8月27日(月)に東京オペラシティコンサートホールで開催される「変態する音楽会」。仕掛け人は日本フィルハーモニー交響楽団と「現代の魔法使い」こと落合陽一筑波大学准教授・学長補佐(ピクシーダストテクノロジーズCEO)だ。【チケット情報はこちら】今回、耳で聴く「音」ではなく、目で見る「映像」をあえて「演奏装置」として加える。その意味で、オーケストラの「変態(トランスフォーム)」。映像の「リアルタイム生成」という、現代テクノロジーを駆使して初めて実現するアート表現だ。落合はこう解説する。「オーケストラって、作曲家が書いたスコア(楽譜)があって、指揮者がそれを解釈して指示を出す。 僕は今回、楽器としての映像装置のスコア(楽譜)を新たに書き起こしました。映像の演奏者は、スコアや指揮者の指示をもとに、映像を“リアルタイムに”“音楽的に”出す。映像の強弱、タイミングはすべてライブパフォーマンス。他の演奏者と息を合わせながら演奏するという意味で、バイオリン奏者やトランペット奏者と、立ち位置はなんら変わらないんですよ」オーケストラは、“映像”よりもはるか昔、約300年前に発明された表現方法。人類が“映像”を本格的に手にしたのは、エジソンがキネトスコープを発明した19世紀末以降のことだ。だからこそ、「もし、今オーケストラを再編成するとすれば、あらゆる映像表現があふれる時代だけに、オケに映像っていう楽器はむしろ含まれて当然な要素じゃないのと思えた」と落合は語る。本公演でコラボするのは、落合を含めて3人のクリエイターだ。若手実力派指揮者の海老原光と、映像の世界で多彩な表現活動をしているビジュアルデザインスタジオ「WOW」の近藤樹。指揮者の海老原は、300年の歴史からなるオーケストラの伝統を「あえて壊す」過程も経験した。「プロジェクトを始動させた当初はどうしても、従来の“聴く”という固定観念に縛られている自分たちがいた。でも、ある時ふっと、映像という目から入るものも含めて、トータルに人が身体で聴く行為だよねと意識が変わった瞬間があって。それからはどんどんアイデアが湧いてきて、“映像も含めてオケ的に奏でる”という世界観がどんどんアップデートされていきましたね」映像生成のスペシャリストでありながら、今回は“演奏家”としてデビューを果たす近藤樹は、「めっちゃ演奏する気満々ですよ。といっても、本でいえば“挿絵”みたいにナチュラルに、作品の主旋律の邪魔はしない演奏を目指したい。“生”感を楽しんでほしいですね」。「演目にはスペイン・バスク地方出身のホセが運命に翻弄される《カルメン》などビゼーの名曲から構成する「ビゼー組曲」(海老原光編)も。」「南国風情たっぷりだし、五感が全開になること間違いなし。クラシックというよりは野外フェスに参加しよー!帰りはビール飲もうぜ!くらいのノリで聴きにきてほしい」と落合。この夏、オーケストラという枠組みを使った“壮大な実験”をぜひご鑑賞あれ!取材・文:古川雅子(ノンフィクションライター)
2018年08月06日国内外の4つのオーケストラ公演からなる「NHK音楽祭2018」。ハンブルクのNDRエルプフィルハーモニー管弦楽団(旧北ドイツ放送交響楽団)を率いるのは、来シーズンから楽団の首席指揮者に就任するアラン・ギルバートだ。ニューヨーク生まれ。昨年まで8シーズンにわたってニューヨーク・フィルの音楽監督を務めた。7月の来日時、新たな手兵について聞いた。【チケット情報はこちら】「NDRは昨年、新しくできたコンサートホールに本拠を移しました。ハンブルクの街全体を変える、象徴的な建物です。オーケストラが新しいフェイズに入っていく中での首席指揮者就任をうれしく思います。ターボ・エンジンをかけて、新しい時代にふさわしい、国際的なオーケストラとして活動していきたいですね」その新ホール「エルプフィルハーモニー」は昨年1月にオープン。音響設計を豊田泰久が手がけた。本拠移転を機に楽団名も変更。ギルバートの首席指揮者就任は2019年シーズンからだが、実質的にこの秋から新体制がスタートする。NHK音楽祭での公演のメインはブラームスの交響曲第4番。ハンブルクは作曲家の生まれた街だ。“本場のブラームス”と決めつけるのは短絡的だろうか。「それについてはふたつの言い方ができるよね。もちろん世界のどのオーケストラも、素晴らしいブラームスを奏でることができます。一方でNDRには本当に特別な伝統があるのも事実です。彼らのDNAの中にある、オーケストラとしての“記憶”がこのオーケストラのブラームスを特別なものにしていると感じます。ハンス・シュミット=イッセルシュテット、ギュンター・ヴァント、トーマス・ヘンゲルブロック……。歴代の指揮者たちがブラームスに取り組んできました。私もNDRと、静かな誇りを持ってブラームスを演奏したいと思います」すでに2004年から2015年まで首席客演指揮者を務め、互いを知り尽くした関係だ。「ブラームスの音符には、楽観も悲観も、喜びも悲しみも、すべての感情が含まれています。そのさまざまな感情に何を見出して表出するか。それが面白みであり、音楽を作るうえで大切なことです。そして名曲というのは、どんな解釈にも耐えうるのです。解釈が作品を破壊するということはありません」プログラムには、エレーヌ・グリモーとのラヴェルのピアノ協奏曲も。ニューヨークを本拠とするグリモーとは長年の友人だ。「ラヴェルの協奏曲は初めてですが、彼女とはこれまでにたくさんの協奏曲を演奏してきました。でも実は1番思い出深いのは、ニューヨーク・フィルの楽屋で彼女と弾いたシューマンのヴァイオリン・ソナタなんですよ。誰かに聴かせるためにではなくね(笑)。素晴らしい体験でした」音楽が楽しくてしょうがないという風情のギルバート。新たなスタートを切る、しかし長年の相棒を率いてのNHK音楽祭登場は、11月8日(木)・NHKホール。取材・文:宮本明
2018年08月01日映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』が、2018年11月10日(土)より、全国の劇場で公開される。エウレカ新劇場版は第2章へ今なお多くのファンを抱える大ヒットアニメーション「交響詩篇エウレカセブン」。その全てのセリフを再構築、新作映像と再撮影された新たな映像で構成される新劇場版3部作「ハイエボリューション」の物語が、少女アネモネの過去を描く、誰も知らない第2章へと進む。ストーリーまだ幼かったあの日。父、ケンは幼いアネモネを残して戦いに赴き、そして帰ってこなかった。ちゃんとお別れを言うことができなかったアネモネの小さな胸に深く残る後悔。7年が経過した。アネモネは父が散った戦場――東京にいた。人類の敵、7番目のエウレカ=エウレカセブンと戦うための組織・アシッドの一員として、アネモネには人類の希望が託されていた。そして、アネモネはエウレカセブンの中へとその精神を送り込む。アネモネがエウレカセブンの中で出会ったのは、ドミニクという青年と、エウレカという青緑の髪をした少女。この出会いは何を意味するのか。そして、見え隠れするレントンという名の少年の姿。アシッドに囚われていた謎の男・デューイは予言する。「お前たちが見ているエウレカセブンはエウレカセブンではない。偽りの神が創っては破棄した無数の不要な世界。いわばゴミの山だ」 。アネモネとエウレカが出会った時、全ての真実が明らかとなり、新たな世界の扉が開く――。26億人を死に至らしめたという絶望の存在「エウレカセブン」とは?シリーズ史上最大級の大きさを誇る巨大なニルヴァーシュは人類の敵か味方か?初めて描かれる東京で、アネモネとエウレカが出会う時、『ハイエボリューション』が描く真の世界が明かされる。キャラクター紹介アネモネ(CV:小清水亜美)本作の主軸となるキャラクターが、エウレカセブンと戦うための特殊部隊アシッドの一員“石井・風花・アネモネ”。早くに母を亡くし、幼い時に父・賢もエウレカセブンと戦うために出征して帰らぬ人となったアネモネは、強気なふるまいで孤独な自分を守りながら成長し、反攻作戦アクペリエンスに参加する。エウレカ(CV:名塚佳織)そして、もう一人のメインキャラクター“エウレカ”は73の国、26億人を滅ぼした人類と敵対する存在「7番目のエウレカ=エウレカセブン」として登場。エウレカセブン殲滅を目指すアネモネが、エウレカセブン内部へとダイブした際にその深部で見つけた少女として描かれる。レントン(CV:三瓶由布子)アネモネが、エウレカセブンの中で発見する少年。エウレカは彼のことを一途に思っているらしいが、全ては謎に包まれている。ドミニク(CV.山崎樹範)エウレカセブンにダイブした アネモネを助ける青年。デューイ・ノヴァク(CV:辻谷耕史)エウレカセブン付近で発見された謎の男。研究対象としてアシッドに拘束されている。主題歌に、現役中学生アーティスト・RUANNが抜擢主題歌「There’s No Ending」を歌うのは、注目の新鋭、現役中学生アーティスト・15 歳のRUANN。“孤独”に向き合うアネモネの「不安の中にある期待」を表現したいう楽曲は、RUANNの美しい歌声にのせられて、作品の世界観をより一層盛り上げている。【作品情報】映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』公開日:2018年11月10日(土)監督:京田知己脚本:佐藤大キャラクターデザイン:吉田健一原作:BONES主題歌:RUANN「There’s No Ending」メインメカニックデザイン:河森正治アニメーション制作:ボンズ■オリジナルクリアファイル付き前売り券発売日:2018年7月20日(金)販売場所:全国の上映劇場価格:1,500円(税込)※クリアファイルは無くなり次第終了。※一部取扱いのない劇場がある場合あり。
2018年07月22日今年のNHK音楽祭の中でも特に注目されるのが、サイモン・ラトル&ロンドン交響楽団のコンビ初来日だ。ラトルは、ベルリン・フィルのポストを経験後、別の常設オーケストラの音楽監督に就任した史上初の指揮者。つまり我々は、歴史上初めて“ベルリン・フィルの先”を体験することになる。【チケット情報はこちら】英国リヴァプールに生まれたラトルは、バーミンガム市響を世界的な楽団に育て上げ、2002年から2018年にはベルリン・フィルの芸術監督として活躍。2017年9月、ロンドン響の音楽監督に就任した。彼は、常にクリエイティブな発想をもって、明晰かつ生気に溢れた音楽を創造する世界きっての名指揮者。しかし首都ロンドンの楽団を率いるのは生涯初となる。今年まだ63歳で指揮者としてはこれからが円熟期だけに、母国の雄とのコラボに熱視線が注がれている。1904年に創設されたロンドン響は、英国五大オーケストラの中でも最上位に位置する名門。世界トップクラスの高性能集団であると同時に、指揮者の持ち味に即したサウンドを奏で、『スター・ウォーズ』の華麗な響きも生み出すなど、柔軟な対応力を有している。すなわち今回は、最上の経験値をもつラトルの意図が隅々まで反映された、最高級の音楽が期待される。プログラムも実に興味深い。1908年作のラヴェルのバレエ音楽『マ・メール・ロワ』、1916年作のシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第1番、1926年作のヤナーチェクの『シンフォニエッタ』と、20世紀初頭の名作が時系列で続く。コンセプトも明確だし、どれもラトルの才気とセンス、ロンドン響の精緻な機能性が生きる作品だ。童話を題材にした『マ・メール・ロワ』は、精妙でフランスのエスプリに富んだ佳品。当コンビならば、この上なく緻密な演奏を聴かせるに違いない。『シンフォニエッタ』は以前、村上春樹の小説『1Q84』に登場して話題を集めた小交響曲。チェコの巨匠が描いた民族的な音楽で、トランペット9本をはじめ13本の金管別動隊を用いた壮麗なサウンドが聴きものだ。そしてシマノフスキのヴァイオリン協奏曲は、ショパン以来のポーランドの大家が全盛期に残した、エキゾティックで妖艶な音楽。ここでは、モデルのような長身と美貌を誇るオランダの人気奏者、ジャニーヌ・ヤンセンがソロを弾く。艶美な音色、高度のテクニック、繊細な感性を併せ持つ彼女は、官能的でいながら難技巧を要する同曲に相応しい名手だ。しかもこの曲は、多数の管・打楽器やハープ2本を用いた、協奏曲としては異例の大編成。それゆえ強力なバックも華麗な効果を発揮する。全てが生演奏でこそ真価がわかる演目。英国史上最強コンビでそれを堪能できる絶好機を逃してはならない。公演は9月27日(木)東京・NHKホールにて。チケットは発売中。文:柴田 克彦
2018年07月18日今年2月にも大成功を収めた森山良子と東京フィルハーモニー交響楽団のサントリーホール公演が、9月に再度開催される。2013年に初のクラシックアルバム『Ryoko Classics』を発表した彼女は、さらに一歩前進した第2弾『Ryoko ClassicsⅡ』を8月にリリース予定。公演のプログラムはその収録曲が中心で、プッチーニ『私のお父さん』、ヴェルディ『乾杯の歌』、『オー・ソレ・ミオ』など、誰もが知る珠玉の名旋律が厳選されている。【チケット情報はコチラ】「今私が歌いたい11曲を選んだ欲張りなアルバムを予定しています。オペラ・アリアやカンツォーネはせっかく挑戦するのだから、キーを変えず、歌詞も原語で歌うことにしました。現在はそのためにプロの先生にレッスンを受けている真っ最中。私は両親がジャズ・ミュージシャンの音楽一家に生まれましたが、歌の道に進みたいならば基礎をしっかり学べと言われて、この先生に14歳の時からずっと師事しているんですよ」今回はクラシック以外にも、『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』『サウンド・オブ・ミュージック』より『私のお気に入り』など、ポップスやミュージカルの名曲もバランスよく選ばれているのが嬉しい。「『タイム・トゥ~』は、私なりの解釈で訳した“希望のある明日への別れ”がテーマの歌詞でお届けします。『サウンド・オブ~』は、少女時代、母親になってから、そして娘に孫が生まれてからと、3世代に渡って何百回も観続けている大好きな作品。え、息子とは?直太朗はサッカーばかりしていたので、一緒に観た記憶はありませんね(笑)」さらに、レコード大賞に輝いた代表作『さとうきび畑』や、森山が作詞を手がけた『涙そうそう』なども予定演目に並ぶ、まさに“欲張り”な当公演。共演は2月と同じ、鈴木織衛指揮・東京フィルと、ピアニストの中島剛、ホールも日本クラシック音楽の殿堂サントリーホールという盤石の環境で、森山の美しい歌声を存分に堪能できそうだ。「東京フィルも、鈴木さんも、中島さんも、数えきれないくらい共演してきた本当に息の合う方々。今回の録音でもご一緒したので心強いですし、ふたたび共演できるのが楽しみでなりません。サントリーホールの温かく洗練された空間と音響に包まれながら、皆さんどうぞリラックスしてお楽しみください!」公演は9月20日(木)東京・サントリーホール 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)
2018年07月04日6月15日、アークヒルズクラブにて、日本フィルハーモニー交響楽団の記者会見が行われ、首席指揮者ピエタリ・インキネンの契約延長と今後のおもな活動が発表された。【チケット情報はこちら】まず平井俊邦理事長が「2016年9月から2019年8月まで契約を交わしていた首席指揮者インキネンの任期を、2021年8月まで2年間延長する。彼が描いてきた深く重い音色、透明性のある豊かな響き、そして表現力の獲得の集大成を図りながら、新たな展開をしていきたい」と話し、インキネンも「2008年の初共演時から日本フィルとの繋がりに興奮を感じた。その後、シベリウス、マーラーからブルックナー、ワーグナーに進み、今までとは違う音色や、色のパレット、力を求めてきた。その進化のプロセスは今後も続くものであり、幅広いレパートリーを取り上げることで、オーケストラを大きく前進させることができると考えている。すべてを高い水準に持っていきたい」と意気込みを語った。インキネンは2009年9月の首席客演指揮者就任以来、日本フィル向上の功労者ラザレフとは違った形で同楽団の進化に寄与してきた。特にワーグナー作品では新境地ともいえる成果をあげただけに、今後の展開が大いに期待される。また併せて、2019年4月にインキネンの指揮でヨーロッパ公演を行うことが発表された。日本フィルとしては13年ぶり6回目の訪欧。創立指揮者・渡邉曉雄を通してゆかりの深いフィンランドを初めて訪れるほか、ドイツ、オーストリア、イギリスの計10都市を巡る。プログラムは、シベリウスの交響曲第2番、チャイコフスキーの交響曲第4番をメインに据え、ラウタヴァーラ、武満徹というフィンランド、日本両国の作曲家の作品に、ベートーヴェン、エルガーの協奏曲が加わる。フィンランドでは、首都ヘルシンキに加えてインキネンの出身地である小都市コウヴォラも訪問。彼も「町にとって非常にレアなイベント」と期待する。またインキネンは「2019年は特別な年。日本・フィンランド外交関係樹立100周年であり、渡邉曉雄氏の生誕100周年でもあるので祝祭的な1年になる。それにツアーは楽団と私の関係をより深める点で大きな意味がある。長い時間を一緒に過ごすことでひとりひとりとの絆が特別なものになり、今後さらに良い結果が生まれると思っている」と、本ツアーの重要性を語った。2019年4月には「ヨーロッパ公演凱旋コンサート」でツアーの演目、6月には「日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念公演」でシベリウスの作品等が披露され、2019/20年シーズンからはベートーヴェン&ドヴォルザークの新シリーズも開始されるとのこと。中でも満を持して挑む王道ベートーヴェンに注目が集まる。なお、当コンビの次回公演は今秋10月の東京定期で、現在チケット発売中。演目はシューベルトの愛らしい交響曲第5番と、インキネンが力を注ぐブルックナーの最期の交響曲第9番。特に後者は崇高かつ感動的な名作ゆえに必聴だ。取材・文:柴田克彦
2018年06月26日音楽プロデューサーの小林武史らが出演するコンサート「小林武史:交響組曲『円奏の彼方(Beyond The Circle)』~based on 柴田南雄『ゆく河の流れは絶えずして』~」が、7月28日・29日に開催することが決定した。15日よりチケット先行受付もスタートしている。同コンサートは、小林の他、安藤裕子・桐嶋ノドカ・Salyu・TOKUなど個性豊かなアーティストが出演。指揮者・寺岡清高率いるオーケストラととも音楽を奏でる。また小林は、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭2018 オープニングコンサート」のために、8楽章からなる交響組曲を新たに書き下ろす。この交響組曲は、日本の音楽に偉大なる足跡を残した作曲家・柴田南雄氏の「ゆく河の流れは絶えずして」をベースにしたもの。「ゆく河の~」は鴨長明の随筆「方丈記」をもとに、日本の音楽家の回顧を試みるものとして作られたと言われている。小林は「柴田南雄さんの作品をあらためて観て、ある種の"触媒"のようなあり方を感じたんです。柴田南雄という人にはインスピレーションを表現する天才的な表現者の部分もあるのですが、日本/欧米、日本/アジアなどを世界を相対化して考えた音楽の研究者という"知"の側面があった」と評する。「ゆく河の~」については「僕らの時代はいよいよAI が登場するまでになって、でも一方では東日本大震災のように自然の前ではまだ無力であることを思い知らされたりもする。そんな"無常"という大きなベクトルのなかで鴨長明が感じたこと、それを継いで柴田南雄さんが作った交響曲」と語っていた。
2018年05月17日九州のグルメが集まる「大九州展」が、玉川高島屋にて2018年5月9日(水)から15日(火)まで開催される。2018年の玉川高島屋「大九州展」では、西郷隆盛の故郷・鹿児島県にフォーカス。鹿児島県で長く愛され続けているグルメ、最近ブームになっているニューフェイスまでを集め、さらに九州各県の自慢のメニューもたっぷり紹介する。五郎家鹿児島県のご当地ラーメンとして連日行列ができる人気ラーメン店「五郎家」が参戦。第4回鹿児島ラーメン王決定戦でグランプリを獲得したニューフェイスは、あっさり味の「おなじみラーメン」、サイドディッシュとして最適な「五目おにぎり」など自慢のメニューを展開する。屋久島ヴィータキッチン観光客に人気の「屋久島ヴィータキッチン」も、イートインで味わえる。屋久島でのびのび育った車海老を屋久島のきのことドッキング。味わい深い「屋久島産車海老ときのこのトマトソースパスタ」は、霧島バンズとセットでの提供だ。天文館むじゃき70年以上の長きにわたって鹿児島で愛されているスイーツ「白熊」。今回この「白熊」の創始者となる「天文館むじゃき」が参加。繊細に削り上げた氷、秘伝のミルクと蜜、爽やかフルーツのコンビネーションを楽しんで。御菓子司明石屋鹿児島県民のソウルフードとして愛される銘菓「かるかん」も登場。安政元年から薩摩藩島津家の御用菓子司として「かるかん」を作り続ける老舗・明石屋の「かるかん」は、深い味わいが特徴だ。【詳細】大九州展期間:2018年5月9日(水)~15日(火)時間:10:00~20:00 ※最終日は18:00閉場。イートイン開催時間:連日10:00開店、19:00ラストオーダー。※最終日は16:00ラストオーダー。会場:玉川高島屋6階催会場住所:東京都世田谷区玉川3-17-1・五郎家「おなじみラーメン(あっさり)」810円・屋久島ヴィータキッチン「屋久島産車海老ときのこのトマトソースパスタ霧島バンズセット」2,160円・天文館むじゃき「はちみつレモン白熊」1,080円<各日50点限り>・御菓子司明石屋「軽羹饅頭(5個入)」810円※5月11日(金)~13日(日)15:00~販売。各日14:30~整理券を配布
2018年05月10日九州各地の美味を集めた「大九州展」が、2018年5月9日(水)から5月17日(木)まで京都髙島屋にて開催される。九州地方7県にフォーカスした「大九州展」では、関西初登場・京都地区初登場を含む計60店舗が出店する。九州にしか店舗を持たない、人気のからあげ店「とり嘉」が関西エリアに初進出。名物は「手羽先」ともも・むね肉両方味わえる「骨なしミックス」。どちらも秘伝のたれにしっかり漬け込み、天然湖塩でしっかり味付けをして揚げた。外はカラッと中はジューシーに仕上がったからあげは、鶏肉本来のうまみと甘さを楽しめる。福岡の「ヴィザヴィ」からは「特撰バターケーキ」がラインナップ。幻のバターと呼ばれるカルピス社のバターを贅沢に使用し、アクセントとしてゲランドの塩を取り入れた。希少性の高いバターの香りと濃厚な風味を味わうことができる。同じく福岡から、福岡土産の定番「博多通りもん」が京都髙島屋初展開。しっとりとした白あんが舌の上でとろける、優しい味わいのまんじゅうだ。また、イートインコーナー3店舗を含め22店舗が、実演販売を行う。「長崎がまだす堂本舗」からは「海鮮ちゃんぽん(グリーンカレー風)」が発売。海鮮をたっぷり使った人気のちゃんぽんをエスニック風に仕上げたメニューは、別添えのパクチーと一緒に味わうのがオススメだ。鹿児島「天文館むじゃき」の自家製ミルクと蜜、たっぷりのフルーツを使った「ヨーグルト&マンゴー白熊」は、京都地区初登場となる。さっぱりとしたヨーグルトベースに、マンゴーを贅沢に取り入れたふんわりとした食感のかき氷に仕上がっている。【詳細】「大九州展」開催期間:2018年5月9日(水)~5月17日(木)会場:京都髙島屋7F 催会場住所:京都府 京都市下京区四条通河原町西入真町52番地<メニュー例>・「とり嘉」<関西地区初登場>手羽先 100g 391円骨なしミックス 100g 391円・「ヴィザヴィ」<京都地区初登場>特選バターケーキ 1,620円・明月堂<京都髙島屋初登場>「博多通りもん」5個入 561円、10個入 1,181円・長崎がまだす堂本舗<髙島屋限定>海鮮ちゃんぽん(グリーンカレー風)1人前 1,728円※各日30人前限定・天文館むじゃき<京都地区初登場商品>ヨーグルト&マンゴー白熊 1人前 1,080円 ※各日50人前限定
2018年05月05日シューズブランドジェイド(JADE)は、2018年春夏の新作として、映画『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1』とのコラボレーションスニーカーを2018年4月28日(土)より発売する。アニメ「交響詩篇エウレカセブン」は、劇場版3部作の公開が決定しており、2017年9月に『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション1』が公開され、2018年に第2部、2019年に第3部が公開されることが予定されている。また、JADEは、裏原宿に旗艦店を構え、ストリートダンスをコンセプトに展開するシューズブランド。今回は「交響詩篇エウレカセブン」が、音楽や映画などサブカルチャーへのオマージュが至るところに散りばめられているだけでなく、音楽好きにはたまらないキーワードも随所に登場するという魅力に着目した。コラボレーションをすることで、より多くの人々にブランド名を認知してもらいたいという思いのもと、同アイテムを製作したという。スニーカーは、シンプルなデザインの「BIANCO」をベースとした。キャラクターデザインを散りばめたタイプと映画の場面カットが配されたタイプ、2つのパターンが登場する。【詳細】ジェイド 映画『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション 1』コラボレーションスニーカー発売日:2018年4月28日(土)取り扱い:JADE 原宿店(東京都渋谷区神宮前4-28-25)、JADE MAGNET by 渋谷109店(東京都渋谷区神南1-23-10)、JADE オンラインショップ価格:12,000円+税サイズ:22.5~28.0cm
2018年04月30日弁護士・湯川久子さん(90)は’57年、29歳のときに福岡市で開業。九州で第一号の女性弁護士だった。それから60年余り。離婚問題や相続問題を中心に、扱った事件は優に1万件以上。卒寿を迎えたいまも現役で仕事を続けている。 湯川さんは’27年、熊本県に生まれた。8人きょうだいの次女で、父はやり手の弁護士、母は専業主婦だった。両親にかわいがられ、無邪気に少女時代を過ごしてきた。ところが10歳になるころ、その天真爛漫な表情に影がさす。母が急逝したのだ。 「前年の末に妹を出産したのですが、産後の肥立ちが悪く、そのまま亡くなってしまった。私はまだ4年生でした」 家の中は、たちまち火が消えたようになった。時を同じくして、日本も暗い時代に突入する。同年、日中戦争が勃発したのだ。 「大人も子どもも皆、日本が絶対勝つと信じてましたよ」 湯川さんが女学校に進学して間もなく、一家は中国・上海に移住。大都会の上海は、戦争景気に沸いていた。しかし、日本の戦況悪化とともにバブル景気は衰退。日本は負け、湯川さんは家族とともに故郷・熊本に引き揚げた。 「戦争に負けたのはショックでしたが、アメリカさんのおかげで日本も男女共学が始まって。私は父に『東京の大学に行きたい』と宣言しました。父は『法学部に行って弁護士か裁判官になるなら大学に行ってよし』と」 湯川さんは中央大学法学部に進学。女子学生は、わずかに4人だった。大学を卒業した湯川さんを待っていたのは、鬼教官と化した父のもとでの、司法試験の猛勉強だった。 「司法試験合格が大学に行く条件でしたからね、1日10時間、机に向かわされました。さらに、福岡の大学の研究室でも勉強を続け’54年、やっと司法試験にパスしました」 この試験勉強の最中に、運命の出会いがあった。 「大学の先生の助手に、ひと目ぼれしちゃったんです」 相手は5歳年上の洋さん。彼もまた法曹界を目指し、司法試験に挑んでいた。湯川さんが司法試験をパスした翌年の夏、2人は結婚。湯川さんは27歳だった。 「でも夫はまだ試験に通っとらんかったから、結婚も『合格するまで待ってくれ』と言われたんやけど、私は『待てん』と答えて(笑)。でも結局、待たんでよかったです。夫はそれから10年受け続けたのに、通らんかった。私と違って頑固なんが、いかんかった(笑)」 やがて長男、長女と2人の子宝にも恵まれた。 「夫は司法試験を諦めてから、恩師の口利きで大学で法律を教えましたが、それまでの10年間は、私が大黒柱。きつかったですよ。新米の私の、弁護士報酬だけですからね」 夫は、イクメンやカジダンとは程遠い“ザ・九州男児”。たとえ収入がなくても家事や育児はしない。弁護士の仕事に加えて、家事育児の一切を湯川さんが担った。 「でも、休日にはドライブに連れて行ってくれたり、いい夫でしたよ。その車ももちろん私が買いましたけど(笑)。友人や親戚に愚痴をこぼすと『それはほれた弱み、しょうがないよ』って、逆に冷やかされました。なんといっても、いい男やけん(笑)」 ’57年、弁護士として開業すると、湯川さんは地元のちょっとしたスターになった。“九州初の女性弁護士”には取材が殺到。地元紙ではコラムの連載も持った。その土地柄か、九州第二号の女性弁護士の登場まで、10年がかかった。湯川さんの30年後輩で、長年の仕事仲間である稲村鈴代弁護士が言う。 「女性弁護士が出始めてから、湯川先生は毎年、女性の新人に声をかけて一緒に仕事をしていました。私もそうやって経験を積ませてもらったんです。母に『湯川先生と一緒にやらせてもらえる』と伝えたら、大喜びでした。先生と同世代の九州女にとって、弁護士第一号の湯川先生は、憧れの存在だったんです」 稲村弁護士は湯川さんの「じっくり聞く」姿勢が、大いに勉強になったと話す。 「離婚の相談に来られる方は、混乱状態にあります。伴侶の浮気発覚の直後だったり、暴力を振るわれていたりで、パニックを起こしている人もいます」 概して、依頼者の最初の相談は、話が堂々巡りになる。 「そんなときでも、じっくりと聞くのが、湯川先生の素晴らしいところ。男性ベテラン弁護士のなかにはそうじゃない方もいるようですが……」 言いよどむ稲村弁護士の言葉を湯川さんが継いだ。 「男性弁護士に『“せからしかね、あんた、さっきから同じことばかり言いよろうが!”と怒られて……』と、泣きながら来た依頼者もおったね」 湯川さんは、同じ話が何度続いても、そのまま語らせる。 「男性は、理詰めの話は上手よ。でも、依頼者は説教を聞きたいわけじゃない。もともと、女の人の話というのは、話が出たり入ったり、いろいろありますでしょ。私はそういう話に慣れているから、ずっと聞いてられるのね。でも、男も女も、依頼者はそうやって、何度も同じ話をしながら、自分の気持ちに徐々に整理をつける。こちらは聞いているだけで、依頼者はおのずと結論にたどり着くとです」 離婚や相続といった“家事事件”では、結論を依頼者本人が出すことが重要と、湯川さんは考える。そして、依頼者の長い話に付き合ったのち、彼女はこう声をかける。「あなた、自分がどうしたいか、もうわかってるじゃない」。 「私たちが先回りして結論を示してしまえば、時間は短く済むかもしれません。だけど、本人が本心から受け入れていなければ、本当に幸せな解決にはならない。だから、まずはこちらが、相手を信用して話を聞く。それが依頼者のかたくなな心を解きほぐす、そう私は信じているんです」
2018年04月23日「大九州うまいものと技紀行」が西武池袋本店で、2018年4月12日(木)から18日(水)の期間で開催される。通算11回目の開催を迎える今回の「大九州うまいものと技紀行」では、食材の"色"に注目し、「赤」と「黒」をテーマに展開。会場には肉の宝庫である九州の牛、豚、鶏のブランド肉を使った料理が勢ぞろいする。「赤」VS「黒」「赤」では、「あか牛ステーキ・すきやき弁当」や「足赤海老入たこめし弁当」、イチゴの限定カップショートケーキなど、見た目も豪華なメニューを用意。一方の「黒」では、「黒豚角煮らーめん」、「佐賀牛バーガー」、「黒毛和牛・黒豚・黒さつま鶏の黒弁当」など、ブランド肉を贅沢に使ったメニューを楽しむことが出来る。「赤」「黒」だけじゃない!絶品メニューが集結福岡の行列店「ベアー フルーツ(BEAR FRUITS)」の焼きカレーや、新地中華街の人気店「中華料理 王鶴」のちゃんぽん、鹿児島「天文館むじゃき」の白熊など、地元でしか味わえない絶品も集結。人気メニューを、物産展の醍醐味でもある"出来立て"の味で楽しむことが可能だ。また、スイーツなども調理過程を実演しての販売。おいしい料理でお腹を満たした後、デザートとしての甘味も忘れずに。こだわりの地酒も用意フードだけでなく、クラフトビールから、本格的な芋焼酎まで様々な地酒も用意。お酒好きな老若男女全ての人が満足できるようなラインナップでこだわりのブランドが取り揃えられる。【詳細】第11回 大九州うまいものと技紀行会期:2018年4月12日(木)~18日(水)会場:西武池袋本店 7階 催事場住所:東京都豊島区南池袋1-28-1出店店舗:60店舗※最終日は午後4時30分閉場。
2018年04月01日九州酒蔵びらき2018が、福岡・JR博多駅前広場にて開催される。期間は2018年3月23日(金)から25日(日)まで。九州酒蔵びらき2018は、日本酒をはじめ、焼酎、ビール、ワインなど、九州各地から厳選された19の蔵元の酒を堪能することができるイベントだ。各蔵自慢の新酒を数量限定で販売するほか、人気飲食店も駅前広場に出張しておつまみを提供する。会場に並べられる日本酒は、福岡・山口酒造場「庭のうぐいす」、佐賀・東鶴酒造「東鶴」、長崎・今里酒造「六十餘洲」、熊本・花の香酒造「花の香」など。また日本酒だけでなく、宮崎・宮崎ひでじビール「ひでじビール」、鹿児島・佐多宗二商店の焼酎「不二才」といったラインナップも用意されている。飲食店はシティダイニングくうてん、博多デイトス、駅から三百歩横丁の各施設から人気飲食店が集結。「もつ料理万作」のチキン南蛮、つくね串、「ニューコマツ」の揚げ物、貝汁などを美味しい酒と共に楽しむことができる。初の試みとしては、数量限定で九州酒蔵びらき2018オリジナルぐい呑みと、おすすめの酒1杯がついてくる酒みくじを発売。さらに、酒みくじで大当たりが出ると酒1本がプレゼントされる。【詳細】九州酒蔵びらき2018日時:2018年3月23日(金)~25日(日)15:00~22:00※最終日のみ21:00ラストオーダー場所:JR博多駅前広場(福岡県福岡市博多区博多駅中央街1番1号)■参加蔵元【福岡】「田中六五」白糸酒造、「庭のうぐいす」山口酒造場、「三井の寿」みいの寿、「花の露」花の露、「若波」若波酒造【佐賀】「東一」五町田酒造、「鍋島」富久千代酒造、「天吹」天吹酒造、「万齡」小松酒造、「古伊万里前」古伊万里酒造、「東鶴」東鶴酒造【長崎】「六十餘洲」今里酒造、「福田」福田酒造【熊本】「花の香」花の香酒造、「崇薫」瑞鷹【宮崎】「ひでじビール」宮崎ひでじビール(ビール)、「都農ワイン」都農ワイン(ワイン)、「㐂六」黒木本店(焼酎)【鹿児島】「不二才」佐多宗二商店(焼酎)■参加飲食店「ごはん家椒房庵」(あごだしおでん)、「もつ料理万作」(チキン南蛮、つくね串ほか)、「ニューコマツ」(揚げ物、貝汁ほか)、「串揚げの四文屋」(もつ煮込、串揚げほか)、「博多たんか」(肉串、テールスープほか)
2018年03月15日「クラシックの演奏会には0歳児は入れない」が常識。しかし、これを覆すコンサートがある。東京交響楽団が2007年より開催している「キッズプログラム ~0歳からのオーケストラ~ズーラシアンブラス meets東京交響楽団」だ。【チケット情報はこちら】小さいこどもがいるクラシック・ファンにとっての悩みは「生でクラシック音楽を聴きたくても、こどもが小さくて行けない」、託児サービスのあるコンサートは増えているものの、「せっかくコンサートホールまで一緒にきたのだから親子でクラシック音楽を楽しみたい」といった要望はいままで数多く聞かれてきた。0歳から入場できるコンサートと言えば、童謡やアニメの音楽などをピアノや小編成のアンサンブル、歌のおねえさん・おにいさんと一緒というものが多く、今までコンサートホールでクラシック音楽を聴いてきた層には物足りなく感じる方もいたことだろう。その中でこの東京交響楽団とこどもたちを魅了する動物たちの金管五重奏団「ズーラシアンブラス」が出演するこのコンサートはその路線とは一線を画し、今年はワーグナー:『ローエングリン』第3幕への前奏曲や、ボロディン:ダッタン人の踊りなど、およそこども向けコンサートには演奏されないような多彩なオーケストラの曲がプログラミングされ、本格的なクラシックの名曲をこどもと一緒に楽しめるようになっている。また、このコンサートは見た目の演出にも工夫があり、コンサートの中で“フルオーケストラ” “ズーラシアンブラスと東京交響楽団のアンサンブルとのお楽しみコーナー”、“オーケストラの中にズーラシアンブラスのメンバーが入って一緒に演奏する”など場面展開があり、こどもたちが飽きないよう構成されている。全体の時間も休憩なしの約70分。休憩時間でこどもたちが走り回る心配もなく、むしろ集中して聴ける時間と言えよう。小さいこどもを連れての外出の際に心配になるのはベビーカーやおむつなどの問題だが、これについても「ベビーカー置き場」、「おむつ交換室」、「授乳室」などを会場に準備するなどしっかりと配慮がなされ安心できる。会場となるミューザ川崎シンフォニーホールはJR川崎駅中央西口から直結で大人の足で3分程度。また2月に川崎駅のエキナカがオープン。ラゾーナ川崎とともにコンサート前後のアクテビティも楽しめそうだ。実はこのコンサート、小さなこどものいる楽団員もできることなら客席で自分のこどもと一緒に聴きたいと思うほど充実した内容だそうだ。プロの音楽家がそう思うのだから、小さな頃から本格的なクラシックで音楽デビューなど情操教育にもきっと良いに違いない。公演は4月8日(日)神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールにて。チケット発売中。
2018年03月05日ハウステンボスでは、2018年3月31日(土)に「春の九州一花火大会」が開催される。九州最大規模の2万発の打上花火を楽しむことができる。「世界花火師競技会」の歴代チャンピオンである「山﨑煙火製造所」と「マルゴー」の2チームによる「エキシビション花火」や、有名アニメソングに合わせて花火を打ち上げる「アニソン花火」など、ダイナミックな花火を楽しむことができる。花火ショーのクライマックスを飾るのは、大迫力の大スターマイン。夜空を華やかな閃光が眩しく照らす。その他、『ドラゴンボール』シリーズの野沢雅子、『北斗の拳』ナレーションの千葉繁、『美少女戦士 セーラームーン』の三石琴乃といった豪華声優陣がトークショーを開催。イベントを盛り上げる。さらに、当日ハウステンボスでは、世界最大1,300万球のイルミネーション「光の王国」、日本最多700品種が彩る「100万本の大チューリップ祭」といったイベントや、この春新登場のアトラクションなど必見のコンテンツが盛り沢山となっている。【詳細】ハウステンボス 春の九州一花火大会開催日時:2018年3月31日(土) 19:10~21:00 ※16:00開場場所:ウォーターマークホテル(トークショー開催)、ロッテルダム会場住所:長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1料金:・ウォーターマークホテル 時価・ロッテルダム会場前売券 1,200円~、当日券 1,500円~※別途ハウステンボスの入場料が必要。ロッテルダム会場園外イス席のみハウステンボスの入場料不要。※購入後のキャンセル・変更不可。
2018年01月28日落ち着いた空間で大人時間を満喫九州の郷土料理が食べられる「さつま屋」は、東京の押上にあります。有名デザイナーが監修した店内は、シンプルな造りの中にスタイリッシュな雰囲気を感じさせる装い。その中でゆったりと食事をとれるのがうれしい点です。打ちっぱなしのコンクリートや木目調のテーブルや床、黒を基調としたインテリアによって、落ち着いた空間になっています。男性も女性も訪れやすいお店お店は、2009年にオープンしました。芋焼酎や日本酒などの瓶がずらりと並んでいる棚のインテリアは、シンプルながら大人っぽい空間を演出するしかけのひとつ。有名銘柄から店主こだわりのセレクトまで、日本酒はなんと約50種類も取り揃えています。焼酎は、プレミアムから定番商品まで幅広いラインアップ。九州料理とともに、お酒がぐいぐい進むこと間違いなしです。来店する人は、男性と女性が半分ずつの割合で、20~50代が多い印象です。デート、記念日のお祝い、家族や子ども連れ、接待、女子会など、さまざまな目的で利用できます。コラーゲンスープがたっぷりの「博多水炊き」「博多水炊き」は、コラーゲンスープに新鮮な地鶏とたっぷりの野菜が入った、身体があたたまる一品。上品なこくとまろやかな口あたりが楽しめるコラーゲンスープは、お肌のハリや潤い、水分バランスを保つのに役立ってくれるでしょう。また、保湿作用が高いといわれているヒドロキシプロリンがしっかり入っていて、お肌の活性化も期待できるかもしれません。「博多水炊き」は雑炊でシメるのがイチオシお店イチオシ料理の「博多水炊き」の魅力は、コラーゲンスープだけではありません。具が少なくなったところで白いごはんを投入すれば、濃厚なスープを利用してほっこり心があたたまる雑炊を作ることができます。鶏肉や野菜の旨味がしっかりと凝縮されたスープで作った雑炊を頬張れば、最後の一口までおいしさを十分に感じられるでしょう。素材へのこだわりも「さつま屋」の特徴のひとつ料理に使用する素材は、厳選されたものばかりです。弾力のある鶏肉は、毎朝養鶏場から直送されています。ムネ肉、モモ肉は、刺し身でも食べられる状態です。つくねはこちらのお店でミンチにして作り、つなぎは使用していません。野菜の仕入れは北足立市場へ足を運ぶことで、全国の朝採れ野菜を厳選しています。食材は新鮮な状態で調理に用いて、おいしさを追求しているお店です。お店は、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」正面口(東口)から歩いて1分、東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄浅草線・東武スカイツリーライン・京成押上線「押上駅」A3出口からは歩いて5分です。お酒のすすむ数々の料理が、あなたを迎え入れてくれるでしょう。スポット情報スポット名:さつま屋住所:東京都墨田区押上2-1-1 都営押上2-111電話番号:03-5637-7858
2017年12月24日電車も見える! 居心地のよい空間で楽しむ絶品野菜博多駅構内にある「VEGEBAL KYUSHU(ベジバルキュウシュウ)」は、オシャレな空間で九州産の野菜を心ゆくまで楽しめるバルです。駅構内にあるお店からは、電車を眺めることもできます。随所にグリーンが配された心地良い店内には、ゆったり座れるソファ席も完備。電車の待ち時間に立ち寄るだけではもったいないほど、魅力的なお店です。福岡でも珍しいカスタムサラダを楽しめる注目のお店お店がオープンしたのは、2016年7月のこと。人気店を多数展開するアンセストラルKが、新たに出店した注目のお店です。九州産にこだわった野菜を、福岡では珍しいカスタムサラダランチという形式で楽しめるお店。おいしい食事を楽しめるだけでなく、同系列のショップ「Mercato」や「ORTO CAFÉ」の販売コーナーも併設されており、人気のスプレッドやドレッシングも購入できます。トマトまるまる1個使用! みずみずしいパスタ見た目のインパクトも絶大なメニューが「フルーツトマトの贅沢トマトソースパスタ」です。シェフ厳選のパスタ麺を使用し、素材にこだわった完全オリジナルのパスタ。トマトソースを絡めたパスタの上に、フレッシュトマトを丸ごと1個乗せたトマト好きにはたまらない逸品です。トマトの酸味と柔らかな甘味が絶妙にマッチ。フレッシュトマトを潰しながら食べれば、ボリュームも満点です。野菜をたっぷり食べられる! 注目のカスタムサラダ!福岡でも珍しい形態で、注目を集めているのが「カスタムサラダランチ」です。「ホウレンソウミックス」「ケールミックス」「レタスミックス」の中から、ベースをチョイス。お好みの具材とドレッシングを選んでカスタマイズできます。ランチには、サラダの他に、パンブッフェ、ドリンクブッフェ、スープブッフェもセットされ、大満足の内容です。駅を行き交う多様な人々に幅広く愛されるお店観光やビジネスなど、様々な目的を持った人が忙しく行き交う「博多駅」。お店は、そんな多様な人々のニーズに幅広く対応しています。野菜を中心にしていることで、女性にももちろん人気のお店です。サラダランチと聞いて、ボリュームに不安を覚える人も、ビュッフェつきのランチには大満足です。サラダ以外にも、デトックスウォーターなど、豊富なドリンクメニューも用意。ちょっとした休憩にも、しっかりお食事にも幅広く応えてくれます。JR各線「博多駅」構内にお店はあります。「HAKATA CITY AMU」の2階。駅構内ながら、しばし時間を忘れることのできる心地よい空間で、心にも体にも栄養満点のサラダランチを楽しむことができます。スポット情報スポット名:VEGEBAL KYUSYU住所:〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 HAKATA CITY AMU 2F電話番号:092-432-1711
2017年12月09日気鋭の指揮者フィリップ・ジョルダン率いる名門オーケストラ、ウィーン交響楽団が来日中。11月24日に都内で記者懇親会が催された。首席指揮者のジョルダンと同楽団インテンダントのヨハネス・ノイベルトを囲み、ツアーへの意気込みやオーケストラのレーベル運営・プログラミングについての詳細が語られ、活発な質疑応答が繰り広げられた。ウィーン交響楽団 チケット情報「ウィーン交響楽団の来日公演は今回が17回目となります。ヴォルフガング・サヴァリッシュ氏との初来日は1967年でしたが、当時のことを遡って調べたところ、同じベートーヴェンの『交響曲第5番』が演奏されていました。我々のオーケストラで最も頻繁に演奏されてきた曲で、これまで554回を数えています」(ヨハネス・ノイベルト)「前回日本に来たのは2007年で、PMFのオーケストラと室内楽を指揮しました。ウィーン響とは就任以来、戦略的なプログラミングを組んできて、初年ではシューベルトのツィクルス、2年目はバルトークとベートーヴェンのピアノ協奏曲のカップリング、3年目には楽団としては20年ぶりとなるベートーヴェン交響曲全曲演奏を果たし、4年目となる2017年1月には中国でベートーヴェン・ツィクルスを演奏しました。3~4月には全曲のレコーディングも行っています。2017年になぜベートーヴェンなのかという必然性も考えています。2020年にベートーヴェン・イヤーを迎えるにあたり、ベートーヴェンをモニュメントとしてではなく、ひとりの人間として捉え直す機会だと思ったのです」(フィリップ・ジョルダン)メンデルスゾーン『ヴァイオリン協奏曲』ではソリストに樫本大進が参加。「これは大変画期的なことで、彼は素晴らしいソリストであるだけでなく、ベルリン・フィルのコンサートマスターであり、オーケストのことを知り尽くしている演奏家です。互いにプラスになる共演で、素晴らしい相乗効果を期待しています」(ジョルダン)マーラー『交響曲第一番・巨人』とブラームス『交響曲第一番』については「ウィーンと強い絆があり、ドイツ系のオーケストラとは異なるオーストリアのサウンドを届けたい」と抱負を語る。オーボエ、ホルン、ティンパニも楽団の伝統を引き継いだ楽器で演奏され、「ウィーンの真髄」を発揮するサウンドになるという。伝統と若いエネルギーが組み合った、特別な演奏会となりそうだ。東京公演は12月1日(金)・3日(日)にサントリーホールにて開催。チケット発売中。文:小田島久恵
2017年11月27日ビルの最上階で絶品イタリアンを味わおう!緑色の外観が印象的な「hus(ヒュース)VIORO店」は、福岡市中央区天神にあるイタリアンレストランです。お店は「VIORO」の最上階にあるため、店内からは天神の街並みが一望できます。料理は、自家製麺のパスタやパエリアといった欧風料理を中心に提供。また、専属パティシエが作るスイーツにも注目。地元九州の新鮮な食材をたっぷり使った料理を堪能できます。北欧のホームダイニングをイメージした店内店名にもなっている「hus」とは、スウェーデン語で「家」を意味していて、北欧のカジュアルなホームダイニングをイメージして名付けられました。また、こだわりのソファやイスなどの家具をお店に配置しています。さらに器には、フランスのストーブ社のココットを使っているのがこの店の特徴です。おしゃれな空間でおいしい食事が楽しめます。九州の新鮮食材を使った自家製生パスタが人気!人気メニューのひとつに、パスタがあります。ランチタイムにはスープとパンが付いているのでオススメ。シェフが厳選した九州産の旬の野菜や厳選素材を活かして作っています。また、麺は全て自家製で作られているのも特徴です。ほうれん草やイカスミ、人参やごぼうなど様々な食材を使ったパスタを提供しています。ぜひ自分の好みに合ったパスタを選んでみてはいかがでしょうか?カフェタイムにスイーツで贅沢気分を堪能スイーツのメニューも充実しています。その中でも「ガレット」はおすすめです。「ガレット」はフランス北西部の郷土料理の一つで、クレープの基になった料理。専属パティシエが作るオシャレなスイーツを一口食べたら、きっと幸せな気分になるでしょう。半個室やテラスなどシーンに合った席を提供しますカウンターやソファ席などがありますが、中でも半個室のテーブル席が子供連れの家族に人気です。小さな子供がいる場合は周りを気にすることなく食事ができるので利用する人が増えています。さらに、ビルの最上階であることを利用した開放感のあるテラス席もあります。日中は暖かい日差しに包まれて、夜は夜景を臨みながら食事を堪能するのも良いでしょう。また、パーティー会場としても利用可能です。お店は福岡市営地下鉄「天神駅」5番出口より徒歩1分、西鉄天神大牟田線「福岡駅」7番出口より徒歩3分の位置にあります。「VIORO」で提携している駐車場5ヵ所も利用可能です。利用金額やサービス時間は各駐車場にて異なるため、事前に確認しましょう。ぜひ、「hus VIORO店」に訪れてみてください。スポット情報スポット名:hus VIORO店住所:福岡県福岡市中央区天神2-10-3 VIORO 7F電話番号:092-406-6608
2017年10月25日第3代音楽監督ジョナサン・ノット(1962~)との蜜月が来季で5シーズン目を迎える東京交響楽団。10月17日、東京都内の楽団本部で会見を行ない、その2018~19シーズンの公演ラインナップを発表した。【チケット情報はこちら】ジョナサン・ノットが指揮するのは、定期演奏会(サントリーホール)4回、川崎定期演奏会2回、東京オペラシティシリーズ1回、名曲全集(ミューザ川崎)2回、こども定期演奏会(サントリーホール)1回の、6演目10公演。さらにダ・ポンテ三部作完結編となる演奏会形式の《フィガロの結婚》も。「楽団員と私というチームが、できるだけ多くの経験を共有できるようなプログラムを意図した。異なる様式、異なる演奏法、異なる時代。音楽的経験を豊富にすることで、聴衆が音楽の旅に出る時の道しるべとして働けると思う」ノットはそう述べて、個々のプログラムについて語った。まずシーズン開幕の4月は定期と川崎定期でマーラーの交響曲第10番アダージョとブルックナーの交響曲第9番という異色の組み合わせ。「偉大な二人を同じプログラムに乗せたらどうなるのか。私も経験がない。ともに未完の作品。作曲家の最後の作品は大好き。あちら側に近づいているのを強く感じる」7月はエルガーの合唱付き大作《ゲロンティアスの夢》(定期&川崎)。英国生まれ、しかもエルガーの故郷ウスターの聖歌隊で歌っていたノットだが、この曲を振るのは初めてだという。「何度も聴いて、子供心に興味深いと感じていた作品。英国音楽をあまり演奏していないのは身近すぎたからかもしれないが、腹をくくってエルガーに臨みたい」11月定期でブラームスのピアノ協奏曲を弾くドイツ人ピアニストのヒンリッヒ・アルパースはこれが初来日。数年前に彼からオファーがあってバンベルクでオーディションをした。「繊細な演奏が私の心を突き抜けた。知名度よりも、自分の心を動かす演奏家と共演したいと思っている。彼とドイツ音楽を演奏するのはこれが初めて」他にも、R.シュトラウスとヴァレーズを並置したプログラム(12月定期&名曲全集)や、初めて登場するこども定期演奏会(4月)などで、来季もまた実に多彩なレパートリーを聴かせてくれる。ノットは言う。「指揮=conductの語源ははラテン語の『ともに導く』。尊敬すべきプレーヤーたちを箱に押し込めるのではない。共演を重ねることで彼らの音楽性、自由がどんどん引き出されていく。だからこそ、この仕事は楽しい」いい指揮者だ。そんな彼らの新しいシーズンを、ぜひ私たちもともに旅したいと思わせてくれる。なお、2019年1月から半年間にわたって予定されているミューザ川崎の改修工事に伴い、その間の川崎公演はカルッツ川崎(2017年10月開館)で行なわれる。取材・文:宮本明
2017年10月19日読売日本交響楽団の2018/2019シーズン・プログラム(来年4月より)が発表された。充実のラインナップをざっと眺めてみよう。まずは指揮者陣。【チケット情報はこちら】2010年から3期9年間にわたり常任指揮者を務めてきたシルヴァン・カンブルランが、来シーズン限りでポストを離れる。メシアンを始めとする現代作品を意欲的に取り上げ、一昨年の欧州ツアーを成功に導くなど、印象的な成果を積み上げてきた彼と読響との集大成となるシーズンだ。来年4月と9月と2019年3月に登場。モーツァルトからロマン派、近代フランス音楽、現代音楽と、彼らしい多彩なレパートリーを聴かせるが、最大の注目はシェーンベルク《グレの歌》だろう(2019年3月)。任期終了間際の大団円。まもなく上演されるメシアン《アッシジの聖フランチェスコ》に続く大規模声楽作品だ。レイチェル・ニコルズはじめ豪華歌手陣を率いての、これまた必聴の公演となる。また、就任披露演奏会の演目で、その後のライヴCDも高い評価を得た、両者にとって記念碑的な作品である《春の祭典》(4月)にも、新たな伝説が加わりそうだ。別れもあれば新たな出会いも。今年9月に首席客演指揮者就任が発表された山田和樹との新コンビは2019年1月にお目見え。藤倉大のピアノ協奏曲日本初演(独奏=小菅優)を含む、3つの異なる趣きのプログラムを振る。もうひとりの首席客演コルネリウス・マイスターからも目が離せない。今年12月のマーラー:交響曲第3番に続く、6月の第2番《復活》に注目。昨年は第6番《悲劇的》を指揮しており、今後の両者のマーラー演奏にも、必然的に期待が膨らむ。客演では、シベリウスやニールセンで注目を集めるフィンランド出身のヨーン・ストルゴーズ(8月)、2032年までかけて進行中のハイドン交響曲全集が話題の、イル・ジャルディーノ・アルモニコのジョヴァンニ・アントニーニ(10月)が、それぞれ十八番のレパートリーを携えて指揮台に上がる。また久しぶりの登場となるバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の鈴木雅明が振る、未完のオラトリオ《キリスト》他のメンデルスゾーン・プロでは、夥しい数の録音で日本にもファンが多いベルリンの名門プロ合唱団、RIAS室内合唱団との共演が特筆される。ソリスト陣では、いずれも昨年登場して評判だった、ヴィクトリア・ムローヴァ(10月・ベートーヴェン)、エマニュエル・パユ(11月・モーツァルト)、そして1932年生まれのスペインの至宝ピアニスト、ホアキン・アチュカロ(2019年1月・ラヴェル)が再共演するのはうれしい知らせ。さらに、エリソ・ヴィルサラーゼ、ピョートル・アンデルシェフスキ、諏訪内晶子、ピエール=ロマン・エラールといった人気のビッグネームも続々登場する。シーズン幕開けの4月定期がマーラーの9番とアイヴズだったり、意外な組み合わせの妙も目を引く新シーズン・プログラム。創立56年目の読響もやる気十分!文:宮本明
2017年10月06日東京都交響楽団に客演するのは4度目というフィンランドの指揮者、ハンヌ・リントゥ。実力者揃いのヨルマ・パヌラ門下の中ではやや遅咲きの感があるが、フィンランド放送響の首席指揮者としても5年目を迎え、内外で精力的に活躍中だ。東京都交響楽団 チケット情報今年2017年はフィンランドの独立100周年にあたる。その記念の年に彼が都響と満を持して取り上げるのがシベリウスの初期の大傑作《クレルヴォ》!本場からポリテク男声合唱団を迎え、民族色豊かな壮大な絵巻を描く。シベリウス・ファンでない方にもぜひおすすめだ。作品の聴きどころについてリントゥに聞いた。「《クレルヴォ》はフィンランド人による初の大規模な管弦楽曲といえる記念碑的な作品です。当時シベリウスはフィンランドの民俗音楽に関心を抱いており、彼の作品で唯一そうした影響を直接聴き取れる曲です。オーケストレーションの観点からも、その後の交響曲とは異なり、より鮮やかで、彼がこのままの路線で作曲していたらバルトークやストラヴィンスキーのような作風になったのではないかと思わせます。しかし彼は《クレルヴォ》で試みた語法は次につながらないとのちに作品を撤回、純粋な交響曲へと方向を転じたのです」《クレルヴォ》は交響曲と呼ばれることもあるが、リントゥは5つの交響詩から成る連作だと考えているという。ストーリーは民族叙事詩『カレワラ』に基づいており、不幸な星のもとに生まれた主人公クレルヴォの波乱に富んだ悲劇的な人生を、ふたりのソリスト、男声合唱とオーケストラで劇的に描く。「この作品を指揮するたびになんとパワフルな音楽だろうと感じます。若きシベリウスがいかにこの物語に夢中だったかが伝わってきます」とその魅力を語る。「ポリテク男声合唱団とは何度もこの作品を共演してきました。現役学生を主体としているので、彼らの若々しいエネルギーが若者クレルヴォを表現するのにぴったりです」さらにこの日は、なんとアンコールにシベリウスの《フィンランディア》を合唱付きで演奏するという素敵なプレゼントが用意されているそうだ。もちろんフィンランド人にとっては愛国心を呼び覚ます特別な曲だが、リントゥは「世界中どこで演奏しても、その土地の人々の心に訴えかける普遍性を持った稀有な作品」と言う。《クレルヴォ》と《フィンランディア》―フィンランド独立100周年を祝うのにこれ以上ふさわしいプログラムはあろうか?公演は11月8日(水)東京・東京文化会館大ホールにて。取材・文:後藤菜穂子(音楽ライター)
2017年10月06日アニメ「交響詩篇エウレカセブン」の新劇場版3部作『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』の公開に合わせて、映画とアングリーパー(UNGREEPER)のコラボレーションによるアイテムが登場。セレクトショップ「エル エイチ ピー(L.H.P.)」にて発売される。コラボレーションアイテムは、アーティストのTAKUMIが描いた「エウレカセブン」浮世絵風オリジナルデザインのTシャツやキャップ、iPhoneケースなど。北斎の《神奈川沖浪裏》などの名画をモデルに、主人公のレントンやエウレカ、ニルバーシュらが、浮世絵の世界に入り込んだような3種類のデザインで展開される。また、『交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』のロゴを紙で潰したようなデザインのワンポイントをあしらった、TシャツやロングスリーブTシャツも展開。こちらは、よりさりげなく「エウレカセブン」をコーディネートに取り入れることのできるアイテムだ。コラボレーションアイテムを取り扱う「エル エイチ ピー」では、原宿・池袋・新宿・名古屋・大阪・ラフォーレの6店舗にて、2017年8月11日(金)から13日(日)まで「エウレカセブン」とのコラボレーションイベントを行う。原宿店には立体ニルヴァーシュ像が登場するほか、店舗ごとに異なるキャラクターのスタンディが登場したり、場面写真や設定画などのパネルが展示されるなど、各店ごとに異なる展開が実施される。さらに、店頭で「エウレカセブン」の関連商品を5,000円(税抜き)以上購入すると、先着67名に、バッヂやティザーポスターといったオリジナルグッズをプレゼントする企画も用意されている。【詳細】EUREKASEVEN×UNGREEPER発売日:2017年8月11日(金)取扱店舗:エル エイチ ピー各店舗、アングリーパー公式サイト ※アングリーパーでは8月11日(金)~13日(日)まで3日間限定先行予約を受付。アイテム例:・Tシャツ 4,600~6,000円+税・キャップ 4,600円+税・アートポスター 16,000円+税・iPhoneケース 3,000円+税■「エル エイチ ピー」コラボレーションイベント期間:2017年8月11日(金)~13日(日)実施店舗:エル エイチ ピー 原宿、池袋、新宿、名古屋、大阪、ラフォーレ内容:・店頭でエウレカセブン関連商品5,000円(税抜き)以上購入の先着67名に、プレスシート、ティザーポスター、汗拭きシート、バッヂ6種のオリジナルグッズをプレゼント。・抽選10名に完成披露上映会の招待券プレゼント。店頭でエウレカセブン関連商品を3,000円(税抜き)以上購入で抽選に1回応募可能。【問い合わせ】エル エイチ ピー 原宿店TEL:03-5474-0808(11:30~20:30)
2017年08月06日こんにちは、恋愛プランナーのTETUYAです。日本全国、都道府県、いろんな地域があるように、男性の生態も、その土地柄によって変わってくると思います。特にその特性が如実に現れる地域が、福岡県を筆頭とした九州。そう九州男児です。彼氏にするなら、九州男児は悪くないと思います。なぜか?それは、自分が九州男児だからという、ひいき目も少しあります(笑)それ以外にも、九州男児の良いとこ、悪いとこあると思いますが、色々差し引いても、良いとこの部分が大きいと思いますし、それが彼氏にする条件として、とても大事な部分を担っている。今回、この愛すべき、九州男児のトリセツについて紹介したいと思います。■九州男児の最大のメリットあくまで、僕の九州の友人たちを見ていて、相対的に思うのが、「男らしい」。これは、彼氏にする条件としては、最重要項目だと思います。いくらイケメンでお金もち、というハイスペックな条件がそろっていたとしても、最終的に男らしくない人だったら、皆さん、つき合えますか?九州男児の男らしさが現れるのが、女性と飲んだとき。そういうとき、九州男児に「ワリカン」という概念はあまりないです。基本「俺が全部だすよスタイル」なんです。ワリカンなんて、そんな男としてかっこ悪い、めめしいことはできないという考えがどこかあります。ただ、お金を全く持っていない男子でも、その場はかっこつけようとするから、それも困ったもんです(笑)。ただ、この点も愛すべき九州男児の特徴のひとつです。■九州男児の難点もちろん、メリットもあれば、デメリットもあります。まず、彼女の優先順位が低いということ。誤解をして欲しくないのは、彼女のことは、もちろん大好きなんです。ただ、先輩、後輩からの誘いが、彼女より優先順位が高い場合が多いです。裏を返すなら、仲間を大事する気持ちが、強いということです。そして、つきあいも深いし、お酒が好きな人ならトコトン飲んでしまいます。そこも、「行っておいで!」と広い心で、送りだして欲しいです。■九州男児の理想もし、九州男児とつきあうことになった場合は、将来は、専業主婦になることを少し覚悟しておいてください。さきほども紹介したように、「俺が嫁を食わしていく」というプライドもありますし、子供が生まれた際は、子供に寂しい想いをさせたくないという気持ちが強く、家庭を守って欲しいという理想が強いところがあります。■九州男児の扱い方九州男児の扱い方ですが、これは意外と簡単。褒めて乗せてあげることさえやっておけば基本大丈夫です。「すごいね」「かっこいい」「頼りになる」的な、よいしょフレーズを言ってあげれば、何でもしてくれます。基本、男は全員、このフレーズには弱いものですが、特に、九州男児には効果絶大なフレーズです。だから、ある意味、愛嬌があるんですね。■おわりに皆さん、少し、九州男児に興味がでてきましたか?相対的には、愛きょうある人も多いし、面倒見もいいし、オススメできるヤツらです。今日からでも、知り合った男性へのファーストクエスチョンは「どこの出身?」って聞いてみてください。もし、九州出身だったら、今回のトリセツを参考に上手に扱ってみてはどうでしょうか。(TETUYA/ライター)(ハウコレ編集部)(古泉千里/モデル)(Yoshifumi Shimizu/カメラマン)
2017年07月15日東京・世田谷の玉川高島屋で5月17日(水)~5月23日(火)の期間中、「九州のうまいもの展」が開催されます!超定番からレアなご当地グルメまで、“九州のうまいもの”をペロリとたいらげましょう。注目のお店とメニューをピックアップします。絶対に食べたい!「九州のうまいもの展」の注目メニュー今回のイベントには、九州・沖縄地方8県から約48店が集結します。特に豊富なラインナップを誇るのは、長崎グルメ。イートインメニューも充実しています。異国情緒ただよう長崎らしい、和洋中が融合した味わいを堪能してください。●その場で召しあがれ!イートインコーナー●長崎「新地中華街老李(ラオリー)」長崎中華街の名店が特製担々麺を提供。濃厚スープと肉みそ、トッピングの桜えびが絶妙のバランスです。スープが絡んだ自家製極細麺がやみつきになる美味しさですよ。「特製担々麺・水餃子セット」(2,160円)、「長崎和牛担々麺・水餃子セット」(2,484円)のどちらも玉川高島屋の限定商品です。● 長崎「吉宗(よっそう)」150年の歴史を誇る老舗は、酢飯を蒸した「蒸寿司」が看板メニューです。「茶碗蒸し・蒸寿し定食」(1,350円)は、ボリュームたっぷりでランチにピッタリ。蒸した酢飯に穴子や魚のおぼろをのせた蒸寿司はもちろん、滑らか食感の茶碗蒸しも、思わずうなる老舗の味わいです。●福岡「村上や」繊細な口どけの「雪菓子(かき氷)」が人気のお店です。おすすめは「雪菓子 いちごミルク」(1,201円)。●お持ち帰り、お土産に!九州各地のご当地グルメ●長崎「三井楽水産」五島名物「五島鬼鯖棒鮨(1本)」(2,916円)は、肉厚の鯖にビックリ。独自の旨酢で締めています。●佐賀「佐賀おこげ鶏めし 名尾庵」ドーンと鶏肉が乗った「みつせ鶏ドッカン盛弁当(一折)」(1,300円)は、各日20点限りの販売です。銘柄鶏「みつせ鶏」の食感と風味がクセになります。甘いもの好きにはたまらない!スイーツ特集●長崎スイーツが日替わりで登場日替わりスイーツの販売は、午後3時からはじまります。購入は1人2点まで、整理券の配布は午後2時30分からです。地元で愛されている長崎スイーツがそろっています。●5月17日(水)長崎「ノスドール」「ボワット・オレンジ」(1,801円)は、缶に入った“熟成缶ケーキ”です。缶のまま空気に触れず熟成させることで、素材本来の旨みがギュっと凝縮。缶を開けた瞬間、芳醇な香りがあふれ出します。30点限定商品です。●5月18日(木)長崎「平戸蔦屋」(平戸市木引田町)文亀2年(1502年)年に創業、九州で最も古いといわれる蔦屋の歴史あるお菓子をいただきましょう。何番から伝わった「カスドース(5個入)」(972円)は、蔦屋が元祖です。30点限定商品。●5月19日(金)長崎「梅月堂」長崎だけの味「シースクリーム(2個入)」(810円)は、70点限りの販売です。明治27年創業の名店が日本で初めて作ったオリジナルケーキを堪能してください。●5月20日(土)長崎「自由飛行船」「さだまさしさん監修かすてぃら(5カット入・185g)」(1,296円)は、歌手・さだまさしさんの“親父と食べたあのかすてらをもう1度食べたい”というひと言から生まれました。何度も試行錯誤を繰り返したという「夢のカステラ」です。100点限定販売。●5月21日(日)長崎「松翁軒」1681年創業、江戸中期から300年以上も続く老舗のカステラは手土産にもおすすめです。「カステラ」(1,188円)は100点限り、「抹茶カステラ」(1,188円)は30点限りの販売。●5月22日(月)長崎「ぽると総本舗」「ぽると(6個入)」(951円)は佐世保を代表する南蛮風味の銘菓です。柚子風味の餡がクッキーの間に挟まっていて、独特の食感を楽しめます。●25周年を迎えるハウステンボス自慢のグルメチーズケーキの「ロイヤルフロマージュブリュレ(径約12cm)」(1,751円)は、ほろ苦いキャラメリゼが大人の味わい。「カースケイク(小、径約13cm)」(1,188円)、「クリームチーズ&ターフルソースセット」(1,961円)も、ぜひ食べてほしい1品です。●スイーツで九州めぐり!●大分「湯布院 ジャズとようかん」温泉地、湯布院のおしゃれな羊羹。「ジャズ羊羹classic(1棹・約300g)」(2,160円)、「ジャズ羊羹ginger(1棹・約300g)」(2,484円)は、それぞれピアノをモチーフにしたデコレーションの“ジャズが似合う羊羹”です。ワインに一昼夜漬けこんだ2種類のドライいちじくが中に入っています。コーヒー、ワインのおともにどうぞ。●福岡「かさの家」大宰府名物の「梅ヶ枝餅(5個入)」(651円)を実演販売。できたての美味しさを楽しんで。●鹿児島「カルビー鹿児島工場」「おいもほっこり」(1,080円)は、工場直送のポテトチップス。「九州甘口しょうゆ味」「安納いも」「栗黄金」「じゃがいも」を食べくらべてみましょう。ご紹介したメニュー以外にも、九州グルメが続々登場しますよ。5月17日(水)~5月23日(火)の開催期間を逃さないでくださいね!開催概要玉川高島屋「九州のうまいもの展」開催期間:2017年5月17日(水)~5月23日(火)時間:10:00~20:00 ※最終日は18:00まで会場:玉川高島屋6階催会場(東京都世田谷区玉川3丁目17番1号)TEL:03-3709-3111URL:
2017年05月17日「九州のうまいもの展」が玉川高島屋で、2017年5月17日(水)から23日(火)まで開催される。期間中は、九州・沖縄地方8県より約48店が出店し、九州代表の美味が一堂に勢ぞろい。「佐賀おこげ鶏めし名尾庵」のみつせ鶏ドッカン盛弁当や、「三井楽水産」の名物である「五島鬼鯖棒鮨」といったご当地グルメのほか、大分「湯布院ジャズとようかん」が展開するワインに漬け込んだドライいちじくを入れたピアノ型の羊羹「ジャズ羊羹classic」、福岡「かさの家」の梅ヶ枝餅といったスイーツも並ぶ。また今回は、異国の食文化を味わえる“長崎グルメ”をイートインコーナーで味わうことが可能。「新地中華街老李」の特製担々麺・水餃子セットや、茶碗むし・蒸寿しで有名な「吉宗」の定食などが堪能できる。“長崎スイーツ”は日替りで販売。「自由飛行船」や江戸中期に創業した老舗「松翁軒」のカステラをはじめ、「ノスドール」の熟成缶ケーキ「ボワット・オレンジ」、梅月堂のケーキ「シースクリーム」などがラインナップする。さらに注目したいのは、多くの観光客が訪れる長崎のハウステンボスの初出店。“長崎の名物”とも言われているタルト風の濃厚チーズケーキ「カースケイク」や、ほろ苦いキャラメリゼがアクセントになった人気のチーズケーキ「ロイヤルフロマージュブリュレ」が販売される。【詳細】九州のうまいもの展会期:2017年5月17日(水)〜23日(火)時間:10:00〜20:00 ※最終日は18:00まで会場:玉川高島屋6階催会場住所:東京都世田谷区玉川3-17-1※九州産以外の原材料を使用している商品もあり。※沖縄県の商品も一部取り扱いあり。※価格は税込。※価格は5月10日時点での表記。変更になる場合あり。■日替り長崎スイーツ連日午後3時より販売※1人2点まで※14:30から整理券を配布。
2017年05月14日映画本編を「東京フィルハーモニー交響楽団」によるフルオーケストラ生演奏と合わせて楽しむ、ディズニー『美女と野獣』ライブ・オーケストラが4月29日(土)、東京国際フォーラム ホールAで世界初演を迎え、即完チケットを手にした幸運な5,000人が駆けつけた。4月21日(金)に全国で封切られ、26日(水)の時点で早くも動員151万1,620人、興収21億3,930万円という「アナ雪」超えのペースで大ヒット中の実写版『美女と野獣』。そんな本作が、ニコラス・バック指揮のもと、90名の「オーケストラ東京フィルハーモニー交響楽団」が、巨大なスクリーンに映し出される映像に合わせ、サウンド・トラックを忠実にシンクロ演奏する“シネオケ”で上映された。ちなみに、劇場公開中のディズニー映画作品での開催は世界初。関係者によると約5,000枚のチケットは即完だったそうで、上映後にはスタンディング・オベーションが巻き起こった。さらにこの日は“アンコール”として、プレミアム吹き替え版でベルを演じる昆夏美、野獣役の山崎育三郎がサプライズで登場。デュエットで「愛の芽生え」「美女と野獣」、山崎さんが「ひそかな夢」を熱唱し、会場はさらなる感動に包まれていた。ベルと同じく黄色いドレスに身を包んだ昆さんは「たくさんのお客様の前で、パワーをいただきながら、歌わせていただき、大変光栄です。オーケストラの皆さんとご一緒できるのも大変貴重な経験。胸がいっぱいで泣きそうになりました」と感無量。王子のコスチュームをまとった山崎さんは「周りからすごい反響をいただき、盛り上がりを毎日実感しています」と本作の旋風を肌で感じている様子だった。昆さん&山崎さんが出演するプレミアム吹き替え版も、本作の大ヒットを後押ししており「私にとっても大スターである方々がたくさん集まった、本当にプレミアムなキャスティング。今日は字幕版だとうかがいましたが、ぜひ吹き替え版も観ていただき、違いを楽しんでいただければと思います」(昆さん)、「今回、実写版のために日本語訳が生まれ変わり、その美しさにグッときました。ダイレクトに映像と言葉が突き刺さってくるはず」(山崎さん)とアピールしていた。『美女と野獣』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 (2017) 2017年4月21日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年04月29日東京フィルハーモニー交響楽団による『ハリー・ポッターinコンサート』の開催が決定。2017年8月10日(木)より順次、東京・大阪・名古屋・神戸の4都市で行われる。シネマ・コンサートは、名作映画の音楽パートをそのまま抜き出し、東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏と共に巨大スクリーンで映画が上映される、映画をライブ感覚で楽しむという本物志向のオトナ世代に人気のエンタテインメント・ショーだ。ハリー・ポッターシリーズのシネマ・コンサートは2016年の夏休みに国内4都市で開催され、好評を博した。今回の公演では、オーケストラが生演奏する『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の全曲を聴きながら、HDの40フィートスクリーンで映画を鑑賞。臨場感あふれる美しい演奏で再現されたジョン・ウィリアムズの名曲は、映画の世界観をさらに深く構築し、魔法の世界に引き込まれるような体験を提供してくれる。【開催概要】『ハリー・ポッターinコンサート』 シリーズ第2弾『ハリー・ポッターと秘密の部屋』■東京公演日程:2017年8月10日(木)・11日(金・祝)場所:東京国際フォーラムホールA 時間:10日(木)開場18:00 / 開演19:00、11(金・祝)開場13:00 / 開演14:00■神戸公演日程:2017年8月12日(土)場所:神戸国際会館こくさいホール時間:開場15:15/開演16:00■名古屋公演日程:2017年8月14日(月)場所:愛知県芸術劇場・大ホール時間:開場17:40 / 開演18:30■大阪公演日程:2017年8月16日(水)場所:フェスティバルホール時間:開場17:30 / 開演18:30<チケット概要>一般発売日:東京・名古屋公演:6月1日(木)午前10:00~神戸・大阪公演:6月24日(土)~料金: S席 9,800円、A席 7,800円 (※全席指定、税込、未就学児入場不可)HARRY POTTER characters, names and related indicia are © & ™ WarnerBros. Entertainment Inc. J.K. ROWLING`S WIZARDING WORLD™ J.K. Rowlingand Warner Bros. Entertainment Inc. Publishing Rights © JKR. (s17)
2017年04月28日新日本フィルハーモニー交響楽団が、2017/18シーズンのラインナップを発表した。「新日本フィルハーモニー交響楽団」のチケット情報長年ドイツのオペラハウスで活躍し、国際的評価の高い指揮者・上岡敏之を音楽監督に迎えて2シーズン目となる2017/18シーズン。その中核をなす定期演奏会は、本拠地すみだトリフォニーホールでの「トパーズ」、サントリーホール・シリーズ「ジェイド」、金曜・土曜14時開演のアフタヌーン・コンサート「ルビー」の3シリーズ(全24公演)。上岡はうち8公演に登場し、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」、シューマンの交響曲第1番「春」、ツェムリンスキーの「人魚姫」、ブルックナーの交響曲第6番などを指揮する。「映画で例えるなら、ハリウッド映画ではなくヨーロッパ映画です。絢爛豪華な花火ではなく、聴いた後で心に残り、何かを考えさせてくれるようなプログラムを目指しました」と上岡が語るとおり、派手さはないものの、奇をてらわずに作品と真っ向勝負の気概がうかがえる内容となった。客演の指揮者やソリストも実力者揃い。ウィーン・フィルのコンマス、ライナー・ホーネック、現代音楽に定評あるマルクス・シュテンツ、モーツァルトのピアノ協奏曲で上岡と共演するアンヌ・ケフェレック、自作を指揮する作曲家タン・ドゥン、北欧の巨匠オッコ・カムと錚々たる顔ぶれだ。「決してビジネスではなく、音楽と真摯に向き合って我々と共演してくれるアーティストだけを選びました」と上岡こだわりの人選がキラリ。2017/18シーズンは楽団創立45周年、そして日本初の自治体とのフランチャイズ提携である墨田区とのパートナーシップ20周年(本拠地のすみだトリフォニーホールも開館20周年)の節目だが、だからこそこれからの成長を視野に入れた、まさに地に足をつけたラインナップだろう。また、シーズンラインナップに加え、ファンには嬉しい新企画が誕生。「トパーズ」定期会員と、横浜みなとみらいホール特別演奏会「サファイア」のセット券購入者限定で、2018年3月開催の「上岡敏之ピアノ・リサイタル」へご招待するという。ピアニストとしての実力も超一級の上岡が、日本で初めて行うソロ・リサイタルだけに、まさにスペシャルな企画だ。続けて、ファンから演奏曲を募集したリクエスト・コンサート(7月21日(金)・22日(土)すみだトリフォニーホール)のプログラムも決定。ベルリオーズの幻想交響曲とパガニーニのヴァイオリン協奏曲の2曲が発表された。リクエストの選定にあたった上岡は「本当に数多く、様々な曲をリクエストして頂きました。その中から、今回は“ヴィルトゥオーゾ”をテーマにして、この2曲を選びました。他のリクエストも今後のプログラムの参考にしてきますので、どうぞご期待ください」と意気込みを語った。新日本フィルの2017/18シーズンは、9月22日(金)よりスタート。各シリーズ1回券のチケットは、9~11月公演が7月18日(火)、1~3月公演が10月17日(火)、4~7月公演が2018年1月30日(火)に発売となる。
2017年04月21日新緑の上野の森で華々しく行われるゴールデンウィークの風物詩「N響ゴールデン・クラシック」。毎年、NHK交響楽団と話題のソリストの共演が好評を博す本公演だが、今年は指揮者をスペインの俊英ロベルト・フォレス・ヴェセスが務め、ソリストには現在ドイツで研鑽中で、2013年の日本音楽コンクール第1位など飛躍がめざましいヴァイオニストの大江馨が登場する。プログラムの前半にチャイコフスキーの協奏曲を披露する大江に意気込みや聴きどころを訊いた。N響ゴールデン・クラシック チケット情報抒情的な旋律美と華やかなスケールを併せ持ったチャイコフスキーの協奏曲は、大江が最も愛する協奏曲のひとつだという。「過去に仙台フィルなど3つのオケと共演したことがあり、人前で弾くのは今回で4回目。作品の魅力であり難しさは、フレーズの長さですね。他の協奏曲と比べても異様なまでに長く、ゴールに辿り着くまでの道のりは山登りを何度も繰り返すような感じ。それは、長く寒い冬を耐えて暖かい春を待つロシア人の心の表れなのかもしれません。3つの楽章の中で僕が一番好きなのは、情感に溢れた主題が壮大に展開する第1楽章です」2015年にも共演したことがあるN響(指揮は尾高忠明。プログラムはプロコフィエフの協奏曲第1番)の印象を、大江は次のように語る。「音色の美しさも、アンサンブルの精確さも素晴らしく、特に前者は世界的にも有数だと思います。今回共演する指揮者のヴェセスさんは初共演ですが、若くして管弦楽とオペラの双方で世界的に活躍されている方。自分と年齢の近い方との新しい出会いはいつも刺激を受けるので、今回もとても楽しみにしているところです」大学時代は慶應義塾大学で政治思想を専攻し、同時に桐朋学園大学で音楽も学んだ大江は、その共通点を「答えが出ないものを根本から議論して分析する政治思想は、楽譜の読み方にも通じる」と考える。今回の公演でも、研ぎ澄まされた感性と、瑞々しい知性が調和した秀演が期待できそうだ。また、開演前にはプレコンサートも開催され、J.S.バッハの無伴奏パルティータ第3番のプレリュード、モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのためのソナタK.423の第1楽章、ベリオのデュオ・コンチェルタンテ第1番の第1楽章を演奏する。モーツァルトとベリオではN響を代表する名手との豪華共演を予定しており、こちらも楽しみのひとつだ。公演は5月3日(水・祝)に東京・東京文化会館大ホールで開催。チケット発売中。取材・文:渡辺謙太郎
2017年04月17日