松坂桃李が撮影の1年から練習を重ね、ヴァイオリニストを演じる本格的な音楽映画『マエストロ!』。映画の公開が今月31日に迫り、1月20日(火)、よみうり大手町ホールにて公開直前イベントが行われ、松坂さんをはじめ、共演の西田敏行、シンガーのmiwa、小林聖太郎監督が登場した。さそうあきらの漫画を原作とする本作。人生挫折中のヴァイオリニスト(松坂桃李)が、不況で解散が伝えられた名門オケの復活に心躍らせるが、その仕掛け人である指揮者・天道(西田敏行)は破天荒な謎のひげ男で、メンバーも“負け組”ばかり。だが天道の導く音の深みが楽団員の心を動かし始め…。本作で指揮指導&指揮演技監修を務めた世界的指揮者・佐渡裕さんの熱血指導について聞かれると、松坂さんは「佐渡さんがいらっしゃるだけで、一瞬にして“森”になるんですよね。情熱が一瞬にして伝わるので、それを直に体感できたのは非常に貴重でした」とふり返る。実際にその熱い指導を受けた西田さんも「情熱を“人間”にすると、ああいう形になるんですね。本当に表情が豊か(ゆたか)、佐渡裕(ゆたか)です」と西田節を炸裂させ、会場を笑いに包んでいた。本作で映画デビューを飾ることとなる、天才フルート奏者を演じたmiwaさんは「佐渡さんは、実は大学でフルート科を卒業されていたのですが、フルートをやっていたんだよね?と言われて。実際やったことはなかったので、最高の褒め言葉だなと思いました」と撮影当時のエピソードを語った。また、撮影にあたり佐渡さんによる指導を受け、謎の指揮者“天道”を演じきった西田さんが、劇中演奏曲であるベートーヴェン「運命」の指揮を会場で生披露することに!松坂さんが劇中のセリフを用いて「あなたの棒です」と隠し持っていた指揮棒を手渡し、張り詰めた空気が漂う中、弦楽四重奏(ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ)を前にした西田さんが両手を振り上げ見事な“マエストロ”姿を披露し、会場からは歓喜の拍手が巻き起こった。松坂さんは「思わず自分が(ヴァイオリンを)弾きそうになりました」と興奮気味に語り、miwaさんは「背筋がピンとなりますね。(撮影時の)あの緊張感を思い出しました。フルートを構えたくなりましたね」と、久しぶりに目にした西田さんのマエストロっぷりに感激の様子だった。またこの日はスペシャルゲストとして、エンディングテーマ「マエストロ!」を手がけた盲目のピアニスト・辻井伸行さんがサプライズ登場。ピアノの生演奏を披露されると、観客はもちろん、キャスト陣までもが感動に包まれ、客席にはすすり泣く声もあった。辻井さんは「この作品に関われたことに本当に感謝していますし、誇りに思っています。こんなに皆さんが演奏できるとは思っていなかったので、びっくりしました。豪華なメンバーがここまで熱心に練習されて感動しました。素晴らしいです」と、松坂さんらキャスト陣の役作りに賞賛を贈る。すると辻井さんと同い年(26歳)の松坂さんは「辻井さんにこのような言葉をかけられるとは!同い年で違う畑の人たちとこのようにして関われるとは、この映画で音楽というものに引き寄せられたんだなとつくづく実感しています」と感慨深い様子で語った。最後に松坂さんは「本作は色々な境遇の皆さんにも様々なシーンで置き換えられるところがあると思います。コンサートシーンを、身体で、目で、耳で実感して頂ければと思います。最後までどうぞお楽しみください」と演じたコンサートマスターらしく、力強く締めくくった。『マエストロ』は1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マエストロ! 2015年1月31日より全国にて公開(C) 2015『マエストロ!』製作委員会(C) さそうあきら/双葉社
2015年01月21日映画『マエストロ!』の公開直前イベントが20日、東京・よみうり大手町ホールで行われ、キャストの松坂桃李、miwa、西田敏行、小林聖太郎監督が出席した。さそうあきらの同名漫画(双葉社刊)を実写化した本作は、オーケストラを舞台に、謎の指揮者と楽団員の奮闘を描く音楽エンタテインメント作品。ヴァイオリニストの香坂(松坂)のもとに、再結成した名門オーケストラの話が舞い込むが、指揮者は経歴も素性も不明の天道(西田)。自分勝手な進め方に楽団員たちは猛反発するが、復活コンサート当日、天道が仕掛けた“秘密”が明らかになる――というストーリーで、映画は31日から全国公開。本格的なヴァイオリン練習を積んで撮影に臨んだ松坂は、「プロの方たちに触れながら進行することができた。音楽家としての人生を味わせてもらった経験でした」と振り返り、「大勢の人で1つのものを作る楽しさや喜びが詰まってる。コンサートシーンは、耳や体で実感して欲しい」と胸を張ってアピール。また、指揮指導は世界的指揮者・佐渡裕が務め、西田が、「情熱を人間の形にすると、あんな感じなんだなぁと思った。表情がとても豊かな方」と話すと、本作で初演技&初フルートに挑戦したmiwaも、「『フルートやってたんだよね?』って言われたのが、最高の褒め言葉でした」と笑顔を見せた。イベントでは、西田が四重奏に合わせて、ベートーヴェン「運命」の指揮を披露し、miwaは、「西田さんの指揮を見ると背筋がピンとなります。フルートを構えたくなる」とにっこり。また、ゲスト登場したピアニストの辻井伸行がエンディングテーマを演奏し、「撮影を見て、こんなにみなさんが弾けるとは思ってなかったのでビックリしました。熱心に1つのものを作ろうとしていて感動しました」とキャスト陣の奮闘を称賛。そのピアノ演奏に瞳を潤ませていた松坂は、「優しくそっと背中をなでてくれるような演奏でした。同い年の方が、こんなに素晴らしいものを生み出しているんだと思うと元気をもらえます」と感謝の言葉を口にしていた。そんな松坂は、映画『万能鑑定士Q―モナリザの瞳―』で共演した女優・綾瀬はるかと、一部で熱愛報道があったばかり。両事務所とも報道を否定しているが、報道陣から交際質問が飛ぶと、去り際に立ち止まって、「友だちです」と笑顔で否定。一方の綾瀬も、15日に都内で行われたイベントで、「友だちです」と否定している。
2015年01月21日チケットぴあの集計によれば、今年2014年の12月に行なわれる日本全国の「第九」演奏会(有料)は105公演。それぞれに異なる個性とエネルギーの「第九」が鳴り響く。チケットぴあ/「第九」コンサート特集2014「年末の第九」の元祖、NHK交響楽団には、「新時代のカリスマ指揮者」の呼び声も高いフランソワ・グザヴィエ・ロトが登場。1971年パリ生まれのロトは、南西ドイツ放送交響楽団首席指揮者を務める一方で、古楽器と現代楽器の両方を駆使する革新的アンサンブル「レ・シエクル」を率いて、バロックから現代作品まで新鮮な演奏を聴かせる異才。すでにさまざまな時代的アプローチが繰り広げられているベートーヴェンで、どんな解釈を聴かせるのだろう。読売日本交響楽団を振るのは1935年生まれのベテラン、レオポルト・ハーガー。ザルツブルク生まれで、モーツァルトを始めとするウィーン音楽に定評あるハーガーの、掌中のベートーヴェンに期待が高まる。日本の国立オペラハウス=新国立歌劇場合唱団の「第九」が聴けるのは読響だけだ。東京都交響楽団の指揮台には、同楽団との長い共演関係を経て今年4月に終身名誉指揮者に就任した小泉和裕が登場する。互いに手の内を知り尽くした、飾らない深い信頼で結ばれた指揮者とオーケストラならではの息づかいを堪能したい。ちょっとユニークなプログラムを組んだのがダン・エッティンガー指揮の東京フィルハーモニー交響楽団。「第九」とともに演奏する伊福部昭《SF交響ファンタジー第1番》は、あの「ゴジラ」を含む、特撮映画音楽からの演奏会用オーケストラ曲だ。「第九」と「ゴジラ」を一緒に聴けるのはおそらく日本だけ!来日オーケストラでは佐渡裕指揮のケルン放送交響楽団に注目。東京・大阪で計10公演を行なうが、独唱者や東京オペラシンガーズと晋友会合唱団による総勢110人の合唱団も含めて全公演を同じメンバーで演奏する。集中力が研ぎ澄まされる本番を重ねる中で、日本の「第九」演奏史上でも稀なハートの通い合ったアンサンブルが生まれるのでは。2015年9月からウィーン(と近郊のザンクト・ペルテン)を本拠とするトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任する佐渡裕にとっても、今後いっそう関係が深まるであろうベートーヴェンとの新しいページをめくる機会になるはずだ。今年もよりどりみどりの「第九」。身はひとつで全部聴くことができないのが悩ましい。文:宮本明←年末の第九(1)なぜ年末?戦後に定着した風物詩
2014年12月08日映画『マエストロ』の完成披露試写会が12月2日(火)に開催され、主演の松坂桃李に西田敏行、初めて女優業に挑戦したシンガーのmiwa、小林聖太郎監督が舞台挨拶に登壇。松坂さんは、“11億円”もの価値を持つヴァイオリンの王様「ストラディヴァリウス」を生で演奏した。さそうあきらの漫画を原作に指揮者の佐渡裕(指揮指導)、ピアニストの辻井伸行(エンディングテーマ)など第一線で活躍する音楽関係者も参加した本作。人生挫折中のヴァイオリニストが、不況で解散が伝えられた名門オケの復活に心躍らせるが、その仕掛け人である指揮者・天道は破天荒な謎のひげ男で、メンバーも“負け組”ばかり。だが天道の導く音の深みが楽団員の心を動かし始め…。松坂さんは「日本の音楽映画に新しい風を吹かせにやってきました」と完成した作品への自信を語り、西田さんも「血の出るような努力、血の出るような指揮ぶりで頑張りました!」と胸を張る。実際、松坂さんはこれまで全くヴァイオリンに親しんだ経験はなかったが、撮影開始の1年前もから練習を開始!「最初は難しささえ全く分かっておらず、(ジブリ映画の)『耳をすませば』の天沢聖司みたいでカッコいいなとか(ヴァイオリンの演奏の難しさを)すごいことと捉えることさえできない自分がいたんですが(笑)、練習を始めてだんだん口数が減っていく地獄の日々でした」とふり返った。miwaさんは、年末の「紅白歌合戦」への2年連続参加が先日発表され、会場は祝福の拍手に包まれた。今回、演技初挑戦で戸惑うこともあったよう。さらに、フルートの演奏をせねばならず「4か月練習した」と明かすなど、初挑戦尽くしの作品となった。西田さんは初めてとなる指揮者役について「一度は役としてやってみたかった」と語り「指揮者が汗だくで陶酔する姿を見て、あのとき何を見て、何を感じているのか?俳優として知りたかった」と強く役柄として惹かれたと語った。そして、この日の最高値の“ゲスト”として11億円のストラディヴァリウスと2,000万円の弓が警備員に警護されながら恭しく壇上へと運び込まれる。劇中で見せた腕前を観客の前で披露することとなった松坂さんは、つい先日別の映画の舞台挨拶で瓦の10枚割りを行なったことを引き合いに「最近、ムチャぶりが多い…(苦笑)」とボヤきつつ、手の汗を拭ってストラディヴァリウスを手に取り、緊張した面持ちでその音色を奏でた。演奏を終えるとドッと疲れたような顔を見せつつ「ヴァイオリンから出る振動が身体に伝わってきました。弓も重さがあって、(ヴァイオリンに)乗せただけで自然と吸い寄せられるような感覚」と感想を口にした。この日は、プロのヴァイオリニストの演奏による、一般的なヴァイオリンとストラディヴァリウスの音色の聴き比べも行われたが、観客の耳にもその差は歴然!深みのある音色に松坂さん、西田さん、miwaさんも恍惚の表情で耳を傾けていた。『マエストロ』は2015年1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月02日松坂桃李、西田敏行、miwaが共演する映画『マエストロ!』の本予告映像とポスタービジュアルが解禁された。本映像では、楽器演奏と指揮に本格的に挑戦した松坂と西田が、miwaらキャスト全員と挑んだ圧巻の演奏シーンも登場する。『マエストロ!』本予告映像本作は、さそうあきらの人気同名コミックを実写化したオーケストラ・エンタテインメント。解散した名門オーケストラの“負け組”楽団員たちが、突然、現れた経歴も素性もわからない謎の指揮者、天道によって再び集められ、復活コンサートを目指す姿が描かれる。松坂は、若きヴァイオリニストの香坂を演じ、miwaはフルート奏者のあまねを演じる。本予告映像は、再就職先が決まらない“負け組”名門オーケストラの楽団員たちが、西田演じるとても指揮者に見えない天道によって集められる場面から始まる。彼らは、交響曲『運命』と『未完成』を奏でる復活コンサートを目指し、廃工場で練習を重ねるが、破天荒な天道の指揮にとまどい、特に香坂は反発を強める。そして、復活コンサート当日、楽団員たちは天道が仕掛けたある“秘密”を知ることになる。ポスタービジュアルは、観客エキストラ含め800人が参加して撮影が行われた復活コンサートのワンシーンを捉えたもので、予告映像では、約1年に渡ってヴァイオリンの特訓をしたという松坂や、日本を代表するマエストロ佐渡裕に指揮指導を受けたという西田らキャストが挑んだ復活コンサートの場面も登場する。そのほか、ピアニストの辻井伸行が、本作のエンディングに提供した書き下ろし楽曲の一部も初披露されている。『マエストロ!』2015年1月31日(土)全国公開
2014年10月24日松坂桃李と西田敏行が初共演で贈る、負け組楽団員と謎の指揮者が巻き起こす笑いと涙の本格的音楽エンタテインメント『マエストロ!』が、2015年1月31日(土)より全国公開となる。松坂さんと西田さんはそれぞれヴァイオリン演奏と指揮に初挑戦、さらに人気シンガーのmiwaがギターをフルートに持ちかえて映画初出演を果たした本作から、ついに本予告編とポスタービジュアルが解禁となった。若きヴァイオリニスト・香坂(松坂桃李)のもとに舞い込んだ、解散した名門オーケストラ再結成の報。だが、練習場は廃工場、集まったのは再就職先の決まらない“負け組”楽団員たちばかりとアマチュアフルート奏者のあまね(miwa)。そこに現れたのが、謎の指揮者・天道(西田敏行)。このオーケストラの再結成を企画した張本人だが、経歴も素性も不明、指揮棒の代わりに大工道具を振り回し、自分勝手に進行する天道に、楽団員たちは猛反発。だが、次第に、天道が導く音の深さに一同は引き込まれていく。だが、香坂だけは天道の隠された過去を知り、反発を強めてしまい…。解禁されたポスターでは、楽団のドタバタぶりを思わせるコミカルな雰囲気の第1弾ポスターとは打って変わって、素晴らしい才能を持つ若きヴァイオリニスト・香坂を演じる松坂さんと、天才フルート奏者・あまねを演じたmiwaさんが、それぞれ真剣な眼差しで演奏に臨む姿が。そして、負け組楽団員の再結成を企画した謎の指揮者・天道役の西田さんは、指揮をしながら感極まっている様子が伺える。また、予告編では、作業着姿でタクトに見立てた大工道具を振ったり、「君らのは、音楽やない」と言い放つなど、とても指揮者に見えない西田さんの破天荒ぶりはもちろん、楽団のコンサートマスターとして天道の自分勝手なやり方にブチキレる松坂さんの姿も。また、miwaさんは完璧な関西弁を披露し、あまね役を天真爛漫に演じるなど、キャラの立った人物ばかりが登場。だが、本作の最大の見どころとなるオーケストラのコンサートシーンでは、観客エキストラ含め800人が参加し、クラシック音楽の定番中の定番「運命」と「未完成」を楽団員たちが披露。タクトを振る姿でも強烈な存在感を放つ“マエストロ”西田さんと、約1年に渡りヴァイオリンの特訓をしてきたという松坂さんらキャストとの意識が一体となり、完成した演奏シーンはまさに圧巻のひと言だ。さらに、“奇跡のピアニスト”辻井伸行が、本作のために書き下ろしたオリジナルエンディングテーマが、予告編映像の中で初披露。西田さんの指揮指導・指揮演技監修を務めた日本を代表するマエストロの佐渡裕とともに、世界的音楽家2人による“本物の音楽”が、音楽エンタテインメントに興奮と感動を与えている。『マエストロ!』は2015年1月31日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月24日『オズの魔法使い』に想を得て、ペンギンプルペイルパイルズの倉持裕が新作を書き下ろし。M&Oplaysプロデュース『ライクドロシー』として、11月、東京・本多劇場で上演する。そこで倉持作品の常連である片桐仁に、現在の心境を語ってもらった。M&Oplaysプロデュース『ライクドロシー』チケット情報8年前の『パリアッチ』を皮切りに、ペンギンプルペイルパイルズ『審判員は来なかった』、『鎌塚氏、放り投げる』と、倉持作品に過去3度出演している片桐。そしてその共通点が、“コメディ”であり、それはこの『ライクドロシー』にも当てはまる。「コメディってコントと違って、その役の中で一生懸命生きれば生きるほど、面白く見えるんですよね。そこにある“ズレ”みたいなものを倉持さんはすごく考えているし、しかも生の人間が演じることで、よりそこが際立っていくというか。そういう舞台表現を、倉持さんはどんどん突き詰めていっている気がします」コントユニット「ラーメンズ」の一員である片桐は、いわば笑いのプロ。それだけに倉持作品の笑いについても理解度が高く、倉持は「片桐さんがいるだけで勝率が上がる感じがする」と評するほど。また難解と言われることの多かった倉持作品だが、「片桐さんが入ることで、すごく間口を広く、観やすくしてくれる。しかもそれが下品にウェルカムな感じがしないというか、ちょうどよく中和してくれるんです」と語るように、片桐に対する倉持の信頼は非常に厚い。今回片桐が演じるのは、『オズの魔法使い』で言うところの“ブリキ”に当たる男で、同じく“かかし”の高橋一生、“ライオン”の塚地武雅との小悪党トリオを組む。「一生くんはすごくいい俳優さんだと思いますし、また塚っちゃん(=塚地)なんて、ほぼラーメンズと同期ですからね。そんな塚っちゃんと、まさか舞台で共演できる日がくるとは…。まぁリアクションひとつ取っても天才ですし、塚っちゃんとがっつり絡めるのがすごく楽しみで!ぜひこの3人ならではのチームワークを出していきたいなと思います」ヒロイン役の長澤まさみとはこれが初共演。長澤の写真を眺めつつ片桐は、「本物の方がかわいいんだろうなぁ」と頬をゆるめる。「でも今回は、長澤さんが結構強めな役どころなんですよね。やっぱりおじさんたちとしては、そんな長澤さんに困らせて欲しいなと(笑)。だからお客さんも、そんな長澤まさみ女王プレイを(笑)、そしておじさん3人が困っているさまを、観に来てみてはいかがでしょうか?」11月8日(金)から24日(日)まで東京・本多劇場で上演するほか、全国でも公演。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2013年09月20日ペンギンプルペイルパイルズの倉持裕が、長澤まさみを主演に迎えて書き下ろす新作コメディ、M&Oplaysプロデュース『ライクドロシー』が、11月、東京・本多劇場で幕を開ける。そこで演出も手がける倉持と、『クレイジーハニー』以来2度目の舞台出演となる長澤に話を訊いた。M&Oplaysプロデュース『ライクドロシー』チケット情報ヒロイン役の長澤について倉持は、「きれいなのはもちろん、意地悪そうというか(笑)、ちょっと毒っ気がありそうな感じがいい」と、独自の視点から女優としての魅力を述べる。だがそれは本作における重要なファクターでもあるようで、「あまりフラットにならず、長澤さんのように強烈な印象のある人の方がコメディは作りやすいんです」と、そのキャスティング理由を語った。そんな長澤は今回のオファーを、「すごく嬉しかったです!」と目を輝かせる。「映像の場合、完成までの過程で知らないことの方が多いですが、舞台の場合、一からみんなで作り上げていける。その“ちゃんと仕事してる”“生きてる”って感じがすごく楽しくて。特に小劇場の方って、お芝居することをすごく楽しんでいるし、いい人だし、キラキラしているし…」と話す途中、倉持から「鈍い光を?(笑)」というひと言が。すると長澤は「芸能人っぽいキラキラではないんですけど(笑)、自分の仕事に誇りを持っているところが、ご一緒していてすごく素敵だと思います」と続けた。『鎌塚氏、放り投げる』『鎌塚氏、すくい上げる』が好評を博し、コメディ作家としても新境地を切り開いた倉持。「コメディに大切なのはギャップとスピード感」と明かし、『鎌塚氏~』同様、分かりやすいコメディを目指す。また本作は『オズの魔法使い』が下敷きになっており、“長澤=ドロシー”ということになるが…。倉持いわく、「『オズ~』の方は温かい手を差し伸べて、かかしとブリキとライオンに協力を請うわけですが、こっちはもっと弱みを握って従わせるというか(笑)。でも長澤さんなら、そういうのをあまり嫌味にならずにできるんじゃないかと思うんですよね」と期待を寄せる。かかしとブリキとライオンに当たる小悪党を演じるのは、高橋一生、片桐仁、塚地武雅の3人。「すごくぴったり」と長澤も話すように、彼女にいじられる3人という画が、不思議としっくりくる。倉持も「なんか意地悪されても仕方ないって感じがしますもんね」とニヤリ。すると長澤は、「じゃあとことんいじめたいと思います!」と満面の笑みを浮かべていた。11月8日(金)から24日(日)まで東京・本多劇場で上演するほか、全国でも公演。チケットぴあでは東京公演のインターネット先行・いち早プレリザーブとインターネット先行・プレリザーブを9月8日(日)午後11時まで、福岡公演のインターネット先行・プレリザーブを9月12日(木)午前11時まで受付中。いち早プレリザーブではぴあ特別席(前列4列目まで)も受付ている。取材・文:野上瑠美子
2013年09月06日名作映画をオーケストラの生演奏とともに鑑賞できるコンサート「名作シネマとオーケストラ」(通称:シネオケ)のリハーサルが、7月17日、東京・上野の東京文化会館 大ホールで行われた。「名作シネマとオーケストラ」の公演情報シネオケは、最新のデジタル技術により、映画から台詞や歌以外のオーケストラ楽曲部分のみを完全に取り除き、その映画全編をオーケストラの生演奏とともに巨大スクリーンで鑑賞できるコンサート。昨年、佐渡裕が指揮をとった『ウエスト・サイド物語』で日本初上陸し、東京・大阪で2万人を超える観客が大絶賛した。今回は、ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマン主演のロマンス映画『カサブランカ』(2011年7月アメリカで初演)、ミュージカル映画の傑作『雨に唄えば』(2013年3月ロンドンで初演) 、アルフレッド・ヒッチコック監督のホラー映画の代表作『サイコ』(2010年7月アメリカで初演)の3作品が上演される。本公演で指揮を務めるニール・トムソンは、バーンスタイン、小澤征爾、クルト・ザンデルリングに師事し、ロンドン交響楽団などの指揮やコンクールの審査員を務めるなど、多才なイギリスの指揮者。シネオケの海外公演では『サイコ』『雨に唄えば』などで指揮を務めている。自身も『サイコ』楽曲のファンだというトムソンは、リハーサルで東京フィルハーモニー交響楽団の演奏者たちに情熱的に指示を出した。『サイコ』は、オープニングから音楽によって観客に緊張感を与え、全編を通して不安と恐怖心をあおる。トムソンは実際にメロディを口ずさみながら、音の強弱、メロディの抑揚などを細かく確認し、背筋が凍るようなドキドキ感と、張りつめた緊張感を演奏に吹き込んでいった。特に、クライマックスの「キッキッキッキッ」という鬼気迫るバイオリン演奏から押し寄せる恐怖は、生のオーケストラ演奏による臨場感があってこそ生まれるもの。これらの演奏が映画とひとつになったとき、これまでに味わったことのない感動を覚えるだろう。また7月19日(金)18時よりフジテレビのエンタメ情報番組『男おばさんL』の軽部真一と笠井信輔の両アナウンサーによるスペシャルトークショーも行われる。「“シネオケ”とは何か?」など、見る前に知ると一層面白くなるポイントを紹介する予定。同18時30分開演『サイコ』公演のチケット購入者のみ入場可能。取材・文:門宏■名作シネマとオーケストラ7月19日(金) 14:00開演 vol.2「カサブランカ」7月19日(金) 18:30開演 vol.4「サイコ」7月20日(土) 12:00開演 vol.2「カサブランカ」7月20日(土) 16:30開演 vol.3「雨に唄えば」7月21日(日) 12:00開演 vol.3「雨に唄えば」7月21日(日) 16:30開演 vol.4「サイコ」会場:東京文化会館 大ホール指揮:ニール・トムソン管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
2013年07月18日新潟県佐渡市で、県の鳥「トキ」(学名ニッポニア・ニッポン)に触れ合える施設および、トキの着ぐるみの愛称が、全国から寄せられた中から決定した。トキふれあい施設の愛称に決定したのは、「トキふれあいプラザ」。多くの人々がここに集い、トキとふれあい、トキの生態などを観察できる施設となることを願い、命名された。同施設は、佐渡市新穂長畝にある「トキの森公園」に3月30日(土)にオープンする施設。トキが飛翔可能なケージを整備し、その中に自然に近い環境を再現することで、飛翔、採餌、巣作りなど、トキの生態を観察することができる。一方、トキの着ぐるみは、最優秀賞を受賞した「サドッキー」に決定。優秀賞には「トキ坊」と「トキ丸」が選ばれた。トキの着ぐるみは、2008年にトキの野生復帰の活動のシンボルとして全国公募されたデザインを元に作られたもの。おなかのマークに、佐渡を象徴する豊かな自然をあしらい、トキと人が共生する未来の佐渡をイメージしたという。なお、最優秀賞、優秀賞の受賞者には、3月30日(土)のトキふれあいプラザオープニングイベントで表彰が行われる予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月17日「アクセス・ネットワーク」は10月27日~28日、新潟県佐渡市でツアー婚イベント「トキ舞うKONKATSU佐渡プレミアムツアー」を開催する。このイベントは、佐渡島以外に住む独身女性を全国から募集し、佐渡島の旅行を楽しんでもらいながら、独身男性との出会いを演出するというもの。1泊2日の日程で、佐渡金山、相川技能伝承展示館、相川郷土博物館、春日神社での佐渡おけさ体験などを島内男性たちと一緒に楽しみ、食事と合わせた交流パーティーで親睦を深めてもらうという。島外からの参加は25歳~45歳の女性限定。定員は男女とも15名。参加費用は男性1万7,000円(佐渡島在住者に限る)、女性1万1,000円。ツアーの詳細は「トキ舞うKONKATSU佐渡プレミアムツアー公式ページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日映画『ウエスト・サイド物語』製作50周年を記念した注目のプロジェクト、佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサートのオーケストラ・リハーサルが、9月18日にかつしかシンフォニーヒルズ(東京・青砥)で行われた。佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサートの公演情報映画『ウエスト・サイド物語』は、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を題材とし、1950年代のニューヨークを舞台に、イタリア系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人の少年ギャング団による抗争とその犠牲となる若い男女の悲恋を描いた物語。もとはブロードウェイミュージカルの人気作品だったが、1961年に映画化され、同年のアカデミー賞で作品賞をはじめ10部門を受賞。映画界においても大ヒット作品となった。2011年7月にアメリカで初演された本プロジェクトは、台詞やヴォーカル部分はオリジナルのままを残し、音楽だけを消し去った映画『ウエスト・サイド物語』全編を巨大スクリーンに上映。その映像に合わせてフル・オーケストラが作曲者バーンスタインのスコアを生演奏するという、映画と生オーケストラによる世界初のシンクロ・ライブだ。オーケストラ・リハーサルでは、日本公演の演奏を担当する指揮者の佐渡裕と東京フィルハーモニー交響楽団が、長時間にわたって映画本編の映像に合わせながら、じっくりとオーケストレーションを組み上げていく。特に本プロジェクトが、通常のオーケストラ・コンサートや、オペラ、ミュージカルと異なるのは、ほんの些細なテンポの狂いさえ許されないところだろう。着実に進行していく映像にピッタリと足並みを揃えながら、血の通った音楽を演奏するのは極めて難易度の高い挑戦だ。しかし、そこは師であるレナード・バーンスタインの作品を知り尽くした佐渡裕の面目躍如。テンポ調整に配慮しつつ、スコアに宿る音楽を解き放つ。劇中の激しいダンスシーン、少年ギャングの抗争や恋模様、登場人物たちが歌い、踊り、めまぐるしく展開する物語が、まるで今そこで生まれているかのような生き生きとした演奏を披露。全米でもすでに絶賛を博しているプロジェクトだけに、佐渡裕の指揮による初の日本公演にも非常に期待が高まるところだ。佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサートは、9月21日(金)・22日(土・祝)に東京国際フォーラム ホールAで、9月24日(月)にオリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)で開催。チケットは発売中。■佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサート【東京公演・全4回】9月21日(金)13:00開演/19:00開演9月22日(土・祝)12:00開演/18:00開演東京国際フォーラム ホールA【大阪公演・全2回】9月24日(月)13:00開演/19:00開演オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)
2012年09月19日映画『ウエスト・サイド物語』製作50周年を記念して、まもなく東京と大阪で開催される佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサート。その公演会場ロビーで、映画公開時のポスターやパンフレットなど貴重なコレクション約70点の展示会が行われることが決定した。佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサートの公演情報2011年7月にアメリカで初演された本プロジェクトは、台詞と歌の部分はオリジナルを残し、音楽だけを消し去った映画『ウエスト・サイド物語』全編を巨大スクリーンに上映。その映像に合わせてフル・オーケストラが作曲者バーンスタインのスコアを生演奏するという、世界初の試みだ。日本公演では、バーンスタインの愛弟子である佐渡裕の指揮、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏を担当する。今回発表されたコレクションの展示会は、広島県呉市の山﨑孝志さん(64歳)の提供により実現したもの。13歳の時に初めて映画『ウエスト・サイド物語』と出会い、「ダンス、音楽、冒頭の映像、全てが衝撃的だった。何度観てもあきない。そんな映画は他にない」というほど大ファンになった山﨑さん。これまでに映画館では35回、テレビ、DVDも入れると、70回以上は見ているという。展示されるコレクションは、1969年全国一斉リバイバル公開時のポスターや、1961年の公開時のパンフレット、1961年発売のオリジナルサントラ盤LPレコード、朝日ソノラマ「ウエスト・サイド物語」など約70点。1964年に当時高校生だった山﨑さんが、広島市の名画座で許可を得てスクリーンを撮影した写真約30点などもある。本公演には、広島から上京して計4公演を鑑賞予定という山﨑さん。「もう大きなスクリーンで見ることはないと思っていたし、音楽がライブでの演奏、しかも、作曲者の愛弟子の佐渡裕さんの指揮だなんて夢のよう。“奇跡のライブ”というのはこういう公演のことを言うんですね。思い残すことのないよう楽しみたいと思います」と公演への熱い期待を語っている。佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサートは、9月21日(金)・22日(土・祝)に東京国際フォーラム ホールAで、9月24日(月)にオリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)で開催。チケットは発売中。■佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサート【東京公演・全4回】9月21日(金)13:00開演/19:00開演9月22日(土・祝)12:00開演/18:00開演東京国際フォーラム ホールA【大阪公演・全2回】9月24日(月)13:00開演/19:00開演オリックス劇場(旧大阪厚生年金会館)
2012年09月14日今年も佐渡で和太鼓を中心とした芸術祭、アース・セレブレーション2012が8月17日~19日の3日間、それぞれ10:00から開催される。みどころは、城山公園で行われるメインイベント、和太鼓を中心とした音楽フループ「鼓童」のステージ。期間を通じてコンサートが行われるが、日により内容が違い変化に富んでいる。17日は「まつりはじめ」と題されたステージ。18日は坂東玉三郎演出の「打男DADAN」アース・セレブレーションスペシャル。今年2月にパリ・シャトレ劇場で4日間連続”SOLDOUT”となったステージをアース・セレブレーションのために再構成した。19日は津軽三味線の上妻宏光をゲストに迎える。太鼓と三味線の融合、「祝祭」がフィナーレを飾る。観客席は芝生の上で、まるで花火見物をするかのように気軽に見ることができる。また、ステージ両脇にはダンスエリアもある。太鼓は演奏者のノリがプリミティブに反映される楽器でもある。ノリを感じて自ら歌い、踊り、飛び跳ねるのも可能だ。佐渡は古くから流刑の地で知られている。鎌倉時代では、日蓮や、鎌倉幕府打倒を目指し承久(じょうきゅう)の乱で敗れた順徳上皇、正中の変で捕縛された日野資朝の流刑地だった。また、室町時代には能を大成させた世阿弥もこの地に配流させられた歴史がある。しかし、配流により京の上流階級の人々との間に交流が生まれ、佐渡での能を始めとする芸術文化発展の一因となった。15日と16日には、アース・セレブレーション2012のプレイベントとして、佐渡市内の能舞台で薪能の公演も行われる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月13日昨年のブザンソン国際指揮者コンクールで優勝の栄冠に輝いた垣内悠希が、在京オーケストラと待望の初共演。4月15日(日)・20日(金)に開催される東京フィルハーモニー交響楽団創立101年目最初の定期演奏会を指揮する。垣内悠希指揮 東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会の公演情報1978年東京生まれの指揮者・垣内悠希は、東京芸術大学楽理科を卒業後、2001年、ウィーンに渡り、ウィーン国立音楽大学の指揮科を経て同大学院を卒業。2011年9月に、小澤征爾や佐渡裕らが歴代優勝者に名を連ねる若手指揮者の登竜門「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝を果たし、国際的に注目を集めたばかり。日本での本格的な指揮活動は、大阪交響楽団(旧・大阪シンフォニカー交響楽団)との共演のみで、在京オーケストラとの共演は今回の東京フィルが初。創立101年目を迎えた国内一の老舗オケながら、これまでも川瀬賢太郎、三ツ橋敬子など有望な若手指揮者を起用してきた東京フィルによる抜擢だ。プログラムは、2006年のヨーロッパ・デビュー演目であるチャイコフスキーの交響曲第5番(ルーマニア・ブラショフ響を指揮)、ブザンソン・コンクールで指揮したブラームスの交響曲第2番、小澤征爾のレッスンを受けたシューマンのピアノ協奏曲、ウィーンでの研鑽の成果が発揮できるというベートーヴェンの「エグモント」序曲など。垣内にとって縁が深く、かつ自信の演目が並ぶ。垣内悠希が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会は、4月15日(日)にオーチャードホール、20日(金)にサントリーホールで開催。チケットは発売中。■東京フィルハーモニー交響楽団 2012-13定期演奏会[指揮]垣内悠希[ピアノ]ソフィー・パチーニ4月15日(日)15:00開演オーチャードホール・ベートーヴェン:「エグモント」序曲・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54・チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品644月20日(金)19:00開演サントリーホール 大ホール・ベートーヴェン:「エグモント」序曲・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
2012年04月10日『ウエスト・サイド物語』映画製作50周年を記念した新プロジェクトが、今秋、日本初上陸。佐渡裕指揮、フル・オーケストラの生演奏とともに映画全編を上映するコンサートが開催される。佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサートの公演情報『ウエスト・サイド物語』は、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を題材とし、1950年代のニューヨークを舞台に、イタリア系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人の少年ギャング団による抗争とその犠牲となる若い男女の恋を描いた物語。もともとはブロードウェイミュージカルの人気作品だったが、1961年に映画化。同年のアカデミー賞で作品賞・音楽賞など10部門を受賞し、大ヒット作品となった。2011年にスタートしたプロジェクトは、デジタルリマスターした映画全編の映像をスクリーンに上映、台詞と歌詞はオリジナル音源を残し、フル・オーケストラが作曲者レナード・バーンスタインのスコアを映像にあわせて生演奏するコンサート。同年7月のロサンジェルス・フィルによる初演、9月にNYフィル、11月にシカゴ交響楽団と、全米を代表する名門オーケストラにより次々と上演され、各地で大きな成功をおさめている。初の日本公演を率いるのは、バーンスタインの最後の愛弟子・佐渡裕。昨年5月には世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルとの初共演を果たすなど、世界から注目を集めるマエストロの情熱たっぷりの指揮が、師の名曲に息吹を吹き込む。佐渡裕指揮「ウエスト・サイド物語」シネマティック・フルオーケストラ・コンサートは、9月21日(金)・22日(土・祝)に東京国際フォーラム ホールAで開催。チケットの一般発売は4月14日(土)10時より。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行抽選プレリザーブを3月29日(木)11時まで受付。
2012年03月26日クラシックの新進音楽家に与えられる「出光音楽賞」の第22回受賞者が発表された。「金子三勇士」の公演情報出光興産株式会社が主催する同賞は、『題名のない音楽会』(テレビ朝日系)の放送25周年を記念して1990年に制定。主にクラシック音楽の活動を対象に、育成という観点から、意欲、素質、将来性、昨年度の活躍などを選考基準とし、原則30歳以下の若手の音楽家に贈られてきた。これまでの受賞者は、『題名のない音楽会』の司会を務める佐渡裕(指揮)、リヨン国立歌劇場首席指揮者の大野和士(指揮)、ベルリン・フィルのコンサートマスターに内定した樫本大進(バイオリン)など。受賞後に世界の舞台へ大きく飛躍を遂げたアーティストも数多い。今回発表された第22回受賞者は、ピアニストの金子三勇士、マリンバ奏者の塚越慎子、ピアニストの萩原麻未。金子三勇士は2008年のバルトーク国際ピアノコンクール優勝。塚越慎子は2006年のパリ国際マリンバコンクール優勝。萩原麻未は2010年のジュネーヴ国際コンクール ピアノ部門・日本人初優勝。いずれも国際コンクールで多くの入賞歴をもち、今後の音楽会を担う新進演奏家として期待を集める逸材たちだ。「第22回出光音楽賞」の授賞式と受賞者によるガラ・コンサートは年内に開催され、その模様はテレビ朝日系で全国放送される予定。
2012年03月16日東日本大震災から1年となる3月11日(日)、指揮者・佐渡裕の呼びかけのもと、パリで「3.11メモリアルコンサート」が開催される。「佐渡裕」の公演情報これまでに世界中から被災地に寄せられた支援に感謝の意を伝えるべく、開催される本公演。出演は、佐渡裕、パリ在住の指揮者・阿部加奈子、パリ国立高等音楽院の在校生・卒業生、パリ管弦楽団やフランス国立管弦楽団、メトロポリタン歌劇場管弦楽団などフランスや世界のオーケストラの演奏家有志による「ジャポネード・オーケストラ」、佐渡裕が芸術監督を務める兵庫芸術文化センターの「スーパーキッズ・オーケストラ」小中高校生の団員45名ほか。ソリストとして、ピアニストの辻井伸行、2009年の東京音楽コンクールで優勝した16歳のバイオリニスト・周防亮介も参加する。また公演当日には、東日本大震災の被災者を代表し、岩手県釜石市の根浜海岸で津波に飲み込まれた旅館「宝来館」の女将・岩崎昭子さんらも登壇。被災地の現状の報告などが予定されている。2月12日に行われた記者会見で「人が人を思いやれる、心の支援が実感できる、そんな演奏会にしたいです。国境や年代、プロ・アマを越えて、ドリームオーケストラが凄い演奏をしてくれるでしょう。復興に向けては、まだまだ時間がかかります。これからの支援も誓い合えるような機会にもしたい」と語った佐渡裕。昨年8月には「佐渡裕被災地訪問プロジェクト」として福島県いわき市、岩手県釜石市・大槌町で演奏会を開催するなど、様々な復興支援に尽力してきたマエストロが、音楽を通じて、パリから被災地に向けて力強いエールを発信する。「3.11メモリアルコンサート」は、3月11日(日)にパリ・ユネスコ本部にて開催される。当日の会場ロビーでは、東北復興写真展も同時開催。コンサートの入場料、寄付金による収益は、全額、日本ユネスコ協会連盟(教育復興プロジェクト)、明友館を通じて、経済的に困っている家庭への支援として、子供たちの奨学金に充てられる。
2012年02月14日2009年のブザンソン国際指揮者コンクール優勝以来、世界から注目を集めている指揮者・山田和樹が、日本フィルハーモニー交響楽団の正指揮者に就任することが決定した。任期は2012年9月から2015年8月までの3年間の予定。「日本フィルハーモニー交響楽団」のチケット情報1979年神奈川県生まれの山田和樹は、2009年に小澤征爾や佐渡裕が歴代優勝者に名を連ねる「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝。2010年に小澤征爾が総監督を務める音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」に初出演。現在は、NHK交響楽団の副指揮者を務めるなど、活躍の場を広げている。日本フィル正指揮者就任と同じ今年9月にはスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者にも就任、2013年12月にはウィーン・デビュー(ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団)を予定するなど、世界のオーケストラからも熱い視線を注がれる、まさに日本指揮界のホープだ。日本フィルハーモニー交響楽団とは、2010年11月の横浜定期演奏会で共演。その後、2011年4月と12月の東京定期演奏会にも客演し、オーケストラから理想的な響きを導き出すその人間性と、緻密に構築された音楽作りには、すでに楽団内から賞賛の声が上がっている。山田和樹の日本フィル・正指揮者就任披露演奏会は、2012年11月9日(金)・10日(土)にサントリーホールにて開催。チケットの一般発売は6月6日(月)より。◆日本フィルハーモニー交響楽団 山田和樹 正指揮者就任披露演奏会第645回東京定期演奏会【日時】11月9日(金) 19時開演11月10日(土) 14時開演【会場】サントリーホール指揮:山田和樹ピアノ:パスカル・ロジェ<プログラム>野平一郎:グリーティング・プレリュードガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヴァレーズ:チューニング・アップムソルグスキー(ストコフスキー編曲):組曲《展覧会の絵》
2012年01月20日日本初の世界農業遺産“トキと共生する佐渡の里山”では、認定後はじめての新米シーズンを迎えた。 佐渡では生きものが棲みやすい水田環境を目指し“生物多様性農業”で米作りを行っている。この取り組みが“次世代への継承すべき重要な農法”として評価され、2011年6月には国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産(GIAHS)に認定された。 今回はこの「佐渡産コシヒカリ『朱鷺と暮らす郷』」を抽選で3名にプレゼント!“自然に優しい農法”で作られたお米、ぜひお試しを。【お申し込み方法】(1)フォームから応募する。以下の「応募する」リンクをクリックし、応募フォームよりお申し込みください。応募者多数の場合は抽選となります。発表は発送をもって代えさせていただきます。★応募する★(募集は終了いたしました。)(2)Twitterから応募する。1、おうちスタイルのTwitterアカウント@ouchistyleをフォローしてください。 ★フォローする★ ※当選された際にDMをお送りするために必要となります。フォロー頂かないとキャンペーン応募は無効となりますので、ご注意ください。※Twitterアカウントをお持ちでない方は、 新規登録 を行ってください。2、あなたの「マイベスト!ご飯のお供」についてつぶやいてください。【例】「シンプルに塩!塩おむすび最高」「みそピーナッツ」(?)・・・など王道から変わり種まで、あなたの“自分の好きなご飯のお供”をつぶやいてください。*ハッシュタグ #ouchi_gohan をつけて応募してください。 ★今すぐつぶやく★ ※1人何回つぶやいてもOKです。※応募締め切りは10月25日(火)※賞品の発送は、日本国内に限らせていただきます。※応募にかかわる通信料は、ご利用者様のご負担となりますのでご了承ください。※当選者には応募締切後にTwitterのダイレクトメッセージで詳細をご連絡いたします。送信後48時間以内にご返信がない場合やご連絡前にTwitterのフォローを外された場合は当選が無効になります。※下記、応募要項をご確認の上、ご応募くださいますようお願い致します。【応募要項】・14歳以下の方につきましては、保護者の方の同意のもとにご応募ください。・ご応募に際しお客様に入力いただいた情報は、ご希望いただきましたエキサイトの各種サービスのお知らせメールの送付のために、利用させていただくほかは、抽選・当選者へのプレゼント発送にのみエキサイト(株)にて使用いたします。・正確な情報をご入力いただけない場合およびご登録の内容によって任意項目が空欄である場合、サービスの全て又は一部の提供ができない場合がありますのでご了承下さい。・当選に関する個別のお問合せへの回答はいたしかねますので、ご了承ください。・当選の権利を譲渡することはできません。・プレゼント発送に際しては、ご連絡いただいた氏名・住所等をエキサイト(株)と契約している発送業者、または賞品手配を委託している賞品提供会社にて使用させていただきます。・ご連絡いただいた内容について、開示・訂正・追加・削除・利用停止・消去・第三者提供停止またはお問い合わせを希望される場合は、下記までご連絡ください。エキサイト株式会社 ヘルプセンター エキサイト株式会社個人情報保護管理者
2011年10月12日佐渡氏と子供たちの弦楽合奏団のコンサート富士火災海上保険株式会社は、1月14日(金)に大阪本社長堀ビル2階ホールで、日本を代表する指揮者 佐渡裕(さど ゆたか)氏が監督する子供たちの弦楽合奏団「スーパーキッズ・オーケストラ」のニューイヤー・ミニコンサートを開催した。世界のマエストロ佐渡裕が選抜2002 年に 「夢をもった大人の、子供達への真剣なプロジェクト」としてスーパーキッズ・オーケストラが誕生しました。兵庫県立芸術文化センター芸術監督を務める佐渡氏、プロジェクトメンバーで指揮者の加藤完二氏、佐渡氏がオーディションで選抜した小学生から高校生の子供たちで構成された弦楽合奏団である。アンコールに佐渡氏が登場大阪本社2階大ホールで、スーパーキッズ・オーケストラと加藤氏の演奏は、観客の心に響く音楽だった。4曲を終えアンコールに佐渡氏が登場すると演奏も最高潮に達した。富士火災は、スーパーキッズ・オーケストラのレッスンの発表の場である兵庫県立芸術文化センターでのコンサートに、創立90 周年記念活動の一環として2008 年のから協賛し、3年めを迎えた。今後も、地域と密着したコンサートを主催し、地域社会における芸術・文化活動の振興を支援し、心が豊かな社会づくりに貢献を続けていくということである。
2011年01月24日