こんにちは。エッセイストで経済思想史家の鈴木かつよしです。みなさんは、「偉人」とか「歴史上の大人物」といった言葉からどんな人を連想されるでしょうか。筆者の場合は、米国の野球選手で国民的英雄のベーブ・ルース。英国のロック・ミュージシャンでザ・ビートルズ形成期の実質的リーダーであったジョン・レノン。日本の小説家である夏目漱石。こういった人たちを思い起こします。もちろん人によって「偉人」だと思う人物は違うのでしょうが、多くの人々から「偉人」と呼ばれ伝記になっているような人物の共通点の一つに、「若いころは“不良”と呼ばれたような問題児ばかりである 」というのがあります。それは、どうしてでしょうか?●その時代の限界を突き破ったからこそ偉人。鬱積した不良の怨恨が突破の原動力になった伝記になるような偉人というのは、みな“その時代の限界”を突き破った人々 です。例えばベーブ・ルースであれば、それまではゴロ(グラウンダー)を転がしてコツコツと得点を重ねるというのが常識だった野球という競技を、遥か彼方の空中へ打球を飛ばして一気に3点、4点と得点する競技に変えてしまいました。ルースが少年時代、ふだつきの不良だったことは有名な話ですが、病弱な母親を15歳のときに亡くし酒場の経営で忙しくかまってもくれない父親を恨んだルースは、その大きな体を持て余し、喧嘩・万引き・酒・煙草に明け暮れる手に負えない悪(ワル)だったようです。全寮制の矯正学校に送られたルースは、そこでマシアス神父というルース以上の大男で怪力の教官から勉強と洋服の仕立て方と野球を教わります。そして、自分の腕力と野球の才能は自分と同じように貧しかったり親の愛に恵まれなかったり病気であったりといった「気の毒な子どもたち」の“夢”となるために使おうと決意します。尊敬する育ての父親・マシアス先生の指導によって、不良少年ルースの鬱積した世の中に対する怨恨の念は、野球というスポーツ競技の当時の技術とプレー・スタイルの限界を突き破る原動力へと変わって行ったのです。●「劣等感が莫大なエネルギーを持つ」という精神科医アドラーの理論筆者がこの、「鬱積した不良の怨恨が時代の限界を突き破る原動力となる」という仮説を友人でもある精神科医のA先生(50代女性)に話したところ、『オーストリア出身の精神科医アルフレッド・アドラーの理論に近い仮説ですね』と言われました。A先生によれば、アドラー医師の理論とは次のようなものだそうです。『人間は基本的に“優越を求める心”に動かされているため、そのことは同時に“劣等感”というものを生み出す。全ての人は劣等感を持っており、劣等感が持つエネルギーは莫大 である。そしてそれは、努力と成長への刺激となる 、というのがアドラーの理論の骨子です。その意味で“劣等感”は「よいもの」であり、「頭が悪い自分なんかいくら勉強したって無駄さ」といった逃避の言い訳としての“劣等コンプレックス”はネガティブで「よくないもの」だというのがアドラー医師の主張なのです』(50代女性/都内メンタルクリニック院長・精神科医)これを聞いて筆者は自分の立てた仮説があながち見当はずれではなかったんだなとホッとすると同時に、今から100年も前に「劣等感が人間を成長させる爆発的なエネルギーになる」ということに注目していたアドラー医師の慧眼に舌を巻く思いでした。●“元・不良”たちの伝記をアドラー理論を踏まえたうえで読むととても面白いこのアドラー理論を踏まえたうえで“元・不良”たちの伝記をあらためて読んでみると、大変面白いのでおすすめです。英国リヴァプールで労働者階級の家に生まれたジョン・レノンは、船乗りだった父親がジョンの幼いころに蒸発。母親は他の男と同棲。母親の姉メアリー夫婦に育てられます。実の両親に甘えることができずにグレていた彼は、少年時代は喧嘩に明け暮れていたようです。しかも彼は小さなころから強度の近視で分厚い眼鏡をかけていたため、友人たちから「四ツ目」と呼ばれてからかわれていたとのこと。このように身体的機能について客観的に劣っていることをアドラーの理論では『器官劣等性 』というのですが、器官劣等性を巡って人間がくだす人生上の決断が物凄いエネルギーを生み出すことは、アドラー理論の中心をなす部分でもあります。15歳でエルヴィス・プレスリーのロックンロールに衝撃を受けたレノンは、それから(現代の私たちが聴くとやや退屈な)3コードのロックンロールにマイナーコードや転調を取り入れて革命的に展開し、20世紀後半以降の音楽の主要形態となる「ロック」という分野を確立して行きます。●明治期のスーパー・エリート夏目漱石も“元・不良”とはどういうこと?最後に、夏目漱石について触れておきましょう。明治期のスーパー・エリートで国費で英国留学までした漱石が“元・不良”とはどういうことか、読者のみなさんとしては腑に落ちないことでしょう。しかし漱石も実はベーブ・ルースやジョン・レノンと同じく、親の愛情には恵まれずに育った人 だったのです。生家は江戸の町方名主の家でしたが、明治維新で没落して行く中で養子に出され、実父と養父の対立に巻き込まれたりします。抜群の頭の良さゆえ33歳のときに文部省から英国留学を命じられますが、頭の良い漱石には日本人が近代社会を構成するための大前提である“独立した人格を持つ個人”になれていないことが見えてしまい、神経症に苦しむことに。『坊つちゃん』に登場する「赤シャツ」や「野だいこ」が“上辺だけの近代人”として描かれているように、漱石は個人の独立を伴わずに表面だけ近代化して行く明治期の日本のあり方 に対して日本で一番批判的な“不良”中年だったのです。そして、自分自身が「個人主義になりきれない一人の日本人である」という“劣等感”が彼の創作意欲に火をつけます。漱石は44歳のときに文部省から贈られた博士号の受け取りを辞退しますが、もう一人の明治の文豪・森鴎外が生涯国家官僚の職を歴任したことと対照的です。夏目漱石は49歳で没するまで、反官の不良大小説家としてその溢れんばかりの才能を爆発させたのでした。----------今、「生き方の押しつけにつながりかねない」という理由で、学校教育の現場で「伝記」はあまり積極的には教材として使われていないようです。でも、今回お話ししたような“元・不良”たちの成長過程の記録は、必ずしも“優等生”ではないお子さんたちが将来というものに対して希望をもって向き合えるようになるために、とても有効な教材なのではないかと思います。パパやママにもちょっとだけ「伝記」を見直していただければ嬉しく思います。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年02月28日テレビ東京では今年、ドラマ特別企画として吉村昭の不朽の名作「破獄」をドラマ化することが決定。主演にはテレビ東京ドラマ初出演となるビートたけしを迎えることも分かった。昭和17年。東京・小菅刑務所の看守部長・浦田進(ビートたけし)の耳に、秋田で無期懲役囚が脱獄したとの情報が入る。脱獄した無期懲役囚は、かつて小菅刑務所にいて、情に厚い浦田だけには従順だったが、青森刑務所でも脱獄した経歴を持つ危険人物、佐久間清太郎だった。ところが3か月後、佐久間は浦田の家に突然訪ねて来る。浦田に、人間扱いしない秋田の看守を訴えて欲しいと言う。しかし、隙をついて浦田は通報。囚われた佐久間は網走刑務所へ収監される。さらに、浦田も網走の看守長として転任することになる。こうして、浦田と佐久間の長い闘いが始まる…。「破獄」は、読売文学賞を受賞した吉村氏の同名小説。「夏目漱石の妻」の池端俊策が脚本を、『神様のカルテ』シリーズや「偽装の夫婦」の深川栄洋が監督を務め、今回30年ぶりにドラマ化される。本作は、脱獄阻止のエキスパートであり、監獄の守り神として絶対的自信を持つ看守部長・浦田進と、緻密な計画と大胆な行動力、そして無尽蔵の体力を武器に、犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返した無期懲役囚との奇妙な共生関係を通して、「命とは何か」「生きるとは何か」「人と人 の絆とは何か」を描く、究極の脱獄&追跡エンターテインメント。そして今回、浦田進を演じるのは、芸人の顔を持つ一方、ヴェネツィア国際映画で『HANA-BI』が日本作品として40年ぶりとなる金獅子賞を受賞するなど、数々の映画賞を受賞しているビートたけしさん。浦田は、関東大震災時に刑務所の受刑者2千人余りを守るため忙殺され、大火に包まれた家に戻らず妻子が死亡。看守長としての務めを果たした反面、家族を見殺しにしてしまったという思いに苛まれている人物。ビートたけしさんは、「いつものように監督に言われた通り、精一杯演じるつもりでいますが、『破獄』という物語は、“生きる”という深いテーマ性がある作品なので、うまく演じきれるか少し緊張しています」と心境を明かすも、「クランクインして間もないですが、頑張っていきます」と意気込んだ。また田淵俊彦プロデューサーは、「いまこれを、映画ではなくテレビでやることの意義や意味は大きいと確信していた。全てが不確かで曖昧な時代に確固たる信念を持つことの大切さを訴えたかったからだ」と今回の制作経緯を語る。さらにこの大きなチャレンジを適えるためには、「全ての常識を取っ払ってしまうような絶大なパワーが必要」と考えたと話し、それがビートたけしさん起用に至ったとコメント。撮影はすでに開始されているそうで、「現場は未知なる挑戦への熱気に包まれている。視聴者はいままで全く見たことがない“ビートたけし像”を目の当たりにすることになるだろう」と期待煽るコメントを寄せている。「破獄」は2017年、テレビ東京系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年01月24日ひときわ目をひく美しい大きな山門の「傳通院」文京区の閑静な住宅街・小石川でひときわ目をひく美しい大きな山門があります。1415年の開山から約200年後に家康の生母である於大の方がこの寺を菩提寺としたことから、その法名「傳通院殿蓉誉光岳智光大禅定尼」にちなんで傳通院と呼ばれるようになりました。政略結婚により家康を産んだ於大の方ですが、その後またもや政治力により離縁され、再婚を余儀なくされます。ですが、終生家康を案じたとされ、その恩を忘れなかった家康は於大の方をとても大事にしたそう。そんな女性の悲劇を今に伝える傳通院には、文豪・佐藤春夫や、柴田錬三郎などの墓もあり、歴女だけでなく、文学ガールなどの参拝が絶えません。春には桜が美しいので、散歩がてらに立ち寄るのもおすすめです。永井荷風がノートルダム寺院と重ねた美しい本堂と山門本堂は戦争で消失しましたが、1988年に昔の姿そのままに再建立されました。その姿の美しさは、永井荷風がエッセイでパリのノートルダム寺院に例えたとも言われています。また、夏目漱石も小説「こころ」で伝通院を描いています。春には桜が美しい境内には、大晦日のみに参拝客がつくことのできる大鐘も。江戸幕府から続く歴史が感じられる名所徳川家ゆかりの方々だけでなく、文豪佐藤春夫や、柴田錬三郎も眠っています。そしてこの地は、のちの新撰組のメンバーとなった沖田総司、近藤勇、土方歳三などが集い、浪士隊を結成した場所としても知られています。歴女ならずとも、イケメン好きには興味の尽きないお寺です。取材・文/伊集院尚子スポット情報スポット名:傳通院住所:東京都文京区小石川3-14-6電話番号:03-3814-3701
2017年01月07日日本文学の名作を人気声優が読むドラマリーディング第2弾『三四郎/門』が11月30日、TOKYO FMホールで開幕した。2016年3月に上演された第1弾『それから』とあわせて、夏目漱石の前期三部作と呼ばれる『三四郎』と『門』をひとつの作品にまとめて上演するという実験的な試みだ。構成・演出は前作同様、深作健太が担当し、上演回ごとに異なる男性2名、女性2名の声優が登壇する。ドラマリーディング『三四郎/門』チケット情報舞台の構成はシンプルだ。4脚の黒い椅子とマイクが横一列に並び、その背後には左右に1枚ずつ、大きな幕が垂れている。会場には「カチカチ…」と秒を刻む時計の音が響き、開演までのあいだ、時の経過を観客に報らせ続けている。これから始まるふたつの物語はともに“時の経過”も大きな要素のひとつと考えると、あるいはメタファーとしての意味合いがあるのかもしれない。そんなことを思っているうちに時計の音は止み、4名の声優が静かに舞台へと登場した。上手には白い衣装をまとった男女のペア、下手には黒い衣装をまとった男女のペアが腰掛け、物語は『三四郎』から始まった。上手に座るふたりが、熊本から鉄道に乗って上京する三四郎の様子を丁寧に朗読していく。物語部分は聞きやすい音で淡々と、セリフ部分は登場人物の表情さえも再現しているかのようなリアルさで、情感を込めて読み進めていく。文字で読むとイメージしにくい当時の文化や感性も、声優の巧みな表現力によって、スッと頭に入ってくる。三四郎が車中で出会った女と名古屋で別れる際の印象的なセリフで、物語は下手に座るふたりが朗読する『門』へと受け渡される。秋日和に縁側でくつろぐ宗助が妻の御米と言葉を交わす、なんてことのない日常の情景を、独特な間や抑揚で表現する声優ののびやかな芝居に、わずかに高まりつつあった先ほどの『三四郎』の緊張がふっとやわらぐ。その後も決定的なセリフやシーンをトリガーとして転換し、パラレルに進んでいく『三四郎』と『門』は、それぞれに周囲を巻き込み、次第に核心へと突き進んでいく。登場人物が増え、物語のスピードが増す中盤以降、観客の頭の中は忙しく回転することになるのだが、効果的に挿入される音や照明の演出と、ひとりで複数役を担当する声優たちの鮮やかな演じ分けの助けもあって、原作が未読でも混乱することなく理解できる構成となっている。夏目漱石が描いた明治末期に生きる二組の男女──迷羊(ストレイ・シープ)たちの移ろいを、その目の前でじっと息を潜めて見守っているかのような、密やかな高揚をおぼえる珠玉の90分、ぜひ体験してほしい。本公演は残すところ12月8日(木)と12月9日(金)の2回のみ。両日とも東京・TOKYO FMホールにて。チケット販売中。取材・文:とみたまい
2016年12月06日11月27日~12月1日は「朔風葉を払う(きたかぜこのはをはらう)」。朔風(北風)がはらはらと木の葉を散らす頃となりました。朔風だけでなく、日本では風の呼び名だけで2,000以上もあるといわれているんですよ。いにしえの人々の感受性の豊かさに驚きますね。この感受性があったからこそ、季節のちょっとした移ろいを感じ取り、自身の日々の小さな心の変化に気づき、数々のすばらしい俳句や和歌が生まれたのでしょう。現代に生きる私たちも、感受性を育めば、仕事や遊び、恋などをもっと楽しく、充実したものにできるはずです。今回は、この時季に吹く風の呼び名(季語)と俳句をご紹介。五、七、五というわずか十七の短い言葉の中に、この時季ならではの風景が息づいています。記事を読みながら、俳句に詠まれている世界をイメージしてみて。きっとその時間の中で、あなたの感受性が育まれるでしょう!七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。【凩】と夏目漱石の俳句凩(こがらし)は、冬の訪れを告げる北風。「木枯らし」とも書くように、木々の葉を落とし、枯れ木のようにしてしまう冷たい風のことをいいます。でも凩が吹いた翌日は、晴れて穏やかな天気になることが多いそうですよ。凩を使った、日本を代表する文豪・夏目漱石の俳句をご紹介しましょう。「凩や海に夕日を吹き落とす」”凩がすさまじい勢いで吹き荒れている。そのさまは、冬の夕日を海に吹き落としてしまうのでは、と思われるほどだ”という内容の句。多くのキリシタンの命が奪われた歴史を持つ、天草の海に沈む夕日を眺め詠んだといわれているそうです。この景色を見た夏目漱石は、吹きすさぶ冷たい凩に、苦難の歴史を生きたキリシタンたちの心の叫びを聴いたのかもしれません。凩と聞くと、私を含め、”寒い”という印象しかない方がほとんどだと思いますが、壮大でドラマティックな見方もできる夏目漱石の感受性の豊かさに感銘を受けます。このように、普段見慣れている景色を違う視点で見ることができたら、感じる思いもまた、より一層深まりますね。【虎落笛】と上田五千石の俳句冬の烈風が建物などに吹きつけて、笛のような音を立てることを「虎落笛(もがりぶえ)」といいます。冬の季語として使われます。暗い夜道をひとりで歩いているときに、ヒューヒューと音を立てて吹く虎落笛を聴くと、なんとなく不気味な気がして、思わず早足になりますね。”もがり”とは本来、貴人を仮葬した「もがりの宮」のことをさすそうです。また、「もがる」(逆らう)という方言からきたという説も。ちょっぴりこわい響きのある風の呼び名ですが、東京出身の俳人、上田五千石(うえだごせんごく)は面白い俳句を詠んでいますよ。「もがり笛風の又三郎やぁーい」この句は、宮沢賢治の短編小説”風の又三郎”の世界をベースに詠まれたものです。もがり笛の正体が、風の又三郎と思えばこわくなくなるから不思議ですね。物語は、ある風の強い日、不思議な少年・三郎が村の小学校に転校してくるところから始まります。子どもたちは、自分たちとあまりに違う表情や行動をする三郎のことを”風の神さまの子”ではないかと噂しつつ、徐々に受け入れていきます。しかし、三郎はたった11日で転校をしてしまい……まさに風のようにあらわれ、挨拶もなく、風のように去って行ったのでした。村の子どもたちは三郎が去ったあと、この句のように風に向かって「やぁーい」と声をかけていたに違いありません。ひとりぼっちの夜道、虎落笛を聴くたび、私も風に乗る三郎をイメージして、時々「やぁーい」と声をかけたくなります。風だけでなく、私たちの身近な自然から、イメージを膨らませてみれば、きっとあなたの感受性も育まれるはず。俳句や、そこに込められている季語は、あなたの感受性を豊かにしてくれる”心のごはん”。あなたも、先人のように自然から栄養を得て、毎日を楽しんでみてはいかがでしょう。【参考】『くらしを楽しむ七十二候』広田千悦子/泰文堂
2016年11月26日日本文学の名作を人気声優が読むドラマリーディングシリーズ第2弾『三四郎/門』が11月30日(水)よりTOKYO FMホールで上演される。舞台『三四郎/門』チケット情報キャストは上演回ごとに異なり、置鮎龍太郎、岸尾だいすけ、武内駿輔、野島健児、濱野大輝、古川慎、浅倉杏美、、阿澄佳奈、石川由依、大久保瑠美、加藤英美里、下田麻美、藤田咲が出演。今年3月に上演した『それから』に続いて夏目漱石作品を取り上げる。構成・演出は映画監督として知られるが、近年は舞台演出にも意欲的な深作健太。深作は「「声」という洗練された表現力を武器として、近代の日本文学の代表作が放つ言葉の魅力を、普遍的なものとして、時代を超えてお届けしたいと願っております。このプロジェクトが、現代の新しいスタンダードとなって、末永く続くことを祈りまして」とコメントしている。チケット発売中。■『三四郎/門』回替わりキャスト11月30日(水)19:00開演…野島健児 古川慎 加藤英美里 大久保瑠美12月1日(木)13:00開演…岸尾だいすけ 濱野大輝 石川由依 大久保瑠美12月1日(木)19:00開演…岸尾だいすけ 武内駿輔 阿澄佳奈 下田麻美12月8日(木)19:00開演…岸尾だいすけ 武内駿輔 石川由依 浅倉杏美12月9日(金)19:00開演…置鮎龍太郎 古川慎 加藤英美里 藤田咲
2016年11月14日NHKは24日、今月3~9日の主な番組のタイムシフト視聴率を発表。朝ドラ『べっぴんさん』は3~8日の平均で6.3%、9日の大河ドラマ『真田丸』は6.7%に達した。視聴率調査を行うビデオリサーチでは3日分から、従来のリアルタイム視聴率と、録画した番組を再生したタイムシフト視聴率、この2つを合算して重複分を差し引いた総合視聴率を発表。それによると、同週の『べっぴんさん』(3~8日8:00~)は、リアルタイム20.0%、タイムシフト6.3%で、総合視聴率は25.2%。『真田丸』(9日20:00~)は、リアルタイム15.0%、タイムシフト6.7%で、総合20.9%だった。このほか、主な番組の数値は、『ドラマ10・運命に、似た恋』(7日22:00~)は、リアルタイム5.2%・タイムシフト4.0%・総合9.0%。『土曜ドラマ・夏目漱石の妻』(8日21:00~)は、リアルタイム8.5%・タイムシフト2.9%・総合11.2%。『NHKスペシャル・血糖値スパイクが危ない』(8日19:30~)は、リアルタイム10.4%・タイムシフト2.1%・総合12.2%。『ガッテン!』(5日19:30~)は、リアルタイム11.8%・タイムシフト1.1%・総合12.9%となっている。同日会見を行った、NHKの木田幸紀放送総局長は「比較的若い人の方が年配の方よりもタイムシフトで見ているようだが、もっと細かい分析が必要だ」と述べた上で、「データが増えれば傾向も分析も、より確かなものになってくると思うので、効果的な編成などについて研究を重ね、よりよい番組をよりたくさんの人に見ていただけるようにしたい」との考えを示している。視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。
2016年10月25日10月3日~7日頃は第四十八候「水始めて涸る(みずはじめてかる)」。諸説あるようですが、一般的には水の張った田んぼから水がなくなる時季……つまり、春に水を張った田んぼから水をぬいて稲刈りが始まる時季とされています。新米ならではのふっくらとした白いご飯は、心をしあわせで満たしてくれるごちそうですね。私はこの時季になると、京都のお寺さんでつくられた正法院のちりめん山椒、同じく京都のいづみ屋さんから実山椒を取り寄せて新米と一緒にいただくのが、ささやかな楽しみとなっています。またこの時季は、そんな食欲の秋だけでなく、もう一つの楽しみとして「芸術の秋」もありますね。今回は文豪・夏目漱石のラブレターをご紹介しましょう。芸術の秋、豊かな感性を持った文豪のラブレターで心を磨き、恋愛力を高めてみてはいかがですか?七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。強がりも男の愛の言葉仲秋の名月に掲載になった記事の中で、夏目漱石が英語の先生をしていた頃の”Ilove you”についてのエピソードをご紹介しました。結婚して5年後、夏目漱石はロンドンに留学。その当時、日本に残してきた鏡子夫人に書いたラブレターをご紹介しましょう(現代語になおしています)。「国を出てから半年ばかりになる。少々厭気がさしてかえりたくなった。おまえの手紙は2通きたばかりだ。その後の消息はわからない。多分無事だろうと思っている。おまえでも子どもでも死んだら電報くらいはくるだろうと思っている。それだから便りのないのはさほど心配にならない。しかし、はなはだ淋しい」「Ilove you」を、「月がきれいですね、とでも訳しておけば日本人には伝わる」といった夏目漱石らしい手紙ですね。当時、夏目漱石は34歳。鏡子夫人は23歳。孤独なロンドンでの生活の中で、漱石が妻に書いたラブレター。強がりの中にポロリと本音が。無事だろうと思っている、電報くらいはくるだろうと思っている、と自分に言い聞かせながら、最後に「淋しい」とひと言。こんなラブレターをもらったら、胸がジーンとしませんか?すべてを包みこむ女の愛ラブレターが日本に届いた頃、妻もまた、次女が生まれ、夫に頼ることができない苦しい生活の中でがんばっていました。鏡子夫人が夏目漱石に宛てた手紙です。「あなたがかえりたくなった、淋しい、女房が恋しいなぞとは今までにないめずらしいことと驚いています。しかし私も、あなたのことを恋しいと思いつづけていることは負けないつもりです。お別れした最初のうちは、目が覚めると寝られぬくらい考え出して困りました。どんなことがあってもあなたにお目にかからぬうちは死なないことと決めていますから、ご安心あそばせ」。皆さんならどんな手紙を返すでしょう?生まれたばかりの子どもを抱え、心細い思いをしながらも、そこをグッとこらえ、「どんなことがあってもあなたにお目にかからぬうちは死なないことと決めていますから、ご安心あそばせ」と言い切った鏡子夫人。多くの人から愛されつづける国民的な大作家、夏目漱石を支えつづけた女性の愛は、とてつもなく大きくて深い。同じ女性として、その強さに胸をうたれました。ラブレターを書こう!熊本の借家でちいさな結婚式をあげた夏目漱石と鏡子夫人。仕立ての良いスーツを着て、すこし憂い顔の夏目漱石の写真を見て、穏かな男性というイメージを持っている方も多いと思いますが、実は神経症のせいか、かなり気性の激しい性格だったようです。ロンドンから帰国後、漱石の神経症は悪化。ときに妻に手をあげることもあったようです。まわりの人たちに離婚をすすめられても、すべては病気のせいと、なにがあっても別れることなく生涯をともにしたふたり。「お目にかからないうちは死なない」と記した鏡子夫人は、漱石が49歳という若さで亡くなるまで愛しつづけました。ラブレターという言葉自体、目にすることはすくなくなりましたが、大好きな人に書くラブレターには、うそ偽りのない自分があふれていますね。芸術の秋、ラブレターを書いてみませんか?お相手がいないという皆さんも、まだ見ぬ恋人を思って。自信がないという方は、すばらしい感性を持った文豪たちのラブレターを読んで恋愛力を高めましょう。【参考】『大切な人に使いたい美しい日本語』山下景子/大和書房
2016年10月03日女優・黒島結菜が、就職情報サイト「マイナビ2018」のイメージキャラクターを務めることが30日、発表された。また黒島とともに、人気キャラクター・ドラえもんもイメージキャラクターとなる。同サイトは「本当に満足できる就職を。」をコンセプトに、就活生を「優しく、ときに厳しく、いつもそばで見守ってくれる象徴的な存在」としてドラえもんを起用。また、ドラマ『時をかける少女』『夏目漱石の妻』などで活躍する黒島は、就活生をイメージする存在として起用された。同社は「彼女が持つ『ひたむきさ』や『初々しさ』が、悩みを抱えながらも前を向き、自分の未来へと進んでいく就活生役にぴったり」と理由を語っている。10月より展開される交通広告ビジュアルでは、「キミが光る未来はどこだ。」というコピーのもと、リクルートスーツ姿の黒島と、ひみつ道具「どこでもドア」からこちらを覗くドラえもんの姿が示されている。
2016年09月30日理知的と言えば聞こえはいいけれど、神経質で気難し屋の文豪・夏目漱石。かたやその妻は、お嬢様育ちで良く言えばおおらか、悪く言えば大雑把。そんな凸凹夫婦の姿を描いた土曜ドラマ『夏目漱石の妻』。タイトルロールの鏡子を演じた尾野真千子さんは、「自由に演じさせてもらえた幸せな現場でした」と振り返る。「漱石の奥さんって、どんな方かあまり知られてないと思うんです。だから難しく考えず、台本を読んで感じたまま、私の鏡子にしちゃえ、と思って演じていました(笑)」漱石役の長谷川博己さんは、事前に著書や資料を読み、1話の舞台となる熊本にも訪れているそう。そんな話題を引き合いに出して、「たくさん勉強されていて、聞けば何でも答えてくださるので、役作りは楽でした」とあっけらかんと笑う。それはまさに漱石と鏡子の関係そのもの。「本当に漱石でいてくださる長谷川さんがいて、漱石が怒ったら負けずに怒ったり、笑っていたら一緒に笑ったり。ただこの人に寄り添いたいな、と思っていただけなんですよね。台本に沿いながらも、私が鏡子だったらどうなんだろうって楽しみながらお芝居していた、というか」そんなふたりが描き出す漱石夫婦の関係はなんとも愉快。監督からも「シーンが終わってもカットをかけずにいると、そのまま続けるふたりの芝居が面白くて、ずっと見ていたかったほど」と大絶賛。実際に採用された場面もあるとか。「ふたりで芝居してると面白くて、続くんならやってやろうって…。金之助(漱石の本名)さんがそうくるんなら、聞いていようとか、ちょっとここは泣いててやろうとか、そんな感じで、それでもやり足りないくらいでした。すごいのは、私がどう動いても照明さんが当ててくれるし、カメラは追いかけてくれるんです。何気なくそこにあるものを掴んだら、ちゃんと撮ってくれていたり。だから私は、その時の自分の気持ちにのっけて好きなことをのびのびやれていたんですよね。後で、こんな表情してたんだと思ったくらい。自分が思ってもいないカットを撮ってくれるのでワクワクしました」性格が真逆の夫婦だけに、何かと食い違い、すれ違う金之助と鏡子。それでも夫婦にしかない不思議な結びつきや絆を感じさせる。「うちの父母を見ていても、そうなんですよね。父にさんざん厳しく言われて、お母さんは本当にお父さんのこと好きなのかなって思ったりすることもあるんです。でも、ふとした時にふたりがすごくイチャイチャしていたりもして。きっと“あれ”なんだろうな、と」◇おの・まちこ1981 年生まれ、奈良県出身。'97年の映画『萌の朱雀』でデビュー。'11年の連続テレビ小説『カーネーション』で注目される。公開待機作の映画『ミュージアム』は、11月12日公開を予定。◇裕福な家庭で育った鏡子(尾野真千子)は、父(舘ひろし)の勧めで帝大出の夏目金之助(長谷川博己)と結婚。金之助が教師として働く熊本で新婚生活を始めるが…。NHK総合にて土曜21時~。9月24日スタート。全4回。※『anan』2016年10月5日号より。写真・内田紘倫インタビュー、文・望月リサ
2016年09月29日~月を愛でる〜 今日は中秋の名月です。ススキを飾り、お団子や穀物、果物などをお供えするのは、収穫を祝うことが起源とされています。思えば、日本には四季の移り変わりの風情を楽しむ行事がたくさんあります。十五夜もその一つ。都会に住む人たちにとっては、あまりなじみのない行事かもしれませんが、古来より日本人は月を眺めて笛の音を聞きながら、いろいろな思いをめぐらせてきたのです。源氏物語でも、光源氏が十五夜の月を眺めて、京の都や恋人に思いを馳せるうら哀しいシーンがあります。百人一首にも、月が登場する短歌がたくさんあります。さらには、こんな逸話もあります。夏目漱石が英語教師をしていたときのこと。学生が「I LOVE YOU」を、「我君を愛す」と訳したのを見て、「それよりも、月が綺麗ですねと訳したほうがよい」とアドバイスしたそうです。遠廻しの表現がロマンチックですね。日ごろは何かと忙しくされている皆さんも、今宵は薄物の着物を着てお琴か笛のCDを聴きながら月を眺めてロマンチックに過ごしてはいかがでしょうか。月を眺めてお団子を一つ、二つ、三つ……月より団子…、食べすぎにはご注意を。
2016年09月15日9月は月がもっとも美しく見えることから、「月見月(つきみづき)」と呼ばれるそうです。月見月のハイライトといえば、なんといっても仲秋の名月。今年は9月15日の木曜日です。諸説ありますが、日本で最初に月見の宴を開いたのは後醍醐天皇。しばらくは貴族の間にのみ伝わる風習でしたが、江戸時代になると、ポピュラーな行事になり、お月見が盛んに行われるようになりました。満月は普段より月の引力が強くなるので、感情も高まります。恋の告白やプロポーズには絶好のチャンスといわれているんですよ。この日、思いを寄せるあの人へ「Ilove you」のかわりに贈ってほしい愛の言葉があります。今日は照れずにいえる「Ilove you」、そして不完全にこそ宿る幸せをご紹介します。「月がきれいですね」文豪・夏目漱石が英語の先生をしていた当時、生徒に「Ilove you」の意味を聞かれたそうです。質問に対する答えは、「月がきれいですね、とでも訳しておけば日本人には伝わる」。きっと少し照れながら、夏目先生はそうおっしゃったのでしょう。美しい月を眺めながら、甘い言葉をつらつら並べられるより、ずっと素敵だなと思いませんか?つい先日、この台詞を男性でなく女性が使うのも粋だねという話になりました。月を見上げて、好きな相手の顔をじっと見つめて、「月がきれいですね」とちょっと意味深に伝えたら、相手はどんな反応をするでしょう?夏目漱石のエピソードをしっている男性なら、間違いなくドキッとするでしょう。しらない男性なら、「そうですね~」とでも答えるでしょうか?ドキドキしながら、ちょっと謎かけ気分で、「Ilove you」の思いを込めて、「月がきれいですね」って伝えてみませんか?ふた夜の月を眺めて開運皆さんは仲秋の名月と呼ばれる十五夜とともに、もうひとつ、大切な月を眺めていますか?日本独自のお月見の風習があるんですよ。いにしえの人は、仲秋の名月の約1ケ月後にやってくる十三夜の月を「後の月(のちのつき)」と呼んでいました。ちなみに今年は、10月13日の木曜日です。十五夜を眺めたら、必ず「後の月」と呼ばれる十三夜の月も眺めないと、「片見月」といって縁起が悪いとされていたそうです。後の月とは、満ちる手前の不完全な月。少し欠けた月に、美しさを見出す。それは日本人ならではの美学ですね。「完璧」は崩壊の始まり!?つい先日、ご鎮座400年を迎えた栃木県日光市にある日光東照宮を訪ねました。一日中見ていても飽きないということから「日暮門(ひぐらしのもん)」とも呼ばれる陽明門は、12本の白い柱で支えられています。柱には「グリ紋」と呼ばれる模様が施されていますが、1本だけ、模様がほかの柱と逆さに彫られているんです。「完璧なものは、その瞬間から崩壊が始まる」とされ、この1本は「魔除けの逆柱(さかさばしら)」と呼ばれています。月は満ちては欠けていきますが、陽明門は逆柱があることによって、いつまでも満ちることはありません。ずっと不完全なまま。現在、平成の大修理が行われていますが、逆柱のパワーか、陽明門は崩壊をまぬがれ、現代にこうして受け継がれています。そう思うと、コンプレックスや今の生活に、多少不平不満があるほうが幸せは長続きするかもしれません。晴れていれば月夜のお散歩は、気持ちが良いですね。この記事をお読みいただいて、思い切って「月がきれいですね」といってはみたけれど、彼はまったくその言葉の意味が分かっていないみたい、という皆さん。この記事を彼へ送ってください。「月がきれいですね」=「Ilove you」って伝わるはずです。
2016年09月14日TBSは31日、東京・赤坂の同局で10月期番組改編説明会を開催。朝の情報番組でキャスターを務める夏目三久が、結婚・妊娠で降板するとの報道に、伊佐野英樹編成局長は「事実ではないという風に思っています」と見解を示した。夏目は現在、朝の情報番組『あさチャン』(毎週月~金曜5:25~8:00)のキャスターを担当。一方でこのほど、タレント・有吉弘行との結婚が決まり、妊娠しているために同番組を降板する旨を、TBS側に申し入れたと一部で報道されたが、伊佐野局長は「TBSは、そのような申し出を受けていません」と明確に否定。さらに、報道後「いろいろなコミュニケーションを取りましたが、報道されたことは事実ではないと思っています」と重ねて否定した。『あさチャン!』は、2014年3月31日からスタート。菊野浩樹編成部長は「今、非常に元気で好調になってきている。系列の数字も上がってきた」と、順調に推移していることを報告した。
2016年08月31日8月28日~9月1日は第四十一候「天地始めて粛し(てんちはじめてさむし)」。9月に入ると暑さも落ち着き、過ごしやすくなりますね。「粛」という言葉には、ひきしまる、つつしむ、しずか、という意味があるそうです。この時季、空は青さを増し、夕暮れになると澄み切った空気をふるわせるかのように、草むらや街路樹の下草から秋の虫たちが切ない声をひびかせますね。季節を知り、季節を味わう。それはお金のかからない贅沢な大人のお遊び。心に吹き荒れる嵐、凛とした美しさを漂わせる花、女度をアップさせてくれる旬の果物。今日も季節をおもちゃに、贅沢な大人のお遊びしませんか?七十二候とは?時間に追われて生きることに疲れたら、ひと休みしませんか?流れゆく季節の「気配」や「きざし」を感じて、自然とつながりましょう。自然はすべての人に贈られた「宝物」。季節を感じる暮らしは、あなたの心を癒し、元気にしてくれるでしょう。季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。【8月31日】心に嵐が吹き荒れる厄日になるかも・・・?「二百十日(にひゃくとうか)」という雑節をご存じですか?雑節とは二十四節気以外の季節の移り変わりの目安となる日。農作物を収穫する農家の皆さんにとって、四季の移り変わりを読み、注意をはらうことはとても重要ですね。雑節は、二十四節気だけでは季節の変化を十分に読み取れないと考えた、いにしえの人たちによって生み出された日本独自の暦。「二百十日」とは、立春から数えて二百十日目の日。台風上陸の時季と重なることが多い注意日とされているんですよ。以前、夏至から十一日目は「天から毒が降る日」とされ、この日に野菜を収穫して食べたり、種を蒔いたりすることはよくないといわれていた、という記事を書かせていただきました。雑節も心にとめておくと、たとえばその時季、旅の予定を立てるといった場合の場所選びや、一日の過ごし方も変わってきそうですね。これは余談になりますが、夏目漱石の小説「二百十日」は、阿蘇山を登ろうとした主人公が二百十日の嵐に遭遇し、ある決意をするという、人の心に吹き荒れる嵐を描いた一冊。夏目漱石はちょうどこの時季、阿蘇山登頂を試みたものの、嵐に遭って断念したそうです。その体験がベースとなってこの作品が生まれたのだとか。今年の二百十日は、8月31日頃。心にさまざまな思いをため込んでいる人は、嵐が吹き荒れないようご注意を。いえいえ、嵐を起こしてみるのもひとつかもしれません。いちじくの強力な開運パワーを味方につけて今が旬のいちじく。いちじくは漢字で「無花果」と書きますが、花がないわけではありません。実の中にちいさな花をつけるため、花が咲かないように見えてしまう。そこで「無花果(いちじく)」と呼ばれるとか。いちじくはふっくらと大きくて、はりと弾力があり、香りのよいものを選びましょう。お尻の部分が割れすぎているものは避けたほうがよさそうです。いちじくは便秘にもよいといわれていますよ。やはり、旬の食べ物は強力な開運パワーに満ちています。旬の食べ物をつかって、料理を楽しむ。それも大人ならではの感性。赤ワインやレモン汁、三温糖をつかっていちじくのコンポートをつくるのもいいですね。バニラのアイスクリームに添えていただくのも美味。またサラダ菜やルッコラといった生野菜の上に、スライスしたいちじくと生ハム、ゴルゴンゾーラとくだいたナッツを散らして、バルサミコ酢とオイルをかければ、カフェ風サラダの出来上がり。いちじくが入るだけでサラダもぐんとおしゃれに。もてなすほうも、いただくほうも、女度がアップする気がするから不思議です。8月28日の誕生花この時季の花といえば「むくげ」。8月28日の誕生花です。むくげは芙蓉(ふよう)と、とてもよく似ていますね。街路樹でも多く見受けられる花。「槿花(きんか)一朝(いっちょう)の夢」と表現されるほどはかないむくげの花は、朝に開いて、夜にはしぼんでしまいます。この時季、私はむくげの花を眺めながら地下鉄へ。夕暮れになると地面に白い花がぽたぽたと落ちていて、それもまた風情があるなと思います。三重県に鎮座する神社の茶室に通された際、茶花としてむくげが飾られていました。その姿がなんともすずやかで、心が洗われました。武士の時代から愛されてきた花には、はかなくとも凛とした美しさが漂っています。七十二候。花鳥風月を愛で、季節を味わう。なんの予定もない一日は、季節の草花、空を眺め、旬のものをいただく。お金のかからない贅沢なお遊びと称して、ぶらり散歩へ出かけませんか?【参考】『二十四節気と七十二候の季節手帖』山下景子/成美堂
2016年08月28日フリーアナウンサーの夏目三久との熱愛・妊娠が一部で報じられたお笑いタレントの有吉弘行が27日深夜、日本テレビ系『24時間テレビ39 愛~これが私の生きる道~』内のバラエティ番組『有吉反省会』に生出演。冒頭で熱愛報道を否定した。タイトルコールをした後、有吉は「というわけで、誤報記事を書かれてしまってすみません」と報道を否定。「何で反省しなきゃいけないんだ、俺が! いい加減にしてくれ!」と自分に突っ込みを入れて笑いを誘い、その後は通常通り番組を進行した。有吉と夏目アナは、2011年4月から今年3月までテレビ朝日系『マツコ&有吉の怒り新党』で共演。24日に一部で熱愛・妊娠が報じられ、同日夜に有吉は、自身のツイッターで「これを狐につままれたような気分というのか。。。」と意味深なコメントをした。有吉は26日には、金曜レギュラーを務める日本テレビ系『ヒルナンデス!』に生出演。陣内智則から「君の方が俺たちは心配しているよ」と熱愛報道をイジられ、「すみません、私事ですが、本日…超
2016年08月28日2016年8月24日、『日刊スポーツ』によって報じられた、タレント有吉弘行さんとフリーアナウンサー夏目三久さんの交際&妊娠。しかし、その報道を受け、『スポニチアネックス』が取材したところによると、夏目アナの所属する事務所と有吉さんの所属する事務所はそれぞれに、交際、妊娠のいずれについても「事実無根」と全面否定しているとのことです。両方の事務所が全面否定しているということで、有吉さんと夏目アナの交際・妊娠報道も沈静化するかと思いきや、8月25日、『日刊スポーツ』ではさらに、有吉さんと夏目アナが“年内にも結婚する方向で調整している”と報じています。交際・妊娠報道を誤報だとするのではなく、あくまで事実であるという報道を貫く日刊スポーツ。この姿勢に、ネット上では混乱の声があがっています。●ネット上では「どっちが本当?」とザワつく声『事務所が否定してもブレないってことは、日刊の記事が真実なの?』『夏目アナの事務所の圧力って噂もあるけど、どっちが本当?』『一体、どっちが本当?』『ガセだったらとんでもないことだよね』『日刊が強気だから、なんか本当なのかもって思っちゃう』『他のメディアが否定してるから、やっぱり裏がとれてないんじゃ…』『よほどの自信がなければこんなこと記事にしないでしょ。てことはやっぱり…』『産婦人科からの情報かな。だとしたら事実でも訴訟ものかも』『ガセっぽいけど、否定するまで時間がけっこうあいたのが気になる』『他のマスコミが触れようとしないことにも違和感』『どっちでもいいけど、どっちか気になる!』『どっちが本当なんだ〜!』『事実無根で押し通す予定?』『結局、どっち?真実が知りたい』など、ネット上では嘘か本当かどっちなのかと混乱する声が多くあがっていました。有吉さんは夏目アナとの交際・妊娠報道について自身のTwitterにて、『これを狐につままれたような気分というのか。。。』と発言していましたが、その真意はどのようなものなのでしょうか。この衝撃の報道、いろいろな噂はありますが、真実は今のところ闇の中ですね……。【画像出典元リンク】・有吉弘行(@ariyoshihiroiki)(Twitter)/(文/パピマミ編集部)
2016年08月25日一部でフリーアナウンサー・夏目三久(32)との熱愛が報じられたお笑いタレントの有吉弘行(42)が24日、自身のツイッターを更新。「狐につままれたような気分」と意味深なコメントを投稿した。2人は、2011年4月にスタートしたテレビ朝日系『マツコ&有吉の怒り新党』で共演していたが、夏目アナは今年3月で卒業した。報道によると、その共演をきっかけに親しくなり交際に発展し、夏目アナはすでに妊娠しているという。有吉は夜になってツイッターを更新し、「これを狐につままれたような気分というのか。。。」と意味深コメント。報道後、有吉のツイッターには「有吉さんおめでとうございます」「夏目三久アナと怒り新党婚ですね」「お幸せに」「夏目ちゃんと、まじっすかっ!?」と祝福の声や質問が多数寄せられていた。一方の夏目アナはこの日、TBS系『あさチャン!』に生出演したが、熱愛・妊娠報道に触れることはなかった。
2016年08月24日2016年8月24日、お笑いタレントの有吉弘行さん(42)とフリーアナウンサーの夏目三久さん(32)が交際していることを、『日刊スポーツ』が報じています。バラエティー番組『マツコ&有吉の怒り新党』で共演していた2人ですが、 報道によると夏目アナは現在妊娠しているとのこと。また、司会を務める朝の情報番組については降板する方向で動いているということです。有吉さんと共演していた番組を今年の3月で卒業していた夏目アナですが、降板はこの熱愛が原因だったのではという見方もあります。結婚の時期は未定ということですが、すでに妊娠していることから批判的な声もあるようです。●意外? お似合い? 2人の熱愛・妊娠報道に驚きの声が集まるビッグカップルの誕生にネット上では、『うおー!マジか!2人ともお互いに好きっていう雰囲気出てたよね』『おめでとう!意外な組み合わせと思ったけど、これはこれでお似合いなのかな』『有吉はイメージと違うなー。デキ婚否定派だったはずなのに自分はするのかよ』『夏目さんスキャンダルで大変だったのにデキ婚とか…。まるっきり反省してないな』『有吉は番組で夏目ちゃんと目が合ってなかったけど、照れ隠しだったんだね』『朝の帯番組持ってるのにできちゃったとか、プロとして失格。妊娠させた有吉も最悪』『子どもの名前は“マツコ”で決まり!』『妊娠してるのに結婚時期未定ってどういうこと?なんか裏がある?』『水トちゃん生きてるか?有吉結婚しちゃってダメージでかそうだな』『みんな祝福してるけど、妊娠させといて結婚未定って、普通に考えたらとんでもないダメ男だからな』など、祝福の声に加え、夏目アナの過去のスキャンダルや有吉さんの振る舞いにダメ出しをする声が多く見られました。2人の交際がイメージできないという人も多いようですが、番組で共演する姿を見ていた人にとっては不思議ではない様子。番組で共演するマツコさんが有吉さんに対してどのような言葉をかけるのか、今から楽しみですね。【画像出典元リンク】・有吉弘行(@ariyoshihiroiki)(Twitter)/(文/パピマミ編集部)
2016年08月24日「撮影は毎日がイベントみたいで、本当に楽しい。今日もこれから深夜のプールで撮影です!」と話すのは、現在放送中のドラマ『時をかける少女』に、時間を自由自在に行き来するタイムリープ能力を持つ女子高生・芳山未羽役で出演している黒島結菜さん。「正直いうと、これまではタイムリープしたいと思ったことがなくて。過去に戻ってやり直したいこともないし、未来を知るのも嫌だし。でも、今は撮影前に戻りたいです。学生時代には決して経験できないような青春を仕事で体験でき、すごくいい時間を過ごしています。幼なじみの翔平(菊池風磨)と吾朗ちゃん(竹内涼真)を演じる2人との距離感も近すぎず離れすぎずでほどよく、バランスがとれているなと感じますね。あと、芳山家のシーンが大好き。お母さん役の安蘭けいさんは、私が懐中電灯で顔の下からライトを当てて“わ~!”ってするとノって、一緒に“わ~!”ってやってくださる(笑)。そんなユルい空気感が、居心地いいです」原作は、何度も繰り返し映像化されている大人気同名小説。「きっと、みんな青春やSFっぽいものに憧れがあるんでしょうね。未来人も、多分いないんだけど、“もしかしたら…”と思うとワクワクするじゃないですか?そういう絶妙なドキドキ感を体験できるのが、愛されている理由なのかなって」ちなみに黒島さんの青春は?「私は未羽とは違ってテンションも高くないし、みんなの中心にいるタイプでもなかった。そんな本当に地味な高校生活だったんですけど、学校の5階に長い廊下があって、そこからは海が見渡せて。沖縄の高校ならではなんですけど。そこに机を引っ張り出して、海を見ながらお昼ごはんを食べるのが好きでしたね。グラウンドにはサッカーしてる男の子がいて、“あ、イケメンがいる!”とか言いながら(笑)」ドラマは今週、最終回を迎えます。「ここまでは王道の青春ものですが、最終話は真剣に見入ってしまうヒューマンドラマになっています。それぞれが青春を終えて成長していく姿が描かれているので、ご自身の青春時代を思い出しながら、楽しんでもらえるとうれしいです」◇くろしま・ゆいな女優。1997年3月15 日生まれ。沖縄県出身。映画『オケ老人!』(今秋公開)やNHK土曜ドラマ『夏目漱石の妻』など、出演予定作品がめじろおし。◇『時をかける少女』ある日、理科実験室でラベンダーの香りをかいだ芳山未羽は、時を自在に越える能力を身につける。それから、不思議な出来事が起こるようになり…。8/6 、21時~最終話放送。※『anan』2016年8月10日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・重信 綾
2016年08月07日作詞家・阿久悠の自伝的同名小説を基に映画化した『瀬戸内少年野球団』。夏目雅子がヒロインを演じ遺作となった作品だが、この度その夏目さんが演じた役を、いまを輝く若手女優・武井咲が演じ、今秋、スペシャルドラマとして放送されることが明らかとなった。昭和19年、春。駒子(武井咲)は数日後に出征を控えた網元の長男とささやかな結婚式を挙げる。駒子の願いは、婚約者ではなく妻として夫の帰りを待つこと。甲子園球児だった夫は、駒子から生きて帰るためのお守りにするようにと言われた野球のボールを手に、戦地へと旅立っていく。駒子が務める江坂町国民学校の校庭はイモ畑へと変わっていた。子どもたちは常に空腹を抱えていたが、それでもまだ笑顔でふざけ合う元気を蓄えていた。そんな中、足柄竜太(坂田湧唯)に父の戦死が伝えられる。届いた骨箱には、父が使っていたとされる歯ブラシだけがぽつんと入っていた。「お父ちゃんは名誉の戦死して、歯ブラシになってもうたんか?」。子どもらしい疑問を抱く竜太。時をおかず、駒子には紙切れ一枚で夫の戦死が伝えられる。そして、戦争が終わる。その夏、海軍提督の娘、波多野武女(本田望結)が江坂町国民学校に転校してくる。終戦を機に学校の教育方針は一変。男女が同じ教室で勉強することになり、竜太と武女は席を隣同士にする。大人びた雰囲気のある武女に竜太はドギマギしながらも、駒子の指導のもと教科書に掲載された軍事色の強い内容を墨で塗りつぶしていく。その従順な姿に、駒子は胸を痛める。夫の弟、鉄夫(栗山航)は駒子の胸中を深く理解。長男亡きいま、両親の銀造(大杉漣)と豊乃(高橋惠子)は、そんな鉄夫の嫁に駒子を改めて迎えたいと思い始める。そんな中、淡路島には進駐軍が上陸し、島はたちまちアメリカ文化に感化。竜太と同級生の三郎(山下真人)の兄、二郎(えなりかずき)は大阪で一発当てると島を出て行く。半ベソの三郎と一緒に二郎を見送る竜太。その前に、謎の3本足の男が現れる。それは、戦地で片足を失い松葉杖をついた駒子の夫だった。約束通り野球のボールとともに戻ってきた夫は、大人の都合に左右されない確かなルールのある野球を子どもたちにやらせてはどうかと提案。駒子は監督となり教え子たちと少年野球団を結成する――!『瀬戸内少年野球団』は、生涯手がけた作詞は5,000曲以上という昭和を代表する作詞家、阿久悠の自伝的小説として1979年に誕生。主演は夏目さん、そして篠田正浩監督で映画化されたのが1984年。原作の上梓から37年、映画化から32年の時を経て今年蘇る。今回のスペシャルドラマでは、直木賞候補ともなった原作をより忠実に再現。舞台となる兵庫県淡路島で敗戦を迎えた少年少女たちの目を通して、絶望感、喪失感、無力感から、野球をすることで生きる力を取り戻していく人々の姿を生き生きと描いていく。主演の武井さんが演じるのは、小学校教諭・中井駒子。駒子は、子どもたちの憧れの美人先生であり、戦後すさんでいく子どもたちの心を危惧し、子どもたちと日々真剣に向き合う、心優しい先生。子どもたちに夢と希望を持つ力を与えようと、明確なルールにのっとり、チームが一丸となって1つの白球を追う真剣勝負のできる野球を教えていくという役どころだ。また、劇中で荒廃する少年たちのヒロイン的存在となる海軍提督の娘・波多野武女役には、人気子役・本田望結が扮する。武井さんは「子どもたちの頑張りに引っ張られて最後までやり通すことができました」と語り、「特に感動したのは、子どもたちが頑張って野球の試合をしている姿。役を通り越して胸を打たれました。最後は、ありがとうという思いで子どもたち全員に手紙を書かせていただきました」と撮影をふり返った。また、演じるにあたり映画も鑑賞したという武井さんは「いまでは難しいような衝撃的な表現があって、今回のドラマではどうなるのかな?と思ったのと、ただただ夏目さんが美しくて…。この方が演じられた役を私がやるという緊張感はものすごいものでした」とプレッシャーも感じていたようだ。さらに今回初共演となる本田さんについては「子どもの形をした大人なのかな(笑)と思わせるしっかり者。芝居ではスッと集中していて、望結ちゃんからも勉強することがありました」とも。一方、本田さんは「撮影、楽しかったです!」と元気な答え。そして「武女ちゃんはひとりっ子で、お父さんが職業軍人という、周りの男の子たちから憧れられるような人気者。はじめは男の子の中に女の子ひとりですごくドキドキしましたが、演じられて本当に幸せでした」と感想を語った。また、武井さんについては「すごく優しくしてくださり、たくさん勉強させていただきました。今回が咲さんにとって初の先生役ということでしたが、どこからどう見ても先生!咲さんがいたからこそできた作品だと思います」と話し、「たくさん練習した野球のシーンでは、咲さんがとても面白いことをされるので、ぜひ見てください!」とアピールしていた。共演者には、商魂たくましい島の名物“オバハン”役に友近。そんな彼女が入れあげる旅芸人役に、映画版で阿久悠の分身とも言える少年の竜太を演じた山内圭哉、駒子の夫の両親役に大杉漣と高橋恵子、そのほか、えなりかずき、平泉成といった彩り豊かなキャストが出演している。「瀬戸内少年野球団」は2016年秋、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年05月31日日本語の文章に、何割ぐらいの漢字が混ざっているのがいちばん読みやすいか、考えてみたことはありますか?2014年に発売された、株式会社コムニコ著『ファンを獲得! Facebook投稿ノウハウ』(翔泳社)によると、漢字が10%~30%、ひらがなが60%~70%、カタカナが5%~10%で書かれたFacebookの投稿が、最も「いいね!」やコメント、シェアの率が高くなるそうです。しかし、これはあくまでカジュアルに書かれた短い文章でのこと。活字として世に発表されているものでは、どれくらいの漢字比率が適切なのか、さまざまな作品をサンプルとして調べてみました。■各新聞の社説は漢字使用率40%以上カウントに使用したのは、指定したテキスト内で漢字がどのくらい使われているかをウェブ上でチェックできる「漢字使用率チェッカー」というアプリ。サイトの説明によると、「20%以下:締りがない文章。30%前後:もっとも読みやすい文章。40%以上:硬い感じの文章」という基準があるようです。これは、2010年11月27日に読売新聞の「編集手帳」に掲載された『「大漢和辞典」を読む』(紀田順一郎編、大修館書店)を参考にした数字とのことです。では、あいうえお順で各社の社説を数えてみましょう。いずれも2016年5月19日の社説です。内容は、朝日新聞と読売新聞が党首討論について、産経・東京・日経・毎日の各紙は「1億総活躍プラン」についてでした。『朝日新聞』全体の文字数:960漢字数:408漢字率:42.5%『産経新聞』全体の文字数:885漢字数:360漢字率:40.68%『東京新聞』全体の文字数:944漢字数:429漢字率:45.44%『日経新聞』全体の文字数:1,753漢字数:762漢字率:43.47%『毎日新聞』全体の文字数:1,050漢字数:473漢字率:45.05%『読売新聞』全体の文字数:977漢字数:455漢字率:46.57%やはりいずれも、基準では「硬い感じの文章」とされる40%以上で、45%前後のものが目立ちます。内容はもちろんのこと、読めば漢字の勉強にもなりますね。■文学作品の漢字使用率は30%前後!では、文学作品ではどうでしょうか。『吾輩ハ猫デアル』夏目漱石(1905年発表)旧字旧かな表記のものカウントした文字数:11,520漢字数:4,185漢字率:36.33%『邪宗門』芥川龍之介(1918年発表)カウントした文字数:1,519漢字数:413漢字率:27.19%『檸檬』梶井基次郎(1931年発表)旧字旧かな表記のものカウントした文字数:5,360漢字数:1,479漢字率:27.59%ちなみに、漱石の『吾輩は猫である』は、新字新かなづかいのものだと28.18%でした。同じ作品なら旧字旧かな表記のものの方が、漢字率が高いといえそうです。■現代のベストセラーは漢字減少傾向?ここ数年の話題作ではどうでしょうか。それぞれ、「はじめに」を除いた本文の冒頭部分をカウントしてみました。『オレたち花のバブル組』池井戸潤(2007年発表)文藝春秋カウントした文字数:1,209漢字数:387漢字率:32.01%ご存じ、大ヒットしたテレビドラマ『半沢直樹』の原作小説です。以下の作品とくらべるとやや漢字は多めですが、その漢字の多さがハードな企業社会を表しているともいえそうです。『人生がときめく片付けの魔法』近藤麻理恵(2010年発表)サンマーク出版カウントした文字数:1,207漢字数:248漢字率:20.55%世界中で大ヒットのこの作品は、わかりやすさと親しみやすさが伝わる20.55%。もし、もっと漢字が多かったら、視覚的に「難しい」と感じてしまう人もいたかもしれませんね。『人生はニャンとかなる』水野敬也・長沼直樹(2013年発表)文響社カウントした文字数:264漢字数:52漢字率:19.7%写真とともに楽しむ名言集という性格を持ち合わせた本のためか、ほかの本よりひらがなが多めになっていますね。『伝え方が9割』佐々木圭一(2013年発表)ダイヤモンド社カウントした文字数:670漢字数:111漢字率:16.57%冒頭部分にたまたま漢字が少なかった、ということもありますが、漢字率がぐっと低めの16.57%。コミュニケーションが題材の本だけに、わかりやすさが重要視されているのかもしれません。数年前までは、ベストセラーの漢字率は20数パーセントといわれていましたが、ここでカウントしたベストセラーは20%を下回るものも。これだけではサンプルが少ないのであくまで仮説にすぎませんが、ヒットする本の漢字率は、Facebookの投稿と同じくらいまで減少傾向にあるといえるかもしれません。■Suzieの人気記事の漢字使用率はここまでくると、「他人のことばかりカウントしていないで、自分たちの文章はどうなの?」という声が聞こえてきそうなので、Suzieの人気記事も漢字使用率をカウントしてみました。『Twitter人気TOP10の傾向が海外と日本で大違いな理由』(5月16日掲載)全体の文字数:2,557漢字数:602漢字率:23.54%『多くの会社員が間違えている「ちゃんと数字で報告しろ!」の真意』(5月17日掲載)全体の文字数:1,332漢字数:322漢字率:24.17%『ラーメン1杯に7g!減塩をどう思うのかラーメン屋に聞いてみた』(5月12日掲載)全体の文字数:1,899漢字数:441漢字率:23.22%ほかの記事も、ほぼ20%~25%に収まっているようです。ちなみにこの記事は29.55%。ちょっと硬い感じになったでしょうか?(文/宮本ゆみ子) 【参考】※株式会社コムニコ(2014)『ファンを獲得! Facebook投稿ノウハウ』翔泳社※漢字使用率チェッカー
2016年05月23日ねこ・ぬこ・ねこ!猫好きにはたまらない「猫の聖地」をご存知ですか?今回は猫好き必見!たくさんのにゃんこに会えるスポットをご紹介しちゃいます。■東京・谷中東京の下町、谷中。夏目漱石が「吾輩は猫である」を書いた家、通称「猫の家」があるこの谷中では、たくさんの猫に出会えます。とくに「夕焼けだんだん」と呼ばれている石段には、つねにノラの猫がいっぱいいることで有名です。@amamixtwinが投稿した写真 - 2016 5月 7 5:30午前 PDTまた、猫に会えるだけでなく、街全体に猫をテーマにした装飾も多いのだそうですよ。@volylttが投稿した写真 - 2016 5月 7 6:21午前 PDT下町ののんびりとした雰囲気と、にゃんこたちがゆっくりとした時間を演出しています。今度の休みにはなんにも考えず、ただ猫に癒やされにいくのもいいかもしれません。■宮城・田代島「猫の島」と言われている田代島。石巻市からフェリーで向かうのですが、1日に数本しか運行していません。しかし、観光地としては人気らしく、民宿も何件かあるのだとか。ちなみに、人形劇『ひょっこりひょうたん島』のモデルとも言われているんですよ。澤村エリさん(@e_maurice68)が投稿した写真 - 2016 5月 8 7:10午後 PDTにゃんこがそこらじゅうに!みんな人慣れしているので、触ろうとしても逃げないみたいです。maaさん(@booonyaaa32)が投稿した写真 - 2016 5月 2 4:07午前 PDTまた、猫をモチーフとした建物や施設もあります。まさに猫好きのための島!連休は終わってしまいましたが、猫好きなら一度は訪れたい夢の島です。nom_okwさん(@nomokw)が投稿した写真 - 2016 5月 8 4:35午前 PDT完全に油断しています・・・。島の猫は逃げたりしないので、かわいい写真がたくさん撮れそうですね。■愛媛県・青島「島民15人に対し、猫100匹」といえば、愛媛県の青島。青島は愛媛県の長浜港から定期船にのって行くことができます。島には宿泊施設がないので、午後の定期便で帰ることになります。ことぶき@マイキーさん(@mikey_mugi)が投稿した写真 - 2016 4月 5 5:40午前 PDT見渡す限り、猫、猫、猫!小さな島なので、猫と鳥の鳴き声以外聞こえないのだそうですよ。shinoing04さん(@shinoing5404)が投稿した写真 - 2016 2月 1 7:35午前 PSTにゃんこへの餌やりは、健康や島の環境保全のためご遠慮くださいとのこと。しかし、大量の猫が餌欲しさに群がってくるので、そこは心を鬼にして帰りの便までの時間を楽しみましょう。■番外編・マルタ共和国地中海の真ん中に浮かぶマルタ共和国は、マルタ島を始めとする3つの島からなり、人口は約42万人弱。しかし、一説によると猫は70万匹も住んでいるという、これまた人間よりも猫が多い国なのです。@azazuu1220が投稿した写真 - 2016 5月 6 3:11午後 PDT紺碧の海と美しい石造りが相成った街並みが素敵です。yurikaさん(@_yurikagram_)が投稿した写真 - 2016 4月 4 6:01午後 PDTたくさんいるにゃんこたちの中には、毛並みがよく去勢もされている者も。なんと、にゃんこの世話を、住民がしているのだそうです。島などでは猫が繁殖しやすく、ねこ好きにとってはまさに楽園。しかし、近隣の住民の方に迷惑とならないように、かわいいにゃんこと戯れたいですね。
2016年05月14日愛媛・松山の温泉街、道後を舞台にしたアートフェスティバル「街歩き旅ノ介 道後温泉の巻」山口晃 道後アート2016が、2016年4月29日(金)から2017年8月31日(木)まで開催される。日本最古の温泉という地域資源にアートを取り入れ、日本や世界に道後温泉の魅力を発信する「道後アート」。メインアーティストに画家の山口晃を迎え、フェスティバルを盛り上げている。2016年は、文豪・夏目漱石の没後100年、小説『坊っちゃん』発表110年。よそからやって来た夏目漱石が松山を舞台にアイロニーとユーモアを込めて小説『坊っちゃん』を書いたように、山口も“よそもの”視点で道後を描き出す。絵画のみならず立体、建築的手法を取り入れた作品、インスタレーションなど自由な発想で、見慣れた街の風景がそれぞれの記憶と混ざり、不思議な姿として浮上するような、作品たちが街に出現する。7月30日(土)から始まった第2期オープンからは、さらにアート作品が増える。道後商店街の入口には「鈴生り門」、振鷺亭前には高さ約10mの「要電柱」が設置されている。また2015年から引き続き展開されるものも。「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」からの継続作品は、椿のグラフィックを大胆に施した浴衣や、茶玻瑠3階のレストラン「La Cuisine Japonaise 玻璃」に展示される「flowers」などがラインナップ。他にも「道後オンセナート 2014」からの継続作品として、ホテルの1室を各アーティストが宿泊できる作品として空間演出を施す「ホテル ホリゾンタル」が登場。「最も深い夢 The deepest dream」をインスタレーションのテーマに、様々なアイディアを部屋に落とし込んでいく。【開催概要】「街歩き旅ノ介 道後温泉の巻」山口晃 道後アート2016会期:2016年4月29日(金)〜2017年8月31日(木)・第一弾オープン 2016年4月29日(金)・第二弾オープン 2016年7月30日(土)・第三弾オープン 2016年9月予定※会期中に展開作品が徐々に増えていく予定※作品は、2017年8月末まで公開予定会場:道後温泉およびその周辺エリア公式サイト:【問い合わせ先】道後アート実行委員会事務局TEL:089-921-6464
2016年04月21日タレントの夏目三久がMCを務めるテレビ朝日系の新たな深夜番組『はくがぁる』(毎週土曜深夜1:15~1:45 ※一部地域を除く)が、きょう16日からスタート。"女子会"のような雰囲気で、意外な一面を見せていく。この番組は、<博がある女子=博ガール=はくがぁる>が毎回登場し、得意分野を熱くディープに語っていくというもの。夏目の部屋で開催される"女子会ホームパーティー"というコンセプトで、堅苦しい話題も気を抜いて語り合っていく。第1回の放送では、「ストレス解消」をテーマに、脳科学者の中野信子氏と、音楽プロデューサーのもふくちゃんが登場。ゲストが夏目を「三久ちゃん」と下の名前で呼びあうなど、フレンドリーな雰囲気で番組は進行し、夏目は収録後、「収録前はどうなることやら…と思っていましたが、いざ収録が始まってみると楽しかったですし、本当に普段に近い状態で話すことができました」と、リラックして本番に臨めたことを明かしている。また、翌週(23日)の第2回放送分で、夏目は「朝の情報番組を担当するようになって以降、ハマった」という相撲の知識を披露。最初は仕事のために見ていたそうだが、現在は積極的に見に行くようになったといい、「相撲に合わせて、自分のスケジュールを組むほどです(笑)」とハマりっぷりを明かす。夏目は、大ファンだという勢関について、普段は見せない意外な熱いトークを披露する。(C)テレビ朝日
2016年04月16日タレントの夏目三久(31)が、30日に放送されたテレビ朝日系トーク番組『マツコ&有吉の怒り新党』(毎週水曜23:15~24:15)で、同番組を卒業した。2011年4月の番組開始当初から"総裁秘書"として進行役を務めてきた夏目は、終盤に「5年間務めさせていただいた総裁秘書の職をこのたび離れることになりました」とあいさつ。「お2人のそばで仕事ができるなんて幸せな時間でした。ありがとうございます」と、マツコ・デラックスと有吉弘行に感謝の思いを伝えた。マツコに「どれくらいで戻ってくるの?」と聞かれると、夏目は「また遊びに来てもいいですか?」と質問。有吉弘行が「いいとも~!」とふざけると、「ありがとうございます。明るく送っていただいて」と笑い、マツコと有吉は「さみしくなるわ~」「そうね」と惜しんだ。また、「新・3大 夏目三久の"肝っ玉を感じた瞬間"」と題して、過去の映像を紹介。初回の強気な自分の姿を見て、夏目は「お2人とご一緒するにはと思って、自分なりに試行錯誤したんでしょうね」と懐かしそうに振り返った。2人から花束を受け取った夏目は、最後にあらためて「5年前に会社を辞めて、これからどうしようという時に、この番組にチャンスをいただきました。5年前はなんのとりえもなくおもしろみもなく、お2人には我慢強く温かく見守っていただいたと思っています」と感謝。「今の私があるのはこの番組のおかげだと言いきれます。感謝してもしきれません」と伝えた。夏目の卒業は番組リニューアルに伴うもので、今後もスペシャル放送などで番組に出演予定。後任は後日発表とのこと。
2016年03月31日夏目漱石の妻・鏡子の視点から、夏目漱石とともに過ごした明治の時代を描くドラマ「夏目漱石の妻」が、9月下旬から放送開始することが分かった。誰もが知る「我輩は猫である」「坊ちゃん」「こころ」といった漱石の名作たち。その多くは、実は妻・鏡子との夫婦生活を下敷きに描かれている。正反対な性格ながら、支えあい、かけがえのない家庭を築いた二人…。そんな夫・漱石を、ドラマ「鈴木先生」で初主演を務め、昨年公開の映画<a href="" target="_blank">『ラブ&ピース』</a>で主演を果たしたことが記憶に新しい長谷川博己が、彼を支えた妻・鏡子を、映画<a href="" target="_blank">『そして父になる』</a>で日本アカデミー賞主演女優賞を獲得し、今月12日に公開した映画<a href="" target="_blank">『エヴェレスト 神々の山嶺』</a>でもヒロイン役を務める尾野真千子が演じる。ストーリーは2人の出会いから。裕福な家庭に育った中根鏡子(尾野真千子)は、厳格な父・重一(舘ひろし)から学問は不要と育てられ、19歳のときに夏目漱石(長谷川博己)と見合いをする。2人は互いに引き寄せられ、結婚。漱石が高校教師として熊本に赴任し、ここから新婚生活が始まる。漱石はとびきりの知性派ではあるが、幼少期に養子に出された過去から、家庭の温もりを知らなかった。情緒不安定で気難しい漱石をなんとか理解しようと、鏡子は夫が読むものを読み、夫の友人らと交わり難しい会話に混ざろうとするが、そうそう甘くない。そして鏡子は身ごもった子供を流産、孤独から自殺未遂をし騒ぎを起こす。危機の訪れに、夫婦としてどう乗り越えていくのか――。出演は、尾野さん、長谷川さん、舘さんのほか、黒島結菜、満島真之介、竹中直人、ほか。明治という激動の時代を駆け抜け、夫婦として成長していく二人の姿を、妻・鏡子の視点からどのように描き出すのか、放送を楽しみに待ちたい。「夏目漱石の妻」は、9月下旬より毎週土曜21時~NHKにて4週連続放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月30日背広から着物、カジュアルな装いまで、自分のスタイルを持つ人々が行き交う銀座。その中でも強いオーラを放ち、一際目立つスタイリストのDie-co★さん。銀座には仕事でよく訪れるそう。ゆっくりとモノとの向き合い方を教えてくれるお店、仕事や買い物の後に一息つける本格的なイタリアンまで、銀座の街をパワフルに紹介してもらいました。SPOT1. ARMANI/CASA (アルマーニ/カーザ)さまざまな用途に活用可能なテキスタイルシンプルながら、贅沢な質感が伝わる空間。イタリアンラグジュアリーを体感できます。コメント:アルマーニのファッションアイデンティティと同じ上品な奥ゆかしさが感じられ、実にリラックスできる空間。黒檀のお箸など、ギフトに最適なものも見つけられます。【店舗情報】「ARMANI / CASA (アルマーニカーザ)」住所:中央区銀座5-5-4 アルマーニ 銀座タワー4階電話番号:03-6274-7003営業時間:11:00 - 20:00定休日:不定休URL: 銀座もとじ 男のきもの老舗の呉服店も多い銀座ですが、その特色はばらばら。銀座もとじは銀座に3店舗を構え、常に新しい時代に合う着物を発信するお店。そのなかでも、銀座もとじ 男のきものは、男性が日常のなかで着物を楽しむ手助けをしてくれます。糸はもちろん、厳選した素材を組み合わせた上質なスタイリングが実現可能。グローバル化する社会だからこそ、日本のアイデンティティとして着物をたしなむ人が増え、男性も女性に気後れしないようサポートしてくれます。銀座もとじ二代目・泉二啓太氏のアドバイスのもと、気になる柄を選んで、早速仮着付けをしてもらいました。グラデーションが美しい着物。仮着付けでもイメージが湧いてきます毎年人気のカシミア、ウールなどを使ったオリジナルコートのラインアップコメント:国際的なイベントに着物を着ていけばコミュニケーションツールにもなるし、まさに着るおもてなし。たとえば夏目漱石のような往年の文豪風、丸眼鏡を合わせて藤田嗣治のようなアーティスト風…など、自分に合った楽しみ方を着物から見つけられるお店です。【店舗情報】「銀座もとじ 男のきもの」住所:中央区銀座3-8-15電話番号:03-5524-7472営業時間:11:00 - 19:00定休日:年末年始休URL: Ippolito(イッポリート)走り筍のリガトーニは口に入れた途端、旨味が広がります自慢の薪窯で、定番のマルゲリータピッツァを焼き上げていただきましたコメント:まるでナポリのリストランテに居る気分。陽気なシェフやスタッフもフレンドリーで、楽しい時間が過ごせます。【店舗情報】「Ippolito(イッポリート)」住所:中央区銀座5-13-12 サンビル1階電話番号:03-3524-8571営業時間:月 - 金 11:30~15:00, 17:30~22:00(L.O)土・日・祝 11:30 - 21:00(L.O)定休日:不定休URL:銀座についてのコメント:数々の文学や芸術を生み出した日本の文化発祥の地が銀座だと思います。世界中の『ラグジュアリー』が一同に介しながらも、夕方にはなよやかにうなじを上げたオネエさん達が歩いたりと、昔ながらの風情を残す街…さらに進化していくこれからの銀座がますます楽しみです。PROFILE:Die-co★ (ダイコ)雑誌、テレビ、映画など幅広いジャンルで活躍中のスタイリスト。名前のスペルの発案はなんと写真家のナン・ゴールディン。ファッションへの情熱と知識、知恵を織り込んだスタイリングで人気を誇る。
2016年03月30日フリーアナウンサーの夏目三久が、今春6年目を迎えるテレビ朝日系トーク番組『マツコ&有吉の怒り新党』(毎週水曜23:15~24:15)の番組リニューアルに伴いレギュラーから離れることが29日、明らかになった。あす30日の放送が、レギュラー最後の出演となる。この番組は、視聴者の身近な怒りに"幹事長"のマツコ・デラックスと、"政調会長"の有吉弘行が独自の視点から切り込むもの。2011年4月からスタートし、夏目は番組開始当初より、"総裁秘書"として、進行役を務めてきた。夏目は、「5年間、マツコさん有吉さんお2人には我慢強く温かく見守っていただいた」と感謝。続けて、「今の私があるのも、この番組のおかげだと言い切れます」とまで話し、視聴者には「今後とも番組を引き続き愛してください」と呼びかけている。また、佐宗威史プロデューサーは番組の空気感を「マツコさん有吉さん夏目さんという、3人だったからこそ生まれたもの」と表現。「5年間ありがとう」とねぎらったうえで、「スペシャルなどで番組に戻ってきていただきたい」と期待を寄せた。この佐宗プロデューサーの言葉の通り、夏目は今後もスペシャル放送などで番組に出演予定。なお、4月以降の後任については今後、発表される。
2016年03月29日東京都・日比谷の千代田区立日比谷図書文化館にて、フィジカルな「本」の魅力を探る特別展「祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ」を開催している。会期は3月23日まで(2月15日、3月21日休館)。開場時間は10:00~20:00(土曜日は19:00まで、日・祝日は17:00まで)。一般300円、大学・高校生200円、千代田区民・中学生以下無料。同展は、祖父江氏と同氏が主宰するコズフィッシュのブックデザインを通して、フィジカルな「本」の魅力を探るもの。館内改装のため閉館中のギンザ・グラフィック・ギャラリーにより開催される。ブックデザインの第一人者である祖父江慎は、その独特な感性と鍛え抜かれたデザイン力により、常に意表を突く作品を世に送り出してきた。本の中身・内容をいかに伝え、読者に訴え得るか、あるいはそこに意図的なデザインを感じさせることなく自然に読み進めることができるかが装丁やブックデザインの基本だが、創造力あふれるデザインがその本の世界をより魅力的に語ることがある。同展では、アイデア・プラン出しから始まってそれらを実現するための試行錯誤を、本に使われる紙や本の構造、印刷方法から製本まで、実際にデザインした本を例に紹介されるということだ。また、夏目漱石の「心」、「吾輩ハ猫デアル」新装版の制作プロセスを細かく紹介。「心」装丁のために漱石自身が描いた装画や初版本のゲラなど、貴重な漱石自筆作品も展示される。なお、期間中展示替が行われる。前期「cozf編」は2月14日まで、後期「ish編」は2月16日~3月23日。漱石「心」の自筆装画は前期公開、「吾輩ハ猫デアル」の制作プロセスは後期公開となっている。そのほか、関連企画として対談「漱石本制作の舞台裏」が開催される。出演は祖父江慎、渡部朝香(岩波書店単行本編集部)、前田耕作(同製作部)。開催日時は3月10日18:30~20:00。会場は日比谷図書文化館地下1階コンベンションホール(大ホール)。参加費は500円、要予約。申込など詳細はギンザ・グラフィック・ギャラリーWebページにて。
2016年01月26日猫の文学を楽しめる「ネコ文壇バー 月に吠える」がこのほど新宿三丁目にオープンした。○「ネコ文学」が棚に並ぶ文壇バー1号店の「プチ文壇バー 月に吠える」は、新宿ゴールデン街に位置し、出版業界の活性化と若手物書きの支援をコンセプトに2012年6月にオープンした。店内にある約300冊の本は観賞や貸し出しOKで、作家によるトークイベントや読書会などのイベントを随時開催している。金粉が浮かんだゴージャスな「印税生活」など、文壇バーならではのユニークなカクテルが用意されており、店内はカフェのような柔らかい雰囲気だ。今回オープンとなった「ネコ文壇バー 月に吠える」では、1号店のコンセプトをそのままに、店内に並べる本をネコ関連のタイトルに絞り込んでいる。作品は「吾輩は猫である(夏目漱石)」、「100万回生きたねこ(佐野洋子)」、「木更津キャッツアイ(宮藤官九郎)」、その他写真集も含め、オープン時は200冊ほどが用意されている。また今後の活動として、ネコにちなんだオリジナルメニューの開発や、ネコ関連イベントの開催なども検討していく。なお、店内に本物の猫はいない。
2016年01月14日