アンジェリーナ・ジョリーが6月にクランクイン予定のリドリー・スコット監督の新作に小さな役での出演を調整中、パートナーのブラッド・ピットも同様の出演が検討されていることが判明した。スコット監督の新作『The Counselor』(原題)はコーエン兄弟の『ノーカントリー』の原作小説「血と暴力の国」の著者、コーマック・マッカーシーの小説の映画化。麻薬ビジネスに軽く手を染めるつもりだった弁護士が深みにはまってしまう物語で、今夏に公開されるスコット監督の『プロメテウス』にも出演しているマイケル・ファスベンダーが主演を務める。アンジーの出演が決まったら、彼女がどんな役を演じるのかは明らかにされていない。彼女が「眠れる森の美女」の悪役である妃を演じる主演作『Maleficent』(原題)の全米公開は2014年3月予定と発表になったばかり。こちらの撮影は6月後半か7月に始まる予定なので、端役であれば『The Counselor』への出演は十分可能だ。1か月前にはブラッド・ピットも同作に端役で出演交渉中と報じられている。アンジーやブラピのほかにも、ジェレミー・レナーやハビエル・バルデムの出演のうわさもある。20世紀フォックスが作品の配給および共同出資を検討中だが、豪華スターのキャスティングはそのために欠かせない条件のようだ。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)プロメテウス 2012年8月、全国にて公開© 2012 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、オスカー授賞式後の“右脚”騒動に「興味なし」アンジェリーナ・ジョリー、元夫ビリー・ボブ・ソーントンの回想録の序文を執筆アンジェリーナ・ジョリー、「亡き母親と子育てについてもっと語り合いたかった」ビリー・ボブ・ソーントン、新作は元妻のアンジーとの関係を描くものではないと断言初監督作が表彰されたアンジェリーナ・ジョリー、女優引退も視野に?
2012年04月12日ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットら、豪華キャストを集めて1日限りの上演を行った朗読劇「8」が200万ドル以上の収益を「American Foundation for Equal Rights」に寄付した。3日、ロサンゼルスのウィルシャー・エベル・シアターで上演された「8」は、『ミルク』、『J・エドガー』のダスティン・ランス・ブラック作の戯曲で、カリフォルニア州の同性婚を禁止する「提案8号(Proposition8)」を題材にしたもの。同性愛者、異性愛者に平等の権利を求める主旨に賛同したマーティン・シーンやケヴィン・ベーコン、TVシリーズ「glee/グリー」のクリス・コルファーらも出演した。公演はインターネットでも中継され、20万以上ものアクセスがあったという。ジョージ・クルーニーは出演を決めた理由について「歴史の正しい側に立つことは大切だ。20年後には、なぜ僕が立ち上がったかなんて誰も疑問に思わないようになっていてほしい。いまに、どうしてこんなことが問題になったのかと人々が思う日が来るだろう」と「The Hollywood Reporter」誌に語った。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ファミリー・ツリー 2012年5月18日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2011 Twentieth Century Foxスーパー・チューズデー~正義を売った日~ 2012年3月31日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Ides Film Holdings, LLC glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.■関連記事:【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~クラシック編~【アカデミー賞】華麗なるレッドカーペットファッション!~セクシー編~スーツ男子1位は藤木直人!向井理、G・クルーニーら色気と知性を備えた俳優たちも【アカデミー賞】脚色賞に『ファミリー・ツリー』、脚本賞はウディ・アレン監督へG・クルーニーは悪ふざけの天才?色男2人のオフショット写真を独占入手!
2012年03月06日ブラッド・ピットの親戚の女性が、最近疎遠になっている祖母と連絡を取るよう、メディアを通して訴えている。イギリスの「The Sun」紙上でブラッドに対して、現在89歳の祖母、ベティ・ラッセルさんに連絡を取るように訴えているのは、彼の大叔母にあたるメアリー・アン・レニエさん。「ベティは寂しがっています。彼は手紙もくれないし、彼女と連絡を取っていないようです。忙しいのはわかりますが、どうして自分の祖母と連絡をとろうとしないのか理解できません。以前は毎月花を送り、時々電話もくれていたのに」と語る。ベティさんは、毎日訪ねてくる娘が持参する雑誌の記事でブラッドの近況を知る状態が続いている。メアリー・アンさんは、ブラッドが両親と連絡を取り合い、彼らがブラッドやパートナーのアンジェリーナ・ジョリーが出演する映画の撮影現場を訪問していることに不公平感を抱いているようで、「ベティは絶対に寂しがっています」と重ねて強調。そして「4月25日に彼女は90歳になります。娘がパーティを開くはずよ」とブラッドの訪問を促す。ブラッドが最後に故郷のミズーリ州・スプリングフィールドに足を運んだのは、アンジェリーナが双子のノックスとヴィヴィアンを妊娠していたとき。実現すれば、実に4年ぶりの訪問となる。(text:Yuki Tominaga)Heather Ikei / © A.M.P.A.S.■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:『マネーボール』のジョナ・ヒル、ダイエット成功の鍵は「日本食」『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイラー監督、WGAWポール・セルヴィン賞受賞【ハリウッドより愛をこめて】“笑い”でオスカー助演俳優部門を席巻する、注目の2人いよいよ決戦!アカデミー賞候補発表『ヒューゴ』VS『アーティスト』の一騎打ち?英国アカデミー賞『アーティスト』最多候補。D・ラドクリフはG・オールドマンを応援
2012年03月02日アンジェリーナ・ジョリーがパートナーのブラッド・ピットの誕生日に、敷地内に滝のある土地をプレゼントしたという。先月18日はブラッドの48回目の誕生日。アンジーはカリフォルニア州の人里離れた場所にあるその土地が昨年売りに出されたとき、すぐに彼のために購入したという。建築マニアのブラッドが、敬愛するフランク・ロイド・ライトが1935年に造った邸宅に似た家を建てられるように、と考えてのプレゼントらしい。20世紀を代表する建築家であるフランク・ロイド・ライトがペンシルヴァニア州に建てた邸宅には滝がすぐそばにある。「New York Post」紙によると、ブラッドとアンジェリーナは2006年にそこを訪問したこともあり、関係者は「ブラッドは滝の水音が聞こえる家を自分で設計して住みたいと以前から考えていました。様々な自然を採り入れたコンセプトにしたいそうです」と同紙に語っている。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、コスタリカに新居購入を計画中アンジェリーナ・ジョリー、初監督作のプロットをめぐりクロアチア人記者に訴えられるブラッド&アンジェリーナ、マリブの自宅を売却へブランジェリーナ、『ハリポタ』に夢中の子供たちと列車チャーターの旅アンジェリーナ・ジョリー、ボスニアの映画祭で表彰され、温かい拍手に感激の涙
2012年01月04日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが中米のコスタリカで新しく家を購入する準備を進めている。今年のクリスマス休暇は6人の子供たちと新居で過ごす計画だという。イギリスの「The Sun」紙上で関係者は「ブラッドが広大な農場を見つけたんです。普段の生活から離れて、しばし家族水入らずで過ごすにはパーフェクトな場所だと考えたようです」と語る。「田舎が大好きなブラッドは、コスタリカで土地を買おうと考えています」とのこと。23日にはアンジェリーナの初監督作『In the Land of Blood and Honey』(原題)が全米で公開となる。初日を迎えた直後のクリスマスの準備は抜かりなく進められているようだ。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、初監督作のプロットをめぐりクロアチア人記者に訴えられるブラッド&アンジェリーナ、マリブの自宅を売却へブランジェリーナ、『ハリポタ』に夢中の子供たちと列車チャーターの旅アンジェリーナ・ジョリー、ボスニアの映画祭で表彰され、温かい拍手に感激の涙
2011年12月13日公開中の映画『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』の特別動画がこのほど公開され、ジョージ・ミラー監督のインタビューや、声の出演を務めたブラッド・ピット、マット・デイモンのアフレコ収録風景が公開された。『ハッピーフィート2…』特別動画『ハッピーフィート』は、“心の歌”を歌うことが重要視される社会の中で、歌が歌えないペンギンのマンブルが、自らの足で繰り出す軽快なリズムとダンスで仲間の心を動かし、自らの進む道を見出していく姿を描いた作品。続編では、踊る理由を見つけられずにいたマンブルの息子エリックが、空飛ぶペンギンのスヴェンと出会い、自らも「空を飛びたい」と奔走する姿を描く。ハイクオリティなCG映像と、愛らしいキャラクター、そして感動的な物語でオスカーを受賞したミラー監督は、最新作でまず「世代交代がある」という。このほど公開された特別動画では、監督、マンブル役のイライジャ・ウッド、グローリア役の“PINK”ことアリシア・ムーア、マンブルの友人ラモンとラブレイスを演じたロビン・ウィリアムズが本作の物語や、基本設定を解説。さらに、食物連鎖に反旗を翻して群れを飛び出すオキアミのウィルとビルを演じたピットとデイモンが登場。ふたりが録音ブースで収録を行う場面や、デイモンが自身が演じた役について解説する映像も収録されている。『ハッピー フィート2 踊るペンギン レスキュー隊』公開中
2011年12月09日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが新たに養子を迎えることを考え始めているようだ。現在、10歳のマドックスを筆頭に、7歳のパックス、6歳のザハラ、と3人の養子を実子3人(5歳のシャイロと双子で3歳のノックスとヴィヴィアン)を育てているブラッドとアンジェリーナだが、ザハラの生地であるアフリカのエチオピアからもうひとり養子を迎える考えがあるという。情報提供者は「Daily Star」紙上で「ブラッドとアンジーは数年前にザハラと約束したんです。彼女の出身地からもう1人子供を引き取り、親しく感じられるきょうだいになれるように」と語る。実子3人は文字通り血のつながったきょうだい、そしてカンボジア出身のマドックスとベトナム出身のパックスは共にアジア系。アフリカ系のザハラがひとり、疎外感をおぼえてしまうことを心配しているらしい。実現すれば、子供は7人の大家族になる。「“7”はブラッドのラッキーナンバーなんです。彼もアンジーも(養子を迎えることが)幸運と幸せをもたらすと考えています」。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ベン・スティラー、次回主演作の通行人役をチャリティ・オークションで募集ブラッド&アンジー、息子・パックスの故郷ベトナムを家族で訪問ブラッド・ピット、若者に「常識を疑え」とメッセージ!ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?
2011年11月28日先週、主演作『マネーボール』のプロモーションのため、家族全員で来日したブラッド・ピット。日本からプライベートジェットで一家が向かった先は7歳の息子、パックスの故郷であるベトナムだった。彼らがベトナムを訪問するのは、2007年にパックスを養子として迎え入れて以来。11日昼、ブラッドとパートナーのアンジェリーナ・ジョリーはパックスだけを連れてホー・チー・ミン市内のレストランで食事をしていたという。週末にブラッドとアンジェリーナはホーチミン市の南約200キロにあるコンダオ諸島を訪問した。群島の中で最大のコンソン島にはフランス植民地時代に造られ、通称“トラの檻”と呼ばれた刑務所跡地があり、いまは博物館になっている。2人はここも見学した。今年はアンジェリーナがルイ・ヴィトンの広告撮影のためにカンボジアを訪れた際も、末っ子の双子を除く4人の子供が同行した。彼女は「子供たちはそれぞれの文化を誇りに思っているし、互いに学び合っているのよ」と、それぞれのルーツを尊重する教育方針を「Financial Times」紙に語っているが、まさに有言実行。週明けにブラッドは再び『マネーボール』プロモーション活動に戻り、韓国を初訪問した。先日、オーストラリアのTV番組「60 minutes」で「3年後には俳優業を辞める」と衝撃の発言をしたが、まだ当分はスターのお役目を果たす日々が続きそうだ。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラッド・ピット、若者に「常識を疑え」とメッセージ!ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?
2011年11月16日ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ……。豪華キャストの共演で話題を呼んだ映画『オーシャンズ11』が、宝塚歌劇で世界初のミュージカル化。11月11日、兵庫・宝塚大劇場で星組公演として開幕した。宝塚歌劇星組『オーシャンズ11』チケット情報ラスベガスを舞台に、ダニー・オーシャンと10人の仲間が、ラスベガス最大のカジノから売上金を強奪するサスペンス・アクション。服役中の天才詐欺師ダニー・オーシャンは、仮釈放と同時にラスベガスへ向かう。大胆な計画を実行すべく、さまざまな分野のエキスパートたちを集め、計画に挑んだ……。小池修一郎の演出によりラスベガスと宝塚歌劇が掛け合わされたステージは、イリュージョンなども取り入れてより華やかにショーアップされている。刑務所から一転、ラスベガスでのシーンでは、男役が黒いスーツでのダンス。スタートから色気全開で観客をひきつける。ほかにも、トップスター柚希礼音率いるスター11人が並んで歩く姿や、11人でのダンスなど惚れ惚れするシーンが満載。観客がスリルを味わえるようテンポよく遊び心ある演出で展開しつつ、さらに、人情味も感じられる物語として仕上がっている。柚希が演じるのはもちろん、ジョージ・クルーニーが演じたダニー。歌、ダンス、演技ともに思わず見惚れてしまうほどに色気たっぷり。大胆かつ落ち着いた雰囲気を持ち合わせたダンディな大人の男を魅せ、新たな魅力を開花させた。また、ダニーに離婚を求める妻テスを演じるのは娘役トップスターの夢咲ねね。意思のある知的な女性を、寂しさを漂わせながら表現している。男役2番手の涼紫央は、ダニーの右腕、ブラッド・ピットが演じたラスティー役。クールで頭のキレる男でありながら、どこかかわいらしさもある印象だ。ほか、カジノのディーラー・フランクを演じる夢乃聖夏、ラスベガス最大のカジノのオーナー・ベネディクトを演じる紅ゆずる、伝説のスリの息子・ライナスを演じる真風涼帆ら、個性的なスターたちが役の個性を掴んで熱演。巧妙でコミカルな展開は前のめりで観てしまいそうになる。今回は1本ものの大作のため、フィナーレはラスベガスをイメージしたショーがコンパクトに繰り広げられる。それぞれのスターの個性を生かしたダンスのほか、男役の群舞、柚希と夢咲のデュエットなどを披露。柚希のしなやかでキレのあるダンスはもっと観ていたいと感じるほどだ。公演は同劇場にて12月13日(火)まで上演。その後、2012年1月2日(月)から2月5日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。チケットは兵庫公演は発売中。東京公演は12月4日(日)より発売開始。
2011年11月14日「ぴあ」調査による11月11日、12日公開の映画・満足度ランキングは、野球界の異端児ビリー・ビーンの半生を描いたブラッド・ピット主演作『マネーボール』がトップに輝いた。2位にドイツにおける原子力の実態に迫ったドキュメンタリー『アンダー・コントロール』が、3位に孔子の生涯を壮大なスケールで描いた伝記映画『孔子の教え』が入った。2位以下の写真はこちら1位の『マネーボール』は、メジャーリーグの弱小チームを独自の理論で改革したビリー・ビーンの実話を基に描いた人間ドラマ。出口調査では「前例のない方法でチャレンジし、信念を曲げない主人公の姿勢に感動した」「選手のトレードなど野球チームの裏側を見られ、ビジネスのシーンも多くて興味深い」「葛藤し苦悩する人間くさいブラッド・ピットの演技がよかった」「今までの野球映画と違う、全く新しい観点から描かれていておもしろい」など、幅広い世代から高い満足度を獲得した。2位の『アンダー・コントロール』は、3年間に渡ってドイツの原子力発電所施設の内部と作業の実態を取材した記録。アンケート調査では「客観的な映像が多く、コメントにも偏りがないので自分でよく考えることができた」「“観る本”という印象。日本人と全く違う原子力への考え方を目の当たりにした」などの声が寄せられた。(本ランキングは、2011年11月11日(金)、12日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年11月14日主演最新作『マネーボール』のプロモーションで8度目の来日を果たしたブラッド・ピットが10日に都内ホテルで行われた記者会見に出席。3月11日の東日本大震災以来、初めて日本の地を踏み「心からお見舞いを申し上げます。復興に向けた、日本の皆さんの粘り強い姿は忘れないし、僕を含めて世界中がインスピレーションを受けている」とエールを送った。その他の写真本作は、膨大なデータ分析に基づく新たな野球理論「マネーボール理論」を提唱し、低予算の弱小球団を常勝チームに作り上げたメジャー・リーグ球団、オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンの偉業を描いた伝記ドラマ。ピットは主人公のビリーを演じているが「実は、僕自身は野球に詳しくないんだ」。それでも「もちろん野球は人生のドラマそのものだし、100年以上の歴史を誇るスポーツだ。この作品では野球界を舞台に、僕らが常識と考える“価値観”を改めて探っている」とアピールする。劇中では、資金力がある球団が優れた選手をかき集めてしまう現状や、一度“敗者”とレッテルを貼られた選手たちが路頭に迷う現実に疑問が投げかけられ「過去のルールが現代に通用するものなのか、今こそ見つめなおすとき。ぜひ日本の若者にも考えてほしい」。ピット自身、俳優としてのキャリアを振り返りながら「成功の次には敗北もあるし、その逆もそう。たったひとつの出来事で、すべてが決まってしまうわけじゃないからね。信念を貫き、壁を打ち破ったビリーには心から敬意を表するよ」と作品にこめたメッセージを語った。試合シーンの美しい映像も見どころだといい「こんな映像、野球ファンも見たことないと思うよ。すべてはメガホンをとったベネット・ミラー監督のおかげ。彼とは素晴らしい仕事ができた。笑える部分もあるから、純粋に楽しんでほしい」と胸を張る。会見にはムービー20台、スチール100台、記者300人が駆けつけ、相変わらずの人気ぶり。会見後には東北楽天ゴールデンイーグルスのスカウトを父に持つ女優の吹石一恵が登場し、ピットに花束を手渡した。『マネーボール』11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年11月10日主演映画『マネーボール』を携えて来日したブラッド・ピットが11月10日(木)、都内で記者会見に臨んだ。メジャーリーグの「オークランド・アスレチックス」の実話をマイケル・ルイスの同名著書に基づいて映画化。ブラッド扮するゼネラル・マネージャーのビリー・ビーン主導でこれまでにない独自の野球理論を用いた貧乏球団が常勝軍団に成長していくさまを痛快に描き出す。野球をよく知らない人でも楽しめると評判の本作だが、ブラッド自身「あまり野球について知らないままにこの映画に参加しました」と告白。「野球界が背景にありますが、この映画が描いているのは“正義”の物語。これまで負け犬のレッテルを貼られていた人々、そうした価値観が本当に正しいものだったのか?ということを探っていく作品です」とアピールした。周囲から圧力をかけられつつもこれまでにない理論を実践し、ビリーは成功を収めていくが、ブラッドは「僕自身もそう感じるんだけど、瞬間、瞬間の成功で全てが決まるのではない。ある成功が敗戦につながることもあるし、それがまた成功を呼び込むこともある。ビリーにとっての勝利はトロフィーでも新聞の見出しでもなく、もっと私的なものなんだ。僕はそこに敬意を表するよ」と自らの思いを重ね合せる。劇中、ビリーは、あまりに感情移入して判断を誤ってしまうからという理由で生で試合を観戦しないようにしているが、ブラッド自身はそうしたジンクスについて尋ねられると「家族と一緒ではなく一人で飛行機に乗るときは、必ず何か家族のものを持って行くようにしてるよ」と明かし「家族を持ったことには強く影響を受けてるよ。日々、戦いの場で様々なチャレンジがあるけど、家に戻るとホッと一息つける。そうやってバランスを取ってるんだ」と笑顔を見せた。さらに若い人々へのメッセージを求められると「まず、常識とされていること、システムがそれで正しいのかと疑問を持つこと。いま企業の利益が先立ち、多くの人がフラストレーションを抱えているけど、システムの問題点を理解し、解決法を見出していくことが大切」と訴えた。東日本大震災の発生以降、ハリウッドスターの来日が激減する中で、一家そろっての来日を果たしたブラッド。「僕は世界中のあちこちに出向いていますが、いろんなところで日本のみなさんの粘り強さ、努力について耳にしています。みなさんが懸命に復興に向けて力を注いでいることに我々もインスピレーションを受けています」と真摯に語りかけた。この日は、元プロ野球選手の父を持つ女優の吹石一恵がゲストで来場。「ゴージャスでセクシーでドキドキします」と生ブラピに感激した様子だった。『マネーボール』は11月11日(金)より全国にて公開。■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も
2011年11月10日ブラッド・ピット最新主演作『マネーボール』のジャパンプレミアが9日に東京国際フォーラムで開催され、昨日家族そろって来日したピットが、パートナーのアンジェリーナ・ジョリーと共に出席した。その他の写真詰めかけたファンから大きな歓声のあがる中、ふたりはレッドカーペットを練り歩き、サインや握手を求める観客に笑顔で応じた。ピットは、そのあとの舞台あいさつにも登壇。製作に4年をかけた本作でピットは、実在の人物ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンを演じているが「彼に実際に会うと気が合って、笑い話もできたので、彼の物語を公平に伝えることができたと思う」と語り、本作が賞レースで注目を集めていることについては「映画を作るときは、いまの時代に合うメッセージであるかどうかを考えている。賞はそれについてくるもの」とだけ回答した。本作は、被災地の野球少年を応援するプロジェクトを行っており、野球ボール4159個が日本全国から集まった。当日はピットが、代表として登場したリトルシニア東北連盟宮城県支部の野球少年たちに、自身のサインを入れたボールを贈呈し「震災のことをニュースで知りとても驚き、心が痛みました。野球選手などのアスリートたちや映画に関わる我々が少しでも“癒しの時間”を提供できれば」と励ましの言葉をおくった。本作は、膨大なデータ分析を駆使して新たな野球理論を提唱し、低予算の弱小球団を最強のチームに作り上げたメジャー・リーグ球団、オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンの偉業を描いた伝記ドラマ。『マネーボール』11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2011年11月10日昨日、来日したブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが11月9日(水)、都内で開催された映画『マネーボール』のジャパン・プレミアに揃って出席。会場に詰めかけた計4,800人あまりのファンの歓声に笑顔で応えた。映画はメジャーリーグの「オークランド・アスレチックス」が貧乏球団ながら独自の野球理論で上位に進出していくさまを描いており、ブラッドは実在のゼネラル・マネージャー、ビリー・ビーンを演じている。ブラッドにとっては2009年の『イングロリアス・バスターズ』のプロモーション以来の来日。一方のアンジーは昨年7月、『ソルト』を携えて双子のノックスとヴィヴィアンを除く4人の子供たちと来日して以来となる。今回は子供6人全員を連れて一家8人での来日となった。アンジーは真っ赤なドレス、ブラッドは目元を微妙に隠す洒落たメガネとラフなジャケット姿で、2人揃ってエスカレーターを下ってレッドカーペットに登場。サインや握手を求めるファンの声に気さくに応じた。ハリウッド最強カップルの久々のツーショットに詰めかけたカメラマンもフラッシュを浴びせた。その後、ブラッドは舞台挨拶へ。大歓声に迎えられると「日本に来られてすごく嬉しいよ。この映画は4年かけて作ったんだけど、きっとみなさんに気に入ってもらえると思う。もし気に入らなかったとしても何も言わないで(笑)」と愛嬌たっぷりに日本のファンに挨拶。もしも一家で野球チームを作るなら?という問いには「(9人には)あと一人足りないね。僕(のポジション)はショートかな。みんなと接することができるからね」と語った。さらにアンジーのポジションは?と尋ねられると「それは彼女が決めるよ」とニッコリ。アカデミー賞有力とも評される本作。今後の賞レースに向けて期待が膨らむが、ブラッドは「そういううわさは嬉しいけど、僕が考えているのはとにかく、良い作品を作るということだけ。そういうものは後からついてくるもの」と冷静に語った。この日は東日本大震災の被災地の野球少年たちも招待されており、ブラッドはその一人一人と握手を交わし、ボールにサインを書き込んでプレゼント。「震災が起きたときはニュースを見て驚き、世界中のどこにいるときも日本のことを常に気にかけていました。そしてみなさんの頑張りや粘り強さには僕らも強い影響を受けています。アスリートや我々、エンターテインメントに携わる人間が少しでも癒しの時間を与えることができればと思っています」と日本に向けてエールを贈った。『マネーボール』は11月11日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」
2011年11月09日ブラッド・ピットがめまぐるしく動き回る。新たな選手獲得の交渉のために電話をかけて各地を飛び回り、負け続けるチームのロッカールームで怒りを爆発させ、その合間を縫って別れた妻との間の娘に会う。実話に基づいた映画『マネーボール』で彼が演じたのは、全く新しい理論で野球界に革命をもたらし、貧乏球団をプレーオフの常連に育て上げたゼネラル・マネージャー(GM)、ビリー・ビーン。いまなおオークランド・アスレチックスの名物GMとして活躍する男である。監督を務めたのは、2005年に『カポーティ』でアカデミー賞監督賞の候補に名を連ねたベネット・ミラー。野球界の異端児の物語をどのように映画化したのか?来日を果たした彼に話を聞いた。真実とは、その人物の“真髄”を描くこと映画の原作となったマイケル・ルイスによって書かれた書籍「マネーボール 奇跡のチームをつくった男」は、伝記や小説というよりも、ビジネス書、マネージメントの書といった色合いが濃い。映画ではブラッド演じるビリーのドラマに焦点を当てているが、映画として物語を構築していくのは決して簡単ではなかった。「そう、原作はいわゆるケーススタディを解析し、数学的観点を用いて説明するというものだ。その本を映画化するというのはチャレンジングな試みだったよ。ただ、その中にもビリーについての個人的なエピソードが少しだけ描かれています。注意深く読むと、実際にアスレチックスに何が起こったかという部分に加え、ビリーがどのように様々なことを理解し、取り込んでいったかが分かる。そうした部分を抽出し、原作の神髄とも言える部分を維持しながら作っていったんだ」。ミラー監督はドキュメンタリー映画『The Cruise』(原題)で監督デビュー。2作目の『カポーティ』では作家トルーマン・カポーティが名作「冷血」を描き上げる過程を鮮やかに映像に綴ったが、人物や出来事に寄り添い、その裏側を描き出すというスタイルは本作にも継承されている。「実在した人物を扱うということで、当然のことだけど真実の扱いに対する責任が生じる。でもこの“真実”というのは本当に厄介なものなんだ(笑)。映画の中では真実なんてどのようにも取れるからね。私が考える“真実の在り方”の描き方は2通りある。ひとつ目は文字通り、伝記的に彼が何を言って何をしたかを描いていくというやり方。もうひとつは彼の真髄、どういう人物だったかを伝えるという方法。その場合、実際に彼が何をしたかの詳細を辿ることが重要なのではなく、彼がどんな動機によって動かされたか?そして、その人物が成し遂げた事柄そのものをたどっていくことが重要なんだ」。主人公とブラッド・ピットの共通点とは?2005年に『カポーティ』が公開されると、映画の中で描かれているようなことが実際に起きたのか?という議論が巻き起こった。そのときの出来事が監督にその思いをいっそう強くさせたという。「あのとき、『アラバマ物語』の著者であるハーパー・リー(※作家でカポーティの幼なじみ。カポーティの取材に同行しており、映画『カポーティ』にも登場する)から手紙が届いたんだ。手紙には『作品の中の出来事は加工されているかもしれないが、それは映画を作る過程でのことであり映画はカポーティの真実を語っている』とあった。映画にも登場している人物からの言葉として、これ以上のほめ言葉はなかったよ」。翻って『マネーボール』。かつて超高校級のスター選手として将来を嘱望された10代、選手として大成することなく挫折を味わった20代の若き日々を織り交ぜつつ描き出される“人間”ビリー・ビーン。短気で負けず嫌いで情熱的かつナイーブなGM、そしてひとりの父親をブラッド・ピットは魅力的に演じ上げる。中でも印象的なのは、精力的にあちこちを動き回りつつ、彼が常にムシャムシャと何かを食べている姿と、時間ができるとたった一人でグラウンドやトレーニングルームに赴き、自らの肉体を酷使し鍛え上げる姿。たびたび描かれるこうした描写について、監督はその意図をこう説明する。「食べることと運動することは、とどまることを知らない彼の人物像を表しているんだ。ビリー・ビーンは常に消費し続け、自分自身を疲労させ続ける。彼は自分がどういう状況に置かれていて、何を求めているのかを自問自答しているんだ。実際のビリーも常にハングリーで、落ち着かずにソワソワしているようなところがあるんだけど(笑)、その中で自分が辿りつきたい場所がどこなのかを探っているんだよ」。リスクを厭わず、常にハングリーという点でビリーとブラッドを似ていると監督は語る。ブラッドが体現した、上昇し続ける男のドラマを体感してほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ブラッド・ピット、アンジーと6人の子供たちを連れて2年ぶりの来日【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」
2011年11月09日ブラッド・ピットが8日、最新主演作『マネーボール』のプロモーションのために来日。パートナーのアンジェリーナ・ジョリーと6人の子供たちも一緒に、プライベート・ジェットで東京・羽田空港に到着した。詰めかけた500人を超えるファンと取材陣の見守る中、午後3時25分頃に姿を現わした一家は数日前まで、ブラッドが最新作『World War Z』(原題)を撮影中のハンガリーのブダペストに滞在していた。長旅で少しお疲れの様子も見えたが、「ウェルカム・トゥ・ジャパン!」というファンの歓迎の声援に笑顔で手を振って応えていた。ブラッドは次女・シャイロ(5歳)と末っ子の双子のノックス(3歳)と、アンジーは次男・パックス(7歳)と双子のヴィヴィアン(3歳)と両手で子供たちと手をつないでいて、サインに応じるのは不可能な状態だったが、その分ゆっくりとした歩調でファンの声援に応えていた。6人の子供たちの最年長で、すっかり少年らしくなった10歳のマドックスが自立した様子で歩く姿、長女にあたる6歳のザハラがノックスの手を引いている姿もお姉さんらしくてほほえましい。双子のノックスとヴィヴィアンを除く4人の子供たちは昨年7月、アンジーが主演作『ソルト』のプロモーションで来日したときにも同行している。ブラッドとアンジーの2人が揃って来日するのは、2年前のブラッド主演作『ベンジャミン・バトン数奇な人生』のジャパン・プレミア以来。今回は9日(水)に『マネーボール』のジャパン・プレミア、翌10日(木)に記者会見を行ない、同夜に帰国予定。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブラピ&アンジー揃い踏みに4,800人熱狂!一家で野球をやるならポジションは?ベネット・ミラー監督インタビュー『マネーボール』で描きたかった“真髄”とは?【ハリウッドより愛をこめて】2012年アカデミー賞はビッグネームの対立に?ブラッド・ピット、誘拐され12年間奴隷として生きた男の実話を映画化、出演も6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」
2011年11月09日ブラッド・ピット主演作『マネーボール』を手がけたベネット・ミラー監督が、11月11日(金)からの公開を前に来日。前作『カポーティ』とはまったく異なる“野球”という題材に挑んだ最新作について語った。その他の写真統計学に基づく“マネーボール理論”を武器に、貧乏球団オークランド・アスレチックスを強豪に生まれ変わらせた名物GM、ビリー・ビーンの実話の映画化。球界の常識を打破しようとする反逆児の挑戦記、世間を見返そうとする負け犬集団の奮闘劇、さらにビーンがトラウマを克服して再起を図るドラマなど、多様な側面を持つ作品に仕上がった。「今、君が挙げてくれた3つの要素のうち、最も深く掘り下げたのは3つめのビーンの個人的なドラマだ。映画の前半でビーンの反抗的な性格を描き、彼が負け犬集団を率いている状況を見せていく。そこから徐々にビーンが単に野球の試合に勝ちたいのではなく、自分の心の内側にある問題を解決したいと願っていることが明らかになっていくんだ。いわば究極的には、これは“救済”の物語なんだよ」その“救済”というテーマに関わる重要なエピソードが、ビーンと離ればなれに暮らす娘との交流だ。とりわけ中盤、楽器店を訪れたビーンが娘のギターの弾き語りに聴き入るシーンが印象深い。「この映画では、様々な“価値観”について問いかけている。過大評価もしくは過小評価された野球選手の価値、そして収入や家族との暮らしなどの人生における価値。あの楽器店の場面は、ビーンの胸の内に迫り、彼にとって人生の大切なものは何かを探るシーンなんだ」ハリウッドの野球映画には、きらびやかな光や色彩に満ちた映像、興奮を煽る勇ましい音楽が付きものだが、本作はまったく違う。人生と格闘する主人公の情熱や孤独を繊細なタッチであぶり出し、野心的なまでに陰影豊かな作品になった。この問いを受けて「ある意味、これは野球映画ではない」と切り出した監督は、静かに、きっぱりと次のように続けた。「これは体制に立ち向かい、既存の価値観を覆そうとした男の物語。だからこそ従来とは異なるアプローチがふさわしいと考え、この手の野球映画、スポーツ映画にありがちな要素を排除することにしたんだ」そして我ら日本人の誇りたるイチローについて。ビーンが空港で野球中継に見入る何気ないシーンで、そのモニターにイチローの姿が映るのだ。これは決して日本の観客向けのサービスショットではない。「中継カメラがアップで捉えたイチローとそれを見つめるビーンの図は、まるで西部劇の決闘みたいだよね。このときビーンは主力選手を引き抜かれ、新たな選手を獲得したいのにお金がない。ビーンにとってイチローはぜひとも欲しい選手だが、高給取りの彼には手が届かないんだ。イチローはそんな苦しい立場のビーンに脅威を与える“敵”のようにも見える。そんな雰囲気を感覚的に表現してみたかったんだ」『マネーボール』11月11日(金)丸の内ピカデリーほか全国ロードショー取材・文:高橋諭治
2011年11月07日最新主演作『マネーボール』のプロモーションで11月に来日予定のブラッド・ピットが、19世紀に誘拐され奴隷として12年間過ごした男性の自伝を映画化した『Twelve Years A Slave』(原題)を製作、出演もすることが明らかになった。南北戦争前の1841年、ニューヨークで「自由黒人」として暮らしていた男性が仕事で訪れたワシントンD.C.で誘拐され、南部の農園で奴隷として働かされ、1853年に救出されるまでの12年間の体験を綴ったソロモン・ノーサップの実話を描くもの。主演は『ソルト』のキウェテル・イジョフォーが務める。ブラッドの製作会社「Plan B」が製作にあたり、監督は『Shame』(原題)のスティーヴ・マックィーン。同作で本年度ヴェネチア国際映画祭主演男優賞を受賞したマイケル・ファスベンダーが出演する。配役は不明だが、ソロモンを救い出すカナダ人の大工を演じるのは彼かブラッドになると思われる。脚本は『ボビー』(製作)、『スリー・キングス』(原案)のジョン・リドリーとマックィーンが共同で手がける。現在はプリプロダクションが始まった段階。完成および公開は2014年を予定している。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:6児のパパのブラッド・ピット、「まだまだ子供が欲しい」アンジェリーナ・ジョリー、UNHCR親善大使としてリビアを訪問ブラッド・ピット主演最新作『マネーボール』試写会に20組40名様をご招待アンジェリーナ・ジョリー、子連れでセレブママ友、グウェン・ステファニー宅を訪問シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?
2011年10月27日現在、6児の父親であるブラッド・ピットだが、もっと子供が欲しいと話している。パートナーのアンジェリーナ・ジョリーと、3歳から10歳までの子供6人を育てているブラッドだが、イギリスの「OK!」誌のインタビューで、もっと子供が欲しいかと聞かれて「たぶん、そうなると思う」と、今後も家族が増える可能性を匂わせた。「子育ては僕の人生で最も素晴らしく重要で、力を尽していることなんだ。なぜここで止める必要がある?」と語るブラッドは「子供たちはひとりずつ扱うほうが簡単だよ」と子だくさんパパの極意を明かす。「子供たちと一対一で過ごす時間が大好きなんだ。あの子たちは僕にとって、世界一面白い存在なんだよ」。現状を楽しんでいると話したうえで、彼は「僕は、人は犯した失敗で定義できると信じているんだ」と自身の人生哲学も語った。「失敗から実際の自分自身を理解することができる。自分の過ちや選択の責任は自分にあるんだ。両親にではなくね。親密さや知覚も大切だ。きちんと生きなければいけないと思っているよ」。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、UNHCR親善大使としてリビアを訪問ブラッド・ピット主演最新作『マネーボール』試写会に20組40名様をご招待アンジェリーナ・ジョリー、子連れでセレブママ友、グウェン・ステファニー宅を訪問シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成
2011年10月24日コンパーテスショコラティエより、アンジェリーナジョリー、ブラッドピット夫妻をはじめ数多くのハリウッドセレブに愛されている、トリュフチョコレートをご紹介。5種類のスカルデザインに加えて、ブルーのストライプ模様やコロンとかわいい丸いチョコレートなど、見た目にも楽しいセット内容。ココナッツ、アールグレイ、ストロベリーなど、一粒一粒違った味を楽しめるのも特徴。さっそく紅茶を淹れて、素敵なアフターヌーンティーを演出してみては。商品名:オリジナルトリュフ10個セット価格:¥3,150※味は、シナモンラテ、ラズベリーローズ、キャラメル、ココナッツ、アールグレイ、マンゴーパッション、ストロベリー、オリジナル、エスプレッソ、トロピカルの10種類。この他に、スカルデザインを集めた「スカルデザイントリュフ5個セット」もある。お問い合わせ: コンパーテスショコラティエ公式サイト
2011年10月22日現在パートナーのブラッド・ピットが新作『World War Z』(原題)の撮影のため、家族そろってイギリスに滞在中のアンジェリーナ・ジョリー。26日には子供たち4人(6歳のザハラ、5歳のシャイロ、双子で3歳のヴィヴィアンとノックス)を連れて、ロンドンにあるシンガーのグウェン・ステファニーの家に遊びに行った。グウェンと夫のギャヴィン・ロスデイルには5歳と3歳の息子がいるので、アンジーの子供たちとちょうどいい遊び相手。夜になり、プリムローズ・ヒルにあるグウェンの家から帰るときは、グウェンと長男のキングストンが見送った。笑顔で楽しそうなキングストンに対して、シャイロをはじめアンジーの子供たちはちょっと仏頂面。どこへ行くにもついてくるパパラッチに辟易しているようだ。ちなみにこの日は次男のパックス共々、アンジーたちとは別行動だった長男のマドックスは数日前、サリー州ハンプシャーでアンジーが飛行機操縦レッスンを受けるのに同行していた。イギリス生活を満喫しているブランジェリーナ一家だが、まだしばらくイギリス滞在は続きそう。アンジーが『127時間』のダニー・ボイル監督の新作へ出演が決まったと大衆紙「The Sun」が報じているが、そのため半年間滞在を延長し、子供たちも地元の学校に通い始めているという。交互に映画の撮影をこなしながら、子育てをするのがブランジェリーナ流。今度はアンジーに代わって、ブラッドが子供たちを連れてロンドンの街のあちこちに出没することになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成ブラピ最新作がご当地オークランドでプレミア上映。松井秀喜選手も参加ブラッド・ピット、南仏の自宅防犯のため元イギリス陸軍特殊部隊チームを雇うブランジェリーナにG・クルーニー、マドンナなどトロントに豪華スター集結!
2011年09月28日ブラッド・ピットの最新主演作『マネーボール』のプレミア上映が、映画の舞台であるカリフォルニア州オークランドのパラマウントシアターで行われ、ブラッドやジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマンら主要キャストと共に、地元球団オークランド・アスレチックス所属の松井秀喜選手も出席、人工芝を敷いたグラス・カーペットを歩いた。弱小だったアメリカンリーグの野球チーム「オークランド・アスレチックス」を独自の理論「マネーボール」を用いて立ち直らせたジェネラル・マネージャー、ビリー・ビーンの活躍を描く作品で、ブラッドは敏腕だが、少し短気な面もあるビリーを熱演している。この日はパートナーのアンジェリーナ・ジョリーは伴わずに会場に姿を見せたブラッド。「サンフランシスコ・クロニクルズ」紙によると、グラス・カーペット上で「野球の試合シーンの撮影では何時間も一緒にがんばってくれた。エネルギッシュにね。2002年(映画に描かれる、チームが奇跡的な躍進を遂げた年)からのアスレチックス・ファンにもたくさん会ったよ。本当に特別なことだ」と撮影に協力してくれたオークランド市民を賛えた。アスレチックスの現役選手として、ブラッドとツーショットでカメラの前に立った松井秀喜選手は好きな野球映画を聞かれて、ロバート・レッドフォード主演の『ナチュラル』を挙げたという。『マネーボール』は11月11日(金)の日本公開に先駆けて、10月開催の第24回東京国際映画祭でクロージング上映、併せてブラッドの来日も予定されている。■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:東京国際映画祭を若者にアピール!イケメン3人衆「TIFF BOYS」結成ブラッド・ピット、南仏の自宅防犯のため元イギリス陸軍特殊部隊チームを雇うブランジェリーナにG・クルーニー、マドンナなどトロントに豪華スター集結!ハリウッドスター来日の皮切りに?ブラピ最新作『マネーボール』引っさげ来日を約束アンジェリーナ・ジョリー、「子供たちに普通の観光旅行をさせたい」
2011年09月21日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが南フランスの自宅周辺の警備のためにイギリス陸軍特殊部隊の元隊員たちを雇うことにした。6人の子供たちを連れて、お互いの出演作の撮影地を転々とすることも多い2人だが、主な拠点としているのは南仏・ニース近郊のシャトー・ミラヴァル。だが、周辺地域に暮らす外国人の富裕層を狙い強盗を企む犯罪組織がロシアやイタリアにあるという情報があり、彼らはイギリス陸軍特殊部隊の元隊員たちで構成されたチームによる警備システムの導入を決めたという。イギリスの大衆紙「The Sun」によると、センサー付きのカメラを至るところに設置した厳重な監視体制が敷かれ、邸内には指紋照合をしなければ入れない場所がいくつかあるという。費用は15万ポンド。ある関係者は「まるでジェームズ・ボンドの映画みたいだ」と紙上で語った。(text:Yuki Tominaga)『マネーボール』2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マネーボール 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ブランジェリーナにG・クルーニー、マドンナなどトロントに豪華スター集結!ハリウッドスター来日の皮切りに?ブラピ最新作『マネーボール』引っさげ来日を約束アンジェリーナ・ジョリー、「子供たちに普通の観光旅行をさせたい」撮影現場では心優しきヒーロー、家庭ではよきパパ。ブラッド・ピット大活躍の夏ブラッド&アンジェリーナ、マリブの自宅を売却へ
2011年09月20日アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが4日(現地時間)、6人の子供たちを連れて、ロンドン南西部・リッチモンドにあるオデオン・シネマで、日本でも間もなく公開される『スマーフ』を鑑賞した。ブラッドの新作『World War Z』(原題)の撮影に合わせて一家でイギリスに滞在し始めて以来、彼らがこの映画館を訪れるのはこれが3度目。『ポッパーさんとペンギン・ファミリー』、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を子供たちと鑑賞している。観る作品のチョイスが子供たち優先になるのは世の親の常か。子供たちが成長するにつれ、普通の生活を経験させる必要性を強く感じているというアンジェリーナとブラッドは、就学年齢に達したわが子たちをロンドンの小学校へ編入させることを考えているという。イギリスの大衆紙「The Sun」によると、アメリカでは子供たちには家庭教師がついているが、ブラッドとアンジェリーナは外国滞在の際は地元の学校に通わせ、各国の文化を学ばせたいと考えているそうだ。彼らの仕事次第で世界を股にかけた転校続きは、子供にとって負担が大きいような気もするのだが…。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:スマーフ 2011年9月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:『ハリポタ』シリーズのドラコことトム・フェルトン、脳腫瘍の少年支援を呼びかけ知念侑李はスマーフに似てる?「Hey!Say!JUMP」全員で鑑賞のエピソード明かすトリビアクイズに挑戦!『スマーフ』マスコットストラップを5名様プレゼントダニエル・ラドクリフ、交際中の恋人と結婚か?まさにダニエルの成長記『ハリー・ポッター』シリーズ総集編映像が到着!
2011年09月06日ブラッド・ピットがスコットランドのグラスゴーで先週、新作『World War Z』(原題)の撮影中、エキストラの女性が転倒したのに気づいて素早く彼女を救出した。エキストラ700人を動員する大規模な戦闘シーンを撮影中のことだった。群衆の中で女性エキストラが転んだことに気づいたブラッドは即座に彼女を抱え、ひどい怪我を負わないよう身体を丸めさせた。幸い、彼女はひざを擦りむく程度の軽傷で済んだという。情報提供者は「ブラッドは足を滑らせて転んだ女性を助けたんです。彼女はブラッドに助けられたことが信じられない様子でした」と「Sun」紙スコットランド版に語った。「撮影は続いていたので、言葉を交わすことはできませんでしたが、彼女はとても感謝していると話していましたよ」。生傷の絶えない現場で多忙に過ごしているブラッドだが、休日は家族サービスという習慣は今回ももちろん健在。29日にはロンドンのリッチモンドにあるオデオン・シアターに長男のマドックスを除く5人(ザハラ、パックス、シャイロ、ノックス&ヴィヴィアン)の子供を連れてジム・キャリー主演で名作児童書を映画化した『Mr. Popper’s Penguins』(原題)を鑑賞。上映後は末っ子の双子ノックスとヴィヴィアンと手をつなぎながら帰っていった。(text:Yuki Tominaga)写真は『World War Z』(原題)撮影の様子。© AFLO■関連作品:マネーボール (原題) 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:ブラッド&アンジェリーナ、マリブの自宅を売却へヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!ブランジェリーナ、『ハリポタ』に夢中の子供たちと列車チャーターの旅マット・デイモン、ブラピ&アンジーは「囚人のような生活を強いられている」ブラッド・ピット、アメリカにおける同性婚支持を改めて表明
2011年08月30日ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーがカリフォルニア州マリブの邸宅の売却を決意、1,375万ドル(約10億5,500万円)で売りに出している。太平洋を一望できる邸宅は敷地が約380平方メートル。寝室とバスルームは各4つ、人が入れる大きさの冷凍庫と冷蔵庫のある広いキッチンがあり、プールとテニスコートもある。1962年に建てられたこの物件は、ブラッドがジェニファー・アニストンと破局後に840万ドルで購入したもので、建築マニアの彼の意向なのか、ここ数年で増改築もしている。実は2年前に1,800万ドルで売りに出したものの買い手がつかず、今回は大幅値下げを決断したようだ。ルイジアナ州ニューオーリンズのタウンハウスや南仏のお城、北イタリアの土地など多くの不動産を所有している2人は現在、ブラッドが新作『World War Z』(原題)を撮影中のスコットランドに6人の子供たちと一緒に滞在中。16世紀に建てられた豪華なマナーハウス(領主の邸宅)に滞在している。(text:Yuki Tominaga)© Newscom/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)マネーボール (原題) 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:ヴェネチア、モントリオールにトロント…世界の映画祭での邦画の奮闘に期待!ブランジェリーナ、『ハリポタ』に夢中の子供たちと列車チャーターの旅アンジェリーナ・ジョリー、ボスニアの映画祭で表彰され、温かい拍手に感激の涙マット・デイモン、ブラピ&アンジーは「囚人のような生活を強いられている」ブラッド・ピット、アメリカにおける同性婚支持を改めて表明
2011年08月24日現在イギリスに滞在中のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、ロンドンからブラッドの最新作撮影地のグラスゴーまで移動のために列車をまるごとチャーターした。6人の子供たちとロンドンで過ごしていたブラッドとアンジーは16日、ヴァージン・グループの鉄道会社ヴァージン・トレインズの列車をチャーターし、ブラッドの最新作『World War Z』(原題)のロケ地であるスコットランドのグラスゴーまで5時間の列車の旅を楽しんだ。最近、アンジーに連れられて『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を観て以来、すっかり列車の旅に魅せられていた子供たちは大喜びだったという。ヴァージン・トレインズのスポークスウーマンは「Mail Online」の取材にブランジェリーナの列車チャーターの事実を認め、「費用は個々によって異なります。停車駅やケータリングなど、みなさんそれぞれリクエストが異なりますから」と答えているが、「Mirror」紙電子版によれば、推定4万ポンド(約500万円)だという。うわさを聞きつけた大勢のファンがグラスゴー・セントラル駅で列車の到着を待ちわびていたが、列車から降りたブラッドそっくりの男性に気を取られているうちに一家は列車の反対側から降車し、プラットホーム脇に停車していたシルバーの車で駅を後にした。(text:Yuki Tominaga)© Reuters/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)マネーボール (原題) 2011年11月11日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:アンジェリーナ・ジョリー、ボスニアの映画祭で表彰され、温かい拍手に感激の涙マット・デイモン、ブラピ&アンジーは「囚人のような生活を強いられている」ブラッド・ピット、アメリカにおける同性婚支持を改めて表明ブランジェリーナ、6人の子供たちのナニーを年俸9万ポンドで募集中アンジェリーナ・ジョリーの腕に新たなタトゥ、また養子を迎える予定?
2011年08月18日ブラッド・ピットとショーン・ペンという、ハリウッドを代表する実力派が顔を揃え、昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)に輝いた『ツリー・オブ・ライフ』。本作の公開を前にブラッドが、テレンス・マリック監督の演出技法について言及したインタビュー映像が到着した。1973年の監督デビュー以来、監督生活38年で本作がわずか5作目という寡作ながらも、そのいずれもが質の高い作品として注目を浴びるテレンス・マリックが、1978年に『天国の日々』で監督賞に輝いて以来のカンヌでの栄光を手にした本作。成功し財を成した実業家のジャックが若き日を回想。力こそが全てだと信じる厳格な父と、純粋すぎるほどの愛に満ちた母との狭間で葛藤し、父への反感を募らせていた無垢な日々の中で、暗黒の淵にとらわれそうな彼の心を、光のさす場所に留めたものは何だったのか――?ひとりの男の人生を通じて家族、生命を鮮烈に描き出す。公の場にほとんど姿を現さないことで知られるマリック監督について、ブラッドは「混沌とした中に真実を描き出す手法は見事」と称賛する。ブラッドが演じたのは、ジャック(少年時代)の父親だが、監督からは「脚本通りに演じるな」と言われたとか。監督自身も脚本を無視したその場での演出を施すことがあったよう。ブラッドはその一例として「例えば、夫婦が取っ組み合いの喧嘩をする場面で、即興で子供を放り込んでシーンのトーンをガラリと変えてしまうんだ」と明かしてくれた。ちなみにプロデューサーによると、少年時代のジャックら子役を選ぶのに2年の歳月をかけ、1万人近くをオーディションしたという。ショーン・ペンが大人になったジャックを演じることから「ショーンと同じクオリティ持った子役が必要だった」とはプロデューサーは語る。ここに監督の独創的な演出が加わり、パルムドール受賞の傑作が生みだされたわけだ。これまでとはまたタイプの違う父親像を体現したブラッドの演技にも、もちろん注目したいところ!『ツリー・オブ・ライフ』は8月12日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ツリー・オブ・ライフ 2011年8月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010 Cottonwood Pictures, LLC. All Rights Reserved■関連記事:ブラッド・ピット、アメリカにおける同性婚支持を改めて表明カンヌ、パルムドール受賞作『ツリー・オブ・ライフ』試写会に5組10名様ご招待アンジェリーナ・ジョリー、竜巻被害にあったブラピの故郷に50万ドル寄付アンジーおのろけ全開!「ブラッドは男の中の男なのよ」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第15回)憧れるリアル父親俳優は?
2011年08月01日アンジェリーナ・ジョリーが30日、ボスニアで開催されたサラエボ映画祭にパートナーのブラッド・ピットと出席し、観客からのスタンディングオベーションに感激の涙を流した。アンジェリーナは1992年から95年にかけてのボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を背景にした『In the Land of Blood and Honey』(原題)で今年監督デビューを予定している。イスラム教徒のボスニア女性と敵側のセルビア人兵士の恋愛という内容が撮影開始前から物議を醸したが、映画祭はそれも含めて、社会の関心を紛争による難民問題へ向けさせた功績を賛えて「ハート・オブ・サラエボ」賞を彼女に贈った。受賞スピーチでアンジェリーナは拍手喝采の観客に「(拍手を)止めてくれないと、私は泣いてしまうでしょう。ブラッドにも車の中で『どうしよう、泣いてしまうかも』と話していました。映画祭に来られて、とても光栄です。紛争の最中に始まったこの映画祭が年々立派なものになっていることが、芸術家の持つ力を示す最良の例になっていると思います」と語った。『In the Land of Blood and Honey』(原題)は12月23日に全米公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)写真はシリア難民を激励するため、トルコに訪問した際のアンジェリーナ・ジョリー。© Reuters/AFLO■関連作品:In the Land of Blood and Honey (原題)
2011年08月01日アンジェリーナ・ジョリーが滞在中のロンドンで映画鑑賞に水族館見学、と子供たちと連日のお出かけで家族サービスにいそしんでいる。パートナーのブラッド・ピットがマーク・フォスター監督の『World War Z』(原題)を撮影中で、アンジーは6人の子供たち(9歳のマドックス、7歳のパックス、6歳のザハラ、5歳のシャイロ、3歳の双子のノックスとヴィヴィアン)と一緒に家族全員でロンドンに滞在中。先週金曜(22日)には子供たち全員を連れて、滞在先近くの映画館で『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』を鑑賞した。混乱を避けるためか、リッチモンド・オデオン・シネマでの上映はブランジェリーナ家の貸し切りだったそうだが、午後の上映ということもあり、アンジーは子供たちにたくさんのおやつを買い与えていた。「子供たちは全員ホットドッグとポップコーン、ドリンクを持ってました。とても楽しそうでしたよ」と目撃者は「UsMagazine.com」に語った。25日にはブランジェリーナ家女子組(ザハラ、シャイロ、ヴィヴィアン)にノックスも連れてロンドン水族館に見学に出かけた。年長の娘2人とショッピングしたり、子供と楽しい時間を過ごすことに専念しているアンジー。少し前にブラピと親しいマット・デイモンから「(ブラッドとアンジーは)囚人のような生活をしている」と言われたことへの返答?とも取れそうなくらい、いつになくアクティブな休暇を過ごしているように思える。(text:Yuki Tominaga)写真は滞在先のロンドンで水族館に行ったときの様子。© Splash/AFLO■関連作品:ツーリスト 2011年3月5日より日劇3ほか全国にて公開■関連記事:マット・デイモン、ブラピ&アンジーは「囚人のような生活を強いられている」アンジェリーナ・ジョリー、竜巻被害にあったブラピの故郷に50万ドル寄付ジェニファー・コネリー&ポール・ベタニー夫妻に女児誕生アンジーおのろけ全開!「ブラッドは男の中の男なのよ」ブランジェリーナ、6人の子供たちのナニーを年俸9万ポンドで募集中
2011年07月28日