夫婦仲が冷え切っていて、離婚寸前の危機にさらされている夫婦のために復縁することができるかもしれない方法を紹介していきます。「もうダメだ」と考えている人は必見ですよ!■ やっぱり頼れる両親や友人からの説得は偉大パートナーが離婚をする気満々で、自分が何を言っても聞く耳を持ってくれないという人は、あなたが説得したとしても暖簾に腕押しです。パートナーは、とにかくあなたの言うことを聞きたくないという気持ちになってしまっているため、そう簡単に話を聞いてはくれないでしょう。しかし、そのままの状態にしていては、話は平行線のままですね。そんなときに頼りたいのは、第三者からの冷静な説得。あなたの両親や義理の両親、または信用できる友人などにお願いして、じっくりと話をしてもらいましょう。離婚によるデメリットやあなたの良さを、第三者からアピールしてもらうことで、気持ちが変わることもあるかもしれませんよ。■ 餅は餅屋? プロに依頼!きちんとパートナーを説得してくれる両親や知人がいないという人は、いっそのこと、プロに頼んでみてはいかがでしょうか。あまり馴染みがないかもしれませんが、世の中には「復縁屋」と呼ばれる復縁をとりもつ、プロが存在しているのです。結婚した経緯から、離婚に至る経緯まで丁寧に聞いたあと、最も有効と思われる手段を選択し、説得してくれるプロは頼もしい存在ですね。もちろん料金は発生しますが、周りには知られたくない身内の事情を、守ってくれるという意味でも安心できます。カウンセリングだけでもお願いすることはできるため、どうしても離婚を避けたいと考えている人は相談してみてはいかがでしょうか。■ まずは自分を変える努力からはじめてみようここまでは、身内や業者などの第三者に頼った離婚回避方法を紹介してきましたが、一度離婚を回避できたからといって、もう二度と離婚の危機が訪れないとは限りません。もし、離婚を訴える原因が、あなたの性格や性癖にあるのだとしたら、再度同じ事態を引き起こす可能性は非常に高いのです。そうなる前に一度、自分の普段の行動を振り返ってみましょう。「ヒステリーを起こして、相手に接してはいませんか?」、「パートナーの言うことにちゃんと耳を傾けていますか?」。ちょっとした態度を変えていくだけでも、相手の気持ちには届くものです。自分の悪いところは、きちんと反省をして、「思いやりの心」を持つことが夫婦円満の秘訣ですよ。 ■ 離婚危機は誰にでも起こり得ること長い夫婦生活のなかでは、「離婚したい」と思うことも一度や二度あることでしょう。気持ちも沈んでしまうこともあるでしょうが、ちょっとしたきっかけで、やり直せることがあるものです。一度は信じ合えたパートナーに、もう一度向かい合ってみることが大切です。(掛布アリス/ライター)(愛カツ編集部)■ 専門家が電話やメールであなたの悩みを解決します!家族や友達にも相談してみたけど、どうやったら元彼とよりを戻せるのか分からない…。そんなときは専門家に直接相談して復縁の糸口をつかみませんか?電話やメールを使って専門家があなたの悩みを解決します。愛カツの電話相談・メール相談を利用してみたい方はこちらからpresented by愛カツ ()
2018年01月31日■革靴こそ、ビジネススタイルに最もふさわしい「ドレスシューズ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「ドレスシューズ」とは、ビジネスやフォーマルで着用する革靴のことです。紐靴からスリッポンまでさまざまな種類の革靴があり、スーツやドレスシャツと同じくドレスシューズにも“格”が存在します。一般的には「黒の内羽根式のストレートチップ」というデザインのドレスシューズが最もクラシカルでフォーマル度が高いといわれています。ストレートチップとは、つま先に横一文字のステッチ(縫い目)が入ったデザインの靴です。スムースレザー(表革)で、穴飾りなどの装飾がなければ、冠婚葬祭などの礼装まで着用できる、とにかくどこに履いて行っても間違いのないドレスシューズです。その他、形状やデザイン・素材・色味によってビジネス向きなのか、カジュアル向きなのか、フォーマルにも着用できるのかという細かな違いがあります。ご参考までに、ざっくりとですが早見表を作ってみましたのでご覧ください(難しい専門用語も入っています。気になる方は検索してみてくださいね)。最近、私が特に気になっているのはスポーツ庁が推進している「スニーカー通勤」で、スーツにスニーカーを合わせる動き。徒歩や自転車での通勤は健康のためにはなりますが、相手への気遣いを重んじるはずの本来のスーツスタイルとはかけ離れてしまっています。ドレススタイルとスポーティーなスタイルは対極にあるものです(スーツにリュックも甚だ疑問です)。「スニーカーを履くならスーツは着ないほうがいい」というのが私個人の見解ですが、皆さんはどのように思いますか。■良い靴を選ぶことを「投資」と思えますか?パートナーの男性が普段から履いている靴を確認してみてください。靴はきちんと揃えて置いてありますか?艶やかに磨かれていますか?シューキーパーが入っていますか?踵はすり減ってないでしょうか?どれくらい靴にこだわり、お金をかけているでしょうか?不思議なもので、靴には履き手の人間性が素直に表れます。例えばどのようなシューメーカー(ブランド)の靴を履いているのか、TPOにふさわしい靴を履いているか、状態や脱いだ後の扱い方はどうか。靴に焦点を当てるだけでわかることが数多くあるのです。ホテルやレストラン、高級サロンなどの富裕層向けのサービス業では、お客様の社会的地位やお金の使い方、人柄やその人に備わる品格までを推測する指標のひとつとして、まず靴を見るといわれています。脱いだ後の靴のブランド名を見ることができれば、そのお客様がどれくらい靴にお金をかけているかが大体わかりますね。靴のお手入れの状態を見れば、外見(身だしなみ)への気遣いやものに対するメンタリティを察することもできます。靴もスーツと同じで既成靴から別注品までいろいろあります。ここでは、良い靴とは1.足にフィットし、2.上質な革を使用し、3.高い技術を持つシューメーカーによって精巧に作られた靴と定義することにします。良い靴を選ぶことによって効果が得られるのは外見だけではなく、内面にもある変化が起こります。良い靴は日頃のお手入れによっては20年以上履き続けることができる、もの持ちのいいものです。例えばソール(靴底)がすり減ってしまったら、リペアに出して交換すれば心機一転、新品のように履くことができます。安い靴を履きつぶしては捨ててしまうよりも、足に合った良い靴を大切に長く履くほうが、結果として得るものが大きくなります。さらには愛情を持ってものを大切に使い続ける心を養うことができ、内面を豊かにしてくれると私は思います。靴は全体重を支える体の大事な一部です。歩き方や姿勢、体型、さらには体の内側にまで影響を与えます。足に合わない靴を履くことで体重のかかり方が変わってしまい、脚の形が変わったり、脚や腰を痛めてしまう人が多いのが現状です。当然ながら、重心が変われば骨格や背骨が曲がり、骨盤の位置までズレてきます。背骨や骨盤がズレれば内臓の位置も変わり、なんらかの病気を誘発することにもなりかねません。このように靴にお金をかけることは健康に気を遣うことでもあります。外見・内面・健康。良い靴への投資によって考え方や習慣が変わり、人生も変わっていく。これは女性にも当てはまることです。パートナーと一緒に“良い靴”について考え直すきっかけになれたら嬉しく思います。
2018年01月17日前回は、夫婦間の問題改善に何よりも大切なのは、お互いの考え、気持ち、要望を理解すること。「モンスターワイフ」から「愛され妻」に変身していくためには、夫の要望を叶える最大公約数的なテクニックをお伝えしました。今回は、さらに凝り固まった夫婦関係をもみほぐすための「愛され妻の褒め力・笑顔力」についてご紹介しましょう。■愛され妻がやっている「夫褒めテクニック」「人間は褒められれば伸びる」。教育の分野では耳にタコができるほど聞く言葉です。これは夫婦関係においてもまた然り。誰だって褒められたいものではありませんか。自分がして欲しいことは、相手もして欲しいことです。褒められてうれしくなった相手は、確実に良い方向に変わっていきます。とはいえ、一度冷え固まった夫婦において、今さら褒めるとか、笑顔で話しかけるなど至難の業。わざとらしいと思われるのではないか? と二の足を踏んでしまうでしょう。しかし、たとえわざとらしくても、それでも相手に向き合う行動にギアチェンジしなければ、何も変わらないどころか夫婦仲はますます悪化。モンスター度数は沸騰点に向かって上昇するのみです。セックスレス改善にも「今さら…」とう言い訳をするな! と私は相談者にレクチャーしています。モンスター度数を下げるために「今さら…」は禁句。褒める場合は、具体的に集中して褒めましょう。「晴れてる休日に、お布団をベランダに干してくれるとすっごく助かるの。腰の調子が悪いから、本当にうれしい。家族3人分の敷布団を運ぶとかなりつらいけど大丈夫? フカフカの布団は気持ち良いもんね。ありがとう」こんな具合に、何をしてもらってどううれしかったかを言葉に出すと、かなり相手の心を揺さぶります。ほかにも「お風呂上がりにバスタブをきれいに流しておいてくれてありがとう」など、相手の行動を言葉にしてみましょう。面倒くさがらない、言葉を惜しまない、「今さら」という気持ちをを封印することが肝心です。具体的に褒めることが、相手にプラスの影響を及ぼし、その影響が巡り巡って自分に返ってくるという好循環が生まれます。これを、夫婦の間に確立しなければなりません。夫婦仲を改善するには、相手を自分の希望通りに変えようとするのは間違い。自分自身が変わらなければ、相手も変わりようがないと腹をくくることが必須です。妻の傲慢(ごうまん)ではなく、妻の行動によって夫を変えることができる唯一の方法が、「夫を褒める」ことなのです。夫を褒めるには、まず「褒めポイント」を見つけるために、夫を注意深く観察することが不可欠。夫婦仲がうまくいかないケースの多くは、相手を見ているようで実は全く見ていないことが原因です。夫を褒めるためのプロセスには、「夫に関する無知」というモンスターの卵を排除する手段も含まれているのです。ここでは「夫だって私のこと全くわかってない!」という反論はしません。反論し始めると、さらにややこしくなってしまうので、反論モンスターは封印。今はただ、妻側のモンスターを退治して夫婦関係を円滑にすることに注力しましょう。 ■モンスターワイフとはサヨナラ! 笑顔ですべてを浄化夫に対する褒め言葉とともに、妻が絶対に忘れてはならないのが「笑顔」です。ここでまた「ああ、また同じことの繰り返しだわ。わかってるわよ、それくらい。テレビ番組でも同じようなことを言ってた。夫婦円満には笑顔が大事なんてわかりきってる!」という声が聞こえます。そのふてぶてしさをも打ち消しましょう。「ハイハイハイ…そんな当たり前のこと…」という思春期の反抗的態度では、きれいな笑顔は生まれません。悩める妻たちは「夫が何をして欲しいのか分からない」と嘆きますが、難しいことは何もありません。夫にとって最高の癒しとは、妻の笑顔なのです。一歩家を出れば、そこは厳しい現実社会。仕事でつらい思いをすることもあるでしょう。けれども、帰宅すれば妻が笑顔で迎えてくれるならば、夫は頑張れます。これこそ、いつもピリピリしたモンスターワイフとは対極にある、愛され妻の姿です。笑顔は本来、自然に出てくるものですが、モンスターワイフに変幻している妻の場合は練習を要します。毎朝毎晩、鏡に向かって、下がりきった口角を元に戻す練習を。顔は笑っているのに、目だけ笑っていない人もいます。目を大きく開けたり360度回転させたり、左右に動かしたりする運動も忘れずに。「目は口ほどにものを言う」という言葉をしっかり胸に刻みましょう。愛くるしい妻は、視線使いが上手です。上目遣いに夫を見つめたり、フッと色っぽい流し目をしたり。そして笑うときは心から笑う。悩みが深い妻ほど「そんなに簡単にうまくいかないわ」「そんなの理想論。理想と現実は違うのよ」と思うかもしれません。確かに理想と現実は異なりますし、努力が簡単には報われないこともあります。けれども、努力しなければ報われることは絶対にありません。そして、継続すること。やりきる力、あきらめない気力、まさに人間力が試されるときです。夫への怒りの積み重ねを手放した時、きっと気持ちがフワリと浮いてきますよ。忙しさやストレスに押しつぶされそうな日々の暮らしに振り回され、理想を放棄してしまった時に、妻のモンスター化が始まることを忘れないでください。全9回にわたってお送りしてきた連載「モンスターワイフ」、いかがだったでしょうか? 一人でも多くの妻がモンスターを撃退して、夫婦関係を改善できることを願ってやみません。来年1月からは、実際に存在するモンスターワイフの驚愕エピソードをご紹介する連載「リアル・モンスターワイフ、再び」を予定しております。ぜひ、お楽しみに。
2018年01月07日前回は、「紙に書き出して悩みを整理」することで漠然としたイライラ・モヤモヤを一掃して冷静になり、「寝室会議で本音を語り合う」ことで夫との有意義な意思疎通を図るという、モンスター撃退のための基礎となるテクニックをお伝えしました。今回は一歩進んで、「モンスターワイフ」から「愛され妻」に変身していくための方法をご紹介したいと思います。夫婦間の問題改善のために何よりも大切なのは、本質的な会話を通じてお互いの考え、気持ち、要望を理解すること。「愛され妻」になるために最も必要なことは、夫との会話を通して、妻に対する希望を理解していくことです。つまり、夫に愛されるための方法は、夫の要望の数だけ存在するのです。今回は、最大公約数的なテクニックをご紹介します。■すべての夫が必ず喜ぶもの…それは「妻からの癒し」癒しは、現代を象徴するキーワード。昨今、競争が激化し、社会全体がギリギリまで効率をあげることを求められ、「余裕」は「ムダ」と呼ばれて徹底的に排除されます。ギスギスした現代社会に生きる私たちは、癒しを渇望しています。街にマッサージ屋やネイルサロン、リフレクソロジー、大型スパが増えているのもニーズがあるからです。夫と毎日顔を合わせる妻が癒しを提供してあげることができたら? 夫は少しでも早く家に帰りたくなり、自分を癒してくれる妻を大切にしたくなります。これぞ「愛され妻」への最短ルートです。マイホーム=癒やしの場。漠然としていますが、具体的に落とし込んでいきましょう。■【愛され妻の習慣1】夫の胃袋をつかみ直す! 食卓は「晴れの場」として演出「もっともらしい見出しだけど、そんなことはわかってる! 陳腐…」という声が聞こえてきそうですね。でも、わかっていることができないから夫は背を向け始めるのです。「理想の妻」の条件として、常に上位に上がるのが「料理上手」。紙でも何でもいいので、夫の好みを20種類、書き出してみます。これに基づいた料理のレパートリーを増やしていければ、夫の帰宅時間は自然と早くなり、夫の笑顔と食卓での会話が増えます。しかし、フルタイムで働いて日々忙しい妻は、そこまでできない。おっしゃるとおりです。では、せめて週1回でも子どもが好きなものより、夫の好きなものを優先しましょう。好みの味とは、長年慣れ親しんだ「おふくろの味」であることが多いものです。お姑さんから料理のコツを教わるくらいの姿勢を持てれば、妻としても嫁としても100点満点です。「レパートリーを増やすどころか、毎日仕事で帰りが遅く、夕飯はスーパーで買ったお惣菜ばかり」という大忙しの妻もいるでしょう。そんな場合でも、できるだけ夫の好きな料理を選ぶこと。ついつい自分や子どもの好みを中心に選んでしまいがちですが、それは意識的におさえましょう。テイクアウトのコロッケでもきれいなお皿に盛り付ける、テーブルクロスは日替わりにしてみる、週末作っておいた手作りソースをかける、プチトマトを切ってのっける…というように、時短で見栄えをよくするのが演出です。特別な日には、普段より品数を増やしたり、時間が許せばスーパーではなくデパ地下のお惣菜を選んでみたり。同じできあいのお惣菜でも、おいしく見えるよう盛り付け方を工夫しましょう。スーパーのお惣菜が突然、手料理に変わらなくとも、妻の努力と気配りは、必ず夫に伝わります。最近は、Picard(ピカール)のような本格冷凍フレンチのテイクアウトショップもあります。電子レンジでパリ気分。常に食卓を「晴れの場」にできますね。 ■愛され妻の習慣2】演歌を地でいく「一歩下がって夫を立てる」妻に変身見出しから「何を前時代的なことを…」と、この先を読むのをやめようと思ったあなた、ちょっと待ってください。決して、妻はひたすら夫にへつらうべきだなどと言っているわけではありません。男性の性質を理解したうえで夫への気配りを心がければ、夫婦の双方にとって幸せな関係を築けるということをご説明したいのです。女性を精神的にも肉体(性)的にも支配したいと思うのが、男性の本能的な欲求です。セックスレス夫婦は、この関係性が逆転している場合が多々見受けられます。「頼りないうえ、妻に尊敬されるようなことは何もできないウチの夫が妻を支配したい、妻の上に立ちたいだなんて、虫が良すぎる話だわ」「上に立ちたいと言うのなら、立てるだけのことをして見せてちょうだいよ」…そんな声が聞こえてきそうです。現代は、夫が自力で妻の上に立つのが難しい時代です。昇給や昇進のチャンスは限られる一方で、女性の活躍の場はどんどん広がってきており、妻のほうがお給料が良かったり、昇進が早い夫婦も存在します。そして、女性は子どもができても働く時代。忙しくなった妻たちは、家でのんびり過ごす夫に、家事や育児の手伝いを命じられる時代です。そこでも妻のほうが手際が良かったりすると、夫はダメ出しの嵐に…よって夫は、妻の顔色をうかがってビクビク。こんな去勢されたような状態で、男性本来の男性性を発揮しろと言われてもムリな話です。そしてこんな状況にもかかわらず妻は、夫には一家の長としてもっとしっかりして欲しい、セックスについてもこちらから誘うばかりではなく、夫からも誘ってきて欲しい、夫にリードして欲しい…と主張します。これも負けず劣らず「虫が良すぎる話」ではないでしょうか。夫が自力で妻の上に立つのが難しいのなら、さてどうするか。答えは簡単です。妻が一歩下がってあげるのです。一歩下がるのは、上を目指すよりずっとラク。「私は自分で何でもできるわ。夫に頼んだほうがミスは多いし時間はかかるし、かえって足手まとい」などと言わずに、夫が得意な分野で夫に花を持たせましょう。演歌の歌詞を読んでみてください。あなたのためにつくします、あなたのためなら苦労に耐えてみせます、という一歩下がった女性像が見え隠れしています。夫に活躍の場を与えてあげ、やってもらったら感謝感謝。もちろん、ダメ出しは禁止です。家事も育児もご両親とのやりとりも、PTA関連も夫に任せてみませんか? ダメ出しばかりされていた時にはひたすら萎縮していた夫も、いくつか成功体験を重ねるうちに、自信を取り戻します。自分は妻に頼られている、自分は妻を喜ばせることができる。夫にそう確信してもらうのです。夫は、さらに妻から尊敬されるよう動き、頼りがいのある大人の男に変身していくでしょう。古き良き時代の演歌に歌われるような、男を立てる女。日本男子のDNAは「立ててくれる妻が好き」とインプットされていました。時代が流れ、女性の社会進出が激化したので、「そうも言ってられないかあ…」とそのDNAは影を潜めてしまったように思えます。さて、皆さんの旦那さんの本心はいかに??次回は、「愛され妻の褒め力・笑顔力」についてご紹介しましょう。
2018年01月06日前回まで、さまざまな種類のモンスターワイフをご紹介してきました。いよいよ、モンスターワイフ撃退のための方策を説明します。自分の中のモンスターの存在を常に自覚し、「これは夫の目にどう映るだろう」「同じことを自分がされたらどう感じるだろう」と予測しながら、改善策を実行に移していってください。■感情より理性で導く、「紙に書き出す」で悩みを整理悩んでいる妻たちの悩みごとは、一つではありません。複数の悩みや心配ごとが頭の中で渦を巻き、何に悩んでいるのかさえ分からなくなっています。イライラ・モヤモヤはモンスターの卵。夫のやることすべてが気に障ります。本当に問題なのは何なのか。その点をクリアにするためには、グチャグチャになった頭の中を整理しなければなりません。そこで私が悩める妻たちにすすめているのが、「悩みを紙に書き出す」という方法。スマホやPCに書き出すより、自分の筆跡で書き残す! 怒りが強い案件は無意識に筆圧が増します。怒り狂った文字になります。わかりやすいですね。「3年間セックスレス」「夫が目を合わせてくれない」「姑にいちいちむかつくのに夫はスルーしてる」「家計が苦しいのに夜中にタクシー使うな…」「人前でニコニコしてるくせに人がいなくなると態度豹変」etc…。最初は思いつくまま、頭の中にあることをすべて紙に書き出します。次に書き出した項目をランキング形式にして、許せない順に並べ替えていきましょう。こうして自分の悩みを整理したら、最後に「どこまでなら許せて、どこからが許せないか」という境界線を引きます。イラ立ちの原因にはレベルがあり、夫が話を聞いてくれるだけで気持ちがスっとしてオールクリア! になる場合もあります。この方法で、自分を思い悩ませているものの正体が浮き彫りになります。それは、はたから見れば「どうしてそんな単純なことに、今まで気づかなかったの?」というようなことかも知れません。けれども、混沌とした状況下ではそんなことも全く見えなくなってしまっていることがよくあるのです。問題の本質がクリアになれば、その改善のための対策も考えることができます。また、悶々と悩んでストレスを増大させていくのではなく、「紙に書き出す」という理性に基づいた作業にシフトすることで、感情的になっていた頭が冷静さを取り戻していきます。自分のイライラやモヤモヤを文字にして書き出していくと、あら不思議。「これは物理的に仕方のないことだから、怒ってもムダよね」「これは夫が原因で発生している問題ではない。○○の条件を改善すれば、状況は変わりそう」「この問題については、私の態度も悪かったかも…」と、問題が劇的に解決されるわけではなくても、問題に対する認識が変わり、心がラクになることはよくあります。自分が抱える問題について、頭の中の分類箱に整理されていれば、漠然としたストレスを抱えて「売り言葉に買い言葉」のハチャメチャな夫婦ケンカを繰り返すことも激減します。 ■2人だけの空間だからこそ「寝室会議」で本音を語り合う問題を抱えた夫婦に圧倒的に不足しているのは、「本質的な会話」です。多くのモンスターワイフに共通する特徴は、自分と夫に関する無知と激しい思い込み、思い込みをベースとした妄想の暴走です。これらを防いでモンスターを抑え込むには、夫婦間の会話が不可欠。相談者の中には「会話なら毎日している」という方が多数。しかし、その会話の内容が、子どものことやお金のこと、テレビニュースのテーマだけでは、それは夫婦のための「本質的な会話」とは言えません。「私はいつも、自分の考えや気持ちを夫に伝えているのか」と自問自答してください。果たして夫側の意見を聞く場も設けられているでしょうか?「本質的な会話」とは、夫婦の価値観や将来のビジョン、さらには二人のセックスのことなど、夫婦関係に関する本質的なテーマを含んだ意見交換です。そして、そんな意見交換に最適の場所が、夫婦の寝室です。夜寝る前に寝室で話すのであれば、急に邪魔が入ったり、子どもに聞かれたくない内容を避ける必要もなく、会話に集中できます。普段は照れくさくてなかなか話せないことも、ベッドの上だと不思議とお互い素直になれます。夫婦の寝室事情についても、話をそらしたりそらされたりすることなく、意見を交換しやすくなるでしょう。寝室にワインを持ち込むことはもちろん賛成です。寝室会議を成功させるためにも、話したい内容をあらかじめ「紙に書き出して整理」しておく手法を。不用意に感情的になってしまうことを防げますし、せっかく意見交換をするつもりが、話が脱線してそれがケンカの火種になってしまうような失敗も減らせます。そして、寝室会議はただ自分の意見を主張するだけの場ではなく、夫の意見を聞く場でもあるという意識と、夫への思いやりを常に忘れないでくださいね。今回は「脱・モンスターワイフ」のための、最も基本的な方策をお伝えしました。これらは、夫婦間の問題のどんな局面でも活用できるテクニックですので、どうぞ今すぐお試しください。次回は「脱・モンスター」から、”愛され妻”になるための方法をご紹介しましょう。
2018年01月05日独身時代はクリスマスにプレゼントを贈りあったふたりも、パパやママとなった今では、そんなことも忘れてしまうという人も多いのではないでしょうか。そこで、どれくらいの人がプレゼントをあげているのか、いくらくらいのものをプレゼントしているのか聞いてみました。Q.パートナーへのクリスマスプレゼントにどれくらいお金をかける予定ですか?1.10,000円〜 13.9%2.〜10,000円 14.3%3.〜5,000円 17.5%4.〜1,000円 1.6%5.手作り 1.9%6.プレゼントしない 46.5%7.その他 4.4%やはりもっとも多いのはプレゼントしないの46.5%という結果に。一方で、5000円以上のものをプレゼントしているという人も合計すると28.2%いることがわかりました。■プレゼントをあげる夫婦は仲良しが多い?パートナーにプレゼントをするという人は、そのコメントからもラブラブな雰囲気がうかがえました。毎日のおこづかいをちりつも貯金してプレゼントする夫や、プレゼントを買うためにクリスマスデートする夫婦も。うらやましい限りですね。「折りたたみ自転車を欲しがっていたのでその予定。サプライズはできませんが、お疲れ様と年末年始がんばっての意味を込めて」(愛知県 30代女性)「毎日お弁当を作ってもらって、お昼代が浮いているのでその分をクリスマスに当てます」(神奈川県 40代男性)「毎年本人の欲しいものを一緒に買い物に行ってデートします」(埼玉県 30代女性)■大人にサンタクロースが来るわけない!そんなラブラブ夫婦がいる一方で、夫や妻にクリスマスプレゼントは買わないという人がほとんどのようです。大人がプレゼントをもらおうなんてとんでもない!?「大人にサンタクロースは来ません!」(徳島県 30代男性)「えっ!? 想像するだけでムカつく!」(神奈川県 40代女性)「そんな気持ちになったことないわ」(神奈川県 50代女性)「誕生日だって何もないのに、クリスマスプレゼントなんてあげてられるか!」(東京都 40代女性)■あの出来事からプレゼントは2度とあげないと決めた過去にあった嫌な出来事から、夫にプレゼントはもうしないと決めた人も。欲しくないものをもらったとしても、そのときの態度や言葉には気をつけないとダメ。あなたもこんなことしていませんか?「感謝の気持ちはありますが、あげません。数年前の父の日に子どもたちの前でプレゼントを渡したことがありました。どれにしようか悩んで選んだTシャツだったのに、気に入らなかったらしく、ダメ出しをくらい返品しました。そうだ、そもそもあげなきゃよかったんだとの結論に達しました。返品して戻ったお金で自分の服を新調した。もう2度とプレゼントはしない」(神奈川県 40代女性)Q.パートナーへのクリスマスプレゼントにどれくらいお金をかける予定ですか?アンケート回答数:3418件(2017年12月13日現在) ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月20日■シャツの起源は「下着」だった!?白にサックスブルー、ピンク、ネイビーにグレーまで、街中ではいろいろな色のシャツを着た男性を見かけますね。それはビジネススタイルのカジュアル化と共に、シャツがファッションとしてのおしゃれアイテムのひとつになったからでしょう。夏場ともなれば、ほとんどの男性がジャケットを身につけず、ノーネクタイのシャツ姿でビジネス街を闊歩しています。この光景、私にはちょっと異様なものに見えています。あまり知られていませんが、その昔、紳士服の本場の英国や欧州においてドレスシャツ(スーツ・ジャケットにネクタイを着用する際のシャツのこと)は「下着」として素肌の上に着るものでした。アンダーウェアのパンツを履く習慣がなかった当時、ドレスシャツは今よりも着丈が長く、シャツの先端に付いたボタンで男性の大事な部分を固定していたのだそうです。今でも仕立ての良い本格的なドレスシャツの裾先にボタンが付いていることがありますが、これは今日まで受け継がれた当時の名残りなのです。下着であるがゆえに、なるべくシャツが人目に触れないように、昔の人々は細心の注意を払っていました。人目に触れるのが許されるのは衿部分だけです。それ以外はネクタイとジャケットで見えないようにしていました。現代でも装いの教養を持った欧米人にとってシャツ姿にノーネクタイ、つまり下着姿で公の場に出ることはあり得ないことなのです。ビジネスシーンにふさわしいドレスシャツの選び方ビジネスシーンに最もふさわしくクラシカルなドレスシャツは、綿100%の白無地と言われています。他にもサックスブルーの無地や綾織・ヘリンボーンなどの織柄、ストライプ柄などビジネス向きのドレスシャツもありますが、白無地であればまず間違いはありません。言うまでもありませんが、大手紳士服量販店が扱っているような色付きボタンやステッチ、二枚衿、衿や袖の裏に色柄のついたもの、デュエボットーニ(第1釦がふたつ)やトレボットーニ(第1釦が3つ)のシャツは公の場にはふさわしくないのでご注意を。できれば、胸ポケットもないほうがいいですね。また、衿先にボタンのついたボタンダウンシャツにも注意が必要です。ボタンダウンシャツはアメリカの代表的老舗ブランド「BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)」が初めて提案したシャツで、「ポロカラーシャツ」とも呼ばれます。その名の通りポロ競技を出自としたシャツで、競技中にシャツの衿がひらひら動かないように衿先と見頃をボタンで留めた仕様のもの。「アイビー」や「プレッピー」のアメリカントラッドスタイルのシャツなので、ヨーロッパスタイルのスーツを着る際には気をつけましょう。日本人が好むストライプのネクタイはTPOに注意!ネクタイの柄といえば、ソリッド(無地)・ドット・小紋・ストライプ・チェックがあります。この中でも特にTPOを意識したいのは、ストライプ柄です。右上から左下に「ノ」の字の方向を向いたストライプはイギリス式の「レジメンタルタイ」。その逆、左上から右下はアメリカ式の「リバースタイ」といいます。「regiment」とは日本語で「連隊」を意味し、現在のストライプ柄はその昔、イギリスの連隊旗の紋章として使われていました。なぜだか日本人はこのレジメンタルタイが大好きです。しかし、この紋様は現代でもグローバルでは、国・州・軍隊・学校・団体組織などの属性を表す紋様として認識されています。ニュースで取り上げられる各国首脳が集まる国際会議を見てみると、ソリッド・ドット・小紋柄が大半を占め、レジメンタルタイを巻いている人はほとんどいません。ヨーロッパの首脳の方々は特に意識しているように思います。巻いているだけで、自分はどこに所属しているのかを無言で表してしまうから。レジメンタルタイは公の場では安易に使ってはならないものだとぜひ覚えておいてください。一方で、レジメンタルタイとは逆の方向を向くリバースタイは、先のアメリカの「BROOKS BROTHERS」が考案したものです。「レップタイ(畝織り)」とも呼ばれます。アメリカントラッドスタイルの象徴的なタイといえます。こうはお伝えしておきながらですが、残念ながら、現在の日本の安倍晋三首相は国際会議の場でレジメンタルタイやリバースタイを締めていらっしゃるのをニュースで何度も確認しています。本来ならばこれはとても慎重にならなければいけないことなのです。ビジネスシーンにおいて、装いとはそれだけで強いメッセージ性を持つ重要なツールとなります。TPOにふさわしい装いを知っているかどうかが、あなたのパートナーがビジネスで躍進するひとつのアドバンテージとなるかもしれません。この機会に、パートナーの装いを一緒に確認してみてくださいね。
2017年12月18日11月22日はいい夫婦の日。そこで、夫婦仲を良好に保つ方法について調査してみました。離婚の危機はある日突然やってくるのではなく、日常のほころびから亀裂が起きることのほうが多いようです。改めて夫や妻との関係について考えてみましょう。Q.夫婦仲を良好に保つ方法、どうしてる?1.毎日しっかりと会話をする 46.6%2.定期的にお出かけをする 11.2%3.共通の趣味を持つ 7.2%4.二人きりの時間を作る 14.1%5.その他 20.9%毎日しっかりと会話をするが46.6%ともっとも多い結果となりました。お出かけや共通の趣味を楽しむのもいいですが、やはりちりつもでも毎日できることを続けている夫婦が多いようです。■仲のいい夫婦は意識せずに会話をしている仲がいいと言われる夫婦は、特に会話をしようとか一緒に出かけようなどと考えずに自然と一緒に過ごしていることが多いようです。とくに意識せずに毎日会話できるのは、仲がいい証拠なのかもしれませんね。「会話は毎日あるし、子どもがいないときにふたりでランチや買い物に行くこともある。でも、夫婦仲を良好に保つためではなくて、楽しいからやっているだけです」(茨城県 40代女性)「夫婦仲は周りより良いと言われます。夫婦仲のいいふたりは、良好に保とうなんて意識してないもの」(山形県 40代女性)「特別何かするわけじゃなく、子どもが寝てからふたりでテレビを見て笑ったり、手を繋いで寝たりしています」(鳥取県 30代女性)■一定の距離を保つことで良好な関係でいる夫婦も仲良くなるだけでなく、一定の距離を保つことで良好な関係を築いている夫婦もいるようです。何十年も一緒にいるわけですから、ふたりが心地よいと感じる関係でいることを選ぶようにしましょう。「見返りを求めない。うちはこれですね」(三重県 30代女性)「深く詮索しすぎない、干渉しあわない。結構重要だと思います」(鳥取県 30代女性)「あまりお互いに干渉しすぎないこと」(千葉県 40代女性)「なるべく一緒にいないようにしています。接点がなければ喧嘩もしないし、イラつくこともありませんから…」(神奈川県 40代女性)■感謝の気持ちを言葉にすることがベストもっとも効果があるというコメントが多かったのが、感謝の気持ちを言葉にすること。「ありがとう」と言われて嫌な気持ちがする人はいませんから、今日からあなたもちょっとしたときに伝えてみるといいかもしれませんね。「家事に育児に奮闘しているとき、夫が唐突に作ってくれたコーヒーがびっくりするくらいおいしかった。それを素直に伝えてありがとうというと、それから毎回食後に作ってくれるようになり、洗濯や掃除なども手伝ってくれるようになりました。何年経っても、感謝の言葉や尊敬の気持ちを伝えることが大事なんだと改めて思い知りました」(千葉県 20代女性)「小さいことでも会話は大切ですね。あと私が思うのは感謝の言葉だと思います。夫婦といっても他人ですから、お互いに感謝の気持ちを持つことが大切かなって思います」(千葉県 40代女性)Q.夫婦仲を良好に保つ方法、どうしてる?アンケート回答数:8832件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年11月24日■パートナーだからこそ理解したい、男性の装いの基本パートナーの男性のスーツを一緒に選ぶ女性は、意外と多いのではないでしょうか。休日にセレクトショップやデパートの紳士服売り場を覗いてみると、店員さんがおすすめするスーツを試着しながら、「このシャツ似合うんじゃない?」「ストライプのネクタイも買ったら?」と女性がパートナーの男性にコーディネートをアドバイスしている光景を目にします。私が既製服からオーダーメイドまでスーツの接客販売やフィッティングの仕事をしていた頃、コーディネートはパートナー頼りという男性が多いように感じていました。そうすると必然的に、パートナーの女性側に男性のスーツの着こなしについての知識があるかどうかがカギになってきますよね。男性はパートナーの女性によって大きく変わるものです(その逆もまた然りですが)。 ぜひ男性のスーツの着こなしの正しい知識を女性の皆さんにも知っていただけたらうれしく思います。環境省による「スーパークールビズ」の導入などにより、男性のビジネススタイルも随分とカジュアル化してきてはいるものの、スーツ着用が必須のビジネスマンはまだまだ多いのが現状です。驚くことに、男性のスーツは200年以上、基本的な構造や形が変わらない歴史のある衣服です。そして男性の装いの世界には、女性よりも厳格なドレスコードがあります。これは、時と場を同じくする相手への気遣いの精神(=礼節)がベースになっているのです。ジャケット・シャツ・ネクタイ・パンツと男性の装いは一見シンプルに見えますが、シンプルだからこそ女性が思っているよりもはるかに奥が深いものなのです。■黒いスーツは、本当は着てはいけない!?就活生からミドルエイジまで、多くの日本人男性に定着している黒いビジネススーツ。無彩色である黒は有彩色の色味とケンカすることがないうえに、有彩色を引き立たせる効果があるため、とても合わせやすく感じます。しかし、実はビジネスシーンにおいて黒いスーツはタブーなのです。男性の装いにおいて、黒はフォーマルな場でのみ着用する色です。フォーマルの装いには、正礼装・準礼装・略礼装と呼ばれる格式の違いがあります。黒を用いるのは、正礼装のモーニングコート(昼)・テイルコート(夜)、準礼装のディレクターズスーツ(昼)・ディナージャケット(夜)、昼夜問わず準礼装として着用されるブラックスーツ(これは日本だけの慣習)です。つまり、黒は格式を重んじる場で装う色なのです。なぜ黒になったのかというと、エスコートする女性のドレスを引き立たせるために、男性が無彩色の黒い服を着るようになったからだと言われています。しかも、黒でもビジネススーツで使われているような薄い黒ではなく、フォーマルではフォーマルブラック(濃染黒)と呼ばれる濃い黒がふさわしいとされています。また、海外ではウェイター(給仕)が黒いスーツを着ることがあります。パーティーやレストランで黒スーツを着てうろついていたら、ウェイターに間違えられてもおかしくはありません。西欧諸国で黒いスーツを着たら、大恥をかいてしまう可能性がありますのでどうかご注意を。ビジネスシーンにおいては、黒いスーツを着ているだけで軽蔑されてしまうこともあるのだそうです。お分かりいただけたと思いますが、色が持つ意味合いというのはそれだけ重要なのですね。■ビジネススーツには、ネイビーかグレーが◎それでは、黒がダメならビジネスシーンにふさわしいのは、一体何色のスーツなのでしょうか。基本的には紺とグレーの2色です。スーツの色は明るくなればなるほどカジュアルな印象に、暗くなればなるほどクラシカルで正統的な印象になります。つまり、濃紺やダークグレーがベストと言えますね。たまに街中でブラウンのスーツを着た男性を見かけることがあります。ブラウンはおしゃれな印象がありますが、オフィシャルな場には着ていけない色ということもあり、一般的にビジネスにおいてブラウンのスーツはおすすめしません。着こなしの基本を知ったうえであえて着ているのか、知らないで着ているのかでは大きな差があります。たかが装い、されど装いなのです。パートナーが装いで失敗しないためにも、女性の皆さんがチェックしてあげてくださいね。
2017年11月18日ウーマンエキサイトの読者のみなさん!! はじめまして、龍たまこと申します。35歳のひきこもり主婦ブロガーです。このたび新たに4コマ漫画の連載をさせていただくことになりました。まったくキラキラはしていない、我が家の日常をお届けしていこうと思っております!! 少しでも楽しんでいただければ幸いです。ではまず、簡単に我が家のメンバーを紹介したいと思います↓このような4人で毎日いっぱいいっぱいで生活しております。漫画をお読みいただければわかるように、本当に全然キラキラしておりませんので…。キラキラ系はまぶしくて読めないという方も、ぜひ安心してお読みくださいませ。さて、我が家の子ども達は上が女の子で下が男の子です。子ども2人と暮らしていると、それぞれの個性も全く違って面白いのですが、男の子と女の子の違いもひしひしと感じることが多いのです…。女の子って小さくてもオンナなんですよ…!! まるでメイクルームのOLのような観察眼…。大人なら他人のシミやしわを発見しても、そっとしておいてくれるだけの社会性を持っていますが、そこはお子様ならではの純粋さを発揮してくれて、何かとズバズバと指摘されて「うっ」となることが多いです。だけど男の子は「なんか変なフィルターついてんのか?」ってくらいに、ママには甘いです。「ママのことすき!!」「ママかわいいね~」「ママのこと守るから!!」なんて言われちゃったりして、「ああ、マザコン男が世に大量生産されるのはこういうことか」と、しみじみと理解してしまう、今日この頃なのです。とりあえずもうちょっとスキンケアをがんばります…。
2017年11月07日世の中には平穏で幸せな生活を送っている夫婦は沢山います。でも、いつまでもこの幸せが続くとは限りません。ある日突然、ほんの些細なことで夫婦生活が悪化し破局を迎えることがある……。今回はそんな急転直下で破綻してしまった夫婦のケースを、本人の体験を交えてご紹介しましょう!文・塚田牧夫生前贈与をめぐるトラブル「ある日突然、私の祖父母から『いいものあげるから取りにおいで』と呼び出されました。最初は妻と『旅行のお土産かな』と話していましたが、受け取ってビックリ。紙袋のなかには、なんと現金数千万円が入っていました。帰宅してこのお金の管理方法について妻と大きく意見が分かれ、険悪なムードに。最終的に妻の名義で銀行口座を開設し入金しましたが、私は一切手を付けることができません。にも関わらず、生前贈与税について調べたり、手続きしたり等はすべて私に丸投げ。初めて妻に対して不満が生まれました。更に祖父母と仲が悪い私の母親からは妬みの対象になってしまい、妻と母親の嫁姑関係が悪化。それも私のフォローが足りないせいだと当たられる始末です。現在は夫婦の会話はなくなり、目も合わせてもらえません。このような生活に耐えられず、離婚の二文字が頭をよぎります」カツヤ(仮名)/35歳マッサージサロンの開業失敗「夫はマッサージサロンで働いていました。腕が良くお客さんから指名を受け、リピーターがつくほどの人気だったんです。夫の夢は、独立して自分のマッサージサロンを持つことでした。その夢の実現のために夫婦二人三脚でコツコツ資金を貯め、去年の暮れに念願のサロンを開業しました。ところがです! ある女性のお客さんが、『胸を触られた』と文句を言ってきました。施術中にたまたま触れてしまっただけで、結局は誤解だということになったんですけどね。そんなクレーマーのせいで悪い評判が立ってしまい、客足が遠のいてしまいました。私はなんとかお客さんを呼び込もうと、ホームページを工夫したり新しいサービスを提案したりするのですが、夫は『腕がいいんだから、そのうちお客さんも増えるだろう』と危機感がありません。今では、ほぼ毎日家で寝て過ごしていて、夢に燃えていた起業前の夫の姿は見る影もない……。サロンの家賃も払えないほどになり、生活費はほとんど私のパートの収入で賄っています。この状況が続くようであれば、離婚するしかないです」タカコ(仮名)/36歳円満夫婦が急転直下で破綻したケースをご紹介しました。このようなことが起きないようにするには、日々のコミュニケーションが非常に大切なのではないでしょうか。どんなトラブルも乗り越えられるような、確固たる信頼関係を築いていきたいですね。(C) nongamt / Shutterstock(C) Albina Glisic / Shutterstock(C) wk1003mike / Shutterstock
2017年11月05日恋人や夫婦間において、付き合いが長くなると陥りやすいのがセックスレスです。深刻な問題ではありますが、なんとか乗り越えたというカップルも存在します。しかし、一度あることは二度ある。再びセックスレスに陥ってしまうケースも……。今回は、そんな二度目のセックスレスに陥ってしまった男女に、その経緯を聞いてみました。文・塚田牧夫旦那の兄と同居「一度はセックスレスに陥った私たちでしたが、引っ越しを機に解消に至りました。広いマンションに引っ越したことで、良い距離ができたのが要因です。しかし、せっかく良好になった夫婦関係に暗雲が立ち込める出来事が……。旦那の父親が亡くなり、義母の面倒を見なければならなくなったんです。でも、部屋はひとつ余っていたので、まあ仕方ない……と思っていたんです。しかし、さらなる悲劇が。主人には兄がいるんですが、これがまあろくでなし。実家住まいで職を転々として、適当な暮らしをしている人でした。てっきり一人暮らしをするのかと思いきや、なんと義母と一緒に我が家にやって来るという! 主人も放っておけないみたいで……。それで同居を始めたわけですが、深夜も家の中をウロウロしたりゲームしたりでこちらは迷惑。セックスなんてできる状況ではないです」コトミ(仮名)/32歳性病が伝染した「20代は仕事が忙しく、あまり妻に構ってあげることができませんでした。しかも、疲労で精力減退。セックスレスに陥りました。でも30代に入り、ようやく仕事もひと段落。夫婦関係も改善されてきたんです。ただ、それが良くなかった……。性欲が復活したのをいいことに、風俗に行ってしまったんです。そして、病気をもらってしまった。さらに最悪なことに、病気に気付かず妻とセックスしてしまい、伝染してしまうという結果に……。情けないかな、夫婦で病院通いとなりました。しかも性病というのだから、人目もはばかられました。一週間で完治はしたんですけどね。申し訳ない気持ちでいっぱいになり、こっちからはもう誘えなくなりました」マサヨシ(仮名)/34歳2度目のセックスレスに陥った経緯をご紹介しました。一度は乗り越えたにもかかわらず、また陥ってしまうとは……。二度目からの復活は、さらに困難な道となるでしょう。まだ危機を迎えていないという方も、決して慢心せずに、定期的に愛し合うよう心掛けましょう。(C) Stokkete / Shutterstock(C) sirtravelalot / Shutterstock(C) Phovoir / Shutterstock
2017年10月27日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『陽記』のおしどり腸粉セットです。どうして、その穴を掘り続けたの?そう聞きたくなるような専門店はいつだって興味深い。今年の7月に西大島に登場した『陽記』はなんと、腸粉と中華粥の専門店。腸粉といえば中国料理の中でもわりとマイナーな広東式点心。お皿の上にぺろんと横たわる乳白色の物体は、米粉の蒸し春巻きのよう。そんな隠れキャラを主役に据えたのは一体なぜ?「妻が広州出身で。“故郷の味を日本でも食べたい”というので、家で作り始めたのがきっかけでした」と、店主の竹内亮さん。なんて微笑ましいエピソードなの。元々飲食の仕事をしていた竹内さんは腸粉作りに奮闘、帰省の度に本場広州の腸粉を食べ歩くほどのめり込んでいった。「現地では朝ごはんで気軽に食べられる屋台料理なんです。でも、日本ではなかなか出合えないから」。もっと気軽に腸粉を食べられる場所を、という思いが専門店のオープンにつながった。いざ店を開いてみると予想を超えた好反応、ご近所さんだけでなく東京中の腸粉ファンが集う場所に。人気の秘密は本場の味。ちゅるんともちもちの食感を追求した皮は、食べるというより吸引する感覚で何皿も食べられてしまう(恐ろしい)。タレの味付けも重要で、中国醤油にピーナッツオイルを混ぜた独特の甘さがやみつきになる。広東式のさらりとしたお粥に合わせれば尚おいしく、ヘルシーで風通しのいい食事が約束されている。陽記東京都江東区大島2-38-16TEL:070・1187・426610:00~20:00不定休店休日の情報はTwitter(@yeungkee0701)に掲載。好みの腸粉2種類にサラダと前菜、デザートが付く鴛鴦(おしどり)セット¥850。右・八角の香りがふんわり漂う牛腩(広東風牛バラ煮込み)と、左・香港でも珍しい広東ローカルな卵の腸粉。2種類選べるセットを現地では「おしどり」というのだそう。かわいいね。ひらの・さきこ1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2017年10月25日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2017年10月21日いつの間にかセックスレス……。「もしかして、夫から女として見られていないかも?」と気付いたときには、既に夫の気持ちは離れているなんてことも。妻を女として見ることができなくなった経験のある既婚男性にリアルな本音を聞いてみました。文・上岡史奈■恥じらいがなくなった「お風呂上がりに、裸にバスタオルで冷蔵庫に麦茶を取りに行く姿を見たときと、目の前でオナラをされたとき、女として見れなくなったような気がします」(34才/自営業)「冬にエッチを誘ったとき、パジャマの下だけ脱ぎ出して『早くしてね』と言われたんです。寒いから……というのも分かりますが、もうちょっと恥じらいを持って欲しいです」(28才/IT関係)“女を捨てたような姿”を見ると、サーッと冷めてしまう男性は多いようです。男性の本質は、女の子のスカートをめくってみたいと思っていた小学生時代とそう変わりません。グラビアアイドルは、水着を着ているからこそ「もっと見たい」「脱がせてみたい」という、男性の好奇心をかきたてるのです。“恥じらう姿”に男性はドキドキするということを忘れず、“見せない部分を持っておく”ことを意識していれば、いつまでも良い関係が保てるはず。■太って体型が変わり過ぎた「華奢で守ってあげたくなるような外見に惹かれて付き合い出したのに、結婚してからはドンドン太る一方。体重は教えてくれないので分かりませんが、SサイズからXLサイズくらいへの変貌は遂げていると思います。何よりさりげなく文句を言うと、不機嫌になる態度に可愛げを感じられないんですよね」(32才/大家業)エッチのときに太った妻が重くて辛い、腰に負担がかかるのでついつい避けてしまう……という悲痛な叫びも!その一方で、妻が一念発起しダイエットに成功した結果、セックスレスが解消したという意見もありました。いつまでも「うちの妻は可愛い」と、女として見てもらうためには、外見をキープする努力も必要なようですね。■性格が変わり過ぎた「結婚してからどんどんワガママになってしまった妻。家事もまったくしなくなり、毎日ゲームして昼寝しているだけ。文句を言えば般若のような顔でキレるし、どうにもなりません。帰ってきてグチャグチャの家を見ると疲れが増します。疲れて帰ってきて、家事を全部やってる状況で妻にベタ惚れでいろと言われても難しいですね」(38才/メーカー勤務)「業界的に不況で、ボーナスも年々減る一方。『少しは家計を助けてくれると嬉しい』と伝えても、『今さら働くなんて絶対イヤ』と激怒。結婚当初の優しくて、献身的だった妻はどこに行ってしまったのか……。家に帰っても『アンタの稼ぎが悪いから生活が大変』『もっと残業してこい』などと罵られるので、帰宅恐怖症気味です」(30才/金融機関勤務)変わったのではなく、本性を見抜けなかっただけでは?とも思えますが……。既婚男性から最もブーイングがあったのが、結婚前と別人になったのではないかと思えるほどの性格の豹変ぶり。夫を立てない・認めないといった態度を見ると、女としてどうこうという以前に、今後生活をともにすることすら難しいと感じてしまうようです。今回聞いたケースに共通するのは、妻に不満があっても直接言えない、言っても無駄だ……と、旦那さん側が諦めてしまっていることです。会話が成り立たないほどすれ違ってしまっている状況での、関係改善は難しいですよね。いつまでもラブラブ夫婦でいたいと思ったら、普段から意識してコミュニケーションを取る必要があるようです。(C) VGstockstudio / Shutterstock(C) Yulia Grigoryeva / Shutterstock(C) coka / Shutterstock
2017年10月10日最後にご紹介するのは、非常に不幸な結婚生活を送ってきたにもかかわらず、「子どものために…」と離婚に踏み切れなかった女性のケースです。子ども側の意見を聞き出しました。H美さん:子どもの存在を理由に離婚に踏み切ることができなかった女性の娘どれほど切望していても離婚を決断できない理由として、多くの女性が挙げるのが「子どもがかわいそうだから」というもの。けれど望まない結婚生活を続けることが、果たして本当にお子さんのためになるのでしょうか?「子どものために」と離婚を選択しなかった女性のお嬢さんからお話を聞くことができました。「あなたがいなければ離婚してたのに」と言われた子どもの苦しみH美さんはいわゆる結婚適齢期の女性。整った顔立ちにスラリとした長身、仕事もできる素敵な女性です。彼女の父親は大企業で重要な役職に就き、いつも忙しい方だったそうです。母親はというと、夫は滅多に家にいないし娘も優秀で手がかからないからと、長い間趣味の世界に生きていました。ところが父親の役職が変わって長期出張や単身赴任がなくなり、家で過ごす時間が急に長くなり母親にとって非常に大きなストレスになりました。週末、あまりに露骨にイライラしているので、父親は身の置きどころに困り、好きでもない散歩にできるだけ出かけ、近所をブラブラしては申し訳なさそうに帰って来るようになります。そんな家庭の雰囲気がとてもイヤだったというH美さん。一番イヤだったのは母親が娘であるH美さんに、結婚生活に関する愚痴をこぼし始めたことだと。「パパが家にいるようになって、憂鬱で仕方がないわ」、「また単身赴任してくれたらいいのに」。「顔もみたくない」そしてH美さんにとって聞くのが最もつらかった言葉はこれです。「あなたがいなければ、パパとなんてとっくに離婚してるのに」親が子どもを愛するのと同じくらい子どもも親を愛しています。大好きなママが自分のせいで不幸な生活に甘んじていると知ったら、子どもはどれほどつらい思いをするでしょう。「親が不幸なのは わたしのせい?」実家から十分通勤できる距離の会社に就職したH美さんですが、両親の間の不穏な空気と頻繁に聞かされる母親の愚痴に耐えられず、就職と同時に実家を出ます。大人になった現在のH美さんは「母はいつも、離婚をしないのは私のためだって言ってましたけど。こうして私が自立した今でも、『大嫌いな父』と一緒に暮らしているんですよ。子どもがどうこう以前に、結局自分一人で生きていく覚悟がなくて、離婚に踏み切れないだけなんじゃないでしょうか…」とため息をつきながら言います。「あなたさえいなければ離婚している」。母親から子どもに向けられる言葉として、これは反則というべき言葉です。けれどH美さんのお母様もわざわざ娘を傷つけたくて言っていたわけではなく、不満だらけのつらすぎる結婚生活が、彼女にこんなことを言わせていたのでしょう。親の結婚ネガティブ思考は子どもに伝染するかもしれない母親の不幸な結婚生活は、H美さんの心の深いところに影を落としました。若くてきれいで頭も良いH美さんですが、真剣にお付き合いをした恋人は一人もいないといいます。現在も交際相手はおらず、結婚願望もなし。「でも、きれいだねって言われるでしょう?すごくモテるんじゃない?」と聞くと、「外見や仕事について褒められたり、食事に誘われたりすることはありますけど…でもなぜか、それ以上のことはないんです、本当に全然」とのこと。彼女は自分の恵まれた資質を鼻にかけて、ツンケンしているタイプの女性ではありません。非常に礼儀正しく、むしろ腰が低すぎるくらい低い印象です。それでも彼女の「(親密な交際は)本当に全然ない」という言葉を聞いて、何となく分かる気がしました。礼儀正しく友好的な彼女ですが、心のパーソナルスペースが広く、人を自分の心の深いところまで立ち入らせない印象です。特に男性は近寄りがたいのではないかなと感じました。身近な男女関係がボロボロだと恋する気持ちが萎えるのかH美さんは幼い頃から一番身近にあった、最も近い男女関係である両親の関係に絶望しており、だからこそ恋愛や結婚といったものに希望を持てずない。「恋も愛も男もいらない」という男性に近寄るスキを与えない雰囲気を放っているのではないかと思いました。若く美しい女性が、恋愛やその先にある結婚にまったく希望を持てずにいるというのは、何とも悲しい話です。それでも彼女のお母様の「子どものために離婚しない」という選択は正しかったと言えるでしょうか? このケースとは逆に、離婚後幸せな再婚を果たした女性のお子さんが自分の実の父親とだけでなく、自分の母親を幸せにしてくれている母親の再婚相手とも良い関係を築いている例も私は知っています。そしてドキッとする事例ですが、子どもの頃から両親の不仲を見ていたので自分を求めてくれる男をすぐ好きになってしまう、セックス依存症になってしまった女性の話も多数聞いています。「ママはパパに指一本触れられたくないって言ってたけど、私はそんなみじめな女になりたくない!」という言葉を聞きました。「夫との生活は不満だらけだけれど、子どもがいるから離婚など考えられない」そう思って夫を憎みながら日々を過ごし、老いてゆくかたは熟考の余地ありです。将来、子どもが恋愛に夢を持たなくなるor派手な男女関係を求める可能性もあるということです。○離婚をしないのは、本当に子どもが不幸になると確信しているからか○自分がその後の生活、世間体に不安を抱いているだけではないのか○精神的に不幸な結婚生活を続けていくことが、本当に子どものためになるのか○子どもに「あなたもママみたいな恋をして幸せな結婚をしなさい」と背中を見せることができるか慰謝料・養育費など経済的なこと、仕事のこと…課題は山積みです。しかし、そこに目をつむるとポジティブ離婚は逃げてゆきます。以上、4回にわたり『ポジティブな離婚』の実例をご紹介してきました。離婚というとつい、離婚後の生活の変化や経済的な問題、もう一度「おひとりさま」になること、「バツイチ」になること、子どもへの影響等々、ネガティブな想像ばかりしてしまいがちです。けれど離婚を新たな幸せへの第一歩とすることができるケースもたくさん存在することを、決して忘れないでください。離婚はもちろん大変な作業ですが、そこを通過してこそ得られる大きな幸せがあなたを待っているかも知れないのです。三松さんの離婚&再婚に関する著書『堂々再婚』(WAVE出版)は、ウーマンエキサイトページのプロフィールから。
2017年09月03日今回は前回ご紹介したA子さんとSさんのケースとは異なり、結婚前から二人の間に問題があることが認識されており、それを克服するために努力したものの、力尽きてしまった女性のケースをご紹介します。Rさん:結婚したら忍耐がつく!と思うなかれ。我慢できないものは我慢できないRさんの場合は、結婚前から自分の結婚生活のネックになるであろう要因を認識していました。二人の生活スタイルが真逆なのです。Rさんは仕事でもプライベートでも世界中を飛び回る生活。対する夫は郊外のマイホームで、妻と二人の子供と落ち着いた幸せな家庭を築くことが長年の夢。「家のことは僕がするよ」は本当か自分は彼の夢を一緒に叶えていける妻になれるだろうか…Rさんは不安に思っていました。それでも熱烈な恋愛の末に「家のこと、子供のことは、僕ができるだけ頑張るよ」という彼の言葉に背中を押され、ついに結婚に踏み切ります。この駆け引きは、一般的に女性ほとんどが陥るプロポーズです。庭付き一戸建ては、閉じ込められたラプンツェルの塔そのもの結婚後すぐに、二人は一軒家を購入。「僕の夢だから」と新居にかかる費用は夫のほうが多く負担してくれました。Rさんも以前のように気ままに旅行三昧というわけにはいきません。また都市中心部のコンパクトなマンションでの生活に慣れ切っていたRさんにとって、郊外の庭付き2階建ての維持は、夫がかなり頑張ってくれたとはいえ、想像以上に時間もエネルギーも奪われる作業でした。そして、夫の最大の夢である子供の問題。なかなか子宝に恵まれないRさんは、不妊治療を始めます。それまで以上に時間とエネルギーを奪われる毎日。そこに夫の期待に応えたいというプレッシャー、さらには孫を心待ちにしている夫の両親からのプレッシャーまで加わることに。夫と義父母からのダブルプレッシャーは妻を4倍疲弊させるものです。Rさんには次第に夫の夢のお城が、自分を閉じ込める牢獄のように思えてきます。家や庭の手入れに追われる。孫の誕生を待つ夫の両親に作り笑いを浮かべる。Rさんは独りぼっちになったような気がしていました。相手を好きだという気持ちだけでやっていけると思っていた結婚生活。フタを開けてみれば思ったよりもずっと大変で我慢の連続。子供に恵まれず、そのせいで夫の両親のみならず、夫までもが自分を急き立てる敵のように見えることになるとは。アクティブな国際派のRさんと、穏やかで幸せな家庭を何よりも望む旦那さんとの結婚は、うまくいくのだろうかと仲間内でも心配されていました。このまま結婚生活が破綻したら「ほら、やっぱりね!」「だから言ったのに…」と、みんなに愛想を尽かされてしまうのではないか。Rさんはどんどん自分を追い詰めてしまい、うつ状態に陥って専門家のカウンセリングを受けるようになります。このままでは自分が自分でなくなってしまう…Rさんはついに離婚を選択。 同じ生活スタイルの男性が出現離婚はRさんを心身ともに疲弊させましたが、それでもようやく再び自由の身になった時、Rさんは自分の人生を取り戻した安堵感で一杯になったといいます。もう一度自由に生きることができればそれだけでいいと思っていたRさんですが、離婚後しばらくして素敵なパートナーが現れました。彼はRさんよりひと回り年上の離婚経験のある男性で、Rさん同様仕事に旅行にあちこち飛び回るライフスタイルを愛する人。結婚や子供を持つことに特別な憧れを抱いておらず、Rさんにプレッシャーを与えることもありません。現在二人は同棲という形を取っていますが、彼とならいつか再婚という話になってもいいとRさんは考えています。「好き」という気持ちが永遠に継続するかは心がけ次第相手を好きだと思う気持ちだけで結婚に飛び込むことはできるかも知れません。しかしその最初の気持ちだけで結婚生活を維持していく夫婦はわずかです。夫婦は運命共同体。二人を取り巻く環境変化やアクシデントに「好きだから」という気持ちはしぼんでゆく場合があるのです。二人の間での選択や決断が、自分の人生にダイレクトに影響を及ぼします。夫婦として家族になった以上、相手の家族が自分の人生に立ち入ってくることも避けられません。そして、そうした状況が結婚前の想像をはるかに超えて困難なものである場合、Rさんのように精神の不調につながってしまうことも。またRさんのように真面目で責任感の強い人ほど、「自分で考えて自分で決めた結婚なのに、離婚を選んだりしたらまわりに何と思われるか…」と思い悩んでしまう傾向があります。けれど人にどう思われるかをどれほど気にしても、他人はあなたが苦しんでいる責任を取ってくれるわけでも、あなたを幸せにしてくれるわけでもありません。世間体は捨てる! 自分にとってよりよい未来を追求することを選択してください。離婚&再婚に関する著書『堂々再婚』(WAVE出版)は、ウーマンエキサイトページの三松さんのプロフィールから。
2017年09月02日夫婦喧嘩がつのりつのって大喧嘩に。そしていつの間にか、喧嘩をするのも馬鹿らしくなり「夫はただの同居人」なんていう事態にならないように、 前編 から引き続き、夫婦喧嘩を建設的な話し合いに変えるためのコツをご紹介していきます。感情的にならない感情が高ぶってくると、つい声を荒げてしまいがち。すると相手も負けじと声を張り上げるようになり、意見交換のための「話し合い」だったはずのものが、いつしか「怒鳴り合い」に…こうなってしまうと、冷静に意見を交換することなどできません。また相手への暴力や物に当たるのは、言うまでもなく厳禁です。一方が他方を威圧するような雰囲気の中で、お互いを理解することなど不可能です。こうした事態を避け、夫婦喧嘩を単なる傷つけ合いに終わらせないために、お互いヒートアップしてきたなと感じたらタイムアウトを取るようにしましょう。一度喧嘩を中断してお茶を飲んだり、深呼吸をしたり。相手を目の前にしているとどうしてもイライラが治まらないという場合には、トイレや洗面所に一時避難所したり、キッチンで額に氷を当てたりするのも一つの手でしょう。喧嘩にもコーヒーブレイクを設ける。「ちょっと、駅前のスタバに行かない?」と場所替えを提案するのもありです。外に出ると、気分が変わります。芋づる式に他の問題を持ち出さない喧嘩の真っ最中に平静を保つのは、なかなか難しいこと。ましてや自分が相手に責められている気分の時には、「あなたがそれを言うなら、こっちだって言わせてもらいますけどね!」と、売り言葉に買い言葉で、相手を非難するために現在進行中の喧嘩には関係のない問題まで持ち出してきたり、過去の問題を蒸し返したり。『戦況』が自分にとって不利になってきた時に、やってしまいがちな行動です。でも、夫婦喧嘩を『戦い』ではなく意見交換の場とすることを、いつも心に留めておいてください。自分はこの喧嘩の中で、何を相手に伝えたくて、どんな問題を解決したいと思っているのか。その点に意識を集中するようにします。感情的になればなるほど、さまざまな不満を一度にまくし立ててしまいそうになりますが、それでは相手の心に響きませんし、問題の解決につながりません。お互いに不満をぶつけ合って不機嫌になるだけで、喧嘩は徒労に終わります。そして問題は解決されていないわけですから、遅かれ早かれ同じような喧嘩を繰り返すことになります。いつも喧嘩ばかりしているご夫婦は、このパターンに陥っています。1つの喧嘩にテーマは1つ。これをいつも心がけましょう。夫婦喧嘩中でも「聞き上手」どれだけ自分の主張が正しいと思える時でも、それを一方的にまくし立て、ぐうの音も出ないところまで相手を追い詰めるのは、有意義な夫婦喧嘩の作法に反します。こうしたやり方でいかに自分が正しく、相手が間違っているかを見せつけ、相手を完膚無きまでに論破したところで、相手の反発を招くだけで、理解や共感は得られないからです。繰り返しになりますが、夫婦喧嘩は意見交換のチャンス。自分の主張を一方的に押し付けるのではなく、相手にも発言の機会を与え、きちんと相手の言い分に耳を傾けましょう。そして自分が聞き手に回る時には、相手の話の腰を折らず、最後まできちんと聞く『聞き上手』に徹することが大切です。そうすることで喧嘩の最中であっても、相手は自分の意見が尊重されていると感じることができ、無益な罵り合いに陥ることを避け、有益な話し合いを展開することができるのです。夫婦喧嘩後は気持ちを切り替えて自分の意見を話し、相手の言い分も聞いて、問題の解決案も見つかり、喧嘩は一応の終結をみたとします。それでも、喧嘩中に自分が責められたような気分になったことや、自分の主張を全面的に通せたわけではないことを思い出し、いつまでもイジイジと根に持ったり、不機嫌な態度を取ってしまったりすることはありませんか?それではせっかくの有意義な夫婦喧嘩も、その価値が半減してしまいます。「喧嘩によってまた少しお互いを理解することができた」と、終わった喧嘩を前向きに捉え、新しい気持ちで相手に向き合いましょう。喧嘩の後は、お互いに何となく居心地が悪いもの。そんな時にあなたのほうからサッパリした顔で明るく接していけば、旦那様も内心ホッとし、あなたのことを見直すはず。腹を割って話し合った後は、速やかに平常モードに戻る。これも賢い喧嘩のための大切な作法です。前編・後編と2回にわたって、夫婦喧嘩を有効活用するための作法をお伝えしてきました。上手な喧嘩で二人の関係の『ガス抜き』をしつつ、お互いの理解を深めていける、永遠にラブラブ夫婦を目指しましょう。
2017年08月16日好き合って結婚したにもかかわらず、離婚が頭によぎる生活は、つらいものですよね。どうしても気持ちがさめてしまい「あいつのことはもう愛せない」と思わせてしまう妻がいます。ヒステリックな妻? 金銭感覚が違いすぎる? もちろん、そのような部分も愛が冷める原因になりますが、実は何気なく過ごしている生活の中で「嫌いだ」と思うことがあるのです。いったい、どんなときに夫に「嫌いだ」と思われてしまうのでしょうか。夫に嫌われる妻とは■「夫には何を言っていい」と胡坐をかく妻交際中は気持ちを押し殺して「嫌われないための行動」をとっている女性も少なくありません。しかし、結婚してお互いの気持ちが安定すると、妻もついつい素の自分を出していくようになります。もちろん、これ自体が悪いことではありません。しかし「親しき中にも礼儀あり」と言うように、夫婦であっても一線を越えた発言をしては、相手の心を傷つけてしまいます。「何でも言える関係=いい夫婦」では、ないのです。ある女性は、冗談でよく「邪魔~!」「二人でデートとか嫌だ」「ウザい~」と言う発言をしていたのですが、彼女にとっては深い意味もなく、笑いの延長線上だったのですが、彼がある日「いい加減にしろよ。俺、最近のお前本当に嫌い」と言われたそうです。夫にとってみれば、存在価値を否定されたと同じこと。このように、何気なく話の中で相手を傷つけるような発言をしていた場合、少しだけ言葉を選んでみましょう。■自分のことを棚に上げる妻いろんな女性から「夫は自分のことばかりで、家のことは何もしてくれない」「いまだに子供と上手に遊べない」など、不満の声を聞きます。もちろん、家に帰ればゴロゴロしてなにも協力をする気がない夫であれば、イラっとすることもあるでしょう。しかし、本当にそれは自分だけが頑張っていることですか?ある自営業の男性は「妻から一度も「何か手伝うことある?」と声をかけてくれたことはない。にもかかわらず、家のことしろ!子供くらい見ろ!と自分のことは棚に上げて文句ばかり…不満が溜まって、今では何のために結婚しているか分からなくなるほどです」とため息をついていました。何も、一緒に仕事をしろとは言いません。彼の仕事への労いやちょっとしたサポートができることを声かけしてみるだけで良いのです。それをすることで、自分も相手のフォローをしたいと感じてくれるようになります。ついついやることが多ければ多いほど、自分だけと感じてしまいがちですが、夫は夫で頑張っていることがあることも、頭の片隅にいれてあげることで、伝える言葉がきっと見つかりますよ。■無自覚に周りと比べる妻男はナンバーワン、女はオンリーワンを求めるもの…。自分の本に書いたことがあるのですが、男性と言うのは自分の価値を数字で示すことが多いです。例えば告白された数や年収など、何かと数に関係するもので価値をはかろうとします。そんな男性にとって、周りと比べられることを女性以上に嫌います。よく女性はコミュニケーションの一環で、ご近所の人や友人の話をしますよね。そんなときに、相手の夫や家族の話を出すのですが、そんなときに「○○さんの旦那さん、昇進したんだって~」「今度のボーナスで海外行くとか羨ましいわ~」なんてことを言っていると、自分の価値が低いと男性は感じてしまいます。女性にしてみれば、比べているつもりもないし話題の一つに過ぎないのですが、男性はそうは感じません。「俺のことなんだと思ってんだよ」「比較ばっかりしやがって」と嫌気がさしてくる男性も少なくありません。心が狭い、小さい男…なんて思いますか?いま、頑張っている最大の理由は、妻や子どもたちが幸せに暮らせるようにです。その頑張りを否定されるような発言をされれば、誰だって嫌になっても仕方ないと思いませんか?夫に嫌われないために、妻がとるたった一つの行動夫が嫌いだと言いつつも離婚までしないのは、やはりそこに愛情があるからではないでしょうか。その愛情のカタチは交際中とは変わっていても、夫への愛があるからこそ、離婚することはとどまっているのです。でも、知らない間に「お前が嫌いだ」と言われるようになるのは、とても悲しいことです。本当に夫は妻であるあなたを突然嫌いになったのでしょうか。そんなことありません。夫は嫌いになってしまうサインを常に出してくれていたのです。会話が減ったり、子どもと自分への態度が変わったり、喧嘩腰になったり……。今までとは違う変化を見せてくれているはずです。それをしっかり気づくことが大切。そして、気づいたとき、あなたが嫌われないために取る行動があります。それが「自分から」です。自分から挨拶をする、自分から感謝の気持ちを伝える、自分からスキンシップをとる、自分から話しかける、自分から微笑みかける。自分からポジティブな行動を相手に見せていきましょう。夫婦の愛情は、そんなひとつひとつの小さな愛が土台になっています。それをしっかり固めるだけで、相手との関係が80%改善されたと言っても間違いではありませんよ。せっかく愛し合って夫婦になったのだから、いくつになっても笑い合っていられる関係でいるために、自分から一歩踏み出してみませんか?
2017年08月14日素敵な男性と出会って結婚する…それはとても幸せなこと。けれども育った環境も価値観も性別も異なる赤の他人同士が一つ屋根の下で、長期間にわたって生活を共にすることになれば、衝突を避けることはできません。相手の行動や習慣に「あり得ないーー!」と心のなかで叫ぶこともあるでしょう。宇宙人と暮らし始めるようなものなのです。現在は、3組に1組の夫婦が離婚という結末を迎える時代です。愛し合って結婚した男性との関係が、結婚したことですれ違ってくる。恋愛期間と結婚後では、男女間の関係はガラリと変わります。家族になる使命があるのですから、愛だの恋だのだけでは乗り切ることができない場面が多々出てきます。そしてそのつど衝突が起こります。プチ喧嘩です。プチ喧嘩がつのりつのって大喧嘩に。そしていつの間にか、喧嘩をするのも馬鹿らしいという無視状態に。こうなってくると「夫はただの同居人」という発言をする妻たちも出現します。夫婦喧嘩は犬も喰うと思え! プチ喧嘩を放置してはいけません。夫婦喧嘩を通して見えてくる真実があるのです。夫婦喧嘩について知っておきたいことを、一緒に考えてみましょう。被害者はどっちだ? 問題日々の暮らしの中でストレスを感じることがあってもそれを相手に伝えず、うやむやにする。小さな我慢を重ねた末に、最後の最後の小さなキッカケによって大爆発! というタイプの女性が増えてきています。女がキレる瞬間。「それなら爆発する前に言ってくれればいいだろう!」という男性サイドからの意見が聞こえてきそうですが、女性は「察してほしい」生き物。ついつい「言わなきゃ分からないわけ!?」と反論したくなってしまいます。また喧嘩になることを恐れて、言いたいことをグッと我慢してしまう女性もいます。あえて口論を避けたいタイプです。妻の突然の大爆発から始まった夫婦喧嘩では、ちょっとしたことで突然激怒されたと夫は思うのですから自分は奇襲攻撃にあった被害者だというスタンスになります。妻の方からしてみれば、ずっと我慢してきたのに、夫は自分のつらい状況をちっとも理解してくれない。ずっとイライラさせられてきた自分こそが被害者だ、ということになります。お互いに自分こそが被害者だと思っている状況では、話は平行線をたどるだけ。このような喧嘩を繰り返していては、夫婦仲は悪化する一方です。被害者意識はお互い同じくらい持っているものと思いましょう。突然キレられた夫も被害者なのです。具体的な言葉で不満を説明夫が妻である自分の思いを察してくれないのは「男女の違いのせい」と割り切って、妻の側からまず一歩、歩み寄るのをすすめています。女性が男性から何でも理詰めで説き伏せられたら苦しくなってしまうのと同じように、男性にとっても自分には分かりづらいものを分かれ、察しろ、と要求されることは、大きなストレスになるのです。いきなりドアをバタンと大きな音をたてて閉めたり、お茶碗をドン!と置いたり、家事を放棄したり。怒りのアクションは「やな感じ」をリビングに蔓延させます。自分が何に怒っているのか、相手の言動のどこが嫌だったのか、態度でイライラをアピールするのではなく、言葉にして説明する。「私の不満を察してくれないなんて、こいつは私のために努力する気がないんだ」という情けない気持ちが、「私がきちんと話せば夫も理解・改善のための努力をしてくれる!」と、変わっていきます。一度は愛した異性です。期待しましょう。それでもダメなら、ダメ男を愛した自分がアホだった…と反省するのです。このように、夫婦喧嘩を価値観も性別も異なる相手との「意見交換」の場とすることができれば、喧嘩も夫婦関係の改善に役立てることができます。夫が嫌がる事、妻が嫌がる事を少しずつ直していけばよいのです。たとえ喧嘩の真っ最中でも肝に銘じておかなければならない夫婦喧嘩の「作法」をご紹介していきます。喧嘩の作法1:相手を非難するだけの口撃は避ける喧嘩がエスカレートしてきて頭に血が上ってしまっても、相手を攻撃するだけの悪口や暴言は避けましょう。まず一呼吸。お互いの意見を交換することを目的とした夫婦喧嘩なのに、頭ごなしに相手を非難・中傷していては、建設的な会話など成り立つはずがありません。カッとなって攻撃的な言葉を相手に投げかけそうになった時には、少し冷静になって一呼吸置き、その喧嘩の中で自分が相手に伝えたかったことは何なのか思い出しましょう。喧嘩の作法2:主語は「私」で喜怒哀楽を伝えるそのためには、自分の意見を主張する際に「私」を主語にして話す方法が有効です。「あなた」を主語にして話すと、「あなたはいつも○○ね」「あなたが○○してくれないのがいけないのよ」などと、相手を責めるような口調になってしまうことが多いのです。「私はあなたが○○してくれると嬉しい」といった言い方に変えれば、相手を非難するような調子が消えて、不必要に相手を刺激してしまうこともなくなります。いかがでしょうか?「思い当たる節がある…」というあなたには、喧嘩を夫婦仲改善のツールに変えるチャンスがあるのです。ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。後編でもさらに、喧嘩を有意義な意見交換の場として活用するためのコツをお伝えしていきます。
2017年08月13日「見てもいいことない」と言われるパートナーの携帯電話を、あなたはチェックしたことがありますか?ある程度プライバーシーを保つことも夫婦のルール。わかっているけどチェックしてしまう方にも、それなりの理由があるようです。携帯チェックの後に待ち構えている夫婦の危機についても聞いてみました。Q.パートナーの携帯電話、チェックしたことある?1.ある 49.1%2.ない 48.5%3.わからない・どちらとも言えない 2.4%ある人とない人がほぼ同率という結果になりました。ない人の中には「興味ない」「どうでもいい」という人も。それはそれで、夫婦としては崩壊している気もしますが、どっちの夫婦のかたちが幸せなのでしょうか。■携帯電話チェックで浮気が発覚!携帯電話をチェックして夫や妻の浮気が発覚したという体験談をご紹介します。みなさんやっぱり、その後元どおりというわけにはいかないようです。「妻の浮気発覚が携帯から絵師た。怪しい素ぶりでしたので、突然前触れもなく見せてと言いました。結果発覚。以来どうでもよくなり見る気もしません。子どものための仮面夫婦です」(宮城県 40代男性)「普段22時過ぎにしか帰ってこないはずなのに、19時待ち合わせで合コンしてた。その時に限って子どもの一大事だった。きっと仕事だろうと気を遣って連絡しなかった。遊びたいなら遊べばいい。帰ってこなくていい」(愛知県 40代女性)■いいことないとわかっていても見てしまうチェックしてしまう人の中には、不安を解消するために見てしまうという人もいます。見たあとの罪悪感もツライという意見もありました。不安だから見てしまう、でも見たら見たで不安になってしまうというネガティブスパイラルになっていませんか?「たまにチェックします。浮気の前科アリなので。再構築中ですが、疑うのもツライ。でも不安で潰れそうになるとき、そんなときに少しでも安心がほしくて、つい…」(千葉県 30代女性)「数回チェックあり。疑われるようないかがわしいことがあったので。大好きだったし、信用してただけにすごいショックでした。女をバカにするなよ!」(茨城県 40代女性)■携帯チェックの呪縛から逃れられた人も過去の経験から携帯チェックをやめたとう人もいました。夫婦であっても相手に自分の知らない一面があることを認めることが第一歩なのかもしれません。「過去に見たことがあります。浮気が発覚して大騒ぎだったのですが、やっぱり罪悪感がありました。今は旦那を信じようと気持ちを切り替えたのと、自分の知らない旦那の一面は、知らないでいるのが何より幸せだと痛感したので、もう見ることはないと思います」(千葉県 30代女性)Q.パートナーの携帯電話、チェックしたことある?アンケート回答数:11667件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年08月07日どんなに大恋愛をしたカップルでも、一生を添い遂げようと頑張っていても、結婚をして家族になるとやってくるものがあります。それが、倦怠期です。新婚当初は「夫婦になっても、いつまでもラブラブでいようね」なんて甘い言葉を掛け合っていた二人も、気がつけば今日一日の会話が何分あったか? 目を合わせて会話したかな? なんて考えなければいけないほど……。結婚は日常を二人で過ごすことになるため、嫌でも倦怠期はやってきます。そう、どんなに仲の良い夫婦でも陥ってしまうものなのです。じゃあ、心配する必要もないから、倦怠期が過ぎるのを待てばいいの? と思うかもしれませんが、それは甘い話です!最も大切なことは、ふたりで乗り越えていくこと。それによって、今までの夫婦とはワンランクアップした関係を築くことができるようになります。夫婦が倦怠期になる原因そもそも倦怠期に陥ってしまう原因…。もちろん、十人十色。夫婦の数だけ原因はありますが、多くの夫婦は3つのことが減ってしまうために起こっています。その3つとは、どんなものがあるのでしょうか。■夫婦が倦怠期になる原因1:会話が減る夫婦と言っても、戸籍上の家族であって血のつながりのない他人同士。そのため、大切なことは会話(コミュニケーション)です。結婚当初は、他愛もない会話も楽しんでいたことと思います。しかし、ある程度時期が来ると「こう言っても、どうせまともに返してくれない」「喧嘩になるくらいなら、言わないでおいた方が楽だわ」「言ったところで「どっちでもいい」とか、考えてもくれないんだから」このように、相手の返事の予測変換ができてしまうため、会話をしなくても完結してしまうことが増えてきます。毎日生活しているからこそ、もめたくないということもあります。しかし、その「相手を分かっている」ことが倦怠期に突入させる原因になっているのです。■夫婦が倦怠期になる原因2:非日常が減る結婚と恋愛の大きな違いは、日常か非日常か、です。恋愛はもちろん非日常のため、デートはもちろんのこと、彼との会話や電話もワクワクする出来事になります。しかし、結婚して夫婦になったらどうでしょう。それぞれの日常の中に入り込んでしまうため、存在が当たり前になってしまいます。さて、ここで思い出してみてください。あなたは実家の家族といるときと、夫婦でいるとき……違いはありますか?家族のようにダラダラした姿も見せ、結婚前では考えられない言動もOKになっているのではないでしょうか。もちろん、これがダメと言うわけではありません。いつでもピリピリしていては、体が持たないですよね。ただ、その中に非日常がないことが倦怠期の原因になっています。■夫婦が倦怠期になる原因3:スキンシップが減るスキンシップは、夫婦にとって欠かせないものです。結婚当初は、当たり前のようにスキンシップがあったのに、出産してから産後クライシスになり……と言う夫婦も少なくありません。しかし、体を重ねるだけではなく、触れ合う行為は二人の関係を続けるうえで欠かせないものです。女性が大切な人に触れることを拒絶された場合、当然ショックを受けるかと思います。これは男性も同じこと。大切な妻とのスキンシップを拒まれれば、なかなかそれ以上のスキンシップを求めることができなくなります。倦怠期は流すのではなく乗り越える!倦怠期を放っておくと、最悪の場合離婚になるケースもあります。よく言う「夫婦のすれ違い」と言うものの多くは、この倦怠期からきていると言っても過言ではありません。そこで重要なことは、倦怠期かなーしょうがないかーと流してしまうのではなく、「今が関係を見直すいいチャンス」と考えることで、倦怠期も良い方向に進みます。では、その乗り越え方とはどんなものがあるのでしょうか。■倦怠期の乗り越え方1:「ありがとう」「ごめんね」は過剰なまでに伝える友人夫婦の倦怠期の相談を受けていたことがあります。彼女たちは、とにかく会話が事務的になっており、一緒にいる時間もとても少なかったのです。そこでコミュニケーションの第一歩として「ありがとう」「ごめんね」作戦を打ち出しました。難しいことはなくて、どんな些細なことでも「ありがとう」「ごめん」を伝えるというもの。すると、ふたりの関係が改善されていきました。ポイントは、会話を多くするのではなくコミュニケーションをしっかりとること。そしてコミュニケーションには、お互いの心の温度を感じあうことです。それができる魔法の言葉が「ありがとう」であり「ごめんね」なのです。■倦怠期の乗り越え方2:距離感を知る倦怠期になったときこそ、ふたりにとって心地よい距離感を見つけてみましょう。いつまでもベタベタし過ぎても、いい関係ではなくなってしまいます。だからこそ、手をつなぐ関係が良いのか寝るときも抱き合っていたいのか……二人にとっての良い距離感を見つけてみて。そのためにもスキンシップはできるだけとるようにしてください。とは言っても、いきなりは難しい場合、仕事服を着た彼の身だしなみを整えるとか、ケガした部分に絆創膏を貼るといった些細なところからで大丈夫です。ふたりが微笑み合えるポイントを見つけたらしめたものですよ!夫婦にとっての倦怠期は、ふたりの夫婦のカタチを作るために欠かせないものだと思っています。だからこそ、「そんな時期だから」と終わらせるのではなく、自分たちの夫婦像を見つけていってくださいね!
2017年08月04日あげたいけれど、あげたくない。複雑な事情が見え隠れする夫婦のお小遣い。果たしてあなたは鬼嫁か平均か、それとも天使のような良妻か。20代~50代の女性50人の、お小遣い事情をのぞき見してみましょう。旦那のお小遣い、いくらですか?旦那はもっと飲み代やタバコ代が欲しいと値上げを要求し、妻はもっと将来のために貯蓄したい…月々のお小遣いについて、攻防戦を繰り広げるご家庭も多いのでは。今回、20~50代の女性50人を対象に、夫婦間でのお小遣い制度についてアンケートを実施しました。夫婦どちらが給料を管理して、お小遣い制度を導入しているのか?ズバリ、それぞれいくら渡しているのか?共働きと、専業主婦では金額は変わってくるのか?など、気になるお小遣い事情を聞いてみましょう。■目次1.あなたの家庭では、夫婦間でお小遣い制をとっていますか?2.夫婦間でお小遣い制をとっている場合、そのシステムについて教えてください。まとめ1. あなたの家庭では、夫婦間でお小遣い制をとっていますか?まず、そもそも各ご家庭でお小遣い制をとっているか伺ったところ、妻主導か夫主導かの違いはありますが、実に6割を超えるご家庭でお小遣い制度を導入していることがわかりました。【お小遣い制(妻主導)】■「結婚して県外に来たので、退職しなくてはいけなくなり、小遣い制にした。」(30代・主婦)■「夫は2万円、自分は5千円程度です。昔は夫の金額はもっと多かったのですが、転職したのとタバコを辞めたので減額しました。」(30代・専業主婦)■「自由に使っていいようにすると、とめどなく使ってしまうので。お金の管理は妻の仕事」(30代・正社員)専業主婦、共働きともに、夫の自由な金銭感覚を抑えるべく、小遣い制を導入しているご家庭は、全体のおよそ半分。やはり妻が家計の財布の紐を握っているケースが多いようですね。各家庭の家計において一番ネックなのは、夫の金遣い、ということでしょうか。【お小遣い制(夫主導)】■「妻である私が、月1万円を家事代としてもらっています。」(50代・主婦)■「夫が自分のお小遣いも私のお小遣い(生活費も)もきちんと計算して管理してくれています。」(20代・正社員)■「夫だけが小遣い制です。そのため、本人が管理しています。」(30代・主婦)こちらは夫が家計を握っているご家庭のコメント。夫が稼いだ給料は、夫がそのまま管理しているというケースです。専業主婦の中には、退職前の貯金を崩して自分のお小遣いとしている、という意見もありました。いずれ働きに出る、というご家庭でないと難しいかもしれませんね。【小遣い制度なし】■「家計の中でお小遣いの項目を作れるほど余裕がない。」(30代・主婦)■「適当に分けているので、お小遣い制にしていません。その都度どうにかすればいいと思う。」(40代・主婦)■「夫婦それぞれの収入は各自で管理し、家計はそれぞれが臨機応変に負担する。」(40代・個人事業主)一方、お小遣い制度を導入していないご家庭では、家計簿や通帳で残金を確認しているというもの。お小遣い制としてはっきりさせるほど、お金を使わないから、というご家庭が多い印象です。もらうとそれだけ使ってしまうというご家庭でも、お小遣い制ではなく、都度レシートで管理をする、という意見も。この回答は、一度お小遣い制度を導入したが合わなかった、というご家庭に多い傾向です。2. 夫婦間でお小遣い制をとっている場合、そのシステムについて教えてください。次の設問は、「妻と夫のどちらが主導となって、お小遣いを相手に渡しているのか」というもの。また、どういった形でお小遣いとしているのかを聞いてみましょう。【夫のみ(妻主導)】■「主人はタバコや自分の趣味で使用するので、それは小遣い制にしました。それ以外は、申告制にしています」(30代・正社員)■「夫に月3万円を渡している。臨時出費や付き合いが多くなるときには、妻の基準でさらにプラスでお金を渡すようにしている。」(20代・パート)■「夫へは小遣いを渡し、私は欲しいものがあれば夫に相談して購入する。」(20代・主婦)共働きのご家庭は、妻が強いという印象を受けます。どのご家庭でも、夫の無駄遣いを防ぐように財布の紐は固く結んでいるようですね。なかには妻にまでお小遣い制度が発生すると厳しい、といった意見も。少数派ですが「妻のみ小遣い制(夫主導)」では、生活費+αであったり、家事代としてもらったりしているようです。どのコメントからも、家事や仕事のがんばりを認めてもらった対価だ、というおだやかな印象を受けます。【夫婦ともに(妻主導)】■「夫主導にすると夫が指定する金額を欲しがるので妻が主導。生活費を考えて、余裕のある分をお小遣い制にしています。」(30代・正社員)■「妻が預金通帳を管理し、給料日に引き出して夫に決まった額を手渡している。」(50代・主婦)妻主導でお小遣いの金額を決めているご家庭では、夫の無駄遣いを気にする声が非常に大きい印象を受けます。少数ではありますが、夫婦間で不平等とならないよう、意識されている意見もありました。共働きのご家庭では同金額をお小遣いとする。専業主婦のご家庭では、話し合い、無理のない金額を妻が管理した生活費の残りから払う、など。【夫婦ともに(夫主導)】専業主婦の方が過半数以上を占めた意見です。化粧品や交際費が払えるだけの金額を、夫がお小遣いとして給与や家計費から払ってくれるというご家庭の中には、こんな声がありました。■「夫が預金残高の入った通帳を見せたくないから、夫が主導で小遣いを払ってくれる。通帳を盗られるのが嫌みたい。」(30代・主婦)なんともシビアに聞こえますが、案外こういう考え方の夫も多いようです。まとめ各ご家庭でのお小遣いに関する考え方についてまとめてきました。無駄遣いを防ぐためにお小遣い制度を導入している、という考え方が大半をしめています。同じお小遣い制度を導入しているご家庭でも、話し合いで金額を決めるのか、有無を言わせず決めた金額を相手に渡すのか。ちょっとした立ち位置の違いはあるようです。後編では、お小遣いの実態について、さらに深く掘り下げていきます。果たして、よそのご家庭ではいくらをお小遣いとしているのか。お小遣いに含まれる使い道とは何なのか、またメリット・デメリットについても生の声を聞いてみましょう。【旦那の小遣い・後編】はこちらからアンケート実施期間:2017年7月12日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、パート・アルバイト、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年08月04日最近カウンセリングで珍しく、同じような内容のご相談が相次いでありました。それは「自分が病で寝込んでいるときの夫の対応にガックリ」というものです。詳細はお伝えすることができないのですが、私自身、非常に共感できるところがありました。なにせ、私も同じような経験アリ。以前、インフルエンザにかかったことを夫に連絡したところ「晩ごはん食べて帰るから、僕のことは気にしないでゆっくり寝てね」と返信がきて、衝撃をうけたことがあります。■意外と多い!? 「頼りにならない夫」に失望する妻たちその話を友人にしたら、彼女の夫も彼女が風邪で寝込んでいると「夜ご飯何時くらいになりそう?」と聞きにきたとか。妻が病気になっても食事は作れると思っているのか…? と思ってしまうエピソードです。ご相談くださった女性たちも、「あんなに冷たい人だとは思わなかった!」「きっと自分のことを大切に思っていないに違いない!」「結婚相手を間違えた!」と腹が立ってしょうがないといった感じでしたが、病気になるまではそこそこ普通にいい夫と認識していたという点は共通していました。だからこそ余計に、いざというとき頼りにならないことがわかって失望してしまったのかもしれません。■実は男性に悪気はないのかも…自分の経験と照らし合わせても、女性の皆様のお怒りはごもっともです。しかし私は最近、もしかするとほとんどの男性には悪気はなく、もちろん妻を大切に思っていないわけでもなく、ただ物事の考え方、捉え方の違いがこの摩擦を生んでいるように思ってきました。母親になるとだいたいの女性は「寝込んでいるヒマはない」とばかり、少しくらい具合が悪くても頑張って家事や仕事をしてしまいますよね。もともと病弱な体質の方は別として、自分の母親のことを思い出しても家事をせずに寝込んでいた記憶がほとんどありません。おそらく夫たちも、自分の母親はいつも元気で、家族のお世話をしていたイメージが強いのでしょう。だから妻が少々寝込んでいたとしても、ふだんから慣れている家事はできるのだろうと思い込んでいるように感じます。■「問題解決型思考」か「共感想像型思考」か人の思考体系を大きく分けると、事実に直接働きかけようとする「問題解決型思考」と、事実から推測される感情や状況を理解しようとする「共感想像型思考」があります。一般に男性は筋道たてて論理的に物事を考える一方、他人の感情のくみ取りが苦手な問題解決型が多いと言われていますよね。問題解決型の人が「具合が悪くて寝ている人」に接した場合、「具合の悪さを解消(解決)するために寝ているのだから、邪魔せずに寝かせておこう」と判断するでしょう。一方、共感想像型の人が同じ状況に接したら「具合が悪くて寝ているなら気分が悪いだろう。熱はないのか? 食欲はあるのか? 確認しなくては」と考えます。女性は共感想像型が多いうえ、ふだん体力のギリギリまで仕事に育児にと頑張っています。それにもかかわらず風邪で寝込んでしまったら「周りに迷惑をかけて申し訳ない」という思いと同時に、「ふだん頑張っているから、こんな時くらい優しく気遣われたい」とも思ってしまうのではないでしょうか。■夫のことを「冷淡」と決めつけるのはNGそこに、問題解決型の男性が対応すると、「具合が落ち着くまで寝かせておこう」「自分も寝込むと仕事に支障が出るし子どもも困るから、風邪がうつらないようなるべく接触は避けよう」などと考えますから、結果優しい言葉をかけられることもなく、食事の心配もされずただ放置されて寝かされることになります。夫が冷淡なのではなく、「病気になった妻」に望まれていることがわかっていないのだと思うのです。■解決策は、とにかく「具体的に伝える」こともしあなたの夫が問題解決型思考であるなら、(病気のときに限りませんが特に)あなたがやってほしいこと、望んでいることを極力具体的に伝えましょう。「言わなくても見れば病気なんだからわかるでしょ」は通用しないのです。例えば、「具合が悪くて寝ているから夕食は作れない」「帰りにスーパーでお弁当を買ってきて、子どもにも食べさせて。私にはプリンとゼリーを買ってきて」「1人で寝ていると不安になるから、1時間に1回くらい様子を見に来て声をかけて」というように、「自分が寝込んでいる状況を解決するのに、今何が必要なのか」をきちんと指示することが必要です。「どうして一言“大丈夫?”と気遣ってくれないの?」「なぜもっと病気の妻に優しくできないの?」と責めても、「大丈夫じゃないから寝てるんでしょ。なぜわざわざ大丈夫と聞かなくちゃいけないんだ?」「優しくしてるから、ゆっくり寝かせているんじゃないか」と噛み合わない喧嘩になってしまいます。「大丈夫と気遣われたほうが、優しく声をかけてもらったほうが、自分の場合早く病気から快復できるのだ」ということがきちんと伝われば、彼らはそのように行動してくれます。問題解決型の人は他人の気持ちを推しはかったり共感するのは苦手ですが、「話せばわかる」のです。ふだんあまり家事を手伝わない夫ならなおさら、まずは何をしたらいいのか思いつかないので、病気を機会に家事に慣れてもらってもいいかもしれませんね。今度もし風邪をひいてしまったら、ぜひ試してみてください。
2017年06月24日パパと子どもが一緒に過ごす時間について、アンケートでは半数以上のママが「足りていない」と回答しました。けれど、いざパパに子どもを任せるとなると、危ないことをさせないか甘やかし過ぎないか心配になるのが、ママの正直な気持ちではないでしょうか。しかしこうした両親の育て方の違いこそ、子どもの成長にとってプラスになるそうです。今号の特集はパパもママも必見です!お話を聞いたのは:おおたとしまささん育児・教育ジャーナリスト。男性の育児、教育、子育て夫婦のパートナーシップについて、執筆・講演活動を行う。著書に「忙しいビジネスマンのための3分間育児」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。14歳の男の子と11歳の女の子のパパ。夫婦の違いが多様な価値観を子どもに伝える部屋中におもちゃを広げて遊ばせる。すぐお菓子を買ってしまう。普段のしつけをガラガラと崩していくパパに、「余計なことしないで!」と思うママも多いのではないでしょうか?しかしそうした夫婦の違いこそが、子育てを豊かにしていくと私は考えています。いつもパパの意見がママと一致していたら、子どもは一つの価値観にしか触れられません。でもママに叱られた後に、パパが「やりたかった気持ちは分かるぞ」と言ってくれることで、人の意見は一つではないと学びます。子どもを取り巻く大人が少なくなっている現代こそ、パパにはママと違う価値観を伝える存在であってほしいのです。お互いの頑張りを認め合うことが夫婦円満のコツ「パパには安心して子どもを任せられない」という声も聞きます。でもそれって、ママがさせていないだけではないでしょうか?「どうせできないから」と諦めてしまうのは、「うちの子は自分で起きられないから」と、毎朝起こしてあげるのと同じ。パパの成長を妨げています。本当にやってほしい気持ちがあるなら、思い切ってパパに子どもを一日預けてみましょう。帰宅して、外食やコンビニご飯で済ませていた(私もやります)としても、頼んだからには「一日頑張ってくれてありがとう」とお礼を伝えて。「やっぱり私がいないとダメね」は、心の中で思っておけばいいんです。後輩に仕事を教えるのと同じで、最初から自分と同じレベルは望めません。成功体験をたくさん積ませ、パパのスキルアップを待ちましょう。反対に器用にこなしてしまうパパは、帰宅したママに向かって「楽勝だったよ」と言わないように。それはたまたま10キロ走った人が、終わらないマラソンを走っている人に向かって「走るのって楽しいね」と言っているようなものです。そもそもこなす量が違うのですから、「ママがいなくて大変だったよ」という気持ちを表してあげて。衝突し合いながらパートナーシップは深まっていく食事の時のテレビや、おでかけ帰りのジュースを良しとするかなど、子育てについての夫婦の意見はいちいち違って当然です。悪いのは意見が割れることではなく、考えの違う二人が無理に結論を出そうとすること。お互いに自分の意見を言ったらそこで終わりにするのがおすすめです。結論を出さないと意味がないんじゃないの、と思われるかもしれませんが、大事なのは「パパ(ママ)はこういう考えの持ち主なんだ」ということがお互いにインプットされることです。すると次第に「自分はこう考えるけれど、パパ(ママ)ならこう思うんじゃないかな」と、相手の立場に立って考えられるようになっていきます。これが関係を進化させられた、夫婦のパートナーシップです。意見の食い違いを恐れたり、相手の考え方に耳を閉ざしていては、それ以上夫婦の関係は進化していきません。次にまとめたので、参考にしてくださいね。◆夫婦の意見が違うとき話し合いを泥沼化させないコツ1.結論を出そうとしないお互いに意見を出し尽くしたらそこでストップ。多くの人は「話し合うからには結論を出さなきゃ」という考えに陥りがちですが、話し合いの目的は「相手はこんなふうに考えていたんだ」と知ることです。2.最終決定者を分野ごとに決めておく子どもの習い事や受験など、どうしても意見を一つに絞らなければならない場合もあります。例えば、教育はパパ・しつけはママというふうに、あらかじめ分野ごとの最終決定者を決めておきましょう。3.決定者は相手の考えを最大限尊重する最終決定者は、何でも好き勝手に決めていいわけではありません。自分が決める側だからこそ、相手の意見をよく聞き、最大限に尊重した決断をすること。それが民主主義のマナーです。Q.ママから見て、パパが子どもと過ごす時間は足りていますか?Q.「足りていない」と感じる理由は何ですか?(複数回答)※2017年3月1日~4月11日、Webアンケート、有効回答数1296量より質でキメる!3分間パパ遊び仕事で忙しく帰宅後はぐったり…。子どもと過ごす時間が少ないパパは、遊び方もママと違って当然。「仕事のことを頭に残したまま長時間遊ぶのではなく、たった3分間でも子どもに集中することが大事」と語るおおたさんに、限られた時間の中でできる、おすすめの遊びを聞きました。●ジェスチャーゲームパパと子どもで順番に何かを演じ、それを当てるゲームです。「早く正解した方が勝ち!」と競ったり、ママにどちらがうまいか判定してもらってもいいですね。●携帯アプリを遊び道具にできればゲーム要素のないアプリを、アイデアで遊び道具に変えるのが理想。例えば電灯アプリの光を、暗くした部屋の壁に当てて動かすだけでも子どもは喜びます。外出先なら、ホワイトボードアプリでお絵描きや、迷路を描いて遊ぶのもいいですね。ごみ箱バスケットチラシなどを丸め、ごみ箱をめがけて「せーの!」で投げ入れる遊び。ママには怒られそうですが、「狙って投げる」という運動能力が鍛えられます。ごみ箱の位置をだんだん遠くしたり、投げるものを変えたりして盛り上がりましょう。●宝探しゲーム折り紙やお手紙など、ちょっとしたお宝を家の中に仕込み、「棚の裏に何かがあるよ」というヒントを頼りに子どもが探します。出張が多いパパなら、出張日数分のお宝を仕込んでも。毎日一つずつ探してもらえば、パパの存在感もアップします。●子どもに遊びを教えてもらう「今、幼稚園で何がはやっているの?」と聞いてみましょう。手遊びや替え歌など、子どもは道具を使わなくてもできる遊びをたくさん知っています。普段は教えてもらう立場なので、パパに「へぇ~!」と感心されるだけで大満足してくれるものです。●なんでだろう?クイズ「散歩中の犬がしょっちゅうおしっこするのはなんでだろう?」など身の回りのことをクイズにします。思いもよらない答えが返ってきたら「面白い考えだね」と発想力を褒めてあげて。パパも答えを知らないときは一緒に調べてみましょう。子どもの心をつかむ!3秒名セリフ集遊びだけでなく、普段の関わり方も大事。3秒で子どもの心をぐっとつかむパパの名セリフを紹介します。●「きみのおかげでパパはパパになれたんだよ」子どもは「パパは初めからパパだった」と思っているもの。自分はパパにとって大きな存在なのだと知ることが、自尊感情につながります。●「さっきは怒り過ぎた、ごめんね」こんなことを言うと父親としての威厳がなくなると思うのは間違い。自分の誤りを潔く認められる人こそ、子どもは威厳を感じるものです。●「こうしていると疲れが取れるなぁ」子どもを膝に乗せたり、ぎゅっと抱き締めたりしながら言いましょう。自分にはパパを癒せる力があることや、もし子ども自身にもつらいことがあったときは、家族にぎゅっとしてもらえばいいんだ、ということを伝えられます。●「いいイタズラだね!」子どもがイタズラをして、ママに怒られたとき。それが本当にセンスを感じるものであれば、こっそり耳打ちしてあげるといいでしょう。●「ママにはナイショだよ」子どもをワクワクさせ、パパと子どもの絆を深める魔法の言葉です。公園の片隅にドングリを隠すなど、他愛のないことであれば二人の秘密にしてしまいましょう。単身赴任中のパパたちへ 超時空大作戦で離れていても心は近くに!時間があるときはスカイプなどのテレビ電話で、赴任先と自宅をつないでおきましょう。スカイプでつないだまま、同じ時間にご飯を食べるのもいいですね。距離は離れていても、子どもが「パパはいつも僕・私のことを考えてくれている」と思えることが大切です。「子どもが苦手」なパパたちへ 無理に反応しなくてOK子どもを喜ばせようと、無理にオーバーな反応をする必要はありませんよ。子どもは感づきますし、「無理をしてでも人から期待されたリアクションをしなければいけない」という意識を刷り込みかねません。遊び相手が苦手なパパなら、日曜大工や洗濯物たたみなど、お手伝いに子どもを巻き込んでしまいましょう。自然な声掛けが出てきますし、「パパの役に立てた」だけで子どもは大満足です。巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru
2017年06月07日息子が1~3歳までの2年間通った初めての保育園。夫婦揃って内気な僕たちは、保育園でもママさんパパさん達と話す機会を作れずにいた。そこは1歳児と2歳児だけの保育園で、総勢30名程度。のんびりした雰囲気が漂う場所で好きだった。1歳クラスの時の子ども達はまだ言葉も多くないので、息子のお友達といってもキャラクターがハッキリとはしなかった。それが2歳クラスになったある日、いつものように僕が息子を迎えに行くと同じクラスの女の子達が騒いでいた。「ヘンな顔~」「ヘンな顔~」女子の視線は完全に僕の顔面を捉えている。2歳も後半に差し掛かかり、他人をおちょくって笑うという程度には言語が発達している子ども達。標的は僕に限らず迎えに来たパパ達を片っ端から「ヘンな顔~」と牽制して笑っている。お望み通り軽く変顔を作ってから周りのパパ達に「いやあ、参りましたなあ」的な目配せをする。そんな日をきっかけにして一言二言パパさん達と話が出来るようになった。帰宅後、そのつたない会話に十分な手応えを感じて「〇くんパパとしゃべったよ!」と妻に大事件のテンションで報告した。ちょうど妻も子ども達を通じてママさん達との会話が増え始めたようで嬉しそうにしていた。2歳児よりも遥かに会話に手こずっている情けない30代。自分には無関係だろうと思っていた「パパ友」「ママ友」というワードが少し身近に感じられたのもこの時期だった。少し会話が始まると、だんだん周りのパパさん達に興味が沸いてきた。特に自分と送迎ルートやお迎え時間が近いパパさんとは急速に仲良くなった。保育園の草むしりがあった日曜日、パパさん達と汗だくになって作業を終えた後のひととき、誰からともなく子どもの話、家庭の話、そして仕事の話まで冷たい麦茶を片手に語り合った。職業の話になって、お迎えを担当しているパパさん達がライターや出版業など自分に近い業界のお仕事だったことに驚いた。帰り道、一人のパパさんと話し足りず一緒に僕の自宅前まで自転車で移動して、そのまま1時間ほど立ち話をしてしまった。まるで中学生の部活帰り。こうなるともう話題は尽きず、時にはファミレス、または居酒屋で何度もご一緒する仲となった。パパさん達とご一緒する際は息子達もご一緒で、ファミレスでハムスターのように机の下やソファーの上をはい回る子ども達を無視して「マイホームは購入か賃貸か」の議論を繰り広げたりした。Kちゃん(女児)のパパはキャンプに誘ってくれた。野外音楽フェスとキャンプが一体になったイベントだった。我が家は引っ越して息子の保育園も変わっていたが、それでも変わらず声を掛けてもらえるのは嬉しかった。Kちゃん一家は年に4~5回はキャンプに行くという。僕たち一家はそのパパさんのお陰で初のテント泊を体験することが出来た。Kちゃんのパパがフェス会場に移動するため手荷物を出来るだけ減らそうと工夫を凝らす中、Kちゃんは「メルちゃん」という名の人形をとても大事そうに抱きかかえている。Kパパが「それ、いるかあ…?」とため息を漏らすが、Kちゃんは断固として「メルちゃんを連れて行く」と言う。その後、キャンプ場近くの野外フェス会場に到着した僕たち。ライブの爆音が響き渡る中、まさかのタイミングで寝てしまった息子。ちょうどお昼時の爆睡だったので、仕方なく息子を抱えたままベンチを確保して腰掛け、妻に昼食のそばを買ってきてもらってそのままの姿勢で食べた。しばらくして息子が起きて、ようやく体が解放されたかと思うと今度はKちゃんが「メルちゃんもお昼寝したいんだって」と言って僕の膝にメルちゃんを丁寧に寝かせた。その所作はお人形遊びというよりももう一人の友達という雰囲気だったので、とても粗末には扱えず、僕の膝はまたしばらく休憩所として利用された。パパ友との付き合いが出来るとこうして息子以外の子どもの成長が見られるのもまた面白い。新しい保育園でも会話のチャンスを虎視眈々と狙っている。つづく
2017年05月30日5月25日は「主婦休みの日」であることをご存じでしょうか。24時間休みのない家事をこの日ばかりは休もう! という趣旨のもとにつくられた記念すべき1日ですが、家事をがんばる妻を、夫はどう感じているのでしょう? そんな疑問にまつわる、おもしろいアンケートがこのほど実施されたのでご紹介しましょう。■「主婦休みの日」って?「主婦休みの日」とはサンケイリビング新聞社が提唱している、がんばる主婦が家事を休んでリフレッシュできる日のことです。2009年4月には日本記念日協会に認定され、胸をはって(?)主婦が休める貴重な1日となりつつあります。いつもの家事を夫や子どもが代わりに挑戦できる絶好の機会にもなり、家族の絆が深まる試みとして徐々に広がっています。■夫も妻も「入れ替わりたくない」派、多数!主婦休みの日にちなみ「もし夫と妻が入れ替わったらどうなるか」というアンケート調査がおこなわれました。「もし夫・妻と入れ替わることができるとしたら入れ替わりたい?」という質問で夫57.8%、妻56.3%と回答の半数以上を占めたのは「入れ替わりたくない」という意見!妻の意見に注目すると「1日中責任が重い仕事はきつい」といった仕事へのプレッシャーを理由としているようです。反対に入れ替わってみたい人の理由には「家事は女がやるもんだという夫に、すべての家事をやらせたい」という意見も。夫が責任ある仕事をしているのは理解しているけれど、家の中が快適に保たれているのは家事がなされてこそ! それを妻がしていることもしっかり理解してほしい、という人が多いように感じました。■もしも入れ替わったら「これがしてみたい!」もしも夫と妻が入れ替わったら、お互いにどんなことがしてみたいと思っているのでしょうか。したいことについて意見が多い順に見てみると、妻の場合は「夫の職場で過ごす」「家でゴロゴロする」「夫の仕事をする」、夫の場合は「家で過ごす」「子どもと過ごす」「料理」となっています。一方、やりたくないことについては意見が多い順に妻が「夫の仕事をする」「通勤」「残業」、夫は「掃除」「料理」「洗濯」となっています。つまり、妻は「会社に行き、仕事をすること」、夫は「家事をすること」が嫌な人が多いようですね。これは、いいかえればやりたくないことをお互いがやってくれている状態。そう思えば「私ばっかり家のことをしている気がする!」という苛立ちもやわらぐものではないでしょうか。「おつかれさま」の言葉がけが、自然と口をついて出てくる関係はすでにできあがっているのかもしれませんね。主婦を休んで好きなように過ごす時間も、夫婦で「おつかれさま」と声をかけあう習慣もどちらも大切にしていきたいですね。<参考サイト>サンケイリビング新聞社 「もし、夫と妻が入れ替わったら!? 妄想アンケート」 「主婦休みの日」
2017年05月25日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいたんママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃんの三兄弟の母です。こういっちゃ何ですが、ここ数年で夫がめちゃくちゃ進化したんです。 今までお給料を持って帰ってきてくれるという最低装備しか備えていなかったのに、ここ2年程で色々オプションがついて、ものすごくハイスペックになったんです。かつては、イクメンとかイケダンとかいう類いのものからはほど遠い存在でして。 一番酷かった時期は次男のゆいたんを生んで、三男のほーちゃんを産むまでの間。 ひ、ひどい(笑)この頃は私も「あなたなしでも育ててみせるもん!」って夫に期待しないように諦めていて、夫は夫でどんどん強くなっていく妻に開き直ってるような時期でした。ゆいたんが0歳の時なんて一年間通してゆいたんのオムツ交換したこと、両手にも満たなかったんですよ?(少なっ)根本的に触れあう時間も密度も少なすぎて、ゆいたんと夫の思い出がほとんどありません。そんな最小限夫が、今では休日には食器を洗ってくれたり、ゴミ捨てをしてくれたり、子どものお風呂や寝かしつけ、その他諸々やってくれるようになったんですから、この変わりようったらそりゃあもう信じられません。 私、家事の中でいっっっちばん苦手なのが食器洗いなんです。特に晩御飯を食べたあとの片付けが大嫌いでとにかくやりたくない。それを黙って買って出てくれるので、もうそれだけで夫の背中に向かって拝みたいぐらいです。では、何がきっかけで夫がこんなに変わったのか、当の本人に聞いてみました。私の認識では、ほーちゃんが1歳の頃に、私が仕事を始めた事がきっかけだと思っていますが、果たして夫の言い分はいかがでしょうか? たはーーっ!(笑)そうです。私、めっきりやらなくなったんです。えへ。今まで妻がやってくれて当たり前だったものを妻がやらなくなったので、夫がやるしかなくなったとでもいいましょうか。良いのか悪いのか分からないけれど、まさに怪我の功名。今となっては、もっと早くに「私できませーーん!」って白旗あげればよかったって思います。あんなに髪の毛振り乱して頑張らずに、助けて! ってお願いすればよかったんだけれど、当時の私には「主婦なんだからこれぐらいやらなきゃ」っていう意識が強すぎたようです。あの時代があったからこそ、今の環境に感謝ができるんだと思うことにしています。最初からやってくれる夫だったら、今ほど震えるように喜んでなかったかもしれません。ただ、妻がやらなくなったからといって、夫がなんでもやってくれるかといえばそれは違うようです。実は暗黙のルールがあるのです。コツは、だそうです。夫は食器洗いとか、食卓の片付けなどは苦にならないけれど、(むしろ私なんかよりずっと完璧に仕上げる)逆に洗濯を干したり畳んだりするのは大嫌い。(私は嫌いじゃない)数ある家事の中でも夫と私で「嫌いなもの」「別に嫌いじゃないもの」に、うまいこと分かれていたりするものなんですよねえ。面白いことに、そこがうまく合致した、というかさせたんだと思います。今、ご主人が全然手伝ってくれなくて「もう夫はアテにしない」と思い始めている奥さま方。どうか諦めないで~!ふとしたことがきっかけで状況が変わるってことあるんですよ。我が家の場合、私が職務放棄したことが良いカンフル剤となりました(笑)。ただ、男性側の意見として夫いわく「得意なものをやらすのが一番」ということなので、まずは得意なものからお願いするのが味噌だと思われます。あれもこれもと最初から頼みすぎないのもコツ。(うちのように最初のレベルがどうしようもないぐらい酷い場合は、ですよ?)徐々に、徐々に。です。我が家の場合、あとはトイレ掃除さえしてもらえれば言うことなし!なので、目指すはトイレ掃除陥落です(ガッツ)。
2017年05月04日旦那さんやお子さんは家事に協力的ですか?嫁さん・ママがやるのが当たり前、と思われているようなら要注意。共働きでも専業主婦でも、家事すべてを女性ひとりが請け負うのは大変なことです。ストレスを抱えないためにも、状況に応じて家族で家事を分担していくことが大切です。それでは、それぞれの家庭における家事の実情を探っていきましょう。皆さんの家庭では家事を分担していますか。夫婦や家族で生活していると、女性が家事全般を背負ってしまいがち。日頃の家事をこなす専業主婦にも休息は必要ですし、共働き家庭の女性がすべての家事を請け負うのも今どきおかしな話です。時として家事の分担がいさかいの原因となることもあります。問題がある場合は小さなストレスが積み重なってしまう前に改善することが重要。今回は20~50代の既婚女性50人を対象に、家事の分担についてアンケート調査を行いました。この機会にご自分の家庭の家事事情を確認してみましょう。■目次1.必要に応じて家事を分担している家庭がほとんど2.「ゴミ捨て」はやっぱりパパのお仕事!3.子供も家族の一員。将来のためにも家事を分担4.家事の分担が夫婦喧嘩の原因に…?5.協力すれば「家」も「心」もスッキリ!まとめ1. 必要に応じて家事を分担している家庭がほとんど掃除に洗濯、買い物や炊事など、日々の家事はたくさんあります。一人暮らしの場合なら部分的に省きながらでも、基本的には自分ですべてやることになります。しかし結婚や出産によって夫婦・家族生活をするようになれば同じ家で暮らす人数も増え、やるべきことも増えます。現代においては共働きの家庭も多く、女性の社会進出や「イクメン」に代表されるような家事・料理を積極的にする男性も話題。昔のように“仕事は男、家事は女”という考え方は通用しなくなってきています。そのような世の中ではありますが、夫婦ともに働いていても、やはり家事は女性がメインでやっている場合が多いのも現実。まずは、夫婦で分担を決めて家事を行っている家庭がどれくらいあるのか、20~50代の女性50人にアンケートを行いました。50人のうち43名が「家事の分担ははっきり決まっていない」と回答。アンケートの対象に専業主婦の方も多く含まれていることもありますが、しっかり分担している家庭は意外に少ないようです。■家事は女性中心。男性はお手伝いという場合が多い■「夫は家事を一切しないので、家事の分担は100パーセント私です」(30代・主婦)■「専業主婦なので、家事はすべて主婦がするものだと夫も妻も考えている」(50代・主婦)■「夫は、家事は女がやるものとすりこまれているので、分担はしない。できない」(40代・主婦)なかにはこのように、昔からあるような夫婦分業をしている家庭もまだまだ多いことがわかりました。それで折り合いがついていれば良いのですが、女性側がストレスを抱えてしまっている場合は改善の必要があります。■「できるときに、できる方がやるっていうのが暗黙の了解になっています」(20代・主婦)■「決めてしまうと、やった・やらないになるので、基本は私で、出来そうな時は、旦那さんに手伝ってもらいます」(30代・パート)■「共働きのとき、家事負担を固定したら、手段が目的になり不和の元になっていると感じた。なので、お互いにゆるく決めて、やりたくない、できないときはやらないことにしている」(40代・主婦)■「夫は仕事が忙しいので家事は主婦である私がほとんど行い、空いてる時間に手伝ってもらうという感じです」(30代・個人事業主)あえて明確な分担をせずとも、お互いの合意によって適度に分担できている家庭も多く見られました。仕事の都合もあるようですが、やはりメインは女性。基本的には女性側がやっていても、頼むと快く引き受けたり、時間に余裕がある時は積極的に家事をしたりするような男性も多くいることがわかりました。■家事の分担を決めている家庭は少数派■「もともと共働きだったので、分担するのが当たり前になっています」(30代・主婦)■「決めないと夫は全然家事をしないため、とても少ないが、役割はきちんと決めた」(40代・パート)■「土日は旦那が茶碗を洗い、洗濯ものを畳む。旦那が出来そうなことはそれぐらいしかないから、休みの日ぐらいはしてもらう」(40代・主婦)少数ではあるものの、家事を分担して行っている家庭もあります。決して共働きの家庭が分担している、という傾向はありません。自然と得意不得意で分担しているという前向きな理由もあれば、そうしなければ主人が何もしてくれないというネガティブな声もありました。2. 「ゴミ捨て」はやっぱりパパのお仕事!分担を決めていなくても、状況に応じて家事を手伝っている男性が多いことがわかりました。それでは、具体的に旦那さんはどんな家事を引き受けていることが多いのか聞きました。【ゴミ捨て】■「主人が先に出勤するので渡しやすい。だいたい同じマンションの旦那さんもゴミ捨てをしているので当たり前のようです」(30代・個人事業主)■「ゴミ捨てぐらいしたしてくれません。しかも、ゴミは私が集めて袋をまとめて玄関に置いておかないとしてくれません」(40代・主婦)「ゴミ捨て」はパパが行う家事の定番。力仕事でもありますので、他の家事をしなくてもゴミだけは出勤のタイミングで持っていくという場合が多いようです。【食器洗い】■「ご飯を作った後はゆっくりしたいので、ご飯を作った代わりということで、旦那さんに食器洗いをお願いします」(30代・パート)■「料理を作るのは苦にならないが、片付けるのはあまり好きじゃないので。夫は料理は得意ではないが、片付けなら出来るので」(50代・パート)食事の用意はやはり女性が行う場合が多いようですが、その後の「食器洗い」をしっかりやるという男性も多いようです。肌の弱い奥さんの手荒れを心配して、率先して引き受けるという優しさを発揮している旦那さんもいました。【掃除】【料理】■「掃除好きなので、本人が好きなものを頼んだ方が進んでやってくれるから」(40代・個人事業主)■「掃除は夫が好きな方だし、掃除機をかける程度ですが手伝ってもらいやすいと思いました」(50代・主婦)■「疲れている時は夫に料理を頼んで作ってもらうことがある。夫も料理が好きなので特に不満もなくやってくれる」(30代・パート)■「土日は主人が食べたいものを自分で作りたいという気持ちもあるようで、昼食と夕食をよく作ってくれる」(30代・派遣社員)「掃除」や「料理」を得意という男性も多く、時間がある時にはむしろ張り切ってやる場合があります。専業主婦の方は平日に家事を頑張っているぶん、土日は負担を減らそうと家事を積極的にやってくれる男性もたくさんいることがわかりました。3. 子供も家族の一員。将来のためにも家事を分担子供のいる家庭では、子供に家事を手伝ってもらうことがあります。いずれ独り立ちをすることを考えると、現代では男女ともに教育の一環として家事をしっかり教えることも重要でしょう。子供なので夫よりも仕事の幅は狭くなりますが、同じく「ゴミ捨て」「食器洗い」「掃除」などが子供にも頼みやすい家事となりました。■楽しく家事のお手伝い■「ゴミ捨ては一番簡単なことだし、外に出られるので比較的喜んでやってくれるから」(50代・正社員)■「子供が一番好きな家事は食器洗いです。遊び感覚で、時間がかかるし泡がついたまま洗えていない、逆にキッチンが汚れる等トラブルが絶えませんが。後でこっそり洗い直します」(40代・主婦)■「料理は興味を持っているので、子供用の包丁で野菜を切ってもらう。洗濯干し、洗濯たたみも興味を持っているのでやってもらってます」(30代・主婦)■「15歳の息子はわりと家事を率先して手伝ってくれます。その中でも料理をするのが好きらしいので、私がご飯作りに億劫になる週末などに息子が作ってくれるので有難いです」(40代・主婦)進んで家事を手伝おうとする子供が多くいます。年齢や性別にもよりますが、興味を持って家事ができる時にしっかり覚え、それが習慣となれば親も助かります。何より、子供の生活力もアップ。多少の問題があっても、危険がない限りは色々チャレンジしてくれるのも微笑ましいものです。■場合によっては「しつけ」の意味も■「自分で遊んだものは自分で片付けさせることを徹底している。畳んだ洗濯物をタンスにしまう手伝いをしてくれる」(20代・パート)■「ごくごく稀に、洗濯物を干してくれる時があります。というか、強引にさせるときがあります」(40代・主婦)■「春休みや夏休みなど、長期のお休みのときはしつけもかねて手伝ってもらいます。洗濯を干すのが下手なので、きれいに干せるようになるために手伝ってもらいます」(40代・主婦)■「一緒に料理をしたり、お菓子を作るようにしている。食育の第一歩だと思っている」(20代・パート)長期休業などの際、小学校などでは家のお手伝いをするように促すこともあるほど。子供のやる気があるかどうかに関わらず、いずれ困ることがないように家事を教えることも大切です。子供も家族の一員。半ば強制的にでもやらせる、という意見もありました。4. 家事の分担が夫婦喧嘩の原因に…?普段の家事はあまり明確な分担がされていないことが明らかになりました。担当を決めなくとも、臨機応変に夫婦で家事を進めている場合が多いようです。しかしながら、やはり家事は女性が中心であるというのが事実。なかにはそこに不満・ストレスを抱える女性もいるはずです。些細なことでも忙しい中で積み重なると、いずれ耐えきれずに爆発してしまうこともあるのが人間です。家事のことが家族の深刻な問題になる前の対策が重要ですが、実際に「家事の分担」が原因で夫婦の喧嘩に発展することがあるのかどうか、本音を聞いてみました。【「いいえ」と回答】アンケートの結果、多くの家庭では家事の分担については穏便に済まされていることがほとんど。問題なく分担ができている場合もあれば、諦めてそう落ち着いている場合もありました。■「共働きなので、どちらかができる方がすれば良いという考えの持ち主の夫なので、率先して台所や育児に参加してくれていて助かっています」(40代・個人事業主)■「特にきっちりとは決めていないので、土日だけ旦那が手伝ってくれたらそれでいい」(40代・主婦)■「専業主婦で家事を夫に分担してもらうことはほとんどない。それで二人とも納得している」(50代・主婦)■「お互い得意な事を分担しているし、出来ない時など声を掛け合うようにしているから」(40代・正社員)このように夫婦の合意の上で、家事をそれぞれ請け負ったり、仕事・家事でしっかり分業できていたり。働き方の関わらず、お互いに納得して上手くやり繰りできているのは何よりです。■「結婚当初は共稼ぎだったため喧嘩も多かったような気がしますが、現在私は専業主婦なので喧嘩になることはないです」(50代・主婦)■「夫は家事をしませんが、私がやるものだと互いに暗黙の了解があります。時々私が苛立つ事はありますが、態度にはあらわさないので喧嘩にはなりません」(40代・主婦)専業主婦に多い意見ですが、基本的に女性が家事をやることに落ち着いてしまったという家庭もありました。また、共働き時代にはもめたことがあっても専業主婦になって解消されたという場合もあるのです。【「はい」と回答】3割ほどの家庭では、現に家事の分担が問題で喧嘩になることがある、という結果となっています。■「自分はパートで夫は正社員だが、共働きで子どもに関することはほぼ私がしているのに、夫が家事を手伝わないので喧嘩になる」(20代・パート)■「共働きだった時にはお互い余裕がないので家事分担についてケンカをよくしました」(30代・主婦)こちらは先の専業主婦の例が現在進行形で起きているケース。お互い忙しいのにもかかわらず男性側が家事に非協力的だと、女性の不満は募っていくばかりです。■「あまりにも主人が動かないのと少しゴミ捨てや洗濯物を取り込んだだけで、してやった的な上から目線で言われるので喧嘩になります。女性が当たり前のように家事育児していると思わないでほしいです」(30代・主婦)■「周りに家庭の、家事に協力的な旦那さんの話をしただけで、私の旦那は切れる」(30代・個人事業主)やはり現在でも、家事は女性がやるものと思っている男性はいます。昔ながらの考え方が悪いわけではありませんが、どちらかが納得していない状況には問題があると言えます。5. 協力すれば「家」も「心」もスッキリ!時にトラブルになることもある、家事の分担。社会で活躍する女性・家事育児に励む男性も多くなった世の中ですが、今のところは女性がメインで家事をする機会が多いというのが現状です。しかし家事には力仕事や汚れ仕事なども含まれますし、旦那さんも家族の一員として、家事全般を奥さんに任せっきりというのも考えどころ。専業主婦や共働きなどは関係なく、夫のほうも頼まれたら気持ち良く引き受けたり、時間に余裕があるときは自ら家事をしたり、お互いに支え合う心が重要となります。家族は共同生活。一方的な押し付けとしての“分担”ではなく、負担を減らし合うような“分担”ができていれば、家もお互いの心も気持ち良い状態に保つことができまるのです。実際にそのような関係性を築けている家庭では、家事のことで喧嘩になるようなことはありません。それぞれの得意分野を考慮し、家族で支え合うような分担ができている成功例やポイントを皆さんに聞きました。ぜひ参考にしてみてください。■「お互いができることは何かを明確にすると頼みやすいし、どちらにとってもやりやすいと思います」(40代・パート)■「ホワイトボードに主人に協力してもらいたい事をかく。終えたら消す」(30代・個人事業主)■「家にいる時間は自分の方が長いので、主人の負担にならないような仕事を振り分けています」(20代・正社員)旦那さんがこれまで家事をまったくしていない場合は始めるのが困難ですが、時間・能力的にどんな家事ができるか、それぞれ把握しておくことがまずは大事。そのうえで分担・依頼します。専業主婦の方も、旦那さんが意外に家事が忙しいことを理解していないかもしれませんよ。■「子供も含めて皿洗いは当番制。ゴミ出しは子供の担当に割り当てている」(50代・正社員)■「自分のことは自分で片づけること。洗濯物を畳んでもそれを各自自分で収納する」(40代・主婦)夫だけでなく子供についても、できる家事は自ら手伝うような習慣づけがポイントです。忙しそうなパパが家事を頑張っていたらきっと良い影響があるでしょうし、子供の将来のためにもなります。■「『これをやって欲しい』とお願いします。決して偉そうとか、当たり前という口調ではなく、お願いという姿勢です」(50代・主婦)■「その都度その都度頼まないと、普段やる習慣がないから男性は忘れてしまいがちなんだと思います。表を作るとストレスに感じることもあると思うので」(30代・個人事業主)こちらは夫婦ともに気をつけるべきこと。忙しいのはお互い様と考え、それぞれできる家事を分担・依頼できるような環境ができれば理想的です。どちらも「やって当たり前」という気持ちは控えたほうがお互いに気持ち良く過ごせます。まとめ何かとやることが多い家事。旦那さんの仕事は週末休みでも、家事は毎日のようにやらなければなりません。共働きにもかかわらず家事の多く負担している女性の方や、家事や育児に奔走する専業主婦の方も、一人でストレスを抱えていたら要注意です。家事の分担は、時に大きな問題にまで発展する可能性もあります。まずは、家事は家族みんなの仕事という意識が必須。それぞれの考えや忙しさも考慮しつつ、環境的・精神的に気持ち良く暮らせる家づくりを目指してください。アンケート期間:2017年3月24日対象:20代〜50代の専業主婦、正社員、派遣社員、パートアルバイト、経営者、個人事業主の方アンケート総数:50
2017年05月01日家族全員、「居心地がいい」と感じる家。そんな家庭は、夫婦の仲もよかったりしますよね。夫婦関係をいつも良好に保っておくためには、何が必要なのでしょうか。ある調査によると、夫婦円満な家庭にはある共通点があることがわかりました。■「ともに働き、家庭を支える」夫婦の増加 「男女共同参画白書 平成28年度版」 (内閣府男女共同参画局)によれば、専業主婦家庭は昭和55年ごろから減少傾向にあることがわかります。(参考)1.昭和55年から平成13年までは総務庁「労働力調査特別調査」(各2月。ただし、昭和55年から57年は各年3月),平成14年以降は総務省「労働力調査(詳細集計)」より作成。「労働力調査特別調査」と「労働力調査(詳細集計)」とでは、調査方法、調査月等が相違することから、時系列比較には注意を要する。2.「男性雇用者と無業の妻から成る世帯」とは、夫が非農林業雇用者で、妻が非就業者(非労働力人口及び完全失業者)の世帯。3.「雇用者の共働き世帯」とは、夫婦共に非農林業雇用者(非正規の職員・従業員を含む。)の世帯。4.平成22年及び23年の値(白抜き表示)は、岩手県、宮城県及び福島県を除く全国の結果。共働き世代が専業主婦家庭を上回り始めたのが平成4年ごろから。平成9年からは共働き世帯が上回り、平成27年には共働き世帯が1,114万に。現代は「共働き夫婦」があたり前な夫婦の形となっていることがわかります。■夫婦円満度の平均は?共働き家庭がスタンダードとなってきた現代の夫婦に関する、アンケート調査の結果をご紹介します。雑誌『ゼクシィ』が行った「新しい夫婦のカタチと夫婦円満度に関するアンケート」では、パートナーとの「円満度」を自己評価した結果を発表しています。新しい夫婦のカタチと夫婦円満度に関するアンケート(n=1600 インターネット調査 2017年1月実施)(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)夫婦円満度を100点満点で自己評価すると、「76点」が前年代平均値に。でも20代では81点だった平均点も、50代には71点と少しずつ点数がさがり、一般的に年齢を重ねるにつれ円満度はさがる傾向であることがわかります。■円満な夫婦の秘訣とは?でもじつは、年代が上でも90点以上の高い円満度を保っている夫婦も! 夫婦の関係性を良好に保つ秘訣(ひけつ)は、何なのでしょうか。新しい夫婦のカタチと夫婦円満度に関するアンケート(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)先ほどの「夫婦円満度」で、「高円満度」(90点以上)、「中円満度」(75点以上89点以下)、「低円満度」(74点以下)に分けておこなわれたアンケート結果があります。 新しい夫婦のカタチと夫婦円満度に関するアンケート(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)「高円満度」「低円満度」を比較すると、「お互いを尊敬している」としているでは、「高円満度」が72%もあるのに対して、「低円満度」では18%。その差分は、なんと54%もあるという結果に。さらに「毎日コミュニケーションを取っている」では、「高円満度」と「低円満度」の差分が48%でした。このことから高円満度夫婦は日ごろから互いを尊敬し、密なコミュニケーションを意識していることが伺えます。■共働きだからこその会話術昔に比べ、互いに働き、ともに生計をたてる関係へと変化しつつある現代の夫婦関係。お互いが満足し合える関係を続けるために「尊敬」「コミュニケーション」といった要素を大切にしている人が多いようです。普段、こうした要素を意識してこなかった人もいるかもしれません。毎日が忙しすぎて、短い時間での最低限の話や子どもの話題だけになっていたというパパママも多いのではないでしょうか。でもたまには夫婦で「来週は暑くなりそうだね」「昨日、会社に行く途中でこんなレストランを発見したよ」といったささいなやりとりを、とりいれてみてはいかがでしょうか。また「靴がボロボロになってきたね」「少しやせたんじゃない?」など、相手の様子に注目した声がけは「見てくれてるんだ」とうれしくなるもの。身近にいる相手だからこそコミュニケーションをないがしろにせず、一緒の時間を楽しんでみましょう。円満な夫婦関係を保つことは、家の居心地をよくすることにもきっとつながっていくはずです。<参考サイト>・株式会社リクルートマーケティングパートナーズ 「新しい夫婦のカタチと夫婦円満度に関するアンケート」 ・内閣府男女共同参画局ホーム 「共働き等世帯数の推移」
2017年04月17日夫婦といえども、もとは赤の他人。育った環境や性別の異なる夫婦間で、実りある話し合いをするのはなかなか難しいことも。そこで今回は、ビジネス会議を成功させるためのポイントを参考に、夫との話し合いをグダグダで終わらせないためのコツを考えてみます。ポイントをしっかりおさえておけば、「長い時間をかけたのに、結局グダグダ…」「気づけばケンカに発展!」「お互い納得できないまま終わる」といった結末を避けられるかもしれません。■話し合いのゴールは何?どのような会議や話し合いでも、まず「何について話し合うのか?」というテーマ、そして「どこを目指すのか?」というゴールの設定が重要です。しかし、夫婦間の話し合いでは、これが曖昧になりがち。話し合いの途中で目的がわからなくなることもめずらしくありません。たとえば「もう少し家事に協力してほしい」と妻から夫へ話し合いを持ちかける場合。話し合いの目的をなるべく具体的に決めておき、夫婦2人でそのゴールを共有することが大切です。<「夫の家事協力」による話し合いのゴールとは?>・夫が担当する家事を決定する・「協力が必要なことを、夫に理解してもらう・担当できそうな家事を夫に検討してもらう(後日、再度話し合う)■そのこと相手は知っていますか?ビジネス会議では、参加者全員がテーマについて同じレベルの知識を持っていることが大切だとされています。これは夫婦で話し合う場合も、同じではないでしょうか。でも夫婦だとこんな会話になっていませんか?妻:「ゴミを出していると通勤電車に間に合わない。だからあなたに出してほしい」夫:「早めに出せば間に合うのでは?」これだけ読むと、夫の言い分はごもっとも。しかし、妻としては「協力する気がないのね!」と少しイライラしてしまいそうな展開です。このままでは、話し合いは平行線。しかし、もし妻の言葉に次のような背景があったらどうでしょうか?<話し合いの背景を説明すると…>妻:「ゴミ出しのシステムが変わって、7時半~8時の間にしか出せなくなったの。私は7時すぎには家を出ないと通勤電車に間に合わないから、あなたにお願いしたい」このように詳しい事情がわかれば、夫の返答もまた変わってことでしょう。「ゴミ出しシステムの変更」を知っているかどうかで、話し合いの流れは大きく変わります。話し合いをはじめる前に、まずお互いの知っていること・知らないことを整理しておきましょう。■「感情」だけでは話し合いは堂々巡り妻:「家計が厳しいから、あなたのお小遣いを減らしたい」こう言われた夫の多くは、きっと追い詰められた気持ちになりながら「嫌だ!」と言うでしょう。続いて妻が「本当にキツイのよ…」と畳み込んでも、夫は「こっちもキツイって…」と返してくる。これでは、結論が出そうにありません。ビジネス会議のコツとしてよく言われるのは、「事実」と「感情」をわけて考えるべきということ。事実は変わりませんが、感情の部分は人によって異なりますし、議論の中で変わることもあるからです。上記のやり取りでは「事実」が登場せず、「厳しい」「嫌」「キツイ」という感情だけが語られています。ここに事実となる要素をプラスして、検討材料が増え、堂々巡りの話し合いを避けられるかもしれません。<話しあいに必要な事実>妻:「春から子どもの塾費用が○円プラスになるの」夫:「俺の場合は、昼ご飯代に最低でも○円はかかっている」妻:「(家計簿を見せならが)このように節約しているけれど、それでも赤字なの」このような事実から、「塾の必要性」「ランチをお弁当に変更」「固定費の削減」といった話しあいポイントが明確になってきます。■夫が「話さない」ときはどうする?会議にはいろいろな参加者がいて、それぞれの性格や価値観があります。なかにはじっくり考えてからでなければ発言できない人もいるでしょう。ここで「発言しないこと」に腹を立てても、事態は好転しません。むしろ、相手を委縮させてしまうだけなので、「これについて、反対意見はないの?」「なぜ、○○だと思うの?」など、質問を細かく分けて具体的にすると、相手から本音を引き出しやすくなります。話し合いの途中から「私ばっかり話しているじゃない! そっちも何か言ってよ!」とイライラしてくることが多い人は、試してみてはいかがでしょうか。また、相手の口数が少ないなら、最終的に「納得したか、理解したか」がわかりにくい場合があります。そのまま話し合いを終えてしまうと、モヤモヤが残る結果に。それを避けるために、話し合いの最後には「この件について納得したか、理解したか」を、しっかり確認することも大切です。「口げんかになると妻には勝てない」と言う夫は多いもの。でも、妻としては別に言い争いたいのではなく、ただ夫婦で「話し合い」がしたいだけ。この認識の違いも、夫婦間の話し合いがグダグダになりやすい原因なのかもしれません。まずは、これから「話し合い」をするのだという心構えを忘れずに。そして、今回紹介したポイントもぜひ参考にしながら、スムーズで実りある話し合いを心がけてみてはいかがでしょうか?
2017年04月16日