デスクワークはお尻に悪影響? 長時間デスクワークなどで座っていると、お尻の形にかなりの悪影響が出るのは事実。年齢を問わず、座り過ぎは良くないようです。なぜそのような現象が起こるのかというと、座ることでお尻の組織が圧迫されます。圧迫された細胞からは水分が失われていき、細胞それぞれがペタンとつぶれてしまいます。すると、血行が悪くなり、乾燥してきます。毎日のデスクワークでそのような状態が続くと、圧迫部分がへこんだ状態になり、四角く見えるようになります。また、乾燥による皮膚のカサカサや黒ずみも発生してきます。 しかも恐ろしいことに、さらに悪化すると脂肪部分が固まってセルライトが出てくるので、お尻の皮膚表面がデコボコしてきます。そうなるとダメージは深刻で、回復は難しくなってしまいます。「そんなこと言われても仕事中ずっと立っていられないし…」という方も、諦める必要はありません!対策はいくつかありますのでご紹介しますね。 美尻クッションを手に入れる お尻の筋肉や皮膚に負担がかからないように工夫されたクッションが市販されています。美尻の他に姿勢が良くなったり、骨盤のゆがみが矯正されたりといくつか他にもメリットがあります。ぜひ、選んでみてくださいね。 美尻エクサイズ・マッサージ デスクワークの途中にできる簡単なエクササイズをおすすめします。1.椅子から立ち上がり、アキレス腱を伸ばすときのように足を前後に開き、お尻の筋肉を動かします。2.もも上げの要領で、ひざを片方ずつ上げます。化粧室に行ったときは、ついでにマッサージもしましょう。1.まず、腰の部分をもみほぐし、血行促進。2.硬くなったお尻の皮膚と筋肉をよくもみほぐします。これはかなり効果があるはず! NG行動に気をつける ついつい自然にやっていることで、お尻に悪影響のある行動がいくつかありますので注意しましょう。・脚を開いて座る、あるいは組んで座る・ヒップアップガードルやストッキングをはく⇒お尻の筋肉が減少する原因に・かかと体重で歩く・サイズの合わない靴を履く⇒姿勢を悪化・片足重心で立つ⇒ヒップダウンの要因に いかがでしょうか。素敵なヒップを取り戻すため、ぜひトライしてみてくださいね。 wellfyより
2018年08月28日毎日座りっぱなしのオフィスワークは、肩こりやむくみの原因となってしまいます。乾燥しやすい室内なのでメイク崩れも気になってきますよね。オフィスワークを快適に過ごすために実行したい、仕事をしながら綺麗になれるオフィスワークの人におすすめの簡単美容法をご紹介します!1日中動き回りながらする仕事とは反対に、オフィスワークの場合は退勤時間まで椅子に座って同じ体勢で仕事をしています。毎日座りっぱなしで長時間仕事をするオフィスワークは、つらい肩こりやむくみの原因となってしまい、退勤するころには全身に大きな疲労感が出てきてしまいますよね。出典:byBirthオフィスワークでずっと室内にいることで、体の疲れだけでなく乾燥しやすい環境だということから、時間が経つにつれてメイク崩れも気になってきます。仕事が終わってから恋人とのデートだったり遊びに行ったりと何かしらの予定があるとき、オシャレな服装をしていたとしても脚がパンパンにむくんだ状態、メイクが崩れた状態となってしまうと、気分も落ちてしまいます。そこで今回はオフィスワークを快適に過ごすためにも知っておきたい、仕事をしながら綺麗になることができる、オフィスワークをしている人におすすめの簡単美容法をご紹介します!座りっぱなしのオフィスワークで起きること1. 肩こりパソコンを主に使っているオフィスワークでは、長時間同じ体勢で画面を見ながらキーボードをカタカタとしていると、時間が経つにつれて肩がどんどん重くなっていき、肩が凝って次第に痛みが増してきますよね。オフィスワークをしている人たちが一番起こりやすい症状で、仕事に集中できなくなってしまう原因の1つにもなっている肩こりです。2. 猫背デスクワークをしているとだんだん姿勢が悪くなってしまい、気が付いたら猫背になってしまっていたなんてことも多々あります。姿勢が良くないと肩こりの原因にもなったり、仕事をしているときだけでなく普段の生活の中でも猫背が癖づいてしまう可能性があるので要注意です!3. 乾燥・冷え性夏場はクーラーがガンガンにきいていて、冬場になると暖房がついているオフィスは肌や喉が乾燥しやすくなっていて、オフィスの気温と室外の気温の差にやられてしまうことで体調を崩してしまう場合もあります。またずっとクーラーのかかっているところにいると夏場でも手足が冷えてしまい、ツライ冷え性を引き起こしてしまう原因にもなります。4. メイク崩れオフィスワークをしている女性にとって一番厄介な問題なのが、メイク崩れです。オフィスに長時間いることで肌が乾燥しやすくなってしまうことで、朝せっかく綺麗にしたメイクも帰る頃にはボロボロになっていることもあります。5. むくみ肩こりと同様に長時間同じ体勢をしていると体内の血行が悪くなり、むくみの症状が出やすくなってきます。朝出勤したときにはなんともなかったのに、退勤時になるとパンパンにむくんで脚がとても重たくなっているといった経験をした方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?仕事が終わってから何か予定があるときに、脚がすごくむくんでしまっていたらスタイルも悪く見えてしまいますよね。オフィスでできる簡単美容法とは?姿勢を正しくすることを心がけるオフィスワークをしているときに一番気を付けたいのが、姿勢を正すことです。最初は猫背にならないように気を付けていても、時間が経つといつのまにか姿勢が悪くなってしまっていたという場合が多くみられます。椅子に座っていると女性は特に脚を組んでしまうことがよくありますが、脚を組んでしまうと骨盤が歪んだり姿勢をもっと悪くしてしまう原因となるので要注意です。出典:byBirthどうしても姿勢が悪くなってしまうという場合は、骨盤クッションを使うなどして姿勢を固定してあげるのも良い方法かもしれません。正しい姿勢を意識して続けていると、猫背が癖づいてしまうのを防ぐことができるだけでなく、一緒に仕事をしている周りの人たちから見ても姿勢が良いと印象がグッとアップします。デスクには美容液ミストを室内はエアコンの風などで乾燥しやすくなっています。肌が乾燥してしまうとメイク崩れや小じわができてしまう原因になってしまうので、保湿成分がたっぷりとはいった美容液ミストを使ってこまめに肌に水分を補給してあげることが大切です。お湯を入れたマグカップで加湿器変わりに加湿器が置いてあるオフィスであれば問題はないのですが、加湿器がない場合は乾燥を防ぐためにマグカップにお湯を注いでデスクに置いておくことをオススメします。出典:byBirthお湯は時間が経つと冷めて効果がなくなってしまうので、こまめに新しいお湯に変えながらしっかり加湿の効果を得ましょう。また、お湯にアロマオイルを少量入れると乾燥を防ぐと同時にリラックス効果も得ることができます。むくみを予防する運動退勤時に脚がパンパンにむくんでしまうのを防ぐために、デスクワークをしている最中には、膝を直角にまげて座った状態でかかとを上げ下げする運動をこまめに行うことをオススメします。かかとの上げ下げを20回ほど繰り返して行うことで脚の血行が良くなり、むくみを予防することができます。オフィスでも簡単にできる美容法いかがでしたでしょうか?毎日長時間座りっぱなしでパソコンとにらめっこをしていることが多いオフィスワークは、姿勢が悪くなったりむくみや冷え性の原因になったりしてしまいがちなので、体に悪影響を与えないためにも毎日のちょっとした美容意識が大事なポイントとなってきます。出典:byBirthデスクワークで立ち上がることがあまりできない状態でも、少し工夫をするだけで毎日のオフィスワークを快適に過ごすことができるようになります。仕事をしながら美容も意識するようにしていくことで、仕事中だけでなく仕事が終わってからも綺麗な状態をキープすることができるので、急にデートのお誘いがきても焦ったり困ったりすることがなくなりますね。毎日オフィスワークで長時間座りっぱなしだという方は、座りながらでもできる簡単な美容法をぜひ試してみてください!
2018年08月21日グローバルワーク(GLOBAL WORK)の旗艦店「グローバルワーク 渋谷(GLOBAL WORK SHIBUYA)」が、2018年3月10日(土)より東京・渋谷にオープンする。新店舗は、充実したラインナップを揃える2フロア。1階にウィメンズのカジュアルウェア、ドレス、ルームウェア、スポーツウェアを展開し、2階にメンズのカジュアルウェアやドレス、キッズラインを取り揃える。カップルからファミリーまで、幅広くショッピングを楽しむことができる商品構成だ。なお、税抜5,000円以上購入すると、グローバルワーク 渋谷限定のオリジナルTシャツがプレゼントされる。Tシャツには、2018年春から展開される新たなメッセージのロゴ「HAPPY story, _____ story.」がプリントされている。【詳細】グローバルワーク 渋谷(GLOBAL WORK SHIBUYA)オープン日:2018年3月10日(土)住所:東京都渋谷区宇田川町20-11 渋谷三葉ビル1F・2FTEL:03-6712-7628営業時間:11:00~21:00取扱商品:ウィメンズ/メンズ/キッズ/アクティブ/ドレス/ルーム
2018年03月01日11月23日は「勤労感謝の日」。2006年からは「ライフ・ワーク・バランスの日」でもあります。こちらは公益財団法人日本生産性本部によって制定された記念日で、勤労に感謝するだけではなく、仕事以外の生活の重要性も確認して、バランスの取れた生活の重要性に気づかせる目的があるのだとか。女性のワーク・ライフ・バランスといえば、やっぱり仕事と恋愛!そこで、あなたのバランスがわかるチェックテストをご用意しました。■ワーク・ライフ・バランスをチェック以下の項目の中で当てはまるのはどれ?【A】~【C】のうち、最も多くチェックが入ったところの解説を読みましょう。バランス良く配分された場合は、全て読んでくださいね。【A】□ 仕事の調子が悪いと男運が良くなる□ デートを仕事でドタキャンしたことがある□ 仕事関係の人は、彼氏候補から外す□ 仕事のできない男性は好きになれない□ 結婚しても仕事を続けたい。共働き希望□ 今の会社に定年まで勤めそうな気がする□ 残業、休日出勤もいとわない□ 彼氏いない歴2年以上□ メイクは完全に身だしなみ。それ以上でも以下でもない□ 一人で回転寿司、牛丼屋に入れる【B】□ 彼氏が途切れたことがない□ わりと簡単に好きな人ができる□ 彼氏がいない女子を見ると信じられない□ 女子会は苦手□ 付き合うとすぐに同棲してしまいがち□ 結婚したら仕事はやめる。専業主婦希望□ 彼氏がいるにも関わらず、浮気したことがある□ 今の彼氏よりいい人がいたら迷わず乗り換える□ いつもメイク&ファッションは完璧□ 自分磨き大好き【C】□ ひとりでいるのが大好き□ インテリアや雑貨が好き□ 休日は引きこもりがち□ 友人は少ないけど、それでいいと思っている□ なんでも相談できる親友がいる□ ハマっている趣味がある□ 着ていてラクな服が好き□ 実は外出着よりも部屋着やパジャマにこだわっている□ 料理するのが大好き□ SNSは必要最小限に留めている【A】が多いあなた仕事の比重が大きい人です。ともすると男性並みに働いているタイプ。でも恋愛はさっぱり…。恋愛は結果が出ないけど、仕事は結果が出るから好き、と考えがちなのでは。働きすぎは考えもの。彼氏がいる、いないに関わらず、プライベートの時間を少し充実させることをおすすめします。新しい趣味を始めるのもいいかもしれません。【B】が多いあなた恋愛や彼氏の比重が大きい人です。ともすると彼氏依存、恋愛依存に陥りがち。このタイプの人は彼氏どっぷりの生活になってしまい、女友達が少ない、もしくはいないタイプ。同性は恋愛のライバル!くらいに思っていて、恋愛相談に乗ってくれる人もいないため、彼氏とうまくいかないと不安定になりがちです。なんでも話せる女友達を作ったり、たまに女子会にも顔を出したりすることをおすすめします。【C】が多いあなたライフ=恋愛ではなく、それ以外の自分の楽しみを優先する人です。一人の世界が充実しているので、あまり他人と交流しません。そのため恋愛はご無沙汰という人や恋愛は必要ない、と思っている人も多そう。友達も少なめだから、意識して男女問わず、いろいろな人と交流してみるといいでしょう。そこからたくさんの出会いがありそうです。気負わず楽しんでくださいね。■終わりにあなたはどのタイプでしたか?仕事とプライベートのバランスを取るのはなかなか難しいけれど、自分に足りないものがわかれば、今より充実した日々を過ごせるかも。少しだけ意識してみてはいかがでしょうか?ライタープロフィール天野りり子ライター/編集者大学在学中からライター&編集稼業をスタート。女性誌ではビューティ&ヘルス企画、男性誌では恋愛記事を多数執筆、書籍編集も手がける。趣味は読書とタロット占い、そして恋バナを収集すること。
2017年11月23日アイウェアブランド「アヤメ(ayame)」が、ロンドン発のファッションブランド「ワーク ノット ワーク(Work Not Work)」とのコラボレーションアイウェア「DEXTER」を発売。2017年6月23日(金)よりワーク ノット ワークとアーバンリサーチの一部店舗で販売する。「アヤメ」の提案する日本人の骨格を追求したハンドメイドの高品質アイウェアと、「ワーク ノット ワーク」の英国らしいインテリジェンスとモダンさが共鳴。オリジナルモデル「DEXTER」は、ブロータイプのミニマムなデザインで、シティライクに仕上げている。素材には、メタルとラバーで現代的な組み合わせを採用。フレームは通例より分厚く仕上げ、上質さと重厚感を持たせた。また、太いフレームは、はっきりと印象深い目元に見せてくれる。一方で、フレーム表面とメタルは「砂打ち」という技法でマットな質感に仕上げ、軽やかでスマートに。少しクラシックで粋な鼈甲と、ワークスタイルから休日まで幅広く活躍するブラックで展開する。【詳細】アヤメ×ワーク ノット ワーク「DEXTER」発売日:2017年6月23日(金)販売店舗:ワーク ノット ワーク KITTE 丸の内店/静岡店/阪急メンズ大阪店/マルヤガーデンズ店、ワーク ノット ワーク、アーバンリサーチ 札幌ステラプレイス店/表参道ヒルズ店/ルミネ新宿店/ルミネ大宮店/名古屋パルコ店/KYOTO/ルクア イーレ店/西梅田ブリーゼフリーゼ店/堀江店/ソラリアプラザ福岡店、アーバンリサーチ オンラインストア、ZOZOTOWN価格:35,640円(税込) 可視光線透過率 クリアレンズ/98% カラーレンズ/15%
2017年06月13日グローバルワーク(GLOBAL WORK)は、初のカフェ業態「グローバルワークカフェ(GLOBAL WORK CAFE)」をスタート。2017年6月8日(木)、グローバルワーク イオンモール浜松市野店内にオープンする。「グローバルワークカフェ」は、誰もが気軽に訪れられる公園のような存在を目指すカフェ。アパレル・雑貨のショッピングゾーンとつながっていて、和のテイストを取り入れたごはん、スイーツ、ドリンクをセルフスタイルで楽しむことができる。「カフェのお茶づけ」は、カフェスタイルのお茶漬け。きのこなど具材をふんだんに入れたご飯にスープをかけて頂く、心温まるメニューだ。また、パリパリの最中生地に、自分の好みの具材をセットして食べる「お好み最中」も登場。食事の後や買い物の合間には、パンケーキとドラ焼きを合わせた和洋折衷スイーツ「パンドラ」がオススメだ。【ショップ詳細】グローバルワークカフェ イオンモール浜松市野店オープン日:2017年6月8日(木)住所:静岡県浜松市東区天王町字諏訪1981-3イオンモール浜松市野1Fグローバルワーク店内TEL:053-443-9202営業時間:9:00~22:00
2017年05月27日デジオンは4月5日、パナソニックのブルーレイディスクレコーダー「DIGA」専用のリモート視聴アプリ「DiXiM Play for DIGA Windows版」を発表した。発売は7月で、利用料金は月額200円。インストールはWindowsストアから行う。パナソニックのブルーレイディスクレコーダー「DIGA」で録画した番組を宅外からも再生できる「外からどこでもスマホで視聴」に対応したWindows用ネットワークプレーヤーアプリ。「DiXiM Play Windows ストアアプリ版」をベースに開発された。録画した番組だけでなく放送中の番組も視聴できる。チャプター単位でのスキップ再生や、字幕表示を行える。早見再生に対応し、速度は1.2倍速/1.5倍速/2.0倍速から選択可能。0.8倍速の遅見再生もサポートする。アプリの対応OSはWindows 8.1 / 10。対応するDIGAの機種は「DMR-BRX7020」「DMR-BRX4020」「DMR-BRX2020」だ。
2016年04月05日雪印メグミルクは18日、同社の新製品「BOTTLATTE」(乳飲料)を飲みながら、7つの職業の個性的なデスクワークを体験したり、リラックスしてデスクワークに集中したりできる期間限定カフェ「ながラッテCAFE」を、東京都・表参道に期間限定でオープンすることを発表した。オープン期間は3月19日~4月17日。営業時間は11:00~20:00(2Fカフェのラストオーダーは19:30)。同カフェは、"リラックスした集中時間を持続させる"ことをコンセプトに作られたボトル型乳飲料「BOTTLATTE(ボトラッテ)」を飲みながら、リラックスしてデスクワークに集中して過ごせるカフェ。2Fスペースには、各方面で活躍する7名のデスクワーカーが監修した7種類「ながラッテデスク」が設置され、それぞれの職業の個性的なデスクワークを体験できるという。また、各デスクには冷蔵庫が内蔵され、2種類の「BOTTLATTE」(カフェラテ、ロイヤルミルクティー)を自由に飲みながら、リラックスしてデスクワークに集中する時間を過ごすことができるということだ。なお、7つの「ながラッテデスク」の内訳は以下のとおり。1.「漫画家監修 ながラッテデスク」(4席/漫画家・うめ氏監修):プロ漫画家の原稿に本格的なプロの漫画の道具を用いて、ベタ塗りや集中線を入れる体験ができる。2.「空間デザイナー監修 ながラッテデスク」(1席/大阪芸術大学デザイン学科教授・間宮吉彦氏):デスクに広がる建築模型にヒトや植物などの素材を自由にレイアウトする体験ができる。3.「ボーカロイドプロデューサー監修 ながラッテデスク」(2席/ボーカロイドプロデューサー・40mP氏監修):BOTTLATTEと特別編集された作業用プレイリストでリラックスした集中タイムを体験できる。4.「アニメ制作会社監修 ながラッテデスク」(4席/アニメ制作会社 STUDIO4℃監修):トレース台でアニメのキャラクター画を丁寧に写し書きするアニメーター体験が楽しめる。5.「ラッピングとD.I.Yの専門家監修 ながラッテデスク」(3席/ラップルさん監修):ラッピング専門家ならではのかわいいマスキングテープ類を活用したフォトプロップス作成体験ができる。6.「アーティスト監修 ながラッテデスク」(2席/劇団イヌカレー・泥犬監修):アーティストのイラストとさまざまな素材をポストカードに貼り合わせるコラージュ体験ができる。7.「トランスフォーマーデザイナー監修 ながラッテデスク」(2席/トランスフォーマーデザイナー・大西裕弥氏監修):ロボットやデザイン画が並ぶ柔軟な発想力を刺激するデスクでキャラデザインを体験できる。
2016年03月18日●テレワーク推進に必要な要素日本マイクロソフトは昨年、8月24日から28日にかけて「テレワーク週間 2015」を実施した。このテレワーク週間は「日本におけるテレワークの推進への貢献」を目指したもので、今回は651の法人が賛同。テレワークを「実践する」「学ぶ/議論する」「応援する/協力する」という3つの観点から、各法人がそれぞれの立場に応じて取り組みを行った。「テレワーク週間 2015」の実施後、同社が賛同法人のテレワーク推進担当者に対して行ったアンケートでは、意識面の成果として「前向きな活動になった」が88%、「今後のテレワーク推進の助けとなった」が86%という結果に。また、全体の約3割以上が10%以上の経費削減効果を、過半数が時間の削減効果を実感しており、売上・利益への将来期待に関しては全体の25%が「20%以上の実ビジネス効果を期待」と回答しているという。今回の取り組みで、同社はどのような成果を得たのか? 「テレワーク週間 2015」プロジェクトの推進メンバーであった、日本マイクロソフト コーポレートコミュニケーション部 部長の岡部一志氏に話を聞いた。○テレワーク推進には社内の制度や文化も必要「テレワーク週間 2015」では実に多くの賛同法人でプラスとなる成果が見られたが、この点について岡部氏は「テレワークは、社内における制度や文化から、弊社が推進しているようなIT分野まで、さまざまな"環境"が影響します。この環境は企業によって異なりますから、それぞれの立場に応じた最適なテレワークへの取り組み方法を考えていただければと思います」と語る。制度では、人事や在宅勤務制度の有無など企業としての体制が大きく関係してくる。文化については、社風とスタッフの意識が重要な鍵となるそうだ。例えば、テレワークが許可されていても「自分だけ会社に行かなくて良いのだろうか」という周囲への後ろめたさを感じて、なかなか実行に移せないケースは多い。また、上司がテレワークをまったく実施しなかったり、表向きは賛成でも「仕事は会社でやるもの」という固定概念を崩さないような場合、その部下はどうしても遠慮がちになるだろう。さらに意識の面では、仕事に対するモチベーションも関係してくる。多くの人にとって、会社では緊張感を持って仕事に取り組む場所、自宅はリラックスできる場所、といったメンタル面の区分があるもの。この区分を超える際、特定の行動によって“スイッチが入る”といった感覚はないだろうか。スーツを着る、化粧をする、通勤電車に乗る、会社の建物に入るなど、ポイントは人によってさまざまだが、テレワークにより自宅で業務を行う場合、こうした切り替えがしづらくなる可能性もある。また、在宅勤務では公私のけじめをつけることも重要といえる。例えば幼い子どもがいる家庭の場合、けがや病気などがあってもすぐに対応できるのは良いのだが、どうしても育児優先になってしまい、気が散って仕事に集中できないといった事態に陥りがちだ。しかし勤務時間内である以上、業務効率の低下は抑えなければいけない。このように、テレワークを支えるのはITインフラだけではない。社内の制度や文化が整ってこそ、初めて実現できるものなのである。文化に関しては社員への事前アンケートなどにより、考えられる課題や解決ポイントの洗い出しを行っておくと良いだろう。○テレワーク週間実施のきっかけは東日本大震日本マイクロソフトがテレワークをより強く推進するに至った経緯のひとつに、2011年に発生した東日本大震災が挙げられる。同社では2011年2月に東京都内5カ所(当時)のオフィスを統合・本社移転し、「品川本社オフィス」を開設した。フリーアドレス制の新たなワークプレイスを構築したが、3月に東日本大震災が発生。3営業日は全社員を自宅待機とする一方で、迅速に顧客支援および災害対策本部を設置し、会議や業務をすべてテレワークで行うと決定したという。岡部氏は「当時はまだテレワークの事前準備がそこまで整っておらず、社内も混乱を極めていました。しかしそれでも、通常業務とは異なる数多くの緊急対応をテレワークでこなしていったのです」と、当時の様子を思い出しながら語る。同社ではこうした経験を風化させないためにも、BCPの観点から2012年3月に初となる「テレワークの日」を実施。2013年は3日間、2014年は1週間の「テレワーク週間」へと規模を拡大し、その中でBCPだけでなく業務効率化も主目的に採り入れていったのである。そして2015年、同社はテレワーク週間で「派遣スタッフの在宅勤務のトライアル」「カスタマーサポート部門のテレワークトライアル」「滞在型テレワーク検証」という3つの新たな試みを実施した。●テレワークに限界はあるのか?○派遣スタッフの在宅勤務まず派遣スタッフの在宅勤務は、パソナの「テレワーク労務管理ツール with Skype for Business」を用いて、全社の約1割の派遣スタッフが在宅勤務のトライアルを行うというもの。派遣スタッフがテレワーク週間に参加するのは、今回が初の試みとなる。実施後に行ったアンケートによると、参加者の92%が「時間の有効活用になる」、56%が「業務効率向上の効果あり」と回答。管理者を含めて8割以上が「今後も利用したい」と答えたそうだ。「実施に際しては、社内向けの端末しか持っていない派遣スタッフもいましたので、新たにテレワークで利用可能な端末を支給するといった環境面の整備も行いました」と岡部氏。さらに「在宅勤務においては、"出社しているのと同様の業務をこなせる状態"が創り出すことが必須です。さらに業務効率を向上できれば100点満点ですね。そこに、通勤がないため時間を有効活用できる、といった効果がプラスされます」と続けた。○カスタマーサポート部門のテレワークトライアルカスタマーサポート部門のテレワークトライアルは、カスタマーサポート部門の1グループ11名が岐阜県飛騨市の古民家で、寝食をともにしながら業務に携わるというもの。同社内では約7割がフリーアドレス制を採用しているが、製品開発チームとお客さまサポートの2部門については特殊な環境を要することから、固定席での業務が基本となっている。そうした中で、今回のトライアルに参加したのは「Office 365/Exchange/Skype for Business」などのサポートを行っているチームだ。これらはいずれもテレワークに必須のツールであり、サポートを行う自分たちがテレワーク経験を持つ必要がある、という観点で挑戦することとなった。ただし、チームとして同じ空間を共有する必要があるため、個別に在宅勤務を行うのは難しい。そこで考え出されたのが、古民家を使った合宿タイプのテレワークトライアルである。今回はトライアル場所の選定から機材の搬入まで、スタッフたちが自ら積極的に動いて実現したそうだ。実施後のアンケートでは、通常のオフィスでの業務と比べて、62%が「効率化の向上」を感じた、38%は「通常のオフィスと同じ効率で業務ができた」と回答。また、フレキシブルな働き方の実践により地元住民と交流ができるなど、カスタマーサポート部門の新しい可能性を見いだせたという。岡部氏は「テレワークとして成功を収めただけでなく、今後の業務をより効率化するためにはどのような環境作りが必要かを理解できたり、チームワークの重要性が再確認できたりと、目に見えない副次的な学びの効果も得られたようです」と語る。○北海道別海町での滞在型テレワーク検証北海道別海町での滞在型テレワーク検証は、総務省「ふるさとテレワーク推進のための地域実証事業」の委託先候補として選出された、日本マイクロソフトが行っている「地方創生テレワークプロジェクト」の一環として実施したもの。テレワーク週間中に開催した第1期から10月末まで4期に渡り、社員19名、家族を含めると合計55名が参加した。滞在場所は、旧光進小中学校跡地を有効活用し、2015年8月24日にオープンした「別海町テレワークセンター」だ。検証の結果について岡部氏は「参加者からは、社内と同様に業務がこなせたことに加えて、リフレッシュできたり、周囲の雑音がないため仕事に集中できるなど、メンタル面のプラス効果が大きかったという声が聞かれました」と語る。施設の隣には広大な牧場が広がっており、休憩時間に牧場を眺めてリフレッシュするなど、普段都心で仕事をしている社員にとっては大きな癒やし効果となったようだ。また、単身で移動する出張と違い、業務時間が終わったら家族と一緒に過ごせるのもポイントのひとつ。社員が働いている間、家族は別海町で観光などを楽しむことができる。参加者からは「滞在型のテレワークで、朝、昼休み、夕方と自然に囲まれながら家族と過ごせ、有意義な滞在だった」とワークライフバランス向上にも役立ったと、満足の声が多数聞かれたという。***こうして「テレワーク週間 2015」は大きな成果を残したが、同社では今後もテレワーク週間を通じてさまざまな取り組みを実施していく予定だ。賛同法人の拡大はもちろん、未経験分野へのチャレンジも積極的に行うという。「テレワークの推進は、業務効率の向上や競争力強化など、企業にとって大きなプラスになります。そこで弊社では日本のビジネス環境を変えるだけでなく、自分たちの働き方をより変革させ、生産性の向上や事業の拡大をする、そしてツールをより多くの企業に使っていただくという、事業の柱としても捉えています」と岡部氏。「テレワーク週間 2016」ではどのような新しい取り組みが行われるのか楽しみだ。
2016年02月09日昨年末、リクルートホールディングスが、雇用形態に関わらず全従業員を対象に上限日数のないリモートワークを導入すると宣言し、話題になった。場所や時間にとらわれないこの働き方が広く普及すれば、人口減少による労働力不足を補えるだけでなく、妊娠・出産を機に職場を離れてしまう女性に勤続してもらえるなど、多様な働き方を実現できると期待を集める。「大企業が全社でただちにリモートワークに切り替えるのは難しいでしょうが、2020年をめどに大きな変化が現れてくると見ています。昨今の人材不足の状況は、企業が耐え切れる範囲を超えており、"必ず通勤しなければならない"といったこだわりを持ち続けるわけにはいかなくなっています」こう語るのは、IT企業を中心に50社強(2016年1月時点)が契約するオンラインアシスタントサービス「CasterBiz(キャスタービズ)」を運営するキャスターの代表取締役社長 中川祥太氏。2015年12月には、日本初のオンライン人材派遣サービス「在宅派遣」も開始した。非正規雇用の社員が増える中、彼らの受け皿となる派遣業界では登録者数が伸び悩み、ほぼ横ばいの状態だとも言われる。「人的リソースを増やしたい企業は、何らかの手段を使って対応しようとしています。そうなると、従来よりも多様な働き方を取り入れていく必要が出てくるので、リモートワークに切り替えるのは必然の流れなのではないでしょうか。僕たちはリモートワークという働き方が当たり前の選択肢になる世の中にしたいと本気で思っています」(中川氏)2013年ころ、前職のイー・ガーディアンにてBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)業務をアウトソースしたいクライアントとそれを請け負うクラウドワーカーの間に立って、クラウドワーカーのマネジメントとオペレーション業務を担当していた中川氏。当時の経験が起業の大きなきっかけになったと振り返る。○時給は100円程度……優秀な人材に適切な仕事が供給されていない現実中川氏 : クラウドソーシングサービス提供社にBPO案件を依頼したいクライアントとクラウドワーカーの間に立って、そのBPO業務のディレクションを担当していました。信じられない話ですが、実作業を請け負う方の時給はその当時100円程度でした。極端に低賃金な案件しかない状況が普通だったんです。今、東京エリア・時給1000円で求人をかけても、人材がなかなか集まりません。そうなると地方に目を向けるしかありませんが、場所を設けるためのコストがかかります。とはいえ、巨額の初期投資ができるのは上場企業くらいで、中小企業だと地方でも人材を集められない。この問題は大きいなと感じていました。一方で、クラウドソーシング業界には直近3~5年で数十万人と、かなりの規模感で人材が集まっています。ほかと比較すると異常な集まり方だなと思いますが、裏返せば、業界全体が期待されているということです。当然、その中には優秀な方が多くいらっしゃいます。でも、並んでいる案件が時給100円程度のものばかりだと、そこに集まる人たちにとって救いがないですし、大きな歪でしかないと思ったんです。そんな問題意識を抱えながら解決策を考えていたとき、現在の株主と出会う機会がありました。その際にキャスタービズの構想を話したところ、「ビジネスチャンスがある」とのっかってくださったんです。そこで2014年9月に会社を設立し、同12月にサービスをリリースしました。―― 資金が最初からあったのはすごいことですね資金調達を狙って売り込みにいったわけではなかったので、とても幸運でした。ただ、特定の領域で名前を売っておくこと、知られておくことは大事だと感じましたね。僕の場合は、株主から「(クラウドソーシングの領域で)いいプレイヤーはいないか」ときかれた知人が、「それなら中川という人間がいますよ」と仲介してくれました。結果、株主側から「自分たちはこの業界(クラウドソーシング)にチャンスがあると思っている」と寄ってきてくれて、創業者に近い感覚で僕たちに理解を示し、資金を提供してくれたという経緯があります。起業時にどの業界に目をつけるかは、その業界が大きくても小さくても、どちらでもいいと思います。僕の場合、本当に偶然ですが、クラウドソーシングという当時生まれたての業界を選択しました。とくに2014~2015年にかけて、業界大手のクラウドワークスが上場するなど市場が盛り上がった絶好のタイミングでもありました。起業があと1年遅ければ、サービスリリース前に資金調達できていただろうか……とは思います。なので、起業したい分野の「波」は正確に把握しておきたいですね。○チーム・キャスターは全員が"リモートワーク"―― キャスタービズは「オンライン秘書サービス」と呼ばれることもあります。秘書に目をつけた理由は?とくに秘書にフォーカスするつもりはありませんでした。ただ、近しいサービスを探すと在宅秘書や秘書代行会社など、いくつか「秘書」と掲げたプレイヤーがおり、伝わりやすいしイメージもしやすいと感じました。僕たちはこの言葉を「バックオフィス業務全般を担えるオンラインアシスタント」と定義しています。秘書業界自体は大きくはありませんが、能力の高い方が妊娠・出産・子育てなどで第一線から離れ、スキルを持て余しているケースが多く見られます。在宅で働きたくても環境がない、という方の声も聞いていました。そんな元秘書の方々がオンラインアシスタントとして、キャスタービズに参画してくれています。海外では「オフィスマネージャー」とも呼ばれる秘書は、経営層と意思疎通する機会が多いため、総じてコミュニケーション能力の高い方ばかりです。経営層の言葉を翻訳して、その下にいる人に伝えるのが秘書の役割ですから、コミュニケーションスキルはオンラインアシスタントにとって非常に重要な要素でもあるんです。―― 今現在、どんなメンバー・体制でサービスを運営していますか?業務委託を含めると全員で40~50人のスタッフがおり、約30人はオンラインアシスタント、約10人はサービス管理部門です。一応拠点はありますが皆リモートワークで、東京エリアに僕ともう1名、名古屋に1名、海外に10名、そのほか全国各地に人材が散らばっています。東京エリアだけで人材を探そうとすると、通勤の可否によって採用基準が限定されてしまいます。実際、自宅から半径15km圏内がストレスの無い通勤距離の限界と言われているんです。でも、通勤できるかどうかといった基準を重視して、一緒に働く仲間を選択することはベストだと言えないのではないでしょうか。能力やマインド、ビジョンへの共感度などを指標にする方が、全国に求人をかけられるだけでなく、結果的により優秀な人材を発掘できると思います。―― とても順調にサービスを成長させている印象ですが、挫折や失敗をしたことはありますか?設立3~6カ月のタイミングで、初期メンバーが抜けてしまったことでしょうか。弊社では、全員がリモートワークのため、オフィス勤務のように直接顔を合わせることがありません。でも、それが裏目に出てしまいました。通勤がないことで何かから解放された一方で、彼らがイメージしていた働き方と違い、「自宅でたった一人きりで働く」というこれまでと正反対の働き方に戸惑ってしまったのだと思います。そのことで、フリーランスではない一企業の社員がリモートで働いたり、突然あまりにも大きな自由を与えられたりすると、逆に混乱してしまうこともあるのだなと学びました。定時が決まっていて、毎日出勤して誰かに相談しながら物事を進められる環境の方がよりパフォーマンスを出せる人もいるんだということを、この経験を通じて気付くことができました。○特定の分野で自分の強みを作っておく―― 今後の展望を教えてください昨年11月に有料職業紹介事業、ならびに労働者派遣事業の許可を取得し、オンライン人材派遣サービス「在宅派遣」を開始することを発表しました。1月中には在宅派遣の販売をスタートします。業界からも歓迎されているようですし、さまざまな課題をいろいろなやり方で共に解決していけたらと思っています。直近の話ではありませんが、海外展開も視野に入れています。とくにシンガポールや香港、ベトナムなどのアジア地域で、人件費が急騰している都市が対象です。どこも中心地に事業所を設置すると考えると、オフィス賃料がバカにならなかったり、通勤が足かせになったりもしますから。東京だけではなく、世界各国の都市が抱える問題は同じです。その課題に対し、リモートワークの力を活用して、アプローチしたいと考えています。―― 最後に起業家を目指す人にアドバイスをお願いしますやりたいことがあるなら、特定の分野で自分の得意なことにフォーカスし、まずは実力をつける必要があると思います。たとえば営業を1年本気でやりきって、「営業なら任せて!」と言えるようになるのでもいい。とくに学生から起業家を目指す人なら、何もできないのに社会に足を踏み入れるのには、やや厳しいものがあります。何でもいいので、自分の強みを作ることです。自分の得意なものがわかれば、逆に不足しているものもわかりますしね。また、僕がこれまでやってきた習慣が2つありまして、1つは人に会い続けること。基本的に毎日夕方以降の予定は、勉強会や交流会、飲み会などで埋めています。「遊べばいい」というわけではなく、人との出会いがなければ何も始まらない、と考えているためです。2つ目は情報を把握すること。仕事に割く時間の3割くらいは、情報をチェックする時間に充てています。「把握」は自分の役に立つ情報だけを取り入れる「インプット」とは全然違います。「興味のある情報以外も目の端になんとなく捉えておくこと」が僕の考える「把握」です。そうすると、興味がないものであっても全体の1~2割吸収することで情報を俯瞰できるようになりますし、勘も養われるのではないでしょうか。
2016年01月20日「リモートワーク」という言葉をご存知でしょうか?クラウドソーシングの急速な発展に伴って注目されるようになったそれは、オフィスに通勤せずに働ける新たなワークスタイルのこと。これまでは、事前に決められた仕事やプロジェクトをフリーランサーが請け負うというかたちが一般的でしたが、ここにきてその可能性が組織にまで広がっているといいます。つまり会社やチームに所属していたとしても、住みたい場所に住んで、通勤せずに働けるようなワークスタイル「リモートチーム」が可能になったということ。そこで、ぜひ読んでおきたいのが、きょうご紹介する『リモートチームでうまくいく マネジメントの“常識”を変える新しいワークスタイル』(倉貫義人著、日本実業出版社)。■どこにいても仕事ができる著者は、リモートチームを取り入れることによって、組織ならではの安定した仕事、仲間と助け合える環境、そして好きな場所で働ける自由をすべて実現できると主張しています。なぜなら、自らが代表を務めるソフトウェア開発会社のソニックガーデンが、まさにリモートチームの有効性を立証しているから。たとえば東京のオフィスに通勤して働いているメンバーがいる一方、全国各地で在宅勤務をしているメンバーも数多く存在しているというのです。しかも在宅勤務だったとしても、仕事内容や働き方、雇用形態も本社勤務の人たちと違いはないのだとか。だとすれば、スキルさえあればどこにいても仕事ができることになり、たしかに可能性のあるワークスタイルだといえるでしょう。■ノンストレスで仕事できるリモートチームを採用することによって得られる最大の効果は、いうまでもなく時間の節約による生産性の向上。なぜなら在宅勤務をすれば、通勤時間がゼロになり、移動時間や待ち時間など、どうしても削ることができなかった時間を削ることが可能になるからです。つまり、その分の時間を生産的な仕事のために利用できるのです。そればかりか、ゼロになるのは時間だけではありません。通勤時間がなくなるということは、通勤時に避けて通れなかった満員電車内での疲労、電車の遅延、車の渋滞などによるストレスもなくなるということ。疲労やストレスとは無縁の状態で1日の仕事をスタートさせることができるのですから、そこには大きな精神的効果が期待できるはずです。■オンラインで会議ができるところで組織やチームなどで仕事をする場合、当然のことながら会議やミーティングは必須です。でも従来のようにオフィスで仕事をする場合、チーム内や顧客とのミーティングを開くためにはいくつものハードルを越える必要がありました。事前に出席者の都合のよい日時を調整し、そのうえで会議室を予約するなど、さまざまな調整が必要だったわけです。でもリモートチームでのミーティングは、各人がパソコンを持っていて、インターネットにつながる環境さえあればOK。オンラインを通じての会議が可能になるため、会議室の予約も必要ないのです。■無駄な時間の節約もできるちなみに会議室を予約して使う場合、仮に1時間の予約をしていたとしたら、要件が早めに終わったとしても、なんとなく時間いっぱいまでミーティングをしてしまうということになりがち。逆に時間がオーバーして次の予約者が来てしまったら、改めて別の場所を探さなければならなくなります。いろんな意味で無駄が生まれるわけですが、オンラインでのミーティングなら、用件が終わった時点でサッと終えることが可能。次の人たちが集まってくることもないので、時間を節約でき、ストレスも軽減できるでしょう。■さらに出張の概念も変わるまた、リモートチームワークが当たり前のものになってくると、出張の概念すら変わるといいます。出先でもインターネットにつなげば、そこには普段のオフィスと同じ労働環境が生まれることになります。つまり出張に行くからといって、チームの仕事に待ち時間などの支障が出ることもなくなるのです。■仕事に対する意識も変わるそしてリモートワークをはじめると、働く人の意識も変わってくるといいます。つまり、「オフィスに行きさえすれば仕事をしているとみなされる」という従来の状態ではなくたるということ。成果を出さない限り、仕事をしていないのと同じだということになるので、“働いているふり”が通用しなくなるのです。それはデメリットのようにも聞こえますが、そうではないというのが著者の考え方。結果的にはよりいっそう成果を意識した働き方をメンバーに促すことになるため、チーム全体の生産性を高めることになるということです。*現代の労働環境は、被雇用者にやさしくないものであると認識されています。それは否定しようのない事実であり、特にあおりを受けやすいのは、シングルマザーなど時間に制約のある方々でしょう。しかし、もしもリモートチームによって自らのスキルを生かすことができるのであれば、そこには従来になかった新たな可能性が生まれることになります。より効率的な働き方へのシフトを実現させるためにも、本書には読むべき価値があると思います。(文/書評家・印南敦史)【参考】※倉貫義人(2015)『リモートチームでうまくいく マネジメントの“常識”を変える新しいワークスタイル』日本実業出版社
2016年01月19日リクルートホールディングスは12月24日、2016年1月より、雇用形態にかかわらず全従業員を対象とした、上限日数のないリモートワークを本格導入すると発表した。会社間の同意および本人の希望があった場合は、派遣社員もリモートワークを選択可能となる。一人ひとりの裁量に任せ、支援することをコンセプトとしているが、従業員の健康や安心・安全、社外で働く際のマナーおよび情報管理の観点から、必要なルールを定めた「リモートワーク規定」を設けるという。モバイルPCや携帯電話など、セキュリティ対策が施されたツールは同社より支給され、個人の評価はこれまで通り成果に基づいて行われる。同社は場所にとらわれない働き方の実現を目指し、今年6月よりリモートワークの実証実験を行ってきた。期間中は、原則週2日の出社を上限とし、週の大半は職場ではない場所で働くことをルールとしたほか、実施対象者を育児や介護などの特別な事情を持つ社員に限らなかった。リモートワークの推進と連動して、実際に顔を合わせたコミュニケーションが行えるオフィスでは、所属組織を超えた社内コミュニケーションの活性化やイノベーションの創出をコンセプトに、一部に各自の席を固定しないフリーアドレスエリアを11月より導入されている。
2015年12月25日インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月25日、社外から社内ネットワークへ接続する既存サービスの「IIJ GIOリモートアクセスサービス」にWebアクセスに特化した新たな品目として「IIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプB」を追加し、2015年12月1日より提供開始することを発表した。価格は個別見積で、初期費用は100端末の場合、月額8万8000円(税別)~。IIJ GIOリモートアクセスサービスは、スマートデバイスやモバイルPCなど端末の種別を問わず、自宅や外出先などからインターネット経由で顧客の社内ネットワークにセキュアに接続できる環境を提供するクラウド型のリモートアクセスサービス。昨今、モバイルデバイスの利用が広がり、紛失による情報漏えいリスクが高まる中で、より安全性と利便性を強化したIIJ GIOリモートアクセスサービス/タイプBをiOS/Android端末向けに提供し、企業におけるモバイルデバイスの業務利用を支援する。新サービスはソリトンシステムズのリモートアクセス製品「Soliton SecureBrowser」および「Soliton SecureGateway」をそれぞれ採用し、VPN機能内蔵のセキュアブラウザによる容易なアクセスと、端末にデータを残さない安全な利用環境を実現している。新サービスの特徴として特長として専用のアプリケーションを起動すると自動的にVPN接続し、ログイン(パスコード、パターン、Touch IDに対応)するだけで即時に社内やクラウド上にあるWebシステムにアクセスできるほか、HTML5やJavaScriptなどによる動的なWebコンテンツの表示にも対応していいる。また、セキュアブラウザは主要なファイル形式に対応した専用のビューアを内蔵しており、ドキュメントファイルは端末へのダウンロードやコピーなどを禁止でき、セキュアブラウザ内の安全領域で表示する。セキュアブラウザの終了時に、閲覧していたドキュメントのデータは自動的に消去されるため、安全にWord、Excel、PowerPoint、PDFなどのドキュメントが閲覧できるという。さらに、IIJのエンジニアがシステムソフトウェア保守や設定管理、障害対応など24時間365日で運用を行い、接続の異常切断、機器の異常動作を検知した際は、障害時連絡先として登録した担当者への通知、または顧客専用ポータルへの障害報告掲載を実施し、迅速な復旧作業を行う。
2015年11月25日○リモートでのPC操作を無料で実現iPhone向けアプリは非常に大量にあるし、iPad向けに大画面を活かしたアプリも数多く存在するが、PCでやっていることをそのままスマートデバイス上でやりたいと考えた時には力不足に感じることも多いのが実情だ。その不満を解決する1つの方法が、リモートデスクトップだ。オフィスや自宅のPCをリモートで直接操作できれば、当然のことながらPCが持つ機能の大半をスマートデバイスから利用可能になる。企業として採用している場合はVDIソリューションなどを導入するわけだが、個人レベルで簡単に利用できるものもある。その1つが、ブラウザであるChromeの拡張機能を利用する方法だ。無料で手軽に利用できる「Chromeリモートデスクトップ」でiPadからWindows PCを利用する場合の手法を紹介しよう。○PCとiPad側の両方で準備利用にあたっては操作されるPC側と、操作するiPad側の両方で下準備が必要となる。PC側が利用できる条件は、ネットに接続した状態でOSとChromeが起動していることだ。この状態のPCに、Chromeの拡張機能としてChromeリモートデスクトップが導入されていれば、操作対象となる。iPad側でも「Chrome Remote Desktop」のアプリをインストールしておく必要がある。さらに、PCとiPadの両方で同じGoogle IDでログインしておこう。ここまでの下準備を済ませた後、最初の接続はPCの前で作業しておく必要がある。PCでChromeの拡張メニューからリモートデスクトップを起動し、利用にあたって必要な各種条件を承認した後、表示された画面で「マイパソコン」の「利用を開始」をクリックする。さらに「リモート接続を有効にする」をクリックするとPINコードの設定画面が表示されるから、任意のコードを指定しておこう。PINコードの指定が終わると「マイパソコン」欄に自分のPC名が表示される。iPad側でアプリを起動した時にも同じPC名が見えるはずだ。もし複数のPCで同じ設定をしていれば、PC名はリストになる。その中から操作したいPC名を指定し、登録してあるPINコードを入力すれば接続されるはずだ。○iPad上でカーソルを動かしてPCを操作リモート接続されている状態でもPCは普通に利用できるが、下部に共有中であることを示すバーが表示される。これはiPad側からも見えているが、邪魔ならばドラッグして表示場所を移動させることも可能だ。もし自分がリモート操作しているつもりがないのに表示されている時には「共有を停止」をクリックして切断できる。iPadの場合、右上に表示されているマウスボタンが青くなっている場合には、マウスと同じようにカーソルを操作して利用することになる。少し動き方が独特ではあるが、カーソルから離れた部分を指で触れると、その指の動きに連動してカーソルが動く。タップすれば左クリックの扱いだ。マウスボタンをタップしてグレーにしている場合、iPad側での直接操作というイメージになり、触れているところが選択され、タップされるようになる。操作対象によってどちらが便利か違うから、上手に切替えながら利用するとよい。2本指でタップすると右クリックメニューが表示される。3本指タップならばマウスの中央ボタンをクリックした状態だ。2本指で上下にスワイプすればウィンドウ内がスクロールされる。PC側が複数ディスプレイの場合もマウスカーソルを移動させてゆけば隣のディスプレイを表示できる。もちろん、右上のキーボードボタンをタップしてキーパッドを表示させれば、文字入力も可能だ。右上の四角いボタンからはフルスクリーン表示への切替えが、メニューボタンからはPCの再起動が行える。PCにログインパスワードが設定されていても、その時点でリモート操作はできるため、一旦接続は切られるが少し待ってから再接続すればログイン画面から操作可能になる。また、iPad側では左上の「X」をタップすると接続を解除できる。またスリープになった時には自動的に接続解除されるから、作業を続けたい時にはスリープへの移行時間を設定しなおすなどしておくとよい。○オンラインストレージなどと組み合わせてより快適にiPadからは通常利用できない、フル機能のMicrosoft OfficeやAdobe製品なども、iPad上から利用できる。出先で資料を少し修正したい時などにも活躍してくれるはずだ。また、オンラインストレージと組み合わせて利用すると、より便利になる。ローカル保存しかしていない資料でも、リモートでPCを操作してオンラインストレージに保存すれば、少し待つだけで手元のデバイスから利用可能になる。もしもに備えて何でもオンラインストレージに保存しておく必要がないから、容量が圧迫されることもなければ、ファイルが多すぎて探しづらくなるという心配もない。ただし、利用にあたっては注意も必要だ。企業によってはセキュリティの関係から利用を制限したいという場合もあるだろう。セキュリティポリシー上問題がないことを事前に確認しておきたい。利用料金:無料制作者:Google, Inc.Chrome Remote Desktop
2015年11月13日デル・ソフトウェアはこのほど、中小規模法人、支店、リモートオフィス向けのネットワークセキュリティ製品「SonicWALL TZシリーズ(TZシリーズ)」の新モデルラインアップを、11月中旬より提供すると発表した。SonicWALL TZ 新シリーズは「SonicWALL TZ600」「SonicWALL TZ500 Wireless」「SonicWALL TZ400 Wireless」「SonicWALL TZ300 Wireless」「SonicWALL SOHO Wireless」。日本ではTZ600以外、ワイヤレスモデルのみの販売となる。新TZシリーズは、ギガビット・イーサネット・ポートやオプションの内蔵802.11acワイヤレス、IPSecおよびSSL VPN、負荷バランシング、高度なネットワーキング機能とセキュリティのニーズを認識するネットワークセグメンテーション機能などを搭載している。DELLのフラッグシップである次世代ファイアウォール「SuperMassive」と同じコードベースと保護機能を備えている。そのため、管理者は同一のユーザーインタフェースから運用・管理が可能となる。また、「Dell SonicWALL Global Management System(GMS)」によって、セントラルオフィスに置かれた単一のシステムからTZシリーズを展開・管理ができる。さらに、Dell SonicWALLのGlobal Response Intelligent Defense(GRID)ネットワークを通じ、継続的に更新を行い、サイバー犯罪を防ぐ強固なネットワーク保護を維持する。VPNリモートアクセスのサポート環境は、Apple iOSやAndroid OS、Amazon Kindle、Windows、Mac OS、Linuxとなる。
2015年11月05日IchiGeki氏は21日、ゲームパッドに対応したWindows版リモートデスクトップ「Ragnarok(ラグナロク)」をリリース、無償で公開した。対応OSは、Windows 2000 / XP / Vista / 7 / 8.x / 10、Windows Server 2003 / 2008 / 2012。Ragnarokは、離れた場所のPCを遠隔操作できるリモートデスクトップソフト。画面転送、音声伝送、暗号化通信、クリップボード転送(テキスト)、ファイル転送、マルチモニタなどに対応する。操作される側のPCは、iOS用アプリ「KeroRemote」からの接続もサポート。iPadやiPhoneから、Windowsマシンをリモート操作できる。ゲームパッドに関しては、アナログ入力に対応。アナログスティック、アナログボタン、アナログ十字ボタン、32個までのボタンを動作させられる。32個のボタンは、設定ファイルを用いて配置の入れ替えが可能だ。例えば、自宅のPCにインストールしたゲームを、外出先のノートPCにつないだゲームパッドでプレイする、といったことを実現できる。なお、操作される側のPCには「vJoy」をインストールしておく必要がある。Ragnarokが受け取ったゲームパッドの信号を、vJoyに送信する仕組み。開発者のIchiGeki氏は、世界で約5,000名のMicrosoftMVP受賞者の一人。日本人で唯一のMicrosoftMVP for RemoteDesktopServicesでもある。
2015年10月22日ディラックは2日、台湾SilverStone製のリモートスイッチ「SSTES01-PCIe」の取り扱い開始を発表した。10月16日より発売する。価格はオープン。店頭予想価格(税別)は3,700円前後。2.4GHzワイヤレス技術を用いた電源 / リセットスイッチ。リモコンスイッチとPCI Express x1用レシーバーカードで構成されており、レシーバーをPCに組み込むことで、離れた場所や手の届きづらい場所にあるPCを手軽に起動できる。リモコンにはリセットスイッチも搭載。レシーバーカードはロープロファイルに対応。動作範囲は20m。動作周波数帯は2.4GHz。標準 / ロープロファイル用ブラケットなどが付属する。
2015年10月02日オーシャンブリッジは9月7日、同社のリモートコントロールツール「ISL Online(アイエスエル・オンライン)」で、ワンタイム接続と常駐接続を備えたリモートコントロールツールである「プライベートクラウドライセンス」の提供を開始した。同社によると、この機能の提供は日本初だという。ISL Onlineは、離れた場所のPC同士で画面共有を行う「ワンタイム接続」、遠隔地にあるサーバーや出先でiPhone/iPadなどから社内のPCに接続可能な「常駐接続」と「Web会議機能」を1ライセンスで利用できるリモートコントロールツール。セキュリティポリシーに合わせて、オンプレミスライセンス、プライベートクラウドライセンス、パブリッククラウドライセンスの3つのライセンスから選択できる。提供が始まったプライベートクラウドライセンスは、LinuxOSベースのISL Online中継サーバーがAWS上にセットアップされた状態のサービスで、企業のサーバー構築やサーバー管理が不要となっている。また、複数の企業で共用するマルチテナントと異なり、契約企業専用のシングルテナントでのサービスとなる。オンプレミスサーバー台数は、契約接続数に応じて追加し、さらに、サーバー台数に応じてインスタンスも追加するため、高い障害耐性を実現。これに加え、Active-Activeバックアップにより、接続サーバーが故障しても別のサーバーが自動で継続運用するとともに、一部サーバーに偏った負荷も全体で分散処し効率運用を実現した、冗長構成での提供となる。プログラムアップデートやセキュリティパッチなどの適用などは、その都度契約企業と相談の上で実施し、サービスが停止するほどのサーバー障害が発生した場合には、契約企業の了承のもと、遠隔での緊急メンテナンスを行う。ISL Online プライベートクラウドライセンスの税別年間価格は、同時接続数10で300万円、20で400万円、50で750万円、100で1,300万円、200で2,400万円、300で3,000万円、無制限では5,000万円となる。
2015年09月08日インターコムは31日、遠隔地からPCのメンテナンスやサポートが可能なリモートコントロールソフト「LAPLINK 14」を発表した。9月16日に発売し、価格(税別)はパッケージ版1ライセンスパックが9,800円、2ライセンスパックが15,800円、5ライセンスパックが39,500円。LAPLINK 14を使用することで、現地で行う作業と同等の作業を、自分のPCからリモートで実行可能。主な用途として、遠隔地にあるPCのトラブル解決や、顧客へ納品した製品やシステムの保守業務などを挙げている。今回のバージョンアップでWindows 10に正式対応し、相手先のPCがWindows 10を使用していても問題なくリモートコントロールできる。前バージョンでは有償提供だった保守サポートサービスが、1年間分無償で付与されようになった(最大5年間への拡張も可能)。保守サポートサービスでは、最新プログラムの提供や電話サポートサービスなどを提供する。セキュリティは256bit暗号化に対応。通信回線としては、LANや電話回線などを使う。プッシュインストールをサポートしており、ホストPCからLAN上にある複数のPCへと、プログラムを自動インストール可能。大量のPCを更新する手間を省き、作業を効率化する。「バックグラウンド機能」では、リモート先のPC画面に表示することなく、DOSコマンドの実行やファイル転送などが行える。リモートコントロール補助機能では、デスクトップペン、レーザーポインター、ホストPCマウスカーソルといった表示機能を搭載。また、ファイル転送が途中で切れても、中断箇所からデータ転送を再開することも可能だ。対応OSはWindows Vista(SP2) / 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2。
2015年08月31日ソリトンシステムズは8月27日、リモートデスクトップサービス「Soliton SecureDesktopサービス」の提供を開始した。同サービスは、現在アプライアンスとして販売している「Soliton SecureDesktop」のクラウドサービス版で、社外のPCやスマートデバイスからクラウドを介して社内のPCを安全かつ快適にリモート操作することを可能にする。クラウドサービス版では、「少人数から始めたい」「運用管理に手間をかけたくない」「自社でサーバを管理したくない」といったニーズにこたえる。同サービスを利用するにあたっては、専用ソフトウェアを端末にインストールするだけでよく、すぐに利用を開始できる。また、アプライアンスでは別途用意が必要な電子証明書認証を、クラウドサービス版では標準で提供することでセキュリティを強化。同サービスはセキュアな在宅勤務やモバイルワーク環境を、サーバを持たず手軽にスタートしたい利用者に適している。そのほか、通信は端末間の画面転送のみに制限され、端末には一切ファイルやデータが残らない。一般的なVPNのようなネットワーク接続をしないことで、マルウェア感染のリスクも軽減する。サービス料金は、初期費用が3万円、月額費用が10ユーザー込みで1万円、10ユーザー追加で月額費用が1万円となっている(いずれも税別)。
2015年08月28日Avid Technologyは、同社Pro Toolsなどのオーディオおよびビデオソフトウェアを、iPadを使ってワイヤレスでリモートコントロール可能なアプリ「Pro Tools | Control」を公開した。価格は無料。同アプリは、マルチタッチ操作に最適化されたユーザーインタフェースにより、快適かつ高度なリモート環境を簡単に構築できるよう設計されている。iPadアプリによる直感的なセッションのレコーディングやミキシング、各種トラックセッティングなどを実現するMixer viewを搭載。また、Tracks viewでは同時に40トラックもの視認が迅速に行える。さらに、1タップで複数のキーストロークおよびショートカットを実行するカスタマイズ可能なボタンなども装備し、同社S3やArtist Mixのワークフローの強化・拡張にも適する。対応ソフトウェアは、Avid Pro Tools 12.1以降、Avid Pro Tools | HD 12.1以降、Avid Media Composer 8以降、Apple Logic Pro X、Steinberg Cubase 8、Steinberg Nuendo 6.5など。その他、EUCON(EuControl 3.3)に対応したソフトウェアをサポート。なお、5GhzのWi-Fiネットワーク利用が推奨されている。
2015年08月24日コスパは、「キリト」「アスナ」がカッコよく美しい刺繍姿になった「刺繍ワークシャツ」や「フルカラーワークシャツ」、さらにアスナのボディウォッシュタオルをリリースする。■「黒の剣士キリト」刺繍ワークシャツ黒の剣士「キリト」の精密な刺繍ワークシャツ。10万ステッチを超える圧倒的な密度で、糸色、ステッチの方向にまでこだわった刺繍は国内工場仕上げとなっている。フロント右胸には愛刀「エリュシデータ」「ダークリパルサー」をデザイン。さらに左胸にはワッペンなどを簡単に付けられるマジックテープも付いている。■「麗しの副団長アスナ」刺繍ワークシャツ《血盟騎士団》副団長「アスナ」の精密な刺繍ワークシャツ。10万ステッチを超える圧倒的な密度で、糸色、ステッチの方向にまでこだわった刺繍は国内工場仕上げとなっている。フロント右胸には《血盟騎士団》のエンブレムをデザイン。さらに左胸にはワッペンなどを簡単に付けられるマジックテープも付いている。「黒の剣士キリト」刺繍ワークシャツおよび「麗しの副団長アスナ」刺繍ワークシャツの価格はいずれも12,000円(税別)。発売は2015年10月下旬の予定だが、8月14日(金)~8月16日(日)開催のコミックマーケット88内「ジーストア」ブース(No.544)での先行販売および予約分のみの限定販売となる。■「黒の騎士キリト」フルカラーワークシャツ「キリト」がプリントされたフルカラーワークシャツ。バック面は、キリトを引き立たせるさっぱりとしたアンティークなデザインとなっている。胸元には、キリトの愛剣「ダークリパルサー」と「エリュシデータ」をデザインしプリント。イラストは「abec」氏。■「閃光のアスナ」フルカラーワークシャツ「アスナ」がプリントされたフルカラーワークシャツ。バック面は、アスナを引き立たせるさっぱりとしたアンティークなデザインで、胸元には《血盟騎士団》をイメージしたデザインがプリントされている。こちらもイラストは「abec」氏。「黒の騎士キリト」フルカラーワークシャツおよび「閃光のアスナ」フルカラーワークシャツの価格はいずれも8,900円(税別)。発売は2015年11月下旬の予定だが、8月14日(金)~8月16日(日)開催のコミックマーケット88内「ジーストア」ブース(No.544)にて先行販売が行われる。■「アスナ」ボディウォッシュタオル「アスナ」がデザインされた、かたすぎない肌触りの、きめ細かい泡が作れるお風呂用タオル。発売は2015年10月上旬の予定で、価格は2,200円(税別)。こちらも8月14日(金)~8月16日(日)開催のコミックマーケット88内「ジーストア」ブース(No.544)にて先行販売が行われる。各商品の詳細については、コスパの特設サイトをチェックしてほしい。(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project イラスト:abec
2015年08月13日ソリトンシステムズは、Webに特化したリモートアクセスサービス「Soliton SecureBrowserサービス」の販売を7月31日より開始すると発表した。同サービスは、「社内へのリモートアクセス環境」、「クラウドアクセスのセキュリティ強化」、「端末からの情報漏洩の防止」の3つを提供する。社内へのリモートアクセスでは、VPN機能内蔵のセキュアブラウザ「Soliton SecureBrowser」を利用。セキュアブラウザアプリにログインするだけでリモートアクセスが開始され、リモート接続が完了すると指定のWebサイトがダイレクトに表示される。接続できるWebサイトはホワイトリスト方式を採用し、管理者指定のWebサービスのみが利用可能。また、標準機能として電子証明書による端末認証が利用できる。クラウドアクセスのセキュリティでは、電子証明書による端末認証により、不正端末からの接続をブロックし、クラウドシステム側の接続元IPアドレス制御機能により、リモートアクセスの経路の一本化を行うことができる。今後、アクセスコントロールサービス、シングルサインオンサービス等も提供予定だという。端末からの情報漏洩の防止では「Soliton SecureBrowser」の利用により、業務以外のサイト利用を制限し、セキュアブラウザのサンドボックス機能によりネットワークを経由して広がるマルウェア感染リスクを軽減する。さらに閲覧ファイルやデータのキャッシュは自動消去され、端末にデータは残らない。サービス料金は、クラウド プランが初期費用10万円、月額基本費用(100ユーザー込) が3万円。クラウド・イントラ プランは初期費用が30万円、月額基本費用(100ユーザー込) :5万円。
2015年07月31日キヤノンは7月8日、レンズ交換式デジタルカメラ「EOS」シリーズなどで使用できるリモートコントローラーアダプター「RA-E3」を発表した。発売は11月。キヤノンオンラインショップでの直販価格は4,500円(税別)。N3タイプではないリモコン端子を備えたカメラで、タイマーリモートコントローラー「TC-80N3」を使用するための変換アダプター。もともとは「EOS 60Da」でインターバルタイマー撮影などを行うための同梱品だったが、このたび単品販売されることになった。対応カメラは2010年以降に発売された、N3タイプではないリモコン端子を持つEOSデジタルカメラとなる。
2015年07月08日PreSonus Audio Electronicsは、同社DAWソフトウェア「Studio One 3 Professional」のiPad用リモート・コントロールアプリ「Studio One Remote」を発表した。価格は無料。同アプリでは、Studio One 3 Professionalに対する一般的なトランスポートやミキサーのコントロールのみならず、編集/エフェクト/オートメーション/イベント/インストゥルメント、そしてマクロ機能などの各コマンドの実行、パワフルなXYベクターパッドでエフェクトチェーンの制御なども行える。さらに、マクロコントロールにより、エフェクトチェーン内のプラグインの重要なパラメーターのほとんどに素早くアクセス可能。アサイン可能な8系統のノブ、8系統のボタン、2系統のXYベクターパッドを使用しての、個々のプラグインのコントロールにも対応する。なお、Studio One純正のネイティブエフェクトについては、あらかじめプログラムされており、サードパーティ製AU/VSTプラグイン・パラメーターはStudio OneのControl Link機能を使用して簡単にアサインできる。
2015年07月08日ノートPC、スマートフォン、タブレットの普及により、もはやモバイルワークは当たり前の時代となった。そうしたなか、モバイルワークを進めるための方法の1つとして、従業員の手持ちのモバイル端末を業務で利用する「BYOD(Bring Your Own Device)」が注目を集めている。しかし、BYODのメリットは十分に理解しつつも、実践に踏み切れない企業は多い。その最大の理由はセキュリティだ。モバイルデバイスを含めた企業ネットワークの多様なポイント/レイヤにおけるセキュリティソリューションを展開するチェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは、自らのソリューションを活用したBYODを世界中で導入し、ワークスタイル変革に取り組んでいる。メーカーが自社の製品をどのように活用しているのか、気になるところだ。○「どこでも仕事ができる環境の提供」が設立時からの哲学チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズが利用しているのは、業務データおよびモバイルデバイスを、場所を問わず強力に保護する包括的なモバイル・ソリューション「Check Point Capsule(以下、Capsule)」だ。Capsuleは、iOS、Android、Windows、Macなど、あらゆるデバイス・プラットフォームとOSに対応しているため、私有のデバイスを使うBYODにも適しているのである。チェック・ポイントにおけるモバイルワーク促進の取り組みは、社外のノートPCから社内ネットワークへのVPN接続からスタートした。やがてスマートフォンが普及したのに伴い、2011年にはiPhoneからもVPNが利用できるようになった。2013年に入ると、VPNに加え、モバイル端末保護ソリューション「Capsule Workspace」の前身となる製品(Mobile Enterprise)を導入。通信回線だけでなく、デバイス側のセキュリティも確保することとなった。システム・エンジニアリング本部のセキュリティエキスパート、小高克明氏は、「どこでも仕事ができる環境の提供というのは、当社の設立時から一貫している哲学です」と語る。○安心・安全なBYODを実現するソリューションとは昨年のCapsuleの提供開始に伴い、同ソリューションを構成する「Capsule Docs」「Capsule Workspace」「Capsule Cloud」の3つの製品を活用したBYODへと移行する。システムの管理はイスラエルにある本社がすべて行っており、個人のモバイル端末を業務でも利用したいと希望すれば、世界中の社員の誰もがBYODの恩恵を享受できるようになっている。日本法人では、ほぼすべての社員が希望してBYODを実践しているという。「一度でも業務で自分のスマートフォンを使い出してしまうと、もはや以前の環境には戻れなくなりますね」と小高氏は言う。業務データは、「Capsule Docs」によってドキュメントファイル自身が自動的に暗号化される。アクセス権限を持つユーザーはシームレスにファイルへのアクセスが可能となる一方で、それ以外のユーザーは開くことができない。このため、仮に業務データを添付したメールを誤って送信してしまったとしても、権限がないユーザーに内容が流出するのを防ぐことができるのである。アクセス権はユーザーに紐付いているので、面倒なパスワード設定も不要だ。デバイスのローカルに保存された業務データは、「Capsule Workspace」によりサンドボックス化および暗号化される。デバイス上の業務データは個人の情報資産から分離されるため、万が一、デバイスを紛失したとしても、業務データのみをリモートから消去することも可能だ。「例えば、仕事で使うメール文のテキストを個人利用のアプリケーションにコピー&ペーストすることもできません。同じデバイス上でありながら、仕事用と私用のエリアが完全に分かれているので、どちらの立場で使うにしても安心できますね」(小高氏)私用の端末を初めて使う場合、チェックポイント本社の情報システム部門に申請するとQRコードが記されたメールが返信される。コードを読み込むと「Capsule Workspace」のインストールページへと接続するとともに、デバイス上に証明書が保管され、メールなどの通信はすべてVPN経由で行われる。インストール後のアプリ起動時は、PINコードを入れるだけで、利用を開始できるようになっている。また、モバイル端末からのインターネットへの通信に対する脅威対策として、Capsule Cloudを利用することも可能だ。モバイル端末からのすべてのインターネット通信をクラウド上にあるSaaS型のセキュリティ・サービス「Capsule Cloud」を経由させれば、セキュリティ検査を行ったうえでインターネットに接続できるようになる。例えば、「利用するWebアプリケーションのコントロール」「ウィルスなどの検知(Anti-Virus/Anti-Bot)」「侵入検知(IPS)」「未知の脅威対策(Threat Emulation)」といったアプライアンスで提供している機能を社内のポリシーに従って運用し、ログの一元化を行うこともでき、万一の時のフォレンジック対策にも有効なものとなっている。○「会社にいなければいけない」といった固定概念が一掃小高氏はこれまでBYODを経験してみて、ワークスタイル変革への効果について次のように感想を述べる。「"早めに家に帰って家族と過ごした後に少しだけ仕事のメールのやりとりをする"といったように、時間が有効活用できるようになりました。重いPCを持ち帰る必要がないことも助かっています」また、フィールド・マーケティング・スペシャリスト、溝口紀子氏は、「"とにかくオフィスにいなければいけない"という固定観念がなくなりました。社内でも家でも仕事のメールをチェックしてフォローできるので、産休明けのブランクも感じませんでしたね」と語る。最後に小高氏は、BYODの導入を検討している企業に対して次のようにアドバイスを送る。「スマートフォンを会社で支給する場合、初期投資の試算から始まって、数々の導入のステップを踏まなければなりません。それがBYODであれば、個人が好きなキャリアで好きなデバイスをそのまま使い、すぐに始めることができます。今では電話やインターネットも定額が多いので、月々の企業側の負担額もあまり変わらないでしょう。まずBYODを始めてみて、利用状況を見ながら機能を拡大していくというのがスムーズなアプローチではないでしょうか」
2015年05月12日デスクワーク中についウトウト……そんな経験をお持ちの方も多いはず。前日にしっかり眠っていても、仕事中に眠くなってしまうことはあるでしょう。そんなときにおすすめなのが仮眠です。ただし、間違った寝方をすると逆効果になってしまうことも。今回は、デスクワーク中の正しい仮眠のとり方についてご紹介します!ぐっすり眠るのと仮眠とは違う!仕事中に強烈な眠気に襲われたことがある方は多くいるようです。そうした方々の中には、ガムをかんだりコーヒーを飲んだり、あるいは体を動かしたりと、さまざまな眠気対策をしている方もいます。とくに、お昼を食べた後は眠気が出やすいものでしょう。そのため、お昼休み中に仮眠をとっておくといいとされています。しかし、ぐっすり眠ることと仮眠とでは意味合いが大きく異なります。熟睡をしてしまうと脳に睡眠慣性が働いてしまい、仕事をする頭へ切り替えるまでに時間が掛かってしまうんです。仕事の合間に眠るときには、あくまでも「脳を切り替えるための時間である」ということを意識しておきましょう!何分くらい寝るのが理想的?それでは、実際に何分くらい寝るのが理想なのでしょうか?目が覚めた後、仕事を効率的にこなすためには、仮眠を30分以内におさえるのがベストだとされています。これは、上述した睡眠慣性が、30分以上眠ったときに働きやすくなるためです。理想的な仮眠時間は、20分と言われています。長すぎず、短すぎず、適度な睡眠時間を確保することで、眠気を覚ませると同時に、起きたときの頭の切り替えもしやすくなる、ということなんですね。さらに、1分間程度軽く目をつむる、というのも効果的です。軽い休憩を何回か挟むことで、体をほどよく休ませることができます。デスクワーク中の仮眠は座ったままで!これらの理由から、仮眠をとるときには、しっかり眠る体勢をとるのではなく、「軽い休憩を挟む」程度の意識を持っておくようにしましょう。深く眠ってしまわないためには、横になって眠るのではなく、椅子に座ったまま寝るのがベストです。人によっては、お昼ご飯を食べた後、車の中へ移動して30分以上の仮眠をとる、といった方もいるかもしれません。しかし、休憩時間内ギリギリまで眠り、その後仕事に当たろうとすると、脳を切り替えるまでに時間が掛かってしまうんです。昼休み中の仮眠も、できるだけ椅子に座って寝るようにしましょう。毎日しっかり眠っていても、仕事中の眠気は起こるもの。そんなときにも効率よく仕事ができるよう、仮眠方法を工夫してみましょう。Photo by reynermedia
2015年04月27日●SiegfriedをホストPCに導入する○独自の映像圧縮エンジンで高画質・高圧縮を実現手元にないPCをネットワーク経由で操作する「リモートデスクトップ」のニーズは高い。Windowsも標準でRDP(Remote Desktop Protocol)を実装しているが、低速なネットワーク環境での高速化はもちろん、さらなる応答性の向上など改善を求める声は少なくない。そのような要望を持つユーザーに試してほしいのが、個人や法人(営利/非営利)を問わずに使用できるフリーソフトウェアとして、2015年4月2日に正式リリースを迎えた「Siegfried(ジークフリード)」である。Siegfriedを開発したIchiGeki氏は、2012年4月からMicrosoft MVP for RemoteDesktopServicesを受賞し続け、iOSからWindowsを遠隔操作する「KeroRemote」などをリリースしてきた。使用した経験をお持ちの方ならご承知のとおり、いずれのアプリケーションも高い応答性を備えている。その背景にあるのは、On2 Technologies(現在はGoogleが買収済み)が開発したビデオコーデック「VP8」をベースに、独自開発した映像圧縮エンジン「KUGA」だ。KUGAは動き判定をもとに、内部でVP8と、これも独自開発のビデオコーデック「GBVC(GaeBolgVideoCodec)」を内部的に切り替えることで、高画質と高圧縮を実現。IchiGeki氏のブログを参照すると、2013年8月頃に1つの完成を迎えたKUGAは、その後もパラメーター調整など改善を重ねてきた(技術的な部分は割愛する)。○ホストPCとなるWindowsマシンにSiegfriedを導入それでは、Siegfriedの使い方から解説しよう。ダウンロードリンクに用意されているのはZIPファイルのため、任意のツールを使って展開すると、実行形式を含めた3つのファイルが現れる。この中の「siegfried.exe」を実行し、ドロップダウンリストから「ServerMode」(サーバーモード)か「ClientMode」(クライアントモード)を選択して、リモートデスクトップのサーバーとクライアントを起動する仕組みだ。なお、Windowsのサービスとして動作させる場合は、管理者として実行すれば選択可能になる。サーバーモードで起動する場合は、最大64文字のパスワード設定が可能だ。空欄のままサーバーを起動しても構わないが、セキュリティリスクが発生することは理解しておこう。初回起動時はWindowsファイアウォールによるブロック解除をうながされるので、必要に応じてネットワークプレースを取捨選択してブロックを解除すれば、サーバーの準備は完了。サーバーの稼働中は、デスクトップ画面右下の通知領域にアイコンが加わる。また、通知領域アイコンを右クリックすると現れるメニューからは、リモートデスクトップ描画のフレームレート変更や、ファイルの送受信を行う項目を設定できる。共有フォルダーを未作成の環境でも、ファイルのやり取りができるのは何気なく便利だ。●SiegfriedクライアントPCから、ホストPCをリモート操作○SiegfriedクライアントPCから、ホストPCをリモート操作続いて、クライアント側の準備に取りかかろう。ClientModeに変更すると、設定項目が大きく変化する。「IP」はサーバー側で使用するIPアドレスを入力し、「Port」はサーバー側で変更しない限りは初期値の「49900」で構わないだろう。「Control」はリモートデスクトップ接続時にキーボードやマウス操作を行うか否かの設定だが、サーバー側で有効にしないと動作しない。「VideoQuality」は描画画質を5段階から選択できるが、接続後も変更できるので、まずは変更せずに接続してみよう。下図は、Windows 8.1から別PCのWindows 8.1へ接続した状態だ。実行スループットが約17Mbpsの無線LANでも(「LAN Speed Test Lite」で測定)、十分実用レベルである。さすがに画像クオリティやフレームレートを上げるともたつく場面があったため、有線LAN(実行スループットは約700Mbps)を試したところ、こちらは各種設定を変更しても遅延するような場面は皆無だった。Siegfriedで興味深いのが、マルチディスプレイに標準対応している点だ。筆者はデスクトップPCに4台のディスプレイを接続して普段から使用しているが、クライアント側からリモート表示/操作するディスプレイを自由に選択できるのはありがたかった。また、すべてのディスプレイを表示する項目も用意している。下図はディスプレイを横/縦/縦/横を配置しているため"いびつ"な形だが、さまざまな用途で活用できそうだ。●iOSデバイスから、ホストPCをリモート操作○iOSデバイスから、ホストPCをリモート操作冒頭で述べたようにIchiGeki氏は、iOS用リモートデスクトップアプリケーションとして、KeroRemote以外にも「Orthros」をリリースしている。WindowsマシンでSiegfriedサーバーを起動しておくと、いずれのクライアントからも接続できる。今回はKeroRemoteをiPadにインストールして接続を試みたところ、拍子抜けするほど簡単にリモート操作が可能だった。スワイプ操作でソフトウェアキーボードや操作ボタンを呼び出せば各種の操作を実現できるが、アプリケーション内にヘルプなどが用意されていないため、各種コントロールの消し方に慣れるまで時間を要するのは少々残念だ。Siegfriedを使用する上で留意すべきは、Windows標準のリモートデスクトップ接続とは、接続方法が異なる点である。リモートデスクトップ接続はWindowsのセッションを利用しているため、サーバーがWindows 8.1などクライアントOSの場合、同時接続可能セッション数が制限されてロック状態となる。一方でSiegfriedは、デスクトップの映像や音声などを圧縮転送しているため、クライアント側の操作はそのままサーバー側に逐一反映する仕組みだ。そのためSiegfriedによるリモート接続時は、サーバー側の負荷も高まり、アプリケーションによっては応答性が低下する場合もあることを踏まえて使ってほしい。○「ルーター超え」のリモート接続も可能最後に外出先からSiegfriedの接続を確認してほしいと編集部から指示を受けたため、検証結果を報告しよう。SiegfriedはIPアドレスとTCPポートさえあれば接続できるため、ルーター側でNAT(Network Address Translation)設定を行えば簡単そうだが、今回は集合住宅向けISPからVPN経由でフレッツ光接続したルーターへ接続。その上でSiegfriedのリモート接続を行ったが、もちろん問題はない。試しにスマートフォンとノートPCをBluetoothでつなぎ、通信キャリアのネットワークでNAT設定を行ったルーター経由で接続したが、こちらもリモート接続の成功を確認している。もっともNAT設定はセキュリティリスクも発生するため、特に問題がなければVPN接続を用いることをおすすめしたい。なお、今回取り上げたSiegfriedは圧縮率に特化しており、パフォーマンスを優先するのであれば「Brynhildr(ブリュンヒルデ)」と試してほしいとIchiGeki氏は説明している。阿久津良和(Cactus)
2015年04月06日Microsoft MVP受賞者でフリープログラマーのIchiGeki氏が、Windows用リモートデスクトップソフト「Siegfried」(ジークフリード)の正式版となるバージョン「1.0.0」を公開した。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 / 2008 / 2012となっている。Siegfriedは、個人や法人、営利や非営利を問わず、無償で利用できるフリーソフトウェア。画面転送、音声伝送、暗号化通信、クリップボード転送(テキスト)、ファイル転送、マルチモニターなどに対応している。また、iOSからWindowsマシンを遠隔操作できるリモートデスクトップアプリ「KeroRemote」(同じくIchiGeki氏がリリースしているソフトウェア)からの接続もサポートしており、iPhoneやiPadからWindowsマシンをリモート操作できる。特徴としては、VP8をベースとした映像圧縮コーデック「KUGA」を実装していること。高画質と高圧縮を自動的に判断して切り替える。YUV444の色空間に対応しており、リモート環境でもほぼ無劣化の状態まで画質を高めることが可能だ。自動判定や色空間変換はアセンブラで開発され、同種のコーデックと比較しても処理が高速という。音声圧縮は、高音質で低レンテンシのCELTを採用している。
2015年04月02日3月18日、デジタルライフ推進協会(DLPA)は、リモート視聴についての説明会「リモートアクセスDay 2015」を開催した。DLPAは、デジタルコンテンツ使用の利便性を高める目的で2010年2月に設立された一般社団法人。録画したテレビ番組をDLNA機器を使用してホームネットワーク内で視聴するというスタイルは、当たり前のものになりつつある。その次の段階となるのが、リモートアクセスによる宅外での番組視聴だ。会場では、DLPAの代表理事でアイ・オー・データ機器の代表取締役でもある細野昭雄氏から、DLPAの活動についての説明が行われた。また、前回の「リモートアクセスDay」が開催されたのは2013年6月10日。それから約2年が経過しており、その間に起こった変化や今後目指す方向についての説明も行われた。DLPAでは、2013年1月に「リモートアクセスガイドライン1.0」を策定している。同ガイドラインは、NASに保存されている録画番組を宅外から視聴するための要件を定めたものだ。さらに、2014年8月には「リモートアクセスガイドライン2.0」を策定した。リモートアクセスガイドライン2.0では、これまでのNASからのリモート視聴だけでなく、レコーダーや録画機能付きテレビからのリモート視聴を可能にするための要件と、放送中の番組を外出先で視聴するための要件を定めている。リモートアクセスガイドライン2.0は、次世代放送技術フォーラム(NexTV-F)が策定した「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件」にも準拠している。リモートアクセスガイドラインに対応した機器にはDLPAのロゴが付けられており、他メーカーの製品であっても相互接続が可能だ。細野氏はDLPAの今後の取り組みとして、パーソナルコンテンツをリモート視聴する方法の共通化と、リモート視聴の認証のシンプル化の2点を掲げた。なかでも後者に関しては、リモート視聴を行う場合、レコーダーとモバイル機器を3カ月に1回認証させる必要があり、これをシンプルな形で共通化できるようにしたいと語っている。そのための方法として、NFCによる認証をあげている。NFCの扱いに関しては、iOSとAndroid OSで差があるが、どちらの端末からでも同じ手順で利用できるように、共通化を目指すとしている。説明会の後半では、DLPA技術ワーキンググループ長でデジオン戦略企画部長の三上英一氏のデモと水道橋博士氏のトークを交えた、「デジタルライフトーク デモンストレーション」も行われた。
2015年03月19日