことは揺るぎない価値だと思うので」芯がしっかりしているからこそ、毒舌もかわいさも共感できるのだ。「女性自身」2020年9月8日 掲載
2020年08月29日お笑い芸人の出川哲朗が30日、都内で行われた『プロ野球 ファミスタ 2020』リアルガチ発表会 超大物助っ人 ナムコスターズ入団会見に出席。お笑い芸人でオールスターチームを組むとしたらメンバーは誰になるかという難しい質問をされ、「地獄の質問」と苦しみながら名前を挙げた。ファミスタシリーズから新作『プロ野球 ファミスタ 2020』が9月17日に発売されるのに先駆け、発表会を開催。CMに出演する出川哲朗、野球YouTubeチャンネル「トクサンTV」のトクサンとライパチ、ゲーム内のキャラクター・ピノの声を演じる声優の落合福嗣が登壇した。CM撮影時に新作を体験した出川は、「とにかく僕がびっくりしたのは、野球ゲームなのにリアルにスイングしたり投げたりするんですよ。若い子はもう知っているのかもしれないけど、僕らの時代は普通にボタンだったので、それがカルチャーショックで。野球ゲームってこんなに進化しているんだって、それに一番びっくりしました」と興奮気味に語った。出川は、ゲーム内にも“超大物助っ人”として期間限定特典として登場。二塁手、外野手、投手の“三刀流”の選手だという。能力パラメータが公開され、走力が「F」評価であることがわかると、出川は「走力Fってひどいですね」と苦笑い。投手能力は「球速160km/h」と高い評価となっていたが、「これは出るわけがないです」と冷静にツッコんだ。また、「ヤバイよ! JAPAN」と題して、出川が理想のチームを発表する場面も。さらに、質疑応答の際に、報道陣から「芸人でオールスターチームを組むとしたらどういうメンバーに?」と難しい質問を投げられると、出川は「えーきついな。オールスターだらけなんで」と困り顔。「さんまさん、たけしさん、タモリさんのBIG3は間違いないし、あとダウンタウンさん、とんねるずさん、ウッチャンナンチャン、あーそれでいっちゃいますね」とすぐにベストナインが決定し、「鶴瓶さんも所さんもいるし、お亡くなりになったけど志村さんもいる。これは難しい質問ですね」とほかにも名前を挙げた。そして、「9人だけじゃ絶対無理なので、あと代打とかそういう人たちになってしまいますね」と言い、「僕は守備固めだろうが代走だろうがなんでもいいけど入りたい気持ちです」と自身のメンバー入りも願った。さらに、「ピッチャーはどなたに?」と聞かれると、「ピッチャーはやっぱさんまさんじゃないですかね。エースっていうのは。もちろん実力もですけど、その球団の顔ですから、スター性とかいろんな部分」とさんまと回答。「スター性って言うとほかの人がスター性ないみたいに感じちゃうじゃないですか。地獄の質問やめてください!」とテンパりながら、「なんとなく華やかな感じという部分でもやっぱさんまさんかなと思いますね」と説明した。
2020年07月30日2020年6月27日に放送されたトーク番組『人生最高レストラン』(TBS系)に、お笑いコンビ『おぎやはぎ』の矢作兼さんがゲスト出演。お笑いタレントのタモリさんにまつわるエピソードを明かし、反響を呼んでいます。矢作が「なんでタモリさんが昼の顔なの?」と聞くと…タモリさんといえば、1982年から2014年まで放送されていたバラエティ番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)で司会を務めたことから、『お昼の顔』として広く周知されました。タモリさんと食事に行ったことがあるという矢作さん。それまで、タモリさんをどちらかといえば主流ではない、アンダーグラウンドな立ち位置の芸風だと思っていたといいます。そこで矢作さんは、タモリさんに「なんでお昼の顔になれたんですか?」と尋ねてみることにしました。タモリさんの返答は…。なんでタモリさんみたいなタイプの芸人が、今やお昼の顔になってるんですかって(聞いた)。そしたら、タモリさんは俺に「マネージャーのおかげ」って。人生最高レストランーより引用なんと、タモリさんはたったひと言「マネージャーのおかげ」と口にしたのです。矢作さんが明かしたエピソードに、番組のMCを務める加藤浩次さんは「それいえるかー」「すごい」と感嘆のため息をもらします。また、共演者でタレントのYOUさんは、次のような意見を述べました。いいことがそう(他人のおかげ)なんだろうね。で、悪い時は「僕が」っていうんだろうね。超かっこいい。そんなこといえる男、ほかにいなくないですか。みんな「俺が」っていう。人生最高レストランーより引用タモリさんの回答に対し、視聴者からは称賛の声が続出しました。・めちゃくちゃかっこよすぎる。・あんなにすごい人なのに、自分の功績じゃなく、マネージャーのおかげといえるタモリさんは素晴らしい。・そういう精神を持つ人だからこそ、お昼の顔になれたんだろうな。周囲の人への感謝や謙虚な気持ちを忘れない姿勢があるからこそ、タモリさんは多くの人に愛されているのでしょう。誰にでも真似できることではありませんね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月29日京都のツアーが手軽に体験できる京都の観光を応援することを目的とした京都のガイドツアー「まいまい京都」が提供するアプリ版の観光ガイド「まいまいポケット」は、通常500円かかる観光コースのダウンロードを「3密避けてまち歩きキャンペーン」期間中、25%オフで配信します。再発見は街歩きからまいまい京都は、地元民がガイドする京都の「まち歩きツアー(ミニツアー)」です。となみにネーミングの「まいまい」というのは、「うろうろする」という京都の方言だそうです。まいまい京都のツアーガイドは、ブラタモリに出演したガイド、京都の奥深いところを紹介するガイドなど、独自の視点を持つバラエティに富んだガイドがそろっています。アプリ活用で3蜜避けて町歩きアプリ「まいまいポケット」は、コースをダウンロードしコース購入すれば「まいまい京都」ツアーと同じような説明を音声ガイドや地図アプリによって手軽に体験することができます。キャンペーンは、2020年6月1日(月)~2020年7月22日(水)となりますので、アプリを活用して、京都のまちの魅力を再発見してみませんか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社フラットフィールドテクノロジーズのプレスリリース
2020年06月05日タモリがストーリーテラーを務める人気シリーズ「世にも奇妙な物語」が、“’20夏の特別編”と題して今夏、放送されることが決定。放送されるうちのひとつ、広瀬アリスが主演する物語の内容が明らかになった。1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で年に2度放送し、視聴者を奇妙な世界へと誘ってきた本シリーズだが、今回の放送で30周年という大きな節目を迎える。また、例年は「春の特別編」として放送されているが、新型コロナウイルスの影響もあり、今回「夏の特別編」として放送することに。そんな「‘20夏の特別編」では4つのエピソードが登場。そのひとつが、『L -エル-』『氷菓』「探偵が早すぎる」などに出演する広瀬さん主演の「世にも奇妙な物語」らしいホラーサスペンス「しみ」というエピソード。物語の舞台となるクリーニング店の一人娘である三浦あずさを演じる広瀬さん。ある日、ふらっと店を訪ねてきた黒ずくめの謎の女(関めぐみ)にシャツについたチョコレートのしみをとって欲しいと依頼される。しかし、しみはなかなか落ちないどころか、しみが人間の顔の形のように見え始め、あずさの父(宮川一朗太)が突如、死亡してしまう。そのときの様子から、両親が何か隠し事をしているのではないかと感じたあずさが母(山口香緒里)を問い詰めると、なんと父が過去に友人を助けるために殺人を犯し、隠蔽していたことが発覚。そして、あずさ自身もかつてその事件に関わっていたことを知るようになる――。ホラーだけでなく、サスペンスの要素も含まれた本作。最後まで何が起こるか全く予想できない、目が離せない展開となっている。今回「世にも奇妙な物語」初出演となった広瀬さんは「10代の頃から観ていたのでとてもうれしかったです。少し現実離れしたお話が多く、その中でも色々なジャンルがあるので、どのテイストのお話をやるんだろうと楽しみにしていました」と出演を喜ぶ。また、脚本を読み「撮影が楽しみでしかたなかった」と語る広瀬さんは、「思いきり演じた方が緩急があって良いなと思い、たくさん大声を出しました(笑)。最後の最後でしっかりオチているのが、私はたまらなく好きなので、しっかり盛り上がるようにお芝居しました」と撮影をふり返り、「たくさんの方から愛されてきた『世にも奇妙な物語』、私自身、最近コメディータッチのものが多かったので、シリアスな新たな一面を見て頂けると思います。是非、夏にゾワゾワしてください」と呼びかけている。なお、「しみ」の撮影は緊急事態宣言発令前の都内で、コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた上で行われたという。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語 ’20夏の特別編」は今夏、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年05月30日深夜ラジオを代表するニッポン放送『オールナイトニッポン』。ブランド全体を統括するチーフディレクターの石井 玄さんが語る、魅力とは。自由なイメージのオールナイトニッポンにルールってあるんですか?ルールがないのがルール。自由な特色がANNらしさ。今年10月で番組開始54年目に突入する『オールナイトニッポン』(以下、ANN)は、まさに深夜ラジオの代名詞的存在。俳優、アーティスト、アイドル、芸人など、エンタメ業界を牽引する旬な人たちが日替わりでパーソナリティを務めている。「ビートたけしさん、タモリさん、松任谷由実さん、小泉今日子さん、福山雅治さんなど、名だたる著名人が歴代パーソナリティに名を連ねています。その時代を象徴するような、さまざまなジャンルのトップに位置する人たちをパーソナリティに起用するのが、50年以上、脈々と受け継がれてきたANNの伝統です。まさにおいしいところ全部取り。現在も胸を張って自慢できる、旬なパーソナリティが揃っているので、僕の中では100点満点の並びですね。三四郎さんはもう少しですけど(笑)」ラジオ局にとって、深夜番組とはどういった役割なのでしょうか。「深夜番組は、かつては“ヤングタイム”と呼ばれていたように、10~20代の若者たちの興味・関心を引くような内容を盛り込み、新しい層を取り込む役割を担っています。ANNは深夜1時からの1部と、深夜3時からのオールナイトニッポン0(以下、ANN0)の2部などがあり、特にANN0は、若者ウケする今っぽい人、おもしろい人を発掘して、将来的に1部を任せられそうな伸びしろのある人選を意識しています。今もYouTuberや他局のプロデューサーなど、実に多彩な顔ぶれになっています」ANNもANN0も生放送にこだわる理由はありますか?「自宅にいる時間が増えた今は特にそうですが、深夜にひとりで起きていると寂しくなりませんか。そんな時に、旬のスターたちがわざわざ生放送でくだらないことをただひたすら喋っていると、そばでつながっている感覚が得られるし、励みにもなる。ANNは、本当に自由が特色で、1部はオープニングに、2部はエンディングに、『ビタースウィートサンバ』をかける以外、何の制約もない。好きなようにそれぞれがおもしろい番組を作るだけ。生放送だからミスやトラブルも起きるけれど、そのハプニングも全ておもしろみに変えられるのがANNらしい。ルールがないところがルールなのかも」裏番組の『JUNK』には、どんなイメージをお持ちですか?「実は、僕は昔からJUNKの大ファンなんです。JUNKの発信力は本当にスゴいし、学びたい。もちろん裏番組なので意識はするけれど、お互い協力し合って、深夜番組をもっともっと盛り上げていきたいという想いのほうが強い。今、ラジオを聴く人が右肩上がりで増えているんです。人の声を聴くだけでも癒しになるし、不安や悩みを一瞬でも忘れられる時間を提供できればと思っています。これからも今のスタンスを貫き、リスナーに日常を届けていきたいです」いしい・ひかる1986年生まれ。ラジオディレクター。オールナイトニッポン全体を統括しながら、星野源、三四郎、オードリーの『ANN』、『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の番組も担当する。オールナイトニッポンニッポン放送をキー局に、全国36局ネットで、毎週月~土曜の25:00~放送。パーソナリティは日替わり。※『anan』2020年5月27日号より。取材、文・重信 綾イラスト・docco(by anan編集部)
2020年05月25日アイドルや俳優、お笑い芸人、タレントなど、多くの芸能人が続々と参戦しているYouTuber業界。既存のテレビ番組の枠にとらわれないYouTubeに新たな可能性を見出しているのか、芸能界ではYouTuberデビューが、トレンドとなりつつある印象です。一方で、決してその波にのらないと宣言する人も。お笑いタレントの明石家さんまさんも、その1人。タモリさんやビートたけしさんらとともに『お笑いビッグ3』に数えられるさんまさんが、YouTubeと距離を取る理由が、2020年5月9日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で明らかになりました。明石家さんま「YouTubeには絶対出ない」吉本興業所属のお笑い芸人が、続々とYouTuberデビューしている現状を受け、さんまさんは自身の想いをこのように語ります。俺はもう、YouTubeなんか絶対出ないと思うけども。俺がYouTube出たらあかんやろ。ヤングタウン土曜日ーより引用しかし、ほかの出演者からは「もったいない気もしますけどね」とさんまさんのYouTuberデビューを求める声も。するとさんまさんからは、YouTube出演を断る理由が明かされました。テレビで生きてきた人間が、テレビを守ろうとしてるからな、俺は。その部分でYouTube出たらあかんと思うねんけど。ヤングタウン土曜日ーより引用しかし、そんなさんまさんでも唯一興味を示すYouTubeチャンネルがあるといいます。それが、お笑いコンビ『雨上がり決死隊』の宮迫博之さんのチャンネル。もしもさんまさんがYouTubeに出たくなった時は、宮迫さんのチャンネルであることを本人にも伝えているのだとか。明石家さんまの決意に「かっこいい」の声ネットの普及にともない、テレビと視聴者のかかわり方も大きく変わりつつあります。動画の内容もテレビ番組に比べると自由度が高く、視聴者との距離が近く感じられるYouTuberの存在は、いまやテレビと同じくらいの人気と信頼を得ている印象。人気勝負の芸能人が、YouTubeに商機を見出し、続々と参戦していくのもうなずけます。それでも、かたくなに「テレビを守るため」とYouTubeと距離を置き続けるさんまさんの姿勢は多くの視聴者の目には新鮮に映り、反響を呼んでいます。・さんまさんの時代は、テレビが主な主戦場だったもんな。「ついていけない」とか「ノリが合わない」とかもあるのかな。・義理堅くて、かっこいい!・無理してYouTubeに出て、つまんなくなるよりは、テレビでの活躍をつらぬいたほうがいいと思う。どんな業界であっても、時代の流れとともに、必要に応じて価値観やスタイルを変えていく柔軟性も必要でしょう。しかし、独自の美学をつらぬきつづける意志の強さもまた、多くの人を魅了します。「テレビを守る」というそのひと言に、さんまさんの中のプライドや誇りを感じました。[文・構成/grape編集部]
2020年05月13日ラジオとドライブインシアターを融合させた映画上映プロジェクト「Holywheelin’Theater & Radio(ホーリーホイーリン・シアター & ラジオ)」が始動することが13日、発表された。現在、新型コロナウイルスの感染リスクの低い映画上映システムとして、注目を集めているドライブインシアター。観客が車内のカーオーディオで音声を受信する特性を生かし、同プロジェクトでは映画の上映前後にオリジナル番組を放送する。毎回異なるパーソナリティを招き、上映される映画の見どころなどを語ることで、上映作への期待感を高める狙いだ。第1回イベント開催に先駆け、テレビ朝日系『タモリ倶楽部』のソラミミストとしても知られるイラストレーター・安齋肇氏がオフィシャルロゴを描き下ろし。ドライブインシアターを楽しむ車たちのオリジナルキャラクターを描いた。ラジオ番組のサウンドロゴは、スチャダラパー・SHINCOが制作。番組タイトルを、中原昌也(a.k.a.HairStylistics)がコールする。第1回は、6月に都内近郊で開催予定。開催日、場所、上映作品、ラジオパーソナリティ、料金などの詳細は、順次発表される予定となっている。
2020年05月13日ミュージカル『刀剣乱舞』(以下、刀ミュ / dアニメストア、DMM.comで配信)4作目、「つはものどもがゆめのあと」は第1作「阿津賀志山異聞」に続いて三日月宗近(黒羽麻璃央)、小狐丸(北園涼)、岩融(佐伯大地)、今剣(大平峻也)の4振りが集合。そこに“源氏の重宝”と言われる髭切(三浦宏規)と膝丸(高野洸)が新たに加わる。向かう時代は平安末期から鎌倉初期。鎌倉幕府を成立させまいとする時間遡行軍の目論見を阻止することが目的になる。「阿津賀志山異聞」の際、主である義経の死に苦しんだ今剣が自ら隊長に名乗り出る。彼が再び試練を乗り越え精神的に強く成長するのか気になるうえ、髭切と膝丸が主(声:茅野イサム)から受けた密命とは何かという新たな謎も。「阿津賀志山異聞」よりも源義経(荒木健太朗)と源頼朝(冨田昌則)の歴史パートが深く描かれ、物語は大きくうねっていく。なるほどこう来たかと膝を打つ快作である。はじまりは小狐丸による舞「あどうつ聲」から。能の「小鍛冶」に登場する伝説の名刀・小狐丸ならではの能の風情を感じる曲と舞だった。小狐丸はこの能に登場しているものの実際存在したか定かではない。歴史を守ることが刀剣男士の使命ではあるがそもそも「史実」とは何か「つはものどもがゆめのあと」はそこに切り込んでいく。○■見ていて心配になるくらいの今剣歴史といっても現代人はその目で見たことはなく、書物で語り継がれてきたことしか知らない。その書物もどこまで事実かわからないことも多い。「勧進帳」が人気の義経、弁慶の関わりや、主として弁慶の存在も確実なところはわからない。とすると、今剣、岩融、髭切、膝丸の存在も危うくなってくる。今回はずばりそこをテーマにすることで、いっそう狂おしいほど胸をかきむしられるような刀剣男士たちの心情が描かれる。4作目にして、舞台装置の階段がこれあまでのザッツ大階段というようなものとはうって変わり、段鼻(踏み板の先端)が凸凹してうねっている。これは単なる装置のリニューアルではなく、この物語の重要なセリフ「自らの存在を疑ったことはあるか」(岩融)を表すような、信じていた歴史はほんとうに正しいか否か、その揺らぎのようにすら見えてくる。刀剣男士たちは、このうねる階段の上をまっすぐ全力で上がったり下りたり飛んだりし続ける。6振りの太刀筋も迷いを振り払うかのように美しい。いったいどこまで刀剣男士たちは苦しまないとならないのか。とりわけ今剣。「阿津賀志山異聞」から時間が経過しているからまだいいとして、こんなに悩む役、演じていたら病みそうで心配になってしまう。中盤、今剣が奏でる琵琶の調べから「散るは火の花」の歌で見せる源平合戦。ドライアイスの煙が床を這う幽幻の美が圧巻。そしてここから源氏同士の悲劇の内紛になっていく。今剣の精神状態が心配されるが、気丈。でもじょじょに自分は存在しないんじゃないかと気づいていく。これだけ愛おしく想っている義経と関係がなかったとしたら……という切ない片思い。なんで毎回、今剣は苦しめられるのか。可哀想に。でも今剣は頑張り続ける。○■1作目から進化した役者たち ※この先作品のネタバレに触れます今剣役の大平峻也は小天狗らしく身のこなしが俊敏。翔ぶときに膝をぐっと高く上げ、ぴょんぴょん跳ねて相手を撹乱する。小刀の軽やかな扱いも小気味良い。闘いのときはピリッとしているが、義経にだけは表情を崩す。そのギャップがたまらない。今剣を見守る岩融を演じる佐伯大地は、薙刀を振り回す腕の動きが豪快。「阿津賀志山異聞」のときは「ははは」という笑いが書き文字みたいだったがだいぶ自分のものになってきていた。勇猛果敢だが心根はすごく優しいというキャラをみごとに演じている。今剣が自身に関する重大な事実に気づいてないことにいちいちハラハラする表情や、武蔵坊弁慶(田中しげ美)へのはにかんだ表情も良かった。今回、今剣と岩融は「五条大橋の出会い」や「勧進帳」など伝承されている義経と弁慶の数々の名場面を演じるために稽古を積み重ねるが、大平峻也と佐伯大地も今剣と岩融を演じるために稽古と本番を繰り返してきたことをひしひしと感じた。三日月宗近役の黒羽麻璃央は「阿津賀志山異聞」のときは瞬間瞬間でしゅっと背筋を伸ばてキメることが何度かあったが、今回はいつでも当たり前に優雅な感じになっていて、それが三日月宗近役のもつエリートの余裕のようなものに感じられる。蓮の華を掲げ歌う「この花のように」のたおやかさと凛々しさ。小狐丸役の北園涼は小狐だけど大きいので、今剣とはまた違う翔ぶ動きをする。階段から大きく跳ぶ躍動感はかなりのもの。今回「阿津賀志山異聞」に続いて今剣が中心に話かと思いきや、三日月丸宗近に重きが置かれていて、小狐丸は、三日月宗近のように闇に隠れて見えない想いをわかりながらも、刀剣男士としての使命に三日月宗近を引き戻そうとする。花びらが舞うような映像のなか、手足の長いふたりの華麗な闘いは鮮烈だった。三日月宗近を見張る密命を帯びていた髭切、膝丸。初登場らしく新鮮な雰囲気を醸す。ちょっと斜に構えて冷めた現代っ子的な感じがするふたり。一見、似て見えるが、髭切の三浦宏規はちょっとのんきでやさしい雰囲気があって、アクションもくるくると回転して軽やか。膝丸の高野洸はアクロバットが得意だから側転が鮮やかに決まる。公演中止になってしまった舞台『タンブリング』2020ではバック転も披露してくれそうだったので残念だったなあと思いながら配信を見た。6振り、それぞれ役割が違うが、共通して感じたのが果てしない孤独とアイデンティティが定かでない不安感をそれぞれがそれぞれのやり方で押し殺す悲哀。三日月宗近以外は自分が本当に存在するかわからない。実体がある三日月宗近は仲間のためにルールを破ろうと、藤原泰衡(加古臨王)にすべてを背負わそうとする。戦の天才・義経が生き残ったら戦乱の世になる。そうならないためにも義経は死なねばならない。加古臨王の苦渋の演技。泰衡と三日月宗近が蓮の華を見る場面は今剣と義経、岩融と弁慶、そして三日月宗近と藤原泰衡とエモさ三連弾は心臓保ちません……。○■寺山修司『毛皮のマリー』を連想さてここからは演劇好きの演劇に寄ったレビュー。「三百年の子守唄」のレビューで、本多忠勝を演じる蜻蛉切に物吉貞宗が「別の存在なんです」「なろうと思わなくていんです」「忠勝さまへの思いを戦にぶつければいいんです」と助言するセリフが演技論のようだと書いた私は、「つはものどもがゆめのあと」もさらに物語のなかに演技論が塗り込められているように感じた。小狐丸の「あどうつ聲」では「打つ」という言葉に関連する言葉をあげていくなかのひとつに「打つのは芝居」とある。「阿津賀志山異聞」で岩融が歌った「名残月」を聞いた三日月宗近が、岩融には「苦悩」があるが、今剣には「憧憬」や「思慕」が感じられるというのも、同じ歌やセリフでも歌ったり演じたりする人によって違うものになるということ。岩融と今剣は義経と弁慶の名場面を演じて再現しようと稽古に励んでいて「勧進帳」も演じようとするが、これこそ「演技」を演じる芝居である。「勧進帳」のネタバレになるが、義経と弁慶が敵の眼を避けて逃げていく際、関所で怪しまれ、弁慶は勧進帳を読み上げるふりをする(赤塚不二夫のお葬式のときのタモリの弔辞の元ネタ)。なんとか誤魔化せたと思ったら、身分を隠した義経が義経に似てると呼び止められてしまい、弁慶はおまえのせいでこんなことになったと泣く泣く主人を激しく打つことで難を逃れる。麗しい主従関係の物語なのである。この芝居は登場人物、みんなが「やさしい」と言う三日月宗近。誰かを思って芝居を打つことの尊さ。刀剣男士も自分のアイデンティティーがわからない不安を隠し、互いを慮っている。空で光る三日月がその大半を闇に姿を隠すかのように、何もかも背負おうとして何も語らない三日月宗近に代わって髭切が三日月宗近を演じるという体(てい)で語る。あれこれと「演じる」尽くし。ラスト、義経と弁慶が客席からはけていくとき「これからは逃げて逃げて逃げ続けてーー」というセリフがある。これで思い出したのは「役者はただ、じぶんの役柄に化けるだけ。これはお化け。化けて化けてとことんまで化けぬいて、お墓の中で一人で拍手喝采をきくんだ……」という寺山修司『毛皮のマリー』のセリフだった。人の数だけ真実があり、記憶がある。たとえ歴史上に存在していなくて物語のなかだけだとしてもそれを書いた人、読んだ人が、演じた人、その物語を信じた人がいるならば、それは間違いなく本物。演じるということはそういうことなのである。ラストの歌「ゆめのあと」(一瞬、ギターのギューンって音が効果的)は「傷跡」「焼け跡」「夢の跡」と「跡」に関する言葉が並び、冒頭の「打つ」尽くしとつながっていて、脚本が凝りに凝っている。第2部、オープニングのアンサンブルのダンスが1部の幽玄さを踏襲するかのようにふわりとしていて、その撮影の仕方も素敵だった。1部にも出てきた無数の鳥たちの映像が向きを変えて使用されていた。2部の階段はまっすぐな大階段になっていた。6振りの初登場の衣裳はスカートみたいな回るとふわっと広がるものでバレエを観ているみたいな印象を受けた。義経と弁慶の剣舞もかっこいい。あらゆる芸能リスペクトを感じる。ここでもはやお馴染み、待ってました!という感じのみんなの二の腕披露合戦がはじまる。中性的な今剣も、腕を出すと男性の腕だなーと思った。そして三日月宗近の脇と背中の美しさの大盤振る舞い。眼福でした。
2020年05月12日テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』が、4月いっぱい生放送を取りやめると報じられた。新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化するなか、番組制作もこれまで以上に厳戒態勢に入っているようだ。Twitterでも「生放送中止」がトレンド入りし、《良い判断》《仕方ない》と対応を支持する声が上がった。サンケイスポーツによると、同局系列の報道番組『報道ステーション』でメインキャスターの富川悠太アナウンサー(43)が新型コロナウイルスに感染したことを受けての対応だという。『Mステ』は2月28日から無観客で放送しており、収録現場では「マスク着用」「消毒」「マイクの共有をしない」といった感染予防策を徹底してきた。だが次回放送の17日以降はスタジオに人を入れず、VTR放送などを検討しているという。「富川アナウンサーの感染を受け、スタッフ全員が自宅待機になるなど警戒レベルが一段と上がったようです。『Mステ』は今年で34周年を迎える長寿番組。放送開始当初から生放送で旬のアーティストを迎え、観客や視聴者との一体感を大切にしてきました。しかし志村けんさん(享年70)が急逝してしまったこともありますし、司会のタモリさん(74)を心配する声も上がっていました」(テレビ局関係者)大勢が収録現場に集まる音楽番組も、他のバラエティ番組などと同じように「密閉・密集・密接」の“3密”にあたる。感染者増加の歯止めがかからない事態に、他局でも対応に追われているという。「NHKは7日に放送予定だった『うたコン』が中止になりました。本来なら生放送番組なのですが、次回以降は再放送に切り替えるようです。フジテレビも『Love music』の収録が延期となり、VTRなどでカバーするそうです。TBSは収録の中止期間が5月6日まで延長になりました。そのため『CDTVライブ!ライブ!』も過去の放送回からリクエストを募る形に。スタッフは編集作業や出演者のリモート対応に追われているようです」(前出・テレビ局関係者)
2020年04月15日「新宿のバーで、放送作家の高平哲郎さん(73)と飲んでいたら、高平さんが『面白いやつがいるから呼ぶよ』って。そしたら、まだ有名になる前のタモちゃん(タモリ・74)が来たんです。テーブルにはいつくばって、イグアナのモノマネとかやりだすから、『なんだこいつ』と最初は思いましたね(笑)」そう当時を懐かしむのは、今年で芸能生活50周年に突入した研ナオコさん(66)。50年の芸能生活において、日本のバラエティ界をけん引したコメディアンとの交友関係は広かった。「タモちゃんには、背中もなめられた(笑)。どうしてそうなったかは思い出せないんだけれど、私が背中の開いたドレスを着ていたのは覚えています。数年後、そのことを本人に言ったら『そういえば、なめたなめた!』って。『バカ野郎!なめた、なめたじゃねぇだろう』と(笑)」タモリ、そしてビートたけし(73)とともに“お笑いBIG3”として知られる明石家さんま(64)とは、同じマンションに住んでいた時期もあったという。「私は彼の部屋のちょうど上に引っ越したんですが、さんちゃんはそのことを知らなかった。脅かしてやろうと思って、仕事で会ったときに『さんちゃん、○○に住んでるでしょ?』と言ったら『なんで知ってまんの?』と不審がったの。私はそれを聞いて『お見通しやで〜へっへっへっ』って笑ってやりました。それで、さんちゃんの家の新聞受けに『上の階の住人に気をつけなさい』と書いた手紙を入れて(笑)。次会ったときに『手紙を入れた犯人は私』とバラしたらめちゃくちゃホッとしてました。相当、ビビッていたんでしょうね」さんまとは“イタズラ好き”な研さんならではのエピソードもある。「同じマンションに住んでいる当時、エレベーターで女のコと一緒になると、そのコがさんちゃんの部屋に行くかどうか大体雰囲気でわかるんですよ。そういうコに限って、私と目が合ったらサッとそらすから。それで、『かわいらしい方ですね〜また違う子ですね〜』と書いたメモを、私の部屋からさんちゃんの部屋にとどくように、ひもにつけて垂らしたりもしたの(笑)」研さんは、バラエティ番組での活躍だけでなく、中島みゆき(68)が作詞・作曲を手がけた『あばよ』(’76年)、『かもめはかもめ』(’78年)など、歌手としてヒット曲も連発している。しかし、40歳のときに歌手・タレントの命ともいえる喉に異変が。ポリープ摘出の手術を受けたあともなかなか完治せず、悩んでいたという。「術後にお医者さんから1週間しゃべんないでください」と言われたから、言いつけは守ったの。でも、1週間たっても声が出なくて歌えないんですよ。そこからイップス(精神的な理由により、思いどおりパフォーマンスが行えないような異変が体に起こること)が始まって、それが20年ぐらい続きました。コンサートが始まる前は緞帳の裏で『私、ここから消えてなくなりたい。消えたい。消えたい。消えたい』って思っていましたから。でも、娘には『開き直って、とにかく全身の力を抜いて』と言われ、美輪明宏さんにも『もっと自分に自信を持ちなさい』とおっしゃっていただいて、気持ちが楽になったのを覚えています」多くの病いも経験したが、今年は芸能生活50周年を記念し、梅沢富美男(69)とのエンターテインメントショー「梅沢富美男劇団」の公演も予定している。研さんの芸能活動の勢いは止まらない。(取材:インタビューマン山下)「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月09日ビデオリサーチが年2回実施している「テレビタレントイメージ調査」の第95回調査(2020年2月度)が2日、発表された。男性部門トップはお笑いコンビ・サンドウィッチマンで4連覇。女性部門トップは女優の綾瀬はるかで5連覇、通算11度目の首位となった。男性2位は明石家さんまとマツコ・デラックスが同率。上位には常連組が多く大きな変動がないものの、相葉雅紀(前回11位)と出川哲朗(前回13位)がともに9位でベスト10にランクインした。また、松本人志は自身最高の15位となり、2007年2月調査での17位から13年ぶりにベスト20入りとなった。女性2位は前回同様に新垣結衣、3位は前回5位の天海祐希。こちらも上位の顔ぶれは大きく変わらないが、杏が前回15位から順位を上げて9位となり、2017年2月調査時から3年ぶりのベスト10入りとなった。また、15位に広瀬すず、16位に広瀬アリスと、姉妹が続いてランクイン。そして、17位となった小池栄子は、前々回36位、前回28位と徐々に順位を上げている。○「テレビタレントイメージ調査」第95回調査(2020年2月度)■男性部門1位:サンドウィッチマン2位:明石家さんま3位:マツコ・デラックス4位:所ジョージ5位:博多華丸・大吉6位:阿部寛7位:大泉洋8位:千鳥9位:出川哲朗9位:相葉雅紀11位:内村光良12位:桑田佳祐13位:ナイツ14位:遠藤憲一15位:松本人志16位:タモリ16位:大谷翔平18位:ムロツヨシ19位:みやぞん19位:香川照之■女性部門1位:綾瀬はるか2位:新垣結衣3位:天海祐希4位:石原さとみ5位:深田恭子6位:北川景子7位:イモトアヤコ8位:浅田真央9位:杏10位:吉永小百合11位:吉田羊12位:米倉涼子13位:いとうあさこ14位:石田ゆり子15位:広瀬すず16位:広瀬アリス17位:小池栄子17位:長澤まさみ19位:渡辺直美20位:宇多田ヒカル20位:松たか子
2020年04月02日ビデオリサーチが年2回実施している「テレビタレントイメージ調査」の第95回調査(2020年2月度)が2日に発表され、男性部門では、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が13年ぶりにベスト20入りを果たした。男性トップはサンドウィッチマンで、今回で4連覇。2位は明石家さんまとマツコ・デラックスが同率で肩を並べた。上位には常連組が多く大きな変動がないものの、相葉雅紀(前回11位)と出川哲朗(前回13位)がともに9位でベスト10にランクインした。また、松本人志は自身最高の15位となり、2007年2月調査での17位から13年ぶりにベスト20入りとなった。ビデオリサーチは「テレビ番組での活躍はもちろん、近年はCMでのユニークなキャラクターなど、いろいろな側面がみられることで親しみやすさが増しているのかもしれません」と分析している。■男性部門1位:サンドウィッチマン2位:明石家さんま3位:マツコ・デラックス4位:所ジョージ5位:博多華丸・大吉6位:阿部寛7位:大泉洋8位:千鳥9位:出川哲朗9位:相葉雅紀11位:内村光良12位:桑田佳祐13位:ナイツ14位:遠藤憲一15位:松本人志16位:タモリ16位:大谷翔平18位:ムロツヨシ19位:みやぞん19位:香川照之
2020年04月02日編集部:学研キッズネット編集部ソニー生命保険株式会社は、2020年2月28日~3月2日の4日間、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女に対し、今年で7回目となる「子どもの教育資金に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。親の6割半が「子どもの学力や学歴は教育費次第」大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女1,000名に、子どもの教育や教育費に関する内容について自身の考えや状況がどの程度あてはまるか聞いたところ、≪子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる≫では、「非常にあてはまる」は17.2%、「ややあてはまる」は48.3%で、合計した「あてはまる(計)」は65.5%となった。≪老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい≫では63.8%となり、教育費が子どもの学力や学歴を左右すると考える親や、老後の備えより教育費を優先する親が多数派であることがわかった。また、≪早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だ≫では73.0%、≪スポーツや芸術の習い事よりも学習塾に教育費をかけたい≫では44.2%となり、親の多くが幼い頃から子どもの能力を高めるような取り組みを行うことが、子どもの将来のためになると感じていることがわかった。また、習い事よりも学習塾にお金をかけたい親は少数派であることも明らかとなった。「子どもの教育費の負担を重いと感じる」親の7割、昨年よりも負担感が増す傾向全回答者に、≪子どもの教育費の負担を重いと感じる≫か聞いたところ、「あてはまる」は69.4%となった。子どもの就学段階別にみると、「あてはまる」と回答した人の割合は、未就学児の親では56.5%、小学生の親では65.7%、中高生の親では73.4%、大学生等(予備校生・浪人生・大学生・短期大学生・専門学校生、以下同様)の親では81.7%と、子どもの就学段階が上がるにつれて負担を重いと感じる人の割合が高いという結果に。子どもの成長に伴い、学費や塾・習い事の費用といった教育費の負担が増大しているのではないか。子どもの教育費の負担を重いと感じる人の割合を過去の調査結果と比較すると、2018年71.4%→2019年66.6%→2020年69.4%と、昨年の下降から今年は上昇に転じ、家計の厳しさが垣間見える結果となりました。妻より夫が教育熱心な家庭では“教育のことで夫婦喧嘩をよくする”傾向配偶者がいる人に、夫婦間で教育方針が一致しているか、異なっているか聞いたところ、「一致している」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)は81.2%となり、子どもの教育には夫のほうが熱心か、妻のほうが熱心か聞いたところ「夫のほうが熱心」は34.0%、「妻のほうが熱心」は66.0%となった。また、子どもの教育のことで夫婦喧嘩をよくするか、全くしないか聞いたところ「よくする」は29.0%に。夫婦の教育方針の状況別にみると、「よくする」と回答した人の割合は、教育方針が一致している人では26.0%、異なっている人では42.0%となり、教育に対する意見のくい違いから、ぶつかり合ってしまうことがあるのではないか。さらに、夫婦の教育熱の状況別にみると「よくする」と回答した人の割合は、夫のほうが教育熱心という家庭では40.7%、妻のほうが教育熱心という家庭では22.9%となった。「子どものインターネット・SNS利用に不安を感じる」小学生の親の8割弱全回答者に、子どもの将来に関する項目を提示してどの程度不安を感じるか聞いたところ、≪学校生活≫では「不安を感じる」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)が54.7%に。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した人の割合は、未就学児の親では68.1%、小学生の親では62.1%とどちらも6割を超える結果となった。≪インターネットやSNSの利用≫では、「不安を感じる」が64.7%に。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した人の割合は、小学生の親(77.0%)が最も高いという結果に。近年のスマートフォンの普及などに伴い、インターネットやSNSが小学生にも身近なものとなり、多くの小学生が利用できるようになっています。小学生の親には、自身の子どもがインターネットやSNSをめぐるトラブルに遭遇するのではないかと不安を持っている人が多いのではないか。親の大半が子どもの受験や就活に不安を抱く「子どもの就活に不安を感じる」母親の7割強受験・進学や就職活動といった子どもの進路については、どの程度不安を感じているのでしょうか。高校生以下の子どもの親に、≪受験・進学≫についてどの程度不安を感じるか聞いたところ、「不安を感じる」は77.9%に。父母別にみると、父親では73.4%、母親では82.3%と母親のほうが8.9ポイント高くなりました。子どもの受験や進学に対しては、父親より母親のほうが不安を感じていることがわかる。全回答者に、≪就職活動≫についてどの程度不安を感じるか聞いたところ、「不安を感じる」は69.9%となりました。父母別にみると、父親では68.6%、母親では71.2%と、母親のほうがやや高くなりました。子どもの教育資金に不安を感じる理由1位「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」全回答者に、≪教育資金≫について、どの程度不安を感じるか聞いたところ「不安を感じる」は70.6%に。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した人の割合は、小学生の親(76.6%)、中高生の親(76.2%)ではどちらも7割半となった。教育資金に不安を感じている人に、子どもの教育資金に不安を感じる理由を聞いたところ、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」(56.8%)が最も高く、次いで「収入の維持や増加に自信がない」(37.4%)、「収入が不安定」(23.1%)となった。子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では「教育資金に関して相談する人がいない」(22.5%)が他の層より高い結果になり、未就学児の親では、教育資金に関する悩みを相談できず抱え込んでいる人が少なくないようだ。小学生から社会人になるまでに必要な教育資金平均予想金額は再び上昇し1,381万円にでは、子どもが小学校に入学してから社会人になるまで、教育資金はどのくらい必要になるとイメージしている人が多いのだろうか。未就学児の親に、子どもが小学生から社会人になるまでに、教育資金はいくらくらい必要だと思うか聞いたところ、「1,000万円~1,400万円位」(29.4%)に回答が集まり、平均予想金額は1,381万円となった。平均予想金額を過去の調査結果と比較すると、2018年1,348万円→2019年1,339万円→2020年1,381万円と、上昇傾向が落ち着いた昨年から再度上昇に転じ、2014年の調査開始以来最高額に。大学等への進学のための教育資金準備方法「銀行預金」「学資保険」のTOP2が突出高校生以下の子どもの親に、大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備しているか聞いたところ、「銀行預金」(58.3%)と「学資保険」(42.5%)が高くなり、次いで「財形貯蓄」(11.8%)、「(学資保険以外の)生命保険」(9.2%)、「金融投資(株式投資や先物取引など)」(6.6%)となった。銀行預金や学資保険で計画的に教育資金を準備している人が多いようだ。また、大学生等の親(予備校生・浪人生を含まない)に、大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備してきたか聞いたところ、「銀行預金」(58.5%)と「学資保険」(49.6%)が特に高く、以降「奨学金」(19.9%)、「財形貯蓄」(13.0%)、「教育ローン」(12.2%)が続きました。親の7割強が、大学等への進学で「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい」と回答全回答者に、子どもの大学等への進学に関する意識について聞いたところ「多少費用がかさんでも進学させたい」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)が81.2%、「費用がかさむなら進学させなくてもよい」が18.8%となった2019年の調査結果と比較すると、「多少費用がかさんでも進学させたい」と回答した人の割合は、2019年86.3%→2020年81.2%と、5.1ポイント下降したものの、依然高い傾向がみられた。次に、子どもの大学等の入学金・授業料等の費用について聞いたところ、「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい」が73.8%、「費用が極力抑えられる学校を選択させたい」が26.2%となり、子どもの進学先を選択する際の条件は、入学金・授業料等の費用よりも子どもの希望を第一に考える親が多いようだ。2019年の調査結果と比較すると、「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい」と回答した人の割合は、2019年77.4%→2020年73.8%と、やや下降したが、子どもの希望を第一に考えたいという親が依然として多いことがわかる結果となった。子どもの海外留学や海外研修は「多少費用がかさんでも経験させたい」と考える親が多数派子どもの学校への通学については、「自宅から遠ければ下宿や寮生活をさせてもよい」が44.3%、「自宅から通える学校を選択させたい」が55.7%となった。子どもの学生時代のアルバイトについては、「アルバイトはせず学業に専念してほしい」が43.6%、「アルバイトをして学生生活の費用に充ててほしい」が56.4%に。海外留学や海外研修については、「多少費用がかさんでも経験させたい」が54.3%、「費用がかさむなら経験させなくてもよい」が45.7%と約半数の結果に。子どもに対して、自宅通学やアルバイトなど、節約を意識した学生生活を希望している親が多数派となりました。他方、海外での留学や研修については、たとえ多額のお金がかかるとしても、海外で得られる様々な経験には価値があると考えている親が多いことがわかる。小学校高学年での英語の教科化未就学児の親の8割が認知2020年度から、小学校でのプログラミング教育必修化、小学校高学年での英語の教科化が実施される。これらにあたり、小学生以下の子どもの親にこの制度改正について知っているか聞いたところ、≪2020年度から、小学校でのプログラミング教育が必修化されること≫では、認知率が82.7%に。認知率を子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では79.4%、小学生の親では85.9%と、小学生の親のほうが6.5ポイント高くなりました。また、≪2020年度から、小学校高学年では英語が教科化されること≫では、認知率が81.5%となった。認知率を子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では80.3%、小学生の親では82.7%と、どちらも8割以上となった。近年のグローバル化を意識してか、小学生の親だけでなく未就学児の親も小学校での英語の教科化に大きな関心を寄せていることがうかがえる結果となった。大学入試共通テストの導入未就学児、小学生の親の7割以上が認知2021年度からは中学校で、2022年度からは高等学校で、プログラミング教育の必修化が実施されます。高校生までの子どもの親にこの制度改正について聞いたところ、認知率は≪2021年度から、中学校でのプログラミング教育が必修化されること≫では62.0%、≪2022年度から、高等学校でのプログラミング教育が必修化されること≫では55.6%となった。また、≪大学入試センター試験が廃止され、2020年度に大学入学共通テストに変わること≫では、認知率が76.2%となり、大学受験に関する改正については親の多くが関心を持っているようだ。認知率を子どもの就学段階別にみると、中高生の親(86.1%)では8割半と高い割合に。また、未就学児の親(70.5%)と小学生の親(71.8%)でも7割以上となりました。子どものプログラミング教育にかけたい金額かけたいと思う人の平均額は5,752円/月全回答者に、子どものプログラミング教育に今後かけたいお金について聞いたところ、お金をかけたいと思う人の割合は45.6%となりました。お金をかけたい人に、子どものプログラミング教育に今後1ヶ月あたりいくらくらいお金をかけたいと思うか聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(37.3%)に回答が集まり、平均額は5,752円という結果に。また、全回答者に、子どもの英語教育に今後かけたいお金について聞いたところ、かけたいと思う人の割合は、58.1%と、半数以上になり、お金をかけたい人に、子どもの英語教育に、今後、1ヶ月あたりいくらくらいお金をかけたいと思うか聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(39.1%)や「10,000円~20,000円未満」(24.6%)に回答が集まり、平均額は6,988円となりました。子どもに目指してほしい“理想の大人”有名人では1位「イチローさん」2位「所ジョージさん」全回答者に、自分の子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う有名人や、歴史上の人物について質問したところ、有名人1位「イチローさん」、2位「所ジョージさん」、3位「タモリさん」となりました。1位の「イチローさん」は、2015年の調査から6年連続の1位となり、選んだ理由をみると、1位の「イチローさん」については、「自分の信念をしっかりと持ち、仕事にストイックな人だから」など、強い精神力について、多くの回答が挙げられました。2位の「所ジョージさん」については、「好きなことを仕事にするアイデアを持っているから」、3位の「タモリさん」については、「好きなことをして、人生を満喫しているから」などが理由として挙げられました。また、歴史上の人物では、1位「織田信長」、2位「坂本龍馬」、3位「徳川家康」となり、「織田信長」は、2019年まで5年連続1位だった「坂本龍馬」を超え、初めての1位となった。1位の「織田信長」について選んだ理由をみると、「大胆な発想力と行動力を持っているから」などの回答が挙げられました。自分の子どもに就いてほしい職業1位「公務員」、「医師」「看護師」「薬剤師」など医療関係も上位に最後に、全回答者に自分の子どもに就いてほしい職業を聞いたところ、男子の親では「公務員」が圧倒的多数で1位に。2位は「医師」「会社員」という結果に。選んだ理由をみると、1位の「公務員」については、「不景気でも安定しているから」などの回答が挙げられ、子どもに安定した職業に就いてほしいと希望する親が多いことがわかりました。2位の「医師」については、「色々な人を助けてあげてほしいから」など、社会に貢献できる職業である点が多く挙げられました。「会社員」については、「好きな会社で働いてくれれば良いから」などの回答が挙げられました。女子の親では、1位「公務員」、2位「看護師」「薬剤師」という結果に。また、5位までに入った職業のうち3つは医療関係の職業となった。選んだ理由をみると、1位の「公務員」については、「安定が一番、安心だから」など、男子の場合と同様に、安定性を理由に挙げる人が多い結果に。2位の「看護師」については、「手に職をつけることができ、今後も必要とされる職業だから」、「薬剤師」については、「結婚や引越しをしても仕事を続けやすそうで、働く場所に困らないから」などの回答が挙げられ、手に職をつけることで、キャリアを長く保つことができると考えている人が多いことがわかる結果となった。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月01日「どこかの受け売りのように自分の知識をペラペラと話す夫にはもうウンザリ!」という妻の悲鳴が多発中……。そんな“うんちく夫”、じつはサルと同じなんですーー。「夫は毎晩のように、新型コロナウイルスの怖さから感染予防法まで延々と説明します。『知らなかっただろ』と語るわりには、聞いたような話ばかり。スマホで集めた情報でドヤ顔されてもねえ……」(40代主婦)「NHKの人気番組『ブラタモリ』を見ていると、“男性(タモリ)が女性(女子アナ)に知識を説明してやっている”という構図が目についてうんざりする。これは、“マンスプ”だよね」(50代女性)上から目線でものごとを解説してくるような“うんちく夫”にモヤモヤしているという妻は少なくない。50代女性が語った“マンスプ”とは、「マンスプレイニング」の略。これは、man(男)とexplaining(説明すること)という単語をかけ合わせた造語だ。心理カウンセラーの高見綾さんは、つぎのように解説する。「男性が女性に対して“見下したような態度”でものごとを説明することを表した言葉です。欧米では、ハラスメントのひとつとして認識されています。女性が黙ったまま我慢して聞いていると、男性側はますます“自分が優位に立っている”という思い込みが進んでいく。その思い込みが、夫婦間ではモラハラ、職場内ではパワハラにつながる可能性もあるのです」なぜ、男性は女性に対してうんちくを語りたがるのだろうか。「男性は『人の上に立ちたい』という支配欲が強いといわれています。それに加えて『女性はものを知らない』という先入観がある人もいる。“うんちく夫”にとっては、自分の知識をひけらかすことが、女性の上に立つための手段なのです」それは、自分に自信がないことや、“妻に自分の話を聞いてほしい”という承認欲求の裏返しでもある、と高見さんは続ける。では、夫にドヤ顔でうんちくを語られたとき、どのように対処すればよいのだろうか。「“他者より上に立ちたい”という習性は、サルが優位性を示すため、敵のサルに馬乗りになるのと似ています。同じ土俵に立とうとするとイライラしてしまうので、“夫はいま優位に立ちたいんだ”と思って聞き流すと、気持ちがスッキリするかもしれません」思い切って、その場で指摘してしまうのも手だという。「とはいえ、その場で『それはハラスメントだ!』などと深刻に言い返すと、夫も腹を立て、面倒なことになりかねません。『出た、うんちく。そういうのより、こういう話がしたいな』と軽い感じで指摘することからはじめましょう。上から目線になっていることに気づくきっかけを作る、ということが大事なのです」うんちく夫を変えるのは、“妻の一言”かもしれない。「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月27日「夫は毎晩のように、新型コロナウイルスの怖さから感染予防法まで延々と説明します。『知らなかっただろ』と語るわりには、聞いたような話ばかり。スマホで集めた情報でドヤ顔されてもねえ……」(40代主婦)「NHKの人気番組『ブラタモリ』を見ていると、“男性(タモリ)が女性(女子アナ)に知識を説明してやっている”という構図が目についてうんざりする。これは、“マンスプ”だよね」(50代女性)上から目線でものごとを解説してくるような“うんちく夫”にモヤモヤしているという妻は少なくない。50代女性が語った“マンスプ”とは、「マンスプレイニング」の略。これは、man(男)とexplaining(説明すること)という単語をかけ合わせた造語だ。心理カウンセラーの高見綾さんは、つぎのように解説する。「男性が女性に対して“見下したような態度”でものごとを説明することを表した言葉です。欧米では、ハラスメントのひとつとして認識されています。女性が黙ったまま我慢して聞いていると、男性側はますます“自分が優位に立っている”という思い込みが進んでいく。その思い込みが、夫婦間ではモラハラ、職場内ではパワハラにつながる可能性もあるのです」なぜ、男性は女性に対してうんちくを語りたがるのだろうか。「男性は『人の上に立ちたい』という支配欲が強いといわれています。それに加えて『女性はものを知らない』という先入観がある人もいる。“うんちく夫”にとっては、自分の知識をひけらかすことが、女性の上に立つための手段なのです」それは、自分に自信がないことや、“妻に自分の話を聞いてほしい”という承認欲求の裏返しでもある、と高見さんは続ける。では、夫にドヤ顔でうんちくを語られたとき、どのように対処すればよいのだろうか。エッセイストで元TBSアナウンサーの小島慶子さん(47)は、「夫に“インタビュー”をしてみては?」と対処法を提案する。「たとえば、美術館に一緒に行き、展示の解説に書いてあるようなことを得意げに夫が話し出す。そんなとき、『私はあの絵が好きだったけど、あなたはどう思った?』と切り返すのです。評論やうんちくではなく、夫の心にある感情や思考を引き出すような“インタビュー”をすること。自らの心の内を語る機会って、男性はないんですよね。意外な発見があるかもしれませんよ」TBS時代、「専門家に気持ちよく語ってもらうのが女子アナの仕事。女性はニコニコして聞いていればいい」という不文律に違和感があったという小島さん。「男性は職場内での決まりきった会話しか交わしていませんが、その間に女性はママ友や親戚、子どもといったさまざまな関係の人と、いろんな種類の会話をこなしている。トークスキルは、女性のほうが上なんですよ。“うんちく夫”に直面したら、インタビューで誘導して、“自己開示の練習をさせてしまおう”と考えると、会話しがいがあるかも。“うんちくよりも、自分自身のことを話せよ”と。ただ、自戒をこめて言うと、女性も立場が下の人に対して、一方的に話してしまうこともある。“楽しい会話は、対等な関係から生まれる”ということを頭に入れておきたいですね」「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月27日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が、映画『大怪獣のあとしまつ』(2020年公開)に主演することが27日、明らかになった。土屋太鳳がヒロインを務める。同作は、“特撮映画” で倒された怪獣の “その後”を描く完全オリジナル作。ビックリするほど巨大な死体で、ガス爆発も時間の問題という状況を、首相直属の特殊部隊の帯刀アラタ(山田涼介)が、未曽有の国家的危機の現場指揮の任務を背負わされ、環境大臣秘書で、元婚約者の雨音ユキノ(土屋太鳳)とともに”巨大な死体の後片付け” に、知恵と工夫と愛で立ち向かうことになる。誰もが知る “特撮映画” の、誰も見たことのない “その後の世界” を描く同作は、監督・脚本をドラマ『時効警察』シリーズなどの映像作品や、『タモリ倶楽部』などのバラエティ番組で活躍する映像作家・三木聡が務め、普段は映画会社のライバルである松竹×東映という日本映画史上初の大型共同プロジェクトとして始動する。撮影は2020年春、関東近郊を中心に行われる予定だ。○松竹 代表取締役社長 迫本淳一 コメント映画の興行収入が今までにないくらいの記録を作り、映画を大きなスクリーンで鑑賞することが昨今ブームになっています。そんななかで松竹と東映さんという今までにない組み合わせで、特撮映画という最も典型的な映画らしいコンテンツでの共同プロジェクトという素晴らしい機会を頂きました。松竹の『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズに代表される“庶民的人情”と東映さんの“義理人情”。その両方の“人情”がぶつかると、どうなるのか? とても期待しております。山田涼介さん、土屋太鳳さんは松竹とは縁が深く、出演して頂くことがとても楽しみです。死んだ怪獣のあとしまつはどうするのか…という本来、スポットがあたらない部分を真剣に作るのがこの作品の面白さですから、その点は昨年大ヒットした映画『翔んで埼玉』を作られた東映さんの力をお借りして、勉強させていただきたいです。三木聡監督はじめ、作り手の方々には弾けてほしいし、大ヒットを期待しております。○東映 代表取締役社長 多田憲之 コメント本作の企画が初めて当社で出たのは、5年程前のことです。当初は低予算で進めるという案もありましたが、このような映画の仕掛けは規模を大きくしなければ面白くならない。そこで松竹さんにお話を持っていったところ、賛同して頂くことができました。松竹さんと手を組めるのであれば、大掛かりかつ面白い嘘がつけると東映内部でも話が進みました。これまで様々な特撮映画がありましたが、死んだ後の怪獣のあとしまつ…という仕掛けが非常に面白い。一見ふざけたような内容ですが、ストーリーには環境問題も政治の混乱も描かれており、まさに今の時代が反映されています。山田涼介さん、土屋太鳳さんをはじめ、キャスティングも素晴らしく、まさに松竹さんがいなければ成立しなかった企画です。いい映画と面白い映画はイコール。いい結果が出ることによって両社にとっての次のステップもあるはずです。作り手たちにはいい映画を作って頂き、ヒットに導いてほしいです。○山田涼介 コメント最初にお話を聞いた時、真面目な映画への出演が多かったなかで、本格コメディ映画は初めてのお話で、すごく迷いがありました。ただ台本を読ませて頂いて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ…これは面白い!と思い、ぜひ出演させて頂こうと思いました!いまはプレッシャーはあまりなく、とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げて行きたいと思います。大人が全力でふざけるとこうなるのか! と思うような内容です(笑)。そしてさらに、ウソかと思うような驚きの豪華キャストで、ふざけ倒します! 土屋さんとは芝居で初めての共演になりますが、“ツッコミ”の多い役どころで、すごく真面目ながらユーモアさを持つ彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです。松竹さんと東映さん、業界激震の前代未聞の初タッグがホントにこの作品で良いんですか⁉と内心思いつつも、映画界の巨頭が組んで全力で“遊ぶ“ことにすごく意義があるなと!山田や土屋さんがこんなことするの⁉という驚きを存分に楽しんで頂きながら、お金を払って見て頂く以上の価値がある映画を全力で作り上げていきたいと思いますので、皆さま応援よろしくお願い致します。○土屋太鳳 コメント私はヒーローが好きです。特撮と呼ばれる作品には、人生において大切なことも、許されないことも、それをさえ許すことも、でも忘れてはならないことも…たとえば現実を風刺するリアルな危機感も…ありとあらゆるものが含まれていて、ヒーローはその真ん中で輝き、苦しみ、闘って、たくさんの勇気を教えてくれました。私がヒーローを知った子どもの頃は映画館の座席予約システムがなく、朝から並び、「映画が始まる前のワクワクする暗闇」を最初に味わったのは、松竹の映画だったか、東映の映画だったか…どの映画でもスクリーンにのめり込み、衝撃的に感動したことを覚えています。『大怪獣のあとしまつ』の脚本を読んだ時、その記憶にある感情が、渦巻きながら目を覚ましました。そして三木聡監督とお会いした時、この作品が持つ深さとパワーを予感しました。山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!○土屋太鳳 コメント私はヒーローが好きです。特撮と呼ばれる作品には、人生において大切なことも、許されないことも、それをさえ許すことも、でも忘れてはならないことも…たとえば現実を風刺するリアルな危機感も…ありとあらゆるものが含まれていて、ヒーローはその真ん中で輝き、苦しみ、闘って、たくさんの勇気を教えてくれました。私がヒーローを知った子どもの頃は映画館の座席予約システムがなく、朝から並び、「映画が始まる前のワクワクする暗闇」を最初に味わったのは、松竹の映画だったか、東映の映画だったか…どの映画でもスクリーンにのめり込み、衝撃的に感動したことを覚えています。『大怪獣のあとしまつ』の脚本を読んだ時、その記憶にある感情が、渦巻きながら目を覚ましました。そして三木聡監督とお会いした時、この作品が持つ深さとパワーを予感しました。山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!○監督・脚本 三木聡 コメントそもそも。20年以上前、ある番組で映画になってない時間を想像する企画をやったことが遠因。例えば『007』で、ウエットスーツの下がタキシード…どうやって着るのか? また『ゴッドファーザー』で朝起きると切られた馬の首がベッドに入っている…果たして夜中にどうやって寝ている人を起こさない様に入れたのか?で、特撮映画の映画にならない時間のひとつが死んでしまった怪獣の死体をどうしてるのか?非常に映画的でない時間を映画にしてみたい、そういう天邪鬼なところがスタート。果たして一体誰がこのある意味不毛な企画を映画化してくれるのか?でも、日本もまだまだ捨てたもんじゃない。手を挙げてくれる人たちが居たのです。それが、松竹と東映という日本を代表する映画会社。しかも共同で製作してくれるという歴史的な出来事なんだとか。いいのか?日本映画界?って私が言うのも何ですが、すでに真っ当でない感じはありあり。別に何か才能がある訳ではない私だけど、妙な遭遇運はあって、主に番組とか映画とかで物事が大きく変わるときに立ち会う率高し。今回も間違いなくそのひとつ。でも今後こういう機会が増え、新しいクリエイティブの場が広がるといいなぁと真顔で思っていたりする私、責任取れないけどね。そして、このバカバカしい企画を主演とヒロインという形で支えてくれるのが、山田涼介と土屋太鳳という、いま日本映画を支える俳優のおふたり。世代的にもかなり離れているがふたりの感性は非常に楽しみです。山田くんは欠落した過去を持つ主人公を、ときにクールに、また、ときに青い炎ともいうべき情熱を持って芝居づくりに臨んできてくれてますし、土屋さんは予想できない表情と的確なセリフトーンでやや負の面を持った新しい特撮もののヒロインを演じてくれる…はず。ふたりと一緒にスタッフ一同、思い切り後ろを向いて撮影に臨みます。
2020年02月27日2020年にハリウッド映画『GODZILLA VS. KONG』(原題)、2021年には『シン・ウルトラマン』と 大作特撮映画の公開が相次ぐなか、映画配給会社の松竹と東映が史上初のタッグを組んだ完全オリジナル脚本の大作特撮コメディ映画『大怪獣のあとしまつ』が、主演に山田涼介(Hey! Say! JUMP)、ヒロインに土屋太鳳を迎えて製作されることが決定した。“特撮映画” で倒された怪獣の “その後” とは?誰が、どうやって後始末している?ある日突然、この国を襲う大怪獣が、死んだ。ビックリするほど巨大な死体に、ガス爆発も時間の問題。片付けられなきゃ国家崩壊の危機!?この尻ぬぐい、誰が、どうやって...。未曽有の国家的危機の現場指揮の任務を背負わされたのは、首相直属の特殊部隊の帯刀(おびなた)アラタ。そんな彼の前に、環境大臣秘書で元婚約者の雨音(あまね)ユキノが現れて...。 ふたりは前代未聞の無理難題“巨大な死体の後片付け”に、知恵と工夫と愛(!?)で立ち向かうことに。誰もが知る“特撮映画” の、誰も見たことのない “その後の世界” を描く、 超インポッシブルなミッションを巡る空想特撮エンターテイメントが、いま、はじまる――。この超大型プロジェクトの監督・脚本を担うのは、ドラマ「時効警察」シリーズなどの映像作品や、「タモリ倶楽部」などのバラエティ番組で唯一無二の世界観を生み出し続けてきた映像作家・三木聡。山田涼介「全力でふざけて、面白く仕上げて行きたい」主人公の帯刀アラタ役に扮するのは、俳優として確固たるポジションを築く山田涼介。本格的なコメディ映画は初挑戦となるだけに、「すごく迷いがありました。ただ台本を読ませて頂いて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ...これは面白い!と思い、ぜひ出演させて頂こうと思いました!」と打ち明け、「とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げて行きたい」とコメント。初共演となる土屋さんにも「彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです」と語る。「松竹さんと東映さん、業界激震の前代未聞の初タッグがホントにこの作品で良いんですか!? と内心思いつつも、映画界の巨頭が組んで全力で“遊ぶ“ことにすごく意義があるなと!」と、自身でも楽しみな様子。土屋太鳳「全ヒーローへの恩返しを込め」さらに、ヒロインの雨音ユキノ役には、名実ともにトップを走る国民的女優・土屋太鳳。 「私はヒーローが好きです。特撮と呼ばれる作品には、人生において大切なことも、許されないことも、それをさえ許すことも、でも忘れてはな らないことも...たとえば現実を風刺するリアルな危機感も...ありとあらゆるものが含まれていて、ヒーローはその真ん中で輝き、苦しみ、闘って、たくさんの勇気を教えてくれました」と熱く語る。子ども時代、特撮映画に「のめり込み、衝撃的に感動した」と明かし、本作では「山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!」と意気込む。三木監督はそんな2人に、「山田くんは欠落した過去を持つ主人公を、ときにクールに、また、ときに青い炎ともいうべき情熱を持って芝居づくりに臨んできてくれてますし、土屋さんは予想できない表情と的確なセリフトーンでやや負の面を持った新しい特撮もののヒロインを演じてくれる...はず」と期待を込めてコメント。また、前代未聞の初タッグに、東映の代表取締役社長・多田憲之氏は「松竹さんと手を組めるのであれば、大掛かりかつ面白い嘘がつけると東映内部でも話が進みました」とコメント、松竹の代表取締役社長・迫本淳一氏は「松竹の『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズに代表される“庶民的人情”と東映さんの“義理人情”。その両方の“人情”がぶつかると、どうなるのか?とても期待しております」と語っている。『大怪獣のあとしまつ』は今春撮影予定、2020年以降、全国公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年02月27日