家事や収納の困りごと、100均アイテムの活用術など、暮らしに関する情報やアイデアが集まるLIMIA。そんなLIMIAには一般の主婦さんだけでなく、その道の“プロ”が情報発信をしているアカウントもあります。住まいの中でも、特に家づくりについての疑問や困りごとは専門家からの適切なアドバイスがとても役に立ちます♪今回は、節約が叶う住宅設備や、快適な暮らしを実現したご家族の住まいをピックアップしてご紹介します!暮らしの根幹、「家」のことはプロにお任せ!家の設備やそもそもの家づくりについて悩んだとき、みなさんはどうされていますか?友達に聞く、ネットで調べるなど、いろんな手段で情報取集はどうにかできますが、専門的なこととなると限界がありますよね。そういうときは、それぞれのプロに相談してみるのが、一番早く解決法が見つかることが多いです。そこで、LIMIAでためになる情報を発信している専門家の情報を「住まい」にフォーカスして選んでみました。理想の住まいを叶えたご家族の家ものぞけちゃいますよ!家計の節約に大活躍!初期費用ゼロ円で〇〇が設置できちゃう太陽光発電でネックになるのが、導入するときの高額な初期費用。太陽光パネルや蓄電池など最低限の設備が必要になります。その初期費用がゼロ円になる、ユーザーのことをとことん考えて作られたのが〔サンコー〕の太陽光設置サービス!すでに建っている家への取り付けも、新築の家に取り付けるのも可能です。節約シミュレーションを無料でしてくれるので、まずは自分の家でどのくらいお得になるのか確認してみましょう♪▼アイデアはこちら電気自動車が蓄電池に!?初期費用ゼロで叶う《太陽光発電+V2Hシステム》定額利用サービスで、賢くエコしましょ♪住み心地も妥協しない。太陽光発電を最大限に活かす家太陽光発電をつけるなら、ソーラーパネルとの一体感を考えて作られた家、「casasole(カーサ・ソーレ)」という選択も。太陽光発電を考えたときに、重要になってくることのひとつがパネルをつける位置。四角い箱の家なので、どの方向でも太陽光パネルを設置することができます。それに加えて、間取りも自由に設計することができ、耐震性も最高ランクの3。住んでからのこともしっかり考えられています。▼アイデアはこちら太陽光発電がある「casa sole(カーサ・ソーレ)」で自由な間取りと快適な暮らしを手に入れる年ねばって「狭小変形地」に最高の住まいを実現!家づくりは一生に一度の住宅購入だからこそ、どうしても譲れないこだわりが誰しも1つや2つあるはず。こちらの家にお住いの吉川さんファミリーは、「緑が見えて、風が通り抜けて、道路から一歩下がった場所」に加えて、都市の中心部という条件付き。これに見合う土地をやっと見つけたと思ったら、設計が困難な「狭小変形地」でした。このような環境でも最高の住まいを実現できたのは3つの工夫があったからです。気になる詳細は記事をご確認くださいね♪▼アイデアはこちら狭小変形地でも広々♪家づくりの3つの工夫で開放感あふれる空間にはじまりはカフェでの一目惚れ!〇〇が2つある開放的な住まい開放的なリビングでくつろいでいるYさんご家族がお家購入を決断したのは意外なきっかけ。気分転換によったカフェの雰囲気が気に入ったからでした。カフェを参考に外観、内装のデザインにこだわったことはもちろん、このお家には普通のお家には1つしかないあるものが、2つあるんです!その答えは記事でチェックしてくださいね♪▼アイデアはこちら趣味スペースもセカンドリビングも実現!家族がワクワクする家づくり結露とさよなら!空気がおいしい木に包まれる暮らしいくらデザインやインテリアが自分好みでも、やはり住み心地をよくするためには家の機能性も重要です。〔無添加計画〕で家づくりを行ったTさんは、夏は涼しく冬は快適に過ごせる家を建てられて大満足だそう。さらにバスルームをヒバ材にしたことで、香りにも視覚的にも癒される空間ができたようです。これからの家づくりの参考に、ぜひTさんのお宅をチェックしてみましょう!▼アイデアはこちら【LIMIA読者限定特典アリ!】住み心地は「文句なし」、家族で過ごせる自慢の家への近道
2019年09月27日みなさん、有孔ボードはお好きですか。私は好きです。どんな風にフックをつけるか、棚をつけるか。あれこれ考えている時間が最高に楽しいんですよね。福岡から、賃貸でも自在の壁を飾ることのできる、「有孔ボードのある部屋」をまとめました。 【博多】土間×有孔ボード(2LDK/60㎡) こちらは、グッドルームオリジナルリノベーション賃貸のお部屋。土間×有孔ボードの組み合わせで、いろんな使い方ができます(写真は別室イメージ) こんな風に棚をつけたりフックをつけたり。アウトドア用品をしまうのもいいけど、グリーンやアートをいっぱい飾って玄関を歓迎モードにするのもまた良しです。(写真は別室イメージです) LDKはこんな感じ。キッチン前は土間に、リビング部分は無垢床になっているんです。メリハリがきいてかっこいい。 ※現在、一番手のお申し込みが入っています。 この部屋の詳細を見る*【福大前】間仕切り×有孔ボード(ワンルーム/30.17㎡/3.5万円) 10畳と少し広めのワンルームのお部屋。キッチンとの境目に、有孔ボードの仕切りがたっています。 この間仕切りがあるおかげで、生活感を感じるキッチンや、トイレの入り口が見えないようになっているんです。よく考えられている。 ちなみに裏側はこんな感じでちょっとした棚になっています。 この部屋の詳細を見る*【高宮】ロフト×有孔ボード(ワンルーム/31.82㎡/5.8万円) これはかっこいい。天井が高いロフト付きのデザイナーズワンルームです。 ロフトといっても、よくあるハシゴではなく、しっかりとした階段で上っていくのでお得感があります。 ロフトの壁はこんな風に全面が有孔ボード。自分の気に入ったギアをかっこよく飾って使いたいですよね。 この部屋の詳細を見る*【吉塚】ミニマム×有孔ボード(ワンルーム/23㎡/4.35万円) こちらはシンプルに、1面の壁が真っ白の有孔ボード!というお部屋です。そう、こういうシンプルでミニマム、でも便利な内装。ポテンシャル高く使いやすいんですよね。 オープンなハンガーバーとは別でクローゼットもついています。広めのワンルーム、家具の配置も自在ですよ。 この部屋の詳細を見る*※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 福岡のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年08月24日日本にいながら本場韓国の雰囲気を味わえる、コリアタウン。大阪のコリアタウンといえば、生野区にある鶴橋駅・桃谷駅周辺です。「コリアタウンに住む」という新しい体験ができるお部屋をご紹介します! 大阪のコリアタウンといえば……!日本全国、様々な場所にコリアタウンはありますが、大阪にも有名なコリアタウンがあります。それが今回ご紹介する、生野区の鶴橋駅・桃谷駅周辺です。 コリアタウンは韓国へ行かずとも、本場韓国の文化が味わえる街。しかも人でごった返しているわけではないので、ゆっくりと韓国の文化を堪能できます。ビビンパなどの定番の料理もあればタピオカもあったり、韓流スターの写真を売っている店なんかもありますね。鶴橋駅を降りると焼肉屋さんがたくさん!有名人の方も多く来ていて、匂いに誘われてついつい入ってしまいます。 そして、鶴橋駅はアクセスもいいんです。環状線と千日前線、近鉄線が通っているので東西広範囲に移動ができます。もちろん梅田・難波までも一本で行けます。桃谷駅から歩くと生野のコリアタウンがあります。観光地というわけではないのでゆっくりと歩けますね。美味しそうなキムチをお土産に買ってしまいました。でも「実際に住むのにはどうなの?」と思いますよね。価格帯は比較的安めの設定の物件が多いかもしれません。近くに病院もありますし、桃谷駅周辺には学校も多いです。そしてお寺が多い街でもあります。昔から寺社が多い地域なのでしょうか。ファミリー層から一人暮らしまで多くの世代が住んでいる地域です。お部屋もリノベから築浅からデザイナーズなど、様々なお部屋があります。日本と韓国の文化が入り混じる街に住んでみる、という新しい経験をしてみても面白いかもしれませんよ。 鶴橋駅・桃谷駅周辺のおすすめ物件はこちら!ひろーいサンルームで、ひなたぼっこな毎日(1LDK/54.7㎡/8.5万円)桃谷駅から徒歩5分。広いサンルームがついているこちらのお部屋。これだけ広いサンルーム付きのお部屋は初めて見ました。西向きですが、そうとは思えないほど日当たりはばっちりです。 リビングスペースの片面の壁は一面モスグリーン!サンルームからの気持ちいい日差しとあいまって、まるで草原のなかにいるような心地よさ。大きめの観葉植物を置いたりしたら、本当に自然の中にいるような気分になれそうです。 ウォークインクローゼットは、季節ものの家電もしまえてしまうほどの広さ。余計なものはこの中に入れて、広々とリビングを使うのがよさそうですね。 この部屋の詳細を見る*デニム生地をこよなく愛するあなたに(ワンルーム/25㎡/6.3万円)続いては鶴橋駅から徒歩13分。デニム生地風の壁紙が目をひくこちらのお部屋。デニムが大好きなあなたにぜひ住んでいただきたい! ラックはリビング中央部分にあるため、テレビや本棚にするのがいいかも。趣味で集めているものなどあれば、それを飾るのも個性が出ていいですね。コンセントも3か所あるので、家電製品を置いても問題なく使えそうです。 キッチンは、広々としたシンク、二口ガスコンロ、さらにグリルまで!至れり尽くせり。これなら自炊が苦手な方もやる気が出てきそう! この部屋の詳細を見る*武骨でまっすぐ、直球勝負のあなたに(1SLDK/46.25㎡/18万円)最後は、鶴橋駅から徒歩11分のお部屋。特徴はなんといっても、木材のむき出し感!武骨で硬派なようで、あたたかみのあるお部屋です。角部屋なので光がたくさん入って気持ちがいいですよ。 リビングからつながっている洋室は、これまた同じむき出しの木材のスライドドアで仕切られています。閉めていれば、大きな木の箱みたいで面白い!洋服をかけられるようにもなっています。 もうひとつ、玄関脇の洋室には、こちらも木を使った棚が用意されています。本棚にしたり、カゴなどを置いて収納スペースにしたりして活用できそうですね。 フルリノベーションされているので、古さはあまり感じません。水回りも一新しているのでうれしいですね! この部屋の詳細を見る*※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 大阪のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年08月23日大阪3番目の駅で、大阪の文化・歴史がごった返す魅惑たっぷりの下町「天王寺」ってどんな街なのでしょう。天王寺の街とお部屋を紹介します。 天王寺ってどんな街?大阪の3番目に大きな駅はおそらく天王寺駅でしょう。JR・大阪メトロ・近鉄・阪堺電車の4社の線が走っています。そんな便利な天王寺の魅力をご紹介していきましょう。まずは日本一高いビルである「あべのハルカス」から。横浜のランドマークタワーを越えて日本一の高さになりました。そこの展望台からの景色が大阪を一望することができますね。周辺に高い建物がかなり少ないので本当によく見えます。またその隣には、あべのキューズモールという商業施設もあるんです。天王寺駅の隣には天王寺動物園があります。日本の中でもここまで街中にある動物園は少ないのではないでしょうか。そのさらに隣には、通天閣で有名な“新世界”も。天王寺から徒歩圏内で行くことができるんです。また天王寺は、文教地区であり歴史のある街でもあります。多くの学校があり下校時刻になると中高生が多くいますね。四天王寺という寺も近くにあり、推古天皇の時代に聖徳太子が建立したとされる、とっても歴史がある街なんです。ガード下や路地を入っていけばおいしそうなにおいが。食い倒れの街の影響はもちろんこの街でもあるんですよね。朝まで飲んでも財布のお金はまだ残っている!なんてことも多い、安くて早くてうまい店がたくさんあるんです。天王寺駅周辺のおすすめお部屋まとめ白と黒のコントラストがうつくしい(ワンルーム/19.2㎡/7.1万円)玄関を入ると、白と黒が基調のお部屋とロフトへ続くハシゴがお出迎えしてくれます。床と壁は真っ白なので、とても明るく、お部屋も広く感じますね。ところどころ黒の部分があり、引き締め効果でおしゃれ度も上がります。 また、ハシゴを登ると少しゆったりとしたロフトがあります。リビングエリアにソファをがつっと置いてリラックススペースにしたいなら、ベッドはロフトにしてしまってもいいでしょう。 キッチンは二口コンロで、シンクもなんと二つもついていて、とても便利です。二つ使わない時は、蓋などしてキッチンを広々使えるので料理もはかどりますね! そして、お部屋の照明は温かみのある暖色系の照明で。モノトーンのお部屋にぴったりです。 この部屋の詳細を見るフルリノベで使いやすく、生まれ変わりました(1LDK/50㎡/9万円)フルリノベーションされた1LDKのお部屋。渋めの外観とは打って変わって、お部屋は白×ダークブラウンの落ち着いた雰囲気の空間です。 15帖のダイニングキッチンはスーッと奥行きがあり、テーブルやソファ以外にもペットのお部屋だってしっかり作ってあげれますよ。 水回りは綺麗なものが新設され、トイレはウォシュレット付きに。機能的で暮らしやすい環境に生まれ変わりました。 お隣の洋室には大きな収納スペースはもともと押入れだったもの。この広さなら、二人分の荷物も安心して収納できそうです。 この部屋の詳細を見る最上階で癒しの部屋づくり(1LDK/42.84㎡/10.753万円)お部屋は最上階。LDKは12帖と広々していて開放感があります。 システムキッチンは3口コンロでお洒落なホワイトカラー。毎日の自炊が楽しくなっちゃいますね。 玄関からリビングに行くまでに、手前の洋室を抜けていくので、ベッドルームにはしづらいかも?と思われがちですが、ロールスクリーンのカーテンをおろせば、仕切ることができるようになっています。見られたくない場合はうまく工夫して使ってみてください。 浴室にはなんとテレビ付き!これはうれしいですね。自分へのご褒美にぜひゆっくりと毎日の疲れをここで癒してください。 バルコニーも広々としていて、眺望もいい。小さなテーブルと椅子を置いて、休日はのんびり。本を読んだり、ティータイムにしたりボーっとたそがれたりするのもまたいいですね。 この部屋の詳細を見るあべのハルカスを一望できる贅沢…(1LDK/82㎡/13万円)こちらも全面リノベーションされたお部屋。玄関を開けるとまず目の前に階段があり、おそるおそる上がってみると……! 広いリビングが迎えてくれます!南向きのバルコニーなので、お部屋の明るさにびっくり。バルコニーからは、あのあべのハルカスが見えるんです。夜景もきっときれいでしょうね。 黄緑色の壁紙もいいですね。 広いシステムキッチンも魅力的。3口ガスコンロもついています。 洋室も中々の広さに加え、ウォークインクローゼットがついています。ウォークインといっても広さってその物件によって様々なスペースだと思うのですが、想像を超えた広さで驚きますよ。 最後に、このお部屋の変わっているのがお部屋に負けないくらい広いバスルーム。足つきのバスタブがホテルライクな感じをかもし出していて、ついつい長風呂になってしまいそうです。 この部屋の詳細を見る※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 天王寺駅の賃貸をもっと見る 大阪のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年08月19日料理が大好きで、キッチンにいる時間が必然的に長い方にとって、部屋探しのこだわりはまさに「キッチン」。画一的なものでない、個性的なキッチンのあるお部屋を集めました! 【西小山】今宵は自宅居酒屋の開店です。(ワンルーム/29.7㎡/10.5万円) まず1件目。カウンターキッチンがおしゃれなお部屋です。 上から吊るされている照明もセンスがいい。なによりキッチン裏側のこの濃いブルーの壁紙。落ち着いた印象の部屋づくりが好きな方にはぴったり。 コンロは二口あり、さらに背面のスペースは広くとってあります。奥には冷蔵庫。背面には食器や炊飯器などを置いておける棚をDIYしてもいいかも。 この部屋の詳細を見る【志茂】カフェみたいなキッチン(ワンルーム/22.46㎡/15.5万円) 続いては、木目調のカウンターがついた薄い色のタイルのキッチン。せっかくだから、調理器具は壁に吊るして飾ろうか、調味料はビンに入れてカウンターに並べたら、きっとカフェみたいでかわいいですよ! 作業スペースもとっても広い!水切りマットを敷いて洗った食器を置いてもいいですね。 こちらのお部屋、キッチン近くの窓から外に出ると、なんと広々バルコニーもあるんです!料理をちゃちゃっと作って、天気のいい日には外でワインを飲みながらゆっくりごはんを食べてもいいかも。妄想は広がります……! この部屋の詳細を見る【芦花公園】L字カウンターが珍しい!(ワンルーム/17.2㎡/6.9万円) 全体的に木目調が印象的なこちらのお部屋。右奥に見えるのがキッチンです。窓も多いし日当たり、風通しも抜群に良いお部屋です。 キッチンはL字型。この形、なかなか他では見つけにくい物件ですよね。 キッチンの奥から先に、トイレやお風呂などの水回りがすべてそろっています。あっちこっちに行かずとも全部近くで完結できるのがうれしい! この部屋の詳細を見る【成瀬】白で統一された清潔感のあるキッチン(1LDK/43.3㎡/8.4万円) 最後はこちら。13畳のひろーいリビングの奥にキッチンがありますね。お部屋はgoodroomのオリジナルリノベーション“TOMOS”仕様のおしゃれなお部屋です。 キッチンは作業スペースの広い、白でまとめられたかわいらしいキッチン。すでに棚がついているので、ここに調味料などを置いたらいいですね。かわいい瓶に移し替えたらきっともっとおしゃれなキッチンになりますよ。 もともと2DKだった場所をリノベーションしたとあって、リビングは本当に広い!寝室も光が差し込んでとっても気持ちいいんです。ぜひご覧あれ! この部屋の詳細を見る※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 東京のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年07月22日大阪になじみのある方でないとなかなか読めない難読駅である、「十三駅」。主要駅へのアクセスが良く、商店街もあって意外と住みよい街なのはご存知ですか。そんな十三駅の街とお部屋をご紹介します。 十三(じゅうそう)駅ってどんな街? 大阪の人気私鉄である、阪急線の主要路線、神戸線・宝塚線・京都線がすべてこの十三を通り、梅田に繋がります。神戸に行くにも、京都に行くにも1本です。梅田までは各停でも2駅。アクセスは抜群ですね。この難読駅「十三」は、「じゅうそう」と読みます。関西になじみのある人以外は間違いなく読めない駅ですね。名前の由来は、十三番目の船着き場があったたという説や、一条二条……と数えた時に近くに十三条があった、という説もあります。街の雰囲気はというと、お洒落でゆとりのある阪急沿線の街の色とは少し違い、昔ながらの飲み屋街があり、ごった煮感のある雰囲気が特徴です。お腹がなってしまうB級グルメを片手にぶらりと歩くと楽しいですよ。 十三駅のシンボル。見返りトミー君。 駅を降りると商店街が。有名な商店街の名前はトミータウン。そしてオブジェに見返りトミー君と言われる銅像も。気づきましたか?十三を音読みすると「トミ」ですね。この親しみやすさも十三の人気の秘密なのですかね。淀川のすぐ近くに位置しますので、夏は花火大会も見ることができます。気が向いたら散歩するのにも良い場所です。お部屋のイメージは少し個性の強いお部屋があるイメージですね。こだわりのあるデザイナーズマンションを探してみては。 十三駅のおすすめ物件はこちら スケルトンバスで開放的な暮らしを。(1LDK/58.94㎡/13万円) 扉を開けた瞬間、真っ白で清潔感のある印象をもたらしてくれるこちらのお部屋。ガラス張りの窓から入り込む光、その光が反射して生まれる、圧倒的開放感が魅力です。 そして何よりも驚くのが、こちらも開放的な水回り!スタイリッシュなバスタブも。ガラス張りなので、テレビを見ながらお風呂にも入れます。 1LDKのもう一部屋は、なんと階段を上がったところにあります。ここはベッドルームにしようかな。2階にもエアコンがついているので寒暖調節はばっちり。 階段下には作業スペースがあります。テーブルとして使ってもよし、本棚などの収納としても使えそうです。 この部屋の詳細を見るもういっちょ、スケルトンバスのある暮らし。(1K/24.82㎡/7万円)こちらは1件目と同建物で、2階のお部屋。同じくスケルトンバスが魅力のお部屋で、もう少しお手頃な家賃です。 9.3畳もあるので、ソファ、ベッドどちらも置けそうです。キッチン上部にある間接照明は、部屋の印象を少し明るくしてくれそう。 キッチン周りもスタイリッシュ。2口コンロで作業場あり、はお料理好きにはうれしいポイント。 水回りには浴室乾燥機もついています。見える箇所なのでお風呂上りにすぐにお掃除をして乾燥すれば、常にきれいな状態を保っていられそうですね。 この部屋の詳細を見るとにかく広さと明るさ重視のかたへ(1SLDK/71.44㎡/11万円) 十三駅から徒歩4分。リビングはなんと20畳!とっても広いリビングです。ダイニングテーブル、ソファ、ローテーブル…それだけおいても余ってしまうほどの圧巻の70㎡超え。 これだけ広くても……と思った方、いますよね?実は仕切りが隠れていました!仕切りを閉じて、奥の部屋は寝室に、もう一部屋を書斎に、なんて生活もアリかも。 他にも6畳の洋室とウォークインクローゼットがあります。荷物がいっぱいある方にはうれしい設備です。 3面採光のお部屋。外のベランダはとにかく長いんです! しかも目の前にはテニスコートが広がります。なんだか穏やかな景色です。 この部屋の詳細を見るビタミンカラーで元気な毎日を。(1K/17.87㎡/4.35万円) 最後はこちら。線路脇の道を歩いて徒歩2分!ビタミンカラーのイエローの壁紙が、住む人に元気を与えてくれます。 東向きで日光が入る時間が限られるお部屋ですが、その分この壁紙の明るさがカバーしてくれるんですね。 クローゼットは奥行きがあります。奥には季節ものの家電、手前に日常的に使う洋服などを置けば、意外とうまく使えるかも? 玄関前の鏡も重宝しそう。 建物には宅配ボックスが。ネットでたいがいの買い物を済ませてしまっているサラリーマンの方にみてほしい! この部屋の詳細を見る十三駅の賃貸をもっと見る※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。大阪市淀川区の賃貸をもっと見る 大阪のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年07月17日賃貸では、穴を開けるのにも躊躇する壁。こんな風に、棚のあるお部屋なら、自分の好きなもので自在に彩ることができます。福岡のリノベーション物件の中から、「魅せる棚」があるおしゃれな部屋をまとめました。 【井尻】有孔ボードで自由に楽しむ(1K/25.76㎡/4.7万円) 8.4畳とちょっと広めの1K。壁には、可動棚と有孔ボードがつけられています。 洗面台の周りにドレッサースペース。ちょっとワクワクしますね! 有孔ボードは自分でフックを足したりしても楽しめます。好きなものを全部、ここにまとめたい。 この部屋の詳細を見る【高宮】青い棚に、無垢の床(1LDK/51.51㎡/8.8万円)リノベで誕生した、16畳のLDKは贅沢に無垢フローリング。ネイビーの棚つきの壁がすごく映えますね。 こちら。自分だったら何を飾ろうか、考えてしまいます。本もいいけど、素敵な器とかも良さそう。 キッチンもこのおしゃれさですよ! この部屋の詳細を見る【東比恵】ガレージ感のあるWICつきLDK(1LDK/71.82㎡/9.25万円) 70㎡超えの贅沢な1LDK。天井も高く、どことなくガレージ感のある開放的な部屋です。 窓側から振り返ったところ。レンガ柄の壁紙、遊び心があります。 LDKの奥にはこんな広々のウォークインクローゼットがあるんです。ブティックみたいな収納が楽しめます。 LDK側の「魅せる棚」はこちら。棚板の位置は自由に動かせますよ。 この部屋の詳細を見る【西鉄久留米】セルフリノベOKの夢の城(1LDK/66.42㎡/6.4万円) 部屋に入った瞬間、「これは違うぞ」と存在感を放つ、66㎡。しかも、セルフリノベOKのお部屋です。 このシンプルさがたまらないキッチン。 洋室には壁一面の棚があります。書斎として使っても良さそうだ。 そして窓を開ければ、ウッドデッキ付きの専用庭が!!あーたまらないなー。 この部屋の詳細を見る【西鉄平尾】明るいロフト付き(ワンルーム/28.12㎡/6.8万円) 最後は、天井の高いロフト付きワンルーム。 こちらの壁。こういう、ながーいテーブルって、何にでも使えてすごく重宝します。上に棚がついているのもいい。 キッチン前にはカウンターテーブル。ロフトは布団を敷いて寝室に使って、家具を買う必要がほとんどなさそうな、よく考えられた部屋です。 この部屋の詳細を見る※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 福岡のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年07月16日祖母の家を仕事の拠点に海も山も近く、別荘地としても名高い神奈川県三浦郡葉山町。高台の一角に、大きく育った庭の木々に隠れるように平屋建ての日本家屋が建っている。古いガラスの建具を開けて出迎えてくれたのは、書籍や雑誌などのデザインを手がけるトリゴニアデザイン事務所の高橋快さん。葉山で生まれ育ち、3年ほど前から葉山を仕事の拠点にしている。高橋さんが事務所として使っているのは、父方の祖母が生まれてから亡くなるまでずっと暮らしてきた築90年の家。「実家が同じ敷地内にあるので、小さい頃から四六時中祖母の家で過ごしていました。おばあちゃん子だったんです」と笑う。3年前、長年勤めていた会社から独立した高橋さん。事務所を構えるにあたり、愛着ある祖母の家の、亡くなった祖父が書斎にしていた部屋をリノベーションして使おうと思い立った。「ノートパソコンがあれば仕事はどこでもできるので。ここを拠点にすれば、おばあちゃんにも会いに来られるし、とにかく静かでいいなと思って」と振り返る。祖母やご両親に相談すると、喜んで了承してくれたそうだ。大きく育った庭の木々が、築90年の平屋を囲む。屋根の形に沿った勾配天井が印象的。開口部は全てアルミサッシから木製の古建具に入れ替えた。写真正面が最初に購入した“隅丸”の古建具。祖父が使っていた重厚な机はそのままに。机上には高橋さんが骨董店で買い求めたお気に入りのモノが並ぶ。書斎だった四畳半を事務所にリノベーションが始まる前、病床についた祖母は、高橋さんら家族に生まれ育った家の歴史を話して聞かせてくれたという。「この家は90年前に、広島生まれの祖祖母が広島から馴染みの職人さんを呼んで池子(逗子市)に建てたそうです。その後、池子の土地が米軍に接収されて、祖祖母の兄が住んでいた葉山に引っ越すことになって。気に入った家だったので、また広島から職人さんを呼んで解体して、この場所に移築したんだそうです」。解体・移築を経て長い歴史を刻んできたこの家には、高橋さんだけでなく家族みんながそれぞれ思い出と愛着を持っているという。そのためリノベーションにあたって「手を入れる部屋だけが別物のようにならず、古い部分と違和感なく馴染むようにしたい」というのが高橋さんの想いだった。骨董やアンティークが好きなこともあり、まず古材や古建具扱う葉山のお店「桜花園」を訪れた高橋さん。そこで、ガラス入りの古建具に一目惚れしたという。「“隅丸”という角が丸くなっている加工がとても気に入って、まだプランが何も決まっていないのに買ってしまいました」と話す。以前のリフォームでアルミサッシに替えられていた開口部に、この古建具を付けたいと考えたが、すぐにつまずいてしまったという。「数軒の住宅メーカーに問い合わせてみたら、できないと断られてしまったんです。アルミサッシから古い木製建具に変えるには、大工さんの技術がいるということを知りました」。写真正面は押入れだった空間。写真右手に外から直接出入りできる扉を新たに設けた。廊下との境界にも、“隅丸”の古建具を。ガラス越しに廊下の奥まで見通せる。暗くジメジメした部屋が生まれ変わるそこで高橋さんは、古家修繕を手掛ける知人の北川さんに相談。リノベーションのプランを提案してもらうとともに、湯河原の伝統構法を得意とする工務店「杢巧舎」を紹介してもらった。「杢巧舎の職人さんが暑い中すごく丁寧に仕事をしてくださって、ありがたかったです」と高橋さん。北川さんの提案で、壁には漆喰を塗り、天井材は剥がして梁をあらわしに。勾配天井によって、江戸間の四畳半という実際の面積以上に広く感じられる空間となった。また、押入れだった場所に本棚やカウンターを造作し、読書などを楽しめるスペースに変更。座った時の目線の高さに新たな開口部をつくり、風通しや視線の抜けにも配慮した。そうして出来上がったのは、家族が口を揃えて「暗くてジメジメした部屋だった」と話すかつての印象から一変した、明るく居心地のいい空間だ。また、印象が大きく変わったにもかかわらず、高橋さんが願った通り、手を入れていない部分と違和感なく調和していることも大きなポイントだろう。「大工さんが作業を急いでくれて、おばあちゃんが亡くなる前に仕上がりを見てもらうことができたんです。おばあちゃんが『まさかこんなになるとは思わなかった』と喜んでくれたことが嬉しかったです」(高橋さん)。ご両親も空間の変わりように驚きつつ、とても喜んでくれたそうだ。廊下側から事務所スペースを見る。床の色も手を加えていない廊下と調和している。事務所横のトイレもリノベーション。「行きつけの蕎麦屋さんのトイレを参考にしました」と高橋さん。手洗いカウンターは古材の一枚板。廊下にある手洗い場は既存のまま。水栓金具や金属製の流し台がレトロな雰囲気。庭に面した壁に不思議な扉が…?扉の正体は、雨戸を出し入れしやすいように大工さんが造作した開口部。新設した出入り口には、湯河原の旅館で部屋の扉として使われていた古建具を。部屋番号が残っているのがかわいらしい。都内と葉山を行き来する平日は主に都内のマンションで過ごし、週末に葉山の事務所に来ることが多いという高橋さん。「とにかく静かで鳥の声しかしないから、こっちに来ると集中できますね。2つ拠点があることが、プラスに働いています。緩急がついてリラックスしながら仕事ができるようになりました」と生活の変化を実感している様子だ。祖母が大切に住んできた家をこれからにつなげるためのリノベーション。90年もの長い間、家族の思い出が刻まれてきた家は、事務所というもう一つの役割を得て、新しい時を刻んでいく。客間は既存のまま。照明を取り替えた以外は手を入れていない。客間にはモダンなソファが鎮座。連結する洋館に置いてあったものだが、不思議なほど和室の雰囲気に合っている。縁側越しに庭を見る。「祖父と祖母が好きな植物を次々植えていったので、整っていない森みたいな庭です」。床の間には、高橋さんのお母さまがしつらえた紫陽花が飾られていた。この客間で祖父と祖母が結婚式をした当時の写真が残っている。客間の隣の洋間。こちらも既存のままで、床は絨毯敷き。
2019年07月08日自然と人が集まるアイランドカウンター築年数不明のトタン貼りの建物が残る再建築不可の旗竿地。ここに住むためにはこの古家を生かさなければならない。それでも購入に踏み切ったのは、小学2年生のお嬢さんの学区を変えることなく、中目黒という便利な街に住み続けられることが理由だったそう。「『フィールドガレージ』の原 直樹さんに建物を見てもらったところ、大丈夫というお墨付きをいただいたので思い切ることができました。基礎から作り直さなければならないほど建物が傷んでいたので、実際の工事は想像以上に大変だったそうです」元々の家がとても暗かったので、リノベーションはなにより明るい家にするのが目標だったそう。開口部を大きく確保し、吹き抜けを作り、光を1階まで届けた。2階のリビングの中心は大きなアイランドカウンター。「料理好きな夫の身長が高いこともあり、アイランドカウンターを思い切った高さまで上げました。天板に肘をつきながら立ち話をするのにちょうどいい高さです。来客はなぜかソファに座らず、カウンターの周りに集まって話をします(笑)」キッチンは2階に。三角屋根がかわいい。アイランドカウンターの腰板の面材はヴィンテージオーク。古い柱を残しながら、新しい梁を入れて耐震補強している。山本貴緒さんは、ここでイギリス人の夫イアン・ギビンスさんと、小学2年生のあおちゃん、ダックスフントのマカロンと、シーズーのココと暮らす。キッチンの戸袋には古い家の建具をリメイクして使っている。調理道具や食器は、料理上手なイアンさんがセレクトしたものが多いそう。「不思議と植物がよく育ちます。前に住んでた家から持ってきた植物がすぐにボーボーになりました(笑)」右はあおちゃんが描いたアクリル画。「元気が出る色合いの花に、ミツバチがとまっています。とても気に入ってます」。左側はお母さまにもらったフジコ・ヘミングの作品。吹き抜けから明るい光が注ぐ1階玄関旗竿地の細い通路を通って玄関ドアの引き戸を開けると、広々とした土間が現れる。細い通路と広がりのある玄関。そのメリハリのある対比が、山本・ギビンス邸をより魅力的に見せている。以前の家はとても暗かったという一階の玄関は、吹き抜けから光が降り注ぐ、明るく広いスペースへと変わった。住まいのあちこちで使われている古い建具や板や箱などは、もとの家で使われていたものを救出し、新しくデザインし直して生き返らせたもの。年月を経たものならでの深みが、綺麗にリノベーションした住まいに温もりを与えている。広々とした玄関の土間。吹き抜けから明るい光が射し込む。左側の棚は、以前の家にあった木箱を積み上げて壁に固定して制作。L字の廊下の先に寝室がある。古い建具を生かし、温かさの感じられる明るい廊下。リノベーションする前はこの辺りが特に暗かったのだそう。2階のリビングと書斎の間の室内窓には、対で古いガラスを入れた。書斎の窓は、吹き抜けをはさんで眺めの良い通路側に面している。断熱材をしっかり入れて快適な住まいに古い戸建て住宅にありがちな悩みが、寒さ。その問題を解決すべく、断熱工事やペアガラスなどを積極的に採用し、とても暖かで快適な住まいに仕上がった。平屋の家を増改築した建物は構造的にも不安定だったが、しっかりと耐震補強も施した。「元のオーナーはここでクリーニング店を営んでいたようです。作業場があった形跡が残る土間をリノベーションして、1階奥の寝室にしました。きちんと床を張り、床下にはしっかり断熱材を入れていただいたので、気持ちよく過ごせます。再建築不可でなければ取り壊していただろう建物を、考えていた以上に快適で素敵な住まいにリノベーションしていただき、『フィールドガレージ』さんには感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです」寝室の奥はウォーキングクローゼットに。引き戸には古いガラス戸を。天井の古い梁がとてもよい雰囲気。高窓から洗面所に明るい光が射し込む。ブルーのタイルをアクセントに。タオルもブルーでコーディネイト。旗竿地の築年数不明な建物をリノベーション。玄関は引き戸に。曇りガラスから光が室内に取り込まれる。通路脇に植えた植物がぐんぐん成長中。山本・ギビンス邸原 直樹(フィールドガレージ)所在地東京都目黒区構造木造規模地上2階延床面積111.37㎡
2019年06月26日〔パナソニック〕と聞くと、やはり「家電」のイメージがありますよね。実は〔パナソニック〕は、暮らしや住まいをワクワクさせるヒントが沢山つまったライフスタイルスタジオ〔RELIFESTUDIOFUTAKO(リライフスタジオフタコ)〕を〔二子玉川蔦屋家電〕2階に設置しています。果たして〔パナソニック〕が手掛けるライフスタイルとは?〔パナソニック〕が手掛ける〔リライフスタジオ フタコ〕とは?〔パナソニック〕は現在、私たちにとって身近な家電をはじめ、住宅設備、リフォームなど幅広く展開しています。そんな活動の1つとして昨年オープンしたばかりの〔リライフスタジオフタコ〕は、〔二子玉川蔦屋家電〕を運営する〔カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)〕が企画協力。新しいライフスタイルの提案拠点を目的とした施設です。〔リライフスタジオフタコ〕のテーマは大きく分けると2つ。①ライフスタイルシミュレーション「様々なライフスタイルを体験・発見」②コンシェルジュサービス「住まいと暮らしの相談ができる」それぞれ紹介していきます!ライフスタイルを体験・発見〔パナソニック〕が誇る最新の家電や住宅設備、〔CCC〕がチョイスした書籍や雑貨・インテリアを掛け合わせたスタジオ内は、生活のあらゆるコーナーを展開しています。例えば先日は、話題のストロー知育工作「STEM教育」ワークショップが開催され、お子さまが楽しみながら学べると好評のようです。他にもダン先生の「子どもアートワークショップ」など、親子で楽しく学べるワークショップが満載です♪〔リライフスタジオフタコ〕では、まだ未発売となっている〔パナソニック〕の最新技術を体験することができる点も魅力の一つです。例えば「ハンサムに働こう。」のコーナーでは、視野角を調整できるパーテーションとノイズキャンセリング機能で、集中力を高める《WEARSPACE》を体験できます。実際試してみましたが、なるほど…!これは集中ができそうです。四角い囲いの中に入った砂、こちらなんだと思います?こちらはなんとIHの囲炉裏です。昔懐かしい囲炉裏にIHの技術を取り入れ開発されました。非売品ではありますが、これは驚きました!実際に展示、販売されている《パナソニックIroriDining》で新たな食卓を体験することができます。囲炉裏を囲む日本文化はだんらんの原点、そんな囲炉裏に集うくらしを再現したキッチンは理想の暮らしが叶いそうです♪住まいのアレコレはコンシェルジュに相談してみましょう!例えば、水道管の調子が悪い、トイレの電灯スイッチが壊れてしまった、という身近なお困りごとから、本格的なご自宅のリフォームまで〔リライフスタジオフタコ〕では一級建築士の免許を持つスタッフや専門スタッフが対応する相談コーナーを設けています。リフォームはもちろん大金が掛かるお話、すぐにというわけではなく、少し興味がある方でも相談をしてみればきっと新たな生活をイメージできるはずです。ゆったりとしたソファーに座りながら100インチのモニターで実際のリフォームの現場をタイムラプス動画で見ることができます。スケルトンになった自宅がプロの技により生まれ変わる様子は見ているだけで楽しめます♪他にも、暮らしにこだわった住まいの事例が紹介されています。あなたの理想の暮らしがみつかるかも?キッズスペースも常設!〔リライフスタジオフタコ〕内にはキッズスペースも常設しています。子育てのヒントやアイデアも、様々な角度から用意し、ゆったりと座れるソファーには〔二子玉川蔦屋家電〕1階の〔スターバックス〕からコーヒーをテイクアウトしてティータイムを楽しむこともできます。週末は家族そろって〔リライフスタジオ フタコ〕に行ってみましょう♪住まいのリフォームと聞くと「まだ我が家には関係がなさそう」と思う方もいるかもしれませんが、ご自身の新たなライフスタイルを考え直す機会として、〔リライフスタジオフタコ〕に行ってみてはいかがでしょうか。きっと新たなライフスタイルが見つかりますよ。イベントは月に15回程度、頻繁に開催されていますので、ぜひホームページをチェックしてみてくださいね♪〔リライフスタジオ フタコ〕ホームページはこちら!〔リライフスタジオ フタコ〕イベント情報はこちら!
2019年06月18日数十年後にかっこよく国産スギの外壁に包まれた、清々しい佇まい。たまプラーザで眼鏡店を営む矢田大輔さんは、それまで住んでいた築50年の家を、昨年秋にリノベーションした。「妻の祖母の家だったんです。かつてここで営んでいた町工場の名残りのある昭和の家が、全く違う雰囲気に生まれ変わりました」。経営する眼鏡店「Local」の店舗デザインを担当した「MOBLEY WORKS」の鰤岡力也さんに、この自宅も依頼。「学生時代からの付き合いでもあり、完全に信頼しているのでほとんどお任せでしたね。リノベーションするからには、鰤岡さん以外には頼みたくない、と思っていました」。矢田さんが唯一希望したのは、「10年、20年経ってもかっこいい家がいい」というもの。「“お前が死んだとき、オヤジいい家造ったな、と子どもが言ってくれるような家を造ってやる”。なんて、鰤岡さんは言っていましたね(笑)」。多摩のスギと張り方の構造にこだわった外壁は、湿度の高い日本の風土に適応。次第に色が変わっていく経年変化も楽しみのひとつ。施工はすわ製作所。リビングからダイニングを見る。ルーバーの衝立の左端は、リノベーションにあたって唯一残した柱。リビングからダイニング方向に向けて、床を斜め張りにしたことで、空間に奥行きが生まれた。床にはDIYでオイルを塗布。ソファーはジェルデのライトに合わせてデザインしてもらったもの。見通しのいいLDK無垢の床に漆喰の壁。シンプルだが細部の意匠にこだわった、広々とした1階のリビングダイニングを、心地よい風が吹き抜ける。「日本の風土にあう、理にかなった家だと思います」。例えば外壁は、防水シートを施した上にルーバーを縦横に張り巡らせ、すのこ状にしたもの。中に空間があくことで、風が通り抜け湿気を防いでくれる。「細かなところに何かと手間がかかり、大工さん泣かせだったと思います。玄関の籐を使った靴箱など、職人が減って行く今、あえて挑戦しているところもありますね」。1階は緩やかにつながったワンルーム。仕切りのない空間は、床の張り方で変化がつけられている。「玄関から入ってきたときに広がりを感じさせるように、リビングは斜めに張っています。ダイニングはまた雰囲気を変えて寄せ木張りに。すべて鰤岡さんのアイデアです」。そのリビングとダイニングの間には、あえて階段を設けている。「子どもが大きくなっても、必ず家族と顔を合わせて出入りしてほしい。そんな気持ちで階段の位置にはこだわりました」。リビングにいてもダイニングにいても、階段を通る家族と必ず目を合わせる。そのような意図で設けられた階段は、メモリーとして唯一残した柱とともに、家族の成長とつながりを見守り続けている。扉の枠の縁の加工や幅木の処理など、細かいところにこだわりが。照明は鰤岡さんからの結婚祝い。籐を用いた通気性のよいシューズボックス。奥にはアウトドアグッズなどを収めるクローゼットを設置。風と光が通り抜けるリビング。L字型のソファーは家族みんなで寛げる。キャビネットは米軍払い下げのもの。階段の上は吹き抜けになり、ここから家全体の気配がわかる。あえて設けた垂れ壁は、床の変化とともに空間を緩やかに分けるためのもの。アイアンの手すりは、グリップ感にこだわって加工した。キッチンをアクセントにキッチンは妻・康恵さんの希望でコの字型に。「眼鏡店の内装に合わせてモスグリーンを選びました。私の身長に合わせてオーダーしたので、使いやすいです」と康恵さん。大きなシンクや、火力の強いハーマンのコンロを使用することなどをリクエストして、鰤岡さんがデザインした。キッチンの奥にはパントリーが併設され、2方向から出入りできて動線もよい。「長い時間を過ごす1階にはお金をかけて、2階の寝室は素材だけにこだわりました」。蝋をつけて焼いたアイアンの手すりがついた階段をあがると、3部屋のベッドルーム。2階はもとの家の間取りを活かし、シンプルに設定した。「階段の上が吹き抜けなので、冬も1階でストーブをつけるだけで上まで暖かいんです。夏は夏で、風通しがよいので涼しいんです。真夏までエアコンはいらないくらいです」。モスグリーンのキッチンが、シンプルな内装のアクセントに。ダイニングの床は市松模様の寄せ木張りで変化をつけた。人造大理石の天板のキッチンには、収納もたっぷり設けた。白いサブウェイタイルに、目地はグレー系を選択。テラスとつながった明るいダイニング。テーブルは6〜7人でも囲めるサイズのものを鰤岡さんにオーダー。キッチン裏のパントリーは、洗面側からも入ることができる。子ども用に使っていたキャビネットを収納に。洗面にはクラシカルなシンクをセレクト。蛇口の経年変化も味を出す。バスルームはシンプルなグレーに統一。サブウェイタイルが雰囲気を出す。オクタゴン(八角形)がかっこいい取っ手。ドアの端にもベニヤを張りすっきりと見せている。細かなパーツも選び抜いたもの。カーキっぽいグレーは、お店のカラーとシンクロさせている。大切な思い出とともに「生活感のない感じにはしたくなかったですね。思い出のある大事なものが、さり気なく置かれている、そんな空間に味が出ると思うんです」。ともに50〜80年代のアメリカの、オーセンティックなものに惹かれるというご夫妻。ガラスのキャビネットには、子どもたちの思い出の品を大切に飾っている。「イームズのロッキングチェアは、長男がお腹にいるとき、妻のために買ってきたんです。1個1個のものに思い出がありますね」。家族で寛ぐ青いソファーは、バスケットボールをやっていたという、大輔さんの体格に合わせて、家族全員が腰かけられるよう造作した。「座り心地がいいので、夜、みんなでゆっくりTVを観る時間が増えました。昼間は部屋から素足でテラスに出ておやつを食べたり、ビニールプールで体を冷やしてはまた家に入ったり。子どもたちも家での思い出を増やしていってくれるといいですね」。メンテナンスしながら長く使い続けてほしいというメガネへの思いのように、この家も長く受け継がれいきそうだ。お子さんが初めてはいた靴や、生まれたときの時間でとめた時計など、思い出を大切に飾る。右の額は、康恵さんのお祖父さんが制作したシルクスクリーン。大輔さんの思いの詰まったシェルチェアで。ご夫婦のメガネがずらり。「Local」では、矢田さんがセレクトした輸入もののメガネを扱う。広々としたテラスで読書をする長男・夏奏君と長女・かのんちゃん。アウトドアでの読書タイムも楽しい。
2019年06月17日今やポピュラーになりつつある物件のリノベーション。そこでの暮らしがどれだけ快適なものなのかは、実際に住んでみないとわからないものです。「初めから中古物件を購入しリノベーションに挑戦するのはハードルが高い」という方も、賃貸であれば気軽にリノベーション物件での暮らしの良さを体感することができます。そこで今回訪れたのは、都内にあるデザイナーズ・リノベーション物件にお住いのTさんのお宅。Tさんが物件を選んだポイントと、暮らしを豊かにするためのお部屋の活用方法を伺いました!程よく空間が仕切られたこだわりの賃貸ワンルーム中央線沿いの人気エリアにある、およそ25平米のワンルームのお部屋にお住まいのTさん。もともと近隣で生まれ育ち、好きな場所でもあったことから、このエリアで賃貸物件を探していたといいます。「本が好きなので、蔵書をたくさんしまえるような、備え付けの本棚があるお部屋が理想でした」というTさんが選んだのが、住む人と持つ人の満足度を最大限に高めるリノベーション賃貸ブランド、〔REISM(リズム)〕が手がける物件です。REISMが展開するデザイナーズ・リノベーション賃貸物件にお住いの、Tさんのお宅。ガラス作家の姉が作ったという作品が、白い壁に映えます。床は石のタイル、天井は重厚感のある木にダウンライト......と、ホテルのような空間でありながらどこか懐かしさも感じるTさんのお部屋。造作の飾り棚によってワンルームの空間がうまく仕切られているのも大きなポイントです。それではさっそく、お部屋の特徴的な部分を見てみましょう!細部にまでこだわって作られた、木のぬくもりを感じる空間読書が好きで、家族や友人にも作家が多いことからアートへの造詣も深いTさん。本棚を見ればその人がわかるというように、備え付けの本棚には装丁の美しい本や、センス良く選び抜かれた小物類の数々が並びます。さらにTさんは、天板を取り外せることを利用して本棚をアレンジ。造作家具の一角に作業机を自作したのだとか。限られたスペースを効率よく使っています。造作本棚の裏側はキッチンに。一方で本棚の裏側は、小上がりになったキッチンスペースに。横幅が狭いキッチンでも、奥行きがありリビング部分とも繋がっていることで、作った料理を仮置きすることができて便利なのだとか。木の天井が空間をより個性的に。部屋の中心にある造作家具や大きめの石のタイルなど、通常の賃貸物件では見かけないような建材が使われているTさんのお宅。上を見上げるとダウンライトが埋め込まれた木の天井が広がり、お部屋をより雰囲気ある空間にしています。さらにTさんは、部屋の中心部にあるライトをアレンジ。天井に籠行灯をつけることで、高級ホテルのような洋風の空間から、オリエンタルな雰囲気のお部屋にイメージを変えています。趣味を楽しむ部屋づくり「これからどんな家具を置こう?」とワクワクさせてくれるのが、デザイナーズ・リノベーション物件のいいところ。Tさんも、自分らしいライフスタイルを実現するために、家具選びや動線づくりにこだわったといいます。「もともとナチュラル系の家具が好きで、自分がすでに持っている家具に合わせて、アンティークテーブルやチェストなどを買いそろえて行きました。お部屋の動線づくりで大切にしたのは、“衝動的になんでもできる部屋”です(笑)。家で過ごす時間は、ゆっくりするよりも、常に何かしらの事をしているのが私のライフスタイル。ヒップホップのダンスを踊ったり、調べ物をしたり、友達が遊びにきたり......何かやりたい時に身動きが取りやすいように、家具を置く場所にもこだわりました」(Tさん)美容室で使われていたというアンティークの椅子も。趣味人のTさんの部屋をよく見てみると、厳選された趣味のアイテムが並んでいることに気がつきます。家にいる時は、レコードで音楽を聴いたり、友人からもらったという民族楽器を演奏したりすることもあるそう。見える場所に置いておいても、インテリアとしてもおしゃれにまとまります。大きさがバラバラな雑誌は、レコードのように木の箱に収納。大小さまざまな雑誌類は、木の箱にまとめて収納。インテリアアイテムとしてきれいに見せながら、すっきりと収納しています。大容量の本棚には、趣味の本や小物をたくさん置くことができますが、本棚全てに本や物を詰め込まないのがTさん流。いくつかの棚をディスプレイスペースとして使うことで、インテリアにメリハリをつけています。よく見れば小物選びのセンスも良く、ついついひとつひとつに見入ってしまいます。「遊びに来た友人もこの部屋を気に入ってくれる人が多くて、そのまま泊まって行ったり、お茶をストックしていったりするんです(笑)」とTさんがいうように、自分らしいライフスタイルを叶えてくれるリノベーション物件のお部屋は、住む人も訪れる人もワクワクさせてくれます。“求めるライフスタイルを叶えられるお部屋かどうか”という視点で選ぶことで、賃貸であっても、ワンルームであっても、自分らしい暮らしを最大限にしていくことができる。REISMのデザイナーズ・リノベーション物件は、想像力の可能性を広げてくれる場所なのかもしれません。●取材協力リズム株式会社●テキスト宇治田エリ●写真土佐麻理子REISM
2019年05月22日自宅をフルリノベした人気ブロガー・ちきりんさんのリノベ体験談やリノベーションについての考え方などを4回にわたってお届けしています。最終回である第4回目のテーマは「常識に縛られずにつくりあげた、5つのお気に入りポイント」です。ここまで読んできてくださった方は、その内容が “ヘリンボーン張りの無垢床” や “ブラックフレームの室内窓” でないことはきっとお分かりですね。ちきりん流のこだわり&お気に入りスペースを写真付きで見ていきましょう!■ 1.マルチに活躍するエントランスホール取材当日、玄関に一歩足を踏み入れると広がっていたのは、アジアンリゾートを思わせる開放的な玄関。大人4人が立ち話をしてもなお余裕のある広さで、それは、最近よくある “土間のある玄関” ともちょっと違う。玄関や土間より “エントランスホール” と呼ぶのがふさわしいかもしれません。なぜなら、用途が玄関や土間にとどまらないから。自宅を事務所としても使うちきりんさんは、この空間に机と椅子を持ってきて打ち合わせスペースにすることもあるそう。そして個性的な壁紙の奥には、旅行グッズや外出着など、普段家の中では使わないものすべてが収納されています。だから、海外旅行に行く時のパッキングや、外出する前に着替えをするスペースとしても活躍。宅配された荷物を開封したり、DIYもできちゃうマルチなスペースなのです。■ 2.扉のないトイレ親族がよくぎっくり腰になるんだと笑って教えてくれたちきりんさんは、ぎっくり腰や将来的に介護状態になった時、トイレは広い方が便利だと熱弁。また、ベッドから近いことも大切です。体が不自由になったとしても、なるべく長く、ひとりでトイレに行けるように考えてとのこと。外国では扉なしのトイレは珍しくないそうですが、日本ではリノベーションでもしない限り手に入りません。健康な今はまったく気にも留めませんが、家は長く住んでいると、自分も家族もどんどん年を取ります。10年後、20年後、さらにその先を考えた間取りを今検討して、今採用することは、なかなか難しいかもしれません。でも、長く付き合う家だからこそ、先の、そのまた先の暮らしまで想像を及ばせて考えることは大事だなと思いました。■ 3.収納付きパウダールーム扉なしトイレと同じ空間に水まわりが集結した大空間。どれくらい広いかというと、エントランスホールと水まわりで約60㎡の家の半分を占める、というと想像がつくでしょうか。この空間にはワイドな洗面台とバスルーム、洗濯機置き場や室内物干しがあって、一見 “ザ・水まわり”。洗面台は 着け置き用のオケが置ける(駄洒落じゃなくて!)のが必須条件で、奮発して購入したものだし、浴室には念願のガス温水式サウナもあるし、こだわり満載の水まわりです。ところが、ちきりんさんにかかればただの水まわりにとどまらず。洗面台の奥にはメイク用品が収納されていて、脚立にもなる椅子に座れるメイクルームでもあるし、パジャマや部屋着を収納するオープンクローゼットもありました。ここで気付きます。掃除が苦手と自称するちきりんさんの家が暮らしやすいのは、適材適所に収納があるからだ、と。室内で使わないものはエントランスホールに収納して室内に持ち込まない、お風呂から出た後に着るパジャマや朝起きて身支度ついでに着替える室内着の収納は脱衣所、洋服は乾燥機や浴室で乾かすからクローゼットは水まわりに配置、など合理的な収納計画がされていました。■ 4.コーナーごとに景色が変わるワンルームエントランスホールと水まわりで家の半分の面積を占めるちきりん邸。残り半分はというと、生活&仕事スペースであるワンルームの空間です。キッチン、リビング、寝室、ワークスペースを兼ねていますが、仕切りも扉も一切ありません。それぞれのコーナーから見える室内の景色は異なり、どこからでもお気に入りの空間を眺められます。眺めるといえば……ちきりんさんは大のテレビ好き。なので、どこにいてもテレビが見えるように、とリクエストしたそう。これが叶ったのもワンルームだからこそ。そして、ちきりん邸に設置された扉はわずか2つ。それは移動のしやすさや開放感にもつながっていますが、空調管理という面でもメリットが。エアコン一台で家中どこにいても一定の室温を保てて、とても快適なのだそう。お風呂上がりの脱衣所が寒い、なんていうあるあるとも、ちきりん邸では無縁です。■ 5.キッチンのガスコンロが1口ちきりん邸には「えっ!」と驚くポイントがたくさんありましたが、そのなかでもキッチンは他で見ることのない佇まいでした。なぜならガスコンロが1口!しかもキッチン自体が狭いから仕方なく1口、ではなく、作業台もカップボードもとっても広くて大きいなかで1口ガスコンロが控えめにちょこんと備わっているのです。魚焼きグリルもない一口ガスコンロを採用したのは、「自分はガスコンロを使わない」と分かっていたから。でも決して料理をしないわけではありません。ちきりんさんは調理家電が大好き。レンジ、コンベクションオーブン、無水自動調理鍋などをフル活用しているので、コンロは炒め物にしか使わないと分かっていました。利用頻度の低いコンロにスペースを割くよりも、広い作業台があったほうがいいと思っての選択です。ちなみに、それらの調理家電はキッチン背面の造り付けカップボードに見事に美しく収納されていました。調理家電のサイズに合わせ、配線も隠し、さらには同時に使ってもブレーカーが落ちないようにコンセントの配線を細かく分けました。これも “暮らしやすさ” を叶えるための、リノベならではの工事ですね。■ やり直せるならココを変えたい! 小さな失敗談よく考えて設計された合理的な間取り、そして予算内でメリハリをつけてこだわりを実現した内装のちきりん邸。とっても暮らしやすく快適だとお話しいただきましたが、小さな失敗はあったそう。それは、照明です。ワンルームの各コーナーに埋め込んだダウンライト。これが思いがけずまぶしかったのです。まぶしいのが苦手なちきりんさんは、もちろん照明にも配慮していました。それでも、ある程度の段階に工事が進むまで、そのまぶしさに気付けなかったと言います。でも、これは誰のせいでもない、とも。変更が間に合う段階で幸いにも気付けたので、間接照明になるダウンライトを追加してもらえて事なきを得たそうです。ショールームで一目ぼれしたというトイレ用アームレストも「いらなかったね!」とスッパリ。煌びやかなショールームは物欲をとことん掻き立ててきます。どうぞその熱烈ラブコールに惑わされませんように。さて、自宅をリノベーションしたちきりんさんの体験談やリノベーションの考え方を、4回にわたってお届けしてきました。リノベーション検討中の方はきっと、リノベ会社選びの視点や予算の考え方を見直し、希望プランや理想の暮らしを一考するきっかけになったのではと思います。リノベの価値は暮らしやすさの創造。雑誌でよく見る憧れの間取りやオシャレな内装をマネっこする前に、家族の生活動線や日常的にストレスに感じていることを洗い出しましょう。そして、暮らしやすい家とはどんな家なのか、自分たちにとってリノベの価値は何なのかをたくさん話し合い、リノベーションを楽しみながら理想の家をつくり上げてくださいね。もっとちきりん流のリノベ論に触れたい方は、ぜひ本を手に取って読んでみてください。さあ、最後の締めもちきりんさんの決まり文句で。そんじゃーね!■ちきりん関西出身。大学卒業後、金融機関に就職。アメリカの大学院留学を経て、外資系企業に転職し、在職中にブログを書きはじめる。退職後、2011年からは文筆家として活躍。『自分のアタマで考えよう』『マーケット感覚を身につけよう』(ダイヤモンド社)ほか著書多数。「Chikirinの日記」は月間ユーザー30万人を超える人気ブログ。徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと完全に「顧客目線」ですべてを解説。リノベーション&リフォーム入門の決定版!
2019年05月21日世界各国をイメージしたリノベーション物件が話題の、リノベーション賃貸ブランド〔REISM(リズム)〕から、新しいシリーズが登場しました!その名も《Boho(ボーホー)》。自由奔放でいて都会的、感性が磨かれるアーティスティックなワンルームの魅力をたっぷりご紹介していきます!《Boho》って?世界各国のライフスタイルをモチーフにしたリノベーションシリーズが人気の、リノベーション賃貸ブランド〔REISM〕。今回はその中でも、ニューヨークの都市をイメージしたカテゴリー「WittyMetropolitan」に、新しく仲間入りした《Boho》スタイルの物件をご紹介します♪とは言いつつも、なんだか聞きなれない言葉《Boho》。実は、「ボヘミアン」と「ニューヨーク」スタイルが掛け合わさってできた、インテリアスタイルなんです!ボヘミアンの自由奔放さに、ニューヨークの都会的なスタイルが合わさることで、洗練されつつもどこか素朴感のある魅力的なシリーズになっています♡さっそくお部屋を見ていきましょう♪お部屋の床は、むら感のあるテラコッタタイルが特徴的で、飾り棚やキッチンへと続く開口部が丸みを帯びていて、ほどよくスタイリッシュさをやわらげてくれています。お部屋には、大きさの違うディスプレイシェルフが2箇所に設けられていて、お気に入りの物やアートを飾るのにもぴったりです♪作り付けで見せながら収納ができるので、お部屋をより自分好みの空間にできるのはもちろん、お部屋も広く見せてくれます。お部屋にはカーテンのつけられるオープンラック、キッチンにはキッチンラックも取り付けられていて、収納場所もきちんと確保されています♪ラック部分のアイアンの棚受けが、キッチンにスタイリッシュさを演出してくれています☆こちらは、玄関からお部屋をみた写真。玄関にはシューズラックも設けられていて、一人暮らしには十分な量の靴がしまえそうです!洗面所も壁は白を基調にしつつ、床にはテラコッタタイルが敷かれていて、所々に使われているアイアンの素材や縁取りのある丸い鏡がかわいいアクセントになっています。物件情報今回ご紹介した新シリーズ《Boho》の初物件は、都会のオアシスともいえる新宿御苑に近く、お買い物も便利な場所に位置しています♪交通の便もよく、東京メトロ丸の内線「新宿御苑」駅までは徒歩5分の好立地です!●物件名:Boho001新宿御苑●賃料:106,000円●管理費:10,000円●敷金・礼金:1ヶ月・1ヶ月●専有面積:29.45㎡、バルコニー面積:3.72㎡●所在地:東京都新宿区新宿1丁目●交通:東京メトロ丸の内線「新宿御苑前」駅徒歩5分、東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅徒歩9分、JR山手線「新宿」駅徒歩13分●構造:鉄筋コンクリート造11階、4階部分●竣工年:1984年7月、新耐震基準物件●リノベーション完成:2019年2月工事完了他にも魅力的なシリーズがたくさん!今回は〔REISM〕から新しく登場したリノベーションシリーズ《Boho》の初物件をご紹介しました。ナチュラルさの中にスタイリッシュさが漂うステキなリノベーションシリーズでした。〔REISM〕には今回ご紹介したシリーズ以外にも、モロッコの街並みをイメージしたブルーの壁が色鮮やかな《Chaouen(シャウエン)》や、畳スペースが落ち着く和の雰囲気満点の《Doma(ドマ)》シリーズなど、こだわりを持ちながら自分らしい感性を磨くのにぴったりなリノベーションシリーズがたくさんあるので、ぜひ一度チェックしてみてください♪〔REISM〕の他のシリーズをみてみたい♪
2019年05月15日住まいづくり関連の事業者が取り組むべき集客法として、いま、デジタルマーケティングが注目を集めています。旧来の営業力に頼らず、効率よく顧客を獲得するにはどうすればいいのか?自社でコンテンツマーケティングを活用している株式会社和久環組と住まいメディア『LIMIA』を運営するリミア株式会社とで第2回目のセミナーを共同開催します。住宅領域の顧客獲得は簡単ではない家の購入、建て替え、リフォームを検討する顧客を集め、成約まで持ち込むためにもっとも効果的な手段は何でしょうか。旧来のマンパワーによる営業戦略を続けようにも「リソース確保」や「効率化」が頭を悩ませるところですよね。昨今は「中古物件をおしゃれにリノベーションしたい!」という若い世代も増えています。彼らの態度変容はSNSが大きなきっかけとなっているとも言われています。外部ポータルを活用しながら、自社でオウンドメディアやSNSを運営したり、DMを送信したり……と、いわゆるデジタルマーケティングの手法は多岐に渡りますが、本来業務をこなしながらこれらを兼務するのは大きな苦労を伴います。成功体験こそお手本に!建築事業者向けのデジタルマーケティングセミナー時間、費用面でのコストの心配もさることながら、そもそもの成果について疑問を感じる方にぜひ参考にしていただきたいのが、「実体験にもとづいた成功例」です。不動産売買、リノベーションを手がける株式会社和久環組とリミア株式会社とでセミナーを共同開催します。内容は、住まい事業におけるマーケティング全般、株式会社和久環組が反響数を増やした際の具体的な取り組みと苦労話、住まいメディア『LIMIA』ならではのコンテンツ制作のノウハウについて。今日からすぐにでも始められる具体的な方法をお伝えします!ぜひご参加ください。●セミナー対象・住まいづくり関連企業の経営者/マーケティング責任者/営業責任者●セミナー登壇者・株式会社和久環組マーケティング部サブマネージャー菅原匠・リミア株式会社メディアグループディレクター藤島由希・リミア株式会社メディアセールスグループアライアンスチームマネージャー石坂一貴●開催概要・日時:2019年5月17日(金)受付15:45、開催16:00〜18:30・会場:リミア株式会社オフィス東京都渋谷区渋谷1-3-3ヒューリック青山第二ビル9階・定員:20名(定員になり次第、受付終了となります)・料金:無料※同業他社、および個人の方のご参加はお断りさせていただく場合がございます。●内容・16:00〜16:30第一部LIMIAパート「住まい領域で失敗しがちな集客方法とは」・16:30〜17:00第二部和久環組パート「予算ゼロ円から月に500件の反響を獲るまでの軌跡」・17:05〜17:45第三部トークセッション「500万人の目にとまる効果的なコンテンツ内容とその展開方法とは!?」・17:45〜18:30質疑応答●お申込み方法・下記のページよりお申込みくださいセミナーお申込みフォーム
2019年05月07日リノベーションの設計デザインのお仕事をされているrakimegさん。お住まいなのは、ちょっと広めのワンルーム。リノベーション賃貸でこういうコンクリのかっこいいお部屋ってよく見るのですが、「こんな風に住みこなせるんだ!」とお手本にしたくなるお部屋でした。 ディテールが可愛い、リノベーション賃貸 rakimegさんがお住まいなのは、コンクリート打ちっ放しの天井や壁がかっこいい、リノベーション賃貸。少し広めのワンルームです。 広さがあり、天井が高いこともあって、かなり開放的な空間。コンクリの空間に、IKEAのスツールや、無垢材ののテーブル、ベッドなどを組み合わせて、うまくナチュラルな雰囲気を作ってらっしゃいます。ベッドは「3244」というネットショップで手に入れたもの。キッチンは、無印良品のステンレスユニットシェルフキッチン。かっこいいですよね。 細部までかなり計算して、こだわってデザインされているリノベーション賃貸。「あ、これいいな」と羨ましくなってしまうポイントがたくさんありました。 質感が気に入っているというコンクリの壁。配線のパイプを利用して、軽いドライフラワーなどで彩っていらっしゃいます。「コンクリにドライフラワーって、似合うんですよね」とrakimegさん。スイッチプレートは、憧れのトグルスイッチです。キッチンのライトも、かっこいい。 「ミニマムライフ」を心がける それにしてもこちらのお部屋。バスルームをのぞいた場所が全てオープンな状態なのに、とてもすっきりと住みこなしていらっしゃることに、感嘆します。 大きな家具は、ベッドと組み立て式のテーブルのみ。クローゼットは、なんとキッチンの横のこちら部分だけ。うまくボックスも活用しながら収納しています。 このお部屋に住むまでは、仙台に暮らしていたrakimegさん。フレキシブルに移動ができるように、なるべく、ものを増やさないように心がけているそう。 キッチンの収納も、すべてオープン。無印良品の紙袋を活用されていました。同じ色味、質感で揃っているから、すっきり。無料で手に入るものをうまく使った、素敵なアイディアです。トイレにも、ちょっと飾るスペースがあるのが素敵ですね。キャスター付きワゴンは、洗面スペースで大活躍。 ほかにも、カーテンは、生地屋さんで帆布を購入しカーテンクリップで止めただけだったり、Salyu! や、3 Coinsなどで、デザインの良いものを探してきたり。お金をかけずに、ミニマムに、でもきちんと生活を彩るアイディアがたくさん詰まったお部屋でした。 rakimegさんのinstagramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年05月06日大阪の大動脈、御堂筋線の中でも淀川と大和川の間にあり、大阪ミナミといわれる難波や心斎橋よりも少し南に位置するのが、今回ご紹介する「あびこ駅~昭和町駅」。住吉区・東住吉区・阿倍野区にまたがっている地域です。いわゆる南大阪のイメージではなく、昔ながらの人情味があり、若いファミリーから大学生にも人気で、様々な世代が入り混じっているエリアです。 大阪屈指の公園を持つ「長居駅」 長居駅と言えば長居公園です。長居公園にはプロサッカーの試合が行われる「ヤンマースタジアム長居」をはじめ、植物園やプール、相撲場などもある総合公園です。コンサートやフードフェスティバルなども行われているので、週末はいつも賑わっています。平日も子供たちが元気にのびのび遊んでいたり、ご高齢の方がゆっくりと散歩したりしていて、とても牧歌的な雰囲気に包みこまれています。賃貸ではなくファミリー向けの分譲マンションが多いイメージもあります。 長居駅おすすめのお部屋はこちら 憧れのTOMOSで暮らす(1LDK/46.6㎡/8.8万円) goodroomの手がけるオリジナルリノベーション、TOMOS。床材は、明るく柔らかい印象のパーチ材にしたり、キッチンは真っ白の人口大理石天板と3口ガスコンロを採用したりと、利用者のニーズに応え、おしゃれな賃貸物件に生まれ変わったお部屋です。(写真はイメージです)間取りは1LDK。初めての同棲を始めるカップルの方におすすめです。(写真はイメージです)ダイニングテーブルも問題なく置けそうなリビングは14.5畳。寝室とはしっかり分けて、こちらは二人がゆっくり過ごす場所にしましょう。(写真はイメージです)2畳の小さな書斎もあります。仕事をしたり、考え事をしたり……アーチ型の入り口もTOMOS流なんです。(写真はイメージです) この部屋の詳細を見る 木目の広々ベランダでお昼寝したい。(1LDK/49.46㎡/8.0万円) 同じく長居駅から徒歩7分の場所にあるお部屋です。1967年に建てられたお部屋なので建物自体は少しレトロな印象ですが、中身はリノベーションされていてとてもきれいです。目をひくのは、部屋の中央にあるステンレスの大型キッチン。アイランドタイプなので部屋と一体化しているかのよう。背面には広々とした収納スペースがあるので、冷蔵庫などの家電だけではなく棚などを置いて自由に収納スペースを作れるのもうれしいですね。もうひとつうれしいのは、ベランダ。木目で陽射しもよく入る場所なので、うとうとお昼寝できそう……。ハンモックや、小さなテーブルとイスを置けば、あっという間に自分だけのリラックススペースの出来上がりです。 この部屋の詳細を見る 長居駅のお部屋をもっと見る 天王寺から1駅「昭和町駅」 平成から令和へ。昭和町は2つ前の元号の駅となるのですね。ターミナル駅である天王寺からたった1駅。周辺には学校が多くあり、普段から学生で賑わいを見せており活気のある街です。アクセスの良さを存分に利用している単身向けの築浅マンションなどが多く、一人暮らしで癖のないスタンダードなタイプのお部屋を求めている方にはぴったりかもしれません。 昭和町駅おすすめのお部屋はこちら 角部屋、いいことづくし。(1LDK/45.31㎡/9.31万円) 1フロアに1戸、1LDKのお部屋です。角部屋になるので、2面採光で室内はいつも日当たりが良く、隣の人の音を気にせずに暮らせるんです。11.4畳もあるリビングには、カウンターキッチンが。シンクも広く、IHコンロは3口もあります。汚れも拭き取りやすい白の人口大理石の素材なので、使い勝手もよさそうです。コンロの後ろには小さなクローゼットも。食器などの収納に重宝しそう!寝室の壁紙はグレーでシックに。落ち着いたお部屋に仕上げました。また、寝室にはウォークインクローゼットも完備。洋服などの荷物が多い方にはうれしい設備です。 この部屋の詳細を見る 昭和町駅のお部屋をもっと見る 大阪市内、御堂筋線の最も南の駅「あびこ駅」 我孫子前駅や我孫子町駅など、似ている名前の駅が周辺にいくつかがありますが、ここは平仮名で「あびこ駅」です。近くに大阪市立大学があるので大学生はかなり多いです。また南へ行くと堺市との境界である大和川が流れています。休日は河川敷をランニングしたり、友人とBBQもできる、自然を身近に感じられる街です。 あびこ駅のお部屋を見る ※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 大阪のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年05月04日猫が9匹もいる生活……。想像してみると家の中は汚れそうだし脱走も心配。しかし、心から猫を愛する飼い主と建築家は、人も猫も安全で快適な住まいを実現しました。そんな猫と飼い主が安心して暮らす家、神奈川・川崎市のHさん邸をご紹介いたします。■ 格子戸で猫の”動き”が自由になるもともとは犬を飼っていたというHさんとお母様。あるとき、散歩中に犬が茂みの中で鳴いている猫の赤ちゃんを見つけ、それが現在10歳になったつかさ(オス)とつくし(メス)。手前が最年長のつかさ。奥は黒猫のるい(7歳・オス)その後も捨て猫や弱っている野良猫などを見過ごせず、保護しているうちに9匹に。さすがに以前に住んでいた家は手狭になり、戸建てを購入するに至ったそう。新居は3階建てなので、猫たちに上下運動を楽しんでもらえると思っていましたが、”ドア開閉時に万一脱走したら”と思うと玄関も開けられないと思い、不便さを感じていました。そこでHさんは、猫を通じて知り合いになった「猫と建築社」の中村裕実子さんに相談し、”玄関からの脱走防止”と”キッチンへの侵入防止対策”を施すことになりました。さずがは、猫の習性を熟知している中村さん。1階廊下とキッチンに開閉時に猫がすり抜けにくく、なおかつスペースを取らない引き戸を設置。風も視線も抜ける格子戸は最適で、既存のインテリアに違和感なく溶け込むようデザインされているのもポイントです。さらにこの格子戸、両側から開閉でき、鍵も取り付けられているから安心。玄関からの暖かな光が差し込み、ホールが柔らかな雰囲気に包まれます。縦格子は軽やかで、猫がよじ登る心配もなく、猫がなめても安全な塗料を使用しています。キッチンにも格子戸を設置したことで、「安心して料理ができるようになった」とHさん。この他に、洗面所や納戸など猫の立ち入りNGの部屋は、ドアノブを縦向きに付け替えました。「危険な場所に立ち入る心配がなく、1階から3階まで自由に行き来できて、お互いにストレスがなくなったと思います」とHさん。実はお互いが知らず知らずのうちに気を遣っている、”動物との生活”。Hさん邸は、格子戸によってストレスをなくすだけでなく、猫たちが快適にそして健康に生きていけるポイントがたくさん!そんなHさん邸の猫にとっての快適な生活の工夫を見ていきましょう。キャットタワーは”突っ張り棒”タイプ!猫のいる生活と言えば、”キャットタワー”。Hさん邸のキャットタワーは、なんと天井で突っ張るタイプのもの。景色に上手に溶け込んでいるキャットタワーを紹介してくれるのは、そうじろう(9歳)です。安定感抜群のこちらは、Hさんがネットで見つけて購入されたんだとか。ポールに麻紐が巻いてあるので、好きなだけ爪とぎでき、広々ステップでくつろぎ度は満点。お部屋に溶け込むシンプルな色味で圧迫感も感じません。ついつい時間を忘れて、猫たちが軽快に動き回る姿を眺めてしまいそうです。■ 健康管理、衛生管理も万全の専用ゲージお留守番のときでも、猫たちが安全に快適に過ごせる工夫が施されています。誤って何かを口にしたり、ケガをしないように、不在時には基本的にケージで過ごてもらいます。他の猫のごはんを盗み食いしたり、不要な争いを避けるためにもなるんだそう。さらに、ケージに慣れておくと震災など、いざというときにもストレスなく過ごせるというもしもの時の備えにもなるんです。ゲージの数はなんと1匹に1個。ゲージが9つ並ぶリビングの眺めは何とも壮観です!ゲージの中はメゾネット式で、トイレとベッド、ごはん台を装備し、猫たちは自分の”部屋”をきちんと覚えているんだとか。とってもかわいいいベッドはIKEAの人形用のもので、通気用のすのこはなんとHさんの手作り。ベッドにも愛情いっぱいです。人見知りのとら(4歳・オス)はトイレに避難。猫だって自分だけのスペースは欲しいのです!「これだけ猫がいると毎日の掃除は欠かせませんが、ケージはキャスター付きなので簡単に動かせて便利です」とお母様。「うんち管理表」を作成し、9匹の体調管理をしているというHさん。2人に助けられた9匹の猫たちは、清潔な住まいで愛情に包まれて暮らしています。トップライトから光が入るダイニングで、猫たちとまったり。キャットタワーを眺めながらお茶するなんて、贅沢でうらやましい!たまにもめごとが起こる猫たちですが、お互いが適度な距離感を保って上手に生活しているそう。甘えん坊だったり、一匹狼だったり……自分のスペースをもつことで猫の“個”が尊重され、それぞれの猫がのびのびと幸せに過ごしている、Hさん邸。動物と暮らすうえで、真似したくなるポイントにあふれていました!いかがでしたか?H邸は、”動物を迎い入れるのだから…”というプレッシャーではなく、”猫も人間も主役”という思いが伝わってくるあたたかな住まい。9匹の猫たちが何とも伸びやかに過ごしている姿をみると、猫になってこのお家に住みたい……と思ってしまうほど。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2019年2月号」を参考にしてみてくださいね。リノベーション設計/猫と建築社(by design office neno1365)撮影/水谷綾子住まいの設計2019年2月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「猫だってハッピーにしてほしい!猫と一緒に暮らすための家」 【第二特集】「自分らしいインテリアと暮らしています」
2019年05月03日社会派人気ブロガーのちきりんさんが、ご自宅をリノベーションして得られた多くの学びを「これからリノベする人」にも共有したい!と考えて書かれた『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと 』(ダイヤモンド社)を出版したと聞きつけ、一番乗りで取材へ。人気ブロガー・ちきりんさんの自宅リノベ体験やリノベ―ションへの考え方を4回にわたってお送りしています。2回目のテーマは「リノベ会社の選び方」。そして日頃から高いマーケット感覚で物事を観察しているちきりんさんならではの、ズバッと鋭い「リノベ会社に言いたいこと」もお届けしましょう。リノベーションという共同プロジェクトのパートナー(リノベ会社)探しには、なるほど!な考え方が満載です。そして気になるちきりんさんがリノベ会社に「言いたいこと」とは?■ 希望と価値観を理解してくれるパートナー選びWorldWideStock / PIXTA(ピクスタ)個別相談の次は各社とのプランニング。自分の価値観や嗜好、そしてやりたい間取りや工事、取り入れたい設備などの詳細な希望をリノベ会社に伝えていきます。ここで驚きなのは、いくら明確に、何度も伝えても希望や価値観を理解してくれない会社もあるということ。ちきりんさんは無垢フローリングや珪藻土などの自然素材にこだわりはなく、断熱や動線などの暮らしやすさやメンテナンスのしやすさを重視。最近よくある「リノベっぽい」リノベはしたくなかったそうです。シロウ / PIXTA(ピクスタ)でも、大多数は「おしゃれな内装」を希望するわけで、「断熱をしっかりやりたい」とか「一口コンロが取り付けられるキッチンを」と熱望しても、理解や共感がされずに、思い描いたプランが出てこないことも。そういう会社はきっと “よくあるリノベパターン” に寄せてくるので、自分のオリジナリティある希望は叶いにくい。ちきりんさんはそう感じて、過去の施工事例をチェック。オリジナリティある施主の希望が形になっている事例が一定量あるリノベ会社を選びました。■ 比較すべきは見積もりやプランではないリノベ会社選びは、ファーストプランと見積もりの比較。そう思っている人が多数ですが、比較すべきはそこではないとちきりんさん。間取りや見積もりもリノベには大事な要素ですが、後からどうにでもできる部分でもあります。見積もりに関しては、各社で項目も違うし、同じ工事だとしてもどの項目に入るかも違い、比較するなんてナンセンス。hide / PIXTA(ピクスタ)もっと言うと、予算を決めるのはリノベ会社ではなく自分なのです。500万円と自分が決めれば、各社500万円でプランを作ってきますよね。そこに見積もり差(予算差)はないわけです。そんなことより大切なのは、ファーストプランや見積もり作成のためのやりとりを通して、相性がいいか、自分の理想を理解して形にしてくれるか、リノベプロジェクトの仲間になれるかどうか見極めること。そう、会社の性質や対応力は契約後に変えることはできないのです。ではその見極め方法は?■ 「普通じゃないリクエストを伝える」ことで見えてくるものちきりんさんがオススメするのは「普通じゃないリクエストも正直に伝える」ことです。bee / PIXTA(ピクスタ)ちきりんさんは、ガス温水式ミストサウナを取り付けたい、ガスコンロは1口がいい、トイレに扉を付けたくない、などを希望。そうすると、各社でその希望に対する考えや対応が大きく異なったそうです。真摯に対応し、適切な機能と価格のものを探し出して提案してくれる会社もあれば、探しも検討もせずにNOを言う会社もあります。よくあるリクエストをしても定型の答えしか返ってこないので無意味です。オリジナリティあるリクエストがあるなら躊躇なくぶつけて、その対応力を判断材料にしましょう。■ 細かいけれど実は大切なことimageteam / PIXTA(ピクスタ)地味ながらも、リノベ会社選びで大事なポイントがふたつ。ひとつ目は自宅から「事務所が近い」こと。リノベ工事中には大小問わず思いがけないトラブルが必ず起きます。その時に担当者がすぐに駆け付けられる距離感がベスト。事務所から現場まで片道2時間なんていう距離感では、担当者は気軽に現地確認に行けません。でも近ければ、忙しいスケジュールの合間にもさっと立ち寄ってすぐに対処してもらえます。工事管理をする担当者のために、そして対応スピードは出来上がる家にも影響するので自分のためにも、距離は大事です。そしてふたつ目は「コミュニケーションツールが合っているか」ということ。shimi / PIXTA(ピクスタ)スマホが普及したいま、メールや電話だけでなく、LINEで気軽に担当者とやりとりができる会社もあります。ちきりんさんは自分の価値観やこだわりある要望についてはしっかり文字にしてメールで送り、きちっと最後まで読んでくれる会社を望んでいました。でも、LINEで「この玄関の感じが好きです!」などと気軽にやりとりをしたい人もいますし、なるべく対面で話したい、という人もいます。リノベーションは、場合によっては半年ほど続くこともあるプロジェクト。自分に合わない手段で密に連絡を取るのは、意外としんどいかもしれません。■ リノベ会社に言いたいこと自宅のスケルトンリノベを経験したちきりんさんから、リノベ会社にズバッと言いたいことを3つお聞きしました。1.「ホームページに客が知りたいことを明示せよ」freeangle / PIXTA(ピクスタ)ひとつ目は「ホームページに客が知りたいことを明示せよ」です。各社のホームページを見ると、「フルオーダーもセミオーダーもどっちも対応します」や「お気軽にご相談を」というメッセージが多く似たり寄ったり。でも実際個別相談に行ってみると、リノベ会社の得意なことと自分の希望が合わなかったり予算感にズレがあったりして、「あ、すみません、お呼びでない」ということも。これではどちらにとっても時間の無駄です。リノベ会社はどうか間口を広げすぎないで。得意な分野は絶対にあるはずだから、そこにフォーカスして伝えてほしいのです。2.「客に最初に会わせるのは、ある程度スキルがある人を」kotoru / PIXTA(ピクスタ)そしてふたつ目は「客に会わせる1人目にはある程度スキルがある人を」です。個別相談に行くと1~2人の担当者が対応してくれますが、客はこの人の対応で会社を判断します。ちきりんさんは、「その受け答えで大丈夫!?」と思わず上司のような気持ちになり、指導したくなった担当者もいたとのこと。もちろんその人ひとりが会社のすべてを表しているわけではありません。でも、もったいない。だから、1人目として客に会わせるスタッフにはもっと教育を。3.「事例紹介には小さなひとつでもいいから失敗談も載せて」Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)最後は「事例紹介には小さなひとつでもいいから失敗談も載せて」です。施工事例にはいいことやお気に入りポイントはたくさん書いてありますが、「ここは後悔しました」というネガティブ情報は皆無。でもそれこそが、これからリノベをする人にとっては貴重な情報です。それはリノベ会社にとっても同じで、小さな失敗を認識して掲載し、社内で共有することで、会社の学びにもなる。次のお客様に生かすことで、満足度向上にもつながります。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)ネガティブ情報の開示に躊躇することはありません。施工事例に載っているご家族はその会社や出来上がった家に満足したからこそ載っているわけです。そのうえでの小さな後悔ポイントなんて大したことない。そんな大したことない後悔ポイントでも、これからリノベする人には大いに役立つのですから。そして、「そんな正直な会社があったら、ぜひそこに頼みたい」とちきりんさんは言います。ということで、リノベ会社選びに頭を悩ませている人は、ぜひこうした視点で改めて候補の会社と向き合ってみてくださいね。見積もりとファーストプラン、そして素敵な過去事例写真だけで判断していてはダメですよ。次回は「リノベ予算の考え方」です。ちきりん流のリノベ予算の考え方は取材メンバー一同「なるほど」の一言でした。予算組みや予算調整にお悩みの方、必読です!■ちきりん日本を代表する社会派ブロガー。関西出身。大学卒業後、金融機関に就職。アメリカの大学院留学を経て、外資系企業に転職し、在職中にブログを書きはじめる。退職後、2011年からは文筆家として活躍。『自分のアタマで考えよう』『マーケット感覚を身につけよう』(ダイヤモンド社)ほか著書多数。人気ブログ「Chikirinの日記」を運営する。徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと完全に「顧客目線」ですべてを解説。リノベーション&リフォーム入門の決定版!
2019年04月28日これは筆者が2軒目に購入した住まい・小さな一戸建てを売却したストーリーです。前々回、前回に続いて、今回もその一戸建てを購入した約12年前の経緯からお話しています。■ 概略だけの物件情報だけど、運命の予感?実際に見つけた画面は、たったこれだけ。立川市の1,680万円の売地でした。まず、2,000万円以下で立川駅から徒歩圏というのが非常に珍しかった。いえ、見たのは初めてでした。この物件の土地は南向きで、古家が付いているらしい。もしこの建物をリフォームできれば、無謀な目標予算2,000万円も夢ではないかもしれない!真夏日、これを最後の物件と夫と約束して見に行ったところ……、そこには簡素な2階建て・昭和な木造住宅が建っていました。見た瞬間「悪くない、まだ十分に使える建物だ」と思いました。とはいえ、内部の状態は著しく汚れていて間取りも細切れ、外部はごく小さな庭があるだけで、肝心の駐車スペースもありません。それでも「これなら、いえ、これを買いたい」という意志を夫婦共に固められる物件だったのです。その日に申込書を書き、一番手をゲットしました。Good morning / PIXTA(ピクスタ)つまり不動産屋に一番に問い合わせし、見に行ったのが私達だったのです。毎日ネットをチェックし、多くの物件を検討していたからこそ、写真の1枚もない新着情報に対し、即座に行動を起こせたのだと思います。■ 正式購入する前に立ちはだかったこととは?80万円の値引き交渉も通り、価格1,600万円の契約へとコマを進めるのですが……。購入の必須課題、それは住宅ローンを組むこと!Naoaki / PIXTA(ピクスタ)今回は夫でなく、筆者自身に貸してくれる銀行をいくつも当たりましたが、受け付けてくれたのはたったの2行だけ。KazuA / PIXTA(ピクスタ)まずは大手で金利の安い方がよいだろうと、誰でも知っているメガバンクを選んだら、信じられないことが次々に起こりました。一番驚いたのは、審査も通って金銭消費貸借契約、いわゆるローンの契約日。金額はじめ、すべて事前に記入しておいてくださいと言われたので、持参した記入済の契約書を前にし、担当者はまったく悪びれない表情でこう言い放ったのです。「審査にちょっと間違いがありまして、融資金額は100万円下がります。もう一度、ここで契約書を書き直してください」と。あの家を買うためにローンは組みたくても、さすがにこれを鵜呑みにはできませんでした。「今日は契約しません!」と言って引き上げた翌日、上席の方から連絡があり、双方歩み寄って折り合いをつけた後も別の問題が起きてしまい、結局その銀行は、こちらからお断りしました。■ ようやく本格的始動へ審査が降りていたもう一方の金融機関で無事に契約し、物件の引き渡しを受けて合鍵をもらい、夫と二人で玄関を開けた時の嬉しさは、一生忘れないと思います。リノベのプランも、ほぼ決まりつつありました。ごく普通の木造家屋なのに、デザイン性のある階段や吹き抜けをつくり、なんと駐車場もあります!詳しくは次回に。「えーまた続く?いつになったら売却の話になるんだ!?」と思われた方には申し訳ありません。購入やリノベの経緯にも、何か皆さんの参考になる部分があると信じて書いていきますので、続きます。
2019年04月26日社会派人気ブロガーのちきりんさんが、ご自宅をリノベーションして得られた多くの学びを「これからリノベする人」にも共有したい!と考えて書かれた『徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと 』(ダイヤモンド社)を出版したと聞きつけ、一番乗りで取材へ。オリジナリティあふれるご自宅で、顧客目線かつビジネス視点のリノベーションの考え方やリノベーション体験談をお聞かせいただきました。リノベ会社の選び方やリノベマネーの考え方、お気に入りポイントなどを4回にわたってご紹介していきます。まずは「これからリノベする人に伝えたい事5つ」というテーマで第1回目をスタートしていきましょう。■ 1.じっくり勉強&妄想してから個別相談へsasaki106 / PIXTA(ピクスタ)リノベーションに欠かせないのは、リノベ会社。どこに頼むかはリノベーションをスタートさせる第一歩でもありますが、その一歩を踏む前にやらなければいけないことが。それは “勉強” と “妄想” です。個別相談はリノベーションを考え始めた初期に行ってはいけないと、ちきりんさんは言います。なぜなら、この段階で個別相談に行ってしまうと、どんどん背中を押され、自分の理想の暮らしや採用したい設備などについてじっくり考えることができなくなるから、とのこと。家族の生活動線や理想の暮らし、絶対に取り入れたい設備、予算やスケジュールなどのイメージをしっかり固めてから相談した方が、具体的に、そしてスムーズに進めることができます。個別相談後は迷わずサクッと進められるよう、事前準備は入念に。■ 2.数百万円のプロジェクトを誰と行うか、という視点でリノベ会社を選ぶリノベ―ションは数百万、ときには1,000万円以上の金額が動く大きなプロジェクトです。そして、手作りであるリノベーションにはトラブルがつきもの。だから、そんな巨大プロジェクトをどの会社と、どの担当者と進めていきたいか、という視点が大事です。makaron* / PIXTA(ピクスタ)それは自分が面接官になって、リノベ会社を採用するようなイメージ。見積もりやプランも大切ですが、その良し悪しだけで決めてはダメ。それよりも、個別相談やプラン提案時に担当者とやりとりをしながら、「この人(会社)と共に思いがけないトラブルに立ち向かいながら、向こう半年のリノベプロジェクトを遂行できるだろうか」を考えてみましょう。リノベ会社の選び方については次回さらに詳しくご紹介します。■ 3.リノベ会社はプロジェクトの仲間であるお金を払う客と、それを受け取って設計・施工をするリノベ会社。これは一見「お客様とクライアント」という上下のある関係性ですが、リノベーションの場合は決してそうなりませんようご注意を。リノベーションは共同プロジェクト。「お金を払っているんだから」とか「忙しいから」と理由をつけてリノベ会社に丸投げして協力しないのは、自分の理想の家づくりから遠のく一因となります。スイマー / PIXTA(ピクスタ)例えば、近隣に迷惑をかけることがあったら、リノベ会社を責めて謝罪に行かせるよりも、住民である自分が説明や謝罪に行った方がいいに決まっています。家づくりの仲間と意識すれば、万一のトラブル時にも「お前のせいだ!」なんて怒り散らすことなく、力を合わせて解決方法を模索できるでしょう。また、リノベ会社の検討段階で、プランや見積もりを他社に見せたり、他社と比較して無理な値下げ交渉をするのもやめましょう。これから構築すべき信頼関係のベースが崩れてしまいます。■ 4.予算や希望は赤裸々に伝えるGraphs / PIXTA(ピクスタ)ちきりんさんは大のテレビ好き。だからどこにいてもテレビが見える間取りを熱望したのですが、それを伝えるのはちょっと恥ずかしかったとのこと。でも、包み隠さずに自分の嗜好を伝えたからこそ、その望みは叶い、「部屋のどこにいてもテレビを見れる」ととっても満足そうでした。ほかにも、トイレに扉を付けたくないとか、掃除が苦手なのでおしゃれさはいらないから掃除をしやすい家にしてほしい、といったこともリクエスト。freeangle / PIXTA(ピクスタ)自分の生活スタイルや性格を会ったばかりのリノベ担当者に話すのは少し恥ずかしいこともあるでしょう。でも、そこはぐっとふんばって、正直に伝達を。特に、ちきりん邸の広い玄関ホールや一口ガスコンロキッチンのような、あまり前例がない間取りや設備などを希望すると、リノベ会社も理解に苦しむシーンが出てきます。それでも、諦めない。理解してもらえるまで、伝えるのです。また、「そんな高いもの買えません」も言いにくい言葉ですが、しっかりと言うこと。あいまいに返事をしたり見栄を張った予算を伝えたりしていると、見当はずれな提案をされて、お互いに無駄な時間を消耗します。■ 5.おしゃれさよりも “暮らしやすさ” を優先anju / PIXTA(ピクスタ)「最近のリノベってお化粧みたい」そのフレーズを聞いて、妙に納得。確かに見た目がおしゃれな家はSNS映えもするし、住んでいて気持ちも上がるから、内装に贅沢なオーダーをしがちです。でも、それってお化粧部分。もっと大事なのって「基礎化粧品」じゃないですか、とちきりんさん。Graphs / PIXTA(ピクスタ)例えば、断熱。いくら素敵でおしゃれでも、冬は室温と外気温が同じで家にいても厚着必須、なんていう暮らしは悲惨です。はじめての冬を迎えてそれに気づいても、時すでに遅し。例えば、間取り。断熱もそうですが間取りはあとから変えにくい要素です。家事動線や愛用の調理家電、掃除用具、洋服の収納場所など、家の中で自分がどういう動きをしているかをとことん考え、間取りに生かしていきます。無駄な動きがなくなることは、思った以上に快適で時短にもなります。kuro3 / PIXTA(ピクスタ)リノベの本当の価値は「基礎化粧品」にあるのです。「お化粧」はお肌のベースが整ったあとで、存分に楽しんで。リノベーション中または検討中の方、これを読んで「ドキッ」としませんでしたか。今からでもきっと間に合います。リノベーションという一大プロジェクトに誰(どのリノベ会社)を採用するか、その担当者とはどうやって信頼関係を築いて仲間になるか、そして自分がリノベで実現したい理想の暮らしって本当にそれでいいのか。少し立ち止まって考えてみると、新しい選択肢や思いがけないアイデアが出てくるかもしれませんね。さて、第1回目はこれまで。第2回目はここでも少し触れましたが、「リノベ会社の選び方」について、さらに深堀りしてご紹介します。そして最後はちきりんさんの決まり文句で締めましょう。そんじゃーね!■ちきりん日本を代表する社会派ブロガー。関西出身。大学卒業後、金融機関に就職。アメリカの大学院留学を経て、外資系企業に転職し、在職中にブログを書きはじめる。退職後、2011年からは文筆家として活躍。『自分のアタマで考えよう』『マーケット感覚を身につけよう』(ダイヤモンド社)ほか著書多数。人気ブログ「Chikirinの日記」を運営する。徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと完全に「顧客目線」ですべてを解説。リノベーション&リフォーム入門の決定版!
2019年04月26日「素材感」が絶妙なリノベーション賃貸 Yasumaさんが暮らしているのは、56㎡ほどの2LDK。お仕事の関係で愛知から東京へ引越し、暮らし始めてからは1年半ほど。天井が高く、コンクリート打ちっ放しの壁がむき出しの、リノベーション賃貸です。 窓側には小上がりのようになったリビングスペース。キッチンとの間には、土間のようなスペースが。もともと持っていたダイニングテーブルがぴったりだったことが、この部屋に決めた理由のひとつ。印象的な革のソファはクラッシュゲートのもの。カーテンは窓の大きさに合わせず、あえて天井から布を吊るし、空間に広がりを持たせています。家で料理をするのが好きな安間さん。Instagramには盛り付けまでとことんこだわった料理の写真がたくさんアップされています。 「素材感」にこだわりたかったという安間さん。コンクリートのインダストリアルで無骨な雰囲気に、あえてクラシックなモチーフを混ぜたり、シープスキンや花など、甘いものをミックスすることで、より印象的な空間を作っているのが、もうさすがの一言。見せたいものと見せたくないものをはっきりさせ、「余白」を大事にする、色数を少なくするなどのルールを課すことで、花やグリーン、ドライフラワーなど、華やかなアイテムが一層映えます。 少し雰囲気の違うベッドルーム。壁に貼ってあるのは、これも「素材感」を意識した、和紙。花屋さんの店頭什器として売られていたものというワイヤーボックスに無造作にしまわれているジーンズ。「同じ素材」のものを、たくさん集めて魅せています。もうひとつある部屋は、アウトドア用品の収納スペースに。 リノベーションをベースに、自分らしくカスタマイズする もともと既に工事済みで、完成された状態だったというこの部屋。自分で工事費を負担することでリクエストし、自分らしくカスタマイズした箇所があります。 こちらのダイニングテーブル横の壁。キッチンと同じOSB合板だったのを、リビングと合わせた黒の壁紙にしてもらいました。かけられているのは、絵画を布にプリントし、さらにロウを塗りわざとシワをつけて仕上げた、オリジナルのアート。 また、原状回復が可能な範囲で、自分で手をくわえている箇所も。 玄関を入ったところで度肝を抜かれる大きな馬の写真。 この馬の写真は、実はタイル。Yasumaさんがクリエイティブディレクションを務める「オンデマンドエコカラット」という商品で、自分で選んだ写真をタイルにできるというもの。施工も、マグネットシートを貼った上に取り付けるだけということなので、簡単です。タイルには調湿・消臭などの効果があり玄関にぴったり。 キッチンのステンレスの扉はギラギラしすぎていたので、布に変えました。 賃貸の部屋であっても、アイディア次第でいくらでも、自分らしい暮らしはつくれるんだなということに気づかされます。 この印象的なダイニングテーブルも、自分でデザイン・設計して作ったもの。鉄工所にオーダーしたフレームに、天板、棚板にはフローリング材をはめ込みました。好きな食器も魅せながら収納できるようにしてあります。 ローテーブル、テレビボードとして使っているのは、ホームセンターに売っていた盆栽用の板とブロック。ひとつ1,000円ほどで手に入れたそう。 作家さんを追いかける 学生時代からずっと料理が好きで、お父様の趣味が陶芸だったこともあり、器にはこだわりのあるYasumaさん。気に入った作家さんを追いかけて展示会へ行き、新作を手に入れてくることが多いそう。 キッチンの食器棚はオープン。最近はまっている日本酒や、スパイス、たくさんの器などが整頓されて並びます。 印象的な器をいくつも組み合わせて、美しい食卓を作ります。部屋のひとつひとつの照明もとても印象的で、お聞きしてみたら、こちらも作家さんのものが多いとのこと。 インダストリアル風、ナチュラル風、などあらかじめつくりこまれている賃貸のお部屋も、それを「ベース」と捉えて、カスタマイズしたり、いろいろなテイストをミックスしたりして、自分らしい空間に作り変えていく。アイディアとセンス次第で、部屋って、本当にいろんな可能性があるんだな、と、脱帽しきりのお部屋でした。 Kosuke YasumaさんのInstagramアカウントはこちら出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年04月19日これは、筆者が2つ目に購入した住まいの一戸建てを売却したストーリーです。今回も、前回に続き、その一戸建てを購入した約12年前の経緯からお話します。■ 熱はどうにも止まらない?「一戸建て欲しい病」「階段や吹き抜け空間のある一戸建てに、大切な多くの雑貨たちと一緒に住み替えたい!」これが、私達が一戸建てがほしかった一番の理由でした。その他、他にもある数々の理由は前回の記事をご覧ください。物件探しの当初は、土地ばかり探して見ていました。デザイン性のある階段や、吹き抜け・ロフト等にも凝りたいので、その場合ゼロからプランニングする新築が適していると思ったからです。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)狭小住宅ばかり紹介した本も買い漁って、プランやコストを研究しました。■ 設定した条件4つ一戸建てを探すときに、私達が設定した条件は以下の4つでした。閑香 / PIXTA(ピクスタ)土地・建物合わせ2,000万円前半まで(←非常に厳しい)エリアは中央線を第一希望・第二希望で京王線と小田急線その3路線に接続する線も入れて、都心通勤可能な範囲床面積は55平米以上取れればよいhaku / PIXTA(ピクスタ)これら、4つの条件をもとに物件探しを始めたのですが、予想以上に難航してしまい……。■ 出会うのは難アリ物件ばかり!行き詰まる計画平日のうちにくまなく物件をピックアップしておき、休日に車で現地をまわる日々が続きます。駅から遠いテラスハウスの調査・左手前が当時の愛車もともと夫婦共に大の不動産・建築好きなので、物件を見に行くこと自体は苦になりません。しかし1,000万円前後の土地となると、何かしら難のある土地ばかり……例えば、駅から近いけど線路沿いや、道路に挟まれた中洲のような三角形だったり……。リフォーム前提に中古物件も見ましたが、住宅ローンが出にくいテラスハウスや、躯体だけの薄いビルなどばかりでした。こちらの予算に無理があるので、当然の話なんですけどね。少しでも買えそうであれば、多少の難は目をつぶって突き進もうとする筆者に対し、夫は、駅からの距離といった利便性のみならず、環境や雰囲気的な面で気になる点があると、GOサインを出しません。■ 最後の物件は出会いか?別れか?TATSU / PIXTA(ピクスタ)「買う」「買わない」で絶えず話し合っていると、お互い疲れも出始めてきます。そもそも「欲しい病」にかかっていたのは、私だけだったのです。突っ走っている自分が、どうやら夫に時間的にも精神的にも負担をかけてしまっている……。やはり計画に無理があった、ここは一旦延期する方が良いかとなりかけた矢先、それでも習性的にやっていた毎朝のネット検索で、昨日までは無かった新着物件が目に飛び込んできたのです。こ、これは!tomcat / PIXTA(ピクスタ)物件情報は町の不動産屋さんが出したごく簡単なもので、写真もありませんでした。しかし今まで多くを検索してきただけにこの物件、かなり希少と判断し、即座に情報元の不動産会社に電話をかけたのです。つづく
2019年04月14日結婚後の数年間、東京都心の賃貸マンションやテラスハウスに暮らしていた鈴木さん夫妻ですが、子育てをしていく中で、長野・飯綱高原へ居を構え、引っ越す決断をしました。そのきっかけはなんだったのでしょうか?移住後のよかった点、大変な点なども含め、鈴木さん家族の高原での暮らしをお聞きしました。■ 長男の小学校入学を機に、東京から長野へ東京で自主保育に参加して、長男をのびのび育てていた妻の洋子さんですが、公立小学校への入学に迷いを感じていたといいます。そこで、長野市の実家から近い飯綱の私立学校を見学。「子ども自身が考えることを大切にする学校で、子どもたちの表情がキラキラしていました。ここで子どもを学ばせたいと直感しました」。突然の提案に驚いた夫の貴詞さんでしたが、見学してその考えに共感。東京で家賃のために働くような日々、子どもの声で近隣からひんぱんに苦情がくる環境を変えたいとも感じていました。妻の実家が市内にあることも背中を押したといいます。早速、地元の不動産会社2社に相談し、リノベーション前提で中古の一軒家を探します。自分たちが魅力を感じる場所、物件をと探しましたがなかなかピンとくるものに出会えず難航したそうです。そうしてようやく見つけたのは、長野駅から車で30分、標高1100mの飯綱高原の木立の奥に建つ、築50年以上の山荘でした。■ 音楽家が暮らしていた高原の小さな山荘をリノベ音楽家のオーナーが夏を過ごしていたというその山荘……。「お化け屋敷と噂されるほどボロボロの状態でした。しかし、梁が家型に連続する美しい室内を見たとき『ここしかない』と感じたんです」(夫)大きく手を加えたのは、快適に暮らすための温熱環境。冬の飯綱は積雪量こそ1m程度ですが、気温はマイナス15℃まで下がります。もとの建物はほぼ無断熱だったため、屋根と壁、床に断熱材を隙間なく充填しました。さらに「少ないエネルギーで暮らしたい」と、なんと長男と洋子さんで小さなソーラー発電装置を自作。これが功を奏し、クーラーいらずな気候もあって今年の夏は電気代がほとんどかからなかったといいます。リノベーションした住まいは上下階が吹き抜けで大らかにつながっています。冬は薪ストーブ1台の輻射熱で、家全体がじんわり暖まるそうです。他には、ロフトの配置を変更。家型に連続する梁の美しさを見せるためで、さらに視線が奥に抜けることで面積以上の広がりを感じさせます。薪ストーブも空間に合わせて細長い形を選びました。古い梁や木材を見せるため、屋根の断熱材は屋外側に充填しました。南側は窓を大きくし、光いっぱいの空間に。365日ずっと自然の変化を感じられて、家にいながらキャンプをしているよう。存在感のある既存の梁は、DIYで軽やかな白に塗装したそうです。ロフト北側は長男のスペースに。南側は夫妻の寝室と長女のスペースに。傾斜する屋根が山小屋のようで、こもる雰囲気が心地よさそうです。ロフトの一角には長男のドラムセットもあります。■ 人のつながりが濃い地域で、仕事も暮らしも順調!移住で心配なのは仕事ですが、鈴木さん夫妻の場合はどうしたのでしょうか。建築家として独立していた貴詞さんは、次のように話してくれました。「ちょうど仕事がひと段落していて、動くにはいいタイミングでした。長野市はリノベーションで全国的に注目されるエリアです。界隈の人たちとつながることで設計はもちろん、街づくりなど東京では縁がなかった仕事も始まりました」。移住後は市内のシェアオフィスに入居。そこを拠点に仕事の幅が広がったといいます。一方、洋子さんはお菓子作家として、東京にいた頃から植物性材料を使った手作り菓子を知人に販売していました。移住後も人伝いでカフェに卸すことがトントン拍子に決まり、雑貨店やイベントでも販売するようになったそうです。お菓子づくり専用の厨房は食品衛生法に準拠。家族の姿が見えるようガラスの間仕切りを設置しました。通信販売も始め、リビング横の厨房で菓子づくりに励む日々です。プライベートキッチンは別にあり、家族で囲んで作業できる広いペニンシュラ型。吊り戸棚で収納を確保しています。夫妻共に仕事はとても順調そうです。ところで地域活動はどんなものがあるのでしょう?「暮らすうちにここが子どもたちのふるさとになればと思い始めました。地域活動のひとつに、この間は子どもたちを集めて鳥の巣箱をつくりました。僕が設計して、野鳥に詳しい人に鳥が来る場所を教えてもらって」と夫。この地区は移住者が多く、面倒なルールは皆無だったそう。「地方はコミュニティが小さいので、横のつながりが濃いのが都会と違うことのひとつ。そうした人付き合いをうまく乗りこなせれば、楽しく暮らせると思いますよ」。薪づくりに必須のチェーンソーの使い方は、林業に携わる学校の父親仲間が教えてくれました。買い物はネット通販や宅配でまかなえるし、市街地まで車で30分なので不便はないとのこと。「悪いことは、雪や突風による倒木で予想以上に停電が多かったこと! ソーラー発電に助けられていますね」と妻。「暖房の熱源は薪だし、近くに湧き水もある。ライフラインが途絶えても生きていけるくらいです(笑)」。庭に出れば春は山菜、秋はキノコと食材も豊か。身の回りにあるもので工夫する豊かな暮らしが、生きる力を育みます。兄妹もきっと大らかに、感受性豊かに育っていくことでしょう。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年12月号」を参考にしてみてくださいね。スズケン一級建築士事務所〒380-0831 長野県長野市東町207-1 KANEMATSU050・5534・8688お菓子のマド乳製品・卵・白砂糖を使わない「体にやさしく、ちゃんとおいしいお菓子」を販売。通信販売もあり。マクロビオティック料理教室も不定期で開催。撮影/山田耕司(扶桑社)住まいの設計2018年12月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「だから選びました!ハウスメーカーで建てたこだわりの詰まった家」 【第二特集】「毎日緑に触れられる幸せ…ガーデンハウスで暮らそう!」
2019年04月14日パナソニック株式会社 ライフソリューションズ社(以下、パナソニック)が、パナソニック東京汐留ビルの1階に、「リノベーションを、見て、学び、感じて、ひらめく」をテーマとした「TOKYO リノベーション ミュージアム」を2019年4月13日(土)にオープンします。オープンに先駆けて行われたマスコミ向け記者発表会には特別ゲストとして、ムロツヨシさん、石田ゆり子さんが登場しました。リノベーションをテーマとしたトークセッションでは、お二人が好きなインテリア、理想の間取りについてのお話も聞くことができました。リノベーションを見て、学び、感じられる3つのエリアリノベした夫婦っぼく、というカメラマンからのリクエストに応じてこの笑顔!「TOKYO リノベーション ミュージアム」は以下の3つのエリアに分かれています。1. リノベーションに関するさまざまな知識を『学ぶ』エリア【ケーススタディ】【ケーススタディ】では一般的な75平米のマンションプランや、同じ広さでも全く違う価値観を持つリノベーション事例を1/10スケールの模型で表現しています。【ライフ・ファインダー】タッチパネルを使った診断ツールにより、お客様のライフスタイルの志向性や、その診断結果にあった空間のイメージを提供する【ライフ・ファインダー】。診断結果はQRコードで読み取ることができ、帰宅後にご家族や業者などと共有もできます。【ノウハウ】リノベーション後のくらしを快適にするためのポイントを紹介する【ノウハウ】。例えば、建物の条件や規約により変わるポイントなどを紹介しています。2. リノベーションで得られるくらしに『憧れ』を感じるエリア【「家族がほどよくつながる家」プラン】【「趣味を楽しむ、ギャラリーの家」プラン】75平米のマンションを2つの異なるテーマでリノベーションをした「リアルサイズモデルズ」では、『憧れ』を体感できます。間取りを変更せずコストを抑えた、家族一人ひとりの居場所とほどよい距離感をつくる【「家族がほどよくつながる家」プラン】。間取りを大きく変更し大規模リノベーションを実施した、夫婦ふたり暮らしを想定した【「趣味を楽しむ、ギャラリーの家」プラン】の2種類を用意。それぞれ、マンション1戸まるごとリアルサイズで紹介します。この2つの原寸大プランを体験することで、リノベーションで実現する可能性の幅を感じることができます。3. リノベーションをしたいという思いを『実現』するエリア【ラウンジ】憧れのくらしを具体化するための様々なサービスを用意し、リノベーションをサポートします。他業種のパートナー企業と共創した、「コンサルティング&サービス」を運営。ラウンジには、ゆっくりリノベーションについて検討できるスペースを設置。■ 石田ゆり子さんの好きなインテリアは?ムロツヨシさん、石田ゆり子さんによるトークセッションでは、お二人の住まいやインテリアについての好みが垣間見える場面も。石田ゆり子さんは「間取りを変更しない」を選択タッチパネルを使った診断ツール【ライフ・ファインダー】を体験した石田さんの診断結果は『ヴィンテージが似合う趣味人タイプ』。「2択の質問が20問くらいあって、それにどんどん答えていくんですが、すごく楽しかったです」と石田さん。■ ムロツヨシさんにピッタリな間取りは?続いて紹介されたのは、ムロツヨシさんにオススメの間取り。友人が多いムロさんのために、たくさんのゲストを呼んでパーティができる大きなアイランドキッチンや、サウナも配置されています。「いま住んでいる家も大きなアイランドキッチンがあって、うちと一緒。盗み見てないですよね?」と驚きつつ、「サウナがあるって理想ですね」とサウナ好きの一面をのぞかせました。「TOKYO リノベーション ミュージアム」では今後、週末を中心に人気建築家やインテリアスタイリストなどによるセミナー等のイベントなども多数開催されます。リノベーションに興味はあるけれど、何から始めていいかわからない、という方はぜひこのGWに足を運んでみてはいかがでしょうか。撮影/林 紘輝(扶桑社)TOKYO リノベーション ミュージアム東京都港区東新橋1丁目5番1号 パナソニック東京汐留ビル1階【開館時間】10:00~17:00【休館日】水曜日(但し、祝日は開館)、夏季、年末年始【面積】約1,000 平方メートル
2019年04月12日千葉県茂原市の市街から少し離れた県道沿いにある「コーヒーくろねこ舎」。東京から移住した今野さん夫妻が営業しているブックカフェです。古民家専門の不動産サイトで物件を見つけ、夫がDIYでリノベして、夢だったカフェをオープンさせました。素朴であたたか、そんな空気に包まれるやさしい空間です。■ 田舎暮らしに求める生活目的を持つ夫の博之さんは山形出身で、実家に帰るたびに自然に囲まれた環境のよさを再確認していました。そして妻の素子さんの夢はカフェ経営。介護士として働く博之さんは「自分の仕事をベースに妻の夢をかなえるには、東京でなくてもいいのでは」と移住を決意します。夫妻は、東京近郊で古民家を探す中、千葉県にある古民家専門の不動産サイトを発見。そのサイトの主宰者も移住者であり、田舎暮らし希望者を対象にした古民家交流会を開催していました。そこで、さっそく交流会に参加し、先輩移住者さんたちの生の声を聞きます。「目的がしっかりしていた方がより田舎暮らしが楽しめる、コミュニティやご近所さんとの付き合い方とかとても勉強になりました」と素子さん。こうして自分たちが田舎暮らしに求める生活目的をしっかりと固めました。「古民家で暮らしながらカフェを経営したい」「敷地内で菜園をしたい」という想いです。……手に入れたのは、瓦屋根の日本家屋。築年数は経っていましたが、ご近所の宮大工が建てた建物であり、躯体はしっかりとしていて雨漏りなどもありません。庭+古民家+カフェという条件にぴったりな理想の物件でした。■ 夫がDIYで古民家カフェにリノベ今野さん夫妻がこだわったのは、自分たちの力で店づくりをすること。博之さんは仕事をしながら床の張り替え、壁塗りなどDIY リノベを実践しました。どのように改装をしたのか、少しご紹介しましょう。和室があった場所は畳をはがし、杉のフローリングに張り替えました。ここは大きな窓からのんびりとした眺めを楽しめる場所ですね。ハーブなどが自生している菜園が見えます。カフェカウンターは元々あった引き戸を活用しました。既存の床の間は、本やグリーンを飾るスペースに。浴室はレトロなタイルをそのまま生かしながら、浴槽を取り除いて小物をディスプレイ。カフェでイベントを開催する際には、スタッフのバックヤードとして活用しているそうです。カフェの玄関は、既存のケヤキの床をそのまま生かしました。テーブルや椅子などのインテリアはどうしたのでしょう?小学校で使われていた勉強机、秋田の温泉街で偶然拾ったテーブルなどをリメイクして活用しているそうです。テーブルと椅子はすべて異なるデザインなのが楽しいですね。どこに座るか選びたくなります。照明はシンプルな裸電球を使い、昭和の雰囲気を生かしているとのこと。知り合いや友人からもらった花やグリーンは、ドライにして店内に飾っています。銀座の老舗コーヒー店で働きながら焙煎技術を習得した素子さん。こちらに来てからはコーヒー屋台を出店し、カフェオープンの準備を着々と進め、3年かけて「コーヒーくろねこ舎」をオープンしました。■ 地元を活性化させるコミュニティの一員に「町のコーヒー屋として一生ここで暮らしたい」と話す素子さん。この地を移住先に選んだきっかけは?「ラジオ番組で、東京から千葉県いすみ市に移住した人の話を聞いたことがきっかけです。夫は、カフェ&宿泊施設『ブラウンズフィールド』で2週間の泊まり込み体験を経て、千葉県の住みやすさを実感しました」と素子さん。なるほど。実際に暮らしてみないと分からないこともありますものね。そして、移住生活で大切にしているのが、ご近所やコミュニティとの関係だそうです。博之さんは地元の消防団に入ったり、お祭りに参加したりしているそうです。素子さんは、様々なイベントでのコーヒー屋台は現在でも積極的に出店して、地元を活性化させるコミュニティの一員として活動。田舎暮らしには困ることもありそうですが……?「豪雨による倒木で道が寸断されて町に出られない」などの予期せぬことが起こったりするそうです。“田舎あるあるトラブル”に要注意です。でも、よいことの方がたくさん!「料理を通して素材のこと、農園の方々のことを紹介する機会もあり、カフェが“つながりの場” にもなるといううれしさがあります」野菜や果物のおいしさを改めて感じたり、自分と似た感覚を持つ人たちとのつながりが広がったりして、東京では得られなかったものが日々増えています。ところでカフェのオススメですが、やはり、時間をかけて丁寧にドリップするこだわりのコーヒーと新鮮な地元の有機野菜をふんだんに用いた数々の料理!夢を実現し、地元のコミュニティに参加し、自然に包まれてスローライフを楽しむ今野さん夫妻。やってみたいこともまだまだあります。「自生しているスペアミントやタイムなどのハーブ類はあるのですが、もっとちゃんとした菜園をやりたいと思っています」と、さらなる想いを語ってくれました。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2019年2月号」を参考にしてみてくださいね。コーヒーくろねこ舎〒297-0044 千葉県茂原市台田327-1080・4403・0319自家焙煎のコーヒー、手づくり料理とスイーツを提供。不定期営業のため開店日時は要問撮影/山田耕司(扶桑社)住まいの設計2018年12月号豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「猫だってハッピーにしてほしい!猫と一緒に暮らすための家」 【第二特集】「自分らしいインテリアと暮らしています」
2019年04月09日福岡の「イマ」が詰まった警固エリア 薬院へも大名へも、天神の中心地へも徒歩圏内の、都会的なエリアです。福岡のイマを満喫する、おしゃれな都会暮らしに憧れるなら、たまらない場所のはず。警固エリアと大名エリアを隔てる国体道路沿いには、自分の感度を上げてくれるようなセンスあるセレクトショップが集まります。また、そのまま西へ赤坂方面へ進めば、雰囲気の良い有名なけやき通りが始まり、四季を愉しめる並木道は個人的にもおすすめです。薬院大通へと続く上人橋通りもほど近く、こちらには週末や仕事帰りにさくっと飲みに行ける飲食店が集まります。生活利便性の面では、そのまま薬院方面に歩けばスーパーもあります。切り取ってみて改めて思います。やっぱり都会的な街だなぁ、警固。アーバンライフの良いところ、ぎゅっと詰まってますよ。 「警固」エリアのおしゃれ物件まとめ 【薬院大通駅徒歩7分】コンクリ打ちっ放しのワンルーム(33㎡/8.92万円) 大きなガラス窓から見える景色が気持ち良いワンルーム天井はコンクリート打ちっ放し。ライティングレールや、間仕切りにも活用できるカーテンレールなど、嬉しい配慮もあります。お風呂からも外が見える!ちょっとした露天風呂気分ですね。 この部屋の詳細を見る 【赤坂駅徒歩8分】カウンターキッチンの開放的2LDK(60.02㎡/17.6万円) 壁一面の窓に面する14.6畳のLDK。洒落たカウンターキッチンで、夜景を見ながらワイングラスでも傾けたいですタワーマンションの19階。どんな景色が広がるんだろう、楽しみです。※写真はどう間取りの9階の眺望です。ちょっとダークなフローリングなど、シックな内装も高級感があっていいですよね。 この部屋の詳細を見る 【薬院大通駅徒歩5分】無垢床が嬉しい駅近リノベワンルーム(21.3㎡/5.8万円) カバ材の無垢フローリングを使った、ロフト付きの1K。天井が高く、床も明るい色味なので、とても明るいお部屋ですね。小さなお部屋でも、インテリアに思い切りこだわれそうです。 この部屋の詳細を見る ※掲載家賃は管理費込みです。変更、満室になる可能性があります。 福岡市中央区の賃貸をもっと見る 福岡のお部屋まとめをもっと見る 出典: goodroom journal 記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。 おしゃれ賃貸サイト・アプリ goodroom journal journal 暮らしの実例
2019年04月09日今すぐ建てる顧客を集客したいのは、当然のことです。しかし、SNSやブログを駆使する分散型メディアの時代に、コンテンツマーケティングによって集客やブランディングを成功させるにはどうすればいいのでしょうか。特に住まい事業では大きな課題と言えるでしょう。正解が見えにくい、継続の難しいデジタルマーケティング成功ノウハウを解説するセミナーを、リミア株式会社とアトピッコハウス株式会社で共同開催!ご参加いただける建築事業者の方々を募集します。結果の見えない努力、いつまで続けられますか?「住宅」は安い売り物ではありません。顧客獲得は長期戦であり、成約率を高めようにも容易にはいかないもの。自社メディアを運営したり、SNSを駆使したり、DMを送ったり、見学会を開催したり。果たしてどれが正解なのか!?答えの見えない努力を続けるには、大きな苦労と、時間と手間を要します。そこで、住まい領域のメディアを運営するリミア株式会社は、工務店専用の顧客管理ソフトを開発したアトピッコハウス株式会社と共に、住まい事業者のみなさまに向けたセミナーを開催します。「目先のことばかりを気にした経営方法になってしまっていて、実は将来の経営に不安を感じている」「有効的な集客方法を知りたい」「成約率を上げたい」「顧客管理に困っている」本セミナーはこのような悩みを抱えていらっしゃる住まいづくり関係の建築事業者様に向けた内容となっております。顧客獲得に革命を!住宅領域のデジタルマーケティングセミナー本セミナーでは、これからの時代に役立つデジタルマーケティングの知識、集客に役立つノウハウをお伝えします。目指すのは「すぐに家を建てる人」ではなく「将来家を建てる人」の育成と集客。競合と争って奪い取る契約獲得から、指名で頼まれる契約獲得へのシフトです。さらに将来的なリピートをも促進する、未来と現在、そして未来へと続くマーケティング手法です。会場は鎌倉と渋谷、それぞれ同内容のため、どちらかご都合の良い日時でぜひご参加ください!●セミナー対象・住まいづくり関連企業の経営者/マーケティング責任者/営業責任者●セミナー登壇者:アトピッコハウス株式会社代表取締役後藤坂/リミア株式会社メディアグループディレクター藤島由希/リミア株式会社経営企画室事業開発グループシニアマネージャー石坂一貴●開催概要①鎌倉開催・開催日:2019年5月22日(水)受付13:30、開催14:00〜17:00(無料)/懇親会17:30〜・開催地:〒248-0005神奈川県鎌倉市雪ノ下2-6-5・定員:20名(定員になり次第、受付終了となります)②渋谷開催・開催日:2019年6月13日(木)受付13:30、開催14:00〜17:00(無料)/懇親会17:30〜・開催地:〒150-0002東京都渋谷区渋谷1-3-3ヒューリック青山第二ビル9階・定員:20名(定員になり次第、受付終了となります)※同業他社、および個人の方のご参加はお断りさせていただく場合がございます。●参加費用:無料(事前申込制)※当日ご参加いただいた方限定の特典配布あり!※懇親会は別途有料(5,000円程度の実費)となります。懇親会の会場はご参加の方へ直接ご連絡差し上げます。●お申込み方法・下記のページよりお申込みくださいセミナーお申し込みフォーム左:アトピッコハウス 代表取締役社長 後藤中:リミア メディアグループ ディレクター 藤島右:リミア 経営企画室 事業開発グループ シニアマネージャー 石坂
2019年04月05日今までの日本は新築を購入するのが一般的でしたが、現在は中古の物件を手に入れてフルリノベーションするという流れも多くなってきています。どういったところにメリットがあるのでしょうか?費用面や機能面、将来性もふまえてご紹介します!中古戸建てのフルリノベーション物件が流行!?以前、練馬区にある築47年の中古一戸建てを購入してフルリノベーションした方から住宅相談を受けたことがあります。30代の若いご夫婦でしたが、ご夫婦ともにスタイリッシュな方だったことを今でもはっきりと覚えています。新築住宅の値段と中古一戸建てを比較検討した結果、中古住宅をフルリノベーションした方が自分たちの希望に合致した暮らしを手に入れられるとの結論にいたったとのことでした。「予想より少し予算がオーバーしましたが(笑)」とのことでしたが、フルリノベーションゆえに見た目はまるで新築そのもの。事情を知らない人が見れば「これが中古住宅なの?」と驚くことは必至です。良質な中古住宅が大量に出回っているという事情に加え、古い家を再生させて大事に使うという欧米式の考え方がかなり浸透してきているのが今の状況です。【費用】戸建てフルリノベーションor新築戸建て大まかな話にはなりますが、結論からお話しすると新築戸建てにかかる費用を100とすると、中古一戸建てを購入してフルリノベーションした場合は60~80といった数字で収まるはずです。もちろんドイツ製の高級キッチンを入れ、ドアは無垢材の1枚物を全室に入れ……と、贅沢をいえば予算は高騰します。でも、一般的なものを選んでいけば値段が大きくなることはあまりないと思います。もちろんおしゃれ感の演出は絶対条件ですよ。このポイントをしっかり押さえても上記の値段感におさまるということです。新築同様に戸建てリノベーションでも住宅ローンが使えます。とくに小規模のリフォームとは違いますので、なかなか全額を現金でまかなうのは難しいでしょう。ただ、金利に関しては新築ローンの方が安く設定されています。また、返済期間も新築よりリノベーションは短期の設定となっていますので各金融機関に確認をしてください。政府が行っている『住宅ストック循環支援事業』という補助金制度があるのでご紹介しておきましょう。あなたが良質な中古住宅を購入する前提としてですが、住宅の劣化状況や欠陥の程度を診断するインスペクション費用として5万円の支給制度があります。良質な中古一戸建てが増えてきたとはいえ、なかには粗悪な一戸建てがあるのも事実です。ですから、購入する前の段階でプロに住宅を診断してもらうのを私はおすすめします。その時の費用の一部が補助金として支給されるのです。断熱、エコ設備、バリアフリー、耐震改修など現状よりも良質な住宅にリフォームすると補助金の対象となり、が該当しますが、30万円を上限として支給されます。ただし、耐震改修に関しては上限は45万円となります。【機能性】フルリノベーションマンションor新築戸建て防犯も機能の一部。重要ですよね。特に女性として関心事の高い事柄の一つですが、防犯に関してはマンションが有利。新築一戸建てではドアのみならず、すべての窓に防犯機能を付けなければ、侵入されるリスクは消えません。それに比べてマンションの3階以上であれば、入り口と廊下に面する窓だけ防犯機能を持たせれば安全性は飛躍的に高まります。これは新築一戸建てに軍配があがるでしょう。新築一戸建てはフリー設計であるかぎりすべてが自由になります。それに比べてマンションは枠が決まっているだけに制約がかかります。とくに水回りは配管の関係があるので、自分好みの家事動線が構造上無理なケースが出てきます。【将来性】フルリノベーションマンションor新築戸建てマイホームを取得した時はまったく想定していなくても、事情が変わってそれを売却することもありえます。その際には1円でも高く売りたいのは当然ですよね。一戸建ても建ててすぐは新築という冠がついているのですが、10年も経過すれば新築一戸建ては中古一戸建てになってしまいます。これに比べてリノベーションしたマンションも中古には変わりませんが、リノベーションをしている分有利な扱いになります。マンションフルリノベーション物件と新築一戸建て物件の資産価値比較はとても難しいのですが、比較的好立地に建っているマンションであれば、売却時の有利性は高いと判断できます。こう考えると、条件付きながらもリノベーションマンションが売却時には有利だと私は判断します。【まとめ】フルリノベーションマンションor新築戸建て基準とする軸を何にするかで大きく判断は異なりますが、やはり立地条件だけは最低限押さえてください。この立地によってすべては大きく変わるといえるでしょう。もちろん、そこに永住することを決めているならば話は別です。しかし、これから20年、30年という永いスパンを考えると、立地によって判定は大きく異なるとしか言いようがありませんね。立地条件を考慮しない場合ですが、庭があるライフスタイルを良しとするか否かも重要でしょう。犬を飼いたいという絶対的な希望があるならば庭が欲しいところですし、そもそもマンションでは犬を飼うことができないかもしれませんので。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!フルリノマンションorフルリノベ戸建てマンション好きか一戸建て好きかはさておき、フルリノベマンションで注意してほしいのは、マンション自室内は綺麗に生まれ変わるものの、マンションの外観は古いままだということでしょう。これが意外な盲点で、マンションをフルリノベーションした人から聞かれる後悔ポイントの1つです。ただ、この手のことが一切気にならないのであれば、マンションのフルリノベーションはすべてがワンフロアーにコンパクトに収まり、使い勝手の良い住まいとなるでしょう。その反対のフルリノベーション戸建てですが、建て替えが不可能な地域の物件を所有している、あるいはそのような土地を購入したケースにおいては極めて有効な手法となるでしょう。また、一戸建てはマンションと違いお隣や上下階との接点がないので騒音などのトラブルが少なく快適な暮らしができます。ところで、よく言われるように、日本は欧米と比べると極端な新築信仰文化でここまで来ました。これに対してヨーロッパなどは築400年、500年というとんでもない物件がたくさんあり、新築よりもその古さを競い合う傾向があります。建物の構造が違うことや地震の多さが影響してはいるのですが、とにかく日本は異常なほどの新築信仰が跋扈(ばっこ)してきたのです。しかし、一戸建てフルリノベーションやマンションフルリノベーションは、その中身は全くの新築と同様。構造部分だけが古いままなのですが、その構造が耐震性などに対して全く問題ないと判断されれば、ヨーロッパなどのようにリノベーションを積極的にするのも現代の流れにはあっているといえるでしょう!フルリノベーションはお得か?「お得か?」というのは軸にする価値基準を定めなければ答えは出しようがありません。ただ、確実に言えるのは、費用面を軸にすれば新築戸建てよりもフルリノベーションが間違いなくお得と言えるでしょう。既述したように工事費用が30%程度は安くなると思われますので、浮いたお金を他のことに回すことができるからです。あとは、それぞれの優先事項や価値判断に基づいてじっくりと検討してみてください。このアイデアの監修者森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!
2019年04月02日キッチンは毎日のようの使う上に、食材を切ったり油をつかったりと料理をするため家の中でも汚れがつきやすく劣化も早い場所の1つです。新築で建てるさいにはベストだと思っていた設計も使用していくうちに粗がでてくるものです。キッチンリノベーションでできることや費用を確認して、この機会にリノベーションを検討してみてはどうでしょうか?最近はやっているリノベーションって何?そもそもリフォームとリノベーションの意味をご存知ですか?壊れていたり劣化したりしているものを原状復帰させる原状復帰させるだけではなく以前のものより状態のみならず機能性なども向上させるなぜリノベーションが流行しているの?最近流行のリノベーションは何と言ってもキッチンリノベーションでしょう。多くの場合キッチンはリビングなどとつながっていることもあり、家族がもっとも団らんを取る場所でもあります。それに加えてキッチンはある一定の年数がくると傷みも激しくなり、交換せざるを得ない場所でもあるからです。システムキッチンだけを交換するリフォームでもいいのですが、機能を変えたり場合によってはキッチンの場所を変えてしまうことにより、生活スタイル自体を大きく変化させることができるのです。このように生活スタイルにも影響してくるリノベーションが、なぜ今流行っているのでしょうか?国がストック型社会を後押ししているため、リノベーションに掛かる補助金などが充実してきたことが1つの要因として考えられます。また、建築業界にいる私はもちろん知っているのですが、今後は新築住宅の供給が激減して中古住宅が国中に溢れかえると各シンクタンクは予想しています。現在もこの傾向がジワジワと進行しているのですが、これは裏返すと中古の住宅を購入したり、あるいは親と同居して古い家に暮らす世帯が増えていることを意味します。この事実を踏まえれば「キッチンが古臭くて嫌だわ」「このキッチンだけでも新品に変えたい」「中古マンションを買って費用を抑えた分をキッチンリノベーションするかな」という発想が起きても不思議ではないでしょう。なんでも同じですがあることに慣れると、それに満足できなくなり新しいものを模索し始めるのが人間です。この法則はリノベーションにも当てはまります。対面キッチンという言葉が世に出始めて久しいですが、その当時はこれが画期的な響きで「対面キッチン⇒おしゃれ」と世の中の女性は満足していたわけです。リフォームをするにしても、昔ながらのクローズドキッチンを対面キッチンに変える工事をするだけで大満足。これは時代。多くがこうだったのです。しかし、時代を経てリノベーションという言葉が徐々に認知されてくると、ただ単純にキッチンの位置を変えるだけでは満足できなくなってきたのです。「どうせやるならキッチンだけの交換ではなくキッチン動線そのものも変えるくらいの大変革をしたいわ!」となるのも当然でしょう。キッチンリノベーションでこんなことができるやはりこれでしょう。クローズドのみならず対面型キッチンであっても、基本的にキッチンは一家団欒の場であるLDKの片隅に追いやられています。ところがアイランド型にすれば一気に主役のポジションをゲットです。LDKの真ん中とはいいませんが、存在感あるポジションに位置することになるでしょう。テレビの料理番組がそうです。当然ですがキッチンが主役で、できた料理を食べる役の俳優などは片隅のテーブルに座って待っているのです。「アイランド型キッチンなんてお金持ちがすることでしょ?」このように勘違いされている女性がすごく多いことに驚かされます。私は日常的に住宅展示場内にいますが、アイランド型キッチンのある展示場を奥さんが見学すると、このような声がよく聞かれるのです。しかし、イメージしているより身近なリノベーションだとお考えください。アイランド型でも対面キッチンでもよいのですが、キッチンから配膳ができるようにキッチンカウンターを設けることがあります。ものを置けるというメリットはもちろんですが、次のような発想でリノベーションをすることもできるのです。キッチンカウンターをBARカウンターのようにするリノベーションもあり。とくに夫婦だけの世帯にはおすすめします。2人だけで暮らしているのに、奥さんがキッチンに立っているときにご主人はテレビを黙々と見ている……あまり感心しませんね。この考えは昔からありましたが、そのほとんどは完成した後に椅子を置いただけというもの。これでは、すぐに飽きてしまい使われなくなってしまいます。そうならないためにも、キッチンカウンターに長時間座っていられるようなリノベーションをするということです。たとえばスマホ充電用のコンセントをつけるとか、カウンターでも雑誌が読みやすいようにダウンライトをつけるとかが考えられますね。ちょっとした工夫ですが、こうすれば単なるキッチンリフォームではなくリノベーションといえるのです。無印良品、イケア、さらにはダルトンといったブランド力を持つ雑貨があります。もし無印良品が好きならば、キッチンリノベーションの際に無印の小物を使う前提ですべてを変えてしまうのです。そのままストレートに建築士に伝えてください。そうすれば無印の商品を参考に、それに合ったキッチンリノベーションを提案してくれます。こすれば、単なるリフォームではなく、生活スタイルが一気に変化し満足度の高いキッチンライフになることは明白ですね。キッチンリノベーションにかかる費用キッチンの場所を変えるリノベーションを変えないケースと比較すると、どうしてもその費用は増えてしまいます。新調するシステムキッチンを60万円前後のごく一般的な商品を使った場合ですが、おおよその目安は200万円を切るくらいだと考えていいと思います。ただし、キッチンの場所を変えるわけですから、キッチンを撤去した後に想像以上の傷みがあれば補修が必要ですし、あらたにキッチンを設置する場所の床が強度不足と判断されれば、そこでも補強の工事費用が発生する可能性だけは頭に入れておきましょう。次にキッチンの場所を変えないリノベーションです。先ほどの変えるケースと比較すれば、工事費用は当然のことながら費用は安価になります。キッチンだけを交換するリフォームならば、システムキッチン自体の値段を調整すれば安く押さえられます。ただ、それではおしゃれなキッチンリノベーションとはなりません。目に見える範囲のクロスはもちろん変えたいところですし、そのほかの部分も可能な限り手を加えたいですよね。こういった条件でのお話ですが、システムキッチンを比較的安価なものを選択しクロスの張り替えなどをするのであれば、50万円程度でも最低限のキッチンリノベーションができなくはないでしょう。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!キッチンのリノベーションで素敵なキッチンを手に入れようキッチンを含む空間は女性にとって重要な居場所の一つ。そんな大事な場所にいるにも関わらず、使い勝手の悪い年季の入ったキッチンを使い続けるのは気が滅入るでしょう。ここは思い切ってキッチンリノベーションを行い、気分を一新して新しい生活を楽しみませんか。このアイデアの監修者森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年04月02日