ドキドキして、夜も眠れない、返信が待ち遠しい。考えるだけでもワクワクします。恋の始まりや良い恋愛をしているときの症状は?心が軽くなるだけではないんです。いろいろな症状をみてみましょう。良い恋愛とは?心が軽くなって、胸がおどることも恋愛の始まりの一部です。愛は信用、成長、エネルギーを与えて受け取るものです。一目惚れであっても、年月をかけて芽生えた愛であっても、「笑顔」が生まれるものです。嵐のち晴れ恋愛が始まった時は、嵐のように巻き起こる感情や情熱。時に自分で抑えることができず、苦しいことも。でも、一緒に過ごす中で春の太陽のように温め合える存在になるのが恋愛です。つま先立ちをする気になる相手と歩いてる時やふとした時につま先で立つ仕草が多くなっているのは、「惚れている」サインだと精神論の研究でわかりました。これはただ背の高さの差だけではなく、この行動は「独占欲と夢中になっている感情」から出てきます。相手を強く自分の方に巻き込みたいと思っているのです。エネルギーを感じるいつもよりも元気に感じて目標に対して多少の無理もできる時。愛を感じている時は頑張れます。前向きになり、自分自身に自信が持てます。目を見て話す相手と話している時、彼の目を見て共感、信頼、受け入れをしてもらおうとします。これは目を見て話しをすることで、あなたが彼へ与えているように、彼からも与えてくれる力量があるのか見ようとしています。頭が夢から離れない「夢を見る」「妄想する」ことを止める必要はありません。この行動はとても大切な役割があり、研究によると、この行動をすることで、「本当に自分が望んでいる将来になる」変化を生み出すためのエネルギーが体の中に沸いてくるのです。日常が美しくなったいつも歩く街がきれいに感じる。いつもより楽しくなった。相手といる時間が新しい笑いへと変わり、気分が良くなることが恋の症状です。旅行で芽生える恋愛旅行はどんな人柄なのかを物語ります。家から遠く離れていつもの習慣と違うことをすると、「ストレスが溜まるタイプ」なのか、「笑ってやり過ごせるタイプ」なのかわかります。人生の伴侶は旅行の時の良きパートナーです。多くの恋愛が生まれるケースもともとあまりよく思っていなくても、ふとした時に抱いていた感情を変えされた人。実は、「憎み」の裏には「愛」が隠れていることが多いのです。
2016年11月07日PMSとは月経前症候群のことで、生理前になると、頭痛や腹痛、イライラ、無気力などの症状があらわれます。PMSの症状や程度は人によってさまざまですが、その数は200種類以上とも言われています。今回は、PMSの症状や対処方法、似ている病気について詳しく解説します。PMSの不快な症状を80%の女性が経験生理前になると頭が痛くなったり、イライラしてしまうことはありませんか。 これらの不調が生理前にあらわれることを、月経前症候群(PMS)と言います。PMSの症状は、排卵後からあらわれやすくなります。 そして、生理の1週間前から2~3日前になると症状が顕著になり、生理が始まるとウソのように症状がなくなっていきます。PMSの原因にはさまざまな説がありますが、ホルモンの急激な変化やストレスなどがあげられています。また、PMSは生理のある女性の80%が経験していると言われていますが、症状や程度は人によってさまざま。 実に、PMSの症状は、200種類以上もあるのです。具体的にはどのような症状があるのか、「体」と「心」に分けて見ていきましょう。PMSの体の症状・頭痛・頭が重い・腹痛・下腹部がはる・乳房がはる・便秘・下痢・むくみ・おりものが増える・だるい・肩こり・背中が痛い・腰痛・眠い・不眠・ほてり・めまい・立ちくらみ・手足の冷え・食欲低下・体重が増える・のどが渇く・吐き気・しびれ・耳鳴り・肌荒れ、にきび・化粧ののりが悪いこれらの症状は、複数同時にあらわれることもあります。また、症状は毎月同じではなく、体調などによっても変化します。PMSの心の症状PMSの心の症状には、下記のようなものがあります。・イライラ・無気力・ボーっとする・落ち込む・憂鬱・攻撃的になる・落ち着きがなくなる・感情がコントロールできない・楽しくない・集中力がなくなる・性欲が高まる・性欲が低下する・自信がなくなる・不安になる・弱気になる・悲しくなる・涙もろくなるこのような症状のせいで、会社や学校に行けなくなって家に引きこもったり、仕事や勉強などが手につかなくなったりすることもあります。PMS体験者の声インターネット上にも、PMSに悩まされる女性のさまざまな声があがっています。その一部を紹介します。・生きている意味がわからないくらい、無気力になる。・ものすごくしんどくて、訳が分からなくなる。・生理なんてもういらない。・何もやる気がでなくて、自分にうんざりする。・自分の存在を否定したくなる。・夫の行動のすべてが気に入らなくなる。・言うことを聞かない子どもに、手をあげてしまうことがある。PMSのせいで、いつもなら受け入れられることでも頭にきてしまい、怒ったり、泣いたり、そして自分自身にもイライラして、 自己嫌悪になって塞ぎこんでしまう…といった悪循環にはまってしまうこともあるのです。なりやすい性格PMSには多くの女性が悩まされていますが、なりやすい性格もあります。 怒りっぽかったり、几帳面や完璧主義といった性格の人は、比較的PMSの症状が出やすいと言われています。こちらの記事(PMSってなに?生理前の不調を理解して改善しよう)で詳しく解説しているので、興味のある人はご覧ください。PMSの症状を治療で改善PMSの症状は、治療を受けて改善することもできます。 症状が多彩なので、不快な症状に対しての対処療法がまずあります。痛みには鎮痛剤、むくみの解消には利尿作用のある薬などが処方されます。また、低用量ピルなどのホルモン療法も行われます。 低用量ピルを服用するとホルモンの急激な変動が抑えられるため、症状の緩和が期待できるのです。PMSと症状の似ている病気があるPMSと似た症状が出る、別の病気もあります。・月経前不快気分障害(PMDD)PMSのような精神症状があらわれますが、PMDDはさらに症状が重いのが特徴です。 精神状態が著しく悪化して、自分や恋人、家族を傷つけてしまったり、日常生活を送るのが困難な場合には、PMDDの疑いがあります。PMSと同様、生理が始まると症状は解消されます。・うつ病憂鬱、自信が持てない、無気力、涙もろいなどの症状が、生理前の時期以外にもあらわれている場合は、うつ病の疑いがあります。 うつ病は、自傷行為を引き起こすこともあるため、早めに精神科を受診するようにしてください。・甲状腺の異常(バセドウ病・橋本病)甲状腺は、のどぼとけの下側、気管の前にあります。 血液中にホルモン(甲状腺ホルモン)を分泌し、基礎代謝を高め、体温や脈拍を調整する働きがあります。甲状腺ホルモンが過剰分泌された状態をバセドウ病と言い、初期症状としてイライラや疲れといった、PMSと似た症状があらわれます。一方、ホルモンの分泌量が低下した状態を橋本病と言い、むくみや冷え、便秘、眠気、無気力など、こちらもPMSと似た症状があらわれます。まとめこのように、PMSには多彩な不快症状があります。 PMSによる症状であれば、生理が始まるとともに解消しますが、生理のたびに悩まされるのはつらいものです。治療で症状を改善することもできるため、症状が気になる人は婦人科を受診するようにしてください。また、PMSと思っていたら別の病気だったというケースも考えられます。 生理前の時期以外にもPMSのような症状がある場合には、我慢せずに受診することが大切です。出典:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]
2016年10月07日自閉症とは?出典 : 自閉症(Autism)は先天的な発達障害の一つで、社会性と対人関係の障害、コミュニケーションや言葉の発達の遅れ、行動や興味の偏りの3つの特徴が発達段階で現れると言われています。文部科学省によると、自閉症は以下のように定義されています。自閉症とは、3歳位までに現れ、①他人との社会的関係の形成の困難さ、②言葉の発達の遅れ、③興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。■ICD-10の分類における自閉症自閉症は、世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)の分類では広汎性発達障害に含まれます。広汎性発達障害のうち、知能指数が高い(IQ70以上)高機能自閉症の場合は「アスペルガー症候群」、知能指数が低い(IQ70以下)の場合は「カナー症候群」にあてはまります。自閉症の分類は分かりにくいですが、以下の図がわかりやすいので参考にしてください。Upload By 発達障害のキホン■DSM-5の分類における自閉症2013年に出版されたアメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神障害のための診断と統計のマニュアル』第5版)ではそれまでの診断基準であるアメリカ精神医学会の『DSM-Ⅳ-TR』(『精神障害のための診断と統計のマニュアル』第4版テキスト改訂版)における広汎性発達障害の分類に変更点がありました。変更点としては、広汎性発達障害のサブカテゴリーである自閉症やアスペルガー症候群が廃止され、レット障害を除くすべての障害名が自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(Autistic Spectrum Disorder、略称ASD)に含まれるようになりました。これらは本質的には同じ1つの障害単位であると考えられており、症状の強さに従っていくつかの診断名に分類されます(そのため、spectrum=連続体と呼ばれています)。このようなことから、2013年以前に自閉症やアスペルガー症候群に分類された症状は、現在では自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害という診断名に分類されるようになりました。詳細は下の図をご覧ください。しかし『DSM-5』が未だ浸透していない場合もあり、『ICD-10』の診断基準を用いる医師もいることや、すでに自閉症の診断名を受けている人も多くいます。また、発達障害者支援法での障害名が「自閉症」であることから、この障害名を使い続けている人も多いのです。そのため本記事では文部省の定義に準拠し「自閉症」という名称を使用しながらご説明します。Upload By 発達障害のキホン自閉症の特徴的な3つの症状出典 : 自閉症の方は、対人関係を築くことが苦手なことが多いです。具体的な特徴としては、・目線を合わすことができない・周囲に関心がないように見える・相手の気持ちがわからない・その場の空気が読めないなどが挙げられます。自閉症の方は、会話をしていても目を合わすことが苦手です。無理に視線を合わせようとすると落ち着きがなくなったり、パニックになってしまいます。自閉症の方は環境の変化を敏感に感じることが苦手なため、このように対人関係が苦手だと受け止められてしまいます。自閉症の方はコミュニケーションや言葉の発達が遅れる傾向があります。具体的な特徴としては、・言葉を話すのが他の子と比べて遅い・人の話したことをオウム返しする・抽象的な言葉・比喩や皮肉の意味を理解できない・呼んでも反応しない・自分の話したいことだけ一方的に話すなどが挙げられます。自閉症の方は言葉を話し始めるのが遅く、言葉の意味を理解するのが困難です。言葉を話し始めても、意味のある言葉で会話をするのではなく、誰かの言葉をオウム返しし続ける場合も少なくありません。相手に自分の気持ちがうまく伝わらず、暴れてしまうこともありますが、正しい対処法をしていれば成長と共に落ち着いてきます。自閉症の方はある一定の行動をとる傾向があります。具体的な特徴としては、・落ち着きがなく、手を動かしたり、部屋の中を行ったり来たりする・毎日決まった行動をし、予定外の行動は取れない・1つのものに執着する・自分の興味があるものに対して、とても執着する・予定外のできごと・初めての人/場所/活動などに抵抗を示すなどが挙げられます。自閉症の人は、自分の興味のあることに対してとことん熱中する傾向があります。なので、自分の興味のある物事をとことん調べ、誰も教えていないのに専門家顔負けの知識を持っている方も珍しくありません。年齢別に見た自閉症の症状の現れ方出典 : 自閉症の症状は成長とともに変化していきます。自閉症の症状は人によって個人差が大きいのですが、大まかな年代別の症状を紹介します。自閉症スペクトラム・広汎性発達障害・アスペルガー症候群・自閉症については、以下のような共通の症状があります。これらの症状は、すべてがあてはまるわけではなく、症状の現れ方は人によって異なります。自閉症は発達障害のひとつですが、発達障害は、言語・認知・学習といった発達領域が未発達の乳児では、その特徴となる症状が分かりにくい場合があります。ですから、生後すぐに自閉症の診断がでることはありません。しかし、幼児期全体を通してみると、以下のような特徴的な行動をとっていたことが多いと言われています。以下にそれらの症状を紹介します。■周囲にあまり興味を持たない傾向がある視線を合わせようとしない子が多いです。また他の子どもに興味をもたなかったり、名前を呼んでも振り返らないことが多いです。定型発達の子が興味をあるものを指で指して示すのに対し、自閉症の子は指さしをして興味を伝えることをしない傾向があります。■コミュニケーションを取るのが苦手知的障害を伴う自閉症の子は、言葉の遅れや、オウム返しなどの特徴がみられます。会話においては、一方的に言いたいことだけを言ってしまったり、質問に対してうまく答えられないなどの特徴があります。定型発達の子が友達とのごっこ遊びを好むのに対し、自閉症の子は集団での遊びにあまり興味を示さないことが多いです。■強いこだわりを持つ興味を持つことに対して、同じ質問を何度もすることが多いです。また、日常生活においてあらゆるこだわりを持っていることが多いので、ものごとの手順がかわると混乱してしまうことが多いです。■集団になじむのが難しい年齢相応の友人関係がないことが多いです。周囲にあまり配慮せずに、自分が好きなことを好きなようにしてしまう子が多い傾向があります。人と関わるときは何かしてほしいことがあるときなだけのことが多く、基本1人遊びを好みます。人の気持ちや意図を汲み取ることを苦手とする子も多いです。■臨機応変に対応するのが苦手きちんと決められたルールを好む子が多いです。言われたことを場面に応じて対応させることが苦手な傾向にあります。■どのようになぜといった説明が苦手言葉をうまく扱えず、単語を覚えても意味を理解することが難しい場合があります。また、自分の気持ちや他人の気持ちを言葉にしたり、想像するのも苦手です。そのため説明がうまくできないこともあります。■不自然な喋り方をする抑揚がない、不自然な話し方が目立つ場合があります。■人の気持ちや感情を読み取るのが苦手上記でも述べましたが、コミュニケーション能力が乏しく、人が何を考えているのかなどを考えるのも苦手な傾向にあります。■雑談が苦手目的の無い会話をするのを難しく感じる人が多いです。■興味のあるものにはとことん没頭する広汎性発達障害の人は物事に強いこだわりをもっています。そのため、興味のあることにとことん没頭することが多いですし、その分野で大きな成果をあげられることもあります。自閉症の診断基準出典 : 自閉症について、気になる症状がある場合は医師に相談し、診断を受けることもできます。医療機関での診断は、『DSM-5』や『ICD-10』による診断基準によって下されます。医療機関での診断は、子どもの場合は、専門外来のある小児科、脳神経小児科、児童精神科などで行われることが多いです。また、18歳以上の場合は一般的に精神科や心療内科で診断がなされます。しかし、自閉症を診療できる専門の医療機関はまだまだ少ないのが現状です。各地域の「発達障害者支援センター」に相談をして、専門の医療機関を紹介してもらう方法をおすすめします。担当者との相性も大切なので、納得のいく医療機関を選ぶようにしましょう。医療機関では、診断基準に基づいたテスト、生育歴の聞き取り、その人のライフスタイルや困難についての質疑応答など、しっかりと問診をしたうえで総合的に判断されます。『DSM-5』では、広汎性発達障害の下にあったレット障害を除くすべての障害名が、自閉症スペクトラムという名称に統合されました。そのため、自閉症は現在では自閉症スペクトラムという診断名で診断されることが多くなっています。以下に『DSM-5』にある自閉症スペクトラムの診断基準をご紹介します。A. 複数の状況で社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応における持続的な欠陥があり、現時点または病歴によって、以下により明らかになる(以下の例は一例であり、網羅したものではない)。(1)相互の対人的・情緒的関係の欠落で、例えば、対人的に異常な近づき方や通常の会話のやりとりのできないことといったものから、興味、情動、または感情を共有することの少なさ、社会的相互反応を開始したり応じたりすることができないことに及ぶ。(2)対人的相互反応で非言語コミュニケーション行動を用いることの欠陥、例えば、まとまりの悪い言語的・非言語的コミュニケーションから、視線を合わせることと身振りの異常、または身振りの理解やその使用の欠陥、顔の表情や非言語的コミュニケーションの完全な欠陥に及ぶ。(3)人間関係を発展させ、維持し、それを理解することの欠陥で、例えば、様々な社会的状況に合った行動に調整することの困難さから、想像上の遊びを他人と一緒にしたり友人を作ることの困難さ、または仲間に対する興味の欠如に及ぶ。B.行動、興味、または活動の限定された反復的な様式で、現在または病歴によって、以下の少なくとも2つにより明らかになる(以下の例は一例であり、網羅したものではない)(1)常同的または反復的な身体の運動、物の使用、または会話(例:おもちゃを一列に並べたり物を叩いたりするなどの単調な常同運動、反響言語、独特な言い回し)。(2)同一性への固執、習慣へのかたくななこだわり、または言語的・非言語的な儀式的行動様式(例:小さな変化に対する極度の苦痛、移行することの困難さ、柔軟性に欠ける思考様式、儀式のようなあいさつの習慣、毎日同じ道順をたどったり、同じ食物を食べたりすることへの要求)(3)強度または対象において異常なほど、きわめて限定され執着する興味(例:一般的ではない対象への強い愛着または没頭、過度に限定・固執した興味)(4)感覚刺激に対する過敏さまたは鈍感さ、または環境の感覚的側面に対する並外れた興味(例:痛みや体温に無関心のように見える、特定の音、感覚に逆の反応をする、対象を過度に嗅いだり触れたりする、光または動きを見ることに熱中する)C. 症状は発達早期に存在していなければならない(しかし社会的要求が能力の限界を超えるまで症状は明らかにならないかもしれないし、その後の生活で学んだ対応の仕方によって隠されている場合もある)。D. その症状は、社会的、職業的、または他の重要な領域における現在の機能に臨床的に意味のある障害を引き起こしている。E. これらの障害は、知的能力障害(知的発達症)または全般的発達遅延ではうまく説明できない。知的能力障害と自閉スペクトラム症はしばしば同時に起こり、自閉スペクトラム症と知的能力障害の併存の診断を下すためには、社会的コミュニケーションが全般的な発達の水準から期待されるものより下回っていなければならない。(『日本精神神経学会/監修『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』2014年 医学書院/刊P.49より引用)自閉症の疑いを感じたらどうすればいい?出典 : もし、上記の診断基準において当てはまる項目が多い場合や気になることがある場合は、専門機関での相談をおすすめします。誰かに相談することによって気持ちも楽になります。家族で悩んでいても、困難に対する改善策はなかなか見つかりません。できるだけ早期に小さい頃から自閉症に対する教育方法や療育などの対処法を始めると、その後の発育に大きな違いがみられます。はじめの一歩を踏み出すのには勇気がいるかと思いますが、一歩を踏み出すことによって色々な悩みが軽減されます。自閉症ではないと診断された場合でも、困難を乗り越えるための様々なアドバイスをしてもらえる場合が多いので、一度相談してみることをおすすめします。障害なのかな、と疑問を持った場合、いきなり自分で専門医を探すのは難しいので、まずはお住まいの地域の身近な専門機関に相談するようにしましょう。子どもか大人かによって行くべき専門機関が違うので、以下を参考にしてみてください。【子どもの場合】・保健センター・子育て支援センター・児童発達支援事業所・発達障害者支援センターなど【大人の場合】・発達障害者支援センター・障害者就業・生活支援センター・相談支援事業所など知能検査や発達検査は児童相談所などで無料で受けられる場合もありますし、障害について相談することも可能です。その他、発達障害者支援センターで障害についての相談ができます。自宅の近くに相談機関が場合には、電話での相談にものってくれることもあります。以下は小児神経学会が発表している、発達障害診療医師の名簿です。この他にも、児童精神科医師や診断のできる小児科医師もいます。まず身近な相談機関に行って、診断の疑いがあればそこから専門医を紹介してもらいましょう。日本小児神経学会 「発達障害診療医師名簿」自閉症の症状・特徴は人それぞれ出典 : 自閉症には様々な症状がありますが、その症状には個人差があります。早期にそれらの特性に気づき、一人一人に合った環境をつくること、早期療育や適切な教育を行っていくこと、苦手なことの対応方法を工夫していくことで、逆に特性を強みとして活かすこともできます。自閉症のある人の中でも、特性を活かして活躍している人がいます。特性を活かせるような環境づくりをすることで、本人の生活上の困難さを解消し、その人らしく生きることが可能になるでしょう。
2016年07月14日近年、若いうちから抜け毛に悩む女性が急増している原因として注目されている『FAGA』という症状。この症状の原因は女性ホルモンのバランスが大きく影響しているのですが、20代・30代から気を付けなければならないということが分かっています。女性ホルモンと言えば、体型維持・美肌・美髪などにも大きく影響する大事な存在。5年後・10年後も美しさを保つために今からできることを始めてみませんか?女性の抜け毛の特長女性の抜け毛は男性の抜け毛とはタイプが違います。頭頂部周辺や生え際が薄くなるなど、髪の毛の生えている領域が狭くなってしまうのが男性の抜け毛の特徴なのに対し、女性の場合は髪の生えている領域は変わらず、頭髪全体が薄くなりボリュームダウンするのが特徴です。これは「びまん性脱毛症」と呼ばれています。「びまん性脱毛症」とは?「びまん性脱毛症」は、別名「FAGA(女性男性型脱毛症)」と呼ばれおり、女性ホルモンが減少することで、脱毛に影響を与える男性ホルモン“テストステロン”の比率が上がったことで起こる症状です。「女性なのに男性ホルモン!?」と驚かれるかもしれませんが、女性の体内でも男性ホルモンが5~10%ほど分泌されています。若いうちの抜け毛の原因ってカラーリングなどによる髪ダメージ、頭皮トラブルを先に思い浮かべますが、実はホルモンバランスの乱れの影響がとも大きいのです。30代から「びまん性脱毛症」の症状が現れる人が急増!閉経による女性ホルモンの減少は歳を重ねることで自然に起こることです。しかし近年、女性のハードワーク人口が増え、20代30代でもホルモンのバランスを崩してしまっている人が多くなっています。睡眠不足やストレスなどで女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンが優位になることが「びまん性脱毛症」を若いうちから引き起こしてしまう原因だと考えられています。髪は年齢を表す大事なパーツ!対策すれば改善できる髪にツヤがないと5歳~8歳も老けて見えると言われていますが、薄毛はその実年齢とのギャップをさらに広げてしまいます。髪を育てる働きをする女性ホルモン(エストロゲン)を減少させないようにするには、若いうちからの対策が重要です。①ストレスフリーな生活を目指すストレスはホルモンや自律神経のバランスを崩します。そうすると卵胞刺激ホルモンの量が低下し、エストロゲンが減少してしまいます。自分に合ったストレス発散法で、ストレスを溜めないように意識するのが大切です。②バランスの良い食生活を心掛ける毛髪に必要な栄養が不足すると脱毛に繋がります。厳しい食事制限をする過度なダイエットはもちろん、仕事で忙しいからとコンビニ食やファストフードに頼ってしまうのもいけません。栄養バランスの乱れは基礎代謝も低下させるので、どちらも防ぐためにもバランスのとれた食事を心掛けましょう。<< 女性ホルモンの分泌&髪の毛に効果的な食べ物 >>●女性ホルモンの元になる「タンパク質」肉・魚・卵・納豆・ヨーグルトなどの乳製品など●タンパク質を髪の毛に変える「亜鉛」豚レバー・牡蠣・たらばがに(水煮缶)・にぼし・アーモンドなど③良質な睡眠で女性ホルモンの分泌を活発にする睡眠の質が低下すると脳の視床下部の機能が正常に働きにくくなり、女性ホルモンの分泌が乱れてしいます。起床就寝時間を一定にしてリズムを作ることはもちろん、寝つきの悪い人は入浴法やアロマの効果を取り入れるなどして、睡眠の質を高めるようにしていきましょう。まとめどれも当たり前のように思えることですが、仕事に育児に家事など、様々抱える現代女性にとってこれらはなかなか高いハードルであるかと思います。けれど、今の生活は必ず数年後の自分の身体に跳ね返ってきます。①~③のうち、②の食事に関しては自分の意志で変えることができるので、まずはそこからトライしてみてくださいね♪
2016年07月11日40代も近づくと、「更年期が近づいてきたかも……」と心配されている方もいることでしょう。例えば……「急に疲れやすくなった」「風邪をひきやすくなった」「急に汗が出てくる(のぼせ)」「耳鳴りがする」「トイレが近くなった」「肌荒れする」「喉が乾く」「ファンデーションがのらない」「一度起きると眠れない」「体は冷える」「落ち込みやすい」「集中力がなくなった」「怒りっぽくなる」「胸が詰まる感じがする」「動悸がする」「むくみやすくなった」「毛穴が気になる」「人混みが苦手になった」これら全ては、更年期にみられるマイナートラブルなのです。平均では45歳くらいからはじまると言われていますが、閉経に個人差があるように、更年期のタイミングや期間もさまざまです。どうして更年期は起こるの?一般的に更年期と呼ばれるのは、閉経を境に、前後5年間、トータル10年ほどを更年期とあらわします。女性ホルモンの分泌量を表であらわすと、閉経前から急激に女性ホルモンの量が減少していきます。このホルモン分泌が急激に減少することによって、更年期のマイナートラブルが起こるのです。閉経のタイミングにも個人差があるように、ホルモン分泌の量の減少にも個人差があります。症状を自覚する人と、あまり感じない人がいるのは、このホルモンの減少が急激な人と、緩やかな人との差ではないかと言われています。また、近年では女性だけでなく、男性にも更年期があると言われ、男性ホルモンの減少によるマイナートラブルで悩んでいる方もいるそう。更年期のカラダをサポートできる自然の恵み「エゾウコギ」という名前を聞いたことがない方も多いかもしれませんが、実は古くからある健康を育む植物として利用されています。高麗人参と同じウコギ科に分類されるエゾウコギは、主に北海道東部(エゾ)やロシア・中国の極寒地域に生息する落葉樹木です。心身の健康には、それぞれのバランスが大事!心と体の健康は密接な関係にあります。特に更年期の女性は、ホルモンバランスの乱れから、不調が起こり、健康を維持することが難しい状況になります。いつまでも元気で若々しく、心も体も美しくあるためにエゾウコギなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。更年期だからって、諦めないで!日本の女性は忍耐強い傾向にあると言われています。昔の人は、「生理痛は誰にでもあることだから我慢する」「更年期もその時だけのことだから」など、当たり前にあるつらさを耐えなければいけないという考えを持っている方も少なくありません。しかし、女性の生き方は時代と共に変化し、昔よりも不調と向き合わなければいけない状況になってきています。更年期の不調が原因で、お出かけやおしゃれを諦めたりするのはとても残念なこと。更年期の不調は婦人科での治療をすることもできますし、もちろんエゾウコギのような、ナチュラルな漢方やハーブなどで対処することもできます。ぜひ自分のライフスタイルに合った対処法を探し、少しでも更年期を健やかに過ごす工夫をしてみてくださいね。
2016年06月16日生理不順やホットフラッシュをはじめとする体調不良に見舞われる更年期障害。アンアン読者世代は多分、「それっておばさんの悩み。私には関係ないわ」と思っているはず。確かにそうだけど、最近は同様の症状が起こる20代女性も増えているとか。ストレスや過激なダイエットなどのせいでホルモンバランスが乱れてしまうのが原因らしく、体は本当に正直だよね。映画『更年期的な彼女』は医師から若年性更年期障害と診断されてしまったヒロイン、チー・ジアが逆切れとしか思えない行動を取るところから始まる。バスで「おばさん、どうぞ」と席を譲ってくれた少女のほっぺをギュッとつねるチー・ジアは、周囲の冷ややかな視線にも無頓着。診断にショックを受けたのはわかるけど、それってやりすぎじゃね?と思っている矢先、回想シーンにてチー・ジアのストレスの理由が明かされる。大学の卒業式会場に向かってウェディングドレス姿で疾走するチー・ジア。北京の企業に就職も決まっている成績優秀な恋人にプロポーズして、卒業と結婚を同時に祝おうという計画なのだ。大学きっての美女と評判の彼女は自分の行為に夢中で、「あなたと結婚してあげる」と超上から目線のプロポーズにドン引きな恋人リウ・チョンの表情にも気づかない。こんな押し掛け花嫁、いくらなんでも困るって。もちろんチー・ジアの壮大な夢とプライドはズタズタに砕け散り、26歳になった今も尾を引く傷心が若年性更年期障害を誘発したというわけ。一種の恋の病ね。「若くて美人な私がなぜ!」と激おこぷんぷんなチー・ジアが親友リンと冴えない元同級生ユアンの助けを借りて恋の病を克服しようと頑張る姿を追う展開の本作、彼女の思考回路がエキセントリックなのがポイント。落ち込むと大酒を飲み、やさぐれる。元恋人から結婚式の招待状が届くや(送るな、と思うよ)、仰天の略奪婚をもくろむあたりは、痛いを通り越して危険。演じるジョウ・シュンも吹き替えの藤原紀香さんもキュートなので許せるけれど、可愛げがない女性がやると超絶ホラー。恋人に選ばれなかったのは悲しいけれど、教会のいちばん後ろの席で「くたばっちまえ」と毒づくくらいにしよう。で、そのチー・ジアから毒抜きしようと頑張るのがユアン。実は彼女をずっと想い続けていた設定が物語にふくらみをもたせる。チー・ジアに漢方薬を煎じたり、ヘルシーなお弁当を作ったり、エクササイズを指導したり。ユアンの健気さにまったくほだされないチー・ジアってどうなの?という疑問が湧かないでもないが、演じるのが“小さい瞳のアイドル”とあだ名された地味顔のトン・ダーウェイだから説得力あり。この映画は、『猟奇的な彼女』や『僕の彼女はサイボーグ』を作ったクァク・ジェヨンの“彼女”シリーズ最終章。男性は破天荒な女性に翻弄される宿命なので、冴えない外見にこそリアリティがあるのだ。ま、この種のラブコメでリアリティうんぬんを語るのはピント外れだけどね。果たしてチー・ジアは幸せをつかめるか?は映画を観てのお楽しみ。ただ恋の病や日々のストレスに心当たりがある人はもちろん、そうじゃない女性も若年性更年期障害について考えてみるいい機会だよ!◇監督/クァク・ジェヨン出演/ジョウ・シュン、トン・ダーウェイ、ジャン・ズーリン、 ウォレス・チョンほか 吹き替え/藤原紀香ほか 主題歌/華原朋美4月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国順次公開。※『anan』2016年4月13日号より。文・山縣みどり
2016年04月08日AACクリニック銀座はこのほど、「女性活躍とホルモンに関する調査」の結果を発表した。同調査は2016年2月、20~60代のフルタイムで働く男女を対象にインターネットで実施したもの。女性の仕事パフォーマンスや意欲をさらに向上させるには、どのようなことが必要だと思うか尋ねたところ、各項目に対し、男性よりも女性の方が強く望む傾向にあることがわかった。特に「妊娠・出産・育児に対する家族の理解・協力」「妊娠・出産・育児に対する職場の理解・職場環境の充実」といった項目は、女性の8割以上が家族にも職場にも理解を求めている。また、女性ならではの体調(更年期・生理痛)を家族や職場に理解してほしいという声も8割近くにのぼった。そこで女性を対象に、更年期は女性のキャリアアップに悪影響を与えると思うか聞くと、65.8%が「影響する」と回答。年代別に見ると、40代(71.2%)が一番高く、ついで30代、20代(ともに67.5%)と続く。若い世代も決して軽視しておらず、女性全体が課題として捉えているようだ。更年期症状としては、ホットフラッシュ、発汗、ほてり、不眠(睡眠の質が悪くなる)、気分の波(涙もろい、イライラ)、抑うつ、不定愁訴、間接の痛み、耳鳴り、めまいなどが挙げられる。個人差もあるが、ストレス要因(家庭、職場など)により、症状が強く出ることがあるという。また、性格にも影響するところがあり、おおらかで大おおざっぱなタイプより、神経質なタイプのほうが、症状を気にしやすい傾向があるとのこと。40~60代女性に対し、どのような体調の悩みを持つのか尋ねると、「眼が疲れる」 「肩や首がこる」「ものごとが覚えにくかったり物忘れが多い」などが上位を占めた。更年期症状では体のほてりなどが有名だが、「眼が疲れる」なども症状の一部であるという。続いて同年代の女性に、更年期障害が仕事へ影響したか尋ねたところ「あった」と回答した人は15.0%。「イライラしたり体調不良などで仕事のパフォーマンスが低下した」「イライラして部下や家族に当たってしまった」という声のほか、仕事を辞めたという声も寄せられている。最後に男性に対して、更年期は女性だけでなく男性にもみられる症状だということを知っていたか尋ねたところ、48.0%が「知らなかった」と回答。男性の場合は、男性ホルモン減少により引き起こされ、症状としてはイライラや不安感をおぼえたり、不眠、性欲の減退などもあるという。AACクリニック銀座の浜中聡子院長は、更年期症状を和らげる方法として、食卓にレインボーカラーの野菜や果物を毎日取り入れ、健康維持に役立てることを提案。軽い症状であればサプリメントなどを活用することもよいという。しかし、あまりにつらい症状の場合は、ホルモン補充をはじめとする治療を受けることをすすめている。「若い頃の無理によって早発閉経になり、更年期症状が早く現れてしまうこともありますので、若い方は今から自身の体に注意が必要です」。また、更年期症状は、男性の多い職場などではなかなか言い出せないこともある。浜中院長は「誰にも言えず理解されていないことはストレスになります。悩んだときは誰かに打ち明けて。周囲に話し、理解してもらうことがストレスの軽減につながります」とコメントしている。
2016年04月06日よく、妊娠初期症状がないといって心配される方がいますが、妊娠兆候といった超初期の症状(月経様出血など)は、後になってから、そういえばあれがそうだったのか…と、思い返せばあったかもしれないが、気がつかなかった、全くなかったという人の方が多いものです。また、妊娠初期に多くの人が感じるとされるつわりでも、約20%の方は症状を感じずに、妊娠中期にはいります。自分に妊娠初期症状がなかったからといって、胎児の発育に問題があるわけではないので、安心してください。逆に、つわりなどの症状が重くても、胎児に問題があるわけではないので安心しましょう。とはいえ、妊娠した全員の方に必ず起きる妊娠兆候である、月経(生理)の停止、これがなかった場合は、そもそも妊娠していない可能性があります。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日イライラしたりのぼせたり… 「もしかして、更年期?」と思うときはありませんか? でもこの症状、卵巣機能の老化による更年期障害と違い、自律神経の乱れが原因になっているケースが多いのだとか。この「プレ更年期」のつらい症状を緩和する漢方を紹介します。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)「当帰(とうき)」とはセリ科の植物で、この根茎を乾燥させたものは月経不順やPMSといった女性特有の症状に効果を発揮。これにキク科の植物「蒼朮(そうじゅつ)」や、ボタン科の植物「芍薬(しゃくやく)」などの生薬を配合しています。貧血や冷え、めまいなどの症状に効果的。産前産後の諸症状の改善のために処方されることもあります。加味逍遥散(かみしょうようさん)漢方では血の巡りが悪くなってしまった状態を「お血」といいます。月経不順や顔のくすみが見られる場合は、このお血である可能性が高いかも?これを改善するための漢方が「加味逍遥散」。これにも当帰、芍薬、蒼朮が含まれていますが、さらに柴胡(サイコ)というセリ科の植物の根を乾燥させたものを配合しています。自律神経失調症やのぼせ、肩こり、イライラなどの症状に効果的です。桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)これもお血に効果のある漢方。桂枝とは「桂皮」ともいわれ、シナモンのような香りが特徴です。生理痛やつわりに効果があり、幅広い年代の女性をサポートします。この桂枝(桂皮)に芍薬や桃の種子を乾燥させた桃仁(とうにん)、ボタンの根の皮を乾燥させた牡丹皮(ぼたんぴ)などをブレンドしたのが桂枝茯苓丸。のぼせや多汗、頭痛などの症状や、シミにも効果があるのだとか。桃核承気湯(とうかくじょうきとう)月経前後に便秘になりやすい人は、この桃核承気湯がおすすめ。桃仁や桂皮を中心に、便秘解消効果のある大黄(だいおう)や緊張を和らげる作用のある甘草(かんぞう)などが配合されています。PMSや産後の精神不安やのぼせにも効果的です。プレ更年期もしんどいですが、本番の更年期障害はもっとつらいのだとか。10代の生理痛から始まり、アラフィフの更年期まで、女性の人生の半分は何かとトラブルに悩まされるもの。漢方を上手に使って快適な生活が送れますように!
2016年03月26日こんにちは。保育士ライターのyossyです。妊娠中や産後に内痔核(いわゆる“イボ痔”)に悩む人は多いものです。症状が症状なだけに、なかなか周囲の人には相談しづらいものですよね。でも、放っておいて内痔核がひどくなると“脱肛”に発展することも……。基本的に、内痔核・脱肛は大きな心配がいらないケースが多いですが、注意点を知っておけば、早期に治したり悪化を食い止められたりすることもあります。ここでは脱肛の症状や原因、対処法を見ていきましょう。●脱肛は、内痔核(イボ痔)が悪化してなるケースが多いそもそも、脱肛(肛門粘膜脱)というのは、肛門や直腸の粘膜が外に出てきてしまう症状のことを言います。高齢が原因でなるケースもありますが、多くの場合は“内痔核”が原因です。内痔核とは、いわゆるイボ痔のこと。肛門にふくらみ(イボのようなもの)ができて、出血や脱出などの症状 があらわれる病気です。一般的には出血して気付く人が多く、その時点で痛みはないことが多いといいます。そして、内痔核の症状が悪化して痔核が大きくなったり、周囲の組織が弱まったりすると“脱肛”になってしまうというわけです。●言わないだけで、多くの人が脱肛を経験している内痔核・脱肛は、肛門に負担をかけすぎることが原因で起こります。妊娠中は胎児による圧迫を受けますし、分娩時にはいきみますよね。そのため、妊産婦はどうしても肛門に負担がかかりがち なのです。友人同士ではあまり話題にしないでしょうが、実は脱肛を経験している人は多いものです。「プレママタウン」の調査によれば、分娩時に脱肛を経験したことがあるという人は8.6%。「意外にいるんだな」と思われたのではないでしょうか。決してあなただけではありませんので、ご安心ください。●まずは医師に相談し、規則正しい生活をでは、脱肛になってしまったらどうすればいいのでしょうか。まず、自分で「イボ痔だ」と思っても、実は他の病気である可能性もあります。医師でなければ判断ができないので、出血があればきちんと受診しましょう。基本的には、内痔核・脱肛は良性疾患なので、手術をしないケースが多い です。内痔核が悪化しないよう、以下の点に気を付けて生活するといいでしょう。・患部を清潔にする・お風呂に入る、服装に気を付けるなどして体を温め、血流を良くする・栄養バランスに気を付けた食生活を送る・適度に運動する・便秘を解消する特に、便秘に悩む妊婦さんは多いものです。便秘が内痔核の原因になっていることも。妊娠中でも飲める便秘薬を処方してもらえることが多いので、悪化する前に早めに相談しておくことをオススメします。痔や脱肛といった症状を相談するのは気が引けるかもしれませんが、根本的な問題を解決せずに放っておくと、どんどん症状が悪化することがあります。多くの妊産婦が通る道 なので、不安に思ったらすぐに病院で相談するといいでしょう。【参考リンク】・脱肛 | プレママタウン()・痔核・脱肛について | 林医院()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年03月16日ギミックが運営する総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」は5日、「更年期症状に悩む女性のための更年期特集ページ」を公開した。同ページでは、女性なら誰しもが通る「更年期」にしっかりと向き合い、自身にあった更年期症状を緩和させる適切な対処法を身につけることが必要になってきているとして、更年期に関する基本的な情報をはじめ、様々な切り口で更年期に対する情報を紹介している。同ページによると、「更年期」は閉経を挟んだ前後10年のことであり、この時期に心身に現れるさまざまな症状を「更年期症状」と呼ぶ。その症状が現れる年齢や程度、期間には個人差があり、自分では気付かないほど軽い症状や半年程度で軽快するものもあれば、生活に支障が出てしまうほどのひどい"のぼせ"や"ほてり"などの症状もあり、対応策も人それぞれとのこと。婦人科でホルモン剤による治療を行う人や、漢方薬やサプリメントを服用する人のほか、中には我慢する、やり過ごすといった人もいるという。しかし、更年期にどういう暮らし方をするかで、その後の生活に大きな影響を与えることもあるため、「自分の体の状態を見極め、自分に合った更年期を乗り切る方法を見つけましょう」と呼びかけている。時期や症状に合わせた更年期の対策としては、「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」と「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」を紹介。「若年性の更年期症状に30代から対策(女性ホルモンの働き)の特集」では、心身を落ち着かせてリズミカルに酸素を取り込む「有酸素運動」の紹介、ホルモンバランスを整える栄養素の紹介とバランスよく栄養素を摂る方法、更年期の特徴的な症状の紹介とその対処方法などが解説されている。「更年期にサプリメントで補える女性の症状への対策特集」では、副作用の心配も少なく、時間や場所を選ばず手軽に摂取できるサプリメントを服用する人が増えていることを受け、特に更年期症状に効果があると言われている成分「エクオール」が紹介されている。
2016年01月06日男性ホルモンの減少が原因となる「LOH症候群」。今回は「男性更年期」とも呼ばれるこの病気のセルフチェック術と治療法について、メンズヘルスクリニック東京の院長の小林一広医師にうかがった。○テストステロンの減少を知るためのチェック項目男性は加齢によって、「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが減少する。テストステロンが減るとLOH症候群に陥り、「疲れやすい」「体がだるい」「やる気がでない」など、肉体面と精神面においてさまざまな変化が現れる。場合によってはメタボや骨粗しょう症、うつなどにつながるケースも出てくる。LOH症候群の患者は40代、50代がメインとなるが、いち早く自分が病気であると気付くためには自身の健康状態を把握しておくことが大切だ。そこで、男性ホルモンの低下具合を調べるためのチェック項目をまとめたので参考にしてほしい。(1)性欲の低下を感じる(2)なんとなく元気がなくなってきた(3)体力が低下してきた(4)身長が低くなった(5)毎日の楽しみが少なくなった(6)悲しい気持ちや怒りの気持ちを感じやすい(7)勃起する力が衰えてきた(8)運動能力が低下してきた(9)夕食後にうたたねをすることがある(10)仕事の能力が衰えてきた(1)と(7)が当てはまる、またはそれ以外の項目で3つ以上が当てはまる男性は、テストステロンが減少している可能性が高い。実際、患者も増加傾向にあるようだ。同クリニックのLOH症候群外来の患者数は、初診と再診を含め月間250名(2015年10月実績)ほどで、昨年に比べ2倍以上になっている。○食事や運動でテストステロン値は改善するLOH症候群の治療にあたっては、注射によるホルモン補充療法でテストステロン値の改善を図る。「まずはテストステロン値を検査し、値が低ければホルモンを投与します。注射をすると体内のホルモン濃度は上昇しますが、3日ほどで下がってしまいます。濃度を維持するため、外用剤としてジェルタイプの塗り薬も使用すると治療がしやすいですね」。ただ、補充療法は最終手段的な意味合いが強く、まずは生活習慣の見直しによって改善を図るべきだと小林医師は指摘する。「テストステロン値は環境要因を受ける部分も多分にあるため、普段の食事や運動習慣の改善などでまた上がってきます。すなわち、自分の中での調節が可能ということで、いかに下げないような日常生活をするかしないかで差がついてきます」。ランニングなどの有酸素運動をややきつめにすれば、テストステロンの分泌に好影響をおよぼすことが既にわかっている。食事面では、生がきや豚レバーなどに含まれる「亜鉛」、にんにくやたまねぎ、ショウガなどに含まれる「アリシン」がテストステロン増加に欠かせない栄養素とされている。「自分もなんとなくLOH症候群のような気がする」と感じる男性は、まずは生活習慣を改善し、それでも変化が見られなければ医師の力を借りてみてはいかがだろうか。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 小林一広(こばやし かずひろ)医療法人社団ウェルエイジング メンズヘルスクリニック東京院長。精神保健指定医、日本臨床精神神経薬理学会専門医、特定非営利活動法人アンチエイジングネットワーク理事、特定非営利活動法人フューチャー・メディカル・ラボラトリー理事。北里大学医学部卒業後、同大学病院でメンタルヘルスケア中心の医療に従事。1999年新宿に城西クリニックを開院。精神科医として皮膚科医、形成外科医と共に心身両面からの頭髪治療に力を注ぐ。2014年東京・丸の内に移転し、メンズヘルスクリニック東京と名称を変え、男性の外見と内面を医療によってサポートするクリニックを立ちあげる。
2015年12月01日「更年期」の症状とは?女性特有の「更年期」。一言に「更年期」といっても人により症状は様々だ。小林製薬株式会社は、同社のコミュニティサイト『みんなの更年期コミュニティby小林製薬「命の母」』にて、「更年期を意識し始めたきっかけ」についてのアンケートを実施した。閉経前後から始まる自覚症状「更年期のきっかけ」として最も多かったコメントは「閉経や生理周期の乱れ」。生理が不順になったり、閉経になったりしたのと同時期に体調の変化が気になったとのこと。他には「ほてり」「冷え性の悪化」「今までのものとは違う肩こり、頭痛などの痛み」・・・・・・また、あまり周知されていないが、皮膚が敏感になったり乾燥したりという「肌トラブル」といったものまで、女性は45歳から50歳にかけての様々な症状から更年期に気づくようだ。更年期を支える「命の母」このような症状は完治はしないが、ただ放っておくのも辛いだけだ。同社が発売する更年期の女性のための医薬品「命の母」はカルシウム、タウリン、ビタミン、大豆レシチンの他に13種類の生薬を配合し、デリケートな女性の体の不調を改善する。また、同社は更年期の悩みを共有するコミュニティサイト『みんなの更年期コミュニティby小林製薬「命の母」』を公開中。ユーザーで悩みを共有する他に、漢方の専門家やカウンセラーのコンテンツも充実。インターネットを活用したり、医薬品に頼ったりすることで更年期と上手く付き合っていきたい。(画像はプレスリリースより)【参考】・小林製薬株式会社 プレスリリース/PR TIMES
2015年08月26日不眠と一言でいっても、実はその症状はさまざま。あなたが不眠だと感じている症状がどんなものかで、その対処も変わってきます。不眠をその状態ごとに分類し、対処方法を探っていきましょう。自分がどんな不眠の症状に当てはまるかを知ることが、改善へ向かっていく第一歩となります。不眠の状態別分類を知ろうあなたは入眠障害?中途覚醒?熟眠障害?不眠と一言でいっても、その症状は多様です。症状から、自分はどんな不眠に当てはまるのかを解明しましょう。≪不眠の種類≫・入眠障害一般的な不眠に対するイメージはこちらかと思います。これは、ベッドに入ってから、30分以上寝付けない症状のことを指します。ベッドに入るとかえって目が冴えてしまうなどの状態もこれに当てはまるでしょう。・中途覚醒いったん寝入ることができても、目標起床時間までに複数回目が覚めてしまう症状です。トイレに行きたくて目が覚める、怖い夢を見て目が覚めるなど、理由はさまざまありますが、全てをひっくるめて中途覚醒と呼びます。・早朝覚醒目標起床時間よりも早く目覚め、それ以降寝付けない状態をいいます。少しの早起きであれば、むしろ朝の時間を有効に活用できて良い場合がありますが、2時間以上早く目が覚める場合には不眠症状の一つだと考えてよいでしょう。・熟眠障害十分な時間眠っているものの、すっきりと目覚められなかったり、熟睡感が得られなかったりする症状を指します。また、これらの症状を同時に併発することもあります。自分がどのような不眠状態に悩まされているのかを把握できましたか? 続いては、その対策を見ていきます。今日から始められる症状別の対策法を紹介!各不眠状態に対して、どのように対処していけばよいのか紹介していきます。・入眠障害への対処法眠る前の自身の習慣を見直してみてください。就寝直前に、飲酒をしたり熱いお風呂に入ったりしていませんか? 体温が1度下がった時に、人は入眠します。そのため、体温が逆に上がってしまうような行動は控えるべきなのです。・中途覚醒と早朝覚醒への対処法トイレに行きたくて睡眠途中や早朝に目が覚めてしまう人は、就寝前に飲む水分の量を見直しましょう。ゼロにしてしまうのはかえって身体に良くない場合があるので、自分に適した分量を探っていくことが大切です。また、アルコールを摂取する習慣がある方はそれをやめることで問題がクリアになる場合もあります。・熟睡障害への対処法ストレスや疲労から、睡眠時にきちんと休息できていない可能性があります。寝る時には、ストレスを解消することを意識しましょう。リラクゼーション音楽やアロマなどの力を借りていく方法も有効です。不眠全般に効く対策とは? 睡眠力を底上げしようこれら4つの不眠状態は、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーなど睡眠障害に起因している場合も少なくありません。睡眠外来などに行くことで、疾病が原因かどうかがわかってきます。ひどい状態が続くようであれば、一度診察を受けてみるとよいでしょう。また、下記の方法は良好な睡眠リズムをつくること全般に有効です。・「寝ながらスマホ」の習慣をやめる・昼間、太陽光を浴びる時間をもうける・夜は23時台にはベッドに入る・夕方以降、カフェインの摂取を控える簡単な方法でありながら、不眠の対処法として有効なのでぜひ試してみてくださいね。徐々に快眠へ向かっていく足がかりになるはずです。Photo by Chris Suderman
2015年05月16日更年期における心身の変化2015年4月3日、サニーヘルス株式会社は自社のダイエット情報発信サイトである「microdiet.net」において、調査レポートを公開した。今回の調査レポートは更年期に関するもの。女性はいつか必ず更年期を迎える。人によって差があるものの、更年期を迎えると心身に様々な変化が訪れる。急激に大量発汗を起こすホットフラッシュやうつなど日常生活に支障をきたす更年期障害が現れたり、これまでと同じ生活をしていても太りやすくなる「更年期太り」など心身の変化は多種多様だ。なぜ更年期太りするのか更年期太りを防ぐには、なぜ太りやすくなるのか知るべきである。まず、更年期を迎えるとエストロゲンの分泌量が大きく減少する。エストロゲンは排卵や月経など生殖機能に関わるだけでなく脂肪の代謝にも関与しているため、分泌量が減少すると脂肪が代謝されにくくなる。加齢による筋肉量の低下にも注目したい。筋肉はエネルギーを消費する器官であるため、筋肉量が低下すると消費されるエネルギーが減少する。ほかには、脂肪の付き方の変化が挙げられる。更年期を迎える前は脂肪は皮下脂肪になることが多いが、エストロゲンが減少すると皮下脂肪になることが多い。内臓脂肪の増加によって太鼓のような腹囲に変化する。更年期太りを防ぐ更年期太りを防ぐには生活を見直すことが第一。更年期太りはエストロゲン量の減少が大きな原因ではあるが、基礎代謝量は年齢とともに低下してきている。そのため、20代、30代と同じ運動量で同じ食生活では太るのは当然だ。無理な食事制限をするのではなく、野菜をたっぷり取り入れた和食中心の食生活にして、生活の中に運動を取り入れたい。エレベーターではなく階段を使ったり、歩くときは大股で早歩きするなどで十分だ。内臓脂肪は有酸素運動で落としやすく、更年期によるイライラやうつも運動によって緩和されるため、できる範囲で体を動かしたい。(画像はプレスリリースより)【参考】・サニーヘルス株式会社プレスリリース(PR TIMES)・microdiet.net
2015年04月05日更年期障害は、ミドルエイジの女性にとって身近な症状だと思いますが、男性にも起こりえるんです。さらに、発症の原因は睡眠不足が影響しているという説も。ぐっすり眠れないうえに、気だるさやイライラを感じてしまう理由をご紹介します。男性の更年期障害はホルモンの減少が原因女性の更年期障害は閉経に伴って起こる卵巣機能低下によって、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」が減少することが原因です。一方で、男性の更年期障害は、男性ホルモンの一つ「テストステロン」が減少することで発症します。実は、テストステロンは20歳代をピークに、身体から分泌されにくくなります。分泌量が減少するスピードには個人差がありますが、男性の更年期障害は40代から50代にかけて発症する人が多い傾向にあります。具体的な症状として、性欲の減少や男性機能の低下があるのだとか。また、耳鳴り、頭痛やめまいなど女性のものと同様の症状が表れますが、男性の方がよりメンタルに大きな影響を与えると指摘する意見もあります。人と接するのが億劫になったり、集中力が低下したりするという症状も出るそうです。男性ホルモンが睡眠不足で減少する!男性の更年期障害と関係するテストステロンは、自律神経の働きによって精巣から分泌されます。このため、自律神経の働きが弱まってしまうと、ホルモンの分泌が正常に行われなくなってしまい、更年期障害の症状を引き起こしてしまう可能性があります。2011年のアメリカの医学協会誌の研究では、健康状態に問題のない男性が1週間睡眠不足を続けると、テストステロンのレベルが最大15%減少することが発表されています。これは、十分な睡眠をとらないことで自律神経に影響を与えてしまったことが原因。同研究では、睡眠不足によるテストステロンの低下によって更年期障害に陥るリスクについて指摘しています。男性の更年期障害を防ぐ方法は快眠!更年期障害にかかってしまった男性は、気だるさや無気力、不眠といった症状に悩まされてしまいます。その原因には睡眠不足が関係しているので、普段なかなか眠れないという人は注意が必要です。また、睡眠不足によるテストステロンの減少は、薄毛や男性の機能不全などを招くリスクも。さまざまな症状を引き起こす可能性があるので、睡眠時間は十分に確保すべきです。男性の更年期障害はなかなか気づきにくいものですが、身体のなかでは自律神経の乱れや男性ホルモンの減少などが起こっています。症状が出るのを防ぐためにも、ぐっすり眠るように心がけましょう。Photo by Robert Couse-Baker
2015年03月14日理由もなくイライラ、情緒不安定になり、以前はなかったホットフラッシュがちらほら出始める…「もしかして更年期?!」と不安になった経験はありませんか? アラフォーならば誰もが気になる「プレ更年期」というキーワード。そもそも「プレ更年期」と「更年期」、いったい何が異なるのでしょう?「プレ更年期とはメディアが作った言葉で、医学用語ではありませんよ」と語るのは、30年以上にわたり、女性ホルモンとの女性の健康管理、アンチエイジング医療に関わっている婦人科医、小山嵩夫先生。先生のコメント通り、プレ更年期にはっきりした定義はなく、「更年期(45〜55歳)の前段階(37歳〜44歳)の時期」を指したり、「更年期の前に起きる更年期に似た不調が起こる時期」と解釈されることもあります。どちらにしても、アラフォー世代は「プレ更年期」と一番近い時期に違いありません。「プレ更年期」と「更年期」は違う!「更年期というのは閉経前後の約10年間。卵巣機能が低下して女性ホルモンが急激に減り、ゼロに近づく時期のことです。ホルモンの減少があまりに急なので、体がその変化についていくことができず、さまざまな不調を招いてしまう”変化の時期”と言えますね。更年期の不調は、ホットフラッシュやイライラ、ドライシンドローム※などが代表的ですが、そのほか、心と体に関するありとあらゆる不調が出ると言っても過言ではありませんよ。一方、プレ更年期は、卵巣機能がやや低下して女性ホルモン量が減少傾向にあるものの、急激に出なくなるわけではないので、更年期とは状況が全く違うと考えてください」とは小山先生の説明。なのに、どうして更年期と似たような不調が出る女性もいるのでしょうか? ※ドライシンドローム…体が乾く乾燥症候群のこと。ドライマウス(口)、ドライアイ(目)、ドライスキン(肌)、ドライバジャイナ(膣)などは、いずれも更年期の代表的な症状それは、自律神経の乱れによるものと考えられます。過度のストレスや不規則な生活、夜更かし、栄養状態の悪い食生活、ダイエットなどにより、自律神経のバランスが取れなくなり、さまざまな不快な症状が現れるのです。「もしかして人より早く更年期が来たの?」と不安になる人もいると思いますが、慌てないで。自律神経が乱れるような環境に身を置いていないか、一度ゆったりと振り返る時間を設けましょう。それだけでも、心に余裕ができて、不調が軽くなるかもしれません。「プレ更年期」なんて怖くない!アンチエイジングを意識した生活習慣にスイッチプレ更年期かな、と感じたら、まずは生活習慣を見直してみましょう。喫煙や薬剤の長期服用などはもってのほか。栄養不足、睡眠不足、運動不足、強いストレスなど、思い当たることはありませんか? 「それらは、アンチエイジング的にはすべてNGですよ。特に栄養状態と運動は、老化と大きな関わりを持っていると思います。軽い運動もしないで、ろくな物を食べていない人は、骨も筋肉も血管も、もちろん卵巣の老化も早いでしょう。でも、アラフォーならまだまだ心配は要りません。“今食べているものが半年後の自分の体を作るんだ”という自覚を持って、質の良い栄養を摂り、ウォーキング程度の運動を続けるだけで、体はきちんと応えてくれます。たとえば、ホルモン不足でカサカサに乾いた肌も、生活習慣の改善で3〜4カ月後には生まれ変わり、修復されるのですから!」さらに、小山先生は続けます。「また、エイジング対策として抗酸化(抗老化)力を高めることも大切。抗酸化成分を積極的に摂ることを心がけましょう。抗酸化成分とは、体内で発生する活性酸素の害から体を守る働きのある成分のこと。カテキン、アントシアニン、βカロテンなどが当てはまります。これらは体をサビさせる活性酸素を消去し、体内の酸化ストレスを減らして、若々しい状態に保つ働きを持ちます。肌の若さを考えて摂りたいのは、サプリメントのコエンザイムQ10。それ自体が抗酸化力を持つうえ、ビタミンCと協力して体内のビタミンEを酸化から守ってくれます」そして、タバコを吸っている人は禁煙しましょう。喫煙者は吸わない人よりも、閉経する年齢が1~2年早くなると言われます。これは、喫煙による酸化ストレスの影響と考えられているそうです。更年期に入って女性ホルモンがなくなることは、自分ではどうしようもないことですが、プレ更年期は生活次第で改善することができます。きちんと寝て、きちんと食べる。簡単なことだけれど、これこそプレ更年期を健やかに乗り切る秘訣なのです。プレ更年期にこそ、信頼できるパートナードクターを探そうお話を聞いた小山先生のクリニックは、レディースクリニックの中でも、特に更年期を迎えた女性を対象にしています。更年期を一緒に乗り越えた患者さんの中には、高齢になっても先生を頼り、通い続けている方も少なくないそうです。「その昔、婦人科といえば産科と一緒になった産婦人科が普通で、妊娠・出産、生殖器の病気を扱う科でした。それが、女性のライフスタイルが大きく変化するにつれ、婦人科医はその方の生涯にわたる健康を見守り、アドバイザー、カウンセラーのような役目も果たすようになっています。私が開業したのもそうした必要性を感じたからだったんですよ」日本人女性の寿命は86歳を超えました。なのに、閉経年齢は昔からほとんど変わらず50歳頃と言われます。日本人の平均寿命が50歳を超えたのは、第二次世界大戦後のことだと知っていましたか? 戦前までは、女性は閉経するかしないかの時期に亡くなっていたことになります。閉経以降の人生が40年近くなった今、産科ではなく、女性の健康管理のための婦人科のかかりつけ医を持つことがとても重要です。婦人科はやはり苦手、というひとも少なくありません。例えば、子宮がん検診、乳がん検診などの機会に、よく調べてから婦人科を選ぶようにします。こちらの話をよく聞いてくれる医師がいるか、きちんとプライバシーを守ってくれるのかなどをチェックしておいて、プレ更年期の症状が出たときなどに実際診てもらいましょう。そして、本当の更年期を迎えたとき、躊躇なく相談できるのが理想です。ちょっと大袈裟ですが、健康のことならなんでも相談できるドクターを見つけることが、今後の人生を楽しく過ごせることにもつながるのです。小山嵩夫先生 プロフィール婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。
2015年02月26日30代女性に増加中! 医師が教える「プレ更年期」の原因と対策生理前の不快な症状、体のだるさ…。「生理のときは不調があるのが当たり前」「20代より体力が落ちるのは仕方ない」そんなふうに思っているあなたは、実は“プレ更年期”かも!?女性のホルモントラブルに詳しいオルソ・オキシマス表参道クリニックの藤森徹也先生に、その原因や対策を教えてもらいました。●ストレス・食生活の乱れ・環境ホルモンが「プレ更年期」を呼ぶ3大悪――「更年期」と「プレ更年期」は、どう違うんですか?「更年期障害とは、閉経をはさんだ前後10年の間に、のぼせ、頭痛、発汗、イライラなどの不快な症状が現れることを言います。日本人女性の場合、閉経の平均年齢は50代前半ですから、更年期障害は40代後半からが一般的です。プレ更年期というのは、それよりも前に、まだ閉経ではないのに更年期障害のような症状が出てきてしまうことです。ストレス、食生活の乱れ、そして環境ホルモンの影響などから、ホルモンバランスが乱れてしまうのが原因です」――環境ホルモンって、しばらく前に話題になりましたね。「体内で、女性ホルモンであるエストロゲンのような働きをしてしまう物質のことで、カップ麺などインスタント食品の容器から溶け出す場合があります。ただ、その影響を調べるのは難しいので、自分でできることとしては、やはりストレスを溜めないことと、食生活に気を配ることでしょう。とくに女性の場合、甘いものを摂りすぎているケースを多く見かけます。ちなみに、全女性のうち1%ほどの割合で、40歳よりも前に閉経する『早発閉経』の方もいます。これは、本当に閉経が近づいていて、更年期障害になっているケースです」●ホルモンバランスの乱れはこんなに怖い!――ホルモンバランスの乱れについて、もう少し詳しく教えてください。「女性ホルモンには、『エストロゲン(卵胞ホルモン)』と『プロゲステロン(黄体ホルモン)』の2種類があります。更年期症状の出る40代半ば以降は、後者のプロゲステロンが先に少なくなり、残ったエストロゲンが相対的に優勢になりがちです。しかし、先ほど述べたような問題があると、30代でも同じことが起こる場合があります。すると、イライラしたり不眠になったり、PMS(月経前症候群)が強くなるなどの症状が現れるほか、エストロゲンは細胞を増殖させる働きがあるため、ガンになりやすくなったりします。プロゲステロンが十分に出ていれば、その働きを抑えてバランスをとってくれるのです。もちろんエストロゲンも、本来は悪者ではありません。内臓脂肪を減らす、骨粗鬆症を予防する、血圧を下げる、肌をみずみずしく保つなど、大切な働きがありますから。両者がバランスよく、しっかり分泌されていることが大事です」――バランスが崩れてしまったら、どうしたらいいのでしょう?「私のクリニックでは、減少したホルモンを飲み薬などで補う『ホルモン補充療法』を行います。個人差はありますが、だいたい1~2カ月くらいで体調が戻ってくる方が多いですね。その際は、人間の体内にあるのと同じ化学構造である『ナチュラルホルモン』を使います。保険がきかないので1カ月あたり8000~1万円ほどかかりますが、安全で長く使えるのがメリットです。現在、日本で一般的に出回っている保険のきく薬は合成のもので、効果が強すぎて副作用の恐れがあるので、私はおすすめしていません。もし使うなら、強い症状が出たときに、一時的に使う程度にとどめてほしいと思います。ただ、いくら治療しても、閉経が早くなるなどの傾向が見られますから、なんといっても予防が大事です。とくに30代になると、『10~20代のころは調子が悪くても乗りきれたのに、無理がきかなくなった』という方がたくさんいます。PMS(月経前症候群)などの気になる不調があれば、ぜひ一度医師の診察を受けてください」●こんな症状があったら要注意! 自分でできる簡単セルフチェック「最後に、更年期の方に多い症状をまとめてご紹介します。これらに心当たりがある方は、とくに注意しましょう。ただし、繰り返しになりますが、予防が大事です!今は症状がない方も、一度、自分の生活を見直してみてください」1:顔がほてる2:汗をかきやすい3:腰や手足が冷えやすい4:息切れ、動悸がする5:寝つきが悪い、または眠りが浅い6:怒りやすく、すぐイライラする7:くよくよしたり、憂うつになることがある8:頭痛、めまい、吐き気がよくある9:疲れやすい10:肩こり、腰痛、手足の痛みがある※簡略更年期指数(SMI)より藤森徹也(ふじもりてつや)大阪市立大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院小児科、厚生労働省などに勤務する一方、米国ハーバード大学、デューク大学に留学。30代後半、自身の体力の衰えを感じていた頃、栄養療法とナチュラルホルモン補充療法を知り、米国でニール・ルージェ医師に師事。2010年からは日本で医師向けのセミナーを行うなど、「内側から健康に、美しく、若々しくなる」ための医療の普及に尽力。現在、オルソ・オキシマス表参道クリニック院長のほか、オルソ心療内科クリニック(目黒)、トキコクリニック(大阪)での顧問も務める。<取材・文/島田彩子取材協力/藤森徹也(オルソ・オキシマス表参道クリニック)
2015年02月24日更年期障害と聞いて、みなさんはどんなことを想像しますか?アラサーのみなさんにとっては、まだまだ遠い先のことと感じる人が多いでしょう。でも実は30代で更年期障害のような症状があらわれる、「若年性更年期障害」の人が増えていることをご存知でしょうか?すぐに疲れてしまう、イライラして寝つきが悪いなど、病気とは言えない体の不調を感じたことはありませんか?これらは更年期障害の症状のひとつ。アラサーのうちから気をつけたい、若年性更年期障害について紹介します。そもそも更年期障害って何?更年期障害とは、閉経をはさんだ前後10年の間に起こりやすい心身の不調のことです。女性が閉経する年齢は平均で50歳前後といわれているので、一般的には45~55歳くらいの期間を更年期と呼びます。この期間は閉経に向けて、女性の体が大きく変化する時期。卵巣機能が低下するために女性ホルモンの分泌が少なくなる一方で、脳からは女性ホルモンを出し続けるように指令が送られ、このアンバランスが様々な症状を引き起こすのだとか。代表的なのは次のような症状です。【体調面】・月経不順・頭痛やめまい・のぼせ・寝つきが悪くなる・動悸や息切れ・手足の冷えやむくみ・汗が急に出る・食欲不振・肌のくすみやシミ、たるみ・便秘【心理面】・イライラして怒りっぽくなる・不安感が強く、落ち込みやすい・物忘れがひどくなる病気のようにはっきりした症状はないものの、こうした症状が重なるために、ひどいときは生活や仕事に支障をきたすこともあります。では、なぜ30代で更年期症状があらわれてしまうのでしょうか?生活環境とストレスが、アラサーに更年期障害を引き起こす30代の女性に更年期のような症状が現れる原因として、生活環境やストレスなどが関係していると言われています。不規則な生活や過剰なストレスがかかると、自律神経の働きが狂ってホルモン分泌にも影響を及ぼすことがあります。これが更年期障害のような症状を引き起こす原因になります。実際には30代で閉経する人は、ほとんどいません。そのため、生活習慣を改善してホルモン分泌が正常に戻れば、症状は改善します。無理なダイエットを繰り返して、一時的に生理が止まってしまう人がいますが、これも若年性更年期障害の原因になります。美しくなるためのダイエットが、更年期障害を招いてしまっては意味がありませんよね。「心地よい睡眠」で、若年性更年期を撃退できる!まずは快眠をしっかり確保することが大切。睡眠不足は疲労やストレスを増幅させて、症状を悪化させてしまいます。できれば10時までにベッドに入りたいところですが、難しい人も多いと思うので、次の点を心がけてみてください。「就寝前に湯船につかる」湯船にゆっくり浸かって、心身ともにリラックスしましょう。また体温が下がるときにに眠気を感じやすくなることから、入浴時に体温を上げておくと入眠しやすくなります。「就寝の2時間前までにスマホやパソコンの使用をやめる」スマホやパソコン、タブレットなどのブルーライトは、刺激がとても強いため睡眠の妨げになります。また睡眠の1時間前には、部屋の照明を落として暗くすることで、眠りに入りやすくなります。「起床時間を固定する」就寝時間の固定が難しい場合も、起床時間だけは固定するように心がけましょう。朝起きる時間をそろえるだけでも、生活が規則正しく整いやすくなります。早起きして朝食を食べると、便秘解消効果も期待できるのでおすすめです。休日も同じ時間に起きることで、週明けも睡眠リズムが狂いにくくなります。心地よい睡眠を得るためのヒントは、ピーリング麻里子さんのこちらの記事にも詳しく書かれています。こちらも、ぜひ参考にしてみてください。やっぱり女はデリケート・・・女性でも、バリバリ仕事をしている姿はカッコいいですよね。でもどんなに仕事のポジションが上がっても、体まで変化するわけではありません。女性らしさを極端に主張する必要はありませんが、女性としての心と体を丁寧に扱うことは、やはり大切なこと。「女はデリケート」それは昔も今も変わりません。忙しさにかまけて、あなたは女であることを忘れていませんか?
2015年02月11日更年期障害でお悩みの方は、イライラしたり眠れなくなったりするものですが、寝不足になることで、さらに症状が悪化するのだとか。どうしてこのように悪循環が起こってしまうのでしょうか。睡眠習慣の乱れを放っておくと、健康を損なうリスクが!?40代になると、顔の火照りや発汗、頭痛やめまい、さらには情緒不安定などを引き起こす更年期障害になる人もいます。閉経とともに女性ホルモンの分泌が急激に減少し、発症してしまうことが原因だといわれています。更年期の女性の約半数が睡眠障害になってしまうことが明らかになっています。また、寝不足によって女性ホルモンの分泌が減少するため、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。更年期障害と寝不足は大きく関係していると考えられます。では、どのようにすれば健康な睡眠サイクルを取り戻せるのでしょうか?早起きしてメラトニンの分泌量を増やそうホルモンの分泌量は、睡眠の質に大きく左右されます。ただし、ぐっすり眠るためには眠りやすくなる体質づくりがポイント。快眠ホルモンであるメラトニンをたっぷり分泌させましょう。メラトニンは、ぐっすり眠るための体内リズムを作るホルモン。朝の光を浴びてから約15時間前後で分泌されるといわれているので、早寝早起きを習慣にする必要があります。不眠がちになっている人からすると、睡眠サイクルを改善するのは難しいかもしれません。でも、頑張って一週間程度の期間でも早起きして、規則正しい生活リズムに変えてみると、メラトニンが出やすくなるそうです。日光を浴びて更年期障害を乗り切ろう更年期障害でイライラしたり体の不調を感じている人もいると思います。眠れないと悩んでいる人もいるかもしれませんが、少し頑張ってぐっすり眠れる生活サイクルを目指してみるのはいかがでしょうか。厚生労働省でも、「早寝・早起き」から「早起き・早寝」に切り替える意識を持つことが大事だといいます。その理由は、朝の早起きによってメラトニンがたっぷり分泌される睡眠サイクルになるからです。「早起きは三文の得」といいますが、いい眠りを促す効果は確実に期待できるようです。朝の光を浴びる生活に切り替えて、更年期障害を乗り切りましょう!Photo by Neil Moralee
2015年01月27日ギミックはこのほど、同社が運営する総合医療情報サイト「ドクターズ・ファイル」にて、特集ページ「30代から始めよう! 更年期を乗り切るための備え」を公開した。女性のライフサイクルのうち、閉経をはさんだ前後5年の10年間を「更年期」という。更年期に入ると、卵巣の機能が徐々に衰え、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」のレベルが低下傾向に。エストロゲンは身体の各所に作用するため、心身にさまざまな不調が現れ始めるという。発汗、ほてり、のぼせといった「ホットフラッシュ」の症状をはじめ、頭痛やめまい、イライラ、疲労感、抑うつ、関節痛など、その症状は200~300種類にものぼるとか。閉経に伴う更年期症状の出方には個人差があるが、特有の症状が出る出ないに関わらず、閉経によって女性の心身では確実に変化が起こっているという。症状がつらいと感じた場合はもちろん、特に不調を自覚していない人でも、閉経を機に早めに婦人科の専門医を受診することが大切とのこと。閉経後になってから長年の生活習慣を変えることはとても難しいため、若いうちに食習慣を見直し、適度な運動習慣を身につけることもポイントだという。また、何か夢中になれる趣味や気分転換法があると、更年期症状が出にくいというデータも。正しい情報源から早めに更年期に関する知識を蓄え、自分の心身の変化を受け入れる準備を始めておく必要があるという。エクササイズやボディースタディーの講座を開催する「ちぇぶら」の代表を務める永田京子さんは更年期症状の予防法について、「心身を落ち着かせ、リズミカルに酸素を取り込む『有酸素運動』はぜひ取り入れてほしい運動の一つです」とコメント。そして、ウオーキングやジョギングのほか、腰や膝に負担をかけずに楽しく取り組めるバランスボールエクササイズを紹介している。日常生活の「座る」「立つ」「歩く」といったあらゆるシチュエーションで常に意識したいのが、「骨盤を起こす」ことだという。骨盤を起こした状態というのは、恥骨からへそまでが床に対して垂直な状態のこと。この姿勢を保って活動することで、内臓が圧迫されるのを防ぐため、便秘や冷えの予防につながるのはもちろん、腹筋と背筋が鍛えられ、腰痛の予防効果のほか見た目にも若々しさをキープできるという。続いて、管理栄養士の篠原絵里佳さんは、更年期障害の予防となる食生活のポイントを解説している。女性ホルモンの産生を促す栄養素として、かぼちゃ、アーモンド、ごまなどに含まれる「ビタミンE」、魚介類の中でも青魚やサケ、マグロ、カツオなどに多く含まれる「ビタミンB6」が挙げられるという。またビタミン、ミネラルを豊富に含む野菜や果物をバランスよく取り入れることも大事で、特に色の濃い緑黄色野菜にはカロテンや鉄、ビタミンK、ビタミンE、ビタミンB群、葉酸など代謝を促進する栄養素や抗酸化成分が多く含まれているので、食材選びの際に意識したいとのこと。「和食」もおすすめだという。「肉料理ばかりに偏りがちな食生活の中で、1日に1~2回は意識して魚料理を取り入れ、緑黄色野菜を使った副菜を手のひら大の小鉢で昼夜1皿ずつ程度添えると、非常にバランスが良いと思います。デザートには、皮ごと食べられるブルーベリーやりんごなどをはじめ、栄養価の高い旬のフルーツを1日に200gを目安に取り入れてみてください」と篠原さん。また、女性ホルモンと似た働きをする成分として注目されているのが、大豆に含まれる「大豆イソフラボン」。大豆はほかにも食物繊維やオリゴ糖を多く含み、加齢とともに乱れがちな腸内環境を整えるうえに、骨を強くする「カルシウム」も豊富に含まれる。納豆、豆乳、みそ、豆腐などの大豆製品のほか、いつも作っている煮物やあえ物、サラダに大豆の水煮を混ぜ合わせたり、おからや高野豆腐なども上手に活用したりすれば、さまざまなバリエーションで手軽に取り入れることができるという。
2015年01月07日バイエル薬品はこのほど、女性の健康をサポートするウェブサイト「更年期のココロエ」を開設した。「更年期」は男女ともに見られるが、女性は50歳前後に訪れる閉経をはさんだ前後10年間のことを指す。加齢による卵巣機能の衰えによって、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することが要因とされているが、症状と程度は人それぞれ異なる。同サイトでは、40代の不調のコンテンツをメインに、更年期に起こる体の変化や不調について、イラストや図表を用いてわかりやすく解説している。また、更年期を上手に乗り切るためのポイントや、更年期障害の治療法などについても案内している。セルフチェックのコンテンツも設けており、「更年期症状チェック」は、更年期障害かどうかを確かめるひとつの目安として利用できる。その他、骨の健康状態を知るためのひとつの目安となる「骨の豊かさチェック」も用意している。また、現在地や最寄り駅を入力すると、病院検索ができる「病院・産婦人科検索」などのお役立ち情報も掲載した。
2014年11月04日睡眠障害と一言でいっても、その症状や悩みはさまざまです。今回は、症状ごとにどのような病気の可能性が考えられるのかチェックリストをつくってみました。ぜひ、まずはご自身で確認してみてください!眠気に悩まされる症状とは?日中の眠気に悩まされているなど、「もしかしたら自分は睡眠障害かもしれない!?」とお悩みの方はいませんか。心配な方のために、今回は簡単にできるチェックリストを用意しました。ぜひ一度、ご自身でチェックしてみてください!(1)いつも日中に眠くなる睡眠不足症候群の可能性があります。適正睡眠時間は人それぞれですが、まずは睡眠時間を少し増やしてみましょう。それでも改善が見られない場合は、クリニックで適正時間を調べることもできます。このほかにも、睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害、ナルコレプシーなどの可能性も考えられます。心配な方はすぐに病院で先生に診てもらうようにしましょう。寝つけない人は要注意!(2)夜になかなか寝つくことができない不眠症の可能性があります。これは睡眠障害の代表的な疾患で、眠ろうと思えば思うほど、眠れなくなったり、朝早く目覚めてしまうなどの症状があります。この場合は、ご自身の睡眠日誌をつけてみましょう。何時に寝て、何時に起きたのか、といった自分の睡眠パターンをまずは知ることから改善策を考えることが有効です。睡眠日誌をつけても改善がみられない場合は、日誌(貴重なデータになります)を持参してお医者さんに相談してみましょう。寝ているのに大声をだす?(3)就寝中に大声で叫ぶ、身体が動くレム睡眠行動障害の可能性があります。これは高齢の男性に多いと言われています。レム睡眠時は通常、身体から力が抜けてリラックスしているものですが、何かのきっかけで筋肉に力が入ってしまうようになり、夢と同じ内容の動きをしたり、声を発してしまうという症状がみられます。検査では、睡眠ポリグラフというものを行い、センサーを使って筋肉の動きを確認します。病院に1泊することが必要です。こちらも飲酒をすると症状が出やすくなるので、就寝前のアルコールは控えるようにしましょう。Photo by bryce_andrew
2014年11月01日更年期のココロエ2014年10月17日、バイエル薬品は40代の女性の健康をサポートする情報サイト「更年期のココロエ」を開設しました。バイエル薬品としては一般向けウエブサイト「生理のミカタ」に続くものです。更年期とは50歳前後に訪れる閉経の前後10年間を指します。加齢による卵巣機能の衰えにより女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少することにより様々な症状が現れてきます。(画像はプレスリリースより)更年期の症状は人によって様々であり、程度や発現時期も異なります。平成25年簡易生命表によると50歳の女性の平均余命は37.74年です。閉経後40年近くを女性ホルモンが減少した状態で過ごすことになります。前もって更年期に対する知識を持つことで賢く対処することができるというのが、今回の情報サイトの開設目的です。サイトの概要主なコンテンツは「更年期とは」、「女性のカラダとエストロゲンの関係」、「HRT(ホルモン補充療法)とは」、「充実したこれからのために」となっています。更年期のチェックでは、今までには感じなかった「カラダの不調」について、チェックリストに従い回答すると、診断結果が点数化されて表示されます。更年期かどうかの目安とすることができます。更年期の問題の一つとして骨の健康があります。そのチェックのために設けられたのが「骨の豊かさチェックです」。チェックリストの中であてはまるものにチェックすると、診断結果が点数化して表示されます。合計点が「骨の豊かさ」の目安となります。異常を感じたら、一人悩まず病院で診察を受けることも大切です。現在地や最寄り駅を入力すると病院あるいは婦人科が表示されるシステムも設置されています。【参考】・バイエル薬品プレスリリース・更年期のココロエ・生理のミカタ
2014年10月22日寝つけない、満足に眠れないという症状を訴える人がいる一方で、突然襲われる強烈な眠気に悩まされている人もいます。本当に睡眠に関する悩みは十人十色。いろいろな症状を知って、お互いを思いやれるようにしたいものですね。睡眠発作とは、どのような症状?睡眠発作と聞くと、どのような症状を思い浮かべますか?よく睡眠発作=睡眠時無呼吸症候群と考える人がいるようですが、そうではありません。ちなみに、睡眠時無呼吸症候群とは、就寝すると呼吸が止まってしまい、高血圧や過眠を引き起こすと言われている睡眠障害の1つです。睡眠発作とは、昼間に強烈な眠気に襲われることを指すのだそうです。この眠気はランチを食べたから眠いというようなレベルのものではなく、引きずり込まれるような眠気と表現されるほど強い眠気を指しています。ナルコレプシーが原因?この睡眠発作が起きる原因の1つにナルコレプシーがあります。ナルコレプシーの主な症状は、日中の強烈な眠気のほかに、笑ったりした後に首や膝の力が抜けてしまう脱力発作、金縛り、就寝直後の幻覚などがあると言われています。ナルコレプシーの原因は、今のところまだ完全には判明していません。生まれつきの先天的な要素も少し関係するそうですが、後天的な要素が影響する部分もあると考えられています。自己判断は禁物!睡眠発作には次のような危険性があるといいます。それは、冒頭に記したように睡眠発作が起きると、睡眠時無呼吸症候群だと誤診または勝手に自己判断をしてしまう恐れがあることだと言います。そのようなことにならないためには、自分でネットなどで調べて判断するのではなく、専門の睡眠クリニックまたは医療施設に宿泊して、詳細な検査を受ける必要があるのだそうです。日中の眠気は、だるい、辛いだけの感情的な問題だけでなく、運転中の突然の居眠りなどの危険が潜んでいます。何か心配や悩みがある方は、一度、お医者さんに相談してみましょう。Photo by Kostya Koukey
2014年09月22日「更年期障害」とは生理が終わる40代後半~50代くらいの女性にみられる「だるさ」、「のぼせ」「ほてり」「多汗」「手足の冷え」「腰痛」「肩こり」などの症状のこと。20代、30代のうちは、まだまだ関係ないと思っていませんか?最近、20代、30代の更年期より若い年代でも、「更年期障害」のような症状が起こることがあり、「若年性更年期障害」と呼ばれています。そのような不調を訴える女性が増えてきているというから、気をつけたいものですね。女性の身体の仕組みを考え、高齢期の諸症状をはじめ、女性ホルモンと自律神経のアンバランスから起こる、さまざまな体の不調を改善する「命の母 A」は、今年、発売開始111周年を迎えるのだとか。111周年ですから、発売開始は何と明治36年。その時代から、大正~昭和~平成と、女性をとりまく環境は大きく変わってきています。明治から大正にかけての女性は、大家族のなかで家事労働に明け暮れ、過酷な生活を送っていたといわれます。体の弱い母親のために笹岡省三が「病に悩む女性を助けたい」という想いで研究を重ね、完成させたのが「命の母」。その後、戦時体制下には「子宝薬」として女性たちの話題となり、高度成長期には女性の体に必要なビタミンを配合した「命の母 A」が誕生、女性の社会進出にともない、仕事に家庭に忙しく活動し始めた女性の薬として受け入れられたそう。そして平成の今、「命の母 A」は更年期障害を治すお薬としてリニューアル。女性の活躍の場がますます広がり、複雑で多忙な環境で心身の不調を訴える女性も増えています。そんな女性に贈られるのが新生「命の母 A」。明治から111年の歳月を経ても、創業者笹岡省三の女性を想う心は受け継がれているのですね。現在、命の母111周年を記念して、「しあわせ笑顔」をテーマに、母と娘の素敵な笑顔のお写真と一言コメントを募集中(受付は8月31日まで。応募は こちら から)。 応募した人の中から111人には豪華プレゼントもあるから、ぜひ応募しては?大賞2名には母娘の旅行にも使えるJTB旅行券20万円分が、入賞8人には同旅行券10万円分が、そして命の母 A賞101人には111点から選べるギフトカタログがプレゼントされます。大人になると、母親と写真を撮る機会もなかなかないもの。これをきっかけに久しぶりにふたりで写真を撮ってみては? JTB旅行券がゲットできたら、ふたりで旅行するのもいいですね。いい親孝行になりそうです。・命の母 A 公式サイト コンテストへの応募は こちら から
2014年07月14日身近な果実でありながら、爽やかな香気によって気分にも格別の作用をもたらしてくれるレモン。5月病という言葉も聞かれるこの時期は、「これってプチ更年期症状?」と感じるような気持ちの沈み、食欲不振などに陥ることがありますが、そんな時にはレモンの味わいや香りが役立ってくれそうです。あの傑作詩はレモンの心理的作用が重要キーレモンの心理的作用を如実に表しているといえば、高村光太郎の詩集『智恵子抄』の中の「レモン哀歌」という詩を思い出す方も多いのでは。前略…私の手からとつた一つのレモンをあなたのきれいな歯ががりりと噛んだトパアズいろの香気が立つその数滴の天のものなるレモンの汁はぱつとあなたの意識を正常にした…後略心の病に見舞われた妻の智恵子が好んだレモン。甘みの一切ない、青苦さを秘めたレモンの酸味は、透明感のある刺激として光、明晰、清澄といった印象を喚起します。実際、レモンは細胞を健やかに導くビタミンC、疲労回復のクエン酸などが豊富で体内からも元気をチャージ。塩漬けにしてレモンの恩恵をいつもそばにとはいえ、防腐剤不使用の国産レモンの旬は秋から冬。私は1年中レモンの味と香りを楽しめるよう、有機栽培レモンを入手したら保存食のシトロン・コンフィ(レモンの塩漬け)を作っておきます。モロッコやチュニジアを中心とする北アフリカの料理、タジン鍋に使われるシトロン・コンフィ。クシ型に切ったレモンに自然塩を厚めにまぶし、レモン汁と湯ざましを加えて3週間以上保存瓶で漬け込めば完成。レモンの香りはそのままに、熟成されることで酸味はぐっとまろやかに。ブレンダーなどでペースト状にして冷蔵保存しておけば、いろいろな料理にさっと使えます。揚げ物、ラム肉や青魚のグリルとも相性抜群でさっぱり爽やかな味わいに。レモンの香気を放つハーバルコスメも活用新鮮なレモンが手に入りにくい時期は、レモンの精油をアロマポットで焚いたり、私はレモンの香りを放つレモングラスやレモンバーベナといったハーブが使われているコスメも活用しています。最近のお気に入りは、モロッコのワイルドな自然をそのままボトリングしたような、ファティマ モロッコのフルールドファティマ トリートメントオイル (レモンバーベナ) 50ml 4,000円/ファティマ。レモンバーベナは、葉から漂うレモンそっくりの香りで緊張や不安を和らげ、幸福感をもたらすことからヨーロッパではその昔に魔女が愛の媚薬を作るのに使ったとされるハーブ。そんなレモンバーベナの精油を、抗酸化に優れたオーガニックアルガンオイルに配合。アロマに癒され、ボディも髪もツヤッとなめらかに導いてくれるので、お守りのように持ち歩いています。
2014年05月28日(画像はホームページより)サンスターより「ウェルビィータ」新発売サンスター株式会社は「EQUITANCE(エクイタンス)」ブランドより、更年期を迎えた女性に特におすすめの美容飲料を発売します。「エクイタンス ウェルビィータ」、3月19日より、通信販売でのみ発売開始です。プラセンタやローヤルゼリーもウェルヴィータには鮭の卵巣膜から抽出したという「マリンプラセンタ」を配合。また、「大豆イソフラボン」「ローヤルゼリー」も配合されています。味は「パッションフルーツ」と「ローズフレーバー」が加えられており、飲みやすくなっています。1本、わずか6キロカロリー、コレステロールゼロ、着色料も、保存料も加えられていません。更年期とは女性の閉経の前後10年ほどを一般的に「更年期」といいます。この時期は、閉経により、ホルモンバランスが変化し、心身ともに不調や変化を感じる女性が多いことで知られています。サンスターでは、この更年期にあらわれる女性の変化に着目して研究をした結果、「マリンプラセンタ」「大豆イソフラボン」「ローヤルゼリー」などが、効果的であることがわかったそうです。「ウェルヴィータ」にはこれらの成分が配合されており、まさに「更年期を迎えた女性に向けた」美容飲料となっているようです。【参考サイト】▼サンスターホームページ
2014年03月01日更年期障害といえば、閉経を迎える50歳前後の女性に見られる体の不調として知られていますが、実は最近、若い女性にも更年期障害のような症状で悩む人が増えているとか。これが、「プチ更年期」や「プレ更年期」、「若年性更年期障害」と呼ばれるものです。■放っておくと卵巣機能が衰え、閉経の可能性もそもそも更年期障害は、通常、閉経前後の40代半ばから50代半ばの約10年間にかけて現れる体の不調のこと。卵巣機能が衰え、女性ホルモンである「エストロゲン」が減ってくることによってホルモンバランスが乱れ、めまい、ほてり、のぼせ、頭痛、肩こり、腰痛、冷え、疲労倦怠感、情緒不安定などのさまざまな症状を引き起こすそう。実は最近、同様の症状が更年期にはまだ早いと思われる30代の女性や、一部ではもっと若い20代の女性にまで見られるようになっているのだとか。本来は卵巣機能が安定しているはずの若い女性に、なぜこのような症状が現れるのでしょうか。これは、日々の生活の中で経験するストレスや過労、過剰なダイエット、不規則な生活、睡眠不足などによって引き起こされるといわれています。自律神経のバランスが崩れ、エストロゲンの分泌が減り、結果、月経不順や月経が止まるなど、更年期障害のような症状が出てくるというわけです。気になる症状があっても、まだ若いから大丈夫、本格的な更年期なんてまだまだ先だと思っていませんか? 放っておくと卵巣機能が衰え、閉経してしまうこともあるそうだから、気をつけたいですね。■女性の体調をサポートする、高麗人参の働きとはプチ更年期への対処法としては、生活習慣の見直し、バランスの良い食事に加えて、自律神経のバランスをサポートする作用のある健康食品を利用することも有効だとか。とりわけ、二千年以上もの昔から珍重されてきた高麗人参は、世の中に数ある健康食品の中でも由来が確かで、安心して利用できるものだそう。1.自律神経のバランスをサポートする高麗人参に含まれる主要な有効成分ジンセノサイド(別名・人参サポニン)には、自律神経のバランスをサポートする作用があるといわれています。それに伴い、ストレスの緩和やリラックス効果、美肌効果など、うれしい効果も期待できるそう。2.血行を整えるプチ更年期の女性の傾向として、頑固な冷えや血行不良、低体温などに悩まされている人が多いという特徴があります。これらを改善すると月経不順や不定愁訴が良くなることがあります。冷えや低体温は万病のもとといわれ、基礎代謝や免疫力、内臓機能が低下します。また、肩こり、腰痛、生理痛の症状や、不妊、子宮系の病気の原因となることも。高麗人参は血行を整えてくれるとともに、細胞に十分な酸素と栄養が行き渡りやすい環境を作り出します。これによって熱が身体の隅々にまで伝道され、全身が温かくなるそう。冷え性の人は気になりますよね。プチ更年期は、長く放っておけば放っておくほど、治療に時間がかかります。また、女性ホルモンが低下した状態を長く続けることで、不妊症になったり、卵巣機能が低下して本当に閉経してしまう可能性もあるとか。気がついたら、すぐに日頃の生活を見直すとともに、早めの対処を心がけたいですね。薬は副作用があり、長期の服用に抵抗があるという人は、食品である高麗人参はいかがでしょうか。身体の調子を整え、さらに若さと美しさをキープするために、上手に高麗人参を活用してみませんか。もしかしたら…と思ったら、高麗人参をぜひ試してみてください。
2013年10月11日植物性乳酸菌であるラブレ菌が、更年期症状に及ぼす影響について研究を進めているカゴメ株式会社と医療法人石塚産婦人科だが、このほど便秘を含む更年期症状を自覚する45~55歳の女性13名を対象にした摂取試験で、便通の改善とともに冷えや肩こり、腰痛などの更年期症状も改善されることが明らかとなった。女性は更年期(50歳前後)を迎えるころに、エストロゲンの分泌衰退などが原因となり、便秘や冷え、肩こり、腰痛、顔のほてりなどの更年期症状を訴える人が多くなると言われている。カゴメ株式会社と医療法人石塚産婦人科は、植物性乳酸菌であるLactobacillus brevis KB290(以下、ラブレ菌)の更年期症状に及ぼす影響について共同で研究。便秘を含む更年期症状を自覚する45~55歳の女性13名を被験者としてラブレ菌の摂取試験を実施したところ、便通が改善されることに加え、冷えや肩こり、腰痛などの更年期症状も改善されることがわかった。実験は、試験食品として生きたラブレ菌を製造時に100億個以上含むカプセルを使用。更年期症状を自覚する45~55歳の女性13名に、1日1カプセル(朝・昼・晩いずれかの食後)4週間にわたって摂取させた。その結果、便通の改善がみられたほか、「腰や手足が冷える」ならびに「肩こり、腰痛、手足の節々の痛みがある」という症状が改善。共同研究者の医療法人石塚産婦人科郡山純子副院長は、「ラブレ菌は更年期症状の治療の一助になることが期待されると考えている」とコメントしている。今後、さらに詳細にラブレ菌の更年期症状への有効性を検証し、そのメカニズムを明らかにするための試験を計画していくという。なお、同研究内容は3rd TNO Beneficial Microbes Conference(第3回有用微生物学会2012年3月26日~28日、ノールトウェッカーアウト[オランダ])で発表されるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日