「うちは私で8代目となるユタの家系です。(奄美大島の)祖母がよく、『ばあちゃんのお父さんは西郷どんと一緒に、魚の追込み漁をしてたよ』と、話していました」 そう語るのは、鹿児島県の本土南端から、400キロメートル南にある奄美大島のユタ神様こと、葉月まこさん(63)。 NHKで放送中の大河ドラマ『西郷どん』。鈴木亮平演じる西郷吉之助(のちの隆盛)は、薩摩藩の藩命により、奄美大島へと島送りにあう。この南の島で二階堂ふみ演じる、とぅま(愛加那)と出会い、人生のどん底から抜け出し再生を果たす。 劇中、「海の向こうから夫が来る。だが災いも連れてくる」と、とぅまに告げるユタ(秋津菜津子)が話題を呼んでいる。ユタは『西郷どん』のHPによると、こう紹介されている。 《ユタとは、神様のおぼし召しを受けて、人の現在・過去・未来を知らせる予言者のような存在。当時の島では、「医者半分、ユタ半分」と言われるほどにユタが多く、その存在は身近で大切なものだったそうです》 葉月まこさんは、ユタの1人で、地元では「まこ神姉さん」と呼ばれ親しまれている。 「薩摩藩に琉球が支配されるまで奄美大島は琉球王国に属し、文化、風習も同じでした。ユタは、琉球諸島に存在する神々や精霊と交信し、自然と共存して生きる道を伝える存在。神々に祈り続ける古の血を受け継ぐ者です」(葉月さん・以下同) 今も、奄美には200~300人のユタがいるだろうと葉月さん。 「でも、海や川でのみそぎなど厳しい修業を経て、人々の救済ができるまでになる人は少ない。恋愛、結婚、離婚、仕事、子育て、病気などユタが悩みをみる“判じ”(占い、易)ができるのは10~20人でしょう」 葉月さんは、昭和30年(’55年)にユタの家系に生まれる。4歳のときに母を亡くし、つらい幼少期を過ごした。ユタ神様だった祖母の姿を見ながら成長する。 葉月さんが19歳のときに、神様に導かれる前兆で心身の不調が出る「神ダーリィ」が起きて、ひどい頭痛に襲われた。20歳で結婚。2人の娘に恵まれたが再び神ダーリィが始まり、そして29歳で離婚。その後、亡くなった祖母が夢に現れ続け「神様を継いでほしい」と繰り返した。 「ずっと拒み続けてきたんですが、37歳のときに祖母の後を継ぐことを決心。海や川でのみそぎなどの修業を経て40歳でユタになる儀式を行いました」 それから20年以上、飲食業で生活の糧を得る傍ら、ユタとして「判じ」をして人々を幸せに導いている。 この取材中に、葉月さんに突然、「双子の赤ちゃんが無事に生まれました」と、お礼を言いに来た女性がいた。 「子どもが授からないという女性が通ってきてね。神様からの言葉、『男の子が生まれるよ』と伝えて、そのための神社へのお参りの仕方や夫婦にいい日を選んであげたの」 後日、女性は子宝に恵まれた。夫婦関係の相談に来た女性の離婚を思いとどまらせたこともあった。 「神様から『別れるな』という言葉が降りてきて。私は『相性がいいから離婚はせんほうがいい』と諭しました。数年後に、『あのときは、主人の気持ちがわからなかったけれど離婚しなくてよかった』と、礼を言いに来てくれてね。みんなが幸せになると、神様も喜ぶよね」 島民の数々の悩みを解決してきた葉月さん。近年、気になることがある。ネットには誹謗中傷の言葉があふれているのをはじめ、ギスギスとした世の中になり、負の念であふれているという。 「みなさん、自分のことしか眼中になく、心が狭くなっているように見えます。そうすると負の念が増え、本人も周りも不幸になるんです」
2018年05月27日大泉洋と宮崎あおいが、TBSにて放送されるドラマ特別企画「あにいもうと」でドラマ初共演を果たすことが決定。脚本を山田洋次、プロデューサーを石井ふく子が担当、2人が兄妹役を務めるほか、瀧本美織、笹野高史、太賀らが出演する。■あらすじ東京下町で工務店を営む赤座家。兄の伊之助(大泉洋)は、父であり棟梁の忍(笹野高史)の下で大工職人として働き、妹の桃子(宮崎あおい)は大型トラックの運転手をしている。体力仕事をしている兄妹だけあり、家の中はいつも血気盛んだ。ある日、桃子が恋人との間にできた子を流産したことを家族に打ち明ける。相手の男のことを何一つ話そうとしない桃子に対し、伊之助が激怒。人一倍桃子を可愛がる伊之助は、居たたまれなくなり桃子を殴ってしまう。そんな行き過ぎた愛情をありがた迷惑に思う桃子は反発。伊之助の腕に噛みつき、兄妹喧嘩はやがて嵐のような騒ぎに。翌日、桃子が家を出て行ってしまう。それから半年後、赤座家で父・忍の古希の祝いが開かれる。計画したのは伊之助だ。忍のお祝いは表向きの理由で、実はそれを口実に桃子を帰宅させるのが目的らしい。そのことを妹の佐知(瀧本美織)から聞かされた桃子は仕方なく帰宅することを決める。半年ぶりに家族が顔を揃える赤座家。誰もが桃子の帰りを心待ちにする中、突然、桃子の恋人だった小畑裕樹(太賀)が訪ねて来て…。■1972年版でもタッグを組んだ山田洋次×石井ふく子で新たに描く!原作は、これまで幾度となく映像化されてきた室生犀星の同名小説。野性味にあふれ本能的に生きる一家を舞台に、兄と妹の狂おしいほどの情愛を通して家族の在り方を見つめる人間ドラマだ。今回この原作を、『男はつらいよ』『家族はつらいよ』シリーズの山田洋次監督が脚本化、「渡る世間は鬼ばかり」で知られる石井ふく子がプロデュースを務める。2人がテレビドラマで脚本とプロデュースを担当するのは、1988年放送の「くもりのちハーレー」以来30年ぶり、また1972年放送の「あにいもうと」でもタッグを組んでおり、今回は当時のストーリーにはなかった、もう一つの結末を描き出すという。石井氏は、「山田さんの脚本がすごく素敵なんです。現在、2020年のオリンピックに向けて、様々な場所で建設工事が行われていますよね。その中で、昔ながらの工法で日本の伝統技術を守る大工さんを描いてみたいと思い、山田さんと取材を行いました。物語の中では、赤座家は工務店を営んでいるという設定で、大泉さんには昔ながらの大工を演じていただきました。家族の在り方をもう一度考え直すことのできる、素敵な作品になったと思います」とコメント。山田氏も「石井さんとお会いするたびに『ぜひ、またご一緒しましょう。いい本を書いてください』と言われ続けてきた」と明かしながら「今回、このような形で実現できてよかった」と告白、「大泉洋さんと宮崎あおいさんという素晴らしい配役に決まり、テレビドラマ化できたことをうれしく思います」と喜びを語っている。■大泉洋、今回の出演は「ご褒美」! 宮崎あおいとテレビドラマ初共演そして今回、主人公の赤座伊之助を、『探偵はBARにいる』シリーズや『恋は雨上がりのように』『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』など今後も続々と主演作が控える大泉洋。また伊之助の妹役・桃子を、『怒り』『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』の宮崎あおいと、日本を代表する俳優の2人が、兄妹役でテレビドラマ初共演を果たす。人生で初めてモノマネをしたのが寅さんだと言う大泉さんは、「脚本を読んだとき、“寅さん”がいるような気がして興奮しました。妹への愛情、家族への愛が詰まっていて、尚且つコメディの要素が入っていて面白い。こんなに素敵な役をやらせていただけることは、ここまでがんばってきた僕へのご褒美じゃないかと。この役に出会わせてくれて本当に感謝しています」と出演決定への思いを明かす。一方、「大泉さんはみなさんご存知のように、ムードメーカーで、現場ではいつもみんなを笑わせてくれました」と撮影をふり返った宮崎さんは、「しかし、もんち(桃子)は、お兄ちゃんのユーモアに笑わず、喧嘩し、いつも悪態をつくような人。演じていて思ったのは、この兄妹はすごく似ているなと。似ているからこそぶつかってしまう。喧嘩をしてしまう。大好きだからこそ許せないところがたくさんあるのだなと強く感じました」とコメント。さらに、「とても愛に溢れた物語を、石井プロデューサー、脚本の山田さん、清弘(誠)監督と話し合いながら一生懸命作り上げました。家族みんなで楽しんでいただけると思います」と述べている。大泉さんと宮崎さんのほかにも、赤座家の次女・佐知役に瀧本美織、父・忍役に笹野高史、母・きく子役に波乃久里子、桃子の恋人・小畑裕樹役に太賀。さらに、西原亜希、七五三掛龍也、一路真輝、シャーロット・ケイト・フォックスらも出演する。ドラマ特別企画「あにいもうと」は6月25日(月)20時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2018年05月08日女優の大島優子と俳優の坂口健太郎が出演する低刺激ボディケアシリーズ「ミノン」の第9弾テレビCM「似ているようで違う」編が、17日より全国で放送される。大島演じる徳島から上京して6年目のOL・麻子と、坂口演じる夫・遼介を中心に、家族や大切な人とのつながりや思いを描く「ミノン」テレビCMシリーズ第9弾。恋人同士だった麻子と遼介は1年前に晴れて結婚。夫婦となった2人の日常を描く。今回のCMで描かれるのは、結婚生活にも慣れてきた2人の朝ごはんのシーン。今日のメニューは目玉焼き。2人で「いただきます」と手を合わせた後、麻子は慣れた様子で「はい、遼ちゃんは塩」と夫に塩を手渡し、自分はソースをかける。似ているように見える夫婦も実はちょっと違う。麻子と遼介の夫婦生活を通じて、乾燥に悩む人、カサつきとベタつきの混在にとまどう人、同じ敏感肌でも「似ているようで違う」ことを表現している。大島は「見どころは何気ない朝の日常のワンシーンの中で表現されている、似ている夫婦のちょっと違うところです。一緒に生活をしていて、食べるものも一緒だから色々と似てきたりするかもしれないですが、それでも一人一人違うところがあるよね、ということが凝縮されている」と説明。坂口も「違う一つのものに対して違う二人の感覚だけど、二人の柔らかい関係性がすぐ『はい、遼ちゃんは?』って(調味料を)渡してくれる。ふっと渡してくれる麻子の感じがいいなぁ、素敵だなぁと思いましたね」と語った。CMでは、麻子は目玉焼きには“ソース”、遼介は“塩”という設定だったが、坂口は実際にも遼介と同じ“塩”派とのこと。大島は、“醤油とマヨネーズ”だそうで、意外な回答に「どんな味がするのか」「そこに七味を入れてもよいかも」など話が盛り上がった。
2018年02月15日1980年に公開された山田洋次監督作『遙かなる山の呼び声』が、38年の年月を経て、この度スーパープレミアム スペシャルドラマ「遙かなる山の呼び声」として、阿部寛主演で今秋放送されることが決定した。あらすじ2018年春の北海道・中標津。夫を亡くした風見民子は、亡夫がこだわり続けた完全放牧酪農を周囲の反対にも負けずに続けている。昨年、風見家は大幅な赤字へ転落。今年は黒字が必達の課題となっている。しかし、民子をとりまく環境は崖っぷち状態。義父は持病が悪化し、主な労働役務は民子ひとりの肩にずっしりと重くのしかかっているのが実態だ。そんな折、嵐の夜にバイクが故障して動かなくなり、風見牧場へ一晩の宿を求めに来た男が民子の前に突然現れた。ぶっきら棒に男は言った…「ここで働かせてください!」『遙かなる山の呼び声』は、『男はつらいよ』シリーズの山田監督が、監督・脚本を担当し、高倉健や倍賞千恵子をはじめ、吉岡秀隆、渥美清、武田鉄矢らが出演した日本映画の名作。夫を失いながらも酪農に夢と生涯を掛ける女性と、悲運な宿命を負った男との出会いと別れを、北海道の大自然を舞台にダイナミックかつ感動的に描く本作。脚本には、山田監督と『メアリと魔女の花』を手掛けた坂口理子を迎える。また、映画『釣りバカ日誌』や『武士の献立』の朝原雄三が演出を担当する。今回のドラマでは、原作映画では高倉さんが演じた田島耕作役を、様々な作品に出演し今後も『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』『北の桜守』『のみとり侍』と出演作の公開が続々と控える阿部寛。そして原作では倍賞さんが演じた、厳しい北海道の地で懸命に酪農を続ける風見民子役には、『だれかの木琴』「ビューティフルライフ」「眉山」の常盤貴子に決定した。なお、撮影は5月~6月、オール北海道ロケで敢行予定。名作映画のテーマを踏襲しながらも、原作には無いキャラクターの登場や要素を加え、4Kの美しい映像で収録し、大作感たっぷりのドラマを作り上げるという。スーパープレミアム スペシャルドラマ「遙かなる山の呼び声」は2018年秋、BSプレミアムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年02月08日山田洋次監督作『家族はつらいよ』シリーズの続編、『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』が、2018年5月25日(金)より全国公開される。山田洋次『家族はつらいよ』史上最大のピンチ『家族はつらいよ』は、50年以上にわたり、常にその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次が、国民的映画「男はつらいよ」シリーズ終了後20年ぶりに製作した喜劇映画。2017年5月に公開された『家族はつらいよ2』は、「男はつらいよ」48作、「学校」4作、「虹をつかむ男」2作につづき、山田洋次16年ぶりのシリーズ化となり話題を集めた。そんな人気を受けて、決定した続編、第3弾『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』の製作。本作では、妻の反乱で、“あのドタバタ一家”に史上最大のピンチが訪れる。ことの発端は、妻・史枝のへそくりが泥棒に盗まれたことから始まる。そのことを知った夫・幸之助は、「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」という言葉を史枝に浴びせた。すると、史枝はそれまでたまっていた不満が爆発し、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱。身体の具合の悪い幸之助の母・富子に代わり幸之助の父・周造が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦する。しかし、それも続かず、家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。しまいには、幸之助も「お前たち家族なんてうんざりだ!」と飛び出す始末に。果たして平田家はどうなってしまうのか……平田家の嫁・史枝に注目のストーリーシリーズを重ねるごとに、一家の家事すべてを担う平田家の嫁・史枝の存在に注目が集まり、観客から史枝への応援の声が多く寄せられるようになったという。家事という労働、奥様の存在を巡る家族の大騒動に誰もが共感し、笑い、そして涙する。これぞ日本映画、日本の笑いともいえる喜劇映画の真骨頂が、さらにパワーアップする。橋爪功、夏川結衣などおなじみのキャストキャストは、2011年の「東京家族」からおなじみの“家族”を演じた8名の実力派豪華俳優陣が4度目の結集。本作での核となる長男夫婦は、西村まさ彦と夏川結衣、橋爪功と吉行和子は熟年夫婦を演じる。そして、長女夫婦に中嶋朋子と林家正蔵、次男カップルに妻夫木聡と蒼井優らが扮する。また、シリーズでおなじみの小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史、木場勝己、藤山扇治郎、徳永ゆうき、笑福亭鶴瓶らに加えて、新メンバーとして立川志らくが登場する。横尾忠則が手掛けたポスターポスターは、世界的なアーティストの横尾忠則の描き下ろし。山田洋次監督作品の『東京家族』を描いて以来、4度目のコラボレーションとなる。8本の薔薇に8人家族の肖像がそれぞれ描かれた、ビビッドでカラフルなポスターに仕上がっている。また、ハートが添えられたロゴデザインも横尾忠則によるものだ。ストーリー史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親3世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれた!!夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱!身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。家族会議、緊急召集!平田家崩壊の危機か!?『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』公開時期:2018年5月25日(金)監督:山田洋次脚本:山田洋次、平松恵美子出演:橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優制作・配給:松竹株式会社■関連情報『家族はつらいよ2』発売日:11月3日(金・祝)・豪華版(初回限定生産)ブルーレイ&DVD(3枚組):5,800円+税・通常版ブルーレイ:4,700円+税・通常版DVD:3,800円+税発売・販売元:松竹© 2017「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年10月13日50年以上にわたり常にその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督が、国民的映画『男はつらいよ』シリーズ終了後20年ぶりに製作したファン待望の喜劇映画『家族はつらいよ』のシリーズ3作目が製作されることが決定。タイトルを新たに『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』として、来年5月に公開される。■あらすじ史枝(夏川結衣)は、育ち盛りの息子ふたりと夫・幸之助(西村まさ彦)、その両親3世代で暮らす主婦。ある日、家事の合間にうとうとしていた昼下がり、泥棒に入られ、冷蔵庫に隠しておいたへそくりを盗まれた!!夫から「俺の稼いだ金でへそくりをしていたのか!」と嫌味を言われ、余りに気遣いの無い言葉にそれまでたまっていた不満が爆発した史枝は、家を飛び出してしまう。一家の主婦が不在となった平田家は大混乱!身体の具合の悪い富子(幸之助の母/吉行和子)に代わり周造(幸之助の父/橋爪功)が掃除、洗濯、食事の準備と慣れない家事に挑戦するがそんなこと続くわけがない。家族揃って史枝の存在のありがたみをつくづく実感するのだが、史枝が戻ってくる気配は一向にない。家族会議、緊急召集!平田家崩壊の危機か――!?■山田洋次監督「今回は妻への賛歌です」『家族はつらいよ』は、2016年3月に1作目が公開されると、橋爪功×吉行和子の熟年夫婦の離婚危機とその騒動に出くわす家族の姿に人々が共感し大ヒット。続く今年5月には『家族はつらいよ2』が公開。そして公開すると同時に寄せられたファンからの続編を希望する声に背中を押される形で、この度シリーズ3作目の製作が決定した。作を重ねるごとに、夏川結衣演じる一家の家事すべてを担う平田家の嫁・史枝の存在に注目が集まり、観客から史枝への応援の声が多く寄せられるようになった本シリーズ。先日のクランクインにあたり、山田監督は「今回は妻への賛歌です。専業主婦の家事という仕事がどれだけ大変か、家族にとって主婦の存在がどれだけ重要な意味をもっているか。前回の作品は周造の友人が巻き起こす騒動で老人の貧困がテーマだったけれども、今回は内側に内在していた夫婦の問題が噴出し、それに対して家族たちがどう対応し、オロオロしながらどう乗り越えていくか、そこが前とは大きな違いです。このテーマは、ある種の重みを持っているので、そこをきちんと押さえて、楽しくも味わい深いどっしりとした喜劇をつくりたいと思います」とキャスト・スタッフに語っており、さらにパワーアップした山田ワールドが期待できそうだ。■お馴染みの豪華出演者たち出演には、『東京家族』からお馴染みの“家族”を演じた8名の実力派豪華俳優陣が、今回4度目の結集。橋爪さん×吉行さんを始め、本作での核となる長男夫婦に西村まさ彦×夏川さん、そして長女夫婦に中嶋朋子×林家正蔵、次男カップルに妻夫木聡×蒼井優らが。またシリーズお馴染みの小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史、木場勝己、藤山扇治郎、徳永ゆうき、笑福亭鶴瓶も登場。さらに、立川志らくが山田組初参加を果たす。『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』は2018年5月、全国にて公開予定。『家族はつらいよ2』ブルーレイ&DVDは11月3日(金・祝)発売。(cinemacafe.net)
2017年10月08日「奄美、楽しい。帰りたくないよ」。奄美大島で過ごした最後の夜に、息子がつぶやいた言葉です。母親である私も同じ気持ち。透明な海でお魚や貝殻を探したり、マングローブの森で緑にいやさえながらカヌーを漕いだり、何もない離島で星を眺めながら花火を楽しんだり。奄美大島での日々はキラキラと輝いていて、家族にとって大切な思い出となりました。近年、旅好きの間で人気上昇中の奄美大島。なぜ今、奄美大島なのでしょうか?■理由その1 透明な海と日本で2番目に大きいマングローブ原生林がある!子連れで楽しめる国内リゾートといえば、沖縄が有名。私たちも最初は、宮古島や西表島への旅を考えていました。でも、7年前に訪れた奄美大島の美しい海が忘れられず、「息子にも見せてあげたい」という思いが日に日に膨らんできたのです。また、奄美大島のマングローブ原生林は、西表島に次いで日本で2番目の規模。小さな子どもも一緒にカヌーでの探検が楽しめます。ほかにも、亜熱帯の森を散策する「金作原原生林」などがあり、ビーチ以外の楽しみも豊富。沖縄に比べるとまだ観光地化が進んでいないため、のんびりと過ごせそうなことや、ホテル代が手頃なことも決め手となりました。■理由その2 主要都市から直行便があり沖縄より近い!実は、アクセスも良好の奄美大島。東京(成田)と大阪(関空)からはバニラエア、東京(羽田)と大阪(伊丹)・福岡などからはJALの直行便が毎日飛んでいます。さらにうれしいのは、所要時間が短いこと。東京―奄美大島の場合、フライト時間は片道1時間55分〜2時間15分と東京―那覇(片道2時間20分〜3時間前後)より短く、飽きっぽい子どもでも無理なく移動できそう。また、空港から車でわずか10分程度で海辺のリゾートホテルに行けるので、到着・出発日にはゆったりと過ごせるのもポイントでした。 ■理由その3 LCCを利用すれば格安で飛べる!前述したように、東京(成田)と大阪(関空)からはLCCのバニラエアが飛んでいます。運賃は正規料金で片道6380円〜と激安! さらにセールを狙えば、片道2980円程度で奄美大島へ行けるんです。ただし、LCC利用時に注意したいのは、預け荷物や座席指定が有料なこと。荷物の重量・サイズ超過は、多額の追加料金が発生してしまうので、事前にしっかりチェックしておきましょう。家族がバラバラに座るリスクを避けるために、オプションで座席は指定しておくのがおすすめです。また、羽田空港ではなく成田空港の利用となるため、「遠くて不便なのでは」と私たちも心配していました。しかし、それは全くの杞憂に終わりました。東京駅からリムジンバス(THE アクセスまたは東京シャトル)に乗ると、70分前後でスムーズに到着! 料金も片道1000円(東京シャトルの事前予約は900円)と手頃です。LCC専用の第3ターミナルまで直行で運んでくれるのも、リムジンバスならではのメリット。電車の場合は、第1・2ターミナルから20分ほど歩くか、または無料シャトルバスを利用する必要があります。第3ターミナルには、ショッピングモールにあるようなフードコートがあり、『フレッシュネスバーガー』や『長崎ちゃんぽんリンガーハット』など、人気のお店がずらり。わが家は時間がなかったので、ハンバーガーと皿うどんをテイクアウトして搭乗口へ向かいました。そして、いざ奄美大島へ向かうため、バニラエアの機内へ。持ち込んだハンバーガーを食べたりタブレットでアニメを見たりしながら、スムーズに移動しました…と言いたいところですが、実はフライトが1時間半近くも遅延してしまったのです!奄美大島に着いたのは、すでに午後6時前。「何としても暗くなるまでにひと泳ぎしたい!」と気が焦ります。 旅行初日から予想外のハプニングに見舞われた私たち。はたして、私たちは泳ぐことができたのでしょうか? 【5歳息子と「奄美大島4泊5日」家族旅vol.2】へ続きます。取材・文/まちとこ出版社
2017年09月20日元AKB48で2度女王に輝き、その後女優としていくつかのドラマに出演するなど人気の大島優子さん(28)。サンケイスポーツによると、大島さんは語学留学のため、米ニューヨークに渡航していることが19日に明らかとなりました。関係者によりますと、大島さんの留学期間は1年。2017年8月より渡航し、現地では語学勉強に加え、ブロードウェイなどエンターテインメントの本場で更なる表現者として磨きをかけるということです。今回の留学を「1人の女性としての見聞を広げるため」と話している一方で、ネット上では今後の女優業に少なからず支障が出るのではないかという心配の声が上がっているようです。●AKBの元女王、大島優子の留学に反対の声続々『日本に帰ってきても仕事ないでしょ』『気合だけでは女優はできない、でも勢いは大事』『綾部は?綾部は?』『帰ってきて英語ペラペラだったらいいよね』『「ア○○○スカイ」を見つけに行った』『本気で語学やエンタメ学びたいなら1年じゃ足りないよ』『逆に5年行きます!と言ったら本気かも』『海外留学した芸能人で成果出している人いない気が……』など、芸能人の留学に疑問の声が挙がっています。海外留学は本気でやれば、相当に厳しく、大変な生活が待っているはず。全力で走り続けてきた大島さんだからこそ、良い意味で期待を裏切る一年にしていただきたいですね。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年09月20日元AKB48の大島優子さんが、芸能活動を一時休止して海外へ渡航することになったと『デイリースポーツ』が報じています。『デイリースポーツ』によると、大島さんの所属事務所も認めているそうで、渡航場所や時期、期間などは未定だといいますが、『仕事が入ったら、途中で帰ってくる可能性もある』とのことで、早期復帰の可能性もあるようです。大島さんといえば、6月17日に開催されたAKB総選挙の開票イベントで結婚宣言を行ったNMB48の須藤凜々花さんに対し、自身のInstagramで公開した動画内での言動によって物議を醸したばかり。「下品」だとしてInstagramが大炎上する事態となりました。そんな件もあり、今回の大島さんの芸能活動一時休止&海外渡航の報道に対し、ネット上では批判の声が多く挙がっています。●大島優子の海外渡航にネット上では「芸能人はすぐ海外へ逃げる」と呆れる声『動画の件で相当イメージダウンしたから、海外逃亡するだけでしょ?』『要するに干されたってことね』『このまま引退するんじゃない?』『逃げたな』『失言してイメージダウン後のガス抜きっぽい』『緊急避難』『前から海外へ行くことを希望してたみたいだけど、このタイミングじゃ逃亡としか思えない』『要は海外逃亡でしょ?帰ってきても居場所も需要もないと思うけど』『一連の炎上騒ぎで海外逃亡ね』『芸能人はやばくなると海外へ逃げるよね』『綾部かよ!』『例の動画が原因で干されたってことだね』『仕事が入れば途中で帰ってくるって、仕事がないから休暇を取るだけじゃん』『ほとぼりが冷めるまで海外へってとこか。でも戻ってきても仕事ないと思う』『芸能人は都合が悪くなるとすぐ海外逃亡するね。逃げることができて羨ましい』『干されたって言ってるようなもんじゃん(笑)』など、ネット上では「海外逃亡」「干された」と見る人たちが多数でした。動画での言動で、大きくイメージを崩してしまった大島さん。「仕事が入ったら途中で帰ってくる可能性もある」ということは、やはり今は仕事がないということなのでしょう。言ってしまったこと、やってしまったことはもう消えることはありませんが、海外渡航で自分自身を見つめ直し、帰国後にはファンのためにもさらなる活躍を見せてくれるといいですね。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年07月04日『男はつらいよ』の山田洋次監督がシリーズ終了後、約20年ぶりに生み出した喜劇映画の最新作『家族はつらいよ2』。本作で山田監督作品に初出演を果たしたのが、劇団ひとり。以前より『男はつらいよ』の大ファンだと語るひとりさんが、山田監督のある演出に大感激を受けるメイキング映像がシネマカフェに到着した。平田周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年――。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを、長男夫婦(西村雅彦&夏川結衣)、長女夫婦(中嶋朋子&林家正蔵)、次男夫婦(妻夫木聡&蒼井優)でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく。そんな中、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれるが…。本作でひとりさんが演じているのは、ある事件をきっかけに平田家にやってきた敏腕刑事。以前より『男はつらいよ』シリーズの大ファンであることを公言しているひとりさんは、山田監督のこだわりあふれる演出を直に受け、大感激したという。例えば、平田家で2階に上がるシーン。映像では「『男はつらいよ』って、寅さんが階段のぼっていくときに捨て台詞をよく言うんですよ」と、ひとりさんが語りながら、もともとはセリフのなかったシーンにその場でどんどんセリフを足していく様子が映し出されていく。さらに、指先一つの動きまで、こだわる山田監督の演出に、「おそらく『男はつらいよ』の寅さんとタコ社長の喧嘩シーンも、こんな風に一手ずつ細かく決めてらしたんだな」と感激の面持ちで山田監督の演出について明かしている。その洗練された演出が、本編ではどのように仕上がっているのか。劇場中が笑いに包まれるという本作の裏側を、この映像から確かめてみて。『家族はつらいよ2』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:家族はつらいよ2 2017年5月27日より全国にて公開(C) 「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年06月01日女優の大島優子が31日、都内で行われたマクドナルド「ビッグマック祭り」キャンペーン発表会に出席。大好きだという同商品を口いっぱいに頬張り「美味しいー!」と満面の笑みを浮かべた。6月6日から放映される新CM「ずっと好きだった」編に出演する大島は、この話がきたときの心境を聞かれると「すっごく嬉しかったです。撮影でどれくらい食べられるんだろうということを想像しながら撮影に行きました」と回顧。撮影をした感想については「ひと噛みずつのカットを撮るもんですから、全部食べられなくてずっとおあずけ状態だったので欲求が溜まっていましたね(笑)」と明かし、「最後に2~3個いただきました」と声を弾ませた。また、同CMで「大好きー!」と叫ぶシーンがあることにちなみ、いま「大好き」と叫びたくなることがあるか尋ねられると「いっぱいあるんですけど、食べることが大好きです。ビッグマックみたいに口いっぱいに含んで食べるのが大好きなので、このあとのお昼は確実にビッグマックを食べるって決まっています」とニッコリ。スタイル維持を心配されると「あまり気にしたことがないですね。普段、楽屋にいるときに歌ったり踊ったり暴れたりしていて、汗をかいて消費しているので、あまり太ったりすることがないです」と打ち明けた。さらに、同キャンペーンにちなみ、お祭りでの思い出を聞かれると「浴衣が大好きで、お祭りのときは着る機会を作っていて、いま6着持っているんですけど、毎回破れます(笑)」と告白し、「浴衣(を着ている)ということを気にしないで行動しちゃうので、いつもどこかが破れているんです。お淑やかな女性になりたいんですけど、なかなかうまくいかないです…」と下を向いていた。発表会では、6月3日より『ビッグマックMセット』を特別価格550円で販売することや、『グランドビッグマック』『ギガビッグマック』が期間限定で復活するなど、同キャンペーンの4つの施策が発表された。
2017年05月31日喜劇映画『家族はつらいよ2』の公開直前イベントが5月15日(月)、都内にて開催され、山田洋次監督と出演の橋爪功、林家正蔵ら9名が登壇。劇中に登場する平田家のメンバーが全員集合し、家族に関する悩みに答えるトークショーが行われた。同作は、“熟年離婚”をめぐり大騒動を繰り広げる家族の姿を滑稽に、かつ温かく描いた前作(2016年3月公開)の続編。離婚騒動を乗り越えた平田家だが、高齢者の危険運転を心配する家族が周造(橋爪さん)に自動車運転免許を返上させようと画策。しかし、兄妹夫婦で周造を説得する役回りを押し付けあっているうちに、家族の心を見透かした周造が「死ぬまで車の運転を続ける!」と激怒してしまった。イベントには、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、山田洋次監督が出席。劇中では、両親夫婦を橋爪さんと吉行さんが、長男夫婦を西村さんと夏川さんが、長女夫婦を中嶋さんと正蔵さんが、次男夫婦を妻夫木さんと蒼井さんが演じる。平田家のメンバーがステージに登壇し、トークショーが開始。3世代が同居する家庭での食事が話題にあがると、正蔵さんは「うちは3世代なのですよ。戦争に近いですよ」と実感を込めて語った。正蔵さんの母親は御年83歳だそうで、正蔵さんは「嫁の作ったものに母が『この間の方が上手かったわね』と言うと、シッとなって、それはもう、生きた心地がしません」としみじみ。さらに、「母にだけ気を使って、母のためを思ってカレイの煮つけなどを作るのですが、それには手をつけないときがあるのです。みんなと一緒に豚の生姜焼きなどを食べているときがあるのです。嫁の思いがそこで潰れてしまうことがあり、殺伐とした状況に陥ることがあって」とエピソードを交えて家庭の様子を明かした。ついでに山田監督に「今度、実写版で蛯名家の食卓を…」と自身の家庭をテーマにした映画制作を提案し、笑いを誘う一幕もあった。そんな正蔵さんだが、MCが「“熟年離婚”を乗り越えた周造さん(橋爪さん)に聞いてみたいと思います」と言うべきところ、「周造」を「正蔵」と言い間違えてしまったのを耳にして、「いま、『正蔵さん』って言った?『“熟年離婚”を乗り越えた正蔵さん』って!ドキッとしましたよ!」と冷や汗。山田監督が「そろそろ、危ないですか?」と話に乗っかり、一連のやり取りが会場に大きな笑いを巻き起こした。イベントの感想を尋ねられた蒼井さんは、「正蔵さんがお家で大変なのだなということが一番よく(笑)女性の意見が聞けるはずだったのですが、わりと正蔵さんの印象が強かったです(笑)」と声を弾ませた。イベントでは、夫たちが食事の片づけをしないことをはじめ女性たちの様々な悩みが紹介された。山田監督は、家族というテーマは「作り手にしてみれば話題の宝庫みたいか感じがします」といい、「女性の家事労働がまったく評価されないということについてはね、女性問題を語るうえで大きな問題ではないかな。この映画の続編をもし作るとしたら、大きな問題になっている気がしますよ」と続編制作にも言及した。『家族はつらいよ2』は、5月27日(土)より全国にて公開。(竹内みちまろ)■関連作品:家族はつらいよ2 2017年5月27日より全国にて公開(C) 「家族はつらいよ2」製作委員会
2017年05月15日5月27日公開の映画『家族はつらいよ2』の完成披露試写会が26日、東京・有楽町のピカデリーで行われ、山田洋次監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が出席した。2013年公開の『東京家族』で一家を演じた橋爪功、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが山田洋次監督のもとに再結集して大ヒットをした昨年公開の映画『家族はつらいよ』。本作は、その続編となるもので、お馴染みとなった平田家に新たな大事件が巻き起こる、というストーリーとなっている。完成披露試写会が行われたこの日は、欠席した中嶋朋子以外、平田家の家族を演じたキャスト陣7人と山田洋次監督が登壇して舞台あいさつ。山田監督が「去年の8月という暑い盛りにクランクインし、本当に大変な撮影でした。クランクアップまで僕が持つんだろうか、途中でダメになってしまうんじゃないかと、とても不安な気持ちで過ごした2カ月でした」と振り返るも、「10月末にクランクアップしてから半年が経ち、ようやく上映の日を迎えてとういうこの日が来たな、という思いです。この映画を全国のたくさんの方に見ていただければと思います」とアピール。本作を製作した経緯について「『東京家族』という映画でこのメンバーが家族になり、その時に『また作りたいね』と言って作ったのが第1作目。それを作り終えた時にもう1回みんなと作りたいと思ったのと同時に、良く知る俳優さんをイメージするといろんなセリフが浮かんでくるんです。回を重ねるごとに中身も良くなっていくと思えて、またこの家族を作った訳です」と説明した。その山田監督から前作『家族はつらいよ』の撮影で厳しい指導を受けたという林家。続編となる本作でも厳しい指導があったと思いきや、「はっきり申し上げますと、監督より怖いのが蒼井優さんということが分かった気がします。悪魔に近く、人のNGを笑う、勝手に打ち上げの場を私の家に決めたりと、いろんなことがありました」と暴露する場面も。名指しされた蒼井は「あれは橋爪さんが言えって言ったんです。橋爪さんが全部黒幕なんですけどね」と明かすと、橋爪から「地獄に落ちるよ」と言われて会場は大爆笑。再び蒼井が「でも正蔵さんのお家にうかがって、お会いしたご家族から『うちの正蔵がお世話になっています』と言われ、私も『うちの正蔵が』という気分になりました。続編をやると、家族の気分になりますね」とすっかりお馴染みとなった共演者たちとは家族以上の繋がりを感じている様子だった。映画『家族はつらいよ2』は、5月27日より全国公開。
2017年04月27日女漫才師の友情を描いた小説すばる新人賞受賞作を「荒川アンダーザブリッジ」の飯塚健監督が、清水富美加と元「SKE48」の松井玲奈のW主演で大胆にドラマ化した「笑う招き猫」が、3月21日(火)今夜からTBSで放送スタートとなる。山本幸久による原作「笑う招き猫」(集英社文庫刊)は女漫才師を描く友情譚の傑作。同作を映画『荒川アンダーザブリッジ』シリーズをはじめ『大人ドロップ』や山田孝之主演のドラマ「REPLAY&DESTROY」などを疾走感あふれる作風で映像化してきた飯塚監督が清水さんと松井さんを迎え独自の解釈でドラマ化したのが本作。高城ヒトミ役に清水さん、本田アカコ役に松井さん、そのほか蔵前真吾役で落合モトキ、大島洋次役で荒井敦史といったキャストが出演。芸歴5年のまったく売れていない漫才コンビ「アカコとヒトミ」が、仲間たちと共に所属事務所のネット動画チャンネルへアップする動画を制作する日々を描く。共に27才。出会って7年。コンビ組んで5年――ヒトミとアカコは漫才コンビ「アカコとヒトミ」として活動している。売れる足がかりを掴むため、所属事務所のネット動画チャンネルへ向けた動画を制作することが2人の日課。幼なじみの蔵前真吾と大島洋次に制作を協力してもらっているが、なかなかその再生回数は伸び悩んでいる。今回は、漫才の練習中に泥酔してしまったアカコにヒトミがドッキリを仕掛けることに…というストーリー。オープニングテーマ「スマイロブドリーマ」とエンディングテーマ「どこかで日は昇る」はどちらも人気5人組バンドの「Mrs. GREEN APPLE」が担当。こちらにも注目だ。バラエティ要素が強いものになるという本作、毎話2人がどんな企画に挑戦するのかも必見。またゴールデンウィークには同じキャストによる劇場版も公開されるのでこちらもお楽しみに。ドラマ「笑う招き猫」は3月21日(火)深夜1時45分~TBS系にて放送開始。その後は毎週火曜深夜1時28分~。MBSでは毎週日曜深夜0時50分~放送中。今後SBSで3月26日(日)より毎週日曜深夜1時20分~、HBCで4月2日(日)より毎週日曜深夜0時50分~、RKKで4月20日(木)より毎週木曜深夜1時~順次放送開始。(笠緒)
2017年03月21日第16回小説すばる新人賞を受賞した山本幸久の同名人気作を原作に、清水富美加と松井玲奈が漫才コンビに初挑戦した青春映画『笑う招き猫』。この度、新たなキャストとして稲葉友、落合モトキ、浜野謙太、前野朋哉、戸田恵子らの出演が決定。またポスタービジュアルと予告編も公開された。高城ヒトミ(清水富美加)と本田アカコ(松井玲奈)は、「アカコとヒトミ」という結成5年目の売れない女漫才師。今日も小劇場の片隅で常連客に向けて漫才を披露する毎日。そんなある日、いつもネタ合わせをしている河川敷で、ヒトミの自転車を盗もうとしている中学生を捕まえてから2人の周りがざわつき始める。初めてテレビのバラエティ番組出演が決まったり、番組出演をきっかけに大学時代の旧友と再会したり… 。漫才師として売れる兆しが見えてきた2人だが、とある事件をきっかけに糸が切れた凧のように飛んでいきそうになってしまう。果たして「アカコとヒトミ」にはどんな未来が待っているのか――!?このほど決定した追加キャストは、松井さん演じるアカコの幼なじみ蔵前真吾と大島洋次役に落合さんと荒井敦史、アカコとヒトミの大学時代の先輩・和田と友人・土井役に浜野さんと前野さん、アカコとヒトミが所属するお笑い事務所のマネージャー永吉役に「東京 03」角田晃広、アカコと ヒトミの事務所社長・岩倉役に岩松了、ヒトミの両親役に菅原大吉と戸田さん、ヒトミの元カレ・草の崇役に稲葉さん。そのほか「なすなかにし」那須晃行と中西茂樹、犬飼直紀、森田想、諏訪太朗、岩井堂聖子、嶋田久作、市川しんぺー、中村倫也ら個性派若手からベテランまで豪華俳優陣が集結した。また到着した予告編では、アカコとヒトミのケンカ風景から始まり、衝突を繰り返しながらも周囲の人たちとの関わりの中で成長していく2人の姿が映し出される。同時に公開となったドラマ版の予告では、映画版とは一味違う、2人が様々なことにチャレンジする様が面白おかしく描かれている。そしてどちらにも「Mrs. GREEN APPLE」の楽曲が挿入され、物語を一層盛り上げてくれているようだ。到着したポスタービジュアルは、清水さん演じる主人公のヒトミとアカコが、青空のもとお互いに笑顔でたたずんでいる姿を捉えた一枚。漫才練習中の2人の間には、マイクに見立てた木の枝が置かれ、これから始まる2人の漫才への期待感がより高まる仕上がりとなっている。『笑う招き猫』は4月29日(土・祝)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。ドラマ「笑う招き猫」(全4話)は、3月19日(日)より毎週日曜日24時50分~MBSにて、3月21日(火)より毎週火曜日25時28分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)■関連作品:笑う招き猫 2017年4月29日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 山本幸久/集英社・「笑う招き猫」製作委員会
2017年03月11日国民的映画『男はつらいよ』の山田洋次監督がシリーズ終了後20年ぶりに生み出し、大ヒットした喜劇映画『家族はつらいよ』。このほど、本作が中国の敏腕プロデューサーのもとリメイクされることが決定、中国全土で公開されることになった。“熟年離婚”をめぐって大騒動を繰り広げる家族の姿をコミカル、かつハートウォーミングに描いた本作。2016年3月に公開され、観客動員120万人、 興行収入13億円を記録するヒットとなり、橋爪功×吉行和子、西村雅彦×夏川結衣、林家正蔵×中嶋朋子、妻夫木聡×蒼井優といった平田家のメンバーが再び集結する『家族はつらいよ2』も、2017年5月に日本公開される。リメイクの話が持ち上がったのは、1作目の『家族はつらいよ』が完成した直後のこと。日本映画界とも長年精通しており、山田監督とも親交の深い中国映画プロデューサー、顧暁東(グ・シャオドン)氏が来日した際、『家族はつらいよ』を観てその面白さに舌を巻き、山田監督との会話で、家族の中で起こる騒動は万国共通なので、各国バージョンがあったら面白いのでは、という話がきっかけに。その後、6月に開催された第19回上海国際映画祭で、『家族はつらいよ』『母と暮せば』の2作品が招待上映された際にはチケットは完売し、上映後に観客から大喝采を受けた様子を見て、この企画が成功すると確信を得た顧プロデューサーは、いよいよ本格的にリメイクの実現を決意。顧プロデューサーからの申し出に山田監督も快諾し、正式にリメイク作品が始動した。中国版のタイトルは、『麻煩家族(マーファン・ジャーズー)』。日本語に訳すと「やっかいな家族」という意味になるそう。山田監督のオリジナル版を最大限に尊重した脚本作りを目指しつつ、舞台を北京市内に移し、3世代が同居する一家に巻き起こる、熟年離婚騒動を中心に描く。家族の設定や職業は基本的には原作を踏襲し、日本版で周造(橋爪さん)が行きつけにしている小料理屋が胡同の食堂になったり、家族会議で取る出前は鰻でなく北京ダックになっていたりと、中国版ならではの楽しい設定も見どころ。監督を務めるのは、チェン・カイコー監督『人生は琴の弦のように』の弟子のシートウ役や、中国版「深夜食堂」の主人公など、中国全土で知られる俳優としても活躍する傍ら、舞台演出やテレビドラマの監督なども手掛けている黄磊(ホワン・レイ)。本作が映画監督デビューとなり、俳優としても長男役(日本版では西村さん)で出演する。その他の出演者もいずれも中国の実力派俳優を揃え、魅力的なアンサンブルが期待できそうだ。また、エグゼクティブ・プロデューサーとして、チャウ・シンチーの『西遊記~はじまりのはじまり~』ほか、『グリーン・ディスティニー』『HERO』『単騎、千里を走る』、ジェット・リー主演『海洋天堂』などで知られるビル・コン(江志強)を迎え、中国国内5,000館という大規模な公開のプロジェクトとなる模様。撮影は11月14日にクランクインしており、主に北京市内で12月下旬まで行われる予定。中国での公開は、2017年4月28日を予定している(日本公開は未定)。『家族はつらいよ2』は2017年5月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月12日元AKB48で女優の大島優子が5日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で『YUKO OSHIMA×VOCE 2017 CALENDAR』(12月8日発売 卓上版:1,600円税抜き 壁掛け版:2,500円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。元AKB48で現在は女優としても活躍している大島優子の最新カレンダーは、卓上版と壁掛け版の2パターン。タイ・プーケットで撮影した撮り下ろしの写真が掲載されている。シースルーのワンピース姿で登壇した大島は「タイのプーケットに初めて行かせてもらいました。リラックスしてナチュラルな、心から楽しんでいるような気持ちで撮れたので、一緒に南国に旅行している感じで見ていただければと思います」とカレンダーをアピール。初めて訪れたというタイのプーケットではマリンスポーツに興じるなど満喫したようで「バナナボードに乗ったり激しめの乗り物にも乗りました。タイフードが大好きなので、毎日のようにトムヤンクンを頼んでましたね」と笑顔で振り返った。カレンダーのイベントということで、今年1年を振り返ってもらうと「今年は過ぎるのが早かったです。何をやっていたか記憶にないんですけど(笑)」ととぼけるも「忙しくもあったんですが、自分の時間もあったのでバランスはとることができてよかったです」と公私にわたって充実した様子。気になる恋愛事情は「気になる男性はたくさんいるけど"気になる"から上にはいないですね。仕事に集中したいと思っているので、今は恋愛したくない時期です」と回答しながら「気になる人はいたんですけど、携帯を新しくてバックアップするのを忘れてしまい、(連絡先が)全部消えちゃいました(笑)。もう連絡取ることはないです(笑)」と苦笑いを浮かべていた。
2016年12月06日山田洋次監督が“熟年離婚”をめぐって大騒動を繰り広げる平田家の悲喜こもごもを描いた『家族はつらいよ』が、さらにパワーアップして帰ってくる『家族はつらいよ2』。このほど、“喜劇王”と称された藤山寛美を祖父に持ち、『団地』の藤山直美を伯母に持つ喜劇俳優・藤山扇治郎が本作で映画初出演。頼りない新米巡査となって、平田家と関わることになった。本作には、あのお騒がせ家族・平田家のメンバーがもちろん再集結。熟年離婚の危機を乗り越えた夫婦には橋爪功×吉行和子。長男夫婦を西村雅彦×夏川結衣、長女夫婦を中嶋朋子×林家正蔵、次男夫婦を妻夫木聡×蒼井優が最高のアンサンブルで演じ、小林稔侍、風吹ジュンらも参戦する中、この度、扇治郎さんが初映画にして、祖父・寛美さんと『キネマの天地』(’86)などでタッグを組んだ山田監督作品に初出演。藤山さんは、周造(橋爪さん)の旧友・丸田(小林さん)が突然死を遂げてしまうことから大騒動を巻き起こす平田家に、通報を受けてやってくる頼りない新米巡査・中村役に。おっちょこちょいでひ弱な中村は、警察官としてやってきたにもかかわらず、自らも平田家で騒動を起こしてしまうという。どうも頼りない巡査と、相変わらずの“お騒がせ家族”とのアンサンブルは、まさに抱腹絶倒となりそう。藤山さんは、山田監督について、「すごい大御所と伺っていましたが、それを通り越して仏様みたいな方やなあと思っていました。私が緊張していましたら、『おじいさんの松竹新喜劇は大好きでね、僕も喜劇の映画を撮るのが好きなんだよ』とか、演技のこととか、芝居のこととか、私にも分かるお話をしてくださり、『今回は身体を使った喜劇をあなたにやってもらいたい。だからと言って変わったことをするのではなく、喜劇は日常に起こりうることをする。あなたの役の警察官はちゃんと警察学校を出て、やる気満々なんだよ』」とアドバイスがあったことを明かし、「階段落ちのシーンや失神するシーンなど、身に余る経験をさせていただきました」と謙虚に(!?)コメント。そして「雲の上を歩いているような気持ちでした」という撮影をふり返り、「ずっと大汗をかいていまして、かきっぱなしの汗を拭おうとしていると、『いいんだよ、君の役は大汗をかくくらいじゃないと』と笑って私の緊張感をほぐしてもくれました」とも語り、監督とのエピソードはたくさんあった様子。さらに、「本当の家族のように、妻夫木さんや西村さんをはじめ共演者の方々が初めての私に気を使っていただき、声をいつもかけていただけたことも嬉しく、橋爪さんからおじいさんさんの話をゆっくりと聞かせていただけたことも私にとって財産になった経験でした!」とコメントを寄せた。『家族はつらいよ2』は2017年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月30日女優の大島優子が、きょう22日に放送される関西テレビ・フジテレビ系バラエティ番組『#nakedEve』(毎週火曜23:00~23:30)に出演し、AKB48を卒業する年齢を25歳と設定していたことを明かす。この番組は、自分がまだ好きとは言い切れない一般女性にカメラマンが密着し、写真集作りを通して、MCの矢作兼、高島彩、柳原可奈子、中村アンが、彼女の変化を見守っていくというもの。今夜22日の放送では、プロのシンガーソングライターになることを夢見るカラオケバーの店長・さらさん(25歳)を追っていく。大島はスタジオゲストとして登場し、この25歳という年齢についてトークを展開。「20~25歳はまだハチャメチャできるけど、25~30歳は基盤を固めないといけないと思った」といい、AKB48から卒業するのを25歳と考え、それを実行したと話す。一方で、さらさんが、26歳の誕生日を前に"夢の限界"を感じていることを受け、大島は「音楽活動に整理を付けなくてもいいんじゃないかな。25歳までは自分で区切りを付けようとしていたけど、それを超えると『ま、いっか!』と思えるようになります」とアドバイスを送る。また、さらさんが、音楽を反対された母親と絶縁状態を続けてきたということから、母親についても話題に。大島は「人生を謳歌していて、友達のよう。一生ライバルかもしれません(笑)」と笑いながらも、VTRを見終えると「自分のことのように見てしまいました」と涙ぐむ。
2016年11月22日フジテレビの大島由香里アナウンサーが、第1子を妊娠したことが19日、明らかになった。大島アナは「大きな感動と感謝の日々を過ごしています」と喜びのコメントを発表した。大島アナは、今年2月に元フィギュアスケート選手の小塚崇彦氏と結婚。出産は来年4月を予定し、来年3月から産休に入る。現在キャスターを務めている『新報道2001』(毎週日曜7:30~8:25)の出演は12月25日までの予定で、後任は山中章子アナウンサーが務める。大島アナは「こうして新しい命が紡がれ繋がり、脈をたどっていくことに大きな感動と感謝の日々を過ごしています」と喜びのコメント。「これからゆっくりと準備をし、穏やかにその日を迎えられればと思います」と心境を述べている。また、夫の小塚氏については「初めての経験に興味津々なようで、お腹をつつき合いながら早くも親子の会話を楽しんでいるようです」と、その様子を報告した。
2016年11月19日元AKB48で女優の大島優子が、16日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『TOKIOカケル』(毎週水曜23:00~23:30)にゲスト出演。最近のAKB48は自身が在籍していた頃と比較して「かわいい」と話し、今入ったら「完全に埋もれている」と発言した。大島は「私が入っていた時と、今テレビで見るAKB48は違う感じがする」と切り出し、今のAKB48は「かわいい」とコメント。「私たちがいた時はかわいくなかった。みんなブスだった。それを集めたから」と振り返った。そして、「デビュー当時の写真を見ても本当にみんなブスで…」と笑い、「笑えるブスなんですけど」と補足。「水準が上がっている。今の時代に私がAKB48に入ったら完全に埋もれている」と言い、TOKIOの松岡昌宏に「あの時でよかったって思う?」と聞かれると、「ちょっと思いました」と打ち明けた。また、AKB48選抜総選挙で2度の1位に輝いた時の気持ちを聞かれると、「ファン投票で1位にさせていただいたので、感謝しかないですね。感激ですね」と感謝の思いを語った。
2016年11月16日女優の大島優子が出演する第一三共ヘルスケアの低刺激洗浄料「ミノン」洗浄シリーズの第6弾テレビCM「彼と買い物」篇が、29日より全国で放映される。映画監督タナダユキが描く「ミノン」洗浄シリーズのテレビCM。6作目となる今回は、大島演じる主人公の恋人役として俳優の坂口健太郎が登場し、恋人同士の何気ない日常のワンシーンを描いた物語を通じて、商品の魅力を伝える内容となっている。大島が演じるのは、前回に引き続き、徳島から上京して5年目を迎える一人暮らしのOL・中島麻子。麻子と坂口演じる恋人の遼介は、付き合って2年半。第4弾の「彼とケンカ」篇では、些細なケンカをしてしまった2人だが、今回CMでは楽しげなデートシーンから始まる。そして、ドラッグストアで麻子がミノンを手に取り、「遼ちゃんも買っとく?」と尋ねると、遼介はふいに「1個でいいんだよね? 一緒に暮らすと」と口にする。プロポーズとも取れる遼介の言葉に、麻子は「え…?」と動揺。帰宅後のお風呂上がりに「あれって本気かなぁ?」とつぶやきながら遼介の言葉を思い出す麻子の姿が描かれる。ミノンの前回のCM撮影以来、約1年ぶりに顔を合わせた大島と坂口は、恋人同士という設定も違和感なく、自然なやりとりが撮影できたという。大島は、プロポーズとも取れる遼介のセリフについて「あれ、いいですよね。ドキッとします」と振り返り、坂口が「思わずポロッと出ちゃった言葉ですよね」というと、「そこがずるい。乙女心をくすぐるというか」と話した。また、実際に男性から同じようなセリフを言われたら「もちろんドキッとすると思いますけど、『じゃあ、楽しみに待ってるね』って言おうと思います」と大島。さらに、プロポーズはされたいか、自分からしたいか聞かれると、「されたいですね」と答え、「間柄にもよりますが、遼ちゃんのように自然な流れの中で、さらっと、ふわっと言ってもらえたらいいなと思います」と理想を明かした。なお、12月放映開始予定の続編では、2人の進展について描かれる。
2016年09月29日山田洋次監督映画『家族はつらいよ2』が、2017年5月27日(土)に全国の劇場で公開される。国民的映画『男はつらいよ』をはじめ、『武士の一分』『小さいおうち』など、50年以上にわたりその時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田洋次監督による、『男はつらいよ』シリーズ終了後20年ぶりの喜劇『家族はつらいよ』。前回は“熟年離婚”がテーマだったが、続編となる『家族はつらいよ2』テーマは、“無縁社会”。監督の山田洋次は「喜劇映画では『死』を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その『死』がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います」と映画についてコメントしている。誰もが共感し、笑い、そして涙する。そんな山田ワールド全開の喜劇映画の真骨頂が、パワーアップしてスクリーンに帰って来る。キャストはお騒がせ家族・平田家のメンバーである橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が再集結。山田洋次監督に「最高のアンサンブル」と言わしめたキャスト8名によるドタバタ劇が、再びユーモアたっぷりに描かれる。さらに新しく、周造(橋爪功)の高校時代の友人・丸田役として小林稔侍、居酒屋の女将・かよ役として風吹ジュンが出演。そのほか、劇団ひとり、笑福亭鶴瓶らもスクリーンに登場する。場面写真では、平田家の面々が一堂に会した様子が映し出されている。高齢の父親・周造を演じる橋爪功を心配し、車の運転をやめるよう説得にする庄太役の妻夫木聡と妻・憲子役の蒼井優。一方周造本人は、運転をやめるどころか新車の購入を目論んでいた。そのことを嬉しそうに話す周造に、やはり運転はさせまいと史枝(夏川結衣)も説得に。スクリーンではどんな家族劇が繰り広げられるのか、公開まで待ちきれない。【ストーリー】周造(橋爪功)と富子(吉行和子)との離婚騒動から数年―。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した家族は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!?嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合ううちに、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく―。そんな中、周造の免許返上問題を話し合う家族会議が開かれることになり、例のごとく召集された平田家の兄妹夫婦たち。だが、家族会議は一転し、事態は思わぬ方向に!?【作品情報】映画『家族はつらいよ2』公開時期:2017年2017年5月27日(土)監督:山田洋次脚本:山田洋次、平松恵美子出演:橋爪功 吉行和子/西村雅彦 夏川結衣/中嶋朋子 林家正蔵/妻夫木聡 蒼井優/風吹ジュン/小林稔侍ほか制作・配給:松竹株式会社■「家族はつらいよ」ブルーレイ&DVD 発売中・初回限定生産 豪華版・3枚組 5,800円+税<ブルーレイ&DVD本編ディスク+特典ディスク(DVD)>・通常版ブルーレイ 4,700円+税・通常版DVD 3,800円+税発売・販売元:松竹©2017「家族はつらいよ2」製作委員会
2016年08月06日3月に公開され、119万人を動員し興収13億円を記録した山田洋次監督の喜劇映画『家族はつらいよ』の続編となる『家族はつらいよII (仮題)』が製作されることが3日、発表された。国民的人気を誇る『男はつらいよ』(69年~)をはじめ、『武士の一分』(06年)、『おとうと』(10年)、『小さいおうち』(14年)など、50年以上にわたりその時代に生きる"家族"を撮り続けてきた山田監督による、『男はつらいよ』シリーズ終了後20年ぶりの喜劇となった前作。続編にも、お騒がせ家族・平田家を演じた橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優が再び集結するほか、山田組初参加となるキャストの出演も予定されている。描かれるのは、平田周造(橋爪)と妻・富子(吉行)の離婚騒動から数年後。周造は、マイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車にへこみ傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男・幸之助夫婦(西村と夏川)が、免許を返上させることを画策する。頑固オヤジを説得する嫌な役回りを兄妹夫婦でなすりつけ合うも、周造は意地でも運転を止めようとせず、一家はまたもや不穏な空気に。そんな周造がドライブ中、故郷の同級生と偶然出くわし、彼を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかる。山田監督は、「40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています」と回顧。その時、「もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ見てやるからな」という声が聞こえた気がしたそうで、前作でも「たくさんの方から『面白かった、これはシリーズになりますね』と言っていただきました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした」と振り返り、「そんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います」と続編製作への心持ちを話す。前作のテーマは熟年離婚だったが、今回は「無縁社会」。喜劇映画で「『死』を描くことはタブーだけれども」と前置きしつつ、「あえてそのタブーに挑み、その『死』がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います」と狙いを明かし、「観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いをはせてくれれば」と呼びかける。加えて、「笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです」と強い思いを語った。続編は8月6日よりクランクイン。9月下旬のクランクアップを予定している。なお、前作『家族はつらいよ』のBlu-rayおよびDVDは、きょう3日から発売される。(C)2016「家族はつらいよ」製作委員会
2016年08月03日山田洋次監督のもと、橋爪功や吉行和子、妻夫木聡、蒼井優らが集結した『家族はつらいよ』。『男はつらいよ』シリーズ終了後、山田監督20年ぶりの喜劇で話題を呼んだ本作のさらにパワーアップした続編が、スクリーンに帰ってくることが明らかになった。平田周造(橋爪功)と妻の富子(吉行和子)との離婚騒動から数年ーー。周造はマイカーでの気ままな外出をささやかな楽しみにしていたが、車に凹み傷が目立ち始めたことから、高齢者の危険運転を心配した長男・幸之助夫婦(西村雅彦&夏川結衣)は、運転免許を返上させることを画策する。しかし、頑固オヤジをいったい誰が説得するのか!? 嫌な役回りを兄妹夫婦(林家正蔵&中嶋朋子/妻夫木聡&蒼井優)でなすりつけ合う中、周造は意地でも運転を止めようとせず、平田家はまたもや不穏な空気に包まれていく。そんなある日、周造は居酒屋女将のかよ(風吹ジュン)とドライブ中に、故郷・広島の同級生・丸田吟平(小林稔侍)と偶然出くわす。かよの店で40数年ぶりに酒を酌み交わしたその夜、周造が丸田を自宅に泊めたことから、平田家にはさらなる騒動が襲いかかることに!国民的映画『男はつらいよ』をはじめ、『武士の一分』『おとうと』『小さいおうち』など、50年以上にわたり、その時代に生きる“家族”を撮り続けてきた山田監督による『家族はつらいよ』。今年3月に公開され、観客動員人数119万人、興行収入13億円を突破し、映画館を笑顔で包んだ同作品の続編製作が早くも決定。“熟年離婚”の危機を乗り越えた平田家を、また新たな騒動が襲う!?おなじみとなったあのお騒がせ家族・平田家のメンバーには、橋爪功&吉行和子、西村雅彦&夏川結衣、中嶋朋子&林家正蔵、妻夫木聡&蒼井優が再び集結し、1作目とは別人の役で小林稔侍も続投。さらに、山田組初参加となる豪華キャストの出演も予定されているという。誰もが共感し、笑い、そして涙する…そんな山田ワールド全開の本作は、日本の喜劇映画の新シリーズとなりそうだ。<山田洋次監督コメント>40年以上も前になるけれども、新宿の映画館で『男はつらいよ』第1作を、観客が大きな声を出して笑っていたのを昨日のことのように覚えています。「もっともっと作ってくれ、俺たちまだまだ観てやるからな」という声がそのとき、お客さんから聞こえたような気がしました。そして前作『家族はつらいよ』を観たたくさんの方から、「面白かった、これはシリーズになりますね」と言っていただきました。それは『男はつらいよ』をつくった時と同じでした。今回もそんな声に後押しされるような気持ちで作ろうと思います。前回は“熟年離婚”がテーマでしたが、今回のテーマは、“無縁社会”です。平田家の家族はしょっちゅう喧嘩をするし、家族なんて面倒臭いなぁと思っているんだけども、ある登場人物の悲しい人生、昔は格好良くて、女の子からもモテ、一生懸命働き、順調だったはずの男が、バブルの時代を越えて、どんどん生活が苦しくなり、滑り台を滑るように最後まで行ってしまう、そんな悲しい「死」を目の当たりにすることで、自分たちの幸せに改めて気づき、家族が新たな絆を作っていく、そんなお話です。喜劇映画では「死」を描くことはタブーだけれども、あえてそのタブーに挑み、その「死」がもたらす、滑稽でバカバカしい大騒ぎを丁寧に描いてみようと思います。観客は笑いながら、大笑いしながら、格差社会の重苦しさにもふと思いを馳せてくれればいいなと思います。笑える映画を作ることは昔からのぼくの夢です。笑って笑ってシャツのボタンがちぎれてしまうような、そんな映画こそ作りたいんです。『家族はつらいよII』(仮題)は2017年初夏、全国にて公開予定。『家族はつらいよ』ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月03日元AKB48の前田敦子と大島優子が18日、それぞれツイッターを更新し、「第8回AKB48選抜総選挙」で史上初の連覇を達成したHKT48の指原莉乃を祝福した。「テレビの前で応援してます!!」と明かしていた前田は、「なんか今年は特に。心臓が飛び出そうだよ。」とコメント。その後、結果が発表されると、「まゆもさっしーもおめでとう!!!!!!」と1位の指原と2位の渡辺麻友を祝福し、さらに、「さしちゃん。かっこいいよ」とつぶやいた。大島優子も「にゃんにゃんらしい卒業発表」と小嶋陽菜の卒業をたたえた上で、「指原二連覇おめでとう!すごい!!」と指原の快挙を祝福。自身が所属する太田プロの総選挙の話題も出し、「明日の太田プロ総選挙は負けないぞー!」と闘志を燃やした。今年の総選挙では、指原が総選挙史上最多票数となる24万3,011票を獲得し、史上初の連覇を達成。女王奪還を目指していた渡辺は、速報1位を守れず、2位に終わった。また、"にゃんにゃん仮面"として出馬し、16位にランクインした小嶋陽菜は、グループ卒業を発表した。
2016年06月19日女優の大島優子が出演するチョーヤ梅酒の新CMが、28日に公開された。今回大島は、「さらりとした梅酒」の新発売となるボトルのCMに出演。ドレスコードの白の衣装に身を包んだ大島が、緑の映える屋外パーティーでこのボトルを振る舞い、同世代の女性たちと笑顔が絶えない、楽しい時間を過ごしている姿が描かれている。ウェブでは、メイキング動画も公開。大島がまるで本当にパーティーを主宰しているかのように、アドリブを交えて出演者を盛り上げる様子が映し出されている。また、このボトルに大島が直筆のサインを書き入れている様子も公開。サイン入りボトルは、さらりとした梅酒の20周年キャンペーンで、20人にプレゼントされる。
2016年04月28日東野圭吾のベストセラー小説を阿部寛主演で映画化する『疾風ロンド』のキャスト陣が発表になった。大倉忠義(関ジャニ∞)がスキー場のパトロール隊員、大島優子がオリンピックを目指すスノボードクロス選手を演じ、重要な任務を背負ったスキーが下手な主人公を手助けする重要な役どころで出演する。その他の写真映画は、大学の研究所施設から何者かによって盗まれた生物兵器“K-55”を捜す重大なミッションを担った主任研究員・栗林和幸が、日本最大級のスキー場というヒントを手がかりに奮闘するサスペンスとコミカルなエッセンスを吹き込んだエンターテイメント作品。大倉と大島が演じるパトロール隊員・根津昇平と、スノーボードクロス選手の瀬利千晶は、主人公・栗林から、「あるワクチンが盗まれ、このスキー場に隠された。それを捜している」という秘密を打ち明けられ、人命救助になるならと、どこか怪しげで頼りない中年の研究員に協力するという。大倉は劇中で野沢温泉スキー場のパトロール隊が実際に着ているウェアを、自身のサイズに合わせて作り直したものを着用し、スノーモービルに初挑戦しており、「スノーモービルの運転は初めてだったのですが、坂道とかは限界までスピードを出して挑戦しました」とコメント。大島の役は、オリンピック候補になる実力がありながら、競技を続けるか否かで葛藤している女性で、スノーボードについて「実は、9歳からやっていたんです。もはや、この作品のために、私は9歳からスノーボードをやっていたのだと思って、満を持してこの作品に登場させて頂きました(笑)」と語っている。阿部についてふたりは「撮影現場での立ち振る舞いだったり、ストイックさだったり、自分も見習わなければいけない部分がたくさんありました」(大倉)、「身長差があるのにキチンと目線を合わせてくださいますし、真剣にその一つの内容にむきあって話して下さいました。もっとお話させていただきたいと思いました」(大島)とコメント。一方の阿部は「大倉君は飄々としているというか、本当にかっこいい。それでいてなんか掴みどころのないお芝居をするし、不思議な面白さがあります。大島さんはもうとにかく本当に元気で、野沢温泉の町中に点在する公共温泉全部に入ったんじゃないだろうか?!アクティブですね。これがAKB48でセンターを張ってきた人のパワーなんだなと思いました」と語っている。本作には阿部、大倉、大島のほか、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明らが出演する。『疾風ロンド』11月26日(土)全国ロードショー
2016年04月26日山田洋次監督が3月12日に、東京・丸の内ピカデリーで行われた『家族はつらいよ』の初日舞台あいさつに登壇した。熟年離婚をテーマに、20年ぶりに本格的な喜劇に取り組んだ家族ドラマ。「最近が映画館も、日本人全体もおとなしい。昔は笑い声や野次も飛んでいた。今は上映前に『お静かに』なんてCMも流れますが、ぜひ遠慮なく笑ったり、隣と話したりしながら楽しんでいただければ」とアピールした。『家族はつらいよ』初日舞台あいさつ/その他の写真長年連れ添った夫婦に突然、沸き起こった熟年離婚の危機に、家族が巻き込まれる。山田監督が13年に発表した『東京家族』のキャストが再集結しており、舞台あいさつには橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、中村鷹之資、徳永ゆうきが駆けつけた。ホワイトデーを前に、舞台あいさつでは、橋爪、西村、妻夫木ら男性陣が、妻や恋人を演じた女優陣に感謝の花束を贈る場面も。橋爪が、吉行に“永遠の愛”を花言葉にもつチューリップを手渡し、「永遠の愛、といえば私にとっては、吉行さんしかいない」と照れ笑い浮かべると、当の吉行は「本当に口がうまいんだから(笑)。でも、やっぱり言葉はうれしい。心にしまっていては、気持ちも分かりませんから」と劇中のおしどり夫婦ぶりを披露。客席は温かな拍手に包まれた。妻夫木は、蒼井に黄色いラナンキュラスを贈り、「花言葉は晴れやかな魅力。僕にとっては、太陽のような人だし、前回も今回も黄色い衣装が印象的だったから」。このコメントに、山田洋次監督は「幸せの黄色い女だな」と自身の代表作をもじり、若きカップルに目を細めた。『家族はつらいよ』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年03月12日国民的映画『男はつらいよ』シリーズ終了から20年、50年以上にわたり“家族”をテーマに撮り続けてきた山田洋次監督の最新作『家族はつらいよ』。橋爪功と吉行和子の“離婚危機”をきっかけに妻夫木聡、林家正蔵らが繰り広げる“家族会議”の撮影の裏側が明らかになるメイキング写真が解禁された。結婚50年を迎えようとする夫婦。たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかと夫が欲しいものを聞いてみると、妻の答えはなんと…離婚届!一家に突然降りかかる、まさかの“熟年離婚”騒動に、子どもたちは大慌て。さらに、離婚騒動を解決しようと開かれた家族会議では、全員の不満があちらこちらから噴出して――?橋爪さんと吉行さんが“離婚危機”に瀕する熟年夫婦を演じ、長男夫婦に西村雅彦と夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子と林家さん、次男カップルを妻夫木さんと蒼井優が務め、『東京家族』のキャスト8人が再び集結した本作。今回解禁された写真は、劇中一番の見どころとなる“家族会議”の緊張感漂う撮影の裏側を収めたメイキング写真。山田監督作品では1カット1カットを丁寧に撮影していくため、一日に台本1ページ、あるいは1カットだけしか進まないということも珍しくない中、この家族会議のシーンは台本15ページにも渡っており、山田組にとっては近年例のない分量だったよう。さらにこのシーンには、妻夫木さん演じる次男・庄太が蒼井さん演じる恋人の憲子を家族に紹介したり、吉行さん演じる富子が橋爪さん演じる夫・周造への不満を長台詞で語ったり、それにつられて兄妹・夫婦間でも不満が噴出し始め喧嘩になったりと、いくつもの見せ場が用意されている。監督は「橋爪さん、この台詞のときに笑ってくれませんか、で、夏川君は橋爪さんを睨む」「ちょっと待て!西村君、バランスボールにもたれるとどうなりますか」など、このシーンをより楽しくするために次々とアイデアを出していき、台詞ひとつひとつの抑揚や言い方を自ら言い立てて直していった。先日行なわれた完成報告記者会でも、撮影中の様子について妻夫木さんは「人間の普段の生活で起こりうる笑い、そういう喜劇ほど真剣に厳しく作らなくてはいけないんだと思いました」と話し、また蒼井さんは「喜劇ってこんなに厳しいなかで紡がれていくんだと、相当な緊張感の中で撮影に望んでいます。“家族”のみんなで励ましあいながら撮影の日々を過ごしています」とそれぞれ話しており、監督の喜劇に対する熱意とそれに全力で応えようとするキャスト達の想いが伝わってくる。そんな緊張感漂う現場だったが、一方で長男・幸之助役の西村さんがバランスボールからずり落ちるという演出には、ほかのキャストやスタッフも思わず吹き出しそうに。皆が必至で堪える中、「ハハハ」と声を出して笑ったのは山田監督で、それと同時に張り詰めていた現場の空気が変わり、セットが笑いに包まれたそう。また監督は「人間のおかしさを正直に伝え、“愚かなのは俺だけじゃないんだ”と笑い、またちょっと悲しくなる。『男はつらいよ』もそうだし、僕にとって喜劇とはそういうものだ」と語り、5日間かけて撮り上げたという家族会議のシーンは、等身大の“家族”の姿に誰もが思わず共感してしまうそんな一幕に仕上がっている。『家族はつらいよ』は3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月18日