リドリー・スコット監督が歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー『最後の決闘裁判』。この度、本作で『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』以来、24年ぶりに脚本タッグを組んだマット・デイモンとベン・アフレックの脚本制作秘話が明かされた。『オーシャンズ』『ボーン・アイデンティティー』シリーズなど数々の人気作に出演し、アカデミー賞では主演男優賞をはじめ多数のノミネート経験を持つマットと、『ゴーン・ガール』『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』などへの出演だけでなく、『アルゴ』では監督としての手腕も発揮したベン。彼らがハリウッドに名を轟かせたきっかけは24年前。共同で脚本を手掛け、第70回アカデミー賞脚本賞受賞を果たした『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』。共に俳優としても出演し、マットはこの作品で、アカデミー賞のほか、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞で主演男優賞にノミネート。一躍、世間の注目を集めた。そんな彼らが再びタッグを組んで脚本を手掛けたのが、フランス史上最後の“決闘裁判”をテーマにした本作『最後の決闘裁判』。マットは前回タッグを組んで脚本を手掛けた当時をふり返り、「僕たちは20歳とか22歳だった。あの頃はとても非効率的だったんだ。キャラクターのことは理解していても構成というものが分かっていなかったからね。脚本を何千ページと書いても、完成した映画の中では全然使われなかった」と裏話を明かし、「それがきっと、こんなに長く脚本を書くことから離れていた理由なんだ。二人とも忙しくなってそんな非効率なことはできなくなっていたからね」とこれまで脚本を手掛けてこなかった理由について言及。そして今回の脚本作りは「あの頃とは全く違うプロセスだった」と言い、「物事がとても素早く進んでいくことに驚いた。今回の脚本は6週間くらいで仕上がって…」と明かした。また、2人から指名される形で本作の監督に就任したスコット監督は、「(マットは)とりつかれたように『羅生門』の話をしていたよ。私は一つの行為が登場人物3人の視点で、それぞれ描かれるというポイントに惹きつけられたんだ」と脚本を絶賛。そんな3人の視点で描かれる本作では、決闘裁判に臨む騎士カルージュ(マット・デイモン)とル・グリ(アダム・ドライバー)の脚本パートをマットとベンが、ニコール・ホロフセナーが裁判で闘うことを決断した勇気ある女性マルグリット(ジョディ・カマー)のパートを担当し脚本に加わっている。マルグリットのキャラクターに惹かれたというベンは、「今日的な意味があって、とてもワクワクして、カタルシスや共感をもたらす物語なんです」と原作の魅力を明かしつつ、「ジョディ演じるマルグリットのパートを書き上げるには女性が書かなければいけない」と感じていたのだそう。本作は、マットとベンの脚本に、『ある女流作家の罪と罰』で第91回アカデミー賞脚色賞ノミネートと、高い評価を受けるニコールの脚本がコラボしたことで、三者三様の声を効果的に捉える見事な物語が誕生した。『最後の決闘裁判』10月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:最後の決闘裁判 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年09月22日名匠リドリー・スコット監督が、アカデミー賞脚本賞受賞『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のマット・デイモンとベン・アフレックが24年ぶりにタッグを組んで参加した脚本を映画化した『最後の決闘裁判』。第78回ヴェネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に出品されている本作が、現地時間9月10日にワールドプレミアを迎えた。ヴェネチアの地に、マットとベン、ジョディ・カマー、脚本家のニコール・ホロフセナー、そしてリドリー・スコット監督が水上バスで華やかに登場すると、大きな歓声が沸き起こり、彼らは多くのファンの声援に答えサインや写真撮影に笑顔で応じた。事前に行われた記者会見には、世紀の決闘裁判に挑む騎士カルージュを演じたマット、騎士たちの運命を揺さぶる主君ピエール伯を演じたベン、女性が声を上げることのできなかった時代に立ち上がり、裁判で闘うことを決断した勇気ある女性マルグリットを演じたジョディ、マット&ベンと共に脚本を担当したニコール、スコット監督が登壇。本作は、史実としていまだに真相不明なフランス最後の決闘裁判を、事件を告発した被害者マルグリット(ジョディ・カマー)、被害者マルグリットの夫カルージュ(マット・デイモン)、訴えられた容疑者ル・グリ(アダム・ドライバー)の、3つの視点で描く三幕構成になっている。会見では、ある出来事が登場人物3人の視点で描かれる『羅生門』的手法が用いられている構成に触れられ、すでに作品を観た記者たちからの質問には、マットとベンがマイクの取り合いをするほど熱のこもった質疑応答となった。原作(エリック・ジェイガー「決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル」)の映画化を検討し始めたマットは、「読んですぐにリドリー・スコット監督のことが頭に浮かびました。リドリー以外にこの時代のものをうまく表現できる監督はいないんじゃないかと思ったんです」と語り、マットから連絡をもらったリドリーは「マットが取り憑かれたように『羅生門』の話をしていたんです。一つの行為が三つの視点で語られることをね。私がこの作品に惹きつけられたのはそれが理由です」と明かす。さらにベンは「マルグリットのキャラクターに惹かれました」と言い、「観ている人に共感が生まれてほしい物語ですし、私たちも違った見方が必要だということを思い起こさせることができればと願っています」と語り、現代的なテーマへ一石を投じる側面があることを明かした。実際に執り行われた“決闘裁判”ながら歴史的には男性側の視点でしか記録や資料が残されておらず、これまで抜け落ちていたマルグリットの視点を描くために、女性の脚本家が必要だと考えたマットとベンは、『ある女流作家の罪と罰』の脚色でアカデミー賞にノミネートされたニコールをチームに招いた。さらにマルグリットを演じるジョディにも積極的に脚本会議に参加してもらい、意見を募ったという。ジョディは「脚本では3つのシーンで3つの同じセリフが書かれているけれど、すべてはそれをどう演じるかにかかっています。微妙なニュアンスや表現の違いを観客の皆さんに感じ取って欲しいです。私は同じセリフを言う、それを相手が全く違う態度で受け止める。それがこの3人の脚本家たちがこの映画にもたらした力だと思います」と、共にマルグリットという女性を作り上げたからこその思いを語った。マルグリットの脚本パートを担当したニコールも、「私が書こうとしたのは、彼女が経験したようなことが身の上に起こったとしても、人間であるならどう行動するかということ」と、マルグリットの行動が現代にも通じることをうかがわせた。レッドカーペットでは、多くのゲストやマスコミ、沿道のファンからの大歓声に包まれる中、世界中から集まった多くのスチールカメラマンの要望に応え、マットやベン、そしてシックな黒のドレスに身を包んだジョディ、スコット監督が明るい笑顔を見せた。また、ワールドプレミアの上映前には、今年度よりヴェネチア国際映画祭と「カルティエ(Cartier)」が創設した、優れた映画製作者に敬意を表し、現代の映画業界にとりわけ独創的な貢献をした人物に贈る「Cartier Glory to the Filmmaker Award(カルティエ グローリー トゥ ザ フィルムメーカー アワード)」を受賞したスコット監督の受賞セレモニーも行われた。なお、ワールドプレミアが行われた9月10日は、70年前の1951年9月10日に第12回ヴェネチア国際映画祭において『羅生門』が日本映画初となる金獅子賞を受賞した日。必然とも言える日の記念すべきプレミア上映となったようだ。『最後の決闘裁判』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最後の決闘裁判 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年09月11日リドリー・スコットが製作総指揮、昨年のSXSW映画祭で絶賛された全米の“ドーナツ王”に迫った驚きのドキュメンタリー『ドーナツキング』の予告編が解禁された。アメリカ国内約2万5000店以上のドーナツ店のうち5000店舗があるカリフォルニア州。そこに住む人々の朝の車通勤の定番は、「ドーナツ2個と1杯のコーヒー」。そんなアメリカ人が愛してやまないドーナツ店の経営を始めて資産2千万ドル(日本円で約22億円)をも所有する“ドーナツ王”となったカンボジア人男性テッド・ノイ。誰もがうらやむアメリカンドリームを掴んだ彼は、なぜアメリカに渡り、いかにして現在も脈々と継がれるドーナツ店経営に至ったのか?そんな彼の人生は、カンボジア内戦、難民問題、大手チェーン店VS個人経営店の最新ドーナツ事情まで、幾多の困難にあふれていた。映画はそれらを乗り越えながら、思いもよらぬ方向へ転がる人生と数奇なエピソードが紡がれる。監督は、新進気鋭のアリス・グー。昨年のSXSWでその才能を絶賛された注目の女性監督だ。このたび解禁された予告編では、冒頭からテッドさんが焼き上げた沢山のドーナツがお目見え。胸が躍る何種類ものカラフルなドーナツが登場し、テッドさんを知る人々の証言が少しずつ積み重ねられていく。「大金持ち」「カンボジア難民にチャンスを与えた人物」「命の恩人」「お金のためなら何でもやる」「失望した」…果たして何が本当の彼の顔なのか。祖国カンボジアから自由の国アメリカへ渡り、生き抜くためにドーナツに全てを捧げた彼の人生に興味が掻き立てられる映像となっている。併せて、本作の舞台であるアメリカ・カリフォルニア州在住の映画評論家の町山智浩氏から本作へ熱いコメントが寄せられた。「ポルポトの虐殺から逃れ、難民としてアメリカに渡り、無一文からドーナツ王へとのし上がり、故郷の同胞を救うカンボジアのシンドラーになるが‥‥‥1分先が予想つかないジェットコースター人生!抜群の面白さ!」ピンクの箱に詰められた誰もが大好きなドーナツにまつわる、誰も知らない驚愕の真実。全米“ドーナツ王”の甘いだけではない人生を味わえる、格別のドキュメンタリーだ。『ドーナツキング』は11月12日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドーナツキング 2021年11月12日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020- TDK Documentary, LLC. All Rights Reserved.
2021年09月08日『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドと、『スター・ウォーズ』シリーズのデイジー・リドリー、さらに人気俳優マッツ・ミケルセンも出演する新感覚SFエンターテインメント『カオス・ウォーキング』(原題:Chaos Walking)が、11月12日(金)より日本公開されることが決定した。それほど遠くない未来、人類は汚染した地球を旅立ち、新天地に辿り着いた。しかし、そこでは男性たちは頭の中の考えや心の中の想いが“ノイズ”としてさらけ出されるようになり、なぜか女性は死に絶えてしまう。その星で生まれてから女性を見たことがない青年があるとき、地球から新天地にやってきた1人の女性と出会う…。本作はガーディアン賞、カーネギー賞など、数々の名立たる文学賞を制するパトリック・ネスの傑作SF小説を映画化。監督は、『ボーン』シリーズや『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『Mr.&Mrs.スミス』のダグ・リーマン。主演は英国からハリウッドへ進出し、世界中から愛されているトム・ホランド。トム・ホランド共演は『スター・ウォーズ』シリーズでスターダムを駆け上がったデイジー・リドリー。デイジー・リドリーアカデミー賞ノミネート作『アナザーラウンド』も日本公開される名優マッツ・ミケルセン。マッツ・ミケルセンさらに、デミアン・ビチル、シンシア・エリヴォ、ニック・ジョナス、デヴィッド・オイェロウォが名を連ねる。解禁となった場面写真には、トッド(トム・ホランド)とヴァイオラ(デイジー・リドリー)が正面を見据え、トッドからは“ノイズ”が出ている様子が可視化。また、中央に惑星がいくつか浮かんでおり、2人が宇宙を舞台に繰り広げられる壮大な物語を期待させる写真となっている。STORY西暦2257年、〈ニュー・ワールド〉。そこは、汚染した地球を旅立った人類がたどり着いた〈新天地〉のはずだった。だが、男性たちは頭の中の考えや心の中の想いが、“ノイズ”としてさらけ出されるようになり、女性は死に絶えてしまう。この星で生まれ、最も若い青年であるトッドは、一度も女性を見たことがなかったが、あるとき、地球からやって来た宇宙船が墜落し、トッドは唯一の生存者となったヴァイオラと出会い、ひと目で恋におちる。ヴァイオラを捕えて利用しようとする首長のプレンティスから、彼女を守ると決意するトッド。2人の逃避行の先々で、この星の驚愕の秘密が明らかになっていく――。『カオス・ウォーキング』は11月12日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カオス・ウォーキング 2021年11月12日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved
2021年08月27日アディダス オリジナルス(adidas Originals)からジェレミー ・スコット(Jeremy Scott)とのコラボレーションシューズ「JS FORUM WINGS 1.0 MONEY」が、2021年8月24日(火)よりアディダス 直営店などで発売される。100ドル札グラフィックをあしらった“羽”スニーカー「JS FORUM WINGS 1.0 MONEY」は、2003年の両者のコラボレーションによって誕生したスニーカー「Forum Money Wings 1.0」をオマージュしたもの。着脱可能な羽を配した、ユニークなビジュアルが特徴のモデルだ。ベースとなるのは、オリジナルモデルと同じく、アディダスのハイカットモデル「フォーラム ハイ」。「フォーラム」が登場した1984年当時、100ドルで販売されていたことに由来する100ドル札のグラフィックが、シューズとウィングに隙間なくあしらわれている。また、サイドのスリーストライプスやシューズの内側にはグリーンを配し、まとまりのあるビジュアルに仕上げている。【詳細】JS FORUM WINGS 1.0 MONEY発売日:2021年8月24日(火)販売店舗:アディダス 直営店、ミタスニーカーズ オンラインショップ、アンディフィーテッド オンラインショップ、アトモス オンラインショップ、ビリーズエンター オンラインショップサイズ:22.5~30.0cm(0.5cm刻み)価格:26,400円■アディダス アプリ先行抽選販売抽選受付:8月18日(水)23:00~8月24日(火)16:30当選発表:8月24日(火)17:00■アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 新宿受取の抽選販売抽選受付:8月18日(水)23:00~8月20日(金)17:30当選発表:8月20日(金)18:15受取日時:8月24日(火)8:00~21:00受取場所:アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 新宿【問い合わせ先】アディダスお客様窓口TEL:0570-033-033(土日祝除く、9:30~18:00)
2021年08月21日リドリー・スコットが製作総指揮を務める、“ドーナツ王”と呼ばれた男の人生に迫ったドキュメンタリー『The Donuts King』が、邦題『ドーナツキング』として11月12日(金)より新宿武蔵野館ほかにて公開されることが決定した。アメリカ国内には約2万5,000店以上のドーナツ店が存在し、そのうちの5,000店舗があるカリフォルニア州に住む人々の朝の車通勤の定番は、「ドーナツ2個と1杯のコーヒー」。本作は、そんなアメリカ人が愛してやまないドーナツ店の経営を始め、資産2千万ドル(日本円で約22億円)をも所有する“ドーナツ王”となったカンボジア人男性の半生を描いたドキュメンタリーだ。彼の名はテッド・ノイ。誰もがうらやむアメリカンドリームを掴んだ彼は、なぜアメリカに渡り、いかにして現在も脈々と継がれるドーナツ店経営に至ったのか。ドーナツの穴を覗き込むようにテッドの人生を覗き辿ってみると、カンボジア内戦、難民問題、大手チェーン店VS個人経営店の最新ドーナツ事情まで、幾多の困難を乗り越えながら、思いもよらぬ方向へ転がった人生と数奇なエピソードが紡がれる。この度公開されたポスターには、スイートなドーナツ、ドーナツ、ドーナツ‥‥に囲まれたドーナツキングの姿が。【誰もが大好きなドーナツの誰も知らない驚きの真実】というコピーが添えられ、決して甘いだけでは終わらなさそうなストーリーを予感させる。リドリー・スコットは製作総指揮を務めた経緯について、「テッド・ノイのような複雑なキャラクターに心惹かれるからです。彼は、何もないところから出発しビジネスの手腕と家族全員の勤勉さで、アメリカンドリームを成し遂げた人物。この作品は、我々が生きるこの時代に重要な意味を持つ映画と言えます。難民がチャンスを得たとき、何が起こるのかをこの映画は示してくれる。今こそ、この物語が語られるべき重要な時期なのです」とコメントした。監督は、新人ながら昨年のSXSWでその才能を絶賛された注目の女性監督、アリス・グー。誰もが大好きなドーナツにまつわる、誰も知らない真実に驚愕し、劇場を後にする頃には、もうドーナツが食べたくて仕方ない、好奇心とお腹を刺激する一作となっている。『ドーナツキング』11月12日(金)より公開
2021年08月19日映画『最後の決闘裁判』が、2021年10月15日(金)より公開される。リドリー・スコット最新作は実話をもとにしたミステリー映画『最後の決闘裁判』は、アカデミー賞作品賞を受賞した『グラディエーター』や『オデッセイ』、『ブレードランナー』など数多くの名作を世に送り出している監督リドリー・スコットの最新作。『ハウス・オブ・グッチ』の公開も控える彼が、歴史を変えた“世紀のスキャンダル”をもとに、衝撃の実話ミステリーを作り上げた。脚本は、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞したマット・デイモンとベン・アフレックが約25年ぶりに再タッグを組む。映画『最後の決闘裁判』あらすじ物語の元となったのは、1386年、百年戦争のさなかに実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”。騎士カルージュの妻マルグリットは、夫の旧友ル・グリに乱暴されたと訴えるが、彼は無実を主張し、目撃者もいない。そこで真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられる。それは、神による絶対的な裁き──勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者はたとえ決闘で命拾いしても罪人として死刑になる。そして、もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受けるのだ。果たして、裁かれるべきは誰なのか?事件を告発した被害者マルグリット、被害者マルグリットの夫カルージュ、訴えられた被告ル・グリの、3⼈の視点で描く三幕構成のストーリー展開にも注目だ。マット・デイモンやアダム・ドライバーなど豪華俳優陣が集結作品を彩る豪華なキャストにも注目。女性が声を上げることのできなかった時代に立ち上がり、裁判で闘うことを決断した勇気ある女性マルグリットを「キリング・イヴ/Killing Eve」でエミー賞主演女優賞を受賞した注目の新星ジョディ・カマー、マルグリットと共に決闘裁判に挑む夫ジャン・ド・カルージュを『オデッセイ』や『オーシャンズ』シリーズのマット・デイモンが演じる。また、『スターウォーズ』シリーズや、アカデミー賞をはじめ賞レースを席巻した『マリッジ・ストーリー』、『パターソン』など話題作に多数出演している実力派俳優アダム・ドライバーは、マルグリットを襲った犯人だという疑いをかけられるが無罪を主張する従騎士のジャック・ル・グリを熱演。さらに、カルージュとル・グリの運命を揺さぶる主君ピエール伯役を、マット・デイモンの盟友ベン・アフレックが務める。<主な登場人物&キャスト>マルグリット(ジョディ・カマー)...カルージュの妻。裁判で闘うことを決断。ジャン・ド・カルージュ(マット・デイモン)...騎士でマルグリットの夫。マルグリットと共に決闘裁判に挑む。ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)...マルグリットを襲った犯人だという疑いをかけられるが無罪を主張する従騎士。カルージュとは旧友。ピエール伯(ベン・アフレック)...カルージュとル・グリの運命を揺さぶる主君。壮大なスケール描かれる“決闘裁判”予告映像には、権力が全てであった時代に、国家に逆らい、自らの身に起きた悲劇を証明するため立ち上がった女性マルグリットの毅然とした姿が。そして、真実を明らかにするために地位や名誉、そして命をも賭けて決闘裁判に挑む夫カルージュや、「私は無実だ」と反論し正義を示すために裁判の申し出を受け入れるル・グリの壮絶な闘いの様子が、壮大なスケールで描かれている。スクリーンの前の“あなた”がこの裁判の証人に史実を基にした映画『最後の決闘裁判』。実際に“決闘裁判”を目撃した当時の人々は、カルージュとル・グリのどちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれたという。そして600年以上経った今もなお、この判決は歴史家たちの間で物議を醸している。“本当に裁かれるべきはいったい誰なのか”──豪華キャストが贈る壮大な“歴史的スキャンダル”を、その目で確認してほしい。【詳細】映画『最後の決闘裁判』公開日:2021年10月15日(金)原題:「THE LAST DUEL」監督:リドリー・スコット脚本:ニコール・ホロフセナー、マット・デイモン、ベン・アフレック出演:ジョディ・カマー、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレック配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
2021年08月06日ラッパーのトラヴィス・スコットと彼のレーベル「Cactus Jack」が、『ミッドサマー』や『ミナリ』などを世に送り出してきた「A24」と映画製作契約を結んだという。「The Wrap」が報じた。トラヴィスと「A24」は、映画の脚本の画像をSNSで公開して伝えている。真ん中には一部が黒で塗りつぶされ「IA」とだけ読めるタイトルと、そのすぐ下に「by トラヴィス・スコット」とある。左下には原案(ファースト・ドラフト)と書かれ、その下には「A24」と「Cactus Jack」、それにまたしても黒塗りが登場し、なにかが隠されているようだ。トラヴィスは4枚目のアルバム「Utopia」のリリースを控えており、インスタに掲載した脚本の写真に「人生は映画だ。このアルバムと同じく。『Cactus Jack』と『A24』が、未来のためにすばらしいコンテンツに着手した。映画とメディアを通して」とキャプションを添えていることから、映画はアルバムに関連しているとうかがえる。ファンの反応は「ついに『Utopia』のリリースが決まったのかと思ったよ!」「映画のタイトルも『Utopia』でしょう?」「大好きな映画会社と大好きなアーティストがコラボするなんて最高すぎる」など。「A24」とトラヴィスという意外な組み合わせの実現に驚く声もあった。(Hiromi Kaku)
2021年08月03日アカデミー賞(R)作品賞を受賞した『グラディエーター』のリドリー・スコット監督最新作『THE LAST DUEL』の放題が、『最後の決闘裁判』に決定。10月15日(金)より日米同日公開されることが決定した。本作はスコット監督が、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレックという豪華キャストを迎え、歴史を変えた世紀のスキャンダルを描く実話ミステリー。舞台となるのは、中世フランス。騎士カルージュ(マット・デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の旧友ル・グリ(アダム・ドライバー)に乱暴されたと訴えていた。しかし、彼は無実を主張し、目撃者もいない。真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられる。それは、神による絶対的な“裁き”。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者はたとえ決闘で命拾いしても罪人として死罪になる。そして、もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受けるのだ。果たして、裁かれるべきは誰なのだろうか。この度、運命を賭けた壮絶な闘いの幕開けを予感する特報映像が公開となった。今回の特報では、権力が全てだった時代に、国家に逆らい、自らの身に起きた悲劇を証明するために立ち上がった女性マルグリットの毅然とした姿、そしてその真実を明らかにするために地位や名誉、そして命をも賭けて決闘裁判に挑む夫カルージュと、「私は無実だ」と反論し正義を示すために裁判の申し出を受け入れるル・グリの壮絶な闘いの様子が壮大なスケール感で描かれる。本作のテーマの元となったのは、1386年、百年戦争さなかに実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”。当時の人々はカルージュとル・グリ、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれたという。そして600年以上経った今もなお、この“決闘裁判”における判決が歴史家たちの間で物議を醸している、世紀を超えたスキャンダルだ。 ぜひスクリーンで、この裁判の証人となってほしい。『最後の決闘裁判』(原題:『THE LAST DUEL』)特報『最後の決闘裁判』10月15日(金)より公開
2021年08月03日アカデミー賞作品賞『グラディエーター』をはじめ、多くの名作を世に送り出しているリドリー・スコット監督が、『フリー・ガイ』「キリング・イヴ/Killing Eve」のジョディ・カマーに、マット・デイモン、アダム・ドライバー、ベン・アフレックら豪華キャストを迎えた実話ミステリー『The Last Duel』。この度、邦題『最後の決闘裁判』として日米同日の10月15日(金)に公開決定、特報映像が到着した。中世フランス。騎士カルージュ(マット・デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)が、夫の旧友ル・グリ(アダム・ドライバー)から性暴行を受けたと訴えるが、ル・グリは無実を主張する。真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられた。それは、神による絶対的な裁き――。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者はたとえ決闘で命拾いしても罪人として死罪になる。そして、もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受けるのだ。果たして、決闘裁判の行方は…?マット・デイモンとベン・アフレックがアカデミー賞脚本賞を受賞した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』以来のタッグを組んで共同脚本を担当、巨匠リドリー・スコット監督が映画化する歴史大作。女性が声を上げることのできなかった時代に立ち上がり、裁判で闘うことを決断した勇気ある女性マルグリットを演じるのは、「キリング・イヴ/Killing Eve」でエミー賞主演女優賞を受賞したジョディ・カマー。マルグリットと共に、決闘裁判に挑む夫ジャン・ド・カルージュをマットが演じ、マルグリットから告発されるが無罪を主張する従騎士のジャック・ル・グリに、『スター・ウォーズ』シリーズや『マリッジ・ストーリー』『ブラック・クランズマン』など、出演オファーが絶えないアダム・ドライバー。カルージュとル・グリの運命を揺さぶる主君ピエール伯をベンが演じる。特報では、権力が全てだった時代に、国家に逆らい、自らの身に起きた悲劇を証明するために立ち上がった女性マルグリットの毅然とした姿が鮮烈な印象を放つ。真実を明らかにするために地位や名誉、そして命をも賭けて決闘裁判に挑む夫カルージュと、「私は無実だ」と反論し正義を示すために裁判の申し出を受け入れるル・グリの壮絶な闘いの様子が壮大なスケール感で描かれる。本作のテーマの元となったのは、1386年、百年戦争さなかに実際に執り行われたフランス史上最後の“決闘裁判”。当時の人々はカルージュとル・グリ、どちらが裁かれるべきかをめぐり真っ二つに分かれたといい、600年以上経ったいまもなお、この“決闘裁判”における判決が歴史家たちの間で物議を醸している。『最後の決闘裁判』は10月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最後の決闘裁判 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年08月03日親友同士のマット・デイモンとベン・アフレックが、リドリー・スコット監督作『The Last Duel』(原題)で『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』以来24年ぶりの共演を果たした。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』では脚本を共同執筆し、アカデミー脚本賞を受賞した2人。今作では2人とともに『おとなの恋には嘘がある』のニコール・ホロフセナーが脚本を手掛けた。エリック・ジェイガー著のノンフィクション「決闘裁判 世界を変えた法廷スキャンダル」が基になっている。舞台は14世紀のフランス。騎士のジャン・ド・カルージュ(マット)は、戦地から帰ってくると妻マルグリット(ジョディ・カマー)が自身の親友の騎士ジャック・ル・グリ(アダム・ドライバー)に強姦されたと知る。火曜日に公開された予告編では、ジャックがこの件を否定し、マルグリットが「私は事実を話している」と訴え、ジャンがシャルル6世にジャックとの決闘を直訴する姿が描かれている。キャスティングについては、当初ベンがジャック役を演じることが報じられており、“リアル親友同士の決闘”が期待されたが、ベンはスケジュールの都合で出番が少なめの伯爵役を演じることになり、アダムが引き継いだ。ファンの予告編への感想は「やっぱりリドリー・スコットの歴史モノは最高!」「ジョディ・カマーのアカデミー賞間違いなし」「キャストが素晴らしい。楽しみ!」など。『The Last Duel』は10月15日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年07月21日超能力バトル×ヴィクトリア朝英国のユニークな設定と鮮やかなアクションが人気を博し、「HBO Max」最高視聴率を記録した「ザ・ネバーズ」が日本初上陸。U-NEXTにて見放題独占配信が決定し、その予告編も到着した。「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ウォッチメン」など映画級のスケールとハイクオリティで知られるテレビ局「HBO」と、『アベンジャーズ』監督のジョス・ウェドンがタッグを組んだ本作。動画配信サービス「HBO Max」では最高視聴率を記録し、話題沸騰中のSFアクションシリーズが全米配信からわずか2か月で日本初上陸。予知能力、電気や炎を操る力、物を一瞬で壊す力、傷を癒やす力など、突如、特殊能力に目覚めた女性たちが、ファンタジックなバトルを繰り広げる本作の舞台はヴィクトリア朝のロンドン。女性たちがドレスをたなびかせ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のスタントコーディネーター仕込みの華麗なアクションシーンを披露する。その能力は希望か脅威か?ミステリアスな展開に息を飲む「The Touched」(ザ・タッチト)と呼ばれ異端視される能力者たちは、次々と現れる謎の敵と戦うことを余儀なくされる。隠された過去、彼女たちを襲う者、かばう者、利用する者…様々な思惑が交錯し、うごめく大きな陰謀。その能力は希望か、それとも脅威か?誰が本当の敵か分からないミステリアスな展開は引き込まれること間違いなし。出演は「アウトランダー」のローラ・ドネリー、「ヴァイキング 海の覇者たち」のアン・スケリーほか、ロシェル・ニール、「風の勇士 ポルダーク」のエレノア・トムリンソン、映画『ファーザー』のオリヴィア・ウィリアムズ、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』「グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース」のジェームズ・ノートン、『ハリエット』「運命の7秒」ザッカリー・モモーら。なお、U-NEXTではリドリー・スコット製作総指揮のSFサバイバル超大作「レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星」や、ケイリー・クオコ主演のスタイリッシュ・サスペンス「フライト・アテンダント」などHBO Maxオリジナルの最新作や、「セックス・アンド・ザ・シティ」「ウエストワールド」などHBOの人気作も配信中となっている。「ザ・ネバーズ」は6月24日(木)0時~U-NEXTにて第1話配信予定(毎週木曜日に1話ずつ配信)。(text:cinemacafe.net)
2021年06月02日ハリウッドの大物プロデューサー、スコット・ルーディンが、現在製作中の映画から降板すると発表した。ジェニファー・ローレンス主演の『Red, White and Water』や、ジョエル・コーエン監督、デンゼル・ワシントン主演の『The Tragedy of Macbeth』などが含まれる。この決断は、今月、『The Hollywood Reporter』に掲載された、ルーディンのパワハラ暴露記事を受けてのもの。この報道の後、ルーディンはブロードウェイの製作から離れることを発表したが、映画はどうするのかが注目されていた。ルーディンが製作した映画には、『レディ・バード』『キャプテン・フィリップス』『ノーカントリー』『ソーシャル・ネットワーク』などがある。文=猿渡由紀
2021年04月21日イタリア・ローマで『House of Gucci』(原題)の撮影に参加しているレディー・ガガが、結婚式のシーンでウエディングドレス姿を披露した。『House of Gucci』は高級ブランド「グッチ(GUCCI)」の一族についてリドリー・スコット監督が描く作品で、ガガは創業者グッチオ・グッチの孫、マウリツィオ・グッチの妻パトリツィア・レッジアーノを演じている。夫のマウリツィオ役は、アダム・ドライバー。結婚式のシーンは1973年に執り行われた2人の結婚式を再現したものだが、ガガが着用しているドレスはロングスリーブであるという共通点はあるものの、実際にパトリツィアが着ていたドレスとはデザインがかなり異なっている。ガガのドレスはデコルテから袖の部分に透け感があり、レースや刺しゅうなどの装飾が目立ち、パトリツィアのドレスに比べるとかなり派手な雰囲気だ。足元は2000年代にデザインされた「マノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)」のパンプスを履いている。今作で衣装を担当しているのは、『グラディエーター』でアカデミー衣装デザイン賞を受賞したジャンティ・イェーツ。結婚から12年後の1985年、マウリツィオはパトリツィアの元を去り、1991年に正式に離婚。1995年、パトリツィアはマウリツィオの暗殺事件に首謀者として関わった。刑務所で20年弱を過ごし、2016年に釈放されている。『House of Gucci』では、この暗殺事件が中心に描かれているという。(Hiromi Kaku)
2021年04月09日動画配信サービス「U-NEXT」を運営する株式会社U-NEXTが3月30日、米ワーナーメディアとSVODにおける独占パートナーシップ契約締結を発表。今後、HBO及びHBO Maxオリジナルの新作がU-NEXTで視聴できるようになる。HBOといえば、世界中で大旋風を巻き起こした「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ゲーム・オブ・スローンズ」など、常にハイクオリティで先進的な作品を送り出し続ける、アメリカのプレミアムチャンネル。また、2020年5月にアメリカでローンチされた、ワーナーメディアが提供する動画配信サービスHBO Maxも含めた全米の加入者数は4150万人(2020年12月末時点)にのぼり、日本でもその動向に注目が集まっている。U-NEXTでは、ワーナーメディアとのSVODにおける独占パートナーシップ契約の締結により、HBO及びHBO Maxオリジナルの新作の日本初独占見放題配信、そして、HBOの人気タイトルの独占見放題配信が実現することになった。今回の決定で、目玉ともいえる作品が、リドリー・スコットが製作総指揮に立ち、第1話、第2話の監督も務めた「レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星」だ。誰もが知るSF界の巨匠をして「SFというジャンルの中で常に未開拓の領域を探してきた私が、ついに真の独創性を見つけた」と言わしめた本作は、全米配信開始たった2週間で、シーズン2制作が決定する盛り上がりを見せたSFサバイバル超大作。神秘的な未開の惑星で、人間の子どもを育てる2体のアンドロイドが、信仰なき新たな世界を創る使命のために戦う。日本独自の戦略として、U-NEXTが取り組むのが人気声優を起用した吹替版の制作。「レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星」では、沢城みゆき、小林親弘、諏訪部順一といった実力も兼ね備えた声優が起用されて、既存のアニメファンが海外ドラマに興味を持つきっかけ作りを狙っていく。また、史上最高のプロゴルファーとして名高いタイガー・ウッズの栄光と挫折に迫る2部構成のドキュメンタリー「タイガー・ウッズ / 光と影」も同じく4月1日から独占配信。こちらはトム・クルーズ、ユアン・マクレガー、キアヌ・リーブスなどの吹き替えでも広く知られる、声優の森川智之がタイガー・ウッズの声を担当する。加えて今後、HBO期待のドラマシリーズ「The Nevers(原題)」、数々の賞を総なめにした舞台の映画化であるスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮『Oslo(原題)』など、幅広いジャンルの作品を日本初独占見放題で配信される予定になっている。「レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星」は4月1日(木)よりU-NEXT独占見放題配信(字幕・吹替版ともに同日配信)。(text:cinemacafe.net)
2021年03月30日『荒野にて』『ゲティ家の身代金』のチャーリー・プラマーが主演を務める緊迫のサスペンス・スリラー『クローブヒッチ・キラー』が公開されることが決定。併せて、場面写真と日本版予告が解禁となった。■ストーリー16才の少年タイラーは、信仰を重んじる小さな町の貧しくも幸せな家庭で暮らしている。ある日、ボーイスカウトの団長も務め、町でも信頼の厚い父親ドンの小屋に忍び込んだタイラーは、猟奇的なポルノや不穏なポラロイド写真を見つけてしまう。調べを進めていくにつれ、10年前に起きた未解決事件「巻き結び(クローブヒッチ)連続殺人事件」の犯人が父親ドンなのではと、日ごと疑惑は増すばかり。同じく事件を追う少女カッシに協力を求め、真相を究明しようとするが…。■チャーリー・プラマー主演!緊迫のサスペンス・スリラー本作は、80年代のアメリカで黄金期を迎えた10代の若者を主人公にしたジュブナイル映画と、ホラーとスリラーの要素がつまったスラッシャー映画、その系譜にある「ストレンジャー・シングス 未知の世界」『サマー・オブ・84』を彷彿とさせるティーンエイジャー目線で紡がれたサスペンス・スリラー。監督は、米映画界の新鋭ダンカン・スキルズ。家族への信頼と疑い、コミュニティにおける人間関係の不協和音が見る者を思春期へとタイムスリップさせ、衝撃的な結末が純真無垢な時代の終わりを痛烈に焼き付ける。主演を務めるのは、名匠リドリー・スコット監督作『ゲティ家の身代金』で誘拐被害者となる富豪の孫を演じて注目を集め、『荒野にて』では第74回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した、ハリウッドがいま最も注目するチャーリー・プラマー。父親のドン役には、『ザ・シークレット・サービス』や「アメリカン・ホラー・ストーリー」など映画からTVシリーズまで幅広い活躍をみせるディラン・マクダーモット。母親役には『ブロークン・アロー』『愛と呼ばれるもの』のサマンサ・マシス。チャーリー・プラマー扮するタイラーの相棒となる少女カッシ役には、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のマディセン・ベイティが抜擢された。今回解禁された場面写真には、父親の小屋で見つけた不穏なポラロイドや、父親を疑いの目で見つめるタイラーの姿、車の中で意味ありげに視線を交わすタイラーとカッシの姿などが切り取られている。『クローブヒッチ・キラー』は6月11日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クローブ・ヒッチ・キラー 2021年6月11日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©CLOVEHITCH FILM, LLC 2016 All Rights Reserved
2021年03月25日『House of Gucci』(原題)を撮影中のレディー・ガガが、共演者アダム・ドライバーとの2ショットをSNSにアップした。イタリアのアルプスをバックとした写真で、メイクや衣装によって、ガガもアダムもいつもとは別人のように見える。メディアでは、撮影現場での2ショットも公開されている。今作は、サラ・フォーデン著の「The House of Gucci : A Sensational Story of Murder, Madness, Glamour, and Greed」(原題)を基に、ロベルト・ベンティヴェーニャが脚本を担当。イタリアのファッションブランド「グッチ(Gucci)」の創業者一族についてが描かれ、物語の中心となるのはマウリツィオ・グッチ(創業者グッチオ・グッチの孫)の暗殺事件。1995年、妻のパトリツィア・レッジアーノがマフィアにマウリツィオの暗殺を依頼し、それが明るみとなって懲役を科された。パトリツィアは18年の刑期を終えて、2016年に釈放されている。このパトリツィアを演じるのがガガで、マウリツィオを演じるのがアダム。2人のほかにアル・パチーノ、ジャレッド・レト、ジェレミー・アイアンズらが出演。監督は巨匠リドリー・スコットで、現在イタリアのミラノで撮影中だという。ガガにとって今作は、女優として高い評価を受けた『アリー/スター誕生』から、初の映画出演となる。今年11月24日全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年03月11日リドリー・スコットが監督する『Kitbag』に、ジョディ・カマーが出演することになりそうだ。ナポレオン・ボナパルトの伝記映画で、主演にはホアキン・フェニックスが決まっている。カマーの役は、ナポレオンの最初の妻ジョセフィーヌ。カマーは、昨年末に撮影を終えたスコットの『The Last Duel』にも出演している。スコットは、この映画でのカマーの演技に感心し、早速次の役をオファーしたようだ。スコットはこの次に犯罪スリラー『House of Gucci』を撮影する予定で、『Kitbag』はその後になる。『House of Gucci』には、レディ・ガガ、アダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジャレド・レトらが出演する。文=猿渡由紀
2021年03月03日デイジー・リドリーが『The Marsh King’s Daughter』に主演することになった。2017年に出版された同名小説の映画化で、監督はニール・バーガー。主人公ヘレナは、10代の時、実の父に誘拐されて、母と一緒に人里離れたところに閉じ込められた。今では普通の生活を送っているが、父が刑務所を脱走したと聞いた時、父を探し出して自分の過去に向き合おうと決める。脚本は『レヴェナント:蘇りし者』のマーク・L・スミス。リドリーの次回作は、ダグ・リーマン監督の『Chaos Walking』。共演はトム・ホランド、マッツ・ミケルセン、ニック・ジョナスら。文=猿渡由紀
2021年02月19日『マンマ・ミーア!』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のフィリダ・ロイド監督、『女王陛下のお気に入り』『ルーム』のチームが製作した『サンドラの小さな家』から、日本版キービジュアルと予告編、場面写真が一挙に到着した。本作で企画・脚本・主演を務めたアイルランドのクレア・ダンは、「Fleabag フリーバッグ」や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のフィービー・ウォーラー=ブリッジに続く、2021年ブレイク必至の女性クリエーター。次回作はリドリー・スコット監督、マット・デイモン、アダム・ドライバーら共演の映画『The Last Duel』(原題)への参加が発表されている。この度完成したメインビジュアルは、クレア演じるサンドラと娘、そして彼女の「自力で家を建てる」という無謀な計画に協力する多様な顔ぶれの隣人たちと、全て手作りで建てられた小さな家の心温まる場面が切り取られている。アイルランドのシンボルカラーであるグリーンも印象的。日本版予告編では夫の暴力に耐えかね娘を連れて家を飛び出すも、お金もまともな職もなく孤独な中、愛する娘たちのために前に進もうとするサンドラの姿が映し出されている。また、長編初主演のクレアの脇を固めるのは、デイムの称号(大英帝国勲章)を持つ「ザ・クラウン」や映画『つぐない』などのベテラン女優のハリエット・ウォルター、イギリスの演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞を2度受賞し、「ゲーム・オブ・スローンズ」のヴァリス役で知られるコンリース・ヒル。さらに母サンドラを支える娘役の愛らしい子役たちの名演も見逃せない。併せて解禁された場面写真では、サンドラの雇い主であるペギー(ハリエット・ウォルター)の眼差し、駐車場で膝を抱えるサンドラと娘のエマ、セルフビルドの建設現場、サンドラと一緒に家を建てる仲間たち、愛らしい2人の娘、建設現場の傍らに娘のモリーが作ったダンボールの家のシーンをとらえている。なお、本作は2月5日に発表された英国アカデミー賞のロングリストで、イギリス映画の作品賞部門【英国作品賞】候補の20作品の1つに選ばれている。『サンドラの小さな家』は4月2日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サンドラの小さな家 2021年4月2日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©Element Pictures, Herself Film Productions, Fís Eireann/Screen Ireland, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute 2020
2021年02月13日スコット・イーストウッドやケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、オーランド・ブルームら出演で、アフガニスタンで繰り広げられた14時間にも及ぶ過酷な戦闘と人間模様を描く映画『アウトポスト』から、ポスターと予告編が解禁された。2009年10月3日、アフガニスタンの山奥に設置された前哨基地で勃発した「カムデシュの戦い」での知られざる実話が描かれる本作。この度解禁する予告編では、至るところから銃弾が降り注ぎ、爆破音が止まず、逃げ場などどこにもない前哨基地=アウトポストで、圧倒的な数のタリバン兵による猛攻撃に、死にもの狂いで立ち向かう米軍兵の姿が描かれる。観る側も戦場に放り出されたかのような、息つく暇を与えない臨場感溢れる映像だ。周囲を山に囲まれ、攻撃されやすい場所にある前哨基地は常に攻撃を受ける日々だったが、ようやく撤退が決まり兵士たちが喜んでいたのも束の間、それを知ったタリバン兵たちの苛烈な総攻撃が開始される……。ポスタービジュアルもスコットをはじめとする豪華出演陣の鬼気迫る表情が収められ、米国陸軍史上最大の悪夢といわれた激戦の凄まじさを物語っている。『アウトポスト』は3月12日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アウトポスト 2021年3月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2021年02月09日クリント・イーストウッドの息子で俳優として活躍するスコット・イーストウッド主演、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、オーランド・ブルームらの共演で、アフガニスタンで実際に起こった激戦を描く『アウトポスト』(原題:THE OUTPOST)が、3月12日(金)より公開が決定した。2009年10月3日、アフガニスタン。その基地はタリバンの精鋭部隊による総攻撃を受け、14時間にも及ぶ過酷な戦闘が繰り広げられた。その一部始終を、生々しい人間模様とヒリつくようなアクションで描いたのが本作。ジェイク・タッパーによるノンフィクション小説「The Outpost: An Untold Story of American Valor」(原題)に基づき、2009年、アフガニスタンの山奥に設置された前哨基地で勃発した「カムデシュの戦い」での知られざる実話。アフガニスタン東部、パキスタンとの国境付近に位置する米軍のキーティング前哨基地が、夜明け前にタリバンの戦闘員300人以上による襲撃を受け、約50名の米軍兵が圧倒的な勢力を誇るタリバン兵による組織的な猛攻撃に立ち向かった。『ワイルド・スピード ICE BREAK』『パシフィック・リム:アップライジング』など大作への出演が続くスコット・イーストウッド、そしてアカデミー賞作品『スリー・ビルボード』『ゲット・アウト』などで強烈なインパクトを残す若手演技派ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、オーランド・ブルームら豪華出演陣が集結。『エクスペンダブルズ』『エンド・オブ・ホワイトハウス』『ハンターキラー 潜航せよ』などの製作陣と『ザ・コンテンダー』などで知られる名匠ロッド・ルーリーの下、実際の戦闘に参加した本物の兵士までもキャスティング。米映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」で92%(※1月12日時点)の好評価を獲得。戦場のリアルを観るものに突きつけるミリタリー・アクションが誕生した。『アウトポスト』は3月12日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アウトポスト 2021年3月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開
2021年01月18日ジェレミー・アイアンズが、リドリー・スコット監督の『Gucci』に出演することになった。実話にもとづく犯罪ドラマで、主演にはレディ・ガガが決まっている。ガガの役はマウリツィオ・グッチの妻パトリツィア・レジアーニ。マウリツィオはアダム・ドライバーが演じる。アイアンズの役は彼の父ロドルフォ・グッチ。ほかに、ジャレド・レト、アル・パチーノ、ジャック・ヒューストンが出演する。公開は来年11月の予定。アイアンズの最近作はテレビドラマ『ウォッチメン』。文=猿渡由紀
2020年12月08日トム・ホランド&デイジー・リドリー主演作『Chaos Walking』(原題)の予告編がついに公開された。監督を務めたのはダグ・リーマンで、原作はパトリック・ネス著「心のナイフ:混沌の叫び」。主演2人がキャラクターに扮した姿は2017年10月に披露済みで、2019年3月に公開予定だったが、撮り直しのシーンが出たため公開が延期となっていた。最新の全米公開予定日は2021年1月22日に設定されている。同作の公式ツイッターアカウントには、予告編について原作ファンから「かなり原作に忠実で、映画にも期待ができる」「予告編はすごくいい仕上がり。楽しみ」などのコメントが寄せられており、好評。「ついに、本当に公開が近付いているんだ」と感慨深げに公開を待ちわびる声も。あらすじは以下の通り。舞台はそう遠くはない未来で、全ての女性が姿を消し、男性だけが存在するある惑星。ここに住むトッド(トム)を含む男性たちは、自分の考えていることが露わになり相手に伝わってしまう「ノイズ」に苦しんでいた。ある日、トッドはこの惑星に不時着したヴァイオラ(デイジー)という女性を発見する。このような状況下ではヴァイオラの命が危険にさらされる可能性も…。彼女を守ることを誓ったトッド。彼は自身の内に秘められた力を見出し、惑星の秘密を解き明かさなければならないのだった。『Chaos Walking』にはトム、デイジーのほか、マッツ・ミケルセン、ニック・ジョナス、シンシア・エリヴォ、デヴィッド・オイェロウォらが出演している。(Hiromi Kaku)
2020年11月20日スコット・イーストウッドが『Dangerous』に主演することになった。アクションスリラーで、監督は『ソウ5』のデビッド・ハックル。イーストウッドが演じるのは、人生をやり直すべく離れ島に移り住んだ男性。だが、そこには強力なギャングがおり、自分の身を守るために戦うという物語らしい。共演はメル・ギブソン、タイリース・ギブソン、ファムケ・ヤンセン。撮影は今月、カナダで始まる。イーストウッドの次回作は、ガイ・リッチー監督の『Wrath of Man』。共演はジェイソン・ステイサムとジョシュ・ハートネット。文=猿渡由紀
2020年11月13日フランスの皇帝ナポレオン・ボナパルトをテーマとした映画『Kitbag』(原題)で、リドリー・スコット監督とホアキン・フェニックスが再タッグを組むようだ。スコット監督は『グラディエーター』『ブラックホーク・ダウン』でアカデミー監督賞ノミネート、ホアキンは今年『ジョーカー』でアカデミー主演男優賞を獲得した名監督&名優コンビ。20年前、ホアキンはスコット監督が手掛けた今作のような歴史モノの『グラディエーター』で、コモドゥス帝を演じた。『Kitbag』はナポレオンの生い立ちや、皇帝に登り詰めるまでの道のり、最初の妻ジョセフィーヌとの波乱万丈な関係についてフォーカスするという。もちろん、ナポレオン戦争についても描かれるとのこと。スコット監督は自身の制作会社「スコット・フリー」を通して製作も行う。脚本には、スコット監督が2017年にメガホンを取った『ゲティ家の身代金』のデヴィッド・スカルパを再起用した。スコット監督には来年3月にレディー・ガガが主演する『Gucci』(原題)の撮影が控えており、『Kitbag』は『Gucci』のあとに撮影開始となる。(Hiromi Kaku)
2020年10月15日リドリー・スコットが、ナポレオンの伝記映画を監督することになった。タイトルは『Kitbag』。主演にはホアキン・フェニックスが決まっている。脚本はスコットの『ゲティ家の身代金』を書いたデビッド・スカルパ。スコットは、コロナで撮影が中断されていた『The Last Duel』を撮り終えようとしているところ。出演はマット・デイモン、ベン・アフレック、アダム・ドライバーら。その次にはレディ・ガガ主演の『Gucci』が控えており、『Kitbag』の撮影はその後になる。コロナの影響で、『The Last Duel』の北米公開は、今年の年末から来年10月に延期されている。文=猿渡由紀
2020年10月15日今年最大の話題作『TENET テネット』がついに公開。全米No.1ラッパー、トラヴィス・スコットのオリジナル楽曲「The Plan」主題歌による予告が解禁された。9月18日より日本でも公開を迎えた本作。全国で2館のみ導入されている「IMAX(R)レーザー/GTテクノロジー」のスクリーンを有するグランドシネマサンシャインでは、全国に先駆けて9月18日(金)0時の「IMAX(R)レーザー/GTテクノロジーの最速上映回」が先行販売されると開始10分で完売、9月18日の初日の回も数時間ですべて完売した。グランドシネマサンシャインでの最速上映終了後には、新たな伝説の幕開けを祝福するファンからの拍手が鳴り止まない事態に。SNSでは早くも「『TENET テネット』すごかった...。手の震え止まらないんだけど...」「彼(ノーラン)の映画はいつも新感覚をくれる。1秒見逃せないって本当にこの事!」といった声が。「『TENET』かなり難解でわからないことの連続なのに、ワクワクして引き込まれてそれに身を委ねてしまう。最高の没入感。観終わった直後に次いつ観よう、と考えた映画は初めてです」というコメントも。「TENET」がTwitterでもトレンド入りを果たしている。本作にオリジナル楽曲を提供したのは、カニエ・ウェストやジャスティン・ビーバー、ザ・ウィークエンドなどとのコラボでもお馴染みのトラヴィス・スコット。アパレルやカルチャーシーンにも大きな影響力を持ち、今年4月には登録ユーザーが3億5000万人を超える世界的人気ゲーム「フォートナイト」上でのバーチャルコンサートが、コロナ禍において歴史的転換の瞬間だったと大きな話題となったことも記憶に新しい。そんな多方面で絶大な影響力を持っているトラヴィス・スコットが書き下ろした「The Plan」。映画音楽へは自身としては初めて作詞に挑戦し、作品鑑賞後に書き下ろしたというリリックと中毒性の高いトラックが本編映像のスリリングな展開に乗り、高い中毒性も相まって本作『TENET テネット』へ対する期待感を高める。本作で音楽を担当したルドウィグ・ゴランソンは米誌のインタビューで彼に対して「たくさんのレベルや領域でアートに触れている人だ。トラヴィスがアートと繋がるのは、一つだけの形ではない。たくさんの触覚があって、すべてが刺激的だ」と彼の持つカリスマ性を称え、クリストファー・ノーラン監督も「トラヴィスの声が、長年のパズルを完成させる最後のピースとなった」と作品にとっても重要な役割であったと話し、本作で「The Plan」が持つ重要性と必然性を明かしている。『TENET テネット』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TENET テネット 2020年9月18日より全国にて公開© 2020 W arner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved
2020年09月19日人気ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」「Fleabag フリーバッグ」のアンドリュー・スコットが、中年の危機に陥ったスター俳優を演じる“ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)”『プレゼント・ラフター』から予告編が解禁。10月9日(金)より劇場上映される。本作は、イギリスで上演された舞台の中から英国ナショナル・シアターが厳選し収録した舞台を日本の映画館で楽しめるNTLiveの2020年新作第5弾。中年の危機に陥ったスター俳優を主人公にしたノエル・カワード作の傑作コメディで、海外ツアーへの準備中のスター俳優ギャリー・エッセンダインのもとに個性的な面々が会いに来て、彼の生活はハチャメチャに。現代の名声・欲望・孤独を見事に投影した作品となっている。1942年の初演時、カワード自らが演じて好評を博したギャリー役には、「SHERLOCK/シャーロック」のモリアーティ、「Fleabag フリーバッグ」の“ホット・プリースト”などでお馴染みのアンドリュー・スコット。喜劇を得意とする演出家マシュー・ウォーチャス(「ゴッド・オブ・カーネイジ」「マチルダ」)の手腕にも注目だ。本年度のローレンス・オリヴィエ賞ではリバイバル賞・主演男優賞(スコット)・助演女優賞(ソフィー・トンプソン、インディラ・ヴァルマ)がノミネートされ、英国演劇界から絶賛を浴びた。NTLive『プレゼント・ラフター』は10月19日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋、シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ 川崎、TOHOシネマズ 赤池、大阪ステーションシティシネマ、福岡・中洲大洋映画劇場にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月14日今やネットを使えば、新作の映画情報はすぐに得られますが、かつては劇場に貼られたポスターと、そこに添えられた『キャッチコピー』が集客の大きな要でした。今でも、その映画の『香り』を表現する存在として愛されているキャッチコピー。中でも特徴的な名キャッチコピーを5つ紹介します。笑い、恐怖、筋肉!? 名画を巧みに表した名コピーの数々名キャッチコピー①これぞ《ビッグ1》まず紹介したいのは、1985年制作の映画『コマンドー』の「これぞ《ビッグ1》」というキャッチコピーです。このコピーは、伝説的筋肉アクションスター、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の超豪快バトルアクションである本作を、まさにひと言で表した名文といえるでしょう。特殊部隊の伝説的指揮官だったジョン・メイトリクスは、引退し山奥で愛娘のジェニーと静かに暮らしていました。しかし、かつての仲間が次々殺される事件が発生。さらに悪の一団にジェニーが誘拐されてしまいます。怒りに燃えるメイトリクスは敵のアジトに乗り込んでいく…というのがあらすじ。その豪快さ、耳に残る吹き替えなどが愛され、カルト的人気をほこる映画と化している本作。実は本国版のポスターでは「Let’s Party!」のひと言しかありませんでした。しかし、日本版ポスターでは先述の「これぞ《ビッグ1》」に加え「許せない!! 奴らはただでは済まさぬ!」「怪力! 強烈パワー」など豪快すぎるコピーが大幅に増強されています。結果、映画『コマンドー』の魅力を本国以上に伝えてくれる結果となりました。名キャッチコピー②全員悪人次は邦画から「全員悪人」というコピーを紹介します。このコピー、一度は耳にした人も多いのでは?このコピーが付けられたのは、2010年公開の北野武監督のバイオレンス映画『アウトレイジ』。カンヌ映画祭でも高い評価を受け、合計3作も作られた人気シリーズ。劇中で飛び交う名優たちの『怒号』と『罵声』はある種、爽快感すら覚えるほどです。関東で一大勢力を誇る暴力団・山王会。その若頭である加藤は、傘下である池元組の組長・池元に親交のあった村瀬組を締めるよう苦言を呈します。池元は配下の武闘派・大友組をその任に就かせるが…というのがあらすじ。暴力団員たちの血で血を洗う抗争を、やりすぎな罵声とどこか軽妙なユーモアで見事に描いた本作では、登場する人物は、彼らを取り締まる警官ですら凶暴。このコピーは、そんな本作を4文字で表現しきった、実にパワフルな一文ではないでしょうか。名キャッチコピー③宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない次はSFホラーの金字塔から「宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない」という名キャッチコピーを紹介します。このコピーが付けられたのは、1979年公開、名匠リドリー・スコット監督、シガニー・ウィーバー主演の映画『エイリアン』です。漆黒の宇宙で未知の凶悪生命体との死闘を描いた本作。スイスの天才画家H・R・ギーガーが手がけた本作のエイリアン『ゼノモーフ』の艶めかしくも邪悪なデザインは有名ですよね。鉱物資源の採掘を終えた宇宙貨物船ノストロモ号は、とある信号を受信。クルーたちは渋々その信号のあった惑星に降り立つも、そこには異星文明の巨大な残骸と、胸を食い破られた異星人の死体、そして無数の『卵』があった…というあらすじです。閉鎖空間で襲い来るエイリアンの恐怖を鮮烈に描いた本作は、誰の助けも呼べない宇宙が舞台。登場人物たちの孤独な恐怖感を表したこのコピーは、原語版ポスターに描かれていた一文で、映画ファンの間では有名です。名キャッチコピー④バカも休み休みyeah!次はホラーから一転、1990年代に一世を風靡したコメディから「バカも休み休みyeah!」という、映画『オースティン・パワーズ』のキャッチコピーです。1998年の第1作目公開後、またたく間に人気を呼び、合計3作が作られた大ヒットコメディである本作。抜群のオーバーリアクションで笑いを誘う、主演のマイク・マイヤーズと、1960年代の華やかなファッションが魅力です。1967年、悪の科学者ドクター・イーブルを追っていた英国諜報部のエージェント、オースティン・パワーズ。冷凍睡眠を使って窮地を逃れた彼を追って、オースティンも冷凍睡眠へ。そして彼らは30年後の1997年に目を覚ます…というあらすじ。ノンストップでボケ倒す本作。「まったく…バカも休み休み…いや、もうそのままでいいか!」という観客の気持ちを見事に表現した愉快な一文ではないでしょうか。名キャッチコピー⑤僕たちは、世界で一番美しい魂を握りつぶそうとしていた最後は、全世界を感動で包んだ「僕たちは、世界で一番美しい魂を握りつぶそうとしていた」という、映画『グリーン・マイル』のキャッチコピーです。2000年に公開された本作。避けられぬ運命の最中に輝く奇跡は多くの観客の涙を誘いました。主演のトム・ハンクスをはじめとする演者の名演は高く評価され、本作はその年のアカデミー作品賞に輝きました。1935年、刑務所の看守であるポールたちの元にコーフィーという大柄な黒人男性が送られてきます。ポールたちは徐々に、彼に人の病を治せる不思議な力があることを知り…というのがあらすじです。無実であるにも関わらず、当時激しかった黒人への差別もあり、死刑判決を受けてしまったコーフィー。聖人のような力と並外れた慈愛を持った彼の命を自らの手で消してしまう苦悩が伝わる、美しいキャッチコピーです。時に2時間を超える映画をたった数行で表現しているキャッチコピー。まだ作品を観たことがない人に「見てみようかな…」と思わせる力は、やはりすごいと思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月30日