近年、eスポーツに不可欠な実況者(キャスター)のニーズが高まっています。群馬県(全日本eスポーツ実況王決定戦実行委員会)では、プレイヤーを引き立て、観客を盛り上げている「eスポーツ実況者」に主役としてスポットライトを当て、登竜門となる大会「全日本eスポーツ実況王決定戦」を開催します。ポスター本決定戦では、実況者の方が活躍できる場を広げるため、決勝大会にeスポーツ関係事業者の方を招くほか、「実況者のプロを目指す方の登竜門」「新しい人材の発掘の場」「実況を楽しむ方のチャレンジの場」など、国内のeスポーツ実況分野で欠かすことができない大会になることを目指します。また、本決定戦では、11月にGメッセ群馬で行われる決勝大会MCに平岩康佑氏((株)ODYSSEY代表)、アシスタントMCに清川麗奈氏(ストリーマー)、審査員に岸大河氏・象先輩氏(ともにeスポーツキャスター)・岐部昌幸氏(放送作家)、十束おとは氏(「フィロソフィーのダンス」メンバー)、大友美有氏(eスポーツプレイヤー・タレント)を招き、様々な視点から審査していただきます。【大会概要】1 大会エントリー令和3年10月22日(金)まで※公式サイトからエントリー受付後、題材動画の提出フォームを送付します。※実況を付けた題材動画の提出をもって、エントリー完了となります。ご注意ください。2 参加資格・15歳以上(令和3年4月1日時点)・プロ、アマ問いません・日本語で実況3 日程・会場(1)予選審査:令和3年10月23日(土)~11月5日(金)<動画審査>(予定)(2)決勝大会:令和3年11月28日(日)<Gメッセ群馬 メインホール>※決勝大会は新型コロナウイルスの感染防止の観点から無観客にて開催し、オンラインでライブ配信します。4 実施タイトル(1)予選:「リーグ・オブ・レジェンド または VALORANT」から1本+その他動画(eスポーツ以外)1本 計2本※事務局が用意した題材動画に実況していただきます。(2)決勝大会:リーグ・オブ・レジェンド5 出演者・審査員<決勝大会MC>平岩康佑氏((株)ODYSSEY代表)清川麗奈氏(ストリーマー)<決勝審査員>岸大河氏(eスポーツキャスター)象先輩氏(eスポーツチーム「魚群」所属)岐部昌幸氏(放送作家)十束おとは氏(「フィロソフィーのダンス」メンバー)大友美有氏(eスポーツプレイヤー・タレント)6 主催群馬県(全日本eスポーツ実況王決定戦実行委員会)7 後援経済産業省、高崎市8 公式サイト・Twitter・公式サイト ・Twitter @jikkyo_oh( )9 問い合わせ先全日本eスポーツ実況王決定戦事務局(群馬県庁eスポーツ・新コンテンツ創出課)電話 : 027-897-2706メール: info@esports-jikkyo-oh.jp ■参考 全日本eスポーツ実況王決定戦開催記念トークイベント配信中!本決定戦の開催を記念したトークイベント「eスポーツアナウンサー・平岩康佑氏が語る eスポーツ実況者の世界」が県YouTubeチャンネル「tsulunos」で配信中です!本決定戦の魅力や実況者の世界について学ぶことができますので、ぜひご視聴ください。※配信URL: トークイベントバナー 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月08日8人制サッカーが全日本少年サッカー大会(現:全日本U-12サッカー選手権大会)に導入され、今年で10年になる。日々、子どもたちの指導にあたる指導者は、8人制のメリットやジュニアサッカーの変遷について、どのように感じているのだろうか?全日本少年サッカー大会で優勝経験のある、センアーノ神戸の大木宏之監督に、COACH UNITED ACADEMYユーザーからの質問に答えてもらった。(取材・文:鈴木智之)ジュニアサッカーの専門指導者を育成「8人制サッカー指導者資格」はこちら>>■主導権を握ってサッカーをするチームが増えてきたQ:11人制から8人制に移行し、現状をどう見ていますか?11人制のときは50m×80mの中に22人の選手が入り乱れていて、いま思うとかなりごちゃごちゃしていましたよね。ゴールキーパーがボールを持っても、人がいるところを省いて、ロングキックを蹴るチームがほとんどでした。ディフェンスラインではボールをつなぐリスクを負わず、大きく前に蹴って、球際のしのぎ合いをがんばるチームが、試合に勝ちやすかった印象があります。最後はドリブル勝負みたいなところがあって、相手の人数が多い中で1人、2人と剥がせる力を持った選手がいると、得点になるという。それが8人制になり、選手一人あたりのプレースペースが増えた結果、選手の判断を大事にして、主導権を握ってサッカーをするチームが増えてきたと感じます。Q:8人制になったことで、指導に変化は生まれましたか?かつてはドリブルなどの技術を中心に教えていましたが、8人制になったことで、ドリブルでの個の突破部分も大切にしながらオフ・ザ・ボールの動きも重視するようになりました。相手チームがボールを保持して攻めてくる中で、どう守備をすればいいかなどのトレーニングも増えました。ほかには、どのポジションの選手であっても、攻撃も守備も求めるようになりましたね。8人制の場合、守備の選手がゴール前に攻め上がることも、攻撃の選手が自陣ゴール前で守備をすることもあります。その影響からか、攻守にいろんなことができる選手が増えてきた印象があります。■オフ・ザ・ボールの動きの指導についてQ:COACH UNITED ACADEMYユーザーから、「攻撃面のオフ・ザ・ボールの動きを、どう指導すればいいでしょうか?」という質問が多くありました。アドバイスをいただけますか。私の場合、低学年と高学年に分けて考えています。小学2、3年生であれば、2対2などを通じて「まずは、自分のことをマークしている相手を、どうすれば攻略できるかを考えよう」と言います。自分のマーカーを見て、その選手を外すことを考えさせるのです。具体的には「マーカーから隠れるポジションをとること」を指導していきます。相手の背後に隠れることや、相手の動き、目線を見て、ボール保持者に近づいてパスを受けた方がいいのか、相手の背後のスペースで受けた方がいいのかなど、マーカーに対して駆け引きをするようにアドバイスをします。低学年の場合、最初は手でボールを投げるところから始めてもいいので、相手を見てプレーすることを意識させます。Q:5、6年生になると、どのように指導が変化していくのでしょうか?味方がどこにいて、相手がどこにいて、ゴールがどこにあるのかといった空間認知の部分や、ゴールまでの道筋を2つ、3つ持ちながら、チームメイトの動きを意識する部分に働きかけていきます。そのためには、オフ・ザ・ボールのポジショニングが大切です。練習中は、ゲームの中でフリーズをすることもあります。子どもたちの考えを否定せず、できるだけアイデアを聞いてあげて、その中で「こういうやりかたもあるよ」と提案をしながら、ゴールへの道筋を複数持てるようにしていきます。●センアーノ神戸のオフ・ザ・ボールのトレーニングはこちら>>■サッカーで大切なのは相手を観察することQ:守備の指導では、「プレスのかけ方」と「カバーリング」について難しさを感じている指導者が多くいました。この2点において、注意すべきことはなんでしょうか?低学年の場合は、ボール保持者に対して積極的にチャレンジさせます。当然、失敗することもあります。相手の方が技術的に上であったり、スピードがある場合、何も考えずに向かって行くとかわされるので、フリーズを入れながら「相手に抜かれちゃったけど、どうしてだろう?」などの問いかけを通じて、子どもたちに考えさせます。サッカーで大切なのは相手を観察することなので、相手の様子を見て、どのぐらいの距離で守るのかなどを、体験しながら身につけていきます。自分がマークしている選手が、いま何を考えてるのかを想像しながら距離を詰めることや、相手と駆け引きをすることにもアプローチします。Q:高学年には、どのような指導をしますか?高学年になると、相手を誘導して、味方同士で挟み込んで奪うといったように、グループでの守備を意識させます。ピッチのどこで相手がボールを保持しているのか、点差はどうなのかなど、状況によって守備の仕方が変わってくるので、試合の流れを見ながら守備をすることの大切さも教えています。そして、選手の判断で「ボールを奪いに行ける!」と思うのであれば、積極的にトライさせます。そのかわり「抜かれたら、必死に戻るんだ!!」と言います(笑)。■指導者が学びチャレンジし続けることが大事Q:8人制サッカーについて、大木監督はポジティブにとらえていますか?圧倒的にポジティブに受け止めています。2年前にヨーロッパに行かせてもらって、スペインの7人制、ドイツの5人制を経験しました。同世代の子たちと試合をしたところ、彼らの方が戦術眼に優れていました。少人数の中でプレーの原理原則、攻守の関わりなどを身につけているのだと思います。私が小学生年代で重視してるのが、サッカー脳を鍛えることです。プレーの原理原則をベースに、クリエイティブな発想を具現化できる技術を持たせてあげたい。それがあれば、8人制から11人制に変わっても、困ることはないはずです。8人制サッカーの指導者資格ができましたけど、育成に携わる人たちが、同じ方向性のもとに指導ができることは、大きな発展だと思います。A代表やU-24代表を見ても、日本にも賢い選手が増えてきました。今後も、我々指導者がそこにチャレンジしていくことが、日本サッカーの将来につながっていくのではないかと思っています。ジュニアサッカーの専門指導者を育成「8人制サッカー指導者資格」はこちら>>●センアーノ神戸のオフ・ザ・ボールのトレーニングはこちら>>
2021年07月02日昨年12月24日からの全日本フィギュアスケート選手権。羽生結弦はそこで新プログラムを初披露し、圧巻の滑りに世界中が沸いた。この大会でのフリースケーティング、そしてメダリスト・オン・アイスの様子をあらためて振り返る。完全レポートの後編。フリースケーティング『天と地と』元の曲に他の要素を加え、構成したオリジナル。FSの新プログラム『天と地と』。最初の公式練習後に、「題材となるストーリーや伝えたいストーリーはあるが、そういうのに縛られず、観ていただいた方々の感覚や、それぞれの中にある背景に訴えかけられるものがあればいいと思う」と話していた。だが、12月26日の演技では、彼の思いが濃密な空気となって会場を覆い尽くしているような感覚さえ感じさせたほどの圧巻の演技を見せた。「自分自身、すごく思い入れがある」とまで言うこのプログラムは、戦国武将の上杉謙信の物語。コロナ禍にコーチ不在でひとりの練習をする中で、迷いも出て戦うことに疲れたとも思った。それでも競技としてのスケートが好きだとあらためて思った時、謙信の戦いへの考え方や美学、最終的には出家までした苦悩や価値観が、今の自分と似ているのではないかと思えたという。琵琶や琴の音色が印象的に響くその曲は、本来の大河ドラマのテーマ曲に他の部分の音を持ってきたり、違う曲を重ねたりして羽生自身が構成したオリジナル。そこには、謙信が武将として戦い続けながら出家するまでの、羽生自身がイメージした心のストーリーが流れている。「曲を聴けば感情は入るし、もちろん、振りの一つひとつにいろんな意味を込めています。ただ、その中でもジャンプを完成させないと、プログラム一連の流れとして伝わるものが伝わらなくなる。このプログラムというか、ここ5~6年のシーズンのプログラムに関しては、自分の動きや要素のどれひとつ欠けても、プログラムとして成り立たなくなっていると思うので…。だから何よりもジャンプを途切れさせないで、力みなくシームレスに跳べたことが、表現として完成させられた一番良かったところだと思います」強い思いを持ったプログラムの初披露。そこに懸ける思いの強さは、試合前から伝わっていた。午前の公式練習では曲かけでノーミスだっただけでなく、挑んだ4回転はすべて降りていた。そして直前の6分間練習でも、キレのある動きでジャンプはすべてきれいに決めた。本番でも最初の4回転ループと4回転サルコウを加点3.60点、4.16点のジャンプにして滑り出すと、後半も4回転トーループからの2本のコンビネーションジャンプとトリプルアクセルを余裕をもって決める、隙のない滑り。そしてすべてを終えると数秒間は天井を見上げ、そのあと厳しい表情のままで挨拶をした。「あの時は特に何かを考えていたわけではないけど、すごくいろんな方から力をもらったし、戦い抜けたなと思ってスーッと立っていた感じです。何かを見るというのではなく、むしろ自分を違うところから見ていたような感覚でした」大会前に、自分が大会に出てもいいのかと考えた葛藤は、試合後も残っていると口にした羽生は、こうも話した。「コロナ禍で僕が大変だったと思う気持ちは医療従事者の方々や、職を失って生活自体が苦しくなっている方々に比べたら、本当にちっぽけなことで。言ってみれば、僕がスケートをやれていること自体が本当に恵まれているんだなと思います。だから僕自身も苦しかったかもしれないけど、自分の演技が少しでも…。明日まで持たなくてその時だけでもいいし、終わってからの1秒だけでもいいから、少しでも生きる活力になったらいいなと思いました」そんな思いがあったからこそ、今回の全日本で、ノーミスの演技をするのは必須だと羽生は考えていたのだろう。自分に課したものを果たした安堵感が、明確に伝わってくる全日本だった。『天と地と』作曲・冨田 勲振り付け・シェイ=リーン・ボーン大河ドラマ『天と地と』のテーマ曲に、『新・平家物語』の琴の音を組み合わせた、4分10秒のオリジナル曲。スタートのポーズは、天と地と自分をイメージする。2020.12.25~26試合結果SP103.53FS215.83総合319.36(1位)メダリスト・オン・アイス『春よ、来い』『Let Me Entertain You』可憐さとダイナミック。ふたつの表情で会場を魅了。宇野昌磨が苦しさにもがいている姿を目にし、自身もGPファイナルではひとりで戦う経験をすることで、その難しさを痛切に感じていた、コーチ不在という状況。コロナ禍でそれを再び味わった10か月間の苦悩を、羽生はこう語った。「トレーニングや練習の方向はもちろん、振り付けを自分でしなければいけないというプレッシャーだったり、自分自身で自分をプロデュースしなければいけないプレッシャーはありました。そんな中では、自分のやっていることがすごく無駄に思える時もあった。そもそも4回転アクセルは跳べるのかとか…。入ってくる情報ではみんなすごく上手になっている。その中で何か、自分だけが取り残されているというか、ひとりだけで暗闇の底に落ちていくような感覚になった時期もありました」4回転アクセルの練習をすれば足も痛くなり、他のジャンプもどんどん崩れていくという、悪いスパイラルに陥った時もあった。勢いのある若い選手と自分を比較し、「これから自分は技術的にもどんどん落ちていくんだろうな」と考えてしまい、トリプルアクセルさえ跳べない時期もあった。10月末になってようやくコーチたちともメールなどで連絡を取るようになり、映像を送ってアドバイスをもらったりして、ようやく試合へ向けた練習を構築できるようになった。これまで様々な実績を積み上げてきた羽生結弦でさえ、そんなどん底に落ち込むことがあるのかと驚いたのが、正直な感想だった。そんな苦しい道を歩んできた羽生が果たした、5年ぶりの全日本選手権制覇。彼の演技から感じられた緊張感や圧迫感は、そんな過程があったからこそのものだったのだろう。彼自身が自らに背負わせていた、大きな責任感とプレッシャー。それから解き放たれた大会翌日のメダリスト・オン・アイスでは、2シーズン前から演じている『春よ、来い』を披露した。今回のコロナ禍であらためて痛感したのは、「自分たちがスケートをできるのは当たり前のことではない」という現実だった。それは2011年の東日本大震災でも経験した思いだ。「僕たちより苦しんでいる方々はいっぱいいるし、大変な方々もたくさんいる。そういう中で競技会の場を設けてもらい、最後まで戦い抜かせていただいたことに、申し訳ないというか、罪悪感も少しあります。でも自分が出場したことが、少しでも気持ちが変わるきっかけになってくれたらいいと思いました」『春よ、来い』はプログラム作りでも、「’17年ごろからやっと自分らしさが見えてきて自分の色が出てきた」と話していた羽生が、アイスショーのコラボレーションを機に、自ら選曲して作り上げた愛着を持つプログラムだ。演技後に羽生は「何よりもこの世の中に、一番伝えたいメッセージだったので。それで少しでも、心が温かくなるように演技をしたかった」と話した。彼が空中に撒きあげた氷片は、誰もが待ちわびる春の訪れへの願いだった。『春よ、来い』作曲・松任谷由実振り付け・デヴィッド・ウィルソン’18年ファンタジー・オン・アイス後半B公演で、ピアニストの清塚信也とのコラボレーション。彼自身が選曲して踊り、エキシビションプログラムにした。『Let Me Entertain You』作曲・ロビー・ウィリアムス振り付け・ジェフリー・バトルはにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。’14年、’18年のオリンピックで2連覇を成し遂げ、昨年、四大陸選手権で初優勝し、男子で初のスーパースラムを達成。※『anan』2021年4月7日号より。写真・能登 直(a presto)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2021年04月05日グランプリシリーズをすべて欠場した今季、初めて挑む大会となった、12月の全日本選手権。羽生結弦はそこで新プログラムを初披露し、圧巻の滑りに世界中が沸いた。この大会での様子を、あらためて完全レポート。今回は前編をお送りする。公式練習久しぶりの実戦を前に気持ちの入った練習。昨年12月24日からの全日本フィギュアスケート選手権は、前季2月に行われた四大陸選手権以来の実戦のリンクとなった。SP前日の公式練習を終えた羽生結弦は、「久しぶりに複数人でリンクに乗って練習したので、まだ感覚はつかめないところもありましたが、ある意味それも新鮮で…。僕としては本当に久しぶりのことだったので、楽しい感覚もありました」と笑みを浮かべた。スケジュールの関係で7人で30分間の練習。体の動きには余裕があったが、混み合ったリンクで滑りづらいのか全力を出す様子はなかった。それでも、初披露となるFSの『天と地と』の曲かけでは、最初の4回転ループこそタイミングが合わずに1回転になったが、その後の4回転サルコウからはしっかり決めた。ステップも感情を込めて滑り、4回転トーループ+3回転トーループにつなげる。そこで曲かけは終わったが、そのまま4回転トーループからの3連続ジャンプとトリプルアクセルまで跳んだ。その後は4回転トーループで転倒するシーンもあったが、苦笑いを浮かべた表情も余裕があふれるものだった。そんな羽生も、この大会に出ることを決断するまでは迷いもあったという。「新型コロナに対しての自分の考えは、GPシリーズ欠場を決めた時と変わっていません。個人としては、感染につながるような行動はしたくないと。だから感染の第3波が来ている状態の中で、自分が出場していいかということにかなり葛藤がありました。でも世界選手権に向けてこの大会出場は必須ですし、僕自身の希望をつなぐためにも出させていただきました」この言葉は、彼の強い決意を感じさせるものだった。世界選手権開催も不透明な段階だったが、開催されれば来年の北京五輪の国別出場枠獲得がかかってくる。その重要な場を、自分の都合だけで回避するわけにはいかないという思い。彼の責任とプライドを感じた。そんな思いがあったからこそ、羽生はシーズン初戦で新プログラム初披露であったにもかかわらず、ノーミスの演技をしたいという思いは強かったのだろう。それは彼が口にしたジャンプ構成からも感じた。多くの興味は彼が実現したいと話している4回転アクセルに向けられるが、SPはサルコウとトーループの4回転を前半に入れ、最後はトリプルアクセル。そしてFSの4回転は前半のループとサルコウで、後半に連続ジャンプにしたトーループ2本を入れるものだった。のちに「いま確実に跳べるジャンプを選んで構成を決め、その練習を続けてきた」と話した。コロナ禍の中で葛藤しながら出場を選んだ大会だからこそ、自分が納得できる、現時点での完ぺきな演技を見せたい。それが自分の務めでもあると決意して臨んだ全日本だった。その気持ちは翌朝の公式練習にも表れていた。曲かけ最初のサルコウこそ途中でやめて2回転にしたが、それ以外の4回転はすべてきれいに決める、前日より気持ちの入った練習を見せていた。ショートプログラム『Let Me Entertain You』余裕ある滑りで魅せた4季ぶりのロックナンバー。「点数的にはいい演技だったとは言えないが、正直楽しむことができた」と話した、SP。羽生は手拍子を求めるしぐさも見せ、軽快で余裕のある滑りを見せた。観客とコネクトしたいと話していた『レッツ・ゴー・クレイジー』以来4季ぶりのロック『レット・ミー・エンターテイン・ユー』も、彼自身が観客とともに作り上げたいと考えているものだ。「正直、感染対策で場内の歓声が聞こえてこなかったのは残念でしたが、多分、テレビやネットで見ている方々は声を上げてくれているだろうなと感じたので、楽しみながらやらせてもらいました」この曲を今季使ったのには理由があった。最初は振り付けのジェフリー・バトル氏にピアノ曲を依頼したが、提示された中にシックリくるものがなかった。また、ニュースなどで世の中の状況を見ているうちに、明るい曲の方がいいのではないかと思うようになった。「観客の皆さんはこのようなつらい時期でもスケートを観てくださるのだから、そのなかで、ちょっと明るい話題になったらいいと思った」。ロックにすることを決めたのはそのためだ。その演技内容は羽生らしく、つなぎを含めて「いろんなものを加え、いわば、全部見どころにしようかとも思った」と笑顔で言うように、納得するまで自身のこだわりを入れようとする、思いの濃さも感じるものだった。「最初にステップが送られてきたが、音のとり方や手の振りはほとんど自分でアレンジしたものです。ジャンプに関しては一応『このタイミングでやりたい』と伝えて、ジェフがなんとなく踊っている映像が来たので、それを元にして、『自分のタイミングだったらこうかな』などと考えて振り付けをしました。ジャンプとの兼ね合いや、皆さんが観ていて呼吸できる場所、本当に心からノリきれるようにとか、そういう芸術性みたいなものもちょっと考えながら振りを入れました」最近では振り付けをしてもらうというより、互いを深く理解し合ったなか、共同作業で作るようになっているというバトル氏との関係。日本にいた今季は密接な連絡を取ることが難しかったため、羽生自身の意向の方が強い振り付けになっている。そんな経緯もあってか、初披露だった全日本では最初から最後まで楽しそうに滑る姿が印象的だった。ジャンプ構成は余裕を持ったもので、特に後半のトリプルアクセルは大きさもあり、GOE(出来栄え)加点では余裕を見せながらもキレのある踊りをしたステップシークエンスとともに、審判が4点と5点を並べた。約10か月ぶりの実戦だとは思えない、見事なノーミスの演技に思えた。だが得点は思いのほか伸びず、鍵山優真を4.93点上回る103.53点にとどまった。羽生自身はその原因をジャンプのGOE加点が低かったのだろうと分析していたが、のちに判明したのはトリプルアクセルのあとの“足替えシットスピン”が、規定の姿勢をとれておらず不成立で0点の評価になっていたからだった。いい流れを作れていたからこそ、ジャンプをすべて終えたあとのスピンは、気持ちが高揚しすぎたのだろう。翌日FSを終え、羽生はSPをこう振り返った。「あの演技は粗削りだったと思う。見せたい気持ちはあるけど、その中で『ジャンプが跳べた、ウェーイ』みたいな感じではなく、もっとスマートに…。イギリスのロックらしく、もっと余裕のあるイカしたものにしたいなと思いました」羽生結弦だからこそのこだわりだ。『Let Me Entertain You』作曲・ロビー・ウィリアムス振り付け・ジェフリー・バトル『Let’s Go Crazy』以来、自身3曲目のロックのプログラム。今回はスピンのミスはあったが、演技構成点も5項目すべてが9点台中盤と、伸びしろを残した演技だった。はにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。’14年、’18年のオリンピックで2連覇を成し遂げ、昨年、四大陸選手権で初優勝し、男子で初のスーパースラムを達成。※『anan』2021年4月7日号より。写真・能登 直(a presto)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2021年04月04日全日本バスケットボール選手権が、3月12・13日にファイナルラウンドを迎える。ベスト4に勝ち上がったのはいずれもB1リーグの強豪。天皇杯を掲げるのは!?総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、各チームの現状も交えて見どころを伺った。今シーズン好調の宇都宮と三河に、勢いが出てきたA東京と川崎が挑む。「アルバルク東京は、もともと圧倒的な地力の強さを誇るチームですが、開幕前にチームから感染者が出て2週間練習できなかった。その影響で、リーグでも苦戦を強いられていますが、準々決勝を劇的な逆転で勝ち上がり調子も上向いてきたはず。さらにどこまでチーム力の底上げができているかがポイントです。対する宇都宮ブレックスは、リーグでは強豪がひしめく東地区で首位。外国籍選手を1人増やすルール変更を上手く活用できているチームがないなか、LJ・ピーク選手がキーマンかも。川崎ブレイブサンダース対シーホース三河は、世代交代の過渡期にあるチーム同士の対戦です。川崎は今年、プレースタイルの幅が広がった辻直人に注目しています。進化した辻の集大成を見たいですね。三河は、これまで金丸晃輔、ダバンテ・ガードナー両エースに周りが頼りっきりでしたが、若手が成長してエース頼みを脱却、ようやくチームとして戦えるように。昨年度、Bリーグは打ち切りになったので優勝がありませんでした。きっとどのチームも、タイトルに飢えているはずです!」ファイナルラウンドのキーマンは誰!?LJ・ピーク高さと強さ、技術もある。今以上にチームに噛み合えばもっと活躍できるはず。それをこの大一番で見せてほしい。©TOCHIGI BREX INC.田中大貴準々決勝、ラスト4秒での逆転シュートなど、苦しいときに頼りにされる攻守の要。チームメイトからの信頼は絶大。辻 直人スリーポイントが得意なシューターだが、今年、ハンドラー(司令塔)としてチャンスメイクするプレーが増えた。©KAWASAKI BRAVE THUNDERSシェーファーアヴィ幸樹特にDFでいいプレーを見せ、攻撃的な選手を輝かせるいぶし銀の働きを23歳がやっている。まだまだ成長中。©SeaHorses MIKAWA co.,LTD.「第96回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会 ファイナルラウンド」準決勝:3/12(金)15:00、17:30決勝:3/13(土)14:00会場:さいたまスーパーアリーナNHKにて生中継。バスケットLIVE、スポーツナビでライブ配信予定。※『anan』2021年3月17日号より。写真・Getty Images(by anan編集部)
2021年03月15日学生時代、私は母が買って家に置いているナプキンを使っていました。家にあるナプキンから好きなものを使っていて、母が買うのは羽なしナプキンばかり。羽なしや羽根つきなんて種類があることすら知らなかった私は、バレー部の活動のたびにナプキンがズレてしまうのがずっと悩みでした。 部活中にナプキンがズレるという悩み中学生のころ、私はバレーボール部に入っていました。バレーボールの基本姿勢は、大きく足を開いて腰を落とす、中腰の姿勢です。実はこの姿勢、めちゃくちゃナプキンがズレるんです! そのため生理中の部活はいつも憂うつでした。 当時は顧問の先生がなかなか厳しく、まだスポ根全盛期だったので、練習がハードなのはもちろん、休憩時間も全然ありません。ナプキンがずれたと感じても、トイレに行って直すことも簡単ではありませんでした。 友だちに借りた羽根つきナプキンに感動!私がいつも使っていたのは、羽なしタイプのナプキンでした。母が買って家においてあるのが羽なしばかりだったので、ナプキンとはこういうもの、と当たり前のように思っていたのです。 ある日の部活動前、生理中にもかかわらずナプキンを切らしてしまいました。同級生に相談してナプキンを1枚借りたのですが、そこで生まれて初めて羽つきナプキンを見ました! 最初はいつもと違う形にとまどい、「この羽はショーツの裏に貼ればいいのか……?」と半信半疑で装着してみたところ、なんとびっくり! このナプキンが全然ズレない! その後どんなに激しく動いてバレーをしても、ズレるのがまったく気にならなくて、感動したのをよく覚えています。 いろいろな種類を知って選ぶのが楽しくなった!帰って母にすぐその話を伝え、近所のドラッグストアまで一緒にナプキンを選びに行きました。そのとき初めて、ナプキンにはこんなにいろいろな種類があるのだと知り、驚きました。 それ以降、ナプキン選びは母任せにせず、気になったものがあれば自分で買って試してみて、いろいろなナプキンを使ってみるのが楽しくなりました。 母は使い慣れたものを長く愛用する性格なので、もちろん何の悪気がなかったのもわかります。この経験以来、新発売のナプキンやかわいいデザインのものなど、気になるナプキンを見つけたら、ついつい買って試してしまう私です。 監修/助産師REIKO著者:よっちゃん
2021年02月21日日本最大級の餃子イベント「全日本ぎょうざ祭り2020春」が開催中止。2020年3月20日(金・祝)から22日(日)までの期間中、愛知の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)で実施予定だった。「全日本ぎょうざ祭り」とは、毎年10万人以上の来場者でにぎわうGWのフードフェス「全日本うまいもの祭り」によるスピンアウト特別催事。会場には、宇都宮や浜松といった“餃子の聖地”の名店による人気メニューはもちろん、全国各地のご当地食材を取り入れたオリジナル餃子が大集結。出来立て“アツアツ”の餃子の食べ比べを、開放的な公園の中で楽しむことができる。また当日には、会場を盛り上げるステージコンテンツをはじめ、ファミリーに嬉しい子供向けアトラクションも設置予定。3月の連休中に開催されるため、春のレジャースポットとしてもオススメだ。【詳細】全日本ぎょうざ祭り2020春※開催中止■チケット払い戻しについて前売入場券の払い戻しについては、購入した各プレイガイドまで問い合わせ。なお、手元の前売入場券は、払い戻しの際に必要となるので保管すること。払い戻し受付期間:2020年3月6日(金)~3月19日(木)プレイガイド:チケットぴあ Pコード992-589、ローソンチケット Lコード41931、イープラス※チケットの引取方法などにより、各プレイガイドでも手続きが異なる場合あり。※詳細は各プレイガイド払い戻し方法の説明ページを参照。※イープラスは、チケットの返送要。
2019年12月12日ワールドカップと言えば、目下日本で開催中のラグビーにスポットがあたりますが、バレーボールのワールドカップ(W杯)も先日まで日本で開催され、盛り上がりを見せました。日本女子は5位と健闘。男子もロシアを10年ぶりに撃破するなど、メダルには届かなかったものの4位と熱い戦いを繰り広げました。元全日本選手として活躍した益子直美さんは、バレーボールの育成を真剣に考えるOGのひとりです。毎年1月に福岡県宗像市で自身の名を冠した「益子直美カップ小学生バレーボール大会」が開催され、来年の1月で6回を数えます。この大会、実はちょっと変わった「決めごと」があるのです。それは、「監督は絶対に怒らない」というもの。どうしてその「決めごと」を作ったのか伺いました。(取材・文:島沢優子)益子直美カップは怒られないので、「いつもより思い切ってプレーできる」という子どもたちの声も■「ああ、やっぱりね」怒ることが競技上達を阻む理由「監督は絶対に怒らない」決めごとを遂行するためにどんなふうにしているのでしょうか。益子さん:選手には、「もし、監督が怒ったら教えてね」と伝えてます。怒った監督は私が叱ります。長くやっているので、怒りそうな方は大体わかっています(笑)。そういったチームが試合をするときはベンチの横に座って、目を光らせています。とはいえ、すべてのチームを益子さんがチェックできるわけではありません。開催地の福岡以外に山口、佐賀、長崎、大分、熊本、鹿児島からも参戦するので男女合わせて450チーム以上。およそ600人の小学生が参加します。そこで、子どもたちの自己申告制にしてあるのだそうです。益子さん:子どもたちに「監督さんが怒鳴ったり、怒ったりしたら、私のところに報告に来なさい」と伝えています。すると、「益子さん、うちの監督が怒った!」とやってくる。そこで、私が監督さんのところに行くと「怒ってませんよ~」とおっしゃる。「でも、子どもたちが怒ったと言ってますよ」と伝えます。「次またやったら出て行ってもらうこともあるし、次の大会は出られませんよ」とそこまで言っちゃいます。重視するのは勝ち負けではなく「子どもたちが楽しくのびのびとプレーする」こと。それが大会のコンセプトであることを理解し、大会を機会に自分の指導の仕方を見直してほしいという思いもあるためです。試合の後などにヒアリングすると、益子さんに怒られた指導者は驚いたような顔をするそうです。「いや、怒ってませんよ」「あれは怒っているうちに入らない」「自分では怒ってないと思っていた」益子さん:いや、いや、いや。怒られて泣いている子たちもいるじゃないですか、と。それでも、指導者の方たちには、怒っている意識がないんですね。怒らないとなると、どうやって指導していいかわからないという話をされますね。自分から口にテープを×点に貼ってベンチに入る方もいます。一方の子どもたちはどうかというと、選手たちに話を聞くと、益子カップを楽しみに待っていたという声が多いのだと教えてくれました。なぜなら、「コーチの怒鳴り禁止」なので、失敗を恐れずに済むからです。この大会では思い切ってチャレンジできるからなのだそう。益子さん:「監督に怒られないとわかっていたから、いつもなら打てないアタックを打てた」とか「思い切って飛び込めた」という感想がありました。ああ、やっぱりそうなんだ、普段は怒られるからトライできないんだと思いました。この話は非常に興味深いものです。「大人が怒鳴ると子どもが委縮してトライできない」という事実を明確に示しているではありませんか。つまり、小学生バレーボールの指導者は、怒ることで子どもを委縮させてしまう「リスク」に気付いていないようです。試合でチャレンジできず安全なプレーだけをしていれば、上達は遅れてしまいます。失敗して学ぶというスポーツに最も必要なプロセスをたどれないのですから。益子さん:怒らなくても、怖い顔をしたまま黙って座っている人は少なくありません。怒ってはいないけれど、そのチームの子がのびのびプレーできているかと言えばそうではないことが多いです。怒るのをやめたら、次の段階として「ナイスサーブ!」とか褒める言葉を増やす。ポジティブな声掛けをしてもらいたいですね。■一番応援しなければならないのは、育成年代のスタートとなる小学生この大会に自分の冠をつけるなら独自性を出したい、ただの大会では終わらせたくないという思いがあったと益子さんは言います。過去にも、益子さんはゲイの方たちのバレーボール大会を10年間主催した経験を持ちます。現在のようにLGBT(性的少数者)が社会に理解される時代ではなかったため、ひっそりと10回やり終えたのだそうです。益子さん:この大会をやったあと、打診されたのがこの小学生の益子直美カップです。やはり一番応援しなくてはいけないのは、育成のスタートになる小学生だと思ったのですぐにお受けしました。すると、話し合いの中で、監督さんに怒らないでやってもらおうというコンセプトが出てきました。実は、開催に向け中心となって動いた男性は、当時9歳の長男と6歳の長女を水難事故で失っています。小学校入学前だった長女が、その男性が指導するバレーボールチームへの入団を楽しみにしていたのだそう。ただただバレーボールをやりたかったわが子の希望を叶えられなかったことを思い、子どもたちが楽しくできるバレーボールの大会を始めたそうです。益子さん:益子カップをやって、本当に良かったと思います。私自身にも大きな気づきがありました。自分がなぜバレーボールが大嫌いなのかがわかったのです。中学、高校と、厳しい指導を受けてきました。私たちの時代はそれが当たり前でしたし、おかしいとか、理不尽とか、何とも思いませんでした。後編では、選手時代はずっと怒られ「バレーボールが大嫌い」だった過去から、益子さんが気づいたものとは何かをお伝えします。益子直美(ますこなおみ)東京都生まれ。中学入学と同時にバレーボールを始め、高校は地元の共栄学園に進学。春高バレーで準優勝し、3年生の時に全日本メンバー入り。1980年代後半から1990年代前半の女子バレーボール界を席巻した。卒業後はイトーヨーカドーに入団。全日本メンバーとして世界選手権2回、W杯に出場。現在はタレント、スポーツキャスターなど幅広く活動中。
2019年10月18日十勝の魅力を感じ取れるコース北海道を代表するマラソン大会「2019フードバレーとかちマラソン」は、2019年10月27日(日)に帯広市で開催されます。ハーフでは、今大会から前半コースはそのままに、後半コースを変更した新コースでの開催となります。楽しむ秋の1日大会会場は、帯広市役所、種目は、ハーフマラソン、5km、2.5kmの3部門で開催されます。ハーフは、帯広の中心市街地から、ばんえい競馬場を駆け抜け、「帯広の森」を往復する低差の少ない走りやすいコースなので、記録が出しやすいかもしれません。参加賞は、参加者全員に十勝産の採れたて野菜、参加記念タオル、会場内の飲食・物販ブースで使用できる500円券1枚が貰えます。他にも、抽選で協賛品等がプレゼントされます。フィニッシュ後は、食を満喫参加賞で貰える500円券1枚は、食フェスタに使用することができます。食フェスタでは、十勝の食材をつかった様々な名物やスイーツが提供されます。心地よい風を感じながら仮装をしてハロウィン気分を華やかに走って、十勝の秋の味覚を食べて1日中楽しめる大会です。(画像は大会公式サイトより)【参考】※大会公式サイト
2019年07月31日誰もが知っているまくら投げの大会株式会社toizは、JR東日本と全日本まくら投げ大会の共同した「DC(ディスティネーションキャンペーン)杯」の参加チームを募集しています。同社では、日本の地域と連携した全日本まくら投げ大会などのイベント事業を行っており「まくら投げ日本一」を決める大会には、毎年約600人が集まります。チームで戦う「スポーツまくら投げ」令和最初のまくら投げ大会は、静岡県伊東市で開催されます。同まくら投げ大会では、8名のチーム(選手5人:うち1人が大将・1人がリベロ、サポート3人)で戦います。参加費は1チーム5,000円(傷害保険料を含む)になります。JR東日本では同大会へ参加者向けに「静岡DC特別企画 全日本まくら投げ大会in伊東温泉」プランを提供します。同プランは、同大会への参加費、ガイド付きウォーキングや宿泊がセットになったプランです。全日本まくら投げ大会へ参加するための特別列車になります。修学旅行などで経験したことのあるまくら投げ、仲間と童心に返りまくらを投げまくりませんか。(画像はプレスリリースより)▼外部リンク株式会社toizのプレスリリース
2019年05月10日3月に行われる世界フィギュアスケート選手権に初出場する坂本花織選手。金メダルの期待もかかる全日本女王の魅力を解き明かすべく、会いに行った。ヘタなら、“ヘタクソ~”って、怒られたほうが気持ちいい。昨年末に行われた全日本フィギュアスケート選手権の女子シングルフリースケーティング。最終滑走の重圧もなんのその、会心の演技で優勝し、初の全日本女王に輝いた坂本花織選手、18歳。一昨年の同大会では、五輪切符を掴んでいる。その、ここいちばんでの強さの秘密は、どこにあるのだろう。そう尋ねると、「お昼寝」という予想外の答えが返ってきた。「公式練習は朝が早いので、お昼寝して、散歩してっていうのが、ちょうどいい気分転換になって、ああいう結果が出ました。ハハハ」笑うと、目が細くなり、エクボが出る。「目は好きじゃないけど、これは好き」と、エクボを指して、また笑う。その飾らない、作らない素顔は、観ていて気持ちのいい演技に通じるものがある。フィギュアスケートを始めたのは、4歳の時。同時に水泳や陸上、モダンダンスも習っていたというから身体能力が高かったのだろう。「小学校2年生になる時、水泳を続けるかフィギュアスケートか、究極の選択を迫られて。当時は、水中で息を止めるのが、とにかくキツくてキツくて…。普通に地上で息をしたいなと思って」フィギュアを選び、以降、ひと筋。やめたいと思ったことはない。ジャンプの練習が大好きで、「失敗してコケても、ずっと笑っている感じ。まぁ、大半は先生(中野園子コーチ)に怒られているんですけど、ごくたまに褒められることがあって。そういう時はすごくうれしいし、新鮮な気持ちでまた頑張ろうと思える。私は、ヘタなら、“ヘタクソ~”って怒られたほうが気持ちいい。ヘンにお世辞言われると、“ウソやん”と思ってしまうので」実は、いまだに恥ずかしがり屋で、目立つのも好きじゃない。モダンダンスも、「恥ずかしすぎて」やめたぐらい。この日も、カメラを前に、時折、“あぁ、恥ずかし~”という表情をのぞかせる。「それでも、衣装を着ると、テンションが上がって、“私を観て”って思えるようになりました。観てほしいところは、う~ん、パワフルなジャンプです」女子シングルにも、高難度ジャンプ時代が到来しつつあるが、「新しいジャンプは、もうちょっと体重を落として、体幹を鍛えて、跳んでもケガをしないような体を作ってからやっていこうと思っています。中3の時にトリプルアクセルの練習中に、あと少しというところで骨折と肉離れを起こしてしまったので。いまは、できるジャンプの練習だけをしています」ステップを踏むかのように、軽々と跳ぶ、幅があって正確なジャンプは最大の武器。でも、それだけではない。坂本選手の演技には、観る者をグイグイ引き込む力がある。その魅力を引き出しているひとりは、昨シーズンからプログラムの振付をしているフランス人のブノワ・リショーさんだ。「ブノワ先生は、ひとつひとつの動きを大事にしなさい、って細かく、細かく振付してくださるんですけど、いままでとはまったく違う動きなので、とにかく難しい。何回やってもついていけない。ジャンプもスピンもない振付のところで転ぶし…。試合が終わるたびにアドバイスをもらうんですけど、厳しいし、まぁ、怖いです(笑)」現在は、3月20日から、さいたまスーパーアリーナで行われる世界フィギュアスケート選手権に向け、猛練習中だ。金メダルも十分狙えるが、本人は「金メダルを目指せば、(表彰台に)乗れるかな」。ちなみに4月からは大学生。フィギュア以外でやってみたいことは?と尋ねると、ずいぶん長いこと考えて、「強いて言えば、パーマかけたい。ゆるふわ、みたいな感じに。似合うかどうかわからへんけど」と。いまは大好きな競技のことで頭がいっぱいの18歳だ。さかもと・かおり2000年4月9日生まれ、兵庫県出身。ジュニア最後のシーズンで、世界ジュニアの表彰台に立ち、シニア1シーズン目から大活躍。平昌五輪でも6位入賞を果たす。好きな色は赤と青。「賢い友だち」を募集中。※『anan』2019年2月27日号より。写真・わたなべよしこヘア&メイク・吉田奈央取材、文・齋藤優子(by anan編集部)
2019年02月23日仕事やプライベートで、スニーカーよりもきちんと感があり、気軽に履けるシューズが欲しい。そう考えたときに、上品なデザインで、ローヒールで疲れにくいバレーシューズは一足あると使えるシーンが多くて重宝すると思います。『A.P.C. (アー・ペー・セー)』のシグネチャーアイテムのひとつであるバレーシューズは、イタリアのシューズメーカーポルセリとのコラボレーションで作られており、長く愛されています。 普遍的で品良く、長く愛用できるバレーシューズ¥27,000/A.P.C.(アー・ペー・セー カスタマーサービス) イタリア・ミラノ発祥のポルセリは、バレーシューズを中心にオールハンドメイドの老舗ブランド。デイリーに使えるシューズ用に、トウの深さが他のバレーシューズと比較して長い仕様になっており、履き心地がとても良い仕上がりになっています。足に馴染みやすい、軟らかなゴートスキンなので締めつけがなく、一日中ストレスフリーに履くことが出来ます。バレーシューズはいまや普遍的なデザインであり、品良く装えるのでオケージョン問わずに活躍してくれます。 足元を遊んでこそ、おしゃれ上級者 ロールアップデニムと合わせて、マニッシュにしても良いですし、フレアスカートと合わせてフェミニンにも。定番のミディアム丈の白靴下と合わせるのも良いですが、ブラックとコーディネートするならば、カラーで遊んで見ても表情が変化するのを楽しめると思います。艶のあるカラーリングなので、大切にしたいハレの日にも履いて欲しいシューズです。ちなみにカラーは他にもシルバー、イエロー、レンガ色など。シーズンにより色展開も異なるので、コレクションしてスタイルに合わせてコーディネートしても。『A.P.C. (アー・ペー・セー)』のもうひとつのシグネチャーアイテムと言えば、デニム。それと同様にポルセリとのコラボレーションは、10年以上続いています。長く愛される由縁はやはり、いろんなオケージョンで活躍してくれる汎用性の高さからだと思います。一足あるとコーディネートをまとめるのに役立つこと間違いなしのバレーシューズは、日々の定番としてクローゼットに仲間入りさせたいです。 アー・ペー・セー カスタマーサービス03-3710-7033:kimyongduckstyling:Mari Nagasakatext : Shizuka Takehara
2018年12月31日生放送で歌唱力日本一を決める「全日本歌唱力選手権歌唱王」が12月27日(木)今夜、日本テレビ系で放送される。本番組は歌唱力日本一を決めるべく1万5762件の応募から大激戦を勝ち抜いた20人による決勝戦の模様をオンエア。“ありったけの想いを込めて熱唱”する彼らに視聴者も投票することで審査に参加できるというもの。司会には内村光良と南原清隆を迎え、進行は日本テレビアナウンサーの桝太一、鈴江奈々が務める。審査員を「千の風になって」の秋川雅史をはじめ、大河ドラマ「西郷どん」や舞台「レ・ミゼラブル」などの鹿賀丈史、近年は“ラスボス”としてネット世代からも支持を受ける小林幸子、「お久しぶりね」などのヒット曲で知られる小柳ルミ子、朝ドラ「とと姉ちゃん」などの大地真央、卒業式の定番曲となった「贈る言葉」などの武田鉄矢、アニソンの帝王として数々の名曲を世に送り出した水木一郎、「神田川」がいまも愛される南こうせつ、映画『もののけ姫』の主題歌で一世を風靡した米良美一、「舟唄」「雨の慕情」など演歌の名曲で知られる八代亜紀が担当。ゲストとして90年代「Time goes by」をはじめとするメガヒットをいくつも世に送り出した「Every Little Thing」の伊藤一朗、俳優として「時をかける少女」「吾輩の部屋である」などに出演しているほか「Sexy Zone」として12月5日には16枚目のシングル「カラクリだらけのテンダネス」をリリースした菊池風磨、ギャル曽根、「アンジャッシュ」児嶋一哉、佐藤栞里、「森三中」黒沢かずこ、大島美幸、村上知子らが出演。決勝に挑む20人は最年少は14歳から最年長は60歳まで、パン屋に銀行員にペンキ職人から主婦と年齢、職業も様々。歌われる楽曲もJポップからディズニーソング、演歌にオペラ、「劇団四季」の楽曲から洋楽、朝ドラ主題歌まで多彩なジャンルに及び、審査員の秋川さんや米良さんも惚れ込むオペラ少女に武田さんが感激した小学校教師、菊池さんも憧れる美声ママなど、個性豊かな挑戦者たちの歌と審査員、ゲストの反応や感想にも注目。今回は視聴者もTVのリモコンのdボタンや、LINE、スマホから投票に参加できる。投票方法等はHPで確認しよう。「全日本歌唱力選手権歌唱王」は12月27日(木)今夜19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年12月27日12月20日~24日、大阪・門真市のRACTABドームで、第87回全日本フィギュアスケート選手権大会が行われる。この大会は今年度の日本チャンピオンを決める大会。それと同時に、来年3月にさいたま市で開催される世界選手権の代表最終選考会を兼ねていて、大会後に代表選手が発表される。出場が予定されている選手の中で話題なのは、何といっても高橋大輔選手。今年7月1日、現役復帰を発表。約4年間のブランクを経て競技の世界に戻ってきた。10月、復帰戦の近畿選手権で3位、続く11月の西日本選手権で優勝し、全日本への切符を掴んだ。現役復帰の記者会見で「今季の目標は全日本選手権の最終グループで滑ること」と語っていた高橋。前代未聞の復帰、そして32歳となった髙橋選手がどんな演技を見せるのか、目が離せない。ケガのため羽生結弦選手は出場しない可能性が高い。となると、男子の優勝候補は宇野昌磨選手だろう。今季のGPシリーズで、スケートカナダとNHK杯で優勝。出場選手の中でライバルは見当たらない。女子で注目したいのは紀平梨花選手。今季シニアデビューを果たし、いきなりGPシリーズのNHK杯、フランス杯と2連勝!パーソナルベストスコアでも、女子選手中、トップに立つ。浅田真央さんの代名詞だった、女子では限られた選手しか跳べないトリプルアクセルが武器。GPファイナル(12月6日~10日)でも好成績を収め、そのままの勢いで大会を迎えると、ニューヒロイン誕生の可能性も高いのでは。対するは宮原知子選手。五輪初出場だった平昌で4位、全日本でも昨年まで4連覇中と女子エースの座を守ってきたが、NHK杯では2位と紀平選手に負けている。しかも紀平選手とは同じコーチ。現女王が巻き返すのか、一気に台頭してきた後輩との同門対決に注目を!全日本フィギュアスケート選手権大会期間:12月20日(木)~24日(月)会場:大阪府門真市・東和薬品RACTABドーム(大阪府立門真スポーツセンター)男子はSPが22日、FSは24日。女子はSPが21日、FSは23日。フジテレビ、フジテレビONE 、BSフジにて放送。※出場選手の情報は12月7日現在※『anan』2018年12月26日号より。写真・アフロ(by anan編集部)
2018年12月22日日本最大級の餃子イベント「全日本ぎょうざ祭り2019秋 in モリコロパーク」が、愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」にて、2019年9月14日(土)から9月16日(月・祝)まで開催される。「全日本ぎょうざ祭り2019秋 in モリコロパーク」は、毎年ゴールデンウィークに10万人以上の来場者を動員するフードフェス「全日本うまいもの祭り」のスピンアウト特別催事。今回は、老若男女問わず愛される食べ物"餃子"に特化したイベントとなっている。会場に並ぶ餃子は、宇都宮や浜松といったメジャーエリアや、東海エリアの人気店によるメニュー、全国のご当地食材を取り入れたオリジナル餃子など多種多様だ。その他、魅力あるステージコンテンツや、キッズ向けアトラクションの実施も予定されている。【詳細】「全日本ぎょうざ祭り2019秋 in モリコロパーク」開催日:2019年9月14日(土)~9月16日(月・祝)時間:10:00~17:00(最終入場時間は16:30)会場:愛・地球博記念公園(モリコロパーク) 大芝生広場住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1入場料:<前売入場券>大人1日券 500円、大人ペア1日券 800円、大人3名1日券 1,200円※8月17日(土)10:00~販売開始 ※小学生以下、無料<当日入場券>大人1日券 500円※当日チケット販売所にて販売 ※小学生以下、無料
2018年07月16日(写真:アフロ) 「昨年は腰を故障して、あまり結果を残せない状況でした。それがまさか全日本選手権で優勝するなんて、息子本人も『実感がない』と、言っていましたが、家族も驚いています……」 そう語るのは、谷川翔選手(19)の母。4月29日の体操全日本選手権で優勝し、“キング”内村航平(29)の11連覇を阻んだのは順天堂大学2年生の谷川選手だった。 19歳2カ月での優勝は史上最年少記録。体操教室に入会したのは6歳だったというが、谷川選手はそれまでにもいくつもの習い事を経験している。スイミングスクール、和太鼓教室、そして俳優のショー・コスギが主宰していたアクションスクールなどだ。前出の谷川選手の母は言う。 「翔は生後11カ月ごろから、私といっしょにスイミングスクールに通っていました。育児について心掛けていたこともいくつかあり、その1つが、子供たちがやりたいと思うことの選択肢を広げてあげることでした。本人次第ということでしょうか、まずは向いていそうで望むことを何でも経験させて、そのなかから彼らが続けるものを選んでくれればと考えたのです」 ショー・コスギ塾に入ったのは、谷川選手が3歳のころだった。谷川選手の母が続ける。 「塾では、時代劇の殺陣、ダンス、英語など、いろいろ教えてもらいました。その流れで、キッズプロダクションに所属し、子役として活動していたこともあります」 CMでは忍者の扮装でワイヤーアクションに挑戦したり、NHKドラマ『柳生十兵衛七番勝負 最後の闘い』では主演・村上弘明の幼少時代を演じたりしたという。谷川家教育の2つ目のポイントは、“褒めて育てる”だ。 「あくまでも子供たちには、のびのび楽しみながら学んでもらいたいと思っていました。翔は、こだわりが強く丁寧な一面がありました。漢字を書くときも、けっしてスピードは早くないけれど、きれいに丁寧に書くのです。それだけにマイペースな一面もあります。コスギ塾に車で連れて行っても、眠り込んでしまい、起こしても、『眠いから、塾に行きたくない!』って(笑)。そういうときにも、なるべく叱りはしませんでした。『友達も待っているし、楽しいよ』とか『じゃぁ、今日はちょっとだけにしようか』という言葉で、その気にさせるのです。出席さえすれば、本人も楽しくなって嫌がっていたことなんて忘れてしまいますからね」
2018年05月09日「全日本うまいもの祭り 2018 in モリコロパーク」が、2018年4月28日(土)から5月6日(日)までの9日間開催される。「全日本うまいもの祭り」は、毎年ゴールデンウィーク期間に開催し、多くの来場者が訪れるフードフェス。6年目である今年も全国各地のご当地グルメが集結。今年は北海道の「いかめし」や横幅5センチの群馬名物「鬼ひも川うどん」、4つのチャーシューが入った東京の「四つ巴焼豚麺」、地元愛知の「知多たまりの鶏もも唐揚げ名古屋風」など各都道府県を代表する"うまいもの"たちが登場する。また、大阪にあるプリン専門店の「ティラプリ(ティラミスプリン)」や、半分に切ったメロンの真ん中にソフトクリームをのせた北海道「生メロンソフトクリーム」などフードのみならず、デザートメニューも展開。終始"うまいもの"でお腹を満たすことができる。他にも、ご当地キャラクターステージやライブパフォーマンスの開催、本イベントの半券でトランポリンやアクアボールで遊べるキッズパークの入場が無料になるなど、青空の下、家族や仲間でワイワイ楽しめるイベント内容となっている。【詳細】「全日本うまいもの祭り 2018 in モリコロパーク」開催期間:2018年4月28日(土)~5月6日(日)営業時間:10:00~17:00(最終入場は16:30)会場:愛・地球博記念公園(モリコロパーク) 大芝生広場住所:愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1入場料:1日券(当日) 大人 600円/小学生 200円※未就学児は無料※前売券は4月2日(月)より発売開始
2018年04月15日熱戦の興奮冷めやらぬうちに幕を閉じた平昌五輪。その代表選考を兼ねた昨年の全日本選手権で、初出場ながらシニア選手を抑えて表彰台に立った選手がいた。15歳の新星・紀平梨花だ。15歳の新星・紀平梨花が魅せる!新時代を告げるトリプルアクセル。年齢制限のため代表からは外れたものの、彼女が演技で見せた圧巻のトリプルアクセルは、観客の胸にその存在を刻み付けた。「紀平選手はジャンプのとき、体軸がしっかりと一直線に締まり、見ていて美しい。もちろん筋力もありますが、天性の身体感覚によるものでしょう。体操の白井健三選手に近いものを感じますね。だからジャンプを怖がっていないし、難しい技でも自信をもって、あっけらかんとやってのけている印象を受けます」そう語るのは、フィギュアスケートの取材歴も長い、スポーツライターの折山淑美さん。14歳にして女子史上7人目のトリプルアクセルジャンパーとなり、昨年は国際大会で女子史上初となるトリプルアクセル―3回転トゥループの連続技にも成功した紀平選手。その才能は、女子フィギュアの世界の、“新しい時代”の訪れを予感させるという。「難度の高いジャンプを次々に決める姿に、間違いなくほかの選手は危機感を抱いていると思います。強豪のロシア勢も、練習では4回転に挑戦しているようですし、刺激を受けた選手たちがジャンプのレベルを上げていくことで、女子の戦いは今後、より活性化していくでしょうね」そんな紀平選手が3月、表彰台の頂点を目指して、ジュニアの最高峰である世界選手権に挑む。「ジャンプの出来栄えでの加点や、表現面のクオリティなど、まだまだ成長途中で改善点はあります。ただ、今回の全日本で3位を勝ち取る経験をしたことで、いい意味でメダルを争う“欲”が出てきたように感じます。GPファイナルで表彰台を独占したロシア勢など、同世代にはライバルも多いですが、まずは世界選手権の表彰台に立ち、女子の新時代を切り開く存在になってほしいです」「世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会2018」は3月5日~11日、ブルガリア・ソフィアで開催。表彰台を狙う日本からは紀平選手のほか、男子の須本光希選手など男女、ペア合わせて7組が出場予定。※『anan』2018年3月7日号より。写真:YUTAKA/アフロスポーツ(by anan編集部)
2018年03月02日(写真:アフロ) いよいよ開幕した平昌五輪!そんななか注目されているのが坂本花織選手(17)だ。昨年末の全日本選手権で準優勝し、1月の四大陸選手権では初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいる。そんな女子フィギュア界の新星の原点を追った――。 兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として生まれた坂本。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人はすでに社会人だという。坂本が通っている美容室で働くAさんは言う。 「いつも周囲を笑わせてくれる、明るい子。私がカットをしているとき、いつも鏡ごしに“変顔”をするんです(笑)。お母さんには『そんな顔ばっかりして!』と怒られていますね。でも海外の試合ではそれが生きているみたいです。というのも言葉が通じなくても、彼女は変顔で笑いを取れる。そうすることで、海外の選手とすぐ友達になれるそうです」 そんな天真爛漫な坂本。その“個性”を伸ばしてくれたのは、家族だった。 「フィギュアスケートはお金がかかります。その資金を家族一丸となり捻出していました。お父さんはもちろんの、お姉ちゃん2人も働いて花織ちゃんを支えていました。お母さんは専業主婦ですが、いつも花織ちゃんについて支えていました」(近所の住民) 実際、Aさんは母の苦労をこう振り返る。 「花織ちゃんは本格的にフィギュアを始めた当初、大阪まで早朝練習に通っていました。その後で神戸へ戻って学校に行き、放課後は再び大阪で練習。お母さんは毎日、送り迎えに奔走していました。思えばあのころのお母さんは、いつも目を充血させていました。ほとんど睡眠もとれないほど大変だったのだと思います」 中学までは試合に付き添っていた母だが、坂本が高校生になると“自立”を促すように。 「中学卒業直前、お母さんから『あの子が高校生になったら、1人で試合に行かせたい。でも、そうなるとメークも自分でできないとダメ。だから、あの子にやり方を教えてくれませんか?』と頼まれたんです。レクチャーしているときも、お姉ちゃんが『後で見返すことができるように』と言ってビデオ撮影をしていました。そんなときでもあの子は“変顔”をして、お姉ちゃんに『こらっ!やめなさい!』と怒られていましたね(笑)」 Aさんは、最後に期待を込めてこう語る。 「彼女がどこでも変顔になれるのは、見方を変えると“物おじしない性格”だということ。大きな試合でも、緊張したりナーバスになったりすることがない。いつも平常心でいられるんです。だから花織ちゃんならきっと五輪のような大舞台でも、普段の試合と同じように見事な演技を見せてくれるはずですよ!」
2018年02月19日第15回「全日本国民的美少女コンテスト」の本戦大会が8日、都内で行われ、京都府出身の井本彩花さん(13歳)がグランプリに輝いた。米倉涼子や上戸彩、武井咲ら多くの女優を輩出している同コンテストは、芸能プロダクションのオスカープロモーションが1987年から不定期で開催している美少女発掘のオーディション。2014年以来の開催となる今年は30周年の記念大会で、この日行われた本戦大会に応募総数8万150通の中から予選大会を勝ち抜いた21人のファイナリストが登場。前田美波里、藤田ニコル、岡田結実ら審査員の前でウォーキングや自己紹介、音楽歌唱審査や演技審査、質疑応答に挑み、京都府出身で中学2年生の井本彩花さんが見事グランプリの座を射止めた。名前を呼ばれて涙を流した井本さんは「こんな私がグランプリを獲るとは思わなかったので、とてもビックリしています」と驚いた表情だったが、無数のカメラマンのフラッシュの光を浴びて「私がグランプリを獲ったんだな、と思いました」と実感した様子。応募の経緯を「お母さんから『応募してみたら』と教えてもらって応募しました」と説明し、そのお母さんに賞金300万円を「全部あげます!」と親孝行の一面をのぞかせた。将来の夢については「武井咲さんのような女優さんになれるように精いっぱい頑張りたいと思います!」と意欲満々。所属するオスカープロモーションは、25歳まで恋愛禁止というルールもあるが、「知っています。私は好きな人とか気になる人がいないので、そんなに気にしないです。25歳まで恋愛しません!」と宣言していた。なお、審査員特別賞は宮城県出身の玉田志織さん(15歳)、千葉県出身の石井薫子さん(12歳)、モデル部門賞は滋賀県出身の谷口桃香さん(16歳)、演技部門賞は東京都出身の伊丹彩華さん(12歳)、音楽部門賞は埼玉県出身の藤田桜恵香さん(12歳)、グラビア賞は兵庫県出身の木下凛里乃さん(17歳)、マルチメディア賞は愛知県出身の竹内美南海さん(14歳)がそれぞれ選ばれた。
2017年08月09日ポップコーン専門店ヒルバレーは、プロポーションづくりの株式会社ダイアナとコラボレートし、美と健康をテーマに共同開発した「スマートポップコーン」を、2月1日より全国ダイアナサロンで6,000箱限定発売。ヒルバレーのポップコーンは、良質なコーンがもつ優れた栄養バランスの力をそのまま活かすため、油を使わずに熱風だけで作られている。この“エアーポップコーン”は、ポップコーンのイメージを覆す「ヘルシーで低カロリーのグルメポップコーン」として2013年に中目黒一号店がオープンすると大きな話題に。そこでダイアナが、食物繊維リッチで低カロリーなヒルバレーのポップコーンに着目し、今回ヒルバレー初となるコラボレートが実現した。1箱6袋入り、塩味のスピルリナソルト(写真上)と甘味のカカオスイート(写真下)の2種。美と健康をテーマに 開発した「スマートポップコーン」は、スーパーフード(スピルリナとカカオ)と機能性成分(GABA・テアニン)を採用。その名の通り“多機能“なポップコーンは、もともと低カロリーのヒルバレーポップコーンの約2分の1のカロリーに抑えてあるのがダイエット中の人にも嬉しい。スーパーフードと機能性成分により、ダイエット中の食べたい気持ちを“癒す・満たす・制す”本商品は、空腹のイライラでつい間食してしまう女性のダイエットサポート食品として最適。また、メタボリックが気になる男性などへのバレンタインデープレゼントにもおすすめ。今後は、違う味での”コラボ第二弾”も発売検討中。商品概要【商品名】スマートポップコーン(スピルリナソルト&カカオスイート)【価格】4,500円(税抜)【内容量】1箱6袋入り165g(スピルリナソルト1袋27g、カカオスイート1袋28g)【カロリー】スピルリナソルト1袋129.6kcal、カカオスイート1袋133.0kcal
2017年01月28日日本フィギュアスケート界の日本一を決める戦い「全日本フィギュアスケート選手権」が、12月22日(木)より開幕される。その模様を放送するフジテレビでは、中継は4メディア連動で行うことが決定。今回は2018年に迫った平昌オリンピックのプレシーズンにあたり、先を見据えた選手たちの演技により注目が集まる。男子はグランプリファイナルで史上初の4連覇を達成した羽生結弦や宇野昌磨といった世界トップレベルのハイレベルな争いは必見。さらに、女子は大会連覇中の宮原知子が最大の注目。またその宮原選手に、今シーズン好調な樋口新葉や三原舞依らがどこまで迫れるか。あるいは、復帰2シーズン目の浅田真央が、全日本で復活の演技を見せるのか注目だ。そして、レベルの高いジュニア勢も見逃せない。11月の全日本ジュニア優勝の坂本花織、今年3月の世界ジュニアで女王に輝いた本田真凜、5種類の3回転を操る白岩優奈ら女子の優勝争いは見応えあるものになりそうだ。ファンの多くのニーズに応えるべく、今シーズンも昨年に引き続き、地上波放送、衛星波BS放送+CS放送に加えて、SNS・インターネットメディアを加えた駆使する「4つのメディア(=4M)」を駆使した中継・配信体制を展開。地上波で男子・女子ショートプログラム、男子・女子フリーを放送するほか、BSフジにてショートプログラムのハイライト、フリーに至っては全選手を放送。そして、CSフジテレビONEにて終了翌日より順次放送される。また、注目の開会式+滑走順抽選の模様も生配信されることが決定。大会前日の22日(木)、番組公式Webサイト(YouTube Live)およびTwitter公式アカウントで無料インターネット生配信される。今シーズンからは、フジテレビフィギュアスケート中継ナビゲーターに高橋大輔が就任。選手目線で展開する高橋さんのナビゲートも見どころだ。加納慎介プロデューサーは「5度の優勝を経験している全日本フィギュアスケート選手権を高橋大輔さんならではの様々な角度からナビゲートしてくれると期待しています」とコメントしている。「全日本フィギュアスケート選手権2016」は「男子ショートプログラム」が12月23日(金)18時30分~、「女子ショートプログラム/男子フリー」が24日(土)18時30分~、「女子フリー」が25日(日)19時~フジテレビほかにて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月20日リオデジャネイロ五輪出場を逃した男子バレー全日本が参戦する『FIVBワールドリーグ2016』の予選ラウンドが、フジテレビの地上波・CS・番組ホームページで放送・配信される。この大会は、世界のトップチームが参加するリーグ戦で、今回が27回目の開催。地上波では21日(深夜3:20~4:00、関東ローカル)で、日本戦3試合(フィンランド戦、キューバ戦、韓国戦)のハイライトを放送し、CS・フジテレビNEXTでは18日(16:00~18:55)にキューバ戦を生中継する(20日9:20から再放送)。さらに、番組ホームページでは、17日~19日に、日本戦を含む全6試合を生配信。こちらは、試合会場の雰囲気を伝えるため、実況・解説なしで会場音のみとなる。
2016年06月16日©Eddy, Photographer AVC from Grand Sportリオデジャネイロ五輪出場をかけた女子バレーボールの予選大会が今、日本を舞台に行われている。 同大会はアジア地区予選と世界最終予選を兼ねたもので、アジアの最上位国と、それを除いた上位3カ国がオリンピック出場権を得ることになる。ロンドン五輪では銅メダルに輝いた日本も、この大会に4大会連続のオリンピック出場をかける。 女子バレーボール界の新興勢力「タイ」の実力著者撮影同大会に東南アジアから唯一出場しているのが、悲願のオリンピック初出場を狙うタイだ。前回のロンドン五輪世界最終予選では、勝敗数で並びながらセット数の差でわずかに日本に及ばず悔し涙を流した。当時、タイ国内では最終戦の日本対セルビア戦で八百長があったのではないかという報道がされヒートアップしたほど、高い関心が寄せられていた。それだけに今回は、あと一歩でオリンピックに手が届かなかった前回の雪辱にかける思いが強い。タイはアジア女子バレーボール界の新興勢力だ。1964年に国際バレーボール連盟に加盟し、1987年からアジア選手権に出場しているが、急速に力をつけてきたのは1990年代後半になってから。2001年にアジア選手権で初の銅メダルを獲得すると、2009年には同大会を制してついにアジアの頂点に立った。2013年にも準決勝で中国、決勝で日本を撃破して4年ぶり2度目のアジア女王に輝いている。著者撮影2000年代に入ってからは世界選手権やワールドカップなどの大舞台でも経験を積んでおり、2016年5月現在の世界ランキングは13位。アジアでは中国(2位)、日本(5位)、韓国(9位)の3強に続くポジションで、今や誰もが認めるアジアの強豪国だ。2005年には国内のプロリーグもスタートし、年々盛り上がりを見せている。国の発展とともに国際舞台での活躍が目立つようになったタイのスポーツ界にあって、女子バレーボールはひとつの象徴的存在となっている。著者撮影:プルームジット・ティンカオ選手世界規模の競技において、タイが日本、中国、韓国というアジアの3強と渡り合える実力を備えるものは珍しいだけに、タイ国内での女子バレーボールへの注目度は高い。昨年には長野県がタイ人観光客誘致のためにタイ女子バレーボール界の英雄的存在であるプルームジット・ティンカオ選手を広告塔として活用したほどで、タイにおける女子バレーボールのステイタスの高さがうかがえるだろう。 日本でプレーする「オヌマー」選手と注目選手たち©Eddy, Photographer AVC from Grand Sport:オヌマー・シティラック選手女子タイ代表には海外でプレーする選手も多く、長く絶対的エースとして君臨してきたオヌマー・シティラック選手は2014年から日本のJTマーヴェラスで活躍する。2006年に20歳で代表入りすると、2007年のアジア選手権ではMVPを受賞する活躍でタイ初のアジア制覇に貢献した。2013年のワールドグランドチャンピオンズカップではベストスコアラー部門で第1位となりベストウイングスパイカー賞を受賞するなど、世界の舞台でも実績を残している。この10年のタイの躍進は、彼女の存在なくしては語れない。プルームジット選手、オヌマー選手、そしてアジア屈指のセッターと評されるヌットサラ・トムコム選手ら、中心選手は前々回の北京五輪予選時からほぼ固定されたメンバーで戦っており、多彩なコンビバレーを見せる。今回のリオデジャネイロ五輪予選では円熟期を迎えた主力選手たちに加えて、20歳のウイングスパイカー、アチャラポーン・コンヨット選手や16歳のチャッチュオン・モクシー選手といった新戦力も融合して世界に挑む。著者撮影今大会、タイは初戦で世界ランキング7位のドミニカ共和国を撃破して好発進。オリンピック出場権争いの「ダークホース」との声も聞こえてくるなかで、18日にはいよいよ日本と激突する。初の五輪切符を手にするには、日本は越えなければならない相手だ。一方、日本にとっても同じアジアのライバルであるタイとの対戦は非常に重要で、目の離せない「日泰決戦」となるのは間違いない。 (text & photo : 本多 辰成 ) スポーツコラム「スポーツが繋ぐ! 東南アジアと日本の新時代」>その他の記事はこちら
2016年05月17日SABON(サボン)は、初夏限定「グリーンバレーシリーズ」を2018年5月17日(木)より発売する。2011年に登場して以来、毎年少しずつアイテムを増やしてきた「グリーンバレーシリーズ」。フレッシュな青りんごとすずらんの花を思わせる爽やかな香り、そしてグリーンを基調としたパッケージに、女性のみならず男性を含めて年々ファンが増えている。2018年は、昨年に引き続き6種類のアイテムを用意。定番である「ボディスクラブグリーンバレー」は、ミネラルたっぷりの死海の塩と、SABONが厳選した植物性オイルで作られたボディスクラブ。不要な角質を優しくオフし、ラップのような潤いで肌を包み込む。また、ジェルベースのボディローション「シャーベットボディジェル」も乾燥肌の強い味方に。こっくりとしたみずみずしさで、肌にうるおいを与える。ライン使いすればさらに効果が期待できそうだ。また、ボディケアだけでなくアロマやファブリックミストもラインナップ。部屋全体を爽やかでどこか甘さのある香りで満たし、優雅なリフレッシュタイムを演出する。【商品詳細】グリーン バレー シリーズ ※数量限定発売日:2018年5月17日(木)・ボディスクラブ グリーンバレー 600g 5,500円(税込)・シャワーオイル グリーンバレー 500ml 3,400円(税込)・シャーベットボディジェル グリーンバレー 200ml 4,000円(税込)・ハンドクリーム グリーンバレー 50ml 1,800円(税込)・アロマ グリーンバレー 250ml 5,500円(税込) ・ファブリック ミストグリーンバレー 350ml 3,000円(税込)【問い合わせ先】SABON JapanTEL:0120-380-688
2016年05月15日アイドルグループ・Sexy Zoneが13日、スペシャルサポーターを務める『2016リオデジャネイロオリンピック バレーボール世界最終予選』会見に出席した。バレーボール世界最終予選は、TBS系・フジテレビ系で共同放送となり、女子は14日、男子は28日より開幕する。同グループは大会イメージソング「勝利の日まで」を担当しているが、中島健人は「最初の熱い8小節で、めちゃめちゃ熱いメッセージを言ってるので、会場で(対戦)国ごとに言うメッセージを変えていこうかなと考えています」と意気込む。松島聡も「音楽の力で精一杯応援していきたい」と歌にかける思いを語り、菊池風磨は「会場の臨場感をテレビを通して伝えていきたい」とサポーターとしての責任感を見せた。リオに向けてのゲン担ぎ方法を聞かれると、「勝利」の2文字を名前に持つ佐藤勝利は「僕がいるので!」と存在自体をアピール。みんなで"勝利"を触れば勝てるのではないかと言われた中島が「そうですね、日々」と手を伸ばすと、佐藤は照れ笑いを浮かべた。また、グループ最年少のマリウス葉は「僕は、聡ちゃんと伊豆に行ったんですけど、男子も女子も勝ってほしいという気持ちで、神社で10円玉を入れました」とエピソードを披露。さらにマリウスは、自分が普段使っているプレッシャー克服法として「考え方を変える」ことを提示し、「プレッシャーをなくすんじゃなくて、プレッシャーがエネルギーだと思って一歩進めば大丈夫」とメッセージを送った。
2016年05月13日『2015/16V・プレミアリーグ ファイナルステージ』ファイナル3が、今週末3月6日(日)に開催となる。1回戦総当たりのファイナル6を首位で終えた女子・日立リヴァーレ、男子・豊田合成トレフェルサとの決勝の切符をかけて熾烈な戦いが見られるだろう。V・プレミアリーグ ファイナルステージ チケット情報東レアローズは、男女揃ってファイナル6を2位で突破した。女子の東レは、米国代表・テトリ・ディクソンがけがで離脱した中、全日本キャプテンでもある木村沙織がチームをまとめあげた。素早い攻撃を得意とするオールラウンダー・高田ありさのゲームメイク力、驚異的なジャンプとバックアタックで敵を揺さぶる迫田さおりの攻撃力、成長目覚しい木村の妹・美里の守備力と、バランスの取れたバレーで優勝決定戦進出を目論む。対する3位・久光製薬スプリングスは女王返り咲きに燃える。レギュラーラウンド(RR)でサーブレシーブ賞を受賞した新鍋理沙は、攻守の要としてコートを動き回る。そこに、180cmの長身ウィングスパイカー・石井優希が攻撃にリズムを与え、サウスポー・長岡望悠が繰り出す強烈なスパイクで得点を決める。磐石な体制に加えて、『皇后杯』で4連覇を果たした勝負強さが発揮されれば、勝利は自ずと見えてくるだろう。男子・東レはファイナル6で全勝を果たしたが、RRの結果が影響し『ファイナル3』を戦うことを余儀なくされた。小林敦監督は「少しだけ回り道をして優勝する事になった」と早々と気持ちを切り替え、決戦に向けて虎視眈々。セット当たりブロック決定本数0.89本でブロック賞の富松崇彰、アタック決定率58.3%でスパイク賞の李博を軸に、堅守速攻で畳み掛ける算段だ。一方、3勝2敗で3位につけたパナソニックパンサーズは、アタック決定率50.8%、1セット当たりのアタック決定本数5.12本の清水邦広、『アテネ五輪』金メダリスト・ダンチ・アマラウの攻撃力で勝負に出る。川村慎二監督は「更に厳しい戦いになる」と気を引き締める。ファイナル6のラスト2戦をストレート勝利で収めた集中力を見せ、決勝への道を手繰り寄せたい。一発勝負の『ファイナル3』を制し、王手をかけるのは果たして……。『2015/16V・プレミアリーグ ファイナル3』は3月6日(日)・所沢市民体育館 (埼玉県)にて開催。チケットは、3月12日(土)・13日(日)・『2015/16 V・プレミアリーグファイナル 優勝決定戦』東京体育館(東京都)とともに発売中。
2016年03月04日『2015/16V・ファイナルステージ』が、いよいよ2月7日(日)・ファイナル6を皮切りに幕を開ける。1回戦総当たりのファイナル6は、1位がファイナルへストレート進出し、2位と3位はファイナル3で決勝の切符を掛けて戦う。2015/16V・プレミアリーグ女子 ファイナルステージ ファイナル6 チケット情報『2015/16V・プレミアリーグ女子V・レギュラーラウンド(RR)』を首位で通過した東レアローズは、3位で終えた日立リヴァーレと対峙。全日本のエース・木村沙織(東レ)の調子は、5月に控える『リオ五輪』に向け上げ潮だ。また、リベロには実妹の美里が位置する。攻の沙織・守の美里の姉妹コンビで敵を圧倒する。RRでは1勝2敗と東レに後塵を拝した日立は、通算230試合出場でVリーグ栄誉賞を受賞した栗原恵を軸にリベンジを期す。2012/13から連覇を果たしたものの、昨季はその座を明け渡した久光製薬スプリングスは王座奪還に燃える。東レと3ポイント差の2位で通過した久光製薬の対戦相手は、奇しくも昨年『V・ファイナルステージ』決勝で敗北を喫したNECレッドロケッツだ。NECは昨年8月の『W杯』でも注目を集めたルーキー・古賀紗理那の出来がカギになる。決勝に一歩近づくのは、『皇后杯』覇者・久光製薬か前回チャンピオン・NECか。5季連続ファイナル6進出の4位・岡山シーガルズは悲願の初優勝を目指す。セッター・宮下遥を起点にした速攻で勝利を手繰り寄せたい。対するは、トヨタ車体クインシーズ。プレーオフ最後の1枠をRR最終戦まで争いぎりぎりで滑り込んだトヨタ車体は、得点王・サーブ賞を受賞したポリーナ・ラヒモアを擁する。年間671点、サーブ効果率23.9%の攻撃力が火を噴けば、ファイナル6突破も夢ではない。『2015/16V・プレミアリーグ女子 ファイナルステージ ファイナル6』は2月7日(土)・島津アリーナ京都にて開幕。当日はイベントも盛りだくさん。元Vリーグ選手によるプレー解説が聞けるFMミニラジオや、グルメの屋台テント、アリーナDJのパフォーマンス、VOM予想クイズと表彰など、試合以外も楽しめる。チケットは、2月13日(土)・14日(日)・大田区総合体育館(東京都)、2月20日(土)・21日(日)・ホワイトリング(長野県)、2月27日(土)・28日(日)・パークアリーナ小牧(愛知県)とともに発売中。
2016年02月05日スズキのインド子会社マルチ・スズキは26日、新型小型車「バレーノ(Baleno)」をインド国内向けに販売開始するとともに、世界各国へ輸出するとを発表した。バレーノは、スズキが2015年9月のドイツ・フランクフルトモーターショーに出品した、ダイナミックでエレガントなスタイリング、最適なパッケージング、高いパフォーマンスを調和させた新しい小型車。インド国内向けモデルには、1.2Lガソリンエンジンと1.3Lディーゼルエンジンを搭載している。マルチ・スズキでは、同車をプレミアムハッチバック車として、プレミアム車の新販売網「NEXA」にて26日より販売を開始した。「NEXA」で取り扱うプレミアム車としては新型クロスオーバー「S-CROSS(エスクロス)」に次いで2車種目となり、バレーノの投入によりインド市場でのさらなる拡販を図っていく。なお、2015年4月から9月の上半期におけるマルチ・スズキのインド市場における卸販売台数は628,963台(前年比113%、乗用車市場のシェアは47.3%)となった。スズキは、このバレーノをグローバルカーとしてマルチ・スズキのマネサール工場で生産し、欧州をはじめとする世界各国へ順次輸出していく計画。
2015年10月27日昇格3シーズン目を迎えるジェイテクトは、黒目がちの王子的風貌が愛らしいエース・古田史郎の重いスパイク、キラースマイルを絶やさない全日本代表・浅野博亮の安定感あるプレーが華を添える。さらに、ベテラン・高橋慎治を軸にしつつも、昨年イタリアセリエAのMVP・マテイ・カジースキという目玉を補強。「昨年に引き続き、チームの組織力向上を目指してきた。それをプレーでも発揮できるように全力を尽くす」(高橋)という宣言通り、自分たちらしいプレーが出せれば、昨季5位からのジャンプアップも望めるはず。【チケット情報はこちら】全日本のエース・清水邦広を擁するパナソニックは、昨年、現役引退後即監督に就任した2年目の川村慎二監督の手腕が試される。ダンディズム溢れる川村監督のもと、チームの原動力としてキープレーヤーとなるのは、攻守の要の犬顔系男子・渡辺奏吾と、まるでモデルのような若手ウイングスパイカー・ブロックソム・ジョエル・樹だ。昨年9シーズンぶりに下位に沈んだ悔しさを胸に、巻き返しを誓う。パナソニックとともに苦戦を強いられた東レは、「昨シーズン入れ替え戦を経験して、チーム全員悔しい思いをした。今年は東レの粘り強いバレーで戦って優勝したい」と、“最強東レ”復活に向け意気込む熱きムードメーカー・渡辺俊介新キャプテンのもと再起を図る。また、豪快なキャラクターのパワフルアタッカー・星野秀知、イノッチ(V6)似のベテラン・米山裕太、天使のような可愛さのウイングスパイカー・瀬戸口竜矢、濡れた目が母性をくすぐる期待の星・小宮雄一郎らの勇姿に注目だ。昨シーズン、一気に若返りを図りながらもわずか2勝と苦杯を嘗めたFC東京。端正な顔立ちで世の女性のハートを掴む26歳のエースアタッカー・手塚大は「開幕戦からFC東京らしいバレーを展開して、しっかりと勝ち取っていけるように頑張る」と意気込む。くしゃっと笑う姿がときめきを誘う24歳の山本将平や、コロコロ変わる表情に目が奪われるルーキー・木村築ら、若きイケメンたちが力を合わせ、ファイナルステージ進出を見据える。『2015/16 V・プレミアリーグ男子』は、10月31日(土)・JT×サントリー・ジェイテクト×FC東京、11月1日(日)・豊田合成×境・パナソニック×東レの顔合わせで福岡市民体育館にて幕を開ける。チケット発売中。
2015年10月23日