フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第238回目はノラ(Nola)さまの登場です。家族にしか心を開かない猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.238猫さまの話をもっと聞かせて!元野良猫のノラさまは7歳の女性猫さま。<ノラさまが語ります>私はパリ郊外の、庭のある一軒家に住んでいます。冬は少し出かけるだけで家にいる時間が長いのですが、夏はひと晩中外で遊び倒しています。家に人がいない時は季節問わず外に出っぱなしです。食事は朝はパテ、夜はカリカリメインです。だいたい交互に数回食事があり、1回の量は少なめです。特別な日というのは特にないですが、夏はほぼ毎週末BBQをするので、焼いたお肉のおこぼれが私にやってきます。夏は毎週ハッピーですね(笑)。大好きな場所は、家の入口にある大きなモミの木の下です。家の中ではベッドの上、ソファの角、陽のあたるバルコニーの椅子の上。気分にあわせて移動します。外では狩りをしています。鳥やネズミの獲物は必ず家に持ち帰って褒めてもらいます。<飼い主から見たノラさまとは>ノラは私たちが初めて飼った猫です。我が家の隣に家が建設されていた時、そこに隠れている子猫を捕まえようとしていたご近所さんのお手伝いをした娘が、そのままノラをもらいました。ご近所のかたはすでに2匹飼っているからどうぞ、と渡されました。ノラは私たち一家の癒やし的存在になりました。また、縁がある子だと思います。実は2回迷子になったことがあるのですが、不死鳥のごとく帰ってきてくれました。1度目は時間、場所タイミングともに、ノラ自身がアピールしなければ見つけることができなかったと思います。2度目は義理の両親宅で預かってもらっていたときでした。土地勘もないだろうに、義理の両親宅に自力で帰ってきました。もう2度と迷子にはなってほしくないです。ノラ自身も気を付けるようになっています。田舎の家に行くと、周りには家がないので近くを一緒にお散歩できます。ちゃんとついてきて、犬の散歩のようです。ちょっと怖いことがあるとさっと自分だけ逃げますが(笑)。また、耳がすごく良いです。3~50メートルくらい離れた小さな雑木林を見て固まっていたので、一緒に見ていたら雌鹿が出てきました。我が家に来客があるとき、ノラは外に出ます。家族以外の他人には基本的に近づきません。家族であっても、ご飯のときや外に出たいとき以外はすり寄ってきません。我慢してくれますが、抱っこも好きではないようです。寝る体制、寝ているときはなでたりお腹のふわふわの毛を楽しめます。その時は至福です!寝る前に寝床をモミモミ、ご飯がもっと欲しいなというときに近くでモミモミしているところもかわいいです。子どもたちも寝ているノラにくっついて、勉強や日々の生活もろもろへの癒やしてもらってるように思います。ただ、今は困ってしまうことがひとつ。頻繁にネズミ、鳥、トカゲを持ち帰ってくるのはちょっと…。いつの日か、ノラの命がなくなる瞬間がくると思います、その時には家族全員で看取りたいです。灰は田舎の家の庭に撒きたいです。ーー野生児のノラさまは冒険好き、家に帰ってこなかったり、狩りの収獲のコレクションだったり、飼い主を困らせることが頻繁ですが、それでも飼い主一家はノラさまが好きでたまりません。これからの季節はまた狩りに出かける回数が増えそうですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月01日取材・文:瑞姫撮影:洞澤佐智子編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部スタイリスト:中井綾子/crêpeヘアメイク:犬木愛/Ai Inuki人生を変えるひとつの大きな要素に、“環境”がある。環境を変えることは、これまで自分が身を置いていた安定した生活から離れ、未知なる別の世界に飛び込むことだ。それは時に勇気のいることだったり、不安なことだったりする。けれど、その大きな決断によって、これまでにない新たな視点を得ることができるし、自分の人生観を見つめなおすきっかけにもなる。そして、新たな人や場所との出会いにもつながるだろう。女優であり、3児の母でもある杏さんも、2022年の夏に日本とフランス・パリの二拠点生活を始めるという人生で“大きな決断”をした1人。現在は日本とパリを行き来しながら生活を送っている。そんな彼女の移住前最後の作品となったのが、映画『かくしごと』。この作品もまた、環境を変えることで思いも寄らない変化が訪れたことを描く、ヒューマン・ミステリーだ。映画の中で演じた千紗子について、そして杏さんのフランス・パリでの生活で感じた変化や新たな発見について、杏さんにとって“環境を変えること”とは何か、聞いた。■映画『かくしごと』が描く“おとぎ話のような世界”映画は、杏さん演じる絵本作家の千紗子が、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症の介護のため、渋々田舎に戻るところから始まる。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた千紗子が彼の身体に虐待の痕を見つけたことから、物語は思いも寄らない方向へと進んでいく。少年を守るため、自分が母親だと嘘をつき、少年と一緒に暮らし始めた千紗子。次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく3人。しかし、その幸せな生活は長くは続かない。物語が進むにつれ、ひとつの“嘘”をきっかけに、それぞれの“かくしごと”が明らかになっていくが、最後は予想し得ないラストで締めくくられる。台本を最初に読んだ時、杏さんは「現代のおとぎ話みたい」と率直に思ったそう。そのことについて杏さんは「なかなかできないことを行動に移して、束の間かもしれないけれども、本当の幸せを体現できるというのが、おとぎ話みたいなんですよね」と説明する。「不自然かもしれないけれども、確かにそこに本当のものを一瞬でもいいから作りたかったっていう、本当に自分の中のエリアというか箱庭を作っていくかのように、社会からは隔絶された自分の空間を作り上げたというのは、もし私が同じ状況になってもできるか分からないなと思いました。できるか分からない、というのは、本当に映画を観たみなさんが一人一人考えることなんだと思います」この作品は、愛について、自分の中の正義について考えさせられる作品のように思う。作中で演じた千紗子について杏さんは「違う人格」だと話すが、限りなく千紗子の考えに寄り添う理解の深さは、この作品へ向き合って来た杏さんのすごさを感じずにはいられない。「感情がすごく揺れ動いて疲れることもありました。つらいシーンもたくさんあったので、その感情に揺さぶられていたらその日の撮影が終わっていた、ということも多かったように思います。2日に一度くらいのペースで泣いていたので、結構大変な現場でしたね」作品について「箱庭の中の、花が枯れるまでのおとぎ話」だと表現し、「きっと長くは持たなかった」と話す杏さん。その美しくも儚い表現に、作品を思い出してはグッと胸が締めつけられる。千紗子の行動は、法の下では許される行為ではなかったかもしれない。しかし、少年にとって安らかな場所を提供するために、自らの環境はおろか、境遇さえも変えてしまう。善悪の判断はそれぞれに委ねられるが、この作品で描かれている千紗子は、環境を変えることに対して、そうした“強かな心”を持っている。■「おおむね面白く生きてます」パリで暮らすもう1人の自分映画で千紗子が田舎に戻ってきたことで思いもよらない変化が訪れたように、環境を変えることは、人生を大きく変えることだ。あらためて、杏さんに日本とパリの二拠点生活に、不安などはなかったのかと問うと、意外な答えが返ってきた。「多くの人が入学や就職をはじめとする引っ越しで環境が変わる経験があったかと思うんですが、私は今まで東京から出たことがなかったんです。だからそういった意味では、一般的に多くの方が18歳くらいで経験してきたことが、逆に私は今、初めてで。パリは仕事や旅行で何度も訪れているので“知っている街”ではあるものの、自分がこれまで住んでいた場所とは全く違うところで生活を始めるというのは、すごくわくわくしました。もちろん大変なこともあるんですけど、おおむね面白く生きてます」環境が変わることを、ポジティブに捉える人、ネガティブに捉える人がいる。しかしそれは、人の受け取り方の問題で、いくらでも前向きに変換できることなのかもしれない。杏さんはパリに来てからの変化を「自分がもう1人増えたみたい」と説明してくれた。「日本の自分と、フランスの自分がいる感覚。人格が変わったりはしないけれど、生活習慣は変わります。日本に帰ってくるとバリバリ仕事をして、パッパと段取りしてって感じですけど、パリでは日本と同じようにはできないこともあるので、のんびりと過ごしていることも多いですね。2つになったことで、良い刺激もあるし、安らぎもあるし、それはすごく自分にとっても良い変化だなって思います」日本の便利さとは違う、パリでの少しの不便さも、「やっぱり根本的に全然違うっていうのが面白い」と新たな発見と捉える杏さん。マイナスに感じがちな部分に対しても感情的になるのではなく、ひとつの価値観や生活習慣として自分の中に消化して楽しむことは、どんな環境の変化においても大切なことのように感じた。■時間の使い方で見つけた“パリの新たなメリット”日本とパリを比べた時、仕事と休みのバランスに対して異なる考え方を持っていることは、日本に住む私たちも何となく感じる部分がある。そこで、環境の変化は杏さんの“時間の使い方”にどんな影響を与えたのか聞いてみると、またしてもポジティブな答えが返ってきた。「フランスはバカンスが多いので、子どもの学校が半月ぐらい休みになることが年に何回もあるんです。その期間は自分の仕事も控えめにして子どもと過ごすようにしているんですが、そのおかげもあって、圧倒的にメリハリが生まれました。マッサージなどの自分の時間も、人と会う時間も取りやすくなりました」まさに環境を変えたからこそ出会うことができた、新たなメリットだ。とはいえ、大きなバカンスの連続に、戸惑いはなかったのだろうか。「今までにない休みの多さに過ごし方に悩むこともありますが、休みだと言われることって、ある意味ありがたくって。休みじゃなかったら行かなかった場所にも行けるので、ありがたいなと感じています」自分では制御のできない“休み”だからこそ、ゆっくり休んだり新しい体験をしたり、今まで考えもしなかったことに時間を使うことができるようになる。そして、それを“新たなメリット”として前向きに捉える杏さんだからこそ、その時間を有効に使うことができているように感じた。インタビュー中、杏さんは日本とパリ、両方のメリットを話してくれたものの、どちらに対しても後ろ向きな意見は語らなかった。それはきっと、杏さん自身がどちらのメリットも理解し、享受しているからなのかもしれないと思った。私たちが環境の変化に直面した場合、どうしても今までと違う部分や、不便になったところばかりに目が向いてしまう。しかし、杏さんのように前向きに“新たな発見”と捉えることで、そのマイナスな思いさえ、自分の中で形を変えてくれる気がした。映画『かくしごと』その嘘は、罪か、愛か ― 心揺さぶるヒューマン・ミステリーの誕生長年確執のあった父親の認知症の介護のため、田舎へ戻った主人公・千紗子は、ある日、事故で記憶を失った少年を助ける。少年に虐待の痕を見つけた千紗子は、少年を守るため、自分が母親だと嘘をつき、一緒に暮らし始める。ひとつの嘘から始まった疑似親子はやがて、本物の親子のようになっていくが、そんな幸せは長くは続かなかった――。2024年6月7日(金)全国ロードショー(C)2024「かくしごと」製作委員会
2024年05月31日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第237回目はトト(Toto)さまとウラガン(Uragane)さまの登場です。ファン(飼い主)サービス旺盛な猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.237猫さまの話をもっと聞かせて!トトさまは1歳半のメインクーンの男性猫さま、ウラガンさまは1歳のベンガルの女性猫さま。<トトさまが語ります>僕たちはデュプレックスのアパルトメント住まいです。上に行ったり下に行ったりと、よく運動できるスペースなので快適な暮らしです。典型的な一日は、朝飼い主たちと同じ時間に起き、午前中は遊んで過ごし、午後は飼い主たちが仕事から帰宅するまで寝て過ごします。いつもの食事はカリカリとパテですが、たまに生の鶏肉や乾燥した肉系も出てきます。猫の木とソファは居心地がいいので妹のウラガンと争って場所取りします。<飼い主から見たトトさまとウラガンさまとは>ブリーダーの広告を見て一瞬でトトを好きになり、私たちはすぐに彼を引き取ることにしました。彼は養子縁組に遅れましたが(生後9か月目)、子猫ではなくなったことに問題はありませんでした。初めてトトに会った時、私はときめきました。それは私の夫への愛でもあるのです。というのも、穏やかな夫は猫と一緒に暮らすことが最善と思っていたからです。私たちは動物を飼ったことがありませんでした。トトがやって来てから、私たちとトトの間はとてつもなく大きな愛で満ちています。トトがひとりでいるときに退屈しないように、ウラガンを養子として迎え入れることにしました。トトは人間に近く、愛撫されたり遊んだりするのが好きです。トトの得意分野は「ニャー」、「クー」と鳴いて私たちに話しかけること。赤ちゃんのようで、たくさんの注目を集めるキャラクターです。同時にカリスマ性も持ち合わせています。ウラガンは蛇口をひねるとすぐに駆けつけます。また走り回って遊ぶのが大好きで、エネルギーの塊です。赤ちゃんヒョウのようで、チャームポイントは緑の瞳です。トトは夫のように穏やかですが、ウラガンは私と似てエネルギッシュです(笑)。彼らは私たちのことを親だと思っているに違いありません。彼らは、おやつをもらったり、撫でてもらったり、注目を集め自分自身を理解してもらう方法を知っています。また、私たちが完全に彼らのファンだと思っているはずです。トトもウラガンも私たちの家の中にたくさんの平穏と平和をもたらし、物事がうまくいかないときには慰めを与えてくれます。日々、彼らはたくさんあふれんばかりの愛でこの家を満たしてくれるのです。ゴロゴロとたくさんのどを鳴らしながらの抱っこタイムは至高の時間です。ーー初めて猫さまを迎える事情はそれぞれですが、この飼い主は夫婦関係を良いものにするために猫さまと共同生活をすることに決めたようです。猫さまを飼ったこともなく、もともと大の猫さま好きだったわけでもないのに、トトさまとの出会いで明るい未来を想像できたのでしょう。家じゅうが愛でいっぱいで、幸せですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年05月26日コーデスナップの海外スタッフが、その国・地域ごとの魅力的なカフェを“スナップ”する連載。今回はフランス・パリに渡り、現地での取材を敢行。古くからヨーロッパにおけるカフェ文化の主役ともいえるこの街で、地元の人々から愛されるカフェを訪れました。今回ご紹介するのはFringe Coffee Paris(フリンジ・コーヒーパリ)です。Fringe Coffee Parisはパリの3区、オー・マレ地区に位置するカフェであり、写真展スペース。インディペンデントなクリエイターたち、デザイナー、写真家や映画製作者に愛されるオー・マレ地区でもひときわ人気を集めるスペースです。ご自身も写真家であるというファウンダーのジェフ・ハーグローブさんの案内のもと、お店に伺いました。 Fringe Coffee Parisファウンダーのジェフ・ハーグローブさん。ジェフさんは「写真展や写真集を通じたクリエイティブな空間」というコンセプトのもと、2016年にFringe Coffee Parisをオープンしました。写真作品に囲まれながらコーヒー、紅茶、ショコラやシンプルでヘルシーなフードメニューを楽しむことのできる、ユニークなカフェです。ウェルカムな雰囲気で多くのお客さんで賑わっていました。私たちが取材で訪れた際(2024年3月)には写真家のスネザナ・ゲルボー氏の作品が展示されていました。 人気のメニュー人気メニューであるフラットホワイトとカルダモンが香ばしいオーガニックのロールブリオッシュ。提供しているコーヒーはすべてシングルオリジンのスペシャリティーコーヒー。生産背景にこだわりを持ったサービスを提供しています。また、フードを含むすべてのメニューの原材料は生産者と直接取引をしているといいます。バリスタのロマンさん。オリジナルのエスプレッソ、高品質なフィルターコーヒーが人気だといいます。パティシエの悠乃さん。パリで芸術史を学ぶかたわら、パティシエとして勤務しているそうです。 カメラがずらり店内にはクラシックなフィルムカメラが並んでいます。随時更新される、写真集や雑誌のラインナップは眺めているだけで楽しくなります。店舗情報Fringe Coffee ParisInfo. Rue de Turenne, 75003 Paris, FRANCE月〜金:8時30分〜16時土日:10時〜17時Senior writer / Photographer:Yuko KotetsuCoordinator:Yuri Wakamori
2024年05月26日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第236回目はヨーロピアンショートヘアのエクレア(Éclair)さまの登場です。甘えん坊で家族が大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.236猫さまの話をもっと聞かせて!エクレアさまは1歳半の男性猫さま。<エクレアさまが語ります>僕たちはパリ17区にあるアパルトマンに住んでいます。目覚まし時計が鳴る30分前ぐらいに、まずは飼い主を起こします。そのあとはサロンで飼い主の膝の上に乗り、お気に入りの毛布をフミフミします。みんなが仕事や学校に行って家にいない時は寂しいので、甘えん坊になりたい朝のフミフミは大事な日課です。朝ごはんは6時ぐらいに食べ、そのあとは家の中をたくさん走り回ったり、遊んだりして、満足感を味わったらお気に入りの場所(サロンのソファか子ども部屋にあるハンモック)から外の景色を眺めます。時々、鳩を見ては「カカカッ」と鳴きます。食事は朝はカリカリ、夜はカリカリとウェットフードを少々。寝る前に大好きな『ちゅ~る』をいただきます。時々サーモンが登場しますが、これは特別ですね。昼間は寝室にある専用のベッドで寝ます。夕方はここの家の子ども(長女8歳、次女5歳)たちが学校から帰ってくると一緒に遊び、19時ぐらいに夜ご飯を食べます。そして、夜は飼い主と一緒に寝ます。<飼い主から見たエクレアさま>私の父は大のネズミ嫌いで、その退治を兼ねて白黒の雄猫を飼い始めたことをきっかけに、幼少期はいつも猫が家にいました。エクレアとの出会いは『Solana』という里親を探す協会が毎月開催しているイベントに行ったことです。長女が悩みに悩んで、当時3か月だった柔らかい雰囲気のエクレアに惹かれて選びました。いちばん記憶に残っている思い出は、家に迎え入れてすぐ、猫風邪にかかったことです。獣医さんから処方された薬と目薬を毎日与えなければならず、特に目薬が大変でした。毎回つかまえて毛布にくるんで、目に2種類の目薬をさしていました。知らない家に恐い目薬のおばちゃん、これでは嫌われると心配していましたが、エクレアはそんなことは気にせず、終わった後は毎回私の膝の上でぐるぐる喉を鳴らしていました。おやつはいつも準備していて『ちゅ~る』とフリーズドライしてある鶏肉をあげています。外の景色が見えるので、エクレアはサロンのソファとハンモックが大好きです。おもちゃはその時のブームがあって、今は小さな青いネズミにはまっています。性格は怖がりだけど甘えん坊でとっても優しいです。ご飯をあげたり、トイレ掃除をするといつも身体をすり寄せてありがとうと言ってくれます。そしてどんなにちょっかいを出しても絶対に怒りません。他の猫に対しても、最初は怯えて少ししっぽが膨らみますが、攻撃はしません。特技はいろんなものを開けられること。ドアや家のあらゆる引き出しを開けます。また、相当なかまってちゃんです。在宅勤務の時は必ずパソコンの前で邪魔をしたり、キーボードの上に座ってきます。家族がいるところが好きなので、お風呂場でもトイレでも、必ずやってきます。私と似ているところは真面目そうに見えるけど、実はひょうきんものなところです(笑)!エクレアからはいつも安らぎを与えてもらっています。私は心配性でくよくよしてしまうところがあるのですが、エクレアが遊んでいるところや寝顔を見ると悩みがふっとびます!エクレアは私にとって自慢の息子なのです。ーーエクレアさまの表情を見るだけで、温厚な優しさが感じられます。この家の娘さんが悩んでエクレアさまを選んだのも、小さくてもすでにこの性格を身体で表していたからなのでしょう。昼間のお留守番は寂しいでしょうが、家族が帰宅して思いっきり甘える姿を見ると、エクレアさまもこの家の人々も幸せですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年05月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第235回目はオスロ(Oslo)さまとネレウス(Néréus )さま、シャーロット(Charlotte)さまの登場です。個性あふれる猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.235猫さまの話をもっと聞かせて!オスロさま、ネレウスさまはともに6歳の男性猫さま、シャーロットさまは4歳の女性猫さま。<オスロさまが語ります>僕たちはパリにある80㎡のアパートに住んでいます。住まいは快適で、僕らは一日のほとんどを寝て過ごしていますが、朝は必ず飼い主に挨拶します。特に僕はお腹を撫ぜてもらうためにへそ天状態で身を投げ出します。食事は『Japhy』のカリカリとパテが主食です。僕たちは自分をコントロールする方法を知っているので、カリカリはセルフサービスです。パテの場合は週に1~2回程度の割合でいただいています。僕たちはみんなパテが大好物なので出るのが楽しみです。そして『Japhy』のマグロのおやつももらっています。僕らは皆、それぞれひとりでいるのが好きです。僕はバスルームのバスケット、ネレウスは飼い主のベッドの上、シャーロットはオフィスのカーペットの上にいるのが好きです。全員が揃うときは飼い主のベッドに乗ります。<飼い主から見たオスロさま、ネレウスさま、シャーロットさまとは>オスロとネレウスは、元彼の家に行ったときに出会いました。彼らはすぐに私を気に入ってくれ、私も同様でした。元彼と別れることになったとき、小さな子どもたち(猫たち)をすべて私が守ることにしました。彼らとは切り離せない関係になっていたので…。元彼によると、ネレウスの人生のスタートは順風満帆ではなく、もとは野良猫だったそうです。彼は路面電車の線路の下で母親と兄弟と一緒にいたとき、尻尾の一部を失いました。生後3週間のときだったそうです。それから元彼はネレウスを養子にし、ミルクを与えて養育しました。オスロは3歳で養子に迎えられました。元彼の元恋人は警察官だったので、彼女には猫たちの世話をする時間がありませんでした。それで彼女は別れる時に2匹を元彼に託しました。それから元彼と私の出会いがあり、それがオスロとネレウスと出会うきっかけとなったのです。当時私は20㎡の狭いアパートに住んでいて、マルセイユの両親を訪ねたとき、シャーロットが私についてきました。私がシャーロットに会ったとき、彼女は赤ちゃんでした。まだ生後数週間で、私の手に収まるくらいだったはずです。私はすぐに彼女に恋をしました。それは私にとって初めての自分の猫でした。最初はとても恥ずかしがり屋でしたが、数分後には私を抱きしめにきました。このようないきさつから3匹が揃って生活することになったのです。オスロは、抱きしめられるのが大好きで大きなぬいぐるみのようです。ネレウスは緊張感をもって生活しており、何が起こっているかをすべて観察しています。シャーロットは、不機嫌になることもありますが、同時にとても優しいボスです。『Japhy』社(キャットフード)から毎月新しいおもちゃが届きますが、彼らのお気に入りは羽根ばたきです。オスロは毎朝、私の足元に身を投げて抱きしめてくれます。ネレウスはブラッシングされるのが大好きです。シャーロットはあぐらをかいて座っているみんなの膝に飛び込みます。みんなそれぞれ個性があって楽しい毎日です。シャーロットは性格的にも肉体的にもおしゃれキャットのマリーに似ていると思います。オスロはウサギのように見え、ネレウスは目が大きいため日本の漫画に出てくる猫のように見えます。そして彼らは皆とてもかわいくて愛情深いです。私たちは皆、ひとつの大きな家族です。私は彼らの母親であり、彼らは私の子どもです。心に残るエピソードはたくさんあります。シャーロットと私たちの出会いは必然的だったと思います。手が小さい私の手より少しだけ大きいくらいの頃でした。私が初めて猫と一緒に夜を過ごしたのはオスロ。本当のつながりがありました。オスロは私の腕の中に潜り込んで眠りにつきました。ネレウスはちょっと複雑で、彼は私のことをあまり好きではなかった、あるいは私を警戒していました。それで、彼が初めて私を抱きしめてくれたときは感動し、涙したぐらいです。今となっては、彼らは皆、私の心の支えであり、かけがえのない存在です。ーー出会いと別れ、猫さまを手放すときのそれぞれの心の機微が感じ取れました。人の人生にはいろんなことが起こり、猫さまもそれによって飼い主が変わったとしてもへっちゃらな生命力があるのだと、今回飼い主の話を聞いて思いました。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年05月19日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第234回目はスコティッシュフォールドのイブー (Hiboo)さまの登場です。まんまる顔の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.234猫さまの話をもっと聞かせて!イブーさまは1歳の男性猫さま。<イブーさまが語ります>僕は庭のある大きな家に住んでいます。周りはとても静かです。午前8時に起きて午後10時に就寝します。猫としてはとてもスロースペース、ヒトの生活に近いですね。朝と夕方に良質なカリカリを食べます。おやつはビーフスティック!特別な日の食事はサーモンのパテが出てきます。なんで特別なのかわかりませんが、飼い主の機嫌がいい時なのでしょうか?日中は飼い主のベッドか椅子の、太陽の光が当たる場所で寝るのが大好きです(時にへそ天)。遊びはアルミボールや釣り竿に情熱を注いでいます。とても社交的で、愛情深く、遊び心があります。そして何も恐れない性格です。<飼い主から見たイブーさまとは>イブーの前にも猫を飼っていましたが、残念ながら5か月間行方不明です。いつか戻ってくることを願っています。イブーは道をさまよっているところを発見されてシェルターに保護されました。しかし、タトゥーもチップも身体から発見できなかったため、身元は特定できませんでした。飼い主不明のままで過ごしていたので、私たちはこのシェルターを通じて彼を養子にしました。彼はまるで私の専用ぬいぐるみ!私はイブーの丸い頭と大きな緑色の目が大好きです。私たちはお互いに穏やかな気質を持ち合わせています。彼は私にたくさんの愛をもたらしてくれる幸せのシャワーのようです。でも彼は時々王様のように振る舞い、そして私たちを奴隷のように扱います。あぁ〜。ーーイブーさまはおっとりしているのでしょうか?猫さまとしては早寝遅起きなのは、周りの環境が静かだからでしょうね。それに飼い主も穏やかでストレスのない生活を楽しんでいます。まんまる顔で寝そべっている様子はかわいいですね。Instagram:@hiboo_scottishfold著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年05月18日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第233回目はペルシャ とチンチラのミックス、コーダ (Koda)さまの登場です。ロシアからやって来た猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.233猫さまの話をもっと聞かせて!コーダさまは1歳の男性猫さま。<コーダさまが語ります>僕は南仏の、スペインに近いナルボンヌという街のアパートに住んでいます。いつもの食べ物は『ピュリナワン』のキャットフードと、時々焼いたチキンをいただきます。まだ1歳なので特別な食事もやおやつはありません。家の中の好きな場所は冷蔵庫の上(家の中で一番高いところ)やバスルーム(シンクに僕の体がすっぽり収まるから)。お気に入りのおもちゃは、鈴のついたロープ、ピンク色のボール(僕の黒い色に似合うでしょう?)。出会う猫や犬など、すべての生き物に対して穏やかで、遊び好きです。意地悪なんて絶対しません。したくてもその勇気がありません(苦笑)。特技は、常に注目を集めるために鳴くことです。みてみてパワーがあふれてるのです。<飼い主から見たコーダさまとは>コーダは実家の猫から生まれた赤ちゃんで、私の初めての猫です。特に猫が欲しかったわけではなかったのですが、ある日、実家で子猫の世話をしなければならなかったときがあり、情が移って連れて帰ってきました。その日以来コーダは私の家族の一員になったのです。毛だらけ長毛なところがチャームポイントですが、ブラッシングには時間がかかりますね(笑)。平日私は外に仕事に行き、週末だけは一緒に過ごせて幸せです。ソファーで一緒に映画を見たりして過ごしています。性格は私と同じで、遊び心があり、穏やかです。私が家具を組み立てている最中にもよく観察して手伝ってくれています(本当は邪魔をしに?構ってほしい?)。バカンスにはコーダの母親と仲良く車に乗って移動もしました。久々に会えてお互い喜んでいました。母親はコーダのような黒色ではなくきれいなクリーム色なんです。毎朝コーダはとても早起きで私を見上げる表情はとても愛らしく思います。コーダはいつも私に愛と喜びを与えてくれています。ーーロン毛のコーダさまは見事な毛並みですね。まだ若いので毛はフサフサで柔らかくよく生え替わり、ブラッシングや家の掃除も大変そうです。でも飼い主の休みの日には存分に遊べて満足そうでした。これから暖かくなる季節には出歩くこともありそうです。まずは実家のお母さんに会いに行くのでしょうね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年05月12日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第232回目はメインクーンのフィリヤ(Filya)またの名はフィリモン(Filimon)さまの登場です。ロシアからやって来た猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.232猫さまの話をもっと聞かせて!フィリヤさまは2歳の男性猫さま。<フィリヤさまが語ります>僕の家は小さいですが、中庭があってとても心地よい生活を送っています。朝、飼い主を起こしてカリカリを要求し、それから抱き合って、抱きしめてもらい、食べた後は満足してまた寝ます。庭で遊ぶ以外は一日中そのような感じです。昼間は肘掛け椅子で寝るのが好きです。食事はカリカリだけですが、時々飼い主が魚を食べるときに少しもらうことがあります。魚が大好きで、グルメな猫です。性格は穏やかで、愛情深く、社交的で、抱きしめるのが好きで、とても親切な猫と呼ばれています。<飼い主から見たフィリヤさまとは>フィリヤの前に、私たちはとてもかわいい三毛猫のネネットを飼っていました。彼女は私の夫の猫です。ある日、私も自分の猫が買いたいと思い、メインクーンに決めました。夫がメインクーンについてたくさん話してくれたので、私も本当に自分の猫が飼いたいと決心し、ブリーダーに連絡しました。フィリヤの写真を送ってもらった時、それが私の猫であることがすぐにわかりました。ロシアで子猫を見つけ、私たちの家族にするためにフィリヤを探し当てました。それはとても長い旅でした。私にとって彼は、とても素敵で小さなトラのようです。彼は大きくてとても穏やかです。似ている点は、私たちは休むのが好きで、ただ抱きしめるだけで何もしないところ。彼は私のことを優しい人だと認識していると思います。また、食べ物をもらったり愛撫してもらったり、彼の家に住んでいる彼の奴隷だということもわかっているようです(笑)。フィリヤとの毎日は楽しい瞬間でいっぱいです。夏のある日、私が庭で絵を描いていると、フィリヤが隣にきて一緒に楽しい時間を過ごしました。いつも彼は私にたくさんの愛と幸せを与えてくれます。彼を愛撫すると、とても穏やかでリラックスした気分になります。彼を見るたびに、どうしてこんなに素敵な猫を飼うことができるのかと我ながら感心しています。ーーはるばるロシアからやって来たフィリヤさま。自分だけが独占できる猫が欲しかった気持ちがわかるような気がします。以前からいた三毛猫のネネットさまが夫にしかなつかなかったからでしょう。そんな関係でも飼い主は夫との関係は良好とのことでした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年05月11日パリパリの食感が魅力の海苔ですが、開封済みのものはすぐに湿気てしまいがち。ですがほんの一工夫で、また元通りのパリパリと軽やかな食感を取り戻すことができます。一度湿気てしまった海苔を再びパリパリのおいしい食感に戻す裏技を、Instagramの投稿からご紹介します。海苔をいつものおいしい食感に戻す簡単テクニック湿気てしまった海苔をもう一度パリパリとしたおいしい食感に戻すテクニックをInstagramで紹介しているのは、タレントとしても活躍しているあべももこ(abemomo_gram)さんです。2人のお子さんの母親でもあるあべももこさんは、毎日の家事や子育てに役立つライフハックや災害時のために覚えておきたい防災ハックなど、日頃の暮らしに役立つアイディアを多数Instagramで発信しています。あべももこさんのInstagramの投稿によると、湿気てしまった海苔のパリパリ食感を取り戻すための方法は2つ。早速詳しい手順をみていきましょう!直火であぶる自宅にガスコンロがあるご家庭なら、コンロの直火で海苔を軽くあぶるのがおすすめ。湿気た海苔がパリッとした食感を取り戻すだけでなく、あぶったからこその香ばしい風味も楽しめるため、海苔をさらにおいしくいただくテクニックとしてもおすすめの方法です。海苔の両面を軽くあぶるだけでオーケーという手軽さも嬉しいポイント。電子レンジで温めるIHクッキングヒーターを使っているご家庭や、直火を利用するのは怖いと感じる人におすすめなのが電子レンジで海苔をチンする方法。600w30秒を目安に、湿気た海苔を電子レンジであたためます。海苔の様子を確かめて、まだパリッとした感触になっていないようであれば10秒ずつ加熱時間を増やしていきましょう。水分が飛んで、パリッと感がよみがえるはずです。海苔を湿気させない保存方法そもそも海苔が湿気でやわらかくなってしまうのを防ぐためには、保存方法に気を配るのも大切。おすすめなのは、一度開封した海苔は冷凍庫で保存しておくことです。凍ることなく湿気を防ぐことができるので、パリパリと乾燥した状態で保存しておけます。常温で保存していて湿気てしまった海苔は、先ほど紹介した方法で復活させ、これからの海苔の保管場所は冷凍庫にすれば、自宅でいつでもパリパリの海苔が楽しめるはず。おにぎりや手巻き寿司などの料理に、ぜひ活用してみてください。※再生ボタンを押すとInstagram上で動画が再生されます。 この投稿をInstagramで見る あべももこ/2児ママの子育てライフハック(@abemomo_gram)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2024年05月09日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第231回目はトイガー種のアノイ=タヤ (Anoy-Taya)さまの登場です。先住犬と相性抜群な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.231猫さまの話をもっと聞かせて!アノイ=タヤさまはもうじき2歳の女性猫さま。<アノイ=タヤさまが語ります>私は田舎にある家にスタッフィ犬の友だちオスロと一緒に住んでいます。遊んで、オスロを困らせて、食べて、寝て、を毎日繰り返します。オスロは散歩に出かけますが、私はお留守番です。食事は『ATAVIK』のカリカリと『Lucien』のテリーヌとパテが主食です。2日おきに種類は変わりますが、基本的にサーモンベース味です。おやつもあって『ATAVIK』の美味しい乾燥フードもあります。家の中で、隠れることができる場所ならどこでも好きです。でも、決して飼い主たちから遠く離れはしません。おもちゃは生きている大きな犬(笑)。私はダイナミックな性格なのです。そして天使と悪魔が同居していて、どちらが出てくるか順番は秘密です。<飼い主から見たアノイ=タヤさまとは>以前、信じられないほど素晴らしい猫を飼っていました。名前はヨナ。彼女は私たちにとって初めての猫であり、出会った時から好きになりました。残念なことに、彼女は2022年の6歳の誕生日の明け方に突然この世を去ってしまい、今でも私たちは悲痛な思いでいっぱいです。猫なしではやっていけません。アノイ=タヤは『Embrace The moon』ブリーダーの出身で、父親はアルマーニ、母親はレアと呼ばれています。私たちは2022年10月に彼女を引き取りました。ファーストネームのアノイは、ヨナへのオマージュです(Yona=Anoyと逆さまにしました)。逆さまにしたのは必然の物語のようでした。実は、ヨナとオスロの関係はとても複雑でした。ヨナはワイルドな面もあったのですが、同時に彼女は静けさを愛し、そして強い性格でした。もし私たちが彼女を邪魔したと判断されたなら、彼女は私たちに噛みついても良心の呵責はなかったのです。彼女は乱暴でしたが、幸いなことに私たちとオスロは平和主義者で非攻撃的です。オスロがヨナにうなり声を上げたことは一度もありませんでしたが、ヨナは時々オスロに対してあまり優しくありませんでした。アノイの場合はその逆で、オスロは彼女の兄のようです。彼らはいつも一緒にいて、彼女はいつも彼と遊んでいます。彼らと人生の瞬間を共有できるのは私たちにとって幸運なことだと考えています。アノイがやってきてからは毎日すごく賑やかな家になりました。アノイ=タヤは信じられないほど人間に近い猫です。穏やかでありながら同時に爆発的でもあり、海のようにも見えます。アノイ=タヤは私の人生と意識に愛と融和をもたらしてくれています。ーー写真でもわかるように、アノイ=タヤさまはスタッフィ犬のオスロが好きでたまらないようです。一緒にひっついて寝ることも多いのだとか。家の壁にはキャットウォークがあり、そこからオスロを見張っています。機会ができたらオスロがアノイ=タヤさまをどう思っているか聞きたいと思います。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年05月05日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第230回目はシマ猫のシマシマ(Shima-shima)さまの登場です。人心掌握術に優れた猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.230猫さまの話をもっと聞かせて!シマシマさまは9歳の男性猫さま。<シマシマさまが語ります>僕の飼い主は夫婦共に音楽家で、パリと田舎を行ったり来たりの生活です。朝はカリカリ、夜はパテを食べています。とにかく食欲旺盛、食べることが大好きで、食べ物をねだる時は必ず飼い主の母のところに行きます。父がキッチンにいても、ピアノを弾いている母のところへ行ってかなりのアピールをはじめます。作戦で一番有効なのが楽譜をカリカリと爪でひっかくこと。これをすると母がすぐキッチンに飛んでいってご飯をくれるのです。ニンマリと微笑みながらバッハやショパンの楽譜を爪でカリカリします。田舎にいる時は小ネズミを味わった後、プレゼントとして持ち帰ります。母の大敵ですが(笑)。日本製の『ちゃおちゅ~る』が大好きで両手で抱えてかぶりつきます。時々、父母が焼く鶏の丸焼きのお裾分けもあります。パリにいる時は僕専用のカゴがあって、そこでお昼寝したり、心を休めたり、夜はそこでぐっすり熟睡します。バルコニーがあるので、朝パトロールするのも日課。バルコニーの木々に遊びにくる小鳥たちをじっと見つめて、カチカチ言いながら威嚇するのもお決まりの日課です。田舎にいる時は、暖炉の前のソファーに寝っ転がってウトウトするのが至福の時間です。時々庭に出て、草の匂いを嗅いだり、足腰を鍛えるためのウォーキングもします。ただ、母の「シマシマ、ご飯だよー!」という掛け声が聞こえると、どこにいてもスプリングダッシュで駆けつけます。最初に覚えた人間の言葉が「シマシマ、ご飯だよー!」なんです。とにかく人懐っこく、誰にでも優しく愛情表現をするので、そのコミュニケーション能力の高さは僕の大きな魅力だと思います。ビジュアル的にとても美しい顔と筋肉隆々としたボディーも自慢です!<飼い主から見たシマシマさまとは>前に一緒に暮らしていた黒猫のチチュスが16歳で旅立った後、2年経って猫との暮らしが恋しくなっていた時に、モンマルトルのふもとに住むピアニストの友人の家に4匹の子猫が産まれました。ふらっと夫と見に行きがてら遊びに行ったところ、4匹のうち1匹の子猫が私の腕の中に飛び込んできて、その瞬間心が決まりました。その子猫がシマシマです。私たち家族はパリのバルコニー付きのアパルトマンで5年間暮らしていましたが、3年前にパリから1時間ちょっとの田舎にある元農家だった家を購入したので、2つの家を行き来しながら暮らしています。この田舎の家の庭は2ヘクタールあって、庭の中には川が流れていたり、鹿がいる森があったりと、野性味に溢れています!愛猫の名前はシマシマで、まさに名は体を表す…です!(笑)パリにいる時も、田舎にいる時も基本的に規則正しい(?)生活です。夜更かしもあまりせず、朝も適度な時間に起きて3食モリモリ食べて、バルコニーや庭を散歩して、それ以外は家中のあちこちにあるブランケットの上でグーグー寝ています。シマシマは見かけは猫の姿をしていますが、その中にいるのは人間か?!というぐらい人の気持ちを読み取って寄り添ってくれたり、自分の希望を全身で表現したり、私たちと目をしっかり合わせて”会話”をすることができます。言葉がしゃべれないとは思えないぐらいの意思疎通能力の高さと存在感の強さはものすごいです…。とにかく物怖じせず、初対面でもまずは近づいていって鼻と鼻を寄せあってウェルカムの意思を表現しています。産まれた時にお世話になっていた友人ファミリーの雰囲気がとてもおおらかで暖かい環境だったので、きっと人に対してのフレンドシップがそこで育まれたのではないかと思います。ちなみにそのファミリーも音楽家だったので、楽器の音を産まれた時から耳にしています。そのためか、思いっきりピアノを弾いていてもびくともせずに横でウトウト眠っています!どうやったら自分が欲しいもの(食べ物やお水、または外に出たい時など)を欲しい時に手にいれられるか、という作戦をたてるのがかなり上手です。とても賢いんだと思います。主な作戦で一番効果が高いのは私のピアノの中に入り込んで弦をビンビンはじくことです。人を喜ばせたい、皆が自分の存在でハッピーになってくれるのが何よりだ、という気持ちのありかたがとても私と似ている気がします。あとは食いしん坊なところ!食べることへのパッションの強さはかなり似ています(笑)。私のことは食べ物と暖かい寝床を用意してくれるお母さんのような存在だと思っていると思います。夫言わせると、シマシマは自分が何をすると私がどう反応するか全て把握していて、それによって私が簡単に彼の思い通りに動いているという構図ができあがってるらしいです(笑)。私自身は夫と暮らすまでは猫と暮らした経験はなく、完璧な犬派でした。しかも子どもの頃、私が飼っていたインコが外から入ってきた野良猫にくわえて連れ去られるシーンを目撃して以来、猫はかなり苦手な存在でした。ところが夫が大の猫好きで、一緒に暮らしはじめた時に夫が飼っていた老猫チチュスも一緒に暮らすことが選択の余地がない状況になり、そのお陰で猫と暮らす楽しさ、豊かさを知りました。チチュスが2年後に亡くなった時、自分でもびっくりするぐらいぽっかり穴があいたような気持ちになりました。チチュスも2年の間にすっかり私に懐いてくれて、膝の上ですやすや眠るぐらいに仲良くなっていました。そして、どんなに深く寝ていても、夫が部屋に入ってくると、夫を裏切ってしまった浮気現場をつかまれたパートナーのごとく、さっと退場するのが何とも愛らしかったです(笑)。シマシマのエピソードですが、ある夜、夫と一緒にコンサートに出かけました。18時過ぎだったでしょうか?コンサートの後ゆっくりディナーをして、深夜0時過ぎに私たちの住む3階のアパルトマンまでの階段を登っていったところ、家の扉の前でシマシマが4本の足を揃えて私たちを待っていました!ドアを開けると一緒に出てしまうことが多いので、夜の外出時もものすごく注意していたのに、まさか一緒に外に出ていたとは!そして6時間近くたった後でも家の前で私たちの帰りを待っていてくれたことに、びっくりしました。後から隣人に聞くと、地上階の中庭まで降りてきたらしく、少しうろうろと歩いた後は、また3階の自分の家を迷わず見つけて(どの階数のアパルトマンもみな似たような外見なのに!)、その前で私たちの帰りをじっと待っていたそうです。忠誠心に感動しました。シマシマからは柔らかさ、静けさ、美しさを感じます。猫はいつも美しくエレガントです。なんたってシマシマは穏やかで、面白いことが多いので毎日の生活が楽しくて仕方ありません。私たち夫婦は子どもがいないので、シマシマは大事な子どものような存在でもあり、時には寄り添ってくれる親友のようでもあります。また、世知辛いパリの暮らしを一緒に乗り越えてくれる戦友のような存在でもあり、黙って私たちの疲れを癒してくれるようなセラピストのような存在でもあります。ーー毎日ピアノの音が流れる生活のなかで、シマシマさまは楽しい毎日を送っています。猫さまが苦手だった飼い主が猫さま好きになった話も興味深いですね。シマシマさまとの毎日は充実したものになっている様子がよくわかりました。でも田舎に行った時に小ネズミのプレゼントは少し控えてください(笑)。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年05月04日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第229回目はシャルトリューのマヌウシュ(Manouche)さまの登場です。むちむちみっちりグレー猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.229猫さまの話をもっと聞かせて!マヌウシュさまは10歳の男性猫さま。<マヌウシュさまが語ります>近くに住んでいる他の猫友だちに会うために庭に出るのが大好きです。そうでなければ、飼い主の部屋で一緒にいるのが好きです。時々、レーザー光線で遊んでいます。食事は『Ultima』ブランドのカリカリと『Sheba』ブランドのパテを食べています。また、マグロなど、飼い主たちが普段食べているものを食べるのも好きです。<飼い主から見たマヌウシュさまとは>私はマヌウシュが2歳だったときに引き取りました。フランスの有名なサイトのオンライン広告で見つけました。飼い猫だったようですが、さまざまな理由で手放さなければならなかったようです。引き取ったばかりの頃はとても怖がっていましたが、だんだんと慣れるようになってきました。私は子どもの頃、2匹の猫を飼っていて猫の扱いには慣れていましたが、マヌウシュは特別な存在感があります。マヌウシュはとてもかわいくて、私と一緒にいるのが大好きです。もう10歳なんですが子どものようにちょっとした愚かなこともします。私はマヌウシュを自分の息子だと思っています。 抱き心地はぬいぐるみのような柔らかさです。彼の表情も大好きです。何を求めているのか心が通じ合っています。私たちはいくつかの点で似ていると思います。たとえば、ふたりともよく寝るのが好きです(笑)。また、マヌウシュの気まぐれに私は全力で屈してしまうので、彼は私を大好きだと思います。そしてユーモアのセンスも抜群なんです。私はまだ学生なのですが、授業から帰ってくると、また彼に会えてとても嬉しいと毎日思うのです。ーーまん丸、モコモコしていて、毛並みもみっちり!こんなマヌウシュさまのような猫を抱いたら誰もが幸せになるかも?事情があって手放なさなくてはならなかった元の飼い主も、彼の魅力は今でも忘れることはないでしょう。飼い主はまだ19歳ですが恋人よりもマヌウシュさまにゾッコンの様子でした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月28日ファッションの都・パリより、春の人々の装いをお届けするスナップレポの最終回。今回はパリのおしゃれな若者が集まる北マレ地区で出会った、仲良し3人組に協力してもらいました。トレンドを取り入れつつユニークなスタイルを確立する彼女たちのコーディネートをぜひチェックして!とことんクールなアティチュードでボリュームのあるロングブーツにデニムのハーフパンツを合わせたエマさん。大流行中のレザージャケットは色落ち感のあるグレーを選んで、クールな印象です。気取らないウェーブヘアもスタイルのムードにぴったり。Instagram:@emma_milanini 顔周りが華やぐアクセサリー使いロマンチックなチュニックをスタイリッシュに着こなしたジュリーさん。注目したいのは、彼女のアクセサリー使い。頭に巻いたシルクスカーフ、華奢なフレームのサングラス、ゴールドカラーのジュエリーなど、取り入れてみたいポイントが盛りだくさんです。差し色の赤いパンプスも素敵。Instagram:@julie.feyfant リミットなくファッションを楽しんでアイテムのレイヤリングがお見事なルイーズさん。ベージュを基調としたニュートラルなカラーパレットが今っぽい印象です。ロングシャツから覗くハーフパンツはなんと、ペチコート!彼女の「スキ」が伝わる、クリエイティブでフェミニンなコーディネートです。Instagram:@olivierilouiseSenior Writer / Photographer :Yuko K
2024年04月28日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第227回目はベンガルキャットのナミビー(Namibie)さまとソラリス(Solaris)さま親子の登場です。性格が真逆な親子猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.228猫さまの話をもっと聞かせて!ナミビーさまは7歳、ソラリスさまは2歳、ともに女性猫さまです。左がナミビーさま、右がソラリスさま<ナミビーさまが語ります>私たちはアパートの最上階に住んでいて、小さなバルコニーには猫用のネットが設置されています。昼間は、長い昼寝をします。でも、飼い主が家に帰ったらすぐに遊ぶ時間です。夜7時頃は、楽しみにしているパテの食事の時間です。食事は品種に合わせたカリカリやキャットフードで、粒は咀嚼を促すために「Y」字型になっています。ソラリスは牛肉にアレルギーがあるそうなので、飼い主は急に食事を変えないように注意しているようです。ソラリスと私ではおやつの嗜好が違うので、何種類か準備してくれています!ソラリスは鶏肉とイワシのものが好きですが、私はサクサクしたサーモンのおやつだけが好きです。ソラリスはソファや猫の木の上で昼寝することを好みます。彼女はバルコニーで鳥を観察するのも好きです。私はラジエーターの上の棚、つまり最も暖かい場所を好みます。遊ぶものは、フェザーダスター。ふたりとも満場一致で高く評価しています。羽が破れてしまったので新しいものを買ってもらいます。ソラリスは遊ぶことと注目されることが大好きな猫です。時々、彼女は注意を引くために愚かなことをします。私は穏やかで、ゲームよりも抱っこを好みます。また慎重でもあり、ソラリスが私のおもちゃを盗もうとしたときはちょっとイライラします。ソラリスは非常に活動的です。彼女はできるだけ高くジャンプしたり、できるだけ大きな声で鳴きながら家の中を走り回ったりして、みんなを驚かせます。私の特技は引き出しのような、ありえないと思われる珍しい場所に隠れることです。<飼い主から見たナミビーさまとソラリスさまとは>私は子どもの頃猫を飼っていましたが、残念ながら数年前に去ってしまいました。とても大変でしたが、最後まで付き添いました。ナミビーとソラリスは、愛好家が経営する小規模ブリーダーから引き取りました。ソラリスだけを引き取ろうと思っていたのですが、ナミビーは子猫を3~4匹産んで引退し、新しい飼い主を探していたので、両名とも引き取ることにしました。ソラリスは家に活気を与え、孤独を感じさせず、それがこの家に魅力を与えます。ナミビーはかわいくニャーと鳴きながら愛撫を求めてきます。私たちは彼女らと一緒にいて愛されていると感じます。ソラリスは騒がしい子どもに見えます。彼女は2歳ですが、子猫の精神を保っています。ナミビーはヒョウのように見え、静かで控えめです。私の性格はソラリスとは大きく異なり、正反対です。ナミビーと同じように、私はどちらかというと穏やかで控えめなタイプです。ソラリスは、私が仕事を終えて家に帰ってもいつも彼女と遊ぶ時間がないので、面白くないと思っているに違いありません。しかし、とにかく彼女が私を愛していることは知っています。私がナミビーとの付き合いを楽しんでいるように、ナミビーも私との付き合いを楽しんでいると思います。2匹の猫と一緒に昼寝をするなど、ささやかな時間が最も楽しい瞬間です。ソラリスは生後3か月で養子にしました。彼女が小さかった頃、彼女はよく病気になり、結膜炎を患っていたので、私たちはよく獣医にかかりました。ソラリスは間違いなく私の人生に多くの興奮をもたらしています。どちらの猫にも、私には責任があり、彼女らの世話をしなければならないこと、彼女らの幸福は私にかかっていることを教えてくれるので、細心の注意を払っています。ナミビーは繁殖農場で繁殖雌猫として飼育されていましたが、ブリーダーは彼女を4歳で引退させました。ブリーダーは動物に一生生殖を強制して搾取することはありません。これが私が支持するブリーダーの考え方です。今、彼女は私と一緒に穏やかな引退生活を送っています。ーーナミビーさまはたくさんの子どもを産んで引退し、ソラリスさまと一緒に生活ができることになりました。それは飼い主のお陰でもあります。ソラリスさまは母親とは違う人生を始めました。甘えっ子で飼い主やナミビーさまがいて毎日が活気に満ちて幸せそうでした。注:豹柄がはっきりしてるのがソラリスです著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月27日ファッションの都・パリより、おしゃれなパリっ子たちのスタイルをお届けするスナップレポの第二回目。今回も少しひねりのある、洗練されたコーディネートをご紹介します。冬から春への移り変わりを感じる今日この頃、コーディネートに悩んでしまうときのヒントになるかも。スタイリングは頭の先から足元までパリのおしゃれエリア・マレ地区で出会った、カミーユさん(画像右)とオリさん(画像左)。カミーユさんは赤いバッグをチョイスして、スタイリングのアクセントに。ジャケットと色合いがマッチする、ビーニー使いもお見事です。オリさんのワークベストはアップカミングなストリートブランド・Atelier KYSのアイテム。Instagram:カミーユさん@camidgrs / オリさん @olivbsc 固定概念なく、ファッションを楽しむ建築家のアンドレアさん。かっちりした印象にワイシャツにラフなTシャツを重ね、自由にファッションを楽しんでいます。パンツはご自身でリメイクしたものだというので驚き。「長身なので、自分の丈に合うパンツが見つかりにくいのです。そういう時には自分で裾を足していますよ。」Instagram:@andreacoosy シックなアイテムはカジュアルに着こなしてパリの街にお似合いなロングのトレンチジャケットを着こなした、キュレーター/リサーチャーのサキさん。デニムとボリュームスニーカーでカジュアルダウンするところがおしゃれ上級者です。ジャケットと色がリンクする、サングラス使いも素敵。Instagram:@saki.hibinoSenior Writer / Photographer :Yuko K
2024年04月27日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第227回目はメインクーンのユーゴ(Ugo)さまの登場です。フワフワなメインクーンの子猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.227猫さまの話をもっと聞かせて!ユーゴさまは生後半年の男性猫さま。<ユーゴさまが語ります>僕たち一家は南フランスにある50平米のアパートに住んでいます。キッチン付きの広いリビングルーム、美しいベッドルーム、バスルームがあります。でも残念ながらバルコニーはありません。飼い主が仕事に出掛けて家にいない時は、たくさんのゲーム遊びをして過ごします。リビングルームは本物のおもちゃ屋さんのようです。おもちゃは家中どこにでもあります。窓に面したリビングルームの椅子から僕をからかうために来る鳥を凝視することもあります。飼い主が家にいるときは、朝食後に30分間遊びます。飼い主は僕を抱きしめることにも多くの時間を費やします。まだ子猫なので、食事は『Royales canon』から出ているメインクーンの子猫専用のものをいただきます。今はまだこれしか食べていないのですが、もう少し大きくなったら記念日にはサーモンをくれるようです。その日が来るのが待ち遠しいです。ご褒美は生クリームを少しだけ。子猫におすすめできないのはわかっていますが、とても気に入っています…。<飼い主から見たユーゴさまとは>私たちの子猫はウーゴと呼ばれていますが、本来ユーゴと発音することに注意してください。私はメインクーン、特に赤いメインクーンが大好きで、子猫を引き取りたいと考えていました。しかし、猫は成長するとその鳴き声が堂々たるものなので、夫を説得するのは大変でした。あるサイトでブリーダーの広告を見つけて、小さなユーゴの写真を見てとても気に入りました。夫は、翌日彼に会うことに同意しました。私たちはマルセイユに行き(車で1時間30分)、ユーゴを見たとたん、私の夫でさえ数分以内でユーゴに悩殺されました。ユーゴのお気に入りのおもちゃは、音の出る小さな黒いボールです。彼はその音を聞くとすぐに、転がすために走っていきます。彼は羽の付いた小さな釣り竿とトラのぬいぐるみももっていて、私たちが一緒に遊ぶ時に彼が大好きなおもちゃです。ユーゴはとても愛情深くて遊び好きです。彼は私たちと遊んだり、ひとりで遊んだりするのに多くの時間を費やし、たくさんの抱擁を必要とします。特技はゴロゴロ!!ゴロゴロマシンです。服を着る時も喉を鳴らします。そしてさらに面白いのは、彼が映画『ジュラシック・パーク』の恐竜(ディロフォサウルス)に似た小さな音を出すことです。彼はそんなことをして私たちをとても楽しませてくれます。多くのメインクーンと同じように、彼はライオンに似ていると思います。魅力は小さな童顔です。義理の姉は猫が私に似ていると言いますが、よく言われるように、動物は飼い主に似るのです。私たちはふたりともソファで毛布をかぶって抱き合ったり昼寝したりするのが大好きなんです。今のところ、彼はきっと私のことが好きだと思います。彼はいつも私に対して一緒に寝たいとか、遊びたいと頼みます。私たちの絆が時間の経過とともに強まることを願っています。生後3か月なので、彼との話はまだ少ないです。ユーゴは6匹兄妹で、フレンチメインクーンの母親とロシアンメインクーンの父親から産まれました。私たちが彼を迎えに行ったとき、彼は妹のアーベインと一緒にいました。最初は分離が少し大変でした。彼はよく鳴き、私たちは彼としばらく時間を過ごして最終的にはやっと落ち着いてきました。それ以来、すべてが非常に順調に進んでいます。最も楽しいエピソードは、私が2日間仕事で家を不在にし、仕事から帰ってきた夜のことです。私が仕事で不在の間、夫が世話をしていました。職場は家から車で1時間のところにあるので、昼休みに家に帰れません。私はエクス・アン・プロヴァンスの近くにいる両親のところに滞在していました。2日ぶりに帰宅すると、ユーゴはニャーと鳴きながら走って来て、抱擁を求めたのです。かわいくて感動しました。彼はいつも私にたくさんの幸せと喜びを与えてくれます。彼と一緒に時間を過ごすのは本当に幸せです。彼と遊んでよく笑います。彼は本当に面白いです。ーー子猫さまのメインクーンであってもすでに耳の毛並みは立派ですね。看護師をしている飼い主は仕事も忙しいので、家にいる時は存分に一緒に遊んでいるそうです。日々成長するユーゴさまは大人になるとどんな風貌になるのか楽しみです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月21日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第226回目はサイベリアンのロベルタ( Roberta)さまの登場です。猫の日に生まれた猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.226猫さまの話をもっと聞かせて!ロベルタさまは2月22日の猫の日に生まれた4歳の女性猫さま。<ロベルタさまが語ります>私はパリにあるオスマン建築のアパルトマンに住んでいて、週末にはノルマンディーのカントリーハウスによく行きます。毎日の行動のすべては場所と天気次第です。パリにいるときは、カゴが大好きでそのなかでよく寝ます。天気が良ければよく遊んで、遊ぶために飼い主のところに行って甘えます。ノルマンディーにいるときは、戸棚を見つけて冬眠します。天気が良ければ、ネズミ狩りに出かけます。食事は毎日60gのカリカリと『フランクリンブランド』のパテの1/4を食べます。日曜日は特別で、パテの代わりに同じブランドの鴨の切り身を食べます。おやつも同じブランドの小さな乾燥肉です。遊びは紐で遊ぶのが得意です。<飼い主から見たロベルタさまとは>ロベルタは孤高のサイベリアンです。実家で猫を飼っていましたが、親密な関係をもったことはありませんでした。それは私の猫ではなく、家族全員の猫だったので。ロベルタは生後4か月でブリーダーさんから引き取りました。彼女は猫らしく非常に独立心が強いと同時に、犬のように非常に親密性があります。猫には独自の性格がありますが、飼い主の性格にも近くなると思います。ロベルタは何時間もひとりで過ごすことも、何時間も私に釘付けになって過ごすこともできます。そしてユーモアのセンスがあり、奇妙に思えるかもしれませんが、私をよく笑わせてくれます(私も同じです。笑ったり、人を笑わせるのが大好きです)。彼女はドアの後ろに隠れて私を驚かせたり、私を追いかけて走ってきます。遊びながら彼女はありえない場所に身を置き、ハトに向かってうめき声を上げます。私も一緒のなってうめき声を上げます(笑)。いつ抱きしめられたいかは彼女が決めます。私も同じです、私はひとりで過ごす時間も好きですが、他の人と一緒にいる時間も好きです、それについては私たちは同じです。彼女は旅行が大好きです!そして、人々は彼女が泡の窓がついた旅行バッグに入っているのを見るのが大好きです。それが魅力です!彼女の口元には小さな斑点があり、ピアスをしているように見えます。彼女はとても面白くて、とてもとても陽気です!一緒にいて毎日が楽しいです。朝はいつも私が起きる音を聞いて挨拶に来て、私の上に座って愛撫を求め、夕方にはまた同じことをします。ロベルタは私の赤ちゃんです。私が悲しかったとき、彼女は私を助け、涙を拭いてくれました。もともと不安な私を落ち着かせてくれて、本当に助かります。たくさんの喜びと愛をもらうこの瞬間は永遠です。それが動物のすることだと私は信じています。猫にとっては過去も未来もなく、ただ現在の瞬間だけが重要なんです。もう彼女なしでは私の人生はあり得なくなりました。ーー猫さまが飼い主に似るのでしょうか?それとも飼い主が猫さまに似るのでしょうか?今回ロベルトさまと飼い主の関係を聞いていると、とても息の合った似たもの同士だと察します。まるで飼い主が猫さま化しているようですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月20日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第225回目はメインクーンのエルザ(Elsa)さまの登場です。みんなが振り返る猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.225猫さまの話をもっと聞かせて!エルザさまはもうじき2歳になる女性猫さま。<エルザさまが語ります>私は英語教師の飼い主と一緒に、南フランスのコートダジュールのアパルトマンに住んでいます。普段はバルコニーに出て鳥を観察したり、日光浴をしたりして過ごしています。高台にある建物なので眺めは最高です。家の中のお気に入りの場所は間違いなく猫の木です。それとフワフワの自分用のクッションでいつもフミフミしています。お出かけも好きなので、ペット用キャリーに乗って街や海岸散歩を楽しんでいます。潮風が本当に気持ちいいんです。私の体の大きさに驚く人たちの顔を観察するのは面白いです。家の中でのお気に入りのおもちゃは、小さなバネとシンプルな紙ボールです。また猫のトンネルに隠れるのも好きです。主な食事はカリカリとチキンのパテ。おやつにはサーモンスティックをいただいきます。飼い主たちは時々旅行に行くのですが、ポルトガルに行った時はイワシの缶詰が私へのお土産でしたよ。<飼い主から見たエルザさまとは>私は以前ペルシャ猫を2匹飼っていましたが、自分がメインクーンという品種に夢中になっていることに気づきました。私たちはここコートダジュールのブリーダーを選び、そこで幸せを見つけたのは約2年前のことでした。そこでエルザと恋に落ちました。私は家にいることが多いので、彼女はどこにでも私についてくるのが好きです。しかし、同時に彼女は孤独を求めることもあります。見た目は大きくてちょっとワイルドですが、とても人懐っこく、よく愛撫を求めてきます。でもエルザは抱かれるのが好きではありません。知的で、おしゃべりで、非常に陽気で、時折感情を爆発させることもあります。遊んでいるときにうなり始めるのです。最初は私たちにとっても少し怖かったですが、今ではとても楽しいです。メインクーンは本物の猫犬だとよく言われます。それは確かです。エルザはいつも私たちの隣にいます。この大きなアーモンド形の目と羽がついた耳、オオヤマネコが祖先とも呼ばれる風貌には確かに魅力を加えます。私のボーイフレンドは、私とエルザは特別なつながりがあると言っています。時々、エルザは私を人間としてよりも猫のように扱っているように思えます。夏、帰宅すると彼女が2階のバルコニーから私たちを見つけ、私たちが家に戻ってくるのが嬉しいことを私たちに理解させているかのようにニャーと鳴き始めます。彼女は本当に私たちの赤ちゃんのようなものです。私たちはエルザなしで休暇の旅行に行くと、彼女がいなくてとても恋しく思い、すぐにでも会いたくなってしまいます。彼女はまだ若いので、健康でこれからもっと幸せな生活を一緒にできることを願っています。ーー温暖で光が降り注ぐコートダジュールのモナコにいるエルザさまは幸せですね。散歩は、きれいな海、日本庭園、カジノの周りなどで人や高級車を見たりしてラグジュアリーな生活です。エルザさまの風貌もこの街にぴったりですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月14日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第224回目は白黒のマリー(Marie)さまの登場です。生まれた瞬間保護猫になった猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.224猫さまの話をもっと聞かせて!マリーさまはもうじき1歳になる女性猫さま。<マリーさまが語ります>私たちは朝とても早く起きます。7時から7時半頃に朝食をとり、天気に応じて3~40分ほど庭に出ます。それから9時頃まで飼い主と一緒に遊び、その後、12時から13時まで寝ます。15時から16時頃に再び起きて食事をし、気が向けばまた遊びます。その後また眠ります。21時頃に夕食をとり、22時半に再び庭に出て3~40分ほど過ごします。それが私の毎日のタイムスケジュールです。雨の日は窓越しに庭を見て家にいるだけです。ベッドは窓際にあり、そこからいつも座って隣人や鳥を観察しています。飼い主はほとんどが在宅勤務なので散歩もできるし、遊んでもくれ、相性も抜群です。食事はドライフードとウェットフードで、カリカリとウェットフードは3:7の割合です。魚と鶏の胸肉が好きなことを飼い主は知っていて、月に1~3回、新鮮な魚や鶏の胸肉を食べられます。おやつは乾燥肉が好きですが、有名な『ちゅ〜る』も大好きです。おもちゃは音を立てる小さな赤いネズミ。初めての診察の時、獣医師からプレゼントしてもらいました。好奇心旺盛で遊び心があり、冬でも水遊びをして飼い主を驚かせます。<飼い主から見たマリーさまとは>私が子どもの頃、祖母が見つけた大人の野良猫を飼っていて、その猫には赤ちゃんがいました。その猫は皮膚感染症を患っていたので、私たちは彼女を受け入れて治療しました。祖母はルーシー(当時私がその猫にそう名付けました)の世話をしながら、困っている動物たちを助けるべきだと私に教えてくれました。マリーとの出会いは、友人が私に猫を飼わないかと尋ねてきた時から始まります。マリーは5匹の赤ちゃんのうちの1匹です。彼女の母親は、妊娠した後に飼い主に捨てられた野良猫でした。私の友人のひとりが、マオ(マリーの母親)が近所で食べ物を探していることに気づき、彼女に食べ物を与えました。ドイツ北部の冬は非常に寒いため、私の友人は彼女が暖かくなれるようにシェルターを作りました。そして、マオが妊娠していることを知ったとき、赤ちゃんを養子にしてくれる人を探し始めました。私は動物を養子にするつもりはありませんでしたが、ボーイフレンドと少し話し合った結果、マリーを養子にすることに決め、マリーがドイツからフランスまで問題なく移動できるようにすべての事務手続き(パスポート、予防接種など)を行いました。私は生後4か月のマリーと一緒に電車に乗って、フランスの家に向かいました。私たちは6時間も移動しました。彼女にとって電車での移動は非常に長かったと思いますが、それでも飛行機に乗って空港でストレスを感じるよりかは良かったと思っています。パリの家では一度洋服タンスに隠れてしまい、とても心配になりました。私はあちこち探しましたが、突然彼女が私の顔に飛びついて驚きました。その時、彼女がわざと隠れていることに気づき、その日以来、それが彼女のお気に入りのゲームになりました。今では私たちにとって家族の一員のようなものです。子どもっぽくはありませんが、子どもに近いですね。でも、彼女は私たちのことを両親ではなく遊び友達だと思っていると思います(笑)。チャームポイントは彼女の目だと思います。彼女の視線は大きな愛情と賞賛のようです。彼女は鳥を見るとき、とても美しい目をしています。私とマリーは周囲を探索したり、自然を楽しんだりするために出かけたがるところがそっくりです。マリーは私に平和と幸福をもたらします。マリー以外も猫は総じて良い雰囲気や感情を発する動物だと思います。ーーマリーさまはドイツ生まれのフランス育ち。飼い主のヴィヴィアナもドイツ出身でモードのクリエイターとしてパリで生活しています。ドイツにいる友人から引き取り、パリまで連れてきたのは、幼少の頃の祖母からの教え「困っている動物たちを助けるべきだ」という言葉が心に残っていて、マリーさまを迎えたのでしょうね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月13日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第223回目はミックスペルシャ猫のロウキ(Rouki)さまの登場です。お花がよく似合う猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.223猫さまの話をもっと聞かせて!ロウキさまは4歳の男性猫さま。<ロウキさまが語ります>僕は朝起きると、まずは飼い主に寄り添い、休息し、好きな時にカリカリを食べ、一日中愛撫してもらい、日中に少し遊んで(猫用おもちゃのスプリング)うとうとし、寝る前に食事(飼い主のこだわりのカリカリと時々パテ)をしたあとはベッドに横になって、お気に入りの人と一緒に眠ります。寒い日にはラジエーターに取り付けられている隆起したバスケットで寝るのも最高です。おやつは『ちゅ〜る』!僕たち一家はアパルトマン住まいで、よく外出をします。休暇や週末は午後に散歩します。僕は森、田園、海へと、花冠や帽子をかぶってどこでも歩く冒険猫です。性格は愛らしく、優しく、抱きしめたくなる猫です。一緒にいて楽しく思いやりがあり、やんちゃで貪欲だけど、見知らぬ人に対して内気なところがあると飼い主は言っています。<飼い主から見たロウキさまとは>叔母がノルマンディの海の街ドーヴィルでの休暇を過ごした後、ロウキを連れてきてくれました。叔母がドーヴィルで養子縁組のお知らせが貼られているのを見て、休暇中に写真を送ってくれたことがきっかけで、ロウキを引き取ることになりました。それ以来、ロウキは私から離れないので、私たちはいつも一緒にいます。ロウキは私たちと一緒に歩くのが好きな冒険家です。出かけると決まると、私たちがやることがあります。それは花の前でポーズをとったロウキの写真を撮ることです。ロウキは私が彼のために作った花冠を誇らしげにかぶります。そう、花は女性だけのものではないのです(笑)。彼の頭はとても愛らしく、顔はベビーフェイスです。小さな天使、ロウキは美しさも、振る舞いも、私の目には完璧です。こんなに素晴らしい存在がそばにいることはとても幸運です私に似て、性格が内向的であるためか、私と同じ行動を取る傾向があります。ロウキは私が彼の母親であり、人間で唯一の好きな人だと思っています。ロウキは私だけを無条件に愛していて、私から離れることに耐えられません。幸福、自由、私が複雑な瞬間を経験したとき、彼は私の良心を和らげてくれる、彼は私の支柱です。誰もいないときにふたりだけで一緒にビーチを歩いたことは最高の思い出です。私たちは毎日を一緒に楽しんでいて、まだ時間があります。これからもさまざまな季節にいろいろな場所で思い出に残る花とロウキの写真をたくさん撮っていきます。ーーロウキさまは飼い主といろんなところにお出かけします。万が一のことを考えてGPSは必ずつけていますが、飛び出して他のどこかに行くことはないそうです。ロウキは、飼い主がこの世で一番信頼でき、一緒にいることが本当に幸せそうです。そろそろ春間近、花好きな飼い主と一緒に今度はどこへお出かけするのでしょうか。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第222回目はスコティッシュフォールドのサシャ(Sacha)さまの登場です。毛並み自慢のイケメン猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.222猫さまの話をもっと聞かせて!サシャさまは2歳半の男性猫さまです。<サシャさまが語ります>僕はパリ市内のバルコニー付きのアパルトメント住まいです。寝て、食事を楽しみ、遊ぶのが大好きで、インスタに投稿する写真のためにポーズをとります。普段の食事は『銀のスプーン三ツ星グルメ』のモスリンボックスと『ピュリナ ワン キャット』のサーモンのカリカリを楽しんでいます。グルメな僕は、スープやコンポートも好物です。おやつはドイツのブランド、『Dein Bestes』の「Leberwurstcreme」がお気に入りです。家の中ではリビングルームの真ん中にある小さなベッドと毛布類が大好きで、飼い主たちのそばにいることを好みます。部屋にある段ボールベッドで寝るのも心地いいです。お気に入りのおもちゃは羽のついた釣り竿です。ハーネスを付けて公園を歩いています。犬が大好きですが、猫仲間に対してはあまり寛容ではありません。<飼い主から見たサシャさまとは>私は幼い頃からたくさんの猫を飼っていました。2年半前、パリでスコティッシュフォールドの子猫、サシャが生まれたことをインターネットの掲示板で知りました。愛情深い我が家族に引き取られた彼は、好奇心旺盛でいたずら好きな性格をすぐに発揮しました。最初のおもちゃはキリンの付いた小さな杖で、そこから活発な遊びがスタートしました。最も楽しかったエピソードは、初めて一緒に公園を散歩したときに多くの注目を集めたことです。その独特な魅力とフォトジェニックなポーズのおかげで、今ではネット上でファンを獲得しています。スイートなポイントは壮大なビー玉のように見える丸く黄色い目と、曲がっている耳です。サシャは強い個性を持っています。彼は自分自身を理解してもらう方法を知っており、非常に好奇心旺盛です。また、無謀で、そしてアクロバットが得意です。性格は少し私と似ているのかもしれません。私たちは彼の家族であり、彼は私たちを愛しています。私たちにとって、サシャは子どものような存在です。グルメな食事と抱っこの合間に、サシャは家族の日常生活のあらゆる瞬間に愛と喜びをもたらします。以前飼っていた猫たち同様、サシャと最後までお付き合いさせてほしいです。猫を飼うことは、私たちにとって数年の幸せを意味し、彼ら猫にとっては一生の幸せを意味するのです。ーーサシャさまのまんまるお目めと折れた耳はチャームポイントですが、見事な尻尾と毛並みも最高ですね。散歩途中にみんなが振り返るのもわかります。この冬はスキーにも行って最高な冬を満喫したようです。パリに住んでいて時どき街を散歩するので、見かけた時には声をかけてください。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月06日皮がパリッと中はしっとりジューシーな味わいの鶏肉料理はたまりません。普段の焼き方を少し変えるだけで、理想のパリパリ感を持つ鶏肉料理が完成します。本記事では鶏肉をよりおいしく食べられる絶品レシピを見ていきましょう。普段の調理との違いは思ったよりもシンプルだったヤマサ醤油の『Happy Recipe』に掲載されている『鶏肉のパリパリ焼き』は、少しのコツでおいしく仕上がるシンプルなレシピです。以下では具体的な作り方と相性抜群の肉だれのレシピを紹介します。材料(2人分)山椒しょうゆ適量鶏もも肉1枚(250~300g)塩・こしょう適量サラダ油適量ヤマサ醤油公式『Happy Recipe』ーより引用鶏もも肉や塩・こしょう、サラダ油など、使う材料は一般的なレシピと変わりません。材料に使われている『山椒しょうゆ』は、ヤマサの醤油に粉山椒や長ネギ、調味料を足したものです。作り方1.鶏肉に軽く塩・こしょうをしておく。2.フライパンにサラダ油をひき、フライパンが冷たい状態で皮面を下にして鶏肉をいれ、火をつける。3.中火で7分焼き、鶏肉の真ん中まで火が通ったらひっくり返して5分焼く。4.焼けたら鶏肉を適当な大きさに切り、山椒しょうゆを添える。ヤマサ醤油公式『Happy Recipe』ーより引用火をつける前に鶏肉を入れることで、外側がパリパリ中がしっとりとした仕上がりになります。また、あらかじめ鶏肉にフォークで穴を開けておき、しっかり押し付けながら焼けば、パリパリ度がさらに増すそうです。『山椒しょうゆ』の作り方レシピに使う『山椒しょうゆ』は以下の作り方を参考にしてください。材料ヤマサ鮮度生活特選丸大豆しょうゆ1003粉山椒大さじ1長ねぎ(みじん切り)1本はちみつ大さじ2みりん大さじ2水1003ヤマサ醤油公式『Happy Recipe』ーより引用作り方1.鍋に山椒以外の材料を全部合わせ、ひと煮立ちさせる。2.火を止め、山椒を混ぜる。ヤマサ醤油公式『Happy Recipe』ーより引用「パリパリとしっとりの両方を楽しめる焼き上がりの鶏肉に、『山椒しょうゆ』をつけて食べたら…」と想像するだけでお腹が空きそうです。ぜひヤマサ直伝のコツを取り入れて、パリパリ・しっとりの食感を楽しみましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年04月01日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第221回目はドワーフのライオンウサギのジャコブ(Jacob)さま。立派なたてがみをもつウサギさまの物語【フレンチ猫さま】vol.221 特別編猫(ウサギ)さまの話をもっと聞かせて!ジャコブさまは3歳の男性ウサギさま。<ジャコブさまが語ります>僕たちはスキー場の近くの山の家と街を時期によって住み分けています。夏はヨットで過ごします。朝は家族のなかで最初に起きた人がケージのドアを開けてくれます。それからキッチンの周りを少し走り回ってから、外のバルコニーに出るドアを開けてもらうためにおねだりします。この家には大きなバルコニーがあり、安心して走り回れます。外で過ごす時間は短いですが、30分間に10回は家に出入りするので運動不足にはなりません。飼い主たちは僕の「門番」です。外に出るときも家に入るときも、何度もドアを開けて欲しいと強く要求します。外で走った後は、昼寝のために戻ってきます。決まっている睡眠場所が2つあります。僕が2人掛け椅子の下にいないなら、ソファの後ろが定位置です。午後は数回外に出て、さらに数回昼寝をします。猫のマリーを追いかけるのが好きです。マリーが外に出ると、彼女の後を追います。曜日に関係なく、ひとつだけ確かなことは、午後6時ちょうどになると、おやつのためにケージに戻り、そこで夜を過ごす準備をするいうことです。いつも時間厳守で、飼い主たちはそんな僕を見て感心しています。食事はアルファルファに加えて、果物や野菜をたくさん食べます。ケールとニンジンが好物ですが、リンゴ、ブドウ、イチゴ、ブルーベリーなども大好きです。家の中でお気に入りの場所はベランダです。安全のために壁の隅にお尻をついて横になるのが好きです。ヨットに乗っているときの午後は日陰で過ごすのが好きで、コックピットのベンチにある猫のマリーと同じクッションに横たわっています。なぜって、マリーといると安心できるからです。僕の魅力は美しいたてがみです。1日に何度も毛づくろいをして手入れをしています。まるで猫のように。<飼い主から見たジャコブさまとは>ジャコブは赤ん坊の頃から船乗りをしているドワーフ・ライオン・ウサギです。彼はすでに2回の夏を私たちと一緒にヨットで過ごした、熟練の船乗りです。冬はスキー場近くの山で過ごし、雪で遊ぶのが大好きです。彼はマリーという名前のヒマラヤン猫と暮らしています。2年前の夏休みに、家族で散歩中にペットショップの前を通りました。私たちはそこで立ち止まり、とても元気そうな小さなドワーフウサギを見ました。私たちはすぐに恋に落ち、そこを立ち去ることができませんでした。家族で近くのレストランに座って話し合った結果、ジャコブを迎え入れることに決めました。私たちはすでにメスの猫を飼っていて、彼女はウサギと一緒に育っていたので、問題はないとわかっていました。とても食欲旺盛なウサギですが、本当にジャコブを喜ばせたいとき、私たちは彼に小さなバナナを与えます。彼はバナナの甘い味が大好きです。ジャコブは間食が大好きです。彼は興味のあるものなら何でも食べますが、特に雑誌が好きです。私たちはリビングルームのコーヒーテーブルに数冊の雑誌を置いていますが、彼はそこに座って雑誌を一冊ずつかじるのが好きです。ジャコブはいたずら好きで自信に満ちたウサギです。彼はとても好奇心旺盛で、人間に興味をもっています。たとえば、家に客がいる場合、ジャコブは彼らに会いに行き、好奇心を抱きます。それは領土を守るためでもあります。彼は、「自分の」ギャラリーや「自分の」檻にいるリスに感動することはありません。それは「自分の」領土だからです。彼のお気に入りのいたずらのひとつは、マリーの猫のトイレを使用することです。マリーのトイレは家の片隅にあり、彼はそこに着くために秘密裏にあらゆることをします。ジャコブはとてもきれい好きです。私たちは彼が赤ん坊だったときにトイレに入る方法を教えましたが、それ以来、彼は例外なく、いつもトイレに行きます。車での長い旅行中もです。彼は身だしなみに多くの時間を費やしています。それは猫のマリーと同じです。ジャコブは家族の一員として、定期的に山から街へ、そしてヨットに乗って移動します。彼はどこへでも私たちを追ってきます。夏にヨットに乗るときは暑すぎないように注意する必要があります。私たちはウサギのジャコブと一緒にセーリングに出かける素晴らしい機会に恵まれ、それは貴重な瞬間です。私たちは、とても簡単に順応する穏やかなウサギを飼うことができて光栄です。私たちは他のこのようなウサギを見たことがありません。私はジャコブにとって安心できる存在であると信じています。電話やビデオ会議でも、彼は私の声によく反応します。仕事でストレスの多い一日を過ごした後、ジャコブを抱き上げて撫でるほどリラックスできることはありません。彼は底なしの愛の泉で、愛撫のために私たちの腕の中で何時間も横たわっていられます。私たちは愛撫を止めてはなりません…。ウサギの平均寿命は、残念ながら他のペットに比べてそれほど長くありません。したがって、短い人生のあらゆる瞬間を最大限に活用する必要があるのです。ヤコブが私たちのもとを離れる日が来たら、私たちは最後の瞬間まで彼と一緒にいて、山にある私たちの土地に彼を埋葬します。ーー連載Vol.185に登場したマリーさまと仲良しなジャコブさまは、自分は猫だと思っているのかもしれませんね。お姉ちゃん猫のマリーさまと本当に仲良く暮らしています。ヨットに乗る時はたくさんの食事を持参して、快適な船上での旅を楽しんでいます。そしてお尻はマリーさまにピッタリくっつけて安心の表情をしていました。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月31日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第220回目はメインクーンの ココ(Coco)さまの登場です。立派なたてがみをもつ猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.220猫さまの話をもっと聞かせて!ココさまは5歳の男性猫さま。<ココさまが語ります>僕の家は広い庭のある一軒家です。朝庭に出て、森へ狩りに行き、午後には家に帰って長い昼寝をします。食事のメインはカリカリですが、牛ひき肉または鶏肉とウェットフードも食べます。でもどちらかというと魚のほうが好きです。大きなエビと食後のアイスクリームが出てきた時は特別な日です。なかなかのグルメ猫だと思いませんか(笑)。昼寝は居心地の良い自分用の小さなベッドが好きです。なにせ体がピッタリ包み込まれると安心しますからね。もちろんその他の空箱や手提げ袋など僕のサイズに合うものならすぐに入ります。家の中の遊びはペンがあれば他は必要ありません。どこにでも転がして追いかけまわします。ジャンプが得意で外では小鳥を追いかけます。止まり木のような高いところに座るのも好きなので、飼い主は僕を「止まり猫」と呼んでいます。<飼い主から見たココさまとは>ココは今オーストラリアに駐在している友人がプレゼントしてくれました。ココは他の人や動物に対して攻撃的ではありません。撫でてもらうためにやって来ますがやめた途端に去っていきます。一方で、抱っこしてもらうことに決めたときは、私の上に乗ってきてゴロゴロ喉を鳴らします。私にとってココは素晴らしい仲間で、とても賢く、すべてを理解してくれる存在です。遠くから私の車であるフィアット500の音や、私が到着したときの音を検出できます。外にいると走って私のところへやってきます。オオヤマネコのような耳と美しい尻尾がチャームポイントです。私たちは一日のなかでひとりの時間を楽しむのが好きなところが似ています。ココは庭に出て、ちょっとしたひとりの時間を過ごすのが好きですが、私も、ちょっとした時間をひとりで過ごすのが好きです。私が彼に対して感じていることをココも感じていると思いますし、私の存在やハグを通して私も彼にたくさんの愛を与えています。彼は何も欠けているところはなく、彼は家の王であり、彼自身それを知っています。私はこれまで猫を飼ったことがありませんでしたが、ココを見たときにすぐ心が通じ合いました。ココは最初、かなり野生的で、孤独な猫でしたが、周囲を何度も視察するうちに、徐々に私の家が彼の家となり、私が彼の第二の母親になりました。一緒にいて一番楽しい時間は、私が寝転がっている時にココが私の上に乗ってきて、抱っこを求めてくる時です。私がだるいときや体調が悪いとき、ココがそれを察知してくれるので、ココの存在がとても助けになってくれます。ココが私のもとを離れるとき、私は彼女のお気に入りのおもちゃを彼女に与えたいと思います。そして彼女の魂を常に私の中に刻みます。ーーなんとも見事なたてがみをもつココさまは、まるでライオンのような凛々しい顔をしています。野生味を持ち合わせていて、小さい動物や虫よりも鳥のように飛び立つものに興味があるそうです。ここでは捕獲の瞬間はお見せできませんが本当にすごいジャンプ力の持ち主でした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月30日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第219回目は黒猫のリオ(Rio)さまの登場です。空気が読める猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.219猫さまの話をもっと聞かせて!黒猫のリオさまは3歳の男性猫さま。<リオさまが語ります>僕たちはフランス南西部の海沿いのアパルトマンに住んでいます。ぐっすり眠って、決して夜は飼い主を起こしません。カリカリ用のディスペンサーがあるので(『Orijen』というブランドのカリカリが主食です)、最初の食事のために午前2時45分に起きます。その1時間後、飼い主が仕事に行く準備をしている間、いつもアパルトマンのテラスに出ます。飼い主は早朝からの仕事で家を出るのが早く、午前10時から11時頃に飼い主が家に戻るまでひとりで寝ます。その間、午前9時にディスペンサーから2回目の食事が出てきます。時々、昼食はバルコニーでとることもあります。『Vitakraft』、『Felix』、『Whiskas』ブランドのおやつもあります。3回目の食事は午後3時ですが、食後また寝ます。午後6時に1日の最後の食事をとり、夕方はずっとバルコニーに出て遊んだり外を眺めたりしています。家の中の居場所はソファの上か、もっぱら羽毛布団の上です。それ以外は、洋服タンスや猫の木の中で過ごすのが好きです。飼い主がInstagramを通じてデザイナーから購入してくれた手作りのおもちゃが大好きですが、そのなかでも小さなニセネズミが一番です。僕はとても愛情深く、誰もが抱きしめたくなるような性格で、ルールも尊重します。知らない人がいると数分間隠れますが、問題がないとみると、その後すぐにその人たちに挨拶します。社交的な面も持ち合わせています。出会った他の動物たちとはいつも仲良くやっていますよ。自分が欲しいものを要求するために喜んで鳴きます。決して攻撃的ではなく、喜んでまた撫でられるようにするのです。されたくない場合は優しくうめき声を上げます(笑)。<飼い主から見たリオさまとは>私は子どもの頃から猫と一緒に暮らしてきました。今でも猫なしの生活は考えられません。猫は私の人生の大きな部分を占めています。私を知っている人は皆、私が猫の大ファンであることを知っています。なぜなら、私は猫のことを頻繁に話すからです。他のネコ科動物も大好きです。私にとって猫は世の中で一番好きな動物です。もし20匹の猫がいる部屋に入ったら、それは私にとって地獄ではなく天国です(笑)。リオとの出会いは、販売や寄付の広告もある個人間のサイト『leboncoin』に「私は子猫を求む、できれば黒猫を探している」と投稿したところ、学生が小さな黒猫を飼っていて世話ができなくなったと連絡してきたのです。リオがやって来てからは、私はあらゆるブランドのウエットフードやツナ缶を定期的に購入しましたが彼は牛乳もテリーヌ系も好きではありませんでした。残念ながらウエットフードを消化するのが難しいようで、この種のフードは諦めました。でもおやつにはスティック状(固体でも液体)のものが大好きなので与えています。リオは純血種の猫ではありませんが、獣医師やこの猫に会った人は皆、その大きなサイズから、まさにミニ黒ヒョウのようだと感動していました。彼は私のペースに従い、私が何かをしている時や寝ている間でも決して邪魔をせず、本当にとても礼儀正しく接してくれます。彼との旅行も簡単で、何事もなかったかのように新しい環境にもすぐに適応します。私はいつもたくさんの愛を感じている猫を飼っていましたが、特にリオは私の人生の最愛の猫になりました。リオと私は完全につながっています。まさに彼は私にとって完璧な猫です。信じられないほど彼は素晴らしいのです。私は彼のことが大好きで、外にいても彼のことを思うだけで、すぐに会いたくなってしまいます。まさに強い友情ということでしょうか。彼は愛情深く、たくさんの愛を与えてくれますし、私が彼にたくさんの愛情を感じていること、彼を気遣っていること、そして彼が病気のときに心配していることをリオは感じてくれてると思います。抱っこを拒否することはめったになく、その抱擁で多くの時間を過ごします。私は彼の前を通り過ぎるたびに、ほぼ毎回キスをします。私は目が覚めたら彼におはようと言い、寝るときはおやすみと言います。私たちはとても似ています。ふたりとも睡眠と静かな時間が大好きです。私たちは孤独ですが、社交的で、時々人々に会うことも好きです。また、ふたりとも穏やかで思慮深いです。リオは私の人生と心の中で記念碑的な位置を占めています。リオは私にとって生活の最優先事項であり、必須ではない個人的なニーズよりも常に優先します。私にたくさんの愛、あらゆる種類の感情、幸せをもたらしてくれます。彼のような猫を飼えて私はとても幸運です。ーーリオさまに対してなんとも愛情たっぷりの飼い主の言動には心が打たれました。ここでは全て語り尽くせませんでしたが、今日も朝から晩までお互い感謝の気持ちを忘れず生活してることが目に浮かんできます。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月24日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第218回目はメインクーンのフルール(Fleur)さまの登場です。お転婆な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.218猫さまの話をもっと聞かせて!ロン毛白黒のフルールさまは生後9か月の女性猫さま。<フルールさまが語ります>私たちはフランスのボルドー近郊、森の端にある小さな家に住んでいます。私の生活は、遊んで、食べて、引っ掻いて、寝ることを繰り返しています。森で狩りをしたり、屋根に登ったりアクティブな生活です。狩りのコツは、まずターゲットに集中すること。そして、動きを止め、適切な瞬間に飛び掛かります。これはハエを掴むときにも効率的です。私は生後3か月から木登りを始めました。飼い主はまだ早いと言って私を捕獲しに来ましたが、りんごの葉の茂みに隠れました。庭にあるリンゴの木からの眺めは最高で、ここが一番心地がいいです。さあみんな!外で遊びましょう(笑)。家に帰ったらまずは食事のボウルがいっぱいかどうかをチェックします。少し食べた後、また外へ飛び出します。私は肉食ですが、おやつには魚のかけらを貰います。この家の中では屋根裏部屋が大好きです。入り口近くの通路の上にあるので、そこから飼い主たちを観察することもできます。おもちゃは家に侵入してきた蜘蛛!家の掃除も兼ねていますが、蜘蛛の巣は体につくと取れにくいので、私の体の掃除は飼い主が担当します。性格は親切で社交的と言われます。特技は狩りと抱擁される事。少し前に弟分の茶トラのスー(Sioux)が我が家にやってきました。一緒に初めてのクリスマスを祝って楽しかったです。スーはあまり外に出ないので、家でピッタリ寄り添っています。特に寒い時は私より大きくなったスーの温もりに癒されています。でも今心待ちにしていることは、早く春になって外遊びすることです。<飼い主から見たフルールさまとは>道で見つけた孤児の猫、サフィロウが亡くなってしまった後、私は自分にこう言いました「二度と猫は飼わない」と。1か月後、私は『leboncoin』で子猫を譲るという広告を見ましたが、その子猫は誰も欲しがりませんでした(黒猫だったからでしょうか?)。これが運命の子猫だと自分に言い聞かせ、すぐにその子を迎えに行きました。彼女を抱いたとき、スカンクを見て「花、きれいな花」と言うディズニーアニメのバンビを思い出しました。彼女は猫の持つ愛と致命的でもある美しさをもっていました。起きている時の目の色と輝きはまるで宝石のようで、寝ている時は眠れる森の美女のようです。キスだけが彼女を起こす唯一の方法です。私は教師なので家ではよく読書をしていますが、決まってフルールはそばに来てくれます。外遊びが好きな彼女はよく私に獲物を持ってきます。そんな彼女は私のことが大好きなんだと感じます。ちょっと困ることは私がベッドメイクをしている時にシーツに潜り込んでしまうことです。きれいなリネンで背中を撫ぜられるのはなんと贅沢なことでしょう(笑)。フルールとの生活で、人生の小さなことに目を向け、立ち止まり考察することを教えてもらいました。フルールは私の職業にぴったりなパートナーです。ーーフルールさまは外遊びが大好きですね。ここではお見せできませんが、動画を見せていただいた時、フルールさまの運動量にちょっと驚きました。家から塀に登り、さらにリンゴの木に瞬時に登り、他の木に飛び移る!まるでお猿さんみたいです。見かけは正真正銘の美女ですが、中身はお転婆娘のようですね。仲良しのスーさまといつまでもいっしょに楽しく暮らしてほしいです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第217回目はメインクーン猫のツキ(Tsuki)さまとサンジ(Sanji)さま の登場です。なにをするのも一緒の猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.217猫さまの話をもっと聞かせて!グレートラのツキさまは1歳半、黒のサンジさまは1歳、ともに男性です。<ツキさまが語ります>僕たちは75㎡のアパルトマンに住んでいます。僕は飼い主が起きるとすぐに足もとにかけより、彼女にスリスリします。ごはんなしでは良い1日を過ごすことができないからです。食後は親友のサンジと一緒に遊ぶモードに切り替えます。日中は寝たり食べたりゴロゴロして過ごします!サンジといえば寝坊すけで、食事もマイペースで何回かに分けて少量ずつ食べるのが好きです。飼い主は1日に1パックのウエットフードを数回に分けて乾かないようにしてくれています。そして常にボウルにカリカリを補充して、1日を通して食べられるようにしてくれています。サンジは食後にトイレで用を済ますと、体が軽くなるのか、どこでも走り始めるのです。僕はそんな様子を横目で見ながら飼い主がソファに座っている隙を狙ってたくさんの愛撫を要求します!おやつはふたりともチュアブルスティック。チキン、サーモンなど、スティックであればどんな味も大好きです。歯の手入れも同時にできるのが気に入ってます。僕は箱が大好きで、空箱を見つけるとどこにでも侵入します。サンジのお気に入りの場所は飼い主の足の上で、心地良さそうに居座ります。僕はとても社交的で、まったく嫌がったり恐れたりせず、機嫌がよく(時々すねますが)、とても愛情深くて貪欲な性格です!サンジは少し内気ですがおやつに関してはとても貪欲です。<飼い主から見たツキさまとサンジさまとは>私の実家には猫が数匹いて、幼い頃からいつも猫と一緒に暮らしていて、その時からメインクーン種を飼うことを夢見ていました。なぜなら、その優雅さと毛並みに魅了されたからです。実家を出てからはメインクーンを引き取るためにブリーダーを探し始めました。ツキは写真を見てすぐ好きになりました!ずっと黒猫を飼いたかったので、その後サンジがやってきました。ツキは私の家に到着したとき、とても怖れて動揺していました。彼はほぼ2週間、腸に問題を抱えていました。最初の3日間、彼はよく隠れて、どこにでも用をしていました。私は彼をトイレに入れるのにとても苦労しましたが、少しずつ彼は私を信頼し、今では完全に愛らしく、とても社交的で幸せです。私が仕事をしているときは彼が退屈しているように感じたのと、2匹目の猫を飼いたくてたまらなかったこともあり、ツキは友だちと遊ぶのが良いかもしれないと感じました。何か月も考えた後、サンジの写真を見つけたとき、私は黒猫を飼うという夢を捨てられなかったので、思い切って行動しました。ツキがサンジを受け入れず、自分のことを無視されていると感じたりするのではないかと非常に心配していました。でも私がサンジを連れ帰り、家に着くと、すぐにふたりはお互いの匂いを嗅ぎ始め、ツキはどこにでも新入りの小さなサンジを追いかけていきました。サンジはとても気持ち良さそうで、ツキはついに友だちを連れてきてくれたお礼を言うかのように、私に体をこすったり、ゴロゴロと背中を向け始めました…。とても嬉しかったです。ツキがサンジを受け止め、きちんと迎え入れてくれますようにと願い続けていたからなおさらです。それ以来、彼らは一緒に時間を過ごし、一緒に遊んで、一緒に寝て、また一緒に遊んで、一緒に食事をし、すべての行動が一緒です!忘れられないツキとサンジの出会い!ツキがサンジに近づいたときの安心感、やっと友だちができたツキの感謝…この素晴らしい瞬間は一生忘れません!彼らの特技をお伝えしましょう。ツキは寝るときによくいびきをかきます。彼は素晴らしいたてがみと愛らしいかわいい口輪をもっています。サンジは私が撫でて嬉しすぎると、彼は完全に地面または私の上に落ちます。彼の黄色い目は黒い毛皮にとてもよく似合い、肉球は愛らしいです。彼らがいるだけで私は幸せな気分に満たされて、彼らの生活を見ているだけで何時間でもすごせます。彼らは話さなくてもお互いを理解し、愛を示すことができることを私に教えてくれたのです。ーー飼い主は日本文化が大好きなので、猫が日本的な名前であることがとても重要だったと話します。ツキは月を意味するように、グレーと白の色がとてもよく似合っているからと。サンジは人気漫画『ワンピース』のキャラクター「サンジ」から名付けたとのこと。大好きなこの漫画のキャラクターは「黒足のサンジ」とも呼ばれていて、黒猫の毛並みとピッタリだと思ったそうです。飼い主の心配をよそに仲良しのツキとサンジの昼寝の姿は見ていてほっこりしますね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月20日株式会社 パリミキ(本社:東京都港区、代表取締役社長:恒吉裕司、以下「パリミキ」)は、“PARIS MIKI collection サングラス(以下 「パリミキコレクション サングラス」)”の新作コレクションを2024年3月15日(金)より発売いたします。お客様お一人おひとりのライフスタイルに合わせ、デザインだけではなく、サングラスレンズもお選びいただけるよう豊富なバリエーションで販売いたします。◆パリミキコレクション サングラスについてパリミキコレクション サングラスは、ベーシックなものからファッション性が高く、程よくトレンドを取り入れたデザインなど、さまざまなバリエーションをリーズナブルな価格でご用意しております。紫外線や日差しから目を守るだけでなく、ファッションアイテムとして気軽にサングラスを楽しんでいただけます。紫外線を99%カットするだけでなく、路面や水面などの反射光をカットする偏光レンズや紫外線の量によってレンズの色が変化する調光レンズなどを採用した機能的な商品もお選びいただけます。◆新作ラインアップ2024年パリミキコレクションサングラス新作コレクションは、掛け心地や機能性を重視した掛ける人を選ばない普段使いしやすいデザインから、ヴィンテージスタイルとトレンドをミックスしたデザイン、ファッショントレンドをしっかりとおさえたデザインなど豊富なバリエーションをご用意しております。CAF-3209U トートイス/ライトグレー 48サイズトレンドのフレンチヴィンテージをルーツにしたクラウンパントデザインのサングラス。エッジの効いたカッティングシェイプにキーホールブリッジは、クラシカルな雰囲気を持ちながら個性を出すことができます。定番のブラックに加え、ヴィンテージの雰囲気のあるブラウンやトートイスカラーなどスタイルに合わせお選びいただけます。CAF-3211U ブラック/ライトブルー 47サイズブラウン管テレビを彷彿とさせるテレビカットが施された太セルサングラス。フロントのカットが奥行きを作り、目元に視線をぐっと引き寄せます。定番のウェリントンシェイプに淡いレンズカラーはお顔に馴染みやすく、初めて太フレームを掛ける方にも手に取りやすいサングラスです。CAF-3212M クリアブラウン/ライトグレー 49サイズ肉厚な二層生地のフロントを段落ち加工しブロー部を強調したサングラス。クリア生地とのツートン仕様で、ブローが際立ち凛々しい印象を与えてくれます。シンプルなファッションや古着などあらゆるファッションとマッチします。CAF-3212Mシリーズには、紫外線量によってレンズの色濃度が変化する調光レンズを一部採用しており、屋外ではサングラスとして、夜や屋内ではライトカラーのおしゃれなメガネとして眩しさ対策だけではなくファッションアイテムとして最適です。CAO-3307U パープル/オレンジブラウン 53サイズクラウンパントの形をベースにしたビッグシェイプサングラス。存在感はありながらリムは細身なので馴染みやすいデザインとなっています。クリア系のフレームと鮮やかなレンズを組み合わせることでファッション性だけでなく可愛らしさもあるサングラスです。CGY-3312U シルバー /ブルー グリーン 56サイズスクエアシルエットときらりと光る華奢なメタルフレームが、華やかな印象のサングラス。目元が透けるレンズがおしゃれ度をぐっとアップし、ファッションアイテムとして活躍できます。◆商品概要商品名:PARIS MIKI collectionサングラス(パリミキコレクション サングラス)種類 :全23型 94種価格 :5,500円~13,200円(税込)発売日 :2024年3月15日(金)より順次発売◆展開店舗パリミキ・OPTIQUE PARIS MIKI (一部取り扱いのない店舗がございます)オンラインショップURL: ※店舗ではサングラスの度つき対応も可能です。お近くの店舗までご相談ください。PARIS MIKICollection パリミキコレクション| パリミキ(三城)公式通販サイト PARIS MIKI ONLINE SHOP(パリミキオンラインショップ) : ◆会社概要会 社 名 :株式会社 パリミキ設 立 :2009年1月15日代 表 者 :代表取締役社長恒吉裕司資 本 金 :1億円事業内容:眼鏡およびその関連商品を主に取り扱う眼鏡専門店チェーンURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第216回目は サビ猫のイズマ(Yzma)さまの登場です。ボンネットから救出された猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.216猫さまの話をもっと聞かせて!イズマさまは生後5か月の女性猫さま。<イズマさまが語ります>私は飼い主たちと3人でパリ近郊の部屋が3つあるバルコニー付きのアパートメントに住んでいます。ロマーヌとデボラという名前の飼い主で、とても親切です。朝は喉を鳴らしながら目を覚まします。電気が付くと、すぐに遊びを催促します。そして、お腹を空かせてボウルの前で食事を待ちます。飼い主が自宅で仕事をしているときは(週に2~3日程度)、一日中隣の机で寝て過ごします。夕方になると遊び心が込み上げます。夜寝る前、電気が消える時には恒例の抱擁が待っています。私はまだ小さいので子猫用のカリカリ(穀物不使用)を朝と夕方に食べています。そして、1日おきにチキンかサーモンのパテを食べます。たまにおやつもいただきます。ヨーグルトや自家製ブロッコリーのピューレなどですが、特に鶏レバースティックが大好きです。家の中でいちばん好きな場所は浴室です。シャワーの後に水が滴るのを見るのがにわか雨のようで、魅了されています。おもちゃは小さなボールがあります。転がりやすいのでとても気に入っていて、ひとりで遊んだり、家の中を走り回ったり、飼い主に投げてもらったりもします。飼い主たちからは犬のようだと言われています。<飼い主から見たイズマさまとは>私たちはこれまでに3匹の猫を飼っていました。近所の人から子猫のときに引き取られたロミオ、南フランスの休暇中に路上で見つかったジュリエット、路上から古いアパート近くの高校に連れてこられたチグリス。実は同居しているロマーヌは犬好きで、猫を飼うことには消極的でした。でも、今では無条件でイズマを愛しているので、気持ちが以前と比べて相当違っています。イズマが犬のように愛情深くて遊び好きだからです。イズマは三毛猫で、赤、黒、ベージュの毛皮をもっています。彼女の首の辺りには、黒と赤・ベージュの間に非常にはっきりとした直線の境界線があります。イズマはパリの空港近くに捨てられた猫を保護する団体『Cats In The Air』に保護されました。生後6週間のときに車のボンネットの中にいるのをボランティアによって発見されました。彼女はひとりぼっちで、暖を取るためにエンジンの近くに避難していました。彼女が誰かに故意に捨てられたのか、それとも遠くをさまよって帰り道がわからず母親や兄弟とはぐれてしまったのかはよくわかりません。そんな彼女は優しくて、かわいくて、愛情深くて、とても賢くて、好奇心旺盛で、遊び好きです。家中どこでも私たちを追いかけ、私たちが何をしているのかを常に知りたがっています。特技はハイタッチです。彼女は前足で私たちの手を叩きます。彼女を迎えてまだ1か月ですが、すでに私たちの心の中に大きな場所を占めています。機嫌がいいとき、またはベッドに飛び乗るとき、彼女は幸せであることを示すために小さな喜びの声を出します。これはトリルと呼ばれます。この声がハトの鳴き声に似ているので、とても笑ってしまいます。私たちはとても絆が強く、寝ること、食べることが好きで、多くのことに興味があり、とても愛情深く、遊ぶのが好きな点が共通しています。イズマは私たちを母親だと思って接してくれます。もちろん私たちはそんな彼女をとても愛しています。彼女は私たちの行動をすべて真似するので、私たちを模範だと考えていると思います。彼女はどこでも私たちを追いかけ、私たちが飲み終わったグラスから飲み、私たちが食事のためにテーブルに行くときは彼女も自分のボウルから食べ、食後は一緒にテレビを観ます。最も感動的なエピソードは彼女が私たちを信頼し始め、ゴロゴロと喉を鳴らし、寄り添い、腕の中で寝てくれるようになったときでした。もうひとつのとても素晴らしい瞬間は、彼女が私たちにボールを投げてもらおうとして持ってきたときです。私たちは、彼女が犬猫であり非常に賢いことを理解しました。イズマがいるだけで私たちは落ち着き、私たちの人生に多くの喜びと平穏をもたらします。イズマを見ていると、私たちは悩みを忘れて、すぐに癒され、楽しくなります。彼女は、いたずら好きで遊び心のあるキャラクターでとても面白いので、たくさんの笑いをもたらします。また、私たちにたくさんの愛と優しさをもたらすので、彼女が求める抱擁にはいつも応えています。私たちは彼女とできるだけ多くの時間を過ごし、別れの時が来たら遺灰を彼女が大切にしている場所に散骨し、一部をジュエリーに入れて自分たちのために保管したいと考えています。ーーパリの空港近くにはたくさんの野生のウサギがいるので、もしかしたら小さなイズマさまは追いかけ回わされてひとりぼっちになったのかもしれません。もしくは、人目につかないところなので置き去りにされたのかもしれません。しかし、幸運にも救出され、今では溺愛してくれる飼い主たちのもとで楽しい毎日を送っています。舌を出している写真はとてもかわいいですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月10日