NTTデータは10月15日、SDN(Software-Defined Networking)技術を活用し、標的型攻撃マルウェアに感染した端末を即座に企業ネットワークから隔離する技術を開発したと発表した。これにより、検知から回復までの時間を大幅に短縮し、マルウェアによる被害を最小限に抑えられる。新技術は、IDS、IPS、WAFなどの各種セキュリティー機器とSDNコントローラー「バーチャルネットワークコントローラ」とが連携することで利用できる。企業や組織のさまざまなポリシーに応じて「遮断」「監視」を組み合わせることが特徴。企業ごとに適した検知条件、自動遮断、人による目視の判断などのカスタマイズが可能となる。例えば、端末の通信ログの解析を不正か正常かをすぐに判断できないない場合、その端末の通信のみ「監視」を強化し、その後に不正の証拠を掴んでから「遮断」する、といった二段階の措置とすることができる。監視対象は社内外問わず選択可能。社内通信のみを監視することで、マルウェアが社内ネットワーク内のみで発生していると判断した場合は、社内ネットワークだけを重点的にチェックできる。NTTデータは新技術を活用したソリューションの概念検証を2014年度に実施し、2015年度にソリューション提供を開始する予定。ソリューションの提供により、2018年までに20億円の売り上げを目指すとしている。
2014年10月16日ロシアのウイルス対策ベンダーDoctor Web(Dr.WeB)はこのほど、「Mac OS X」をターゲットにしたマルウェア「Mac.BackDoor.iWorm」による大規模感染を報告した。同社によると、感染したマシンは世界で1万8,000台以上に上り、ボットネットが形成されているという。米Appleはこれを受け10月4日、マルウェア定義データベースの「XProtect.plist」を更新している。Mac.BackDoor.iWormはMac OS Xの新しい脅威として、Dr.Webが9月29日に発表したマルウェア。複雑かつ多目的なバックドア型マルウェアで、C++とLuaの両言語で作成されており、暗号化技術の利用を特徴とする。同マルウェアは「/Library/Application Support/JavaW」ディレクトリに格納され、p-listファイルを生成して「com.JavaW」というアプリケーションに見せかける。マルウェアは自動的に起動し、悪意あるハッカーは感染したマシン上でさまざまな命令を実行できると報告されている。9月29日の時点で、1万8,519件のIPアドレスが感染していると伝えている。感染経路は確定されていないようだが、Dr.Webはボットがredditの検索機能を利用しているとしている。Appleの情報サイト「MacRumors」は10月4日、AppleがXProtect.plistを更新したと伝えた。XprotectはMac OS X 10.6 Snow Leopardで導入されたマルウェア対策システムだ。MacRumorsによると、Mac OS Xを狙うマルウェアは頻繁には発生しないことから更新は不定期だが、ユーザーのマシンは毎日更新をチェックする仕組みになっているという。
2014年10月07日伊勢丹メンズ館1階で「エディション・ドゥ・パルファン フレデリック・マル(EDITIONS DE PARFUMS FREDERIC MALLE)」がフィーチャーされている。EDITIONS DE PARFUMS FREDERIC MALLEは、生まれながらにして優れた嗅覚を持ち、“香水のエディター”として活躍してきたフレデリック・マルが、2000年にパリで立ち上げたブランド。「エディション(編集)」という言葉を用いている理由は、文学界における出版物のように、香水という一つひとつのクリエーションに、作者(調香師)の名前をサインするからだ。創業13年目の2013年には、「エディション・ドゥ・パルファン フレデリック・マル」のコレクションは、12人の調香師による19の作品によって構成され、フランスの高級香水業界において誰もが認める存在にまで上り詰めていた。そして14年、透明感あるフレッシュな香りの「オー・ドゥ・マグノリア」(2万8,080円)が20本目の新作として誕生。手掛けたのはカルロス・ベナイム。これまでにも数多くの名香を世に送り出してきた調香師だ。伊勢丹メンズ館では、この新作を含むすべてのラインアップをそろえる。
2014年09月11日日立製作所は6月5日、サイバー攻撃に悪用されるマルウェアの挙動を自動的に解析するマルウェア解析システムの試作に成功したと発表した。同システムでは、OSやソフトウェアのバージョンが異なる環境下で、マルウェアの挙動解析を自動的に行えることに加え、環境依存型のマルウェアの挙動把握やマルウェアが影響を受ける環境の特定を容易に行うことができる。これまで高度な専門知識を有したマルウェア解析者が手作業で行ってきた一連の解析作業(動的解析、観測、挙動解析、レポート)を自動で行うことで、解析全体にかかる時間を75%短縮する。試作したマルウェア解析システムに用いた主な技術は、「多種動的解析環境の構築」「マルウェア特徴情報の抽出」「外部のマルウェア解析サービスと連携」。「多種動的解析環境の構築」では、環境によって挙動の異なるマルウェアを解析するため、複数種類の解析エンジンや、動的解析環境を用いてマルウェア解析システムを構築。動的解析環境は、従来から培ってきたマルウェア解析ノウハウに基づいてマルウェアの攻撃傾向を分析し、攻撃を受けやすい環境を選定・構築した。「マルウェア特徴情報の抽出」では、専門家のマルウェア解析ノウハウ(暗黙知)を形式知化して挙動を解析するとともに、解析結果からマルウェア特有の挙動を抽出する技術を開発。これはマルウェアが解析を逃れるために備えている隠匿機能や不審なネットワーク接続のマルウェア特有の不正行動を抽出するもので、容易にマルウェアの脅威を明らかにする。文書ファイルなどの機密情報に寄生するマルウェアはマルウェアの解析作業を外部に委託しづらいという課題があったが、マルウェアが寄生する機密情報を外部に提供することなく、外部のマルウェア解析サービスと連携することで、機密保護しながら解析の精度を高める技術を開発した。試作したシステムは、総務省実証事業「サイバー攻撃解析・防御モデル実践演習の実証実験の請負」におけるマルウェア解析の実証の成果を活用している。
2014年06月06日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は14-15AWコレクションを発表した。新アーティスティックディレクター、ニコラ・ジェスキエール初コレクションのテーマは「タイムレス」。今季最注目となるランウエイショーはルーブル宮に設えられた会場で開催され、各シートにはニコラからの意気込みがつづられた手紙が用意された。ショーは、ブラインドが上がり、外光を取り込んで清々しくスタートした。トップ・パンツは細身のシルエット。袖が細くニコラらしい。ワンピースやジャケットの切り替えや配色も彼らしいデザインだ。ウエストは高めで絞られ60年代の雰囲気。素材にエキゾチックレザー、フェイクレザー、スパンコール・金糸刺繍、リブ編み、ツイードなどクラシック・フューチャリスティック様々な素材が用いられ、タイムレスなスタイルを紡ぎ上げる。スカートは膝上丈で統一。フレアが程よく揺れるトラペーズラインにはパッチポケットがアクセントとなる。また、スパイラル状に切り替えた型も登場。一部にプラスチックを縫い付け、クロコダイルレザーのように見える。タイトスカートは斜めにスラッシュされ、異素材で切り分けられた。バッグはユニークなデザインが続々と登場。片側ハンドルのみのハンドバッグやトランクを縮小したポシェット、フタを互い違いに配したクラッチなど、どれも目を引いた。ショー終了後、顔を見せたニコラには盛大な拍手が贈られた。
2014年03月10日人気のモデル、カーラ デルヴィーニュを2度採用した「マルベリー」イギリスの有名ブランド「マルベリー」は、今をときめく、人気モデルの「カーラ デルヴィーニュ」を、2014年の春夏キャンペーン ビジュアルに採用した。今回が2回目での起用だ。マルベリーは上質のレザーグッズまたウェアを扱うイギリスの一流ブランド。またカーラ デルヴィーニュは、1992年イギリス生まれの、愛らしい人気のモデルだ。ルーニー コーク ニューハウスが、アート ディレクションを担当している。テーマは「美しくてすこし、いたずらなティーパーティー」だ。舞台はカントリーハウス。モデルのカーラは、華麗なたくさんのイングリッシュ ローズが咲き乱れる空間で、ポニーやカメ、犬やペリカンなどのかわいい動物たちとふれ合っている、という広告ビジュアルだ。ティム ウォーカーが撮影を担当している。(Mulberryより)イギリスのブランド「マルベリー」について高級なレザーグッズを扱うイギリスのブランド。1971年に創立された。またウェアも扱っている。バッグは都会的で、上品なデザイン、そしてやわらかい上質のレザーが特徴だ。世界のセレブたちにも愛されているブランドで、小物類や財布、また手袋なども取り扱っている。【参考リンク】▼Mulberry
2014年02月16日創業デザイナーが去るデザインチームが手掛けた「ジル・サンダー(JIL SANDER)」の14-15AWメンズコレクションが発表された。ニットと布帛のミニマルなスタイルを見せた。トップは少しゆとりがあるシルエット。アウター類は肩が落ち気味で親指の付け根が隠れる位の袖丈。張りのある素材でボディが立体的に作られる。素材は凹凸やメランジ風で表情が付けられたもの。それらがダークトーンのブルー、グリーン、レッドとグレー・ブラックの無彩色のバリエーションを見せる。パンツは膝下から急速にテーパードし、足元のポインテッドシューズにつながる。小物は折りたたんだクラッチをメインに携える。ウエアと共布で作られたバッグも登場した。
2014年01月16日(画像は株式会社ファイブ・スター プレスリリースより引用)オールインワンのルイボスクリーム最近よく耳にするようになった「ルイボス」。美容効果を期待できると人気です。代表的なのはお茶ですが、それだけではありません。ルイボスティーを配合したクリームが登場です。2013年9月12日、株式会社ファイブ・スターは、「オーガニックルイボスクリーム80g(オールインワン化粧品)」を楽天ルイボスショップにて特別価格で同日(9月12日)より発売を開始すると発表しました。基本的な化粧水、乳液としての機能はもちろん、美容液に加え、クリームとマスクまでカバーしてくれるというオールインワンのゲルクリームになっています。忙しい女性の心強い味方になってくれそうです。オーガニックルイボスとは日本でもルイボスティーの人気は高まっていて、ノンカフェインであることから妊婦さんや美容に気をつけている女性に愛飲されています。また、オーガニックルイボスは、マメ科の植物で、健康・美容に欠かせない必須ミネラルがたくさんつまっています。アフリカの最南端で栽培されている太陽の恵みをいっぱいに受けたパワーフードなのです。アフリカ支援に一役アフリカ原産のオーガニックルイボスを主成分にしている本商品は、購入することでアフリカ支援に一役買うことができます。当社はルイボスティーを創業当時より販売しており、特定非営利活動法人アフリカの子ども支援協会・ACCAのご協力のもと、『オーガニックルイボスクリーム』の商品のパッケージデザインに子どもたちの絵を採用させて頂きました。売上の一部をアフリカ諸国の子どもたちに支援致します。(画像は株式会社ファイブ・スター プレスリリースより引用)「オーガニックルイボスクリーム」は通常4,950円のところを、今なら特別価格1,980円で発売するということで、オーガニック商品としては破格の値段となっています。「ルイボス」に興味のある方もない方も、有機栽培されたアフリカパワーで肌の元気を取り戻してみてはいかがでしょうか?【参考】▼株式会社ファイブ・スター プレスリリース月中なら「月額2,980円」であなたも今日からスベスベ芸能人ボディになれます!(9月16日)元の記事を読む
2013年09月20日いつまでも色褪せず心に残り続ける名作というのは、誰の中にも1本はあるはず。そんな映画を愛する大人たちに贈るレーベル、シネフィル・イマジカより、映画ファンのコレクションに欠かすことの出来ない名作がついに日本初ブルーレイとなって、今月22日(木)からリリースされる。今回、ブルーレイ化される作品は、1979年にカンヌ国際映画祭でパルムドール、そして翌年のアカデミー賞外国語映画賞と世界が認めた、第二次世界大戦下のドイツを舞台に自らの意志で成長を止めた少年・オスカルと仲間たちの旅を描いたノーベル賞作家ギュンター・グラスの名作を映画化した『ブリキの太鼓』。そして、ヌーヴェルヴァーグの口火を切ったとも言われるルイ・マル監督の衝撃のデビュー作『死刑台のエレベーター』。このどちらも、いまなお世界中で愛され続けており、よりハイクオリティーな映像で蘇らせてほしいといった声が多く寄せられていた2本でもある。今回ブルーレイ化されるこの2本だが、こだわったのは映像や音質の向上だけではない。アンティーク家具のように、いつまでも持っていたくなるような上質な仕上がりを目指し、パッケージデザインやアートワークにも力を入れる徹底ぶり。さらに、かわいい特性ブックレットや監督の最新インタビューまで豪華特典ももちろん外せない魅力だ。またこれに続く第2弾では、イタリア公開50周年を記念して、フェデリコ・フェリーニの最高傑作『8 1/2(はっかにぶんのいち)』も日本初ブルーレイ化されることに!この冬、あなたの宝物としてコレクションするのも良し、オシャレなパッケージだけにお部屋のアンティークとして置いても良し、はたまた大切な人へのプレゼントとしてこの贅沢な“名画”をぜひ手に取ってみては?シネフィル・イマジカ「名画ブルーレイ」シリーズ『ブリキの太鼓 ディレクターズ・カット』[Blu-ray]価格:6,090円(税込)発売日:11月22日(木)『死刑台のエレベーター』[Blu-ray]価格:5,040円(税込)発売日:11月22日(木)『8 1/2(はっかにぶんのいち)』[Blu-ray]価格:6,090円(税込)発売日:2013年1月11日(金)発売元:IMAGICA TV販売元:角川書店© 1979 ARGOS FILMS & SEITZ FILM PRODUCTION© 1958 Nouvelles Editions de Films© MEDIASET S.p.A.
2012年11月19日プロに学ぶ爪の健康術・5つ7月12日放送、フジTV「笑っていいとも」で「プロに学ぶ爪のマル秘健康術」と題し、爪から分かる健康状態を分かりやすく解説し、その内容に観客や出演者は何度も驚きの声を上げていた。写真と記事とは関係ありません。爪に出来る縦筋は?老化現象で皮膚で言えば皺やシミのような物。40代、50代から増えていき病気では無い。足の爪の切り方は?足の爪切りをする時は台形に切る・・先端はまっすぐに切り、両サイドは1ミリ位の少し丸みを付けて切るのがベスト。深爪は一番駄目で、大きく丸みを付けようとすると両サイドが深爪になりやすく、軽く丸みを付けることが大切。また、小指のような小さい爪は紙ヤスリでの手入れが良い。爪の形で病気を発見肺が病気になると80%が爪に変化が現れ、その内の20%が肺がんだという。ばち指、バチ爪と呼ばれ全部の指に変化が起きるそうだ。爪のトラブルは皮膚科へ行く爪は皮膚の付属器官なので外科では無く皮膚科に行く。ささくれが出来る原因は?ささくれの原因は水分・油分不足。爪の周りの皮膚が乾燥すると皮膚がめくれ上がってくる。無理に引きちぎると穴が開き、ばい菌が入りやすいのでハサミでのカットが良い。保湿クリームなどでケアをすること。元の記事を読む
2012年07月13日映画『死刑台のエレベーター』(緒方明監督)の初日舞台挨拶が10月9日(土)、東京・新宿区の角川シネマ新宿で行われ、W主演の吉瀬美智子、阿部寛、共演の玉山鉄二、北川景子が出席した。1957年にジャンヌ・モロー主演でルイ・マル監督が発表したフランス映画の同名傑作サスペンスのリメイクで、夫を自殺と見せかけて殺す完全犯罪を実行した女(吉瀬さん)と愛人の男(阿部さん)の破滅を描く物語。オリジナルに忠実に撮ったという最初と最後の顔のアップシーンをふり返り、吉瀬さんは「あんなに顔が大きく映っているとは知らず、ラストは毛穴が分かる寄りなので女優としては、ちょっと…。冒頭では『愛している』って言うんですけど、普段言わない台詞なので、監督に『どう言ったらいいんですか?』って聞きました」と困惑気味。阿部さんも「最初『愛している!』ってやってしまったら暑苦しかったらしく、監督に『普通でいい』と言われました」と苦笑い。緒方監督は、「クールに言ってほしかったので『あまり気持ちを込めないで』とお願いしました。だって美男美女が最初から『愛しているわ!!』って言ったら、観客が引くと思ったので」と演出意図を解説した。さらに、吉瀬さんらの犯罪に絡む若いカップルの女を演じた北川さんは、劇中の吐くシーンについて「メイクさんとどうやったらリアルになるか?小麦粉なのか?溶かしたアメなのか相談しました」。緒方監督から「実際は長回しで大胆に大量にゲロを吐いている。でもそういう映画じゃないので使ったのは最後の方だけ。過酷じゃなかったよね?」と心配そうに聞かれると「過酷じゃなかったです、楽しかったです」と笑顔を見せていた。『死刑台のエレベーター』は角川シネマ新宿ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:吉瀬美智子&阿部寛、年代物の貴重なワインを壇上でゴクリ!2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月09日吉瀬美智子と阿部寛主演でフランス映画の名作をリメイクした『死刑台のエレベーター』のプレミア試写会が9月30日(木)に都内で開催され、吉瀬さん、阿部さんに加え、オリジナル版の監督を務めたルイ・マルの息子のマニュエル・マル氏も来場してレッドカーペット・イベント、舞台挨拶が行われた。不倫関係にある社長夫人の芽衣子と若き医師・時籐が、芽衣子の夫の殺害を企てるものの、実行当日に時籐がエレベーターに閉じ込められることから導かれる衝撃の結末が描き出される。吉瀬さんは「ジャンヌ・モローが演じていた役をやると聞いたときはプレッシャーでしたが、本作に参加できて嬉しく思っています」と挨拶。筋金入りの“悪女”と形容される芽衣子については「私は悪女だとは思っていません。覚悟を決めた女性の潔さを演じました」と語った。「悲劇的な男を久しぶりに演じた」という阿部さんは「エレベーターに閉じ込められる役ですが、ここまで極限に追いこまれた情けない男の役はこれまでなかったので、どう演じようかと監督と相談しながらストイックに取り組みました」とふり返った。マル氏はそんな2人について「2人とも素晴らしくて、驚きました!吉瀬さんにはジャンヌ・モローが演じた役をやるという、勇気ある決断をしていただきましたが、知的で破滅的な素晴らしい雰囲気が出ていました。阿部さんも『素晴らしい』としか言いようがないです。圧倒的な演技力で打ちのめされました」と手放しの称賛を送った。53年前の傑作を現代版として甦らせたことについて、阿部さんは「日本で、アジアでリメイクするということに意味があると思います。さすがにエレベーターはレトロなままですが、モノクロをカラーにし、携帯電話もある現代においてこのリメイクを作り上げた監督はすごいです。オリジナル作品を壊すことなく、その世界感に挑むというのは難しいですが、新しいシーンを加えながらそれをやってのけてくれたと思います。すみません、偉そうですね(笑)。実は、9時間近い舞台を終えた次の日に撮影に入ったんです。身も心もボロボロで何も考えられない状態で撮影したので、この作品には違う表情の自分が映っていると思います」と力強く語った。イベントの最後に、マル氏がこの日のためにパリから持ってきたという、オリジナル版が製作された1957年物のワイン、シャトー・マルゴーが登壇陣にふるまわれた。これには「緊張して味が分かるかどうか…(笑)」(吉瀬さん)、「すごく貴重なものですよね?味が分かるかな…。舞台でお酒をいただくのは初めてです」(阿部さん)と2人とも驚いた様子。映画のヒットを祈願して壇上で乾杯!一同、貴重なワインをおいしそうに味わっていた。『死刑台のエレベーター』は10月9日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月01日映画『死刑台のエレベーター』の完成報告会見が7月8日(木)、東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂で行われ、W主演の阿部寛、吉瀬美智子らが出席した。フランス・ヌーヴェルヴァーグの旗手、故ルイ・マル監督の名作サスペンスのリメイクで、愛人関係にある男女(阿部さん、吉瀬さん)が、女の夫の殺人計画を試みたものの、男がエレベーターの中に閉じ込められたことから衝撃の結末に至るまでを描く物語。魔性の女に翻弄されて殺人に手を染める役どころの阿部さんは「悪女に悩まされる役はあまり本数をやったことがない。新鮮でした」と楽しんだ様子。役と共感できる?との問いに「武将とか強い役をよくやっていますけど、本来こっちの方があっているかも。ここまでではないけど、こういう恋愛はしたことがあると思います」と照れつつ告白した。愛に溺れ愛する男を狂わす筋金入りの悪女を演じた吉瀬さんは「悪女役は慣れていますが、今回『あの人を殺して、私を奪いなさい』なんて台詞を、こんな素敵な阿部さんに言っている。絶対言えない台詞ですし、楽しんでやらせていただきました」と恍惚の笑み。自身の悪女ぶりについて聞かれると「翻弄してみたいですよね」とやんわりかわしつつ、「そこまで思える男性がいたら素敵だなと。出会いたいなと思いました」と“悪女化”願望を口にした。一方、世界各国の映画会社によるリメイク権争奪戦を勝ち抜いた小椋悟プロデューサーは、「マル家の協力があって実現したこと」と報告。この日、スケジュールの都合で欠席した故ルイ・マル監督の息子、マニュエル・マル監督から寄せられたというメッセージを「出来栄えにとても満足しています。ブラボー」と読み上げた。“大役”をこなした緒方明監督は「小椋さんの言い方が上手かった。『興味あります?』と聞かれて、ないとは言えなかった」と映画人の性を苦笑いで嘆き、「暴挙かと思ったけど快挙は暴挙から始まると言うし、50年前の名作を日本の旬の俳優でリメイクしたらどんなことになるか、面白いと思った」と話した。『死刑台のエレベーター』は10月9日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年07月08日ヌーヴェルヴァーグの鬼才ルイ・マルによるフランス映画の傑作『死刑台のエレベーター』の世界初となるリメイクが日本で製作されることが決まり、主人公の2人の男女を吉瀬美智子と阿部寛が演じることが発表された。オリジナルの『死刑台のエレベーター』(’57年)は、パリを舞台に不倫関係にある男女が、完全犯罪を目論みながらも、絶望の淵に沈みこんでいく姿を描いた犯罪サスペンス。クールな美しさを持つジャンヌ・モローの彷徨、ジャズの帝王マイルス・デイヴィスの即興演奏、そして手持ちカメラによる斬新な映像で世界を席巻した。今回、オリジナル版の手法を踏襲しつつも日本独自の芸術性を融合させ、亡きルイ・マル監督の息子のマニュエル・マル氏のお墨付きをもらう形でリメイクされた。日本版では吉瀬さん演じる芽衣子は医療グループの社長夫人で、阿部さん扮する魅力的な医師・時籐と不倫関係にある。2人は年の離れた芽衣子の夫の自殺に見せかけた殺害を計画。実行当日、約束のカフェで芽衣子は時籐を待つが彼は一向に現れない。いらだち始める芽衣子だったが、そんな彼女の目の前を通り過ぎたのは、信じられない光景だった――。吉瀬さん、阿部さんに加え、玉山鉄二、北川景子という人気・実力を兼ね備え2人の共演も決定!監督は先頃、『のんちゃんのり弁』が公開されたばかりの緒方明。『独立少年合唱団』、『いつか読書する日』などで海外からも高い評価を受ける監督が、このヌーヴェルヴァーグの傑作をどのようにリメイクするのか――?完全犯罪のはずだった計画のどこにひずみが…?彼女を待ち受ける運命とは?吉瀬美智子×阿部寛×玉山鉄二×北川景子――想像するだけで楽しみなリメイク版『死刑台のエレベーター』は2010年秋、全国にて公開の予定。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年秋、全国にて公開
2009年10月01日