トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』公開を前に現地時間7月10日、USプレミアがニューヨークで開催。併せて、本シリーズの醍醐味が詰まったイーサン・ハントと新キャラクター、グレースの絶体絶命の本編映像が解禁された。先日ローマで行われたワールドプレミアは、スペイン広場を封鎖した大規模なレッドカーペットに世界中から3,000人を超えるファンが駆けつけるなど、世界中にシリーズの人気を轟かせ、盛大な幕開けからスタートした本作のワールドプロモーションツアー。その後、ロンドン、アブダビ、ソウル、シドニーと全世界を周り、ついに公開を週末に控えたニューヨークに上陸。プレミアには、主演のトム・クルーズをはじめ、常連のサイモン・ペッグやヴィング・レイムス、レベッカ・ファーガソン。レベッカ・ファーガソンさらに前作から参加したヴァネッサ・カービー、新たに加わり、すでにその演技に絶賛の声が集まっているヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフといった超豪華キャストに加え、5作目から本シリーズのメガホンをとるクリストファー・マッカリー監督ら総勢19名が集結。ポム・クレメンティエフ公開を待ちわびるニューヨークのファンにもこれまで同様、ファンへ神対応を見せたトム。サウンドバイツでは「大スクリーンと素晴らしい音響で観ると、とてもリアルなんです。ファンのみんなに本作を観てもらえるこの瞬間をずっと心待ちにしていました。映画公開を世界に伝えられるのを製作者みんなで夢見てきたんです」と、世界的な新型コロナウィルスのパンデミックの影響で撮影が中断に追い込まれるなど、様々な困難な撮影を乗り越えて、やっと作品をファンに届けることができる喜びをコメント。「この瞬間は僕にとって色あせることのない瞬間です。感謝しているし、感謝の気持ちは高まるばかりです。とても特別な瞬間ですよ」と、感謝を繰り返し、特別な瞬間であることを明かした。また、本作で話題のシーンの1つである崖からのバイクジャンプシーンについて聞かれると、「初めて落ちていくバイクジャンプをした時によく覚えているのは、真下を見てしまうと身体が震えてしまうかもしれないと思ったこと。一度身体が震え始めると、気持ちを落ち着けようとしても、震えを止めるのは難しいんです」と、さすがにトムでさえも、あのシリーズ最大のアクションシーンには恐怖心があったよう。「だから、バイクジャンプの時に覚えているのは、タイヤの感触と、身体に空気があたる感触だけだ。ただ、バイクが身体に当たらないことを祈りました」と自身の感覚に頼り、撮影に臨んでいたことを明かした。絶壁からのバイクジャンプをふり返る「いつ自分がバイクを手放したのかも分からなかった」実際の撮影についてふり返ると、「いつ自分がバイクを手放したのかも分からなかった。実際に何が起こったのか自分でもよく分からないんです」と、記憶が曖昧だったようで、まさに極限状態の撮影だった様子。ただ、飛んだ後は「撮影のために十分に深く落ちることを考えました。落ちていく映像を撮りたいのだから、深く落ちれば落ちるほどいい映像になることは分かっていました」と、落下しているときでさえ、作品のことを気にかけているという超人ぶり。「パラシュートを開いたあとは、山に引っかからないように気をつけました」と、あのシーンにはさらに注意するべきポイントがあったようで、「なぜなら、その日の朝に練習で飛んだんだけど…。EPK映像(メイキング映像)で見てもらえばわかるんですが、パラシュートが真上に開かなくて、山の方に流されたんです。だから、パラシュートを開いたあとは、そうならないように祈りました」と、まさかの本番前の練習でトラブルがあったことを明かした。そんな状況の中で、あの圧巻のバイクジャンプシーンは完成したようだ。列車から落下寸前!大ピンチの本編映像も解禁併せて到着したのは切断された橋から落下寸前の列車の中で、狭い足場になんとかしがみつくも、超重量のグランドピアノがいまにも直撃しそうになる本編映像。垂直にぶらさがった車両の中で必死に手に力を込めるイーサンとグレース(ヘイリー・アトウェル)。一歩でも足を滑らせれば、そしてこの車両そのものが落ちてしまえば一巻の終わりという大ピンチの中、2人の頭上には固定ベルトが重さに耐えきれずいまにも落ちそうに揺れるグランドピアノが!「絶対に落とさない。飛ぶんだ僕を信用しろ!」と必死の形相で叫ぶイーサン。このシーンの続きが気になるものとなっている。ヘイリー・アトウェルいち早く本作を見た多くの批評家から絶賛の声が相次いでる本作。アメリカ最大の映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコアが98%フレッシュを記録(7月11日現在)。これは、昨年大ヒットを記録した『トップガンマーヴェリック』、さらに歴代最高の前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』も超えており、早くもその完成度の高さに注目が集まっている。そんな本作のワールドプロモーションツアーも残すところ、日本のみ。トムと監督は最終地である日本に7月17日(月・祝)に来日、ジャパンツアーは、17日にジャパンプレミア、18日(火)に記者会見を予定している。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は7月21日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 7月21日(金) 全国公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2023年07月12日23年7月期のTBS金曜ドラマ「トリリオンゲーム」の製作発表会見が7月10日、都内で行われ、主演の目黒蓮(Snow Man)、共演する佐野勇斗、今田美桜、福本莉子が抱負を語った。小学館「ビッグコミックスペリオール」で連載中の同名コミック(原作:稲垣理一郎/作画:池上遼一)を原作に、巨大企業を出し抜き1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぎ出そうと奮闘する若き起業家コンビを描いたノンストップ・エンターテインメント。目黒さんが連続ドラマで単独主演を務めるのは今作が初となり、TBSの連続ドラマに出演するのも初めて。“世界一のワガママ男”ハルを演じ「ワクワク、ドキドキさせてくれる作品。早く皆さんに届けられたら。普段は夢や目標を語るのは、恥ずかしいなと思うかもしれませんが、そんなときに勇気をくれる作品」だと新境地をアピールした。目黒蓮主人公ハルの武器である“ハッタリ”に話題が及ぶと、デビュー前のジャニーズJr.時代を回想。「バックで踊るお仕事で『ローラースケートできる人いますか?』って、聞かれて。当時、履いたこともなかったですが、『できます』って答えて。猛特訓して4~5日でできるようになりました。『できます』と言わないと、出番が回ってこないので」と一世一代のハッタリを告白していた。佐野勇斗相棒のガクを演じる佐野さんは、ドラマ撮影と並行し、所属する「M!LK」のライブにも出演する多忙ぶりで「リハーサルに出られず、本番ということも。『いけます』って言いつつ、覚えられなくて“あおり”担当になった」とこちらもハッタリ発動。今田美桜『わたしの幸せな結婚』で目黒さんと共演した今田さんは、「とても恥ずかしい話」と前置きし、デビュー当初のキャッチフレーズが「福岡一かわいい女の子」だったと照れ笑い。「なわけないからって(笑)。本当にすみませんでしたと思いますが、そのハッタリがあって、良かったなと思う」とふり返った。福本莉子福本さんは東宝シンデレラ出身で「誰かにではなく、自分自身に根拠のない自信で、ハッタリをかけましたね。お芝居もダンスもしたことがなく、出遅れていたんですが」と話していた。「トリリオンゲーム」は7月14日より毎週金曜日22時~TBSにて放送。各話の初回放送直後U-NEXTにて配信、7月15日(土)よりNetflixにて配信開始(日本国内)その後、海外にて順次配信予定。「Snow Man」の新曲「Dangerholic」(デンジャーホリック)がドラマ主題歌に起用されている。<「トリリオンゲーム」キャスト/登場人物>●目黒蓮(Snow Man)/ハル(天王寺陽)日本最大の老舗IT企業「ドラゴンバンク」の内定を辞退し、その会社を飲み込んで1兆ドルを稼ぎ出そうと、新興会社「トリリオンゲーム」社を起業。類まれなるコミュニケーション能力と度胸、楽天的なハッタリを武器に、人間関係が絡み合う未知の世界にも果敢に飛び込むが、計算高く、悪事にもブレーキが利かない。●佐野勇斗/ガク(平学)人とのコミュニケーションは苦手だが、優れたプログラミングスキルが武器のパソコンオタク。しかし、その能力や人柄は就職活動においては全く評価されず、ずっと憧れていた「ドラゴンバンク」も不採用。そんなとき、中学時代の同級生・ハルと再会し、1兆ドルを稼ぐ夢へと挑戦することになる。●今田美桜/黒龍キリカ日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」の取締役で、多言語を操るクールで強欲な才色兼備の女性。創業者である父・黒龍一真(國村隼)のDNAを色濃く受け継ぎ、クレバーな交渉術を駆使し、欲しいものは全て手に入れ、ハルとガクに対しては執着心にも似た強烈な興味を抱き、自分の支配下に置こうとする。●福本莉子/高橋凜々超真面目な性格があだとなり、就職活動は全敗中だったが、緻密な調査能力や誠実さをハルとガクに買われ、「トリリオンゲーム」社への採用が決定。さらに、“現役大学生がベンチャー企業の社長”という話題性を狙ったハルの戦略で、入社1日目にして代表取締役社長に任命されてしまう。(シネマカフェ編集部)
2023年07月12日マーゴット・ロビーが共演のアメリカ・フェレーラ、グレタ・ガーウィグ監督らとともに『バービー』のPRのために来日決定。7年ぶりに日本に来ることを、L.A.ワールドプレミアにて明らかにした。日本時間の7月10日(月)、本作のワールドプレミアが開催。劇中でバービーとケンが迷い込む“人間世界”として描かれるロサンゼルスに、バービー役のマーゴット・ロビーを筆頭に、ライアン・ゴズリング、ケイト・マッキノン、イッサ・レイ、アレクサンドラ・シップ、シム・リウ、マイケル・セラらバービーランドを彩る多彩なキャストに加え、“人間世界”からはアメリカ・フェレーラやアリアナ・グリーンブラット、そして監督を務めたグレタ・ガーウィグが登場。さらに、本作サウンドトラックに参加している超人気アーティストのビリー・アイリッシュやニッキー・ミナージュ、また主題歌を担当しキャストとして出演も果たしているデュア・リパなども駆けつけた。ワールドプレミアの会場には、マスコミ約150名、ファン約400名が集結。スタッフもマスコミもファンもほぼピンクのコーディネートで参加し、まるでピンクのハロウィーンのような盛り上がり。全長約100mの“ピンクカーペット”にキャストや監督などの登壇者たちが姿を現すと、会場の盛り上がりは最高潮に。バービー役のマーゴットは真っ黒なスパンコールが輝くイブニングドレスで登場。かつてバービー人形のコスチュームとして実際に登場したドレスをイメージしているという一着を纏い、ピンクカーペットでも圧倒的な存在感を発揮した。美しい衣装が数多く登場することでも話題の本作について、マーゴットは「バービーらしい衣装だけれど、特定のバービーの衣装のレプリカではないんです」と説明。本作で衣装を手掛けた、アカデミー賞衣装デザイン賞の受賞歴を持つジャクリーヌ・デュランについて触れながら、「ジャクリーヌは古い映画などいろいろなものを参考にしてバービー風の衣装を自由に創り上げていて、とても頭がいいんです!」とその才能を絶賛した。また、バービーランドの住人・アランを演じたマイケルは、本作について「信じられないくらい素晴らしいものでした!こんなに壮大ですごいセットは見たことがなく、とても楽しかったです。これぞ真に映画だと感じました」と、作り込まれた世界観を演者として大絶賛。さらに「この作品は人々が自分らしくあることを許容しています。自分に誇りを持って、他人の期待に沿うような生き方をしなくてもいいように。とてもポジティブで、人々の心の支えになってくれる映画です」と、作品の持つメッセージについても言及していた。マーゴットは「See you in Japan!(日本で会いましょう!)」と日本のファンへメッセージ。マーゴットの来日は2016年にハーレイ・クイン役で話題を呼んだ『スーサイド・スクワッド』以来、7年ぶりとなる。そのほか、ドラマ「アグリー・ベティ」で一世を風靡したアメリカ、そして『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』『レディ・バード』で知られ、本作の監督・脚本を務めたガーウィグ監督らが来日。盛大なジャパンプレミアが予定されている。『バービー』は8月11日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年07月10日ディズニープラス スターにて6月23日より配信がスタートした韓国ドラマ「悪鬼」から、制作発表時のレポートが到着。主演のキム・テリ、オ・ジョンセ、ホン・ギョン、そしてイ・ジョンリム監督が登壇し、記者たちの質問に応じた。本作は、悪鬼に憑かれた女性と、その悪鬼が見える男性が協力しながら謎の死亡事件や悪鬼の正体に迫っていくオカルトミステリースリラー。「キングダム」シリーズ、「シグナル」「サイン」など多くのヒット作を生みだした脚本家キム・ウニの最新作であり、実力派のキム・テリ、「ヒット作にこの人あり!」と言われる名バイプレイヤーのオ・ジョンセ、2023年“最も期待されるライジングスター”と名高いホン・ギョンがタッグを組んだことでも話題となっている。恐いシーンの中に「ゴマ粒くらいのユーモア」も演出を手掛けたのは、ドラマ「VIP-迷路の始まり-」でスタイリッシュな演出を見せたイ・ジョンリム。まず、ドラマ概要について聞かれたイ・ジョンリム監督は「『エクソシズム』のエクソシストのようなキャラクターはここには出てきません。私たち(韓国人)の先祖が長い間信じてきた民俗学、土俗信仰、伝説、説話のようなものをベースにたくさんの悪鬼が登場します。キム・ウニさんの台本は、かなり分厚かったのですが、地の文で状況説明を事細かに書いてくださったので、台本を読むだけで頭の中に“絵”が浮かんできて、とても楽しく作業をすることができました」と明かす。「撮影をする中でだんだんと恐怖に慣れていき、知らず知らずのうちに少し刺激的な演出になったところもあると思いますが、恐いシーンが一つ出るとゴマ粒くらいのユーモアが出てきたりするので、“恐いけど、平気だね”と思いながら、観ることができると思います」と説明し、初のオカルト作品への挑戦に自信を覗かせた。悪鬼に憑りつかれてしまうヒロイン・サニョン役を演じたキム・テリは、「台本を読んだとき、12話にストーリーがぎっしり詰まっているという感じを受けました。構造的にも完璧で、とても面白いと感じました。民俗学がテーマというもの新鮮でしたし、韓国に存在する様々な事情を持った“霊”たちのエピソードがたくさん盛り込まれているところにも、興味が湧きました」という。「キム・ウニさんとお話をしたとき、“青春”を物語の中に溶け込ませるとおっしゃっていたんです。その点に関しても、どんな話になるのか気になりました」と、出演を決めたきっかけについて回答。演じるサニョンについては、「生活力のない、頼りない母親のもとで育ったために、自分のことよりも母親を守ることを優先して生きてきた若者。未来に対して具体的な計画はなくとも逞しく歩んでいくところは私と似ていると思います。サニョンは、悪鬼に憑りつかれなければ、私がこれまで演じてきたキャラクター同様、強い子です。そこは私とは違うかな。私は人に流されるタイプなので(笑)」と、その魅力を語った。悪鬼と神がみえる民俗学者という変わった役柄を演じることとなったオ・ジョンセは、「僕が演じるヘサンはウィットもなく、社会性も乏しいキャラクター。それでも、ドラマが終わるころには、彼の魅力が見えてくるといいな、という思いを持っています」と話し、笑いを誘う。ホン・ギョンが演じるのは、ソウル庁協力犯罪捜査隊で働くホンセ役。出演理由を聞かれると、緊張した面持ちで「素晴らしい先輩方が参加されるということもそうですし、キム・ウニさんの作品に出られるなんて!というワクワクする気持ちで台本を読みました。撮影中には先輩方や作家さん、監督にいろいろと質問をしながら自分の不明点を解決させて演じていきました」とフレッシュに回答。「20代の若者や、社会に出たばかりの人たちは、既存のマニュアルや方式とぶつかったり、そのせいで自分の信念や自分のやり方が間違っているかもしれないと思ったりするときがありますよね。それでもホンセは、くじけずに堂々と自分の考えを貫くんです。その点は僕と似ているのではないかと思います」と役柄を説明した。オ・ジョンセ、キム・テリの“憑依”演技に感謝「リアクションをすればいいだけ」ドラマの見どころの1つが、キム・テリの演技。今回、“悪鬼に憑りつかれた姿”と“本来のサニョン”の2つの顔を演じるキム・テリは、「1つの顔で2つの人物を演技しなければいけないことが、一番難しかったです」と苦労を吐露。「演技をする時には、サニョンのその瞬間の状況にだけ集中することを心掛けました。サニョンは1話から悪鬼に憑りつかれてしまいますが、本来のサニョンを演じる時には『サニョンの本来の姿はどんなだったのだろうか?』『どんな欲望を抱いているのだろうか?』とたくさん自分に問いかけました」と明かす。「また、悪鬼に憑りつかれた姿を演じる際には、“恨(ハン)”に集中をしました。悪鬼が何に最も怒っていて、何が悔しいのか。このシーンでは、悪鬼の感情をどの程度の強さで出すのか。そんなことに集中して演じました」と、2つの顔の演じ分け方を説明した。そんなキム・テリの演技力には、オ・ジョンセも支えられたそうで「幽霊が見える演技をどうやってやればいいのかと悩んでいたのですが、キム・テリさんの演技を見て、ただ彼女の演技にリアクションをすればいいだけなんだ、と、心が穏やかになりました」と感謝の念。ヘサンが悪鬼と対峙するシーン、祭祀を行うシーンの熱演に繋がったようだ。また、オ・ジョンセはホン・ギョンからも大いに刺激を受けたようで、「ホン・ギョンさんは現場に新しい空気を持ち込んでくれましたし、“新しい情熱”を見せてくれました。僕も情熱のあるタイプですが、もっと情熱的になりたいと思わせてくれる俳優でした」と絶賛した。キム・テリ「俳優陣たちの演技やキャラクターたちのやり取りを楽しんで」韓国では、撮影やレコーディング現場で幽霊を見るとヒットするというジンクスがあることから、中盤には記者から「幽霊を見たか」という質問も。イ・ジョンリム監督は「幽霊は見られませんでしたが、なぜこんなことが続くのかと思うくらい、天気には振り回されました。例えば、汝矣島の橋の上でオ・ジョンセさんが撮影するシーンでは、風や霧のせいで、何度も延期になりました」と、“天気霊”に翻弄された撮影エピソードを紹介し、ヒットを期待させる。最後は、ドラマの見どころについて「今はオカルトジャンルも珍しくなくなりましたが、韓国的、東洋的なオカルトは本当に新しい分野だと思います。ストーリーを追いながら、ミステリーを一緒に解いたり、俳優陣たちの演技やキャラクターたちのやり取りを楽しんだりしながら、ご覧いただきたいです」とキム・テリ。イ・ジョンリム監督も「“悪鬼という存在は、人間の内面にある欲望を観てどんどん育っていく”という設定があります。劇中、ここにいる3人のキャラクターには、様々な選択が訪れます。悪鬼が自分のところにやってきたとき、自分はどんな選択をするのか。誰かが誘惑してきたとき、自分は正しい選択ができるのか。3人のキャラクターが、どんな選択をしどう成長していくのかが、見どころです。時々、“ああ、その道には行かないでほしいのに”という道に入ることもありますが、そんなときにも応援していただきながら、ご覧いただけたらうれしいです」と語っていた。「悪鬼」は毎週金・土曜、ディズニープラス スターにて2話ずつ独占配信中(全12話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月09日来週から「Netflix」にて配信がスタートする「御手洗家、炎上する」の配信直前イベントが、本日7月6日(木)にザ・プリンスパークタワー東京にて行われ、永野芽郁、工藤阿須加、中川大志、監督の平川雄一朗が登場した。家族を奪われ、復讐の炎を燃やす主人公・杏子を演じた永野さんは、「杏子は私が今まで演じてきた役の中でこんなに強い女性はいなかったんじゃないかなと思うような女性で、実際に自分自身が杏子という人生を生きながら、こんなに自分に自信を持てる人は素敵だと思いましたし、誇りに思いながらお芝居することができました」とふり返る。また、御手洗家の引きこもり長男・御手洗希一役の工藤さんは「初めてのチャレンジな役でもあったので、難しかったですし、かなり悩んで試行錯誤しながら、監督とキャストの皆さんに支えられながら、僕自身 熱量は込められるだけ込めたつもりです」と苦戦した様子。希一の弟で医学生の御手洗真二役・中川さんも「ものすごくヒリヒリした展開が続くのですが、そんな中で真二が出てくると、やっと一息できるような、そんな太陽のような存在の男の子を演じ、でも実は家庭の中でもコンプレックスを抱えている」とキャラクターを紹介。実際に本作を観た永野さんは、「本当に面白かったです!自分が出ているので、冷静に見られない瞬間もあるのですが、現場であれだけ緊迫感があったものが、映像になったらもっと緊迫感があって、いち視聴者として純粋に面白いと思いました!」と感想を述べる。一方、工藤さんと中川さんは、「しっかり3話まで見ました(笑)」(工藤さん)、「今6話まで観ました(笑)」(中川さん)とまだ途中な様子。また、それぞれ秘密を抱えているキャラクターを演じるにあたり、意識した点を聞かれると、永野さんは「御手洗真希子の家に家事代行とて働くことになるので、家事代行レッスンは受けました。これまでプロの手さばきを生で見たことがなかったので、新たな発見があって面白かったです。具体的には、掃除機のかけかたや床や机、ソファの拭き方など、それぞれ工夫されてやっていて、勉強になりました」と明かす。工藤さんは「外見的なもので言うと監督とかなり相談をして、髭を生やすか生やさないかとか、目の開く大きさを開きすぎないように意識したり、なるべく常に暗くいようと、普段の自分とは真逆で演じました(笑)」とコメントし、中川さんは「母から求められる理想の息子像や世間から求められる理想の息子像だったり、そういう所の狭間で揺れる、繊細さを持ち合わせている部分を大事に演じました」と語った。続いて話題は、杏子にとっては復讐相手、希一と真二にとっては母親となる真希子役の鈴木京香との共演について。「京香さんが現場に入られるとすごく華やかになるし、普段はとても穏やかな方なんですが、カメラがまわると一瞬で真希子さんになって、その時の目の色の変わり方がすごくて、飲み込まれてしまいそうになるので、負けないように対峙しました」(永野さん)、「やはり怖かったですね。観ていただければわかるのですが、僕の部屋に“あるご飯”が届くのですが、それが泣きそうなくらい怖かったです」(工藤さん)、「杏子ちゃんは内に秘めたエネルギーなのですが、お母さんは、パワフルにエネルギーを放出していくので、とにかく永野芽郁VS鈴木京香が半端ないです!男はみんなふたりの間で小さくなると思います笑」(中川さん)とそれぞれ話した。Netflixシリーズ「御手洗家、炎上する」は7月13日(木)よりNetflixにて世界独占配信開始。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年07月06日2011年の東日本大震災の際に起きた福島第一原子力発電所の事故を複数の視点から克明に描き、Netflixにて全世界独占配信中のドラマ「THE DAYS」。本作に主演する役所広司と企画・プロデュース・脚本を担当した増本淳が7月5日(水)、東京・丸の内にある日本外国人特派員協会にて行われた記者会見に出席した。役所さんが演じたのは、事故当時の福島第一原子力発電所の所長であり、現場の責任者として事故の対応に当たった吉田所長。これまでも歴史上の人物や実在した人物をモデルにした役柄を数多く演じてきた役所さんだが「(事故から)まだ時間も短く、観客にとっても生々しい記憶がある中で、事故のことを演じるということで、エンタテインメントし過ぎない、ドラマとして演じ過ぎないということは、撮影現場でもみんなが心がけていて、おそらく、あそこで行動していた人たちは、こういう気持ちで行動し、苦しんだんじゃないか――?と『演じる』というより、ドキュメンタリーに近い表現方法を見つけて作っていった気がします」とふり返る。本作への参加について、役所さんは「(福島の原発事故を)エンタテインメントとしてドラマ化して大丈夫だろうか?という不安があった」と率直な思いを吐露しつつ「増本さんの『あの時、あの場所で何が起こっていたのかを僕たちは伝えていかなくちゃいけないんじゃないか?』というこの企画への思いがあって、あと何年かかるかわからないけど、福島の復旧に向けての過程をライフワークとして描いていきたいという思いも強かったので、これは参加したいと思いました」と増本プロデューサーの強い思いに揺り動かされたと明かす。役所広司、増本淳/Netflix「THE DAYS」日本外国人特派員協会記者会見増本プロデューサーは本作について「(事故から)12年が経って、この事故のことを忘れかけている人々、そもそも当時、幼過ぎて事故自体を知らなかったり、はっきりした記憶にないという若者が増えています。忘れかけている人に思い出してほしいし、知らない人には知ってもらいたい。そういう人が増えることで、震災で傷ついた人々が回復する手助けをするきっかけになれば、この作品を作った意味があるかなと思います」と語る。ジャーナリストの門田隆将による「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)を原作にした本作だが、同書を原作にした作品は映画『Fukushima50』が既に公開されている。この点について増本プロデューサーは、あくまでも今回のドラマ化の企画は映画とほぼ同時期に始まったものであり、連続ドラマとして描くので撮影に時間を要し、さらにコロナ禍での撮影延期もあり、公開の時期が遅れたと説明した上で「同じ題材ですが視点はかなり違っていて、映画はタイトルにもあるように原発に残った69名の運転員、作業員の方々の奮闘、英雄的行動を描いたものですが、我々は『THE DAYS』と銘打っているように、あの日々の事実を描きたいという思いがありました。残った人だけを描いてるのではなく、官邸や(東電)本店、ニュースを見ていた人々など、いろんな人の視点であの事故をどう捉えるか?思想を排除して多角的に描けたらというのがあり、そこが映画との違いだと思います」と語る。いまなお、原子力発電所の再稼働を巡り、議論が続いているが、記者からは2人に原発に対する考えを問う質問も飛んだ。増本プロデューサーは「難しい問題なので、ひと言では答えられませんが、原発が必要か必要でないか? 原発を使うべきか否かという議論の前に、みなさんにまず関心を持ってもらえないかと思い、この『THE DAYS』を作りました」と語り、政府が現在、原発の再稼働や新設、そして寿命の延長を積極的に進めようとしている現状に触れつつ「より大きな問題は、世の中がそれらの事実をほとんど知らないこと。議論をより活発にしていただければと思っています」と呼びかける。役所さんも「世界中が混乱している中で、エネルギーの問題については、みんなが考えなくてはいけない。国内でも原子力発電所については、国民が結論を出していかないといけない問題だと思います。このドラマを見て、エネルギーについて考える人が増えるといいなと思います」と本作を通じて原発、そしてエネルギー問題に関する議論が高まることへの期待を口にした。Netflixという配信プラットフォームでのドラマ化について、役所さんは「地上波ドラマでは『THE DAYS』の企画は内容的に100%通らないと思います。この内容を伝えるには配信が一番自由度が高く、自分たちが思ったものを表現できると思います。地上波ではできない物語を配信サービスができたことで、表現の場は広がったと思っています」と語った。「THE DAYS」はNetflixにて配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年07月05日山崎賢人が主演を務める映画『キングダム 運命の炎』ワールドプレミアが7月4日(火)、都内にて行われ、山崎さんに加え、出演する吉沢亮、橋本環奈らキャスト総勢12名が、佐藤信介監督とともに登壇した。この日集まった観客はおよそ4000人。登壇陣は黄色い歓声に迎えられ、終始うれしそうに笑顔を見せていた。山崎さんは「4000人の皆さんの顔を見て、『キングダム』1、2と本当にたくさんの皆さんに愛して観てもらって、熱くなってこれたのかなと思っています。(本作は)アクション、映像がすごいんです!同時に人間ドラマで真っすぐな言葉や夢が心に突き刺さってくるような熱さがあります。目を離せない時間になると思います」と感無量の表情で観客に呼び掛けていた。2019年に公開した『キングダム』、2022年に公開された『キングダム2 遥かなる大地へ』に続く3作目となった『キングダム 運命の炎』。紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に「天下の大将軍になる」という大きな夢を抱く戦災孤児の信(山崎さん)と、中華統一を目指す若き王・嬴政(吉沢さん)、そして伝説の大将軍・王騎(大沢たかお)の運命を壮大なスケールで描く。最初の公開から足かけ5年ほど携わってきた『キングダム』シリーズは山崎さんにとって特別な作品になったという。「ここ4~5年、信と生きてきた人生でした。自然と何も考えずに“信ならこう言うだろうな”とすぐ出てくる、『キングダム』には自分の人生を重ね合わせて信を演じているというか…。信と一緒に生きてきた4~5年は、自分の人生そのものという感じがしています」と山崎さんは熱い思いを明かした。共演者も本作への思いは格別なようで、大沢さんが「3作目だけど別次元」と表現したり、要潤も「『4』はいつ撮るんすか?『3』で終わっちゃったらとんでもない映画になっちゃう」と期待値をどんどん上げる。吉沢さんも「信たちのアクション!『2』を観たときにそんなやる?やりすぎじゃない?ってくらいだったけど、今回すごいことになってて…どうしよっかなってくらいすごかった!ストーリーの色濃い部分とばちばちのアクションのバランスが本当に素晴らしいです。瞬き厳禁で観てほしい」と太鼓判を押した。シリーズ最初から続投している橋本さんも、「『1』『2』を観ていたらどうしても、『3』は越えられるのかってハードルが上がっちゃう。でもどれだけ上げても大丈夫だなって。それだけの超大作ができたと、自信を持ってお勧めできる作品です」とうなずいていた。そのほか、ワールドプレミアには、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、高嶋政宏、山田裕貴、片岡愛之助、佐藤浩市が出席した。『キングダム 運命の炎』は7月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:キングダム 運命の炎 2023年7月28日より公開(C)原泰久/集英社(C)2023映画「キングダム」製作委員会
2023年07月04日ディズニー&ピクサーの最新作『マイ・エレメント』の日本版お披露目イベントが7月4日、都内で行われ、日本語吹き替え声優を担当する川口春奈と「Kis-My-Ft2」の玉森裕太が出席した。“もしもの世界”を描いてきたディズニー&ピクサーが贈る本作は、火・水・土・風のエレメントたちが暮らす世界の物語。川口さんが、家族思いでアツくなりやすい“火”の女の子<エンバー>を、玉森さんが、涙もろくて心優しいもうひとりの主人公“水”の青年<ウェイド>をそれぞれ演じる。ともに、US本社のオーディションを経て、ピクサー作品の声優という大役を射止めている。まず、会場となった東京・TOHOシネマズ六本木の大階段に設置されたカラフルな“マイエレ”カーペットに登場した川口さんと玉森さん。役柄のイメージカラーにちなんだ衣装に身を包み、「初めて(のアフレコ挑戦)がディズニー&ピクサー作品というのが、ありがたいですし、幸せ。一歩を踏み出す勇気を伝えてくれる優しい映画」(川口さん)、「映像もストーリーもとても素敵なので、二度、三度と早く観ていただきたい」(玉森さん)と映画の公開を待ち望むファンにメッセージを送った。川口春奈その後、同劇場スクリーン7で舞台挨拶に立った川口さんは「まさか、私がピクサーの世界に仲間入りできる喜びと、普段とはまったく異なる仕事だという不安。うれしさと楽しみ、ワクワクと、いろんな感情が湧いた」としみじみ。初のアフレコについては「何から何まで想像していたものと違った。新しいチャレンジで、大変さと難しさを感じながら、目まぐるしい濃い時間でした」と達成感を示していた。玉森裕太「ディズニー&ピクサーのファン」と語る玉森さんは、その分「俺、大丈夫かって、務まるかなという不安やプレッシャーがあった」と明かし、「全力で魂を込めて、声を入れさせていただいた」と誇らしげ。また、ウェイドの優しさについては「人によって、優しさって少しずつ違うと思います。見守ったり、しっかり話を聞いてあげたり。この人ならこうして欲しいんだろうなと考えることを、心掛けている」と話していた。MEGUMIイベントには、どんな困難も風で吹き飛ばす強さを持ったウェイドの上司で、物語のカギを握る“風”のエレメント<ゲイル>役のMEGUMIが同席した。『マイ・エレメント』は8月4日(金)より全国にて公開。『カールじいさんの空飛ぶ家』のその後を描く短編アニメーション『カールじいさんのデート』が同時上映される。<『マイ・エレメント』あらすじ>火、水、土、風のエレメントたちが暮らすエレメント・シティ。父の商店を継ぐ夢に向かって頑張っていた火の女の子エンバーは、ある日偶然、自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年ウェイドと出会う。初めて世界の広さに触れ、新たな可能性や本当にやりたいことについて考え始めるエンバーだったが、エレメント・シティには「違うエレメントとは関わらない」というルールがあった。エンバーとウェイドの出会いが、エレメント・シティにもたらす化学反応とは?監督を務めたのは、『アーロと少年』のピーター・ソーン。第76回カンヌ国際映画祭のクロージングを飾った。(シネマカフェ編集部)■関連作品:マイ・エレメント 8月4日(金)全国ロードショー©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2023年07月04日東京ディズニーシーで7月3日(月)、新しいエンターテイメントプログラム「ダッフィー&フレンズのスマイル&ファン」のメディア向けプレビューが行われ、東京ディズニーリゾート初登場のキャラクターもお披露目された。この「ダッフィー&フレンズのスマイル&ファン」は、7月4日(火)~9月6日(水)の期間限定で、ダッフィー&フレンズ7人全員が勢ぞろいする新しいエンターテイメントプログラム。このショーでは、明るく楽し気なテーマソングとともに登場したダッフィー&フレンズが、おしゃべりをしたり、オル・メルの弾くウクレレにのせて手拍子やダンスをしたり、仲良く過ごす様子を楽しめる。公演場所はメディテレーニアンハーバーで、公演時間は約10分(1日2回公演)。なお、このダッフィー&フレンズのうち好奇心旺盛ないぬの子のクッキー・アン、音楽が大好きなカメの子のオル・メル、そしてリーナ・ベルの3人は、東京ディズニーシーのハーバーショーに初登場となる。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2023年07月03日東京ディズニーシーで7月3日(月)、レストラン「ケープコッド・クックオフ」にて「ダッフィー&フレンズのワンダフル・フレンドシップ」のメディア向けプレビューが行なわれ、新ステージショーがお披露目された。この「ダッフィー&フレンズのワンダフル・フレンドシップ」は、ダッフィー&フレンズ7人全員が勢ぞろいする新しいエンターテイメントプログラムで、ダッフィー&フレンズが力を合わせてパーティーを作り上げ、友情が深まる様子を描く心温まる内容だ。ダッフィー&フレンズのうちクッキー・アン、オル・メル、リーナ・ベルの3人は、東京ディズニーシーのステージショーに初めて登場。7月4日(火)からスタートする。なお「ケープコッド・クックオフ」では、今回よりショーを楽しめるダイニングは全席完全予約制となり、ハンバーガーのセットにオリジナルのデザートがついた特別な料理を提供する。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2023年07月03日東京ディズニーランドで7月3日(月)、「夏の東京ディズニーリゾート」のメディア向けプレビューが行なわれ、びしょ濡れアトラクション「スプラッシュ・マウンテン“びしょ濡れMAX”」が昨年に続いて登場した。この「スプラッシュ・マウンテン“びしょ濡れMAX”」は、丸太のボートにゲストが乗り込み、約16mの高さの山から一気に滝つぼへと落下するアトラクション「スプラッシュ・マウンテン」の、びしょ濡れになるスペシャルバージョンのこと。昨年に続いて、今年の夏も登場する。夏の期間は、滝つぼに飛び込んだ時の爽快感をより楽しめるよう、期間限定で水がかかる仕掛けを追加。涼しさとスリルを同時に楽しめる。東京ディズニーリゾートでは7月4日(火)~9月6日(水)の期間中、夏の暑さを吹き飛ばす様々なびしょ濡れプログラムを実施する。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2023年07月03日中村倫也主演で、国民的ヒットメーカー・池井戸潤氏が描いた戦慄の田園ミステリーを映像化する、木曜ドラマ「ハヤブサ消防団」。7月13日(木)のスタートを前に制作発表記者会見が行われ、中村さんをはじめ、川口春奈、満島真之介、古川雄大、岡部たかし、梶原善、橋本じゅん、山本耕史、生瀬勝久ら豪華キャストが“消防団ユニフォーム”など全員、役柄の衣装で集結した。本作の舞台は、山間の小さな集落“ハヤブサ地区”。物語は、スランプ気味のミステリー作家・三馬太郎(中村倫也)が亡き父の故郷であるハヤブサに移住するところから幕を開ける。穏やかな生活をスタートしたはずの太郎は、地元の消防団に加入したことを機に連続放火や住民の不審死など怪事件に次々遭遇!ハヤブサ地区を守るべく真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たる――という怒涛のストーリーが展開していく。会見冒頭、出演者たちがそれぞれ意気込みを語っていると、なんと壇上の後方で火災が発生…!?この会見を盛り上げるための演出に、中村さんをはじめ、岡部さん、梶原さん、橋本さんら消防団メンバーを演じるキャストが一致団結して消火活動に当たり、見事鎮火するというパフォーマンスを披露。連係プレーを見守っていた生瀬さんは、「2時間前に集合して練習した成果が出たと思います。よくやった!」とべた褒め。集まったギャラリーからも、大きな拍手が上がった。■演劇界の強者集合に、中村倫也も「好きっ!」とメンバー愛を告白その後、「メンバーを見ればおわかりかと思うのですが、大変愉快な現場です。ミステリーなのでセリフも多いですし、方言もあって大変なのですが、カメラが回っていないときにセリフの17倍くらいしゃべっていてハッピーな現場です」と、中村さんが話したのを皮切りにクロストークがスタート。田舎町を舞台に描くミステリーだけに遠方でのロケがメインで、猛暑の中の消火シーンなど過酷な撮影も多く、ともに現場に臨んでいるキャストたちはすでにチームワークもばっちり。会見でも全員が和気あいあい&縦横無尽に発言し、中村さんが“座長”としてそれぞれにツッコミながらトークを回していき、途中で、中村さんが「20代の頃はこういった演劇界の方々とお仕事させていただいていたので、久しぶりにこういう環境でお仕事させてもらって、“好きっ!”と思っています(笑)」と、共演者たちへの“愛”を改めて告白する場面もあった。また、前作「silent」のラブストーリーからガラリと変わり、本作ではミステリアスなヒロインを演じている川口さんも「毎日幸せを感じながら楽しませていただいております。でも、みなさんのチームが出来上がりすぎていて、なかなか入っていけないんですよ(笑)」と、“消防団メンバー入り”を熱望するひと幕も。中村さん演じる主人公と敵対する役柄の古川さんは「中村倫也さんとは十何年ぶり、2度目の共演です。前回は一瞬挨拶をしたかな…くらいの接点しかなかったので、今回の共演をとても楽しみにしていました。真鍋と太郎は敵対する関係にあるので、表面上では笑っていますが、ちょっと心の中で探り合っているようなシーンが多い」とコメント。「(消防団の仲の良さ)僕も参加したいなと思いつつ、劇中で敵対する役を演じているので我慢しました」と明かした。■初回拡大スペシャルでの壮絶な長回し撮影秘話も会見では、事前に消防庁で講習を受けて消火シーンの撮影に臨んだことが明かされたほか、橋本さんにいたっては自ら消防団員の友人のもとに赴き、1泊2日で講習を受けてきたエピソードが語られることに。それら事前講習が最大限に生きたのが、初回拡大スペシャルで登場する大掛かりな消火シーンであることも、一同が報告。放水まで一連の作業をほぼ4分間“長回し”で撮影したそうで、「ほぼ4分間、ポンプ車に水を詰めるところから放水まで…。カットを割っていない」と中村さんも宣言。生瀬さんは「前日からロケ地に入ってリハーサルをしたのですが、1日かけてもうまく行かなくて…。翌日の本番でも“絶対に無理だよ”と言いながら撮影したのですが、ようやく成功して、みんなで拍手したんです。ここはぜひご覧いただきたい!」と自信満々にアピール、中村さんも大きくうなずいていた。そして、「ちょっと見ると、昆虫やヤモリがいたり、ホタルが飛んでいたりするので、リフレッシュというか、心休まるものがたくさんあって、撮影していても気分転換が豊富で楽しい」と真夏の地方ロケについても話す中村さん。最後には「愉快な面々で撮影しておりますが、田舎町で起こる戦慄の田園ミステリーです。夏ですから、ちょっとヒヤッとしたり、ほのぼのしたりしたいときにピッタリな作品になっていると思います」と見どころをPRし、会見をしめくくっていた。「ハヤブサ消防団」は7月13日より毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送(初回拡大スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月03日東京ディズニーランドで7月3日(月)、「夏の東京ディズニーリゾート」のメディア向けプレピューが行なわれ、びしょ濡れ散水プログラム「ベイマックスのミッション・クールダウン」が初お披露目された。この「ベイマックスのミッション・クールダウン」は、ディズニー映画『ベイマックス』に登場するケア・ロボットのベイマックスが、夏の暑さからゲストを守るために繰り広げる新しい散水プログラム。暑さによって低下したゲストの“エナジーレベル”を上昇させるミッションを任せられたベイマックスが、涼しいミストを撒きながらケアが必要なエリアを探索。ゲストの“エナジーレベル”が著しく低下しているエリアを検知するとフロートが停まり、水が放たれる。明るく軽快な音楽とともに夏らしいプログラムが東京ディズニーランドでスタートする。公演場所はパレードルートで、公演時間は約35分(1日3回公演)。フロート数は2台。東京ディズニーリゾートでは7月4日(火)~9月6日(水)の期間中、夏の暑さを吹き飛ばす様々なびしょ濡れプログラムを実施する。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) DisneyAs to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney(シネマカフェ編集部)
2023年07月03日23年7月期の月9ドラマ「真夏のシンデレラ」の製作発表会見が7月2日、東京・フジテレビで行われ、主演の森七菜と間宮祥太朗、共演する神尾楓珠、吉川愛、萩原利久、白濱亜嵐、仁村紗和、水上恒司が意気込みを語った。真夏の海を舞台にした男女8人の恋愛群像劇を、オリジナル脚本で描く本作。関係者によると、現時点で物語の結末は「決めていない。出演者の芝居や雰囲気、反響を見て決めていきたい」といい、森さんは「私もビックリしました。(結末を)決めていないことってあるんだって」と目を白黒させ、「私たちの芝居や、見てくださる皆さんの(SNS上の)つぶやきによって、結末が変わると思うと、一挙一動が大事になって来る」と背筋を伸ばした。間宮さんは「連ドラ特有ですよね。連ドラならではの“ライブ感”の良さが出ている」と期待を寄せ、「みんなとも台本に張られた伏線や、展開をどうするつもりなんだろうねって話はしています」と和気あいあいの舞台裏を明かした。ちなみに、森さんはサップのインストラクターという役どころで、「日サロ(日焼けサロン)に通って、焼いてみました」と役作りを報告。事前に白濱さんから「サンオイルを塗るといい」とアドバイスがあったと明かし、「ここまできれいに焼けたのは、先生のおかげです!」と白濱さんに感謝を示した。役作りの話題では、大工を演じる神尾さんが「今のところ、大工のシーンが撮れていないですが、そういうシーンが来たら、手慣れた感じでやらなきゃとは思っています」と意気込み。肉体作りについては「脱いだら、すごいですよ」と胸を張ったが、水上さんが「ふんどし一丁で、釘をたたくシーンがあるかもしれない」とジョークを飛ばすと、「やめてください!変なシーンを追加しないで!」と冷や汗を流していた。<「真夏のシンデレラ」あらすじ>海辺で一緒に生まれ育った“海辺のシンデレラ”である女友達3人組。一方、東京で親の期待に応えて一流大学に入学し、それぞれの道へ進むも優等生な日々を送る男友達。そんな男女が真夏の海で運命的に出会い、それぞれの恋模様を抱き、複雑に交錯した感情や本音をぶつけ合いながら成長していく――。<「真夏のシンデレラ」キャスト/登場人物>●森七菜/蒼井夏海サップのインストラクター。明るくて、責任感が強く、困っている人を見ると放っておけない男勝りでサバサバしている性格。父と弟の3人暮らし。父の経営するボロい店の運営と家事全般をこなす多忙な日々を過ごしている。地元の女友だちとつるんでいるときが至福の時間。自分の時間よりも、家族と友だちを優先している。●間宮祥太朗/水島健人一流大学を卒業し、大手建設会社に勤める。誠実で、優しく、優等生タイプ。海洋生物学者になりたかったが、父親が有名な建築家で、親の期待に従って建築会社で働いている。高校時代から付き合いがある仲間たちと平凡な日々を過ごしている。しかし、今までにないタイプの夏海との出会いから、自身の心境に変化が訪れる。●神尾楓珠/牧野匠夏海の幼なじみで、地元である海辺の町で働く大工。必要な時に、夏海をずっとそばで支えてくれた存在。家族や周囲からの信頼も厚く、ケンカの腕も立ち、男らしい性格。●吉川愛/滝川愛梨江ノ島で働く美容師アシスタント2年目。恋愛に憧れていて、マッチングアプリにハマり、四六時中アプリを眺める毎日。新しい恋を求めて日々奮闘している。●萩原利久/佐々木修臨床研修医2年目で多忙な日々を送る。健人の高校時代からの友人であり、大学の学友。人が傷つくことも平気で言ってしまうタイプ。●白濱亜嵐/山内守健人と修の3人の男性チームの中で一番のお調子者。良い意味で明るく元気なムードメーカー的存在。しかし、ある秘密を抱えている。●仁村紗和/小椋理沙18歳の時に生まれた息子を育てるシングルマザー。地元仲間の女性3人の中では一番年上で、姉御肌ではあるが、人に頼ったり、甘えるのが苦手な強がりタイプ。●水上恒司/早川宗佑大好きな海の近くにある4畳半のアパートで一人暮らしするライフセーバー。海で助けた女性に一目ぼれしてしまう。「真夏のシンデレラ」は7月10日(月)21時~フジテレビにて放送予定(初回30分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月02日7月スタートの新ドラマ「CODE-願いの代償-」の制作発表会見が横浜のホテルにて開催。主演の坂口健太郎をはじめ、染谷将太、松下奈緒、堀田真由が登壇した。本作は、婚約者を失い絶望の淵におちた刑事・二宮(坂口さん)が、その死の真相を追い求める中で、“どんな願いも叶える”という正体不明のアプリ【CODE】を手にして展開されるノンストップ・クライム・サスペンス。会見にて意気込みを求められた坂口さんは、「挑戦的なことをやろうとしている作品。一瞬で物事が進む作品なので、ながら見ではなく、1時間をCODEのためにください」と語り、【CODE】の真相を探る記者役の染谷さんは、「台本も面白いし本当にノンストップなんです!毎回山場なので演じがいがあります!」と話した。謎の女性役の松下さんは「作品にスピード感があるので、ハラハラドキドキする中に円という女性がエッセンスとして入れられたらいいなと思って撮影しています!」とコメントし、椎名(染谷さん)と共に【CODE】にまつわる事件を追うハッカー役の堀田さんは「自分自身の中のハッカーという役の捉え方にギャップを持たせたいなと思っています!」と意気込んだ。また、スタッフから「坂口健太郎は、一度ツボに入ったら笑いが止まらなくなる」という情報が入り、三浦貴大演じる百田との緊迫した場面でも、笑いが止まらなくなってしまったエピソードが明かされる場面も。染谷さんは「僕との場面でも、坂口さんが笑い出して3~4回撮り直しがありました」と証言し、これに坂口さんは「一通り笑い終わらないと次にいけないんです…」と苦笑い。物語は重厚なサスペンスが繰り広げられる一方、現場は和気藹々とした日々の撮影のようだ。そんな会見は終始、全員が笑顔で進み、座長・坂口さんのもとでキャスト陣が結束している様子が随所に垣間見えた。「CODE-願いの代償-」は7月2日より毎週日曜日22時30分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年06月27日池松壮亮が2人のピアニストを一人二役で演じる、冨永昌敬監督最新作『白鍵と黒鍵の間に』の試写会&ティーチインイベントが日本大学芸術学部にて開催。“日芸”OBである池松さんと監督が、後輩を前に熱いトークを繰り広げた。『ちょっと思い出しただけ』から『シン・仮面ライダー』まで、いまや日本映画界に欠かせない実力派スターとして活躍する池松壮亮が、一人二役で二人のジャズピアニストを演じ分ける本作。今回は、主演の池松さん、冨永監督ともに日芸の映画学科監督コースのOBという先輩・後輩の間柄で、日芸の映画学科に在籍する約100名の学生たちとのQ&Aを実施。池松さんはサプライズで登場すると、会場全体に驚きの声があがった。冨永監督は「今回ぜひ池松さんに参加して欲しいと思っていたんです。というのも、実は電話越しに学生時代の池松さんとお話しをしたことがあって。そんな彼とこうして映画を作りました。と報告したい気持ちもあって…」と思い出を語り、池松さんも「冨永監督のファンです、という話を教授にしたら“今電話するから話せ”と言われて…嫌だ!っていったんですけど(笑)」と、実は学生時代から冨永監督と関わりがあったことを明かす。冨永監督はさらに「それから5年後くらいにはマネージャーさんにもお会いする機会があって。ピアニストの映画を撮るんですけど、池松くんはピアノ弾けますか?というお話をさせていただいていました。それから大分お待たせしてしまいましたが、ピアノも半年ほど練習してくれて、こうして南と博を演じてくれています」と長い時を経て完成した本作と、池松さんとの初タッグに想いを馳せた。冨永監督、池松壮亮のピアノを絶賛「撮影時には完璧に弾きこなしていた」そして本作でジャズピアニスト役、さらに主人公である“南”と“博”を、一人二役という形で見事に演じきった池松さんに「いま、難役が続いている気もするけど、ピアニスト役を演じてどうだった?」と質問を投げかける監督。池松さんは「(ピアノは)少し触ったことがあったけど、そりゃ大変でした。けど面白かったです。ぜひともやりたい!と思った役でしたし、ジャズも元々大好きだったので、とても幸せな作品でした」とその難しさを楽しみながら今回の役柄を演じていたそう。ピアノ自体も半年間の猛練習を重ねた上で撮影に臨んでおり、その裏側について冨永監督は「池松くんの練習では、音楽監督の魚返明未さんの演奏をコピーしてもらいましたが、撮影時には完璧に弾きこなしていました。『ゴッドファーザー 愛のテーマ』は、撮影で演奏した同録をそのまま使っています」と明かす。冨永監督からの絶賛のコメントを聞いた池松さんは、「そのアレンジがあまりにかっこよくて難しかったので時間はかかりましたけど」と練習の日々をふり返りながら「“ピアニストの役を演じました。でも音は違うんですけど”というのは俳優にとっても恥ずかしいことじゃないですか。ピアニストの役をやるうえでピアノを触るのは当たり前のことですし、とても良い時間でした」とコメントを語った一方、「演奏の合間にセリフ言うのは嫌でしたけど(笑)」と、その難しさを冨永監督に冗談めかして話すひと幕も。冨永監督も笑顔をみせながら、学生たちからも笑い声が起きていた。池松壮亮、冨永監督に感謝「自分の考えを凌駕するアンサーを出してくれる」次第に本作の製作秘話にも膨らんでいき、原作の南博の「白鍵と黒鍵の間に-ジャズピアニスト・エレジー銀座編-」を大胆にアレンジした構成についての話に。冨永監督は「実は池松くんからもアイデアをもらいました」と話し、「さらに、ラストに向けたシーンを描く中で、池松くんから“ここはもっと面白くできると気がする”、という意見交換をしていて。ディスカッションしながら、じゃあこうしようか!というラストが生まれました。こんな風に俳優さんと意見を交わしながら進められるのは刺激的なことでした」と、主演の池松さんのアイディアを取り入れながら構成を決めていったことを告白。池松さんも「念願かなっての冨永組だったので、何としてもいい作品として残したいと思っていました。普段は、まぁいいか、と思ってしまうことも全部質問攻めにしてしまいました。冨永さんはその質問にすべて、自分の考えを凌駕するアンサーを出してくれて…そのことにものすごく感謝していますし、冨永さんの圧倒的なストーリーテリングとアイディアの豊富さを感じる日々でした」と初タッグとなった冨永組の現場について思いを吐露。役を演じる上でも「そもそも、タイトルの『白鍵と黒鍵の間に』の間には何があるのか? この映画のゴールはどこなのか? 白鍵って? 黒鍵って? そういうものを糸口にしながら探していきました」と役作りについてのアプローチを明かし、「人生が浮かび上がることがゴールだと思っていました。より人生を感じるような映画を目指していました。時勢を追う普通の流れではなく、冨永流の映画のマジックで、そのゴールをどう浮かび上がらせるのか、このことを目指していきたいと思っていました」と一筋縄ではいかない冨永作品の中での役作りについても、リアルに語っていた。映画を学ぶ学生たちから生質問、「どう演じるか……?」と悩む場面もさらに、学生たちからの生質問に答えるQ&Aを実施。実際に監督として映画作りを学んでいるという学生からは、「俳優の意見を取り入れることがあるなんて、興味深くお話しを伺っていました」と2人のエピソードを真剣に受け止めたコメントとあわせて「撮影時で大変だったことは?」という質問が。池松さんが「音楽映画の力を改めて見直すと共に、音楽映画を作るのって大変だな、と。セリフと音のタイミングを全部計算して撮影しないといけないし、全員がそのことに苦労していたと思います」と答えると、冨永監督も「演奏シーンは誰が何をするのか共有するのが大変で…。編集部のスタッフがVコン(絵コンテの映像版)を用意してくれたんだけど、登場人物10人くらいの動きを演奏にあわせて実際に映像として確認できるから、すごく助かりました。僕が一番ホッとしたと思う(笑)」と音楽が重要な作品ならではの苦労エピソードを告白。さらに、冨永監督は「(本編終盤の)ビルとビルの隙間で撮影したシーンも大変だった」と明かす。該当のシーンは、一人二役を演じた池松さんが、まるで自身と対話するかのような、現実の世界と幻想の世界が入り交じるような印象的なシーンでもあるが、学生からは、「そんな難しいシーンを演じる時はどう演出するのか、どう演じるのか?」と具体的な質問が飛ぶ。池松さんは撮影をふり返りながら、思わず「どう演じるか……?」と悩む様子をみせると、そんな姿に冨永監督や学生たちからは温かな笑い声が。すると冨永監督が助け舟を出し「最初に“博”の池松くんを撮影して、その後に衣装を着替えて別の池松くんを撮影して、という感じでした。対話があるシーンだから、誰かが仮の相手役を演じないといけないんだけど、誰がいいかな、誰だったら池松くんも納得してくれるかな、と悩んでいて…。最終的に僕がスタンドインを演じています(笑)」と冨永監督自ら、池松さんの相手役を務めた驚きの撮影エピソードも明かし、学生たちを驚かせていた。学生たちに「いつか、一緒に仕事をしましょう」多くの学生たちから、2人に質問が投げかけられる盛り上がりをみせる中、ある学生から「第一線で活躍し続ける2人の言葉に焦りと不安を感じてしまった」という本音が漏れると、池松さんは「焦りは当然あると思います。自分も学生の時はそのことを隠しながらも一番焦っていたし、そうではない周りをみて腹立たしく思ったりもしました」と回答。「でも未来にしか結果が分からないこと。そのことを受け入れて、情熱を注いでほしいと思いました。夢中になることを優先して欲しい。その先に答えは必ずあります。成功することが幸せじゃなく、やめることだって幸せです。目の前にあることに情熱を注いでください」と、学生時代の実体験を交えながら、未来の日本映画界を担う力を持った学生へと力強いエールを送った。また最後に、池松さんは「コロナ禍があって映画の価値ってなんだろう?と色々と考えました。皆さんは在学中にコロナを経験して本当に大変だったと思います。僕たちが目指す映画の価値はどんどん下がっています、それがすごく嫌なんです。時代の移ろい、人生の移ろいの中に、音楽が、映画がある、ということをこの作品でどうしてもやりたかった。それが伝わっていたら嬉しいです。楽しく、“ノンシャラント”に、情熱に従っていって欲しいと思います。そしていつか、一緒に仕事をしましょう」と学生たちへメッセージを投げかけていた。『白鍵と黒鍵の間に』は10月6日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:白鍵と黒鍵の間に 2023年10月6日よりテアトル新宿ほか全国にて公開Ⓒ2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
2023年06月27日俳優の松坂桃李が6月26日、都内で行われたNetflixシリーズ「離婚しようよ」配信記念イベントに出席。トークの話題に“愛するもの”が挙がると「恥ずかしいですけど、家族になっちゃいますね。最近、子どもが生まれて」と家族愛を披露した。気持ちはすでに冷めきったものの、それぞれの事情ですぐには離婚できない夫婦のすれ違いを描くコメディ作品。松坂さんは、女性にだらしなく、知性の足りない温室育ちの三世議員・東海林大志を演じ、「相当なポンコツなので(笑)、世界配信されて、怒られないかなって。思いきり楽しく演じることができた」とふり返った。一方、その東海林の妻で、連ドラ「巫女ちゃん」で大ブレイクした女優・黒澤ゆい役を務めるのは仲里依紗。「私は正統派な感じではなく、変化球系なので」と自己分析する仲さんは、「自分の中にある“国民的女優さん”をイメージして頑張った。女優が女優さんを演じるプレッシャーもありました。お嫁さんにしたい女優ナンバーワン(という設定)でもあるので、仲里依紗で生きているうちは、そういうのもなれないですから」と話していた。イベントには夫婦役の松坂さんと仲さんをはじめ、共演する錦戸亮、板谷由夏、山本耕史、古田新太、共同脚本を手掛けた宮藤官九郎と大石静が出席した。客席から、ひときわ大きな歓声を浴びた錦戸さんは、「こういう場はすごく久しぶりで、緊張しております」と挨拶。“色気ダダ漏れ”な自称アーティスト・加納恭二を演じており、「結構特殊なので、どう演じればいいんかなと思いながら、手探りで」と役作りを語り、共通点を問われると、「あるよって堂々と言う男、どう思います(笑)?あれくらい、信じるものに突き進める強さに、憧れはありますけど」とファンの笑いを誘っていた。<Netflixシリーズ「離婚しようよ」あらすじ>夫は新人議員、妻は俳優。結婚5年目の東海林夫妻は、夫婦生活の危機を迎えていた。仕事や世間体のためにおしどり夫婦を演じているが、家ではSNSの生配信の時しかほとんど会話が無く、顔も合わせることもない。実家からのプレッシャーやスポンサー契約など、離婚への道のりは険しいが、愛はもう冷めきってしまった。離婚という揺るぎない目標に向かって、2人はともに歩み始めるが…。Netflixシリーズ「離婚しようよ」は、Netflixにて全世界独占配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年06月26日監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組み、岡田将生と清原果耶がW主演を務める『1秒先の彼』が現在開催中の第25回台北映画祭のガラ・プレゼンテーション部門に正式出品され、岡田さん、山下監督、宮藤さんが記者会見やプレミア上映に参加した。第57回台湾アカデミー賞を最多受賞したチェン・ユーシュン監督作『1秒先の彼女』を原作に、日本版では男女の設定を反転し、舞台を京都に移して描く本作。6月23日に行われた記者会見では大勢の台湾メディアが駆けつけ、それぞれまずは「こんにちは」と中国語で挨拶。台湾は初めてという岡田さんは「オリジナル版を観た時に、ぜひ台湾に行ってみたいと思っていたので、1つ夢が叶いました」と話し、同じく宮藤さんは「普通、脚本家はあまり映画祭に行かないのですが、『台北映画祭にはぜひ行かせてくれ』と言って何か月も前からスケジュールを空けていました」と楽しみにしていたと話した。司会が「この3人が揃って台湾にいらっしゃるということは、日本のコンテンツが好きな台湾人にとってたまらない光景かと思います」と話し、岡田さん、山下監督、宮藤さんの台湾での人気ぶりが伺えた同日の夜は台湾プレミアの上映後Q&Aに登壇。台湾プレミアのチケットは、発売開始後に約600席が即時完売。台北映画祭の上映作品のなかで最も早く“10秒”で完売したという。あまりの人気ぶりに、SNSでは「チケットを手に入れるには、1秒どころか5秒早い必要がある」と冗談を交えて嘆く台湾現地のファンが多数いたほど。上映前の熱気溢れる満席の会場に山下監督、岡田さん、宮藤さんが入場すると、満場の拍手が沸き起こり、3人は台湾版のキャスト・スタッフ、そして観客とともに客席で映画を鑑賞した。上映中は細かいセリフや仕草の1つ1つに笑いや反応があり、ときには笑い声がセリフに被るほど。劇中ではハジメが「(その地域が)洛中か洛外かどうか」についてこだわるシーンが度々登場するが(※京都市中心部とその周辺を示す言葉で、中心部を「洛中」、その周辺を「洛外」という)、一部の京都人は「洛中か洛外か」に強いこだわりがある人がいるため。これは台湾人にとっても一種の「あるある」ネタのようで、その面白さが通じ、上映中に何度も会場から大きな笑いが起きていた。エンドロールの主題歌までかみしめた満席の観客は場内が明るくなると、一斉に拍手喝采。3人が拍手に応えるために立ち上がるとさらに大きな拍手が巻き起こった。プレミア上映後にはQ&Aを実施山下監督「すごく不思議な映画になった」観客からのQ&Aでは客席から一斉に手があがり、我先に質問をしようと熱烈にアピール。まず、山下監督は「チェン・ユーシュン監督の隣の席で一緒に上映を観ていたので、めちゃくちゃ緊張していました。観客のみなさんも笑えるところでちゃんと笑ってくれて。今まで観客と一緒に観たことなかったので、すごく嬉しかったです」と感謝を語る。日本リメイクに際して問われると、「岡田くんが郵便局員をやったら面白そうという期待はあったけど、映画になる形は見えてなかったんです」と明かし、「レイカ役の清原さんやほかのキャストも決まって、撮影しながら探っていって。編集して完成するギリギリまでどうなるだろう、と思ってました。今日も観て、すごく不思議な映画になったと思いました。リメイクで形も変わっているのだけど、何故かラストは同じ。不思議なリメイク作品になったと思いました」と話した。岡田さんは役づくりについて、「監督とリハーサルを兼ねて一緒にハジメくんというキャラクターを作っていきました。まず『人より”1秒早い”ってどういうことだろう』というところから話して、それがちゃんと成立するようにお芝居を作っていくと、キャラクターが個性豊かになっていきました」と語り、「あともうひとつは、京都弁のセリフを話すことによってキャラクターがものすごい勢いで走り出した感覚が自分の中でありました。監督とそういうのものを一緒に感じながら作り上げていきましたね」と回答。質問者のなかには「初めまして。初めましてですが、岡田さんのことが15年間ずっと大好きです」と日本語で想いを伝えるファンも。「撮影では何が大変でしたか?」と問われると「京都弁です。すごく大変でした(笑)。でも、キャラクターを作り上げるのにはこの京都弁にすごく助けられました。ものすごく練習しました」と改めてふり返った。さらに、山下監督作品の『天然コケッコー』に出演し、宮藤作品にも数多く出演したが、改めてこの2人と組んだ感想を問われると、「すごく緊張しましたね。お二人を知ってるからこその緊張感」と岡田さん。「山下監督とご一緒するのは約16年ぶりですが、当時僕は高校生だったので、大人になった姿をみせたいっていう気持ちがあって。その緊張感を踏まえてハジメくんという役と向き合えたのは、僕にとってかけがえのない時間でした。宮藤さんは本当に毎回チャレンジングな役を僕に与えてくださって(笑)。宮藤さんとお仕事するときは毎回大変な役ばかりなんです。ちょっとだけ恨んでます(笑)」と正直に(?)明かした。Q&A終了後には、原作『1秒先の彼女』チェン・ユーシュン監督とメインキャストのリー・ペイユーとリウ・グァンティン、プロデューサーらも登壇。チェン・ユーシュン監督は感想を問われると「今日初めてリメイク版を観ましたが、とても良かったです。『1秒先の彼女』をリメイクしてくださり、感謝しています」と話し、「ハジメを演じた岡田さんが素晴らしかった。役柄に合っていると思いました」と大絶賛。『1秒先の彼女』で“1秒遅い彼”を演じたリウ・グァンティンは上映を観ている間、登場人物たちの一挙手一投足に、時に大きく笑い、時にはじっとスクリーンを見入っていた。そして“1秒早い彼女”を演じたリー・ペイユーと、日本版『1秒先の彼』で“1秒早い彼”を演じた岡田さんが初対面、全員でフォトセッションを行った。翌6月24日も満席で熱気あふれる会場で上映後のQ&Aに3人が登壇。9月1日からの台湾劇場公開に向けて、「チェン・ユーシュン監督のオリジナル版がとても素敵で面白くて。リメイクするにあたり、皆ですごく悩みながら作りました。日本で、なおかつ僕らならではの意味を込めて作ることができたと思っているので、劇場公開時にもまたぜひ観てください」と山下監督がアピールし、大盛況のQ&Aを締めくくった。『1秒先の彼』は7月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:1秒先の彼 2023年7月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2023『1秒先の彼』製作委員会
2023年06月26日山下智久主演、Prime Videoにて独占配信中の『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』のアジア地域を巡るプロモーションツアーがスタート。6月22日には、山下さん、新木優子がイ・ジェハン監督、原作者のNASTY CATとともに韓国・ソウル市内の映画館MEGABOX COEXで行われた舞台挨拶に登壇。また、本作のディレクターズカット版が7月7日(金)より日本で劇場公開されることも決定した。上映後の舞台挨拶となり、映画の感動に浸る観客の熱気に満ちていた会場には、「Only For You」とつづった手作りのステッカーを持参して応援するファンも多く見受けられ、山下さんと新木さんが姿を現すと大歓声が沸き起こった。2人が指ハートをファンに送り、会場は終始、興奮しきり。山下さんは韓国語で「皆さんにお会いできてうれしいです」と挨拶し、「今日はお忙しい中、来てくださって本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。新木さんも「皆さんにとてもお会いしたかったです」と韓国語と挨拶、「監督と一緒に韓国の舞台挨拶に来られてうれしいです。今日は少しの時間ですが、皆さんとこの映画のことをたくさん共有できたらいいなと思っています」と笑顔を見せた。「皆さんの感想がとても気になります」と会場を見渡したイ・ジェハン監督は、「本作は日本と韓国合作のグローバルな映画です。言語が異なっても、一緒にこうやって立っていることが感動的です」と日本から駆けつけた山下さんと新木さんとの登壇に感激しきり。原作者のNASTY CATも、「本日お越しいただいた皆さん、そして日本からはるばるお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございます」と感謝を述べた。イ・ジェハン監督「目まぐるしい世の中で、この美しい作品を作ることができてよかった」本作で山下さんが演じたのは、視覚を失ってしまう漫画家・真治。一方の新木さんは生まれつき耳が聞こえない響を演じている。役作りについて話が及ぶと、山下さんは「実際に目の不自由な方にお会いして、いろいろとインタビューをさせていただきました。また自宅では、目隠しをして時間を過ごしてみました。家の中だけとはいえ、すごく恐怖を感じました」と回想。「そういった準備を積み重ねつつ、監督からアドバイスをいただきながら、少しずつこの役を探求していきました」と明かす。新木さんは「どうすればいいんだろうなと考えたときに、水の中に潜るということが、音を遮断できる唯一の方法だと考えて。お風呂の中に潜って、何も聞こえないという時間を体験する練習をしました」と試行錯誤を重ねたとい、「この役を通して学ぶことがたくさんありました」と特別な経験をしたと語った。また「2人の愛の表現のシーンに感動した」という司会者は、イ・ジェハン監督と原作の出会いについて質問。イ・ジェハン監督は「“原作が私を見つけてくれた”と感じています。この原作を読んでいると、私の感情的な部分と重なる部分が多く、『私の頭の中の消しゴム』とも重なる部分がありました。原作の先生も『私の頭の中の消しゴム』が好きだと伺いました」と運命的な出会いだったとコメント。「原作を読んで、良いシーンをスクリーンショットしましたが、同時に原作の有名なシーンをただ映像にするだけが映画ではないと感じています。どうやったら魂を注ぎ込めるのか、どうしたら観客に届けることができるのか、俳優や日本のスタッフ、韓国のスタッフと共有しながら撮影をしたいと思っていました。コロナ禍という大変な時期に撮影をしましたが、多くの困難なことがある、目まぐるしい世の中で、この美しい作品を作ることができてよかったと思っています」と充実感をにじませた。そして原作者のNASTY CATは「すべてのシーンが原作より美しく描かれていて感心しました。特に、響が真治の家に行って、掃除をしながら足の甲を指先で触れるシーンは、初めて2人の距離が縮まる場面で、その関係性が始まったことがよくわかるシーンになっていました」とお気に入りのシーンをあげながら、「監督が苦心して作り上げてくれたことがわかりとてもうれしかったです」とイ・ジェハン監督に敬意を表した。山下智久「監督の情熱をわけていただいた。毎日現場に行くのがすごく楽しみでした」そんなイ・ジェハン監督のもと撮影に臨んだ山下さんと新木さんは、本作の撮影を通して「たくさんのことを学んだ」と口を揃えた。山下さんが「現場でもそうですが、現場に入る前にも、いろいろなことを学びました。今までいろいろな作品に携わってきましたが、今回が一番、衣装合わせを多くした作品です」と話すと、イ・ジェハン監督も思わず大笑い。山下さんは「1日では足りずに、何日かにわけて衣装合わせをしました。そういったことからも、監督のこの作品に対するこだわり、監督の情熱をわけていただいた。毎日現場に行くのがすごく楽しみでした」とふり返り、「真治が前に向かって歩き出そうとする情熱や監督の情熱、現場の情熱が、僕らにも伝わっていた。この作品には僕らの魂がこもっている。ぜひ皆さんに受け取ってもらいたいと思います」と力を込める。そして「たくさんのレイヤーがある作品なので、今日観た気持ちと、次に観た気持ち、10年後に観た気持ち、それぞれ変わって、皆さんに何度も届くような作品になっていると思います。また観ていただけたらうれしいです」と熱っぽくアピールした。新木優子が好きな「真治と響を象徴している」シーンとは新木さんは「目が見えない、耳が聞こえない2人が、どのようにコミュニケーションを取るのかを、3人ですごく話し合いました」と現場でのディスカッションを述懐。「原作の中ではあまり描かれていない、2人の過ごし方や、2人だけの合図みたいなものを、いろいろと考える時間がすごく楽しくて。特に印象に残っているのが、家の前で(真治と響が)お別れをするシーンです。目の前で手を振っても真治は目が見えないので、手を握ってバイバイをする。あのジェスチャーは(真治と響の)2人を象徴しているなと思いますし、あのシーンを一緒に作り上げている時間がとても思い出に残っています」と懐かしむように語る。さらに「現場では、スタッフの皆さんが話す韓国語が飛び交っていて。その中でいっぱい勉強をしました。一番よく聞いて、思い出に残っている韓国語は『最後にもう一回だけ(撮りましょう)』『お腹空きすぎて死にそう』です」と粘りながら撮影した日々を楽しそうに明かし、会場の笑いを誘っていた。最後の挨拶では、NASTY CATが「この場を借りて、この作品を手伝ってくれたお母さん、響のモデルとなった私の奥さん、そしてはるばる日本からきていただだいた皆さんにお礼を伝えたいです。ありがとうございました」とコメント。イ・ジェハン監督が「この映画は、6月9日にPrime Videoで配信されて、いまだにPrime Videoの映画ランキングで1位になっています。俳優、スタッフ含めて、劇場公開まで良い結果になるように頑張りたいです。そして、言語が異なる韓国での上映も調整中だと聞いています。またぜひ劇場でご覧いただけたらうれしいです」とメッセージを送った。山下さんは「今の世の中、デジタルで何でもできてしまって、誰かの声が聞こえて、抱きしめられるということを、当たり前にできなくなっている時代になってきているのかなと思います」と思いを巡らせながら、「僕はこの作品を通して、自分が直接会える人がいることに感謝を忘れずに、一度の人生、この映画のように情熱的に生きてみたいなと思いました。僕らの熱を受け取っていただけたらうれしいと思います」と語っていた。ディレクターズカット版が7月7日(金)より劇場公開&入場者特典解禁この度、配信とは異なるディレクターズカット版が劇場公開されることが決定。劇場でしか観ることができない特別映像が本編の最後に用意されている。入場者特典は全9種類のポストカード3枚セット(※ランダム配布・数量限定)。さらに、6月23日からはティザービジュアルとキービジュアル禁、2種の特別前売り券が明らかに。そして、公開初日の7月7日には、キャスト・監督による舞台挨拶と、ライブビューイングも決定している。『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』はPrime Videoにて配信中。ディレクターズカット版は7月7日(金)より劇場公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月23日堂本光一が6月22日、都内で行われた主演ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」日本版初演の製作発表会見に出席。観月ありさ、小堺一機ら共演するオールキャストが発表され「皆さん、個性が豊かすぎて(笑)。楽しみでしかない」と期待を寄せた。堂本さんが演じるのは、ナゾと不思議にあふれたチョコレート工場の天才ショコラティエであるウィリー・ウォンカ。「SHOCK」シリーズでミュージカル単独主演記録1位を更新し続ける堂本さんにとって、2018年初演の「ナイツ・テイル -騎士物語-」以来、5年ぶりの新作ミュージカル挑戦となる。「世界中でいろんなウォンカ像の捉え方があるので、それを日本版でどう作り上げるか。どう演じていこうかなと。ウォーリーさん(演出のウォーリー木下)に、まな板の上でさばいていただきたい」と意気込みを語り、「見てくださる皆さんが違う感想を持って、きっとそれぞれが正解だと思う。例えば、チャーリーって、ウォンカの子ども時代のことなのかなとか。幻想的で、ブラックな部分はブラックだし、ウィットにも富んでいるので、言葉の裏にある何かを受け取ってもらえれば」とアピールした。堂本光一今秋から帝国劇場を皮切りに、福岡と大阪でも上演予定。これまで、数々の作品でステージに立った帝国劇場は、2025年をめどに閉館・建て替えが予定されており、「よく“帝劇の住人”なんて言われますけど、恐れ多い。諸先輩方がすばらしい歴史を築いてきた劇場ですし、ありふれた言葉ですけど、一生懸命やらせていただこうと思う」と帝劇公演への決意を新たにした。チャーリーを演じるトリプルキャストの子役も決定し「たぶん、彼らの存在が、僕らの癒しになるでしょうね。座長としてやらせていただきますが、チャーリーが主役だと思っていますし、きっと一番早く台本を覚えてくると思うので、彼らについていきたい」と目を細めた。また、2000年11月に帝劇で初演された「MILLENNIUM SHOCK」を回想し、「当時は東山さんがいてのスタートでしたし、ふり返っても、あのときの東山さんはやはり頼りになる存在でした。僕も今回(子役たちに)頼りになるなと思われないと」と話していた。【ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」出演者/キャラクター】観月ありさ●観月ありさ/バケット夫人ゴールデンチケットを引き当て、ウォンカのチョコレート工場で驚くべき体験をする少年、チャーリーの母親で、夫を亡くして貧しくも家族を必死に支える。森公美子鈴木ほのか●森公美子、鈴木ほのか(Wキャスト)/グループ夫人チャーリーと一緒にチョコレート工場に足を踏み入れる肥満児オーガスタスの母親で、バイエルンで肉屋を営む。芋洗坂係長●芋洗坂係長/ボーレガード氏何でも一番でないと気が済まない娘バイオレットの父親。岸祐二●岸祐二/ソルト氏ロシア富豪のワガママ娘ベルーカの父親彩吹真央●彩吹真央/ティービー夫人コンピュータオタクで引きこもりのマイクの母親。小堺一機●小堺一機/ジョーじいちゃんかつてウォンカの工場で働いていた経験を持ち、チャーリーの夢を実現させたいと願っているチャーリーの祖父。小野桜介、チョウ シ、涌澤昊生●小野桜介、チョウ シ、涌澤昊生(トリプルキャスト)/チャーリー・バケット世界で5枚だけ、ウォンカ・チョコレートの中に入ったゴールデンチケットを引き当て、チョコレート工場に招待される少年。原作は、ティム・バートン監督×ジョニー・デップ主演で映画化もされたロアルド・ダールの小説「チョコレート工場の秘密」。ミュージカル化は、2013年6月から英ウェストエンド Theatre Royal, Drury Lane(ドルリー・レーン劇場)で初演、2017年1月までロングラン上演された。2017年4月から米ブロードウェイ Lunt-Fontanne Theatre(ラント・フォンタン劇場)で改編上演され、その後全米ツアー、オーストラリア公演などを経て、現在、全英とアイルランドをツアー上演中だ。スタッフには、帝劇作品初参加のメンバーが揃った。翻訳・演出は、東京2020パラリンピック開会式の演出を手掛けたウォーリー木下。訳詞は、「シカゴ」「キンキー・ブーツ」の森雪之丞が手掛ける。振付はYOSHIEと松田尚子。美術や衣装など本作のビジュアル面を統括するアートディレクションを新たに設定し、増田セバスチャンが担当する。ミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」<公演日程>2023年10月9日~31日:帝国劇場2024年1月4日~15日:福岡・博多座2024年1月27日~2月4日:大阪フェスティバルホール(シネマカフェ編集部)
2023年06月23日6月30日(金)より公開するホン・サンス監督最新作『小説家の映画』の日本公開を記念して、ユーロライブ(東京渋谷区)にて、6月20日(火)特別試写会を実施。上映後に、俳優の筒井真理子をゲストに迎え、聞き手に元東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦によるトークイベントが行われ、作品の見どころについて語った。主演映画『波紋』(荻上直子監督)でも注目を集める筒井さんは韓国の名匠ホン・サンス監督作品の大ファンとして知られ、6月28日(水)に発売が決定した「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」(発行:オムロ)でも責任編集を務めている。迷いを抱えながら、人生の新たな可能性に向かって共に歩み出す女性たちの友愛と連帯を描く本作。筒井さんはすでに「3回鑑賞した」と言い、ホン・サンス監督の公私のパートナーであり、主演の「キム・ミニの笑顔が堪らない!」とコメント。矢田部さんも「あの笑顔を引き出せるのはホン・サンス監督だからですよね」と10作目となるキム・ミニとホン・サンス監督のコラボレーションを絶賛。さらに物語終盤にキム・ミニがみせる、多様な解釈が可能な複雑な表情について、筒井さんは「役者のリアル!キム・ミニに対するホン・サンス監督の信頼感がある」と、俳優としての視点から共感のコメントを寄せた。また、ホン・サンス作品への魅力を聞かれると、監督お馴染みの酩酊シーンが特に好きだという筒井さん。俳優たちは実際に撮影中に飲酒しているらしいという裏話を明かし、会場が笑いに包まれるひと幕も。そして「ホン・サンス監督は俳優に何をやってもいいという空間を創り出す。だから俳優たちは自分をさらけ出すことができるのではないか」と語り、「ホン・サンス監督作品は中毒みたいに観に行きたくなる」「常連のキャストが演じているので、自分の中で作品をつなげて物語を作ってしまう楽しみがある」とホン・サンス監督作品の魅力を語った。矢田部さんも約27年間の作家人生で30本もの映画を作り出す、ハイペースの製作スタイルを「こんな映画監督はホン・サンスの他に世界でひとりもいない!」とコメントした。そんなホン・サンス監督への並々ならぬ思いを抱える筒井さんが責任編集を務めた「フィルムメーカーズ24ホン・サンス」はその「作家論」と「作品論」を網羅した、ホン・サンス監督初の特集本となる1冊となっている。『小説家の映画』は6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月21日トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル』シリーズ第7弾となる最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE』。この度、劇中の重要シーンであり、大迫力のカーチェイスアクションなどが撮影されたイタリア・ローマにてワールドプレミアが開催された。本作がヴェールを脱ぐワールドプレミアには、主演のトム・クルーズをはじめ、常連のサイモン・ペッグやヴィング・レイムス、レベッカ・ファーガソン、さらに前作から参加したヴァネッサ・カービー、新たに加わるヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフといった豪華キャストに加え、5作目から本シリーズのメガホンをとるクリストファー・マッカリー監督らが集結。ローマ中を見渡せる、由緒ある名所・スペイン広場を完全封鎖し、大階段に大きく敷かれたレッドカーペット会場には、アメリカ、カナダ、ブラジル、メキシコ、イタリア、ドイツ、フランス、ノルウェーなど世界中から60以上のマスコミが集まった。数千人のファンも詰めかけるなか、最初に会場にトムが現れると一気にボルテージはMAXに。マーチングバンドが本作のテーマソングを奏でるなか、監督や豪華キャスト陣が順に登場。トムは30度を超える厳しい暑さの中、1つ1つの取材に丁寧に答え、集まったファンと気さくにセルフィーを撮影するなど交流を楽しみ、“M:Iチーム”の神対応は予定時間を1時間半オーバーするほど続く。この地から本作のワールドプロモーションツアーの幕開けとなることに、トムは「ローマのこの街に感謝したい。世界、そしてこの国にとっても(コロナ禍で)非常に大変な時期に、ヴェネツィアでも撮影することができたのは、特別なことでとても光栄だった」と感謝のコメント。「ここで撮影したカーアクションは片手で運転しているが、これは監督であるマッカリーのアイディアで、僕も『嘘だろ!?』と思いながら(笑)、片手に手錠をかけられて様々な通りでドリフトをした。楽しかったよ。ローマの街中を走り回ったから、撮影中みなさんには我慢していただき、ありがとうございました」と、大胆なカーチェイス撮影なども敢行した街を見渡しながら挨拶した。さらに先日、トムは25回目の来日が発表されており、待ちわびている日本のファンに向けても「日本に行くのが待ちきれないんです。皆さんに会えるのをとても楽しみにしています。みなさん、本当にどうもありがとう!」と7月の来日プロモーションにむけて嬉しいコメント。そして本シリーズで3作連続の監督を務めたマッカリー監督からは「ハロー、日本の皆さん!皆さんに会いに、日本に行きますので、準備を整えてくださいね。ぜひなるべく大きなスクリーンで、大勢の観客と一緒にご覧ください。きっと楽しい時を過ごせるはずです!」と、トムと共に7月に来日することをサプライズで発表していた。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』は7月21日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 7月21日(金) 全国公開©2022 PARAMOUNT PICTURES.
2023年06月21日ブラジルのサンパウロにてNetflixのグローバルファンイベント「TUDUM(トゥドゥム)」が日本時間6月18日に開催。11,000人以上の観客から熱い声援を受け、15か国の媒体と21か国から来たインフルエンサーたちも参加し、かつてない規模でのイベントとなり、世界中の視聴者に向けてライブ配信も行われた。イベント内では、“ワンダーウーマン”でお馴染みガル・ガドット主演のスパイスリラー『ハート・オブ・ストーン』の“驚異的スケール”のアクションが展開される予告編、ザック・スナイダーが監督・脚本を務める渾身のビッグ・プロジェクト『レベル・ムーン』(原題)の“破格な規模”の製作風景が垣間見えるメイキング特別映像も。世界を”ケタ違い“に震撼させた「イカゲーム」シーズン2にイ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、イム・シワン、カン・ハヌルらの出演決定。大ブーム・中国のSF小説「三体」の実写ドラマシリーズ化「3 Body Problem」(原題)の配信月&初予告、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン5にリンダ・ハミルトン出演など、2023年以降のNetflix作品の情報が続々と解禁された。ガル・ガドット主演映画『ハート・オブ・ストーン』8月11日配信ガル・ガドット主演のスパイスリラー。ガルが演じるのは世界にまたがる強大な平和維持組織に所属するエリートエージェント、レイチェル・ストーン。ある事件を機に、世界を揺るがす力を持つ装置「ハート」が奪われたことを知ったレイチェルは、奪還作戦に奔走することになる…。解禁された予告編では、『ワンダーウーマン』をはじめアクションに定評のあるガルによる、身体能力を駆使したシーンが惜しみなく披露されていく。敵との銃撃戦や肉弾戦で圧倒的な戦闘スキルを見せつけるだけでなく、雪山の斜面をパラシュートで滑降するといった規格外のシーンも。そのほかにも、上空で爆発する飛行船から飛び降り、滑空しながら繰り広げる敵との戦闘シーンの迫力はまさに前代未聞。刻一刻と変化し続ける状況と、手に汗握る全編クライマックス級のスパイアクションから目が離すことができない。『七人の侍』が原案映画『レベル・ムーン』(原題)12月22日配信黒澤明の名作『七人の侍』にインスパイアされた、二部作で贈る壮大な叙事詩。ザック・スナイダー(『ジャスティス・リーグ』『アーミー・オブ・ザ・デッド』)が監督・脚本を務め、ソフィア・ブテラ(『キングスマン』『アトミック・ブロンド』)が主演に抜擢、ペ・ドゥナ(『ベイビー・ブローカー』)や名優アンソニー・ホプキンスら個性豊かなキャストが名を連ねる。暴君が率いる軍勢の脅威にさらされた、銀河系にある平和なコロニー。人々は立ち向かう力を持つ戦士を集めるための壮大な冒険へ。解禁された映像では、「大規模な映画を知ってると思ってたーこの作品を知るまで」という語りから始まる。スナイダー監督は「少数が多数に挑む、不利な戦いを描く。善対悪の物語だ。長年温めてきた物語を語る機会が来た」と本作に込めた熱い思いを告白。そんな言葉が語られる最中に映し出される撮影風景は、まさにそれを証明するかのごとく、息をのむほどのスケールの物語を想起させる。イム・シワン&カン・ハヌルら出演「イカゲーム」シーズン2世界で社会現象を巻き起こすほどの大ヒットシリーズとなり、全世界が待ち望むシーズン2の配信も控えている「イカゲーム」。シーズン1で描かれたのは、多額の借金を抱えたプレイヤーが参加する超高額の賞金を懸けた“デスゲーム”。負けたら即死亡という容赦ないルールの中で、プレイヤーは崖っぷちの人生の逆転を果たすために賞金獲得を目指して奮闘する…。そのシーズン2には、シーズン1の主人公・ギフン役のイ・ジョンジェや、ゲームの監視役“フロントマン”役のイ・ビョンホン、カメオ出演していたコン・ユらの再登場が決定。さらに「椿の花咲く頃」などのカン・ハヌル、『非常宣言』や「それでも僕らは走り続ける」などのイム・シワン、「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」が話題を呼んだパク・ソンフン、『夜叉ー容赦なき工作戦ー』ヤン・ドングンの出演も決定。韓国を代表する超豪華役者陣の参戦により、これまで以上のパワーアップが期待される。加えて、そんな「イカゲーム」の世界観を再現し行うバトル系リアリティ番組「イカゲーム:ザ・チャレンジ」の初映像では、見覚えのある緑のジャージ姿の一般参加者や、劇中完全再現の“ヨンヒ人形”の姿も現れている。「3 Body Problem」(原題)2024年1月配信SF作家・劉慈欣のベストセラー小説「三体」を、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」スタッフが集結して実写化するドラマシリーズ。迫り来る敵対的な異星人の侵略に直面した人類の行動を描く壮大なSF叙事詩の映像化が始動。初予告でも、その壮大さが一目で伝わる内容となっている。詳細は謎に包まれたままだが、以前、製作陣が「宇宙人との最初の交信から破滅へと向かう世界を描いた作品」と語っていた通り、原作の物語に近い展開が描かれることが予想される。「ゲーム・オブ・スローンズ」や本作にも出演するジョン・ブラッドリーが、「これまでのドラマの中でも最も野心的で複雑な作品になると思う」と自信のほどを語っている。ほかにも、「ONE PIECE」(8月31日配信)では配信日と初映像、場面写真の一挙解禁とともに、“麦わらの一味”を演じるイニャキ・ゴドイ、新田真剣佑、エミリー・ラッド、ジェイコブ・ロメロ・ギブソン、タズ・スカイラーが登壇しファンを盛り上げた。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のシーズン5にリンダ・ハミルトンが出演することが“盟友”アーノルド・シュワルツェネッガーの口から発表。etflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン5そのシュワルツェネッガー主演のアクションシリーズ「FUBAR」(配信中)からは、シーズン2の制作発表と貴重なNG集映像。ティム・バートンが監督を務めたヒット作「ウェンズデー」からはジェナ・オルテガら出演者がシーズン2への期待を語る特別映像も。そして、数々の賞を受賞したニコロデオンの人気アニメシリーズを基に実写化したアドベンチャー作品「アバター:伝説の少年アン」の制作発表なども。ジャンルを問わず、様々な魅力溢れた作品を世に送り出すNetflixが新たに贈る話題作の数々。今後も社会現象・世界的話題を生み出していきそうだ。Netflix映画『ハート・オブ・ストーン』は8月11日(金)より独占配信。Netflix映画『レベル・ムーン』(原題)は12月22日(金)より独占配信。Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン1は独占配信中、シーズン2は独占配信予定。Netflixシリーズ「イカゲーム:ザ・チャレンジ」11月より独占配信。Netflixシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン1~4は独占配信中、シーズン5は独占配信予定。Netflixシリーズ「FUBAR」は独占配信中。Netflixシリーズ「3 Body Problem」(原題)は2024年1月より独占配信。Netflixシリーズ「アバター:伝説の少年アン」は独占配信予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年06月19日菊地凛子と国内外で注目を浴びる監督・熊切和嘉が22年ぶりにタッグ、菊地さん初の邦画単独主演作品となる『658km、陽子の旅』が、第25回上海国際映画祭にて最優秀作品賞、最優秀脚本賞、最優秀女優賞を受賞。本年度のコンペティション部門において最多となる3冠となった。現地時間19時(日本時間20時)より開催された第25回上海国際映画祭の授賞式。授賞式では、MCから上海国際映画祭初参加にして受賞の感想を問われると、最優秀脚本賞を受賞した室井孝介は、「私は映画祭の経験というのがないものですから、このような華やかな場は夢のような場所です。この場にお呼びいただき、大変光栄ですし、賞をいただけると思っていなかったので、本当に嬉しいです」と率直な感想をコメント。妻と共同のペンネーム「浪子想」で共同脚本を担当した熊切和嘉監督は、「このような素晴らしい賞をいただきまして、大変光栄に思います。浪子想と言いますのは、私、熊切和嘉と妻の熊切智子の共同のペンネームでして、今回もちろん室井さんの脚本が素晴らしかったのですが、そこからさらに妻の力で、主人公の女性を深く掘り下げて描けたのかなと思っています。妻にこの場を借りて、感謝をしたいと思います」と、改めて感謝を伝えた。最優秀女優賞を受賞した菊地凛子は、「まさか、初めて上海国際映画祭というこの素敵な映画祭によんでいただき、このような素敵な賞をいただいて本当に嬉しいです。20年前に自分を拾ってくれた熊切監督の作品で、こうして賞をいただけて大変うれしく思います」と上海国際映画祭とともに、熊切監督への感謝をコメント。また、菊地さんへ、MCから「中国でも、知名度のある菊地凛子さん。中国の映画監督と一緒に映画を作りたいと思ったことはありますか?」との質問が。夫の染谷将太が中国のチェン・カイコー監督の映画で、主演したことも含めて問われると、「是非。自分が子どもの頃から中国の映画を見て育ってきましたし、本当に出演してみたいんですけど、中国語の挨拶すら難しくて。今から勉強します!」とアピールした。さらに3人は、最優秀作品賞を受賞し再び壇上へ。熊切監督は、「まさかこんなに賞をいただけるなんて全然思ってもいなかったので本当に嬉しく思います。ありがとうございます」と驚きと喜びの混じった笑顔をはじけさせ、菊地さんも「3つも賞をいただけるとは思ってもおらず、本当にありがとうございます」と語り、染谷さんとも「『獲りました』『おめでとう』とメールで会話しました」と感謝のコメントを寄せていた。なお、同映画祭コンペティション部門において、日本映画で最優秀作品賞を受賞したのは、第8回(2005年)の三原光尋監督作『村の写真集』以来18年ぶり、最優秀脚本賞を受賞したのは、第15回(2012年)『鍵泥棒のメソッド』の内田けんじ監督以来11年ぶり、さらに、最優秀女優賞は第19回(2016年)阪本順治監督『団地』で藤山直美が受賞して以来7年ぶりとなる。また、『バベル』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたことのある菊地さんは、今回が国際的映画祭での初受賞となった。受賞後、熊切監督は「菊地さんといつかまた仕事したいと、20年間思っていて、それがかなったので、撮影中から夢の中にいるようでした。それが、まだ続いているような気持ち」とコメント。菊池さんも自身の受賞に「驚きとその事実を受け入れるのに時間がかかりました」と言い、「国際映画祭に初めて呼んでいただいたこの上海で、皆さんに温かく迎えていただき、女優賞、脚本賞、作品賞をいただけるとは思ってもいなかったです。役者をやっていて、心からよかったと思います。ここからの役者人生、また身が引き締まる思いです」と明かす。「20年前に熊切監督に拾っていただいたことも、こうしてまた新しい作品で監督に感謝できる環境にこられたことは、何よりも自分の宝物です。この作品を愛していますし、多くの方にこの作品が届くことが幸せです。審査員の方に舞台裏で『審査員みんながあなたに決めたのよ』と言われ、映画にも感動したと言っていただいた。その言葉がとても嬉しかったです。(そう話してくださったのは)インドの審査員の方で、こうやって国際映画祭に参加することで、国境関係なく、1本の映画で心を揺さぶられるということが自分の身に起こるんだということは幸せだなと思います。またいただいた役を真摯にひとつずつやっていこうと、心に誓いました」と喜びとともに、さらなる意気込みを語っていた。審査員の講評・受賞理由は以下の通り。★作品賞講評:「この映画は、ロードムービーを創造的な方法で探求し、昨今の日本で暮らす平凡な人々の平凡な日常を描くなかで、ヒロインが自分自身を発見するプロセスを目撃させます。審査員は満場一致で本作が唯一無二の作品だと評価しました」★脚本賞講評:「これが人生・社会・希望と絶望の旅についての深遠な物語であり、更にそれ以上に自己発見についての物語であると評価したため、最優秀脚本賞を授与します」★女優賞講評:「映画の中の菊地凛子の表情豊かな目と震える手は審査員たちの心を捉え、キャラクターを内面化する彼女の演技力は“俳優”の存在を忘れさせます。彼女の演技はキャラクターに命を吹き込みました」『658km、陽子の旅』は7月28日(金)よりユーロスペース、テアトル新宿ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:658km、陽子の旅 2023年7月28日よりユーロスペース、テアトル新宿ほか全国にて順次公開©2023「658km、陽子の旅」製作委員会
2023年06月19日一般公開を翌日に控える「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のオープニング前夜祭が6月15日(木)に行われ、極秘来日したトム・フェルトン、マシュー・ルイス、イヴァナ・リンチがサプライズ登場した。●トム・フェルトン(ドラコ・マルフォイ役)今日はイギリスから“大雨”を連れてきてしまって、ゴメンなさい(笑)。経験上、プレミアといえば、いつも雨でした。この大雨は、想定内だよ。キャストを代表して、来日できたこと、幸運であり光栄だと思います。スタジオツアーでは、とても素晴らしい体験ができます。初来日は『ハリー・ポッターと謎のプリンス』のときで、本当に素敵な国だなって、一瞬で日本に恋をしてしまいました。いろんな文化に触れ、日本食にも出会いました。だから、今回のプロモーションツアーは、真っ先に「僕が行く!」と手をあげました。マシューも来ると知っていたら、絶対に来なかったけどね(笑)。●マシュー・ルイス(ネビル・ロングボトム役)皆さんには感謝してもしきれないし、頭が下がる思いです。スタジオツアー東京は、本当に本物そっくりに作られていて、シュールな気持ちにさえなります。来日するたびに、ファンの皆さんから温かい歓迎を受けて、いつも親近感を覚えています。特別な国ですね。何より、この大雨の中、長時間待ち続けてくれたことに感謝します。実は『ハリー・ポッター』シリーズって、決して“新しい”映画ではないんです。第1作の『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開されて、もう20年以上が経っていますから。ですが、いまだに熱心なファンの皆さんが支えてくれている。だからこそ、スタジオツアーはここ日本、東京に作られたんだと思います。初来日は15歳のとき。新幹線にも乗り、本当に美しい国だなと思いました。人々が歓迎してくれて、とても温かったです。お寿司にも出会って、大好きになり、いまでも週1回は必ず食べに行きます。今回も飛行機を降りたら、真っ先にマグロを食べに行きました。ですから『ハリー・ポッター』は、新しい家を素晴らしい国に見つけたなと思います。●イヴァナ・リンチ(ルーナ・ラブグッド役)また日本に戻ってこられて、本当にうれしいです。初めての来日では、ファンの皆さんの愛情と熱意、そして創作力に圧倒されましたが、それらがいまも衰えるどころか、増幅しているのを感じます。スタジオツアー東京、最高です!映画に出演していたのに、何を見ても驚かされています。本当に楽しんでください。プロモーションで来日し、日本の芸術や文化、それにスピリチュアルな部分にも触れ、感動しました。スタジオツアー東京にも、すてきな“日本らしさ”がたくさん散りばめられています。『ハリー・ポッター』の世界観に、日本の良さが融合していて、感動しています。オープニング前夜祭には、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズで、主人公ニュート(エディ・レッドメイン)の日本語吹替版を担当する宮野真守も駆けつけ、「スタジオツアー東京には、日本にしかないシチュエーションもあるので、存分に楽しんでもらえれば。日本の皆さんにとっても、素敵な宝物になれば」とオープンをお祝い。『ハリー・ポッター』シリーズでは、パーシー・ウィーズリーの声を担当しており「みんな、大きくなったな」と来日ゲストの成長にしみじみする場面も。トムから「声を聞かせて!」とリクエストされ、「階段には気を付けて、じっとしていないから」と“動く階段”のシーンを再現していた。このほど東京に初めてオープンする同施設は、ハリー・ポッターの屋内型施設としては世界最大の規模だ。2012年オープンの「ワーナー ブラザース スタジオツアーロンドン - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は、これまで1,700万人以上のゲストが訪れ、いまなお根強い人気を誇り、今回オープンの「スタジオツアー東京」は、としまえん跡地にオープン。東京だけの独自のセットがあるのも大きな魅力のひとつとなっている。アジアでは初のオープンとなり、「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模の大きさを誇る「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。チケットは公式ウェブサイトで販売中。全てのチケットは事前予約が必要となり、スタジオツアーでの購入はできない。6月16日(金)グランドオープン。(シネマカフェ編集部)
2023年06月15日マーベル・スタジオが新たに放つ“リアル”なサスペンス・スリラー「シークレット・インベージョン」が、配信まで1週間に迫った6月14日(現地時間6月13日)、アメリカのロサンゼルスにてスペシャルローンチイベントを開催。サミュエル・L・ジャクソンをはじめ、アベンジャーズの一員であるウォーマシンことジェームズ・”ローディ”・ローズ役のドン・チードル、フューリーに協力する側のスクラル人タロス役のベン・メンデルソーン、本作からMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)初参加のエミリア・クラークとオリヴィア・コールマンらに加え、MCU全作品のプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギも登壇、配信を祝う大盛況のイベントとなった。イベントには、15年もの間活躍してきた“MCUに欠かせない男”フューリーの初主人公作を祝うべく、熱量溢れるファンが集結。フューリーのトレードマークである眼帯を身につけるなど、彼を愛するファンが集まる中、ダブルスーツをカジュアルに着こなしたサミュエルが登場。ファイギやオリヴィアらとハグを交わし、久しぶりの再会に喜びを見せる姿も。サミュエルは「フューリーが家に帰ったら何をするのか、どこに住んでいるのか。今のフューリーになる前は何をしていたのか、特別な友人はいるのか、今まで明かされなかったフューリーの色々な面が明らかになります」と謎を残しつつ、フューリーの新たな側面も描かれることを示唆する。一方、ドンは「ローディは今までと異なる役割で登場します。戦う者としての姿はそのままですが、一方で政治家として、大統領の右腕のような役割も担っているのです。しかし、この作品ではもっと大きな挑戦をすることになり、役割も変わっていくでしょう。本当に面白いことになりそうです」と、これまでのMCUとは全く異なる展開が待ち受けることをにおわせた。さらに、華麗な花柄のドレスで登場したエミリアは「私はこれまで数々の作品に参加してきましたが、マーベル作品はありませんでした。今回、ファンの反応を見ることができるのは、本当に嬉しくて信じられないことです!」とコメント。「マーベルの素晴らしいところは、そこにいる全ての俳優が伝説的な存在だと改めて知ることができるところです。出演するすべての俳優が驚異的な才能を持っています」とMCU初参加の喜びと深いリスペクトを明かし、「本作はすべての要素を満たしている作品。ストーリーもキャラクターも素晴らしいですし、何といってもサム(サミュエル)とベン(・メンデルソーン)のコンビはとても素晴らしいと思います」と、作品への手ごたえも語った。また、フューリーの右腕マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズや、今回の敵の1人とされるスクラル人のグラヴィク役のキングズリー・ベン=アディル、監督と製作総指揮を務めるアリ・セラム、エグゼクティブプロデューサーを務めるブラッド・ヴィンダーバウムなど豪華面々が登場し、配信記念に相応しい大盛況のスペシャルローンチイベントとなった。サノスやカーンなど、圧倒的パワーは持たないにもかかわらず、実は地球を転覆させる可能性すらある恐ろしい能力を持つスクラル人。最強チーム・アベンジャーズなきいま、彼らが秘密裏に着々と企てる“侵略”という脅威にフューリーはどう立ち向かうのか、期待が高まる。「シークレット・インベージョン」は6月21日(水)よりディズニープラスにて配信。(シネマカフェ編集部)
2023年06月15日声優の山寺宏一が6月14日、都内で行われたDC最新映画『ザ・フラッシュ』の日本語版ジャパンプレミアに出席。本作の主人公であるフラッシュことバリー・アレンの吹き替え声優を担当した細谷佳正の演技を「悔しいほど素晴らしかった」と絶賛した。「今日は主役の“ほそやん”がいないので、その分も頑張ります」と挨拶した山寺さんは、「今回は2人のバリーが出てくるので、もう細谷ショーですね。出ずっぱりで大変だったと思います。細谷くんの頑張りに比べたら、僕なんて」と労をねぎらった。そして「さすが、僕に憧れて声優になっただけはある!ここだけ切り取ると、イヤな奴に聞こえますけど(笑)、悔しいほど素晴らしかった」と愛すべき後輩に対し、賞賛の声を送っていた。DCコミックス原作のヒーローが集結した『ジャスティス・リーグ』で本格的にスクリーンに登場した地上最速のヒーロー、フラッシュことバリー・アレン(エズラ・ミラー)が運命と抗い、奮闘するアクションエンターテインメント。山寺さんは、フラッシュを先導するベテランヒーローとして登場する“2人のバットマン”のうち、マイケル・キートン演じるバットマンの吹き替えを担当した。『バットマン』(1989)『バットマン リターンズ』(1992)以来、キートンが約30年ぶりに同役に復帰。山寺さんも、両作品に加えて、『レゴバットマン ザ・ムービー』『ニンジャバットマン』など、さまざまな作品でバットマンを演じてきた。「ご縁でお声をかけていただいた。マイケル・キートンさんもお年を召して、僕も当たり前に年をとっている」(山寺さん)。本作については、トム・クルーズや作家のスティーブン・キング、米DCスタジオのトップに就任したジェームズ・ガンらがすでに大絶賛しており、山寺さんも「大好きなガン監督も『この作品からDCは変わる』と言っていて、まさにその通り。とんでもないエンターテインメントで、すごいところに連れて行ってくれる作品」と惚れ惚れしていた。ジャパンプレミアには、女性ヒーローのスーパーガール(サッシャ・ガジェ)役で実写映画の吹き替えに初挑戦した橋本愛も駆けつけ、「ヒーロー映画の概念を覆された。深く突き刺さるメッセージが込められている」。17日に62歳の誕生日を迎える山寺さんに、橋本さんからサプライズで、バースデーケーキがプレゼントされる場面もあった。『ザ・フラッシュ』は6月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年06月14日DCのみならず全てのヒーロー作品のゲームチェンジャーといわれる超速タイムループ・アドベンチャー超大作『ザ・フラッシュ』のワールドプレミアがアメリカ・ロサンゼルスのチャイニーズシアターにて行われ、豪華スタッフ・キャスト陣が登壇した。ワールドプレミアには“地上最速ヒーロー”フラッシュ役のエズラ・ミラー、スーパーガール役に抜擢され映画初出演を果たしたサッシャ・カジェ、『ジャスティス・リーグ』に続いてバットマン役を演じたベン・アフレック、DCスタジオの共同会長兼CEOのジェームズ・ガン、監督のアンディ・ムスキエティ監督らが登場。会場の前に長いレッドカーペットが敷かれたプレミア会場は、豪華スターたちの登場に感激する大勢のファンの熱気と歓声に包まれた。父と亡き母を救うために時空を超え、世界を変えてしまった史上最速の男フラッシュを演じたエズラは、ワールドプレミアに登壇した心境について「とても光栄ですし、大きな喜びで、すごく興奮しています」と話し、「本当に、本当に、僕にとっても美しい瞬間になってくれました。こうしてみんなに会えることがとても素晴らしいことで、この映画をみんなで祝える瞬間を持てたことが素晴らしい。ありきたりかもしれないけれど、みんなとともに辿った旅路だったから」とファンへの感謝を真摯にコメント。自身が演じた主人公フラッシュの魅力については「彼は地上最速のスピードがある上に利他的で、道徳的な秤もしっかり持っている。それから犠牲的な精神もある。そういったヒーローとしてのカギとなる資質を彼は余すところなく体現しているから魅力的なんだと思います」と明かした。『ジャスティス・リーグ』以来6年ぶりにバットマンとして復活するベン・アフレックも、妻のジェニファー・ロペスと共に登場。バットマンのような漆黒のスーツに身を包んだベンは、今回のカムバックしたことについて「これまでの中でも一番楽しかったし、バットマン役を演じるなんて予想もしていませんでした。それでも、アンディ(・ムスキエティ監督)のことが大好きだし、以前の素晴らしい経験もあったから、ここに戻ってきて、また演じられることにすごくワクワクしたものを感じたんです」とコメント。さらに「ネタバレはしたくないけど、この映画の中で起こる小さなアイデアをとても気に入りました。バットマン役にどうして自分が惹きつけられているのかを知ることができたと思います」と、笑顔で語った。また、フラッシュとバットマンと一緒に戦う“スーパーマンのいとこ”スーパーガール役に抜擢されたサッシャは、黒のドレスに身を包んで登場。「スーパーガールを演じることは、私にとってこの上もなくかけがえのないものでした。私にとっては彼女が全て。子どもの頃の私は、大きすぎるほどの夢を持った子どもでした。そして今、ここにいて最も象徴的なアイコニックなヒーローの一人を演じています。彼女のすべてを深く愛していますし、皆さんが彼女を見て、彼女に感情移入をしてくれて、そしてそこを見上げると私もそこにいるということを知ってもらえるのがとても嬉しいです」と感慨深げに語った。ほかにも『マン・オブ・スティール』でスーパーマンが死闘を繰り広げ倒したはずの“最強の敵”ゾッド将軍役のマイケル・シャノン、フラッシュの父ヘンリー・アレン役のロン・リビングストン、フラッシュの母ノラ・アレン役のマリベル・ベルドゥ、フラッシュの大学生時代の友人アイリス・ウェスト役のキアシー・クレモンズらも駆けつけた。『ザ・フラッシュ』は6月16日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ザ・フラッシュ 2023年6月16日より全国にて公開© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved © & TM DC
2023年06月14日6月16日(金)に一般公開する新施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のメディア内覧会が行なわれ、映画『ハリー・ポッター』の世界の舞台裏や魔法ワールドの秘密がお披露目された。その一部をレポートする。このほど東京に初めてオープンする同施設は、ハリー・ポッターの屋内型施設としては世界最大の規模だ。2012年オープンの「ワーナー ブラザース スタジオツアーロンドン - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は、これまで1,700万人以上のゲストが訪れ、いまなお根強い人気を誇り、今回オープンの「スタジオツアー東京」は、としまえん跡地にオープン。東京だけの独自のセットがあるのも大きな魅力のひとつとなっている。内覧会では、ハリーの組分け儀式からホグワーツの戦いまで映画シリーズで非常に重要な役割を担っていたホグワーツ魔法魔術学校の象徴的な「大広間」をはじめ、「9と3/4番線」と「ホグワーツ特急」のエリアも公開に。実際に映画に携わったイギリスの世界最高峰のクリエイターたちが、独自の手法と技術で制作した数々の素晴らしいセットや小道具、衣装が並び、ハリー・ポッターの世界に没入したかのような体験が楽しめる。また、同エリアでは「スタジオツアー東京」オリジナルのセットとして『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』に登場するグレート・ウィザーディング・エクスプレスを展示する。ニュート・スキャマンダー、ジェイコブ・コワルスキー、テセウス・スキャマンダー、バンティ・ブロードエーカー、ユスフ・カーマ、ユーラリー・“ラリー”・ヒックスの衣装も見ることができた。そして面積は900m2を超え、壁の高さは9メートル以上という、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』でハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法省の職員に扮して潜入する場面に登場した「魔法省」のセットもお披露目。映画『ハリー・ポッター』シリーズの制作に参加したイギリスのクリエイターたちが手作業で作り上げた巨大なセットで、一気に映画の世界へ引き込まれる魅力にあふれていた。大理石の柱の上に乗る魔女と魔法使いの重さに押しつぶされるマグルたちを描いた、象徴的な「魔法は力なり(Magic is Might)」の像もあり、ファンにはたまらない興奮が続く。また、にぎやかな商店街でホグワーツ魔法魔術学校の生徒にとって新学期の準備に欠かせない場所である「ダイアゴン横丁」のほか、映画にも登場する箒に乗ったり、甘くて美味しいバタービールを飲んだり、ホグワーツの廊下で動く肖像画になってみたり、クィディッチの試合の観衆に加わったり、見るだけでなく、たくさんの楽しいアクティビティを満喫できる。「スタジオツアー東京」では、14のテーマに分かれた世界最大のハリー・ポッターのショップも見逃せない。店内は特別な7,000を超える小道具で装飾されており、ハニーデュークス、オリバンダーの店、フローリシュ・アンド・ブロッツ書店をはじめとする、「ダイアゴン横丁」の数々のお店のエレメントからインスピレーションを得た美しいデザインが施されており、現地でしか手に入らない限定アイテムも数多く販売される予定だ。そして、レストランやカフェでは、フィッシュ・アンド・チップス、ローストビーフ、イングリッシュ・ブレックファーストや、アンブリッジ教授のアフタヌーンティーなど、英国の伝統料理も楽しめる。雰囲気満点の内装にも注目で、何度も通いたくなるような凝った世界観に圧倒される。アジアでは初のオープンとなり、「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模の大きさを誇る「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。チケットは公式ウェブサイトで販売中。全てのチケットは事前予約が必要となり、スタジオツアーでの購入はできない。6月16日(金)グランドオープン。‘Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc. - Wizarding World publishing rights (C) J.K. Rowling.(シネマカフェ編集部)
2023年06月14日堤幸彦監督の新作映画『SINGULA』(シンギュラ)のマスコミ向け完成披露試写会が6月7日に行われ、堤監督、原作・原案の一ノ瀬京介、出演者のspiが登壇した。集められたのは「先生」と呼ばれる人間が作り出した15体のAIたち。同じ顔、同じスタイルの15体のAI。違いは、それぞれに埋め込まれたチップによる性格や記録されている情報のみ。互いの素性を知らないAIたちによるディベートバトルロイヤルが始まる――。AI同士が討論したらどうなるのか…?AI同士のディベートバトルを描く本作。たった11人の出演キャストに抜擢されたのは、2.5次元ミュージカルに出演するspiさん。全編英語で15体15役のAIキャラクターを演じ分ける。2019年2月に一ノ瀬さんが企画プロデュースしたAIたちによる討論劇[SINGULA]の舞台が原案となり、今回映像化となったが、堤監督は「あまりにも志の高い舞台で驚き、誰が作ったのか興味が湧いてお会いして、これは絶対映画にした方がいいですよ!とアプローチした」と出会いをふり返る。spiさんは、本作のオファーを受けた際のことをふり返って「朝の8:30に連絡がきて、二つ返事でやらせて下さい!と伝えました」とコメント。撮影中は「英語の種類の使い分けが難しかった。15人のキャラクターの特徴を考え、さらにそれぞれのキャラを色分けしていた。観ている人が、15人1役を面白く感じるエンターテイメントになるように、と思いながらやっていた」と語った。プロジェクトの展開については「なるべく人の手を借りず、海外で注目してくれる人にアプローチしたり、日本では内容に賛同してくれる人と一緒にやれるようにと考えていて、じっくり大事に育てて世界に届けたいと考えている」(堤監督)、「このプロジェクトでは、クラファンから、メタバース、NFT といった WEB3.0 への取り組み、そして直接海外に向けて動き出しています」「8月以降からメタバース上でのイベントや上映、NFTを展開させていく予定です。現在絶賛企画中です」(一ノ瀬さん)と話す。また、9月に開催される「マドリード国際映画祭」外国語映画最優秀男優賞・最優秀サウンドデザイン賞の2つのコンペティション部門へのノミネートが発表され、「これまで国際的な映画賞を獲った事がないのに、コロナ渦で作った映画が評価されることは不思議だし、まだ頑張れと言われているように感じる」と堤監督。このあと国内興行や、配信プラットフォームなども動いていく予定とのことだが、すでに海外からは、他映画祭からも問い合わせが入ってきているという。メタバースやNFTといったWEB3.0での展開と海外映画祭からスタートしていくことについて堤監督は「これまで、どちらかというと映画たる映画の形とは別のやり方でやってきたので、WEB3.0などで映像を展開していくのは、遊び場が増える、伝える場所が増える、という意味ではとてもウェルカムでどんどん利用したいと思っている。ただ、できる事としてバージョンをそれぞれ変えていきたいという欲がある。メタバースと劇場で見るのはちょっと違っている、というようなサービスをしたいと考えている。面白いものを創造することを、まだまだAIに譲るわけにはいかないと思う。日本映画の新しい挑戦であり、いかにして世界に見つけてもらうか。を意識した展開をしていきたい」と展望を述べた。なおMakuakeでは、劇場公開に先駆けて行われる先行試写会のチケット、堤監督やspiさんと一緒に作品を鑑賞できる特別チケットなども販売中だ。(cinemacafe.net)
2023年06月10日