コロナ対策の指針を示してきた政府分科会の尾身茂会長(72)。ときには強い口調で各病院にコロナ患者の受け入れ拡大を求めてきたが、自分が理事長を務める組織では――。「うちの病院には、今年4月から常勤の内科医が一人もいないんです。定年間近の非常勤医師と、研修医が交代で回してきました。その研修医も、もうすぐいなくなります。こんな状態で、どうやってコロナ患者を受け入れるんでしょうか。不安しかありません」そう話すのは、9月末から50床のコロナ専門病院になることが決定した東京城東病院(東京都江東区)で働く看護師のAさん。東京城東病院は、政府分科会の尾身会長が理事長を務める地域医療機能推進機構(以下、JCHO)傘下の病院のひとつだ。JCHOとは、全国に57の病院と26の介護老人保健施設などを持つ、厚生労働省が所管の独立行政法人。’20年度には300億円を超える巨額の補助金が投入されている。「JCHOの財務諸表を見ると、少なくとも230億円以上がコロナ対策関連の補助金とみられます」そう指摘するのは、医療ガバナンス研究所の理事長で、内科医の上昌広さんだ。コロナ専用病床を1床確保すると、病床の種類に応じて1日あたり7万1,000~43万6,000円の補助金が、患者が入院しているか否かにかかわらず支給される(重点医療機関の場合)。ほかにも、重症患者向け病床を確保すると、1床あたり1,950万円の補助金が払われるなどの制度もある。8月24日時点で、JCHOは傘下の全病院で870床、都内の5病院だけで187床のコロナ専用病床を確保。結果、補助金が230億円以上まで積みあがったようなのだが……。都内の自宅待機者がピークの2万6,000人を超えた8月末時点で、JCHOの都内コロナ対応病院のうち「3~5割が空床」だったことが、「AERA dot.」の報道で明らかになった。報道に対して、JCHO側は、コロナが急拡大したことで、一時的な“人手不足”に陥ったと弁明している。■「傘下の看護学校もつぎつぎ閉鎖して」だが、本誌が取材を進めると、人手不足は慢性的かつ“意図的”なものだったという声が出てきた。前出のAさんはこう語る。「4月に内科医がゼロになった後も、『(足りているから)大丈夫』といって、新たな医師を入れようともしませんでした。看護師の求人は出していますが、形だけ。実際には、看護師が辞めるなどして欠員が出ないと、いくら手が足りず、現場が疲弊していても、採用してくれません」JCHO労働組合の書記長の大島賢さんは、「人手不足は関連病院全体に広がっていた」と語る。その裏には、「極端に黒字化を目指す幹部の指示がある」という。「JCHOの幹部のほとんどが、厚労省や国立病院からの天下りで、赤字を出さないことを至上命題として人件費を削り続けてきました。全体で職員の上限数を決め、コロナ病床を回すために人手が必要になっても、新たに雇わずコロナを診ていない病院や病棟から補充しろ、と。でも、ふだんからギリギリの人数で回しているので、引き抜かれた側の病院スタッフは、休みもろくにとれなくなる」そのうえ、不採算部門をどんどん切り捨てているという。「JCHOは6つの看護学校を経営していますが、うち2つは今年度で廃止が決定。卒業生の多くはJCHOの病院に就職するので、看護師確保も難しくなります。しかし医療費と病床削減は国の方針でもあるので、JCHOは病床を減らして対応するようです。JCHOは感染症や周産期、救急など“不採算部門”を診る役割を担った公的病院です。『もうからないから削ります』は、許されないのですが……」(大島さん)
2021年09月30日政府分科会の尾身茂会長(72)が理事長を務める地域医療機能推進機構(以下、JCHO)。JCHOとは、全国に57の病院と26の介護老人保健施設などを持つ、厚生労働省が所管の独立行政法人。’20年度には300億円を超える巨額の補助金が投入されている。「JCHOの財務諸表を見ると、少なくとも230億円以上がコロナ対策関連の補助金とみられます」そう話すのは、医療ガバナンス研究所の理事長で内科医の上昌広さんだ。上さんは補助金が「適切に使用されなかった」と指摘する。「’20年度、JCHOに払われた補助金の額は、コロナの影響で前年度の約12倍に増えました。ところが現場スタッフの人件費は、今年度が約187億円と昨年度に比べてわずか2億円程度しか増加していません。つまりコロナ対応の人件費にあてられていないんです」では、巨額の補助金は、どこに消えたのか。上さんはこう続ける。「JCHOの医業収入は前年度比で12億円しか増えていないのに対して、補助金収益が198億円も増えました。そして、有価証券の取得に130億円があてられているのです。つまり、もらった補助金の大部分をコロナ対策に使わず、“温存した”と見られても仕方がない。JCHOのトップであり、かつ政府のコロナ対策の指揮を執る尾身さんの役割は、医師や看護師を確保して、自宅放置されているコロナ患者の命を救うことだったはず。JCHOは公的病院なので、民間が患者を受け入れないのとはワケが違う。あきらかな怠慢です」尾身会長は8月下旬、厚労委員会で「野戦病院を早急に作って対応すべき」などと発言。だが、自分が理事長を務める組織の傘下病院は機能不全に陥っていた。JCHO労働組合の書記長の大島賢さんは、次のように語る。「尾身さんも本部も、ただのお飾りで現場のことなんてまったく見ていません。備品の調達すら本部では行わず、各病院に丸投げです。そのせいで、少し前まで医療用手袋さえ切らしていて、台所用のような市販のゴム手袋で患者の対応に当たっていた現場もあったと聞いています」各地のJCHOで働く医療従事者からは、「サージカルマスクがいつまで1日1枚なのか?」「黒字なんだから、疲弊している全スタッフに慰労金を支給してほしい」などの声が上がっているという。現場が疲弊している一方、JCHOの経営陣は左うちわのようだ。「役員報酬の規定」によると、理事長である尾身氏の年俸は2,262万8,000円。そのほかの理事の年俸も1,500万円レベル。JCHO側に、“なぜコロナ患者の受け入れが進まないのか”、“補助金が人件費に使用されていないのはなぜか”と質問状を送ったが、「個別のご質問にはお答えしかねます」という返答だった。懸念される感染の再拡大に備え、尾身理事長には年俸ぶんのリーダーシップくらいは発揮してほしい。
2021年09月30日政府内に設置されている『新型コロナウイルス感染症対策分科会』の、尾身茂会長。刻一刻と変わる感染状況に合わせ、政府に感染対策として行うべき提言を行っています。そんな尾身会長が、2021年8月30日、Instagramを開設。投稿した画像に写っていた、尾身会長の姿が話題を呼んでいます。尾身会長のTシャツには…尾身会長は今回、Instagramを開設した理由についてこのようにつづっています。新型コロナの対策にあたっている専門家チームのリーダーをしています。皆さんの知恵や工夫、意見を参考にさせてほしいと思い、「コロナ専門家有志の会」の一員としてInstagramを始めました!フォロー・シェア・質問などよろしくお願いします!omi.shigeruーより引用尾身会長は、政府から感染対策を取るよう呼びかけられている国民から、じかに意見をもらって今後の対策に活かしたいのでしょう。投稿した写真に写る尾身会長は、白いTシャツを着用。そのTシャツには…。 この投稿をInstagramで見る 尾身茂(おみ しげる)(@omi.shigeru)がシェアした投稿 Tシャツには、『#ねえねえ尾身さん』という、検索時に使うハッシュタグが書かれていました!Instagramの利用者がこのハッシュタグを使うことで、尾身会長に新型コロナウイルス感染症や感染対策について質問することができます。「ねえねえ」と呼びかけるような、親しみを感じられるハッシュタグなので、気軽に尾身会長に質問できそうですよね。尾身会長が着ていたTシャツに、多くの人が反応しました。・尾身会長の優しそうな人柄が伝わりますね!・お茶目なTシャツを着ていて、かわいいと思います。・普段スーツ姿の尾身会長が、Tシャツを着ているのが見慣れなかったので、思わず画面を拡大してしまいました…。早速『#ねえねえ尾身さん』を使った人からは、こうした意見が挙がっていました。・子供が毎日、不安を抱きながら登校しているので、自由にオンライン学習ができる社会になってほしいです。・現在の対策を終わらせる出口戦略や、収束の具体的道筋を示していくことが大切だと思いますよ。これまで政府に届かなかった国民の声も、尾身会長を通して政府に伝わることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年09月02日「尾身先生に連絡が十分にいかなかったのは横のつながりが悪かった。反省している」8月5日の参院厚労委員会で、こう述べたのは田村憲久厚生労働相(56)。政府が8月2日に打ち出した新型コロナ患者の新たな療養方針について、政府分科会の尾身茂会長(72)には“知らされていなかった”事実が明るみになったことを受けての釈明だ。「菅義偉首相(72)は『重症患者や重症化リスクの高い人以外は自宅療養』と表明しましたが、詳しい入院基準は示しませんでした。そのことから『中等症患者も自宅療養になるのでは』と、与野党や医療関係者から撤回を求める声が上がりました。また田村厚労相も3日の会見で中等症患者について『場合によっては在宅で酸素吸入することもありえる』と発言し、混乱を招きました」(全国紙記者)尾身会長は4日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、「政府とは毎日のように色んなことで相談、連絡、協議しているが、この件に関しては特に相談、議論したことはない」とコメント。いっぽう田村厚労相は、立憲民主党の早稲田夕季衆院議員(62)から療養方針を専門家に相談しなかったことについて問われると「政府は我々です。政府が決める話」「病床のオペレーションの話なので、これに関しては政府で決めている」と息を巻いて強調。つまり、療養方針は“政府の独断”だったというのだ。「田村厚労相は答弁の中で、『官邸で病院団体や看護協会とも話をした』とも述べていました。ですが問い詰められても、具体的な人物や団体名などを明かすことはしませんでした」(前出・全国紙記者)大きな反発を受けて厚労省は5日、自治体向けの説明資料を「入院は重症患者、中等症患者で酸素投与が必要な者、投与が必要でなくても重症化リスクがある者に重点化」と明確化。実質的に修正したかたちとなった。「政府で決めた」と強調し尾身会長へは“連絡不足”とは、言い訳のようにも聞こえるがーー。ネット上では田村厚労相に対して、厳しい声が相次いでいる。《「毎日のように連絡を取ってきた」とこれまで説明しているのに「横のつながり悪くて連絡十分にいかない」って単純に面倒な時は外してるだけでしょう?どうやって尾身氏を外して決定できんのよ。おかしすぎるでしょうが》《連絡って……分かってない。相談、意見聴取をすべきなのに、すり替えている》《する気なかったくせに。連絡すればいいって問題でもないしな。政治家の思い付きじゃなく、相談してきちんと専門家の知識のもとに判断してくれないか》《わざとでは?と発言全てを勘ぐりたくなる現政権》
2021年08月06日政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の尾身茂会長(71)の提言を6月4日、田村憲久厚生労働大臣(56)が「自主的な研究の成果の発表」と表現。ネットでは、異論が噴出している。ことの発端は6月3日、尾身会長が東京オリンピック・パラリンピックの開催について懐疑的な姿勢を示したことによる。尾身会長は国会で「本来はパンデミックのなかで開催するということが普通でない」「開催するのであれば、政府もオリンピック委員会も厳しい責任を果たすべき」といい、さらにこう続けた。「何のためにやるのか、しっかりと明言するのが重要」そして尾身会長は、“大会を開いた場合の感染リスクなどについて提言を示す”とも明らかにした。昨年7月、分科会のトップに就任した尾身会長。それから1年近くもの間、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため政府とともに奔走してきた。そんな尾身会長による異例の“苦言”。しかし、田村大臣は意に介さなかったようだ。毎日新聞によると尾身会長が提言することに対し、田村大臣は「参考にするものは取り入れていくが、自主的な研究の成果の発表だと受け止める」とコメント。さらに「自主的にいろんなことをおっしゃっている。参考にさせていただくものがあれば、政府の中に取り入れていくことはある」と話したという。尾身会長の提言を“自主的な研究成果の発表”とする田村大臣。しかし感染症のエキスパートによる意見をそうして矮小化してスルーしようとすることは、はたして厚生労働大臣としてふさわしい言動だろうか?ネットでは田村大臣の発言に対し、非難が相次いでいる。《政府分科会会長提言は「自主的な研究」ではない。利用するだけ利用し、意に反するものは認めない》《オリンピックの開催を最優先と考えて、医学・科学の知見を否定するかのような発言です。厚生労働大臣の発言とはとうてい思えません》《自主的な研究?なら何のための分科会だよ》■尾身会長に対して、精神論で抗う五輪の重役たち尾身会長の行動は、“東京オリンピック開催推進派”をざわつかせている。「丸川珠代五輪大臣(50)は尾身会長の苦言に対して、『我々はスポーツの持つ力を信じて今までやってきた。全く別の地平から見てきた言葉をそのまま言ってもなかなか通じづらいというのは私の実感』と持論を展開しました。また尾身会長は国会で“大会成功のためにはなるべく小規模で”とも話しました。しかし、JOCの山下泰裕会長(64)は『全くそのとおりだと思う』とうなずきながらも『国民に迷惑をかけないようさらにもう一段努力する必要がある』とコメント。“スポーツの力”や“努力”など、五輪の重役たちは尾身会長に対して精神論で抗っているように見えます」(全国紙記者)尾身会長をないがしろにする態度が相次いでいるがーー。そのたび「何を頼りにすれば」と不安を覚えるのは、我々国民ではないだろうか。
2021年06月05日これまでとは違う生活様式と向き合うことになった2020年。自分が心地よく感じる空間づくりを意識し始めた人も多いのでは。家にいる時間&外での時間……快適に暮らすためのヒントを集めました。気になるあの人の半径2m快適ライフ。気持ちのバランスを保ちづらいコロナ禍でも、なんだか楽しそうなあの人たち。気になる半径2mの生活をちょっぴりのぞき見!お花を飾るだけで、部屋も気分もパッと明るくなります。アイドル柏木由紀さん(AKB48)おこもり期間をきっかけに、居心地の良い空間について考えるようになった人も多いのでは?以前は住空間にさほど重点を置いていなかった柏木由紀さんもその一人。「枕元のテーブルに本や美容器具などを置いて、ベッドの上でも過ごせるように。お花はリビング、ベッドルーム、洗面所、化粧室にも飾っています」自粛期間を通じて、すっかりセルフネイル派になりました。ヘアスタイリストshucoさん休日の朝にはゆっくりネイルをするというshucoさん。いくつか色を重ねてフィルターネイルにチャレンジしたり、ペディキュア用を手に塗って遊んでみたりと、セルフネイルを自由に楽しんでいる。「ネイルは頻繁に目に入るもの。たった一色だとしても、好きな色をつけていると、自然と気持ちが上がります」食物繊維豊富なごぼうの甘酢炒めは、作り置きにぴったり。ライター若山あやさんスーパーフードマイスターの資格を持つ若山あやさんのインスタグラムは、彩りの良い料理写真でいっぱい。「いつものメニューにも新鮮さを求めて食器を新調したり、新しいレシピを考えたりしていました。自炊を心がけ、特に食物繊維が豊富なごぼうを摂るようになってからは腸の調子も良くて、びっくりです」家具、お花、香り…半径2mはお気に入りを集めよう。フォトグラファー尾身沙紀さん仕事がストップして家にいる期間、なんだか満たされない気持ちになったという尾身沙紀さん。「除湿機を導入したりと家の環境を充実させ、自分の城を築くことに専念しました」。自宅にはお花をよく飾り、友人へ贈ることも。「中目黒の『マチルダ』や『リラ屋』は束で買い求めやすく、よく買いに行っています」※『anan』2020年10月21日号より。(by anan編集部)
2020年10月14日7月16日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(71)が「旅行自体が感染を起こす事はない」と発言。政府の「Go Toトラベル」事業の是非について注目が集まる中での発言に、インターネット上で物議を醸している。各メディアによると、尾身会長は経団連のフォーラムに出席し「旅行自体が感染を起こす事はないですから。もしその事が起きていれば、もう日本中は感染者だらけですよ」と発言。一方で、3密の状況になるなど旅行先での行動によっては感染のリスクがあるとした。これに対しSNSでは批判や疑問の声が上がっている。《旅行自体が感染を引き起こすわけがないというのは分かるけど、無症状患者が地方にウイルスを運ぶ可能性もあるのでは?》《旅行は現地でご飯食べたりいろんなお店に行ったり観光するのがセットでしょ。そういう場で三密避けるのって難しくないか?》《観光を促進するだけではなくて、その先の対策が大事なんじゃないのかな》政府の「Go Toトラベル」事業は当初7月22日から実施の予定だったが、ネット上で「#GoToキャンペーンを中止してください」というハッシュタグがトレンド入りするなど批判の声が噴出。小池百合子東京都知事(68)も7月15日に行われた会見上で、「実施の時期であるとかその方法については、改めてよーくお考えいただきたい」とした。政府は「Go Toトラベル」の実施について、東京都を目的とする旅行、東京都に居住する人の旅行を除外することを検討。16日に新型コロナウイルス感染症対策分科会で専門家の判断を仰ぎ最終判断をするという。
2020年07月16日柔らかい雰囲気の中に垣間見える、芯の強さと熱さ。韓国のみならず、アジアを魅了する俳優パク・ボゴムさんが語る、2年ぶりの新作、そして演技のこと。たくさんのことを学んだ、新作『ボーイフレンド(原題)』。2011年のデビュー以来、俳優としてのキャリアを着実に積み上げてきたパク・ボゴムさん。最新作のドラマ『ボーイフレンド(原題)』では、しがらみの中で自由に生きられない年上のヒロインを、真っすぐな温かい愛で包み込む主人公、キム・ジニョクを演じている。「最初に台本の4話までをいただいたのですが、どの話もエンディングが新鮮でとてもおもしろくて。特に、僕が演じるジニョクというキャラクターが魅力的でした。前向きで確かな意思を持ちながら、人の話もちゃんと聞いてあげられる人。そして物の質や多い少ないで幸せを感じるのではなく、自分が持っているものに満足し、その大切さもきちんと知っている姿は、僕から見てもとても格好いいと思いました」そんなジニョクからは、ドラマを通してたくさんのことを学んだそう。なかでも、一番大きかったのは「正直に表現する」ということ。「僕は相手の気持ちを考えて少し慎重に話すほうなので、ジニョクの堂々と正直に話す姿は、学ぶべきところなんじゃないかなと。あと、彼は家族をとても愛している人なんです。そして時間の大切さもよく知っている。若い頃って、友達や恋人などと多くの時間を過ごしがちじゃないですか。もちろん、そういった時間も大事ですが、家族と一緒に過ごす時間というのが永遠ではないことを、僕自身もまた感じたし、たくさんの方にわかってもらえたらいいですね」ツンデレ皇太子の成長と恋を描いた宮中ロマンス『雲が描いた月明り』以来、ドラマの出演は約2年ぶり。出演作を決める時に、ボゴムさんが大切にしていることは?「台本を読む時に、まず、自分が共感でき、理解することができるキャラクターであるかを見ます。僕自身がそう思えれば、その役をうまく表現できるし、見ている方も共感することができるんじゃないかなって」“共感”というキーワードは、役作りをする上でも同じ。「役者は、自分が歩んだことのない、経験したことのない人生を間接的に体験する職業だと思っています。そこから学ぶこと、気づくことも多いですし。演じる役柄の感情や、考え方について共感が難しい時は、監督や脚本家の方とたくさん話したり、自分を説得しながら、理解しようと努力します。悪役や自分とは性格が異なる役でも、その背景を理解できたり、共感できるのであればやってみたいですね」今回演じたジニョクには共感できるところも多く、とても魅力的だったそうだが、ボゴムさんが思う男性の魅力について聞いてみると、「自分自身を大切にしながら、それでいて他の人を理解しようと配慮する姿は魅力的な男性像だなと思います。あと、強い人には強く、弱い人にはやさしく接することができる男性も格好いいですよね」ボゴムさんもそんな雰囲気があるように思いますが。「なりたいと努力していますが、そう言っていただけて嬉しいです(笑)」では、気になる魅力的な女性は?「同じですね。自分を大切にできるということは、自分自身をまず愛してあげられるということ。自分に対して、頑張ったなら“よくやった!”と褒めたり、頑張ったねと言ってあげられる人であれば、心も視野も広くなるんじゃないかなって。男性女性に関係なく、言葉や心、考え方が美しく健康的な人が素敵だと思います」食べることが大好きで、TV番組などでもおいしそうによく食べる姿がキャッチされているボゴムさん。日本食で一番好きなメニューは?「日本の食べ物は全部おいしくて、ひとつを選ぶのは難しいですね…。でも、これだけは絶対に食べなきゃって思うのは、トンカツ!(日本語で)トンカツは絶対に食べます」最後に、今後やってみたいことを聞いてみると、こんなうれしい答えが。「日本で、学生の役をやってみたいです!日本のドラマや映画には、特有の感性があるじゃないですか。初恋とか、初々しい感じの学生たちの映画など、そんな作品に出てみたいですね。そうしたら日本語をもっと勉強しないとだけど…もしそんな機会があるなら、ぜひ挑戦してみたいです!」パク・ボゴム1993年6月16日生まれ。2011年、映画『ブラインド』でデビュー。待望の最新主演ドラマ『ボーイフレンド(原題)』がM-netにて放送中。日本デビューシングル『Bloomin’』も絶賛発売中。※『anan』2019年4月3日号より。写真・尾身沙紀(io)スタイリスト・Lee Hye Youngヘア・Ji Kyoung Miメイク・Han Seul Yi取材、文・前田 和(by anan編集部)
2019年03月31日時に切なく、時に力強く、聴く人の胸に響く音と言葉で、いま大きな共感と話題を集めている、あいみょんさん。彼女自身の言葉から、その歌詞の秘密に迫ります。ただひとつの言葉を紡ぐ、あいみょんの、頭の中。ドラマの主題歌「今夜このまま」や、昨年末のNHK紅白歌合戦で歌われた「マリーゴールド」など、多くのヒット曲を生み出して活躍中の女性シンガーソングライター・あいみょんさん。なかでも、どこか甘酸っぱく切ない余韻を残す歌詞が注目を集めている。今回のインタビューでは歌詞の創作方法をはじめ、彼女が放つ言葉の魅力を探る。――最新アルバム『瞬間的シックスセンス』は、今のあいみょんさんのエネルギーと音楽的センスを存分に感じさせる素晴らしいポップ・アルバムに仕上がっていますね。あいみょん:ありがとうございます。――お忙しい中での制作だったそうですが、今作の言葉選びや歌詞にはどんな挑戦がありましたか。あいみょん:今回は、これまで以上にドラマや映画に書き下ろした楽曲が多く入った作品になりました。ゼロから自分で生み出すのと台本や原作を読んだ上で歌詞を書くのは、やっぱり全然違いましたね。書き下ろしをさせていただくからには、自分の色を出しつつも、ドラマや映画の物語に音楽で寄り添うのが礼儀だと思っているので。今回こうして色んなジャンルの作品に書き下ろしさせてもらって、すごく勉強になりました。――「マリーゴールド」にしてもタイトルにこの花を選ぶところにセンスを感じさせます。あいみょん:この曲に関しては、麦わら帽子の女の子の後ろ姿がマリーゴールドに見える、そのままの映像が頭に浮かんで。それと同時に歌詞とメロディが出てきました。夏の歌なのに「ひまわり」じゃないの?ってよく言われるんですけど、「マリーゴールド」以外には思い浮かばなかったんですよね。――映像が浮かぶってすごいですね。「満月の夜なら」は〈君のアイスクリームが溶けた〉から始まる密室的な描写が官能的です。この曲に関してはどんなきっかけで?あいみょん:テレビを見ていたらハーゲンダッツのCMが流れてきて。カチカチに凍ったアイスクリームを手で包み込んでちょっと溶かしてから食べる、というのが、めっちゃやらしいなと(笑)。緊張している女性をほぐしてから食べる?って擬人化しちゃって。そういうところからインスピレーションがあったと思います。物事を見る時に“これには何か裏があるのかもしれない”って思いがちなんです。――なるほど。では、作詞をする時にも「聴き手に言葉の裏を読み取ってもらいたい」と意図されることもあるんでしょうか。あいみょん:歌詞は想像させてナンボだと思うので、いかにリスナーに物語を作ってもらうかが大事なんです。だからこそちょっとした曖昧さを残したり、逆にあえてわかりやすくしたりとか、そのバランスですよね。難しいんですけど、フィクションとノンフィクションの間くらいのバランスで書くと、みんなも想像しやすいのかなと思います。だから「満月の夜なら」を聴いて生々しいとか、いやらしいと感じてくれた人は想像力が豊かなんですよ。最後にフェイクで入れた声が喘ぎ声に聞こえるって言う人もいて、そこで初めて、ああそうなんやって(笑)。――面白いですね(笑)。アルバムの中で特にご自身の赤裸々な想いが綴られていると感じたのは「ひかりもの」という曲の歌詞でした。あいみょん:そうですね、「ひかりもの」は珍しく自分のことを書いた歌です。23歳になって、今まで色んなことに傷ついてきたから、しょうもないことで泣いたり怒ったりしないかなと思ってたんですけど、小さなことで傷つくことがあって。人間いくつになっても傷つく時は傷つくし、泣く時は泣くんやと思って衝動的に作った曲です。だから10代の頃の曲作りの感覚に、すごく近かったですね。――〈つまらないことではもう泣かないぞ〉という歌詞など、等身大の想いや感情が伝わってきて心打たれます。今のあいみょんさんの作詞におけるポリシーやこだわりって、どういうものですか。あいみょん:基本的には何も考えずに自由に書いてるんですけど、言葉遊びや比喩表現が好きで、よく使います。それが結果的に、リスナーに色んな想像をしていただけるような曲につながっているのかなと。――では、ご自身の言葉の表現やセンスがこれまでどのようにして培われてきたのかもお聞きしたいのですが。過去に“言葉のチカラ”を感じたアーティストや曲は?あいみょん:作詞面で影響を受けているのは浜田省吾さんや平井堅さんです。男性が紡ぐ言葉がすごく好きで。特に浜田さんの「もうひとつの土曜日」という曲で唄われている〈瞳ふちどる悲しみの影〉というフレーズが秀逸で、小説っぽいんです。ただ〈涙〉と言ってしまわないこの表現が素晴らしいし面白いなって。それと、平井堅さんの官能的な表現もすごいんですよ、「鍵穴」って曲とか。男性なのに女性目線の表現ができる人に惹かれます。最近では、石崎ひゅーいさんなど、男性シンガーソングライターへの憧れが強いですね。ないものねだりなんですけど(笑)。――ご自身も男性目線の歌詞を書かれますもんね。音楽以外には本や映画など、普段どんな方法で言葉のインプットをしていますか。あいみょん:偉人の名言集を読んだりするのがすごく好きです。アーティスト活動の中でこうして取材を受けたりすると、皆さんが私の言うことを否定せずに全部受け止めてくださるんですけど、なかには間違っていることもあるはずで(笑)。なので名言集を読んで私とは反対のことを思っている人を探して、自分が全て正しいわけじゃないって思っていたいんです。共感もいいんですけど、反対の意見も面白いなって。――なるほど。小説は読みますか。あいみょん:父の影響で東野圭吾さんなど、ミステリー小説ばっかり読むので、友達を家に呼ぶ時は本棚を見られるのが一番嫌ですね(笑)。『○○殺人』とか、そういうタイトルの本ばっかり。あとは官能小説も読みます。きっかけは何だったか覚えてないんですが、17歳の時に古本屋で初めて手にとって。それがいやらしいものだという自覚はあったから『BRUTUS』と一緒に合わせ技で買って(笑)。その時の官能小説は今でも持っています。読まなかったら私の官能的表現は培われなかったかもというぐらい勉強になったと思います。――ミステリーと官能小説、すごく刺激的な言葉のインプットの仕方ですね。ちなみに、普段のコミュニケーションでは言いたい言葉をはっきり伝えられるほうですか。あいみょん:理不尽だと感じた時は相手に言うようにしていますが、さっきも言ったみたいに自分が全て正しいわけじゃないと思っているので、上から目線にならないように、でも自分はこう思っているということをちゃんと伝えようと心がけています。あとは、好きな人には好きって、恋愛でも友達にも言うようにしています。やっぱり言霊ってあると思ってるから。――お話を伺って、あいみょんさんは言葉遊びを楽しみつつ、ご自身の想いと言葉の繋がりをすごく大事にされていると感じました。今後も含めて、音楽にどんな“言葉のチカラ”を添えていきたいですか。あいみょん:言葉がもたらす青春感みたいなものは自分の中で大事にしています。青春って、何かに興奮したり夢中になってることだと思うんですけど、そこにはもちろん明るさだけじゃなくて切なさもあるから。人それぞれに持っている青春感みたいなものを歌詞で引っ張り出せたらいいなって。私が音楽をやっている今も、まさに青春。アルバムのタイトルにつけた「青春のエキサイトメント」や「瞬間的シックスセンス」のように、辞書を引いても出てこない組み合わせの言葉を作るのも好きだし、言葉って遊び方はたくさんあると思うんで、まだまだ発明していきたいですね。あいみょん1995年3月6日生まれ。兵庫県出身。シンガーソングライター。’16年にシングル『生きていたんだよな』でメジャーデビュー。印象的な歌詞と胸に迫る楽曲が年齢、性別を超えて瞬く間に話題を呼び、一躍、音楽シーンを駆け上がる。2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』が2/13発売。シングル「満月の夜なら」「マリーゴールド」をはじめ、彼女の現在地を映す全12曲収録。¥2,800(Warner Music)2/18には初の武道館ワンマン「AIMYON BUDOKAN -1995-」、秋には自身最大規模の全国ホール&アリーナツアーも開催決定。※『anan』2019年2月13日号より。写真・尾身沙紀(io)スタイリスト・服部昌孝ヘア&メイク・藤本千絵インタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2019年02月08日太めのスリーブにドロップショルダー、腰あたりまでの長め丈。だぼっとしたボリューミーなブルゾンが、まさに今年顔。森川葵さんが、4つの個性派アイテムを着て登場!ムートン×ボアの素材のコントラストを楽しむ。衿元や袖口から覗くボアがアクセントになったムートンブルゾンを主役に。ブルゾンの黒ラインと、ワンピースのオレンジのラインも全体のトーンをマッチさせる鍵。イヤリングやブーツでグリッターを効果的に配し、ほどよく派手に仕上げて。ブルゾン¥250,000(ネーム TEL:03・6416・4860)ロングワンピース¥7,398(ザラ/ザラ・ジャパン TEL:03・6415・8061)イヤリング¥47,000(ジュリカ TEL:03・3531・9858)ショートブーツ¥46,000(ペリーコサニー/トゥモローランド TEL:0120・983・511)“おっさん風”デザインがキーアイテムに浮上。ゆるゆるシルエットの気取らないシャツブルゾンが旬度満点!トレンドのグレンチェックに、ゴールドボタンやビッグポケットをあしらい、オリジナリティを加えて。すっきりしたボトムスで、計算されたメリハリフォルムが完成。ブルゾン¥68,000(ナンバーシックス)トップス¥19,000パンツ¥11,000(共にバッカ)ネックレス¥45,000(レレサドゥギ)以上トゥモローランドショートブーツ¥39,000(レイクネン/ユナイテッドアローズ 新宿店 TEL:03・5321・7531)アバンギャルドな色の組み合わせにトライ。独特のシワ加工が魅力のメタリックブルゾンが抜群のインパクト。パープルや蛍光イエローなど個性ある色をプラスして、ネオスポーティな印象に。ブルゾン¥110,000(コート/エストネーション TEL:03・5159・7800)タートルネックニット¥19,000(エーグル/エーグルカスタマーサービス TEL:0120・810・378)パンツ¥24,000(スタンドアローン/ジャーナル スタンダード 表参道 TEL:03・6418・7958)ソックス¥1,600(レイ ビームス/ビームス ウィメン 原宿 TEL:03・5413・6415)スニーカー¥13,879(ザラ/ザラ・ジャパン)フェミニンな要素を取り入れたMA‐1が新感覚。メンズライクになりがちなミリタリーブルゾンは、リボンのレースアップでチャーミングに決めて。肩を落としてエフォートレスに着こなすのが今季らしく見せるポイント。ブルゾン¥55,000(G.V.G.V./k3 オフィス TEL:03・3464・5357)チェックシャツ¥35,000(エリン/ユナイテッドアローズ 新宿店)ワンピース¥20,000(ジャーナル スタンダード /ジャーナル スタンダード 表参道)ベレー帽¥12,000(ラ メゾン ド リリス/エストネーション)シューズ¥48,000(マリア ラ ローザ/エディット フォー ルル TEL:0120・301・457)もりかわ・あおい1995年6月17日生まれ。愛知県出身。女優。主演を務めるドラマ『文学処女』が放送中。2019年には出演映画『耳を腐らせるほどの愛』『映画 賭ケグルイ』が公開予定。11月20日より、宮藤官九郎演出の舞台『ロミオとジュリエット』にジュリエット役で出演。※『anan』2018年11月14日号より。写真・尾身沙紀(io)スタイリスト・木津明子ヘア&メイク・秋鹿裕子(by anan編集部)
2018年11月07日演じていることを感じさせない、自然体な表情に惹き込まれる。一見“ゆるふわ”な、中村倫也さんの素顔を追いかけました。中村倫也さんは、ふんわりとした穏やかな空気を纏ってふらりとスタジオに現れた。その立ち居振る舞いには気取りがなく余裕すら感じさせながら、W杯の話題を楽しげに語る姿にはやんちゃさものぞかせる。――俳優という道を選択された時、世間をザワつかせるような存在にとか、職人的な堅実な方向にとか、何か目指した形はありました?中村:両方ありましたよ。でも、当時、僕への需要がなかったんで、自分はしっかり下積みをやらなきゃいけないタイプなんだなって気づかされました。僕らの世代には、『ごくせん』とか『花ざかりの君たちへ』とか、若手の登竜門的作品がありましたが、かすりもしなかった。23~24歳の頃、河原雅彦さんと飲んでいた時に「キャスティングに倫也の名前を出しても、動員がないから通らないって言われるから、早く売れて」って言われたんです。やりたいことをやりたい人とやるには、ある程度の影響力が必要だと自覚した出来事でした。それで、そこからはちゃんと二兎を追おうと。20代の初め頃から、舞台では難しい役を振られることも多く、メインを張らせていただいたこともありますが、世間に広く知ってもらうためにはテレビドラマにも出ていかなくちゃと思ったんです。いまは、演技派俳優みたいに言っていただけるようになりましたが、それも一過性なんだろうなと思ってるところがある。そういう脳みそなんです。――評価されて、浮かれるみたいなことはないんでしょうか?中村:最近はもうないです。若い頃は、謎の野心と自信がありましたけど、いろんな通過儀礼でへし折られましたんで。大事なのはそこから何を積み重ねていくかだと思うんですけれど、その都度、向き合うべきことをやってきたら、たまたまいろんな人に面白がってもらえて、こんな感じになりました(笑)。僕は自分の成功体験をあてにしないというか…やったことのないことをやって、そこでいっぱい失敗したいんです。――失敗は、恐れない?中村:死にはしないですから。次の仕事で5倍取り返せばいいだけで。どんな経験も、それが傷になるか糧になるかは本人次第な気がするんです。自分自身が地面にしっかり根を張って立って、関わり合ってきた人としっかりコネクトしていれば、屋根を設えてもらえたりもするわけで。――ドラマ『半分、青い。』『崖っぷちホテル!』、映画『孤狼の血』と、近作だけでも役の幅が広いですが、これまでの仕事で、「この役が自分に来るなんて」と思った役はありましたか?中村:たいがいは驚かないんですが、『孤狼の血』は驚きました。まず、自分が演っている画が浮かばなかったです。白石(和彌)監督のなかで、いけるっていう目処が立っていたんだとは思いますが、見た目もこんなツルンとしていますし、人を殴ったこともないし、こんなペースでしゃべりますし、ヘラヘラしてますし…。――中村さんの場合、どんな役を演じていても、現実と地続きのリアルな手触りを感じます。中村:作品によっても、役柄によっても求められているものは違いますからね。なかには腕力で持っていかなきゃいけない時もあるし、共演者とのバランスを見て調整して。中村倫也が頑張っている、というのは絶対にバレちゃいけないとは思っています。――月並みですけれど、転機になった作品というと…?中村:よく聞かれるんですけれど、無数にあるんで本当に困るんです。やってない作品を出そうかな?(笑)――(笑)。では、こういう作品、こういう役のオファーを待ってます、というものはありますか?中村:いろいろやってきたなかで、恋愛ものは楽しいなと思います。恋愛すると、ちゃんとダサくなれるんですよね。ダセー奴って楽しいんです。感情移入しやすいし。――憧れのシチュエーションは?中村:(ドヤ顔の笑顔で)美女11人とのシェアハウス、でしょ。――オファー来たらどうします?中村:もしやったら、誰にも観られたくないです。ただ鼻の下を伸ばしているだけになりそうで…。――では、憧れる恋愛シチュエーションも伺っていいですか?中村:安心と安全の…『D-room』のような恋愛ですよ。…ってもう逃がしてよ。恥ずかしいんだから(笑)。――では、お仕事のない時はどんなことをされていますか?中村:…教えずにいたら、みなさんに気になってもらえますかね?――…では趣味とか?中村:あったら目をキラキラさせてしゃべってると思います。普通なんで内緒ぶってるだけなんです。八百屋行って、肉屋行って、家に帰って、台本を読んで寝る。ほんと普通なんです。芝居以外、何もないんですよ。なかむら・ともや1986年生まれ。東京都出身。俳優。’05年、映画『七人の弔』でデビュー。10月26日公開の映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』や『美人が婚活してみたら』(’19年公開)などの出演作が控える。シャツジャケット¥32,000(カベル/HEMT PRTEL:03・6721・0882)シャツ¥6,480中に着たTシャツ¥7,560(共にブラケットTEL:03・6416・8079)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年8月8日号より。写真・尾身沙紀(io)スタイリスト・壽村太一ヘア&メイク・松田 陵(Y’s C) インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年08月05日熊本出身の女優・福田沙紀(25)が15日、オフィシャルブログを通じ、地元の家族と親戚の無事を伝えた。福田は冒頭、「九州で大きな地震がありました。九州のみなさん大丈夫でしょうか?安全な場所にいらっしゃいますか?」と問いかけ、「私の地元、熊本では震度7を観測しました」「私は地元の家族親戚、無事連絡が取れました」と報告。熊本城では、石垣が崩れるなどの被害があったことが現地から伝えられている。福田はショックを隠し切れない様子で、「テレビ越しで見た熊本城の姿がいつもの姿ではなく目に焼きつき心が落ち着きません」と正直な思いをつづった。そして「連絡を取り合っていますがかなり頻繁に強い震度の余震も続いているようです」と明かし、「どうか安全なところへ避難してください」「ただただ、今後被害が続かないことを祈ります」と呼びかけている。
2016年04月15日小泉孝太郎と福田沙紀がBeeTV配信によるドラマ「ヒミツの関係〜先生は同居人〜」でW主演を務めることが決定!高校教師と教え子の“禁断の恋”を描くラブコメディで、2人が秘密の同棲生活を送ることが明らかになった。赴任早々、担任するクラスの様々な問題に遭遇する高校教師・小林直樹(小泉さん)。ある日、先輩教師に連れて行かれたキャバクラで、なんと生徒の千夏(福田さん)と会ってしまう!両親を亡くし、親戚の家で暮らす彼女にはお金が必要だったのだ。直樹にバイトを辞めさせられた千夏は「学校には絶対バレないように」という約束の下、直樹の家に居候することに…。“先生と生徒の禁断の恋”と言えば、かつて一世を風靡したTVドラマ「高校教師」(TBS)などが思い起こされるが、この「ヒミツの関係」はポップなテイストで学園ラブコメディの“王道”を行く作風。小泉さんと福田さんの絶妙な掛け合いが見どころとなっている。小泉さんと福田さんの共演は2006年のドラマ「不信のとき〜ウーマン・ウォーズ〜」(フジテレビ)以来2度目。また小泉さんにとっては教師役も「オトコの子育て」(2007年/テレビ朝日)以来2度目となるが「ひとりひとりの生徒と関わる先生をこんなに深く演じたことはありませんでした。自分の高校時代、そのときに感じていた空気やにおいを思い出して演じました。でも(高校時代に)先生との恋愛はなかったです(笑)」とコメント。さらに「福田沙紀さんについては、勘が鋭いというか、瞬発力があってトップに駆け上がっていく女性特有の鋭い感性の持ち主だと思います。あと干支が一緒でびっくりしました(笑)」と福田さんとの共演について語っている。一方の福田さんは、小泉さんについて「すごく波長の合う人で、お兄ちゃんのように楽しく話せる存在です。先生は恋愛対象と考えたことないですけど、こんな爽やかでかっこいい先生は普通いないですよ!」とベタ褒めのコメントを寄せてくれた。共演陣には佐藤江梨子、石井正則(アリtoキリギリス)、中尾明慶、田山涼成、平泉成ら個性豊かな実力派が顔を揃える。さらに、JURIAN BEAT CRISIS(ジュリアンビートクライシス)が歌う主題歌「I believe」を手がけたのは、昨年、期間限定で復活を遂げたLINDBERG(リンドバーグ)の渡瀬マキ(作詞)と平川達也(編曲)。LINDBERGを思わせる軽快なメロディは、学園ドラマにピッタリ!ひと回り年の離れた小泉さんと福田さんだが、2人の同棲、そして禁断の恋のゆくえは…?「ヒミツの関係〜先生は同居人〜」は7月1日(木)よりBeeTVにて配信開始。「ヒミツの関係〜先生は同居人〜」7月1日(木)配信開始※毎週木曜日更新(全13話)公式サイト:© BeeTV■関連作品:踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 2010年7月3日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー■関連記事:7年ぶりの映画『踊る大捜査線』に織田裕二予告「現場に血は流れます」
2010年06月23日