スカーレット・ヨハンソン主演のマーベル・スタジオ最新作『ブラック・ウィドウ』の新たな公開日が、11月6日(金)に決定した。新型コロナウイルスの感染拡大防止、および観客の安全と健康を第一に考え、5月1日(金)から公開延期となっていた本作。今回、日米同日公開となることがウォルト・ディズニー・ジャパンから発表された。ナターシャ・ロマノフことブラック・ウィドウを演じるのは、もちろんスカーレット・ヨハンソン。その“妹”エレーナを『ミッドサマー』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の最注目女優フローレンス・ピュー。アカデミー賞女優レイチェル・ワイズが天才科学者の“母”メリーナ、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で人気のデヴィッド・ハーバーが“父”アレクセイ=レッド・ガーディアンを演じる。『ブラック・ウィドウ』は11月6日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2020年11月6日より全国にて公開© Marvel Studios 2020
2020年04月16日シアーシャ・ローナンが4月12日に26歳の誕生日を迎えた。SNSを一切していないシアーシャには「#HappyBirthdaySaoirseRonan」とのハッシュタグができ、世界中からお祝いのメッセージが寄せられている。1994年、ニューヨークでアイルランド人の両親のもとに生まれ、幼少時にアイルランドへ移住。「シアーシャ」とはアイルランドの言葉で「自由」を意味する。彼女がまず注目を集めたのは、キーラ・ナイトレイの妹役を演じたジョー・ライト監督『つぐない』(’07)。当時13歳にしてアカデミー賞助演女優賞など多くの映画賞にノミネートされ、若手実力派として一躍期待の星となった。Amazonオリジナルシリーズとしてリメイクされた『ハンナ』(’11)ではそれまでのイメージを払拭するかのように、元CIA工作員の父に戦闘テクニックをたたき込まれて育った少女を熱演。ピーター・ジャクソン監督の主演作『ラブリーボーン』(’09)のPRのため来日も果たしている。美しきヴァンパイアを演じた『ビザンチウム』(’12)ではサム・ライリーやケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、第三次世界大戦を舞台にした『わたしは生きていける』(’13)ではジョージ・マカイ(マッケイ)やトム・ホランドとも共演した。ウェス・アンダーソン監督の『グランド・ブダペスト・ホテル』(’13)では、キュートな菓子職人が印象的。2015年、故郷アイルランドから新天地ニューヨークに向かう女性を演じた『ブルックリン』でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。さらにグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』(’17)でも故郷カリフォルニア州サクラメントから抜け出したい主人公を好演して、同賞に再びノミネートされた。『ふたりの女王メアリーとエリザベス』(’18)で共演した『ダンケルク』ジャック・ロウデンとは交際しているらしく、彼のInstagramにはこんな投稿も…。そして、グレタ監督と再タッグを組んだ『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では、新しい魅力を持った四姉妹の次女ジョー・マーチを演じて、なんと3度目のアカデミー賞主演女優賞ノミネート。新型コロナウイルスの影響により、日本では初夏に公開延期となった『ストーリー・オブ・マイライフ』には『レディ・バード』での共演以来、仲良しのティモシー・シャラメや、アカデミー賞助演女優賞候補になったフローレンス・ピューに、エマ・ワトソン、ローラ・ダーン、メリル・ストリープなど超豪華キャストが揃っており、日本のシアーシャファン、映画ファンが公開を待ちわびているところだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年初夏、全国にて公開
2020年04月13日春限定のギフトボックスイタリアのアパレルブランド「TOCCA(トッカ)」が手がけるフレグランス&ボディケアブランド「TOCCA Beauty(トッカ ビューティー)」より、数量限定のスプリングギフト3種が登場しました。気になるギフトの中身は?「トッカスプリングギフトセット」(税抜2,800円)は、ハンドクリームとミニオードパルファムがセットに。ギフトボックスには、ブランドのアイコンである鳥刺しゅう柄が描かれています。ハンドクリームにはホホバオイル、シアバター、ココナッツオイル、オーガニックアロエベラなど、植物由来の保湿成分を贅沢に配合。香りと潤いのヴェールで乾燥しがちな手先をケアします。香りはイタリア産ブラッドオレンジが爽やかに香る「ステラの香り」、上品なガーデニアベースの「フローレンスの香り」、ピンクチューリップとグリーンアップルの甘い香りが漂う「ジュリエッタの香り」の3種です。(画像はプレスリリースより)【参考】※グローバルプロダクトプランニングのプレスリリース
2020年03月11日スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの過去と秘密が描かれるマーベル最新作『ブラック・ウィドウ』から、意味深な台詞やド派手なアクション、新たな家族との関係性も伺える本予告と本ポスターが世界同時に解禁された。解禁となった本予告では、ブラック・ウィドウの過去や本作で描かれる物語の一端が窺える意味深な台詞が語られる。「アベンジャーズになる前は、間違ってばかり。敵も多かった」と、彼女は語る。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初登場以来、S.H.I.E.L.D.のエージェントやアベンジ ャーズの一員として戦っていた彼女が、以前はロシアのスパイであり暗殺者であったことはアベンジャーズのメンバーや多くの観客にも周知の情報だ。その上で本映像で語られる「いつか決断の時が来る。自分が何をすべきか。どう在りたいか。決めたの もう逃げない」という台詞からは、アベンジャーズに加わってなお、暗い過去からは逃げ切れず葛藤していた彼女がついに何かの決意を固めたことが分かる。そして彼女は、“妹”エレーナ(フローレンス・ピュー)との会話から、かつて彼女たち自身も厳しい訓練を受けた“レッドルーム”がいまだ多くの女性を鍛錬し、洗脳状態に置いていることを知る。妹をそこに残したままヒーローになった自分を後悔するブラック・ウィドウだが、“母”メリーナ(レイチェル・ワイズ)、そして“父”アレクセイ(デヴィッド・ハーバー)ら“家族”との再会によって、ついにその過去と正面から対峙することに。そんな“家族”を執拗に追うのは、“レッドルーム”が生み出した女性暗殺者集団“ウィドウズ”と、その支配者で、どんな能力でも一瞬にしてコピーしてしまう、“最強の敵”タスクマスターだ。黒いマスクとスーツを身にまとった正体不明、性別すら謎のこの刺客は、キャプテン・アメリカの盾を操る能力や、ホークアイの百発百中の弓の技、ブラックパンサーの爪を使った戦闘スキルを完全コピーし、ブラック・ウィドウに容赦なく襲いかかる。まさにブラック・ウィドウ VS アベンジャーズとの戦いともいえるこの戦い、自身の能力までもコピーされたブラック・ウィドウはどう立ち向かうのか?超人的なパワーや超強力な武器を持たないブラック・ウィドウは、頭脳を使った地上戦を得意としてきたが、本作ではタスクマスターを相手にド派手な空中戦も繰り広げている。自らの過去と直結する“レッドルーム”の“ウィドウズ”たちとの肉弾戦に加えて、 アベンジャーズに引けを取らない迫力満載のアクションに、期待が高まる予告編となっている。また、併せて解禁となった本ポスターには、トレードマークの黒いスーツに身を包み、両手に武器を携えたブラック・ウィドウの姿が描かれている。背景には、ブラック・ウィドウの“家族”が集結。アベンジャーズ以前の、もう一つの“家族”である妹エレーナ、母メリーナ、父アレクセイ=レッド・ガーディアン。さらにはブラック・ウィドウと同じコスチュームに身を包んだウィドウズたちや、多くの謎を残すタスクマスターの顔も…。彼女の過去を知る“家族”と共に成し遂げようとすることは何なのか?ブラック・ウィドウが背負い続けてきた過去は見逃せない。『ブラック・ウィドウ』は5月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2020年11月6日より全国にて公開© Marvel Studios 2020
2020年03月10日従来のスリラー映画の枠組みをはるかに飛び越えたアリ・アスター監督の最新作『ミッドサマー』。この度、未公開シーンを含むR18+指定のディレクターズカット版が全国各地で公開されることが決定した。主人公ダニーを演じるのは、マーベル・スタジオ最新作『ブラック・ウィドウ』に抜擢された若手女優フローレンス・ピュー。ダニーの恋人クリスチャンを『シング・ストリート 未来へのうた』『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャック・レイナー、その友人を『デトロイト』のウィル・ポールターらが演じている。今回のディレクターズカット版は、レギュラー版ではカットされた未公開シーンを含む上映時間2時間50分で、映倫区分はR18+。すでにレギュラー版を鑑賞した方でも、あの最高の恐怖、不安、そして監督の言う「ラストの爽快感」を最大限に体験できるものとなっている。『ミッドサマー』は全国にて公開中。『ミッドサマー ディレクターズカット版』は3月13日(金)~(※一部劇場を除く)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。金額:2,000円均一※『ミッドサマー』(R15+)のムビチケは使用不可(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年03月06日『アベンジャーズ/エンドゲーム』で衝撃の決断を下した美しき最強のスパイ、“ブラック・ウィドウ”の過去と秘密が描かれる映画『ブラック・ウィドウ』が、5月1日(金)日米同日公開。この度、ブラック・ウィドウの過去を知る、アベンジャーズとは別のもうひとつの“家族”の日本版キャラクター・ポスターが公開された。破格のメガヒットを続出させ、世界の映画史を塗り替えてきたマーベル・スタジオ。昨年公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』が、全世界歴代興行収入記録を塗り替えたことも記憶に新しい。公開されたキャラクター・ポスターは、ブラック・ウィドウ、“妹”エレーナ、“母”メリーナ、“父”アレクセイ=レッド・ガーディアンという、彼女とその“家族”を映し出したものだ。ブラック・ウィドウを取り巻く新キャラクターたちの詳細はいまだヴェールに包まれているが、少しずつその正体が見えてきた。本年度アカデミー賞で主演女優賞と助演女優賞のダブルノミネートを果たした、ハリウッドを代表する女優スカーレット・ヨハンソン。彼女が演じるのが、“美しき最強のスパイ”ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフだ。アイアンマンやキャプテン・アメリカらアベンジャーズを“家族”と呼ぶほど大切にし、その一員として戦ってきた彼女が『アベンジャーズ/エンドゲーム』で下した決断は、全世界に大きな衝撃を与えた。孤独な暗殺者だった彼女はなぜ、アベンジャーズというヒーローになったのか?そしてなぜ、衝撃の決断にいたったのか。この作品では、その背景に繋がる過去が描かれる。ヨハンソンは「本作では人生のとても暗い場所にいるナターシャが描かれる。彼女は自分自身と格闘していて、どうしたら良いか分からずに呆然と立ち尽くしているような状況なの。そういうときこそ、人は自分自身と向き合わなければいけないのよ」と語る。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズから離れ逃亡中の、空白の時間にいる彼女を描く本作は、そんな彼女の過去を知る、もうひとつの“家族”との再会によって大きく動き出す。ブラック・ウィドウが“妹”と呼び、彼女と同等の戦闘能力を持つエレーナを演じるのは、本年度のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたフローレンス・ピュー。姉と久々の再会を果たすなり銃を向け合う複雑な関係だが、ユーモア溢れるやり取りには“家族の絆”が垣間見える。ピューは「私が演じるエレーナはブラック・ウィドウの妹のような存在なの。ふたりの出会いはとても強烈なシーンになっているのよ」と語り、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた女優ふたりの“姉妹”共演に期待が高まる。そして、天才科学者である“母”メリーナを演じるのは、アカデミー賞受賞経験者であるレイチェル・ワイズ。彼女もブラック・ウィドウやエレーナ同様に厳しい訓練を受けた暗殺者であると同時に、ふたりも知らない極秘研究に携わっていると言われ、まだ多くの謎が残る存在だ。さらに、“父”アレクセイ=レッド・ガーディアンを演じるのは、TVシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で人気のデヴィッド・ハーバー。原作コミックではロシアのキャプテン・アメリカと呼ばれる、ヒーローらしからぬぽっちゃりボティが魅力的なキャラクターだ。キャプテン・アメリカに熱いライバル心を燃やす一方、家族の再会を喜ぶユニークな側面も。アベンジャーズを家族と呼んでいたブラック・ウィドウがかつて大切にしていた、“家族”の存在。彼女の過去を知る彼らと共に成し遂げようとすることは何なのか?彼女が背負い続けてきた過去が明らかになる本作に、期待が高まるばかりだ。『ブラック・ウィドウ』5月1日(金)より日米同日公開
2020年03月06日マーベル・スタジオ最新作『ブラック・ウィドウ』が、5月1日(金)より日米同時公開される。この度、孤高の暗殺者ブラック・ウィドウの過去を知る、アベンジャーズとは別のもう1つの“家族”の日本版キャラクター・ポスターが到着。彼らの詳細が少しずつ明らかになった。ブラック・ウィドウを取り巻く新キャラクターたちの詳細はいまだヴェールに包まれているが、少しずつその正体が見えてきた。主人公はもちろん、本年度アカデミー賞で主演女優賞&助演女優賞のWノミネートを果たした、ハリウッドを代表する女優スカーレット・ヨハンソンが演じるブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフ。アイアンマンやキャプテン・アメリカなど、アベンジャーズのメンバーを「家族」と呼ぶほど大切にし、その一員として戦ってきた彼女が『アベンジャーズ/エンドゲーム』で下した決断は世界に大きな衝撃を与えた。孤独な暗殺者だった彼女は、なぜアベンジャーズというヒーローになったのか?そしてなぜ、衝撃の決断にいたったのか?本作は、その背景につながる過去が初めて描かれる。スカーレットは「本作では人生のとても暗い場所にいるナターシャが描かれます。彼女は自分自身と格闘していて、どうしたら良いか分からずに呆然と立ち尽くしているような状況なのです。そういうときこそ、人は自分自身と向き合わなければいけないんです」と語る。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でアベンジャーズから離れ、逃亡中の空白の時間にいる彼女を描く本作は、そんな彼女の過去を知る、もう1つの“家族”との再会によって大きく動き出す。また、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』により本年度アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた、最も熱い若手女優フローレンス・ピューが演じるのは、ブラック・ウィドウ が“妹”と呼び、彼女と同等の戦闘能力を持つエレーナ。姉と久々の再会を果たすなり銃を向け合う複雑な関係だが、ユーモア溢れるやりとりには“家族の絆”が垣間見える。フローレンスは「私が演じるエレーナはブラック・ウィドウの妹のような存在です。2人の出会いはとても強烈なシーンになっています」と語り、共にアカデミー賞にノミネートされた女優2人の“姉妹”共演に期待が高まる。そして、アカデミー賞女優レイチェル・ワイズが演じるのは、天才科学者の“母”メリーナ。彼女もブラック・ウィドウやエレーナ同様に厳しい訓練を受けた暗殺者であると同時に、2人も知らない極秘研究に携わっているといわれ、まだ多くの謎が残る存在だ。“父”アレクセイ=レッド・ガーディアンを演じるのは、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で人気のデヴィッド・ハーバー。原作コミックではロシアのキャプテン・アメリカと呼ばれる、ヒーローらしからぬぽっちゃりボティのキャラクターだ。キャプテン・アメリカにライバル心を燃やす一方、家族の再会を喜ぶユニークな素顔も。アベンジャーズ以外に、ブラック・ウィドウがかつて大切にしていた“家族”の存在。彼女の過去を知る彼らと共に成し遂げようとすることは何なのか?彼女が背負い続けてきた過去が、ついに明らかになる。『ブラック・ウィドウ』は5月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2020年5月1日より日米同時公開©2019 MARVEL
2020年03月06日パリ在住のカメラマン、松永学さんによるイケメンスナップ。パリでは雨や風が強く、しかも新型コロナウイルスが大流行しているのですが、男達は外に出ていつも出会いを求めています。写真・文 松永学マチアス 26 歳 メガネメーカー勤務–大親友の女友達のブースに手伝いに来たマチアスはメガネメーカーに勤務しています。今日は友人の『Maaxine』のデザイナーのところに来ています。彼女はブランドを立ち上げてまだ3か月なんですが、雑誌のMADE IN FRANCE特集で取り上げてもらったりしています。キュートで洋服も夢があってかわいいんですよ。日本ですか? 人から沖縄がいいって聞いています。フランス人もいっぱい観光に行くらしいですね。僕はパリのど真ん中の1区に住んでいます。居心地いいですよ。女性は優しくてよく話を聞いてくれる人が心地よさを感じます。理想の女性はフランス人歌手のバルバラ! 歌詞がなんとも言えず素晴らしい世界観です。ダヴィット 27歳 バーマン–「僕のジントニックは美味しいですよ」とダヴィット。今飲んでるのはマリアージュ・フレールの紅茶、雨風吹く時期ににはちょうど良い塩梅です。こんなグラスで飲むのもちょっと粋でしょう!日本にもとても興味があります。日本はよく料理にゴマを使うと聞いていて、ゴマアレルギーの僕はいつも日本食を敬遠してるんですよ。ゴマが入ってない日本食を教えてください。パリの好きな地区はバスティーユ界隈です。この辺りに住んでいて仕事場も近いの暮らしやすさは最高ですよ。ジェニファー・ロペスの大ファンで。ルックス&スタイル&歌声、全てに関して完璧な女性だと思います。ジョバンニ 25歳 料理人–陽気なジョバンニはベネチア生まれです。僕はベネチアで料理人のキャリアを始めてロンドンに行き、1年前からパリにきました。今のレストランのシェフは日本人なんですよ。シェフから日本のことをよく聞いているんです。桜の時期が最高と聞いています。ベネチアもたくさん魚が獲れますが、日本の魚はきっと最高なんでしょうね。パリの好きな場所はレピュブリック広場周辺、庶民的なところが気に入っています。スポーツは大好きでバスケット、水泳、壁のぼりもやります。好きなタイプの女性は親切でマナーが良い人です。キーラ・ナイトレイは最も美しい女優です。マサキ 27歳 シェフキュイジ二エール–ジョバンニが帰ってこないので心配して探しにきたマサキは彼の上司でした。今日は試飲会とイタリア食材のでギュスタション(味見のコース)のために仲間とやってきました。パリは毎週のようにこのような機会があるのでこれからの料理のアイデアの宝庫です。なんといっても野菜や肉の質はフランスは素晴らしいと感じています。4年前に日本からパリにやってきて『Le Clarence』や『Clown Bar』で働き、今は『Vantre』という11区のレストランでシェフとして働いています。チーム新編成のためにシェフとして引き抜かれました。連日満席な人気店でスタッフも感じがいいので、楽しい毎日です。小中高生の時はずっとサッカーをやっていました。ポジションはフォワードでしたが、今の料理の世界、特にチームプレーが必要なところは似ていて過去の経験が役立っています。パリの好きな場所はセーヌ川、ここは季節が良い時にワインを持ってピクニックするのが最高です。ウサギを飼ってるのでよくこの辺りを散歩に連れて行ったりもします。日本には年に一回帰りますが、その時はたらふくお寿司を食べるんです。あと、今やっている料理のポップアップを前にいたレストランでやったりしています。女性は素直で話ができる人! やっぱり日本人女性ですかね。モー 28 歳 PCコンサルタント–megumi kagurazakaって知ってますか? とモーがスマホで画像を見せてくれました。日本のことはけっこう知っています。女優のmegumi kagurazakaは大好きなんです。ボリューミーなところもいいですね。日本にはいつか行ってみたいです。そして梅干しのおにぎりをたくさん食べたいです。スポーツは週4回ジムでリフティングで汗をかいています。好きな場所はこのカフェバー『Le 138』! 毎日2回きています。昼間はカフェ、夕方はビールを飲むんです。お店の人も集まる人もいい感じで友達いっぱいできますよ。マティア 25歳 ファッションプレス–『Tranoi Paris』の展示会で見つけたマティアはナポリ出身!僕は洋服のプレス業をミラノでやっていて、今回フローレンスのブランド『LA COUVERTURE』のPRのためにパリに来ました。着心地いいですから羽織ってみてください! 日本にこの商品を売り込もうとしましたがコロナ流行のために見合わせることになってとても残念です。日本食は大好きでパリではよく食べますよ。昨夜も日本人のやっているレストランに行きました。僕はイタリア人ですが、シャンゼリゼ通りの雰囲気はイタリアにはないので憧れです。女性はミーガン・フォックスは素晴らしい女優ですね。あ、歌手のビヨンセも付け加えてください。コイ 29歳 デザイナー–LA出身のコイはフランス語が流暢でした。僕は『Quoï Alexander』のデザイナーです。今回の展示会では『KER MER』というブランドとコラボしてかわいいTシャツを作りました。僕は7年前にパリにやってきてメトロが嫌いなので自転車ボーイです。どんな自転車かって? 日本で言うママチャリです(笑)。日本は昨年の11月に行きました。いろいろ行きましたが、特に屋久島の屋久杉の森は最高でした。とてもスピリチュアルな場所で夢を見てるようでした。自分のクリエーションにも参考になりました。日本では毎日日本食を食べました。お好み焼き、うどん、蕎麦、ラーメン、それとポテトサラダって本当に美味しいですね。女性は僕の洋服が似合う人が理想です。パリに住んでいる大好きなイラン人の歌手Lafawndahを知っていますか? 彼女、僕のデザインの洋服をよく着てくれているのです。最高の女性です。
2020年03月03日グレタ・ガーウィグ監督のもと、シアーシャ・ローナン、フローレンス・ピュー、エマ・ワトソンら豪華キャストが集った『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。この度、1800年代のアメリカ・ヨーロッパの社交界を舞台に、浮世離れした麗しい姿を披露するティモシー・シャラメのシーン写真6点が到着した。『君の名前で僕を呼んで』でオスカーに初ノミネート、ガーウィグ監督の『レディ・バード』にも出演し、世界的にスポットライトを浴びるティモシー・シャラメ。本作ではマーチ家の4姉妹の近所に住み、最終的には姉妹のうちの2人と恋に落ちることになる資産家の孫・ローリーを演じている。4姉妹の次女ジョーを演じたシアーシャ・ローナンは、彼について「『レディ・バード』でお互いをすでに知っていたことは、すぐに兄弟姉妹のような関係になるのに本当に役に立った」と言い、「同じ俳優とまた一緒に仕事することで得られる安心がある。彼は俳優としてとても勇気がある。彼の何度でもリスクを負うところは、本当にローリーを演じるにぴったりだった」と、『レディ・バード』とはまったく違う場所と時代でティモシーと再会できたことが嬉しかったと撮影後の印象を語っている。ティモシーが身に纏うクラシックな衣装は全て、第92回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したジャクリーン・デュランが本作の世界観に合わせて手掛けたオリジナル衣装。なかでも要注目なのは、彼女が「フランスの画家ジェームズ・ティソが1868年に描いたパリの男たちの絵を参考にした」と解説するクラシックなスーツ姿。少年時代のローリーが着用する、遊び心のあるはみだし者のような服装と違い、大人になってヨーロッパで過ごすようになってから着用するようになったヨーロッパ・シックな装いをベースに、ローリー独特のちょっとしたひねりを加えて、流行のファッションとは一味違うスーツを着こなすティモシー。まるで絵画の中から現れたような美麗なショットとなっている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は3月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月27(金)より全国にて公開
2020年02月28日アリ・アスター監督、フローレンス・ピュー主演の映画『ミッドサマー』が2月21日(金)より公開され、全国で満席続出、リピーター鑑賞者も現れる大ヒットスタート。「考察しがいのある映画」「気づいた時に鳥肌が立った」など、緻密な脚本と完璧なクオリティに「もう一度観たい」という声が相次いでいる。公開前からマスコミ試写や先行上映会で「完璧」「クオリティが高すぎる」と絶賛され、映画ファンの注目を受けていた本作。初日を迎えると、早朝の回から10代~20代の女性グループやカップルを中心に動員。2月21日(金)から2月24日(月)までの4日間で動員7万7,125人、興行収入1億1545万400円(全国106スクリーン)を記録。同日公開の大作『チャーリーズ・エンジェル』(全国306スクリーン)や、本年度アカデミー賞受賞作『スキャンダル』(全国200スクリーン)を超える興行成績を達成した。本作の魅力は、“明るいのにおそろしい”白夜のスウェーデンが舞台のスリラーでありながら、劇中に散りばめられた様々な伏線や謎についての考察も楽しめることだろう。2月11日(火)に先行上映として行われたトークショー付き上映会では、映画評論家の町山智浩氏がアリ・アスターとのインタビューも元に、「今村昌平の『楢山節考』や『神々の深き欲望』に影響を受けている」とストーリーの基本にあるのが日本映画であったことや、「劇中に登場する絵画に(謎を解く)意味が込められている」と語っていた。そして初日を迎えると、SNS上では細かい伏線の回収や、絵画に込められた意味、劇中の登場人物たちの衣服や屋敷に記されたルーン文字の意味の考察、北欧神話との関連、画面に隠された謎のシルエットについて、さらに「ハッピーエンドでもある」とアスター監督が来日舞台挨拶で語った結末の解釈についてなど、様々な議論が巻き起こり、同日夜にはtwitterの“日本のトレンド”に「ミッドサマー」がランクイン。一度だけでは見逃しているものも多いかもしれない本作。散りばめられた数々の伏線を見つけたり、どのシーンでどの作品がどう影響を与えているのかを確認したり、何度見ても発見があると、リピート鑑賞をするファンも続出中。なお、映画公式サイトには、鑑賞後専用の隠された謎や伏線を徹底解析する「観た人限定 完全解析ページ」が設置されている。『ミッドサマー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年02月27日『ヘレディタリー/継承』で全世界に衝撃を与えたアリ・アスター監督が、最新作『ミッドサマー』を引っさげて来日。スウェーデンの奥地の村で行われる「90年に一度の祝祭」を舞台に繰り広げられる妄想やトラウマ、不安、恐怖に満ちた出来事…。前作に続き、独特の世界を作り上げたアスター監督が作品に込めた思いを語った。作品には自分の分身となるようなキャラクターが登場する不慮の事故により家族を失ったダニー(フローレンス・ピュー)が、微妙な関係になった恋人・クリスチャン(ジャック・レイナー)に誘われてやってきたスウェーデンの奥地の村で開催される「90年に一度の祝祭」。陽気に歌い踊る村人たちの立ち振る舞いから、幸福に満ち溢れた楽園のような雰囲気を見せるものの、どこか不穏な空気も流れる…。やがてある出来事をきっかけに衝撃の事実が次々に明らかになっていく。『ヘレディタリー/継承』とは、纏う雰囲気はまったく違うが、登場人物が抱える心の奥底に流れるものは共通点を感じる。アスター監督は「自分が作品の脚本を手掛けるとき、危機に瀕している方がいいものが書けるんです」と笑顔を見せると「両作品とも、自分にとってはパーソナルな内容で、自分の分身となるようなキャラクターがいます。『ミッドサマー』ではダニー、『ヘレディタリー/継承』では何人かに分けています。自分の持つ希望がない感じや、悲しみ、孤独、恐怖心を、キャラクターを通じて表現し、お客さんが何らかのカタルシスを得られるように物語を構成しています」と作品へのアプローチ方法を述べる。劇中には前作同様、戦慄のシーンがいくつもあるが、アスター監督はイベント等で何度も「ホラー映画ではないんです」と強調する。その真意について「ホラー映画というラベルをつけてしまうと、それだけで『観ない』という方が一定数います。それはとても残念なことだと思うし、この映画はホラーが好きではない人にも楽しんでもらえる作品なんです」と持論を展開すると「確かに映画のなかには恐ろしいことが起きますが、ほとんどの映画にも恐怖はあります。そもそもこの映画にはホラーというラベルが適していないと思うし、ダークコメディという表現がしっくりくる作品です」と力説する。色彩へのこだわり“死”の象徴は黄色と青とは言いつつ、やはり暴力的なシーンや、ややグロテスクな描写は劇中登場する。この点について「そこにはただ恐ろしいという感情を植え付けようとしているのではなく、必然があります。『ミッドサマー』で言えば、ダニーという主人公と同じ経験を観客にも味わってほしいという思いがあるので、そういうシーンが必要不可欠なのです。暴力表現も『ホラー映画だからここまでの描写が必要だ』という考えではなく、あくまでストーリーラインのなかで必然だと思ったものを描いているのです」と説明した。本作では、白夜という設定もあるが、非常に開放感溢れる草原のなか、色彩豊かな映像描写も特徴だ。一般的なホラー作品とは大きく異なるような“色味”が存在する。「色彩設計は美術さんや撮影監督と共に決めていきますが、僕の映画作りのなかでは非常に重要な部分です。製作費の関係もあり、すべてイメージ通りに実現できない部分もありました。例えば村の人たちの衣装は、最初白ですが、徐々にカラフルになっていく構想があったのですが、そこは叶いませんでした。でも細部までこだわっており、一つ具体例を挙げれば、今回の作品で“死”を意味する色は青と黄色というモチーフがあります。スウェーデンの国旗と一緒です。映画のなかのいろいろな場所で青と黄色が使われています」。「またダニーとクリスチャンの衣装にも注目してほしいです。話が進行するにしたがって、ダニーの衣装は明るく、クリスチャンは色彩がなくなっていきます。ただあまりにも分かりやすいとサブリミナル効果がなくなるので、そのバランスはいつも非常に難しいんです」。3作目はダークコメディ、4作目はSF「自分のパーソナルな部分が色濃く作品に反映され、危機に瀕していた方がいいものが書ける」と述べていたアスター監督。本作も自身の失恋が発想のスタートとなっている。なぜ辛い経験を形として残しておきたいと思うのだろうか――。「いま書くべきと思えないものを、執筆することほど辛いことはない。その意味で、自分が痛みや辛いことに対して向き合い、答えを見つけ出そうと格闘しているものこそ、創作意欲がわくのです。作品を作るうえで、明確なメッセージや答えはもちろんですが、問いかけも残ることが僕のなかでの理想なんです。『ミッドサマー』もそういう作品であってほしいと願っています」とメッセージを伝える。『ヘレディタリー/継承』は世界中から称賛され、アスター監督の名は広く轟いた。「すごく嬉しいことです」と笑顔を見せるが、実は『ヘレディタリー/継承』と『ミッドサマー』は並行して制作に入っていたため、多くの評価をしっかりとかみしめる時間がなかったという。「いまようやく2つの作品が完成して、皆さんの意見を受け止めているところなのです。すごくいろいろな意見をいただき光栄に思っています」としみじみ語る。「結果を残すことで次の作品に進むことができる」と語ったアスター監督。すでに次回作の執筆にとりかかっているようで「次はダークコメディを書いています。順調にいけば、3作目はいま執筆している作品になります。さらに4作目はSFをやりたいと思っています。すでに脚本に着手しており、映画化のめどがたったら書き進めていければと思っています」と構想を明かしてくれた。(text/photo:Masakazu Isobe)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年02月17日『レディ・バード』で映画界に新風を巻き起こしたグレタ・ガーウィグ監督が、オルコットの世界的ベストセラー小説「若草物語」を生まれ変わらせた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。本作で第92回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したジャクリーン・デュランが、それぞれ個性豊かな4姉妹を見事に表現した衣装について語った。ジャクリーン・デュランにとっては『アンナ・カレーニナ』(2013)以来2度目となったオスカーの受賞。今回、ガーウィグ監督がデュランに求めたのは「触り心地が想像できて、毎日着る洋服のような感覚で、衣装ではないもの。そういったことでモダンな感じが出して欲しい」という難しいものだったという。そのリクエストに応えるため彼女は、同じ生地を所々で使って姉妹の服を縫ったり、ひとつの時代で使った生地を次の時代でも使うことで“マーチ家のおさがり・節約術”を反映。姉妹のそれぞれの個性を、“ジョーは燃えるような赤、メグはロマンチックなライラックと緑のグラデーション、ベスは優しいピンク、そしてエイミーはフレッシュなトーンの水色”など、とても明確なカラーパレットで表現した。「ジョー(シアーシャ・ローナン)はおてんば。彼女は男の子のような自由さを求めていて、ローリー(ティモシー・シャラメ)のようになりたくて洋服を交換し合うくらい。彼女はいつも強い色を着ていて、赤ではない時は、深いインディゴブルーや何か目立つ色を着ています」とデュラン。「メグ(エマ・ワトソン)はロマンチックで、演劇とドレスを愛していて、中世時代のおとぎ話も好きだから、当時流行っていたゴシックのリバイバルスタイル」。「ベス(エリザ・スカンレン)は常に家にいて、姉妹の中で一番子供っぽい。彼女は成長するチャンスや外の世界を見るチャンスがなかったから、柔らかくて優しいピンクをずっと着ています」。「姉妹たちの中で、絶対的にエイミー(フローレンス・ピュー)が一番おしゃれ。そして若さと決断力が見える衣装」。というように、それぞれの個性と衣装の関係を明かし「それぞれのルックスが何らかの声明であることが大事だと感じました。彼女たちはそれぞれ世界の見方があって、それはみんな違うけれども平等で大事な役割を持っているのです」と、4姉妹たちがそれぞれに“自分らしくいられる”ように衣装によって個性を表現したその想いと制作の裏側を語っている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は3月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2020年02月13日『パラサイト 半地下の家族』が英語以外の映画として史上初の作品賞を受賞、会場全体が歓喜に沸いて幕を閉じた第92回アカデミー賞授賞式。結果的に多様性を印象づけた今年を象徴するように、レッドカーペットはカラフルで光るドレスで華やいだ。『ジュディ 虹の彼方に』で主演女優賞を受賞したレネー・ゼルウィガーは「アルマーニ・プリヴェ(Armani Prive)」のカスタムで、白いシークインのドレス。前哨戦でも常に肩を見せるデザインを着ていたが、締めくくりとなる晴れの日もワンショルダーで片方だけスリーブのあるスタイルをチョイスした。『マリッジ・ストーリー』で助演女優賞を受賞したローラ・ダーンも「アルマーニ・プリヴェ(Armani Prive)」。デコルテ周りに黒の装飾を効かせた淡いピンクのノースリーブだ。ジュエリーは日本のブランド「NIWAKA(俄)」のもの。授賞式の追悼コーナーでビートルズの「イエスタデイ」を歌ったビリー・アイリッシュは「シャネル(Chanel)」の白のツイードのスーツで登場。前面にロゴがいくつも入ったジャケットもパンツも、彼女らしいオーバーサイズのデザインだった。着飾ることでメッセージを伝える、という方法を選んだのはナタリー・ポートマン。「ディオール・オートクチュール(Dior Haute Couture)」の黒とゴールドのケープドレスは落ち着いたデザインだが、グレタ・ガーウィグ(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)やルル・ワン(『フェアウェル』)、ローリーン・スカファリア(『ハスラーズ』)など、オスカーにノミネートされなかった女性監督たちの名前が刺繍してある。ナタリーは「私なりのやり方で、素晴らしい仕事を評価されなかった女性たちを知らせたかったのです」と語った。『スキャンダル』で助演女優賞候補だったマーゴット・ロビーは「シャネル(Chanel)」のミッドナイトブルーのドレス。胸元を飾るタッセルが付いたブローチとリボンをあしらったカフスリーブでエレガント。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で主演女優賞候補になったシアーシャ・ローナン、助演女優賞候補のフローレンス・ピューはともに鮮やかな色が印象的なドレス。シアーシャは「グッチ(Gucci)」の黒とラベンダー・カラーのドレス。実は黒のペプラムの部分は先日開催の英国アカデミー賞授賞式で着たドレスに使用したのと同じ生地。持続可能性に配慮した選択だ。フローレンスは「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」。ウエストをベルトでマークするデザインで、サンダルも同色でコーディネートした。カラフルな装いでは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、レオナルド・ディカプリオ扮するリックに感銘を与える天才子役を演じたジュリア・バターズのピンクのドレスも。「クリスチャン・シリアーノ(Christian Siriano)」のデザインで、ボリュームある袖と、サンドイッチを忍ばせた小さなバッグがアクセントになっていた。今年は光る素材を使ったドレスが人気で、女優賞に主演と助演でWノミネートされたスカーレット・ヨハンソンは「オスカー・デ・ラ・レンタ(Oscar de La Renta)」のシルバーのサテンドレス、プレゼンターを務めたブリー・ラーソンの「セリーヌ(Celine)」のドレスは12万個のシークインと11万個のガラスビーズをあしらったデザイン。同じくプレゼンターのレベル・ウィルソンも「ジェイソン・ウー(Jason Wu)」ゴールドのドレス。オープニングにビリー・ポーターとパフォーマンスを披露したジャネール・モネイは「ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)」のシルバーのドレス。フードがついたAラインのドレスには16万8000個のスワロフスキー・クリスタルが使用された。ちなみに昨年、タキシードとドレスを合体させたスタイルで話題をさらったビリー・ポーターはイギリスのデザイナー、「ジャイルズ・ディーコン(Giles Deacon)」のドレスをチョイス。スカート部分はバッキンガム宮殿にインスパイアされたデザインだという。昨年の授賞式で見せたハーネス・スタイルも衝撃だったティモシー・シャラメは「プラダ(Prada)」のネイビーのアンサンブルで、今年も攻めの姿勢を崩さず。ノータイに白シャツの上に羽織ったジップアップのジャケットに「カルティエ(Cartier)」のヴィンテージのブローチをアクセントにした。タイカ・ワイティティ監督が脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』で主役のジョジョを演じたローマン・グリフィン・デイヴィスと親友ヨーキー役のアーチー・イェーツも出席。タキシード姿で元気いっぱい取材に応じる姿が微笑ましかった。シャーリーズ・セロンの「ディオール・オートクチュール(Dior Haute Couture)」、オリヴィア・コールマンの「ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)」 、作曲賞を受賞したヒドゥル・グドナドッティル(『ジョーカー』)の「シャネル(Chanel)」など、ダークな色使いに構築的なデザインの大人のクールな装いも目を引いた。また、歌曲賞候補の「イントゥ・ジ・アンノウン」(『アナと雪の女王2』)の歌唱パフォーマンスで、イディナ・メンゼルとともに世界各国の“エルザ”の1人としてステージに立った松たか子は、レッドカーペットには着物姿で登場。淡いピンクの総絞りに松の刺繍、母から譲り受けた帯だという。(text:Yuki Tominaga)
2020年02月10日いま、ハリウッドの製作陣が”最も組みたいクリエイター”のひとり、アリ・アスター監督の最新作『ミッドサマー』。この度、暗闇とは真逆の白夜に行われる祝祭を舞台にした“フェスティバル・スリラー”から、「祭りのはじまり」と題された本編映像の一部が解禁された。主人公ダニーを演じるのは、『ファイティング・ファミリー』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『ブラック・ウィドウ』と出演作が続く、若手女優フローレンス・ピュー。ダニーの恋人クリスチャンを『シング・ストリート 未来へのうた』のジャック・レイナーが演じるほか、『デトロイト』のウィル・ポールター、「グッド・プレイス」のウィリアム・ジャクソン・ハーパーに、『ベニスに死す』の名優ビョルン・アンドレセンらが出演。1月30日、31日にアスター監督来日による舞台挨拶付き先行上映イベントが実施されると、監督自ら「これはホラーではなく失恋映画だ!」「ラストの爽快感を楽しんでほしい」と発言。従来のスリラー映画の枠組みをはるかに飛び越えた傑作は大きな注目を集めている。そして今回解禁となった映像は、本作の舞台となるスウェーデン奥地の村・ホルガ村で開催される、90年に一度の大祝祭の催しものの一部をハイライトとして映し出したもの。白夜で煌々と照らされる中、村長のような女性の「乾杯の挨拶」や、奇妙な掛け声とともに踊る男女の姿。そして、シンメトリーな構図で、まるで何かの儀式のようにも感じられる食卓の様子など3つのシーンが描き出されている。フローレンス演じるダニーたちが足を踏み入れた“90年に一度の大祝祭”。一見華やかに見えるが、映像内に映し出される全てのものも、どこか意味ありげに不安を増殖させるものとなっている。『ミッドサマー』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年02月07日19世紀を代表する作家ルイーザ・メイ・オルコットの「若草物語」を、『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督が映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。この度、四女のエイミーを演じ、アカデミー賞にノミネートされたフローレンス・ピューのインタビュー映像が到着した。本作で描かれるのは、世界中で愛され続ける大ベストセラー作家、ルイーザ・メイ・オルコットが自らの生き方を重ねて書き上げたジョー・マーチの物語。本年度のアカデミー賞では作品賞、主演女優賞など合計6部門でのノミネートを果たしているが、今回注目なのが助演女優賞にノミネーションされた24歳の新星フローレンス・ピュー。プロレスシーンを自ら体当たりで演じて昨年の公開時に話題を読んだ『ファイティング・ファミリー』のほか、今年は『ヘレディタリー/継承』アリ・アスター監督が手掛け、スウェーデンの奥地で開かれる「90年に一度の祝祭」を舞台としたスリラー『ミッドサマー』、スカーレット・ヨハンソンの“妹分”を演じる『ブラック・ウィドウ』など話題作が次々と控える注目株として熱い視線を集めている。今回公開されたインタビューでは、劇中のエイミーが纏うクラシックな衣装で登場。まず「若草物語は女性を一人の人間として描いた最初の物語」であり、「小説に書かれてる女性の生きづらさは、現代の私たちも直面している問題」「あらゆる女性が読むべき重要な本」と、その普遍的な魅力を放ち続ける本作の理由について語る。そして、わがままな末っ子と思われがちな、これまでのエイミー像とは違い、本作では「彼女の才気が良くわかるように書かれてる」「観る人 皆がジョーに憧れるのではなく、エイミーにも親近感が持てる」とグレタによる脚色の魅力を冷静に分析、劇中のエイミーさながら強い意志を感じさせる彼女なりの言葉で、今回新たに生まれ変わった「若草物語」の楽しみ方を語っている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は3月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2020年02月05日映画『ミッドサマー』のメガホンをとったアリ・アスター監督が来日、1月31日(金)にスペースFS汐留にて行われたQ&A付き試写会に出席。ディープなトークを展開した。本作は『ヘレディタリー/継承』で全世界に衝撃を与えたアリ・アスター監督最新作。家族を不慮の事故で亡くしたダニー(フローレンス・ピュー)が、大学で民俗学を研究する恋人や友人たちと共に訪れたスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”で経験する狂気に満ちた出来事を描く。日本公開前にも関わらず、すでに複数回観賞した人もいるというほど、ファンで埋め尽くされた会場にアスター監督は登場すると「僕は日本映画によってインスピレーションを与えられて、人生を変えてもらいました。今回初来日になりますが、そんな日本の皆さまに、作品を携えてやってこれたことが光栄です」と挨拶。まずは司会者から衝撃的なエンディングについて「いつから結末を決めていたのか」と聞かれたアスター監督は「エンディングは最初から頭にありました」と語ると「脚本はエンディングのアイデアに向かって書きました。この映画はお別れや失恋の映画という位置づけなのですが、最後どうやったらカタルシスが得られるかを考えました。しかし少し時間がたつと、ドロドロが渦巻いて『本当にこれでいいのか』という気持ちになるように作りました」と説明する。さらに前作『ヘレディタリー/継承』同様、本作でも印象的な音楽が使われていることについて問われたアスター監督は「映画作りのなかで一番好きなのがサウンドデザインなんです」と語ると「作品に没入し、主人公のダニに感情移入してほしいと思うとき、重要になってくるのが音楽なんです」と持論を展開。さらにアスター監督にとってジョナサン・グレイザー監督の『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』や、スタンリー・キューブリック監督やジャック・タチ監督の作品が音楽的に傑出していると述べていた。その後も、劇中に印象的に登場する絵や、色彩、ジャンルについてやハッピーエンドの解釈などディープなトークが展開。ロビン・ハーディ監督の名作映画『ウィッカーマン』との差別化について問われると「『ウィッカーマン』はとても有名な作品で僕も観ていました。でもこの作品を執筆しているときはオーバーラップするのが心配だったので、見ないようにしていたんです」とアスター監督は語る。それでも「異文化、異教徒の人々がやってきて、犠牲になるという部分では比較されやすい。でも本作の主人公ダニの存在が決定的に『ウィッカーマン』とは違うところです」と主張していた。『ミッドサマー』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年01月31日アリ・アスター監督、フローレンス・ピュー主演の最新作『ミッドサマー』。この度、本作の公開を記念して日本限定のアートポスター2種類が解禁された。恐怖の歴史を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭。天才的な発想と演出、全シーンが伏線となる緻密な脚本、観る者を魅惑する極彩色の映像美が一体となり、永遠に忘れられない結末に到達する――。そこに待つのは究極の恐怖と、未体験の解放感。体験した者は二度と元には戻れない、“フェスティバル・スリラー”がついに公開。今回解禁となったポスターの1点は、画家のヒグチユウコ氏が描き下ろした絵画のポスター。カラフルな花に囲まれたヒロインのダニーが逆さまに配置されているのが衝撃的。もう1点は、本作のアートワークを手掛けているデザイナー・大島依提亜氏によるポスター。メイポールの周りで踊る女性たちと、視線を向ける村人たちを、墨とゴールドで表現している。この2種類のアートポスターは、上映劇場やタイアップ店舗などで掲出される予定。『ミッドサマー』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年01月29日レイチェル・ワイズとレイチェル・マクアダムスが共演する『ロニートとエスティ彼女たちの選択』は、家族や信仰、愛を捨てて故郷を去ったロニートと、故郷に留まるしかなかったエスティという対照的な2人が、“本当の自分”を取り戻すために、これまでの生き方に思いを馳せながら人生をかけた“選択”へと踏み出していく姿が描かれる。様々な苦難を乗り越えながら、自ら道を選び、自立していく女性を描いた作品は、いまを生きる私たちが観るべき良作ばかり。今回、過去作から最新映画まで4作品をピックアップした。1600キロを単独踏破した女性の実話『わたしに会うまでの1600キロ』(2014)人生の再出発をかけ1600キロに及ぶパシフィック・クレスト・トレイルを踏破した実在の女性シェリル・ストレイドの自叙伝を、オスカー女優のリース・ウィザースプーンが製作・主演、『ダラス・バイヤーズクラブ』「ビッグ・リトル・ライズ」のジャン=マルク・バレ監督が映画化。第87回アカデミー賞ではリースが主演女優賞に、母役のローラ・ダーンが助演女優賞にノミネートされた。母の死に耐え切れず、優しい夫を裏切り、ドラッグと男に溺れて結婚生活を破綻させたシェリルは、母が誇りに思ってくれていた自分を取り戻し、人生を一からやり直すために1600キロ踏破の旅に出る。極寒の雪山や酷暑の砂漠を歩き続け、ときには命の危険にさらされながらも、その過酷な道程でシェリルは自分自身と向き合っていく。依存を断ち切り、母親の死を乗り越え、再び自分の足で自分の人生を歩んでいくまでを丁寧に描いた。キーラ・ナイトレイが男性優位な社会で自分を貫いた小説家に『コレット』(2018)1890年代のベル・エポック真っただ中のパリを舞台に、フランスの文学界で絶大な人気を誇る女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの波乱と情熱に満ちた人生を描いた作品。主演は『つぐない』『プライドと偏見』などのキーラ・ナイトレイ、監督は『アリスのままで』のウォッシュ・ウエストモアランドが務めた。フランスの片田舎で生まれ育ったコレットは、14歳年上の人気作家ウィリーと結婚し、それまでとは別世界のようなパリへと移り住む。芸術家たちが集うサロンで華やかな生活を送る中、コレットの文才に気づいたウィリーは、自身のゴーストライターとして彼女に小説を書かせる。彼女が執筆した「クロディーヌ」シリーズはベストセラーとなるが、コレットは自分が作者であることを名乗れない葛藤に苦しめられることに。19世紀の男性優位社会において現代にも通ずるテーマを描いており、ウィリーから離れた後の彼女の解放にも注目。名作を新たな視点で映画化『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(3月27日公開)『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再びタッグを組み、ルイザ・メイ・オルコットの小説「若草物語」を映画化。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語を、作家志望の次女ジョーを主人公にみずみずしいタッチで描く。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる幼なじみローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーが…。ローリーをティモシー・シャラメ、長女メグをエマ・ワトソン、末っ子エイミーを『ミッドサマー』のフローレンス・ピュー、4姉妹の母をローラ・ダーン、ジョーの人生に大きな影響を与えるマーチ叔母をメリル・ストリープがそれぞれ演じる。信仰と愛との間で葛藤する2人の女性『ロニートとエスティ彼女たちの選択』(2月7日公開)『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・ワイズと、『スポットライト 世紀のスクープ』で同賞にノミネートされたレイチェル・マクアダムスという実力派2人による “純愛”を描く。監督は『ナチュラルウーマン』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞して世界的な評価を高めたセバスティアン・レリオ。また、『女王陛下のお気に入り』『ルーム』のプロデューサーや『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞した撮影監督など、製作も兼ねたワイズが絶大な信頼を寄せる強力な布陣が集結した。厳格な超正統派ユダヤ・コミュニティで生まれ育ったロニートとエスティ。惹かれあっていた2人を、コミュニティの掟は赦さなかった。信仰のもとに引き裂かれた2人は、ロニートの父の死をきっかけに数年ぶりに再会。封印していた熱い想いが溢れ、信仰と愛の間で葛藤する2人が本当の自分を取り戻すために選んだ道を見届けてほしい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:わたしに会うまでの1600キロ 2015年8月28日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.コレット 2019年5月17日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C)2017 Colette Film Holdings Ltd / The British Film Institute. All rights reserved.ロニートとエスティ 彼女たちの選択 2020年2月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2018 Channel Four Television Corporation and Candlelight Productions, LLC. All Rights Reserved.ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2020年01月25日1月13日(現地時間)、第25回放送映画批評家協会賞授賞式がサンタモニカで開催された。栄えある作品賞は、クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が獲得。驚きの結果となったのは、サム・メンデス(『1917 命をかけた伝令』)とポン・ジュノ(『パラサイト 半地下の家族』)の2人が受賞となった監督賞。メンデス監督は出席が叶わなかったが、ジュノ監督は通訳を伴い、受賞スピーチで感謝の気持ちを表した。『1917 命をかけた伝令』はほかに撮影賞と編集賞、『パラサイト 半地下の家族』は外国語映画賞も受賞した。授賞式に来場したセレブのファッションもチェック。昨年のオスカーで「タキシードドレス」を着用して以来、装いが常に注目の的のビリー・ポーターは、デコルテから腕にかけての様々な種類の蝶のタトゥーにエメラルドグリーンのストラップレス・ジャンプスーツで圧倒。そのほか、多数メディアがフローレンス・ピュー、ゼンデイヤ、ジェニファー・ロペス、ルピタ・ニョンゴらを「ベストドレッサー」として取り上げた。主な受賞リストは以下の通り。作品賞『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』監督賞サム・メンデス『1917 命をかけた伝令』ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』主演男優賞ホアキン・フェニックス『ジョーカー』主演女優賞レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』助演男優賞ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』助演女優賞ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED1917 命をかけた伝令 2020年2月14日より全国にて公開©2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.
2020年01月14日映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が、12月25日のクリスマスに全米で公開スタート。公開単日で625万ドルの成績を上げ、この日の興行収入は公開中の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』や『ジュマンジ/ネクスト・レベル』に続く好スタートを切ったことになる。本作は、19世紀を代表する女性作家ルイーザ・メイ・オルコットの世界的ベストセラー小説「若草物語」が原案。これを『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督が、マーチ家の4姉妹、活発で信念をまげない作家志望の次女ジョーにフォーカスを当て、大人になった姿から描いていく。ジョー役は、『ブルックリン』『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンが演じているほか、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソン、フローレンス・ピューら注目の若手が出演し、さらに大女優メリル・ストリープも参加。すでに、ゴールデングローブ賞2部門ノミネート(主演女優賞、作曲賞)をはじめ、全米映画賞の賞レースを席巻中の本作。映画レビューサイト「ロッテントマト」では観客の評価が93%フレッシュ、批評家の評価が96%フレッシュに正式認定(12/27現在)され、全米の批評家から大絶賛されている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は2020年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2019年12月27日先ほど、「第77回ゴールデン・グローブ賞」のノミネーションが発表され、すでに数々の賞をノミネート&受賞している『Little Women』(原題)より、シアーシャ・ローナンが主演女優賞にノミネート。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の邦題で来年3月に日本公開されることが分かった。19世紀を代表する女性作家、ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」。南北戦争時代を舞台に力強く生きるマーチ家の四人姉妹の絆と成長をハートフルに描いた物語は、これまで幾度となく映画化されてきた。そんな世界中から愛される物語を、今回『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督がアレンジして映画に。マーチ家の四姉妹、美しくてしっかりものの長女メグ、活発で信念をまげない作家志望の次女ジョー、内気で繊細なピアニストの三女ベス、人懐っこいが頑固な末っ子エイミー。本作ではジョーにフォーカスを当て、さらに幼少期からではなく成長し大人になった姿から物語が構成されており、自分が信じた道を進むために、立ちはだかる障害や心の葛藤をエモーショナルかつ大胆で繊細に描く。キャストには、主人公ジョー役をすでにアカデミー賞常連と呼ばれ、今回主演女優賞にノミネートが決定したシアーシャ。ジョーのソウルメイトであり彼女に愛を告白するローリー役を『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ。さらにメグ役をエマ・ワトソン、ベス役をエリザ・スカンレン、エイミー役を期待の新星フローレンス・ピュー。マーチ家の愛されてやまない愛情豊かな尊き母親役をローラ・ダーン、四姉妹の裕福なマーチ叔母役をメリル・ストリープが演じている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は2020年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年12月10日米ソ冷戦下の時代に、国家の重責を担うチェス世界王者らの愛と苦悩を描いた緊迫の『CHESS THE MUSICAL』が日英豪華キャストにより上演決定。先行のABBA作曲のコンセプトアルバムのヒットを受け、1986年初演。多彩で雄弁な楽曲に音楽ファンから先に人気に火がついた伝説的ミュージカルだ。演出・振付を手がけるニック・ウィンストンが、初演版台本をもとに新演出に挑む。「CHESS THE MUSICAL」チケット情報出演には、英国から映画『レ・ミゼラブル』エポニーヌ役の歌姫サマンサ・バークス、英国ミュージカル界No.1美男子の呼び声高い新星ルーク・ウォルシュが初来日。主演には『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』ほか代表作多数の世界的ミュージカルスター、ラミン・カリムルーを迎える。ラミンが演じるのはソ連のチェス王者、アナトリー。世界選手権の会場で米国の対戦相手フレディ(ルーク・ウォルシュ)のセコンドとして出会ったフローレンス(サマンサ・バークス)と惹かれ合う役どころ。祖国に妻子を残すアナトリーだが、彼女と生きる道を選択して…。「アナトリーはただチェスが大好きで普通の暮らしがしたかったのに、政治に利用されてしまう。僕自身、政治的に混乱期にあったイランに生まれ、カナダ、イギリスと渡り過ごしてきました。“ずっと故郷を探し続けている”という意味では彼と重なる部分もあり、共感します」。宿命を背負い、何度も選択を迫られるアナトリー。まだ模索中と前置きしつつ、最後の決断についてこう話す。「彼は有言実行の男ですし、あの決断も彼の中では正しいことをしたと思っている。それはハッピーエンドであり、アンハッピーエンドであるかもしれない。どんな関係性においても、そんな瞬間はありますよね」。主人公のみならず、登場人物それぞれのドラマが描かれた物語は「『レ・ミゼラブル』のような面白さ」。多彩な楽曲にも触れ、「史上最上級のスコア(楽曲)だ」と絶賛する。「『The Deal』や『Where I Want to Be』も好きですし、『Endgame』も美しいシーンでのナンバーです。フローレンスと出会う『Mountain Duet』も、口説かれるかもしれないとソワソワするフローレンスの仕草が可愛い。アナトリーの違う一面が見られるのもいいですね」。日本で活動すると「次々やりたいことが浮かぶ」と笑うラミン。まずは年明けのミュージカル『CHESS』で、世界基準の歌声を響かせる。「これまで聴いた中でも、最高の楽曲に感動すると思う。絶対楽しい作品になるので是非お越しください」。公演は1月25日(土)から28日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月1日(土)から9日(日)まで東京国際フォーラム ホールCにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2019年12月09日『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督と『ブラック・ウィドウ』『ファイティング・ファミリー』のフローレンス・ピューら若手俳優たちのタッグで贈る『ミッドサマー』。この度、“明るいことが、おそろしい”悪夢のような祝祭と不可思議な壁画をとらえた場面写真が解禁となった。『ムーンライト』や『レディ・バード』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』など注目作を次々に手掛けるスタジオ「A24」が『ヘレディタリー』に続いて製作を担当。すでに公開された国々では高評価レビューが続出しており、日本でも今秋に先行上映されると、「美しいのに恐ろしい」「とんでもない映画」「すべてにおいて『ヘレディタリー』を超えている」「精神的な気持ち悪さが段違い」などの感想がSNS上を飛び交う状態となった本作。そんな中、今回解禁されたのは、周囲から閉ざされたスウェーデンの村を訪れたダニー(フローレンス・ピュー)ら大学生5人組と、純白の民族衣装に身を包み、優しい微笑みで招き入れる村人たちをとらえた場面写真。そして白夜に照らされた悪夢へと足を踏み入れた彼女たちが、驚愕し、悲痛の表情を見せる姿を切り取った場面写真の数々!さらに併せて解禁されたのは不可思議な壁画の画像。果たして、これらの壁画が何を意味するのか。“90年に一度の祝祭”では、一体何が繰り広げられるのか…衝撃の展開を予感させるカットばかりとなっている。『ミッドサマー』は2020年2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2019年12月09日スカーレット・ヨハンソン主演のマーベル映画最新作『ブラック・ウィドウ』から、待望の初映像となる特報映像が世界同時解禁された。世界最高のエージェントにして超一流の暗殺者、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの謎に包まれた過去と秘密を描く本作。アベンジャーズが分裂した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後が舞台となる。今回解禁となった映像は、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)の「私には何もなかった」という印象的な台詞で始まり、これまでの『アベンジャーズ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で描かれてきたナターシャの過去のシーンが盛り込まれている。孤独な暗殺者だったブラック・ウィドウがアベンジャーズとしての使命にたどり着き、「もう過去から逃げない」と大きな争いの裏で自分自身と向き合う覚悟をしている様子が伺える。そして、ナターシャとそっくり同じ動きをしながら互角に張り合う“妹”と呼ばれる女性エレーナ(フローレンス・ピュー)が登場。赤いスーツに身を包んだ、原作コミックでは“ロシアのキャプテン・アメリカ”と呼ばれる父アレクセイ/レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)や母メリーナ(レイチェル・ワイズ)と食卓を囲む場面もあり、弓矢を操る仮面の戦士も登場している。これまで過去が語られることがなかったブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ。謎が多い本作についてスカーレットは、「この作品は私に“終わり”をもたらすために必要だった」と語っており、「私のキャラクターにはベールに包まれたところがありますが、(『ブラック・ウィドウ』で)彼女は過去と向き合い“自分を許し、自分を愛する”こと、そして家族を描いています。彼女は本当に重大な局面で自分自身と向き合っている。その全てを乗り越えて(観客が知っている)あのキャラクターになっていくの」と、描かれる物語に言及。彼女に秘められた謎、そして彼女が『アベンジャーズ/エンドゲーム』で下した衝撃の決断に至る背景がついに明らかになる!『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2020年5月1日より日米同時公開©2019 MARVEL
2019年12月03日体験した者は二度と元には戻れない、アリ・アスター監督が贈る“フェスティバル・スリラー”『ミッドサマー』の日本公開日が、来年2月21日(金)に決定。予告編とポスタービジュアルも到着した。公開された予告編では、若手女優フローレンス・ピューが演じる主人公ダニーが、恋人のクリスチャン(ジャック・レイナー)、その友人たちと5人で、スウェーデンの奥地の村で行われる“90年に一度の祝祭”に参加する旅行に行くシーンからスタート。冒頭で「楽園」と語っているこの祝祭。21時だというのに昼間のように明るく、ほとんど太陽が沈むことのない白夜の中、美しい花々と美味しい食べ物、そして優雅に舞い踊る人々が映し出されている。しかし、それは想像を絶する悪夢の始まり。映像後半からは、「見張ってやがる」「今すぐ逃げないと」というセリフや、叫び声、血…不穏な雰囲気が漂っている。『ミッドサマー』は2020年2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2019年11月26日『リトル・ダンサー』『フル・モンティ』『ブラス!』など、常にワーキングクラスに寄り添ってきた英国産ヒューマンドラマと、ショービジネスを知り尽くしたハリウッド映画のいいとこ取りが実現したような『ファイティング・ファミリー』。英国ノーウィッチ出身の女性ファイター、ペイジとその家族の愛と絆に魅せられ、映画化を決意したドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンがメガホンを託したのは、俳優であり、監督・脚本家でもあるスティーヴン・マーチャントだ。意外にも「レスリングのことは全く知らなかった」というマーチャント監督が、撮影秘話や人気英国俳優たちのキャスティング秘話にも触れながら本作について語ってくれた。何だか変テコな家族…でも「彼らとその夢を精一杯応援したくなった」ドウェインから原案となったドキュメンタリーが送られてきたとき、「僕はレスリングもことは何も知らなかった。何だか変テコな家族とそのケッタイな家業についての話みたいだから『笑ってしまおう』くらいの気持ちだったんだ。ところが僕はまるで恋をするように、すぐにこの一家の虜になった。ワーキングクラスの荒々しい家族なんだけれど、お互いに深い愛で結ばれている上、レスリングにも同じくらい愛を注いでいる。彼らとその夢を精一杯応援したくなったんだ」。また、知るほどに「リスペクトが膨らんでいった」というナイト一家にも、直接会いに行った。「彼らが住むノーウィッチの公営住宅に行ってきた。彼らと時間を過ごして、試合を見に行った。一家がどんな風にお互い接して、話すのか、僕はつぶさに観察してノートを取った。もちろん、家の内装とか、一家の着ている服やメークも全て忠実に再現しようとした」という。「重要なシーンは全て事実に即している。ペイジが髪の色を変えたり『レッスルマニア』の楽屋で“ザ・ロック”に会ったことも全部実際にあったことだ」。注目女優フローレンス・ピューのガッツは「スーパー・クール」主人公のペイジ役を務めたのは、2020年『ミッドサマー』『ブラック・ウィドウ』などの日本公開が控え、ブレイク必至の若手女優として熱い視線を送られているフローレンス・ピューだ。「ペイジ役のキャスティングには苦労した」と監督は告白する。「本物のペイジは13歳の頃から家族と一緒にレスリングを続けてきた女性。だから彼女を演じる女優もそんな人生を感じさせてくれなければならない。同時に、イギリスのワーキング・クラス出身ながらカリスマ性もあって、この作品を背負って立って、尚且つWWEのスーパースターとしての素質を併せ持つ人材が必要だった。そんな女性を探し出すため、イギリス中の若い女優に会ったような気がしたよ」。そして、ようやく出会えたフローレンスについては、「完璧なチョイスだった。ユーモアもあるし、タフで皮肉っぽくもあるし、感動もさせてくれる」と自信たっぷり。「フローレンスはスタントを使うギリギリのところまで自分で身体を張ってレスリングしてくれた」と言い、なんと「撮影4日目に、L.A.のステープルズ・センターで試合のシーンを撮ったのだけれど彼女は2万人のWWEファンの前で闘ったんだ。僕自身は危険なシーンだから気が気じゃなかったけれどフローレンスはスーパー・クールに仕事をしてくれた。驚いたよ」。ジャック・ロウデン演じるザックを「応援せずにはいられない」また、ペイジの兄ザックを演じたジャック・ロウデンについても「キャスティングが難しかった」と言う。ジャックは今年の公開作『ふたりの女王メアリーとエリザベス』『イングランド・イズ・マインモリッシー,はじまりの物語』で実在の人物を演じてきたが、本作では「子どもの頃からレスリングのスーパースターになるよう、父親から英才教育を受けてきた」生粋のファイターになりきった。ところが、「ザックは自分がWWEで這い上がっていくものだと信じていたのに、妹の方が選ばれて自分は置いてけぼりをくらってしまった。だから、彼は映画の前半では優しくて面白い兄貴だけれど後半では妹に嫉妬して意地悪をする、そんな役どころなんだ。でもザックを応援せずにはいられない。なぜなら彼を演じるジャックが本物の温かさと優しさを持っている、とても優れた俳優だからだ」。さらに、子どもたちにレスリングの英才教育を施したリッキー&ジュリアのナイト夫妻も英国映画ファン、海外ドラマファンにはたまらないキャスティングとなった。一家の父リッキー・ナイトを演じたニック・フロストとは初タッグだったが、「ずっと尊敬していたし、本当に面白いなと思っていた。キャストの中で彼が唯一の、長年のレスリング・ファンだった。だからキャスティングの打診をした時、既にペイジとその家族についてもよく知っていた」と監督。「彼は体当たりで役に臨んでくれた。父親としての優しさを表現できると同時に、必要とあればちょっと怖い存在にもなってくれた」と太鼓判。そして、母ジュリアを演じたレナ・ヘディについては、「『ゲーム・オブ・スローンズ』のサーセイ役でしか知らない人はこの映画を見て驚くと思う。彼女の役どころは図太くて口が悪くて、時に悪辣でめちゃくちゃワイルドなワーキング・クラスのママさんレスラーなんだ。あの赤い髪の毛も強烈だしね。でもニック同様、温かい人柄や機転の早さもある、とてもチャーミングな女性なんだ」。観客の心を掴んで離さない“ザ・ロック”にヤキモキ!?もちろん「ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソンの存在も大きい」と監督は言う。「ドウェインは最高だ。あんなに有名なスターなのに一緒に仕事をしやすいし、決してセレブ風を吹かせない」と語り、「彼のおかげでいいレスリングの試合には映画同様、ちゃんと構図があって起承転結があるということを知った。ドウェインは『ファイティング・ファミリー』の試合を一緒に形にしてくれたんだ。主演女優のフローレンス(・ピュー)にも、どうやって観客にアピールするか、試合を運んでいくか、などアドバイスをしてくれた」と明かす。本編のクライマックスとなるペイジの試合のシーンでも、直前のイベントの司会をドウェインが務め、「そのままこっちの映画の撮影に入った」のだとか。「ファンは大喜びだった。まるでエルヴィス・プレスリーが生き返ったかのように、ステージは凄まじい熱気と興奮に包まれた。そしてドウェインの誘導で観客に拍手してもらったり、ブーイングしてもらったりでシーンの撮影はバッチリだった。ただ、あまりに司会が上手いものだから観客が彼を全く離さなくてね」と吐露。「遂に僕は『ドウェイン、黙れよ!』って叫んでしまった。レスリングのイベントでザ・ロックにリングを出るように怒鳴ったのは僕だけだと思う」。楽しげにそう語るマーチャント監督もまた俳優で、『ジョジョ・ラビット』や『LOGAN/ローガン』などに出演し、本作にもザックの彼女の父親役で出演している。「僕自身、大好きなシーン」と挙げるのは、まさに「ナイト一家がザックの彼女の両親を夕食に招く」場面だ。「すごくぎこちなくて、思わず爆笑しちゃうやりとりがあるんだけれど、これは全部一家が僕に教えてくれた実際の出来事だった。このシーンではカメオ出演はあるわ、アドリブはあるわで笑いが絶えなかった。みんなお互いを笑わせようとするから、なかなかいいテイクが取れず、撮影が終わるまですごく時間がかかったんだ」と明かしてくれた。若い女性にこそ見てほしい、その訳とは…撮影中も「リラックスした楽しい雰囲気のセットを心がけた」という監督。「皆が緊張したり、萎縮する居丈高な態度をとる監督にはなりたくないからね。そんなことをしてもベストな仕事はできない。皆で協力しあいながら作品を創るのが好きだし、キャストにもどんどんアイディアを出して欲しい。特に(WWEトレーナー役)ヴィンス・ヴォーンは素晴らしかった。いつも色々提案してくれたりアドリブやジョークも入れていたしね。同様にニック・フロストも賑やかだった」と語る姿からも、監督の人となりが見えてくる。そんな監督に、“人を笑わせる”コメディ映画のコツを聞いてみると、「観客をストーリーに引き込むにはユーモアがとても効く。まずはウォーミングアップとして登場人物たちを可笑しく、チャーミングな人々として描き、物語が進むにつれて彼らは段々深く、感情的になっていく。コメディは観客を安心させて『この映画はこんな感じなのか』という印象を抱かせておけるけれど、あとで全然違う展開に持っていって驚かせることができる」と持論を打ち明ける。「だから、この映画では笑いを取ったあとで感情的な展開になる。終わる頃には笑って泣いて、満足できる体験ができたな、と感じて欲しい。僕自身、映画にはそういった要素を求めるからね」。最後に、監督は「僕にとって『ファイティング・ファミリー』はレスリングの話じゃないんだ。『リトル・ダンサー』がバレエの話じゃないのと同様に、これはある若者が叶わない夢を追いかけて何とか自分の居場所を見つけようとするストーリーなんだ」と、日本のファンに向けて語る。「ペイジはいつも自分がアウトサイダーだと感じてどうにか周囲に馴染もうとする。同じような体験を持っている、たくさんの人の共感を得ると思う。誰も彼女が勝ったり、成功するとは思っていなかった。それでも自分に嘘をつかず、周囲の圧力に屈しないで、才能と粘り強さで成功を掴み取ったんだ。特に若い女性にとってはとてもインスパイアされる、背筋がゾクゾクするようなストーリーだと思うよ」。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファイティング・ファミリー 2019年11月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年11月25日おとな向け映画ガイド今週のオススメは『すみっコ…』を含むこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/11/25(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は30本(ライブビューイングを除く)。全国のシネコンで拡大上映されるのは『ドクター・スリープ』。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が29本です。この中から、おとなの映画ファンにオススメしたい3作品と、上映中の話題の1本をご紹介します。『ドクター・スリープ』スタンリー・キューブリック監督が1980年に発表したホラーの名作『シャイニング』。リゾートホテルの冬季閉鎖中に管理人として雇われた売れない小説家ジャックが、次第に狂っていき、最後は妻と息子を襲う……。古いゴシック調のホテルの不気味さ、主演ジャック・ニコルソンの狂気、映像的にも恐ろしく、記憶に残る作品でした。これは、その続編。何とか生き残った、あの超能力=シャイニングの持ち主、ジャックの息子ダニー(ユアン・マクレガー)が、惨劇のトラウマをかかえたまま40代となり、そして因果は巡る……、というお話です。新たに登場するのは、ダニーと同じシャイニングを持つ少女アブラ(カイリー・カラン)、そして彼女のような超能力保持者を狙う謎の集団とその女ボス、ローズ・ザ・ハット(レベッカ・ファーガソン)。サイキッカーが入り乱れての超絶バトル。最終決戦の場所は……、あのホテル……です。ダニーの脳裏にやきついているさまざまなイメージや、前作とよく似た雰囲気の役者たちもでてきます。前作を映画ファンは大傑作と評価しましたが、原作者スティーブン・キングは気に入らず、自身で別にTV映像化。が、このTV版のできがいまいちで、と両巨匠の対立はいまや伝説です。キングは2013年に小説の続編を書くのですが、その映画化には、キューブリックの遺族とキングの両者を納得させる必要がある、そういうハードルを越えてきた続編です。キューブリックの『シャイニング』をリスペクトしつつ、そのファンをうならせ、『IT』などのキング信者も満足させる、その課題はクリアできるかー。『ファイティング・ファミリー』全米のCATVなどで大人気のプロレス、WWE。イギリスからひとりその世界に飛び込んだ実在の女性、リング名「ペイジ」の、異色スポ根映画です。まず、彼女の家族にびっくりします。イギリス北部の町で、レスリング・ジムを営んでいるのですが、ヘビメタのオジー・オズボーン一家みたいな、ド派手で本音まるだし、やや露悪趣味。モヒカンで髭面の親父、唇にピアスの母親、口をひらけば4文字言葉の連発です。WWEはそんな彼らのあこがれの総本山。家族の夢を背負い、ペイジはWWEのファームNXT(入門クラス)をクリアし、晴れの舞台への道を歩むのです。WWEの大スター、ドウェイン・ジョンソンが本人役で特別出演し、彼女の道をアシストするのですが、その存在感たるや圧巻です。ペイジを演じるフローレンス・ビューはレスラー役は初体験。WWEは、もちろん完全ガチンコではないにしても、体を張った試合ぶり、高度なテクニックと体力を身につけるための訓練の様子も生半可なものではありません。そんな舞台裏が覗けるのも魅力ですが、実は、ペイジを支える家族のドラマも重要な要素。『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』などの太っちょコメディアン、ニック・フロスト演じる父親を始め、本音で生きる母、家族思いで不器用な兄。やや乱暴で、そして泣かせる人情劇でもあります。Fighting with My Family(C) 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.『幸福路のチー』SMAPの「あのころの未来に……」の歌詞が印象的なあの歌(『夜空ノムコウ』)を思い出しました。アメリカに暮らす現代の台湾女性が、祖母の死で久しぶりに故郷に帰り、生きてきた道を振り返る。少女から40過ぎのオトナになるまでを描いた台湾のアニメ映画です。彼女が何を考え、どんなふうに生きてきたか。そこに、台湾の現代史が織り込まれます。1975年の4月5日、国民党の蒋介石総統が亡くなった日に主人公チーは生まれます。6歳のときに、田舎から、台北郊外の「幸福路」という町に両親と引っ越し、小学校に入学。ランドセルに黄色い帽子、チーの姿はまるでちびまる子ちゃんです。いじめっ子、お金持ちの子、さまざまな事情のクラスメートがいます。仲良くなったのは駐留アメリカ軍人を父に持つ金髪のハーフ、ベティと、わんぱくなエンでした。3人は日本のアニメ『ガッチャマン』ごっこをしたり、子供ながらに真剣に夢を語りあっていました。38年も続いた戒厳令が終わり、民主化のなかで青春時代を過ごしたチー。いまは決してうまくいっていないわけではないけれど、これでよかったのだろうか……何かがちがう。人生のなかで、ふと立ち止まるとき、故郷の景色が浮かんできます。それでも日々は続きます。水彩画のような温かいタッチで、どこか我々にとっても懐かしく、心が和む作品です。首都圏は、11/29(金)からシネマカリテほかで公開。中部は、12/21(土)から三重・進富座、1/3(金)から伏見ミリオン座で公開。関西は、11/29(金)から京都シネマ、1/24(金)からテアトル梅田ほかで公開。『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』最後の一本は、上映中の作品です。いま、大変な話題になっています。実は、小学生対象のアニメと考え、ほぼスルーしていた映画でした。それが11/8に公開されると、大作映画目白押しのなか、興行ベストテンの3位に登場。2週目は動員50%増で2位に躍進する大ヒットとなりました。内容も、ぴあの初日満足度調査でもダントツの1位という評価です。『この世界の片隅に』『カメラを止めるな!』『若おかみは小学生』『愛がなんだ』などと同じように、大掛かりな宣伝ではなく、SNSなどで作品のよさが拡散した映画です。観て参りました。遅ればせながらですが、オススメ致します。「すみっコぐらし」、不勉強にも知りませんでした。リラックマやたれぱんだのような、いわゆる癒やし系のゆるキャラです。その初めての映画化。映画でも最初にキャラを紹介してくれます。ひとみしりのしろくま、自信のないぺんぎん、とんかつのはじっこ、えびふらいのしっぽ、はずかしがりやのねこ……。みな、引っ込み思案で「すみっこ」が好き。すみっこにいると、おちつくという存在たちです。その「すみっコぐらし」たちがある日、お昼にでかけた喫茶店で、世界のおとぎ話が入った飛び出す絵本を見つけます。それからは、すみっコキャラが、桃太郎やマッチ売りの少女、人魚姫といった絵本の世界と一体となっていく、冒険もあり、感動もある、ファンタジックなストーリーです。脚本は小演劇界注目の「ヨーロッパ企画」角田貴志。ナレーションは井ノ原快彦と本上まなみが担当しています。実にかわいい。映画が評判になったのは、そのかわいさと、大人も泣ける、といううわさです。私はひねくれているので、泣けませんでしたが、自称引っ込み思案なので、この「すみっこが好き」な感じはすごくわかります。全国のイオン系のシネコンで公開中です。このぶんだと、お正月まで上映されると思います。お近くに小学生の女のお子さん、またはお孫さんがおありなら、ぜひご一緒にご覧になるのをオススメします。きっと、映画のあとの会話が楽しいものになると思います。都心の映画館では、おひとりのおとなのお客さんも多いそうです。この映画を楽しむポイントは、感動とか、感激とか、あまり多くを期待しないことです。ひとりでのんびり、ぼんやり観るのが一番かも。でも人気ですからネット予約はお忘れなく。
2019年11月25日“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンが英国出身の女性ファイターの実話と家族の絆に感動し、映画化を決意した『ファイティング・ファミリー』。本作で、最旬女優フローレンス・ピュー演じる主人公ペイジの兄・ザックを演じるのはジャック・ロウデン。クリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』(’17)でパイロットのコリンズ役として注目を集めたロウデンは、本作ではなんと、体重を15kg増やしてプロレスラーに扮している!本作は、WWEの大舞台で、一夜にしてスーパースターとなった女性ファイター・ペイジの実話を基に描く“ファイティング”ヒューマンドラマ。自身も“ザ・ロック”としてWWEで活躍していたドウェインが、同作では出演だけでなく企画・プロデューサーを務めていることも注目を集めている。そんな本作に出演するロウデンは、日本では『ダンケルク』のスピットファイア(戦闘機)のパイロット、コリンズ役で「あのイケメンは誰?」と注目を浴びた。1990年生まれの現在29歳。英国王立スコットランド音楽院を卒業し、卒業前後は舞台に多く出演して賞賛を浴びたのち、『U Want Me 2 Kill Him/ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム』でスクリーンデビュー。その後、サム・ニールと共演した主演作『Tommy’s Honour』(原題)、デヴィッド・オイェロウォ、ロザムンド・パイクらが出演する『A United Kingdom』(原題)、リリー・ジェームズの兄役を演じたBBCドラマ「戦争と平和」などに出演。レイチェル・ワイズ主演の『否定と肯定』ではワイズ演じるデボラ側の弁護士チームの1人を演じ、順調にキャリアを築いてきた。今年に入り、日本では2本の出演作が劇場公開。『ふたりの女王メアリーとエリザベス』ではシアーシャ・ローナン演じるメアリーの2番目の夫・ダーンリー卿、「ザ・スミス」のフロントマン、モリッシーの若かりし頃を描いた『イングランド・イズ・マインモリッシー,はじまりの物語』では主人公モリッシーを演じ評価を得た。また、Netflixオリジナル映画『最悪の選択 CALIBRE』でも主演を務めている。そして、今年3本目の公開作となる『ファイティング・ファミリー』では、主人公ペイジの兄・ザックとして出演。兄妹でWWE活躍を目指すプロレスラーという役どころもあり、ロウデンは撮影前に妹ペイジを演じるピューと共にWWEのブートキャンプに参加し、プロレスを特訓。体重も15kg増やし、筋肉質な体型に肉体改造をして撮影に臨んだという。「複雑な心境を抱えた、演じがいのある役だと思った」とロウデン。「ザックが実在の人物で、僕と歳が近いという事実も自分にとってはすごく興味深いことだった」と語っており、役柄への関心が役作りの苦労を凌駕したようだ。『ファイティング・ファミリー』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファイティング・ファミリー 2019年11月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年11月22日一夜にしてスーパースターの座を掴み取った女性ファイター・ペイジことサラヤ・ジェイド・ベヴィスの驚きの実話を描く『ファイティング・ファミリー』。本作の主人公ペイジを演じるのは、イギリス出身の女優フローレンス・ピューだ。日本ではまだまだ馴染みは薄いが、いまから注目しておかなければならない最旬若手女優であることは確実。今後、あれよあれよという間に活躍していくに違いないフローレンス・ピューに迫った。まず、まもなく日本公開を迎える主演映画『ファイティング・ファミリー』は、イギリス東部でレスリング・ジムを営む一家の娘として育った少女が、家族一丸となり世界有数のWWEの大舞台に挑戦していく姿を描く、胸アツなヒューマンドラマ。実話に基づいており、2014年のWWEの舞台で一夜にしてスーパースターとなった女性ファイター・ペイジ役で熱演を見せる。幼い頃から女優を志していたというフローレンスは、2014年、「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズと共演した学園ホラー映画『The Falling』(原題)でデビュー。その後、本国イギリスでは2016年に公開された『Lady Macbeth』(原題)で高い評価を得てブレイク。日本では第9回京都ヒストリカ国際映画祭にて『マクベス夫人』というタイトルにて初上映している。同作に出演した後、順調にキャリアを積み、Netflix映画『アウトロー・キング~スコットランドの英雄~』や、『呪われた死霊館』『トレイン・ミッション』(いずれも’18)と出演する。そして、この度の『ファイティング・ファミリー』が主演作として日本初公開となった。また、2020年2月に同じく主演作『ミッドサマー』が日本公開。『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスターがメガホンを取るスリラーで、ペイジと同じく黒髪で出演していた『ファイティング・ファミリー』とは打って変わり、ブロンドのピューはその印象がガラっと変わっている。加えて、2020年5月にはマーベル・シネマティック・ユニバースのブラック・ウィドウ単独映画『ブラック・ウィドウ』にエレーナ役として、さらにエマ・ワトソン、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメらが出演する「若草物語」を映画化したグレタ・ガーウィグ監督作『Little Women』(原題)に四姉妹の四女エイミー役で出演。まさに話題作が続くネクストブレイク女優フローレンス・ピューを、まずは『ファイティング・ファミリー』からチェックしてみてほしい。『ファイティング・ファミリー』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファイティング・ファミリー 2019年11月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年11月15日『アベンジャーズ/エンドゲーム』が全世界歴代興行収入記録を塗り替え世界No.1 となったことも記憶も新しい中、スカーレット・ヨハンソン演じるマーベルの人気キャラクターの過去と秘密を描く単独映画『ブラック・ウィドウ』(原題:BLACK WIDOW)が、日米同時公開されることが決定した。万能な戦闘スキルとタフな精神を身につけた世界最高のエージェントであり、過酷な訓練によって育てられたスパイにして超一流の暗殺者であるブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ。スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウは、『アイアンマン2』(2010年)でマーベル映画に初登場して以来、アベンジャーズの一員として『アベンジャーズ』から『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』と計7本の作品で活躍。ヒーローたちが揃うアベンジャーズにおいて、スーパーパワーや人類の英知を極める科学力、圧倒的な経済力には頼らず、自らの強さと美しさを武器に戦う彼女の雄姿は、アイアンマンやスパイダーマンたちとは一線を画す独自の人気を誇ってきた。そんな彼女が『アベンジャーズ/エンドゲーム』でとった決断に、観客は大きな衝撃を受け、その隠された過去に思いを馳せずにはいられなかった。そんな彼女の過去と秘密を描く本作について、まだ多くは情報が出されていないが、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギらによると、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後の時代を背景に、ナターシャの“因縁の地”としてシリーズの中でも度々言及されてきたブタペストが舞台の一つとなること、新キャラクターでありナターシャの妹分とされているエレーナの登場などが明かされており、世界中のファンが大きな期待と共に公開を待ち焦がれているところだ。新キャラ満載の限定ポスターを東京コミコンで配布また、2019年8月にアメリカ・ロサンゼルスで開催されたディズニー・ファンの祭典「D23」で配布された限定ポスターが、11月22日(金)~11月24日(日)に開催される「東京コミコン2019」内マーベルブースにて限定6,000枚の日本初配布が決定。赤を基調としたビジュアルの中央にたたずむのは、新たなグレーのコスチュームに身を包んだブラック・ウィドウ。両手には棒状の武器を携え、赤いリップと正面を見据えた視線が印象的。さらに、今作のメインの敵となるといわれる謎のヴィラン、タスクマスターの姿がブラック・ウィドウの背後に不気味に登場。見たもの全てを瞬時にコピーできるという原作コミックのままの能力を持つとすると、肉弾戦を得意とするブラック・ウィドウとの死闘が想像される。そしてポスター左右には、さらなる新キャラクターたちがお披露目。右側に描かれる、マスクをかぶったキャラクターは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で人気のデヴィッド・ハーバーが演じるレッド・ガーディアン。さらに、アカデミー賞女優レイチェル・ワイズも顔を並べているが、彼女は以前、本作出演に関して自身の役柄をブラック・ウィドウであると語っており、本作ではコードネームとして使われる“ブラック・ウィドウ”が複数登場するとのうわさも。ポスター左側には、エレーナを演じるフローレンス・ピューをはじめとする女性たちが数名並び、ブラック・ウィドウと同じく“ウィドウ”と呼ばれるスパイたちではないかと推測されている。スカーレット本人は「この作品は私に”終わり”をもたらすために必要だった」と語っている本作。今後の続報にも注目だ。『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月12日