みなさんは、あるCMの中で「この国の100人に1人は、初恋の人と結婚します」というセリフが使われているのをご存知でしょうか。この確率を「多い」と捉えるか、「少ない」と捉えるかはその人次第です。しかし、漠然と「初恋の人と結婚した人は◯万人います」といわれるよりも、身近に感じられるのではないでしょうか。今回は、そんな確率に関するクイズをお届けします。数字に慣れている人なら、この問題は簡単に解けるはず。頭を柔らかくして考えてみてください。■2色のボールを使った確率クイズ・問題編黒い玉と白い玉が50個ずつ入った箱があります。Aさんがその箱の中から左手にひとつ、右手にひとつの玉を取り出しました。そして、目隠しをしているBさんに言いました。「ひとつは黒い玉だよ。もうひとつは白と黒、どっちになる確率が高いだろう?」「黒い玉を持っているのは右手だと言ったら、さっきの確率は変わるかな?」このふたつの問題に、30秒以内に答えてください。■2色のボールを使った確率クイズ・解答編……答えはわかりましたか?難しく考える前に、どんな組み合わせがあるか考えてみてくださいね。まず、1問目の答えは「白のほうが確率が高い」です。ふたつの玉の出方は、(黒・黒)(黒・白)(白・黒)(白・白)の4通りしかありません。ひとつが黒い玉ということは、(白・白)以外の3つのいずれかになりますが、もう一方が黒になるのは1パターン、白になるのは2パターン考えられるので白の方が確率が高いといえます。そして2問目は、黒も白も確率は同じです。先ほどの4通りに、左右を入れてみましょう。(右黒・左黒)(右黒・左白)(右白・左黒)(右白・左白)右手が黒い玉ということは、(右黒・左黒)(右黒・左白)のどちらかということ。つまり、左手は白か黒のどちらかになるので確率は同じなのです。*50個ずつの玉があっても、取り出せるのは2つだけ。そのため、組み合わせは4パターンしかありません。この組み合わせをすぐに出すことができれば、30秒以内に答えがわかるはず。ただし、組み合わせに気づけるのは計算力と発想力の高い人だけです。IQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。このクイズを30秒以内で正解した人は、IQ135以上ある可能性大です。とはいえ答えがわからなかった人も、落ち込む必要はありません。日々の生活に数字を取り入れれば、苦手意識を克服できます。ぜひ、こういったクイズを解くことを習慣にしてみましょう!(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年09月23日「観察力」や「洞察力」は、仕事で武器になるスキルのひとつ。とくに営業職の人は相手を観察することでニーズに気づくことができたり、商談を有利に進めたりもできます。ちなみに、「観察力」は物事をありのままに見極めること。「洞察力」は鋭い観察力で物事の本質を見抜くこと。このふたつは、少し違いがあります。後者の洞察力を身につけるには、まず観察力を磨くことが大切です。そこで今回は、みなさんの「洞察力」があるかどうかを試すクイズをお届けします。問題をよく観察して、答えてみてくださいね!■洞察力を試す確率クイズ・問題編それでは、問題です。ここに、赤い玉70個と黒い玉70個があります。これらを混ぜ合わせて、ランダムにAとBの容器に70個ずつ入れます。このときAの容器に入っている赤い玉と、Bの容器に入っている黒い玉の数がぴったり同じになる確率はどれくらいになるしょうか。30秒以内に答えてください。■洞察力を試す確率クイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?問題をよ~く読めばわかるはず。どうしてもわからない人は、実際にいくつか数字を当てはめてみてください……これでみなさん、わかりましたね。正解は、ズバリ100%です!たとえば、Aの容器に赤い玉が51個入っていたとしたら、残りの19個は黒い玉になります。ということはBの容器には赤い玉が19個、黒い玉は51個入っていることになります。つまり、「Aの容器に入っている赤い玉の数=Bの容器に入っている黒い玉の数」ということです。もちろん、反対にAの容器に入っている黒い玉の数=Bの容器に入っている赤い玉の数になります。この関係はいかなるときでも成り立つので、確率は100%になります。*よく読めば簡単な問題ですが、複雑に考えてしまった人もいるのでは?ちなみに、30秒以内に答えがわかった人は、相当高い洞察力の持ち主です。観察力や洞察力があると、物事だけでなく、人の本質を見抜くことができます。そのため、相手の気持ちにもすぐ気づくことができる人が多いです。周囲に人が多くて、人間関係はいつも良好なはず。人と接する仕事が向いている人でしょう。逆にわからなかった人は、この機会に洞察力を鍛えてみては?まずは、慌てずよく観察する習慣をつけるといいですよ。また、こういったクイズに日常的に解くのもオススメ。ぜひ、過去のクイズにも挑戦してみてくださいね!(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年09月20日9月15日は「中秋の名月(十五夜)」でした。全国的に雲が多かったため、はっきりと月が見えなかったという人も多いのではないでしょうか。しかし、そんな人にもまだチャンスはあります!10月には十五夜の次に美しいといわれる「十三夜」がやってくるのです。十五夜は旧暦の8月15日で、十三夜は旧暦9月13日のこと。2016年の十三夜は10月13日となっています。「十三夜に曇りなし」という言葉があるほど晴れることが多い時期なので、きっとお月見もできるはずです。ということで、今回は「月」にまつわる数字のクイズをお届けします。■月に到着するまでの年数を求めるクイズ・問題編さっそく、問題です。様々な乗り物を使って、誰でも月まで自由に行くことができると仮定します。そしてあなたは、ママチャリで月に行くことを選びました。1日10時間休みなくこぎ続けた場合、どれくらいで月に到着するでしょうか?制限時間は1分。どれくらいかかるか、計算してみてください。■月に到着するまでの年数を求めるクイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?まったく検討がつかないという人のために、ヒントを出します。まず、地球から月までの距離は約38万4,400km。月は一番地球に近い天体です。そしてママチャリの時速は、約15kmです。これで計算できますね。ズバリ、正解は約7年。時速15kmで10時間走ると、1日150km進みます。これを1年間続けると、5万4,750kmになります。7年続けると38万3,250kmになり、あと8日(80時間)こぐと1,200km進めるので見事、月にたどり着くことができるでしょう。ママチャリではなく徒歩の場合は、時速約4.8kmで計算すると1日10時間で48km。1年で17,520km、21年で36万7,920kmになります。残り16,480km歩くのには約344日かかるので、全体では22年弱くらいになるでしょう。また、車(時速80km)で24時間走り続けた場合は、1日1,920km進むので約201日です。飛行機(時速900km)の場合は、24時間飛行しつづけると1日21,600km進むので、約18日で月に到着することになります。*漠然とした月までの距離も、乗り物で換算すると実感が湧きやすくなるはず。すぐに答えが分かった人は、かなりの計算力の持ち主。どちらかといえば左脳派で、計算が得意なだけでなく論理的で冷静、客観的に分析する能力が高いです。言語能力も優れているので、難しい文章も簡単に読み解けてしまうタイプでしょう。とくに、制限時間の1分で解けた人は、子どものころ神童と呼ばれていたのでは?これは相当の難問なので、周囲から優秀な人だと認識されているのではないでしょうか。ちなみに、月と地球の距離は1年間に3cmずつ離れていっているそう。もしかしたら、去年の月より今年の月は少し遠くに感じるかもしれませんね。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年09月17日脳トレと聞くと、アンチエイジングや認知症予防をイメージする人も多いかもしれません。しかし、気持ちの切り替えになり、集中力もアップします。そのため、実はビジネスパーソンにもおすすめなのです。また、脳は習慣を好みます。毎日5分でも継続して行うと、非常に効果的です。そこで今回は、数字と文字を使ったクイズをお届けします。ただし、これは相当の難問です。1分で解けた人は本物の天才かもしれません。■数字と文字の法則性を見抜くクイズ・問題編さっそく、問題です。以下に並んだ数式は、ある法則によって書かれています。その法則を見抜いて、「?」に入る文字を答えてください。制限時間は1分です。12+6=意味7+6=旨味10+12=鳥居3+7=?頭を柔らか~くして、考えてみてくださいね。漢字に深い意味はありません。数字と文字のつながりだけに注目してください。■数字と文字の法則性を見抜くクイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?ここで大ヒント!この法則では1~12までの数字しか使うことができません。そして、漢字をひらがなにすると答えが見えてくるかもしれません。他には、4+6=海12+1=稲6+6=耳などもあります。では、正解を見ていきましょう!これは、十二支を数字に置き換えて組み合わせたものです。1=ね、2=うし、3=とら、4=う、5=たつ、6=み、7=うま、8=ひつじ、9=さる、10=とり、11=いぬ、12=いなので、12(い)+6(み)=意味7(うま)+6(み)=旨味10(とり)+12(い)=鳥居そして、3(とら)+7(うま)=トラウマとなるわけです。*1分でこのクイズが解けた人は、本当に広い視野の持ち主。物事をひとつ上から見ることができるため、周囲から天才と呼ばれているはず。視点が高ければ高いほど、ほんの少しの情報から思考を展開できます。すると、1を聞いて10を知ることが可能になるのです。毎日の脳トレを習慣にすると、考える力も高まり、視野も広がっていきます。ぜひ過去のクイズ記事もチャレンジしてみてください!(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年09月11日年を重ねても、脳はいつまでも若々しくいたいですよね。じつは、週3回以上チェスや楽器演奏をする人は、何もしない人に比べて認知症になるリスクが60%ダウンする、という研究結果があります。頭を使うと同時に、誰かとコミュニケーションをすることで脳は活性化されるのです。そこで今回は、そんなチェスに使われるチェスボードを使ったクイズをお届けします。これも、脳トレの一環!最近、記憶力や思考力に自信がなくなってきている人にピッタリ。さっそく問題を見ていきましょう。■脳にいい「数字の○×クイズ」問題編8×8で白黒の格子模様になっているチェスボードがあります。このチェスボードの上に、2マス分の大きさのケシゴムを敷き詰めていきます。右上と左下のマスを1つずつ残して、残りの62マスを埋めることはできるでしょうか。制限時間は、30秒。理由もちゃんと答えられるようにしておいてくださいね。■脳にいい「数字の○×クイズ」解答編……みなさん、答えはわかりましたか?ズバリ、正解は「×」でした!62マスと偶数なので、敷き詰められるような気がしますよね。しかしこれは、どうやってもできません。それでは、解説を見ていきましょう。まず、チェスボードは格子模様になっているので、64マスの中に黒いマスと白いマスが32マスずつあります。右上と左下のマスは両方とも黒なので、白32マスと黒30マスを消しゴムで埋めることになります。同じ色のマス同士は隣に並んでいないので、消しゴムを縦に置いても横に置いても、必ず白と黒の1マスずつを使うことになりますよね。ということは、余った白の2マスを消しゴムで埋めることはできません。埋められるのは白黒それぞれ30マスで、計60マスなのです。*これは、2つのマスを使う=白と黒のマスを1つずつ使う、ということに気づけば簡単ですね。ただ、気づくか気づかないかで大違い。数字に強くないと気づけないので、30秒以内に答えが分かった人はかなりのIQの持ち主。IQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。この数字クイズを1分以内で正解した方は、IQ135以上かもしれません。白黒マス1つずつ、というところに気づかなかった人も、このような脳トレを習慣にしてみてください。記憶力や思考力も高められるうえに、数字への苦手意識がなくなって、一石二鳥ですよ。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年09月09日「こうに違いない」「今までこうだったから、次もこうなるはずだ」などと思い込むと、なかなか新しいアイデアは出てこないもの。仕事でも経験豊富な人よりも、何も経験のない新人の方が斬新なアイデアを思いつくこともあるでしょう。とはいえ、一度染み付いた思考のクセはなかなか急には変えられません。そこで今回は、思い込みを外してひらめき力を鍛えるためのクイズをお届けします。まずは、今のあなたの「ひらめき力」はどれくらいかチェックしてみましょう。■ひらめき力を鍛えるクイズ・問題編サトコさんが1,000円を持って買い物に行きました。あるものを1つ買うと300円になり、2つ買うと100円になり、3つ買うと400円になり、4つ買うと200円になりました。さて、5つ買うと何円になるでしょう?1分以内にお答えください!■ひらめき力を鍛えるクイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?ここで大ヒント。答えの金額は、買ったものの値段とは限りません。さて、いかがでしょうか?ズバリ、答えは「0円」です。実はこの金額は200円の商品を買ったときの「お釣り」を表しています。そしてもうひとつのポイントは、サトコさんの持っていたお金。サトコさんは1,000円を500円玉2枚で持っていたのです。そうすると、1つ買ったとき → 500円-200円=300円2つ買ったとき → 500円-400円=100円3つ買ったとき → 1,000円-600円=400円4つ買ったとき → 1,000円-800円=200円となるので、5つ買ったときは → 1,000円-1,000円=「0円」になります。*「買ったものの値段を求めよ」という言葉はないのに、知らず知らずの間に自分で枠を作って考えてしまった人も多いのではないでしょうか。また「1,000円持っている」といわれると、自然と1,000円札1枚とイメ-ジしてしまいますよね。行き詰まったときは、このような前提と思っているものをひとつずつ疑ってみると、ひらめきが生まれやすくなるといいます。脳トレなどを習慣にし、ひらめきが生まれやすい「柔らか頭」を作りましょう。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年09月06日13日の金曜日といえば、多くの欧米諸国で不吉とされる日。「キリストの最後の晩餐の場にいたのがキリストと弟子を合わせて13人で、その後キリストが十字架にかけられたから」という説をはじめ、他にもさまざまないわれがあります。また、イタリアでは17日の金曜日、スペイン語圏では13日の火曜日が不吉とされているそうです。そんな不吉な日は、「嫌なことが起こるのでは?」となんとなくソワソワしてしまうもの。できれば、あまり来てほしくないですよね。そこで今回は、13日の金曜日が年に何回あるかをクイズにしてもらいました。○×問題なので、直感で答えてくださいね。それでは、問題を見ていきましょう。■ちょっと不吉な数字の○×クイズ・問題編「1年間で3回、13日の金曜日がくる年がある」これは○でしょうか?それとも×でしょうか?30秒以内にお答えください。選んだ理由もちゃんと説明できるよう、準備しておいてくださいね。■ちょっと不吉な数字の○×クイズ・解答編さて、みなさん、答えはわかりましたか?ズバリ、正解は「○」でした!正解でしたか?それとも不正解でしたか?さっそく、気になる解説を見ていきましょう。毎月13日は、月曜から日曜のいずれかになります。そのため、13日が金曜日になる確率は1/7です。1年は12ヶ月なので、1/7×12=12/7です。つまり、1.714くらい。すると、13日の金曜日は1年に2回弱あることになります。ここまでの説明だと、「13日の金曜日が3回ある年はない」と考えてしまうかもしれません。しかし、ここからがポイント。2月はうるう年でなければぴったり4週なので、2月と3月は同じ日にちと曜日の組み合わせになるのです。2月13日が金曜日であれば、3月も13日の金曜日になるので、1年に3回「13日の金曜日」があることになります。たとえば、2015年や2026年がそれにあたります。○が正解な理由は、パッとこのような計算ができないとたどりつきません。よって、30秒で即答できた人は、数字の天才である可能性が高いです。*なんとなく○を選んで正解した人は、解答を知って驚いたのではないでしょうか。正解した人も不正解だった人も、これから2月に13日の金曜日があったら、その年は3回「13日の金曜がある」と覚えておいて、ちょっとした話のネタにしてみては?ちなみに2016年の13日の金曜日は、5月13日の一度だけなのでご安心を。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年09月04日なんとなく、数字に苦手意識を持っていませんか?学生時代、数学の授業が難しくなるにつれ、ついていけなくなり、数字そのものを見るのが嫌になってしまった、という人は多いです。そんな人には、数字を使った脳トレがおすすめ!簡単な問題をいくつも解くことで達成感を味わうと、数字に対するアレルギーが少しずつ緩和されるはずです。今回お届けするのは、4つ並んだ数字の法則性を見抜くクイズ。この4つの数字には、いったいどんな関係があるのでしょうか?数字が苦手という意識は少し横に置いて、ぜひチャレンジしてみてください。■数字の法則性を見抜くクイズ・問題編では、さっそく問題です。以下に並んだ数字は、ある法則によって書かれています。その法則を見抜いて?に入る数字を答えてください。制限時間は1分です!(50322)→0(23518)→1(7835)→2(171114)→9(45724)→6(345)→0(271038)→?頭を柔らか~くして、考えてみてくださいね。■数字の法則性を見抜くクイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?これはかなりの難問です。ヒントは、カッコ内に「+」と「÷」をそれぞれ1回ずつ使って計算式をつくること。それによって、「→」の後に続く数字がなにを表しているかが見えてくるはずです。それでは解説を見ていきましょう。この問題の(ABC)→Dという数字は、(A+C)÷Bを計算し、その答えの「余り」がDになっています。ひとつひとつ見ていくと、以下のようになります。(50+22)÷3=24(余り0)(23+18)÷5=8(余り1)(7+35)÷8=→5(余り2)(17+14)÷11=→2(余り9)(45+24)÷7=9(余り6)(3+5)÷4=2(余り0)そして、問題となっている数字は(27+38)÷10という計算に。よって答えは6(余り5)となり、「?」には、余りの数字「5」が入ります。*割り算の「余り」の数字は、大人になると考える機会があまりないですよね。1分でこのクイズが解けた方は、かなりのIQの持ち主。IQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。この数字クイズを1分以内で正解した方は、IQ135以上かもしれません。このような脳トレを習慣にすることが、数字への苦手意識を克服につながります。ぜひ過去のクイズにもトライしてみましょう!(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年08月31日猛暑が一段落すると、過ごしやすい秋がやってきますね。秋といえば運動の季節ですが、体を動かす一方で、頭の運動不足に陥ってはいませんか?20歳を超えると脳の発達が停止し、頭を働かせないでいると脳への血流が悪くなり酸素と糖不足になってしまうそうです。そうならないように、認知症予防といわれている脳トレにチャレンジして、頭の運動不足を解消してみましょう。それでは、さっそく問題です!紙とエンピツはいりません。頭のなかだけで解いてみましょう。■脳内リレー競走クイズ・問題編青組、赤組、白組、緑組の4色に色分けされたチームがリレー競争をしています。第一走者から第二走者へのバトンが渡った順番は以下のとおりです。(1)赤組(2)緑組(3)白組(4)青組その後、次のことが順番に起こりました。緑組が1つ順位を上げました。赤組が1つ順位を落としました。青組が2つ順位を上げました。赤組が2つ順位を上げました。さて、順番はどうなりましたか?何組が勝ったでしょうか?制限時間は30秒。紙に書かず、頭だけを使って考えてみてください。■脳内リレー競走クイズ・解答編……ズバリ、答えを発表します。第一走者から第二走者へのバトンが渡った順番は、(1)赤組(2)緑組(3)白組(4)青組、でしたよね。ここから、起きた出来事を追ってみていきましょう。(1)緑組(2)赤組(3)白組(4)青組(1)緑組(2)白組(3)赤組(4)青組(1)緑組(2)青組(3)白組(4)赤組(1)緑組(2)赤組(3)青組(4)白組つまり、最終的な順番は(1)緑組(2)赤組(3)青組(4)白組、という結果になりました。30秒以内に解けなかったかたは普段、あまり脳を活用できていないかもしれません。頭のなかで順位を入れ替えるのは、前頭葉を使う作業です。前頭葉は集中や注意、意思決定などに関わる部分ですから、日ごろから考えることをサボらずにどんどん使っていかなければ、思わぬ失敗があるかもしれません。頭のなかだけで考えることを避けそうになるとき、「脳にイイことをしている。これは脳のトレーニングだ」と積極的に挑む気持ちになれたらいいですね。(文/中田蜜柑) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年08月30日みなさんは、自分に「直感力」があると思いますか?優秀なビジネスパーソンやアスリートは、直感力に優れているといわれています。大きな決断を迫られる場面が多いほど、直感力は磨かれていくものです。今回お届けするのは、そんな直感力を試す「数字の○×クイズ」。普段数字に触れる機会が多い人は、感覚的に答えがわかるかもしれません。では、さっそく問題を見ていきましょう。■直観力を試す数字の○×クイズ・問題編「50人集まれば、50%以上の確率で同じ誕生日の人がいる」これは○でしょうか?それとも×でしょうか?ただし、双子がいるとか、うるう年は考えないことにします。30秒以内に直感でお答えください。■直観力を試す数字の○×クイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?ズバリ、正解は「○」でした!天才的な直感力の持ち主にとっては、簡単すぎる問題だったかもしれません。しかし、理由まで説明できる方は、かなり数字に強い人だといえるでしょう。まずは、AさんとBさん2人の場合から考えていきます。1年は365日なので、2人が同じ誕生日である確率は1/365になります。反対に、同じ誕生日でない確率は364/365ですね。では次に、Cさんを加えた3人の場合を見ていきます。Cさんが、AさんとBさんのどちらかと同じ誕生日である確率は2/365であり、どちらとも違う確率は363/365です。A、B、Cさんいずれもが同じ誕生日ではない確率は364/365×363/365で計算することができます。そしてこの計算をどんどん続けていくと、23人で早くも「全員が同じ誕生日ではない確率」が50%を割ります。つまり、23人集まれば同じ誕生日の人がいる確率が50%を超えるのです。これは、「誕生日のパラドックス」といわれているもの。366人集まれば、同じ誕生日の人が2人以上いる確率は100%になりますが、実際は70人集まれば確率は99.9%を超えるのです。直感とはかなり異なると思いますが、計算上ではこうなっているのです。*「自分と同じ誕生日の人」と考えると滅多にいないと感じますが、「自分以外の誰か2人が同じ誕生日」と考えると実際にもよくあるシチュエーションかもしれません。Facebookなどで、「AさんとBさん、同じ誕生日なんだ!」と気づくこともあるのではないでしょうか。直感力を磨くには、常識や先入観にとらわれないことも大切。決断しなくてはならない場面こそ、頭を柔らかく、リラックスしてみましょう。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年08月29日突然思い浮かんだアイデアで、悩んでいた問題が解決したという経験はありませんか?それまではいくら考えても答えが出なかったのに、少し時間を置いたら急にひらめきが生まれることもありますよね。今回はそんな、「ひらめき力」を鍛えるクイズをお届けします。1つのシチュエーションを、別の角度から見るのがポイント。頭を柔らかくして問題を解いてみましょう!■ひらめき力を鍛えるクイズ・問題編では、さっそく問題です。AさんとBさんは同じ将棋サークルに所属しています。2人とも負けず嫌いで、腕にはかなり自信があります。ある日のサークルで、AさんとBさんは将棋を7回指しました。対局が終わった後、AさんもBさんも「7回とも自分が勝利した」と話しています。いったいこれはどういうことでしょうか?■ひらめき力を鍛えるクイズ・解答編みなさん答えはわかりましたか?この問題が20秒以内で解けた人は、「ひらめき力」があるといえるでしょう。正解は、「AさんとBさんは、それぞれ別のサークル仲間と将棋を指した」ということでした。AさんとBさんが対局したわけではなかったのです。それなら、両方ともが同じ回数勝利することはあり得ますね。問題に登場する人物がAさんとBさんだけなので、他にもメンバーがいるということを思いつかなくなることもあるでしょう。シンプルなひっかけ問題ですが、思わず考え込んでしまった人もいるのかもしれません。そのため、すぐ解けた人はひらめきの天才かも……?*アイデアをたくさん生み出すためには、ひらめいたことをとにかくメモしておくのが効果的だといわれています。くだらないと思うアイデアでも、あとでメモを見返したときに、また別のアイデアにつながる可能性があるからです。いつも「なにかおもしろいアイデアはないかな?」と考える習慣が身についていると、ひらめき力がどんどん鍛えられるはずです。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年08月27日数的センスは、仕事をする上で役立つスキルのひとつです。莫大な情報の中からどんな数字やデータを取り出すかはその人次第。それによって問題解決につながったり、説得力が増したりすることもあるでしょう。そんな数的センスを養うには、普段から様々な数字に触れていることが大切。今回お届けするクイズは、3つの数字の中にある法則性を見抜くというもの。並んだ数字にはどんな意味があるのでしょうか?それでは問題を見ていきましょう。■数字の法則性を見抜くクイズ・問題編では、さっそく問題です。以下に、数字が法則に従って並んでいます。「A」と「B」にはいったいどんな数字が入るでしょうか?68 → 14 → 598 → 17 → 876 → 13 → 439 → A → B色々な角度から見てみてください。目標は30秒です!■数字の法則性を見抜くクイズ・解答編……みなさん、答えはわかりましたか?矢印の方向にも注目してみてください。すると、何となく見えてくるはず……。ズバリ、答えはA=12、B=3でした。では解説を見ていきましょう。この数字の法則は、2桁の数字をバラバラにして足していくというもの。例えば68は、6と8に分けて、6+8=14となるので、「68」の次には「14」がきます。そしてこの14を1と4に分けて1+4=5となるので、一番右は「5」が入ります。他も同様に、9+8=171+7=87+6=131+3=4となるので、答えが以下のようになります。A:3+9=12B:1+2=3*計算自体は小学生でもできるもの。しかし、数字を2つに分けるというアイデアが思い浮かばなかった人もいるでしょう。そのため、30秒以内に解けたかたは、数的センスがかなり高いといえます。もしかしたら数字の天才かも……?日頃から数字をよく使い、柔軟に考えられるようになると、数的センスも磨かれていきます。数字への苦手意識がある人はゲームやパズルなどで楽しみながら数字と触れ合ってみましょう。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年08月23日2016年8月22日に閉幕した、リオデジャネイロオリンピック。みなさんご存知の通り、日本のメダル獲得数は、金12個、銀8個、銅21個で合計41個となりました。これは、前回ロンドン大会の38個を上回り、過去最多という素晴らしい結果。発表されたときは、日本中が歓喜にわきおこりました。4年後の2020年、東京オリンピックへといよいよバトンが受け継がれ、この熱気を保ち続けていきたいところです。盛り上がった日々が過ぎて、ふと気づくのが夏バテしている体と頭……。連日、深夜のテレビ観戦をして寝不足気味になっている人も多いのではないでしょうか。誰でもチャレンジできる、脳をスッキリさせるための簡単な問題を解いてみるのはいかがでしょう。今回は、間違い探しのパズルです!■間違い探しパズル・問題編ズラリと並ぶ、180個の「金」の漢字。パッと見ただけではわかりませんが、このなかには「金」ではない漢字が3つ隠れています。3つとも、30秒以内に見つけ出してみてください!「すべて同じに見える……」と逃げずに、ぜひ探してみましょう。おそらく『ウォーリーをさがせ!』より、簡単に見つかるはずです。金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金会金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金全金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金余金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金■間違い探し・解答編……金のようで金ではない漢字、3つすべて見つかりましたか?間違い探しって、不思議と夢中になってしまいますよね。さっそく、正解の発表です。(1)右から二番目の列の、上から三番目が会になっています。(2)左から九番目の列の、下から五番目が全になっています。(3)左から五番目の列の、下から三番目が余になっています。金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金会金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金全金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金余金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金見つけるのにかかった時間で、勝手ながら金・銀・銅のメダルを授与します!金メダル=10秒以内銀メダル=20秒以内銅メダル=30秒以内この問題、お友達や家族と競い合ってみては?オリンピックが閉幕したばかりです。金にちなんだパズルは盛り上がるはず!*ちなみに、最初に間違い探ししたとき、30秒以内に3つとも見つからなかった人は、脳が夏バテ状態になっているのかもしれません。脳は使いすぎるとすぐに疲れてしまい、ときどき信じられないようなミスを犯してしまいます。働くことは大事ですが、脳の働かせすぎには気を付けていきましょう。(文/中田蜜柑) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年08月22日みなさんは、「脳トレ」を習慣にしていますか?カチカチの頭が柔らかくなると、物事をいろいろな視点で見られるようになり、アイデアも出やすくなるはずです。今回お届けするクイズは、並んだ数字の法則性を見つけ出すというもの。おもに左脳のトレーニングになり、論理的な思考や分析力を身につけるのに役立ちます。さっそく問題を見ていきましょう。■脳トレクイズ・問題編以下に並んだ数式は、ある法則によって書かれています。その法則を見抜いて、「?」に入る数字を答えてください。制限時間は1分です!1+5=58+9=43+6=710+1=34+5=92+4=77+8=4100+1,000=?頭を柔らか~くして、考えてみてくださいね。■脳トレクイズ・解答編ここで大ヒント。これは日本人以外にはほとんど解けない問題です。しかし、小学生以上の日本人なら誰でも解くことができるでしょう。……それでは、答えを発表します。正解はズバリ「9」です!理由は、それぞれの数字を漢数字に変換し、画数を足したものが答えになっているから。1(1画)+5(4画)=58(2画)+9(2画)=43(3画)+6(4画)=710(2画)+1(1画)=34(5画)+5(4画)=92(2画)+4(5画)=77(2画)+8(2画)=4ですから、100(6画)+1,000(3画)=9となります。*数字を漢数字にして、さらに画数を出して計算する。この複数のステップを見つけることは、かなり難しかったのではないでしょうか。1分でこのクイズが解けた方は、かなりのIQの持ち主。IQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。この数字クイズを1分以内で正解した方は、IQ135以上かもしれません。「最近頭が固くなったかも」と感じたら、ぜひ脳トレを習慣にしてみてください。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。
2016年08月21日暑い日が続いていますが、みなさん夏バテしていませんか?なにをやるのも面倒くさい、集中力が続かないという人は、体だけでなく脳も疲れているかもしれません。そんな状態のままでいると、休み明けの仕事がはかどらなかったり、ミスをしてしまったりする恐れも……。そこで今回は、脳の「夏バテ度」がわかるクイズをお届けします。制限時間は30秒。頭をフル回転させて答えてみてください。■サイコロクイズ・問題編あなたは友人と、大小2つのサイコロを振って合計がいくつになるかを予想するゲームをやっています。あなたは直感で9か10と予想しようと考えています。この2つの数字、どちらが出る確率が高いでしょうか?それとも同じでしょうか?いまから30秒以内に、この答えを考えてみてください。■サイコロクイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?正解はズバリ、「9になる確率の方が高い」でした。これは、組み合わせを考える問題です。それでは解説を見ていきましょう。大小2つサイコロを振ったとき、出る目は6×6で36通りあります。そのうち、合計が9になる組み合わせは、(3・6)(4・5)(5・4)(6・3)の4通り、合計が10になるのは、(4・6)(5・5)(6・4)の3通りです。ですから9が出る確率の方が高いといえます。ちなみに、いちばん確率の高い組み合わせは「7」で、(1・6)(2・5)(3・4)(4・3)(5・2)(6・1)の6通りがあります。また、「2」と「12」はそれぞれ(1・1)と(6・6)の1通りだけになります。もし実際にこのようなゲームをするなら、「7」と予想すると勝てる可能性が高いでしょう。*1つずつ組み合わせを見ていけば、すぐわかる問題。難しく考えすぎるあまり、30秒で答えられなかった人もいるのではないでしょうか?夏バテ気味の脳の人は、脳トレやクイズなどで頭をリフレッシュさせることがおすすめです。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年08月19日わからないことや思い出せないことがあるとき、すぐスマホに頼っていませんか?便利な道具を使うのは悪いことではありませんが、あまり頼りすぎると脳の老化を招いてしまうかもしれません。実は20代や30代でも、刺激によって脳を成長させることは可能だとされています。そのためには新しいことに挑戦したり、意識的に脳を使ったりすることが大切。脳トレ習慣はアンチエイジングには欠かせないものです。そこで今回は、砂時計を使った脳トレクイズをお届けします。諦めず問題を解くことで、脳も刺激されるはず。すぐに答えを見ずに、じっくり考えてみてください。■脳トレクイズ・問題編では問題です。ここに2つの砂時計があります。ひとつは4分、もうひとつは9分を計ることができます。この2つの砂時計を使って19分を計るには、どのようにしたらよいでしょうか?事前に準備はせず、いきなり計りはじめます。■脳トレクイズ・解答編みなさん答えはわかりましたか?頭のなかで2つの砂時計をひっくり返しているうちに、混乱してしまったという方もいるのではないでしょうか?まずは、どの砂時計から使い始めるのかがポイントになります。では、さっそく解答を見ていきましょう。(1)9分砂時計をスタート。(2)9分砂時計が終わったら、ひっくり返す。同時に4分砂時計をスタート。この時点での経過時間は9分です(9分砂時計1回)。(3)4分砂時計が終わったら、ひっくり返す。この時点での経過時間は13分です(9分砂時計1回+4分砂時計1回)。9分砂時計は5分残った状態です。(4)4分砂時計が終わったら、ひっくり返す。この時点での経過時間は17分です(9分砂時計1回+4分砂時計2回)。9分砂時計は1分残った状態です。(5)9分砂時計が終わったら、4分砂時計をひっくり返す。この時点での経過時間は18分です((4)の状態+9分砂時計に残っていた1分)(6)4分砂時計が終わった瞬間が19分。(5)のとき、4分砂時計は1分間の分だけ砂が落ちた状態なので、ひっくり返すと1分だけを計ることができます。*必要な計算は小学生でも解けるようなレベルのものですが、2つの砂時計をどう組み合わせるかについては、頭の柔らかさやひらめき力が必要になります。1分でこのクイズが解けた方は、かなりのIQの持ち主。IQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。この数字クイズを1分以内で正解した方は、IQ135以上かもしれません。脳トレを習慣にして、いつまでも若々しい脳をキープしましょう!(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年08月17日「目的があって買い物に行ったのに、別のものを買って帰ってきてしまった」「なにかをしようと思って席を立ったのに、歩きはじめたら忘れてしまった」、そんな経験はありませんか?これは脳の「ワーキングメモリ」がうまく働いていないことが原因。「ワーキングメモリ」とは行動しながら記憶する機能のことで、会話が成立するのも話しながら相手からされた質問を記憶できているからなのです。ワーキングメモリは日常生活のあらゆる場面で必要とされますが、老化とともに機能が衰えていくもの。同時に物事ができなくなったり、いままでできていたことに時間がかかったりするようになるのもその影響だといわれています。そこで今回は、脳のワーキングメモリを鍛えるクイズをご紹介します。頭のなかで図形をイメージしたり、暗算したりすることが大切です。紙や鉛筆を使わずに問題を解いてみましょう。■脳のワーキングメモリを鍛えるクイズ・問題編では問題です。「正13角形」を頭の中でイメージしてください。ズバリ、この図形の内角の和はいくつでしょう?図を書かないで、頭の中でイメージし、暗算で答えてください。■脳のワーキングメモリを鍛えるクイズ・解答編正13角形というと、かなり円に近い形。頭のなかだけで考えると難しく感じるかもしれませんが、正解は1980度です。この問題は、正13角形のなかに三角形がいくつできるかがポイント。正四角形(正方形)に対角線を一本引けば、三角形が2つできます。三角形の内角の和は180度なので、正4角形の内角の和は180×2=360度になります。正5角形は線を2本引くと三角形が3つできるので、内角の和は180×3=540度。これを13角形まで続けていけば答えは出ますが、それでは時間がかかってしまいます。なにか規則性がないか、頭を柔らかくして考えてみてください。三角形の数に注目すると、四角形は2つ、五角形なら3つと増えていっていますよね。すると、六角形は4つ、七角形は5つになり、13角形では11個の三角形ができるはずです。ここまでわかれば、あとは簡単。11×180を計算すると1980度という答えになります。この掛け算なら暗算でもできるのではないでしょうか。10×180=1800になり、1800+180=1980と分けて計算すると簡単です。*クイズだけでなく、スーパーでカゴの中身を暗算したり、カラオケで歌詞を見ずに歌ったり、レシピを見ずに料理をするなど、生活のなかでもワーキングメモリを鍛えることは可能。ワーキングメモリの働きがよくなると創造性もアップするので、クリエイティブな思考ができるようになります。意識して日常生活にトレーニングを取り入れてみましょう!(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年08月08日ふだん、自分の能力を過小評価していませんか?実は、数字を使ったパズルを目にしたときに、脳をどんな風に使ってどう解いていくかによってご自身の「思考タイプ」の傾向が分かるパズルがあります。さっそくですが、複数の考え方と解き方がある問題をお出しします。問題を読んだあと、どのように考え、どんなふうに解いていきますか?頭を柔らかくして、いざチャレンジ!■思考タイプが分かる数字パズル・問題編ここには、アルファベットのNのように、[9][B][2][A][5][C][3]と書かれた六角形のマスが並んでいます。アルファベットのマス[A][B][C]だけ赤字で、数字は黒字です。この、タテとナナメに連続したマスの合計は同じになります。マスには1以上の整数が入るとき、[A][B][C]に入る数はなんでしょうか?■パズルの解き方で分かる思考タイプ傾向[A][B][C]に入る数、つまり正解をお見せする前に、この問題に対してどのように考えていったかによって、思考タイプを分析することができるのでお伝えしていきます。(1)ゆっくりコツコツタイプ「まずAに1を入れてみよう。するとBは2か……。で、Cは……ダメだ、5+8ですでに13じゃないか。では次にAに2を入れてみよう……」。こう考えていくタイプだと、この程度の難易度の問題であれば、そうそう苦労することなく答えにたどり着きます。論理的に考えることも少なめで、注意深く1つ1つ計算していけばなんとかなりますよね。しかし、無駄な道を多数調べていくことになり、時間がかかる割に達成度も爽快感も低めでしょう。少し難しそうな仕事の際、頭を使うより時間を使ってしまっていませんか?(2)ロジカルコツコツタイプこのタイプは、「まずAに1を入れてみよう。Aとすぐそばの5を足すと6だ。合計6って、9という数があるのにあり得ないだろう。ということは、Aは5以上とわかったぞ」というように、工夫しながらしらみつぶし法を使っていきます。利点は、深く考える前に問題に取りかかれること。そのうえで、ゆっくりコツコツタイプにあった作業の無駄を省いています。これはこの問題に対してはいい方法で、解いたときの達成度、爽快感ともに高めです。ただ、問題が多数ある場合はもう一方工夫を進めたいものです。(3)攻略的ロジカルタイプ「B+9=B+2+Aなので、9=2+AゆえにA=9」と計算で攻略していくのがこのタイプ。ロジカルな考え方が好きな方に向きますが、この方法を思いつくには発想力も必要です。この問題にはパーフェクトな攻略法といえます。ただ、攻略法に気づきたいがためになにもせずに考えることが多いなら要注意。ロジカルコツコツのやり方で、とりあえず解き始めたほうが案外思いつくものです。(4)面倒くさがり問題を見た瞬間に「あ、これもう無理。やーめた」などと考えるのをやめてしまい、答えを見て解けたつもりになるという方はかなり危険なタイプです。少しでも目の前の問題が難しそうだと思ったら、すぐに誰かに聞いてしまう癖があるはず。考えることを面倒だと思っていると、脳がどんどん衰えてしまいますよ。■思考タイプが分かる数字パズル・解答編みなさんは、どの思考タイプでしたか?どのように解いていっても、この数字パズルの答えは[A]が7、[B]が3、[C]が4になるはずです。こういった数字パズルを早く解くには慣れが必要ですが、コツコツと数字をはめていく方法なら、算数が分かる小学生でもできます。自分の脳を活性化させるためにも、数字から逃げないで積極的にチャレンジしてみてください。問題を解いた後に、お友だちやお子さんと、どんなタイプだったかをお話してみると、相手の意外な一面が見られるかもしれませんよ。(文/中田蜜柑) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年08月06日最初は難しいと感じた問題も、突然浮かんだひらめきやアイデアによって解けることがありますよね。「ひらめく」とは、それまでつながらなかった別のものどうしが結びつくこと。直感とは違い、論理的に説明することもできるでしょう。この「ひらめき力」を鍛えるには、豊かな発想が必要。小学生でも解けるようなパズルや、なぞなぞのようなクイズを繰り返し解いていると、柔軟な発想が浮かびやすくなります。そこで今回は、数字を使ったクイズをお届けします。目標は1分間。頭を柔らかくして考えてみてください。■ひらめき力を鍛えるクイズ・問題編では問題です。下記の数字は、ある規則性によって2つのグループに分けることができます。そのルールがわかったら、図に1本だけ線を入れて、2つに分けてください。[16][28][2][5][29][20][48][46][31][30][72][8][82][6][9][44][36][90][55][11]なお、線はタテまたはヨコに1本だけ引くことができます。■ひらめき力を鍛えるクイズ・解答編みなさん、答えはわかりましたか?まだ悩んでいるという人のために、まずは数字を2つのグループに分けます。[16]、[28]、[20]、[48]、[72]、[8]、[44]、[36][2]、[5]、[29]、[46]、[31]、[30]、[82]、[6]、[9]、[90]、[55]、[11]この2つのグループには、どんなルールがあるかわかりますか?正解は、「4で割り切れる数字」と「4で割り切れない数字」です。図の[28]、[48]、[8]、[36]の右側に縦に線を入ると、線の左側が4で割り切れる数、右側が割り切れない数になりますね。*難しく考えすぎて、答えにたどり着けなかった人もいるかもしれません。また、いくら考えてもわからなかったのに、時間を置いたら突然答えがひらめいたという場合もあるでしょう。1分でこのクイズが解けた方は、かなりのIQの持ち主。IQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。この数字クイズを1分以内で正解した方は、IQ135以上かもしれません。ひらめき力をアップさせれば、仕事にも役立つスキルになるでしょう!(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年08月04日筋道を立てて論理的に考える力は、どんな仕事にとっても強い武器になります。人になにかを説明するときや、プレゼンの際にもとても役立つスキルです。こうした思考は1日で身につくわけではなく、日々の経験やトレーニングによって鍛えられるもの。そこで今回は、ちょっとした時間でも行える、論理的思考を養う数字クイズをお届けします。目標は1分間。筋道を立てて考えてみてください。■論理的思考を鍛えるクイズ・問題編ここに80枚の金貨があります。ただし、なかに1枚の偽物が混ざっています。見た目はまったく同じですが、偽物の金貨は本物よりもわずかに軽いことがわかっています。なお、本物の79枚はすべて同じ重さでつくられています。正確に測れる天秤1つを使って、最短で偽物を見つけ出してください。そのとき、天秤は何回使う必要があるでしょうか?■論理的思考を鍛えるクイズ・解答編ズバリ正解は4回。まず、天秤にどれだけの金貨を乗せるのかが重要なポイント。ここを間違えると、なかなか正解にはたどりつけません。それでは手順を見ていきましょう。(1)まず80枚のコインを、27枚のかたまり2つと26枚のかたまりに分けます。そして天秤の左右に27枚ずつ乗せ、手元に26枚を残します。このとき天秤が釣り合えば、手元の26枚の中に偽物があることがわかります。また天秤がどちらかに傾いた場合は軽い方の27枚に偽物があります。(2)次に、偽物のあるかたまりを3等分して天秤にかけていきます。左右に9枚ずつ乗せ、手元に9枚((1)で26枚のグループに偽物があった場合は手元に8枚)を残します。天秤が釣り合えば手元の9枚(又は8枚)、天秤が傾いたなら軽い方の9枚に偽物があることがわかります。(3)(2)と同様に、偽物のあるかたまりのなかから左右に3枚ずつ乗せ、手元に3枚(8枚のグループに偽物があった場合は手元に2枚)残します。天秤が釣り合えば手元の3枚(又は2枚)、天秤が傾いたなら軽い方の3枚に偽物があることがわかります。(4)残った金貨を左右に1枚ずつ乗せ、手元に1枚残します((3)で2枚のグループが残った場合は手元には残さない)。これで天秤が釣り合えば手元の1枚、天秤が傾いたなら軽い方の1枚が偽物であるとわかります。*3つのかたまりに分けることに気づけば、あとは同じ方法でどんどん減らしていけばOK。「こうだった場合は、こうなる」という筋道を立てて考えることが大切です。そして、1分でこのクイズが解けた方は、かなりのIQの持ち主といえます。IQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間。IQ135以上の人は2%程度とされています。この数字クイズを1分以内で正解した方は、IQ135以上かもしれません。通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用して、このような論理的思考を身につけるクイズを行うことを習慣にしてみてください。きっと仕事にもいい影響が出るはずです。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月27日「食べ物の恨みは怖い」という言葉がありますが、ひとつの食べ物をめぐって兄弟げんかを繰り広げた経験のある人も多いのではないでしょうか。2人でひとつのものを分けると、ちゃんと半分にしたつもりでも、なぜか相手のほうが多く見えたりしますよね。今回お届けするクイズは、そんな悩みも解消でき、実生活に活用できるもの。かなりの発想力が試されます。さっそく問題を見ていきましょう!■発想力を試すクイズ・問題編ワインが大好きなAさんとBさんがお金を出し合って、1本の高級ワインを買いました。そして、それを持ち帰って2人で飲むことにしました。グラスはふたつありますが、形が違うためうまく半分にできるかわかりません。そのうえ残念ながら、家にはメジャーカップやはかりなどはありません。とても貴重なワインなので、2人とも自分が1滴でも多く飲みたいと思っています。もしもその場に居合わせたとしたら、この2人が納得いくように分けるためにどんなアドバイスをしますか?■発想力を試すクイズ・解答編グラスの形が違うと、見た目では均等に分けられたかどうか判断しづらいですよね。ポイントは「2人が納得いくように」分けるということ。2人とも文句がなければ決して「同じ量」である必要はないのです。答えは、「Aさんがふたつのグラスにワインを注ぎ、Bさんがそのうちのどちらか飲みたい方(多いと思う方)を選ぶ」です(AさんとBさんは逆でもOK)。グラスにワインを注ぐAさんは、どちらかを明らかに多くしてしまったら、それを相手に取られてしまうので、きっちり2等分しようとするでしょう。そのため、どちらを取られたとしても不満はありません。そして、先に選ぶ権利のあるBさんは、自分が少しでも多いと感じる方を選べるわけですから、それが実際は量が少なかったとしても文句はないでしょう。シンプルな方法ですが、これで2人は険悪なムードになることなく、楽しくワインを飲めますね!*すぐに答えにたどり着いた人は、かなりの発想力の持ち主といえるでしょう。人をまとめる仕事をしている人は、普段からチーム内に不満が生じないように考えるのが得意なのではないでしょうか。これはもちろんワインだけでなく、ケーキやまんじゅう、料理のシェアなどにも応用可能。お子さんのいる方は、この方法を使えば兄弟げんかが減らせるかもしれません。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月25日仕事や日常生活であまり数字に触れる機会がないと、脳のなかの数字を扱う部分が老化してしまうといわれています。そこで、小学生でも解けるような計算や、算数を使ったクイズを意識的に行ってみましょう。普段使わない脳の部分を使うことで、アンチエイジング効果も期待できます。すぐに答えが出せなくても、わかったときの気持ちよさは脳にとって刺激になるはずです。さっそく問題を見ていきましょう。■アンチエイジング数字クイズ・問題編3Lを計ることができる容器と、5Lを計ることができる容器、水がたっぷり入ったタルが1つずつあります。容器はそれぞれ立方体の形をしています。3Lと5Lの容器2つを用いて4Lを計るにはどうすればよいでしょうか?■アンチエイジング数字クイズ・解答編みなさん答えはわかりましたか?頭のなかで水を行ったり来たりさせているうちに、どちらに何L入っているのかわからなくなってしまった方もいるのではないでしょうか。この問題を解くには、想像力も必要です。それでは答えを見ていきましょう。(1)タルの水を5L容器いっぱいに入れる。(2)上記(1)の水を、3Lの容器が満杯になるまで移し替える。これで5Lの容器には2Lの水が残っていることになります。(3)3L容器に入っている水をタルに戻して空にする。(4)5L容器に残っている2Lを3Lの容器に入れる。この時点で5L容器は空、3L容器には2L入っている状態です。(5)再びタルから5Lの容器に水をいっぱいに入れる。(6)5L容器の水を3L容器が満杯になるまで移す。すでに3L容器には2L入っているので、1Lだけが移ったことになります。すると、5L容器には4Lが残りました!これでばっちり4Lが計れましたね!ちなみにこれは模範解答ですが、もっと簡単に計ることもできます。ポイントは、容器が立方体だということ。(1)タルから両方の容器に水を入れて満杯にする。(2)2つの容器を斜めに傾けてちょうど半分を捨てる。ひとつの辺を床に着けた状態で立方体の枡を45度傾けると、ちょうど半分になります。立方体のスポンジに、斜めにナイフを入れると半分にできるのと同じイメージです。(3)3L容器に残っている水を5L容器に移す。これで1.5L+2.5L=4Lをつくることができました。立方体の容器なので簡単に半分にすることができますね。*1分でこのクイズが解けた人は、かなりのIQの持ち主といっていいでしょう。IQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。この数字クイズを1分以内で正解した人は、IQ135以上かもしれません。しかし、もちろんそうではない人も答えにたどり着くまでに何度も考えるため、脳のトレーニングになっているでしょう。「物忘れが多い」「集中力が続かない」など脳の老化を感じている人は、ぜひ数字を使ったクイズを日課にしてみてください。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月23日思い込みって厄介ですよね。「この方法しかないと思っていたけど、実はいくつもやり方があった」というように、「◯◯に違いない」という思い込みのおかげで他の選択肢に気づかないことがあります。みなさんにも、思い込みのせいでうまくいかなかった、もしくは遠回りしてしまった経験があるのではないでしょうか。そこで今回は、「思い込みグセ」をなおし、頭を柔らかくするクイズをお届けします。さっそく問題を見ていきましょう。■思い込みを捨てるクイズ・問題編「同じ年の同じ日に生まれた」という2人の子どもに、Aさんが話しかけました。以下はその会話の内容です。Aさん「君たち2人は同じお母さんから生まれたの?」2人「もちろんそうだよ」Aさん「君たち2人は同じ日に生まれたんだよね?」2人「そうだよ」Aさん「じゃあ君たち2人は双子なんだね。すごく似ているしね。」2人「違うよ!」Aさん「え?」この2人の子どもが嘘をついていないとすると、これはいったいどういうことでしょうか。なぜ2人は双子ではないのでしょうか?頭を柔らかくして、思い込みを捨てて考えてみてくださいね。■思い込みを捨てるクイズ・解答編答えは、「三つ子か四つ子かそれ以上かであった」です。三つ子や四つ子のうちの2人がその場にいただけだったんですね。「同じ年の同じ日に同じ親から生まれている」「2人の子ども」という限定された情報にとらわれると、「双子に違いない」という思い込みができてしまうのです。「同じ年の同じ日に同じ親から生まれた」というだけなら、三つ子や四つ子だと考えることもできるのに、何度も出てくる「2人」という数字に惑わされてしまうわけです。一見なぞなぞのようですが、数字に関する頭の柔らかさが問われるクイズです。*余談ではありますが、手品のスプーン曲げも、「スプーンは堅い」という思い込みを外すことで曲がるようになるといわれています。真偽のほどは定かではありませんが、思い込みがなくなるとさまざまな可能性が広がるのかもしれません。仕事でもプライベートでも、答えに行き詰まったときは「自分は思い込みにとらわれていないか?」と自問自答してみましょう。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月21日パズルを解く際、思い込みすぎの「ガチガチ脳」になっていると、なかなか解くことはできないもの。しかしそこに「想像力」をプラスすれば、すんなり解けてしまうことがあります。つまり、難しい計算や数学の知識は一切必要ないのです。そこで、問題をひとつご紹介します。問題文を読んだら、ほんの少しだけ、答えまでの道のりを想像してみてくださいね。■ガチガチ脳になっているかを試されるパズル・問題編では、問題です。ここに1枚の紙があります。この紙を、カッターナイフを使って100枚に切り分けることになりました。カッターは、まっすぐに入れて切るのを「1回」と数えます。ただし、2枚以上同時に切ったり、折ったり丸めたりしてはいけません。紙の大きさは統一していなくても、バラバラでもかまいません。さて、最低何回切れば紙は100枚になるでしょうか?■ガチガチ脳になっているかを試されるパズル・解答編「縦・横・斜め……」と、頭のなかで紙を何回も切り刻んだ方や、「1枚が2枚に、2枚が4枚に、4枚が8枚に……」と計算をされた方、お疲れさまです。これは、難しく考えれば考えるほど正解から遠ざかってしまう単純なパズル問題です。1枚の紙を100枚に切り分けるためには、「99回」のカットが必要となります。「なぜ、そんなに?」と驚いた方は、もう一度問題文を読んでみてください。「2枚以上同時に切ってはいけない」ということは、「1枚増やすためには、必ず1回まっすぐに紙をカットしなくてはならない」ということ。すなわち、紙が2枚に増えるのは、最初の1カット目だけだったということです。*これがすぐに解けたかたは、かなりの想像力があるといえます。普段、人からよくアイディアマンと言われているでしょう。ただ、解けなかったかたにとっては、なんだか意地悪問題のような、頭を柔らかくすれば解けたような、少し悔しい気持ちになるパズルでしたね。この機会に、普段から「ガチガチ脳」にならないよう、気をつけて過ごしてみませんか?(文/中田蜜柑) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【パズル】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月19日ある数字に「2」をかけて倍にしていくことは、小学生でもできる単純な算数です。例えば、「1×2=2」、「2×2=4」、「4×2=8」といったようにどんどん答えが増えていくような計算は「倍々ゲーム」と呼ばれ、古くから親しまれています。ところが、単純であるにもかかわらず、多くの人がきっと騙されてしまうであろうクイズがあります。どうぞチャレンジしてみてください。■倍々ゲームのひっかけクイズ・問題編では、問題です。ある物体があります。この物体は1分ごとに分裂して2個になります。つまり、1個が1分後に分裂して2個になります。その1分後にはそれぞれが分裂するので全部で4個になります。これを繰り返して60分後には、10リットル入るバケツがいっぱいになりました。もし、最初に2個から始めていたら、何分でこのバケツがいっぱいになるでしょうか?■倍々ゲームのひっかけクイズ・回答編最初に2個あると聞くと「かかる時間は半分で済み、2倍、2倍になっていくのだから30分でいっぱいになる」と答える人が多いはず。しかし、正解は「59分」。落ちついて見てみると、問題文に「1分後に2個になる」と書いてあるのですから、ショートカットできるのは「かかる時間」ではなく、「初めの1分間」ということがわかります。ここからスタートと考えれば、「59分」という答えにたどり着くわけです。「最初に2個から始める」といっても、その先の分裂にかかる時間は変わらないということ。「10リットル入るバケツ」という言い回しも、特別な意味はなく、ここを深く考える必要はまったくありません。しかし、問題文に数字が出てくると、頭の中で余計な計算が生まれそうになってしまいますね。引っかからないようにしたいところです。*倍々ゲームには「ひっかけ」がつきもの。「あなたの財産、倍々ゲームで増やせますよ」などという悪い話で失敗しないよう、日常でもどこかにひっかけがないか目を凝らして過ごしていかなくてはいけませんね。(文/中田蜜柑) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月10日年齢を重ねるにつれ、頭は固くなっていくもの。自分でつくった枠のなかから抜け出せず、新しい発想ができなくなってしまうこともあるでしょう。そんな、ガチガチになった頭をほぐすためには、記号と数字を使ったパズルがおすすめです。まずは、下記の問題にチャレンジしてみてください。■ガチガチ頭をほぐすパズル・問題編この、(?)の部分に入る記号はなんでしょう?○ ◎ ○ ◎ ○ (?) □ □ □ □これらの記号はいったい何を表しているのか?なんでこんな並び方をしているのか?よ~く考えてみてください。ヒントは、身近にあるものです。■ガチガチ頭をほぐすパズル・解答編さて、みなさん答えはわかりましたか?ズバリ、答えは「◯」です。これは、ガチガチの頭ではなかなか解けない問題。実は、この10個の記号は、お金の形を表しているのです。◯と◎は硬貨、□は紙幣を表します。つまり、左から1円玉の◯、5円玉の◎(穴が空いている)、10円玉の◯、50円玉の◎なので、次の(?)は500円玉の◯になるということなのです。そして、右の4つは、1,000円、2,000円、5,000円、1万円になります。答えがわかると、上の記号がそんな風に見えてきませんか?■ガチガチ頭をほぐすパズル・補足□や◯などをただの記号と捉えるか、見方を変えてお金をイメージするか。そんな発想の転換やひらめきは仕事でも役立つもの。たとえば企画を考えるとき、いままでの経験や実績をもとに「絶対にこうだ」と決めつけていると、行き詰まってしまうこともあるでしょう。しかし、頭が柔軟であれば、色々な角度からモノを見られるので、他の人が思いもつかないアイデアがわいてくるかもしれません。*問題が解けた人も、解けなかった人も、ぜひこのような頭の体操を習慣にしてみてください。机に向かって考えているときよりも、なにか別のことをしながらの方がひらめき力はアップするといわれています。リラックスして、楽しみながらチャレンジを。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【パズル】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月06日数年前、GoogleのCMで「1」「1」「5」「8」の4つの数を使って10をつくるパズルが有名になりました。息子にこの問題を聞かれたお父さんが、息子のいない隙にGoogleを使って答えを検索し、ことなきを得るというものです。非常に難問だったので、頭を悩ませた記憶のある方も多いのではないでしょうか?ちなみに、パズルの答えは、8÷(1-(1÷5))。答えがわかってしまえば納得ですが、自力でこの答えにたどり着くのは至難の業かもしれません。このように、4つの数で10をつくるパズルは昔から非常に有名で、「10パズル」や「make10」と呼ばれています。■もっとも難問の「10パズル」・問題編10パズルでもっとも有名な難問といえば、「1」「1」「9」「9」です。この4つの数を使って10をつくってみましょう。使えるのは、演算子(+、-、×、÷)とカッコのみ。演算子は全種類使わなくてもOKです。紙に書いて計算してみてください。■もっとも難問の「10パズル」・回答編……そろそろ、10はできましたか?答えは、9×((1÷9)+1)です。カッコ内を計算すると10/9(9分の10)となり、9とかけ合わせることで10になります。意外と計算に時間がかかったのではないでしょうか?■解けたら「IQ135以上」パズル・問題編さて、ここからが本題です。「3」「4」「7」「8」の4つの数を使って10をつくってください。条件は、上記の練習問題と同じ。使えるのは演算子(+、-、×、÷)とカッコのみです。■解けたら「IQ135以上」パズル・回答編……みなさん、答えはわかりましたか?「解けそうで解けない!」とイライラしているのでは?答えは、8×(3-(7÷4))です。「×8」は後ろに置いてもかまいません。7÷4は7/4なので、カッコ内は5/4になり、ここに8をかけると40/4=10になります。パッと解けたかたは、かなりのIQの持ち主といっていいでしょう。ちなみにIQは100を平均値とし、約70%の人がIQ85~115の間です。IQ135以上の人は2%程度とされています。この難問パズルを一発で正解したかたは、IQ135以上かもしれません。*このパズルは脳トレになるだけではなく、渋滞時などの暇つぶしにも最適。何通りかの答えが出る数字の組み合わせもあります。気軽に楽しんでみてください。(文/平野鞠) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【パズル】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月04日「数字ってなんだか難しい……」そんなふうに、数字が出てくると身構えてしまうことはありませんか?でも、身の回りにはたくさんの数字があふれているもの。「お金」にかかわることはその筆頭です。そして、お金と深い関係にあるのが政治。私たちの生活に大きな影響を与える政治は、非常に多くの場面でお金を基準に物事を判断しています。「政治センス」は「数字センス」ともいえるのです。そんなとき、「私は数字に弱いから、政治のことは政治家に任せて……」なんて考えていると、あとで大変なことになるかもしれません。そこで、ある町の町長さんになったつもりで、自分の政治センスがわかる簡単な数字クイズを。「マル」か「バツ」かの二択なので、気軽に挑戦してみてください。■政治センスがわかるクイズ・問題編ある小さな町の2012年の高所得者(年収500万円以上)の年収の平均は1,600万円でした。2016年にもう一度調査すると、1,700万円に増えていました。さらに、2012年の低所得者(年収500万円未満)の年収の平均は250万円でした。2016年にもう一度調査すると、300万円に増えていました。「高所得者も低所得者も収入の平均が上がっているのは喜ばしいことだ!」と、町長は喜びつつも違和感を隠し切れませんでした。「いや、景気悪いよね?どんどん悪くなっているよね?この町」調査をすると、全体の収入の平均は100万円下がっていたのです。こんなことが起こるのでしょうか?■政治センスがわかるクイズ・回答編“政治センスを問う”なんて言われると、身構えてしまうかもしれませんね。答えはマル、つまり「起こり得る」です。ここには、どんな数字のカラクリが隠されているのでしょうか?まずは数字を整理してみましょう。高所得者の年収は、2012年が1,600万円 → 2016年では1,700万円。100万円増えています。一方、低所得者は2012年が250万円 → 2016年では300万円。50万円増えています。しかし、全体では2012年とくらべて、2016年は100万円平均が低下しているということでした。この問題のポイントは、「全体を2つのグループに分けている」という点です。不景気により、多くの人の年収がダウンしています。そのため、「年収500万円以上」の高所得者グループのうち、下層である年収500万円ちょっとの人々が、年収の低下で大量に「年収500万円未満」の低所得者グループに流れ込んできたのです。彼らは、年収が減ったとはいえ500万円に近い層で、低所得者グループのなかでは高い年収を持っています。そのため、この層の流入で低所得者グループ全体の平均年収は押し上げられることになります。高所得者グループにとっても、グループ下層であった彼らが低所得者グループに移動することによって「重し」がなくなったため、平均年収が上がります。「高所得者グループ」「低所得者グループ」という名前のせいでややこしくなっているものの、2012年と2016年ではそのグループを構成するメンバーは違うということ。このため、全体の平均年収は落ちているのに、それぞれのグループの平均年収が上がるという奇妙な現象が起こり得るのです。■数字のカラクリにだまされない方法数字が苦手な人ほど「数字はウソをつかない」と思いがち。でも数字にはカラクリがあって、その区切り方や見せ方で、実際とは違う結果を示すことが可能です。そう、数字はウソをつくことがあるのです。今回出てきたような「平均値」はとくに、区切りなどの操作で本来とは違ったイメージを導き出すことができてしまいます。こんな「数字のウソ」が、もし実際の政治のなかで応用されていたとしたら……。数字のカラクリにだまされないためにはどうすればいいでしょう?それは「疑問を持つこと」です。とはいえ、町民の年収の平均なんて気の遠くなるような計算です。小さな電卓ではなかなかできることではないし、「政治家の判断に任せて…」と考えてしまいがちですよね。そこで一般市民の私たちにできることは、自分の感覚を信じてこの町長さんのように「本当にそうかな?」と疑問を持つこと。疑問を持ったらできるだけいろいろな人の意見を聞いて、本当に納得できると思える意見を自分自身で判断する。それだけでも、数字のカラクリにだまされる危険を減らすことはできます。*折しも、7月10日は参議院議員選挙。そして参議院に解散はありません。この日のひとりひとりの判断が今後6年間の私たちの生活になんらかの影響を及ぼすわけですから、できるだけ多くの候補者の主張を知り、数字のカラクリに惑わされず、自分にとって正しい判断をしたいものです。(文/よりみちこ) 【参考】※快活脳!思考の罠と脳の基礎知識※老年若脳※IQ脳.net【クイズ】※北村良子・・・パズル・クイズ作家。書籍の他、企業、新聞、TV番組、雑誌等向けに作成。著書は『大人のIQパズル』(彩図社)『60歳からのボケないための思い出しパズル』(永岡書店)他。お問い合わせはフォームからお願いします。【画像】※BAR SEA-TURTLE』からどうぞ!
2016年07月02日NHKでクリスマスイブの夜に放送されるドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」の完成披露試写会が12月22日(火)に開催され、主演の常盤貴子、北村一輝が登壇した。4K技術を使用して撮影された本作。ある劇団のサエない美術係の男“彼”と看板女優の“彼女”がともに人生を歩んでいく過程を時代の移り変わりとともに4つの章で描き出す。常盤さんは舞台女優の役を演じるということについて「プレッシャーがありました」と述懐。「本当のことを言うと、日本中の演劇関係者の方には見てほしくない(苦笑)」と語るが、完成した作品を見て、その仕上がりに驚いたとも。「メイクさんや衣裳、照明の力で、時代が変わっていくさまを撮っていただきました。49分という短い時間でこんな風に作れるのかという驚きがあり、みんなに頼って大丈夫なんだという発見がありました」と振り返る。常盤さんと北村さんは、大河ドラマ「天地人」でも共演しているが、常盤さんは「私にとっては北村さんは完全に“殿”なんです(笑)。TVで北村さんを見ても『殿、頑張ってらっしゃるな』という感じで位が違う人間と刷り込まれてて、変えようがないんです」と大河ドラマでの関係性を引きずってると明かす。今回、夫婦役を演じたが「緊張しました!私も殿と夫婦をやれるようになったんだ…と嬉しかったですし久々にお会いして、笑顔がかわいくて、優しくて、幸せな時間でした」と満面の笑みを浮かべて喜びを語った。一方、北村さんは、大河ドラマでは、“殿”でありながら常盤さんと添い遂げることができず「家臣(=妻夫木聡)にとられてしまい、失恋したので(苦笑)、夢がかなってやっとカップルになれました」とニッコリ。ちなみに北村さんにとって本作は「実は(メインキャストとして)初めての恋愛ドラマ。(NHKの)『スタジオパーク』で『(恋愛ドラマを)やったことない』と言ったら話が来ました(笑)。しかも、常盤さんと!数々の恋愛ドラマの女王ですから、殿どころではなく、胸を借りるつもりでした。普段は普通に話せるけど、カメラの前でニコっとされるとドキッとするんですよ」と笑顔で明かした。「ビューティフル・スロー・ライフ」は12月24日(木)22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日映画『猫侍 南の島へ行く』が9月5日(土)に公開され、主演の北村一輝をはじめ、LiLiCo、渡辺武監督が舞台挨拶に登壇。LiLiCoさんの公開熱烈アタックに北村さんがタジタジになった。TVシリーズ第2シーズンに続く劇場版第2弾となる本作。士官のために土佐に旅立つ久太郎と相棒の白猫・玉之丞だったが、なぜか南の島に漂着し…。本作では北村さん自ら脚本を共同で担当している。拍手に迎えられた登壇陣だったが、映画の何とも言えないゆるさに良心の呵責を覚えたのか、北村さんは開口一番「こんな映画でどうもすみません…」と頭を下げ、前代未聞の謝罪から舞台挨拶は始まった。この日、公開された本作は各館で満席が続出しているそうで、LiLiCoさんはノリノリで「『テッド2』を抜いちゃうね!どうしよう?来週の『王様のブランチ』が楽しみ!『1位になったのは『猫侍』でした』って!テッドにはもう落ち着いてもらいましょう!」と煽り、会場を盛り上げる。さらにLiLiCoさんは、以前から公言している北村さんへの熱い思いを、この舞台挨拶が最後のチャンスとばかり大放出!劇中の壁ドンのシーンについて「北村さんに『やりましょうか?』と言われ、心の中で『ヤッホー!』って感じでした」と大はしゃぎし、その時の壁ドンを白猫の玉之丞を演じたあなごが嫉妬の表情で見ていたと明かし「あれは女としてのジェラシーですね。最高に気持ちよかった」とニヤリ。さらに「これまで肉食女子として突っ走ってきたけど、最近は我慢することを覚えました。公開までに何かあると『映画のためだろ』と言われるので…」とこれでも、今日まで北村さんへの愛情表現をおさえてきたとアピール。「そろそろ私のことを…。いま流行ってるのは“交際0日結婚”です。流行りに乗った方がいいよ。そこから生まれる何かがあるから!私は全然OK!」と観客をそっちのけで北村さんへのアプローチを続け、これには北村さんもタジタジ。苦笑浮かべて「ステキですよ、ホント、いろいろ…。いろいろステキなところが多すぎて…」と微妙に恋の矢を避けていた。ここで“本命”とも言うべき白猫のあなごが登場し、流れは一変!北村さんに抱かれ、リラックスした様子のあなごに会場からも「かわいい!」という声が飛ぶ。LiLiCOさんに見せつけるかのようにべったりと北村さんに甘えるあなごに、撮影時とは逆にLiLiCoさんの方が嫉妬心に駆られたようで「面白くない!」と不満顔を見せ会場は笑いに包まれた。『猫侍 南の島へ行く』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:猫侍 南の島へ行く 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015「続・猫侍」製作委員会
2015年09月05日