「嵐」チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦するフジテレビ系「VS嵐」の12月5日(木)今夜放送回に、今週末から放送が開始となるオトナの土ドラ「悪魔の弁護人」の要潤と津田寛治がゲスト出演。2人は嵐と共に狩野英孝率いる「狩野軍団」とバトルを繰り広げる。2001年、「仮面ライダーアギト」で俳優デビュー。特撮出身俳優ブームの先駆け的存在となり『UDON』『GOEMON』などの作品を経て、近年では「海月姫」「僕らは奇跡でできている」といったドラマから『キングダム』などの映画作品まで多彩に活躍する要さん。映画『ソナチネ』『キッズ・リターン』などの北野武監督作に出演、連続テレビ小説「あまちゃん」や大河ドラマ「西郷どん」、「特捜9」シリーズなどのドラマをはじめ、大ヒットした『シン・ゴジラ』や『空飛ぶタイヤ』などの映画作品まで長年にわたり一線で活躍し続ける津田さん。2人はプラスワンゲストとして「嵐チーム」に参加。狩野さんはじめ「アンタッチャブル」山崎弘也、「品川庄司」品川祐、「バイきんぐ」小峠英二、「三四郎」小宮浩信、足立梨花らで結成された「狩野軍団」と対決する。狩野軍団といえば、お正月スペシャルで嵐チームに見事勝利、今回再びの登場となる。勝利に意気込む狩野さんは「ピンボールランナー」では自らランナーに挑戦するほか、今回は特別企画も「矢の嵐」と「スマホ早打ちしりとり」の2本立てでお届け。嵐がいまだコツをつかんでいない「矢の嵐」に、面白ワードが連発する「スマホ早打ちしりとり」のどちらも見逃せない対決になりそう。さらに要さんが一同仰天のマジックを披露、こちらもお楽しみに。今回のゲスト、要さんが主演を務め、津田さんが共演するオトナの土ドラ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~」は、ミステリー作家・中山七里の大人気シリーズ「弁護士・御子柴礼司」のドラマ化作品となり、悪辣な手腕で勝訴をもぎ取る弁護士・御子柴礼司を要さんが、そんな事務所とは知らずにハローワークで紹介され就職してしまった事務員・日下部洋子をベッキーが、御子柴のやり方に嫌悪感を抱く東京地検のNo.2、次席検事・岬恭平を津田さんがそれぞれ演じる。「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲~」は12月7日より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送。「VS嵐」は12月5日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年12月05日いつの時代も人の心を豊かにしてくれるものとして欠かせないのは、創造力。本来は周囲に制限されることなく自由なクリエイティビティを誰もが持っているはずですが、社会に出ると、創造力を発揮させるのが難しいと感じている人も多いのでは?そこで、今回は世界中の著名人たちに「あなたはなぜクリエイティブなのですか?(Why are you creative?)」というシンプルな質問を30年以上も投げかけ続けているこちらの方に、“クリエイティブになるための秘訣”を教えていただきました。ドイツのハーマン・ヴァスケ監督!【映画、ときどき私】 vol. 268映画監督としてのみならず、ドキュメンタリー作家、プロデューサー、一流企業のCM製作など、幅広い分野で活躍しているヴァスケ監督。大学時代からクリエイティビティの意味について研究し始め、デヴィッド・ボウイやホーキング博士、ダライ・ラマ、ネルソン・マンデラといった超大物たちに、ときには突撃取材を敢行してきた強者です。日本からも北野武、オノ・ヨーコ、山本耀司、荒木経惟といった方々も登場しており、興味深い内容のドキュメンタリー『天才たちの頭の中 ~世界を面白くする107のヒント~』ですが、今回はそんな監督に逆取材をしてきました!Why are you creative?―やはりまずはお決まりの質問から始めたいと思いますが、今回は監督と同じスタイルで行きたいので、答えを書くための紙とペンも持ってまいりました。では、Why are you creative?監督(紙の左端に大きな楕円をひとつ書き)はい、まずはこれで。―これは!?ちょっと深すぎて私には理解が及ばないのですが、一体どういう意味でしょうか?監督アルファベットのO(オー)ですよ。これから質問ごとに一文字ずつアルファベットを追加して、ある英単語にしたいと思います。なので、次の質問をどうぞ!―なんと、いきなりクリエイティブな展開ですね(笑)。私にとって初めての取材形式となりますが、制限時間内に単語を完成させられるようにがんばります!監督(笑)。ジェフ・クーンズとハーマン・ヴァスケ監督―私も監督同様にインタビューを中心に活動しているので、この3~4年で300人以上の映画監督や俳優のみなさんに取材をしてきました。クリエイティブな方々のお話を聞くことが何よりも刺激的で楽しいのですが、その反面「私自身はクリエイティブではない」という強いコンプレックスが自分のなかにあることにこの作品を見て気がつきました。人は誰でも、いくつになってもクリエイティブになることは可能なのでしょうか?監督(アルファベットのBを書きながら)もちろんです。クリエイティブになるための秘訣は、自分のなかにある“子どもらしさ”とつねに繋がっていること。それは純粋無垢な気持ちや好奇心とも言えますが、それを意識していれば、18歳だろうと、100歳だろうと、つねに創造性豊かでいることができます。では、「創造性とは何か?」。辞書で引いてみると、「何もなかったところに新しく作ること」と定義されていますが、僕は実際にそれを体現した建築家のオスカー・ニーマイヤーに会ったことがあります。彼はブラジルのジャングルのなかに新しい都市を作った人で、会ったときはすでに102歳でしたが、本当に生き生きとしていて、おもしろいし、遊び心もあるし、年齢や時代を感じさせないクリエイティブさを持っていると感じました。そのほかにもご高齢で現役の方々にたくさん会いましたが、どなたも自分のなかにある子ども心と繋がっている方ばかり。つまり、それを失ってしまうことが、創造性を失うことでもあるのです。実際に行動に起こすことが何よりも大事北野武―ということは、誰のなかにもクリエイティビティは存在しており、それを生かすも殺すも自分次第。生まれながらにしてクリエイティブな人間とクリエイティブではない人間にわかれているわけではないということですね?監督質問を受け付けたので、次はSを書きますね。そうですよ!ただ、クリエイティブな人とそうではない人の違いはあります。クリエイティブではない人というのは、アイディアが浮かんだとき、それについて考えるし、他人に話もするけれど、実際の行動に起こさない人のことです。ダミアン・ハーストというアーティストが、「君のこの作品は僕にでも作れそうだ」とあるジャーナリストに言われたことがありますが、そのときに「でも、あなたは作ってはいませんよね?」と切り返したことがありました。そこにこそ、違いがあると考えています。つまり、クリエイティブではない人は、“自分にもできると思うけどそこで終わってしまう症候群”ということですね(笑)。だからこそ、周りにあらがってでも行動に移すことが大事なのです。―なるほど。非常にわかりやすい違いですね。監督僕は誰もがクリエイティブでいてほしいと思っているんですが、多くの人が自分の心のなかに気が小さい自分がいて、それが「いやいや!もし、こんなのを作っちゃったら周りからなんて言われてしまうだろう」とか「問題になって炎上してしまうかも!」と考えて、行動することをやめてしまうんですよ。もうひとつエピソードがありますが、広告界で有名なディレクターのジョージ・ロイスが「ジョージ、気をつけて(George, be careful)」という本を出版したときのこと。それは、彼の両親がいつもジョージに言っていた言葉だったといいます。そんなジョージが僕にサインした本をくれたのですが、そこには「ハーマン、無鉄砲であれ(Hermann, be reckless)」と書いてありました。彼は僕に「慎重になるのではなく、やってしまえ!行動に移すことが大事なんだ!」と伝えてくれたのです。映画のなかでもいろんな人の話がありましたが、みんなに共通して言えるのは、「自分は自分である。そして、人と違っても全然かまわない」ということ。クリエイティブにおいては、とにかくやってみるという行動力が必要だと思います。創造性を広げるヒントを感じて欲しいウィレム・デフォー―確かに、この作品を観ると、背中を押されるような感覚がありました。監督僕はこの映画を通して、そういった思いを多くの人と共有したいですし、それがみなさんにとって刺激になってくれたらうれしいです。実際、さまざまな場所で試写会を行いましたが、上映後にはいろいろな人が僕のところにやってきて、「いままで悩んでいたけれど、創造性が広がるヒントになった」といった声をたくさん耳にしました。そんなふうに、問題解決の糸口になったり、創作活動に対する姿勢を変える力がこの作品にあるのなら、作り手としては幸せなことです。―本作を観る前までは、クリエイティブであることを求められるのはアーティストや芸術などに関係する人たちだけだと思っていましたが、実はクリエイティビティには非常に多面的な意味があることがわかりました。それだけに、誰もがクリエイティブであるべきだと思いますが、世界中の人々がみなクリエイティブになったら、どんな世界に変わると思いますか?監督OBSときて、次の文字は〇(ここからは、みなさんもどんな単語が完成するか一緒にお考え下さい)。それはもちろん、よりよい世界になるだろうね!きっと、いまよりも彩り豊かになるんじゃないかな。いまあなたが着ている服みたいにね(笑)!―(驚)。実は、今日の個人的な裏テーマとして、自分が持っているなかで一番クリエイティブだと思う服(胸元にいろんな色が混ざった刺繍と特殊なデザインが施された黒地のトップス)を着てきました。まさか気がついていただけるとは思わなかったので光栄ですし、さすが監督です!監督(笑)。いや、いい服を選んできたよね。完璧なチョイスだよ!監督が思うもっともクリエイティブな人物とは?―ありがとうございます。では、次の質問です。これまでに1000人以上の著名人の方々にお会いになったということですが、そのなかで監督がもっともクリエイティブだと思ったのはどなたですか?監督(新たな一文字を書きながら)それは、やっぱりデヴィッド・ボウイですね。彼は非常に独創性にあふれた人だったので、亡くなってしまったことが残念でなりません。つねに新鮮なアイディアをどんどん生み出していましたし、人としても素晴らしい人でしたよ。僕は彼が70年代後半にイギー・ポップとベルリンに住んでいたときからの付き合いだったので、何度か取材をさせてもらうことができました。そのなかで、僕は窓のほうを向いて話していて、彼はソファでカメラに向かって答えているというシュールな構図にしましたが、あれはあるアーティストがBBCの取材を受けるときに、「人間が逆さまになって足が話しているような設定にしたらどうか?」という発想があったというエピソードを聞いて決めたもの。でも、そんなふうに、毎回違う何かをしようとする姿勢が本当に素晴らしいと思います。デヴィッド・ボウイとハーマン・ヴァスケ監督―あのシーンは非常に印象的でした。どの方も本当に大物の方々でしたが、突撃取材などもあったようなので、ハプニングに見舞われたことはありませんでしたか?監督OBS〇〇ときて、今度もさっきと同じ〇かな。もちろんありましたよ。そのなかでひとつ話すとしたら、のちに一緒に映画を作ることになった俳優のハーヴェイ・カイテルに会いたいと思っていたときのこと。雪が降っていて、すごく寒い1月のニューヨークでした。まず彼のアシスタントの電話番号を手に入れたので、そこに連絡してみると、「自分じゃわからないからマネージャーに連絡して」ということで、マネージャーに連絡すると、今度は「パブリシストに連絡して」と言われ、次は「私じゃなくてエージェントに」と言われ、25分以上かけてようやくたどり着いたのに、「いや、無理です」と断られてしまったんです。ジュリアン・シュナーベルとハーマン・ヴァスケ監督―見事なまでのたらい回しですね(笑)。その後、どうされたのでしょうか?監督その日に取材をしたジュリアン・シュナーベル監督に「今日はこんなことがあったんだ」とたまたま話をしました。そしたら、取材のあとにホテルに戻ると、部屋の留守番電話に「ジュリアン・シュナーベル監督の推薦があったので、木曜か金曜にハーヴェイ・カイテルを取材できますよ」とメッセージが入っていたんです。そのおかげで、一緒に映画を撮ることにもなるのですが、僕はクリエイティブなコミュニティに助けてもらうことが本当にたくさんありました。そこで、クリエイティブであることと同時に、寛容であることも大事なことだと改めて痛感したのです。「もう負けた」と思ったときに限って、「9回裏で大逆転して勝利!」みたいなエピソードが僕には数多くあるんですよ。ダライ・ラマ―それはやはり、これだけの方々から話を引き出せる監督の魅力もあると思います。少し話は変わりますが、劇中で1つ気になったことがあるのでお聞きしてもいいですか?エピソードの合間にたびたびお寺の鐘が鳴るような演出がされていましたが、日本では煩悩を取り払うために除夜の鐘を鳴らしたりします。もしかして、同じような意味が込められていたりしますか?監督(ひとつ文字を追加して)いや、そういう意図ではなかったけど、それは興味深いおもしろい話だね!つまり、僕は知らないうちに正しいことをしていたということが言えるんだね。クリエイティビティには世界と人を変える力があるジム・ジャームッシュ―そういうことになりますね。まだまだお聞きしたいことはたくさんありますが、そろそろ時間なので最後の質問です。日本人は他人と違うことを怖がり、周りと一緒であろうとするので、個人の創造性が失われやすいと感じています。本作では107通りのアドバイスが得られますが、監督から108個目をお願いします!監督まずは、ほかの人と違うということを恐れず、自分らしく生きることが大事なこと。そして、何でも周りの許可を得ようと思わずに、とにかくやってみることです。そうしないと、「あのときああすればよかった」と一生後悔し続けることになると思うので。映画のなかで、ネルソン・マンデラも言っていますが、クリエイティビティとは世の中だけでなく、自分自身を変える力も持っているのです。そして、女優のジャンヌ・モローも「創造性とは希望」と語っていましたが、クリエイティビティは変化を起こす唯一の方法でもあります。マイケル・ジャクソンも「クリエイティビティは世の中をよくするためのカギだ」と言っていたくらいですからね。―ということで、最後の質問でひとつ追加していただいてOBS〇〇〇〇〇となったので、あと一文字を入れていただくと完成だと思いますが(みなさん、おわかりになりましたか?)、オマケで一文字入れて答えを見せてください。監督まとめると、僕のクリエイティビティの源は「OBSESSION(執着)」です!―その心は?監督僕はこのテーマをライフワークとし、執着し続けてここまで来たから。なぜそこまでこだわるかというと、これだけ偉大な人たちの言葉を埋もれさせたくなかったし、もし本人が他界してしまったとしても、彼らの遺したものを次に伝えていくことが大事だと思ったからです。来年にはインスタグラムなどのSNSでも大きなキャンペーンを予定していますし、続編も製作するつもりなので、これからも楽しみにしていてください。ちなみに、僕のサインは逆さまに入れておくよ!―最後の最後までさすがです(笑)。今回はクリエイティブに富んだ時間をありがとうございました!インタビューを終えてみて……。終始まったく先が読めないヴァスケ監督の言動に、追いつけないながらも頭をフル回転させながら挑んだ今回の取材。「思うだけでなくやってみる」という監督のアドバイスに従って、この記事も通常のインタビュー記事とはかなり異なる進行と写真の構成にしてみました。私が刺激を受けた監督のクリエイティビティとユーモアが少しでも伝わればと思います!眠っているクリエイティビティを覚醒させよ!デヴィッド・ボウイ「人はなぜクリエイティブであるべきなのか」という問いに、さまざまな方向からヒントをくれる傑作ドキュメンタリー。自分のなかにいる“小さな自分”に打ち勝ち、クリエイティブに生きることに目を向ければ、この先の人生もよりカラフルなものに変えられるはず。まずは、いま頭に浮かんだことから挑戦してみては?クリエイティブな予告編はこちら!作品情報『天才たちの頭の中 ~世界を面白くする107のヒント~』10月12日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開配給:アルバトロス・フィルム©2018 Emotional Network
2019年10月11日おとな向け映画ガイドオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/10/07(月)イラストレーション:高松啓二今週末に公開の作品は19本。全国100スクリーン以上で拡大上映されるのは『最高の人生の見つけ方』『空の青さを知る人よ』『真実』『クロールー凶暴領域ー』の4本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が15本です。今週は粒ぞろいです。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作をご紹介します。『真実』なにしろ、カトリーヌ・ドヌーヴが主演、その娘夫婦役にジュリエット・ビノシュとイーサン・ホーク。で、監督は是枝裕和。すごいことであります。ドヌーヴ演じるファビエンヌは、フランスの国民的大女優。『真実』というタイトルの自伝を書き終えたところ。ちょうどその本が刷り上がり、出版を祝うため、アメリカから、疎遠だった娘一家がやってきます。新作の映画も撮影中です。大女優ですから、もうすべてわたしがルールブック、言いたい放題、やりたい放題ですが、にくめない存在。役者としてはさすが、の演技をみせます。まさにドヌーヴそのものといえます。娘は、家族のことがどう書かれているか心配です。事前に原稿を読ませてもらう約束をしたのに、母は「あら、送ったわよ。いきちがいね」ととぼける。印刷部数をきくと「10万部」。でも実は5万部。できたばかりの本を一晩かかって娘がチェックをしてみると、ふせんが付く付く、ともかく嘘ばかり。「このどこに真実が?」と母をなじると「事実なんて退屈だわ」と一蹴される。長年にわたって尽くしてくれた秘書について1行も書かれていない。彼女の人生に重要な役割を果たした親友のサラについても。そんなことが、波紋をよんで…。家族のこと、親しいひとたち、女優であることも、実は、書かれなかったことの中に「真実」が隠れているのです。是枝監督作品でおなじみの樹木希林さんが演じても、すてきな映画になったと思います。希林さんに似合いそうなセリフもあります。けれど、ドヌーヴが演じるからこそ、こんなにノーブルで華やぐ作品になったのでしょう。女優を描いた映画ですが、テーマは家族について。「是枝映画」、です。『ボーダー 二つの世界』注意深く紹介をします。その結末にきっと、驚かれると思いますが、そこにふれないように。ひとことでいうと、いままで観たことのない映画です。ショッカーでもホラーでもありません。どちらかというとファンタジーです。主人公はスウェーデンで税関の仕事をしているティーナ。正直、かなり醜悪な顔をしています。違法なものだけでなく、何かを隠しているという罪悪感まで匂いで嗅ぎ取れる、という能力を持っています。税関を通るとき、彼女が怪しいと判断した旅行客はたいていアウトです。ところがある日、彼女以上に醜悪で、怪しげな男が入国してきます。別室に連れていき、仔細に調べるのですが、証拠がでません。彼に、なぜか、どこか惹かれる彼女。後日再会したふたりは…。永遠に歳をとらないバンパイアの少女を主人公にした『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが原作と脚本を担当しています。異世界的という着想はこの映画も同じです。タイトルはそれを暗示しています。いったい彼女は何者か、なぜそういう顔をしているのか、なぜ超能力をもっているのか、そしてあのシーンとか、あれとか、あー、これ以上はとても言えない。『イエスタデイ』これはアイデアの勝利です。とても面白かったので、感想を何人にも吹聴したのですが、10人中ふたりくらいは、そんなのありえないといいます。12秒間だけ世界規模で謎の大停電がおき、そこから何かが狂う。例えば、ビートルズという存在が世界から消えてしまう。それがなぜか主人公の記憶だけに残っている、というお話です。パラレルワールドものといっていいでしょう。世の中の誰もがビートルズを知らない。自分が持っていたレコードコレクションも消えてしまった。売れないシンガーソングライターのジャックが、彼らの曲を思い出しながら、ためしに歌ってみると、もちろん誰も知らない。そして、聴いた人はみんな、なんていい曲なんだと感動してくれる。それはそうだ、ビートルズなんだから。記憶を掘り起こし、次々とレノン&マッカートニーの曲を発表するジャックはまたたく間に大スターになっていくのです。見方を変えますと、この映画、ビートルズが今デビューしたら、という仮説への答えなのかもしれません。SNS時代、音楽はレコードやCDが全盛ではありません。ジャックはビートルズが考え出したアイデアをそのままやろうとするのですが、うまくはまらないものもあります。そのあたり、逆にビートルズ好きにはたまりません。ホワイト・アルバム?、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド?、バック・イン・ザ・U.S.S.R.? なるほどと思います。ジャック役のヒメーシュ・パテルが歌う楽曲は30曲近く。観終わって一週間は曲が頭に残ります。ビートルズは偉大だ、と痛感します。『天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~』こちらもワン・コンセプトの映画です。現代を代表するクリエイターなどに「Why are you creative?あなたはなぜクリエイティブなのか」を訊いたドキュメンタリー。デヴィッド・ボウイ、タランティーノ、ヘルツォーク、ジャームッシュ、ビョーク……。日本人では、北野武、オノ・ヨーコ、山本耀司、荒木経惟。ともかく、著名人なら遠慮会釈なくマイクとカメラを突きつける。これを30年にわたって続けてきたドイツ人ハーマン・ヴァスケ監督の映像記録です。これまでにアタックした人の数は1000人以上。うち107人がこの映画に登場します。アーティストだけでなく、ホーキング博士や法王ダライ・ラマ14世、ネルソン・マンデラ元大統領などのVIP、スイスのダボス会議に現れ、経済人や政治家にも同じ質問をあびせます。突然の問いかけに、とまどいながらも、自分の発想の原点や、発想の仕方などをていねいに話してくれる人が多数。とんちんかんな返答をする政治家もいます。中国の現代美術の巨人、アイ・ウェイウェイの受け答えなんて、さすが、と思いました。アラーキーのインタビューをとるために、カラオケで朝5時まで飲み「あんなに深酒をしたこととはない」とぼやく、ヴァスケ監督の突撃ぶりもユーモラスです。アサヒビールの金のオブジェを作ったデザイナー、フィリップ・スタルクとか、デヴィッド・リンチ、ペドロ・アルモドバル、デヴィッド・ホクニー…、へーっ、こういう風に話す人なんだ、という驚きの連続でもあります。東京は10/12から新宿武蔵野館ほか、名古屋は10/19から名演小劇場、大阪は11/1からシネ・リーブル梅田ほかで上映。
2019年10月07日食欲の秋だから自分へのご褒美神戸北野ホテルでは、2019年10月15日(火)より期間限定で「ナイトデザートブッフェ~天使と悪魔のハロウィンパーティー~」を開催します。同ホテルが企画したハロウィンパーティーは、とってもヘルシーな女性に嬉しいデザートブッフェになります。心地よい時間と食事を提供神戸北野ホテルは、神戸の中心ともいえる三宮駅から歩いて約15分の所にある洋館風ホテルで、北野異人館、北野工房、神戸南京町などの観光地にアクセスしやすい場所にあります。同ホテルは、クラシカルな雰囲気とこだわりの料理が魅力です。通常のメニューに加え1食で糖質量が40グラム以下に抑えるロカボ(低糖質)の食事提供も行っています。秋食材のスイーツを提供食欲の秋「甘いスイーツが食べたいけど我慢しよう」と思っていませんか。同ホテルのナイトデザートブッフェでは、低糖質、グルテンフリー、スーパーフードなどを使ったヘルシースイーツが提供されます。秋らしい食材を使用した低糖質スイーツなら、罪悪感なく味わうことができます。開催期間は、2019年10月15日(火)~10月31日(木)まで、最終日には一夜限りのハロウィンイベント「Delicious Halloween Night」が行われます。(画像はプレスリリースより)【参考】※エイチ・ワイ・ホスピタリティ・エンタープライズ株式会社のプレスリリース※神戸北野ホテルの公式ページ
2019年10月02日7月19日(金)より公開中の新海誠監督最新作『天気の子』が、第44回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門に出品決定した。前作『君の名は。』は社会現象を巻き起こし、いま最も世界から注目を集めるアニメーション監督・新海誠。そんな新海監督の『君の名は。』から3年ぶりとなる新作『天気の子』は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語を描いている。公開前から140の国と地域での配給が決定するなど、世界中から大きな注目を集める本作は、日本では初日からわずか3日間で興行収入16億を突破し、『君の名は。』(興収250.3億円)対比で128.6%を記録と好スタートを切った。そんな中、ついに本作が世界へ!出品が決定したトロント国際映画祭は、ベルリン国際映画祭、カンヌ国際映画祭に次ぐ規模の来場者数32万人を集める、北米最大の映画祭。米アカデミー賞の前哨戦として広く知られ、近年では最高賞となる観客賞を受賞した『ラ・ラ・ランド』『グリーンブック』などが米アカデミー賞を受賞している。今回『天気の子』が選出されたのは、昨年『万引き家族』も出品された、世界を代表する映画作家の作品を集めた「スペシャル・プレゼンテーション部門」。最高賞・観客賞の選考対象だ。なお、これまで北野武監督の『座頭市』が観客賞を受賞しているが、本映画祭にアニメーション作品が選出されるのは稀。邦画としてはジブリ作品以来。日本では好成績でスタートしたこともあり、世界中の期待がさらに高まったようだ。『天気の子』は全国東宝系にて公開中。「第44回トロント国際映画祭」は9月5日(木)~9月15日(日)開催。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2019年07月24日話題を呼んだ宮迫博之(49)と田村亮(47)の記者会見。吉本サイドからの圧を明かすような証言が飛び出し、一夜明けてもまだネットで大きな反響を呼んでいる。6月に「FRIDAY」で詐欺グループの忘年会に参加していたと報じられた2人。会見によると問題発覚後に記者会見を開きたいと吉本側に伝えたところ、「会社としては静観です」と言われたという。そこで田村が再度求めると、同社の岡本昭彦社長は「やってもええけど、全員連帯責任でクビにするからな」と反対。さらに田村は会社主導の会見を求められたと告白。ネット視聴なども可能にしてほしいと要望したところ、「そんなんこっちで決める」「在京在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから」と返答されたというのだ。会見内容は、同じ吉本興業に所属する芸人たちの間にも衝撃が走った。松本人志(55)は会見後にTwitterを更新し《後輩芸人達は不安よな。松本 動きます》と投稿。同ツイートは1日たらずで35.5万件のリツイートと158万件の“いいね”を記録。翌日には「ワイドナショー」(フジテレビ系)を生放送し、「吉本興業がこのままでは壊れてしまう」と訴えた。田村の相方であるロンドンブーツ1号2号・田村淳(45)も同日、Twitterを更新。《正直者で真っ直ぐな亮が戻ってきて安心しました》と安堵していた。6月25日には《実はギャラをもらってましたと…亮から聞かされました…ショックでした》と投稿し、「嘘をついて、このままで平気なのか!」と亮に詰め寄ったことを明かしていた。また陣内智則(45)はTwitterで《謝罪会見 色んな感情で全て観ました。二人の偽りのない会見だと思う》《僕たちは笑いが大好きで大好きで お笑いの日本一だと信じた吉本興業に入ったんです》と投稿。NON STYLE・石田明(39)は《あかん、泣けてきた。ヘラヘラとお笑いさせてーな》とツイートした。品川祐(47)は《俺たちは吉本興業という会社に憧れて入ったんじゃなくて、吉本の先輩芸人に憧れて入ってきたんだよなぁ》と明かし、ダイノジ・大谷ノブ彦(47)は《芸人につめたい 事務所になったら ダメやろ》と怒りを滲ませている。会見の余波は、他の事務所の芸人たちのもとにも届いている。北野武(72)は同日、「新・情報7days ニュースキャスター」(TBS系)に生出演。「猿回しと同じで、芸人は猿と一緒。猿が人を噛んだからといって、猿に謝らせてもダメ。飼ってる奴が謝らないと」とコメント。さらに「食えないような事務所の契約がなんだ。家族がいて食えないようにしたのは誰なんだと。だったら雇うなよ。最低保証くらいしろよ」と吉本サイドを厳しく非難した。三村マサカズ(52)は同日、Twitterで《やっぱり笑いはいいなぁ。幸せになれるよ。吉本の芸人たちも頑張ってほしい。。月が変われば流れも変わる》とエール。爆笑問題の太田光(54)も21日、「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演。「大変な衝撃が走った」「相当な覚悟を持って命がけだったと思う」と2人の勇姿を讃えた。多くの反響を呼んだ今回の会見。宮迫のTwitterアカウントには、ファンからのこんな声が届いている。《嘘をついた事は確かに悪い事だと思いますが。しかし、その後の会社とのやりとり、ご自身の思い…色々と辛かったですね。私は、宮迫さんも亮さんも、芸人さんの前に1人の人として普通に応援してます》《人間誰にでもやり直すチャンスは必要だし戻って来るのを待っています》
2019年07月21日「お金取られた~、情けない!車を返納しちゃったから免許は必要なくなっちゃった。(財産は)ない!家だけ!」6月15日、自身が生出演する報道番組で、苦笑いしながら幹子さん(67)との離婚を初めて語ったビートたけし(72)。14日には幹子さんも、《このたび、北野武さんと協議離婚いたしましたことをここにご報告させていただきます》と弁護士を通じて正式発表していた。一部報道では、たけしが200億円以上とも言われる財産を幹子さんに渡すことで離婚に同意。現在の所属事務所役員であり、7年前から交際を続けているA子さんと生活していくと報じられていた。しかし6月18日、幹子さんは「上記のような規模の財産が現存するという事実はありませんし、それらの『(ほぼ)全て』が幹子氏に『分与』されたという事実もございません」と否定。さらに、冒頭でのたけしの発言についても「当方の認識とは全く異なります」と釘を刺していた。これまで本誌の取材に対して「調停なんて、絶対にないですから……」と語るなど、一貫して否定し続けてきた幹さん。突然の心変わりについて、アリシア銀座法律事務所の竹森現紗弁護士はこう分析する。「いつかは離婚しなければと思いつつ、心の整理がつかないという方もいます。今回の場合、奥さんの気持ちの折り合いがついたタイミングだったのかもしれませんね」幹子さんは本誌にだけその“前兆”を見せていた。今年1月「どんな年にしたいですか?」という記者の質問に対して、彼女はこう打ち明けていたのだ。「いい年にしたいですね。もちろん、向こうにも幸せになってほしいですね。私がみんなを幸せにできたら。それがいちばんいいことですから」この言葉の裏には幹子さんの“矜持”があった。「結婚当初からほとんど別居生活状態が続いていましたが、幹子さんにはずっとたけしさんを支え続けてきた自負がありました。たけしさんがA子さんのもとに行っても『離婚だけは絶対にしない!』とかたくなだったそうです。しかし、一緒になってから今年で40年。『いつまでも意地を張っていては、彼の幸せを邪魔してしまう』と、妻として最後の愛情を見せたのでしょう」(前出・芸能関係者)夫婦40年の歴史に終止符を打ち、たけしの運命はどう変わるのか――。
2019年06月21日『レッドクリフ』のジョン・ウー監督が放つ渾身の大河ロマン『The Crossing -ザ・クロッシング- PartI, II』。この度、長澤まさみが金城武をバックハグする写真がシネマカフェに到着した。3組の男女の出会いと別れ、移りゆく愛の物語を、国民党(蒋介石)と共産党(毛沢東)との対立が最も激化した1945年国共内戦を舞台に描いた本作。日中韓の豪華キャストで贈る本作の前編は、戦争と時代に翻弄されながらも、命を燃やし、愛を貫いた3組の男女を描き、後編は1,000人近い乗員乗客が犠牲になった大型客船「太平輪号沈没事故」を軸に、客船に乗り合わせた男女それぞれの運命が交差していく。今回到着した写真は、そんな3組の男女のうちの一組、金城さん演じる台湾籍の日本軍軍医イェン・ザークンと、長澤さん演じる彼の幼なじみ・雅子の2ショット。ザークンが軍医として徴兵されることになり、家を出る場面で、雅子が出征兵の腹に巻くと弾丸避けになるとされたお守り、愛する人の無事を祈り、赤い糸で1針ずつ縫って1,000個の結び目をつくった“千人針”をザークンの腰に巻き、戦地に向かう想い人を優しく抱きしめる…切ないシーンとなっている。さらに、併せてピアノを弾く雅子と絵を描くザークンが見つめ合うシーンを切り取った写真も到着した。2人の運命は一体どうなってしまうのか――その結末は劇場で見届けて。『The Crossing -ザ・クロッシング- PartI, II』は6月7日(金)よりPartI、14日(金)よりPartII、シネマート新宿・心斎橋ほかにて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ 2019年6月7日よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて順次公開©Beijing Galloping Horse ・ All Rights Reserved.The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅡ 2019年6月14日よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて順次公開©Beijing Galloping Horse ・ All Rights Reserved.
2019年05月10日俳優の中尾彬、光石研、白竜らが、映画『任侠学園』(19年秋公開)に出演することが6日、発表された。同作は、西島秀俊と西田敏行がダブル主演を務め、社会奉仕をモットーとする地元密着型ヤクザ・阿岐本組が、経営不振に陥った仁徳京和学園高校を立て直していく人情コメディ。奇しくも、北野武監督作の大ヒットシリーズ『アウトレイジ』に出演した西田、中尾、光石、白竜が本作で再集結する。中でも、中尾は阿岐本組の若い衆に煙たがられている永神組組長役、白竜は巨大ヤクザ組織・隼勇会組長役を演じるなど、『アウトレイジ』で見せた迫力の演技との違いにも注目が集まる。なお、光石は学園で生徒会を務める優等生・美咲(桜井日奈子)の父・小日向役を演じる。そのほかの追加キャストも発表され、生徒の父母への忖度忖度を繰り替える校長・綾小路役に生瀬勝久、得体の知れない高木組組長役に高木ブー、ガラス工務店・西潟役に佐藤蛾次郎が起用されている。
2019年05月06日御年54歳という年齢を感じさせず、いまなおキレッキレのアクションと匂い立つ男の色香で全世界を魅了するハリウッドきっての大物独身俳優キアヌ・リーブス。『マトリックス』シリーズほか数々のヒット作を持つキアヌだが、2012年にはドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』を自ら企画製作してナレーションも務めるなど、出演だけでなく製作側にも名乗りを上げている。そんな彼の40代後半からの出演作品がめっぽう面白い!ということで、今回は実力派俳優キアヌ・リーブスを丸ごとふり返ってみよう。キアヌとはハワイ語で「山からの涼しい風」ハワイ出身アメリカ人の父親とイングランド人の母親の血を引き、レバノン生まれ・カナダ育ちのキアヌ。数度にわたる母親の離婚でたびたび転居することがあった彼は、転校を繰り返し、高校時代にはやんちゃすぎて退学になったことも。残念ながらヒザの負傷により断念してしまったが、学生時代はアイス・ホッケーでオリンピック出場を夢見ていたこともあったという。キアヌの趣味はオートバイ。ハーレー・ダビッドソン含め複数台所有し、レースにも出場するという筋金入りのバイカーだ。現在モーターサイクル・カンパニーを共同経営している。また親日家として知られる彼はラーメンが大好きで、来日の際に必ずと言っていいほど食べるとか。このほかにも俳優・北野武と共演した映画『JM』(1995年)では「洗濯を頼みたい!帝国ホテルでしてくれるような~そう東京の…」とアドリブを入れるくらい日本の帝国ホテルを愛しているという。キアヌとはハワイ語で「山からの涼しい風」という意味。気取らず親しみやすく、自由な彼にぴったりの名前ではないだろうか。サンドラ・ブロック共演『スピード』でブレイク幼い頃よりアクション映画を観て育ち、サニー・チバ(千葉真一)に憧れたというキアヌは、幼少期には子役として活躍。9歳の時にブロードウェイミュージカル「くたばれ!ヤンキース」で舞台に立ち、青春映画『栄光のエンブレム』(1986年)、ヒューマンドラマ『リバース・エッジ』(1986年)に出演した後、SFコメディ『ビルとテッドの大冒険』(1989年)で主役を演じて注目を集める。この頃から精悍さと甘さを併せ持つ美少年ぶりは際立っていたが、リバー・フェニックスと共演した『マイ・プライベート・アイダホ』(1991年)では男娼に扮して話題に。そしてサンドラ・ブロックと共演したノンストップ・アクション『スピード』で、爆弾を積んだバスの乗客を救うSWAT隊員を演じて大ブレイク!出世作はご存知『マトリックス』シリーズ。独特の世界観や最新SFXによる“映像革命”で世界を熱狂の渦に巻き込み、SF映画を新たなるフェーズに押し上げたこの3部作で主人公・ネオを演じたキアヌは、カンフーアクションも披露して一躍スターダムにのし上がる。かと思えばシャーリーズ・セロンと共演したラブストーリー『スウィート・ノベンバー』(2001年)の“11月の恋人”役や、ラブコメディ『恋愛適齢期』(2003年)でのヒロインの年下の恋人役で世の女性たちをキュンキュンさせることも。アクション・恋愛どちらのジャンルでもリストアップ可能な、“甘辛ミックス俳優”としてハリウッドで不動の人気を確立している。自由で、気前が良くて、庶民派で、親切!こんなハリウッドスター、なかなかいない!?キアヌの人気の秘密を伝えるには、その独特な私生活についても語らねばなるまい。長期オフ時の「激太り報道」や、1人で淋しげにぼんやりしている「“ぼっち”写真(※この姿はフィギュアにもなっている)」は、もうお約束になりつつある。また髪の毛がボサボサすぎるオフショットや、ガムテープぐるぐる巻きの破けた靴を履いている姿がパパラッチされたことも…。身なりに関してはかなり無頓着だと言っていいだろう。また常々お金に執着はないと語っているキアヌ。ギャラの大半を病院や慈善団体に寄付したことでも知られるが、過去には厳しい予算の中オファーしたい大物俳優のギャラを捻出するため、自分のギャラを削らせた逸話が2作品で報告されている。このほか映画スタッフに朝食を差し入れ&お金を貸したり、『マトリックスリローデッド』(2003年)ではお世話になったスタントマン全員にハーレー・ダビッドソンをプレゼントしたりする気前の良さも!加えて庶民派として知られるキアヌは、ごくごく普通に地下鉄を利用する。電車に揺られながら新聞を読む姿が目撃されているが、ある時は大きなカバンを持った女性に彼が席を譲る動画が投稿されるなど、その良い人っぷりは周知の事実となっている。俳優だけでなく製作・監督も!キアヌは40代後半からが面白い40代後半に入ってからは出演のみならず製作にも乗り出し、カンフーアクション『キアヌ・リーブスファイティング・タイガー』(2013年)では念願だった監督業にも挑戦したキアヌ。刮目すべきはガンフーアクション『ジョン・ウィック』シリーズだろう。本シリーズで“怒らせたら怖い・元殺し屋”を演じたキアヌは、耽美なまでにスタイリッシュかつノンストップという新たなヒーロー像を打ち立てて華麗なる完全復活を果たしている。また小品ながら新境地となったのはサイコスリラー『ノック・ノック』(2015年)。演じたのは若い女性2人の誘惑に負ける中年男役で、バスルームでの濡れ場や助けを求めて懇願する姿など、これまで観たことのないキアヌを堪能できる。このほかにもラブストーリー『おとなの恋は、まわり道』(2018年)で演じた、風変りな偏屈男も見逃せない。お相手役はフランシス・フォード・コッポラ監督作『ドラキュラ』(1992年)で初共演して以来、4度目のタッグとなったウィノナ・ライダー。酸いも甘いも経験してきた大人だからこその恋愛模様を、キアヌ&ウィノナの芸巧者がユーモアたっぷりに体現している。最新出演映画『レプリカズ』で暴走科学者に!そんなキアヌが製作総指揮に名を連ねる最新出演映画『レプリカズ』(5月17日公開)。愛する家族を甦らせるため、禁断の領域に踏み込んでいく科学者の運命をスリリングに描いたSFアクションだ。医療開発企業で研究にいそしむ神経科学者ウィリアム(キアヌ)は、妻と3人の子どもを連れてバカンスに出かけるも、不慮の事故で家族を亡くしてしまう。悲嘆にくれた彼は、最先端技術を使って家族をクローンとして甦らせるが…。決して絵空事ではない現代科学の進歩を背景に、神の領域に人間が踏み込む危険性に警鐘を鳴らした本作。その一方で「もし愛する者を生き返らせる術があったとしたら、それを行使せずにいられるか?」と、善悪だけで割り切れない複雑な人間心理に揺さぶりをかける問題作だ。キアヌが扮した、倫理も道徳もぶっとばす暴走科学者も必見!その行き着く先を見届けて欲しい。この秋には待望のシリーズ最新作『ジョン・ウィック:パラベラム』も公開される。まだまだ進化するキアヌ・リーブスから目が離せない!(text:足立美由紀)(text:Miyuki Adachi)■関連作品:レプリカズ 2019年5月17日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 RIVERSTONE PICTURES (REPLICAS) LIMITED. All Rights Reserved.
2019年05月02日六本木の街を舞台にしたアートの饗宴「六本木アートナイト 2019」が今年も開催される。会期は、5月25日と26日の2日間。10回目の開催を迎える「六本木アートナイト」、今年は“夜の旅、昼の夢”をテーマに、メインプログラムに起用したアジアの現代アート界を代表する韓国のアーティスト、チェ・ジョンファ(崔正化)を始め、様々なアーティストが六本木の街中に現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスといった広域に渡るプログラムや作品を点在させ、非日常的な体験を作り出す。チェ・ジョンファは、六本木ヒルズアリーナにカラフルなバルーン彫刻《フルーツ・ツリー》を展示する。枝から落ちたような果物や野菜の形をした合成ビニール製の彫刻がアリーナに配置され、辺りは魔法の庭へと変貌する。六本木ヒルズアリーナ 完成イメージ東京ミッドタウンのプラザ1階 キャノピー・スクエアに展示される同氏の作品《ライフ・ライフ》は、約1万個のくねくねと波打つバルーンを用いた作品。60年代のポップアートを想起させるような巨大な色彩の塊となって空間を覆い尽くす。日常にありふれたものをモチーフとするチェ・ジョンファ。国立新美術館と、TRI-SEVEN ROPPONGI 龍土町美術館通り沿いのブルーボトルコーヒー前に展示される《みんなで集めよう》は、プラスチック製の大量生産品や一般の台所用品の寄付を募り、素材とした作品。それらを積み重ね形作った、彫刻や寺院の柱のような独特なフォルムと色彩に人々は魅了されるだろう。5月20日から26日までは、日本初上陸となるアメリカ人アーティストのカート・パーシキーによる《レッドボール・プロジェクト》が、六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、国立新美術館など六本木の街なかを巡回する。これまで32都市で実施されてきたこのプロジェクトは、ゴムボールで出来た巨大な赤玉を、ある場所から別の場所へと移動しながら、街の地図を描き直す。《レッドボール・プロジェクト》シカゴでの展示風景Photo: Kurt Perschke六本木ヒルズ 毛利庭園 ヒルサイド側では、「FUROSHIKI PARIS」報告展を開催。東京都とパリ市の文化交流事業「パリ東京文化タンデム2018」の一環として、アートディレクターに田根剛を迎え、2018年秋に行われた「FUROSHIKI PARIS」では、北野武、草間彌生、コンスタンス・ギセ、ジャンポール・ゴルチエ、ニコラ・ビュフ、蜷川実花、細川護熙などが参加し、パリの市庁舎前で風呂敷の展示やインスタレーション、ワークショップなどを行い風呂敷の魅力を世界に発信した。今回の六本木アートナイトでは、パリで展示された各アーティストによるオリジナル風呂敷を日本初公開。またインスタレーションなども行う予定だ。2018年「FUROSHIKI PARIS」の様子Photo: Takuji Shimmuraその他にも、チーウェイ・チョアン、WOW、さわひらき、高山明、和田永+Nicos Orchest-Lab、スプツニ子!+西澤知美、アンドリュー・ビンクリー、和田山真央、牧野永美子、志茂浩和、田中誠人、鈴木ユキオ、つちやあゆみ、セドリック・ル・ボルニュ、林剛人丸、大西康明、ジョシュア・オコンなど様々なアーティストが参加。5月25日の19時からは、東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 芝生広場にて、バンクシーが初監督を務めた作品『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』の上映も。また、当日は各美術館やギャラリー、施設で開催されている展覧会の特別プログラムや、開館延長など連動企画も満載。アート作品を見て、感じて、触れて、心ときめくアートな週末をぜひ楽しんで。プロジェクト詳細はオフィシャルサイト()をチェック。【イベント情報】六本木アートナイト2019会期:5月26日10:00~26日18:00(コアタイムは26日18:00〜 26日6:00)場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース入場無料(一部のプログラム及び美術館企画は有料)
2019年04月16日なだぎ武(48)が3月5日、Twitterを更新。ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」「ビバリーヒルズ青春白書」(ともにNHK総合)のディラン・マッケイ役などで知られるルーク・ペリーさん(享年52)の死を受け、心境を吐露した。各メディアによるとルークさんは現地時間の4日、アメリカ・ロサンゼルスの病院で死去。先月27日に脳卒中を起こして病院へ搬送されたものの、そのまま意識が戻ることはなかったという。またルークさんの倒れた日は、「ビバリーヒルズ」の新シリーズがオリジナルキャストで製作されるというニュースが報じられたばかりだった。ルークさん演じるディランから着想を得たという同名のキャラクターで、全国的な人気を博したなだぎ。5日にTwitterを更新し、《朝からショック過ぎる、、、悲しい、、ルーク、、、、》と投稿。続けて自身の思いを綴った。《『ビバリーヒルズ青春白書』復活の喜ばしいニュースの直後にルークが病院に搬送というニュースはびっくりした。でも何処かで病気を跳ね除け、ドラマと共に復活するルーク・ペリーを想像してた。こんなニュースを見るなんて思いもしてなかった……部屋にあるフィギュア見てたら涙が出ます、、悲しい、、》さらに《ありがとうルーク・ペリー、、さよなら……ディラン》とツイートした。なだぎはルークさんが倒れた当時、《この病気を早く乗り越え、また元気な姿で復活される事を、心より願っております》とTwitterに投稿。さらにルークさんと肩を組む姿など3枚の写真をアップし《#私の宝物の写真》とも綴っていた。Twitterではなだぎの心痛を物語るツイートに《テレビで実際に憧れのディランに会ってお話していましたね。なだぎさんのお気持ち、察して余り有ります》《ディランも、なだぎさんのディランも大好きです》《なだぎさん、ずっとディランやり続けてくださいね》といったエールが上がっている。実はなだぎがルークさんのディランに惹かれたのは、自身の過去が影響しているようだ。「『ビバリーヒルズ』のキャラクターでまっさきにディランにハマったというなだぎさんですが、当初は小杉十郎太さん(61)の吹き替えに惹かれたようです。ですがドラマを見続けるにつれ、ディランの一匹狼的な性格に自らを重ねたといいます。というのもなだぎさんは学生時代、壮絶なイジメや引きこもりを経験。そんななかで、1人でいることの苦しみや大切さも学びました。ですから孤独を愛するディランにシンパシーを覚え、よりそのキャラクターを好きになったそうです」(テレビ局関係者)5日、小杉氏もTwitterを更新し《ルーク・ペリーが亡くなるなんて信じられない。ディラン・マッケイは僕にとってもう一人の自分と言っても過言ではない》と投稿。さらにこう綴った。《喜びも悲しみも共有してきた。今でもそうだ。ルーク、悲しすぎるけどどうぞ安らかに。いつかゆっくり話そう。ディランは俺の中に生きつづけるぜ……》それぞれの胸に、ルークさんもディランも生き続ける――。
2019年03月05日こういう時間、いままで取材をしてきた中であっただろうか?たとえ大勢の記者に囲まれていたとしても、目の前にいる1人との対話に、その時間とその相手に集中する。質疑応答というより会話だ。1つの質問から、問わず語りのように豊かに広がっていく。稲垣吾郎のインタビューはそういう風に進んでいった。木を切り、焼いて炭にしてそれを売る。生まれたときからずっと同じ場所で過ごして、40歳を目前に控えた男。阪本順治監督の『半世界』で、主演の稲垣さんが演じる紘はそんな人物だ。彼は同じく地元暮らしの同級生・光彦と、仕事を辞めて離婚して故郷に戻ってきた同級生・瑛介を迎える。いままでにない役「新しい環境で踏み出した第一歩」「最初に阪本監督とお会いしてプロットを見せていただいたときは2人の男の話だったんです。長谷川博己さん演じる瑛介と幼なじみで地元にいる紘の話で、僕は瑛介を演じるのか思ったんですけど、監督から『土の匂いのする男の役を』と言われて。びっくりしました」とふり返る。「自分がいままで求められてきた役とは全く真逆の役でした。僕は、弁護士とか医者とか刑事とか、バッジを付けたような役が多かったので。個人での仕事として、新しい環境で踏み出した第一歩の、今の自分がやらせてもらえる作品としては、これ以上のものはないんじゃないかという素晴らしい作品に巡り会えました」。10代からアイドルとして活躍してきた稲垣さんは、紘を演じて「こういう人生もあるんだな」と思ったという。「僕が見てきたことない人生だったので。やっぱり僕は相当特殊な世界にいるんだな、と。これが普通なんですよね。東京生まれ、東京育ちで子どもの頃から芸能界にいて、僕はそういう中心の景色しか、あまり見てなかったのかな。中心と言ってはいけないけど」。自分とは真逆の役でも「共感できる部分」に気づく紘と瑛介、そして渋川清彦が演じる光彦の友情については「すごく素敵だなと思いました。僕はこういう仲間がいないので。地元の友達とか全くいないですし、幼なじみもいないです」と語る。「香取君や草なぎ君はある意味、子どもの頃から一緒にいるから、この3人みたいなのかなと思ったりはしますけど、彼らは仕事でのパートナーなので、ちょっとまた違うんです」。プライベートではそういう密な関係を敢えて避けていたのか?と尋ねてみると、「でも、避けてきたかもしれないですね」という答えが返ってきた。「あんまり、べたべたした人とのつながりというのは、僕は好きじゃなくて。同調圧力じゃないですけど、『俺たち、仲間だろ』みたいな暑苦しさはあんまり好きじゃなかったので、避けてきたのかもしれないですね。わりと1人を好き好んでやってきた。仕事で毎日新しい人と出会って、番組でいろんなゲストの方を迎えたり、共演をしたり、すごく刺激的なので。プライベートでは、もうほんとにひっそりと静かに1人で生きていきたい。いまでもそう思ってるんです。あんまり人に干渉されずに。それが僕の中での切り替えなのかもしれないので。だから、地元の友達と集まるとか、そういうものに憧れはありますけど、そこに引っ張られたくないです」。大勢の人たちと仕事をする稲垣さんに対して、紘はたった1人で仕事と向き合う。だからこそ、彼は瑛介や光彦との友情を大切にする。まるでコインの表と裏のようだ。「面白いですね。だから僕にこれを演じさせるのは、監督の確信犯というか。もちろん、僕がそういう人間じゃないのは、監督も分かってる。でも、どこかで僕の中に、さっき土の話もしましたけど、そういったものを感じ取り、くみ取ってくださったんでしょうね。いまの自分も、この世界にいて作られた人格なので、もしこの世界に入らなかったら、紘みたいになってたかもしれない。どこか近いところもあるんでしょうね。表面的には全てが真逆だけど、どこか魂のレベルというか、引かれ合う、共感できる部分があったのかもしれないです。もし家庭があったりすると、僕も、こうなっていただろうなとも思いました。子どもとどう接していいか分かんなくて、息子に対して下手な感じとか。僕と父の関係もそうでしたから。うちの父親も比較的そうだったんです。僕に対して、なんというか不思議な距離がずっとあるっていうか。似てるんでしょうね。親子ですから」。環境が変化して見える新たな景色印象的なのは、華やかな世界にずっと身を置き続けているのに、ごく普通の男性を、ごく自然に演じていることだ。だが、役とどう向き合うのかというと、「演じるって、特別なことはしないんです」と言う。「自然と溶け込んでいくというか。何かのきっかけで憑依するとかではなくて、だんだん馴染んでいく。溶け込んでいくというイメージで、はっきりとしたスイッチも自分の中にはないです。演じるのは1人ではできないので、特に今回は撮影した土地に誘われたのは大きいです。三重県の伊勢志摩の方で1か月間ロケをして、その土地に引っ張られて、そこの人間になっていく。デフォルメして作ろうとしても、どんどんうそになってしまうので」。紘を「自分に対して興味がない人間」と語る稲垣さん。一方、自分については「他人の目を意識するのが仕事なので、やっぱり僕は山奥で備長炭を作っている職人とは違う」と言う。「でも、彼らも炭という商品を買って使ってくれる人のことを意識して考えている。僕も、僕の仕事を受け取る側のことをすごく意識します」。その一例が、昨年から始めたSNSだ。「いままでやってなかったでしょ。それがSNSのコメントとかでファンの方や、1人1人とつながるじゃないですか。交換日記じゃないけど、いろいろとのぞかせてもらい、僕らも発信するようになった。そういうキャッチボールをすることによって、いろんな世界が見えてきた。同世代のファンの方について、何となく僕の中では出会った頃のままだったんです。当時はまだ彼女たちもティーンで、僕らもそうで。気づけば僕も40代ですし、ファンの皆さまもそれぞれの人生があって、いろんなステージを経てきて。それを見ることができるようになったのも大きいかもしれない。いろいろと気づかされることも多いです」。「僕は14歳の頃からこの世界にいますが、最近は環境が変わったのもあって、いままで見えてなかったものが見えてきたり、もしかしたら、もっとちゃんと地に足がついてきたのかもしれない。毎日いろんな人と出会って忙しく過ごしてきたこともいまの自分を作ってきたものだから、否定するつもりはないんです。それはそれですごく鍛えられたと思うし。ただ、やっぱり慌ただしい毎日の中で見えなくなってたものも絶対あると思う。いまはちゃんと左右も後ろも360度、いろいろ見ながら、しっかり一歩一歩進んでいけてるなと思います」。会話から垣間見える仲間への敬意インタビュー後の写真撮影中、合間のわずかな時間に個人的にとても好きだった絋の衣装の話をしてみた。奇抜なデザインではない普段着や作業着だが、その何気なさや微妙な色使いが心に残る。そう伝えると、「これは衣装さんが喜びますよ」と優しい笑顔を見せた。「阪本監督や北野武さんの映画をやってらっしゃるベテランの方です。リアリティを持たせながら、映像のことも考えている。今回も古着をちょっとリメイクして作ったり、すごいこだわり持ってらっしゃいました。衣装合わせも全ポーズ着たら、3時間ぐらいかかりましたよ。3か月にわたる物語なので。映画芸術の中ではそういう細部ってすごく大切なので。僕も結構、映画衣装って見ちゃうんです。『これ、着ないだろ』と思ったりとか(笑)。絋の衣装は、市井の人に見えるし、職人にも見える。ちょうどいい具合の衣装でしたよね」。スタッフの尽力が話題になるのを、自分のことのように喜ぶ人。べったりはしない。でも仲間を大切に思う。プロフェッショナルとしての美しい距離感と尊敬の表し方が、とても彼らしいと思った。◆ヘアメイク:金田順子◆スタイリスト:細見佳代(ZEN creative)◆衣装クレジット:LADMUSICIAN(ラッドミュージシャン)(text:Yuki Tominaga/photo:You Ishii)■関連作品:半世界 2019年2月15日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERS
2019年02月14日新井浩文(40)が自宅で女性に乱暴した疑いで2月1日、警視庁が自宅を捜索。新井は任意の事情聴取に対し、乱暴の事実関係を認めているという。各メディアによると新井は昨年7月、自宅マンションの一室に呼んだ派遣型マッサージ店の女性従業員に性的暴行を加えた疑いが持たれている。女性は同年8月、警視庁世田谷署に被害届を提出したという。「新井さんは北野武監督(72)の12年映画『アウトレイジ ビヨンド』や16年の大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)にも出演。コワモテを活かした確かな演技力で、名作に欠かせない役者として活躍中です。ファンの間でも動揺が広がっています」(映画関係者)昨年は木村大作監督(79)の時代劇映画「散り椿」に出演。スマホゲーム「FAITH – フェイス」のテレビCMで、三浦春馬(28)とコミカルなやり取りをしていたことも記憶に新しい。「新井さんは草なぎ剛さん(44)主演による映画『台風家族』や、昨年『不能犯』で話題を呼んだ白石晃士監督(45)による『善悪の屑』といった話題作の公開を控えています。これらの映画が無事に公開されるのかなど、心配の声があがっています」(前出・映画関係者)
2019年02月01日1月25日(金)今夜のフジテレビ系「ダウンタウンなう」は特別企画として「山田孝之プレゼンツ 本音でハシゴ酒」をオンエア。山田さんが俳優仲間の阿部進之介と安藤政信、さらに親友の芸人をゲストにブッキング。明大前の街でハシゴ酒を繰り広げる。「ダウンタウン」と坂上忍の3人が、ゲストたちとお酒を飲みながら本音で語り合う人気企画「本音でハシゴ酒」。今回は「荒川アンダー ザ ブリッジ」や「勇者ヨシヒコ」シリーズでは独特の世界観に馴染みきって笑いを巻き起こし、最近も『50回目のファーストキス』や「dele」など多彩な作品に出演を続けるなど、あらゆるジャンルの作品で変幻自在な表情をみせる俳優・山田さんが、「ダウンタウン」と坂上忍に“ぜひ一緒に飲んでほしい”ということで、自らゲストを仕込んでくれることに。そんな山田さんがブッキングしたのは、山田さんとは10代の頃から親交があり大河ドラマ「軍師官兵衛」をはじめ「下町ロケット」「BG~身辺警護人~」など数々の話題作に出演する実力派の阿部さん。山田さんより8歳先輩で「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」や「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」などで知られる安藤さん。番組では「とにかく安藤さんがおもしろいからイジッてくれませんか?」という山田さんからの依頼を受け、“安藤さんはどれだけ変態なのか”についてトークが展開されていく。北野武監督の『キッズ・リターン』で新人賞を総ナメにした時の裏話や、独特のお金の使い方、謎の休業期間、また「コード・ブルー 3rd season」の裏側まで独特のペースで語る安藤さんと、それにツッコミまくる一同の姿に注目。別のお店では山田さんがプライベートで仲良しの芸人が登場、芸能界一山田さんを知るといっても過言ではないというその芸人から“山田さんの裏の顔”が暴露されていくほか、飲み仲間の女優・夏菜も目撃談を語りだして山田さんがピンチに。山田さんの素顔に安藤さんの意外なキャラまで見どころ満載の「ハシゴ酒」をお楽しみに。今夜のゲスト、山田さんが初の全面プロデュースに挑戦し阿部さんが主演、安藤さんも共演する映画『デイアンドナイト』は1月26日(土)より全国にて公開。※1月19日(土)より秋田県先行愛する人のいのちを奪われたものたちが、自らの善悪に葛藤し振り回される姿を描く完全オリジナル作品となり、父の自殺で家族が崩壊寸前となった明石幸次を阿部さんが、そんな明石に手を差し伸べる児童養護施設のオーナー・北村健一を安藤さんがそれぞれ演じ、子どもたちを守るためなら犯罪もいとわない北村に魅せられ、善悪の境を見失っていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々らの姿を描く。奈々役には『愛唄 -約束のナクヒト-』でヒロインに抜擢された注目の女優・清原果耶が起用されている。「ダウンタウンなう」は1月25日(金)21時55分~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年01月25日中世フランス貴族とグラムロックが合体したような強烈なビジュアルで話題の音楽ユニット「レ・ロマネスク」のTOBIさん。キワモノに思えるが、実は、海外での人気は絶大!世界10か国35都市で公演し、特にフランスでは北野武さんより有名な日本人なのだ。そんなTOBIさんに、実家について、子ども時代の思い出から、今だから話せるエピソード、実家を巣立つときの心境などをざっくばらんにお話を伺いました。TOBIさんにとって実家とは?A. ショッパイ思い出ばかりです(苦笑)「実家は、その昔ヒバゴン(類人猿)で有名になった広島の比婆郡(現・庄原市)。東京から帰省すると、新幹線に乗っている時間より、広島で降りてからのほうが長いくらい(苦笑)。幼い頃は田舎と思っていなかったんですが、中学の教科書で“日本の過疎”の項目にうちの町が載っていて、衝撃を受けました。田舎の子どもというと、“ランニングで野山を駆け回り”と勝手なイメージが先行しがちですが、山はマムシが出るし、川は急流で溺れる……大人から『山に行ったら死ぬぞ』『川に行っても死ぬぞ』と厳しく言われていたので、家に引きこもってました。本当にショッパイ思い出ばかりなんですよ(笑)」このように、TOBIさんの実家はUMA(未確認生物)が出没するほどの田舎だったというのは驚きだ……。「歩道橋」もなかった!? TOBIさんにとって実家とは?高校に進学したTOBI少年は広島市内で寮生活を始め、人生初の“自分の城”(自室)を手に入れる。そこで「歩道橋を渡る」「点滅していない信号がたくさんある」「駅に駅員がいる」など、数々の初体験を満喫したらしい。TOBIさんの実家のあたりには当時、それほど何もなかったようだ。TOBIさんの実家の周りの風景「実家では父が乾物屋もどきをやっていて、1階が店舗と作業場。自分の部屋はなく、中学生までは客間が自室代わりでした。だから、来客があればどかなければならず、自分のモノを持たなかった。何もないので自室ではやることがなくて……」月が異常に明るい実家のある町そんなTOBIさんにとって実家とは?「僕は人生のリセットボタンを押しすぎているので、実家は“前前前世”くらいの距離感がある。人は過去をノスタルジーで美化しがちですが、僕にとって実家は、やっぱりショッパイ思い出がいっぱいの場所(苦笑)。ちょっと言い過ぎかな(笑)」pfofileTOBIさん(レ・ロマネスク)広島県出身。慶應大学経済学部卒業。2000年、レ・ロマネスク結成。2008年、春夏パリコレでライブを行い、世界的に注目を集めた。近著に『レ・ロマネスク OfficialBook ジュテームのコリーダ』(扶桑社刊)がある。
2019年01月04日乃木坂46の北野日奈子が26日、都内でファースト写真集『空気の色』(発売中 1,944円税込 発売元:幻冬舎)の発売記念イベントを開催。イベント前に囲み取材に応じた。北野の「北国で撮影したい」という要望を受けスウェーデンのストックホルムとキルナで撮影された本書。犬ぞりに乗ったり、サンタに会いに行ったりと北国で解放されていく北野の姿のほか、水着カットや自身初のランジェリー姿のカットも収められる。撮影は10月下旬に行われたそうで「初めてのスウェーデンで神秘的な世界で、ずっと楽しかったです」と目を輝かせ、お気に入りには犬ぞりをしているカットを挙げ「私、すごく犬が好きなので、どうしても犬ぞりがしたくて、でも雪が積もって氷が完全に固まらないとできない状況だったんですけど、運がよく到着の前日に雪が降ったので、無事に犬ぞりができました。すごく楽しくて1番の思い出です」とうれしそうに紹介した。また、撮影で髪を10センチ切ったそうで、その理由を聞かれると「1年近く伸ばしっぱなしで、もともと短いまま活動していたのでいつかは切りたいと思いつつ、なかなか決断できなかったんですけど、大事な写真集で髪を切るということで自分も背中を押されました」と答え、雪上でのランジェリー撮影を行ったことについては「朝から雪が降りしきる中(笑)、寒いなって覚悟は必要だったんですけど、スタッフさんたちがみんな取り囲んでくれて、撮影が止まった瞬間にみんなで温めてくれました。外で寒い中、表現をするというのは過酷だったんですけど、その壁にぶち当たって乗り越えられたのは、達成感が強かったです」とニッコリ。そんな写真集に自己採点を求められると「控えめに言って無量大数です(笑)。この写真集は心から大切に思っていて、私の大切な宝物なので、宝物には点数を付けられないんですけど、でも付けるとしたらこの世で1番大きい数字だと思って無量大数にしました」と胸を張った。今年はどんな1年だったか聞かれると「2017年の後半から休業して2018年の春頃に活動再開したんですけど、最初は不安も大きかったんですがすごく成長できた年でもあり、写真集をキッカケに新しい自分が生まれたなって。この(新しい)私でこれからも活動して楽しんで行きたいなって思います」としみじみと語り、来年の目標については「(メンバーの)みんなを毎日いろんなところで見て、それがありがたいことですしうれしいなって思うので、私もみんなみたいにいろんなところで人の目にとまれるようなお仕事ができたらいいなと思います。すごく動物が好きで、いつか動物愛護のボランティアもしたいなと思っているので、動物番組に出たいなって思います」と目を輝かせた。また、年末には乃木坂46として紅白歌合戦にも出場するが、意気込みを聞かれると「乃木坂46は4年連続で紅白に出場させてもらうんですけど、今回は(西野)七瀬さん卒業シングルで、七瀬さん最後の活動があるので、みんなで温かく力強く七瀬さんの背中を押してあげられるような、乃木坂46らしいパフォーマンスができたらいいなと思います」と力を込めた。
2018年12月27日「今回は夜8時という時間帯だから“誰が見てもわかりやすい”ものをつくろうと現場でも知恵をしぼりました。自分が子どものときに何にワクワクして見ていたかと。高齢化社会に加えて、いまは各地に災害の被害に遭われた方が大勢いらっしゃる。だから、このドラマを見て、少しでも元気になってほしいと思って演じています」こう語るは、ドラマ『駐在刑事』(テレビ東京・金曜20時~)で江波敦史を演じる寺島進(55)。元警視庁捜査一課の辣腕刑事・江波が、自然豊かな奥多摩に左遷されながらも、人情あふれる“駐在さん”として、地元で起こった事件を解決していく物語だ。「義理人情に笑いあり涙あり、家族愛、サスペンス、アクション、奥多摩の自然の癒しもあり、とにかく盛りだくさんで(笑)」寺島にとって『駐在刑事』は、地上波連続ドラマで初主演作品だが、初回スペシャルで10.1%、その後も好調だ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。本誌は、人気の秘密を探りに、12月7日放送・最終回のロケ現場、東京都あきる野市の秋川渓谷へと向かった。その日の撮影は行方不明になった住人の愛犬を捜索するシーン。待ち時間に川べりの草むらで、共演者の子どもたちに虫よけスプレーをかけてあげたり、現場を盛り上げるアドリブを入れたり、クランクアップした共演者をねぎらったりと、終始和気あいあい。ベテラン俳優・寺島進が、まさに“座長”としてみんなの中心にいた。「この間、銭湯の休憩所で、おばあちゃんに声をかけられたんですが、『いやぁ~。あの駐在刑事、わかりやすくていいね』って言ってくれた。うれしかったね」寺島の原点は北野武監督映画にある。『ソナチネ』(’93年)をはじめ多くの北野作品で俳優として高く評価され、出演依頼が殺到。寺島は北野監督のことを「育ての親」と公言している。「自分は北野映画で育てていただいた。多くの監督や演出家と出会うきっかけにもなりました。たけしさんからは『役者は死ぬ間際に天下取ったら、それで人生が勝ちだからいいぞ。ずーっとやり続けなよ、兄ちゃん』という言葉をいただきました。あのとき、俳優として生きる覚悟を決めることができたんです」そんな北野組で学んだことは、チームワークが作品の出来に大きく影響するということ。「それぞれが、何よりも“神聖な場所”として、現場の空気をつくり上げていくという姿勢。いまチーム駐在刑事も、そこを目指しています。キャスト・スタッフ総出の全員野球で、それぞれがポジショニングを考えながら、個性を発揮してもらえたらなと」’14年の2時間スペシャルドラマから始まった『駐在刑事』だが、スペシャル5作品、そして今回の連ドラへとつながったのは「継続は力なり。同じチームでやり続けたおかげです」と、寺島は話す。「とにかくみんなでワイワイ明るくが基本だね。自分は結構、体育会系の人間なんで、自分一人がよければいいという考えはない。この世界の“恩人”たちへの恩返しとしても、今後は、後輩を育てることが大事だと思っています。ちょっとカッコつけて、自分主催で、男性俳優陣と飲んだりもしますよ。かつて昭和のスターたちが共演者をもてなしていたように。でも、銀座のクラブに行ったと思えば、奥多摩の居酒屋なんて安いもんだよ(笑)。長丁場の現場は“食”が大事。女性スタッフが、手作りの梅干しとキムチを持ってきてくれたり、寒くなってきたときに制作部が温かいお味噌汁やスープを出してくれたりしたことも。われわれチーム駐在刑事は、彼らの愛情に支えられている。そこでたまたま、自分が主役をやらせていただいているだけなんだよ」代表作となった本作を最後に、寺島はオフィス北野からの事務所移籍が発表されている。これまでこわもて役のイメージが強かった寺島だが、“駐在さん”のような、見ている人の気持ちがほっこりするような役を続けたいと言う。「自分がやるとギャップが面白いかなと思ってね(笑)。最近、映画『男はつらいよ』シリーズをよく見返しているんだけど、葛飾柴又の寅さんのように、困った人がいたら面倒を見て『何かあったら、柴又に訪ねてきな』といった言葉をかけられるような、“昭和の時代の優しさ”を平成最後の年に盛り込んでいきたいと思っています」
2018年12月01日ミュージシャンの世武裕子が、29日に都内で行われた『Yahoo!検索大賞2018』プレ・イベントに出席し、ロックバンド・Mr.Childrenに対して感謝の気持ちを述べた。「Yahoo!検索」のデータをもとに、前年と比べ検索数が急上昇した人物、作品、製品を発表・表彰する同大賞。12月5日の開催に先がけて、プレイベントでは「流行語部門賞」と、検索データから現在のトレンドや今後の傾向を分析した「Yahoo!検索トレンドマップ2018」から「ネクストブレイク」が発表された。ミュージシャン篇の「ネクストブレイク」として選出された世武は、「なんで私が選ばれているんだろうと思ったんですけれど」と本音を漏らしつつ、「映画のサントラを8本やったりとか、Mr.Childrenさんの影響力もあったりとか、広島カープ戦で国歌斉唱したりとか、色々やっていたので、おかげさまでありがとうございます」と感謝した。世武は現在開催中の、Mr.Childrenのツアー「Mr.Children Tour 2018-19 重力と呼吸」にキーボードで参加している。ヤフーの検索トレンドアナリスト・池宮伸次氏は「自身のTwitterをやられていて、Mr.Childrenのツアーに参加される発表をしたタイミングで検索が非常に伸びました。さらに年間通して非常に検索されており、10月のニューアルバム発売の際にも、検索が伸びました」と分析した。また、世武は「普段仕事をやっていく中で、出会う人から影響されるというか、尊敬するところがあります。一緒に仕事していると、立ち振る舞いや哲学など、深いところまで見ることができるので育てられています」と明かし、「ネットとかでは、リスナーの方とコミュニケーションをとれるような場になればと思っていたので、うれしいです」と受賞を喜んだ。「ネクストブレイク」のお笑い芸人篇はジソンシン、アイドル篇はKissBeeが選出され、「流行語部門賞」には「大迫半端ないって」が決定した。
2018年11月29日前回お伝えした日仏国交160年を記念したジャポニスム2018。日本文化を紹介するイベントがフランス全土、そしてパリでは連日のように開催されており、各々が大盛況を収めています! 今日ご紹介するのは「パリ東京文化タンデム2018」と言って、パリ市が姉妹友好都市と行う文化交流事業の一環のこと。この事業は2011年に始まり、ロンドンやニューヨークなどの大都市と共に行なってきて、今年は東京。東京都でもパリやフランスの文化に関するイベントが開催されているそう。ご存知なかった方、もしご興味のある方は、東京都生活文化局のオフィシャルサイトをご覧になってみてください! 巨大な風呂敷のインスタレーション パリ市庁舎は、メトロ1番線Hôtel de ville降りてすぐ目の前。見慣れた市庁舎前の広場に、はっと目立つ赤い唐草模様の巨大な風呂敷のインスタレーションが、どーんと鎮座しておりました。何ともエキゾチックで、興味をかきたてるこの大きなパビリオンは、パリを拠点に活動されている、建築家の田根剛さんのアートディレクションによって制作されました。 セキュリティーを通って中へと入って行くと、天井から床一面まで、同じく赤の唐草模様で統一された空間が。唐草のマークってなんだか迷宮に入り込んだような不思議な錯覚を引き起こします。パリのど真ん中で、日本へタイムスリップしたような気分に。 エントランス入ってすぐ目の前には、プロジェクターによって風呂敷の歴史などが語られ、その横には友禅染めの美しい刺繍が施されたデコレーション用のちりめん風呂敷など、伝統的なものがいくつか飾られていました。 北野武さんや、香取慎吾さんがデザインした風呂敷も!今回の企画には日仏の著名なアーティストが多数参加されていて、例えば日本からは、 北野武さん、タイトルは「オオボラ」。 解説によるとアンコウで、口の部分が大きく開かれているのは、風呂敷を開けた時のイメージから考案されたようです。このお魚の絵、なんともユニークで個人的に好きです! 蜷川実花さんの作品は、「桜」。 ご本人は桜がとても好きで、桜の写真集も出されていますよね。赤みを帯びた色合いが何とも蜷川さんらしい。「C’est joli.」(綺麗ね)と言っているフランス人が結構いらっしゃいました。 それから、先月、ルーブルの一角で個展を開かれていた香取慎吾さんの「saison 4」(四季)。 香取さんの個展、「NAKAMA des Arts」も見に行きたかったのですが、仕事でなかなかタイミングが合わず。でも今回、また別のイベントで作品を拝見できて良かったです。巡り行く四季の様子が躍動感のあるタッチと色合いで描かれていて、そこから輪廻転生を思い起こさせたり、全体から浮かび上がる球体のイメージが、地球を連想させたり。見るものに様々なインスピレーションを与え、大きな視点と共に表現された、ダイナミックな作品でした。 それぞれのアーティストの展示がひと通り終わると、さまざまな結び方によって出来た風呂敷のオブジェが展示されていて、日本人の私でも初めて見るようなものがあり、風呂敷でこんなことが出来るのかと感心! そして会場一番奥では、iPadを用いた風呂敷のアトリエが開催。 フランス人は参加型が好きで好奇心旺盛な方が多いので、皆さん熱心に動画を見ながら、レクチャーを受けていましたよ。 芸術の都パリで、アーティスティック且つユニークで、さらに日本の伝統文化とその歴史も合わせて伝えられている、精巧に出来た素晴らしい展覧会だったと思います。 私たち日本人の多くが、風呂敷の魅力というものを既に忘れ去っていると思いますが、世界初のエコバックと言われる風呂敷は現代で大いに活用できるものです。 古きを訪ねて新しく知る、この素晴らしいアイデアは、来場された多くの人々の心を掴んでいたことと思います! 東京都生活文化局「パリ東京文化タンデム」オフィシャルサイト:
2018年11月20日●伊丹十三監督の「日本人とは何か?」漫画や小説をもとに実写化される「原作モノ」が全盛の中、オリジナル映画に果敢に挑んだ人々を取材する連載「オリジナル映画の担い手たち」。第6回は、日本人なら誰もが知っている「ラジオ体操」を題材にした映画『体操しようよ』(11月9日公開)、その発案者である春藤忠温プロデューサーを取材した。主演の草刈正雄が演じるのは、60歳のシングルファーザー・佐野道太郎。38年間無遅刻無欠勤だけが取り柄で無事に定年を迎えたが、会社の送別会では冷遇され、これまで家事を押し付けてきた娘・弓子(木村文乃)からは「親離れ」を宣言されてしまう。「悠々自適」とは真逆の現実に打ちのめされるが、近所のラジオ体操会がきっかけで第二の人生に変化が訪れる。この草刈にオファーしたのは、NHK大河ドラマ『真田丸』で再ブレイクした直後のこと。春藤プロデューサーは、近所でラジオ体操会の存在を知り、同世代の漠然とした悩みや不安から道太郎という主人公像が生まれ、そこに草刈を重ね合わせた。そして、主題歌のRCサクセション「体操しようよ」との出会いとは。『体操しようよ』の“種”を拾っていく。○『南極料理人』タイトルのドラマ性とは――この連載を読んでくださっていたと聞きました。『カメラを止めるな!』の社会現象は、日本の映画界で初めてのことですよね。昔、配給会社の松竹富士にいたのでよく分かるんですが、「ありえないことが起きている」というのが率直な感想でした(笑)。いろんな記事を探していたら上田慎一郎監督のインタビューを見つけて。第1回の白石和彌監督の回も読みました。――ありがとうございます。どのようなきっかけでこの業界に入ったのでしょうか?学生時代に8ミリをやっていたので、ずっと「映画を作りたい」という思いはあったんですが、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督みたいに人生を捧げて映画を作るような根性はありませんでした(笑)。松竹富士に就職して配属された宣伝部では、『ラストエンペラー』(88)など主に洋画を担当し、邦画では北野武監督のデビュー作『その男、凶暴につき』(89)、牧瀬里穂さん主演の市川準監督作『つぐみ』(90)をはじめ、数々の作品を宣伝しました。でも、やっぱり制作に携わりたい……と思うようになり、映画はハードルが高い印象があったので一時はテレビ番組やCMをやっていましたが、結局は映画が恋しくなって(笑)。日本の映画界が復活の気配があった頃……スタジオジブリや『踊る大捜査線』、『世界の中心で、愛をさけぶ』など大ヒット作がいくつも生まれていた頃の2007年から映画制作に関わり、ピクニックという会社では『天然コケッコー』(07)の企画製作に携わりました。原作は、『半分、青い。』でも話題になったくらもちふさこさんです。少女漫画原作は今では当たり前になりましたが、当時のトレンドではなかったと思います。――その後、2008年10月にパレードを設立されます。そうですね。2009年に公開した『南極料理人』は、海上保安庁の西村淳さんが書いたエッセイ『面白南極料理人』(新潮文庫)が原作。大手映画会社が映像化に動いていなかった作品でした。2013年公開の『体脂肪計タニタの社員食堂』に至っては、料理のレシピ本を原案にして画期的だと思ったんですが、ブームになってテレビが先に再現ドラマなどを流すようになって、映画公開がその後で興行的には不利な状況になりました。思えば、『南極料理人』というタイトルにはドラマ性がありますよね。「南極にいる料理人」の話なのか、「南極料理を作る人」の話なのか。当時はよく聞かれました(笑)。『体操しようよ』には原作がありません。あえて挙げるとすれば、「ラジオ体操第一・第二」をモチーフにしたものです。このように、大手さんが反応しないアンテナをいつも張っています(笑)。――そのアンテナから『体操しようよ』が生まれたわけですね。阿佐谷に30年以上住んでいます。「近所の善福寺川公園では毎朝6時半に200人ぐらいが集まってラジオ体操をしている」と聞いて、見学しに行ってみたらまさに日本の高齢化社会の縮図というか、こんなに人が集まっていることに驚きました。普段から子どもが遊んでいたり、犬の散歩に行ったり、馴染みのある公園だったんですよ。もともとラジオ体操には興味を持っていました。子どもの頃から夏休みに神社で集まってスタンプをもらうとか、ラジオ体操を通して全国各地にそれぞれの「文化」がありますよね。たくさん文献も出ていて、「ラジオ体操を題材にした映画ができないか」と、何となくずっと頭の片隅にありました。ラジオ体操を扱った作品は、これまで作られてないと思います。○「リタイア後に何をしようか」周囲の声――確かにパッと思い浮かばないですね。伊丹十三監督ならどのような作品にするか、ぼんやり考えていました。『お葬式』(84)、『マルサの女』(87)、『スーパーの女』(96)のように、日常の中にある関心事を映画化されてきた方です。そのフィルモグラフィーからは伊丹さんが考えていたこと、つまり「日本人とは何か?」が通底しているように思ったんです。その影響はすごく受けているんですが、原作がない「ラジオ体操」をどのように映画にすればいいのか分からないまま数年が経ち……2年ほど前に「自分で書いてみよう!」と思い立ちました(笑)。シナリオライターに頼むのではなく。だって、体操会のことを知っているし、ラジオ体操のことも勉強しているから。まずは第一稿を書くことにしました。僕の同世代でも50を過ぎると定年が見えてきて、リタイヤ後に何をしようか、そんなことを話す機会が増えてきました。僕は自分が立ち上げた会社だから定年はないですが、同世代の話が記憶に残っていたので「定年退職した男」を主人公にすることにしました。仕事ばかりに追われているので、地元に友達なんてほとんどいないんですよ。妻や子どもは、たくさん知り合いや友達がいるんですけどね(笑)。定年のタイミングは、子どもが独立する前後になることが僕の周りでは多くて、定年は社会的な変化だけじゃなく、家庭内にも変化が起こる一大事です。そこをより際立たせるために、菊地健雄監督、共同脚本の和田清人さんと相談して、結果的に一人娘がいて妻に先立たれた主人公像になりました。●大学生時代に聴いたRCサクセション「体操しようよ」――劇中の設定は初期の段階から決まっていたんですね。だいたいそうですね。なんとか初稿が上がりましたが、そこからはやっぱり「映画化実現」の壁が大きく立ちはだかりました。これまでご一緒した映画業界の人達に読んで貰ったのですが、「オリジナルだよね……?」と難色を示す人がほとんどで。原作がない場合は、主演を誰が務めるのかによって、そのあたりの反応は変わってきます。さて、どうしよう……そう思っていた頃に放送されていたのが『真田丸』でした。再ブレイクした草刈(正雄)さんは一躍時の人になって、ドラマ自体もすばらしいものでした。「出てくれないかな」とは思っても、きっと大手が動いているに違いない。ただ『体脂肪計タニタの社員食堂』の社長役で出てもらった縁があるので、『真田丸』が終わった頃に台本をお渡ししました。――まさかの縁!返事も早かったですよ。翌日にマネージャーさんからご連絡いただいて、「草刈が読んで、面白いと言っています」と。草刈さんは脚本を一番大切にする方なので、そうやって評価をしていただけたことが「これはいけるかもしれない!」という自信にも繋がりました。中身をもっと面白くしたいと思って、共同脚本で和田清人さんに入ってもらってブラッシュアップしていたので、そのおかげでもありました。それから去年の夏頃から菊地健雄監督、プロダクションのポリゴンマジック、配給の東急レクリエーションという具体的な部分が決まっていきました。――草刈さんの存在は大きいですね。どのあたりが気に入られたんですか?草刈さんは超二枚目で「永遠のハンサム」。かっこいい役をたくさんやってこられた方で、最近はコミカルな役もありますが、今回の「道太郎」という役はパッとしないというか、どちらかというと不器用で平凡な男。そういう役が珍しいから、やってみたいと思ってくださったんじゃないかなと。監督と草刈さんのかっこよさをどう崩していくか話し合いました。冴えない男・道太郎は物語を通して徐々に変わっていきます。「60を過ぎても変わることができる」ということが一人でも多くの人に伝わればいいなと思います。○名盤『PLEASE』への思い――主題歌はRCサクセションの「体操しようよ」。映画のタイトルと全く同じですが、どちらが最初に決まったんですか?僕は学生時代から清志郎さんの大ファンなんですが、当時から今でも清志郎さんの歌声が頭の中にずっとあって。ラジオ体操を題材にした映画を作ろうと思ったときに、当然この曲が浮かびましたがあくまで仮タイトルでした。定年後に新しい仲間ができていく話なので、「新しい友だち」「人生は60から」とかメモ帳にはたくさんタイトル案を書いていました。『南極料理人』もそうですが、やっぱり映画のタイトルってすごく重要なんですよね。『体操しようよ』からは父と娘のドラマ性は連想できないし……今でもこれでいいのかなという不安はあります(笑)。――いえいえ(笑)。とても良いタイトルだと思います。RCサクセションの「体操しようよ」は、シングルカットされてない曲で、ライブでもあまり歌われなかった曲らしいですね。そうですそうです。主題歌にするのか挿入歌にするのか、そのあたりのことは決めないまま、台本を書きながらこの曲を聴いていました。歌詞を読んでも、ラジオ体操のことを表現しているのか、全く分からないんですよね。でも、昔からこの曲が大好きで。アルバム『PLEASE』裏面の最後の曲で、その他にも「トランジスタ・ラジオ」とか名曲揃いなので、RCファンの間では『RHAPSODY』と並んで人気のアルバムだと思います。ただ「体操しようよ」はファンでもあまり知られてない曲じゃないでしょうか。――いつごろ聴いてたんですか?大学生の頃です。今でも35年前の思い出が蘇ってきます。――まさかその曲を主題歌に映画を作ることになるなんて、当時の春藤青年は想像もしなかったでしょうね。大学生の自分が知るとびっくりするでしょうね(笑)!○『ラストエンペラー』と『カメラを止めるな!』の興奮――それでは最後に。あらためて、オリジナル脚本の『体操しようよ』は、なぜ映画化できたと思いますか?映画化に重要なのは企画と脚本。そして、ビジネスの面で考えると、「どう宣伝できるか」も同じぐらい重要です。今年の11月1日、ラジオ体操が制定90周年を迎えました。1928年にかんぽ生命の前身となる逓信省簡易保険局が放送を開始しました。90周年という節目はニュース性がありますし、「健康」や「定年後」に関係する企業から協賛してもらえるのではとか、そういった狙いもありました。実際、かんぽ生命さんが特別協賛、タニタさんと長谷工シニアホールディングスさんが協賛をしてくれています。2年前になぜ自分で脚本を書こうと決断したのか。そうしないと90周年記念の映画化に間に合わなくなるというのも、理由の1つでした。『カメラを止めるな!』は前代未聞でした。空前絶後というか、これからあんなことはもう二度とないかもしれません。狙ってできるようなことではありませんが、理想ではあると思います。『ラストエンペラー』が公開された初日、今はなくなりましたが新宿のミラノ座で周りを取り囲むぐらい行列ができていて、「映画ってすごい」と興奮したのを思い出します。その一方で、宣伝部ではお客さんが入らない映画がどれだけ悲しいことなのか、何度も経験してきています。出資者にも悪いし、劇場の売店の方だって寂しそうにしているわけですよ。だからこそ、一人でも多くのお客さんに見てもらいたいという気持ちは強い。芸術性も大事ですが「商業映画」ですから、自分の主張が形になればいいというものでは決してないんですよね。『体操しようよ』は、最初に自分一人が思っていたよりも豊かで素晴らしい映画になったと思います。思いついたのは僕ですが、映画はやっぱり監督のものです。菊地監督が良い作品にしてくださいました。そして、草刈さんが主演を引き受けてくださったから、木村文乃さん、和久井映見さん、きたろうさん、渡辺大知さん、小松政夫さん……豪華キャストが集まってくださいました。映画って不思議ですよね。オリジナル作品なんて、もとは何もない。小さな種からたくさんの方の協力があって少しずつ大きくなり、こうして1つの作品にすることができました。(C)2018『体操しようよ』製作委員会
2018年11月10日累計発行部数300万部突破、押見修造の人気コミック『惡の華』の実写映画化が決定した。監督は、原作者からの逆指名により井口昇が務めることに。併せて、井口監督からのコメントも到着している。■ストーリー高校生の春日高男は、同じクラスの人気者・常磐文が本屋で詩集「惡の華」を読んでいるのを目撃する。かつて「惡の華」に憧れを抱く内向的な文学少年だった春日は、中学時代の過去を思い出していた…。山々に囲まれた地で閉塞感のある日々に息苦しさを感じていた中学2年のある日、春日は教室でクラスのマドンナ佐伯奈々子の体操着を見つける。誰もいない放課後、胸が高揚しているそのとき、春日は人の気配を感じて咄嗟に体操着を掴み逃げ出してしまう。後日、その一部始終をクラスの変わり者、仲村佐和に見られてしまっていたことが発覚。「秘密をばらさない代わりに私と契約しよう」。こうして仲村と春日の奇妙な共犯関係がはじまった。仲村の命令が日々エスカレートしていくと同時に、春日は「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じていく。ところがある日、町の夏祭りで起きた事件がふたりの関係を決定的に変えてしまう…。■原作者から逆指名!?監督は海外からの人気も高い井口昇監督!原作は別冊少年マガジンに2009年から5年間に渡って連載され、「このマンガがすごい!2011」オトコ編の10位にランクイン、「マンガ大賞2012」にもノミネートされた「惡の華」だ。絶望をテーマに主人公の鬱屈とした青春と行き場のない衝動を描き、その過激なストーリー展開は読者に強烈なインパクトを与え、ティーン世代のバイブルと化した。コミック連載中の2013年にはテレビアニメ化、2016年には舞台化を果たし、数多くの映画化のオファーを受けた。監督は、原作者からの逆指名でメガホンを取ることになった井口昇監督。井口監督は、2007年公開の『片腕マシンガール』が海外および国内でカルト的な人気を博し、数々の国際映画祭に出品している。新作を発表する度に海外から招待が殺到する程、世界中で熱狂的ファンを生み出しており、北野武、三池崇史に並ぶ人気と知名度を誇る。■井口監督からのコメントも到着!井口監督は、「惡の華」を初めて読んだ際、初めの数ページで「これは絶対に映画にしたい。そのために映画監督になったのではないか」と、全身に電流を浴びたような衝撃と直感を感じたという。「毒のある過激さだけではない普遍性と、孤独を感じる少年少女への共感が、『惡の華』に人々を惹きつける理由だと思います。今を生きる観客が求める題材とリンクしてきた『惡の華』こそ、今映画にするべき作品だ」と語り、映画化への意気込みを語った。さらに、脚本を担当する岡田麿里も「自意識の暴走と、どうしようもない焦燥と、それらが引き起こす羞恥と、土地がもたらす閉塞感と…。『惡の華』が持ついくつかのテーマは、誰しもの思春期と重なる部分があると思います。皆さんの中の少年少女が疼くような、そんな作品になるといいなと思います」とコメントを残している。また、原作者でもある押見修造は、井口監督に「惡の華」を撮ってもらうことが長年の夢だったと語り、物語を作る際の手本にしていたと胸の内を語っている。「惡の華」を描く上でも多大な影響を受けたといい、「岡田麿里さんの脚本が絡み合うことで想像以上のものが出来ると思っています。本当の、切実な、胸に突き刺さる『変態』を観れることを心待ちにしています」と映画への期待を言葉にした。なお、映画の公開時期やキャストは後日発表されるとのこと。引き続き続報に注目したい。『惡の華』は、2019年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2018年11月08日その衝撃的な内容に話題沸騰となり、累計100万部に迫るベストセラーとなっている東野圭吾原作の小説を映画化した『人魚の眠る家』。西島秀俊は、現在公開中の『散り椿』、『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』に続いて、11月16日(金)に公開を控える本作で過酷な運命に翻弄される父親を演じており、出演作品の公開ラッシュとなっている。■北野武、黒沢清、堤幸彦…名だたる映画監督から熱視線!9月には、木村大作監督の『散り椿』で岡田准一演じる主人公の親友であり、かつての恋敵でもあった頭脳明晰な侍、10月には、波多野貴文監督の『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』で笑顔全開、“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ遊園地スタッフに、そして『人魚の眠る家』では妻(篠原涼子)との夫婦仲が冷え切っている中、最愛の娘が不慮の事故で意識不明になる父親を演じており、3作品すべてで異なる顔を見せている。繊細な演技、かつストイックな役作りには定評があり、若手の頃から実力派として活躍してきた西島さん。『ニンゲン合格』(99)で初主演として起用されてから4度もタッグを組んでいる黒沢清監督や、主演を務めた『Dolls(ドールズ)』(02)の北野武監督など、世界的監督からの信頼も厚い。そして本作『人魚の眠る家』でメガホンをとるのは、『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなどエンターテイメント作を放つ一方、『天空の蜂』など骨太な人間ドラマも手がける堤幸彦監督だ。先日の東京国際映画祭で開催されたワールドプレミアでは、堤監督自ら、「本来なら監督という立場上、客観的に冷静にみないといけないと思っていますが、この作品はお芝居を見るなり、冷静に見ることはできなくなりました。それほど人の心を動かす力があると思います」と主演の篠原さんをはじめ鬼気迫る演技を披露した俳優陣に賞賛のコメントを寄せており、彼らの熱演ぶりには多くの期待が寄せられている。■篠原涼子、お互い親になったからこそ「入り込めるのかな」娘が意識不明に陥り、過酷な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦が下す決断と苦悩を描く、衝撃と感涙のヒューマンミステリーである本作。西島さんが演じる播磨和昌は、篠原さん演じる薫子の夫であり、IT機器メーカーの2代目社長であり、子を想う親として妻の常軌を逸した姿に苦悩していく父親という役まわり。本作のプロデューサーである新垣氏は、「オーナー企業の社長としての風格とインテリジェンスを持ち、篠原さん演じる薫子の行動に翻弄されながらも、それをしっかりと受け止め、さらに孤独な人間の苦悩を演じられるのではないか」と、年齢を重ねてますます深みを増す西島さんの演技がキャスティングにつながったことを明かしている。さらに、ドラマも含めると3度目の共演とある篠原さんは、本作での西島について「今回、シーンごとに涙を流しながら演技に臨まれていて。私もですが、西島さんも実際、親になられたので、そんな気持ちで入り込めるのかな」と語る。実際に家庭を持った西島さんが子を守りたい父親として、妻の行動に翻弄され、困惑し、苦悩しはじめる夫としてスクリーンで見せる演技は必見だ。特に完成披露挨拶でも度々話題にあがった、本作のクライマックスシーン。感情を爆発させ、衝撃の行動に出た薫子を圧倒的な迫力で演じた篠原さんに、西島さん演じる和昌はどのように向き合うのか。ますます深みを増した西島さんの熱演にも注目していて。『人魚の眠る家』は11月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:人魚の眠る家 2018年11月16日より全国にて公開Ⓒ2018「人魚の眠る家」 製作委員会
2018年11月03日タレントのビートたけし(71)が11月3日放送のNHKスペシャル番組「コントの日」で、同局でのコント番組に初挑戦したと各スポーツ紙が報じている。各紙によるとたけしは「コントは文化である」という思いから、11月3日の文化の日を「コントの日」として架空の「日本コント協会」を創立し会長に就任。会員として劇団ひとり(41)や渡辺直美(30)、「サンドウィッチマン」「ロッチ」「東京03」らが参加。2時間半で20本以上の新作オリジナルコントを披露する。都内で会見したたけしは収録を終え、「割と自由にやらせてくれる」と満足げ。さらに「毎年『コントの日』をやって、『紅白歌合戦』のようなイベントになってほしい。芸人たちが、番組に出られることが一つのステータスになるような地盤を我々が作れたら名誉なこと」と語ったという。「たけしさんはお笑い界の後輩たちのことを考え、本気で番組でのコントに取り組んだようです。最近はなかなかオリジナルのコントを作る機会もないので、NHKからのオファーを喜んでいたといいます。これでNHKとの強力なパイプもできました」(テレビ局関係者)今年4月に所属事務所「オフィス北野」から独立したたけしだが、現在、胸に大きな野望を秘めているというのだ。「お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんの芥川賞受賞で、刺激を受けたようです。北野武監督名義で数々の映画を世に送り出してきましたが、最近はヒマさえあれば小説を書いているようです。目標は直木賞か芥川賞に定め、『日本文芸振興会』を運営する『文芸春秋』での出版に焦点を絞っていると聞きました。実際9月には、同社から小説『ゴンちゃん、またね。』を上梓。文芸誌『オール讀物 9月号』には新作小説『キャバレー』が掲載されました」(出版業界関係者)次にたけしが狙うのは、出版業界の席巻!?
2018年10月22日俳優・山田孝之(34)が初めてプロデューサーに専念した映画「デイアンドナイト」。その完成報告会見が10月5日に都内で行われ、主演の阿部進之介(36)、安藤政信(43)、女優・清原果耶(16)らが出席した。各スポーツ紙などによると安藤は山田と初めて2人で酒を飲み、出演オファーを受けたとのこと。安藤といえば興収90億を突破している映画「劇場版コード・ブルー―ドクターヘリ緊急救命―」にも出演。だがその出演について感謝しながらも撮影を振り返り「もうちょっとやれた……」と後悔もにじませていたという。それほど安藤が作品に対して貪欲なのは、紆余曲折の過去も影響しているようだ。「安藤さんは96年に北野武監督作品『キッズ・リターン』でデビューし、その年の映画賞を総ナメ。しかし00年を最後に12年間もテレビドラマから姿を消し、映画を中心に活動。その後も一時、俳優業を休止していました。しかしそんな充電期間を経たことで、今では1本1本に精根尽き果てるぐらい全力で取り組んでいるようです」(映画関係者)悩み抜いた期間が、安藤を大きくしたのだろう。今作の撮影現場でも、並々ならぬ熱意を見せていたという。「もともと、安藤さんは山田さんと同じ事務所に所属。ともに役者という仕事へ真摯に向き合い、熱い思いを抱いているのでウマが合ったようです。それもあってか、現場での役の入り込みようは鬼気迫るものがあったそうです」(前出・映画関係者)安藤が役者魂をぶつけた作品だけに、その演技が注目される。
2018年10月06日10月5日(金)今夜のフジテレビ系「ダウンタウンなう」はオトナの土ドラ「結婚相手は抽選で」から女優・高梨臨が、『僕の帰る場所』からは主演を務める津田寛治が、さらにV.I(from BIGBANG)もゲスト出演。「本音でハシゴ酒」でダウンタウンらを語り合う。毎回様々な有名人や大物芸能人が出演、ダウンタウン、坂上忍らと酒を酌み交わすなかでテレビではあまり聞くことのできない本音トークを繰り広げていく本番組のメイン企画「本音でハシゴ酒」。その内容がメディアを騒がせることも多い本企画に今回は3人の豪華ゲストが参加する。朝ドラ「花子とアン」で吉高由里子演じるヒロインの友人役を好演、「不機嫌な果実」では友人の夫と不倫する女性役などを演じ女優として注目されると、「恋がヘタでも生きてます」では恋愛が長続きしないスマホゲーム会社のプロデューサー役を主演で演じ、放送中の大河ドラマ「西郷どん」にも出演中の高梨さんはプロサッカー選手・槙野智章との“結婚秘話”などをトーク。また2006年に韓国でデビュー、その後2009年には日本でもデビューを飾り数多くのヒット曲を世に送り出してきた「BIGBANG」からはV.Iさんが登場。本業より稼ぐという“副業”について、またメンバーの兵役事情も激白。さらに『ソナチネ』や『キッズ・リターン』などの北野武監督の映画をはじめ90年代にスクリーンを中心に活躍、最近では大河ドラマ「花燃ゆ」「西郷どん」に朝ドラ「ひよっこ」、映画では『シン・ゴジラ』や『空飛ぶタイヤ』など幅広く活躍する津田さんの本音トークにも注目だ。高梨さんがヒロイン役で出演する「結婚相手は抽選で」は少子高齢化社会に歯止めをかけるため政府が「抽選見合い結婚法」を制定、強制的にお見合いをしなければいけなくなった社会を舞台にしたドラマ。内気でオタクで潔癖症の主人公を野村周平が演じ、高梨さんはじめ大谷亮平、佐津川愛美らが共演する。「結婚相手は抽選で」は10月6日(土)23時40分~フジテレビ系で放送開始。津田さんが主演する日本・ミャンマー合作映画『僕の帰る場所』は、ある在日ミャンマー人家族に起きた切なくも心温まる感動の実話を描いて15か国25以上の国際映画祭で絶賛された“越境ホームドラマ”。『僕の帰る場所』はポレポレ東中野にて10月6日(土)公開、その後全国順次公開。「ダウンタウンなう」は10月5日(金)今夜21時55分~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)
2018年10月05日斉藤優里&北野日奈子×わいわい焼肉。サイドメニューも楽しみ♪焼肉女子会が私たちのお気に入り。イベント的に楽しめる、みんなが大好きな焼肉へ。「乃木坂46のメンバーで食事会が決まったら、真っ先に候補に挙がるのが焼肉!」と声をそろえる焼肉ラブなメンバーは、最近大衆居酒屋風の焼肉店に行ったばかりの斉藤優里さんと、アウトドアBBQが好みという北野日奈子さん。二人が意気揚々と向かった先は、築50年以上の年季が入った建物をリノベーションした『焼肉ケニヤ』。迷彩柄のファサード、みしみしと音がする急な階段など、席に着く前から、イベント感が満載で大はしゃぎ。メニューをじっくり眺めて相談したら、まずは、人気の特タン塩から焼肉スタート。「厚みがあるのに柔らか〜い。ぷりぷりの食感がクセになる〜」と、斉藤さん。続いては、形が似ていることから名前がついたネクタイ。大判で厚みが薄い赤身肉の両面を焼いたら、食べやすくカット。「タレをつけてご飯と食べるととまらないよ。はい、あーんしてみて」と、北野さん。ロースやハラミなど、定番のお肉以外にも、気になるメニューがいろいろスタンバイ。仔羊肉はオリジナルブレンドの2種の中東スパイスを付けて食べたり、イタリアンパセリがベースの“チミチュリ”なるソースを用意していたり。二人とも、ひと口ごとに興味津々で、変化球焼肉ワールドへぐいぐい引き込まれていく。たっぷりお肉で満たされたけど、斉藤さんは、シメに登場した麻婆麺に釘付け。「見た目はミートソースパスタみたいだけど、食べると確かに辛くて痺れる!私好みの味です」辛さが苦手な北野さんが興味を持ったのは、焼肉と同じくらい大好きなスイーツ。「おなかが一杯でたどりつけなかったけど、次回はプリン・ア・ラ・モードとソフトクリームを必ず食べたい!」斉藤優里(右)1993 年7月20日生まれ、東京都出身。辛いモノ好き。今年の夏にハマった食べ物は“汁なし担担麺”。時間があると専門店を巡り味の追求をしている。ブラウス¥12,800(リルリリー/リルリリー トーキョーTEL:03・6721・1527)北野日奈子(左)1996 年7月17日生まれ、北海道出身。スイーツはもちろん、食事も甘い味が好み。スシローの“本格うなぎの蒲焼きにぎり”は、甘ダレの味が最高だそう。ブラウス¥11,000(カロリナ グレイサー/ビームス カスタマーサービスデスクTEL:0120・011・301)サスペンダー付きパンツ¥15,000(DRWCYSTEL:03・3470・6511)焼肉ケニヤ昭和30 年代に建てられた古民家を改装した店。1階はひとり焼肉OK のスタンディング、2 階はテーブル席。フムス、フライドポテト、麻婆麺など、意表をつくサイドメニューも人気。東京都世田谷区三宿1-4-18TEL:03・6413・883816:00~ 23:00(22:15LO)水曜休※『anan』2018年10月3日号より。写真・市原慶子スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・平野 愛(broocH)上野恵麻(koti BY broocH)取材、文・池田祐美子(by anan編集部)
2018年09月29日「自分で残すものは、役者だから映画でもあるし、ドラマでもある。最近子どもたちも僕が役者であるってことに気づきだして……。今、子どもたちはお茶の間っていう場所とか、そこに流れるテレビと共存して毎日生きていて、そこに僕が映るとすごい喜んだりするんですよ。もっと喜ばせる回数を増やしたいし、自分の体の表現で、ちゃんと生活させて食べさせていきたいと強く思いますね」そう話すのは、映画『きらきら眼鏡』(TOHOシネマズららぽーと船橋にて先行上映中。9月15日に有楽町スバル座、9月29日にシネマート新宿ほか全国順次公開)でがんにより余命宣告をされた裕二を演じる安藤政信(43)。裕二は恋人のあかねに別れを告げ、彼女が知り合った青年・明海に彼女のことを託そうとするが……。役を選ぶことはしないという安藤。与えられた役をきちんと受け入れ、監督が欲しいものに全力を注ぐ。その姿勢を作るきっかけは、デビュー作『キッズ・リターン』のオーディションだった。「いちばんはじめに北野武さんっていうあれだけすごい人に会って。自分は全然芝居をできてなかったけど、ずっと僕のこと見てるなって感覚がありました。人がたくさんいたのに視線を感じて、フッて見たら目をそらすんですよ(笑)。あそこから自分が劇的に変わったし、あそこまでの出会いは今のところないですね」(安藤・以下同)そんな安藤の役作りはとてもストイック。劇中では病いが進むにつれ、彼自身もどんどんやつれていく。「スープを飲むくらいでほとんど何も食べていなかったですね。めちゃくちゃおなかすきますけど(笑)。僕はベッドと病室の無機質なシーンしかなかったから、その中でどれだけグラデーションを出せるかを意識しました。末期がんの方にお話も聞いたので、自分もその気持ちになろうと思って。どの世代も自分の親や、周りの人の死を一度は経験しているんじゃないかな。だから共感できると思うし、この作品が、命について考えるきっかけになればいいなと思います」
2018年09月17日俳優の寺島進(54)が8月5日、都内で行われたトークイベントに登場。11月末で「オフィス北野」を退社し、12月から「ジャパン・ミュージック・エンターテインメント」に移籍すると公表したと各スポーツ紙が報じた。各紙によると、寺島はすでにビートたけし(71)に移籍を報告済み。「自分を引き上げてくれた育ての親で一生忘れてはならない恩師。親分ですよ」と感謝していたという。「たけしさんの独立騒動により、寺島さんはオフィス北野の看板俳優になりました。当初、寺島さんは森昌行社長への恩義から残留を表明。しかし社員が激減してマネジメントが滞ることもあったため、移籍先を探していたようです」(テレビ局関係者)看板俳優の離脱はオフィス北野にとってかなりの痛手となりそうだ。「『たけし軍団』のつまみ枝豆さんがオフィス北野の新社長就任を宣言していましたが、かなり微妙。もともと『たけし軍団』の面々はたけしさんの事務所に合流する方向で動いていましたからね。オフィス北野の経営は今後ますます厳しくなるので、事務所をたたんでしまう可能性もありそうです」(芸能記者)寺島の移籍は、オフィス北野の命運を左右することになりそうだ。
2018年08月06日「京都ニッポンフェスティバル 2018(KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018)」が、2018年10月6日(土)から12月2日(日)まで、京都・北野天満宮で開催される。北野天満宮で日本の美・伝統・文化を知る第3回目の開催を迎える「京都ニッポンフェスティバル」は、学問の神様・菅原道真公を祀る全国天満宮・天神社の総本社である北野天満宮を舞台に、日本の伝統文化とアート、音楽、食を融合させたイベント。2018年度は「POPと挑戦」をテーマに、京都から発信する古典と現代の対比と称し、北野天満宮の神宝と現代アーティストの個展を軸に様々な企画を行う。現代美術家×乃木坂46イベントのメイン企画として、3人の現代美術家と乃木坂46によるコラボレーション展を開催する。日本の伝統的な染織と最新の神経科学を融合させた、抽象的なグリッド状のペインティングを製作する川人綾や、糸や木などで新感覚の素材感を持つ作品を生み出す北林加奈子、さらに花火ショーデザイナーとして活動し、様々なインスタレーションを手掛ける島田清夏などが登場。それぞれ初公開作品を展示する。また、乃木坂46からは、西野七瀬と若月佑美が作品を出展し、乃木坂46メンバーの衣装も同時に公開される。池坊×乃木坂46の華道「華道家元池坊」で華道を学ぶ若手華道男子グループ「イケノボーイズ(IKENOBOYS)」と乃木坂46がコラボレーションし「花会(はなかい) -花と光の幻想空間 -」を実施。メンバーの川後陽菜、桜井玲香、山下美月が生け花に挑戦し、通常入ることのできない茶室を舞台に、幻想的な空間を演出する。オンラインゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」とコラボレーション企画日本刀の名刀を男性に擬人化した「刀剣男士」を集めて育て、自分だけの白刃隊を結成するシミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」と「宝刀展XⅢ」のコラボレーション企画を実施。北野天満宮宝物殿に所蔵されている太刀鬼切丸(別名髭切)の特別展示を始め、髭切をイメージした池坊特別いけばな展示や、京都吉兆監修の限定スイーツが登場する。京都吉兆による限定フードなど土日を中心に、京都を代表する和洋中の名店が日替わりで限定メニューを提供。京都吉兆と乃木坂46の秋元真夏が共同開発したオリジナルメニューや、「刀剣乱舞-ONLINE-」の髭切をイメージしたぜんざいが登場する。その他、木乃婦や一子相伝なかむら、佐々木酒造なども出店する。コラボレーショングッズ公式グッズとして、乃木坂46とコラボレーションした手ぬぐいや御朱印帳、トートバッグ、「刀剣乱舞-ONLINE-」のトートバッグ、アクリルフィギュアなどが登場。「京都ニッポンフェスティバル」オリジナルグッズが勢揃いする。オープニングセレモニーイベントが開幕する10月6日(土)には、華道家元池坊や乃木坂 46、刀剣乱舞が登場するオープニングセレモニーを開催。荘厳な北野天満宮の紅梅殿を舞台に、豪華なキャストによるパフォーマンスが行われる。開催概要「KYOTO NIPPON FESTIVAL 2018(京都ニッポンフェスティバル 2018)」開催期間:2018年10月6日(土)〜12月2日(日)会場:北野天満宮 文道会館(京都府京都市上京区馬喰町)開催時間:10:00〜17:00 (最終入場は16:30)※11月10日(土)〜12月2日(日)の土日祝は10時〜19時(最終入場は18:30)■チケット発売時期:・前売券販売期間 8月23日(木)〜10月5日(金)・当日券販売期間 10月6日(土)〜12月2日(日)料金:・前売り券 もみじ苑付きチケット 大人2,400円、子ども1,300円 / アート展のみチケット 大人1,600円、子ども900円 ※10/24まで有効・当日券 もみじ苑付きチケット 大人2,600円、子ども1,500円 / アート展のみチケット 大人1,800円、子ども1,100円 ※10/24まで有効※子ども料金は、3歳以上小学生以下が対象。※価格はすべて税込。※特別展示「IKENOBOYS花会(500円)」、「宝刀展XⅢ(800円)」は別途、会場でのチケット販売。※イケノボーイズ×乃木坂46「花会(はなかい) -花と光の幻想空間 -」は、1回目:10月6日(土)~8日(月・祝)、2回目:11月3日(土・祝)~9日(金)、3回目:11月22日(木)・23日(金・祝)の開催。※京都吉兆 出店日は、10月6日(土)、10月7日(日)、10月8日(月・祝)、11月17日(土)、12月1日(土)、12月2日(日)。その他店舗も日替わりで出店。詳細は公式ホームページに記載。
2018年07月28日