人気漫画を原作にした連続ドラマで、続編の映画公開も決まっている「ディアスポリス-異邦警察-」のDVD発売を記念し6月26日(日)、イッキ見上映回が開催。松田翔太、浜野謙太に演出を務めた冨永昌敬、茂木克仁、真利子哲也、熊切和嘉という4人の監督が舞台挨拶に登壇した。密入国し貧しい生活を送る異邦人たちを守るために存在する秘密組織“裏都庁”。そこで警察署長を務める久保塚と、大手銀行員ながらも身に覚えのない横領の罪を着せられ、裏都庁に拾われた相棒となった鈴木の活躍を描く。「30分のドラマでは短すぎる」「映画のようなクオリティだ!」というファンの声に応えて実現した、劇場でのイッキ見上映に多くの観客が詰めかけ、松田さんらが登場すると歓声に包まれた。松田さんは「署長をやっています(笑)」と挨拶。以前から原作漫画のファンだったがオファーを聞いて「そもそも『ディアスポリス』を(TVドラマで)やるというのに驚いたし、しかもこのメンバー!去年の11月にクランクインしましたが幸せたくさんのハードな日々でした」と述懐。「どう評価されようが、僕にとっては一番好きな作品であり、自分が楽しんだだけ!」と充実感を漂わせる。そんな松田さんの相棒を務めたのが、ハマケンこと浜野さんだが、撮影を離れても松田さんと浜野さんは大の仲良しで、この日の舞台挨拶中もイチャイチャ…?今回が初共演で「最初は敬語だった」という松田さんも、すぐに慣れたようで「バディです」とニッコリ。松田さんは浜野さんについて「ハマケンの唇はうそをつかなそう。一緒にいて気持ちいい」と語り、浜野さんは「唇が気持ちいい?」と困惑…!?さらに松田さんは「付き合う?あ、結婚してるんだっけ?」と誘い、最後には「まだ付き合って浅いですが(笑)」とノリノリで語り、2人のやり取りに客席からは悲鳴のような歓声が上がっていた。なぜか、浜野さんはトーク中にたびたび、自らの手を股間に持っていき、松田さんから「何してんの…(笑)?」と突っ込まれ、司会者からも「TVの取材も来てるので…」と警告が…。そんな浜野さん演じる鈴木は、劇中、整形手術をすることになるが、茂木監督は「ハマケンさんの顔を“整形前”にするか“整形後”ということにするのか?」議論があったと明かし、最終的に整形後に決まったと説明。浜野さんは「おれの顔を『(整形後ということにして)長く使いたい』と。求められているなと感じた」と満足そうに語っていたが、「(共演の)夏帆ちゃんの手を握るシーンで、夏帆ちゃんが本当におびえてて…」と苦笑交じりに明かし、会場は爆笑に包まれた。映画は熊切監督がメガホンを握り、9月公開になるが、松田さんは「熊切さんの勢いがすごくて、どうにか付いて行こうとした」と述懐。浜野さんは「僕がいないシーンで、久保塚がかなり濃厚なシーンがあって…」と相棒と離れ離れのシーンが多かったと寂しそうにふり返ったが、松田さんは「電話してきて『寂しい』『おれ、外されたのかな…』って言うので、一緒に寿司に行きました。結局、おれがおごることになってて損した」とここでも仲良しエピソードを暴露し、会場は再び笑いに包まれていた。「ディアスポリス-異邦警察-」DVDは発売中。映画『ディアスポリス-DIRTY YELLOW BOYS-』は9月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月26日ジョニー・デップら豪華キャストが6年ぶりに再集結した『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日(金)にいよいよ公開となる。本作は『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語。悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描く。シネマカフェでは映画のベース、「鏡の国のアリス」の物語が生まれた“はじまり”を紐解くため、原作者ルイス・キャロルのゆかりの地イギリス・ロンドンを巡る現地取材を敢行!今回は劇中で印象的なシーン、マッドハッターが愛する“ティーパーティー”からインスピレーションを得たカフェ「マッドハッターティー」をご紹介!ロンドン・ソーホー地区に位置するサンダーソンホテル。その中のレストランにあるのが「マッドハッターティー(MAD HATTER’S AFTERNOON TEA)」だ。白を基調にしたモダンなつくりになっており、光が差し込む中庭で食事をすることができる。店内は女性同士や、子ども連れのママ友だち、カップルなどが多くみられた。席についてまず目に入るのが、テーブルの上にある洋書。物語を読むように本を開くとそこにメニューが!さらに「アリス(Alice)」「チシャ猫(Cheshire Cat)」「赤の女王(Queen of Hearts)」「マッドハッター(Mad Hatter)」「白うさぎ(White Rabbit)」と書かれた瓶の中に紅茶の茶葉が入っており、香りを楽しみながら紅茶を注文。ちなみに「アリス」には黒スグリ、バニラ、キャラメル、柑橘類、ベルガモット、矢車菊、マロウブルーが入っており、バニラの香りがふんわり伝わる中国紅茶で、これら全てオーダーメイドのお茶となっているためここでしか味わうことができない。アフタヌーンティーには、スコーンやサンドイッチのほかに最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のカギとなる時を刻む“時計マカロン”や、トランプ兵クッキー、てんとう虫ケーキ、美しい蝶になってアリスと再会するアブソレムを彷彿とさせる芋虫チョコ、さらには“Drink Me”ボトルに入ったマンゴードリンクがあったり…とキュートなお菓子が登場する。夜になるとカクテルなどが出される「マッドハッターのほろ酔いイブニングティー(MAD HATTER’S TIPSY EVENING TEA)」に変わるとのこと。アリスファンには大満足のティーパーティが楽しめること間違いなしだ。映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』でもマッドハッターと三月うさぎ、ヤマネのティーパーティーは健在!しかし思わぬ来客のせいでとんだパーティーになってしまい…。彼らに訪れるハプニングとは?マッドハッターたちは無事パーティーができるのか?ぜひ劇場で見届けてみて。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年06月26日映画『ふきげんな過去』が6月25日(土)に公開を迎え、W主演の小泉今日子と二階堂ふみ、共演の高良健吾、板尾創路、前田司郎監督がそろって舞台挨拶に登壇した。人気劇団の「五反田団」主宰の前田監督のオリジナル脚本による本作。もやもやした気持ちを抱えて暮らす果子のもとに、死んだはずの叔母の未来子が現れる。しかも、彼女は実は果子の実の母親であると告げ…。小泉さんは、二階堂さんとの“親子感”について「特に意識して見せようとは考えなかったです。監督の書いた脚本の中に、まぎれもなく親子感はありました。忠実に演じれば親子に見えるという感じでした」と語る。二階堂さんは「小泉さんの役はちょっとした“爆弾”みたいなので、娘の果子にも“火薬”の部分があればいいなと思ってました」とふり返る。二階堂さんは以前から、小泉さんとの親子役を熱望しており、夢が実現し「幸せです!同じ空気、空間の中にずっといたいと思える方で、勉強させていただきました。嬉しかったです」と語り、どんなところが魅力的なのか?という質問に「全てです」と即答した。そんな2人が、取っ組み合いのケンカをするシーンもあるが、小泉さんは「カメラが回ったらやるしかない!遠慮していたら相手にも監督にも映画にも悪い」と全力で挑んだと明かす。二階堂さんは「リハーサルで小泉さんがプロレス技を…(笑)」と暴露し、小泉さんは「四の字固めが得意なので!」と胸を張ったが“四の字固め”という言葉を発してすぐに「古いですね、技が…(苦笑)」と自虐的に語り、会場は笑いに包まれた。そんな和気あいあいとした女性陣に比べ、男性陣はあまり現場で言葉を交わすことがなかったよう。高良さんは「かなり緊張してました」と告白。特に小泉さんに関して「待ち時間中も『小泉さんがいるぞ!』と緊張してて」と内心は共演を喜びつつも、緊張であまり話しかけられなかったと残念そうに述懐する。一方、板尾さんは「緊張感はなかった」というものの「女性ばっかりで、どんな会話をしたらいいか…。輪に入っていけなかった。下ネタを言うとセクハラと言われそうだし…」と語り「なんでこんな不思議なメンバーをキャスティングしたのか…(苦笑)」と首をかしげていた。『ふきげんな過去』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月25日地獄が舞台のロックコメディ『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』の初日舞台挨拶が6月25日(土)、都内で行われ、長瀬智也、神木隆之介、尾野真千子、森川葵、桐谷健太、清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、宮藤官九郎監督が出席した。修学旅行中の事故で地獄に落ちた高校生が、地獄農業高校の軽音楽部顧問でロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる赤鬼キラーKからギターの猛特訓を受け、現世への転生に挑む。公開延期を乗り越えた全国封切りだけに、長瀬さんは「ようやく見てもらえることが、非常にうれしいです。こんな作品は見たことがないし、これからも出会えない」と感無量の面持ちだった。「誰が一番の鬼か?」をテーマに会話が進んだこの日の舞台挨拶。桐谷さんは「やっぱり神木くんかな。みんなでケータリングのカレーを食べていたら、ご飯は普通盛りなのに、ルーがティースプーン1杯分なんですよ(笑)。これは鬼だなと。もう、神木ルー之介に名前、変えたら?」といじり倒し。神木さんが「鬼はやっぱり健兄ぃ(桐谷さん)ですね。とにかくアドリブが多い」と反撃すると、「いや、それはちゃんと(アドリブに)応えてくれるから。本当、ルーのおかげです!」と“口撃”の手を緩めなかった。長瀬さんも「僕も隆(神木さん)かな。地獄の拷問を受けて、縛ったり吊るされたりしているのに『いや、大丈夫です』って。まさか快感を覚えていた?」とこちらも神木さんいじり。誰からも愛されるいじられキャラの神木さんが、本領を発揮していた。また、映画が描く“転生”に話題が及ぶと、長瀬さんは「やっぱ、クドカンさんになりたいです」。そのこころは「かれこれ15~6年、お仕事をご一緒しているので、自分が知らない自分を知っていそうだから」だといい、「いつか俳優同士として、共演もしたい」と再タッグに意欲を燃やした。『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』は全国ロードショー中(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ 2016年6月25日より全国にて公開(C) 2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. /KDDI CORPORATION / GYAO Corporation
2016年06月25日俳優の綾野剛が6月25日(土)、都内で行われた主演作『日本で一番悪い奴ら』の初日舞台挨拶に登壇。実際に起こった警察の不祥事を描く作品で「朝から不謹慎な映画をご覧いただき、ありがとうございます」と恐縮していた。2002年に北海道警察で発生し“日本警察史上最大の不祥事”と称される「稲葉事件」を題材に、北海道警の刑事・諸星要一(綾野さん)が裏社会のスパイと手を組み、でっちあげ、やらせ逮捕、おとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸などあらゆる悪事に手を染める転落人生を描いた。舞台挨拶には綾野さんをはじめ、共演するYOUNG DAIS、お笑いコンビ「デニス」の植野行雄、「TKO」の木下隆行、ピエール瀧、白石和彌監督が出席し、写真撮影では鏡割りした巨大樽に隠された拳銃のレプリカを手にポーズを決めていた。「綾野くんが現場をリードしてくれて、楽しく和気あいあいとした空気を作ってくれた」とYOUNG DAISさん。公開を前に全国の映画館をキャンペーン行脚した植野さんは「70歳くらいの杖をついたおじいちゃんが、『今年いちばん楽しみにしているよ』と言ってくれた」とうれしそうに報告していた。また、主人公に悪事の手ほどきをする先輩刑事を演じたピエールさんは、「最初はいい後輩だったのに、映画の後半では人が変わって、アレレレレって(笑)」と綾野さんの変貌ぶりに驚きの表情。木下さんは「初対面の剛くんが、『思いきり蹴ってください』って。おかげで緊張がほどけた」と感謝を示した。各界で高い評価を得た『凶悪』に続いて、実録映画に挑んだ白石監督は「あくまで役者の映画。役者が輝いてナンボなので、皆さんがここまで輝いてくれたのは誇りに思う」と胸を張っていた。『日本で一番悪い奴ら』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月25日映画『二重生活』が6月25日(土)に公開を迎え、主演の門脇麦をはじめ、長谷川博己、菅田将暉、リリー・フランキー、岸義幸監督がそろって舞台挨拶に登壇した。小池真理子の同名小説をドキュメンタリー出身の岸監督が映画化。修士論文のために人間の“真理”を知るべく隣人の尾行を始めた大学院生の姿を描き出す。門脇さんは本作で映画単独初主演を果たしたが、公開を迎え「感慨深いです」としみじみ。「いかがでしたか?」と客席に向かって呼びかけると大きな拍手がわき起こり、ホッとした笑顔を見せた。完成した映画については客観的に楽しめたと語り「台本も読んでいるし、ずっと現場にいたのに、(完成した映画は)想像を超えていました。自分が出ていないかのように楽しめました」と明かした。門脇さんが尾行を「楽しかった!ついニヤついてしまいました」とふり返ったのに対し、尾行される立場の隣人を演じた長谷川さんは「常に見られているイヤ~な感じがしましたよ」と苦笑。観終わったばかりの観客に向け「みなさん、こういう映画観て、イヤらしい気分になるんでしょ(笑)?」と語り、会場は笑いに包まれた。菅田さんは、門脇さんの恋人役を演じたが、撮影中にあまりの心地よさについ本当に眠ってしまったことがあったという。門脇さんの「寝ちゃいましたね」という指摘に「おれ、寝てました…」と照れくさそうに明かしたが、肝心のそのシーンは、編集で断腸の思いでカットされてしまったそう。カットと言えば、大学教授役のリリーさんがフランス語で話をするシーンも「先生に(セリフを)吹き込んでもらって車でずっと聞いてて、現場にも先生がいてしゃべってたんですが、バッサリ切られました…」と明かす。とはいえリリーさんは「むしろ、絶対に切るだろうと思ったし、切ってくれと思ってました」と本音を漏らし「麦ちゃんがおれがフランス語しゃべると笑うんですよ…」と苦笑していた。この日は、キャスト陣4人がそれぞれ公開を迎えての気持ちを自作の4文字熟語で表現!門脇さんは「多人観欲」と書いたフリップを掲げ「そのまま(笑)。多くの人に観てほしいです』と訴える。菅田さんは「良寝真下」と書いて「普段は、クランクインの前なども寝れないことが多いけど、今回はよく寝れました!」とニッコリ。門脇さんは「“真下”ってそういうこと?頭いい!」と感嘆するが、菅田さんは冷静に「頭よくねえよ!頭よかったらもうちょっとちゃんと4文字で書くわ!」と自虐的に語り、再び会場は笑いに包まれる。長谷川さんは「超門脇麦」と門脇さんを絶賛!舞台挨拶開始の直前に到着し、よくわからないままいまの気持ちを書くように言われたというリリーさんは「今到不解」とまとめ、笑いを誘っていた。『二重生活』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月25日女優の黒木瞳が初めてメガホンをとった映画『嫌な女』初日舞台挨拶が6月25日(土)、丸の内ピカデリーにて行われ、出演する吉田羊、木村佳乃、中村蒼、古川雄大、ラサール石井が黒木監督とともに顔を揃えた。観客からの「おめでとう」の声に、黒木監督は感極まり、「私たちが皆さまを笑顔にさせたいと思ったのに、皆さまから笑顔をもらいました」と声をつまらせた。本作は、桂望実氏の同名ベストセラー小説を黒木監督が構想4年をかけて映像化したもの。敏腕弁護士と天才詐欺師という境遇も立場も違う対照的な女性が出会い、詐欺師が抱える問題を次々に弁護士が解決していくという、笑いと涙の人生リセット・エンターテインメント。主演の吉田さんや木村さんをもってして「厳しい監督」と評された黒木監督だったが、自身も、「撮影に入ってから帰ろうかなと思ったのも正直、1日あります」と明かし、「でも私の背中を押してくれたのはスタッフ、キラキラした演技を見せていただいた俳優、そして笑顔になってくださるだろう観客です」と、感謝の気持ちを言葉で示した。とはいえ、やはり初日は緊張したようで、「出演しているときといまの立場は全く違うので、いま、大変緊張しています。女優と変わらない気持ちになるように、朝、焼きそばを食べてきました(笑)」と、朝からがっつり食して万全の態勢で臨んだという。黒木監督の演出で驚いた点を訪ねられた吉田さんは、「女優が女優を撮るので演出にもちょいちょい瞳さんの芝居の要素が入ってきます。瞳さんは音にこだわる方で、ナレーション収録のときに『羊ちゃん、いまの音はド、レ、ド、ド、でお願い』と言われて(笑)」と、意図を理解するのに苦労したと言えば、黒木監督は必死にその場で解説を始めた。観客もポカンとする中、ラサール石井さんが「全然分かんない」と口火を切ると、中村さんも「楽譜を全然読めないので…」と、困惑顔。黒木監督はミュージカル俳優の古川に助け船を求めるも、「僕、ミュージカルをやってるんですけどちょっと分からない、すいません(笑)」とにべもない態度をとられ、「え~」と立ち尽くした黒木監督だった。『嫌な女』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)
2016年06月25日「関ジャニ∞」の横山裕が24日(金)、都内で行われた新連続ドラマ「ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」制作発表会見に主演の波瑠、共演の要潤、林遣都、原田美枝子、渡部篤郎と共に出席した。本ドラマは、驚異的な記憶力を持つ警視庁刑事部捜査第一課の新人刑事・藤堂比奈子(波瑠)が、個性豊かなメンバーと共に不可解な連続猟奇殺人事件の謎解明に挑むさまを描いた犯罪ミステリー。比奈子の先輩でアウトローな刑事・東海林泰久役を演じる横山さんは、豪華キャストの共演に「毎日、すごいぜいたくな時間を送りながら撮影に挑んでいます」と感無量の面持ち。楽しみにしていたアクションシーンでは「体にアザを作りながらやっています」と大変さをうかがわせるが、犯人を殴るシーンの撮影をふり返り、「カットがなかなかかからないから、いつまで殴るんやろ、申し訳ない…と思いましたが、遠慮してNGを出す方が悪いので容赦なくやりました」と男気も見せる。さらに、「もっと(アクションを)やりたい」と貪欲な姿勢。そんな横山さんに「横山さん史上一番格好いい役」と褒めちぎるプロデューサーだが、横山さんは「恥ずかしいですね。わからないです…」と照れ笑いを浮かべた。本役を満喫している横山さんだが、共通点はあまり感じていない様子。「僕は沸点が高まっても抑えられますね。キレないです」とキッパリ。過去にはストレスがたまりきった時、誰もいないサウナひとり大声をあげたそうだが「その辺、僕は大人やなと思います」とにっこり。人に迷惑をかけないことを強調すると、「短気ですけどそれを(人に)見せないよういしています。今日の質問でも何回か怒ってたかもしれないですが、(怒っている表情を見せないのは)大人の証でしょう」とぶっちゃけ、笑いをさらった。ドラマ「ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」(毎週火曜夜10時~10時54分)はフジテレビ系で7月12日より放送(初回は夜9時より2時間スペシャル)。(text:cinemacafe.net)
2016年06月24日1993年から開催されている「フランス映画祭2016」が今年も開催され、6月24日(金)、オープニングセレモニーが行われた。10年ぶりの来日となったイザベル・ユペールのほか、スペシャルゲストに浅野忠信、是枝裕和監督らが出席した。「フランス映画祭」は毎年日本で行われている映画祭で、日本初公開となるフランス映画の新作を中心に上映される。本年もクラシック作品1本を含む全13本がスクリーンを彩り、記念すべきオープニング作品には、カトリーヌ・ドヌーヴが主演を務めた『太陽のめざめ』がラインナップされた。団長に就任したイザベルは、ジェラール・ドパルデューと共演した『愛と死の谷』と『Asphalte』(原題)に出演している。赤いジャケットに黒いパンツ姿で颯爽と登場したイザベルは「こんばんは。わたし、とても、しあわせです」と日本語で話すとフランス語で「(日本語を)頑張りました。次回はもっと頑張ります。フランスでは日本の映画が大好きだから、日本でぜひ撮影したいです」と、日本での映画出演に意欲を見せ、キュートにほほ笑んだ。カンヌ国際映画祭<ある視点>部門に正式出品した映画『海よりもまだ深く』でメガホンをとった是枝監督は、花束ボーイとして登場。緊張した面持ちで花束をイザベルに手渡しながら、「フランス映画史そのもののような女優さんです」と讃え、「いろいろな形でお互いの国の映画が交流し合って、刺激できればと思います」と、日仏映画の架け橋になれればと抱負を語った。さらに、同じく本年度カンヌ国際映画祭<ある視点>部門 審査員賞に輝いた『淵に立つ』の深田晃司監督と主演を務めた浅野さんも壇上に上がり、カンヌを賑わせた日本人が揃った。浅野さんは、イザベルさんの横に立つと終始そわそわで、「僕はイザベルの大ファンで、本当に今日うれしくて。僕は映画のことは分かっていなくて、何しろイザベルさんに会えるということで来ました。ぜひ深田監督に僕とイザベルさんの映画を撮ってほしく、そのために来たようなものです」と、少年のような笑顔で語り、これにはイザベルさんも浅野さんに向き直り“快諾”かに見える拍手を送っていた。そのほか、フランソワ・ファヴラ、ローラン・ラフィット、パスカル・プザドゥー、マルト・ヴィラロンガ、ギヨーム・ニクルー、マイウエン、ウニー・ルコント、ニコラ・サーダ、マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール、ルシール・アザリロヴィック、ロッド・パラドが登壇した。「フランス映画祭2016」は6月24日(金)~27日(月)まで有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇で開催。(cinamacafe.net)
2016年06月24日斎藤工が6月23日(木)、開催中の「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2016」にて「ショートフィルムの可能性 by 斎藤工」と銘打って行われた舞台挨拶に主演短編映画でザ・ブルーハーツをモチーフにした作品を携え出席。劇場公開の実現を熱烈に訴えた。俳優としての活動のみならず、熱烈な映画ファンとして知られ、自身もショートフィルムの監督をした経験もある斎藤さん。以前から同映画祭に深く関わってきたが、この日は自身が参加した3本の短編映画が上映された。お笑いコンビ「ニッチェ」(江上敬子&近藤くみこ)らと共に作り上げたアニメ『スーパーベジタブルブギ』では、スーパーマーケットを舞台に野菜や魚が繰り広げるシュールなやり取りが描かれており、斎藤さんはサツマイモ、サバなど計4役の声を担当。セリフのほとんどが斎藤さんお得意の(?)卑猥な下ネタということもあり、会場はたびたび笑いの渦に包まれる。一方、河瀬直美監督による5分の作品『RESPECT』は目が見えない男性、耳が聞こえない女性、話すことができない男性を通じて静かに理解と協調に何が必要かを描き出す。そして、井口監督による『ラブレター』は「ザ・ブルーハーツ」による同名曲をモチーフにしており、斎藤さん演じる脚本家と要潤演じるその友人が突然、学生時代にタイムスリップ!事故で亡くなるはずの想いを寄せる女生徒を救うために奮闘するのだが…。同作は、もともと「ブルーハーツ」のデビュー30周年を記念して制作された6本の短編からなるオムニバス映画『ブルーハーツが聴こえる』の1編で、他5本には新井浩文、尾野真千子、永瀬正敏、水原希子らも参加しているが、この豪華キャストにもかかわらず、劇場公開はされぬまま2年近くが過ぎている。斎藤さんは、会場の映画祭関係者、報道陣、そして観客に公開を熱く訴え、通常では観客には許可されない写真撮影も、作品のためにOKし、SNSなどでの拡散をお願いした。井口監督は、映画少年だった自分自身をタイムスリップする主人公に反映させたと明かし「工さんに託しました!」と語る。山本舞香が演じるヒロインを主人公が8ミリビデオに収めるシーンがあるが、監督はそのカットで、実際に斎藤さんにカメラを預け、そこで撮られた映像を実際に映画でも使用していることを明かす。「工さんは“作る人”の心を持ってる。それがわからない役者では成立しない」と語り、監督の想いを受けた斎藤さんも「責務を感じました」とふり返った。山本さんはこの2年の間で『暗殺教室』やJRスキーのCMに出演するなど若い世代を中心に大ブレイクを果たしており、斎藤さんはその点も踏まえて「何とか公開を…!」と呼びかけ「作品が出来上がっても、みなさんに届けなければ映画じゃない」と何度も繰り返した。青春の輝き満載の同作とは打って変わって『スーパーベジタブルブギ』では、声だけの出演ながらゲスなセリフを連発し存在感を見せている斎藤さん。特に、スーパーマーケットのフランスパンとフランクフルトの情事(!)のシーンでは、ミラクルひかると共に“フランスっぽさ”を出すためにフランスにまつわるセリフをいい声でぼそぼそと語るが「5つくらいしか語彙がなかった(苦笑)」ため、途中で「凱旋門」「モンサンミッシェル」など情事と全く関係ない言葉も散見…。未成年の女性の観客からの同シーンについての質問に「僕はいつも、ああいう感じです!」と堂々と語り、本作について「自由度は高かったけど、アート性はゼロ…というかマイナスに振り切ってる。ふざけ過ぎです」と自虐気味に語っていた。またショートフィルムに関して「スマホを持ってる人はみんなディレクター!主婦が映画を撮っちゃいけないというルールはない!」と誰もが“撮れる”時代であると強調!情報量という点からも「ショートフィルムは時代にフィットしたエンタメだと思います」と語っていた。(text:cinemacafe.net)
2016年06月24日7月23日(土)より日本公開されるブレイク・ライヴリー主演最新作となるサバイバル・ヒロイン・アクション『ロスト・バケーション』。このほど、6月24日(現地時間)の全米公開を前に、本作のプレミアイベントがニューヨークにて開催、ブレイクらキャスト陣やジャウマ・コレット=セラ監督が、海を舞台とした本作にちなんだブルーカーペットに登場した。サーファーで医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は、バケーションを利用して秘境の島を訪れた。大きな太陽に照らされて輝く砂浜、人のいない真っ青な海。日常を忘れ、ひたすら波と戯れるナンシーの至福の時間は、“海のモンスター”によって一変!脚を負傷しながらも無我夢中で近くの岩場にたどり着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る…。本作で、海上の岩場にたった1人、周囲を巨大サメが泳ぎ回る、という極限の中を生き延びようとするヒロインを熱演したブレイク。現在、『グリーン・ランタン』で共演し、日本でも大ヒット中の『デットプール』主演で夫のライアン・レイノルズとの間にもうけた第2子を妊娠中。今年度カンヌ国際映画祭のレッドカーペットではボディラインを強調した華麗なるドレスの数々で世界中のメディアの話題をさらっていたが、今回のプレミアでも、彼女の美しいドレス姿は会場のマスコミ陣を魅了し、世界中のカメラマンからフラッシュを浴びていた。会場のAMCリンカーン・スクエアは、波をイメージした装飾が施され、海の中での出来事が描かれる本作にまさにピッタリな雰囲気。劇中ではほぼ全編、水着で挑んだブレイクは、プレミアでは髪をオールアップのポニーテイルに、NYの大人気ブランド「キャロリーナ・ヘレラ(Carolina Herrera)」のデコルテを強調した黒と白を基調としたチュールドレスに身を包み、エレガントな装い。また、プライベートでもお気に入りのブランドで知られている「クリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)」の黒のハイヒールを履きこなし、マスコミの質問などに応じた。フラッシュを浴びながらブルーカーペットを闊歩するブレイクは、さながら海の女神のよう。本作を「とても怖くてスリリングな映画で、夏を感じることのできるパーフェクトな映画」と語り、「感情を表現するのはとても挑戦的だったけど、肉体的にも大変だった。アスリートのように特訓したわ」とふり返った。さらに、本作のメガホンを撮ったセラ監督と『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』など何度も共演を果たしたリーアム・ニーソンもブルーカーペットに登場、マスコミ陣を沸かせていた。『ロスト・バケーション』は7月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月23日俳優の生田斗真が6月22日(水)、都内で行われた主演作『秘密 THE TOP SECRET』の完成披露試写会に出席。過去にテレビ番組の企画として、「ストロベリーパフェ」名義でCDデビューしていた“秘密”を告白し「別に隠していたわけじゃないですけど」と照れ笑いを浮かべた。清水玲子によるミステリーコミックを原作に、被害者の脳に残った記憶をスキャンする「脳内捜査」を専門とする警察庁の特別機関「第九」の捜査官たちが、精神崩壊の危険にさらされながら、迷宮入り事件の真相を暴き出す。新宿ピカデリーで行われた舞台挨拶には、生田さんをはじめ、岡田将生、松坂桃李、織田梨沙、栗山千明、椎名桔平、大森南朋、大倉孝二、木南晴夏、平山祐介、大友啓史監督が出席した。「なかなか近頃見たことがない映画になっています。見終わった後は、ちょっと人生変わっちゃうかもしれないので、ぜひ覚悟してご覧ください」と観客に“挑戦状”を叩きつけた生田さん。自身にとっても、本作で演じる主人公の薪剛は新境地だといい、「大友監督から『ぜひ新しい生田斗真を見せてくれ』とはっぱをかけていただいた。それにここにいる皆さんが、キャラクターを広げてくださった…って真面目かっ!」と笑いを交え、監督とキャストに感謝を伝えた。日本での封切りを前に、韓国、台湾、中国、フィリピンでの配給が決まっている本作。7月14日(現地時間)からカナダのモントリオールで開催される「第20回ファンタジア国際映画祭」コンペティション部門への出品も決定している。大友監督にとっては2年前、『るろうに剣心 京都大火編』が同映画祭の観客賞銅賞を受賞している縁深い国際舞台で、「現地はフランス文化圏なので、異文化への理解も深いし、日本映画のファンも多い。海外の皆さんに、どんな風に受け入れられるか非常に楽しみです」と期待に胸を踊らせた。『秘密THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月22日人気コミックを実写化した『秘密 THE TOP SECRET』のレッドカーペットセレモニーが6月22日(水)、東京・新宿モア四番街で行われ、生田斗真、岡田将生、松坂桃李、織田梨沙、栗山千明、椎名桔平、大森南朋、大倉孝二、木南晴夏、平山祐介、大友啓史監督が登場した。清水玲子によるミステリーコミックを原作に、被害者の脳に残った記憶をスキャンする「脳内捜査」を専門とする警察庁の特別機関「第九」の捜査官たちが、精神崩壊の危険にさらされながら、迷宮入り事件の真相を暴き出す。主人公である第九室長・薪剛を演じる生田さんをはじめ、岡田さん&松坂さんの「ゆとりですがなにか」コンビ、本作で鮮烈な映画デビューを飾った織田さん、日本を代表するクールビューティーの栗山さんら超豪華なキャスト陣&監督総勢11名の“新宿降臨”に、駆けつけたファンや街ゆく人々は大興奮だった。<生田斗真>新宿のど真ん中にレッドカーペットを敷いていただき、歩かせていただき、光栄です。雨が降らなかったのも、皆さんのおかげです。<岡田将生>楽しく歩かせていただけました。緊張して、汗がすごいですけど(笑)。<松坂桃李>新鮮なイベントですし、岡田将生くんと歩けたのも良かったですね。緊張?しましたね。ふわっとした気持ちです。『秘密THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月22日映画『日本で一番悪い奴ら』の公開を記念し6月22日(水)、新宿駅東口前の広場に“新宿日悪(にちわる)署”が出現!落成を記念し主演の綾野剛、主題歌を担当する「東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama」が来場し、生ライブで会場を熱狂に包んだ。北海道警で起きた実際の事件を基にした本作。正義に燃える警察官が、裏社会の勢力やスパイと癒着し、次々と悪事に手を染めていく様を描き出す。新宿駅東口のステーションスクエアには、7mの高さもある敬礼する綾野さんの姿を映した巨大ポスターが設置され、その前には「新宿日悪署」という紋章付きの即席警察署が出現!ギャル風婦警10名に迎えられて、サイレンと共に登場した綾野さんは「セクシーなみなさんが…(笑)」と頬を緩ませつつ「新宿にお集まりのみなさま、新宿日悪署署長としてここに立たせていただいてます!」と挨拶。新宿のど真ん中に警察署を勝手に新設してしまうというプロモーションに「サイコーですね。宣伝部、どこまでワルなんだか…」と苦笑しつつ「日本で一番ロックな署を目指したい!この場でこんなことができるって最高にロック!日本がやや潔癖になっている中で、“祭り”としてこうやってみなさんと過ごせるのが嬉しい」と喜びを口にした。そして、スペシャルゲストとして「東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama」が登場し、多くの観客が見守る中で主題歌「道なき道、反骨の。」を生で披露!綾野さんは、客席側で立ってライブを堪能し、ノリノリで体を上下させていた。演奏が終わると綾野さんはステージに戻ったが「サイコーでした!今年一番楽しい!カッコよかったです」と興奮冷めやらぬ口調で語り、谷中敦と横山健に挟まれている自分の姿に「日本で一番悪い状態(笑)!異常なことですから…」と恐縮しきり。谷中は映画について「大傑作!綾野さんの演技に引き込まれました」と語り、楽曲について「僕らの世代的に反骨のヒーローを見て育ってきたし、昭和の悪い映画を観てエネルギーをもらってきた。『おれたちの時代も未来は見えなかった。同じだから頑張ろうぜ!』と若い人に向けたメッセージになれば」と思いを口にした。『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月22日映画『クリーピー 偽りの隣人』の公開を記念して6月21日(火)、主演の西島秀俊と黒沢清監督、さらに本作には出ていないが黒沢組常連で、同監督の下で17年前の『ニンゲン合格』で西島さんとも共演している役所広司も来場し、異例のトークイベントが開催された。“クリーピー”は「気味が悪い」を意味する英語で、ある失踪事件の謎を追う犯罪心理学者が妻と共にまさにクリーピーな事件に巻き込まれていく様を描き出す。役所さんは、自身が出ていない作品の感想を、黒沢監督の前で求められ「僕にとっても監督は映画の先生なので…(苦笑)」と困惑しつつ「エンターテインメントとしても面白く、観終わって解釈の余白を与えてくれる」と称賛。「なんでここに僕が出ていないんだと思った」と嫉妬交じりに語るが、西島さんは「役所さんが出たら僕が出られない」と苦笑。黒沢監督も「ワンカットでも出てもらえばよかった…」と悔やんだが、役所さんは「犬でもいいから」と語り、会場は笑いに包まれた。トークでは1999年に公開された『ニンゲン合格』の思い出も!黒沢監督が「当時は僕も若く、哀川翔さんが出てるいわゆるVシネをいっぱい撮ってて、その流れの中で役所さん主演の『CURE』を撮り、次の年に同じ流れで『ニンゲン合格』を撮ったんです。楽しかったけどVシネのノリで、とにかく作ることだけで楽しかった」と述懐。西島さんは「当時は僕はほとんど映画の一番手なんてなかったんですが、話をいただいたら、役所さんに哀川さん、麻生久美子さん、大杉蓮さん、洞口依子さん、菅田俊さんと黒沢組のオールスターで、戻れるならあの時に戻りたいです…(笑)」と懐かしそうにふり返る。役所さんは、西島さんについて「『ニンゲン合格』で仕事して、なぜ黒沢監督が西島くんをキャスティングしたか分かりました。(一時期は)あまり、TVに出てなかったのが、最近はTVにも出て、頑張ってるけど、また映画中心で40代、50代と黒沢監督とやれる役があるんじゃないかと一ファンとして楽しみです!」とエール!黒沢監督は「今回の『クリーピー』は、かつては(主演は)役所さんだった。今回、役所さんではないと思いつつ、どこかで『役所さんなら高倉役はこうかな?』とどこかで基準というか、モデルにしてるところがあった。『CURE』の頃の役所さんとほぼ同い年の西島さんならどうするか見たかったし、ポジションが似ている」と2人の名優をハッキリと比較の俎上にあげて語る。西島さんは「僕はただの(役所さんの)ファン(笑)。黒沢監督の作品で、役所さんの役は、最初は人間だけど、どこかで人間を超えた“何か”になる。それは役所さんにしかできない。『クリーピー』を『CURE』と比べる声もありますが、正直、勝負にならないです(苦笑)」と改めて役所さんの偉大さについて語った。『クリーピー 偽りの隣人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月22日ディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のジャパン・プレミアが6月21日(火)、都内で行われ、来日中のミア・ワシコウスカ、ジェームズ・ボビン監督、プロデューサーのスザンヌ・トッドが出席した。会場となった東京・六本木ヒルズアリーナには、映画の世界観をイメージした巨大なステージが登場し、トランプの兵士や時計をイメージした住人がパフォーマンスを披露。関係者によると、会場周辺を含めて2,000人ものファンが集結し、マッドハッターや赤の女王などお気に入りキャラのコスプレに興じる人も数多く見られた。そんな歓迎ムードのなか、ミアは「ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)」のドレスに身を包み、満面の笑顔でレッドカーペットに登場。ちなみにイヤリングは「フレッド・レイトン(Fred Leighton)」、ヒールは「ブライアンアトウッド(Brian Atwood)」だといい、劇中のアリスに比べて、より実年齢に近い大人っぽいコーディネートで、華やいだ雰囲気に振りまいていた。そんなミアが日本の地を踏むのは、約6年ぶり2度目で「前回はオフの時間が2時間しかなかったの。今回は温泉に行ってみたいし、日本食も食べつくしたい」と期待に胸を膨らませた。プレミアを盛り上げる豪華な舞台装置については、「映画よりもすごいかも…。なんて言ったら、映画の美術スタッフに悪いわね」とお茶目に語り、「私自身、撮影がとても楽しかったから、皆さんには同じくらい楽しんでほしい。アリスは自立した好奇心旺盛な女の子。『ありのままでいればいいんだ』と思える強さを感じてもらえれば」と映画をアピールした。ボビン監督とトッド氏はそれぞれ「皆さん、こんばんは。今日はどうもありがとうございます」「東京に来てうれしいです。ワンダーランドにようこそ。時間は貴重です」と日本語の挨拶を披露。ボビン監督は妻のフランチェスカさんを、トッド氏は14歳になる息子のダッシュくんを連れての来日で、「家で待つ3人の子どものために、ロボットのおもちゃを買って帰りたい」(ボビン監督)、「猫カフェと日本庭園、それに秋葉原にも行きたい。おすすめスポットがあれば、ツイッターで教えて」(トッド氏)と日本を満喫する予定だ。ティム・バートン監督による大ヒット作『アリス・イン・ワンダーランド』のシリーズ最新作。青い蝶に導かれ、不思議な鏡をくぐって再びワンダーランドに足を踏み入れたアリスが、時間の番人タイムと対決し、行方不明になった家族を待ち続けるマッドハッター(ジョニー・デップ)を救う冒険に旅立つ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月21日宮藤官九郎監督最新作で長瀬智也(TOKIO)主演の『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の試写会が6月20日(月)に開催。宮藤監督、長瀬さんに共演の神木隆之介、桐谷健太、清野菜名が舞台挨拶に登壇した。好きな女の子にキスもできぬまま死んで、地獄に落ちてしまった高校生が、地獄専属のロックバンド地獄図(ヘルズ)に強制加入!?閻魔の裁きを受けて現世に転生するチャンスをつかもうと奮闘するが…。長瀬さんは、撮影中に最も笑ったエピソードとして「隆(=神木さん)の顔色が、地獄に落ちたばかりということで(メイクで)すごく悪かったんですが、本当に悪いのかと思った」と述懐。桐谷さんも「背中をさすってあげたりした」とふり返るが、心配する長瀬さん、桐谷さんらが地獄の“鬼”役ということで全身赤、緑のメイクを施されており、桐谷さんは「(神木さんに)『自分らに言われたくないよ!』『顔色どころじゃないじゃん!』と突っ込まれた(笑)」と明かし、会場は笑いに包まれる。現場ではたびたび、このやり取りがネタとして繰り返されたそうが、長瀬さんは「顔色がグレーで、スタジオの壁もグレーだったから…」と壁の色と区別がつかなかったとまで言い、桐谷さんは「君たちに言われたくない!」とそのときの神木さんの口調をモノマネで再現。神木さんは「そんな言い方してない!」と苦笑しきりだった。ちなみに、その桐谷さんも撮影以外の場でたびたび、長瀬さんにムチャぶりをされていたようで、神木さんは「健にい(=桐谷さん)は、長瀬くんにラップのムチャぶりされてて面白かったです」と証言。桐谷さんは、焼肉屋で長瀬さんにラップのムチャぶりをされたことをふり返り「うまいこと返したら、長瀬さんに『お前、やっと汚名を返上したな』と言われて、なんでそんなこと言われなくちゃいけないの?と傷ついた!基本、(長瀬さんは)ムチャクチャやで!」と苦笑交じりに訴える。清野さんは飄々とした口調で「基本的に、桐谷さんがすごく面白かったです」とざっくりした感想で現場の様子をまとめ、会場は再び笑いに包まれていた。『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』は6月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ 2016年6月25日より全国にて公開(C) 2016 Asmik Ace, Inc. / TOHO CO., LTD. / J Storm Inc. / PARCO CO., LTD. / AMUSE INC. / Otonakeikaku Inc. /KDDI CORPORATION / GYAO Corporation
2016年06月20日ファン待望の新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を引っさげ、主演のミア・ワシコウスカ、ジェームズ・ボビン監督、プロデューサーのスザンヌ・トッドが6月20日、都内で記者会見ならぬ“お茶”会見を開催した。劇中に登場するティーパーティを和テイストで再現したこの日の会見。ミアたちは、テーブルに並べられた伝統工芸品に興味津々で、会見中も同席する通訳に「これは何?」とたびたび質問する場面も。3人がお茶で乾杯したり、ボビン監督がネコの形をした和菓子を手におどけたりと、すっかり日本式ティーパーティを満喫していた。ティム・バートンに見いだされ世界的ヒットを記録した前作『アリス・イン・ワンダーランド』に大抜擢されたミアは、6年という“時間”を経て、いまや若手実力派女優として大きく成長。「前作のアリスが、冒険を通して自分を発見したとすれば、今回はいろんな経験から学び、自信を持ち始めたアリスが主人公。その道のりは、私自身にも重なったので、役作りに活かすことができた」と誇らしげに語っていた。再びワンダーランドに足を踏み入れたアリスを待っていたのは、過去の悲劇に囚われ、すっかり元気をなくしたマッドハッター(ジョニー・デップ)の姿だった。そんな彼を救うため、時間の番人であるタイムと戦い、過去を取り戻す冒険を繰り広げる。「過去は変えられないけど、過去から学ぶことはできる。映画を見てもらえれば、愛する人のために、いまこの瞬間を生きる大切さを感じられるはず」とミア。前作からメガホンを引き継いだボビン監督は「ティムが作り上げた世界、そして原作がもつ精神性を尊重しながら、よりドラマチックな作品に仕上がった」と手応えを示し、トッド氏は「ティムとはあらゆる点で議論を重ねたわ。ワンダーランドはアリスの潜在意識であり、見る人の感情に訴えかける現実的なストーリーになった」と語っていた。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月20日香港の映画会社メディア・アジアが製作するジョン・ウー監督の超大作で、チャン・ハンユーと福山雅治がW主演を務める『追捕 MANHUNT 』(原題)が、今月大阪でついにクランクイン。17日には、中国・香港メディアに向けクランクインを報告するプレスイベントを大阪・あべのハルカスにて実施。メディアへの個別取材の前に、映画の完成の無事を願ってのスタッフキャストによる鏡割のイベントが行われた。公正誠実な国際弁護士・杜秋(チャン・ハンユー)は、自身の送別パーティー後、突如、同僚女性殺害の容疑を受ける。杜秋逮捕に全身全霊を傾けている敏腕警部・矢村聡(福山雅治)は、杜秋の行動を何度も把握しながらも逃げられてしまい、臍を噛みつつも密かに杜秋の機知に敬服もしている。同時に殺人事件の状況証拠を怪しく思い、杜秋が罠にはめられているのではないかとの疑問を持ち始め――。本作は、西村寿行の同名小説を原作とした、1976年に故・高倉健が主演した日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』の再映画化。当時、中国でも上映され社会現象となるほどの大ヒットを記録。本作も日中共に大きな反響が期待され、製作費は4,000万米ドルを投じる超大作となっている。監督には『ミッション・インポッシブルII』『レッドクリフI&II』などを手掛けるジョン監督。そして、プロデューサーにゴードン・チャンとチャン・ヒンガを据えて臨む。また、主演は『戦場のレクイエム』でも知られる中国の俳優、チャン・ハンユーと日本の俳優・福山さん。共演には、ハ・ジウォン、チー・ウェイ。さらに日本からも新旧実力派を揃え、國村隼、桜庭ななみ、池内博之、竹中直人、TAO、倉田保昭が参加している。撮影が始まったばかりの先日、撮影の順調な進行と安全を祈願し、撮影の行われた大阪のランドマーク、あべのハルカスにて鏡割りが挙行された。この日の出席者はジョン監督、プロデューサーのゴードンとチャン・ヒンガ、撮影のために来日したチャン・ハンユー、福山さん、チー・ウェイ、國村さん、桜庭さん、池内さん、TAOさん。さらにメディア・アジア・グループのピーター・ラム主席も激励のため大阪入り。大阪府大阪市も『追捕』がメインロケ地に大阪を選んだことを重視しており、先だって表敬訪問を行った大阪府知事および大阪市市長らも駆け付けた。そして、監督および主演俳優は、鏡割りの後盃を酌み交わして撮影開始を祝った。今回、ジョン監督からのオファーを受け、快諾したという福山さん。「ジョン・ウー監督のオファーを断る理由はありませんでした」と語った福山さんは、実際に撮影に入り「非常にクリエイティブに富んだ現場だと思います」「またジョン・ウーさんは演者にすごく優しく気を使ってくださる。アイディアがあれば積極的に欲しいと言ってくれるし、演者のクリエイティブとコンディションを最優先に考えてくれます」と監督について話した。また今後は「映画出演についてもいい話があれば是非とも参加したいですし、音楽についても何年も前から中国でのコンサートをやりたいと思っていて、実際に計画もたてています。コンサートでも早く皆様にお会いしたいですね」と中国進出についても語った。すでにCM撮影で福山さんとタッグを組んでいたジョン監督。福山さんの印象については「彼は何事にも真摯に打ち込むすばらしい俳優です」「彼は非常に風格があり、様々な可能性を無限に感じる、同時に非常に思いやりにあふれているところが魅力です。世界に通じる歌と演技の才能を持っています。彼は歌においても演技においても、自身の信念を持って挑んでいる点でとても偉大です」と絶賛し、「この作品で彼が演じる役は、思慮深く、熱い心を持った人物です。彼はその役を必ずこなしてくれると思います」と期待を抱いているようだ。さらに今回W主演を果たす2人はお互いについてこう語る。「男らしく、力強い印象で、お芝居もすごくパワフル。でも、パワフルな中でも繊細な印象もあって、それもまたお芝居の中で、力強さと繊細さが同居したお芝居をされるんではないかなと想像しております。チャンさんと一緒にこの作品で化学反応をおこしていきたいと思います」(福山さん)。「福山さんの出演されている作品はかなりみていました。お会いしてもとてもクールで、やさしい印象です。役に対して真剣な態度で向き合っているので、とても尊敬できるので、今回共演できることを非常に楽しみにしています」(チャン・ハンユー)。劇中では大いに対峙する2人だが、お互いに今回の共演を非常に楽しみにしているようだ。なお本作は、オール日本ロケで撮影が行われ、クランクアップは10月を想定。また中国では2018年春、日本でも同年公開予定とのことだ。『追捕 MANHUNT』 (原題)は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年06月20日味噌のトップブランドとして知られる「マルコメ」の秋冬新商品発表会が行われ、新TVCMのミューズとなったミランダ・カーが登壇した。昨日の来日時には白Tシャツにデニムというナチュラルコーデだったが、本日はアイスブルーの胸元がざっくり開いた膝丈シャツワンピースで登場、途中ではエプロン姿も披露し、会場を沸かせた。この日は、「私に生きる食。美麻高原蔵篇」をはじめとする4種のTVCMがお披露目された。CM内では、家の中やバルコニー、そして草原を眺められるような美しい風景のもと、ミランダがリラックスして料理を楽しむ様子などが収められている。発表会で、ミランダはCMで披露したみそ汁と、大豆粉を使用したクレープを調理。普段から料理が大好きというミランダは、登壇した同社の青木社長に「It’s for you」と笑顔で料理を手渡した。緊張の面持ちで受け取った青木社長だったが、一口食べるなり「デリシャス!何も言えねえ!」と、その美味しさに舌鼓を打ち、「これを飲むと美人になります」と勢いに乗って商品をアピール。ミランダも応え、「愛をいっぱい込めました」と満面の笑みを広げた。もともと味噌汁を愛飲していたというミランダは、「発酵食で栄養も高くビタミンBも豊富で体にいいのと同時に、お肌にもいいし美容にもいいので好んで飲んでいます」と、その美肌の秘密にもなっていると説明。さらに、グルテンフリーのクレープについては、「消化にいいし、小麦よりも健康にいいということで食生活に取り入れています。グルテンを含んだものは美味しいんですけど、体が重たく感じたり疲れが出やすかったりするので、グルテンフリーの食事を心がけています」と、さすがトップモデルといった食生活の様子を語った。愛息子である5歳のフリン君もママが作る料理が大好きだと語り、「息子は私がグルテンフリーで作るマフィン、パンケーキが大好物です。オートミール、卵、バナナで作っています。クレープやケーキなども作ることができますよね」と、レパートリーを挙げ、「料理で大事なのは愛情を込めるところだと思います」と、目じりを下げていた。なお、明日6月21日(火)には、「ミス世界発酵食」セレモニー開催のため、ミランダは長野県大町市にある「マルコメ」の味噌蔵である“美麻高原蔵”を訪問予定。(cinamacafe.net)
2016年06月20日俳優の福士蒼汰と女優の芳根京子が19日(日)、都内で行われたフジテレビ系大型スペシャルドラマ「モンタージュ 三億円事件奇譚 前編」の先行試写会に出席。福士さんは、真面目過ぎる性格ゆえに“つまらない男”の烙印を押されてしまった。漫画家・渡辺潤による同名コミックを、2夜連続でドラマ化。2009年の長崎を舞台に、高校3年生の鳴海大和(福士さん)と幼馴染みの小田切未来(芳根さん)が、昭和最大の未解決事件・三億円事件という大きな渦に巻き込まれ、軍艦島に隠された三億円の謎や事件の真相に迫っていく。唐沢寿明、西田敏行、劇団ひとり、遠藤憲一、夏木マリらも出演する。3億円を手にした場合の使い道を聞かれた福士さんは「迷いに迷い、僕は使わないと思う。貯蓄」と真面目過ぎる返答で、司会のフジテレビアナウンサー・笠井信輔からは思わず「つまらない男だね~」とのツッコミが。それでも「僕は本当にお金に欲がなくて使わない。3億円あっても困るだけ。寄付したり、家族にあげたりするかも」と無欲すぎる性格を明かした。一方の芳根さんは「お店のレジに行って『以上、10点で3億円です』と言われて『一括で』と払いたい」と独特な願望を口にし、会場を笑わせた。福士さんと芳根さんはドラマ初共演。それぞれの第一印象について、芳根さんは「背が高い」、福士さんは「目がデカ!羨ましい」とビジュアルが気になったよう。撮影で仲を深める内に福士さんは芳根さんを「真っ直ぐなお芝居をする女優さん。天真爛漫イメージそのままで、明るい太陽のように皆を和ませてくれる」と評価。その芳根さんは「人見知りなので話せませんと言ったら、声をかけてくれて、私が鼻歌を歌っても『何の歌?』と気にしてくれた。助けてくれて支えてくれて、撮影期間は大変お世話になりました」と福士さんの気遣いに感謝しきりだった。「モンタージュ 三億円事件奇譚」の前編は6月25日(土)、後編は6月26日(日)それぞれ21時よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年06月20日佐藤浩市、緒形直人、永瀬正敏が6月19日(日)、映画『64-ロクヨン-』の前後編イッキ見上映後の舞台挨拶に登壇。“父の日”とあって、三國連太郎、緒形拳という偉大な名優を父に持つ佐藤さん、緒形さん、その2人と共演経験もある永瀬さんが熱く語り合った。横山秀夫の傑作サスペンスを映画化した本作。昭和64年に起きた未解決の誘拐殺人事件、現代に起きたその模倣事件を通じ、真相に加え、警察内部の軋轢、子供を持つ父親の心情などが丹念に描かれていく。佐藤さん、緒形さん、永瀬さんは、意外にも3人とも初共演。それぞれに感想を聞かれ、佐藤さんは「永瀬くんとはドイツで『箱男』という映画を撮る直前で中止になり、緒形くんとはお父さん(=緒形拳さん)と『魚影の群れ』でお世話になってて、撮影現場に中学くらいのときの緒形くんが遊びに来たことがあって」と“因縁”を明かし「共演してみて感慨はあったけど、出自や出生とは関係なく、“共通言語”があった」と満足そうにふり返った。緒形さんは「やっと浩市さんとご一緒できると本を読んだら、(役柄の関係性もあって)『これは現場でしゃべれねーじゃん!』と(笑)。共演してみて安定、安心、柔軟性を兼ね備えてて、どう当たっても返ってくる。大ベテランとご一緒してる感じでした」と語ったが、すかさず7歳差の佐藤さんから「まだ若手だと思ってる?」とツッコミが。さらに緒形さんは「永瀬さんもこういう役なので話せなかったけど、マネージャーさんを介して『距離を置かせていただきます』と言っていただき、繊細で、雨宮はこの人しかいないなと思いました」と語った。永瀬さんは、デビュー作『ションベン・ライダー』の監督が、佐藤さんが先に挙げた『魚影の群れ』の監督でもあった相米慎二監督だという縁もあり「僕にとっては浩市さんはスペシャルな俳優さんで、やっとご一緒できました。緒形さんも同世代で映画は見てたし、やっと一緒の現場に立てると思いました。緒形さんには最初(顔を合わせて)、『あ』と手を挙げた自分がいて(苦笑)、イカンと思って『終わったら』と言ったのを覚えています」と役になり切るがための現場での苦悩を明かし「次回は『浩市さん!緒形さん!』と言える現場がいい」と語っていた。父の日ということで、父・三國さんの存在について聞かれた佐藤さんは「ひと言ではとても言えない。三國連太郎が僕を育てた」と語る。一方、緒形さんは「父親としか見てなかったです。子供が見れるような映画に出てなかったので(苦笑)。メイクを落とさず帰ってきて、どこで浴びたのか返り血で赤くなってて…。そういう父を見て友人は凍り付いてましたし、迷惑しました」と苦笑交じりに語った。その2人と共演した永瀬さんは「お二方ともデカい方でした。三國さんは、こんな若僧にもいろいろお話してくださり、緒形さんには直筆の手紙をいただき、いまも大切にしてます」と嬉しそうに語る。瀬々敬久監督は「後編の終わりのシーンでは、三國さんと緒形拳さんが戦っているように見えました」と賛辞を贈った。『64-ロクヨン-』は前後編ともに公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月20日映画『ターザン:REBORN』の日本語吹き替え版で主人公・ターザンの声優を担当する桐谷健太が6月19日、都内で公開アフレコを実施。本作で実写声優に初挑戦し「こんなに奥深いとは。今後もっとやっていけたら」と声優業に意欲を燃やした。『ハリー・ポッター』シリーズの監督&スタッフによって、誰もが知るターザン伝説を全く新しいアクション・エンターテインメントとして“REBORN”させた本作。桐谷さんは、声優オファーを快諾した理由を「だって、ターザンですもん」と即答し、「誰もが知っている大役なので感激。思いきり100%の力を出した」と手応えを示した。本作の主人公は貴族でありながら、子ども時代をジャングルで過ごしたという二面性を持っており「すべてを手にしたはずの男が、愛する人を守るために、野生の勘を取り戻し、自然と対峙するカッコ良さがある。両方のしゃべり方の違いを意識するのが難しかった」と“ひと味違う”ターザン像をアピールしていた。ロンドンで裕福な暮らしを送る英国貴族のジョンは、ある陰謀によって、妻のジェーンをさらわれ、故郷のジャングルも侵略されてしまう。愛する妻と故郷を救うため、すべてを投げ打ち、長年封印したもう1つの顔である“ターザン”を解き放った男の運命は?桐谷さんは「暑い夏にピッタリな、キンキンに冷えたスタイリッシュで爽快なアクション映画」と見どころをコメント。今月26日(現地時間/日本時間は27日)にロサンゼルスで行われる本作のUSプレミアに参加し、主演のアレクサンダー・スカルスガルドと対面することが決定し、「“Nice to meet you!!”以外に何をお話しするか考えていませんが、日本のターザン代表として、楽しみながら満喫したい」と期待に胸を踊らせていた。『ターザン:REBORN』は7月30日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて2D/3D公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月20日ジョニー・デップやミア・ワシコウスカら豪華キャストが6年ぶりに再集結したシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が7月1日(金)にいよいよ公開となる。本作は『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語。ティム・バートンが製作総指揮に回り、新しく『ザ・マペッツ』のジェームズ・ボビン監督を迎え、悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描く。シネマカフェでは映画のベース、「鏡の国のアリス」の物語が生まれた“はじまり”を紐解くため、原作者ルイス・キャロルのゆかりの地イギリス・ロンドンを巡る現地取材を敢行!そこから見えてきたアリスのまだ知られざる秘密と映画へ込められたメッセージ。今回は彼の終焉の地となった<ギルフォード編>をご紹介!■ギルフォードとルイス・キャロルの関係性とは1862年7月4日、“黄金の午後”でアリスらリデル一家の3人娘に「不思議の国のアリス」の原型となる物語を即興で語り聞かせたキャロル氏。その作品を「地下の国のアリス」と銘打ち1864年のクリスマスプレゼントとしてアリスにプレゼントされたが、その間にキャロル氏はリデル家の人々と距離を置くことを余儀なくされてしまう。その後キャロルは1865年に「不思議の国のアリス」、1871年にその続編「鏡の国のアリス」を発表した。この「鏡の国のアリス」はギルフォードを訪れているときに書き上げたという。ギルフォード駅から歩いて20分程のところにあるギルフォード城跡。この周辺にはキャロル氏の姉妹が住んでいたという家があり、毎年クリスマスにはギルフォードを訪れていたというキャロル氏。1897年のクリスマスにも姉妹の家に滞在していたが、66歳の誕生日を間近に控えた1898年1月14日、不幸にもインフルエンザから併発した肺炎で亡くなった。キャロル氏の葬式は生前、牧師として説教をしていたという聖メアリ教会で行われ、彼はマウント墓地に埋葬されている。ザ・マウントストリートの丘をひたすら登っていくと大きな木の隣にひっそりと彼の石碑があった。■まさに映画のワンシーン?キャロル氏が滞在していたという家の近くにギルフォードミュージアムがあり、そこにはルイス・キャロルの遺品が展示されている。家にあったキャンドルや遊んでいたという玩具、さらにはキャロル氏が自分の作品を商業的なプロジェクトに提供したというビスケット缶。「鏡の国のアリス」のイラストレーションが描かれてるものだ。さらにアリスの初期のイラストも。ディズニーアニメーションの「不思議の国のアリス」が公開されて以来、アリスと言ったら青色の服を思い浮かべるが、ごく初期のイラストではアリスは黄色いドレスを着用していたのだ。そのほかにもキャロル氏が子ども用に手紙の書き方を記したガイドブックや、切手入れなどがある。また、ギルフォード城跡の公園には「鏡の国のアリス」の記念碑がある。鏡の中に入っていくアリスの姿が形となっていまも見ることができる。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』でミア演じるアリスがアブソレムに誘われて再びワンダーランドに行く入り口としても“鏡”が使われている。まさにこの記念碑と重なるシーンだ。さらに、ミュージアムから歩いて15分ほどのところにあるウェイ川にはアリスとその姉が「不思議な国のアリス」の物語を読んでいる像がある。この像は「鏡の国のアリス」記念碑とは違い、実際のモデルとなったアリス・リデルを似せて作られているため、前髪が短くショートカット。姉とは違う方向を見るアリス、その視線の先には…穴へ飛び込もうとしているウサギが!「こっちだよ」と言わんばかりに彼女を“ワンダーランド”に誘う白ウサギの姿も確認できる。アリスが迷い込むワンダーランドでの冒険は、彼女自身の成長の旅ともいえる。最新作の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』でもキャロル氏のメッセージは踏襲され、ティム・バートン、ジェームズ・ボビン監督はじめキャスト陣が“時間”というテーマのもと物語を作り上げた。まさに原作「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の本質を描いた作品なのだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年06月19日日本映画が生んだ2大ホラー巨頭の激突を描く『貞子vs伽椰子』が6月18日(土)についに公開。山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕、安藤政信、白石晃士監督、そして“総選恐”の勝者となった貞子が舞台挨拶に登壇した。呪いのビデオの貞子、呪いの家の伽椰子と俊雄、それぞれの呪いにとり憑かれた女子大生の有里と女子高生の鈴花は霊媒師の指示に従い、貞子と伽椰子を直接ぶつけ合い同時消滅させることを画策するが…。山本さんは、映画を見終えたばかりの観客が座る客席を見渡し「やっとこの日が来たという感じです。現場でお会いして以来という方もいて、(映画から)飛び出してきたみたい(笑)。満席で嬉しいです!」と満面の笑みを浮かべた。ほかのキャスト、そして白石監督も満員の客席にほっとしたようだが、過激な発言で喜びを口にしたのは安藤さん。「(出演作の)『GONIN サーガ』も『セーラー服と機関銃 -卒業-』も2週間で打ち切りで悲しかったので、これは入ってほしい!どっちも角川だったので、角川のひともそう思ってると思います(笑)!」と語り、会場を笑いに包む。安藤さんは、撮影エピソードに関するトークでも、自身が演じた霊媒師について「インチキくさい役で、監督も『テキトーにやってりゃいいよ』って感じでした」と語り、これには白石監督もたまらず「そんなことないよ(苦笑)!」と抗議!安藤さんは「“テキトーを真剣に”やってくれたらということ(笑)」と言葉足らずな部分を補足。そして「学生時代からホラー映画ばかり見て育ってきたので、ジョージ・ロメロやダリオ・アルジェントとか大好きだったし、ホラー映画に出られて嬉しかった」としみじみと喜びを口にしていた。また、本作公開前には総選挙ならぬ“総選恐”と称して、貞子と伽椰子の人気投票を開催し、勝者は初日舞台挨拶への出席ができ、逆に敗者は罰ゲームとしてゴミ拾いということで話題を呼んでいたが、ついに結果が判明!66,478票対65,797票で僅差ながら貞子が勝利を収めた。舞台挨拶に登壇した貞子は静かに万歳をし会場をわかす。一方、敗者の伽椰子は俊雄を伴い、渋谷の街に妙になじみながらゴミ拾いをする様子がスクリーンに映し出され、しかも敏雄は「I LOVE 伽椰子」と書かれたTシャツを着ており、会場は愛に包まれた。『貞子vs伽椰子』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月18日惣領冬実の人気コミックを映画化した『MARS ~ただ、君を愛してる~』の初日舞台挨拶が6月18日(土)、都内で行われ、W主演の「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔と窪田正孝、飯豊まりえ、山崎紘菜、稲葉友、耶雲哉治監督が舞台挨拶に登壇した。藤ヶ谷さんと窪田さんは公開前日の17日(金)、某局を電波ジャックし、本作をPRしており「窪田くんが『パンがいっぱい出てくる映画』とか、テキトーなことばかり言っていて、大人に怒られていた。その姿にキュンときました」(藤ヶ谷さん)、「本当に舌打ちを500回くらいされました…」(窪田さん)。さらに窪田さんが「ずっと太輔くんの横で、お鼻にキュンキュンしていた」とふり返り、藤ヶ谷さんが「おれの鼻、好きだねえ」と照れる場面もあり、駆けつけたファンを喜ばせた。怒ると手がつけられない凶暴な高校生・零(藤ヶ谷さん)は、孤独な少女・キラと恋に落ちるが、零の中学時代の同級生・牧生(窪田さん)が転入し、彼らの運命が狂い始める。藤ヶ谷さんは「朝からキュンキュンさせてすみません。初日を迎えて、うれしい気持ちとさみしい気持ちがあります」と挨拶。窪田さんは「作者の惣領先生に、心からお礼が言いたいです」と感無量の面持ちだった。また、キラを演じる飯豊さんは「私にとっては、人生を変えるほどの出会い」と役柄への強い思い入れを示し、「演技に悩む私を支えて、引っ張ってくださった」と藤ヶ谷さん&窪田さんに感謝の意。キラの親友・晴美役の山崎と、零の親友である達也を演じる稲葉さんは、現場でアドリブの会話を披露したというが「本編でバッサリ、カットされていた」(山崎さん)、「バッサリいかれましたね」(稲葉さん)と苦笑いだった。『MARS ~ただ、君を愛してる~』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月18日映画『クリーピー 偽りの隣人』が6月18日(土)に公開を迎え、主演の西島秀俊をはじめ、竹内結子、香川照之、川口春奈、東出昌大、藤野涼子、戸田昌宏、馬場徹、黒沢清監督が舞台挨拶に登壇した。“クリーピー”とは「奇妙な、気味が悪い」を意味する言葉で、前川裕の小説を原作に、犯罪心理学者の高倉が、6年前の一家失踪事件の謎を追う中で、奇妙な事件に妻とともに巻き込まれていく様を描く。西島さんらは、映画を観終えたばかりの観客が座る客席の通路を通って壇上へ。映画の独特の内容もあって、会場は“クリーピーな”静けさがあり、西島さんらもドキドキ…?西島さんは「サスペンスということで、宣伝してても言えないことが多かったので、こうしてみなさんと(中身を)共有できて嬉しいです。堪能していただけたのを、雰囲気から感じています」と嬉しそうな笑顔を見せた。映画の中で、タイトルの通り、隣人が他人になり代わっているさまが描かれるが、これにちなんでもしも、登壇陣の誰かになり代わるなら?という質問には、怪演を見せている香川さんと、身長の高い東出さんの目線で世界を見てみたい!と2人に人気が集中!本作の役柄そのまま「変なおじさん」を自任する香川さんも東出さんになり代わることを希望!「(頭の上に手を掲げ)ここに目線があるんでしょ?どんな世界が見えるのか…手を伸ばせば太陽も届くでしょ?お子さんも生まれて、抱っこしただけで俺を超えてますからね。なんなら、俺を含めて3つ子で抱っこしてほしい!」と東出さんと妻の杏さんの間に双子の赤ちゃんが誕生したことをネタにしつつ、熱く語り、会場は笑いに包まれた。この初日の翌日の19日は「父の日」だが、東出さんに加え、西島さんもお子さんが生まれたばかりとあって、会場からは祝福の拍手が。本作の宣伝コピーで、「あの人、お父さんじゃありません」という言葉がたびたび使用されたが、藤野さんは「父の日」を前にコメントを求められ、香川さんの方を向き「あの人、お父さんじゃありません!」と壇上で語り、再び会場は笑いに包まれていた。『クリーピー 偽りの隣人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月18日現在公開中の綾瀬はるか主演映画『高台家の人々』。この度、本作が「第19回上海国際映画祭」パノラマ部門の正式招待作品として、今月17日(現地時間)に上映され、出演する水原希子が舞台挨拶を行った。口下手で不器用な女子・平野木絵(綾瀬はるか)は、得意の“妄想”で何かと自分の世界に入り込みがち。ある日、木絵の勤めるオフィスに名門「高台家」のイケメンエリート・高台光正(斎藤工)が転勤してくる。決して交わるはずのない2人。しかし、不思議なことに光正は木絵に惹かれていく。それにはある理由が…。光正は人の心を読める“テレパス”だったのだ。心を読めるがゆえに人間関係に辟易していた光正にとって、木絵の奇想天外な妄想と、純粋で温かい心の声は心地よかった。順調に交際する2人に名家“高台家”という壁が立ちはだかる。釣りあわない恋だと2人の関係を許さない光正の母。そして“テレパス”が2人の関係を変えていくことに――。海外での上映は、4月にイタリアで開催されたヨーロッパ最大のアジア映画祭「第18回ウディネ・ファーイースト映画祭」コンペティション部門での上映に続き、今回で2回目。「上海国際映画祭」は、アジア最大級の国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の長編映画祭で、19回を迎える今回は6月11日~6月19日の期間で開催されている。本作が招待されているパノラマ部門は、国際的な映画製作者たちにその作品を発表する機会を設けると共に、観客やメディアに世界の映画のトレンドを伝えることを目的としており、今年は48の国や地域より、445もの作品が上映される予定だ。この日、会場である上海フィルムアートセンターのロビーにて行われたレッドカーペットアライバルには、約400人以上のギャラリーが詰め掛け、上海の雰囲気に合った大きくスリット入りの黒い艶やかなチャイナドレス姿で水原さんが登場すると、集まったファンの視線を釘付けに。引き裂かれんばかりの大歓声に迎えられた水原さんは、緊張した表情も見せず押し寄せるファンの中、満面の笑みで写真撮影に応じていた。その後に行われた上映には、発売日当日に瞬殺で完売したという上映チケットを入手した幸運な約450人の観客が来場し場内は満席に。上映前の舞台挨拶では、上海国際映画祭初参加となる水原さんが「こんにちは!私は上海人です」と流暢な上海語で挨拶すると、会場内は大盛り上がり。上海での人気ぶりがうかがえた。また、上海国際映画祭に参加した感想を聞かれると、「とても緊張しているけど、参加することが出来て光栄です。自信を持って楽しもうと思います」とコメント。そして「この映画は日本のみならず、上海の人も共感してもらえるような素敵な作品なので、楽しんでもらえると思います。“みんな、ありがとう!(上海語で)”」と想いを語り締めくくった。『高台家の人々』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年06月18日ディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』の日本最速試写会が6月17日(金)に開催。上映前に、元競泳選手でシドニー五輪の銅メダリストであり、本作の日本語吹き替え版で声優初挑戦を果たした田中雅美によるトークショーが行われた。日本におけるピクサー映画の歴代最高興行収入を記録した『ファインディング・ニモ』(’03)の1年後を描いた続編で、ニモの親友で忘れん坊のドリーの冒険を描き出す。現在はスポーツコメンテーターとして活躍する田中さんは、マカジキの役で声優として参加している。もともと、『ファインディング・ニモ』も大好きだったという田中さんは自身が演じたマカジキをイメージしたブルーの衣裳で登場!「水槽があれば泳ぐんですけど(笑)」と笑いを誘いつつ、今回の『ファインディング・ドリー』について「映像がものすごくキレイです!私も海に潜るのは大好きですが、実際に潜るのと近いか、それ以上の夢が広がる映像になってます!ワクワクが止まらない作品でした」と称賛する。声優挑戦について、決定の報を聞いたときは「驚きと喜びがありました。まさかピクサー作品に参加できるとは…。水泳界ではおそらく初めてで、緊張しました」と明かす。マカジキは、家族とはぐれた幼いころのドリーが出会う巨大な魚。「セリフはひと言なんですが、そのひと言が難しい!10回以上もトライさせていただき貴重な経験になりました。さすがピクサー!少しのことでも譲らない」と細部まで大切にする作品作りに感銘を受けたよう。映画を見て、自身の現役生活の頃の思いと重なる部分もあったようで「ドリーの姿を見て、オリンピックに向かって言った自分を思い出しました。夢にくじけそうなとき、仲間や家族に支えられた。周りの助けがあってこそ到達できたのがオリンピックでした」としみじみ。特に、仲間の存在として、バルセロナ五輪の金メダリストで同級生でもある岩崎恭子さんの名をあげ「シドニーの個人戦で全然ダメだったとき、(現地を訪れた)恭子ちゃんに会った瞬間に泣いちゃったんですが『絶対やれる。大丈夫』と声をかけてもらいました」とふり返り、リレーでの銅メダル獲得について「仲間がいたから獲れたメダル」と語る。また、家族の存在についても「最後の五輪となったアテネの直前に、くじけそうになってやめようと思って泣きながら実家に電話したら母は『母親としてはよく頑張ったと言いたいけど、後悔するから最後まで泳ぎ切りなさい』と言って電話を切りました。あきらめちゃいけないと思い知らされました」と家族だからこその言葉の重み、温かさを口にした。一方でトークでは意外な弱点も吐露。「陸が苦手です。会談とか運動も苦手だし、すぐ転ぶ。これは水泳選手あるあるで、足首が柔らかいのですぐに転ぶし、現役時代はヒールやサンダルはやめるように言われてました」と明かした。最後に改めて、本作について「ドリーがニモと一緒に家族を探す友情の部分で、『もし家族が見つかったら、私たちの関係はどうなるの?』という切ない部分まで描かれていて、最後まで友情にキュンときます」と見どころを語り、トークイベントは幕を閉じた。『ファインディング・ドリー』は7月16日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年06月17日女優の波瑠が17日(金)、都内で行われた主演ドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」撮影中に25歳の誕生日を迎え、プライベートを後回しにして女優業をまい進する決意を表した。民放連続ドラマ初主演で、初の刑事役に挑む波瑠さんは、死体発見現場に赴くシーンの撮影に向けて役に集中している様子。共演の渡部篤郎、要潤、百瀬朔、佐藤玲らがクランンクインのあいさつを済ませた後、スタッフから「今日が波瑠さんのお誕生日です」という呼びかけと共に特製ケーキとプレゼントの“七味タワー”が登場すると、「うわぁ、すご~い」と感激しながら「ありがとうございます」と微笑むも、すぐに「はい、やりましょう!」と気持ちを切り替え、本番前のドライに臨んだ。その後、写真撮影と囲み取材を実施。この日、撮影が一緒だった先輩刑事役の横山裕(関ジャニ∞)から「嫌がらせやん!」とツッコまれた“七味タワー”とは、波瑠さん演じる比奈子が常にお守りとして持ち歩いている、「進め!比奈ちゃん」と書かれた母親の形見の七味缶231個を積み上げたもの。それぞれにスタッフからの直筆メッセージが書かれており、改めて見た波瑠さんは「七味缶のタワーは初めて見ました。スタッフさんのメッセージもいただけて、すごくうれしいです」と喜んだ。25歳を「大人になって初めて折り返す節目の年」と例える波瑠さんは、「この年でドラマの主演といういままでにない責任感を持たされる仕事をさせていただけるのは有り難いと思っています」としみじみ。そして、「ひとつ年をとり大人になったので、作品のことや現場の盛り上げ方も少しずつ勉強していけたらいいと思います」と抱負も語った。女優としてさらなる飛躍をしようとしているいま、恋愛といったプライベートについては「いまのところは後回しでいいかなと思っています」と打ち明け、現在の充実ぶりをうかがわせた。本ドラマは、事件の情報をイラストに描きとめれば決して忘れない、警視庁刑事部捜査第一課の新人刑事・藤堂比奈子をはじめとした個性豊かなメンバーが、ある未解決殺人事件の容疑者だった男の変死体の発見をきっかけに、次々と起こる猟奇殺人事件の謎解明に挑むさまを描いた猟奇犯罪ミステリー。撮影3日目を迎え、波瑠さんは「今日、キャストの方が大勢入られて、やっとやり取りができるので楽しみになってきました」と意気揚々。「ドラマを盛り上げていくことは私ひとりではできないので、みんなと最後まで走り切れるよう、主演の立場として何ができるのか考えながら取り組みたいと思います」と力を込めた。「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」は7月12日(火)より毎週火曜日22時~フジテレビ系にて放送予定(text:cinemacafe.net)
2016年06月17日