皆さんは、義家族との関係に悩んだことはありますか?今回は「ばぁばからママを守ります」を紹介します。ばぁばからママを守ります在宅ワークの仕事を終え、夕飯を作っていた主人公。隣では娘が宿題をしていました。するとそこに、義母がアポなしで訪ねてきたのです。宿題でわからない部分があった娘が、教科書を開いて調べているのを見つけた義母は…。何かと文句を言いたい義母出典:CoordiSnapここぞとばかりに「ママに面倒をみてもらえないなんてかわいそう!」と言いました。すると娘が「パパも全然勉強みてくれないよ?」と言い返したのです。「え?」と困惑する義母。さらに娘は「聞いてもめんどくさいって教えてもらえないんだよね」と容赦ない暴露をします。義母は、娘の言葉にすっかり気まずくなってしまったのでした。娘の言葉にタジタジな義母嫁イビリをしようと文句をつけるも、娘に反撃されてしまった義母。息子大好きな義母の前で夫の欠点を話した娘に、驚く主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年11月04日私は製薬会社で化粧品の研究と開発をしている理系女子(リケジョ)です。大学時代に5歳年上の夫と出会って結婚し、幸せな日々を送っています。義両親や義兄はとてもいい人なのですが、義姉とその息子がとてもわがまで、義兄も甥の将来を心配している様子。 そんなある日、事件が起こってしまいました……。 義姉に甥っ子の宿題を押し付けられて……ある日、義姉と小3の甥が急に私の家にやって来ました。そして、「ママ友グループで旅行に行くから夏休みの宿題やっといて!」と言ってきたのです。甥も「おばちゃん、頭いいんでしょ? だったらその頭の良さが本当かどうか、こういう時に見せてよ」と挑発してきました。 宿題を押し付けられ、心底腹の立った私は、夫と義兄に連絡をして2人をギャフンと言わせるために作戦を立てました。1週間後、私はリケジョのプライドをかけ、宿題をすべて終わらせました。 宿題の逆襲!義姉と甥の大誤算私は「中身を確認してくださいね」と言って手渡したものの、甥はそのまま学校に提出した様子。私の作戦通り、2学期が始まった途端、義姉と甥が怒りながら私の家へやって来ました。 実は、小学3年生のレベルを大幅に超えて、私の知識を総動員して宿題を解いたのです。算数の解き方もわざと難しい公式を使い、読書感想文のために読んだ本は哲学書。甥が自分でやっていないことがすぐに先生にばれ、親子で叱られたそうです。 「あんたのせいで怒られた!」と怒る2人に対し、私は「全力でやれって言ったのも、中身を確認せずに提出したのもお2人ですよ?」と反論。義姉は「全部の宿題をやり直しになったんだから、もう一度ちゃんとやり直すか、私と息子に迷惑料払いなさいよねっ!」と言ってきました。 義兄に怒られてそのとき、私から連絡を受けていた義兄と夫が部屋に入ってきました。そして、義姉と甥に「お前たちはどれだけ迷惑をかければ気が済むんだ?!」「自分の宿題を自分で全部やるのは当たり前だろ!」と激怒。 義兄は「迷惑料を払えだって? ふざけるな! お前が遊んでる間、彼女は必死に宿題をやってくれたんだぞ! お前が自分で働いて迷惑料を払え! できないならもう離婚だ!」と言い渡し、義姉は大慌て! 義姉は慌ててパートを見つけて働き始めました。そして、甥は自分の力で宿題をやり直すことに。 甥っ子は勉強好きにその後、懸命に宿題をやった甥は勉強に目覚めたようで、自ら塾へ行きたがり、以前の自己中心的な態度から、真面目な男の子へと変化していきました。そして、先日甥から電話があり「おばちゃん、この前はごめんなさい。僕、勉強を教えて欲しいんだけど……」と言ってきたのです。私はその申し出に喜び、甥に勉強を教えるようになりました。 長い人生の中でたとえ失敗したとしても、気持ちを入れ替えて取り組めばやり直せるものです。これからは、家族全員で甥と義姉の再スタートを応援するつもりです。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月02日ラジオ大阪アナウンサー・和田麻実子さんが、大阪ママを代表して 日々のことを綴っていきます。兄弟ゲンカって何だろうこの連載も12回目になります。mamagirl読者の皆さんにいつも読んでいただき感謝です! さて、今回は我が家の子どもたち、長男8歳・次男3歳の5歳差兄弟について書いてみたいと思います。周りの方からは「5歳差だと、お兄ちゃんが弟のお世話をしてくれるのでは?」とか「5歳も差があったらケンカは少ないでしょ?」と言われることが多いのですが…。現実は「お世話してくれるときもあるけど、ケンカはめっちゃします!」ですね!お兄ちゃんは宿題・弟はブロック遊び、平和な時間~と思っていたら次の瞬間には「痛い~!」とか「やったな~!」という声が響くのが日常です。男の子ママの先輩から「ケンカはしょうがない。ケガもなく、家も壊れないなら様子を見ている」とアドバイスをもらうこともありますが(笑) 。皆さんのお子さんはどうですか?大根を引き抜いた瞬間の長男の様子。秋、楽しんでいます!私自身は3歳差の妹がおり、ケンカもなく、よく一緒に遊んでいました。もちろん姉妹ですから、兄弟とは違うのかもしれないですけどね。大阪・天王寺動物園のペンギン水槽前にて仲良く見学する兄弟ケンカ勃発は突然に!5歳差だと、好きな遊びは違うだろうから一緒に遊ぶのは難しいかな~、でもケンカは少ないかもしれないな~、と私自身ずっと思っていました。しかし蓋を開けてみれば…意外と5歳差兄弟は一緒に遊ぶ!そして仲良く遊ぶ微笑ましい時間は続かない(笑)。これが悩みの種でもあります。お兄ちゃんは保育園時代からブロックが大好きで、小学生になってもそれは変わりません。そんなお兄ちゃんを見ているからか、弟もブロック好きに。はじめのうちは、弟が「これ、どうやってつくるの?」と聞くと、お兄ちゃんが 「こうやって、こうする!」と一緒にブロックを組み立ててあげています。弟はうれしそうです。そうやって仲良く遊び続けられればいいのですが…。「次はこれつくって!次は…」という弟のお願い攻撃が始まると、お兄ちゃんは「もぉ~!ぼくも自分のものが作りたいから知らん!」となり、ケンカ勃発です。そうなると弟がブロックを投げてしまうこともありますし、それが当たったお兄ちゃんが怒ってしまって…という展開に。ですから、仲の良い時間は貴重です。お兄ちゃんの勉強机に陣取る弟お兄ちゃんが好きなのはわかるけど…ケンカした直後に、2人ケロッとして仲良く遊んでいることもありますから、子どもって不思議だな~と思います。もちろんケンカの理由も、かわいいものです。おもちゃを取られたとか、自分の分のおかずを食べられたとか、宿題の邪魔をしてくるとか、他愛のないことばかり。お兄ちゃんとしては、宿題をしているところに何故弟が攻めてくるのか? 弟としては、お兄ちゃんが何で遊んでくれないのか? お互いの気持ちが合わずに、ストレスなのかも? 弟がお兄ちゃんを好きだからこそ、ケンカが起こるのです。理由は何であれ、手が出たりブロックを投げたりする瞬間があれば、私も見逃せません!「叩いたり・痛いことはダメ!」と止めに入ります。 これ、いつまで続くのかな~が、私のストレスかもしれません。レゴランドでは大阪・道頓堀の賑わいが見事にレゴで再現されていました!そこで先日、兄弟それぞれと遊びに行ってみるということをしました。長男とだけ出かける日。次男とだけ出かける日。この2パターンを作って遊びに行ってきました。一緒に出かけないほうを見てもらうため、おばあちゃんにも協力してもらいました。何でこんなことをしようと思ったか…、どうも最近ケンカ多いなという時期があったんですね。私もしんどいし、子どもたちはそれ以上だろうなと。そして何より、大好きな子どもたちにイライラしている自分が嫌だったというのが大きな理由です。普段は、兄弟一緒に出かけることが当たり前だから、それぞれとゆっくり遊ぶ時間をとってみよう!と。 何の解決にもならないかもしれないけれど、思い切って実行してみました。長男とは、日帰り名古屋のレゴランド。次男とは、神戸のアンパンマンミュージアム。 それぞれの好きな場所で、親子2人だけで過ごす時間、その結果は…!?次男、初めてのアンパンマンミュージアムママの自己満足かもしれないけれど!行ってみてどうだった?と聞かれたら、兄弟関係に目立った変化はないものの、私にとってはとても良い時間になりました。ひとりひとりの「ママ、見て~!」に応えることができたこと。長男の話をゆっくり聞くことができたこと。普段は2人から「ママ、見て~!」と言われると、片方にしか応えられず、そのせいでケンカ勃発もあります。またどちらにも応えられない場合もあります(笑)。最近は、長男と話していたら次男が「ぼくも~」と仲間に入りたがる時期で、長男とゆっくり話せないな~と思うことも。今回、それぞれとゆっくりと時間をとることができて、それを解消。さらに、へぇ~!と感心したのは、長男がレゴランドのお土産店で「弟へのお土産買ってあげる」と言い、自分から選んでくれたんです。親としては、うれしいことしてくれるじゃないか!と。私自身が長男の優しい気持ちに触れることができ、5歳差兄弟とこれからもしっかり向き合おう、と改めて思えた1日でした。
2023年10月30日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。大量の宿題を前にやる気をなくすイチくんに、オニハハ。さんは宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、宿題を終えられないイチくんは「俺、ダメな大人になるよね……」と今にも泣き出しそう。それが「イチが好きなことは?」と聞くとパッと表情が明るくなり、率先して宿題を再開します。そんなイチくんを見たオニハハ。さんは「頑張っているのに私から注意され、自信をなくしている感じがする」と自分を責めてしまいます。そのことを夫に話すと「宿題に必死なお前のことも心配だ。先生に相談してみたら?」と提案され……。オニハハ。さんは先生にすがるような気持ちで、連絡帳に「宿題、終わりませんでした」と書き込んだのです。オニハハ。さんはいつもは何も書かずに提出している連絡帳のメッセージ覧に「宿題、終わりませんでした」と書き込みます。 そして、イチくんが学校から帰宅すると……。 突然、担任の先生がやって来て… ピンポーン 「お世話になっております。イチくんの担任の佐藤です」 「!?」 先生が突然の来訪、イチくんが忘れた宿題のノートを持ってきてくれたのです。 「せんせー、どしたのー?」 イチくんはうれしそうに顔を出しますが、宿題について聞かれると…… 「い……今、やってるぅ〜」 ばつが悪そうに、奥の部屋に逃げてしまいます。 「すみません。最近、全部できてなくて。あの……」 「連絡帳に書いてくれましたよね。そのことで少しお話もしたくて」 先生がわざわざ忘れ物を届けに来てくれたのは、オニハハ。さんが連絡帳に書いた「宿題、終わりませんでした」という一言を気にしてのことだったのです。 「最近も、イチくんはやりたがりませんか……?」 先生はイチくんのことを責めることなく、穏やかな表情で尋ねます。 「イヤイヤですが……でも、毎日頑張ってやっているんです。けど……」 オニハハ。さんはイチくんが頑張っていることも、母親である自分が必死に試行錯誤していることも伝えます。 「もうイチに任せて、ムリにやらせなくてもいいかなって……。毎日頑張って楽しく学校に行ってくれている。私はそれだけで、イチはすごいなと思うんです……」 静かに耳を傾ける先生に、オニハハ。さんは自分の気持ちを一気に伝えたのでした。 急な訪問には驚きますが、オニハハ。さんが自分の気持ちを伝えられたのも、先生が自宅に来てくれたからですよね。 最近は“先生の忙しさ”が話題になることも多く、相談しづらさを感じている人もいるかもしれません。そんなときはオニハハ。さんのように、連絡帳を活用するのも一つの方法。 ちなみに最近は、連絡帳をデジタル化する動きも進んでいるようです。手書きはどうしても時間がかかるため、連絡帳のデジタル化は保護者の負担軽減にもなりますよね。 その一方、デジタルでは「お互いのやり取りが機械的になり、伝えたいことが伝わらないのでは?」という懸念もあるとか。皆さんは連絡帳のデジタル化、どのように受け止めますか?著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月28日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。大量の宿題を前にやる気をなくすイチくんに、オニハハ。さんは宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、宿題を終えられないイチくんは「俺、ダメな大人になるよね……」と今にも泣き出しそう。それが「イチが好きなことは?」と聞くとパッと表情が明るくなり、率先して宿題を再開します。そんなイチくんを見たオニハハ。さんは「自分なりに頑張っているのに注意され、そのたびに萎縮しては自信をなくしている感じがする」と気づきます。そして、イチくんが自信を失ってしまうのは「私のせいなのかも……」と自分を責めてしまうのです。「一生懸命な息子の自信を失わせていたのは、自分なのかもしれない……」 オニハハ。さんは自分のことを責めてしまいます。 私が追い詰めていたとしたら… イチくんのためにも、宿題を終わらせることが親の役目だと信じていたオニハハ。さんですが……。 「イチのためになってた?」 「ただ追い詰めていただけだったら……?」 オニハハ。さんは自分を責める気持ちを止められず、涙ながらに夫に訴えます。 「本人が頑張っているなら、私はもう、終わらなくても何も言いたくないよ……」 「そうだな……。俺もお前のメンタルのほうが心配だよ……」 夫は顔を覆いながら話すオニハハ。さんを気遣います。 「イチだけ宿題を少なくするのはムリだろうから、先生に相談してみたら?」 オニハハ。さんと夫が話している間も、イチくんは宿題と格闘中です。 「終わらない……絶対ムリ……眠い……」 「……今日はもう寝よう」 「イチは十分、頑張った」と自分に言い聞かせるオニハハ。さんの頭に、夫が口にした“先生に相談”というフレーズがよぎります。 「忙しい中、時間を取ってもらうのは難しいよね……」 先生に相談したい気持ちを抑えながら、オニハハ。さんは連絡帳に向かいます。 そして、いつもは何も書かずに提出しているメッセージ覧に「宿題、終わりませんでした」とだけ記入……。 無意識ではあったものの、オニハハ。さんはその一言に、先生へのSOSを託したのでした。 夫にメンタルを心配されるほど、自分を責めてしまったオニハハ。さん。先生にすがるような気持ちで連絡帳に向かったのでしょうね。 「宿題はするべきものだから」「これは家庭の問題だから」と抱え込み続けてしまっては、本当に心の調子を崩してしまいかねません。 とはいえ、なかなか相談しづらい場合もありますよね。そんなときのため、厚生労働省では子育て相談の窓口となるLINEアカウント「親子のための相談LINE」を開設しています。すぐに利用するわけではなくても、何か困ったときのお守りとして覚えておくと安心です。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月27日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。学年が上がるにつれ、宿題は増える一方。3年生になったイチくんは、宿題を終わらせないまま登校します。それでも先生には叱られず、味を占めていたイチくんでしたが、ついに学校から電話が……。オニハハ。さんはイチくんを奮起させるべく、宿題をすることが大学進学の後押しになると力説しますが、当のオニハハ。さん夫婦は高卒。説得もむなしく、イチくんは「お父さんもお母さんも幸せそうだもん!」と笑顔を見せるのです。「お父さんお母さん、勉強しなくても、結婚して子どもがいて仕事もして、今幸せそうだもん!」「俺もそんな家族になりたいから同じが良い」——。 その言葉はうれしいものの、宿題への意欲にはつながらない。どうしたらイチくんをやる気にさせられるのか、オニハハ。さんは頭を抱えてしまいます。 やらなきゃって、わかっているのに… 「俺……ちゃんと宿題もできないで、ダメな大人になるよね……ごめんなさい……」 頭を抱えるオニハハ。さんを見て、イチくんは今にも泣き出しそうな顔で謝ります。 「ダメな大人になるワケないでしょ。イチがすごくやさしいの、お母さん、知ってるよ」 「イチは毎日頑張ってる。すごいんだよ。それにほら!! 宿題も半分は終わってる」 「でも俺、得意なこと何もないし、仕事もできないかも……」 「イチの好きなことは?」 「ゲーム。工作も好き」 「じゃあ、何か作ったりする仕事をすればいいんだよ〜」 すると、泣きそうなほどに曇っていたイチくんの表情がパッと明るくなり、さらには率先して宿題を再開したのです。 「イチは宿題をやらないんじゃなくて、できないのかもしれない」 「は?」 自分の好きなことの話になった途端、表情が明るくなったイチくん。オニハハ。さんは、宿題に必死に向き合ってきた息子の姿を思い返しながら、夫に語りかけます。 「宿題が進まない自分を責めている感じ……。やる気の問題だと思っていたけど、違うのかも」 「本人は一生懸命なんだけど、うまく進めない……みたいな……」 「じゃあ結局、終わらないのも仕方ないってことじゃん」 「ん〜……ただ……」 自分なりに頑張っているのに注意され、そのたびに萎縮しては自信もやる気も失ってしまう。そのことに気づいたオニハハ。さんは…… 「私のせいなのかも……」 イチくんの懸命さを改めて感じ、自分を責めてしまうのでした。 つらそうな子どもの姿を見て、自分のことを責めてしまう……。お子さんの年齢にかかわらず、そうした経験のあるママやパパは少なくないのでないでしょうか?子どもへの愛情があるからこそ、自分を責めてしまうのかもしれません。しかし、自己否定を繰り返すと苦しくなるばかり。心の健康を保つためにも、自分自身へのやさしさや思いやりを忘れずにいてくださいね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月26日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。学年が上がるにつれ、宿題は増える一方。3年生になったイチくんは、宿題を終わらせないまま登校します。それでも先生に叱れることはなく、味を占めたイチくんは無敵状態に。しかし、ついに先生から自宅へ電話がかかってきてしまいます。無理にでも宿題をやらせるべきか否か、オニハハ。さんは悩みますが、夫は「宿題やった覚えねぇし」と言うのです。「でも俺、子どものころに宿題やった覚えねぇし」——。 夫の意外な一言に目からウロコのオニハハさん。は、「宿題をやる意味」について考え始めます。 必死に説明してみたけれど… 「ちゃんと説明できる自信ないな……」 オニハハ。さんは「宿題をする理由」について検索。大量の宿題を前にやる気をなくしそうなイチくん本人にも、同じ質問をします。 「勉強しないとバカになるからでしょ。俺、バカだもん」 「イチはバカじゃないよー!! テストだって、いい点取れてるし!」 オニハハ。さんは沈んだ表情を浮かべるイチくんを目いっぱい励ましながら、宿題をする理由を伝えます。 しかし、イチくんの表情は曇ったまま……。 「わかった、頑張る!!」 オニハハ。さんの必死さに根負けしたのか、一度は机に向かったイチくん。しかし、やる気も長くは続かず、数分後には力尽きてしまいます。 イチくんを奮起させるべく、宿題をする理由について、オニハハ。さんは自身の後悔やイチくんの未来も交えながら説明しますが…… 「お母さんは大学行ったの? じゃあ、俺も行かない」 大学に進学していないオニハハ。さんは、完全なる図星。 それでも宿題をすることの先にあるメリットを語り続けますが…… 「勉強していなくても、お父さんもお母さんも、今、幸せそうだもん!」 オニハハ。さんの頑張りもむなしく、イチくんは満面の笑み。説得するどころか、むしろ複雑な気持ちになってしまうのでした。 宿題をする理由、大人でも戸惑ってしまう質問ですよね。 子どもに宿題をさせることは、大人にとっても大きな苦労。すると、ついつい隣の芝が青く見えそうなものですが、宿題があるのは他国も同様の様子。国際的な学力調査団体によれば、調査に参加した60以上の国と地域のすべてに宿題が課されていたとか。 宿題に取り組ませることへの親の悩みは、もしかすると万国共通なのかもしれません。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月25日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。イチくんの宿題を見るため、オニハハ。さんはフルタイムの会社勤務から在宅仕事へシフト。それでも宿題との格闘に終わりは見えず、イチくんはついに宿題を終わらせられないまま登校します。不安を抱えながらイチくんの帰宅を持つオニハハ。さんでしたが、イチくんは「怒られなかった」と笑顔。それに味を占め、無敵状態になってしまったのです。宿題を終わらせずに登校しても、怒られなかったことに味を占めたイチくん。 以来、宿題を隠したり、終わったとウソをついたり、無敵の状態です。 ついに担任の先生から電話が… 「先週のイチくん、宿題忘れが多かったのですが……」 イチくんの無敵状態が長く続くはずもなく、担任の先生から電話がかかってきてしまいます。 しかし、必死に弁解するオニハハ。さんに、先生はむしろ感謝を伝え、「お母さんが寄り添ってくれるなら安心です」と言うのです。 「もし終わらなくても、学校で先生と一緒にやりますから」 「えっ……いえ、お忙しい中、そんな……。家でやります」 忙しい先生には頼れない。でも、3年生の今つまずいたら、4年生になってから困る——。 先生がくれた言葉に一瞬、安堵するオニハハ。さんでしたが、それ以上に焦燥感が募ります。 「ただ、出された宿題をやる。これがこんなに難しいことだなんて……」 オニハハ。さんは試行錯誤の毎日を振り返ると同時に、イチくんにきつい言葉をかけたことを悔やみます。 「でも、宿題はやらないと……イチが困らないように、イチのために……」 イチくんに無理をさせたくない気持ちと、イチくんが困らないために宿題をさせたい気持ち。悶々と考えていると、そこに仕事を終えた夫が帰宅します。 「励ましても褒めてもダメで、結局は怒っちゃって、泣きながら終えました……」 今日の宿題について聞く夫に対し、オニハハ。さんはヘトヘトの表情で答えます。夫は「お疲れ」と労いますが、オニハハ。さんは言葉が止まりません。 「毎日学校に行って、授業も頑張って、それだけで本当にすごいことなのに。笑顔で帰ってきてくれるだけで十分なのに。なんで毎日、宿題で怒って……」 「俺が言えば泣く泣くやるけど、帰りが遅いから寝るまでに終わらないしな」 悩みに悩むオニハハ。さんとは裏腹に、夫は至って冷静です。そして…… 「でも俺、子どものころに宿題やった覚えねぇし」 「え……」 宿題をするのは当たり前だと思っていたオニハハ。さん。夫の思いもよらぬ一言を聞き、「宿題をする理由」について考えるのでした。 夫の意外な一言から、考える機会を得たオニハハ。さん。宿題をするのが当然だった人も、そうでなかった人も、確かに十人十色なのかもしれません。 ワンオペの育児をしていると、育児に関する考え方も一方向になりがちですよね。悩んだときこそ、まずは誰かに相談! 夫はもちろん、自分ではない誰かの一言が、何かのヒントになるのかもしれません。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月24日中学生の息子さんと暮らす、母親のKOU.(kou.yukino)さん。息子さんが小学5年生だった頃に書いた、漢字ドリルの解答をInstagramに投稿しました。問題の内容は「『余』という漢字を使って、自由に例文を作る」というものです。『余る』『余分』といった、さまざまなパターンの例文が思い付きそうですが、息子さんが選んだワードは『余命』。一体どんな例文が完成したのでしょうか…。医者「余命、あと300年です」家族「いや、どんだけ長く生きられるの~」『余命宣告』と聞くと、残りわずかな余命に悲しむ家族を思い浮かべる人も多いでしょう。息子さんが書いたのは、300年という長すぎる余命を宣告する医者と、思わずノリツッコミを入れてしまう家族のコミカルなやりとりでした!思わずクスッとしてしまう会話劇を繰り広げた、息子さんの解答には、お笑いのセンスすら感じますね。『300年の余命宣告』に、丸付けをした先生も思わず「うらやましい…」とノリノリのコメントを残したのでした。【ネットの声】・医者と家族の会話!?面白すぎです!・爆笑しました~!先生もうらやましいのか。・先生のコメントも最高です。解答を見た母親のKOU.さんも、「長生きすぎる」とツッコミを入れてしまった息子さんの解答。しっかりと指定された漢字を使いながら、大人を笑わせる例文を作り出せるのは、息子さんの才能なのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年10月23日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。フルタイムの会社勤めをしながら家事に育児、さらには宿題も見ていたオニハハ。さんですが、イチくんが小学2年生になると、宿題の量がドンと増加。ついには退職を決意し、イチくんの宿題を見ることに決めたのです。これで宿題を見てあげられる——。 会社勤めをやめたオニハハ。さんは、在宅仕事をしながら家事と育児に専念。イチくんの宿題も、その日のうちに終わらせられる日々が続いていました。それなのに……。 ひとりで頑張ることを提案したけど… 「お母さん、今日の宿題なに? ねぇ、お母さん、お母さん」 小学3年生になったイチくんは、何でもかんでもお母さんを頼るようになっていたのです。 「そろそろイチひとりでも、宿題やってみようよ」 見かねたオニハハ。さんは、イチくんに提案します。 それでもお母さんを呼ぶ声はやまず、下の子たちが保育園から帰宅すると、さらに注意散漫に。一緒に遊んでしまい、宿題どころではありません。 「イチッ!!」 2時間、3時間経っても宿題は終わらず、オニハハ。さんは頭を抱えます。 「僕も宿題やりたいんだよ。でも、楽しいものがあると気になっちゃうの」 「じゃぁ、布団しかない寝室でやりなよ」 最初は抵抗するも、イチくんはしぶしぶと寝室に向かいます。 オニハハ。さんが寝室を覗くと、イチくんはすやすやと居眠り。 しかし、仕方なく宿題に付き添うと、ゆっくり時間はかかるものの、イチくんはきちんと集中できるのです。 しかし、宿題は大量です。1つ終わっても先は長く、オニハハ。さんは自身の子ども時代を振り返ります。 「私が自主的に宿題をやっていたのは、こんなに量がなかったからかも……」 困り顔のイチくんを見ていると胸が痛み、「宿題、やらなくていいよ」の一言がこみ上げます。 「イチ、もう寝よう。仕方ないよ」 翌日、宿題を終わらせられないまま、登校したイチくん。オニハハ。さんは学校から帰宅したイチくんを不安の表情で迎えますが……。 「ぜんぜん怒られなかった。宿題やらなくても大丈夫じゃーん」 これに味を占めたのか、その後のイチくんは宿題を隠したり、終わったとウソをついたり。無敵状態になってしまったのでした。 なかなか宿題が終わらない。子どもはもちろん、親もぐったりしますよね。 宿題量の多さも一因なのか、昨今、長期休みのたびに話題になるのが「宿題代行サービス」。賛否のある宿題代行ですが、気になる文科省の見解はNG。インターネット上でやり取りされる宿題代行の売買に対し、禁止を要請しています。 最近ではIT技術の進歩により、AIを活用した宿題の進め方もあるとか……。しかし、そこにはコピペの問題も関わるため、教育機関も頭を悩ませているようです。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月23日子供が時折書く『珍解答』。大人が予想だにしなかった斬新すぎる答えに、ついクスッときてしまうことがありますよね。ただ、中には事情により珍解答になってしまった場合もあるようです。yumedecoyamaさんはある日、娘さんが持ち帰ってきた宿題の答え合わせをしました。出題されたのは算数の問題で、はかりに表示された重さを当てるというもの。目盛りを読んで、きちんと理解できるかを問う問題だったのですが、娘さんは『できない』と解答しました。実は、それもそのはずで…。なんと、問題の肝心な部分に穴が空いていたのです!紙のプリントを管理しやすくするため、バインダーなどに通す穴を空けるのはよくあること。ですが、その穴がちょうど、問題の大事な部分に重なってしまったのでした。これでは、確かに目盛りを読むことはできませんね。残念ながら問題に答えられない実状をとらえた、娘さんの解答には「懸命さが伝わった」「これ、ある意味正解でしょ!」といったコメントが寄せられました。ちなみに投稿者さんは、娘さんに「空欄は埋めようね」と常々伝えてきたそう。母親の教えに従う、娘さんの素直さが伝わりますね…![文・構成/grape編集部]
2023年10月22日3児のママとして奮闘するオニハハ。さんの長男・イチくんは小学生。親として何よりも驚いたのが、自分が子どものころより圧倒的に多い宿題量。親がつきっきりでないとイチくんの集中力は続かず、かといって、下の子2人の世話も、夕食の準備も放棄できない……。しかも、夫は帰宅が遅く、頼ることもできません。オニハハ。さんの長男・イチくんは、晴れて小学校に入学。 喜びもつかの間、オニハハ。さんは、自分が子どものころよりも何倍も多い宿題量に驚きます。 大人の私が宿題嫌いに…!? フルタイムの会社勤めをしていたオニハハ。さん。 保育園に通っていたころは何とかなっていたものの、小学1年生のイチくんは気が散りやすく、ママがつきっきりでないと宿題が進みません。 けれど、下の子2人はかまってほしがるし、夕食の準備だってあります。 「一緒じゃなきゃわからないよ〜。ここは!? どうやるの!?」 「ちょっと待って……」 少しでも目を離すと、居眠りを始めてしまうイチくん。どうにか付き添っても、宿題はまだまだ終わりが見えません。 オニハハ。さんは、ついに心の中でつぶやきます。 「ああ……宿題、嫌だなぁ……」 下校から帰宅までの時間を過ごす学童にも宿題の時間はあるものの、あくまでも自由。それでも、どうにかこうにか、宿題を終えることができていました。 しかし、イチくんが小学2年生になると、宿題の量がまたドンと増加——。 下の子の相手をしながら家事をして、さらに宿題を教えるのは明らかに困難。ついつい、イライラが募ります。 「お母さん、忙しいんだから! ちょっとは自分で考えてよっ」 「わあああああ! お母さんが怒った〜」 怒鳴るオニハハ。さんに驚いたイチくんは、泣き出してしまいます。 「怒ったって余計にできなくなるだけなのに、宿題もまともに教えてあげられない……」 そのころ、ちょうどマンガ制作の収入が増えていたオニハハ。さんは勤務先の退職を決意。会社勤めをやめ、「これで宿題を見てあげられる」と安堵したのでした。 オニハハ。さんが驚いたように、近年、子どもの宿題量は増加傾向にあるようです。 その一方、子どもや親御さんだけでなく、先生の負担も考慮し、「宿題廃止」に動き出す学校もあるとか。宿題の有無や量は国ではなく、各学校の判断に委ねられているのです。 もしかすると、昔から大量の宿題を出していた学校もあったのかもしれませんね。皆さんの小学生時代の宿題量はどのくらいでしたか? 日々の宿題が多く、負担に感じた記憶はありますか?著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2023年10月22日小2まで何も指摘されなかったけれど、9歳で分かった発達障害現在12歳の息子は9歳で自閉スペクトラム症(ASD)、反抗挑戦性障害(反抗挑発症)、LDの診断を受けました。息子は、イヤイヤ期の時はそれなりに大変ではありましたが、産まれてから小2の秋頃までは発達に遅れや気になる部分はありませんでした。定期健診でも何も指摘されず、園や学校の担任からも問題なしと言われ続けてきました。そんな息子に変化があったのは、小学校2年生の2学期頃でした。登校渋りが始まり、家で癇癪·暴言が……この頃から息子は宿題を極度に嫌がるようになりました。それまでは、学校のテストではそれなりの点数がとれていたのですが、かけ算につまづいた頃から、10点や20点といったテストを持ち帰るようになったのです。当然宿題も難しかったのでしょう。泣きながら夜遅くまでかかることもありました……。Upload By ユーザー体験談自力では授業に追いつけなくなったことで、周りのみんなから取り残される不安、劣等感から、ちょっとしたことで癇癪や暴言がでるようになりました。これはのちに、反抗挑戦性障害と診断されることになります。そして登校渋りも始まりました。完璧主義の息子は「学校へ行くのはつらい」けれど「休んでしまう自分を許せない」という気持ちの間で毎日激しく揺れていました。どっちにも進めず、登校前には玄関で泣きわめく日々……。私もどうしたらいいか迷う毎日でしたが、担任の先生には登校を促してほしいと言われたため、ただただ息子に登校するよう促す毎日でした。そんな中、学年の年度末からコロナ禍による休校に突入。ここから息子はもっと荒れていきました。Upload By ユーザー体験談「お母さんが僕をこんな風にしたんだ!」暴言・暴力がエスカレートし、児童精神科を受診3年生に進級後も休校は続いたため、学校からはたくさんの自宅学習用の課題(宿題)が出されました。息子はこれをこなすことができず、癇癪を起こしました。結局休校明けは初めて課題を終えることなく登校していきました。完璧主義の息子にとって、とてもつらいことだったと思います。そして現実逃避からか、ゲームにのめりこむようになりました。上手くいかないと暴言・暴力です。「なんでこんなゲーム作りやがったんだ!」「お母さん!ゲーム会社に文句言ってよ!」(コントローラーを投げつける)止めたり諭すと今度は矛先がこちらに向きます。「お前が僕をこんな風にさせたんだろ!」と殴りかかってきたり、壁を殴り蹴り穴を開け……。きょうだいにも八つ当たりすることもあり、私はそれを必死で止めました。Upload By ユーザー体験談ゲーム以外でも、例えば髪が伸びる、爪が伸びるといったことでさえ「伸びるな!」とキレてしまいます。切ってもらうのが面倒臭いからのようです。また、食べこぼしをすると「なんだ!この皿は!」と。全てに対して他責的です。何を言っても否定·反発しかされないので、何も言わずに様子を見ていると「聞いてんのか⁉」「返事しろ!」と壁や床を叩き気を引いてきます。外では完璧主義からかいい子にしている息子は、その反動で家では「かまってちゃん」。こちらが反応するまで続くので、無視もできない状態です。そしてついにポツリポツリと学校を休むことが増えてきました。児童精神科で検査をしたところ、自閉スペクトラム症(ASD)、反抗挑戦性障害、LDの診断で、学力は「実年齢より2学年下」という結果をいただきました。私は「やっぱりな……」と思いました。完全不登校、学力は小2~小3の息子の進学先は……それから現在に至るまで、息子は完全に不登校です。支援センターや児童精神科など各所相談しましたが、本人は嫌がるので親だけが通う日々です。ただ、幸いにも学校が非常に協力的で、通常学級に在籍しながら特別支援学級を自由に受けられるようにしてくださり、本人が行けそうな授業だけ単発で飛び入り参加することが時々あります。少しずつ増やしていこうと話しています。そんな息子についての現在の悩みは、中学への進学です。息子自身は自分の将来については、あまり考えていないように親からは見えます。「学校へは行けるようになりたいけれど、頑張るのはつらいし面倒臭い」というのが本人の弁です。現在の適応は情緒クラスなのですが、学校へは特に以下のポイントに絞って相談しました。・もし登校した場合、現在の学力は小2~小3くらいなので中1の勉強は理解できない可能性が高い。勉強が分からず不登校に逆戻りでは元も子もない。とにかく勉学がどうとかよりも「登校できる」を最優先に考えたい。・中学も不登校かもしれないが、いつ「行く」と言うか分からないので、少しでも登校できる可能性の高いところを希望したい。相談の結果、一番登校できる可能性の高そうな学校・学級を選択し、申し込みました。本人には就学の面接だけを嫌々ながらも受けてもらいました。Upload By ユーザー体験談暴力は減りました。母の願いは「失敗を恐れず成功への糧にできる人になってほしい」幸いにも今は激しい暴力はなくなりましたが、心がキャパオーバーになると暴言は出てしまいます。息子には自分で考えて行動できる人になって欲しいと思っています。ですので、学校へ行くも行かないも、勉強するもしないも、何をして楽しむかも自分で決めること。自らの力で選んでほしいです。ただ、家族やほかの人と過ごすためには、最低限のルールを守ることが必要です。相手が困ることはしない、暴言暴力はしない……これだけできれば、人との関係も築いていけるのではないかと思います。また、世の中には誰にもどうにもできないことがあり、それは泣いても叫んでも怒っても暴れても叶うことはないので、折り合いをつける能力を身につけられたら……。完璧主義が故に失敗を恐れすぎている息子なので、失敗は悪い事でも時間の無駄でもなく、今後の成功への糧にできるものなんだと、前向きにとらえて行ってほしいです。これから息子がどのように成長していくのか、親として寄り添っていきたいと思います。イラスト/星河ばよ※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。(監修:新美先生)学校は、全員が同じ場所で同じやり方で学習・活動を一律に行うのが当たり前とされているので、たまたまそのやり方、進み方に合わないお子さんにとっては、「みんながやれていることをやれない自分」に直面させられて追い詰められてしまうということが簡単に起きてしまいます。息子さん、たった2年生という幼い時期に本当につらい思いをされたのだと思います。追い詰められてどうにもならないストレスが、癇癪、暴言・暴力という形で噴出したのでしょう。「お母さんが僕をこんな風にしたんだろ!」という言葉は、本人のどうにもならない行き場のない苦しさの表れで、決してお母さんが悪いわけじゃないと理解しても、それをわが子から言われたらどれほどつらかったことかと思います。息子さんもお母さんも本当にお疲れ様です。そんな、経緯をくぐりぬけ、学校に行かないまま中学進学をむかえるというのは、親子ともに複雑な心境を抱かれているかと思います。中学は行くか行かないか分からなくても、もし行く気になった時のために、在籍級を進学前から決めておかなきゃいけないという学校の融通のなさにいら立ちつつ(注:いら立っているのはコメントしている私で、記事内容では全くそんなことは書かれていません)、もし登校できた場合に一番行きやすそうな場所を選んだ、その保護者としての思いを聞かせてくださり、記事を読んでとても共感しました。記事には息子さんの「学校へは行けるようになりたいけれど、頑張るのはつらいし面倒臭い」という発言が書かれていました。「面倒臭い」ということばの裏には、小2の時期に極限まで頑張って燃え尽きてしまった苦しい記憶が反映されているのかもしれません。この先の人生の中で、息子さんにとって適した環境、頑張ることで報われる機会をスモールステップで経験することで、頑張っても頑張ってもつらすぎた記憶が上書きされていくことを願うばかりです。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年10月20日息子が小学校に入学。本人は緊張しつつも毎日楽しそうです。わが子の成長がうれしい一方で、学校へ提出するために必要な書類作成や宿題チェックに、毎日てんてこまい。夫は「そんな簡単なことすぐ終わるでしょ」と手伝ってくれません。そんなある日、私は思いがけず入院することになり……? 小学1年生の保護者は大忙し! 息子が小学校に入学したときの話です。小学校に提出する書類や教科書などには、名前や必要事項の記入がたくさん必要で私はぐったり。夫は見ているだけで、書類作成はもちろん宿題が出されても一向に手伝ってくれません。夫に「手伝って」と言うと、「なんでそんなに時間がかかるの?」と不満そうな態度。 ある日、体調不良が続いていた私は、2~3日入院することになります。夫は料理や洗濯には自信があるタイプなので、私が家にいなくても「問題ない」と余裕の様子。入院に備えて、私が普段おこなっていることをリストにして渡しても、夫は「これくらいサッと終わるでしょ」と言います。私は「あーそうですか、じゃあやってみてよ」と少しイラッとしながら答えました。 そして、私の入院生活が始まります。入院2日目、お見舞いに来た夫は「こんなに大変だとは思っていなかった……」とげっそり。「いつもママが何かしら作業している意味がわかった」と私の大変さをやっと理解してくれたのです。私が退院してからは、夫が率先して行動してくれるように。息子も少しずつ自分のことは自分でできるようになりました。私の入院をきっかけに育児の大変さ担に気づいてくれてよかったと思います。 作画/mosu著者:さとうきみ
2023年10月18日みなさんは、仕事などで集中してタスクをこなす時に、どのようなことをしていますか。大切なのは、その人自身が「自分に合っている」と感じるかどうか。何が合っているかは人それぞれなので、傍目には「おや?」と思われるような場合も、時々あるようです。なみそ(@omochi_nam01)さんが、息子さんの『集中する方法』を、X(Twitter)で公開しました。食事の後片付け中、息子が『集中』していて…ある日、食事を終えた、なみそさん一家。息子さんが宿題に取り組む間、なみそさんは食器洗いなどの後片付けをしていました。物音がしなかったので「宿題に集中していてえらい!」と、なみそさんは息子さんに感心していましたが、実はそういうことではなく…。なみそさんが目撃したのは、猫の体に顔をうずめる、息子さんの姿。そう、宿題ではなく『猫吸い』に集中していたのです。『吸われる側』の猫は、「何か間違ってますか?」といわんばかりの表情。どうやら猫と息子さんの間で、需要と供給が成り立っているようですね…!一心不乱に『猫吸い』をする息子さんの姿に、なみそさんは「宿題は後回しでいいから、今はその時間を楽しんで…」と、むしろ応援してしまうほどでした。ネット上では、「こうして『猫吸い』常習者が生まれるんだ…」など、さまざまなコメントが寄せられています。・息子さん、この歳にしてすでに猫吸いを心得ているとは、将来有望ですね…。・これは仕方ない。むしろ、これを振り切って宿題に集中できるはずもない。・猫が「フッフッフ、だまされたようだな、ニンゲンよ!」というようなドヤ顔をしていて、強い。・猫吸いへの集中力…!されるがままのネコさんも、かわいいです!宿題だけでなく、何かに集中して取り組む時は、リフレッシュする時間も同じように大切です。きっと息子さんにとっては、『猫吸い』が気分転換にピッタリだったということなのでしょうね…![文・構成/grape編集部]
2023年10月16日子供の宿題や学校のプリントを見て、シュールな間違いや、自由すぎる発想に、ツッコミを入れたくなってしまう親は少なくありません。筆者の小学1年生になる息子は、9月に入ってから、学校で漢字を習い始めました。最初は『一』『二』など、簡単な数の漢字から教えるようです。息子も学校でこんなかわいらしい『かぞえうた』を覚えて帰ってきました。一つたたくと、こぶたが一ぴき。二つたたくと、こぶたが二ひき。三つたたくと、こぶたが三びき。四つたたくと、こぶたが四ひき。五つたたくと、こぶたが五ひき。どんどんどんどん、ふえてくる。六つたたくと、こぶたが六ぴき。七つたたくと、こぶたが七ひき。八つたたくと、こぶたが八ぴき。九つたたくと、こぶたが九ひき。十たたくと、こぶたが十ぴき。のはらは、こぶたでいっぱいだ。ある日の国語の授業で、教科書のかぞえうたを参考に自分の好きな言葉を入れて、自作のかぞえうたを作ったそうです。帰宅した息子が授業のプリントを見せてくれたのですが…その内容に思わずゾクッとしてしまいました。そのプリントが、こちら。一つたたくと、あおだいしょうが一とう。二つたたくと、あおだいしょうが二とう。…のはらは、あいだいしょうでいっぱいだ。想像したくない光景…!先生に好きな言葉を入れていいといわれ、ヘビの一種である『アオダイショウ』を選んだ、爬虫類好きの息子。数え方を間違えていますが、それ以前に選んだ言葉が気になってしまいます…。この後、息子に「アオダイショウ以外でなかったの?」と聞いてみたところ、しばらく考えて「あ、キングコブラとか?」と答えていました。頭の中がヘビでいっぱいの息子に、なんともいえない気持ちになった、母なのでした。[文・構成/grape編集部]
2023年10月12日授業時間外に済ませてくるよう、児童や生徒、学生が、学校から課される宿題。ドリルや教科書などの規定範囲や、プリントなどを期間内に終わらせる必要があるため、多くの場合、自宅で済ませるものでしょう。小学生が宿題を忘れたワケなみそ(@omochi_nam01)さんの小学生の娘さんも、自宅で宿題を広げていた1人。しかし、目の前に広がる光景に釘付けになり、宿題のことを忘れてしまったようです。娘さんが何に釘付けになったのか…写真で一目瞭然でした。娘さんが見つめるのは、なみそさん一家の愛猫である、おにぎりくんの『おにぎり模様』!おにぎりくんは、この体勢で寝そべると、後ろ脚におにぎりのような模様が出現する猫なのです。宿題の上に乗ったおにぎりくんが、自分の模様をアピールしているようにも見えます。こんなにもくっきりとおにぎりの模様が出現したら、娘さんが見惚れるのも納得でしょう!なみそさんは、娘さんとおにぎりくんの姿をX(Twitter)に投稿。「頬張りたくなるおにぎり!」「眺めていると、1日がすぐに終わりそう」「宿題の上にいるからできないのかも」などのコメントが集まりました。宿題など、やらなければならないことはいったん忘れて、フワフワのおにぎり模様に、顔を埋めたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2023年10月12日幼いころに癇癪を頻発し、自分として生きる大変さや自分の内面に悩み続けたすみかさんが、幼少期の記憶をたどります。友だちがかわいい靴を履いているのを見て、お母さんに買ってもらおうと思ったすみかさん。ですが、靴はデザインより機能性ということで買ってもらえませんでした。洋服もすみかさんの意見を聞くことなく選ぶため、言っても分かってくれないと諦めます。そして、前の学校で親友だったモモちゃんとの文通にもお母さんが口出ししてきました。手紙には「彼氏ができた」と書かれており、すみかさんのテンションは上がります。しかし、それを聞いたお母さんは、すみかさんとモモちゃんのタイプが違うと判断。「友達やめたら?」と助言します。なんて事を言い出すんだと思ったすみかさん。お母さんに対していろいろ思うことがあり……。子どもを心配する気持ちからですが、遊びに行くときに誰と?どこに?と口うるさく言ってくるお母さんを、すみかさんは疎ましく思っていました。洋服や流行のモノにも興味がないので、一緒に話せるお母さんが良かったなと考えることもーー。あるとき、お母さんの友だちとの食事会にすみかさんも参加。そこで、お母さんがあまり輪に入れていないことに気づきました。家にいるときはおしゃべりで怒りん坊、外では大人しい、自分と同じじゃん!と思ったすみかさん。ほかの子のお母さんが気になり……。 友だちのお母さんと比べたところ… ある日、すみかさんは親友のノナちゃんと話し、ノナちゃんのお母さんが宿題を見ることに驚きました。すみかさんはお母さんから宿題について聞かれたことがなく、通知表を渡しても見ている様子はありません。そこで、お母さんは私に興味がないのかなと感じます。ですが、お母さんは家でも持ち帰ってきた仕事をしており、夜はお酒を飲んで寝落ち……。疲れているから仕方ないとも思いました。 またあるとき、同じ水泳部の夏子ちゃんと話していたすみかさん。「スイミングスクールには通わないの?」と聞いたところ、「勉強する時間がなくなるからダメなんだ。成績が下がったら部活も辞めさせるって言われてるし……」という返答が。「勉強しなさい」という親がいることを知り、夏子ちゃんの家は厳しいんだなと思います。すみかさんは母親のことをうるさいと思っていましたが、算数がわからなくても怒られたことはなく、案外何も言わない方なのかな!?と考えるように……。 すみかさんのお姉ちゃんが中学校のテストで学年1位になったときも、すみかさんと比べることはなく、「努力よ、努力」と冷静なお母さん。自分たち3姉妹のことを見た目や成績で比べない、いいお母さんなのかも……と思い始めます。ほかのお母さんも厳しそうだし、よそのお母さんと比べるのはやめようと思ったすみかさんでした。 友だちのお母さんが子どもにどのように接しているかを知ったことで、自分のお母さんの良いところを見つけていったすみかさん。きょうだいがいると勉強や運動面など比べてしまうこともありますが、すみかさんのお母さんは一人ひとりの個性を尊重しているのかもしれません。すみかさんが思っているより、子どものことをよく見ているのかも……。今後の親子関係の変化が気になりますね。 著者:マンガ家・イラストレーター すみか自身の体験をもとにエッセイ漫画を描いている主婦です。
2023年10月10日今回は、夫と息子の行動に呆れた女性のエピソードを紹介します。宿題を早く済ませる習慣がない息子に、手を焼いていた主人公。入浴前に、息子の面倒を見てもらうよう夫にお願いしました。息子に宿題のことを聞くと…宿題をやらない息子…面倒を見るように指示お風呂から上がると…息子のことを褒めると…宿題を終わらせた報告を聞き、息子のことを褒める主人公。しかし、学校から連絡があったようですが…。一体、何があったのでしょうか。作画:ちょもす原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年10月07日自身のInstagramやブログで綴る、育児マンガが大好評のイラストレーター・モチコさん。そんなモチコさんが、9歳のイチコちゃんと6歳の二太郎くん2人のお子さんとの愉快な日常を切り取る大人気4コマ連載。 今回のテーマは「夏休みの宿題&旅行のおはなし」です!ち……近い!!!しかも大阪のおすすめポイント「このごはん屋さんは落ち着いた雰囲気でゆったり過ごせる」って……食べログやないか!イチコもいろいろ塗りたかったやろうけどこれで提出しました。掲示されないことを祈ります……。PROFILEモチコさん娘イチコ(2014.3生)と息子二太郎(2017.2生)に毎日ツッコミながら生きている関西人主婦です。基本親バカ。子育てや家族にまつわる4コマをInstagram(@mochicodiary)とブログ(かぞくばか~子育て4コマ絵日記)で公開しております。書籍に「育児ってこんなに笑えるんや!」(ぴあ株式会社) 、新刊 『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』も好評発売中!
2023年10月04日中学生になった自閉スペクトラム症の太郎自閉スペクトラム症の太郎が通う中学校の特別支援学級では、授業は基本的に交流学級にて行い、小学生の時のような個別の指導がほぼなくなる。Upload By まゆん中学校に進学するにあたって、私はそこに不安を抱いていた。学習面の遅れは元々あり、ギリギリで追いついている感じだった。個別指導だったからこそ追いつけている部分があったと思う。いざ、中学生になり太郎の学習面の遅れは著しかった。テストも個別の部屋ではなく交流学級で受けることになり、ますます点数は下がった。しかし、提出物と宿題だけは放課後等デイサービスや祖母の支えもあり、ほぼクリアできていた。太郎自身は交流学級での生活は楽しんでいる様子であり、特別支援学級での友達関係や担任の先生との関わりも楽しそうだった。しかし、中学校生活が半年も経つ頃には、宿題の多さに不満を漏らすことが増えてきた。ただ、不満を漏らすものの提出期限には間に合わせることができていた。しかし、宿題と提出物でいっぱいいっぱいで、ほかの学習に手をつけることはできなかった。私は、「勉強をするように」というような声かけはしなかった。怠けて勉強をしてないから点数を取れないわけではないと理解していたからだ。太郎は学習したことをすぐに忘れてしまう。指導されたその時は理解したと思っていても時間が経つともう忘れてしまう。そんなところも、今後の生活にどう影響するのかと心配があった。太郎が感情を出せる場所小学生の頃から太郎は、放課後等デイサービスの先生たちに心を開いている。中学校に進学後、太郎は週に4日から5日、放課後等デイサービスへ通っている。私に話さないこと、見せない面を、スタッフの人たちが知っていることもある。特に宿題や学習について不満を漏らすことが多かったようで、「宿題が多すぎる……」とつぶやいていたと先生たちから聞いた。Upload By まゆん太郎は普段1人で行動をすることが少ない。家にいるか、放課後等デイサービスか学校だ。太郎が感情を出せる場所が家庭だけでなくて良かったと思う。放課後等デイサービスという場所があって本当に良かった。Upload By まゆんそう思うと同時に、そろそろ本当に限界なのではないだろうか……そう気づき始めた。私の予感が、その後どうなったかはまた時間を置いてつづりたいと思う。あとがき中学生になり、学習もより複雑になってきました。小学生まではなんとかついていけていましたが、中学生になり周りとの差は明らかなものになっています。お話しがあったのがワーキングメモリー、知的の部分でした。今、かかりつけ医に相談し、より詳しい検査をすすめている段階です。これから高校進学、就労の話も出てくると思うので重要なポイントになると思っています。執筆/まゆん(監修:森先生より)成長するにつれて、保護者の方だけで支えることのできる範囲にも限界が出てきますよね。学校の勉強はどんどん複雑になりますし、提出物や宿題のサポートを受けられると心強いですね。また、思春期に入ったお子さんは保護者の方にはなかなか相談できない部分も出てくるものです。放課後等デイサービスのように、お子さんにとって、学校とも家庭とも違う自分を出せる場所があると、心の平穏につながりますね。保護者には見せられない感情を出してリラックスできる場があると、日常で生じるストレスともうまく付き合えるようになるのではないでしょうか。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年10月03日好きなことには過集中!やるべきことには注意散漫!Upload By 丸山さとこ現在中学生の息子コウには、ASDとADHDがあります。ADHDの特性によるためなのか、意識的に集中力をコントロールして物事に取り組むことが苦手です。趣味に関しては過集中して寝食を忘れて取り組むいっぽうで、宿題など『意識的に集中しなくてはいけない作業』では、雑談を始めたり消しゴムをコロコロ転がしたりして気が散ってしまいがちです。コウは書字が遅く疲れやすいため、小学校の宿題では漢字の書き取りなど『書く量』の多さで苦戦していました。高学年になると書き取りノートのマスの数も増えるため、3~5行書いたところでコウの気持ちが折れてしまうようになりました(日によっては5文字程度で力尽きてしまいます)。そんな様子を見ていた私は「苦手な作業だし、集中しづらいのも無理はないのかな」と思っていました。ところが、中学生になった今、コウは「宿題は嫌じゃない」と言います。なぜなら、中学校の宿題はプリントが主体のため、小学校の宿題に比べて書字の量が少ないからです。実際、コウは宿題を進めながら「興が乗ってきた!」と言うこともよくあります。そんなときは、数分で宿題を終えることも珍しくありません。でも、宿題が進まない日ももちろんあります。進まないなかでも、グニャグニャしながらも頑張って机に向かっているコウを見ていると、「集中できるか否かは、コウ本人にとってコントロールが難しいことなのだろう」と感じています。宿題が、出せないままに、はや中2……(五七五)Upload By 丸山さとこ私は実家が遠方にあるため、夏休みと冬休みはコウをつれて1~3週間と長めの帰省をしています。その間は私の外出中などは、私の母がコウを見ていてくれることがあるのですが、先日帰省した際は「コウ君宿題してるみたいだけど、さっきから伸びたり縮んだりしているだけで全然進んでない」と母から報告の電話を受けて笑ってしまいました。グニャグニャしながら机に向かい、伸びたり突っ伏したりを繰り返しているコウの姿が目に浮かぶようでした。Upload By 丸山さとこそんなコウの宿題風景を前にしても、最初私の祖母だけは「こっちに来たときくらいノンビリしたらいいよ」と言っていました。ですが、滞在して数日たつと、そんな祖母まで「コウ君、宿題しなくて大丈夫かね?」と言うようになりました。コウの周りの大人たちがつぎつぎとしびれを切らしていくのを見ると、「コウの宿題を見ていて焦るのは私だけじゃないんだ!」と、少し面白くなりました。それでも、コウの宿題への取り組み方や集中力のなさを『やる気や真面目さの問題』にはしたくないと私は考えています。というのも、コウは小学校高学年の頃『宿題が進まない』現実と『宿題は絶対やらなければいけない』という考えと、『宿題は苦痛なのでやりたくない』という思いとの板挟みに合い、気持ちが不安定になったことがあったからです。ときには「宿題をできない僕はダメなやつだ」と絶望して泣くこともありました。そんなコウが、中学生の今「宿題は嫌いじゃないよ。やるのも出すのも忘れちゃうけどね!」と笑って言えるようになったのは、長い目で見れば良い変化なのではないかと思います。Upload By 丸山さとこ「集中力の補助線」を利用しながら試行錯誤している毎日です中学生になった現在も相変わらず宿題に集中できないコウですが、私に説明しながら解くことで集中の取っ掛かりをつくったり、雑談をしながら進めることで『気が乗らないことに取り組む苦痛』を和らげたりするなど、コウができる工夫は増えてきました。今はそうして私を集中力の補助線にしているコウですが、だんだんとそれをアイテムや自分自身への声かけで代用するようになっていくのではないかな? と思います。タイマーをかけて「よし、やるぞ!」と気合を入れたり、私に向かって動画配信者風に解説をしたりしながら宿題を進めるコウの姿を見て、頼もしく感じています。Upload By 丸山さとこ執筆/丸山さとこ(監修:藤井先生より)「集中力の補助線」という表現がとても良いですね。コウくんにとって、さとこさんの声かけが、集中力の補助線になっているのですね。自治体、学校によっては宿題がないところも出てきています。自主学習といって、お子さんが興味あることに取り組み、家庭学習を行うことを主体にしているようです。学校からの宿題には取り組めなくても、興味あることの延長線上の学習なら取り組めるお子さんもいます。宿題を極端に嫌がる場合には、宿題の内容の工夫について、学校と相談すると良いと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年10月02日しゅしゅしゅ(@syusyumylove)さんがSNSに投稿した、支援学級に通う息子さんに課せられた宿題をご紹介します。ある日、息子さんは先生からの宿題として、お菓子のパッケージをもらって帰ってきたそうです。パッケージは、上部を切り取られていました。これは一体どんな宿題なのでしょうか。ちなみに、宿題完了後の写真がこちら。実はこれ、『パッケージをうまく開ける練習』なのです。しゅしゅしゅさんが写真とともに投稿した文章を読むと、先生が出した宿題の意図が理解できるはず。まじでこれが今日の息子の宿題。嘘でしょなんやねんコレwってお思いでしょうが、これは給食のストローが1人で開けられない息子の為に、担任の先生がプライベートで各種難易度のギザギザオープンを集めてくれたうちの1つで、これを愛と呼ばずして何を世界の中心で叫ぶというの。息子さんは、給食で飲み物についてくるストローの袋をうまく開けられないのだとか。そんな姿を見て、先生が考え出した宿題がこれ。そして、息子さんは上手に、パッケージを開ける練習ができたようです。この投稿には、「素敵な先生」などの声が寄せられています。・指先のトレーニングは、身近な物で行えば日常にも応用しやすい。たくさん考えてくれたんだろうな。・先生の気持ち、とても嬉しいですね。素敵すぎる。・これはいいアイディアだ!うちでもこの方法を行ってみます。・まぎれもない、生徒を想う愛ですね。涙が出ました。しゅしゅしゅさんによると、切り取られたお菓子のパッケージは写真のほかにも、難易度別にいくつか用意されていたとのこと。生徒の苦手を克服するため、さまざまな工夫を凝らす先生に、拍手を送りたいですね!grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2023年09月28日中学生の息子さんを育てる、KOU.(kou.yukino)さん。息子さんは小学生の頃、漢字の練習問題でユーモアあふれる一文を書き、投稿者さんや周囲をたびたび笑顔にしてきました。中学生になった息子が?まずは、KOU.さんがInstagramに投稿した、息子さんが小学生だった頃に取り組んだ国語の宿題をご覧ください。達筆で自信満々に書かれた、「僕の辞書に誤字という言葉はない」という一文。そんな息子さんが、中学校で行ったテストの答案用紙がこちらです。テスト中は、制限時間が設けられるもの。息子さんは、解答時間が少ないことに焦ってしまったのでしょうか。小学生の頃の自信はどこへやら、先生を『先生生』、訪れるを『訪める』と書いてしまう、凡ミスを連発しています…!これに対し、KOU.さんは「誤字をなくすと点数アップ間違いなし」と、ポジティブな言葉で締めくくっていました。投稿には「文字は美しいし文章力もあるから、あとは注意力のみ!」「1教科5点くらい取り返せそう」「いつ見てもさすがです」といったコメントが寄せられています。今後息子さんには、誤字に気を付けて、点数アップを狙ってほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年09月27日スカッと系人気YouTubeチャンネル『パニコレ』から、「非常識親子が驚愕!絵に隠された秘密」を紹介します。パニ子は30歳の専業主婦。夫と小学1年生の娘・パニ美と充実した日々を過ごしています。しかし、隣にある家族が引っ越してきて、平和な暮らしが変わり始めました。 隣に引っ越してきたわがまま親子隣の家族は、妻・チユキ、夫・ユウゴ、小学3年生の娘・ココミの3人家族。チユキがココミを甘やかしているため、とにかくココミがわがままで、パニ美はランドセルを持たされたりするなどして困っています。 そんなある夏休み、パニ美が公園で宿題の風景画を描きたいと言い出したので、パニ子とパニ美は公園へ出かけました。 消えた娘の絵パニ美が公園で絵を描いていると、隣に住むチユキとココミが現れました。パニ美を見るなり、ココミは「ママぁー!私もここで絵描くー!」と言い、並んで絵を描き始めました。しかしココミは「宿題面倒くさ~い」と言い続け、一向に進んでいません。 そんな中、目の前で男の子が倒れました! 慌ててパニ子とパニ美がかけよると、どうやら熱中症の様子。近くにいた母親と介抱し、男の子の無事を見届けて元の場所に戻ってみると……。 「え……? 私の絵がない!?」とパニ美。そしてココミとチユキはいつの間にかいなくなっていました。 真実の表彰式パニ子はチユキとココミがパニ美の絵を盗んだのではないかと疑いますが、証拠がありません。結局パニ美は他の絵を描いて、提出しました。そして夏休みが終わりパニ子が授業参観に行くと、廊下にはパニ美が描いたあの絵が貼られているではないですか! しかも、絵の作者の欄には「ココミ」と書かれていたのです。隣にいるチユキは自慢げにその絵を見ていました。 校長が「さきほど、この絵が金賞をとったと電話が入りましたよ!」とチユキに言っているのが耳に入ったパニ子。チユキが「うちの娘は天才ね!」と言っているのを見て、思わず「校長先生、これはパニ美の絵です!」と叫びました。 チユキとココミは「ヤバッ!」と焦っています。校長先生は真相を確かめるため、授業参観後にパニ子とパニ美、チユキとココミを校長室に呼ぶことにしました。しかし、いくら待てどもチユキとココミは現れません。そして、翌日の全校生徒の前で開かれた表彰式で、真相が明らかにされたのです……。 絵に隠された真実表彰式の前に校長先生がチユキとココミの前に現れ、「この絵はどんなイメージで描いたんですか?」とココミに質問しました。ココミは、「ひ、昼間の公園です」と答えました。 すると、先生たちがカーテンを一斉に閉めUVライトを絵に照らしたのです。UVライトに照らされた絵は、昼の公園から夜の公園に変わりました……! パニ美は、UVライトでしか見えないペンで星を描いていたのです。 校長「これで証明されましたね。金賞、おめでとうございます、パニ美さん!」。こうしてパニ美は全校生徒の前で表彰されました。 チユキとココミの新たな人生表彰式を終え、パニ子が家に帰ると、隣の家からユウゴが「もう限界だ! よそ様の絵を盗むとは……。離婚だ! この家から出ていけ!」とチユキに離婚を宣言している様子が聞こえてきました。 その後、ユウゴとチユキは離婚し、ココミの親権はユウゴが持つことに。チユキは家から追い出されて経済的に困窮し、最終的には過酷な労働を強いられ苦しい生活を送っているそうです。一方、ココミはユウゴと祖父母のもとで、ワガママな性格を直すべく厳しく鍛えられているとのこと。 一方、パニ子と家族は平和な日常を取り戻しました。絵の作者も明確になり、本当に良かったですね。今回、大変な思いもしましたが、パニ子が勇気をもって校長先生に真実を打ち明けたことで一気に解決へと向かいました。何か困ったことが起きたとき、周囲に正しい情報を伝え、助けをもとめることは、とても重要ですね。著者:ライター パニコレ
2023年09月18日2018年、2021年と『セールスマンの死』を上演し、好評を博した長塚圭史が再びアーサー・ミラー作品に挑む。それは、長塚いわく「にくいほどト書きがうまい」ミラー作品の中でも、演出する上で「余白がたくさんある」と感じた『アメリカの時計』。そこで出演者の矢崎広と共に話を訊いた。アメリカに暮らすボーム家を軸に、1929年に起こった世界恐慌を巡るさまざまな人間模様を描き出す本作。作品に惹かれた理由を長塚は、「世界恐慌の話ではありますが、現在に繋がる部分が多分にある。自分の信じているものがいつ崩壊するとも知れない、という点はまさにその通りで」と切り出し、「ただ僕らはアメリカ人ではないので、ここに描かれている肌触りをすぐに掴むことは出来ない。そこはもう俳優とアメリカの歴史を共有することが頼みです」と期待の眼差しを矢崎に向ける。その矢崎は、長塚から出されたある宿題についてこう語る。「『第一次大戦後の風景』など、キャストそれぞれにテーマを与えられ、みんなの前で発表して共有する、ということを稽古でやったんです。知れば知るほどこの戯曲がいろんな色に変わっていきますし、そうやって僕らがカラフルになればなるほど、作品が伝わりやすくなっていく気がして。それを今、お客さんより前に僕らが体感している感じです」。この宿題には長塚も手応えを感じたようで、「皆さんの発表がまぁ面白いんです。持ち時間は15分なのに、40分くらい話す人がいたり」と笑うと、矢崎も「人となりを知ることも出来ましたし、そういった意味でもすごく大事な時間だったと思います」と振り返る。矢崎が演じるのは、ボーム家の息子で、世界恐慌の最中で自分なりの生き方を探すリー。「現代を生きる中で日々落ちていることが、リーの材料になるなと思いながら役を構築しているところです。その中で思い至ったのは、人間って“一生懸命生きる”ということでしかないんじゃないかなと。賢く、必死に生きているリーを演じながら、僕自身励まされている感覚です」「世界のニュースがダイレクトに入ってくる」と矢崎が言うように、稽古場の話題は経済でもちきり。長塚も「僕らの社会に密接に繋がる作品」と繰り返し、だからこそ「時代劇になってはいけない」と気を引き締める。「あくまで、現代の僕らが『アメリカの時計』を紡いでいく、という作りにしています。さらに自分の間近にあることが、過去作であるはずのこの戯曲に描かれている。そういった意味で、SF的なものも感じられるかもしれません」取材・文:野上瑠美子ヘアメイク:ゆきや(SUNVALLEY)スタイリスト:横尾早織(長塚)臼井崇(THYMON Inc.)(矢崎)■公演情報KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『アメリカの時計』公演期間:9月15日(金)~10月1日(日)会場:KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
2023年09月15日4つの商品化候補についてアンケートとモニターを実施!発達ナビ×フェリシモC.C.Pコラボ商品企画第5弾では、発達ナビの「みんなのアンケート」や、教員、放課後等デイサービスのスタッフの方にお集まりいただいたオンライン座談会を経て、4つの商品化候補が生まれました。月実施「発達ナビみんなのアンケート」・プリントやお手紙を色別で仕分けできる「カラフルトレイタイプの収納BOX」・あちこち置くのをストップ!「いったん置き場収納ラック」・玄関先や鞄など、色んな所に貼って忘れ物防止!「貼ってはがせるタスク管理シール」・いつでもどこでもタスク管理!「文字が書けて簡単に取れないリストバンド(紙製)」これらの候補について、さらに検討を深めるため、6月には追加アンケートを実施しました。また、7月には、オンライン座談会に参加いただいた教員、放課後等デイサービスのスタッフ、臨床心理士などの支援者のみなさんに、サンプルのモニターをしていただきました。実際に放課後等デイサービスなどの現場でお試しいただくなど、リアルなお声をいただき、大変参考になりました。 アンケートやモニターにご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!「カラフル収納BOX」と「タスク管理リストバンド」の商品化が決定!今回商品化が決定したのは、以下2つのアイテムです! アンケートやモニターをしていただいた方のお声といっしょにご紹介します。Upload By 発達ナビ編集部プリントやドリル、紙類などを、どこに収納したかを視覚的に分かりやすく、探しものが楽にできるように引き出しを色分けした収納トレイです。素材は紙製(段ボール)で、A4が入るサイズの引き出しが3段、トレイの深さは約5cmを想定しています。引き出しの中にミニトレイを入れるかどうかも検討中。アンケートの声「いいな」と思うところ・色分けされていると書類を見つけやすい(山口県 ぽむさま)・A4サイズが入るところ(東京都 むさぼうさま)「もう少し、こうだといいな」と思うところ・お母さんに渡すポスト的な大きな段があり、宿題、提出物が入るといいかなあと思います。いろいろなグッズでカラーがあふれて疲れるので統一感のあるカラーがあればいいな(兵庫県 梛丹さま)・紙製の引き出しのケースが、使っているうちに出し入れしにくくなる可能性があるので、スムーズなまま引き出しができるといいなと思っています(東京都 むさぼうさま)モニターいただいた方の声・放課後等デイサービスで運用する場合、高校生、中学生、小学生で引出しを分けて使えるとは思った。色で分かれているので何色の引き出しに入っているという指示が伝わりやすい。工作で使う材料や折り紙を入れて使用したい。引き出しの中のミニトレイは、ビーズなど細々したものを入れるのには便利(東京都 雨琴さま)・子どもの学校のプリント類を入れて使用。深さはこのままぐらいがちょうどよい。上に物を載せると段ボール素材のためたわんでしまいます。しっかりした作りならよいなと思いました(島根県 モンタナさま)Upload By 発達ナビ編集部タスクを書き込める紙製のリストバンドで、腕に巻いておくことで、うっかり忘れを減らす努力をサポートします。簡単に取れないような仕様やバンドそのものを失くさない工夫を検討中です。アンケートの声「いいな」と思うところ・リストバンドだから手に書かないで済む(兵庫県 梛丹さま)・メモ帳に書いただけでは忘れがちな予定やメモを書いて移動できるのはよいと思います(鳥取県 甘太郎さま)「もう少し、こうだといいな」と思うところ・言葉を省けなかったりメモの書き間違いが多いので、記入部分の幅(横じゃなくて縦幅)を広げてほしい(福岡県 ちほさま)・耐水性があるといい。他人に見られない工夫があるといい(山口県 ちほさま)モニターいただいた方の声・研修時に学習メモを記入しました。罫線がなかったので縦書きにしたり横書きにしたり自由度があって便利でした(東京都 雨琴さま)・職場の子どもたちに、忘れ物防止、タスク管理(着替えやオムツ替え)、宿題の内容を記入して使用してもらいました。タスクの量や字の大きさを工夫して書いてくれていましたが、お子さんによっては大きい文字や詳しく書かないといけない場面では、スペースが少なく感じられたようです。感覚過敏のお子さんは最初はこわがっていましたが(どんどん締まるような気がして)、すぐに慣れたようでした。服に合わせて選べるカラー、カワイイ柄や好きなキャラクターなど、カスタマイズできると喜んでつけてくれそうです(京都府 にゃあんさま)2024年春発売予定。お楽しみに!「カラフルトレイタイプの収納BOX」は、引き出しが色分けしてあることで、視覚的に区別がつき、整理整頓がしやすくなるという点に期待を寄せていただきました。一方で、段ボール素材のため、壊れやすいのではと心配するお声もありました。紙製の軽さと扱いやすさを活かしつつ、丈夫に仕上げていきたいと考えています!「文字が書けて簡単に取れないリストバンド(紙製)」については、いつもはやることをペンで手に書いておくという人が複数いましたが、リストバンドなら、手に書かなくても済む!と肯定的なご意見をいただきました。これから、感覚過敏のお子さんへの配慮や、ファッションになじみやすいデザインの検討を含め、発売に向けて準備していきます。発売は2024年3月中旬ごろを予定。より生活に役立つアイテムをお届けできるよう、検討を重ねていきます。完成を楽しみにお待ちください!※それぞれクリックすると発達ナビのサイトから株式会社フェリシモのサイトに遷移します(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年09月15日発達途中の子供だからこそ飛び出る、珍解答。子供本人がいたって真面目で勉強に取り組んでいても、時には大の大人も腹を抱えて笑わせるような破壊力をもった、斜め上の解答が飛び出るのです。小学2年生の息子さんのたび重なる珍解答によって、ツッコミ役に回らざるを得なくなったのは、母親のmichiyo(myorikuao1009)さん。夏休みの宿題で飛び出た珍解答の数々に、思わず「…夏休みの宿題、大丈夫か?」と心配になってしまったといいます。michiyoさんがInstagramに投稿した、13つの珍解答と、そのツッコミをご覧ください!小2息子から飛び出た『珍解答』にツッコミが止まらない「母は1人で爆笑しながら丸付けをしたぞ」というコメントとともに、息子さんの珍解答を公開したmichiyoさん。笑いが止まらなくなると同時に、これだけの珍解答が夏休みの宿題だけで頻出したことに対し、我が子の今後に一抹の不安を覚えてしまったのだとか。また、これらの珍解答は厳選したものであり、実際はもっと多かったのだそうです。きっとmichiyoさんは、天然のボケ倒しを前に、激しい『ツッコミ疲れ』に襲われたことでしょう…!多くの人を笑わせた、息子さんの珍解答。たとえ宿題としては間違っていても、お笑いという点では100点満点といえそうです![文・構成/grape編集部]
2023年09月14日障害の診断を受けて一番に考えたこと長女が小学校4年生だったある日、私は担任の先生から呼び出されました。「ゆいさんを見ていると、授業の進度についていくのが少し大変そうに感じます。もしよかったら一度専門の機関で相談してみては……」と先生から薦められました。その後長女は発達に関する検査と診察を受け、軽度の知的障害・ASD・場面緘黙と診断されました。検査の結果を受けて小学校の先生方と話し合い、算数など苦手な教科のときは特別支援教室で授業を受けることにしました。通常学級の授業は長女にとっては進度が早く、苦手な教科はついていくのが難しいので、この取り出しタイプの指導は長女にぴったりだったと思います。(※自治体により制度は異なります)ただ、一つ心配なことがありました。同じクラス中でほかの子どもたちと一人だけ違うことをすることで、友達から違和感を持たれることはないか、友達との関係が変わってしまうのではないかということでした。Upload By 吉田いらこ女子グループの中で浮いてしまうのでは…?長女はおとなしいタイプなので友達と喧嘩をすることはありませんでしたが、人間関係って何がきっかけで変わってしまうか分からないから……と、私は少し不安に感じていました。「もし長女が友達とうまくいかないようなことがあったら、保護者としてはどう対応したらいいのだろうか……」など心配しながら過ごしていました。ある日、長女が学校から帰ってきて「今日友達がうちに遊びに来るよ」と言いました。しかも「一緒に宿題をするんだ」とうれしそうに言うので私はちょっと焦ってしまいました。特別支援教室で出された長女の宿題は、通常学級の宿題とは違い、長女の学力に合わせた易しい内容のものです。一緒に宿題をするって、どうするんだろう……?Upload By 吉田いらこ自分の考えが恥ずかしくなったけれども私の心配は全く無用なものでした。友達数人でわが家に集まり宿題が始まったのですが、皆が長女に勉強を教えてくれるのです。それは子どもたちにとってはとても自然で当たり前のことのようでした。私は、自分が心配をしすぎていたことが恥ずかしくなりました。特別支援教室で授業を受けること、そんなことで友達は態度を変えたりなんてしないし、長女も何も変わりません。私だけが「この子は皆と違う」と枠をつくって囲っていました。障害の診断がついたことで変わったのは大人の私の意識だけ。しかも悪いほうに……。Upload By 吉田いらこ長女に障害の診断がついたことで私自身は変な方向に意識を変えてしまっていたのです。この状態では、私は第三者が掛けてくれる優しい声を、逆にネガティブに受け取ってしまうかもしれません。これからは私が考えを改めないといけないなと痛感した出来事でした。そして、何も変わらない子どもたちに大切なことを教えてもらったありがたい出来事でもありました。成長と同時に長女にはこれからも新たな悩みが出てくるかもしれません。でも、母である私自身がなんでもフラットに受け止められる状態でいられるよう努力していきたいと思っています。執筆/吉田いらこ(監修:藤井先生より)特別支援教室に転籍したらいじめられるのかも、と親御さんが心配されることがあります。今回の吉田いらこさんも、友達関係が変わってしまうのかも、と心配されていたようですが、心配は無用だったようですね。親だからこそ、子供が困らないようにと心配してしまうのは仕方がないのですが、案外平気なこともたくさんあります。今回のように、心配無用だったなということを知り、親自身、大人自身が教えられる場面もたくさんあります。子育て中は、こうなったらどうしようと心配になることもあるかもしれませんが、そうなったらそうなったときに考えれば良い、とどんと構えることも時には必要かと思います。素敵なエピソードの共有をありがとうございました。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年09月07日夏休みや冬休みなどの長期休暇は、子供にとって忙しい時期。なぜならば、たくさんの遊びの予定があると同時に、学校や塾から課された大量の宿題もこなさなければならないのですから…!ドリルや自由研究、日記の記入などの宿題を計画的に消化していくことが、ある意味、最大の課題なのかもしれません。小3娘の『猫の観察』に母親ツッコミ!shengshan.mさんがInstagramに投稿したのは、小学3年生の娘さんによる、夏休みの宿題。夏休み終了間近、投稿者さんが宿題の丸付けに励んでいると、気になるページを見つけたといいます。それは、日誌の中にあった『動物の観察記録』。娘さんは観察対象として、一緒に暮らしている愛猫の赤兎(せきと)ちゃんを選んだようです。愛を込めて赤兎ちゃんの顔をスケッチし、日誌の解答欄にさまざまな情報を記入していった、娘さん。しかし、投稿者さんはある1点にだけ、どうしても「待て待て!」とツッコミを入れざるを得なかったのです…!投稿者さんがツッコミを入れたのは、観察した動物の形状を記入する欄。きっとここには「丸い」「モフモフしている」などの情報を書くのでしょう。しかし、娘さんは悩んだ末『ねこ』と記入していたのです!『形:ねこ』という、なんとも愛らしい解答。投稿者さんは、猫の形状を回答する難しさに共感しつつも、笑ってしまうのでした…!きっと、この日誌を見た学校の先生も、こう思ったことでしょう。「確かに、猫の形は猫だもんなあ」と…![文・構成/grape編集部]
2023年09月05日