5月6日に東京ドームで行われるボクシング・世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ、王者の井上尚弥vs.挑戦者のルイス・ネリ戦を控え、4日に横浜市内のホテルで両者が出席した会見が行われた。東京ドームでのボクシング興行は、1990年に行われたマイク・タイソン以来34年ぶりで、井上は日本人として初のメインイベントを務める。現在の心身の状態を問われ、井上は「メンタル面で言いますと、いよいよ、この日が来たな、という思いと、ここに並んでいるネリもいい状態で仕上がっていると聞いてますので、あさってはとてつもない試合ができるんじゃないかと確信しています」と宣言。一方のネリは「メンタル面では、この試合が決まってから、とても充実した日々を送ってきました。練習もパーフェクト。体重もリミットの中にあります。練習は成功しています」と語った。井上はファンに向けて「この試合はドームでのメインイベントになる。エキサイティングな試合を見せたい。その中で必ずKOにつなげて勝つ姿を見ていただきたい」とメッセージを送り、ネリも「メキシカンのボクサーとしての勇姿を見せたい。死を覚悟して戦いに挑みたいと思います。私は勝者となることを確信しています。井上選手と戦うこともよくわかっています。KOで必ず勝ちます」と同じくKOを予告していた。試合を2日後に控え、ネリと会った印象を問われると井上は「事前にも体重が仕上がっているのを聞き、自分自身、安心しています。きょう、改めて見て、非常にいい状態に仕上がっていると思っている。あさっては気を抜かずに、自分自身にとって気を引き締める会見となりました」と警戒心を高めた。会見中は終始サングラス姿だったネリだが、フォトセッション終わりで、井上の方を向くとサングラスを外して握手。井上も笑顔で応じ、健闘を誓い合っていたようだった。井上vs.ネリは、『Prime Video Presents Live Boxing 8』として、Prime Videoでライブ配信される。井上vs.ネリほか、WBA世界バンタム級王者の井上拓真vs.挑戦者・石田匠、ユーリ阿久井政悟vs.桑原拓のWBA世界フライ級タイトルマッチ、ジェイソン・マロニーvs.武居由樹のWBO世界バンタム級タイトルマッチと4試合の世界タイトルマッチが予定され、それぞれ会見に出席した。
2024年05月04日『ラリーのミッドライフ★クライシス』で知られるリチャード・ルイスが亡くなった。76歳。死因は心臓発作だが、パーキンソン病を患っていることを昨年公表していた。ニューヨークのブルックリン生まれ。オハイオ州立大学を卒業後、ニューヨークとロサンゼルスのコメディクラブでスタンダップコメディアンとして活動。コメディ番組で人気を得るようになった。出演した映画に『モンテカルロ殺人事件』『ビッグ・ランニング』『リービング・ラスベガス』『ヒューゴ・プール』『マイ・ファニー・レディ』などがある。文=猿渡由紀
2024年02月29日ベネディクト・カンバーバッチがネコの愛すべき魅力を最初に“発見”した“ネコ画家”を演じる『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』。この度、『マイティ・ソー』シリーズや『ジョジョ・ラビット』の監督として知られるタイカ・ワイティティが出演するシーンの本編映像が解禁された。今回、新たに解禁された本編映像は、『マイティ・ソー』シリーズや『ジョジョ・ラビット』の映画監督で俳優のワイティティが、カンバーバッチと共演したシーン。この2人といえば、カンバーバッチがドクター・ストレンジを演じ、ワイティティがモーションキャプチャでコーグ役を演じるマーベル映画でもお馴染みだ。撮影風景新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストに誘われ、イギリスからニューヨークに出稼ぎにきたルイスは、ある日、新聞記者のマックスとレストランで面会することになった。「猫は茶色の紙に座りたがる」「猫は電気リウマチを嫌がる」といった猫に関する自説を早口で披露するルイスに対して、マックスは「あなたは有名になる」「キャット・マンだ」とあしらっており、早口同士の2人の台詞の掛け合いは、思わずクスッと笑ってしまうような可笑しさがある。また、本作にはワイティティ以外にも、ルイス・ウェイン作品のコレクターでもあるミュージシャンのニック・ケイヴがSF界の巨匠H.G.ウェルズ役として出演している。ルイス・ウェインの運命を左右することになるニック・ケイヴの“声”にも注目だ。ニック・ケイヴ『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ 2022年12月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 STUDIOCANAL SAS - CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
2022年12月11日ベネディクト・カンバーバッチが夏目漱石にも影響を与えたネコ画家ルイス・ウェインを演じる『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』よりインタビュー映像が解禁された。19世紀末から20世紀にかけて、イギリスで知らない者のなかった、大人気イラストレーター、ルイス・ウェイン。当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に“発見”した、“ネコ画家”だ。不朽の名作「吾輩は猫である」に登場する、絵葉書の作者だとも言われている。本作は、そんなルイスの生涯を、英国の名優たちによる豪華共演で映画化した。この度解禁されたのは、主人公ルイス・ウェイン役を演じたベネディクト・カンバーバッチのインタビュー映像。ルイス・ウェインの魅力から、映画のテーマ、ウィル・シャープ監督の作風、共演した俳優たちの印象まで、12の質問に答えている。『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14)や『エジソンズ・ゲーム』(17)など、これまで実在の人物を多数演じてきたカンバーバッチ。そのプレッシャーについて聞かれると、本作のように「有名ではない人物を演じる時、より大きな責任を感じる」と回答。また、ルイス・ウェインと自らの共通点については、「絵を描くことが好き」な点だと述べ、彼の筆跡や作風を真似ているうちに、ルイス・ウェインに近づいていったと明かした。さらに、本作のテーマについて、ラブストーリーではあるが、「社会学や政治の問題に加えて、メンタルヘルスという当時の問題を取り上げている」と語り、そのテーマの奥深さにも言及。最後にはネコについて聞かれ、「ネコは最高だよ。本作はルイスだけでなく、ネコを称える作品だ」と述べ、ネコの地位向上に貢献したルイス・ウェインの業績を称賛した。しかしネコとの共演について話が及ぶと、ネコは「絶対に思い通りにいかない」と微笑み、ネコのジェスチャーを交え笑いながら撮影時の苦労を語っている。『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は12月1日(木)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ 2022年12月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 STUDIOCANAL SAS - CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
2022年11月30日19世紀末から20世紀にかけてイギリスで人気を博した伝説のネコ画家ルイス・ウェインの人生をベネディクト・カンバーバッチ主演で描いた『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』より、本編映像が解禁された。ルイス・ウェインは、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に“発見”した、“ネコ画家”。不朽の名作「吾輩は猫である」に登場する、絵葉書の作者だとも言われている。当初エミリー(クレア・フォイ)は、住み込みの家庭教師としてウェイン家にやって来たが、やがてルイス(ベネディクト・カンバーバッチ)と恋に落ちる。そして身分の違いゆえ、周囲から反対を受けるもはねのけ結婚。ふたりは家を出て幸せな家庭を築くが、幸せのさなかエミリーは末期ガンを宣告されてしまう。そんな絶望の淵で出会ったのが、一匹のネコ。ふたりは拾った子ネコにピーターと名付け、残された時間を“愛”と“ネコ”で彩っていく。そして、ルイスは妻を喜ばせるためにネコの絵を描き始めるのだった。この度解禁された本編映像は、そんなルイス・ウェインと病床の妻エミリーの会話シーン。エミリーの病状が日に日に悪化していくなか、ふたりは静かに語り合う。「君が世界を美しくした。手遅れになる前に感謝を伝えたかった」と語り掛けるルイスに対し、エミリーは、「忘れないで、つらいことばかりでも、世界は美しさで満ちている。あなたが教えてくれた。それを捉えて。見つめて、多くの人と分かち合って」と静かに答える。この言葉を胸に、ルイスは一生をかけてネコの絵を描き続けることに。伝説のネコ画家の原点ともいうべき重要なシーンになっている。『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は12月1日(木)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ 2022年12月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 STUDIOCANAL SAS - CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
2022年11月15日ベネディクト・カンバーバッチがネコの魅力を最初に発見した画家を演じる映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』より、カンバーバッチが主人公ルイス・ウェインについて語る特別映像が解禁となった。今回公開された映像では、カンバーバッチが主人公について「彼の描くネコには、他とは違う魅力がある」と語っている。19世紀末から20世紀にかけてイギリスで人気を博したイラストレーター、ルイス・ウェイン。当時ネズミの退治役として軽く見られたり、不吉な存在として嫌われていたネコの魅力を最初に“発見”した、“ネコ画家”だ。不朽の名作「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の作者だとも言われ、様々なアーティストにインスピレーションを与えた。ルイスを「僕のヒーロー」と呼ぶカンバーバッチは、彼のことを「とても保守的な時代」に、「他人と違うことに苦しんだ」人物だと表現している。ルイスのネコの絵は人間にも通ずるところがあると語り、そんな彼のネコを「プリズム」になぞらえている。カンバーバッチが自らの役どころについて語るなかで、彼の鮮烈な感性が垣間見える必見の映像となっている。『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ 2022年12月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 STUDIOCANAL SAS - CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
2022年10月22日ベネディクト・カンバーバッチ主演で伝説のネコ画家ルイス・ウェインの人生を描いた映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』。この度、グラフィックデザイナーの大島依提亜が手掛けたポスタービジュアル2種が解禁となった。19世紀末から20世紀にかけ、ネコの魅力を最初に“発見”した“ネコ画家”として知られるルイス・ウェイン。今回、グラフィックデザイナーの大島依提亜が手掛けた2種類のポスタービジュアルが新たに解禁された。1つはイギリス本国で使用されたデザインを再構築した“メインビジュアル”。カンバーバッチ演じるルイス・ウェインとクレア・フォイ演じる妻エミリーが、愛猫・ピーターを抱き、寄り添っている姿が中心に据えられている。幸せな日々を送る“3人”の横には「君とネコとの思い出が、永遠に僕を守ってくれる。」というコピーが添えられた。もう1つは、ルイス・ウェインが描いた大量のネコ(通称“ルイス・ウェイン・キャット”)が、画面いっぱいに溢れる“ネコビジュアル”。つぶらな瞳をした擬人化されたネコたちが、お茶を飲んだり、葉巻を吸ったり、おもちゃで遊んだり、椅子に腰かけたりと、それぞれ愛らしい魅力に溢れたデザインとなっている。ルイス・ウェインが愛した“妻”と“ネコ”が印象的な2つのビジュアルは、それぞれB5チラシとして、上映予定の映画館を中心に順次配架される予定。『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ 2022年12月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 STUDIOCANAL SAS - CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
2022年10月11日実在したネコ画家の半生を描いたベネディクト・カンバーバッチ主演作『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』より予告編が解禁された。本作は、夏目漱石にも影響を与え、英国で爆発的な人気を博したネコ画家ルイス・ウェインの実話の映画化。19世紀末から20世紀にかけて、イギリスで知らない者のなかった、大人気イラストレーターの知られざる愛と人生を描き出す。この度解禁された予告篇は、「ルイス・ウェインは生涯を捧げ、私たちの人生をより幸せに猫だらけにし、そして世界をより良いものにした」というSFの巨匠H・G・ウェルズのラジオ音声から始まる。ルイスがネコの魅力に気づいたきっかけは、妻エミリーとの出会いだった。当初、住み込みの家庭教師としてエミリーはウェイン家にやって来たが、やがて2人は恋に落ちることになる。2人の間には身分の違いがあったが、周囲の反対をはねのけ結婚する。その後、2人は家を出て幸せな家庭を築くが、幸せのさなかエミリーは末期ガンを宣告されてしまう。そんな絶望の淵で出会ったのが、一匹のネコだった。2人は拾った子ネコにピーターと名付け、残された時間を“愛”と“ネコ”で彩っていく。妻を喜ばせるためにルイスがとった行動は、ネコの絵を描くことだった…。愛する妻に「君が世界を美しくした」と語りかけるルイス。それに対し、病床のエミリーは「忘れないで。つらいことばかりでも、世界は美しさで満ちている。あなたが教えてくれたの」と静かに答える。妻から言われた言葉を胸に、ネコを描くことに生涯を捧げたルイス・ウェイン。優しく温かな愛の物語を感じられる、“愛”と“ネコ”に溢れた予告編となっている。『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ 2022年12月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 STUDIOCANAL SAS - CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
2022年09月29日19世紀末から20世紀にかけてイギリスで知らない者のなかった、大人気イラストレーター・ルイス・ウェインの数奇な人生を描いた映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』が12月1日(木)より全国公開される。この度、本作の愛と猫が溢れた予告編が公開となった。当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に発見した、伝説の“ネコ画家”と言われたルイス・ウェイン。不朽の名作「吾輩は猫である」に登場する、絵葉書の作者だとも言われている。ウェインが猫の魅力に気づいたきっかけは、妻エミリーとの出会いだった。本作は妻と猫への愛に満ちた彼の人生を描いた、優しく温かな愛の物語だ。新たに公開された予告編はSFの巨匠 H・G・ウェルズのラジオ音声から始まる。「ルイス・ウェインは生涯を捧げ、私たちの人生をより幸せに猫だらけにし、そして世界をより良いものにした」。住み込みの家庭教師としてウェイン家にやって来たエミリー。やがてウェインとエミリーは恋に落ち、身分の違いによる周囲の反対をはねのけて結婚する。その後、ふたりは家を出て幸せな家庭を築くが、幸せのさなか、エミリーは末期ガンを宣告されてしまう。そんな絶望の淵で出会ったのが、1匹の猫だった。ふたりは拾った子猫にピーターと名付け、残された時間を愛と猫で彩っていく。妻を喜ばせるためにウェインがとった行動は、猫の絵を描くことだった。愛する妻に「君が世界を美しくした」と語りかけるウェイン。それに対し、病床のエミリーは「忘れないで。つらいことばかりでも、世界は美しさで満ちている。あなたが教えてくれたの」と静かに答えたのだった。遊び心とサイケデリックな魅力に満ちた猫を生涯描き続け、多くの人々を魅了したウェイン。彼の絵は広く世界に知られているが、彼がどんな人生を歩んだのかはあまり知られていない。本作はそんな彼の人生を垣間見ることができる作品となっている。『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』12月1日(木)より公開
2022年09月29日映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』が、2022年12月1日(木)よりTOHO シネマズ シャンテほかにて全国公開される。主演はベネディクト・カンバーバッチ。イギリス伝説の“ネコ画家”ルイス・ウェインの物語映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は、19世紀末から20世紀にかけてイギリスで大人気を博した伝説のネコ画家、ルイス・ウェインの人生を描いたイギリス映画だ。当時のイギリスでは知らない者のなかったイラストレーターのルイス・ウェインは、かつてネズミの退治役か、もしくは不吉な存在とみなされていた“ネコの魅力”を最初に発見したネコ画家。不朽の名作『吾輩は猫である』に登場する絵葉書の作者がルイス・ウェインだと言われており、SFの巨匠H・G・ウェルズからも「ルイス・ウェインは独自の猫を発明した」と絶賛されるなど、稀代のアーティストとして活躍した。『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』では、一生をかけてネコを描き続けた画家ルイス・ウェインと、周囲からの大反対の中でルイス・ウェインと結婚し、この世を去ってからもその愛で彼を守り続けた妻エミリー、親友であり人生の師でもあるネコのピーターとの物語を描く。彼ら3人のストーリーを通して、ルイス・ウェインの人物像やネコを描き始めたきっかけなどが浮き彫りになっていく。ベネディクト・カンバーバッチが主演、ネコ画家に実在の人物である主人公・ルイス・ウェインを演じるのは、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』と『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞にノミネートされたベネディクト・カンバーバッチ。加えて、クレア・フォイ、アンドレア・ライズボロー、トビー・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズなどが出演している。ニック・ケイヴも意外な役柄で登場するなど、英国の実力派俳優たちが集結している。ナレーションはオリヴィア・コールマンが手がけ、ネコ“ピーター”は、年齢に応じた3匹のネコが演じている。■主人公ルイス・ウェイン…ベネディクト・カンバーバッチイギリスの上流階級出身の画家。妻エミリーのために、庭に迷い込んだ子猫ピーターの絵を描き続ける。不器用でピュアな愛を貫く、イノセントかつお茶目な天才肌。■エミリー…クレア・フォイルイスの妹の家庭教師でルイスの妻。身分の違いにより周囲から反対されるも、ルイスと結婚。その後、末期ガンを宣告される。演じるのは、『ファースト・マン』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、TV シリーズ「ザ・クラウン」のエリザベス2世役で人気を博したクレア・フォイ。監督は、ウィル・シャープ。俳優としても活躍して英国アカデミー賞に輝き、監督としても同賞にノミネートされるなどその才能が注目されている。また、英国貴族の優雅な衣装は、アカデミー賞に3度ノミネートされ、『ある公爵夫人の生涯』で受賞したマイケル・オコナーが手がけた。〈映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』あらすじ〉イギリスの上流階級に生まれたルイス・ウェインは、父亡きあと一家を支えるために、ロンドンニュース紙でイラストレーターとして活躍する。やがて、妹の家庭教師エミリーと恋におちたルイスは、身分違いだと大反対する周囲の声を押し切り結婚するが、まもなくエミリーは末期ガンを宣告される。庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付け、エミリーのために彼の絵を描き始めるルイス。深い絆で結ばれた“3人”は、残された一日一日を慈しむように大切に過ごしてゆくが、ついにエミリーがこの世を去る日が訪れる。ルイスはピーターを心の友とし、ネコの絵を猛然と描き続け大成功を手にする。そして、「どんなに悲しくても描き続けて」というエミリーの言葉の本当の意味を知る──。【詳細】映画『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』公開日:2022年12月1日(木)出演:ベネディクト・カンバーバッチ、クレア・フォイ、アンドレア・ライズボロー、トビー・ジョーンズ、オリヴィア・コールマン監督・脚本:ウィル・シャープ原案・脚本:サイモン・スティーブンソン原題:The Electrical Life of Louis Wain字幕翻訳:岩辺いずみ2021年│イギリス│英語│111 分│カラー│スタンダード│5.1ch│G
2022年09月19日ベネディクト・カンバーバッチ主演映画『The Electrical Life of Louis Wain』が、邦題『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』として、12月1日(木)より全国公開されることが決定。併せて場面写真も解禁された。イギリスの上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、父亡きあと一家を支えるために、ロンドンニュース紙でイラストレーターとして活躍する。やがて、妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋におちたルイスは、身分違いだと大反対する周囲の声を押し切り結婚するが、まもなくエミリーは末期ガンを宣告される。庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付け、エミリーのために彼の絵を描き始めるルイス。深い絆で結ばれた“3人”は、残された一日一日を慈しむように大切に過ごしていくが、ついにエミリーがこの世を去る日が訪れる。ルイスはピーターを心の友とし、ネコの絵を猛然と描き続け大成功を手にする。そして、「どんなに悲しくても描き続けて」というエミリーの言葉の本当の意味を知る…。19世紀末から20世紀にかけて、イギリスで知らない者のなかった大人気イラストレーター、ルイス・ウェイン。当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていたネコの魅力を最初に“発見”した、“ネコ画家”だ。日本が誇る文豪・夏目漱石にインスピレーションを与え、不朽の名作「吾輩は猫である」に登場する絵葉書の作者だとも言われている。SFの巨匠H・G・ウェルズからも、「独自の猫を発明した」と絶賛された稀代のアーティストだったルイス・ウェイン。彼が手掛けるネコの絵は、愛らしくてコミカル、いまにも絵から飛び出してきそうな生き生きとしたタッチで描かれている。いったい、そんな絵を残してくれたルイス・ウェインとは、どんな人物だったのか?本作はそんな彼の人生を紐解いていく、優しくも温かな愛を描く感動作だ。ルイス・ウェイン役には、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』と『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でアカデミー賞にノミネートされたベネディクト・カンバーバッチ。幾人もの“天才”を万華鏡のように多彩に演じてきたカンバーバッチが、不器用でピュアな愛を貫くイノセントかつお茶目な天才という、彼の魅力を最大限に活かす実在の人物に挑む。ルイスの妻のエミリーには、『ファースト・マン』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、TVシリーズ「ザ・クラウン」のエリザベス2世役で高い人気を獲得したクレア・フォイ。一人ぼっちになる夫を励ます笑顔と、書き留めたくなる台詞の数々が魂に響く。もう一人の主役にしてヒーローの“ピーター”を演じるのは、年齢に応じた3匹のネコたち。なかでもリハーサル中もずっとカンバーバッチの側にいたフェリックスが、CG一切なしの名演でネコ好きの目をくぎづけにする。共演には、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアンドレア・ライズボロー、『裏切りのサーカス』のトビー・ジョーンズ、『わたしは、ダニエル・ブレイク』で英国アカデミー賞にノミネートされたヘイリー・スクワイアーズなど、英国実力派俳優が並ぶ。また、『ジョジョ・ラビット』監督のタイカ・ワイティティと、ミュージシャンのニック・ケイヴも意外な役柄で出演。さらに、『女王陛下のお気に入り』でオスカーに輝いた英国の至宝オリヴィア・コールマンが、ルイスの精神の核心を語るナレーションを務めている。監督は、俳優としても活躍して英国アカデミー賞に輝き、監督としても同賞にノミネートされ、その才能が注目されている日系英国人のウィル・シャープ。英国貴族のエレガントな衣装を手掛けたのは、アカデミー賞に3度ノミネートされ、『ある公爵夫人の生涯』で受賞したマイケル・オコナーが務める。『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ 2022年12月1日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開©2021 STUDIOCANAL SAS - CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION
2022年09月16日俳優のジャック・ブラック、女優のケイト・ブランシェットが出演するファンタジー映画『ルイスと不思議の時計』が、dTVで配信スタートした。73年に発表されたジョン・ベレアーズのダークファンタジー小説『壁のなかの時計』を実写映画化した同作は、へなちょこな魔法使いである叔父のジョナサン(ジャック・ブラック)に引き取られた少年ルイス(オーウェン・ヴァカーロ)が、魔法使い見習いとして奮闘しながら、世界を破滅へと導く陰謀に立ち向かっていく物語。辞書を愛する変わり者のルイスを支えるのが、ジャックが演じるジョナサンと、ケイトが演じる一流魔法使い・ツィマーマンの凸凹コンビだ。魔法使いとはいえ万能の存在ではなく、同作のキャラクターは皆がそれぞれダメなところを抱えているのが魅力的なポイント。ぶつかり合いながら、お互いの欠点を補い合っていく関係性に胸が熱くなるはず。さらに、不思議な屋敷のアイテムや魔法の映像、謎解き要素など、わくわくできるポイントも盛りだくさんな内容に。子どものルイスはもちろん、大人のジョナサンやツィマーマンも一緒に成長していく物語だからこそ、幅広い世代が楽しめること間違いなしの1作だ。また、dTVでは字幕版に加えて、吹替版も配信中。ルイス役にアニメ『名探偵コナン』の江戸川コナン役を務める高山みなみ、ジョナサン役には同作が洋画実写の吹替初挑戦となった佐藤二朗、ツィマーマン役に宮沢りえ、ルイスと深く関わる同級生のタービー役にアニメ『ポケットモンスター』のサトシ役を務める松本梨香など、豪華キャストが勢ぞろいしている。
2021年07月22日『ハリー・ポッター』シリーズでネビル・ロングボトムを演じたマシュー・ルイスが、同シリーズを観返すことは「苦痛」と「ニューヨーク・タイムズ」紙に語った。『ハリポタ』で演じたネビルは、その後成長を遂げるも、初期はドジで不器用、ポッチャリな魔法使いというイメージが強かったキャラクター。『ハリポタ』卒業後、マシューはそのイメージを覆す筋骨隆々の俳優となり、『世界一キライなあなたに』や『アニー・イン・ザ・ターミナル』などの映画やテレビドラマに絶えず出演し、キャリアを築いている。そんなマシューが『ハリポタ』を観返すのに苦痛を感じるのは、「ネビルの中に自分が見えるから」だという。「『ハリー・ポッター』を観ていると、『それはネビルじゃない。おまえじゃないか』と思ってしまうんです」とのこと。「自分とは全然違う役柄…たとえば、ロンドンの警察官だとか、大富豪とかを演じる方が、ずっと気が楽ですね」と語っている。つまり、ネビルとマシューのキャラクターはかなり似ていると認めていることがうかがえる。とは言え、『ハリポタ』に出演できたことは「多くの可能性を広げてくれた」として、感謝しているという。現在マシューはイギリスのドラマ「All Creatures Great and Small」(原題)に出演中。(Hiromi Kaku)
2021年01月22日トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)は、F1チャンピオンのルイス・ハミルトンとのコラボレーション「トミーXルイス」第4弾として、グラミー賞を受賞したたシンガー ソングライターのH.E.R.を迎えたカプセルコレクション「トミーXルイスXH.E.R.」を、2020年2月17日(月)にトミー ヒルフィガー 表参道店などで発売する。今季で4回目となる「トミーXルイス」は“すべての人のためのスタイル”を意味する「Style For All」の信念とサステナブルな要素を取り入れたコレクション。H.E.R.を迎え入れた今回のコラボレーションでは、75%以上のアイテムが、100%オーガニックコットンなど、よりサステナブルな素材を用いて仕立てられている。ブラックやホワイトといったモノクロのカラーパレットをメインに、ポップなネオンイエローや、ブルー、オレンジ、レッドがアクセントを効かせる。アイコニックなトミー ヒルフィガーのフラッグロゴには、落書きのような「Loyalty」プリントを合わせ、アイキャッチに仕上げた。展開アイテムは、Tシャツやパーカ、スエットパンツ、デニムジャケットなど。コンパクトな長袖カットソーには、フロントにH.E.R.のロゴを配し、袖にも印象的なテキストがあしらわれている。光沢感のある黒字のオーバーオールには、ネオンカラーのテキストやグラフィックをプリント。左足部分にはダイナミックな「Loyalty」ロゴが光る。【詳細】トミーXルイスXH.E.R.発売日:2020年2月17日(月)発売店舗:トミー ヒルフィガー 表参道店、公式オンラインストア発売型数:12型サイズ展開:XXS~XXL※「Style For All」の信念のもと、通常より幅広いサイズ展開※一部対象外あり価格例:・Tシャツ 10,000円・ロングスリーブ Tシャツ 11,000円・パーカ 22,000円・スエットパンツ 24,000円・フィッシャーマンベスト 30,000円・デニムジャケット 39,000円・オーバーオール 55,000円【問い合わせ先】トミー ヒルフィガー カスタマーサービスTEL:0120-266-484
2020年02月20日スペイン王室御用達レストラン「ホセ・ルイス」が日本初上陸。2019年11月1日(金)、渋谷スクランブルスクエアに日本初店舗をオープンする。スペイン王室御用達レストラン「ホセ・ルイス」が日本上陸1957年、スペイン・マドリードにオープンし、60年以上にわたって市民に愛されてきたレストラン「ホセ・ルイス」。今では、スペイン国王一族も長年にわたって通い続けるレストランとしても知られ、味だけでなく見た目にもこだわった、伝統と革新の両方を大切にする料理を提供し続けている。日本初店舗となる渋谷スクランブルスクエア店では、伝統と革新をテーマに、スペインの伝統と日本の文化を融合させたメニューを展開。日本限定のアレンジメニューも提供予定だ。おすすめメニューを紹介おすすめしたい一品目は、スペイン本場でも提供しているスペイン風オムレツ「伝統トルティージャ」。前スペイン国王が“1番美味しいトルティージャ”と絶賛した逸品でもある。また、トルティージャのレシピを日本の食材と技法でアレンジした「濃厚なチーズがとろけるスフレトルティージャ」も展開。ふわとろな食感と濃厚な味わいは病みつきになること間違いなしだ。2つ目におすすめしたいのがパスタのパエリア「名物 濃厚海老出汁のフィデワ アイオリエスプーマ」だ。魚介の出汁をたっぷりと吸ったパスタの上には、食べ応えのある大きな海老が飾られている。また、ワインをはじめお酒と楽しむならピンチョスもおすすめ。「ホセ・ルイス」では好みのピチョスを数種類から選ぶことができる。スイーツにはバスク風チーズケーキはいかが。日本でも認知度が高まってきたバスクチーズケーキも「ホセ・ルイス」らしくエレガントな一皿で味わえる。稀少ワインを本場「ホセ・ルイス」から直輸入店内では、「ホセ・ルイス」所有のワイナリーから直輸入した、日本で稀少なワインを渋谷スクランブルスクエア店だけのために入荷。国際コンテストで数々の金メダルを受賞する「ボデガス・モセン」のワインも、日本のレストランで唯一味わうことができる。世界初リゾート型店舗もオープンへなお、2020年5月には、世界初となるリゾート型店舗をリゾートホテル「TWIN LINE 軽井沢」内にオープン。「TWIN LINE 軽井沢」の店舗でも、“伝統と革新”をテーマとし、日本限定のアレンジメニューを含むラインナップを揃える。【詳細】ホセ・ルイス 渋谷スクランブルスクエア店オープン日:2019年11月1日(金)住所:東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン 13階営業時間:11:00~24:00※フード L.O. 23:00、ドリンク L.O. 23:30※年中無休(ビル休業日を除く)TEL:03-6452-6227■メニュー価格例伝統トルティージャ 1,200円濃厚チーズがとろけるスフレトルティージャ S 1,400円、L 2,800円タコとじゃが芋のガルシア風 ホセ・ルイス スタイル 800円名物 濃厚海老出汁のフィデワ アイオリエスプーマ 1,600円名物ピンチョス各種 各300円名物 バスク風チーズケーキ S 800円、L 1,500円■ドリンクメニュー例Mocén COBRANZA グラス 880円、ボトル 4,500円Mocén Selección Especial VERDEJO(白) Glass 680円、ボトル 3,800円Mocén Spu(スパークリング) ボトル 3,800円 ※2020年1月入荷予定オリジナルサングリア グラス 680円、デキャンタ 3,800円
2019年10月25日トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)から、トミー・ヒルフィガーとイギリスのF1ドライバーであるルイス・ハミルトンによってデザインされた「TOMMYXLEWIS」コレクションの、2019年秋シーズンが登場。2019年9月5日(木)からトミー ヒルフィガー 表参道店、心斎橋店、公式オンラインストアのほか、阪急うめだ本店では期間限定で販売する。2019年秋シーズンで、「TOMMYXLEWIS」コレクションは3度目を迎える。今回は、寒くなってくる季節に欠かせないアウター類をはじめ、クラシックなトラックスーツ、タートルネック、ウールコート、パーカなどをラインナップする。カラーパレットには、ウォームバーガンディやニュートラルな色調を採用し、それぞれのアイテムを時代に左右されない“タイムレス”なアイテムに導いた。その色彩と好相性のチェック柄も今季のポイントとなっている。また、トミー ヒルフィガーの象徴的なフラッグとルイス・ハミルトンのイニシャルを組み合わせた“LH”のロゴは引き続き同コレクションのアイキャッチに。今回は、ミニマルなブラックのスクエア型デザインへと進化を遂げている。【詳細】「TOMMYXLEWIS」コレクション 2019年秋シーズン発売日:2019年9月5日(木)取り扱い:トミー ヒルフィガー 表参道店、心斎橋店、阪急うめだ本店(期間限定)、公式オンラインストア【問い合わせ先】トミー ヒルフィガー カスタマーサービスTEL:0120-266-484
2019年08月19日「不思議の国のアリス展」が、横浜・そごう美術館で2019年9月21日(土)から11月17日(日)まで開催される。その他、福岡、静岡などでも開催。『不思議の国のアリス』の魅力を紹介イギリスの作家、ルイス・キャロルによる世界的ベストセラー『不思議の国のアリス』は、誕生から約150年を迎えてもなお、多くの人を魅了し続けている物語。「不思議の国のアリス展」では、『不思議の国のアリス』の原点や、少女アリスが迷い込む不思議な世界とキャラクターの魅力を、日本初公開を含む貴重な作品と共に紹介する。ルイス・キャロルのスケッチやジョン・テニエルの下絵会場内には、日本初公開となるルイス・キャロルによる「アリス」のスケッチや、『不思議の国のアリス』の挿絵を手掛けたジョン・テニエルの直筆原画を展示する。草間彌生やエリック・カールの作品もその他、アーサー・ラッカム、エリック・カール、ヤン・シュヴァンクマイエル、サルバドール・ダリ、マリー・ローランサン、草間彌生、清川あさみ、山本容子、舘鼻則孝など多彩なアーティストが独自の世界観で表現した「アリス」が集結。それぞれのアーティストのフィルターを通した「アリス」を楽しめる。また、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』、2つの物語に登場する、シロウサギやチェシャネコ、ハンプティ・ダンプティといった、ユニークなキャラクターたちを魅力的に描いた作品なども展示される。舘鼻則孝のヒールレスシューズ舘鼻則孝は、「もし、アリスからオーダーをもらったら」というストーリーを思い描き、ヒールレスシューズ「Alice Blue Shoes」を制作。舘鼻は制作にあたり、「伝統的なストラップシューズ『メリージェーン』にブルーとレッドのクリスタルストーンをあしらい、好奇心旺盛でガーリーなアリスのイメージに、少し大人で清楚な要素をプラスした」と語っている。関連イベントハードロックカフェコラボピンバッジ付前売券や限定コラボグッズ横浜会場のそごう美術館では、前売限定で「ハードロックカフェ」とコラボレーションしたオリジナルピンバッジ付チケットを販売。また、コンセプトショップ「水曜日のアリス」とコラボレーションした、展覧会限定デザインのグッズも展開される。リアル脱出ゲームとのコラボ「リアル脱出ゲーム」とのコラボレーションイベントが実施される。参加者は、消えたシロウサギを追いかける途中で迷い込んだ薄暗い書斎で、次々と現れる不思議な暗号をヒントに謎を解き明かし、「不思議の国」からの脱出を目指す。詳細「不思議の国のアリス展」横浜展会期:2019年9月21日(土)~11月17日(日) ※会期中無休開館時間:10:00~20:00(最終入館は、閉場30分前まで)※最終日の11月17日(日)は10:00~17:00(最終入館は16:30まで)場所:そごう美術館住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 横浜駅東口 そごう横浜店 6階観覧料金:大人 1,500円(1,300円)、大学・高校生 800円(600円)※( )内は20名以上の団体および前売券 ※障がい者手帳各種持参者、および同伴者1名は入館無料※ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカードの持参者は前売・団体料金にて観覧可能※前売券は2019年7月4日(木)~2019年9月20日(金)に販売。限定ピンバッジ付前売券:1枚 3,000円(税込) ※数量限定につき、なくなり次第終了。■リアル脱出ゲームキット販売価格:1,500円(税込) ※会場にて販売【問い合わせ先】そごう美術館TEL: 045-465-5515■巡回・神戸(兵庫県立美術館)会期:2019年3月16日(土)~5月26日(日)・松本(松本市美術館)会期:2019年7月13日(土)~9月8日(日)・福岡(福岡市美術館)会期:2019年12月3日(火)~2020年1月19日(日)・静岡(静岡市美術館)会期:2020年2月1日(土)~3月29日(日)・名古屋 ※会期など詳細未定。・新潟 ※会期など詳細未定。
2019年05月18日人生において、忘れられない出会いというのは、人に対してだけでなく、映画や本にも言えるもの。そこで今回ご紹介するオススメの映画は、本によって人生が変わったひとりの女性を描いた感動作です。それは……。素朴さと美しさの詰まった『マイ・ブックショップ』!【映画、ときどき私】 vol. 219戦争で夫を亡くしたフローレンス。長年悲しみに沈んでいたが、夫との夢であった書店を小さな海辺の町に開くことを決意する。しかし、町の有力者であるガマート夫人による邪魔が入り、フローレンスは頭を悩ませることに。そんななか、ようやくオープンの日を迎えて幸せをかみしめていると、フローレンスのもとへ町で唯一の読書家で40年以上引きこもっている老紳士のブランディッシュ氏から注文の手紙が届くのだった。書店も軌道に乗るかと思われていたが、ついにガマート夫人の徹底攻撃が始まろうとしていた……。本作は2018年のスペイン・ゴヤ賞で作品賞をはじめ、監督賞や脚色賞を受賞し、高い評価を得ていますが、今回はこちらの方に見どころなどについてお話を伺ってきました。それは……。スペインが誇る女性監督のイザベル・コイシェ監督!これまでに、『死ぬまでにしたい10のこと』や『エレジー』、『しあわせへのまわり道』といった人気作を生み出してきたコイシェ監督。今回は、英ブッカー賞受賞作家でもあるペネロピ・フィッツジェラルドの小説『The Bookshop』の映画化に挑んでいます。そこで、原作への思いや読書の大切さについて語ってもらいました。―まずは原作との出会いから教えてください。監督10年前にたまたまロンドンの古本屋さんで見つけたの。もともと私は本を読むことも本屋さんに行くことも大好きだから、「ブックショップ」と付くタイトルなら、私が買わなきゃと思って手に取ったのよ。まさに、本が私を見つけてくれた感じだったわ。―ネットで本を買うのが主流のいまでは味わえない運命的な出会いだったんですね。監督そうね、本屋さんで本を買うというのは冒険でもあるのよ。だから、私はネットで本を買うのが大嫌いなの(笑)。なかでも必要ないのは、「これに興味がある人は、ほかにもこんなものを読んでいます」という表示。いまの世の中がアルゴリズムで動いているのはわかっているけれど、私にはまったく関係ないことだわ。本を読むことで得られるものとは?―確かに、本屋さんでしか味わえないことが失われつつありますが、そういう意味ではいまの活字離れに関しても危機的なものをお感じになっていますか?監督危機でもあるけれど、非常に愚かな状況でもあると感じているわ。だって、本を読むということは、自分のなかにある建設的な批評家精神を養う方法でもあり、世界の見方を教えてくれるものなのよ。だからこそ、私にとっても本はとても重要な存在であり続けているし、ときには孤独や愚かさというものに対する薬の役割も果たしてくれていると思うわ。―本への強い情熱を感じますが、監督がこれまでに影響を受けた作家や本はありますか?監督まず日本の作家だと、川端康成、大江健三郎、村上春樹、村上龍、小川洋子、吉本ばななかしら。あとは、ヴィクトル・ユーゴー、トルストイ、パトリック・モディアーノ、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、フリオ・コルタサル。とにかくたくさんいるわね。読書の魔法というのは、他人の人生に触れられること。そして、それが自分の人生の一部となり、新しい “声” を持っている人と繋がりを持てるところが魅力的なのよ。だから、読書が好きじゃない人はかわいそうだと感じているくらい。―では、原作者であるペネロピ・フィッツジェラルドの魅力はどんなところですか?監督彼女はすごく変わった経歴を持っていて、60歳になってからはじめて作品が出版された人。しかも、3人の子どもと病気の夫と船でイギリスのテムズ川に暮らしていたんだけれど、船が沈んでしまって、すべてを失ったこともあるようなつらい人生を送っていたの。本当に素晴らしい作家だから、もっと多くの人に知られて欲しいと思っているわ。フローレンスには深い繋がりを感じた―映画化するにあたって、意識されたことはありますか?監督今回はこの物語にある核の部分を忠実に描きたいという思いはあったわ。ただし、エンディングだけは原作よりも希望を持てるような形に変えることにしたの。なぜなら、いまの時代、映画で観客に希望を感じさせたいと思ったから。その部分に関しては、ご家族に許可をお願いしたわ。―主人公のフローレンスに対して、監督はこれまでにはない深い繋がりを感じているそうですが、その理由は?監督フローレンスは本当に性格がよくて、とてもイノセントな人間。でも、自分の行動によってどういう結果が引き起こされるかということをまったく自覚していないわよね。とはいえ、どんな逆境にあっても、どんな結果になっても、自分のやりたいことを形にしようと戦う人に私はとても敬意を持っているのよ。自分とは人生が違うかもしれないけれど、そういう姿に心を動かされるものがあり、小説を読んでいるときから、彼女と繋がりを感じていたわ。―ということは、監督自身もフローレンス同様に、やりたいことは貫くタイプですか?監督そう言えるわね。ただし、ときにはブランディッシュみたいにただ読書に没頭して、世界のことをまったく気にしないでいたい瞬間もあるわよ(笑)。でも、基本的にはフローレンスに近いんじゃないかしら。―そのフローレンスを演じたエミリー・モーティマーも素晴らしく、キャスティングも絶妙でしたが、決め手を教えてください。監督当初はプロデューサーが違う女優の名前を挙げてきたこともあるけれど、私のなかでは最初から「エミリーでいきたい」という強い思いがあったわ。それは彼女が英国らしい資質を持ち、知的であったから。そして、甘すぎない甘さを持ち合わせていて、さまざまな美徳がちょうどよく混ざり合っていることを感じさせてくれる人だったからよ。しかも、彼女はロシア文学の修士号も持っていて、本が彼女の人生の一部であるというのも大きかったわね。やっぱりこの役は本を心から愛している俳優じゃないとできなかったと思うわ。それに、私は人が本を手にしたときに、その人が読書家かそうではないかすぐにわかるのよ。人の顔と手からは読み取れるものがある―では、ブランディッシュ役の名優ビル・ナイについてはいかがですか?監督彼を選んだ理由は、はじめからこのキャラクターはビルの顔がぴったりだと思っていたし、彼の所作や彼のなかにある静の部分がすごく好きだったの。エミリーとビルはそれまで面識はなかったけれど、出会った瞬間から相性もよかったから、すごく美しいシーンが撮れたと自負しているわ。―監督は写真家としても活動されていて、俳優たちの表情をとらえている写真を「フェイス」と題した展覧会で発表されていましたが、ビルの顔に惹かれたように、人間の顔に興味を持つ理由はどのようなところですか?監督顔はとても魅力的なものよね。だから、「私にとって人の顔というのは風景であり、森であり、庭である」といつも言っているの。あと、同じく興味があるのは、人の手。人がどんなことを考えているのかとか、どんな人なのか、というのは表情や手から読み取れることができるわよね。だから、映画のなかでも重要なのは、顔のアップや表情。美しいロケーションで撮影しようが、何もないところで撮影しようが、顔の表情で伝えられることのほうが大きいものだから。―今回は映像もとても美しかったですが、衣装や美術の色使いでこだわったところはありますか?監督色みや質感については、かなりリサーチを重ねて作っていったわ。特に色彩設計は、物語やフローレンスの心情に合わせて変化していくように意識しているのよ。だから、衣装に関しても、フローレンスが何を感じているのかという心象風景をワードローブで表現してもらったわ。それから、本屋の建物についても空き家を使って自分たちで全部作り込みをしていったものよ。あと、本棚に並べている本については、「ロリータ」を含め、いくつかは実は本物の初版なの。でも、俳優たちが手にしているものは、全部複製。なぜなら、小道具として彼らが扱うには貴重すぎるものだったから(笑)。事前に仕事相手をきちんと選ぶことが大事―各スタッフとの見事な連携によって生み出された部分が大きかったと思いますが、とはいえご自身もフローレンスのように周りからの協力を得られないような経験もありましたか?監督私は事前に仕事する相手をきちんと選んでいるから、現場で大変な思いをすることはないわね。だから、私が映画学校で講義をするときに学生に言っているのは、「どんなものを作ろうと思っても構わないけれど、一緒にコラボレーションする相手だけは慎重に選びなさい」ということ。私が仕事相手を選ぶうえで大切にしているのは、人柄の良さ、才能があって仕事ができること、そしてユーモアがあるかどうかということかしら。あと、自分よりも専門的な知識があることも重要ね。そういう人たちと一緒に仕事をするには、もちろんそれだけ自分にも強さが必要にはなるけれど、私にとっては楽なものなのよ。温かい感動が胸に広がる!人はつねにあらゆる選択をしながら生きていくものですが、フローレンスの勇敢な姿に女性としての強さや自分らしく生きるとは何かを感じさせられるはず。そして、活字離れをしているようならば、人としてさらなる輝きを増すためにも、この機会に本を読むことの大切さも味わってみては?心に届く予告編はこちら!作品情報『マイ・ブックショップ』3月9日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA他にて全国順次ロードショー配給:ココロヲ・動かす・映画社© 2017 Green Films AIE, Diagonal Televisió SLU, A Contracorriente Films SL, Zephyr Films The Bookshop Ltd.
2019年03月07日「今年11月、アンさん(アン・ルイス)が4年ぶりに極秘帰国しました。1週間の大阪滞在で、目的は仕事の打ち合わせと、7歳~2歳の4人の孫に会うこと。丸一日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを遊びまわりました」と明かすのはアン・ルイス(62)の一人息子、ミュージシャンの美勇士(37)。『六本木心中』『WOMAN』などの名曲を歌った歌姫は20年以上、LAで一人暮らしを続ける。歌手活動は引退同然だが、ファンキーな一面は健在。「アンさんは孫の朝食にと手作りキンパ(韓国海苔巻き)片手に現れたんですが、『おばあちゃんとは呼ばせない。アンさんって呼んで!』って(苦笑)。強がるけど孫には弱い。特に末っ子とは今回が初対面。『せっかくだから孫たちが楽しめるところで』とUSJを選んだのもアンさんです」全員分のUSJ一日券、食事代金、お土産、着替えの洋服など計12万円をアンが支払ったという。「去り際、ようやく懐いた孫たちが『さみしいよ』と。互いに名残り惜しそうでした」アンはLAでは、動画共有サイトYouTubeに夢中だという。「1日中、視聴する日も。なぜかフードファイターでYouTuberの木下ゆうか(33)が大のお気に入り。料理の話になると、彼女の名前が出てきますよ(苦笑)」美勇士はアンのYouTuber転身や歌手復帰の可能性を否定するも、ステージで輝く彼女を再び見てみたいものだ――。
2018年12月07日“ハリー・ポッターの原点”ともいわれる、ジョン・ベレアーズ著書を映画化するマジックファンタジー『ルイスと不思議の時計』から、大人も子どもも思わずうっとりしてしまう魔法の世界へと誘う本編映像が解禁された。この度公開された映像では、ルイスが魔法使いのジョナサンとツィマーマンから魔法のレッスンを受けているところからスタート。魔術書に書かれた呪文を唱えても失敗してしまうルイス。するとジョナサンは「魔術もお前ならではのやり方でいいんだ」とアドバイスをおくる。しかし、まだ魔法の存在を受け入れられないルイスは「こんなの全部変だよ!」と反発。するとツィマーマンは「“変”のどこが悪いの?」と逆に訪ねてくる。そこでジョナサンは「変の力を見せてやろう」と、突然耳をふさぎたくなるほどひどい音色でサックスを吹き始める。すると、屋敷の庭一面に小さな宇宙の星々が!目の前の光景に言葉を失うも、初めて魔法に触れて思わず笑顔がこぼれたルイスを見て、「ようやく笑顔になった」と優しく語りかけるジョナサン。ルイスもジョナサンに微笑み返すが、その矢先に植木ライオンに枯草の糞をかけられてしまうという、ユーモアあるオチも。本シーンをはじめ、個性を尊重することがテーマのひとつである本作に登場する魔法の数々はどれをとっても個性的なものばかり。そんな“変”が詰まった本作の魔法世界を再現したのが、VFXスーパーバイザーのルイス・モリン。モリンは実写版『美女と野獣』のVFXも監修しており、鮮やかなファンタジーの世界を再現することに定評のある人物だ。中でも、植木のライオンや動くリクライニングチェアなどは『美女と野獣』に登場する風変わりなキャラクターを連想させる。ルイス役のオーウェン・ヴァカーロも「とても変わっている魔法の家だったよ。あのレイジーボーイの椅子が動くんだよ!『美女と野獣』を観たことあるなら、あんな感じさ」と、モリンが手掛けた魔法の世界に感動したことを明かしている。本作では、魔法使いたちが操る三者三様の魔法も見どころのひとつ。どんなヘンテコな魔法が飛び出すのか、スクリーンで確かめてみて。『ルイスと不思議の時計』は10月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイスと不思議の時計 2018年10月12日より全国にて公開Ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC
2018年10月11日“ハリー・ポッターの原点”ともいわれるジョン・ベレアーズ著書を映画化する『ルイスと不思議の時計』から、魔女のツィマーマンを演じているケイト・ブランシェットの姿を捉えた写真がシネマカフェに到着した。■大御所女優と肩を並べる実力をもつケイト・ブランシェット本作でジョナサンの屋敷の隣に住む一流魔女、ツィマーマンを演じるのは、『オーシャンズ8』で男女問わず惚れ惚れするような佇まいを見せてくれたケイト・ブランシェット。彼女は、監督のイーライ・ロスが「『世界で最も優れた女優は?』と質問されたら、「人々は『ケイト・ブランシェット、メリル・ストリープ、ジュディ・デンチ』と答えるはずだ」と、大御所女優と肩を並べるほどの評価を得ている。94年に映画女優としてのキャリアをスタートさせたケイトは98年公開『エリザベス』で主演を務めると、アカデミー賞主演女優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞主演女優賞ほか、多くの賞を受賞した。その後も『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで大きなインパクトを残し、マーティン・スコセッシ監督の『アビエイター』ではアカデミー賞助演女優賞を獲得。さらにはウディ・アレン監督の『ブルージャスミン』で、一癖も二癖もある悲劇的な主人公を演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞した。また、女性同士の恋を描いた『キャロル』では、共演のルーニー・マーラをリードする役柄で、こちらでも大きな注目を浴びた。■新たな役柄に挑み続ける姿にくぎ付け!演技派女優としての地位を確かなものとしたケイトだが、近年は『マイティー・ソー バトルロイヤル』などの大作での演技にも挑んでいる。特殊メイクを施した強烈なビジュアルをもつ「死の女神ヘラ」を演じた際は、マーベルシリーズのファンのみならず、多くの映画ファンを驚かせている。ケイトについてロス監督は「彼女は、『シンデレラ』に出てくる意地悪な継母のような雰囲気があるクラシックな役柄を演じるのを楽しんでいたように感じたよ。非常に思慮深くて、丁寧で繊細で、この素晴らしい役柄を創り出すことを楽しんでくれたね」とふり返っている。3児の母親でもあるケイトは「これは最高の家族映画よ。本当に怖いの。親として映画館で子供の手を握って『これからジェットコースター級の面白さを体験するわよ』なんて言えるのはまさに喜びだわ」と喜びを隠せない様子で、「この作品は洗練されていて、ダークで、切なくて、可笑しくて、驚きがいっぱいの一大アドベンチャーよ。それにちゃんと原作の良さもそのままなのよ」と、本作がファミリー映画に最適なテーマとユーモアが詰まった作品だと語ってくれた。世界を代表する女優でありながら常に新たな挑戦を続ける彼女の姿をぜひスクリーンで確かめてほしい。『ルイスと不思議の時計』は10月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイスと不思議の時計 2018年10月12日より全国にて公開Ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC
2018年10月08日10月12日(金)に公開する『ルイスと不思議の時計』。今回、ケイト・ブランシェット演じる魔女ツィーマンの日本語版吹き替えの声を演じる女優が、9月24日(月・祝)に行われる記者会見で発表されることが分かった。■魔女ツィーマン役の声優は記者会見で発表監督は、鬼才のイーライ・ロス、ジャック・ブラックやケイト・ブランシェット共演でも話題を呼んでいる本作。さらに、日本語版吹き替えのキャストとして、主人公ルイス役に高山みなみ、ジャック・ブラック演じる魔法使いジョナサン役を佐藤二朗、ほかに松本梨香、矢島晶子、本名陽子など豪華声優陣が名を連ねた。そんな中、ケイト・ブランシェット演じる魔女ツィーマン役の声優だけは未だに発表されておらず、9月24日(月・祝)に開かれる記者会見で明らかになるという。■新たな予告と場面写真を公開!さらに、日本語版吹き替えの新たな予告編も公開され、ツィーマンの日本語版吹き替えの声も聞くことができる。このキャスト、数々の映画賞を受賞しているという。今回の発表に併せて、予想キャンペーンも実施され、応募者は抽選で、24日に行われる記者会見に参加できる。果たして、一体誰なのか?この予想レースに参加してみてはいかがだろうか。また今回、いくつかの場面写真も一挙に公開された。目の前で広がる宇宙に驚くルイスや、魔法を披露するジョナサンの姿が確認できる。また、着物をアレンジしたジョナサンのローブやツィーマンの持つ傘の魔法の杖など、衣装、小物にも注目が集まる。『ルイスと不思議の時計』は10月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイスと不思議の時計 2018年10月12日より全国にて公開Ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC
2018年09月07日ジャック・ブラックとケイト・ブランシェットの共演で話題の『ルイスと不思議の時計』で、俳優の佐藤二朗がジャックの吹き替えを担当することが分かった。またそれに併せて、佐藤さんの吹き替えによる特報映像も公開となった。スティーヴン・スピルバーグが設立したアンブリン・エンターテインメント製作の本作は、“ハリー・ポッターの原点”とも言われているジョン・ベレアーズの著書を実写化した、少年と魔法使いたちのマジックファンタジー。■佐藤二朗、洋画実写版吹き替え初挑戦!佐藤さんが吹き替えを担当するジャックが本作で演じているのは、主人公の叔父・ジョナサン。彼は、両親を亡くした甥であるルイスを引き取り愛情深く育てる反面、厳しさも見せる頑固親父。ところが、実はポンコツで、情けない一面も持つ愛すべきキャラクターだ。本作で初めて洋画実写版の吹き替えに挑戦した佐藤さんは、ジョナサンとの共通点を「ポンコツというところです。僕は日本でポンコツの10人くらいに入ると思います。長くなるので全部は言いませんが、まずは寒さに弱くて暑さに弱い、非常に面倒な体質なんです。弱いものが沢山あって、静電気にも弱いです。あと嫁、お化け屋敷にも弱いし、方向音痴です」と語り、自身のポンコツぶりをアピール。そんな佐藤さんだが、自身が吹き替えを担当するジャックについては『スクール・オブ・ロック』を観て良い俳優だとの印象を持っていたそうで、「光栄だと思ってやりました」とのこと。「ジャック・ブラックさんは良い意味でふざけたイメージがありますが、今回は、おちゃらけているけど甥っ子のルイスをすごく大事にしていたりなど、真剣なジャックさんの芝居を見れたので、僕もそこは外さないように一所懸命やりました」と、ジャック同様、真剣に取り組んだようだ。■佐藤さんの吹き替えによる特報もまた今回、佐藤さん吹き替えによる特報映像も公開となった。ルイスの“声”を務める「名探偵コナン」シリーズの高山みなみのナレーションと共に佐藤さんの“声の演技”にも注目が集まる。この秋、家族、友達、恋人…誰と観ても笑顔になれる、必見のファミリームービーをお楽しみに。『ルイスと不思議の時計』は10月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ルイスと不思議の時計 2018年10月12日より全国にて公開Ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC
2018年08月23日映画『ルイスと不思議の時計』が、2018年10月12日(金)に全国の劇場で公開される。ジョン・ベレアーズのファンタジー小説が初の実写化原作は、ゴシック・ファンタジーの名手として知られるアメリカ人作家、ジョン・ベレアーズによるファンタジー小説「ルイスと魔法使い協会」シリーズの第1作目である「ルイスと不思議の時計」。原作者のベレアーズが1991年に他界するまでに続編2作、彼の死後も別作家による執筆でシリーズは続き、計12作が出版された長寿作品となっている。実写化に当たっては、監督にクエンティン・タランティーノ製作総指揮による映画『ホステル』でブレイクを果たしたイーライ・ロスを迎え、スティーヴン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメントが製作を担当する。ストーリー両親を亡くした少年ルイスは、叔父であるジョナサンの古い屋敷に住むことになるが、そのジョナサンは二流のポンコツながら不思議な力を使える魔法使いだった。そして、隣に住むきれいで優しいツィマーマンも魔女。ただし、こちらは一流。ルイスはそんな二人と時計がいっぱいの屋敷で不思議な暮らしを始める。ある日、屋敷に世界を破滅へと導く“時計”が隠されていることを知ったルイス。果たして、二人の魔法使いと“時計”を探し出して謎を解き、世界を救うことができるのか?ジャック・ブラック&ケイト・ブランシェットが魔法使いにポンコツ魔法使いジョナサンおじさんを演じるのは『スクール・オブ・ロック』などで知られるジャック・ブラック。魔女のツィマーマン役を、2度のアカデミー賞に輝いたオスカー女優ケイト・ブランシェットが演じる。また、日本語吹き替え版キャストとして、主人公ルイス役を『名探偵コナン』の江戸川コナン役で知られる高山みなみが、ジョナサン役を『銀魂』シリーズなどにも出演している俳優の佐藤二朗が担当する。作品情報映画『ルイスと不思議の時計』公開日:2018年10月12日(金)出演:ジャック・ブラック、ケイト・ブランシェット、オーウェン・ヴァカーロ、カイル・マクラクランほか監督:イーライ・ロス制作:アンブリン・エンターテインメント原作:ジョン・ベレアーズ『ルイスと不思議の時計』(静山社)原題:The House with a Clock in Its Walls©2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC
2018年08月03日鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督が名優ダニエル・デイ=ルイスと二度目のタッグを組んだ最新作『ファントム・スレッド』。本年度アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされ、見事衣装デザイン賞を受賞した本作は、デイ=ルイスの俳優引退作でもある。「変態的で狂気じみた主人公が本当にハマリ役!」とマスコミ試写会でも大絶賛されているデイ=ルイスの、桁外れな役作りに迫った。■映画撮影前に約1年間、ドレス作りを修行してみた!引退作となる本作で演じるのは、1950年代、英国ファッション業界に君臨する天才仕立て屋だ。デイ=ルイスはドレスの仕立てについて大量の書物を読み、NY・メトロピリタン美術館の中にあるアナ・ウィンター・コスチューム・センターを訪れ、保管されている歴代のデザイナーのドレスを見て学び、ニューヨーク・シティ・バレエの衣装監督マーク・ハッペルのもとで洋裁の修行をしていた。最終的には、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のスーツをそのまま複製できるほどの腕前に!自宅でも実の奥さんをモデルにして実際にドレスを仕立て、グレーのスーツで長い革の手袋をつけたドレスをプレゼントしたそう。俳優引退後はファッションデザイナーへ転向するといううわさも!もはやどちらが本業か分からないくらいに役にのめり込む姿勢は、常人には到底理解できない領域だ。ダニエル・デイ=ルイスよりコメント僕は1957年生まれだから、映画の背景であるこの時代にとても親近感を感じるんだ。当時、イギリスでの物事の発展の仕方はとても特徴があった。社会の色々な面で、規制が残っていたんだ。僕たちが調べたデザイナーたちは、社会的な流れに反していながらも、そのなかで非常に活躍していた。時代の流れに反していくのは難しいことだけど、それはどこかとても魅力的でもあったよ。■その美しい外見から80年代の英国貴公子ブームの中心人物に80年代当時、『アナザー・カントリー』(84)、『眺めのいい部屋』(85)、『モーリス』(87)といった英国映画の公開で、日本では英国の美形男優ブームが起きた。感度の高い若い女性層を中心に人気が一気に広がり、『アナザー・カントリー』のルパート・エヴェレット、コリン・ファース、ケアリー・エルウィズ、『モーリス』のジェームズ・ウェルビー、ヒュー・グラント、ルパート・グレイブス、『眺めのいい部屋』に出演していたデイ=ルイスもジュリアン・サンズらとともに注目された。写真集「イギリスの貴公子たち」「イギリスの貴公子たち Part ll」も作られ、とりわけデイ=ルイスとグラントは単独の写真集も作られるほど人気が高かったという。■英国貴公子から、史上最多・三度のアカデミー賞に輝く俳優界のレジェンドへ!やがて美男子という枠を超えて、デイ=ルイスは着々と実力派俳優の道を歩み出す。彼は「メソッド・アクティング」と呼ばれる、役の内面をとことん追求し、役に没入する演技法で知られ、準備期間をかけて役になりきることで知られている。そこに至るまでのまさかのプロセスは、語り継がれる武勇伝だ。『マイ・レフトフット』(89/初のオスカー受賞作)脳性マヒで体が不自由なアーティストのクリスティ・ブラウンを演じるため、体が不自由な生徒たちの養護施設に入って役作りをし、生徒たちと仲良しになった。撮影中は左足しか使わず、車椅子で移動。オフの時の食事も、主人公クリスティは手が不自由という設定ゆえ他の人にスプーンで口まで入れてもらったという。ロケ中はあばら骨を骨折したこともあった。『ラスト・オブ・モヒカン』(92/初のハリウッド進出作)原始的な生活を送る18世紀の主人公になりきるため、徹底的な肉体改造を行った。また、アラバマの荒野で過ごし、実際に狩りをしながら生活。動物の皮をはいだり、カヌーを作ったり、斧を使ったりとさまざまな技術も習得。オフも火縄銃をいつも持ち歩いていたという。『エイジ・オブ・イノセンス』(93/マーティン・スコセッシとの初タッグ作)19世紀のニューヨークの上流階級の主人公を演じたが、主人公と同じ生活をめざして、彼が滞在していたという設定のプラザ・ホテルに2か月滞在。トップハットに杖という19世紀の紳士的なファッションでいつもニューヨークのストリートを歩いていたという。『父の祈りを』(93/オスカーノミネート)『マイ・レフトフット』のジム・シェリダンと再タッグで、IRA(アイルランド共和軍)に翻弄され、冤罪で逮捕された青年を演じた。映画のロケが予定されていた人里離れた刑務所に寝泊り。尋問をうける場面では、3日間徹夜して役作りを行った。『クルーシブル』(96/アーサー・ミラーの戯曲の映画化)17世紀を舞台に魔女裁判を描いた本作では、水道も、電気もないセットの家で実際に暮らした。そのため、シャワーも浴びない日々が続いていたという(この映画のセットで、現在の妻であるアーサー・ミラーの娘レベッカ・ミラーと知り合ったが、そんな彼の行動に彼女も驚いたそう)。『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02/オスカーノミネート)90年代後半に一時引退して、イタリアで靴職人として修行をしていたデイ=ルイス。そこにスコセッシ監督が出向き、「映画とその仕事とどっちをとるんだ!」と決断を迫り、結果、出演することになった。ギャングの肉屋という設定ゆえ、実際に肉屋の修行をした。気温が低下した日は、厚手のコートを着ることを勧められたが「舞台になった時代にはなかったから」という理由で着用を拒否、肺炎になってしまった。そこで現代の薬を勧められたが、「舞台になった時代にはなかったから」という理由で、その薬も服用せず…。そんな役作りもあり、ディカプリオを差し置いてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたのは有名な話。『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(07/二度目のオスカー受賞作)役にのめり込み、相手役の男優にきつく当たるせいで、最初起用されていた男優が降板。ポール・ダノに変わったが、ダノもかなり辛い思いをしたという(トーマス・アンダーソン監督は表向きはこれを否定しているらしい)。後半、ダノにボーリングを投げる場面も、本物のボーリング用のボールを使ったという。また、舞台となった時代の石油の採掘装置の使い方も習得した。『リンカーン』(12/三度目のオスカー受賞作)スピルバーグは7年間、デイ=ルイスを口説き続けたという。最終的には「撮影前に1年間の準備期間を設けること」を条件に役を引き受けた。100冊に及ぶ元大統領リンカーン関連の本を読み、資料を読みこむことで、リンカーンのハイトーンの声を作り上げた。ロケ中は周囲の人に「ミスター・プレジデント」と呼ばれ、大統領になりきった。また、ロケ地では英国人の出演者に対し、英国アクセントの英語で話すことを禁じていたという。こうして、数々の武勇伝を残してきたデイ=ルイスの見納めとなる最新作は、ますます見逃せなくなりそうだ。『ファントム・スレッド』は5月26日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファントム・スレッド 2018年5月26日よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved
2018年04月22日本年度アカデミー賞(R)で衣装デザイン賞を受賞した映画『ファントム・スレッド』。ポール・トーマス・アンダーソン監督と名優ダニエル・デイ=ルイスが2度目のタッグを組んだことでも話題の本作から、この度90秒の予告編が公開された。オスカー受賞も頷ける、衣装デザイナー マーク・ブリッジスが手掛けた美しいドレスの数々が登場する本予告編では、本作で俳優業引退を発表した名優ダニエルが、英国紳士然とした上品な雰囲気を持ち合わせた、完璧主義でストイックな人物像を見事に体現。前半は、天才的な仕立て屋が若きウェイトレスのアルマをミューズとして迎えるというシンデレラストーリーかと思いきや、次第に緊迫感溢れる愛の駆け引きが始まる。ラストは「禁断の愛の扉が開かれる」という言葉で締めくくられる本映像。果たして、2人はどんな禁断の扉を開けてしまうのか?また、「レディオヘッド」のジョニー・グリーンウッドによる音楽も印象的に響いている。『ファントム・スレッド』は5月26日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ファントム・スレッド 2018年5月26日よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved
2018年03月17日『007は二度死ぬ』、『007 私を愛したスパイ』、『007 ムーンレイカー』の『007』シリーズ3作や『アルフィー』などで知られるルイス・ギルバート監督が亡くなった。97歳だったという。「The Hollywood Reporter」などが報じた。2002年の『Before You Go』(原題)を最後に監督業からは遠ざかっていたが、長年の間に40本以上もの作品を遺したギルバート監督。中には日本を舞台とした作品『007は二度死ぬ』、『Seven Nights in Japan』(原題)もあり、前者や『第七の暁』には故・丹波哲郎さんが出演したなど、日本との縁も深い。幼少期は子役として映画に出演していたが、成長するにつれて監督を目指すように。1939年にアルフレッド・ヒッチコック監督の『ジャマイカ・イン』でアシスタントを務めてからその思いはさらに膨らんだようだ。第二次世界大戦中には、イギリス空軍の撮影隊でさまざまなドキュメンタリー映画を監督した。このときの経験を活かし、『殴り込み戦闘機隊』などの戦争映画で名を馳せたギルバート監督は、1966年の『アルフィー』で大ブレイク。カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、アカデミー賞の5部門にノミネートされた。『アントマン』のペイトン・リード監督や『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督らがSNSでギルバート監督の死を悼んだ。(Hiromi Kaku)
2018年02月28日©YUMIMOROTOこんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。カナダの小さな港町で、美しい季節の風景や動物たちを心の赴くまま、色鮮やかに描き続けた素朴派画家のモード・ルイスをご存知でしょうか?その観るものを魅了する牧歌的で愛らしいフォークアートは、当時のアメリカ大統領ニクソンから依頼を受けたこともあったりと、小品でもオークションで500万円を超える人気を誇り、カナダで最も愛されている画家だと言われています。幼い頃から若年性関節リウマチを患い、体が不自由だったモードでしたが、彼女にとって”絵を描くこと”は、生き甲斐であり生きる術でした。そしてそんな彼女を不器用ながらも献身的にサポートしたのが、夫のエベレット。孤独だったふたりがどんな風に運命的な出会いを経て、どんな風に夫婦の絆と真実の愛を育んでいったのか……?「私は多くを望まないの。目の前に絵筆があればそれで幸せ」そして「あなたと暮らすのが私の幸せ」と言うモードの言葉が心に残ります。【シネマの時間】第23回は、”人生は美しい色であふれている” 映画『しあわせの絵の具愛を描く人 モード・ルイス』をご紹介します。■映画『しあわせの絵の具愛を描く人モード・ルイス』STORYー絵を描きながらあなたと暮らすのが私の幸せカナダ東部の小さな港町で叔母と暮らすモードは、買い物中に見かけた家政婦募集の広告を貼り出したエベレットに興味を抱き、彼が暮らす町外れの小屋に押しかけます。子どもの頃から重いリウマチを患い、両親が他界した後は一族から厄介者扱いされてきたモードは、なんとか自立しようと思ったのでした。孤児院で育ち、学もなく、魚の行商を営む無骨なエベレット。電気も水道もなく、わずか4メートル四方の小さな家で慎ましく暮らすふたり。そんなふたりの同居生活はトラブルの連続で、揶揄するような噂も広まるのでした。ある日、魚の行商を営むエベレットの顧客であるサンドラがふたりの家を訪れます。ニューヨークから避暑に来ている彼女は、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で才能を見抜き、絵の創作を依頼します。そんな中、徐々に互いを認め合い、心を通わせていったモードとエベレットはついに結婚。絵の創作に集中するモードに代わり、エベレットが家事や営業を担当したりと優しくサポートするようになっていったのです。そしていつしかモードの絵の評判は広がり続け、やがてアメリカ合衆国大統領のニクソンから依頼が舞い込むまでに……!!カナダの女性画家モード・ルイスと彼女の夫の半生を、『ブルージャスミン』(2013)でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた演技派サリー・ホーキンスと『6才のボクが、大人になるまで。』などでアカデミー賞ノミネート常連組のイーサン・ホークの共演で描いた話題のヒューマンドラマ。監督は、ホーキンス主演のTVドラマ『荊の城』を手がけたアシュリング・ウォルシュがメガホンをとっています。「人生は、美しい色であふれている」どんな境遇でも自分次第で一歩を踏み出せば、素晴らしい未来が待っていると感じさせてくれる愛の物語は、あなたにきっと夢と希望を与えてくれるでしょう。■カナダカナダ大使館高円宮記念ギャラリー「しあわせの絵の具愛を描く人 モード・ルイス」映画展も同時開催中!カナダの小さな港町で幼い頃から、重いリウマチを患いながらも自分らしく前向きに生き、季節の風景や動植物などのフォークアートを描き続けた画家モード・ルイス(1903~1970)。その生涯を描いた映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』の公開に伴い、東京・赤坂のカナダ大使館では展覧会が開催されています。劇中で実際に使用された小道具のほか、モードを演じたサリー・ホーキンスが描いた絵画も一堂に展示。モード役のサリーはもともと両親が絵本作家で美術の素養があり、本作のためにロンドンの素朴派画家の絵画教室に数カ月間通って撮影に臨み、モードが壁や窓に絵を描くシーンでは実際に彼女が描き、映画の見どころとなっています。会場ではこのほか、モードが実際に絵を描いたクッキー缶がノバスコシア美術館からお目見え。日本ではなかなか目にすることがない、実物を見ることができるまたとない機会となっています。どうぞ合わせてお楽しみくださいませ!会期:2018年2月1日~3月13日会場:カナダ大使館 高円宮記念ギャラリー住所:東京都港区赤坂7-3-38電話番号:03-5412-6304開館時間:10:00~17:30休館日:土、日※カナダ大使館入館には政府発行の写真付身分証明書の提示が必須。 入館の際に手荷物検査あり“Cape Islander Cove” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Chickadees” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Three Black Cats” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Snowball” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Winter Skiers” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Deer and Fawn in Winter” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“The Carriage Ride” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Summer Oxen” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.“Sunday Ride” by Maud Lewis. Courtesy of the Art Gallery of Nova Scotia, all rights reserved.■映画『しあわせの絵の具愛を描く人モード・ルイス』作品紹介2018年3月3日(土)より新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ、東劇ほか全国ロードショー!公式サイト: 公式Facebook:公式Twitter:原題・英題:MAUDIE監督:アシュリング・ウォルシュ脚本:シュリー・ホワイト撮影:ガイ・ゴッドフリープロダクション・デザイナー:ジョン・ハンド衣装デザイナー:トリシャ・バッカー音楽:マイケル・ティミンズ制作年:2016年制作国:カナダ・アイルランド日本語字幕:牧野琴子後援:カナダ大使館、アイルランド大使館上映時間:116分/英語/DCP/カラー配給:松竹©︎2016 Small Shack Productions Inc. / Painted House Films Inc. / Parallel Films (Maudie) Ltd.■映画『しあわせの絵の具愛を描く人モード・ルイス』キャストサリー・ホーキンス=モード・ルイスイーサン・ホーク=エベレット・ルイスカリ・マチェット=サンドラガブリエル・ローズ=アイダザカリー・ベネットビリー・マクレラン絵・文=諸戸佑美(アートディレクター・編集ライター・イラストレーター)
2018年02月21日『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督が、名優ダニエル・デイ=ルイスと2度目のタッグを組んだ『ファントム・スレッド』が、5月26日(土)より日本公開されることが決定。あわせてティザービジュアル&予告編が到着した。1950年代のロンドンを舞台に、英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びるオートクチュールの仕立て屋、レイノルズ・ウッドコック(ダニエル・デイ=ルイス)と、若きウェイトレスのアルマ(ヴィッキー・クリープス)との究極の愛を描いた本作。第90回アカデミー賞(R)の、作品賞・監督賞・主演男優賞・助演女優賞・衣装デザイン賞・作曲賞の6部門にノミネートされ注目を集めている。このほど解禁されたのは、今作で引退を表明しているダニエル演じる仕立て屋の主人公の後ろ姿と、表情の読めない女性が写るビジュアル。華やかなドレスは、レイノルズが仕立てるオートクチュールで、顔を見せないことで2人の関係性が謎に秘められつつも、艶やかな雰囲気に惹き込まれる印象的な一枚となっている。また、ジョニー・グリーンウッドが手掛けた美しき旋律が流れる予告編では、豪華絢爛なドレスとこの時代のロンドンの華やかなファッション業界が映し出され、さらに主演男優ノミネートも頷ける、ダニエルの熱演も垣間見える。『ファントム・スレッド』は5月26日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月31日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、ルイス・キャロル著『鏡の国のアリス』。東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)によるご紹介です。■『鏡の国のアリス』ルイス・キャロル(Lewis Carroll)1865年より、世界中で古くから愛されてきた好奇心旺盛な少女アリスが主人公の児童小説「不思議の国のアリス」。本書『鏡の国のアリス』は、ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」刊行150周年記念として2015年に刊行された、高山宏の新訳と佐々木マキの書き下ろしイラストの新訳・新挿絵版「不思議の国のアリス」の完結編である。愉快な仲間と出会い異界への冒険をする少女アリスの世界と、読者の世界の架け橋となっているのが佐々木マキの挿絵だ。安心感のある曲線と優しい色使いで描かれたキャラクターや風景は、本書に緩やかに溶け込みながら物語のユニークさを拡張させていく。絵本作家としても多くの作品を発表している佐々木マキの挿絵は、“主人公アリス”と“幼少期の読者自身”を自然と重ね合うような役割を果たし、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる。忘れかけていた記憶や感情を取り戻しながら日常に小さな勇気を与えてくれる、そんな特別な一冊になるだろう。現在、NADiff modernでは新刊『鏡の国のアリス』を記念して佐々木マキフェアを開催中。直筆サイン本やオリジナル版画、グッズ、関連書籍を多数そろえています。是非、ルイス・キャロルと佐々木マキのキュートで不思議な世界をお手に取って感じてみて下さい。【書籍情報】『鏡の国のアリス』著者:ルイス・キャロル訳:高山宏絵:佐々木マキ出版社:亜紀書房ハードカバー/237ページ/B6判発刊:2017年12月24日価格:1,700円
2018年01月04日