アカデミー賞受賞俳優のマシュー・マコノヒーが、アメリカ史が封印してきた南北戦争下の実在のヒーローを演じる『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』が、2017年2月4日(土)より日本公開される。このほど、その本予告が解禁なった。時は1863年、南北戦争で2つに引き裂かれたアメリカで、ニュートン・ナイトは甥の遺体を家族に届けようと南部軍を脱走する。故郷で仲間の農民たちから農作物を奪う軍と衝突したニュートンは、追われる身となって湿原に身を隠す。そこで出会った逃亡奴隷たちと友情を築いたニュートンは、黒人と白人が一つになった前代未聞の反乱軍を結成し、自由のために立ち上がるが――。アカデミー賞作品賞にノミネートされた『シービスケット』や、『ハンガー・ゲーム』、女性版『オーシャンズ』を手がけるゲイリー・ロス監督が、歴史の中に封印されたニュートン・ナイトの伝説を伝えることを映画人としての使命と決意し、10年の歳月をかけてリサーチを行い製作した渾身作。150年前、激化する南北戦争のさなか、南部において貧しい白人と逃亡した黒人奴隷で軍を率いた実在の“ヒーロー”を描き出す。このたび解禁された本予告では、「金持ちが始めた戦争を、貧乏人が戦っている」と、不平等な南北戦争に疑問を持ったニュートンが、500人の奴隷と農民たちを率いて、100万人の南部軍に反旗を翻す姿が描かれる。それにより混乱を見せていく家族や軍の様子なども伺えるが、『ダラス・バイヤーズクラブ』でその年のアカデミー賞ほか各賞を総なめにしたマコノヒーが体現するニュートンの、カリスマ性を持ったリーダー像も浮き彫りとなっている。また、『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』『奇跡のシンフォニー』のケリー・ラッセル、ウィル・スミス主演『コンカッション』や『ベル~ある伯爵令嬢の恋~』(劇場未公開)のググ・ンバータ=ロー、さらにTVシリーズ「ハウス・オブ・カード野望の階段」「Marvel ルーク・ケイジ」で人気を獲得、『Moonlight』(原題)により本年度映画賞レースで早くも高い評価を得ているマハーシャラ・アリといった共演陣にも注目。“真の自由”を求め、出身地であるミシシッピ州ジョーンズ郡に、肌の色に関係なく誰もが平等な“自由州”を設立したニュートン・ナイト。アメリカだけでなく世界各国で、いまこの瞬間もさまざまな形で起こっている人種問題にまつわる争いを照らす、比類なき英雄の実話を、まずはこちらから目撃してみて。『ニュートン・ナイト/自由の旗をかかげた男』は2017年2月4日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月06日マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソンら豪華キャストが結集する映画『SING/シング』。12月21日からの全米公開を前に、現地時間12月3日(土)、ロサンゼルスのマイクロソフトシアターにて盛大なワールドプレミアが開催され、日本からはなんと、きゃりーぱみゅぱみゅが参加。キュートな動物たちによるミュージック・エンターテイメントに、きゃりーさんの「にんじゃりばんばん」が起用されていることが分かった。オスカー俳優のマコノヒーにウィザースプーン、『キングスマン』のタロン君ことタロン・エドガートン、『テッド』のセス・マクファーレン、新星シンガーのトリー・ケリーといった豪華スターが夢の共演を果たし、歌声を披露することで世界中から注目を集めている本作。大切な劇場を立て直すために、コアラのバスタームーンが思いついたのは、たくさんの動物たちに向けた“歌のオーディション”。本編で流れるのは、フランク・シナトラ、ビヨンセ、テイラー・スウィフト、レディー・ガガ、スティーヴィー・ワンダーなど、グラミー賞受賞総数100を超える錚々たるアーティストたちの楽曲。きっと誰もがどこかで耳にしたことのあるものばかりで、その数は65曲以上にのぼるという。そんな中、日本が誇るポップカルチャーを世界に発信しつづけるアーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅの名曲「にんじゃりばんばん」や「きらきらキラー」が監督たちの目にとまり、本編に収録されることに。さらに、きゃりーさんも今回のワールドプレミアに参加し、合わせて「にんじゃりばんばん」が使用されている本編映像も解禁となった。本邦初公開となる本編映像は、主人公のコアラのバスタームーン(声:マシュー・マコノヒー)が実施する一大オーディションに参加してきた、5匹のレッサーパンダによるユニット“キューティーズ”の練習シーン。カラフルな衣装に身を包んだ、キュートすぎるレッサーパンダたちが、日本語で「にんじゃりばんばん」を披露する。また、ワールドプレミアでは、豪華キャスト陣と大ベテランのスティーヴィー・ワンダーやアカデミー賞とグラミー賞をW受賞しているジェニファー・ハドソンらとともに、きゃりーさんも華やかなレッドカーペットを闊歩。「海外のレッドカーペットは初めて歩きました。音楽でみんなが楽しむって素敵だし、この映画の動物たちが歌っている姿は可愛らしいです!!」と興奮気味にコメント。監督を務めたガース・ジェニングスは、きゃりーさんのファンだったようで、会うなり「お会いできるなんて信じられない。こんなステキなことはないね。」と大興奮!続けて「あの曲をありがとう。あなたの歌もミュージックビデオも大好きだ。本当にすばらしい。それにあなたの衣装は、これまでに見たどんな衣装よりもステキだ」と衣装も含め称賛。続いて、タロンは「あなたがあの歌のアーティストなの?会えて嬉しいよ!」と声をかけ、リースは「お会いできて光栄よ!あなたが来てくれて嬉しいわ!」と喜びを露わにし、一緒に写真撮影をする場面も。また、音楽監修を務めたハーヴィー・メイソンJr.も登場。きゃりーの歌が選ばれた理由について「エネルギーに溢れた歌だからだと思う。アップビートで楽しくて、キャラクターの持つハッピーな雰囲気にも合ってる。だから監督のガース(・ジェニングス)がキャラクターの個性や外見に合うと考えたんじゃないかな。あの歌は大好きだよ!最高だった」と明かし、さらにあのスティーヴィーが「元気ですか?」と声をかけ、きゃりーが日本からやって来た事を知ると、「僕の事知ってる?コンニチハ!」と彼らしいチャーミングな挨拶をした。そんな歓迎を受けたきゃりーさんは世界60か国以上で公開される本作で、自身の楽曲が世界中に届けられることに自分の楽曲が3曲も使われているので凄く嬉しかった。ぜひ、そこにも注目して観て下さい!」と語っている。『SING/シング』は2017年3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月05日大ヒット作『ペット』『ミニオンズ』のスタジオが贈る、動物たちによるミュージック・エンターテイメント『SING/シング』。このほど、多種多様な動物たちと、その声を務めたマシュー・マコノヒーら超豪華スターたちとの夢のコラボ写真が一挙に解禁となった。潰れそうな大切な劇場を立て直すために、支配人のコアラのバスター・ムーンが思いついたのは、たくさんの動物たちに向けた“歌のオーディション”!感傷的に優しく歌うハツカネズミ、ステージに上がることに恐怖心を持つ内気なティーンエイジャーのゾウ、25匹のコブタの面倒を見る母親、犯罪一家から自由になりたいと願う若いギャングスターのゴリラ、横柄な彼氏を捨ててソロになるべきか葛藤するパンクロッカーのヤマアラシなど、たくさんの動物たちが集まり…。本作は、誰もが一度は耳にしたことのある楽曲がひっきりなしに登場するミュージック・エンターテインメント。今回、そんな本作から、彼らに息吹を与えた豪華スターと動物たちとの夢のコラボ写真が一挙に到着。劇場支配人の主人公バスター・ムーン(コアラ)を演じたのは、アカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒー。タキシードでばっちり決めたマシューとバスターの2人が、トロフィーや賞状など、多くの栄光の証が詰まった支配人室に並んで腰かける姿は麗しく華やか。マシューは、本作に登場する動物たちが自分と同じ世界に暮らす住人であるように感じたそうで、「観ているうちに、登場するキャラクターが動物に思えなくなってくる。なんだか、僕らと同じ問題を抱えた人間であるかのように思えてくるんです」と明かしている。さらに、アカデミー賞女優リース・ウィザースプーンは、25匹の子ブタを持つロジータ(ブタ)が運転する車に乗り込み、一緒に愉快にお出かけ、といったところ。また、スカーレット・ヨハンソンはギターを手にアッシュ(ヤマアラシ)と超クールな表情を見せ、セス・マクファーレンは街角でマイク(ハツカネズミ)の路上ライブをサポート。『キングスマン』のタロン・エガートンは、歌手を夢見るジョニー(ゴリラ)のピアノ伴奏に聴き入り、ご満悦といった表情。シンガーのトリー・ケリーは極度のアガリ症のミーナ(ゾウ)と共に音楽を楽しみ、『ソーセージ・パーティー』にも出演するニック・クロールに至っては、グンター(ブタ)と全身ゴールドのお揃いの衣装に身を包み、コミカルなコラボダンスを披露する。そして、それぞれの人生を変えるステージに一堂が会した写真の豪華さは必見。キュートで、スマートで、ゴージャズなコラボ写真からは、いまにも彼らの歌声が聞こえてきそう。実力派俳優陣と動物たちとの夢の共演を、スクリーンで目にする日がますます楽しみになってきた。『SING/シング』は2017年3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月02日動物たちがそれぞれの夢を叶えるため、自慢の歌声やダンスでオーディションに挑む『SING/シング』。このほど、DJのテイ・トウワ(TOWA TEI)も参加する「Deee-Lite」の大ヒット曲「グルーヴ・イズ・イン・ザ・ハート(Groove Is In the Heart)」にのせた、ハッピーなクリスマス特別映像が早くも解禁となった。舞台は、動物だけが暮らす、どこか人間世界と似た世界――。取り壊し寸前の劇場支配人コアラのバスター・ムーンは、かつての栄光を取り戻すため、世界最高の歌のオーディションを開催することに。人生を変えるチャンスをつかむため、大小さまざま、多種多様な動物たちがオーディションに参加する!本作は、『ミニオンズ』『ミニオンズ』と大ヒット作を生み出したユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメントのスタッフが贈る新作アニメーション映画。声優陣には、マシュー・マコノヒー、 リース・ウィザースプーン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリーといった豪華スターが総出演し、歌声を披露する。そんな本作から、1か月後に迫ったクリスマスを前に、動物たちがハッピーに舞い踊るクリスマス特別映像が到着。映像では、タキシードやセーターなど、赤と緑のクリスマスカラーの華やかな衣装に身を包んだ動物たちが、『SING/シング』のロゴが装飾された巨大なクリスマスツリーがそびえるスケート場で、軽やかにアイススケートを楽しむ姿が。可愛らしい子どもの歌声で冬の定番曲「そりすべり(Sleigh Ride)」にさそわれ、それぞれが思い思いにスケートに興じていると、いつもパーティー気分の陽気なグンター(ブタ)が、突如イケイケのアレンジに変更!ミーナ(ゾウ)の吹替を務めるトリー・ケリーが歌う「Deee-Lite」の名曲「グルーヴ・イズ・イン・ザ・ハート」に乗せ、ゴージャスな金のパーカーを纏ったグンターがリズミカルに登場すると、スケート会場がダンスホールへと様変わり!子ブタたちとロジータ(ブタ)が大きなハートマークを作れば、氷の下ではたくさんのイカたちが色鮮やかに輝き、リンクをカラフルに演出。ボルテージの上がった動物たちが流れるようにアイスダンスを披露していくと、最後は本作の主人公バスターを中心に息の合ったキメポーズを披露!映像の最後には、グンターが派手に衣装を脱ぎ捨て、ゴージャスな金のパンツ姿でセクシー(?)ポーズをキメる、陽気な姿が映し出されている。クリスマスを心から楽しみながら歌い、舞い踊る動物たちのパフォーマンスを、まずはこちらからご覧あれ。『SING/シング』は2017年3月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月25日ジェイク・ギレンホールが、『ダラス・バイヤーズクラブ』『わたしに会うまでの1600キロ』のジャン=マルク・ヴァレ監督とタッグを組んだ『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』(原題:Demoliton)。このほど、そのポスタービジュアルと予告編が解禁となった。突然の事故による妻の死。悲しくなかった。僕の心は何処かにいってしまった。おきざりにしてきた感情を取り戻すために、ドレッサー、パソコン、冷蔵庫、身の回りのあらゆるものを壊し始めたデイヴィス。すべてをぶち壊してゼロにしたその先には――?“破壊”を経て辿り着いた、人生で本当に大切なものとは――?何事にも無感覚になってしまい、妻の死に対しても何の感情もわき起こらない主人公の心の迷いに寄り添いながら、美しい映像と共にエモーショナルに描き切ったのは、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』でマシュー・マコノヒー、ジャレッド・レトに揃ってアカデミー賞をもたらし、『わたしに会うまでの1600キロ』でリース・ウィザースプーン、ローラ・ダーンに同Wノミネートをもたらしたマルク・ヴァレ監督。そして、『サウスポー』『ナイトクローラー』などの“変幻自在”俳優のジェイクが、妻を亡くし、自分を見失った空虚な男の脆さを、繊細な演技で見事に表現してみせた。予告編では、妻の死に直面しても涙もでず、悲しみにさえ無感覚になってしまった主人公・デイヴィスが、おきざりにしてきた感情を取り戻すため、ダイニング、パソコン、キッチンなどのあらゆるものを破壊。ひょんなことから出会ったシングルマザー(ナオミ・ワッツ)とその息子が彼に寄り添うが、極めつけに、ショベルカーで自宅すらもぶち壊していく…。ジェイクは、「この映画は、それまで存在していたものをぶっ壊すんだ。それが幸せな思い出であろうと、苦しい記憶であろうとね」とコメントを寄せる。「“破壊する”とは“変化する”ことの暗喩なんだ。深く悲しむべき状況で自分が変わらなくていけないときに、文字通り自宅を破壊し始めるんだよ!悲しみから癒されるためにしたことが“破壊行動”というのはユーモアがあるし、それが何よりこの映画の魅力だと思う」と、喪失と悲しみ、そして再生を描いた本作を語っている。『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は2月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月22日大ヒット作の『ミニオンズ』『ペット』を生み出した製作陣が、新たに手がける“ミュージカル”アニメーション『SING/シング』。本作から、映画に関わるのは25年以上ぶりというスティーヴィー・ワンダーと、現代の歌姫アリアナ・グランデのコラボレーションで話題のエンディング・ソング「フェイス(Faith)」が、歌詞と本編映像とともに楽しめるリリックビデオがシネマカフェに到着した。マシュー・マコノヒー、 リース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、セス・マクファーレン、タロン・エガートン、トリー・ケリーら、ハリウッドの豪華スターが共演を果たし、その歌声を披露することでも話題の本作。大切な劇場を立て直すため、コアラのバスタームーンは、たくさんの動物たちによる“歌のオーディション”を実施する!自らの未来を変えるため、歌のオーディションに向けて奔走する動物たちの姿を描いた物語で、締めくくりを飾るのは、男性ソロ・シンガーとしてグラミー賞の史上最多受賞歴を誇る大ベテラン、スティーヴィーと、若い世代で絶大的な人気を誇る実力派女性シンガーのアリアナによる豪華コラボレーション楽曲「フェイス(Faith)」。アリアナはこのレコーディングについて、「あのスティーヴィー・ワンダーよ! 信じられなかったわ! もう、これ以上のことはないわ! 同じレコーディング・ブースに入って、お互い腕を組んで笑い合いながら歌うだなんて…夢のようだったわ」とコメントしており、アリアナも大興奮するほどの史上最高の夢のコラボレーションが実現。今回の映像では、スティーヴィーとアリアナが初コラボとは思えないほど息ピッタリに、ファンクでポップな「フェイス(Faith)」をノリノリで歌う。その歌声にのせて、カラフルなリリックが次々と映し出され、劇中でキャラクターが歌い踊る姿も重ね合わせた楽しい映像に仕上がっている。大人も子どもも、思わず体を上下左右に揺らしながら、歌い出したくなってしまうこと間違いなしだ。「フェイス」(原題:Faith)は、iTunesにて配信中。また、本楽曲が収録されたサウンドトラックの事前予約もiTunes にて11月18日(金)よりスタートする。『SING/シング』は2017年3月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月11日『ミニオンズ』『ペット』を生み出したユニバーサル・スタジオ×イルミネーションのスタッフが新たに贈る、ミュージック・エンターテインメント『SING/シング』が、2017年3月より公開される。このほど、スティーヴィー・ワンダーとアリアナ・グランデの豪華コラボが実現した本作のエンディング・ソング「フェイス」(原題:Faith)がiTunesにて解禁となった。取り壊し寸前の劇場支配人コアラのバスター(マシュー・マコノヒー)は、かつての劇場の栄光を取り戻すため、世界最高の歌のオーディションを開催することに。主要候補は6名。極度のアガリ症のシャイなティーンエイジャーのゾウ、ミーナ(トリー・ケリー)、ギャングファミリーを抜け出し歌手を夢見るゴリラのジョニー(タロン・エドガートン)、我が道を貫くパンクロックなティーンエイジャー、ヤマアラシのアッシュ(スカーレット・ヨハンソン)、25匹の子ブタ達の育児に追われる主婦のブタ、ロジータ(リース・ウィザースプーン)、貪欲で高慢な自己チューのハツカネズミ、マイク(セス・マクファーレン)、常にパーティー気分の陽気なブタのグンター(ニック・クロール)。人生を変えるチャンスを掴むため、彼らはオーディションに参加する!レディー・ガガの「バッド・ロマンス」やビートルズの「ゴールデン・スランバー」など、65曲ものヒットソングが劇中に登場する本作。根強い人気を誇る『ミニオンズ』、8月に公開され興行収入40億以上の大ヒットとなった『ペット』のスタッフが新たに贈るミュージック・エンターテインメントだ。声優陣は超豪華で、アカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒーやリース・ウィザースプーンほか、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソン、ジョン・C・ライリー、タロン・エガートン、トリー・ケリーらが夢の共演を果たし、それぞれ美声を披露することでも注目を集めている。自らの未来を変えるため、歌のオーディションに向けて奔走する動物たちのキュートでアツい姿を描いた物語の締めくくりを飾るのは、男性ソロ・シンガーとしてグラミー賞の史上最多受賞歴を誇る重鎮スティーヴィー・ワンダーと、若い世代から絶大的な人気を集める実力派女性シンガーのアリアナ・グランデによる「フェイス」。物語のテーマともなる“信じる”ということを意味する本楽曲からは、2人の本作に対する熱い想いが伝わってくるかのよう。アリアナは、スティーヴィーと行ったレコーディングについて「あのスティーヴィー・ワンダーよ!信じられなかったわ!もう、これ以上のことはないわ!同じレコーディング・ブースに入って、お互い腕を組んで笑い合いながら歌うだなんて…夢のようだったわ」とコメントしており、夢のコラボレーション楽曲に仕上がっている。「フェイス」(原題:Faith)は、iTunesにて配信中。また、本楽曲が収録されたサウンドトラックの事前予約もiTunes にて11月18日(金)よりスタートする。『SING/シング』は2017年3月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月06日『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督最新作『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』。この度、数年後にオスカーを賑わすであろう、本作に出演する若手俳優たちの仲の良さが伺えるオフショット写真が、いち早くシネマカフェに到着した。1980年夏、野球推薦で入学することになった新入生のジェイク・ブラッドフォード(ブレイク・ジェナー)は、新学期が始まる3日前に、野球部の寮に到着する。チームメイトは野球エリートとは思えない風変わりな奴ばかり。ジェイクは彼らとともに、野球はもちろん、女の子、お気に入りの曲、パーティ、お下劣なジョークなど…あらゆること全力で打ち込み、新たな出会いと恋を経験し少しずつ大人になっていく。ジェイクはいままでに感じたことのない自由と希望を抱きながら大人の扉を開け、青春を謳歌していた。それは決して長くは続かないけど、人生最高のときの幕開けだった――。物語は『6才のボクが、大人になるまで。』で描かれた12年間に続くような形で、80年代のある少年の大学入学直前の3日間が描かれる。誰も感じる新生活が始まる前のワクワク感、家族と離れ、何にも縛られない自由を満喫しつつも、大人としての責任にも同時に気づき始める微妙な心情を、眩しいくらいに清々しく描き出していく。本作を手掛けるのは、「常に完璧なキャスティングをする」と評されるリンクレイター監督。作品に出演したキャストは、その後大ブレイクをするということも知られ、第84回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒーは『バッド・チューニング』で演技経験ゼロにも関わらず主演に迎えた。共演には当時無名だったベン・アフレックもおり、自身が監督した『アルゴ』で最優秀作品賞を受賞。そして、リンクレイターシリーズとは切っても切れない関係にあるイーサン・ホークも『6才のボクが、大人になるまで。』では、助演男優賞候補にノミネートされている。そんな中、本作でも今後のブレイクが期待される俳優たちが集結!「Glee/グリー」シリーズ5に出演しているブレイク・ジェナー、リー・トンプソンの実娘で「クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル」「NCIS~ネイビー犯罪捜査班(シーズン8)」などに出演するゾーイ・ドゥイッチ、ハリウッド・レポーター誌で「次世代の大物」と紹介されたグレン・パウエルなど、日本ではまだ無名な彼らだが、ベン、マシュー、イーサンら近年のオスカーを賑わせている、リンクレイター卒業生たちに続くかもしれない逸材だ。彼らを含め俳優のキャスティングについてリンクレイター監督は、「有名であろうが無名だろうが、ベテランであろうが、新人だろうが関係ないんだ。僕はそういう俳優を見つけるのが得意だと自負している」と語っている。『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』は11月5日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月26日株式会社 グランビスタ ホテル&リゾートが経営する、ホテル大阪ベイタワーが可愛いおばけを模ったハロウィンケーキ「おばけのマシュー」の予約販売を行います。10月28日(金)まで予約受付中!近年、日本でも秋のイベントとして定着してきたハロウィン。家族や友人と楽しむホームパーティが多く開かれるようになりました。ハロウィンケーキ「おばけのマシュー」は、ホテル大阪ベイタワーの人気の生クリームをたっぷり使い、マシュマロのようにふわっと真っ白なおばけを模ったいちごショートケーキです。チョコレートで可愛くデコレーションされ、ケーキの周りにはフルーツがたっぷり散りばめられています。子供から大人まで楽しめる遊び心溢れる「おばけのマシュー」は、10月28日(金)までの期間中、予約できます。詳細予約期間2016年10月1日(日)~10月28日(金)受け渡し期間2016年10月4日(火)~10月31日(月)※受け渡し日の3日前までにご予約ください。受け渡し場所1階ロビーラウンジ価格2,800円(税込)サイズ縦約16cm×横約13cm×高さ約4cm予約・問合せ1階ロビーラウンジ06-6573-3204 (10時~19時)ホテル大阪ベイタワーとはホテル大阪ベイタワーは、地上200m、51階建て、客室はすべて30階以上に位置する「大阪でいちばん夜景のきれいなホテル」。大阪駅から8分の弁天町駅直結で、活気溢れる大阪周辺のレジャースポットまですぐ。快適な客室でゆとりのステイを楽しめます。※ホテル大阪ベイタワーは、グランビスタ ホテル&リゾートのグループ施設です。URL
2016年10月03日『ペット』(公開中)に続きユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテイメントのタッグが贈る新作『SING/シング』(2017年3月公開)のプレミア上映イベントが現地時間11日、カナダで開催中のトロント国際映画祭にて行われ、俳優マシュー・マコノヒーや女優スカーレット・ヨハンソンら主要キャストがレッドカーペットに登場した。本作は、動物たちによるミュージック・エンターテイメント。かつては栄えていたのに増え続ける借金のせいで経営が立ち行かなくなってしまった大切な劇場を立て直すため、コアラのバスタームーンが"歌のオーディション"を思いつき、たくさんの動物たちが自らの未来を変えようとこれに参加していく。同映画祭では、プレミア上映イベントを敢行。レッドカーペットには、本作の主役・バスタームーン役のマシュー、25匹の子豚たちの母親でありながら夢をかなえるためコンテストに出場するロジータ役のリース・ウィザースプーン、パンクロックな態度をとる厄介なティーンエイジャーでヤマアラシのアッシュ役のスカーレット・ヨハンソン、そしてメガホンを取ったガース・ジェニングス監督らが集まった。マシューはグレーのスーツを身にまとい、恋人カミラ・アルヴェスと登場。熱狂的なファンたちのサインなどに快く応じた。マシューは、同映画祭で初のプレミアに臨むに当たって「最高の気分です。誰もが楽しめる映画になりましたから。あらゆる面で、最高の出来」と自信を見せ、「見ているうちに、登場するキャラクターが動物に思えなくなってくる。なんだか、僕らと同じ問題を抱えた人間であるかのように思えてくるんです。展開が早くて、あっと言う間に引き込まれてしまいます」と魅力をアピールした。また、リースはピンクのドレスに身を包み、かわいらしい笑顔と共に姿を見せた。本作については、「夢を持つ多くの人々に、願いをかなえる素晴らしさを伝える映画」と説明。加えて、「私の役は、25匹の子供を持つ母親で、いつも自分の夢なんて二の次。多くの親に共感してもらえるはず」と親子でも楽しめる作品だと強調した。そして、スカーレットが真っ赤なドレスに前髪をかきあげたセクシーな姿で登場。悲鳴に近い歓声が沸き起こった。本作の見どころについてスカーレットは、「何よりも大切なメッセージは、挑戦するならリスクを恐れてはならないってこと。失えば得るものもあり、得るものがあれば必ず何かを失う。それこそが、この映画の伝えたいことじゃないかしら」と分析してみせた。さらにプレミア上映終了後には、本作でシャイであがり症な象の女の子・ミーナを演じたトリー・ケリーがジェニファー・ハドソンと共にデュエット曲「ハレルヤ」をライブパフォーマンスで披露。会場からは、割れんばかりの拍手と歓声が送られた。(C)Universal Studios.
2016年09月13日日本でも大ヒット中の『ペット』に続いて、2017年にユニバーサル・スタジオ×イルミネーション・エンターテインメントが贈る新作『SING/シング』。このほど9月11日(現地時間)、現在開催中のトロント国際映画祭にて本作のプレミア上映が行われ、華やかなレッドカーペットにアカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒーやリース・ウィザースプーン、スカーレット・ヨハンソン、『テッド』のセス・マクファーレン、『キングスマン』のタロン・エガートンら豪華キャストが集結!さらにトリー・ケリーとジェニファー・ハドソンによるライブパフォーマンスも行われ、大盛況を見せた。大切な劇場を立て直すために、コアラのバスタームーン(声:マシュー・マコノヒー)が思いついたのは、たくさんの動物たちに向けた“歌のオーディション”!感傷的に優しく歌うハツカネズミ(セス・マクファーレン)、ステージに上がることに恐怖心を持つ内気なティーンエイジャーのゾウ(トリー・ケリー)、25匹のコブタの面倒を見る疲れ果てた母親(リース・ウィザースプーン)、自らの家族である犯罪一家から自由になりたいと願う若いギャングスターのゴリラ(タロン・エガートン)、横柄な彼氏を捨ててソロになるべきか葛藤するパンクロッカーのヤマアラシ(スカーレット・ヨハンソン)など、たくさんの動物たちが集まり…。誰もが思わず歌いだしたくなる、ミュージック・エンターテインメントとなる本作。カナダ・トロントのプリンス オブ ウェールズ シアターで行われたプレミアイベントのレッドカーペットには、増え続ける借金で経営難の劇場を立て直そうと決意する本作の主役コアラのバスタームーン役のマシュー、夢を叶えるためコンテストに出場するブタのロジータ役のリース、パンクロックな態度をとる厄介なティーンエイジャーのヤマアラシ・アッシュ役のスカーレットをはじめ、監督を務めたガース・ジェニングスら超豪華スタッフ・キャスト陣が一堂に会し、会場は大盛り上がりに!マシューは“コアラ”色のグレーのスーツを身にまとい、愛妻カミラ・アルヴェスと登場。会場に集まった熱狂的なファンたちのサインやセルフィーに快く応じた。トロント国際映画祭で初プレミアを迎え、マシューは「最高の気分です。誰もが楽しめる映画になりましたから。あらゆる面で、最高の出来です」と自信をのぞかせ、「観ているうちに、登場するキャラクターが動物に思えなくなってくる。なんだか、僕らと同じ問題を抱えた人間であるかのように思えてくるんです。展開が早くて、あっと言う間に引き込まれてしまいます」と作品の魅力をアピール。また、ロジータ役を演じたリースは、可憐なピンクのドレスに身を包み、とびきりキュートな笑顔で会場に登場。「これは、夢を持つ多くの人々に、願いを叶える素晴らしさを伝える映画だと思います。私の役は、25匹の子どもを持つ母親で、いつも自分の夢なんて二の次。多くの親に共感してもらえるはずよ」と、親子で楽しめる作品であることを語ってくれた。そして、ヤマアラシのアッシュを演じたスカーレットが、真っ赤なドレスに前髪をかきあげたセクシーな姿で登場すると、悲鳴に近い歓声が。本作の見どころについては、「あなたの夢を実現する力を信じてくれている友達を信頼し、勇気を出して彼らの肩を借りること。それに、何よりも大切なメッセージは、挑戦するならリスクを恐れてはならない、ってこと。失えば得るものもあり、得るものがあれば必ず何かを失う。それこそが、この映画の伝えたいことじゃないかしら」と分析した。さらに、プレミア上映終了後には、シャイであがり症のゾウの女の子・ミーナを演じたトリーが、ジェニファーと共にデュエット曲「ハレルヤ」を生披露!高い歌唱力で知られる2人の圧倒的なステージに酔いしれた会場からは、万雷の拍手と歓声が沸き起こっていた。なお、『ペット』にも、ちらりと“カメオ出演”を果たしていた本作には、レディー・ガガの「バッド・ロマンス」やクレイジー・タウンの「バタフライ」、ニッキー・ミナージュの「アナコンダ」など、誰もがどこかで一度は耳にしたことのあるヒットソングの数々が85曲も登場する予定。日本上陸を楽しみに待っていて。『SING/シング』は2017年3月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月13日「クリミナル・マインド」のDr.スペンサー・リード役でおなじみ、マシュー・グレイ・ギュブラーのインタビューを前回に続いてお届け。後編では、演出にも携わる“監督マシュー”の視点で語っていただきます。シーズン5を皮切りに、1シーズン1~2話の割合でエピソード監督を務めているマシュー。「子どもの頃から一番なりたかったのが監督」というマシューだけに、リードを演じるのと同じくらい、演出を楽しんでいるようです。「『クリミナル・マインド』の監督って、すごくやりやすいんだ。僕が監督志望なのを知っているから、キャストたちも協力的。僕はキャストたちのことをよく知っているし、彼らも僕をよく知っているから演技について話し合うのも上手くいくんだ。それに、僕が監督をするときは最高の彼らをカメラに収めたいと思って臨んでいるから、なかなかの出来だと思うよ(笑)」。マシューがこれまで演出してきたエピソードの中で、最も気に入っているのはシーズン8第10話「人形遣い」だそう。拉致された人たちが人間マリオネットにされてしまう「人形遣い」は、奇怪でホラー色の強いエピソードでした。「脚本家たちは僕の好みを熟知しているから、奇妙でクレイジーな物語を振ってくるんだ。面白いけど失敗するかもしれないエピソードができたとき、“よし、マシューに監督させよう!”となるんだろうね(笑)。そもそも、僕たちキャストはいろいろな決定の場にかかわらせてもらっているし、脚本家たちともすごく仲がいい。こうして監督するようになる前から、プロデューサーや脚本家たちの一部だったとも言えるんじゃないかな」。「僕は物語を語りたい。俳優としても語れるけど、監督の場合はよりパーソナルな視点で語ることができるし、カメラを向ける側にいると居心地がいいんだ」とも話すマシュー。敬愛する監督は、大林宣彦をはじめ、アルフレッド・ヒッチコック、コーエン兄弟、ジョン・ウォーターズ、トッド・ソロンズ、デヴィッド・リンチ、ウェス・アンダーソン、ヴィンセント・ギャロなどなど、「全員の名前を挙げるのは無理!」というほどたくさんいるそう。ちなみに、やはりマシューが監督したシーズン8第20話「錬金術」は、大林監督が70年代に手掛けた『HOUSE ハウス』に影響を受けているとのことです。では、マシュー監督の目に、今いる日本はどう映っている?最後に聞いてみました。「日本と僕の住むアメリカでは、光(日の光)が違うと思う。だから、すべての色がちょっと違って見えるんだ。それがすごく印象的。今日みたいな雨空も美しいね(※インタビュー当日はあいにくの雨でした)。僕は雨も大好きなんだ」。「クリミナル・マインド11 FBI行動分析課」は9月6日(火)よりWOWOWプライムにて放送中(第1話無料放送)。(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:クリミナル・マインド/FBI vs.異常犯罪 [海外TVドラマ](C) ABC Studios and CBS Studios, Inc.クリミナル・マインド/FBI特命捜査班レッドセル [海外TVドラマ]
2016年09月11日FBIの頭脳派チーム、BAU(行動分析課)が凶悪犯罪に挑む「クリミナル・マインド」。日本でも大人気の本作から、Dr.スペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラーが実に3度目の来日を果たしました。シリーズ開始の2005年から出演し続けているマシューだけに、いまや「何でも聞いて!」状態。そこで、前編では長年リードを演じてきた俳優マシューの視点で、後編では演出にも携わる監督マシューの視点で語っていただきます。IQ187の天才にして、複数の博士号を持つリード。その並外れた知識と記憶力が、捜査を大きく前進させることも。近年のリードは特に、自信を身につけているように見えます。「リードはどんどん成長し、進化している。シーズン4の頃だったかな…。そんな役を演じられるのは光栄であると同時に、大きな責任を伴うものだと気づいたんだ。なぜなら、『クリミナル・マインド』には若い視聴者もいて、彼らはリードたちを尊敬している。エンターテインメントを超え、ある種のヒーローになっていたりもするからね」。変わり者のオタクっぽさも、初期に比べて随分と軽減。そこには、「リードを通し、頭のいい人はクールだってことを示していきたい」というマシューの思いがあるようです。「僕が子どもの頃は勉強ができる人よりパンチやキックが得意な人がカッコいいとされていたけど、いまはインターネットやテクノロジーの発達の影響もあり、頭のいいことがセクシーだと思われるようになった。マーク・ザッカーバーグがミック・ジャガーみたいにモテたりもするし。それって、リードにとっても追い風だよね(笑)」。そんなリードが、間もなく日本放送されるシーズン11で、「ある女性とデートをする」そう。過去には恋人を亡くしたこともあるリードだけに、展開が気になるところですが…。「とても面白いエピソードだよ。実を言うと、彼女とリードはすごくお似合いだと僕は思っている。かなり賢くて、リードの脳と心に刺激を与える存在なんだ」。また、シーズン11では新しい捜査官がBAUに仲間入り。「クリミナル・マインド」歴の長いマシューから新キャストへのアドバイスは?「1、僕を見るな!2、僕に話しかけるな!3、僕のことを考えるな!…なんてね。本当のことを言うと、アドバイスなんてないんだ。映画の場合は1~2か月の撮影だから悪夢のような人がいても何とか耐えられる。でも、ドラマの場合はひょっとしたら何年も一緒に働くことになるかもしれないわけで、演技の上手さと同じくらい人柄が大事。だから、新しいキャストは大抵性格がよくて評判のいい人なんだ。じゃないと無理だよね」。後編では、いまや「クリミナル・マインド」の演出も手掛ける“監督マシュー”が語ります!(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:クリミナル・マインド/FBI特命捜査班レッドセル [海外TVドラマ]
2016年09月03日米BOX OFFICE MOJOは8月19日~8月21日の全米週末興業成績を発表した。3週連続『スーサイド・スクワッド』が首位。続く2位『Sausage Party(原題)』も前週に引き続き順位をキープした。3位は初登場の『War Dogs(原題)』。『ハング・オーバー』シリーズのトッド・フィリップス監督最新作で、アフガニスタンにおける米軍への武器供給で政府と3億ドルの契約を結んだ、20代の武器商人を描いた実録に基づくコメディドラマ。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『マネーゲーム』のジョナ・ヒルと、『セッション』『ファンタスティック・フォー』のマイルズ・テラーが主演を務めている。4位『Kubo and the Two Strings(原題)』も初登場。『ティム・バートンのコープスブライド』『コララインとボタンの魔女』で知られるアニメ製作会社ライカによる最新作。日本の古代神話がモチーフとなっており、心優しく聡明な少年が偉大な侍であった父の死の真相を確かめるために旅立つ。シャーリーズ・セロンやマシュー・マコノヒーなど豪華な声優陣にも注目が集まっている。5位も登場の『Ben-Hur (2016)(原題)』。1959年に公開され、アカデミー賞で11部門を獲得した『ベン・ハー』のリメイク版。オリジナルの脚本を『それでも夜は明ける』のジョン・リドリーがリライトした。『ウォンテッド』のティムール・ベクマンベトフ監督により、"チャリオット・レース"をはじめとした名場面が、最新のVFXを駆使した映像で甦る。初登場3作品に押され、前週3位の『Pete’s Dragon(原題)』は6位にランクダウン。前週4位の『ジェイソン・ボーン』が8位に転落するなど、以下のラインナップもそれぞれ順位を下げた。
2016年08月22日オスカー俳優マシュー・マコノヒーが、人知れずYouTubeで“活動”していたという衝撃的な事実が明らかになった。「ET CANADA」によると、3日前にあるユーザーが「マシュー・マコノヒーの誰も見ていないYouTubeの公式チャンネル」とのタイトルで、マシューが投稿した動画のリンクを「アメリカ版2ちゃんねる」と呼ばれるソーシャルニュースサイト「Reddit」に貼ったことからマシューの公式チャンネルが発覚。それまでの2年間、地道に活動を続けていたマシューのチャンネルへの登録者は数百人という寂しすぎる数であったが、これをきっかけに現在は約7万2千人まで増加。とはいえ、やっぱりマシュークラスの俳優にしてはまだ少ないかもしれない。現在までにマシューが投稿した動画は6本で、そのうち2本は自身が声優を務めたアニメーション映画のトレーラー、4本はホームレスの人々にきれいな水を届けるための活動団体、スラム街の高校が必要としているものや生徒たちが満足できる環境を作るための団体への募金を呼びかけるなど、チャリティ活動に貢献する動画なのだが、誰も見ていなければ全く無意味…。しかし、急激に登録者数が増えたことにより、それぞれの動画の視聴回数も飛躍的に増加! ついに日の目を見たマシューの公式チャンネルに最新動画がいつ投稿されるか見逃せない。(Hiromi Kaku)
2016年08月22日ラッセ・ハルストレムがメガホンを取るディズニーの実写版映画『くるみ割り人形』のについて、新しい情報が入ってきた。「The Wrap」によると、タイトルは『The Nutcracker and the Four Realms』(くるみ割り人形と4つの王国)に決まり、以前から決定していた名門バレエ団アメリカン・バレエシアターのプリンシパル・ミスティ・コープランドとモーガン・フリーマンに加え、マッケンジー・フォイが新たに決定、キーラ・ナイトレイが交渉中だそうだ。『トワイライト』シリーズでロバート・パティンソンとクリステン・スチュワートの娘レネズミー役や、『インターステラー』でマシュー・マコノヒーの娘役を演じて天才子役と称えられたマッケンジーがクララ役を演じる。キーラは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに出演して以来、ディズニーと良好な関係を保っており、『くるみ割り人形』で金平糖の精役を打診されているという。映画は1816年に発表されたE.T.A.ホフマンの「くるみ割り人形とねずみの王様」をベースにしており、生命を宿したクララのくるみ割り人形が邪悪なネズミの王様と闘い、クララを冒険に連れ出すというストーリー。1892年の初演以来、バレエ界で高い人気を誇る物語だ。映画の公開日は未定。(Hiromi Kaku)
2016年08月17日「Hulu史上最高傑作」(「TIME」誌)といわれ、批評家から絶賛を受けているアメリカのHuluオリジナルドラマ「THE PATH/ザ・パス」がついに日本に上陸!日本での配信にともない、主演を務めた「ブレイキング・バッド」で知られるアーロン・ポールと、「ハンニバル」にも出演するヒュー・ダンシーからコメントが到着した。2人の子どもと共に何不自由なく、幸せな暮らしを送るエディ・レーン(アーロン・ポール)と妻のサラ(ミシェル・モナハン)。そんな幸せな生活は、ある信仰によって支えられていた。誰しもが抱えている心の闇を“光”で導いてくれたその信仰は、彼らの中で大きな意味を持っている。新興宗教団体「The Meyerist Movement(マイヤリスト・ムーブメント)」は哀しみを抱える人々に耳を傾け、そして魂に触れ光を照らす。信者たちはカリスマ性に富んだ教祖カル(ヒュー・ダンシー)の言葉によって救われ、この活動に一層の価値を見出していた。カルは巧みな言葉で彼らを鼓舞し、新しい世界・未来を創造しようとしていく。帰依した人々は哀しみから開放され、幸福に満ちた暮らしを手にしているような感覚にマインドコントロールされていた。そんなある日、脱退した女性から、団体の恐ろしい事実を聞いたエディ。その忠告を信じなかったエディだが、彼は団体の恐ろしい本当の姿を見てしまった。信じるものを全て失い、崩壊していくエディが直面する恐怖とは――?本作は、人間が抱える心の闇と葛藤を“新興宗教団体”を題材に描いた衝撃作。「フライデー・ナイト・ライツ」(日本未放送)でエミー賞を受賞、「ロズウェル-星の恋人たち」で知られるジェイソン・カイティムズが製作総指揮を務めた。全米で放送されるや、その内容から「衝撃的」「鮮烈だ」との声が批評家たちから上がり、瞬く間に話題を呼んだ。主演は、あの『ズートピア』でもパロディされた社会現象ドラマ「ブレイキング・バッド」をはじめ、ドラマや映画に引っ張りだこのアーロン・ポール。彼の妻役には、「TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ」でマシュー・マコノヒー&ウディ・ハレルソンと共演したミシェル・モナハン、新興宗教団体の若きカリスマ教祖には、「ハンニバル」で“レクター博士”マッツ・ミケルセンに翻弄されていたヒュー・ダンシーと、海ドラファンにうれしい豪華キャストが脇を固める。また、注目すべきは、アーロン・ポール演じるエディの息子役で登場するカイル・アレン。小栗旬が出演するCM「ペプシストロング 桃太郎」で“犬”と名乗る青年役を演じている、知る人ぞ知る注目の若手俳優だ。甘いマスクと透き通る眼差し、クラシックバレエで鍛えた身体は日本でも人気になる可能性大!さらに今回のHulu独占配信に伴い、アーロン・ポールとヒュー・ダンシーからコメントが到着している。■アーロン・ポール「THE PATH/ザ・パス」は新興宗教活動をテーマにしたドラマだ。そしてこの物語の核になるのは“家族”なんだ。主人公のエディはある瞬間から目を覚まし、教祖の説教を信じなくなる。だが、彼以外の家族は教祖の言葉に導かれ、信じきっている。そのとき、彼は家族全員を失う可能性があることに気づき、恐怖に包まれるんだ。■ヒュー・ダンシー僕が演じた教祖カル率いる新興宗教団体は活動を続けるかどうかの岐路に立たされるんだ。信仰を組み立ててきたシステムに亀裂が入り始めるんだ。どんな問題も助け合い、支え合う家族のような集団に…。脚本が素晴らしかったからこのドラマに出たいと思った。僕が参加を決断する前にすでにアーロンが出演することが決まっていたよ。我々は素晴らしい脚本に出会えたんだ。「THE PATH/ザ・パス」は8月11日(木・祝)よりHuluにて独占配信中、毎週木曜日1話ずつ配信予定(全10話)。(text:cinemacafe.net)
2016年08月11日ディズニーが企画中のライブアクション版『くるみ割り人形』の主演に、マッケンジー・フォイが決まった。フォイは、クリストファー・ノーランの『インターステラー』で、マシュー・マコノヒーの娘の幼い時代を演じて注目された。その他の情報正式なタイトルは『The Nutcracker and the Four Realms』。監督には、ラッセ・ハルストレム(『サイダーハウス・ルール』『ショコラ〈2000年〉』『HACHI 約束の犬』)が決まっている。フォイは『インターステラー』で放送映画批評家協会賞にノミネーションされた。最近はアニメ『リトルプリンス 星の王子さまと私』に声の出演もしている。同作品は、アメリカではもともとパラマウントが劇場公開する予定だったが、公開予定日直前に取りやめ、来月5日に、Netflixがストリームを開始する予定になっている。文:猿渡由紀
2016年07月28日米BOX OFFICE MOJOは6月24日~6月26日の全米週末興業成績を発表した。前週に引き続き『ファインディング・ドリー』が首位。公開3日間で累計興収1億ドルを突破後、1週間でさらに記録を伸ばし、既に2億8,655万2,649ドルと3億ドルの大台を目前に控えるヒットとなっている。2位には1996年に公開され、大ヒットしたローランド・エメリッヒ監督によるSFパニック超大作『インデペンデンス・デイ』の20年ぶりの続編となる『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』がランクイン。前作でエイリアンによる地球侵略を阻止して生き延び、エイリアンが残した宇宙船の技術を利用して防衛システムを作り上げた人類が、兵力を増したエイリアンの再襲撃に立ち向かうストーリー。監督はローランド・エメリッヒが続投し、戦闘機パイロットの主人公を『ハンガー・ゲーム』シリーズのリアム・ヘムズワースが演じる他、ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラムら前作の俳優陣も登場する。その他ブレイク・ライブリー主演のサメとの死闘を描いたパニック映画『ロスト・バケーション』が3位に、マシュー・マコノヒー主演で南北戦争を描いたゲイリー・ロス監督作の『Free State of Jones(原題)』が5位にそれぞれ初登場。それ以外のラインナップは、前週2位の『Central Intelligence(原題)』は3位に後退した他、以下も6位『死霊館 エンフィールド事件』、7位『グランド・イリュージョン見破られたトリック』など順位を下げている。
2016年06月27日シャーリーズ・セロンが主演を務め、「ゴーン・ガール」の原作者ギリアン・フリンの長編小説「冥闇」を映画化した『ダーク・プレイス』。このほど、本作に出演するクロエ・グレース・モレッツの場面写真が解禁。プライベートでは、“サッカー界の貴公子”ベッカム氏の長男ブルックリン・ベッカムと交際宣言したばかりのクロエが、小悪魔的な“超肉食系”女子を演じていることが分かった。1985年、田舎町で母親とその娘2人が惨殺される一家殺人事件が起こる。犯人として逮捕されたのは、15歳の長男ベン(タイ・シェリダン)。ただひとり生き残った末っ子の少女リビーが兄の犯行を証言したため、ベンは終身刑を宣告される。時がたち、31歳になったリビー(シャーリーズ・セロン)のもとに、有名事件の真相を追う“殺人クラブ”から招待状が届く。あのころ、家族にも心を開かなかった内気な長男ベンが、唯一心を許したのは、恋人のディオンドラ(クロエ)。ディオンドラは悪魔信仰にはまっており、彼女の影響で、ベンも次第に悪魔崇拝者と化してゆくのだが…。本作は28年前に一家殺人事件に遭い、生き残った少女が真実を見つめ直すヒューマン・ミステリー。事件を起こし終身刑の身となる長男のベンには、8月11日(木)公開『X-MEN:アポカリプス』にも出演するタイ・シェリダン。『ツリー・オブ・ライフ』のブラッド・ピットの息子役でデビュー、マシュー・マコノヒーと共演した『MUD-マッド-』で高い評価を得た彼は、スティーヴン・スピルバーグの次回作『Ready Player One』(原題)でも主演を射止めている。そんな彼が演じる15歳のころの内気なベンを翻弄する恋人が、プライベートでもモテモテながら堂々交際宣言したばかりのクロエ。解禁となった場面写真からもわかるように、本作では、一人の男の人生を狂わせる妖しい女性を演じている。いまや大注目の若手俳優のひとり、タイに時にしなだれかかり、時にキスを迫るも、彼はタジタジ!!クロエは、本作について「次に起こることが全然予測がつかないの、わかる?こちらが『きっとここがクライマックスね』と思って気を抜いた瞬間に、全然予測しないことがやってくるの。でも、その展開がとても巧妙に描かれているのから、どんなに残酷なことが起こったとしても、その続きを知りたくなるわ」と意味深なコメントを寄せている。強引で、艶っぽい小悪魔的な魅力を放つ本作のクロエに、目が釘付けになりそうだ。『ダーク・プレイス』は6月24日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月14日あのシャロン・ストーンが初めてTVシリーズ製作総指揮&主演に乗り出した「エージェントX」が、現在「プレミアムGYAO!」にて独占配信中だ。今回は、本作で極秘捜査員“エージェントX”を演じる渋メン、ジェフ・ヘフナーに注目した。本作は、アメリカ合衆国初の女性副大統領(シャロン・ストーン)とある1人の男(ジェフ・ヘフナー)がタッグを組み、数々の難題に立ち向かうスタイリッシュなスパイ・アクション。彼らが挑むのは、CIAやFBIも取り扱えない極秘ミッションの数々。その超絶本格アクションを、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』や『ワイルド・スピード』シリーズのスタッフが手がけていることでも話題だ。本作で、貫禄たっぷりのシャロンが演じる女性副大統領の下、米国の危機を救うミッション挑む謎の捜査員“エージェントX”ことジョン・ケースを演じているのが、1975年6月22日生まれ、アメリカ出身のジェフ・ヘフナー。海外ドラマファンには、「The OC」シーズン3に登場したマット・ラムジー役で一躍注目を集めたことでもお馴染み。全米で大ヒット中の「シカゴ・ファイア」にも出演し、2014年にはマシュー・マコノヒーやアン・ハサウェイとともに『インターステラー』にも参加するなど、活躍中だ。身長188cmの長身と、ビシッとキマったスーツ姿や革ジャン姿で次々繰り出す、キレッキレの本作アクションシーンは必見。スーツを着ていても分かる鍛えあげられた肉体美は、第1話冒頭からお披露目されており、かと思えば、甘いマスクではにかんだ笑顔を見せるギャップも魅力的。まるで、『007』シリーズのダニエル・クレイグや、『トランスポーター』シリーズのジェイソン・ステイサムを彷彿とさせる色気を放つ大人のイケメンに魅了されてみて。「エージェントX」シーズン1は「プレミアムGYAO!」にて随時配信中(全10話、12月31日まで)。(text:cinemacafe.net)
2016年05月05日それにしても、マシュー・マコノヒーはいつからこんなカメレオン俳優になったのかなと思う今日この頃。第86回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した『ダラス・バイヤーズクラブ』での痩せ細った姿が記憶に新しいですが、そもそも彼は二枚目スターで売ってきた人。ところが最近は、『ダラス・バイヤーズクラブ』で見せた、捨て鉢な男が権力への怒りを力に変えていく様子や、ちょい役ながら『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で大きなインパクトを残した倫理なき金の亡者ぶり、『インターステラー』で見せた元宇宙飛行士らしい哀愁ただようインテリっぷり、『マジック・マイク』で女性たちを魅了した色気むんむんの男っぷりなど、ひとつとして似たような役を演じていないのが凄いところです。二枚目俳優は短命というのが定説ですが、上手く個性派にシフトしていけば、良質な作品で長く活躍し続けられるという良い例なのでしょう。日本の青木ヶ原樹海を舞台にした新作『追憶の森』では、ちょっとだらしない大学非常勤講師アーサーを演じています。とはいえ、本作の中でも、妻との関係に行き詰まり苛立つ男、絶望から死を選ぼうとする無気力な男、サバイバルのため必死になる男、愛を失い引き裂かれそうになる男、出会ったばかりの男に友情を覗かせる男と、同一人物ながらさまざまな側面を演じ分けているマシュー。ひとりの男の変化、内面にある複雑な想いを見事に表出させる彼の姿に、持って生まれた才能はもちろん、それを花開かせた彼の情熱、充実した俳優人生を感じずにはいられません。さらに彼は外見にも恵まれたといえるでしょう。それは単にカッコイイというだけではなく、チンピラ(!)から、ストリップクラブのオーナー、宇宙飛行士に至るまで、説得力を持って演じられる外見と言う意味。もちろん、メイクアップアーティスト、衣装デザイナー、スタイリストらプロの協力を得て役に合った外見を作っていくわけですが、彼の場合、表情ひとつで、品性のようなものを劇的に出し入れできているように感じるのです。それが上手く活かされているのが本作。学者らしく、オックスフォードシャツにチノパン、ステンカラーコートを愛用するアーサーですが、佇まいは同じでも、ときに優しい、ときに卑屈な表情を見せる様子が実にリアル。同じ人間だって、常にかっこいいわけでも、常にいい人なわけでもないですからね。ナオミ・ワッツ演じる妻ジョーンに対しても、そのときどきで違った気持ちをぶつけるシーンが登場しますが、彼女を見つめる表情にもご注目を。彼が見せる変化には、かなりゾクゾクさせられることでしょう。話は変わりますが、『追憶の森』劇場用パンフレットに、別視点でコラムを寄稿させていただきました。劇場にお越しの際は、ぜひお手に取ってみてください。(text:June Makiguchi)
2016年05月01日●『追憶の森』撮影中、おにぎりはマコノヒーの息子に日本のみならず、世界で活躍する俳優・渡辺謙。『ラストサムライ』(03年)を皮切りに『バットマン・ビギンズ』(05)『硫黄島からの手紙』(06年)『インセプション』(10)など数々の作品に出演。さらにはNYリンカーンセンター・シアターで、ミュージカル『The King and I(王様と私)』に主演し、トニー賞主演男優賞にノミネートされるなど、グローバルに羽ばたいている。ガス・ヴァン・サント監督による最新作『追憶の森』(4月29日公開)では、オスカー俳優マシュー・マコノヒーと共演し、マコノヒー演じる主人公のアーサーが人生の終わりを求めて訪れた青木ヶ原樹海で出会う日本人ナカムラ・タクミを演じる。最新作にかける思い、そして映画、舞台といったエンタメをとりまく環境について話を伺った。○おにぎりでクイックチャージ――渡辺謙さんは、現場にご自分で作られたおにぎりを持って行って共演者の方と食べることがあり、過去にはレオナルド・ディカプリオさんともおにぎりを食べた仲だそうですが、今回も持って行かれたのでしょうか?持って行きました。今回は特に現場が森の奥なので、なかなか戻って来る時間がなかったんですよ。ランチボックスをデリバリーしてもらって食べていましたが、本当に自分のおなかがすいたタイミングでごはんになるわけではないので。炊き込みごはんのおにぎりが多かったです。――それはマシュー・マコノヒーさんにも勧められたのですか?いつも多めに炊いて持っていくので、今回も「食べる?」とマシューにあげました。そうしたら、現場に連れてきたマシューの3歳くらいの息子が食べてしまったみたいで、「全部取られた!」と報告されました(笑)。やっと歩き始めたくらいで、一番下のお子さんだったのかな。マシューが「すっごいおいしそうに食べてたよ」と言うから「良かった良かった」と思いましたね(笑)。――共演される俳優の方々はびっくりしそうですね。あまりおにぎりを持ち歩いている人はいないので、「何それ!」「食べる?」といったやりとりはよくありますね。けっこうクイックチャージできるんですよ、おにぎりって。○センセーショナルな意見を一般論のように扱う状況――日本と海外の映画界の違いについて「海外は批評がしっかりしている、日本は良くない」といった意見が盛り上がることもありますが、両方に関わられて、実際に違いを感じますか?逆に、SNSなどで個人の意見が拡散されて議題に乗ることが気になります。センセーションであればあるほど取り上げられたりしますよね。少し前までは、批評家がある種、切腹覚悟で批評を書いていたように思います。――批評に責任を持っていたのが批評家だったんですね。見識があって、自分の名前を出して書いていた、責任を持った批評だったわけですよね。それが最近は匿名であっさりと評価を下されてしまうことに、危うさは感じています。もちろん、個人が映画を見て自由な感想を持つのは当たり前ですが、あっという間に議題に乗ってしまい、一般論として扱うことに危惧を感じる点はあります。文句があっても、せめて見てから言って欲しいとは思いますし、「書いているのはあなただよ」ということは、きちんと引き受けてほしいです。――アメリカでは状況が違いますか?同じだと思いますよ。インターネットやSNSの環境は全世界的なことですので、日本だから外国だからということはありません。ただ文句を言うのではなく、映画やエンタテインメントというものを、もっと大切にしてほしいという思いはあります。身近になったと言えば良いことではありますが、扱いが軽くなっている部分は感じますね。●ふわっとした人を取り込むために、命をかける○死を受け止めることの重さを感じて――この作品は人の死に関わる部分が大きいですが、渡辺さんご自身の死生観が反映されている部分などはありますか?僕の個人的なことだけでなく、今は本当に、人の死に立ち会い、受け止めるといったことが、なかなかリアルではないのではないか、とは思います。大きな災害が起こった時に、人の生死が数字としてカウントされてしまうことの怖さもあります。現実としてそのできごとに傷ついたり、受け止めたりしなければいけないことはあるわけで、深くて重くて大事なものであることを、映画というフィクションを通してでも感じてもらえたら、と思いますね。――タクミという役柄については、どのような役作りをされたのでしょうか?タクミは生死の世界の中間点にいる存在で、アーサーの奥さんであるジョーン(ナオミ・ワッツ)の思いを受け止めるような役割でもあると考えながら、演じていました。青木ヶ原という場所の磁力もあり、「タクミだけどタクミではない」という瞬間もあったと思います。単純にひとつの役をつくり上げるのとは違う意味で、面白かったですね。「ナオミ・ワタナベ・ワッツ」みたいな感覚はありました(笑)。――観ているだけでもハードそうだったのですが、一番大変だったシーンを教えて下さい。やっぱり、濁流に飲まれるシーンですね。4日間くらいずっとずぶ濡れのシーンを撮っていたので、本当に大変でした。○映画の世界と、舞台の世界の違い――ブロードウェイの舞台にも出演されていますが、映画の現場との違いや受け止められ方の違いなどはありますか?映画はミステイクの連続で、いっぱい撮ったテイクの中で良い物が出てくればいいという考え方です。舞台の場合はいかにミスを減らしながら、一気に高いところまで世界を作り上げるかという、全く性質の違う時間の流れになっていくんですよね。また舞台の時って、全体のショーが3時間で、開演の2時間前から劇場に入るので、合計で6時間くらい劇場にいることになります。2回公演の時はもっと長くて、11時間くらい。その公演のためだけに24時間を費やすのは、非常に贅沢な行為ですよね。――観る方も「その舞台のために」1日を過ごすこともあるんじゃないでしょうか。これがまた、そこまででもないかな(笑)。今回の『王様と私』の公演(3月17日~4月17日)が終わってから時間があったので、ショーを観に行ったんです。20時の回だったので、夕方からごはんを食べてワインを1杯飲んで、わーっという気持ちで劇場に入って、「あ、観る方ってこんなんだよな」と思いました(笑)。でも、ザッツ・エンタテインメントだから、それがいいんですよ。ふわっとした人をみんな取り込むために、やる方は命をかけないといけないということが、逆側の立場になってよくわかりましたね。『追憶の森』富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海、死を求めて訪れたアーサー・ブレナン(マシュー・マコノヒー)。しかしアーサーの前に森の出口を求めてさまよう日本人男性・ナカムラタクミ(渡辺謙)が現れ、2人は出口を探すことになる。怪我を負いながらも森をさまよううちに、アーサーは妻(ナオミ・ワッツ)のことを話し始める。
2016年04月30日『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞を受賞したマシュー・マコノヒーと、日本を代表する国際派俳優・渡辺謙が初競演を果たした『追憶の森』。先日、大盛況の内に幕を閉じたブロードウェイ・ミュージカル「王様と私」で2度目の“王様”を演じた渡辺さんが、青木ヶ原の樹海を舞台にした本作中でもその歌声を披露する本編映像が到着。マコノヒーも、絶賛を贈っているという。富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海を、人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、行動を共にするように。次第に方向感覚を失った2人。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサーは、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める…。「王様と私」では、歌やダンスを披露するミュージカルは初挑戦ながら、トニー賞ミュージカル部門主演男優賞にノミネートされ、多くの称賛を浴びた渡辺さん。今回は、劇中で渡辺さん演じるタクミが「王様と私」ばりの歌声を披露する(?)本編のワンシーンが到着した。森を彷徨い歩いている最中、突然の大雨に見舞われたアーサーとタクミ。冷えた身体を焚火で必死に温めているアーサーの後ろで、タクミは突然ある歌を歌い始める。それに合わせてアーサーも歌い始めるが、伸びやかに歌い上げるタクミと適当に合わせただけの気の抜けたアーサーの歌声は、さながら不協和音のように樹海に響いていく。タクミが歌っているのは、1951年に公開されアカデミー賞作品賞をはじめ8部門を受賞、ジョージ・ガーシュウィンが作曲を手掛けたダンス・ミュージカル映画『巴里のアメリカ人』の劇中歌「天国への階段」だ。渡辺さんは、劇中では日本語で歌っているが、なんと歌詞は自ら英訳、さらにアレンジを加えた完全オリジナル版だという。マコノヒーは、渡辺さんの歌声について「いまいましいほど歌が上手なんだよ!」と大絶賛、さらに「今度、君と共演するときは、アクション映画をやるより一緒に歌って踊りたいね。ミュージカルをやろう! デュエットするんだよ。きっと楽しい共同作業になる」と、まさかの逆オファー!もしかしたら、ミュージカル映画で2人が再共演する日も近い、かもしれない?『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月29日死に場所を求めてアメリカから日本に向かい、富士の青木ヶ原を目指した男性が、樹海に足を踏み入れた途端に傷だらけの日本人男性と出会う。外界から隔絶された空間での2人の会話劇は思いがけないもう1つの物語が導き出し、愛と生命の尊さを描いていく。ガス・ヴァン・サント監督がメガホンをとり、マシュー・マコノヒーが『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞受賞直後の出演作として選んだ『追憶の森』。渡辺謙はマシューが演じる主人公・アーサーの前に現れる傷だらけの男、ナカムラ・タクミを演じている。数年前、初めて脚本を読んだとき、「最初に思ったのは、こういう死生観感にアメリカ人、外国の人が興味を持つようになったんだな、ということです」と渡辺さんはふり返る。「ただ、お話を頂いたのは2011年の震災後すぐだったので、当時の僕にはそれを受け止めるだけの余裕がない、とペンディングしていたんです。でも、一昨年かな。ガスが手を挙げてくれたので。これはもしかしたら、すごく良い作品になるんじゃないかという思いがあって、お受けすることになりました」。ヴァン・サント監督の参加が大きなきっかけの一つだが、「後からの答え合わせみたいになっちゃうんですけど」と前置きして、渡辺さんはこう続ける。「たまたま、この間、胃がんが見つかって。手術をしていただいて、あっという間に仕事ができるようになったんです。そこで医学や科学のものすごい進歩を体感したわけです。昔だったら治らなかったり、見つけられなかったり、それで人は亡くなっていたんですけど、それが見つかるようになり、すごい手術もできるようになった。今回はそこまで深刻ではなかったにしても、20代の後半に味わった“人生には終わりというものが必ずある”という感覚を、久々に思ったわけです。医学や科学がこれだけ進歩しても、それはもう何千年も人間が抱えてる命題なんだと再認識したというか。だから、こういう映画を作ることにも多少なりとも意味があるんだと思いました」。マシューとは撮影の数か月前に一度会って以降、撮影初日までは敢えて顔を合わせないようにした。「ガスは『リハーサルや打ち合わせしたりする?』って聞いてくれたけど、『初日に樹海で会うまでいいんじゃない?』と言ったら、『そうだね。そうしようか』と。衣裳合わせとかも、全部すれ違いのスケジュールにしてくれて。撮影当日も、樹海で『アクション!』となるまでは顔を合わせないようにしてくれたんですよ。で、それなりに面白いエモーショナルなシーンになったんですけど、あまりにもエモーショナル過ぎて、『これは使えないね』って(笑)。でも、そうやって毎日積み上げて行くことで、2人の関係性ができ上がっていったので、それは間違いではなかったなと思います」。マシューについて、「もちろん経歴も違うし、歳も違うんだけど、タイプ的に似てるような俳優だという気はするんです」と言う。「それなりに準備はちゃんとするんだけど、それは全部置いて、裸一貫というか、何にも持たない状態でカメラの前に捨て身で立っていくところが結構似てるなと思って。あまり構えずに、そこで起きていること、そこで感じることをどこまで忠実に出せるか、みたいなことを2人でやっていけたような気がします」。マシューは撮影時の渡辺さんについて、常に準備万端で現場に現れたと語っている。彼のコメントについて、「いや、四の五の言わないからでしょ」という反応がすぐに返ってきた。「現場に入って、『俺はこうなんだ。このシーンは…』と、そういう理詰めの人もいるけど、僕はもう(笑)。そういう意味でも僕とマシューは似てると思ったんです。彼もそのままストンとそこに立つ人で。だから、彼の言ってくれた言葉は、そのまま返したい感じです。彼もそういう人でした」。アーサーとタクミの物語はすべて樹海の中だけで起きる。だが、出口を求める2人の彷徨は、観客にとってはもちろん、演じる俳優たちにとってもドラマティックなものだった。「最初に脚本を読んだときに、こんな大変な話だとは思わなかった。2人で樹海を彷徨って終わる話だと思ってたら、こんなに大変になるとは…。ちょっと予想外でしたね」と言う渡辺さんの表情には達成感が見てとれる。「自然と、撮影がないときは日常の回転数を落としましたね。撮影から戻ると、本当に誰とも会わずに、じーっとしてました。回転数を上げると、マインドが変わっちゃう気がしたんですよ。だからあの頃、嫁さんとも電話でも喋らず、メールのやり取りだけで済ましてたりとか、そんなことでしたね」。『ラスト・サムライ』でハリウッドに進出してから10余年、渡辺さんがこれまで出演した海外作品はクリント・イーストウッド監督やクリストファー・ノーラン監督などの大作ばかり。今回もガス・ヴァン・サント、マシュー・マコノヒーというアカデミー賞受賞経験者が揃う作品だが、いわゆるメジャー・スタジオ大作ではなく、インディペンデント作品。撮影現場の違いもあっただろうか。「ガスの映画だという違いはあったんですけど、そんなに少人数でもなかったですし。ただ、もちろんスタジオのプロダクションがやってるバジェットではないので。でもね、撮ってる感覚はそんなに変わりないですね」。それよりも監督が誰なのか。その違いこそが「大きいですね」と言う。「そんなにすごい細かく繊細に詰めてどうこうってことはないんです。ぼん、とカメラの動きを決めて、『こんな感じ?』『じゃあやってみようか』とマシューと2人でリハーサルして。わりと放りっぱなしという感じでした。それは、信頼されてたのかもしれないですけど」。渡辺さんがツイッター(@harryken311)を始めたのは、ちょうど『追憶の森』の撮影が始まった2014年夏だった。詳細にふれないよう細心の注意を払いながら、現場の様子や感じたことをつぶやいていたが、改めて当時のツイートを読み返してみると、タクミについては「本当に厄介で面白い役」と表現し、先の発言と同様に「事前のプランを全部捨てて、とにかく何を感じるか?それに徹してます」と役に臨む気持ちを綴っている。「結局、僕の役って実線じゃない感じがするんですよ。要するに点線だったりとか、もしかしたら影絵みたいな。それでいてそれでないような、というかな。そんな部分があって。だから、彼のバックグラウンドや人生観を全部掘り起こすのではなく、どれぐらいのさじ加減で出していくかをガスとも話をしながらの演技でした。ある時点からはそれを面白がってやってましたね」。お気に入り、あるいは印象深いシーンは?という質問には「ちょっと哲学的なセリフが多かったですが、『魂が昇華するときに花が咲くんだよね』というシーンですね」というお答え。「すごく幻想的にも撮ってましたし、輪廻転生みたいな感覚はすごくよくわかる感じもあったし。デザイナーがすごくかわいい花を作ってくれたので、いいシーンになったと思います」。それにしてもタクミとは一体、何者なのか。樹海の中からアーサーの目の前に現れ、彼と言葉を交わしていくにつれ、その謎は深まっていく。渡辺さんは「この世とあの世の臨界というか結界があるとしたら、そこのフレームから顔を出してる人みたいなものですよ。恐らくね」と言う。「さっき話した、自分とは違う魂が昇華するときに花が咲くっていう話。それはもしかしたら、自分の終わりかも知れないわけですよ。自分もいつかはこうやって花が咲いたら昇華できるかもしれない。それはいいことかもしれないし、悪いことかもしれないし、ある種の未練として、それがもう無くなって消えていくかもしれない。その辺って、明確なロジックにあてはまることではなくって、非常に微妙な曖昧なところで話が進んでいく。あまりそのことを僕の中で明確に輪郭つけようっていうふうにはしなかったですね。こういうことかな、ああいうことかな、みたいな。そういう“居方”みたいなものは気をつけました。あんまり色濃く、本当にこう、できればそれこそCGで輪郭を薄くして欲しいみたいなね、ところはありましたから」。取材が行われたのは3月初旬。以前と何ひとつ変わらず、明るくて前向きで、写真撮影中はカメラマンに冗談を飛ばす気さくな渡辺さんがいた。取材から数日後には渡米し、今月17日(現地時間)まで、ブロードウェイでミュージカル「王様と私」の舞台に立ち、2度目のキングを演じた。そして取材時には明らかにされていなかったが、当時は夫人の南果歩さんも闘病中だったことが後に発表された。どんなときでも態度を変えず、常に準備万端。世界で活躍するために求められる本物のプロフェッショナリズム。渡辺さんはそれを体現している。(text:Yuki Tominaga/photo:Kyoko Akayama)
2016年04月28日俳優の渡辺謙が26日、都内で行われた映画『追憶の森』プレミアイベントに登壇した。今月17日に幕を閉じたブロードウェイ主演ミュージカル『王様と私』の公演終了後、初の公の場となった。渡辺とマシュー・マコノヒーが初共演を果たした本作は、富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海を舞台に描いたミステリー。人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人のアーサー(マシュー)が、出口を求めてさまよう日本人のタクミ(渡辺)と出会い人生を見つめ直していく。渡辺は、オファーを受けたのは「東日本大震災のあと」だったため、「死生観というシリアスなテーマを背負いきれる余裕がないと思い、一度止めてもらった」と告白。その後、ガス・ヴァン・サント監督がやると手をあげ、「ガスならシリアスな題材でもメルヘンのようなロマンチックな映画にしてくれるだろう」と思い、参加を決意したという。撮影では、日本語の縦看板などの制作に渡辺も協力。「"てにおは"が間違っていたり、うまく書けていないものがあったので、『俺書くわ』って」と振り返った。お菓子の空き袋やジュースの缶にハングル文字が混じっていることもあり、「これ違うわ」とその都度アドバイスしたそうだ。マコノヒーもビデオメッセージで登場し、渡辺について「独特な雰囲気がある。威厳を感じた。王様のようだよ」「あんなにユーモアがあって愉快な人とは」などとコメント。「ケンが豪華な夕食をごちそうしてくれて、いまだにおなかいっぱいだよ」と日本滞在中に食事をしたエピソードをユーモアを交えて語ると、渡辺は笑って「彼はテキサスなので肉をと思い、焼肉に連れて行った」と話した。また、マコノヒーが「お孫さんが生まれるんだって! しかも双子だとか。おめでとう!」と長女・杏が今夏、双子を出産予定であることを祝福し、「君の血を受け継ぐ人間が増えるのは喜ばしいことだ。今度は子供も交えて会おう」と呼びかけると照れ笑い。マコノヒーが「歌が上手い。みんなのために歌ってあげて!」と無茶ぶりした場面では、「いいって!」と苦笑しながら突っ込んでいた。
2016年04月26日映画『追憶の森』のプレミア試写会が4月26日(火)に開催され、渡辺謙が舞台挨拶に登壇した。渡辺さんはブロードウェイミュージカル「王様と私」の公演を終えてすぐの帰国で、久々に日本のファンの前に姿を見せた。映画はガス・ヴァン・サントがメガホンを取ったミステリーで、富士の裾野に広がる青木ヶ原の樹海で出会ったアメリカ人の男(マシュー・マコノヒー)と日本人の男(渡辺さん)が織りなすミステリー。渡辺さんは、本作への出演の経緯について説明。「実は、最初に脚本があって『こういう役をやりませんか?』とプロデューサーから話をもらったの東日本大震災の後でした。死を前にしてどう生きるか?というシリアスなテーマで、当時の僕の心理として背負いきる余裕がなくて『ペンディング(保留)してほしい』と伝えたんです。その後、ガスがこれをやりたいと手を挙げてくれて、シリアスで苦しい題材を彼ならメルヘンチックでセンチメンタルな映画にしてくれるという予感がありました。さらに白人の男性の役にマシューが決まり、もろ手を挙げてやりましょうとなりました」と明かす。この日は、来日がかなわなかったマシュー・マコノヒーからビデオメッセージが到着!事前に収録されたビデオにもかかわらず、マシューの言動に渡辺さんがいちいち、ツッコミを入れるなど、まるで、その場で会話をしているかのようなユーモラスなやり取りが展開する。「王様と私」を終えたばかりの渡辺さんに、マシューが「みんなの前で何か歌って!」とムチャぶりをしたり、「次はミュージカル映画で共演を!」と語るなどノリノリ!渡辺さんは「映画の中で歌ってますので!」と苦笑交じりにムチャぶりをかわしていた。渡辺さんはマシューについて「似ているタイプの俳優だと感じました」と述懐。「準備はしてくるけど、カメラの前に立つと、そこで感じたもの、生まれたものを信じ、的確に返していくんです。ナイターの撮影が多かったんですが、夜中の3時とか4時にずぶ濡れで終わって、懐中電灯を手に2人で3~4キロ(山道を)歩いて帰ってましたね」とふり返った。日本での撮影時には渡辺さんはマシュー夫妻を食事に招待したそう。「彼はテキサスなので、肉を食わせようと焼肉に連れて行きました」と明かす。また誕生日プレゼントにはお香をプレゼントしたという。さらにマシューは、渡辺さんの娘の杏さんが双子を妊娠中ということも知っており、ビデオを通じて改めて祝福を送っていた。最後に渡辺さんは、熊本地震、さらに東日本大震災や、世界での難民やテロといった問題について触れ「どこに安住の地があり、どこで静かに暮らせるのか?穏やかな暮らしはいつまで続くのか?そんなことを悩み続ける時代に差し掛かっています。どうやって“死”を受け止め、大事な人の存在を生かし続けることができるのか?ガス・ヴァン・サントが優しく描いてくれました。よく『これを観ると元気になる』とか『泣ける』映画はありますが、これは観て“立ち止まってもらえる”映画だと思います。留まって、いまいる場所を確認し、また歩みを進める――森の中で一緒に佇んでいただける映画だと思います」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月26日アカデミー賞俳優のマシュー・マコノヒーと、アカデミー賞およびトニー賞にノミネートされた実績を持つ日本を代表する国際派俳優・渡辺謙が初共演を果たした『追憶の森』。本日4月22日(金)の“良い夫婦の日”に、マシュー演じる主人公アーサーの妻ジョーン役で本作に参加したナオミ・ワッツが、“夫婦円満の秘訣”について語るコメントが到着。劇中の“夫婦”の様子も明らかになった。本作は、その演技力と存在感で映画界に確固たる地位を築いた2人が青木ヶ原の樹海を舞台に、『エレファント』『ラストデイズ』『永遠の僕たち』などを手がけてきたガス・ヴァン・サント監督と共に生み出した“不思議なミステリー”。マシューの妻役として、2度のオスカー候補となった演技派ナオミ・ワッツの豪華共演も話題となっている。今回、到着したのは、劇中の夫婦の“痴話げんか”のような本編シーンの一部。映像では、ヤカンに火を着けたまま居眠りをしていたことを、妻ジョーンはアーサーにとがめられてしまう。しかし、居眠りをしている自分にコートをかけてくれていたアーサーの優しさを感じつつも、ジョーンの口調はどこかとげとげしい。結婚生活は長く、お互いに愛し合っているものの、さまざまな問題を抱えていることから亀裂が生じた、不器用な2人の姿が映し出されている。ナオミは自身の役柄ついて、「彼女はもっと認めてほしかったの。彼の“過ち”を許してあげるべきだったけれど、そこまで成長しきれてなかった。そして自分の身を守ることを優先したの。2人ともそうしたんだと思うわ」と語る。マシューもまた、自身の役柄について「彼女には『悪かったわ』と言うチャンスがなかったけど、実は言いたがっていたことに彼は気づいていて、そのことで彼女に対して罪の意識を持ってるんだ」とそれぞれに分析する。ナオミといえば、『スポットライト 世紀のスクープ』で一連のスクープのきっかけをつくった“よそ者”編集局長役を好演する、俳優のリーヴ・シュレイバーが長年のパートナー。2人の息子を持ち、“結婚”という形式はとっていないものの、その睦まじい関係で知られている。「夫婦の関係性は、互いを尊重し、寛容でいることが大事だと思う」と、自らの考えを披露するナオミ。「(劇中の)彼らは子どももいなかったし、過去の浮気問題が浮上したりするけど、問題は2人がそれを乗り越えられるかということで、この映画は、よりよい人生を送るために、そして生き続けるために、それらを乗り越えろということを伝えていると思うの」と明かしている。劇中の夫婦のやり取りには、より“良い夫婦”になるためのヒントが詰まっており、夫婦生活を見つめ直すきっかけを与えてくれそう。全ての謎が解けたとき、傍にいる相手に感謝したくなる、そんな本作をスクリーンでも確かめてみて。『追憶の森』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月22日ガス・ヴァン・サント監督作で、渡辺謙さんがマシュー・マコノヒーさんと共演!その顔合わせだけでも期待せずにいられない『追憶の森』。謙さんが演じるのは、死に場所を求めて青木ヶ原の樹海へ足を踏み入れたアーサー(マシュー・マコノヒー)が出会う日本人タクミ。「ガスだったらこの世界観をすごくいい感じで撮ってくれるだろうなと楽しみでしたね。ガスは繊細に演出する人かと思っていたら、セッティングが終わったら“だいたいこんな感じ”と撮りはじめる。マシューとは打ち合わせもほとんどせずに現場に行って、ライブな感じで演じてました」謙さんもマシューさんも、これまでのハリウッド作品で観るのとは顔が違って見えるのも印象的だ。「ガスとこの作品によって、ありのままの自分でいさせられたのかもしれない。ストイックと言っちゃうとそれまでだけど、撮影中はほとんど口をきかなかった。嫁さんとも連絡事項をメールでやりとりしたんですけど、電話もしなかったですね。何もせずにホテルの部屋にずっといて、呼ばれたら現場に行くという俗世と縁を切った生活で。でも、混ぜご飯は作りました。マシューにあげたら、一番下の子供がすごい大きなおにぎりを一人で食べちゃったって言ってましたね(笑)」実はガス監督とマシューさんの参加が決まる前に、震災直後に一度オファーを受けていた作品。生と死を描く世界は、当時はヘビーに感じて「今はできない」と答えたそう。「死というものは、永遠の命題なんですよね。それは今回、病気を発見してもらった時に再認識しましたし、家族や近親者も大切な人の死をどう受け止めて、前を向いて生きていかなければならないかということは震災の時も考えた。若い世代がこの映画をどう受け止めてくれるのか、怖さも含めて興味ありますね」一見ガス監督らしからぬサバイバル劇の様相を呈しながら、死にたがっていた2人の男が、生を渇望しはじめる姿を描く物語は、ミステリアスでありながらも温かい余韻が待っている。とはいえ、日本の観客にはちょっと引っかかる部分も。「最初にスクリプトを読んだ時に、僕もそれはありました。で、変えたんですけど(笑)。でも、ガスがこだわったラストに合わせて元に戻した。逆に謎かけみたいになっていて、これはありだなと」そう、劇中に登場する言葉やモチーフが物語の鍵になっている。そんな鍵を握るもう一人の人物が、ナオミ・ワッツ演じるアーサーの妻。アーサーは妻のことを何も知らなかったと自分を責めますが、謙さんはそんなことありませんよね?「いや、知ってるつもりだったんだけど、全然知らないということはあるかもしれない。結局、どんなにわかりあったつもりでいても、いい意味で他人だし、違う人間なんだよね。だから興味もあるし、一緒にいても飽きないんですよ(笑)」◇わたなべ・けん‘15年のトニー賞ミュージカル部門主演男優賞にノミネートされた『王様と私』が、この春に再演され話題を呼んだ。映画『怒り』(李相日監督)は9月17日公開。◇脚本のクリス・スパーリングは『リミット』で脚光を浴びた注目株。監督/ガス・ヴァン・サント出演/マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツほか4月29日、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。(C)2015 Grand Experiment, LLC.※『anan』2016年4月27日号より。写真・丸尾和穂(KiKi inc.)スタイリスト・馬場順子ヘア&メイク・筒井智美(PSYCHE)インタビュー、文・杉谷伸子衣装協力・GUCCISalvatore Ferragamo
2016年04月21日マシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンがダブル主演を果たした海外ドラマ『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ〈ファースト・シーズン〉』のブルーレイ&DVDが本日より発売される。先ごろ行われたイッキ見試写会では91点の高い満足度を獲得しており、来場した映画ファンからは「映画好きにおススメしたい」との声が多く寄せられた。予告編動画本作は、ルイジアナの田舎町で発生した殺人事件を中心に、ふたりの刑事の17年間にも渡る葛藤や友情のドラマを描いた全8話完結のクライム・サスペンス。マコノヒーが元・麻薬潜入捜査官で心に闇を抱えるラスト刑事を、ハレルソンがラストとは真逆の社交的な性格のマーティン刑事を演じる。全8話をひとりの脚本家、ひとりの監督が担当し、その一貫した世界観やこだわり抜かれた映像美、緻密なストーリー構成が放映中から好評を得ていたドラマだが、観客も「ハードで密度の高い内容」「長い時間だったが脚本の良さからか全く飽きなかった」「描かれている世界がキレイで、一瞬も見逃したくなかった」と絶賛。特に「映画好きな人におススメしたい」といった声が多く、「海外ドラマというより8時間の映画という感じ」「映画並みの作りこまれた映像・ストーリーと俳優の演技」「脚本も映像も日本のドラマには出来ないレベルなので、どんどん引き込まれること間違いなし!」と理由を語っている。さらに昨日より、コリン・ファレル、ヴィンス・ヴォーン、レイチェル・マクアダムズ、テイラー・キッチュら豪華キャストが共演する『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ〈セカンド・シーズン〉』の予告編が公開されている。世界観はそのままに、舞台とキャストは一新されており、どのようなドラマが展開するのか期待が高まる。『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ〈ファースト・シーズン〉』ブルーレイ&DVD 発売中コンプリート・ボックスBlu-ray(4枚組/全8話):11300円+税コンプリート・ボックスDVD(5枚組/全8話):9400円+税『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ〈セカンド・シーズン〉』5月18日(水)発売コンプリート・ボックスBlu-ray(4枚組/全8話):11300円+税コンプリート・ボックスDVD(5枚組/全8話):9400円+税発売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント(c)2016 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and related service marks are the property of Home Box Office,Inc. Distributed by Warner Bros. Home Entertainment Inc.
2016年04月20日