俳優の新田真剣佑が主演を務める、映画『ブレイブ -群青戦記-』(2021年3月12日公開)の場面写真が27日に公開された。同作は笠原真樹による人気漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』の実写化作。いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延び、平和な現代に戻ることを目指す。新田が演じるのは、弓道部所属で驚異的なポテンシャルを持つが、引っ込み思案で歴史オタクの主人公・西野蒼。主人公を導くことになる松平元康(後の徳川家康)役として、故・三浦春馬さんが出演し、主人公たちの前に立ちはだかる強大なカリスマ・織田信長を松山ケンイチ、蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥を山崎紘菜、蒼の幼馴染で剣道部の主将・松本考太役に鈴木伸之(劇団EXILE)、頭脳明晰な科学部の吉元萬次郎を濱田龍臣が演じている。今回公開された画像では、濱田は子犬の様にショボンとした可愛い表情とポーズ、新田と鈴木はリラックスした笑顔、山崎はカメラマンの前でおどけた仕草で笑いかけるなど、戦国時代で織田信長軍と戦うという緊迫感溢れる本編とは打って変わって、全員リラックスしたあざとかわいい表情に。撮影の合間にキャスト達がこうした表情を見せられるのは、本広克行監督の演出術によるもので、食事に徹底的にこだわり、温かいケータリングを用意し、きちんと食事休憩もとっていたという。撮影している内容も環境もハードでありながら、キャストが茶目っ気溢れる表情を見せたり、自然と笑顔になったりしていた現場の様子が伝わってくる写真となっている。
2021年02月27日「(妻に演技の)相手をしてもらって、セリフを覚えさせてもらって……」20代のころの夫婦の思い出を阿川佐和子(67)に語ったのは役所広司(65)。彼が無名時代のことを明かしたのは、2月13日放送のトーク番組『サワコの朝』(TBS系)だった。役所の古くからの知人はこう語る。「役所さんは、すごくシャイなので、最近はプライベートのこと、特に家族のことはあまり語りたがりません。それがテレビ番組で、珍しく奥さんのことをかなり長く話していたので驚きました」現在は主演映画『すばらしき世界』が公開中、そして7月にも主演映画『峠 最後のサムライ』の公開が控えている。いまや日本を代表する俳優だが、’82年に妻・さえ子さん(69)と結婚したときは“稼げない役者”の1人だった。さえ子夫人は当時、河津佐衛子として活躍していた先輩女優。結婚について役所本人は、雑誌のインタビューで恥ずかしながらも次のように語っていた。《体も弱っていたし、気弱になっていたし、女房がそばにいてくれないとダメになっていきそうで、勢いで結婚を迫っていましたね。好きだったしね。でも女房は迷ったでしょう。生活力はないし、将来のことはわからないし、酒飲みで酔うとだらしないし、年下だし。相当悩んだらしいですよ》(『週刊平凡』’86年7月4日号)ブレークのきっかけとなった大河ドラマ『徳川家康』の織田信長役について、役所本人も「結婚祝いで役をもらったようなもの」と、語っている。大抜擢だったが、本人はかなり重圧に悩んだという。『サワコの朝』では、こんなコメントも……。「いやぁ僕は本当にものすごい緊張しいなんですよね。だから、セリフを覚えているときから緊張しちゃっているから覚えられない。うちのカミさんなんかは、『この人は向いていないかもしれない』って思ったみたいですよ」どうやら当時はかなりダメ出しされたようだ。自らを“緊張しい”と語る役所。女優を引退し、所属事務所の社長として夫のプロデュースに徹するようになった、さえ子夫人との関係も、いつも緊張をはらんでいるという。■飽きないのは役者の仕事と妻だけ前出の知人が続ける。「若いころに苦労をかけたからか、役所さんはものすごい恐妻家なんです。奥さんは仕事には妥協は許さない人です。役所さんはいつも奥さんの評価に戦々恐々としています。役所さんの現場マネージャーには、関係者の間で“日報”とも呼ばれているレポートの提出が課せられています。“何時、○○氏と打ち合わせ。その後、雑談”“何時、昼食。メニューは……”など、マネージャーがこと細かく1日の出来事をまとめて、社長である奥さんにメールなどで報告しているのです。また不倫愛をテーマにした映画『失楽園』については、役所さん本人も“出演するかどうかを奥さんに相談した”と語っていました。日々のスケジュールから、どんな仕事を受けるかも、さえ子夫人がしっかり管理しています。役所さんの成功は、もちろんご自身の努力の賜物です。しかし半分は、さえ子さんの功績ともいえると思います」キャンピングカーを衝動買いしたものの、結局一度もキャンプにはいかず……といった飽きっぽいエピソードにも事欠かないという役所。だがその彼が“飽きないこと”は2つだけあり、それが俳優という仕事と、さえ子夫人なのだという。「’98年に『週刊文春』で阿川佐和子さんと対談したときの見出しが《飽きっぽいのに役者と女房だけは続いています》でした」(前出・知人)冒頭で紹介した『サワコの朝』で、役所はこんなエピソードも明かしていた。「乾燥しているから加湿器を2台くらい回しているんですけど、水が意外と重たいから、僕がけっこう替えていたんですよ。でも今朝かな、(妻から)替えてって言われていたのを忘れてたんですよ。替えようかなって思っていたら、(すでに)替わっていて、(妻が)『(私が)やりました』って……」さえ子夫人の呆れた口調のモノマネまで披露した役所。そのときの様子について、前出の知人は、「似ているがどうかは置いておいて、奥さんへの深い愛情を感じました。さえ子さんについて珍しく語ったのは、長年支えてくれた彼女への役所さんなりの“ラブレター”なのだな、と思いました」39年間に及ぶ結婚生活のなか、仕事や家事への、さえ子夫人のたゆまぬダメ出しが、名優の演技を磨き続けたのかもしれない。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月24日鈴木亮平が、漫画一筋で恋愛が超苦手な少女漫画家を演じ主演する新ドラマ「レンアイ漫画家」に片岡愛之助、木南晴夏、竜星涼、岩田琉聖が出演することが分かった。物語に彩りを添える個性的なキャラクターを演じる。本作は、少女漫画家・刈部清一郎と“ダメ男ホイホイ”久遠あいこという、恋に不器用な2人が繰り広げる、笑えて、ほろっとくるコミック・ラブストーリー。愛之助さんが演じるのは、清一郎(鈴木さん)の担当編集者で、清一郎の才能をいち早く見いだし、売れっ子漫画家に育てあげ、長年支え続けている向後達也。昨今の恋愛事情には少々疎く、自身の経験則と勘に基づくアドバイスは、時にちんぷんかんぷんで空回りすることも。清一郎のスランプを察し、漫画のモデルになるような恋愛を誰かにさせようと提案する。フジテレビ系連続ドラマに出演するのは今回が初となった愛之助さんは「自分の役(向後)にとても驚きました。原作ではユニークな髪型でキャラも濃く、すごい役をいただいたなと思いました(笑)」と言い、「少しちゃらんぽらんで、口八丁手八丁みたいなところがあるので、演じていて楽しいです(笑)。また、あいこと向後の掛け合いも面白さのひとつだと思います」とコメント。木南さんが演じるのは、「少女モーニング」で連載中の売れっ子少女漫画家・金條可憐。刈部まりあ(清一郎)の後輩漫画家にあたるが、可憐は読者アンケート1位の座を巡る最強のライバルとして強烈に意識しており、ベールに包まれたその正体に並々ならぬ関心を抱くキャラクター。ドラマ後半では、清一郎の大ピンチに暗躍し、清一郎とあいこ(吉岡里帆)の関係のカギを握るキーパーソンとなっていく。「原作の漫画を読ませていただき、漫画に登場する自分の役のクセが想像以上に強すぎて、驚きました(笑)」と木南さんもその役柄にびっくりしたそうで、「難しい役をいただいたなと思いました」と出演決定時をふり返る。しかし、徐々に役作りをしていく中で「可憐が今では自分になじんでいます。派手な役なので、つい明るい雰囲気になりがちになりますが、楽しいときでも“ねっとり”を意識して演じています。また、あいこをひっかき回したりするので、意外と大きな役目を担っています!(笑)」とアピールした。そして竜星さんが演じるのは、真面目で爽やかな一流企業勤務のエリートサラリーマン・早瀬剛。あいこが初めて疑似恋愛ミッションをする相手だ。早瀬があいことの朝活デートでみせる胸キュンシーンはひとつの見どころ。竜星さんは「今回は二枚目の役です(笑)!今までは三枚目の役が多かったので、試行錯誤しながら王道のエリート会社員で、誰もが“この人と付き合いたいな”と思ってもらえるような人物を骨太に作り上げていければいいなと思います」と演じる役柄について語り、「キュンキュンしてもらえるような要素がたくさん詰まっている作品だと思います。王道のキラキラとしたハイブリッドサラリーマンを演じておりますので、ぜひとも、まずは第1話でキュンキュンしてもらえたらなと思います!」と視聴者へメッセージを寄せている。また、最愛の父を亡くし、叔父の清一郎が引き取ることになった小学生・刈部レン役には、大河ドラマ「麒麟がくる」で徳川家康の幼少期・松平竹千代を演じ話題となった岩田さんに決定。人の気持ちをよく察し、おとなしく、大人びた性格のレンは、清一郎やあいこと生活を共にするようになり、少しずつその性格にも変化が…。一方、レンの存在はコミュニケーションが苦手な清一郎を徐々に変えていくことになる。「レンアイ漫画家」は4月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月24日俳優の新田真剣佑ら、映画『ブレイブ -群青戦記-』(3月12日公開)の出演者陣が23日、Twitter及びInstagramに作品のオフショットを投稿した。同作は笠原真樹による人気漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』の実写化作。いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延び、平和な現代に戻ることを目指す。キャスト陣は「#WeAreBrave」のハッシュタグで、自身の1枚を投稿。主演の新田は「『一所懸命』想いを繋げ。」という言葉とともに、松平元康(徳川家康)役で出演している故・三浦春馬さんと抱き合うショットをアップし、「泣いてしまう」「素敵な2人」「春馬君を思う気持ちが伝わってくる」と感動の声が続々と寄せられている。新田の他、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邊圭祐、濱田龍臣、鈴木仁、 飯島寛騎、福山翔大、水谷果穂、宮下かな子、市川知宏、高橋光臣、長田拓郎、足立英、草野大成、大地伸永、田川隼嗣、池田純矢、本広克行監督、奥住英明アクション監督が各自の1枚をアップ。作品の公式Twitterでは「#候補1千枚以上」と膨大なオフショットの中から選ばれた写真であることを示し、「緊急事態宣言下、完成披露試写会の実施は叶いませんでしたが、3/12(金)『#ブレイブ群青戦記 』映画公開に向けて、一所懸命に頑張ります!」とコメントを寄せた。
2021年02月23日戦国時代を舞台にした青春映画『ブレイブ ‐群青戦記‐』のヒット祈願イベントが2月11日、東京・上野東照宮で行われ、本作が初の単独主演作となる新田真剣佑、共演する山崎紘菜、鈴木伸之(劇団EXILE)、渡邊圭祐、メガホンをとった本広克行監督が出席した。笠原真樹の人気コミック『群青戦記グンジョーセンキ』を実写映画化。ある日突然、校舎まるごと戦国時代にタイムスリップしてしまったスポーツ名門校の生徒たちが、“部活で培った身体能力”と“歴史を知る現代人の知識”を駆使し、戦乱を生き延びようと奮闘する。本作では三浦春馬さんが武将・松平元康(のちの徳川家康)を演じており、家康公を祀り、勝利の神様としても知られる上野東照宮がヒット祈願の会場に選ばれた。本殿での祈祷を終えた新田は「(自身が演じた高校生)蒼にとっても、僕にとっても家康はとても大きな存在なので、この場でこういうイベントができてうれしい」と感激しきり。自身を戦国武将に例えると「家康タイプ。(ホトトギスを)無理やり泣かせるのはかわいそうですし、待ちます」と分析。共演陣は「意外!織田信長に似ていると思う」(山崎)、「まっけんは確かに家康タイプ。どっしりしていて、常に落ち着いて行動している」(鈴木)と新田の印象を語った。文武問わず各分野に長けた高校生たちの戦いぶりについて、新田は「見ていて飽きない、日本版の『アベンジャーズ』。鈴木伸之さんが先頭に立つアイアンマンなんです。本当にかっこいい」。この発言に、当の鈴木は「めっちゃ、うれしい!」と大喜びし、「誰かのために行動し、決断する登場人物の姿がまぶしくて、涙がこぼれそうなシーンも多々あった。現代に生きる皆さんに共感してもらえるメッセージがある」とアピールしていた。山崎も「一生懸命に頑張る登場人物がキラキラしていてかっこいい。自信や夢をもつのが難しい状況だからこそ、明日へのパワーをもらえるはず」。渡邉は「役柄の個性が際立っている」とキャラクターの魅力を熱弁した。また、本広監督は「撮影中はこういう状況(コロナ禍)になるとは思っていなかったが、すべてがスケジュール通りで、公開も延期されることなく作品が生まれたことに、考えるところがありますね」と感慨深げ。イベントの締めくくりとして、出席者がおみくじを引くと、新田が見事“大吉”を引き当て「うれしいなあ!」と映画のヒットに期待を寄せていた。取材・文・写真:内田涼『ブレイブ -群青戦記-』3月12日(金)より公開
2021年02月11日鈴鹿央士が、特別企画ドラマ「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」に出演することが決定。松平元康役(後の徳川家康)を演じる。本作は、桶狭間の戦いを題材とした本格時代劇。市川海老蔵が織田信長を演じるほか、三上博史、広瀬すず、中尾明慶、竹中直人、北村一輝、松田龍平、黒木瞳、佐藤浩市と豪華キャストの出演が決定している。デビュー作『蜂蜜と遠雷』で各映画賞の新人賞を総なめにし、「MIU404」、「ホリミヤ」のドラマ・映画化では主演を務め注目を集める鈴鹿さんが今作で演じる元康は、今川軍の先鋒として織田軍の出城である丸根砦を攻め落とす。その際に、砦に援軍を送らなかった非情とも思える信長の戦法を目の当たりにし恐れおののく。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の信長を思い出し、信長の存在を強く意識するのだ。「まさか僕があの松平元康の役をやらせていただく時が来るとは思っていませんでした」と今回の出演に心躍らせる鈴鹿さんは、「実際に演じてみて、歩き方やしぐさで松平元康という人物を出していかないといけない場面があったりして、そういう場面は現場で監督さんやスタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら、撮影していました」と撮影をふり返る。そして「歴史の教科書で、絶対に載っている“桶狭間の戦い”が豪華なキャストの方々が集まり、一つの映像作品になりました。とても重厚感のある作品になっています。僕はその中に少しでもいい感じに入り込めれば幸いです。皆さんぜひ、ご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せた。十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」は3月26日(金)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年02月08日人気漫画「群青戦記 グンジョーセンキ」を、新田真剣佑主演で実写化する『ブレイブ -群青戦記-』より、部活ユニフォームに鎧を纏う個性あふれる姿が切り取られた場面写真が一挙公開された。高校生アスリートたちが、仲間を守るために生死を賭けた戦いの中で成長していく結束力のドラマと、高校生vs戦国武士という異色のアクションを熱く描く本作。今回到着した場面写真では、突如、現代から戦国時代へタイムスリップした高校生たちが、部活ユニフォームと鎧をミックスさせた装いで、戦いに向け精悍な顔つきを見せる。松山ケンイチ扮する織田信長の軍に囚われた仲間を救うべく、それぞれの部活の特性を活かして戦っていく彼ら。燃え上がる玉をバットで打つ様子や、空手部の相良煉(福山翔大)とフェンシング部の成瀬勇太(飯島寛騎)が背中合わせに構える場面も登場。また、蒼(新田さん)たちより先にタイムスリップしている不破瑠衣(渡邊圭祐)の黒い鎧と仮面を着けた姿、鋭い眼光を見せる信長、徳川家康(三浦春馬)の場面写真も公開された。『ブレイブ -群青戦記-』は3月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブレイブ ‐群青戦記‐ 2021年3月12日より全国にて公開©2021「ブレイブ ‐群青戦記‐」製作委員会©笠原真樹/集英社
2021年02月08日3月12日(金)公開の新田真剣佑主演映画『ブレイブ ‐群青戦記-』の新場面写真が公開となった。本作は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載された笠原真樹による人気コミック『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写化した【部活×青春×歴史】のエンタメ超大作。現代から戦国時代へタイムスリップしたスポーツ強豪校の高校生アスリートたちが仲間を守るため、戦国武士との戦いに身を投じていく。そんな異色の人間ドラマを描く本作の主人公・西野蒼役を演じるのは、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、数々の映像作品で活躍する新田真剣佑。彼を導く徳川家康役に三浦春馬さん、主人公たちの前に立ちはだかる強大なカリスマ・織田信長役に松山ケンイチ、蒼を支える幼なじみのヒロイン・瀬野遥役に山崎紘菜など、華やかな面々が名を連ねる。また、本作の監督を『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で実写邦画興行収入の歴代1位を獲得し、近年ではアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズを総監督として大ヒットに導いた巨匠・本広克行が務めた。今回公開となった場面写真では、現代から戦国時代へタイムスリップした高校生たちが部活ユニフォームと鎧をミックスさせた装いで戦いに向けた精悍な顔つきをしている。彼らは織田信長(松山ケンイチ)の軍に囚われた仲間を救うため、各々の部活の特性を活かして戦う。そのアクションは勿論、鎧とユニフォームが絶妙に混じりあった衣裳にも注目してほしい。また主人公・蒼(新田)たちに先駆けて戦国時代にタイムスリップした高校生・不破瑠衣(渡邊圭祐)が黒い鎧と仮面を身にまとう姿や、鋭い眼光を見せる織田信長、徳川家康(三浦春馬)の場面写真も併せて公開となっている。彼らが高校生アスリートたちとどう関わっていくのだろうか。残り約1か月となった本作の公開を引き続き期待しよう。『ブレイブ -群青戦記-』3月12日(金)より公開
2021年02月08日映画監督・紀里谷和明が新たに手掛ける作品『新世界』のパイロット映像が公開された。『新世界』は、紀里谷監督が長年にわたり企画構想を温めてきた、近未来の東京を舞台にした作品。最先端CG技術を生かし、これまで誰も見たことのない新しい表現に挑戦する。今回公開されたパイロット版は、2022年公開に向けた長編製作の第一歩。この映像制作にあたり、クラウドファンディングプロジェクトを実施し、903人、総計約1,400万円の支援が集まった。映像では、紀里谷監督のコメントからスタートし、激しいアクションシーンが展開される。また出演には、山田孝之とGACKT。主題歌は「Lux Omnia Vincit」(ラックスオムニアヴィンセット)が提供し、黒木華がボーカルを担当していることも明らかになった。『新世界』ストーリー全国を襲った大規模な震災が引き金となり、国のシステムが崩壊した近未来の日本。スラムと化した街には犯罪者が溢れ、8年にも及ぶギャングの縄張り争いが全国各地で激化していた。中でも浅井、徳川、今川、斎藤を傘下に収める最大の勢力・武田信玄は、いまや警察はもとより政界にまで影響を及ぼすほどの力を手にし、影から国をコントロールする存在となっていた。理想の新世界を求め覇権争いに身を投じる織田の若きリーダー・信長は、襲いかかる今川を返り討ちにすると、続いて斎藤への奇襲にも成功する。これを機に、武田の「奴隷」として生きて行くことに葛藤を覚えていた徳川家康は、幼なじみでもあった信長からの誘いに応え、共に歩むことを決意する。(cinemacafe.net)
2021年02月01日松本潤(37)が’23年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演の徳川家康を演じることが発表され、さっそく“家潤”と愛称がつくなど話題になっている!「たぬきっぽいイメージの徳川家康を松潤が演じるのは意外、と思った方もいると思いますが、彼はこれまでさまざまな役をうまく演じ分けてきました」そう語るのは、『ジャニヲタ女のケモノ道』などを著書に持つ、芸人の松本美香氏。「『花より男子』の俺様キャラの印象が強いかもしれませんが、『99.9−刑事専門弁護士−』では飄々とした弁護士役。『きみはペット』で演じたモモは年上のお姉さまに甘える男のコ。本当に幅広いんです!」松本氏はこう続ける。「松潤は嵐のライブでも『これ以上のものはないやろ!』という最高の演出をしてくれました。家康のことを研究し尽くして、まったく新しい家康を見せてくれるんじゃないでしょうか。体重を増やしたりもするのかな」さらにはこんな期待も。「日舞のシーンや馬術は持ち前の華やかさと貫禄があるだろうし、真逆にコミカルな部分もあったりして……。もう、いろんな“家潤”に1年間翻弄されたいですね(笑)」「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年01月30日1月19日、松本潤(37)が23年のNHK大河ドラマ「どうする家康」で主演を務めることが発表された。脚本を手がけるのは、ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系)や『コンフィデンスマンJP』シリーズなどで知られる古沢良太氏(47)。徳川家康を“現代に通ずるリーダー像”にアップデートし、幅広い世代が楽しめるエンターテイメントとして描くという。NHK公式サイトに掲載されたコメントによると、松本は「初めにこの話を聞いたのは昨年の11月」と告白。そして「嵐として2020年いっぱいまでは走り切りたいと思ってた僕は、これだけの大きな事を決めることはできないと思い、結論を待っていただきました」と、葛藤ぶりを明かした。しかし「年が明けてから今一度考えました」とし、「嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません」と決意を語っている。初出演となる大河ドラマで主演を務める松本。昨年末をもって活動休止した嵐だが、これまで大河ドラマに出演したメンバーはいない。嵐は複数の番組や大規模なコンサートを抱えていたため、映画やドラマのスケジューリングが容易でなかったという。「その多忙さは、現場でもはっきり見て取れるほど。18年1月から放送された松本さん主演の『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』(TBS系)は夏から秋にかけて撮影。嵐のドームツアーを挟んで、年明けから撮影を再開するというハードさでした。松本さんはブランクを埋めるため、正月早々から共演者に『台本読みの練習をしませんか?』と呼びかけたといいます」(テレビ局関係者)放送中の『麒麟がくる』(NHK)で主役の長谷川博己(43)が撮影開始したのは、19年6月3日。しかし新型コロナウィルスの影響で約3カ月の制作休止を余儀なくされ、クランクアップしたのは昨年12月27日だった。制作休止期間を除いても、実に1年以上の拘束となった。日刊スポーツによると、『どうする家康』の撮影は来夏から始まるという。過密スケジュールになることが予想されるが、松本にとって役者に注力する“新境地”となるようだ。「嵐の活動が続いていたら、挑戦することは難しかったでしょう。かつて松本さんは嵐や役者などの両立に、『どの分野もまだ発展途上』と自己評価していました。それゆえ“ひとつのことに集中できる”という環境は、演技力の向上にもつながるのではないでしょうか。これまでも『仕事は全て共同作業で成り立っている』と語っていたように、松本さんは共演者やスタッフとのコミュニケーションを大切にする人。それに加えて、細部にこだわりながらも全体を見る“演出家”としての視点も持っています。松本さんを座長として、強力なチームの誕生が期待できます」(芸能関係者)NHKの公式サイトでも、「周囲を動かす情熱があり、彼のためなら何とかしたいと、みんなを引きつける魅力があります」と松本を絶賛。新天地での出会いは、松本にとって大きな財産となるだろう。
2021年01月20日「古沢さんの考える家康像はとても斬新です。今までとは違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思っています」NHKの公式サイトで、こうコメントしたの松本潤(37)。松本は1月19日、23年の大河ドラマ『どうする家康』(同局)で主演を務めることが発表された。松本が戦国武将の徳川家康を演じる同作。脚本は、人気ドラマシリーズ『コンフィデンスマンJP』や『リーガル・ハイ』(ともにフジテレビ系)を手掛けてきた古沢良太氏(47)が担当する。これまで20作以上の映画やドラマで脚本を務めてきた古沢氏だが、意外にも時代劇を手掛けるのは大河が初めて。「もともと漫画家志望だった古沢さんは18歳のとき、アクション時代劇もので手塚賞に純入選しています。黒沢明監督(享年88)の時代劇に影響を受けていて、黒沢映画の脚本を相当な数、読み込んできたといいます。ですから時代劇初挑戦とはいえ、盤石の人選といえるでしょう」(制作関係者)そんな『どうする家康』には、映画界からも期待がかかっているという。「松本さんや古沢さんのファンには、若い世代が多い。そして双方のファンから、《時代劇とか大河とか見たことないけど絶対見る》《大河見たことないけど古沢さんなら見てみようかな》といった声がネットに上がっています。映画界はいま、時代劇ファンの新陳代謝をはかりたいと考えています。もともとのファンが高齢となり、名画座で上映しても以前ほど客足がかんばしくないんです。そのため『どうする家康』が新たなファン層を獲得する“起爆剤”になるのではと期待が高まっています」(映画関係者)2年後に空前の“時代劇ブーム”がやってくるかも!?
2021年01月20日2023年放送の大河ドラマは、松本潤主演×脚本・古沢良太タッグの「どうする家康」に決定。松本さんのコメント映像も公開された。吉沢亮主演第60作「青天を衝け」、小栗旬主演第61作「鎌倉殿の13人」に続く第62作「どうする家康」は、『ALWAYS 三丁目の夕日』「リーガル・ハイ」「デート~恋とはどんなものかしら~」「コンフィデンスマンJP」の古沢さんが、誰もが知る徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代(のちの家康)は、今川家の人質としてひっそりと生涯を終えると思っていた。しかし、三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主あるじとして生きる運命を受け入れ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する、乱世に飛び込む。待っていたのは死ぬか生きるか大ピンチで――。1週間の始まりにふさわしい、夢と希望にあふれたハラハラドキドキ、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテインメントだ。主演の松本さんが演じるのは、徳川家康。今回のオファーに驚きと喜び、不安を同時に感じたという松本さんは「初めにこの話を聞いたのは昨年の11月。嵐として2020年いっぱいまでは走り切りたいと思ってた僕は、これだけの大きな事を決めることはできないと思い、結論を待っていただきました。スタッフの皆さんには本当に感謝しています。そして年が明けてから今一度考えました。嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとってこんなに大きな挑戦はありません。また次に、心血を注いでみんなとモノづくりができるなら、この大きな挑戦をしてみたい」と思いを語る。また「古沢さんの考える家康像はとても斬新です。今までとは違う新たな家康を一緒に作っていけたらと思っています。そして乱世に振り回されながら、必死に生き抜き戦国の世を平定させた人物を熱く演じられたらと思います」と意気込んだ。脚本を担当する古沢さんは「主演の松本 潤さんは、華やかさと親しみやすさを持ち合わせ、私の描きたい主人公像『ナイーブで頼りないプリンス』にまさにピッタリ。彼と一緒に、毎週ハラハラドキドキ泣いて笑ってともに駆け抜ける一年間をぜひお楽しみに!」とコメントを寄せている。第62作大河ドラマ「どうする家康」は2023年放送予定。(cinemacafe.net)
2021年01月19日新型コロナウイルス感染拡大に伴い、初詣でを断念したあなたに代わり本誌記者がえり好みにえり好みを重ねて「御朱印」を集めました!題して、「幸せを呼ぶ全国御朱印コレクション」。眺めるだけでも開運に!?■小野照崎神社(東京都台東区)/透かし紙と二重でイラストがかわいい御朱印852年創建され、学問・芸能・仕事の神様として知られる神社。お正月限定の御朱印は、日本画の挿絵をあしらった「月替わりの限定御朱印」と透かし紙と二重構造になった「特別御朱印」の2種類。■上野東照宮(東京都台東区)/家康ゆかりの神社はぼたんも有名江戸時代初期に建立された徳川家康ゆかりの神社で、ぼたんの花で有名。初詣限定御朱印(3,000枚限定、見開き和紙)には金色の社殿や大輪の冬ぼたんが描かれた美しいもので、えとである牛の親子のかわいらしい姿も。■宝徳寺(群馬県桐生市)/お地蔵さんにほっこり室町時代に創建された古刹。お地蔵さんが描かれた月替わりの御朱印が人気で、現在はコロナ収束を願い、アマビエの絵を描いた御朱印も頒布中。■埼玉厄除け開運大師 龍泉寺(埼玉県熊谷市)/繊細な切り絵が美しい御朱印約1200年の歴史を持ち、関東で唯一、厄よけと開運の御利益を同時にいただけるお寺。季節ごとに出される美しい切り絵の御朱印が人気で、今年の初詣限定御朱印は2種類。■別小江神社(愛知県名古屋市)/LINE限定の御朱印も!繁栄、安産子授けの神様をお祭りする神社。毎月絵柄が替わる御朱印は種類も多く、全国神社人気ランキング御朱印部門で3年連続1位を獲得。お正月限定の御朱印はえとの牛が墨で描かれた御朱印のほか、LINE限定も。■村屋坐弥冨都比売神社(奈良県磯城郡田原本町)/禰宜がデザインしたアマビエ御朱印!縁結び神や内助の功の神として知られる神社。デザイナーでもある禰宜がデザインしたアマビエの御朱印はコロナに負けない力強さとユーモアがあると評判。梅の花をあしらったお正月限定も。■建勲神社(京都府京都市)/『刀剣乱舞』の聖地としても知られる織田信長の功績を称え、明治天皇により創建された神社。『刀剣乱舞』ファンの聖地にも。「天下布武」の印と信長が安土城にいたときに使用していた龍章印をモチーフにした御朱印は、通常こちらの神職が書かれている。■水堂須佐男神社(兵庫県尼崎市)/切り絵の持ち帰りはクリアファイルで「万葉の花」が描かれた天井画が有名。季節の押し花付きや万葉歌が筆でしたためられた御朱印が人気で、お正月限定は切り絵が美しい御朱印を含めて3種類。※緊急事態宣言中、御朱印の頒布期間や授与方法に変更されている可能性がございます。各神社のホームページ等でご確認ください。「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月16日TBS開局70周年記念 舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 -大坂冬の陣- Supported by くら寿司の公開ゲネプロが、9日に東京・IHIステージアラウンド東京で行われた。同作は『刀ステ』と呼ばれるシリーズの最新公演。名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案に舞台化し、圧倒的な人気を博している。2021年は360°の回転ステージであるIHIステージアラウンド東京で、舞台『刀剣乱舞』大坂冬の陣/大坂夏の陣と2作続けての公演を行う予定だ。10日より開幕する「大坂冬の陣」には、本田礼生(一期一振役)、前嶋曜(鯰尾藤四郎役)、北川尚弥(骨喰藤四郎役)、佐々木喜英(宗三左文字役)、松田凌(加州清光役)、北乃颯希(太閤左文字役)、鈴木裕樹(真田信繁役)、姜暢雄(大野治長役)、小松準弥(豊臣秀頼役)、日南田顕久(弥助役)、安田桃太郎(阿形役)、杉山圭一(吽形役)、松村雄基(徳川家康役)、そして荒牧慶彦(山姥切国広役)が出演。豊臣と徳川最後の戦いとなる「大坂冬の陣」を舞台に、様々な思惑と信念がぶつかり合う壮大な人間ドラマが繰り広げられる。初のIHIステージアラウンド東京となった今回の公演では、客席が回転する同ステージの特性を生かした場面転換はもちろん、スクリーンも大胆に活用。刀剣男士たちがステージとともに駆け続ける殺陣や、セットを利用した殺陣など見せ方も多岐にわたり、これまで同会場で行われた公演を見てきた観客も唸るような内容となっている。公演はIHIステージアラウンド東京にて、1月10日〜3月28日。○本田礼生 コメントついに開幕しました。多くの方に応援していただいているこの作品に出演出来る事を、改めて幸せに思います。演劇をやる事が難しい世の中ですが、この作品が少しでも光になるように、精一杯頑張りたいと思います。劇場にお越しいただいたお客様にも、残念ながらそれが叶わない方にも、全てのファンの皆様に届くように、一期一振として生きていきたいと思います。○前嶋曜 コメント歴史ある作品に携われた事、本当に嬉しく思います。今作、刀ステ史上最大のスケールでお送りします。稽古場では、一人一人が支え合いながら情熱をもってこの作品と戦ってきました。なかなか身動きが取りづらい状況ではありまずが、皆様に何かの力になる事を願い、キャストの皆さん、スタッフの方々と共に、これまで創り上げてきたものを全力で届けていきます。○北川尚弥 コメントまずはこうして舞台に立つことができるということに感謝しています。そしてIHIステージアラウンド東京という劇場で公演をすることにより、舞台『刀剣乱舞』の世界観をより壮大に皆さんにお届けできると思っております。100公演とロングラン公演となりますが、1公演1公演大切に物語を創り上げていきます。皆さんに楽しんでいただけますよう、全力で演じさせて頂きますので、最後までご声援の程、よろしくお願いします!○佐々木喜英 コメント約4年ぶりに舞台『刀剣乱舞』の世界に帰って来る事が出来てとても嬉しく思っています。虚伝を乗り越え、成長した宗三左文字の姿にも是非ご注目いただけると幸いです。昨今の状況の中で舞台に立てる場をいただける事に感謝し、1公演1公演、皆様にお会い出来る喜びを噛み締めながら、無事に千秋楽まで駆け抜けられるよう、気を引き締めて参りたいと思います。是非ご期待ください。○松田凌 コメント2021年、新年を迎えての初めての観劇に相応しいスケールの大きい作品となりました。こんな時代ではありますが、こんな時代だからこそ届けたいものがあります。明けない夜はない、止まない雨もない。我々が紡ぐ蒼き空をどうか観にいらして下さい。誠心誠意、精魂込めて演じさせて頂きます。劇場にて心よりお待ちしております。○北乃颯希 コメントまずはこの状況下で公演ができる事を嬉しく思います。そして刀ステファンの皆様、改めまして太閣左文学を演じさせて頂きます北乃颯希です。僕は今回この刀ステに初参加なのですが、稽古が進むにつれてカンパニーのみんなの熱さが自分に伝わってきました。僕も負けられないぞという負けん気精神で、稽古に全身全霊をかけてきました。IHIステージアラウンド東京に立てる喜びを胸に、日々精進していきますので、是非大坂冬の陣公演を楽しみにしてください!!○荒牧慶彦 コメント大坂冬の陣、夏の陣はこれまでの刀ステ史上最大規模の殺陣、ステージング、物語となります。次の夏の陣に繋げるためにも冬の陣公演をしっかりと戦い抜きたいと思っています。まだまだ気をつけなければならないことは多いですが、しっかりと気を引き締めて公演に臨みます。皆さんも楽しみに。そして、体調には気をつけて元気にお会いしましょう。参る!!○あらすじ歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」によって過去への攻撃が始まった。時の政府は「 審神者(さにわ)」なるものたちに歴史の守護を命じる。その審神者の物の心を 励起する力によって生み出された「 刀剣男士とうけんだんし」たちは、さだめられた歴史を守る戦いへと身を投じるのだった。慶長十九年、大坂。方広寺鐘銘事件を発端に、豊臣と徳川の衝突は避けられないものとなっていた。戦国時代最後の戦いとなる大坂の陣が目前に迫る時代に、本丸より出陣した六振り。徳川陣営の偵察を進める一期一振、鯰尾藤四郎、骨喰藤四郎。時間遡行軍による干渉は確認できなかったが、徳川本陣を偵察した鯰尾が、家康の傍で怪しげな従者を見かけたと報告する。さらなる調査のため、再び徳川本陣の偵察へと向かう鯰尾と骨喰。一期は異変を知らせるため、隊長である山姥切国広たちのもとへと向かった。その頃、山姥切、加州清光、宗三左文字は、潜入調査のために真田丸に入り込んでいた。大坂冬の陣の要となる出城であったが、未だ改変の兆しは表れていなかった。山姥切たちはその真田丸で、かつて小田原の地で戦った男と再会する。今は豊臣秀頼に仕えているという男の存在に、山姥切は不穏な気配を察するのだった。真田丸で合流した一期は成りゆきから、時間遡行軍に命を狙われる秀頼を護衛することとなる。果たして、大坂の地で何が起きているのか?そして謎の刀剣男士・太閤左文字との出会いが、一期たちにもたらすものとは…。(C) 舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (C)2015 EXNOA LLC/Nitroplus
2021年01月10日’20年はコロナで明けて、コロナで暮れる、まことに暗い1年になってしまいました。私がいちばん残念に思うのは、コロナで人が集まれないために、法話の会ができなくなったことです。立派な会場でする講演会と違って、ここでは本音の法話ができるし、来てくださった人々もざっくばらんに相談してくれます。寂庵で皆さんと会って、お互いの顔を見ながら一人ひとりの悩みを聞いているうちに、今の社会が見えてくる。次に何を話そうか、あるいは何を書こうかというアイデアやエネルギーも、人と話すうちに湧いてくるのです。人は顔を合わせないと、慰め合うこともできません。コロナのせいで人と会えなくなったのは、非常につらい、寂しいことでしたね。その寂しさを救ってくれたのは、私の66歳年下の秘書・瀬尾まなほが産んだ赤ちゃんでした。その赤ちゃんが本当にかわいい。もちろん私の孫ではないのですけど、かわいい子がそばにいるだけで、気持ちが明るくなります。まなほの赤ちゃんと廊下に寝転んで遊んでいると、自分が子どもにかえったような気持ちになる。そのおかげなのでしょうか。年が明けると私は数えの100歳になるのに、自分ではその実感がまったくない。もっとおばあさんになってヨボヨボになるかなと思ったらそうでもないのです。いつも若い人といっしょにいることが、私の元気と長寿の秘訣かもしれません。長寿の秘訣といえば、今から400年ほど前、徳川家康に長寿法を尋ねられた天台宗の天海僧正は、こう教えていらっしゃいます。気は長くつとめは堅く色うすく食細うして心広かれ今も昔も、短気は短命のもとなのですね。「気を長くしてゆったりとした心を持ち、自分の仕事はなまけないでしっかり勤め、色ごとはほどほどにして、大食しないように。心は常に広く持ち、何かにつけ、かっかと怒らないようにしなさい」という意味です。あまり面白味のない生活になりそうですけど(笑)、皆さんも天海僧正の教えどおりになさると、もっともっと長生きできると思います。寂庵の外の出来事に目を転じると、長引く自粛生活によって正社員と契約社員の収入格差、お金持ちの子どもと貧しい家庭の子どもの教育格差などが拡大するとともに深刻な差別社会に進んでいます。安倍さんと代わった菅首相は、国民に「自助・共助・公助」を呼びかけました。つまり「生活苦も病気も老親の介護も自分でしなさい。できなければ地域や仲間で助け合いなさい。どうしてもだめなときだけ国が助けてあげますよ」ということです。実家が貧しく、奨学金とアルバイトだけで都会の大学に通っている大学生や、パートで子どもを養育していた母子家庭のお母さんたちが、コロナで働く場所を失いました。ごはんが食べられない。家賃も光熱費も払えない。保育園や幼稚園にも入れられない。世界的規模のコロナ禍を乗り切るためにはもう「自助」や「共助」の領域を超えています。“公助=国の政治がどう機能するか”、が問われているのです。鎌倉時代の仏教僧で日蓮宗の宗祖・日蓮上人は、こう説いています。国家の安危(あんき)は政道の直否(じきひ)に在り国家が安泰であるか否かは、政治が正しく行われているかどうかにかかっています。私たちの国の運命を左右するのは政治です。政権に不正や混乱が多発して国政を誤れば、日本の将来は危ない。国の危機イコール国民の悲劇です。私たち国民は、政権の動きにたえず関心を持って、悪い政治には反対の声をあげましょう。安倍政権のとき、安保法案や原発再稼働に多くの国民が反対して、私も車いすで反対集会やデモに参加しましたけど、政権はその声を無視しました。菅政権も同じかもしれませんけれども、自分たちの払った税金で行われている政治なのですから、国民は意見を言うべきだし、そうしなければ、不幸になるのは私たち国民なのです。とりとめのない話が続きましたから、新年を迎えるにあたってのミニ法話を一つしましょう。皆さんは、室町時代の禅僧の一休禅師をご存じでしょうか。とんちが得意だった子ども時代のことは昔、『一休さん』というアニメになりました。その一休さんが24歳のとき、こんな歌を残しています。有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)へ帰る一休み雨降らば降れ風吹かば吹け「漏」とは、煩悩をいいます。「有漏路」は「煩悩の有る、私たちが生きているこの世」の意味。「無漏路」は「死んで煩悩が消え去ったあの世」のことです。現代語に訳せば、こんなふうです。「人の一生とは、この世からあの世へ行く短い旅の途上にすぎない。その旅の途上で一休みしているのが今の私だ。雨も風も、好きなだけ降りつけよ、吹きつけよ。豪雨も暴風も旅の途上のほんの一休みの間の出来事にすぎず、たいしたことではない」若くしてこの世の諸行無常を悟った一休さんの、清々しい風貌が目に見えるようです。深夜の寂庵で一人原稿用紙に向かっていると、屋根や雨戸に激しい雨があたる音が聞こえてきたりします。そんなとき私は万年筆を置いて、口ずさみます。「雨降らば降れ、風吹かば吹け」そうすると、不思議に気持ちが落ち着くのです。お釈迦さまは「この世は苦の世の中だ」とおっしゃいました。この世に生きているかぎり、私たちには悲しいことやつらいことが、次から次に押し寄せてきます。いちいちそれに惑わされて右往左往していたら、生きていけません。人間のいちばん大切なことは、優しくあること。優しいというのは、他人が持っている苦しみと悲しみ、怯えと憂いを察して、それを慰めてあげることです。私たちの一生は、長生きしたってたかが100年です。たとえこの世に何が起こっても、皆さんは一休さんのようにドンと腹を据えていてください。心に余裕ができれば人間として優しくなる。人が慰め合い、いたわり合えば、今のようにどっちを向いてもつらい世の中が、きっと和やかになると、私は信じています。少しは、コロナの年の新春法話らしくなったかしら(笑)。コロナがおさまったら、また寂庵でお会いしましょう。コロナの一日も早い収束と、皆さんの健康と幸せを私はここで切に祈っています。(談)
2020年12月31日メリーチョコレート(Mary’s Chocolate)から2021年のバレンタインに向けたチョコレートが登場。2021年1月より、全国の百貨店・量販店等で順次発売する。"ムーミン"とコラボレーション7年目を迎えるムーミンとの人気コラボレーション。2021年は、主人公・ムーミントロールやリトルミイを彩り豊かに描いたチョコレートや、"ニョロニョロ"が主役のチョコレートを取り揃える。パッケージには、ムーミンの愛らしい仲間たちに加え、メリーチョコレートが度々用いてきた"タータンチェック"をプリントした。子猫のチョコレートまた、「マ プティット ミネット~Ma Petite Minette~」からは、パッケージにキュートな子猫のイラストをあしらったショコラアソートを用意。ハートやリボン、ティーカップなどをかたどり、フェミニンな見た目に仕上げた。織田信長など戦国武将をイメージさらに、戦国時代に活躍した英雄たちをモチーフにしたユニークな「ツワモノ(TSUWAMONO)」のチョコレートもラインナップ。百貨店限定で発売する「無双の者」では、「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」をイメージして、それぞれのゆかりの地や逸話にまつわる味を再現した。世界的ショコラティエのチョコレートもショコラティエ・大石茂之が、2020年の世界的チョコレートイベント「サロン・デュ・ショコラ パリ」に出品する予定だった、トーキョーチョコレートの「プレミアムセレクションボックス」も販売する。あんず飴をイメージしたショコラや、若い青山椒と辛い赤山椒を組み合わせたチョコレートなど、和の要素を取り入れた奥深い味わいのアソートだ。【詳細】メリーチョコレートのバレンタイン2021発売日:2021年1月より順次展開取扱店舗:全国の百貨店・量販店等商品例:・「ムーミン × メリーチョコレート」・「マ プティット ミネット~Ma Petite Minette~」・「無双の者」<百貨店限定>・「プレミアムセレクションボックス」【問い合わせ先】株式会社メリーチョコレートカムパニー お客様サービスセンターTEL:03-3763-0361(9:00~17:00 土・日・祝を除く)
2020年12月28日俳優の風間俊介が、新型コロナウイルスに感染したことが22日、明らかになった。同日、ジャニーズ事務所が発表した。風間は22日午前から37.1度の発熱があり、声が出ないという症状があったため、PCR検査を実施。その結果、陽性であることが確認された。ジャニーズ事務所は「今後につきましては、保健所のご指導により、療養及び経過観察いたします。また、発症以前ではございますが、この数日の間に弊社関連施設への立ち入りがございましたので、該当施設の消毒作業を実施いたしました」と報告した。また、「今回は、今後の活動状況等を踏まえて、できる限り皆様にご迷惑をおかけしないことを優先し、まずは、風間が新型コロナウイルスに感染した旨のご報告を迅速にすべきと判断いたしました。そのため、濃厚接触者の特定をはじめとする保健所とのやりとりが完了していない状態ではございますが、皆様にご報告することといたしました」としている。風間は、現在放送中のフジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』で主人公の夫役、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に徳川家康役で出演。ドラマの他にも、情報番組『ZIP!』(日本テレビ)、バラエティ番組『林修のニッポンドリル』(フジ)、ドキュメンタリー番組『RIDE ON TIME』(同)のナレーションと、様々なジャンルの番組にレギュラー出演している。
2020年12月22日2021年3月12日(金)に公開が決定している映画『ブレイブ ‐群青戦記-』の本ポスターと本予告映像が公開された。本作は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載された笠原真樹による人気コミック『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写化した【部活×青春×歴史】のエンタメ超大作。現代から戦国時代へタイムスリップしたスポーツ強豪校の高校生アスリートたちが仲間を守るため、戦国武士との戦いに身を投じていく。そんな異色の人間ドラマを描く本作の主人公・西野蒼役を演じるのは、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、数々の映像作品で活躍する新田真剣佑。彼を導く徳川家康役に三浦春馬さん、主人公たちの前に立ちはだかる強大なカリスマ・織田信長役に松山ケンイチ、蒼を支える幼なじみのヒロイン・瀬野遥役に山崎紘菜など、華やかな面々が名を連ねる。また、本作の監督を『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』で実写邦画興行収入の歴代1位を獲得し、近年ではアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズを総監督として大ヒットに導いた巨匠・本広克行が務めた。今回公開された本予告映像では、戦国時代へタイムスリップした高校生たちが、松山演じる織田信長の軍に囚われた仲間を救うため、信長軍の砦を攻めること。囚われた仲間を救いたいと嘆く蒼を三浦さん演じる徳川家康が力強い言葉で鼓舞。さらに、UVERworldが書下ろした主題歌「HOURGLASS」が流れると、優れた身体能力と現代ならではの知識やドローンを駆使して信長軍に立ち向かっていく。また、併せて水谷果穂、宮下かな子、市川知宏、高橋光臣が追加キャストとして出演していることも明らかとなった。◆『ブレイブ -群青戦記-』本予告映像『ブレイブ -群青戦記-』2021年3月12日(金)より公開
2020年12月15日俳優の新田真剣佑が主演を務める、映画『ブレイブ -群青戦記-』(2021年3月12日公開)の特報映像、及び新キャストが明らかになった。同作は笠原真樹による人気漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』の実写化作。いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延び、平和な現代に戻ることを目指す。今回解禁となった映像では、スポーツ強豪校の高校生たちが、突如現代から戦国時代へタイムスリップし、松山ケンイチ演じる織田信長の軍に囚われた仲間を救うため、信長軍の砦を攻めることになる様子が描かれた。囚われた仲間を救いたいと嘆く蒼(新田真剣佑)を、徳川家康(三浦春馬さん)が力強い言葉で鼓舞すると、UVERworldが本作の為に書下ろした主題歌「HOURGLASS」が流れる中、優れた身体能力と現代ならではの知識やドローンを活かした戦い方で戦闘開始となる。追加キャストとして、水谷果穂、宮下かな子、市川知宏、高橋光臣の出演も発表された。
2020年12月15日異色の“部活×青春×歴史”コミックを豪華キャストで映画化する『ブレイブ ‐群青戦記-』が2021年3月12日に公開。この度、新田真剣佑ら高校生たちと松山ケンイチ演じる織田信長軍が激突する本予告と本ポスターが解禁。徳川家康を演じた三浦春馬さんも印象的に登場している。この度解禁となった映像では、スポーツ強豪校の高校生たちが突如、現代から戦国時代へタイムスリップ!松山さん演じる織田信長の軍に囚われた仲間を救うため、信長軍の砦を攻める展開が描かれている。囚われた仲間を救いたいと嘆く弓道部の蒼(新田真剣佑)を、三浦さん演じる徳川家康が力強い言葉で鼓舞するシーンもあり、その後「UVERworld」が本作のために書下ろした主題歌「HOURGLASS」に合わせて戦闘開始。強豪校の各部活がそれぞれの特性を生かし、優れた身体能力と現代ならではの知識やドローンを活かした戦い方で挑んでいく。さらに今回、水谷果穂、宮下かな子、市川知宏、高橋光臣の出演も明らかになっている。『ブレイブ ‐群青戦記-』は2021年3月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレイブ ‐群青戦記‐ 2021年3月12日より全国にて公開©2021「ブレイブ ‐群青戦記‐」製作委員会©笠原真樹/集英社
2020年12月15日「パワースポットとされる神社は、かつて都があって栄えた場所の周辺に多くあります。そのため、特に京都や奈良、鎌倉などに集中していますが、今回は山を神聖視する日本人ならではの修験道ゆかりの霊験あらたかな神社などもご紹介します。紅葉の名所としてはすべて有名なスポットです」こう話すのは、神社探究家・浜田浩太郎さん。秋も深まり、美しい紅葉もまっさかり。そこで、紅葉の名所かつパワースポットとして名高い神社を浜田さんにセレクトしてもらった。荘厳で美しい景色は、眺めているだけでなんだか運気がアップしてきそう!■十和田神社(青森県)807年、坂上田村麻呂が創建したと伝わり、日本武尊を祭る。青龍が眠るといわれる神聖な十和田湖畔にたたずみ、修験道の霊場としても長年信仰されてきたパワースポット。〈紅葉の見どころ〉十和田湖と杉並木の参道〈御利益〉運気上昇・縁結び〈パワースポット〉占場・開運の小径・原生林■日光東照宮(栃木県)1617年に創建。江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現を主祭神として祭る。江戸城(現在の皇居)の真北にあり、風水・陰陽道の観点から運気がよいとされる。〈紅葉の見どころ〉日光の山々の紅葉と陽明門の彫刻美・五重塔〈御利益〉勝運・家内安全・立身出世〈パワースポット〉北辰の道の起点・奥宮宝塔(徳川家康墓)・上新道■鶴岡八幡宮(神奈川県)1063年、創建。別称・鎌倉八幡宮とも呼ばれる、鎌倉初代将軍の源頼朝ゆかりの神社。武士の都である鎌倉の文化の起点とされている。JR鎌倉駅から徒歩10分ほどで行ける観光名所。〈紅葉の見どころ〉鎌倉国宝館、平家池、旗上弁財天社〈御利益〉出世運・勝負運〈パワースポット〉大銀杏跡・北条政子ゆかりの政子石・源平池■戸隠神社(長野県)霊山・戸隠山の麓に建立された、五社から成る神社。その一帯が日本屈指のパワースポットとされ、神社周辺を含めて紅葉が美しいエリア。〈紅葉の見どころ〉約500メートル続く杉並木と鏡池〈御利益〉スポーツ必勝(奥社)、縁結び(九頭龍社)、学業成就(中社)、芸事(火之御子社)、開拓(宝光社)〈パワースポット〉3つのお社(奥社・九頭龍社・中社)の本殿■小國神社(静岡県)静岡西部に位置する遠江国一宮。因幡の白兎を救った大己貴命(おおなむちのみこと)を祭神とする。神代杉に守られる社殿周辺は、「古代の森」とも呼ばれる。〈紅葉の見どころ〉宮川沿いの大小約1,000本のモミジ〈御利益〉縁結び・心願成就〈パワースポット〉金運の「金銀石」と縁結びの「ひょうの木」■日吉大社(滋賀県)約2100年前に創祀。平安京の表鬼門として鎮座。全国3,800余りの日吉・日枝・山王神社の総本宮で、方除け・厄除けの大社。約3,000本のモミジの木があり、関西屈指の紅葉の名所。〈紅葉の見どころ〉山王鳥居と参道の紅葉のコラボレーション〈御利益〉方除け(悪い方角からの影響を取り除く)・縁結び〈パワースポット〉奥宮がある八王子山の金大巌(こがねのおおいわ)■貴船神社(京都府)全国に約500社ある貴船神社の総本山。貴船川の上流にあり、祈雨・止雨の神として崇敬される。緑・黄・赤のコントラストが美しいと評判の貴船神社の紅葉は、ライトアップも実施。〈紅葉の見どころ〉貴船川沿いの紅葉と川床〈御利益〉運気アップ・縁結び〈パワースポット〉龍穴があると信じられる奥宮■春日大社(奈良県)768年、平城京の守護と国民の繁栄を祈願して創建され、中臣氏・藤原氏の氏神を祭る。鹿を神使としている。〈紅葉の見どころ〉奈良公園の森林〈御利益〉心願成就・縁結び〈パワースポット〉多くのご利益を授かれる若宮十五社■嚴島神社(広島県)593年創建。全国に約500社ある嚴島神社の総本社。古来、宮島自体が神聖視されてきた。平家ゆかりの由緒ある神社。〈紅葉の見どころ〉宮島〈御利益〉家内安全・交通安全・縁結び・商売繋盛〈パワースポット〉海上の大鳥居・客神社・嚴島神社本殿■金刀比羅宮(香川県)江戸時代に「一生に一度は“こんぴらさん”参り」と庶民に親しまれた神社。参道を上り、奥社から瀬戸内海まで見渡す絶景は必見。〈紅葉の見どころ〉約10万平方メートルのご神域の森〈御利益〉金運アップ・航海安全・商売繋盛〈パワースポット〉御本宮・奥社厳魂神社■霧島神宮(鹿児島県)540年創建と伝わる。高千穂峰を信仰対象とする山岳信仰から始まった神社。推定樹齢800年の神木の杉が有名。〈紅葉の見どころ〉天孫降臨神話ゆかりの霧島連山と鳥居へ連なる参道〈御利益〉事始め・縁結び・家内安全〈パワースポット〉杉のご神木・霧島神宮社殿今年は新型コロナウイルスの影響もあるため、実際に詣でる際は、各神社のホームページなどで情報収集を忘れずにしておこう。「マスク着用、密を避ける、大声で騒がないなど、コロナ対策はしっかりと。紅葉を眺めながら歩いたり、写真を撮るなどして、紅葉狩りを楽しみましょう。飲食可能な場所なら、紅葉を眺めながらお弁当を食べるピクニックのような楽しみ方もできますよ」美しい景色に心を清められて、御利益もアップしそう♪「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年10月31日『週刊ヤングジャンプ』の人気コミック『群青戦記 グンジョーセンキ』の実写映画化作品『ブレイブ -群青戦記-』の公開日が、2021年3月12日(金)に決定。この度、特報映像、ティザービジュアル、追加キャストが発表された。主人公・西野蒼役を演じるのは新田真剣佑。本作で初の映画単独主演となる。主人公を導くことになる松平元康(後の徳川家康)役には三浦春馬。さらに、主人公たちの前に立ちはだかる強大なカリスマ・織田信長役を松山ケンイチが務めた。また、蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥の役を、ハリウッド映画『モンスターハンター』への出演も決定した山崎紘菜が演じる。本作の監督を務めるのは、本広克行。高校生アスリートたちが、仲間を守るために生死を賭けた戦いの中で成長していく結束力のドラマと、高校生VS戦国武士という、異色のアクションを熱く描く。初公開となる特報映像は、突然戦国時代へタイムスリップしてしまった蒼ら高校生アスリートたちがそれぞれの競技種目の“武器”を手に対陣を組む、勇ましい姿から始まる。弓、木刀、グローブ、バット、サーベルを手にし、ヘルメットを被り、彼らが立ち向かうのは甲冑に身を包んだ “戦国武士”。蒼らトップアスリートたちが目指すのは、織田信長の砦だ。果たして高校生たちは戦国武士たちが守り固めている信長の砦を陥落させることができるのか。そして、「あいつが無茶苦茶にした歴史をもとに戻さないと」という蒼のセリフの意味とは?“あいつ”とはいったい誰なのか?本編の完成が待ち望まれる映像となっている。ティザービジュアルで描かれているのは、戦場に突き刺さった無数の武士たちの刀に加え、バットや矢、グローブ、ヘルメットなど高校生アスリートたちの“武器”。そして、その中でたったひとり、弓を手にまっすぐこちらを見つめる蒼の姿。高校生VS戦国武将の生死を賭けた戦いの壮絶さを物語っている。また、新田や山崎らと同じスポーツ強豪校に通う高校生アスリートたちを演じる若手キャストも、この度発表された。蒼の幼馴染で剣道部の主将、松本考太を演じるのは、映画『今日から俺は!劇場版』などでの活躍が目覚ましい鈴木伸之(劇団EXILE)。全国剣道選抜大会で個人優勝、持ち合わせたリーダーシップで蒼と遥を引っ張っていく役どころに挑戦している。蒼たちに先駆けて戦国時代へタイムスリップし、歴史の操作を目論む不破瑠依には渡邊圭祐。『恋はつづくよどこまでも』で新人看護師役で出演、『MIU404』では独自の存在感を示した若手俳優だ。そのほか、頭脳明晰な科学部の吉元萬次郎役に濱田龍臣、ライト級インターハイ優勝のボクシング部・黒川敏晃役に鈴木仁、全身凶器を自任する空手部の相良煉役に福山翔大、“超”がつくほどのナルシストなフェンシング部の成瀬勇太役に飯島寛騎、猪突猛進で熱い男のアメフト部・高橋鉄男役に長田拓郎、甲子園ベスト4の実績を持つ野球部の藤岡由紀夫役に足立英といったフレッシュな顔ぶれが揃い、戦国時代を生き抜く高校生役に体当たりでチャレンジしている。『ブレイブ -群青戦記-』2021年3月12日(金)公開
2020年10月15日俳優の新田真剣佑が、映画『ブレイブ -群青戦記-』(2021年3月12日公開)で初主演を務めることが15日、明らかになった。同作は笠原真樹による人気漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』の実写化作。いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延び、平和な現代に戻ることを目指す。新田は弓道部所属で驚異的なポテンシャルを持つが、引っ込み思案で歴史オタクの主人公・西野蒼を演じる。主人公を導くことになる松平元康(後の徳川家康)役として、故・三浦春馬さんが出演。さらに、主人公たちの前に立ちはだかる強大なカリスマ・織田信長を松山ケンイチ、蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥を山崎紘菜が演じる。監督は本広克行が務め、高校生アスリートたちが、仲間を守るために生死を賭けた戦いの中で成長していく結束力のドラマと、いまだ見たことのない高校生VS戦国武士という異色のアクションを熱く描く。新田や山崎らと同じスポーツ強豪校に通う高校生アスリートたちには若手キャストが登場。蒼の幼馴染で剣道部の主将・松本考太役に鈴木伸之(劇団EXILE)、蒼たちに先駆けて戦国時代へタイムスリップし歴史の操作を目論む不破瑠依役に渡邊圭祐、頭脳明晰な科学部の吉元萬次郎役に濱田龍臣、ライト級インターハイ優勝のボクシング部・黒川敏晃役に鈴木仁、全身凶器を自任する空手部の相良煉役に福山翔大、“超”がつくほどのナルシストなフェンシング部の成瀬勇太役に飯島寛騎、猪突猛進で熱い男のアメフト部・高橋鉄男役に長田拓郎、甲子園ベスト4の実績を持つ野球部の藤岡由紀夫役に足立英と、フレッシュな顔ぶれが揃った。初解禁となる特報映像は、突然戦国時代へタイムスリップしてしまった蒼ら高校生アスリートたちがそれぞれの競技種目の“武器”を手に対陣を組む、勇ましい姿から始まる。弓、木刀、グローブ、バット、サーベルを手にし、ヘルメットを被り甲冑に身を包んだ 戦国武士に立ち向かい、織田信長の砦を目指す。蒼の「あいつが無茶苦茶にした歴史をもとに戻さないと」という意味深なセリフも気になる映像に。ティザービジュアルでは、戦場に突き刺さった無数の武士たちの刀に加え、バットや矢、グローブ、ヘルメットなど高校生アスリートたちの武器が描かれ、その中でたった一人、弓を手にまっすぐこちらを見つめる蒼の姿が注目となっている。(C)2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 (C)笠原真樹/集英社
2020年10月15日GACKTが、映画監督・紀里谷和明が新たに手掛ける作品「新世界」の制作に参加することが明らかに。「質の高い芸術が日本から生み出されることにボクGACKTも心打たれました」と参加決定にあたってコメントも到着した。全国を襲った大規模な震災が引き金となり、国のシステムが崩壊した近未来の日本。スラムと化した街には犯罪者が溢れていた。中でも浅井、徳川、今川、斎藤を傘下に収める最大の勢力・武田信玄は、いまや警察はもとより政界にまで影響を及ぼすほどの力を手にし、影から国をコントロールする存在に。理想の新世界を求め覇権争いに身を投じる織田の若きリーダー・信長は、襲いかかる今川を返り討ちにすると、続いて斎藤への奇襲にも成功。これを機に、武田の「奴隷」として生きて行くことに葛藤を覚えていた徳川家康は、幼なじみでもあった信長からの誘いに応え、武田を裏切り共に歩む事を決意する――。6月に制作を発表した「新世界」は、紀里谷監督が長年にわたり企画構想を温めてきた、近未来の東京を舞台にした作品。戦国時代に名を馳せた歴史上の人物たちがモチーフとなった個性豊かなキャラクターが登場し、アニメ先進国である日本の高い技術を生かして、これまで誰も見たことのない映像世界で新しい表現に挑戦する。本プロジェクトでは、クリエイティブ業界の環境やそのあり方について問題意識をもつ紀里谷監督が「クリエイティブの復興」を掲げ、制作の過程や発表、マネタイズまで、新しい形での作品づくりを通して芸術の本質を問いかけることを目指す。そんな思いに賛同したGACKTさんが、制作に参加。どのような形で作品に参加するのか、詳細は今後発表されるようだ。なお現在、その第一歩となるパイロット映像制作(約90秒)のサポーターを募集するクラウドファンディングプロジェクトが「Makuake」にて、8月10日(月)まで実施中。GACKTさんの参加決定を受け、GACKTさん登場シーンの劇中カットポスター、GACKTさんのサイン入り登場シーンの劇中カットポスターなど、新たに4つのリターンが追加された。GACKTコメント世界中が混沌の淵にある。そんな中で、こういった質の高い芸術が日本から生み出されることにボクGACKTも心打たれました。ともすれば地球上からエンターテイメントが消滅しかねない状況でクリエーターやアーティストが立ち上がり、力を結集させて、そしてそれを支持するサポーターたちが立ち上がってくれる。ただ観衆になるだけでは無く、誰もが一緒に創り上げてゆく。盟友・紀里谷監督だからでは無く、この作品の在り方に対して、ボクもひとりの日本人アーティストとして参加します。(cinemacafe.net)
2020年07月28日俳優の三浦春馬さんが7月18日、30歳という若さで死去した。突然の予期せぬ死に、衝撃が広がっている。日テレNEWS24によると三浦さんは同日に仕事の予定が入っていたが、現場に現れなかったという。関係者が自宅を訪れると、首を吊っている三浦さんを発見。搬送先の病院で死亡が確認されたという。また三浦さんの自宅で、遺書のようなものが確認されたとも報じている。97年に連続テレビ小説『あぐり』(NHK総合)で、子役デビューした三浦さん。その後『ブラッディ・マンデイ』(TBS系)や『ごくせん』(日本テレビ系)、『TWO WEEKS』(フジテレビ系)といった話題作で幅広く活躍した。三浦さんは、松岡茉優(25)主演の9月ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)にも出演が決まっていた。お金を正しく使うことにこだわる主人公と男性3人の繰り広げる“恋愛合戦”が見どころで、三浦さんは「台本を読み進めるのがとても楽しみでした」と語っていたという。本ドラマ出演者の三浦翔平(32)とは、08年の『ごくせん』(日本テレビ系)と09年の映画『ごくせんTHE MOVIE』以来の共演。約11年ぶりに披露する“W三浦”にも、注目が集まっていた。また来年には三浦さんが武将・松平元康(後の徳川家康)を演じる、映画『ブレイブ 群青戦記』の公開も控えていた。三浦さんのインスタグラムでは、14日に投稿した新ドラマの告知が最後の更新だった。そこには、《テレビの前の皆様に9月から、より笑って頂きたく撮影に励んでおります!楽しみにいていてください!(原文ママ)》と笑顔の姿が添えられていた。突然の訃報に、三浦さんを偲ぶ声が広がっている。《なぜ、ショックすぎる、、、》《えっ?信じられない。今すごい動揺してます。嘘であって欲しい》《信じられない…どうして…天国で安らかにお眠りください》《端から見たら人気絶頂で、何の心配もないように思っていました。でも、ご本人にとってはそうではなかったのですね… 何が死に急がせたのかわかりませんが、ご冥福をお祈りいたします》
2020年07月18日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、日本の民族衣装である「きもの」を鎌倉時代から現代まで通覧できる展覧会に行ってきました!■特別展「きもの KIMONO」東京国立博物館平成館にて8月23日まで(新型コロナウイルスの感染予防・拡散防止のため事前予約制。オンラインによる事前予約が必要。詳細は公式HPにて)会場は序章と5章に分かれ、小物や絵画を含む約300件が展示。序章では現存する最古の宮廷装束からスタート。第1章「モードの誕生」で安土桃山〜江戸時代の変遷をたどります。第2章「京モード 江戸モード」では、まず、江戸時代前期のきものから。このころは刺しゅうなどで伊達ぶりを競ったり、大胆なデザインで躍動感を出したりと、豪華で圧巻の一言です。一転して贅沢禁止令が出てからは、渋い色みの粋なものが好まれていったことがわかります。第3章は「男の美学」というだけあって男性の陣羽織などがずらり。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の衣装には三者三様の個性が出ていて見応えがありました。第4章の「モダニズムきもの」では明治〜昭和初期に焦点を当てています。数々の華やかなきものに目を奪われることでしょう。精巧を極めた帯留めにも注目です。最終章「KIMONOの現在(いま)」は岡本太郎原案の大胆な柄の作品などが。締めくくりは呉服店の長男というX JAPANのYOSHIKIがデザイナーを務めるきものです。伝統美に現代的要素が取り込まれ、とても個性的でした。800年以上の時をたどる本展。花鳥風月を愛で、日本人の美意識と技術が凝縮された世界にたっぷりと浸ることができます。「女性自身」2020年7月21日号 掲載
2020年07月13日皆さんこんにちは。着物部の北野です。 コロナ禍で開催が心配されましたが、会期を変更して東京国立博物館(平成館)で特別展「きもの KIMONO」がはじまりました。 感染予防・混雑緩和のため、事前予約制となっていますが、早速鑑賞して参りました。日本人の美意識を投影した世界に誇る民族衣装「きもの」。 今回の展示では鎌倉時代から現在まで、染織品や工芸・絵画約300点もの作品が展示される、あでやかで贅沢な構成となっています。主な展示品をご紹介しながらレポートします。記事表紙に掲載のきもの:第5章に展示 TAROきもの 岡本太郎原案 東京・岡本太郎記念館蔵昭和49年頃(1974頃) 撮影:堤 勝雄■序章国宝と重要文化財「きもの」の原型である小袖は、室町時代後期より、染や刺繡、金銀の摺箔などで模様を表し、表着として花開きました。こちらでは十三世紀鎌倉時代の二陪織物表着、16世紀室町時代の綾織の小袖を鑑賞。 鎌倉時代の織物が色、原形を保って現存していることに感動します。■第1章モードの誕生安土桃山・慶長期、元和・寛永期のモードが展示されています。豊臣秀吉が天下を統一した桃山時代には、縫箔(ぬいはく)など、豪奢壮大なデザインに紅や萌黄をベースにした明るい色調が流行しました。徳川家康が覇権を握ると型紙による金箔文様を施した瀟洒な草花文様を全身に施したデザイン、茶や紫といったシックな色調に変化します。時代の変化がファッションの転換にもなっていったようです。元和から寛永期には「浮世」という儚い世の中を享楽的に過ごそうという思潮が反映された風俗が生まれました。刺繍や金箔、絞りなどで全面に模様を施した「地無」小袖が特徴です。繊細で緻密な加飾に感嘆しました。重要文化財 縫箔 白練緯地四季草花四替模様 安土桃山時代・16世紀 前期展示:6月30日(火)〜7月26日(日) 京都国立博物館蔵全身を十字に割った大胆な構成。新春の雪持ち笹、 春の八重梅、夏の藤、秋の紅葉と四季模様がたっぷりの刺繍で表されています。モチーフは丸みを帯びていたり、配色の妙で柔らかな印象を与えならがも植物の生命力が溢れた一領。美しいです。■第2章京モード 江戸モード寛文・元禄期のモード、友禅染の時代、光琳ブランドの流行、江戸のミニマリズム、町家・豪商・太夫・大奥の装い。 寛文のはじめに現在でいうファッション誌のような小袖模様雛形本が刊行されました。新しいデザインが次々と発表され、目新しいファッションに人々が関心を寄せていきました。寛文期の肩から片身、裾にかけて弧を描くように動きのある模様を大胆に表す特徴的なデザイン様式。幕府の禁令により新たな染めの技法として京都から発展した多彩色による繊細で絵画的な表現を可能にした友禅染。身分や役職によりきまりがあり、しきたりに応じて着用された江戸大奥の威厳と格式が感じられるよそおい等。各時代の様式の違いがわかりやすく理解出来る、大変見応えのある章です。上層階級の絢爛豪華な衣装はどれほどの手間暇が掛けられたのか。目を見張る美しさでした。見返り美人図 菱川師宣筆江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵皆さんもよくご存じの見返り美人図。華やかな文様と鮮やかな 紅色の振袖姿の若い女性が、振り返る一瞬の描写。玉結びの髪 型、人気女形役者によって広まった吉弥結びの帯。当時の最新 ファッションを描いた作品。重要文化財 小袖 白綾地秋草模様 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵現代でもファンの多い、花鳥の輪郭を簡 略な光琳風に表し、絵画や工芸品のデザ インを手掛けた尾形光琳。光琳の自筆とされる小袖。墨絵と透明感のある藍が目を惹き、画力の高さがうかがえます。■第3章男の美学信長・秀吉・家康の陣羽織や胴服。若衆風のファッション、つうの美学ー下着、江戸っ子の粋ー火消半纏、国芳の浮世絵、印籠や煙草入れなど男性のお洒落小物を鑑賞します。歴史上の人物ゆかりの衣装は威厳たっぷりです。男のお洒落は裏に凝ると 言われますが、江戸時代から通人は派手な下着を身に着け、隠れたお洒落 を楽しんでいました。こちらの章では火消半纏が見所の一つです。火事と 対峙する火消に力を与えるような勇壮な描写と刺し子が印象的。火消たち も無事に仕事が終わると半纏の裏を表に返して、裏地の描絵を自慢気に見せて帰ったそうです。陣羽織 黒鳥毛揚羽蝶模様 織田信長所用 安土桃山時代・16世紀 東京国 立博物館蔵戦国時代の武将たちは独特な意匠を凝らした衣服を作らせ、 勇壮な姿を印象づけました。信長所用の陣羽織は、黒鳥毛が 用いられた個性的なデザイン。■第4章 モダニズムきもの(明治・大正・昭和初期)文明開化とともに、ヨーロッパから産業革命の導入をし殖産興業により国内の生糸生産が活性化しました。男性の外出着は正装が洋服となり洋 装化が進み、一方で女性は第二次世界大戦前まではきもの姿が一般的でした。西洋文化の流入で素材や技法、模様に新しい風が吹き込み、明治 時代に化学染料が輸入され鮮やかな色彩が表現できるようになり、それ らがデザインに大きく反映されました。アールヌーボー、デコ、抽象な ど模様の変遷が見られます。上流階層の人々の間では洋花や異国風景などを染めた友禅染が流行し、庶民の間では、華やかな模様を染めた銘仙が流行しました。モードが活況となった時代の息吹が感じられる、華やかさと楽しさがある展示でした。振袖 淡紅綸子地宮殿模様 昭和時代・20世紀 千葉・国立歴史民俗博物 館蔵大きな波模様を織り出した地紋の綸子に、中世ヨーロッパの宮殿の室内装飾のような模様の友禅染の振袖。窓の格子が黒で彩色されモダンさが強調されています。■第5章KIMONOの現在こちらの写真のデザインに見覚えありませんか?!三越のショッピングバッグのデザインは、このきものの模様を元にしています。 友禅の技法で人間国宝の認定を受けている森口邦彦さんの作品。同じく人間国宝であった父・森口華弘さんが生み出した「蒔糊(まきのり)」の技法を用い、フランスに留学しグラフィック・アートを学んだ素養を活かした作風でモダンなデザインに構成されています。友禅訪問着 白地位相割付文 「実り」 森口邦彦作 平成25年(2013) 前期展示:6月30日(火)~7月26日(日) 東京・株式会社三越伊勢丹蔵このほか、芸術家の岡本太郎原案の作品や、辻が花染を蘇らせた久保田一竹のインスタレーション、 現在の人間国宝による作品、そしてアーティストのYOSHIKIさんの作品が鑑賞出来ました。日本人が育み、守ってきた衣装美、手技、美意識。その感性の凄さを再認識する大充実の展覧会でした!このきもの文化がまたどのような変遷を辿っていくことになるのでしょうか。平成が終わり令和時代のモードを創造していくのは私達です。染織の素晴らしさを繋いでいきたいですね。 それから豪華な装丁の美術学術書のような図録も素晴らしいですよ。東京へのお出掛けが難しい方は通販もされていますので、ぜひご覧になってください。夏の暑い期間ですが、ぜひ和装でお出掛けして楽しんでいただきたいです。必見です!■開催概要会期:2020年6月30日(火)〜2020年8月23日(日)前期展示:6月30日(火)〜7月26日(日)後期展示:7月28日(火)〜8月23日(日)会場:東京国立博物館 平成館(上野公園)開館時間:9:30~18:00 (総合文化展は17:00まで、夜間開館は実施いたしません)休館日:月曜日、8月11日(火)(ただし、8月10日(月・))は開館)入場料:一般1,700円事前予約制(日時指定券)の導入混雑緩和のため、本展では事前予約制(日時指定券)を導入します。入場にあ たって、すべてのお客様はオンラインでの日時指定券の予約が必要です。詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。
2020年07月12日「配信やDVDで観ようと思うんだけど、刀ミュって、どの公演が一番おすすめなの?」地上波の音楽番組に出ることも珍しくなくなり、ミュージカル『刀剣乱舞』(以下:刀ミュ dアニメストア、DMM.comで配信)が世の中で確実に知名度を上げ続けている今日このごろ。実際に何が行われているかは分からないけど、なんとなく沼が深そうで楽しそうなのは伝わってくるよ、という雰囲気が広がってくると、興味を持ってくれた人によくこの言葉を聞かれます。そんなときは、自分がいちばん好きな公演をおすすめしたい! ……ところではあるのですが、その人には完璧な形で刀ミュの沼に浸かってほしい、いや、刀ミュを知って人生が豊かになってほしい!!! と思っているので、わたしの場合「わたしがいちばん好きな作品はこれだから絶対に観てほしいんだけど、刀ミュを楽しむためのおすすめのルートがいくつかあるから、あなたがどの作品から入ると良さそうか、まずヒアリングさせて!」と言います。刀ミュの本公演は2020年4月時点で9作(再演などを含む)上演されていて、そこに毎年開催されるライブや単騎出陣などDVD・BDが販売されているものも含めると、なんと18作品にも上ります。多い!シリーズものではありがちですけど、1作目から観るのがいちばんだとは分かりつつも、「そのシリーズにぐっと引き寄せられるような、すとんと落ちていくきっかけになる作品があるはず……」と思うと、そこから入ってずぶずぶと引きずり込まれたくなってしまうんですよね。というわけでこの記事では、これを読んでいるあなたに「どの公演がおすすめ?」と聞かれたとしたら、わたしがどんなおすすめルートを紹介するかを実際に答えていきたいと思います。本当は細かいところで区切ればたくさんのルートがあるのですが、今回は提示する率の高い3つのルートのみ取り上げてみました。まだ観たことがないという人にとって最初の1作目を選ぶときのヒントになれたら幸いですし、すでに観たことがあるよすっかりおたくだよという人は、これから誰かにおすすめするときの手法として参考にしてもらえるとうれしいです。では、あなたにとって大事な1作目を選ぶために、まずヒアリングさせてください!○■1 「まずは好きな役者や好きな刀剣男士を探したい!」という場合は……ライブで気になる役者・刀剣男士を見つけてもらう『推しルート』・「真剣乱舞祭2016」・「真剣乱舞祭2017」・「真剣乱舞祭2018」2.5次元は「原作の世界観や登場人物を現実世界で楽しめる」のが特徴であり楽しいところでもありますが、原作や2.5次元そのものをあまり知らないという人は、独特な設定や雰囲気についていけないかも……と最初は不安になるかもしれません。そういう人におすすめなのが、刀ミュが年末に開催しているライブ「真剣乱舞祭」(通称:らぶフェス)から入ってもらう「推しルート」。刀ミュは第一部がミュージカル本編、第二部がライブという二部構成で行われているのですが、このらぶフェスは二部のライブ楽曲を中心に展開される、文字通り年に1度のお祭り的なライブなのです。本公演に出演する役者たちが一堂に会する(そろわないときもあります……)ので、一気にいろいろな刀剣男士を知ることができるのがポイント。本公演の物語を通らなくても十分に楽しめるので、まず刀ミュの雰囲気や役者が演じるキャラクターたちを知ってもらうにはぴったりです。なんといってもライブだから、最高にかっこいい役者たちが最高にかっこいい歌とダンスで盛り上げてくれてめちゃくちゃ楽しい!!! そして何より、ライブでもきちんと刀剣乱舞の世界観を維持していて、役者もきちんとその刀剣男士としてパフォーマンスしているところがすごい。だから刀剣男士に対しても興味がわくし、もともとその刀剣男士が好きだった人も演じる役者のことがだんだん気になってくる……という仕組みができているように思います。そして刀剣男士たちの中には兄弟だったり同じ主の持ち刀だったりと、いろいろなつながりを持つキャラクターもいるので、そういった好きな関係性から推しを見つけてみるのもいいかもしれません。刀ミュには公演ごとに編成部隊、いわゆるチームが存在しているので(team三条 with加州清光、formation of 三百年など)気になった刀剣男士チームを見つけたら、彼らが出演している本公演をぜひチェックしてみてください!わたしがおすすめするルートの中でいちばん引きがいいのがこの「推しルート」なのですが、普段アイドルを追いかけている人にとっては相性がいいかも……? うちわの文化も他のアイドル文化とは違うところも多いので(刀ミュは2部やライブならうちわOKなのです!)この界隈はこういう感じなのか! というところも含めて楽しんでもらえると思います。さらに刀ミュの楽曲を提供された方にはアイドル楽曲の制作に関わった方が多いこともあり、この曲はあのグループっぽい……! という部分を探してみるといいかもしれません。個人的なおすすめは「真剣乱舞祭2018(らぶフェス2018)」。実は「真剣乱舞祭」という形での上演は2018年で区切りがついていて、2019年は「歌合 乱舞狂乱」と名前も形も変えて開催されました。実質最後のらぶフェスとなったらぶフェス2018なのですが、もうらぶフェス全体が山だとすれば、ここが山頂なわけです。ここにくるためにこれまでの刀ミュがあった……とご来光(のように輝く刀剣男士たち)に祈りを捧げたくなるほどの盛り上がる演出とパフォーマンス、そして刀ミュの圧倒的なパワーを感じてほしいです!○■2 「歴史上の人物が好き」という場合は……好きな歴史を題材にした作品から選んでもらう「歴史ルート」・源平(鎌倉)…「阿津賀志山異聞」「つはものどもがゆめのあと」・徳川(戦国〜江戸)…「三百年の子守唄」「葵咲本紀」・新撰組(幕末)…「幕末天狼傳」「結びの響、始まりの音」刀剣乱舞は「変えられてしまいそうな歴史を敵から守る」という目的を持っているので、刀ミュでもさまざまな歴史が物語の舞台になります。歴史や歴史上の人物が好きな人におすすめなのが、好きな歴史が舞台になっている作品から入るという「歴史ルート」。その歴史への思い入れもひとしおとなればストーリーの好みはあるかもしれませんが、刀ミュでは歴史の「if」を描いているので、これまでとは違った角度でその時代を体験できるかもしれません。今までに描かれたのは、源義経と武蔵坊弁慶の時代、新選組の時代、徳川家康の時代、そして島原の乱。それぞれの時代を前後篇のように2作で描いていますが、実は連続して上演されていません(たとえば源義経と武蔵坊弁慶の話は、1作目「阿津賀志山異聞」と4作目「つはものどもがゆめのあと」と間があく)。とはいえ、いきなり1作目のあとに4作目を観てもぜんぜんついていけない! ということはないので大丈夫です。むしろ「めっちゃメイク進化してない……!?」という驚きを体験してください。なにしろ刀ミュでは“刀とその主”との関係性が色濃く描かれるので、刀剣男士の「主を救いたい」「でも歴史を変えてはいけない」という葛藤に胸が苦しくなること必須です。身分や自身の葛藤と戦いながら、それでもかつての主とうれしそうに話す刀と、その主とのやりとり。涙なしでは観られません。作中でも折に触れて「どうして歴史を変えてはいけないのか」という問題に触れるのですが、そのたびになぜかを考えてしまうし、歴史とは何か、歴史を変えようとする歴史修正主義者とは何なのかという、刀剣乱舞を取り囲む大きな謎にも直面すると思います。考察が好きな人は、物語を追いつつこの々について考えてみるのもいいかもしれません。わたしがおすすめするのは、新選組の始まりと終わりを描いた、2作目「幕末天狼傳」と5作目「結びの響、始まりの音」。新選組という慣れ親しんだ題材だからというのもありますが、連作としても展開が儚くて美しく、2作目を経た5作目のラストがとにかく突き刺さるのです。最後に土方歳三が自分の持ち刀である和泉守兼定になんと声をかけるのか、ぜひその目で観てみてください。○■3「進化していく過程」や「物語をちゃんと追いたい」という場合は……やっぱり1作目から追う「王道ルート」・2015年…「トライアル公演」・2016年…「阿津賀志山異聞」「幕末天狼傳」「in 嚴島神社」「真剣乱舞祭2016」・2017年…「三百年の子守唄」「加州清光 単騎出陣2017」「つはものどもがゆめのあと」「真剣乱舞祭2017」・2018年…「結びの響、始まりの音」「阿津賀志山異聞2018 巴里」「加州清光 単騎出陣2018」「真剣乱舞祭2018」・2019年…「三百年の子守唄2019」「加州清光 単騎出陣 アジアツアー」「髭切膝丸 双騎出陣2019 〜SOGA〜」「葵咲本紀」「歌合 乱舞狂乱 2019」このルートは1作目から物語を追う「王道ルート」であり、他のルートをたどった人の終着点でもあります。なぜならシリーズの途中だけを観ても、どうしても刀ミュというコンテンツの成り立ちが気になってしまい、結局1作目へと戻ってイチから物語を追いかけてしまうからです。おかえり、ここがスタートでゴールだよ。刀ミュは途中の作品だけを観ても分かるようになっていますが、序盤の作品では刀剣乱舞そのものの世界観が分かるような演出も含まれているので、原作のゲームを通っていない初心者にもやさしいです。そして作品を追うごとに技術が高くなっていく舞台美術に音楽、メイク、衣装、役者そのものの表現に、やっぱり感動を覚えます。刀ミュというコンテンツがどんどん大きくなっていくのも、目に見えて分かるかと思います。刀ミュの進化や役者そのものの物語を追いかけたいという人は、ぜひ1作目から体験してください。そうすると、「厳島神社で奉納公演をやるようになるなんて……」「さいたまスーパーアリーナにも立つなんて……」「とうとう紅白歌合戦にも出陣するなんて……」「東京ドームで始球式までやっちゃうなんて……」と、活躍の場が広がっていく様子にほろほろと泣けると思います。また、途中から観ても分かるようになっているよと言ったものの、実は絶妙に連続性があるので、細かな物語も追いかけたいという人にも1作目から観ることをおすすめします! そしてだんだんと浮き彫りになってくる、刀ミュが描こうとしているこの世界観の謎と“ある刀剣男士”の存在に、一緒にぞくぞくしてほしいのです。○■劇場にまた戻れるようにちょうどDMM.comで無料一挙配信があったばかりなので、そこから刀ミュの世界に触れた人も多いはずです。どこから観ても間違いではないので、そこをスタート地点に刀ミュをもっともっと楽しんでもらえたら、イチおたくとしてとてもうれしく思います!もう刀ミュをすでに何度も観たことがあるよという人は、“わたしの考えた最強のルート”を考えてみるのもたのしいかもしれません。おたく同士で集まってプレゼンしあうとさらに盛り上がりますよ!そして映像を見ておもしろいと感じたら、次は絶対に絶対に、劇場で観劇していただきたい……! と強く願っています。「こんな世界があるのか」と、ステージの上から目が離せなくなると思います。きっとそんな瞬間が、約3時間の公演の中で訪れるはずです。2020年5月現在、新型コロナウイルスの影響で、さまざまな舞台が「中止」というとても悔しくて悲しい決断を下す状況にあります。刀ミュも新作公演が途中で中止になりました。でもきっと、刀ミュもそのほかの舞台も、必ずまた劇場で観られるときがくると信じています。刀ミュのプロデューサーでもある演劇プロデューサーの松田誠さんが「シアターコンプレックス」というプロジェクトを立ち上げて、舞台の火を消さないために前へ前へと進んでいるのを見ていると、大切なのは愛するものへの情熱を忘れないことだと気づかされます。だから私も、情熱を再確認し、より一層燃やすために、家で過ごす時間を使って刀ミュを最初から見直してみようと思っています。そして刀ミュを映像で知ったよという人と、いつか劇場で出会う日が来ることを信じています。■著者プロフィールあまりあテニミュから舞台にハマった2.5次元のおたく。年に100回以上は劇場で観劇している。
2020年05月27日ついに緊急事態宣言が4月末まで延期になってしまった。すでに多くの公演が延期や中止になっている演劇界にはまだまだ厳しい日々が続きそう。せめてもの応援の気持ちを込めて刀ミュの配信作(dアニメストア、DMM.comで配信)をレビューする企画、ようやく3本目。ミュージカル『刀剣乱舞』〜三百年の子守唄〜(2017年公演)です。ちょうど「葵咲本紀」の無料配信の日に書いており、感慨無量です。前半、ややネタバレ気味、クライマックスは抑えめでお送りします。○■江戸幕府のために動くことになる3作目「阿津賀志山異聞」に登場した石切丸(崎山つばさ)が再び本丸に。今度は、にっかり青江(荒木宏文)、妖刀・千子村正(太田基裕)、蜻蛉切(spi)、物吉貞宗(横田龍儀)、大倶利伽羅(財木琢磨)の6振りで戦国時代へ。目的は歴史遡行軍によって江戸幕府が誕生しなくなることを阻止すること。3作目の刀ミュは、「阿津賀志山異聞」「幕末天狼傳」とは構成をちょっと変えてきて、続いて見ていると不意を突かれる。冒頭は、前2作のような歴史の再現ではなく、本丸で石切丸と大倶利伽羅が語らうところからはじまる。そして、石切丸の回想という形式で物語が紡がれる。石切丸は手帳に回想録を挿絵入で記している。石切丸の似顔絵! でも、大倶利伽羅は「なれあうつもりはない」とすげない。そして回想へ――。妖刀・千子村正(太田基裕)がソロ「脱いで魅せまショウ」をシャウト気味に歌う。出てきたとき、天井から下りてくるキラキラの紫の電球がアナログながらシアトリカル。ロン毛で口調と仕草は女性的でも上腕二頭筋がむちむちに鍛えられているところが倒錯的。今回の刀剣男士の任務は、天文11年(1542年)、12月三河、岡崎城付近で消息を断ったにっかり青江(荒木宏文)と大倶利伽羅(財木琢磨)の救出。2振りは時間遡行軍の戦いに巻き込まれていた。ここでいつもの歴史の再現。だがそれは遡行軍によって歴史を変えられてしまう瞬間で……。徳川家康を生んだ松平家の家臣が次々討死し、滅びる寸前。でも、そこに希望の光が……。刀剣男士出陣の時の歌と乱舞は、石切丸・千子村正・蜻蛉切・物吉貞宗の4振りによる「鼓動」。新鮮だけど、ちょっとさみしい。このお預けプレイによって、あとで6振りが歌って乱舞する場面にいっそう喜びが増すというニクイ仕掛けとなっている。時間遡行軍によって破壊されてしまった歴史の再生のため、6振りは徳川家の家臣に扮し、にっかり青江と大倶利伽羅が行きがかり上、預かった赤ん坊・竹千代(後の家康)を育てることになる。○■刀剣男士が家臣を演じるという展開ネタバレになるが、石切丸は服部半蔵、にっかり青江は酒井忠次、千子村正は井伊直政、蜻蛉切は本多忠勝、物吉貞宗は鳥居元忠、大倶利伽羅は榊原康政に扮することになるが、いきなり6振りが家臣に変身するわけではなく、徐々に家臣になっていく。物吉貞宗は徳川家康の守り刀だったため赤ん坊に思い入れが深い。赤ん坊を胸に抱き、ねんねん……と子守唄「瑠璃色の空」をやさしく歌う。タイトルが「三百年の子守唄」というだけにこの歌が全編を彩っていく。赤ちゃんが出てくるだけでこんなにも雰囲気が変わるものなのだなあとほうっとなる。刀剣男士たちに芽生える小さきものへの愛情。歴史を守るために斬るということよりも、刀剣男士たちが生命を育んでいく。石切丸と蜻蛉切と物吉貞宗が歌う生命を尊ぶ「希望の源」のときの3振りの声のなんと澄んだことよ。守り刀としてまた幸運を司る物吉貞宗が竹千代への愛情が深いことは当然だが、クールに見えて意外と面倒見のいいのがにっかり青江。意外なことに、にっかり青江が面倒を見ていたという石切丸のナレーションに審神者(観客)が沸く声が配信では収録されている。「食べてしまおうかな」のにっかり青江のセリフでも審神者は沸く。蜻蛉切は大きな身体で父親らしい。大倶利伽羅と千子村正だけまだ竹千代に関わらない。千子村正「ふたりで一緒に暮らしませんか」大倶利伽羅「馴れ合うつもりはない」ここでも審神者は沸く。大倶利伽羅と千子村正のコンビプレーには何度もくすぐられた。○■演技論にも通じるセリフが響くそして、あっという間に10年が経過!天文20年(1551年)駿府、ちょっとさみしん坊な竹千代を物吉貞宗とにっかり青江が励ます。ここで物吉貞宗が「かあかあ ゲコゲコ」と、「きらきら」(「阿津賀志山異聞」より)を歌うのがかなりうれしかった。さらに「かざぐるま」の歌とともに、竹千代が刀剣男士に剣や学問を習いながら成長していく。歌に合わせて剣や勉強をするスケッチ描写のなかで舞台の奥から少年、青年……と俳優が現れて、バトンタッチするように入れ替わっていくところはアナログならではのスマートな見せ方。天文24年(1555年)竹千代、13歳。元服 松平元康と名を改める→永禄2年(1559年) 長男・信康誕生と、どんどん月日は流れ約20年が経過。さらに永禄3年(1560年)桶狭間の戦い、敵は織田信長。いよいよ合戦!今回は、長い年月をかけて歴史の流れのなかで生き家康を慈しみ育て、その家康の嫡男・信康まで育て、その父と子の悲劇を見届けることが物語の中心になっていることは揺るぎないが、興味深かったのは、その流れの中に演技論のようなものがさりげなく盛り込まれているように感じたことだった。それは主として蜻蛉切に関する部分である。彼は主だった本多忠勝になりすましている。合戦前に「堂々とした演技ではないですか」と千子村正にからかわれ、「任務だから耐えているものの申し訳ない気持ちでいっぱいなのだ」と気に病んでいた。悩みながら月日はさらに流れ、元亀元年(1570年)6月、浅井・朝倉、織田・徳川がぶつかり合う姉川の戦い。史実では本多忠勝が大活躍することになっている。それを踏襲しないといけない蜻蛉切は自分が演じることで主を冒涜しているんじゃないかという思いに苛まれる。ここで蜻蛉切を諭す物吉貞宗のセリフは、まるで演技論のように響いた。「別の存在なんです」「なろうと思わなくていんです」「忠勝さまへの思いを戦にぶつければいいんです」現実の話、俳優が歴史上のヒーローやゲームやアニメや漫画のキャラクターを演じるとき、おそらくこういう怖れを抱くのではないだろうか。とくにモデルのいない架空の人物を演じるときでさえ、台本に書かれた人物と自分が完全に同じ考えをもっているわけではないから、どうしてこの役はこんな行動に出るのか、こんなことを考えるのかと疑問を抱くことだってあるだろう。そういうとき俳優はどうするのか。「別の存在なんです」「なろうと思わなくていんです」「思いを戦(芝居)にぶつければいい」……のかもしれない。蜻蛉切と物吉貞宗のやりとりにそんなことを思った。子育てを意外と楽しんでいるにっかり青江の「興味のないこと苦手なことに手を出すのも悪くはない」というセリフも、得意じゃない役をやってみるのも悪くないというふうにもとることができそう。ただこれはべつに、このキャストがキャラに合っている、合ってないという意味ではまったくない。すごく合っていると思う。3次元の肉体をもった俳優たちが2.5次元化するために、いかに身体と技術を極めているかと思いをいたすたび感動を覚えるばかりなのである。物吉貞宗の言葉によって蜻蛉切が、ちゃんとしないと「あの人(本田忠勝)が歴史に残らない」「それは俺自身を許せん」と思い込んでしまうところが単純でかわいい。蜻蛉切は夢中で闘いながら歌う「ただ、勝つために」。「あの人」と歌うたび、その響きが切ない音がして、何度もリピートしてしまう。そこが配信の良さである。○■シェイクスピアをも連想させる「三百年の子守唄」では刀剣男士が6振りそれぞれの誰かとの関係が丁寧に描かれている。長い年月のなかで6振りが順番に誰かと深く関わって、歴史をつないでいくかのように。物吉貞宗とにっかり青江が竹千代(家康)を育て、蜻蛉切が本多忠勝を想い、大倶利伽羅が吾平と触れ合い、石切丸と千子村正が信康の人生に立ち会う。信康をあやすときは石切丸が子守唄を歌う。馴れ合わない一匹狼的な大倶利伽羅もついに榊原康政として徳川に参加。サムライになりたい農民・吾平(高根正樹)に剣を教えているうちに意外な感情が芽生えてくる。石切丸と剣を交えたとき「軽い」と言われてしまうのだが、石切丸が重心を低くした安定感のある殺陣に対して、大倶利伽羅はふわりと身を翻して軽やか。この違いも面白い。そんな大倶利伽羅の剣はやがて……。最後の最後で千子村正が井伊直政として参加。井伊家家臣・木俣の子孫である私としては思い入れもひとしおであった。余談はともかく。千子村正は徳川家と因縁深い刀である。ここで千子村正が徳川に参加することで歴史はどうなるのか(物吉貞宗に対する千子村正のセリフが好きです)。服部半蔵の役割を演じる石切丸の心中は……。長らく一緒に生きてきた刀剣男士たちが徳川家康と信康の顛末にどう向き合うのか。天正7年9月15日、運命の日がやってくるーー。「理由なんかどうでもいい歴史がそうだからそうする」「歴史の流れのなかで哀しい役割を背負う人もいるようだよ」このセリフも演技論っぽく思う。シェイクスピアのセリフにこういうものがある。「この世界すべてが一つの舞台、人はみな男も女も役者にすぎない。それぞれに登場があり、退場がある、出場がくれば一人一人が様々な役を演じる、(以下略)」(『お気に召すまま』より。松岡和子訳)歴史に存在する者たちもそれぞれの役割を懸命に演じているだけなのかもしれない。そして第二部。烏帽子をとると石切丸の雰囲気が全然違う。おなじみの歴史パートの方々の太鼓の演奏は、徳川家のセリフありだった。進化した太鼓の演奏のなかで刀剣男士がついに脱ぐ。上腕二頭筋披露大会。誰の筋肉のつき方が好みかじっくり見てしまう。また配信で見ると、劇場で肉眼で見るのとは違い、画面のなかに入った刀剣男士たちがほんとうに「刀」サイズに見えて愛おしさがさらに増すことに気づいた。
2020年05月08日