『桐島、部活やめるってよ』や放送中のドラマ「重版出来!」(TBS)にも出演している個性派俳優の前野朋哉が、「au」のCMにて新キャラの一寸法師を演じることが5月31日(火)の「au発表会 2016 Summer」にて発表された。発表会には桃ちゃん(桃太郎)こと松田翔太、金ちゃん(金太郎)役の濱田岳、乙ちゃん(乙姫)の菜々緒も出席した。一寸法師の存在に関しては、これ以前のCMの中にも小さな人間の影が所々で映りこんでおり、ネットなどを中心に「一寸法師がいる!」「誰だ?」と話題を呼んできたが、ついにその正体が判明した。前野さんが登場する新CMは、庭先で桃ちゃんらが“大きくなる灰”で遊んでいたところ、一寸法師がその灰をかぶって大きくなる。当惑する桃ちゃんらをよそに「ずっとそばにいたよ」と親しげに話しかける一寸法師だが、みんなから「誰?」と返される。この日の発表会でも、前野さんはノリノリで刀を抜いたり、クールにポーズを決めて登場するも、松田さん、濱田さん、菜々緒さんは微妙な反応。CMと同じように「誰?」とすげないリアクションで、菜々緒さんに至っては親しげに話しかけられるも「知らないっつってんだろうがっ!」となぜかブチ切れる。そんな反応にも負けず、前野さんは「(CM撮影を)すごく楽しみにしてました!探りながら一寸を演じることができました」と充実感いっぱい。濱田さんは「勝手ながら、一寸法師は美男子だと思ってて、ジャスティン・ビーバーあたりが来るかと」と失望感をあらわにする。それでも、前野さんが俳優としての活躍に加え、監督としても活動していることが紹介されると、菜々緒さんはこれまでの態度から一転「監督もされるんですか?ぜひご贔屓に!竜宮城にも遊びに来てください」と売り込み、前野さんはデレデレ。2人は今回の新CMでは共演してないが、菜々緒さんが「次が楽しみです。どれだけドSでいくか期待してください!」と語ると、前野さんも「怒られるのが楽しみです」と笑っていた。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日ディーン・フジオカが主演するAmazonプライム・ビデオの日本オリジナル作品「はぴまり~Happy Marriage!? ~」が6月22日(水)から配信されることが決まった。5月31日(火)に都内で行われた記者発表会で明らかになり、ディーンさんら共演者も駆けつけた。“契約結婚”した2人が、さまざまな困難を乗り越え、契約を超えた真の“夫婦”になるまでを描く物語。小学館「プチコミック」で連載され、コミック売り上げ累計180万部を超える、円城寺マキによる大人気漫画が原作となる。会見にはディーンさんをはじめ、共演する清野菜名、藤原紀香、小野武彦が出席。「契約結婚という手段を通して、過去に絶望を経験した主人公が家族や愛の意味、生きる目的を見つけ、成長する物語」と語るディーンさんは、「Amazonプライム・ビデオの日本オリジナル作品のひとつになれて、うれしい。原作の面白さを伝えられれば」と意気込みを語った。一方、清野さんは「見た目はどこにでもいる女の子ですが、指には高価な指輪をしていて、現場では無くさないかヒヤヒヤしている」とコメント。夫を演じるディーンさんについて、「現場でバナナをくださるんです。もともとバナナは苦手でしたが、おかげで食べられるようになった」と笑顔で語った。また、55歳の秘書という役どころに挑む藤原さんは「昭和バンザイなキャラクターで、楽しく演じている」と充実した表情だった。会見には「はぴまり」キャスト陣に加えて、ドキュメンタリー作品「Invisible TOKYO」に出演する小室哲哉、池田エライザ、村上範義、Amazonを代表してジャスパー・チャン(アマゾンジャパン合同会社 社長)、ロイ・プライス (Amazonスタジオ代表 プライム・ビデオ コンテンツ グローバル統括)、ジェームズ・ファレル (アマゾンジャパン合同会社 プライム・ビデオ・コンテンツ事業本部長アジア・パシフィック リージョナルヘッド)が出席した。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日フジテレビ系・東海テレビ制作のオトナの土ドラ第2弾「朝が来る」の制作発表会見が31日(火)都内で行われ、主演の安田成美、共演の川島海荷、田中直樹(ココリコ)、石田えりが出席。16年ぶりに連ドラ主演を務める安田さんは、撮影現場での“座長”としての意外な立ち回りを明かした。直木賞作家・辻村深月による、夫の不妊症や特別養子縁組などをテーマにした同名小説を連続ドラマ化。養子の長男・朝斗と幸せな日々を送っている栗原佐都子(安田さん)は、朝斗の生みの親を名乗る謎の女(川島さん)からの電話をきっかけに、衝撃の過去と対峙することになる。3児の母でもある安田さんは「原作に感動して今回のドラマに参加しようと思った」と16年ぶりの連ドラ主演快諾の理由を語るも、座長の意識を問われると「座長の意識がなくてやらせてもらっているので、申し訳ございません。役に専念しているだけで、座長としては日々の差し入れに専念しています」と照れ笑い。それに田中さんは「差し入れのタイミングが抜群。甘いものがほしいときは甘いものが入ってきて、冷たいものがほしいときには冷たいものがくる。次にいつ差し入れが来るのかソワソワするので、そういう意味では現場が浮足立っている」と笑わせた。家族の反応について安田さんは「至って何もないかのように“今日は仕事?”と聞かれるくらいで、特に反応はないけれど、家に帰ると“大丈夫だった?”と心配してもらえる」と家族の無言のエールを紹介。幸せな時間は「笑っているとき。友だちでも家族でも現場でも。笑えるときが一番幸せ」とはにかみながら、母親としての忘れられない時間を聞かれると「長男が登校拒否っぽくなったり、下の子がアトピーになったりしたけれど、そういう問題がクリアできた瞬間が忘れられないし、とても良い時間に感じる」と柔和な母親の表情を浮かべた。また川島さんが、安田さんとの初共演に「安田さんは本当にほわほわしたオーラを持った方で、安田さんと喋ると普段早口な自分がゆったりなペースで喋ることが出来る。失礼ながらも癒されています」と感想を漏らすと、石田さんは安田さんに「シリアスな芝居のときに吹かないでほしい。目が合った瞬間にプッとされて…なんなんですかあれは?辞めてください」と天然ぶりにクレーム。当の安田さんは「はい!スイマセン。これからは心を入れ替えます」と謝りつつも「でも石田さん面白いから~」と自由だった。「朝が来る」は、6月4日(土)13時40分よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日まもなく「Netflix」にて全世界同時ストリーミングが開始される、又吉直樹原作・第153回芥川賞受賞作品のドラマ化「火花」。このほど、本作がドイツで開催された「ニッポン・コネクション」に出品され、全10話の一挙上映を実施。日本からは主演の林遣都、波岡一喜、7&8話を担当した久万真路監督がかけつけ、舞台挨拶を行った。日本純文学の最高峰、第153回芥川賞を受賞した小説「火花」。芸人である「ピース」又吉さんが初めて手がけた本小説は、単行本で累計250万部を超え、空前の大ヒットを記録。日本独特の話芸“漫才”の世界に身を投じた青年たちの10年を映しながら、生きることの意味と、愛しさ、切なさを謳いあげた青春物語だ。そんな本作が、ドイツを代表する文豪ゲーテが誕生した町、フランクフルトで開催中の「ニッポン・コネクション」第16回日本映画祭のニッポン・シネマに出品。5月28日(現地時間)に1~3話、29日には約10時間に及ぶ全10話の上映が行われ、両日とも林さん、波岡さん、そして久万監督による舞台挨拶が行われた。22時という遅い時間帯での上映にもかかわらず、300席満席の客席を前に、林さんは満面の笑みを浮かべ、「日本で俳優をやっている林遣都と申します。こうして、海外の方にご覧いただく機会をいただけたことを、とても嬉しく思います。海外の方に胸をはって観ていただける素敵な作品になったので是非楽しんでいってください」と、真摯に挨拶。続いて、波岡さんは、「こんばんは!私は波岡一喜といいます。来てくれて本当にありがとうございます」をドイツ語で挨拶。「ここからは日本語で…」と照れ笑いをしながら、「嬉しい!こんなにたくさんのお客さんがいらっしゃると思わなかったので泣きそうになりました。今日昼間、フランクフルト市内を回り、天候もよくとてもいい日なんだと思いました。いま、ここに来てもっといい日だと感じました。楽しんでいってください」と興奮気味に言葉を紡いだ。さらに、7話・8話を担当した久万監督は、「漫才に青春をかけた男たちの物語を、みなさんがどう受け止めてくださるか、ドキドキもしていますがよい評価をいただけることを、期待しています。思いっきり笑って楽しんでいってください」と、ドイツの観客に向けて語った。全10話の一挙上映後には、大きな拍手が巻き起こり、会場では涙を流す観客も。また、漫才という文化への関心も高まったというコメントが多く寄せられ、世界190か国同時配信に向け、日本特有の“漫才文化”発信へ大きな手ごたえを感じられる上映となった。また、Q&Aでは、原作についての質問が飛び、林さんからは「この物語の原作を描かれた又吉直樹さんは、この物語の主人公のように漫才をされている日本でも大変な有名な芸人さんです。また、昨年、日本では歴史的な文学賞である芥川賞を受賞し、日本中がこの物語に魅了され、感動の渦にのまれました」と回答。世界配信についての意気込みを問われた林さんが、「日本で俳優として活動をしていると、海外で作品をご覧いただける機会がなかなかないので、作品を生み出してくれた又吉さんに感謝しております」と又吉さんへの感謝の意を語ると、波岡さんは「世界中で配信されたら、もっといろんな人が見てくれますよね。もっと有名になりたい!」とコメントし、会場を沸かせた。さらに久万監督は、「5人監督がひとつの作品を手掛けるというのは、日本でもなかなかない試みです。この作品は映画監督と映画のスタッフが手掛けています。僕たちは1本の映画を作るつもりで臨んでいました。総監督の廣木隆一監督を筆頭に、それぞれの監督が切磋琢磨し、いい意味で競い合ったことが作品にうまく反映されていると思います」と、映像作品の新しい表現について示唆していたのが印象的だった。現地の観客からは「本当に感動しました。会場から出た瞬間、胸がいっぱいになりました。若い方が一生を掛ける覚悟で『どうしたら面白い漫才ができるのか』を日々求め続ける姿が印象的でした」(40代男性)、「ひとことで言えば素晴らしかったです。最初は笑えるコメディかと思ったけれど真剣な話もあり感動もあり、面白かったです」(女性2人組)、「実は日本の人気お笑い芸人のファンなのですが、漫才がどういうものなのか、これまでは知らなかったので、この作品を観てやっと理解できたなと思いました」(20代男性)、「考えさせるところ、悲しくなるところもありつつ、笑えるところもあっていろいろな感動ができてとてもよかった」(夫婦)と絶賛のコメントが寄せられた。Netflixオリジナルドラマ「火花」は6月3日(金)より世界190か国にて全10話一斉同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』で主演を務める鈴木亮平が、5月27日(金)からの台湾公開に併せ、現地からの熱烈オファーを受けてキャンペーンを実施。台湾で空港や街頭、舞台挨拶に登場し熱い歓迎を受けた。パンティを被った興奮の力で悪を倒すヒーローを、鈴木さんが驚異の肉体美と身体能力で演じ切って大ヒット、そのまさかの続編に清水富美加、柳楽優弥、ムロツヨシを迎えて実現した本作。欧米含め世界20か国以上から上映オファーが続々届いているという中、台湾での公開に合わせて“降臨”した鈴木さん。台湾では、前作『HK/変態仮面』が映画祭で上映された際、チケットは即売に。原作「究極!!変態仮面」が現地で大人気だったこともあり、映画も高い注目を集め、当時も鈴木さんが現地で舞台挨拶を行い、大歓迎を受けた。今回の続編の公開規模は、今年台湾で公開された日本映画でも最大の52館。満を持しての台湾公開となり、台北市内から遠い桃園空港に22時ごろの到着にもかかわらず、待ち望んでいたファンからは歓声が上がり、鈴木さんも快くサインや握手に応じていた。翌5月28日(土)は、現地メディアの取材からスタート。開始前に「前作は台湾で大ヒットしましたが、今作品もそれ以上に向けて自身のキャンペーンにかかってるので、がんばります」とコメントをしていた鈴木さん。50万部発行の現地日刊紙「Apple Dairy」や、朝ドラ「花子とアン」も放送したケーブル局「ビデオランド」などの取材を受けた。その後はランチの予定だったが、移動中に街頭ビジョン(台北市内10か所、台湾全土で32か所)を発見。また、前回は実施していなかったアドトラックを“台北の原宿”といわれる西門町で、偶然見つけた鈴木さんは、体感温度40度を超える猛暑にも関わらず、自ら走ってアドトラックを停めてもらい、その前で変態仮面さながらのポーズで緊急撮影会を行った。その後、Regent Hotelで行われた記者会見には、テレビ8社、WEB5社、新聞4社(※台湾の新聞全紙)、雑誌3社の計20社が参加。台湾の印象を聞かれ、鈴木さんは「人が温かい、そして文化に寛容な国だなと感じています」とコメント。その理由を尋ねられると、「先ほど見たアドトラックが、おしり丸出しのビジュアルで、これを街中で走らせる。日本でもそこまではさすがにできなかった」と応じ、集まった記者たちからも笑いが起きた。そのアドトラックは、前回を超える115台が台湾全土で走行しているというのだから尚驚きだ。最後に、「台湾は来るたびに優しく迎えてくれるし、応援してくれるので、またぜひ戻ってきたいと思います。できれば『変態仮面3』で。今作品はパワーアップしているし、ただ笑うだけではなくかっこいい。変態だけどかっこいいので、皆さんぜひ見に来てもらって、“変態仮面“がアジアを代表するHEROになっていければと思っています。ありがとうございました」と挨拶して会見を締めくくった。5月29日(日)のキャンペーン最終日も、朝から現地雑誌メディアの取材からスタート。その後、SHOWTIME CINEMAに移動し、2度目の舞台挨拶を実施。自己紹介と作品名を現地語で披露すると観客から歓声が上がった。その後のQ&Aでは、「次の作品が引退前の最後の作品になるとしたらどんな役が良いですか?」という質問に対し、「『変態仮面3』です!」との堂々発言にも歓声が巻き起こった。また、共演の柳楽さんに“おいなりさん”を押しつけるシーンが多かった本作。撮影でそのシーンがあると、まずは柳楽さんに「今日は“おいなりさん”をくっつけるけどごめんね…」と謝っていたが、実は「柳楽くんは(カンヌで)主演男優賞を獲った俳優なんですが、そんな俳優に押しつけるなんて嬉しかったです」と告白、会場は爆笑に包まれた。上映後、ドラマをずっと観ていたという20代の女性ファンは「映画を見て、すごく面白かったです。こんな変態なヒーローを演じられるのは鈴木亮平さんだけだと思います」とコメント。また10代の男性は、「皆にオススメしたい映画です。鈴木亮平さんは前作からすごく良かったです。ほかの正統派ヒーローとは全然違っていて面白いです」と感想を語ってくれた。その後、鈴木さんは、台北のシンボルタワーでもある「台北101」近辺でもアドトラックを見つけ、101タワーをバックに変態仮面をさらにアピール。帰りの松山空港でも、100人ほどのファンがすでに“花道“を作って待機しており、その花道を通って、鈴木さんは熱烈歓迎の台湾を後にした。『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月30日同名舞台を映画化した『葛城事件』の完成披露上映会が5月29日(日)、都内で行われ、三浦友和、南果歩、新井浩文、若葉竜也、田中麗奈、赤堀雅秋監督が出席。タイトルにちなみ、自分の身に最近起こった“事件”を語った。理想の家族を求める抑圧的な父親のもとで、ごく普通な家庭が崩壊し、次男が無差別殺傷事件を起こし死刑囚となる過程をリアルに描きだした本作。赤堀監督が2013年に作・演出を手がけた舞台を豪華キャストで映画化した。映画化に際し、赤堀監督は「もし三浦さんがダメなら映画化はなかった」というほど三浦さんの主演起用に強いこだわりがあったそうで、「多面的な表現ができる、大好きな役者さん」とコメント。三浦さんは「まあAB型ですし、多重人格じゃなければ俳優は務まらない。とにかく頑張りました。うちはこんな家族にならなくて良かった(笑)」とこちらも作品と役柄への強い思いを語った。自身にまつわる“事件”エピソードに話題が及ぶと、家族の長男(舞台版では次男)を演じた新井さんが、先日写真週刊誌が伝えた熱愛報道について激白!記事では、新井さんと女優の夏帆さん、そして夏帆さんの母親が都内のそば屋を訪れた様子が紹介されているが、「そば屋さんに、浅野(忠信)さんに間違われた。(夏帆さんの母親ではなく)自分で訂正した」と真相を語った。新井さんにとって、浅野さんは事務所の先輩にあたるだけに、迷惑はかけられないという気遣いがあるようだ。そんな男気に、三浦さんは「すごいな」と感心しきりで、「どうして間違われたんだろう?似てないよね」と擁護した。また、田中さんは「名字が変わったのが事件です!」と今年2月の結婚を報告していた。『葛城事件』は6月18日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月29日映画『太陽』の入江悠監督が、5月29日(日)に行われた上映後のトークイベントに登壇。観客の質問に答えつつ、舞台版との違いやキャスティング、撮影での意外なエピソードについて明かした。前川知大作で劇団「イキウメ」により上演されたほか、先日亡くなった蜷川幸雄演出版も制作された人気の舞台作品をリアリティあふれる実写ならではの描写で映画化。ウイルスの蔓延で人間社会が新人類「ノクス」と旧人類「キュリオ」の2つの社会に分断された近未来。寒村に暮らすキュリオの青年・鉄彦はノクスになる手術を受けることを夢見て生きていたが、ある時、ノクス社会との交流が始まり…。入江監督は本作について「明確な答えを提示して終わるのではなく(解釈を観客に)丸投げしている」と説明。日本映画では珍しく、無音のままエンドロールが映し出されるエンディングについても「余韻を感じてもらうため、あえて音をつけなかった」と明かした。「イキウメ」による舞台版を鑑賞したという観客からは、映画では舞台にあったコミカルなシーンが封印され、よりシリアスな方向に舵を切っている印象を受けたという指摘があったが、入江監督は「前川さんの作品の良さはシリアスな中に不思議な笑いがある部分で、僕も大好き」と断った上で「映画ではあえて、そこを削った」と告白。「舞台は抽象空間ですが、映画は具体性の中で俳優が動く。映画では、(キュリオの村の)生活の苦しみや(ノクス社会の)未来のディティールの描写を優先しなくてはならず、そこに笑いを入れると薄まってしまう」と説明した。キャスティングについて質問が飛んだが、主人公の鉄彦役の神木隆之介に関しては「最初に(候補に名前が)出て、ほかに考えられなかった」と説明。鉄彦の幼なじみの結役の門脇麦もすんなり決まったが、ノクスの青年で門番として派遣され、鉄彦と友情を築いていく森繁を誰が演じるかが最後まで難航したという。最終的に、数年前に入江監督のワークショップに参加した経験のあった古川雄輝に決まったが、入江監督は決め手として古川さんの持つ「品の良さ」を挙げる。進化した新人類役ということで、キュリオと対照的な雰囲気や見た目も重視したそうで「演技力だけでは無理な役。背も高くないといけなかった」と語った。また、主演の神木さんの様々な提案も実際に映画に生かされているそう。神木さんが、映画の最後で髪を束ねているが、これは神木さんのアイディアであり、それを見て「すごい!」と衝撃を受けたという。これは、かつてノクスを殺害して村から逃げた鉄彦の叔父の克哉(村上淳)と同じ髪型であり「公開初日の舞台挨拶の後、神木くんにどういう意図だったのかと聞いた。(ノクスを憎む)叔父との対比で、鉄彦は叔父を乗り越えて、旅に出る」と語り、神木さんの深みのある発想力を称えていた。『太陽』は角川シネマ新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月29日ジョニー・デップを主演に迎えて贈る待望のシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。公開が近づくにつれ、各国でプレミアが行われ盛り上がりを見せている本作だが、今回は先日行われたロンドンでのヨーロピアンプレミアに参加する熱狂的なファンをフォーカス。ジョニー扮するマッドハッターはもちろん、アリスや赤の女王など多くのコスプレイヤーが参加していた。悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡るアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャー。彼女を待ち受けるのは、秘められた真実と“時間の番人”タイムとの戦い。はたして、マッドハッターを救うことはできるのか?そして、運命に逆らい過去を変えることはできるのか――。想像を超えた映像美で「不思議の国のアリス」のその後を映画化し、日本をはじめ世界的ブームを巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』。そんな待望のシリーズの最新作は、『アリス・イン・ワンダーランド』の<はじまり>を描いた物語が展開され、マッドハッターや、“赤”と“白”の女王といった人気キャラクターたちの謎に満ちた幼年期の驚くべき<秘密>も初めて語られる。先日行われたヨーロピアンプレミアには残念ながら白の女王を演じるアン・ハサウェイ、赤の女王役のヘレナ・ボナム=カーターは欠席だったが、ジョニー、ミア・ワシコウスカを一目見ようと多くのファンが思い思いのコスプレで参加。その中でも一番多かったのは今回の主役マッドハッター。色鮮やかな髪型にトレードマークとなる大きな帽子を被りジョニーを待つファンが多数見受けられた。そして次に目に入るのは赤の女王。真っ赤なドレスに大きな頭、独特なメイクもそっくりにする徹底ぶり。さらにアリスにはディズニーアニメーションの『ふしぎの国のアリス』の衣装を着て、チェシャ猫を抱くファンや、最新作となる『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を意識したファッションで緩いウェーブがかかったブロンドヘアまでそっくりなアリスまで!最新作に登場する時間の番人・タイムが持つ、時を操れる“クロノスフィア”を手にしポーズを決める姿はアリスそのものだった。そんなファンたちを前にアリス役のミアは「本当にうれしいし、多くの人たちが来てくれて驚いているわ。この作品を楽しんでもらいたいわ」とメッセージを寄せ、ファンも感激した様子だった。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年05月29日本郷奏多が7年ぶり2冊目となる写真集「KANATA HONGO 2016」を刊行。これを記念し5月29日(日)、都内書店で握手会が開催され、2千人のファンが参加した。今回の写真集ではカメラマンを、本郷の大学時代の同級生で親友のカメラマン・小暮和音が担当。本郷さんは「僕が最も尊敬するカメラマンで、在学中から『お互いに一人前になったら何か作りたいね』と話していたのが実現しました。友達だから出せる表情をリラックスして撮ってもらえました」と語る。お気に入りのカットとして挙げたのは、愛犬のラミちゃんとの一枚。「僕の好きなものが詰まった写真集になってますが、僕はラミちゃんを世界一愛してるので」とニッコリ。撮影時のラミちゃんの様子について「カメラにどう撮られたかカワイイか分かってて、お利口でした」と愛犬トークで顔をほころばせていた。前回の写真集刊行時は10代だったがこの7年をふり返り「結構な年月ですが、いい感じに歳をとれてると思ってて、ちょっとずつ大人になった自分が撮れている。子役からずっと続けてきて、一緒にやっていた人間はどんどん減っていくけど、いままで続けてこれてよかった」と語った。今回は、テキーラを飲んでいるショットもあるが、本郷さんに酒を教えたのは、なんとGACKTさん!小学生の頃に映画で彼の幼少期を演じて以来の付き合いだそうで「20歳で酒が解禁になったとき、何を飲んでいいか全く知識がなくて、GACKTさんがお祝いしてくれたときに『甘いお酒で“これ”というのはありますか?』と聞いたら『じゃあ、ちょうどいいテキーラというのがあってね』とウソを教えられたんです(笑)。それ以来、テキーラを飲むようになりました」と意外なエピソードを明かしてくれた。ちなみにお酒はかなり好きなようで「記憶がなくなることもざらです」とのこと!ただし「迷惑をかけるようなことはないので大丈夫です(笑)。悪いことしないようにしたい」と笑っていた。俳優としても次々と話題作への出演が続く本郷さん。先日、大人気漫画「鋼の錬金術師」の実写映画への出演も発表された。演じるエンヴィーは露出の高い衣装も印象的だが「まだあまりしゃべれないですが(笑)、衣裳合わせがあって、ほぼ原作のイメージです。トータルでかっこよくなってる。大丈夫だと思います。100%振り切って楽しんでやりたい」と自信と意気込み口にしていた。「KANATA HONGO 2016」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月29日映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の公開を前に5月28日(土)、恋愛中の男女を集めた試写会が開催され、岩田剛典、高畑充希、今井華、木下隆行(TKO)が出席。登壇陣への恋愛相談コーナーから一組のカップルが公開プロポーズにいたり、会場は大興奮に包まれた。「図書館戦争」シリーズなどで知られる人気作家・有川浩のベストセラー恋愛小説を「三代目 J Soul Brothers」の岩田剛典、朝ドラ「とと姉ちゃん」の高畑充希を迎えて映像化。人生に思い悩むOLと、彼女が道端で“拾った”謎めいた青年の恋を描き出す。この日は、事前に観客から集められた恋にまつわる相談に岩田さん、高畑さんらが回答した。岩田さんは「この恋愛の達人的な立ち位置は何なんでしょ(苦笑)?」、高畑さんも「私たちが相談したいくらいなのに(笑)」と困惑を見せるも、相談スタート!交際相手の誕生日のサプライズプレゼントは何がいいか?という相談に岩田さんは「プレゼントというか、いっぱい人を呼んでみんなでお祝いしたい」と提案。岩田さん自身もされて嬉しかったというサプライズで「共通の友人はもちろん、(相手の)地元の友達や家族、兄弟までみんな呼んでお祝いしたら記念になると思います」と語る。ちなみに、岩田さん自身の経験ということで「恋人からか?」と会場が一瞬、ざわめいたが、を祝ってくれたのは「友人(笑)!」とのこと。高畑さんは「やられたいのは顔面ケーキ!」と意外な願望を明かす。また「やってみたいのは矢印をたどると手紙が置いてあって、最後にプレゼントがあるというサプライズ」とゲーム感覚のサプライズもいいのではと提案する。また、別のカップルの「けんかをした時の仲直りの方法」についての相談には、高畑さんは「けんかしたら、私はその日のうちに解決したい。持ち越すと意地を張るので。とりあえず、一緒に手をつないで寝る」とややハードル高めの解決法を提示。一方、岩田さんは「おいしいご飯に連れていく」と食を通じての仲直りをアドバイスし、高畑さんも「食は大事!(怒りを)忘れます」とうなずいていた。そして、交際9年になるあるカップルの女性からは「結婚の話が進まないので背中を押してほしい!」という切実な相談が!高畑さんは理想のプロポーズシチュエーションとして「フラッシュモブとか(笑)?それはそれでメッチャ嬉しい」とこれまたド派手なプロポーズ願望を告白。一方で「サラッとでもいい。2人で晩酌して、そういう時に言われると『うん』と言っちゃいそう」と語る。岩田さんも、同じく自然なやり取りの中での求婚がお好みのようで「朝ご飯を食べながらとか、食卓を囲んで、自然な中でサラッと言えたらいい。9年(付き合ってる)なら、言えると思う」と背中を押す!ここで、客席の中にいる相談者の女性が明かされるが、隣に座る交際相手の男性は、木下さんの「どうですか?結婚は?」という言葉、さらに岩田さんの「いまでもいいんですよ。思いを打ち明けても」という煽り、会場全体の期待に満ちた空気に押されて「結婚してください」とプロポーズ!彼女も「よろしくお願いします」と受け入れ、会場は大興奮に包まれた。岩田さんも「ヤバいっすね。運命の恋、ひろいましたね!」と顔を紅潮させ、高畑さんも泣きそうになりながら「感動しました!」と笑顔を見せ、カップルを祝福していた。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』は6月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月28日「V6」の森田剛の初の単独主演映画『ヒメアノ~ル』が5月28日(土)に公開を迎え、森田さんをはじめ、共演の濱田岳、佐津川愛美、ムロツヨシ、吉田恵輔監督が舞台挨拶に登壇した。「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の古谷実の人気漫画を実写化。平凡な生活を送っていた岡田は、かつての同級生の森田と再会するが、徐々に彼の本性が明らかになり、森田の起こす連続殺人事件に巻き込まれていくことに…。森田さんら登壇陣は、客席通路を通って壇上へ。映画を観終えたばかりの観客からは拍手と歓声が上がる。この日、登壇陣はそれぞれ、本作における“初体験”を告白!森田さんはこの映画で“初”の単独主演を果たしたが「監督と地方を回ったり、イタリアの映画祭に行ったのも初めてで、映画っていいなぁと思いました」と充実の表情。作品に関しても「自信をもって『観てください』と言えます。いろんな角度から、いろんな感情がわく作品だと思います」と自信のほどをうかがわせる。連続殺人犯役とあって撮影は「緊張の連続でした」とも明かす。撮影の合間に、現場の近くにあるペットショップをたびたび訪れていたそうで「今日は一人、やっつけて、2人、3人と増えていくと、猫背になってきて、重い気持ちになる…(苦笑)。ペットショップに行って(動物たちに)癒されてました」と意外なテンションアップ術を明かしてくれた。濱田さんと佐津川さんは、全裸での激しいラブシーンを“初体験”に挙げる。濱田さんは「はだかんぼうになって、ああいうシーンに挑むのは初めて。服を着たままはあったけど…。誰が得するんだ?と思いましたが(笑)。佐津川さんの方が男前でおれの方が恥ずかしがってました」と告白。佐津川さんは、のちの展開にもつながる大事なシーンということで「いい角度でセクシーに映れたら…と思って密かに研究してました」と明かし「(濱田さんと比べて)私の方がパッと脱いでました!」とニッコリ。吉田監督は「エロかったよ!男らしかったです」と佐津川さんの肝の据わりっぷりを称賛していた。ムロさんは銃で撃たれる経験が初めてだったと述懐。撃たれる部位には“弾着”と呼ばれる仕掛けを服の中に仕込むが、ムロさんの場合、撃たれるのが「“ティンコ”だった(笑)」ということもあり、いろいろな難しさや恐怖があったよう。「スタッフさんも、この部分に着けるのは初めてで『どうなるか分からない』と言ってた」と、場合によっては大事な部分が吹っ飛ぶ(!)危険性もあったと匂わせる。「“ツヨシ”、ガーゼ、ガーゼ、弾着という感じで(装着し)、テストなしで本番に挑みましたが、ツヨシは無事でした!」と語り、会場は爆笑に包まれていた。『ヒメアノ~ル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月28日女優の菜々緒が5月28日(土)、都内で行われた出演作『オオカミ少女と黒王子』の初日舞台挨拶に出席。ドS男子と女子高生の恋愛を描く本作だが、壇上では「今日もドSでお届けしたいと思います」と持ち前の(?)のドSぶりを発揮した。舞台挨拶には菜々緒さんをはじめ、ダブル主演の二階堂ふみと山崎賢人、鈴木伸之、門脇麦、池田エライザ、玉城ティナ、吉沢亮、廣木隆一監督が登壇。大胆なシルエットのドレスに身を包み、文字通り、女王然たる存在感を見せつけた菜々緒さん。早速、司会者からにじみ出るドS感を指摘されると「ウソでしょ?」と一蹴し、そのドSぶりで会場を沸かせた。劇中には弟を演じる山崎をビンタするシーンがあり、「お芝居“では”ビンタが初めて。本番前にはマネージャー相手に練習した」と語り、客席をざわつかせ、撮影の関係で山崎さんを2度ビンタしたことを明かすと「ゴメンね」とツンデレな一面ものぞかせた。当の山崎さんは「イタ気持ち良かったです。初めてのビンタが菜々緒さんで良かった」とドSな黒王子という役柄をすっかり忘れて、デレデレだった。八田鮎子による累計発行部数550万部突破の超人気少女コミックを原作に、見栄っ張りでイケメンな彼氏がいると周りに吹聴していた“オオカミ少女”のエリカ(二階堂さん)と、そんな彼女を翻ろうするドSな“黒王子”恭也(山崎さん)が、ウソから始まる恋愛模様を繰り広げる。二階堂さんは「自分に対してとてもドS。運動したり、ダイエットでも自分で自分の限界を超えたくなっちゃう。そういう意味ではドMなのかも知れませんが…、自分のなかでドSとドMが共存している」と自己分析。一方、山崎さんは「わざと友人との待ち合わせに遅刻して、ニヤニヤしながら相手の反応を見るのが面白い」と自分なりのドSエピソードを語った。『オオカミ少女と黒王子』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月28日「ごくせん」「デカワンコ」などで知られる森本梢子が手掛ける人気漫画を、綾瀬はるかと斎藤工を主演に迎え実写映画化した『高台家の人々』。このほど、数々の映画連動作品を配信してきた映像配信サービス「dTV」では、映画で描けなかった“高台家”の新たな恋の物語を描いたdTVオリジナルドラマ「高台家の人々」を独占配信する。5月某日、シネマカフェでは撮影現場に潜入、主演の小松菜奈から手ごたえを聞いた。映画『高台家の人々』の連動プロジェクトとして制作された本作は、映画から30年前、高台家の若かりし頃の母・由布子と父・茂正Jr.(通称マサオ)が結ばれるまでの恋物語。映画とドラマを見比べても、また、どちらから先にみても楽しめるような粋な作りに仕上がっている。物語は、由布子の友人の奈緒がマサオと交際するところからスタートする。祝福する由布子だったが、ほどなくしてマサオの浮気が発覚。その後、あろうことかマサオは由布子に交際を申し込んできて、由布子は血相を変えて怒鳴りマサオを軽蔑する。そして社会人になった二人はもう会うこともなかったが、1本の電話が運命を変えていく…。そんな主人公の由布子を小松さんが、マサオを間宮さんが演じる。撮影が行われた場所は、都内のビルスタジオ。社会に出て総合商社勤めとなった由布子の職場のシーンで、いかにも30年前の設定らしく、壁には貼り紙があったり、机や椅子も時代を感じるものが周到に準備されていたりと、タイムスリップしたような感覚に陥る。小松さんもリクルートスーツ姿で現場入り。よく読み込んでいるらしい付箋がいくつもついた台本を熱心に何度も確認し、セリフをそらで言えるよう練習していた。上司にちょっと口答えをするようなシーンでは、気が強い由布子らしく、クールな表情や淡々とした台詞の言い回しが特徴的。しかしながら、本番前のテスト時に台詞を噛んでしまった小松さん。「ごめんなさい、すいません」と謝りつつも、はにかむその笑顔はまだあどけなさの残る20歳の素顔そのままで、製作スタッフも思わずキュートさにニコニコしていた。この日はクランクアップということで、なんとサプライズで間宮さんも現場に駆けつけた!これには小松さんもビッグスマイルを見せ、互いに苦労をねぎらいながらも、仲睦まじい様子で撮影をふり返っていた。以下は、二人からのコメント。■小松菜奈私はdTVのドラマ版から「高台家の人々」に参加させていただきましたが、明るい現場でとても楽しかったです。でも、最初はセリフが多くて大変で、私が足を引っ張ってしまったんじゃないか!とか、このままじゃ映画で由布子を演じた大地真央さんに申し訳ない!とか、少し心配していましたが。現場で皆さんのお芝居を見て、「このシーンの時にはこういう表情するんだ」とか、とても勉強になった現場で、最後は少しは納得できる由布子が演じられたんじゃないかな!と思いました。(間宮さんとは)今回初めて共演させていただいて、最初はどんな人なのかなと思っていたんですけど、実は凄く明るくフレンドリーな方でした。私がお芝居でテンパっていても「大丈夫だよ」と言ってくださって、とても優しかったです。ただただ、いい人でした。■間宮祥太朗ただただいい人ってことは、要するに“ただのいい人”ってこと?(笑)映画版では高台家の母・由布子に大地真央、父・茂正Jr.(マサオ)に市村正親と実力派の俳優たちが顔をそろえたが、ドラマ版では今をときめくフレッシュな組み合わせの小松さんと間宮さんが張り切って演じており、二人が醸し出す甘酸っぱい空気感が画面を通して伝わる。恋が芽生える瞬間に感じるときめきは、いつの時代も変わらないと証明してくれるような作品だ。dTVオリジナルドラマ「高台家の人々」は6月より、dTVにて配信予定。映画『高台家の人々』は6月4日(土)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2016年05月28日是枝裕和監督が公開中の最新作で団地を舞台にした映画『海よりもまだ深く』について、団地をこよなく愛し、活動する「団地団」の大山顕、佐藤大、速水健朗、山内マリコと5月26日(木)、上映後のトークセッションに出席。団地について熱く語り合った。映画は作家崩れのダメ中年の主人公が、別れた妻、妻に引き取られたひとり息子と共に、団地でひとり暮らしをする老母の元を訪ね、台風のひと晩を過ごすさまを描き出す。「団地団」は写真家の大山さん、アニメ脚本家の佐藤さん、「ラーメンと愛国」「フード左翼とフード右翼食で分断される日本人」などの著書で知られる速水さん、「ここは退屈迎えに来て」で鮮烈なデビューを飾り、「アズミ・ハルコは行方不明」が蒼井優主演で映画化されることも決まっている作家の山内さんら、団地を深く愛する異業種の面々で結成されたグループで、団地にまつわるトークイベントや著書の刊行を行なっている。大山さんは本作を「最高の団地映画!」と団地という観点から称賛。「安易な“団地あるある”で描かれておらず、あざとさがない」と語る。大山さんいわく、団地を舞台にした映画では、往々にして「いまの団地にはないよね」というものや描写が多く存在するそうだが、本作で“ジップロック”という現代的な台所用品が登場する点に言及し、きっちりと“現代の団地”が丁寧に描かれており「感動しました」と語る。是枝監督はこれについて「固有名詞を出して『ジップロックを…』と言ったわけではないけど、団地の部屋の時間の積み重ねを見せないといけないと思った」と説明する。また、団地ならではの“狭さ”を映像の中できちんと描き切っていることについても、団地団メンバーからは絶賛の声が上がる。佐藤さんは「冷蔵庫を開けるとき、よけないといけない!(描写が)細かい!」と語り、大山さんは、主人公の姉の家族も部屋にいる状態での会話シーンについて「姉の夫や娘が後ろにいることが感じられる。団地の狭さが感じられて感動しました」と感激を口にする。これらのシーンは実際の団地での撮影とセットを組んでの撮影を組み合わせて作られたそうだが、是枝監督は「スタジオで撮る場合も、カメラを部屋の広さよりも外に出して、引いて撮らないというルールを決めてました。それじゃウソになるから」と明かす。また、阿部寛が約190cmの巨体を縮めて入るお風呂のシーンに関しても、本物ではなくセットであることを明かした上で「(団地用のお風呂の中で)一番古くて小さいタイプのものを選びました」と語った。山内さんは、狭い空間に複数の人間がいるが故の、会話や動きの多さについて言及。「室内が狭いから、人の距離が近くて、会話が増えているのでは?」と指摘する。監督は自身の経験を踏まえ「ああいう状況だと母親は喋り続け、動き続けるんですよね(笑)。基本的に、(母親役の)樹木希林さん(の動き)をいかに止めないかを重視しました」と語った。映画の最後で、主人公たちを老母が団地の階段から見送るという画も団地ならでは。速水さんは、この樹木さんを「団地の妖精のよう」と語り、大山さんも「トトロみたいに見える」と表現。会場は笑いに包まれたが、是枝監督は納得とばかり深くうなずいていた。このほか、団地団からは団地に存在する「分譲組」と「賃貸組」の静かな対立や格差、遊具、団地ならではの人工的な緑地などについて、様々な視点から質問や指摘が飛び交い、是枝監督は鋭い分析に時に驚きつつ、嬉しそうな笑みを浮かべていた。『海よりもまだ深く』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月27日柴咲コウ主演で贈る、来年1月より放送予定の大河ドラマ「おんな城主 直虎」。この度、出演者発表会見が行われ、杉本哲太、三浦春馬、柳楽優弥、貫地谷しほりらが出演することが発表された。永禄8年、ついに次郎法師が「直虎」と名乗って城主の座についた。しかし家臣団は失望の色を隠せない。女に何ができるものか。「最後までやり通す覚悟があるか」とけん制する家臣たちの言葉に、生来の負けん気が頭をもたげる。 持ち前の機転と交渉力で今川に女が城主になることを認めさせた直虎は、続いて復興政策を進める。 戦乱で疲弊した村から年貢を取るには、安定した収入を生み出す産業が必要。一歩一歩自分の足で確かめ、自ら汗を流して働く直虎に、家臣たちの見る目が少しずつ変わっていく。一方直虎は、ひ弱な虎松を寺で教育しようとして虎松の母と激しく対立する。しかし直虎の思いが虎松の負けん気に火をつけ、虎松自ら寺にやって来る。家中の子どもたちと共に学び、その絆が将来彼を支えることに。 ところが今川氏の凋落は、遠江を新たな戦乱に巻き込んでいく。北から甲斐の武田信玄が、西から三河の徳川家康が井伊領を虎視眈々とねらう中、直虎は城主としての真価を問われる。この絶体絶命のピンチをどう生き延びるのか?井伊直虎一世一代の作戦が始まる――!柴咲さん演じる直虎を支える父・井伊直盛と、母・千賀には、杉本さんと財前直美が、曾祖父・直平を前田吟が演じる。また、直虎のいいなずけ直親に三浦さん、井伊家筆頭家老・小野政次役に高橋一生、盗賊団のかしら龍雲丸に柳楽さんが抜擢。そのほか、直親の妻・しのを貫地谷さん、豪商・瀬戸方久をムロツヨシ、井伊家菩提寺の住職・南渓和尚を小林薫が演じる。子役時代に大河ドラマを経験しており、今回が3回目となる三浦さんは、「成人を迎えてから、こうして大河ドラマにまたお世話になるということは、本当にすごくありがたいことだなと、感じております」と噛みしめ、「子役時代にお世話になった分、またこうして26歳になったいま、この作品で、NHKに貢献できればいいなと思っています。精進してまいります」と意気込んでいた。また直虎の両親を演じる杉本さんと財前さん。「1人娘の父親であるという部分をうまく出せたら」と語る杉本さんに対し財前さんは「本当に直虎を心からそばで支えていきたい」とコメント。今回初めての大河ドラマとなる柳楽さんは「僕オリジナルのキャラクターなんですけど、しっかり楽しみながら精いっぱいやります」と語り、一方4回目の大河ドラマとなる貫地谷さんは「今回は直虎さんに嫉妬心をめらめらと燃やすみたいなのですが、私自身は現場を楽しくわいわいやっていけたらなって思っております」と話した。そして実はこの日初めて出演者たちと顔合わせをしたばかりという柴咲さんは、「今まで共演したことのある俳優さん、女優さんもいらっしゃいますし、何か心強さをすごくすでに感じております」と自信を覗かせていた。「おんな城主 直虎」は2017年1月より放送予定。(cinemacafe.net)
2016年05月27日第25回「日本映画批評家大賞」実写部門の授賞式が5月26日(木)、東京芸術劇場にて行われ、浅野忠信、多部未華子、伊藤淳史、満島ひかりら受賞した豪華な面々が顔をそろえた。満島さんは、先日一部週刊誌で報じられた交際報道に関して「プライベートなことでお騒がせしております、すみません」と自ら切り出し、会場から熱視線を浴びていた。1991年よりスタートした「日本映画批評家大賞」は、映画界を励ます目的のもと、現役の映画批評家が集まって実行する。発起人は水野晴郎で、現役の映画批評家たちの提唱により誕生した、批評家による批評家だけの目で選んだほかに類を見ない賞の位置づけだ。『駆込み女と駆出し男』で助演女優賞を受賞した満島さんは、江戸時代、離婚を求めて縁切り寺に駆け込む、お吟を熱演した。「今回、眉を落としておはぐろにするかと提案され、やらせてもらいました。今回ほど、役は一人で作るものじゃないんだなと心から感じた現場はありません」と現場スタッフに感謝の気持ちを贈りながらも、改めて、授賞式の会場とう心境について言葉を紡いだ。「今日、映画に関わる先輩方の話を聞いていて、とってもいい会だなって。映画は大人たちを生き生きとさせるものなんだなと思って、私も一生懸命生きていこうと思いました」と最後は声を詰まらせながらも、女優として生きることを誓っていた。一方、『ピース オブ ケイク』で不器用で恋愛に依存するダメ女・梅宮志乃役に挑戦し、濃厚なラブシーンや激しい演技が話題を呼び、主演女優賞受賞となった多部さん。2005年に新人賞受賞以来の登壇となり、「まさか10年後にこの場に立つとは思わず、わりとぼーっと過ごしてました(笑)」と、マイペースな多部さん節を全開。しかしながら並々ならぬ映画愛をにじませ、「演じる立場で映画に携わっていますが、ひとつの作品を喧嘩しながら、助け合いながら、話し合いながら素晴らしい作品にしたいと思ってつくる作業に携われることが、とても幸せです。年齢を重ねて求められる役も変わってきて、とても毎日刺激的で幸せな生活です」と、キュートな笑顔を振りまいた。<第25回 日本映画批評家大賞/おもな受賞結果一覧>作品賞:『ソロモンの偽証』監督賞:大根仁(『バクマン。』)新人監督賞:松永大司(『トイレのピエタ』)主演男優賞:浅野忠信(『岸辺の旅』)主演女優賞:多部未華子(『ピース オブ ケイク』)助演男優賞:伊藤淳史(『ビリギャル』)助演女優賞:満島ひかり(『駆込み女と駆出し男』)新人女優賞(小森和子賞):藤野涼子(『ソロモンの偽証』)新人男優賞(南俊子賞):山田涼介(『グラスホッパー』)、板垣瑞生(『ソロモンの偽証』)選考委員特別賞:濱口竜介(『ハッピーアワー』)ゴールデングローリー賞(水野晴郎賞):草村礼子、仁科亜季子、浜田光夫ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):吉永小百合、山田洋次ドキュメンタリー賞:松本貴子『氷の花火 山口小夜子』(cinamacafe.net)
2016年05月26日アーティストのGACKTが5月26日(木)、都内にて開催された映画『デッドプール』の公開直前プレミアイベントに出演し、同作の魅力を紹介した。『デッドプール』は、平和のためではなく、戦う理由は自分の復讐と彼女との復縁というアメコミの常識を打ち破るヒーローの物語。末期ガンの主人公が怪しい組織に改造され、不死身のパワーを身につけるも、全身は見るも無惨な姿になってしまい、怪しい組織に立ち向かう。全米では2月12日(現地時間)に封切られ、週末興行成績1億3500万ドルという、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』や『アバター』を超える20世紀FOX映画史上、最高のオープニング成績を記録。さらに、世界中で興行成績ナンバーワンを達成するなど話題沸騰中だ。同作の映画化を待ちわびていたというGACKTさんは、「こういうアメリカンヒーローのアプローチの仕方がなかったので、『やっと来たか!』という感じです」と心境を明かした。すでに英語版で見たそうで、「ぶっ飛んでいるんです。日本でやるときに、R-15で行けるのかなと思っていたのですが、グロいんですよ」と印象をコメント。「派手なアクションに目が行きがちなのですが、結構、細かいことを役者がやっているので、いったい何人がケガをしたのだろう?」と、GACKTさんならではの着眼点から観た感想を言葉にし、「そんな感じで観ると、2回、3回と観れるのではないかなという気がします」と同作の楽しみ方を提案する一幕もあった。イベントの最後、マイクを持ったGACKTさんは「世界でずいぶんと興行の記録を塗り替えているので」と世界中でヒットしていることに触れ、「日本が塗り替えられなかったら…、日本がつまらない国だと思われるのが嫌だな…というのがあるので、みんなで広げてくれたら嬉しいなと思います」と呼び掛けていた。イベントには、ラッパーとDJによるユニット・Creepy Nuts(R-指定、DJ 松永)も出席。レッドカーペットイベントも開催され、モデルでプロボクサーの高野人母美、プロ野球・読売ジャイアンツのマイルズ・マイコラス投手とローレン夫人も出演した。映画『デッドプール』は、6月1日(水)からロードショー。(竹内みちまろ)
2016年05月26日第25回「日本映画批評家大賞」実写部門の授賞式が5月26日(木)、東京芸術劇場にて行われ、新人男優賞(南俊子賞)を受賞した「Hey! Say! JUMP」の山田涼介が出席した。山田さんは「映画に少しでも貢献できる役者になりたいと思っています」と、熱くコメントを寄せた。「日本映画批評家大賞」は、映画界を励ます目的のもと、現役の映画批評家が集まって実行するもの。1991年に水野晴郎が発起人となり、現役の映画批評家たちの提唱により誕生した、批評家による批評家だけの目で選んだほかに類を見ない賞の位置づけだ。山田さんは今後の日本映画界を担う役者に贈る新人男優賞での受賞となった。受賞作となった『グラスホッパー』では、「Hey! Say! JUMP」で見せるアイドルとしての顔を完全に封印し、心の奥に深い闇を抱える殺し屋を見事演じ切った。受賞にあたり、山田さんは「僕は『グラスホッパー』で映画デビューしました。演じた役は若き殺し屋で猟奇的と、自分にとっても演じたことのない役だったので、初の映画でこの役が自分に務まるのかなと不安はありました。でも名誉ある賞をいただけて光栄に思っています」と、喜びで目を輝かせた。また、山田さんは本作で共演した浅野忠信との思い出も披露し、「この撮影で浅野忠信さんとご一緒して、決闘シーンの後に血だらけのまま風呂に入ったんです。そのとき浅野さんに『山田君、もっと映画に出たほうがいいよ、頑張ってほしい』と言われたこと、胸に残ってます」と、会場に主演男優賞の授与で出席していた浅野さんに目線を配った。すると、浅野さんもうれしそうに微笑み、自身のスピーチの際に「山田君、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と、映画俳優としてのエールを交わし合っていた。そのほか、『ソロモンの偽証』で新人女優賞(小森和子賞)に藤野涼子、新人男優賞(南俊子賞)に板垣瑞生が、それぞれ受賞となった。1万人の応募者から主役を射止めた板垣さんは、「人間としても俳優としても全然ひよっこな自分がこの賞をいただけたことに、喜びを感じています。家宝にしたいと思っています。またここに戻ってこれるよう、精進していきたい」と、緊張しながらもしっかりとスピーチを行った。<第25回 日本映画批評家大賞/おもな受賞結果一覧>作品賞:『ソロモンの偽証』監督賞:大根仁(『バクマン。』)新人監督賞:松永大司(『トイレのピエタ』)主演男優賞:浅野忠信(『岸辺の旅』)主演女優賞:多部未華子(『ピース オブ ケイク』)助演男優賞:伊藤淳史(『ビリギャル』)助演女優賞:満島ひかり(『駆込み女と駆出し男』)新人女優賞(小森和子賞):藤野涼子(『ソロモンの偽証』)新人男優賞(南俊子賞):山田涼介(『グラスホッパー』)、板垣瑞生(『ソロモンの偽証』)選考委員特別賞:濱口竜介(『ハッピーアワー』)ゴールデングローリー賞(水野晴郎賞):草村礼子、仁科亜季子、浜田光夫ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):吉永小百合、山田洋次ドキュメンタリー賞:松本貴子『氷の花火 山口小夜子』(cinamacafe.net)
2016年05月26日「図書館戦争」「フリーター、家を買う。」「阪急電車」など数多くの著書が映像化されているベストセラー作家・有川浩の小説「植物図鑑」を映画化する『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』。この度、本作で高畑充希とW主演を務める岩田剛典が、サッポロファクトリーにてトークイベントを行った。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?」。何のとりえもない普通の女の子・さやか(高畑充希)の目の前に、ある晩あらわれたのは、行き倒れた青年・樹(岩田剛典)。思いもよらない出会いから突然始まった、2人の「半年」という期限付きの同居生活。しかし彼は、自身の名前と、野草に詳しいということ以外には、謎に包まれていた。「彼氏じゃないんだよね…?」知らない世界を優しく教えてくれる樹と、毎日過ごすうちに、積もっていく「好き」という気持ち。けれども彼には、ある秘密が。恋を知り、傷つき、もがきながら、少しずつ変わっていくさやか。2人の恋の行方とは――。「EXILE」「三代目J Soul Brothers」のパフォーマー・岩田さんと、若手演技派女優として注目を浴びる高畑さんがともに映画初主演として挑んだ本作。そのほか、阿部丈二、今井華、大和田伸也、宮崎美子ら多様なキャストが脇を固めている。そして監督には、「トリハダ」シリーズの三木康一郎が務めた。5月24日(火)、会場となったサッポロファクトリーは、600人ものファン埋め尽くされ、開始前からものすごい熱気に包まれていた。そんな中、主演の岩田さん、企画・プロデューサーの井上竜太が登壇し、トークイベントがスタート。岩田さんが登場すると、会場からは震えるほどの黄色い歓声が!まず最初に岩田さんは「みなさん盛り上がってますか? 北海道へ上陸しました!今日は短い時間ですが、楽しい時間にしたいので最後までよろしくお願いいたします」と挨拶。そして話題は映画の話へ。原作の樹のビジュアルが黒髪だったから、 黒髪にしようと監督などに相談をしたところ「岩田くんはそのままでいい!樹に見えるから大丈夫。そのまま演じてくれ」と言われたことを明かした。また、普段料理はあまりしないという岩田さんだが、劇中では料理をするところも披露するということで、「フライパンや中華鍋などの中に 発泡スチロールを細かくしたものを入れて練習したり、オムレツ作りも本当にたくさん練習しました」と苦労話も。また、樹の料理と言えば、野草を使った料理だが、「野草には詳しくなりましたか?」という質問に対して、「元々、結構野草には詳しいんですよ。 自然に恵まれた場所で育ったというのもあって、昔よく、その辺に生えてるものを取ってきて、 母親に料理を作ってもらったりしていました」と、まさかの”植物男子”だったことが明らかに。撮影中の想い出のエピソードやお気に入りシーンの話になると、 「体力系のエピソードでいうと、カットされちゃったシーンですかね。 お姫様抱っこを一生分くらいしたんですが、カットされてしまい…。俺の筋肉痛を返してくれと(笑)」 という岩田に対し、井上プロデューサーは「映画の最初から、岩ちゃんと充希ちゃんが素敵すぎて、これ以上胸キュンシーンを入れてしまうと、みんなキュン死しちゃうんじゃないかと思って、なくなくカットしました(笑)」という返しに、会場中から笑いが沸き起こった。そしてお気に入りシーンとして岩田さんが上げたのは ふきご飯を一緒に作るシーン。「さやかと2人で野草を取りにいって、 一緒に料理をするシーンなんですが、“塩とって”とか“ここはこうして”という、 すごく自然な会話が繰り広げられていて、現場の空気感がとても出ているシーンなんですよね」と話していた。さらに、ロケも多かったという本作。「河原で撮影をする重要なシーンがあったんですが、雨が多い時期で、どしゃぶりになってしまって、半日くらいロケバスで待機していました。僕と高畑さんのスケジュールも合う日程もあまりなく、寝不足の中で戦っていて、今日撮りきらないとダメだ!という状況だったんですが、夕方5時過ぎから急に雨が止んだんです。そこでバッとスタッフ・キャスト共々外に出て、日が落ちるギリギリの約1時間くらいで、集中して撮影をしたのをとても覚えています。 映画を観ていただく時は、その辺も注目して、色々な角度で楽しんでいただけたらと思います」と、これから映画を観るファンに対して見どころを語っていた。最後に岩田さんは「つい胸キュンシーンに フォーカスされがちですが、この映画は単なる王道ラブストーリーではなく、 日常に根差した草花の温かみとか、誰かと一つ屋根の下で暮らし、その中にある 小さな幸せを改めて気づかせてくれる、心温まる作品になってます。初主演で、この作品に出会えて本当によかったと思っています」と映画をPRし、大盛況の中イベントは終了した。『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』は6月4日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月26日2000年の映画『顔』で映画賞を総なめにした阪本順治監督と藤山直美が再びタッグを組んだ『団地』の完成報告会見が5月26日(木)に開催。阪本監督、藤山さんに共演の岸部一徳、石橋蓮司、大楠道代、斎藤工が出席した。タイトル通り、大阪の近郊にある古ぼけた団地を舞台にした本作。長年、営んできた漢方薬局を店じまいし、団地に越してきた夫婦のヒナ子と清治だったが、清治があることをきっかけに家庭内に引きこもるようになったことから、団地特有のウワサや好奇の目にさらされ…。大阪の人間模様を描きつつ、後半以降は斎藤さんが演じる奇妙な青年・真城を軸に驚愕の展開が待ち受ける本作。藤山さんは、最初に脚本を読んだとき「(阪本監督に)いい医者を紹介したいと思いました。『この人、大丈夫か?』と(笑)」と戸惑いを口にする。いくつもの阪本作品に出演してきた大楠さんも「脚本読んですぐに岸部さんに電話して『監督、頭がおかしくなったんじゃ?』と言いました。ショックでした(笑)」と衝撃を述懐する。阪本監督は「藤山さんをどこまで遠くに連れて行こうか?という発想から生まれた」と説明。藤山さんは「帰ってこれないところまで連れていかれました(笑)」と語るが、それでも阪本監督への信頼は絶大!「学校を卒業して、道端で会っても先生のことは『先生』と呼びますが、阪本監督に『顔』を撮ってもらって、それから(舞台の)楽屋に来ていただこうが、監督は『監督』。不思議な関係ですが、そういう人が役者には必要。私の人生にとっては大変貴重な人です」と語った。奇想天外の物語のカギを握る奇妙な男を演じた斎藤さんは「特殊な役だったんですが、それが強み。唯一、この方々に対峙できる役でした」と役の特殊性の力を借りて、阪本組常連のベテラン勢と渡り合ったと振り返る。特に、藤山さんには「いつも的確にイジっていただき幸せでした」とニッコリ。この日も久々に会って、斎藤さんの出で立ちを見て「『打楽器を忘れた南米のミュージシャンだね』と言われました(笑)」と笑いを誘う。ちなみに、藤山さんは当初、斎藤さんの「工(たくみ)」という名前をカタカナの「エ」だと思っていたとか!この日も、斎藤さんが「抱かれたい男No.1」に選ばれたことをネタに「上手に騙すんやね、女の人を(笑)」とイジり倒していた。『団地』は6月4日(土)より有楽町スバル座、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月26日映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』のヒットを記念し5月25日(水)、“アブノーマル・ナイト”と銘打って、主演の鈴木亮平、ヒロインを演じた清水富美加、原作者のあんど慶周が舞台挨拶に登壇した。あんどさんの伝説の人気漫画「究極!!変態仮面」の実写映画第2弾として公開され、公開後の満足度ランキングで1位を記録し、海外からも公開オファーが届くなどジワジワと人気の広がりを見せている。この日も平日の遅めの時間の上映にもかかわらず多くの観客が劇場に。鈴木さんは「アブノーマル・ナイト…変態の夜(笑)?よくこんなイベントに来てくださいました。しかも、ほとんど女性じゃないですか!みなさん、ナイス変態!」と満面の笑み。客席に6歳と9歳の女の子もおり「面白かった」という感想に鈴木さんは嬉しそうにほおを緩めていた。原作者のあんど先生は、そもそも変態仮面がどのように生み出されたのかを問われ「小学生のころ、兄とお風呂に入るとき、パンツを引っ張り合ってた」というエピソードを明かし「漫画家になろうと思ったとき、これを漫画にしたらみんな、絶対に笑うだろうと思った」と説明。変態仮面と言えば、主人公の狂介が女性のパンティを被って“変身”するヒーローと認識されているが、鈴木さんはこの誕生秘話に「パンツ被るんじゃなくて、お稲荷さん先行!?」と驚愕していた。また、変態仮面の動きに関してあんど先生は、腰をグッと入れることの重要性を強調するが、実際に変態仮面を演じた鈴木さんはこれを身をもって体感しているようで、次々と壇上でポーズを披露!今回の最新作にあたっては「データをスマホに全部入れて、その上で先生が(原作に)描いてないけど、変態仮面ならこうするという新たなポーズも入れました」と誇らしげに明かし、本作、そして変態仮面への強い思いを見せつけた。既に本作は20か国以上から公開のオファーが届いているが、あんど先生はこの状況に「鈴木亮平の世界進出は時間の問題」と太鼓判。以前から、本シリーズの海外展開を念頭に置いていたという鈴木さんは、アメコミヒーローを参考にしつつ、日本的な進化を遂げた変態仮面について「自動車やラーメンと同じで、ゼロから作るのではなく、元々あるもののクオリティを高め、日本の感性や美意識を注ぎ込む、日本の良さが詰まってます。これぞ日本のモノづくりの神髄!」と力強くアピール。清水さんは世界からのオファーに「世界中に変態がいる証明。人類イコール変態ということ」と嬉しそうに語り、海外進出を果たしたあかつきには、鈴木さんに変態仮面の衣裳でレッドカーペットを歩くことを提案!鈴木さんもノリノリで「アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたら、変態仮面でレッドカーペットを歩きます」と約束し、喝采を浴びていた。『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月26日阿部サダヲが5月25日(水)、都内で行われた主演作『殿、利息でござる!』のヒット御礼舞台挨拶に登壇。「いままで以上にいっぱい宣伝をしたが、シニア世代の方に『新、お江戸でござる』って言われて。まだ宣伝しないと…」と意気消沈し、ファンの笑いを誘った。江戸中期の実話を原作に、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、庶民が「殿さまに金を貸し付け、その利息を巻き上げる」という奇策に打って出る。5月14日に全国公開された本作。松竹によると24日(火)までに、動員56万人、興収6億7,000万円を突破している。舞台挨拶には阿部さんに加えて、主人公の妻役を務めた竹内結子、メガホンをとった中村義洋監督が登壇。金集めに奔走する主人公を演じる阿部さんは、「幅広い世代の皆さんに見ていただけて、すごくうれしいです」と会心の笑みを浮かべたが、竹内さんは「この映画“は”大好きです」と思わせぶりな挨拶。竹内さんは『残穢【ざんえ】―住ん ではいけない部屋―』で中村監督とタッグを組んだばかりで、「ホラーが本当に苦手みたい」(中村監督)、「オススメしたいのはどっち?」(阿部さん)とイジり倒した。当の竹内さんは「心からオススメしたいのは、こちら(笑)。今回は(取材を受けても)語れる要素がたくさんあって」とぶっちゃけて、阿部さんから「要は『残穢』は語れる要素がなかった?」とダメ押しのツッコミを浴びていた。『殿、利息でござる!』は全国公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日河北麻友子が5月25日(水)、今年1月より放送されたTVドラマに続いて主演を務める『白鳥麗子でございます! THE MOVIE』の完成披露試写会に久万真路監督と共に出席した。過去にも映像化されてきた累計1,700万部を超える人気漫画の実写版で20年ぶりの映画となる本作。哲也と共に故郷に里帰りし、プロポーズされるのか!?と色めき立つ麗子だったが、哲也の故郷のリゾート開発と白鳥家の関係から両家は対立関係にあり…。河北さんは、最初に白鳥麗子役のオファーが届いたときは「主役で、タイトルにも名前が入っている役で嬉しかった」とふり返る。ニューヨーク育ちの正真正銘のお嬢様として知られる河北さんだが、そんな河北さんをもってしても、麗子役はかなり難易度が高かったようで「麗子の代名詞である(高笑いの)『オーッホッホッホッ!』が本読みのとき、全然できず、監督は多分、頭を抱えていたと思います」と苦笑交じりに語る。これまで、鈴木保奈美に松雪泰子と錚々たる面々が白鳥麗子を演じてきたが、河北さんは「3代目ですが、意識せずに新しい白鳥麗子が誕生したという気持ちで演じられたらと臨みました!」とオリジナルの麗子誕生をアピール!その一方で、監督との会話にものぼっていたという「デヴィ夫人を意識してお芝居しました(笑)」と意外な人物の名を挙げ、会場は笑いに包まれた。久万監督は「最初に河北さんでと話を受けたとき、失礼ながら『(河北さんは)女優ですか?』と思った」と語るが「でも、初めてお会いしてお話しして、実はニューヨークでアクターズ・ワークショップを受けていたと聞き、女優の心を持っていると知りました」と述懐。現場では「河北さんはリアルお嬢様なので、『これはお嬢様としてアリ?ナシ?』と聞いてました」と河北さんを頼りにしていたよう。この日は、原作者の鈴木由美子からも手紙が届いたが、河北さんの麗子を「適役」と称賛!これには河北さんも「もう誰が何を言っても大丈夫!」と原作者からの太鼓判に嬉しそうに微笑んでいた。さらに、映画の中のウェディングシーンにちなんで、神父によるヒット祈願を実施!「この作品と添い続けることを誓いますか?」という言葉に河北さんは力強く「誓います!」と宣言した。『白鳥麗子でございます! THE MOVIE』は6月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日「不思議の国のアリス」のその後を映画化し、世界的な大ブームを巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』から6年。ティム・バートンが製作を務め、ジョニー・デップら豪華キャストが魅惑の再共演を果たす最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のUSプレミアが、5月23日(現地時間)に米国・ロサンゼルスにて盛大に開催。ジョニーたちがそれぞれ、日本のファンに向けてメッセージを贈った。会場となったロサンゼルス、エル・キャピタン・シアターでは、「不思議の国のアリス」生誕の地・イギリスを思い起こすような気品ある深紅のレッドカーペットが敷かれ、ジョニー、ミア・ワシコウスカ、さらに3月24日に男児を出産したばかりのアン・ハサウェイ、本作で鍵を握るタイム役のサシャ・バロン・コーエンら豪華キャスト陣が一堂に集結。それを取り囲む5,000人の熱狂的なファン、世界各国から詰めかけた120超のメディアが、6年ぶりの『アリス』の帰還を祝福した。会場内は、本作のキーワードである“時間”をイメージし、たくさんの時計が描かれた大きなゲートが立てられ、プレミアを歓迎。また、至るところに桜の木が飾られ、劇中のティーパーティーを連想する可愛らしい華やかな演出も見られるなど、先日の英国で行われたワールドプレミアの熱をそのままに、映画の街ロサンゼルスにも“ワンダーランド”が出現した。夕刻17時半。多くの歓声とともに“ワンダーランド”の扉が開かれ、まずレッドカーペットに登場したのは、どこか天然でマイペースな仲間思いの白の女王を演じたアン・ハサウェイ。産後から2ヶ月という早さで公の場に復帰した彼女は、ストライプに色とりどりの大きなバラが描かれたタイトな「クリストファーケイン(Christopher Kane)」のドレスに、「クリスチャンルブタン(Christian Louboutin)」のブラックヒールを合わせて登場。ハリウッド女優としての品格に加え、母となった喜びも感じさせる笑顔で、レッドカーペットを囲む多くの人たちから復帰第一弾となる本作への期待と、出産への祝福を受けていた。続いて登場したのは、<時間>を司る万人タイムを演じるサシャ。ハイテンションのままカメラの前に登場したサシャは、ジョニーへの愛をひたすらに語り、共演できた喜びを話してくれた。続いて、主演のアリス役で、さらなる成長を遂げたミアも登場。この日は「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のシースルーブラックに煌びやかなスワロフスキーをあしらったロングドレスに身を包み、本編のアリスさながら強く自立した女性としての一面をみせ、レッドカーペットを笑顔で進んでいく。そして、ひと際大きな歓声を浴びて、待ちに待ったジョニーが登場。ハマリ役と称された奇天烈な“帽子屋”として、6年ぶりに帰ってきたジョニー。ファンたちの熱気はさらにヒートアップし、インタビュー中も「ジョニー!」「ジョニー!」の大歓声が響いていた。最後に登場したのは、本作で新たな才能を魅せた期待の監督、ジェームズ・ボビン。『ザ・マペッツ』『ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー』を監督した後に本作に抜擢され、見事、世界観を引き継いだ傑作を作り出したボビン監督は、ここLAの地でも誇らしげな笑顔をみせた。また、賑わうレッドカーペットをさらに盛り上げる演出が!主題歌「ジャスト・ライク・ファイア」を唄うP!NKが会場内の特別ステージに登場し、生バンド演奏のもと圧巻のパフォーマンスを披露。グラミー賞3冠、全世界アルバム・セールス6,000万枚を誇る彼女の歌声は、目の前の困難に果敢に立ち向かう本作のアリスの心を奮い立たせるような力強い1曲となって、USプレミアを包み込んでいた。<以下、キャスト&監督コメント>■ジョニー・デップ(マッドハッター役)今作でも家族の絆が描かれているけど、やはり子どもがいると、それ以上に強いものはないよ。もちろん、身内の母親、父親、兄弟ももちろん重要だけど、子どもは自分の人生にとって切り離すことのできない存在だからね。いつも日本に行くときは、残念ながらマスコミのためだけというのが多かったから、あまり色んなものを見れなかったんだけど、もう少し田舎の方や、京都とかいろんな場所に行ってみたいな。日本のお友達のみなさん。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を気に入ってくるとうれしいよ。■アン・ハサウェイ(白の女王役)今回は親子の絆が描かれているけど、私は家族の絆を常に感じているわ。特に家族の存在が大事と感じる瞬間は、物事がうまくいっていないときね。最後に頼ったりするのは、自分の家族だと思うわ。日本のみなさん、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を見てもらえるのがとても楽しみです。前作と同様素晴らしい映像ですし、1作目同様、心に残る作品になっていると思います。応援してもらえるとうれしいです。■ミア・ワシコウスカ(アリス役)またアリスを演じられて本当にうれしかったわ。すごく素敵なキャラクターだし、彼女とマッドハッターとの関係も好きだし、本当に興奮したのよ。彼女は怖いもの知らずで、何にも臆することない姿がすごく素敵なキャラターだと思うわ。もし日本に行けたら、お寿司とか、いろんな和食が食べたいけど、ほかにいい案あれば教えて。日本のみなさんにも、この映画を楽しんでもらえればと思います!■サシャ・バロン・コーエン(タイム役)ジョニー・デップ、ベリー・セクシー・マン。ジョニー・デップ、オーー。ジョニー・デップ、大好きです。日本のみなさん、この映画を楽しんでもらえればと思います。とても良い作品なんできっと楽しめるよ。あとジョニー・デップも出演してるしね!オー、ジョニー・デップ。セクシー・ジョニー・オー・ベリー・ナイス。ありがとう。■ジェームズ・ボビン(監督)この場に居られて、いま興奮と恐怖と色んな気持ちが入り混じっているよ。アリス・ファンの日本のみなさん、こんにちは。映画を観てもらえるのが楽しみでしょうがないです。ありがとう。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日佐藤健と宮崎あおいが5月24日(火)、映画『世界から猫が消えたなら』のヒット御礼舞台挨拶に登壇。公式サイトで募集された映画の感想を発表した観客のお悩みに答えた。「本屋大賞」にもノミネートされ、累計120万部を突破したベストセラーの映画化。余命わずかと宣告された“僕”は、世界から大切なものをひとつ消すごとに1日の命を与えられるという契約を悪魔に持ち掛けられるが…。撮影から地方をも含めたプロモーション活動と長い時間をともにしてきた佐藤さんと宮崎さんだが、その距離は微妙にまだ縮まっていないよう?この日も、佐藤さんが話している間に宮崎さんが目立たないようにジワジワと後方に下がろうとし、すかさず佐藤さんから「気づくと後ろにいるのやめてもらっていい(苦笑)?」と抗議が!宮崎さんは「ついついシャイな部分が出ちゃう…(笑)」と申し訳なさそうに語る。とはいえ、宮崎さんにとっては佐藤さんは「頼りになる青年(笑)」だったそうで「いろんなところを見てて、何を必要とされているのか?何を求められているのか?を考え、それを表現するのもお上手。ありがたかった」と自身が引っ込み思案なだけに佐藤さんの存在が「ありがたかった」と語る。さらに宮崎さんは「気さくでツンツンしてない」と佐藤さんの親しみやすさについて語るが、会話のラリーが長く続かず、年下の佐藤さんも「いつになったらスムーズにコミュニケーション取れるの?何なの?」と苦笑い。佐藤さんは改めて「どこまで心を開いてるのか最後までつかめなかった。そんな人、あんまりいない。深い人です」と宮崎さんの謎めいた魅力に言及。さらに「(原作者で東宝のプロデューサーである)川村元気さんと、撮影のときから話してたんですが、最終的にはカラオケに行って、宮崎さんにB’zの『ultra soul』を歌ってもらうのが夢!今回は持ち越しとなりましたし、道のりは遠いけどあきらめない!」と宮崎さんの「ultra soul」熱唱に向けた再チャレンジを誓っていた。本作の公式サイト上では映画の感想を募集しており、この日は、その中から選ばれた2名が劇場で感想を発表。小学6年生の少女は、映画を観て、過ぎていく毎日の時間の尊さについて考えさせられ、中学受験のための塾をやめて家族との時間を作るべきか悩んでいると告白。これを聞いた佐藤さんは「これは困りました…僕の手には負えない(苦笑)」と困惑するも、宮崎さんは彼女が医者か警察官になりたいという夢があると聞き「いまを大切に生きるのも大事だし、なりたいものに向かってどう生きるかも大事。バランスよく上手にやりくりして家族との時間を作って」とアドバイス。また、本作を見た就活中の女子大生の感想を聞き、就活に向けたエールを求められた佐藤さんは「(就活を)したことないっすわ(苦笑)」とまたも困惑。宮崎さんも「アドバイスできる立場にないです」と語ったが、佐藤さんは少し前に、就活生を演じる映画『何者』の撮影に参加しており「自分には絶対できないと思った(苦笑)」と語り、映画を観て、就活を頑張ろうと思えたとあたる女子大生の言葉を素直に喜んでいた。『世界から猫が消えたなら』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日劇団四季の中で「ライオンキング」「キャッツ」に次ぐ上演回数を誇る、国内屈指のミュージカル作品「オペラ座の怪人」が、この度、神奈川・横浜の街で上演されることが決定。2017年3月よりKAAT神奈川芸術劇場(ホール)にて開幕する。ミュージカル「オペラ座の怪人」は、1986年、ロンドンで開幕して以来、世界30か国151都市で上演され、累計観客動員数は1億4,000万人を記録する不朽の名作。劇団四季においても、1988年の東京初演以来、総公演回数は6,645回、総入場者数は659万人を数え、上演回数としては「ライオンキング」「キャッツ」に次ぐ国内第3位(5月23日時点)を記録する。今回の公演では、同劇場との初提携となり、2017年3月から8月までの5か月程度の上演を予定しているという。5月23日、横浜マリンタワーにて本公演の製作発表会が開催。神奈川県知事・黒岩祐治と、劇団四季代表取締役社長・吉田智誉樹が登壇し、本公演への意気込みを語った。黒岩知事は「神奈川県では、優れた文化芸術の魅力で、人を引き付ける『マグネットカルチャー』の取り組みを推進している。目指すは“ミュージカル溢れる神奈川”」と明かし、「『キャッツ』横浜公演終了後、劇団四季の公演を心待ちにしていた。とても嬉しく思います」と喜びをコメント。吉田さんも、以前、横浜で公演された「キャッツ」の成功で「神奈川・横浜には非常に大きなマーケットがあると感じていました」と話し、「それに次ぐ横浜公演を模索していた時にKAATさんとの出会いがあり、相思相愛という形で今回『オペラ座の怪人』を上演する運びとなりました」と経緯を説明。また「神奈川・横浜の芸術文化、ひいては観光や経済の発展に微力ながら貢献をしていきたい」と思いを語った。ミュージカル「オペラ座の怪人」横浜公演は、KAAT神奈川芸術劇場(ホール)にて2017年3月より上演。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日女優の波瑠が5月24日(火)、都内で『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』の公開アフレコを実施。女優として大ブレイク中の現状に「貴重な経験も多くありがたいですが、実感ないです。普通に街を歩いているし、気づかれない」と心境を語った。夏の風物詩である「アンパンマン」の映画シリーズ28作目にあたる本作で、波瑠さんが演じるのは、おもちゃの星からやってきたゼンマイ仕掛けのお姫様・ルンダ。「みんなが自分のために何かをしてくれることが当たり前」と思っているワガママな性格だが、アンパンマンと仲間たちに出会い、大切なことに気づくという役どころだ。ハリウッド映画の吹き替え経験はあるが、アニメーション作品の声優は初めての体験。子どもの頃から「アンパンマン」は、「身近な存在だった」そうで、「こんな自慢できることはないですよ。いつか自分に子どもができたら、『ママが声優やったんだよ』って自慢したい」と鼻高々。もちろん「普段のお芝居とはまったく違って、すべてが難しい」といい、「皆に愛される世界を自分の声が壊してしまうんじゃないかと不安もありました」と不安もあったようだ。今回演じたルンダについては、「確かにちょっとワガママですけど、素直で勇気がある女の子ですね。私は・・・違いますね。こんなすてきな女の子になりたい」とも。連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインを好演した後、「嵐」の大野智主演ドラマ「世界一難しい恋」のヒロインも好評を博し、7月クールのドラマも決定したばかり。多忙を極める波瑠さんに、“元気の源”を聞くと「ご飯が食べられて、寝る時間があれば・・・」とコメント。「大丈夫です。(時間は)なくはないです」と笑顔を見せていた。『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』は7月2日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日3Dアニメーション映画『アングリーバード』の日本語吹き替えを担当する坂上忍が5月24日(火)、インスタグラムのフォロワー約40万人を誇る人気の双子姉妹、りんか&あんなと共にアフレコ収録を行なった。世界で30億ダウンロードを達成した人気ゲームのアニメーション映画化。飛べない鳥たちが暮らすバードアイランドを舞台に、おこりんぼうのレッドと仲間たちが奪われた大切なたまごを取り戻すべく大冒険を繰り広げる。“日本一の怒りんぼう”ということで、レッド役に選ばれた坂上さんは「『光栄です』とは言いがたいけど…」と苦笑しつつも「レッドを見て、何気に顔が似てると思いました!」と明かし「親近感がわきます」と笑顔を見せる。アフレコ収録に関しては「毎日緊張してる」「NGを出しまくってます」と“怒り”どころか正反対の弱気な発言を連発!「子役のころ、『大草原の小さな家』のアフレコをやったり、ちょこちょことキャリアを積んできたと思ってたけど、とんでもない!」と恐縮しっぱなし。それでも、公開アフレコではレッドの怒り連発のセリフを爆発させ、“日本一の怒りんぼう”の称号に恥じない怒りっぷりを見せつけていた。そして、ベイビーバード役を務めるりんかちゃん、あんなちゃんが登場!2人そろって「いってらっしゃい、パパ!」として恐竜の鳴き声のアフレコをノリノリでこなし、坂上さんも感嘆!一方で、やんちゃな4歳児の一面も大いに見せつけ、スタジオ内を駆け回ったり、坂上さんに抱き着いたり、ぬいぐるみが気になったりと自由奔放!子役の指導者という立場でもある坂上さんだが2人を見て「超かわいい」と頬を緩めつつ「だいたい、その子を見れば指導して、言うことを聞くかどうかわかるけど…まず無理!」とさじを投げる。トーク中もなかなか会話がかみ合わず、翻弄されっぱなしの坂上さんは「子育てって大変ね…」と漏らす。その言葉に、記者からは結婚および家庭を持つ願望について質問が飛んだが、坂上さんは「出たよ…」と苦笑しつつ「願望がないわけじゃないです。いい歳なので、子どもっていいなと思うときもあるけど…悩むところですね」と思案顔。そこにすかさず、りんかちゃんから「悩まないだろ!」と鋭すぎるツッコミがピシャリと入り、会場は爆笑に包まれた。また、映画にちなんで最近、怒りを覚えたことを問われると、政治資金をめぐる公私混同で連日、ニュースで取り上げられている舛添都知事の件について「連日、都民としてイラッとしてるけど、毎日、(番組でコメントを)聞かれてもそこまで喋ることがない」とあきれ顔だった。『アングリーバード』は10月1日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日映画『スノーホワイト/氷の王国』の公開を前に、総製作費1千万円の“氷の玉座”がお披露目!5月24日(火)に行われた除幕式に本田望結&本田紗来姉妹、「トレンディエンジェル」のたかし、斎藤司が登場した。グリム童話の「白雪姫」を原作に、大胆なアレンジを施し制作された『スノーホワイト』の続編。邪悪な女王・ラヴェンナには妹がいた!姉よりもさらに強力な力を持つ氷の女王・フレイヤは姉が敗れたことを知り、恐るべき計画を始動するが…。“氷の王国の美人姉妹”にちなんで登場した望結ちゃんと紗来ちゃん。それぞれ映画の中でシャーリーズ・セロンとエミリー・ブラントが着ている衣裳を模した金と銀のドレスで現れ、観客からは「かわいい!」と声援が上がる。望結ちゃんは「キラキラしてきれいで、これを着て氷の上を滑りたい!」とご満悦。紗来ちゃんも「とってもきれいで嬉しいです」と笑顔を見せた。そして、望結ちゃんは巨大な鏡に向かって「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」とおなじみのセリフを口にするが、そこで巨大な鏡の中から登場したのは「トレンディエンジェル」通称“トレエン”の斎藤さん!実は本田姉妹、トレエンの大ファンということで共演に大喜び。金色のマントで登場した斎藤さんに望結ちゃんはさっそく「まぶしい!頭も光ってます」と鋭いツッコミを入れ、これには斎藤さんも「望結ちゃん、そういうの覚えたんだね」とタジタジ!続いて、天使(?)の羽根つきの銀色の全身タイツのたかしさんも登場し、魔法の鏡にちなんだネタを披露し、望結ちゃん、紗来ちゃんを喜ばせていた。映画にちなんで姉妹について質問されると、望結ちゃんは「家では妹の方がお姉ちゃんです」と意外な関係性を告白する。紗来ちゃんは「お姉ちゃんはひとりでお風呂に入れないので…」と紗来ちゃんが暴露!トレエンの2人も「僕らも一緒にお風呂に入ったりしますが…」と誰も想像したくない告白で会場を笑いに包んだ。ちなみに斎藤さんは、この日、トークでたびたび望結ちゃんに“彼女”の存在についていじられる。映画の女王姉妹のどちらが好きかという問いに望結ちゃんから「彼女さんいるんですよね?」と切り込まれ、さらに本作についても「彼女さんと観に行くんですよね?」と念を押され「追い込まれてる…」と苦笑を浮かべていた。『スノーホワイト/氷の王国』は5月27日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日黒木瞳の初監督作『嫌な女』が5月23日(月)、「外国人特派員協会」(有楽町)にて上映され、その後、黒木さんを迎えての記者会見が行われた。真面目で堅物な弁護士の徹子と彼女のいとこで自由奔放に男性を手玉に取り、結婚詐欺まがいのトラブルを起こす夏子。以前から徹子は夏子が大嫌いだったが、彼女が持ち込むトラブルの処理であれこれと振り回されるハメになり…。桂望実の同名小説が原作だが、もともと、自身が女優として演じるために原作の映像化権を手に入れたという黒木さん。「脚本家の先生(※朝ドラ「とと姉ちゃん」を手掛けている西田征史)と話をするうちに、この作品の世界観を一番分かっているのは私だと思い、徐々に監督をしてみようと気持ちが変化していった」と監督をするに至った経緯を明かす。女優業と監督業、その違いについて「女優として作品に入るときは、その女性として生きる――私ではない別の女性になるんですが、監督の場合、私が全部出ちゃうんです。『あ、全部私だな』と思いました」と語る。生真面目な徹子を吉田羊、奔放な夏子を木村佳乃が演じているが、黒木さんは監督として「吉田さんの役はとてもストレスのかかる役。演出面でも負荷をかけてましたが、それを素直に柔軟に乗り越えてくれました。それで私もどんどんハードルを上げていきました。木村さんの役は、この作品におけるムードメーカー。テンションを上げていかないといけないのですが、木村さんのモチベーションを常にキープされているところには本当に感服しました!ポンッと上がる瞬発力は、並大抵のものではないと思います」と称賛を送った。外国人の記者からは、今後の監督業、および女優業との両立についても質問が飛んだが「すでに女優として撮影に入っております。この映画で8か月ほど撮影をしなかったのですが、(女優に)戻ったとき、『監督』という言葉に振り向く自分が怖かったです」とジョーク交じりに語る。ホラー映画『仄暗い水の底から』に出演していることから「ホラーを撮る気は?」という質問も飛んだが「女はホラーみたいなものですから(笑)。『嫌な女』もどこかでホラーかもしれませんよ」とニヤリ。監督業と女優業、どちらが合っているか?との問いには「ここで『監督』と答えたら、私の(女優としての)35年は何だったのか?と悲しくなる…(笑)」とユーモアたっぷりに答えつつ「監督は本当に地味な作業ですが、コツコツと地味にやっていくクリエイティブな作業は意外と好きなんだと再発見できました」と笑顔を見せていた。なお、現時点で本作の海外の映画祭への出品や海外での公開は発表されていないが、黒木さんは「私の口からはまだ何も言えません」とその可能性を匂わせた。『嫌な女』は6月25日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日