先ほど放送された今田美桜主演ドラマ「花咲舞が黙ってない」第5話に、劇団ひとり演じる半沢直樹が登場した。半沢直樹は、花咲舞と並ぶ池井戸潤が生み出した人気キャラクターのひとり。銀行マン・半沢直樹が、様々な汚職や事件に巻き込まれながら対峙していく人気シリーズの主人公で、「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」「アルルカンと道化師」などが代表作。本作の原作小説には、中盤から半沢直樹が登場し、最終話まで物語に絡んでくるため、原作通りドラマにも登場した形だ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第5話で舞(今田さん)と相馬(山本耕史)が臨店した先は、山間の温泉地にある眠山支店。老舗旅館・白鷺亭の八坂社長(高橋洋)から、融資がおりずに困っていると相談を受ける。眠山支店の前浜支店長(マギー)が納得するような事業計画書を作成するために、2人白鷺亭に宿泊し、顧客目線で改善点を探すことに。そして、課題を見つけた2人は、融資担当者・後藤涼太(吉田健悟)と共に、改善に向けて動き出したことを前浜に報告するも、話をろくに聞いてくれない。その日の夜、前浜の言葉を八坂社長に伝えるために、再び白鷺亭を訪れた舞と相馬は、東京第一銀行の牧野頭取(矢島健一)、紀本平八(要潤)、昇仙峡玲子(菊地凛子)の姿を目撃。牧野頭取と話している相手は、東京第一銀行のライバル、産業中央銀行の景山頭取(三浦浩一)だった。舞たちの臨店も無事終了したかに思えたころ、白鷺亭から突然、産業中央銀行が6億円の融資をしてくれることになったので、融資を辞退したいと連絡が。その裏では、産業中央銀行の半沢直樹(劇団ひとり)が暗躍していたのだ。一方、牧野頭取から「当行は、産業中央銀行と合併することを決定いたしました」と緊急メッセージが流れる。今後、銀行同士の合併騒動がドラマの縦軸となって進んでいく本作。半沢直樹は産業中央銀行側の先鋒として度々登場し、最終話にも大きく絡んでくる。「花咲舞が黙ってない」は毎週土曜日21時~日本テレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年05月11日ゲキ×シネ『天號星』(公開中)の初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、古田新太、早乙女太一、久保史緒里、山本千尋が登壇した。同作は、座付き作家・中島かずき氏による新作公演で、江戸の町を舞台にした“あっ”と驚く入れ替わりの物語。世のため人のため、生きていてはならない輩に引導を渡す引導屋の主人・半兵衛を新感線の看板俳優・古田新太が演じ、その半兵衛とひょんなことから中身が入れ替わってしまう冷酷無比なはぐれ殺し屋・宵闇銀次を早乙女太一、銀次の宿敵で荒くれ者の人斬り・朝吉を早乙女友貴が演じる。○■古田新太、唯一“父上”と呼ばれる俳優明かす劇団☆新感線初参加となった久保と山本から“おとっつぁん”と呼ばれているという古田は、2人の印象について聞かれると、「かわいかったですよ。2人のかわいい娘が新しくできた」とメロメロ。「業界に“娘”(を演じた役者)とかいっぱいいるのよ! ただみんな呼び方が違って、お父さんとかパパとか、この2人はおとっつぁんと呼んでくれる。その中でも1人だけ、(鈴木)福くんだけが“父上”って呼んでくれます」と笑いを誘った。また、上演期間中には久保・山本とディズニーランドに行ったそうで、山本が「7カ月一緒にいたので思い出だらけですが、ディズニーランドに一緒に行ったのは思い出深いですね」と話す。「バスタ新宿からバスに乗りまして……意外と海外の方しかいなくて、おとっつぁんを見ても派手な日本人がいるなぁぐらいにしか思ってなかったから行きやすかった」と明かし、久保も「おとっつぁんもご機嫌で!」と振り返っていた。古田たっての希望でバスで行くことになったそうで、山本が「本当は現地集合でいいんじゃないかと話していたんですけど、おとっつぁんが行き方がわからないというのと、バスだったらお酒が飲めるじゃんということで(笑)『ディズニーに行くなら、俺はバスでしか行かねぇ』って(言っていた)(笑)」と説明。パーク内では、古田も楽しんでいたようで「『チッ!』とか『何がだよ!』とかいうタイプだけど、美女と野獣めっちゃ楽しかった(笑)」と笑顔を見せていた。
2024年04月05日ゲキ×シネ『天號星』(公開中)の初日舞台挨拶が5日に都内で行われ、古田新太、早乙女太一、久保史緒里、山本千尋が登壇した。同作は、座付き作家・中島かずき氏による新作公演で、江戸の町を舞台にした“あっ”と驚く入れ替わりの物語。世のため人のため、生きていてはならない輩に引導を渡す引導屋の主人・半兵衛を新感線の看板俳優・古田新太が演じ、その半兵衛とひょんなことから中身が入れ替わってしまう冷酷無比なはぐれ殺し屋・宵闇銀次を早乙女太一、銀次の宿敵で荒くれ者の人斬り・朝吉を早乙女友貴が演じる。○■乃木坂46 久保史緒里、歌唱シーンに緊張感「これはまずいなと……」今回で劇団☆新感線初参加となった久保。「私はもともと新感線さんを客席で観させていただいてましたし、(乃木坂46の)先輩が出演されたりもして目標でもあったのでびっくりしました。まさか自分が出演させていただく日が来るとは思わず……」と出演が決まった当時を振り返る。また、劇中では歌唱シーンもあったそうで「歌を歌うというのは台本を開いて知って、『これはまずいな……』と。がんばらなくてはいけないなと(思いました)」と緊張感があったと話す。これを聞いた古田から「歌手でしょ?(笑)」とツッコまれてしまうと、久保は「一応ライブとかもしているんですけど……(笑)」とタジタジになっていた。また、早乙女も「現役の方で新感線っていうのが初。すごい大変そうで大阪公演のときは公演後に大阪城ホールでライブをしていたり、ハシゴしていたよね?」と話す。久保は「ちょうど歌番組があったりとか……本当は休演日にユニバ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行こうとか話していたんですけど、それは叶わなかった」とグループ活動との両立で多忙を極めていたことを明かした。残念ながら行けなかったという久保だが、「ユニバとか、『今日ご飯行こう』とか、そういう会話が飛び交う場所だったので、私もすごく楽しみながら皆さんと仲良くさせていただくことができました」と劇団の居心地の良さを口にする。しかし、再び古田が「坂(乃木坂46)はそういうのないの?」とチクリ。久保も「あります! 余計なこと言わないでください! こういうこと言うんですよ!(笑)」と観客に語り掛け、笑いを誘っていた。
2024年04月05日又吉直樹(ピース)と秦 基博によるツーマンライブ『隣人もまだ起きている』が、3月20日(水・祝) に東京・豊洲PITで開催されることが決定した。『隣人もまだ起きている』は、又吉がホストとなり、秦と朗読&音楽でコラボする特別なツーマンライブ。又吉による書き下ろし作品の朗読と、秦の弾き語りが届けられる。チケットは、秦のファンクラブ「Home Ground」会員と、FANYチケット会員を対象とした先行受付を2月27日(火) まで実施中。<公演情報>又吉直樹×秦 基博『隣人もまだ起きている』3月20日(水・祝) 東京・豊洲PIT開場16:30 / 開演17:00「Home Ground」会員、FANYチケット会員先行:2月27日(火) 23:59まで
2024年02月21日野田サトル氏による人気コミックを実写化し、現在大ヒット中の映画『ゴールデンカムイ』。今回は、メガホンを取った久保茂昭監督にインタビューし、主演の山崎賢人(※崎はたつさき)について語ってもらった。山崎が演じたのは、今作の主役である杉元佐一。日露戦争でめざましい武功をあげ「不死身の杉元」と呼ばれる元陸軍兵で、彼が北海道で砂金を採っていたところから物語が始まる。アイヌ民族から強奪された莫大な金塊のありかを記した刺青が、24人の囚人の身体に彫られていることを知った杉元は、アイヌの少女・アシリパ(山田杏奈 ※「リ」は小文字が正式表記)と共に「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて北海道を旅することに。同じく金塊を求める大日本帝国陸軍「第七師団」や、元新撰組の土方歳三との戦いに身を投じていく。屈強な軍人の杉元をスマートな山崎が演じることについて、発表時には驚きの声も上がった。しかし、約10kg増量し撮影に挑んだ山崎の演技に対し、作者も太鼓判。間近で接していた久保監督から見て、どのような点が魅力に写ったのか。○■山崎賢人と杉元佐一の共通点は「芯から出ている優しさ」――主演の山崎さんが発表された時は、驚きもありました。監督から見てどのような存在ですか?僕が監督に決まるより先に賢人くんが杉元に決まっていたので、会うまでに勉強をしなきゃと思って、賢人くんの映画作品を全部見直しました。野田先生も「山崎さんは杉元と本質的に似てるところがあると思う」とおっしゃっていたそうですが、賢人くんの魅力はやっぱり芯から出ている優しさを純粋に持っているところ。とにかくセリフが自然に出てくる方だと思います。なおかつ、ほっとけないお芝居をするので、作品を観ていても賢人くんを追いたくなっちゃうんです。実際に会ってみたら、印象と違わずピュアにお芝居をされる方で、杉元の持っているものと合致していたので、そこからいろいろ肉付けできればと思いました。原作から杉元のシーンだけをつないで、僕がオタクとして杉元の戦闘スタイルやシーンごとの感情についてまとめた「杉元ノート」を作っていたので、実際に会った時にお渡しして。それから杉元として目指す肉体の写真を見せて「これぐらいに仕上げてほしい」とお願いもしました。ご本人は撮影までに約10kg筋肉をつけてくれて、本当は2年はかかるところを、半年くらいで仕上げてきてくれたんです。ノートには杉元の戦い方をパターン化して通常型、不死身型、暴走型と分類し、不死身の杉元の誕生の経緯や、目指したい肉体、杉元についている傷の参考資料、それから映画の先の原作の展開なんかもまとめました。「ここまでの展開の中で、映画ではこの時の心情を描きたい」ということを、杉元だけでなく主要人物の分も作成しています。そこから、杉元が持っている元々の優しさに乗せるように、過去のシーンを撮らせてもらいました。プロデューサーやスタッフにお願いして、村を去るところから、そのまま二〇三高地を撮らせてもらったんです。二〇三高地は、登場人物たちの心に深く刻まれているからこそ、撮影の最初に感じてほしいなと。第七師団の主要メンバーにも全員参加してもらって、本当は4日間の予定だったんですけど、こだわって10日くらいの撮影になりました。でも、二〇三高地で「不死身の杉元」が生まれるわけで。むちゃな戦争に行かされて、その中でも生き残るための狂気を持つという気持ちを体験してもらうことができたので、その後はもう大自然の中で本人が考えて演じてくれたと思います。■久保茂昭監督1973年生まれ。これまで、EXILE、安室奈美恵、DREAMS COME TUREなど数々の有名アーティストのミュージック・ビデオを500作品以上監督し、「VMAJ年間最優秀ビデオ賞」を5年連続受賞。ドラマ『HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』(15)を皮切りに、同シリーズの映画公開作品を監督。その他の監督作品に、高橋ヒロシによる不良漫画の金字塔『クローズ』『WORST』のコラボ映画『HiGH&LOW THE WORST』(19)や『小説の神様 君としか描けない物語』(20)などがある。(C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
2024年01月27日幼少期に手塚治虫の漫画を読みふけったことが漫画家になる原点だったという浦沢直樹さん。手塚漫画をリメイクした『PLUTO』に込めた想いに迫ります。子どもたちに希望のある未来を示すのが我々の役目だと思う。Netflixオリジナルとして制作されたアニメ『PLUTO』は、『鉄腕アトム』に収められた「地上最大のロボット」というエピソードを下敷きにして浦沢直樹さんが新しいストーリーに仕上げた一作。誰もが知る手塚治虫さんの代表作をリメイクするにあたっては、少し意外な経緯があったのだとか。「手塚先生の『鉄腕アトム』では2003年4月7日にアトムが誕生するんです。それで現実にその日が迫った時期に、手塚プロダクションから漫画界を挙げてアトムの誕生を祝うような企画を考えたいというお話をいただいて。そこで僕が勢い余って大それたことを言っちゃったんですよ。『手塚作品をオマージュしたイラストを描いたりするのもいいけど、「地上最大のロボット」のリメイクに真正面から挑むような気骨のある漫画家はいないもんかね』って。そしたら周りの編集者に『そんなの自分がやればいいじゃん』ってツッコまれてしまったんです。いやいやいや…と思って。僕は5歳のころからこの作品とともに生きてきましたから、ものすごいものを背負い込んでしまったなと(笑)」実際に手塚プロダクションからGOサインが出た際には「プレッシャーで全身に蕁麻疹が出た」と当時を振り返った。「地上最大のロボット」は浦沢さんにとってそれほど大きな存在だったのだ。「生まれて初めてこんなに切ない話を読んだという感覚になったんですよね。子どものころにはっきり意味が理解できる物語って、いわゆる“正義と悪”の図式になっていて勧善懲悪なものが多い。でも『鉄腕アトム』は悪者として登場するキャラクターにも心があるし、敵に勝っても嬉しくない、戦いなんて無意味だと問いかけてくる。当時は『なんなんだこれは』と理解が追いつかなくて、なにか重いものを投げかけられた感覚だけがあった。でもわからなかったからこそ、人生を懸けて追いかけていくものになったんです」リメイクが発表されると、世間からは「なんで私が『地上最大のロボット』を一番好きだと知ってるんですか?」というリアクションをもらうこともあったという。「そこで初めて、この物語を愛している人がたくさんいることに気づきました。当時はSNSのようなつながりがありませんでしたから、みんながひとりでこの作品への想いを温めていたんですね」『鉄腕アトム』の連載開始からおよそ70年が経つ現在もそうして読み継がれていることについて、「おそらく、手塚作品はわかりやすい勧善懲悪ではないぶん、難しいんですよ。でもだからこそタイムレスな魅力があるんです」と語る浦沢さん。そこには革新的な漫画表現に加え、人間の愚かさや争うことの虚しさを一貫して描いてきた手塚作品の強度がうかがえる。「リメイクするうえでは、『鉄腕アトム』は素晴らしかったと単に懐古主義に陥るんじゃなくて、この作品が問いかけたメッセージが今もなお有効であることを伝えたいと思っていました。もしかすると、1964年に『地上最大のロボット』が発表されて以降、2023年の今が一番、この物語の適合する時代かもしれない。それは逆に問題でもありますよね。反戦の願いを込めた話は、人類がいろんなことを克服して、いつか古びたものになるべきだから」手塚さんが『鉄腕アトム』ならびに「地上最大のロボット」で描き、『PLUTO』へと受け継がれた想い。それは、いつの時代も人と人は争うけれど、そこに根本的な解決はないということ。ならば、人の残酷さや憎しみを持つ心はどのように行き場所を見つけるのか、というもの。「今の世界の都市の風景を見ると、私たちは手塚治虫が願いを込めて描いた未来像を一生懸命実現しようとしてる気もするんです。我々はそうした希望のようなものを描かないといけないと。子どもたちが目指したいと思う未来を提示するのが、漫画家の役目でもあるのだと思います」浦沢さんがそうした大きなものを背負って『PLUTO』を作り上げていく作業は大変な面も多かったというが、全8巻の濃密な物語を読むと見事に浦沢さんの作風になっているのがわかる。しかし、企画がスタートした当初は原作の『鉄腕アトム』を踏襲した絵柄を提案したこともあったのだそう。「やっぱり手塚先生の絵に自分が手を加えるなんてあり得ないと思っていたので、原作の権利を持つ手塚眞さん(手塚治虫さんの長男)に提案したプロットは、原作のアトムの絵のまんまだったんです。しかしそれに対して眞さんは『ぜひ浦沢さんの絵で描いてほしい』と言ってくれた。自分の絵で描き出すと、やっぱり自分の漫画になっていくんですよね」“自分の漫画になる”というのはどういう感覚だったのだろう?「もちろん骨子としての『地上最大のロボット』のストーリー展開は絶対に守らないといけないんだけど、決まったラストに向けてならどこまでも脇道に逸れていいという気持ちでいました。前半に登場するノース2号のエピソードなんかに関して言えば、改めて原作を読み返して『あれ?こんなに短かったっけ?』と思ったくらいで。子どものころに読んだ記憶のなかではもっとたくさんシーンがあったのに、見返してみたらないんですよ。要するに僕が勝手に妄想してたってことで。だから『PLUTO』は、コマとコマの間で自分が妄想していたことを全部入れてみたような作品なんです。5歳で初めて読んだときから自分の頭の中で作り上げられた行間をそのまま描いたって感じですよね」浦沢さんはいつも、創作のある過程で「キャラクターが勝手に動き出す」瞬間を経験するのだという。浦沢作品に限らず1巻目と5巻目でキャラクターの顔が変化するような漫画もあるが、それは浦沢さんによれば「物語の中でキャラクターがどんどん未知のことを経験していくことで、育つから」なのだとか。「描いてると、演技プランをどんどんキャラクターが言ってくるんです。『ここで泣きましょうか?泣き方はこんな感じがいいんじゃないですか?』って。それに従って描いていくので、そうなってくると本当楽しいんですよ」浦沢作品におけるキャラクターの「表情」はいつも繊細だが、勝手に動き出していたと考えると興味深い。今回のアニメでも、表情は注目ポイントのひとつ。「漫画とは喜怒哀楽をシンプルに表現するものだと思われているかもしれませんが、僕はその間にある数え切れない表情を描こうとしてきたんですよね。実は『PLUTO』の主人公であるゲジヒトって、ドイツ語で“表情”を意味するんです。そんな名前を付けた当時の手塚先生はすごいという話なんですが(笑)。ロボットを人間に近づける際にも顔の動きはすごく大事な要素で、アトムのような高性能な人型ロボットは表情も人間に似せる必要がある。だからこの作品では、ロボットを描くときも人間を描くときと同じように感情の機微を表現しようとしました。なんともいえない表情をするのが人間らしい証しですからね」完成したアニメを見た際には、原作者の性というべきか「脳が全部に反応しちゃって、まだ一気見できてないんです」と話す浦沢さん。「あそこまで動くとね、アニメではこうやるのか!とすごく感慨深いですよ」と興奮を露わにする。今の世に投げかけられる「地上最大のロボット」と『PLUTO』の物語は新しい視聴者にどう受け止められるだろうか。「手塚先生は『鉄腕アトム』を通して、“AIは感情を理解できるのか”といったテーマも描いていて。それは今考えるとすごく先を行ってますよね。ただ、当時から技術の進歩に対してそんなに無邪気ではなくて、『大丈夫か?』という感覚で物事を見てる。僕も“進歩”って言葉は非常に怪しいと思っていて、視点を変えると退化していることもありうるわけですよね。目の前にある二次元の情報に近づきすぎるのではなく、時にはちょっと目を離して物事を対象化して見てみることも大事だと思う。もし今回のアニメを見てから漫画の『PLUTO』、手塚先生の『地上最大のロボット』へとさかのぼって見ていただけることがあれば、そうしたパースペクティブな視点を体感してもらえるのかなと思っています。現在から距離を置いて歴史の奥行きを知ることは、ものすごい刺激になると思うんですよね」【手塚治虫】数々の名作を残し今も読み継がれる「漫画の神様」。『鉄腕アトム』をはじめ、『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』など今も世界中で多くの人に読み継がれている傑作を生み出し、「漫画の神様」とも呼ばれる存在。映画のような大胆なコマ割りや時間・空間の新しい表現を開拓し、漫画を芸術の域にまで押し上げた立役者でもある。“生命の尊厳”をテーマに掲げた作風を含め、後進にも多大な影響を及ぼしている。【浦沢直樹】漫画界の第一線で幅広いジャンルを描き続ける天才。1983年にデビューして以降、女子柔道を描いた『YAWARA!』や天才脳外科医を主人公に据えた『MONSTER』などの漫画を次々と発表。前者ではコメディタッチでスポーツと青春を描いた一方、後者では重厚な社会問題をテーマにサスペンスドラマを編み、こうした相反する作風を巧みに使い分けて多くの人を魅了してきた。長い時間軸で物語を展開するのも特徴のひとつ。『PLUTO』世界最高水準のロボットが次々に破壊される事件が発生し、刑事ロボットのゲジヒトやアトムも標的に。10月26日よりNetflixにて世界配信。©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション/「PLUTO」製作委員会※『anan』2023年10月4日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)取材、文・原 航平(by anan編集部)
2023年10月26日現在放送中のアニメ『久保さんは僕(モブ)を許さない』は、存在感ゼロのモブ男子・白石純太とクラスメイトの“ヒロイン級”美少女・久保渚咲が織りなす、思春期スイートコメディ。久保を演じる花澤香菜さんは二人の関係がなんとも愛らしいと話す。自分たちの気持ちにまだ気づいていない、二人の青春に自分自身を重ねていた。「白石くんはクラスで目立たない上に、その場にいるのに先生から点呼の際に名前を呼ばれなかったり、コンビニのドアが反応しなかったり(笑)。傍から見れば可哀想なんですけど“僕はそういうタイプだから”と受け入れている。そんな白石くんが気になる久保さんは、いろんなことを仕掛けるんです。ある時は膝に乗って、またある時は恥ずかしい言葉を浴びせて。そんな久保さんに翻弄されつつ、次第に人生を楽しむようになる白石くんが見どころです」この作品は単なるラブコメではない、と言う。それは二人が、まだ自分の気持ちに気づいていないから。「久保さんは白石くんに対する感情が恋愛なのかどうか、よく分かってなくて。白石くんの何気ない言葉に赤くなっちゃうんです。客観的に見れば“それは恋愛でしょ?”と思うけど、本人は全然気づいていない。そこが可愛いですよね」オープニングテーマ「ドラマチックじゃなくても」は、今作のために書き下ろされた楽曲。ウェットで瑞々しい歌声に、フルートやストリングスが優しい雰囲気を増幅する。「白石くんと久保さんのやり取りがすごく尊くて。こんな高校生活があったらなとか、いや忘れているだけで自分にもこういうことあったのかもなとか。学生ならではの時間が詰まっている作品なので、それを思い起こさせるような歌詞と、ちょっとノスタルジックなメロディが作品にピッタリだなと思っています」MVの監督を務めたのは山岸聖太さん。花澤さんの希望で決まった。「2019年に乃木坂46さんのMV『路面電車の街』でご一緒したことがあって。映画のような映像がとても素敵だったんです。絶対、山岸さんにお願いしたいと決めていました。今回のMVは思い出の場所を巡る内容。大切な時間・場所・人に思いを馳せて、なんでもないことが一番幸せなんだと感じてもらえるはずです」楽曲にかけて最近のドラマチックな出来事を聞くと、意外なエピソードが飛び出した。なんと自宅でトカゲを見つけたことだそうだ。「え?ドラマチックですよね?(笑)小さい頃から爬虫類が好きなので、テンション上がりました」少女のように無邪気に話す花澤さんだが、今年は仕事と私生活のバランスを上手くとれるようになりたいと語る。「不器用なタイプなので、毎日が全力投球だったんです(笑)。でも、最近は緩急が大事だと思うようになりました。アクセルを踏む時は思いっきり踏むけど、たまには休むことも大切。無理せず邁進したいです!」シングル『ドラマチックじゃなくても』。2月1日発売。表題曲は放送中のTV アニメ『久保さんは僕を許さない』オープニングテーマ。【初回限定盤(CD+BD)】¥2,200【通常盤(CD)】¥1,500(PONY CANYON)はなざわ・かな東京都出身。声優、歌手として活躍。『久保さんは僕を許さない』にはヒロインの久保渚咲役で出演。今年2月に東京、3月には大阪にて「HANAZAWA KANA Billboard Live 2023」が決定している。※『anan』2023年2月1日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・森 俊輔ヘア&メイク・宇賀理絵取材、文・真貝 聡(by anan編集部)
2023年01月29日乃木坂46・久保史緒里が主演を務める映画『左様なら今晩は』の完成披露上映会が11月1日、都内で行われ、舞台挨拶に映画初出演&初主演となる久保史緒里、共演の萩原利久、高橋名月監督の3名が登壇した。本作は、漫画家・山本中学による人気漫画を実写映画化したハートフルラブコメディ。久保演じるウブでピュアな幽霊の愛助(アイスケ)と、萩原演じる恋に不器用なサラリーマン・陽平の奇妙な共同生活を描く。久保史緒里舞台挨拶には、劇中の愛助と同じ白いワンピースの久保、紺色のセットアップ姿の萩原、そして真っ赤な衣装の高橋監督が登場。久保は、幽霊役という今回のオファーを受けたときのことを「初めての映画の主演で幽霊役、とてもびっくりしました」と振り返り、役作りについて聞かれると「愛助は幽霊ではあるけれど、人間らしい会話を意識していきたいと思って演じていました」と語った。幽霊の愛助と突然共同生活をすることになる陽平を演じた萩原も、本作の設定について「ホラーというよりファンタジーで、描かれているのはごく自然な日常でした。しかも陽平は地球のどこにでもいそうな人のイメージで(笑)原作もふたりのやりとりが可愛らしかったので、そういう部分をスクリーンを通してお届けできたらな、と思っていました」と語った。高橋監督は、「ふたりとも自分の中にあるものを、すっと(お芝居に)持ってこれる俳優さんなので、そういう部分が出せるように撮影していました」と振り返った。高橋名月監督本作の舞台は広島県の尾道市。愛助は備後弁を話すキャラクターということだが、「標準語のイントネーションとのほんの些細な違いを出すのが難しくて、指導の先生につきっきりで教えてもらっていました」と話す久保に、萩原は「(久保さんは)本読みの段階で方言を話せていたんですよ。やっぱりすごいなぁって」と感心する様子を見せていた。萩原利久「驚かせてやりたいですよね。ちょっと塩の位置変えたり(笑)」萩原利久さらに本作の設定にちなんで、「もし自分が幽霊と共同生活をするなら?」という質問で、それぞれが「幽霊との理想の共同生活」を発表。「お化けYouTuberとかいいんじゃないかなって、思いつきました(笑)」という萩原のアイデアに、久保も「発想がさすがです(笑)向いてそう!」とコメント。高橋監督の「幽霊とお酒を飲みたい」という回答に萩原は、「(幽霊が飲む)お酒は減らないですしね!(笑)」とひらめき、納得する一同。実際に劇中では、愛助と陽平が晩酌をする場面も登場するという。対して久保は「あの……、こんなことを言うのはあれかもしれないんですけど……」と恐る恐る切り出し、「実は私、幽霊系が本当に苦手なんですよ……(苦笑)できることなら出てきてほしくないなって思ってしまいます(笑)」とまさかの告白に会場を沸かせた。もし自分がその幽霊の立場だったら、と聞かれた萩原は「驚かせてやりたいですよね。ちょっと塩の位置変えてみたり(笑)」といたずらに答え、久保も「やっぱりそうなるよね(苦笑)」と、和気あいあいとした様子を見せた。本作は11月11日(金)に公開となるが、久保は「ここから公開日を迎え、皆さんのもとに届いていくんだな、と思うと緊張します。ただ、撮影では尾道の空気に癒されて、この地だったからこそ、緊張している中でもアップを迎えられたので、皆様にも是非、尾道の景色を楽しんでいただきたいです」とメッセージを残した。萩原も「撮影中にも細かいことを話し合いながら、丁寧に作っていった作品なので、是非一度と言わず二度、三度、四度、五度と観ていただけたら嬉しいなと思います」とコメント。監督も「衝撃的な展開があったり、観た人の人生が変わってしまう作品ではないですが、皆さんの人生に寄り添っていける、長く愛される作品になればいいな、と思っています」と本作にかけた想いを語った。『左様なら今晩は』本予告『左様なら今晩は』11月11日(金)公開©︎2022 山本中学・少年画報社/「左様なら今晩は」製作委員会
2022年11月02日ゆるやかで飾らない空気、折り目正しいパーソナリティ。一本芯の通った美しさで、同性のハートも掴んでしまう3期生・久保史緒里さん。かわいいけれど甘すぎない、“微糖”な癒しパワーはどこからくるのか?その秘密に迫ります。新時代の乃木坂46を担う中心的メンバーでありつつ、映像作品や舞台のソロ活動も絶好調。見る人の心を和ませる無垢なルックスとしっかり者な内面のギャップが魅力の久保史緒里さん。最近はそこに大人の余裕も加わって…?「…きたかもしれません(笑)。5期生が加入して自分の立場を客観視したら、もう若手ポジションじゃないなって気づいて…!後ろから見守る視点を持ってみたら気持ちにゆとりができたかも」忙しい毎日の癒しは野球観戦。大好きな東北楽天ゴールデンイーグルスを応援する時間が最高のごほうびタイム。「楽屋でも移動中もスマホで生中継を観てます!試合を観られるだけで幸せだけど、最高なのは手作り餃子を食べながら家でテレビ観戦するひととき。お肉以上に白菜のみじん切りをたっぷり入れる久保家オリジナルレシピの餃子を焼いて、ビールを片手に観戦する瞬間は最っ高!野球を観て、頑張っている選手たちに勇気をもらって…。そしたら疲れも吹き飛んで、明日からも頑張れます」試合の行方はもちろん、それぞれの選手の野球との向き合い方などプロとしての姿勢に影響を受けることもしばしば。「バットなどの仕事道具を自分で手入れされてるとか、そういう選手のお話を聞くのが好きなんです。そうそう、私が好きな茂木栄五郎選手は打席に入る前に必ず『お願いします!』とお辞儀をするんです。その誠実な姿勢が素敵だなって!」この日の久保さんも撮影中、スタッフがお直しに入るたびに「ありがとうございます」とにっこり。現場を和やかにするこまやかな気遣いは、野球から?「いえいえそんな…!でもほんとどんなお仕事でも挨拶や礼儀が一番にくるとは思います。とはいえ私、“はじめまして”の現場が大の苦手で…顔合わせの前夜は一人で泣いちゃうくらい。だから結局挨拶も小声になるんですけど(笑)」そんな戸惑いとは裏腹に、活躍の場は広がる一方。上演中の舞台『桜文(さくらふみ)』では、笑顔を失った花魁という難役に挑む。「見せない涙や辛い過去を隠して生きる吉原随一の花魁・桜雅。でもその涙があったから花魁という高みに上り詰めることができたのかな…。影が濃いほど、人ってより強く輝ける。役作りの上では乃木坂46の6年間で学んだことが生きています。曲の振り入れでも上手くできずに悔し涙を流す子もいたり、舞台裏の苦しみはアイドルにももちろんあって…。でもファンの皆さんがいてくださるから、どんな苦しみも消化して元気にステージで輝きたいと思えるんです」さらに11月には主演映画『左様なら今晩は』の公開も。久保さんは、ごく普通のサラリーマン男子の部屋に現れた美少女幽霊・愛助(アイスケ)を演じる。かわいらしさだけじゃなく、愛助の品格ある存在感。それこそが久保さんが愛助を演じる大きな意味になっている。「そう思っていただけたらうれしいなあ…!愛おしい存在でありつつも、観る人にとって甘すぎないよう、そのさじ加減を演技では意識していたので」そしてふとした瞬間に見せる愛助の笑顔は、思わずぎゅっとしたくなるほどけなげでピュアで…。やっぱり久保さんの笑顔は人を幸せにする癒し。「実は自分の笑った顔って長いこと好きになれなかったんです。自分をより良く見せようとライブで笑顔を封印していた時期もあったほど(笑)。でもこの仕事を通して人と話すのが大好きになって…そうしたら自分が一番自然な表情でいるのって、人と話して笑ってるときだって気づいたんです。それにファンの方々に『笑った顔が好きだよ』って言っていただけたのも自信になりました。だからいまはライブでも思いっきり笑います!皆さんと共有している時間がただただ楽しいから、かわいく笑おうとかは思いません(笑)。私にとってもライブは最高の癒し。ファンの皆さんやメンバーと触れ合えるパワースポット的存在です」グループ活動に、お芝居に…。それは憧れ続けた元乃木坂46の1期生・生田絵梨花さんが走ってきた道でもある。「体力的にキツいとき…『でも生田さんは両立されていたんだ』って思うと背筋がしゃんとするんです。今度は私の背中を後輩たちに見せる番だって」野球に癒され、憧れに背中を押されて走る秋。「クライマックスシリーズ、楽しみだな~」と見せた笑顔に、さらなる充実のシーズンをつれてくる。久保ちゃんの癒しの法則01:疲れたときは好きな世界にとことん浸る。「東北楽天イーグルスの試合観戦はどんな疲れも吹き飛ばす癒し。餃子を頬張りながらのテレビ観戦も最高だけど球場で観るときのライブ感は格別。座った瞬間ビールを買って…。あ~睡眠時間を削ってでも行きたいっ!」久保ちゃんの癒しの法則02:挨拶をきちんとが気持ちいい。「“はじめまして”の現場が多いからこそ、挨拶はしっかり。楽天・茂木選手の礼儀正しさを見習って始めたことですが、実は人見知り。顔合わせ当日はどうしてもおそるおそるの小声挨拶になっちゃいます…(涙)」久保ちゃんの癒しの法則03:後輩はのんびり見守る。「5期生の加入で、妹が増えました。でも引っ張るよりも、後ろから見守る側に回ってみたら心に余裕ができました。以前はがむしゃらすぎて周りが見えなくなっていたけど、俯瞰することで息抜き上手にもなってきたかも」くぼ・しおり2001年7月14日生まれ、宮城県出身。3期生。歌、演技、MC力に定評あり。愛称くぼちゃん。舞台『桜文』(東京~9月25日、以降地方公演)、映画『左様なら今晩は』(11月11日公開)と多方面で活躍。※『anan』2022年9月14日号より。写真・伊藤香織(The VOICE)スタイリスト・SHOCOヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER)取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2022年09月11日日本代表の久保建英選手を直接指導するなど、世界で活躍するトップ選手にコンサルティングや指導を行い、パリ・サンジェルマンの育成部門でダイレクターを務めたダビッド・エルナンデス氏。10年以上にわたるキャンプやクリニックを通じて日本人選手についても熟知している指導者です。前編では、ダビッド氏が考えるスペインと日本で育成年代の選手において11の違いをお伝えしました。後編では、日本人選手が世界で成功するために必要なトレーニングなどを伺いました。パリサンジェルマンの育成部門でダイレクターを務め、かつては久保建英選手を直接指導していたダビッド・エルナンデスさん<<前編:パリ・サンジェルマンでダイレクターを務めた指導者が語る、スペインと日本で育成年代の選手における11の違いとは?■日本がW杯で優勝するために分析すべきこと――なぜ日本人選手は成功するのが難しいのでしょうか?まずサッカー選手にとって「成功する」とは何を意味するかを定義しなければいけません。もしそれがサッカーをプレーすることを楽しみ、その後の人生において大切な能力や価値を身につけるということを意味するなら、日本人選手は既に成功していると言えると私は考えます。一方で、もし日本代表が世界ランキング上位のチームに勝つことや、ワールドカップで優勝することとするなら、改善すべき点について分析するべきかもしれません。――改善すべき点とはどのようなことでしょうか?前編でもお話したように「率先力」「理解力」「柔軟性」「量」「質」「規律」「努力」「積極性」「順序」「コーディネーション」「評価」これら11の要素があげられます。■日本では正しいとされる会話の「順序」が、スペインやイタリアでは通じないことも――11の要素に含まれている「順序」とはどのようなことでしょうか?どんな国でもトレーニング形式はその国の伝統や文化に影響を受けるものです。日本の場合も同様で、いくつかの場面では日本の伝統や文化がとても良い影響を与えていると考えています。日本のチームが試合後にロッカールームを使用前と同じかむしろ使用前よりも綺麗にしている画像が欧州ではたびたび話題になります。また、日本チームが試合に負けた後、ファンに敬意を払い負けたことを謝ったり、応援してくれたことに感謝したりする写真もよく目にします。しかしこうした影響はいつもポジティブに働くわけではありません。日本人にとっては会話において「順序」を尊重することが大切です。他人の時間や空間を邪魔しないことが正しい振る舞いとされています。こういったことはスペインやイタリアの文化とは大きく異なっています。私たちスペイン人にとっては、ジェスチャーをしたり、話すときに腕を動かし、相手を触ったりするのは普通のことです。相手が話し終える前に遮るように話すことも普通なのです。この「順序」という概念は人生の多くの場面でメリットをもたらしますが、サッカーのトレーニングや試合ではデメリットになると私は考えます。「順序」の概念も、サッカーのトレーニングや試合ではデメリットになるとダビッド氏は語りますサカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■日本人は腕や身体を使ってボールを奪う回数が少ない――それでは日本人がサッカーで成功するためには文化を変えなければいけないのでしょうか?いいえ、そうではありません。選手のプレーの戦術的な面を分析する時、トレーニングのプランニングを考える時、そしてトレーニングや試合中に、この点を考慮しなくてはいけません。正しくあることやルールを守ることは大切です。しかし、個人やチームのプレーにネガティブに働いてしまう慣習は修正しなければいけないということです。――例をあげていただけますか?例としては、ウイングの選手がボールを持ち、クロスを上げようとしています。多くの場合、日本のサイドバックの選手は強くプレスをかけずに相手に自由にプレーさせてしまいます。相手に介入しないのです。相手のプレーを遮るのに時間がかかってしまい、相手に有利な状態でプレーされてしまいます。もうひとつの例はボールを奪う場面で、相手のパスをインターセプトするか、五分五分のボールを奪うことがほとんどです。私の見解では、相手のスペースに入っていき腕や体を使ってボールを奪う回数が日本人選手は極端に少ないように思います。日本人選手は相手のスペースに入って腕や身体を使ってボールを奪うことが極端に少ない印象がある、と語るダビッド氏■日本人が世界で活躍するためにはどのようにトレーニングすべきか――ではどのようにトレーニングすべきなのでしょうか?ここではひとつの例しかあげていませんが、私が思うにこの「順序」という概念がプレーにネガティブな影響を及ぼしている場面はたくさんあります。まずやらなければいけないことは、普遍的な個人戦術(プレー原則)やポジションごとの個人戦術のひとつひとつをパフォーマンスとして発揮できているか分析することです。次に文化的な影響を受けている問題点を補完するための具体的なキーファクターを考えることです。そして最後に、その問題点に選手が直面し、解決方法を見つけるためのトレーニングを準備することです。――ではどのようにトレーニングすべきなのでしょうか?前編の「スペインと日本で育成年代の選手における11の違いとは?」では、それぞれの育成年代の選手の違いを「率先力」という観点から分析しています。近いうちに「日本サッカーと欧州のサッカー 11の違い」というタイトルで本を出版し、これらの要素を(定義、比較分析、事例、メリットとデメリット、指導法など)深掘りしていく予定です。また、エコノメソッドキャンプでは、先程述べた日本人選手の課題を改善するトレーニングを行っていますので皆様の学びになるはずです。<エコノメソッドサマーキャンプ2022 概要>【開催日時・場所】【中学生キャンプ】中学1年生~3年生京都クール8/12(金)-8/13(土)@大谷中学高等学校【小学生キャンプ】小学2年生~6年生奈良クール8/9(火)-8/10(水)@ヤナギフィールド愛知クール8/15(月)-8/16(火)@瀬戸SOLAN小学校千葉クール8/18(木)-8/19(金)@ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA川崎クール8/22(月)-8/23(火)@富士通スタジアム川崎高知クール8/27(土)-8/28(日)@野市ふれあい広場サッカー場対象小学生キャンプ:小学2年生~小学6年生中学生キャンプ:中学1年生~中学3年生基礎技術をしっかり持った中級・上級レベルの方※男女不問その他各種割引あり(友達紹介割引、兄弟割引など)宿泊・通いプランありエコノメソッドキャンプの詳細・お申込みはこちら>>エコノメソッドスクール公式HP>>ダビッドさんのトレーニングも紹介賢いサッカー選手を育てるDVD
2022年08月01日アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里が、映画『左様なら今晩は』(11月11日公開)の主演を務めることが14日、明らかになった。同作は山本中学による同名漫画の実写化作。ごく普通のサラリーマン・半澤陽平と、陽平の部屋に突如姿を現した幽霊・アイスケとの奇妙な共同生活を描き、歪な2人のハートフルでちょっぴり切ないラブストーリーが話題を呼んでいた。2022年1月に実写映画化が発表されていたが、幽霊の愛助を乃木坂46・久保史緒里が、陽平を萩原利久が演じることが明らかに。久保は映画初出演&初主演で、原作とは違うオリジナルのキャラクター設定で描かれる愛助は、生きている間に恋愛を経験しなかったウブでピュアな幽霊となっている。また、萩原がそんな愛助と共同生活を送ることになる平凡で恋に不器用なサラリーマン・陽平を等身大に演じる。監督・脚本は高橋名月が務める。○久保史緒里 コメント「久保が主演で映画を撮ります」あまりの驚きに、言葉を失いました。初めての映画出演。初めての主演。こんなにも恵まれた環境での挑戦に、感謝の気持ちでいっぱいです。今でも、撮影の頃の愛助を思うと、どこか愛おしいような…懐かしいような…そんな感覚に包まれています。他人事のようですが、愛助に今も会いたくて会いたくて。この感情をきっと陽平さんは感じていたのかなと思いながら振り返る日々。緊張と不安の中、素敵な共演者の皆様・スタッフの皆様に囲まれて、人生初めての経験は、輝かしいものとなりました。どうか、たくさんの方に触れていただけますように。宜しくお願い致します。○萩原利久 コメント半澤陽平役を演じました萩原利久です。久保史緒里さん演じる愛助と出会い、普通の日常から突然非日常な日々に変わりその中での陽平の成長だったり変化を演じるのはとても楽しかったです。普通のシチュエーションじゃないからこそ、1つ1つのシーンで監督や久保さん、スタッフの皆さんと丁寧に臨めたと思います。幽霊が出るとなんだか勝手にホラーを想像してしまう方もいるかもしれませんが、愛助と陽平の生活は本当に日本のどこかにいるんじゃないかと思えるくらい温かい作品です。決してホラーではございません。ぜひ、いろんな方に劇場で観てもらえたら嬉しいです。○高橋名月 コメント主演の久保史緒里さんと萩原利久さんに初めてお会いした瞬間「愛助と陽平はこの二人しかいない」と確信しました。お芝居に対してどこまでもストイックな久保さん、そしてどんな要求にも自由自在に応えてくれる萩原さん。だいたい同世代の2人と、お互いの意見や解釈を率直に交わしながら撮影ができたように思います。山本中学さんが作り上げた少し不思議なのにリアルで、それでいてコミカルな世界観の中で、久保さん萩原さんのお二方やそのほかキャスト、スタッフ一同力を尽くし、愛を込めた作品です。ぜひ劇場に足を運んでいただけますと嬉しいです。(C)2022「左様なら今晩は」製作委員会 (C)寺中一桂 (C)山本中学/少年画報社
2022年07月14日演劇企画集団「西瓜糖」の秋之桜子が新作を書き下ろし、秋之とタッグ経験のある寺十吾演出で上演される。そこで主人公の桜雅(おうが)花魁を演じる、「乃木坂46」の久保史緒里に話を訊いた。明治中期から後期を舞台に、決して笑わない女、桜雅花魁の切ない恋模様を描くこの『桜文』。脚本から感じた本作の魅力を、久保はこう語る。「最初に読んだ時に感じたのは、とにかく“苦しい”でした。桜雅が笑わない理由というのが一番のカギになってくる作品なのですが、ここまで苦しい役をやらせていただくのは初めての経験なので。彼女の過去から未来へと繋ぐものとして、ひとつ“手紙”というものが関係していくのですが、その描き方がとても面白いなと思いました」ビジュアル撮影では堂々たる花魁姿を披露していた久保だが、実は意外な不安があるようで……。「花魁らしい艶っぽさというのは自分発信のものだと思うのですが、いつもメンバーから『色気がないね』と言われていて(苦笑)。そこをどう作っていくのか、大きな課題かなと思っています。実はまだ、メンバーには今回の役柄について話はしていません。私の花魁姿を見た時にみんながどんな反応をするのか、今から楽しみです!」トップアイドルとして華やかに活動しつつ、「お芝居をすることが大好き」と、演じることへの強い情熱も見せる久保。中でも舞台で演じることの面白さを、どういった点に感じているのだろうか。「毎日同じシーンをやっても、毎日違う感情が沸いてきますし、初日の幕が開いてからも、また違う表現が見つかったりする。最後まで登り続けていけるかどうか、自分次第というのがすごく楽しくて!あとはやっぱりお客さんの反応がすぐに返ってくること。それも舞台の大きな魅力かなと思います」さらにグループでの活動を離れ、“久保史緒里”として舞台に臨む時、こんなことを心がけていると言う。「いかに“アイドル”というフィルターをかけずに観ていただけるかというのは、とても難しいことであり、最も私たちがやらなければいけないことだと思っています。舞台を観に来てくださった方に、純粋に作品を楽しんでいただけるよう、自分が違和感のピースのひとつにならないようにする。今回であれば、所作なども含めてひたすら花魁役を突き詰め、いかに作品に溶け込めるようにするか。そう言った点を大事に取り組んでいけたらなと思います。そして観たあとに、「あの子、乃木坂なんだね」とグループを知っていただくきっかけになれたらとても嬉しいですね」東京公演は9月5日(月)にPARCO劇場にて開幕。その後、大阪・愛知・長野と各地を巡る。東京公演のチケットは7月23日(土)より一般発売。取材・文:野上瑠美子
2022年07月13日元NHKアナウンサーの久保純子さんは、大みそかの『NHK紅白歌合戦』の司会を務めるなど、大活躍していました。プライベートでは、2000年に大学の同級生だった会社員男性と結婚。そして2002年に長女、2008年には次女を出産しています。現在はアメリカ・ニューヨークに在住。そんな久保さんのプライベートに迫ります!次女の卒業式に出席 この投稿をInstagramで見る 久保純子(@kubojunkony)がシェアした投稿 アメリカでは、今が卒業シーズン。久保さんは、「いつまでも小さいと思っていた娘も、9月からは高校生。感慨深いです。新しい世界をいっぱい冒険してね」、「#アメリカは13歳14歳で中学卒業」と次女の卒業式に出席したことを報告しました。投稿された1枚目の画像は、黒のノースリーブに黒のパンツスタイルで花束を持った姿。2枚目は、娘さんとのツーショット。娘さんの顔はハートマークで隠されていますが、輪郭や口元が母娘でよく似ていることがわかります。そして、久保さんのNHK時代と変わらぬスタイルや50歳とは思えないかわいらしい笑顔に見とれてしまいます。この投稿に、元フジテレビアナウンサー・中村江里子さんは「お嬢さん、輪郭や口元、ママにそっくり」とビックリ。ほかにも「ご卒業おめでとうございます‼素敵なハイスクールライフになりますように」「相変わらずお綺麗ですね!」「口元も輪郭も分け目もそっくりですね!素敵な笑顔の母娘写真に癒されました」「美のDNAはしっかりと受け継がれていきますね」などの声が届いています。現在、幼稚園の先生としても働いてる久保さん。いくつになっても挑戦しつづける姿に、とても刺激を受けます。
2022年06月27日アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里が、パルコ・プロデュース 2022 舞台『桜文』の主演を務めることが22日、明らかになった。同作は古き良き日本を舞台に、幽玄でエロティック、情感あふれる物語をユニークな感性で美しく描きだすことに定評のある秋之桜子による書下ろし作。明治中期の吉原を舞台に、当代随一と謳われる花魁・桜雅(久保)をめぐる耽美な悲恋の物語を描く。演出を手がけるのは寺十吾で、秋之とは『西瓜糖』でタッグを組んでいる。久保は吉原随一の花魁・桜雅を演じ、さらに若手個性派俳優のゆうたろうが、桜雅が少女時代に心から想い合っていた相手・仙太と、他人の空似ながら仙太と瓜二つの容貌だったために桜雅と深くかかわっていく小説家志望の青年・霧野一郎の二役に挑戦する。禿上がりの若い遊女である振袖新造の葵役は松本妃代、桜雅の髪を結い続け吉原随一の花魁となっても心許し信頼した髪結い・与平役は石倉三郎が務め、当代きっての大店、紙問屋の旦那で、物語が大きく動くきっかけとなる桜雅の豪華絢爛な花魁道中を開く西条宋次郎役に榎木孝明が決定した。石田圭祐、阿知波悟美、加納幸和、木村靖司、有川マコト、塾一久といった演技巧者も集う。東京公演はPARCO劇場にて9月5日~25日、大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて10月1日〜2日、愛知公演は名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)にて10月 5日、長野公演はサントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 大ホールにて10月8日○脚本: 秋之桜子 コメント三年前、お声がけ頂き、気がふれるほど美しく儚い物語をPARCO劇場で描きたいと『桜文』が立ち上がりました。コロナ、戦争と世界は大きく揺らぎましたが、この物語を紡ぐことが出来、上演となったこと嬉しく思います。主役の花魁役には乃木坂46の久保史緒里さん。清楚な透明感とともに憂いを帯びた目と儚さで、この舞台に様々な香りを放って頂けることでしょう。相手役の若き文士には優しい笑顔の中に男を感じさせるゆうたろうさん。そして人気実力とも充実の榎木孝明さん、石倉三郎さん。花組芝居の加納幸和さんはじめ骨太な舞台人の参加も決まり、演出は秋之と何度もタッグを組む寺十吾さんとなれば、そこにもう『桜文』の世界が匂い始め、この秋が待ち遠しくてなりません。○演出:寺十吾 コメントこれ言っていいのかしら? 実は作家の秋之桜子さんは元文学座の女優、山像かおりさんなんです。しかも秋之さんはある限定された時間内にのみ山像さんに降りてくるらしく、だから山像さん? に戯曲の質問をしてもまるでちんぷんかんぷん。これウソじゃ無いんです。今まで秋之さんと何度も仕事をしましたが本当なんです。現に秋之さんから夜中にメールが来ると山像さんのメールとはまるで質感が違って、しかも何かに取り憑かれたかの様な長文が多いんです。その秋之さんが今回描いた『桜文』は、文才に恵まれた花魁と美しい言葉や文章に恋焦がれた明治の若き文士との激しくも禍々しい恋の物語です。もちろん主人公の久保史緒里さんもゆうたろうくんも何かに取り憑かれないとこの作品に飲み込まれてしまいます。2人に一体何が憑依するのか? お楽しみに!○久保史緒里 コメント私が演じる桜雅は悲しい過去を抱えている、明治中期随一といわれていた花魁です。今回の台本を読ませていただき、この作品の世界観や桜雅の過去に触れて、パワーと衝撃のある作品だと思いました。花魁役を演じるのは初めてなのですが、目に見える部分は豪華で美しく綺麗でも、苦しい過去を抱えていたりと、その一人一人の背景を知れば知るほど深い世界だと思います。今回の役を演じる上で、当時の感じや所作はもちろん、いかに桜雅が過去に抱えている悲しさを表現できるか、というところもポイントになってくると思うので、頑張りたいです。今回の作品は私にとって挑戦となる舞台です。演出の寺十さんや大先輩の共演者の方々と一緒に演じていけたらと思います。作品の世界の絢爛さを舞台上からお届けいたしますので、ぜひ楽しみに劇場にお越しいただけたら嬉しいです。○ゆうたろう コメント霧野一郎役のゆうたろうと申します。『桜文』は僕自身はじめてのテイストの作品、そして久しぶりの舞台出演という事で気合いと高揚感とともに不安とプレッシャーをすごく感じています。課題も沢山ありますが稽古を重ねていく上で少しずつ役と共に成長出来る様全力で挑みますので是非期待していてください。それでは劇場でお会いできることを楽しみにしています!○榎木孝明 コメント初めての台本をワクワクしながら一気に読みました。興奮を覚えつつ、同時にストーリーは私の中で映像化していました。初見でそれが出来るか出来ないかは、舞台が成功するか否かの大きな条件です。もちろん今回は大成功で大傑作となり、満足げなカーテンコールの自分まで見えました。男の色気に加えて醜い嫉妬心まで要求される作品です。何とやり甲斐のある役柄でしょう。寺十吾さんは是非やらせてもらいたかった演出家です。出会いに感謝して精一杯努めたいと思います。
2022年06月22日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は俳優の久保乃々花さんです。昨年から俳優業を本格的に始め、話題のドラマや映画に次々出演!配信中のドラマ『鉄オタのぞみ、50キロ』で主演。「決まったときは本当にびっくりして、緊張しました。鉄道オタクの女の子を演じているので私自身もかなり詳しくなって、街を歩いていると鉄道に反応しちゃいます(笑)」。台本を読み込むときのルーティンが。「台詞を覚える前に、まず台本で知らない用語を調べて書き出しています。学生時代に戻ったみたいな感じで、知らないことを学べるのがすごく楽しい!漢字ドリルも買って、小説も読むようになりました。語彙力を身につけていきたい!」おしゃれインテリアを集めています。模様替え気分で、キャンドルやフラワーベースなど、ネットで買います!ハムスターの“小梅”。名付け親は母です!拗ねるとプイッとするのが可愛い!果物をあげると機嫌が直ります(笑)。独特なデザインに惹かれる~!食べ物がモチーフのiPhoneケースにハマり中。コロコロ替えてます。くぼ・ののか1999年生まれ。テレビ東京で放送中のドラマのスピンオフ『鉄オタのぞみ、50キロ』で主演を務め、4月から公開の映画『女子高生に殺されたい』では、森口ミキを演じる。※『anan』2022年3月23日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2022年03月22日山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が、主演・磯村勇斗、監督・城定秀夫で実写映画化。2022年7月8日(金)より、テアトル新宿ほか全国で順次公開される。山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が実写映画化『ビリーバーズ』は、常に先鋭的な作品を世に送り出し、カリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹によるコミック。「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作だ。<映画『ビリーバーズ』あらすじ>とある孤島で生活をする2人の男と1人の女。男の1人は「オペレーター」、女は「副議長」、もう1人の男は「議長」と互いに呼び合い、揃いのTシャツを着ている。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく。磯村勇斗が映画初主演&原作者の山本直樹も出演■主人公:オペレーター役:磯村勇斗主人公は、3人のうち最も序列の低いポジションに置かれ、純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動くオペレーター。宗教的な団体の中で、食欲、性欲などいかなる欲も捨て去り、浄化を目指す。演じるのは、映画初主演となる磯村勇斗だ。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ではヒロインと恋に落ちる心穏やかな好青年役、映画『ヤクザと家族』ではヤクザ相手に一歩も引かないアウトロー役など、幅広い演技をみせてきた磯村勇斗。第45回日本アカデミー賞では、『ヤクザと家族 The Family』・劇場版『きのう何食べた?』の2作品で新人俳優賞を受賞するなど、ますます注目を集めている。■副議長役:北村優衣物語のヒロインである副議長は、映画やテレビドラマ、バラエティと幅広く活躍する北村優衣が演じる。熾烈なオーディションを経て選び抜かれた存在感を発揮し、時に天真爛漫に、時に激しく全身全霊で演じきっている姿に注目だ。■議長役:宇野祥平議長は、3人の中で一番の狂気を見せる存在であり孤島のリーダーでもあるキャラクター。『罪の声』『本気のしるし』などの演技が特に高く評価され賞レースを席巻した宇野祥平が演じる。■第三本部長:毎熊克哉DVをふるう夫から副議長を救い出し、ニコニコ人生センターに勧誘した人物。副議長と恋仲の噂もある幹部。映画『ケンとカズ』『孤狼の血 LEVEL2』『猫は逃げた』などの毎熊克哉が演じる。■先生:山本直樹ニコニコ人生センターの信者たちから「先生」として慕われる人物。世間からは殺人集団と呼ばれる団体へと暴走する。原作者の山本直樹本人が出演。音楽は曽我部恵一音楽は曽我部恵一が担当。不穏かつ繊細なサウンドトラックと、書き下ろしの主題歌「ぼくらの歌」が、映画『ビリーバーズ』をさらに深淵な境地へと導いている。監督は城定秀夫過激な内容ゆえ実現不可能とも言われた漫画『ビリーバーズ』の映像化に挑むのは、城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得し、2021年には瀬戸康史主演『愛なのに』を手がけ、2022年には田中圭主演『女子高生に殺されたい』も公開となる城定秀夫が、自ら実写映画化を熱望した。長年のファンであるという山本直樹へ最大限のリスペクトを込めながら、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交えた映像世界をつくり上げる。【詳細】映画『ビリーバーズ』公開時期:2022年7月8日(金) テアトル新宿ほか全国順次公開原作:山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)監督・脚本:城定秀夫出演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹制作プロダクション:レオーネ配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS製作委員会:『ビリーバーズ』製作委員会※R-15■ムビチケ発売日:4月22日(金)~価格:1,400円特典:ニコニコセンターマーク入りの オリジナルステッカー ※数量限定
2022年03月17日「YAWARA!」や「20世紀少年」などで知られる浦沢直樹先生が、令和4年3月5日開催予定の「第8回全国漫画家大会議 in まんが王国・土佐」に出演決定しました。今回、そのコラボ企画として、高知まんがBASEにおいて、「浦沢直樹原画展」を開催します。「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中の「あさドラ!」の原画約30点を展示します。【原画展の概要】展示内容: 「あさドラ!」原画 約30点開催期間: 令和4年2月18日(金)~3月23日(水)開催場所: 高知まんがBASE 1階まんが読書コーナー高知市丸の内1-1-10 県立公文書館内開館日時: 月・水・金 13:00~19:00土・日・祝日 10:00~17:00休館日 : 火・木※高知まんがBASEの開館時間中にご覧いただけます。HP : 入場 : 無料〈参考〉「第8回全国漫画家大会議inまんが王国・土佐」での浦沢直樹先生の出演内容タイトル: 浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知開催期間: 令和4年3月5日(土)開場19:00 開演19:30開催場所: 高知県立美術館 美術館ホール定員 : 200名 ※事前チケット購入者のみ入場可能チケット: 2月11日(金)より販売開始詳細は「浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知」の特設ページをご覧くださいHP: ●主催主催:まんが王国・土佐推進協議会(事務局:まんが王国土佐推進課)チラシ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月14日1月26日深夜に放送されたニッポン放送『乃木坂46のオールナイトニッポン』内で、3期生の久保史緒里が2月16日放送回からのパーソナリティを担当することが発表された。2016年3月からスタートした『乃木坂46新内眞衣のオールナイトニッポン0』、そして2019年4月からスタートした『乃木坂46のオールナイトニッポン』と足掛け6年、パーソナリティを担当した2期生・新内眞衣から番組を引き継ぎ、久保は2代目のレギュラーパーソナリティとなる。生放送の途中で新内が新パーソナリティをスタジオに呼び、スタジオに久保が生登場。25時47分に就任第一声となった久保は、「オールナイトニッポンリスナーの皆さん、2月16日からお世話になります、2代目パーソナリティを務めさせていただきます、宮城県出身、20歳の久保史緒里です」と緊張しながらの挨拶。「私、結構震えることないんですけど、今本当に震えてます。できることなら呼んでほしくなかった(笑)」と話した。久保が「初めてのレギュラーがオールナイトニッポンって、大丈夫かなって思います」と不安を語る中、新内からは「私も最初は緊張しましたよ。今も緊張してるから大丈夫」と優しくフォロー。久保は週替わりのパーソナリティとして番組に出演した際、地元の宮城県を語ったり、人間味あふれるトークがリスナーの中で話題になっていた。番組スタッフからも久保のトークスキルと将来性を期待する声があがり、2代目パーソナリティに就任することとなった。なお初代パーソナリティの新内は、2月10日に東京・東京国際フォーラム・ホールAで行われる卒業セレモニーをもってグループから卒業することがアナウンスされている。新内が同番組に出演するのは卒業前日の2月9日がラストとなり、残りの出演は2回となる。<番組情報>ニッポン放送『乃木坂46のオールナイトニッポン』放送日時:毎週水曜25:00~27:00ニッポン放送をキーステーションに全国ネットで生放送パーソナリティ:新内眞衣(初代) / 久保史緒里(2代目)番組ハッシュタグ:#乃木坂46ANN番組公式サイト:
2022年01月27日久保帯人の人気漫画『BLEACH』生誕20周年を記念した初の原画展「BLEACH EX.」が、渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホールで開催される。期間は2021年12月18日(土)から2022年1月16日(日)まで。人気漫画『BLEACH』初の原画展『BLEACH』は、「週刊少年ジャンプ」で2001年から連載を開始した久保帯人による人気漫画。霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護が、ある日突然現れた死神・朽木ルキアらとともに、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊たちと戦う。2018年には福士蒼汰を主演に迎えた実写映画も話題となった。そんな『BLEACH』が、2021年に生誕20周年を迎えるにあたり、初の原画展「BLEACH EX.」を開催。久保帯人による美しい原画を眺めることができる、ファン垂涎のイベントだ。展覧会の詳細は明らかになっていないが、「20年の歩みを、魂で体感せよ―」といったコピーが添えられており、『BLEACH』の歴史を振り返るような内容となりそう。テーマソングはキタニタツヤの書き下ろし開催に先立ち、「BLEACH EX.」のプロモーションビデオも公開。映像内と共に聴くことができる「BLEACH EX.」のテーマソング「Rapport(ラポール)」は、ヨルシカのサポートメンバーやsajou no hana(さじょうのはな)のメンバーとしても活躍するキタニタツヤが書き下ろしたものだ。【詳細】BLEACH生誕20周年記念原画展「BLEACH EX.」開催期間:2021年12月18日(土)~2022年1月16日(日)※2022年1月1日(土・祝)は休館開館時間:11:00~20:00(最終入場19:30)会場:渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1■チケット情報一般抽選受付:10月21日(木)よりローソンチケットで発売・平日券/土日祝日日時指定券一般/学生2,000円、中学生/高校生1,500円、小学生1,000円・グッズ付き 平日券/土日祝日日時指定券一般/学生/中学生/高校生/小学生 3,600円※平日券には日時指定なし。※「グッズ付き平日券」「グッズ付き土日祝日日時指定券」は特典グッズの引換券が付いたチケット。特典は会場にて引換。※特典はオリジナルケース入りノート&ステッカー。※特典グッズは本チケット限定の特典。公式ショップでの販売はなし。※変更・中止・延期などの可能性もある。最新情報は公式サイトで確認。【問い合わせ先】ヒカリエホールTEL:03-5468-5088
2021年10月21日キタニタツヤの新曲「Rapport(ラポール)」が、2021年11月23日(火)に配信リリース。渋谷ヒカリエで開催される久保帯人の漫画『BLEACH』の原画展「BLEACH EX.」のテーマソングとなる。キタニタツヤの新曲が『BLEACH』原画展テーマ曲にキタニタツヤは、2014年頃からボカロP「こんにちは谷田さん」としてネット上に楽曲を公開しはじめ、現在はソロ活動も行っているアーティスト。ヨルシカのサポートメンバーやsajou no hana(さじょうのはな)のメンバーとしても活躍している。2021年は神はサイコロを振らないとのコラボレーション楽曲や、テレビアニメ『平穏世代の韋駄天達』のオープニング主題歌「聖者の行進」も話題を集め、10月末から開催される全国ツアーのチケットは全公演ソールドアウトするほどの人気ぶりだ。そんなキタニタツヤが、新曲「Rapport」を発表。久保帯人の漫画『BLEACH』の原画展「BLEACH EX.」のテーマソングとして書き下ろした。自身も『BLEACH』の大ファンだというキタニタツヤは、新曲「Rapport」の発表に合わせて、下記の通りコメントを寄せた。キタニタツヤ コメント見えないが感ぜられるもの。人と触れ合う際、その間に生まれるもの。世界に一人しかいなければ決して生じ得ないもの。自分にとってのBLEACHは、「心」とも呼べるそれを、ごく丁寧に長い時間をかけて描いてきた作品だと思う。自分はそれを「Rapport(ラポール)」という言葉で捉え直した。 信頼関係、人と人とを繋ぐ橋のようなものを指す言葉。孤絶した人間の前に現れた、大切な他者についての音楽ができた。この偉大な作品の20周年という通過点、過去を振り返り未来を見据える場を、一緒に楽しみましょう!なお、新曲「Rapport」の一部は「BLEACH EX.」プロモーションビデオで聴くことができる。【詳細】キタニタツヤ 新曲「Rapport(ラポール)」配信日:2021年11月23日(火)■原画展「BLEACH EX.」開催期間:2021年12月18日(土)~2022年1月16日(日)※2022年1月1日(土・祝)は休館開館時間:11:00~20:00(最終入場19:30)会場:渋谷ヒカリエ9階 ヒカリエホール住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1
2021年10月21日アイドルグループ・乃木坂46の久保史緒里がナビゲート役を務める菓匠三全のWEB動画シリーズ「宮城・仙台旅しおり」から、新動画のダイジェスト版が13日に公開された。宮城県出身の久保が仙台を中心とした宮城県の様々な観光名所を訪れ、その魅力を全国に発信する同シリーズ。2017年にスタートして以来この5年間で30本のWEB動画を配信し、累計再生回数は170万回を超えている。この活動を通じて「より宮城県のことが大好きになり、もっと地元に貢献できる人間になりたいと思うきっかけになりました」という久保。今回は2年ぶりに宮城を訪れ、新動画を撮影した。8月下旬公開予定の「仙台城ふたたび」編では原点回帰の意を込めて、2017年、当時16歳の久保が最初に訪れた仙台城を再訪。9月中旬公開予定の「ブルーインパルス」編では、東松島市にある「航空自衛隊松島基地」を訪れ、特別に自衛隊の隊服を着た久保がブルーインパルスのコックピットに座らせてもらえることに。10月中旬公開予定の「東松島 野蒜」編では、松島基地から少し移動した「野蒜駅」へ。津波の被災跡地を整備し水稲・小麦・大豆など農業によって土地の再生を目指している「アグリードなるせ」では、久保の好きな「仙台きなこ」の原料でもある大豆の豆まきを体験した。「宮城・仙台 旅しおり」のFacebookページでは、映像で表現しきれなかった様々な見どころやエピソードを紹介している。(C)乃木坂46LLC
2021年08月13日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が23日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』の「あいみょん・ハンバートハンバート・クリープハイプ尾崎世界観・槇原敬之!今あえて語る『世界に一つだけの花』【#44 百の三】」に出演。SMAPの楽曲で、槇原敬之が作詞作曲した「世界に一つだけの花」について語った。「自分を大人にしてくれた名言」のトークテーマで、「散々語られたきた」と前置きした上で同曲を挙げた又吉。「僕らはついつい他人の評価を気にしすぎてしまうところがあって」と切り出し、「子どもの頃から、わりとみんなそういう環境で生きている人は多いと思うんですよ。でも、よく考えてみたらそこにあるだけのもの。例えば太陽とか月とか海とかって、好きや嫌いで語られるものではないじゃないですか。僕は月がすごい好きなんですけど、別に月は僕を喜ばすためにきれいなわけではない、というか。そもそもあの形で存在している」と持論を交えた。さらに、「どこかで誰かが『私、月を見ると寂しくなるから嫌いなんだよね』という人がおったとしたら」と仮定し、「別に君たちのためにあるのではなくて、月はここにあったんだよと。他者の評価なんて気にしてないんですよね。そもそも花も、喜ばすために美しく咲くわけではない」と付け加えた。頭ではそのように理解しつつも、「なかなかそういうふうに思えない」と吐露し、「なかなか他人の評価から脱却できないじゃないですか」と投げかける又吉。「超有名な歌手としてシンガーソングライターとして若い頃からずっとあらゆる国民の目にさらされ続けてきて、消耗して疲弊してきた槇原さんという天才がこれを言ってくれんねやっていう。想像するだけでめちゃくちゃ大変なんやろうなとという人が、その形のまま自分ができる一生懸命をやればそれでいいと言い切ってくれる心強さ」と歌詞の魅力を熱弁し、「なかなかこれだけ多くの人に響く歌は作れないですよね。これも名曲というものなんでしょうね」と絶賛していた。
2021年07月24日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」のなかで、「僕のことを大人にしてくれた」というサッカーコーチとのエピソードを語った。高校時代はインターハイに出場するほどの実力者だったが、サッカーを始めた小学校時代は、「そんなに上手くなかった」という又吉。ある時、コーチから「自分のことを上手いと思うか?」と聞かれ、チームメイトが「下手だと思います」と答えるなか、「みんなと違うことを言ったら、褒められるかもしれない」という下心で、「下手だと思いません」と返したそう。しかし、コーチは、「自分のことを下手だと言ったやつは伸びる」と発言。思惑が外れ、「僕だけ伸びないってことなんですよ。めちゃくちゃ恥ずかしくて……」と当時の心境を吐露しつつ、「その言葉だけは受け入れたらアカンって思ったんですよね。受け入れたら、ホンマに伸びないってことやし、成長しないってことやから。コーチにかけられた呪いをどうやって解くかは、練習あるのみだと思って、そこからむちゃくちゃ自主練するようになるんです」と、自身の中で変化が起きたことを明かした。その後、プロが使う5号サイズのボールを購入し、公園で自主練を重ねた結果、「100回もできなかったリフティングを、短期間で600回くらいできるようになった」という又吉。「本当にそのコーチの言葉のおかげです。よし、頑張ろう! って。コーチがめちゃくちゃみんなの前で恥をかかせてくれたおかげで、努力することが恥ずかしくないっていう。そのおかげで、中学では1つ上の学年で試合に出してもらったり、高校にもサッカーで行かせてもらえるようになったので、全部つながってる」と感謝しきりだった。
2021年07月14日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。劣等生だった中学時代に出会った恩師に対し、感謝の気持ちを語った。この日公開された動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」で、中学時代の出来事を振り返った又吉。サッカーに夢中だったため、まったく勉強していなかったそうで、「将来は芸人になるって決めてたんで、勉強はとりあえず一旦置いといたんです。だから、すごいアホなんですよ。アホであることを、恥ずかしいとさえ思ってなくて」と、当時は開き直っていたことを明かした。そんな又吉に対し、英語の先生はとても優しくしてくれたようで、「テストは記号問題だけ書いて、あとは裏に絵を描いたりしてたんです。その先生は絵に点数をつけたりしてくれて」と回顧。また、授業参観日には、生徒全員が順番に当てられていたが、勉強ができなかった又吉だけが当てられなかったそう。「行き過ぎた優しさだし、不自然過ぎる」と不満に思っていたところ、授業の最後で、英語に関係ない見せ場を作ってくれたと言い、「変なことやってめちゃウケて。優しい先生だった」としみじみ振り返った。一方で、英語の先生に対する失敗談も告白。友人に志望校を聞かれた又吉は、「何も考えてなかったんですけど、ふざけて地元で一番賢い高校を言ったんですよ。友だちは僕がアホなのを知ってるから、笑うじゃないですか」とウケ狙いで答えたというが、先生に「なんで笑うの? 今から頑張ったら行けるよ」と真剣に諭されたという。その時に、「先生は勉強を教える存在としてここにおんねんから、一番やったらアカンふざけ方をしてしまったと思って、すごい恥ずかしくて……」と、自身の発言を後悔。この経験から、「誰かが大切にしてるものを傷つけるような、損なうようなふざけ方は基本的にアカンねんなって思ったんです。その人はこれを大切にしてるから、これでふざけちゃダメ。それ以外のところでやる」ということを学んだ又吉。その後は受験勉強をして、「行って良かったと思える高校に、結果的には入れた」そうで、「アホはアホでいいと思うけど、ちゃんと勉強してる人こそ偉いなと思うようになった」「学ぶことを軽んじることがなくなった」と話していた。
2021年07月11日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」のなかで、人間の成長について持論を展開した。子供の頃からサッカー部に所属し、高校時代はインターハイに出場したこともある又吉。サッカー初体験は保育園だったそうで、「“手で触るのはハンドといって反則です”って先生に教えてもらってやってたら、ボールが手に当たっちゃった」というエピソードを披露。当時の又吉が、正直に自己申告すると、先生に「わざとじゃないなら、ハンドじゃないよ」と言われたそうで、「すごいうれしくて。ハンドじゃなかったんやと思って安心した」と懐かしそうに振り返った。しかし、小学3年生くらいになると、「めちゃくちゃせこくなってきて。“わざとじゃない”ということで、サッカーの試合中にハンドしたりするようになった」と言い、「(保育園の)先生の優しさを踏みにじるような。正直な自己申告に対して、“わざとじゃないならハンドじゃない”っていう一番美しい形ができてたのに。10歳になった僕は、わざとハンドををして、嘘をついて反則して……。すべて逆」と、ほろ苦い思い出を吐露。この出来事から、「人間が年齢を追うごとにどんどん成長していくなんて、ホンマなんか? って思うのがあるんですよね」という疑問を抱いた又吉。「出来てたことが、出来んようになってるやん。めちゃくちゃ悪いことができるようになった!っていう考え方もできるんですけど……」と語りつつ、「“わざとじゃないならハンドじゃない”っていう、先生の優しい言葉はずっと残ってますね。これ大事やなと思って」としみじみ思い返していた。
2021年07月10日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が20日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「明石家さんまが後輩にバトンを繋いだ熱い夜…カリスマたちのリーダー論【#33 百の三】」のなかで、明石家さんまの感動秘話を明かした。今から7~8年前、さんまや相方の綾部祐二、平成ノブシコブシ・吉村崇らとカラオケに行ったという又吉は、「誰かが歌い始めるまで、まず1時間半くらい、さんまさんがずっとしゃべってるんですよ。なんか食べたり飲んだりしながら、ずっと面白いことをやって」と回顧。さんまのトークが一段落し、ようやくカラオケが始まるも、「僕が(吉田)拓郎さんの歌を歌ったら、さんまさんがすぐ消すみたいなノリがあって。こうやって遊ぶんやって思いながら」と、懐かしそうに振り返った。そんななか、さんまが「お前たちに捧げる」と言いながら、吉田拓郎の「イメージの詩」を歌ってくれたそう。同曲について、「古い船に新しい水夫が乗り込んでくるから、これからは新しい水夫の時代が来るんやって。新しい海に水夫たちが出て行くんやっていうニュアンスの、若者に力を与えるような曲」と説明した又吉は、「そのときは、“60歳で引退する”って公言されてて。本当にそういうときが来るんやと思って……」と、さんまからのメッセージに感激したことを明かした。「若い人たちにこんなことまで言ってくださるんやって感動してたんですけど」と語った又吉だったが、「いまだにバリバリ現役でやってる(笑)」とツッコむ場面も。「古い水夫が古い船の先頭に立って、新しい海に漕ぎ出しまくってるっていう。新しい水夫の方が、先に船を降りたりしてますからね」と苦笑いでジョークを飛ばしつつ、「それがやっぱりカッコいいんですけどね」と、60歳を過ぎてもなお、第一線で活躍し続けるさんまに感服していた。
2021年06月22日この投稿をInstagramで見る ショートヘア/ショートボブ/ヘアカタログ/久保 友洋(@tomohirokubo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る ショートヘア/ショートボブ/ヘアカタログ/久保 友洋(@tomohirokubo)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る ショートヘア/ショートボブ/ヘアカタログ/久保 友洋(@tomohirokubo)がシェアした投稿 大人の耳掛け小顔ショート前髪長め+ひし形ショート+ボリュームUPワンカールパーマ。誰にでも似合わせやすい万能ショートスタイル!パーマのかけ方にもすごくこだわっています^_^直毛すぎる方はパーマもオススメです!大人の耳掛け小顔ショートを見る この投稿をInstagramで見る ショートヘア/ショートボブ/ヘアカタログ/久保 友洋(@tomohirokubo)がシェアした投稿 ☆乾かすだけで決まる☆ 大人小顔ショート女性らしい耳かけ小顔ショート。表面の柔らかいレイヤー、ひし形小顔シルエット。タイトなエリアシからの後頭部の丸みがポイントです。スタイリングはワックスを揉み込むだけで大丈夫です。☆乾かすだけで決まる☆ 大人小顔ショートを見る この投稿をInstagramで見る ショートヘア/ショートボブ/ヘアカタログ/久保 友洋(@tomohirokubo)がシェアした投稿 ☆柔らかいボリューム☆大人の洗練ショート大人女性にオススメする洗練ショートボブスタイルです!毛先にはワンカール、前髪とトップにはボリュームをだすために根元から優しくパーマをかけます。(クセがある方は生かしてカットします。)後頭部から襟足に向かって自然にタイトになるようにカットしてメリハリをだします。トップには放射状にレイヤーを入れてボリュームを出します。☆柔らかいボリューム☆大人の洗練ショートを見るトップふんわり!大人綺麗な耳掛けショートサイドを耳にかけるだけでバランスよくきまるスタイリング簡単なショートスタイルです!トップはボリュームがでるようにレイヤーをいれます。後頭部は丸みをだしながら、逆にサイドとエリアシはタイトに収まるようにカットします。直毛の方は軽くパーマをかけるとやりやすくなります。トップふんわり!大人綺麗な耳掛けショートを見る丸みのある女性らしいショートボブ全体的に丸みを残した大人のショートボブスタイルです。ボリュームの出ない毛質の方にオススメします。襟足は首にタイトに収まるようにカットします。丸さと部分によって重さを残すスタイルなのでカラーは7トーン以上(ナチュラルなブラウン)の明るさがオススメです。クセがある方は生かしてカットして、直毛すぎる方は毛先に軽く丸みをつけるパーマをかけます。丸みのある女性らしいショートボブを見る☆ボリュームUP☆大人フレンチショート骨の形を利用してカットできるので、どんな方でも形良くカットできてスタイリングが簡単な万能スタイルです!分け目をつけずにカットして、トップにレイヤーをしっかり入れることでボリュームをアップさせます。エリアシはその人の生えグセやイメージに合わせて似合うようにカットします。耳周りは量を減らしてタイトにカットします。サイドを耳にかけてタイトめにするとクールショートな雰囲気に。サイドを下せばマッシュショートボブっぽくなり少し優しい雰囲気になります。☆ボリュームUP☆大人フレンチショートを見る
2021年06月15日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が4日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「百の三新章スタート! 自分を育ててくれた名言&迷言…天才ボクサーや一流デザイナーの金言も【#28 百の三】」内で、ファッションデザイナー・ドン小西の金言を明かした。ドン小西と会った時に「衣類とファッションは違うんだよ」と言われ、「グッときた」という又吉。「衣類というのは日常的に着る物。ファッションっていうのはアートの領域にある物っていう意識がたぶんあって」としながら、「寒くてもちょっと薄着やったり、暑くてもちょっと厚着やったり、『それ合ってるんですか?』っていうオシャレな人いるじゃないですか? でもそれでいいんだっていう。だからそこ噛み合わへんのやと思って。衣類の話してる人とファッションの話してる人が噛み合ってなかったんやと思って、すごい腑に落ちたんですよね」と話した。スタッフが「機能性の話をする人もいますもんね」と相槌を打つと、又吉は「でも、ファッションはそうじゃない。と言いながら、僕が40代に突入して、どんどんファッションから衣類のほうに移行しつつあるんで、ちゃんとカッコつけて、ちゃんとオシャレせなあかんなと思うんですけど、楽になりつつある」と内省。また、「ドンさんに初めてファッションチェックされた時もやっぱり痺れましたね」と言い、自身のファッションを見たドン小西から「褒めるしかないけどいい?」と絶賛されたことも明かした。
2021年06月10日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が4日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、動画「百の三新章スタート! 自分を育ててくれた名言&迷言…天才ボクサーや一流デザイナーの金言も【#28 百の三】」を公開。女優の樹木希林さんから言われ衝撃を受けた言葉を明かした。動画の中で「めちゃくちゃ大事にしている言葉」として、希林さんとの対談を振り返っていく又吉。希林さんから「私の友達が『火花』読んだって言ってたよ。なんかあんまり面白くなかったって言ってたよ」「良かったね。みんなが面白いと思うようなものを作らなくて」と言われたそうで、その言葉に「痺れましたね」と感じ入る。さらに希林さんは「私は面白かったよ」と続けたと言い、又吉は「みんなに喜ばれたいって気持ちが出てくるじゃないですか? それはそれでいいと思うんですけど、こういう覚悟の決まり方をしてる先輩を見ると、物作りの根幹の部分はこういう感覚を持っていないとやっていかれへんなとは思いますね」と持論を述べた。また、希林さんとの初対面の際には「良かったね。辞めてなくて」「あなたみたいな変な人はこの世界向いてないから、辞めちゃうんじゃないかと思ってたんですよ。続けてて良かった良かった」と声をかけられたと回顧。その初対面の前に、希林さんは又吉と作家・せきしろ氏の著書『カキフライが無いなら来なかった』を読んでいたらしく、又吉は「本を読みながら『この感覚やったら辞めるやろな』と思ったんじゃないですか?」「向いてないってことを武器にしながら戦ってるところありますけどね」と笑った。
2021年06月09日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が5日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、動画「初の視聴者コラボ企画!GW明け…色々悩んでる新社会人への提言【#26 百の三】」を公開。新社会人に向けて、仕事のアドバイスを語った。新社会人に伝えたいことを聞かれ、「僕はずっとできなかったんですけど……。できなかったからこそ思うのは、先輩に相談する」と話した又吉。できないことがバレたくないため、隠れて頑張る人が多いというが、「先輩に言っちゃった方がいいんですよね。これが苦手でとか、よく分からなくてどうしたらいいですか? って。見て学べって言う人もいるかもしれないですけど、半分以上の人はアドバイスをくれると思う」と続けた。また、アドバイスをした先輩側の心理として、「そのアドバイスが有効であることを証明したくなる。だから、無意識のうちに、先輩はその後輩を助け出すんです。アドバイスの強度を高めるために、後輩をフォローし始める」と分析し、「それが個人で問題を抱えるんじゃなくて、チームで問題を抱えるということ。先輩が助けてくれるから、目標が実現しやすくなるっていうのがあるんじゃないかな」と、先輩に相談するメリットを語った。自身も、後輩のパンサー・向井慧から「ライブに彼女が来る」と相談され、「なんとかせなあかんっていう意識になって。全然そんなタイプじゃないのに、普段絶対やらない動きをして」、舞台上で向井を盛り上げたそう。その結果、ライブは大盛り上がりしたと言い、「会社でも新入社員の人が抱えてる問題って、チーム全体に影響を及ぼすときがありますもんね。そこが上手くいくと、全体が良くなるから、相談するのがいいんじゃないですかね」と、話題を締めくくっていた。
2021年05月11日